特表 2024-519433 より高い搬送波周波数動作のためのサーチ空間セットにおけるマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-05-14

(54)【発明の名称】より高い搬送波周波数動作のためのサーチ空間セットにおけるマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング

(51)【国際特許分類】

   H04W 72/231 20230101AFI20240507BHJP

   H04W 72/0446 20230101ALI20240507BHJP

【ＦＩ】

H04W72/231

H04W72/0446

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2023557714

(86)(22)【出願日】2022-04-04

(85)【翻訳文提出日】2023-09-20

(86)【国際出願番号】 US2022023304

(87)【国際公開番号】W WO2022216603

(87)【国際公開日】2022-10-13

(31)【優先権主張番号】63/170,997

(32)【優先日】2021-04-05

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】63/174,975

(32)【優先日】2021-04-14

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】63/228,875

(32)【優先日】2021-08-03

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】63/250,893

(32)【優先日】2021-09-30

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】593096712

【氏名又は名称】インテル コーポレイション

(74)【代理人】

【識別番号】100107766

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠重

(74)【代理人】

【識別番号】100070150

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠彦

(74)【代理人】

【識別番号】100135079

【弁理士】

【氏名又は名称】宮崎 修

(72)【発明者】

【氏名】チャタジー，デブディープ

(72)【発明者】

【氏名】リー，デウォン

(72)【発明者】

【氏名】リ，インヤン

(72)【発明者】

【氏名】ション，ガン

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067AA14

5K067DD11

5K067HH22

(57)【要約】

第５世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されたユーザ機器（ＵＥ）は、マルチスロット物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのサーチ空間（ＳＳ）セットでＵＥを構成するｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）から受信する構成情報を含む高位層シグナリングをデコードすることがある。ＳＳセットの少なくとも幾つかのスロットは、ＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ）を有するように示されることがあり、各ＳＳセットは、ある数（Ｘ）の連続するスロットからなるスロットグループサイズのスロットグループ内のある数（Ｙ）の連続するスロットにおいて構成されることがある。ＵＥは、ＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）についてのＭＯスロットをモニタリングすることによってマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行することがある。スロットグループは、Ｘ個の連続スロット（スロットグループサイズ＝Ｘ）を有し、各スロットグループ内にＹ個の連続ＭＯスロットがある。

【特許請求の範囲】

【請求項1】

第５世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されるユーザ機器（ＵＥ）のための装置であって、
当該装置は、処理回路構成と、メモリとを含み、
前記処理回路構成は、ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）から受信する構成情報を含む上位層シグナリングをデコードするように構成され、前記構成情報は、マルチスロット物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのサーチ空間（ＳＳ）セットで前記ＵＥを構成し、前記ＳＳセットの少なくとも幾つかのスロットは、ＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ）を有するように示され、
各ＳＳスロットは、複数の連続するスロットからなるスロットグループサイズのスロットグループ内の多数の連続するスロット（ＭＯスロット）において構成され、
前記処理回路構成は、ＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）のための前記ＭＯスロットをモニタリングすることによってマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように構成され、
前記メモリは、前記構成情報を格納するように構成される、
装置。

【請求項2】

前記ＳＳセットが、ＵＥ固有サーチ空間（ＵＳＳ）セットを含むときに、前記多数の連続するＭＯスロットは、前記スロットグループ内の前記多数の連続するスロットの半分以下に制限され、
モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数が、モニタリング能力によって制限される、
請求項１に記載の装置。

【請求項3】

前記ＳＳセットが、前記ＵＳＳセットを含むときに、前記処理回路構成は、
前記ＵＳＳセットが関連するスロットグループにおいてオーバーブックされるときに前記関連するスロットグループ内の前記ＭＯスロット内の前記ＵＳＳセットを捨て、
捨てられていない任意のＵＳＳセット内のＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥについて前記ＭＯスロットをモニタリングすることによって前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行する、
ように構成される、
請求項２に記載の装置。

【請求項4】

前記処理回路構成は、サーチ空間セット指数に基づいて前記ＵＳＳセットを捨てるように構成され、より高い指数を有するスロットグループの前記ＵＳＳセットは、より低い指数を有するスロットグループの前記ＵＳＳセットの前に捨てられ、
前記ＳＳセットが共通サーチ空間（ＣＳＳ）セットを含むとき、前記処理回路構成は、１つ以上のスロットグループ内の前記ＣＳＳセットのいずれかを捨てることを控えるように構成される、
請求項３に記載の装置。

【請求項5】

前記ＵＥが、様々なスロットグループサイズのスロットグループ内の連続するＭＯスロットの多数の特定の組み合わせを含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するときに、ならびに、
前記ＵＥに構成される前記ＳＳセットが、前記ＵＥによってサポートされる前記特定の組み合わせのうちの１つ以上を含むときに、
前記処理回路構成は、スロットグループ内の前記多数の連続するスロットについて最大の値を有する前記ＵＥに構成された前記特定の組み合わせのうちのうちの最大２つ以上を選択するように構成され、前記最大の値は、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大の数に対応する、
請求項２に記載の装置。

【請求項6】

前記ＵＥが、同じサイズのスロットグループ内に様々な数の連続するＭＯスロットを含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するときに、前記処理回路構成は、最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを決定して、スロットグループの前記多数の連続するＭＯスロットの数に基づいてモニタリングするように構成される、請求項２に記載の装置。

【請求項7】

前記ＵＥが、複数の提供セルのために構成され、様々なサイズのスロットグループ内の様々な数の連続するＭＯスロットを含む複数の組み合わせのためのマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するときに、前記処理回路構成は、前記提供セルの各々についてのスロットグループの前記多数の連続するスロットに基づいてモニタリングするために、最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを決定するように構成され、
前記最大数を決定するために、前記処理回路構成は、同じサイズを持つスロットグループを有する提供セルを１つにグループ化するように構成される、
請求項２に記載の装置。

【請求項8】

９６０ｋＨｚの副搬送波間隔（ＳＣＳ）を持つダウンリンク帯域幅部分（ＤＬ ＢＷＰ）について、
４つの連続するスロットのスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数が、８つの連続するスロットのスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の前記最大数の半分に制限され、
４つの連続するスロットのスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数が、８つの連続するスロットのスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの前記最大数の半分に制限される、
請求項２に記載の装置。

【請求項9】

前記ＵＥが、様々なスロットグループサイズのスロットグループ内に様々な数の連続するＭＯスロットを含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するときに、
４８０ｋＨｚのＳＣＳについて、前記スロットグループの連続するスロットの数は４であり、前記ＰＤＣＣＨ ＭＯを含む各ＳＳセット内の連続するＭＯスロットの数は２であり、
９６０ｋＨｚのＳＣＳについて、前記スロットグループの連続するスロットの数は８であり、前記ＰＤＣＣＨ ＭＯを含む各ＳＳセット内の連続するＭＯスロットの数は４である、
請求項８に記載の装置。

【請求項10】

前記処理回路構成は、４８０ｋＨｚおよび９６０ｋＨｚの副搬送波間隔（ＳＣＳ）を有する５２．６ＧＨｚを上回る搬送波周波数を有する動作を含む高周波数動作のために前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように構成され、
前記処理回路構成は、１２０ｋＨｚのＳＣＳを有する前記高周波動作について前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うことを控えるように構成され、
前記処理回路構成は、５２．６ｋＨｚを下回る搬送波周波数を有する動作を含む低周波数動作について前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うことを控えるように構成される、
請求項９に記載の装置。

【請求項11】

第５世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されたユーザ機器（ＵＥ）の処理回路構成による実行のための命令を格納する非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
前記命令は、ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）から受信する構成情報を含む上位層シグナリングをデコードするように前記処理回路構成を構成し、前記構成情報は、マルチスロット物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのサーチ空間（ＳＳ）セットで前記ＵＥに構成し、前記ＳＳセットの少なくとも幾つかのスロットは、ＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ）を有するように示され、
各ＳＳセットは、多数の連続するスロットからなるスロットグループサイズのスロットグループ内の多数の連続するスロット（ＭＯスロット）内に構成され、
前記命令は、ＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）についての前記ＭＯスロットをモニタリングすることによってマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように前記処理回路構成を構成する、
非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項12】

前記ＳＳセットが、ＵＥ固有サーチ空間（ＵＳＳ）セットを含むときに、前記多数の連続するＭＯスロットは、前記スロットグループ内の前記多数の連続するスロットの半分以下に制限され、
モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数が、モニタリング能力によって制限される、
請求項１１に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項13】

前記ＳＳセットが、前記ＵＳＳセットを含むときに、前記処理回路構成は、
前記ＵＳＳセットが関連するスロットグループにおいてオーバーブックされるときに前記関連するスロットグループ内の前記ＭＯスロット内の前記ＵＳＳセットを捨て、
捨てられていない任意のＵＳＳセット内のＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥについて前記ＭＯスロットをモニタリングすることによって前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行する、
ように構成される、
請求項１２に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項14】

前記処理回路構成は、サーチ空間セット指数に基づいて前記ＵＳＳセットを捨てるように構成され、より高い指数を有するスロットグループの前記ＵＳＳセットは、より低い指数を有するスロットグループの前記ＵＳＳセットの前に捨てられ、
前記ＳＳセットが共通サーチ空間（ＣＳＳ）セットを含むとき、前記処理回路構成は、１つ以上のスロットグループ内の前記ＣＳＳセットのいずれかを捨てることを控えるように構成される、
請求項１３に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項15】

前記ＵＥが、様々なスロットグループサイズのスロットグループ内の連続するＭＯスロットの多数の特定の組み合わせを含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するときに、ならびに、
前記ＵＥに構成される前記ＳＳセットが、前記ＵＥによってサポートされる前記特定の組み合わせのうちの１つ以上を含むときに、
前記処理回路構成は、スロットグループ内の前記多数の連続するスロットについて最大の値を有する前記ＵＥに構成された前記特定の組み合わせのうちのうちの最大２つ以上を選択するように構成され、前記最大の値は、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大の数に対応する、
請求項１２に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項16】

９６０ｋＨｚの副搬送波間隔（ＳＣＳ）を持つダウンリンク帯域幅部分（ＤＬ ＢＷＰ）について、
４つの連続するスロットのスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数が、８つの連続するスロットのスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の前記最大数の半分に制限され、
４つの連続するスロットのスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数が、８つの連続するスロットのスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの前記最大数の半分に制限される、
請求項１２に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項17】

前記ＵＥが、様々なスロットグループサイズのスロットグループ内に様々な数の連続するＭＯスロットを含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するときに、
４８０ｋＨｚのＳＣＳについて、前記スロットグループの連続するスロットの数は４であり、前記ＰＤＣＣＨ ＭＯを含む各ＳＳセット内の連続するＭＯスロットの数は２であり、
９６０ｋＨｚのＳＣＳについて、前記スロットグループの連続するスロットの数は８であり、前記ＰＤＣＣＨ ＭＯを含む各ＳＳセット内の連続するＭＯスロットの数は４である、
請求項１６に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項18】

前記処理回路構成は、４８０ｋＨｚおよび９６０ｋＨｚの副搬送波間隔（ＳＣＳ）を有する５２．６ＧＨｚを上回る搬送波周波数を有する動作を含む高周波数波動作のために前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように構成され、
前記処理回路構成は、１２０ｋＨｚのＳＣＳを有する前記高周波数動作について前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うことを控えるように構成され、
前記処理回路構成は、５２．６ｋＨｚを下回る搬送波周波数を有する動作を含む低周波数動作について前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うことを控えるように構成される、
請求項１７に記載の非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。

【請求項19】

第５世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されたｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）のための装置であって、当該装置は、処理回路構成と、メモリとを含み、
前記処理回路構成は、ユーザ機器（ＵＥ）への送信のための構成情報を含む上位層シグナリングをエンコードするように構成され、前記構成情報は、マルチスロット物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのサーチ空間（ＳＳ）セットで前記ＵＥを構成し、前記ＳＳセットの少なくとも幾つかのスロットが、ＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ）を有するように示され、
各ＳＳセットは、多数の連続するスロットからなるスロットグループサイズのスロットグループ内の多数の連続するスロット（ＭＯスロット）内に構成され、
前記上位層シグナリングは、ＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）についての前記ＭＯスロットをモニタリングすることによってマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように前記ＵＥを構成し、
前記メモリは、前記構成情報を格納するように構成される、
装置。

【請求項20】

前記ＳＳセットが、ＵＥ固有サーチ空間（ＵＳＳ）セットを含むときに、前記多数の連続するＭＯスロットは、前記スロットグループ内の前記多数の連続するスロットの半分以下に制限され、
モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数が、モニタリング能力によって制限され、
９６０ｋＨｚの副搬送波間隔（ＳＣＳ）を有するダウンリンク帯域幅部分（ＤＬ ＢＷＰ）について、
４つの連続するスロットのスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数が、８つの連続するスロットのスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数の半分に制限され、
４つの連続するスロットのスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数が、８つの連続するスロットのスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数の半分に制限される、
請求項１９に記載の装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

（関連出願の参照）
この出願は、２０２１年４月５日に出願された米国仮特許出願第６３／１７０，９９７号［参照番号ＡＤ５８１８－Ｚ］、２０２１年４月１４日に出願された米国仮特許出願第６３／１７４，９７５号［参照番号ＡＤ６００６－Ｚ］、２０２１年８月３日に出願された米国仮特許出願第６３／２２８，８７５号［参照番号ＡＤ８１６１－Ｚ］、および２０２１年９月３０日に出願された米国仮特許出願第６３／２５０，８９３号［参照番号ＡＤ９２６５－Ｚ］の優先権の利益を主張し、それらの全体が、参照により本明細書に組み込まれる。

【0002】

（技術分野）
実施形態は、無線通信に関する。幾つかの実施形態は、３ＧＰＰ（登録商標）（第３世代パートナーシッププロジェクト）、および第５世代（５Ｇ）の新しい無線（ＮＲ：New Radio）（または５Ｇ－ＮＲ）ネットワークを含む５Ｇネットワークを含む、無線ネットワークに関する。幾つかの実施形態は、第６世代（６Ｇ）ネットワークに関する。幾つかの実施形態は、より高い搬送波周波数動作(higher-carrier frequency operations)のための物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ：physical downlink control channel）モニタリングに関する。

