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特表2024-518043ビデオのアニメーション追加方法、装置、機器及び媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-24
(54)【発明の名称】ビデオのアニメーション追加方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/265 20060101AFI20240417BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20240417BHJP
   G06T 13/80 20110101ALI20240417BHJP
【FI】
H04N5/265
H04N23/60 500
G06T13/80 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023565544
(86)(22)【出願日】2022-03-17
(85)【翻訳文提出日】2023-11-08
(86)【国際出願番号】 CN2022081313
(87)【国際公開番号】W WO2022227909
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】202110450098.0
(32)【優先日】2021-04-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ドン,ヂーウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ウェン,ロンイン
(72)【発明者】
【氏名】シュ,カイ
【テーマコード(参考)】
5B050
5C023
5C122
【Fターム(参考)】
5B050BA08
5B050CA07
5B050DA04
5B050EA06
5B050EA07
5B050EA13
5B050EA19
5B050EA24
5B050FA05
5B050FA10
5C023AA11
5C023BA11
5C023CA03
5C122DA03
5C122EA61
5C122FH09
5C122FH11
5C122FH14
5C122FH19
5C122FJ05
5C122GA01
5C122HA13
5C122HA35
5C122HB01
5C122HB05
(57)【要約】
本開示の実施例は、ビデオのアニメーション追加方法、装置、機器及び媒体に関し、ビデオ処理の技術分野に関する。この方法は、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出するステップと、物体が保持されていることに応じて、物体に対応するターゲットアニメーションを決定するステップと、現在ビデオフレームにおける、ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加するステップとを含む。これによって、ビデオにおけるユーザの手に持っている物体に対応するアニメーション特殊効果を追加し、ユーザと手持ち物体とのインタラクションを直感的に反映し、ビデオ撮影の興趣性を向上させ、ビデオ製品に対するユーザの粘性を向上させるための技術サポートを提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオのアニメーション追加装置により実行される、ビデオのアニメーション追加方法であって、
現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出するステップと、
前記物体が保持されていることに応じて、前記物体に対応するターゲットアニメーションを決定するステップと、
前記現在ビデオフレームにおける、前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、前記アニメーション追加エリアに前記ターゲットアニメーションを追加するステップとを含む、ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記物体に対応するターゲットアニメーションを決定する前記ステップは、
前記物体に対応するプリセット画像特徴を抽出するステップと、
前記プリセット画像特徴に対応するターゲットアニメーションを決定するステップとを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プリセット画像特徴は、
前記物体の形状特徴、前記物体の色特徴、前記物体のサイズ特徴、前記物体の物体タイプ、前記物体の位置特徴、前記物体が保持されている前記ユーザの手部のジェスチャ特徴のうちの少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記現在ビデオフレームにおける、前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定する前記ステップは、
前記物体が位置する画像エリアを前記アニメーション追加エリアとして決定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記現在ビデオフレームにおける、前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定する前記ステップは、
前記物体の関連オブジェクトを決定するステップと、
前記現在ビデオフレームに前記関連オブジェクトが含まれるかどうかを検出するステップと、
前記関連オブジェクトが含まれることに応じて、前記関連オブジェクトが位置するエリアをアニメーション追加エリアとして決定するステップとを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記現在ビデオフレームにおける、前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定する前記ステップは、
前記物体の物体タイプを決定するステップと、
前記物体タイプがプリセットタイプに属することに応じて、前記現在ビデオフレームのすべての画像エリアを前記アニメーション追加エリアとして決定するステップとを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記アニメーション追加エリアに前記ターゲットアニメーションを追加する前記ステップの前に、
前記現在ビデオフレームの前に撮影されたビデオフレームは、前記ユーザの手部に前記物体が保持されている履歴ビデオフレームを含むかどうかを検出するステップと、
前記履歴ビデオフレームを含むことに応じて、前記履歴ビデオフレームの履歴アニメーション追加エリア及び履歴ターゲットアニメーションを取得するステップと、
前記現在ビデオフレームにおける前記履歴アニメーション追加エリアに前記履歴ターゲットアニメーションを表示するステップとをさらに含む、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記現在ビデオフレームの後に撮影されたビデオフレームにおいて前記物体が前記ユーザの手部から離れているかどうかを検出するステップと、
前記ユーザの手部から離れていることに応じて、その後の対応するビデオフレームにおける、前記物体が前記ユーザの手部から離れた後の移動軌跡を決定するステップと、
前記物体に対応する軌跡アニメーションを決定し、前記移動軌跡に応じて前記軌跡アニメーションを追加するステップとをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ターゲットアニメーションに対応する音声データを決定するステップと、
