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特表2024-518594電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-01
(54)【発明の名称】電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/177 20200101AFI20240423BHJP
【FI】
G06F40/177
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571139
(86)(22)【出願日】2022-04-27
(85)【翻訳文提出日】2023-11-15
(86)【国際出願番号】 CN2022089597
(87)【国際公開番号】W WO2022242441
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】202110560039.9
(32)【優先日】2021-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲遠▼▲澤▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 燕
【テーマコード(参考)】
5B109
【Fターム(参考)】
5B109NG03
5B109PB02
5B109PB04
5B109PB05
5B109VA09
5B109VC03
(57)【要約】
本開示は、電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体に関する。ここで、電子テーブル導入方法は、導入待ちの電子テーブルを受信するステップ(S101)と、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに、画像オブジェクトを表示するステップ(S102)と、を含み、ここで、ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定され、ターゲットセルは電子テーブルにおいて画像オブジェクトが属するセルであり、セル位置は電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される。本開示の実施例によれば、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに画像オブジェクトを表示または格納でき、電子テーブルデータをデータベーステーブルに導入した後のデータの完全性を保証する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子テーブル導入方法であって、
導入待ちの電子テーブルを受信するステップと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに、前記画像オブジェクトを表示するステップと、を含み、
ここで、前記ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定され、前記ターゲットセルは前記電子テーブルにおいて前記画像オブジェクトが属するセルであり、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定されることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定されるステップは、
前記ターゲットテーブルユニットは前記データ領域に対する前記ターゲットセルの位置に基づいて確定されるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲットテーブルユニットは前記データ領域に対する前記ターゲットセルの位置に基づいて確定されるステップは、
前記ターゲットセルが前記データ領域内に位置する場合、前記ターゲットテーブルユニットは前記データベーステーブルにおける前記セル位置に位置するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットテーブルユニットは前記データ領域に対する前記ターゲットセルの位置に基づいて確定されるステップは、
前記ターゲットセルが前記データ領域の左側または右側に位置する場合、前記ターゲットテーブルユニットは前記データベーステーブルにおける新設した列におけるターゲット行位置に位置し、前記ターゲット行位置は前記セル位置における行位置であるステップと、
前記ターゲットセルが前記データ領域の上方または下方に位置する場合、前記ターゲットテーブルユニットは前記データベーステーブルにおける新設した行におけるターゲット列位置に位置し、前記ターゲット列位置は前記セル位置における列位置であるステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定されるステップは、
前記ターゲットテーブルユニットは、ターゲットセルのセル位置とターゲットセルグループに格納されているテーブルオブジェクトのオブジェクトタイプに基づいて確定されるステップであって、ここで、前記ターゲットセルグループは、前記ターゲットセルが属するセルグループである、ステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記オブジェクトタイプがいずれも画像タイプである場合には、前記セル位置に基づいて前記ターゲットテーブルユニットを確定することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記オブジェクトタイプが画像タイプ以外の他のオブジェクトを含む場合には、前記ターゲットテーブルユニットは、前記データベーステーブルにおける新設したセルグループ内のターゲット位置に位置し、
ここで、前記新設したセルグループは、前記ターゲットセルグループのセルグループ属性に基づいて確定され、前記ターゲット位置は、前記セル位置に基づいて確定されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
電子テーブル導入方法であって、
ファイル導入要求を受信するステップであって、前記ファイル導入要求に導入待ちの電子テーブルが担持される、ステップと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、前記画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定するステップであって、前記ターゲットセルは、前記電子テーブルにおけるセルである、ステップと、
前記ターゲットセルのセル位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定するステップであって、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される、ステップと、
前記画像オブジェクトを前記ターゲットテーブルユニット内に格納するステップと、を含むことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定するステップは、
前記画像オブジェクトが属するターゲットセルは、前記画像オブジェクトがカバーするセルの数に基づいて確定されるステップを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記画像オブジェクトが属するターゲットセルは、前記画像オブジェクトがカバーするセルの数に基づいて確定されるステップは、
前記画像オブジェクトが1つのセルをカバーする場合には、前記画像オブジェクトがカバーする前記1つのセルを前記ターゲットセルとするステップと、
前記画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合には、前記画像オブジェクトがカバーするセルの中から選択された1つのセルを前記ターゲットセルとするステップと、を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記画像オブジェクトがカバーするセルの中から選択された1つのセルを前記ターゲットセルとするステップは、
前記画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合に基づいて、前記画像オブジェクトのターゲット点が位置するセルを前記ターゲットセルとするステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合に基づいて、前記画像オブジェクトのターゲット点が位置するセルを前記ターゲットセルとするステップは、
前記画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーする場合に、前記画像オブジェクトの基準点が位置するセルを前記ターゲットセルとするステップと、
前記画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーしない場合に、前記画像オブジェクトの中点が位置するセルを前記ターゲットセルとするステップと、を含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記画像オブジェクトの中点が位置するセルを前記ターゲットセルとする前に、当該方法は、
前記画像オブジェクトの中点の座標値を計算するステップと、
各前記セルにおける前記画像オブジェクトの占める割合に基づいて前記座標値を丸め、丸められた座標値を得るステップと、
前記丸められた座標値に基づいて、前記画像オブジェクトがカバーするセルにおいて前記画像オブジェクトの中点が位置するセルを確定するステップと、を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定するステップは、
前記電子テーブルの拡張可能マークアップ言語に基づいて、前記画像オブジェクトがカバーするセルを確定するステップと、
前記画像オブジェクトがカバーするセルにおいて前記ターゲットセルが確定されるステップと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記ターゲットセルのセル位置に基づいて、前記データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定するステップは、
ターゲットセルグループに格納されているテーブルオブジェクトのオブジェクトタイプを確定するステップであって、前記ターゲットセルグループは前記ターゲットセルが属するセルグループである、ステップと、
前記セル位置と前記オブジェクトタイプに基づいて、前記データベーステーブルに位置する前記ターゲットテーブルユニットを確定するステップと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項16】
電子テーブル導入装置であって、
導入待ちの電子テーブルを受信するように構成された第1受信ユニットと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに、前記画像オブジェクトを表示するように構成されたオブジェクト表示ユニットと、を含み、
