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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-08
(54)【発明の名称】電源機器の制御方法及び電源機器
(51)【国際特許分類】
   H02J 3/46 20060101AFI20240426BHJP
   H02J 3/38 20060101ALI20240426BHJP
   H02J 3/32 20060101ALI20240426BHJP
   H02J 3/00 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
H02J3/46
H02J3/38
H02J3/38 130
H02J3/38 110
H02J3/32
H02J3/00 130
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572549
(86)(22)【出願日】2022-05-17
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-04-25
(85)【翻訳文提出日】2023-11-22
(86)【国際出願番号】 CN2022093237
(87)【国際公開番号】W WO2023273657
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110745087.5
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518141882
【氏名又は名称】深▲せん▼市正浩創新科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】EcoFlow Inc.
【住所又は居所原語表記】RM 401, Plant #1, Runheng Industrial Zone, Fuyuanyi Road, Zhancheng Community, Fuhai Street, Bao’an District, Shenzhen, Guangdong, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】王 雷
(72)【発明者】
【氏名】陳 熙
【テーマコード(参考)】
5G066
【Fターム(参考)】
5G066AA02
5G066AE01
5G066AE05
5G066AE09
5G066HA15
5G066HB06
5G066HB09
5G066JA07
5G066JB03
(57)【要約】
電源機器の制御方法は、出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得するステップと、出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定するステップと、負荷機器を目標出力電気エネルギーパラメータで動作させるステップと、負荷機器が動作していると確定すると、電源回路によって出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源機器の制御方法であって、前記電源機器は、電源回路と出力インターフェイスを含み、前記電源回路と前記出力インターフェイスは互いに接続され、前記電源回路は、前記出力インターフェイスを介して電気エネルギーパラメータを出力し、前記制御方法は、
前記出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、前記出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得するステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得するステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定するステップと、
前記電源回路を制御して、前記出力インターフェイスを介して前記目標出力電気エネルギーパラメータを前記負荷機器に出力して、前記負荷機器に前記目標出力電気エネルギーパラメータで動作を開始させるステップと、
前記負荷機器が動作していると確定すると、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整するステップと、を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項2】
前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータよりも小さい場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていないと確定するステップと、
前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータ以上である場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たすと確定するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定する前記ステップは、
前記出力インターフェイスの出力電気エネルギーパラメータリストを取得するステップであって、前記出力電気エネルギーパラメータリストには前記出力インターフェイスの幾つかの出力電気エネルギーパラメータが含まれ、幾つかの前記出力電気エネルギーパラメータはプリセットの差値に従って順序付けされるステップと、
前記需要電気エネルギーパラメータとの差値が最小で、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きいことを検索条件として、前記出力電気エネルギーパラメータリストを検索して、前記検索条件を満たす出力電気エネルギーパラメータを前記目標出力電気エネルギーパラメータとするステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項4】
前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定する前記ステップは、
前記出力インターフェイスの最大出力電気エネルギーパラメータを取得し、前記最大出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとするステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項5】
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得する前記ステップは、
前記出力インターフェイスの定格出力電気エネルギーパラメータを取得し、前記定格出力電気エネルギーパラメータを前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータとするステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項6】
前記電源機器は、幾つかの電源回路を含み、前記電源回路の少なくとも2つは、異なる電気エネルギーパラメータの出力範囲を有し、
前記制御方法は、
各前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲及び前記需要電気エネルギーパラメータに基づいて、前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路を確定するステップと、
前記目標電源回路を制御して前記出力インターフェイスと連通するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項7】
