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特表2024-518365機器接続方法、装置、機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-01
(54)【発明の名称】機器接続方法、装置、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04L 41/0806 20220101AFI20240423BHJP
   H04W 8/00 20090101ALI20240423BHJP
   H04L 67/141 20220101ALI20240423BHJP
【FI】
H04L41/0806
H04W8/00 110
H04L67/141
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023567157
(86)(22)【出願日】2022-05-08
(85)【翻訳文提出日】2023-11-01
(86)【国際出願番号】 CN2022091585
(87)【国際公開番号】W WO2022237704
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】202110500085.X
(32)【優先日】2021-05-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】518298061
【氏名又は名称】▲広▼州▲視▼▲叡▼▲電▼子科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIRUI ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.192,Kezhu Road,Science Park Guangzhou,Guang Dong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】黄 嘉良
(72)【発明者】
【氏名】叶 靖之
(72)【発明者】
【氏名】黄 凌
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 建磊
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
本願の実施例は、機器接続方法、装置、機器および記憶媒体を開示し、通信領域に関する。機器接続方法は、目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されたかどうかを特定することと、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶された場合、線路入力線を介して第1機器に接続された前記目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを前記第2機器に指示するトリガー情報を送信することと、前記第2機器からの接続要求を受信することと、前記接続要求に従って、前記第2機器に無線接続を確立することと、を含む。これにより、本願の実施例は機器に自動的に接続でき、機器接続効率を向上させることができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1機器に適用される機器接続方法であって、
目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されたかどうかを特定することと、
前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶された場合、線路入力線を介して第1機器に接続された前記目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを前記第2機器に指示するトリガー情報を送信することと、
前記第2機器からの接続要求を受信することと、
前記接続要求に従って、前記第2機器に無線接続を確立することと、
を含むことを特徴とする機器接続方法。
【請求項2】
前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されていない場合、前記第2機器が発見機能とペアリング機能をオンにすることをトリガーするプリセット情報を、前記第2機器へ送信することと、
前記第2機器の発見機能とペアリング機能によって、前記第2機器に無線接続を確立することと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の機器接続方法。
【請求項3】
前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されたかどうかを特定することは、
前記第1機器に無線接続が確立された機器の識別子を記憶するストレージリストを取得することと、
前記ストレージリストに前記目標タイプの機器の識別子がある場合、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されたと特定することと、
前記ストレージリストに前記目標タイプの機器の識別子がない場合、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されていないと特定することと、
を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器接続方法。
【請求項4】
前記第2機器の状態は隠し状態である、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器接続方法。
【請求項5】
前記ストレージリストに、今回接続された前記第2機器の識別子を記憶すること、
をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の機器接続方法。
【請求項6】
前記第2機器が少なくとも1つの第3機器に接続された場合、前記第2機器を介して前記第3機器に通信をすること、
をさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器接続方法。
【請求項7】
第2機器に適用される機器接続方法であって、
線路入力線を介して前記第2機器に接続された第1機器からのトリガー情報を受信し、前記トリガー情報が前記第1機器への接続要求の送信をトリガーすることと、
前記トリガー情報に従って前記第1機器へ接続要求を送信することと、
を含むことを特徴とする機器接続方法。
【請求項8】
前記第1機器からのプリセット情報を受信し、前記プリセット情報が前記第2機器に発見機能とペアリング機能をオンにさせることをトリガーすることと、
前記プリセット情報に従って発見機能とペアリング機能をオンにすることと、
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の機器接続方法。
【請求項9】
自身の状態を隠し状態に設定すること、
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の機器接続方法。
【請求項10】
第2機器が少なくとも1つ一つの第3機器に接続された場合、第1機器からのメッセージを受信し、第3機器に転送すること、および/または、
第3機器からのメッセージを受信し、第1機器に転送すること、
をさらに含むことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の機器接続方法。
【請求項11】
機器接続装置であって、
目標タイプの機器の識別子が、線路入力線を介して第2機器に接続された第1機器に記憶されたかどうかを特定するための特定モジュールと、