ここで、前記ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定され、前記ターゲットセルは前記電子テーブルにおいて前記画像オブジェクトが属するセルであり、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定されることを特徴とする電子テーブル導入装置。
【請求項17】
電子テーブル導入装置であって、
ファイル導入要求を受信するように構成された第2受信ユニットであって、前記ファイル導入要求に導入待ちの電子テーブルが担持される、第2受信ユニットと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含むことを検出した場合、前記画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定するように構成された第1確定ユニットであって、前記ターゲットセルは、前記電子テーブルにおけるセルである、第1確定ユニットと、
前記ターゲットセルのセル位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定するように構成された第2確定ユニットであって、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される、第2確定ユニットと、
前記画像オブジェクトを前記ターゲットテーブルユニット内に格納するように構成されたオブジェクト格納ユニットと、を含むことを特徴とする電子テーブル導入装置。
【請求項18】
電子テーブル導入機器であって、
プロセッサと、
実行可能な指令を格納するメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し、前記実行可能な指令を実行することで、請求項1~15のいずれか一項に記載の電子テーブル導入方法を実現するように使用されることを特徴とする電子テーブル導入装置。
【請求項19】
コンピュータプログラムを格納したコンピュータ可読格納媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサに請求項1~15のいずれか一項に記載の電子テーブル導入方法を実現させることを特徴とするコンピュータ可読格納媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年5月21日に提出された、「電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体」という発明の名称の中国特許出願第202110560039.9号の優先権を主張するものであり、この出願の全内容は引用により本出願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、データ処理の技術分野に関し、特に電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
データベーステーブル製品の適用では、excelなどの一類の電子テーブルの内容をデータベーステーブルに導入する必要があることがある。
【0004】
電子テーブルには画像オブジェクトを格納することが可能である。画像オブジェクトは、電子テーブルのセル内に格納せず、添付ファイルとして格納され、表示出力時にはフローティング方式で表示されることが可能である。この場合、データベーステーブルに電子テーブルを導入する際に、画像オブジェクトが電子テーブルにおけるセルの内容に属しないため、データベーステーブルは画像オブジェクトをそのまま無視し、画像オブジェクトを導入せず、データ内容が失われてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の技術的問題を解決するために、または少なくとも部分的に解決するために、本開示は、電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様によれば、本開示は、電子テーブル導入方法を提供し、この方法は、
導入待ちの電子テーブルを受信するステップと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに、前記画像オブジェクトを表示するステップと、を含み、
ここで、前記ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定され、前記ターゲットセルは前記電子テーブルにおいて前記画像オブジェクトが属するセルであり、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される。
【0007】
第2態様によれば、本開示は、電子テーブル導入方法を提供し、この方法は、
ファイル導入要求を受信するステップであって、前記ファイル導入要求に導入待ちの電子テーブルが担持される、ステップと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、前記画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定するステップであって、前記ターゲットセルは、前記電子テーブルにおけるセルである、ステップと、
前記ターゲットセルのセル位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定するステップであって、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される、ステップと、
前記画像オブジェクトを前記ターゲットテーブルユニット内に格納するステップと、を含む。
【0008】
第3態様によれば、本開示は、電子テーブル導入装置を提供し、この装置は、
導入待ちの電子テーブルを受信するように構成された第1受信ユニットと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに、前記画像オブジェクトを表示するように構成されたオブジェクト表示ユニットと、を含み、
ここで、前記ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定され、前記ターゲットセルは前記電子テーブルにおいて前記画像オブジェクトが属するセルであり、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される。
【0009】
第4態様によれば、本開示は、電子テーブル導入装置を提供し、この装置は、
ファイル導入要求を受信するように構成された第2受信ユニットであって、前記ファイル導入要求に導入待ちの電子テーブルが担持される、第2受信ユニットと、
前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含むことを検出した場合、前記画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定するように構成された第1確定ユニットであって、前記ターゲットセルは、前記電子テーブルにおけるセルである、第1確定ユニットと、
前記ターゲットセルのセル位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定するように構成された第2確定ユニットであって、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される、第2確定ユニットと、
前記画像オブジェクトを前記ターゲットテーブルユニット内に格納するように構成されたオブジェクト格納ユニットと、を含む。
【0010】
第5態様によれば、本開示は、電子テーブル導入機器を提供し、この機器は、
プロセッサと、
実行可能な指令を格納するメモリと、を含み、
ここで、前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し、前記実行可能な指令を実行することで、第1態様または第2態様が提供した前記電子テーブル導入方法を実現するように使用される。
【0011】
第6態様によれば、本開示は、コンピュータ可読格納媒体を提供し、前記格納媒体はコンピュータプログラムを格納し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサに第1態様または第2態様が提供した前記電子テーブル導入方法を実現させる。
【0012】
本開示の実施例が提供した技術案は、従来技術と比較して以下の利点を有する。
【0013】
本開示が提供した電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体は、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに画像オブジェクトを表示または格納することができ、さらに、画像オブジェクトが削除されることを回避し、電子テーブルデータをデータベーステーブルに導入した後のデータの完全性を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
添付の図面とともに、以下の具体的な実施形態を参照すると、本開示の実施例の上記と他の特徴、利点、及び態様がより明らかになるであろう。図面全体を通して、同一又は類似の符号は、同一又は類似の要素を表す。図面は概略的なものであり、実物及び要素は必ずしも比例的に描かれていないことが理解されるべきである。
図1】電子テーブル導入のアーキテクチャ概略図である。
図2】本開示の実施例が提供した電子テーブル導入方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。
図4】本開示の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。
図5】本開示の別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。
図6】本開示の別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。
図7】本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。
図8】本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。
図9】本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。
図10】本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。
図11】本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。
図12】本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。
図13】本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。
図14】本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。
図15】本開示の実施例が提供した別の電子テーブル導入方法のフローチャートである。
図16】本開示の実施例の電子オブジェクトの電子テーブルにおける位置の概略図である。
図17】本開示の実施例が提供した電子テーブル導入装置の概略構成図である。