前記ターゲットアニメーションを追加する場合、前記音声データを再生するステップとをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
ビデオのアニメーション追加装置であって、
現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出するための第1の検出モジュールと、
前記物体が保持されていることに応じて、前記物体に対応するターゲットアニメーションを決定するための第1の決定モジュールと、
前記現在ビデオフレームにおける、前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、前記アニメーション追加エリアに前記ターゲットアニメーションを追加するためのアニメーション追加モジュールとを含む、ことを特徴とするビデオのアニメーション追加装置。
【請求項11】
前記第1の決定モジュールは、具体的に、
前記物体に対応するプリセット画像特徴を抽出し、
前記プリセット画像特徴に対応するターゲットアニメーションを決定する、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記アニメーション追加モジュールは、具体的に、
前記物体の関連オブジェクトを決定し、
前記現在ビデオフレームに前記関連オブジェクトが含まれるかどうかを検出し、
前記関連オブジェクトが含まれることに応じて、前記関連オブジェクトが位置するエリアをアニメーション追加エリアとして決定する、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記アニメーション追加モジュールは、具体的に、
前記物体の物体タイプを決定し、
前記物体タイプがプリセットタイプに属することに応じて、前記現在ビデオフレームのすべての画像エリアを前記アニメーション追加エリアとして決定する、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記現在ビデオフレームの前に撮影されたビデオフレームは、前記ユーザの手部に物体が保持されている履歴ビデオフレームを含むかどうかを検出するための第2の検出モジュールと、
前記履歴ビデオフレームを含むことに応じて、前記履歴ビデオフレームの履歴アニメーション追加エリア及び履歴ターゲットアニメーションを取得するための取得モジュールと、
前記現在ビデオフレームにおける前記履歴アニメーション追加エリアに前記履歴ターゲットアニメーションを表示するための前記アニメーション追加モジュールとをさらに含む、ことを特徴とする請求項10から13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記現在ビデオフレームの後に撮影されたビデオフレームにおいて、前記物体が前記ユーザの手部から離れているかどうかを検出するための第3の検出モジュールと、
前記ユーザの手部から離れていることに応じて、その後の対応するビデオフレームにおける、前記物体が前記ユーザの手部から離れた後の移動軌跡を決定するための第2の決定モジュールと、
前記物体に対応する軌跡アニメーションを決定し、前記移動軌跡に応じて前記軌跡アニメーションを追加するための前記アニメーション追加モジュールとをさらに含む、ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項16】
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサで実行可能な命令が記憶されているためのメモリとを含み、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な命令を読み取り、前記命令を実行することで、前記請求項1から9のいずれか一項に記載のビデオのアニメーション追加方法を実現する、ことを特徴とする電子機器。
【請求項17】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは前記請求項1から9のいずれか一項に記載のビデオのアニメーション追加方法を実行するために使用される、ことを特徴とする記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本開示は、2021年04月25日に中国特許庁に提出された、出願番号が202110450098.0であって、出願の名称が「ビデオのアニメーション追加方法、装置、機器及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全内容が援用により本開示に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本開示は、ビデオ処理の技術分野に関し、特に、ビデオのアニメーション追加方法、装置、機器及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオ製品(ショートビデオアプリケーションなど)の発展に伴い、ビデオ製品に対するユーザの要求もますます多様化するようになり、例えば、ビデオ製品の興趣性が一般的に要求されるようになった。
【0004】
関連技術では、ユーザの興趣性要件を満たすために、様々なビデオ編集プロップが提供されている。しかし、様々なビデオ編集プロップを利用するために編集スキルに対する要求が高く、かつビデオ別に編集プロップが差別性がなく、ビデオとのインタラクション感がなく、ビデオ製品に対するユーザの興趣性要件を満たすという点では、制限は依然として比較的高い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するか、又は少なくとも部分的に前記課題を解決するために、本開示は、ビデオのアニメーション追加方法を提供する。前記方法は、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出するステップと、前記物体が保持されていることに応じて、物体に対応するターゲットアニメーションを決定するステップと、前記現在ビデオフレームにおける、前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、前記アニメーション追加エリアに前記ターゲットアニメーションを追加するステップとを含む。
【0006】
本開示の実施例は、ビデオのアニメーション追加装置をさらに提供する。前記装置は、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出するための第1の検出モジュールと、前記物体が保持されていることに応じて、物体に対応するターゲットアニメーションを決定するための第1の決定モジュールと、前記現在ビデオフレームにおける、前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、前記アニメーション追加エリアに前記ターゲットアニメーションを追加するためのアニメーション追加モジュールとを含む、
【0007】
本開示の実施例は、電子機器をさらに提供する。前記電子機器は、プロセッサと、前記プロセッサで実行可能な命令が記憶されているためのメモリとを含み、前記プロセッサは前記メモリから前記実行可能な命令を読み取り、前記命令を実行することで、本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加方法を実現する。
【0008】
本開示の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。前記記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加方法を実行するために使用される。
【0009】
