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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-08
(54)【発明の名称】再密封可能なキャップを有する容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 39/08 20060101AFI20240426BHJP
   B65D 47/06 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
B65D39/08
B65D47/06 110
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023570381
(86)(22)【出願日】2022-05-17
(85)【翻訳文提出日】2024-01-05
(86)【国際出願番号】 US2022029605
(87)【国際公開番号】W WO2022245806
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】63/190,127
(32)【優先日】2021-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/282,609
(32)【優先日】2021-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520346918
【氏名又は名称】リニュー ヘルス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】タリー,ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】デュピュイ,ジェフリー
(72)【発明者】
【氏名】ルッフォロ,アレックス
(72)【発明者】
【氏名】バルガヴァ,マノイ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AA22
3E084AA23
3E084AB01
3E084AB10
3E084CA01
3E084CC01
3E084CC02
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC01
3E084DC02
3E084DC03
3E084EA03
3E084EB03
3E084EC01
3E084EC02
3E084EC03
3E084FB03
3E084GA01
3E084GB01
3E084KA15
(57)【要約】
再密封可能なキャップが、容器上部から内向きに延在する複数の突起を備える容器上部と、容器上部にねじ結合されたキャップアセンブリと、を含む。キャップアセンブリは、キャップアセンブリの上部に位置付けられた審美的キャップであって、審美的キャップの中間点に沿って延在するインターフェースを有する、審美的キャップを含み、かつまた、審美的キャップに結合されたラグキャップであって、ラグキャップの周囲付近に位置付けられており、複数の突起を受容するように構成されたラグキャップインターフェースを含む、ラグキャップを含む。不正開封インサートが、審美的キャップの下側で審美的キャップに結合されており、インターフェース内に位置付けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
再密封可能なキャップであって、
容器上部であって、前記容器上部から内向きに延在する複数の突起を備える、容器上部と、
前記容器上部にねじ結合されたキャップアセンブリであって、前記キャップアセンブリは、
前記キャップアセンブリの上部に位置付けられた審美的キャップであって、前記審美的キャップの中間点に沿って延在するインターフェースを備える、審美的キャップと、
前記審美的キャップに結合されたラグキャップであって、前記ラグキャップの周囲付近に位置付けられており、前記複数の突起を受容するように構成されたラグキャップインターフェースを備える、ラグキャップと、を備える、キャップアセンブリと、
前記審美的キャップの下側で前記審美的キャップに結合されており、前記インターフェース内に位置付けられた不正開封インサートと、
を備える、再密封可能なキャップ。
【請求項2】
前記キャップアセンブリは、ロック位置とロック解除位置との間で再位置付け可能であり、前記不正開封インサートは、前記キャップアセンブリが前記ロック位置にあるときに前記突起と係合するように構成されている、請求項1に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項3】
前記不正開封インサートは、前記キャップアセンブリが前記ロック解除位置に位置付けられたときに前記突起から係合解除されるように構成されており、前記突起は、前記キャップアセンブリが再び前記ロック位置に再位置付けされることを防止する、請求項2に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項4】
前記容器上部は、前記容器上部の上部付近に位置付けられた不正開封識別部であって、前記キャップアセンブリの位置を示すように構成された不正開封識別部を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項5】
前記不正開封識別部は、複数の識別部を含むレーザエッチングされた識別部であり、前記複数の識別部は、互いに反対側に位置付けられている、請求項4に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項6】
前記複数の識別部は、ロック識別部とロック解除識別部とを含み、前記審美的キャップの前記インターフェースは、前記キャップアセンブリの位置を示すために、前記ロック識別部及び前記ロック解除識別部と整列される、請求項5に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項7】
前記不正開封インサートの輪郭が前記インターフェースの輪郭と実質的に同様であり、前記不正開封インサートが前記インターフェース内に保持されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項8】
前記ラグキャップは、前記ラグキャップの内部表面に沿って垂直に延在する1つ以上のラグキャップインターフェースを含み、前記不正開封インサートは、前記1つ以上のラグキャップインターフェースに沿って前記審美的キャップに挿入可能に結合されており、前記複数の突起は、前記ラグキャップインターフェース内に選択的に受容される、請求項1~7のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項9】
前記不正開封インサートは、
互いに反対側に位置付けられた第1の端部及び第2の端部と、
前記不正開封インサート内の中心に提供された本体と、
前記本体とそれぞれの前記第1の端部及び第2の端部との間に位置付けられた遷移部分と、を備え、
前記遷移部分は、前記キャップアセンブリのロック位置からロック解除位置への回転時に屈曲するように構成されている、
請求項1又は4~8のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項10】
前記不正開封インサートは、前記インサートの第1の端部及び第2の端部に位置付けられたインサートインターフェースを備え、前記インサートインターフェースは、前記突起と係合するように構成されている、請求項1又は4~8のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項11】
前記キャップアセンブリは、閉鎖位置と開放位置との間で選択的に再位置付け可能であり、前記開放位置は、内部を通る流体の流れを可能にする前記キャップアセンブリの任意の位置である、請求項1~10のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項12】
前記不正開封インサートは、圧縮位置及び通常位置から再位置付け可能であり、前記不正開封インサートは、前記キャップアセンブリがロック位置にあるときに前記圧縮位置にあり、前記不正開封インサートの端部は、前記不正開封インサートが前記通常位置にあるときに前記突起を越えて外向きに圧縮解除されるように構成されている、請求項1、4~8、又は11のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項13】
前記容器上部は、前記再密封可能なキャップを前記容器に結合するために、前記容器の上部に固定的に結合されている、請求項1~12のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項14】
前記審美的キャップは、前記審美的キャップの外縁部に沿って互いに反対側に位置付けられた1つ以上の飲料インターフェースであって、前記審美的キャップの前記インターフェースからずれて位置付けられた1つ以上の飲料インターフェースを備え、前記1つ以上の飲料インターフェースは、間の流体の流れを遷移させるように構成されている、請求項1~10、12又は13のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【請求項15】
前記審美的キャップは、前記インターフェースのいずれかの側に位置付けられた1つ以上の空洞であって、前記審美的キャップの上部から下向きに延在する1つ以上の空洞を備え、前記1つ以上の空洞は、使用者の一部分を受容するように構成されている、請求項1~14のいずれか一項に記載の再密封可能なキャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連特許出願の相互参照)
本出願は、2021年5月18日に出願された米国特許仮出願第63/190,127号の利益及び優先権を主張する。本出願はまた、2021年11月23日に出願された米国仮出願第63/282,609号の利益及び優先権を主張する。これらの出願は両方とも、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本開示は、概して、再密封可能なキャップを有する容器に関する。容器(例えば、缶、ボトル、器など)は、液体(例えば、飲料、化学物質、塗料、又は任意の他の種類の液体)、固体、又はそれらの組み合わせを貯蔵するために使用され得る。本発明はまた、再密封可能なキャップに関する。再密封可能なキャップは、容器に結合されるように構成された逆ラグ設計を利用したものである。
【発明の概要】
【0003】
例示的な実施形態は、容器上部であって、容器上部から内向きに延在する複数の突起を備える、容器上部と、容器上部にねじ結合されたキャップアセンブリとを含む再密封可能なキャップに関する。キャップアセンブリは、キャップアセンブリの上部に位置付けられた審美的キャップであって、審美的キャップの中間点に沿って延在するインターフェースを有する、審美的キャップを含み、かつまた、審美的キャップに結合されたラグキャップであって、ラグキャップの周囲付近に位置付けられており、複数の突起を受容するように構成されたラグキャップインターフェースを含む、ラグキャップを含む。不正開封インサートが、審美的キャップの下側で審美的キャップに結合されており、インターフェース内に位置付けられている。
【0004】
いくつかの実施形態では、キャップアセンブリは、ロック位置とロック解除位置との間で再位置付け可能であり、不正開封インサートは、キャップアセンブリがロック位置にあるときに突起と係合するように構成されている。
【0005】
いくつかの実施形態では、不正開封インサートは、キャップアセンブリがロック解除位置に位置付けられたときに突起から係合解除されるように構成されており、突起は、キャップアセンブリが再びロック位置に再位置付けされることを防止する。
【0006】
いくつかの実施形態では、容器上部は、容器上部の上部付近に位置付けられた不正開封識別部であって、キャップアセンブリの位置を示すように構成された不正開封識別部を含む。不正開封識別部は、複数の識別部を含むレーザエッチングされた識別部であってもよく、複数の識別部は、互いに反対側に位置付けられてもよい。複数の識別部は、ロック識別部とロック解除識別部とを含んでもよく、審美的キャップのインターフェースは、キャップアセンブリの位置を示すために、ロック識別部及びロック解除識別部と整列されてもよい。
【0007】
いくつかの実施形態では、不正開封インサートの輪郭は、インターフェースの輪郭と実質的に同様であり、不正開封インサートは、インターフェース内に保持されている。
【0008】
いくつかの実施形態では、ラグキャップは、ラグキャップの内部表面に沿って垂直に延在する1つ以上のラグキャップインターフェースを含み、不正開封インサートは、1つ以上のラグキャップインターフェースに沿って審美的キャップに挿入可能に結合され、複数の突起は、ラグキャップインターフェース内に選択的に受容される。
【0009】
いくつかの実施形態では、不正開封インサートは、互いに反対側に位置付けられた第1の端部及び第2の端部と、不正開封インサート内の中心に提供された本体と、本体とそれぞれの第1の端部及び第2の端部との間に位置付けられた遷移部分と、を含み得る。遷移部分は、キャップアセンブリのロック位置からロック解除位置への回転時に屈曲するように構成されている。
【0010】
いくつかの実施形態では、不正開封インサートは、インサートの第1の端部及び第2の端部に位置付けられたインサートインターフェースを含み、インサートインターフェースは、突起と係合するように構成されている。
【0011】
いくつかの実施形態では、キャップアセンブリは、閉鎖位置と開放位置との間で選択的に再位置付け可能であり、開放位置は、内部を通る流体の流れを可能にするキャップアセンブリの任意の位置である。
【0012】
いくつかの実施形態では、不正開封インサートは、圧縮位置及び通常位置から再位置付け可能であり、また不正開封インサートは、キャップアセンブリがロック位置にあるときに圧縮位置にある。不正開封インサートの端部は、不正開封インサートが通常位置にあるときに、突起を越えて外向きに圧縮解除されるように構成されている。
【0013】
いくつかの実施形態では、容器上部は、再密封可能なキャップを容器に結合するために、容器の上部に固定的に結合されている。
【0014】
いくつかの実施形態では、審美的キャップは、審美的キャップの外縁部に沿って互いに反対側に位置付けられた1つ以上の飲料インターフェースであって、審美的キャップのインターフェースからずれて位置付けられた1つ以上の飲料インターフェースを含み、1つ以上の飲料インターフェースは、間の流体の流れを遷移させるように構成されている。
【0015】
いくつかの実施形態では、審美的キャップは、インターフェースのいずれかの側に位置付けられた1つ以上の空洞であって、審美的キャップの上部から下向きに延在する1つ以上の空洞を含み、1つ以上の空洞は、使用者の一部分(例えば、使用者の指)を受容するように構成されている。
【0016】
別の例示的な実施形態は、再密封可能なキャップを含む容器(例えば、飲料容器)に関する。容器はまた、再密封可能なキャップを受容するように構成された容器上部又は上部部分を含む。再密封可能なキャップは、審美的キャップ(すなわち、所望の美観を有する使用者に面する部分)とラグキャップ(再密封可能なキャップを容器上部に結合するための部分)とを含む。容器上部は、容器に固定的に結合され(例えば、圧着される、溶接される、スエージ加工されるなど)、容器上部の内側に位置付けられた容器上部インターフェースを含む。審美的キャップ及びラグキャップは、互いに固定的に結合されてキャップアセンブリを形成する。ラグキャップは、ラグキャップインターフェースに沿って位置付けられた少なくとも1つのディンプルと、第1の開口部と、第1の開口部に隣接して位置付けられるように構成された第2の開口部と、を含む。再密封可能なキャップは、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に位置付け可能であるように構成される。再密封可能なキャップは、再密封可能なキャップが閉鎖位置にあるときに、密封縁部によって密封される。ディンプルは、再位置付け可能なキャップが開放位置にあるときに容器上部に当接するように構成される。
【0017】
