(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】屋内サイト及び屋外サイトのエリアコードの追跡を容易にするためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
H04W 16/18 20090101AFI20240514BHJP
H04W 60/00 20090101ALI20240514BHJP
【FI】
H04W16/18
H04W60/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023519619
(86)(22)【出願日】2022-05-31
(85)【翻訳文提出日】2023-05-29
(86)【国際出願番号】 IB2022055075
(87)【国際公開番号】W WO2022254326
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】202121024285
(32)【優先日】2021-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520433964
【氏名又は名称】ジオ プラットフォームズ リミティド
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】バトネイガー アユシュ
(72)【発明者】
【氏名】アムバリヤ ハレシュ
(72)【発明者】
【氏名】シン ヴィクラム
(72)【発明者】
【氏名】パテル ヒマーンシュ
(72)【発明者】
【氏名】パテル マニシュ
(72)【発明者】
【氏名】サルカール アルニマ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA44
5K067EE16
5K067HH22
5K067HH23
5K067HH24
(57)【要約】
本開示は、実際の構成、TACの新しいセルサイトへの割り当て、既存の計画されたネットワークでの様々な不一致及び異常の識別、TAC分割を通した容量最適化、マージ及びネットワークポリゴン編集、ならびに自動作業命令書生成、ならびにそれぞれのシステム、MMEプール、及びeNB/SCにおける変更の実行に基づいて動的ネットワークポリゴンを作成するために、追跡エリアコード(TAC)エンジンを容易にするためのシステム及び方法を提供する。追跡エリアコードは、新しいサイトの計画及び運用開始にとって不可欠なパラメータである。方法は、計画の最高レベルの精度と、より優れたネットワーク性能と精度で、ネットワークの運用開始の速度を補完する。自動計画エンジンは、TAC計画を、手動編集機能、監査機能、及び作業指示書作成機能による手動レビュー及びアクションを備えたゼロタッチエンジンにする。自動計画及び構成は、ネットワーク性能及び顧客満足体験を強化するために、ライブネットワークでのより速い運用開始、迅速な修正、及び実装に役立つ。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所与の地理的地域のネットワーク内で動的追跡エリアコード(TAC)ポリゴンを作成するためのシステムであって、
プロセッサ(202)と、
前記プロセッサ(202)に結合されたメモリ(204)であって、前記メモリ(204)が、前記プロセッサ(202)に、
1つ又は複数のネットワークノードから、データパケットのセットを受信させることであって、前記データパケットのセットのそれぞれがTACに対応する、受信させることと、
前記受信されたデータパケットのセットを前記ネットワーク内の複数のオンエアサイトに分散させることと、
データ取得エンジンによって、前記1つ又は複数のネットワークノードから構成管理(CM)ファイルを取り出すことによって、前記1つ又は複数のネットワークノードの構成データをフェッチさせることと、
前記CMファイルから、前記1つ又は複数のネットワークノードのそれぞれのTAC IDを解析させ、マスタデータベースに前記TAC IDを格納させることと、
TACコントローラによって、実行可能な命令の第1のセットの実行時に、前記CMファイルから抽出された前記構成データに基づいてTACポリゴンを作成させることと
を実行時に実行させるプロセッサ実行可能命令を含む、前記メモリ(204)と
を含む、前記システム。
【請求項2】
前記実行可能な命令の第1のセットの実行時に、前記TACコントローラが、前記実行可能な命令の第1のセットの実行時に、前記TACコントローラが、
運用支援システム(OSS)の前記マスタデータベースから地区境界及びサークル境界をフェッチし、
前記地区境界及び前記サークル境界で前記作成されたTACポリゴンを切り取り、
マップに前記TACポリゴンを重ね合わせることによってディスプレイに前記切り抜かれたTACポリゴンを表示し、
レポート生成エンジンによって前記TACポリゴンのレポートを生成する
ようにさらに構成される、請求項1に記載の動的追跡エリアコード(TAC)ポリゴンを作成するためのシステム。
【請求項3】
前記実行可能な命令の第1のセットがボロノイアルゴリズムである、請求項1に記載の動的追跡エリアコード(TAC)ポリゴンを作成するためのシステム。
【請求項4】
前記TACコントローラが、
前記ポリゴン内のサイトを識別し、前記サイトの前記TAC IDを取得し、
前記マスタデータベースから、前記サイトに関連付けられた前記TAC ID、前記地区境界、及び前記サークル境界をフェッチし、
前記マスタデータベースから取得された前記TAC IDを、前記サイトが含まれる前記ポリゴンの前記TAC IDと比較し、
前記マスタデータベースから取得された前記TAC IDと、前記サイトが含まれる前記ポリゴンの前記TAC IDが一致しないときに、前記TACポリゴンの不一致を決定する
ようにさらに構成される、請求項1に記載の動的追跡エリアコード(TAC)ポリゴンを作成するためのシステム。
【請求項5】
前記TACコントローラ内のTACポリゴン編集エンジンが、
編集のために前記作成されたTACポリゴンから少なくとも第1のTACポリゴン及び第2のTACポリゴンを選択し、
前記第1のTACポリゴンから前記第2のTACポリゴンに移行される前記サイトを選択し、
前記サイトが前記第2のTACポリゴン下でカバーされた状態で前記第1の及び前記第2のTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成し
前記第1のTACポリゴンから前記第2のTACポリゴンへの移行のための前記運用サポートシステムの構成計画を作成する
ように構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記TACポリゴン編集エンジンが、
マージされる少なくとも第3のTACポリゴン及び第4のTACポリゴンを選択し、
TACマージロジックエンジンによって、前記TAC事後マージャの利用率をチェックし、
チェック時の過負荷閾値表示を受信すると、過負荷閾値メッセージをユーザーに送信し、
前記利用率の値がチェック時の閾値以下になると、単一のTAC IDの事後マージのために前記第3のTACポリゴンに対応するTAC IDを保持し、
前記TACマージロジックエンジンによって、前記マージに基づいてMME及びRAN OSS構成を作成し、
前記第3のTACポリゴンの前記TAC IDで前記第3の及び第4のTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成し、
前記第1のTACポリゴンから前記第2のTACポリゴンへの移行のための前記運用サポートシステムの構成計画を作成する
ようにさらに構成される、請求項1及び5に記載のシステム。
【請求項7】
ネットワーク内で動的追跡エリアコードポリゴンを作成するための方法であって、
1つ又は複数のネットワークノードから、データパケットのセットを受信することであって、前記データパケットのセットのそれぞれがTACに対応する、前記受信することと、
受信されたデータパケットのセットを、前記ネットワーク内の複数のオンエアサイトに分散することと、
データ取得エンジンによって、前記1つ又は複数のネットワークノードから構成管理(CM)ファイルを取り出すことによって、前記1つ又は複数のネットワークノードの構成をフェッチすることと、
前記CMファイルから、前記1つ又は複数のネットワークノードのそれぞれのTAC IDを解析し、マスタデータベースに前記TAC IDを格納することと、
