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特表2024-519003グループベースのコミュニケーションシステムのためのコラボレーションハブ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-08
(54)【発明の名称】グループベースのコミュニケーションシステムのためのコラボレーションハブ
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20240426BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20240426BHJP
   H04L 51/52 20220101ALI20240426BHJP
   H04L 51/56 20220101ALI20240426BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20240426BHJP
【FI】
H04N7/15
H04N21/431
H04L51/52
H04L51/56
G06F3/0482
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023570385
(86)(22)【出願日】2022-05-11
(85)【翻訳文提出日】2024-01-12
(86)【国際出願番号】 US2022028707
(87)【国際公開番号】W WO2022240945
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】17/321,136
(32)【優先日】2021-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】322001222
【氏名又は名称】スラック テクノロジーズ, エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ワイス,ノア
(72)【発明者】
【氏名】ロジャース,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】カルモ,ペドロ
(72)【発明者】
【氏名】ハーン,マイケル
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164FA10
5C164UB92P
5C164VA07P
5C164VA16S
5E555AA61
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB02
5E555BB04
5E555BC09
5E555BC10
5E555BD08
5E555CB75
5E555FA00
(57)【要約】
グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイス内に表示するためのコラボレーションハブを生成するためのコンピュータ可読媒体、方法及びシステム。コラボレーションハブは、推奨されるアクティブなユーザのリスト、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト、及び推奨される非同期コラボレーションスレッドのフィードを含み、グループベースのコミュニケーションシステム内の関連アクティビティがグループベースのコミュニケーションシステムのユーザに閲覧可能且つアクセス可能であるようになる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサによって実行されるときに、グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられた仮想コンテンツを生成する方法を実行するコンピュータ実行可能命令を格納する1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記方法は:
前記グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスに表示するためのコラボレーションハブを生成することを含み、前記コラボレーションハブは:
推奨されるアクティブなユーザのリスト;
前記推奨されるアクティブなユーザのリストのそれぞれのユーザに対応する複数の作動可能なコントロールであって、
前記複数の作動可能なコントロールは、前記それぞれのユーザとのテキストベースのコミュニケーションセッション又はマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成される、
複数の作動可能なコントロール;
推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト;及び
推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィード;
を含む、
媒体。
【請求項2】
前記推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィードにおける各非同期マルチメディアコラボレーションセッションは、トピック、関連付けられたユーザのセット、及びそれぞれの前記非同期マルチメディアコラボレーションセッション内で以前に共有された再生可能なコンテンツのプレビューを含む、
請求項1に記載の媒体。
【請求項3】
前記グラフィカルユーザインターフェイスは、前記推奨される非同期マルチメディアコラボレーションスレッドのフィードの1つの非同期マルチメディアコラボレーションスレッドに関連付けられた作動可能な応答ボタンを含み;
前記作動可能な応答ボタンがユーザによって選択されるとき、前記作動可能な応答ボタンは、前記ユーザのマルチメディアコミュニケーション応答を記録させる、
請求項2に記載の媒体。
【請求項4】
前記コラボレーションハブは、前記推奨されるアクティブなユーザのリストの各推奨されるアクティブなユーザのためのユーザ情報のセットをさらに含み、前記ユーザ情報は、ステータス情報を含む、
請求項1に記載の媒体。
【請求項5】
前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストは、各同期マルチメディアコラボレーションセッションのアクティブなステータスに基づいて選択される、
請求項1に記載の媒体。
【請求項6】
前記コラボレーションハブは、前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストの各アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションへの作動可能なリンクをさらに含み、前記作動可能なリンクがユーザによって選択された場合、前記ユーザは、前記グループベースのコミュニケーションシステム内のそれぞれの前記アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションに参加する、
請求項5に記載の媒体。
【請求項7】
前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストの各アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションは、前記グループベースのコミュニケーションシステムのそれぞれのグループベースのコミュニケーションチャネルに関連付けられる、
請求項6に記載の媒体。
【請求項8】
グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられたコラボレーションを生成するための方法であって、前記方法は:
前記グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスに表示するためのコラボレーションハブを生成することを含み、前記コラボレーションハブは:
推奨されるアクティブなユーザのリスト;
前記推奨されるアクティブなユーザのリストのそれぞれのユーザに対応する複数の作動可能なコントロールであって、
前記複数の作動可能なコントロールは、前記それぞれのユーザとのテキストベースのコミュニケーションセッション又はマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成される、
複数の作動可能なコントロール;
推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト;及び
推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィード;
を含む、
方法。
【請求項9】
前記推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィードにおける各非同期マルチメディアコラボレーションセッションは、トピック、関連付けられたユーザのセット、及びそれぞれの前記非同期マルチメディアコラボレーションセッション内で以前に共有された再生可能なコンテンツのプレビューを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記グラフィカルユーザインターフェイスは、前記推奨される非同期マルチメディアコラボレーションスレッドのフィードの1つの非同期マルチメディアコラボレーションスレッドに関連付けられた作動可能な応答ボタンを含み;
前記作動可能な応答ボタンがユーザによって選択されるとき、前記作動可能な応答ボタンは、前記ユーザのマルチメディアコミュニケーション応答を記録させる、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記コラボレーションハブは、前記推奨されるアクティブなユーザのリストの各推奨されるアクティブなユーザのためのユーザ情報のセットをさらに含み、前記ユーザ情報は、ステータス情報を含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストは、各同期マルチメディアコラボレーションセッションのアクティブなステータスに基づいて選択される、
請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記コラボレーションハブは、前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストの各アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションへの作動可能なリンクをさらに含み、前記作動可能なリンクがユーザによって選択された場合、前記ユーザは、前記グループベースのコミュニケーションシステム内のそれぞれの前記アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションに参加する、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストの各アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションは、前記グループベースのコミュニケーションシステムのそれぞれのグループベースのコミュニケーションチャネルに関連付けられる、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられた仮想コンテンツを生成するためのシステムであって、前記システムは:
前記グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられた情報を格納するデータストアと;
プロセッサであって:
前記グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスに表示するためのコラボレーションハブを生成するようにプログラムされ、前記コラボレーションハブは:
推奨されるアクティブなユーザのリスト;
前記推奨されるアクティブなユーザのリストのそれぞれのユーザに対応する複数の作動可能なコントロールであって、
前記複数の作動可能なコントロールは、前記それぞれのユーザとのテキストベースのコミュニケーションセッション又はマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成される、
複数の作動可能なコントロール;
推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト;及び
推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィード;
を含む、
プロセッサと;を有する、
システム。
【請求項16】
前記推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィードにおける各非同期マルチメディアコラボレーションセッションは、トピック、関連付けられたユーザのセット、及びそれぞれの前記非同期マルチメディアコラボレーションセッション内で以前に共有された再生可能なコンテンツのプレビューを含む、
請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記グラフィカルユーザインターフェイスは、前記推奨される非同期マルチメディアコラボレーションスレッドのフィードの1つの非同期マルチメディアコラボレーションスレッドに関連付けられた作動可能な応答ボタンを含み;
前記作動可能な応答ボタンがユーザによって選択されるとき、前記作動可能な応答ボタンは、前記ユーザのマルチメディアコミュニケーション応答を記録させる、
請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストは、各同期マルチメディアコラボレーションセッションのアクティブなステータスに基づいて選択される、
請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記コラボレーションハブは、前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストの各アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションへの作動可能なリンクをさらに含み、前記作動可能なリンクがユーザによって選択された場合、前記ユーザは、前記グループベースのコミュニケーションシステム内のそれぞれの前記アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションに参加する、
請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストの各アクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションは、前記グループベースのコミュニケーションシステムのそれぞれのグループベースのコミュニケーションチャネルに関連付けられる、
請求項19に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本出願は、2020年10月6日に出願された「AMBIENT, AD HOC, MULTIMEDIA COLLABORATION IN A GROUP-BASED COMMUNICATION SYSTEM」と題する米国非仮特許出願第17/064,344号、2020年10月6日に出願された「SNIPPET(S) OF CONTENT ASSOCIATED WITH A COMMUNICATION PLATFORM」と題する米国非仮特許出願第17/064,161号及び2021年5月14日に出願された「ASYNCHRONOUS COLLABORATION IN A COMMUNICATION PLATFORM」と題する米国非仮特許出願第17/320,620号と特定の共通の主題を共有している。上記出願は、その全体を参照により本明細書に援用する。
【0002】
[技術分野]
本発明の実施形態は、概して、マルチメディアコミュニケーション、より具体的には、グループベースのコミュニケーションシステムのための仮想マルチメディアコラボレーションコンテンツハブに関する。
【背景技術】
【0003】
従来、非対面コラボレーションは、送信者が送信してから数分後、数日後、又は数カ月後に受信者がメッセージを見ることができる非同期コミュニケーション(電子メールやグループベースのメッセージングなど)と、リアルタイムで発生するが事前にスケジュールされなければならない同期コミュニケーション(電話やビデオ会議など)に分割されてきた。これらの形式のいずれも、物理的なオフィスで自然に発生するような偶然の会話を再現することはできない。さらに、ユーザが非同期コミュニケーションと同期コミュニケーションの両方のマルチメディアコラボレーションに関連するコンテンツを1つの場所で表示する方法は現在ない。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施形態は、グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイス内に表示するためのコラボレーションハブを生成するためのコンピュータ可読媒体、システム、及び方法を提供することによって、上記の問題を解決する。コラボレーションハブは、推奨されるアクティブなユーザ、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッション、及び推奨される非同期マルチメディアコラボレーションスレッドに関する情報を含む。
【0005】
本発明の第1の実施形態は、プロセッサによって実行されるとき、グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられた仮想コンテンツを生成する方法を実行するコンピュータ実行可能命令を格納する1つ以上のコンピュータ可読媒体を対象とし、方法は、グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスに表示するためのコラボレーションハブを生成することを含み、コラボレーションハブは、推奨されるアクティブなユーザのリスト、推奨されるアクティブなユーザのリストのそれぞれのユーザに対応する複数の作動可能なコントロール(actuatable controls)であって、複数の作動可能なコントロールは、それぞれのユーザとのテキストベースのコミュニケーションセッション又はマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成される、複数の作動可能なコントロール、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト、及び推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィードを含む。
【0006】
本発明の第2の実施形態は、グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられた仮想コンテンツを生成する方法を対象とし、方法は、グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスに表示するためのコラボレーションハブを生成することを含み、コラボレーションハブは、推奨されるアクティブなユーザのリストと、推奨されるアクティブなユーザのリストのそれぞれのユーザに対応する複数の作動可能なコントロールであって、複数の作動可能なコントロールは、それぞれのユーザとのテキストベースのコミュニケーションセッション又はマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成される、複数の作動可能なコントロール、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト、及び推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィードを含む。
【0007】
本発明の第3の実施形態は、グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられた仮想コンテンツを生成するためのシステムを対象とし、システムは、グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられた情報を記憶するデータストアと、グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスに表示するためのコラボレーションハブを生成するようにプログラムされたプロセッサであって、コラボレーションハブは、推奨されるアクティブなユーザのリストと、推奨されるアクティブなユーザのリストのそれぞれのユーザに対応する複数の作動可能なコントロールであって、複数の作動可能なコントロールは、それぞれのユーザとのテキストベースのコミュニケーションセッション又はマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成される、複数の作動可能なコントロール、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト、及び推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッションのフィードを含む、プロセッサとを有する。
【0008】
本発明の追加の実施形態は、グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイス内に表示するためのセッションプレビューを生成することを対象とする。セッションプレビューは、セッション内のユーザ数、セッション内のユーザアクティビティ、及びセッションに関連する作動可能なコントロール(actuatable controls)のセットのうちの少なくとも1つを含むセッションの情報を示す。
【0009】
本発明の更なる実施形態は、グループベースのコミュニケーションシステム内で同期マルチメディアコラボレーションセッションを開始するための方法を対象とする。マルチメディアコラボレーションセッションが生成され、追加のユーザが、グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられたグラフィカルユーザインターフェイス内に表示するために生成されたセッション招待インターフェイスを使用して、マルチメディアコラボレーションセッションに招待される。
【0010】
この概要は、詳細な説明で以下にさらに説明される、概念の選択を簡略化された形式で導入するために提供される。この概要は、請求項に記載された主題の主要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図したものではなく、請求項に記載された主題の範囲を限定するために使用することを意図したものでもない。本発明の他の態様及び利点は、以下の実施形態の詳細な説明及び添付図面から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明の実施形態を、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
【0012】
図1A】本発明の特定の実施形態のための例示的なハードウェアプラットフォームを示す。
【0013】
