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特表2024-518112信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-24
(54)【発明の名称】信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置
(51)【国際特許分類】
   H01Q 1/52 20060101AFI20240417BHJP
   H05K 9/00 20060101ALI20240417BHJP
【FI】
H01Q1/52
H05K9/00 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571175
(86)(22)【出願日】2022-05-20
(85)【翻訳文提出日】2023-11-15
(86)【国際出願番号】 KR2022007222
(87)【国際公開番号】W WO2022250381
(87)【国際公開日】2022-12-01
(31)【優先権主張番号】10-2021-0067412
(32)【優先日】2021-05-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0061660
(32)【優先日】2022-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508112782
【氏名又は名称】ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001586
【氏名又は名称】弁理士法人アイミー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ドゥク ヨン キム
(72)【発明者】
【氏名】ベ モーク ジョン
(72)【発明者】
【氏名】キョ スン ジ
(72)【発明者】
【氏名】チ バク リュ
(72)【発明者】
【氏名】ウォン ジュン パク
(72)【発明者】
【氏名】ジュン ウー ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ソン ミン アン
(72)【発明者】
【氏名】キ ヒュン パク
(72)【発明者】
【氏名】ジェ ウン キム
【テーマコード(参考)】
5E321
5J046
【Fターム(参考)】
5E321AA02
5E321GG05
5J046AA06
5J046AA19
5J046UA08
(57)【要約】
【課題】製造費用の上昇を防止し、EMI遮蔽が容易なシールドカバーを含む信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置を提供する。
【解決手段】
信号遮蔽装置は、一面に多数の信号関連部品が実装されたプリントボードアセンブリー(以下、「PBA」と略称する)に積層配置され、前記多数の信号関連部品からの信号の漏洩を防止するためのシールドカバーを含む。前記PBAの一面には、溝加工されたシールドカバー安着グルーブが形成され、前記シールドカバーの一面と他面のうち、前記PBAの一面に向い合う他面には、前記シールドカバー安着グルーブに挿入安着される挿入端部が一体に形成される。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一面に多数の信号関連部品が実装されたプリントボードアセンブリー(PBA:Printed Board Assembly、以下、「PBA」であると略称する)の一面に積層配置され、前記多数の信号関連部品からの信号の漏洩を防止するためのシールドカバーを含み、
前記PBAの一面には、溝加工されたシールドカバー安着グルーブが形成され、
前記シールドカバーの一面と他面のうち、前記PBAの一面に向い合う他面には、前記シールドカバー安着グルーブに挿入安着される挿入端部が一体に形成された、信号遮蔽装置。
【請求項2】
前記挿入端部は、前記シールドカバー安着グルーブの溝形状に全体が収容されるように段付き形成された、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項3】
前記挿入端部の先端面は、前記段付き形成された部位が前記シールドカバー安着グルーブの外側面に接触するとき、前記シールドカバー安着グルーブの底面から所定の距離離隔する、請求項2に記載の信号遮蔽装置。
【請求項4】
前記挿入端部は、前記シールドカバー安着グルーブに先端が面支持され、側面部は、前記シールドカバー安着グルーブの底面から離隔するするほど前記シールドカバー安着グルーブの形成幅よりもさらに大きくなるように斜めに形成された、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項5】
前記シールドカバー安着グルーブおよび前記シールドカバーの挿入端部は、内部にEMI遮蔽が求められる構成要素を囲むように閉ルーフ形状に形成された、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項6】
前記内部にEMI遮蔽が求められる構成要素は、前記PBAに結合された増幅関連素子およびRF給電関連部品を含む、請求項5に記載の信号遮蔽装置。
【請求項7】
