(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-08
(54)【発明の名称】深溝玉軸受
(51)【国際特許分類】
F16C 33/38 20060101AFI20240426BHJP
F16C 19/06 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
F16C33/38
F16C19/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023573550
(86)(22)【出願日】2021-09-16
(85)【翻訳文提出日】2023-11-29
(86)【国際出願番号】 CN2021118717
(87)【国際公開番号】W WO2023272952
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】202110734599.1
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522226410
【氏名又は名称】人本股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】C&U COMPANY LIMITED.
【住所又は居所原語表記】No.515,5th Binhai Street,Economic & Technological Development Zone,Wenzhou City,Zhejiang 325011,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】白 雪峰
(72)【発明者】
【氏名】徐 家良
【テーマコード(参考)】
3J701
【Fターム(参考)】
3J701AA02
3J701AA32
3J701AA42
3J701AA52
3J701AA62
3J701BA37
3J701BA46
3J701FA13
3J701FA44
3J701FA46
3J701FA55
3J701GA24
(57)【要約】
【課題】深溝玉軸受を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、外輪と、内輪と、保持器と、ボールとを備え、前記保持器は外輪と内輪との間に設けられ、前記保持器にポケットが設けられ、前記ボールはポケット内に設けられ、前記保持器は分離して配置されて2つの分離枠体を形成し、前記分離枠体に間隔をあけてポケット凹部が設けられ、前記ポケット凹部は別の分離枠体上のポケット凹部と結合してポケットを形成し、前記分離枠体は分離して配置されて複数のサブ連結部材を形成し、前記サブ連結部材の両端に第1連結ブロック及び第2連結ブロックがそれぞれ形成され、前記サブ連結部材に2つのポケット凹部が設けられ、2つのポケット凹部間に位置決め台が設けられ、前記第1連結ブロックは隣り合うサブ連結部材上の第2連結ブロックと挿嵌し、前記位置決め台に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔が形成され、前記連結アームは連結孔に挿設される深溝玉軸受を開示する。本発明は、構造が単純で、構造全体の取り付けが便利で、より高い安定性を持ち、構造全体の使用効果及び生産・加工効率が向上する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外輪と、内輪と、保持器と、ボールとを備え、前記保持器は前記外輪と前記内輪との間に設けられ、前記保持器にポケットが設けられ、前記ボールは前記ポケット内に設けられる深溝玉軸受であって、前記保持器は、分離して配置されて2つの分離枠体を形成し、前記分離枠体に間隔をあけてポケット凹部が設けられ、前記ポケット凹部は別の前記分離枠体上の前記ポケット凹部と結合して前記ポケットを形成し、前記分離枠体は分離して配置されて複数のサブ連結部材を形成し、前記サブ連結部材の両端に第1連結ブロック及び第2連結ブロックがそれぞれ形成され、前記サブ連結部材に2つの前記ポケット凹部が設けられ、2つの前記ポケット凹部間に位置決め台が設けられ、前記第1連結ブロックは隣り合う前記サブ連結部材上の前記第2連結ブロックと挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔が形成され、前記連結アームは前記連結孔に挿設して2つの前記分離枠体の固結を形成することを特徴とする、深溝玉軸受。
【請求項2】
前記連結アームは、2つの弾性爪部を備え、前記爪部の一端は前記位置決め台と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと前記連結孔との接触面は斜めに配置されることを特徴とする、請求項1に記載の深溝玉軸受。
【請求項3】
前記第1連結ブロックには、第1差し込み突起が形成され、前記第2連結ブロックには第2差し込み突起が形成され、前記第1差し込み突起と前記第2差し込み突起はずらして配置され、前記第1連結ブロック上の第2差し込み突起に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起は第2差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック上の前記第1差し込み突起に対応する位置に前記第2差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起は前記第1差し込み溝と挿嵌することを特徴とする、請求項1又は2に記載の深溝玉軸受。
【請求項4】
前記第1連結ブロック及び前記第2連結ブロックに連結孔が設けられ、前記連結孔は前記第1差し込み溝又は前記第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起及び前記第2差し込み突起に前記弾性爪部挿通用の貫通穴が設けられることを特徴とする、請求項3に記載の深溝玉軸受。