図1B】本発明の実施形態を実施するためのシステムの要素を示すシステム図を示す。
【0014】
図2A】本発明のいくつかの実施形態に関連するコラボレーションハブを含むユーザインターフェイスを示す。
【0015】
図2B】本発明のいくつかの実施形態に関連するアクティブなマルチメディアコラボレーションセッションを有するチャネルのユーザインターフェイスを示す。
【0016】
図2C】本発明のいくつかの実施形態に関連するセッションが結合された後のアクティブなマルチメディアコラボレーションセッションのユーザインターフェイスを示す。
【0017】
図3】本発明のいくつかの実施形態に関連する非同期マルチメディアコラボレーションセッションのユーザインターフェイスを示す。
【0018】
図4】本発明のいくつかの実施形態に関連するグループベースのコミュニケーションシステム内でコラボレーションハブを生成する方法を示す。
【0019】
図5】本発明のいくつかの実施形態に関連するグループベースのコミュニケーションシステム内で同期マルチメディアコラボレーションセッションを開始する方法を示す。
【0020】
図6】本発明のいくつかの実施形態に関連するグループベースのコミュニケーションシステム内の非同期マルチメディアコラボレーションセッションのための方法を示す。
【0021】
図面は、本発明を本明細書に開示され説明される特定の実施形態に限定するものではない。図面は必ずしも縮尺通りではなく、代わりに本発明の原理を明確に示すことに重点が置かれる。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下の詳細な説明は、本発明を実施することができる特定の実施形態を示す添付図面を参照する。実施形態は、当業者が本発明を実施できるように本発明の態様を十分に詳細に説明することを意図している。他の実施形態を利用することができ、本発明の範囲から逸脱することなく変更を加えることができる。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で取られるものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲が権利を有する均等物の完全な範囲とともに、添付の特許請求の範囲によってのみ定められる。
【0023】
本説明において、「1つの実施形態」、「ある実施形態」又は「実施形態」という用語は、言及される1つ又は複数の特徴が技術の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本説明における「1つの実施形態」、「ある実施形態」又は「実施形態」という個別の言及は、必ずしも同一の実施形態を指すものではなく、また、そのように記載されている場合及び/又は説明から当業者が容易に明らかになる場合を除き、相互に排他的ではない。例えば、1つの実施形態に記載された特徴、構造、作用等は、他の実施形態にも含まれことがあるが、必ずしも含まれるものではない。従って、本技術は、本明細書に記載された実施形態の様々な組み合わせ及び/又は統合を含むことができる。
【0024】
図1Aは、本発明の特定の実施形態のための例示的なハードウェアプラットフォームを示す。コンピュータ102は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、サーバコンピュータ、スマートフォン又はタブレットのようなモバイルデバイス、又は汎用若しくは特殊用途のコンピューティングデバイスの任意の他のフォームファクタであることができる。コンピュータ102と共に示されているのは、説明のためのいくつかのコンポーネントである。いくつかの実施形態では、特定のコンポーネントは、異なって配置されるか、又は存在しないことがある。追加のコンポーネントが存在する場合もある。コンピュータ102にはシステムバス104が含まれており、これによりコンピュータ102の他のコンポーネントは相互に通信することができる。特定の実施形態では、複数のバスがあってもよく、又はコンポーネントが互いに直接通信してもよい。システムバス104に接続されているのは、中央処理装置(CPU)106である。また、システムバス104に接続されているのは、1つ以上のランダムアクセスメモリ(RAM)モジュール108である。また、システムバス104に接続されているのは、グラフィックカード110である。いくつかの実施形態では、グラフィックカード110は、物理的に分離されたカードではないことがあり、むしろマザーボード又はCPU106に統合されてもよい。いくつかの実施形態では、グラフィックカード110は、別個のグラフィック処理ユニット(GPU)112を有し、これはグラフィック処理又は汎用コンピューティング(GPGPU)に使用することができる。また、グラフィックカード110にはGPUメモリ114がある。グラフィックカード110に(直接又は間接的に)接続されているのは、ユーザインタラクションのためのディスプレイ116である。いくつかの実施形態では、ディスプレイは存在しないが、他の実施形態では、ディスプレイはコンピュータ102に統合されている。同様に、キーボード118及びマウス120のような周辺機器が、システムバス104に接続される。ディスプレイ116のように、これらの周辺機器は、コンピュータ102に統合されていても、存在しなくてもよい。いくつかの実施形態では、マイクロフォン又はビデオカメラのような追加の周辺機器も存在し、システムバス104に接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、そのような周辺機器は、有線又は無線接続を介してコンピュータ102に着脱可能に接続されていてもよい。タブレット又はスマートフォンのような他の実施形態では、これらの周辺機器は、コンピュータ102に統合されている。また、システムバス104に接続されているのはローカルストレージ122であり、これは、任意の形態のコンピュータ可読媒体であってもよく、コンピュータ102内に内部的に設置されてもよいし、外部的に取り外し可能に取り付けられてもよい。
【0025】
コンピュータ可読媒体は、揮発性及び不揮発性媒体、リムーバブル及び非リムーバブル媒体、及びデータベースによって読み取り可能な媒体を含む。例えば、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又はその他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)、ホログラフィックメディア又はその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、及びその他の磁気記憶装置を含む(ただし、これらに限定されない)。これらの技術は、一時的又は永続的にデータを格納できる。しかし、明示的に指定されていない限り、「コンピュータ可読媒体」という用語は、物理的ではあるが、ラジオ放送、ワイヤを介した電気信号、又は光ファイバケーブルを介した光パルスなどの一時的な信号伝送形態を含むと解釈してはならない。格納された情報の例は、コンピュータで使用可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、及びその他のデータ表現を含む。
【0026】
最後に、ネットワークインターフェイスカード(NIC)124もシステムバス104に取り付けられ、コンピュータ102がネットワーク126などのネットワークを介して通信することを可能にする。NIC124は、イーサネット、ATM、ファイバ、Bluetooth(登録商標)、又はWi-Fi(登録商標)(すなわち、IEEE 802.11標準ファミリ)など、当技術分野で知られた任意の形態のネットワークインターフェイスであることができる。NIC124は、コンピュータ102をローカルネットワークに接続し、ローカルネットワーク126は、コンピュータ128などの1つ以上の他のコンピュータ及びデータストア130などのネットワークストレージも含み得る。一般的に、データストア130などのデータストアは、必要に応じて情報を格納及び検索できる任意のリポジトリであり得る。データストアの例には、リレーショナル又はオブジェクト指向データベース、スプレッドシート、ファイルシステム、フラットファイル、LDAP及びActive Directoryなどのディレクトリサービス、又は電子メールストレージシステムが含まれる。データストアは、複雑なAPI(構造化クエリ言語など)、読み取り、書き込み、及びシーク操作のみを提供する単純なAPI、又はその間の任意のレベルの複雑さを介してアクセス可能であり得る。一部のデータストアは、バックアップやバージョン管理など、格納されているデータセットの管理機能を追加で提供し得る。データストアは、コンピュータ128などの単一のコンピュータに対してローカルであることができる、ローカルネットワーク126などのローカルネットワーク上でアクセス可能であることができる、又は、インターネット132を介してリモートでアクセス可能であることができる。ローカルネットワーク126は、次に、ローカルネットワーク126、リモートネットワーク134、又はコンピュータ136などの直接接続されたコンピュータなどの多くのネットワークを接続するインターネット132に接続される。いくつかの実施形態では、コンピュータ102はそれ自体がインターネット132に直接接続されることができる。
【0027】
図1Bは、本発明の実施形態を実行するためのシステム150の要素を示す。システム150は、ユーザ158、ユーザ160及びユーザ162にそれぞれ関連付けられたクライアントデバイス152、クライアントデバイス154及びクライアントデバイス156のような任意の数のクライアントデバイスを含む。システム150は、ユーザごとに1つのクライアントデバイスで描かれているが、個々のユーザは、同時に又は連続的に、複数のクライアントデバイスを使用して、グループベースのコミュニケーションシステムに接続し得る。同様に、いくつかの実施形態では、複数のユーザは、グループベースのコミュニケーションシステムにアクセスするために、単一のクライアントデバイスを(同時に又は連続的に)共有し得る。図1Bに示されるように、クライアントデバイスは、図1Aに関して上述した任意の形態のコンピューティングデバイスであり得る。特に、ユーザは、デスクトップ、ラップトップ、又はモバイルデバイスを使用して、グループベースのコミュニケーションシステムにアクセスし得る。グループベースのコミュニケーションシステムは、クライアントデバイスの専用ソフトウェア又はクライアントデバイスのWebブラウザを介してアクセスし得る。いくつかの実施形態では、チャネル管理者は、任意のクライアントデバイスを介して管理機能にアクセスすることができる。他の実施形態では、管理機能は、クライアントデバイスの限られたサブセットからのみ(例えば、クライアントデバイス152のみを介して)アクセスすることができる。いくつかの実施形態では、グループベースのコミュニケーションシステムは、チャネルベースのメッセージングプラットフォームである。
【0028】