前記挿入端部は、前記シールドカバーの他面から前記シールドカバー安着グルーブの底面に向けて所定の長さ延長形成された、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項8】
前記シールドカバー安着グルーブの内面には、電磁波遮断が容易な材質または熱伝導材質のいずれか一つで被膜される、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項9】
前記シールドカバーの挿入端部は、前記シールドカバーを補強するように形成されたシールドカバーウェルの形状に対応するように形成された、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項10】
前記シールドカバーの挿入端部および前記シールドカバーウェルの外側面には、電磁波遮断が容易な材質または熱伝導材質のいずれか一つで被膜される、請求項9に記載の信号遮蔽装置。
【請求項11】
前記シールドカバー安着グルーブは、前記シールドカバーを補強するように形成されたシールドカバーウェルの形状に対応する水平断面を有するように形成された、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項12】
前記シールドカバー安着グルーブは、「コ」字状の断面を有するように形成された、請求項1に記載の信号遮蔽装置。
【請求項13】
前方が開口された直方体の箱体形状に形成されたアンテナハウジング部と、
前記アンテナハウジング部の内部空間に積層配置されたPBA(Printed Board Assembly)と、
前記PBAの前方に積層配置されたフィルターモジュールと、
前記フィルターモジュールの前方に積層配置された放射素子モジュールと、を含み、
前記PBAと前記フィルターモジュールとの間には、多数の信号関連部品が実装された前記PBAの一面に積層配置され、前記多数の信号関連部品からの信号の漏洩を防止するためのシールドカバーと、がさらに備えられ、
前記シールドカバーには、一面と他面のうち、前記PBAの一面に向い合う他面には、前記PBAの一面に溝加工形成されたシールドカバー安着グルーブに挿入安着される挿入端部が一体に形成された、アンテナ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置(SIGNAL SHIELDING APPARATUS AND ANTENNA APPARATUS FOR INCLUDING THE SAME)に関するものであって、より詳細には、プリントボードアセンブリー(PBA)にシールドカバーを別途のディスペンシン工程がなくても簡便に付着および組立させることができる信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術、例えば、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)技術は、多数のアンテナを用いてデータ伝送用量を画期的に増やす技術であって、送信機ではそれぞれの送信アンテナを通じて互いに異なるデータを伝送し、受信機では適切な信号処理を通じて送信データを区分するSpatial multiplexing技法である。
【0003】
したがって、送受信アンテナの個数を同時に増加させることによってチャンネル容量が増加してより多いデータの伝送を可能にする。例えば、アンテナ数を10個に増やすには、現在の単一アンテナシステムに比べて、同じ周波数帯域を用いて約10倍のチャンネル容量を確保することになる。このようなMIMO技術が適用された送受信装置の場合、アンテナの個数が増えるにつれて、送信機(Transmitter)とフィルター(Filter)の個数もともに増加することになる。
【0004】
図1は、従来の技術に係るMIMOアンテナ装置の多数のレイヤー層を示した分解斜視図および一部拡大図であり、図2は、図1の構成のうち、関連PCBボードとアンテナ基板の間のMBF(Multi Band Filter)の組立様子を示した斜視図および一部断面図である。
【0005】
図1および図2を参照すると、従来の技術に係るMIMOアンテナ装置の一例は、一側では開口され、所定の設置空間を備え、他側では遮蔽され、多数の放熱フィンが一体に形成されたメインハウジング10を含む。
【0006】
また、従来の技術に係るMIMOアンテナ装置の一例は、メインハウジング10の設置空間の底面に一面(図面上、下面)が密着するように1次的に積層され、他面には、図示しないRF給電ネットワーク関連部品が実装され、一面には、多数のマルチバンドフィルター(MBF、Multi Band Filter)40がシールドカン(Shield Can)またはシールドカバー(Shield Cover)50を挟んで実装されるプリントボードアセンブリー(Print Board Assembly、以下、「PBA」であると略称する)30、およびメインハウジング10の設置空間の内部に2次的に積層され、他面にはMBF40とRFコネクター43を媒介にして所定の電気的な信号ラインを構築するように連結され、一面には、多数のアンテナ素子65が実装されたアンテナボード(Antenna Board)60をさらに含む。
【0007】
