(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】アップリンク制御情報キャリア切替え
(51)【国際特許分類】
H04W 72/0457 20230101AFI20240514BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20240514BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20240514BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20240514BHJP
H04L 1/1607 20230101ALI20240514BHJP
【FI】
H04W72/0457 110
H04W28/04 110
H04W72/231
H04L27/26 100
H04L1/1607
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568706
(86)(22)【出願日】2022-05-11
(85)【翻訳文提出日】2023-11-08
(86)【国際出願番号】 US2022028808
(87)【国際公開番号】W WO2022241016
(87)【国際公開日】2022-11-17
(32)【優先日】2021-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】イ・ファン
(72)【発明者】
【氏名】ジン・スン
(72)【発明者】
【氏名】コンスタンティノス・ディモー
(72)【発明者】
【氏名】セイエドキアノウシュ・ホセイニ
(72)【発明者】
【氏名】ティンファン・ジ
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014FA03
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
態様は、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられたコンポーネントキャリアに関する。いくつかの例では、データは、コンポーネントキャリアのうちのあるコンポーネントキャリア上で通信されてもよく、データについてのフィードバックは、コンポーネントキャリアのうちの別のコンポーネントキャリア上で通信されてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器であって、
トランシーバと、
メモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサおよび前記メモリが、
複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、前記複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することと、
前記ユーザ機器が前記複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で前記データについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信することと
を行うように構成される、ユーザ機器。
【請求項2】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
コンポーネントキャリアごとに前記第1の指示を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するようにさらに構成される、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項3】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第1の指示を受信した後に前記第2のコンポーネントキャリアの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上で前記フィードバックを送信するようにさらに構成される、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項4】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第1のコンポーネントキャリアの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で前記データを受信するようにさらに構成される、
請求項3に記載のユーザ機器。
【請求項5】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記ユーザ機器が前記複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信することを許可されるという第2の指示を受信することと、
前記フィードバックを送信するために前記第2のコンポーネントキャリアおよび前記第3のコンポーネントキャリアのいずれかを選択することと
を行うようにさらに構成される、請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項6】
前記第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、
前記第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、
前記第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである、
請求項5に記載のユーザ機器。
【請求項7】
前記アップリンク制御チャネルグループが、アップリンクキャリアアグリゲーションのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループを含む、請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項8】
前記第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、
前記第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項9】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
第1のリソース割当てを受信することであって、前記第1のリソース割当てが、前記第1のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信するためのものである、受信することと、
第2のリソース割当てを受信することであって、前記第2のリソース割当てが、前記複数のコンポーネントキャリアのうちの前記第2のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信するためのものである、受信することと
を行うようにさらに構成される、請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項10】
ネットワークエンティティであって、
トランシーバと、
メモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサおよび前記メモリが、
複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信することであって、前記複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することと、
前記ユーザ機器が前記複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で前記データについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信することと
を行うように構成される、ネットワークエンティティ。
【請求項11】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第1の指示を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを送信するようにさらに構成される、
請求項10に記載のネットワークエンティティ。
【請求項12】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第1の指示を送信した後に前記第2のコンポーネントキャリアの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上で前記フィードバックを受信するようにさらに構成される、
請求項10に記載のネットワークエンティティ。
【請求項13】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第1のコンポーネントキャリアの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で前記データを送信するようにさらに構成される、
請求項12に記載のネットワークエンティティ。
【請求項14】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記ユーザ機器が前記複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信することを許可されるという第2の指示を送信することと、
前記第2のコンポーネントキャリアまたは前記第3のコンポーネントキャリア上で前記フィードバックを受信することと
を行うようにさらに構成される、請求項10に記載のネットワークエンティティ。
【請求項15】
前記第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、
前記第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、
前記第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである、
請求項14に記載のネットワークエンティティ。
【請求項16】
前記アップリンク制御チャネルグループが、アップリンクキャリアアグリゲーションのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループを含む、請求項10に記載のネットワークエンティティ。
【請求項17】
前記第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、
前記第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、
請求項10に記載のネットワークエンティティ。
【請求項18】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
第1のリソース割当てを送信することであって、前記第1のリソース割当てが、前記第1のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信するためのものである、送信することと、
第2のリソース割当てを送信することであって、前記第2のリソース割当てが、前記複数のコンポーネントキャリアのうちの前記第2のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信するためのものである、送信することと
を行うようにさらに構成される、請求項10に記載のネットワークエンティティ。
【請求項19】
ユーザ機器であって、
トランシーバと、
メモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサおよび前記メモリが、
複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、前記複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することと、
第1のリソース割当てを受信することであって、前記第1のリソース割当てが、前記第1のコンポーネントキャリア上で前記データについてのフィードバックを送信するためのものである、受信することと、
第2のリソース割当てを受信することであって、前記第2のリソース割当てが、前記複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信するためのものである、受信することと
を行うように構成される、ユーザ機器。
【請求項20】