【背景技術】

【0003】

移動通信は、初期の音声システムから今日のより高度な統合通信プラットフォームに有意に進化している。様々なネットワークデバイスと通信する異なるタイプのデバイスの増加に伴い、３ＧＰＰ（登録商標） ５Ｇ ＮＲシステムの利用が増加している。現代社会におけるモバイルデバイス（ユーザ機器またはＵＥ）の普及は、多くの異種の環境における多種多様なネットワーク化されたデバイスについての需要を駆り立て続けている。５Ｇ ＮＲ無線システムが来つつあり、より一層速い速度、接続性、有用性を可能にすることが期待され、スループット、カバレッジ、堅牢性を増大させ、待ち時間、運用支出、および資本支出を削減することが期待される。５Ｇ－ＮＲネットワークは、追加の潜在的な新しい無線アクセス技術（ＲＡＴ）で３ＧＰＰ（登録商標） ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄをベースに進化し続けて、高速で豊かなコンテンツおよびサービスを提供するシームレスなワイヤレス接続性ソリューションで人々の生活を豊かにする。現在のセルラネットワーク周波数が飽和すると、ミリ波（ｍｍＷａｖｅ）周波数のようなより高い周波数がそれらの高い帯域幅のために有益であり得る。

【0004】

より高い搬送波周波数動作（すなわち、５２．６ＧＨｚを上回る搬送波周波数）に関する１つの問題は、より大きな副搬送波間隔（ＳＣＳ）がより短いスロット持続時間であることである。これはＵＥがこれらのより短いスロットにおいてＰＤＣＣＨを検出することをより困難にする。よって、必要とされるのは、より高い搬送波周波数動作のためのＰＤＣＣＨ検出のための改良された技術である。

【図面の簡単な説明】

【0005】

【図1A】幾つかの実施形態に従った、ネットワークのアーキテクチャを示す。

【0006】

【図1B】幾つかの実施形態に従った、非ローミング５Ｇシステムアーキテクチャを示す。

【図1C】幾つかの実施形態に従った、非ローミング５Ｇシステムアーキテクチャを示す。

【0007】

【図2】幾つかの実施形態に従った、より大きな副搬送波間隔（ＳＣＳ）のための短いスロット持続時間を示す。

【0008】

【図3A】幾つかの実施形態に従った、Ｘスロットの固定グループパターンについてのＰＤＣＣＨモニタリング能力の一例を示す。

【0009】

【図3B】幾つかの実施形態に従った、少なくともＸスロットのギャップを有するＹシンボルに亘るＰＤＣＣＨモニタリング能力の一例を示す。

【0010】

【図4】幾つかの実施形態に従った、Ｙ＝２スロットにおけるＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ）の例を示す。

【0011】

【図5】幾つかの実施形態に従った、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）の最大数の一例を示す。

【0012】

【図6】幾つかの実施形態に従った、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数の別の例を示す。

【0013】

【図7】幾つかの実施形態に従った、サーチ空間セットグループ（ＳＳＳＧ）スイッチングに関連するＰＤＣＣＨモニタリングについての遅延を示す。

【0014】

【図8】幾つかの実施形態に従った、図７のＳＳＳＧスイッチングに関連するＰＤＣＣＨモニタリングについての遅延低減を示す。

【0015】

【図9】幾つかの実施形態に従った、ワイヤレス通信デバイスの機能ブロック図を示す。

【発明を実施するための形態】

【0016】

以下の記述および図面は、当業者が特定の実施形態を実施することを可能にするように、特定の実施形態を十分に例示する。他の実施形態は、構造的、論理的、電気的、プロセス、および他の変更を組み込むことがある。幾つかの実施形態の部分および構成は、他の実施形態の部分および構成に含まれることがあり、あるいは置換されることがある。特許請求の範囲に記載された実施形態は、それらの特許請求の範囲のすべての利用可能な均等物を包含する。

【0017】

幾つかの実施形態は、より高い搬送波周波数動作のための物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ：physical downlink control channel）モニタリング能力ハンドリングおよびサーチ空間セット構成に向けられている。幾つかの実施形態は、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングに向けられている。幾つかの実施形態は、オーバーブックされたサーチ空間セットを捨てる(ドロップする)ことに向けられている。これらの実施形態は、以下により詳細に記載される。

【0018】

幾つかの実施形態は、第５世代の新しい無線（ＮＲ：new radio）システムにおける動作のために構成されたユーザ機器（ＵＮ：user equipment）に向けられている。これらの実施形態において、ＵＥは、ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）から受信した構成情報(configuration information)を含む上位層(higher-layer)のシグナリング(呼制御)(signaling)をデコード(復号化)することがある。これらの実施形態において、構成情報は、マルチスロット物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのサーチ空間（ＳＳ：search space）セットを有するＵＥを構成することがある。これらの実施形態において、ＳＳセットの少なくとも幾つかのスロットは、ＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ：monitoring occasion）を有するように示されることがある。これらの実施形態において、各ＳＳセットは、連続スロットの数（Ｘ）からなるスロットグループサイズのスロットグループ内の連続スロット（ＭＯスロット）の数（Ｙ）で構成されることがある。これらの実施形態において、ＵＥは、ＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ：control channel elements）のためのＭＯスロットをモニタリングすることによってマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行することがある。これらの実施形態において、スロットグループは、Ｘ個の連続スロット（スロットグループサイズ＝Ｘ）を有することがあり、各スロットグループ内にＹ個の連続ＭＯスロットが存在するが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0019】

幾つかの実施形態では、ＳＳセットがＵＥ特異なサーチ空間（ＵＳＳ）セットを含むとき、連続ＭＯスロットの数（Ｙ）は、（Ｘ）スロットのスロットグループ内の連続スロットの数（Ｘ）の半分以下に制限されることがある。これらの実施形態では、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数が、モニタリング能力（例えば、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数）によって制限されることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。これらの実施形態は、以下でより詳細に議論される

【0020】

これらの実施形態の一部では、ＳＳセットが、Ｘ個のスロットのスロットグループを有するＹ個の連続ＭＯスロット内でモニタリングされることがある。幾つかの実施形態において、Ｙ個の連続ＭＯスロットは、Ｘ個のスロットのスロットグループ内の任意の場所に配置されることができる。幾つかの実施形態において、Ｘ個のスロットのスロットグループ内のＹ個の連続ＭＯスロットの場所は、異なるスロットグループにわたって維持されることがある。これらの実施形態において、サブフレーム内の第１のスロットグループの開始は、サブフレーム境界と整列されることがあり、各スロットグループの開始は、スロット境界と整列されることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0021】

幾つかの実施形態では、ＳＳセットがＵＳＳセットを含むとき、ＵＥは、ＵＳＳセットが関連するスロットグループ内でオーバーブックされるときに、関連するスロットグループ内の全ての（Ｙ）ＭＯスロット内のＵＳＳセットを捨て、捨てられていない任意のＵＳＳセット内のＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥのための（Ｙ）ＭＯスロットをモニタリングすることによってマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように構成されることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0022】

幾つかの実施形態において、ＵＥは、サーチ空間セット指数(インデックス)に基づいてＵＳＳセットを捨てるように構成されることがある。これらの実施形態において、より高い指数を有するスロットグループのＵＳＳセットは、より低い指数を有するスロットグループのＵＳＳセットの前に捨てられる。これらの実施形態において、スロットグループの全てのＵＳＳセットは捨てられるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0023】

幾つかの実施形態において、ＵＥは、提供セル(serving cell)に関連するモニタリング能力に基づいて、スロットグループから捨てる(ドロップする)多数のＵＳＳセットを決定するように構成されることがある、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0024】

これらの実施形態の幾つかにおいて、ＳＳセットが共通のサーチ空間（ＣＳＳ）セットを含むとき、ＵＥは、１つ以上のスロットグループ内のＣＳＳセットのいずれかを捨てることを差し控えることがある（すなわち、ＵＥは、ＣＳＳセットについてのオーバーブッキングを予期しないため）。これらの実施形態では、ＳＳセットがＵＳＳセット、専用ＲＲＣシグナリングで構成されたタイプ１共通サーチ空間セット、およびタイプ３ＣＳＳを含むとき、連続ＭＯスロットの数（Ｙ）は、（Ｘ）スロットのスロットグループ内の連続スロットの数の半分以下に制限されることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。

【0025】

これらの実施形態において、ＳＳセットのオーバーブッキングは、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング機能で許容されることがあり、スロットグループ毎に適用されることがある。これらの実施形態において、ＳＳセットのオーバーブッキングは、ＰＣｅｌｌおよびＰＳＣｅｌｌ内のＵＳＳセットについて許容されることがあるが、ＵＥは、ＰＣｅｌｌおよびＰＳＣｅｌｌ内のＣＳＳセットについてオーバーブッキングを行わず、ＳＣｅｌｌ内のＳＳセットについてオーバーブッキングを行わないことを期待する。これらの実施形態では、ＵＥは、ＳＳセットがオーバーブックされるときに、より高い指数を有するスロットグループ内のＵＥ特異なサーチ空間セットを捨てる。これらの実施形態において、ＵＥは、タイプ１およびタイプ３のＣＳＳセットにおけるオーバーブッキングを期待しないが（すなわち、オーバーブッキングは、ＵＳＳセットにおいてのみ期待されることがあるが）、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。

【0026】

幾つかの実施形態において、ＵＥが様々なスロットグループサイズのスロットグループ内の連続ＭＯスロットの多数の特定の組み合わせを含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するとき、およびＵＥに対して構成されたＳＳセットがＵＥによってサポートされる特定の組み合わせのうちの１つ以上を含むとき（すなわち、ＵＥに対して構成されたＳＳが特定の組み合わせを満たすとき）、ＵＥは、スロットグループ内の連続スロットの数について最大値を有するＵＥに対して構成される特定の組み合わせのうちの２つ以上までを選択することがある。これらの実施形態において、最大値は、最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥに対応することがある。これらの実施形態において、ＵＥは、様々なスロットグループサイズのスロットグループ内の連続ＭＯスロットの４つの組み合わせ（例えば、（４，１）（４，２）（８，１）（８，４））をサポートする能力を有することを報告することがある。ＵＥに対して構成されたＳＳセットが、これらのサポートされる組み合わせのうちの少なくとも一部（例えば、組み合わせ（４，２）（８，４））を満たすならば、ＵＥは、組み合わせ（８，４）（すなわち、スロットグループ内の連続スロットの数について最大値を有する組み合わせ）を選択することがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。これらの実施形態において、ＵＥは、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートすることをｇＮＢに示すことがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。

【0027】

幾つかの実施形態において、ＵＥが、同じサイズのスロットグループ内の様々な数（Ｙ）の連続ＭＯスロット（すなわち、Ｙの異なる値についてのＸの同じ値）を含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するとき、ＵＥは、スロットグループの連続ＭＯスロットの数（Ｘ）に基づいてモニタリングするために、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数を決定することがある。これらの実施形態において、最大ブラインドデコーディング(ＢＤ：blind decoding）／ＣＣＥ予算は、Ｘ（すなわち、Ｙではなく、スロットグループ内の連続ＭＯスロットの数、スロットグループのスロットの数）によって決定されることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。

【0028】

幾つかの実施形態では、ＵＥが複数の提供セルのために構成され、様々なサイズのスロットグループ内の様々な数（Ｙ）の連続ＭＯスロット（すなわち、ＸおよびＹの複数の組み合わせ）を含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するとき、ＵＥは、提供セルの各々についてのスロットグループの連続スロットの数（Ｘ）に基づいてモニタリングするために、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数を決定することがある。これらの実施形態では、最大数を決定するために、ＵＥは、同じサイズ（すなわち、スロットグループにおける連続スロットの（Ｘ）の同じ数）のスロットグループを有する提供セルを１つにグループ化することがある。これらの実施形態において、同じスロットグループサイズ（Ｘ）を有する複数のセルは、ＢＤ／ＣＣＥ予算を共有するが、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。

【0029】

幾つかの実施形態では、ＵＥが、複数の提供セルのために構成され、様々なサイズのスロットグループ内の様々な数（Ｙ）の連続ＭＯスロット（すなわち、ＸおよびＹの複数の組み合わせ）を含む複数の組み合わせについてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するとき、および、ＵＥのための提供セルが、複数の組み合わせのうちの２つの組み合わせのダイナミックスイッチング（例えば、サーチ空間セットグループ（ＳＳＳＧ）スイッチング）を有して構成されるとき、ＵＥは、複数の組み合わせの各々についてモニタリングするために、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数を決定することがあり、ＵＳＳセットがオーバーブックされるときに、１つ以上のスロットグループ内の任意のＵＳＳセットを捨てることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。

【0030】

幾つかの実施形態では、９６０ｋＨｚの副搬送波間隔（ＳＣＳ）を有するダウンリンク帯域幅部分（ＤＬ ＢＷＰ）について、４個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝４）のスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数は、８個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝８）のスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数の半分に制限されることがあり、４個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝４）のスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数は、８個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝８）のスロットグループのスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数の半分に制限されることがある。これらの実施形態において、９６０ｋＨｚ ＳＣＳを有するＤＬ ＢＷＰについて、４個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝４）のスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数は、１０であることがあり、８個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝８）のスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数は、２０であることがある。これらの実施形態では、９６０ｋＨｚ ＳＣＳを有するＤＬ ＢＷＰについて、４個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝４）のスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数は、１６であることがあり、８個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝８）のスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数は、３２であることがある。これらの実施形態では、４８０ｋＨｚのＳＣＳを有するＤＬ ＢＷＰについて、４個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝４）のスロットグループ当たりのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数は、２０であることがあり、４個の連続スロット（すなわち、Ｘ＝４）のスロットグループ当たりの非重複ＣＣＥの最大数は、３２であることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0031】

