(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】草刈り用ジョイントブレード
(51)【国際特許分類】
A01D 34/90 20060101AFI20240514BHJP
A01D 34/63 20060101ALI20240514BHJP
A01D 34/412 20060101ALI20240514BHJP
A01D 34/73 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
A01D34/90 C
A01D34/63 Z
A01D34/412
A01D34/73 103
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022542935
(86)(22)【出願日】2022-05-12
(85)【翻訳文提出日】2022-07-12
(86)【国際出願番号】 KR2022006786
(87)【国際公開番号】W WO2023219184
(87)【国際公開日】2023-11-16
(31)【優先権主張番号】10-2022-0057867
(32)【優先日】2022-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522279704
【氏名又は名称】トゥワイテック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TWOY TECH CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】15,Nakdongnam-ro 644beon-gil,Gangseo-gu Busan 46736,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】シン、ヨン チョル
【テーマコード(参考)】
2B083
【Fターム(参考)】
2B083AA02
2B083BA02
2B083CA09
2B083CA28
2B083CB14
2B083HA53
2B083HA54
2B083HA55
(57)【要約】
本発明は、草刈り用ジョイントブレードに係り、さらに具体的に、回転する動力軸に連結されて回転されるように備えられる回転板、前記回転板の上部に重なって結合されるが、中央部には、前記動力軸が挿入される貫通孔が形成されるカバー板、及び前記カバー板の周縁の一側において等間隔で結合されるが、回転可能に備えられる複数個の回転刃を含み、 前記カバー板は、前記カバー板の内側に備えられ、前記回転刃が接触する衝撃を緩衝する板バネ、及び前記板バネに隣接して備えられる緩衝部を含み、前記回転刃が、遠心力により、前記カバー板の外側方向に展開された状態で、地面の異物にぶつかり、前記カバー板の内側方向に折れ込んで前記板バネと接触すると、前記緩衝部が、前記回転刃が前記板バネにぶつかる衝撃を緩和させることができる草刈り用ジョイントブレードに関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転する動力軸に連結されて回転されるように備えられる回転板、
前記回転板の上部に重なって結合されるが、中央部には、前記動力軸が挿入される挿入孔が形成されるカバー板、及び
前記カバー板の周縁の一側において一定の間隔で結合されるが、回転可能に備えられる複数個の回転刃を含み、
前記カバー板は、
前記回転刃に隣接した前記カバー板の一側に備えられる板バネ、及び
前記板バネと一体で備えられる緩衝部を含み、
前記回転板が回転される間、前記回転刃が、遠心力により、前記カバー板の外側方向に展開された状態で、地面の異物にぶつかり、前記カバー板の内側方向に折れ込んで前記板バネと接触すると、前記緩衝部が、前記回転刃が前記板バネにぶつかる衝撃を緩和させることを特徴とする草刈り用ジョイントブレード。
【請求項2】
前記緩衝部は、
前記カバー板の厚さよりも厚く形成され、両面で前記回転板と前記カバー板を密着して支持することにより、前記カバー板の回転時、振動が最小化されることを特徴とする請求項1に記載の草刈り用ジョイントブレード。
【請求項3】
前記カバー板は、
前記カバー板の側面において、前記カバー板の周りを基準として斜線方向に形成され、空気の流れを誘導する複数個の羽根部を含み、
前記カバー板の回転時、浮揚力を発生させることを特徴とする請求項1に記載の草刈り用ジョイントブレード。
【請求項4】
前記回転板は、
前記回転板の一側に複数個で形成される回転板貫通孔、
前記回転板貫通孔の一側から前記回転板貫通孔よりも大きな直径で突出される突出段、及び
前記回転板貫通孔に結合される固定ボルトを含み、
前記カバー板は、
前記回転板と重ねられた状態で、前記回転板貫通孔の貫通方向と同じ位置に形成されるカバー板貫通孔を含み、
前記回転刃は、
前記回転刃の一端部に形成されるが、前記突出段の内周面と同じ直径で形成される回転刃貫通孔、及び
前記回転刃貫通孔に結合され、前記回転刃が回転可能な軸として備えられる回転支持台を含み、
前記固定ボルトは、ワッシャーを挿入した状態で、前記回転板貫通孔及び回転支持台を順次貫通して、前記カバー板貫通孔に結合されると、前記回転支持台が前記突出段に位置するようになることを特徴とする請求項1に記載の草刈り用ジョイントブレード。
【請求項5】
前記回転板は、
前記回転板の一側に複数個で形成される回転板貫通孔、及び
前記回転板貫通孔に結合される固定ボルトを含み、
前記カバー板は、
前記回転板と重ねられた状態で、前記回転板貫通孔の貫通方向と同じ位置に形成されるカバー板貫通孔を含み、
前記回転刃は、