【請求項5】
前記第1連結ブロック及び前記第2連結ブロックと前記サブ連結部材との間にそれぞれ段差状の当接部が形成され、前記位置決め台に当接台が形成され、前記当接台を介して前記段差状の当接部と係着することを特徴とする、請求項3に記載の深溝玉軸受。
【請求項6】
前記外輪の内壁に第1連結段差部が形成され、前記内輪の外壁に第2連結段差部が形成され、前記第1連結段差部と前記第2連結段差部との間に防塵カバーが介設されることを特徴とする、請求項1に記載の深溝玉軸受。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸受の技術分野に関し、特に、深溝玉軸受に関する。
【背景技術】
【0002】
クリーンエネルギー自動車の駆動用モーターは、従来のガソリン車のエンジンを置き換えるため、駆動用モーターはクリーンエネルギー自動車の重要な部品となり、従来のモーターと比較して、通常、駆動用モーターは新エネルギー車の重要なコンポーネントとなっており、従来のモーターと比較して、通常、瞬間出力が大きく、過負荷能力が強く、変速範囲が広く、頻繁な始動、停止、加速、減速に適応できることが要求され、低速登坂には高トルクが要求され、高速走行には低トルクが要求される。駆動用モーターのこれらの特性があるからこそ、駆動用モーターの軸受には一般の軸受に比べて要求性能が高く、高速性能、急速変速、低トルク、低騒音、低昇温、長寿命などが要求される。クリーンエネルギー自動車の急加速特性に応えるため、高速回転性能を持つ深溝玉軸受は、駆動用モーターに組み合わせされることが多い。深溝玉軸受は、内輪と外輪の軌道盤の間に組み込まれた保持器を備えており、保持器は通常、環状の本体構造と、円周上に均等に配置されたボールポケットとを有する。ボールポケットは、通常、玉軸受の転動体と類似し曲率半径がやや大きい凹球面を採用し、保持器本体の内径面及び外径面に開口部を設ける。しかし、使用中に急加減速などの高速状態下では高温になりやすく、保持器が溶けて割れ、保持器のポケット又は他の位置で衝撃破壊を起こしやすくなって、保持器全体の使用効果が低下すると共に、従来の保持器の組立・製造が不便であり、生産・加工効率の向上につながっていなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術の欠点に着目し、構造が単純で、構造全体の取り付けが便利で、より高い安定性を持ち、構造全体の使用効果及び生産・加工効率が向上する深溝玉軸受を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明は外輪と、内輪と、保持器と、ボールとを備え、前記保持器は外輪と内輪との間に設けられ、前記保持器にポケットが設けられ、前記ボールはポケット内に設けられる深溝玉軸受を提供する。前記保持器は、分離して配置されて2つの分離枠体を形成し、前記分離枠体に間隔をあけてポケット凹部が設けられ、前記ポケット凹部は別の分離枠体上のポケット凹部と結合してポケットを形成し、前記分離枠体は分離して配置されて複数のサブ連結部材を形成し、前記サブ連結部材の両端に第1連結ブロック及び第2連結ブロックがそれぞれ形成され、前記サブ連結部材に2つのポケット凹部が設けられ、2つのポケット凹部間に位置決め台が設けられ、前記第1連結ブロックは隣り合うサブ連結部材上の第2連結ブロックと挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔が形成され、前記連結アームは連結孔に挿設して2つの分離枠体の固結を形成する。
【0005】
このような構成の有利な効果:保持器は、この構造を採用することで、上下に分離して分離枠体を形成でき、分離枠体を介してボールの取り付け・配置が容易になり、かつ2つの分離枠体は連結アームで連結されるため、連結が便利で効率的であると共に構造が単純であり、分離枠体をさらに分離して配置して複数のサブ連結部材を形成し、サブ連結部材の各々は2つのポケット凹部を備え、構造に一貫性があり、量産に便利であり、同時に隣り合うサブ連結部材を連結ブロックで連結し、位置決め台に連結アームを設け、連結アームは対応する連結台と挿嵌して両者間の連結を形成し、これにより連結容易性は高く、構成された保持器の全体的な安定性が強く、緩みにくく、損傷された後、交換と取り付けが簡単であると共に組立・製造にも便利で、構造全体の使用効果が向上する。
【0006】
本発明のさらなる構成として、前記連結アームは、2つの弾性爪部を備え、前記爪部の一端は位置決め台と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと連結孔との接触面は斜めに配置される。
【0007】
このような構成の有利な効果:連結アームをこの構造に構成すると、構造が単純で連結効果が良く、同時に係止フックと連結孔との接触面は斜めに配置されることで、挿入時のガイド効果が良く、スナップイン効果を向上するとともに、構造が単純で実現しやすい。
【0008】
本発明のさらなる構成として、前記第1連結ブロックには、第1差し込み突起が形成され、前記第2連結ブロックには第2差し込み突起が形成され、前記第1差し込み突起と第2差し込み突起はずらして配置され、前記第1連結ブロック上の第2差し込み突起に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起は第2差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック上の第1差し込み突起に対応する位置に第2差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起は第1差し込み溝と挿嵌する。
