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特表2024-519509真空ポンプシステムのための流体ルーティング
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  • 特表-真空ポンプシステムのための流体ルーティング 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-14
(54)【発明の名称】真空ポンプシステムのための流体ルーティング
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/02 20060101AFI20240507BHJP
   F04B 37/16 20060101ALI20240507BHJP
【FI】
H01L21/02 Z
F04B37/16 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568234
(86)(22)【出願日】2022-05-06
(85)【翻訳文提出日】2023-11-06
(86)【国際出願番号】 GB2022051152
(87)【国際公開番号】W WO2022234288
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】2106501.6
(32)【優先日】2021-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507261364
【氏名又は名称】エドワーズ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100196221
【弁理士】
【氏名又は名称】上潟口 雅裕
(72)【発明者】
【氏名】スカンラン デクラン
【テーマコード(参考)】
3H076
【Fターム(参考)】
3H076AA21
3H076BB45
3H076CC41
3H076CC94
3H076CC95
(57)【要約】
真空ポンプシステムのための流体ルーティングモジュール(112)であって、流体ルーティングモジュール(112)は、第1の流体入口(110a)と;第2の流体入口(110b)と;流体出口(114)と;第1の流体入口(110a)と流体出口(114)との間に接続された第1の流体ライン(200)と;第2の流体入口(110b)と流体出口(114)との間に接続された第2の流体ライン(202)と;そこを通る流体の流れを制限するように構成された第1の制限器(204)であって、第1の制限器(204)は、第1の流体ライン(200)に沿って配置されている、第1の制限器(204)と;第2の流体ライン(202)に沿って配置された真空ポンプ(210)と;第1の流体ライン(200)又は第2の流体ライン(202)のいずれかを通る流体流れを選択的に導くように構成された1又は2以上のバルブ(206、212、214)と;を備える。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空ポンプシステムのための流体ルーティングモジュールであって、
第1の流体入口と、
第2の流体入口と、
流体出口と、
前記第1の流体入口と前記流体出口との間に接続された第1の流体ラインと、
前記第2の流体入口と前記流体出口との間に接続された第2の流体ラインと、
それを通る流体の流れを制限するように構成された第1の制限器であって、前記第1の流体ラインに沿って配置されている、第1の制限器と、
前記第2の流体ラインに沿って配置された真空ポンプと、
前記第1の流体ライン又は前記第2の流体ラインのいずれかを通る流体流れを選択的に導くように構成された1又は2以上のバルブと、
を備える、流体ルーティングモジュール。
【請求項2】
前記1又は2以上のバルブは、
第1のバルブと、
第2のバルブと、
を備え、
前記第1のバルブは、前記第1の流体ラインに沿って配置され、
前記第2のバルブは、前記第1の流体ラインに沿って配置される、
請求項1に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項3】
それを通る流体の流れを制限するように構成された第2の制限器であって、前記第2の流体ラインに沿って配置されている、第2の制限器と、
前記第2の制限器と並列に配置されたバイパスラインであって、それによって流体の流れが前記第2の制限器をバイパスすることを可能にする、バイパスラインと、
前記第2の制限器又は前記バイパスラインのいずれかを通る流体流れを選択可能に導くように構成された1又は2以上のさらなるバルブと、
をさらに備える、請求項1又は2に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項4】
前記第2の制限器及び前記バイパスラインは、前記真空ポンプと前記流体出口との間の前記第2の流体ラインに沿って配置されている、請求項3に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項5】
前記1又は2以上のさらなるバルブは、前記真空ポンプと前記第2の制限器と前記バイパスラインとの間に配置された三方バルブを備える、請求項3又は4に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項6】