別の例示的な実施形態は、容器上部を含み、審美的キャップ及びラグキャップのうちの少なくとも1つを含む再密封可能なキャップに結合されるように構成された容器(例えば、飲料容器)に関する。審美的キャップ及びラグキャップは、一体の構成要素として形成されてもよく、互いに恒久的に固着若しくは結合される少なくとも2つの別個の構成要素から形成されてもよく、又は互いに取り外し可能に結合される2つの別個の構成要素から形成されてもよい。容器上部は、容器に(例えば、その上部で)固定的に結合されるように構成され、再密封可能なキャップを受容するための容器上部インターフェースを含む。審美的キャップは、ラグキャップに固定的に又は取り外し可能に結合されるように構成され、キャップハンドルを含む。ラグキャップは、容器上部に取り外し可能に又は選択的に結合されるように構成される。ラグキャップは、ラグキャップインターフェースと、ラグキャップインターフェースに沿って位置付けられた1つ以上のディンプルと、第1の開口部と、第1の開口部から間隔を空けて配置された第2の開口部と、を含む。審美的キャップ及びラグキャップはともに、キャップアセンブリを形成する。キャップアセンブリは、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能であるように意図されている。ディンプルは、キャップアセンブリが開放位置にあるときに容器上部に当接するように構成される。再密封可能なキャップは、ラグキャップが面シール及び/又はフレアシールによって容器上部に当接するときに密封されるように構成される。
【0018】
別の例示的な実施形態は、容器とともに使用するための再密封可能なキャップに関する。再密封可能なキャップは、審美的部分とラグキャップとを含み、逆ラグ構成を含む容器の上部部分と連動するように構成される。審美的部分は、キャップアセンブリを形成するようにラグキャップに固定的に結合される。審美的部分は、とりわけ、キャップが結合される容器に対してキャップを操作するためのハンドルを含む。ラグキャップは、ラグキャップインターフェースと、ラグキャップインターフェース上に位置付けられた1つ以上のディンプルと、第1の開口部と、第1の開口部に隣接して位置付けられた第2の開口部と、を含む。キャップアセンブリは、上部部分内でキャップアセンブリを回転させることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能である。ディンプルは、キャップアセンブリが開放位置にあるときに上部部分に当接するように構成される。キャップは、キャップアセンブリが閉鎖位置にあるときに、上部部分とラグキャップとの間に位置付けられた密封縁部によって完全に密封されるように構成される。密封縁部は、面シール及びフレアシールをさらに含む。
【0019】
この概要は例示的なものに過ぎず、限定するものとみなされるべきではない。本明細書で説明される様々な実施形態は、他の説明される実施形態と全体的又は部分的に組み合わせられてもよく、全てのそのような組み合わせは、本開示の範囲内であることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本開示は、同様の参照番号が同様の要素を指す添付の図面と併せて、以下の詳細な説明からより完全に理解されるであろう。
図1】例示的な実施形態による再密封可能なキャップを含む容器の一例の斜視図である。
図2】例示的な実施形態による、図1の容器の上面図である。
図3】例示的な実施形態による、図1に示すような容器とともに使用するための再密封可能なキャップの斜視図である。
図4】例示的な実施形態による、図3の再密封可能なキャップの正面斜視図である。
図5】例示的な実施形態による、図3の再密封可能なキャップの底面図である。
図6】例示的な実施形態による、図3の再密封可能なキャップの斜視底面図である。
図7】例示的な実施形態による、図6の再密封可能なキャップの側面図である。
図8】例示的な実施形態による、再密封可能なキャップが取り外された、図1に図示されるものと同様の容器の斜視図である。
図9】例示的な実施形態による、図3のキャップアセンブリの正面斜視図である。
図10】例示的な実施形態による、閉鎖位置で示された図3の再密封可能なキャップの斜視正面図である。
図11】例示的な実施形態による、開放位置で示された図3の再密封可能なキャップの斜視正面図である。
図12】例示的な実施形態による、前述の図に示されるもの等の容器上部の斜視図である。
図13】例示的な実施形態による、図12の容器上部の上面図である。
図14】例示的な実施形態による、図12の容器上部の側面図である。
図15】例示的な実施形態による、図3に示される審美的キャップの斜視上面図である。
図16】例示的な実施形態による、図15の審美的キャップの上面図である。
図17】例示的な実施形態による、図15の審美的キャップの側面図である。
図18】例示的な実施形態による、図15の審美的キャップの正面図である。
図19】例示的な実施形態による、図3に示されるラグキャップの斜視上面図である。
図20】例示的な実施形態による、図19のラグキャップの斜視底面図である。
図21】例示的な実施形態による、図19のラグキャップの上面図である。
図22】例示的な実施形態による、図19のラグキャップの正面図である。
図23】例示的な実施形態による、図7に示されるキャップアセンブリの分解斜視図である。
図24】例示的な実施形態による、図23のキャップアセンブリの分解切断図である。
図25】例示的な実施形態による、組立構成における、図7に示されるキャップアセンブリの切断図である。
図26】例示的な実施形態による、ディンプルを示す、図7のキャップアセンブリの一部分の拡大図である。
図27】例示的な実施形態による、特定の密封縁部を示す図3の再密封可能なキャップの断面図である。
図28】例示的な実施形態による、図27に示される再密封可能なキャップの一部分の拡大図である。
図29】例示的な実施形態による、図1の再密封可能なキャップの斜視上面図である。
図30】例示的な実施形態による、図29の再密封可能なキャップの斜視底面図である。
図31】例示的な実施形態による、図29の再密封可能なキャップの切断側面図である。
図32】例示的な実施形態による、再密封可能なキャップを含む容器の試作品を示す写真である。
図33】例示的な実施形態による、図32のキャップアセンブリの斜視図を示す写真である。
図34】例示的な実施形態による、図33の審美的キャップの上面図を示す写真である。
図35】例示的な実施形態による、図33のラグキャップの斜視図を示す写真である。
図36】例示的な実施形態による再密封可能なキャップの切断側面図である。
図37】例示的な実施形態による、図36の容器上部の斜視図である。
図38】例示的な実施形態による、図36のラグキャップの斜視図である。
図39】例示的な実施形態による再密封可能なキャップの斜視図である。
図40】例示的な実施形態による、図39の再密封可能なキャップの上面図である。
図41】例示的な実施形態による、図39の再密封可能なキャップの側面図である。
図42】例示的な実施形態による、図39の缶上部の斜視図である。
図43】例示的な実施形態による、図42の缶上部の上面図である。
図44】例示的な実施形態による、図42の缶上部の側面図である。
図45】例示的な実施形態による、図39のラグキャップの斜視図である。
図46】例示的な実施形態による、図45のラグキャップの上面図である。
図47】例示的な実施形態による、図45のラグキャップの側面図である。
図48】例示的な実施形態による、図39の審美的キャップの斜視図である。
図49】例示的な実施形態による、図39の審美的キャップの上面図である。
図50】例示的な実施形態による、図39の審美的キャップの側面図である。
図51】例示的な実施形態による、図1に示すような容器とともに使用するための不正開封明示キャップの斜視図である。
図52】例示的な実施形態による、図51の不正開封明示キャップの側面図である。
図53】例示的な実施形態による、図51の缶アセンブリの斜視図である。
図54】例示的な実施形態による、図53の缶アセンブリの背面斜視図である。
図55】例示的な実施形態による、図53の缶アセンブリの側面図である。
図56】例示的な実施形態による、ロック部材を含む、図53のキャップアセンブリの一部分である。
図57】例示的な実施形態による、図51の容器上部の斜視図である。
図58】例示的な実施形態による、図57の容器上部の上面図である。
図59】例示的な実施形態による、ロック位置で示される、図51の不正開封明示キャップの上面図である。
図60】例示的な実施形態による、ロック解除位置で示される、図51の不正開封明示キャップの上面図である。
図61】例示的な実施形態による、装填前位置で示される、図56のロック部材の斜視図である。
図62】例示的な実施形態による、係合位置で示される、図56のロック部材の斜視図である。
図63】例示的な実施形態による、図1に示すような容器とともに使用するための不正開封明示キャップの斜視図である。
図64】例示的な実施形態による、図63の不正開封明示キャップの側面図である。
図65】例示的な実施形態による、図63の不正開封明示キャップの背面斜視図である。
図66】例示的な実施形態による、図63の缶アセンブリの斜視図である。
図67】例示的な実施形態による、図63の容器上部の斜視図である。
図68】例示的な実施形態による、挿入物を示す、図63の不正開封明示キャップの詳細図である。
図69】例示的な実施形態による、図68の挿入物の斜視図である。
図70】例示的な実施形態による、図68の挿入物の上面図である。
図71】例示的な実施形態による、図68の挿入物の側面図である。
図72】例示的な実施形態による、ロック位置で示される、図68の挿入物の詳細図である。
図73】例示的な実施形態による、ロック解除位置で示される、図68の挿入物の詳細図である。
図74】例示的な実施形態による、ロック位置で示される、図63の不正開封明示キャップの上面図である。
図75】例示的な実施形態による、ロック解除位置で示される、図63の不正開封明示キャップの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
特定の例示的な実施形態を詳細に示す図を参照する前に、本開示は、説明に記載された又は図に示された詳細又は方法に限定されないことを理解されたい。また、本明細書で使用される用語は、単に説明を目的とするものであって、限定とみなされるべきではないことも理解されたい。
【0022】
さらに、添付の図面は、容器などの飲料容器とともに再密封可能なキャップの使用を示しているが、再密封可能なキャップは、多種多様な異なるタイプの液体、固体、又はそれらの組み合わせのいずれかを収容するように構成され得る多種多様な他のタイプの容器とともに使用されてもよく、そのような構成は全て、本開示の範囲内に含まれることが意図されることが、本出願を検討する者によって理解されるべきである。
【0023】
添付の図面を参照すると、容器(例えば、ソーダ容器、ビール容器、又は炭酸飲料若しくは非炭酸飲料を収容するように構成された他のタイプの容器などの飲料容器)は、再密封可能なキャップを含み、その特徴は、様々な例示的な(したがって非限定的な)実施形態に関して示され、説明される。再密封可能なキャップはまた、容器から取り外し可能であってもよい。
【0024】
容器は、液体、固体、又はそれらの組み合わせを保持するように構成され、再密封可能なキャップは、様々な使用条件下で材料が容器に流入及び流出することを可能にし、また液体の流れが望ましくないときに容器を密封するように構成される。容器は、容器の本体に(例えば、容器の側壁の上端部に)直接結合され、再密封可能なキャップのためのインターフェースを形成する容器上部を含む。再密封可能なキャップは、容器の上部に所望の美観を提供し、再密封可能なキャップの作動又は回転を容易にし、キャップアセンブリが所定の位置にあるときに消費者又は使用者にとって視認可能である審美的キャップと、容器上部への再密封可能なキャップの結合を容易にするラグキャップと、を含む。
【0025】
審美的キャップは、継ぎ合わせプロセス(seaming process)によって(又は溶接、接着剤、圧着などの任意の他の好適なプロセスによって)ラグキャップに固定的に結合されてもよく、その結果、審美的キャップ及びラグキャップは一緒にキャップアセンブリを画定することができる。他の例示的な実施形態によれば、審美的キャップ及びラグキャップは、互いに取り外し可能に結合されてもよい。
【0026】
容器上部は、容器上に(例えば、容器の側壁の上縁部又は一部分に)圧着される(又はそうでなければ、溶接、接着剤などによって恒久的に固着される)。いくつかの実施形態では、容器及び容器上部は、容器と容器上部との間の組み合わせが個別部品であるように一緒に製造されてもよい。容器上部は、容器上部の内径に沿って位置付けられたねじ付きインターフェースをさらに含む。
【0027】
ラグキャップは、キャップアセンブリが容器上部にねじ込まれることを可能にするためのねじ付きインターフェースを含む。いくつかの実施形態では、キャップアセンブリは、容器上部との間で係合及び係合解除するように移動又はスライドしてもよい。再密封可能なキャップは、キャップアセンブリを回転させることによって開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能であるように、又は容器の上部でのより大きな開口を可能にするために(例えば、容器を充填又は再充填するために、及び/若しくは容器内に収容された材料のより迅速な除去を可能にするために)容器から完全に取り外されるように構成される。
【0028】
ラグキャップは、ラグキャップの底部又はその付近に位置付けられた1つ以上のディンプルをさらに含む。ディンプルは、再密封可能なキャップが開放位置にあるときに容器上部に当接する突出部であるように構成される。ディンプルは、使用者が意図しない限り、キャップアセンブリが再密封可能なキャップから完全に取り外されることを防止するように構成されている(例えば、容器からキャップが意図せずに完全に取り外されることを防止するために、乗り越えるために使用者が付加的な力を加えなければならない「停止部」を作り出すことによって)。したがって、いくつかの実施形態では、キャップアセンブリは、使用者がディンプルを乗り越えるために十分な回転力を印加することによって、完全に取り外されてもよい。例えば、ディンプルは、審美的キャップの取り外しを可能にするために、再密封可能なキャップがディンプルを乗り越えることを可能にするのに十分な力が審美的キャップによって加えられたときに変形可能であってもよい。このような実施形態では、再密封可能なキャップは、キャップを反対方向に回転させてキャップを容器上に再び着座させることによって、容器上部に再びねじ込まれてもよい。したがって、再密封可能なキャップは、1回又は複数回、容器に導入され、容器から取り外されてもよい。
【0029】
再密封可能なキャップは、1つ以上の密封表面をさらに含む。密封表面は、面シール及びフレアシールを含む。密封表面は、再密封可能なキャップが閉鎖位置にあるときの容器頂部とラグキャップとの係合から形成される。密封表面は、材料が容器から流出しないように再密封可能なキャップを完全に密封するように構成される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップは、容器上部に位置付けられたガスケット、ラグキャップに位置付けられたガスケット、又はその両方によって密封されてもよい。再密封可能なキャップは、面シール及びフレアシールの任意の組み合わせによって密封されてもよい。
【0030】
図1を参照すると、容器100として示された容器が示されている。容器100は、第1の本体端部110及び第2の本体端部120を含む。第1の本体端部110は、容器100の上部に近接して位置付けられるように構成される。第2の本体端部120は、第1の本体端部110の反対側に配置されてもよい。例えば、第2の本体端部120は、容器100の底部に近接して位置付けられてもよい。容器100は、第1の本体端部110と第2の本体端部120との間に配置された本体部分130をさらに画定する。本体部分130は、第1の本体端部110及び第2の本体端部120と一体的に形成されてもよく、又はそれらに結合されてもよい。少なくとも1つの構成では、容器100は、容器100の半径が容器100の高さの大部分にわたって容器100の全周にわたって実質的に同じであるように、略円筒形の構造を有してもよい。いくつかの実施形態では、容器100又はその一部分は、矩形の構造などの非円筒形の構成を有してもよい。容器100は、第1の本体端部110に近接して位置付けられた再密封可能なキャップ150をさらに含む。再密封可能なキャップ150は、容器100の上部に位置付けられるように構成される。再密封可能なキャップ150は、再密封可能なキャップ150が閉鎖位置にあるときなどに、(例えば、容器の上部の構成要素から隣接する容器と干渉することなく容器を積み重ねることを可能にするために)容器100の上部と同一平面に位置付けられてもよい。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、容器100の中へと凹んでいてもよい。例えば、第2の本体端部120から離れて面する再密封可能なキャップ150の側部は、再密封可能なキャップ150が閉鎖位置にあるときに、容器100の上側に対して凹んでいてもよく、又は容器100の上側が第2の本体端部120に対して配置されているよりも第2の本体端部120の近くに配置されていてもよい。再密封可能なキャップ150を容器100の上部と同一平面に、又は容器100の上部から凹んだところに位置付けることは、再密封可能なキャップ150を保護するのに役立ち得、再密封可能なキャップ150の偶発的な作動又は回転を防止するのに役立ち得る。