前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶された場合、前記線路入力線を介して前記第1機器に接続された前記目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを前記第2機器に指示するトリガー情報を送信するための第1送信モジュールと、
前記第2機器からの接続要求を受信するための第1受信モジュールと、
前記接続要求に従って前記第2機器に無線接続を確立するための接続モジュールと、を含むことを特徴とする機器接続装置。
【請求項12】
前記第1送信モジュールは、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されていない場合、前記第2機器が発見機能とペアリング機能をオンにするプリセット情報を、前記第2機器へ送信し、
前記接続モジュールは、前記第2機器の発見機能とペアリング機能によって前記第2機器に無線接続を確立することを特徴とする請求項11に記載の機器接続装置。
【請求項13】
前記第2機器の状態は隠し状態であることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の機器接続装置。
【請求項14】
前記第1送信モジュールは、前記第2機器が少なくとも1つの第3機器に接続された場合、前記第2機器を介して前記第3機器へ情報を送信し、
前記第1受信モジュールは、前記第2機器が少なくとも1つの第3機器に接続された場合、前記第2機器からの前記第3機器の情報を受信することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の機器接続装置。
【請求項15】
線路入力線を介して第2機器に接続される第1機器からのトリガー情報を受信し、トリガー情報が前記第1機器への接続要求の送信をトリガーすることための第2受信モジュールと、
トリガー情報に従って、前記第1機器へ接続要求を送信するための第2送信モジュールと、を含むことを特徴とする機器接続装置。
【請求項16】
オンモジュールと、
前記第1機器からのプリセット情報を受信し、前記プリセット情報が前記第2機器に発見機能とペアリング機能をオンさせることをトリガーするための前記第2受信モジュールと、
プリセット情報に従って、発見機能とペアリング機能をオンにするためのオンモジュールと、をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の機器接続装置。
【請求項17】
自身状態を隠し状態に設定するための設定モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の機器接続装置。
【請求項18】
前記第2受信モジュールは、前記第2機器が少なくとも1つの第3機器に接続された場合、
前記第1機器からの情報を受信し、前記第2送信モジュールを介して前記第3機器に転送し、
および/または、
前記第3機器からの情報を受信し、前記第2送信モジュールを介して前記第1機器に転送することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載の機器接続装置。
【請求項19】
プロセッサによって実行されると、請求項1又は2に記載の方法のステップが実現できる複数の命令を記憶していることを特徴とするコンピューター記憶媒体。
【請求項20】
プロセッサによって実行されると、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の方法のステップが実現できる複数の命令を記憶していることを特徴とするコンピューター記憶媒体。
【請求項21】
メモリとプロセッサとを含むスマートボードであって、前記メモリには、前記プロセッサによって実行されると、請求項1又は2に記載の方法のステップが実現できるコンピュータープログラムが記憶されていることを特徴とするスマートボード。
【請求項22】
メモリとプロセッサとを含む電子機器であって、前記メモリには、前記プロセッサによって実行されると、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の方法のステップが実現できるコンピュータープログラムが記憶されていることを特徴とする電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信領域に関し、特に機器接続方法、装置、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の発展に伴い、電子機器の種類はますます多くなり、各電子機器は一定の機能を持ち、複数の電子機器を互いに接続することにより多くの機能を実現することができる。
【0003】
現在、複数の電子機器を互いに接続する時、手動で複数の電子機器を実装し、それぞれの電子機器を適応接続する。適切に接続するプロセスでは、各機器に対して手動で関連情報を検索して設定する必要があります。
【0004】
しかし、電子機器の数が多い場合は時間がかかり、機器接続効率が低下してしまう。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施例は機器接続効率が低いという課題を解決できる機器接続方法、装置、機器および記憶媒体が提供された。技術案は以下のとおりである。
【0006】
第1態様では、本願の一部実施例による機器接続方法は、第1機器に適用される機器接続方法であって、目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されたかどうかを特定することと、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶された場合、線路入力線を介して第1機器に接続された前記目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを前記第2機器に指示するトリガー情報を送信することと、前記第2機器からの接続要求を受信することと、前記接続要求に従って、前記第2機器に無線接続を確立することと、を含む機器接続方法である。
【0007】
第2態様では、本願の一部実施例による機器接続方法は、第2機器に適用される機器接続方法であって、前記第1機器からのトリガー情報を受信し、前記トリガー情報が前記第1機器への接続要求の送信をトリガーすることと、前記第1機器は線路入力線を介して前記第2機器に接続されることと、トリガー情報に従って前記第1機器へ接続要求を送信することと、を含む機器接続方法である。
【0008】
第3態様では、本願の一部実施例は、機器接続装置であって、目標タイプの機器の識別子が、前記線路入力線を介して第2機器に接続された第1機器に記憶されたかどうかを特定するための特定モジュールと、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶された場合、線路入力線を介して前記第1機器に接続された前記目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを前記第2機器に指示するトリガー情報を送信するための第1送信モジュールと、前記第2機器からの接続要求を受信するための第1受信モジュールと、前記接続要求に従って前記第2機器に無線接続を確立するための接続モジュールと、を含む機器接続装置である。
【0009】
第4態様では、本願の一部実施例は、機器接続装置であって、線路入力線を介して第2機器に接続された前記第1機器からのトリガー情報を受信する第2受信モジュールであって、前記トリガー情報が前記第1機器への接続要求の送信をトリガーする第2受信モジュールと、前記トリガー情報に従って前記第1機器へ接続要求を送信するための第2送信モジュールと、を含む機器接続装置である。
【0010】
第5態様では、本願の一部実施例は、プロセッサによって実行されると、前記第1態様の方法のステップが実現できる複数の命令を記憶するコンピューター記憶媒体である。
【0011】