従来技術と比べて、本開示の実施例に係る技術案は、以下の利点を有する。即ち、
現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出し、さらに、物体が保持されていると、物体に対応するターゲットアニメーションを決定し、最後に、現在ビデオフレームにおける、ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加する。これによって、ビデオにおけるユーザの手で保持されている物体に対応するアニメーション特殊効果を追加し、ユーザと手持ち物体の間のインタラクションが直感的に反映され、ビデオ撮影の興趣性を向上させ、ビデオ製品に対するユーザの粘性を向上させるための技術サポートを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点及び態様は、添付の図面と併せて、以下の具体的な実施形態を参照すると、より明らかになる。図面全体において、同じ又は類似の符号は、同じ又は類似の要素を指す。図面は概略図であり、部材及び要素が必ずしも一定の縮尺で描かれるわけではないことを理解すべきである。
【0011】
図1】本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加方法のフローチャートである。
図2】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加シーンの概略図である。
図4】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加シーンの概略図である。
図5】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加シーンの概略図である。
図6】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加シーンの概略図である。
図7】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加シーンの概略図である。
図8】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加方法のフローチャートである。
図9】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加シーンの概略図である。
図10】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加方法のフローチャートである。
図11】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加シーンの概略図である。
図12】本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加装置の概略構造図である。
図13】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加装置の概略構造図である。
図14】本開示の別の実施例に係るビデオのアニメーション追加装置の概略構造図である。
図15】本開示の実施例に係る電子機器の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下で、図面を参照しながら本開示の実施例についてより詳しく説明する。本開示のいくつかの実施例は図面に示されているが、本開示は様々な形態で実現することができ、本明細書に記載の実施例に制限されるものと解釈すべきではなく、むしろこれらの実施形態は本開示をより深くかつ完全に理解するために提供されることを理解すべきである。また、本開示の図面及び実施例は、例示的な目的に挙げられるだけであって、本開示の保護範囲を制限することを意図されるものではないことを理解すべきである。
【0013】
本開示の方法の実施形態に記載される各ステップは、異なる順序に従って実行され、及び/又は並行して実行されることが理解すべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含み、及び/又は図示したステップの実行を省略することができる。本開示の範囲はこの点に関して限定されない。
【0014】
本明細書に使用される「含む」という用語及びその変形は、開放的なものであり、即ち、「含むがこれらに限定されない」という意味である。「に基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「一実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」を意味し、「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの別の実施形態」を意味し、「いくつかの実施形態」という用語は、「少なくともいくつかの実施形態」を意味する。また他の用語に関連する定義は、以下で説明される。
【0015】
なお、本開示に言及される「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためにのみ使用され、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を制限することを意図されるものではない。
【0016】
なお、本開示に言及される「1つ」及び「複数」などの修飾は、限定的ではなく例示的であり、文脈において明示的に特段の指示がない限り、「1つ以上」として解釈すべきであることは、当業者に理解されるべきである。
【0017】
本開示の実施形態における複数の装置の間で交換されるメッセージ又は情報の名称は説明のみを目的とし、これらのメッセージ又は情報の範囲を制限するものではない。
【0018】
上記のビデオ後期編集に対して、ビデオ編集に対するユーザの興趣性を満たすことが難しいという問題を解決するために、本開示の実施例は、アニメーション追加方法を提供する。この方法において、ビデオフレームにアニメーション効果を柔軟に追加でき、ユーザと手持ち物体とのインタラクションが直感的に反映され、追加されたアニメーションやアニメーションの追加エリアなどの多次元から様々なアニメーション追加効果が実現され、ビデオ編集に対するユーザの興趣性要件が満足される。
【0019】
以下で、具体的な実施例を参照しながらこの方法について説明する。本実施例におけるビデオのアニメーション追加方法は、ショートビデオアプリケーションなどの任意のビデオ製品に適用可能である。
【0020】
図1は本発明の実施例に係るビデオのアニメーション追加方法のフローチャートである。この方法はビデオのアニメーション追加装置によって実行され得る。当該装置はソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され、一般的に電子機器に集積することができる。図1に示すように、この方法は以下のステップを含む。
【0021】
ステップ101:現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出する。
【0022】
なお、本実施例における処理対象は、現在撮影されている現在ビデオフレームであるため、現在撮影されているビデオフレームごとにアニメーションを追加することによって、アニメーション効果のリアルタイムな追加が実現され、ビデオをリアルタイムで編集するニーズが満足される。
【0023】
もちろん、いくつかの可能な実施例では、撮影したビデオにおけるビデオフレームにアニメーションを後で追加してもよい。アニメーション追加方法は、リアルタイムで撮影する現在ビデオフレームの方法と同様であるので、ここでは繰り返さない。
【0024】
