(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-02
(54)【発明の名称】パワーモジュールを製造するための方法およびパワーモジュール
(51)【国際特許分類】
H01L 25/07 20060101AFI20240424BHJP
H01L 21/50 20060101ALI20240424BHJP
【FI】
H01L25/04 C
H01L21/50 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560442
(86)(22)【出願日】2022-03-24
(85)【翻訳文提出日】2023-11-27
(86)【国際出願番号】 EP2022057783
(87)【国際公開番号】W WO2022207453
(87)【国際公開日】2022-10-06
(32)【優先日】2021-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523380173
【氏名又は名称】ヒタチ・エナジー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】HITACHI ENERGY LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リウ,チュンレイ
(72)【発明者】
【氏名】サルバトーレ,ジョバンニ
(72)【発明者】
【氏名】シュダーラー,ユルゲン
(72)【発明者】
【氏名】モーン,ファビアン
(57)【要約】
パワーモジュール(10)を製造するための方法は、第1のプレート(11)を提供することと、第2のプレート(12)を提供することと、第1のプレート(11)上に第1の数Nのパワー半導体本体(13~18)を配置することと、第1の数Nの可撓性構造体(23~28)を付加製造すること、または第1の数Nの付加製造された可撓性構造体(23~28)を提供することと、第1のプレート(11)と、第1の数Nのパワー半導体本体(13~18)と、第1の数Nの可撓性構造体(23~28)と、第2のプレート(12)を備えるスタックを形成することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パワーモジュール(10)を製造するための方法であって、
第1のプレート(11)を提供することと、
第2のプレート(12)を提供することと、
前記第1のプレート(11)上に第1の数Nのパワー半導体本体(13~18)を配置することと、
第1の数Nのプリフォーム(43~45)を提供することと、
第1の数Nの可撓性構造体(23~28)を付加製造すること、または第1の数Nの付加製造された可撓性構造体(23~28)を提供することと、
前記第1のプレート(11)と、前記第1の数Nのパワー半導体本体(13~18)と、前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)と、前記第1の数Nのプリフォーム(43~45)と、前記第2のプレート(12)とを備えるスタックを形成することと
を含み、
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)は、前記第1の数Nのプリフォーム(43~45)上に付加製造される、方法。
【請求項2】
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)は、前記第1の数Nのパワー半導体本体(13~18)の高さ差を補償するように構成される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)をばね(29)として付加製造する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ばね(29)は、コイル(30)およびばねワッシャ(51~56)のスタックを含む群の形態を有する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)を、多孔質構造体または中空構造体として付加製造する、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
非導電性材料を使用することによって前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)を付加製造する、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
オーステナイトニッケル-クロム系合金を使用することによって前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)を付加製造する、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
金属または金属合金である導電性材料を使用することによって前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)を付加製造する、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のプレート(12)を前記第1の数Nの半導体本体(13~18)または前記第1の数Nのプリフォーム(43~45)に接続するために前記スタック内に配置された第1の数Nの導通部(33~38)を提供する、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
