(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-01
(54)【発明の名称】ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理
(51)【国際特許分類】
G09G 5/00 20060101AFI20240423BHJP
H10K 50/00 20230101ALI20240423BHJP
H10K 59/10 20230101ALI20240423BHJP
H10K 59/60 20230101ALI20240423BHJP
G09G 5/37 20060101ALI20240423BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20240423BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240423BHJP
【FI】
G09G5/00 510G
H10K50/00
H10K59/10
H10K59/60
G09G5/00 530H
G09G5/00 550C
G09G5/37 320
G09F9/30 308Z
G09F9/00 351
G09F9/00 312
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023563248
(86)(22)【出願日】2022-03-23
(85)【翻訳文提出日】2023-10-16
(86)【国際出願番号】 US2022071282
(87)【国際公開番号】W WO2022232732
(87)【国際公開日】2022-11-03
(32)【優先日】2021-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ジャスティン・アントニー・ジョージ・フィリップ
(72)【発明者】
【氏名】プラディープ・サロージュ
(72)【発明者】
【氏名】ジーシャン・グース・セイヤッド
【テーマコード(参考)】
3K107
5C094
5C182
5G435
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107BB01
3K107DD17
3K107EE63
3K107EE68
3K107FF15
5C094AA14
5C094AA15
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5C094HA03
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5C182BA39
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5C182BA75
5C182BC22
5C182BC25
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5C182CB23
5G435AA18
5G435BB04
5G435BB05
5G435BB06
5G435BB12
5G435CC09
5G435EE12
5G435EE13
5G435EE14
5G435EE20
5G435LL04
5G435LL07
5G435LL08
5G435LL10
(57)【要約】
いくつかの態様では、ディスプレイデバイスは、センサから距離測定値を受信し得る。距離測定値は、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示し得る。ディスプレイデバイスは、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、距離測定値に基づいて構成し得る。多数の他の態様について説明する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツを構成するための方法であって、
センサから距離測定値をディスプレイデバイスによって受信するステップであって、
前記距離測定値は前記ディスプレイデバイスの前記ローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、ステップと、
前記寸法に応じた前記ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、前記ディスプレイデバイスによってかつ前記距離測定値に基づいて構成するステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記センサが発光器と受光器とを含み、
前記発光器と前記受光器との間の距離が、前記寸法の長さが増加するにつれて増加するようにまたは前記寸法の長さが減少するにつれて減少するように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記寸法が寸法しきい値を満たすことを決定するステップと、
前記寸法が前記寸法しきい値を満たすとの決定に基づいて前記ディスプレイデバイスの別のセンサからの動きのデータをモニタするステップと、
前記ディスプレイデバイスの動きの特性が動きのしきい値を満たすことを前記動きのデータが示すことに基づいて前記寸法のサイズを調整機構に低減させるステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ローラブルディスプレイパネルの前記寸法を表すカウンター位置を、前記寸法を調整するように構成された調整機構から受信するステップと、
前記寸法の前記カウンター位置と前記距離測定値から決定された前記寸法のセンサ値との間の差が差のしきい値を満たすことを決定するステップと、
前記差を考慮するために前記調整機構の前記カウンターを較正するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記センサの発光器と前記センサの受光器との間の障害物を示す別の距離測定値を受信するステップと、
前記表示コンテンツに対する前記障害物の場所を決定するステップと、
前記別の距離測定値に基づいて、前記障害物の前記場所と一致するエッジを有するように前記表示コンテンツの前記出力設定を構成するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ローラブルディスプレイパネルが、前記寸法が低減されるときにローラによって受けられるように、または前記寸法が増加されるときに前記ローラから拡張されるように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記出力設定が、
前記ローラブルディスプレイパネルの前記寸法に対応する前記表示コンテンツの寸法、または
前記表示コンテンツのアスペクト比のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ディスプレイデバイスによって、前記ディスプレイ上に提示されているコンテンツのグラフィカル寸法に対応するように前記寸法を調整するように調整機構を制御するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記距離測定値が、
ローラから広げられている前記ローラブルディスプレイパネルの部分、または
前記ローラ上に巻かれている前記ローラブルディスプレイパネルの部分のうちの少なくとも1つに基づいて受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記センサの1つまたは複数の構成要素が、前記ディスプレイデバイスのシャシーに沿って滑動可能である筐体のセクション内に配置される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、前記命令のセットが、
ディスプレイデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記ディスプレイデバイスに、
センサから距離測定値を受信することであって、
前記距離測定値は前記ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、ことと、
前記寸法に応じた前記ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、前記距離測定値に基づいて構成することとを行わせる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項12】
前記センサが発光器と受光器とを含み、
前記発光器と前記受光器との間の距離が、前記寸法の長さが増加するにつれて増加するようにまたは前記寸法の長さが減少するにつれて減少するように構成される、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項13】
前記1つまたは複数の命令が、さらに、前記ディスプレイデバイスに、
前記寸法が寸法しきい値を満たすことを決定することと、
前記寸法が前記寸法しきい値を満たすとの決定に基づいて前記ディスプレイデバイスの別のセンサからの動きのデータをモニタすることと、
前記ディスプレイデバイスの動きの特性が動きのしきい値を満たすことを前記動きのデータが示すことに基づいて前記寸法のサイズを調整機構に低減させることとを行わせる、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項14】
前記1つまたは複数の命令が、さらに、前記ディスプレイデバイスに、
前記ローラブルディスプレイパネルの前記寸法を表すカウンター位置を、前記寸法を調整するように構成された調整機構から受信することと、
前記寸法の前記カウンター位置と前記距離測定値から決定された前記寸法のセンサ値との間の差が差のしきい値を満たすことを決定することと、
前記差を考慮するために前記調整機構の前記カウンターを較正することとを行わせる、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項15】
前記1つまたは複数の命令が、さらに、前記ディスプレイデバイスに、
前記センサの発光器と前記センサの受光器との間の障害物を示す別の距離測定値を受信することと、
前記表示コンテンツに対する前記障害物の場所を決定することと、
前記別の距離測定値に基づいて、前記障害物の前記場所と一致するエッジを有するように前記表示コンテンツの前記出力設定を構成することとを行わせる、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項16】
前記ローラブルディスプレイパネルが、前記寸法が低減されるときにローラによって受けられるように、または前記寸法が増加されるときに前記ローラから拡張されるように構成される、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項17】
前記出力設定が、
前記ローラブルディスプレイパネルの前記寸法に対応する前記表示コンテンツの寸法、または
前記表示コンテンツのアスペクト比のうちの少なくとも1つを含む、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項18】