第6態様では、本願の一部実施例は、プロセッサによって実行されると、前記第2態様の方法のステップが実現できる複数の命令を記憶するコンピューター記憶媒体である。
【0012】
第7態様では、本願の一部実施例は、メモリとプロセッサとを含むスマートボードであって、前記メモリには、前記プロセッサによって実行されると、前記第1態様の方法のステップが実現できるコンピュータープログラムが記憶されているスマートボードである。
【0013】
第8態様では、本願の一部実施例は、メモリとプロセッサとを含む電子機器であって、前記メモリには、前記プロセッサによって実行されると、前記第2態様の方法のステップが実現できるコンピュータープログラムが記憶されている電子機器である。
【0014】
本願の一部実施例では、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定し、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶された場合、線路入力線を介して第1機器に接続された目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを第2機器に指示するトリガー情報を送信し、第2機器からの接続要求を受信し、接続要求に従って第2機器に無線接続を確立する。当該技術では、まず目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定し、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶された場合に、第2機器から第1機器への接続要求の送信をトリガーして、第2機器の自動再接続が実現される。機器の接続において手動操作の原因で機器接続効率が低くかつ誤接続が発生しやすい課題を解決することができ、手動操作の工程が削減られ、第1機器と第2機器の間の自動接続が実現でき、機器接続効率を向上させる技術効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本願の実施例または従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例または従来技術に対する説明に必要な図面について簡単に説明するが、明らかに、以下説明される図面は本願の実施例に過ぎず、当業者として、創造的な努力をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
図1】本願の一部実施例による機器接続方法の適用シーンを示す概略図一である。
図2】本願の一部実施例による機器接続方法の相互作用図一である。
図3】本願の一部実施例による機器接続方法の相互作用図二である。
図4】本願の一部実施例による機器接続方法のフローチャートである。
図5】本願の一部実施例による機器接続方法の適用シーンを示す概略図二である
図6】本願の一部実施例による機器接続方法の相互作用図三である。
図7】本願の一部実施例による機器接続装置の構成概略図である。
図8】本願の一部実施例による機器接続装置の構成概略図である。
図9】本願の一部実施例によるスマートボードの構成概略図である。
図10】本願の一部実施例による電子機器の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願の目的、技術案および利点をより明確にするために、以下、図面を参照して本願の実施例についてさらに詳細に説明する。
【0017】
説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではないことを明確にすべきである。当業者は本願の実施例に基づき、創造的な努力をせずに他の実施例のすべてを得たものは本願の保護範囲に属する。
【0018】
以下の説明が図面に係る場合、別段の表現がない限り、異なる図面における同一の数字は同一または類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載される実施形態は、本願と一致するすべての実施形態を代表するものではない。むしろ、これらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本願の一部態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0019】
本願の記載には、用語「第1」、「第2」、「第3」などは、類似の対象を区別するためにのみ使用され、所定の順序や優先順位を記述したり、相対的な重要性を示したり暗示したりするものではないことを理解する必要がある。当業者にとっては、具体的な状況に応じて本願における上記用語の具体的な意味を理解することができる。また、本願の記載において、特に記載がない限り、「複数」とは2つまたは2つ以上を意味する。「および/または」は、関連対象の関連関係を記述し、以下のような3つの関係が存在することを示す。例えば、「Aおよび/またはB」は、「Aが単独で存在」、「AとBが同時に存在」、「Bが単独で存在」のこの3つの関係を示すことができる。「/」は一般的に、前後の関連対象が「または」の関係であることを示す。
【0020】
図1は本願の一部実施例による機器接続方法の適用シーンを示す概略図一である。図1に示すように、当該シーンは第1機器11と、少なくとも1つの第2機器12とを含む。第1機器11はインテリジェント端末やパーソナルコンピューター(Personal Computer,PC)であってもよく、第2機器12はオーディオ機器であってもよい。
【0021】
いつくかのシーンでは、第1機器11はスマートボードであってもよく、第2機器12はサウンドボックスであってもよい。
【0022】
ここで、スマートボードのハードウェア部分はタッチディスプレイモジュール、インテリジェント処理システム(コントローラを含む)などの部分から構成され、全体的な構造により結合されるとともに、専用のソフトウェアシステムによりも支持されます。タッチディスプレイモジュールはディスプレイ、タッチユニットおよびバックライトユニットを含み、バックライトユニットがディスプレイにバックライトの光源を提供するために使用され、ディスプレイが一般的に液晶表示装置を採用し、画面を表示するために使用され、タッチコントロールユニットがディスプレイの上またはパネルの前端に設けられ、ユーザーのタッチ操作データを収集し、収集したタッチ操作データをインテリジェント処理システムに送信して処理するために使用される。
【0023】
実際の使用では、スマートボードのディスプレイ上には画面データが表示され、ユーザーが指やスタイラスペンなどのタッチものでディスプレイにおける表示内容を、例えばディスプレイに表示されるグラフィックボタンをクリックすると、スマートボードのタッチユニットがタッチデータを収集して、タッチユニットが当該タッチデータをタッチポイントの座標データに変換した後、インテリジェント処理システムに送信するか、またはインテリジェント処理システムに送信し、インテリジェント処理システムによりタッチポイントの座標データに変換され、インテリジェント処理システムがタッチポイントの座標データを取得した後、予め設定されたプログラムに応じて対応の制御操作を実現し、ディスプレイを駆動し表示内容を変化させ、多様な表示や操作効果を実現する。
【0024】
技術原理からタッチユニットを区別して、ベクトル圧力センシング技術によるタッチユニット、抵抗技術によるタッチユニット、静電容量技術によるタッチユニット、電磁技術によるタッチパネル、赤外線技術によるタッチユニット、表面弾性波技術によるタッチユニットの6つの基本的な種類に分けることができる。タッチユニットの動作原理と情報を伝送する媒体とによって、タッチユニットを抵抗方式、静電容量方式、電磁誘導方式、赤外線方式および表面弾性波方式の5つの種類に分けることができる。
【0025】
