(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-01
(54)【発明の名称】駐車サービス提供方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/14 20060101AFI20240423BHJP
【FI】
G08G1/14 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023570457
(86)(22)【出願日】2022-05-18
(85)【翻訳文提出日】2023-11-14
(86)【国際出願番号】 KR2022007097
(87)【国際公開番号】W WO2022255691
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】10-2021-0070232
(32)【優先日】2021-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521550998
【氏名又は名称】ライトビジョン コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ジン ハ
(72)【発明者】
【氏名】ラ,ムン ス
(72)【発明者】
【氏名】イ,ヘ ヨン
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB20
5H181CC04
5H181EE10
5H181FF13
5H181KK01
5H181KK06
(57)【要約】
【課題】車両番号を認識しなくても決済が便利な駐車管理可能な駐車サービス提供方法及びシステムを提供する。
【解決手段】
駐車サービス提供方法は、駐車場の特定の駐車管制領域を管制するセンサから第1時点に取得される駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、センサから第2時点に取得される駐車管制映像を分析し、特定の駐車スペースを離脱することが感知される場合、ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、出車候補待機列に含まれたターゲット車両が特定の駐車管制領域外に移動することが検出される場合、最終出車処理を行い、ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車場の特定の駐車管制領域を管制するセンサから第1時点に取得される駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、
前記センサから第2時点に取得される駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースを離脱することが感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、
前記センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両が前記特定の駐車管制領域外に移動することが検出される場合、最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップと、を含むことを特徴とする駐車サービス提供方法。
【請求項2】
(a)駐車場の第1駐車管制領域を管制する第1センサから第1時点に取得された駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、
(b)前記第1センサから第2時点に取得された駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースに駐車された前記ターゲット車両の移動が感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、
(c)前記駐車場の第2駐車管制領域を管制する第2センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、検出された車両が前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両と同一である場合、前記検出された車両を前記ターゲット車両にマッチングして最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップと、を含むことを特徴とする駐車サービス提供方法。
【請求項3】
前記重なり程度は、前記ターゲット車両の面積と前記特定の駐車スペース面積を利用して計算されるものであって、前記ターゲット車両と前記特定の駐車スペースの重畳面積を前記ターゲット車両と前記特定の駐車スペースの合算面積で割る演算をして計算され、
前記(a)ステップは、
前記重なり程度が基準範囲内に含まれる場合、前記ターゲット車両が前記特定の駐車スペースに駐車されたものと認識することを特徴とする請求項1または2に記載の駐車サービス提供方法。
【請求項4】
前記(b)ステップ以前に、
前記ターゲット車両の特定の駐車スペースへの駐車に相応して、ユーザー端末から前記特定の駐車スペースにマッピングされた電子コード認識による駐車スペース固有番号が受信される場合、入車案内メッセージを前記ユーザー端末に送信した後、端末情報、車両情報及び決済情報を取得して基本駐車料金に対する1次先決済過程を遂行するステップと、
