(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-01
(54)【発明の名称】気流室を有する霧化コア
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20240423BHJP
A24F 40/46 20200101ALI20240423BHJP
A24F 40/44 20200101ALI20240423BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/46
A24F40/44
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023556499
(86)(22)【出願日】2021-12-23
(85)【翻訳文提出日】2023-09-13
(86)【国際出願番号】 CN2021140963
(87)【国際公開番号】W WO2023115480
(87)【国際公開日】2023-06-29
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521528698
【氏名又は名称】深▲ゼン▼市華誠達精密工業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】陳平
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB14
4B162AC16
4B162AC18
4B162AC27
4B162AC41
(57)【要約】
発熱体(2)と、リキッドを吸収及び伝達するための多孔質材料である導液体(1)を含む霧化コアを提供する。導液体(1)は、導気部(12)と、導気部(12)の外周に接続されて取り囲むベース部(11)を含む。導気部(12)とベース部(11)との隙間には気流室(17)が形成される。導液体(1)には、気流室(17)と連通する給気口(15)、気流室(17)と連通する排気口(16)、及びリキッドと接触するための給液部位(14)が設けられている。発熱体(2)は、通電時に熱を発生させる発熱部(21)と、発熱部(21)に接続されており、発熱部(21)に電流を伝送するための電気接続部(22)を含む。発熱部(21)は、導液体(1)と接触するように気流室(17)の内壁に設けられる。霧化コアは、気流室(17)が多孔質材料である導液体(1)の内部に設けられ、発熱体(2)の発熱部(21)が気流室(17)内に設けられる。よって、気流の大きさや流速及び経路は、主として導液体(1)の構造により決定され、その他の部品や組み付け関係の影響を受けないため、霧化効果の同一性を保証するのに有利である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱体(2)と、リキッドを吸収及び伝達するための多孔質材料である導液体(1)を含み、前記導液体(1)は、導気部(12)と、前記導気部(12)の外周に接続されて取り囲むベース部(11)を含み、前記導気部(12)と前記ベース部(11)との隙間には気流室(17)が形成され、前記導液体(1)には、前記気流室(17)と連通する給気口(15)、前記気流室(17)と連通する排気口(16)、及びリキッドと接触するための給液部位(14)が設けられており、前記発熱体(2)は、通電時に熱を発生させる発熱部(21)と、発熱部(21)に接続されており、前記発熱部(21)に電流を伝送するための電気接続部(22)を含み、前記発熱部(21)は、前記導液体(1)と接触するように気流室(17)の内壁に設けられ、これにより、前記導液体(1)の前記給液部位(14)がリキッドと接触したときに、前記導液体(1)は、リキッドを前記発熱部(21)に伝達し、加熱してエアロゾルを発生させ、且つ、外部の気流が、前記給気口(15)から前記気流室(17)に進入してエアロゾルを前記排気口(16)から搬出することを特徴とする霧化コア。
【請求項2】
前記気流室(17)は、円環状又は角を有する環状の空間であることを特徴とする請求項1に記載の霧化コア。
【請求項3】
前記ベース部(11)は、第1部分(111)及び第2部分(112)を含み、前記第1部分(111)と前記第2部分(112)はそれぞれ前記導気部(12)の両側を取り囲み、前記第1部分(111)と前記第2部分(112)の一端は、互いに接続されるとともに前記導気部(12)に接続されることを特徴とする請求項2に記載の霧化コア。
【請求項4】
前記気流室(17)において、前記発熱部(21)は前記ベース部(11)に設けられ、前記給液部位(14)はベース部(11)の外側に設けられることを特徴とする請求項3に記載の霧化コア。
【請求項5】
給液部位(14)は、ベース部(11)の外側に設けられる給液凹部であることを特徴とする請求項4に記載の霧化コア。
【請求項6】
前記気流室(17)において、前記発熱部(21)は前記導気部(12)に設けられることを特徴とする請求項3に記載の霧化コア。
【請求項7】
前記給液部位(14)は、前記導気部(12)の外側に設けられる給液凹部であることを特徴とする請求項6に記載の霧化コア。