ここで、シールドカン(Shield Can)またはシールドカバー(Shield Cover)50は、PBA30とMBF40との間に介在され、PBA30に実装された電装部品(例えば、RF給電ネットワーク関連部品(図示せず))から発生される電磁波および/または信号の干渉を遮断して、MBF40内に構築された電気的な信号ラインに影響を及ぼさないようにする信号遮蔽機能を果たす。
【0008】
ただ、多数のRF給電ネットワーク部品が実装されたPBA30の一面とMBF40は相互通電するように備えられる必要があるという点で、図1に参照されているように、MBF40には、内部にRFコネクター43が挿入される少なくとも一つのケース延長部45が備えられ、シールドカン(Shield Can)またはシールドカバー(Shield Cover)50には、ケース延長部45が貫通する少なくとも一つの貫通ホール55が形成されてもよい。
【0009】
しかし、従来の技術に係るMIMOアンテナ装置は、製品のスリム化傾向により、メインハウジング10の厚さを最小化するように製造する実情であり、これによってMBF40の内部部品(例えば、共振部品(図示せず)など)を水平方向に1列に配列させることによって、キャビティ内の内部空間が狭小になり、スカート特性(すなわち、Q値)が減少するという問題点がある。
【0010】
また、MBF40は、周波数フィルタリング過程で多量の発熱が生じる代表的な発熱素子であるので、MBF40から発生された熱は、シールドカン(Shield Can)またはシールドカバー(Shield Cover)50を媒介にして、またはシールドカバー50を貫通してPBA30の一面側に伝達された後、メインハウジング10の多数の放熱フィン(15)を通じる放熱が円滑になってこそ、MBF40のフィルター性能を向上させることができる。
【0011】
より詳細には、MIMOアンテナ装置のような類型の送受信装置は、電磁気干渉(electromagnetic interference: EMI)または無線周波数干渉(radio frequency interference:RFI)によって通信信号の品質が低下することがある。これによって、送受信装置のPCBを含むPBA30には、一般的に電磁気干渉(EMI)および無線周波数干渉(RFI)を減らすために、前述のシールドカン(Shield Can)ないしシールドカバー(Shield Cover)50を用いることがある。
【0012】
前記シールドカンないしシールドカバー50は、PCBの一面に設けられ、PBA30に実装された電装部品(例えば、RF給電ネットワーク関連部品)から発生される電磁波および/または信号の干渉を遮断する信号遮蔽機能を果たす。
【0013】
ところで、前記シールドカンないしシールドカバー50は、PBA30の一面に付着するとき、EMI遮蔽が求められるAMP、RF lineなどの部品を囲むように所定のディスペンシン工程(EMI Shield Gasketing Meterial)を適用して前述の信号遮蔽機能を果たすことになる。
【0014】
しかし、従来の技術に係るシールドカンないしシールドカバー50は、PBA30への付着のためのディスペンシン工程のためには、鋳造と後加工を経た後に行われる点で、大きな費用上昇の問題点がある。
【0015】
また、従来の技術に係るシールドカンないしシールドカバー50は、前記ディスペンシン工程時に用いられる所定の接着素材がPBA30の一面に先に塗布された後に結合される点で、熱抵抗が大きく、シールドカンないしシールドカバー50側への放熱が制限されるという問題点がある。
【発明の概要】
【技術的課題】
【0016】
本発明は、前記技術的課題を解決するために案出されたものであって、製造費用の上昇を防止し、EMI遮蔽が容易なシールドカバーを含む信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置を提供することをその目的とする。
【0017】
また、本発明は、接着素材を媒介にするディスペンシン工程を削除し、接着素材によって塞がれた放熱経路を確保することによって、放熱性能を大きく向上させることができる信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置を提供することを他の目的とする。
【0018】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解できるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置は、一面に多数の信号関連部品が実装されたプリントボードアセンブリー(PBA:Printed Board Assembly、以下、「PBA」であると略称する)の一面に積層配置され、前記多数の信号関連部品からの信号の漏洩を防止するためのシールドカバーを含み、前記PBAの一面には、溝加工されたシールドカバー安着グルーブが形成され、前記シールドカバーの一面と他面のうち、前記PBAの一面を向い合う他面には、前記シールドカバー安着グルーブに挿入安着される挿入端部が一体に形成される。
【0020】
ここで、前記挿入端部は、前記シールドカバー安着グルーブの溝形状に全体が収容されるように段付き形成されてもよい。
【0021】
または、前記挿入端部の先端面は、前記段付き形成された部位が前記シールドカバー安着グルーブの外側面に接触するとき、前記シールドカバー安着グルーブの底面から所定の距離離隔してもよい。
【0022】