前記1次先決済過程の完了時に、前記ターゲット車両の特定の駐車スペースへの駐車に応じた駐車現況テーブルを更新するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の駐車サービス提供方法。
【請求項5】
前記駐車現況テーブルは、各駐車スペース別の駐車有無と車両関連情報を含み、
前記駐車場を管制するセンサを介して取得されるそれぞれの駐車管制映像を分析し、前記駐車現況テーブルに駐車未登録された駐車スペースに駐車された車両検出時に、管理者端末に違法駐車確認要請メッセージを送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の駐車サービスの提供方法。
【請求項6】
前記出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップは、
前記駐車現況テーブルを参照して前記1次先決済による事前決済金額を反映し、前記出車精算に応じた決済過程を遂行した後、駐車現況テーブルを更新して前記特定の駐車スペースを未駐車状態に変更することを特徴とする請求項5に記載の駐車サービス提供方法。
【請求項7】
前記(c)ステップは、
機械学習またはディープラーニングアルゴリズムに前記検出された車両の外形情報を適用して特徴ベクトルに再構成し、検出された車両が前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両と同一であるか否かを分析することを特徴とする請求項2に記載の駐車サービス提供方法 。
【請求項8】
前記特徴ベクトルは、前記検出された車両の外形情報に基づく全域的特徴と地域的特徴のうち少なくとも一つで構成されることを特徴とする請求項7に記載の駐車サービス提供方法。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の方法を遂行するためのプログラムコードを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体製品。
【請求項10】
通信部と、
少なくとも1つの命令語を格納するメモリと、
前記メモリに格納された命令語を実行するプロセッサと、を含み、
前記プロセッサによって実行された命令語は、
駐車場の特定の駐車管制領域を管制するセンサから第1時点に取得される駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、
前記センサから第2時点に取得される駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースから離脱することが感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、
前記センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両が前記特定の駐車管制領域外に移動することが検出される場合、最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップと、を実行することを特徴とするサーバ。
【請求項11】
通信部と、
少なくとも1つの命令語を格納するメモリと、
前記メモリに格納された命令語を実行するプロセッサと、を含み、
前記プロセッサによって実行された命令語は、
(a)前記通信部を介して駐車場の第1駐車管制領域を管制する第1センサから第1時点に取得された駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、
(b)前記通信部を介して前記第1センサから第2時点に取得された駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースに駐車された前記ターゲット車両の移動が感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、
(c)前記通信部を介して前記駐車場の第2駐車管制領域を管制する第2センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、検出された車両が前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両と同一である場合、前記検出された車両を前記ターゲット車両にマッチングして最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップと、を実行することを特徴とするサーバ。
【請求項12】
駐車場の駐車管制領域を管制するセンサと、
前記センサから取得された駐車管制映像の分析結果、駐車スペースにおいて車両の移動が1次検出された以降、所定の時間間隔をおいて前記車両が前記駐車管制領域の外に移動する場合、出車と判断して既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するサーバと、を含むことを特徴とするシステム。
【請求項13】
駐車場の第1駐車管制領域を管制する第1センサと、
前記駐車場の第2駐車管制領域を管制する第2センサと、