前記センサの1つまたは複数の構成要素が、前記ローラブルディスプレイパネルがローラによって巻かれるまたは広げられることを可能にするために可動である前記ディスプレイデバイスの筐体のセクション間のすき間を測定するために配置されるように構成される、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項19】
ディスプレイデバイスの装置であって、
センサから距離測定値を受信するための手段であって、
前記距離測定値は前記ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、手段と、
前記寸法に応じた前記ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、前記距離測定値に基づいて構成するための手段とを含む、装置。
【請求項20】
前記センサが発光器と受光器とを含み、
前記発光器と前記受光器との間の距離が、前記寸法の長さが増加するにつれて増加するようにまたは前記寸法の長さが減少するにつれて減少するように構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記寸法が寸法しきい値を満たすことを決定するための手段と、
前記寸法が前記寸法しきい値を満たすとの決定に基づいて前記ディスプレイデバイスの別のセンサからの動きのデータをモニタするための手段と、
前記ディスプレイデバイスの動きの特性が動きのしきい値を満たすことを前記動きのデータが示すことに基づいて前記寸法のサイズを調整機構に低減させるための手段とをさらに含む、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
前記ローラブルディスプレイパネルの前記寸法を表すカウンター位置を、前記寸法を調整するように構成された調整機構から受信するための手段と、
前記寸法の前記カウンター位置と前記距離測定値から決定された前記寸法のセンサ値との間の差が差のしきい値を満たすことを決定するための手段と、
前記差を考慮するために前記調整機構の前記カウンターを較正するための手段とをさらに含む、請求項19に記載の装置。
【請求項23】
前記センサの発光器と前記センサの受光器との間の障害物を示す別の距離測定値を受信するための手段と、
前記表示コンテンツに対する前記障害物の場所を決定するための手段と、
前記別の距離測定値に基づいて、前記障害物の前記場所と一致するエッジを有するように前記表示コンテンツの前記出力設定を構成するための手段とをさらに含む、請求項19に記載の装置。
【請求項24】
前記ローラブルディスプレイパネルが、前記寸法が低減されるときにローラによって受けられるように、または前記寸法が増加されるときに前記ローラから拡張されるように構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項25】
出力設定が、
前記ローラブルディスプレイパネルの前記寸法に対応する前記表示コンテンツの寸法、または
前記表示コンテンツのアスペクト比のうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載の装置。
【請求項26】
前記センサの1つまたは複数の構成要素が、前記ローラブルディスプレイパネルがローラによって巻かれるまたは広げられることを可能にするために可動である前記ディスプレイデバイスの筐体のセクション間のすき間を測定するために配置されるように構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項27】
ローラブルディスプレイパネルと、
距離測定センサと、
コントローラとを含み、前記コントローラが、
前記距離測定センサの検知信号に関連付けられた距離測定値を、前記距離測定センサから受信することと、
前記ローラブルディスプレイパネルの可視部の寸法を、前記距離測定値に基づいて決定することと、
前記ローラブルディスプレイパネルの前記可視部に関連付けられたアクションを、前記寸法に基づいて実行することとを行うように構成される、ディスプレイデバイス。
【請求項28】
前記コントローラは、前記アクションを実行するために、
前記可視部に対応するように、前記ローラブルディスプレイパネル上の表示コンテンツの出力設定を前記距離に基づいて構成すること、または
前記ローラブルディスプレイパネル上の前記表示コンテンツの前記出力設定に対応するように前記可視部の前記寸法を、前記ディスプレイデバイスの調整機構に調整させることのうちの少なくとも1つを行うように構成される、請求項27に記載のディスプレイデバイス。
【請求項29】
シャシーと、
前記シャシーに搭載されたローラとをさらに含み、
前記ローラブルディスプレイパネルは、
前記寸法が低減されるときに前記ローラによって受けられること、または
前記寸法が増加されるときに前記ローラから拡張されることが行われるように構成される、請求項27に記載のディスプレイデバイス。
【請求項30】
前記シャシーに搭載され、前記ローラを囲むように構成された第1の筐体セクションと、
前記シャシーに搭載され、前記ローラを囲むように構成された第2の筐体セクションとをさらに含み、
前記距離測定センサは、前記第2の筐体セクションが前記第1の筐体セクションから拡張されたとき、前記第1の筐体セクションと前記第2の筐体セクションとの間のすき間の距離を測定するように構成される、請求項29に記載のディスプレイデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれる、「MANAGEMENT OF A ROLLABLE DISPLAY PANEL OF A DISPLAY DEVICE」と題する、2021年4月30日に出願された米国非仮特許出願第17/302,337号の優先権を主張する。
【0002】
本開示の態様は、一般に、ディスプレイデバイスに関し、たとえば、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関する。
【背景技術】
【0003】
ユーザデバイスは、ディスプレイデバイスを含み得る。ディスプレイデバイスは、視覚形態において情報を表現するための出力デバイスであり得る。たとえば、ディスプレイデバイスは、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機LED(OLED)ディスプレイ、ガスプラズマディスプレイ、または別の画像投射技術を使用してテキストおよび/またはグラフィック画像を表示する出力面および投射機構を含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの態様では、ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツを構成するための方法は、センサから距離測定値をディスプレイデバイスによって受信するステップであって、距離測定値はディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、ステップと、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、ディスプレイデバイスによってかつ距離測定値に基づいて構成するステップとを含む。
【0005】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は命令のセットを記憶し、命令のセットは、ディスプレイデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、ディスプレイデバイスに、センサから距離測定値を受信することであって、距離測定値はディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、ことと、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、距離測定値に基づいて構成することとを行わせる1つまたは複数の命令を含む。
【0006】
いくつかの態様では、ディスプレイデバイスの装置は、センサから距離測定値を受信するための手段であって、距離測定値はディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、手段と、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、距離測定値に基づいて構成するための手段とを含む。
【0007】
いくつかの態様では、ディスプレイデバイスは、ローラブルディスプレイパネルと、距離測定値センサと、コントローラとを含み、コントローラは、距離測定センサの感知信号に関連付けられた距離測定値を距離測定センサから受信することと、ローラブルディスプレイパネルの可視部の寸法を、距離測定値に基づいて決定することと、ローラブルディスプレイパネルの可視部に関連付けられたアクションを、寸法に基づいて実行することとを行うように構成される。
【0008】
態様は、一般に、図面および本明細書を参照しながら十分に説明し、図面および本明細書によって示すような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザデバイス、ユーザ機器、ワイヤレス通信デバイス、および/または処理システムを含む。
【0009】
上記は、以下の発明を実施するための形態がよりよく理解される可能性があるように、本開示による実施例の特徴および技術的利点をかなり広範に概説している。追加の特徴および利点について以下で説明する。開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を遂行するための他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用されてもよい。そのような等価な構造は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方が、添付の図面に関連して検討されれば、以下の説明から、関連する利点とともによりよく理解されるであろう。図の各々は、特許請求の範囲の限定の定義としてではなく、例示および説明のために提供される。
【0010】
本開示の上記で列挙した特徴が詳細に理解できるように、そのうちのいくつかを添付の図面に示す態様を参照することによって、上記で簡単に要約した説明のさらなる詳細が得られることがある。しかしながら、本説明は他の等しく効果的な態様を許容する場合があるので、添付の図面が、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、その範囲の限定と見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じまたは同様の要素を識別する場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示による、本明細書で説明するディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理が実装され得る例示的な環境を示す図である。
【
図2】本開示による、ユーザデバイスおよび/またはワイヤレス通信デバイスなど、
図1に示す1つまたは複数のデバイスの例示的な構成要素を示す図である。
【
図3A】本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例を示す図である。
【
図3B】本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例を示す図である。