図18】本開示の実施例が提供した別の電子テーブル導入装置の概略構成図である。
図19】本開示の実施例が提供した電子テーブル導入機器の概略構成図を示す。
【符号の説明】
【0015】
110…電子機器、120…サーバ、11…電子テーブル、12…画像オブジェクト、13…ターゲットセル、14…データベーステーブル、15…ターゲットテーブルユニット、1700…電子テーブル導入装置、1701…第1受信ユニット、1702…オブジェクト表示ユニット、1800…電子テーブル導入装置、1801…第2受信ユニット、1802…第1確定ユニット、1803…第2確定ユニット、1804…オブジェクト格納ユニット、1901…処理装置、1902…ROM、1903…RAM、1904…バス、1905…入出力(I/O)インターフェース、1906…入力装置、1907…出力装置、1908…格納装置、1909…通信装置
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照して、本開示の実施例についてより詳細に説明する。本開示のいくつかの実施例が添付の図面に示されているが、本開示は様々な方式で実現されることができ、ここに記載された実施例に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、本開示をより完全かつ完全に理解するためにこれらの実施例が提供されることが理解されるべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的な役割のためにのみ使用され、本開示の保護の範囲を制限するために使用されるものではないことが理解されるべきである。
【0017】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行され、及び/または並行して実行されてもよいことが理解されるべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含むことができ、及び/または示されたステップの実行を省略することができる。本開示の範囲は、この点において限定されない。
【0018】
本明細書で使用される用語「含む」及びその変形は、開放的な包含であり、即ち「を含むが、これに限定されない」ことを意味する。用語「に基づいて」は、「少なくとも部分的に基づいて」ことを意味する。用語「1つの実施例」は、「少なくとも1つの実施例」を意味し、用語「別の実施例」は、「少なくとも1つの別の実施形態」を意味し、用語「いくつかの実施例」は、「少なくともいくつかの実施形態」を意味する。他の用語に関する定義については後述する。
【0019】
なお、本開示で言及されている「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール、またはユニットを区別するためにのみ使用され、これらの装置、モジュール、またはユニットによって実行される機能の順序または相互依存関係を規定するものではない。
【0020】
なお、本開示で言及されている「1つ」、「複数」の修飾は、限定的ではなく概略的なものであり、文脈において別段の明示的な指摘がない限り、「1つまたは複数」と理解されるべきであることを当業者は理解するであろう。
【0021】
本開示の実施形態における複数の装置間で交換されるメッセージまたは情報の名前は、単に説明的な目的のために使用されるものであり、これらのメッセージまたは情報の範囲を制限するために使用されるものではない。
【0022】
本開示は電子テーブル導入方法、装置、機器及び媒体を提供し、ここで、電子テーブルはexcelテーブル、accessテーブル、またはwpsテーブルなどの、画像オブジェクトをフローティング方式で表示するテーブルである。以下、本開示の実施例に係る電子テーブル導入方法のアーキテクチャ、関連技術の使用場面について、電子テーブルをexcelファイルとして例示して説明する。
【0023】
図1は、電子テーブル導入のアーキテクチャ概略図である。図1に示すように、電子テーブル導入のアーキテクチャは、クライアント側に位置する少なくとも1つの電子機器110と、サービス側に位置する少なくとも1つのサーバ120とを含むことができ、サーバ120は、電子機器110と通信接続を確立し、情報交換を行う。
【0024】
実際の適用では、電子機器は携帯電話、タブレット、デスクトップパソコン、オールインワン、車載機器、ウェアラブルデバイスなどとすることができる。サーバはクラウドサーバ、サーバクラスタであってもよく、サーバはデータベース処理機能を有することができるサーバであるべきである。
【0025】
上記のアーキテクチャに基づいて、ユーザが電子機器110側にexcel形式の電子テーブルを導入した後、電子機器は、電子テーブルをサーバ120に送信し、サーバ120は、電子テーブルを受信した後、電子テーブルに基づいて新規データベーステーブルを生成し、電子機器110にデータベーステーブルをフィードバックする。電子機器110は、サーバ120によってフィードバックされたデータベーステーブルを受信した後、出力インターフェースにデータベーステーブルを表示して出力する。
【0026】
本開示の別の適用では、電子テーブルの導入アーキテクチャは、1つの端末装置のみを含むことができる。ユーザがexcel形式の電子テーブルを端末に導入した後、端末は電子テーブルを直接処理して新規データベーステーブルを生成し、生成したデータベーステーブルを表示して出力する。
【0027】
このような電子テーブルにはテーブル領域とは独立した画像オブジェクトがあるので、通常の適用では、電子テーブルのデータをデータベーステーブルに導入する際に、その中に格納されている画像イメージは直接削除されるが、ユーザが電子テーブルを作成する際に画像イメージを格納することは、画像オブジェクトを電子テーブルデータの一部とすることであり、画像オブジェクトを直接削除すると、電子テーブルデータに格納されているデータが失われることになる。
【0028】
上記の問題を解決するために、本開示の実施例は、電子テーブルに画像オブジェクトがある場合、画像オブジェクトもデータベーステーブルにおけるターゲットテーブルユニットに導入し、画像オブジェクトが削除されることを回避する電子テーブルの導入方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0029】
図2は本開示の実施例が提供した電子テーブル導入方法のフローチャートである。本開示の実施例のいくつかの実施例では、図2に示す電子テーブル導入方法は、図1の電子機器によって実行される。
【0030】
図2に示すように、電子テーブル導入方法は、ステップS101~S102を含む。
【0031】
ステップS101において、導入待ちの電子テーブルを受信する。
【0032】
本開示の実施例では、電子機器は、ユーザが特定のアプリケーションプログラムにおいて導入した電子テーブルを受信することができる。具体的には、電子機器は、ユーザがファイルディレクトリを介して選択した電子テーブルファイル自体を受信することができ、ユーザがあるアプリケーションプログラムにおいて電子テーブルを開いた後に電子テーブル中で選定した領域の一部を受信することもできる。
【0033】
ステップS102において、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに、画像オブジェクトを表示する。
【0034】
実際の適用では、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトは、画像オブジェクト、数値オブジェクト、テキストオブジェクトなど、様々なオブジェクトタイプであることが可能である。
【0035】
その中で、数値オブジェクト、テキストオブジェクトなどのオブジェクトは電子テーブルのセルのデータ領域内に直接格納することができ、電子テーブルが出力を表示する時、数値オブジェクトまたはテキストオブジェクトは出力を直接表示する。画像オブジェクトは、電子テーブルの添付ファイルとして格納されることができ、電子テーブルにセルに対する電子テーブルの位置が格納され、電子テーブルが出力を表示する際に、画像オブジェクトが、格納された位置に従ってフローティング方式でセルの上方に表示する。
【0036】
ステップS102において、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合には、この画像オブジェクトがデータベーステーブルに導入されたまま保留されることにより、この画像オブジェクトをデータベーステーブルのターゲットテーブルユニットに格納し、ターゲットテーブルユニットに出力を表示するようにする。
【0037】
本開示の実施例におけるターゲットテーブルユニットは、電子テーブルにおける画像オブジェクトが属するセルであるターゲットセルのセル位置に基づいて確定することができる。即ち、ステップS102では、電子テーブルの画像オブジェクトが属するセルに基づいて、データベーステーブルにおけるターゲットセルに対応するターゲットテーブルユニットを確定し、その後、ターゲットテーブルユニットで囲んだ表示領域内に画像オブジェクトを表示する。
【0038】
本開示の実施例では、ターゲットセルのセル位置は、行列の内容が格納されている電子テーブル中の領域である電子テーブルのデータ領域に基づいて確定することができる。具体的には、どのようにデータ領域に基づいてターゲットセルのセル位置を確定するかについては、次の具体例を参照して説明する。
【0039】
本開示の実施例では、電子機器110は、導入された電子テーブルを受信した後、電子テーブルをサーバに送信し、サーバによってフィードバックされたデータベーステーブルを受信する。本開示の実施例におけるサーバは、図1に示すサーバ120である。
【0040】
本開示の実施例が提供した電子テーブル導入方法を採用し、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに画像オブジェクトを表示し、画像オブジェクトが削除されることを回避し、電子テーブルデータをデータベーステーブルに導入した後のデータの完全性を保証する。
【0041】
以下では、様々な画像オブジェクトが電子テーブル中に出現する時の位置状況と関連付け、本開示の実施例が提供した電子テーブル導入方法について、具体的に分析する。
【0042】
図3は、本開示の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。図3に示すように、本開示の一実施例では、導入待ちの電子テーブル11のデータ領域は、図における行、列にデータ内容がある領域(具体的には、図中の太い実線で囲まれた矩形領域)である。図3に示すように、本実施例では、電子テーブル11のテーブルオブジェクトは、電子テーブル11のデータ領域内、具体的には電子テーブル11の第2列の領域範囲内に位置する画像オブジェクト12を含む。
【0043】
対応する図3に示す左上角の1番目の画像オブジェクト12は、電子テーブル11のデータ領域の第2行第2列に位置し、その属するセルは、表示上、電子テーブル11のデータ領域における符号が第2行第2列であるセルであり、即ち、それに対応するターゲットセル13は、行位置が2、列位置が2(行位置及び列位置はいずれもセル位置である)のセルである。
【0044】