前記第1センサから取得された第1駐車管制映像の分析結果、駐車スペースにおいて車両の移動が1次検出された以降、所定の時間間隔をおいて前記第2センサから取得された第2駐車管制映像の分析結果、前記車両が検出される場合、出車と判断して既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するサーバと、を含むことを特徴とするシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車サービス提供方法及びシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に駐車スペースを利用するユーザーは、車両の出車時に駐車スペースを利用した時間だけ駐車サービス提供者に駐車料金を支払う。また、従来の駐車サービス提供者は、駐車場の入口に車両番号認識機能が含まれた遮断器を設置して車両の入車時間と出車時間を計算して料金を課金したり、電話やアプリまたはウェブを介してユーザーが手動で入車、出車情報を提供して課金を遂行したりする。この方式の場合、ユーザーは、実際の駐車時間とは無関係に利用時間を事前に予測して駐車スペースを予約し、駐車料金を先決済しなければならない。
【0003】
入口と出口が制限されている駐車場ではない場合、駐車サービス提供者は、ユーザーの行為によって提供される入車と出車情報に依存して課金するしかない問題があり、ユーザーは、実際の利用時間が先決済時間未満の場合には残りの駐車料金を返してもらうことが難しく、先決済時間を超えた場合にもその間に他人が駐車スペースを予約した時には駐車延長ができない不便さがある。
【0004】
したがって、本発明は、車両番号の認識なしで駐車管理が可能な駐車サービスを提供でき、駐車場付近に設置されたセンサから取得した映像を利用して人工知能に基づいて車両を検出及び追跡し、駐車スペースにおける車両出車を自動的に判別して、車両番号認識が失敗または車両番号認識が不可能な状況でも出車する時に正確に駐車した時間だけ自動決済が可能な発明である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、車両番号を認識しなくても、または車両番号を認識しても、決済が便利な駐車管理可能な駐車サービス提供方法及びシステムを提供することにある。また、本発明の目的は、駐車場付近に設置されたセンサから取得した映像を利用して人工知能に基づいて車両を検出及び追跡し、駐車スペースにおける車両出車を自動的に判別して、自動決済が可能であるようにする駐車サービス提供方法及びシステムを提供することにある。また、本発明の目的は、人工知能に基づいて駐車スペースにおける車両出車時間を正確に計算し、課金を遂行することができる駐車サービス提供方法及びシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面によれば、センサの車両番号認識失敗またはセンサがない場合にも駐車サービスを利用可能にし、出車時に自動決済が可能な方法が提供される。
【0007】
本発明の一実施形態による駐車サービス提供方法は、駐車場の特定の駐車管制領域を管制するセンサから第1時点に取得される駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、前記センサから第2時点に取得される駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースを離脱することが感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、前記センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両が前記特定の駐車管制領域外に移動することが検出される場合、最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップと、を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明の他の実施形態による駐車サービス提供方法は、(a)駐車場の第1駐車管制領域を管制する第1センサから取得された第1駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、(b)前記第1センサから取得された第2駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースに駐車された前記ターゲット車両の移動が感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、(c)前記駐車場の第2駐車管制領域を管制する第2センサから取得された第3駐車管制映像を分析し、検出された車両が前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両と同一である場合、前記検出された車両を前記ターゲット車両にマッチングして最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
前記重なり程度は、前記ターゲット車両の面積と前記特定の駐車スペース面積を利用して計算されるものであって、前記ターゲット車両と前記特定の駐車スペースの重畳面積を前記ターゲット車両と前記特定の駐車スペースの合算面積で割る演算をして計算され、前記(a)ステップは、前記重なり程度が基準範囲内に含まれる場合、前記ターゲット車両が前記特定の駐車スペースに駐車されたものと認識することができる。