前記真空ポンプは、ターボポンプである、請求項1から5のいずれか一項に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項7】
前記1又は2以上のバルブの動作を制御するように構成されたバルブコントローラをさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項8】
1又は2以上のさらなる第1の流体入口と、
1又は2以上のさらなる第2の流体入口と、
1又は2以上のさらなる流体出口と、
1又は2以上のさらなる第1の流体ラインであって、前記さらなる第1の流体ラインの各々は、それぞれのさらなる第1の流体入口とさらなる流体出口との間に接続されている、1又は2以上のさらなる第1の流体ラインと、
1又は2以上のさらなる第2の流体ラインであって、前記さらなる第2の流体ラインの各々は、それぞれのさらなる第2の流体入口とさらなる流体出口との間に接続されている、1又は2以上のさらなる第2の流体ラインと、
それを通る流体の流れを制限するように構成された1又は2以上のさらなる第1の制限器であって、前記さらなる第1の制限器の各々は、それぞれのさらなる第1の流体ラインに沿って配置されている、第1の制限器と、
1又は2以上のさらなる真空ポンプであって、前記さらなる真空ポンプの各々は、それぞれのさらなる第2の流体ラインに沿って配置されている、1又は2以上のさらなる真空ポンプと、
さらなる第1の流体ライン又はさらなる第2の流体ラインのいずれかを通る流体流れを選択的に導くように構成された1又は2以上のさらなるバルブと、
をさらに備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項9】
流体ラインマニホールドをさらに備え、前記流体出口及び前記1又は2以上のさらなる流体出口は、前記流体ラインマニホールドに流体的に接続されている、請求項8に記載の流体ルーティングモジュール。
【請求項10】
システムであって、
プロセスチャンバを含む半導体処理ツールと、
請求項1から9のいずれか一項に記載の流体ルーティングモジュールであって、前記第1の流体入口及び前記第2の流体入口は、前記プロセスチャンバに流体的に接続されている、流体ルーティングモジュールと、
前記流体出口に動作可能に接続されたポンプと、
を備えるシステム。
【請求項11】
前記半導体処理ツールは、1又は2以上のさらなるプロセスチャンバをさらに備え、
前記システムは、1又は2以上のさらなる流体ルーティングモジュールをさらに備え、前記さらなる流体ルーティングモジュールの各々は、請求項1から9のいずれか一項による流体ルーティングモジュールであり、前記さらなる流体ルーティングモジュールの各々の前記第1の流体入口及び前記第2の流体入口は、それぞれのさらなるプロセスチャンバに流体的に接続され、
前記システムは、流体ラインマニホールドをさらに備え、前記流体ルーティングモジュール及び前記流体ルーティングモジュールの各々の前記流体出口は、前記流体ラインマニホールドに流体的に接続され、
前記ポンプは、前記流体ラインマニホールドに動作可能に接続される、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
真空ポンプシステムのための流体ルーティングモジュールを動作させる方法であって、前記流体ルーティングモジュールは請求項1から9のいずれか一項に記載されるものであり、前記方法は、
前記1又は2以上のバルブを制御して、前記第1の流体ラインを通る流体流れを導き、前記第2の流体ラインを通る流体流れを阻止又は妨害するステップと、
1又は2以上の条件が満たされたことに応答して、前記1又は2以上のバルブを制御して、前記第2の流体ラインを通る流体流れを許容し、前記第1の流体ラインを通る流体流れを阻止又は妨害し、前記真空ポンプによって、前記第2の流体ラインを通る流体をポンプ送給するステップと、
を含む方法。
【請求項13】
前記1又は2以上の条件は、前記第1の流体入力と前記第2の流体入口とに流体的に接続されたチャンバ内の圧力が第1の閾値圧力未満であるという条件を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記流体ルーティングモジュールが、請求項3又は請求項3に従属する請求項に記載のものであり、
前記方法は、
前記1又は2以上のさらなるバルブを制御して、前記第2の制限器を通る流体流れを導き、前記バイパスラインを通る流体流れを阻止又は妨害するステップと、
1又は2以上のさらなる条件が満たされたことに応答して、前記1又は2以上のさらなるバルブを制御して、前記バイパスラインを通る流体流れを許容し、前記第2の制限器を通る流体流れを防止又は妨害するステップと、
をさらに含む、請求項12又は13に記載の方法。
【請求項15】