【
図4】本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例を示す図である。
【
図5】本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例を示す図である。
【
図6】本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例示的なプロセスのフローチャートである。
【
図7】本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例示的なプロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の様々な態様が、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現されてよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が徹底的で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示のいずれの態様も包含するものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載される本開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示される本開示のいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化されてもよいことを理解されたい。
【0013】
ユーザデバイスは、ビジュアルコンテンツをユーザに提示するためのディスプレイデバイスを含み得る。場合によっては、ディスプレイデバイスは、ディスプレイパネルの可視部を調整する(たとえば、増加するまたは減少する)ために、第1の部分と第2の部分との間で拡張および/または収縮され得るローラブルディスプレイパネルを含み得る。ディスプレイデバイスの可視部は、ユーザデバイスの内部筐体から拡張する、および/または内部筐体の外に配置されるディスプレイデバイスの部分であり得る。
【0014】
通常、機械的デバイス(たとえば、モータ、ローラのセットなど)が、ローラブルディスプレイパネルを拡張および/または収縮するために使用され得る。場合によっては、機械的デバイスは、ユーザデバイスのコントローラがローラブルディスプレイパネルの可視部のサイズを制御することを可能にすること、ローラブルディスプレイパネルが一様に拡張および/または収縮されることを可能にすること(たとえば、ローラブルディスプレイパネルの下部エッジおよび上部エッジが同じ比率で拡張することを可能にすること)などのために較正され得る。しかしながら、経時的に、ほこり、温度、ユーザデバイスの落下によって生じる衝撃などが、機械的デバイスに対する物理的変化を生じる場合があり、それは、機械的デバイスの動作に影響を及ぼす場合がある。たとえば、機械的デバイスに対する物理的変化は、機械的デバイスの較正に影響を及ぼす場合があり、それは、コントローラがローラブルディスプレイパネルの可視部のサイズを正確に制御および/または決定するのを妨げる場合があり、かつ/またはローラブルディスプレイパネルが一様に拡張および/または収縮されるのを妨げる場合がある。さらに、可視部のサイズを正確に制御および/または決定することに失敗すると、ユーザデバイスの内部筐体内に配置されたローラブルディスプレイパネルの部分にコンテンツが表示されることにつながる場合があり、それは、望ましくない電力消費をもたらす場合がある。
【0015】
本明細書で説明するいくつかの実装形態は、ユーザデバイスのディスプレイデバイスが、ローラブルディスプレイパネルの可視部の現在のサイズを正確に決定すること、および可視部の現在のサイズに基づいて表示コンテンツに対する出力設定を構成することを可能にする。たとえば、ディスプレイデバイスは、センサから距離測定値を受信し得る。距離測定値は、ローラブルディスプレイパネルの寸法(たとえば、可視部のサイズ)を示し得る。ディスプレイデバイスは、距離測定値および/またはローラブルディスプレイパネルの寸法に基づいて、ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を構成し得る。
【0016】
このようにして、ディスプレイデバイスは、ローラブルディスプレイパネルの可視部のサイズを正確に決定し得る。さらに、ディスプレイデバイスは、ローラブルディスプレイパネルを拡張および/または収縮するように構成された機械的デバイスの正確さを決定するために、距離測定値を使用し得る。たとえば、機械的デバイスは、ディスプレイデバイスに対するモータの回転の数を示すカウンター機構のカウントを提供するステッピングモータを含み得る。ディスプレイデバイスは、モータの回転の数によって示される可視部のサイズと、距離測定値によって示される可視部のサイズとを比較することに基づいて、モータの正確さを決定し得る。ディスプレイデバイスは、正確さがしきい値を満たすとき、モータを再較正させ得る。
【0017】
図1は、本明細書で説明するシステムおよび/または方法が実装され得る例示的な環境100の図である。
図1に示すように、環境100は、ユーザデバイス110と、ワイヤレス通信デバイス120と、ネットワーク130とを含んでもよい。環境100のデバイスは、ワイヤード接続、ワイヤレス接続、またはワイヤード接続とワイヤレス接続との組合せを介して、相互接続してもよい。
【0018】
ユーザデバイス110は、本明細書で説明するローラブルディスプレイパネルを有する1つまたは複数のディスプレイデバイス112を含むことが可能な1つまたは複数のデバイスを含む。たとえば、ユーザデバイス110は、本明細書で説明する1つまたは複数のローラブルディスプレイパネルに関連する情報を受信、生成、記憶、処理、および/または提供することが可能な1つまたは複数のデバイスを含み得る。より具体的には、ユーザデバイス110は、携帯電話(たとえば、スマートフォン、無線電話など)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲームデバイス、ウェアラブル通信デバイス(たとえば、スマート腕時計、スマート眼鏡など)、または同様のタイプのデバイスなどの、通信および/またはコンピューティングデバイスを含んでもよい。
【0019】
ユーザデバイス110と同様に、ワイヤレス通信デバイス120は、本明細書で説明する1つまたは複数のローラブルディスプレイパネルに関連する情報を受信、生成、記憶、処理、および/または提供することが可能な1つまたは複数のデバイスを含む。たとえば、ワイヤレス通信デバイス120は、基地局、アクセスポイントなどを含んでもよい。追加または代替として、ユーザデバイス110と同様に、ワイヤレス通信デバイス120は、携帯電話(たとえば、スマートフォン、無線電話など)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲームデバイス、ウェアラブル通信デバイス(たとえば、スマート腕時計、スマート眼鏡など)、または同様のタイプのデバイスなどの、通信および/またはコンピューティングデバイスを含んでもよい。
【0020】
ネットワーク130は、1つまたは複数のワイヤードネットワークおよび/またはワイヤレスネットワークを含む。たとえば、ネットワーク130は、セルラーネットワーク(たとえば、long-term evolution(LTE)ネットワーク、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、5Gネットワーク、他のタイプの次世代ネットワークなど)、公衆陸上移動網(PLMN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、電話網(たとえば、公衆交換電話網(PSTN))、プライベートネットワーク、アドホックネットワーク、イントラネット、インターネット、光ファイバーベースネットワーク、クラウドコンピューティングネットワークなど、および/またはこれらもしくは他のタイプのネットワークの組合せを含んでもよい。
【0021】
図1に示すデバイスおよびネットワークの数および配置は、一例として与えられる。実際には、
図1に示すものと比べて、追加のデバイスおよび/またはネットワーク、より少ないデバイスおよび/またはネットワーク、異なるデバイスおよび/またはネットワーク、あるいは異なるように配置されたデバイスおよび/またはネットワークがあってもよい。さらに、
図1に示す2つ以上のデバイスが単一のデバイス内で実装されてもよく、または、
図1に示す単一のデバイスが複数の分散したデバイスとして実装されてもよい。追加または代替として、環境100のデバイスのセット(たとえば、1つまたは複数のデバイス)は、環境100のデバイスの別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行してもよい。
【0022】
図2は、本開示による、デバイス200の例示的な構成要素を示す図である。デバイス200は、ユーザデバイス110および/またはワイヤレス通信デバイス120に対応してもよい。いくつかの態様では、ユーザデバイス110および/またはワイヤレス通信デバイス120は、1つもしくは複数のデバイス200、および/またはデバイス200の1つもしくは複数の構成要素を含んでもよい。
図2に示すように、デバイス200は、バス205、プロセッサ210、メモリ215、記憶構成要素220、入力構成要素225、出力構成要素230、通信インターフェース235、センサ240、および/またはローラブルディスプレイパネル245を含んでもよい。
【0023】
バス205は、デバイス200の構成要素の間の通信を可能にする構成要素を含む。プロセッサ210は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実装される。プロセッサ210は、中央処理ユニット(central processing unit:CPU)、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit:GPU)、加速処理ユニット(accelerated processing unit:APU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor:DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array:FPGA)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit:ASIC)、または別のタイプの処理構成要素である。いくつかの態様では、プロセッサ210は、機能を実行するようにプログラムされることが可能な1つまたは複数のプロセッサを含む。メモリ215は、プロセッサ210による使用のために情報および/または命令を記憶する、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、読取り専用メモリ(read only memory:ROM)、および/または別のタイプの動的もしくは静的な記憶デバイス(たとえば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、および/または光メモリ)を含む。