前記第1のリソース割当てが、前記第1のコンポーネントキャリアのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの第1のセットを指定し、
前記第2のリソース割当てが、前記第2のコンポーネントキャリアのためのPUCCHリソースの第2のセットを指定する、
請求項19に記載のユーザ機器。
【請求項21】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第1のリソース割当ておよび前記第2のリソース割当てを示す少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するようにさらに構成される、
請求項19に記載のユーザ機器。
【請求項22】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
第3のリソース割当てを受信することであって、前記第3のリソース割当てが、前記複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信するためのものである、受信することを行うようにさらに構成される、
請求項19に記載のユーザ機器。
【請求項23】
前記第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、
前記第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアセカンダリコンポーネントキャリアであり、
前記第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである、
請求項22に記載のユーザ機器。
【請求項24】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第2のコンポーネントキャリアまたは前記第3のコンポーネントキャリア上で前記フィードバックを送信するようにさらに構成される、
請求項22に記載のユーザ機器。
【請求項25】
前記第1のコンポーネントキャリアが第1の帯域幅を割り当てられ、
前記第2のコンポーネントキャリアが前記第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を割り当てられる、
請求項19に記載のユーザ機器。
【請求項26】
前記第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、
前記第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、
請求項19に記載のユーザ機器。
【請求項27】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記ユーザ機器が前記複数のコンポーネントキャリアのうちの前記第2のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するようにさらに構成される、
請求項19に記載のユーザ機器。
【請求項28】
ネットワークエンティティであって、
トランシーバと、
メモリと、
前記トランシーバおよび前記メモリに結合されたプロセッサとを備え、前記プロセッサおよび前記メモリが、
複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信することであって、前記複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することと、
第1のリソース割当てを送信することであって、前記第1のリソース割当てが、前記第1のコンポーネントキャリア上で前記データについてのフィードバックを送信するためのものである、送信することと、
第2のリソース割当てを送信することであって、前記第2のリソース割当てが、前記複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で前記データについての前記フィードバックを送信するためのものである、送信することと
を行うように構成される、ネットワークエンティティ。
【請求項29】
前記第1のリソース割当てが、前記第1のコンポーネントキャリアのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの第1のセットを指定し、
前記第2のリソース割当てが、前記第2のコンポーネントキャリアのためのPUCCHリソースの第2のセットを指定する、
請求項28に記載のネットワークエンティティ。
【請求項30】
前記プロセッサおよび前記メモリが、
前記第1のリソース割当ておよび前記第2のリソース割当てを示す少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)構成メッセージを送信するようにさらに構成される、
請求項28に記載のネットワークエンティティ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が以下に完全に記載されるかのように、またすべての適用可能な目的のために、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2021年5月11日に出願された「UPLINK CONTROL INFORMATION CARRIER SWITCH」と題する係属中のギリシャ特許出願第20210100318号の優先権および利益を主張する。
【0002】
以下で説明する技術は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、異なるキャリア間でアップリンク制御情報の送信を切り替えることに関する。
【背景技術】
【0003】
次世代ワイヤレス通信システム(たとえば、5GS)は、5Gコアネットワークおよび新無線(NR)-RANなどの5G無線アクセスネットワーク(RAN)を含み得る。NR-RANは、1つまたは複数のセルを介した通信をサポートする。たとえば、ユーザ機器(UE)などのワイヤレス通信デバイスは、gNBなどの第1の基地局(BS)の第1のセルにアクセスするかつ/または第2の基地局の第2のセルにアクセスすることがある。
【0004】
基地局は、複数のUEによるアクセスをサポートするために、セルへのアクセスをスケジュールしてもよい。たとえば、基地局は、セル内で動作する異なるUEによって使用されるべき異なるリソース(たとえば、時間領域リソースおよび周波数領域リソース)を割り振ってもよい。いくつかの例では、基地局は、ダウンリンク制御情報(DCI)をUEに送ってもよく、DCIは、UEへのダウンリンク送信またはUEからのアップリンク送信のために使用されるべきリソース、ならびにUEがダウンリンク送信を受信するかまたはアップリンク送信を送信するために使用することができる他の情報を識別する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下は、本開示の1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の概要を提示する。この概要は、本開示のすべての企図された特徴の広範な概観ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでもなく、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を、後で提示されるより詳細な説明の前置きとしての形態で提示することである。
【0006】
いくつかの例では、ユーザ機器は、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するように構成され得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。プロセッサおよびメモリはまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するように構成され得る。
【0007】
いくつかの例では、ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するステップを含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。方法はまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するステップを含み得る。
【0008】
いくつかの例では、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段を含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。ユーザ機器はまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するための手段を含み得る。
【0009】
いくつかの例では、ユーザ機器が使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。コンピュータ可読媒体はまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。
【0010】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信するように構成され得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。プロセッサおよびメモリはまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信するように構成され得る。
【0011】
いくつかの例では、ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信するステップを含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。方法はまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信するステップを含み得る。
【0012】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。ネットワークエンティティはまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信するための手段を含み得る。
【0013】
いくつかの例では、ネットワークエンティティが使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。コンピュータ可読媒体はまた、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。
【0014】
いくつかの例では、ユーザ機器は、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するように構成され得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。プロセッサおよびメモリはまた、第1のリソース割当てを受信するように構成され得る。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。プロセッサおよびメモリは、第2のリソース割当てを受信するようにさらに構成され得る。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0015】
いくつかの例では、ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するステップを含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。方法はまた、第1のリソース割当てを受信するステップを含み得る。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。方法は、第2のリソース割当てを受信するステップをさらに含み得る。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0016】
いくつかの例では、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段を含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。ユーザ機器はまた、第1のリソース割当てを受信するための手段を含み得る。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。ユーザ機器は、第2のリソース割当てを受信するための手段をさらに含み得る。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0017】
