(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-10
(54)【発明の名称】インタラクション方法、及び関連装置
(51)【国際特許分類】
A63F 13/55 20140101AFI20240501BHJP
A63F 13/86 20140101ALI20240501BHJP
A63F 13/533 20140101ALI20240501BHJP
A63F 13/87 20140101ALI20240501BHJP
【FI】
A63F13/55
A63F13/86
A63F13/533
A63F13/87
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571703
(86)(22)【出願日】2022-06-16
(85)【翻訳文提出日】2023-11-17
(86)【国際出願番号】 CN2022099057
(87)【国際公開番号】W WO2023284477
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】202110797684.2
(32)【優先日】2021-07-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】李 宇
(57)【要約】
インタラクション方法及び関連装置であって、プレイヤーは、ゲーム内のプレイヤーオブジェクトを制御することで、ライブストリーマーアイデンティティを取得しライブストリーミングコンテンツを决定し、ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で他のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行い、ライブストリーミングという方式を有機的にゲームに融合させることで、プレイヤーが主導となる、ゲームシーンにおけるプレイヤーオブジェクトの間でライブストリーミングインタラクションを行う新たなインタラクション方式を実現し、ゲーム内のインタラクション方式はゲームのタイプに制限されず、ゲーム内の遊び方の多様性をさらに豊かにして、ゲーム内のプレイヤーのインタラクションエクスペリエンスを向上させる。また、プレイヤーはプレイヤーオブジェクトを制御するだけで、ライブストリーマーとしてライブストリーミングを行うことを体験することができるため、ゲームシーンにおけるライブストリーミングエクスペリエンスの敷居は、ライブストリーミング認証を必要とし、アプリケーションを追加インストールする従来技術に比べて低くなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末機器が実行するインタラクション方法であって、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得するステップと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられるステップと、を含む
方法。
【請求項2】
前記インタラクション行為は、ライブストリーミングの権限を取得するための第1のターゲット行為を含み、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するステップは、
ターゲット仮想プロップと前記第1のターゲット行為を行うように、前記第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記ターゲット仮想プロップは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミングの権限取得領域に位置するステップを含み、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得するステップは、
前記第1のターゲット行為によってライブストリーミングの権限を取得した場合、前記アイデンティティ命令を取得するステップを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記インタラクション行為はライブストリーマーアイデンティティ交換のための第2のターゲット行為を含み、前記複数のプレイヤーオブジェクトは第2のオブジェクトをさらに含み、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するステップは、
前記ゲームシーンにおいて前記第2のオブジェクトと前記第2のターゲット行為を行うように、前記第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであるステップを含み、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得するステップは、
前記第2のターゲット行為によって前記ライブストリーマーアイデンティティ交換を完成した場合、前記アイデンティティ命令を取得するステップを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
複数のライブストリーミングモードを含むライブストリーミングモード選択インターフェースを表示するステップと、
前記ライブストリーミングモード選択インターフェースに基づいて、前記複数のライブストリーミングモードからターゲットライブストリーミングモードを選択するためのモード選択操作を取得するステップと、をさらに含み、
前記第1のオブジェクトによって前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップは、
前記ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、前記第1のオブジェクトによって前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップを含む
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットライブストリーミングモードはラジオのライブストリーミングモードであり、
複数のオーディオコンテンツを含むオーディオコンテンツ選択インターフェースを表示するステップと、
前記オーディオコンテンツ選択インターフェースに基づいて、前記複数のオーディオコンテンツからターゲットオーディオコンテンツを選択するためのオーディオ選択操作を取得するステップと、をさらに含み、
前記ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップは、
前記ターゲットオーディオコンテンツ、及び前記第1のオブジェクトによって決定されたプレイヤーオーディオコンテンツによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップを含む
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットライブストリーミングモードはゲーム視点モードであり、前記ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、前記第1のオブジェクトによって前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップは、
前記ゲームシーンにおける前記第1のオブジェクトのゲームビデオに基づいて、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップを含む
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ライブストリーミングコンテンツは、具体的に、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行う、
又は、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置に基づいてライブストリーミングプラットフォームでライブストリーミングを行う、ために用いられる
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
インタラクション装置であって、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の制御ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得するための第1の取得ユニットと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられる第1の決定ユニットと、を含む
装置。
【請求項9】
サーバーが実行するインタラクション方法であって、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得するステップであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返すステップと、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記第1のオブジェクトによって決定されるものであって、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられるステップと、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツを送信するステップと、を含む
方法。
【請求項10】
インタラクション装置であって、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の取得ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返すための第1の決定ユニットと、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記第1のオブジェクトによって決定されるものであって、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられる第2の取得ユニットと、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツを送信するための第1の送信ユニットと、を含む
装置。
【請求項11】
第1の端末機器が実行するインタラクション方法であって、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示するためのアイデンティティ命令を取得するステップと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられるステップと、を含む
方法。
【請求項12】
インタラクション装置であって、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーである制御ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示するためのアイデンティティ命令を取得するための取得ユニットと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられる決定ユニットと、を含む
装置。
【請求項13】
第2の端末機器が実行するインタラクション方法であって、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得するステップであって、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含むステップと、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定するステップと、
前記第3のオブジェクトのオブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対して前記ライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行うステップと、を含む
方法。
【請求項14】
前記ライブストリーミングコンテンツに対するインタラクションメッセージ入力インターフェースを表示するステップと、
前記インタラクションメッセージ入力インターフェースに基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツに対するプレイヤーインタラクションメッセージを入力するためのメッセージ入力操作を取得するステップと、
前記ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に前記プレイヤーインタラクションメッセージを表示するステップと、をさらに含む
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ライブストリーミングコンテンツに対する仮想アイテム移転インターフェースを表示するステップであって、前記仮想アイテム移転インターフェースは複数の仮想アイテムを含むステップと、
前記仮想アイテム移転インターフェースに基づいて、前記複数の仮想アイテムからターゲット仮想アイテムを選択するためのアイテム選択操作を取得するステップと、
前記ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に、前記ターゲット仮想アイテムに対応する仮想アイテム移転レコードを表示するステップと、をさらに含む
請求項13に記載の方法。
【請求項16】
インタラクション装置であって、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含む第1の取得ユニットと、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定するための決定ユニットと、
前記第3のオブジェクトのオブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対して前記ライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行うためのライブストリーミングユニットと、を含む
装置。
【請求項17】
インタラクションシステムであって、
請求項1~7のいずれか1項に記載のインタラクション方法、又は請求項11に記載のインタラクション方法を実行するための第1の端末機器と、
請求項13~15のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実行するための第2の端末機器と、
請求項9に記載のインタラクション方法を実行するためのサーバーと、を含む
システム。
【請求項18】
コンピュータ機器であって、
プログラムコードを記憶し、前記プログラムコードを前記プロセッサーに伝送するためのメモリと、
前記プログラムコードにおける命令に従って請求項1~7のいずれか1項に記載のインタラクション方法、又は請求項9に記載のインタラクション方法、又は請求項11に記載のインタラクション方法、又は請求項13~15のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実行するためのプロセッサーと、を含む
機器。
【請求項19】
請求項1~7のいずれか1項に記載のインタラクション方法、請求項9に記載のインタラクション方法、請求項11に記載のインタラクション方法、又は請求項13~15のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するように構成される
コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータで実行される場合、請求項1~7のいずれか1項に記載のインタラクション方法、請求項9に記載のインタラクション方法、請求項11に記載のインタラクション方法、又は請求項13~15のいずれか1項に記載のインタラクション方法を前記コンピュータに実行させる
コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2021年07月14日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202110797684.2であり、出願名称が「インタラクション方法、及び関連装置」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、ゲーム技術の分野に関し、特に、ゲームインタラクションに関する。
【背景技術】
【0003】
ゲーム開発技術の継続的な改善とゲームのタイプの豊富さに伴い、プレイヤーはゲームエクスペリエンスへの要求もますます高くなっている。ゲーム内のプレイヤーがゲームに参加できるゲームインタラクションは、プレイヤーのゲームエクスペリエンスに影響を与える要因となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術において、ゲーム内のインタラクション方式は主にゲームのタイプ自体に依存し、例えば、シューティングゲームにおけるインタラクション方式は主にプレイヤーの間のシューティングなどであり、インタラクション方式は比較的単純であるため、プレイヤーのゲームエクスペリエンスをさらに向上させることは困難である。
【0005】
上記の技術問題を解決するために、本願は、ゲーム内のインタラクションの多様性を向上させ、プレイヤーのゲームエクスペリエンスを改善するために、プレイヤーが主導となる新たなライブストリーミング(ライブ配信とも呼ばれる)インタラクション方式をプレイヤーに提供するインタラクション方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施例は以下の技術案を開示している。
1つの態様によれば、本願の実施例は第1の端末機器が実行するインタラクション方法を開示し、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得するステップと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられるステップと、を含む。
【0007】
別の態様によれば、本願の実施例はインタラクション装置を開示し、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の制御ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得するための第1の取得ユニットと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられる第1の決定ユニットと、を含む。
【0008】
別の態様によれば、本願の実施例はサーバーが実行するインタラクション方法を開示し、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得するステップであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返すステップと、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記第1のオブジェクトによって決定されるものであって、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられるステップと、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツを送信するステップと、を含む。
【0009】
別の態様によれば、本願の実施例はインタラクション装置を開示し、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の取得ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返すための第1の決定ユニットと、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記第1のオブジェクトによって決定されるものであって、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられる第2の取得ユニットと、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツを送信するための第1の送信ユニットと、を含む。