本実施例では、現在ビデオフレームにユーザの手部が含まれていることを検出した後、現在撮影されているビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持さているかどうかを検出する。即ち、後続はユーザと物体との手持ちインタラクションがあるときのアニメーション追加処理を対象とし、物体はユーザの手部が持つ任意の物体であってもよく、例えば、特定の形状の物体や特定の色の物体などの特定の物体であってもよい。物体が任意の物体である場合、ユーザの手に物体が保持されているだけで、対応するアニメーションを追加し、物体が特定の物体である場合、ユーザの手に特定の物体が保持されているだけで、対応するアニメーションを追加し、興趣性がより一層向上する。
【0025】
なお、異なる適用シーンでは、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出する方法は異なる。次のとおりに例示する。
【0026】
例1:
この例では、ユーザの手部の手部輪郭を検出し、物体の物体輪郭を検出し、手部輪郭と物体輪郭とが重なっているかどうかを判断し、重なっている部分が含まれていると、ユーザの手部に物体が保持されていると考えられる。
【0027】
例2:
この例では、深層学習技術に従って深層学習モデルを事前にトレーニングし、その深層学習モデルは学習することでユーザの手に物体が保持されている画像の画像特徴を取得することで、現在ビデオフレームをその深層学習モデルに入力し、ユーザの手部に物体が保持されているかどうかを、深層学習モデルの出力に従って決定する。
【0028】
ステップ102:物体が保持されていると、物体に対応するターゲットアニメーションを決定する。
【0029】
本実施例では、ユーザの手部に物体が保持されていることを検出すると、アニメーション追加条件を満たし、物体に対応するターゲットアニメーションを決定する。
【0030】
ステップ103:現在ビデオフレームにおける、ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加する。
【0031】
本実施形態では、アニメーション追加の興趣性をより一層向上させるために、現在ビデオフレームにおけるターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定する。アニメーション追加エリアは、物体が位置するエリア、現在ビデオフレームのすべてのエリア、他の物体が位置するエリアなどを含むが、これらに限定されない。
【0032】
さらに、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加することで、ユーザが手に物体を保持していると、このようなインタラクションをアニメーションを通じて反映することを実現し、興趣性が強い。
【0033】
本開示の実施例に係るアニメーション追加方法を当業者により明確に理解させるために、以下、アニメーション追加方法がショートビデオアプリケーションに適用されるプロップ追加シーンを例として説明する。説明は次のとおりである。
【0034】
本実施例では、ユーザがビデオを撮影している場合、ツールバー内の手持ち物体アニメーション追加プロップをトリガすると、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかが検出される。物体が検出されなければ、「物体を持ってみてください」という提示メッセージを表示し、ユーザに一つの物体を持つように提示する。
【0035】
ユーザの手部に物体が保持されていることを検出すると、物体に対応するターゲットアニメーションを決定し、現在ビデオフレームにおける前記ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加する。
【0036】
以上によれば、本開示の実施例のビデオのアニメーション追加方法は、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出し、さらに、物体が保持されていると、対応するターゲットアニメーションを決定し、最後に、現在ビデオフレームにおける、ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加する。これによって、ビデオにおけるユーザの手に保持されている物体に対応するアニメーション特殊効果を追加し、ユーザと手持ち物体の間のインタラクションが直感的に反映され、ビデオ撮影の興趣性を向上させ、ビデオ製品に対するユーザの粘性を向上させるための技術サポートを提供する。
【0037】
ユーザが手に物体を持っているシーンに対してアニメーションを追加する場合、追加されるターゲットアニメーションが異なれば、表示される編集効果も異なるため、物体に対応するターゲットアニメーションを決定する方式は適用シーンによって異なる。次のとおりに例示する。
【0038】
例1:
この例では、図2に示すように、物体に対応するターゲットアニメーションを決定するステップは、以下のステップを含む。
【0039】
ステップ201:物体に対応するプリセット画像特徴を抽出する。
【0040】
本実施例では、画像処理技術を使用して、物体に対応するプリセット画像特徴を抽出することができる。プリセット画像特徴は、ターゲットアニメーションを決定する任意の特徴であってもよい。いくつかの可能な実施形態では、プリセット画像特徴は、物体の形状特徴(例えば、正方形特徴、円形特徴など)、物体の色特徴(例えば、赤色特徴、緑色特徴など)、物体のサイズ特徴(例えば、ユーザの手よりもはるかに大きい、又ははるかに小さいなど)、物体の物体タイプ(例えば、ラッキーマネー、プレゼント、ダイヤモンドリングなど)、物体の位置特徴(例えば、手の上部や下部に位置し、画像の上方や下方に位置するなど)、物体を保持するユーザの手部のジェスチャ特徴(例えば、把持ジェスチャ特徴、指先で抓んでいるジェスチャ特徴など)のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
ステップ202:プリセット画像特徴に対応するターゲットアニメーションを決定する。
【0042】
プリセット画像特徴に対応するターゲットアニメーションを決定することは、プリセットデータベースを照会することによって実現してもよく、又はプリセット画像特徴に従ってアニメーション生成装置によって自動的に生成してもよいことを理解すべきである。プリセットデータベースは、プリセット画像特徴と対応するターゲットアニメーションとの対応関係を含むため、プリセットデータベースを照会することによって、プリセット画像特徴に対応するターゲットアニメーションを決定することができる。
【0043】
例として、プリセット画像特徴が円形特徴である場合、対応するターゲットアニメーションは火炎であり、プリセット画像特徴が緑色である場合、対応するターゲットアニメーションは花である。
【0044】
例として、プリセット画像特徴がユーザの手部のジェスチャ特徴である場合、例えば、ユーザの手部のジェスチャが物体をクリックすることである場合、ターゲットアニメーションは氷結アニメーションや、黄金になるアニメーションなどのテクスチャ変化アニメーションであると決定することができ、ターゲットアニメーション追加エリアが物体の位置するエリアであることと結合して、「石をつつんで黄金となす」や「手で触れば花になる」などのアニメーション効果を実現できる。
【0045】
例2:
この例では、ターゲットアニメーションに対応する複数の素材セットを予め決定し、さらに、現在ビデオフレームは、ユーザの手部に物体が保持されていることを含むと決定した後、複数の素材セットうちの各素材セットから1つのターゲット素材をランダムに決定し、さらに、すべてのターゲット素材を組み合わせてターゲットアニメーションを生成する。