可撓性構造体(23)を製造するための方法であって、
第1の数Nの実施(43~45)を提供することと、
前記第1の数Nの実施(43~45)上に第1の数Nの可撓性構造体(23~28)を付加製造することと
を含み、
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)は、パワーモジュール(10)向けに構成される、方法。
【請求項11】
パワーモジュール(10)であって、
第1のプレート(11)と、第1の数Nのパワー半導体本体(13~18)と、第1の数Nの実施(43~45)と、第1の数Nの可撓性構造体(23~28)と、第2のプレート(12)とを備えるスタックを備え、前記第1の数Nの可撓性構造体(23~28)は、前記第1の数Nの実施(43~45)上に付加製造される、パワーモジュール(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、パワーモジュールを製造するための方法、可撓性構造体を製造するための方法、およびパワーモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
パワーモジュールは、第1のプレートと第2のプレートとの間に位置するパワー半導体本体を含む。第2のプレートとパワー半導体本体との間には、たとえば、ばねが配置される。ばねを介して第2のプレートとパワー半導体本体の第1の表面との間の良好な電気的接触を達成するために圧力が加えられ得る。ばねは、パワー半導体本体の第1の表面に適合するように設計される。しかしながら、このようなばねは、より小さいパワー半導体本体に適合するように容易に小型化することはできない。
【0003】
米国特許第6320268号明細書は、圧力によって接触が行われる半導体チップを有するパワー半導体モジュールについて言及している。接触要素は、その間にばね要素が位置する2つの平坦な接触面を有する。
【0004】
米国特許出願公開第2020/0152595号明細書は、圧接パワー半導体モジュールのためのばね電極に関する。
【0005】
米国特許出願公開第2019/0229030号明細書は、パワーモジュールおよびパワーモジュールを製造するための方法に関する。
【0006】
中国特許第108281405号明細書は、パワーデバイスモジュールおよびその作製方法に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
パワーモジュールを製造するための方法、可撓性構造体を製造するための方法、およびパワーモジュールが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態によれば、パワーモジュールを製造するための方法は、第1のプレートを提供することと、第2のプレートを提供することと、第1のプレート上に第1の数Nのパワー半導体本体を配置することと、第1の数Nの可撓性構造体を付加製造すること、または第1の数Nの付加製造された可撓性構造体を提供することと、第1のプレートと、第1の数Nのパワー半導体本体と、第1の数Nの可撓性構造体と、第2のプレートを備えるスタックを形成することとを含む。
【0009】
有利には、第1の数Nの可撓性構造体は、小さい面積または大きい面積を有する第1の表面を有するパワー半導体本体に適合するように設計することができる。付加製造は、適切な直径および適切な可撓性を有する第1の数Nの可撓性構造体を製造するための汎用ツールである。
【0010】
付加製造は、3-D印刷または3D印刷とも呼ばれ得る。
さらなる実施形態によれば、付加製造は、以下の技術、すなわち、熱溶解積層法(略してFDM)、選択的レーザ焼結(略してSLS)、選択的レーザ溶融(略してSLM)、電子ビーム溶融(略してEBM)、金属構造体の付加製造、または別の付加製造技術のうちの1つを使用して実施される。
【0011】
一実施形態によれば、可撓性構造体を製造するための方法は、第1の数Nの可撓性構造体を付加製造することを含む。第1の数Nの可撓性構造体は、パワーモジュール向けに構成される。
【0012】
本開示に記載の可撓性構造体を製造するための方法は、例示的に、パワーモジュールを製造するための方法に適している。したがって、可撓性構造体を製造するための方法に関連して説明した特徴および利点をパワーモジュールを製造するための方法に使用することができ、逆もまた同様である。
【0013】
一実施形態によれば、パワーモジュールは、第1のプレートと、第1の数Nのパワー半導体本体と、第1の数Nの可撓性構造体と、第2のプレートとを備えるスタックを備える。
【0014】
さらなる実施形態によれば、第1の数Nの可撓性構造体は、付加製造によって製造される。したがって、第1の数Nの可撓性構造体は、第1の数Nの付加製造可撓性構造体として実装される。
【0015】
有利には、第1の数Nの可撓性構造体によって、小さいパワー半導体本体の場合および大きいパワー半導体本体の場合にも、第2のプレートから第1の数Nのパワー半導体本体に圧力を加えることができる。
【0016】
一例では、可撓性構造体が変形可能構造体として実現される。したがって、第1の数Nの可撓性構造体は、第1の数Nの変形可能構造体として製造される。
