(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-20
(54)【発明の名称】複数のパッケージからなる配列された群および配列された群の複数のパッケージをまとめて保持する方法
(51)【国際特許分類】
B65D 71/04 20060101AFI20240513BHJP
B65D 63/10 20060101ALI20240513BHJP
【FI】
B65D71/04
B65D63/10 A
B65D63/10 L
B65D63/10 M
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023569914
(86)(22)【出願日】2022-05-11
(85)【翻訳文提出日】2023-11-10
(86)【国際出願番号】 GB2022051192
(87)【国際公開番号】W WO2022238695
(87)【国際公開日】2022-11-17
(32)【優先日】2021-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500252844
【氏名又は名称】ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BRITISH AMERICAN TOBACCO (INVESTMENTS) LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】100183782
【氏名又は名称】轟木 哲
(72)【発明者】
【氏名】ホッジズ、ポール
【テーマコード(参考)】
3E067
3E085
【Fターム(参考)】
3E067AA24
3E067AB01
3E067AB99
3E067AC03
3E067BA05A
3E067BB01A
3E067BB14A
3E067BC06A
3E067CA02
3E067DA03
3E067EB22
3E067EB27
3E067FA01
3E067FC01
3E085BA23
3E085BD08
3E085BE09
3E085BF08
3E085BG10
(57)【要約】
本開示は、複数のパッケージからなる配列された群に関する。配列された群の各パッケージは、直方体形状であり、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む。複数のパッケージは、1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するように複数の列に並べて配置されている。各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面を露出している。配列された群は、配列された群をまとめるためにパッケージの周囲に延びた複数のバンドをさらに含む。各バンドは、その隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びている。複数のパッケージからなる別の配列された群、および配列された群の複数のパッケージをまとめて保持する方法も開示されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが直方体形状であり、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数のパッケージからなる配列された群であって、
複数のパッケージは、1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するように複数の列に並べて配置され、
複数のバンドが群を1つにまとめるためにパッケージの周囲を延び、
各バンドは、その隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面と露出した第2の面上を延びている複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項2】
それぞれが直方体形状であり、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数のパッケージからなる配列された群であって、
複数のパッケージは、1つのパッケージの第1の面がその列の隣接するパッケージの第1の面に向き、その列の端のパッケージの第1の面およびその列の各パッケージの第2の面は露出するように一列に並べて配置され、
複数のバンドが群を1つにまとめるためにパッケージの周囲を延び、
各バンドは、その隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面と露出した第2の面上を延びている複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項3】
各パッケージの一対の対向する端部面は、上端部面と、底端部面とを含み、配列された群のパッケージの全ての上端部面は、第1の平面内にあり、配列された群のパッケージの全ての底端部面は、第1の平面に平行な第2の平面内にあることを特徴とする請求項1または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項4】
複数のバンドの各バンドは、前記第1および第2の平面に対して平行に延びていることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項5】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含み、前記第1のバンドは、前記第1および第2の平面から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項6】