また、前記挿入端部は、前記シールドカバー安着グルーブに先端が面支持され、側面部は、前記シールドカバー安着グルーブの底面から離隔するするほど前記シールドカバー安着グルーブの形成幅よりもさらに大きくなるように斜めに形成されてもよい。
【0023】
また、前記シールドカバー安着グルーブおよび前記シールドカバーの挿入端部は、内部にEMI遮蔽が求められる構成要素を囲むように閉ルーフ形状に形成されてもよい。
【0024】
また、前記内部にEMI遮蔽が求められる構成要素は、前記PBAに結合された増幅関連素子およびRF給電関連部品を含んでもよい。
【0025】
また、挿入端部は、前記シールドカバーの他面から前記シールドカバー安着グルーブの底面に向けて所定の長さ延長形成されてもよい。
【0026】
また、前記シールドカバー安着グルーブの内面には、電磁波遮断が容易な材質または熱伝導材質のいずれか一つで被膜されてもよい。
【0027】
また、前記シールドカバーの挿入端部は、前記シールドカバーを補強するように形成されたシールドカバーウェルの形状に対応するように形成されてもよい。
【0028】
また、前記シールドカバーの挿入端部および前記シールドカバーウェルの外側面には、電磁波遮断が容易な材質または熱伝導材質のいずれか一つで被膜されてもよい。
【0029】
また、前記シールドカバー安着グルーブは、前記シールドカバーを補強するように形成されたシールドカバーウェルの形状に対応する水平断面を有するように形成されてもよい。
【0030】
また、前記シールドカバー安着グルーブは、「コ」字状の断面を有するように形成されてもよい。
【0031】
本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置を含むアンテナ装置は、前方が開口された直方体の箱体形状に形成されたアンテナハウジング部、前記アンテナハウジング部の内部空間に積層配置されたPBAモジュール、前記PBAモジュールの前方に積層配置されたフィルターモジュールおよび前記フィルターモジュールの前方に積層配置された放射素子モジュールを含み、前記PBAモジュールと前記フィルターモジュールとの間には、多数の信号関連部品が実装された前記PBAモジュールの一面に積層配置され、前記多数の信号関連部品からの信号の漏洩を防止するためのシールドカバーがさらに備えられ、前記シールドカバーには、一面と他面のうち、前記PBAモジュールの一面を向い合う他面には、前記PBAモジュールの一面に溝加工形成されたシールドカバー安着グルーブに挿入安着される挿入端部が一体に形成される。
【発明の効果】
【0032】
本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置によると、別途のディスペンシン工程がなくても、PBAの一面にEMI遮蔽が求められる部品にシールドカバーを付着することにおいて、より効率的な遮蔽が可能であることはもちろん、製造費用の上昇を防止することができる効果を達成することができる。
【0033】
また、本発明は、従来のシールドカバーをPBA(Printed Board Assembly)の一面に結合させるために用いられた接着素材を削除することによって、PBAの一面および他面の全部に対する放熱を可能にすることによって、放熱性能を大きく向上させる効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】従来の技術に係るMIMOアンテナ装置の多数のレイヤー層を示した分解斜視図および一部拡大図である。
図2図1の構成のうち、関連PCBボードとアンテナ基板の間のMBF(Multi Band Filter)の組立様子を示した斜視図および一部断面図である。
図3】本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置を含むアンテナ装置の見掛けを示した斜視図である。
図4a図3の後方向分解斜視図である。
図4b図3の前方向分解斜視図である。
図5a図3の構成のうち、PBAモジュール、フィルターモジュールおよび放射素子モジュールを示した後方向分解斜視図である。
図5b図3の構成のうち、PBAモジュール、フィルターモジュールおよび放射素子モジュールを示した前方向分解斜視図である。
図6】本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成のうち、PBAおよびシールドカバーを示した斜視図である。
図7図6の分解斜視図およびその部分拡大図である。
図8図6の分解斜視図およびその部分拡大図である。
図9】本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成のうち、第1実施例に係るシールドカバーが適用された断面図および切開斜視図である。
図10】本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成のうち、第1実施例に係るシールドカバーが適用された断面図および切開斜視図である。
図11】本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成のうち、第2実施例に係るシールドカバーが適用された断面図および切開斜視図である。