本開示の実施例では、ターゲットセルがデータ領域に位置する場合、ターゲットテーブルユニットはデータベーステーブルにおけるセル位置に位置する。
【0045】
図4は、本開示の一実施例が表示したデータベーステーブルの概略図であり、図4のデータベーステーブル14は、図3で提供した電子テーブル11に基づいて生成されて表示されるデータベーステーブル14である。図4に示すように、ターゲットセル13のセル位置に基づいて、ターゲットテーブルユニット15はデータベーステーブル14における行位置が2、列位置が2であるセルであると確定される。ターゲットテーブルユニット15の位置が確定された後、電子テーブル11における第2行第2列のターゲットセル13に属する画像オブジェクト12は、データベーステーブル14における第2行第2列に表示されて出力される。
【0046】
即ち、図3及び図4に示した実施例では、ターゲットセル13がデータ領域に位置する場合、ターゲットテーブルユニット15もデータベーステーブル14におけるセルに位置する。
【0047】
図5は、本開示の別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。図5に示すように、本開示の別の実施例では、導入待ちの電子テーブル11のデータ領域は、図における行、列にデータ内容がある領域(具体的には、図中の太い実線で囲まれた矩形領域)である。
【0048】
図5に示すように、本実施例では、電子テーブル11のテーブルオブジェクトは、電子テーブル11のデータ領域の左側に位置する画像オブジェクト12を含む。本開示の実施例では、電子テーブル11のデータ領域のうち、最も左上角のセルを第1行第1列のセルとし、上から下に向かって行数を徐々に増加させ、左から右に向かって列数を徐々に増加させ、電子テーブル11のデータ領域は、5行4列を含み。この規則により、画像オブジェクト12が位置するターゲットセル13のセル位置は、第2行第-1列であり、画像オブジェクト12が位置するターゲットセル13は、データ領域の外側に位置する。
【0049】
本開示の実施例では、データベーステーブルの表示ポリシーは、ターゲットセル13がデータ領域の左側または右側に位置する場合、ターゲットテーブルユニットは、データベーステーブルにおける新設した列のうちのターゲット行位置に位置し、ターゲット行位置がセル位置の行位置である。
【0050】
図6は、本開示の別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。図6のデータベーステーブル14は、図5で提供された電子テーブル11に基づいて生成されて表示されるデータベーステーブル14である。図6に示すように、データベーステーブル14における最初の4列は、電子テーブル11のデータ領域に基づいて生成される。また、データベーステーブル14には新設した列が増加され、新設した列が右側の第5列に位置する。ターゲットセル13のセル位置が行位置2、列位置-1であるので、前の一段落の表示ポリシーに従って、ターゲットテーブルユニット15は新設した列における第2行であると確定される(第2行の位置は、前述のターゲット行位置である)。
【0051】
ターゲットテーブルユニット15の位置が確定された後、電子テーブル11の第2行第-1列のターゲットセル13に属する画像オブジェクト12は、データベーステーブル14の第2行第5列に表示されて出力される。
【0052】
本開示の実施例では、新設した列はデータベーステーブルの最右側に位置する。他の実施例では、新設した列は、電子テーブルにおける設定方式に従って、データベーステーブルの最左側に設定されてもよい。いくつかの特別の場合には、電子機器は、電子テーブル11におけるデータ領域の各列に対する新設した列の相対的な位置をユーザが確定するようにするユーザ設定インターフェースを提供することもできる。
【0053】
図7は、本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。図7に示すように、本開示のさらに別の実施例では、導入待ちの電子テーブル11のデータ領域は、図における行、列にデータ内容がある領域(具体的には、図中の太い実線で囲まれた矩形領域)である。図7に示すように、本実施例では、電子テーブル11のテーブルオブジェクトは、電子テーブル11のデータ領域の下側に位置する画像オブジェクト12を含む。
【0054】
本開示の実施例では、電子テーブル11のデータ領域のうち、最も左上角のセルを第1行、第1列のセルとし、上から下に向かって行数を徐々に増加させ、左から右に向かって列数を徐々に増加させ、電子テーブル11のデータ領域は、5行4列を含む。この規則により、画像オブジェクト12が位置するターゲットセル13のセル位置は、第6行第2列であり、画像オブジェクト12が位置するターゲットセル13は、データ領域の外側に位置する。
【0055】
本開示の実施例では、データベーステーブルの表示ポリシーは、ターゲットセル13がデータ領域の上方または下方に位置する場合、ターゲットテーブルユニットは、データベーステーブルにおける新設した行のうちのターゲット列位置に位置し、ターゲット列位置がセル位置の列位置である。
【0056】
図8は、本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。図8のデータベーステーブル14は、図6で提供された電子テーブル11に基づいて生成されて表示されるデータベーステーブル14である。図8に示すように、データベーステーブル14のうちの最初の5行は、電子テーブル11のデータ領域に基づいて生成される。また、データベーステーブル14には新設した行が増加され、新設した行が最下側の第6行に位置する。ターゲットセル13のセル位置に基づいて、前の一段落の表示ポリシーに従って、ターゲットテーブルユニット15は、データベーステーブル14における行位置が6、列位置が2であるセルと確定される。
【0057】
ターゲットテーブルユニット15の位置が確定された後、電子テーブル11の第6行第2列のターゲットセル13に属する画像オブジェクト12は、データベーステーブル14の第6行第2列に表示されて出力される。
【0058】
本開示の実施例では、新設した行はデータベーステーブルの最下側に位置する。他の実施例では、ターゲットセルが電子テーブルのデータ領域の上側に位置する場合、新設した行は、電子テーブルにおける設定方式に従って、データベーステーブルの最上側行に設定されてもよい。いくつかの特別の場合には、電子機器は、電子テーブルにおけるデータ領域の各行に対する新設した行の相対的な位置をユーザが確定するようにするユーザ設定インターフェースを提供することもできる。
【0059】
図9は、本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。図9に示すように、本開示の別の実施例では、導入待ちの電子テーブル11のデータ領域は、図における行、列にデータ内容がある領域(具体的には、図中の太い実線で囲まれた矩形領域)である。
【0060】
図9に示すように、本実施例では、電子テーブル11のテーブルオブジェクトは、電子テーブル11のデータ領域の右下側に位置する画像オブジェクト12を含む。本開示の実施例では、電子テーブル11のデータ領域のうち、最も左上角のセルを第1行、第1列のセルとし、上から下に向かって行数を徐々に増加させ、左から右に向かって列数を徐々に増加させ、電子テーブル11のデータ領域は、5行4列を含む。この規則により、画像オブジェクト12が位置するターゲットセル13のセル位置は、第6行第5列であり、画像オブジェクト12が位置するターゲットセル13は、データ領域の外側に位置する。
【0061】
本開示の実施例では、ターゲットセルがデータ領域の左上側または右下側のいずれかの位相行列位置に位置する場合、ターゲットテーブルユニットは、データベーステーブルに対応する新設した行列位置に位置する。
【0062】
図10は、本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。図10のデータベーステーブル14は、図9で提供される電子テーブル11に基づいて生成されて表示されるデータベーステーブル14である。図10に示すように、データベーステーブル14のうちの最初の5行、最初の4列は、電子テーブル11のデータ領域に基づいて生成される。また、データベーステーブル14には新設した行と新設した列が増加され、新設した行が最下側の第6行に位置し、新設した列が最右側の第5列に位置する。
【0063】
ターゲットセル13のセル位置に基づいて、ターゲットテーブルユニット15は、データベーステーブル14における行位置が6、列位置が5であるセルと確定される。ターゲットテーブルユニット15の位置が確定された後、電子テーブル11における第6行第5列のターゲットセル13に属する画像オブジェクト12は、データベーステーブル14における第6行第5列に表示されて出力される。
【0064】
上述した各実施例では、画像オブジェクト12は、いずれも導入待ちの電子テーブル11の1つのセルが確定された領域内に位置するので、このセルを、直接画像オブジェクト12が属するターゲットセル13とすることができる。本開示の他の実施例では、画像オブジェクト12は、導入待ちの電子テーブル11の複数のセルが確定された領域にまたがる可能性があり、このとき、画像オブジェクト12に基づいてカバーされる電子テーブル11の複数のセルのうち、1つのセルをターゲットセル13として選定する必要がある。
【0065】
図11は、本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。図11に示すように、本開示のさらに別の実施例において、画像オブジェクト12は、電子テーブル11における2つのセルをカバーしており、2つのセルは、それぞれデータ領域におけるセル位置が第2行第2列、第2行第3列のセルであり、この時、当該2つのセルのうちの1つのセルをターゲットセル13として確定し、そして、このターゲットセル13に基づいてデータベーステーブル14におけるターゲットテーブルユニット15を確定する必要がある。
【0066】
本開示の実施例では、画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合、画像オブジェクトがカバーするセルから選択された1つのセルをターゲットセルとする。
【0067】
図12は、本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。図12のデータベーステーブル14は、図11で提供された電子テーブル11に基づいて生成されて表示されるデータベーステーブル14である。
【0068】
図12に示すように、本開示の実施例では、ターゲットテーブルユニット15は、データベーステーブル14の第2行第2列のセルであり、即ち、ターゲットセル13は、電子テーブル11における第2行第2列のセルとして選定されている。本開示の実施例では、ターゲットセル13の位置は、画像オブジェクト12における基準点(例えば、画像オブジェクト12の左上角点)に基づいて選定されてもよいし、各セルにおける画像オブジェクト12の割合(具体的には、あるセルにおける画像セルの割合が最大である場合、そのセルをターゲットセル13とする)に基づいて選定されてもよい。
【0069】