第2のバンドは、前記第1および第2の平面から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項5記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項7】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含み、前記第2のバンドは、前記1および第2の平面から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項8】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含み、第1のバンドは、第1の平面に隣接していることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項9】
第2のバンドは、第2の平面に隣接していることを特徴とする請求項8記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項10】
前記第1および第2のバンドの間に第3のバンドを含むことを特徴とする請求項3乃至9いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項11】
各パッケージは、ラッパーと、ラッパーを取り除くための開封帯とを含み、複数のバンドは、それらが開封帯に重ならないように前記パッケージの周囲を延びていることを特徴とする請求項1乃至10いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項12】
複数のバンドは、互いに等間隔に離れていることを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項13】
複数のバンドの各バンドは、エンドレスであることを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項14】
複数のバンドは、条片またはリボンであることを特徴とする請求項1乃至13いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項15】
条片またはリボンは、複数のパッケージからなる配列された群に取り外し自在に貼り付けられる粘着剤層を含むことを特徴とする請求項14記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項16】
各条片またはリボンは、重なる領域を含むことを特徴とする請求項14または15記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項17】
条片またはリボンは、重なる領域で剥離可能な接着剤でそれ自体に貼り付けられ、重なる部分の先端部分は、プルタブを形成するために接着剤を含まないことを特徴とする請求項16記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項18】
複数のバンドの少なくとも1つは、透明な材料から形成されていることを特徴とする請求項1乃至17いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項19】
複数のバンドの少なくとも1つは、MOPPから形成されていることを特徴とする請求項1乃至18いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項20】
複数のバンドの少なくとも1つは、PETから形成されていることを特徴とする請求項1乃至19いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項21】
複数のバンドは、それぞれ1.6mm~20mm、好ましくは5mm~15mm、好ましくは約8mmの幅を有していることを特徴とする請求項1乃至20いずれか1項記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項22】
各パッケージの第1の面は、大きい方の面であり、各パッケージの第2の面は、小さい方の面であることを特徴とする請求項1または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項23】
配列された群の複数のパッケージをまとめて保持する方法であって、この方法は、
それぞれ一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数の直方体形状のパッケージからなる配列された群を供することと、
1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するように、これら複数のパッケージを複数の列に並べて配置することと、
複数のバンドを供することと、
各バンドをそれがその隣接するバンドから間隔を空けて配置し、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように配置することとを含む方法。
【請求項24】
配列された群の複数のパッケージをまとめて保持する方法であって、この方法は、
それぞれ一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数の直方体形状のパッケージからなる配列された群を供することと、
1つのパッケージの第1の面がその列の隣接するパッケージの第1の面に向き、その列の端のパッケージの第1の面およびその列の各パッケージの第2の面は露出するように、これら複数のパッケージを一列に並べて配置することと、