【0009】
このような構成の有利な効果:このように構成することにより、第1連結ブロックと第2連結ブロックとの間の連結がより緊密になり、取り付けが迅速になり、構造全体の使用効果及び使用安定性が効果的に向上し、生産・加工効率が向上する。
【0010】
本発明のさらなる構成として、前記第1連結ブロック及び第2連結ブロックに連結孔が設けられ、前記連結孔は第1差し込み溝又は第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起及び第2差し込み突起に弾性爪部挿通用の貫通穴が設けられる。
【0011】
このような構成の有利な効果:このように構成することにより、構造全体の安定性がさらに向上し、第1連結ブロックと第2連結ブロックとの連結が完了した後、すなわち分離枠体の組立が完了した後、連結アームを挿入して2つの分離枠体の連結を形成する時、弾性爪部が差し込み突起を挿通できるため、構造全体の連結がより緊密になり、緩みにくくなり、構造全体使用の安定性が向上し、使用効果が上がる。
【0012】
本発明のさらなる構成として、前記第1連結ブロック及び第2連結ブロックとサブ連結部材との間にそれぞれ段差状の当接部が形成され、前記位置決め台に当接台が形成され、当接台を介して段差状の当接部と係着する。
【0013】
このような構成の有利な効果:段差状の当接部と位置決め台の当接により、保持器の使用時に構造全体の安定性が向上し、ボールの衝突により、構造全体が緩むことを防ぎ、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、寿命を効果的に延ばし、取り付け・位置決めもより効率的であり、生産・加工効率が向上する。
【0014】
本発明のさらなる構成として、前記外輪の内壁に第1連結段差部が形成され、前記内輪の外壁に第2連結段差部が形成され、前記第1連結段差部と第2連結段差部との間に防塵カバーが介設される。
【0015】
このような構成の有利な効果:このように構成することにより、ボールの遮蔽を確保し、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、潤滑油の漏れを効果的に防ぎ、全体的な潤滑効果を高めると共に構造が単純で、実現しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施例1及び実施例3の立体分解図である。
【
図2】本発明の実施例2及び実施例4の立体分解図である。
【
図3】本発明の実施例1及び実施例2における保持器の概略構成図である。
【
図4】本発明の実施例1及び実施例2における2つの分離枠体間の連接構造を示す概略図である。
【
図5】本発明の実施例3、実施例4及び実施例5における保持器の概略構成図である。
【
図6】本発明の実施例3、実施例4及び実施例5における2つの分離枠体間の連接構造を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0017】
図1、
図3及び
図4に示すように、本発明の実施例1に係る深溝玉軸受は、外輪2と、内輪1と、保持器3と、ボール4とを備え、前記保持器3は外輪2と内輪1との間に設けられ、前記保持器3にポケットが設けられ、前記ボール4はポケット内に設けられ、前記保持器3は分離して配置されて2つの分離枠体31を形成し、前記分離枠体31に間隔をあけてポケット凹部321が設けられ、前記ポケット凹部321は別の分離枠体31上のポケット凹部321と結合してポケットを形成し、前記分離枠体31は分離して配置されて複数のサブ連結部材32を形成し、前記サブ連結部材32の両端に第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325がそれぞれ形成され、前記サブ連結部材32に2つのポケット凹部321が設けられ、2つのポケット凹部321間に位置決め台322が設けられ、前記第1連結ブロック324は隣り合うサブ連結部材32上の第2連結ブロック325と挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台322に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔326が形成され、前記連結アームは連結孔326に挿設して2つの分離枠体31の固結を形成する。このような構成の有利な効果:保持器3は、この構造を採用することで、上下に分離して分離枠体31を形成でき、分離枠体31を介してボール4の取り付け・配置が容易になり、かつ2つの分離枠体31は連結アームで連結されるため、連結が便利で効率的であると共に構造が単純であり、分離枠体31をさらに分離して配置して複数のサブ連結部材32を形成し、サブ連結部材32の各々は2つのポケット凹部321を備え、構造に一貫性があり、量産に便利であり、同時に隣り合うサブ連結部材32を連結ブロックで連結し、位置決め台322に連結アームを設け、連結アームは対応する連結台と挿嵌して両者間の連結を形成し、これにより連結容易性は高く、構成された保持器3の全体的な安定性が強く、緩みにくく、損傷された後、交換と取り付けが簡単であると共に組立・製造にも便利で、構造全体の使用効果が向上する。
【0018】
本実施形態のさらなる構成として、前記連結アームは、2つの弾性爪部323を備え、前記爪部323の一端は位置決め台322と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置される。このような構成の有利な効果:連結アームをこの構造に構成すると、構造が単純で連結効果が良く、同時に係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置されることで、挿入時のガイド効果が良く、スナップイン効果を向上するとともに、構造が単純で実現しやすい。