図12】本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成のうち、第2実施例に係るシールドカバーが適用された断面図および切開斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置を添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
各図面の構成要素に参照符号を付するにおいて、同一の構成要素に対しては、仮に他の図面上に示されても、できる限り同一の符号を付していることに留意しなければならない。また、本発明の実施例を説明するにおいて、関連する公知の構成または機能に対する具体的な説明が、本発明の実施例に対する理解を妨げると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0037】
本発明の実施例の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであるだけで、その用語によって該当構成要素の本質や順番または手順などが限定されない。また、異に定義されない限り、技術的や科学的な用語を含めてここで使用される全ての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。一般的に使用される辞典で定義されているような用語は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本出願で明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0038】
図3は、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置を含むアンテナ装置の見掛けを示した斜視図であり、図4aおよび図4bは、図3の後方向および前方向分解斜視図であり、図5aおよび図5bは、図3の構成のうち、PBA、フィルターモジュールおよび放射素子モジュールを示した後方向および前方向分解斜視図である。
【0039】
本発明の一実施例に係るアンテナ装置100は、図3ないし図5bに参照されているように、前方が開口され、上下に長く形成された箱体形状のアンテナハウジング部200と、アンテナハウジング部200の内部空間200Sに密着するように積層配置されたプリントボードアセンブリー(PBA:Printed Board Assembly、以下、「PBA」であると略称する)300と、PBA300の前方に積層配置されたフィルターモジュール400およびフィルターモジュール400の前方に積層配置された放射素子モジュール600を含んでもよい。
【0040】
アンテナハウジング部200は、金属材質(または、伝導性材質からなるものであって、後述するレドーム700とともに内部空間200Sに収容された部品(PBA300、フィルターモジュール400および放射素子モジュール600)を外部から保護する役目を果たすとともに、アンテナ装置100のシステム動作時に生成される内部の熱を外部に放熱させる役目を果たすことができる。
【0041】
このために、アンテナハウジング部200は、熱伝導率が高い金属材質で備えられることが好ましく、アンテナハウジング部200の背面部には、放熱表面積を高めるように多数の放熱フィン201が一体に形成されてもよい。
【0042】
また、アンテナハウジング部200の左右両端部の中央部分には、作業者が設置現場への運送および設置が容易であるように作業者の手で把持できる取っ手部250が形成されてもよい。
【0043】
PBA300は、図4aおよび図4bに参照されているように、同じレイヤー層で相対的に上部と下部に分岐されるように位置されたPAボード310と、上部と下部に分岐されたPAボード310の間に同じレイヤー層を形成するように配置されたDTAボード320と、下部のPAボード310の下側に同じレイヤー層を形成するように配置されたPSUボード330、およびPSUボード330の下側に異なるレイヤー層を形成するように配置された外部ボード(External Board、340)を含んでもよい。
【0044】
DTAボード320および外部ボード340は、OPTICケーブルおよびFCCケーブル350を媒介にして相互電気的に連結され、外部ボード340には、外部装着部材370が結合されてもよい。
【0045】
PAボード310およびDTAボード320の一面および他面の少なくともいずれか一面には、PA素子またはLNA素子などのような増幅関連素子およびRF給電関連部品(以下、「PBA素子」であると総称し、代表図面符号として、図面符号「311」に指す)が実装配置され、少なくともPAボード310の背面部には、PBA素子311から発生した動作熱を、アンテナハウジング部200の背面側に熱伝逹させる多数の熱伝逹モジュール360が配置されてもよい。
【0046】
多数の熱伝逹モジュール360は、直接PBA素子311の外側面に少なくとも一部が接触するように配置され、PBA素子311から熱を捕集するサーマルパッド362、および一端部はサーマルパッド362に連結され、他端部は、アンテナハウジング部200の内側面に密着するように連結され、内部に温度によって相変化を起こす冷媒流体が内蔵した多数のヒットパイプ361を含んでもよい。
【0047】
一方、フィルターモジュール400は、図4aないし図5bに参照されているように、アンテナハウジング部200の内部空間200Sに既に積層配置されたPBA300と電気的に接続されるようにPBA300の前方に積層配置されてもよい。