複数のバンドを供することと、
各バンドをそれがその隣接するバンドから間隔を空けて配置し、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように配置することとを含む方法。
【請求項25】
各バンドは、エンドレスであり、感熱材から形成され、前記方法は、バンドが露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように位置した際に、各バンドを熱収縮させることを含むことを特徴とする請求項23または24記載の方法。
【請求項26】
複数のバンドは、条片またはリボンであり、前記方法は、条片またはリボンを接着剤でパッケージに貼り付けることを含むことを特徴とする請求項23または24記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のパッケージからなる配列された群に関する。配列された群の複数のパッケージをまとめて保持する方法も開示されている。
【背景技術】
【0002】
燃焼系および非燃焼系エアロゾル供給システム等の従来の送出システムおよび他のタバコ産業製品は、通常、パッケージに入れられる。複数のパッケージを配列された群にまとめられ紙パックに入れられることがよくある。紙パックは板紙または類似の材料から形成される。これとは別に複数のパッケージをプラスチックで包む場合もある。紙パックおよび/または包装材は、開封されて個々のパッケージに触れられるようになっている。
【発明の概要】
【0003】
本開示の第1の態様では複数の直方体形状のパッケージからなる配列された群が提供され、この配列された群の各パッケージは、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含み、複数のパッケージは、1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するように複数の列に並べて配置され、複数のバンドが群をまとめるためにパッケージの周囲を延び、各バンドは、その隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面と露出した第2の面上を延びている。
【0004】
本開示の別の態様では複数のパッケージからなる配列された群が提供され、各パッケージは、直方体形状であり、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含み、複数のパッケージは、1つのパッケージの第1の面がその列の隣接するパッケージの第1の面に向き、その列の端のパッケージの第1の面およびその列の各パッケージの第2の面は露出するように一列に並んで配置され、複数のバンドが群を1つにまとめるためにパッケージの周囲を延び、各バンドは、その隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面と露出した第2の面上を延びている。
【0005】
各パッケージの一対の対向する端部面は、上端部面と、底端部面とを含んでもよく、配列された群のパッケージの全ての上端部面は、第1の平面内にあり、配列された群のパッケージの全ての底端部面は、第1の平面に平行な第2の平面内にある。
【0006】
好ましくは複数のバンドの各バンドは、前記第1および第2の平面に対して平行に延びている。
【0007】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含んでもよく、前記第1のバンドは、前記第1および第2の平面から間隔を空けて配置されてもよい。
【0008】
任意に第2のバンドは、前記第1および第2の平面から間隔を空けて配置されてもよい。
【0009】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含んでもよく、前記第2のバンドは、前記第1および第2の平面から間隔を空けて配置されてもよい。
【0010】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含んでもよく、第1のバンドは、第1の平面と隣接してもよい。
【0011】
任意に第2のバンドは、第2の平面と隣接してもよい。
【0012】
複数のパッケージからなる配列された群は、前記第1および第2のバンドの間に第3のバンドを含んでもよい。
【0013】
任意に各パッケージは、ラッパーと、ラッパーを取り除くための開封帯とを含んでもよく、複数のバンドは、それらが開封帯に重ならないように前記パッケージの周囲を延びてもよい。
【0014】
好ましくは複数のバンドは、互いに等間隔に離れてもよい。
【0015】
複数のバンドの各バンドは、エンドレスであってもよい。
【0016】
複数のバンドは、条片またはリボンであってもよい。
【0017】
好ましくは条片またはリボンは、複数のパッケージからなる配列された群に取り外し自在に貼り付けられる粘着剤層を含んでもよい。
【0018】
各条片またはリボンは、重なる領域を含んでもよい。
【0019】
任意に条片またはリボンは、重なる領域で剥離可能な接着剤でそれ自体に貼り付けられてもよく、重なる部分の先端部分は、プルタブを形成するために接着剤を含まなくてもよい。
【0020】
好ましくは複数のバンドの少なくとも1つは、透明な材料から形成されてもよい。
【0021】
複数のバンドの少なくとも1つは、MOPPから形成されてもよい。
【0022】
複数のバンドの少なくとも1つは、PETから形成されてもよい。
【0023】