【0017】
付加製造によって作成される可撓性構造体などの部品は、フライス加工、旋削加工、ねじ切り、研削、削り出し、溶接、ろう付け、線引きなど金属加工-、および射出成形などの他の技術によって製造された部品と区別することができる。付加製造によって作成された部品は、部品の内部構造および/または部品の表面をチェックすることによって認識することができる。付加製造によって作成された部品は、典型的には、表面のより高い粗度、および光学顕微鏡または電子顕微鏡(たとえば、部品の表面または断面を見る)を使用して見ることができる空洞または多孔性を有する内部構造を有する。
【0018】
一例では、第1の数Nの可撓性構造体のうちの正確に1つの可撓性構造体が、第1の数Nのパワー半導体本体のうちの1つと第2のプレートとの間に配置される。可撓性構造体は、数Pの部品を備えるか、または数Pの部品から成る。数Pは、10未満または5未満である。数Pは、たとえば1または2である。したがって、付加製造によって実現される1つの可撓性構造体は、付加製造によって製造されないが、ともに組み立てられた多くの個々の部品によって形成される可撓性構造体と比較して、はるかに少ない部品から組み立てられる。
【0019】
上記のパワーモジュールを製造するための方法および可撓性構造体を製造するための方法は、例示的に、パワーモジュールに適している。したがって、パワーモジュールに関連して説明した特徴および利点をパワーモジュールを製造するための方法および可撓性構造体を製造するための方法に使用することができ、逆もまた同様である。
【0020】
一例では、第1の数Nの可撓性構造体は3D印刷部品である。第1の数Nの可撓性構造体は、たとえば、単一の部品ユニットとして、たとえば第2のプレート上などのプレート上に直接印刷される。有利には、多くの小さい部品が後でともに組み立てられることを回避することができる。
【0021】
さらなる実施形態によれば、パワーモジュールは、3D印刷プレスピンとして実現される可撓性構造体を組み込む。パワーモジュールは、圧接パワーモジュールとして実装されてもよい。3D印刷プレスピンは、3D印刷高さ補償器を実現する。
【0022】
さらなる実施形態によれば、装置は、たとえば高圧直流用途(略してHVDC用途)における、または、フレキシブルAC伝送システム(略してFACTS)における、たとえば耐障害性を有する直列接続モジュールを備える。パワーモジュールは、3D印刷と呼ばれ得る付加製造によって可能にされる高さ補償を有するプレスピンを含む。有利には、パワーモジュールを低コストで製造することができる。パワーモジュールは、SiCチップを有する大電流パワーモジュールとして実装される。パワーモジュールは、たとえば小型SiCチップを有するHVDC用途のための堅牢なパッケージを用いて、大電流のための剛性圧接も実現する。パワーモジュールの提案されているばねは、小型SiCチップに適合するように縮小することができる。提案されているパワーモジュールのコストは、部品数が少なく組み立てプロセスの数が少ないために削減することができる。
【0023】
さらなる実施形態によれば、第2のプレートは、上部エミッタプレートまたは上部エミッタ/ソースプレートとして実装することができる。3D印刷高さ補償器は、チップ位置への正確な位置合わせを伴って第2のプレート(またはプリフォーム)の直上の単一部品ばねアレイ(たとえば、インコネル718または高強度Cu合金)を可能にする。第2のプレートまたは金属プリフォームは、均一な圧力分布のための3D印刷ばね構造体を用いて実現することができ、チップ故障後に、たとえば短絡故障モード能力、略してSCFM能力でアーキングギャップを閉じることができる。これは、電力サイクル能力または製品寿命を増大させる。第2のプレートは、SiCチップ位置に位置整合された3D印刷ばねのアレイを支持または担持する。あるいは、上部金属プリフォームは、個々のSiCチップごとに3D印刷高さ補償器に取り付けられる。パワーモジュールは、バイポーラおよび/または金属酸化膜半導体モジュール(略してバイポーラ/MOSモジュール)として実装することができる。パワー半導体本体は、たとえば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、略してIGBTとして製造される。
【0024】
本開示は、パワーモジュールおよびパワーモジュールを製造するための方法のいくつかの態様を含む。それぞれの特徴が特定の態様の文脈で明示的に言及されていない場合であっても、態様の1つに関して説明されたすべての特徴は、他の態様に関しても本明細書に開示される。
【0025】
添付の図面が、さらなる理解を提供するために含まれる。図面では、同じ構造および/または機能の要素は、同じ参照符号によって参照され得る。図面に示される実施形態は例示的な表現であり、必ずしも原寸に比例して描かれていないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】異なる実施形態のうちの1つによるパワーモジュールの断面図である。
【
図2】異なる実施形態のうちの1つによるパワーモジュールの断面図である。
【
図3】異なる実施形態のうちの1つによるパワーモジュールの断面図である。
【
図4】異なる実施形態のうちの1つによるパワーモジュールの断面図である。
【
図5A】異なる実施形態のうちの1つによる可撓性構造体を示す図である。