ユーザーが指やペンでディスプレイをタッチする時、タッチユニットがタッチポイントのデータを収集しインテリジェント処理システムに送信することができ、そして、インテリジェント処理システムに内蔵されたソフトウェアによって、異なる機能のアプリケーションが実現され、インテリジェント処理システムに対するタッチコントロールが実現される。
【0026】
本願において言及された「パネル」、「ビッグパネル」はいずれもスマートボードのディスプレイを指し、スマートボードがある画面を表示するとはスマートボードのディスプレイが当該画面を表示することを指す。
【0027】
スマートボードは、タッチコントロール技術によって表示タブレット(LCD、LED、PDP)に表示される内容を操作しコントロールして、ヒューマンコンピューターインタラクション操作を実現する一体化機器である。スマートボードは、センターコンソール、カメラ、コンピューター、サウンドボックス、マイクなどの機器とともにシステムを構築し、より多くの機能を実現することができる。
【0028】
教学のシーンを例として、教師はスマートボードで授業することができ、また、教師はスマートボードをサウンドボックス、マイクなどの教学用電子機器に接続し、多様化した教学を実現することができる。学校の教室には教学用電子機器が多くあり、各機器が互いに独立している。機器間の相互接続を実現するために、まずこれらの機器を配置し取り付けて、接続する必要がある。これらの機器の間がBluetoothを介して接続されることを例として、オペレータは他の電子機器が簡単に検索できるように、各電子機器の発見機能とペアリング機能を順番にオンにする必要がある。他の電子機器が周りの電子機器を検索した後、オペレータは接続が必要な電子機器を再度手動で確認する必要がある。上記のプロセスを数回に繰り返して、各電子機器の適応接続が完了する。機器の数が多い場合、適応接続のプロセスでは、機器を一つ一つ検索し確認する必要があり、機器の接続効率が低くなる。また、検索のプロセスでは、スマートボードは周りの複数の機器が検索される可能性があり、この時、スマートボードが現在接続する必要のある機器を人工で選別し、手動で接続する必要がある。これにより、誤接続の問題が発生する可能性がある。
【0029】
上記の技術的課題に対して、本願の発明者は第1機器を使用する一部のシーンにおいて、第1機器が接続する必要のある第2機器のタイプが通常一定のタイプであるという技術的構想を提案した。当該一定のタイプは1つのタイプであってもよいし、複数のタイプであってもよい。しかしながら、毎回の機器の接続のプロセスにおいて、第1機器は通常、そのうちの1つのタイプの第2機器に無線接続を確立するため、第1機器と無線接続が確立された第2機器の識別子が第1機器に記憶された場合、第2機器と自動的に接続することができる。第2機器が隠し状態で、第1機器が第2機器とアクティブに再接続する時、接続が失敗することを回避するために、第1機器により第2機器へトリガー情報を送信し、第2機器が第1機器と自動的に再接続することをトリガーしてもよい。
【0030】
以下、本願の技術案、および本願の技術案が上記の技術的な課題をどのように解決するかを具体的な実施例を用いて詳細に説明する。以下の一部具体的な実施例は互いに組み合わせすることができ、重複を避けるため、同一または類似した概念やプロセスについて、以降、再度の説明を省略することがある。以下、添付図面を参照して、本願の実施例を説明する。
【0031】
図1に示すシーンに基づいて、図2は本願の一部実施例による機器接続方法の相互作用図一である。図2に示すように、本実施例の機器接続方法は以下のステップを含む。
【0032】
ステップS201にて、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定する。
【0033】
このステップの実行主体は第1機器であってもよい。
【0034】
スマートボードが教学シーンに応用されることを例として、目標タイプの機器はサウンドボックスであってもよい。スマートボードに無線接続を確立していたサウンドボックスおよび無線接続を確立していないサウンドボックスに対しては、同一の目標タイプの機器に属する。
【0035】
本実施例では、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定することは、第1機器が目標タイプの機器に無線接続を確立していたかどうかを特定することを目的とする。第1機器が目標タイプの機器に無線接続を確立していた場合、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶された。第1機器に記憶された機器の識別子により、第1機器が目標タイプの機器に無線接続を確立していたかどうかを特定することができる。
【0036】
ステップS202にて、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶された場合、第1機器は、線路入力線を介して第1機器に接続された目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを第2機器に指示するトリガー情報を送信する。
【0037】
本実施例では、第1機器は第2機器にline in線などの接続方式で音声を伝送することができ、低消費電力無線通信技術によってデータ伝送通信を行うこともできる。本実施例は、第1機器が第2機器に無線接続することを目的とする。
【0038】
本実施例では、第2機器は隠し状態にある可能性があり,発見可能状態にある可能性もあるため、第2機器が隠し状態で、第1機器が第2機器へ接続要求を送信しても、第2機器が受信できず、接続が失敗してしまう状況を回避するために、本実施例は第2機器を第1機器にline in線などの接続方式で接続するため、第2機器が第1機器に無線接続を確立していない場合に、第1機器にline in線を介して第2機器へトリガー情報を送信させて、第2機器が第1機器とアクティブに再接続することをトリガーする。
【0039】
一部実施形態では、トリガー情報は予め設定された音声情報であってもよい。またスマートボードとサウンドボックスを例として、スマートボードにはline outインタフェースが設けられており、サウンドボックスにはline inインタフェースが設けられている。スマートボードのline outインタフェースを、line in線を介してサウンドボックスに設けられたline inインタフェースに接続し、トリガー情報の伝送が実現される。
【0040】
ここで、第2機器はダイレクトブロードキャスト方式で第1機器へ接続要求を送信する。従って、トリガー情報は第2機器がダイレクトブロードキャスト方式で第1機器へ接続要求を送信するように第2機器のダイレクトブロードキャストの機能をトリガーするという役割を果たす。ダイレクトブロードキャストの具体的な実現方式に関しては、関連技術を参照することができるため、本実施例ではこれ以上説明しない。
【0041】
ステップS203にて、第2機器はトリガー情報を受信する。
【0042】
ステップS204にて、第2機器はトリガー情報に従って第1機器へ接続要求を送信する。
【0043】
ここで、第2機器はダイレクトブロードキャスト方式で第1機器へ接続要求を送信する。
【0044】
ステップS205にて、第1機器は第2機器からの接続要求を受信する。
【0045】
ステップS206にて、第1機器は接続要求に従って第2機器に無線接続を確立する。
【0046】
本実施例では、第2機器からの接続要求は第2機器の接続情報を含み、第1機器は第2機器からの接続要求を受信すると、当該接続要求における第2機器の接続情報により、第2機器に無線接続を確立する。接続情報の具体的な内容は関連技術を参照することができるため、ここでこれ以上説明しない。
【0047】
一部実施例では、第1機器は第2機器に無線接続を確立した後、第2機器の状態を取得し、第2機器の状態によって第2機器をコントロールすることができる。
【0048】