【0019】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324には、第1差し込み突起3241が形成され、前記第2連結ブロック325には第2差し込み突起3251が形成され、前記第1差し込み突起3241と第2差し込み突起3251はずらして配置され、前記第1連結ブロック324上の第2差し込み突起3251に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起3241は第2差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック325上の第1差し込み突起3241に対応する位置に第2差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起3251は第1差し込み溝と挿嵌する。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との間の連結がより緊密になり、取り付けが迅速になり、構造全体の使用効果及び使用安定性が効果的に向上し、生産・加工効率が向上する。
【0020】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325に連結孔326が設けられ、前記連結孔326は第1差し込み溝又は第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起3241及び第2差し込み突起3251に弾性爪部323挿通用の貫通穴が設けられる。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、構造全体の安定性がさらに向上し、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との連結が完了した後、すなわち分離枠体31の組立が完了した後、連結アームを挿入して2つの分離枠体31の連結を形成する時、弾性爪部323が差し込み突起を挿通できるため、構造全体の連結がより緊密になり、緩みにくくなり、構造全体使用の安定性が向上し、使用効果が上がる。
【実施例2】
【0021】
図2~
図4に示すように、本発明の実施例2に係る深溝玉軸受は、外輪2と、内輪1と、保持器3と、ボール4とを備え、前記保持器3は外輪2と内輪1との間に設けられ、前記保持器3にポケットが設けられ、前記ボール4はポケット内に設けられ、前記保持器3は分離して配置されて2つの分離枠体31を形成し、前記分離枠体31に間隔をあけてポケット凹部321が設けられ、前記ポケット凹部321は別の分離枠体31上のポケット凹部321と結合してポケットを形成し、前記分離枠体31は分離して配置されて複数のサブ連結部材32を形成し、前記サブ連結部材32の両端に第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325がそれぞれ形成され、前記サブ連結部材32に2つのポケット凹部321が設けられ、2つのポケット凹部321間に位置決め台322が設けられ、前記第1連結ブロック324は隣り合うサブ連結部材32上の第2連結ブロック325と挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台322に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔326が形成され、前記連結アームは連結孔326に挿設して2つの分離枠体31の固結を形成する。このような構成の有利な効果:保持器3は、この構造を採用することで、上下に分離して分離枠体31を形成でき、分離枠体31を介してボール4の取り付け・配置が容易になり、かつ2つの分離枠体31は連結アームで連結されるため、連結が便利で効率的であると共に構造が単純であり、分離枠体31をさらに分離して配置して複数のサブ連結部材32を形成し、サブ連結部材32の各々は2つのポケット凹部321を備え、構造に一貫性があり、量産に便利であり、同時に隣り合うサブ連結部材32を連結ブロックで連結し、位置決め台322に連結アームを設け、連結アームは対応する連結台と挿嵌して両者間の連結を形成し、これにより連結容易性は高く、構成された保持器3の全体的な安定性が強く、緩みにくく、損傷された後、交換と取り付けが簡単であると共に組立・製造にも便利で、構造全体の使用効果が向上する。
【0022】
本実施形態のさらなる構成として、前記連結アームは、2つの弾性爪部323を備え、前記爪部323の一端は位置決め台322と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置される。このような構成の有利な効果:連結アームをこの構造に構成すると、構造が単純で連結効果が良く、同時に係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置されることで、挿入時のガイド効果が良く、スナップイン効果を向上するとともに、構造が単純で実現しやすい。
【0023】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324には、第1差し込み突起3241が形成され、前記第2連結ブロック325には第2差し込み突起3251が形成され、前記第1差し込み突起3241と第2差し込み突起3251はずらして配置され、前記第1連結ブロック324上の第2差し込み突起3251に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起3241は第2差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック325上の第1差し込み突起3241に対応する位置に第2差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起3251は第1差し込み溝と挿嵌する。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との間の連結がより緊密になり、取り付けが迅速になり、構造全体の使用効果及び使用安定性が効果的に向上し、生産・加工効率が向上する。