【
図5B】異なる実施形態のうちの1つによる可撓性構造体を示す図である。
【
図7A】異なる実施形態のうちの1つによるパワーモジュールを作製するための方法を示す図である。
【
図7B】異なる実施形態のうちの1つによるパワーモジュールを作製するための方法を示す図である。
【
図7C】異なる実施形態のうちの1つによるパワーモジュールを作製するための方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、一実施形態によるパワーモジュール10の断面図を示す。パワーモジュール10は、第1のプレート11および第2のプレート12と、第1の数Nのパワー半導体本体13~18とを備える。第1のプレート11はベースプレートと呼ぶことができる。第2のプレート12は、上部エミッタプレートまたはエミッタプレートと呼ぶことができる。その上、パワーモジュール10は、第1の数Nの可撓性構造体23~28を備える。
図1では、スタックが形成される前のパワーモジュール10が示されている。スタックが形成された後、第1の数Nのパワー半導体本体13~18が第1のプレート11に取り付けられ、第1の数Nの可撓性構造体23~28が第1の数Nのパワー半導体本体13~18に取り付けられ、第2のプレート12が第1の数Nの可撓性構造体23~28に取り付けられる。パワーモジュール10のスタックは、第1のプレート11/第1の数Nのパワー半導体本体13~18/第1の数Nの可撓性構造体23~28/第2のプレート12の順序を有する。
【0028】
パワー半導体本体13は、第1の表面19および第2の表面20を有する。パワー半導体本体13の第1の表面19は、第2のプレート12に向けられており、一方、パワー半導体本体13の第2の表面20は、第1のプレート11に向けられている。第1のプレート11は、たとえば銅またはモリブデンなどの金属である均質な材料から作成される。第2のプレート12は、たとえば銅またはモリブデンなどの金属である均質な材料から作成される。
【0029】
第1の数Nの可撓性構造体23~28は、たとえば円筒形状を有する。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、付加製造によって多孔質構造体または中空構造体として製造される。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、第2のプレート12上に付加製造によって製造される。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、たとえば金属または金属合金である導電性材料を使用する付加製造によって製造される。金属合金は、たとえばCu合金、たとえばCuNiSi合金である。したがって、第1の数Nの可撓性構造体23~28は、ばね機能と電気機能の両方を実現する。
【0030】
第1の数Nのパワー半導体本体13~18は、基板として、たとえば、炭化ケイ素、略してSiCなどの、シリコンまたはワイドバンドギャップ半導体を使用して製造される。第1の数Nの半導体本体13~18のうちの1つのパワー半導体本体の面積は、100mm2未満、あるいは50mm2未満、または25mm2未満である。パワー半導体本体13は、パワー半導体デバイスまたはパワー半導体チップと呼ぶことができる。たとえば、第1の数Nの可撓性構造体23~28のうちの1つの可撓性構造体は、多孔性もしくは中空であるか、または第1のプレート11から第2のプレート12への方向の可撓性を可能にする何らかの微細構造を有する。
【0031】
図1に示す例では、第1の数Nの可撓性構造体23~28は、スタックを形成する前に第2のプレート12に取り付けられる。このように、第1の数Nの可撓性構造体23~28は、第2のプレート12上に製造される。また、スタックを形成する前に、またはスタックを形成するための第1のプロセスのうちの1つにおいて、第1の数Nのパワー半導体本体13~18は、たとえば、接着剤またははんだなどの図示されていない材料によって、第1のプレート11に取り付けられる。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、たとえば、第1の数Nのパワー半導体本体13~18の第1の表面19の中心に取り付けられるか、またはそれに向けられる。
【0032】
有利には、第1の数Nの可撓性構造体23~28は、第1の数Nのパワー半導体本体13~18の高さ差を補償するように構成される。高さ差は、第1の数Nのパワー半導体本体13~18の厚さのばらつき、および/または、第1の数Nのパワー半導体本体13~18を第1のプレート11に固定する材料の厚さのばらつきに起因し得る。パワーモジュール10は高さ耐性である。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、ある程度の移動距離を許容する。
【0033】
パワーモジュール10は、マルチチップに対して均質な圧力分布を達成する。パワーモジュール10は、HVDC用途のための大電流で堅牢なパッケージとして設計されている。可撓性構造体23は、パワー半導体本体13が小さい場合、たとえば5mm×5mmの面積を有する場合でも、パワー半導体本体13に適合する直径を有する。
図1に示すように、パワーモジュール10は、第1の数Nの可撓性構造体23~28を実現する3D印刷導電性ばねアレイを含む。