本実施例による機器接続方法は、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定し、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶された場合、線路入力線を介して目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを第2機器に指示するトリガー情報を送信し、第2機器からの接続要求に従って第2機器に無線接続を確立する。本技術案では、まず目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定するため、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたことを特定した場合に、第2機器から第1機器への接続要求の送信をトリガーし、第2機器との再接続を実現し、上記プロセスは手動操作を必要とせず、第1機器と第2機器との間の自動接続を実現することができるため、接続効率を向上させることができる。また、第2機器を第1機器にline in線などの接続方式で接続し、第2機器が第1機器に無線接続を確立していない場合、第2機器が第1機器とアクティブに再接続することをトリガーするように第1機器にline in線を介して第2機器へトリガー情報を送信させる。第2機器が隠し状態にある場合、第1機器が第2機器へ接続要求を送信しても第2機器が受信できず、接続が失敗してしまうことを回避することができる。
【0049】
図3は本願の一部実施例による機器接続方法の相互作用図二である。図3に示すように、当該機器接続方法はさらに以下のステップを含む。
【0050】
ステップS207にて、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されていない場合、第1機器は、第2機器が発見機能およびペアリング機能をオンにすることをトリガーするプリセット情報を第2機器へ送信する。
【0051】
ここで、プリセット情報はプリセットされた音声情報であってもよい。トリガー情報とプリセット情報はそれぞれ第2機器の異なる機能をトリガーするために使用される。トリガー情報とプリセット情報を区別するために、本実施例では、トリガー情報とプリセット情報に対応する音声情報は異なる音声情報であってもよい。
【0052】
一部実施例では、第1機器はプリセットされた音声情報をロードしてline outインタフェースを介して第2機器に出力し、第2機器はline inインタフェースを介してプリセットされた音声情報を受信し、受信された音声情報がプリセットされた音声情報であるかどうかを識別し、受信された音声情報がプリセットされた音声情報であれば、自身の発見機能およびペアリング機能をオンにする。
【0053】
ステップS208にて、第2機器はプリセット情報を受信する。
【0054】
ステップS209にて、第2機器は発見機能およびペアリング機能をオンにする。
【0055】
ステップS210にて、第1機器は第2機器の発見機能およびペアリング機能によって第2機器に無線接続を確立する。
【0056】
本実施例では、第2機器はプリセット情報を受信して自身の発見機能およびペアリング機能をオンにする。ここで、発見機能およびペアリング機能は第1機器に第2機器を発見させて第2機器とペアリングをし、無線接続を確立する。
【0057】
具体的には、第1機器はプリセット情報を送信した後、目標タイプの機器を検索することができ、目標タイプの機器が検索された場合、検索された目標タイプの機器に無線接続を確立する。
【0058】
本実施例は、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されていない場合に、第2機器が発見機能およびペアリング機能をオンにすることをトリガーするように第1機器により第2機器へプリセット情報を送信して、第2機器に無線接続を確立する。目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されていない場合に、第2機器が発見機能およびペアリング機能をオンにすることをトリガーするように第1機器により第2機器へプリセット情報を送信するため、第1機器が目標タイプの機器に無線接続を確立したことがない場合にも、第2機器に自動接続できる。
【0059】
上記の実施例に基づいて、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを便利かつ迅速に特定するために、第1機器は、第1機器に無線接続が確立された機器の識別子を記憶するストレージリストをさらに確立してもよい。具体的には、第1機器は第2機器に無線接続を確立した後、今回接続された第2機器の識別子をストレージリストに記憶することができる。ここで、ストレージリストの形式は下表1に示すとおりである。
【0060】
【表1】

上記の表1において、SS*1とSS*2は同一のタイプの機器の識別子である。
【0061】
同様に、次の自動再接続を実現するために、第2機器に接続された機器の識別子を記憶するストレージリストを、第2機器に確立してもよい。
【0062】
図4は本願の一部実施例による機器接続方法のフローチャートである。図4に示すように、当該機器接続方法では、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定し、具体的に以下のステップを含む。
【0063】
ステップS401にて、第1機器に無線接続が確立された機器の識別子を記憶するストレージリストを取得する。
【0064】
ステップS402にて、ストレージリストに目標タイプの機器の識別子があれば、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたと特定する。
【0065】
ステップS403にて、ストレージリストに目標タイプの機器の識別子がなければ、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されていないと特定する。
【0066】
初期段階では、即ち、第1機器がいずれの機器にも無線接続を確立したことがなく、ストレージリストが空であることが理解される。この場合、第1機器はストレージリストにより、ストレージリストが空であることを特定し、即ち、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されていないと特定することができ、即ち、第1機器は目標タイプの機器に無線接続を確立したことがないと特定することができる。この場合、ステップS207~ステップS210が示す実施形態に従って実行することができる。ステップS210が実行された後、第1機器は第2機器の識別子をストレージリストに記憶する。このため、第1機器は第2機器と次の接続時、直接にステップS202~ステップS206が示す実施形態に従って自動再接続が実現される。
【0067】
例えば、教学のシーンで、スマートボードは通常サウンドボックスに接続され、スマートボードにとって、サウンドボックスは一つのタイプの機器であり、すべてのサウンドボックスが規則の命名方式に従って命名され、例えば、サウンドボックス1は「SS*1」と命名され、サウンドボックス2は「SS*2」と命名され、これによりSS*1、SS*2は異なるサウンドボックスに対する命名に属するが、その前づき「SS*」はいずれでもサウンドボックスの名前を表すことが理解される。このため、ストレージリストにおける機器の識別子が「SS*」という識別子を含むことが検出された場合、サウンドボックスがスマートボードに無線接続を確立したことがあることを示す。これにより、これからすべてのサウンドボックスはいずれでもスマートボードに自動再接続できる。
【0068】
上記する第1機器と第2機器との自動接続の実現に基づき、自動接続される機器は接続する機器であることをさらに保証するために、本願はさらに以下の実施例を提案する。具体的には、第2機器は第1機器に無線接続を確立した後、自身の状態を隠し状態に設定する。
