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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-10
(54)【発明の名称】カメラモジュール及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G03B 5/00 20210101AFI20240501BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20240501BHJP
   G02B 7/08 20210101ALI20240501BHJP
   G02B 7/04 20210101ALI20240501BHJP
   H04N 23/50 20230101ALI20240501BHJP
   H04N 23/57 20230101ALI20240501BHJP
【FI】
G03B5/00 J
G03B30/00
G02B7/08 A
G02B7/04 E
H04N23/50
H04N23/57
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023570208
(86)(22)【出願日】2022-05-09
(85)【翻訳文提出日】2023-12-12
(86)【国際出願番号】 CN2022091625
(87)【国際公開番号】W WO2022237713
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】202110528437.2
(32)【優先日】2021-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】白 楊
(72)【発明者】
【氏名】胡 士靖
【テーマコード(参考)】
2H044
2K005
5C122
【Fターム(参考)】
2H044BE01
2H044BE07
2H044BE10
2H044DA01
2H044DB00
2K005CA02
2K005CA03
2K005CA04
2K005CA23
2K005CA45
2K005CA52
5C122EA12
5C122GE05
5C122GE11
(57)【要約】
本願は、カメラモジュール及び電子機器を開示し、通信機器の技術分野に属する。カメラモジュールは、モジュールハウジングと、カメラと、駆動機構とを含む。モジュールハウジングには、第1インナキャビティが設けられている。カメラは、レンズアセンブリと本体部とを含む。本体部は、第1インナキャビティに位置する。本体部には、第2インナキャビティが設けられている。レンズアセンブリの少なくとも一部は第2インナキャビティに位置する。レンズアセンブリは、第2インナキャビティ内においてその光軸の周りに回転可能である。モジュールハウジングの底部は、弾性部材により本体部の底部に弾性的に接続される。駆動機構は、第1コイルグループ、第2コイルグループ、第3コイルグループ、及び第4コイルグループを含む。第1コイルグループは、少なくとも一対の第1コイルを含む。少なくとも1つの第2コイルが一対の第1コイルの間に位置する。第3コイルグループと第2コイルグループとが互いに対向して設けられ、第4コイルグループと第1コイルグループとが互いに対向して設けられている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1インナキャビティが設けられたモジュールハウジング(100)と、
レンズアセンブリ(210)及び本体部(220)を含むカメラ(200)であって、前記本体部(220)が前記第1インナキャビティに位置し、前記本体部(220)に第2インナキャビティが設けられ、前記レンズアセンブリ(210)の少なくとも一部が前記第2インナキャビティに位置し、前記レンズアセンブリ(210)が前記第2インナキャビティ内においてその光軸の周りに回転可能であり、前記モジュールハウジング(100)の底部が弾性部材(300)により前記本体部(220)の底部に弾性的に接続される、カメラ(200)と、
第1コイルグループ(410)、第2コイルグループ(420)、第3コイルグループ(430)、及び第4コイルグループ(440)を含む駆動機構であって、前記第1コイルグループ(410)及び前記第2コイルグループ(420)のうち、一方が前記レンズアセンブリ(210)に設けられ、他方が前記本体部(220)に設けられ、前記第3コイルグループ(430)と前記第4コイルグループ(440)が、間隔を空けて前記モジュールハウジング(100)に設けられている、駆動機構と、
を含むカメラモジュールであって、
前記第1コイルグループ(410)が、前記レンズアセンブリの周方向に沿って間隔を空けて分布する少なくとも一対の第1コイルを含み、前記第2コイルグループ(420)が、前記一対の第1コイルの間に位置する少なくとも1つの第2コイルを含み、前記第3コイルグループ(430)と前記第2コイルグループ(420)とが互いに対向して設けられ、前記第4コイルグループ(440)と前記第1コイルグループ(410)とが互いに対向して設けられ、
前記第1コイルグループ(410)と前記第2コイルグループ(420)が通電されると、前記レンズアセンブリ(210)が駆動されて前記光軸の周りに回転し、