任意に複数のバンドは、それぞれ1.6mm~20mm、好ましくは5mm~15mm、好ましくは約8mmの幅を有してもよい。
【0024】
各パッケージの第1の面は、大きい方の面であり、各パッケージの第2の面は、小さい方の面であってもよい。
【0025】
本開示の別の態様では複数の直方体形状のパッケージからなる配列された群を1つにまとめる方法が提供され、この方法は、それぞれ一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数のパッケージからなる配列された群を供することと、1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するようにこれら複数のパッケージを複数の列に並べて配置することと、複数のバンドを供することと、各バンドをそれがその隣接するバンドから間隔を空けて配置し、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように配置することとを含む。
【0026】
本開示の別の態様では配列された群のパッケージをまとめて保持する方法が提供され、この方法は、それぞれ一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数の直方体形状のパッケージからなる配列された群を供することと、1つのパッケージの第1の面がその列の隣接するパッケージの第1の面に向き、その列の端のパッケージの第1の面およびその列の各パッケージの第2の面は露出するようにこれら複数のパッケージを一列に並べて配置することと、複数のバンドを供することと、各バンドをそれがその隣接するバンドから間隔を空けて配置し、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように配置することとを含む。
【0027】
各バンドは、エンドレスであってもよく、感熱材から形成してもよく、本発明の方法は、バンドが露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように位置した際に、各バンドを熱収縮させることを含んでもよい。
【0028】
複数のバンドは、条片またはリボンであってもよく、本発明の方法は、条片またはリボンを接着剤でパッケージに貼り付けることを含んでもよい。
【0029】
パッケージは、送出システム用のパッケージであってもよい。任意にパッケージは、燃焼系製品用のパッケージであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本発明がさらに充分に理解されるように本発明の実施態様を添付図面を参照してあくまで例示として説明する。
【0031】
【
図1】パッケージにバンドが貼り付けられていない送出システム用パッケージからなる配列された群を示す。
【
図2】パッケージにバンドが貼り付けられていない送出システム用パッケージからなる配列された群を示す。
【
図3】配列された群のパッケージの個別のパッケージを示す。
【
図4】送出システム用パッケージからなる配列された群の第1の実施態様を示す。
【
図5】送出システム用パッケージからなる配列された群の第2の実施態様を示す。
【
図6】送出システム用パッケージからなる配列された群の別の実施態様を示す。
【
図7】直方体形状のパッケージからなる配列された群をまとめる方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本明細書中では「送出システム」なる用語は、ユーザーに物質を送出するシステムを包含することを意図し、
紙巻きタバコ、シガリロ、シガーおよびパイプまたは手巻きタバコ用タバコ(タバコ、タバコ派生物、膨張タバコ、再生タバコ、タバコ代替え品または他の喫煙材をベースにしているかに関係無く)などの燃焼系エアロゾル供給システム、
電子タバコ、タバコ加熱製品、エアロゾル化可能な材料の組み合わせを使用してエアロゾルを発生させるハイブリッドシステムなどのエアロゾル化可能な材料を燃焼させずにエアロゾル化可能な材料から化合物を放出する非燃焼系エアロゾル供給システム、
エアロゾル化可能な材料を含み、これらの非燃焼系エアロゾル供給システムの1つの内部で使用されるように構成された物品および
トローチ、ガム、パッチ、吸入可能な粉を含む物品などのエアロゾルを含まないシステムおよびエアロゾルを形成せずにユーザーにニコチンを含むまたは含まない材料を供給するスヌースおよび嗅ぎタバコなどの無煙タバコ製品を含む。
【0033】
本開示では「燃焼系」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システムの構成エアロゾル化可能な材料(またはその成分)がユーザーへの送出を促進させるために燃焼または燃やされるシステムである。
【0034】
本開示では「非燃焼」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システム(またはその部材)のエアロゾル化可能な成分材料をユーザーへ供給しやすくするために燃焼させないまたは燃やさないシステムである。
【0035】
図1を参照すると、送出システム(図示せず)用のパッケージ2の配列された群1が示されている。パッケージ2の配列された群1は、複数の個別の直方体形状のパッケージ2を含む。送出システム用の典型的な個々のパッケージ2を
図3に示す。
【0036】
大まかに