TACコントローラによって、ボロノイアルゴリズム実行時に、前記CMファイルから抽出された前記構成データに基づいてTACポリゴンを作成することと、
1つ又は複数のネットワークノード及び個々のセルの屋外プロットを含む各電気通信サークル内の共通TAC IDに基づいて機械学習クラスタ化によって前記ネットワークノードをクラスタ化することと、
それぞれの境界エンジンから地区境界及びサークル境界をフェッチすることと、
前記地区境界及び前記サークル境界で前記TACポリゴンを切り抜くことと
を含む、前記方法。
【請求項8】
サイトを識別するために、TACポリゴンを受信するとSITE IDの緯度/経度を検索することと、
検索された緯度/経度に基づいて前記サイトの位置を突き止めることと、
前記位置が突き止められたサイトに関連付けられた、前記作成されたTACポリゴンを識別することと、
前記TAC割り当てビジネスロジックブロックによって、前記TAC IDを前記サイトに割り当てるために、ビジネスロジック条件がないかチェックすることと、
前記ビジネスロジック条件の達成時にポリゴンTAC IDを前記サイトに割り当てることと、
データベース更新エンジンによって前記マスタデータベースで前記サイトに割り当てられた前記ポリゴンTAC IDを更新することと、
メッセージを通して前記サイトのTAC割り当て結果を送信することと
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
TAC割り当てツールによる実装時に、
前記マスタデータベースからそれぞれのSAP IDの緯度/経度をフェッチすることによってSITE IDを検索することと、
マクロセルの前記SITE IDをドラッグアンドドロップし、サイト割り当てのために個々のセルの呼び出しIDを選択することと、
TACエンジンを生成することと、
メッセージを通してそれぞれのサイトのTAC割り当て結果を送信することと
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
屋内新規TAC ID生成が、
前記サイトの緯度/経度を検索し、前記サイトが位置する緯度/経度の場所を突き止めることと、
屋内転送エリアがTAC IDに利用できるようになると、すべての近傍の屋内TACからの距離を計算することと、
前記サイトからの距離に基づいて最も近いTACを識別すること、
前記TACオンエアの利用率をチェックし、利用率が範囲内であると、TACを割り当て、前記マスタデータベース内の割り当てデータを更新することと、
利用率が範囲内にないと、早期にチェックされた前記TACを除き前記最も近いTACを識別するために、早期にチェックされた前記TACを除き利用可能な別のTACがないかチェックすることと
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記TACポリゴン内の前記サイトを識別し、前記サイトの前記TAC IDを取得することと、
前記マスタデータベースから前記サイトに関連付けられた前記TAC ID、前記地区境界、及び前記サークル境界をフェッチすることと、
前記マスタデータベースから取得された前記TAC IDを、前記サイトが含まれる前記ポリゴンの前記TAC IDと比較することと、
前記マスタデータベースから取得された前記TAC IDと、前記サイトが含まれる前記ポリゴンの前記TAC IDが一致しないとき、前記TACポリゴンの不一致を決定することと
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
編集のために、前記作成されたTACポリゴンから少なくとも第1のTACポリゴン及び第2のTACポリゴンを選択することと、
前記第1のTACポリゴンから前記第2のTACポリゴンに移行される前記サイトを選択することと、
前記サイトが前記第2のTACポリゴン下でカバーされた状態で前記第1の及び第2のTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成することと、
前記第1のTACポリゴンから前記第2のTACポリゴンへの移行のための前記運用サポートシステムの構成計画を作成すること
によって、前記作成されたTACポリゴンを編集することをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記方法が、
サイト数、ページング成功、他のネットワークKPIに基づいて前記生成されたTACポリゴンの前記利用率を計算することと、
過剰利用の識別時に、前記ポリゴン分割エンジンによって前記TACポリゴン全体を走査することと、
駆動後の前記結果として生じるTACポリゴンが各ポリゴンに等しい面積及びサイト分割を有するように前記TACポリゴンを2つの部分に分割することと、
前記新規に作成されたTACポリゴンの前記TAC IDで前記生成されたTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成することと、
前記以前のTACポリゴンから前記作成されたTACポリゴンへの移行のための前記運用サポートシステムの構成を作成することと
によって構成されるポリゴン分割エンジンによる前記ポリゴンの利用率に基づいたポリゴン分割をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術に関し、特に、実際の構成に基づいて動的なネットワークポリゴンを設計すること、及び新しいネットワーク要素を計画することに関する。
【0002】
<権利の留保>
本特許文書の本開示の一部には、JPL(Jio Platforms Limited)又はその関連会社(以後本明細書では、所有者と称される)に属する、限定ではないが、著作権、意匠、商標、ICレイアウト設計、及び/又はトレードドレス保護など、知的財産権の対象となる資料が含まれる。所有者は、特許商標庁の特許出願書及び記録に表現される場合、特許文書又は特許開示に関しては何人による完全な複写にも異存はないが、それ以外すべての権利を留保する。そのような知的財産に対するすべての権利は、所有者によって完全に留保される。本特許文書は、3GPP技術仕様(TS)23.003などで定義されたシステム及び方法を含む。
【背景技術】
【0003】
追跡エリアコード(TAC:Tracking Area Code)は、無線通信技術のロング・ターム・エボリューション(LTE)で使用される。新規開発された機能は、新しいサイトへのTACの割り当てに使用される。TACは、ページング負荷を均一に分散するためにネットワーク内のユーザー装置(ユーザー)の位置を突き止める際に使用される。より良いTAC計画は、ネットワーク計画の精度及び効率の向上につながり、これが顧客満足体験を高めるのに役立つ。動的なTACポリゴンは、各eNodeBの実際の構成に基づいて作成されている。
【0004】
現在のTAC実務では、TACコードは、ポリゴン及びデータベースの管理に関して異なるサークルエンジニアによって手動で管理されている。計画段階の間に、エンジニアは多くの異なる手動データベースを参照する必要があり、これがより多くの時間の消費につながる。この手作業による作業はまた、人的資源の莫大な損失とともに、多くの不正確さと非効率につながっている。自動化をしても、TAC利用率の実行時間計算、及び地区境界、屋外TAC IDと屋内TAC IDなどの他のエンティティを使用して、TAC ID割り当ての精度を高めなければならない。TAC分割の自動割り当てトリガを利用して、実行時に過負荷ポリゴンをアンロードすることが可能になる。データベースの異なるチーム間での同期は、不一致を引き起こす既存のeNodeB構成における大きな問題である。いずれかのTACが過剰に利用される場合、サークルチームは、他の計画ツールを利用してTACポリゴンを手動で分割する必要がある。
【0005】
したがって、当該技術分野では、大量の新しいサイトの運用開始をサポートするために、迅速で正確かつ効率的なTAC計画のための方法を提供する必要がある。
【0006】
<本開示の目的>
自動ポリゴンの作成のためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【0007】
場所、ポリゴン、及び特定のパラメータに基づいて、新たに計画されたサイトへのTAC IDの自動割り当てのためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【0008】