グループベースのコミュニケーションシステムは、グループベースのコミュニケーションシステムサーバ164によってホストされる。グループベースのコミュニケーションシステムサーバ164は、専用サーバ、共有サーバ、クラウドコンピューティング環境における仮想マシンインスタンス、又は図1Aに関して上述した他の形態のコンピューティングデバイスであり得る。単一のグループベースのコミュニケーションシステムサーバ164が示されているが、このような複数のグループベースのコミュニケーションシステムサーバを有する実施形態も、グループベースのコミュニケーションシステムの異なるインスタンス間のスケール、冗長性及び/又は分離を提供するように意図されている。例えば、ソフトウェア開発会社は、セキュリティ上の理由から、自社のグループベースのコミュニケーションシステムを競合他社のグループベースのコミュニケーションシステムと同じサーバでホストすることを望まないかもしれない。サーバ164は、ネットワーク166を介してクライアントデバイス152,154及び156に通信可能に結合される。ネットワーク166は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)又はインターネットであり得る。大まかに言えば、システム150の様々なコンポーネント間の通信を提供するための任意のタイプのネットワークが考えられる。グループベースのコミュニケーションシステムサーバ164は、ウェブベースのクライアントを可能にするウェブサーバ機能と、専用アプリを使用するクライアントを可能にする非ウェブサーバ機能を提供し得る。あるいは、ウェブベースのクライアントと専用アプリクライアントの両方が単一のウェブサーバを使用してもよく、ウェブサーバが専用アプリサーバへのウェブベースのアクセスを提供するゲートウェイであってもよい。様々な種類のクライアントアプリケーション間の通信を可能にするための他の技術もまた考えられている。
【0029】
グループベースのコミュニケーションシステムデータストア168は、グループベースのコミュニケーションシステムサーバ164に通信可能に接続される。図示されているように、グループベースのコミュニケーションシステムデータストア168は、グループベースのコミュニケーションシステムサーバ164に直接接続される;しかしながら、あらゆる形態の通信接続(例えば、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ネットワークファイルシステム(NFS)、又はクラウドベースのストレージ)を使用することができる。大まかに言えば、グループベースのコミュニケーションシステムデータストア168は、グループベースのコミュニケーションシステムサーバ164によって使用されるすべての永続的な情報を格納する。例えば、グループベースのコミュニケーションシステムデータストア168は、関連するチャネルを含むすべてのメッセージ、特定のチャネルにアップロードされたドキュメント及び画像、チャネルのメンバーシップ情報及び/又はユーザ情報を格納し得る。いくつかの実施形態では、コラボレーションセッションがアーカイブされ、その後の検索のためにグループベースのコミュニケーションシステムデータストア168に格納され得る。前述したように、複数のグループベースのコミュニケーションシステムサーバがシステム150に存在し得る。そのような実施形態では、各グループベースのコミュニケーションシステムサーバは、グループベースのコミュニケーションシステムデータストア168の独自のコピーを有し得る。あるいは、複数のグループベースのコミュニケーションシステムサーバは、単一のネットワーク接続されたグループベースのコミュニケーションシステムデータストアを共有し得る。あるいは又はさらに、これらの実施形態のいずれかにおいて、データは、複数のグループベースのコミュニケーションシステムデータストアにまたがって共有され得る。
【0030】
リアルタイムメディアサーバ170は、グループベースのコミュニケーションシステムサーバ164及びクライアントデバイス152,154及び156にも通信可能に結合される。リアルタイムメディアサーバは、以下にさらに詳細に説明するように、グループベースのコミュニケーションシステムのユーザ間のリアルタイムマルチメディアコラボレーションセッションのマルチメディアの側面を管理する。「マルチメディア」という用語は、簡潔さのために本明細書で使用される;しかしながら、本明細書で使用される用語は、オーディオのみのストリーム、ビデオのみのストリーム、オーディオ/ビデオストリーム、又は1つ以上のメディアストリームの他の任意の組み合わせを意図することを理解すべきである。
【0031】
図示されているように、リアルタイムメディアサーバ間の通信はネットワーク166を介している。しかしながら、いくつかの実施形態では、コラボレーションセッションのリアルタイム性は、通信結合の一部又は全部のために異なるネットワークを介して接続することによってより良く提供され得る。例えば、特定のクライアントデバイスは、通常、セルラーデータ接続を介してグループベースのコミュニケーションシステムサーバ164に接続し得るが、マルチメディアコラボレーションセッションが帯域幅に対する追加需要に対応し始めるとき、WiFi接続に切り替わり得る。いくつかの実施形態では、クライアントデバイスは、ハブアンドスポーク設定を使用してリアルタイムメディアサーバ170を介してマルチメディアコラボレーションデータを相互に通信し得る。他の実施形態では、クライアントデバイスは、ピアツーピア又はスーパーノードアーキテクチャを使用して直接相互に通信し得る。さらに他の実施形態では、同じネットワーク上のクライアントデバイスは、IPマルチキャストなどのマルチキャストネットワークプロトコルを使用して相互に通信し得る。さらに他の実施形態では、クライアントデバイス間のメディア通信は、エッジベーススケーリングコンテンツ配信ネットワークを介し得る。
【0032】
図2Aは、コラボレーションハブ202とサイドバーペイン204とを含む例示的なユーザインターフェイス200Aを示す。いくつかのそのような実施形態では、ユーザインターフェイス200Aは、グループベースのコミュニケーションシステムに関連付けられたグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)であり得る。さらに、ユーザインターフェイス200Aは、クライアントデバイス152,154又は156のいずれかに表示するために、前記クライアントデバイスのいずれかを操作するインスタントユーザに生成され得る。コラボレーションハブ202は、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト206、推奨されるアクティブなユーザのリスト208、及びマルチメディア又はビデオスレッド210を含む非同期マルチメディアコラボレーションセッション又は会議のフィードの少なくとも1つを含み得る。同期マルチメディアコラボレーションセッションは、いくつかの実施形態では、ビデオチャット、オーディオチャット、画面共有、共同作業、及び2人以上のユーザ間の同期コミュニケーションの他の形態のようなマルチメディアコミュニケーションの同期形態を含む。あるいは、非同期マルチメディアコラボレーションセッション又は会議は、非同期に閲覧可能な投稿ビデオ及びテキストベースのメッセージコミュニケーションのような非同期形態のコミュニケーションを含む。ビデオメッセージのような非同期形態のコミュニケーションに関連する追加の詳細は、2020年10月6日に出願された米国特許出願第17/064,161号に記載されており、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの例では、非同期コラボレーションセッションへのビデオ応答は、その全内容が参照により本明細書に組み込まれる、2020年5月14日に出願された米国特許出願第17/320,620号に本明細書に記載されているように、ビデオスレッド及び/又はフィードを作成するように一緒にスレッド化されることができる。
【0033】
同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト206は、コラボレーションハブ202上で推奨のために選択された1つ以上のアクティブなコラボレーションセッションを含み得る。例えば、コラボレーションセッションは、コラボレーションハブ202がインスタントユーザによって表示されている間、現在アクティブであるため、ユーザインターフェイス200Aに表示された複数のコラボレーションセッションから選択され得る。さらに、コラボレーションセッションは、セッションとのユーザインタラクション又はセッションとのインスタントユーザの何らかの関連に部分的に基づいて選択され得る。例えば、推奨されるコラボレーションセッションは、インスタントユーザがそれぞれのコラボレーションセッションのメンバーである又はそれぞれのコラボレーションセッションに招待されていることに部分的に基づいてコラボレーションハブ202に表示され得る。推奨されるコラボレーションセッションは、アクティブなコラボレーションセッションの一部である他のユーザとインスタントユーザの関連付けに基づいて表示され得る。いくつかの例では、コラボレーションハブ202は、ユーザの組織、ユーザのプロファイルの属性、ユーザが関連付けられ得るトピック及びプロジェクト、ユーザに関連付けられているプロジェクト、ユーザが関連付けられているチャネル、及びその他の要因に基づいてコラボレーションセッションを表示し得る。
【0034】
推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト206は、さらに、リストされた推奨セッションの各セッションに参加するための、作動可能な参加セッションボタン212を有し得る。いくつかの実施形態では、参加セッションボタン212は、それぞれのマルチメディアコラボレーションセッションに参加するための、作動可能なリンクであり得る。例えば、参加セッションボタン212は、ボタン212をクリック又はタップすることによって、ユーザインターフェイス200A内から選択され得る。参加セッションボタン212が作動されると、インスタントユーザは、参加セッションボタン212に関連付けられたマルチメディアコラボレーションセッションに追加され得る。いくつかの実施形態では、推奨されるアクティブなマルチメディアコラボレーションセッションのリスト206は、それぞれのセッションに対する追加情報をさらに含む。例えば、リスト206は、示されるように、セッション内のユーザの表示、セッション内のユーザ数の表示、及びセッションに関連付けられたグループベースのコミュニケーションチャネルの表示のうちの少なくとも1つを含み得る。いくつかの実施形態では、アクティブなセッションのリストは、新たなセッションを作成するための作動可能なコントロールを含み得、新たに作成されたセッションをアクティブなセッションのリストに追加させる。代替的に又はそれに加えて、コラボレーションセッションがビデオコンポーネント(1人又は複数のユーザのビデオ、画面共有、共同作業など)を含む場合には、ビデオコンポーネントを示すサムネイルが描かれ得る。いくつかの実施形態では、このサムネイルは静的であってもよい。他の実施形態では、完全に動的であってもよく、又は、帯域幅の消費を削減するために、一連のサムネイルをアニメーション化してもよい。さらに、セッションの名前、セッションのトピック、セッションがアクティブであった時間、セッションの参加者数、及び他のセッション関連情報が、コラボレーションハブ202に含まれ得る。いくつかの実施形態では、各マルチメディアコラボレーションセッションは、グループベースのコミュニケーションシステムのチャネルに関連付けられ得る。いくつかの実施形態では、同期マルチメディアコラボレーションセッションは、チャネルに関連付けられていないグループメッセージ又はダイレクトメッセージの一部であるユーザに関連付けられ得る。いくつかの実施形態では、セッションプレビュー248が、図2Cに示されるように、アクティブなセッションの一部又は全部について示される。いくつかの実施形態では、同期コラボレーションセッションは、セッションのトピックを示すセッショントピック238を含む。セッショントピック238は、任意のユーザ定義トピックであってもよいし、トピックの事前入力リスト(例えば、ユーザの利便性のために、よく使用されるトピックのリストが提供され得る)から選択されてもよい。ユーザは、トピック入力フィールドに入力することによってセッションに任意のトピックを追加し得る。いくつかの実施形態では、プレビューは、画面共有が発生していることを示す通知及びどのユーザが画面共有しているかの表示を含み得る画面共有プレビューを含む。