前記1又は2以上のさらなる条件は、前記真空ポンプのポンピングチャンバ内の圧力が第2の閾値圧力未満であるという条件を含む、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、限定されるものではないが半導体処理ツールから流体をポンプ送給するための真空システムを含む、真空ポンプ送給システムで使用するための流体ルーティングに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体製造工場は、集積回路チップを製造する。このようなデバイスの製造において、ウェハは、例えば、化学蒸着、物理蒸着、インプラント、エッチング及びリソグラフィプロセスをウェハが受けるステーションを含む、多数の異なる処理ステーションを通して処理される。これらのプロセスの多くは、ガス状環境の使用を伴い、多くの場合、高真空及び減圧ガス圧の使用を必要とする。
【0003】
真空ポンプは、プロセスチャンバ内でこのような減圧ガス圧を提供し、チャンバの真空排気を提供し、プロセスガスの流れを維持するために使用される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
半導体処理ツールのチャンバ内の圧力が作業真空でない場合、例えば、整備又は保守を可能にするためにプロセスチャンバが大気圧に排気された後、チャンバ内の所要の減圧ガス圧を確立するために、いわゆる「ポンプダウンイベント」が実行される。ポンプダウンイベントは、チャンバ内の圧力を所要レベルまで低減させるために、チャンバからガスをポンプ送給すことを含む。
【0005】
同様に、真空ポンプ(例えば、ターボポンプ)のポンピングチャンバ内の圧力が大気圧である場合、例えば、真空ポンプが整備又は保守を可能にするために停止された後に、その真空ポンプのポンピングチャンバ内の減圧ガス圧を確立するためにポンプダウンイベントが実行される。
【0006】
真空及び減圧システムは、共通のマニホールドを介して共通のポンプを使用して半導体処理ツールの複数のプロセスチャンバから同時にガスをポンプ送給するために使用される場合がある。本発明者らは、そのようなシステムにおいて、複数のチャンバ及び/又は複数のターボポンプが共通のマニホールドに流体的に接続される場合があるため、それらのチャンバ及び/又はターボポンプのうちの1つに対してポンプダウンイベントを実行すると、それらのチャンバの他のチャンバ内の状態に影響を及ぼす可能性があることに気付いている。例えば、1つのチャンバに対してポンプダウンイベントを実行すると、同じマニホールドに接続された他のチャンバに非常に望ましくない変動を引き起こす可能性がある。
【0007】
本発明の態様は、このような欠点を低減又は除去するような方法で、半導体処理ツールの複数のチャンバからの流体を制御するためのバルブモジュールを提供する。
【0008】
第1の態様では、真空ポンプシステムのための流体ルーティングモジュールが提供され、この流体ルーティングモジュールは、第1の流体入口と;第2の流体入口と;流体出口と;第1の流体入口と流体出口との間に接続された第1の流体ラインと;第2の流体入口と流体出口との間に接続された第2の流体ラインと;そこを通る流体の流れを制限するように構成された第1の制限器であって、第1の流体ラインに沿って配置されている、第1の制限器と;第2の流体ラインに沿って配置された真空ポンプと;第1の流体ライン又は第2の流体ラインのいずれかを通る流体流れを選択的に導くように構成された1又は2以上のバルブと;を備える。
【0009】
1又は2以上のバルブは、第1のバルブ及び第2のバルブを備える。第1のバルブは、第1の流体ラインに沿って配置することができる。第2のバルブは、第1の流体ラインに沿って配置することができる。
【0010】
流体ルーティングモジュールは、そこを通る流体の流れを制限するように構成された第2の制限器であって、第2の流体ラインに沿って配置されている第2の制限器と;第2の制限器と並列に配置されたバイパスラインであって、それによって流体の流れが第2の制限器をバイパスすることを可能にする、バイパスラインと;第2の制限器又はバイパスラインのいずれかを通る流体流れを選択的に導くように構成された1又は2以上のさらなるバルブと;をさらに備えることができる。第2の制限器及びバイパスラインは、真空ポンプと流体出口との間の第2の流体ラインに沿って配置することができる。1又は2以上のさらなるバルブは、真空ポンプと第2の制限器とバイパスラインとの間に配置された三方バルブを備えることができる。
【0011】
真空ポンプは、ターボポンプとすることができる。
【0012】
流体ルーティングモジュールは、1又は2以上のバルブの動作を制御するように構成されたバルブコントローラをさらに備えることができる。
【0013】
流体ルーティングモジュールは、1又は2以上のさらなる第1の流体入口と;1又は2以上のさらなる第2の流体入口と;1又は2以上のさらなる流体出口と;1又は2以上のさらなる第1の流体ラインであって、さらなる第1の流体ラインの各々は、それぞれのさらなる第1の流体入口とさらなる流体出口との間に接続されている、1又は2以上のさらなる第1の流体ラインと;1又は2以上のさらなる第2の流体ラインであって、さらなる第2の流体ラインの各々は、それぞれのさらなる第2の流体入口とさらなる流体出口との間に接続されている、1又は2以上のさらなる第2の流体ラインと;それを通る流体の流れを制限するように構成された1又は2以上のさらなる第1の制限器であって、さらなる第1の制限器の各々は、それぞれのさらなる第1の流体ラインに沿って配置されている、第1の制限器と;1又は2以上のさらなる真空ポンプであって、さらなる真空ポンプの各々は、それぞれのさらなる第2の流体ラインに沿って配置されている、1又は2以上のさらなる真空ポンプと;さらなる第1の流体ライン又はさらなる第2の流体ラインのいずれかを通る流体流れを選択的に導くように構成された1又は2以上のさらなるバルブと;をさらに備える。