【0034】
図2は、
図1に示す実施形態のさらなる発展形態である実施形態によるパワーモジュール10の断面である。パワーモジュール10は、第1の数Nの導通部33~38を含む。導通部33は、可撓性構造体23の一端を可撓性構造体23の他端に結合する。したがって、スタックを取り付けて形成した後、パワー半導体本体13の第1の表面19は、導通部33を介して第2のプレート12と電気的に接続される。その結果として、第1の数Nの導通部33~38は、第1の数Nの半導体本体13~18を第2のプレート12に電気的に接続する。第1の数Nの導通部33~38は、スタック内に配置され、第2のプレート12からパワー半導体本体13~18への導電経路を提供する。第1の数Nの導通部33~38は、金属、たとえば銅から作成される。
【0035】
第1の数Nの可撓性構造体23~28は、(
図1に示すように)導電性材料から、または(
図2に示すように)非導電性材料から作成することができる。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、非導電性材料を使用した付加製造によって製造される。非導電性材料は、導電性でない材料または導電性が低い材料を含む。
【0036】
第1の数Nの可撓性構造体23~28は、たとえば、オーステナイトニッケル-クロム系合金またはオーステナイトクロム系超合金、たとえばインコネル合金またはインコネル合金718を使用することによって製造される。インコネルは、米国ニューヨーク州ニューハートフォードのSpecial Metals Corporationの商標である。インコネル合金は、Special Metals Corporationによって提供される。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、付加製造によってインコネル合金およびインコネル合金718から作成することができる。インコネルは、一般に、低い導電性を有する。
【0037】
図2に示すように、パワーモジュール10は、追加の電流経路を有する3D印刷ばねアレイを含む。有利には、付加製造は、単一部品ばね(たとえば、インコネル 718、Cu合金)が正確な位置で第2のプレート12(または下記に示すプリフォーム)上に直接配置されることを可能にする。圧接パワーモジュールプレスピンの部品数が削減される。より小さいチップサイズ(たとえばSiCまたは他のワイドバンドギャップ半導体)のために、より小さいばねが可能である。パワーモジュール10は、結果として、圧接パワーモジュールプレスピンキットの部品数(たとえば、10~20倍少ない部分数)およびコストを削減する。ばね材料、サイズ、幾何学的形状および特性は最適化することができる。
【0038】
一実施形態では、第1の数Nの可撓性構造体23~28は導電性材料から作成され、パワーモジュール10は第1の数Nの導通部33~33を含む。したがって、第1の数Nの導通部33~33は、第1の数Nのパワー半導体本体13~18から第2のプレート12までの追加の電気経路を提供する。
【0039】
図3は、
図1および
図2に示す実施形態のさらなる発展形態である実施形態によるパワーモジュール10の断面である。第1の数Nの可撓性構造体23~25は、ばね29として実現される。したがって、第1の数Nの可撓性構造体23~25の各可撓性構造体は、ばね29として作製される。パワーモジュール10は、第1の数Nのプリフォーム43~45を付加的に備える。第1の数Nのプリフォーム43~45は、第1の数Nのパワー半導体本体13~15と第1の数Nの可撓性構造体23~25との間に位置している。第1の数Nの可撓性構造体23~25は、第1の数Nのプリフォーム43~45上に配置される。たとえば、第1の数Nの可撓性構造体23~25は、第1の数Nのプリフォーム43~45上に作製される。第1の数Nのプリフォーム43~45は、第1の数Nのパワー半導体本体13~15に適合するように設計されている。たとえば、実施43~45の横方向延在範囲は、パワー半導体本体13~15の表面19よりも小さい。実施43~45は各々、台座として形成されていてもよい。実施43~45の高さは、可撓性構造体23~28の高さよりも低くてもよい。
【0040】
スタックは、第1の数Nのプリフォーム43~45をさらに備える。スタックは、スタックが第1のプレート11と、第1の数Nのパワー半導体本体13~15と、第1の数Nのプリフォーム43~45と、第1の数Nの可撓性構造体23~25と、第2のプレート12とを備えるように形成される。パワーモジュール10のスタックは、第1のプレート11/第1の数Nのパワー半導体本体13~15/第1の数Nのプリフォーム43~45/第1の数Nの可撓性構造体23~25/第2のプレート12の順序を有する。
【0041】
第1の数Nのプリフォーム43~45は、金属等の導電性材料から作成される。第1の数Nの可撓性構造体は、付加製造によって第1の数Nのプリフォーム上に製造される。
【0042】
図3では、スタックを形成する前のパワーモジュール10が示されている。第1の数Nのパワー半導体本体13~18は、第1のプレート11に取り付けられる。スタックは、第1の数Nのプリフォーム43~45上にすでに取り付けられているかまたは製造されている第1の数Nの可撓性構造体23~28が、第1の数Nの半導体本体13~18の第1の表面19に取り付けられるように形成される。第2のプレート12は、第1の数Nの可撓性構造体23~28に取り付けられる。