【0031】
図2を参照すると、容器100の上面図が示されている。再密封可能なキャップ150は、容器100の縁部から等距離に位置付けられるように構成される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、再密封可能なキャップ150が容器100の縁部から等距離にないように、中間点に沿って位置付けられなくてもよい。示されるように、再密封可能なキャップ150は、容器100の上部の少なくとも一部分に配置される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、再密封可能なキャップ150が容器100の上部であり得るように、容器100の上部全体に沿って配置されてもよい。図3に最もよく示されている容器上部160は、再密封可能なキャップ150又はその一部分の周りを取り囲むか、又はその周りに連続的に延在してもよい。
【0032】
図3を参照すると、再密封可能なキャップ150及び容器上部160の斜視図が示されている。再密封可能なキャップ150は、審美的キャップ170とラグキャップ180とを含む。容器上部160は、容器上部160が容器100とラグキャップ180との間に支持を提供し得るように、再密封可能なキャップ150がインターフェースに沿って容器上部160に結合されるときに、ラグキャップ180に選択的に結合される。ラグキャップ180は、審美的キャップ170に固定的に結合され、そのため、ラグキャップ180及び審美的キャップ170は、さらに個別部品であってもよい。いくつかの実施形態では、ラグキャップ180は、審美的キャップ170に選択的に結合され、そのため、ラグキャップ180及び審美的キャップ170は、個別部品でなくてもよい。再密封可能なキャップ150は、容器100の上部に位置付けられるように構成される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、容器100の底部に沿って位置付けられてもよい(例えば、容器100が上部ではなく底部で開放されるように設計されている場合)。少なくとも1つの構成では、審美的キャップ170の外周(例えば、容器上部160に向かって外向きに面する審美的キャップ170の外周又は側面)及びラグキャップ180の外周は、容器上部160から間隔を空けて配置されてもよい。さらに、審美的キャップ170及び再密封可能なキャップ150は、1つ以上の構成において、容器上部160の上に延在しなくても、張り出さなくても、又はそれを取り囲まなくてもよい。
【0033】
依然として図3を参照すると、再密封可能なキャップ150は、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能であるようにさらに構成される。例えば、再密封可能なキャップ150は、使用者が容器100とともに移動しているとき、又は容器100が輸送中又は保管中であるとき、閉鎖位置にあるように構成されてもよい。これにより、材料(例えば、液体など)が容器100の外へ再密封可能なキャップ150から出ることが防止される。再密封可能なキャップ150は、容器100が使用中(例えば、飲む、注ぐなど)であるときに開放位置にあるように構成されてもよい。
【0034】
例示的な実施形態によれば、容器上部160と再密封可能なキャップ150の両方が、金属材料(例えば、アルミニウム、鋼など)から形成される。全金属設計はさらに、再密封可能なキャップ150が、いかなる構成要素も分解せずにリサイクル可能であることを可能にする。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、材料をリサイクルするために分解されてもよい。さらに他の実施形態によれば、審美的キャップ170及びラグキャップ180のうちの1つ以上は、容器100及び/又は容器上部160を形成するために使用される材料とは異なる材料から形成されてもよい(例えば、審美的キャップは、ポリマー材料、複合材料、ガラス材料、又は容器、容器上部、及び/若しくはラグキャップのうちの1つ以上とは異なる金属若しくは金属合金を含む任意の他の好適な材料から形成されてもよく、他の構成もまた、他の例示的な実施形態に従って可能となり得るが、本明細書の概念は、本明細書に説明される各構成要素のために選択される特定の材料によって限定されるようには意図されず、それらの全ては、本開示の範囲内に含まれるように意図される)。
【0035】
再密封可能なキャップ150は、カスタムの再密封可能なキャップ150を作成するために、様々なモジュールの異なる組み合わせを含むように再構成可能であってもよい。図示のように、再密封可能なキャップ150は、審美的キャップ170とラグキャップ180とを含む。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、容器上部160及び審美的キャップ170を含むが、ラグキャップ180を含まなくてもよい。さらにいくつかの他の実施形態では、再密封可能なキャップ150は、容器上部160及びラグキャップ180のみを含み、審美的キャップ170を含まなくてもよい。さらにいくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、審美的キャップ170及びラグキャップ180のみを含み、容器上部160を含まなくてもよい。再密封可能なキャップ150は、容器上部160と、審美的キャップ170と、ラグキャップ180との任意の組み合わせを含んでもよい。
【0036】
ここで図4を参照すると、図3の再密封可能なキャップ150の正面斜視図が示されている。少なくとも1つの実施形態によれば、再密封可能なキャップ150は、略円筒形の構造を有し、再密封可能なキャップ150の半径は、均一又は実質的に一定であってもよい。図4に示されるような他の実施形態では、再密封可能なキャップ150の半径は均一でなくてもよい。さらに他の実施形態では、再密封可能なキャップ150は、矩形の構造又は非円形であり得る他の様々な構造を有してもよい。
【0037】
再密封可能なキャップ150は、再密封可能なキャップ150の中間点(例えば、縁部までの半分)に位置付けられた垂直軸190をさらに含む。いくつかの実施形態では、垂直軸190は、再密封可能なキャップ150の中間点に位置付けられなくてもよい。垂直軸190は、垂直軸190が構成要素の縁部から等距離にあるように、容器上部160、審美的キャップ170、及びラグキャップ180内に配置される(例えば、容器上部160、審美的キャップ170、及びラグキャップ180は、垂直軸190を中心として、又はそれに沿って配置されてもよい)。いくつかの実施形態では、垂直軸190は、容器上部160、審美的キャップ170、及びラグキャップ180内に配置されない。さらにいくつかの実施形態では、垂直軸190は、容器上部160、審美的キャップ170、及びラグキャップ180の各縁部から等距離にない。
【0038】
図5及び図6を参照すると、図3の再密封可能なキャップ150の底面図が示されている。再密封可能なキャップ150は、再密封可能なキャップ開口部210として示される開口部を含む。再密封可能なキャップ開口部210は、再密封可能なキャップ150の中心に位置付けられ、垂直軸190に沿って配置される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ開口部210は、再密封可能なキャップ150の縁部の近位に位置付けられ、垂直軸190に沿って配置されない。再密封可能なキャップ開口部210は、開口縁部220をさらに含む。開口縁部220は、円筒形の構造を有するように構成され、再密封可能なキャップ開口部210は、開口縁部220内に配置される。いくつかの実施形態では、開口縁部220又はその一部分は、矩形の構造などの非円筒形又は非円形の構造を有してもよい。再密封可能なキャップ開口部210は、材料(例えば、液体など)がそれを通って流れることを可能にするように構成される。いくつかの実施形態では、材料は、再密封可能なキャップ開口部210の周りを流れることができる。容器上部160は、容器底面230として示される面をさらに含む。底面230は、開口縁部220とラグキャップ180との間にあるように構成される。底面230は、底面230の全体の周りにフェース長さ240を有するように構成される。フェース長さ240は、ラグキャップ180と開口縁部220との間の距離であるように構成される。少なくとも1つの構成では、フェース長さ240は、開口縁部220から垂直に測定され得る。フェース長さ240は、底面230の周囲にわたって均一である。いくつかの実施形態では、フェース長さ240は、底面230の周りでより長くても短くてもよく、かつ/又は不均一であってもよい。
【0039】
図7を参照すると、図6の再密封可能なキャップ150の側面図が示されている。審美的キャップ170及びラグキャップ180は、容器上部160内に配置されるように構成される。いくつかの実施形態では、審美的キャップ170及びラグキャップ180のうちの少なくとも1つは、容器上部160内に配置されてもよい。さらにいくつかの実施形態では、審美的キャップ170及びラグキャップ180は、容器上部160内に配置されなくてもよい。審美的キャップ170及びラグキャップ180は、容器上部160内に、かつ容器上部160に対して選択的に再位置付け可能であるように構成される。図3及び図10に示されるように、審美的キャップ170及びラグキャップ180は、審美的キャップ170及びラグキャップ180が閉鎖位置に位するように、容器上部160内に完全に着座するように構成される。審美的キャップ170及びラグキャップ180は、審美的キャップ170及びラグキャップ180が開放位置に位するように、垂直軸190を中心に回転されてもよく、その一例が図7及び図11に示されている。いくつかの実施形態では、審美的キャップ170及びラグキャップ180は、プッシュリリース又はプルリリースによって開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能である。このような実施形態では、再密封可能なキャップ150は、使用者が垂直軸190に沿って力を加えることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能である。さらにいくつかの実施形態では、審美的キャップ170及びラグキャップ180は、審美的キャップ170を引いたり押したりすることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能である。
【0040】
図8及び図9を参照すると、例示的な実施形態による、容器100と同様の容器の斜視図が示されている。容器100は、容器上部160が容器100に固定的に結合された状態で示されている。すなわち、キャップアセンブリ250(例えば、図9に示されており、上記及び本明細書の他の箇所で説明された再密封可能なキャップ150と同様である)が容器上部160から取り外されている。使用者は、キャップアセンブリ250が導入されているときと比較して、流量又は流速を増加させる等、容器100からの材料の流量を増加させるために、キャップアセンブリ250を取り外してもよい。キャップアセンブリ250はさらに、使用者が容器100内に材料(例えば、液体、氷など)を追加している場合に取り外されてもよい。いくつかの実施形態では、キャップアセンブリ250は、材料が容器100から流出するために完全に取り外されなければならない。
【0041】
審美的キャップ170及びラグキャップ180は、互いに固定的に結合されて、キャップアセンブリ250を形成する。ここで図9を参照すると、図3のキャップアセンブリ250の正面斜視図が示されている。審美的キャップ170及びラグキャップ180は、継ぎ合わせ(例えば、圧着)によって固定的に結合されるように構成される。いくつかの実施形態では、審美的キャップ170は、代替的な製造方法(例えば、溶接、スタンピング、金属押出成形、圧延、3D印刷、鋳造など)を使用してラグキャップに固定的に結合されてもよい。さらにいくつかの実施形態では、キャップアセンブリ250は、(例えば、審美的キャップ170をラグキャップ180に結合する代わりに)個別の部品であってもよい。圧着部は、審美的キャップ170がラグキャップ180に当接する場所に位置付けられ、キャップアセンブリ250の全周に沿って配置される。いくつかの実施形態では、圧着部は、キャップアセンブリ250の周囲の少なくとも一部分に沿って位置付けられてもよい。
【0042】
さらに図9を参照すると、キャップアセンブリ250は、第1の開口部260をさらに備える。第1の開口部260は貫通穴であってもよい。第1の開口部260は、審美的キャップ170とラグキャップ180との間に位置付けられるように構成される。いくつかの実施形態では、第1の開口部260は、審美的キャップ170内にのみ位置付けられてもよい。さらにいくつかの実施形態では、第1の開口部260は、ラグキャップ180内にのみ位置付けられてもよい。第1の開口部260は、容器100と周囲環境との間の材料の流れを容易にするように構成される。いくつかの実施形態では、第1の開口部260は、別の容器の中への材料の流れを促進するように構成されてもよい。
【0043】
ここで図10を参照すると、閉鎖位置にある図3の再密封可能なキャップ150の正面斜視図が示されている。再密封可能なキャップ150は、キャップアセンブリ250が容器上部160上に完全に着座されたときに閉鎖位置に位するように構成され、それにより、材料が第1の開口部260を通って流れることが防止される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150が閉鎖位置にあるとき、材料は第1の開口部260を通って流れることができる。キャップアセンブリ250は、審美的キャップ170の上部が容器上部160の上部と同一平面に位し得るように、容器上部160内に完全に着座される。いくつかの実施形態では、審美的キャップ170は、キャップアセンブリ250が容器上部160内に完全に着座されたときに、容器上部160と同一平面に着座しなくてもよい。例えば、キャップアセンブリ250は、容器上部160の上部に対して凹んでいてもよい。再密封可能なキャップ150は、第1の開口部260が容器上部160によって閉鎖されるまでキャップアセンブリ250を時計回りの方向に回転させることによって閉鎖位置に位置付けられる。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、キャップアセンブリ250を反時計回りの方向に回転させることによって閉鎖位置に位置付けられる。
【0044】
図11を参照すると、開放位置にある図3の再密封可能なキャップ150の正面斜視図が示されている。再密封可能なキャップ150は、材料が第1の開口部260を通って流れることができるように、キャップアセンブリ250が容器上部160上に完全に着座されていないか、又は容器上部160に対して密封されていないとき、開放位置に位するように構成される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150が開放位置にあるとき、材料は第1の開口部260を通って流れることができない。再密封可能なキャップ150は、第1の開口部260が容器上部160から閉鎖されなくなるまで、キャップアセンブリ250を反時計回りの方向に回転させることによって、開放位置に位置付けられる。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、キャップアセンブリ250を時計回りの方向に回転させることによって開放位置に位置付けられる。
【0045】
