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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-02
(54)【発明の名称】ワイヤレス通信のための受信機調整
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20240424BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240424BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20240424BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20240424BHJP
【FI】
H04W16/28
H04W72/0453
H04W72/21
H04W72/23
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571637
(86)(22)【出願日】2022-04-27
(85)【翻訳文提出日】2023-11-17
(86)【国際出願番号】 US2022026573
(87)【国際公開番号】W WO2022250827
(87)【国際公開日】2022-12-01
(31)【優先権主張番号】17/334,452
(32)【優先日】2021-05-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジエン、イン-イー
(72)【発明者】
【氏名】シュ、チュン-ハオ
(72)【発明者】
【氏名】アング、ピーター・プイ・ロク
(72)【発明者】
【氏名】ゴロホフ、アレクセイ・ユリエビッチ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ピン
(72)【発明者】
【氏名】サイクリシュナ・バスデバン、フヌ
(72)【発明者】
【氏名】スワミ、アルンダティ・ラジシェカー
(72)【発明者】
【氏名】チャンドラ、マデュプ
(72)【発明者】
【氏名】マヘシュワリ、シャイレシュ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067CC02
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが記載される。いくつかの例では、ユーザ機器(UE)は、複数の受信機を使用して基地局と通信し、UEのために構成された帯域幅部分のセットのうちの第2の帯域幅部分をアクティブ化するように基地局からの指示を受信することができる。指示に応答して、UEは、第1の帯域幅部分内の動作から第2の帯域幅部分内の動作に切り替え、第1の帯域幅部分内の動作から第2の帯域幅部分内の動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することができる。追加または代替として、UEは、基地局からのダウンリンク許可を監視することに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、前記UEのために構成された複数の帯域幅部分のうちの第2の帯域幅部分に対するアクティブ化メッセージを受信することと、
前記第2の帯域幅部分に対する前記アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第1の帯域幅部分内の動作から前記第2の帯域幅部分内の動作に切り替えることと、
前記第1の帯域幅部分内の動作から前記第2の帯域幅部分内の動作に切り替えることに少なくとも部分的に基づいて、前記UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記第2の帯域幅部分内で動作する間に、前記基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視すること、ここにおいて、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、前記基地局からの前記1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の帯域幅部分内での動作から前記第2の帯域幅部分内での動作に切り替えることに少なくとも部分的に基づいて、タイマをアクティブ化すること、ここにおいて、前記基地局からの前記1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することは、前記タイマに少なくとも部分的に基づく、
をさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の帯域幅部分に関連付けられた帯域幅がしきい値よりも大きく、
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、前記第2の帯域幅部分に関連付けられた前記帯域幅が前記しきい値よりも大きいことに少なくとも部分的に基づく、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2の帯域幅部分内で動作する間に、前記基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することをさらに備え、
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、
前記基地局からの前記1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに少なくとも部分的に基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすこと、
を備える、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らす前に、前記第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを前記基地局に送信すること、
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づく前記シグナリングを送信することは、
前記第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って、前記基地局に、チャネル状態フィードバック、サウンディング基準信号、またはその両方を送信すること、を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化すること、ここにおいて、前記第1の数量のアクティブな受信機から前記第2の数量のアクティブな受信機に、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすことは、前記タイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、
をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
1つまたは複数の第2のダウンリンク許可が前記タイマに関連付けられた持続時間中に検出されたかどうかに基づいて、第2のタイマをアクティブ化すること、ここにおいて、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすことは、前記タイマおよび前記第2のタイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、
をさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の帯域幅部分内で動作する間に、および前記第1の数量のアクティブな受信機から前記第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の前記数量を減らした後に、前記基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することと、
前記基地局からの前記1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機に前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を増やすことと、
をさらに備える、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の帯域幅部分に関連付けられた帯域幅がしきい値より低く、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、
前記第2の帯域幅部分に関連付けられた前記帯域幅が前記しきい値より低いことに少なくとも部分的に基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすこと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らす前に、前記第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを前記基地局に送信すること、
をさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づく前記シグナリングを送信することは、
前記第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って、前記基地局に、チャネル状態フィードバック、サウンディング基準信号、またはその両方を送信すること、を備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記シグナリングを送信することに基づいて、タイマをアクティブ化すること、ここにおいて、前記第1の数量のアクティブな受信機から前記第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の前記数量を減らすことは、前記タイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、
をさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
1つまたは複数の第2のダウンリンク許可が前記タイマに関連付けられた持続時間中に検出されたか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化すること、ここにおいて、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすことは、前記タイマおよび前記第2のタイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、
第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすこと、を備え、
前記方法は、
前記第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、前記基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することと、
前記1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、時間期間の間に前記第2の数量のアクティブな受信機から前記第1の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の前記数量を増やすことと、
前記時間期間の後に、前記第1の数量のアクティブな受信機から前記第2の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の前記数量を減らすことと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、前記UEのために構成された複数の帯域幅部分のうちの1つの帯域幅部分に対するアクティブ化メッセージを受信することと、
前記帯域幅部分内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することと、前記1つまたは複数のダウンリンク許可は、前記アクティブな帯域幅部分内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためのものである、
前記1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに少なくとも部分的に基づいて、前記UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することと、
を備える、方法。
【請求項18】
前記帯域幅部分内で動作する間に前記基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することをさらに備え、
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、
前記基地局からの前記1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに少なくとも部分的に基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすこと、
を備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らす前に、前記第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを前記基地局に送信すること、
をさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づく前記シグナリングを送信することは、
前記第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って、前記基地局に、チャネル状態フィードバック、サウンディング基準信号、またはその両方を送信すること、を備える、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化すること、ここにおいて、前記第1の数量のアクティブな受信機から前記第2の数量のアクティブな受信機に前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすことは、前記タイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、
をさらに備える、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
1つまたは複数の第2のダウンリンク許可が前記タイマに関連付けられた持続時間中に検出されたか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化すること、ここにおいて、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすことは、前記タイマおよび前記第2のタイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記帯域幅部分内で動作する間に、および前記第1の数量のアクティブな受信機から前記第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の前記数量を減らした後に、前記基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することと、
前記基地局からの前記1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機に、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を増やすことと、
をさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項24】
前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、
第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を減らすこと、を備え、
前記方法は、
前記第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、前記基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することと、
前記1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、時間期間の間に、前記第2の数量のアクティブな受信機から前記第1の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の前記数量を増やすことと、
前記時間期間の後に、前記第1の数量のアクティブな受信機から前記第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の前記数量を減らすことと、
をさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項25】
前記複数の帯域幅部分のうちの各帯域幅部分は、同じ帯域幅を有する、請求項17に記載の方法。
【請求項26】
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)のプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、複数の受信機を備えるトランシーバと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
を備え、前記メモリおよび前記プロセッサは、
前記トランシーバを介して基地局から、前記UEのために構成された複数の帯域幅部分のうちの第2の帯域幅部分に対するアクティブ化メッセージを受信することと、
前記第2の帯域幅部分に対する前記アクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第1の帯域幅部分内の動作から前記第2の帯域幅部分内の動作に切り替えることと、
前記第1の帯域幅部分内の動作から前記第2の帯域幅部分内の動作に切り替えることに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の受信機に含まれるアクティブな受信機の数量を調整することと、
を前記装置に行わせるように構成される、装置。
【請求項27】
前記メモリおよびプロセッサは、
前記第2の帯域幅部分内で動作する間に、前記基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視すること、ここにおいて、前記UEにおけるアクティブな受信機の前記数量を調整することは、前記基地局からの前記1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することに少なくとも部分的に基づく、
を前記装置に行わせるようにさらに構成される、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
前記第2の帯域幅部分に関連付けられた帯域幅がしきい値よりも大きく、
前記メモリおよびプロセッサは、前記第2の帯域幅部分に関連付けられた前記帯域幅が前記しきい値よりも大きいことに少なくとも部分的に基づいて、アクティブな受信機の前記数量を前記装置に調整させるように構成される、
請求項26に記載の装置。
【請求項29】
ワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)のプロセッサと、
前記プロセッサに結合され、複数の受信機を備えるトランシーバと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
を備え、前記メモリおよび前記プロセッサは、
前記トランシーバを介して基地局から、前記UEのために構成された複数の帯域幅部分のうちの1つの帯域幅部分に対するアクティブ化メッセージを受信することと、
前記帯域幅部分内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することと、前記1つまたは複数のダウンリンク許可は、前記アクティブな帯域幅部分内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためのものである、
前記1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに少なくとも部分的に基づいて、前記複数の受信機に含まれるアクティブな受信機の数量を調整することと、
を前記装置に行わせるように構成される、装置。
【請求項30】
前記メモリおよび前記プロセッサは、
前記帯域幅部分内で動作する間に前記基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗すること、を前記装置に行わせるようにさらに構成され、
アクティブな受信機の前記数量を調整するために、前記メモリおよびプロセッサは、
前記基地局からの前記1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに少なくとも部分的に基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、前記複数の受信機に含まれるアクティブな受信機の前記数量を減らすこと、
を前記装置に行わせるように構成される、請求項29に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡された、2021年5月28日に出願された、「RECEIVER ADJUSTMENT FOR WIRELESS COMMUNICATION」と題する、Jianらによる、米国特許出願第17/334,452号の利益を主張する。
【技術分野】
【0002】
[0002]以下は、ワイヤレス通信のための受信機調整を含む、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例には、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、およびNew Radio(NR)システムと呼ばれる場合がある第5世代(5G)システムが含まれる。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用することができる。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られている場合がある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つもしくは複数の基地局または1つもしくは複数のネットワークアクセスノードを含む場合がある。