【0024】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325に連結孔326が設けられ、前記連結孔326は第1差し込み溝又は第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起3241及び第2差し込み突起3251に弾性爪部323挿通用の貫通穴が設けられる。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、構造全体の安定性がさらに向上し、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との連結が完了した後、すなわち分離枠体31の組立が完了した後、連結アームを挿入して2つの分離枠体31の連結を形成する時、弾性爪部323が差し込み突起を挿通できるため、構造全体の連結がより緊密になり、緩みにくくなり、構造全体使用の安定性が向上し、使用効果が上がる。
【0025】
本実施形態のさらなる構成として、前記外輪2の内壁に第1連結段差部が形成され、前記内輪1の外壁に第2連結段差部11が形成され、前記第1連結段差部と第2連結段差部11との間に防塵カバー5が介設される。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、ボールの遮蔽を確保し、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、潤滑油の漏れを効果的に防ぎ、全体的な潤滑効果を高めると共に構造が単純で、実現しやすい。
【実施例3】
【0026】
図1、
図5及び
図6に示すように、本発明の実施例3に係る深溝玉軸受は、外輪2と、内輪1と、保持器3と、ボール4とを備え、前記保持器3は外輪2と内輪1との間に設けられ、前記保持器3にポケットが設けられ、前記ボール4はポケット内に設けられ、前記保持器3は分離して配置されて2つの分離枠体31を形成し、前記分離枠体31に間隔をあけてポケット凹部321が設けられ、前記ポケット凹部321は別の分離枠体31上のポケット凹部321と結合してポケットを形成し、前記分離枠体31は分離して配置されて複数のサブ連結部材32を形成し、前記サブ連結部材32の両端に第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325がそれぞれ形成され、前記サブ連結部材32に2つのポケット凹部321が設けられ、2つのポケット凹部321間に位置決め台322が設けられ、前記第1連結ブロック324は隣り合うサブ連結部材32上の第2連結ブロック325と挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台322に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔326が形成され、前記連結アームは連結孔326に挿設して2つの分離枠体31の固結を形成する。このような構成の有利な効果:保持器3は、この構造を採用することで、上下に分離して分離枠体31を形成でき、分離枠体31を介してボール4の取り付け・配置が容易になり、かつ2つの分離枠体31は連結アームで連結されるため、連結が便利で効率的であると共に構造が単純であり、分離枠体31をさらに分離して配置して複数のサブ連結部材32を形成し、サブ連結部材32の各々は2つのポケット凹部321を備え、構造に一貫性があり、量産に便利であり、同時に隣り合うサブ連結部材32を連結ブロックで連結し、位置決め台322に連結アームを設け、連結アームは対応する連結台と挿嵌して両者間の連結を形成し、これにより連結容易性は高く、構成された保持器3の全体的な安定性が強く、緩みにくく、損傷された後、交換と取り付けが簡単であると共に組立・製造にも便利で、構造全体の使用効果が向上する。
【0027】
本実施形態のさらなる構成として、前記連結アームは、2つの弾性爪部323を備え、前記爪部323の一端は位置決め台322と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置される。このような構成の有利な効果:連結アームをこの構造に構成すると、構造が単純で連結効果が良く、同時に係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置されることで、挿入時のガイド効果が良く、スナップイン効果を向上するとともに、構造が単純で実現しやすい。
【0028】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324には、第1差し込み突起3241が形成され、前記第2連結ブロック325には第2差し込み突起3251が形成され、前記第1差し込み突起3241と第2差し込み突起3251はずらして配置され、前記第1連結ブロック324上の第2差し込み突起3251に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起3241は第2差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック325上の第1差し込み突起3241に対応する位置に第2差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起3251は第1差し込み溝と挿嵌する。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との間の連結がより緊密になり、取り付けが迅速になり、構造全体の使用効果及び使用安定性が効果的に向上し、生産・加工効率が向上する。