【0010】
前記(b)ステップ以前に、前記ターゲット車両の特定の駐車スペースへの駐車に相応して、ユーザー端末から前記特定の駐車スペースにマッピングされた電子コード認識による駐車スペース固有番号が受信される場合、入車案内メッセージを前記ユーザー端末に送信した後、端末情報、車両情報及び決済情報を取得して基本駐車料金に対する1次先決済過程を遂行するステップと、前記1次先決済過程の完了時に、前記ターゲット車両の特定の駐車スペースへの駐車に応じた駐車現況テーブルを更新するステップとをさらに含むことができる。
【0011】
前記駐車現況テーブルは、各駐車スペース別の駐車有無と車両関連情報を含み、前記駐車場を管制するセンサを介して取得されるそれぞれの駐車管制映像を分析し、前記駐車現況テーブルに駐車未登録された駐車スペースに駐車された車両検出時に、管理者端末に違法駐車確認要請メッセージを送信するステップをさらに含むことができる。
【0012】
前記(c)ステップは、前記駐車現況テーブルを参照して前記1次先決済による事前決済金額を反映し、前記出車精算に応じた決済過程を遂行した後、駐車現況テーブルを更新して前記特定の駐車スペースを未駐車状態に変更することができる。
【0013】
機械学習またはディープラーニングアルゴリズムに前記検出された車両の外形情報を適用して特徴ベクトルに再構成し、検出された車両が前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両と同一であるか否かを分析することができる。
【0014】
前記特徴ベクトルは、前記検出された車両の外形情報に基づく全域的特徴と地域的特徴のうち少なくとも一つで構成されることができる。
【0015】
本発明の他の側面によれば、センサが車両番号認識を失敗、またはセンサがない場合にも駐車サービスを利用可能にし、出車時に自動決済が可能なシステムが提供される。
【0016】
本発明の一実施形態によるサーバは、通信部と、少なくとも1つの命令語を格納するメモリと、前記メモリに格納された命令語を実行するプロセッサとを含み、前記プロセッサによって実行された命令語は、駐車場の特定の駐車管制領域を管制するセンサから第1時点に取得される駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、前記センサから第2時点に取得される駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースから離脱することが感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、前記センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両が前記特定の駐車管制領域外に移動することが検出される場合、最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップとを実行することを特徴とする。
【0017】
本発明の他の実施形態によるサーバは、通信部と、少なくとも1つの命令語を格納するメモリと、前記メモリに格納された命令語を実行するプロセッサとを含み、前記プロセッサによって実行された命令語は、(a)前記通信部を介して駐車場の第1駐車管制領域を管制する第1センサから第1時点に取得された駐車管制映像を分析し、ターゲット車両の特定の駐車スペースの重なり程度を計算して駐車有無を決定するステップと、(b)前記通信部を介して前記第1センサから第2時点に取得された駐車管制映像を分析し、前記特定の駐車スペースに駐車された前記ターゲット車両の移動が感知される場合、前記ターゲット車両を出車候補待機列に位置させるステップと、(c)前記通信部を介して前記駐車場の第2駐車管制領域を管制する第2センサから第3時点に取得された駐車管制映像を分析し、検出された車両が前記出車候補待機列に含まれたターゲット車両と同一である場合、前記検出された車両を前記ターゲット車両にマッチングして最終出車処理を行い、前記ターゲット車両の駐車時に既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するステップと、を実行することを特徴とする。
【0018】
本発明の実施形態によるシステムは、駐車場の駐車管制領域を管制するセンサと、前記センサから取得された駐車管制映像の分析結果、駐車スペースにおいて車両の移動が1次検出された以降、所定の時間間隔をおいて前記車両が前記駐車管制領域の外に移動する場合、出車と判断して既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するサーバと、を含むことを特徴とする。
【0019】