ここで図12を参照すると、図3の容器上部160の斜視図が示されている。容器上部160は、容器上部インターフェース270として示されるインターフェースをさらに含む。容器上部インターフェース270は、1つ以上のねじ山を含む。いくつかの実施形態では、容器上部インターフェース270は、審美的キャップ170に構造的支持を提供するように構成された溝を備えてもよい。さらにいくつかの実施形態では、容器上部インターフェース270は滑らかな面であってもよい。容器上部インターフェース270のねじ山は、キャップアセンブリ250の対応するねじ山と連動又は嵌合してもよい。容器上部インターフェース270は、容器上部160の内径上に配置される。いくつかの実施形態では、容器上部インターフェース270は、容器上部160の外径上に配置されてもよい。容器上部160は、スタッキングインターフェース280として示されるインターフェースをさらに含む。スタッキングインターフェース280は、容器上部160の外周全体に沿って配置される。いくつかの実施形態では、スタッキングインターフェース280は、容器上部160の内周上に配置され得る。さらにいくつかの実施形態では、スタッキングインターフェースは、容器上部160の周囲の少なくとも一部分に沿って配置されてもよい。スタッキングインターフェース280は、容器100を互いの上に積み重ねることを可能にするように構成される。スタッキングインターフェース280は、容器100の底部と寸法的に同様であってもよく、それにより、1つの容器100の底部を別の容器100のスタッキングインターフェース280に嵌合させることが、容器100を整列させ、積み重ねるのに役立ち得る。
【0046】
図13を参照すると、図12の容器上部160の上面図が示されている。容器100は、積み重ねインターフェース280付近に積み重ねることができるように構成される。容器100は、容器100が垂直に位置付けられるように積み重ねられてもよい。積み重ねることにより、容器100は、過剰な空間を必要とすることなく梱包及び保管することが可能となる。いくつかの実施形態では、容器100は水平に積み重ねられてもよい。容器100が積み重ねられるとき、容器は、容器100が一緒にロックされないように、依然として互いに選択的に結合され得る。いくつかの実施形態では、容器100は、ロック機構によって積み重ねられるときに、固定的に結合されるように構成されてもよい。そのような実施形態では、容器は、容器100を捻回して別の容器100との間で係合及び係合解除することによってロック又はロック解除されてもよい。さらにそのような実施形態では、容器100は、代替のロック機構によって固定的に結合されてもよい。
【0047】
図14を参照すると、図12の容器上部160の側面図が示されている。積み重ねインターフェース280は、容器上部160の一部分を丸めることによって形成される。いくつかの実施形態では、積み重ねインターフェースは、代替の製造方法(例えば、スタンピング、鋳造、3D印刷等)を使用して形成されてもよい。積み重ねインターフェース280は、容器上部160を容器100に固定的に結合するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、容器上部160は、容器100に選択的に結合されてもよい。スタッキングインターフェース280は、圧着によって容器100に固定的に結合される。いくつかの実施形態では、スタッキングインターフェース280は、容器100が気密であるようにさらに構成されるように、継ぎ合わせによって容器100に固定的に結合される。さらにいくつかの実施形態では、スタッキングインターフェース280は、スタッキングインターフェース280の周囲に沿って位置付けられた溶接部によって容器100に固定的に結合される。
【0048】
図15を参照すると、図3の審美的キャップ170の斜視上面図が示されている。審美的キャップ170は、キャップハンドル290として示されるハンドルをさらに備える。キャップハンドル290は、審美的キャップ170が2つの等しい部分に構成され得るように、審美的キャップ170の中間点に沿って配置される。いくつかの実施形態では、キャップハンドル290は、審美的キャップ170の中間点に沿って配置されなくてもよく、又は図示されたもの以外の構成を有してもよい。例えば、キャップハンドル290は、非線形であってもよい。キャップハンドル290は、開放位置と閉鎖位置との間でキャップアセンブリ250を選択的に再位置付けするときに、使用者又は機構によって把持又は係合されるように構成される。いくつかの実施形態では、キャップハンドル290は、容器100の積み重ねを容易にするように構成されてもよい。キャップハンドル290はさらに、審美的キャップ170が第1の空洞300及び第2の空洞310として示される少なくとも2つの空洞を含むように、審美的キャップ170と同一平面に着座するように構成される。いくつかの実施形態では、キャップハンドル290は、審美的キャップ170の上部に位置付けられてもよい。第1の空洞300は、第2の空洞310と寸法的に類似するように構成される。いくつかの実施形態では、第1の空洞300は、第2の空洞310と寸法的に類似していなくてもよい。第1の空洞300及び第2の空洞310は、使用者又は機構がキャップハンドル290と相互作用することを可能にするように、審美的キャップ170の中へと凹むように構成される。キャップハンドル290はまた、ポップアップハンドルであってもよく、又は最初に平坦に置かれ、所定の位置に移動若しくは曲げられるものであってもよい。
【0049】
ここで図16を参照すると、図15の審美的キャップ170の上面図が示されている。キャップハンドル290はさらに、注ぎインターフェース320に平行に位置付けられるように構成される。いくつかの実施形態では、キャップハンドル290は、注ぎインターフェース320に対して垂直に位置付けられてもよい。注ぎインターフェース320は、第1の空洞300内に位置付けられるように構成される。いくつかの実施形態では、注ぎインターフェース320は、第2の空洞310内に位置付けられる。注ぎインターフェース320は、材料が再密封可能なキャップ150を通って流れることをさらに可能にするように構成される。注ぎインターフェース320は、審美的キャップ170の縁部に位置付けられた凹状部分であるように構成され、開放部分は、審美的キャップ170の中心に対して遠位に位置付けられる。注ぎインターフェース320は、容器100の内部に貯蔵された材料が容器100から出ることができる場所に関する視覚的基準を提供することができる。
【0050】
図17及び図18を参照すると、図15の審美的キャップ170の側面図が示されている。示されるように、第1の空洞300及び第2の空洞310は、審美的キャップ170の中へと凹んでいる。第1の空洞300及び第2の空洞310は、審美的キャップ170の上部の下方に延在する。いくつかの実施形態では、第1の空洞300及び第2の空洞310は、審美的キャップ170の上部の上方に延在してもよい。異なる容器100の審美的キャップ170は、互いに積み重ねることができるようにさらに構成されてもよい。いくつかの実施形態では、審美的キャップ170は、異なる容器100を積み重ねる能力を防止する特徴を含んでもよい。審美的キャップ170は、キャップインターフェース330をさらに含む。キャップインターフェース330は、継ぎ目が少なくともキャップインターフェース330上に位置付けられ得るように、ラグキャップ180と相互作用するように構成される。いくつかの実施形態では、キャップインターフェース330は、容器上部160と相互作用してもよい。
【0051】
ここで図19及び図20を参照すると、図3のラグキャップ180の上面斜視図及び底面斜視図が示されている。ラグキャップ180は、ラグキャップインターフェース340として示されるインターフェースを含む。ラグキャップインターフェース340は、ラグキャップ180の周囲の少なくとも一部分に沿って位置付けられる。例えば、ラグキャップインターフェース340は、審美的キャップ170が配置され得るラグキャップ表面380(図23に最もよく示されている)と比べて、より垂直軸190の近くに位置付けられ得る。いくつかの実施形態では、ラグキャップインターフェース340は、ラグキャップ180の周囲全体に沿って位置付けられてもよい。ラグキャップインターフェース340は、内部及び/又は外部にねじ切りされていてもよい。例えば、ラグキャップインターフェース340は、容器上部160にねじ込まれてもよい。いくつかの実施形態では、ラグキャップインターフェース340は、溝を含んでもよい。いくつかの実施形態において、ラグキャップインターフェース340は、滑らかな表面であるように構成されてもよい。ラグキャップインターフェース340に沿って、第2の開口部350として示される開口部が位置付けられる。第2の開口部350は、貫通穴であるように構成され、ラグキャップインターフェース340の途中に位置付けられる。第2の開口部350は、第1の開口部260に隣接して位置付けられるようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、第2の開口部350は、第1の開口部260に対して近位に位置付けられてもよい。第2の開口部350は、第1の開口部260を通る材料の流れを容易にするために、ガス又は空気のようなガス混合物などの流体が第2の開口部350を通過することを可能にするように構成される。第2の開口部350は、第1の開口部260と同じ形状、第1の開口部260と同じ体積、第1の開口部260とは異なる形状、及び第1の開口部260とは異なる体積を有してもよい。図22において、第1の開口部260は、第2の開口部350よりも大きく、第2の開口部350よりも大きい。いくつかの実施形態では、第2の開口部350は、第1の開口部260であるように構成されてもよい。さらにいくつかの実施形態では、ラグキャップ180は、複数の第2の開口部350を備えてもよい。例として、第2の開口部350は、第1の開口部260に隣接してもよい。別の例として、第2の開口部350は、第1の開口部260内に配置されてもよい。そのような実施形態では、第1の開口部260と第2の開口部350との組み合わせは、材料及び流体の両方が容器100から流出することを可能にし得る。
【0052】
図21を参照すると、図19のラグキャップ180の上面図が示されている。ラグキャップ180は、注ぎインターフェース360として示されるインターフェースをさらに含む。注ぎインターフェース360は、材料(例えば、液体など)が通過することができるラグキャップ180の縁部上の凹状の窪みであるように構成される。注ぎインターフェース360は、ラグキャップ180の縁部の一部分のみに沿って延在する。いくつかの実施形態では、注ぎインターフェース360は、ラグキャップ180の縁部全体に沿って延在してもよい。審美的キャップ170の注ぎインターフェース320とラグキャップ180の注ぎインターフェース360との組み合わせは、材料が第1の開口部260を通過した後に材料の流れを方向付けるように構成されている。いくつかの実施形態では、注ぎインターフェース320及び注ぎインターフェース360は、第1の開口部260に結合されるように構成される。注ぎインターフェース320は、審美的キャップ170がラグキャップ180に結合されたときに2つの飲料インターフェース(例えば、注ぎインターフェース320及び注ぎインターフェース360)が整列され得るように、注ぎインターフェース360の長さと同様に構成される。いくつかの実施形態では、注ぎインターフェース320は、注ぎインターフェース360に対してオフセットされてもよい。
【0053】
ここで図22を参照すると、図19のラグキャップ180の正面図が示されている。ラグキャップ180は、ディンプル370として示される1つ以上の停止部を含む。ディンプル370は、ラグキャップインターフェース340に沿って位置付けられる。少なくとも1つの実施形態では、ディンプル370は、ラグキャップインターフェース340の底部に沿って又はその近くに位置付けられてもよい。いくつかの実施形態では、ディンプル370は、ラグキャップインターフェースの上部に沿って又はその近くに位置付けられる。さらにいくつかの実施形態では、ディンプル370は、ラグキャップインターフェース340の中央に沿って位置付けられる。いくつかの実施形態では、ラグキャップ180は、ラグキャップインターフェース340に沿って配置された単一のディンプル370のみを含んでもよい。ディンプル370は、再密封可能なキャップ150が開放位置にあるときに容器上部160に当接するように構成される。ディンプル370は、キャップアセンブリ250が容器上部160に選択的に結合された状態を保つように、再密封可能なキャップ150の移動を制限する。使用者又は機構は、キャップアセンブリ250のさらなる移動を可能にし、容器上部160からキャップアセンブリ250を完全に取り外すために、ディンプル370によって付与される抵抗を克服するように、十分なねじり力をキャップアセンブリ250に印加してもよい。キャップアセンブリ250は、キャップアセンブリ250が完全に取り外された後に、容器上部160上に再びねじ込まれてもよい。いくつかの実施形態では、キャップアセンブリ250が完全に取り外されても、キャップアセンブリ250は、容器上部160上に再びねじ込まれなくてもよい。
【0054】
図23を参照すると、図7のキャップアセンブリ250の詳細な斜視図が示されている。審美的キャップ170は、ラグキャップ表面380においてラグキャップ180に当接する。ラグキャップ表面380は、実質的に平坦な部分であるように構成され、垂直軸190に対して垂直に位置付けられ得る。いくつかの実施形態では、ラグキャップ表面380は溝を含んでもよい。キャップインターフェース330は、ラグキャップ表面380に選択的に結合されるように構成される。いくつかの実施形態では、キャップインターフェース330は、ラグキャップ表面380に固定的に結合されるように構成される。審美的キャップ170は、継ぎ合わせプロセスによってラグキャップ180に固定的に結合されるように構成される。審美的キャップ170をラグキャップ180に継ぎ合わせることにより、キャップインターフェース330及びラグキャップ表面380に沿って圧着部が形成される。いくつかの実施形態では、溶接部が、審美的キャップ170とラグキャップ180との間に位置付けられてもよい。審美的キャップ170及びラグキャップ180は、審美的キャップ170の中点がラグキャップ180の中点の上に位置付けられるように、垂直軸190に沿って配置される。いくつかの実施形態では、審美的キャップ170及びラグキャップ180のうちの少なくとも1つは、垂直軸190上に位置付けられなくてもよい。
【0055】
図24及び図25を参照すると、図9の線AAに沿った、キャップアセンブリ250の中心を通る分解組立正面断面図が示されている。キャップアセンブリ250は、審美的キャップ170とラグキャップ180とを含む。審美的キャップ170は、審美的キャップ170の空洞(例えば、図15に第1の空洞300及び第2の空洞310として示されるような)がラグキャップ180内に位置付けられるべく構成され得るように、ラグキャップ180に結合されるように構成される。いくつかの実施形態では、審美的キャップ170の空洞は、ラグキャップ180の外側に位置付けられてもよい。キャップアセンブリ250はさらに、審美的キャップ170内に配置された空洞壁382と、ラグキャップ180内に配置されたラグ壁384と、を含む。空洞壁382は、第1の空洞300及び第2の空洞310に沿って配置されるように構成される。空洞壁382は、審美的キャップ170の全体の周りで均一な断面又は均一な断面長さを有してもよい。ラグ壁384は、ラグキャップインターフェース340とラグキャップ表面380との間に配置されるように構成される。ラグ壁384は、ラグキャップ180の全体の周りに均一な断面又は均一な断面長さを有してもよい。示されるように、空洞壁382は、審美的キャップ170がラグキャップ180に結合されるとき、ラグ壁384に実質的に平行であるように構成される。例として、空洞壁382は、審美的キャップ170がラグキャップ180に結合されるとき、ラグ壁384と接触しなくてもよい。いくつかの実施形態では、空洞壁382は、キャップ170とラグキャップ180審美的との間に密封表面を形成するように、ラグ壁384に当接してもよい。
【0056】