【0048】
ここで、フィルターモジュール400は、特定の周波数帯域の信号をフィルタリングするための構成要素であって、図面に示されていないが、誘電体材質で備えられたフィルターボディー内に多数の空洞が備えられ、各空洞に共振器の役目を果たす共振バーおよび共振バーチューニングスクリューが設けられたキャビティフィルターが採用されてもよい。
【0049】
フィルターモジュール400は、相対的に上部に備えられた第1フィルター部410および相対的に下部に備えられた第2フィルター部420を含んでもよい。
【0050】
一方、放射素子モジュール600は、図4aないし図5bに参照されているように、パネル形状に備えられたリフレクティングパネル610と、リフレクティングパネル610の前面に配置された多数の給電ライン620および多数の給電ライン620に連結された多数の放射素子630を含んでもよい。多数の放射素子630は、パッチタイプまたはダイポールタイプのいずれか一つが採用されてもよく、本発明の一実施例では、図面に参照されているように、ダイポールタイプに備えられてもよい。
【0051】
このように、アンテナハウジング部200の内部空間200Sに積層されたPBA300、フィルターモジュール400および放射素子モジュール600は、アンテナハウジング部200の前端枠部分に多数の固定クリップ710を媒介にしてレドームパネル700が固定され、開口されたアンテナハウジング部200の前方部を遮蔽することによって、外部から内部構成要素を保護することができる。ここで、レドームパネル700の背面部には、多数の支持ボス720が備えられ、放射素子モジュール600のうち、リフレクティングパネル610が、図示しない組立ねじを通じて堅固で安定的に組立締結することができる。
【0052】
図6は、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成としてPBAに設けられるシールドカバーを示した斜視図であり、図7および図8は、図6の分解斜視図およびその部分拡大図である。
【0053】
本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置は、前方(図面上、上側)に開口された収容空間を形成し、おおよそ上下方向に長く薄い前後の収容幅を有する直方体の箱体形状に形成されたアンテナハウジング部200の内部空間200Sの内側に1次的に積層されたPBA300を含む。図7を参照すると、PBA300の一面(図面上、下面)またはPBA300を貫通するように多数の信号関連部品(PBA素子311)が実装されてもよい。
【0054】
PBA300の一面には、外部の雑音(電磁波などによる信号など)が遮蔽されるように備えられた本発明の一実施例の構成としてのシールドカバー500が備えられてもよい。前記シールドカバー500は、クラムシェル(Clam shell)形態を有してもよい。これは、シールドカバー500がPBA300の前面を覆うとともに後述する挿入端部510a、510bを除いた残りの部位は、PBA300の前面から離隔して形成されたことから起因する名称である。
【0055】
図7に参照されているように、PBA300の一面には、シールドカバー500の挿入端部510a、510bが挿入されるシールドカバー安着グルーブ380が溝形状に陰刻加工形成されてもよい。PBA300は、マルチレイヤード層で形成され、シールドカバー安着グルーブ380は、前記マルチレイヤード層のうち、グラウンド層の一部が加工されたものであってもよい。
【0056】
ここで、シールドカバー安着グルーブ380は、シールドカバー500の先端が挿入されて接触するように、シールドカバー500の挿入端部510a、510b形状に対応する形状に陰刻加工形成されることが好ましい。
【0057】
また、シールドカバー安着グルーブ380は、シールドカバー500の挿入端部510a、510bが挿入されるように備えられるので、シールドカバー500のPBA300の一面に対する設置位置を設定する役目も同時に果たすことができる。
【0058】
より詳細には、シールドカバー安着グルーブ380は、シールドカバー500の先端面が安着されるとともに、シールドカバー500の先端面に隣接する側面部の一部と接触するように上部が開口された「コ」字状の水平断面を有するように形成されてもよい。
【0059】
ここで、前述のように「コ」字状の水平断面を有するように形成されたシールドカバー安着グルーブ380に、後述するシールドカバー500の挿入端部510a、510bが挿入される場合、段付き形成された挿入端部(すなわち、後述する第1実施例に係る挿入端部510a)の段差面または斜めに形成された挿入端部(すなわち、後述する第2実施例に係る挿入端部510b)の外周面がシールドカバー安着グルーブ380の外側先端に係止されるか、または接触するように収容することができる。
【0060】
図9および図10は、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成のうち、第1実施例に係るシールドカバーが適用された断面図および切開斜視図であり、図11および図12は、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置の構成のうち、第2実施例に係るシールドカバーが適用された断面図および切開斜視図である。