本発明の他の実施形態によるシステムは、駐車場の第1駐車管制領域を管制する第1センサと、前記駐車場の第2駐車管制領域を管制する第2センサと、前記第1センサから取得された第1駐車管制映像の分析結果、駐車スペースにおいて車両の移動が1次検出された以降、所定の時間間隔をおいて前記第2センサから取得された第2駐車管制映像の分析結果、前記車両が検出される場合、出車と判断して既に登録された決済情報によって出車精算に応じた駐車決済過程を遂行するサーバとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明による駐車サービス提供方法及びその装置を提供することによって、車両番号の認識なしで駐車管理が可能な駐車サービスを提供することができる利点がある。また、本発明は、駐車場付近に設置されたセンサから取得した映像を利用して人工知能に基づいて車両を検出及び追跡し、駐車スペースにおける車両出車を自動的に判別して、車両番号認識が失敗または車両番号認識が不可能な状況でも出車する時に正確に駐車した時間だけ自動決済が可能であるようにする利点がある。また、本発明は、人工知能に基づいて駐車スペースにおける車両出車時間を正確に計算し、課金を遂行することができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一実施形態に係る駐車サービス説明のために概略的に図示した図面である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る駐車サービス提供システムを概略的に図示した図面である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る駐車場への入車による駐車サービス提供方法を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態に係る車両による駐車スペースの遮蔽現象を説明するための図面である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る車両による駐車スペースの遮蔽現象を説明するための図面である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る出車による駐車サービス提供方法を示したフローチャートである。
【
図7】本発明の一実施形態に係る車両の駐車スペース離脱を説明するために図示した図面である。
【
図8】本発明の他の実施形態に係る出車による駐車サービス提供方法を示したフローチャートである。
【
図9】本発明の一実施形態に係る車両識別番号一致過程(re-id)過程を説明するために図示した図面である。
【
図10】本発明の一実施形態に係るサーバの内部構成を概略的に図示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本明細書において使用される単数の表現は、文脈上明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「構成される」または「含む」などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ずしもすべて含むものと解釈されてはならず、その中の一部構成要素または一部ステップは含まれないこともでき、または追加的な構成要素またはステップをさらに含むことができるものと解釈されるべきである。また、明細書に記載された「...部」、「モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアまたはソフトウェアで具現されたり、ハードウェアとソフトウェアの結合で具現されたりすることができる。
【0023】
以下では、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態に係る駐車サービス説明のために概略的に図示した図面である。本発明の駐車サービスは、背面道路などに設置される路上駐車場や別途の敷地に設置された路外駐車場を対象とする。駐車サービスは、従来の公営駐車場とは異なり、駐車場への進入及び進出のための別途の遮断器が設置されない駐車場を対象とすることができる。
【0025】
図1には、背面道路に区画された駐車場が例示されている。
図1に図示されたように、駐車場には別途の遮断器が備えられてなく、道路上に駐車スペースが区画されており、無人または少数の人員で運営されるものと仮定する。
図1においては、駐車スペースが道路上に一列に区画されているものを仮定しているが、必ずしも
図1のように一列に複数の駐車スペースが区画されるものに限定されるのではなく、駐車スペースの区画形態は、道路状況によって多様に区画されることが当然である。
【0026】
本発明の駐車サービス提供システムは、センサを利用して駐車場の互いに異なる領域(以下では、駐車管制領域と称する)をリアルタイムで管制し、各センサを介して撮影された映像(以下では、駐車管制映像と称する)を分析して車両をそれぞれ検出し、検出されたそれぞれの車両に対して識別情報(ID)を付与することができる。また、駐車サービス提供システムは、駐車管制映像を分析して、検出された各車両が駐車する駐車スペースを特定して駐車有無を決定することができるだけでなく、該当する特定の駐車スペースに駐車された車両の移動を検出して出車有無を決定することもできる。
【0027】
本発明の駐車サービス提供システムは、各センサから取得される駐車管制映像の分析時に、センサを介して車両番号認識を遂行することができ、認識に失敗、または該当する地域にセンサが設置されていない場合を仮定して、検出された車両に対して臨時の識別情報を付与し、これに基づいて駐車または出車管理、決済処理などを遂行することができる。
【0028】
また、各映像において車両に対して互いに異なる識別情報が付与されることによって、同一車両であるにもかかわらず互いに異なる車両オブジェクトとして認識されて車両追跡が不可能になる問題がある。したがって、本発明の駐車サービス提供システムは、同一車両に対して同一の識別情報が付与されるように管理することができる。これにより、車両番号の認識なしで車両追跡が可能になる利点がある。