【0069】
第2機器は隠し状態で、他の機器に発見されないため、第2機器に無線接続を確立する必要のある第1機器は、line in線を介してトリガー情報を第2機器へ送信し、第2機器が第1機器とアクティブに再接続することをトリガーする。このように、第1機器は適応接続のプロセス中、自動接続される機器が接続する機器ではないことを回避することができる。また、複数の第2機器は同時に適応接続をしても互いに影響をしない。例えば、教室1にはスマートボード1およびサウンドボックス1があり、教室2にはスマートボード2およびサウンドボックス2があり、教室1と教室2との間の距離が近くかつサウンドボックス1およびサウンドボックス2が同時に発見される可能性がある状態にある場合、スマートボード1は適応接続のプロセス中、同時にサウンドボックス1およびサウンドボックス2が検索される。サウンドボックス1およびサウンドボックス2の状態が隠し状態であれば、スマートボード1はサウンドボックス1およびサウンドボックス2が検索されなく、スマートボード1は図2に示す実施例の機器接続方法でサウンドボックス1に接続し、他のペアリングをしていない機器やペアリングをしている機器から影響を受けることがなく、誤接続が回避される。
【0070】
図5は本願の一部実施例による機器接続方法の適用シーンを示す概略図二である。図5に示すように、当該シーンは、第1機器51、少なくとも1つの第2機器52および少なくとも1つの第3機器53を含む。一つの第3機器53は少なくとも1つの第2機器52に接続することができ、第3機器53は第2機器52にリアルタイム性の高い無線通信技術によって通信接続されて、低遅延の無線拡声機能およびデータ伝送通信が実現される。任意選択で、リアルタイム性の高い無線通信技術は赤外線通信技術を採用してもよい。
【0071】
ここで、第1機器51はインテリジェント端末、パーソナルコンピューター(Personal Computer,PC)であってもよく、第2機器52はオーディオ機器であってもよく、第3機器53はマイクであってもよい。
【0072】
第1機器51は図1が説明される第1機器11であってもよく、第2機器52は図1が説明される第2機器12であってもよい。第1機器51、第2機器52に関する説明は前記の第1機器11、第2機器12に対する説明を参照することができる。本実施例ではこれ以上説明しない。
【0073】
本実施例では、第1機器と第3機器との間は互いに独立し、直接通信モードは存在しない。
【0074】
以下、図5に示すシーンに基づいて、本願の一部実施例による機器接続方法について詳しく説明する。
【0075】
図6は本願の一部実施例による機器接続方法の相互作用図三である。図6に示すように、本実施例の機器接続方法は以下のステップを含む。
【0076】
ステップS601にて、第1機器は第1中継メッセージを第2機器に送信する。
【0077】
ステップS602にて、第2機器は第1中継メッセージを受信して第3機器に転送する。
【0078】
ステップS603にて、第3機器は第2中継メッセージを第2機器に送信する。
【0079】
ステップS604にて、第2機器は第2中継メッセージを受信して第1機器に転送する。
【0080】
本実施例の方法を実行する前に、まず第2機器を第3機器に接続する必要がある。
【0081】
本実施例では、第1機器は第2機器を介して第3機器との通信を実現することができ、第3機器へのコントロールを実現することがさらにできる。一部実施例では、第1機器は第2機器を介して第3機器の状態を照会することができ、状態の照会結果により第3機器をコントロールする。第2機器は第1機器と第3機器との間のメッセージ中継所であることが理解される。
【0082】
下記内容は本願の装置の実施例であり、本願の方法の実施例を実行するために使用される。本願の装置の実施例に開示されていない詳細については、本願の方法の実施例を参照してください。
【0083】
図7を参照し、図7は本願の一つの例示的実施例による機器接続装置の構成概略図である。当該機器接続装置はソフトウェア、ハードウェア、またはこの2つの組み合わせによってスマートボードの全部または一部になる。当該装置は特定モジュール701、第1送信モジュール702、第1受信モジュール703および接続モジュール704を含む。
【0084】
特定モジュール701は、目標タイプの機器の識別子が、線路入力線を介して第2機器に接続された第1機器に記憶されたかどうかを特定するために使用される。第1送信モジュール702は、目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶された場合、線路入力線を介して前記第1機器に接続された前記目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを前記第2機器に指示するトリガー情報を送信するために使用される。第1受信モジュール703は、前記第2機器からの接続要求を受信するために使用される。接続モジュール704は接続要求に従って第2機器に無線接続を確立するために使用される。
【0085】
任意選択で、前記第1送信モジュール702は、目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されていない場合、前記第2機器が発見機能およびペアリング機能をオンにすることをトリガーするプリセット情報を、前記第2機器へ送信するために使用される。前記接続モジュールは、さらに、前記第2機器の発見機能およびペアリング機能によって前記第2機器に無線接続を確立するために使用される。
【0086】
ここで、具体的には、前記特定モジュール701は、前記第1機器に無線接続を確立していた機器の識別子を記憶するストレージリストを取得し、前記ストレージリストに目標タイプの機器の識別子がある場合、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されたことを特定し、ストレージリストに目標タイプの機器の識別子がない場合、前記目標タイプの機器の識別子が前記第1機器に記憶されていないと特定するために使用される。
【0087】
さらに、前記第2機器の状態は隠し状態である。
【0088】
任意選択で、前記装置は今回接続された前記第2機器の識別子を前記ストレージリストに記憶するための記憶モジュール705をさらに含む。
【0089】
任意選択で、前記第1送信モジュール702は、さらに、前記第2機器が少なくとも1つの第3機器にさらに接続された場合、前記第2機器を介して前記第3機器へ情報を送信するために使用される。前記第1受信モジュール703は、さらに、前記第2機器が少なくとも1つの第3機器にさらに接続された場合、前記第2機器から転送された前記第3機器の情報を受信するために使用される。
【0090】
図8を参照し、図8は本願の一つの例示的実施例による機器接続装置の構成概略図である。当該機器接続装置はソフトウェア、ハードウェア、またはその2つの組み合わせによってスマートボードの全部または一部になる。当該装置は第2受信モジュール801、第2送信モジュール802を含む。
【0091】
第2受信モジュール801は、線路入力線を介して第2機器に接続された第1機器からのトリガー情報を受信するために使用され、前記トリガー情報が前記第1機器への接続要求の送信をトリガーする。第2送信モジュール802は、前記トリガー情報に従って前記第1機器へ接続要求を送信するために使用される。
【0092】
任意選択で、前記装置は、前記第1機器からの、前記第2機器が発見機能およびペアリング機能をオンにすることをトリガーするプリセット情報を受信するための前記第2受信モジュール801と、前記プリセット情報に従って発見機能およびペアリング機能をオンにするための前記オンモジュール803と、をさらに含む。
【0093】
前記装置は、自身の状態を隠し状態に設定するための設定モジュール804をさらに含む。
【0094】