前記第3コイルグループ(430)と前記第2コイルグループ(420)が通電されると、前記本体部(220)が駆動されて前記光軸に垂直な第1平面を沿って移動し、
前記第1コイルグループ(410)と前記第4コイルグループ(440)が通電されると、前記本体部(220)が駆動されて前記第1平面内の少なくとも1つの軸線の周りに回転する、
カメラモジュール。
【請求項2】
前記第1コイルグループ(410)は複数の第1コイルを含み、前記第1コイルの数は偶数個であり、隣接する2つの前記第1コイルの間の間隔角度は同じであり、前記第2コイルグループ(420)は複数の第2コイルを含み、各対の前記第1コイルの間には、少なくとも1つの前記第2コイルが対応して設けられている、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記第1コイルグループ(410)は3対の前記第1コイルを含み、前記第2コイルの数は3つであり、隣接する2つの前記第2コイルの間の角度は120°であり、3つの前記第2コイルと3対の前記第1コイルとがそれぞれ対応して設けられている、請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記第3コイルグループ(430)は3つの前記第3コイルを含み、各前記第3コイルは1つの前記第2コイルに対向して設けられ、任意の隣接する2つの前記第3コイルの間の角度は120°である、請求項3に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記第4コイルグループ(440)は3つの第4コイルを含み、前記3つの第4コイルは、各対の前記第1コイル中の1つの前記第1コイルに対向して設けられ、任意の隣接する2つの前記第4コイルの間の角度は120°である、請求項3に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記第4コイルグループ(440)中の全ての前記第4コイル及び全ての前記第4コイルに対応する前記第1コイルが通電されると、前記本体部(220)は駆動されて前記光軸方向に沿って移動する、請求項5に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記モジュールハウジング(100)は蓋体(110)とベース板(120)とを含み、前記第1インナキャビティが前記蓋体(110)と前記ベース板(120)により囲んで形成され、前記蓋体(110)には、逃げ穴(111)が設けられ、前記逃げ穴は、前記第1インナキャビティと連通し、前記レンズアセンブリ(210)は、前記逃げ穴(111)に対向して設けられている、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記弾性部材(300)は弾性パッド(310)と複数のバネ(320)とを含み、前記弾性パッド(310)は、前記ベース板(120)の前記本体部(220)に面した側の表面に設けられ、複数の前記バネ(320)は、前記本体部(220)の周方向に沿って間隔を空けて分布し、前記弾性パッド(310)には、位置決め穴(311)が設けられ、前記バネ(320)は、前記位置決め穴(311)内に位置する、請求項7に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
前記ベース板(120)の前記本体部(220)に面した側には、位置決め凸部(121)が設けられ、前記位置決め凸部(121)と前記バネ(320)はともに前記位置決め穴(311)内に位置し、前記位置決め凸部(121)の前記ベース板(120)とは反対の端部は、前記バネ(320)に接続される、請求項8に記載のカメラモジュール。
【請求項10】
前記第2コイルグループ(420)と前記第3コイルグループ(430)は、第2平面内に位置し、且つ、前記第3コイルグループ(430)は、前記第2コイルグループ(420)を囲むように設けられ、前記第2平面は、前記第1平面と平行している、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項11】
前記第1コイルグループ(410)と前記第4コイルグループ(440)は、前記光軸方向に沿って分布し、前記第4コイルグループ(440)は、前記第1コイルグループ(410)と前記モジュールハウジング(100)の頂部との間に位置する、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記本体部(220)には、ロードリング(230)が設けられ、前記ロードリング(230)は、前記レンズアセンブリ(210)を囲むように設けられ、前記第1コイルグループ(410)又は前記第2コイルグループ(420)は、前記ロードリング(230)に設けられている、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項13】