【0035】
いくつかの実施形態では、ユーザは、任意の時点で単一のアクティブな同期コラボレーションセッションにのみ参加し得る。したがって、第2のアクティブな同期コラボレーションに参加することは、ユーザに第1のアクティブな同期コラボレーションセッションを離れさせる。いくつかの実施形態では、ユーザは複数のアクティブな同期コラボレーションセッションの一部であり得る。
【0036】
いくつかの実施形態では、推奨されるアクティブなユーザのリスト208は、ユーザアクティビティ、ユーザインタラクション、又は他のユーザ情報の少なくとも1つに基づいて推奨される複数のグループベースのコミュニケーションシステムユーザを含み得る。例えば、推奨されるアクティブなユーザのリスト208は、グループベースのコミュニケーションシステム内のユーザのアクティブなステータス、グループベースのコミュニケーションチャネル内でコミュニケーションするユーザのような歴史的、最近の、若しくは頻繁なユーザインタラクション、又はユーザが他のユーザとチャネル内で共通のメンバーシップを共有することを決定することなどのユーザ間のいくつかの類似性に基づいて、複数のユーザから選択され得る。推奨されるアクティブなユーザのリスト208は、各ユーザのユーザ情報を含み得る。例えば、ユーザのステータス情報214は、図示されているように、コラボレーションハブ202上に表示され得る。ステータス情報は、ユーザがグループベースのコミュニケーションシステム内でアクティブであることの表示、ユーザが現在コラボレーションセッション中であることの表示、ユーザがスケジュールされた会議中であることの表示、ユーザが休暇中であることの表示、ユーザがリモートで作業していることの表示、又はユーザが在宅で病気であることの表示のうちの1つ以上を含み得る。いくつかの実施形態では、ステータス表示は、ユーザがアクティブであるか、アイドルであるか、又はオフラインであるかなどのプレゼンス情報を含む。いくつかの実施形態では、追加のタイプのステータス情報が意図されていることを理解すべきである。
【0037】
いくつかの実施形態では、推奨されるアクティブなユーザのリスト208は、それぞれのリストされたアクティブなユーザに対応する複数の作動可能なボタン216をさらに含む。例えば、作動可能なボタン216は、選択されるとき、テキストベースのコミュニケーションセッション又はマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成され得る。いくつかの実施形態では、各リストされたアクティブなユーザは、図示されているように、2つのそれぞれの作動可能なボタン216、すなわち、同期マルチメディアコラボレーションセッションを開始するための第1のボタン及びテキストベースのコミュニケーションセッションを開始するための第2のボタンと共に現れ得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、第2のボタンをクリックして非同期ビデオスレッドを開始することにより、非同期会議を開始し得る。いくつかの実施形態では、テキストベースのコミュニケーションセッションを開始することは、グループベースのコミュニケーションシステムのユーザインターフェイス200Aを、それぞれの作動可能なボタンに関連付けられたリストされた推奨されるユーザと共有されるダイレクト(個人対個人)メッセージチャネルにリダイレクトすることを含み得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、1つ以上の推奨される非同期マルチメディアコラボレーションセッション又は会議210は、非同期会議セクション210に表示される。いくつかの実施形態では、非同期マルチメディアコラボレーションセッションは、トピックが会議スレッドの開始時にメッセージに投稿され、会議の参加者がメッセージ又はビデオ応答を投稿することによって応答する非同期会議である。いくつかの実施形態では、応答は会議に対応するビデオスレッドに集約される。いくつかの実施形態では、ビデオ応答のサブセットのプレビューが非同期コラボレーションセッション又はスレッド内に示され得る。いくつかの実施形態では、コラボレーションハブに表示される各非同期コラボレーションセッションは対話可能(interactable)であり、ユーザは非同期コラボレーションセッションに直接応答を投稿する又は特定の非同期コラボレーションセッションへのビデオ応答を見ることができる。いくつかの実施形態では、ビデオスレッドをクリックすることは、非同期会議に関連付けられたスレッド全体が別のスレッドペインで開かれるようにする。いくつかの実施形態では、ユーザはスレッドペインで投稿された各メッセージと対話し得る。いくつかの実施形態では、非同期コラボレーションセッションの各々のプレビューが、1つ以上の非同期再生可能なビデオ218、応答ボタン220、テキストベースのコミュニケーションボタン222、及びユーザ追加ボタン224を含む、コラボレーションハブ202上に表示するために生成され得る。非同期再生可能なビデオ218は、非同期コラボレーションセッションのスレッド内で他のユーザによって共有されるビデオであり得る。いくつかの実施形態では、非同期コラボレーションセッションのプレビューを選択することは、完全なスレッドをより詳細に又は新しいペインに最新の投稿を表示するスレッドの部分ビューを示し得る。いくつかの実施形態では、各コラボレーションセッションは、グループベースのコミュニケーションシステムのチャネルに関連付けられ得る。例えば、非同期マルチメディアコラボレーションセッションは、図示されるように、グループベースのコミュニケーションシステムのアナウンスチャネル内でホストされ得る。したがって、チャネル名が非同期コラボレーションセッションのスレッドと共に表示され得る。
【0039】
応答ボタン220は、各非同期コラボレーションセッション又は非同期コラボレーションセッションのサブセットに含まれ得、ユーザがマルチメディア又はテキストコミュニケーションの応答を記録又はその他の方法で非同期コラボレーションセッションに投稿することを可能にする。例えば、ユーザがボタンをクリック又はタップすることによって応答ボタン220を作動させるとき、ユーザは、非同期コラボレーションセッションに関連付けられたスレッドに追加され得るビデオ応答の録画を開始し得る。さらに、テキストベースのコミュニケーションボタン222が、ユーザがそれぞれのスレッド内で共有されるテキストメッセージのコミュニケーションを作成することを可能にする各非同期コラボレーションセッションに含まれ得る。いくつかの実施形態では、ユーザ追加ボタン224は、ユーザが非同期マルチメディアコラボレーションセッションに追加されることを可能にする非同期ミーティングと共に表示され得る。例えば、ユーザは、ユーザ追加ボタン224をクリック又はタップし得、これにより、ユーザインターフェイス200Aに表示するために「ユーザ追加」モーダルを生成される。「ユーザ追加モーダル」は、ユーザディレクトリ又はセッションの推奨されるユーザのセットに基づいて、コラボレーションセッションに追加される選択のための複数のユーザを含み得る。いくつかの実施形態では、非同期コラボレーションセッションが関連付けられているチャネル、ダイレクトメッセージ、又はグループメッセージに関連付けられている任意のユーザは、応答を投稿し得る。
いくつかの実施形態では、非同期会議にユーザを追加することは、会議メッセージの本文に追加されたユーザを具体的に記載する。いくつかの実施形態では、ユーザを記載すると、非同期コラボレーションセッションがあるという通知又は警告が記載されたユーザに送信される。いくつかの実施形態では、ユーザを追加することは、追加されたユーザは、ユーザが以前に表示権限を持っていなかったとしても、非同期コラボレーション会議に応答することを可能にする。
【0040】
サイドバーペイン204は、グループベースのコミュニケーションシステムの複数のチャネルをリストするチャネルセクション280と、グループベースのコミュニケーションシステムの他のユーザとの複数のダイレクトメッセージをリストするダイレクトメッセージセクション282とを含む。いくつかの実施形態では、複数のユーザ間のグループメッセージもダイレクトメッセージセクションにリストされ得る。いくつかの実施形態では、ユーザがアクセスできるチャネルのみ(又はユーザがメンバーであるチャネルのみ)が含まれる。チャネルは、ダイレクトメッセージチャネル、パブリックチャネル及びプライベートチャネルの任意の組み合わせを含み得る。さらに、いくつかの実施形態では、チャネルがアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションに関連付けられている場合、セッションインジケータ226が、セッションがチャネル上で現在ホストされていることを示すチャネル名の隣に含まれ得る。さらに、セッションインジケータ226は、示されるように、セッション内で現在参加しているユーザの数を示し得る。
【0041】
図2Bは、ユーザがセッションに参加する前のアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションを有するチャネル228のユーザインターフェイス200Bを示す。ユーザインターフェイス200Bは、セッション内の参加者数を示すセッションインジケータ226を有するチャネル228を含むサイドバーペイン204を含む。さらに、サイドバーペイン204は、選択されたチャネル228を、チャネル名が強調表示され、アウトライン化され、異なる色若しくはフォントで表示され、又は特定のチャネルが現在選択され、グループベースのコミュニケーションシステム内で開かれていることを示す何らかの方法で示し得る。サイドバーペイン204に加えて、ユーザインターフェイス200Bは、チャネルコミュニケーションペイン230を含む。チャネルコミュニケーションペイン230は、選択されたチャネル内で共有される複数のコミュニケーションを含む。例えば、複数のメッセージ232がチャネルメンバーによってチャネル内に投稿され得る。ユーザインターフェイス200Bは、チャネル内でメッセージ、添付ファイル、及び他のコミュニケーションを共有するためのコミュニケーション入力フィールド234をさらに含み得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、選択されたチャネルが現在アクティブな同期コラボレーションセッションを含む場合、セッションプレビュー236がユーザインターフェイス200Bに表示するために生成され得る。いくつかの実施形態では、同期コラボレーションセッションインジケータ226がサイドバーペイン204からクリックされるとき、セッションプレビュー236が生成される。いくつかの実施形態では、アクティブなセッションインジケータがチャネルヘッダに表示され得、アクティブなセッションインジケータをクリックすると、セッションプレビュー236が表示される。セッションプレビュー236は、セッショントピック238の表示、セッション内の1人以上のユーザ240の表示、1人以上のユーザ240の各々に対するオーディオステータス242の表示、参加ボタン244、及び/又は参加ミュートボタン246を含み得る。オーディオステータス242は、それぞれのユーザがマルチメディアコラボレーションセッション内でミュートされているか、ミュート解除されているか、又は話しているかを示し得る。いくつかの実施形態では、セッション内のユーザ240の各表示は、プロフィール画像又はユーザ名のような静止画像である。他の実施形態では、各表示は、ユーザのライブビデオフィードからのビデオサムネイルである。さらに他の実施形態では、一部のユーザは静止画像によって示され、他のユーザはビデオサムネイルによって示される。したがって、セッションプレビュー236は、セッションに参加する前に、マルチメディアコラボレーションセッションがチャネルで現在進行中であるかどうか、及びどのユーザがマルチメディアコラボレーションセッションにいるか、及びセッション内の各ユーザのオーディオステータスをユーザが見ることを可能にする。参加ボタン244は、クリック又はタップされるとき、マルチメディアコラボレーションセッションにユーザを自動的に参加させる作動可能なボタンである。同様に、参加ミュートボタン246は、ユーザがマイクをミュートした状態でセッションに参加することを可能にする。いくつかの実施形態では、ユーザがセッションの流れを中断することなく静かにセッションに参加できるように、参加ミュートボタン246を含むことが望ましい場合がある。さらに、ユーザは、他のユーザの話を聞くためだけにセッションに参加し、セッション内で積極的にコミュニケーションしたくない場合がある。