【0046】
例として、図3に示すように、ターゲットアニメーションに対応する複数の素材セットが目のアニメーション素材セット、鼻のアニメーション素材セット、手足のアニメーション素材セット等である場合、対応する素材セットから物体に対応する目のアニメーション、鼻のアニメーション、手足のアニメーションをランダムに決定し、さらに組み合わせて最終的なターゲットアニメーションを得る。
【0047】
以上によれば、本開示の実施例のビデオのアニメーション追加方法は、物体に対応するターゲットアニメーションを柔軟に決定できるため、ユーザの手部と物体とのインタラクションの実感性をさらに向上させ、ビデオの興趣性を向上させる。
【0048】
現在ビデオフレームの表示効果は、アニメーション追加エリアによって異なることを容易に理解できる。以下、異なるアニメーション追加エリアを結合して例示的に説明する。
【0049】
例1:
この例では、物体が位置する画像エリアを識別し、さらに、物体が位置する画像エリアをアニメーション追加エリアとして決定することで、物体にターゲットアニメーションを追加して、ユーザの手部と物体とのインタラクティブ実感性を向上させる。
【0050】
例として、図4を参照して、ユーザが手に「カップ」を持ち、対応するターゲットアニメーションが表情アニメーションである場合、「カップ」に表情アニメーションを追加することで、「カップ」がユーザの手部に把持されたインタラクティブ感を反映することができる。
【0051】
また、異なる現在ビデオフレームに異なるターゲットアニメーションをマッチングすることで、物体のアニメーション変化によって、異なるアニメーション効果を反映できる。例えば、図4を参照して、異なるビデオフレームにおける「カップ」に異なる表情アニメーションを追加することによって、異なる「カップ」がユーザの手部に把持される「表情変化」の擬人化表現を実現する。
【0052】
例2:
この例では、物体の関連オブジェクトを決定する。関連オブジェクトは、物体の画像特徴と予めマッチングされた物体であってもよい。例えば、物体が円形である場合、関連オブジェクトは円形である。関連オブジェクトは、予め設定された特定の物体、例えば、人間の顔であってもよい。関連オブジェクトは、予め設定されたビデオフレームのあるエリア、例えば、ビデオの左上隅のエリアであってもよい。
【0053】
例として、関連オブジェクトが人間の顔であり、かつターゲットアニメーションが物体の形状に対応する場合、図5に示すように、ユーザの手に扇形の物体を持つ場合、ユーザの顔は扇形のアニメーションを表示し、アニメーションをマッピングする興趣性効果を実現する。
【0054】
もちろん、この例では、物体が位置するエリアと関連オブジェクトが位置するエリアをいずれもアニメーション追加エリアとして使用してもよい。即ち、図6に示すように、ターゲットアニメーションが物体の形状に対応する場合、図6に示すように、ユーザの手に扇形の物体を持つ場合、ユーザの顔にもユーザの手部の物体にも扇形のアニメーションを表示し、アニメーションをマッピングする興趣性効果を実現する。
【0055】
例3:
本実施例では、雰囲気感を醸し出すために、特定の物体タイプに対して、現在ビデオフレームのすべての画像エリアをアニメーション追加エリアとして決定する。
【0056】
即ち、本実施例では、物体の物体タイプを決定することついて、深層学習技術に従って物体の画像特徴を学習することによって、対応する物体タイプを得ることができる。物体タイプがプリセットタイプに属すると、現在ビデオフレームのすべての画像エリアをアニメーション追加エリアとして決定する。
【0057】
例として、物体の物体タイプが「ラッキーマネー」であると決定した場合、雰囲気感を醸し出すために、現在ビデオフレームにおけるすべての画像エリアをアニメーション追加エリアとして決定する。さらに、図7に示すように、プレゼントを開けることに対応する現在ビデオフレームの全画面に「スターライト」というアニメーション効果を実現し、プレゼントの雰囲気感を醸し出すことができる。
【0058】
上記の例では、現在フレームのターゲットアニメーション追加エリアを決定する方法を説明した。本発明の別の実施例では、ビデオの興趣性をより一層向上させるために、現在ビデオフレームにおいて、以前に撮影された各ビデオフレームのアニメーションを保留し、軌跡を追従するようなアニメーション表示効果などを形成してもよい。
【0059】
本開示の一実施例では、図8に示すように、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加する前に、以下のステップをさらに含む。
【0060】
ステップ801:現在ビデオフレームの前に撮影されたビデオフレームは、ユーザの手部に物体が保持されている履歴ビデオフレームを含むかどうかを検出する。
【0061】
ステップ802:履歴ビデオフレームを含む場合、履歴ビデオフレームの履歴アニメーション追加エリア及び履歴ターゲットアニメーションを取得する。
【0062】
即ち、現在ビデオフレームが撮影されたビデオの最初のビデオフレームであるかどうかを決定し、最初のビデオフレームでない場合、履歴ビデオフレームを決定し、履歴ビデオフレームの履歴アニメーション追加エリア及び履歴ターゲットアニメーションを取得する。
【0063】
ステップ803:現在ビデオフレームにおける履歴アニメーション追加エリアに履歴ターゲットアニメーションを表示する。
【0064】
本実施例では、ユーザの手に物体が保持された場合の履歴アニメーション追加エリア及び履歴ターゲットアニメーションを取得した場合、現在ビデオフレームにおける履歴アニメーション追加エリアに履歴ターゲットアニメーションを表示し、アニメーションメモリーの効果を実現する。
【0065】
例として、アニメーション追加エリアがいずれも物体の位置するエリアである場合、ターゲットアニメーションはフラッシュアニメーションであり、図9に示すように、現在ビデオフレームに物体の履歴移動軌跡に対応するフラッシュアニメーションを表示し、軌跡追従の効果を実現し、ユーザはこのアニメーション表示方法を利用することで、物体と「ハートを描く」といったインタラクティブ操作を実現できる。
【0066】
上述は、アニメーションを追加するための興趣性ビデオ処理方法のみであり、実際の適用では、ターゲットアニメーションの追加に伴って、音声データなど、他のコンテンツも追加でき、即ちターゲットアニメーションに対応する音声データを決定する。いくつかの可能な実施形態では、ターゲットアニメーションと音声データとの対応関係を予め記憶できるため、その対応関係を照合することによって、対応する音声データを決定し、さらに、ターゲットアニメーションを追加する場合、前記音声データを再生することができる。例えば、ユーザが「角砂糖」を把持した例では、「角砂糖」が把持された後の音声データを追加することで、インタラクティブ感をより一層向上させ、ビデオ撮影の興趣性を向上させる。
【0067】
以上によれば、本開示の実施例のビデオのアニメーション追加方法は、アニメーション追加エリアを柔軟に選択し、アニメーション追加エリアとターゲットアニメーションの連携に基づいて、様々なアニメーション表示効果を実現し、ビデオフレームを撮影する興趣性をより一層向上させる。
【0068】
上記の実施例に基づいて、ビデオ撮影の興趣性をより一層向上させるために、ユーザが手部に保持される物体の移動軌跡を追従し、物体がユーザの手から離れた場合でも、物体の動きを追従してアニメーションを表示することができる。
【0069】
本開示の一実施例では、図10に示すように、当該方法は、以下のステップをさらに含む。
【0070】
ステップ1001:現在ビデオフレームの後に撮影されたビデオフレームにおいて物体がユーザの手部から離れているかどうかを検出する。