図3を参照するとパッケージ2は、例えば、図示のようにヒンジ蓋付きパッケージであってもよいが、これに限定されない。パッケージ2は、容器3と、パッケージを開いたり、閉じたりできるようにするためにヒンジ線5に沿って容器3にヒンジ式に接続された蓋4とを含む。当然のことながら容器3は、送出システム収容スペースを形成し、その中に喫煙品または他のタバコ産業製品が収容、保存される。送出システムは、蓋4が開いた位置にあるとき触れることが可能であり、送出システムは、蓋4が閉じた位置にあるとき送出システム収容スペース6内に保持される。折りたたみ式またはスライド式シェルとして知られているパッケージなどの他の種類のパッケージも本発明の範囲内である。
【0037】
パッケージ2は、一対の対向する第1の面11、12と、一対の対向する第2の面8、9と、一対の対向する端部面13、14とを含む。対の対向する第1の面11、12は、対向する第2の面によって隔てられている。本実施態様では対向する第1の面11、12は、大きい方のパネル11、12を形成し、パッケージ2の前方および後方パネルを構成する。前方の第1の面または大きい方のパネル11は、前容器壁と、前蓋壁とを含んでもよい。後方の第1の面または大きい方のパネル12は、後容器壁と、後蓋壁とを含んでもよい。本実施態様では対向する第2の面8、9は、小さい方の壁8、9を形成し、これらはパッケージ2の側壁を構成する。パッケージ2の第2の面または側壁8、9は、容器側壁と、蓋側壁とを含んでもよい。パッケージ2の両端は、上端部面13と、底端部面14とを含む対向する端部面13、14によって閉じられている。本実施態様では上端部面13は、蓋上壁を含んでもよく、底端部面14は、容器底壁を含んでもよい。
【0038】
再度
図1を参照すると、パッケージ2の配列された群1を構成する送出システム用の複数の個別のパッケージ2が列に並べられているのがわかる。
図1に示す実施態様ではパッケージ2の配列された群1は、第1の列16と、第2の列17とを含む。第1および第2の列16、17は、互いに隣接している。
【0039】
本実施態様ではパッケージ2は、列16、17に並べられ、1つのパッケージ2の第2の面8、9が、同じ列内で隣接するパッケージ2の第2の面8、9に向くようになっている。さらにこれらパッケージ2は、列16のパッケージ2の第1の面11、12が隣接する列のパッケージ2の第1の面11、12に向くように配置される。加えてこれらパッケージ2は、各列16、17の端部18、19でパッケージ2の第2の面8、9がそして列16、17に沿って各パッケージ2の第1の面11、12が露出するように配置される。
【0040】
しかしながら、当然のことながら別の実施態様ではパッケージ2は、パッケージ2の第1の面11、12が同じ列16、17内の隣接するパッケージ2の第1の面11、12に向くようにまたは同じ列16、17内の隣接するパッケージの端部面13、14が互いに向くように配置されてもよい。
【0041】
本実施態様では配列された群1は、5個のパッケージからなる2つの列を含む。しかしながら、当然のことながら別の実施態様では一列のパッケージの数は、異なってもよく、設けられる列の数は、異なってもよい。例えば、
図2に示すようにパッケージ2は、パッケージ2の第1の面11、12がその列の隣接するパッケージの第1の面11、12に向いた単独の列にまとめて配列されてもよい。特に列は、5、6、7、8、9または10個のパッケージを含んでもよい。
【0042】
各列16、17は、上述の通り2つの端部を有する。列16、17の各端部18、19は、自由面21、22を含む。自由面21、22は、列16、17の端部18、19に位置する個別のパッケージ2の第2の面によって形成される。したがって、列16、17の端部18、19にあるパッケージ2の第2の面8、9によって形成された自由面21、22は、同じ列16、17の隣接するパッケージの方に向いていない。例えば、本実施態様ではパッケージの第1の列16は、第1の列16の端部18にある個々のパッケージ2の第2の面8である自由面21によって形成された端部18を有し、パッケージの第2の列17は、第2の列17の端部19にある個々のパッケージ2の第2の面9である自由面22によって形成された端部19を有する。
【0043】
各列16、17内の各パッケージ2は、自由面23を形成する露出した第1の面11、12を有する。パッケージ2の第1の面11、12によって形成された自由面23は、隣接する列のパッケージ2の方に向いていない。
【0044】
ここで
図4を参照するとパッケージ2の配列された群1は、配列された群をまとめるためにパッケージ2の周囲を延びている複数のバンド24をさらに含む。各バンド25、26は、その隣接するバンド25、26から間隔を空けて配置され、各パッケージ2の露出した第1の面11、12および露出した第2の面8、9上を延びている。言い換えると各バンドは、パッケージ2の自由面21、22、23上を延びている。
【0045】
上述のようにパッケージ2の対の対向する端部面13、14は、上端部面13と、底端部面14とを含む。配列された群1のパッケージ2は、パッケージ2の上端部面13の全てが第1の平面内にあり、パッケージ2の底端部面の全てが第1の平面に平行な第2の平面にあるように配置されている。バンド24は、それぞれ第1および第2の平面に平行な方向に延びている。
【0046】
図4に例示するように複数のバンド24は、第1のバンド25と、第2のバンド26とを含む。第1のバンド25は、第1および第2の平面から間隔を空けて配置されている。加えて第2のバンド26は、第1及び第2の平面から間隔を空けて配置されている。当然のことながらバンド24は、それらが第1および第2の平面から間隔を空けて配置されているあらゆる位置に配置してもよい。
【0047】
図5は、パッケージ2の配列された群の別の実施態様を例示している。図に示すように第1のバンド25は、第1の平面に隣接している。さらに第2のバンド26は、第2の平面に隣接している。
【0048】