幾つかの実施形態において、ＵＥが、様々なスロットグループサイズのスロットグループ内の様々な数（Ｙ）の連続ＭＯスロット（すなわち、ＸおよびＹの複数の組み合わせ）を含む複数の組み合わせについてのマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングをサポートする能力を有するとき、４８０ｋＨｚのＳＣＳについて、スロットグループの連続スロットの数（Ｘ）は、４であることがあり、ＰＤＣＣＨ ＭＯを含む各ＳＳセット内の連続ＭＯスロットの数（Ｙ）は、２であることがある。これらの実施形態では、９６０ｋＨｚのＳＣＳについて、スロットグループの連続スロットの数（Ｘ）は、８であることがあり、ＰＤＣＣＨ ＭＯを含む各ＳＳセット内の連続ＭＯスロットの数（Ｙ）は、４であることがある。これらの実施形態において、スロットグループの連続スロットの数（Ｘ）およびＰＤＣＣＨ ＭＯを含む各ＳＳセット内の連続ＭＯスロットの数（Ｙ）は、副搬送波間隔（ＳＣＳ）に基づくことがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0032】

幾つかの実施形態において、ＵＥは、４８０ｋＨｚおよび９６０ｋＨｚの副搬送波間隔（ＳＣＳ）を有する５２．６ＧＨｚを上回る搬送波周波数を有する動作を含む高周波動作のためのマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うように構成されることがある。これらの実施形態において、ＵＥは、１２０ｋＨｚのＳＣＳを有する高周波動作のためのマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを控えることがある。これらの実施形態において、ＵＥは、５２．６ＧＨｚを下回る搬送波周波数を有する動作を含む低周波動作についてマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うことを控えることがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して限定されない。

【0033】

幾つかの実施形態は、第５世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されたユーザ機器（ＵＥ）の処理回路構成による実行のための命令を格納する非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体に向けられている。これらの実施形態において、命令は、ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）から受信する構成情報を含む上位層シグナリングをデコードするように処理回路構成を構成することがある。これらの実施形態において、構成情報は、マルチスロット物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのサーチ空間（ＳＳ）セットを有するＵＥを構成することがある。ＳＳセットの少なくとも幾つかのスロットは、ＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ）を有するように示されることがある。これらの実施形態において、各ＳＳセットは、連続スロットの数（Ｘ）からなるスロットグループサイズのスロットグループ内の連続スロット（ＭＯスロット）の数（Ｙ）において構成されることがある。これらの実施形態において、ＵＥは、ＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）についてＭＯスロットをモニタリングすることによって、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行することがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。

【0034】

幾つかの実施形態は、第５世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されたｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）に向けられている。これらの実施形態において、ｇＮＢは、ユーザ機器（ＵＥ）への送信のための構成情報を含む上位層シグナリングをエンコード(符号化)することがある。これらの実施形態において、構成情報は、マルチスロット物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのサーチ空間（ＳＳ）セットを有するＵＥを構成することがある。ＳＳセットの少なくとも幾つかのスロットは、ＰＤＣＣＨモニタリング機会（ＭＯ）を有するように示されることがある。これらの実施形態において、各ＳＳセットは、連続スロットの数（Ｘ）からなるスロットグループサイズのスロットグループ内の連続スロット（ＭＯスロット）の数（Ｙ）において構成されることがある。これらの実施形態では、上位層シグナリングは、ＰＤＣＣＨ候補および非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）についてＭＯスロットをモニタリングすることによってマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するようにＵＥを構成することがあるが、実施形態の範囲は、この点に関して制限されない。これらの実施形態は、以下により詳細に記載される。

【0035】

図１Ａは、幾つかの実施形態に従ったネットワークのアーキテクチャを示す。ネットワーク１４０Ａは、ユーザ機器１０１およびＵＥ１０２を含むように示されている。ＵＥ１０１および１０２は、スマートフォン（例えば、１つ以上のセルラネットワークに接続可能な手持ち式タッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス）として示されているが、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ポケットベル、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワイヤレスハンドセット、ドローン、または有線および／またはワイヤレス通信インターフェースを含む任意の他のコンピューティングデバイスのような、任意のモバイルまたは非モバイルコンピューティングデバイスを含むことがある。ＵＥ１０１およびＵＥ１０２は、本明細書中でＵＥ１０１と総称されることができ、ＵＥ１０１は、本明細書中に開示された技術の１つ以上を実施するために使用されることができる。

【0036】

（例えば、ネットワーク１４０Ａまたは任意の他の図示されたネットワークで使用されるような）本明細書に記載される無線リンクは、任意の例示的な無線通信技術および／または標準に従って動作することがある。

【0037】

ＬＴＥおよびＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄは、携帯電話のようなＵＥ用の高速データのワイヤレス通信のための標準である。ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄおよび様々なワイヤレスシステムでは、搬送波凝集(搬送波アグリゲーション)(carrier aggregation)が、異なる周波数で動作する複数の搬送波信号を使用して単一のＵＥのための通信を搬送することがある技術であり、よって、単一のデバイスに利用可能な帯域幅を増加させる。幾つかの実施形態において、搬送波凝集は、１つ以上の構成要素搬送波(component carriers)が免許不要周波数(unlicensed frequencies)で動作する場合に使用されることがある。

【0038】

本明細書に記載される実施形態は、例えば、専用免許スペクトル、免許不要スペクトル、（２．３～２．４ＧＨｚ、３．４～３．６ＧＨｚ、３．６～３．８ＧＨｚにおける免許共有スペクトル（ＬＳＡ）、３．５５～３．７ＧＨｚおよびさらなる周波数におけるさらなる周波数およびスペクトルアクセスシステム（ＳＡＳ）のような）（免許）共有スペクトルを含む、任意のスペクトル管理スキームの脈絡において使用されることができる。

【0039】

本明細書に記載の実施形態は、ＯＦＤＭ搬送波データビットベクトルを対応するシンボルリソースに割り当てることによって、異なる単一の搬送波またはＯＦＤＭフレーバ（ＣＰ－ＯＦＤＭ、ＳＣ－ＦＤＭＡ、ＳＣ－ＯＦＤＭ、フィルタバンクベースのマルチ搬送波（ＦＢＭＣ）、ＯＦＤＭＡなど）、特に３ＧＰＰ（登録商標） ＮＲ（新しい無線）に適用されることもできる。

【0040】

幾つかの実施形態において、ＵＥ１０１および１０２のいずれかは、モノのインターネット（ＩｏＴ）ＵＥまたはセルラＩｏＴ（ＣＩｏＴ）ＵＥを含むことができ、それらは、短寿命ＵＥ接続を利用する低電力ＩｏＴアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含むことができる。幾つかの実施形態において、ＵＥ１０１および１０２のいずれかは、（例えば、強化されたＮＢ－ＩｏＴ（ｅＮＢ－ＩｏＴ）ＵＥおよびさらなる強化された（ＦｅＮＢ－ＩｏＴ）ＵＥのような）狭帯域（ＮＢ）ＩｏＴ ＵＥ を含むことができる。ＩｏＴ ＵＥは、公衆陸上モバイルネットワーク（ＰＬＭＮ）、近接型サービス（ＰｒｏＳｅ）またはデバイス間通信（Ｄ２Ｄ）、センサネットワーク、またはＩｏＴネットワークを介して、ＭＴＣサーバまたはデバイスとデータを交換するために、機械間通信（Ｍ２Ｍ）または機械タイプ通信（ＭＴＣ）のような技術を利用することができる。データのＭ２ＭまたはＭＴＣ交換は、データの機械起動交換であることがある。ＩｏＴネットワークは、ＩｏＴ ＵＥを相互接続(インターコネクト)することを含み、それは（インターネットインフラストラクチャ内に）一意に識別可能な埋め込みコンピューティングデバイスを含むことがあり、短寿命接続を伴う。ＩｏＴ ＵＥは、バックグラウンドアプリケーション（例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新など）を実行して、ＩｏＴネットワークの接続を容易にすることがある。

【0041】

幾つかの実施形態において、ＵＥ１０１および１０２のいずれかは、強化されたＭＴＣ（ｅＭＴＣ）ＵＥまたはさらなる強化されたＭＴＣ（ＦｅＭＴＣ）ＵＥを含むことができる。

【0042】

ＵＥ１０１および１０２は、例えば、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）１１０と通信的に結合するように構成されてよい。ＲＡＮ１１０は、例えば、ＵＭＴＳ（Ｅｖｏｌｄｅｄ Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｓｙｓｔｅｍ）Ｅ－ＵＴＲＡＮ（Ｔｅｒｒｅｓｔｒｉａｌ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＮＧ ＲＡＮ（ＮｅｘｔＧｅｎ ＲＡＮ）、または何らかの他のタイプのＲＡＮであってよい。ＵＥ１０１および１０２は、接続１０３および１０４を利用し、接続１０３および１０４の各々は、（以下にさらに議論する）物理通信インターフェースまたは層を含む。この例において、接続１０３および１０４は、通信的結合を可能にするためのエアインターフェースとして示されており、ＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ）プロトコル、ＣＤＭＡ（Ｃｏｄｅｄ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）ネットワークプロトコル、ＰＴＴ（Ｐｕｓｈ－ｔｏ－Ｔａｌｋ）プロトコル、ＰＯＣ（ＰＴＴ ｏｖｅｒ Ｃｅｌｌｕｌａｒ）プロトコル、ＵＭＴＳ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）プロトコル、３ＧＰ ＬＴＥ（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）プロトコル、第５世代（５Ｇ）プロトコル、ＮＲ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ）プロトコル）などのような、セルラ通信プロトコルと整合することができる。

【0043】

一態様において、ＵＥ１０１および１０２は、さらに、ＰｒｏＳｅインターフェース１０５を介して通信データを直接交換してよい。代替的に、ＰｒｏＳｅインターフェース１０５を、物理的サイドリンク制御チャネル（ＰＳＣＣＨ）、物理的サイドリンク共用チャネル（ＰＳＳＣＨ）、物理的サイドリンク発見チャネル（ＰＳＤＣＨ）、および物理的サイドリンクブロードキャストチャネル（ＰＳＢＣＨ）を含むが、これらに限定されない、１つ以上の論理チャネルを含む、サイドリンクインターフェースと呼ぶこともある。

【0044】

ＵＥ１０２は、接続１０７を介してアクセスポイント１０６にアクセスするように構成されるように示されている。接続１０７は、例えば、任意のＩＥＥＥ８０２．１１プロトコルと一致する接続のような、ローカルワイヤレス接続を含むことができ、それに従って、ＡＰ１０６は、ＷｉＦｉ（wireless fidelity）ルータを含むことができる。この例において、ＡＰ１０６は、（以下にさらに詳細に記載するように）ワイヤレスシステムのコアネットワークに接続することなく、インターネットに接続されるように示されている。

【0045】

ＲＡＮ１１０は、接続１０３および１０４を可能にする１つ以上のアクセスノードを含むことができる。これらのアクセスノード（ＡＮ）を、基地局（ＢＳ）、ＮｏｄｅＢ、ｅＮｏｄｅＢ（ｅｖｏｌｖｅｄ ＮｏｄｅＢ）、ｇＮＢ（ＮＥｘｔ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ＮｏｄｅＢ）、ＲＡＮノードなどと呼ぶことができ、地上局（例えば、地上アクセスポイント）または地理的区域内でカバレッジを提供する衛星局（例えば、セル）を含むことができる。幾つかの実施形態において、通信ノード１１１および１１２は、送受信点（ＴＲＰ）であることができる。通信ノード１１１および１１２がＮｏｄｅＢ（例えば、ｅＮＢまたはｇＮＢ）である場合、１つ以上のＴＲＰは、ＮｏｄｅＢの通信セル内で機能することができる。ＲＡＮ１１０は、マクロセル、例えば、マクロＲＡＮノード１１１を提供するための１つ以上のＲＡＮノード、およびフェムトセルまたはピコセル（例えば、マクロセルと比較して、より小さなカバレッジ、またはより小さなユーザ容量、またはより高い帯域幅を有するセル）、例えば、低電力（ＬＰ）ＲＡＮノード１１２を提供するための１つ以上のＲＡＮノードを含むことがある。

【0046】

ＲＡＮノード１１１および１１２のいずれも、エアインターフェースプロトコルを終了させることができ、ＵＥ１０１および１０２のための第１の接点であることができる。幾つかの実施形態では、ＲＡＮノード１１１および１１２のいずれも、無線ベアラ管理、アップリンクおよびダウンリンク動的無線リソース管理、データパケットスケジューリング、およびモビリティ管理のような、無線ネットワークコントローラ（ＲＮＣ）機能を含むが、これらに限定されない、ＲＡＮ１１０のための様々な論理機能を満たすことができる。一例において、ノード１１１および／または１１２のいずれかも、ｇＮＢ（ｎｅｗ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｎｏｄｅ－Ｂ）、ｅＮＢ（ｅｖｏｌｖｅｄ ｎｏｄｅ－Ｂ）、または別のタイプのＲＡＮノードであることができる。

【0047】

ＲＡＮ１１０は、Ｓ１インターフェース１１３を介してコアネットワーク（ＣＮ）１２０に通信的に結合されるように示されている。実施形態において、ＣＮ１２０は、ＥＰＣ（ｅｖｏｌｖｅｄ ｐａｃｋｅｔ ｃｏｒｅ）ネットワーク、ＮＰＣ（ＮｅｘｔＧｅｎ Ｐａｃｋｅｔ Ｃｏｒｅ）ネットワーク、または（例えば、図１Ｂ～図１Ｃを参照して示されるような）何らかの他のタイプのＣＮであってよい。この態様において、Ｓ１インターフェース１１３は、２つの部分、すなわち、ＲＡＮノード１１１および１１２と提供ゲートウェイ（Ｓ－ＧＷ）１２２との間のトラフィックデータを搬送するＳ１－Ｕインターフェース１１４と、ＲＡＮノード１１１および１１２とＭＭＥ（Ｓｉ－ｍｏｂｉｌｉｔｙ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ ｅｎｔｉｔｙ）１２１との間のシグナリングインターフェースであるＭＭＥインターフェース１１５とに分割される。