【0014】
流体ルーティングモジュールは、流体ラインマニホールドをさらに備えることができる。流体流出口及び/又は1又は2以上のさらなる流体流出口は、流体ラインマニホールドに流体的に接続することができる。
【0015】
さらなる態様では、プロセスチャンバを含む半導体処理ツールと;上記のいずれかの態様の流体ルーティングモジュールであって、第1の流体入口及び第2の流体入口は、プロセスチャンバに流体的に接続されている、流体ルーティングモジュールと;流体出口に動作可能に接続されたポンプと;を含むシステムが提供される。
【0016】
半導体処理ツールは、1又は2以上のさらなるプロセスチャンバをさらに備えることができる。システムは、1又は2以上のさらなる流体ルーティングモジュールをさらに備えることができ、さらなる流体ルーティングモジュールの各々は、上記のいずれかの態様による流体ルーティングモジュールであり、さらなる流体ルーティングモジュールの各々の第1の流体入口及び第2の流体入口は、それぞれのさらなるプロセスチャンバに流体的に接続される。システムは、流体ラインマニホールドをさらに備えることができ、流体ルーティングモジュール及び流体ルーティングモジュールの各々の流体出口は、流体ラインマニホールドに流体的に接続される。ポンプは、流体ラインマニホールドに動作可能に接続することができる。
【0017】
さらなる態様では、真空ポンプシステムのための流体ルーティングモジュールを動作させる方法が提供される。流体ルーティングモジュールは、上記の態様に従う。本方法は、1又は2以上のバルブを制御して、第1の流体ラインを通る流体流れを導き、第2の流体ラインを通る流体流れを阻止又は妨害するステップと;1又は2以上の条件が満たされることに応答して、1又は2以上のバルブを制御して、第2の流体ラインを通る流体流れを許容し、第1の流体ラインを通る流体流れを阻止又は妨害するステップと;真空ポンプによって、第2の流体ラインを通る流体をポンプ送給するステップと;を含む。
【0018】
1又は2以上の条件は、第1の流体入力及び第2の流体入力に流体的に接続されたチャンバ内の圧力が第1の閾値圧力未満であるという条件を含むことができる。
【0019】
本方法は、1又は2以上のさらなるバルブを制御して、第2の制限器を通る流体流れを導き、バイパスラインを通る流体流れを阻止又は妨害するステップと;1又は2以上のさらなる条件が満たされることに応答して、1又は2以上のさらなるバルブを制御して、バイパスラインを通る流体流れを許容し、第2の制限器を通る流体流れを阻止又は妨害するステップと;をさらに含むことができる。1又は2以上のさらなる条件は、真空ポンプのポンピングチャンバ内の圧力が第2の閾値圧力未満であるという条件を含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】半導体製造設備の概略図である(縮尺通りではない)。
図2】半導体製造設備のポンピングモジュールのさらなる詳細を示す概略図である(縮尺通りではない)。
図3】ポンプダウンイベントを含む、半導体製造設備におけるガスのポンプ送給プロセスの特定のステップを示すプロセスフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1は、一実施形態による半導体製造設備100の概略図である(縮尺通りではない)。
【0022】
半導体製造設備100は、半導体処理ツール102、流体ルーティングモジュール104、及び真空ポンプ106を備える。
【0023】
半導体処理ツール102は、半導体ウェハがそれぞれのプロセスを受ける複数のプロセスチャンバ108を備える。このようなプロセスの例としては、限定されるものではないが、化学蒸着、物理蒸着、インプラント、エッチング及びリソグラフィプロセスが挙げられる。
【0024】
真空ポンプ106は、流体ルーティングモジュール104を介して半導体処理ツール102のプロセスチャンバ108から外に流体(すなわちプロセスガス)をポンプ送給するように構成されている。
【0025】
流体ルーティングモジュール104は、複数の入口、特に複数の第1の入口110a及び複数の第2の入口110bと、複数のポンピングモジュール112と、複数のポンピングモジュール出口114と、流体ラインマニホールド116とを備える。
【0026】
第1及び第2の入口110a、110bのそれぞれのペアは、それぞれのプロセスチャンバ108とそれぞれのポンピングモジュール112との間に流体的に接続され、流体は、それらの第1及び第2の入口110a、110bのいずれか一方又は両方を介して、そのプロセスチャンバ108からそのポンピングモジュール112に流れることができるようになっている。
【0027】
ポンピングモジュール112は、図2を参照して以下でより詳細に説明される。
【0028】