【0029】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325に連結孔326が設けられ、前記連結孔326は第1差し込み溝又は第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起3241及び第2差し込み突起3251に弾性爪部323挿通用の貫通穴が設けられる。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、構造全体の安定性がさらに向上し、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との連結が完了した後、すなわち分離枠体31の組立が完了した後、連結アームを挿入して2つの分離枠体31の連結を形成する時、弾性爪部323が差し込み突起を挿通できるため、構造全体の連結がより緊密になり、緩みにくくなり、構造全体使用の安定性が向上し、使用効果が上がる。
【0030】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325とサブ連結部材32との間にそれぞれ段差状の当接部3242が形成され、前記位置決め台322に当接台3221が形成され、当接台3221を介して段差状の当接部3242と係着する。このような構成の有利な効果:段差状の当接部3242と位置決め台322の当接により、保持器3の使用時に構造全体の安定性が向上し、ボール4の衝突により、構造全体が緩むことを防ぎ、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、寿命を効果的に延ばし、取り付け・位置決めもより効率的であり、生産・加工効率が向上する。
【実施例4】
【0031】
図2、
図5及び
図6に示すように、本発明の実施例4に係る深溝玉軸受は、外輪2と、内輪1と、保持器3と、ボール4とを備え、前記保持器3は外輪2と内輪1との間に設けられ、前記保持器3にポケットが設けられ、前記ボール4はポケット内に設けられ、前記保持器3は分離して配置されて2つの分離枠体31を形成し、前記分離枠体31に間隔をあけてポケット凹部321が設けられ、前記ポケット凹部321は別の分離枠体31上のポケット凹部321と結合してポケットを形成し、前記分離枠体31は分離して配置されて複数のサブ連結部材32を形成し、前記サブ連結部材32の両端に第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325がそれぞれ形成され、前記サブ連結部材32に2つのポケット凹部321が設けられ、2つのポケット凹部321間に位置決め台322が設けられ、前記第1連結ブロック324は隣り合うサブ連結部材32上の第2連結ブロック325と挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台322に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔326が形成され、前記連結アームは連結孔326に挿設して2つの分離枠体31の固結を形成する。このような構成の有利な効果:保持器3は、この構造を採用することで、上下に分離して分離枠体31を形成でき、分離枠体31を介してボール4の取り付け・配置が容易になり、かつ2つの分離枠体31は連結アームで連結されるため、連結が便利で効率的であると共に構造が単純であり、分離枠体31をさらに分離して配置して複数のサブ連結部材32を形成し、サブ連結部材32の各々は2つのポケット凹部321を備え、構造に一貫性があり、量産に便利であり、同時に隣り合うサブ連結部材32を連結ブロックで連結し、位置決め台322に連結アームを設け、連結アームは対応する連結台と挿嵌して両者間の連結を形成し、これにより連結容易性は高く、構成された保持器3の全体的な安定性が強く、緩みにくく、損傷された後、交換と取り付けが簡単であると共に組立・製造にも便利で、構造全体の使用効果が向上する。
【0032】
本実施形態のさらなる構成として、前記連結アームは、2つの弾性爪部323を備え、前記爪部323の一端は位置決め台322と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置される。このような構成の有利な効果:連結アームをこの構造に構成すると、構造が単純で連結効果が良く、同時に係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置されることで、挿入時のガイド効果が良く、スナップイン効果を向上するとともに、構造が単純で実現しやすい。
【0033】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324には、第1差し込み突起3241が形成され、前記第2連結ブロック325には第2差し込み突起3251が形成され、前記第1差し込み突起3241と第2差し込み突起3251はずらして配置され、前記第1連結ブロック324上の第2差し込み突起3251に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起3241は第2差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック325上の第1差し込み突起3241に対応する位置に第2差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起3251は第1差し込み溝と挿嵌する。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との間の連結がより緊密になり、取り付けが迅速になり、構造全体の使用効果及び使用安定性が効果的に向上し、生産・加工効率が向上する。