図3には、3D印刷ばね構造体を有するプリフォーム43が示されている。プリフォーム43は、高さ補償器を担持する。
【0043】
一例では(たとえば、第1の数Nの可撓性構造体23~25が非導電性材料から形成される場合)、第1の数Nの導通部33~35は、スタック内に配置されて、第2のプレート12を第1の数Nの半導体本体13~15または第1の数Nのプリフォーム43~45に電気的に接続する。
【0044】
図4は、
図1~
図3に示す実施形態のさらなる発展形態である実施形態によるパワーモジュール10の断面である。
図4に示すように、第1の数Nのプリフォーム43~45は、第1の数Nのパワー半導体本体13~15に適合するように取り付けられている。第1の数Nのプリフォーム43~45は、第1の数Nのパワー半導体本体13~18の第1の表面19に取り付けられている。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、第2のプレート12に取り付けられる。したがって、たとえば、第1の数Nの可撓性構造体23~28が第2のプレート12上に作製される。
【0045】
したがって、一方の側の第2のプレート12を第1の数Nの可撓性構造体23~28とともに、他方の側の第1の数Nのプリフォーム43~45のスタック、第1の数Nのパワー半導体本体13~18および第1のプレート11に取り付けることによって、スタックが形成される。第2のプレート12は、第1の数Nの可撓性構造体23~28が取り付けられるバンプまたは隆起部を含む。
図4では、第2のプレート12は、3D印刷ばね構造体を担持する。したがって、第2のプレート12は、高さ補償器を支持する。
図1~
図4のパワーモジュール10は、気密封止セラミックハウジング(図示せず)内の圧接パワーモジュールまたは圧接型モジュール内に実装することができる。
【0046】
図5Aは、上記の実施形態のさらなる発展形態である実施形態による可撓性構造体23である。可撓性構造体23は、ばね29として実現される。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、付加製造によってばね29として製造される。ばね29は、コイル(たとえば
図3、
図4および
図5Bに示すように)およびばねワッシャ51~56のスタック(たとえば
図5Aに示されるように)を含む群の形態を有する。
【0047】
ばね29は、第2の数Mのばねワッシャ51~56から成るスタックの形態を有する。第2の数Mは、たとえば、1よりも大きいか、または10よりも大きい。単一のばねワッシャ51も
図5Aに示されている。ばねワッシャ51は平坦ではないため、ばねの効果を有する。ばねワッシャ51は、ベルビルワッシャ、カップ型ばねワッシャ、円錐ばねワッシャ、皿ばねワッシャ、湾曲皿ばね、ウェーバワッシャおよび/または波形ばねとして実装することもできる。可撓性構造体23は、付加製造によって製造される。したがって、ばね29は、いくつかの単一の別個のばねワッシャから実現されるものではない。代わりに、可撓性構造体23は、単一の部品として作製される。
図5Aには、丸みを帯びた形状を有するばね29と、角部および縁部を有するばね29とが示されている。
【0048】
図5Bは、上記の実施形態のさらなる発展形態である実施形態による可撓性構造体23の断面である。可撓性構造体23は、コイル30として実現される。任意選択的に、可撓性構造体23は、第2のプレート12に取り付けるように構成された第1のエンドプレート31を有する。また、任意選択的に、可撓性構造体23は、パワー半導体本体13の第1の表面19またはプリフォーム43に接続されるように構成された第2のエンドプレート32を含む。
【0049】
図5Aおよび
図5Bには、1つの可撓性構造体23の例が示されている。第1の数Nの可撓性構造体23~28の他の可撓性構造体は、可撓性構造体23のように実現される。付加製造によって実現することができる他の設計を、第1の数Nの可撓性構造体23~28の作製に使用することができる。
【0050】
図6は、上記の実施形態のさらなる発展形態である実施形態による装置70の断面である。装置70は、第3の数Lのパワーモジュール10、71を備える。パワーモジュール10、71は、
図1~
図4に示すパワーモジュール10のように実現することができる。さらなるパワーモジュール71は、さらなる第1のプレート11’およびさらなる第2のプレート12’と、さらなる数Nのパワー半導体本体13’と、さらなる数の可撓性構造体23’とを備える。第1の数Nは、さらなる数と等しくてもよく、または異なってもよい。第3の数Lのパワーモジュール10、71はスタックを形成する。第3の数Lは、1よりも大きいか、または4よりも大きい。固定層72が、パワーモジュール10を隣接するパワーモジュール71に固定する。固定層72は、はんだまたは接着剤であってもよい。
【0051】
図7Aは、上記の実施形態のさらなる発展形態であるパワーモジュール10を作製するための方法の一実施形態を示す。本方法は、第1の提供プロセス101と、第2の提供プロセス102と、配置プロセス103と、付加製造プロセス104と、スタック形成プロセス105とを含む。一例では、プロセスは、
図7Aに示され、上に記載された順序で実施される。あるいは、一部の処理の時系列が入れ替わる。
【0052】