【0071】
本実施例では、物体が存在する輪郭とユーザの手部の輪郭とが重なっていないかどうかを検出することなどによって、物体が手部から離れているかどうかを決定してもよく、深層学習方法によって現在ビデオフレームの後に撮影されたビデオフレームの深層画像特徴を識別し、深層画像特徴によって、物体がユーザの手部から離れているかどうかを決定してもよい。
【0072】
ステップ1002:ユーザの手部から離れていると、その後の対応するビデオフレームにおける、物体がユーザの手部から離れた後の移動軌跡を決定する。
【0073】
物体の離脱軌跡に従ってアニメーションの追加を実現するために、対応するビデオフレームにおける物体がユーザの手部から離れた後の移動軌跡を決定する。
【0074】
いくつかの可能な実施例では、物体がユーザの手部から離れた後、対応する各ビデオフレームにおける物体の位置を決定し、撮影順に以前のすべての対応するビデオフレームの物体の位置を重ね合わせることで、対応するビデオフレームにおける物体の移動軌跡を得ることができる。
【0075】
別のいくつかの可能な実施形態では、その後の対応するビデオフレームにおける、物体がユーザの手部から離れた後の第1の位置を決定し、以前のビデオフレームにおける、物体がユーザの手部に保持されている第2の位置を決定し、第2の位置から第1の位置までの移動軌跡を直接に生成する。移動軌跡の軌跡形状は任意の形状であることができる。
【0076】
ステップ1003:物体に対応する軌跡アニメーションを決定し、移動軌跡に応じて前記軌跡アニメーションを追加する。
【0077】
本実施例では、物体に対応する軌跡アニメーションは、ビデオ撮影アプリケーションによって予めデフォルトされた統一アニメーションであってもよく、物体の画像特徴に対応する軌跡アニメーションであってもよく、即ち物体の画像特徴と軌跡アニメーションの対応関係を予め構築し、その対応関係に基づいて物体に対応する軌跡アニメーションを決定する。もちろん、物体に対応する軌跡アニメーションは、予め設定された軌跡素材ライブラリからランダムに選択された1つの軌跡アニメーションであってもよい。
【0078】
本実施例では、物体が位置する物体エリアに追従して軌跡アニメーションを追加し、物体の移動軌跡でカバーされた画像エリアに対応する軌跡アニメーションを追加する。
【0079】
例として、図11に示すように、現在ビデオフレームが「ダンサーが魔法の杖を持っている」である場合、次のビデオフレームでは、「魔法の杖」が「ダンサー」の手から離れると、直接に「魔法の杖」が離れた移動軌跡に従って、対応する軌跡アニメーションを表示する。
【0080】
以上によれば、本開示の実施例のアニメーション追加方法は、物体が手部から離れた後の移動軌跡に従ってアニメーションを追加することができ、物体が投げられるようなアニメーション効果が作り出され、ビデオにアニメーションを追加する興趣性をより一層向上させる。
【0081】
上記の実施例を実現するために、本開示は、ビデオのアニメーション追加装置をさらに提供する。
【0082】
図12は本開示の一実施例に係るビデオのアニメーション追加装置の概略構造図である。当該装置はソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され、一般的に電子機器に集積できる。図12に示すように、当該装置は、第1の検出モジュール1210、第1の決定モジュール1220、及びアニメーション追加モジュール1230を含む。
第1の検出モジュール1210は、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出する。
第1の決定モジュール1220は、物体が保持されている場合、物体に対応するターゲットアニメーションを決定する。
アニメーション追加モジュール1230は、現在ビデオフレームにおける、ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加する。
【0083】
本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加装置は、本開示のいずれかの実施例により提供されるビデオのアニメーション追加方法を実行することができ、その方法を実行するための対応する機能モジュールと有益な効果を有する。
【0084】
以上によれば、本開示の実施例によるアニメーション追加装置は、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出し、さらに、物体が保持されている場合、物体に対応するターゲットアニメーションを決定し、最後に、現在ビデオフレームにおける、ターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定し、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加する。これによって、ビデオにおけるユーザの手に持っている物体に対応するアニメーション特殊効果を追加し、ユーザと手持ち物体のインタラクションを直感的に反映し、ビデオ撮影の興趣性を向上させ、ビデオ製品に対するユーザの粘性を向上させるための技術サポートを提供する。
【0085】
本開示の一実施例では、第1の決定モジュール1220は、具体的に、
物体に対応するプリセット画像特徴を抽出し、
プリセットデータベースを照合し、プリセット画像特徴に対応するターゲットアニメーションを決定する。
【0086】
本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加装置は、本開示のいずれかの実施例により提供されるビデオのアニメーション追加方法を実行することができ、その方法を実行するための対応する機能モジュールと有益な効果を有する。
【0087】
以上によれば、本開示の実施例のビデオのアニメーション追加装置は、物体に対応するターゲットアニメーションを柔軟に決定し、ユーザの手部と物体とのインタラクションの実感性をさらに向上させ、ビデオの興趣性を向上させる。
【0088】
本開示の一実施例では、アニメーション追加モジュール1230は、具体的に、
物体の関連オブジェクトを決定し、
現在ビデオフレームに関連オブジェクトが含まれるかどうかを検出し、
関連オブジェクトが含まれる場合、関連オブジェクトが存在するが位置するエリアをアニメーション追加エリアとして決定する。
【0089】
本開示の一実施例では、アニメーション追加モジュール1230は、具体的に、
物体の物体タイプを決定し、
物体タイプがプリセットタイプに属する場合、現在ビデオフレームのすべての画像エリアをアニメーション追加エリアとして決定する。
【0090】
本開示の一実施例では、図13に示すように、当該ビデオのアニメーション追加装置は、第1の検出モジュール1310、第1の決定モジュール1320、アニメーション追加モジュール1330、第2の検出モジュール1340及び取得モジュール1350を含む。第1の検出モジュール1310、第1の決定モジュール1320、アニメーション追加モジュール1330は上記の実施例における第1の検出モジュール1210、第1の決定モジュール1220、アニメーション追加モジュール1230と機能が同じであるので、ここでは繰り返さない。
【0091】
本実施例では、第2の検出モジュール1340は、現在ビデオフレームの前に撮影された履歴ビデオフレームを取得する。
取得モジュール1350は、履歴ビデオフレームを含む場合、履歴ビデオフレームの履歴アニメーション追加エリア及び履歴ターゲットアニメーションを取得する。
アニメーション追加モジュール1330は、さらに、現在ビデオフレームにおける履歴アニメーション追加エリアに履歴ターゲットアニメーションを表示する。