前記回転刃の一端部に形成されるが、前記回転板貫通孔よりも大きな直径で形成される回転刃貫通孔、
前記回転刃貫通孔に結合され、前記回転刃が回転可能な軸として備えられる回転支持台、及び
前記回転支持台の長さ方向の一端部から前記回転板貫通孔と同じ直径で突出される固定突出部を含み、
前記固定ボルトは、ワッシャーを挿入した状態で、前記回転板貫通孔及び回転支持台を順次貫通して、前記カバー板貫通孔に結合されると、前記固定突出部が前記回転板貫通孔に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の草刈り用ジョイントブレード。
【請求項6】
前記回転板は、
前記回転板の一側に複数個で形成される回転板貫通孔、
前記回転板貫通孔に結合される固定ボルト、及び
前記回転板と固定ボルトとの間に備えられるワッシャーを含み、
前記ワッシャーは、
前記ワッシャーの本体を構成するワッシャーフレーム、
前記ワッシャーフレームの一側において傾斜して備えられるワッシャー羽根部、
前記ワッシャーフレームの一側に形成されるワッシャー貫通孔、及び
前記ワッシャー貫通孔の一側から突出するワッシャー緩衝部を含み、
前記ワッシャー貫通孔に前記固定ボルトが挿入された状態で、前記ワッシャー緩衝部が押されると、前記ワッシャー羽根部が、前記固定ボルトの一側面と接触することにより、前記固定ボルトが前記ワッシャー貫通孔から緩むことを防止することを特徴とする請求項1に記載の草刈り用ジョイントブレード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、草刈り用ジョイントブレードに係り、さらに詳しくは、草刈り作業が行われるように回転する回転板に複数個の回転刃が等間隔で結合されている草刈り用ジョイントブレードに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、畑や野原に植生される穀物、草、雑木などがたくさん育った場所を開墾して使うためには、土から雑草を除去するか、土をひっくり返して石を選び分けなければならないが、このような作業のために使われる農機具のうち、代表的なものが草取り鎌である。
【0003】
ところが、上記のような草取り鎌は、肉体的な疲労と非効率的な作業能力のためにその使用が嫌がられており、最近は、モータを主動力源として動力伝達軸に動力を伝達し、動力伝達軸の端部に刃が形成された回転板が結合される草刈り機械を開発して、鎌とシャベルのような道具の代わりに草刈り機械の刃を雑草や雑木などに近付け、刃の回転力を用いて、それらを切断することにより草刈り作業を行っている。
【0004】
しかしながら、上記のように草刈り作業を行う場合は、地面に差し込まれている石やその他の固い異物などに対しても、一般の雑木または雑草のように草刈り作業を行い、草刈り作業過程で草刈り機刃が地面の石や地面に摩擦されてしまい、刃が破損する可能性がある。
【0005】
しかも、長時間の作業を行う草刈り作業において、草刈り機械の重さのため、作業者の疲労度が増加している。
【0006】
例えば、従来の先行技術である特許文献1は、回転内蔵式刃を備えた草刈り機に係り、雑草または雑木を除去する刃が回転板の回転により広げられて除去作業を可能にすることにより、雑草及び雑木の除去作業の際に石などが跳ね上がって発生する切断装置の破損による過失事故を防止することができる回転内装式刃を備えた草刈り機に関する。
【0007】
しかしながら、上記のような従来の回転内装式刃を備えた草刈り機は、刃が壊れるか、作業者が怪我をする過失事故を防止することができるという利点があるが、刃の形状のため、損傷しやすく、浮揚力が発生せず、作業者の疲労度が増加するという問題点が残っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】大韓民国公開特許第10-2015-0107489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、カバー板で浮揚力が発生して、作業者の効率性を向上させることができ、前記カバー板に結合されて回転する回転刃を板バネと一体で備える緩衝部が支持して、振動及び騒音を減少させることができる草刈り用ジョイントブレードを提供することをその目的とする。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、上述した課題に制限されず、ここに言及されていない、本発明が解決しようとするまた他の課題は、下記の記載から、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の目的を達成するために、本発明による草刈り用ジョイントブレードは、回転する動力軸に連結されて回転されるように備えられる回転板、前記回転板の上部に重なって結合されるが、中央部には、前記動力軸が挿入される挿入孔が形成されるカバー板、及び前記カバー板の周縁の一側において一定の間隔で結合されるが、回転可能に備えられる複数個の回転刃を含み、前記カバー板は、前記回転刃に隣接した前記カバー板の一側に備えられる板バネ、及び前記板バネと一体で備えられる緩衝部を含み、前記回転板が回転される間、前記回転刃が、遠心力により、前記カバー板の外側方向に展開された状態で、地面の異物にぶつかり、前記カバー板の内側方向に折れ込んで前記板バネと接触すると、前記緩衝部が、前記回転刃が前記板バネにぶつかる衝撃を緩和させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明による前記緩衝部は、前記カバー板の厚さよりも厚く形成され、両面で前記回転板と前記カバー板を密着して支持することにより、前記カバー板の回転時、振動が最小化されることを特徴とする。