ここで図26を参照すると、例示的な実施形態によるディンプル370の詳細な背面図が示されている。ディンプル370は、ラグキャップインターフェース340に沿って配置された特徴部であってもよい。例えば、ディンプル370は、ラグキャップ180の隣接するねじ山の間に配置されてもよく、垂直軸190から離れて延在してもよい突起であってもよい。ディンプル370は、さらに、円筒形の突出部であってもよい。いくつかの実施形態では、ディンプル370は、中空の特徴部であってもよい。ラグキャップ180は、同じ接触平面に沿って位置付けられた複数のディンプル370を含む。いくつかの実施形態では、ラグキャップ180は、ラグキャップインターフェース340に沿った異なる接触平面上に位置付けられたディンプル370を含んでもよい。ラグキャップ180は、ラグキャップインターフェース340上に位置付けられた任意の数のディンプル370を含んでもよい。図示のように、ディンプル370は、再密封可能なキャップ150が開放位置にあるときに容器上部160に当接するように構成される。ディンプル370は、再密封可能なキャップ150が閉鎖位置にあるときに容器上部160に当接しない。いくつかの実施形態では、ディンプル370は、再密封可能なキャップ150が閉鎖位置にあるときに容器上部160に当接してもよい。例として、キャップアセンブリ250は、ディンプル370が容器上部160に当接する位置を過ぎて回転されてもよい。そのような実施形態では、ディンプル370は、使用者によって加えられる回転力によってキャップアセンブリ250のさらなる回転を可能にする配向に変形される。キャップアセンブリ250が容器上部160から完全に取り外されると、ディンプル370は、再び元の構成に配向するように構成され、そのため、キャップアセンブリ250は、結合位置と取り外し位置との間で繰り返し位置付けされ得る。いくつかの実施形態では、ディンプル370は、いったんディンプル370が変形されると、再び元の構成に形成されなくてもよい。換言すれば、キャップアセンブリ250が容器上部160から完全に取り外されると、ディンプル370は、キャップアセンブリ250が開放位置と閉鎖位置との間で回転することを防止するように変形され得る。
【0057】
図27を参照すると、図9の線AAに沿ったキャップアセンブリ250の中心を通る組み立てられた正面断面図が示されている。ラグキャップ180は、再密封可能なキャップ150が閉鎖位置にあるときに容器上部160に当接し、それによって、再密封可能なキャップ150は完全に密封されるように構成され得る。ラグキャップ180と容器上部160との間の係合は、面シール400、フレアシール410、又はその両方などの1つ以上の密封縁部を含むことができる。図28を参照すると、図27の窓Mに沿った再密封可能なキャップ150の密封縁部(例えば、面シール400及びフレアシール410)の詳細な正面図が示されている。面シール400は、ラグキャップ表面380と容器上部160との間の係合部であるように構成され、それにより、ラグキャップ表面380と容器上部160との結合は、再密封可能なキャップ150を完全に密封することができる。フレアシール410は、容器上部インターフェース270とラグキャップインターフェース340との間の係合部であるように構成され、それにより、容器上部インターフェース270とラグキャップインターフェース340との結合は、再密封可能なキャップ150を完全に密封することができる。いくつかの実施形態では、面シール400とフレアシール410との組み合わせは、再密封可能なキャップ150を完全に密封し得る。さらにいくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、面シール400及びフレアシール410のうちの少なくとも1つによってのみ密封されてもよい。
【0058】
例示的な実施形態によれば、再密封可能なキャップ150は、特徴部の任意の組み合わせを含むことができ、特徴部は、ディンプル370、面シール400、及びフレアシール410であるように構成される。例として、再密封可能なキャップ150は、ディンプル370及び面シール400を含むが、フレアシールを含まなくてもよい。別の例として、再密封可能なキャップ150は、ディンプル370及びフレアシール410を含むが、面シール400を含まなくてもよい。別の例として、再密封可能なキャップ150は、面シール400及びフレアシール410を含むが、ディンプル370を含まなくてもよい。再密封可能なキャップ150は、その特徴部の任意の組み合わせを含んでよい。
【0059】
再密封可能なキャップ150が閉鎖位置にあるときに、材料が容器100に対して流入及び流出しないようにするため、密封縁部(例えば、面シール400及びフレアシール410)は、再密封可能なキャップ150を完全に密封するように構成される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、容器上部160とラグキャップ180との間に位置付けられたガスケットによって密封されてもよい。そのような実施形態では、ガスケットは、容器上部160、ラグキャップ180、又はその両方に配置されてよい。さらにいくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ150は、再密封可能なキャップ150に対する密封力を維持するためにラッチを使用して密封されてもよい。
【0060】
図28を参照すると、図27の密封縁部(例えば、面シール400及びフレアシール410)の詳細図が示されている。図示のように、面シール400は、ラグキャップ表面380に対して密封するように構成され、面シール400は、フレアシール410よりも大きい表面積を有し得る。少なくとも1つの実施形態では、面シール400及びラグキャップ表面380は、密封縁部(例えば、面シール400及びフレアシール410)の長さに沿って互いに当接するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、面シール400は、密封表面積がより小さくなるように、縁部に沿ってのみ位置付けられてもよい。フレアシール410は、ラグキャップインターフェース340に対して密封することができ、フレアシール410は、面シール400よりも大きい表面積を有してもよい。少なくとも1つの実施形態では、フレアシール410及びラグキャップインターフェース340の1つ以上の嵌合表面は、密封縁部(例えば、面シール400及びフレアシール410)の長さに沿って互いに当接するように構成されてもよい。フレアシール410は、ラグキャップインターフェース340の一部分に沿って位置付けられるようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、フレアシール410は、ラグキャップインターフェース340の全体に沿って位置付けられてもよい。
【0061】
再密封可能なキャップ150は、使用者が容器100と相互作用する前に外部から密封されてもよい。再密封可能なキャップ150は、キャップアセンブリ250の周りに位置付けられた外部シールを備えてもよい。外部シールはさらに、不正開封バンドであるように構成されてもよく、不正開封バンドは、再密封可能なキャップ150が開放位置に再位置付けされると破壊されてもよい。いくつかの実施形態では、外部シールは、再密封可能なキャップ150の上に位置付けられたラベルであってもよい。外部シールは、容器100が以前に開封又は使用されたか否かを使用者に示すように構成される。いくつかの実施形態では、外部シールは誤って破壊され得る。さらにいくつかの実施形態では、外部シールは、再密封可能なキャップ150を覆って、容器上部160の外側に位置付けられるカバーであるように構成されてもよい。
【0062】
ここで図29及び図30を参照すると、例示的な実施形態による、図1の再密封可能なキャップ500の斜視図、上面図、及び底面図が示されている。例示的な実施形態によれば、再密封可能なキャップ500は、滑らかなラグ設計を有することができる。再密封可能なキャップ500は、再密封可能なキャップ150と実質的に同様であるように構成され、同様の構成要素が再密封可能なキャップ500を説明するために使用されてもよい。再密封可能なキャップ500は、容器上部510、審美的キャップ520、及びラグキャップ530を含むモジュール設計を有する。審美的キャップ520は、審美的キャップ520とラグキャップ530との間に位置付けられた継ぎ目によってラグキャップ530に固定的に結合される。再密封可能なキャップ500は、審美的キャップ520を引いたり押したりすることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能である。いくつかの方法では、再密封可能なキャップ500を開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付けするために、ねじり力が審美的キャップ520に加えられてもよい。
【0063】
図31を参照すると、図29の線BBに沿った再密封可能なキャップ500の詳細な側面図が示されている。図示のように、ラグキャップ530は、ラグキャップインターフェース540を有するように構成される。ラグキャップインターフェース540は、実質的に滑らかであるように構成され、それにより、再密封可能なキャップ500を開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付けするときに、ラグキャップ530と容器上部510との間の摩擦が低減され得る。再密封可能なキャップ500は、面シール550及びフレアシール560などの1つ以上の密封表面をさらに備える。面シール550及びフレアシール560は、閉鎖位置において再密封可能なキャップ500を完全に密封するように構成される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ500は、面シール550及びフレアシール560のうちの少なくとも1つによって密封されてもよい。さらにいくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ500は、面シール550によってもフレアシール560によっても密封されなくてもよい。
【0064】
ここで図32図35を参照すると、別の例示的な実施形態による、再密封可能なキャップ150を含む容器100の様々な図が示されている。図32図35に示される再密封可能なキャップ150は、少なくとも図3図28に示される再密封可能なキャップ150と実質的に同様に構成されており、そのため、同様の構成要素及び番号付けを利用して代替的な実施形態が説明され得る。再密封可能なキャップ150は、直接金属レーザ焼結プロセス(例えば、DMLS 3D印刷)を使用して製造される。DMLS 3D印刷は、高出力レーザを利用して金属粉末を溶融及び融合させ、再密封可能なキャップ150を作成する。例として、再密封可能なキャップ150は、カスタムの再密封可能なキャップ150を作成するなど、様々な方法を使用して製造されてもよい。いくつかの実施形態では、モジュール式の再密封可能なキャップ150の少なくとも1つの構成要素が、DMLS 3D印刷を使用して製造されてもよい。
【0065】
ここで図36を参照すると、例示的な実施形態による、線AAに沿った再密封可能なキャップ600の切断側面図が示されている。再密封可能なキャップ600は、再密封可能なキャップ150と同様に構成され、したがって、同様の用語が再密封可能なキャップ600を説明するために使用され得る。再密封可能なキャップ600は、容器上部610、審美的キャップ620、及びラグキャップ630を含むモジュール設計であるように構成される。審美的キャップ620は、審美的キャップ620とラグキャップ630との間に位置付けられた継ぎ目によってラグキャップ630に固定的に結合される。再密封可能なキャップ600は、審美的キャップ620付近に時計回り及び反時計回りの方向に加えられるねじり力によって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能である。いくつかの方法では、再密封可能なキャップ600を開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付けするために、引張力又はねじり力が審美的キャップ620に加えられてもよい。図示のように、ラグキャップ630は、ラグキャップインターフェース640を有するように構成される。ラグキャップインターフェース640は、ラグキャップ630の周囲に沿って角度を付けて配置されたガイド645を含むように構成される。ラグキャップインターフェース640は、ラグキャップインターフェース640に沿って位置付けられた複数のガイド645を含む。いくつかの実施形態では、ラグキャップインターフェース640は、単一のガイド645のみを含んでもよい。再密封可能なキャップ600は、面シール650及びフレアシール660などの1つ以上の密封表面をさらに備える。面シール650及びフレアシール660は、閉鎖位置において再密封可能なキャップ600を完全に密封するように構成される。いくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ600は、面シール650及びフレアシール660のうちの少なくとも1つによって密封されてもよい。さらにいくつかの実施形態では、再密封可能なキャップ600は、面シール650によってもフレアシール660によっても密封されなくてもよい。
【0066】
次に図37及び図38を参照すると、図36の容器上部610及びラグキャップ630の斜視図が示されている。容器上部610は、ディンプル670として示されるボタンをさらに含んでもよい。ディンプル670は、容器上部610の内径に沿って位置付けられるように構成される。ディンプル670は、ラグキャップ630が開放位置にあるときにディンプル670が停止部を提供するように、ガイド645と連動するように構成される。例として、再密封可能なキャップ600が開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能であるとき、ディンプル670はガイド645内に連続的に配置される。ガイド645は、ディンプル停止部647として示される停止部をさらに含んでもよい。ディンプル停止部647は、複数のガイド645の各々に配置されるように構成される。いくつかの実施形態では、ディンプル停止部647は、複数のディンプル停止部647のうちの少なくとも1つにのみ配置されてもよい。ディンプル停止部647は、ガイド645上の3つの異なる位置、すなわち、(a)審美的キャップ620に対して遠位であるガイド645の底部に、(b)審美的キャップ620に対して近位であるガイド645の上部に、及び(c)ガイド645の上部と下部との間の中間であるガイド645の中間点に沿って、位置付けられるように構成されている。いくつかの実施形態において、ディンプル停止部647は、任意の数のガイド645に沿って、多くの異なる位置に配置されてもよい。
【0067】
図39図50を全体的に参照すると、別の例示的な実施形態による再密封可能なキャップ700の様々な図が示されている。例示的な実施形態によれば、再密封可能なキャップ700は、ねじ付きラグ設計を有することができる。再密封可能なキャップ700は、再密封可能なキャップ150と実質的に同様であるように構成されているので、再密封可能なキャップ700を説明するために同様の参照番号が用いられ得る。再密封可能なキャップ700は、モジュール設計を有し、容器上部710、審美的キャップ720、及びラグキャップ730を含む。審美的キャップ720は、審美的キャップ720とラグキャップ730との間に位置付けられた継ぎ目によってラグキャップ730に固定的に結合される。再密封可能なキャップ700は、審美的キャップ720を時計回り及び反時計回りの両方向に回転させることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能である。いくつかの方法では、再密封可能なキャップ700を開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付けするために、引張力又はねじり力が審美的キャップ720に加えられてもよい。
【0068】
図42図44を参照すると、図39の缶上部710の様々な図が示されている。缶上部710は、缶上部インターフェース740として示されるインターフェースを備えてもよい。缶上部インターフェース740は、缶上部710の内径全体に沿って配置されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、缶上部インターフェース740は、缶上部710の内径の一部分に沿ってのみ配置されてもよい。例として、缶上部インターフェース740は、缶上部ラグ750として示される複数の延長部又は突起を含んでもよい。缶上部ラグ750は、缶上部インターフェース740内で互いに等距離に位置付けられてもよい。缶上部710は、6つの缶上部ラグ750を含むように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、缶上部710は、任意の数の缶上部ラグ750を含んでよい。缶上部ラグ750は、缶上部710の上部に対して斜めに位置付けられるように構成される。いくつかの実施形態において、缶上部ラグ750は、缶上部710の上部に平行に位置付けられてもよい。さらにいくつかのさらなる実施形態では、缶上部ラグ750は、缶上部710の上部に対して垂直に位置付けられてもよい。製造材料を削減するために、従来のねじ付きインターフェースの代わりに缶上部ラグ750を含めることが有利であると考えられ得る。
【0069】
本開示を検討する者には理解されるように、缶上部ラグ750を含む缶上部インターフェース740は、より少ない材料を用いるが、例えば図19に関して説明されたラグキャップインターフェース340と同様の目的を果たすことができる。換言すれば、短縮されたねじ山ラグは、図19に示される実施形態に含められるねじ山と同様のピッチを有してもよく、より少ない材料を使用しながら、蓋を缶に固定するための相補的な特徴部と連動し得る。