【0024】
記憶構成要素220は、デバイス200の動作および使用に関する情報および/またはソフトウェアを記憶する。たとえば、記憶構成要素220は、ハードディスク(たとえば、磁気ディスク、光学ディスク、磁気光学ディスク、および/またはソリッドステートディスク)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、カートリッジ、磁気テープ、および/または別のタイプの非一時的コンピュータ可読媒体を、対応するドライブとともに含んでもよい。
【0025】
入力構成要素225は、ユーザ入力などを介してデバイス200が情報を受け取ることを可能にする構成要素(たとえば、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、および/またはマイクロフォン)を含む。追加または代替として、入力構成要素225は、デバイス200の位置または場所を決定するための構成要素(たとえば、全地球測位システム(GPS)構成要素、または全地球航法衛星システム(GNSS)構成要素)、および/または情報を検知するためのセンサ(たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、アクチュエータ、または別のタイプの位置センサもしくは環境センサ)を含んでもよい。出力構成要素230は、デバイス200からの出力情報を提供する構成要素(たとえば、ディスプレイ、スピーカー、ハプティックフィードバック構成要素、および/またはオーディオもしくは視覚的インジケータ)を含む。
【0026】
通信インターフェース235は、デバイス200が、ワイヤード接続、ワイヤレス接続、またはワイヤード接続とワイヤレス接続との組合せなどを介して他のデバイスと通信することを可能にする、トランシーバのような構成要素(たとえば、トランシーバ、ならびに/または別個の受信機および送信機)を含む。通信インターフェース235は、デバイス200が別のデバイスから情報を受信することおよび/または別のデバイスに情報を提供することを可能にしてもよい。たとえば、通信インターフェース235は、イーサネットインターフェース、光インターフェース、同軸インターフェース、赤外線インターフェース、無線周波数インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus:USB)インターフェース、ワイヤレスローカルエリアインターフェース(たとえば、Wi-Fiインターフェース)、および/またはセルラーネットワークインターフェースを含み得る。
【0027】
センサ240は、デバイス200に関連する特徴を検知することが可能な1つまたは複数のデバイスを含む。センサ240は、デバイス200の1つまたは複数の構成要素との通信を可能にするために(たとえば、パッケージ化されたシリコンダイ上の)1つまたは複数の集積回路および/または1つもしくは複数のフレックス回路の1つもしくは複数の受動構成要素を含んでもよい。
【0028】
いくつかの態様では、センサ240は、本明細書で説明するように、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示すデータを取得することが可能な光センサを含んでもよい。光センサは、光のパルスを放射することが可能な発光器と、光のパルスおよび/または光のパルスの反射を受信することが可能な受光器とを含んでもよい。たとえば、光センサは、赤外線(IR)センサ、LIDARセンサなどを含んでもよい。
【0029】
センサ240は、センサ240がデバイス200の環境の1つまたは複数の特徴を決定し得る視野を有する光学センサを含んでもよい。いくつかの態様では、センサ240は、カメラを含んでもよい。たとえば、センサ240は、1メガピクセル未満の画像、1216×912ピクセル未満の画像などを取り込むことが可能な低解像度のカメラ(たとえば、ビデオフラフィックスアレイ(VGA))を含んでもよい。センサ240は、デバイス200が電源オンである間、(たとえば、常時オン顔検出、常時オン文字認識、常時オンオブジェクト検出などを可能にするための)常時オン能力を有する低電力デバイス(たとえば、10ミリワット未満の電力を消費するデバイス)であり得る。
【0030】
追加または代替として、センサ240は、磁力計(たとえば、ホール効果センサ、異方性磁気抵抗(AMR)センサ、巨大磁気抵抗センサ(GMR)など)、ロケーションセンサ(たとえば、GPSレシーバ、(たとえば、他の例の中でも、三角測量および/またはマルチラテレーションを使用する)ローカルポジショニングシステム(LPS)デバイスなど)、ジャイロスコープ(たとえば、微小電気機械システム(MEMS)ジャイロスコープまたは同様のタイプのデバイス)、加速度計、速度センサ、モーションセンサ、赤外線センサ、温度センサ、圧力センサなどを含んでもよい。
【0031】
ローラブルディスプレイパネル245は、視覚形態においてコンテンツを提示するために、画像投射技術(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、有機LED(OLED)、ガスプラズマなど)を使用することが可能な出力面を含む。ローラブルディスプレイパネル245は、本明細書で説明するように、視覚形態においてコンテンツを提示するために使用される出力面のサイズを変更するために、ローラブルディスプレイパネル245の少なくとも一部が、デバイス(たとえば、ユーザデバイス110および/またはワイヤレス通信デバイス120)の内部から拡張することおよび/または内部に収縮することを可能にする柔軟な構造を含み得る。
【0032】
デバイス200は、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行してもよい。デバイス200は、メモリ215および/または記憶構成要素220などの非一時的コンピュータ可読媒体によって記憶されたソフトウェア命令をプロセッサ210が実行することに基づいて、これらのプロセスを実行し得る。コンピュータ可読媒体は、本明細書では非一時的メモリデバイスとして定義される。メモリデバイスは、単一の物理的記憶デバイス内のメモリ空間、または複数の物理的記憶デバイスにわたって広がるメモリ空間を含む。
【0033】
ソフトウェア命令は、通信インターフェース235を介して別のコンピュータ可読媒体または別のデバイスから、メモリ215および/または記憶構成要素220の中に読み取られてもよい。実行されると、メモリ215および/または記憶構成要素220に記憶されるソフトウェア命令は、プロセッサ210に本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行させてもよい。追加または代替として、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するために、ソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせて、ハードワイヤード回路が使用され得る。したがって、本明細書で説明する態様は、ハードウェア回路とソフトウェアとのいかなる特定の組合せにも限定されない。
【0034】
いくつかの態様では、デバイス200は、本明細書で説明する1つまたは複数のプロセスを実行するための手段、および/または本明細書で説明するプロセスの1つまたは複数の動作を実行するための手段を含む。たとえば、デバイス200は、センサから距離測定値を受信するための手段であって、距離測定値はディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、手段と、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、距離測定値に基づいて構成するための手段とを含み得る。いくつかの態様では、そのような手段は、バス205、プロセッサ210、メモリ215、記憶構成要素220、入力構成要素225、出力構成要素230、通信インターフェース235、センサ240、および/またはローラブルディスプレイパネル245など、
図2に関して説明したデバイス200の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
【0035】
図2に示される構成要素の数および配置は例として与えられる。実際には、デバイス200は、追加の構成要素、より少数の構成要素、異なる構成要素、または
図2に示されるものとは異なるように配置された構成要素を含んでもよい。加えて、または代わりに、デバイス200の構成要素のセット(たとえば、1つまたは複数の構成要素)は、デバイス200の構成要素の別のセットによって実行されるものとして説明される1つまたは複数の機能を実行してもよい。
【0036】
図3Aおよび
図3Bは、本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例300を示す図である。
図3Aおよび
図3Bに示すように、ユーザデバイス110のディスプレイデバイス305(たとえば、ディスプレイデバイス112)は、ローラブルディスプレイパネル310と、主筐体セクション315と、ローラ筐体セクション320と、シャシー325と、センサ240(たとえば、図示のように、発光器330および受光器335)と、コントローラ340と、調整機構345とを含む。ローラブルディスプレイパネル310、主筐体セクション315、ローラ筐体セクション320、シャシー325、センサ240、コントローラ340、および調整機構345について、以下でより詳細に説明する。
【0037】
図3Aに参照番号350によって示すように、ディスプレイデバイス305は、ローラブルディスプレイパネル310を調整する。ユーザは、ユーザデバイス110に入力を提供し得る。入力は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを調整することに関連付けられ得る。たとえば、ユーザは、ローラブルディスプレイパネル310を介して表示される入力要素、主筐体セクション315および/またはローラ筐体セクション320の上に含まれる物理的ボタンなどを介して入力を提供し得る。
【0038】
コントローラ340は、入力を受信し得、調整機構345に、入力に基づいてローラブルディスプレイパネル310を調整させ得る。いくつかの態様では、入力は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを示す。たとえば、入力は、主筐体セクション315の端部とローラ筐体の端部との間の距離、ローラブルディスプレイパネル310の辺(たとえば、主筐体セクション315に隣接する辺)の長さなどを含み得る。
【0039】
コントローラ340は、入力によって示される可視部のサイズに基づいて、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の新しいサイズを決定し得る。コントローラ340は、ディスプレイデバイス305に関連するメモリ内に記憶されている情報にアクセスすることに基づいて、可視部の現在のサイズを決定し得る。たとえば、メモリ内に記憶されている情報は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の現在のサイズ、主筐体セクション315の端部とローラ筐体セクション320との間の現在の距離などを示す情報を含み得る。コントローラは、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の現在のサイズ、主筐体セクション315の端部とローラ筐体セクション320との間の現在の距離などを示す情報に基づいて可視部の現在のサイズを決定し得る。