【0048】

この態様において、ＣＮ１２０は、ＭＭＥ１２１と、Ｓ－ＧＷ１２２と、パケットデータネットワーク（ＰＤＮ）ゲートウェイ１２３、および家庭用加入者サーバ（ＨＳＳ）１２４とを含む。ＭＭＥ１２１は、レガシーのＧＰＲＳ（Ｓｅｒｖｉｎｇ Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃｅ）ＳＧＳＮ（Ｓｕｐｐｏｒｔ Ｎｏｄｅ）のコントロールプレーンに機能において類似する。ＭＭＥ１２１は、ゲートウェイ選択およびトラッキングエリアリスト管理のようなアクセスにおけるモビリティ実施形態を管理することがある。ＨＳＳ１２４は、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートするための加入者関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含むことがある。ＣＮ１２０は、モバイル加入者の数、機器の容量、ネットワークの組織などに依存して、１つまたは幾つかのＨＳＳ１２４を含むことがある。例えば、ＨＳＳ１２４は、ルーティング(経路指定)／ローミング、認証(authentication)、認可(authorization)、ネーミング(naming)／アドレス指定解決(addressing resolution)、場所依存性(location dependencies)などのためのサポートを提供することができる。

【0049】

Ｓ－ＧＷ１２２は、Ｓ１インターフェース１１３をＲＡＮ１１０に向かって終端させることがあり、データパケットをＲＡＮ１１０とＣＮ１２０との間でルーティングする。加えて、Ｓ－ＧＷ１２２は、ＲＡＮノード間ハンドオーバ(inter-RAN node handovers)のためのローカルモビリティアンカポイント(local mobility anchor point)であることがあり、３ＧＰＰ（登録商標）間モビリティ(inter-3GPP mobility)のためのアンカを提供することもある。Ｓ－ＧＷ１２２の他の責任は、合法的な傍受(intercept)、課金(charging)、および何らかのポリシー強制(policy enforcement)を含むことがある。

【0050】

Ｐ－ＧＷ１２３は、ＳＧｉインターフェースをＰＤＮに向かって終端させることがある。Ｐ－ＧＷ１２３は、インターネットプロトコル（ＩＰ）インターフェース１２５を介して、ＥＰＣネットワーク１２０と、（代替的にアプリケーション機能（ＡＦ）と呼ぶ）アプリケーションサーバ１８４を含むネットワークのような外部ネットワークとの間で、データパケットをルーティングすることがある。Ｐ－ＧＷ１２３は、インターネット、ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＰＳ）ネットワーク、および他のネットワークを含むことができる他の外部ネットワーク１３１Ａに、データを通信することもできる。一般に、アプリケーションサーバ１８４は、コアネットワーク（例えば、ＵＭＴＳパケットサービス（ＰＳ）ドメイン、ＬＴＥ ＰＳデータサービスなど）と共にＩＰベアラリソースを使用する要素提供アプリケーション(element offering applications)であってよい。この態様において、Ｐ－ＧＷ１２３は、ＩＰインターフェース１２５を介してアプリケーションサーバ１８４に通信的に結合されるように示されている。アプリケーションサーバ１８４は、ＣＮ１２０を介してＵＥ１０１および１０２のための１つ以上の通信サービス（例えば、ＶｏＩＰ（Ｖｏｉｃｅ－ｏｖｅｒ－Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）セッション、ＰＴＴセッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど）をサポートするように構成されることもできる。

【0051】

Ｐ－ＧＷ１２３は、さらに、ポリシー強制および課金データ収集のためのノードであることがある。ポリシーおよび課金規則機能（ＰＣＲＦ）１２６が、ＣＮ１２０のポリシーおよび課金制御要素である。非ローミングシナリオでは、幾つかの実施形態において、ＵＥのインターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク（ＩＰ－ＣＡＮ）セッションに関連するＨＰＬＭＮ（Ｈｏｍｅ Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ）内に単一のＰＣＲＦがある場合がある。トラフィックの局所的な中断出力(breakout)を伴うローミングシナリオでは、ＵＥのＩＰ－ＣＡＮセッションに関連する２つのＰＣＲＦ、すなわち、ＨＰＬＭＮ内のＨｏｍｅ ＰＣＲＦ（Ｈ－ＰＣＲＦ）、およびＶＰＬＭＮ（Ｖｉｓｉｔｅｄ Ｐｕｂｌｉｃ Ｌａｎｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ）内のＶ－ＰＣＲＦ（Ｖｉｓｉｔｅｄ ＰＣＲＦ））がある場合がある。ＰＣＲＦ１２６は、Ｐ－ＧＷ１２３を介してアプリケーションサーバ１８４に通信的に結合されることがある。

【0052】

幾つかの実施形態において、通信ネットワーク１４０Ａは、ＩｏＴネットワーク、または免許（５Ｇ ＮＲ）スペクトルおよび免許不要（５Ｇ ＮＲ－Ｕ）スペクトルにおける通信を使用する５Ｇ新しい無線ネットワークを含む５Ｇネットワークであることができる。ＩｏＴの現在のイネーブラ(enablers)の１つは、狭帯域ＩｏＴ（ＮＢ‐ＩｏＴ）である。

【0053】

ＮＧシステムアーキテクチャは、ＲＡＮ１１０と、５Ｇネットワークコア１２０とを含むことができる。ＮＧ－ＲＡＮ１１０は、ｇＮＢおよびＮＧ－ｅＮＢのような、複数のノードを含むことができる。コアネットワーク１２０（例えば、５Ｇコアネットワークまたは５ＧＣ）は、アクセスおよびモビリティ機能（ＡＭＦ）、および／またはユーザプレーン機能（ＵＰＦ）を含むことができる。ＡＭＦおよびＵＰＦは、ＮＧインターフェースを介してｇＮＢおよびＮＧ－ｅＮＢに通信的に結合されることができる。より具体的には、幾つかの実施形態において、ｇＮＢおよびＮＧ－ｅＮＢは、ＮＧ－ＣインターフェースによってＡＭＦに接続されることができ、ＮＧ－ＵインターフェースによってＵＰＦに接続されることができる。ｇＮＢおよびＮＧ－ｅＮＢは、Ｘｎインターフェースを介して互いに結合されることができる。

【0054】

幾つかの実施形態において、ＮＧシステムアーキテクチャは、３ＧＰＰ（登録商標）技術仕様（ＴＳ）２３．５０１（例えば、Ｖ１５．４．０、２０１８－１２）によって提供されるように、様々なノード間の基準点を使用することができる。幾つかの実施形態において、ｇＮＢおよびＮＧ－ｅＮＢの各々は、基地局、モバイルエッジサーバ、小型セル、ホームｅＮＢなどとして実装されることができる。幾つかの実施形態では、ｇＮＢが、マスタノード（ＭＮ）であることができ、ＮＧ－ｅＮＢが、５Ｇアーキテクチャにおける二次ノード（ＳＮ）であることができる。

【0055】

図１Ｂは、幾つかの実施形態に従った非ローミング５Ｇシステムアーキテクチャを示す。図１Ｂを参照すると、５Ｇシステムアーキテクチャ１４０Ｂが基準点表現において示されている。より具体的には、ＵＥ１０２は、ＲＡＮ１１０および１つ以上の他の５Ｇコア（５ＧＣ）ネットワークエンティティと通信することができる。５Ｇシステムアーキテクチャ１４０Ｂは、アクセスおよびモビリティ管理機能（ＡＭＦ）１３２、セッション管理機能（ＳＭＦ）１３６、ポリシー制御機能（ＰＣＦ）１４８、アプリケーション機能（ＡＦ）１５０、ユーザプレーン機能（ＵＰＦ）１３４、ネットワークスライス選択機能（ＮＳＳＦ）１４２、認証サーバ機能（ＡＵＳＦ）１４４、および統合データ管理（ＵＤＭ）／家庭加入者サーバ（ＨＳＳ）１４６のような、複数のネットワーク機能（ＮＦ）を含む。ＵＰＦ１３４は、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、または第三者サービスを含むことができるデータネットワーク１５２への接続を提供することができる。ＡＭＦ１３２は、アクセス制御およびモビリティを管理するために使用されることができ、ネットワークスライス選択機能性を含むこともできる。ＳＭＦ１３６は、ネットワークポリシーに従って様々なセッションをセットアップしかつ管理するように構成されることができる。ＵＰＦ１３４は、所望のサービスタイプに従って１つ以上の構成で配備されることができる。ＰＣＦ１４８は、（４Ｇ通信システムのＰＣＲＦに同様して）ネットワークスライシング、モビリティ管理、およびローミングを使用して、ポリシーフレームワークを提供するように構成されることができる。ＵＤＭは、（４Ｇ通信システムのＨＳＳに類似して）加入者プロファイルおよびデータを格納するように構成されることができる。

【0056】

幾つかの実施形態において、５Ｇシステムアーキテクチャ１４０Ｂは、ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）１６８Ｂと、コールセッション制御機能（ＣＳＣＦ）のような複数のＩＰマルチメディアコアネットワークサブシステムエンティティとを含む。より具体的には、ＩＭＳ１６８Ｂは、プロキシＣＳＣＦ（Ｐ－ＣＳＣＦ）１６２Ｂとして作用することができるＣＳＣＦ、提供ＣＳＣＦ（Ｓ－ＣＳＣＦ）１６４Ｂ、（図１Ｂに図示されていない）緊急ＣＳＣＦ（Ｅ－ＣＳＣＦ）、または呼掛けＣＳＣＦ（Ｉ－ＣＳＣＦ）１６６Ｂを含む。Ｐ－ＣＳＣＦ１６２Ｂは、ＩＭサブシステム１６８Ｂ内のＵＥ１０２のための第１の接点であるように構成されることができる。Ｓ－ＣＳＣＦ１６４Ｂは、ネットワーク内のセッション状態を処理するように構成されることができ、Ｅ－ＣＳＣＦは、緊急要求を正しい緊急センターまたはＰＳＡＰにルーティングすることのような、緊急セッションの特定の実施形態を処理するように構成されることができる。Ｉ－ＣＳＣＦ１６６Ｂは、そのネットワークオペレータの加入者またはそのネットワークオペレータのサービスエリア内に現在配置されているローミング加入者に向けられた全てのＩＭＳ接続について、オペレータのネットワーク内の接点として機能するように構成されることができる。幾つかの実施形態において、Ｉ－ＣＳＣＦ１６６Ｂは、別のＩＰマルチメディアネットワーク１７０Ｅ、例えば、異なるネットワークオペレータによって動作されるＩＭＳに接続されることができる。

【0057】

幾つかの実施形態において、ＵＤＭ／ＨＳＳ１４６は、電話アプリケーションサーバ（ＴＡＳ）または別のアプリケーションサーバ（ＡＳ）を含むことができるアプリケーションサーバ１６０Ｅに結合されることができる。ＡＳ１６０Ｂは、Ｓ－ＣＳＣＦ１６４ＢまたはＩ－ＣＳＣＦ１６６Ｂを介してＩＭＳ１６８Ｂに結合されることができる。

【0058】

基準点表現は、対話が対応するＮＦサービス間に存在し得ることを示す。例えば、図１Ｂは、以下の基準点、すなわち、Ｎ１（ＵＥ１０２とＡＭＦ１３２との間）、Ｎ２（ＲＡＮ１１０とＡＭＦ１３２との間）、Ｎ３（ＲＡＮ１１０とＵＰＦ１３４との間）、Ｎ４（ＳＭＦ１３６とＵＰＦ１３４との間）、Ｎ５（ＰＣＦ１４８とＡＦ１５０との間、図示せず）、Ｎ６（ＵＰＦ１３４とＤＮ１５２との間）、Ｎ７（ＳＭＦ１３６とＰＣＦ１４８との間、図示せず）、Ｎ８（ＵＤＭ１４６とＡＭＦ１３２との間、図示せず）、Ｎ９（２つのＵＰＦ１３４の間、図示せず）、Ｎ１０（ＵＤＭ１４６とＳＭＦ１３６との間、図示せず）、Ｎ１１（ＡＭＦ１３２とＳＭＦ１３６との間）、Ｎ１２（ＡＵＳＦ１４４とＡＭＦ１３２との間、図示せず）、Ｎ１３（ＡＵＳＦ１４４とＵＤ１４６Ｍとの間、図示せず）、Ｎ１４（２つのＡＭＦ１３２の間、図示せず）、Ｎ１５（非ローミングシナリオの場合におけるＰＣＦ１４８とＡＭＦ１３２との間、ローミングシナリオの場合におけるＰＣＦ１４８と訪問ネットワークおよびＡＭＦ１３２との間、図示せず）、Ｎ１６（２つのＳＭＦの間、図示せず）、Ｎ２２（ＡＭＦ１３２とＮＳＳＦ１４２との間、図示せず）を図示する。図１Ｂに示されていない他の基準点表現も使用されることができる。

【0059】

図１Ｃは、５Ｇシステムアーキテクチャ１４０Ｃ、およびサービスベースの表現を示す。図１Ｂに示すネットワークエンティティに加えて、システムアーキテクチャ１４０Ｃは、ネットワーク露出機能（ＮＤＦ）１５４、およびネットワークリポジトリ機能（ＮＲＦ）１５６も含むことができる。幾つかの実施形態において、５Ｇシステムアーキテクチャは、サービスベースであることができ、ネットワーク機能間の相互作用(対話)は、対応するポイントツーポイント基準点Ｎｉによって、あるいはサービスベースインターフェースとして表現されることができる。