前記光軸の周りの方向において、隣接する2つの前記第1コイルは、その間に位置する少なくとも1つの前記第2コイルと位置制限するように結合される、請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか1項に記載のカメラモジュールを含む電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年5月14日に中国で提出された中国特許出願No.202110528437.2の優先権を主張し、その内容の全ては援用によりここに組み込まれる。
【0002】
本願は、撮像機器の技術分野に属し、具体的に、カメラモジュール及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
技術の進歩に伴い、電子機器(例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ)は著しく発展を遂げた。電子機器は、強力な機能を備えたツールとして、ユーザの生活と仕事に大きな利便性をもたらした。撮像機能は、電子機器の基本機能であり、ユーザの撮像ニーズを満たすことができる。撮像機能は通常、電子機器の撮像モジュールによって実現される。
【0004】
発明者は、本発明の創造を実現する過程において、関連技術には次のような問題があることに気づいた。ユーザは通常、電子機器を手に持って画像を撮像する。手持ち撮像の過程においてブレが発生するので、電子機器によって撮像された画像の品質が悪くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例の目的は、電子機器の撮像品質が悪いという問題を解決できるカメラモジュール及び電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術問題を解決するために、本願は、以下のように実現される。
【0007】
本願の実施例は、
第1インナキャビティが設けられたモジュールハウジングと、
レンズアセンブリ及び本体部を含むカメラであって、前記本体部が前記第1インナキャビティに位置し、前記本体部に第2インナキャビティが設けられ、前記レンズアセンブリの少なくとも一部が前記第2インナキャビティに位置し、前記レンズアセンブリが前記第2インナキャビティ内においてその光軸の周りに回転可能であり、前記モジュールハウジングの底部が弾性部材により前記本体部の底部に弾性的に接続される、カメラと、
第1コイルグループ、第2コイルグループ、第3コイルグループ、及び第4コイルグループを含む駆動機構であって、前記第1コイルグループ及び前記第2コイルグループのうち、一方が前記レンズアセンブリに設けられ、他方が前記本体部に設けられ、前記第3コイルグループと前記第4コイルグループが、間隔を空けて前記モジュールハウジングに設けられている、駆動機構と、
を含むカメラモジュールであって、
前記第1コイルグループが、前記レンズアセンブリの周方向に沿って間隔を空けて分布し、互いに対向して設けられている少なくとも一対の第1コイルを含み、前記第2コイルグループが、前記一対の第1コイルの間に位置する少なくとも1つの第2コイルを含み、前記第3コイルグループと前記第2コイルグループとが互いに対向して設けられ、前記第4コイルグループと前記第1コイルグループとが互いに対向して設けられ、
前記第1コイルグループと前記第2コイルグループが通電されると、前記レンズアセンブリが駆動されて前記光軸の周りに回転し、
前記第3コイルグループと前記第2コイルグループが通電されると、前記本体部が駆動されて前記光軸に垂直な第1平面を沿って移動し、
前記第1コイルグループと前記第4コイルグループが通電されると、前記本体部が駆動されて前記第1平面内の少なくとも1つの軸線の周りに回転する、
カメラモジュールを提供する。
【0008】
本願の実施例は、上記のカメラモジュールを含む電子機器を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本願の実施例では、駆動機構は、第1コイルグループ、第2コイルグループ、第3コイルグループ、及び第4コイルグループを含む。第1コイルグループ、第2コイルグループ、第3コイルグループ、及び第4コイルグループが通電されると、磁場を発生させることができるので、異なるコイルグループの協働により、レンズアセンブリを駆動して運動させることができる。この方案では、コイルグループの協働は、レンズアセンブリをカメラモジュールのブレと反対の方向に沿って運動させることができる。これによって、カメラモジュールのブレ量に対して補正を行うことができ、さらにカメラモジュールのブレ防止機能を実現し、電子機器の撮像品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本願の実施例に開示されるカメラモジュールの分解図である。
図2】本願の実施例に開示されるカメラモジュールの分解図である。
図3】本願の実施例に開示されるカメラモジュールの平面図である。
図4】本願の実施例に開示されるカメラモジュールのレンズアセンブリの構造模式図である。
図5】本願の実施例に開示されるカメラモジュールのレンズアセンブリの構造模式図である。
図6】本願の実施例に開示されるカメラモジュールにおけるロードリングの構造模式図である。
図7】本願の実施例に開示されるカメラモジュールにおけるモジュールハウジングの底面図である。
図8】本願の実施例に開示されるカメラモジュールにおけるモジュールハウジングのベース板の平面図である。