【0040】
コントローラ340は、可視部の現在のサイズと可視部の新しいサイズとの間の差を決定し得る。コントローラ340は、可視部の現在のサイズと可視部の新しいサイズとの間の差に基づいて、主筐体セクション315の内部から拡張される、または内部に収縮されるローラブルディスプレイパネル310の部分のサイズを決定し得る。コントローラ340は、可視部の現在のサイズと可視部の新しいサイズとの間の差を考慮するために、調整機構345にローラブルディスプレイパネル310を調整させ得る。
【0041】
図3Aに示すように、コントローラ340は、ローラブルディスプレイパネル310を完全収縮位置から拡張位置まで遷移させることを、調整機構345(
図3Bに示す)に行わせる。いくつかの態様では、完全収縮位置は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の最小サイズに対応する。たとえば、完全収縮位置では、ローラ筐体セクション320は、主筐体セクション315の端部に隣接して配置され得、かつ/または発光器330と受光器335との間の距離は、最小距離(たとえば、0cm、0.1cmなど)であり得る。
【0042】
いくつかの態様では、拡張位置は、可視部の最小サイズより大きい、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズに対応する。たとえば、拡張位置は、完全拡張位置(たとえば、可視部のサイズは最大サイズである)、部分拡張位置(たとえば、可視部のサイズは最小サイズより大きく、かつ/または最大サイズより小さい)などに対応し得る。
【0043】
参照番号355によって示されるように、コントローラ340は、センサ240(たとえば、
図3Aに示す発光器330および/または受光器335)から測定データを受信する。いくつかの態様では、測定データは、主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離を識別する情報を含む。たとえば、センサ240は、主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離を示すデータを取得し得る。センサ240は、以下で説明するのと同様の方法で、取得されたデータに基づいて主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離を決定し得る。センサ240は、主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離を示す情報をコントローラ340に提供し得る。
【0044】
代替または追加として、コントローラ340は、測定データに基づいて主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離を決定する。いくつかの態様では、センサ240は、発光器330と受光器335とを含む。発光器330は、主筐体セクション315の端部に配置され得、受光器335は、発光器330と反対の、ローラ筐体セクション320の端部に配置され得る。いくつかの態様では、ローラ筐体セクション320は、
図4に関して以下で説明するように、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを調整するためにシャシー325に沿って滑動可能である。発光器330は、受光器335によって受信される光のパルスを放射し得る。受光器335は、受光器335によって受信された光に関連付けられた受信光情報をコントローラ340に提供し得る。
【0045】
受信光情報は、受光器335によって受信された光に関連付けられた1つまたは複数の特性を示す光波測定値を含み得る。たとえば、受信光情報は、受光器335によって受信された光の量、受光器335によって受信された光波の波長、受光器335によって受信された光波の周波数、受光器335によって受信された光波の振幅などを示す情報を含み得る。
【0046】
参照番号360によって示されるように、コントローラ340は、測定データ内に含まれる光波測定値に基づいて、発光器330と受光器335との間の距離および/またはすき間を測定する。コントローラ340は、受信光情報に基づいて発光器330と受光器335との間の距離を決定し得る。コントローラ340は、発光器330と受光器335との間の距離に基づいて主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離を決定し得る。コントローラ340は、主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離に基づいて、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の新しいサイズを決定し得る。
【0047】
たとえば、コントローラ340は、主筐体セクション315の長さおよび/またはローラ筐体セクション320の長さを示す情報を記憶しているデータ構造(たとえば、データベース、テーブル、リストなど)へのアクセスに基づいて、主筐体セクション315の長さおよび/またはローラ筐体セクション320の長さを決定し得る。コントローラは、寸法(たとえば、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の辺の長さ)を計算するために、主筐体セクション315の長さに主筐体セクション315とローラ筐体セクション320との間の距離を追加し得る。コントローラ340は、可視部の辺の長さおよびローラ筐体セクション320の長さに基づいて、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを計算し得る。たとえば、コントローラ340は、可視部の辺の長さとローラ筐体セクション320の長さを乗じることに基づいて可視部のサイズを決定し得る。
【0048】
いくつかの態様では、発光器330は、主筐体セクション315の端部において受光器335と併置される。たとえば、発光器330および受光器335は、主筐体セクション315の端部に配置されるレーダーデバイス、LIDARデバイスなどに含まれ得る。発光器330は光のパルスを放射し得、受光器335はローラ筐体セクション320によって反射した光を受信し得る。コントローラ340は、発光器330によって放射された光の量および/または受光器335によって受信された反射光の量を示す情報を受信し得る。コントローラ340は、受光器335によって受信された反射光の量基づいて、ローラ筐体セクション320と主筐体セクション315の端部との間の距離を決定し得る。コントローラ340は、ローラ筐体セクション320と主筐体セクション315の端部との間の距離に基づいて、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを決定し得る。いくつかの態様では、コントローラ340は、上記で説明したのと同じ方法で、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを決定する。
【0049】
いくつかの態様では、コントローラ340は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを決定することに基づいて、調整機構345に関連付けられた正確さを決定する。調整機構345は、モータと、カウンターと、カウンター要素(たとえば、
図4に示すカウンター422および/またはカウンター要素424)とを含み得る。カウンターは、モータの回転の数を示す情報をカウンター要素から受信し得る。カウンターは、回転の数を示す情報をコントローラ340に提供し得る。コントローラ340は、モータの回転の数に基づいて、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の意図するサイズを決定し得る。コントローラ340は、可視部の意図するサイズと可視部のサイズとを比較することに基づいて、調整機構345に関連付けられた正確さを決定し得る。たとえば、コントローラ340は、可視部の意図するサイズと可視部のサイズとの間の差に少なくとも部分的に基づいて、調整機構345に関連付けられた正確さを決定し得る。
【0050】
いくつかの態様では、コントローラ340は、可視部の意図するサイズと可視部のサイズとの間の差が差のしきい値を満たすことを決定する。コントローラ340は、可視部の意図するサイズと可視部のサイズとの間の差がしきい値を満たすことに基づいて、調整機構345を再較正することを決定し得る。いくつかの態様では、コントローラ340は、可視部の意図するサイズと可視部のサイズとの間の差を考慮するために、調整機構345のカウンターを較正することに少なくとも部分的に基づいて、調整機構345を再較正する。
【0051】
いくつかの態様では、
図3Bに参照番号365によって示すように、ディスプレイデバイス305は、コンテンツの出力設定を構成する。ディスプレイデバイス305は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部を介してコンテンツを表示させるようにコンテンツの出力設定を構成し得る。たとえば、ディスプレイデバイス305は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の寸法に対応する表示コンテンツの寸法、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズに関連付けられたアスペクト比に対応する表示コンテンツのアスペクト比などを構成し得る。
【0052】
参照番号370によって示されるように、ディスプレイデバイス305は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部を調整機構345に調整させる。いくつかの態様では、ディスプレイデバイス305(たとえば、コントローラ340)は、
図3Aに関して上記で説明したのと同様の方法で、ユーザ入力に基づいてローラブルディスプレイパネル310の可視部を調整機構345に調整させる。
【0053】
代替または追加として、ディスプレイデバイス305は、ディスプレイデバイス305(たとえば、ローラブルディスプレイパネル310)に対する損傷のリスクを低減するために、ローラブルディスプレイパネル310の可視部を調整機構345に調整させ得る。いくつかの態様では、コントローラ340は、ローラブルディスプレイパネル310の寸法(たとえば、可視部のサイズ、ローラブルディスプレイパネル310の辺の長さなど)が、しきい値を満たすことを決定する。
【0054】