【0060】

幾つかの実施形態では、図１Ｃに示すように、サービスベースの表現を使用して、他の認可されたネットワーク機能がそれらのサービスにアクセスすることを可能にするコントロールプレーン内のネットワーク機能を表現することができる。これに関して、５Ｇシステムアーキテクチャ１４０Ｃは、以下のサービスベースのインターフェース、すなわち、Ｎａｍｆ１５８Ｈ（ＡＭＦ１３２によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎｓｍｆ１５８Ｉ（ＳＭＦ１３６によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎｎｅｆ１５８Ｂ（ＮＥＦ１５４によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎｐｃｆ１５８Ｄ（ＰＣＦ１４８によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎｕｄｍ１５８Ｅ（ＵＤＭ１４６によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎａｆ１５８Ｆ（ＡＦ１５０によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎｎｒｆ１５８Ｃ（ＮＲＦ１５６によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎｎｓｓｆ１５８Ａ（ＮＳＳＦ１４２によって示されるサービスベースのインターフェース）、Ｎａｕｓｆ１５８Ｇ（ＡＵＳＦ１４４によって示されるサービスベースのインターフェース）を含むことができる。図１Ｃに示されない他のサービスベースのインターフェース（例えば、Ｎｕｄｒ、Ｎ５ｇ－ｅｉｒ、およびＮｕｄｓｆ）も使用することができる。

【0061】

幾つかの実施形態では、図１Ａ～図１Ｃに関連して記載するＵＥまたは基地局のいずれも、本明細書に記載する機能性を実行するように構成されることができる。

【0062】

Ｒｅｌ－１５ＮＲシステムは、免許スペクトルで動作するように設計される。免許不要スペクトルへのＮＲベースアクセスの簡単な表記法である、ＮＲ‐免許不要（ＮＲ‐Ｕ）は、免許不要スペクトル上のＮＲシステムの動作を可能にする技術である。

【0063】

ＮＲにおいて定義されるように、１つのスロットは、１４のシンボルを有する。５２．６ＧＨｚを上回る搬送波周波数で動作するシステムについて、大きな副搬送波間隔、例えば、９６０ｋＨｚが利用されるならば、スロット持続時間は、非常に短くなり得る。例えば、ＳＣＳ９６０ｋＨｚについて、１つのスロット持続時間は、図２に示すように、約１５．６μｓである。

【0064】

ＮＲでは、制御リソースセット（ＣＯＲＥＳＥＴ）は、ＰＤＣＣＨ送信を担持する時間／周波数リソースのセットである。ＣＯＲＥＳＥＴは、複数の制御チャネル要素（ＣＣＥ）に分割される。凝集レベル（ＡＬ）Ｌを有する物理的ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）候補は、Ｌ ＣＣＥからなる。Ｌは、１，２，４，８，１６であり得る。サーチ空間セットをＵＥに構成することができ、それはＰＤＣＣＨモニタリングについてのタイミングおよびＵＥのためのＰＤＣＣＨ候補を担持するＣＣＥセットを構成する。ＵＥは、提供セルについて最大４０個のサーチ空間セットで構成されることができる。帯域幅部分（ＢＷＰ）当たりのサーチ空間セットの最大数は、１０である。

【0065】

ＮＲ Ｒｅｌ－１５では、副搬送波間隔が１５ｋＨｚから１２０ｋＨｚに増加すると、ＰＤＣＣＨモニタリングのためのＢＤおよびＣＣＥの最大数が実質的に減少する。これは、主に、短いシンボルおよびスロット継続時間を持つＵＥ処理能力に起因する。５２．６ＧＨｚ～７１ＧＨｚの間の搬送波周波数で動作するシステムについて、大きな副搬送波間隔が導入されると、ＰＤＣＣＨモニタリングのためのＢＤおよびＣＣＥの最大数がさらに縮小されることが想定される。例えば、ＰＤＣＣＨモニタリングのためのＢＤの数は、９６０ｋＨｚの副搬送波間隔が利用されるときには、～１０またはさらに小さい値に減少されることがある。

【0066】

ＮＲ‐Ｕでは、サーチ空間セットグループ（ＳＳＳＧ）スイッチングが、ＵＥのＰＤＣＣＨモニタリングのためにサポートされる。典型的な構成において、デフォルトＳＳＳＧは、少なくともＤＣＩフォーマット２＿０のために頻繁なＰＤＣＣＨモニタリングの機会を持って構成される。成功裡のＬＢＴ（Ｌｉｓｔｅｎ－ｂｅｆｏｒｅ－ｔａｌｋ）動作の後にｇＮＢがひとたびチャネルアクセスを得ると、ｇＮＢは、ＤＣＩ ２＿０を迅速に送信して、チャネル占有を示すことができる。他方、ｇＮＢ開始ＣＯＴの内側では、ＵＥは、頻繁なＰＤＣＣＨモニタリング機会を含まない第２のＳＳＳＧ構成に従ってＰＤＣＣＨモニタリングに切り替わることができる。

【0067】

本明細書において開示される幾つかの実施形態は、ＳＳＳＧスイッチングが考慮されるときに、ＰＤＣＣＨモニタリングおよびサーチ空間セット構成上のＵＥ能力を処理するための詳細な設計を提供する。本明細書において開示される幾つかの実施形態は、５２．６ＧＨｚを上回る搬送波周波数で動作するシステムにおけるＰＤＣＣＨモニタリング能力処理およびサーチ空間セット構成のための詳細な設計を提供する。

【0068】

ＰＤＣＣＨモニタリング能力(PDCCH monitoring capability)

【0069】

より高い搬送波周波数で動作するシステムのために、大きな副搬送波間隔（ＳＣＳ）が導入されると、ＰＤＣＣＨモニタリングのためのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数はさらに縮小されることが想定される。特に、非重複ＣＣＥについて、それはＰＤＣＣＨ候補の凝集レベル（ＡＬ）に対する制限を引き起こす。例えば、非重複ＣＣＥの最大数が８個未満であるならば、ＰＤＣＣＨ ＡＬ８およびＡＬ１６の両方は、高頻度でサポートされることができない。他方、スロット中のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数が減少されないならば、連続スロット中のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数は非常に大きくなり、それはＰＤＣＣＨモニタリングのための極めて高いＵＥ能力を実施する。

【0070】

スロットおよび複数の連続スロットにおけるＰＤＣＣＨモニタリングのバランスを取るために、ＰＤＣＣＨモニタリング能力は、ＰＤＣＣＨモニタリングのための最大数が連続スロットのグループに適用されるように定義されることができる。スロットのグループにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数は、対応する最大数にそれぞれ制限される。

【0071】

第１のオプションでは、ＰＤＣＣＨモニタリング能力において、ＰＤＣＣＨ ＭＯは、Ｙスロット、例えば、Ｘ連続スロットのあらゆるグループ内の第１のＹ連続スロットにおいて構成されるだけであり、Ｙ＜Ｘである。Ｙスロットの位置は、全てのＸスロットグループにおいて固定されることができる。ＹスロットにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの総数は、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の対応する最大数によって制限される。Ｙスロット内のＰＤＣＣＨ ＭＯで構成されるスロットの数および位置は、異なるスロットグループ内で同じであることがあり、あるいは異なることがある。図３Ａは、Ｙスロットの各グループにおける最初の２つのスロットにおいて定義されたＰＤＣＣＨモニタリング能力の一例を示す。代替的に、Ｘおよび／またはＹは、シンボルの数で定義されることができ、例えば、Ｙは、最大３シンボルであることができ、あるいは、Ｙは、３シンボルよりも大きいことができる。この能力は、（Ｘ，Ｙ）の組み合わせとして表されることができ、Ｘは、スロットグループの固定されたサイズである。

【0072】

第２のオプションでは、ＰＤＣＣＨモニタリング能力は、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）によって定義され、ここで、ＰＤＣＣＨ ＭＯは、Ｙ連続スロットまでのスパン内で各スロットにおいて構成され、２つの隣接するスパンの開始スロット間の距離は、少なくともＸスロットであり、Ｙ≦Ｘである。代替的に、ＰＤＣＣＨ ＭＯは、Ｙ連続シンボルのスパンにおいて構成され、かつ／あるいは、Ｘは、シンボルの数において定義されてよい。例えば、Ｙは、最大３シンボルであることができ、あるいは、Ｙは、３シンボルよりも大きいことができる。この能力は、（Ｘ，Ｙ）の組み合わせで表わされることができ、Ｘは、２つのスパン間の最小ギャップである。スパンは、構成されるＰＤＣＣＨ ＭＯを持つ最初のスロットから開始して定義される。図３は、スパンが最大２スロットを有しかつスパン間のギャップが４スロットである一例を示す。

【0073】

幾つかの実施形態では、ＰＤＣＣＨモニタリング能力が、Ｘスロットのグループ内のＹスロットにおいて定義されるならば、あるいは、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットのスパンにおいて、Ｙスロット内のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および／または非重複ＣＣＥの数が、対応する最大数を超えるならば、対応する最大数を超えないまで、ＵＳＳセットを捨てることが行われる。これはＰＤＣＣＨオーバーブッキング(overbooking)としても知られる。例えば、Ｙスロットにおいて構成される最大ＳＳセット指数を持つＵＳＳセットが捨てられる。最大数を超えないまで、この手順を繰り返す。同様に、ＰＤＣＣＨオーバーブッキング手順は、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および／または非重複ＣＣＥの最大数に達するまで、最小のＳＳセット指数を有するＵＳＳセットを維持することとして表されることがある。

【0074】

幾つかの実施形態において、ＵＳＳセットがＹスロット内の複数スロットにおいて構成されるならば、ならびにＵＳＳセットが捨てられるべきであるならば、ＵＳＳセットは、全ての複数スロットにおいて捨てられる。図４は、Ｙ＝２スロットにおいて最も高いＳＳセットＩＤを有するＵＳＳセットについてのＭＯの構成を示す。Ｙスロット内のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および／または非重複ＣＣＥの数が対応する最大数を超えるならば、ＵＳＳセットのＭＯ１およびＭＯ２は、一緒に捨てられる。

【0075】

幾つかの他の実施形態では、ＵＳＳセットがＹスロット内の複数スロットにおいて構成されるならば、ならびにＵＳＳセットが捨てられるべきであるならば、ＵＥは、複数スロットの１つの残りのスロットにおけるＵＳＳセットのＭＯを捨てる。図４において、Ｙスロット内のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および／または非重複ＣＣＥの数が対応する最大数を超えるならば、第２のスロット内のＵＳＳセットのＭＯ２が最初に捨てられる。数が対応する最大数を依然として超えるならば、第１のスロット内のＵＳＳセットのＭＯ１も捨てられる。

【0076】

幾つかの実施形態では、搬送波凝集において、ＰＤＣＣＨモニタリング能力が、Ｘスロットのグループ内のＹスロットにおいて、あるいは組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットのスパンにおいて定義されるならば、提供セルについてのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数は、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の定義におけるパラメータであるＸおよびＹによって決定されることができる。ＮＲでは、ＰＤＣＣＨモニタリングのための最大数の２つのセットが適用可能である。１つのセットは、１つのスケジュールされた提供セルについてのＰＤＣＣＨモニタリングのための最大数であり、それらは、それぞれ、

及び

として示される。他のセットは、複数のセルに適用される最大数であり、それらは、それぞれ、

および

として示される。

及び

は、ＴＳ３８．２１３中のセクション１０．１において同じＳＣＳ構成μを有する複数の提供セルについて決定されるＲｅｌ－１５における

および

に対応する。

【0077】

幾つかの実施形態では、

および

が、同じの構成μを有する提供セルおよび同じＸおよびＹを有するＰＤＣＣＨモニタリング能力について決定される。

【0078】

幾つかの他の実施形態では、

および

が、同一の構成μを有する提供セルおよび同じＸを持つＰＤＣＣＨモニタリング能力について決定される。複数の提供セルの複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、同じ最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有する。代替的に、複数の提供セルの複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、異なる最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有することができる。

【0079】

図５は、Ｘ＝４およびＹ＝２であるＳＣＳ４８０ｋＨｚを有するＣＣ＃１およびＸ＝４およびＹ＝１である４８０ｋＨｚを有するＣＣ＃２についての最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを示す。２つのＣＣは、スロットグループの同じ持続時間および同じＳＣＳを有するので、

および

が、２つのＣＣについて決定される。

【0080】

幾つかの他の実施形態では、

および

が、ＰＤＣＣＨモニタリング能力において定義されるＸスロットの同じ絶対持続時間を有する提供セルについて決定される。複数の提供セルの複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、同じ最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有する。代替的に、複数の提供セルの複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、異なる最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有することができる。

【0081】

幾つかの他の実施形態では、

および

が、ＰＤＣＣＨモニタリング能力において定義されるＸおよびＹスロットまたはシンボルの同じ絶対持続時間を持つ提供セルについて決定される。複数の提供セルの複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、同じ最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有する。代替的に、複数の提供セルの複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、異なる最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有することができる。

【0082】

図６は、Ｘ＝４およびＹ＝２であるＳＣＳ４８０ｋＨｚを有するＣＣ＃１およびＸ＝８およびＹ＝４であるＳＣＳ９６０ｋＨｚを有するＣＣ＃２についての最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを示す。ＳＣＳは異なるが、ＰＤＣＣＨ ＭＯを含むＹスロットおよびスロットグループの持続時間は、両方とも同じである。

および

は、２つのＣＣについて決定される。

【0083】

（複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力）

【0084】

ＵＥが、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の１つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）を可能にすることがある。サポートされる１つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、予め構成されてよい。代替的に、サポートされる１つ以上の複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、ＵＥによって報告されることができる。ＵＥの構成されたサーチ空間セットは、ＵＥの少なくとも１つのサポートされる組み合わせ（Ｘ，Ｙ）を満たさなければならない。組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のセットをサポートするＵＥについて、ｇＮＢは、上位層シグナリングによって、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のセット内のサブセットをＵＥに構成することがある。従って、ＵＥの構成されたサーチ空間セットは、構成された組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のサブセットから少なくとも１つの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）を満たさなければならない。

【0085】

幾つかの実施形態では、ＵＥが、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の１つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）をサポートすることができる。代替的に、ＵＥが、スロット毎のＰＤＣＣＨモニタリング能力およびマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の１つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）をサポートすることができる。複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、（図３Ａおよび図３Ｂに示される）マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の上記第１または第２のオプションからの同じオプションに属する。複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、異なる値Ｘおよび／またはＹによって区別される。代替的に、複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、（図３Ａおよび図３Ｂに示される）マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の上記第１または第２のオプションからの同じまたは異なるオプションに属してよい。