本開示の実施例のいくつかの適用では、ターゲットテーブルユニット15は、ターゲットセル13のセル位置に基づいて確定されること以外に、ターゲットセルグループに格納されたテーブルオブジェクトのオブジェクトタイプに基づいて確定される必要がある。ここで、ターゲットセルグループは、ターゲットセル13が属するセルグループである。実際の適用では、ターゲットセルグループは、電子テーブル11中のある行であってもよいし、電子テーブル中のある列であってもよいし、ユーザによって選定された複数の連続した行または列のセルの集合であってもよい。
【0070】
本開示の一実施例では、あるターゲットセルグループ中のオブジェクトタイプがすべて画像タイプである場合、ターゲットテーブルユニットはセル位置のみに基づいて確定される。
【0071】
具体的には、図3図4を参照する。図3におけるセルのうち、ターゲットセル13のセルグループは第2列であり、電子テーブル11の第2列のすべてのセルを見た後、このセルグループには画像オブジェクト12のみが格納されており、他のオブジェクトは格納されていないと確定すれば、セル位置のみに基づいてターゲットテーブルユニット15を確定することができる。図3及び図4の実施例では、ターゲットテーブルユニット15は、データベーステーブル14の行位置が2、列位置が2であるセルであると確定される。
【0072】
本開示の一実施例では、オブジェクトタイプが画像タイプ以外の他のオブジェクトタイプを含む場合、ターゲットテーブルユニットはデータベーステーブルにおける新設したセルグループ内のターゲット位置に位置し、新設したセルグループはターゲットセルグループのセルグループ属性に基づいて確定され、ターゲット位置はセル位置に基づいて確定される。
【0073】
図13は、本開示のさらに別の実施例が提供した導入待ちの電子テーブルの構成図である。図13に示すように、本開示のさらに別の実施例では、データ領域は5行4列であり、画像オブジェクト12は、データ領域の第2行第2列、即ち、ターゲットセル13がデータ領域の第2行第2列に位置している。
【0074】
このターゲットセル13に対応するセルグループは第2列であり、第2列に表示されているオブジェクトを見続けると、第2行第2列には画像オブジェクト12が表示されていること以外に、第3行第2列と第4行第2列にはいずれもテキストオブジェクトが示されていることが確定される。つまり、この時、第2列には2種類のオブジェクトが含まれている。続行して前述のルールに従ってオブジェクトをデータベーステーブル14に導入すると、データベーステーブル14における第2列にはテキストオブジェクトと画像オブジェクト12とが同時に格納され、一列のオブジェクトのデータ属性は同じではなくなってしまう。
【0075】
本開示の実施例では、ターゲットセルグループのオブジェクトタイプが画像タイプ以外のオブジェクトタイプを含む場合、ターゲットテーブルユニットは、データベーステーブルにおける新設したセルグループ内のターゲット位置に位置する。ここで、新設したセルグループは、ターゲットセルグループのセルグループ属性に基づいて確定され、ターゲット位置はセル位置に基づいて確定される。前の段落で出現する問題を回避するために、本開示の実施例では、電子テーブル11の画像オブジェクト12を含むセルグループに他のオブジェクトタイプが更に含まれている場合には、データベーステーブル14にセルグループを新設し、新設したセルグループのターゲット位置にターゲットセル13グループを設定する。
【0076】
図14は、本開示のさらに別の実施例が表示したデータベーステーブルの概略図である。図14のデータベーステーブル14は、図13で提供された電子テーブル11に基づいて生成されて表示されるデータベーステーブル14である。図14に示すように、第2列に画像オブジェクト12が格納され、第2列にテキストオブジェクトと画像オブジェクト12とが同時に格納されてしまうことを回避するために、本開示の実施例では、電子テーブル11の5行4列をデータベーステーブル14に導入した上で、データベーステーブル14に1列(即ち第5列)を新設し、電子テーブル11の第2行第2列における画像オブジェクト12を第2行第5列に格納し、即ちターゲットテーブルユニット15がデータベーステーブル14の第2行第5列に位置する。
【0077】
図15は、本開示の実施例が提供した別の電子テーブル導入方法のフローチャートである。実際の適用では、電子テーブルの導入方法は、サーバによって実行されてもよく、サーバは図1におけるサーバ120であってもよい。
【0078】
図15を参照し、本開示の実施例において、電子テーブル導入方法は、ステップS201~S204を含む。
【0079】
ステップS201において、ファイル導入要求を受信し、ファイル導入要求に導入待ちの電子テーブルが担持される。
【0080】
本開示の実施例では、電子機器がユーザによって導入された電子テーブルを受信した後、電子テーブルがファイル導入要求の一部としてサーバに送信され、サーバはファイル導入要求を受信した後、そのうちの導入待ちの電子テーブルを抽出することができる。
【0081】
本開示の他の実施例では、電子機器は、ファイル導入要求を受信することと、ファイル導入要求を処理することとを併せ持つ機器であってもよく、この場合、電子機器は、ユーザによって入力されたファイル導入要求を受信した後、ファイル導入要求を直接処理する。
【0082】
ステップS202において、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定する。
【0083】
本開示の実施例では、電子テーブルに格納されるテーブルオブジェクトは、以下のような種類を含む。(1)電子テーブルのセルに格納したデータオブジェクトであって、データオブジェクトは、テキストであってもよいし、数値クラスのデータであってもよい。(2)電子テーブルに添付ファイルの方式で格納された画像オブジェクトであって、電子テーブルの表示時に、セルの上方にフローティング方式で設定された画像オブジェクトであり、実際の適用では、電子テーブルには、画像オブジェクトが含まれること以外に、画像オブジェクトの位置座標、画像オブジェクトのサイズを含む画像オブジェクトの属性情報が更に格納されることができる。
【0084】
前のように、画像オブジェクトは、電子テーブルのセルに直接格納されるのではなく、添付ファイルの方式で電子テーブルに格納されており、フローティング展示の方式によってセルの上方に設定されているが、実際の適用では、ユーザは電子テーブルを設定する際に画像オブジェクトをセルの内容として認定する。
【0085】
実際に電子テーブルを作成する際の設定の慣習に適合させるために、本開示の実施例では、電子テーブルをデータベーステーブルに導入する際に、画像オブジェクトを削除せずに、画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定する。画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定した後、後続のステップで、画像オブジェクトをデータベーステーブルにどのように格納するかを確定する。
【0086】
ステップS203において、ターゲットセルのセル位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定する。
【0087】
画像オブジェクトに対応するターゲットセルが確定された後、本開示の実施例では、ターゲットセルの属性が再照会され、ターゲットセルのセル位置が確定される。
【0088】
本開示の実施例では、ターゲットセルのセル位置は、電子テーブルにおけるターゲットセルの絶対的なテーブル位置ではなく、電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される相対位置である。
【0089】
例えば、電子テーブルにおけるデータ領域が電子テーブルの第3行第3列から始まり、ターゲットセルが電子テーブルの第4行第4列である場合、データ領域に基づいて、ターゲットセルのセル位置は、第2行第2列になる。
【0090】
ターゲットセルの位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定することは、実際の電子テーブル中の格納状況に基づいて、データベースのどのセルをターゲットセルに対応するターゲットテーブルユニットとするかを確定することである。
【0091】
例えば、ある実際の適用では、前述のターゲットセルのセル位置は第2行第2列であることに対応して、ターゲットテーブルユニットはデータベーステーブルにおける第2行第2列である。
【0092】
ステップS204において、画像オブジェクトをターゲットテーブルユニット内に格納する。
【0093】
本開示の実施例が提供した電子テーブル導入方法を採用し、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合に、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに画像オブジェクトを表示し、画像オブジェクトを削除させず、電子テーブルデータをデータベーステーブルに導入した後のデータの完全性を保証する。
【0094】
実際の適用では、ステップS202での画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定する方法は、電子テーブルにおいて画像オブジェクトがカバーするセルの数によって異なる。具体的には、以下の(1)~(2)を含む。
【0095】
(1)画像オブジェクトが一つのセルのみをカバーする場合に、画像オブジェクトがカバーする一つのセルをターゲットセルとする。
【0096】
実際にexcelなどの電子テーブルを作成する経験を結合して、画像オブジェクトを1つのセル内に配置する場合、この画像オブジェクトの多くはセルの位置属性と他の対応する行のデータとして、1つのデータタプルを構成する。このとき、画像オブジェクトによってカバーされたセルを直接ターゲットセルとすることができる。
【0097】
(2)画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合、画像オブジェクトがカバーするセルから選択された1つのセルをターゲットセルとする。
【0098】
実際にexcelなどの電子テーブルを作成する経験を結合して、ある画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合、画像が大きく、相応するセルのサイズが小さい場合が多く、画像サイズの縮小による画像の不鮮明を避けるために、このとき、画像オブジェクトが複数のセルをカバーする。画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合、電子テーブルを作成するユーザは、実際に画像オブジェクトを1つのセルにおける要素として、他の対応する行のデータとともにデータタプルを構成したいだけである。
【0099】
そのため、本開示の実施例では、画像オブジェクトが複数のセルをカバーする場合、それがカバーするセルから選択された1つのセルをターゲットセルとする。
【0100】
本開示の実施例では、前述の(2)が具体的に実現される場合、複数のサブケースに細分化されてもよい。
【0101】
第1サブケースにおいて、画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーする場合、画像オブジェクトの基準点が位置するセルをターゲットセルとする。