【0013】
また、本発明による前記カバー板は、前記カバー板の側面において、前記カバー板の周りを基準として斜線方向に形成され、空気の流れを誘導する複数個の羽根部を含み、前記カバー板の回転時、浮揚力を発生させることを特徴とする。
【0014】
また、本発明による前記回転板は、前記回転板の一側に複数個で形成される回転板貫通孔、前記回転板貫通孔の一側から前記回転板貫通孔よりも大きな直径で突出される突出段、及び前記回転板貫通孔に結合される固定ボルトを含み、前記カバー板は、前記回転板と重ねられた状態で、前記回転板貫通孔の貫通方向と同じ位置に形成されるカバー板貫通孔を含み、前記回転刃は、前記回転刃の一端部に形成されるが、前記突出段の内周面と同じ直径で形成される回転刃貫通孔、及び前記回転刃貫通孔に結合され、前記回転刃が回転可能な軸として備えられる回転支持台を含み、前記固定ボルトは、ワッシャーを挿入した状態で、前記回転板貫通孔及び回転支持台を順次貫通して、前記カバー板貫通孔に結合されると、前記回転支持台が前記突出段に位置するようになることを特徴とする。
【0015】
また、本発明による前記回転板は、前記回転板の一側に複数個で形成される回転板貫通孔、及び前記回転板貫通孔に結合される固定ボルトを含み、前記カバー板は、前記回転板と重ねられた状態で、前記回転板貫通孔の貫通方向と同じ位置に形成されるカバー板貫通孔を含み、前記回転刃は、前記回転刃の一端部に形成されるが、前記回転板貫通孔よりも大きな直径で形成される回転刃貫通孔、前記回転刃貫通孔に結合され、前記回転刃が回転可能な軸として備えられる回転支持台、及び前記回転支持台の長さ方向の一端部から前記回転板貫通孔と同じ直径で突出される固定突出部を含み、前記固定ボルトは、ワッシャーを挿入した状態で、前記回転板貫通孔及び回転支持台を順次貫通して、前記カバー板貫通孔に結合されると、前記固定突出部が前記回転板貫通孔に挿入されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明による前記回転板は、前記回転板の一側に複数個で形成される回転板貫通孔、前記回転板貫通孔に結合される固定ボルト、及び前記回転板と固定ボルトとの間に備えられるワッシャーを含み、前記ワッシャーは、前記ワッシャーの本体を構成するワッシャーフレーム、前記ワッシャーフレームの一側において傾斜して備えられるワッシャー羽根部、前記ワッシャーフレームの一側に形成されるワッシャー貫通孔、及び前記ワッシャー貫通孔の一側から突出するワッシャー緩衝部を含み、前記ワッシャー貫通孔に前記固定ボルトが挿入された状態で、前記ワッシャー緩衝部が押されると、前記ワッシャー羽根部が、前記固定ボルトの一側面と接触することにより、前記固定ボルトが前記ワッシャー貫通孔から緩むことを防止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明によれば、草刈り用ジョイントブレードは、回転板の羽根部と回転刃で浮揚力が発生して、作業者の草刈り作業の際に、草刈り機械の重さが減少するようになり、作業効率を向上させることができるという効果がある。
【0018】
また、本発明の草刈り用ジョイントブレードは、回転刃が板バネと一体で備えられた緩衝部に密着して支持される構造により、回転板の回転時、振動及び騒音が減少されるという効果がある。
【0019】
また、本発明の草刈り用ジョイントブレードは、回転刃に複数個の溝が形成されて、回転刃が損傷するかまたは破損することを最小化することができるという効果がある。
【0020】
また、本発明の草刈り用ジョイントブレードは、固定ボルトの組立て構造により、回転刃が離脱することなく、過失事故を予防することができるという効果がある。
【0021】
また、本発明の草刈り用ジョイントブレードに適用されたワッシャーは、固定ボルトが緩むことなく、固定されるようにするという効果がある。
【0022】
本発明の効果は、上述した効果に制限されず、言及されていないまた他の効果は、詳細な説明及び請求の範囲の記載から、当業者にとって明確に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードを上方からみた斜視図である。
【
図2】本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードを下方からみた斜視図である。
【
図3】本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードを側面からみた側面図である。
【
図4】本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードのカバー板の内部の様子を示す平面図である。
【
図5】本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードの回転刃が遠心力で展開された様子と回転される様子を示す平面図である。
【
図6】本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードの回転刃とカバー板の連結部の様子を詳細に示す斜視図である。
【
図7】
図6を平面からみた図であって、板バネと緩衝部を詳細に示す平面図である。
【
図8】本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトの結合構造を示す図である。
【
図9】本発明の第2実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトの結合構造を示す図である。
【