【請求項8】
前記給気口(15)は、前記ベース部(11)と前記導気部(12)との接続箇所に設けられることを特徴とする請求項3に記載の霧化コア。
【請求項9】
前記第1部分(111)の他端と前記第2部分(112)の他端は前記排気口(16)を規定することを特徴とする請求項3に記載の霧化コア。
【請求項10】
前記給気口(15)は前記導液体(1)の下側に設けられ、前記導液体(1)は、前記ベース部(11)及び/又は前記導気部(12)に接続されて下向きに突出するとともに前記給気口(15)を持ち上げるための支持部(13)を含むことを特徴とする請求項3に記載の霧化コア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、霧化の技術分野に関し、特に、気流室を有する霧化コアに関する。
【背景技術】
【0002】
アトマイザーの中核部品として、通常、霧化コアは導液体と発熱体を含む。導液体の主な役割は、リキッドを発熱体に伝達して加熱により霧化させることである。また、電子タバコとして用いられるアトマイザーの霧化コアの主な役割は、タバコ用リキッドを伝達し、タバコ用リキッドを加熱して蒸発させることである。
【0003】
これまでの霧化コアは、その他の部品に組み付けられてアトマイザーを形成したあと、霧化コアとその他の部品によって霧化室及び霧化室の給排気孔を規定する。また、発熱体の発熱部がリキッドを加熱してエアロゾルを発生させ、気流がエアロゾルを搬送する。しかし、このように、霧化室及び霧化室の給排気孔が霧化コアとその他の部品によって規定される場合には、霧化室及び給排気孔に進入する空気の気流が霧化の効果に影響を及ぼし、気流の多寡や流速の緩急も霧化の効果や安定性に間接的に影響する。よって、霧化コアとその他の部品との組み付けが十分精密でない場合や、同一性に劣る場合には、霧化コアの霧化の効果に影響が及ぶ。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、関連技術における上記の欠点に対し、改良された気流室を有する霧化コアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明が技術的課題を解決するために採用する技術方案は以下の通りである。
【0006】
発熱体と、リキッドを吸収及び伝達するための多孔質材料である導液体を含む霧化コアを提供する。前記導液体は、導気部と、前記導気部の外周に接続されて取り囲むベース部を含む。前記導気部と前記ベース部との隙間には気流室が形成される。前記導液体には、前記気流室と連通する給気口、前記気流室と連通する排気口、及びリキッドと接触するための給液部位が設けられている。前記発熱体は、通電時に熱を発生させる発熱部と、発熱部に接続されており、前記発熱部に電流を伝送するための電気接続部を含む。前記発熱部は、前記導液体と接触するように気流室の内壁に設けられる。これにより、前記導液体の前記給液部位がリキッドと接触したときに、前記導液体は、リキッドを前記発熱部に伝達し、加熱してエアロゾルを発生させる。且つ、外部の気流が、前記給気口から前記気流室に進入してエアロゾルを前記排気口から搬出する。
【0007】
好ましくは、前記気流室は、円環状又は角を有する環状の空間である。
【0008】
好ましくは、前記ベース部は、第1部分及び第2部分を含む。前記第1部分と前記第2部分は、それぞれ前記導気部の両側を取り囲む。前記第1部分と前記第2部分の一端は、互いに接続されるとともに前記導気部に接続される。
【0009】
好ましくは、前記気流室において、前記発熱部は前記ベース部に設けられ、前記給液部位はベース部の外側に設けられる。
【0010】
好ましくは、給液部位は、ベース部の外側に設けられる給液凹部である。
【0011】
好ましくは、前記気流室において、前記発熱部は前記導気部に設けられる。
【0012】
好ましくは、前記給液部位は、前記導気部の外側に設けられる給液凹部である。
【0013】
好ましくは、前記給気口は、前記ベース部と前記導気部との接続箇所に設けられる。
【0014】
好ましくは、前記第1部分の他端と前記第2部分の他端は前記排気口を規定する。
【0015】
好ましくは、前記給気口は前記導液体の下側に設けられる。前記導液体は、前記ベース部及び/又は前記導気部に接続されて下向きに突出するとともに前記給気口を持ち上げるための支持部を含む。
【発明の効果】
【0016】
本発明の技術方案を実施することで、少なくとも以下の有益な効果を有する。
【0017】
当該霧化コアは、気流室が多孔質材料である導液体の内部に設けられ、発熱体の発熱部が気流室内に設けられる。よって、気流の大きさや流速及び経路は、主として導液体の構造により決定され、その他の部品や組み付け関係の影響を受けないため、霧化効果の同一性を保証するのに有利である。
【0018】
本発明の実施例における技術方案についてより明瞭に説明するために、以下に、実施例又は従来技術の記載にあたり使用を要する図面について簡単に述べる。なお、言うまでもなく、以下に記載する図面は本発明の一部の実施例にすぎず、当業者であれば、創造的労働を伴わないことを前提に、これらの図面からその他の図面を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態の霧化コアの斜視図である。