任意選択で、前記第2受信モジュール801は、さらに、前記第2機器が少なくとも1つの第3機器にさらに接続された場合、前記第1機器からのメッセージを受信するとともに、前記第2送信モジュール802により前記第3機器に転送され、および/または、前記第3機器からのメッセージを受信し、前記第2送信モジュール802により前記第1機器に転送されるために使用される。
【0095】
なお、前記実施例による機器接続装置は機器接続方法を実行する時、各前記機能モジュールのみを区画し例を挙げて説明した。実際の応用では、必要に応じて、異なる機能モジュールにより前記機能を実現してもよい、即ち、機器の内部構造を異なる機能モジュールに区画し、以上説明された全部または一部の機能を実現する。また、前記実施例による機器接続装置は機器接続方法の実施例と同じ考えに属し、プロセスの実現の詳しくは方法の実施例に参照することができ、ここではこれ以上説明しない。
【0096】
前記の本願の実施例の番号は説明のためだけであり、実施例の優劣を表すものではない。
【0097】
本実施例による機器接続装置は、目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定することにより、第1機器が目標タイプの機器に無線接続を確立したことがあった場合、線路入力線を介して目標タイプの第2機器へ、接続要求を送信させることを第2機器に指示するリガ情報を送信し、受信された第2機器からの接続要求に従って第2機器に無線接続を確立する。当該技術案では、まず目標タイプの機器の識別子が第1機器に記憶されたかどうかを特定し、第1機器が目標タイプの機器に無線接続を確立したことがあることを特定した場合に、第2機器から第1機器への接続要求の送信をトリガーして、第2機器の再接続が実現され、前記プロセスは手動操作する必要なく、第1機器と第2機器との間の自動接続が実現できるため、接続効率を向上させることができる。また、第2機器を第1機器にline in線などの接続方式で接続して、第2機器が第1機器に無線接続を確立していない場合、第2機器が第1機器とアクティブに再接続することをトリガーするために第1機器にline in線を介して第2機器へトリガー情報を送信させる。第2機器が隠し状態で、第1機器が第2機器へ接続要求を送信しても第2機器が受信できないことを回避することができる。
【0098】
本願の実施例は、プロセッサによって実行されると、図1図6に示す前記実施例の第1機器が実行主体である場合の方法のステップが実現できる複数の命令を記憶するコンピューター記憶媒体であり、具体的な実行プロセスは図1図6に示す実施例の具体的な説明を参照し、ここではこれ以上説明しない。本実施例の記憶媒体が配置された機器はスマートボードであってもよい。
【0099】
本願の実施例は、プロセッサによって実行されると、図1図6に示す前記実施例の第1機器が実行主体である場合の方法のステップが実現できる複数の命令を記憶するコンピューター記憶媒体であり、具体的な実行プロセスは図1図6に示す実施例の具体的な説明を参照し、ここではこれ以上説明しない。本実施例の記憶媒体が配置された機器はサウンドボックスであってもよい。
【0100】
図9を参照し、図9は本願の一部実施例によるスマートボードの構成概略図である。図9に示すように、前記スマートボード900は、少なくとも1つのプロセッサ901、少なくとも1つのネットワークインタフェース904、ユーザーインタフェース903、メモリ905および少なくとも1つの通信バス902を含んでもよい。
【0101】
ここで、通信バス902はこれらのユニット間の接続通信を実現するために使用される。
【0102】
ここで、ユーザーインタフェース903はディスプレイ(Display)、カメラ(Camera)を含んでもよく、任意選択で、ユーザーインタフェース903は標準の有線インタフェース、無線インタフェースをさらに含んでもよい。
【0103】
ここで、任意選択で、ネットワークインタフェース904は標準の有線インタフェース、無線インタフェース(例えば、WI-FIインタフェース)を含んでもよい。
【0104】
ここで、プロセッサ901は一つまたは複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ901は各種のインタフェースと線路を利用してスマートボード900全体の各部分を接続し、メモリ905に記憶された命令、プログラム、コードセットまたは命令セットをランまたは実行して、メモリ905に記憶されたデータを呼び出すことによって、スマートボード900の各種の機能と処理データが実行される。任意選択で、プロセッサ901はデジタル信号処理(Digital Signal Processing,DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(Programmable Logic Array,PLA)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式で実現されてもよい。プロセッサ1001は中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)、画像処理装置(Graphics Processing Unit,GPU)およびモデムなどのうちの一つまたは複数の組み合わせを統合することができる。ここで、CPUは主にオペレーティングシステム、ユーザーインタフェース、アプリケーションプログラムなどを処理する。GPUはディスプレイに表示する必要のある内容をレンダリングして描画するために使用される。モデムは無線通信を処理するために使用される。前記モデムはプロセッサ901に統合されずに、単一のチップによって実現されてもよいことが理解される。
【0105】
ここで、メモリ905はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)を含んでもよく、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory)を含んでもよい。任意選択で、当該メモリ905は非一時的なコンピューター可読記憶媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。メモリ905は命令、プログラム、コードセットまたは命令セットを記憶するために使用される。メモリ905はプログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含んでもよい。プログラム記憶領域はオペレーティングシステムの命令を実現するために使用され、少なくとも1つの機能の命令(例えば、タッチ機能、音声再生機能、画像再生機能など)のために使用され、前記各方法の実施例の命令などを実現するために使用される。データ記憶領域は上記の各方法の実施例に係るデータなどが記憶できる。任意選択で、メモリ905は少なくとも1つの前記プロセッサ901から離れた位置にある記憶装置であってもよい。図9に示すように、コンピューター記憶媒体としてのメモリ905にオペレーティングシステム、ネットワーク通信モジュール、ユーザーインタフェースモジュールおよびスマートボードのオペレーティングアプリケーションを含んでもよい。
【0106】
図9に示すスマートボード900において、ユーザーインタフェース903は主に入力のインタフェースをユーザーに提供してユーザーから入力されたデータを取得するために使用され、プロセッサ901はメモリ905に記憶されたスマートボードのオペレーティングアプリケーションを呼び出し、具体的に以上の第1機器に適用される機器接続方法のステップを実行するために使用される。
【0107】
図10は本願の一部実施例による電子機器の構成概略図である。図10に示すように、当該電子機器100はプロセッサ1001、メモリ1002およびトランシーバ1003を含んでもよい。
【0108】