【0029】
車両識別番号一致過程(re-id)は、各センサにおいて撮影された映像を分析して映像内車両の位置を検出した後、機械学習あるいはディープラーニングを通じて検出された車両の外形情報を特徴ベクトル形態に再構成し、同一車両に対して同一の識別情報が付与されるように識別情報を一致させる過程である。このとき、車両の外形情報は、全域的特徴と地域的特徴を含むことができる。
【0030】
全域的特徴は、車両の全般的な形態や色相などのような同じモデルの車両どうしで共有する特徴を表す。地域的特徴は、各車両の細部特徴を表すものであって、車両の固有のスクラッチやガラスに付着されたステッカーなどを含むことができる。駐車サービス提供システムは、互いに異なるカメラにおいて取得された車両の特徴ベクトルを比較して、2つの特徴ベクトルが類似している場合は同じ車両であると判断し、そうでない場合は異なる車両であると判断することができる。2つの特徴ベクトルの類似性は、例えば、ユークリッド距離を利用して計算されることができる。類似性の計算方法は、特徴ベクトルを計算するときに使用した機械学習またはディープラーニング方法によって異なることができる。
【0031】
本発明の駐車サービス提供システムに関しては、以下の説明によってより明確に理解されるものである。
【0032】
図2は、本発明の一実施形態に係る駐車サービス提供システムを概略的に図示した図面である。
図2に示すように、本発明の駐車サービス提供システム200は、少なくとも1つのセンサ210とサーバ220を含んで構成される。少なくとも1つのセンサ210は、それぞれ駐車場の一部領域(すなわち、駐車管制領域)をリアルタイムで管制する。少なくとも1つのセンサ210は、駐車場の互いに異なる駐車管制領域をリアルタイムで管制して駐車管制映像を撮影することができる。例えば、少なくとも1つのセンサ210は、駐車場の付近に設置されたCCTVのような映像撮影が可能な装置であることができる。各センサによって管制される駐車管制領域には複数の駐車スペースが含まれることができ、各センサが管制する駐車管制領域に含まれる各駐車スペースに関する情報はサーバ220に予め格納されていることができる。
【0033】
サーバ220は、少なくとも1つのセンサ210から提供される駐車管制映像を利用して駐車サービスを提供するための主体である。サーバ220は、少なくとも1つのセンサ210から提供される駐車管制映像を分析し、車両番号の認識なしで車両オブジェクト検出を介して車両が駐車した特定の駐車スペースを特定した後、駐車有無、出車有無及び駐車による決済処理などを遂行することができる。これに関しては、以下の説明によってより明確に理解されるものである。
【0034】
図3は、本発明の一実施形態に係る駐車場への入車による駐車サービス提供方法を示したフローチャートであり、
図4及び
図5は、本発明の車両による駐車スペースの遮蔽現象を説明するために図示した図面である。ステップ310において、サーバ220は、センサから駐車管制映像を取得する。紙面上の説明の制約により、サーバ220がセンサから駐車管制映像を1回取得するものと記載されるが、サーバ220はセンサから周期的に駐車管制映像を反復的に取得するものと拡張解釈されるべきである。すなわち、センサから互いに異なる時点に取得される駐車管制映像を利用して駐車有無、車両移動有無、出車有無などが判断されることができる。したがって、以下において別途の説明がなくても、駐車有無、車両移動有無、出車有無の判断に利用される駐車管制映像は、1つのセンサまたは複数のセンサによって異なる時点にそれぞれ取得された映像であると解釈されるべきである。
【0035】
ステップ315において、サーバ220は、センサから取得される駐車管制映像を分析して車両が特定の駐車スペースに駐車するか否かを判断する。
例えば、サーバ220は、センサから取得される駐車管制映像を分析して車両が検出される場合、車両に対して識別情報(ID)を付与する。また、サーバ220は、センサから取得される駐車管制映像を分析した結果、検出された車両の面積を導出する。各駐車スペースの面積と各駐車スペースの座標情報は、サーバ220に既に格納されているものを仮定することにする。サーバ220は、検出された車両の面積と駐車スペースの面積を利用して車両の駐車スペースの重なり情報を計算することによって、特定の駐車スペースの駐車有無を判断することができる。
【0036】
例えば、サーバ220は、検出された車両が特定の駐車スペースに位置されることにより該当の検出された車両と特定の駐車スペースによって重畳される面積(以下、重畳面積と称する)を検出された車両と特定の駐車スペースの合計面積で割って重なり情報を計算することができる。サーバ220は、該当の車両に対して計算された重なり情報が基準範囲内に含まれる場合、該当の車両が特定の駐車スペースに駐車されたものと判断することができる。しかし、もし該当の車両に対して計算された重なり程度が基準範囲を超える場合、または基準範囲未満の場合には、サーバ220は、車両が該当の特定の駐車スペースに駐車していないものと判断することができる。
【0037】
図4には、正常的に車両が特定の駐車スペース内に駐車された一例が例示されており、
図5には、他の車両によって特定の駐車スペースが遮蔽される場合の一例が図示されている。