コントローラ340は、ローラブルディスプレイパネル310の寸法がしきい値を満たすことに基づいて、ユーザデバイス110の別のセンサ240によって取得されたデータをモニタし得る。たとえば、コントローラ340は、ユーザデバイス110が落下したか、オーバーヒートしているかなどを決定するために、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサなどによって取得されたデータをモニタし得る。コントローラ340は、他のセンサ240によって取得されたデータが、ユーザデバイス110が落下したこと、オーバーヒートしていることなどを示すとき、ローラブルディスプレイパネル310の寸法のサイズを調整機構345に低減させ得る。このようにして、コントローラ340は、ローラブルディスプレイパネル310に対する損傷のリスクを低減し得る。
【0055】
上記で示したように、
図3Aおよび
図3Bは、一例として与えられる。他の例は、
図3Aおよび
図3Bに関して説明したことと異なってもよい。
【0056】
図4は、本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例400を示す図である。
図4は、拡張された状態におけるディスプレイデバイス305の上面内部図である。
【0057】
図4に示すように、調整機構345は、ローラブルディスプレイパネル310がディスプレイデバイス305の内部筐体から拡張すること、および/または内部筐体内に収縮することを可能にするように構成される。調整機構345は、スライドレールの第1のセット402と、スライドトラックの第1のセット404と、スライドレールの第2のセット406と、スライドトラックの第2のセット408と、ギアのセット410とを含み得る。ローラ筐体セクション320の内面から拡張し得るスライドレールの第1のセット402は、ユーザデバイス110の内面の中に(たとえば、スロットとして)設けられ得るスライドトラックの第1のセット404によって滑動可能に受けられるように構成され得る。スライドレールの第1のセット402の各々は、第1の複数の歯412と第1の停止要素414とを含み得る。第1の複数の歯412は、ギアのセット410のギアの歯416と係合するように構成され得る。いくつかの態様では、ギアのセット410は、ユーザデバイス110の中空内部の中に設けられる。ギアのセット410の各々は、ユーザデバイス110の側面に直角の回転軸回りに回転するように構成され得る。第1の停止要素414は、スライドレールの第1のセット402がスライドトラックの第1のセット404から分離することを防止するように構成され得る。
【0058】
同様に、スライドレールの第1のセット402がそこから拡張する内面に対向する、ローラ筐体セクション320の内面から拡張し得るスライドレールの第2のセット406は、スライドトラックの第2のセット408によって滑動可能に受けられるように構成され得る。スライドトラックの第2のセット408は、ユーザデバイス110の中空内部に設けられ得る。スライドレールの第2のセット406の各々は、第2の複数の歯418と第2の停止要素420とを含み得る。第2の複数の歯418は、ギアのセット410のギアの歯416と係合するように構成され得る。第2の停止要素420は、スライドレールの第2のセット406がスライドトラックの第2のセット408から分離することを防止するように構成され得る。
【0059】
ローラブルディスプレイパネル310は、スライドレールの第1のセット402および/またはスライドレールの第2のセット406の上面に取り付けられ得る。たとえば、ローラブルディスプレイパネル310は、スライドレールの第1のセット402および/またはスライドレールの第2のセット406の上面に積層、接着などを施され得る。調整機構345は、ローラブルディスプレイパネル310をユーザデバイス110の内部筐体から一様に拡張および/または収縮させるために、スライドトラックの第1のセット404および/またはスライドトラックの第2のセット408の中でスライドレールの第1のセット402および/またはスライドレールの第2のセット406の位置をそれぞれ等距離だけ調整するように構成され得る。このようにして、調整機構345は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部のサイズを変更するために、ローラブルディスプレイパネル310を対称的に拡張および/または収縮させ得る。
【0060】
いくつかの態様では、
図4に示すように、調整機構345は、カウンター422とカウンター要素424とを含む。カウンター要素424は、ギアのセット410および/またはローラ426の回転に関連付けられたデータを取得するように構成され得る。ローラ426は、ローラ筐体セクション320の内部に設置され得る。ローラブルディスプレイパネル310は、ローラブルディスプレイパネル310が拡張および/または収縮されるにつれてローラ426回りを進み得る。カウンター要素424は、ギアのセット410の回転の数、ローラ426の回転の数、ギアのセット410によって進められた回転距離、ローラ426によって進められた回転距離、ギアの歯416によって係合された第2の複数の歯418の部分などを決定するように構成され得る。カウンター要素424は、取得されたデータをカウンター422に提供し得る。カウンター422は、取得されたデータを、ギアのセット410に関連付けられた回転の数、ローラ426に関連付けられた回転の数、ユーザデバイス110の内部筐体から拡張される、および/または内部筐体内に収縮されるローラブルディスプレイパネル310のサイズなどを示す情報に変換し得る。カウンター422は、
図3Aおよび
図3Bに関して上記で説明したのと同様の方法で、その情報をコントローラ340に提供し得る。
【0061】
上記に示すように、
図4は一例として与えられる。他の例は、
図4に関して説明するものとは異なる場合がある。
【0062】
図5は、本開示による、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する例500を示す図である。
図5に示すように、ディスプレイデバイス305は、ローラブルディスプレイパネル310の動き(
図5の破線で示す)と干渉する障害物を検出することに少なくとも部分的に基づいて、調整機構345の動作を修正する。
【0063】
参照番号502に示すように、ディスプレイデバイス305は、障害物(たとえば、ローラブルディスプレイパネルがユーザデバイス110の内部筐体から拡張するときの、ローラブルディスプレイパネル305の経路中のユーザの指)を検出する。いくつかの態様では、センサ240は、発光器330と受光器335とを含む。いくつかの態様では、上記で説明したのと同様の方法で、発光器330は、主筐体セクション315の端部に配置され、受光器335は、ローラ筐体セクション320の上に配置される。
【0064】
センサ240は、受光器335によって受信された光の量に基づいて障害物を検出し得る。たとえば、センサ240は、受光器335によって受信された光の量がしきい値を満たす(たとえば、光のしきいの量より小さい)ことを決定し得る。センサ240は、受光器335によって受信された光の量がしきい値を満たすことに基づいて障害物を検出し得る。
【0065】
いくつかの態様では、受光器335は、発光器330と併置される。たとえば、発光器330および受光器335は、上記で説明したのと同様の方法で、主筐体セクション315の端部に配置され得る。センサ240は、受光器335によって受信された光の量に基づいてオブジェクトを検出し得る。たとえば、発光器330および受光器335は、LIDARデバイス内に含まれ得る。発光器330は、光のパルスを放射し得る。受光器335は、オブジェクトによって反射した光を受信し得る。センサ240は、オブジェクトから反射して受光器335によって受信された光に基づいてオブジェクトを検出し得る。
【0066】
いくつかの態様では、センサ240は、受光器335によって受信された光および/または反射光に基づいて、検出されたオブジェクトの場所を示す距離データを決定する。いくつかの態様では、センサ240は、
図3Aに関して上記で説明したのと同様の方法で、検出されたオブジェクトの場所を示す距離データを決定する。
【0067】
センサ240は、距離データをコントローラ340に提供し得る。コントローラは、ローラブルディスプレイパネル310を介して表示されたコンテンツ、ローラブルディスプレイパネル310のエッジ、発光器330などに対して検出されたオブジェクトの場所を決定し得る。コントローラは、検出されたオブジェクトの場所に基づいて、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の調整されたサイズを決定し得る。可視部の調整されたサイズは、ローラ筐体セクション320が検出されたオブジェクトと接触するのを防止し得る。たとえば、可視部の調整されたサイズは、検出されたオブジェクトの場所に対して主筐体セクション315の端部により近いローラ筐体セクション320の場所に対応し得る。
【0068】
参照番号504によって示されるように、ディスプレイデバイス305(たとえば、コントローラ340)は、障害物の場所(たとえば、検出されたオブジェクトの場所)に従って出力設定を調整する。いくつかの態様では、コントローラ340は、ローラブルディスプレイパネル310の可視部の調整されたサイズに基づいて、表示コンテンツの出力設定を構成する。いくつかの態様では、出力設定は、表示コンテンツのエッジおよび/またはローラブルディスプレイパネル310のエッジを検出されたオブジェクトの場所と実質的に一致させるように構成される。
【0069】
上記に示すように、
図5は一例として与えられる。他の例は、
図5に関して説明するものとは異なってよい。
【0070】
図6は、本開示による、たとえばディスプレイデバイスによって実施される例示的プロセス600を示す図である。例示的プロセス600は、ディスプレイデバイス(たとえば、ユーザデバイス110および/またはワイヤレス通信デバイス120のディスプレイデバイス)が、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する動作を実行する一例である。
【0071】
図6に示すように、いくつかの態様では、プロセス600は、距離測定値をセンサから受信することを含み得、距離測定値は、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す(ブロック610)。たとえば、ディスプレイデバイスは(たとえば、プロセッサ210、メモリ215、記憶構成要素220、入力構成要素225、出力構成要素230、通信インターフェース235、センサ240、および/またはローラブルディスプレイパネル245を使用して)、上記で説明したように、距離測定値をセンサから受信し得る。いくつかの態様では、距離測定値は、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す。
【0072】
図6にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス600は、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、距離測定値に基づいて構成することを含み得る(ブロック620)。たとえば、ディスプレイデバイスは(たとえば、プロセッサ210、メモリ215、記憶構成要素220、入力構成要素225、出力構成要素230、通信インターフェース235、センサ240、および/またはローラブルディスプレイパネル245を使用して)、上記で説明したように、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、距離測定値に基づいて構成し得る。