【
図5】
図5は、本発明の別の実施形態における霧化コアの導液体の斜視図である。
【
図6】
図6は、本発明の更なる実施形態の霧化コアの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の技術的特徴、目的及び効果がより明瞭に理解されるよう、図面を参照して本発明の具体的実施形態につき詳細に説明する。理解すべき点として、文中に、「上」、「下」、「縦」、「横」、「天井」、「底」、「内」、「外」等で示される方向又は位置関係が見られる場合には、図示に基づく方向又は位置関係であって、特定の方向による構成及び操作は本技術方案の記載の便宜上のものにすぎず、指摘する装置又は部材が特定の方向を有さねばならないことを示すものではない。よって、本発明を制限するものと解釈すべきではない。更に、説明すべき点として、別途明確に規定及び限定している場合を除き、文中に、「装着する」、「連なる」、「接続する」、「設ける」等の用語が見られる場合には、広義に解釈すべきである。例えば、固定的な接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体をなしてもよい。また、直接的な連なりであってもよいし、中間媒体を介した間接的な連なりであってもよいし、2つの部材内部の連通であってもよいし、2つの部材の相互作用関係であってもよい。また、一方の部材が他方の部材の「上」又は「下」にあると称される場合、当該部材は、「直接的」又は「間接的」に他方の部材上に位置してもよいし、1つ又はより多くの仲介部材が存在してもよい。また、文中に、「第1」、「第2」、「第3」等の用語が見られる場合には、本技術方案の記載の便宜上のものにすぎず、相対的な重要性を明示又は暗示していると解釈すべきでも、指摘する技術的特徴の数を示唆していると解釈すべきでもない。従って、「第1」、「第2」、「第3」等の特徴が限定されている場合には、1つ又はより多くの当該特徴を明示的又は暗示的に含み得る。当業者であれば、具体的状況に応じて、本発明における上記用語の具体的意味を解釈可能である。
【0021】
以下の記載では、本発明の実施例が完全に理解されるよう、限定のためではなく説明のために、例えば、特定のシステム構造や技術といった具体的詳細事項を提示する。しかし、当業者にとって明らかなように、これらの具体的詳細事項が存在しないその他の実施例においても本発明は実現可能である。また、その他の状況では、不要な詳細事項によって本発明の記載が妨げられないよう、周知のシステム、装置、回路及び方法についての詳細な説明を省略している。
【0022】
図1~
図4を参照して、本発明の一実施形態における霧化コアは、発熱体2と、リキッドを吸収及び伝達するための多孔質材料である導液体1を含む。いわゆる多孔質材料(マイクロ孔材料と称してもよい)には数多くのマイクロ孔が分布しており、リキッドの吸収及び伝達を実現する。多孔質材料は、例えば多孔質セラミック材料である。導液体1は、導気部12と、導気部12に接続されるとともに導気部12の外周を取り囲むベース部11を含む。導気部12とベース部11との隙間には気流室17が形成される。また、導液体1には、気流室17と連通する給気口15、気流室17と連通する排気口16、及びリキッドと接触するための給液部位14が設けられている。発熱体2は、通電時に熱を発生させる発熱部21と、発熱部21に接続されており、発熱部21に電流を伝送するための電気接続部22を含む。発熱部21は、導液体1と接触するように気流室17の内壁に設けられる。また、電気接続部22は気流室17の外部に伸出する。これにより、導液体1の給液部位14がリキッドと接触したときに、導液体1は、リキッドを発熱部21に伝達し、加熱してエアロゾルを発生させる。且つ、外部の気流が、給気口15から気流室17に進入して、エアロゾルを排気口16から搬出する。多孔質材料は、多孔質セラミック材料としてもよい。
【0023】
本発明の霧化コアは、導液体1の給液部位14がリキッドと接触することで、導液体1がリキッドを発熱体2の発熱部21に伝達し、加熱により霧化させてエアロゾルとする。また、気流が霧化面(発熱体2の発熱部21におけるリキッドを加熱してエアロゾルを発生させる部位)を通過することで、霧化したエアロゾルを搬出する。
【0024】
本発明の霧化コアは、以下の有益な技術的効果を有する。
【0025】
1.気流室17は多孔質材料である導液体1の内部に設けられ、発熱体2の発熱部21は気流室17内に設けられる。よって、気流の大きさや流速及び経路は、主として導液体1の構造により決定され、その他の部品や組み付け関係の影響を受けないため、霧化効果の同一性を保証するのに有利である。
【0026】
2.導液体1は多孔質材料であるため、気流室17内全体が多孔質材料となり、気流室17内で発生した凝縮液は導液体1により吸収される。よって、凝縮液の発生を有効に低下させられる。
【0027】