【0034】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325に連結孔326が設けられ、前記連結孔326は第1差し込み溝又は第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起3241及び第2差し込み突起3251に弾性爪部323挿通用の貫通穴が設けられる。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、構造全体の安定性がさらに向上し、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との連結が完了した後、すなわち分離枠体31の組立が完了した後、連結アームを挿入して2つの分離枠体31の連結を形成する時、弾性爪部323が差し込み突起を挿通できるため、構造全体の連結がより緊密になり、緩みにくくなり、構造全体使用の安定性が向上し、使用効果が上がる。
【0035】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325とサブ連結部材32との間にそれぞれ段差状の当接部3242が形成され、前記位置決め台322に当接台3221が形成され、当接台3221を介して段差状の当接部3242と係着する。このような構成の有利な効果:段差状の当接部3242と位置決め台322の当接により、保持器3の使用時に構造全体の安定性が向上し、ボール4の衝突により、構造全体が緩むことを防ぎ、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、寿命を効果的に延ばし、取り付け・位置決めもより効率的であり、生産・加工効率が向上する。
【0036】
本実施形態のさらなる構成として、前記外輪2の内壁に第1連結段差部が形成され、前記内輪1の外壁に第2連結段差部11が形成され、前記第1連結段差部と第2連結段差部11との間に防塵カバー5が介設される。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、ボールの遮蔽を確保し、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、潤滑油の漏れを効果的に防ぎ、全体的な潤滑効果を高めると共に構造が単純で、実現しやすい。
【実施例5】
【0037】
図5、
図6及び
図7に示すように、本発明の実施例5に係る深溝玉軸受は、外輪2と、内輪1と、保持器3と、ボール4とを備え、前記保持器3は外輪2と内輪1との間に設けられ、前記保持器3にポケットが設けられ、前記ボール4はポケット内に設けられ、前記保持器3は分離して配置されて2つの分離枠体31を形成し、前記分離枠体31に間隔をあけてポケット凹部321が設けられ、前記ポケット凹部321は別の分離枠体31上のポケット凹部321と結合してポケットを形成し、前記分離枠体31は分離して配置されて複数のサブ連結部材32を形成し、前記サブ連結部材32の両端に第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325がそれぞれ形成され、前記サブ連結部材32に2つのポケット凹部321が設けられ、2つのポケット凹部321間に位置決め台322が設けられ、前記第1連結ブロック324は隣り合うサブ連結部材32上の第2連結ブロック325と挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台322に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔326が形成され、前記連結アームは連結孔326に挿設して2つの分離枠体31の固結を形成する。このような構成の有利な効果:保持器3は、この構造を採用することで、上下に分離して分離枠体31を形成でき、分離枠体31を介してボール4の取り付け・配置が容易になり、かつ2つの分離枠体31は連結アームで連結されるため、連結が便利で効率的であると共に構造が単純であり、分離枠体31をさらに分離して配置して複数のサブ連結部材32を形成し、サブ連結部材32の各々は2つのポケット凹部321を備え、構造に一貫性があり、量産に便利であり、同時に隣り合うサブ連結部材32を連結ブロックで連結し、位置決め台322に連結アームを設け、連結アームは対応する連結台と挿嵌して両者間の連結を形成し、これにより連結容易性は高く、構成された保持器3の全体的な安定性が強く、緩みにくく、損傷された後、交換と取り付けが簡単であると共に組立・製造にも便利で、構造全体の使用効果が向上する。
【0038】
本実施形態のさらなる構成として、前記連結アームは、2つの弾性爪部323を備え、前記爪部323の一端は位置決め台322と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置される。このような構成の有利な効果:連結アームをこの構造に構成すると、構造が単純で連結効果が良く、同時に係止フックと連結孔326との接触面は斜めに配置されることで、挿入時のガイド効果が良く、スナップイン効果を向上するとともに、構造が単純で実現しやすい。