【0070】
次に図45図47を参照すると、図39のラグキャップ730の様々な図が示されている。ラグキャップ730は、ラグキャップインターフェース760として示されるインターフェースを備えてもよい。ラグキャップインターフェース760は、ラグキャップ730の内径に沿って配置されるねじ付きインターフェースであるようにさらに構成されてもよい。例として、ラグキャップインターフェース760は、ラグキャップ730の外径の少なくとも一部分に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、ラグキャップインターフェース760は滑らかなインターフェースであってもよく、ラグキャップ730は、ラグキャップ730を引いたり押したりすることによって閉鎖位置との間で選択的に再位置付けされ得る。ラグキャップインターフェース760は、複数の缶上部ラグ750のうちの少なくとも1つがねじ付きインターフェース内に配置され得るように、缶上部ラグ750と相互作用するように構成され得る。そのような実施形態では、ラグキャップ730は、ラグキャップ730を時計回り及び反時計回りの両方向に回転させることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能であってもよい。
【0071】
ここで図48図50を参照すると、図39の審美的キャップ720の様々な図が示されている。審美的キャップ720は、キャップハンドル770として示されるハンドルをさらに備えてもよい。キャップハンドル770は、審美的キャップ720の中間点に沿って配置されたハンドルであるように構成されてもよい。キャップハンドル770は、使用者がラグキャップ730を開放位置と閉鎖位置との間で再位置付けするのを容易にするように構成され得る。例として、使用者は、審美的キャップ720上に回転力を提供するためにキャップハンドル770と相互作用してもよい。いくつかの実施形態では、使用者は、キャップハンドル770を押したり引いたりして、ラグキャップ730を開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付けすることができる。キャップハンドル770はさらに、湾曲した幾何学的形状を有するように構成されてもよい。キャップハンドル770は、キャップハンドル半径780として示される湾曲部分を含む。キャップハンドル半径780は、キャップハンドル770のいずれかの端部に位置付けられる。いくつかの実施形態では、キャップハンドル半径780は、キャップハンドル770の一方の端部にのみ位置付けられてもよい。例として、キャップハンドル半径780は、審美的キャップ720と相互作用するときに、使用者の手の一部分が湾曲部分内に位置付けられることを可能にするように構成される。
【0072】
ここで図51及び図52を参照すると、例示的な実施形態による不正開封明示キャップ800が示されている。不正開封明示キャップ800は、容器(例えば、図1に示すものなど)とともに使用するように構成されてもよい。不正開封明示キャップ800は、容器上部840と、容器上部840内に少なくとも部分的に配置されたキャップアセンブリ810と、を含む。容器上部840は、容器に結合され得る(例えば、圧着される、継ぎ合わされるなど)。
【0073】
キャップアセンブリ810は、審美的キャップ820とラグキャップ830とを含む。容器上部840は、不正開封明示キャップ800がインターフェースに沿って容器上部840に結合されるときに、ラグキャップ830に選択的に結合されてもよく、容器上部840は、容器(例えば、図1の容器100)とラグキャップ830との間に支持を提供してもよい。審美的キャップ820及びラグキャップ830は、キャップアセンブリ810を形成するように協働的に組み合わされてもよく、アルミニウム又はプラスチックを含む様々な材料で、単一の構成要素として、又は2つの別個の構成要素として形成されてもよい。
【0074】
例示的な実施形態によれば、不正開封明示キャップ800は、容器(例えば、図1の容器100)の上部に位置付けられる。他の実施形態では、不正開封明示キャップ800は、容器の底部に位置付けられてもよい(例えば、容器が上部ではなく底部で開放されるように設計されている場合)。少なくとも1つの構成では、審美的キャップ820の外周(例えば、容器上部840に向かって外向きに面する審美的キャップ820の外周又は側面)及びラグキャップ830の外周は、容器上部840から間隔を空けて配置されてもよい。さらに、いくつかの構成では、審美的キャップ820及び不正開封明示キャップ800は、容器上部840の上に延在しなくても、張り出さなくても、又はそれを取り囲まなくてもよい。
【0075】
さらに図51及び図52を参照すると、不正開封明示キャップ800は、密封位置と、開放位置と、閉鎖位置と、の間で選択的に再位置付け可能であるように構成されてもよい。例えば、不正開封明示キャップ800は、使用者によって開封される前には密封位置にあるように構成されてもよい。不正開封明示キャップ800は、容器が使用中(例えば、飲む、注ぐなど)であるときに開放位置にあるように構成されてもよい。最後に、不正開封明示キャップ800は、使用者が容器とともに移動しているとき、又は容器が輸送中若しくは保管中であるときに(先に開封された後に)閉鎖位置にあるように構成されてもよい。これにより、材料(例えば、液体など)が容器の外へ再密封可能なキャップ800から出ることが防止される。本明細書でさらに詳細に説明するように、不正開封明示キャップ800は、容器が不正開封された(すなわち、密封位置にないなど)か否かを使用者に明らかにするための印及び/又は構造的構成要素を含んでもよい。
【0076】
例示的な実施形態によれば、容器上部840及び不正開封明示キャップ800の両方が、金属材料(例えば、アルミニウム、鋼など)から形成されてもよい。全金属設計はさらに、不正開封明示キャップ800が、いかなる構成要素も分解せずにリサイクル可能であることを可能にする。いくつかの実施形態では、不正開封明示キャップ800は、材料をリサイクルするために分解されてもよい。さらに他の実施形態によれば、審美的キャップ820及びラグキャップ830のうちの1つ以上は、容器及び/又は容器上部840を形成するために使用される材料とは異なる材料から形成されてもよい(例えば、審美的キャップ820は、ポリマー材料、様々なプラスチック、複合材料、ガラス材料、又は容器、容器上部、及び/若しくはラグキャップのうちの1つ以上とは異なる金属若しくは金属合金を含む任意の他の好適な材料から形成されてもよく、他の構成もまた、他の例示的な実施形態に従って可能となり得るが、本明細書の概念は、本明細書に説明される各構成要素のために選択される特定の材料によって限定されるようには意図されず、それらの全ては、本開示の範囲内に含まれるように意図される)。
【0077】
図52に示されるように、不正開封明示キャップ800は開放位置で示されている。開放位置では、材料は、キャップアセンブリ810と容器上部840との間の間隙を通って流れることによって容器から出ることができる。不正開封明示キャップ800は、審美的キャップ820の周りでキャップアセンブリ810を回転させることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能であってもよい。例として、不正開封明示キャップ800は、キャップアセンブリ810を反時計回りの方向に回転させることによって開放され、キャップアセンブリ810を時計回りの方向に回転させることによって閉鎖され得る。いくつかの実施形態において、不正開封明示キャップ800は、キャップアセンブリ810上に押す力及び/又は引く力を提供することによって、選択的に再位置付け可能である。
【0078】
図53図55を参照すると、キャップアセンブリ810は、審美的キャップ820とラグキャップ830とを含む。審美的キャップ820は、第1の飲料インターフェース850a及び第2の飲料インターフェース850bとして示される、1つ以上の飲料インターフェースを含んでもよい。1つ以上の飲料インターフェース850a、850bは、審美的キャップ820上で互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の飲料インターフェース850a、850bは、審美的キャップ820上で互いに実質的に隣接して位置付けられてもよい。ラグキャップ830は、ラグキャップインターフェース860として示されるインターフェースを含んでもよい。ラグキャップインターフェース860は、ラグキャップ830の外周に沿って延在するねじ付きインターフェースであってもよい。いくつかの実施形態では、ラグキャップインターフェース860は、滑らかなインターフェースであってもよい。他の実施形態では、ラグキャップインターフェース860は、ラグキャップインターフェース860の長さに沿って横方向に延在するスロット、溝などを含んでもよい。
【0079】
ラグキャップインターフェース860は、第1の開口部870a及び第2の開口部870bとして示される1つ以上の開口部を含む。1つ以上の開口部870a、870bは、ラグキャップインターフェース860上で互いに実質的に対向して位置付けられているように示されているが、いくつかの実施形態では、1つ以上の開口部870a、870bは、ラグキャップインターフェース860上で互いに実質的に隣接して位置付けられてもよい。1つ以上の開口部870a、870bは、不正開封明示キャップ800が開放位置にあるときに容器からの材料の流れを容易にするように構成されてもよい。
【0080】
さらに図53図55を参照すると、審美的キャップ820は、中央インターフェース880(例えば、リブ、突起、構造など)を含む。中央インターフェース880は、審美的キャップ820の中間点を通って延在する構造として示されている。中央インターフェース880は、審美的キャップ880の直径全体に沿って延びるように示されているが、他の構成も可能である(例えば、直径に沿って途中まで延在する)。審美的キャップ820はまた、審美的キャップ820の外周に近接して位置する外縁部885を含む。中央インターフェース880及び外縁部885は、第1の空洞890a及び第2の空洞890bとして示される1つ以上の空洞を協働して取り囲む。1つ以上の空洞890a、890bは、使用者が中央インターフェース880を把持して審美的キャップ820を回転させることを可能にするように構成されてもよい。第1の空洞890aは、第1の飲料インターフェース850aに近接して位置するものとして示されており、第2の空洞890bは、第2の飲料インターフェース850bに近接して位置するものとして示されているが、他の実施形態によれば、他の構成も可能である。
【0081】
図54図56に示されるように、キャップアセンブリ810は、1つ以上のロック機構900を含む。各ロック機構900は、ロック位置(例えば、予荷重位置など)とロック解除位置(例えば、係合位置など)との間で選択的に再位置付け可能なヒンジ(例えば、リビングヒンジなど)として示されている。例示的な実施形態によれば、ロック機構900は、ロック位置からロック解除位置に移動されると、ロック位置に戻らないように設計される。このようにして、キャップアセンブリ810は、以下でより詳細に説明されるように、容器が開封されたことを伝えるために回転して元の位置に戻ることを防止され得る。ロック解除位置にある間、キャップアセンブリ810は、材料(例えば、液体、気体など)を密封するのに十分に締め付けることができる。
【0082】
ロック機構900は、審美的キャップ820に近接して、キャップアセンブリ810の上端部に位置付けられるが、他の例示的な実施形態によれば、他の位置も可能である。例えば、いくつかの実施形態では、ロック機構900は、審美的キャップ820の遠位にある、キャップアセンブリ810の下端部に位置付けられてもよい。例として、ロック機構900は、ラグキャップ830の内部空洞内に少なくとも部分的に配置されてもよい。例示的な実施形態によれば、ラグキャップインターフェース860は、1つ以上のロック機構開口部910を含む。ロック機構開口部910は、ロック機構900がロック機構開口部910内に少なくとも部分的に配置され得るように、ロック機構900と軸方向に整列されてもよい。ロック機構900は、ロック位置とロック解除位置との間で選択的に再位置付けするときに、ロック機構開口部910内に少なくとも部分的に配置され得る。ロック機構開口部910は、審美的キャップ820に近接して、ラグキャップインターフェース860の端部に位置付けられてもよい。ロック機構900は、キャップアセンブリ810の内側中心からロックを移動させることによって、予荷重を加えられてもよい。ロック機構900は、キャップアセンブリ810が取り外されると、外側から予荷重を加えられ得ない。ロック機構900及び容器上部840は、キャップアセンブリ810が容器に取り付けられる前に、ロック位置に事前に組み立てられてもよい。
【0083】
ここで図57及び図58を参照すると、容器上部840は、外縁部930と内縁部940とを含む。外縁部930は、外縁部930が容器に固定的に結合される場合に容器とインターフェースするように構成されてもよい。内縁部940は、キャップアセンブリ810とインターフェースするように構成されてもよい。内縁部940は、内縁部940上に位置付けられた1つ以上の突起950を含んでもよい。突起950はさらに、容器上部840の中心に向かって半径方向内向きに延在してもよい。いくつかの実施形態では、突起950は、容器上部840の中心から離れて半径方向外向きに延在してもよい。突起950は、ラグキャップインターフェース860内に受容されてもよく、ラグキャップインターフェース860は、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付けするとき、突起950との接触を維持する。突起950はさらに、閉鎖位置にあるときにロック機構900に当接してもよい。理解され得るように、突起950は、ロック機構900と連動することによって、キャップアセンブリ810を閉鎖位置に維持し得る。
【0084】
図57図60に示されるように、不正開封明示キャップ800は、不正開封識別部970を含む。不正開封識別部970は、不正開封明示キャップ800を見ている消費者又は他の個人にとって視認可能であり、不正開封明示キャップ800が密封位置から離れて選択的に再位置付けされたか否かを示すように構成される。理解され得るように、使用者は、容器が以前に開封されたか否かを判定するために、不正開封識別部970を使用し得る。
【0085】