3.本発明の霧化コアが霧化装置に応用される場合、気流室17は主に導液体1の構造により決定され、導液体1がその他の部品と共に気流室17を規定する必要がない。よって、霧化装置の構造の構成要素を減少させることができ、組み立てが容易、スピーディー、安定的且つ確実となる。
【0028】
本発明の霧化コアは、電子タバコの霧化装置に応用可能であり、タバコ用リキッドの加熱及び霧化に用いられる。具体的な動作過程は次の通りである。霧化コアの導液体1の給液部位14は霧化装置のタバコ用リキッドと接触する。導液体1は、タバコ用リキッドを発熱体2の発熱部21に伝達し、加熱により霧化させてベイパーとする。そして、外部の気流が給気口から進入し、ベイパーを排気口から搬出して喫煙者に吸い込ませる。
【0029】
好ましくは、導液体1は一体的に成型される。
【0030】
霧化コアの気流室17の構造については、任意のパターンとすることができるが、発熱体2を成型しやすいよう、気流室17は、円環状の空間(
図1~
図4を参照)としてもよいし、角を有する環状の空間(
図5を参照)としてもよい。例えば、多角形の環状とした場合、発熱体2の発熱部21は複数の平面状の霧化面を含む。この場合、発熱体2の成型の同一性を制御しやすくなり、多孔質材料との嵌め込みの安定性がより良好となる。その他の各種形状の霧化面及び気流室17については、これ以上例示しない。発熱体2の発熱部21は少なくとも1本の発熱回路を含み、発熱回路は環状に曲げられる。
【0031】
図1~
図4を参照して、いくつかの実施例では、気流室17において、発熱部21、導気部12の側壁及びベース部11の側壁の形状は対応しており、いずれも環状をなしている。発熱体2の発熱部21はベース部11の側壁に設けられ、給液部位14はベース部11の外側に設けられる。給液部位14は、ベース部11の外側に設けられる給液凹部としてもよい。
【0032】
図6~
図9を参照して、別のいくつかの実施例では、気流室17において、発熱部21、導気部12の側壁及びベース部11の側壁の形状は対応しており、いずれも環状をなしている。また、発熱体2の発熱部21は導気部12の側壁に設けられる。理解し得るように、気流室17において、導気部12及びベース部11の側部の双方に発熱部21が設けられていてもよい。給液部位14は、導気部12の外側に設けられる給液凹部である。
【0033】
好ましくは、ベース部11は、第1部分111及び第2部分112を含む。第1部分111と第2部分112は、それぞれ導気部12の相反する両側を取り囲む。第1部分111と第2部分112の一端は、互いに接続されるとともに導気部12に接続される。
【0034】
好ましくは、給気口15は、ベース部11と導気部12との接続箇所に設けられる。
【0035】
好ましくは、第1部分111の他端と第2部分112の他端は離隔して宙に浮いており、且つ排気口16を規定する。
【0036】
好ましくは、給気口15は導液体1の下側に設けられる。導液体1は、ベース部11及び/又は導気部12に接続されて下向きに突出するとともに給気口15を持ち上げるための支持部13を含む。支持部13の第1の役割は、霧化コアを支持することであり、第2の役割は、霧化コアを高い位置で支えて給気口15を露出させることである。導気部12は、給気口15からまっすぐに上昇して進入してきた気流を両側の霧化面に移動可能とする。また、導気部12も多孔質材料で製造されてなる。気流室17内の霧化されたエアロゾルは凝縮しにくいが、凝縮したとしても、凝縮液は導液体1により吸収可能である。
【0037】
以上より、本発明の霧化コアは、以下の有益な技術的効果を有する。
【0038】
1.気流室17は多孔質材料である導液体1の内部に設けられ、発熱体2の発熱部21は気流室17内に設けられる。よって、気流の大きさや流速及び経路は、主として導液体1の構造により決定され、その他の部品や組み付け関係の影響を受けないため、霧化効果の同一性を保証するのに有利である。
【0039】
2.導液体1は多孔質材料であるため、気流室17内全体が多孔質材料となり、気流室17内で発生した凝縮液は導液体1により吸収される。よって、凝縮液の発生を有効に低下させられる。
【0040】
3.本発明の霧化コアが霧化装置に応用される場合、気流室17は主に導液体1の構造により決定され、導液体1がその他の部品と共に気流室17を規定する必要がない。よって、霧化装置の構造の構成要素を減少させることができ、組み立てが容易、スピーディー、安定的且つ確実となる。
【0041】
以上の記載は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を制限するものではない。当業者にとって、本発明には各種の変更、組み合わせ及び変形が存在し得る。本発明の精神及び原則の範囲内で実施される何らかの修正、同等の置換、改良等は、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0042】
1 導液体
11 ベース部
111 第1部分
112 第2部分
12 導気部
13 支持部
14 給液部位
15 給気口
16 排気口
17 気流室
2 発熱体
21 発熱部
22 電気接続部
【国際調査報告】