【0039】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324には、第1差し込み突起3241が形成され、前記第2連結ブロック325には第2差し込み突起3251が形成され、前記第1差し込み突起3241と第2差し込み突起3251はずらして配置され、前記第1連結ブロック324上の第2差し込み突起3251に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起3241は第2差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック325上の第1差し込み突起3241に対応する位置に第2差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起3251は第1差し込み溝と挿嵌する。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との間の連結がより緊密になり、取り付けが迅速になり、構造全体の使用効果及び使用安定性が効果的に向上し、生産・加工効率が向上する。
【0040】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325に連結孔326が設けられ、前記連結孔326は第1差し込み溝又は第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起3241及び第2差し込み突起3251に弾性爪部323挿通用の貫通穴が設けられる。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、構造全体の安定性がさらに向上し、第1連結ブロック324と第2連結ブロック325との連結が完了した後、すなわち分離枠体31の組立が完了した後、連結アームを挿入して2つの分離枠体31の連結を形成する時、弾性爪部323が差し込み突起を挿通できるため、構造全体の連結がより緊密になり、緩みにくくなり、構造全体使用の安定性が向上し、使用効果が上がる。
【0041】
本実施形態のさらなる構成として、前記第1連結ブロック324及び第2連結ブロック325とサブ連結部材32との間にそれぞれ段差状の当接部3242が形成され、前記位置決め台322に当接台3221が形成され、当接台3221を介して段差状の当接部3242と係着する。このような構成の有利な効果:段差状の当接部3242と位置決め台322の当接により、保持器3の使用時に構造全体の安定性が向上し、ボール4の衝突により、構造全体が緩むことを防ぎ、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、寿命を効果的に延ばし、取り付け・位置決めもより効率的であり、生産・加工効率が向上する。
【0042】
本実施形態のさらなる構成として、前記外輪2と前記内輪1との間に防塵カバー5が介設される。このような構成の有利な効果:このように構成することにより、ボールの遮蔽を確保し、構造全体の使用効果が上がるとともに構造が単純で、実現しやすく、潤滑油の漏れを効果的に防ぎ、全体的な潤滑効果を高めると共に構造が単純で、実現しやすい。
【0043】
上記の例は、本発明の好ましい具体例の1つにすぎず、本発明の技術的手段の範囲内で当業者によって行われる通常の変化及び置換は均しく本発明の保護範囲に含まれる。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外輪と、内輪と、保持器と、ボールとを備え、前記保持器は前記外輪と前記内輪との間に設けられ、前記保持器にポケットが設けられ、前記ボールは前記ポケット内に設けられる深溝玉軸受であって、前記保持器は、分離して配置されて2つの分離枠体を形成し、前記分離枠体に間隔をあけてポケット凹部が設けられ、前記ポケット凹部は別の前記分離枠体上の前記ポケット凹部と結合して前記ポケットを形成し、前記分離枠体は分離して配置されて複数のサブ連結部材を形成し、前記サブ連結部材の両端に第1連結ブロック及び第2連結ブロックがそれぞれ形成され、前記サブ連結部材に2つの前記ポケット凹部が設けられ、2つの前記ポケット凹部間に位置決め台が設けられ、前記第1連結ブロックは隣り合う前記サブ連結部材上の前記第2連結ブロックと挿嵌して連結台を形成し、前記位置決め台に連結アームが設けられ、前記連結台に連結孔が形成され、前記連結アームは前記連結孔に挿設して2つの前記分離枠体の固結を形成
し、前記連結アームは、2つの弾性爪部を備え、前記第1連結ブロック及び前記第2連結ブロックに連結孔が設けられ、前記2つの弾性爪部はそれぞれ前記第1連結ブロック及び前記第2連結ブロック上の連結孔を挿通し、前記弾性爪部の一端は前記位置決め台と連結し、他端に係止フックが設けられ、前記係止フックと前記連結孔との接触面は斜めに配置され、前記第1連結ブロックには、第1差し込み突起が形成され、前記第2連結ブロックには第2差し込み突起が形成され、前記第1差し込み突起と前記第2差し込み突起はずらして配置され、前記第1連結ブロック上の第2差し込み突起に対応する位置に第1差し込み溝が設けられ、前記第2差し込み突起は第1差し込み溝と挿嵌し、前記第2連結ブロック上の前記第1差し込み突起に対応する位置に前記第2差し込み溝が設けられ、前記第1差し込み突起は前記第2差し込み溝と挿嵌し、前記連結孔は前記第1差し込み溝又は前記第2差し込み溝を貫通して配置され、前記第1差し込み突起及び前記第2差し込み突起に前記弾性爪部挿通用の貫通穴が設けられることを特徴とする、深溝玉軸受。
【請求項2】
前記第1連結ブロック及び前記第2連結ブロックと前記サブ連結部材との間にそれぞれ段差状の当接部が形成され、前記位置決め台に当接台が形成され、前記当接台を介して前記段差状の当接部と係着することを特徴とする、請求項
1に記載の深溝玉軸受。
【請求項3】
前記外輪の内壁に第1連結段差部が形成され、前記内輪の外壁に第2連結段差部が形成され、前記第1連結段差部と前記第2連結段差部との間に防塵カバーが介設されることを特徴とする、請求項1に記載の深溝玉軸受。
【国際調査報告】