【0102】
本開示の実施例では、画像オブジェクトの基準点は、画像オブジェクトの角点または中点であってもよく、角点は、左上角点、右下角点、左下角点または右上角点のいずれかであってもよい。実際の適用では、基準点は左上角点を選択することが多い。
【0103】
画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーしている場合には、高い確率の場合、この時にユーザは設定した基準点に従って画像オブジェクトを設定し、例えば、多くの場合、ユーザは画像オブジェクトの左上角点に従って画像オブジェクトを設定する。ここで、画像オブジェクトの基準点が位置するセルをターゲットセルにする。
【0104】
画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーしている場合には、高い確率の場合、この時でユーザが設定した基準点に従って画像オブジェクトを設定し、例えば、多くの場合、ユーザは画像オブジェクトの左上角点に従って画像オブジェクトを設定する。この時、画像オブジェクトの基準点が位置するセルをターゲットセルとする。
【0105】
第2サブケースにおいて、画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーしない場合、画像オブジェクトの中点が位置するセルをターゲットセルとする。
【0106】
本開示の実施例では、画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーしていない場合、即ち、画像オブジェクトの角点がセルの角点に対して位置ずれしている場合、画像オブジェクトの角点に基づいて画像オブジェクトが属するターゲットセルを明確に確定することができない。この時、まず、画像オブジェクトの中点が位置するセルを求め、画像オブジェクトの中点が位置するセルを画像オブジェクトが位置するターゲットセルとする。
【0107】
一方、第2サブケースにおいて、画像オブジェクトの中点が位置するセルを確定するステップは、ステップS301~S303のようにしてもよい。
【0108】
ステップS301において、画像オブジェクトの中点の座標値を算出する。
【0109】
本開示の実施例では、画像オブジェクトの中点の座標値を算出する。また、以下の状況があってもよい。(1)画像オブジェクトにおける相対する2つの角点の座標値を取得し、相対する2つの角点の座標値に基づいて平均値を画像オブジェクトの中点の座標値として求める。実際の適用では、相対する2つの角点は画像オブジェクトの左上の角点と右下の角点であることが多い。(2)画像オブジェクトの一つの角点の座標値を取得し、画像オブジェクトの長さ及び幅を取得する。次に、一つの角点の座標値と、長さ及び幅の半分とに基づいて中点の座標値を算出して得る。
【0110】
ステップS302において、各セルにおける画像オブジェクトの占める割合に基づいて座標値を丸め、丸められた座標値を得る。
【0111】
具体的な適用では、各セルにおける画像オブジェクトの占める割合を確定し、座標値を丸め、行座標と列座標をそれぞれ丸めることができる。
【0112】
本開示の実施例では、左右2つのセルにおける画像オブジェクトの占める割合に基づいて座標値における横座標を丸め、上下のセルにおける画像オブジェクトの占める割合に基づいて座標値における縦座標を丸めてもよい。
【0113】
本開示の実施例では、セルの行の高さ、列の幅、及び画像オブジェクトの縦横は、ポンド値またはemu単位系で表されてもよい。どちらの場合も、寸法は整数寸法である。
【0114】
図16は、本開示の実施例の電子オブジェクトの電子テーブルにおける位置の概略図である。ここで、左上のセル(row0,col0)の左上角点に対する左上角点の横座標のオフセットがcwoff0であり、縦座標のオフセットがrhoff0である。右下のセル(row1,col1)の右下角点に対する右下角点の横座標のオフセットはcwoff1、縦座標のオフセットはrhoff1である。左上のセルの行幅はcw0、高さはrh0であり、右下角点の行幅はcw1、高さはrh1である。
【0115】
図面から分かるように、画像長さ方向の左側の2つのセルにおけるサイズはcw0-cwoff0であり、右側の2つのセルにおけるサイズはcw1-cwoff1である。cw0-cwoff0≧cw1-cwoff1の場合、中点の行座標は切り捨てる。一方、cw0-cwoff0<cw1-cwoff1の場合、中点の行座標を切り上げる。
【0116】
画像高さ方向の上側の2つのセルにおけるサイズはrh0-rhoff0であり、下側の2つのセルにおけるサイズはrh1-rh0ff1である。rh0-rhoff0≧rh1-rh0ff1の場合、中点の列座標は切り捨てる。rh0-rhoff0<rh1-rh0ff1であれば、中点の列座標を切り上げる。
【0117】
前述の処理により、丸められた中点座標値を得ることができる。
【0118】
ステップS303において、丸められた座標値に基づいて、画像オブジェクトがカバーするセルにおいて画像オブジェクトの中点が位置するセルを確定する。
【0119】
ステップS303において、丸められた中点座標値が確定された後、丸められた中点座標値がどのセルにあるかを再確定し、即ち、このセルを画像オブジェクトの中点が位置するセルと確定できる。
【0120】
このとき、画像オブジェクトの中点が位置するセルをターゲットセルとすることができる。
【0121】
本開示の実施例では、画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定することは、電子テーブル内の拡張可能マークアップ言語(Extensible
Markup Language、XML)に従って、画像オブジェクトがカバーするセルを確定し、そして、画像オブジェクトがカバーしたセルからターゲットセルを確定することが可能である。即ち、前述のステップ202の様々な実現可能の場合、ターゲットセルは、電子テーブル内の拡張可能マークアップ言語内の座標データまたは寸法データに基づいて確定されてもよい。
【0122】
本開示の実施例の具体的な適用では、ステップS203は、具体的には、ステップS2031及びS2032を含むことができる。
【0123】
ステップS2031において、ターゲットセルグループに格納されているテーブルオブジェクトのオブジェクトタイプを確定する。
【0124】
ターゲットセルグループは、ターゲットセルが属するセルグループである。実際の適用には、ターゲットセルグループは、ターゲットセルが位置する列であってもよく、ターゲットセルが位置する行であってもよい。具体的な適用では、ターゲットセルが位置する列である場合が多い。
【0125】
いくつかの適用では、ターゲットセルグループに画像オブジェクトのみが格納される。別のいくつかの適用では、ターゲットセルグループに画像オブジェクトも格納されるし、データオブジェクトも格納される。ここで、データオブジェクトは、テキストであってもよく、数値データであってもよい。続行して前述のルールに従ってオブジェクトをデータベーステーブルに導入すると、データベーステーブルの第2列にはテキストオブジェクトと画像オブジェクトとが同時に格納され、1つの列におけるオブジェクトのデータ属性は同じではなくなってしまう。
【0126】
ステップS2032において、セル位置とオブジェクトタイプに基づいて、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに位置することを確定する。
【0127】
ターゲットセルグループに画像オブジェクトのみが格納されている場合、セル位置のみに基づいて、ターゲットテーブルユニットを確定することができ、即ち、図3図4に示すように、ターゲットテーブルユニットはデータベーステーブルにおける行位置が2、列位置が2のセルに確定される。
【0128】
ターゲットセルグループに画像オブジェクトが格納されているだけでなく、他のオブジェクトも格納されている場合、このとき、画像オブジェクトをターゲットセルと同じセル位置のセルに直接導入すると、データベーステーブルの1列または1行に2種類のオブジェクトが同時に格納されており、それにより、1列または1行のオブジェクトのデータ属性が同じではなくなってしまう。
【0129】
上記の問題を回避するために、本開示の実施例では、電子テーブルにおけるデータ領域のデータ導入をそのセル位置に従ってデータベーステーブルに導入すると同時に、データベーステーブルにおいて1列(または1行)を新規作成し、データベーステーブルの新設されたセルグループ内のターゲット位置にターゲットテーブルユニットを設定する。図13及び図14に示すように、第2列に画像オブジェクトが格納され、第2列にテキストオブジェクトと画像オブジェクトとが同時に格納されることを回避するために、本開示の実施例では、電子テーブルの5行3列をデータベーステーブルに導入した上で、データベーステーブルに1列(即ち第4列)を新設し、電子テーブルの第2行第2列の画像オブジェクトを第2行第4列に格納し、即ち、ターゲットテーブルユニットがデータベーステーブルの第2行4列に位置する。
【0130】
上述した電子テーブル導入方法を提供すること以外に、本開示の実施例は、電子テーブル導入装置を更に提供する。
【0131】
図17は本開示の実施例が提供した電子テーブル導入装置の構成概略図である。本開示のいくつかの実施例では、電子テーブル導入装置は、図1に示された電子機器110のような電子機器内に配置されてもよい。そのうち、電子機器は、携帯電話、タブレット、デスクトップパソコン、オールインワン、車載機器、ウェアラブル機器などの通信機能を持つ機器とすることができる。
【0132】
図17に示すように、電子テーブル導入装置1700は、第1受信ユニット1701と、オブジェクト表示ユニット1702とを備える。
【0133】
第1受信ユニット1701は、導入待ちの電子テーブルを受信するために用いられる。
【0134】
オブジェクト表示ユニット1702は、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに画像オブジェクトを表示するために用いられる。
【0135】
本開示の実施例におけるターゲットテーブルユニットは、ターゲットセルのセル位置に基づいて確定され、ターゲットセルが電子テーブルにおける画像オブジェクトが属するセルである。即ち、オブジェクト表示ユニット1702は、電子テーブルの画像オブジェクトが属するセルに基づいて、データベーステーブルにおけるターゲットセルに対応するターゲットテーブルユニットを確定した後、ターゲットテーブルユニットで囲んだ表示領域内に、電子テーブルオブジェクトを画像オブジェクトとして表示する。
【0136】
本開示の実施例が提供した電子テーブル導入装置1700を採用することで、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに画像オブジェクトを表示し、画像オブジェクトを削除させず、電子テーブルデータをデータベーステーブルに導入した後のデータの完全性を保証する。
【0137】
本開示のいくつかの実施例において、ターゲットテーブルユニットはデータ領域に対するターゲットセルの位置に基づいて確定される。
【0138】
本開示のいくつかの実施例において、オブジェクト表示ユニット1702は、ターゲットセルがデータ領域内に位置する場合、ターゲットテーブルユニットがデータベーステーブルにおけるセル位置に位置することを確定する。