各前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲及び前記需要電気エネルギーパラメータに基づいて、前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路を確定する前記ステップは、
前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい場合、前記電源回路を前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路とするステップを含む、ことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
【請求項8】
前記電源機器は、幾つかの出力インターフェイスを含み、前記出力インターフェイスの少なくとも2つは、第1負荷機器及び第2負荷機器にそれぞれ接続され、前記第1負荷機器の需要電気エネルギーパラメータは、前記第2負荷機器の需要電気エネルギーパラメータよりも大きく、
前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい場合、前記電源回路を前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路とする前記ステップは、
複数の前記電源回路のうちの第1電源回路、第2電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限がいずれも前記第1負荷機器の需要電気エネルギーパラメータ及び前記第2負荷機器の需要電気エネルギーパラメータよりも大きく、前記第1電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記第2電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限よりも大きい場合、前記第1電源回路を、前記第1負荷機器に接続された出力インターフェイスに対応する目標電源回路とし、前記第2電源回路を、前記第2負荷機器に接続された出力インターフェイスに対応する目標電源回路とするステップを含む、ことを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
【請求項9】
各前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲及び前記需要電気エネルギーパラメータに基づいて、前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路を確定する前記ステップは、
前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きく、且つ前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の下限が前記需要電気エネルギーパラメータ以下である場合、前記電源回路を前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路とするステップを含む、ことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
【請求項10】
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得する前記ステップは、
前記出力インターフェイスの前回出力した電気エネルギーパラメータを取得し、前記出力インターフェイスの前回出力した電気エネルギーパラメータを前記現在出力電気エネルギーパラメータとするステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項11】
電源機器の制御方法であって、前記電源機器は、電源回路と出力インターフェイスを含み、前記電源回路と前記出力インターフェイスは互いに接続され、前記電源回路は、前記出力インターフェイスを介して電気エネルギーパラメータを出力し、前記制御方法は、
前記出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、前記出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得するステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得するステップであって、前記現在出力電気エネルギーパラメータは、前記出力インターフェイスの定格出力電気エネルギーパラメータ、又は前記出力インターフェイスの前回に出力した電気エネルギーパラメータであるステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定するステップと、
前記電源回路を制御して、前記出力インターフェイスを介して前記目標出力電気エネルギーパラメータを前記負荷機器に出力して、前記負荷機器に前記目標出力電気エネルギーパラメータでの動作を開始させるステップと、
前記負荷機器が動作していると確定すると、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整するステップと、を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項12】
電源機器であって、
出力インターフェイスと、
前記出力インターフェイスによって電気エネルギーパラメータを出力するための電源回路と、
個別に又は一緒に動作して、制御方法を実現するための1つ又は複数のプロセッサと、を含み、
前記制御方法は、
前記出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、前記出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得するステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得するステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定するステップと、
前記電源回路を制御して、前記出力インターフェイスを介して前記目標出力電気エネルギーパラメータを前記負荷機器に出力して、前記負荷機器に前記目標出力電気エネルギーパラメータで動作を開始させるステップと、
前記負荷機器が動作していると確定すると、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整するステップと、を含むことを特徴とする電源機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電源技術の分野に関し、特に電源機器の制御方法及び電源機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ここでの技術は、本出願に関連する背景情報を提供するだけであり、必ずしも例示的な技術を構成するものではない。
【0003】
エネルギー蓄積機器などの従来の電源機器は、電力出力のインターフェイスを提供する。使用時に、ユーザは、インターフェイスによって出力される電力の大きさなどの電気エネルギーパラメータを手動で選択する必要があるか、又は電力負荷を電気エネルギーパラメータに対応するインターフェイスに挿入する必要がある。例えば、エネルギー蓄積機器は、選択待ちの電力を出力することができ、ユーザは、必要な電力を選択してから確定操作を実行することができるので、エネルギー蓄積機器は、このユーザによって選択された電力を出力することができる。従って、従来の電源機器は、操作が煩雑であり、ユーザ体験が悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の様々な実施例によれば、電源機器の制御方法及び電源機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願の実施例の第1態様は、電源機器の制御方法を提供する。前記電源機器は、電源回路と出力インターフェイスを含み、前記電源回路と前記出力インターフェイスは互いに接続され、前記電源回路は、前記出力インターフェイスを介して電気エネルギーパラメータを出力する。前記制御方法は、