図9】本願の実施例に開示されるカメラモジュールにおけるモジュールハウジングのベース板と弾性部材の断面図である。
図10図9の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下において、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明する。当然ながら、説明される実施例は本願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
【0012】
本願の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の技術用語は、特定の順序又は優先順位を記述するものではなく、類似の対象を区別するためのものである。なお、このように使用される用語は、本願の実施例をここで図示又は説明する以外の順番で実施できるように、場合によっては互換してもよい。また、明細書及び請求項において、「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、符号の「/」は、一般的に前後の関連する対象が「又は」の関係にあることを表す。
【0013】
以下において、図面を参照しながら、本願の実施例によって提供されるカメラモジュールを、具体的な実施例及びその応用シーンにより詳しく説明する。
【0014】
図1図10を参照し、本願の実施例は、カメラモジュールを開示し、開示されるカメラモジュールは、電子機器に適用される。開示されるカメラモジュールは、モジュールハウジング100と、カメラ200と、駆動機構とを含む。
【0015】
モジュールハウジング100は、カメラモジュールのカメラ200、駆動機構及びその他のコンポーネントのために取り付けベースを提供する。モジュールハウジング100には、第1インナキャビティが設けられており、カメラ200の少なくとも一部は、第1インナキャビティ内に設けることができる。
【0016】
カメラ200は、カメラモジュールの機能性素子であり、カメラモジュールの撮像機能を実現するために使用される。カメラ200は、レンズアセンブリ210と本体部220とを含み、レンズアセンブリ210は、外部環境光を取り込むために使用され、本体部220は、レンズアセンブリ210のために取り付けベースを提供するとともに、カメラ200の機能性部材でもある。例えば、本体部220は、取り付けハウジング、感光チップ、配線板、及びフィルタなどの部材を含んでもよい。
【0017】
本体部220は、第1インナキャビティに位置し、本体部220には、第2インナキャビティが設けられており、レンズアセンブリ210の少なくとも一部は第2インナキャビティに位置する。レンズアセンブリ210は、第2インナキャビティ内においてその光軸の周りに回転可能である。モジュールハウジング100の底部は、弾性部材300により本体部220の底部に弾性的に接続される。この場合に、本体部220は第1インナキャビティの中で運動可能になり、これによってレンズアセンブリ210を連動させてともに第1インナキャビティの中で運動する。
【0018】
選択的に、弾性部材は、弾性フォーム、バネ、弾性サスペンションファイバなどの弾性構造であってもよく、勿論、他の弾性構造であってもよく、本明細書では制限しない。
【0019】
駆動機構は、第1コイルグループ410、第2コイルグループ420、第3コイルグループ430、及び第4コイルグループ440を含む。第1コイルグループ410及び第2コイルグループ420のうち、一方がレンズアセンブリ210に設けられ、他方が本体部220に設けられている。第3コイルグループ430と第4コイルグループ440は、間隔を空けてモジュールハウジング100に設けられている。
【0020】
第1コイルグループ410は、少なくとも一対の第1コイルを含み、少なくとも一対の第1コイルは、レンズアセンブリ210の周方向に沿って間隔を空けて分布する。第2コイルグループ420は、少なくとも1つの第2コイルを含み、少なくとも1つの第2コイルは、一対の第1コイルの間に位置する。この場合に、1つの第2コイルが一対の第1コイルの間に位置する。対向する一対の第1コイルは、通電されると、回転磁場を形成する。第2コイルは、通電されているコイルである。通電されている第2コイルが、通電されている一対の第1コイルの間に位置することはこの場合に、通電されている第2コイルを回転磁場内に入れることに相当する。通電されている第2コイルは、磁場内で磁気誘導線を切る回転運動を行うことができ、これによって、第1コイルグループ410と第2コイルグループ420との間にアンペール力が発生し、第2コイルグループ420を駆動して回転させることができる。第1コイルグループ410と第2コイルグループ420が通電されている場合、第1コイルグループ410が回転磁場を発生させるので、第1コイルグループ410は固定子であってもよく、第2コイルグループ420は可動子であってもよく、回転磁場内で回転することによって、レンズアセンブリ210を駆動して光軸の周りに回転させる。無論、力の相互作用により、第2コイルグループ420を固定子としてもよく、第1コイルグループ410を可動子としてもよい。無論、第1コイルグループ410及び第2コイルグループ420のうち、レンズアセンブリ210に設けられるものが可動子であり、本体部220に設けられるものが固定子である。