【0086】

幾つかの実施形態において、複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、同じ最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥと関連することがある。一例において、同じＸおよび異なるＹを有する複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）がＵＥによってサポートされるならば、複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、Ｘスロットの期間において、同じ最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥと関連付けられてよい。このようにして、ＰＤＣＣＨモニタリングのパターンが変化すると、ＸスロットにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの数は同じままである。

【0087】

幾つかの他の実施形態において、複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、異なる最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥと関連することがある。複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数に対する制限はない。

【0088】

幾つかの他の実施形態において、複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、異なる最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥと関連することがある。さらに、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）についてのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数は、値Ｘに比例することがある。２つの組み合わせ（Ｘ１，Ｙ１）および（Ｘ２，Ｙ２）についてのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数をＭ_１およびＭ_２として示すと、Ｍ_１／Ｍ_２＝Ｘ_１／Ｘ_２は、Ｘ１の整数時間であり、組み合わせ（Ｘ１，Ｙ１）についてのＸ２スロットの時間期間におけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数は、組み合わせ（Ｘ２，Ｙ２）と同じであるＭ_２に等しい。さらに、ＵＥによってサポートされる２つの組み合わせ（Ｘ１、Ｙ１）および（Ｘ２、Ｙ２）について、Ｘの比率も、Ｙの比率に等しいことがある、すなわち、Ｍ_１／Ｍ_２＝Ｘ_１／Ｘ_２＝Ｙ_１／Ｙ_２であることがある。

【0089】

具体的には、スロット毎のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、組み合わせ（１，１）として見られることができる。スロット毎のＰＤＣＣＨモニタリング能力およびマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）について、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数を、それぞれＭ_１およびＭ_２として示すと、Ｍ_１／Ｍ_２＝１／ＸまたはＭ_１／Ｍ_２＝１／Ｘ＝１／Ｙであり、スロット毎のＰＤＣＣＨモニタリング能力についての時間期間ＸにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の最大数は、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）と同じであるＭ２に等しい。

【0090】

幾つかの実施形態では、ＵＥがマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）をサポートすることができるならば、ならびにＵＥの構成されたサーチ空間セットが複数の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のうちの２つ以上を満たすならば、ＵＥは、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）からの１つの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）に従ってＰＤＣＣＨをモニタリングする。

【0091】

幾つかの実施形態において、ＵＥは、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットにおける最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥに関連する２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）からの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）に従ってＰＤＣＣＨをモニタリングする。

【0092】

幾つかの他の実施形態において、ＵＥは、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最大値Ｘに関連する２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）からの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）に従ってＰＤＣＣＨをモニタリングする。

【0093】

幾つかの他の実施形態において、ＵＥは、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最小値Ｙに関連する２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）からの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）に従ってＰＤＣＣＨをモニタリングする。

【0094】

幾つかの他の実施形態において、ＵＥは、優先度における以下のパラメータの１つ以上によって決定される２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）からの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）に従ってＰＤＣＣＨをモニタリングする。
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットにおけるモニタリングされたＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の値Ｘ、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の値Ｙ。
例えば、パラメータは、優先度が低い順にチェックされてよい。
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最大値Ｘ、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最小値Ｙ。
代替的に、パラメータは、優先度が低い順にチェックされてよい
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最大値Ｘ、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数。
代替的に、パラメータは、優先度が低い順にチェックされてよい。
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットにおけるモニタリングされたＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最小値Ｙ。
代替的に、パラメータは、優先度が低い順にチェックされてよい。
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最大値Ｘ、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最小値Ｙ。
代替的に、パラメータは、優先度が低い順にチェックされてよい。
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最大値Ｘ、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数、
・ ２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最小値Ｙ。

【0095】

（第２のＳＳＳＧのためのＰＤＣＣＨモニタリング）

【0096】

ＮＲ動作では、ＵＥのためのＰＤＣＣＨモニタリング用のためのサーチ空間セットが、上位層によって構成されることができる。具体的には、サーチ空間セット構成は、ｋ_ｓスロットのＰＤＣＣＨモニタリング周期性およびｏ_ｓスロットのＰＤＣＣＨモニタリングオフセットを示す、ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇＳｌｏｔＰｅｒｉｏｄｉｃｉｔｙＡｎｄＯｆｆｓｅｔを含む。さらに、ＰＤＣＣＨモニタリングのためのスロット内のシンボルは、ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇＳｙｍｂｏｌｓＷｉｔｈｉｎＳｌｏｔによって制御される。例えば、ｋ_ｓスロットの各期間における１つのスロットがサーチ空間セットのために使用されると仮定すると、より大きなｋ_ｓが構成されるならば、より良い電力節約を得ることができる。他方、ｇＮＢは、より大きなｋｓが使用されるならば、サーチ空間セットについてのＰＤＣＣＨモニタリング機会を見つけるために長時間待つ必要がある。

【0097】

ＮＲ‐Ｕでは、サーチ空間セットグループ（ＳＳＳＧ）スイッチングが、ＵＥのＰＤＣＣＨモニタリングのためにサポートされる。典型的な構成では、第１の（デフォルトの）ＳＳＳＧは、頻繁なＰＤＣＣＨモニタリング機会で構成される。結果的に、ｇＮＢが成功裡のＬＢＴの後にチャネル占有を得るならば、ｇＮＢは、ＤＬ送信のスケジューリングを迅速に開始することができる。他方、ｇＮＢ開始ＣＯＴの内側で、ＵＥは、第２のＳＳＳＧ構成に従って、頻度の低いＰＤＣＣＨモニタリングに切り替えることができる。第２のＳＳＳＧ構成は、ＰＤＣＣＨモニタリング機会において１つ以上のＤＣＩフォーマットを有するより多数のＰＤＣＣＨ候補を含むことがあり、それは効率的なＤＬおよびＵＬスケジューリングを可能にする。ＮＲ－Ｕでは、第１のＳＳＳＧから第２のＳＳＳＧに切り替えるＳＳＳＧが、ＤＣＩ２＿０におけるインジケータによって、あるいは第１のＳＳＳＧにおける任意のＰＤＣＣＨの受信によってトリガされることができる。第２のＳＳＳＧから第１のＳＳＳＧへのＳＳＳＧスイッチングは、ＤＣＩ２＿０におけるインジケータによって、示されるチャネル占有時間（ＣＯＴ）の終了によって、あるいはタイマの期限切れによってトリガされることができる。

【0098】

ＵＥは、処理時間、すなわち、ＳＳＳＧスイッチングを行うためのＳＳＳＧスイッチング遅延ｄ１を必要とする。さらに、ＰＤＣＣＨモニタリング周期性および第２のＳＳＳＧにおけるサーチ空間セットのためのオフセットによって影響される第２のＳＳＳＧを使用して、ｇＮＢがスケジューリングＤＬおよびＵＬ伝送を開始するために、追加の遅延ｄ２が必要とされる。第２のＳＳＳＧは、第１のＳＳＳＧよりも効率的なスケジューリングを目標とするので、ｄ２のより大きな値は、劣化したＤＬおよびＵＬ伝送性能をもたらす。

【0099】

図７は、ｇＮＢが第２のＳＳＳＧにおいてＰＤＣＣＨをモニタリングするＵＥのためにＤＬおよびＵＬ送信をスケジューリングするときの効果的な遅延についての一例を示す。この例では、第２のＳＳＳＧにおけるサーチ空間セットのための周期性は４スロットであると仮定される。ＳＳＳＧスイッチングを示すＤＣＩ２＿０の検出後に、スイッチング遅延ｄ１が、第２のＳＳＳＧに続いてＰＤＣＣＨモニタリングを処理するために必要とされる。約３スロットのｄ２の追加の遅延が、第２のＳＳＳＧの有効なＰＤＣＣＨモニタリング機会を待つために必要とされる。

【0100】

幾つかの実施形態では、第２のＳＳＳＧ内の構成されたサーチ空間セットをシフトするオフセットＸが、第１のＳＳＳＧ内のＤＣＩフォーマットによって示されることができる。例えば、ＤＣＩフォーマット２＿０は、オフセットＸを提供する第１のＳＳＳＧ内に構成されてよい。オフセットＸを適用することによって、第２のＳＳＳＧ内のサーチ空間セットの構成されたＰＤＣＣＨモニタリング機会は、ＳＳＳＧスイッチング時間ｄ１を満たすより早いタイミングにシフトされることができる。例えば、各サーチ空間セットのＰＤＣＣＨモニタリングパターンは、ＮＲパラメータｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇＳｌｏｔＰｅｒｉｏｄｉｃｉｔｙＡｎｄＯｆｆｓｅｔおよびｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇＳｙｍｂｏｌｓＷｉｔｈｉｎＳｌｏｔによって依然として構成されることができる。次に、オフセットＸが適用される。

【0101】

図８は、第２のＳＳＳＧにおいてＰＤＣＣＨをモニタリングするＵＥのためにＤＬおよびＵＬ送信をスケジューリングするためのｇＮＢについての遅延削減の一例を示す。図３Ａと同じ仮定が使用される。ＳＳＳＧスイッチング遅延は、依然としてそこにある。しかしながら、２スロットの左シフトがＳＳＳＧスイッチングをトリガするＤＣＩ２＿０によって示されると仮定すると、第２のＳＳＳＧのＰＤＣＣＨモニタリングの開始に対する追加の遅延ｄ２は、１スロット未満であり得る。

【0102】

幾つかの実施形態において、ＤＣＩフォーマット２＿０は、提供セルのグループ毎のＳＳＳＧスイッチングフラグ、提供セルのグループ毎の第２のＳＳＳＧ内の構成されたサーチ空間セットをシフトするオフセットＸを含んでよい。例えば、ＵＥが、サーチ空間セットグループスイッチングフラグによって第２のＳＳＳＧへのスイッチングを示す第１のＳＳＳＧ内のＤＣＩ２＿０を検出するとき、第２のＳＳＳＧのオフセットＸは、第２のＳＳＳＧの構成されたＰＤＣＣＨモニタリング機会に適用される。

【0103】

幾つかの他の実施形態において、ＤＣＩフォーマット２＿０は、提供セルのグループ毎に、ＳＳＳＧスイッチングおよびオフセットＸを一緒に示すことがある。例えば、表１は、ＳＳＳＧスイッチングおよび２ビット情報ずつのオフセットＸを示す。

【0104】

表１：ＳＳＳＧスイッチングおよびオフセットＸ

【表1】

【0105】

幾つかの他の実施形態において、ＤＣＩフォーマット２＿０は、提供セルのグループ毎に第２のＳＳＳＧ内の構成されたサーチ空間セットをシフトするオフセットＸを含んでよい。しかしながら、ＳＳＳＧスイッチングフラグは、ＳＳＳＧに含まれない。例えば、ＵＥが第１のＳＳＳＧ内でＤＣＩ２＿０または他のＤＣＩフォーマットを検出すると、ＵＥは、第２のＳＳＳＧ内のＰＤＣＣＨをモニタリングするように切り替わる。第２のＳＳＳＧのオフセットＸは、第２のＳＳＳＧの構成されたＰＤＣＣＨモニタリング機会に適用される。

【0106】

さらに別のオプションでは、第２のＳＳＳＧにおける構成されたサーチ空間セット構成は、第１のＳＳＳＧにおけるＤＣＩによって示されるオフセットＸによってシフトされ得るので、ＰＤＳＣＨ送信に利用可能でないＲＥは、相応して適合されるべきである。ＮＲでは、ＣＯＲＥＳＥＴおよびサーチ空間セット構成によって決定される時間／周波数リソースは、ＰＤＳＣＨ送信に利用可能でないように半静的に構成されることができる。さらに、ＤＣＩフォーマット１＿１および１＿２におけるレートマッチングインジケータは、ｒａｔｅＭａｔｃｈＰａｔｔｅｒｎＧｒｏｕｐ内のリソースに従って、ＰＤＳＣＨレートマッチングを動的に示すことができる。ｒａｔｅＭａｔｃｈＰａｔｔｅｒｎＧｒｏｕｐは、ＣＯＲＥＳＥＴおよびサーチ空間セット構成によって決定される時間／周波数リソースを含んでよい。第２のＳＳＳＧ内の構成されたサーチ空間セットがオフセットＸによってシフトされると、ＰＤＳＣＨ送信に利用可能でない動的に示されたＲＥまたは半静的に構成されたＲＥは、同じ方法でシフトされることができる。他方、ＣＳＳセットは、シフトされないことがある。さらに、第１のＳＳＳＧ内のＵＳＳが、シフトされることがある。

【0107】

（ＰＤＣＣＨモニタリング能力の間のスイッチング）

【0108】

ＳＳＳＧスイッチングは、ＵＥのＰＤＣＣＨモニタリングのためにサポートされることがある。第１のＳＳＳＧ構成および第２のＳＳＳＧ構成は、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数の定義に関して、異なるＰＤＣＣＨモニタリング能力に関連付けられてよい。ＰＤＣＣＨモニタリング能力は、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの数（すなわち、図３Ａおよび図３Ｂに示されるマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力を定義する上記第１または第２のオプション）、および／またはモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数をカウントする方法と異なることができる。その結果、第１のＳＳＳＧ構成と第２のＳＳＳＧ構成との間のスイッチングは、ＰＤＣＣＨモニタリング機能の間のスイッチングをもたらすことがある。

【0109】

幾つかの実施形態において、第１のＳＳＳＧ構成と第２のＳＳＳＧ構成との間のスイッチングは、スロット毎に定義されるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数に対するＰＤＣＣＨモニタリング能力とスロットのグループにおいて定義される対応する最大数に対する別のマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力との間のスイッチングをもたらすことがある。

【0110】

幾つかの他の実施形態において、第１のＳＳＳＧ構成と第２のＳＳＳＧ構成との間のスイッチングは、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数に関する２つの異なるマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力間のスイッチングを生じさせることがあり、両方の２つのＰＤＣＣＨモニタリング能力は、スロットのグループにおいて定義される。