【0004】
[0004]いくつかのワイヤレス通信システムは、多入力多出力(MIMO)通信をサポートすることができる。MIMO通信をサポートするために、ワイヤレスデバイス(たとえば、UE)は、複数の受信機を含む場合がある。いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、データのスループットおよび信頼性を高めることを目指して、多数のアクティブな受信機(たとえば、4つのアクティブな受信機)を保持することができる。しかし、いくつかの状況では、多数のアクティブな受信機を保持することは、ワイヤレスデバイスにおいて過剰な電力消費をもたらす可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
[0005]記載される技法は、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。概して、記載される技法は、ユーザ機器(UE)が帯域幅部分(BWP)の切替えに基づいてアクティブな受信機の数を調整することを実現する。UEは、基地局から、UEのために構成されたBWPのセットのうちの1つのBWPをアクティブ化する(たとえば、それに切り替える)指示を受信し、それに応答して、UEは、指示されたBWPの特性(たとえば、帯域幅)に基づいてUEにおけるアクティブな受信機の数を増やすか、減らすか、または維持することができる。
【0006】
[0006]ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法が記載される。方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPの(からなる1つの)セットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることと、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを含み得る。
【0007】
[0007]UEにおけるワイヤレス通信のための装置が記載される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含む場合がある。命令は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることと、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0008】
[0008]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が記載される。装置は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段と、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えるための手段と、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整するための手段とを含む得る。
【0009】
[0009]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が記載される。コードは、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることと、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0010】
[0010]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することに基づき得る。
【0011】
[0011]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに基づいて、タイマをアクティブ化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することは、タイマに基づき得る。
【0012】
[0012]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2のBWPに関連付けられた帯域幅はしきい値よりも大きく、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値よりも大きいことに基づき得る。
【0013】
[0013]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0014】
[0014]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に基づいてシグナリングを基地局に送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0015】
[0015]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の数量のアクティブな受信機に基づいてシグナリングを送信することは、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って、基地局に、チャネル状態フィードバック(CSF)、サウンディング基準信号(SRS)、または両方を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0016】
[0016]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマの満了に基づいて行われる。
【0017】
[0017]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出され得るかどうかに基づいて、第2のタイマをアクティブ化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマおよび第2のタイマの満了に基づいて行われる。
【0018】
[0018]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第2のBWP内で動作する間に、および第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らした後に、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出し、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに基づいて、第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機に、UEにおけるアクティブな受信機の数量を増やすための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合がある。
【0019】
[0019]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値を下回ることに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0020】
[0020]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に基づいてシグナリングを基地局に送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合がある。
【0021】
[0021]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の数量のアクティブな受信機に基づいてシグナリングを送信することは、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に、CSF、SRS、または両方を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含む場合がある。
【0022】
[0022]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合があり、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマの満了に基づいて行われる。
【0023】
[0023]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出される場合があるか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含む場合があり、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマおよび第2のタイマの満了に基づいて行われる。
【0024】
[0024]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための動作、特徴、手段、または命令を含み得、方法は、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することと、1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに基づいて、時間期間の間に第2の数量のアクティブな受信機から第1の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を増やすことと、時間期間の後に第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすこととをさらに含む。
【0025】
[0025]UEにおけるワイヤレス通信のための方法が記載される。方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの1つのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視すること、1つまたは複数のダウンリンク許可はアクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためのものであり、と、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを含み得る。
【0026】
[0026]UEにおけるワイヤレス通信のための装置が記載される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含む場合がある。命令は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの1つのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視すること、1つまたは複数のダウンリンク許可はアクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためのものであり、と、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0027】
[0027]UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が記載される。装置は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの1つのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段と、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視するための手段、1つまたは複数のダウンリンク許可はアクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためであり、と、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整するための手段とを含み得る。
【0028】
[0028]UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が記載される。コードは、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの1つのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視すること、1つまたは複数のダウンリンク許可はアクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためのものであり、と、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0029】
[0029]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、BWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0030】
[0030]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に基づいてシグナリングを基地局に送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0031】
[0031]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第2の数量のアクティブな受信機に基づいてシグナリングを送信することは、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って、基地局に、CSF、SRS、または両方を送信するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0032】
[0032]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマの満了に基づいて行われる。
【0033】
[0033]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出される場合があるか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマおよび第2のタイマの満了に基づいて行われる。
【0034】
[0034]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、BWP内で動作する間に、および第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らした後に、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出し、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに基づいて、第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を増やすための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0035】
[0035]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための動作、特徴、手段、または命令を含み得、方法は、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することと、1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに基づいて、時間期間の間に第2の数量のアクティブな受信機から第1の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の数量を増やすことと、時間期間の後に第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の数量を減らすこととをさらに含む。
【0036】
[0036]本明細書に記載された方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数のBWPのセットのうちの各BWPは、同じ帯域幅を有する場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】[0037]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
図2】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするワイヤレス通信システムの別の例を示す図。
図3】[0038]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする帯域幅部分(BWP)切替え方式の一例を示す図。
図4】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする帯域幅部分(BWP)切替え方式の別の例を示す図。
図5】[0039]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
図6】[0040]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするデバイスのブロック図。
図7】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするデバイスのブロック図。
図8】[0041]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする通信マネージャのブロック図。
図9】[0042]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするデバイスを含むシステムの図。
図10】[0043]本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法を示すフローチャート。
図11】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法を示すフローチャート。
図12】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法を示すフローチャート。
図13】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法を示すフローチャート。
図14】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法を示すフローチャート。
図15】本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0038】
[0044]いくつかの例では、ワイヤレス通信システムは、多入力多出力(MIMO)通信をサポートすることができる。MIMO通信の一例では、基地局は、信号を複数のデータストリームに分割し、複数のデータストリームをユーザ機器(UE)に送信することができる。複数のデータストリームを同時に受信するために、UEは、複数のアクティブな受信機(たとえば、データストリームごとに異なるアクティブな受信機)を使用することができる。多数のアクティブな受信機(たとえば、2つのアクティブな受信機とは対照的に4つのアクティブな受信機)を有することは、スループットを高める(たとえば、UEが一度に受信することができるデータストリームの数を増やす)ことができ、高データトラフィックの時間の間に有利であり得る。しかしながら、いくつかの例では、UEは、低データトラフィックの期間に遭遇する場合があり、そのような場合、多数の受信機をアクティブ状態で維持することは、電力消費の観点から非効率的であり得る。
【0039】
[0045]いくつかの例では、UEは、複数の帯域幅部分(BWP)で構成される場合がある。所与の時間において、たとえば、複数のBWPのうちの1つのBWPがアクティブであり得る。別のBWPをアクティブ化し、それに切り替えるために、UEは基地局から命令を受信することができる。いくつかの例では、UEは、異なるサイズの2つ以上のBWPで構成される場合がある。BWP切替えは、データトラフィックパターンの変更と相関させられる場合があり、したがって、本明細書に記載されたように、UEは、新しくアクティブ化されたBWPの1つまたは複数の特性に基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数を適合させることができる。
【0040】
[0046]一例では、UEは、基地局から、スモールBWP(たとえば、しきい値を下回る帯域幅を有するBWP、または少なくとも1つの他の構成されたBWPより小さい帯域幅を有するBWP)に対するアクティブ化メッセージを受信する場合がある。スモールBWPに切り替えること、またはさもなければスモールBWPを使用するように指示されることは、低データトラフィックパターンがやって来ることを示す可能性があり、そのため、UEはアクティブな受信機の数を減らすことができる。別の例では、UEは、基地局から、ラージBWP(たとえば、しきい値を上回る帯域幅を有するBWP、または少なくとも1つの他の構成されたBWPより大きい帯域幅を有するBWP)に対するアクティブ化メッセージを受信する場合がある。ラージBWPに切り替えること、またはさもなければラージBWPを使用するように指示されることは、高データトラフィックパターンがやって来ることを示す可能性があり、そのため、UEはアクティブな受信機の数を増やすことができる。いくつかの例では、UEがラージBWP内で動作する間の持続時間の間にいかなるダウンリンク(DL)許可も受信しない場合、UEはアクティブな受信機の数を減らすことができる。アクティブな受信機の数を減らすとき、UEは、アクティブな受信機の減少を反映する1つまたは複数のメッセージまたは他の信号(たとえば、フィードバックメッセージ)を基地局に送信することができ(たとえば、UEはアクティブな受信機の減少量を使用するかまたはさもなければ反映するチャネル状態フィードバック(CSF)報告または1つもしくは複数のサウンディング基準信号(SRS)を送信することができ)、その後、UEはアクティブな受信機の数を減らす前に持続時間待つことができる。
【0041】