前記出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、前記出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得するステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得するステップと、
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定するステップと、
前記電源回路を制御して、前記出力インターフェイスを介して前記目標出力電気エネルギーパラメータを前記負荷機器に出力して、前記負荷機器に前記目標出力電気エネルギーパラメータで動作を開始させるステップと、
前記負荷機器が動作していると確定すると、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整するステップと、を含む。
【0006】
本出願の実施例の第2態様は、電源機器を提供する。この電源機器は、
出力インターフェイスと、
前記出力インターフェイスによって電気エネルギーパラメータを出力するための電源回路と、
個別に又は一緒に動作して、上記の電源機器の制御方法のステップを実現するための1つ又は複数のプロセッサと、を含む。
【0007】
本出願の1つ又は複数の実施例の詳細は、以下の図面及び説明に記載されている。本発明の他の特徴、目的及び利点は、明細書、添付の図面、及び特許請求の範囲からより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
以下、本出願の実施例又は例示的な技術における技術的手段を更に明らかに説明するために、実施例又は例示的な技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。当然のことながら、下記の説明における図面は本出願の幾つかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の実施例の図面を得ることができる。
図1】本出願の実施例によって提供される電源機器の制御方法の概略フローチャートである。
図2】一実施形態における負荷機器に接続された電源機器の概略ブロック図である。
図3】一実施形態における電源機器の構造模式図である。
図4】別の実施形態における電源機器の構造模式図である。
図5】本出願の実施例によって提供される電源機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本出願の目的、技術的解決策及び利点をさらに明らかにするために、以下は図面及び実施例を参照しながら、本出願をさらに詳細に説明する。ここで述べた具体的な実施例は本出願の解釈のために用いられ、本出願を限定するためのものではないことを理解されたい。
【0010】
なお、矛盾がなければ、本出願の実施例における各特徴を互いに組み合わせることができ、それらはすべて本出願の保護範囲内にある。また、装置の模式図では機能モジュールを分割し、フローチャートでは論理的な順序を示しているが、場合によっては、装置模式図とは異なるモジュールの分割、又はフローチャートとは異なる順序で、示される又は説明されるステップを実行することが可能である。
【0011】
図1を参照されたい。本出願の実施例は、電源機器の制御方法を提供する。制御方法は、エネルギー蓄積機器などの電源機器100において、電源機器100のインターフェイスによって出力される電力、電圧、電流などのプロセスなどの電気エネルギーパラメータを調整するために使用することができる。当然のことながら、これに限定されるものではなく、例えば、制御方法は、端末機器に使用することもできる。端末機器は、電源機器100と通信接続することができる。例えば、端末機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、卓上コンピュータ、リモコンなどを含む。幾つかの実施形態では、制御方法は、電源機器100に接続された負荷機器200に使用することもできる。説明の便宜上、本出願の実施例は、主に電源機器100に対する制御方法の使用を例として説明する。
【0012】
幾つかの実施形態では、図2に示すように、電源機器100は、電源回路110と出力インターフェイス120を含む。電源回路110と出力インターフェイス120は互いに接続される。電源回路110は、出力インターフェイス120を介して電気エネルギーパラメータを出力する。
【0013】
出力インターフェイス120は、負荷機器200に接続することができる。例示的には、負荷機器200は、交流負荷又は直流負荷であってもよい。例示的には、負荷機器200は、モータ、加熱装置、冷却装置、発光装置のうちの少なくとも1つを含んでいてもよく、当然のことながら、これに限定されるものではなく、例えば、携帯電話、コンピュータなどの端末機器であってもよい。
【0014】
電源回路110は、出力される電気エネルギーパラメータを調整するために、電気エネルギーに対して、整流、反転、電圧調整、電流調整、周波数調整を行うために使用される。当然のことながら、これに限定されるものではなく、例えば、電源回路110によって出力される電力を調整することもできる。例えば、電源回路110によって出力される電圧振幅及び/又は電流振幅を調整することで、調整電源回路110によって出力される電力を調整することができる。
【0015】
幾つかの実施形態では、電源回路110は、インバータ回路及び/又は変圧器を含む。例示的には、インバータは、様々な電圧振幅の交流電を出力することができる。例えば、インバータはマルチレベルインバータを含むことができる。例示的には、変圧器は、様々な電圧振幅の交流電を出力することができる。例えば、変圧器は、マルチタップ変圧器や可変単巻変圧器を含む。当然のことながら、これに限定されるものではなく、例えば、電源回路110は、整流回路、周波数変換回路、DC-DC(Direct Current、直流)変換回路を含み得る。
【0016】
幾つかの実施形態では、電源回路110の内部は、複数の第1スイッチング素子112を含み、例えば、電源回路110におけるインバータ又は変圧器111は、複数の第1スイッチング素子112を含み、各第1スイッチング素子112の開閉により、電源回路110は、異なる電力などの電気エネルギーパラメータを出力することができる。
【0017】
例示的には、図3に示すように、電源回路110は変圧器111を含み、変圧器111の一次側又は二次側は複数のタップを含む。例えば、変圧器111の二次側は、4つのタップを含み、そのうちの3つのタップのそれぞれは、1つの第1スイッチング素子112を介して出力インターフェイス120に接続される。3つの第1スイッチング素子112は、それぞれS1、S2、S3と呼ぶことができる。S3が閉じているときに電源回路110が出力する電圧振幅は、S2が閉じているときに電源回路110が出力する電圧振幅よりも大きい。S2が閉じているときに電源回路110が出力する電圧振幅は、S1が閉じているときに電源回路110が出力する電圧振幅よりも大きい。異なる第1スイッチング素子112が閉じるように制御することによって、電源回路110は、異なる電気エネルギーパラメータを出力するようにすることができる。
【0018】
なお、電源機器100は、充電可能な電池又は充電不可な電池などのエネルギー蓄積装置を含んでもよいし、エネルギー蓄積装置含まなくてもよい。例えば、電源機器100は、電力網、発電機、電源機器100に接続されたエネルギー蓄積装置、太陽電池などから電気エネルギーを取得するよう、外部から電気エネルギーを取得することができる。例えば、図2に示すように、電源機器100は電池130を含む。
【0019】