当然のことながらバンド24の配置も図示の実施態様に限定されない。バンド24は、バンド24がパッケージ2の露出した第1の面11、12および露出した面8、9上をそしてパッケージ2の上および底端部面13、14によって画定された第1および第2の面に平行な方向に延びているあらゆる位置にあってもよい。さらに当然のことながら配列された群1は、2つのバンド24を含むことに限定されない。別の実施態様(図示せず)では配列された群1は、第1および第2のバンド25、26の間に位置する第3のバンドを含む。加えて配列された群1は、任意の数のバンド24を含んでもよい。パッケージからなる配列された群の周囲により多くのバンドを有することで配列された群に加わる圧力を均一にすることができる。さらにバンドは、パッケージ上の情報または通知を隠さないようにパッケージからなる配列された群の周囲に配置してもよい。ここでは配列された群に2つ超のバンドを適用し、配列された群が確実に固定され、パッケージの全ての情報または通知が消費者に確実に見えるようにしている。
【0049】
パッケージ2の配列された群1の別の実施態様では各パッケージ2は、ラッパーと、消費者によってラッパーを取り除くための開封帯とを含む。この実施態様では複数のバンド24は、それらが開封帯に重ならず、したがって確実にバンド24が開封帯の邪魔にならないようにパッケージ2の周囲を延びている。
【0050】
パッケージ2の周囲を延びている複数のバンド24は、互いに等間隔に離れていてもよい。
【0051】
バンド24は、エンドレスバンドであってもよい。パッケージ2の配列された群1から個別のパッケージ2を取り除くために消費者は、パッケージ2の配列された群1から離れるようにエンドレスバンド24を引っ張ってもよく、パッケージ2を配列された群1から離れるようにスライドさせてもよい。エンドレスバンド24は、感熱材から形成してもよく、パッケージ2の配列された群の周囲にバンド24を合わせるために熱収縮法を使用して収縮させてもよい。
【0052】
これとは別にバンド24は、条片またはリボンであってもよい。条片またはリボンは、パッケージ2の配列された群1に取り外し自在に貼り付けるための粘着剤層を含んでもよい。粘着剤は、接着剤を活性化するために溶媒、水または熱を必要とする代わりに接着剤を被着体に接合するために圧力を加えた際に接合を形成する非反応性接着剤の一種である。一部の実施態様では粘着剤は、粘着付与剤を有するエラストマー化合物、例えばロジンエステル系であってもよい。エラストマーは、粘着付与剤を必要としないアクリル系またはバイオアクリレート系であってもよい。
【0053】
接着剤の完全な層を含むこととは対照的に条片またはリボンは、パッケージへの接着強度を小さくするために接着剤の不完全な層または接着剤パターンを含んでもよい。言い換えれば条片またはリボンは、接着剤の完全な層と比較して少ない合計接着剤量のパッケージとの接触領域を有してもよく、その結果、パッケージに条片またはリボンが全体的に弱く接着することになる。条片またはリボンとパッケージとの間の大きな接着剤接触領域が品質の問題になるのでこの構成は有益である。
【0054】
条片またはリボンは、重なる領域を含んでもよい。その重なる領域内で条片またはリボンは、それ自体に剥離可能な接着剤で接着されてもよい。その重なる領域の先端部分は、接着剤を含まない処理がされ、プルタブを形成することができる。したがって、消費者は、プルタブを掴んでパッケージ2の配列された群から条片またはリボンを取り除くことができる。条片またはリボンは、粘着剤で再度貼り付けることができる。
【0055】
これとは別に重なる領域内で条片またはリボンは、相対的に強い接着剤の領域を含んでもよい。例えば、条片またはリボンは、相対的に弱い接着剤でパッケージに貼り付けられ、条片またはリボンは、相対的に強い接着剤で重なる領域で互いに接着されてもよい。相対的に強いそして弱い接着剤は両方とも永久または取り外し自在の接着剤であってもよい。重なる領域の条片またはリボンは、カメラまたはセンサーシステムによって位置合わせされてもよい。例えば、対比色またはUVインクなどの見当付け印を使用して重なる領域の条片またはリボンを位置合わせてしてもよい。
【0056】
好ましくは複数のバンド24は、透明な材料から形成される。したがって、バンド24は、パッケージ2の面に印刷された重要な情報または通知を隠すことがない。例えば、バンド24は、単軸配向ポリプロピレン(MOPP)から形成してもよい。これとは別にバンド24は、ポリエチレンテレフタレート(PET)から形成してもよい。またバンド24は、PP、PE、PVC、HDPE、LDPE、PP派生物および/またはポリエステルから形成してもよい。さらに材料は、リサイクルされた生分解性または堆肥に利用可能なものであってもよい。
【0057】
複数のバンド24は、1.6mm~20mmの幅を有する。好ましくはバンド24は、8mmの幅を有する。
【0058】
図6は、パッケージ2の配列された群の別の実施態様を例示している。ここではパッケージ2は、パッケージ2が単独の列に配列され、パッケージ2の第1の面11、12は、その列の隣接するパッケージの第1の面11、12に向いている。
図4に示した実施態様に類似して配列された群は、その群をまとめるためにパッケージ2の周囲を延びる複数のバンド24を含む。各バンド25、26は、その隣接するバンド25、26から間隔を空けて配置され、各パッケージ2の露出した第1の面11、12および露出した第2の面8、9上を延びている。第1のバンド25は、第1および第2の平面から間隔を空けて配置されている。加えて第2のバンド26は、第1及び第2の平面から間隔を空けて配置されている。当然のことながらバンド24は、それらが第1および第2の平面から間隔を空けて配置されているあらゆる位置に配置してもよい。