TAC利用率、ポリゴンあたりのサイト数、地区、州などの管理境界などの特定のKPI/パラメータを含めるためのシステム及び方法を提供することが本発明の目的であるが、本書に言及されるパラメータに限定されず、必要に応じて他のネットワークKPI/パラメータ含めることができる。
【0009】
TAC ID不一致、地区境界不一致、TACアイランド不一致、及びISC TAC命名不一致などの不一致を識別するためのシステム及び方法を提供することが、本発明の目的である。
【0010】
レポート生成及び関係チームへの自動電子メールを容易にするためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【0011】
地理及びサイト数に基づいて、TAC分割アクションを容易にするためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【0012】
ネットワークKPIを最適化するために使用されるTACアクションをマージするためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【0013】
OSSに実装される事前及び事後の分割/マージ計画の作成のためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【0014】
作業命令書の自動生成のためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【0015】
それぞれのシステムでの基本的な管理設定及び計画データ実装を容易にするためのシステム及び方法を提供することが、本開示の目的である。
【発明の概要】
【0016】
本開示の態様は、無線通信技術に関し、特に、実際の構成に基づいて動的ネットワークポリゴンを設計することに関する。
【0017】
一態様では、所与の地理的サイトのネットワーク内で動的追跡エリアコード(TAC)ポリゴンを作成するためのシステムが開示されており、システムは、プロセッサ(202)と、プロセッサ(202)に結合されたメモリ(204)を含み、メモリ(204)は、実行時に、プロセッサ(202)に、1つ又は複数のネットワークノードから、データパケットのセットを受信させることであって、該データパケットのセットのそれぞれがTACに対応する、受信させることと、受信されたデータパケットのセットをネットワーク内の複数のオンエアサイトに分散させることと、データ取得エンジンによって、1つ又は複数のネットワークノードから構成管理(CM)ファイルを取り出すことによって1つ又は複数のネットワークノードの構成データをフェッチさせることと、CMファイルから、1つ又は複数のネットワークノードのそれぞれのTAC IDを解析させ、マスタデータベースにTAC IDを格納させることと、TACコントローラによって、実行可能な命令の第1のセットの実行時に、CMファイルから抽出された構成データ及びクラスタ化機械学習アルゴリズムに基づいて、ボロノイアルゴリズム及びTACポリゴンを作成させることとを実行させるプロセッサ実行可能命令を含む。
【0018】
一実施形態では、TACコントローラは、運用支援システム(OSS)上のマスタデータベースから、地区境界及びサークル境界をフェッチし、地区境界及びサークル境界で作成されたTACポリゴンを切り抜き、TACポリゴンをマップに重ね合わせることによって、切り抜かれたTACポリゴンをディスプレイに表示し、レポート生成エンジンによってTACポリゴンのレポートを生成するようにさらに構成される。
【0019】
一実施形態では、TACコントローラは、TACポリゴン内のサイトを識別し、サイトのTAC IDを取得し、マスタデータベースからサイトに関連付けられたTAC ID、地区境界、及びサークル境界をフェッチし、マスタデータベースから取得されたTAC IDを、サイトが含まれるポリゴンのTAC IDと比較し、マスタデータベースから取得されたTAC IDと、サイトが含まれるポリゴンのTAC IDが一致しないときに、TACポリゴンの不一致を決定するようにさらに構成される。
【0020】
一実施形態では、TACコントローラ内のTACポリゴン編集エンジンは、編集のために、作成されたTACポリゴンから少なくとも第1のTACポリゴン及び第2のTACポリゴンを選択し、第1のTACポリゴンから第2のTACポリゴンに移行されるサイトを選択し、サイトが第2のTACポリゴン下でカバーされた状態で第1の及び第2のTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成し、第1のTACポリゴンから第2のTACポリゴンへの移行のために運用サポートシステムの構成計画を作成するように構成される。
【0021】
一実施形態では、TACポリゴン編集エンジンは、マージされる少なくとも第3のTACポリゴン及び第のTACポリゴンを選択し、TACマージロジックエンジンによって、TAC事後マージャの利用率をチェックし、チェック時の過負荷閾値表示を受信すると、ユーザーに過負荷閾値メッセージを送信し、利用率の値がチェック時の閾値以下になると、単一のTAC IDの事後マージのために第3のTACポリゴンに対応するTAC IDを保持し、TACマージロジックエンジンによって、マージに基づいてMME及びRAN OSS構成を作成し、第3のTACポリゴンのTAC IDで第3の及び第4のTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成し、第1のTACポリゴンから第2のTACポリゴンへの移行のために運用サポートシステムの構成計画を作成するようにさらに構成される。
【0022】
一態様では、ネットワーク内で動的追跡エリアコードポリゴンを作成するための方法が開示される。方法は、1つ又は複数のネットワークノードから、データパケットのセットを受信することであって、該データパケットのセットのそれぞれがTACに対応する、受信することと、受信されたデータパケットのセットを、ネットワーク内の複数のオンエアサイトに分散することと、データ取得エンジンによって、1つ又は複数のネットワークノードから構成管理(CM)ファイルを取り出すことによって、1つ又は複数のネットワークノードの構成をフェッチすることと、CMファイルから、1つ又は複数のネットワークノードのそれぞれのTAC IDを解析し、マスタデータベースにTAC IDを格納することと、TACコントローラによって、ボロノイアルゴリズム実行時に、CMファイルから抽出された構成データに基づいてTACポリゴンを作成することと、1つ又は複数のネットワークノード及び個々のセルの屋外プロットを含む各電気通信サークル内の共通TAC IDに基づいて機械学習クラスタ化によってネットワークノードをクラスタ化することと、それぞれの境界エンジンから地区境界及びサークル境界をフェッチすることと、地区境界及びサークル境界でTACポリゴンを切り抜くこととを含む。
【0023】
IDの緯度/経度を検索することと、検索された緯度/経度に基づいてサイトの位置を突き止めることと、位置が突き止められたサイトに関連付けられた、作成されたTACポリゴンを識別することと、TAC割り当てビジネスロジックブロックによって、TAC IDをサイトに割り当てるために、ビジネスロジック条件がないかチェックすることと、ビジネスロジック条件の達成時にポリゴンTAC IDをサイトに割り当てることと、データベース更新エンジンによってマスタデータベースでサイトに割り当てられたポリゴンTAC IDを更新することと、メッセージを通してサイトのTAC割り当て結果を送信することとをさらに含む。
【0024】
一実施形態では、TAC割り当てツールによって実装されると、方法は、マスタデータベースからそれぞれのSAP IDの緯度/経度をフェッチすることによってSITE IDを検索することと、マクロセルのSITE IDをドラッグアンドドロップし、サイト割り当てのために個々のセルの呼び出しIDを選択することと、TACエンジンを生成することと、メッセージを通してそれぞれのサイトのTAC割り当て結果を送信することとを含む。
【0025】