【0021】
上記の実施例では、本体部220とレンズアセンブリ210は、光軸方向に沿う回転のみに自由度があり、その他の方向における本体部220とレンズアセンブリ210の運動の場合には、本体部220とレンズアセンブリ210を一体と見なしてもよい。
【0022】
第3コイルグループ430と第2コイルグループ420とは互いに対向して設けられている。第3コイルグループ430と第2コイルグループ420が通電されると、磁場が発生する。この場合に、第2コイルグループ420と第3コイルグループ430は2つの電磁石に相当し、第3コイルグループ430と第2コイルグループ420との間に磁場相互作用が発生し、第2コイルグループ420を駆動して運動させる。したがって、第3コイルグループ430と第2コイルグループ420が通電されると、本体部220は駆動されて光軸に垂直な第1平面に沿って移動する。
【0023】
第4コイルグループ440と第1コイルグループ410とは互いに対向して設けられている。第4コイルグループ440と第1コイルグループ410が通電されると、磁場が発生する。この場合に、第4コイルグループ440と第1コイルグループ410は2つの電磁石に相当し、第4コイルグループ440と第1コイルグループ410との間に磁場相互作用が発生し、第1コイルグループ410を駆動して運動させる。したがって、第1コイルグループ410と第4コイルグループ440が通電されると、本体部220は駆動されて第1平面内の少なくとも1つの軸線の周りに回転する。この場合に、図2に示すように、第4コイルグループ440による第1コイルグループ410に対する電磁力の方向は、光軸方向と平行し、第4コイルグループ440による第1コイルグループ410に対する電磁力は、本体部220又はレンズアセンブリ210の一方側に作用して、本体部220又はレンズアセンブリ210を、電磁力の作用する側に傾けて回転させる。回転の軸線は、電磁力の作用する側と、それと反対の側との間の中心軸線である。選択的に、第4コイルグループ440は、少なくとも1つの第4コイルを含み、各第4コイルは、1つの第1コイルに対向して設けられている。無論、第4コイルグループ440と第1コイルグループ410には、他の協働の形態があり、実際の状況に応じて柔軟に設定することができ、カメラ200を回転させればよい。
【0024】
本願に開示される実施例では、第1コイルグループ410、第2コイルグループ420、第3コイルグループ430、及び第4コイルグループ440が通電されると、磁場を発生させることができるので、異なるコイルグループの協働により、レンズアセンブリ210を駆動して運動させることができる。この方案では、コイルグループの協働は、レンズアセンブリ210をカメラモジュールのブレと反対の方向に沿って運動させることができる。これによって、カメラモジュールのブレ量に対して補正を行うことができ、さらにカメラモジュールのブレ防止機能を実現し、電子機器の撮像品質を向上させることができる。
【0025】
また、コイルグループ内の流れ込み電流の方向を変化させると、アンペール力の方向も変化する。これによって、レンズアセンブリ210の方向転換が柔軟になり、ブレ防止効果がより良くなる。
【0026】
また、異なるコイルグループの協働によって、複数の方向のアンペール力を発生させ、これによってレンズアセンブリ210を駆動して複数の方向に沿って運動させることができる。レンズアセンブリ210の運動範囲はさらに広がり、カメラモジュールのブレ防止性能はさらに向上する。
【0027】
別の選択的な実施例では、第1コイルグループ410は複数の第1コイルを含んでもよい。第1コイルの数は偶数個である。この場合に、第1コイルグループ410は、2つの第1コイルで1対になることができ、隣接する2つの第1コイルの間の間隔角度が同じである。第2コイルグループ420は複数の第2コイルを含んでもよく、各対の第1コイルの間には、少なくとも1つの第2コイルが対応して設けられている。この方案では、対向する一対の第1コイルが、1つの位相を形成する。この方案では、第1コイルグループ410が複数の位相を形成することにより、磁場のPTFを増大させることができる。これによって、レンズアセンブリ210の受ける駆動力が増大し、レンズアセンブリ210の回転効率がさらに向上し、レンズアセンブリ210のブレ防止効果がさらに向上する。また、レンズアセンブリ210の方向切替は、複数の方向切替力を発生させることができる。これによって、レンズアセンブリ210の光軸方向に沿う回転をより安定にすることができる。
【0028】
さらに、第1コイルグループ410は3対の第1コイルを含み、第2コイルの数は3つであり、隣接する2つの第2コイルの間の角度は120°であり、3つの第2コイルと3対の第1コイルとがそれぞれ対応して設けられている。この場合に、第1コイルグループ410中の第1コイルは3対に分かれ、各対の第1コイルグループ410は1つの位相を形成し、第1コイルグループ410の位相角は120°である。各位相には、1つの第2コイルが対応している。この場合に、第1コイルグループ410の各位相は、いずれも第2コイルグループ420のために安定的な磁場を提供することができ、レンズアセンブリ210の光軸に沿う回転の安定性がさらに向上する。また、第1コイルグループ410が360°の環状方向において均等に分布するため、レンズアセンブリ210の受力はより均一になり、レンズアセンブリ210が片側に傾きにくくなり、カメラモジュールの信頼性は向上する。