幾つかの実施形態では、図3及び図4に示すように、電源機器100は制御回路140をさらに含む。例示的には、制御回路140は、本出願の実施例の電源機器の制御方法を実行するために使用することができる。例えば、制御回路140は、電源回路110が異なる電気エネルギーパラメータを出力するように、電源回路110における第1スイッチング素子112の開閉を制御することができる。
【0020】
図1を参照されたい。前記電源機器の制御方法は、以下のステップS110~ステップS150を含む。
【0021】
ステップS110では、前記出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、前記出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得する。
【0022】
幾つかの実施形態では、出力インターフェイス120が負荷機器200に接続されているか否かを検出することができ、出力インターフェイス120が負荷機器200に接続されていることを検出すると、負荷機器200の需要電気エネルギーパラメータを取得することができる。
【0023】
例示的には、負荷機器200との通信接続によって、負荷機器200の需要電気エネルギーパラメータを取得することができる。通信接続は、出力インターフェイス120を介した通信接続を含み得る。
【0024】
例示的には、負荷機器200の需要電気エネルギーパラメータは一定又は可変である。例えば、負荷機器200が起動したばかりのときと順調に動作しているときとの需要電力は異なる。例えば、負荷機器200におけるモータ又は加熱機器は、動作開始から一定期間内に需要電力が比較的高く、順調な動作中に需要電力が比較的低い。
【0025】
ステップS120では、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得する。
【0026】
例示的には、電源回路110は、プリセットの電気エネルギーパラメータの出力範囲に対応する。幾つかの実施形態では、電源回路110の出力電気エネルギーパラメータは連続的に調整可能である。別の幾つかの実施形態では、電源回路110に対応する電気エネルギーパラメータの出力範囲は、複数の異なる出力電気エネルギーパラメータを含む。即ち、電源回路110の出力電気エネルギーパラメータは不連続であってもよい。図3を参照されたい。電源回路110内の3つの異なる第1スイッチング素子112が閉じるように制御することによって、電源回路110は3つの異なる電気エネルギーパラメータを出力するようにすることができる。
【0027】
幾つかの実施形態では、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得する前記ステップは、前記出力インターフェイスの定格出力電気エネルギーパラメータを取得し、前記定格出力電気エネルギーパラメータを前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータとするステップを含む。理解できるように、電源機器100の出力インターフェイス120が負荷機器200に接続されていない場合、出力インターフェイス120の定格出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとしてもよい。例えば、出力インターフェイス120の定格出力電力は300W(ワット)又は1000Wである。
【0028】
幾つかの実施形態では、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得する前記ステップは、前記出力インターフェイスの前回出力した電気エネルギーパラメータを取得し、前記出力インターフェイスの前回出力した電気エネルギーパラメータを前記現在出力電気エネルギーパラメータとするステップを含む。例示的には、出力インターフェイス120の現在出力電力は、電源機器100が最後に使用されたときに電源回路110が出力インターフェイス120に供給した出力電力に基づいて確定される。理解できるように、制御方法は、電源回路110によって出力インターフェイス120に供給された現在の出力電力を記憶して、記憶された出力電力を現在の出力電力として後で確定するステップをさらに含み得る。
【0029】
ステップS130では、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定する。
【0030】
幾つかの実施形態では、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たすか否かを判断することもできる。
【0031】
幾つかの実施形態では、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たすか否かを判断する前記ステップは、前記現在出力電気エネルギーパラメータと前記需要電気エネルギーパラメータとの大きさを比較するステップと、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータよりも小さい場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていないと確定するステップと、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータ以上である場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たすと確定するステップと、を含む。例示的には、出力インターフェイス120の現在出力電力と負荷機器200の需要電力との間の大きさ関係に基づいて、出力インターフェイス120の現在出力電気エネルギーパラメータが負荷機器200の需要電気エネルギーパラメータを満たすか否かを確定することができる。例えば、出力インターフェイス120の現在出力電力が負荷機器200の需要電力よりも小さい場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていないと確定する。出力インターフェイス120の現在出力電力が負荷機器200の需要電力以上である場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たすことができると確定する。
【0032】
理解できるように、出力インターフェイス120の現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たすことができる場合、負荷機器は動作を開始することができ、一方、出力インターフェイス120の現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、負荷機器200が取得した電力などの電気エネルギーパラメータは、負荷機器200の動作開始をサポートするのに十分ではない。
【0033】
例示的には、出力インターフェイス120の現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、例えば、出力インターフェイス120の現在出力電力が負荷機器200の需要電力よりも大きい場合、電源回路110によって出力インターフェイス120に供給された出力電力を前記現在出力電力にして、負荷機器200の動作開始を可能にすることができる。
【0034】
負荷機器200が確実に動作を開始できるようにするために、出力インターフェイス120の現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを出力インターフェイス120の目標出力電気エネルギーパラメータとして確定することができる。
【0035】