[0047]追加または代替として、基地局は、同じサイズ(たとえば、同じ帯域幅)の2つ以上のBWPでUEを構成することができる。そのような場合、UEは、ラージBWP内で動作するために記載された技法に従って動作することができる。たとえば、UEが、同じサイズのBWPに切り替えると、持続時間の間に基地局からいかなるDL許可も受信しない場合、UEはUEにおけるアクティブな受信機の数を減らすことができる。さらに、別の例として、UEは、アクティブな受信機の減少を反映するシグナリングを基地局に送信し、アクティブな受信機の数を減らす前に持続時間待つことができる。
【0042】
[0048]本開示の態様は、最初にワイヤレス通信システムのコンテキストで記載される。BWP切替え方式およびプロセスフローのコンテキストでさらなる態様が記載される。本開示の態様は、ワイヤレス通信のための受信機調整に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照して記載される。
【0043】
[0049]図1は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含む場合がある。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTE-Advanced(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNew Radio(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低遅延通信、低コストおよび低複雑度のデバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートすることができる。
【0044】
[0050]基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信することができる。各基地局105は、UE115および基地局105が1つまたは複数の通信リンク125を確立することができるカバレージエリア110を提供することができる。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が1つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートすることができる地理的エリアの一例であり得る。
【0045】
[0051]UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散され得、各UE115は、異なる時間に固定型、もしくは移動型、またはその両方であり得る。UE115は、異なる形態のデバイスまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が図1に示されている。本明細書に記載されたUE115は、図1に示されたように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、もしくは他のネットワーク機器)などの様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0046】
[0052]基地局105は、コアネットワーク130と通信するか、または互いに通信するか、またはその両方であり得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースすることができる。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)もしくは間接(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、またはその両方で、バックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、もしくは他のインターフェースを介して)互いと通信することができる。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含む場合がある。
【0047】
[0053]本明細書に記載された基地局105のうちの1つまたは複数は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、NodeB、eNodeB(eNB)、次世代NodeBもしくはギガNodeB(それらのいずれもgNBと呼ばれる場合がある)、ホームNodeB、ホームeNodeB、または他の適切な用語を含む場合があるか、または当業者によってそのように呼ばれる場合がある。
【0048】
[0054]UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の適切な用語を含む場合があるか、またはそのように呼ばれる場合があり、ここで、「デバイス」は、例の中でも特に、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれる場合もある。UE115は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスを含む場合もあるか、またはそのように呼ばれる場合がある。いくつかの例では、UE115は、例の中でも特に、器具、または車両、メーターなどの様々な物体内で実装され得る、例の中でも特に、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むか、またはそのように呼ばれる場合がある。
【0049】
[0055]本明細書に記載されたUE115は、図1に示されたように、例の中でも特に、リレーとして時々作動することができる他のUE115、ならびに基地局105、およびマクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、またはリレー基地局を含むネットワーク機器などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0050】
[0056]UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信することができる。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す場合がある。たとえば、通信リンク125に使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域(たとえば、BWP)の一部分を含む場合がある。各物理レイヤチャネルは、取得シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアに対する動作を調整する制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送することができる。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用してUE115との通信をサポートすることができる。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアで構成される場合がある。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用される場合がある。
【0051】
[0057]いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアのための動作を調整する取得シグナリングまたは制御シグナリングを有する場合がある。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられる場合があり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置される場合がある。キャリアは、初期の取得および接続がキャリアを介してUE115によって行われ得るスタンドアロンモードで動作してもよく、またはキャリアは、(たとえば、同じかもしくは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用して接続が定着される非スタンドアロンモードで動作してもよい。
【0052】
[0058]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含む場合がある。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信もしくはアップリンク通信を搬送することができ、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信とアップリンク通信とを搬送するように構成される場合がある。
【0053】
[0059]キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられる場合があり、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれる場合がある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))のうちの1つであり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有する場合があるか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介する同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含む場合がある。いくつかの例では、サービスされる各UE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するように構成される場合がある。
【0054】
[0060]キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成される場合がある。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとを含む場合があり、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔は逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存する場合がある。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなる場合がある。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)の組合せを指す場合があり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに高めることができる。
【0055】
[0061]キャリアに関する1つまたは複数のヌメロロジー(numerology)がサポートされる場合があり、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)とサイクリックプレフィックスとを含む場合がある。キャリアは、同じかまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割される場合がある。いくつかの例では、UE115は複数のBWPで構成される場合がある。いくつかの例では、キャリアのための単一のBWPは、所与の時間にアクティブである場合があり、UE115のための通信は、1つまたは複数のアクティブなBWPに制限される場合がある。
【0056】
[0062]基地局105またはUE115のための時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指すことができる基本的な時間単位の倍数で表現される場合があり、ここで、Δfmaxはサポートされる最大サブキャリア間隔を表すことができ、Nfはサポートされる最大離散フーリエ変換(DFT)サイズを表すことができる。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成される場合がある。各無線フレームは、(たとえば、0から1023までの範囲の)システムフレーム番号(SFN)によって識別される場合がある。
【0057】
[0063]各フレームは、連続に番号付けされた複数のサブフレームまたはスロットを含む場合があり、各サブフレームまたはスロットは同じ持続時間を有する場合がある。いくつかの例では、フレームは、(たとえば、時間領域内で)サブフレームに分割される場合があり、各サブフレームはいくつかのスロットにさらに分割される場合がある。あるいは、各フレームは可変数のスロットを含む場合があり、スロットの数はサブキャリア間隔に依存する場合がある。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間に付加されたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含む場合がある。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割される場合がある。サイクリックプレフィックスを除き、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含んでいる場合がある。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存する場合がある。
【0058】
[0064]サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最も小さいスケジューリング単位であり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれる場合がある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI内のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最小のスケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト内で)動的に選択される場合がある。
【0059】
[0065]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化される場合がある。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化される場合がある。物理制御チャネル用の制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、いくつかのシンボル期間によって定義される場合があり、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって拡張される場合がある。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)は、UE115のセットのために構成される場合がある。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索することができ、各探索空間セットは、カスケード方式で配置された1つまたは複数のアグリゲーションレベル内の1つまたは複数の制御チャネル候補を含む場合がある。制御チャネル候補に関するアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化情報に関連付けられたいくつかの制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))を参照することができる。探索空間セットは、複数のUE115に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のUE115に制御情報を送るためのUE固有探索空間セットとを含む場合がある。
【0060】
[0066]いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複する場合があるが、異なる地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってサポートされる場合がある。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされる場合がある。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、同じかまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する異種ネットワークを含む場合がある。
【0061】
[0067]ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低遅延通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成される場合がある。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低遅延通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成される場合がある。UE115は、超高信頼機能、低遅延機能、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計される場合がある。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含む場合があり、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされる場合がある。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先順位付けを含む場合があり、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用アプリケーションに使用される場合がある。超高信頼、低遅延、ミッションクリティカル、および超高信頼低遅延という用語は、本明細書で互換的に使用される場合がある。
【0062】
[0068]いくつかの例では、UE115は、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはD2Dプロトコルを使用して)デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ内の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができない場合がある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ内のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用することができる。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信用のリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合、D2D通信は基地局105の関与なしにUE115の間で実行される。
【0063】
[0069]コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供することができる。コアネットワーク130は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含む場合がある、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理などの非アクセス層(NAS)機能を管理することができる。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供することができるユーザプレーンエンティティを通して転送される場合がある。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のためのIPサービス150に接続される場合がある。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含む場合がある。
【0064】
[0070]基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得るアクセスネットワークエンティティ140などの副構成要素を含む場合がある。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれる場合がある、1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通してUE115と通信することができる。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含む場合がある。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合される場合がある。
【0065】
[0071]ワイヤレス通信システム100は、たとえば、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作することができる。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルまで及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境的な特徴によってブロックまたはリダイレクトされる場合があるが、波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するには十分に構造物を透過することができる。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)部分または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられる場合がある。
【0066】
[0072]ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用することができる。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用することができる。無認可無線周波数スペクトル帯域内で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用することができる。いくつかの例では、無認可帯域内の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)内で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づく場合がある。無認可スペクトル内の動作は、例の中でも特に、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含む場合がある。