各ポンピングモジュール112は、それぞれのポンピングモジュール出口114によって流体ラインマニホールド116に流体的に接続されており、流体は、ポンピングモジュール112から流体ラインマニホールド116に流れることができるようになっている。
【0029】
流体ラインマニホールド116は、複数のポンピングモジュール出口114と真空ポンプ106との間に流体的に接続されている。
【0030】
流体ルーティングモジュール104は、バルブコントローラ118をさらに備える。
【0031】
バルブコントローラ118は、それぞれの空気圧ライン及び/又は電気接続(図示せず)を介して、ポンピングモジュール112に含まれる複数のバルブの各々に動作可能に結合されている。これらのバルブは、図2を参照して以下により詳細に説明される。図3を参照して以下により詳細に説明されるように、バルブコントローラ118は、例えば、空気圧ラインを介して空気流体をそこに伝達することによって、ポンピングモジュール112のバルブの動作を制御するように構成される。
【0032】
図2は、ポンピングモジュール112のさらなる詳細を示す概略図である(縮尺通りではない)。この実施形態では、流体ルーティングモジュール104のポンピングモジュール112は、互いに実質的に同じである。
【0033】
この実施形態では、第1の入口110a及び第2の入口110bは、ポンピングモジュール112の流体入口である。また、ポンピングモジュール出口114は、ポンピングモジュール112の流体出口である。
【0034】
ポンピングモジュール112は、第1の入口110aとポンピングモジュール出口114との間に結合された第1の流体ライン200と、第2の入口110bとポンピングモジュール出口114との間に結合された第2の流体ライン202とを備える。
【0035】
ポンピングモジュール112は、第1の流体ライン200に沿って配置された第1の制限器204及び第1のバルブ206をさらに備える。第1の制限器204は、第1の入口110aと第1のバルブ206との間に配置される。第1のバルブ206は、第1の制限器204とポンピングモジュール出口114との間に配置される。
【0036】
第1の制限器204は、そこを通る流体の流れを制限するように構成されている。
【0037】
第1のバルブ206は、そこを通る流体の流れを制御するように構成されている。詳細には、この実施形態では、第1のバルブ206は、バルブコントローラ118によって、そこを通る流体の流れを選択的に許可又は防止するよう制御されるように構成されている。
【0038】
ポンピングモジュール112は、自動圧力制御(APC)モジュール208、ターボポンプ210、第2のバルブ212、第3のバルブ214、第2の制限器216、及びバイパス導管又はライン218をさらに備える。
【0039】
APCモジュール208、ターボポンプ210、第2のバルブ212、第3のバルブ214、第2の制限器216、及びバイパスライン218は、第2の流体ライン202に沿って配置される。APCモジュール208は、第2の入口110bとターボポンプ210との間に配置される。ターボポンプ210は、APCモジュール208と第3のバルブ214との間に配置される。第3のバルブ214は、ターボポンプ210と第2の制限器216との間に配置される。第2の制限器216は、第3のバルブ214と第2のバルブ212との間に配置される。また、バイパスライン218は、第3のバルブ214と第2のバルブ212の間に配置され、第2の制限器216と並列である。第2のバルブ212は、第2の制限器216(及びバイパスライン218)とポンピングモジュール出口114との間に配置される。
【0040】
APCモジュール208は、そこを通る流体の流れを制御するように構成されている。APCモジュール208は、コントローラを有する可動バルブを備えることができる。APCモジュール208のバルブは、チャンバ排気経路のオリフィスのサイズを増減させるために、APCモジュール208のコントローラによって制御可能な可動振子(pendulum)を備えることができる。APCモジュール208は、圧力設定値と、プロセスチャンバ108内の圧力の実際の圧力測定値とを受け取ることができる。次に、APCモジュール208のコントローラは、実際の圧力測定値が設定値に一致するまで、制御アルゴリズムに従って振子を制御することができる。いくつかの実施形態では、APCモジュール208のバルブは、バルブコントローラ118によって制御することができる。
【0041】
ターボポンプ210は、第2の入口110bを介してそれぞれのプロセスチャンバ108に接続される。ターボポンプ210は、プロセスチャンバ108からの排気ガスを、第2の流体ライン202を通って、ポンピングモジュール出口114から外にポンプ送給するように構成されている。
【0042】
この実施形態では、第3のバルブ214は、ターボポンプ210からの流体の流れを受け取り、その流体の流れを、第2の制限器216又はバイパスライン218のいずれかを介して選択的に導くように配置された三方バルブである。第3のバルブ214は、バルブコントローラ118によって制御される。
【0043】
第2の制限器216は、そこを通る流体の流れを制限するように構成されている。
【0044】