【0043】
いくつかの実施形態では、セッションプレビュー236は、チャネルコミュニケーションペイン230の一部を覆うポップオーバーウィンドウとして表示され得る。さらに、いくつかの実施形態では、セッションプレビュー236は、ユーザがセッションプレビュー236をドラッグしてユーザインターフェイス200B内の位置を調整できるように移動可能である。さらに、いくつかの実施形態では、セッションプレビュー236は、セッションプレビュー236がコミュニケーション入力フィールド234を覆わないように、ユーザインターフェイス200Bの全体サイズに合わせて自動的にスケーリングする。例えば、ユーザがユーザインターフェイス200Bのウインドウの端をクリック及びドラッグすることによってユーザインターフェイス200Bのウインドウサイズを縮小した場合、ユーザインターフェイス200Bのウインドウサイズの変化に基づいてセッションプレビュー236のサイズが自動的に調整される。このようないくつかの実施形態では、コミュニケーション入力フィールド234が常に表示され、ユーザがセッションプレビュー236を同時に表示しながらメッセージコミュニケーションを入力できるように、セッションプレビュー236のサイズを自動的に調整することが望ましいことがある。さらに依然として、いくつかの実施形態では、ユーザは手動でセッションプレビュー236のサイズを調整することができる。いくつかの実施形態では、セッションプレビュー248は、図2Cに示すように、ユーザインターフェイス200B上のサイドバーペイン204の下部に表示される。いくつかの実施形態では、セッションプレビューペインは、ユーザによってユーザインターフェイス内で自由に移動可能であり得る。
【0044】
図2Cは、セッションがユーザによって参加された後のアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのためのユーザインターフェイス200Cを示す。したがって、セッションプレビュー236は、圧縮されたセッションプレビュー248に圧縮されてもよい。いくつかの実施形態では、セッションプレビュー248は、図2Aに示されるコラボレーションハブ202内のアクティブなセッションのリストに示され得る。他の実施形態では、以下でさらに詳細に説明するように、セッションプレビュー248は、ユーザがグループベースのコミュニケーションシステムをナビゲートするときに、ユーザインターフェイス200Cのサイドバーペイン204に現れる。そのような実施形態では、圧縮されたセッションプレビュー248は、上述のセッションプレビュー236からの情報のサブセットを含む。例えば、圧縮されたセッションプレビュー248は、セッショントピック238を含む。いくつかの実施形態では、圧縮されたセッションプレビュー248は、さらに、セッション内で現在話しているユーザを示す現在のスピーカ表示250(現在のスピーカ表示250は、240における対応するユーザ識別子表示と類似している)、セッション内のインスタントユーザのマイクをミュートするように動作可能なミュートボタン252、セッション内でインスタントユーザの画面を共有するように動作可能な画面共有ボタン254、セッションに追加のユーザを追加するためのユーザ追加ボタン256、及び終了ボタン258を含む。いくつかの実施形態では、終了ボタン258は、圧縮されたセッションプレビュー248を閉じるように動作可能である。あるいは、いくつかの実施形態では、終了ボタン258は、インスタントユーザがセッションから削除されるようにセッションを終了する。
【0045】
いくつかの実施形態では、同期コラボレーションセッションは、ビデオ、オーディオ、ホワイトボード若しくはボードのようなコラボレーションツール、サードパーティアプリケーションプラグイン、ソースコードエディタ、ドキュメントエディタ、ウェブブラウザ、スプレッドシート、プレゼンテーションソフトウェア、ゲーム、写真若しくはビデオ編集ソフトウェア、コマンドラインターミナル、又はファイルブラウザ及び/又は他の共同作業ツールも意図されるなどのマルチメディアをセッションに追加するための追加のアフォーダンスを含む。例えば、同期マルチメディアコラボレーションセッションのユーザは、テキスト、ビデオ、オーディオ、添付ファイル、及び他の形式のメディアのいずれかを使用してコミュニケーションし得る。いくつかの実施形態では、複数の形式のメディアが同時に同期的にストリーミングされ得る。例えば、ユーザは、セッションに関連付けられたホワイトボードにテキストベースのメッセージ又は画像を投稿しながら、ビデオ通話で話し得る。いくつかの実施形態では、テキスト及び画像コンテンツを含むホワイトボードは、ユーザが同時に様々な形式のメディアを使用してリアルタイムで自由にコラボレーションできるように、同期マルチメディアコラボレーションセッションの各ユーザに見える。
【0046】
ユーザインターフェイス200B及び200Cの一例では、第1のユーザは、同期マルチメディアコラボレーションセッションを使用して実行される予定の会議のための会議議題を含むグループベースのコミュニケーションシステム上のディスカッションチャネルにメッセージを投稿する。第1のユーザは、ディスカッションチャネル内でマルチメディアコラボレーションを開始し、セッションプレビュー236に表示される開始されるセッション「10 AM会議」のセッショントピックを設定する。さらに、セッションプレビュー236は、セッション内のユーザおよびそのマイクステータスを表示する。
【0047】
まだセッションに参加していないディスカッションチャネル内のユーザのために、参加ボタン244及び参加ミュートボタン246が、セッションプレビュー236に追加的に表れて当該ユーザがセッションに参加することを可能にし得る。例えば、第5のユーザがディスカッションチャネルのメンバーであり、セッションに参加するために参加ボタン244を選択する。第5のユーザがセッションに参加することに応答して、セッションプレビュー236は、図2Cに示すように、圧縮されたセッションプレビュー248に圧縮され得る。したがって、第5のユーザは、セッション内で誰が話しているか、及び他のセッション関連情報を見ることができる。第5のユーザは、図2Cに示すように、グラフィカルユーザインターフェイスのサイドバーで圧縮されたセッションプレビューを同時に見ながら、別のチャネルを見るためにグラフィカルユーザインターフェイスを移動し(traverse)得る。したがって、第5のユーザは、コミュニケーション入力フィールド234を使用して、ディスカッションチャネルのセッションに参加したままで、アナウンスチャネルのユーザと対話するためにテキストメッセージをドラフトし得る。
【0048】
さらに、ユーザインターフェイス200Cは、選択されたチャネル表示228と、アクティブなセッションを示すセッション表示226とを含む。さらに、ユーザインターフェイス200Cは、チャネルコミュニケーションペイン230を含む。いくつかの実施形態では、ユーザは、マルチメディアコラボレーションセッションに参加しながら、グループベースのコミュニケーションシステムをナビゲートすることができる。例えば、図示されているように、インスタントユーザは、「ディスカッション」チャネルでホストされるセッションに参加しながら、「アナウンス」チャネルを選択されたチャネルとして見ることができる。「ディスカッション」及び「アナウンス」チャネルは、グループベースのコミュニケーションチャネルの単なる例に過ぎず、任意の数のチャネルが、本発明の実施形態の様々な適用のための任意の多様なチャネル名に含まれ得ることを理解すべきである。
【0049】
いくつかの実施形態では、図2Cに示されるように、非同期マルチメディアコラボレーションセッション260は、示されるように、グループベースのコミュニケーションシステムのチャネル内でホストされ得る。他の実施形態では、非同期マルチメディアコラボレーションセッション260は、グループベースのコミュニケーションシステムのダイレクトメッセージ又は複数人のダイレクトメッセージから開始され得る。ここで、マルチメディアコラボレーションセッションは、示されるように、対応するスレッドに投稿される1つ以上のビデオ及びテキストメッセージコミュニケーション応答を含み得る。代替的に又は追加的に、このスレッドの表現が図2Aの「コラボレーションハブ」に示され得る。例えば、ユーザは、マルチメディアコラボレーションセッションを開始又はそれに応答するために、チャネル内で再生可能なビデオを投稿し得る。さらに、チャネルコミュニケーションペイン230は、再生可能なビデオ218に対するテキスト応答及びビデオ応答を含み得る。いくつかの実施形態では、再生可能なビデオ218に対するテキスト応答は、チャネルに投稿された元の再生可能なビデオ218に隣接するテキストベースのコミュニケーションボタン222をユーザがクリックすることに応答して生成され得る。同様に、ビデオ応答は、応答ボタン220をユーザがクリックすることに応答して生成され得る。例えば、ビデオ応答は、応答ボタン220をユーザがクリックすることに応答して録画されたビデオデータを含み得る。
【0050】
非同期マルチメディアコラボレーションセッションスレッド260は、示されるように、チャネルコミュニケーションペイン230に現れ得る。いくつかの実施形態では、非同期マルチメディアコラボレーションセッションスレッド260は、示されるように、いくつかの実施形態ではビデオスレッドであるスレッド260のユーザ選択記述を含むセッショントピック262を含む。さらに、非同期マルチメディアコラボレーションセッションスレッド260は、示されるように、スレッド内の応答数を示す応答表示264を含む。応答は、ビデオ応答又はテキスト応答のいずれかを含み得る。いくつかの実施形態では、スレッド拡張ボタン266が含まれており、これは、ユーザによって選択されると、示されるように、スレッド内の応答を拡張スレッドペイン270に表示することによってスレッドを拡張する。したがって、拡張スレッドペイン270は、第1の再生可能なビデオ272、第2の再生可能なビデオ274、及び第3の再生可能なビデオ276を含む。いくつかの実施形態では、第1の再生可能なビデオ272は、スレッドの元の再生可能なビデオ218であり、第2及び第3の再生可能なビデオ274,276は、その後に投稿されたビデオ応答である。オーディオのみのメディア、テキストメディア、及び添付ファイルなどのメディアコンテンツの追加形態が、スレッドに投稿されることが意図されていることを理解すべきである。
【0051】