【0010】
別の態様によれば、本願の実施例は第1の端末機器が実行するインタラクション方法を開示し、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示するためのアイデンティティ命令を取得するステップと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられるステップと、を含む。
【0011】
別の態様によれば、本願の実施例はインタラクション装置を開示し、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーである制御ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示するためのアイデンティティ命令を取得するための取得ユニットと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられる決定ユニットと、を含む。
【0012】
別の態様によれば、本願の実施例は第2の端末機器が実行するインタラクション方法を開示し、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得するステップであって、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含むステップと、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定するステップと、
前記第3のオブジェクトのオブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対して前記ライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行うステップと、を含む。
【0013】
別の態様によれば、本願の実施例はインタラクション装置を開示し、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含む第1の取得ユニットと、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定するための決定ユニットと、
前記第3のオブジェクトのオブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対して前記ライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行うためのライブストリーミングユニットと、を含む。
【0014】
別の態様によれば、本願の実施例はインタラクションシステムを開示し、
以上の態様における第1の端末機器によって実行される前記インタラクション方法を実行するための第1の端末機器と、
以上の態様における第2の端末機器によって実行される前記インタラクション方法を実行するための第2の端末機器と、
以上の態様におけるサーバーによって実行される前記インタラクション方法を実行するためのサーバーと、を含む。
【0015】
別の態様、本願の実施例はコンピュータ機器を開示し、
プログラムコードを記憶し、前記プログラムコードを前記プロセッサーに伝送するためのメモリと、
前記プログラムコードにおける命令に従って以上の態様に記載のインタラクション方法を実行するためのプロセッサーと、を含む。
【0016】
別の態様によれば、本願の実施例は、以上の態様に記載のインタラクション方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するように構成されるコンピュータ可読記憶媒体を開示している。
【0017】
別の態様によれば、本願の実施例は命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータで実行される場合、以上の態様に記載のインタラクション方法を前記コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0018】
上記の技術案から分かるように、ゲーム内のインタラクション方式の豊かさを向上させるために、ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御し、当該インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、第1のオブジェクトがゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得することができ、プレイヤーは、ゲームにおける第1のオブジェクトを制御することでライブストリーマーのアイデンティティでライブストリーミングコンテンツを決定することができ、当該ライブストリーミングコンテンツはライブストリーミング表示位置でゲームシーンにおける他のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うことができる。ライブストリーミングという方式を有機的にゲームに融合させることで、プレイヤーが主導となる、ゲームシーンにおけるプレイヤーオブジェクトの間でライブストリーミングインタラクションを行う新たなインタラクション方式を実現し、ゲーム内のインタラクション方式はゲームのタイプに制限されず、ゲーム内の遊び方の多様性をさらに豊かにして、ゲーム内のプレイヤーのインタラクションエクスペリエンスを向上させる。そして、プレイヤーはプレイヤーオブジェクトを制御するだけで、ライブストリーマーとしてライブストリーミングを行うことを体験することができるため、ゲームシーンにおけるライブストリーミングエクスペリエンスの敷居は、ライブストリーミング認証を必要とし、アプリケーションを追加インストールする従来技術に比べて低くなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本願の実施例で提供される実際の適用シーンにおけるインタラクション方法の概略図である。
【
図2】本願の実施例で提供されるインタラクション方法のシグナリング図である。
【
図3】本願の実施例で提供されるインタラクション方法の概略図である。
【
図4】本願の実施例で提供されるインタラクション方法の概略図である。
【
図5】本願の実施例で提供されるインタラクション方法の概略図である。
【
図6】本願の実施例で提供されるインタラクション方法の概略図である。
【
図7】本願の実施例で提供されるインタラクション方法の概略図である。
【
図8】本願の実施例で提供されるインタラクション方法の概略図である。
【
図9】本願の実施例で提供されるインタラクション方法の概略図である。
【
図10】本願の実施例で提供される実際の適用シーンにおけるインタラクション方法のフローチャートである。
【
図11】本願の実施例で提供される実際の適用シーンにおけるライブストリーマーアイデンティティ交換のフローチャートである。
【
図12】本願の実施例で提供される実際の適用シーンにおける仮想アイテム移転のフローチャートである。
【
図13】本願の実施例で提供されるインタラクション装置の構造ブロック図である。
【
図14】本願の実施例で提供されるインタラクション装置の構造ブロック図である。
【
図15】本願の実施例で提供されるコンピュータ機器の構造図である。
【
図16】本願の実施例で提供されるサーバーの構造図である。
【
図17】本願の実施例で提供されるインタラクション方法のフローチャートである。
【
図18】本願の実施例で提供されるインタラクション方法のフローチャートである。
【
図19】本願の実施例で提供されるインタラクション装置の構造ブロック図である。
【
図20】本願の実施例で提供されるインタラクション装置の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を結合して、本願の実施例を記載する。
【0021】
レイヤーのゲームエクスペリエンスを向上させるために、ゲームのインタラクション方式のプレイアビリティ及び豊かさを向上させることは、ゲームエンジニアにとって重要な課題となっている。関連技術において、ゲーム内のインタラクション方式は主にゲームのタイプ自体に制限されるため、同じタイプのゲームにおけるインタラクション方式はほぼ一致し、プレイヤーのゲーム興味を低下させ、プレイヤーに悪いゲームエクスペリエンスをもたらす可能性がある。ゲームのタイプと大きく異なるいくつかのインタラクション方式をゲームに追加しても、これらのインタラクション方式によって、プレイヤーがインタラクションの主導者となることは困難である。例えば、関連技術において、予め録画された映像をシューティングゲームに再生する場合があり、プレイヤーは映像の再生時間を決定することができず、ビデオの再生コンテンツを支配することができないため、参加度が低下する。
【0022】
上記の技術問題を解决するために、本願の実施例はインタラクション方法を提供し、プレイヤーはゲーム内のプレイヤーオブジェクトを制御することで、ライブストリーマーアイデンティティを取得して、ライブストリーミングコンテンツを决定する権限を得ることができる。これにより、ライブストリーミングインタラクション方式とゲームシーンとを結合することで、プレイヤーが主導となる新たなゲーム内のライブストリーミングインタラクション方式をプレイヤーに提供し、ゲームインタラクションの多様性を向上させ、プレイヤーのゲームエクスペリエンスを高める。
【0023】
ここで、当該方法は処理機器に適用され得ることを理解することができる。当該処理機器は、ゲーム内のインタラクションを制御できる処理機器、例えば、インタラクション制御機能を備える端末機器やサーバーである。当該方法は端末機器とサーバーとが通信するネットワークシーンに適用され得、端末機器とサーバーとが連携して実行される。端末機器はコンピュータ、携帯電話などの機器であってもよい。サーバーはアプリケーションサーバーであってもよいし、Webサーバーであってもよいと理解でき、実際に配置される際、当該サーバーは独立したサーバーであってもよいし、クラスタサーバーであってもよい。
【0024】
本願の実施例で提供される技術案を容易に理解するために、以下、実際の適用シーンを結合して、本願の実施例で提供されるインタラクション方法を説明する。
【0025】
図1を参照すると、
図1は本願の実施例で提供される実際の適用シーンにおけるインタラクション方法の概略図であり、当該実際の適用シーンにおいて、処理機器は端末機器101及びサーバー102である。端末機器101では図示されるゲームが実行され、サーバー102は当該ゲームに対応するゲームサーバーである。
【0026】
当該ゲームのゲームシーンにはゲームシーン1に示されるステージ領域があり、第1のオブジェクトは当該ゲームにおいて制御されるプレイヤーオブジェクトである。プレイヤーは、当該第1のオブジェクトを当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングを行うライブストリーマーとしたいと、端末機器101を介して、ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御することができる。図に示すように、当該実際の適用シーンにおいて、プレイヤーは端末機器101を介して第1のオブジェクトを当該ステージ領域に移動させ、ステージ領域上のライブストリーミングプラットフォームに近づくように制御することができ、当該ライブストリーミングプラットフォームはライブストリーミングを行うための仮想プロップである。ステージ領域には、ゲームシーン1に示される仮想スクリーンがさらにあり、ライブストリーミングを行うプレイヤーオブジェクトがない場合、当該仮想スクリーンはコンテンツを表示しないか、又は、所定の固定コンテンツのみを表示する場合があり、ライブストリーマーとなるプレイヤーがあると、当該仮想スクリーンは、ライブストリーマーによって提供されるライブストリーミングコンテンツを表示してもよい。
【0027】
第1のオブジェクトがライブストリーミングプラットフォームに近づくと、ゲームインターフェースに「ライブストリーミングを開始する」仮想コントロールが出現し、プレイヤーは当該仮想コントロールをクリックして、当該ライブストリーミングプラットフォームとインタラクション(即ち、ライブストリーミングに対するインタラクション行為)を行うように、第1のオブジェクトを制御することができる。端末機器101は、第1のオブジェクトを制御することで行われたインタラクション行為をサーバー102に送信する。サーバー102は、当該インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすと判断した場合、アイデンティティ命令を生成して端末機器101に送信し、当該アイデンティティ命令は、当該第1のオブジェクトが当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するために用いられる。
【0028】
第1のオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得した後、端末機器101は当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定することができる。当該実際の適用シーンにおいて、ゲームシーン2に示すように、ライブストリーミングコンテンツは、プレイヤーによって制御される第1のオブジェクトがステージ領域で行われる動作及び当該ステージ領域内の対応する背景ビデオ、オーディオなどを含んでもよい。例えば、プレイヤーはステージ上で歌うように第1のオブジェクトを制御することができ、ライブストリーミングプラットフォームを通じて歌う歌曲及び当該ステージ上のスクリーンに表示される背景ビデオを自律的に選択することができる。図に示すように、端末機器は当該第1のオブジェクトのオブジェクト動作を録画して、プレイヤーが第1のオブジェクトを介して発した音、選択した背景ビデオなどを取得し、当該オブジェクト動作、音及び背景ビデオを、今回のライブストリーミングに対応するライブストリーミングコンテンツとして決定し、ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置に当該ライブストリーミングコンテンツを表示することができ、例えば、ゲームシーンにおける仮想スクリーン又は仮想テレビに当該ライブストリーミングコンテンツを表示してもよい。また、当該ゲームシーンにおける他のプレイヤーオブジェクトを制御するプレイヤーも当該ライブストリーミングコンテンツが見えるために、端末機器101は当該ライブストリーミングコンテンツをサーバー101に送信することもでき、サーバー101は当該ライブストリーミングコンテンツを端末機器1、端末機器2…端末機器nなどの複数の端末機器にプッシュすることで、これらの端末機器はゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置に当該ライブストリーミングコンテンツを表示することもでき、これにより、第1のオブジェクトがライブストリーマーとし、ゲームシーンにおいて複数のプレイヤーに対してライブストリーミングを行うライブストリーミング効果を実現する。
【0029】
このように、本願は、ゲームシーンにおいてプレイヤーがライブストリーミングの主導者となり、プレイヤーがライブストリーミングコンテンツを決定する新たなライブストリーミングインタラクション方式を提供し、当該インタラクション方式はゲームのタイプに制限されず、プレイヤーは、現実での煩雑なライブストリーミング操作を経ることなく、プレイヤーオブジェクトを制御することで、ゲームシーンにおいて現実に近いライブストリーミングインタラクションを体験することができる。従って、ゲームにおけるインタラクション方式及びプレイヤーエクスペリエンスを豊かにするとともに、ライブストリーマーのエクスペリエンス敷居を低減する。また、プレイヤーは第1のオブジェクトを制御しライブストリーミングを行うとよく、自体の関連情報を表示する必要がないため、現実のライブストリーミングに比べて、プレイヤーの受容性がより高く、且つより安全である。
【0030】
次に、図面を結合して、本願の実施例で提供されるインタラクション方法を説明する。
【0031】
図2を参照し、
図2は本願の実施例で提供されるインタラクション方法のシグナリング図であり、当該方法は、第1の端末機器及びサーバーからなるシステムに適用され得る。当該方法はステップ201~208を含む。
S201において、第1の端末機器は、ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御する。
【0032】
プレイヤーのゲームにおけるインタラクションエクスペリエンスを豊かにするために、本願の実施例では、プレイヤーに新たなライブストリーミングインタラクションを提供でき、プレイヤーはゲーム内でゲームのタイプに制限されないライブストリーミングインタラクションを体験することができる。
【0033】
まず、当該ゲームには、ライブストリーマーアイデンティティを取得するためのインタラクション行為を設定することができ、当該ゲームのゲームシーンにおけるプレイヤーオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得してライブストリーマーになることに成功した場合、当該プレイヤーオブジェクトを制御するプレイヤーは、当該プレイヤーオブジェクトを介して当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングを行うライブストリーミングコンテンツを支配することができる。なお、プレイヤーオブジェクトとは、プレイヤーが当該ゲームシーンにおいて制御できるゲームオブジェクトを指し、例えば、ゲームにおいて提供される様々なゲームキャラクターなどであってもよい。
【0034】
従って、プレーヤがゲームをプレイする際に、制御される第1のオブジェクトによって当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングを行いたいと、プレイヤーはまず、当該ゲームを実行する第1の端末機器を介して、ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように、当該第1のオブジェクトを制御することができ、当該第1のオブジェクトは当該ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである。
【0035】
S202において、サーバーは、ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得する。
【0036】
当該第1のオブジェクトがゲームシーンにおいてライブストリーミングを行うことができるかどうかを判断するために、サーバーは第1の端末機器側から取得したインタラクション行為を分析でき、つまり、当該インタラクション行為によって第1のオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得できるかどうかを判断する。
【0037】
S203において、サーバーは、インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、第1のオブジェクトをゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定して、第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてアイデンティティ命令を返す。
【0038】