【0059】
これとは別に
図5に示した実施態様に類似して第1のバンド25は、第1の平面に隣接してもよく、加えて第2のバンドは、第2の平面に隣接してもよい。
【0060】
当然のことながらこれとは別に
図4および5に関連する複数のバンド24の上記説明は、
図6に示した配列された群にも適用可能である。
【0061】
図7は直方体形状のパッケージからなる配列された群をまとめる方法を例示している。この方法は、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面を含むパッケージからなる配列された群を供する第1の工程S1を含む。第2の工程S2は、複数のパッケージを1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するように複数の列に並べて配置することを含む。第3の工程S3は、複数のバンドを供することであり、本発明の方法の第4の工程S4は、各バンドをそれがその隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように配置することを含む。
【0062】
加えて本発明の方法は、さらなる工程S5を含んでもよい。各バンドがエンドレスであり、感熱材から形成される場合、本発明の方法は、バンドが露出した第1および第2の面上を延びるように配置されたら各バンドを熱収縮することを含む。
【0063】
さらに本発明の方法は、S5に変えて工程S6を含んでもよい。複数のバンドが条片またはリボンの場合、本発明の方法は、条片またはリボンを接着剤でパッケージに貼り付けることを含む。
【0064】
本明細書に記載の種々の実施態様は、特許請求された特徴の理解と教示の単なる補助に提供されている。これらの実施態様は単なる代表的な具体例であり、包括的でも排他的でもない。また当然だが、本開示の利点、実施形態、具体例、機能、特徴、構造、および/または他の側面は本開示を特許請求の範囲に規定されたとおりに限定するあるいは特許請求の範囲の均等物に限定すると考えるべきではなく、本開示の範囲および/または思想から乖離することなく他の実施形態を利用しても改変してもよいと考えるべきである。種々の実施形態は、開示された構成要素、成分、特徴、部品、工程、手段他の組合せを適切に備えても、これらで構成されても、基本的にこれらで構成されてもよい。また本開示は、現在は特許請求されていないが将来特許請求される可能性がある他の発明を含む。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが直方体形状であり、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数のパッケージからなる配列された群であって、
複数のパッケージは、1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するように複数の列に並べて配置され、
複数のバンドが群を1つにまとめるためにパッケージの周囲を延び、
各バンドは、その隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面と露出した第2の面上を延びている複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項2】
それぞれが直方体形状であり、一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数のパッケージからなる配列された群であって、
複数のパッケージは、1つのパッケージの第1の面がその列の隣接するパッケージの第1の面に向き、その列の端のパッケージの第1の面およびその列の各パッケージの第2の面は露出するように一列に並べて配置され、
複数のバンドが群を1つにまとめるためにパッケージの周囲を延び、
各バンドは、その隣接するバンドから間隔を空けて配置され、各パッケージの露出した第1の面と露出した第2の面上を延びている複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項3】
各パッケージの一対の対向する端部面は、上端部面と、底端部面とを含み、配列された群のパッケージの全ての上端部面は、第1の平面内にあり、配列された群のパッケージの全ての底端部面は、第1の平面に平行な第2の平面内にあることを特徴とする請求項1または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項4】
複数のバンドの各バンドは、前記第1および第2の平面に対して平行に延びていることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項5】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含み、前記第1のバンドは、前記第1および第2の平面から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項6】
第2のバンドは、前記第1および第2の平面から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項5記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項7】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含み、前記第2のバンドは、前記1および第2の平面から間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項8】