幾つかの実施形態では、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定する前記ステップは、前記出力インターフェイスの最大出力電気エネルギーパラメータを取得し、前記最大出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとするステップを含む。本実施例では、出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが需要電気エネルギーパラメータを満たすことができないと確定すると、出力インターフェイスの最大出力電気エネルギーパラメータを直接取得し、且つ、電源回路が出力インターフェイスを介して最大出力電気エネルギーパラメータを出力するように制御して、負荷機器の動作需要を迅速満たし、負荷機器に迅速に負荷をかけるという目的を達する。
【0036】
例示的には、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記出力インターフェイスの最大出力電気エネルギーパラメータを取得し、前記最大出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータをとすることができる。例示的には、出力インターフェイス120のプリセットの出力電力が需要電力よりも小さい場合、電源回路110がプリセットの最大出力電力を出力して出力インターフェイス120に供給するように制御することができる、即ち、目標電力は、電源回路110に対応する電力範囲内の最大の電力値とすることができる。
【0037】
幾つかの実施形態では、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定する前記ステップは、前記出力インターフェイスの出力電気エネルギーパラメータリストを取得するステップであって、前記出力電気エネルギーパラメータリストには前記出力インターフェイスの幾つかの出力電気エネルギーパラメータが含まれ、幾つかの前記出力電気エネルギーパラメータはプリセットの差値に従って順序付けされるステップと、前記需要電気エネルギーパラメータとの差値が最小で、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きいことを検索条件として、前記出力電気エネルギーパラメータリストを検索して、前記検索条件を満たす出力電気エネルギーパラメータを前記目標出力電気エネルギーパラメータとするステップと、を含む。当然のことながら、これに限定されるものではない。
例えば、電源回路110の出力電気エネルギーパラメータは連続的に調整可能であり、需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定することができる。例えば、前記需要電気エネルギーパラメータにプリセットの倍数を乗算して、前記目標出力電気エネルギーパラメータを得る。プリセットの倍数は、例えば、1.3など、1.1~1.5である。例示的には、電源回路110に対応する電力範囲は300W~800Wである。例えば、需要電力が450Wである場合、電源回路110によって出力インターフェイス120に供給される出力電力が300W~800W内の電力値、例えば600Wとなるように制御することができる。
【0038】
例示的には、出力インターフェイス120の出力電気エネルギーパラメータリストは、出力インターフェイス120の出力電力、例えば、300W、500W、700Wを含む。前記需要電気エネルギーパラメータが450Wである場合、500Wを出力インターフェイス120の目標出力電気エネルギーパラメータとして確定することができる。電源回路110が出力インターフェイス120を介して前記目標出力電気エネルギーパラメータを負荷機器200に出力するとき、負荷機器200が取得する電力などの電気エネルギーパラメータは、負荷機器200の動作開始をサポートするのに十分である。
【0039】
ステップS140では、前記電源回路を制御して、前記出力インターフェイスを介して前記目標出力電気エネルギーパラメータを前記負荷機器に出力して、前記負荷機器に前記目標出力電気エネルギーパラメータで動作を開始させる。
【0040】
電源回路110を制御して、出力インターフェイス120を介して、電気エネルギーパラメータを満たし得る目標出力電気エネルギーパラメータを負荷機器200に出力して、負荷機器200が動作を開始できるようにする。
【0041】
図3を参照されたい。S1が閉じているときに、電源回路110によって出力される電力値は300Wであり、S2が閉じているときに、電源回路110によって出力される電力値は500Wであり、S3が閉じているときに、電源回路110によって出力される電力値は700Wである。例えば、需要電力が450Wである場合、電源回路110によって出力インターフェイス120に供給される出力電力が500Wとなるように制御して、負荷機器200が動作を開始できるようにすることができる。
【0042】
例示的には、出力インターフェイス120に接続された負荷機器200があることを検出すると、かつ/又は負荷機器200が動作を開始したことを検出すると、制御電源回路110によって出力インターフェイス120に供給される出力電気エネルギーパラメータが需要電気エネルギーパラメータ以上となるように制御することで、負荷機器200の電気エネルギーパラメータ需要を迅速に満たして、負荷機器200が動作を開始できるようにすることができる。
【0043】
ステップS150では、前記負荷機器が動作していると確定すると、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整する。
【0044】
電源機器100が出力インターフェイス120を介して負荷機器200に給電して、負荷機器が動作を開始した後、電源回路110によって出力インターフェイス120に供給される出力電力などの出力電気エネルギーパラメータを調整することができる。例えば、電源回路110における第1スイッチング素子112の開閉を制御して、電源回路110によって出力される電力が負荷機器200の需要電力に一致するようにする。例えば、給電プロセス中に、第1スイッチング素子112の遮断と導通を通じて、出力インターフェイス120の出力電力を徐々に負荷機器200の需要電力に一致させることによって、最適な出力電力で負荷機器200に給電することができ、無駄なエネルギー消耗を減少させ、電気エネルギーの利用率を向上させることができる。
【0045】
幾つかの実施形態では、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整する前記ステップは、前記目標出力電気エネルギーパラメータと前記需要電気エネルギーパラメータとの差値を取得するステップと、前記差値に基づいてPI(比例と積分)調整値を確定するステップと、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータに一致するまで、前記PI調整値に基づいて、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを調整するステップと、を含む。前記目標出力電気エネルギーパラメータと前記需要電気エネルギーパラメータとの差値を制御偏差として、制御偏差の比例と積分を線形的に結合して制御量を構成し、電源回路を制御することによって、電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータをより速く、より正確に前記需要電気エネルギーパラメータに一致させる。
【0046】
幾つかの実施形態では、電源機器100は、幾つかの電源回路110を含む。例えば、電源回路110の数は複数であってもよい。図4に示すように、電源機器100は、電源回路110Aと電源回路110Bを含む。
【0047】
オプションで、電源機器100における電源回路110の少なくとも2つは、異なる電気エネルギーパラメータの出力範囲を有し、例えば、異なる出力の電力範囲を有する。例えば、電源回路110Aが出力できる電力は300W以下であり、電源回路110Bが出力できる電力は1000W以下である。
【0048】