サーバーには当該ゲームシーンに対応するライブストリーミング条件が記憶され得、当該ライブストリーミング条件は、プレイヤーオブジェクトが行われたインタラクション行為によって当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーアイデンティティを取得できるかどうかを判断するために用いられる。当該インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすと判断した場合、当該インタラクション行為によってライブストリーマーアイデンティティを取得できることを示し、この場合、サーバーは第1のオブジェクトを当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、即ち、当該第1のオブジェクトが当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングを行う権限を具備すると決定することができる。
【0039】
ここで、ゲームにおいて各プレイヤーオブジェクトは何れも対応するプレイヤー識別子を有し、当該プレイヤー識別子は当該プレイヤーオブジェクトを制御するプレイヤーをマーキングするために用いられる。プレイヤーは第1の端末機器を介してプレイヤーオブジェクトを制御するため、当該プレイヤー識別子と当該プレイヤーオブジェクトを制御する第1の端末機器との間はゲームをプレイする際にも対応関係を有し、即ち、プレイヤーオブジェクトに対応するプレイヤー識別子によって、当該プレイヤーオブジェクトを制御する第1の端末機器を決定できる。これに基づいて、当該第1のオブジェクトを制御する第1の端末機器は、当該第1のオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得したことを知ることができるために、サーバー101は第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてアイデンティティ命令を返してもよく、当該アイデンティティ命令は、当該第1のオブジェクトが当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するために用いられる。
【0040】
S204において、第1の端末機器は、インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得する。
【0041】
当該第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子によって、サーバーは当該第1のオブジェクトを制御する第1の端末機器を正確に決定でき、これにより、第1の端末機器は当該アイデンティティ命令を取得できるようにする。当該アイデンティティ命令によって、第1の端末機器は、当該第1のオブジェクトが当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーとなると決定し、ライブストリーマーに関する操作を実行し始めることができる。
【0042】
S205において、第1の端末機器は第1のオブジェクトによってゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定する。
【0043】
当該ライブストリーミングコンテンツはゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられ、当該ライブストリーミング表示位置はゲームシーンにおいてライブストリーミングコンテンツを表示又は再生するための位置であり、例えば、ゲームシーンにおける仮想スクリーンなどであってもよい。例えば、
図4に示すように、当該ライブストリーミング表示位置には表示装置があり、当該表示装置はライブストリーミングコンテンツを表示するための仮想装置であり、プレイヤーは当該表示装置に近づくようにプレイヤーオブジェクトを制御することで当該ライブストリーミングコンテンツを見るか、又は、当該表示装置に対してインタラクション操作を行うなどの方式でライブストリーミングコンテンツを見ることができるが、ここで、これに対して限定していない。
【0044】
当該第1のオブジェクトは当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーであるため、プレイヤーは当該第1のオブジェクトによってライブストリーミングのためのライブストリーミングコンテンツを决定することができる。第1の端末機器は、プレイヤーの選択操作などに基づいて、プレイヤーが当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングを行いたいライブストリーミングコンテンツを決定することができ、これにより、プレイヤーが主導となるゲームシーンにおけるライブストリーミングのインタラクション方式を提供し、プレイヤーがゲームをプレイする際のインタラクションエクスペリエンスを豊かにすることができる。また、実世界においてライブストリーマーになりたいと、アイデンティティ認証、ライブストリーミングソフトウェアのダウンロード、アカウントの登録などの一連の煩雑な操作を行う必要があり、これに対して、ゲームシーンにおいてライブストリーマーになりたいと、簡単なインタラクション行為を行うようにプレイヤーを制御するだけで済むため、当該方法はプレイヤーに便利なライブストリーマーエクスペリエンス方式を提供し、ライブストリーミングインタラクションの敷居を低減する。
【0045】
S206において、第1の端末機器はサーバーにライブストリーミングコンテンツを送信する。
【0046】
当該ゲームシーンにおける他のプレイヤーオブジェクトを制御するプレイヤーも当該ライブストリーミングコンテンツを受信できるために、第1の端末機器は当該ライブストリーミングコンテンツをサーバーに送信して、サーバーは他のプレイヤーの第1の端末機器に当該ライブストリーミングコンテンツを伝播することができる。
【0047】
S207において、サーバーは、第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得する。
【0048】
第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子によって、サーバーは、当該ライブストリーミングコンテンツが、当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーによって決定されたライブストリーミングコンテンツであると決定することができ、これにより、当該ライブストリーミングコンテンツが他のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行う権限を具備すると決定できる。
【0049】
S208において、サーバーは、複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、ライブストリーミングコンテンツを送信する。
【0050】
複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子によって、サーバーは複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応する第1の端末機器を決定し、これらの第1の端末機器に当該ライブストリーミングコンテンツを送信することができ、これらの第1の端末機器は、ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でプレイヤーオブジェクトに対して当該ライブストリーミングコンテンツを表示することができ、実のシーンにおけるライブストリーミングインタラクションをシミュレーションするインタラクション効果を実現する。
【0051】
異なるゲームのタイプに基づいて、サーバーがライブストリーミングコンテンツを送信する方式も異なる。例えば、当該ゲームは第1の端末機器で実行されるゲームである場合、サーバーは直接に当該ライブストリーミングコンテンツを第1の端末機器に送信してもよく、第1の端末機器はゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で当該ライブストリーミングコンテンツに基づいてライブストリーミングを行い、当該ゲームはクラウドゲームである場合、当該ゲームは実際にサーバー側で実行されるため、第1の端末機器は当該ゲームに対応するゲーム画面を受信するだけである。可能な実現形態において、サーバーによってゲームシーンにおいて当該ライブストリーミングコンテンツが表示又は再生され、プレイヤーオブジェクトに対応するゲーム画面を第1の端末機器に送信してもよい。
【0052】
可能な実現形態において、当該ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトにはターゲットオブジェクトが含まれてもよく、ターゲットオブジェクトを例として、サーバーはまず、当該ターゲットオブジェクト及びライブストリーミングコンテンツに基づいて当該ターゲットオブジェクトに対応するゲーム画面を決定することができる。例えば、サーバーは、ターゲットオブジェクトに対応するオブジェクト位置及び当該ライブストリーミング表示位置に基づいて、当該ターゲットオブジェクトが当該ライブストリーミングコンテンツを受信できるかどうかを確定し、当該ライブストリーミングコンテンツを受信した具体的な状況、例えば、ライブストリーミングコンテンツを見る角度や、ライブストリーミングコンテンツを聞く音の大きさなどを決定し、これにより、より合理的なゲーム画面を決定できる。
【0053】
第1の端末機器は上記の方式で複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するゲーム画面を決定してから、複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて当該複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するゲーム画面を送信することができ、これにより、当該第1の端末機器はライブストリーミングコンテンツを分析して表示する必要がなく、ゲーム画面受信の機能を具備するだけで、ライブストリーミングインタラクションによる第1の端末機器の処理負荷をある程度低減する。当該インタラクション方式はより多くの第1の端末機器に適用され得、当該ライブストリーミングインタラクションの普及に有益である。
【0054】
上記の技術案から分かるように、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御し、当該インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、第1のオブジェクトがゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得し、これにより、プレイヤーは、ゲームにおける第1のオブジェクトを制御することでライブストリーマーのアイデンティティでライブストリーミングコンテンツを決定することができ、当該ライブストリーミングコンテンツはライブストリーミング表示位置でゲームシーンにおける他のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うことができる。ライブストリーミングを有機的にゲームに融合させることで、プレイヤーが主導となる、ゲームシーンにおけるプレイヤーオブジェクトの間でライブストリーミングインタラクションを行う新たなインタラクション方式を実現し、ゲーム内のインタラクション方式はゲームのタイプに制限されず、ゲーム内の遊び方の多様性をさらに豊かにし、ゲーム内のプレイヤーのインタラクションエクスペリエンスを向上させる。そして、プレイヤーはプレイヤーオブジェクトを制御するだけで、ライブストリーマーとしてライブストリーミングを行うことを体験することができるため、ゲームシーンにおけるライブストリーミングエクスペリエンスの敷居は、ライブストリーミング認証を必要とし、アプリケーションを追加インストールする従来技術に比べて低くなる。
【0055】
また、ゲームシーンにおけるライブストリーマーによるライブストリーミングコンテンツに基づいて視聴者は当該ゲームシーンにおけるプレイヤーオブジェクトに限定されていなくてもよい。当該ライブストリーミングインタラクションに参加可能なユーザー群を拡大し、当該ライブストリーミングインタラクションの普及率を向上させるために、可能な実現形態において、一方で、当該ライブストリーミングコンテンツは、当該ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられてもよい。例えば、他のプレイヤーは、当該ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置に移動させるように、自分に対応するプレイヤーオブジェクトを制御することでライブストリーミングコンテンツを見てもよいし、ライブストリーミング表示位置における関連プロップとインタラクションを行うように、プレイヤーオブジェクトを制御することで当該ライブストリーミングコンテンツを見てもよく、他方で、当該ライブストリーミングコンテンツは、当該ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置に基づいてライブストリーミングプラットフォームでライブストリーミングを行うために用いられてもよく、これにより、ゲームシーンにおいてプレイヤーオブジェクトのユーザーが見たい当該ライブストリーミングコンテンツがない場合、当該ライブストリーミングプラットフォームを介して当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーに基づいて決定されたライブストリーミングコンテンツを見ることができる。無論、当該ライブストリーミングコンテンツを見ることができる他の方式も本願の術案に適用されることができ、例えば、直接にライブストリーミングコンテンツをユーザーに対応する端末機器に送信し、端末機器における関連ビデオ再生ソフトウェアによって当該ライブストリーミングコンテンツを再生してもよいが、ここで、これに対して限定していない。
【0056】
具体的に、可能な実現形態において、ゲームシーンにおけるライブストリーマーがライブストリーミングコンテンツを決定した後、他のプレイヤーは持っている端末機器によって当該ゲームシーンにおけるライブストリーミングを見ることができる。
図17に示すように、
図17は本願の実施例で提供されるインタラクション方法のフローチャートであり、当該方法は第3のオブジェクトに対応する第2の端末機器によって実施され、当該方法はステップS1701~S1703を含む。
S1701において、第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得する。
【0057】
当該第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、当該ゲームシーンには第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトが含まれ、第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトの両方は当該ゲームシーンにおけるプレイヤーオブジェクトである。当該第1のオブジェクトに対応する端末機器は上記の方式で第1のオブジェクトに基づいてライブストリーミングコンテンツを生成した後、当該ライブストリーミングコンテンツをサーバーに送信し、サーバーは当該第3のオブジェクトのプレイヤー識別子によって当該ライブストリーミングコンテンツを当該第3のオブジェクトに対応する第2の端末機器に送信することができ、これにより、当該第2の端末機器はゲームシーンにおいて対応するライブストリーミングコンテンツを当該第3のオブジェクトに表示する。
【0058】
S1702において、ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定する。
【0059】
当該ライブストリーミング表示位置は当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングコンテンツを表示又は再生するための位置であり、例えば、
図1の仮想ステージなどであってもよい。第2の端末機器は、まず、当該ゲームシーン内の対応するライブストリーミング表示位置を決定し、当該ライブストリーミング表示位置に基づいてライブストリーミングを行ってもよい。
【0060】
S1703において、第3のオブジェクトのオブジェクト位置とゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、ライブストリーミング表示位置で第3のオブジェクトに対してライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行う。
【0061】
当該プレイヤーが当該第3のオブジェクトに基づいてライブストリーマーによるライブストリーミングコンテンツを取得するために、第2の端末機器は当該ライブストリーミングコンテンツに基づいて当該ライブストリーミング表示位置で当該第3のオブジェクトに対してライブストリーミングを行うことができ、当該第3のオブジェクトを制御するプレイヤーは当該第3のオブジェクトに基づいて当該ライブストリーミングコンテンツを見たり聞いたりすることができる。ゲーム内のインタラクションの興趣性及び多様性を豊かにするために、端末機器は、ゲームシーン内のライブストリーミングコンテンツを体験するための様々な方式をプレイヤーに提供する。
【0062】
例えば、当該ライブストリーミングインタラクションはメタバース(Metaverse)技術と結合し、当該第2の端末機器は、プレイヤーの視聴エクスペリエンスを向上させることができる様々な機器とすることができる。可能な実現形態において、当該第2の端末機器は仮想現実(Virtual Reality、VRと略称される)機器であってもよく、プレイヤーは当該VR機器を着用することで、自分が当該第3のオブジェクトになって当該ゲームシーンに入ってプレーするエクスペリエンスを取得することができ、これにより、当該ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で当該ライブストリーミングコンテンツを没入的に見たり聞いたりすることができ、別の可能な実現形態において、当該第2の端末機器は拡張現実(Augmented Reality、ARと略称される)機器であってもよく、当該第2の端末機器によってゲームシーンとプレイヤーが存在する現実環境とを結合して、プレイヤーは現実環境においてゲームシーンにおけるコンテンツを感知できる。例えば、当該ゲームシーンは、プレイヤーが存在する現実環境に基づいて確立されたシーンであり、当該ライブストリーミング表示位置は現実環境における1つの指定位置に対応し、当該第3のオブジェクトは、プレイヤーが現実環境において移動するにつれてゲームシーンにおいて移動する。プレイヤーはゲームシーン内の指示コンテンツに従って当該指定位置に移動することで、ゲームシーンにおいて、又は第2の端末機器を介して現実環境に投影して当該ライブストリーミングコンテンツを見たり聞いたりし、多次元のプレイヤーのゲームエクスペリエンスを実現して、インタラクションの興趣性をさらに向上させることができる。
【0063】
ゲームにおけるライブストリーミングインタラクションのインタラクションエクスペリエンスをさらに豊かにするために、処理機器は、ライブストリーマーアイデンティティを取得できる様々なインタラクション行為をプレイヤーに提供することができる。
【0064】