いくつかの実施形態では、スレッド入力フィールド278が、拡張されたスレッドペイン270の下に含まれる。スレッド入力フィールド278は、ユーザがスレッド260への応答を直接入力することを可能にする。いくつかの実施形態では、スレッド入力フィールド278は、コミュニケーション入力フィールド234に類似しており、ユーザがテキストメッセージコミュニケーションを生成及び編集し、マルチメディアファイル添付を追加することを可能にする。
【0052】
上述の例で示されているように、コラボレーションハブ202は、図2Aに示されているように、グループベースのコミュニケーションシステム内のユーザアクティビティに基づいて関連するコラボレーションの形態を推奨することによって、ユーザにユニークな体験を提供する。したがって、ユーザは、単一のインターフェイスから、同期マルチメディアコラボレーションセッション、非同期マルチメディアコラボレーションスレッド、及び個々のユーザとのコミュニケーションを迅速に見ること及びアクセスすることができる。さらに、コラボレーションハブ202は、どのユーザが現在アクティブであるか、アクティブなユーザが何をしているか、及びアクティブに発生している各セッションのユーザ数など、グループベースのコミュニケーションシステム内の様々な詳細をユーザに知らせるプレビュー及び追加情報を含む。いくつかの実施形態では、コラボレーションハブ202は、各セッションの参加者のユーザにさらに通知し得る。さらに、本発明の実施形態は、グループベースのコミュニケーションシステム内で自由にマルチタスクを行う能力をユーザに提供する。例えば、ユーザは、別のチャネルで同期マルチメディアコラボレーションセッションに積極的に参加しながら、1つのチャネルでメッセージ又はビデオを投稿し、スレッドにコメントすることができる。したがって、グループベースのコミュニケーションシステムにおけるユーザの生産性は、このような多様な同期及び非同期形式のコミュニケーション及びコラボレーションオプションを提供することによって向上する。
【0053】
図3は、グループベースのコミュニケーションシステム内の非同期マルチメディアコラボレーションセッションのための再生可能なビデオを録画及び生成するための非同期セッションインターフェイス300を示す。非同期セッションインターフェイス300は、クライアントデバイス152,154又は156のうちの1つの画面に表示するために生成され得る。いくつかの実施形態では、非同期セッションインターフェイス300は、ユーザが非同期マルチメディアコラボレーションセッションでビデオを投稿するためにコントロールを作動させた後に、ユーザに表示され得る。いくつかの実施形態では、非同期セッションインターフェイス300は、グループベースのコミュニケーションシステム内で非同期マルチメディアコラボレーションセッションを開始するユーザに応答して、又はユーザが応答ボタン220を選択した後に表示される。
【0054】
一例では、録画ユーザは、再生可能なビデオを録画することを終了したばかりであり、このビデオは、録画ユーザが前のビデオ又は非同期マルチメディアコラボレーションセッションで投稿された他のコンテンツに応答して話しているビデオクリップを含む。従って、いくつかの実施形態では、再生可能なビデオのプレビューは、非同期セッションインターフェイス300のバックグラウンドで表示するために生成され得る。あるいは、別の例では、非同期セッションインターフェイス300は、ビデオデータのライブストリームが非同期セッションインターフェイス300に表示されるように、録画ユーザが再生可能なビデオを能動的に録画している間に表示され得る。
【0055】
非同期セッションインターフェイス300は、図示されるように、再生可能なビデオのためのトピックを設定するように録画ユーザに通知するトピック通知302を含む。いくつかの実施形態では、トピック通知302は、録画が終了した後に生成される。さらに、トピック入力フィールド304が、録画ユーザが録画されたビデオのトピックをタイプ又は入力するために含まれ得る。いくつかの実施形態では、トピック入力フィールド304は、ユーザが録画されたビデオのユーザ定義のトピックをタイプすることを可能にするテキスト入力フィールドを含む。いくつかの実施形態では、トピック入力フィールド304は、画像入力又は絵文字がトピックに追加されることをさらに可能にすることを理解すべきである。したがって、実施形態では、絵文字及びテキスト記述の両方を含むユーザ定義のトピックが、トピック入力フィールド304を使用して生成されることが考えられる。
【0056】
いくつかの実施形態では、非同期セッションインターフェイス300は、さらに、図示されるように、複数のトピック推奨事項306を含む。トピック推奨事項306は、録画ユーザが録画されたビデオのトピックとして選択できる例示的なトピックを含む。いくつかの実施形態では、トピック推奨事項306は、グループベースのコミュニケーションシステム内でユーザ又は他のユーザによって追加された以前のビデオトピックに少なくとも部分的に基づいて生成される。例えば、いくつかの実施形態では、複数のトピック306は、録画ユーザが以前の再生可能なビデオに使用したトピックを含む。代替的に又は追加的に、複数のトピック推奨事項306は、ユーザが選択するための1つ以上のデフォルトトピックを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザが複数のトピック推奨事項306の1つを選択するとき、選択されたトピックは、ユーザがトピックを受け入れるために、又は、例えば、テキストを追加する又はトピック絵文字を変更することによって、トピック入力フィールド304を使用してトピックをさらに編集するために、トピック入力フィールド304に自動的に生成される。
【0057】
いくつかの実施形態では、非同期セッションインターフェイス300は、録画ビデオボタン308、画面共有ボタン310、及びアップロードビデオボタン312を含む複数の作動可能なビデオコントロールをさらに含む。いくつかの実施形態では、録画ビデオボタン308は、作動されるとき、録画停止ボタン又は録画一時停止ボタン(図示せず)になるように切り替わり得る。いくつかの実施形態では、ビデオコントロール308、310及び312は、ビデオコントロールは表示されない又はビデオ録画が終了した後に変更されるように、録画ユーザがビデオを録画している間のみ非同期セッションインターフェイス300に含まれる。このような場合、録画ビデオボタン308に代わる停止ビデオボタンが、ビデオの録画を停止するために選択され得る。いくつかの実施形態では、停止ビデオボタンは、追加的にビデオの録画を完了する。画面共有ボタン310は、ユーザによって選択されるとき、ビデオ録画をユーザのカメラ又はウェブカメラからビデオデータを録画することからユーザのデバイスの画面からビデオデータを録画することに切り替える。いくつかの実施形態では、画面共有ボタン310は、ユーザのデバイスの画面全体を録画させる。あるいは、ユーザは、ユーザのデバイス上で実行されている特定のアプリケーションに関する部分を含めて、録画される画面の一部を選択することを可能にされ得る。
【0058】
アップロードビデオボタン312は、選択されるとき、以前に録画されたビデオをグループベースのコミュニケーションシステムにアップロードする。いくつかの実施形態では、アップロードビデオボタン312は、以前に録画されたビデオを非同期マルチメディアコラボレーションセッションで再生可能なビデオとして自動的にポストする。例えば、図2Cに示すような再生可能なビデオ218。いくつかの実施形態では、追加のビデオコントロールが含まれ、例えば、ユーザが録画ボタンを押すことによって後で録画を継続できるように、ビデオの録画を一時的に停止するための一時停止ビデオボタンが含まれてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、ビデオが録画された後、録画ユーザがアップロード前に録画されたビデオをレビューできるように、ビデオ再生ボタンが非同期セッションインターフェイス300に含まれてもよい。
【0059】
一例では、非同期セッションインターフェイス300は、第1のユーザが非同期マルチメディアコラボレーションセッションで以前に投稿されたビデオから応答ボタン220を選択することに応答して、第1のユーザのユーザデバイスに表示するために生成される。その後、第1のユーザは、ビデオ応答の録画を開始するために非同期セッションインターフェイス300を操作し得る。したがって、ビデオコントロールオプションは、ビデオが記録されている間、表示のために生成される。ここで、ビデオ及びオーディオデータは、第1のユーザのウェブカメラとマイクからそれぞれ記録される。次に、第1のユーザは、第1のユーザの画面からビデオデータを録画することを開始するために画面共有ボタン310を選択し得る。例えば、第1のユーザは、ビデオ中に別のアプリケーションからの特定のドキュメント又はコンテンツについて議論するために画面共有し得る。
【0060】
図4は、グループベースのコミュニケーションシステム内でコラボレーションハブを生成するための方法400を示す。いくつかの実施形態では、コラボレーションハブは、グループベースのコミュニケーションシステムの各ユーザが、グループベースのコミュニケーションシステム内のユーザの好み、アクティビティ、及び関連情報に少なくとも部分的に基づいて、ユニークなコラボレーションハブを受け取るように、ユーザ固有のベースで生成され得る。例えば、第1のユーザのコラボレーションハブに表示されるコンテンツは、第2のユーザのコラボレーションハブに表示されるコンテンツとは異なる場合がある。
【0061】
ステップ402において、推奨されるアクティブなユーザのリストが決定される。いくつかの実施形態では、推奨されるアクティブなユーザのリストは、グループベースのコミュニケーションシステム内のユーザアクティビティに少なくとも部分的に基づいて、複数のユーザから選択され得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、ユーザ間のインタラクションの頻度に基づいて推奨され得る。例えば、第1のユーザが、ダイレクトメッセージ、パブリックチャネル、及びプライベートチャネルのいずれかを介して、グループベースのコミュニケーションシステム内で第2のユーザと頻繁にコミュニケーションする場合、第2のユーザは、第1のユーザのコラボレーションハブの推奨されるアクティブなユーザのリストに現れ得る。いくつかの実施形態では、これはさらに、第2のユーザのステータス(例えば、第2のユーザがグループベースのコミュニケーションシステム内で現在アクティブであるかどうか)に依存し得る。さらに、いくつかの実施形態では、ユーザは、2人のユーザがグループベースのコミュニケーションシステム内で類似のチャネルメンバーシップを有するかどうかなど、グループベースのコミュニケーションシステム内の関連情報に少なくとも部分的に基づいて推奨され得る。例えば、第1のユーザと第2のユーザが第1のチャネルと第2のチャネルの両方のメンバーである場合、第2のユーザは、この関連に基づいて第1のユーザのコラボレーションハブで推奨され得る。
【0062】
ステップ404において、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリストが決定される。いくつかの実施形態では、推奨されるマルチメディアコラボレーションセッションは、グループベースのコミュニケーションシステム内の複数のマルチメディアコラボレーションセッションから選択され得る。ここで、マルチメディアコラボレーションセッションは、例えば、セッションが現在アクティブであるかどうか、ユーザが以前にセッションに招待されたか又は以前にセッションに参加したかどうか、ユーザがメンバーであるチャネルでセッションがホストされているかどうか、及び他のセッション関連情報を含む複数の要因に基づいて推奨され得る。