プロセッサ1001はメモリに記憶されたコンピューター実行命令を実行し、前記実施例の技術案を実行する。プロセッサ1001は汎用プロセッサであり、中央処理装置CPU、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)などを含んでもよく、デジタル信号処理DSP、特定用途向け集積回路ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGAまたはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアユニットであってもよい。
【0109】
メモリ1002はシステムバスを介してプロセッサ1001に接続して相互通信を完成する。メモリ1002はコンピュータープログラム命令を記憶するために使用される。
【0110】
トランシーバ1003は他の機器へメッセージを送信し、または他の機器からのメッセージを受信するために使用されてもよい。
【0111】
システムバスは周辺構成要素相互接続(peripheral component interconnect,PCI)バスまたは拡張業界標準アーキテクチャ(extended industry standard architecture,EISA)バスなどであってもよい。システムバスはアドレスバス、データバス、コントロールバスなどに分けてもよい。図示の便宜上、図では太い線が1本だけ使用されているが、バスが1つだけ、またはバスの種類が1つだけであることを意味するものではない。トランシーバはデータベースアクセス装置と他のコンピューター(例えば、クライアント、読み取り/書き込みライブラリおよび読み取り専用ライブラリ)との間の通信を実現するために使用される。メモリはランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)を含んでもよく、不揮発性メモリ(non-volatile memory)を含んでもよい。
【0112】
本願の一部実施例による電子機器は、前記実施例の機器接続方法の技術案を実行するために使用され、その実現原理と技術的効果は類似であるため、ここではこれ以上説明しない。
【0113】
当業者は、本願の一部実施例が方法、システム、またはコンピュータープログラム製品として提供されることを理解するべき。これにより、本願は完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、またはソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例を採用してもよい。さらに、本願はコンピューター使用可能なプログラムコードが含まれる一つまたは複数のコンピューター使用可能な記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)において実施されるコンピュータープログラム製品の形式を採用してもよい。
【0114】
本願は、本願の実施例による方法、機器(システム)、コンピュータープログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明する。コンピュータープログラム命令によりフローチャートおよび/またはブロック図における各フローおよび/または各ブロック、フローチャートおよび/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの組み合わせを実現できることが理解すべきである。これらのコンピュータープログラム命令は汎用コンピューター、専用コンピューター、組み込みプロセッサ、または他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサに提供されることにより、一つの機械が生じて、コンピューターまたは他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサが実行される命令により、フローチャートにおける一つのフローまたは複数のフロー、および/またはブロック図における一つのブロックまたは複数のブロックに指定される機能が実現されるための装置が生じる。
【0115】
これらのコンピュータープログラムの命令はコンピューターまたは他のプログラム可能なデータ処理機器を所定の方法で作動させることができるコンピューター可読メモリに記憶されてもよく、当該コンピューター可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む製造品が生じる。当該命令装置はフローチャートにおける一つのフローまたは複数のフロー、および/またはブロック図における一つのブロックまたは複数のブロックにおいて指定された機能を実現する。
【0116】
これらのコンピュータープログラムの命令は、コンピューターまたは他のプログラム可能なデータ処理機器にインストールしてもよく、コンピューターまたは他のプログラム可能な機器において一連の操作ステップを実行してコンピューターにより実現された処理が生じ、コンピューターまたは他のプログラム可能な機器に実行される命令は、フローチャートにおける一つのフローまたは複数のフロー、および/またはブロック図における一つのブロックまたは複数のブロックにおいて指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0117】
典型的な構成では、コンピューティング機器は一つまたは複数のプロセッサ(CPU)、入力/出力インタフェース、ネットワークインタフェースおよびメモリを含む。
【0118】
メモリは、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)またはフラッシュメモリ(flash RAM)のようなコンピューター可読媒体における非永続的なメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および/または不揮発性メモリなどの形式を含んでもよい。メモリはコンピューター可読媒体の一例である。
【0119】
コンピューター可読媒体は永続的な媒体および非永続的な媒体、リムーバブルメディアおよび非リムーバブルメディアが含まれ、任意の方法または技術によって情報記憶が実現される。情報はコンピューター可読命令、データ構造、プログラムのモジュールまたは他のデータであってもよい。コンピューターの記憶媒体の例は、相変化メモリ (PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリやその他のメモリ技術、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)や他の光学メモリ、磁気テープカートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置や他の磁気記憶機器、他の非伝送媒体が含まれるが,これらに限定されず、コンピューティング機器によりアクセスされる情報を記憶するために使用してもよい。本明細書で定義されるように、コンピューター可読媒体は、変調されたデータ信号および搬送波のような一時的なコンピューター可読媒体を含まない。
【0120】
用語「含む」またはその任意の他の変形は、非排他的な包含であり、一連の要素を含むプロセス、方法、商品、または装置は、それらの要素だけでなく、明示的に記載されていない要素も含み、またはそのプロセス、方法、商品、または装置が固有される要素も含む。これ以上の制限がない場合、「…を含む」という語句によって限定される要素は、要素を含むプロセス、方法、商品、または装置において別の同一要素の存在を排除しない。
【0121】
上記は本願の実施例に過ぎず、本願に制限されるものではない。当業者にとって、本願により様々な変形・変更が可能である。本願の要旨と原則の範囲内でなされたあらゆる修正、等価代替、改良などは、いずれも本願の特許請求の範囲に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】