【0092】
本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加装置は、本開示のいずれかの実施例により提供されるビデオのアニメーション追加方法を実行することができ、その方法を実行するための対応する機能モジュールと有益な効果を有する。
【0093】
以上によれば、本開示の実施例のビデオのアニメーション追加装置は、アニメーション追加エリアを柔軟に選択し、アニメーション追加エリアとターゲットアニメーションの連携によって、様々なアニメーション表示効果が実現され、ビデオフレームを撮影する興趣性をより一層向上させる。
【0094】
本開示の一実施例では、図14に示すように、当該アニメーション追加装置は、第1の検出モジュール1410、第1の決定モジュール1420、アニメーション追加モジュール1430、第3の検出モジュール1440、第2の決定モジュール1450を含む。第1の検出モジュール1410、第1の決定モジュール1420、アニメーション追加モジュール1430は上記の実施例における第1の検出モジュール1210、第1の決定モジュール1220、アニメーション追加モジュール1230と機能が同じであるので、ここでは繰り返さない。
【0095】
第3の検出モジュール1440は、現在ビデオフレームの後に撮影されたビデオフレームにおいて物体がユーザの手部から離れているかどうかを検出する。
第2の決定モジュール1450は、ユーザの手部から離れていると、その後の対応するビデオフレームにおける、物体がユーザの手部から離れた後の移動軌跡を決定する。
アニメーション追加モジュール1430は、さらに、物体に対応する軌跡アニメーションを決定し、移動軌跡に応じて軌跡アニメーションを追加する。
【0096】
本開示の実施例に係るビデオのアニメーション追加装置は、本開示のいずれかの実施例により提供されるビデオのアニメーション追加方法を実行することができ、その方法を実行するための対応する機能モジュールと有益な効果を有する。
【0097】
以上によれば、本開示の実施例に係るアニメーション追加装置は、物体が手部から離れた後の移動軌跡に従ってアニメーションを追加することができるため、物体が投げられるようなアニメーション効果が作り出され、ビデオにアニメーションを追加する興趣性をさらに向上させる。
【0098】
上記の実施例を実現するために、本開示はコンピュータプログラムをさらに提供し、当該コンピュータプログラムは命令を含み、当該命令がプロセッサによって実行される場合、上記の実施例に記載されたビデオのアニメーション追加方法を実現する。
【0099】
図15は本開示の実施例に係る電子機器の概略構造図である。
【0100】
以下、具体的に図15を参照して、本開示の実施例における電子機器1500を実現することに適した概略構造図を示している。本開示の実施例における電子機器1500は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(携帯型マルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの携帯端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末などを含むが、これらに限定されない。図15に示す電子機器は単なる一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲にいかなる制限もかけるべきではない。
【0101】
図15に示すように、電子機器1500は、処理装置(例えば中央処理装置、グラフィックプロセッサなど)1501を含んでもよく、読み取り専用メモリ(ROM)1502に記憶されたプログラム又は記憶装置1508からランダムアクセスメモリ(RAM)1503にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作と処理を実行することができる。RAM1503には、電子機器1500の操作に必要な様々なプログラム及びデータも記憶している。処理装置1501、ROM1502及びRAM1503は、バス1504を介して互いに接続されている。入出力(I/O)インターフェース1505もバス1504に接続されている。
【0102】
通常、以下の装置がI/Oインターフェース1505に接続できる。例えば、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置1506と、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータなどを含む出力装置1507と、例えば、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置1508と、及び通信装置1509とである。通信装置1509は、電子機器1500が他の機器と無線又は有線で通信してデータを交換することを可能にする。図15には、様々な装置を有する電子機器1500を示したが、示した装置のすべてを実施又は具備する必要がないことを理解すべきである。代替的に、より多く又はより少ない装置を実施又は具備することができる。
【0103】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して上記したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されることができる。例えば、本開示の実施例は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に搭載されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、当該コンピュータプログラムは、通信装置1509を介してネットワークからダウンロード及びインストールできるか、又は記憶装置1508からインストールされ、又はROM1502からインストールされる。当該コンピュータプログラムが処理装置1510によって実行される場合、本開示の実施例によるビデオのアニメーション追加方法で限定された上記の機能を実行する。
【0104】
なお、本開示の上記のコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、あるいは上記の2つの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線又は半導体システム、装置又はデバイス、あるいは上記の任意の組み合わせであり得るが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラミング可能読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の任意の適切な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はプログラムを含むか、又は記憶する任意の有形媒体であってもよく、当該プログラムは、命令実行システム、装置、又はデバイスによって、又はそれらと組み合わせて使用することができる。本開示では、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで、又は搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含んでもよく、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードが搭載されている。そのように伝搬されたデータ信号は、様々な形態を採用することができ、電磁信号、光信号、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体はまた、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、当該コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、命令実行システム、装置、又は機器によって使用され、又はそれらと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝搬、又は伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体を使用して伝送することができ、当該媒体は、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)、又はこれらの任意の適切な組み合わせなどを含むが、これらに限定されないる。