【0067】
[0073]基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、MIMO通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る複数のアンテナを装備することができる。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信もしくは受信のビームフォーミングをサポートすることができる1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置する場合がある。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔などのアンテナアセンブリにコロケートされる場合がある。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション内に位置する場合がある。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用することができるアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有することができる。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートすることができる1つまたは複数のアンテナアレイを有することができる。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートすることができる。
【0068】
[0074]基地局105またはUE115は、マルチパス信号伝搬を活用し、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、MIMO通信を使用することができる。そのような技法は空間多重化と呼ばれる場合がある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信される場合がある。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信される場合がある。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれる場合があり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送することができる。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告に使用される異なるアンテナポートに関連付けられる場合がある。MIMO技法には、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)が含まれる。
【0069】
[0075]空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信と呼ばれる場合もあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の向きに伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉に遭遇し、他の信号が弱め合う干渉に遭遇するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって実現される場合がある。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスがデバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含む場合がある。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対して、または何らかの他の向きに対して)特定の向きに関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義される場合がある。
【0070】
[0076]本明細書に記載されたように、UE115は、UEが現在使用している(たとえば、その中で信号を送信もしくは受信している)か、または使用するように指示されたBWPに基づいて、UE115においてアクティブである受信機の数を調整することができる。たとえば、UE115は、基地局から、UE115のために構成されたBWPのセットのうちのBWPをアクティブ化する指示を受信することができる。BWPのセットは、同じサイズ(たとえば、同じ帯域幅)のBWPまたは異なるサイズ(たとえば、異なる帯域幅)のBWPを含む場合がある。基地局105がラージBWP(たとえば、しきい値を上回る帯域幅を有するBWP)をアクティブ化するように指示した場合、UE115はアクティブな受信機の数を増やすことができる(たとえば、UE115は4つの受信機をアクティブ化することができる)。あるいは、基地局105がスモールBWP(たとえば、しきい値を下回る帯域幅を有するBWP)をアクティブ化するように指示した場合、UE115はアクティブな受信機の数を減らすことができる(たとえば、UE115は2つの受信機をアクティブ化することができる)。さらに、いくつかの例では、UE115は、アクティブなBWP内で動作する間に基地局105からのダウンリンク許可を監視し、UE115が基地局105からダウンリンク許可を受信したか否かに基づいて、アクティブな受信機の数を調整することができる。本明細書に記載されたこれらおよび他の技法を使用して、UE115は、データトラフィックに基づいてアクティブな受信機の数を調整することができ、それはUE115が電力を節約することを可能にすることができる。
【0071】
[0077]図2は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装することができる。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、図1を参照して記載された基地局105およびUE115の例であり得る、基地局105-aとUE115-aとを含む場合がある。いくつかの例では、基地局105-aおよびUE115-aは、カバレージエリア110-a内に位置する場合がある。
【0072】
[0078]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、MIMO通信をサポートすることができる。MIMO通信は、ワイヤレスデバイス(たとえば、基地局105-aまたはUE115-a)が同じ時間リソース上で2つ以上の信号を送信および受信することを可能にすることができる。一例では、2つ以上の信号は、(たとえば、多様性の理由で)同じデータを搬送する場合がある。別の例では、ワイヤレスデバイスは、データを2つ以上の部分に分割することができ、2つ以上の信号の各々は、データの一部分を搬送することができる(たとえば、空間多重化)。
【0073】
[0079]MIMOなどをサポートするかどうかにかかわらず、2つ以上の信号を同時に受信するために、受信デバイス(たとえば、UE115-a)は複数の受信機を含む場合がある。ワイヤレスデバイスにおける受信機の数量は、ワイヤレスデバイスが同じ時間リソース上で受信することができる信号の数量に対応する場合がある。たとえば、UE115-aは4つの受信機205(たとえば、受信機205-a、受信機205-b、受信機205-c、および受信機205-d)を含む場合があり、そのため、UE115-aは、すべての4つの受信機205がアクティブである場合、別のワイヤレスデバイス(たとえば、基地局105-a)から最大4つの信号を同時に受信することができる。いくつかの例では、UE115-aにおいてしきい値数の受信機205(たとえば、4つの受信機)をアクティブ化することは、高データトラフィック(たとえば、しきい値を上回るデータトラフィック)の状況でデータスループットを高めることができるが、低データトラフィック(たとえば、しきい値を下回るデータトラフィック)の状況でUE115-aにおいてしきい値数の受信機205をアクティブ化することは、データスループットを高めない可能性があり、不要な電力消費をもたらす可能性がある。
【0074】
[0080]いくつかの例では、MIMO通信をサポートするか、またはさもなければ複数の受信機を含むワイヤレスデバイスは、BWP切替えを受けるか、またはさもなければBWPの使用を開始することができる。たとえば、基地局105-aは、BWPのセット(たとえば、4つまでのBWP)でUE115-aを構成することができる。いくつかの例では、BWPのセットのうちの各BWPは、同じサイズの(たとえば、同じ量の周波数または帯域幅にわたる)BWPであり得る。別の例では、BWPのセットのうちの少なくとも2つのBWPは、異なるサイズである(たとえば、異なる量の周波数または帯域幅にわたる)場合がある。いくつかの例では、アップリンクまたはダウンリンク用のBWPのセットのうちの単一のBWPは、ある時間にアクティブであり得る。すなわち、基地局105-aおよびUE115-aは、所与の時間に単一のBWPを使用して互いに通信することができる。いくつかの例では、基地局105-aは、やって来るデータトラフィックのレベルに基づいて、BWP切替えを開始するか、またはさもなければBWPの使用を開始するようにUE115-aを構成することができる。たとえば、UE115-aは、最初にスモールBWP(たとえば、15kHzのBWP)内で動作することができる。基地局105-aが高データトラフィックを予想する場合、基地局105-aは、UE115-aがラージBWP(たとえば、60kHz)に切り替えることを指示するBWP切替え指示210を、(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)を介して)UE115-aに送信することができる。BWP切替え指示210を受信すると、UE115-aは、スモールBWP内の動作からラージBWP内の動作に切り替え、ラージBWPを使用して基地局105-aと通信することができる。
【0075】
[0081]本明細書に記載されたように、UE115-aは、アクティブなBWPに基づいてアクティブな受信機の数量を調整することができる。一例では、UE115-aは、異なるサイズのBWPで構成される場合がある。たとえば、UE115-aは、BWPのセットで構成される場合があり、BWPのセットは、少なくとも1つのラージBWPと少なくとも1つのスモールBWPとを含む。UE115-aは、BWPをしきい値と比較することにより、セットのBWPがラージかスモールかを決定することができる。BWPの周波数スパンがしきい値を上回る場合、UE115-aはBWPをラージと見なすことができる。BWPの周波数スパンがしきい値を下回る場合、UE115-aはBWPをスモールと見なすことができる。いくつかの例では、UE115-aは、UE115-aが(たとえば、スモールBWPから、またはラージBWPから)ラージBWPに切り替えることを指示するBWP切替え指示210を基地局105-aから受信することができる。上述されたように、ラージBWPに切り替えることは、データトラフィックが高まるか、またはしきい値より上に留まる場合があることを示すことができる。そのため、BWP切替え指示210を受信すると、UE115-aは、UE115-aに利用可能な受信機205のすべてをアクティブ化する(またはアクティブに保つ)ことができる。たとえば、UE115-aは、受信機205-aと、受信機205-bと、受信機205-cと、受信機205-dとをアクティブ化する(またはアクティブに保つ)(たとえば、4Rxに従って動作する)ことができる。いくつかの例では、UE115-aは、UE115-aが基地局105-aから別のBWP切替え指示210を受信するまで、受信機205のすべてをアクティブに保つことができる。
【0076】
[0082]別の例では、UE115-aは、UE115-aがラージBWPに切り替えることを指示するBWP切替え指示210を受信すると、ダウンリンク非アクティビティタイマをアクティブ化することができる。タイマが満了する前にUE115-aが基地局105-aからダウンリンク許可215を受信しなかった場合、UE115-aは、UE115-aにおけるアクティブな受信機205の数を減らす(たとえば、1つまたは複数の受信機205を非アクティブ化する)ことができる。たとえば、UE115-aは、受信機205-cと受信機205-dとを非アクティブ化し、受信機205-aと受信機205-bとをアクティブに保つ(たとえば、2Rxに従って動作する)ことができる。いくつかの例では、UE115-aがダウンリンク許可215を検出した場合、UE115-aは1つまたは複数の受信機205を再アクティブ化することができる。すなわち、UE115-aは、ダウンリンク非アクティビティタイマの満了後のある時にダウンリンク許可を検出し、受信機205-cと受信機205-dとを再アクティブ化することができる。あるいは、UE115-aは、ダウンリンク非アクティビティタイマの満了前にダウンリンク許可215を検出することができる。そのような場合、UE115-aは、少なくともラージBWPの持続時間全体にわたって受信機205のすべてをアクティブに保つことができる。
【0077】
[0083]別の例では、UE115-aは、UE115-aが(たとえば、スモールBWPから、またはラージBWPから)スモールBWPに切り替えることを指示するBWP切替え指示210を基地局105-aから受信することができる。上述されたように、スモールBWPに切り替えることは、データトラフィックが下がるか、またはしきい値より下に留まる場合があることを示すことができる。すなわち、基地局105-aからBWP切替え指示210を受信すると、UE115-aは、UE115-aにおけるアクティブな受信機205の数を減らす(たとえば、受信機205のうちの1つまたは複数を非アクティブ化する)ことができる。たとえば、UE115-aは、受信機205-cと受信機205-dとを非アクティブ化し、受信機205-aと受信機205-bとをアクティブに保つ(たとえば、2Rxに従って動作する)ことができる。
【0078】
[0084]あるいは、UE115-aは、同じサイズのBWPで構成される場合がある。たとえば、UE115-aは、BWPのセットで構成される場合があり、セットの各BWPは同じサイズである(たとえば、同じ量の周波数にわたる)。そのような例では、同じサイズの別のBWPに切り替えることを指示するBWP切替え指示210を受信すると、UE115-aはダウンリンク非アクティビティタイマをアクティブ化することができる。ダウンリンク非アクティビティタイマが満了する前にUE115-aが基地局からダウンリンク許可215を受信しなかった場合、UE115-aは、UE115-aにおけるアクティブな受信機205の数を減らす(たとえば、1つまたは複数の受信機205を非アクティブ化する)ことができる。たとえば、UE115-aは、受信機205-cと受信機205-dとを非アクティブ化し、受信機205-aと受信機205-bとをアクティブに保つ(たとえば、2Rxに従って動作する)ことができる。いくつかの例では、UE115-aがダウンリンク許可215を検出した場合、UE115-aは、UE115-aにおけるアクティブな受信機205の数を増やす(たとえば、1つまたは複数の受信機205を再アクティブ化する)ことができる。すなわち、UE115-aは、ダウンリンク非アクティビティタイマの満了後のある時にダウンリンク許可を検出し、受信機205-cと受信機205-dとを再アクティブ化することができる。あるいは、UE115-aは、ダウンリンク非アクティビティタイマの満了前にダウンリンク許可215を検出することができる。そのような場合、UE115-aは、少なくともBWPの持続時間全体にわたって受信機205のすべてをアクティブに保つことができる。
【0079】
[0085]いくつかの例では、UE115-aが1つまたは複数の受信機205を非アクティブ化することができる前に、UE115-aはフィードバック検出手順を受けることができる。フィードバック検出手順の間、UE115-aは、基地局105-aに1つまたは複数のメッセージ220を送信することができ、1つまたは複数のメッセージ220は、UE115-aがそのアクティブな受信機205の数を減らしていることを示す(たとえば、反映する)ことができる。たとえば、スモールBWPに切り替えたとき、またはダウンリンク非アクティビティタイマが満了すると、UE115-aは、第1の数量のアクティブな受信機(たとえば、4つの受信機)から第2の数量のアクティブな受信機(たとえば、2つのアクティブな受信機)にアクティブな受信機205の数を減らすことを決定することができる。UE115-aにおけるアクティブな受信機の数を減らす前に、UE115-aは、第1の数量の受信機をアクティブに保持して、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って、基地局105-aからのダウンリンク信号を受信および復号し、基地局105-aに1つまたは複数のメッセージ220を送信することができる。たとえば、UE115-aが4つのアクティブな受信機から2つのアクティブな受信機に減らすことを決定した場合、UE115-aは、1つまたは複数の2レイヤ信号またはメッセージ(たとえば、2レイヤCSF報告または2レイヤSRS)を送信することができる。いくつかの例では、UE115-aが1つまたは複数のフィードバックメッセージを基地局105-aに送信すると、UE115-aは第1のタイマ(たとえば、W2RXタイマ)をアクティブ化することができる。UE115-aが第1のタイマの満了前に第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられたダウンリンク許可215(たとえば、3/4レイヤ許可)を受信しなかった場合、UE115-aは、第1のタイマが満了すると第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の数を減らすことができる。あるいは、UE115-aが第1のタイマの満了前に第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられたダウンリンク許可215(たとえば、3/4レイヤ許可)を受信した場合、UE115-aは、第2のタイマ(たとえば、WFSタイマ)をアクティブ化し、第1のタイマおよび第2のタイマが満了すると第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数を減らすことができる。
【0080】
[0086]いくつかの例では、UE115-aは、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の数を減らすことができ、基地局105-aは、第1の数量の受信機に関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク許可215をUE115-aに送信することができる。そのような場合、アクティブな受信機の数を減らした後、UE115-aは、第1の数量の受信機に関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク許可215を監視することができる。第1の数量の受信機に関連付けられたダウンリンク許可215が検出された場合、UE115-aは、ダウンリンク非アクティビティタイマをアクティブ化し、ダウンリンク非アクティビティタイマの持続時間の間にアクティブな受信機の数を増やし、ダウンリンク非アクティビティタイマが満了するとアクティブな受信機の数を減らすことができる。
【0081】
[0087]図3は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするBWP切替え方式300の一例を示す。いくつかの例では、BWP切替え方式300は、ワイヤレス通信システム100およびワイヤレス通信システム200の態様を実装することができる。たとえば、BWP切替え方式300は、図2を参照して記載された受信機205の例であり得る受信機310を含む場合がある。いくつかの例では、UEは、UEにおけるアクティブな受信機の数を調整するためにBWP切替え方式300を実装することができる。
【0082】
[0088]いくつかの例では、基地局は、複数のBWP305(4つまでのBWP)でUEを構成することができる。たとえば、基地局は、BWP305-aおよびBWP305-bでUEを構成することができる。BWP305-aは、ラージBWPと見なされる場合があり(たとえば、しきい値を上回る量の周波数にわたり)、BWP305-bは、スモールBWPと見なされる場合がある(たとえば、しきい値を下回る量の周波数にわたる)。UEは、最初にBWP305-a内で動作し、4つのアクティブな受信機を使用して基地局と通信することができる。たとえば、UE115は、受信機310-aと、受信機310-bと、受信機310-cと、受信機310-dとを使用して基地局と通信することができる。そのため、UEは、基地局から3レイヤおよび4レイヤの送信を受信することが可能であり得る。
【0083】
[0089]いくつかの例では、基地局はデータトラフィックの減少を予想することができる。そのような場合、基地局は、t0においてUEにBWP切替え指示(たとえば、現在未使用のBWP305に対するアクティブ化メッセージ)を送信することができる。BWP切替え指示は、UEがBWP305-aからBWP305-bに切り替えることを指示することができる(たとえば、UEがBWP305-bの使用を開始するべきことを示すことができ、それは、UEがBWP305-aの使用をやめるべきことを暗黙的に示すことができる)。BWP切替え指示に応答して、UEは、t1においてBWP305-bをアクティブ化し、第1の数量のアクティブな受信機(たとえば、4つのアクティブな受信機)から第2の数量のアクティブな受信機(たとえば、2つのアクティブな受信機)にアクティブな受信機の数を減らすことができる。たとえば、UEは、受信機310-cおよび受信機310-dを非アクティブ化し、受信機310-aおよび受信機310-bをアクティブ状態に維持することができる。
【0084】