可能な実現形態において、処理機器は当該ゲームシーンにおける特定領域にライブストリーミングの権限を取得するための仮想プロップを配置することができ、プレイヤーは当該特定領域に移動させて、当該仮想プロップとインタラクションを行うように、プレイヤーオブジェクトを制御することでライブストリーマーアイデンティティを取得してライブストリーミングを行うことができる。当該実現形態において、インタラクション行為はライブストリーミングの権限を取得するための第1のターゲット行為を含んでもよく、当該ライブストリーミングの権限は、ライブストリーマーになってライブストリーミングを行う権限である。第1の端末機器は、プレイヤーが行った制御操作を取得した後、ターゲット仮想プロップと当該第1のターゲット行為を行うように、当該第1のオブジェクトを制御することができ、当該ターゲット仮想プロップは当該ゲームシーンにおけるライブストリーミングの権限取得領域に位置し、当該ライブストリーミング権限取得領域は、当該ゲームシーンにおいてライブストリーマーアイデンティティを取得してライブストリーミングを行う領域である。サーバーは、当該第1のターゲット行為を取得した後、当該第1のターゲット行為によってライブストリーミングの権限の取得に成功したかどうかを判断することができる。当該第1のターゲット行為によってライブストリーミングの権限を取得した場合、第1の端末機器は、当該第1のオブジェクトがゲームシーンにおけるライブストリーマーとなることを指示するアイデンティティ命令を取得してもよい。
【0065】
例えば、
図1に示すゲームシーンにおいて、当該仮想ステージに対応する領域はライブストリーミングの権限取得領域であり、ステージ上のライブストリーミングプラットフォームは当該ターゲット仮想プロップであり、当該第1のターゲット行為は第1のオブジェクトと当該ライブストリーミングプラットフォームとの間のタッチ操作であってもよい。プレイヤーは第1の端末機器によって当該ステージ領域に移動するように第1のオブジェクトを制御して、ゲームインターフェースにおける「ライブストリーミングを開始する」仮想空間をクリックすることでライブストリーミングプラットフォームと第1のオブジェクトとの間のタッチ操作を制御することができる。サーバーは、当該タッチ操作によってライブストリーミングの権限を取得できると判定した後、当該第1のオブジェクトが当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーとしてライブストリーミングを行うことができるように指示するために、第1の端末機器にアイデンティティ命令を返すことができる。特定領域における仮想プロップとインタラクションを行うことで、ライブストリーミングの権限を取得してもよく、プレイヤーに明確なライブストリーミングの権限取得方式を提供でき、他のプレイヤーオブジェクトとインタラクションする必要がせず、例えば、他のプレイヤーオブジェクトを打ち負かしたり倒したりする必要がせず、プレイヤーの間に調和のとれたライブストリーミングインタラクション方式を提供する。例えば、複数のプレイヤーの間は交渉してライブストリーミングの権限の分配を决定でき、プレイヤー間のインタラクション・コミュニケーションをある程度促進する。
【0066】
また、当該ゲームシーン内の複数のプレイヤーオブジェクトの間のインタラクティブ性を向上させるために、別の可能な実現形態において、処理機器はゲームシーンにおける他のプレイヤーオブジェクトとインタラクションを行うことで当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーアイデンティティを取得する方法をプレイヤーにさらに提供することもできる。当該実現形態において、インタラクション行為は、ライブストリーマーアイデンティティ交換のための第2のターゲット行為を含んでもよく、プレイヤーによる第1の端末機器に対する制御操作に基づいて、第1の端末機器は当該ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトと当該第2のターゲット行為を行うように、当該第1のオブジェクトを制御することができ、当該第2のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーである。即ち、プレイヤーは当該第1のオブジェクトをライブストリーマーにしたいと、第2のオブジェクトからライブストリーマーアイデンティティを取得するように、当該第1のオブジェクトを制御する必要がある。
【0067】
第1の端末機器が当該第2のターゲット行為をサーバーに送信した後、サーバーは当該第2のターゲット行為によってライブストリーマーアイデンティティ交換を完成できるかどうかを判断することができ、当該ライブストリーマーアイデンティティ交換は、ライブストリーマーを第2のオブジェクトから第1のオブジェクトに変換することである。サーバーは、当該インタラクション行為、即ち、当該第2のターゲット行為によってライブストリーマーアイデンティティ交換を完成できると決定した場合、当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーを第2のオブジェクトから当該第1のオブジェクトに変換して、第1の端末機器に相応するアイデンティティ命令を送信することができる。また、第2のオブジェクトがゲームシーンにおけるライブストリーマーである期間、サーバーは第2のオブジェクトに基づいて決定されたライブストリーミングコンテンツを取得する必要があるため、ライブストリーマーが当該第1のオブジェクトに変換された後、サーバーは、当該第2のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得することを終了してもよい。これにより、新たなライブストリーマーのライブストリーミングコンテンツを正確に取得して伝播することができる。例えば、当該ライブストリーミングコンテンツがゲームオブジェクトに対応するゲームビデオである場合、ライブストリーマー第1のオブジェクトに変換された後、サーバーは当該第1のオブジェクトに対応するゲームビデオの取得を開始し、当該第2のオブジェクトに対応するゲームビデオの取得を終了することができる。
【0068】
第1の端末機器は、当該ゲームシーンにおいて第2オブジェクトではなく第1オブジェクトがライブストリーマーになったことを指示するために、当該アイデンティティ命令を取得してもよい。ライブストリーマーアイデンティティの取得には、プレイヤーオブジェクトの間のインタラクションを必要とするため、ゲームプレイヤーの間のインタラクション・コミュニケーションをある程度促進し、ゲームの協同性及び競技性を向上させ、ライブストリーマーアイデンティティを持つプレイヤーは、ライブストリーマーのアイデンティティを他のプレイヤーオブジェクトから保護する必要があり、ライブストリーマーアイデンティティを持たないプレイヤーは、当該ライブストリーマーアイデンティティの取得を試みる必要があり、これにより、ゲームのプレイアビリティを向上させる。
【0069】
図18に示すように、
図18は本願の実施例で提供されるインタラクション方法のフローチャートであり、当該方法はステップS1801~S1803を含む。
S1801において、ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御する。
【0070】
第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトの両方は当該ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであり、当該第2のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーである。自分によって制御される第1のオブジェクトが当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーアイデンティティを取得できるために、プレイヤーは第1の端末機器を介して、ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御でき、例えば、ゲームにおける様々なインタラクション方式で当該第2のオブジェクトを倒してもよい。
【0071】
S1802において、インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得する。
【0072】
第1の端末機器は、当該第1のオブジェクトを制御することで行われたインタラクション行為をサーバーに送信することができ、サーバーは、当該第1のオブジェクトが当該インタラクション行為によって当該第2のオブジェクトが具備するライブストリーマーアイデンティティを取得できるかどうかを判断する。サーバーには、当該ゲームシーンに対応するライブストリーミング条件が記憶されており、当該ライブストリーミング条件は、プレイヤーオブジェクトが行われたインタラクション行為によって当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーアイデンティティを取得できるかどうかを判断するために用いられる。例えば、当該実施例において、当該ライブストリーミング条件は、当該ゲームシーンにおける当該第2のオブジェクトのヒットポイントが0に低下することであり、当該インタラクション行為が当該ライブストリーミング条件を満たすと、サーバーは、当該第1のオブジェクトが当該第2のオブジェクトを首尾よく倒したと判断して、当該第1のオブジェクトが当該第2のオブジェクトのライブストリーマーアイデンティティを取得したと決定することができる。
【0073】
サーバーは当該インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすと決定した後、第1の端末機器は、当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーを第2のオブジェクトから第1のオブジェクトに変換するためのアイデンティティ命令を取得することができる。
【0074】
S1803において、ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定する。
【0075】
当該第1のオブジェクトがゲームシーンにおける新たなライブストリーマーであると決定した後、第1の端末機器は当該第1のオブジェクトを制御するプレイヤーの関連操作に基づいて、当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定することができ、当該ライブストリーミングコンテンツは、当該ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられる。上記の技術案に基づいて、ゲームシーンにライブストリーマーが既に存在する場合、プレイヤーは当該ライブストリーマーとインタラクションを行うようにプレイヤーオブジェクトを制御することで、ライブストリーマーアイデンティティの変換を実現して、プレイヤーオブジェクトの間インタラクションの積極性を向上させることができる。
【0076】
例えば、実際の適用シーンにおいて、当該ゲームはシューティングゲームであり、第2のターゲット行為は第2のオブジェクトに向けてシューティングしてもよい。プレイヤーはライブストリーマーアイデンティティを取得したいと、第1の端末機器によってライブストリーマーアイデンティティを有する第2のオブジェクトに対してシューティングするように第1のオブジェクトを制御する必要があり、当該第2のオブジェクトを倒すことで、第1のオブジェクトはゲームシーンにおいてライブストリーマーとなる。当該シューティング行為を取得した後、サーバーは当該シューティング行為が当該第2のオブジェクトを倒すことができるかどうかを判断し、即ち、第2のオブジェクトのヒットポイントをゼロにするか、又は第2のオブジェクトを無効にすることができる。第2のオブジェクトを倒すことができると判断した場合、当該シューティング行為によってライブストリーマーアイデンティティの交換を完成できると決定し、第1の端末機器は、当該第1のオブジェクトが新たなライブストリーマーとなることを指示するために、アイデンティティ命令を取得することができる。
【0077】
ライブストリーマーアイデンティティを取得した後、当該ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトが現在ゲームシーンにおけるライブストリーマーの変化状況を知るために、可能な実現形態において、当該インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、サーバーは複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいてアイデンティティプロンプトを送信し、当該アイデンティティプロンプトは当該第1のオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得するようにプロンプトするために用いられる。第1の端末機器は、当該アイデンティティプロンプトを受信した後、当該第1のオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得するプロンプトを表示することができる。また、ライブストリーマーアイデンティティを取得した第1のオブジェクトに対応する第1の端末機器について、アイデンティティ命令を取得した後、当該第1の端末機器は、当該第1のオブジェクトが新たなライブストリーマーとなることを知ったため、サーバーがアイデンティティプロンプトを送信するのを待たずに、当該第1のオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得したプロンプトを直接に表示することで、既にライブストリーマーアイデンティティを首尾よく取得したことを、当該第1のオブジェクトを制御するプレイヤーに知らせ、プレイヤーはライブストリーミングコンテンツを支配する後続の操作を行うことができる。
図9に示すように、プレイヤーは元のライブストリーマーとしての第2のオブジェクトを倒すように、第1のオブジェクトを制御することでライブストリーマーアイデンティティを取得すると、第1の端末機器は当該第1のオブジェクトに対応するゲームインターフェースに、当該第1のオブジェクトが元のライブストリーマーを倒したプロンプト、及びプレイヤーが新たなライブストリーマーとなるおめでとうのプロンプトを表示する。
【0078】
プレイヤーにライブストリーマーアイデンティティを取得する様々なインタラクション方式を提供することに加えて、ゲームシーン内のライブストリーミングの自由度及び豊かさを向上させるために、プレイヤーが主導となるライブストリーミングの際、処理機器は、プレイヤーにさまざまなライブストリーミングコンテンツ選択を提供することもできる。
【0079】
まず、処理機器はプレイヤーにライブストリーミングのための様々なライブストリーミングモードを提供して、異なるライブストリーミングモードに基づいてプレイヤーに異なるライブストリーミングコンテンツ選択を提供することができる。可能な実現形態において、第1の端末機器はライブストリーミングモード選択インターフェースを表示してもよく、当該ライブストリーミングモード選択インターフェースは、プレイヤーが様々なライブストリーミングモードから自分が好きなライブストリーミングモードを選択してライブストリーミングを行うために、様々なライブストリーミングモードを含み、当該ライブストリーミングモードはライブストリーミングコンテンツを生成するモードである。
【0080】
第1の端末機器は当該ライブストリーミングモード選択インターフェースに基づいてモード選択操作を取得でき、当該モード選択操作は、プレイヤーによって当該ライブストリーミングモード選択インターフェースに基づいて行われ、様々なライブストリーミングモードからターゲットライブストリーミングモードを選択するための操作であり、当該ターゲットライブストリーミングモードは、プレイヤーがゲームシーンにおいてライブストリーミングしたいライブストリーミングモードである。第1の端末機器は当該ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定することができ、これにより、当該ライブストリーミングコンテンツは当該ターゲットライブストリーミングモードに適合することができ、ライブストリーミングコンテンツの合理性を保証し、ライブストリーミング効果を向上させる。
【0081】
本願において、当該ライブストリーミングモードはラジオのライブストリーミングモード及びゲーム視点モードの2つに分けられ、以下、この2つのライブストリーミングモードを詳しく説明する。
【0082】
(1)ラジオのライブストリーミングモード
可能な実現形態において、当該ターゲットライブストリーミングモードはラジオモードであってもよく、当該モードで、プレイヤーは、実生活中のラジオ放送に類似することで、他のプレイヤーオブジェクトに対して、自分が好きな音楽又は自分の音などのオーディオ情報をライブストリーミングすることができる。
【0083】
第1の端末機器はオーディオコンテンツ選択インターフェースを表示でき、当該オーディオコンテンツ選択インターフェースは複数のオーディオコンテンツを含み、プレイヤーは複数のオーディオコンテンツから自分が好きなオーディオコンテンツを選択して他のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングする。第1の端末機器は当該オーディオコンテンツ選択インターフェースに基づいてオーディオ選択操作を取得でき、当該オーディオ選択操作は複数のオーディオコンテンツからターゲットオーディオコンテンツを選択するために用いられ、当該ターゲットオーディオコンテンツは第1のオブジェクトを制御するプレイヤーがライブストリーミングしたいオーディオコンテンツである。
【0084】
また、第1の端末機器はさらにマイク等などの部材を通じて、第1のオブジェクトによってプレイヤーオーディオコンテンツを生成してもよく、当該プレイヤーオーディオコンテンツは、当該プレイヤーが第1のオブジェクトを制御してライブストリーミングを行う過程で発した音を記録するために用いられる。第1の端末機器は当該ターゲットオーディオコンテンツ及びプレイヤーオーディオコンテンツによって、当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定することができる。サーバーを介して複数のプレイヤーオブジェクトに当該ライブストリーミングコンテンツを送信した後、複数のプレイヤーオブジェクトを制御するプレイヤーはゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置から当該ターゲットオーディオコンテンツ及びプレイヤーオーディオコンテンツを聞くことができ、ラジオ放送方式のシミュレーションを実現する。
【0085】
オーディオコンテンツを選択してライブストリーミングを行うことに加えて、第1の端末機器はプレイヤーにライブストリーミング用の選択可能なビデオコンテンツを提供することもできる。可能な実現形態において、当該オーディオコンテンツ選択インターフェースで提供される複数のオーディオコンテンツは何れも対応するビデオコンテンツを有し、例えばオーディオコンテンツが音楽である場合、当該ビデオコンテンツは、当該音楽に対応するミュージックビデオ(Music Video、MVと略称される)であってもよい。オーディオコンテンツ選択インターフェースに基づいて、プレイヤーによって選択されたターゲットオーディオコンテンツを決定した後、第1の端末機器は当該ターゲットオーディオコンテンツに対応するターゲットビデオコンテンツを決定し、その後、当該ターゲットビデオコンテンツ、ターゲットオーディオコンテンツ及びプレイヤーオーディオコンテンツをライブストリーミングコンテンツとして決定してライブストリーミングを行うことができる。ここで、当該ターゲットビデオコンテンツとターゲットオーディオコンテンツとの間は対応関係を有しなくてもよく、ターゲットビデオコンテンツとして、プレイヤーは任意のビデオコンテンツを選択してもよい。
【0086】
そのほかに、プレイヤーは、第1のオブジェクトを制御することにより、ゲームシーンにおいてオブジェクト動作を行うことができ、第1の端末機器は当該オブジェクト動作をライブストリーミングコンテンツにおける一部として決定することができる。
図3に示すように、
図3はオーディオコンテンツ選択インターフェースを示し、第1の端末機器は
図1におけるライブストリーミングプラットフォームとインタラクションを行うように第1のオブジェクトを制御した後、プレイヤーに当該オーディオコンテンツ選択インターフェースを表示し、当該オーディオコンテンツ選択インターフェースには、プレイヤー選択用の8人の歌手の8曲の歌曲が含まれる。