【0029】
別の選択的な実施例では、第3コイルグループ430は3つの第3コイルを含んでもよく、各第3コイルは1つの第2コイルに対向して設けられ、任意の隣接する2つの第3コイルの間の角度は120°である。この方案では、3つの第3コイルは本体部220の周方向に沿って分布し、且つ、任意の隣接する2つの第2コイルの間の角度は120°であり、3つの第3コイルと3つの第2コイルは、第1平面内における3つの方向の電磁力を発生させる。3つの方向の電磁力の大きさの変化によって、第1平面内の複数の方向における運動を実現することができる。これによって、本体部220の第1平面内における運動範囲は広がり、カメラモジュールのブレ防止性能はさらに向上する。
【0030】
また、第3コイルグループ430がレンズアセンブリ210の周方向に沿って均等に分布するため、レンズアセンブリ210の各方向における受力は均一であり、ブレ防止効果が良い。
【0031】
例えば、3つの方向の電磁力の大きさの変化によって、X軸とY軸によって形成された平面における移動を実現することができる。
【0032】
別の選択的な実施例では、第4コイルグループ440は3つの第4コイルを含んでもよく、3つの第4コイルは、各対の第1コイル中の1つの第1コイルに対向して設けられ、任意の隣接する2つの第4コイルの間の角度は120°である。この方案では、第4コイルと第1コイルとの間の電磁力の方向は、光軸と平行している。この場合に、そのうちの1つ又は複数の第4コイルと第1コイルが通電されると、カメラ200は回転する。この方案では、異なる位置における第4コイルと第1コイルを通電するように制御することによって、複数の方向における回転が実現され、カメラモジュールのブレ防止性能はさらに向上する。
【0033】
上記の実施例では、第4コイルグループ440中の第4コイルがレンズアセンブリ210の周方向に沿って均等に分布するため、レンズアセンブリ210の各方向における受力は均一であり、ブレ防止効果が良い。
【0034】
例えば、異なる位置における第4コイルと第3コイルを通電するように制御することによって、X軸及びY軸の周りの方向における回転を実現することができる。
【0035】
別の選択的な実施例では、第4コイルグループ440中の全ての第4コイル及び全ての第4コイルに対応する第1コイルが通電されると、本体部220は駆動されて光軸方向に沿って移動する。この方案は、カメラモジュールのフォーカス機能を実現することができ、カメラモジュールの撮像性能をさらに向上させた。
【0036】
本願の実施例では、複数種のモジュールハウジング100の構造が可能である。図1を参照し、具体的な実施例では、モジュールハウジング100は、蓋体110とベース板120とを含んでもよい。第1インナキャビティは蓋体110とベース板120により囲んで形成されてもよい。蓋体110には、逃げ穴111が設けられてもよい。レンズアセンブリ210は、逃げ穴111に対向して設けられている。逃げ穴111は、第1インナキャビティと連通している。逃げ穴111は、レンズアセンブリ210中のレンズを露出させるために使用される。上記の構造のモジュールハウジング100は、良好な実装性能を有し、レンズアセンブリ210の取り付けを容易にする。
【0037】
選択的に、蓋体110とベース板120は、係合や接着、溶接などの方法で接続されてもよい。蓋体110とベース板120の具体的な接続方式について、本明細書では制限しない。
【0038】
上記の実施例では、本体部220は回転過程においてベース板120と剛性衝突しやすく、本体部220が損傷しやすくなる。別の選択的な実施例では、弾性部材300は弾性パッド310と複数のバネ320とを含んでもよい。弾性パッド310は、ベース板120の本体部220に面した側の表面に設けられてもよい。複数のバネ320は、本体部220の周方向に沿って間隔を空けて分布してもよい。選択的に、バネ320は、本体部220の4つのコーナー部に分布してもよい。弾性パッド310には、位置決め穴311が設けられてもよい。バネ320は、位置決め穴311内に位置してもよい。この方案では、弾性パッド310は、本体部220とベース板120との剛性接触を防止することにより、本体部220とベース板120との剛性衝突を有効的に防止することができる。これによって、本体部220が損傷しにくくなり、カメラモジュールの安全性と信頼性は向上する。
【0039】
上記の実施例では、弾性パッド310は、フォームなどの弾性構造部材であってもよく、勿論、他の弾性構造で作られてもよく、本明細書では制限しない。
【0040】
別の選択的な実施例では、ベース板120の本体部220に面した側には、位置決め凸部121が設けられ、位置決め凸部121とバネ320はともに位置決め穴311内に位置し、位置決め凸部121のベース板120とは反対の端部は、バネ320に接続される。この方案では、位置決め凸部121は、位置決め穴311内に位置することにより、弾性部材300の取り付け位置を決めて弾性部材300の位置ずれを防止するために使用することができる。これによって、カメラ200の回転中心はずれにくくなり、カメラモジュールのブレ防止性能はさらに向上する。