第1の提供プロセス101では、第1のプレート11が提供される。第2の提供プロセス102では、第2のプレート12が提供される。配置プロセス103において、第1の数Nのパワー半導体本体13~18が、たとえばはんだまたは接着剤によって第1のプレート11に取り付けられる。付加製造プロセス104において、第1の数Nの可撓性構造体23~28が付加製造によって作製される。スタック形成プロセス105では、第2のプレート12と、第1の数Nの可撓性構造体23~28と、第1の数Nのパワー半導体本体13~18と、第1のプレート11とを備えるスタックが形成される。
【0053】
付加製造プロセス104は、たとえば、第1の数Nの可撓性構造体23~28が付加製造によって第2のプレート12上に製造されるように実現される。あるいは、付加製造プロセス104は、第1の数Nの可撓性構造体23~28が付加製造によって第1の数Nのパワー半導体本体13~18上に製造されるように実現される。
【0054】
図7Bは、上述の実施形態のさらなる発展形態であるパワーモジュール10を製造するための方法のさらなる実施形態を示す。
図7Bによれば、本方法は、第3の提供プロセス106を含む。第3の提供プロセス106では、第1の数Nのプリフォーム33~38が提供される。さらに、本方法は、取り付けプロセス107を含む。取り付けプロセス107において、第1の数Nのプリフォームが、第1の数Nのパワー半導体本体13~18の第1の表面に取り付けられる。
【0055】
付加製造プロセス104において、第1の数Nの可撓性構造体23~28が付加製造によって第2のプレート12上に製造される。したがって、
図4に示すように、第2のプレート12および第1の数Nの可撓性構造体23~28が、スタック形成プロセス105において、第1の数Nのプリフォーム43~45と、第1の数Nのパワー半導体本体13~18と、第1のプレート11とを備えるスタックに取り付けられる。
【0056】
あるいは、第1の数Nの可撓性構造体23~28は、
図3に示すような第1の数Nのプリフォーム43~45上に製造される。これらのプロセスの後、スタック形成プロセス105によってスタックが形成され、第1の数Nのプリフォーム43~45が、第1の数Nの可撓性構造体23~28とともに、第1の数Nのパワー半導体本体13~18の第1の表面19に最初に取り付けられ、次いで、第2のプレート12が、第1の数Nの可撓性構造体23~28に取り付けられる。
【0057】
図7Cは、上記の実施形態のさらなる発展形態であるパワーモジュール10を製造するための方法の別の実施形態を示す。本方法は、固定プロセス108を提供することを含む。固定プロセス108では、第1の数Nの導通部33~38が提供され、第1の数Nの可撓性構造体23~33に取り付けられる。さらなるプロセスは、上述のように実施することができる。本方法は、第2のプレートを第1の数Nの半導体本体または第1の数Nのプリフォームに接続するためにスタック内に配置された第1の数Nの導通部を提供することを含む。第1の数Nの導通部33~38は、付加製造または別のプロセスによって作製される。付加製造は、第1の数Nの可撓性構造体23~28および第1の数Nの導通部33~38に対して異なる材料を使用して実施される。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、たとえば、単一ステップ内で行われる多金属印刷によって作製される。第1の数Nの可撓性構造体23~28は、たとえば、第1のステップとして付加製造を用い、第2のステップとして電気めっきを用いて作製される。
【0058】
任意選択的に、本方法は、たとえば
図6に示すように、第3の数Mのパワーモジュール10、71を互いに重ねて配置することを含む。
【0059】
図7A~
図7Cに示すような方法は、組み合わせることができる。時系列は
図7A~
図7Cに示されている。プロセスの時系列は変更可能である。
【0060】
パワーモジュール10は、並列な複数のパワー半導体本体13~18またはチップ間の均質な圧力分布のための3D印刷ばね/高さ補償器を有する圧接パワーモジュールを実現する。パワー半導体本体13~18またはチップは、SiまたはSiC等のワイドバンドギャップ半導体から作成される。ばね/高さ補償器は、チップ位置に位置整合された共通の第2のプレート12上に3D印刷される。あるいは、ばね/高さ補償器は、上部金属プリフォーム43~45(たとえば、Mo、Cu、Al)上に3D印刷され、その後、組み立て中にプリフォーム43~45とともに挿入される。ばね29は、追加の導電経路と組み合わされた3D印刷/付加製造によって、たとえばインコネルから作成される。あるいは、ばね29は、機械的機能と電気的機能の両方を達成するために3D印刷による導電性高強度Cu合金から作成される。
【0061】
本開示は様々な修正および代替形態を受け入れるが、その詳細は、例として図面に示され、詳細に記載されている。しかしながら、その意図は、本開示を記載された特定の実施形態に限定することではないことを理解されたい。逆に、その意図は、添付の特許請求の範囲によって規定される本開示の範囲内に入るすべての修正、同等物、および代替物を網羅することである。
【0062】
上述の
図1~