図3において、プレイヤーは歌曲3を選択してから、インターフェースにおける「開始」ボタンをクリックしてライブストリーミングを開始させる。ライブストリーミングが開始した後、第1の端末機器は当該歌曲3をライブストリーミングコンテンツの背景音楽として、第1の端末機器のマイクを介して、プレイヤーが発した音をライブストリーミングコンテンツの背景人声として取得することができる。また、
図1のステージ領域の仮想スクリーンには、当該歌曲3に対応するMVがさらに表示されてもよく、プレイヤーは、ステージ領域に上がって歌う動作を行うように第1のオブジェクトを制御してもよい。第1の端末機器は当該背景音楽、背景人声、MV及びオブジェクト動作を今回ライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツとして決定し、サーバーに送信して伝播してもよく、又は、第1の端末機器はゲームにおける固定視点で当該仮想ステージに対応するビデオコンテンツを直接録画してもよい。これにより、当該ビデオコンテンツに上記のライブストリーミングコンテンツを含ませることができる。第1の端末機器は、他の第1の端末機器も当該ゲームシーンにライブストリーミングコンテンツを有するビデオコンテンツを表示できるように、ライブストリーミングコンテンツを有するビデオをサーバーに送信することができる。
【0087】
(2)ゲーム視点モード
ゲーム中、一部のゲームプレイヤは、自分のゲーム操作を共有したいと考え、例えば、シューティングゲームにおいて、プレイヤは、自分の正確なシューティング操作、柔軟なオブジェクト移動操作などを他のゲームプレイヤに見せたい可能性がある。また、他のプレイヤがゲームシーン内のライブ配信を見る際、他のプレイヤのゲーム操作などを学習したいなど、ゲーム操作類のライブ配信に対して大きな視聴興味を持つこともある。これに基づいて、可能な実現形態において、第1の端末機器はさらにプレイヤにゲーム視点モードを提供し、当該ゲーム視点モードで、第1のオブジェクトを制御するプレイヤは自分のゲーム視点をライブ配信コンテンツとして他のプレイヤオブジェクトに対してライブ配信を行うことができる。
【0088】
第1の端末機器はまず、ゲームシーンにおける当該第1のオブジェクトのゲームビデオを決定してもよく、当該ゲームビデオは当該第1のオブジェクトに対応するゲーム視点を記録するために用いられる。例えば、第1の端末機器は、当該プレイヤーが第1のオブジェクトを制御してゲームをプレイする際のゲームインターフェースを録画して、録画されたビデオを当該ゲームビデオとしてもよい。第1の端末機器はゲームシーンにおける当該第1のオブジェクトのゲームビデオに基づいて、当該ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定することができ、これにより、他のプレイヤーは、当該ゲームシーンにおいて当該ライブストリーミングコンテンツを見た場合、当該プレイヤーが第1のオブジェクトを制御し行ったゲーム操作を直観的に鑑賞することができ、プレイヤーの操作表示ニーズを満たす。また、当該ゲームビデオは当該第1のオブジェクトに対応する視点を表示するため、当該ライブストリーミングコンテンツは当該第1のオブジェクトが存在する位置などの情報をある程度暴露する。他のプレイヤーは、当該ライブストリーミングコンテンツを見た後、当該第1のオブジェクトを積極的に探してインタラクションを行うように、プレイヤーオブジェクトを制御し、これにより、プレイヤーの間のインタラクション欲求をある程度向上させる。
【0089】
例えば、当該ゲームシーンにおけるライブストリーマーアイデンティティは、ライブストリーマーアイデンティティを有するプレイヤーオブジェクトを倒すことで取得される場合、このようなライブストリーミングモードでのライブストリーミングコンテンツによって、ライブストリーマーアイデンティティを取得したいプレイヤーは、ライブストリーマーとしてのプレイヤーオブジェクトが現在存在する位置情報を知ることができ、これにより、当該ライブストリーマーを探して倒してライブストリーマーアイデンティティを取得するように、自分のプレイヤーオブジェクトを制御することができる。
【0090】
上記の複数のライブストリーミングモード及び多様なライブストリーミングコンテンツによって、処理機器はプレイヤーに豊かなライブストリーミングインタラクションエクスペリエンスを提供し、プレイヤーが好きな音楽、ビデオを共有したり自分のゲームスキルを表示したりするなど異なるライブストリーミングのニーズを満たし、プレイヤーはただ簡単なゲーム操作を通じて生き生きしているライブストリーミングインタラクションを行うことができ、プレイヤーのゲームエクスペリエンスを高める。
【0091】
ライブストリーマーが選択するために、多様なライブストリーミングコンテンツ及びライブストリーミングモードを提供することに加えて、処理機器はさらに、より細やかな設定によってプレイヤーがプレイヤーオブジェクトを制御してライブストリーミングコンテンツを見たり聞いたりする際のエクスペリエンスを向上させることができる。
【0092】
ここで、実生活において、ビデオを見たりオーディオを聞いたりする際、見たり聞いたりしたコンテンツは再生位置及び自体位置の変化に連れて変化する。例えば、オーディオの再生位置から遠いほど、聞いた音も小さくなり、ビデオ視聴の視点が異なる時、見たビデオコンテンツも異なる。これに基づいて、可能な実現形態において、ゲームシーンの臨場感を向上させるために、ライブストリーミングコンテンツを決定した後、第2の端末機器は第2のオブジェクトのゲームシーンにおけるオブジェクト位置を決定してから、オブジェクト位置とゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、当該ライブストリーミング表示位置に当該ライブストリーミングコンテンツを表示又は再生することで、第2の端末機器はプレイヤーオブジェクト位置の変化に基づいて、プレイヤーオブジェクトが受信したライブストリーミングコンテンツを合理に調整し、実際のシーンにおいてビデオを見たりオーディオを聞いたりするエクスペリエンスをシミュレーションして、当該ゲームシーンの臨場感を向上させることができる。
【0093】
例えば、
図4に示すように、プレイヤーオブジェクト(例えば、第2のオブジェクト)が当該ライブストリーミング表示位置から遠い場合、ライブストリーミング表示装置によって見たライブストリーミングコンテンツが小さく、鮮明に視認することが困難である。プレイヤーは当該ライブストリーミング表示位置に近づくように、プレイヤーオブジェクトを制御する場合、表示装置とプレイヤーオブジェクトとの間の距離が小さくなるため、ゲームインターフェースにおいてより大きな領域でプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングコンテンツを表示することができ、プレイヤーはプレイヤーオブジェクトを介してより明らかに見ることができる。同様に、プレイヤーオブジェクトがライブストリーミング表示位置から遠い場合、第2の端末機器は低い音量で当該プレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングコンテンツを再生し、プレイヤーオブジェクトがライブストリーミング表示位置に近い場合、第2の端末機器は高い音量でプレイヤーオブジェクトに対して当該ライブストリーミングコンテンツを再生することができる。
【0094】
また、プレイヤーがライブストリーミングコンテンツをより明らか且つ直観的に見たい場合、第2の端末機器は、ライブストリーミングコンテンツを閲覧するためのライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースをプレイヤーに提供することもでき、プレイヤーは当該ライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースを介して当該ライブストリーミングコンテンツをより明らかに見ることができる。また、プレイヤーがライブストリーミングを見る場合、ライブストリーマーに対応するプレイヤーとインタラクションする必要がある場合があり、例えば、ライブストリーマーに対応するプレイヤーとチャットしたり、ギフトを贈ったりすることが望ましい場合があり、プレイヤーがこれらのインタラクションを明らかに受け取り、プレイヤーの間がインタラクションを行うために、端末機器は、インタラクションコンテンツを閲覧するインターフェースをプレイヤーに提供することもできる。
【0095】
これに基づいて、可能な実現形態において、第2の端末機器は第1のオブジェクトによってライブストリーミング表示位置にある表示装置に対して当該表示装置に対応するインターフェースを閲覧するための閲覧操作を行うことができる。当該閲覧操作に応答して、第2の端末機器はライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースを表示でき、当該ライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースはプレイヤーインタラクション表示領域及びライブストリーミングコンテンツ表示領域を含み、当該プレイヤーインタラクション表示領域はプレイヤーインタラクションメッセージ及び仮想アイテム移転レコードを表示し、当該プレイヤーインタラクションメッセージは、プレイヤーの間でコミュニケーション、インタラクションを行うためのメッセージであり、当該仮想アイテム移転レコードはプレイヤーが当該ライブストリーミングコンテンツに対して移転した仮想アイテムを記録するために用いられ、例えば、プレイヤーが当該ライブストリーミングコンテンツに対してライブストリーマーに贈った仮想プロップなどを記録し、当該ライブストリーミングコンテンツ表示領域は当該ライブストリーミングコンテンツを表示するために用いられる。これにより、当該ライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースを介して、プレイヤーはライブストリーミングに対応するライブストリーミングコンテンツを見ることができるだけでなく、他のプレイヤー又は自分による当該ライブストリーミングコンテンツに対するコミュニケーション・インタラクションを見ることができ、プレイヤーのライブストリーマーインタラクションエクスペリエンスをさらに豊かにする。
【0096】
上記の第3のオブジェクトに対応するプレイヤー及び端末機器を例として、ライブストリーミングコンテンツを見たり聞いたりする過程で、プレイヤーが当該ライブストリーミングコンテンツに関するプレイヤーインタラクションメッセージを送信したいと、第2の端末機器は当該ライブストリーミングコンテンツに対するインタラクションメッセージ入力インターフェースを表示することができ、当該インタラクションメッセージ入力インターフェースは当該ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクションメッセージを入力するために用いられ、例えば、
図6のインターフェースに示すインターフェースであり、当該インターフェースの上方の伝言領域はプレイヤーインタラクションメッセージの入力に用いられる。端末機器は当該インタラクションメッセージ入力インターフェースに基づいてメッセージ入力操作を取得でき、当該メッセージ入力操作は、プレイヤーによって行われる、プレイヤーインタラクションメッセージを入力するための操作であり、例えば、タイピング入力や音声入力などの操作であってもよい。第2の端末機器は当該ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に当該プレイヤーインタラクションメッセージを表示することができ、これにより、プレイヤーは、自分及び他のプレイヤーから送信されたプレイヤーインタラクションメッセージを見ることができ、メッセージのインタラクションを行う。
【0097】
また、プレイヤーは当該ライブストリーミングコンテンツに対して仮想アイテムを移転するニーズを有し、例えばプレゼントとして、ライブストリーマーに仮想アイテムを贈りたい場合、第2の端末機器は当該ライブストリーミングコンテンツに対する仮想アイテム移転インターフェースを表示でき、当該仮想アイテム移転インターフェースは複数の仮想アイテムを含み、
図6に示すように、当該
図6に表示される仮想アイテム移転インターフェースには粘土、小型鉄砲などの複数の仮想アイテムが含まれてもよい。
【0098】
第2の端末機器は当該仮想アイテム移転インターフェースに基づいてア複数の仮想アイテムからターゲット仮想アイテムを選択するためのイテム選択操作を取得することができ、当該ターゲット仮想アイテムは、今回、プレイヤーが移転したい仮想アイテムである。第2の端末機器は当該ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に、当該ターゲット仮想アイテムに対応する仮想アイテム移転レコードを表示することができる。例えば、プレイヤーは
図6に示すインターフェースを介してライブストリーマーに1つの粘土を贈ることを選択した場合、当該プレイヤーインタラクション表示領域には、「プレイヤーがライブストリーマーに1つの粘土を贈った」というレコードが表示され、これにより、複数のプレイヤーの間は仮想アイテムの移転に基づいてインタラクションを行うことができ、ライブストリーミングインタラクションの豊かさを向上させる。
【0099】
例えば、プレイヤーはゲームシーンにおけるライブストリーミングを見る場合、第2の端末機器によって当該ライブストリーミングコンテンツに対してコメントなどのプレイヤーインタラクションメッセージを送信してもよいし、又は当該ライブストリーミングコンテンツに対して仮想アイテムを移転してもよい。この場合、サーバーは、第2の端末機器から送信された、当該ライブストリーミングコンテンツに対して開始したインタラクション情報表示要求を取得でき、当該インタラクション情報表示要求はインタラクション情報を含み、当該インタラクション情報表示要求は、当該プレイヤーインタラクション表示領域に当該インタラクション情報を表示するように、サーバーに要求するために用いられる。インタラクション情報はプレイヤーインタラクションメッセージ及び仮想アイテム移転レコードのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0100】
以上のように、プレイヤーオブジェクトに対応するプレイヤー識別子によって、サーバーは当該プレイヤーオブジェクトに対応する端末機器を決定することができる。従って、サーバーは複数のプレイヤーオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、当該ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に表示されるための当該インタラクション情報を送信することで、当該ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトを制御する複数のプレイヤーは何れも当該プレイヤーインタラクション表示領域によってプレイヤーの間のインタラクション情報を見ることができる。
【0101】
例えば、
図5に示すように、プレイヤーAは表示装置に近づくように、プレイヤーオブジェクトを制御する場合、ゲームインターフェースにおいて「報酬」の仮想ボタンが出現し、プレイヤーAは当該ボタンをクリックした後、
図6に示す報酬インターフェースが表示され、プレイヤーAは当該インターフェースを介してライブストリーマーに贈る仮想アイテム、及び当該ライブストリーミングコンテンツに対して送信するインタラクションメッセージを選択することができる。図に示すように、プレイヤーインタラクションメッセージは、プレイヤーが当該インターフェースを介して送信した伝言であってもよく、仮想アイテムは粘土、小型鉄砲及び空中投下宝箱などを含んでもよい。プレイヤーAが送信したい伝言及び贈りたい仮想アイテムを決定した後、端末機器は対応するプレイヤーインタラクションメッセージ及び仮想アイテム移転レコードを決定して、サーバーにインタラクション情報表示要求を送信することができ、サーバーは当該要求に対応するインタラクション情報を複数のプレイヤーオブジェクトに対応する端末に送信して、プレイヤーインタラクション表示領域に表示することができる。
図7に示すように、
図7はライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースを表示し、当該ライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースにはライブストリーミングコンテンツ表示領域及びプレイヤーインタラクション表示領域が含まれ、プレイヤーインタラクション表示領域からプレイヤーAが贈った仮想アイテム及びプレイヤーAの伝言を見ることができる。プレイヤーAに対応する仮想アイテム移転レコードは左下領域に表示されてもよいし、走馬灯の形態でインターフェースの真上に表示されてもよい。
【0102】
また、ライブストリーミングインタラクションのプレイアビリティ及びライブストリーミング効果をさらに向上させるために、処理機器はプレイヤーに特別な効果を有する様々な仮想アイテムを提供することもでき、プレイヤーの間で特別な効果を有する仮想アイテムを移転した場合、処理機器は当該ゲームに当該特別な効果を表示し、プレイヤーにより豊かなライブストリーミングインタラクションエクスペリエンスを付与することができる。
【0103】
本願の技術案において、当該仮想アイテム移転レコードはゲームプロップ及び/又は表示効果を有する仮想アイテムを含んでもよく、当該表示効果はライブストリーミングコンテンツ表示領域に表示する、及び/又はライブストリーミング表示位置に表示するために用いられ、例えばライブストリーミング表示位置に花火効果、ドライアイス効果を表示し、ライブストリーミングコンテンツ表示領域に爆発効果などを表示し、当該ゲームプロップはライブストリーミング表示位置、又は当該ゲームシーンにおける当該ライブストリーミング表示位置を除いた指定位置に配置されるために用いられ、例えば、ライブストリーミング表示位置にモンスターを配置して、ライブストリーマーのライブストリーミングなどを妨害してもよい。
【0104】
可能な実現形態において、サーバーによって送信された仮想アイテム移転レコードを受信した後、当該仮想アイテム移転レコードに表示効果を有する仮想アイテムを含むと、端末機器は当該ライブストリーミングコンテンツ表示領域、及び/又はライブストリーミング表示位置に当該表示効果を表示することで、当該ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトに対応するプレイヤーはゲームにおいて当該表示効果を見ることができる。
【0105】
例えば、実際の適用シーンにおいて、当該表示効果は花火の打ち上げ効果であってもよく、
図6に示すように、端末機器に表示される仮想アイテムは、花火の打ち上げ効果を有する小型鉄砲及び空中投下宝箱を含み、端末機器は仮想アイテム移転レコードに小型鉄砲又は空中投下宝箱があると決定した場合、ライブストリーミング表示位置、例えばライブストリーミングコンテンツを表示できる仮想ステージに花火の打ち上げの効果を表示でき、
図8に示すようである。また、プレイヤーはさらにライブストリーミング表示位置に表示されるライブストリーミングコンテンツを介して当該表示効果を見ることができる。
【0106】
別の可能な実現形態において、サーバーによって送信された仮想アイテム移転レコードを受信した後、当該仮想アイテム移転レコードにゲームプロップを含むと、端末機器は、ゲームシーンにおいて影響を与えることができるインタラクション方式をプレイヤーに提供するために、当該ライブストリーミング表示位置、又は当該ゲームシーンにおける当該ライブストリーミング表示位置を除いた指定位置に当該ゲームプロップを配置することができる。ゲームシーンに配置されるゲームプロップを通じて、プレイヤーは他のプレイヤーのゲーム環境を変更したり、プレイヤーライブストリーミングコンテンツに影響を与えたりするなどのインタラクション効果を実現でき、プレイヤーにより多様なゲームシーンを与え、プレイヤーはゲーム中でより豊かなゲーム変化を体験できるようになり、プレイヤーの当該ライブストリーミングインタラクションへの参加意欲を向上させる。