【0041】
別の選択的な実施例では、第2コイルグループ420と第3コイルグループ430は、第2平面内に位置してもよい。且つ、第3コイルグループ430は、第2コイルグループ420を囲むように設けられてもよい。第2平面は、第1平面と平行してもよい。この方案では、第3コイルグループ430は、第2コイルグループ420を囲むように設けられてもよく、これによって、モジュールハウジング100と本体部220との間の隙間を利用して第3コイルグループ430を設けることができる。これによって、第3コイルグループ430がカメラ200に干渉しにくくなり、カメラモジュールの実装の信頼性は向上する。
【0042】
選択的に、モジュールハウジング100の頂部からその底部への方向には、第1ロード凸部が延びて設けられてもよい。第3コイルグループ430は、第1ロード凸部に設けられてもよい。無論、第3コイルグループ430は、他の方式でモジュールハウジング100に固定されてもよく、本明細書では制限しない。
【0043】
上記の実施例では、第1コイルグループ410と第4コイルグループ440には、光軸と平行な電磁力を発生させる必要があるため、第4コイルグループ440は、モジュールハウジング100の底部又は頂部に設けられてもよい。底部は、弾性部材300などの部材を設けるために使用されるので、取り付けるための位置がない。このため、別の選択的な実施例では、第1コイルグループ410と第4コイルグループ440は、光軸方向に沿って分布してもよく、第4コイルグループ440は、第1コイルグループ410とモジュールハウジング100の頂部との間に位置してもよい。この方案では、第4コイルグループ440は、第1コイルグループ410とモジュールハウジング100の頂部との間に位置してもよく、これによって、レンズアセンブリ210の頂部とモジュールハウジング100の頂部との間の実装隙間に第4コイルグループ440を設けることに寄与する。これによって、カメラモジュールの構造配置はより合理的になる。
【0044】
選択的に、モジュールハウジング100の頂部からその底部への方向には、第2ロード凸部が延びて設けられてもよい。第4コイルグループ440は、第2ロード凸部に設けられてもよい。無論、第4コイルグループ440は、他の方法でモジュールハウジング100に固定されてもよく、本明細書では制限しない。
【0045】
別の選択的な実施例では、本体部220には、ロードリング230が設けられてもよい。ロードリング230は、レンズアセンブリ210を囲むように設けられてもよい。第1コイルグループ410又は第2コイルグループ420は、ロードリング230に設けられてもよい。この場合に、ロードリング230は、本体部220に固定的に接続され、レンズアセンブリ210は、ロードリング230に対して回転可能である。この場合に、ロードリング230は、第1コイルグループ410又は第2コイルグループ420をロードするために使用されるだけでなく、レンズアセンブリ210を支持するためにも使用される。これによって、カメラモジュールの構造はより簡単になる。
【0046】
選択的に、ロードリング230の内側壁には、環状摺動溝が設けられてもよい。レンズアセンブリ210の外側には、環状凸部が設けられ、環状凸部は、環状摺動溝内に位置し、且つ環状摺動溝に対して回転可能である。無論、ロードリング230は、他の方式でレンズアセンブリ210と回転可能に接続されてもよく、本明細書では制限しない。
【0047】
選択的に、ロードリング230は本体部220に接着や係合の方法で接続されてもよく、無論、他の方法で接続されてもよく、本明細書では制限しない。ロードリング230は、プラスチック材料で作られてもよく、無論、他の材料で作られてもよく、本明細書では制限しない。
【0048】
別の選択的な実施例では、光軸の周りの方向において、少なくとも一対の第1コイルは、その間に位置する少なくとも1つの第2コイルと位置制限するように結合されてもよい。この方案では、隣接する2つの第1コイルとその間に位置する第2コイルグループ420は、機械的な位置制限を発生させることができ、これによって、レンズアセンブリ210の回転範囲に対して位置制限することができる。これによって、レンズアセンブリ210が過度に回転してブレ防止効果に影響を与えることが防止される。
【0049】
本願に開示される実施例では、第1コイルグループ410と第2コイルグループ420によって、光軸方向に沿う回転を実現することができる。第3コイルグループ430と第2コイルグループ420によって、第1平面におけるシフトを実現することができる。第4コイルグループ440と第1コイルグループ410によって、第1平面内の少なくとも1つの軸線に沿う回転、即ち、図4におけるX軸及び/又はY軸の周りの方向における回転を実現することができる。X軸とY軸は、第1平面内における互いに垂直な2つの軸線であり、且つ、X軸とY軸は、光軸にも垂直である。また、第4コイルグループ440と第1コイルグループ410によって、カメラ200の光軸方向に沿う移動も実現できる。本願は、カメラモジュールの六軸運動を実現できる。