図10】本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードのワッシャーを示す斜視図である。
【
図11】本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトとワッシャーが互いに結合された様子を示す図である。
【
図12】本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトの結合構造を示す図である。
【
図13】本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードを下方からみた斜視図である。
【
図14】本発明の好適な実施形態による草刈り用ジョイントブレードが動力軸に結合された様子を示す斜視図である。
【
図15】本発明の好適な実施形態による草刈り用ジョイントブレードのガイド板を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本明細書で用いられる用語について簡略に説明し、本発明について具体的に説明する。
【0025】
本発明で用いられる用語は、本発明における機能を考慮しながら、できるだけ現在広く用いられる一般的な用語を選択しているが、これは、当該分野における技術者の意図または判例、新たな技術の出現などにより変わり得る。したがって、本発明で用いられる用語は、単純に用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本発明の全般にわたった内容に基づいて定義されなければならない。
【0026】
明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」というのは、特に断りのない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいことを意味する。
【0027】
以下では、添付した図面を参考して、本発明の実施形態について、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。しかしながら、本発明は、様々な異なる形態で実現されてもよく、ここに説明する実施形態に限定されない。
【0028】
本発明に対する解決しようとする課題、課題の解決手段、発明の効果を含めた具体的な事項は、後述する実施形態及び図面に含まれている。本発明の利点及び特徴、また、それらを達成する方法は、添付される図面とともに詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるであろう。
【0029】
図1は、本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードを上方からみた斜視図であり、
図2は、本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードを下方からみた斜視図であり、
図3は、本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードを側面からみた側面図であり、
図4は、本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードのカバー板の内部の様子を示す平面図であり、
図5は、本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードの回転刃が遠心力で展開された様子と回転される様子を示す平面図であり、
図6は、本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードの回転刃とカバー板の連結部の様子を詳細に示す斜視図であり、
図7は、
図6を平面からみた図であって、板バネと緩衝部を詳細に示す平面図であり、
図8は、本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトの結合構造を示す図であり、
図9は、本発明の第2実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトの結合構造を示す図であり、
図10は、本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードのワッシャーを示す斜視図であり、
図11は、本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトとワッシャーが互いに結合された様子を示す図であり、
図12は、本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードの固定ボルトの結合構造を示す図であり、
図13は、本発明の第3実施形態による草刈り用ジョイントブレードを下方からみた斜視図であり、
図14は、本発明の好適な実施形態による草刈り用ジョイントブレードが動力軸に結合された様子を示す斜視図であり、
図15は、本発明の好適な実施形態による草刈り用ジョイントブレードのガイド板を示す図である。
【0030】
本発明の好適な実施形態による草刈り用ジョイントブレード10は、浮揚力が発生して、作業者の効率性を向上させることができ、振動及び騒音を減少させることができる草刈り用ジョイントブレードをその特徴とする。
【0031】
以下では、添付された図面を参照して、本発明による草刈り用ジョイントブレードの第1実施形態について詳細に説明する。
【0032】