【0111】

ＮＲでは、ＰＤＣＣＨモニタリングのための最大数の２つのセットが、提供セルに適用可能である。１つのセットは、

および

としてそれぞれ示される、１つのスケジュールされた提供セルのＰＤＣＣＨモニタリングのための最大数である。他のセットは、

および

としてそれぞれ示される、ＴＳ３８．２１３におけるセクション１０．１で同じＳＣＳ構成μを持つ複数の提供セルを想定して計算される最大数である。ＮＲでは、単一のＰＤＣＣＨモニタリング能力が動的に変化しないセルについて使用される。

【0112】

マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力が使用され、ＰＤＣＣＨモニタリング能力が提供セルのために時間的に動的に変更され得るならば、構成されたＰＤＣＣＨモニタリング機会のパターンおよびモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数は、相応して変更されてよい。以下の記述では、提供セルについての上記のパラメータ

および

は、

および

としてそれぞれ表される。

【0113】

ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチング、例えば、ＳＳＳＧスイッチングを有して構成される提供セルについて、最大数

および

は、提供セルのアクティブＰＤＣＣＨモニタリング能力の対応する最大数によって決定される。さらに、提供セルのグループについての

および

の決定は、相応して変更され得る。ＰＤＣＣＨモニタリング能力、例えば、値Ｘ、または値Ｘおよび値Ｙの両方は、提供セルのグループについて同じであってよい。代替的に、ＰＤＣＣＨモニタリング能力は、提供セルのグループについて同じ最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有することがある。

【0114】

幾つかの実施形態では、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチング、例えば、ＳＳＳＧスイッチングを有して構成される提供セルについて、最大数

および

は、免許付きセルおよび免許不要のセルについて別々に決定される。

【0115】

幾つかの実施形態では、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチング、例えば、ＳＳＳＧスイッチングを有して構成された提供セルについて、最大数

および

は、半静的または固定的なＰＤＣＣＨモニタリング能力を有して構成された提供セルから別々に決定される。

【0116】

幾つかの実施形態では、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチング、例えば、ＳＳＳＧスイッチングを有して構成された提供セルについて、最大数

および

は、各提供セルについて別々に決定される。結果的に、決定される

および

は、提供セルの間で共有され得ない。提供セルのための

および

は、提供セルについてのアクティブＰＤＣＣＨモニタリング能力によって決定される。

【0117】

幾つかの実施形態では、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチング、例えば、ＳＳＳＧスイッチングを有して構成された提供セルについて、基準ＰＤＣＣＨモニタリング能力が、複数の提供セルについて

および

を導き出すために使用される。

【0118】

幾つかの実施形態では、

および

が、チャネル占有を開始する提供セルの第１のグループについて、ならびにチャネル占有を開始しない提供セルの第２のグループについて、別々に決定されてよい。

【0119】

幾つかの実施形態において、ＳＳＳＧスイッチングが、提供セルのグループに一般に適用されるならば、最大数

および

は、提供セルのグループについて決定される。ＮＲ－Ｕでは、ＵＥが、提供セルの１つ以上のグループを示すｃｅｌｌＧｒｏｕｐｓＦｏｒＳｗｉｔｃｈＬｉｓｔを提供されることができ、ＳＳＳＧスイッチングは、各グループ内で別々に適用される。

【0120】

幾つかの実施形態において、ＳＳＳＧスイッチングが、提供セルのグループに一般に適用されるならば、

および

が、チャネル占有を開始する提供セルの第１のサブグループについて、ならびにチャネル占有を開始しない提供セルの第２のサブグループについて、別々に決定されることがある。ＮＲ－Ｕでは、ＵＥが、提供セルの１つ以上のグループを示す、ｃｅｌｌＧｒｏｕｐｓＦｏｒＳｗｉｔｃｈＬｉｓｔを提供されることができ、ＳＳＳＧスイッチングは、各グループ内で別々に適用される。

【0121】

さらに別の実施形態において、ＰＤＣＣＨモニタリング能力を有するＰＤＣＣＨモニタリング

のための多数のダウンリンクセルに関するＵＥ能力は、サポートされるＰＤＣＣＨモニタリング能力について異なり得る。ＵＥは、異なるＰＤＣＣＨモニタリング能力についての

値を別々に報告することがある。代替的に、ＵＥは、基準ＰＤＣＣＨモニタリング能力についての

値であってよい。次に、ＰＤＣＣＨモニタリング能力についての

値は、ＰＤＣＣＨモニタリング能力および基準ＰＤＣＣＨモニタリング能力によって決定されることができる。例えば、

値は、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数に反比例する。

【0122】

別の実施形態では、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の２つの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の動的スイッチング、例えば、ＳＳＳＧスイッチングで構成される提供セルについて、２つの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数と関連付けられることがある。例えば、２つの組み合わせ（Ｘ、Ｙ１）および（Ｘ、Ｙ２）は、同じ値Ｘと、モニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの同じ最大数とを有する。値Ｘと、提供セルについてモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数とを用いて、Ｘスロットの期間内のＣＡ動作における提供セルの

および

を決定することができる。従って、提供セルのＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチングは、ＣＡ動作における提供セルの

および

の決定に影響を与えない。

【0123】

別の実施形態では、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の２つの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の動的スイッチング、例えば、ＳＳＳＧスイッチングで構成される提供セルについて、２つの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）についてのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数は、値Ｘに比例することがある。具体的には、スロット毎のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、組み合わせ（１，１）として見られることができる。２つの組み合わせを（Ｘ１，Ｙ１）および（Ｘ２，Ｙ２）として示すと、Ｘ２は、Ｘ１の整数時間であり、２つの組み合わせ（Ｘ１，Ｙ１）および（Ｘ２，Ｙ２）は、時間期間Ｘ２におけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの同じ最大数をもたらす。値Ｘ２と、組み合わせ（Ｘ２、Ｙ２）のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数とを使用して、Ｘ２スロットの期間におけるＣＡ動作中の提供セルの

および

を決定することができる。従って、提供セルについての２つの組み合わせ（Ｘ１、Ｙ１）および（Ｘ２、Ｙ２）の間の動的スイッチングは、ＣＡ動作における提供セルの

および

の決定に影響を与えない。

【0124】

図９は、幾つかの実施形態に従った、ワイヤレス通信デバイスの機能ブロック図を示す。ワイヤレス通信デバイス９００は、５Ｇ ＮＲネットワーク内の動作のために構成されたＵＥまたはｇＮＢとしての使用に適する。

【0125】

通信デバイス９００は、１つ以上のアンテナ９０１を使用して他の通信デバイスと信号を送受信するための通信回路構成９０２および送受信機(トランシーバ)９１０を含むことがある。通信回路構成９０２は、ワイヤレス媒体へのアクセスを制御するための物理層（ＰＨＹ）通信および／または媒体アクセス制御（ＭＡＣ）通信、および／または信号を送受信する任意の他の通信層を動作させることができる回路構成を含むことがある。通信デバイス９００は、本明細書に記載される動作を行うように配置される処理回路構成９０６およびメモリ９０８を含むことがある。幾つかの実施形態において、通信回路構成９０２および処理回路構成９０６は、上述の図、図面、およびフローに詳述される動作を行うように構成されることがある。

【0126】

幾つかの実施形態によれば、通信回路構成９０２は、ワイヤレス媒体を争うように構成されてもよく、ワイヤレス媒体を通じて通信するためのフレームまたはパケットを構成することがある。通信回路構成９０２は、信号を送受信するように構成されることがある。通信回路構成９０２は、変調／復調、アップコンバージョン／ダウンコンバージョン、フィルタリング、増幅などのための回路構成を含むこともある。幾つかの実施形態において、通信デバイス９００の処理回路構成９０６は、１つ以上のプロセッサを含むことがある。他の実施形態では、２つ以上のアンテナ９０１が、信号を送受信するために配置された通信回路構成９０２に結合されることがある。メモリ９０８は、メッセージフレームを構成および送信しかつ本明細書に記載される様々な動作を実行するための動作を実行するように処理回路構成９０６を構成するための情報を格納することがある。メモリ９０８は、機械（例えば、コンピュータ）によって読み取り可能な形態で情報を格納するための、非一時なメモリを含む任意のタイプのメモリを含むことがある。例えば、メモリ９０８は、コンピュータ読取可能記憶デバイス、読出し専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、ならびに他の記憶デバイスおよび媒体を含むことがある。

【0127】

幾つかの実施形態において、通信デバイス９００は、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ワイヤレス通信能力を有するラップトップまたはポータブルコンピュータ、ウェブタブレット、ワイヤレス電話、スマートフォン、ワイヤレスヘッドセット、ページャ、インスタントメッセージングデバイス、デジタルカメラ、アクセスポイント、テレビジョン、医療デバイス（例えば、心拍数モニタ、血圧モニタなど）、ウェアラブルコンピュータデバイス、またはワイヤレスに情報を送受信することがある別のデバイスのような、ポータブルワイヤレス通信デバイスの一部であることがある。

【0128】

幾つかの実施形態において、通信デバイス９００は、１つ以上のアンテナ９０１を含むことがある。アンテナ９０１は、例えば、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストリップアンテナ、またはＲＦ信号の送信に適した他のタイプのアンテナを含む、１つ以上の指向性アンテナまたは全指向性アンテナを含むことがある。幾つかの実施形態では、２つ以上のアンテナの代わりに、複数のアパーチャを有する単一のアンテナが使用されることがある。これらの実施形態において、各アパーチャは、別個のアンテナと考えられることがある。幾つかの多入力多出力（ＭＩＭＯ）実施形態において、アンテナは、空間ダイバーシチおよび送信デバイスのアンテナの各々とアンテナとの間に生じることがある異なるチャネル特性のために効果的に分離されることがある。

【0129】

幾つかの実施形態において、通信デバイス９００は、キーボード、ディスプレイ、不揮発性メモリポート、複数アンテナ、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、スピーカ、および他のモバイルデバイス要素のうちの１つ以上を含むことがある。ディスプレイは、タッチスクリーンを含むＬＣＤスクリーンであることがある。

【0130】

通信デバイス９００は、幾つかの別個の機能要素を有するものとして示されているが、機能要素のうちの２つ以上が組み合わされてよく、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）を含む処理要素、および／または他のハードウェア要素のような、ソフトウェア構成される要素の組み合わせによって実装されることがある。例えば、幾つかの要素は、少なくとも本明細書に記載される機能を実行するための１つ以上のマイクロプロセッサ、ＤＳＰ、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、無線周波数集積回路（ＲＦＩＣ）、および様々なハードウェアおよび論理回路構成の組み合わせを含むことがある。幾つかの実施形態において、通信デバイス９００の機能要素は、１つ以上の処理要素上で動作する１つ以上のプロセスを参照することがある。

【0131】

（例）

【0132】

例１は、ＰＤＣＣＨモニタリング能力処理およびサーチ空間セット構成のためのワイヤレス通信の方法を含むことがある。

【0133】

例２は、例１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＰＤＣＣＨモニタリング能力がＸスロットのグループ内のＹスロットにおいて、または組み合わせ（Ｘ、Ｙ）のＹスロットのスパンにおいて定義されるならば、Ｙスロット内のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および／または非重複ＣＣＥの数が対応する最大数を超えるならば、ＵＳＳセットを捨てることが、対応する最大数を超えないまで行われる。

【0134】

例３は、例２または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＵＳＳセットがＹスロット内の複数スロットにおいて構成され、ＵＳＳセットが捨てられるべきであるならば、ＵＳＳセットは、全ての複数スロットにおいて捨てられる。

【0135】

例４は、例２または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＵＳＳセットがＹスロット内の複数のスロットにおいて構成されるならば、ならびにＵＳＳセットが捨てられるべきであるならば、ＵＥは、複数スロットの１つの残りのスロット中のＵＳＳセットのＭＯＳを捨てる。

【0136】

例５は、例１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ここで、ＰＤＣＣＨモニタリング能力がＸスロットのグループ内のＹスロット、または組み合わせ（Ｘ、Ｙ）のＹスロットのスパンにおいて定義されるならば、キャリア凝集における提供セルについてのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数は、ＸおよびＹによって決定される。

【0137】

例６は、例５または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含みことがあり、同じ最大数が、同じ構成μならびに同じＸおよびＹを有するＰＤＣＣＨモニタリング能力を有する提供セルについて決定される。

【0138】

例７は、例５または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、同じ最大数が、同じ構成μならびに同じＸを有するＰＤＣＣＨモニタリング能力を有する提供セルについて決定される。

【0139】

例８は、例５または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、同じ最大数が、Ｘスロットの同じ絶対持続時間を有する提供セルについて決定される。

【0140】

例９は、例５または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、同じ最大数が、ＸおよびＹスロットの同じ絶対持続時間を有する提供セルについて決定される。

【0141】

例１０は、例１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＵＥは、スロット毎ＰＤＣＣＨモニタリング能力のサポートを伴ってあるいは伴わずに、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の１つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）が可能である。

【0142】

例１１は、例１０または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、複数の組み合わせ（Ｘ、Ｙ）は、同じＸおよび異なるＹを有し、Ｘスロットの期間において同じ最大数のモニタリングＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥに関連する。

【0143】

例１２は、例１０または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、組み合わせ（Ｘ、Ｙ）についてのモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数は、値Ｘに比例する。

【0144】

例１３は、例１２もしくは例１３または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、スロット毎ＰＤＣＣＨモニタリング能力は、組み合わせ（１，１）として見られる。

【0145】

例１４は、例１０または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＵＥがマルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の複数の組み合わせ（Ｘ、Ｙ）をサポートするならば、ならびにＵＥの構成されたサーチ空間セットが複数の組み合わせ（Ｘ、Ｙ）のうちの２つ以上を満たすならば、ＵＥは、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）からの１つの組み合わせ（Ｘ，Ｙ）に従ってＰＤＣＣＨをモニタリングする。

【0146】

例１５は、例１４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロット内のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数と関連着けられる。

【0147】

例１６は、例１４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、２つ以上の組み合わせ（ｘ、Ｙ）のうちの最大値Ｘと関連付けられる。