一実施形態では、屋内新規TAC IDの生成は、サイトの緯度/経度を検索し、サイトが位置する緯度/経度の場所を突き止めることと、屋内追跡エリアがTAC IDに利用できるようになると、すべての近傍の屋内TACからの距離を計算することと、サイトからの距離に基づいて最も近いTACを識別すること、TACオンエアの利用率をチェックし、利用率が範囲内であると、TACを割り当て、マスタデータベースの割り当てデータを更新することと、利用率が範囲内にないと、早期にチェックされたTACを除き最も近いTACを識別するために、早期にチェックされたTACを除き利用可能な別のTACがないかチェックすることとを含む。
【0026】
一実施形態では、不一致識別は、TACポリゴン内のサイトを識別し、サイトのTAC IDを取得することと、マスタデータベースからサイトに関連付けられたTAC ID、地区境界、及びサークル境界をフェッチすることと、マスタデータベースから取得されたTAC IDを、サイトが含まれるポリゴンのTAC IDと比較することと、マスタデータベースから取得されたTAC IDと、サイトが含まれるポリゴンのTAC IDが一致しないとき、TACポリゴンの不一致を決定することとを含む。
【0027】
一実施形態では、方法は、ポリゴンの利用率に基づいたポリゴン分割をさらに含み、利用率は、サイト数、ページング成功、他のネットワークKPIによって計算され、言及されたパラメータに限定されない場合がある。過剰利用時、ポリゴン分割エンジンはポリゴン全体を走査し、各ポリゴンに等しい面積及びサイト分割をもたせるように2つの部分に分割する。新規作成されたTACポリゴンのTAC IDで両方のTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成し、旧いTACポリゴンから新規作成されたTACポリゴンへの移行のための運用サポートシステムの構成を作成する。
【0028】
図中、類似するコンポーネント及び/又は特徴は同じ参照ラベルを有する場合がある。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、類似するコンポーネントを区別する第2のラベルで参照ラベルをフォローすることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにも関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する類似したコンポーネントの任意の1つに適用可能である。
【0029】
図は、説明のみを目的としており、したがって、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本開示の一実施形態に従って、その中で又はそれを用いて提案されたシステムを実装し得る例示的なアーキテクチャ(100)を示す。
【
図2】本開示の一実施形態による、実行可能な命令のセットのTAC計画のためのコンピューティングデバイス(102)の例示的な表現(200)を示す。
【
図3】本開示の一実施形態による、TACポリゴン作成方法の例示的な流れ図を示す。
【
図4】本開示の一実施形態による、屋外TACポリゴンの例示的な図を示す。
【
図5】本開示の一実施形態による、屋内TACアイコン(500)生成の例示的な流れ図を示す。
【
図6】本開示の一実施形態による、屋外TACポリ屋内TACアイコン視覚化の例示的な図を示す。
【
図7】本開示の一実施形態によるクイックTAC割り当てツール(700)生成の例示的な流れ図を示す。
【
図8】本開示の一実施形態によるクイックTAC割り当てツール(700)生成の例示的な流れ図を示す。
【
図9】本開示の一実施形態による、TAC割り当てツール(900)の例示的な例を示す。
【
図10】本開示の一実施形態による、API(1000)を通したTAC割り当ての例示的な流れ図表現を示す。
【
図11】本開示の一実施形態による、屋外新規TAC ID生成(1100)の例示的な流れ図表現を示す。
【
図12】本開示の一実施形態による、屋内新規TAC ID生成(1200)の例示的な流れ図表現を示す。
【
図13】本開示の一実施形態による、屋内新規TAC ID割り当て(1300)の例示的な流れ図表現を示す。
【
図14】本開示の一実施形態による、不一致識別(1400)の例示的な流れ図表現を示す。
【
図15】本開示の一実施形態による、TAC監査及びレポート(1500)の例示的な表現を示す。
【
図16】本開示の一実施形態による、TAC境界分割(1600)の例示的な流れ図表現を示す。
【
図17】本開示の一実施形態による、TAC境界分割(1700)を示す例示的な流れ図表現を示す。
【
図18】本開示の一実施形態による、TAC境界分割(1700)を示す例示的な流れ図表現を示す。
【
図19】本開示の一実施形態による、TACポリゴン編集(1900)を示す例示的な流れ図を示す。
【
図20】本開示の一実施形態による、TACポリゴン編集を表す例示的な図を示す。
【
図21】本開示の一実施形態による、TACポリゴン編集を表す例示的な図を示す。
【
図22】本開示の一実施形態による、TACポリゴンマージ(2200)を示す例示的な流れ図を示す。
【
図23】本開示の一実施形態による、TACポリゴンマージを示す例示的な図を示す。
【
図24】本開示の一実施形態による、TACポリゴンマージを示す例示的な図を示す。
【
図25】本開示の一実施形態による、作業命令書生成(2500)を示す例示的な流れ図を示す。
【
図26】本開示の一実施形態による、作業命令書の生成を示す例示的な図を示す。
【
図27】本開示の一実施形態による、作業命令書の生成を示す例示的な図を示す。
【
図28】本開示の一実施形態による、作業命令書の生成を示す例示的な図を示す。
【
図29】本開示の一実施形態による、作業命令書の生成を示す例示的な図を示す。
【
図30】本開示の一実施形態による、作業命令書実行(3000)を示す例示的な流れ図を示す。
【
図31】本開示の一実施形態による、TAC計画(3100)を示す例示的な流れ図を示す。
【
図32】本開示の一実施形態による、TAC設定を表す例示的な図を示す。
【
図33】本開示の一実施形態による、TAC設定を表す例示的な図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下は、添付の図面に示される本開示の実施形態の詳細な説明である。実施形態は、本開示を明確に伝達するように詳細である。ただし、提供される詳細の量は、実施形態の予想される変動を限定するものではない。一方で、添付の請求項により定義される本開示の趣旨及び範囲内に含まれる、すべての修正、均等物、及び代替案を網羅することが意図される。
【0032】
本開示は、無線通信技術に関し、特に、実際の構成に基づいて動的ネットワークポリゴンを設計することに関する。
【0033】
用語「eNodeBつまり進化ノードB」は無線リソース管理、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御接続性、モビリティ管理、UEとeNB無線間のリソース処理、ヘッダ圧縮、ユーザーデータストリームのリンク暗号化、ユーザーデータのその宛先(通常、EPC又は他のeNBへ)に向けたパケットルーティング、ページングメッセージ(入信呼及び接続要求)のスケジューリング及び送信、放送情報(システム情報)及びハンドオーバ決定を支援するための測定報告を管理する、LTEのE-UTRA内の要素である。
【0034】
屋外又は屋内用の用語「スモールセル」は、eNodeBの機能と同じ機能を有する。スモールセルは、おもにホットスポットとして容量追加のために使用される。用語「モビリティ管理エンティティ(MME)」は、LTE EPC(進化パケットコア)アーキテクチャで重要な役割を果たす。MMEは、EPCの主要な信号伝達ノードである。MMEの主要な機能は、MMEがUEの認証及び承認を管理するネットワークアクセス制御である。MMEはまた、IP接続性を取得するためのUEのネットワークへのアクセスを容易にする。MMEの別の機能は、無線リソース管理であり、MMEはHSS及びRANと協調して、UE固有である可能性がある適切な無線リソース管理戦略(RRM)を決定する。MMEのさらに別の機能は、MMEが実行する最も複雑な機能の1つであるモビリティ管理である。シームレスな相互作業を提供することは、Inter-eNB及びInter-RAT、及びとりわけ多くの他の機能などの複数の使用事例を有する。使用事例は、MME、S-GW、P-GW、又は他の無線ネットワーク全体での相互作用の変化、ローミング管理、つまりMMEが他のLTE/EPCシステム及びレガシーネットワークからのアウトバウンド及びインバンドのローミング加入者をサポートすること、UE到達可能性、つまりMMEがUE到達可能性及び活動関連情報を提供するためにUE及びHSSとの通信を管理すること、追跡領域管理、つまり追跡エリア識別リストをUEに対して割り当て、及び再割り当てすること、合法的傍受、つまりMMEはネットワークの制御プレーンを管理するため、MMEがUEの所在を法執行監視機関に提供できること、S-GW間のロードバランシング、つまり、UEに適切なS-GWへのS-GWプールエリアに進入するように指示することに応じて、より複雑化する。これによりS-GW間のロードバランシングが達成される。