いくつかの例では、ユーザ機器が使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。コンピュータ可読媒体はまた、第1のリソース割当てを受信するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。コンピュータ可読媒体はさらに、第2のリソース割当てを受信するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0018】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するように構成され得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。プロセッサおよびメモリはまた、第1のリソース割当てを送信するように構成され得る。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。プロセッサおよびメモリは、第2のリソース割当てを送信するようにさらに構成され得る。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0019】
いくつかの例では、ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するステップを含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。方法はまた、第1のリソース割当てを送信するステップを含み得る。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。方法は、第2のリソース割当てを送信するステップをさらに含み得る。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0020】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。ネットワークエンティティはまた、第1のリソース割当てを送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。ネットワークエンティティは、第2のリソース割当てを送信するための手段をさらに含み得る。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0021】
いくつかの例では、ネットワークエンティティが使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。コンピュータ可読媒体はまた、第1のリソース割当てを送信するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。コンピュータ可読媒体はさらに、第2のリソース割当てを送信するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。いくつかの例では、第2のリソース割当ては、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである。
【0022】
いくつかの例では、ユーザ機器は、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するように構成され得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。プロセッサおよびメモリはまた、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択するように構成され得る。プロセッサおよびメモリは、第2のコンポーネントキャリア上のPUCCHリソースの選択の後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するようにさらに構成され得る。
【0023】
いくつかの例では、ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するステップを含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。方法はまた、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択するステップを含み得る。方法は、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを選択するステップの後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するステップをさらに含み得る。
【0024】
いくつかの例では、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段を含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。ユーザ機器はまた、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択するための手段を含み得る。ユーザ機器は、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを選択した後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するための手段をさらに含み得る。
【0025】
いくつかの例では、ユーザ機器が使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。コンピュータ可読媒体はまた、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。コンピュータ可読媒体はさらに、第2のコンポーネントキャリア上のPUCCHリソースの選択の後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。
【0026】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するように構成され得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。プロセッサおよびメモリはまた、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別するように構成され得る。プロセッサおよびメモリは、第2のコンポーネントキャリア上のPUCCHリソースの識別の後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するようにさらに構成され得る。
【0027】
いくつかの例では、ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するステップを含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。方法はまた、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別するステップを含み得る。方法は、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを識別するステップの後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するステップをさらに含み得る。
【0028】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。ネットワークエンティティは、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別するための手段と、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを識別した後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するための手段とを含み得る。
【0029】
いくつかの例では、ネットワークエンティティが使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。コンピュータ可読媒体はまた、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。コンピュータ可読媒体はまた、第2のコンポーネントキャリア上のPUCCHリソースの識別の後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶していてもよい。
【0030】
本開示のこれらおよび他の態様は、以下の詳細な説明を検討すれば、より十分に理解されるようになろう。本開示の他の態様、特徴、および例は、添付の図とともに本開示の特定の例示的な態様の以下の説明を検討すれば、当業者に明らかになろう。本開示の特徴について、以下のいくつかの例および図に対して説明することがあるが、本開示のすべての例は、本明細書で説明する有利な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。言い換えれば、1つまたは複数の例について、いくつかの有利な特徴を有するものとして説明することがあるが、そのような特徴のうちの1つまたは複数はまた、本明細書で説明する本開示の様々な例に従って使用され得る。同様に、例示的な態様は、デバイス、システム、または方法の例として以下で説明され得るが、そのような例示的な態様は、様々なデバイス、システム、および方法において実装され得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】いくつかの態様による、ワイヤレス通信システムの概略図である。
【
図2】いくつかの態様による、無線アクセスネットワークの一例の概念図である。
【
図3】いくつかの態様による、直交周波数分割多重(OFDM)を利用するエアインターフェースにおけるワイヤレスリソースの概略図である。
【
図4】いくつかの態様による、非アグリゲート基地局の構成の一例の高レベル図を提供する図である。
【
図5】いくつかの態様による、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)関連のシグナリングの一例を示すシグナリング図である。
【
図6】いくつかの態様による、複数の無線周波数(RF)キャリアを介したワイヤレス通信の一例の概念図である。
【
図7】いくつかの態様による、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)スケジューリングの一例の概念図である。
【
図8】いくつかの態様による、PUCCHキャリア切替えの一例の概念図である。
【
図9】いくつかの態様による、PUCCHキャリア切替えの別の例の概念図である。
【
図10】いくつかの態様による、PUCCHキャリア切替えの別の例の概念図である。
【
図11】いくつかの態様による、PUCCHキャリア切替えおよび並列送信の一例の概念図である。
【
図12】いくつかの態様による、制限付きPUCCHキャリア切替えの一例の概念図である。
【
図13】いくつかの態様による、PDSCH関連のシグナリングの一例を示すシグナリング図である。
【
図14】いくつかの態様による、処理システムを採用するユーザ機器のためのハードウェア実装形態の一例を概念的に示すブロック図である。
【
図15】いくつかの態様による、フィードバック送信に関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【
図16】いくつかの態様による、フィードバック送信のためのリソース割当てに関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【
図17】いくつかの態様による、フィードバック送信のためのPUCCHリソースに関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【
図18】いくつかの態様による、選択的フィードバック送信に関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【
図19】いくつかの態様による、処理システムを採用するネットワークエンティティのためのハードウェア実装形態の一例を概念的に示すブロック図である。
【
図20】いくつかの態様による、フィードバック送信に関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【