本発明の第1実施形態による草刈り用ジョイントブレード10は、動力軸(図示せず)と連結されて回転する動力軸Aに連結されて回転されるように備えられる回転板100、前記回転板100の上部に重なって結合されるが、中央部には、前記動力軸Aが挿入される挿入孔210が形成されるカバー板200、及び前記カバー板200の周縁の一側において一定の間隔で結合されるが、回転可能に備えられる複数個の回転刃300を含む。
【0033】
まず、
図1乃至
図3を参照すると、前記回転板100が設けられる。前記回転板100は、円板状からなるが、前記回転刃300が結合される部分との間は、内側に切断された形態で形成される。すなわち、前記回転板100は、全体的に三角板状に見える。また、前記回転板100の中央部には、動力連結孔110が形成される。前記動力連結孔110には、前記動力軸Aが挿入される。前記回転板100には、挿入される前記動力軸Aとの反対方向に取付溝120が形成される。前記取付溝120は、円形状であり、前記動力連結孔110よりも大きな直径で形成される。前記取付溝120には、後述するガイド板400が取り付けられてもよく、前記ガイド板400のみならず、多様なアクセサリが取り付けられてもよい。
【0034】
次に、前記カバー板200が設けられる。前記カバー板200は、回転されながら雑草を除去する草刈り作業を行う構成である。前記カバー板200の中央部には、挿入孔210が形成される。前記挿入孔210には、前記動力連結孔110と同様に前記動力軸Aが挿入される。また、前記カバー板200は、固定ボルト130のような手段により、前記回転板100と重ねられて結合される。これにより、前記動力軸Aが回転すれば、前記回転板100及びカバー板200は、前記動力軸Aと一緒に回転するようになる。
【0035】
また、前記カバー板200は、前記カバー板200の側面において、前記カバー板200の周囲を基準として斜線方向に形成され、空気の流れを誘導する複数個の羽根部220を含む。さらに具体的に、前記羽根部220は、前記回転刃300の間に相当する前記カバー板200の側面に形成され、上向き傾斜して斜線方向に形成される。すなわち、前記羽根部220は、プロペラと同じ原理により、前記カバー板200の回転時、空気の流れを誘導して上昇気流を作ることができる。また、前記羽根部220は、前記カバー板200の回転方向に応じて、上向き傾斜及び下向き傾斜のいずれか一方向に形成されることは言うまでもない。また、前記羽根部220は、その幅が多様に形成されてもよい。すなわち、前記羽根部220の幅が益々減るか増えるような方式で形成されてもよい。結果的に、前記カバー板200は、前記羽根部220によって浮揚力を発生することができ、作業者が草刈り作業を行うとき、作業者の効率性を向上させることができる。
【0036】
次に、前記回転刃300が設けられる。前記回転刃300は、前記カバー板200の周縁に相当する前記カバー板200の一側において、一定の間隔で結合される。また、前記回転刃300は、回転可能に結合される。これにより、前記回転刃300は、前記カバー板200が回転すれば、遠心力により、前記カバー板200の垂直方向に展開される。また、前記回転刃300は、全体的に一字状に形成される。また、前記回転刃300の長さ方向の両面には、刃溝310が形成される。前記刃溝310は、「V」字状に複数個で形成される。また、前記刃溝310は、前記回転刃300の両端面において、前記回転刃300の長さ方向に50mmで形成され、前記回転刃300の中心側に傾斜する角度を15°で形成される。もちろん、前記刃溝310の間隔及び深さは、被切削物に応じて様々に構成されてもよい。すなわち、前記刃溝310により、被切削物が傾斜面に沿って掛けられて切削される。結果的に、前記回転刃300に前記刃溝310が形成されることにより、前記回転刃300の切削力が向上する。
【0037】
また、
図4を参照すると、前記カバー板200は、前記回転刃300に隣接した前記カバー板200の一側に備えられる板バネ230、及び前記板バネ230と一体で備えられる緩衝部240を含む。前記板バネ230は、前記回転刃300の後面に相当する前記カバー板200の内側に備えられる。また、板バネ230は、金属素材であり、連続的に折り曲げられた形態で形成される。前記緩衝部240は、前記板バネ230の折り曲げられた形態に合わせて、前記板バネ230の後面を支持するように備えられる。また、前記緩衝部240は、弾性を有するゴムのような材質で形成され、衝撃を緩和することができる。また、前記緩衝部240は、前記カバー板200の厚さよりも厚く形成され、両面で前記回転板100と前記カバー板200を密着して支持することにより、前記カバー板200の回転時、振動が最小化されることができる。
【0038】
また、前記カバー板200は、前記回転板100と重ねられた状態で、前記回転板貫通孔140の貫通方向と同じ位置に形成されるカバー板貫通孔250を含む。前記カバー板貫通孔250には、前記回転板100に結合された前記固定ボルト130が結合される。
【0039】
図5の(a)を参照すると、前記回転刃300は、前記カバー板200の回転による遠心力で、前記カバー板200の外側方向に展開される。以降、
図5の(b)を参照すると、作業者が草刈り作業を行うとき、前記回転刃300が地面の異物にぶつかると、前記回転刃300は、前記カバー板200の内側方向に回転するようになる。このとき、前記回転刃300の一面は、前記カバー板200の内側に備えられた前記板バネ230に接触するようになる。
【0040】
まとめると、前記回転板100が回転される間、前記回転刃300が、遠心力により、前記カバー板200の外側方向に展開された状態で、地面の異物にぶつかって前記カバー板200の内側方向に折れ込んで前記板バネ230に接触すると、前記緩衝部240が、前記回転刃300が前記板バネ230にぶつかる衝撃を緩和させることができることである。