バイパスライン218は、第2の制限器216と並列に配置され、流体の流れが第2の制限器216をバイパスすることを可能にするように配置される。バイパスライン218は、流体の流れが第2の制限器216を避けて、第3のバルブ214と第2のバルブ212との間を比較的制限されずに流れることを可能にする。
【0045】
第2のバルブ212は、そこを通る流体の流れを制御するように構成されている。詳細には、この実施形態では、第2のバルブ212は、バルブコントローラ118によって、そこを通る流体の流れを選択的に許可又は防止するよう制御されるように構成されている。
【0046】
上記の構成を実施し、以下に説明される方法ステップを実行するための、バルブコントローラ118を含む装置は、何らかの適切な装置、例えば1又は2以上のコンピュータ又は他の処理装置又はプロセッサを構成する又は適合させることによって、及び/又は追加のモジュールを提供することによってもたらすことができる。装置は、コンピュータメモリ、コンピュータディスク、ROM、PROMなどの機械可読記憶媒体、又はこれらの何らかの組合せ又は他の記憶媒体に記憶された、1又は複数のコンピュータプログラムの形態の命令及びデータを含む、命令を実行し、データを使用するためのコンピュータ、コンピュータのネットワーク、又は1又は2以上のプロセッサを備えることができる。
【0047】
上述したシステムは、大気圧とすることができるプロセスチャンバ108の1又は2以上からガスを排気し、その中の圧力を半導体製造プロセスに適したレベルまで低下させるために、ポンプダウンイベントを受けることができる。ポンプダウンイベントは、1又は2以上のポンピングモジュールのターボポンプのポンプ送給グチャンバからガスを排気するために実行することができる。
【0048】
図3は、ポンプダウンイベントを含む、半導体製造設備100においてガスをポンプ送給するプロセス300の特定のステップを示すプロセスフローチャートである。
【0049】
図3のフローチャート示されて以下に説明されるプロセスステップの一部は、省略することができ、又はそのようなプロセスステップは、以下に提示され図3に示されるものとは異なる順序で実行することができることに留意されたい。さらに、全てのプロセスステップは、便宜上及び理解を容易にするために、個別の時間的に連続するステップとして示されているが、それにもかかわらず、プロセスステップのいくつかは、実際には、同時に実行すること、又は少なくとも時間的にある程度重複して実行することができる。
【0050】
ステップs302において、半導体製造プロセスがプロセスチャンバ108内で実行される。これらの半導体製造プロセスは、プロセスガスを発生させる。
【0051】
この実施形態では、この段階で、ポンピングモジュール112の各々に関して、第1のバルブ206は閉じており、第2のバルブ212は開いており、第3のバルブ214は、導かれたプロセスガスがバイパスライン218を介して流れるように構成されている。従って、ステップs302において、真空ポンプ106は、プロセスガスを、プロセスチャンバ108から、ポンピングモジュール112の比較的制限のない第2の流体ライン202を通って、流体ラインマニホールド116にポンプ送給する。
【0052】
ステップs304において、プロセスチャンバ108のうちの1つ(以下、便宜上「第1のプロセスチャンバ108」と呼ぶ)が、検査、整備、修理、又は保守のために停止される。この実施形態では、第1のプロセスチャンバ108の停止は、第1のプロセスチャンバ108からのガスのポンプ送給を停止することを含む。この実施形態では、これは、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の第1のバルブ206及び第2のバルブ212を閉じることによって達成される。第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112のターボポンプ210も停止される。この実施形態では、第1のプロセスチャンバ108を停止させることは、第1のプロセスチャンバ108内の圧力をほぼ大気圧まで上昇させることをさらに含む。これは、第1のプロセスチャンバ108に接続されたバルブを開き、それによって空気が第1のプロセスチャンバ108内に流入するのを可能にすることによって達成することができる。加えて、この実施形態では、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112のターボポンプ210のポンピングチャンバ内の圧力も、ほぼ大気圧まで上昇する。
【0053】
ステップs306において、人間のオペレータが、第1のプロセスチャンバ108の検査、整備、修理、又は保守を行う。代替的に又は追加的に、検査、整備、修理、又は保守は、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の1又は2以上の構成要素に対して実施することができる。
【0054】
検査、整備、修理、又は保守の後、第1のプロセスチャンバ108内に低ガス圧環境が再構築され、半導体製造プロセスは、その中で実行できるようになっている。
【0055】
従って、ステップs308において、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の第1のバルブ206は、バルブコントローラ118によって開かれる。