図21】いくつかの態様による、フィードバック送信のためのリソース割当てに関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【
図22】いくつかの態様による、フィードバック送信のためのPUCCHリソースに関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【
図23】いくつかの態様による、選択的フィードバック受信に関する例示的なワイヤレス通信方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すことは意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることは、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られている構造および構成要素は、そのような概念を不明瞭にすることを避けるためにブロック図の形態で示される。
【0033】
態様および例について、いくつかの例を例示することによって本出願で説明するが、当業者は、多くの異なる構成およびシナリオにおいて追加の実装形態および使用事例が生じる場合があることを理解されよう。本明細書で説明する革新は、多くの異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、およびパッケージング構成にわたって実装され得る。たとえば、態様および/または用途は、集積チップ例および他の非モジュール構成要素ベースのデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、産業機器、小売/購買デバイス、医療デバイス、人工知能対応(AI対応)デバイスなど)によって生じる場合がある。いくつかの例は、使用事例または適用例を特に対象とすることもまたはしないこともあるが、説明する革新の幅広い種類の適用可能性が生じ得る。実装形態は、チップレベルまたはモジュール式の構成要素から非モジュール式、非チップレベルの実装形態まで、さらには、説明する革新の1つまたは複数の態様を組み込む、集約型、分散型、または相手先商標製造会社(OEM)デバイスまたはシステムまでの範囲に及ぶ場合がある。いくつかの実践的な設定では、説明する態様および特徴を組み込むデバイスはまた、特許請求および説明する例の実装および実践のために追加の構成要素および特徴を必然的に含み得る。たとえば、ワイヤレス信号の送信および受信は、アナログおよびデジタル目的のいくつかの構成要素(たとえば、アンテナ、無線周波数(RF)チェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、プロセッサ、インターリーバ、加算器(adder)/加算器(summer)などを含むハードウェア構成要素)を必然的に含む。本明細書で説明する革新は、様々なサイズ、形状、および構造の多種多様なデバイス、チップレベル構成要素、システム、分散構成、非アグリゲート構成(たとえば、基地局および/またはUE)、エンドユーザデバイスなどにおいて実践され得ることが意図される。
【0034】
本開示の様々な態様は、アップリンク制御情報を送信するために使用されるべきコンポーネントキャリアを動的に選択することに関する。この選択プロセスは、アップリンク制御情報キャリア切替えと呼ばれることがある。たとえば、(たとえば、拡張型産業用モノのインターネット(IIoT)トラフィックおよび/または超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)トラフィックなどの時間依存の通信の場合に)物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フィードバックなどのアップリンク制御情報ができるだけ早く送信されることを可能にするために、UEは、それについてのフィードバックが送られているデータを受信するために使用されたキャリアとは異なるキャリア上でアップリンク制御情報を送信し得る。
【0035】
アップリンクキャリアアグリゲーション構成では、UEは、特定のスロットの間にプライマリコンポーネントキャリアの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で基地局などのネットワークエンティティからデータを受信し得る。加えて、UEは、後続のスロットにおいてハイブリッド自動再送要求(HARQ)ACK/NAKフィードバックを送信するように(たとえば、ダウンリンク制御情報を介して)命令され得る。いくつかのスロットについてアップリンクスロットまたはスペシャルスロットがプライマリコンポーネントキャリア上で利用可能ではないシナリオでは、代わりに、より早いアップリンクスロットまたはスペシャルスロットで構成されたセカンダリコンポーネントキャリア上でHARQ ACK/NAKフィードバックを送信することが有益であり得る。
【0036】
そのようなアップリンク制御情報(たとえば、PUCCH)キャリア切替えは、異なる例において異なる方法で構成され得る。いくつかの例では、各コンポーネントキャリアは、アップリンク制御情報キャリア切替えについて(たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリングによって)独立して構成され得る。いくつかの例では、コンポーネントキャリアごとのアップリンクリソースは、アップリンク制御情報キャリア切替えについて(たとえば、RRCシグナリングによって)独立して構成され得る。
【0037】
並列アップリンク送信は、UEにおいて、有効化される(たとえば、構成される)ことも、有効化されない(たとえば、構成されない)こともある。(たとえば、UEが並列アップリンク送信を実行するように構成される)いくつかの例では、UEは最初に、アップリンク制御情報を送信するためのキャリアを選択し、次いで、PUCCHと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の並列送信を実行し得る。同様に、(たとえば、UEが並列アップリンク送信を実行するように構成されない)いくつかの例では、UEは最初に、アップリンク制御情報を送信するためのキャリアを選択し、次いで、PUCCHとPUSCHの多重化を実行し得る。
【0038】
いくつかの例では、UEは、アップリンク制御情報を送信するためにプライマリコンポーネントキャリアを優先し得る。たとえば、UEは最初に、フィードバックの送信のために指定されたスロットがプライマリコンポーネントキャリア上でのアップリンク送信のために利用可能である(たとえば、プライマリコンポーネントキャリア上のそのスロットがダウンリンク送信のためにスケジュールされていない)かどうかを決定し得る。スロットが利用可能である場合、UEはフィードバックを送信するためにプライマリコンポーネントキャリアを使用する。スロットがプライマリコンポーネントキャリア上で利用可能ではない場合、UEは、指定されたセカンダリコンポーネントキャリア上のそのスロットがアップリンク送信のために利用可能である場合、フィードバックを送信するためにそのコンポーネントキャリアを使用する。いくつかの例では、UEは、このフィードバックを送信するために1つのみのセカンダリコンポーネントキャリアを使用することが許可される(すなわち、UEは、UEが任意の他のセカンダリコンポーネントキャリア上でフィードバックを送信することができるかどうかを確かめない)。
【0039】
本開示全体にわたって提示する様々な概念は、多種多様な電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格にわたって実装され得る。次に
図1を参照すると、限定はしないが例示的な例として、ワイヤレス通信システム100に関して本開示の様々な態様が示されている。ワイヤレス通信システム100は、3つの相互作用する領域、すなわち、コアネットワーク102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、およびユーザ機器(UE)106を含む。ワイヤレス通信システム100によって、UE106は、(限定はしないが)インターネットなどの外部データネットワーク110とのデータ通信を行うことが可能にされ得る。
【0040】
RAN104は、UE106に無線アクセスを提供するための、1つまたは複数の任意の適切なワイヤレス通信技術を実装し得る。一例として、RAN104は、しばしば5Gと呼ばれる、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))新無線(NR)仕様に従って動作し得る。別の例として、RAN104は、5G NRと、しばしばロングタームエボリューション(LTE)と呼ばれる発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(eUTRAN)規格とのハイブリッドの下で動作し得る。3GPPは、このハイブリッドRANを次世代RANまたはNG-RANと呼ぶ。別の例では、RAN104は、LTE規格と5G NR規格の両方に従って動作し得る。もちろん、本開示の範囲内で多くの他の例が利用され得る。
【0041】
図示のように、RAN104は複数の基地局108を含む。概して、基地局は、UEとの間の1つまたは複数のセルにおける無線送信および無線受信を担う、無線アクセスネットワークの中のネットワーク要素である。異なる技術、規格、または文脈では、基地局は、基地トランシーバ局(BTS)、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、アクセスポイント(AP)、ノードB(NB)、eノードB(eNB)、gノードB(gNB)、送信受信ポイント(TRP)、または何らかの他の適切な用語として当業者によって様々に呼ばれることがある。いくつかの例では、基地局は、コロケートされていてもコロケートされていなくてもよい2つ以上のTRPを含み得る。各TRPは、同じまたは異なる周波数帯域内の同じまたは異なるキャリア周波数上で通信し得る。RAN104がLTE規格と5G NR規格の両方に従って動作する例では、基地局108のうちの1つがLTE基地局であってもよく、別の基地局が5G NR基地局であってもよい。
【0042】
複数のモバイル装置のためのワイヤレス通信をサポートする無線アクセスネットワーク104がさらに示されている。モバイル装置は、3GPP規格ではユーザ機器(UE)106と呼ばれることがあるが、移動局(MS)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末(AT)、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、何らかの他の適切な用語として当業者によって呼ばれることもある。UE106は、ネットワークサービスへのアクセスをユーザに提供する装置であり得る。RAN104がLTE規格と5G NR規格の両方に従って動作する例では、UE106は、LTE基地局とNR基地局の両方からデータパケットを受信するためにLTE基地局およびNR基地局に同時に接続することが可能である、発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク-新無線デュアル接続性(EN-DC: Evolved-Universal Terrestrial Radio Access Network - New Radio dual connectivity)UEであり得る。
【0043】
本文書内では、モバイル装置は、必ずしも移動する能力を有する必要があるとは限らず、静止していてもよい。モバイル装置またはモバイルデバイスという用語は、多種多様なデバイスおよび技術を広く指す。UEは、通信に役立つようにサイズ決定、成形、および構成されたいくつかのハードウェア構造構成要素を含んでもよく、そのような構成要素は、互いに電気的に結合されたアンテナ、アンテナアレイ、RFチェーン、増幅器、1つまたは複数のプロセッサなどを含むことができる。たとえば、モバイル装置のいくつかの非限定的な例は、モバイル、セルラー(セル)フォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートブック、ネットブック、スマートブック、タブレット、携帯情報端末(PDA)、および、たとえば、モノのインターネット(IoT)に対応する、広範囲の埋込みシステムを含む。
【0044】