【0041】
また、
図6乃至
図7を参照すると、前記板バネ230は、第1傾斜面231、第1底面232、第2傾斜面233、第2底面234、第3傾斜面235、及び第4傾斜面236を含む。
【0042】
前記第1傾斜面231は、前記板バネ230の一端部であって、前記カバー板200の内部に組み立てられるために、前記回転刃300が位置した方向に上向き傾斜して形成される。
【0043】
前記第1底面232は、前記第1傾斜面231から連なる部分であって、前記回転刃300の展開方向と垂直をなす方向に形成される。また、前記第1底面232には、前記板バネ突出部232-1が備えられる。前記板バネ突出部232-1は、前記第1底面232から前記回転刃300の展開方向に突出され、後述する第2緩衝部242の両面を取って固定させることができるようにする。
【0044】
前記第2傾斜面233は、前記第1底面232から連なる部分であって、前記カバー板200の内側方向に下向き傾斜して形成される。
【0045】
前記第2底面234は、前記第2傾斜面233から連なる部分であって、前記第1底面232と水平をなす方向に形成される。また、前記第2底面234は、前記回転刃300の幅よりも大きく形成される。
【0046】
前記第3傾斜面235は、前記第2底面234から連なる部分であって、前記回転刃300が位置した方向へ上向き傾斜して形成される。また、前記第3傾斜面235は、前記回転刃350の一面が接触する部分である。このとき、前記回転刃300において、刃が形成されていない部分と接触してもよいことは言うまでもない。
【0047】
前記第4傾斜面236は、前記板バネ230の他端部であって、前記第1傾斜面231と同様に、前記カバー板200の内部に組み立てられるために、前記カバー板200の内側方向に下向き傾斜して形成される。
【0048】
したがって、前記板バネ230は、前記第1傾斜面231、第1底面232、第2傾斜面233、第2底面234、第3傾斜面235、及び第4傾斜面236を含み、連続的に屈曲した形状であり、前記第3傾斜面235にぶつかる前記回転刃300の衝撃を吸収することができる。もちろん、前記第1傾斜面231、第1底面232、第2傾斜面233、第2底面234、第3傾斜面235、及び第4傾斜面236は、長さ及び傾斜角度を前記カバー板200の内部構造及び前記回転刃300の形態に応じて、多様に構成することができる。
【0049】
また、前記緩衝部240は、第1緩衝部241、緩衝溝241-1、及び第2緩衝部242を含む。
【0050】
前記第1緩衝部241は、前記板バネ230の後面に位置するように備えられ、一面は、前記板バネ230の折り曲げられた形態と等しく形成され、他面は、前記挿入孔210の外周面と等しい形態で形成される。すなわち、前記1緩衝部241は、一面で前記板バネ230を支持し、他面で前記カバー板200の内側面を支持するようになる。
【0051】
また、前記第1緩衝部241には、前記緩衝溝241-1が形成される。前記緩衝溝241-1は、前記第1緩衝部241と前記カバー板200の内側フレームとの間の空間において空きスペースとして形成される。前記緩衝溝241-1は、V字状に形成され、複数個で形成されてもよい。すなわち、前記第1緩衝部241は、前記回転刃300の衝撃が前記カバー板200の内側方向に押し流される空間を確保し、それをさらに吸収することができるようにする。
【0052】
前記第2緩衝部242は、前記板バネ突出部232-1に備えられ、一側で前記カバー板200に固定される。これにより、前記第2緩衝部242は、前記板バネ230の動きを固定する役割をする。
【0053】
また、
図8の(a)及び(b)を参照すると、前記回転板100は、前記回転板100の一側に複数個で形成される回転板貫通孔140、前記回転板貫通孔140の一側から前記回転板貫通孔140よりも大きな直径で突出される突出段150、及び前記回転板貫通孔140に結合される前記固定ボルト130を含む。
【0054】
前記突出段150は、前記回転板貫通孔140の中心部を基準として、前記回転板貫通孔140よりも大きな直径で突出される。また、前記突出段150は、前記回転板貫通孔140から遠ざかるほど、益々高さが低くなるように形成される。言い換えれば、前記突出段150は、前記回転板貫通孔140の外側へ下向き傾斜して形成される。
【0055】
前記固定ボルト130は、前記回転板100及び前記カバー板200が重ねられた状態で、前記回転板貫通孔140から前記カバー板貫通孔250まで結合可能な長さに形成される。また、前記固定ボルト130は、ねじ山が形成されたボルト本体部と、前記ボルト本体部を回転させるための頭部とで構成されることは言うまでもない。
【0056】
また、前記回転刃300は、前記回転刃300の一端部に形成されるが、前記突出段150の内周面と同じ直径で形成される回転刃貫通孔320、及び前記回転刃貫通孔320に結合され、前記回転刃が回転可能な軸として備えられる回転支持台330を含む。
【0057】
前記固定ボルト130は、ワッシャー131を挿入した状態で、前記回転板貫通孔140及び回転支持台330を順次貫通して、前記カバー板貫通孔250に結合されると、前記回転支持台330が前記突出段150に位置するようになる。
【0058】
これにより、前記回転支持台330は、前記突出段150に挿入された状態であるので、前記回転支持台330が固定され、前記回転刃300が離脱しないようになる。
【0059】
以下では、添付された図面を参照して、本発明による草刈り用ジョイントブレード10の第2実施形態について詳細に説明する。
【0060】