【0148】

例１７は、例１４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のうちの最小値Ｙと関連付けられる。

【0149】

例１８は、例１４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、優先度における以下のパラメータのうちの１つ以上によって決定される。

【0150】

２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロット内のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数。

【0151】

２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の値Ｘ。

【0152】

２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の値Ｙ。

【0153】

例１９は、例１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、２つのサーチ空間セットグループ（ＳＳＳＧ）がＰＤＣＣＨモニタリングのために構成されるならば、第２のＳＳＳＧにおける構成されたサーチ空間セット（複数のサーチ空間セット）をシフトするオフセットＸが、第１のＳＳＳＧにおけるＤＣＩフォーマットによって示される。

【0154】

例２０は、例１９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＤＣＩフォーマット２＿０は、ＳＳＳＧスイッチングフラグおよびオフセットＸを示すか、ＳＳＳＧスイッチングおよびオフセットＸを一緒に示すか、あるいはオフセットＸのみを示す。

【0155】

例２１は、例１９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＰＤＳＣＨ送信のために利用可能でないＲＥは、相応して適合される。

【0156】

例２２は、例１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチングを有して構成される提供セルについて、最大数Ｍ＿ＰＤＣＣＨ＾ｍａｘおよびＣ＿ＰＤＣＣＨ＾ｍａｘは、提供セルのアクティブＰＤＣＣＨモニタリング能力の対応する最大数によって決定される。

【0157】

例２３は、例１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、提供セルのグループについてのＭ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”およびＣ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”の決定は、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチングを考慮して変更される。

【0158】

例２４は、例１９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、最大数Ｍ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”およびＣ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”は、免許セルおよび免許不要セルについて別々に決定される。

【0159】

例２５は、例１９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、最大数Ｍ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”およびＣ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”は、各提供セルについて別々に決定される。

【0160】

例２６は、例１９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、基準ＰＤＣＣＨモニタリング能力が、複数の提供セルについてのＭ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”およびＣ＿“ＰＤＣＣＨ２＾”ｔｏｔａｌ“を導き出すために使用される。

【0161】

例２７は、例１９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、Ｍ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”およびＣ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”は、チャネル占有を開始する第１のグループの提供セルおよびチャネル占有を開始しない提供セルの第２のグループの提供セルについて別々に決定される。

【0162】

例２８は、例２７または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＳＳＳＧスイッチングが提供セルのグループに一般に適用されるならば、最大数Ｍ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”およびＣ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”は、提供セルのグループについて決定される。

【0163】

例２９は、例１９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、複数のＰＤＣＣＨモニタリング能力は、ある時間期間において同じ最大数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥを有し、Ｍ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”およびＣ＿“ＰＤＣＣＨ”＾“ｔｏｔａｌ”は、その時間期間において決定される。

【0164】

例３０は、例１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＰＤＣＣＨモニタリング能力を有するＰＤＣＣＨモニタリングのためのダウンリンクセルＮ＿“ｃｅｌｌｓ”＾“ｃａｐ”の数に関するＵＥ能力は、サポートされるＰＤＣＣＨモニタリング能力について異なる。

【0165】

例３１は、ユーザ機器（ＵＥ）の方法を含み、当該方法は、以下を含む

【0166】

ＵＥによって、サーチ空間セットグループ（ＳＳＳＧ）を受信すること。

【0167】

ＵＥによって、（Ｘ）スロットのグループ内のまたは組み合わせ（Ｘ、Ｙ）のＹスロットのスパン内の１つ以上の（Ｙ）スロット物理的なダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングを実行すること。Ｙスロット内の多数のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補または非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）は、対応する最大数を超え、ＰＤＣＣＨモニタリングは、対応する最大数を超えないまで、ＵＥ固有サーチ空間（ＵＳＳ）セットを捨てることを含む。

【0168】

例３２は、例３１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＵＳＳセットは、Ｙスロット内の複数スロットにおいて構成され、特定のＵＳＳセットが捨てられるべきであるならば、特定のＵＳＳセットは、全ての複数スロットにおいて捨てられる。

【0169】

例３３は、例３１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＵＳＳセットは、Ｙスロット内の複数スロットにおいて構成され、ＵＳＳセットが捨てられるべきであるならば、ＵＥは、複数スロットの１つの残りのスロットのＵＳＳセットの測定オブジェクト（ＭＯＳ）を捨てる。

【0170】

例３４は、例３１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、スロット毎に定義されるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの第１の最大数ならびにスロットのグループにおいて定義されるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補の第２の最大数を決定することをさらに含む。

【0171】

例３５は、例３４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、第１および第２の最大数は、提供セルのアクティブＰＤＣＣＨモニタリング能力に基づいて決定される。

【0172】

例３６は、例３４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、第１および第２の最大数は、ＰＤＣＣＨモニタリング能力の動的スイッチングに基づいて提供セルのグループについて決定される。

【0173】

例３７は、例３４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、第１の最大数および第２の最大数は、免許セルおよび免許不要セルについて別々に決定される。

【0174】

例３８は、例３４または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、第１の最大数および第２の最大数は、半静止または固定ＰＤＣＣＨモニタリング能力を有して構成される１つ以上の提供に基づいて別々に決定される。

【0175】

例３９は、例３１または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、ＵＥは、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリング能力の複数の組み合わせ（Ｘ、Ｙ）をサポートし、ＵＥの構成されたサーチ空間セットは、複数の組み合わせ（Ｘ、Ｙ）のうちの２つ以上を満たし、当該方法は、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，）からＰＤＣＣＨモニタリングのための第１の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）を選択することをさらに含む。

【0176】

例４０は、例３９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、選択される第１の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロット内のモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数と関連付けられる。

【0177】

例４１は、例３９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、選択される第１の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最大値Ｘと関連付けられる。

【0178】

例４２は、例３９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、選択される第１の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の最小値Ｙと関連付けられる。

【0179】

例４３は、例３９または本明細書中の幾つかの他の例の方法を含むことがあり、第１の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）は、以下のパラメータのうちの１つ以上に基づいて選択される。

【0180】

２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）のＹスロットにおけるモニタリングされるＰＤＣＣＨ候補および非重複ＣＣＥの最大数。

【0181】

２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の値Ｘ。

【0182】

２つ以上の組み合わせ（Ｘ，Ｙ）の値Ｙ。

【0183】

要約は、読者が技術的開示の性質および要約を確認することを可能にする要約を要求する３７Ｃ．Ｆ．Ｒ．セクション１．７２（ｂ）に準拠するために提供される。それは特許請求の範囲の範囲または意味を限定または解釈するために使用されないという理解で提出される。以下の特許請求の範囲は、詳細な説明に組み込まれ、各特許請求の範囲は、それ自体が別個の実施形態として存在する。

【図1A】

【図1B】

【図1C】

【図2】

【図3A】

【図3B】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【手続補正書】

【提出日】2024-02-27

【手続補正1】

【補正対象書類名】特許請求の範囲

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項1】

第五世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されるユーザ機器（ＵＥ）であって、当該ＵＥは、処理回路構成と、メモリとを含み、
前記処理回路構成は、ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）から受信される構成情報を含む上位層シグナリングをデコードするように構成され、前記構成情報は、マルチスロット物理ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのＵＥ特異なサーチ空間（ＵＳＳ）セットを有する当該ＵＥを構成し、
前記ＵＳＳセットについて、前記構成情報は、連続スロットのグループにおけるスロットの数を示すＰＤＣＣＨモニタリングパターンを示し、
前記処理回路構成は、連続スロットの各グループにおける対応するＰＤＣＣＨ候補のための非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）の最大数をモニタリングすることによって、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように構成され、
４８０ｋＨｚ及び９６０ｋＨｚのうちの１つの周波数の副搬送波間隔（ＳＣＳ）構成を有する提供セルについて、当該ＵＥがＰＤＣＣＨ候補のためにモニタリングする連続スロットの各グループ内のスロットの数は、スロットの各グループにおけるスロットの数の半分以下である、
ＵＥ。

【請求項2】

４８０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、４個の連続スロットのグループについて２０である、請求項１に記載のＵＥ。

【請求項3】

９６０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、４個の連続スロットのグループについて１０であり、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、８個の連続スロットのグループについて２０である、請求項２に記載のＵＥ。

【請求項4】

４８０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、非重複ＣＣＥの最大数は、４個の連続スロットのグループについて２２である、請求項３に記載のＵＥ。

【請求項5】

９６０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、非重複ＣＣＥの最大数は、４個の連続スロットのグループについて１６であり、非重複ＣＣＥの最大数は、８個の連続スロットのグループについて２２である、請求項４に記載のＵＥ。

【請求項6】

当該ＵＥのＰＤＣＣＨモニタリング能力は、グループ連続スロットにおけるスロットの数の組み合わせとして示される、請求項５に記載のＵＥ。

【請求項7】

前記処理回路構成は、連続スロットの各グループにおけるモニタリング機会で対応するＰＤＣＣＨ候補について非重複ＣＣＥの最大数をモニタリングすることによって、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うように当該ＵＥを構成する、請求項６に記載のＵＥ。

【請求項8】

前記処理回路構成は、連続スロットの各グループにおける対応するＰＤＣＣＨ候補について非重複ＣＣＥの最大数よりも多くをモニタリングするのを控えるように構成される、請求項６に記載のＵＥ。

【請求項9】

前記処理回路構成は、連続スロットの各グループにおける対応するＰＤＣＣＨ候補をモニタリングするように構成される非重複ＣＣＥの最大数よりも多くを有する前記ＵＳＳセットの１つ以上を捨てるように構成される、請求項６に記載のＵＥ。

【請求項10】

前記処理回路構成は、連続スロットの各グループにおける対応するＰＤＣＣＨ候補について前記提供セルのアクティブダウンリンク帯域幅部分（ＤＬ－ＢＷＰ）上の非重複ＣＣＥをモニタリングすることによって、前記マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うように当該ＵＥを構成し、
前記アクティブＤＣ－ＢＷＰは、４８０ｋＨｚ及び９６０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成について５２．６ＧＨｚより上の搬送波周波数を使用する、
請求項６に記載のＵＥ。

【請求項11】

処理回路構成による実行のための命令を格納する非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、ユーザ機器（ＵＥ）が第五世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成され、
前記処理回路構成は、ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）から受信される構成情報を含む上位層シグナリングをデコードするように構成され、前記構成情報は、マルチスロット物理ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのＵＥ特異なサーチ空間（ＵＳＳ）セットを有する前記ＵＥを構成し、
前記ＵＳＳセットについて、前記構成情報は、連続スロットのグループにおけるスロットの数を示すＰＤＣＣＨモニタリングパターンを示し、
前記処理回路構成は、連続スロットの各グループにおける対応するＰＤＣＣＨ候補のための非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）の最大数をモニタリングすることによって、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように構成され、
４８０ｋＨｚ及び９６０ｋＨｚのうちの１つの周波数の副搬送波間隔（ＳＣＳ）構成を有する提供セルについて、前記ＵＥがＰＤＣＣＨ候補のためにモニタリングする連続スロットの各グループ内のスロットの数は、スロットの各グループにおけるスロットの数の半分以下である、
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【請求項12】

４８０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、４個の連続スロットのグループについて２０である、請求項１１に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【請求項13】

９６０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、４個の連続スロットのグループについて１０であり、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、８個の連続スロットのグループについて２０である、請求項１２に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【請求項14】

４８０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、非重複ＣＣＥの最大数は、４個の連続スロットのグループについて２２である、請求項１３に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【請求項15】

９６０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、非重複ＣＣＥの最大数は、４個の連続スロットのグループについて１６であり、非重複ＣＣＥの最大数は、８個の連続スロットのグループについて２２である、請求項１４に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【請求項16】

前記ＵＥのＰＤＣＣＨモニタリング能力は、グループ連続スロットにおけるスロットの数の組み合わせとして示される、請求項１５に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【請求項17】

前記処理回路構成は、連続スロットの各グループにおけるモニタリング機会で対応するＰＤＣＣＨ候補について非重複ＣＣＥの最大数をモニタリングすることによって、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを行うように前記ＵＥを構成する、請求項１６に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。

【請求項18】

第五世代の新しい無線（ＮＲ）システムにおける動作のために構成されるｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）の装置であって、当該装置は、処理回路構成と、メモリとを含み、
前記処理回路構成は、マルチスロット物理ダウンリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ）モニタリングのためのＵＥ特異なサーチ空間（ＵＳＳ）セットを有するユーザ機器（ＵＥ）を構成する構成情報を含む上位層シグナリングをデコードするように構成され、
前記ＵＳＳセットについて、前記構成情報は、連続スロットのグループにおけるスロットの数を示すＰＤＣＣＨモニタリングパターンを示し、前記構成情報は、連続スロットの各グループにおける対応するＰＤＣＣＨ候補のための非重複制御チャネル要素（ＣＣＥ）の最大数をモニタリングすることによって、マルチスロットＰＤＣＣＨモニタリングを実行するように前記ＵＥを構成し、
４８０ｋＨｚ及び９６０ｋＨｚのうちの１つの周波数の副搬送波間隔（ＳＣＳ）構成を有する提供セルについて、前記ＵＥがＰＤＣＣＨ候補のためにモニタリングする連続スロットの各グループ内のスロットの数は、スロットの各グループにおけるスロットの数の半分以下である、
装置。

【請求項19】

４８０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、４個の連続スロットのグループについて２０であり、
９６０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、４個の連続スロットのグループについて１０であり、ＰＤＣＣＨ候補の最大数は、８個の連続スロットのグループについて２０である、
請求項１８に記載の装置。

【請求項20】

４８０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、非重複ＣＣＥの最大数は、４個の連続スロットのグループについて２２であり、
９６０ｋＨｚの前記ＳＣＳ構成を有する提供セルについて、非重複ＣＣＥの最大数は、４個の連続スロットのグループについて１６であり、非重複ＣＣＥの最大数は、８個の連続スロットのグループについて２２である、
請求項１９に記載の装置。

【国際調査報告】