【0107】
例えば、
図6の仮想アイテムにおいて、空中投下宝箱はモンスター配置の効果を有し、モンスターは当該ゲームにおけるゲームプロップである。プレイヤーがライブストリーマーに当該空中投下宝箱を贈った場合、端末機器はゲームシーンにおけるライブストリーミングコンテンツを表示できる仮想ステージに当該モンスターを配置することで、ステージでライブストリーミングを見たりライブストリーミングを行ったりするプレイヤーオブジェクトに多様なゲームエクスペリエンスをもたらす効果を達成することができる。
【0108】
ここで、ゲームにおける仮想アイテムを合理的に管理して制御するとともに、仮想アイテムに一定の希少性を付与するために、プレイヤーがゲームにおいて仮想アイテムを移転する場合、一定の仮想特徴値を支払う可能性があることが理解されたく、当該特徴値は、ゲームにおける1つ又は複数の仮想数値である。例えば、
図6に示すように、プレイヤーの当該ゲームにおける仮想特徴値は水晶であってもよく、仮想アイテムである粘土、小型鉄砲及び空中投下宝箱はそれぞれ666個の水晶、6666個の水晶及び66666個の水晶が必要であり、十分な仮想特徴値を有する場合に限り、プレイヤーは当該仮想アイテムを移転することができる。従って、可能な実現形態において、処理機器はプレイヤーが十分な仮想特徴値を有するかどうかを判断してから、仮想アイテムの移転操作を行う。
【0109】
プレイヤーは仮想アイテムを移転したいと、まず、端末機器によってサーバーに仮想アイテム移転要求を送信することができ、サーバーはターゲットプレイヤー識別子によってライブストリーマーに対する仮想アイテム移転要求を取得でき、当該ターゲットプレイヤー識別子は仮想アイテム移転を行いたいターゲットプレイヤーをマーキングするために用いられ、当該仮想アイテム移転要求はターゲットアイテムをマーキングするために用いられ、当該ターゲットアイテムは当該ターゲットプレイヤーがライブストリーマーに移転したい仮想アイテムである。
【0110】
仮想アイテムを移転する前、サーバーはまず、当該ターゲットプレイヤーが当該ターゲット仮想アイテムを移転するのに十分な仮想特徴値を有するかどうかを判断することができる。サーバーは当該ターゲットプレイヤー識別子に対応する仮想特徴値を決定でき、当該仮想特徴値は、当該ターゲットプレイヤーが有する仮想特徴値である。当該ターゲットプレイヤー識別子に対応する仮想特徴値と当該ターゲットアイテムに対応する仮想特徴値とのマッチングに応答して、即ち、当該ターゲットプレイヤーが当該ターゲットアイテムを移転するのに十分な仮想特徴値を有することに応答して、サーバーは当該ライブストリーマーに当該ターゲットアイテムを移転することができる。ターゲットアイテムに対応する仮想特徴値は、当該ターゲットアイテムを移転するために必要な仮想特徴値である。例えば、
図6の概略図において、プレイヤーAは50000個の水晶を持ち、ライブストリーマーに666個の水晶の粘土及び6666個の水晶の小型鉄砲を贈ることができるが、66666個の水晶の空中投下宝箱を贈ることができない。
【0111】
本願の実施例で提供される技術案を容易に理解するために、次に、実際の適用シーンを結合して、本願の実施例で提供されるインタラクション方法を説明する。当該実際の適用シーンにおいて、第1の端末機器、第2の端末機器は、シューティングゲームが実行される携帯電話であってもよく、サーバーは当該シューティングゲームに対応するゲームサーバーであってもよく、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトの両方は当該シューティングゲームにおける執銃キャラクターであり、ターゲット仮想プロップはゲームシーンにおけるライブストリーミングプラットフォームである。
【0112】
図10を参照し、
図10は本願の実施例で提供される実際の適用シーンにおけるインタラクション方法のフローチャートであり、当該方法はステップS1001~S1007を含む。
S1001において、携帯電話は、ライブストリーミングプラットフォームとインタラクションを行うように、第1のオブジェクトを制御する。
プレイヤーは、携帯電話を操作して、携帯電話により、当該シューティングゲームシーンにおけるステージ領域に移動するように、第1のオブジェクトを制御することができ、当該ステージ領域にはライブストリーマーアイデンティティを取得するためのライブストリーミングプラットフォームがあり、プレイヤーは、携帯電話により、当該ライブストリーミングプラットフォームとインタラクション行って、ライブストリーマーアイデンティティを取得するように、第1のオブジェクトを制御することができる。
S1002において、ゲームサーバーは当該インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすと決定し、携帯電話にアイデンティティ命令を返す。
S1003において、携帯電話は、プレイヤーが選択したライブストリーミングモードを決定する。
アイデンティティ命令を受信した後、携帯電話は、当該第1のオブジェクトがゲームシーンにおけるライブストリーマーとなったと決定し、この場合、プレイヤーにライブストリーミングモード選択インターフェースを表示し、プレイヤーは当該インターフェースを介して自分が好きなライブストリーミングモードを選択してライブストリーミングを行ってもよい。
S1004において、ラジオのライブストリーミングモードであれば、プレイヤーオーディオコンテンツ及びプレイヤーが選択したターゲットオーディオコンテンツに基づいてライブストリーミングコンテンツを決定する。
ラジオのライブストリーミングモードであれば、携帯電話はマイクを介してプレイヤーオーディオコンテンツを取得して、表示されるオーディオコンテンツ選択インターフェースを介してターゲットオーディオコンテンツを決定し、当該コンテンツに基づいてライブストリーミングコンテンツを決定する。
S1005において、ゲーム視点モードであれば、ゲームシーンにおける第1のオブジェクトのゲームビデオに基づいてライブストリーミングコンテンツを決定する。
ゲーム視点モードであれば、携帯電話は当該第1のオブジェクトに対応するゲームインターフェースをライブストリーミングコンテンツとして録画する。
S1006において、ライブストリーミング表示位置でライブストリーミングコンテンツを表示又は再生し、ゲームサーバーにライブストリーミングコンテンツを送信する。
携帯電話は、サーバーが伝播するように、ゲームシーンにおけるステージ領域上の仮想スクリーン、及びゲームシーンに分布される表示装置で当該ライブストリーミングコンテンツを表示又は再生するとともに、ライブストリーミングコンテンツをサーバーに送信することができる。
S1007において、ゲームサーバーは複数のプレイヤーオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、ライブストリーミングコンテンツを送信する。
第1のオブジェクトがライブストリーマーとしてライブストリーミングを行う過程で、他のプレイヤーは当該ライブストリーマーアイデンティティを争いたいと、そのプレイヤーオブジェクトを制御することで当該第1のオブジェクトを倒すことができる。
図11に示すように、
図11は実際の適用シーンにおけるライブストリーマーアイデンティティ交換のフローチャートであり、ステップS1101~S1103を含む。
S1101において、プレイヤーオブジェクトによって倒されたかどうかを判断する。
サーバーは、ライブストリーマーとしての第1のオブジェクトが死亡したことが検出された場合、当該第1のオブジェクトがプレイヤーオブジェクトによって倒されたかどうかを判断する。当該第1のオブジェクトがプレイヤーオブジェクトによって倒されなかった場合、当該第1のオブジェクトは自殺であり、例えば高所からの転落、溺死などであり、別途な影響がなく元のライブストリーミング状態をそのまま維持し、当該第1のオブジェクトがプレイヤーオブジェクトによって倒された場合、S1102を実行する。
S1102において、第1のオブジェクトを倒した第2のオブジェクトは新たなライブストリーマーになり、携帯電話はライブストリーマーアイデンティティ交換のプロンプトを表示する。
プレイヤーが第2のオブジェクトを制御することで第1のオブジェクトを倒したと、当該第2のオブジェクトはライブストリーマーアイデンティティを取得し、当該ゲームシーンにおいて複数のプレイヤーオブジェクトに対応する携帯電話は、ライブストリーマーアイデンティティが第1のオブジェクトから第2のオブジェクトに交換されたプロンプトを表示してもよい。
S1103において、第1のオブジェクトに対応する携帯電話は、ライブストリーマーアイデンティティを失ったプロンプトを表示し、第2のオブジェクトに対応する携帯電話は、新たなライブストリーマーとなるプロンプトを表示する。
また、ライブストリーミングを見る過程で、一部のプレイヤーはライブストリーマーに仮想アイテムを贈りたいと思うかもしれない。
図12に示すように、
図12は実際の適用シーンにおける仮想アイテム移転のフローチャートであり、当該フローはステップS1201~S1203を含む。
S1201において、サーバーは仮想アイテム移転要求を受信する。
S1202において、送信側が十分な仮想特徴値を有するかどうかを判断する。
送信側が十分な仮想特徴値を有しない場合、当該プレイヤーの仮想特徴値が不足であることをプロンプトする。
S1203において、仮想アイテムが表示効果を有するかどうかを判断する。
送信側が十分な仮想特徴値を有すると、当該仮想アイテムが対応する表示効果を有するかどうかを判断でき、対応する表示効果を有すると、当該仮想ステージは当該表示効果をトリガーする。結果として、ライブストリーマーは仮想特徴値ボーナスを取得し、携帯電話は走馬灯の形式で仮想アイテム移転レコード及びプレイヤーインタラクションメッセージを表示する。
【0113】
上記の実施例で提供されるインタラクション方法に基づいて、本願の実施例はインタラクション装置1300をさらに提供し、
図13を参照し、
図13は本願の実施例で提供されるインタラクション装置の構造ブロック図であり、当該装置1300は、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の制御ユニット1301と、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得するための第1の取得ユニット1302と、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行う第1の決定ユニット1303と、を含む。
【0114】
可能な実現形態において、前記インタラクション行為はライブストリーミングの権限を取得するための第1のターゲット行為を含み、第1の制御ユニット1301は、具体的に、
ターゲット仮想プロップと前記第1のターゲット行為を行うように、前記第1のオブジェクトを制御するように構成され、前記ターゲット仮想プロップは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミングの権限取得領域に位置し、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得するステップは、
前記第1のターゲット行為によってライブストリーミングの権限を取得した場合、前記サーバーから送信された前記アイデンティティ命令を取得するステップを含む。
【0115】
可能な実現形態において、前記インタラクション行為はライブストリーマーアイデンティティ交換のための第2のターゲット行為を含み、前記複数のプレイヤーオブジェクトは第2のオブジェクトをさらに含み、第1の制御ユニット1301は、具体的に、
前記ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトと前記第2のターゲット行為を行うように、前記第1のオブジェクトを制御するように構成され、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、
第1の取得ユニット1302は、具体的に、
前記第2のターゲット行為によって前記ライブストリーマーアイデンティティ交換を完成した場合、前記サーバーから送信された前記アイデンティティ命令を取得するように構成される。
【0116】
可能な実現形態において、装置1300は、
複数のライブストリーミングモードを含むライブストリーミングモード選択インターフェースを表示するための第1の表示ユニットと、
前記ライブストリーミングモード選択インターフェースに基づいて、前記複数のライブストリーミングモードからターゲットライブストリーミングモードを選択するためのモード選択操作を取得するための第2の取得ユニットと、をさらに含み、
第1の決定ユニット1303は、具体的に、
前記ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するように構成される。
【0117】
可能な実現形態において、前記ターゲットライブストリーミングモードはラジオライブモードであり、装置1300は、
複数のオーディオコンテンツを含むオーディオコンテンツ選択インターフェースを表示するための第2の表示ユニットと、
前記オーディオコンテンツ選択インターフェースに基づいて、前記複数のオーディオコンテンツからターゲットオーディオコンテンツを選択するためのオーディオ選択操作を取得するための第3の取得ユニットと、さらに含み、
第1の決定ユニット1303は、具体的に、
前記ターゲットオーディオコンテンツ、及び前記第1のオブジェクトによって決定されたプレイヤーオーディオコンテンツに基づいて、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するように構成される。
【0118】
可能な実現形態において、前記ターゲットライブストリーミングモードはゲーム視点モードであり、第1の決定ユニット1303は、具体的に、
前記ゲームシーンにおける前記第1のオブジェクトのゲームビデオに基づいて、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するように構成される。
【0119】
可能な実現形態において、装置1300は、
前記ゲームシーンにおける前記第1のオブジェクトのオブジェクト位置を決定するための第2の決定ユニットと、
前記オブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記ライブストリーミングコンテンツを表示又は再生するためのライブストリーミングユニットと、をさらに含む。
【0120】
可能な実現形態において、装置1300は、
前記第1のオブジェクトによって、前記ライブストリーミング表示位置にある表示装置に対して閲覧操作を行うための閲覧ユニットと、
プレイヤーインタラクションメッセージ及び仮想アイテム移転レコードを表示するためのプレイヤーインタラクション表示領域、及びライブストリーミングコンテンツ表示領域を含むライブストリーミングコンテンツ閲覧インターフェースを表示するための第3の表示ユニットと、をさらに含む。
【0121】
可能な実現形態において、前記仮想アイテム移転レコードが表示効果を有する仮想アイテムを含むと、装置1300は、
前記ライブストリーミングコンテンツ表示領域、及び/又は、前記ライブストリーミング表示位置に前記表示効果を表示するための第4の表示ユニットをさらに含む。
【0122】
可能な実現形態において、前記仮想アイテム移転レコードがゲームプロップを含むと、装置1300は、
前記ライブストリーミング表示位置又は前記ゲームシーンにおける前記ライブストリーミング表示位置を除いた位置に前記ゲームプロップを配置するための配置ユニットをさらに含む。
【0123】
可能な実現形態において、装置1300は、
前記第1のオブジェクトがライブストリーマーアイデンティティを取得したプロンプトを表示するための第5の表示ユニットをさらに含む。
【0124】
可能な実現形態において、前記ライブストリーミングコンテンツは、具体的に、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行う、
又は、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置に基づいてライブストリーミングプラットフォームでライブストリーミングを行う、ように構成される。
【0125】
上記の実施例で提供されるインタラクション方法に基づいて、本願の実施例はインタラクション装置1400をさらに提供し、
図14を参照し、
図14は本願の実施例で提供されるインタラクション装置の構造ブロック図であり、当該装置1400は、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の取得ユニット1401と、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返すための第1の決定ユニット1402と、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記第1のオブジェクトによって決定されるものであって、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられる第2の取得ユニット1403と、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて前記ライブストリーミングコンテンツを送信するための第1の送信ユニット1404と、を含む。
【0126】
可能な実現形態において、装置1400は、
前記ライブストリーミングコンテンツに対して開始したインタラクション情報表示要求を取得するためのものであって、前記インタラクション情報表示要求はインタラクション情報を含み、前記インタラクション情報はプレイヤーインタラクションメッセージ及び仮想アイテム移転レコードのうちの少なくとも1つを含む第3の取得ユニットと、
前記複数のプレイヤーオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に表示するための前記インタラクション情報を送信する第2の送信ユニットと、をさらに含む。
【0127】
可能な実現形態において、前記仮想アイテム移転レコードはゲームプロップ及び/又は表示効果を有する仮想アイテムを含み、前記表示効果はライブストリーミングコンテンツ表示領域、及び/又は前記ライブストリーミング表示位置に表示されるために用いられ、前記ゲームプロップは前記ライブストリーミング表示位置又は前記ゲームシーンにおける前記ライブストリーミング表示位置を除いた指定位置に配置されるために用いられる。
【0128】
可能な実現形態において、装置1400は、
ターゲットプレイヤー識別子によって、前記ライブストリーマーに対する仮想アイテム移転要求を取得するためのものであって、前記仮想アイテム移転要求はターゲットアイテムをマーキングするために用いられる第4の取得ユニットと、
前記ターゲットプレイヤー識別子に対応する仮想特徴値が前記ターゲットアイテムに対応する仮想特徴値にマッチングすることに応答して、前記ターゲットアイテムを前記ライブストリーマーに移転するための移転ユニットと、をさらに含む。
【0129】
可能な実現形態において、装置1400は、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトにライブストリーマーアイデンティティを取得するように促すためのアイデンティティプロンプトを送信するための第3の送信ユニットをさらに含む。
【0130】
可能な実現形態において、前記複数のプレイヤーオブジェクトはターゲットオブジェクトを含み、装置1400は、
前記ターゲットオブジェクト及び前記ライブストリーミングコンテンツに基づいて、前記ターゲットオブジェクトに対応するゲーム画面を決定するための第2の決定ユニットをさらに含み、