本実施形態は、第1実施形態とは固定ボルト130の結合構造が異なり、回転板101の構成及び回転刃301の構成を除いては、第1実施形態と同じであるので、第1実施形態の説明を援用する。
【0061】
第2実施形態による草刈り用ジョイントブレード10は、
図9の(a)及び(b)を参照すると、前記回転板101及び回転刃301を含む。
【0062】
前記回転板101は、前記回転板101の一側に複数個で形成される回転板貫通孔141を含み、前記回転刃301は、前記回転刃301の一端部に形成されるが、前記回転板貫通孔141よりも大きな直径で形成される回転刃貫通孔321、及び前記回転刃貫通孔321に結合され、前記回転刃301が回転可能な軸として備えられる回転支持台331を含む。
【0063】
また、前記回転支持台331には、長さ方向の一端部から前記回転板貫通孔141と同じ直径で固定突出部331-1が突出される。前記固定突出部331-1の高さは、好ましくは、前記回転板101の厚さと等しく形成されてもよい。
【0064】
また、前記固定ボルト130は、前記ワッシャー131を挿入した状態で、前記回転板貫通孔141及び回転支持台331を順次貫通して、前記カバー板貫通孔250に結合されると、前記固定突出部331-1が前記回転板貫通孔141に挿入される。
【0065】
このような構成で、前記固定突出部331-1は、前記回転板貫通孔141に挿入された状態であるので、結果的に、前記回転支持台331が固定され、前記回転刃301が離脱しないようになる。
【0066】
以下では、添付された図面を参照して、本発明による草刈り用ジョイントブレード10の第3実施形態について詳細に説明する。
【0067】
本実施形態は、第1実施形態とは固定ボルト130の結合構造が異なり、回転板102の構成及び回転刃302の構成を除いては、第1実施形態と同じであるので、第1実施形態の説明を援用する。
【0068】
第3実施形態による草刈り用ジョイントブレード10は、
図10乃至
図13を参照すると、前記回転板102及び回転刃302を含む。
【0069】
前記回転板102は、前記回転板102の一側に複数個で形成される回転板貫通孔142、前記回転板貫通孔142に結合される固定ボルト130、前記回転板102と固定ボルト130との間に備えられるワッシャー132、及び前記回転板貫通孔142の外側に形成される支持台固定部160を含む。
【0070】
また、
図10を参照すると、前記ワッシャー132は、ワッシャーフレーム132-1、ワッシャー羽根部132-2、ワッシャー貫通孔132-3、ワッシャー緩衝部132-4、及びワッシャー溝132-5を含む。
【0071】
前記ワッシャーフレーム132-1は、前記ワッシャー132の本体で構成され、板状に形成される。前記ワッシャーフレーム132-1の一端部は、「W」字状に形成され、前記ワッシャーフレーム132-1の他端部は、曲率をもって形成される。
【0072】
前記ワッシャー羽根部132-2は、前記ワッシャーフレーム132-1の一側から傾斜して備えられる。さらに具体的に、前記ワッシャー羽根部132-2は、四角形状に形成され、複数個で備えられる。複数個の前記ワッシャー羽根部132-2は、前記ワッシャーフレーム132-1の長さ方向の中心部を基準として互いに対称して備えられる。また、複数個の前記ワッシャー羽根部132-2は、好ましくは、前記ワッシャーフレーム132-1の中心部に向かって備えられてもよい。
【0073】
前記ワッシャー貫通孔132-3は、前記ワッシャーフレーム132-1の一側に形成される。さらに具体的に、前記ワッシャー貫通孔132-3は、前記ワッシャーフレーム132-1の長さ方向の中心部において、前記ワッシャー羽根部132-2と隣接した位置に形成される。また、前記ワッシャー貫通孔132-3は、好ましくは、前記ワッシャーフレーム132-1において、複数個の前記ワッシャー羽根部132-2の中心部が互いに出会う地点に形成されるようにする。
【0074】
前記ワッシャー緩衝部132-4は、前記ワッシャー貫通孔132-3の一側から突出される。さらに具体的に、前記ワッシャー緩衝部132-4は、前記ワッシャー貫通孔132-3の中心部を基準として、前記ワッシャー貫通孔132-3よりも大きな直径で突出される。また、前記ワッシャー緩衝部132-4は、前記ワッシャー貫通孔132-3から遠ざかるほど、益々高さが低くなるように形成される。言い換えれば、前記ワッシャー緩衝部132-4は、前記ワッシャー貫通孔132-3の外側へ下向き傾斜して形成される。
【0075】
前記ワッシャー溝132-5は、前記ワッシャーフレーム132-1の一側に形成される。さらに具体的に、前記ワッシャー溝132-5は、前記ワッシャーフレーム132-1の長さ方向の中心部において、前記ワッシャー貫通孔132-3から離隔した位置に形成される。前記ワッシャー溝132-5は、好ましくは、前記ワッシャーフレーム132-1の他端部と隣接した位置に形成されてもよい。
【0076】
上記のような構成で、前記ワッシャー132は、前記固定ボルト130の緩みを防止することができる。さらに具体的に、前記ワッシャー貫通孔132-3に前記固定ボルト130が挿入されると、前記ワッシャー緩衝部132-4は、前記固定ボルト130の頭部に押されて、振動または揺れにより緩むことを防止することができる。また、
図11を参照すると、前記固定ボルト130が挿入されることにより、前記ワッシャー緩衝部132-4を押すとともに、前記ワッシャー羽根部132-2は、傾斜角度が大きくなり、前記固定ボルト130の頭部の一側面と接触して固定させることができる。このとき、前記固定ボルト130は、例えば、六角ボルトで備えられることが好ましい。まとめると、前記ワッシャー貫通孔132-3に前記固定ボルト130が挿入された状態で、前記ワッシャー緩衝部132-4が押されると、前記ワッシャー羽根部132-2が、前記固定ボルト130の一側面と接触することにより、前記固定ボルト130が、前記ワッシャー貫通孔132-3から緩むことを防止することができる。