[0090]UEにおけるアクティブな受信機310の数を減らす前に、UEは、受信機フィードバック手順を実行して、UEにおけるアクティブな受信機の調整を基地局に知らせることができる。たとえば、UEにおけるアクティブな受信機の数を減らす前に、およびt1においてBWP305-bをアクティブ化した後に、UEは、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に1つもしくは複数のメッセージまたは他のシグナリングを送信し、t2において第1のタイマをアクティブ化することができる。たとえば、UEは、2レイヤCSF報告、2レイヤSRS、またはその両方を基地局に送信することができる。t1からt2まで、UEは第1の数量のアクティブな受信機を使用して動作し、基地局からのダウンリンク信号を受信し復号することができる。第1のタイマはt3において満了する場合がある。UEが、t2からt3まで、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた1つもしくは複数(または何らかのしきい値数量)のダウンリンク許可を受信しなかった場合、UEは、t3において、またはt3の直後に、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の数を減らすことができる。UEが、t2からt3まで、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク許可を受信した場合、UEは、t3において第2のタイマをアクティブ化することができる。第2のタイマはt4において満了する場合がある。そのような場合、UEは、t4において、またはt4の直後に、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の数を減らすことができる。すなわち、UEは、第1のタイマおよび第2のタイマの後にアクティブな受信機の数を減らすことができる。いくつかの例では、UEが、たとえば、t5において別のBWP切替え指示を受信するまで、第2の数量のアクティブな受信機を用いて動作することができる。
【0085】
[0091]いくつかの例では、基地局はデータトラフィックの増加を予想することができる。そのような場合、t5において、基地局は、UEがBWP305-bからBWP305-aに切り替えることを指示するBWP切替え指示をUEの送信することができ、t6においてBWP305-aをアクティブ化することができる。一例では、BWP305-aをアクティブ化すると、UEは、第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数を増やし、たとえば、t10において別のBWP切替え指示が受信されるまで、第3の数量のアクティブな受信機を利用することができる。たとえば、UEは、受信機310-cと受信機310-dとをアクティブ化することができ、受信機310-aおよび受信機310-bは、アクティブ状態に留まることができる。別の例では、UEは、t6においてダウンリンク非アクティビティタイマをアクティブ化することができる。ダウンリンク非アクティビティタイマはt7において満了する場合がある。t7においてダウンリンク非アクティビティタイマが満了する前に、UEが基地局から1つまたは複数のダウンリンク許可を受信した場合、UEは、たとえば、t11において別のBWP切替え指示が受信されるまで、UEにおけるアクティブな受信機の数を調整せず、第3の数量のアクティブな受信機を使用して動作することができる。t7においてダウンリンク非アクティビティタイマが満了する前に、UEが基地局から1つまたは複数のダウンリンク許可を受信しなかった場合、UEは、第3の数量のアクティブな受信機から第4の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数を減らすことができる。たとえば、UEは、受信機310-cと受信機310-dとを非アクティブ化することができ、受信機310-aおよび受信機310-bは、アクティブ状態に留まることができる。
【0086】
[0092]UEにおけるアクティブな受信機310の数を減らす前に、UEは、受信機フィードバックまたは他のシグナリング手順を実行することができ、それはUEにおけるアクティブな受信機の調整を基地局に知らせることができる。たとえば、UEにおけるアクティブな受信機の数を減らす前に、UEは、第4の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に1つまたは複数のフィードバックメッセージを送信し、t8において第1のタイマをアクティブ化することができる。たとえば、UEは、2レイヤCSF報告、2レイヤSRS、またはその両方を基地局に送信することができる。第1のタイマはt9において満了する場合がある。UEが、t8からt9まで、第3の数量のアクティブな受信機に関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク許可を受信しなかった場合、UEは、t9において、またはt9の直後に、第3の数量のアクティブな受信機から第4の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすことができる。UEが、t8からt9まで、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク許可を受信した場合、UEは、t9において第2のタイマをアクティブ化することができる。第2のタイマはt10において満了する場合がある。第2のタイマが満了すると、UEは、t10において、またはt10の直後に、第3の数量のアクティブな受信機から第4の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数を減らすことができる。すなわち、UEは、第1のタイマおよび第2のタイマの後にアクティブな受信機の数を減らすことができる。いくつかの例では、UEが、たとえば、t11において別のBWP切替え指示を受信するまで、UEは、第4の数量のアクティブな受信機を用いて動作することができる。
【0087】
[0093]図4は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするBWP切替え方式400の一例を示す。いくつかの例では、BWP切替え方式400は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、またはBWP切替え方式300の態様を実装することができる。たとえば、BWP切替え方式400は、図2および図3を参照して記載された受信機205および受信機310の例であり得る受信機410を含む場合がある。いくつかの例では、UEは、UEにおけるアクティブな受信機の数を調整するためにBWP切替え方式400を実装することができる。
【0088】
[0094]いくつかの例では、基地局は、複数のBWP405(4つまでのBWP)でUEを構成することができる。たとえば、基地局は、BWP405-aおよびBWP405-bでUEを構成することができる。BWP405-aおよびBWP405-bは、同じサイズ(たとえば、同様の量の周波数にわたる)と見なされる場合がある。UEは、最初にBWP405-a内で動作し、第1の数量のアクティブな受信機(たとえば、4つの受信機)を使用して基地局と通信することができる。たとえば、UEは、受信機410-aと、受信機410-bと、受信機410-cと、受信機410-dとを使用して基地局と通信することができる。そのため、UEは、基地局から3レイヤおよび4レイヤの送信を受信することが可能であり得る。
【0089】
[0095]いくつかの例では、t0において、基地局は、UEがBWP405-aからBWP405-bに切り替えることを指示するBWP切替え指示をUEに送信することができ、t1においてBWP405ーbをアクティブ化することができる(たとえば、BWP405ーbに対するアクティブ化メッセージを送信することができ、それはUEがBWP405ーaの使用をやめるべきことを暗黙的に示すことができる)。BWP405ーaをアクティブ化すると、UEは、第1の数量のアクティブな受信機を維持し、T1においてダウンリンク非アクティビティタイマをアクティブ化することができる。ダウンリンク非アクティビティタイマはt2において満了する場合がある。t2においてダウンリンク非アクティビティタイマが満了する前に、UEが基地局から1つまたは複数のダウンリンク許可を受信した場合、UEは、たとえば、t6において別のBWP切替え指示が受信されるまで、UEにおけるアクティブな受信機の数を調整せず、第1の数量のアクティブな受信機を用いて動作することができる。t2においてダウンリンク非アクティビティタイマが満了する前に、UEが基地局から1つまたは複数のダウンリンク許可を受信しなかった場合、UEは、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機(たとえば、2つのアクティブな受信機)にUEにおけるアクティブな受信機の数を減らすことができる。たとえば、UEは、受信機410-cと受信機410-dとを非アクティブ化することができ、受信機410-aおよび受信機410-bは、アクティブ状態に留まることができる。
【0090】
[0096]UEにおけるアクティブな受信機410の数を減らす前に、UEは、受信機フィードバック手順を実行して、UEにおけるアクティブな受信機の調整を基地局に知らせることができる。たとえば、UEにおけるアクティブな受信機の数を減らす前に、UEは、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に1つもしくは複数のメッセージまたは他のシグナリングを送信し、t3において第1のタイマをアクティブ化することができる。たとえば、UEは、2レイヤCSF報告、2レイヤSRS、またはその両方を基地局に送信することができる。第1のタイマはt4において満了する場合がある。UEが、t3からt4まで、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク許可を受信しなかった場合、UEは、t4において、またはt4の直後に、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすことができる。UEが、t3からt4まで、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク許可を受信した場合、UEは、t4において第2のタイマをアクティブ化することができる。第2のタイマはt5において満了する場合がある。第2のタイマが満了すると、UEは、t5において、またはt5の直後に、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数を減らすことができる。すなわち、UEは、第1のタイマおよび第2のタイマの後にアクティブな受信機の数を減らすことができる。いくつかの例では、UEが、たとえば、t6において別のBWP切替え指示を受信するまで、UEは、第2の数量のアクティブな受信機を用いて動作することができる。
【0091】
[0097]図5は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするプロセスフロー500の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー500は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、BWP切替え方式300、またはBWP切替え方式400の態様を実装するか、またはそれらによって実装される場合がある。たとえば、プロセスフロー500は、図1および図2を参照して記載された基地局105およびUE115の例であり得る、基地局105-bおよびUE115-bによって実装される場合がある。プロセスフロー500は、UE115-bがBWP切替えに基づいてアクティブな受信機の数量を調整することに関与する場合がある。以下の代替例が実装されてもよく、そこで、いくつかのステップは、記載された順序とは異なる順序で実行されるか、またはまったく実行されない。場合によっては、ステップは、下記で述べられない追加の特徴を含んでもよく、またはさらなるステップが追加されてもよい。
【0092】
[0098]いくつかの例では、基地局105-bは、BWPのセット(たとえば、4つまでのダウンリンクBWPおよび4つまでのアップリンクBWP)でUE115-bを構成することができる。BWPのセットは、同じサイズのBWP(たとえば、同じ量のリソースブロックにわたるBWP)を含む場合があるか、またはBWPのセットは、異なるサイズのBWP(たとえば、異なる量のリソースブロックにわたるBWP)を含む場合がある。BWPのセットが異なるサイズのBWPを含む場合、BWPのセットは、少なくとも1つのラージBWP(たとえば、しきい値を上回る量のリソースブロックにわたるBWP)と、少なくとも1つのスモールBWP(たとえば、しきい値を下回る量のリソースブロックにわたるBWP)とを含む場合がある。ラージBWPの一例は、273個のリソースブロックにわたるBWPであり得、スモールBWPの一例は、64個のリソースブロックにわたるBWPであり得る。
【0093】
[0099]505において、UE115-bは、基地局105-bからBWPアクティブ化メッセージを受信する場合がある。BWPアクティブ化メッセージは、BWPのセットのうちのBWPをアクティブ化することを指示することができる。異なるサイズのBWPの場合、BWPアクティブ化メッセージは、BWPのセットのうちのラージBWPまたはスモールBWPをアクティブ化することを指示することができる。
【0094】
[0100]510において、UE115-bは、505において受信されたBWPアクティブ化メッセージに基づいてBWP切替えを受ける場合がある。すなわち、UEは、BWPのセットのうちの以前アクティブのBWPを非アクティブ化し、BWPアクティブ化メッセージ内で指示されたBWPをアクティブ化することができる。異なるBWPの場合、UE115-bは、ラージBWPからスモールBWPに、スモールBWPからラージBWPに、ラージBWPからラージBWPに、またはスモールBWPからスモールBWPに切り替えることができる。
【0095】
[0101]515において、UE115-bは、基地局105-bからのダウンリンク許可を潜在的に監視する場合がある。たとえば、UE115-bは、510においてラージBWPをアクティブ化すると、基地局105-bからのダウンリンク許可を監視することができる。別の例では、UE115-bは、同じサイズのBWPのセットのうちのBWPをアクティブ化すると、基地局105-bからのダウンリンク許可を監視することができる。いくつかの例では、BWPアクティブ化メッセージは、ダウンリンク非アクティビティタイマをトリガすることができ、UE115-bは、ダウンリンク非アクティビティタイマに基づいて基地局105-bからのダウンリンク許可を監視することができる。いくつかの例では、基地局105-bは、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介してダウンリンク非アクティビティタイマでUE115-bを構成することができる。
【0096】
[0102]520において、UE115-bは、UE115-bにおけるアクティブな受信機の数を調整する場合がある。いくつかの例では、UE115-bは、第1の数量の受信機(たとえば、4つの受信機)を含む場合がある。510においてラージBWPまたは同じサイズのBWPをアクティブ化すると、UE115-bは、第1の数量の受信機をアクティブ化する(たとえば、しきい値量の受信機をアクティブ化する)ことができる。UE115-bが(たとえば、ダウンリンク非アクティビティタイマが満了すると)515において基地局105-bからの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出しなかった場合、UE115-bは、UE115-bにおけるアクティブな受信機の数を減らすことができる。たとえば、UE115-bは、第2の数量の受信機(たとえば、2つの受信機)をアクティブに保ち、残りを非アクティブ化することができる。いくつかの例では、UE115-bが、アクティブな受信機の数を減らした後にダウンリンク許可を検出した場合、UE115-bは、アクティブな受信機の数を増やすことができる。すなわち、UE115-bは、第1の数量の受信機をアクティブ化することができる。あるいは、UE115-bが(たとえば、ダウンリンク非アクティビティタイマが満了する前に)515において基地局105-bからの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出した場合、UE115-bは、UE115-bにおけるアクティブな受信機の数を維持することができる。たとえば、UE115-bは、第1の数量の受信機をアクティブに保つことができる。スモールBWPをアクティブ化すると、UE115-bは、UE115-bにおけるアクティブな受信機の数を減らすことができる。たとえば、UE115-bは、第2の数量の受信機をアクティブに保ち、残りを非アクティブ化することができる。
【0097】
[0103]UE115-bがUE115-bにおけるアクティブな受信機の数を減らす前に、UE115-bは、受信機フィードバック検出手順を受けることができる。たとえば、UE115-bは、第2の数量の受信機(たとえば、2つの受信機)をアクティブに保ち、残りを非アクティブ化するように決定ことができる。UE115-bが受信機を非アクティブ化することができる前に、UE115-bは、525において基地局105-bに1つまたは複数のメッセージ(たとえば、フィードバックメッセージ)を送信することができる。1つまたは複数のメッセージは、UE115-bにおけるアクティブな受信機の数の減少を示すか、またはさもなければ反映するような方法でフォーマットされる場合がある。たとえば、アクティブな受信機の数が2に減少した場合、1つまたは複数のメッセージは、2レイヤCSF報告、2レイヤSRS、またはその両方であり得る。
【0098】
[0104]基地局105-bに1つまたは複数のメッセージを送信すると、UE115-bは、第1のタイマをアクティブ化し、基地局105-bからの許可(たとえば、UE115-bが4つの受信機を含む場合、3レイヤ許可または4レイヤ許可)を監視することができる。第1のタイマが満了する前にUE115-bが基地局105-bからの許可の検出に失敗した場合、UE115-bは、UE115-bにおけるアクティブな受信機の数を減らすことができる。UE115-bが基地局105-bからの許可を検出した場合、UE115-bは、第2のタイマをアクティブ化し、第2のタイマが満了すると、UE115-bにおけるアクティブな受信機の数を減らすことができる。いくつかの例では、基地局105-bは、RRCシグナリングを介して第1のタイマおよび第2のタイマでUE115-bを構成することができる。
【0099】
[0105]図6は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書に記載されたUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610のセットと、送信機615のセットと、通信マネージャ620とを含む場合がある。デバイス605は、プロセッサを含む場合もある。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信している場合がある。
【0100】
[0106]受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、ワイヤレス通信のための受信機調整に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供することができる。情報は、デバイス605の他の構成要素に渡される場合がある。受信機610は、各々単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。デバイス610は、各々本明細書に記載された受信機205、受信機310、または受信機410の一例であり得る。
【0101】
[0107]送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供することができる。たとえば、送信機615は、様々な情報チャネル(たとえば、ワイヤレス通信のための受信機調整に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信することができる。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュール内で受信機610とコロケートされる場合がある。送信機615は、各々単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。場合によっては、デバイス605は、代替としてただ1つのアンテナ615を含む場合がある。
【0102】
[0108]通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書に記載されたワイヤレス通信のための受信機調整の様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書に記載された機能のうちの1つまたは複数を実行するための方法をサポートすることができる。
【0103】
[0109]いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェア内に(たとえば、通信管理回路内に)実装される場合がある。ハードウェアは、本開示に記載された機能を実行するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを含む場合がある。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、プロセッサにより、メモリに記憶された命令を実行することによって)本明細書に記載された機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成される場合がある。
【0104】
[0110]追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行される(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)コード内で実装される場合がある。プロセッサによって実行されるコード内で実装される場合、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、(たとえば、本開示に記載された機能を実行するための手段として構成されるか、またはさもなければその手段をサポートする)汎用プロセッサ、DSP、中央処理装置(CPU)、ASIC、FPGA、もしくはこれらの任意の組合せ、または他のプログラマブル論理デバイスによって実行される場合がある。
【0105】