図7Cに示す実施形態は、改善されたパワーモジュールおよびパワーモジュールを製造するための方法の例示的な実施形態を表す。したがって、それらは、改善されたパワーモジュールおよび方法によるすべての実施形態の完全なリストを構成するものではない。実際のパワーモジュールおよび方法は、たとえば、配置、デバイス、プロセスおよび層に関して示された実施形態とは異なり得る。
【符号の説明】
【0063】
参照符号
10 パワーモジュール
11,11’ 第1のプレート
12,12’ 第2のプレート
13~18、13’ パワー半導体本体
19 第1の表面
20 第2の表面
23~28、23’ 可撓性構造体
29,29’ ばね
30 コイル
31,32 エンドプレート
33~38 導通部
43~45 プリフォーム
51~56 ばねワッシャ
70 装置
71 パワーモジュール
72 固定層
101 第1の提供プロセス
102 第2の提供プロセス
103 配置プロセス
104 付加製造プロセス
105 スタック形成プロセス
106 第3の提供プロセス
107 取り付けプロセス
108 固定プロセス
【手続補正書】
【提出日】2023-11-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パワーモジュール(10)を製造するための方法であって、
第1のプレート(11)を提供することと、
第2のプレート(12)を提供することと、
前記第1のプレート(11)上に第1の数Nのパワー半導体本体(13~
15)を配置することと、
第1の数Nのプリフォーム(43~45)を提供することと
、
第1の数N
の可撓性構造体(23~
25)を提供することと、
前記第1のプレート(11)と、前記第1の数Nのパワー半導体本体(13~
15)と
、前記第1の数Nのプリフォーム(43~45)と、
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~25)と、前記第2のプレート(12)とを
この順序において備えるスタックを形成することと
を含み、
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)は、前記第1の数Nのプリフォーム(43~45)上に付加製造さ
れ、
前記第1の数Nは1よりも大きく、
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~25)は、前記第1の数Nのパワー半導体本体(13~15)の高さ差を補償するように構成される、
方法。
【請求項2】
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)をばね(29)として付加製造する、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記ばね(29)は、コイル(30)
の形態またはばねワッシャ(51~56)のスタッ
クの形態を有する、請求項
2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)を、多孔質構造体または中空構造体として付加製造する、請求項1~
3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
非導電性材料を使用することによって前記第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)を付加製造する、請求項1~
4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
オーステナイトニッケル-クロム系合金を使用することによって前記第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)を付加製造する、請求項1~
4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
金属または金属合金である導電性材料を使用することによって前記第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)を付加製造する、請求項1~
4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のプレート(12)を前記第1の数Nの
パワー半導体本体(13~
15)または前記第1の数Nのプリフォーム(43~45)に接続するために前記スタック内に配置された第1の数Nの導通部(33~
35)を提供する
ことをさらに備える、請求項1~
7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
パワーモジュール(10)であって、
第1のプレート(11)と、第1の数Nのパワー半導体本体(13~
15)と、第1の数Nの
プリフォーム(43~45)と、第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)と、第2のプレート(12)とを
この順序において備えるスタックを備え
、
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~
25)は、前記第1の数Nの
プリフォーム(43~45)上に付加製造さ
れ、前記第1の数Nは1よりも大きく、
前記第1の数Nの可撓性構造体(23~25)は、前記第1の数Nのパワー半導体本体(13~15)の高さ差を補償するように構成される、
パワーモジュール(10)。
【国際調査報告】