【0050】
無論、本願は、各軸の単体運動に限らず、運動方法を組み合わせてカメラモジュールのブレ防止性能をさらに向上させてもよい。
【0051】
例えば、カメラモジュールにより同時に第1平面における移動及びX軸とY軸の周りの回転の方向に対して補正を行う必要がある場合に、第1コイルグループ410、第2コイルグループ420、第3コイルグループ430、及び第4コイルグループ440は、動作するコイルグループとして同時に動作する。第3コイルグループ430と第2コイルグループ420中の電流の大きさと方向を調節することによって、第1平面における移動を実現することができる。この場合に、レンズアセンブリ210、本体部220、及びロードリング230は一体的に第1平面に沿って移動する。また、X軸とY軸の周りの回転を実現することについて、第4コイルグループ440と第1コイルグループ410中の電流の大きさと方向を調節することによって、X軸とY軸の周りの方向における回転を実現することができる。この場合に、レンズアセンブリ210、本体部220、及びロードリング230は一体的にX軸とY軸の周りの方向に沿って回転する。
【0052】
上記の補正を行う間、第1コイルグループ410と第2コイルグループ420は、互いに干渉して回転していない。したがって、第1コイルグループ410と第2コイルグループ420が相対的に回転する時に、同位相の電流対が必要である。第2コイルグループ420がX軸とY軸の周りの方向において回転する時に、光軸方向における回転に必要な電磁条件を形成しなかった。したがって、X軸とY軸の周りの方向における回転及び第1平面における移動に対する補正を行う間、干渉は発生しない。
【0053】
別の場合に、光軸方向とX軸及び/又はY軸における回転に対する補正を同時に行ってもよい。第1コイルグループ410と第2コイルグループ420を通電することによって、レンズアセンブリ210の回転を実現する。この場合に、レンズアセンブリ210のみが回転する。第4コイルグループ440と第1コイルグループ410がX軸及び/又はY軸における回転補正を行う時に、第4コイルグループ440の電流の大きさ及び方向を調節することによって補正値を満たす。本願は、カメラモジュールの六軸補正を実現することができると同時に、多軸並行補正を満たすことができる。
【0054】
上記の実施例における第1コイルグループ410、第2コイルグループ420、第3コイルグループ430、及び第4コイルグループ440中のコイルは、いずれも鉄心に巻かれてもよい。第1コイルグループ410中の第1コイルの巻き方向と第2コイルグループ420中の第2コイルの巻き方向は、実際のニーズに応じて柔軟に選択できる。
【0055】
別の選択的な実施例では、第1コイルグループ410の巻き方向と第2コイルグループ420の巻き方向は交換されてもよく、交換された場合にも、本願の回転ニーズを満たすことができる。
【0056】
また、例えば、第1コイルと第2コイルの巻きの中心軸が平行に配置され、且つ同一の円環線に位置する場合に、流れ込み電流の大きさを制御することによって大きさの異なる磁場を発生させ、レンズアセンブリ210に対する作用力を発生させ、それを光軸方向において小さい角度で回転させてもよい。これによっても、光軸方向に沿う回転を実現できる。
【0057】
別の選択的な実施例では、第1コイルグループ410と第2コイルグループ420中の巻き中心軸の方向及び数を変化させることによって、第1コイルグループ410と第2コイルグループ420を交流励磁グループとしてもよい。これによっても、光軸に沿う回転を実現できる。
【0058】
本願の実施例に開示されるカメラモジュールに基づいて、本願の実施例はさらに電子機器を開示し、開示される電子機器は、前文における実施例のいずれかで説明されるカメラモジュールを含む。
【0059】
本願の実施例に開示される電子機器は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子ブックリーダー、ウェアラブル機器(例えばスマートウォッチ)、電子ゲーム機などの機器であってもよい。電子機器の具体的な種類について、本願の実施例では制限しない。
【0060】
以上、図面を参照しながら本願の実施例を説明したが、本願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本願の示唆をもとに、当業者が本願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本願の保護範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0061】
100-モジュールハウジング、110-蓋体、111-逃げ穴、120-ベース板、121-位置決め凸部、200-カメラ、210-レンズアセンブリ、220-本体部、230-ロードリング、300-弾性部材、310-弾性パッド、311-位置決め穴、320-バネ、410-第1コイルグループ、420-第2コイルグループ、430-第3コイルグループ、440-第4コイルグループ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】