加えて、モバイル装置は、自動車または他の輸送車両、リモートセンサーまたはアクチュエータ、ロボットまたはロボティクスデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム(GPS)デバイス、物体追跡デバイス、ドローン、マルチコプター、クワッドコプター、リモート制御デバイス、コンシューマおよび/またはウェアラブルデバイス、たとえば、アイウェア、ウェアラブルカメラ、仮想現実デバイス、スマートウォッチ、ヘルスまたはフィットネストラッカー、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソールなどであり得る。加えて、モバイル装置は、ホームオーディオ、ビデオ、および/またはマルチメディアデバイス、アプライアンス、自動販売機、インテリジェント照明、ホームセキュリティシステム、スマートメーターなどのデジタルホームまたはスマートホームデバイスであり得る。加えて、モバイル装置は、スマートエネルギーデバイス、セキュリティデバイス、ソーラーパネルまたはソーラーアレイ、電力(たとえば、スマートグリッド)、照明、水道などを制御する都市インフラストラクチャデバイス、産業用オートメーションおよびエンタープライズデバイス、ロジスティックスコントローラ、農業機器などであり得る。またさらに、モバイル装置は、コネクテッド医療または遠隔医療のサポート、すなわち、遠隔のヘルスケアを提供し得る。テレヘルスデバイスは、テレヘルス監視デバイスおよびテレヘルス管理デバイスを含んでもよく、その通信には、たとえば、クリティカルサービスデータのトランスポートのための優先されたアクセス、および/またはクリティカルサービスデータのトランスポートのための関連するQoSに関して、他のタイプの情報よりも優遇された取扱いまたは優先されたアクセスが与えられてもよい。
【0045】
RAN104とUE106との間のワイヤレス通信は、エアインターフェースを利用するものとして説明され得る。基地局(たとえば、基地局108)から1つまたは複数のUE(たとえば、UE106)へのエアインターフェースを介した送信は、ダウンリンク(DL)送信と呼ばれることがある。いくつかの例では、ダウンリンクという用語は、基地局(たとえば、基地局108)において発信するポイントツーマルチポイント送信を指すことがある。このポイントツーマルチポイント送信方式を説明するための別の方法は、ブロードキャストチャネル多重化という用語を使用することであり得る。UE(たとえば、UE106)から基地局(たとえば、基地局108)への送信は、アップリンク(UL)送信と呼ばれることがある。いくつかの例では、アップリンクという用語は、UE(たとえば、UE106)において発信するポイントツーポイント送信を指すことがある。
【0046】
いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジュールされてもよく、何らかの他のタイプのネットワークエンティティのスケジューリングエンティティ(たとえば、基地局108)は、そのサービスエリアまたはセル内でいくつかまたはすべてのデバイスおよび機器の間で通信のためのリソースを割り振る。本開示内では、以下でさらに説明するように、スケジューリングエンティティは、1つまたは複数のスケジュールドエンティティ(たとえば、UE)のためのリソースのスケジューリング、割当て、再構成、および解放を担い得る。すなわち、スケジュールされた通信のために、スケジュールドエンティティであり得る複数のUE106は、スケジューリングエンティティ(たとえば、基地局108)によって割り振られたリソースを利用し得る。
【0047】
基地局108は、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。すなわち、いくつかの例では、UEは、1つまたは複数のスケジュールドエンティティ(たとえば、1つまたは複数の他のUE)のためのリソースをスケジュールするスケジューリングエンティティとして機能し得る。たとえば、UEは、ピアツーピアもしくはデバイスツーデバイス様式でかつ/または中継構成において他のUEと通信し得る。
【0048】
図1に示すように、スケジューリングエンティティ(たとえば、基地局108)は、ダウンリンクトラフィック112を1つまたは複数のスケジュールドエンティティ(たとえば、UE106)にブロードキャストし得る。概して、スケジューリングエンティティは、ダウンリンクトラフィック112と、いくつかの例では、1つまたは複数のスケジュールドエンティティからスケジューリングエンティティへのアップリンクトラフィック116および/またはアップリンク制御情報118とを含む、ワイヤレス通信ネットワークにおけるトラフィックをスケジュールすることを担うノードまたはデバイスである。一方、スケジュールドエンティティは、限定はしないが、スケジューリングエンティティなどのワイヤレス通信ネットワークの中の別のエンティティからのスケジューリング情報(たとえば、許可)、同期もしくはタイミング情報、または他の制御情報を含む、ダウンリンク制御情報114を受信するノードまたはデバイスである。
【0049】
加えて、アップリンク制御情報118、ダウンリンク制御情報114、ダウンリンクトラフィック112、および/またはアップリンクトラフィック116は、フレーム、サブフレーム、スロット、および/またはシンボルに時分割され得る。本明細書で使用する場合、シンボルは、直交周波数分割多重(OFDM)波形において、サブキャリアごとに1つのリソース要素(RE)を搬送する時間の単位を指すことがある。スロットは、いくつかの例では、7個または14個のOFDMシンボルを搬送し得る。サブフレームは、1ミリ秒(ms)の持続時間を指すことがある。複数のサブフレームまたはスロットは、単一のフレームまたは無線フレームを形成するために一緒にグループ化され得る。本開示内では、フレームは、ワイヤレス送信のための所定の持続時間(たとえば、10ms)を指すことがあり、各フレームは、たとえば、各々が1msの10個のサブフレームからなる。もちろん、これらの定義は必須ではなく、波形を編成するための任意の適切な方式が利用されてもよく、波形の様々な時分割は任意の適切な持続時間を有してもよい。
【0050】
一般に、基地局108は、ワイヤレス通信システムのバックホール120との通信のためのバックホールインターフェースを含み得る。バックホール120は、基地局108とコアネットワーク102との間のリンクを提供し得る。さらに、いくつかの例では、バックホールネットワークは、それぞれの基地局108の間の相互接続を提供し得る。任意の適切なトランスポートネットワークを使用する、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースが採用され得る。
【0051】
コアネットワーク102は、ワイヤレス通信システム100の一部であってもよく、RAN104において使用される無線アクセス技術とは無関係であってもよい。いくつかの例では、コアネットワーク102は、5G規格(たとえば、5GC)に従って構成され得る。他の例では、コアネットワーク102は、4G発展型パケットコア(EPC)、または任意の他の適切な規格もしくは構成に従って構成され得る。
【0052】
次に
図2を参照すると、限定はしないが例として、無線アクセスネットワーク(RAN)200の概略図が与えられる。いくつかの例では、RAN200は、上記で説明し、
図1に示したRAN104と同じであり得る。
【0053】
RAN200によってカバーされる地理的エリアは、1つのアクセスポイントまたは基地局からブロードキャストされた識別情報に基づいてユーザ機器(UE)によって一意に識別され得る、セルラー領域(セル)に分割され得る。
図2はセル202、204、206、および208を示し、それらの各々は1つまたは複数のセクタ(図示せず)を含み得る。セクタは、セルのサブエリアである。1つのセル内のすべてのセクタは、同じ基地局によってサービスされる。セクタ内の無線リンクは、そのセクタに属する単一の論理識別情報によって識別され得る。セクタに分割されたセルでは、セル内の複数のセクタはアンテナのグループによって形成されることがあり、各アンテナはセルの一部分の中のUEとの通信を担う。
【0054】
様々な基地局配置が利用され得る。たとえば、
図2では、2つの基地局210および212がセル202および204の中に示され、セル206の中のリモート無線ヘッド(RRH)216を制御する基地局214が示されている。すなわち、基地局は、集積アンテナを有することができるか、またはフィーダケーブルによってアンテナもしくはRRHに接続され得る。図示の例では、基地局210、212、および214は大きいサイズを有するセルをサポートするので、セル202、204、および206はマクロセルと呼ばれることがある。さらに、基地局218は、1つまたは複数のマクロセルと重複し得るセル208の中に示されている。この例では、基地局218は比較的小さいサイズを有するセルをサポートするので、セル208はスモールセル(たとえば、マイクロセル、ピコセル、フェムトセル、ホーム基地局、ホームノードB、ホームeノードBなど)と呼ばれることがある。セルのサイズ決定は、システム設計ならびに構成要素制約に従って行われ得る。
【0055】
RAN200は任意の数のワイヤレス基地局およびセルを含み得ることを理解されたい。さらに、所与のセルのサイズまたはカバレージエリアを拡大するために、中継ノードが展開されてもよい。基地局210、212、214、218は、コアネットワークへのワイヤレスアクセスポイントを任意の数のモバイル装置に提供する。いくつかの例では、基地局210、212、214、および/または218は、上記で説明し、
図1に示した基地局/スケジューリングエンティティと同じであってもよい。
【0056】
図2は、ドローンまたはクワッドコプターであり得る無人航空機(UAV)220をさらに含む。UAV220は、基地局として、またはより詳細にはモバイル基地局として機能するように構成され得る。すなわち、いくつかの例では、セルは必ずしも静止しているとは限らないことがあり、セルの地理的エリアはUAV220などのモバイル基地局のロケーションに従って移動することがある。
【0057】
RAN200内では、セルは、各セルの1つまたは複数のセクタと通信していることがあるUEを含み得る。さらに、各基地局210、212、214、および218は、コアネットワーク102(
図1参照)へのアクセスポイントをそれぞれのセルの中のすべてのUEに提供するように構成され得る。たとえば、UE222および224は基地局210と通信していることがあり、UE226および228は基地局212と通信していることがあり、UE230および232はRRH216を介して基地局214と通信していることがあり、UE234は基地局218と通信していることがある。いくつかの例では、UE222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、および/または242は、上記で説明し、
図1に示したUE/スケジュールドエンティティと同じであってもよい。いくつかの例では、UAV220(たとえば、クワッドコプター)はモバイルネットワークノードである場合があり、UEとして機能するように構成され得る。たとえば、UAV220は、基地局210と通信することによってセル202内で動作し得る。
【0058】
RAN200のさらなる態様では、必ずしも基地局からのスケジューリング情報または制御情報に依拠することなく、サイドリンク信号がUE間で使用され得る。サイドリンク通信は、たとえば、デバイスツーデバイス(D2D)ネットワーク、ピアツーピア(P2P)ネットワーク、ビークルツービークル(V2V)ネットワーク、ビークルツーエブリシング(V2X)ネットワーク、および/または他の適切なサイドリンクネットワークにおいて利用され得る。たとえば、2つ以上のUE(たとえば、UE238、240、および242)は、基地局を通じて通信を中継することなく、サイドリンク信号237を使用して互いと通信し得る。いくつかの例では、UE238、240、および242は各々、基地局からのスケジューリング情報または制御情報に依拠することなく、リソースをスケジュールし、サイドリンク信号237をそれらの間で通信するように、スケジューリングエンティティもしくは送信サイドリンクデバイスおよび/またはスケジュールドエンティティもしくは受信サイドリンクデバイスとして機能し得る。他の例では、基地局(たとえば、基地局212)のカバレージエリア内の2つ以上のUE(たとえば、UE226および228)も、基地局212を通じて通信を伝えることなく、直接リンク(サイドリンク)を介してサイドリンク信号227を通信し得る。この例では、基地局212は、サイドリンク通信用にリソースをUE226および228に割り振り得る。
【0059】
RAN200では、UEがそのロケーションとは無関係に移動しながら通信する能力は、モビリティと呼ばれる。UEと無線アクセスネットワークとの間の様々な物理チャネルは、一般に、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF、図示せず、