例示的な実施形態によれば、不正開封識別部970は、色識別部であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース880は、不正開封明示キャップ800が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の色識別部と整列してもよい。図59に示されるように、容器上部840は、1つ以上の緑色識別部及び1つ以上の赤色識別部を含む。緑色識別部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよく、赤色識別部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。中央インターフェース880が緑色識別部と整列すると、不正開封識別部970は、(例えば、図59に示されるように)容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース880が赤色識別部と整列すると、不正開封識別部970は、(例えば、図60に示されるように)容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0086】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部970は、突起識別部であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース880は、不正開封明示キャップ800が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の突起識別部と整列してもよい。例として、容器上部840は、第1の深さを有する1つ以上の突起及び/又は第2の深さを有する1つ以上の突起を含み得る。第1の深さを有する突起は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよく、第2の深さを有する突起は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。第1の深さは、第2の深さよりも実質的に大きくてもよい。いくつかの実施形態では、第1の深さは、第2の深さよりも実質的に浅くてもよい。中央インターフェース880が第1の深さを有する突起と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース880が第2の深さを有する突起と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0087】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部970は、凹型識別部であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース880は、不正開封明示キャップ800が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の凹型識別部と整列してもよい。例として、容器上部840は、第1の深さを有する1つ以上の凹部及び/又は第2の深さを有する1つ以上の凹部を含んでもよい。第1の深さを有する凹部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよく、第2の深さを有する凹部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。第1の深さは、第2の深さよりも実質的に大きくてもよい。いくつかの実施形態では、第1の深さは、第2の深さよりも実質的に浅くてもよい。中央インターフェース880が第1の深さを有する凹部と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース880が第2の深さを有する凹部と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0088】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部970は、突起識別部と凹型識別部との組み合わせであってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース880は、不正開封明示キャップ800が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の突起識別部及び1つ以上の凹型識別部と整列してもよい。例として、容器上部840は、1つ以上の突起及び1つ以上の凹部を含んでもよい。中央インターフェース880が1つ以上の突起と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース880が1つ以上の凹部と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。いくつかの実施形態では、中央インターフェース880が1つ以上の凹部と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。さらにいくつかの実施形態では、中央インターフェース880が1つ以上の突起と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0089】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部970は単語識別部であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース880は、不正開封明示キャップ800が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の単語識別部と整列してもよい。例として、容器上部840は、密封位置、開放位置、及び/又は閉鎖位置に関連付けられた1つ以上の単語(例えば、「密封」、「開放」、「閉鎖」、「不使用」等)を含んでもよい。中央インターフェース880が密封位置に対応する文字と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース880が、開放位置及び/又は閉鎖位置に関連付けられた1つ以上の単語と整列すると、不正開封識別部970は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。理解され得るように、密封位置に対応する言葉は、不正開封明示キャップ800が開放又は不正開封されていないことを使用者に知らせることができ、開放位置に対応する言葉は、不正開封明示キャップ800が開放又は不正開封されていることを使用者に知らせることができる。
【0090】
図61及び図62を全体的に参照すると、ロック機構900は、予荷重位置(例えば、図61に示される)から係合位置(例えば、図62に示される)に移動されてもよい。ラグキャップ830は、ラグキャップインターフェース860とロック機構900との間に配置され得る接続アーム975を含む。ロック機構900が予荷重位置から係合位置に移動されるとき、ロック機構900は、接続アーム975の周りを移動する。ロック機構900は、角張った側部980として示される第1の側部と、平坦な側部990として示される第2の側部と、を含む。角張った側部980は、接続アーム975に向かって傾斜していてもよい。平坦な側部990は、ラグキャップ830の半径方向に実質的に平行に延在し得る。理解され得るように、角張った側部980は、予荷重位置にあるとき、突起950に当接するように構成されてもよく、ロック機構900の端部は、角張った側部980に沿って移動しながら突起950から離れるように移動する。突起950が角張った側部980の頂点に達すると、ロック機構900は、平坦な側部990が突起950に当接する係合位置に自動的に再位置付けされ得る。図62に示されるように、平坦な側部990は、不正開封明示キャップ800が再び密封位置へと回転するのを防止するために、ラグキャップインターフェース860に割り込む。
【0091】
図62を参照すると、ロック機構900は、ロック導入タブ995として示される突起、リップ、リッジ、タブを含んでもよい。ロック導入タブ995は、平坦な側部990から外向きに延在する突起であってもよい。いくつかの実施形態では、ロック導入タブ995は、角張った側部980から外向きに延在してもよい。ロック導入タブ995は、工具と連動するように(例えば、受容するなど)構成されてもよい。工具は、ロック機構900をラグキャップ830内に導入するために使用されてもよい。工具は、ロック機構900がラグキャップ830内に組み付けられる組立位置にロック機構900を移動させるために、ロック導入タブ995と相互作用してもよい。
【0092】
図51図62を全体的に参照すると、不正開封明示キャップ800は、最初に審美的キャップ820をラグキャップ830上に導入してキャップアセンブリ810を形成することによって製造され得る。審美的キャップ820は、ラグキャップ830上へと、圧着、密封、押圧、継ぎ合わせなどされ得る。次に、キャップアセンブリ810が容器上部840上にねじ込まれ得る。理解され得るように、ロック機構900は、不正開封明示キャップ800が密封位置に位し得るように、係合位置から離れるように移動されてもよく、次いで、ロック機構900は、解放されて予荷重位置に戻され得る。次いで、容器上部840は、容器上へと圧着、密封、継ぎ合わせ、押圧などされ得る。各ステップの順序について説明してきたが、不正開封明示キャップ800は、任意の方法、ステップの組み合わせ又は順序を使用して製造されてよい。
【0093】
ここで図63図67を参照すると、例示的な実施形態による不正開封明示キャップ1000が示されている。不正開封明示キャップ1000は、容器(例えば、図1に示すものなど)とともに使用するように構成されてもよい。不正開封明示キャップ1000は、容器上部1040と、容器上部1040内に少なくとも部分的に配置されたキャップアセンブリ1010と、を含む。容器上部1040は、容器に結合され得る(例えば、圧着される、継ぎ合わされるなど)。
【0094】
キャップアセンブリ1010は、審美的キャップ1020とラグキャップ1030とを含む。容器上部1040は、不正開封明示キャップ1000がインターフェースに沿って容器上部1040に結合されるときに、ラグキャップ1030に選択的に結合されてもよく、容器上部1040は、容器(例えば、図1の容器100)とラグキャップ1030との間に支持を提供してもよい。審美的キャップ1020及びラグキャップ1030は、キャップアセンブリ1010を形成するように協働的に組み合わされてもよく、アルミニウム又はプラスチックを含む様々な材料で、単一の構成要素として、又は2つの別個の構成要素として形成されてもよい。
【0095】
例示的な実施形態によれば、不正開封明示キャップ1000は、容器(例えば、図1の容器100)の上部に位置付けられる。他の実施形態では、不正開封明示キャップ1000は、容器の底部に位置付けられてもよい(例えば、容器が上部ではなく底部で開放されるように設計されている場合)。少なくとも1つの構成では、審美的キャップ1020の外周(例えば、容器上部1040に向かって外向きに面する審美的キャップ1020の外周又は側面)及びラグキャップ1030の外周は、容器上部1040から間隔を空けて配置されてもよい。さらに、いくつかの構成では、審美的キャップ1020及び不正開封明示キャップ1000は、容器上部1040の上に延在しなくても、張り出さなくても、又はそれを取り囲まなくてもよい。
【0096】
さらに図63図67を参照すると、不正開封明示キャップ1000は、密封位置と、開放位置と、閉鎖位置と、の間で選択的に再位置付け可能であるように構成されてもよい。例えば、不正開封明示キャップ1000は、使用者によって開封される前には密封位置にあるように構成されてもよい。不正開封明示キャップ1000は、容器が使用中(例えば、飲む、注ぐなど)であるときに開放位置にあるように構成されてもよい。最後に、不正開封明示キャップ1000は、使用者が容器とともに移動しているとき、又は容器が輸送中若しくは保管中であるときに(先に開封された後に)閉鎖位置にあるように構成されてもよい。これにより、材料(例えば、液体など)が容器の外へ再密封可能なキャップ1000から出ることが防止される。本明細書でさらに詳細に説明するように、不正開封明示キャップ1000は、容器が不正開封された(すなわち、密封位置にないなど)か否かを使用者に明らかにするための印及び/又は構造的構成要素を含んでもよい。
【0097】
例示的な実施形態によれば、容器上部1040及び不正開封明示キャップ1000の両方が、金属材料(例えば、アルミニウム、鋼など)から形成されてもよい。全金属設計はさらに、不正開封明示キャップ1000が、いかなる構成要素も分解せずにリサイクル可能であることを可能にする。いくつかの実施形態では、不正開封明示キャップ1000は、材料をリサイクルするために分解されてもよい。さらに他の実施形態によれば、審美的キャップ1020及びラグキャップ1030のうちの1つ以上は、容器及び/又は容器上部1040を形成するために使用される材料とは異なる材料から形成されてもよい(例えば、審美的キャップ1020は、ポリマー材料、様々なプラスチック、複合材料、ガラス材料、又は容器、容器上部、及び/若しくはラグキャップのうちの1つ以上とは異なる金属若しくは金属合金を含む任意の他の好適な材料から形成されてもよく、他の構成もまた、他の例示的な実施形態に従って可能となり得るが、本明細書の概念は、本明細書に説明される各構成要素のために選択される特定の材料によって限定されるようには意図されず、それらの全ては、本開示の範囲内に含まれるように意図される)。
【0098】
不正開封明示キャップが開放位置にあるとき、材料は、キャップアセンブリ1010と容器上部1040との間の間隙を通って流れることによって容器から出ることができる。不正開封明示キャップ1000は、審美的キャップ1020の周りでキャップアセンブリ1010を回転させることによって、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付け可能であってもよい。例として、不正開封明示キャップ1000は、キャップアセンブリ1010を反時計回りの方向に回転させることによって開放され、キャップアセンブリ1010を時計回りの方向に回転させることによって閉鎖され得る。いくつかの実施形態において、不正開封明示キャップ1000は、キャップアセンブリ1010上に押す力及び/又は引く力を提供することによって、選択的に再位置付け可能である。
【0099】
図66及び図74図75を参照すると、キャップアセンブリ1010は、審美的キャップ1020とラグキャップ1030とを含む。審美的キャップ1020は、第1の飲料インターフェース1050a及び第2の飲料インターフェース1050bとして示される、1つ以上の飲料インターフェースを含んでもよい。1つ以上の飲料インターフェース1050a、1050bは、審美的キャップ1020上で互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上の飲料インターフェース1050a、1050bは、審美的キャップ1020上で互いに実質的に隣接して位置付けられてもよい。ラグキャップ1030は、ラグキャップインターフェース1030として示されるインターフェースを含んでもよい。ラグキャップインターフェース1030は、ラグキャップ1030の外周に沿って延在するねじ付きインターフェースであってもよい。いくつかの実施形態では、ラグキャップインターフェース1030は、滑らかなインターフェースであってもよい。他の実施形態では、ラグキャップインターフェース1030は、ラグキャップインターフェース1030の長さに沿って横方向に延在するスロット、溝などを含んでもよい。
【0100】
さらに図66及び図74図75を参照すると、審美的キャップ1020は、中央インターフェース1090(例えば、リブ、突起、構造など)を含む。中央インターフェース1090は、審美的キャップ1020の中間点を通って延在する構造として示されている。中央インターフェース1090は、審美的キャップ1090の直径全体に沿って延びるように示されているが、他の構成も可能である(例えば、直径に沿って途中まで延在する)。中央インターフェース1090及び容器上部1040の外縁部は、第1の空洞1060a及び第2の空洞1060bとして示される1つ以上の空洞を協働して取り囲む。1つ以上の空洞1060a、1060bは、使用者が中央インターフェース1090を把持して審美的キャップ1020を回転させることを可能にするように構成されてもよい。第1の空洞1060aは、第1の飲料インターフェース1050aに近接して位置するものとして示されており、第2の空洞1060bは、第2の飲料インターフェース1050bに近接して位置するものとして示されているが、他の実施形態によれば、他の構成も可能である。
【0101】
ここで図67を参照すると、容器上部1040は、外縁部1130と内縁部1140とを含む。外縁部1130は、外縁部1130が容器に固定的に結合される場合に容器とインターフェースするように構成されてもよい。内縁部1140は、キャップアセンブリ1010とインターフェースするように構成されてもよい。内縁部1140は、内縁部1140上に位置付けられた1つ以上の突起1150を含んでもよい。突起1150はさらに、容器上部1040の中心に向かって半径方向内向きに延在してもよい。いくつかの実施形態では、突起1150は、容器上部1040の中心から離れて半径方向外向きに延在してもよい。突起1150は、ラグキャップインターフェース1030内に受容されてもよく、ラグキャップインターフェース1030は、開放位置と閉鎖位置との間で選択的に再位置付けするとき、突起1150との接触を維持する。
【0102】
次に図68図73を参照すると、不正開封明示キャップ1000は、インサート1160として示される不正開封明示インサート、不正開封インサートなどをさらに含む。インサート1160は、審美的キャップ1020の後方側部に結合されてもよい。すなわち、インサート1160は、中央インターフェース1090内に位置付けられ得る。すなわち、インサート1160は、キャップアセンブリインターフェース1170内に位置付けられ得る。キャップアセンブリインターフェース1170は、インサート1160を受容するようにサイズ決めされ、位置付けられたキャップアセンブリの一部分であってもよい。例として、キャップアセンブリインターフェース1170はアパーチャを含み、突起1150はアパーチャ内に受容され得る。インサート1160は、キャップアセンブリ1010が密封位置から外れていることを示すように構成されてもよい。例示的な実施形態によれば、インサート1160は、キャップアセンブリ1010がロック位置からロック解除位置に移動されると、インサート1160によってキャップアセンブリ1010がロック位置に戻ることができないように設計される。このようにして、キャップアセンブリ1010は、以下でより詳細に説明されるように、容器が開封されたことを伝えるために回転して元の位置に戻ることを防止され得る。ロック解除位置にある間、キャップアセンブリ1010は、材料(例えば、液体、気体など)を密封するのに十分に締め付けることができる。