[0111]いくつかの例では、通信マネージャ620は、受信機610、送信機615、またはその両方を使用して、またはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実行するように構成される場合がある。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信するか、送信機615に情報を送るか、または情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書に記載された様々な他の動作を実行するために、受信機610、送信機615、もしくはその両方と組み合わせて統合される場合がある。
【0106】
[0112]通信マネージャ620は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ620は、(たとえば、受信機610のうちの1つまたは複数を介して)基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ620は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えるための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ620は、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量(たとえば、受信機610のセットに含まれるアクティブな受信機の数量)を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0107】
[0113]追加または代替として、通信マネージャ620は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ620は、(たとえば、受信機610のうちの1つまたは複数を介して)基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ620は、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、1つまたは複数のダウンリンク許可は、アクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためである。通信マネージャ620は、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量(たとえば、受信機610のセットに含まれるアクティブな受信機の数量)を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0108】
[0114]本明細書に記載された例による通信マネージャ620を含むかまたは構成することにより、デバイス605(たとえば、受信機610、送信機615、通信マネージャ620、またはそれらの組合せを制御するか、またはさもなければそれらに結合されたプロセッサ)は、低減された電力消費のための技法をサポートすることができる。低データトラフィックの期間中に少数のアクティブな受信機(たとえば、2つの受信機)を利用することは、デバイス605が電力を節約することを可能にすることができる。
【0109】
[0115]図7は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするデバイス705のブロック図700を示す。デバイス705は、本明細書に記載されたデバイス605またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス705は、受信機710のセットと、送信機715のセットと、通信マネージャ720とを含む場合がある。デバイス705は、プロセッサを含む場合もある。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信している場合がある。
【0110】
[0116]受信機710は、様々な情報チャネル(たとえば、ワイヤレス通信のための受信機調整に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供することができる。情報は、デバイス705の他の構成要素に渡される場合がある。受信機710は、各々単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。デバイス710は、各々本明細書に記載された受信機205、受信機310、受信機410、または受信機610の一例であり得る。
【0111】
[0117]送信機715は、デバイス705の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供することができる。たとえば、送信機715は、様々な情報チャネル(たとえば、ワイヤレス通信のための受信機調整に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信することができる。いくつかの例では、送信機715は、トランシーバモジュール内で受信機710とコロケートされる場合がある。送信機715は、各々単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用することができる。場合によっては、デバイス705は、代替としてただ1つのアンテナ715を含む場合がある。
【0112】
[0118]デバイス705またはその様々な構成要素は、本明細書に記載されたワイヤレス通信のための受信機調整の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ720は、メッセージ受信機725、BWP切替えマネージャ730、アクティブ受信機マネージャ735、監視構成要素740、またはそれらの任意の組合せを含む場合がある。通信マネージャ720は、本明細書に記載された通信マネージャ620の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ720またはその様々な構成要素は、受信機710、送信機715、またはその両方を使用するか、またはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実行するように構成される場合がある。たとえば、通信マネージャ720は、受信機710から情報を受信するか、送信機715に情報を送るか、または情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書に記載された様々な他の動作を実行するために、受信機710、送信機715、もしくはその両方と組み合わせて統合される場合がある。
【0113】
[0119]通信マネージャ720は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。メッセージ受信機725は、(たとえば、受信機710のうちの1つまたは複数を介して)基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。BWP切替えマネージャ730は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えるための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。アクティブ受信機マネージャ735は、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量(たとえば、受信機710のセットに含まれるアクティブな受信機の数量)を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0114】
[0120]追加または代替として、通信マネージャ720は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。メッセージ受信機725は、(たとえば、受信機710のうちの1つまたは複数を介して)基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。監視構成要素740は、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、1つまたは複数のダウンリンク許可は、アクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためである。アクティブ受信機マネージャ735は、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量(たとえば、受信機710のセットに含まれるアクティブな受信機の数量)を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0115】
[0121]図8は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする通信マネージャ820のブロック図800を示す。通信マネージャ820は、本明細書に記載された通信マネージャ620、通信マネージャ720、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ820またはその様々な構成要素は、本明細書に記載されたワイヤレス通信のための受信機調整の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ820は、メッセージ受信機825、BWP切替えマネージャ830、アクティブ受信機マネージャ835、監視構成要素840、タイママネージャ850、フィードバックマネージャ855、またはそれらの任意の組合せを含む場合がある。これらの構成要素の各々は、直接的または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信することができる。
【0116】
[0122]通信マネージャ820は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。メッセージ受信機825は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。BWP切替えマネージャ830は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えるための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。アクティブ受信機マネージャ835は、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0117】
[0123]いくつかの例では、監視構成要素840は、第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することに基づく。
【0118】
[0124]いくつかの例では、タイママネージャ850は、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに基づいて、タイマをアクティブ化するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することは、タイマに基づく。
【0119】
[0125]いくつかの例では、第2のBWPに関連付けられた帯域幅は、しきい値よりも大きい。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することは、第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値よりも大きいことに基づく。
【0120】
[0126]いくつかの例では、監視構成要素840は、第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整するために、アクティブ受信機マネージャ835は、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0121】
[0127]いくつかの例では、フィードバックマネージャ855は、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に基づくシグナリングを基地局に送信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0122】
[0128]いくつかの例では、第2の数量のアクティブな受信機に基づくシグナリングの送信をサポートするために、フィードバックマネージャ855は、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に、CSF、SRS、またはその両方を送信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0123】
[0129]いくつかの例では、タイママネージャ850は、シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマの満了に基づいて行われる。
【0124】
[0130]いくつかの例では、タイママネージャ850は、1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出されたかどうかに基づいて、第2のタイマをアクティブ化するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマおよび第2のタイマの満了に基づいて行われる。
【0125】
[0131]いくつかの例では、監視構成要素840は、第2のBWP内で動作する間に、および第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、アクティブな受信機の数量を減らした後に、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、アクティブ受信機マネージャ835は、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに基づいて、第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を増やすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0126】
[0132]いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、アクティブ受信機マネージャ835は、第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値を下回ることに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0127】
[0133]いくつかの例では、フィードバックマネージャ855は、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に基づくシグナリングを基地局に送信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0128】
[0134]いくつかの例では、第2の数量のアクティブな受信機に基づくシグナリングの送信をサポートするために、フィードバックマネージャ855は、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に、CSF、SRS、またはその両方を送信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0129】
[0135]いくつかの例では、タイママネージャ850は、シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマの満了に基づいて行われる。
【0130】
[0136]いくつかの例では、タイママネージャ850は、1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出されたか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマおよび第2のタイマの満了に基づいて行われる。
【0131】
[0137]いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、アクティブ受信機マネージャ835は、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、方法はさらに含む。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、監視構成要素840は、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、アクティブ受信機マネージャ835は、1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに基づく時間期間の間に、第2の数量のアクティブな受信機から第1の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を増やすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、アクティブ受信機マネージャ835は、時間期間の後に第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0132】
[0138]追加または代替として、通信マネージャ820は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。いくつかの例では、メッセージ受信機825は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。監視構成要素840は、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、1つまたは複数のダウンリンク許可は、アクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためである。いくつかの例では、アクティブ受信機マネージャ835は、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0133】
[0139]いくつかの例では、監視構成要素840は、BWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整するために、アクティブ受信機マネージャ835は、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0134】
[0140]いくつかの例では、フィードバックマネージャ855は、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に基づくシグナリングを基地局に送信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0135】
[0141]いくつかの例では、第2の数量のアクティブな受信機に基づくシグナリングの送信をサポートするために、フィードバックマネージャ855は、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に、CSF、SRS、またはその両方を送信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0136】
[0142]いくつかの例では、タイママネージャ850は、シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマの満了に基づいて行われる。
【0137】
[0143]いくつかの例では、タイママネージャ850は、1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出されたか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことは、タイマおよび第2のタイマの満了に基づいて行われる。
【0138】
[0144]いくつかの例では、監視構成要素840は、BWP内で動作する間に、および第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らした後に、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、アクティブ受信機マネージャ835は、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに基づいて、第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を増やすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0139】
[0145]いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、アクティブ受信機マネージャ835は、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、方法はさらに含む。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、監視構成要素840は、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、アクティブ受信機マネージャ835は、1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに基づく時間期間の間に、第2の数量のアクティブな受信機から第1の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を増やすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる、方法はさらに含む。いくつかの例では、UEにおけるアクティブな受信機の数量の調整をサポートするために、アクティブ受信機マネージャ835は、時間期間の後に第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0140】
[0146]いくつかの例では、複数のBWPのセットのうちの各BWPは、同じ帯域幅を有する。
【0141】