【0105】
上記のコンピュータ読み取り可能な媒体は、上記の電子機器に含まれてもよく、又は電子機器に組み込まれずに単独で存在してもよい。
【0106】
上記のコンピュータ読み取り可能な媒体は、1つ又は複数のプログラムを搭載している。上記の1つ又は複数のプログラムが電子機器によって実行される場合、当該電子機器に、現在撮影されている現在ビデオフレームにおけるユーザの手部に物体が保持されているかどうかを検出させ、物体が保持されている場合、対応するターゲットアニメーションを決定させ、現在ビデオフレームにおけるターゲットアニメーションに対応するアニメーション追加エリアを決定させ、アニメーション追加エリアにターゲットアニメーションを追加させる。これによって、ビデオにおけるユーザの手に持っている物体に対応するアニメーション特殊効果を追加し、ユーザと手持ち物体のインタラクションを直感的に反映し、ビデオ撮影の興趣性を向上させ、ビデオ製品に対するユーザの粘性を向上させるための技術サポートを提供する。
【0107】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで記述することができる。上記のプログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含むが、これらに限定されず、さらに「C」言語又は類似するプログラミング言語などの従来のプロセス式プログラミング言語も含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上でかつ部分的にリモートコンピュータ上で、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバー上で実行することができる。リモートコンピュータが関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されるか、又は、外部コンピュータに接続される(インターネットサービスプロバイダーによってインターネット接続を介して接続するなど)ことができる。
【0108】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の実現可能な体系アーキテクチャ、機能及び操作を示している。この点に関して、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、当該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定の論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。なお、いくつかの代替的な実現では、ブロックに注記された機能は、図示された順序とは異なる順で発生する場合もある。例えば、連続して表示された2つのブロックは、実際にほぼ並行して実行することができ、逆な順序で実行こともでき、関連する機能に応じて決定される。なお、ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャート図のブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための専用のハードウェアベースのシステムによって実現することができ、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実現することができる。
【0109】
本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアの形態で実現されてもよく、ハードウェアの形態で実現されてもよい。ユニットの名称は、ある場合で、当該ユニット自体への制限にならない。
【0110】
本明細書において上述した機能は、少なくとも部分的に、1つ又は複数のハードウェアロジック部材によって実行できる。例えば、これらに限定されないが、使用できるハードウェアロジック部材の例示的なタイプは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブル論理機器(CPLD)などを含む。
【0111】
本開示の文脈において、機械読み取り可能な媒体は有形の媒体であってもよく、当該有形の媒体は命令実行システム、装置、又は機器によって使用され、又は命令実行システム、装置、又は機器と組み合わせて使用されるためのプログラムを含むか、又は記憶することができる。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体又は機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、あるいは上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤに基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラムミング可能な読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。
【0112】
以上の記載は本開示の好適な実施例、及び使用する技術原理の説明のみである。当業者であれば理解できるように、本開示に係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組み合わせから構成される技術案に限定されず、また、上記の開示の構想から逸脱しない場合、上記の技術特徴又はその等価特徴を任意に組み合わせた他の技術案もカバーする。例えば、上記の特徴と本開示に開示した(限定されず)、類似の機能を有する技術特徴とを互いに置き換えることで形成された技術案である。
【0113】
また、操作は特定の順序で説明されているが、これは、これらの操作が示された特定の順序、又は順に順序で実行されるように要求するものとして理解されるべきではない。一定の環境で、マルチタスクと並列処理が有利な場合がある。同様に、以上の記述はいくつかの具体的な実現詳細が含まれるが、これらは本開示の範囲に対する制限として解釈されるべきではない。個別の実施例に記載のいくつかの特徴は組み合わせるように、単一の実施例に実現されてもよい。むしろ、単一の実施例に記載の各種の特徴は単独又は任意の適切なサブ組み合わせの形態で複数の実施例に実現されてもよい。
【0114】
本主題は、構造的特徴及び/又は方法の論理的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲で限定される主題は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上記の特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現するための単なる例示的な形態に過ぎない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】