図1のコアネットワーク102の一部)の制御下でセットアップされ、維持され、解放され、AMFは、制御プレーン機能とユーザプレーン機能の両方のためのセキュリティコンテキストを管理するセキュリティコンテキスト管理機能(SCMF)と、認証を実行するセキュリティアンカー機能(SEAF)とを含み得る。
【0060】
RAN200は、モビリティおよびハンドオーバ(すなわち、ある無線チャネルから別の無線チャネルへのUEの接続の移行)を可能にするために、DLベースのモビリティまたはULベースのモビリティを利用し得る。DLベースのモビリティのために構成されたネットワークでは、スケジューリングエンティティとの呼の間、または任意の他の時間に、UEは、そのサービングセルからの信号の様々なパラメータ、ならびに近隣セルの様々なパラメータを監視し得る。これらのパラメータの品質に応じて、UEは、近隣セルのうちの1つまたは複数との通信を維持し得る。この時間の間に、UEがあるセルから別のセルに移動する場合、または近隣セルからの信号品質が、所与の時間量にわたってサービングセルからの信号品質を超える場合、UEは、サービングセルから近隣(ターゲット)セルへのハンドオフまたはハンドオーバを引き受けることがある。たとえば、UE224(車両として示されているが、任意の適切な形態のUEが使用され得る)は、そのサービングセル(たとえば、セル202)に対応する地理的エリアからネイバーセル(たとえば、セル206)に対応する地理的エリアに移動することがある。ネイバーセルからの信号強度または品質が、所与の時間量にわたってサービングセルの信号強度または品質を越えるとき、UE224は、この状態を示す報告メッセージをそのサービング基地局(たとえば、基地局210)に送信してもよい。応答して、UE224はハンドオーバコマンドを受信してもよく、UEはセル206へのハンドオーバを受けてもよい。
【0061】
ULベースのモビリティのために構成されたネットワークでは、各UEからのUL参照信号は、UEごとにサービングセルを選択するために、ネットワークによって利用され得る。いくつかの例では、基地局210、212、および214/216は、統合同期信号(たとえば、統合プライマリ同期信号(PSS)、統合セカンダリ同期信号(SSS)、および統合物理ブロードキャストチャネル(PBCH))をブロードキャストし得る。UE222、224、226、228、230、および232は、統合同期信号を受信し、同期信号からキャリア周波数およびスロットタイミングを導出し、タイミングの導出に応答して、アップリンクパイロットまたは参照信号を送信し得る。UE(たとえば、UE224)によって送信されたアップリンクパイロット信号は、RAN200内の2つ以上のセル(たとえば、基地局210および214/216)によって同時に受信され得る。セルの各々は、パイロット信号の強度を測定することができ、無線アクセスネットワーク(たとえば、基地局210および214/216のうちの1つもしくは複数、ならびに/またはコアネットワーク内の中央ノード)は、UE224のためのサービングセルを決定することができる。UE224がRAN200を通って移動するとき、ネットワークは、UE224によって送信されたアップリンクパイロット信号を監視し続けることができる。近隣セルによって測定されたパイロット信号の信号強度または品質が、サービングセルによって測定された信号強度または品質を超えるとき、RAN200は、UE224への通知ありまたはなしで、UE224をサービングセルから近隣セルにハンドオーバし得る。
【0062】
基地局210、212、および214/216によって送信された同期信号は統合されることがあるが、同期信号は、特定のセルを識別しないことがあり、むしろ、同じ周波数上でかつ/または同じタイミングで動作する複数のセルのゾーンを識別することがある。5Gネットワークまたは他の次世代通信ネットワークにおけるゾーンの使用は、アップリンクベースのモビリティフレームワークを可能にし、UEとネットワークとの間で交換される必要があるモビリティメッセージの数が低減され得るのでUEとネットワークの両方の効率を改善する。
【0063】
様々な実装形態では、RAN200の中のエアインターフェースは、認可スペクトル、無認可スペクトル、または共有スペクトルを利用し得る。認可スペクトルは、一般に、モバイルネットワーク事業者が政府規制機関からライセンスを購入することによって、スペクトルの一部分の独占的使用を提供する。無認可スペクトルは、政府が供与したライセンスの必要なしに、スペクトルの一部分の共用を提供する。いくつかの技術的なルールの遵守は、一般に、無認可スペクトルにアクセスするために依然として必要とされるが、一般に、いかなる事業者またはデバイスもアクセスを得ることができる。共有スペクトルは、認可スペクトルと無認可スペクトルとの間にある場合があり、スペクトルにアクセスするために技術的なルールまたは制限が必要とされ得るが、スペクトルは依然として、複数の事業者および/または複数の無線アクセス技術(RAT)によって共有され得る。たとえば、認可スペクトルの一部分に対するライセンスの保有者は、たとえば、アクセスを得るために被認可者が決定した適切な条件でそのスペクトルを他の関係者と共有するために、認可共有アクセス(LSA)を提供し得る。
【0064】
RAN200の中のエアインターフェースは、様々なデバイスの同時通信を可能にするために、1つまたは複数の多重化アルゴリズムおよび多元接続アルゴリズムを利用し得る。たとえば、5G NR仕様は、UE222および224から基地局210へのUL送信のために、ならびに、サイクリックプレフィックス(CP)を用いた直交周波数分割多重化(OFDM)を利用する、基地局210から1つまたは複数のUE222および224へのDL送信の多重化のために、多元接続を提供する。加えて、UL送信のために、5G NR仕様は、CPを用いた離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)(シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)とも呼ばれる)に対するサポートを提供する。しかしながら、本開示の範囲内では、多重化および多元接続は、上記の方式に限定されず、時分割多元接続(TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、スパース符号多元接続(SCMA)、リソース拡散多元接続(RSMA)、または他の適切な多元接続方式を利用して提供され得る。さらに、基地局210からUE222および224へのDL送信を多重化することは、時分割多重化(TDM)、符号分割多重化(CDM)、周波数分割多重化(FDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)、スパース符号多重化(SCM)、または他の適切な多重化方式を利用して行われ得る。
【0065】
RAN200の中のエアインターフェースはさらに、1つまたは複数の複信アルゴリズムを利用し得る。複信は、両方のエンドポイントが両方向で互いと通信することができる、ポイントツーポイント通信リンクを指す。全二重は、両方のエンドポイントが互いと同時に通信することができることを意味する。半二重は、一度に一方のエンドポイントのみが情報を他方に送ることができることを意味する。半二重エミュレーションは、時分割複信(TDD)を利用して、ワイヤレスリンクのために頻繁に実装される。TDDでは、所与のチャネル上の異なる方向における送信は、時分割多重化を使用して、互いから分離される。すなわち、ある時間には、チャネルはある方向における送信専用であるが、他の時間には、チャネルは反対方向における送信専用であり、その場合、方向は極めて急速に、たとえば、スロット当たり数回、変化し得る。ワイヤレスリンクでは、全二重チャネルは、一般に、送信機と受信機の物理的分離、および適切な干渉消去技術に依拠する。全二重エミュレーションは、周波数分割複信(FDD)または空間分割複信(SDD)を利用することによって、ワイヤレスリンクのために頻繁に実装される。FDDでは、異なる方向における送信は、異なるキャリア周波数において動作する。SDDでは、所与のチャネル上の異なる方向における送信は、空間分割多重化(SDM)を使用して、互いから分離される。他の例では、全二重通信は不対スペクトル内で(たとえば、単一のキャリア帯域幅内で)実装されてもよく、異なる方向における送信はキャリア帯域幅の異なるサブバンド内で行われる。このタイプの全二重通信は、サブバンド全二重(SBFD)、クロス分割複信(xDD)、またはフレキシブル複信と呼ばれることがある。
【0066】
本開示の様々な態様についてOFDM波形を参照しながら説明し、OFDM波形の一例は
図3に概略的に示されている。本開示の様々な態様は、本明細書で以下で説明するものと実質的に同じ方法でSC-FDMA波形に適用され得ることを、当業者は理解されたい。すなわち、本開示のいくつかの例は、明快にするためにOFDMリンクに焦点を当てることがあるが、同じ原理がSC-FDMA波形にも適用され得ることを理解されたい。
【0067】
次に
図3を参照すると、OFDMリソースグリッドを示す、例示的なサブフレーム302の拡大図が示されている。しかしながら、当業者が容易に諒解するように、任意の特定の適用例のための物理(PHY)レイヤ送信構造は、任意の数の要因に応じて、ここで説明する例とは異なることがある。ここで、時間はOFDMシンボルの単位で水平方向にあり、周波数はキャリアのサブキャリアの単位で垂直方向にある。
【0068】
リソースグリッド304は、所与のアンテナポートのための時間周波数リソースを概略的に表すために使用され得る。すなわち、利用可能な複数のアンテナポートがある多入力多出力(MIMO)実装形態では、対応する複数個のリソースグリッド304が通信のために利用可能であり得る。リソースグリッド304は、複数のリソース要素(RE)306に分割される。1サブキャリア×1シンボルであるREは、時間周波数グリッドの最小の個別部分であり、物理チャネルまたは信号からのデータを表す単一の複素数値を含む。特定の実装形態において利用される変調に応じて、各REは情報の1つまたは複数のビットを表し得る。いくつかの例では、REのブロックは、物理リソースブロック(PRB)またはより簡単にリソースブロック(RB)308と呼ばれることがあり、これは、周波数領域において任意の適切な数の連続するサブキャリアを含む。一例では、RBは、使用されるヌメロロジーとは無関係の数である、12個のサブキャリアを含み得る。いくつかの例では、ヌメロロジーに応じて、RBは、時間領域において任意の適切な数の連続したOFDMシンボルを含み得る。本開示内では、RB308などの単一のRBは通信の単一の方向(所与のデバイスのための送信または受信のいずれか)に完全に対応することが想定される。
【0069】
連続的または不連続的リソースブロックのセットは、本明細書では、リソースブロックグループ(RBG)、サブバンド、または帯域幅パート(BWP)と呼ばれることがある。サブバンドまたはBWPのセットは、帯域幅全体にわたる場合がある。ダウンリンク送信、アップリンク送信、またはサイドリンク送信のためのスケジュールドエンティティ(たとえば、UE)のスケジューリングは、典型的には、1つまたは複数のサブバンドまたは帯域幅パート(BWP)内の1つまたは複数のリソース要素306をスケジュールすることを伴う。したがって、UEは一般に、リソースグリッド304のサブセットのみを利用する。いくつかの例では、RBは、UEに割り振られ得るリソースの最小単位であり得る。したがって、UEのためにスケジュールされるRBが多いほど、かつエアインターフェースのために選ばれる変調方式が高いほど、UEのためのデータレートが高くなる。RBは、基地局(たとえば、gNB、eNBなど)などのスケジューリングエンティティによってスケジュールされてもよく、またはD2Dサイドリンク通信を実装するUEによって自己スケジュールされてもよい。
【0070】
この図では、RB308は、サブフレーム302の帯域幅全体未満を占有するものとして示されており、いくつかのサブキャリアは、RB308の上および下に示されている。所与の実装形態では、サブフレーム302は、1つまたは複数のRB308のうちの任意の数に対応する帯域幅を有し得る。さらに、この図では、RB308は、サブフレーム302の持続時間全体未満を占有するものとして示されているが、これは1つの可能な例にすぎない。
【0071】
各1msサブフレーム302は、1つまたは複数の隣接するスロットからなり得る。