【0077】
前記支持台固定部160は、前記回転板貫通孔142の中心部を基準として、前記回転板貫通孔142よりも大きな直径で折り曲げられる。さらに具体的に、前記支持台固定部160は、前記回転板102を平面からみて、前記回転板102において、前記回転刃302が位置した方向に折り曲げられる。これにより、前記支持台固定部160は、前記回転刃302を支持することができる。
【0078】
また、
図12を参照すると、前記回転刃302は、前記回転刃302の一端部に形成される回転刃貫通孔322、及び前記回転刃貫通孔322に結合され、前記回転刃302が回転可能な軸として備えられる回転支持台332を含む。
【0079】
前記回転刃貫通孔322は、前記回転板貫通孔142よりも大きな直径で形成され、複数個の前記支持台固定部160間に屈曲が始まる地点と同じ直径で形成される。
【0080】
また、前記回転支持台332には、長さ方向の一端部から、前記回転刃貫通孔322と同じ直径で、固定突出部332-1が突出される。前記固定突出部332-1の高さは、好ましくは、前記回転板102の厚さよりも大きく形成されてもよい。
【0081】
また、前記固定ボルト130は、前記ワッシャー132を挿入した状態で、前記回転板貫通孔142及び回転支持台332を順次貫通して、前記カバー板貫通孔250に結合されると、前記回転支持台332が前記支持台固定部160の間に位置するようになる。
【0082】
これにより、前記固定突出部332-1は、複数個の前記支持台固定部160の間に配置されることにより、結果的に、前記回転支持台332が固定され、前記回転刃302が離脱しないようになる。
【0083】
また、
図13を参照すると、前記ワッシャー132は、前記回転板102の外径を外れない範囲内で備えられることが好ましい。さらに具体的に、前記ワッシャーフレーム132-1は、前記固定ボルト130により、前記回転板102に密着する板として備えられ、前記回転板102の外径を外れないように備えられる。
【0084】
また、
図14を参照すると、上記した構成の草刈り用ジョイントブレード10は、動力軸Aと連結されて、作業者が草刈り作業を行うことができる。前記動力源Aは、具体的に、作業者が草刈り作業過程で把持可能な棒の形態であって、一定の長さを有して形成される。また、前記動力源Aは、一側に、回転動力を供給する動力源が備えられ、他側には、回転動力を伝達するシャフト(図示せず)が突出する形態で備えられてもよいことは言うまでもない。このとき、前記動力源は、モータからなってもよく、このような技術は、通常の技術者及び関連業界に広く知られたものであるので、具体的な説明を省略する。
【0085】
また、
図14乃至
図15を参照すると、草刈り用ジョイントブレード10は、前記回転板100の下部に取り付けられるガイド板400をさらに含んでもよい。さらに具体的に、前記ガイド板400は、内部が空いた容器の形態で形成される。また、前記ガイド板400の中央部には、ガイド板突出部410が突出する。また、前記ガイド板突出部410の中央部には、ガイド貫通孔411が形成される。すなわち、前記ガイド板突出部410は、前記回転板100における前記動力連結孔110が形成された面と当接されるものであって、前記ガイド貫通孔411は、前記動力連結孔110と連結される。結果的に、前記ガイド板400は、作業者が草刈り作業を行う間、平面滑り板のような機能を行うことができる。
【0086】
このように、本発明が属する技術分野における当業者は、上述した本発明の技術的構成が、本発明のその技術的思想や必須的特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施され得ることを理解することができるであろう。
【0087】
このため、上述した実施形態は、全ての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解されなければならず、本発明の範囲は、上記した詳細な説明よりも後述する特許請求の範囲により定められ、特許請求の範囲の意味及び範囲、また、その等価概念から導き出される全ての変更または変形された形態が、本発明の範囲に含まれると解析されなければならない。
【符号の説明】
【0088】
A 動力軸
10 草刈り用ジョイントブレード
100 回転板
101 回転板
102 回転板
110 動力連結孔
120 取付溝
130 固定ボルト
131 ワッシャー
132 ワッシャー
132-1 ワッシャーフレーム
132-2 ワッシャー羽根部
132-3 ワッシャー貫通孔
132-4 ワッシャー緩衝部
132-5 ワッシャー溝
140 回転板貫通孔
141 回転板貫通孔
142 回転板貫通孔
150 突出段
160 支持台固定部
200 カバー板
210 挿入孔
220 羽根部
230 板バネ
231 第1傾斜面
232 第1底面
232-1 板バネ突出部
233 第2傾斜面
234 第2底面
235 第3傾斜面
236 第4傾斜面
240 緩衝部
241 第1緩衝部
241-1 緩衝溝
242 第2緩衝部
250 カバー板貫通孔
300 回転刃
301 回転刃
302 回転刃
310 刃溝
320 回転刃貫通孔
321 回転刃貫通孔
322 回転刃貫通孔
330 回転支持台
331 回転支持台
331-1 固定突出部
332 回転支持台
332-1 固定突出部
400 ガイド板
410 ガイド板突出部
411 ガイド板貫通孔
【国際調査報告】