【0139】
本開示のいくつかの実施例において、オブジェクト表示ユニット1702は、ターゲットセルがデータ領域の左側または右側に位置する場合、ターゲットテーブルユニットがデータベーステーブルにおける新設した列におけるターゲット行位置に位置し、ターゲット行位置はセル位置における行位置であることを確定する。
【0140】
本出願のいくつかの実施例において、オブジェクト表示ユニット1702は、ターゲットセルがデータ領域の上方または下方に位置する場合、ターゲットテーブルユニットがデータベーステーブルにおける新設した行におけるターゲット列位置に位置し、ターゲット列位置はセル位置における列位置であることを確定する。
【0141】
本開示のいくつかの実施例において、オブジェクト表示ユニット1702は、ターゲットセルのセル位置とターゲットセルグループに格納されているテーブルオブジェクトのオブジェクトタイプに基づいてターゲットテーブルユニットを確定する。
【0142】
本開示のいくつかの実施例において、オブジェクト表示ユニット1702は、ターゲットセルのセル位置とターゲットセルグループに格納されているテーブルオブジェクトのオブジェクトタイプに基づいて確定し、ここで、ターゲットセルグループはターゲットセルが属するセルグループである。
【0143】
具体的には、オブジェクト表示ユニット1702は、ターゲットセルグループにおけるオブジェクトタイプがいずれも画像タイプである場合、セル位置に基づいてターゲットテーブルユニットを確定する。一方、オブジェクト表示ユニット1702は、ターゲットセルグループのオブジェクトタイプに画像タイプ以外の他のオブジェクトタイプが含まれる場合、データベーステーブルにおける新設したセルグループ内のターゲット位置が位置するセルをターゲットテーブルユニットとし、そのうち、新設したセルグループはターゲットセルグループのセルグループ属性に基づいて確定され、ターゲット位置はセル位置に基づいて確定される。
【0144】
なお、図17に示した電子テーブル導入装置1700は、図3図14に示した方法の実施例の各ステップを実行し、図2図14に示した方法の実施例の各プロセス及び効果を実現でき、ここでは割愛する。
【0145】
図18は本開示の実施例が提供した別の電子テーブル導入装置の構成概略図である。本開示のいくつかの実施例では、当該電子テーブル導入装置は、図1に示されたサーバ120のようなサーバ内に配置されてもよい。ここで、サーバは、クラウドサーバやサーバクラスタなどのストレージ及びコンピューティング機能を有する機器であってもよい。
【0146】
図18に示すように、本開示の実施例が提供した電子テーブル導入装置は、第2受信ユニット1801と、第1確定ユニット1802と、第2確定ユニット1803と、オブジェクト格納ユニット1804とを備える。
【0147】
第2受信ユニット1801はファイル導入要求を受信することに使用され、ファイル導入要求に導入待ちの電子テーブルが担持される。
【0148】
第1確定ユニット1802は電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含むことを検出した場合、画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定することに使用され、ターゲットセルは、電子テーブルにおけるセルである。
【0149】
第2確定ユニット1803はターゲットセルのセル位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定することに使用され、セル位置は電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される。
【0150】
オブジェクト格納ユニットと1804は画像オブジェクトをターゲットテーブルユニット内に格納することに使用される。
【0151】
本開示の実施例が提供した電子テーブル導入装置を採用することで、電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに画像オブジェクトを導入し、画像オブジェクトを削除させず、電子テーブルデータをデータベーステーブルに導入した後のデータの完全性を保証する。
【0152】
本開示の実施例のいくつかの適用において、第1確定ユニット1802は具体的に画像オブジェクトが属するターゲットセルを画像オブジェクトがカバーするセルの数に基づいて確定する。
【0153】
本開示の実施例のいくつかの適用において、第1確定ユニット1802は、画像オブジェクトが1つのセルをカバーした場合、画像オブジェクトがカバーした1つのセルをターゲットセルとする。第1確定ユニット1802は、画像オブジェクトが複数のセルをカバーした場合、画像オブジェクトがカバーしたセルから選択された1つのセルをターゲットセルとする。
【0154】
本開示の実施例のいくつかの適用において、第1確定ユニット1802は、具体的に、画像オブジェクトが複数のセルをカバーした場合に基づいて、画像オブジェクトのターゲット点が位置するセルをターゲットセルとすることに使用される。
【0155】
具体的には、画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーした場合、第1確定ユニット1802は、画像オブジェクトの基準点が位置するセルをターゲットセルとする。画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーしていない場合、第1確定ユニット1802は、画像オブジェクトの中点が位置するセルをターゲットセルとする。
【0156】
画像オブジェクトが複数のセルを完全にカバーする場合、画像オブジェクトの中点が位置するセルをターゲットセルとするために、第1確定ユニット1802は、更に、画像オブジェクトの中点の座標値を算出し、各セルにおける画像オブジェクトの占有率に基づいて座標値を丸め、丸められた座標値を得て、丸められた座標値に基づいて、画像オブジェクトがカバーしたセルにおいて、画像オブジェクトの中点が位置するセルを確定することに使用される。
【0157】
本開示の実施例のいくつかの適用において、第1確定ユニット1802は、電子テーブル内の拡張可能マークアップ言語により、画像オブジェクトがカバーするセルを確定し、画像オブジェクトがカバーするセルにおいてターゲットセルを確定する。
【0158】
本開示の実施例のいくつかの適用において、第1確定ユニット1802は、ターゲットセルグループに格納されているテーブルオブジェクトのオブジェクトタイプを確定して、その後、セル位置及びオブジェクトタイプに基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定する。ターゲットセルグループは、ターゲットセルが属するセルグループである。
【0159】
本開示の実施例は、プロセッサと、プロセッサが実行可能指令を格納するメモリとを含むことができる電子テーブル導入装置を更に提供する。ここで、プロセッサは、メモリから実行可能な指令を読み出し、指令を実行して上記実施例における電子テーブル導入方法を実施するために使用されてもよい。
【0160】
なお、図18に示した電子テーブル導入装置は、図3図16に示した方法の実施例の各ステップを実行し、図2図16に示した方法の実施例の各プロセス及び効果を実現でき、ここでは割愛する。
【0161】
図19は本開示の実施例が提供した電子テーブル導入機器の構成概略図を示す。以下では、本開示の実施例における電子テーブル導入機器1900を実現するために使用されるのに適した構成図を具体的に示す図19を参照する。
【0162】
本開示の実施例における電子テーブル導入機器1900は電子機器またはサーバである。
【0163】
ここで、電子機器は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント、Personal
Digital Assistant)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブル・マルチメディア・プレーヤー、Portable Multimedia Player)、車載端末(例えば、カーナビゲーション端末)などの携帯端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、これらに限定されるものではない。サーバは、クラウドサーバやサーバクラスタなどのストレージ及びコンピューティング機能を有する機器であってもよい。
【0164】
なお、図19に示す電子テーブル導入機器1900は一例にすぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に制限を与えるべきではない。
【0165】
図19に示すように、電子テーブル導入機器1900は、読み取り専用メモリ(ROM)1902に格納されたプログラム、または格納装置1908からランダムアクセスメモリ(RAM)1903にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行することができる処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックスプロセッサなど)1901を含むことができる。RAM1903には、電子テーブル導入機器1900の操作に必要な各種のプログラムやデータも格納されている。処理装置1901、ROM1902、RAM1903は、バス1904を介して接続されている。入出力(I/O)インターフェース1905もバス1904に接続される。
【0166】
通常、以下の装置がI/Oインターフェース1905に接続されることが可能である。例えば、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置1906、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力装置1907、例えば、磁気テープ、ハードディスク等を含む格納装置1908、及び通信装置1909である。通信装置1909は、電子テーブル導入機器1900がデータを交換するために他の装置と無線または有線で通信することを可能にすることができる。図19は、様々な装置を有する電子テーブル導入機器1900を示しているが、示されている装置のすべてを実施または備えることは必ずしも必要ではないことが理解されるべきである。代替的に、より多いまたはより少ない装置を実施し、または備えることができる。
【0167】
本開示の実施例はコンピュータ可読格納媒体を更に提供した。当該コンピュータ可読格納媒体は、上記の実施例における電子テーブル導入方法を実行するためのコンピュータプログラムを格納した。
【0168】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して上述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。例えば、本開示の実施例は、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む、非一時的なコンピュータ可読媒体上に搭載されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含む。このような実施例では、コンピュータプログラムは、通信装置1909を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、格納装置1908からインストールされてもよいし、ROM1902からインストールされてもよい。このコンピュータプログラムが処理装置4101によって実行されると、本開示の実施例に係る電子テーブル導入方法に限定される上述した機能が実行される。