複数のバンドは、第1のバンドと、第2のバンドとを含み、第1のバンドは、第1の平面と隣接していることを特徴とする請求項3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項9】
第2のバンドは、第2の平面と隣接していることを特徴とする請求項8記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項10】
前記第1および第2のバンドの間に第3のバンドを含むことを特徴とする請求項
3記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項11】
各パッケージは、ラッパーと、ラッパーを取り除くための開封帯とを含み、複数のバンドは、それらが開封帯に重ならないように前記パッケージの周囲を延びていることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項12】
複数のバンドは、互いに等間隔に離れていることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項13】
複数のバンドの各バンドは、エンドレスであることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項14】
複数のバンドは、条片またはリボンであることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項15】
条片またはリボンは、複数のパッケージからなる配列された群に取り外し自在に貼り付けられる粘着剤層を含むことを特徴とする請求項14記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項16】
各条片またはリボンは、重なる領域を含むことを特徴とする請求項1
4記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項17】
条片またはリボンは、重なる領域で剥離可能な接着剤でそれ自体に貼り付けられ、重なる部分の先端部分は、プルタブを形成するために接着剤を含まないことを特徴とする請求項16記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項18】
複数のバンドの少なくとも1つは、透明な材料から形成されていることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項19】
複数のバンドの少なくとも1つは、MOPPから形成されていることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項20】
複数のバンドの少なくとも1つは、PETから形成されていることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項21】
複数のバンドは、それぞれ1.6mm~20mm、好ましくは5mm~15mm、好ましくは約8mmの幅を有していることを特徴とする請求項1
または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項22】
各パッケージの第1の面は、大きい方の面であり、各パッケージの第2の面は、小さい方の面であることを特徴とする請求項1または2記載の複数のパッケージからなる配列された群。
【請求項23】
配列された群の複数のパッケージをまとめて保持する方法であって、この方法は、
それぞれ一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数の直方体形状のパッケージからなる配列された群を供することと、
1つのパッケージの第2の面が同じ列内で隣接するパッケージの第2の面に向き、ある列のパッケージの第1の面は、隣接する列のパッケージの第1の面に向き、各列の端のパッケージの第2の面およびある列の各パッケージの第1の面は露出するようにこれら複数のパッケージを複数の列に並べて配置することと、
複数のバンドを供することと、
各バンドをそれがその隣接するバンドから間隔を空けて配置し、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように配置することとを含む方法。
【請求項24】
配列された群の複数のパッケージをまとめて保持する方法であって、この方法は、
それぞれ一対の対向する第1の面と、一対の対向する第2の面と、一対の対向する端部面とを含む複数の直方体形状のパッケージからなる配列された群を供することと、
1つのパッケージの第1の面がその列の隣接するパッケージの第1の面に向き、その列の端のパッケージの第1の面およびその列の各パッケージの第2の面は露出するようにこれら複数のパッケージを一列に並べて配置することと、
複数のバンドを供することと、
各バンドをそれがその隣接するバンドから間隔を空けて配置し、各パッケージの露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように配置することとを含む方法。
【請求項25】
各バンドは、エンドレスであり、感熱材から形成され、前記方法は、バンドが露出した第1の面および露出した第2の面上を延びるように位置した際に、各バンドを熱収縮させることを含むことを特徴とする請求項23または24記載の方法。
【請求項26】
複数のバンドは、条片またはリボンであり、前記方法は、条片またはリボンを接着剤でパッケージに貼り付けることを含むことを特徴とする請求項23または24記載の方法。
【国際調査報告】