【0103】
インサート1160は、第1の端部1160aと第2の端部1160bとを含み得る。端部1160a、1160bは、インサートの長さに沿って互いに反対側に提供され得る。インサート1160は、端部1160a、1160bに近接して位置付けられた、インターフェース1180として示される1つ以上のインサートインターフェースをさらに含む。すなわち、端部1160a、1160bは、それぞれのインターフェース1180を含み得る。インターフェース1180は、その中に突起1150を受容するように構成されてもよい。インターフェース1180は、実質的に湾曲した輪郭を有してもよく、突起1150は、その中に受容され得る。湾曲した輪郭の縁部は、突起1150をインターフェース1180と接触した状態に維持する。他の実施形態では、インターフェース1180は、曲線の幾何学的構成とは異なる幾何学的構成(例えば、角柱状、円錐台状、それらの組み合わせ等)を呈してもよい。端部1160a、1160bの間には、本体1175として示される中間部分が位置付けられる。本体1175は、端部1160a、1160bの間の中央に提供され得、端部1160a、1160bは、本体遷移部1165として示される1つ以上の湾曲部分を介して本体1175に結合されてもよい。本体遷移部1165は湾曲していてもよく、開口部は湾曲部分の周りに位置付けられる。一実施形態では、本体遷移部1165は、キャップアセンブリ1010が密封位置から外れて再位置付けされたときに、屈曲及び/又は圧縮して定位置から外れることが可能であり得る。
【0104】
図71に示すように、インサート1160の側部は、実質的に三角形の輪郭を有する。すなわち、本体1175の側壁は、インサート1160の頂部又は底部のいずれに対しても垂直に配位置付けられなくてよい。インサート1160は角度1185を有し得る。角度1185は、インサート1160の上部表面及び本体1175の側壁の法線に垂直な角度であってもよい。理解され得るように、角度1185は、中央インターフェース1090へのインセット1160の挿入を容易にするために、中央インターフェース1090の角度に対して相補的であってもよい。
【0105】
図72及び図73に示されるように、インターフェース1180は、突起1150と選択的に係合してもよい。インターフェース1180は、キャップアセンブリ1010がロック位置にあるとき(例えば、図72に示されるように)、突起1150に係合されてもよい。したがって、インターフェース1180は、キャップアセンブリ1010がロック解除位置にあるとき(例えば、図73に示されるように)、突起1150から係合解除され得る。例として、ロック解除位置は、キャップアセンブリ1010がロック位置にない任意の位置(例えば、閉鎖位置、開放位置など)であってよい。キャップアセンブリ1010は、第1の方向(例えば、反時計回り)に回転されて、インターフェース1180を突起1150から係合解除することができる。他の実施形態では、キャップアセンブリ1010は、第2の方向(例えば、時計回り)に回転されて、インターフェース1180を突起1150から係合解除することができる。インサート1160がロック位置にあるとき、インサート1160は圧縮され得る。すなわち、インサート1160は、対向する突起1150間の距離よりも実質的に長い長さを規定することができ、中間インターフェース1090へのインサート1160の挿入は、遷移部分1165の周りでインサート1160を圧縮することになる。キャップアセンブリ1010が回転すると、インサート1160は通常の位置へと圧縮解除される。通常位置において、インターフェース1180は、キャップアセンブリ1010が再びロック位置へと回転することを防止するために、突起1150の端部を越えて半径方向に延在され得る。
【0106】
図74及び図75に示されるように、不正開封明示キャップ1000は、不正開封識別部1190を含む。不正開封識別部1190は、不正開封明示キャップ1000を見ている消費者又は他の個人にとって視認可能であり、不正開封明示キャップ1000が密封位置から離れて選択的に再位置付けされたか否かを示すように構成される。理解され得るように、使用者は、容器が以前に開封されたか否かを判定するために、不正開封識別部1190を使用し得る。
【0107】
例示的な実施形態によれば、不正開封識別部1190は、色識別部であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース1090は、不正開封明示キャップ1000が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の色識別部と整列してもよい。図74及び図75に示されるように、容器上部1040は、1つ以上の緑色識別部及び1つ以上の赤色識別部を含む。緑色識別部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよく、赤色識別部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。中央インターフェース1090が緑色識別部と整列すると、不正開封識別部1190は、(例えば、図74に示されるように)容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース1090が赤色識別部と整列すると、不正開封識別部1190は、(例えば、図75に示されるように)容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0108】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部1190は、突起識別部であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース1090は、不正開封明示キャップ1000が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の突起識別部と整列してもよい。例として、容器上部1040は、第1の深さを有する1つ以上の突起及び/又は第2の深さを有する1つ以上の突起を含み得る。第1の深さを有する突起は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよく、第2の深さを有する突起は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。第1の深さは、第2の深さよりも実質的に大きくてもよい。いくつかの実施形態では、第1の深さは、第2の深さよりも実質的に浅くてもよい。中央インターフェース1090が第1の深さを有する突起と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース1090が第2の深さを有する突起と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0109】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部1190は、凹型識別部(例えば、レーザエッチングなど)であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース1090は、不正開封明示キャップ1000が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の凹型識別部と整列してもよい。例として、容器上部1040は、第1の深さを有する1つ以上の凹部及び/又は第2の深さを有する1つ以上の凹部を含んでもよい。第1の深さを有する凹部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよく、第2の深さを有する凹部は、互いに実質的に対向して位置付けられてもよい。第1の深さは、第2の深さよりも実質的に大きくてもよい。いくつかの実施形態では、第1の深さは、第2の深さよりも実質的に浅くてもよい。中央インターフェース1090が第1の深さを有する凹部と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース1090が第2の深さを有する凹部と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0110】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部1190は、突起識別部と凹型識別部との組み合わせであってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース1090は、不正開封明示キャップ1000が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の突起識別部及び1つ以上の凹型識別部と整列してもよい。例として、容器上部1040は、1つ以上の突起及び1つ以上の凹部を含んでもよい。中央インターフェース1090が1つ以上の突起と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース1090が1つ以上の凹部と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。いくつかの実施形態では、中央インターフェース1090が1つ以上の凹部と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。さらにいくつかの実施形態では、中央インターフェース1090が1つ以上の突起と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。
【0111】
別の例示的な実施形態によれば、不正開封識別部1190は単語識別部であってもよい。そのような実施形態では、中央インターフェース1090は、不正開封明示キャップ1000が密封位置にあるか否かを示すために、1つ以上の単語識別部と整列してもよい。例として、容器上部1040は、密封位置、開放位置、及び/又は閉鎖位置に関連付けられた1つ以上の単語(例えば、「密封」、「開放」、「閉鎖」、「不使用」等)を含んでもよい。中央インターフェース1090が密封位置に対応する文字と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されていないことを使用者に知らせることができる。中央インターフェース1090が、開放位置及び/又は閉鎖位置に関連付けられた1つ以上の単語と整列すると、不正開封識別部1190は、容器が以前に開封されたことを使用者に知らせることができる。理解され得るように、密封位置に対応する言葉は、不正開封明示キャップ1000が開放又は不正開封されていないことを使用者に知らせることができ、開放位置に対応する言葉は、不正開封明示キャップ1000が開放又は不正開封されていることを使用者に知らせることができる。
【0112】
図64図75を全体的に参照すると、不正開封明示キャップ1000は、最初に審美的キャップ1020をラグキャップ1030上に導入してキャップアセンブリ1010を形成することによって製造され得る。審美的キャップ1020は、ラグキャップ1030上へと、圧着、密封、押圧、継ぎ合わせなどされ得る。次に、キャップアセンブリ1010が容器上部1040上にねじ込まれ得る。次に、インサート1160は審美的キャップ1020内に挿入されてもよく、インサートはインターフェース1090の後方側部内に着座する。理解され得るように、インサート1160は、最初に不正開封明示キャップ1000を密封位置に組み付けるために、突起1150と整列される。次いで、容器上部1040は、容器上へと圧着、密封、継ぎ合わせ、押圧などされ得る。各ステップの順序について説明してきたが、不正開封明示キャップ1000は、任意の方法、ステップの組み合わせ又は順序を使用して製造されてよい。
【0113】
再密封可能なキャップの様々な実装形態が示されているが(例えば、再密封可能なキャップ100、再密封可能なキャップ500、再密封可能なキャップ600、再密封可能なキャップ700、不正開封明示キャップ800、及び不正開封明示キャップ1000)、再密封可能なキャップ100、500、600、700、800、1000内の特徴の任意の組み合わせが再密封可能なキャップに実装され得る。例えば、再密封可能なキャップは、フレアシール560、ディンプル停止部647、ロック機構900、及びインサート1160を含むことができる。
【0114】
数値範囲に関して本明細書で利用される場合、「およそ」、「約」、「実質的に」という用語及び同様の用語は、別段の指定がない限り、一般に、開示された値の+/-10%を意味する。構造的特徴に関して(例えば、形状、サイズ、配向、方向、相対位置などを説明するために)本明細書で利用される場合、用語「およそ」、「約」、「実質的に」、及び同様の用語は、例えば、製造又は組立プロセスから生じ得る構造の軽微な変動を包含することを意味し、本開示の主題が関係する当業者によって一般的かつ許容される用法と調和した広い意味を有することが意図される。したがって、これらの用語は、説明及び特許請求される主題の非実質的な若しくは重要でない修正又は改変が、添付の特許請求の範囲に記載されるような本開示の範囲内にあると考えられることを示すものとして解釈されるべきである。
【0115】
様々な実施形態を記載するために本明細書で使用される場合、「例示的」という用語及びその変形は、そのような実施形態が、可能な実施形態の可能な例、提示、及び/又は例示であることを示すことを意図すること(並びにそのような用語は、そのような実施形態が必ずしも特別な例又は最上の例であることを暗示することを意図していないこと)に留意されたい。
【0116】
本明細書で使用される場合、「結合された」という用語及びその変形は、2つの部材を互いに直接的に又は間接的に連結することを意味する。そのような連結は、静止的(例えば、恒久的又は固定的)であっても、移動可能(例えば、取り外し可能又は解放可能)であってもよい。このような連結は、互いに直接結合された2つの部材によって、互いに結合された別個の介在部材及び互いに結合された任意の追加の中間部材を使用して互いに結合された2つの部材によって、又は2つの部材のうちの1つと単一体として一体的に形成された介在部材を使用して互いに結合された2つの部材によって達成され得る。「結合された」又はその変化形が追加の用語によって修飾される場合(例えば、直接結合された)、上記で提供された「結合された」の一般的な定義は、追加の用語の平易な言葉の意味によって修飾され(例えば、「直接結合された」は、いかなる別個の介在部材も用いることなく2つの部材を連結することを意味する)、結果として、上記で提供された「結合された」の一般的な定義よりも狭い定義になる。そのような結合は、機械的、電気的、又は流体的であってもよい。
【0117】
本明細書における要素の位置への言及(例えば、「上部」、「底部」、「上方」、「下方」)は、単に、図中の様々な要素の配向を説明するために使用される。様々な要素の配向は、他の例示的な実施形態によって異なる場合があり、そのような変形形態は、本開示によって包含されることが意図されていることに留意されたい。
【0118】
図及び説明は、方法ステップの特定の順序を示し得るが、そのようなステップの順序は、上記で別様に指定されない限り、描写及び説明されるものと異なってもよい。また、2つ以上のステップが、上記で別様に指定されない限り、同時に又は部分的に同時に実行されてもよい。
【0119】
一実施形態で開示される任意の要素が、本明細書で開示される任意の他の実施形態とともに組み込まれ得るか、又は利用され得ることに留意することが重要である。例えば、図9に関して説明した例示的な実施形態の第1の開口部が、再密封可能なキャップ150及び再密封可能なキャップ500に組み込まれてもよい。別の例として、面シール400及びフレアシール410は、再密封可能なキャップ150及び再密封可能なキャップ500に組み込まれてもよい。別の実施形態に組み込まれ得るか又は利用され得る、1つの実施形態からの要素の2つの例のみが上で説明されているが、様々な実施形態の他の要素が、本明細書に開示される他の実施形態のいずれかとともに組み込まれ得るか又は利用され得ることを理解されたい。
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【国際調査報告】