図3に示す例では、1つのサブフレーム302は、例示的な例として、4つのスロット310を含む。いくつかの例では、スロットは、所与のサイクリックプレフィックス(CP)長を有する、指定された数のOFDMシンボルに従って定義され得る。たとえば、スロットは、公称CPを伴う7個または14個のOFDMシンボルを含み得る。追加の例は、より短い持続時間(たとえば、1~3個のOFDMシンボル)を有する、短縮された送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがあるミニスロットを含み得る。これらのミニスロットまたは短縮された送信時間間隔(TTI)は、場合によっては、同じまたは異なるUEのための進行中のスロット送信のためにスケジュールされたリソースを占有して送信され得る。任意の数のリソースブロックが、サブフレームまたはスロット内で利用され得る。
【0072】
スロット310のうちの1つの拡大図は、制御領域312およびデータ領域314を含むスロット310を示す。一般に、制御領域312は制御チャネルを搬送することができ、データ領域314はデータチャネルを搬送することができる。もちろん、スロットは、すべてのDL、すべてのUL、または少なくとも1つのDL部分および少なくとも1つのUL部分を含み得る。
図3に示す構造は一例にすぎず、異なるスロット構造が利用されてもよく、制御領域およびデータ領域の各々のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0073】
図3には示されていないが、RB308内の様々なRE306は、制御チャネル、共有チャネル、データチャネルなどを含む、1つまたは複数の物理チャネルを搬送するようにスケジュールされ得る。RB308内の他のRE306も、パイロットまたは参照信号を搬送し得る。これらのパイロットまたは参照信号は、受信デバイスが対応するチャネルのチャネル推定を実行することを実現することができ、このことは、RB308内の制御チャネルおよび/またはデータチャネルのコヒーレントな復調/検出を可能にすることができる。
【0074】
いくつかの例では、スロット310は、ブロードキャスト通信、マルチキャスト通信、グループキャスト通信、またはユニキャスト通信のために利用され得る。たとえば、ブロードキャスト通信、マルチキャスト通信、またはグループキャスト通信は、1つのデバイス(たとえば、基地局、UE、または他の同様のデバイス)による他のデバイスへのポイントツーマルチポイント送信を指すことがある。ここで、ブロードキャスト通信はすべてのデバイスに配信されるが、マルチキャスト通信またはグループキャスト通信は複数の意図された受信者デバイスに配信される。ユニキャスト通信は、1つのデバイスによる単一の他のデバイスへのポイントツーポイント送信を指すことがある。
【0075】
Uuインターフェースを介したセルラーキャリア上のセルラー通信の一例では、DL送信の場合、スケジューリングエンティティ(たとえば、基地局)は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)などの1つまたは複数のDL制御チャネルを含むDL制御情報を1つまたは複数のスケジュールドエンティティ(たとえば、UE)に搬送するために、(たとえば、制御領域312内の)1つまたは複数のRE306を割り振り得る。PDCCHは、限定はしないが、電力制御コマンド(たとえば、1つもしくは複数の開ループ電力制御パラメータおよび/または1つもしくは複数の閉ループ電力制御パラメータ)、スケジューリング情報、許可、ならびに/またはDL送信およびUL送信のためのREの割当てを含む、ダウンリンク制御情報(DCI)を搬送する。PDCCHは、肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)などのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック送信をさらに搬送し得る。HARQは、当業者によく知られている技法であり、正確を期すために、たとえば、チェックサムまたは巡回冗長検査(CRC)などの任意の適切な完全性検査機構を利用して、パケット送信の完全性が受信側で検査され得る。送信の完全性が確認される場合、ACKが送信され得るが、確認されない場合、NACKが送信され得る。NACKに応答して、送信デバイスは、チェイス合成、インクリメンタル冗長などを実装し得る、HARQ再送信を送り得る。
【0076】
基地局は、復調参照信号(DMRS)、位相追跡参照信号(PT-RS)、チャネル状態情報(CSI)参照信号(CSI-RS)、および同期信号ブロック(SSB)などの他のDL信号を搬送するために、(たとえば、制御領域312またはデータ領域314の中の)1つまたは複数のRE306をさらに割り振り得る。SSBは、周期(たとえば、5、10、20、30、80、または130ms)に基づいて一定の間隔でブロードキャストされ得る。SSBは、プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)、および物理ブロードキャスト制御チャネル(PBCH)を含む。UEは、時間領域において無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボル同期を達成することと、周波数領域においてチャネル(システム)帯域幅の中心を識別することと、セルの物理セルアイデンティティ(PCI)を識別することとを行うために、PSSおよびSSSを利用し得る。
【0077】
SSBの中のPBCHは、システム情報ブロック(SIB)を復号するためのパラメータとともに、様々なシステム情報を含むマスタ情報ブロック(MIB)をさらに含み得る。SIBは、たとえば、様々な追加の(残りの)システム情報を含み得るSystemInformationType 1(SIB1)であり得る。MIBおよびSIB1はともに、初期アクセスのための最小のシステム情報(SI)を提供する。MIBにおいて送信されるシステム情報の例は、限定はしないが、サブキャリア間隔(たとえば、デフォルトのダウンリンクヌメロロジー)、システムフレーム番号、PDCCH制御リソースセット(CORESET)の構成(たとえば、PDCCH CORESET0)、セル禁止インジケータ、セル再選択インジケータ、ラスタオフセット、およびSIB1のためのサーチスペースを含み得る。SIB1において送信される残存最小システム情報(RMSI)の例は、限定はしないが、ランダムアクセスサーチスペース、ページングサーチスペース、ダウンリンク構成情報、およびアップリンク構成情報を含み得る。基地局は、他のシステム情報(OSI)も送信し得る。
【0078】
UL送信では、スケジュールドエンティティ(たとえば、UE)は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)などの1つまたは複数のUL制御チャネルを含むUL制御情報(UCI)をスケジューリングエンティティに搬送するために、1つまたは複数のRE306を利用し得る。UCIは、パイロット、参照信号、およびアップリンクデータ送信を復号することを可能にするかまたは支援するように構成された情報を含む、様々なパケットタイプおよびカテゴリーを含み得る。アップリンク参照信号の例は、サウンディング参照信号(SRS)およびアップリンクDMRSを含み得る。いくつかの例では、UCIは、スケジューリング要求(SR)、すなわち、スケジューリングエンティティがアップリンク送信をスケジュールすることを求める要求を含み得る。ここで、UCI上で送信されたSRに応答して、スケジューリングエンティティは、アップリンクパケット送信のためのリソースをスケジュールし得るダウンリンク制御情報(DCI)を送信し得る。UCIは、HARQフィードバック、CSI報告などのチャネル状態フィードバック(CSF)、または任意の他の適切なUCIも含み得る。
【0079】
制御情報に加えて、(たとえば、データ領域314内の)1つまたは複数のRE306がデータトラフィックのために割り振られ得る。そのようなデータトラフィックは、DL送信のために物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、またはUL送信のために物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)など、1つまたは複数のトラフィックチャネル上で搬送され得る。いくつかの例では、データ領域314内の1つまたは複数のRE306は、1つまたは複数のSIBおよびDMRSなどの他の信号を搬送するように構成され得る。
【0080】
近接サービス(ProSe)PC5インターフェースを介したサイドリンクキャリア上のサイドリンク通信の一例では、スロット310の制御領域312は、1つまたは複数の他の受信サイドリンクデバイス(たとえば、受信(Rx)V2Xデバイスまたは何らかの他のRx UE)のセットに向けて開始(送信)サイドリンクデバイス(たとえば、送信(Tx)V2Xデバイスまたは他のTx UE)によって送信されたサイドリンク制御情報(SCI)を含む物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を含み得る。スロット310のデータ領域314は、SCIを介して送信サイドリンクデバイスによってサイドリンクキャリア上で予約されたリソース内で開始(送信)サイドリンクデバイスによって送信されたサイドリンクデータトラフィックを含む物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)を含み得る。他の情報は、スロット310内の様々なRE306上でさらに送信され得る。たとえば、HARQフィードバック情報が、スロット310内の物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)において受信サイドリンクデバイスから送信サイドリンクデバイスに送信され得る。加えて、サイドリンクSSB、サイドリンクCSI-RS、サイドリンクSRS、および/またはサイドリンク測位参照信号(PRS)などの1つまたは複数の参照信号が、スロット310内で送信され得る。
【0081】
上記で説明したこれらの物理チャネルは一般に、媒体アクセス制御(MAC)レイヤにおける処理のために多重化され、トランスポートチャネルにマッピングされる。トランスポートチャネルは、トランスポートブロック(TB)と呼ばれる情報のブロックを搬送する。情報のビット数に対応し得るトランスポートブロックサイズ(TBS)は、変調およびコーディング方式(MCS)ならびに所与の送信の中のRBの数に基づく、制御されたパラメータであり得る。
【0082】
図1~
図3を参照しながら上記で説明したチャネルまたはキャリアは、必ずしもスケジューリングエンティティとスケジュールドエンティティとの間で利用され得るチャネルまたはキャリアのすべてであるとは限らず、当業者は、図示したものに加えて、他のトラフィックチャネル、制御チャネル、およびフィードバックチャネルなどの他のチャネルまたはキャリアが利用され得ることを認識されよう。
【0083】
5G新無線(NR)システムなどの通信システムの展開は、様々な構成要素または構成部品を用いて複数の方法で構成され得る。5G NRシステムまたはネットワークでは、ネットワークノード、ネットワークエンティティ、ネットワークのモビリティ要素、無線アクセスネットワーク(RAN)ノード、コアネットワークノード、ネットワーク要素、あるいは、基地局(BS)または基地局機能を実行する1つもしくは複数のユニット(または1つもしくは複数の構成要素)などのネットワーク機器は、アグリゲートまたは非アグリゲートアーキテクチャにおいて実装され得る。たとえば、BS(ノードB(NB)、発展型NB(eNB)、NR BS、5G NB、アクセスポイント(AP)、送信受信ポイント(TRP)、またはセルなど)は、アグリゲート基地局(スタンドアロンBSまたはモノリシックBSとしても知られている)または非アグリゲート基地局として実装され得る。
【0084】
アグリゲート基地局は、単一のRANノード内で物理的にまたは論理的に統合された無線プロトコルスタックを利用するように構成され得る。非アグリゲート基地局は、2つ以上のユニット(1つもしくは複数の中央もしくは集中型ユニット(CU)、1つもしくは複数の分散ユニット(DU)、または1つもしくは複数の無線ユニット(RU)など)の間で物理的にまたは論理的に分散されたプロトコルスタックを利用するように構成され得る。いくつかの態様では、CUはRANノード内で実装されてもよく、1つまたは複数のDUはCUとコロケートされてもよく、または代替として、1つまたは複数の他のRANノード全体にわたって地理的にまたは仮想的に分散されてもよい。DUは、1つまたは複数のRUと通信するように実装されてもよい。CU、DU、およびRUの各々はまた、仮想ユニット、すなわち、仮想中央ユニット(VCU)、仮想分散ユニット(VDU)、または仮想無線ユニット(VRU)として実装され得る。