例示的には、出力インターフェイス120が異なる電気エネルギーパラメータの出力範囲及び現在出力電気エネルギーパラメータを有するように、異なる電源回路110を切り替えて出力インターフェイス120に給電することができる。例えば、図4に示すように、出力インターフェイス120Aの電力範囲が300W以下となるように、電源回路110Aを切り替えて出力インターフェイス120Aに接続することができ、又は、出力インターフェイス120Aの電力範囲が1000W以下となるように、電源回路110Bを切り替えて出力インターフェイス120Aに接続することができる。なお、電源機器100の出力インターフェイス120は、1つでも複数でもよい。例えば、電源機器100は、出力インターフェイス120Bを含んでもよい。例えば、図4に示すように、出力インターフェイス120Bの電力範囲が300W以下となるように、電源回路110Aを切り替えて出力インターフェイス120Bに接続することができ、又は、出力インターフェイス120Bの電力範囲が1000W以下となるように、電源回路110Bを切り替えて出力インターフェイス120Bに接続することができる。
【0049】
例示的には、図4に示すように、電源機器100は切り替え回路150をさらに含む。例示的には、切り替え回路150は第2スイッチング素子を含む。切り替え回路150における第2スイッチング素子を制御して、出力インターフェイス120と連通する電源回路110を切り替えることができる。図4に示すように、切り替え回路150は、第2スイッチング素子S11、S12、S21、S22を含む。例えば、第2スイッチング素子S11、S12を制御することで、電源回路110Aを出力インターフェイス120Aに接続することができ、又は、電源回路110Aを出力インターフェイス120Bに接続することができる。例えば、第2スイッチング素子S21、S22を制御することで、電源回路110Bを出力インターフェイス120Aに接続することができ、又は、電源回路110Bを出力インターフェイス120Bに接続することができる。例えば、第2スイッチング素子S11、S12、S21、S22を制御することで、電源回路110Aを出力インターフェイス120Aに接続し、電源回路110Bを出力インターフェイス120Bに接続することができ、又は、電源回路110Aを出力インターフェイス120Bに接続し、電源回路110Bを出力インターフェイス120Aに接続することができる。当然のことながら、これに限定されるものではない。
【0050】
例示的には、電源回路110Aが出力インターフェイス120Aに接続され、電源回路110Bが出力インターフェイス120Bに接続され、出力インターフェイス120Aに対応する定格出力電力が例えば300Wであり、出力インターフェイス120Bに対応する定格出力電力が例えば1000Wであるように予め設定することができる。切り替え回路150を制御することによって、電源回路110Aを出力インターフェイス120Bに接続し、かつ/又は電源回路110Bを出力インターフェイス120Aに接続するように切り替えることができる。
【0051】
幾つかの実施形態では、制御方法は、各前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲及び前記需要電気エネルギーパラメータに基づいて、前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路を確定するステップと、前記目標電源回路を制御して前記出力インターフェイスと連通するステップと、をさらに含む。それにより、目標電源回路によって出力される電気エネルギーパラメータは、需要電気エネルギーパラメータを満たすことができる。
【0052】
例示的には、複数の電源回路110のそれぞれに対応する電力範囲、及び出力インターフェイス120に接続された負荷機器200の需要電力に応じて、切り替え回路150が出力インターフェイス120と連通する電源回路110を切り替えるように制御する。
【0053】
幾つかの実施形態では、各前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲及び前記需要電気エネルギーパラメータに基づいて、前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路を確定する前記ステップは、前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい場合、前記電源回路を前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路とするステップを含む。
【0054】
例示的には、出力インターフェイス120Aに接続された負荷機器200の需要電力が450Wであれば、電源回路110Aに対応する電力範囲が300W以下であり、電源回路110Aが出力インターフェイス120Aに接続されるときに、450Wの需要電力を満たすことができない場合、切り替え回路150は、電源回路110Bを出力インターフェイス120Aと連通するように切り替えるように制御することができる。例えば、第2スイッチング素子S11とS12を遮断し、第2スイッチング素子S21とS22を出力インターフェイス120Aに切り替えると、このとき、電源回路110Bを介して出力インターフェイス120Aに給電する。具体的には、電源回路110Bによって出力インターフェイス120Aに供給される出力電力は、負荷機器200の動作開始を可能にするために、需要電力よりも大きくなるように制御することができ、負荷機器200が動作を開始した後、電源回路110Bによって出力インターフェイス120Aに供給される出力電力は、需要電力に近づけて調整することができる。
【0055】
例示的には、電源回路110の出力電力の上限が需要電力よりも大きい場合、切り替え回路150がこの電源回路110を出力インターフェイス120と連通するように切り替えるように制御する。出力インターフェイス120Aに接続された負荷機器200の需要電力が450Wであれば、電源回路110Aに対応する電力範囲が300W以下であり、電源回路110Bに対応する電力範囲が1000W以下であるとき、電源回路110Bの出力電力の上限が需要電力よりも大きい場合、切り替え回路150が電源回路110Bを出力インターフェイス120Aと連通するように切り替えるように制御することができる。
【0056】
幾つかの実施形態では、電源回路110の電気エネルギーパラメータの出力範囲の下限、例えば出力電力の下限、即ち最低出力電力を設定することができる。例えば、電源回路110Aの出力電力の下限は0.1Wであり得、電源回路110Bの出力電力の下限は500Wであり得る。出力インターフェイス120Bに接続された負荷機器200の需要電力が450Wである場合、この負荷機器200の需要電力は電源回路110Bの出力電力の下限よりも小さいため、電源回路110Bが負荷機器200に給電する際に、電気エネルギーの利用率は比較低い。切り替え回路150が電源回路110Aを出力インターフェイス120Bと連通するように切り替えるように制御することができる。
【0057】
例示的には、各前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲及び前記需要電気エネルギーパラメータに基づいて、目標電源回路を確定する前記ステップは、前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きく、且つ前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の下限が前記需要電気エネルギーパラメータ以下である場合、前記電源回路を前記目標電源回路とするステップを含む。
【0058】
例示的には、電源回路110の出力電力の上限が需要電力よりも大きく、出力電力の下限が需要電力以下である場合、この電源回路110を前記目標電源回路として、切り替え回路150を制御して、電源回路110を出力インターフェイス120と連通するように切り替えることができる。例示的には、電源回路110Aによって出力インターフェイス120Bに供給される出力電力が需要電力450Wよりも大きくなるように制御することによって、負荷機器200は動作を開始することができる。負荷機器200が動作を開始した後、電源回路110Aによって出力インターフェイス120Bに供給される出力電力を需要電力に近づけて調整することによって、無駄なエネルギー消耗を減少させ、電気エネルギーの利用率を向上させる。