【0035】
用語「LTEシステム管理コア(CORE OSS)」は、すべてのEPCノード(Samsung)に対するリモートログインを支援する、MME、PGW、SGWなどのすべてのEPCエンティティを接続する管理方式に関する。CORE OSSの主要な機能は、リモートログイン、性能管理、構成管理、障害管理、通話データ記録である。用語「LTEシステム管理無線(OSS)」は、eNodeB及びスモールセルなどのすべての無線エンティティに関し、これはすべての無線ノードへのリモートログインを支援する。OSSの主要な機能は、リモートログイン、性能管理、構成管理、障害管理である。用語「スモールセルOSS」は、すべての無線エンティティを接続するOSSに類似しているが、特に任意のODMスモールセルのみを接続する。スモールセルOSSの主要な機能は、リモートログイン、性能管理、構成管理、障害管理である。
【0036】
本発明は、実際の構成、新しいセルサイトへのTACの割り当て、既存の計画ネットワークでの様々な不一致及び異常の識別、TAC分割による容量最適化、マージ及びネットワークポリゴン編集、ならびに自動作業命令書生成、ならびにそれぞれのシステム、MMEプール、及びeNB/SCにおける変化の実行に基づいて動的ネットワークポリゴンを作成するために、追跡エリアコード(TAC)エンジンを利用する。
【0037】
図1は、本開示の一実施形態に従って、その中で又はそれを用いて提案されたシステムを実装し得る例示的なアーキテクチャ(100)を示す。
図1に示される例示的なコンピューティングシステム(100)は、無線ネットワーク(106)及び複数のノード(104-1、104-2...104-N)に通信可能に結合された1つ又は複数のコンピューティングデバイス(102-1、102-2...102-N)(集合的に、コンピューティングデバイス(102)及び個別にコンピューティングデバイス(102)とも呼ばれるか、又はユーザーに関連付けられたときはユーザー装置(UE 102)とも呼ばれる)を含む。コンピューティングシステム(100)は、追加の機能又は異なる機能を含み得、コンピューティングシステムのコンポーネントは、
図1に関して説明されるように、又は別の方法で動作し得る。
図1に示されるコンピューティングデバイス(102)は、集中サーバ(112)と、機械学習エンジン(214)に関連付けられたTACシステム(110)とをさらに含み得る(
図2から)。例示的な実施形態では、複数のノードは、EnodeB及びスモールセルのいずれか又は組み合わせである可能性があるが、同等のものに限定されない。
【0038】
一実施形態では、量子プロセッサユニット/プロセッサユニット(108)に関連付けられたTACシステム(110)(同義でRANインテリジェントコントローラユニットと呼ばれる)は、1つ又は複数のコンピューティングデバイス(102)から、データパケットのセットを受信し得、各データパケットはマイクロサービスに相当する。MLエンジン(214)は、TACシステム(110)に、ユーザー装置(UE)に関連付けられた命令の実行可能な第1のセットを実行させ得る。命令の第1のセットに基づいて、TACシステム(110)は、UE(102)に関連付けられた複数のノード(104)にデータパケットのセットを分散し得る。
【0039】
一実施形態では、実行可能な命令の第1のセット(同義にボロノイアルゴリズムと呼ばれる)は、UE(102)を追跡するために1つ又は複数のコンピューティングデバイス(102)で実行され得る。実行可能な命令の第1のセットは、TACポリゴンを作成するステップと、1つ又は複数のコンピューティングデバイス(102)にTAC IDを割り当てるステップと、1つ又は複数のTAC IDを割り当てられたコンピューティングデバイス間の不一致を識別するステップとを含み得る。レポート生成エンジンは、ユーザーが1回クリックするだけで自動的にレポートを生成し得る。実行可能な命令の第1のセットは、TAC監査及びレポート、それぞれの株主への自動電子メール、TAC分割、マージ及び編集アクション、作業命令書生成、作業命令書実行、アルゴリズム制御パラメータ、コアネットワークのための管理者制御(MMEプールアーキテクチャ定義)のステップをさらに含む。
【0040】
図2は、本開示の一実施形態による、TACシステム(110)の例示的な表現(200)を示す。示されるように、TACシステム(110)は、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(202)を含み、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理装置、論理回路、及び/又は操作命令に基づいてデータを処理する任意のデバイスとして実装され得る。他の機能の中でも、1つ又は複数のプロセッサ(複数可)(202)は、コンピューティングデバイス(104)のメモリ(204)に格納されたコンピュータ可読命令をフェッチして実行するように構成され得る。メモリ(204)は、ネットワークサービスを介してデータユニットを作成又は共有するためにフェッチ及び実行され得る、1つ又は複数のコンピュータ可読命令又はルーチンを格納し得る。メモリ(204)は、例えば、RAMなどの揮発性メモリ、又はEPROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを含む任意の非一時的な記憶装置を含み得る。
【0041】
TACシステム(110)はまた、インターフェース(複数可)(206)を含み得る。インターフェース(複数可)(206)、様々なインターフェース、例えば、I/O装置と呼ばれるデータ入力装置及び出力装置、記憶装置、SCADA、センサなどのためのインターフェースを含み得る。インターフェース(複数可)(206)は、コンピューティングデバイス(102)と、それに結合された様々なデバイスとの通信を容易にし得る。インターフェース(複数可)(206)はまた、コンピューティングデバイス(102)の1つ又は複数のコンポーネントのための通信経路を提供し得る。そのようなコンポーネントの例は、量子処理エンジン(複数可)(202)及びデータベース(230)を含むが、これらに限定されない。
【0042】
1つ又は複数のプロセッサ(202)は、1つ又は複数のプロセッサ(202)の1つ又は複数の機能を実装するために、ハードウェア及びプログラミング(例えば、プログラム可能な命令)の組み合わせとして実装され得る。本明細書で説明される例では、ハードウェアとプログラミングのそのような組み合わせは、いくつかの異なる方法で実装され得る。例えば、1つ又は複数のプロセッサ(202)のためのプログラミングは、非一時的な機械可読記憶媒体に格納されたプロセッサ実行可能命令であってよく、1つ又は複数のプロセッサ(202)のハードウェアは、そのような命令を実行するために処理リソース(例えば、1つ又は複数のプロセサ)を含み得る。本例では、機械可読記憶媒体は、処理リソースによる実行時に、1つ又は複数のプロセッサ(202)を実装する命令を格納し得る。そのような例では、RANコントローラユニット(110)は、命令を格納する機械可読記憶媒体と、命令を実行するための処理リソースを含み得るか、又は機械可読媒体は別個であるが、TACシステム(110)及び処理リソースがアクセス可能であってよい。他の例では、1つ又は複数のプロセッサ(202)は、電子回路によって実装され得る。一態様では、データベース(230)は、プロセッサ(202)又は処理エンジン(208)のコンポーネントのいずれかによって機能が実装された結果として格納又は生成され得るデータを含み得る。
【0043】