第1の送信ユニット1404は、具体的に、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するゲーム画面を送信するように構成される。
【0131】
可能な実現形態において、前記複数のプレイヤーオブジェクトは第2のオブジェクトを含み、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、第1の決定ユニット1402は、具体的に、
前記インタラクション行為によって前記ライブストリーマーアイデンティティ交換を完成した場合、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように構成され、
装置1400は、
前記第2のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、ライブストリーミングコンテンツを取得することを終了させるための終了ユニットをさらに含む。
【0132】
上記の実施例で提供されるインタラクション方法に基づいて、本願の実施例はインタラクション装置をさらに提供し、
図19を参照し、
図19は本願の実施例で提供されるインタラクション装置1900の構造ブロック図であり、当該装置1900は、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーである制御ユニット1901と。
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示するためのアイデンティティ命令を取得するための取得ユニット1902と、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行う決定ユニット1903と、を含む。
【0133】
上記の実施例で提供されるインタラクション方法に基づいて、本願の実施例はインタラクション装置をさらに提供し、
図20を参照し、
図20は本願の実施例で提供されるインタラクション装置2000の構造ブロック図であり、当該装置2000は、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含む第1の取得ユニット2001と、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定するための決定ユニット2002と、
前記第3のオブジェクトのオブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対してライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行うためのライブストリーミングユニット2003と、を含む。
【0134】
可能な実現形態において、装置2000は、
前記ライブストリーミングコンテンツに対するインタラクションメッセージ入力インターフェースを表示するための第1の表示ユニットと、
前記インタラクションメッセージ入力インターフェースに基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツに対するプレイヤーインタラクションメッセージを入力するためのメッセージ入力操作を取得するための第2の取得ユニットと、
前記ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に前記プレイヤーインタラクションメッセージを表示するための第2の表示ユニットと、をさらに含む。
【0135】
可能な実現形態において、装置2000は、
前記ライブストリーミングコンテンツに対する仮想アイテム移転インターフェースを表示するためのものであって、前記仮想アイテム移転インターフェースは複数の仮想アイテムを含む第3の表示ユニットと、
前記仮想アイテム移転インターフェースに基づいて、前記複数の仮想アイテムからターゲット仮想アイテムを選択するためのアイテム選択操作を取得するための第3の取得ユニットと、
前記ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に、前記ターゲット仮想アイテムに対応する仮想アイテム移転レコードを表示するための第4の表示ユニットと、をさらに含む。
【0136】
本願の実施例はインタラクションシステムをさらに提供し、当該システムは第1の端末機器、第2の端末機器及びサーバーを含み、当該システムは上記の実施例のいずれか1項で提供されるインタラクション方法を実行するように構成され得る。当該第1の端末機器は、ライブストリーマーアイデンティティを取得するプレイヤーオブジェクトに対応する端末機器であり、上記のライブストリーマーアイデンティティの取得、ライブストリーミングコンテンツの決定などのインタラクション方法、例えば請求項1~13のいずれか1項に記載のインタラクション方法、又は請求項21に記載のインタラクション方法を実行するように構成され、第2の端末機器は、視聴者としてのプレイヤーオブジェクトに対応する端末機器であり、上記の第3のオブジェクトへのライブストリーミング、ユーザーインタラクションコンテンツの決定などのインタラクション方法、例えば請求項23~25に記載のインタラクション方法を実行してもよい。サーバーは請求項14~19のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実行するように構成されてもよい。
【0137】
本願の実施例はコンピュータ機器をさらに提供し、以下、図面を結合して当該機器を説明する。
図15に示すように、本願の実施例は機器を提供し、当該機器はさらに端末機器であってもよく、当該端末機器は携帯電話、タブレット、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDAと略称される)、販売端末(Point of Sales、POSと略称される)、車載コンピュータなどを含む任意のスマート端末であってもよく、端末機器が携帯電話であることを例とする。
【0138】
図15は、本願の実施例で提供される端末機器に関する携帯電話の一部の構造のブロック図である。
図15を参照し、携帯電話は無線周波数(Radio Frequency、RFと略称される)回路710、メモリ720、入力ユニット730、表示ユニット740、センサー750、オーディオ回路760、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFiと略称される)モジュール770、プロセッサー780、及び電源790などの部材を含む。当業者は、
図15に示される携帯電話の構造は、携帯電話の限定を構成するものではなく、図よりも多くまたは少ない構成要素を含んでもよく、または、いくつかの構成要素を組み合わせてもよいし、または、異なる構成要素の配置を採用してもよいことを理解されたい。
【0139】
以下、
図15を結合して携帯電話の各構成部材を具体的に説明し、
RF回路710は、情報の送受信または通話中、信号の送受信に使用され得、特に、基地局のダウンリンク情報を受信した後、処理するためにプロセッサ780に提供し、また、アップリンクように設計されたデータを基地局に送信する。通常、RF回路710は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器(LNA:low noise amplifier)、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。さらに、RF回路710は、無線通信を介してネットワークおよび他のデバイスと通信することもできる。上記の無線通信は、任意の通信規格またはプロトコルを使用することができ、グローバル移動体通信システム(GSM:global system of mobile communication)、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband code division multiple access)、長期的進化(LTE:Long Term Evolution)、電子メール、ショートメッセージサービス(SMS:short messaging service)などを含むが、これらに限定されない。
【0140】
メモリ720は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するために使用され得ており、プロセッサ780は、メモリ720に記憶されているソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行することによって、携帯電話の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行する。メモリ720は、主に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含み得ており、ここで、プログラム記憶領域には、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)に必要とされるアプリケーションプログラムが記憶され得て、データ記憶領域には、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などが記憶され得る。さらに、メモリ720は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の不揮発性固体メモリデバイスのような不揮発性メモリを含んでもよい。
【0141】
入力ユニット730は、入力された数字または文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成するために使用され得る。具体的には、入力ユニット730は、タッチパネル731および他の入力デバイス732を含んでもよい。タッチパネル731は、タッチスクリーンとも呼ばれ、ユーザによるその上またはその近傍でのタッチ操作(例えば、ユーザによる指、スタイラスなどの任意の適切な物体またはアクセサリを使用する、タッチパネル731上またはタッチパネル731の近傍での操作、およびタッチパネル731上のある範囲内の遠隔タッチ操作)を収集して、予め設定されたプログラムに従って、対応する接続装置を駆動することができる。任意選択で、タッチパネル731は、タッチ検出装置とタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出して、タッチ操作によってもたらされる信号を検出し、これらの信号をタッチコントローラに送信し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチ点の座標に変換して、さらにプロセッサ780に送信し、プロセッサ780から送信された命令を受信して実行することができる。また、タッチパネル731は、抵抗式、容量式、赤外線および表面音波などの多様なタイプで実装され得る。入力ユニット730は、タッチパネル731に加えて、他の入力デバイス732を含んでもよい。具体的には、他の入力デバイス732は、物理キーボード、ファンクションキー(例えば、音量制御キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、操作レバーなどのうちの1つまたは複数を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0142】
表示ユニット740は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供された情報、および携帯電話の様々なメニューを表示するために使用され得る。表示ユニット740は、表示パネル741を含んでもよく、任意選択で、表示パネル741は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal display)、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light-emitting diode)などの形態で構成されてもよい。さらに、タッチパネル731は、表示パネル741を覆うことができ、タッチパネル731がその上またはその近傍でのタッチ操作を検出した後、タッチイベントのタイプを決定するためにプロセッサ780に送信し、その後、プロセッサ780は、タッチイベントのタイプに応じて、対応する視覚的出力を表示パネル741上に提供する。
図15において、タッチパネル731と表示パネル741は、2つの独立した構成要素として携帯電話の入力および出力機能を実現するものであるが、いくつかの実施例では、タッチパネル731と表示パネル741とを統合して携帯電話の入力および出力機能を実現してもよい。
【0143】
携帯電話は、また、少なくとも1つのセンサー750を含んでもよく、例えば光センサー、動きセンサー、および他のセンサーなどである。具体的には、光センサーは、環境光の明暗に応じて表示パネル741の明るさを調整することができる環境光センサーと、携帯電話が耳元に移動したときに表示パネル741および/またはバックライトをオフにすることができる近接センサーとを含んでもよい。動きセンサーの一つとして、加速度計センサーは、各方向(一般的には、3軸)の加速度の大きさを検出し、静止時に重力の大きさおよび方向を検出することができ、携帯電話の姿勢を認識するための用途(例えば、縦横画面の切り替え、関連ゲーム、磁力計の姿勢校正)、振動識別関連機能(例えば、歩数計、ノック)などに適用され得、携帯電話にも搭載可能なジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサーなどの他のセンサーについては、ここでは詳しく説明しない。
【0144】
オーディオ回路760、スピーカ761、およびマイクロフォン762は、ユーザと携帯電話との間のオーディオインターフェースを提供することができる。オーディオ回路760は、受信したオーディオデータを変換して得られた電気信号をスピーカ761に送信し、スピーカ761は、それを音声信号に変換して出力し、他方で、マイクロフォン762は、収集した音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路760は、それを受信した後にオーディオデータに変換し、処理するためにこのオーディオデータをプロセッサ780に出力してRF回路710を介して例えば別の携帯電話に送信するか、または、さらに処理するためにこのオーディオデータをメモリ720に出力する。
【0145】
WiFiは近距離無線伝送技術に属し、携帯電話は、WiFiモジュール770を介して、ユーザの電子メールの送受信、Webページの閲覧やストリーミングメディアへのアクセスなどをサポートすることができ、ワイヤレスブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
図15は、WiFiモジュール770を示しているが、理解できるものとして、それは、携帯電話の必須構成ではなく、必要に応じて、発明の本質を変更しない範囲内で省略されてもよい。
【0146】
プロセッサ780は、携帯電話の制御センターであり、様々なインターフェースおよび回線を利用して携帯電話全体の各部を接続し、メモリ720内に記憶されているソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを作動または実行し、メモリ720内に記憶されているデータを呼び出すことで、携帯電話の様々な機能を実行してデータを処理し、これにより、携帯電話の全体を監視する。任意選択で、プロセッサ780は、1つまたは複数の処理ユニットを含んでもよく、好ましくは、プロセッサ780は、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース、およびアプリケーションプログラムなどを主に処理するためのアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するためのモデムプロセッサとを集積することができる。理解できるものとして、上記のモデムプロセッサは、プロセッサ780に統合されなくてもよい。
【0147】
携帯電話は、各部材に給電する電源790(例えばバッテリ)をさらに含み、好ましくは、電源は電源管理システムを介してセッサー780に論理的に接続されることで、電源管理システムを介して充電、放電の管理、及び消費電力の管理などの機能を実現することができる。
【0148】
図示していないが、携帯電話はカメラ、ブルートゥースモジュールなどをさらに含んでもよいが、ここで、贅言していない。
【0149】
本実施例において、当該端末機器に含まれるプロセッサー780はさらに、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御し、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであり、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得し、
前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定し、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられる、機能
又は、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御し、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得し、前記アイデンティティ命令は、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示し、
前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定し、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられる、機能
或いは、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得し、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含み、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定し、
前記ライブストリーミングコンテンツに基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対してライブストリーミングを行う、機能を有する。
【0150】
本願の実施例はサーバーをさらに提供し、
図16を参照し、
図16は本願の実施例で提供されるサーバー800の構造図であり、サーバー800は配置又は性能によって大きく異なり、1つ又は1つ以上の中央演算処理装置(central processing units、CPU)822(例えば、1つ又は1つ以上のプロセッサー)及びメモリ832、アプリケーションプログラム842又はデータ844を記憶する1つ又は1つ以上の記憶媒体830(例えば1つ又は1つ以上の大容量ストレージデバイス)を含んでもよい。メモリ832及び記憶媒体830は一時記憶又は永続的記憶であってもよい。記憶媒体830に記憶されるプログラムは1つ又は1つ以上のモジュール(図示せず)を含んでもよい、各モジュールはサーバーにおける一連のコマンド操作を含んでもよい。さらに、中央演算処理装置822は記憶媒体830と通信して、サーバー800で記憶媒体830における一連のコマンド操作を実行するように配置されてもよい。
【0151】
サーバー800は1つ又は1つ以上の電源826、1つ又は1つ以上の有線/無線ネットワークインターフェース850、1つ又は1つ以上の入出力インターフェース858、及び/又は1つ又は1つ以上のオペレーティングシステム841、例えばWindows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、 LinuxTM、FreeBSDTMなどをさらに含んでもよい。