【0059】
幾つかの実施形態では、図4に示すように、電源機器100は、幾つかの出力インターフェイス120を含む。例示的には、出力インターフェイス120の数は、複数であってもよい。複数の出力インターフェイス120は、1つ又は複数の負荷機器200に接続されてもよく、複数の出力インターフェイス120に接続される負荷機器200の種類は、同じであっても異なっていてもよい。
【0060】
例えば、少なくとも2つの出力インターフェイス120は、第1負荷機器200及び第2負荷機器200にそれぞれ接続することができる。第1負荷機器200の需要電気エネルギーパラメータは、第2負荷機器200の需要電気エネルギーパラメータよりも大きく、例えば、第1負荷機器200の需要電力は、第2負荷機器200の需要電力よりも大きい。
【0061】
例示的には、前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい場合、前記電源回路を前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路とする前記ステップは、複数の前記電源回路のうちの第1電源回路、第2電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限がいずれも前記第1負荷機器の需要電気エネルギーパラメータ及び前記第2負荷機器の需要電気エネルギーパラメータよりも大きく、前記第1電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が前記第2電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限よりも大きい場合、前記第1電源回路を、前記第1負荷機器に接続された出力インターフェイスに対応する目標電源回路とし、前記第2電源回路を、前記第2負荷機器に接続された出力インターフェイスに対応する目標電源回路とするステップを含む。電気エネルギーパラメータの出力範囲の上限が需要電気エネルギーパラメータよりも大きく且つ需要電気エネルギーパラメータに近い電源回路を目標電源回路としてマッチングすることによって、無駄なエネルギー消耗を減少させ、電気エネルギーの利用率を向上させることができる。
【0062】
例示的には、複数の電源回路110における第1電源回路110A、第2電源回路110Bの出力電力の上限がいずれも第1負荷機器200の需要電力及び第2負荷機器200の需要電力よりも大きく、第1電源回路110Aの出力電力の上限が第2電源回路110Bの出力電力の上限よりも大きい場合、第1電源回路110Aが第1負荷機器200に接続された出力インターフェイス120Aと連通し、第2電源回路110が第2負荷機器200に接続された出力インターフェイス120Bと連通するように切り替えるように切り替え回路150を制御することができる。
【0063】
例えば、図4を参照すると、出力インターフェイス120Aに接続された第1負荷機器200の需要電力は900Wであり、出力インターフェイス120Bに接続された第2負荷機器200の需要電力は300Wであり、電源回路110Aが提供できる電力が300Wであり、電源回路110Bが提供できる電力が1000Wである場合、切り替え回路150を制御することによって、電源回路110Aを出力インターフェイス120Bに接続させ、電源回路110Bを出力インターフェイス120Aに接続させることができる。例示的には、電源回路110Aによって出力インターフェイス120Bに供給される出力電力が300Wよりも大きく、かつ/又は電源回路110Bによって出力インターフェイス120Aに供給される出力電力が900Wよりも大きくなるように制御することによって、対応する負荷機器200は動作を開始することができる。負荷機器200が動作を開始した後、電源回路110Aによって出力インターフェイス120Bに供給される出力電力を300Wに近づけて、かつ/又は電源回路110Bによって出力インターフェイス120Aに供給される出力電力を900Wに近づけて調整することによって、無駄なエネルギー消耗を減少させ、電気エネルギーの利用率を向上させる。
【0064】
例えば、図4を参照すると、出力インターフェイス120Aに接続された第1負荷機器200の需要電力は450Wであり、出力インターフェイス120Bに接続された第2負荷機器200の需要電力は900Wである。電源回路110Aが提供できる電力が300Wであり、電源回路110Bが提供できる電力が1000Wであり、電源回路110Aが第1負荷機器200の負荷需要を満たすことができず、電源回路110Bが第1負荷機器200及び第2負荷機器200の負荷需要を満たすことができる場合、切り替え回路150を制御して、第1負荷機器200に給電するように電源回路110Bを出力インターフェイス120Aに接続させることができ、かつ/又は第2負荷機器200に給電するように電源回路110Bを出力インターフェイス120Bに接続させることができ、電源回路110Bによって出力インターフェイス120A及び/又は出力インターフェイス120Bに供給される出力電力が第1負荷機器200及び/又は第2負荷機器200の需要電力よりも大きくなるように制御して、対応する負荷機器200が動作を開始できるようにすることができる。負荷機器200が動作を開始した後、電源回路110Bによって出力される電力を負荷機器200の需要電力に近づけて調整することによって、無駄なエネルギー消耗を減少させ、電気エネルギーの利用率を向上させる。
【0065】
幾つかの実施形態では、前記電源機器の制御方法は、以下のステップを含む;
前記出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、前記出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得するステップ。
各前記電源回路の電気エネルギーパラメータの出力範囲及び前記需要電気エネルギーパラメータに基づいて、前記出力インターフェイスに対応する目標電源回路を確定するステップ。
【0066】
前記目標電源回路を制御して前記出力インターフェイスと連通するステップ。
【0067】
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得するステップ。
【0068】
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たすか否かを判断するステップ。
【0069】
前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、前記現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、前記出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが前記需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、前記需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定するステップ。
【0070】
前記電源回路を制御して、前記出力インターフェイスを介して前記目標出力電気エネルギーパラメータを前記負荷機器に出力して、前記負荷機器に前記目標出力電気エネルギーパラメータで動作を開始させるステップ。
【0071】
前記負荷機器が動作していると確定すると、前記電源回路によって前記出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整するステップ。
【0072】