例示的な実施形態では、TACシステム(110)の処理エンジン(複数可)(208)は、データ取得エンジン(212)、機械学習(ML)エンジン(214)、及び他のエンジン(216)を含み得、他のエンジン(216)は、記憶エンジン、コンピューティングエンジン、又は信号生成エンジンをさらに含み得るが、これらに限定されない。コンピューティングデバイス(102)は、ハードウェアコンポーネント及びソフトウェアコンポーネントのいずれか又は組み合わせを使用して実装することができる。
【0044】
図3は、本開示の一実施形態による、TACポリゴン作成方法の例示的な流れ図を示す。
【0045】
示されるように、TACポリゴン作成方法は、ブロック314で、CMファイルを通してオンエアのeNodeB既存構成をフェッチし、個々のセル又はeNodeBのTAC IDを解析し、個々のeNodeBのデータベースに格納するステップ302によって、ならびにeNodeB及びスモールセルの屋外プロットを含む各電気通信サークル内の共通TAC IDに基づいて機械学習クラスタ化アルゴリズムによってeNodeBをクラスタ化するステップ304による、データのフェッチ及びクラスタ化を含み得る。方法(300)は、各サイトのポリゴンを作成するためにそれぞれのeNodeB又はスモールセルのサイトごとにボロノイアルゴリズムを実行し、ステップ306で個々のTACの外側ポリゴンを取得するために同じTAC IDのクラスタのeNodeB間の共通のポリゴン線を削除し、ステップ308で、ブロック316でそれぞれの境界エンジンから地区境界及びサークル境界をフェッチし、ステップ310で地区境界及びサークル境界でTACポリゴンを切り抜くステップさらに含む。
図4は、本開示の一実施形態による、屋外TACポリゴンの例示的な図を示す。
【0046】
図5は、本開示の一実施形態による、屋内TACアイコン(500)生成の例示的な流れ図を示す。
図5に示されるように、屋内サイトのための割り当てがここに示される。新しいサイトの計画及び実装の間、方法は、ステップ502で、各屋内スモールセルのTAC IDを含むRFパラメータを解析し、ステップ504で、マップにスモールセルサイトをプロットし、ステップ506で、共通のTACを有するスモールセルを識別し、固有の色を割り当てることを含み得る。
図6は、本開示の一実施形態による、屋外TACポリ屋内TACアイコン視覚化の例示的な図を示す。
【0047】
図7及び
図8は、本開示の一実施形態によるクイックTAC割り当てツール(700)生成の例示的な流れ図を示す。
【0048】
図7は、704で、
図5に参照されるTAC割り当てツールを開き、706でそれぞれのSAP IDについてマスタデータベースから緯度/経路をフェッチすることによるスマート検索によって、必要とされるSITE IDを検索し、708でマクロセルのSITE IDをドラッグアンドドロップして、ブロック702でのサイト割り当てのためにスモールセルの呼び出しIDも選択するなどのクイックTAC割り当てツール(700)の詳細なプロセスを示し、ブロック704で、ステップは、TACエンジンを生成するステップ710、及びステップ712で電子メールによってそれぞれのサイトのTAC割り当て結果を送信することを含み得る。
図8は、806で
図7で参照されるクイックTAC割り当てツールを開き、808でTAC生成のためにバルクアップロードオプションを選択し、810でTACエンジンを生成し、812で電子メールによってそれぞれのサイトのTAC割り当て結果を送信するなどの、入力(802)ブロック及び出力ブロック(804)を含む、TAC割り当て(800)のためのバルクアップロードの詳細なプロセスを示す。上記のステップを用いて、ユーザーは、UIを介してサイトのSITE ID又は緯度/経度に基づいて少なくとも5つのサイトのTAC IDを生成できる。ユーザーがバルクサイトのTAC Idを生成する必要がある場合(3000未満であるが、それに限定されない)、ユーザーは事前に定義されたcsvテンプレートでSAPID/緯度/経度をアップロードできる。システムは、サイトごとに上記すべてのステップを実行し、TAC IDを有し、電子メールによってそれぞれのユーザーに共有されるレポートを生成する。
図9は、本開示の一実施形態による、TAC割り当てツール(900)の例示的な例を示す。
【0049】
図10は、本開示の一実施形態による、API(1000)を通したTAC割り当ての例示的な流れ図表現を示す。新しいサイトへのTAC IDの割り当ては、上記に説明される手動割り当てツールによって又はAPIを通して他のeNodeB成長エンジンに対して実行できる。API方法(1000)では、TAC割り当てエンジン(1002)は、別のエンジンからAPIを通してSITE ID及びセルIDをフェッチし、サイトの緯度/経度が位置するTACポリゴンを識別するステップ1006を含む。クイックツールを介したTAC ID割り当てで説明されるすべてのステップは、APIへの応答としてTAC IDを割り当てるためにシステムによって実行される。ステップ1008で、方法は、サイトベースの緯度/経度を突き止め、それが位置するTACポリゴンを特定することを含み、ステップ1010で、サイトはいずれかの屋外TACポリゴンに位置するのか?Yesを示し、1012 で使用率とその他のパラメータを確認する。1014で、特定のパラメータチェックが、サイトが位置するTAC IDを割り当てられ、大丈夫である場合、1016でTACポリゴンをそれぞれのサイトに割り当て、更新データベースから成るブロック1002で、ステップ1018は、表示TAC及び更新マスタデータベースを含み得る。しかし、ステップ1010で、サイトが任意の屋外TACポリゴンに位置する場合、Noを示してよく、次にオンエアサイトが利用できない地区のリストをチェックするステップ1020から成るブロック1028に移動し、次にステップ1022で、サイトは任意の地区リスト内で発見される。いいえの場合、次に1024で過負荷などの注釈を追加し、はいの場合は、ステップ1026でリストに従ってTACを割り当て、それによって1016及び1018に進む。
【0050】
一実施形態では、TAC利用率が事前に定義された閾値に達し、自動TAC分割及び作業命令書生成機能が、管理者制御によって有効になると、次に自動TAC分割エンジンが実行され、続いてそれぞれのシステムで作業命令書の生成及び実行が行われる。
【0051】
図11は、本開示の一実施形態による、屋外新規TAC ID生成(1100)の例示的な流れ図表現を示す。ブロック1102での新しいTAC ID生成ロジックは、1104でデータベースからサークル内のすべてのTACをフェッチし、ステップ1106で最小及び最大のTAC IDを有する未構成のTACがないかチェックすることを含み得る。ステップ1108で間にいずれかの未使用のTACがある場合、次にステップ1110で未使用のTACを新しいTACポリゴンに割り当てる。ステップ1108で間に未使用のTACがない場合、次にステップ1112で、最後のTAC idを1でインクリメントし、新しいTACポリゴンに割り当てる。
【0052】
図12は、本開示の一実施形態による、屋内新規TAC ID生成(1200)の例示的な流れ図表現を示す。示されるように、屋内新規TAC ID生成(1200)は、サイトが位置する緯度/経度を検索するステップ1204、及びステップ1206でサイトを、それが位置する緯度/経度に基づいてサイトの位置を突き止め、ステップ1208で、マクロサイトTACポリゴンに屋内TAを利用できる場合、次にブロック1202で屋内TAC割り当てロジックを含み、すべての近傍屋内TACから距離を計算するステップ1210、距離に基づいて最も近いTACを識別する1212、1214でオンエアのTACをチェックすることを含み、計画サイトが実行される。1216でTAC利用率が新しい管理者制御の範囲内にある場合、次にTACを割り当て、マスタデータベースで更新するステップ1218に移動する。1216で、TAC利用率が新しい管理者制御の範囲内にない場合、次に1220で、以前のステップでチェックされたTACを除き、マクロTAC内で利用可能な別のTACがないかチェックし、1222で、最後のステップでチェックされたTACを除き最も近いTACを識別することが実行され得る。
【0053】
図13は、本開示の一実施形態による、屋内新規TAC ID割り当て(1300)の例示的な流れ図表現を示す。示されるように、屋内新規TAC ID割り当て(1300)は、サイトが位置するマクロTAC IDを識別するステップ1302、すべての既存のスモールセルIDをリストする1304を含み得る。1306で任意の未使用のTAC IDがある場合、次にステップ1308で、新しい割り当てのために未使用のTAC IDを選択する。