[0147]図9は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、本明細書に記載されたデバイス605、デバイス705、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはそれらを含む場合がある。デバイス905は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信することができる。デバイス905は、通信マネージャ920、入出力(I/O)コントローラ910、トランシーバ915、アンテナ925、メモリ930、コード935、およびプロセッサ940などの、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含む場合がある。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ1つもしくは複数のバス(たとえば、バス945)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合される場合がある。
【0142】
[0148]I/Oコントローラ910は、デバイス905向けの入出力信号を管理することができる。I/Oコントローラ910は、デバイス905に組み込まれていない周辺装置も管理することができる。場合によっては、I/Oコントローラ910は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表すことができる。場合によっては、I/Oコントローラ910は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用することができる。追加または代替として、I/Oコントローラ910は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話することができる。場合によっては、I/Oコントローラ910は、プロセッサ940などのプロセッサの一部として実装される場合がある。場合によっては、ユーザは、I/Oコントローラ910を介して、またはI/Oコントローラ910によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス905と対話することができる。
【0143】
[0149]場合によっては、デバイス905は、単一のアンテナ925を含む場合がある。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス905は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ925を有することができる。トランシーバ915は、本明細書に記載されたように、1つまたは複数のアンテナ925、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信することができる。たとえば、トランシーバ915は、ワイヤレストランシーバを表すことができ、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することができる。トランシーバ915は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ925に提供し、1つまたは複数のアンテナ925から受信されたパケットを復調するためのモデムも含む場合がある。トランシーバ915、またはトランシーバ915および1つもしくは複数のアンテナ925は、本明細書に記載された1つもしくは複数の送信機615、1つもしくは複数の送信機715、1つもしくは複数の受信機610、1つもしくは複数の受信機710、またはそれらの任意の組合せもしくはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0144】
[0150]メモリ930は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含む場合がある。メモリ930は、プロセッサ940によって実行されると、本明細書に記載された様々な機能をデバイス905に実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード935を記憶することができる。コード935は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶される場合がある。場合によっては、コード935は、プロセッサ940によって直接実行可能でない場合があるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書に記載された機能をコンピュータに実行させることができる。場合によっては、メモリ930は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御することができる基本I/Oシステム(BIOS)を含んでいる場合がある。
【0145】
[0151]プロセッサ940は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含む場合がある。場合によっては、プロセッサ940は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成される場合がある。他の場合によっては、メモリコントローラはプロセッサ940に組み込まれる場合がある。プロセッサ940は、様々な機能(たとえば、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする機能またはタスク)をデバイス905に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ930)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成される場合がある。たとえば、デバイス905またはデバイス905の構成要素は、プロセッサ940とプロセッサ940に結合されたメモリ930とを含む場合があり、プロセッサ940およびメモリ930は、本明細書に記載された様々な機能を実行するように構成される。
【0146】
[0152]通信マネージャ920は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ920は、(たとえば、トランシーバ915を介して)基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ920は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えるための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ920は、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量(たとえば、トランシーバ915に含まれるアクティブな受信機の数量)を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0147】
[0153]追加または代替として、通信マネージャ920は、本明細書に開示された例による、UEにおけるワイヤレス通信をサポートすることができる。たとえば、通信マネージャ920は、(たとえば、トランシーバ915を介して)基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。通信マネージャ920は、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができ、1つまたは複数のダウンリンク許可は、アクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためである。通信マネージャ920は、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量(たとえば、トランシーバ915に含まれるアクティブな受信機の数量)を調整するための手段として構成され得るか、またはさもなければその手段をサポートすることができる。
【0148】
[0154]本明細書に記載された例による通信マネージャ920を含むかまたは構成することにより、デバイス905は、低減された電力消費のための技法をサポートすることができる。
【0149】
[0155]いくつかの例では、通信マネージャ920は、トランシーバ915、1つもしくは複数のアンテナ925、またはそれらの任意の組合せを使用して、またはさもなければそれらと協働して様々な動作(たとえば、受信、監視、送信)を実行するように構成される場合がある(たとえば、通信マネージャ920は、トランシーバ915を介して、本明細書に記載された信号またはメッセージを送信または受信するように構成される場合がある)。通信マネージャ920は別個の構成要素として示されるが、いくつかの例では、通信マネージャ920を参照して記載された1つまたは複数の機能は、プロセッサ940、メモリ930、コード935、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるか、またはそれらによって実行される場合がある。たとえば、コード935は、本明細書に記載されたワイヤレス通信のための受信機調整の様々な態様をデバイス905に実行させるようにプロセッサ940によって実行可能な命令を含む場合があるか、またはさもなければプロセッサ940およびメモリ930は、そのような動作を実行またはサポートするように構成される場合がある。
【0150】
[0156]図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法1000を示すフローチャートを示す。方法1000の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1000の動作は、図1図9を参照して記載されたUE115によって実行される場合がある。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0151】
[0157]1005において、方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することを含む場合がある。1005の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1005の動作の態様は、図8を参照して記載されたメッセージ受信機825によって実行される場合がある。追加または代替として、1005を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0152】
[0158]1010において、方法は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることを含む場合がある。1010の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1010の動作の態様は、図8を参照して記載されたBWP切替えマネージャ830によって実行される場合がある。追加または代替として、1010を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0153】
[0159]1015において、方法は、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することを含む場合がある。1015の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1015の動作の態様は、図8を参照して記載されたアクティブ受信機マネージャ835によって実行される場合がある。追加または代替として、1015を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0154】
[0160]図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法1100を示すフローチャートを示す。方法1100の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1100の動作は、図1図9を参照して記載されたUE115によって実行される場合がある。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0155】
[0161]1105において、方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することを含む場合がある。1105の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1105の動作の態様は、図8を参照して記載されたメッセージ受信機825によって実行される場合がある。追加または代替として、1105を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0156】
[0162]1110において、方法は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることを含む場合がある。1110の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1110の動作の態様は、図8を参照して記載されたBWP切替えマネージャ830によって実行される場合がある。追加または代替として、1110を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0157】
[0163]1115において、方法は、第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することを含む場合がある。1115の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1115の動作の態様は、図8を参照して記載された監視構成要素840によって実行される場合がある。追加または代替として、1115を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0158】
[0164]1120において、方法は、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することと、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することとを含む場合がある。1120の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1120の動作の態様は、図8を参照して記載されたアクティブ受信機マネージャ835によって実行される場合がある。追加または代替として、1120を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0159】
[0165]図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法1200を示すフローチャートを示す。方法1200の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1200の動作は、図1図9を参照して記載されたUE115によって実行される場合がある。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0160】
[0166]1205において、方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することを含む場合がある。1205の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1205の動作の態様は、図8を参照して記載されたメッセージ受信機825によって実行される場合がある。追加または代替として、1205を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0161】
[0167]1210において、方法は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることを含む場合がある。1210の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1210の動作の態様は、図8を参照して記載されたBWP切替えマネージャ830によって実行される場合がある。追加または代替として、1210を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0162】
[0168]1215において、方法は、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えること、および第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値よりも大きいことに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することを含む場合がある。1215の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1215の動作の態様は、図8を参照して記載されたアクティブ受信機マネージャ835によって実行される場合がある。追加または代替として、1215を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0163】
[0169]図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1300の動作は、図1図9を参照して記載されたUE115によって実行される場合がある。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0164】
[0170]1305において、方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することを含む場合がある。1305の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1305の動作の態様は、図8を参照して記載されたメッセージ受信機825によって実行される場合がある。追加または代替として、1305を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0165】
[0171]1310において、方法は、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに基づいて、第1のBWP内の動作から第2のBWP内の動作に切り替えることを含む場合がある。1310の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1310の動作の態様は、図8を参照して記載されたBWP切替えマネージャ830によって実行される場合がある。追加または代替として、1310を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0166】
[0172]1315において、方法は、第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値を下回ることに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことを含む場合がある。1315の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1315の動作の態様は、図8を参照して記載されたアクティブ受信機マネージャ835によって実行される場合がある。追加または代替として、1315を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0167】
[0173]図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1400の動作は、図1図9を参照して記載されたUE115によって実行される場合がある。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0168】
[0174]1405において、方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの1つのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することを含む場合がある。1405の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図8を参照して記載されたメッセージ受信機825によって実行される場合がある。追加または代替として、1405を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0169】
[0175]1410において、方法は、当該BWP内で動作する間に、1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することを含む場合があり、1つまたは複数のダウンリンク許可は、アクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためのものである。1410の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図8を参照して記載された監視構成要素840によって実行される場合がある。追加または代替として、1410を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0170】
[0176]1415において、方法は、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することを含む場合がある。1415の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図8を参照して記載されたアクティブ受信機マネージャ835によって実行される場合がある。追加または代替として、1415を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0171】
[0177]図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信のための受信機調整をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書に記載されたUEまたはその構成要素によって実装される場合がある。たとえば、方法1500の動作は、図1図9を参照して記載されたUE115によって実行される場合がある。いくつかの例では、UEは、記載された機能を実行するようにUEの機能要素を制御するために命令のセットを実行することができる。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、記載された機能の態様を実行することができる。