【0061】
シールドカバー500の挿入端部510a、510bは、図9および図10に参照されているように、シールドカバー安着グルーブ380の溝形状に嵌合して安着されるように段付き形成された第1実施例に係る挿入端部510a、および図11および図12に参照されているように、シールドカバー安着グルーブ380の底面に先端面が面支持され、側面部はシールドカバー安着グルーブ380から離隔するほどシールドカバー安着グルーブ380の形成幅よりもさらに大きくなるように斜めに形成された第2実施例に係る挿入端部510bのいずれか一つが採用されてもよい。
【0062】
ここで、シールドカバー500の挿入端部510a、510bは、シールドカバー500を補強するように、シールドカバー500の背面に既に形成されたシールドカバーウェル(Sheild Cover Wall、511)の形状に対応するように形成されてもよい。すなわち、シールドカバー500の挿入端部510a、510bは、モールディング成形方式によって、シールドカバー500およびシールドカバーウェル511と一体に成形される部位であるか、シールドカバー500およびシールドカバーウェル511を先に成形製作した後、シールドカバーウェル511の端部部分を加工して形成された部分であってもよい。
【0063】
シールドカバーウェル511は、シールドカバー500の一面および他面のうち、PBA300の一面に向ける他面に形成され、多数の格子状の閉ルーフ形状に形成されたものであって、内部にEMI遮蔽が求められる信号関連部品を収容することができる。
【0064】
ここで、前記内部にEMI遮蔽が求められる構成要素は、PBA300に結合された増幅関連素子(PA素子またはLNA素子)およびRF給電関連部品(RF Lineなど)を含んでもよい。
【0065】
そのため、シールドカバー500は、窮極的に、PBA300に実装または結合されたEMI遮蔽が求められる構成要素と、その前方に異なるレイヤー層を形成するように積層配置されたフィルターモジュール400との間の相互電磁気的な信号干渉を防止する役目を果たすことができる。
【0066】
一方、第1実施例に係るシールドカバー500の挿入端部510aは、図9および図10に参照されているように、シールドカバー500のシールドカバーウェル511の端部からPBA300の一面に向けて段付き延長形成された先端部513を含むものであって、先端部513は、PBA300の一面に形成されたシールドカバー安着グルーブ380の幅よりもさらに小さく形成されてもよい。
【0067】
ここで、シールドカバーウェル511の先端(すなわち、挿入端部510aの先端部513との段差境界面)は、シールドカバー安着グルーブ380が形成されたPBA300の一面に接触し、挿入端部510aの先端部513の先端面は、シールドカバー安着グルーブ380の底面に直接接触または所定の間隔離隔して安着されながら、部品間の組立公差を吸収することはもちろん、容易に本来の機能である信号遮蔽役目を果たすことができる。
【0068】
特に、部品間の組立公差を吸収する機能に関連しては、シールドカバー500を鋳造方式で製造する場合、またはPBA300にシールドカバー安着グルーブ380を加工形成する場合、両部品の間に所定の範囲内で組立公差問題が発生し得るので、挿入端部510aの先端部513のうち、先端面の挿入深みが少なくもシールドカバー安着グルーブ380の深みよりも小さく形成されることを意味する。
【0069】
すなわち、組立公差の吸収は、挿入端部510aの先端部513の突出長さをシールドカバー安着グルーブ380の深みよりも小さく形成することによって、シールドカバーウェル511の先端がPBA300の一面に接触されて係止される間、第1実施例に係るシールドカバー500の挿入端部510aの先端面は、シールドカバー安着グルーブ380の内部面から離隔するので、シールドカバー500の製造時に発生する微細な組立公差を前記離隔距離の範囲で吸収できることになる。
【0070】
このとき、シールドカバーウェル511の先端(すなわち、段差面)は、シールドカバー安着グルーブ380の外部に該当するPBA300の一面に密着することによって、前述の信号遮蔽役目を果たすことになる。
【0071】
一方、第2実施例に係るシールドカバー500の挿入端部510bは、図11および図12に参照されているように、シールドカバー500のシールドカバーウェル511の端部からPBA300の一面に向けて増々幅が細くなるように斜めに形成された先端部513を含むものであって、先端部513の端部面(先端面)だけがシールドカバー安着グルーブ380の内部に挿入されて内面と密着接触され、側面部(外周面)は、前述のように、シールドカバー安着グルーブ380から離隔するほどシールドカバー安着グルーブ380の形成幅よりもさらに大きくなるように斜めに形成された点で、一部だけがシールドカバー安着グルーブ380の上端に係止されるか、またはシールドカバー安着グルーブ380の上端から離隔することができる。
【0072】