【0056】
ステップs310において、第1のバルブ206が開かれた状態で、真空ポンプ106は、第1のプロセスチャンバ108から第1の流体ライン200に沿って流体ラインマニホールド116へガスをポンプ送給する。
【0057】
従って、第1のプロセスチャンバ108は「ポンプダウン」される。第1のプロセスチャンバ108からのこのガスの流れは、第1の流体ライン200に沿って配置された第1の制限器204によって制限される。有利には、第1の制限器204によるこの流れの制限は、並列プロセスチャンバ108の中の状態に悪影響を及ぼす第1のプロセスチャンバ108のポンプダウンを低減又は排除する傾向がある。
【0058】
ステップs312において、第1のプロセスチャンバ108のポンプダウンが完了したことに応答して、バルブコントローラ118は、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の第1のバルブ206を閉じる。また、バルブコントローラ118は、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の第2のバルブ212を開く。また、バルブコントローラ118は、第3のバルブ214が、バイパスライン218を通さず、第2の制限器216を通る流体の流れを導くように、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の第3のバルブ214を制御する。
【0059】
いくつかの実施形態では、ステップs312において、バルブコントローラ8は、APCモジュール208を制御して、そこを通る流体の流れを防止又は妨害することもできる。
【0060】
第1のプロセスチャンバ108のポンプダウンの完了は、何らかの適切な手段によって検出することができる。例えば、バルブコントローラ118は、第1のプロセスチャンバ108内の圧力測定値が第1の閾値以下であること、及び/又は第1のプロセスチャンバ108に関連する測定圧力の計算された減少率が第2の閾値以下であることに応答して、第1のプロセスチャンバ108のポンピングダウンが完了したと判定することができる。第1の閾値は、何らかの適切な閾値とすることができる。第2の閾値は、何らかの適切な閾値とすることができる。
【0061】
ステップs314において、第2のバルブ206が開いており、第3のバルブ214が第2の制限器216を通る流体流れを導いている状態で、真空ポンプ106は、第2の流体ライン202に沿って、ターボポンプ210のポンピングチャンバから流体ラインマニホールド116にガスをポンプ送給する。
【0062】
従って、ターボポンプ210のポンピングチャンバは「ポンプダウン」される。ターボポンプ210のポンピングチャンバからのこのガスの流れは、第2の流体ライン202に沿って配置された第2の制限器216によって制限される。有利には、第2の制限器216によるこの流れの制限は、並列プロセスチャンバ108内の状態に悪影響を及ぼすターボポンプ210のポンピングチャンバのポンプダウンを低減又は排除する傾向がある。
【0063】
ステップs316において、ターボポンプ210のポンピングチャンバのポンプダウンが完了したことに応答して、バルブコントローラ118は、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の第3のバルブ214を制御し、第3のバルブ214は、バイパスライン218を通って、第2の制限器216を通ってではなく、流体の流れを導くようになっている。
【0064】
いくつかの実施形態では、ステップs316において、バルブコントローラ118は、APCモジュール208を制御して、そこを通る流体の流れを許容することもできる。
【0065】
ターボポンプ210のポンピングチャンバのポンピングダウンの完了は、何らかの適切な手段によって検出することができる。例えば、バルブコントローラ118は、ターボポンプ210のポンピングチャンバ内の圧力が第3の閾値以下であること、及び/又はターボポンプ210のポンピングチャンバに関連する測定圧力の計算された減少率が第4の閾値以下であることの測定に応答して、ターボポンプ210のポンピングチャンバのポンピングダウンが完了したと判定することができる。第3の閾値は、何らかの適切な閾値とすることができる。第4の閾値は、何らかの適切な閾値とすることができる。
【0066】
ステップs318において、第1のプロセスチャンバ108に関連するポンピングモジュール112の第3のバルブ214が、バイパスライン218を通る流体の流れを導くように制御されるのに続いて、半導体製造プロセスは、第1のプロセスチャンバ108内で実行することができる。これらの半導体製造プロセスはプロセスガスを発生させる。
【0067】
ステップs320において、真空ポンプ106は、それに関連するポンピングモジュール112の比較的制限のない第2の流体ライン202を通って第1のプロセスチャンバ108から外にガスをポンプ送給し、流体ラインマニホールド116にポンプ送給する。
【0068】
従って、半導体製造設備100内のガスをポンプ送給するプロセス300が提供される。