【0054】
図14は、本開示の一実施形態による、不一致識別(1400)の例示的な流れ図表現を示す。示されるように、不一致識別(1400)は、1402でTACポリゴン内のサイトを識別するステップ、OSS(OSS)から各eNodeBのTAC IDをフェッチし、次にマクロ不一致識別ロジックブロック(1410)に渡され、サイトが位置するTACポリゴンIDと比較されるステップ1404を含む。eNodeB TAC IDがポリゴンTAC IDと一致しない場合、次にそのような場合がTAC ID不一致として識別される。ロジックに従って、TACポリゴン及びサイトは単一の地区に属するべきであるので、なんらかの偏差が検出された場合、次いでブロック(1408)でそのようなサイトは地区境界不一致として識別される。地区不一致を識別するために、地区マッピング及び同に対するTACは、eNodeBの場所に基づいて各eNodeBを地区名でタグ付けし、TACポリゴン内のeNodeBのリストを識別し、各TACポリゴンeNodeBリストに最大回数出現する地区名を識別し、上記ステップからのデバイスが次に作業命令書入力ブロック(1442)に送られる地区名にTACポリゴンIDをマッピングすることによって行われ得る。
【0055】
図15は、本開示の一実施形態による、TAC監査及びレポート(1500)の例示的な表現を示す。示されるように、TAC IDごとに、利用率計算及び詳細なサイトリストとともに、様々な不一致のあるサイトの数、計画されたサイト及びオンエアサイトの数がレポートとして利用可能であり、TAC監査セクションを通して調査できる。ユーザーは、解決策のための作業命令書を生成するために、TAC ID及び地区不一致を有する個々のeNodeBを選択することができる。解決のための作業命令書は、管理者制御設定に基づいて、手動又は自動でトリガできる。
【0056】
図16は、本開示の一実施形態による、TAC境界分割(1600)の例示的な流れ図表現を示す。
【0057】
示されるように、1602で、自動又は手動分割、次に1604で、分割される必要があるTACポリゴンを選択し、次にMMEデータフェッチブロック(1608)に送信され、次に、さらに1629でTAC分割に基づいてMME及びRAN OSS構成計画を作成するTAC境界分割ブロック(1628)に送られ、1630で事前及び事後のTACポリゴンマップビューを作成し、1632で両方のポリゴンをフリーズし、次に1634でそれを作業命令書エンジンに入力する。1612で、100%のデータが利用できる場合、次にそれぞれの株主に自動電子メールを送る。サークルごとのTAC要約(TAC ID、サイト数、不一致、TACポリゴンアイランド)及び詳細なサイトレベルレポートは、毎週月曜日に作成され、電子メールによってそれぞれの利害関係者に共有される。TAC境界分割ブロック(1628)は、TAC分割、マージ、及び編集の機能を含み、TACポリゴン利用率は、TAC内のサイト数及びTACの総容量に基づいて計算される。TAC利用率閾値が管理者制御に定められた値を超えると、TACポリゴンは2つの部分に分割される。1つの部分は、既存のTAC ID及び新しいTAC IDを割り当てられる新しい定められたポリゴンを保持する。新しいTAC IDは、システムの未使用のTAC IDに基づいて割り当てられる。TACポリゴン分割は、ステップ1616、1618を含む以下のロジックに基づいて行われた。それは、両方のポリゴンの50-50%の地理的領域を導出するために両方の側から垂直軸、水平軸、及び対角軸でTACポリゴン地理を走査し、1620でサイト数を計算することを含み、1622で、サイト数がやはり50-50%である場合、次にポリゴンを分割し1618、両方のステップのサイト数がデルタの場合1624、ポリゴン領域及びサイト数が両方のポリゴンで50-50%に分割されるまで繰り返す。
図17~
図18は、本開示の一実施形態による、TAC境界分割(1700)を示す例示的な流れ図表現を示す。
【0058】
図19は、本開示の一実施形態による、TACポリゴン編集(1900)を表す例示的な図を示す。
図20~
図21は。本開示の一実施形態によるTACポリゴン編集エンジンを示す例示的な図を示す。一実施形態では、TACコントローラ内のTACポリゴン編集エンジンは、編集のために、作成されたTACポリゴンから少なくとも第1のTACポリゴン及び第2のTACポリゴンを選択し、第1のTACポリゴンから第2のTACポリゴンに移行されるサイトを選択し、サイトが第2のTACポリゴン下でカバーされた状態で第1の及び第2のTACポリゴンをフリーズするための作業命令書を生成し、第1のTACポリゴンから第2のTACポリゴンへの移行のために運用サポートシステムの構成計画を作成するように構成される。
【0059】
一実施形態では、方法は、ポリゴンの利用率に基づいたポリゴン分割を含む。利用率は、サイト数、ページング成功、他のネットワークKPIによって計算することができ、言及されたパラメータに限定されない。過剰利用時、ポリゴン分割エンジンはポリゴン全体を走査し、各ポリゴンに等しい面積及びサイト分割をもたせるようにポリゴンを2つの部分に分割することができる。新規作成されたTACポリゴンのTAC IDで両方のTACポリゴンをフリーズする作業命令書が生成され、旧いTACポリゴンから新規作成されたTACポリゴンへの移行のために運用サポートシステムの構成が作成される。
【0060】
一実施形態では、TACポリゴンは、ページング成功に重要な役割を果たすため、TACポリゴンは、高速道路、鉄道、及び他の容量のホットスポットとの垂直交差を回避するために慎重に計画される必要がある。TACポリゴン計画でのそのような複雑さを回避するためには、ポリゴン編集機能が不可欠な要件である場合がある。TAC編集(1902)機能を利用して、ユーザーは
図19に示されるように、必要に応じて、及び必要とされるときにポリゴンを修正することができる。ユーザーは、ステップ1904で所望のサイトを選択することによって、一方のポリゴンから他方のポリゴンにサイトを移動することができる。サイトの選択後、方法(1900)は、あるTACポリゴン1から別のTACポリゴンに移行する必要のあるサイトを選択するステップ1906、及び1908で各サイトのボロノイポリゴンに従って事後TACポリゴンを再検討し、確認することを含む。次に1910でTAC分割に基づいてMME及びRAN OSS構成計画を作成し、1914で事前及び事後のTACポリゴンマップビューを作成し、1916で両方のポリゴンをフリーズし、次に1918で、それを作業命令書エンジンに入力する。
【0061】
図22は、本開示の一実施形態による、TACポリゴンマージ(2200)を示す例示的な図を示す。
【0062】
図23~
図24は、本開示の一実施形態による、TACポリゴンマージを示す例示的な図を示す。計画段階の間に人為的ミスが原因で、又はいずれかのサイトのリホーミングがダウンした場合、それは間違ったサイトの構成を生じさせる。そのようなエラーにより、任意の他のTACポリゴンに複数のポリゴン又は小さなアイランドが作成される。TACマージ機能は、そのような種類のエラーを訂正し、2つ以上のTACポリゴンをマージするように設計される。ユーザーは、2202で地理的インターフェースを介してポリゴン/アイランドを選択し、2206で作業命令書を生成できる。TAC分割に基づいて、ブロック2204でのシステムの定義に従って、編集及びマージの作業命令書が手動又は自動で生成される。
【0063】
図25は、本開示の一実施形態による、作業命令書の生成(2500)を示す例示的な図を示す。TAC分割、マージ、編集、不一致除去(2502)などの様々な作業命令書を、システムの設定による自動生成だけではなくUIインターフェースを通して生成することができ、次にブロック2504で、作業命令書データの作成が行われ、次にTAC分割、アイランド及び不一致の除去のために2516でフリーズされ、2518で作成され、2520で割り当てられ、2522で視覚化され、ユーザーインターフェース(UI)インターフェースを通して管理者制御によって自動生成のために設定することができ、ユーザーは様々な作業命令書を再検討し、様々な作業命令書に処置を講じることができる。
図26~
図29は、それぞれ不一致、作業命令書要約、作業命令書詳細ビュー、及び作業命令書詳細サイトレベル計画のための手動TAC作業命令書作成を示す。