【0073】
プロセス600は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0074】
第1の態様では、センサは、発光器と受光器とを含む。発光器と受光器との間の距離は、寸法の長さが増加するにつれて増加するように、または寸法の長さが減少するにつれて減少するように構成され得る。
【0075】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、プロセス600は、寸法が寸法しきい値を満たすことを決定すること、寸法が寸法しきい値を満たすとの決定に基づいてディスプレイデバイスの別のセンサからの動きのデータをモニタすること、およびディスプレイデバイスの動きの特性が動きのしきい値を満たすことを動きのデータが示すことに基づいて寸法のサイズを調整機構に低減させることを含む。
【0076】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス600は、ローラブルディスプレイパネルの寸法を表すカウンター位置を、寸法を調整するように構成された調整機構から受信することと、寸法のカウンター位置と距離測定値から決定された寸法のセンサ値との間の差が差のしきい値を満たすことを決定することと、差を考慮するために調整機構のカウンターを較正することとを含む。
【0077】
第4の態様では、単独でまたは第1から第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス600は、センサの発光器とセンサの受光器との間の障害物を示す別の距離測定値を受信することと、表示コンテンツに対する障害物の場所を決定することと、その別の距離測定値に基づいて、障害物の場所と一致するエッジを有するように表示コンテンツの出力設定を構成することとを含む。
【0078】
第5の態様では、単独でまたは第1から第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、ローラブルディスプレイパネルは、寸法が低減されるときにローラによって受けられるように、または寸法が増加されるときにローラから拡張されるように構成される。
【0079】
第6の態様では、単独でまたは第1から第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、出力設定は、ローラブルディスプレイパネルの寸法に対応する表示コンテンツの寸法、または表示コンテンツのアスペクト比のうちの少なくとも1つを含む。
【0080】
第7の態様では、単独でまたは第1から第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、プロセス600は、ディスプレイデバイスによって、ディスプレイ上に提示されているコンテンツのグラフィカル寸法に対応するように寸法を調整するように調整機構を制御することを含む。
【0081】
第8の態様では、単独でまたは第1から第7の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、距離測定値は、ローラから広げられているローラブルディスプレイパネルの部分、またはローラ上に巻かれているローラブルディスプレイパネルの部分のうちの少なくとも1つに基づいて受信される。
【0082】
第9の態様では、単独でまたは第1から第8の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、センサの1つまたは複数の構成要素が、ディスプレイデバイスのシャシーに沿って滑動可能である筐体のセクション内に配置される。
【0083】
図6はプロセス600の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス600は、
図6に示すものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス600のブロックのうちの2つ以上が並列に実施されてよい。
【0084】
図7は、本開示による、たとえばディスプレイデバイスによって実施される例示的プロセス700を示す図である。例示的プロセス700は、ディスプレイデバイス(たとえば、ユーザデバイス110および/またはワイヤレス通信デバイス120のディスプレイデバイス)が、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの管理に関連する動作を実行する例である。
【0085】
図7に示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、距離測定センサの検知信号に関連付けられた距離測定値を距離測定センサから受信することを含み得る(ブロック710)。たとえば、ディスプレイデバイスは(たとえば、プロセッサ210、メモリ215、記憶構成要素220、入力構成要素225、出力構成要素230、通信インターフェース235、センサ240、および/またはローラブルディスプレイパネル245を使用して)、上記で説明したように、距離測定センサの検知信号に関連付けられた距離測定値を距離測定センサから受信し得る。
【0086】
図7にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、ローラブルディスプレイパネルの可視部の寸法を、距離測定値に基づいて決定することを含み得る(ブロック720)。たとえば、ディスプレイデバイスは(たとえば、プロセッサ210、メモリ215、記憶構成要素220、入力構成要素225、出力構成要素230、通信インターフェース235、センサ240、および/またはローラブルディスプレイパネル245を使用して)、上記で説明したように、ローラブルディスプレイパネルの可視部の寸法を、距離測定値に基づいて決定し得る。
【0087】
図7にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、ローラブルディスプレイパネルの可視部に関連付けられたアクションを、寸法に基づいて実行することを含み得る(ブロック730)。たとえば、ディスプレイデバイスは(たとえば、プロセッサ210、メモリ215、記憶構成要素220、入力構成要素225、出力構成要素230、通信インターフェース235、センサ240、および/またはローラブルディスプレイパネル245を使用して)、上記で説明したように、ローラブルディスプレイパネルの可視部に関連付けられたアクションを、寸法に基づいて実行し得る。
【0088】
プロセス700は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つまたは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含んでもよい。
【0089】
第1の態様では、コントローラは、アクションを実行するために、可視部に対応するようにローラブルディスプレイパネル上の表示コンテンツの出力設定を距離に基づいて構成すること、またはローラブルディスプレイパネル上の表示コンテンツの出力設定に対応するように、可視部の寸法をディスプレイデバイスの調整機構に調整させることのうちの少なくとも1つを行うように構成される。
【0090】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、プロセス700は、シャシーとシャシーに搭載されたローラとを含む。ローラブルディスプレイパネルは、寸法が低減されるときにローラによって受けられるように、または寸法が増加されるときにローラから拡張するように構成され得る。
【0091】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、ディスプレイデバイスは、シャシーに搭載されてローラを囲むように構成された第1の筐体セクションと、シャシーに搭載されてローラを囲むように構成された第2の筐体セクションとを含む。距離測定センサは、第2の筐体セクションが第1の筐体セクションから拡張されたとき、第1の筐体セクションと第2の筐体セクションとの間のすき間の距離を測定するように構成され得る。
【0092】
図7はプロセス700の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス700は、
図7に示すものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス700のブロックのうちの2つ以上が並列に実施されてよい。
【0093】
以下は、本開示のいくつかの態様の概要を提供する。
【0094】
態様1:ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツを構成するための方法であって、センサから距離測定値をディスプレイデバイスによって受信するステップであって、距離測定値はディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの寸法を示す、ステップと、寸法に従ってローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツに対する出力設定を、ディスプレイデバイスによってかつ距離測定値に基づいて構成するステップとを含む、方法。
【0095】
態様2:センサが発光器と受光器とを含み、発光器と受光器との間の距離が、寸法の長さが増加するにつれて増加するようにまたは寸法の長さが減少するにつれて減少するように構成される、態様1に記載の方法。
【0096】
態様3:寸法が寸法しきい値を満たすことを決定するステップと、寸法が寸法しきい値を満たすとの決定に基づいてディスプレイデバイスの別のセンサからの動きのデータをモニタするステップと、ディスプレイデバイスの動きの特性が動きのしきい値を満たすことを動きのデータが示すことに基づいて寸法のサイズを調整機構に低減させるステップとをさらに含む、態様1および2のいずれか一項に記載の方法。
【0097】
態様4:ローラブルディスプレイパネルの寸法を表すカウンター位置を、寸法を調整するように構成された調整機構から受信するステップと、寸法のカウンター位置と距離測定値から決定された寸法のセンサ値との間の差が差のしきい値を満たすことを決定するステップと、差を考慮するために調整機構のカウンターを較正するステップとをさらに含む、態様1から3のいずれか一項に記載の方法。
【0098】
態様5:センサの発光器とセンサの受光器との間の障害物を示す別の距離測定値を受信するステップと、表示コンテンツに対する障害物の場所を決定するステップと、その別の距離測定値に基づいて、障害物の場所と一致するエッジを有するように表示コンテンツの出力設定を構成するステップとをさらに含む、態様1から4のいずれか一項に記載の方法。
【0099】
態様6:ローラブルディスプレイパネルが、寸法が低減されるときにローラによって受けられるように、または寸法が増加されるときにローラから拡張されるように構成される、態様1から5のいずれか一項に記載の方法。
【0100】
態様7:出力設定が、ローラブルディスプレイパネルの寸法に対応する表示コンテンツの寸法、または表示コンテンツのアスペクト比のうちの少なくとも1つを含む、態様1から6のいずれか一項に記載の方法。
【0101】