【0038】
図5に示すように、車両が特定の駐車スペース内に位置するものではなく、特定の駐車スペース前に位置する場合、車両によって駐車スペースが重畳される面積が大きくなり、既設定された基準範囲を超えるようになる。このような場合、車両が正常的に駐車スペース内に駐車されたものとは認識せず、所定時間を超えて同一位置に該当の車両が位置している場合、サーバ220は管理人端末に取り締まりの要請を送信することができる。もし車両が特定の駐車スペースに駐車されていないと判断する場合、ステップ310に進む。
【0039】
しかし、もし車両が特定の駐車スペースに駐車されたと判断する場合、ステップ320において、サーバ220は、検出された車両に相応するユーザー端末から該当の特定の駐車スペースにマッピングされた電子コード認識による入車案内要請を受信する。ここで、入場要請は、該当の電子コードから取得された駐車スペースに対する固有番号を含むこともできる。
【0040】
本発明の一実施形態では、電子コード認識を仮定してこれを中心に説明したが、ユーザー端末を通じてウェブまたはアプリを介して駐車スペースに表示された固有番号を直接入力し、入車案内を要請することも当然可能である。
【0041】
ステップ325において、サーバ220は、要請に相応して入車案内ページをユーザー端末に提供した後、端末情報(例えば、電話番号等)、車両情報及び決済情報を含む入車承認要請を受信する。ステップ330において、サーバ220は、該当の入車承認要請に応じて基本駐車料金(例えば、一定金額)を1次先決済した後、入車承認メッセージをユーザー端末に送信する。その後、サーバ220は、駐車現況テーブルを更新して該当の特定の駐車スペースに対する現在の状態を「駐車中」に変更することができる。駐車現況テーブルは、それぞれの特定の駐車スペースに対する駐車状態を記録したテーブルである。駐車状態は、駐車有無、車両情報、端末情報、駐車開始時間などを含むことができる。
【0042】
図6は、本発明の一実施形態に係る出車による駐車サービス提供方法を示したフローチャートであり、
図7は、本発明の一実施形態に係る出車を説明するために図示した図面である。以下においては、1つのセンサによって駐車スペースに駐車された車両の移動が検出される場合に出車による駐車サービスを提供する方法について説明する。
【0043】
ステップ610において、サーバ220は、センサから任意の時点に取得される駐車管制映像を分析し、特定の駐車スペースに駐車された車両が連続的に移動して駐車スペースを離脱したか否かを判断する。もし駐車スペースを離脱していない場合、ステップ610に進む。しかし、もし駐車スペースを離脱した場合には、ステップ615において、サーバ220は、特定の駐車スペースに駐車された車両に関する情報(車両関連情報)を出発候補待機列に位置させる。ここで、車両関連情報は、車両オブジェクトと車両に付与された識別情報を含むことができる。ステップ620において、サーバ220は、センサから任意の時点以降に取得された駐車管制映像を分析して車両がセンサの感知領域を離脱したか否かを判断する。
【0044】
例えば、サーバ220は、センサから周期的に取得される駐車管制映像を連続的に分析し、駐車スペースを離脱した車両が該当のセンサから取得される駐車管制映像において検出されない場合、該当のセンサの感知領域(管制領域)を離脱したものと判断することができる。もし車両がセンサの感知領域を離脱していないと判断された場合、ステップ620に進む。しかし、もし車両がセンサの感知領域を離脱していると判断される場合には、ステップ625において、サーバ220は、車両の識別情報に基づいて既に登録された決済情報を利用して出車精算に応じた決済過程を遂行する。サーバ220は、駐車現況テーブルに記録された駐車時間を計算し、追加料金がある場合には決済過程を遂行することができる。その後、サーバ220は、駐車現況テーブルを更新して該当の車両が駐車した駐車スペースを「未駐車」に変更することができる。
【0045】
図8は、本発明の他の実施形態に係る出車による駐車サービス提供方法を示したフローチャートであり、
図9は、本発明の車両識別番号一致過程(re-id)過程を説明するために図示した図面である。以下においては、
図3で説明したように、特定の駐車スペースに車両が駐車された状態から出車のために移動する場合を仮定して説明する。
【0046】
本発明の他の駐車サービス提供システムは、出車時に少なくとも2つのセンサによって車両移動が検出される場合、出車処理を遂行することができる。したがって、便宜上、車両が駐車された特定の駐車スペースを管制するセンサを第1センサと称し、他の領域を管制するセンサを第2センサと称して説明する。
【0047】
ステップ810において、サーバ220は、第1センサから取得される駐車管制映像を分析して特定の駐車スペースに駐車された車両の移動有無を判断する。もし車両が移動していない場合、ステップ810に進む。しかし、もし車両が移動する場合には、ステップ815においてサーバ220は、車両関連情報を出発候補待機列に位置させる。ここで、車両関連情報は、車両オブジェクトと車両に付与された識別情報を含むことができる。ステップ820において、サーバ220は、駐車場の他の駐車管制領域を管制する第2センサから取得される駐車管制映像を分析して車両を検出する。
【0048】