図26~
図29は、本開示の一実施形態による作業命令書生成を示す例示的な図を示す。
【0064】
図30は、本開示の一実施形態による、作業命令書の実行(3000)を示す例示的な図を示す。様々な項で上述されるように、特定のパラメータ及び要件に基づいて、作業命令書は、MMEデータフェッチ(3004)、RANデータOSSフェッチ(3006)を介した様々なタスクのために生成されている。作業命令書は、それぞれの作業命令書及び大量の情報によって実行される変更のエグゼクティブサマリーを含む。作業命令書の計画の項には、サイト/eNodeB、MME、OSS、及びスモールセルOSSが、事前及び事後の構成の詳細とともにそれぞれのシステムでの自動実行のために提供される。マイクロサービス及び計画データベースを通じて、読み取りコマンド及び書き込みコマンドなどの事前に識別されたコマンドがシステムによって実行されている。段階的なコマンド実行は、コアOSSコマンド実行(3008)及びRAN OSSコマンド実行(3010)によって実行され得る。ステップは、CORE OSSを介してMMEで行われた第1の実行を含み、既存の構成形式システムを取り出し、既存の構成を作業命令書の計画データと比較する。異なる場合、システムは既存の構成を作業命令書の計画データ以上と比較することを実行する。異ならない場合、システムはいかなるアクションも実行しない。書き込みコマンドを介して、方法は、計画データに従って構成を実装すること、及び上記ステップの完了後、確認のためにデータを取り出すことをさらに含み得る。失敗した場合、システムは、定義された時間実行ウィンドウまで試行し、実行ウィンドウの範囲内で成功しない場合、次に実行は中断され、実行の次の利用可能なスロットで再度スケジュールに入れられる。他のシステムへの実行を処理するために、コアOSSでのいずれかのOSSスモールセルOSS無線OSS実行が100%完了される必要があり、MMEプールでの実行のOSSスモールセルOSS無線OSS事後実行、つまり100%、次にJCPはeNB/SCの、つまりそれぞれOSS及びスモールセルOSSの変化を、TAC変更が計画されているそれらのノードに対してだけ実行する。JCPは、行われた変更を検証し、また、管理者パネルを介して実行セットの成功のための閾値サイト数も検証する。実行が管理者設定に従って成功した場合、JCPは作業命令書を閉じ、成功しなかった場合は、JCPは、管理者設定に従ってXX時間まで再試行する。再試行の実行が成功した場合、JCPは作業命令書を閉じるか、それ以外の場合、JCPは、eNB/SCで開始し、次にMMEプールで実行を元に戻す。元に戻す必要のあるすべての変更が成功した場合、次にJCPは作業命令書を再度スケジュールに入れ、元に戻すオプションが規定時間内に成功しなかった場合、次にJCPは電子メール通信を介してNOCにエスカレートする。
【0065】
図31は、本開示の一実施形態による、TAC計画(3100)を示す例示的な流れ図を示す。
【0066】
TAC計画アルゴリズム(3100)は、示されるように以下のブロック、つまり第1のアルゴリズム制御パラメータ(3122-1)-TACを割り当てることができるサイトの最大数/31102でのTAC分割を含み得、3104でパラメータが変更された場合、次に3126でのTAC割り当てエンジン、3128でのTAC分割/新しいISCエンジン、及び影響ブロック(3124)を有するエンジンでのTAC利用率レポート3130に同時に移動する。3104でパラメータが変更されない場合、次に処理を終了する。第2のアルゴリズム制御パラメータ(3122-2)-3106でのTACのない地区:パラメータが3108で変化した場合、次に3126でのTAC割り当てエンジン、3128でのTAC分割/新しいISCエンジン、及び影響ブロック(3124)を有するエンジンでのTAC利用率レポート3130に同時に移動する。パラメータが3108で変更されない場合、次に処理を終了する。第3のアルゴリズム制御パラメータ(3122-3)-310での除外TACリストの変化:除外たリストが3112で変化する場合、次に3126でのTAC割り当てエンジン、3128でのTAC分割/新しいISCエンジン、及び影響ブロック(3124)を有するエンジンでのTAC利用率レポート3130に同時に移動する。除外リストが3112で変更されない場合、次に処理を終了する。第4のアルゴリズム制御パラメータ(3122-4)-3114での自動作業命令書トリガ:自動作業命令書が3116で有効になると、次に3126でのTAC割り当てエンジン、3128でのTAC分割/新しいISCエンジン、及び影響ブロック(3124)を有するエンジンでのTAC利用率レポート3130に同時に移動する。自動作業命令書が3116で有効にされていない場合、次に処理を終了する。第5のアルゴリズム制御パラメータ(3122-5)-3118でのTACアイランド削除サイト数:数が3120で変化した場合、次に3126でのTAC割り当てエンジン、3128でのTAC分割/新しいISCエンジン、及び影響ブロック(3124)を有するエンジンでのTAC利用レポート3130に同時に移動する。数が3120で変更されない場合、次に処理を終了する。
【0067】
図32~
図33は、本開示の一実施形態による、TAC設定を表す例示的な図を示す。示されるように、
図32は、TACアルゴリズム設定ユーザーインターフェースを示す。アルゴリズム制御パラメータは、以下を含み得る。ユーザーは、TAC計画のためのサイト数閾値を設定することができ、ユーザーは、TAC作業命令書生成のためのサイト数閾値を設定することができ、ユーザーは、TACアイランド作業命令書検討のためのアイランドサイト数閾値を設定することができ、ユーザーは、新しいサイトが出現した場合に同じことを計画するようにTACリストのない地区をアップロードすることができ、ユーザーは、TAC分析レポートメーラーのための電子メールリストをアップロードすることができ、ユーザーは管理者設定に従ってTAC作業命令書を自動化することができる。
【0068】
図33は、MMEプール管理制御UIを示しており、特定のサークルに対するMMEホスト名のマッピングを含み得るため、ユーザーは相応してMMEホスト名をマッピングすることができる。ユーザーはまた、任意のMMEプールアーキテクチャが変化した場合にMMEホスト名を削除することもできる。また、ユーザーは、MMEプールアーキテクチャ計画に従ってプールにサークルを追加することもできる。ユーザーはまた、MMEホスト名を「ライブ」又は「非ライブ」として編集することもできる。つまり、MMEホスト名が新しく、試験中である場合は、MMEホスト名は、それがトラフィックを受信する準備が完了するまで「非ライブ」として保持できる。TAC作業命令書は、すべての「ライブ」MMEホスト名についてMMEプールアーキテクチャ計画に従って作成される。
【0069】
本開示の利点は、集中データベースを含み得る-すべてのTACポリゴン及びTACの実際の構成データは、集中的に利用できる。集中データベースは、データの精度及び複数のチーム/部署に対する依存度を高めるために役立つ。動的ポリゴン-実際の構成及びアルゴリズムベースの日々のポリゴン作成を利用すると、手動の計画モードでは可能ではなかった最新のポリゴンを毎日取得するために役立つ。正確な新しいサイトのTAC計画-最新のポリゴン及び特定のパラメータを利用して、新しいサイトへのTAC割り当ては100%正確である。正確なネットワーク計画は、ネットワーク性能及び顧客満足体験を高めるために役立つ。シングルクリックTACレポート-TACレベル利用率、サイト数、複数のアイランド、及び様々な管理境界のシングルクリックでの不一致レポート。ゼロタッチ操作-自動TAC割り当てポリゴン分割、新しいTAC生成及び割り当て、サイトレベルTAC計画、及びCORE OSSでの自動構成、OSS及びスモールセルOSSは、TAC計画活動を完全に自動化されたゼロタッチエンジンとして行う。
【0070】
上記は本発明の様々な実施形態を説明しているが、本発明の基本的な範囲から逸脱することなく、本発明の他の及びさらなる実施形態を考案し得る。本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲により決定される。本発明は、当業者が利用可能な情報及び知識と組み合わされたときに、当業者が本発明を作成及び使用できるようにするために含まれる、説明された実施形態、バージョン、又は例に限定されない。
【国際調査報告】