態様8:ディスプレイデバイスによって、ディスプレイ上に提示されているコンテンツのグラフィカル寸法に対応するように寸法を調整するように調整機構を制御するステップをさらに含む、態様1から7のいずれか一項に記載の方法。
【0102】
態様9:距離測定値が、ローラから広げられているローラブルディスプレイパネルの部分、またはローラ上に巻かれているローラブルディスプレイパネルの部分のうちの少なくとも1つに基づいて受信される、態様1から8のいずれか一項に記載の方法。
【0103】
態様10:センサの1つまたは複数の構成要素が、ディスプレイデバイスのシャシーに沿って滑動可能である筐体のセクション内に配置される、態様1から9のいずれか一項に記載の方法。
【0104】
態様11:ローラブルディスプレイパネルの表示コンテンツを構成するための方法であって、距離測定センサの検知信号に関連付けられた距離測定値を、ディスプレイデバイスによってかつ距離測定センサから受信するステップと、ディスプレイデバイスのローラブルディスプレイパネルの可視部の寸法を距離測定値に基づいて決定するステップと、ローラブルディスプレイパネルの可視部に関連付けられたアクションを、ディスプレイデバイスによってかつ寸法に基づいて実行するステップとを含む、方法。
【0105】
態様12:アクションを実行するステップが、可視部に対応するようにローラブルディスプレイパネル上の表示コンテンツの出力設定を距離に基づいて構成するステップ、またはローラブルディスプレイパネル上の表示コンテンツの出力設定に対応するように、可視部の寸法をディスプレイデバイスの調整機構に調整させるステップのうちの1つまたは複数を含む、態様11に記載の方法。
【0106】
態様13:ローラブルディスプレイパネルが、寸法が低減されるときにディスプレイデバイスのローラによって受けられるように、または寸法が増加されるときにローラから拡張されるように構成される、態様11から12のいずれか一項に記載の方法。
【0107】
態様14:ディスプレイデバイスが、シャシーに搭載されてローラを囲むように構成された第1の筐体セクションと、シャシーに搭載されてローラを囲むように構成された第2の筐体とを含み、距離測定センサが、第2の筐体セクションが第1の筐体セクションから拡張されるとき、第1の筐体セクションと第2の筐体セクションとの間のすき間の距離を測定するように構成される、態様11から13のいずれか一項に記載の方法。
【0108】
態様15:デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様1から10のうちの1つまたは複数に記載の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0109】
態様16:ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様1から10のうちの1つまたは複数に記載の方法を実施するように構成される、デバイス。
【0110】
態様17:ワイヤレス通信のための装置であって、態様1~10のうちの1つまたは複数に記載の方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0111】
態様18:ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から10のうちの1つまたは複数に記載の方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0112】
態様19:ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたときに、デバイスに、態様1から10のうちの1つまたは複数に記載の方法を実施させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0113】
態様20:デバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶され、態様11から14のうちの1つまたは複数に記載の方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを含む、装置。
【0114】
態様21:ワイヤレス通信のためのデバイスであって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み、1つまたは複数のプロセッサが、態様11から14のうちの1つまたは複数に記載の方法を実施するように構成される、デバイス。
【0115】
態様22:ワイヤレス通信のための装置であって、態様11~14のうちの1つまたは複数に記載の方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0116】
態様23:ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様11から14のうちの1つまたは複数に記載の方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0117】
態様24:ワイヤレス通信のための命令のセットを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令のセットが、デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたときに、デバイスに、態様11から14のうちの1つまたは複数に記載の方法を実施させる1つまたは複数の命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0118】
上記の開示は、例示および説明を提供するが、網羅的であることまたは態様を開示された厳密な形態に限定することは意図されていない。修正および変形が、上記の開示に照らして行われてもよく、または態様の実践から獲得されてもよい。
【0119】
本明細書で使用するとき、「構成要素」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。本明細書で使用するとき、プロセッサは、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。本明細書で説明するシステムおよび/または方法は、異なる形態のハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実装されてもよいことは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用の制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動について、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明した。ソフトウェアおよびハードウェアが、本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計可能であることを理解されたい。
【0120】
本明細書で使用する「しきい値を満たすこと」は、文脈に応じて、値がしきい値よりも大きいこと、しきい値以上であること、しきい値未満であること、しきい値以下であること、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指す場合がある。
【0121】
特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において列挙され、かつ/または本明細書で開示されても、それらの組合せは、様々な態様の開示を限定するものではない。実際には、これらの特徴の多くが、具体的に特許請求の範囲において列挙されない、および/または本明細書で開示されない方法で組み合わせられてもよい。以下に列挙する各従属請求項は、ただ1つの請求項に直接従属する場合があるが、様々な態様の開示は、請求項のセットの中のあらゆる他の請求項と組み合わせた各従属請求項を含む。本明細書で使用する項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、またはa、b、およびcの任意の他の順序)を包含するものとする。
【0122】
本明細書で使用する要素、行為、または命令はいずれも、そのように明示的に説明されない限り、重要または必須として解釈されるべきではない。また、本明細書で使用する冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用する冠詞「the」は、冠詞「the」に関して言及される1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用する「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、または関連する項目と関連しない項目の組合せ)を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。1つの項目だけが意図される場合、「ただ1つの」という句または類似の言葉が使用される。また、本明細書で使用される「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、オープンエンド用語であるものとする。さらに、「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも一部基づいて」を意味するものとする。また、本明細書で使用される「または(or)」という用語は、連続して使用されるときには包含的であるものとし、別段に明記されていない限り(たとえば、「いずれか(either)」または「のうちの1つのみ(only one of)」と組み合わせて使用される場合)、「および/または(and/or)」と互換的に使用されることがある。
【符号の説明】
【0123】
100 環境
110 ユーザデバイス
112 ディスプレイデバイス
120 ワイヤレス通信デバイス
130 ネットワーク
200 デバイス
205 バス
210 プロセッサ
215 メモリ
220 記憶構成要素
225 入力構成要素
230 出力構成要素
235 通信インターフェース
240 センサ
245 ローラブルディスプレイパネル
300 例
305 ディスプレイデバイス
310 ローラブルディスプレイパネル
315 主筐体セクション
320 ローラ筐体セクション
325 シャシー
330 発光器
335 受光器
340 コントローラ
345 調整機構
350 ディスプレイデバイスはローラブルディスプレイパネルを調整する
355 測定データをセンサから受信する
360 光波測定値に基づいて距離/すき間を測定する
365 ディスプレイデバイスがコンテンツの出力設定を構成する
370 ディスプレイデバイスが可視部を調整機構に調整させる
400 例
402 スライドレールの第1のセット
404 スライドトラックの第1のセット
406 スライドレールの第2のセット
408 スライドトラックの第2のセット
410 ギアのセット
412 スライドレールの歯
414 第1の停止要素
416 ギアの歯
418 スライドレールの歯
420 第2の停止要素
422 カウンター
424 カウンター要素
426 ローラ
500 例
502 障害物を検出する
504 障害物の場所に従って出力設定を調整する
【国際調査報告】