本発明の駐車サービス提供システムは、互いに異なる領域を管制するセンサを利用して無人で駐車管理サービスを提供する。したがって、サーバ220は、各センサから取得される駐車管制映像において車両を検出した後、それぞれ識別情報を付与して車両追跡に利用することができる。しかし、互いに異なるセンサによって取得される駐車管制映像において検出された車両に対してそれぞれ互いに異なる識別情報が付与されることができる。したがって、同一車両の移動により互いに異なるセンサによって重複撮影される場合、サーバ220は、同一車両であるにもかかわらず互いに異なる識別情報を付与することができる。
【0049】
したがって、本発明の一実施形態では、互いに異なるセンサによって撮影された駐車管制映像において検出された車両の同一性を判断して識別情報を一致させる過程を先行することができる。
図9を参照してこれを説明する。
【0050】
図9に示すように、第1センサによって駐車スペースに駐車中の車両が出車のために移動する場合、第2センサによって撮影され、この場合、通常的に異なる識別情報が付与されるために車両追跡が難しい問題がある。したがって、本発明の一実施形態においては、所定時間内に互いに異なるセンサによって撮影された駐車管制映像から検出された車両が同一であるか否かを判断して識別情報を一致させることができる。
【0051】
ステップ825において、サーバ220は、第2センサから取得された駐車管制映像において検出された車両が出車候補待機列に含まれる車両のうち1つと一致するか否かを判断する。もし一致しない場合、ステップ830において、サーバ220は、出車候補待機列と入車候補待機列に検出された車両関連情報を位置させる。すなわち、サーバ220は、検出された車両が出車のために移動されたか、または入車のために駐車場に進入した車両であると判断することができる。その後、他のセンサによって取得される駐車管制映像分析の結果、同一車両の検出時に出車または入車の過程を遂行することができる。ステップ825の判断結果、一致する場合、ステップ835において、サーバ220は、車両の識別情報に基づいて既に登録された決済情報を利用して出車精算に応じた決済過程を遂行する。サーバ220は、駐車現況テーブルに記録された駐車時間を計算し、追加料金がある場合には決済過程を遂行することができる。その後、サーバ220は、駐車現況テーブルを更新して、該当の車両が駐車していた駐車スペースを「未駐車」に変更することができる。
【0052】
図10は、本発明の一実施形態に係るサーバの内部構成を概略的に図示したブロック図である。
図10を参照すると、本発明のサーバ220は、通信部1010、メモリ1020、及びプロセッサ1030を含んで構成される。通信部1010は、通信網を介して他の装置(例えば、少なくとも1つのセンサ210、ユーザー端末、管理人端末など)とデータを送受信するための手段である。メモリ1020は、本発明の車両番号の認識なしで駐車管理が可能な駐車サービス提供方法を遂行するために必要な命令語を格納するための手段である。
【0053】
プロセッサ1030は、本発明のサーバの内部構成要素(例えば、通信部1010、メモリ1020など)を制御するための手段である。さらに、プロセッサ1030は、メモリ1020に格納された命令語を実行することができ、プロセッサ1030によって実行された命令語は、
図3~
図9を参照して説明したような駐車サービス提供方法を実行することができる。これは既に前述したものと同じであるため、重複する説明は省略する。
【0054】
本発明の装置及び方法は、多様なコンピュータ手段を介して実行されることができるプログラム命令形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な媒体に記録されることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むことができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計され構成されたものであったり、コンピュータソフトウェア分野の通常の技術者に公知されて使用可能なものであったりすることができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD-ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical media)及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラによって作成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行されることができる高級言語コードを含む。上述のハードウェア装置は、本発明の動作を遂行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されることができ、その逆も同様である。
【0055】
これまで、本発明についてその実施形態を詳述した。本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現できるので、開示された実施形態は限定的な観点ではなく説明的な観点から考慮されるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にある全ての相違点は本発明に含まれるものと解釈されるべきである。
【国際調査報告】