より詳細には、第2実施例に係るシールドカバー500は、前述のように側面部に該当するシールドカバーウェル511が勾配形態で備えられるので、挿入端部510bの先端部513の先端面は、シールドカバー安着グルーブ380の内部面に接触され、勾配形態のシールドカバーウェル511が、シールドカバー安着グルーブ380とPBA300の一面とが成すエッジ部分に接触して信号遮蔽の役目を果たすことができる。これは、第2実施例に係るシールドカバー500の挿入端部510bは、シールドカバーウェル511の端部から斜めに先端部513に延びるように形成された結果である。
【0073】
前記のように構成される本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置は、シールドカバー500を多数の組立ねじ(図示せず)を用いて、PBA300に組み立てる時に提供する組立力によってシールドカバー500の挿入端部510a、510bとPBA300とを、信号が漏洩されないように堅固に密着することができる。
【0074】
このように、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置は、従来とは異なり、シールドカバー500をPBA300の一面に結合させるときに、ディスペンシン工程によらず、直接シールドカバー500の第1実施例に係る挿入端部510aまたは第2実施例に係る挿入端部510bが、PBA300に接触するように結合されるので、PBA300に実装された発熱素子から発生された熱を、PBA300を媒介にして容易に伝達され、PBA300の一面および他面の両方に伝達して放熱できるというメリットを有する。
【0075】
すなわち、従来では、シールドカバー500をPBA300の一面に結合させるためには、所定の接着素材が媒介にされるようにディスペンシン工程を行っていたが、放熱の面では、PBA300とシールドカバー500との間の前記接着素材による熱抵抗が大きい点でPBA300の他面側のみに放熱が可能であったが、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置は、PBA300の一面および他面の両方を通じて放熱することができる。
【0076】
ただ、シールドカバー500の挿入端部510a、510bと、シールドカバーウェル511の外側面およびシールドカバー安着グルーブ380の内面には、前述のEMI遮蔽機能または熱伝逹による放熱が可能になるように、電磁波遮断が容易な材質または熱伝導性に優れた熱伝導材質のいずれか一つで被膜形成されることが好ましい。
【0077】
一方、第1実施例に係るシールドカバー500の挿入端部510aおよび第2実施例に係るシールドカバー500の挿入端部510bは、前述のシールドカバーウェル511の形状に対応するように形成されることによって、シールドカバーウェル511が形成する多数の格子形状の閉ルーフ形状の内側にEMI遮蔽が求められる部品(例えば、PBA300の一面に実装されたRF給電ネットワーク関連部品)から発生される電磁波および/または信号の干渉を遮断する機能を果たすことができる。
【0078】
このように本発明の一実施例に係るアンテナ装置1は、シールドカバー500の先端部にPBA300の一面に形成されたシールドカバー安着グルーブ380に挿入安着される挿入端部510a、510bを一体に形成することによって、別途のディスペンシン工程がなくても容易にEMI遮蔽機能を円滑に行えるように組立可能であることはもちろん、製品の製造費用の上昇を防止可能であるというメリットを提供する。
【0079】
参考までに、図7の図面符号390は、他の信号関連部品(たとえば、図4aないし図5bのフィルターモジュール400)との電気的な接続のために設けられた連結コネクターであってもよい。
【0080】
以上、本発明の一実施例に係る信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置を添付の図面を参照して詳細に説明した。しかし、本発明の実施例が必ず前述の一実施例によって限定されるものではなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者による多様な変形および均等な範囲での実施が可能であることは言うまでもない。これにより、本発明の真の権利範囲は、後述する請求の範囲によって決められると言える。
【産業上の利用可能性】
【0081】
本発明は、製造費用の上昇を防止し、EMI遮蔽が容易なシールドカバーを含み、接着素材を媒介にするディスペンシン工程を削除し、接着素材によって塞がれた放熱経路を確保することによって、放熱性能を大きく向上させることができる信号遮蔽装置およびこれを含むアンテナ装置を提供する。
【符号の説明】
【0082】
100:アンテナ装置
200:アンテナハウジング部
201:多数の放熱フィン
250:取っ手部
300:PBA
310:PAボード
320:DTAボード
330:PSUボード
340:外部ボード
350:ケーブル
380:シールドカバー安着グルーブ
400:フィルターモジュール
410:第1フィルター部
420:第2フィルター部
500:シールドカバー
510a、510b:挿入端部
511:シールドカバーウェル
513:先端部
600:放射素子モジュール
610:リフレクティングパネル
620:多数の給電ライン
630:放射素子
700:レドームパネル
710:多数の固定クリップ
720:支持ボス
図1
図2
図3
図4a
図4b
図5a
図5b
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】