【0063】
ステップ406において、推奨される非同期マルチメディアコラボレーションスレッドのリストが決定される。いくつかの実施形態では、推奨されるマルチメディアコラボレーションスレッドは、グループベースのコミュニケーションシステム内の複数のマルチメディアコラボレーションスレッドから選択される。いくつかのそのような実施形態では、マルチメディアコラボレーションスレッドは、例えば、ユーザがスレッド内で参照されているかどうか、ユーザが以前にスレッド内でコミュニケーションを投稿したかどうか、最新のコミュニケーションがスレッド内で投稿されたとき、ユーザがメンバーであるチャネルでスレッドがホストされているかどうか、及び他のスレッド関連情報を含む複数の要因に基づいて選択され得る。いくつかの実施形態では、スレッドが長期間使用されなかった後に、推奨される考慮からスレッドを除去することが望ましい場合がある。例えば、1か月以上新しいコンテンツがスレッドに投稿されていない場合、スレッドはコラボレーションハブから除外され得る。しかし、スレッドを推奨する時間のしきい値は、(例えば)2か月、3か月、又は1年などの適切な期間であり得ることが理解されるべきである。
【0064】
ステップ408において、コラボレーションハブ202は、グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスに表示するために生成される。例えば、コラボレーションハブは、図2Aに示すように、ユーザインターフェイス200Aの一部として表示するために生成され得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、コラボレーションハブの外観は変更されてもよく、コラボレーションハブ202は、各ユーザに対して表示される固有のコンテンツを有するユーザ固有であってもよいことが理解されるべきである。さらに、コラボレーションハブ202の様々なコンポーネントの存在及び配置は、実施形態間及び同じ実施形態のユーザ間で変化してもよい。いくつかの実施形態では、コラボレーションハブ202は、推奨されるアクティブなユーザのリスト206、推奨されるアクティブな同期マルチメディアコラボレーションセッションのリスト208、及び推奨される非同期マルチメディアコラボレーションスレッド210のフィードのそれぞれを含む。
【0065】
いくつかのそのような実施形態では、リスト206,208及びフィード210のそれぞれは、各アイテムの重要性に基づいて表示される。例えば、推奨されるセッションの1つが最も重要であると決定された場合、このセッションは、推奨されるアクティブなセッションのリスト206の先頭に表示され得る。ここで、アイテムの重要性は、推奨されるアイテムを決定するために使用されるのと同じ基準に基づいて決定され得る。例えば、推奨されるアクティブなユーザのリストにユーザが推奨されている場合、ユーザの重要性はこれらの同じ要因で決定される。1つの例では、インスタントユーザが最後に頻繁に第1のユーザとコミュニケーションしたため、第1のユーザが推奨されるアクティブなユーザのリストの先頭に現れ得る。同様に、あまり頻繁にコミュニケーションをしていない第2のユーザは、推奨されるアクティブなユーザのリスト208のさらに下に現れる。
【0066】
いくつかの実施形態では、コラボレーションハブ202は、さらに、推奨されるアクティブなユーザのリスト208上の各ユーザのための、それぞれのユーザとのダイレクトメッセージのようなテキストベースのコミュニケーションセッション又はそれぞれのユーザとのマルチメディアコミュニケーションセッションの少なくとも1つを開始するように構成された、作動可能なコントロール214を含む。いくつかの実施形態では、マルチメディアコミュニケーションセッションは、本明細書に記載されているように、同期マルチメディアコラボレーションセッションと同様に実行され得る。
【0067】
図5は、グループベースのコミュニケーションシステム内で同期マルチメディアコラボレーションセッションを開始するための方法500を示す。ステップ502において、同期マルチメディアコラボレーションセッションを作成するためにユーザ入力が受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、グループベースのコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザインターフェイスにおいて、コラボレーションハブ202内でセッション作成ボタン又はセッションスタートボタン(例えば、セッション参加/開始ボタン226,212及び214)をユーザがクリックすることであり得る。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、セッションを作成するためのショートカットをユーザが選択することによって追加的に受信され得る。いくつかの実施形態では、セッション作成ショートカットが、ユーザがコラボレーションハブ202を訪れることなくセッションを開始できるように、個々のチャネルに含まれ得る。さらに、いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、チャネルを同期コラボレーションセッションに関連付けるために、グループベースのコミュニケーションシステムのチャネル内から受信され得る。あるいは、いくつかの実施形態では、ユーザは、いったんセッションが作成されると、チャネルを同期コラボレーションセッションに関連付けることを選択し得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、チャネルに関連付けられることなく、1人以上のユーザと同期コラボレーションセッションを開始し得る。
【0068】
ステップ504において、同期マルチメディアコラボレーションセッションは、グループベースのコミュニケーションシステム内で開始される。ここで、セッションの開始は、セッションのためのセッション識別子又は他のセッション情報を生成することの任意のものを含み得る。ステップ506において、セッション招待ユーザインターフェイス400が、開始するユーザのユーザデバイスに表示するために生成される。
セッション招待ユーザインターフェイス400は、開始されるセッションに招待されるユーザを選択するのに適したグラフィカルユーザインターフェイスを含む。いくつかの実施形態では、セッション招待ユーザインターフェイス400は、本明細書に記載されているように、ユーザアクティビティ又は他のユーザ関連に基づいて、招待されるユーザを推奨し得る。
【0069】
ステップ508において、ユーザ入力が1人以上のユーザをセッションに招待するためにセッション招待ユーザインターフェイス400によって受信される。従って、開始するユーザは、セッション招待ユーザインターフェイス400から1人以上のユーザを選択してセッションに招待し得る。ステップ510において、同期マルチメディアコラボレーションのためにユーザをセッションに招待するために、1人以上の選択されたユーザに招待が送信される。したがって、ユーザは、ビデオ及びオーディオチャット、ライブテキストコミュニケーション、及び画面共有などの様々な形式のメディアを使用して、リアルタイムで対話及びコラボレーションすることができる。
【0070】
いくつかの実施形態では、セッションは、セッションに参加するユーザにマルチメディアデータストリームを提供する。マルチメディアデータストリームは、ビデオデータ、オーディオデータ、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、セッションに参加するユーザは、ユーザのユーザデバイスのデスクトップウェブカメラ又は、ユーザがセッションに参加するために携帯電話を使用している場合、携帯電話カメラによってキャプチャされたビデオデータを共有することを選び得る。さらに、ユーザは、ビデオデータを共有せず、音声のみを介してコミュニケーションすることを選択し得る。
【0071】
図6は、グループベースのコミュニケーションシステム内で非同期マルチメディアコラボレーションセッションを促進するための方法600を示す。ステップ602において、ユーザ入力が受信される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、グループベースのコミュニケーションシステム内に投稿されるマルチメディアコンテンツを受信することであり得る。例えば、ユーザ入力は、グループベースのコミュニケーションシステムのチャネル内で再生可能なビデオをユーザが投稿することであり得る。いくつかの実施形態では、マルチメディアコンテンツに加えて、非同期セッションを開始する指示もユーザから受信される。ステップ604において、非同期マルチメディアコラボレーションセッションがグループベースのコミュニケーションシステム内で開始される。いくつかの実施形態では、例えば、図3に関して上述したように、セッショントピックが非同期セッションのために受信される。
【0072】
ステップ606において、追加のユーザにセッションが通知される。いくつかの実施形態では、ユーザの選択部分のみが通知される。例えば、非同期セッションに関連付けられたユーザのみが通知される実施形態が考えられる。いくつかの実施形態では、ユーザは、セッションに関連付けられて通知されるように、スレッドの元のポスト内で参照され得る。さらに、いくつかの実施形態では、元のセッションコミュニケーションが投稿されたチャネルメンバーであるユーザが通知される。チャネルメンバーではないユーザも通知される場合がある実施形態が意図されていることが理解されるべきである。例えば、セッションスレッドのポスト内で参照される非チャネルメンバーのユーザは、通知され、セッションスレッドへのアクセスが許可されるが、チャネルの残りのコンテンツは許可されないことがある。
【0073】
ステップ608において、応答が追加のユーザ、場合によっては元のユーザから受信される。応答は、ビデオ応答、テキスト応答、オーディオのみの応答、添付ファイル、又は元のセッションコンテンツの後に投稿されたマルチメディアコンテンツの他の形式のいずれかであり得る。ステップ610において、非同期スレッド270が、最初に投稿されたコミュニケーション及び応答を含む非同期マルチメディアコラボレーションセッションのために生成される。いくつかの実施形態では、非同期スレッド270は、図2Cに示されるようなユーザインターフェイスにおける拡張スレッドペインとして表示するために生成される。いくつかの実施形態では、スレッドのプレビュー部分のみが、例えば、最初に投稿された通信のようにチャネルに表示され、スレッドは、図2Cに示されるように、スレッド拡張ボタン266のような拡張ボタンを実行するユーザに基づいて拡張される。
【0074】
いくつかの実施形態では、非同期コミュニケーションが必要な場合、非同期マルチメディアコラボレーションセッションが望ましい場合がある。例えば、いくつかのケースでは、ユーザは、同期リアルタイム会議が可能でないようなスケジューリング競合を有する場合がある。従って、非同期マルチメディアコラボレーションセッションは、他のユーザが常に存在することを必要とせずに、ユーザが自身の時間で対話できるユーザ間のマルチメディアコミュニケーションを提供するために使用され得る。
【0075】
本発明は、添付図面に示された実施形態を参照して説明されているが、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく、均等物が用いられ、置換が行われ得ることに留意されたい。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】