【0152】
上記の実施例においてサーバーによって実行されるステップは、
図16に示すサーバー構造を基礎としてもよい。
【0153】
例えば、当該サーバーは、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得し、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであり、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定して、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返し、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うためのライブストリーミングコンテンツを取得し、前記ライブストリーミングコンテンツは、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツを送信する、機能を実行することができる。
【0154】
本願の実施例は、上記各実施例に記載のインタラクション方法の何れか1つの実施形態を実行させるコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0155】
本願の実施例は、命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータで実行される場合、コンピュータに上記の実施例で提供される方法を実行させる。
【0156】
当業者であれば理解できるように、上記の方法実施例を実現する全て又は一部のステップは、プログラムが関連ハードウェアに命令することで完成され、上記プログラムはコンピュータ可読取記憶媒体に記憶され、当該プログラムが実行される場合、上記の方法実施例を含むステップを実行させ、上記の記憶媒体は、読み取り専用メモリ(英語:read-only memory、略記:ROM)、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる様々な媒体のうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
なお、本明細書における各実施例は、漸進的に説明され、各実施例の間の同じ又は類似の部分について、互いに参照すればよく、各実施例はいずれも他の実施例との相違点を主に説明する。特に、デバイス及びシステムの実施例については、基本的に方法の実施例に類似するため、説明は比較的簡単であり、関連する部分について、方法の実施例の説明の部分を参照すればよい。上記のデバイス及びシステムの実施例はただ例示的なものであり、別個の部材として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよいし、又はそうではなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理ユニットであってもよいし、又はそうではなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよいし、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の必要に応じて、そのうち一部又は全てのモジュールを選択して、本実施例の技術的解決策の目的を実現することができる。当業者は、進歩性に値する労働をせず、理解し、実施することができる。
【0158】
以上の説明は本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内で容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。
【符号の説明】
【0159】
101 端末機器
102 サーバー
710 RF回路
720 メモリ
730 入力ユニット
731 タッチパネル
732 入力デバイス
740 表示ユニット
741 表示パネル
750 センサー
760 オーディオ回路
761 スピーカ
762 マイクロフォン
770 WiFiモジュール
780 プロセッサ
780 セッサー
790 電源
800 サーバー
822 中央演算処理装置
826 電源
830 記憶媒体
832 メモリ
841 オペレーティングシステム
842 アプリケーションプログラム
844 データ
850 無線ネットワークインターフェース
858 入出力インターフェース
1300 インタラクション装置
1301 第1の制御ユニット
1302 第1の取得ユニット
1303 第1の決定ユニット
1400 インタラクション装置
1401 第1の取得ユニット
1402 第1の決定ユニット
1403 第2の取得ユニット
1404 第1の送信ユニット
1900 インタラクション装置
1901 制御ユニット
1902 取得ユニット
1903 決定ユニット
2000 インタラクション装置
2001 第1の取得ユニット
2002 決定ユニット
2003 ライブストリーミングユニット
【手続補正書】
【提出日】2023-11-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末機器が実行するインタラクション方法であって、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得するステップと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられるステップと、を含む
方法。
【請求項2】
前記インタラクション行為は、ライブストリーミングの権限を取得するための第1のターゲット行為を含み、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するステップは、
ターゲット仮想プロップと前記第1のターゲット行為を行うように、前記第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記ターゲット仮想プロップは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミングの権限取得領域に位置するステップを含み、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得するステップは、
前記第1のターゲット行為によってライブストリーミングの権限を取得した場合、前記アイデンティティ命令を取得するステップを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記インタラクション行為はライブストリーマーアイデンティティ交換のための第2のターゲット行為を含み、前記複数のプレイヤーオブジェクトは第2のオブジェクトをさらに含み、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するステップは、
前記ゲームシーンにおいて前記第2のオブジェクトと前記第2のターゲット行為を行うように、前記第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであるステップを含み、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、アイデンティティ命令を取得するステップは、
前記第2のターゲット行為によって前記ライブストリーマーアイデンティティ交換を完成した場合、前記アイデンティティ命令を取得するステップを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
複数のライブストリーミングモードを含むライブストリーミングモード選択インターフェースを表示するステップと、
前記ライブストリーミングモード選択インターフェースに基づいて、前記複数のライブストリーミングモードからターゲットライブストリーミングモードを選択するためのモード選択操作を取得するステップと、をさらに含み、
前記第1のオブジェクトによって前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップは、
前記ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、前記第1のオブジェクトによって前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップを含む
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットライブストリーミングモードはラジオのライブストリーミングモードであり、
複数のオーディオコンテンツを含むオーディオコンテンツ選択インターフェースを表示するステップと、
前記オーディオコンテンツ選択インターフェースに基づいて、前記複数のオーディオコンテンツからターゲットオーディオコンテンツを選択するためのオーディオ選択操作を取得するステップと、をさらに含み、
前記ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップは、
前記ターゲットオーディオコンテンツ、及び前記第1のオブジェクトによって決定されたプレイヤーオーディオコンテンツによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップを含む
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットライブストリーミングモードはゲーム視点モードであり、前記ターゲットライブストリーミングモードに基づいて、前記第1のオブジェクトによって前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップは、
前記ゲームシーンにおける前記第1のオブジェクトのゲームビデオに基づいて、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップを含む
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ライブストリーミングコンテンツは、具体的に、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行う、
又は、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置に基づいてライブストリーミングプラットフォームでライブストリーミングを行う、ために用いられる
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
インタラクション装置であって、
ゲームシーンにおいてライブストリーミングに対するインタラクション行為を行うように第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の制御ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトが前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を取得するための第1の取得ユニットと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられる第1の決定ユニットと、を含む
装置。
【請求項9】
サーバーが実行するインタラクション方法であって、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得するステップであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返すステップと、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記第1のオブジェクトによって決定されるものであって、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられるステップと、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツを送信するステップと、を含む
方法。
【請求項10】
インタラクション装置であって、
ゲームシーンにおいて第1のオブジェクトによって行われるインタラクション行為を取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトは前記ゲームシーンに含まれる複数のプレイヤーオブジェクトのうちの1つである第1の取得ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記第1のオブジェクトを前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーとして決定し、前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記第1のオブジェクトが前記ライブストリーマーであることを指示するためのアイデンティティ命令を返すための第1の決定ユニットと、
前記第1のオブジェクトに対応するプレイヤー識別子に基づいてライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記第1のオブジェクトによって決定されるものであって、前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置で前記複数のプレイヤーオブジェクトに対してライブストリーミングを行うために用いられる第2の取得ユニットと、
前記複数のプレイヤーオブジェクトにそれぞれ対応するプレイヤー識別子に基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツを送信するための第1の送信ユニットと、を含む
装置。
【請求項11】
第1の端末機器が実行するインタラクション方法であって、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御するステップであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーであるステップと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示するためのアイデンティティ命令を取得するステップと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するステップであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられるステップと、を含む
方法。
【請求項12】
インタラクション装置であって、
ゲームシーンにおいて第2のオブジェクトに対するインタラクション行為を行うように、第1のオブジェクトを制御するためのものであって、前記第2のオブジェクトは前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーである制御ユニットと、
前記インタラクション行為がライブストリーミング条件を満たすことに応答して、前記ゲームシーンにおけるライブストリーマーを前記第2のオブジェクトから前記第1のオブジェクトに変換するように指示するためのアイデンティティ命令を取得するための取得ユニットと、
前記第1のオブジェクトによって、前記ゲームシーンにおいてライブストリーミングされるライブストリーミングコンテンツを決定するためのものであって、前記ライブストリーミングコンテンツは前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置でライブストリーミングを行うために用いられる決定ユニットと、を含む
装置。
【請求項13】
第2の端末機器が実行するインタラクション方法であって、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得するステップであって、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含むステップと、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定するステップと、
前記第3のオブジェクトのオブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対して前記ライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行うステップと、を含む
方法。
【請求項14】
前記ライブストリーミングコンテンツに対するインタラクションメッセージ入力インターフェースを表示するステップと、
前記インタラクションメッセージ入力インターフェースに基づいて、前記ライブストリーミングコンテンツに対するプレイヤーインタラクションメッセージを入力するためのメッセージ入力操作を取得するステップと、
前記ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に前記プレイヤーインタラクションメッセージを表示するステップと、をさらに含む
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ライブストリーミングコンテンツに対する仮想アイテム移転インターフェースを表示するステップであって、前記仮想アイテム移転インターフェースは複数の仮想アイテムを含むステップと、
前記仮想アイテム移転インターフェースに基づいて、前記複数の仮想アイテムからターゲット仮想アイテムを選択するためのアイテム選択操作を取得するステップと、
前記ライブストリーミングコンテンツに対応するプレイヤーインタラクション表示領域に、前記ターゲット仮想アイテムに対応する仮想アイテム移転レコードを表示するステップと、をさらに含む
請求項13に記載の方法。
【請求項16】
インタラクション装置であって、
第1のオブジェクトに基づいて生成されたライブストリーミングコンテンツを取得するためのものであって、前記第1のオブジェクトはゲームシーンにおけるライブストリーマーであり、前記ゲームシーンにおける複数のプレイヤーオブジェクトは前記第1のオブジェクト及び第3のオブジェクトを含む第1の取得ユニットと、
前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置を決定するための決定ユニットと、
前記第3のオブジェクトのオブジェクト位置と前記ゲームシーンにおけるライブストリーミング表示位置との間の位置関係に基づいて、前記ライブストリーミング表示位置で前記第3のオブジェクトに対して前記ライブストリーミングコンテンツのライブストリーミングを行うためのライブストリーミングユニットと、を含む
装置。
【請求項17】
インタラクションシステムであって、
請求項1~7のいずれか1項に記載のインタラクション方法、又は請求項11に記載のインタラクション方法を実行するための第1の端末機器と、
請求項13~15のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実行するための第2の端末機器と、
請求項9に記載のインタラクション方法を実行するためのサーバーと、を含む
システム。
【請求項18】
コンピュータ機器であって、
プログラムコードを記憶し、前記プログラムコードを前記プロセッサーに伝送するためのメモリと、
前記プログラムコードにおける命令に従って請求項1~7のいずれか1項に記載のインタラクション方法、又は請求項9に記載のインタラクション方法、又は請求項11に記載のインタラクション方法、又は請求項13~15のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実行するためのプロセッサーと、を含む
機器。
【請求項19】
請求項1~7のいずれか1項に記載のインタラクション方法、請求項9に記載のインタラクション方法、請求項11に記載のインタラクション方法、又は請求項13~15のいずれか1項に記載のインタラクション方法を実行させる
コンピュータプログラム
。
【国際調査報告】