【0172】
[0178]1505において、方法は、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することを含む場合がある。1505の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図8を参照して記載されたメッセージ受信機825によって実行される場合がある。追加または代替として、1505を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0173】
[0179]1510において、方法は、BWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することを含む場合がある。1510の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図8を参照して記載された監視構成要素840によって実行される場合がある。追加または代替として、1510を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0174】
[0180]1515において、方法は、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機に、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことを含む場合がある。1515の動作は、本明細書に開示された例に従って実行される場合がある。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図8を参照して記載されたアクティブ受信機マネージャ835によって実行される場合がある。追加または代替として、1515を実行するための手段は、必ずしもそうではないが、たとえば、アンテナ925、トランシーバ915、通信マネージャ920、(コード935を含む)メモリ930、プロセッサ940、および/またはバス945を含む場合がある。
【0175】
[0181]以下は、本開示の態様の概要を提供する。
【0176】
[0182]態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのセットのうちの第2のBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、第2のBWPに対するアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることと、第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに少なくとも部分的に基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを備える、方法。
【0177】
[0183]態様2:第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することをさらに備え、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することが、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することに少なくとも部分的に基づく、態様1の方法。
【0178】
[0184]態様3:第1のBWP内での動作から第2のBWP内での動作に切り替えることに少なくとも部分的に基づいて、タイマをアクティブ化することをさらに備え、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することが、タイマに少なくとも部分的に基づく、態様2の方法。
【0179】
[0185]態様4:第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値よりも大きく、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することが、第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値よりも大きいことに少なくとも部分的に基づく、態様1~3のいずれかの方法。
【0180】
[0186]態様5:第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することをさらに備え、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することが、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに少なくとも部分的に基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことを備える、態様4の方法。
【0181】
[0187]態様6:UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを基地局に送信することをさらに備える、態様5の方法。
【0182】
[0188]態様7:第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを送信することが、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に、CSF、SRS、またはその両方を送信することを備える、態様6の方法。
【0183】
[0189]態様8:シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化することをさらに備え、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことが、タイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、態様6~7のいずれかの方法。
【0184】
[0190]態様9:1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出されたかどうかに基づいて、第2のタイマをアクティブ化することをさらに備え、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことが、タイマおよび第2のタイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、態様8の方法。
【0185】
[0191]態様10:第2のBWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することと、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らした後に、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を増やすこととをさらに備える、態様5~9のいずれかの方法。
【0186】
[0192]態様11:第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値を下回り、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することが、第2のBWPに関連付けられた帯域幅がしきい値を下回ることに少なくとも部分的に基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことを備える、態様1~3のいずれかの方法。
【0187】
[0193]態様12:UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを基地局に送信することをさらに備える、態様11の方法。
【0188】
[0194]態様13:第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを送信することが、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に、CSF、SRS、またはその両方を送信することを備える、態様12の方法。
【0189】
[0195]態様14:シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化することをさらに備え、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすことが、タイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、態様12~13のいずれかの方法。
【0190】
[0196]態様15:1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出されたか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化することをさらに備え、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことが、タイマおよび第2のタイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、態様14の方法。
【0191】
[0197]態様16:UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することが、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことを備え、方法が、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することと、1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、時間期間の間に第2の数量のアクティブな受信機から第1の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を増やすことと、時間期間の後に第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすこととをさらに備える、態様1~15のいずれかの方法。
【0192】
[0198]態様17:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、基地局から、UEのために構成された複数のBWPのうちのBWPに対するアクティブ化メッセージを受信することと、BWP内で動作する間に1つまたは複数のダウンリンク許可を監視することと、1つまたは複数のダウンリンク許可がアクティブなBWP内で1つまたは複数のダウンリンク信号を受信するためである、1つまたは複数のダウンリンク許可が検出されたかどうかに少なくとも部分的に基づいて、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することとを備える、方法。
【0193】
[0199]態様18:BWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することをさらに備え、UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することが、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可の検出に失敗することに少なくとも部分的に基づいて、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことを備える、態様17の方法。
【0194】
[0200]態様19:UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らす前に、第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを基地局に送信することをさらに備える、態様18の方法。
【0195】
[0201]態様20:第2の数量のアクティブな受信機に少なくとも部分的に基づくシグナリングを送信することが、第2の数量のアクティブな受信機に関連付けられたフォーマットに従って基地局に、CSF、SRS、またはその両方を送信することを備える、態様19の方法。
【0196】
[0202]態様21:シグナリングを送信することに基づいてタイマをアクティブ化することをさらに備え、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことが、タイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、態様19~20のいずれかの方法。
【0197】
[0203]態様22:1つまたは複数の第2のダウンリンク許可がタイマに関連付けられた持続時間中に検出されたか否かに基づいて、第2のタイマをアクティブ化することをさらに備え、UEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことが、タイマおよび第2のタイマの満了に少なくとも部分的に基づいて行われる、態様21の方法。
【0198】
[0204]態様23:BWP内で動作する間に基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することと、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らした後に、基地局からの1つまたは複数の第2のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、第2の数量のアクティブな受信機から第3の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を増やすこととをさらに備える、態様18~22のいずれかの方法。
【0199】
[0205]態様24:UEにおけるアクティブな受信機の数量を調整することが、第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にUEにおけるアクティブな受信機の数量を減らすことを備え、方法が、第1の数量のアクティブな受信機に関連付けられた通信をスケジュールする、基地局からの1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することと、1つまたは複数のダウンリンク許可を検出することに少なくとも部分的に基づいて、時間期間の間に第2の数量のアクティブな受信機から第1の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を増やすことと、時間期間の後に第1の数量のアクティブな受信機から第2の数量のアクティブな受信機にアクティブな受信機の数量を減らすこととをさらに備える、態様17~23のいずれかの方法。
【0200】
[0206]態様25:複数のBWPのうちの各BWPが同じ帯域幅を有する、態様17~24のいずれかの方法。
【0201】
[0207]態様26:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合され、複数の受信機を備えるトランシーバと、プロセッサに結合されたメモリとを備え、メモリおよびプロセッサが、態様1~16のいずれかの方法を装置に実行させるように構成される、装置。
【0202】
[0208]態様27:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1~16のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0203】
[0209]態様28:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1~16のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0204】
[0210]態様29:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合され、複数の受信機を備えるトランシーバと、プロセッサに結合されたメモリとを備え、メモリおよびプロセッサが、態様17~25のいずれかの方法を装置に実行させるように構成される、装置。
【0205】
[0211]態様30:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様17~25のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0206】
[0212]態様31:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様17~25のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0207】
[0213]本明細書に記載された方法が可能な実装形態を記載すること、動作およびステップが並べ替えられるかまたはさもなければ修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされる場合がある。
【0208】
[0214]LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例として記載され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書に記載された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、記載された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用される場合がある。
【0209】
[0215]本明細書に記載された情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表される場合がある。たとえば、説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表される場合がある。
【0210】
[0216]本明細書の開示に関して記載された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装される場合もある。
【0211】
[0217]本明細書に記載された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せに実装される場合がある。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信される場合がある。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内である。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書に記載された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装される場合がある。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含む、様々な位置に物理的に配置される場合がある。
【0212】
[0218]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含む場合がある。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0213】
[0219]特許請求の範囲内を含む本明細書で使用される、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)内で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的なリストを示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されるべきでない。たとえば、「条件Aに基づいて」として記載される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づく場合がある。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるべきである。
【0214】
[0220]「決定する」または「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造内で検索することなどを介して)検索すること、確認することなどを含むことができる。また、「決定すること」は、(情報を受信することなどの)受信すること、(メモリ内のデータにアクセスすることなどの)アクセスすることなどを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および他のそのような同様のアクションを含むことができる。
【0215】
[0221]添付された図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有することができる。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別される場合がある。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【0216】
[0222]添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を記載し、実装され得るか、または特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、記載された技法の理解を提供する目的で具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践されてもよい。いくつかの事例では、記載された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、既知の構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0217】
[0223]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示に対する様々な修正は当業者には明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用される場合がある。したがって、本開示は、本明細書に記載された例および設計に限定されず、本明細書に開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】