例示的には、まず、出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電力に応じて、対応する電源回路を切り替えて出力インターフェイスに給電し、負荷機器の電力需要をよりよく満たすことができる。例えば、まず、負荷機器に需要電力よりも大きい電力を供給し、次に、出力される電力を負荷機器の需要電力に近づけて調整することができる。または、電源機器が複数の出力インターフェイスを含む場合、ユーザは、負荷機器に接続する必要がある出力インターフェイスを選択する必要がなく、ブラインドで挿入することもできるし、対応する電源回路を切り替えて出力インターフェイスに給電することで、電源機器によって出力される電力が負荷機器の電力需要を満たすようにすることもできる。
【0073】
本出願の実施例によって提供される電源機器の制御方法は、出力インターフェイスのアクセス操作に応答して、出力インターフェイスに接続された負荷機器の需要電気エネルギーパラメータを取得するステップと、出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータを取得するステップと、出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが需要電気エネルギーパラメータを満たす場合、現在出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとし、出力インターフェイスの現在出力電気エネルギーパラメータが需要電気エネルギーパラメータを満たしていない場合、需要電気エネルギーパラメータよりも大きい出力電気エネルギーパラメータを目標出力電気エネルギーパラメータとして確定するステップと、電源回路を制御して、出力インターフェイスを介して目標出力電気エネルギーパラメータを負荷機器に出力して、負荷機器に目標出力電気エネルギーパラメータで動作を開始させるステップと、負荷機器が動作していると確定すると、電源回路によって出力インターフェイスに出力される目標出力電気エネルギーパラメータを、前記需要電気エネルギーパラメータに一致するように調整するステップと、によって、まず、外部負荷の電気エネルギーパラメータの需要を早く満たすことができ、負荷機器の起動を容易にし、その後、出力電気エネルギーパラメータを負荷機器の需要電気エネルギーパラメータに近づけて調整することで、最適な出力電気エネルギーパラメータで外部負荷に負荷をかけ、無駄なエネルギー消費を減少させることができる。
【0074】
上記の実施例に関連して図5を参照されたい。図5は、本出願の実施例によって提供される電源機器500の構造模式図である。
【0075】
図5に示すように、電源機器500は、出力インターフェイス510と電源回路520を含む。
【0076】
出力インターフェイス510は、負荷機器に接続することができる。電源回路520は、前記出力インターフェイス510を介して電気エネルギーパラメータを出力して、出力インターフェイス510に接続された負荷機器に給電するために使用される。
【0077】
例示的には、電源回路520は、電気エネルギーに対して、整流、反転、電圧調整、電流調整、周波数調整を行うために使用される。当然のことながら、これに限定されるものではなく、例えば、電源回路520によって出力される電力を調整することもできる。例えば、電源回路520によって出力される電圧振幅及び/又は電流振幅を調整することで、調整電源回路520によって出力される電力を調整することができる。
【0078】
オプションで、電源機器500は、充電可能な電池又は充電不可な電池などのエネルギー蓄積装置をさらに含み、また、エネルギー蓄積装置含まなくてもよい。例えば、電源機器500は、電力網、発電機、電源機器500に接続されたエネルギー蓄積装置、太陽電池などから電気エネルギーを取得するよう、外部から電気エネルギーを取得することができる。
【0079】
図5に示すように、この電源機器500は、1つ又は複数のプロセッサ501をさらに含む。1つ又は複数のプロセッサ501は、上述した制御方法のステップを実行するために、個別に又は一緒に動作する。
【0080】
例示的には、電源機器500はメモリをさらに含む。
【0081】
例示的には、プロセッサ501とメモリはバスを介して接続される。このバスは、例えば、I2C(Inter-integrated Circuit)バスである。
【0082】
具体的には、プロセッサ501は、マイクロコントローラーユニット(Micro-controller Unit、MCU)、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、又はディジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)などであり得る。
【0083】
具体的には、メモリは、Flashチップ、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)磁気ディスク、光ディスク、Uディスク、又はリムーバブルハードディスクなどであり得る。
【0084】
ここで、前記プロセッサ501は、メモリに記憶されているコンピュータープログラムを実行するために使用され、前記コンピュータープログラムを実行するときに、前述の電源機器の制御方法のステップを実現する。
【0085】
本出願の実施例で提供される電源機器の具体的な原理及び実現方式はいずれも前述の実施例の制御方法と同様であり、ここでは繰り返さない。本出願の実施例は、コンピュータ読取可能な記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ読取可能な記憶媒体にはコンピュータープログラムが記憶されている。前記コンピュータープログラムは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに上記の実施例で提供される制御方法のステップを実現させる。
【0086】
前記コンピュータ読取可能な記憶媒体は、前述の実施例のいずれかで説明した電源機器の内部記憶ユニット、例えば、前記電源機器のハードディスクや内部メモリであり得る。前記コンピュータ読取可能な記憶媒体は、例えば、前記電源機器に設けられているプラグインハードディスク、スマートメディアカード(Smart Media Card、SMC)、セキュアデジタル(Secure Digital、SD)カード、フラッシュカード(Flash Card)など、前記電源機器の外部記憶機器であり得る。
【0087】
本出願で使用される用語は、特定の実施例を説明することのみを目的とし、本出願を限定することを意図するものではないことも理解されたい。
【0088】
さらに、本出願及び添付の特許請求の範囲で使用される「及び/又は」という用語は、関連してリストされる項目の1つ又は複数の任意の組み合わせ及びすべての可能な組み合わせを指し、それらの組み合わせを含むことが理解されたい。
【0089】
以上は、本出願の具体的な実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当業者であれば、本出願で開示されている技術範囲内において、様々な同等の修正又は置換を容易に想到することができ、これらの修正又は置換はすべて本出願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲で指定された範囲を基準とする。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-11-22
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年06月30日に中国専利局に提出された、名称を「電源機器の制御方法及び電源機器」とする第2021107450875号の中国特許出願の優先権を主張し、その内容はすべて参照により本出願に組み込まれる。
本出願は、電源技術の分野に関し、特に電源機器の制御方法及び電源機器に関する。
【国際調査報告】