【0069】
上述のシステム及び方法は、有利には、並列プロセスチャンバ内の状態に悪影響を及ぼすポンプダウンイベントを低減又は排除する傾向がある。これは、制限器、すなわち制限された導管又は小径のオリフィスを介してポンプダウンガスをポンプ送給することによって達成される傾向がある。
【0070】
有利には、ポンプダウンイベント及びポンプダウンイベントの終了は、自動的に検出され、軽減される傾向がある。
【0071】
有利には、上述の流体ルーティングモジュールは、半導体処理ツールを真空ポンプに接続する水平マニホールドとインラインで統合することができる。
【0072】
有利には、上述の流体ルーティングモジュールは堅牢である傾向がある。真空モジュールは、例えば、半導体製造施設に納入する前にオフサイトで、又は納品時にオフサイトで、完全に組み立てること、漏れを検査すること、事前に試験することができる。これにより、設置プロセスが簡素化され、設置時間が短縮される傾向がある。
【0073】
有利には、上述の流体ルーティングモジュールは、モジュール式で拡張可能である傾向がある。
【0074】
有利には、流体ルーティングモジュールのガス流路の構成要素は、整備、修理、交換が容易である傾向がある。
【0075】
有利には、システムの状態及び運転状態は、例えば、バルブモジュールのヒューマンマシンインターフェースを介して、又は遠隔的に、容易に監視できる傾向がある。
【0076】
有利には、システム内の各流体ルーティングモジュールは、例えばEtherCATやイーサネットのような通信プロトコルを使用して、システムコントローラによって容易に制御できる傾向がある。
【0077】
有利なことに、上述の流体ルーティングモジュールは、複数の取り付け選択肢を可能にする。例えば、流体ルーティングモジュールは、半導体製造施設の天井から吊り下げることができ、これは床面積を費やさないという利点をもたらす。あるいは、流体ルーティングモジュールは、据置ラック又は他の機器の上に取り付けることができる。
【0078】
上記の実施形態では、流体ルーティングモジュールは、ポンプ送給されたプロセスガスを経路指定するために半導体製造設備に実装される。しかしながら、他の実施形態では、流体ルーティングモジュールは、異なるシステムに実装され、異なるタイプの流体を経路指定するために使用することができる。
【0079】
上記の実施形態では、6つのプロセスチャンバを備える単一の半導体処理ツールが存在する。しかしながら、他の実施形態では、2以上の半導体処理ツールが存在する。半導体処理ツールの1又は2以上は、6以外の異なる数のプロセスチャンバを備えることができる。
【0080】
上記の実施形態では、6つのポンピングモジュールを備える単一の流体ルーティングモジュールが存在する。しかしながら、他の実施形態では、異なる数の流体ルーティングモジュール、すなわち複数の流体ルーティングモジュールが存在することができる。いくつかの実施形態では、流体ルーティングモジュールの1又は2以上は、6以外の異なる数のポンプモジュールを備えることができる。
【0081】
上記の実施形態では、ポンピングモジュールは、単一の出口に接続された2つの入口を備える。しかしながら、他の実施形態では、1又は2以上のポンピングモジュールは、(2以外の)異なる数の入口及び(1以外の)異なる数の出口を備える。
【0082】
上記の実施形態では、各ポンプモジュールは、上記の機能を提供するように構成された第1のバルブ、第2のバルブ、及び第3のバルブを備える。しかしながら、他の実施形態では、1又は2以上のポンピングモジュールは、上述の機能を提供するバルブの異なる配置又は構成を含むことができる。例えば、いくつかの実施形態では、ポンピングモジュールの1又は2以上、そのポンピングモジュールの第1及び第2のバルブは、第1の流体ライン、第2の流体ライン、及びポンピングモジュール出口の接合部に配置された三方バルブによって置き換えることができる。この三方バルブは、第1の流体ライン及び第2の流体ラインのうちの選択された一方からポンプモジュール出口に流体を導き、第1の流体ライン及び第2の流体ラインのうちの他方からポンプモジュール出口への流体流れを阻止又は妨害するように構成することができる。また、例えば、いくつかの実施形態では、第3のバルブは、バイパスラインに沿って配置された1又は2以上のバルブによって置き換えることができる。
【0083】
いくつかの実施形態では、APCモジュールは、省略すること又は1又は2以上のバルブによって置き換えることができる。
【符号の説明】
【0084】
100 半導体製造設備
102 処理ツール
104 流体ルーティングモジュール
106 真空ポンプ
108 プロセスチャンバ
110a 第1の入口
110b 第2の入口
112 ポンピングモジュール
114 ポンピングモジュール出口
116 液体ラインマニホールド
118 バルブコントローラ
200 第1の流体ライン
202 第2の液体ライン
204 第1の制限器
206 第1のバルブ
208 自動圧力制御モジュール
210 ターボポンプ
212 第2のバルブ
214 第3のバルブ
216 第2の制限器
218 バイパス導管又はライン
300 プロセス
S302-S320 ステップ
図1
図2
図3
【国際調査報告】