【0169】
なお、本開示で上述したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読格納媒体、または上記の両方の任意の組み合わせであることができる。コンピュータ可読格納媒体は、電気的、磁気的、光的、電磁的、赤外線的、または半導体的なシステム、装置またはデバイス、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読格納媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ可読格納媒体は、指令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはそれらと組み合わせて使用されることができるプログラムを含むまたは格納する任意の有形媒体とすることができる。一方、本開示では、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドにおいて、またはキャリアの一部として伝搬するデータ信号を含むことができる。このような伝播されたデータ信号は、電磁信号、光信号、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない様々な形態をとることができる。コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはそれらと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝播、または伝送することができるコンピュータ可読格納媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体上に含まれるプログラムコードは、ワイヤ、光ケーブル、RF(無線周波数)など、または上記の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体で伝送されてもよい。
【0170】
いくつかの実施形態では、クライアント及びサーバは、HTTP(HyperText
Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)などの現在知られているまたは将来研究開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、任意の方式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ネットワークネットワーク(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、アドホックエンドツーエンドネットワーク)、及び現在知られているネットワークまたは将来研究開発されるネットワークなどがある。
【0171】
上記コンピュータ可読媒体は、前記電子テーブル導入機器に含まれるものであってもよい。また、この電子テーブル導入機器に組み込まれていない別個の存在であってもよい。
【0172】
上記のコンピュータ可読媒体は、1つ以上のプログラムを担持し、上記の1つまたは複数のプログラムが電子テーブル導入機器によって実行されると、当該電子テーブル導入機器を実行するようにする。
【0173】
導入待ちの電子テーブルを受信させ、前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、データベーステーブルのターゲットテーブルユニットに、前記画像オブジェクトを表示する。ここで、前記ターゲットテーブルユニットはターゲットセルのセル位置に基づいて確定され、前記ターゲットセルは前記電子テーブルにおいて前記画像オブジェクトが属するセルであり、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定される。
【0174】
または、導入待ちの電子テーブルを受信させ、前記ファイル導入要求に導入待ちの電子テーブルが担持され、前記電子テーブルにおけるテーブルオブジェクトが画像オブジェクトを含む場合、前記画像オブジェクトが属するターゲットセルを確定し、前記ターゲットセルは、前記電子テーブルにおけるセルであり、前記ターゲットセルのセル位置に基づいて、データベーステーブルに位置するターゲットテーブルユニットを確定し、前記セル位置は前記電子テーブルのデータ領域に基づいて確定され、前記画像オブジェクトを前記ターゲットテーブルユニット内に格納する。
【0175】
本開示の実施例では、1つまたは複数のプログラミング言語またはその組み合わせで本開示の操作を実行するためのプログラムコードを書くことが可能であり、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のオブジェクト指向プログラミング言語を含みが、これらに限定されなく、「C」言語などの従来の手続き型プログラミング言語も含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータ上で実行され、部分的にユーザコンピュータ上で実行され、独立したソフトウェアパッケージとして実行され、部分的にユーザコンピュータ上で、部分的にリモートコンピュータ上で実行され、または完全にリモートコンピュータまたはサーバ上で実行されてもよい。リモートコンピュータに関連する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピュータに接続することができ、または、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを介して接続するなどの外部コンピュータに接続することができる。
【0176】
図面のフローチャート及びブロック図は、本開示の複数の実施例に係るシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に従って実現できるアーキテクチャ、機能、及び動作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、所定の論理機能を実現するための実行可能な指令を1つまたは複数含むモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表すことができる。なお、代替として実現される場合において、ブロックに表示される機能は、図面に表示される順序とは異なる順序で発生することができる。例えば、関連する機能に応じて、2つの連続して表示されたブロックは実際には基本的に並列に実行することができ、それらは逆の順序で実行することもできる。ブロック図及び/またはフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専用のハードウェアベースのシステムで実現することができ、または専用のハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現することができることにも注意してください。
【0177】
本開示の実施例に係る説明されたユニットは、ソフトウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって実現されてもよい。そのうち、ユニットの名称は、ある場合にはそのユニット自体に対する限定を構成しない。
【0178】
本明細書で上記の機能は、少なくとも部分的に、1つまたは複数のハードウェア論理構成要素によって実行されることができる。例えば、非限定的に、使用され得る例示的なタイプのハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複雑プログラマブルロジック機器(CPLD)などを含む。
【0179】
本開示の文脈では、機械可読媒体は、指令実行システム、装置、または機器が使用するための、または指令実行システム、装置、または機器と共に使用するための、プログラムを含むまたは格納することができる有形媒体とすることができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体または機械可読格納媒体とすることができる。機械可読格納媒体は、電気的、磁気的、光的、電磁的、赤外線的、または半導体的なシステム、装置または機器、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。機械可読格納媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のワイヤによる電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学メモリ機器、磁気メモリ機器、または上記の任意の適切な組み合わせを含むことができる。
【0180】
以上の説明は、本開示の好ましい実施例及び適用される技術原理の説明にすぎない。当業者は、本開示に係る開示の範囲は、上記の技術的特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限定されるものではなく、上記の開示の発想から逸脱することなく、上記の技術的特徴又はその同等な特徴の任意の組み合わせからなる他の技術案もカバーすべきであることを理解するであろう。例えば、上述の特徴と本開示で開示された(ただし、これらに限定されない)類似の機能を有する技術的特徴とを相互に置換して形成された技術案である。
【0181】
また、各操作は特定の順序で示されているが、示されている特定の順序でこれらの操作が実行されるか、または順次実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。ある環境では、マルチタスクや並列処理が有利になる場合がある。同様に、いくつかの具体的な実施の詳細が上記の論述に含まれているが、これらは本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。個別の実施例の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施例において組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施例において個別に、または任意の適切なサブコンビネーションで実現されてもよい。
【0182】
本主題は、構造的特徴及び/または方法的論理動作に固有の言語で説明されているが、特許請求の範囲において限定される主題は、上述した特定の特徴または動作に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。逆に、上記で説明された特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態にすぎない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【国際調査報告】