【0085】
基地局タイプの動作またはネットワーク設計は、基地局機能のアグリゲーション特性を考慮し得る。たとえば、非アグリゲート基地局は、統合アクセスバックホール(IAB)ネットワーク、オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN(O-RAN Allianceによって後援されるネットワーク構成など))、または仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN、クラウド無線アクセスネットワーク(C-RAN)としても知られている)において利用され得る。非アグリゲーションは、様々な物理ロケーションにおける2つ以上のユニットにわたる分散機能、ならびに仮想的に、ネットワーク設計における柔軟性を可能にすることができる少なくとも1つのユニットのための分散機能を含み得る。非アグリゲート基地局または非アグリゲートRANアーキテクチャの様々なユニットは、少なくとも1つの他のユニットとのワイヤードまたはワイヤレス通信のために構成され得る。
【0086】
図4は、例示的な非アグリゲート基地局400のアーキテクチャを示す図を示す。非アグリゲート基地局400のアーキテクチャは、バックホールリンクを介してコアネットワーク420と直接、または1つもしくは複数の非アグリゲート基地局ユニット(E2リンクを介した準リアルタイム(Near-RT)RANインテリジェントコントローラ(RIC)425、もしくはサービス管理および編成(SMO)フレームワーク405に関連付けられた非リアルタイム(Non-RT)RIC415、またはその両方など)を通じてコアネットワーク420と間接的に通信することができる1つまたは複数の中央ユニット(CU)410を含み得る。CU410は、F1インターフェースなどのそれぞれのミッドホールリンクを介して1つまたは複数の分散ユニット(DU)430と通信し得る。DU430は、それぞれのフロントホールリンクを介して1つまたは複数の無線ユニット(RU)440と通信し得る。RU440は、1つまたは複数の無線周波数(RF)アクセスリンクを介してそれぞれのUE450と通信し得る。いくつかの実装形態では、UE450は複数のRU440によって同時にサービスされ得る。
【0087】
ユニット、すなわち、CU410、DU430、RU440、ならびにNear-RT RIC425、Non-RT RIC415、およびSMOフレームワーク405の各々は、1つもしくは複数のインターフェースを含み得るか、またはワイヤードもしくはワイヤレス送信媒体を介して信号、データ、もしくは情報(総称して信号)を受信もしくは送信するように構成された1つもしくは複数のインターフェースに結合され得る。ユニットの各々、またはユニットの通信インターフェースに命令を提供する関連するプロセッサもしくはコントローラは、送信媒体を介してその他のユニットのうちの1つまたは複数と通信するように構成され得る。たとえば、ユニットは、その他のユニットのうちの1つまたは複数との間でワイヤード送信媒体を介して信号を受信または送信するように構成されたワイヤードインターフェースを含むことができる。加えて、ユニットは、その他のユニットのうちの1つまたは複数との間でワイヤレス送信媒体を介して信号を受信もしくは送信するかまたはその両方を行うように構成された受信機、送信機、またはトランシーバ(無線周波数(RF)トランシーバなど)を含み得る、ワイヤレスインターフェースを含むことができる。
【0088】
いくつかの態様では、CU410は1つまたは複数の上位レイヤ制御機能をホストし得る。そのような制御機能は、無線リソース制御(RRC)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、サービスデータアダプテーションプロトコル(SDAP)などを含むことができる。各制御機能は、CU410によってホストされる他の制御機能と信号を通信するように構成されたインターフェースを用いて実装され得る。CU410は、ユーザプレーン機能(すなわち、中央ユニット-ユーザプレーン(CU-UP))、制御プレーン機能(すなわち、中央ユニット-制御プレーン(CU-CP))、またはそれらの組合せを処理するように構成され得る。いくつかの実装形態では、CU410は、1つまたは複数のCU-UPユニットおよび1つまたは複数のCU-CPユニットに論理的にスプリットされ得る。CU-UPユニットは、O-RAN構成において実装されるときにはE1インターフェースなどのインターフェースを介して、CU-CPユニットと双方向に通信することができる。CU410は、ネットワーク制御およびシグナリングのために、必要に応じて、分散ユニット(DU)430と通信するように実装され得る。
【0089】
DU430は、1つまたは複数のRU440の動作を制御するための1つまたは複数の基地局機能を含む論理ユニットに対応し得る。いくつかの態様では、DU430は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって定義されたものなどの機能的スプリットに少なくとも部分的に応じて、無線リンク制御(RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、および1つまたは複数の上位物理(PHY)レイヤ(前方誤り訂正(FEC)符号化および復号、スクランブリング、変調および復調などのためのモジュールなど)のうちの1つまたは複数をホストし得る。いくつかの態様では、DU430は1つまたは複数の下位PHYレイヤをさらにホストし得る。各レイヤ(またはモジュール)は、DU430によってホストされる他のレイヤ(およびモジュール)と、またはCU410によってホストされる制御機能と信号を通信するように構成されたインターフェースを用いて実装され得る。
【0090】
下位レイヤ機能は、1つまたは複数のRU440によって実装され得る。いくつかの展開では、DU430によって制御されるRU440は、下位レイヤ機能的スプリットなどの機能的スプリットに少なくとも部分的に基づいて、RF処理機能、もしくは低PHYレイヤ機能(高速フーリエ変換(FFT)、逆FFT(iFFT)、デジタルビームフォーミング、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)抽出およびフィルタリングなどを実行するなど)、またはその両方をホストする論理ノードに対応し得る。そのようなアーキテクチャでは、RU440は、1つまたは複数のUE450とのオーバージエア(OTA)通信を処理するように実装され得る。いくつかの実装形態では、RU440との制御プレーン通信およびユーザプレーン通信のリアルタイム態様および非リアルタイム態様は、対応するDU430によって制御され得る。いくつかのシナリオでは、この構成は、vRANアーキテクチャなどのクラウドベースのRANアーキテクチャにおいてDU430およびCU410が実装されることを可能にすることができる。
【0091】
SMOフレームワーク405は、RAN展開ならびに非仮想化ネットワーク要素および仮想化ネットワーク要素のプロビジョニングをサポートするように構成され得る。非仮想化ネットワーク要素の場合、SMOフレームワーク405は、運用保守インターフェース(O1インターフェースなど)を介して管理され得るRANカバレージ要件のための専用物理リソースの展開をサポートするように構成され得る。仮想化ネットワーク要素の場合、SMOフレームワーク405は、クラウドコンピューティングプラットフォームインターフェース(O2インターフェースなど)を介して(仮想化ネットワーク要素をインスタンス化するためなど)ネットワーク要素ライフサイクル管理を実行するために、クラウドコンピューティングプラットフォーム(オープンクラウド(O-Cloud)490など)と対話するように構成され得る。そのような仮想化ネットワーク要素は、限定はしないが、CU410、DU430、RU440、およびNear-RT RIC425を含むことができる。いくつかの実装形態では、SMOフレームワーク405は、O1インターフェースを介して、オープンeNB(O-eNB)411などの4G RANのハードウェア態様と通信することができる。加えて、いくつかの実装形態では、SMOフレームワーク405は、O1インターフェースを介して、1つまたは複数のRU440と直接通信することができる。SMOフレームワーク405はまた、SMOフレームワーク405の機能をサポートするように構成されたNon-RT RIC415を含み得る。
【0092】
Non-RT RIC415は、非リアルタイム制御ならびにRAN要素およびリソースの最適化、モデルの訓練および更新を含む人工知能/機械学習(AI/ML)ワークフロー、またはNear-RT RIC425におけるアプリケーション/機能のポリシーベースのガイダンスを可能にする論理機能を含むように構成され得る。Non-RT RIC415は、(A1インターフェースを介してなど)Near-RT RIC425に結合されるか、またはそれと通信し得る。Near-RT RIC425は、1つもしくは複数のCU410、1つもしくは複数のDU430、またはその両方、ならびにO-eNBをNear-RT RIC425と接続するインターフェースを介して(E2インターフェースを介してなど)データ収集およびアクションによって準リアルタイム制御ならびにRAN要素およびリソースの最適化を可能にする論理機能を含むように構成され得る。
【0093】
いくつかの実装形態では、Near-RT RIC425において展開されるべきAI/MLモデルを生成するために、Non-RT RIC415は、外部サーバからパラメータまたは外部のエンリッチメント情報を受信し得る。そのような情報は、Near-RT RIC425によって利用されてもよく、非ネットワークデータソースからまたはネットワーク機能からSMOフレームワーク405またはNon-RT RIC415において受信されてもよい。いくつかの例では、Non-RT RIC415またはNear-RT RIC425は、RAN挙動または性能を調整するように構成されてもよい。たとえば、Non-RT RIC415は、性能についての長期の傾向およびパターンを監視し、SMOフレームワーク405(O1を介した再構成など)を通じてまたはRAN管理ポリシー(A1ポリシーなど)の作成によって是正措置を実行するためのAI/MLモデルを採用してもよい。
【0094】
図5は、ネットワークエンティティ502と、ユーザ機器(UE)504とを含むワイヤレス通信システムにおけるPDSCH関連のシグナリングの一例を示すシグナリング
図500である。いくつかの例では、ネットワークエンティティ502は、
図1、
図2、
図4、
図6、
図13、および
図19のいずれかに示す、基地局、CU、DU、RU、またはスケジューリングエンティティのいずれかに対応し得る。いくつかの例では、UE504は、
図1、
図2、
図4、
図6、
図13、および
図14のいずれかに示す、UEまたはスケジュールドエンティティのいずれかに対応し得る。
【0095】
図5の506において、ネットワークエンティティ502は、ネットワークエンティティ502からの情報を受信するためにUE504が使用すべきであるCORESET構成およびSS構成を(たとえば、RRCメッセージングを介して)送信する。たとえば、UEのためのCORESET構成は、UE504用に構成されたCORESETごとにRBおよびシンボルの数を指定し得る。加えて、サーチスペース(SS)構成は、構成されたSSセットごとに、関連するCORESET、PDCCH監視オケージョン(MO)情報、PDCCH候補などを指定し得る。
【0096】
508において、UE504は、ネットワークエンティティ502が任意のメッセージをUE504に送信したかどうかを決定するために、構成されたSSセットを繰り返し監視する。いくつかの態様では、これは、UE504用に構成されたサーチスペースの中のPDCCH候補のブラインド復号を伴い得る。
【0097】
510において、何らかの時点で、ネットワークエンティティ502は、UE504のためのPDSCH送信をスケジュールする。いくつかの例では、ネットワークエンティティ502は、PDSCH送信および(たとえば、HARQ-Ackのための)関連するPUCCH送信をスケジュールし得る。したがって、512において、ネットワークエンティティ502はDCIをUE504に送信し、DCIは、PDSCH送信のためのPDSCHリソースおよびHARQ-AckのためのPUCCHリソースを示し得る。514において、ネットワークエンティティ502は、PDSCH送信をUE504に送信する。
【0098】
516において、UE504は、PDSCH送信を復号しようと試み、UE504がPDSCH送信の受信に成功したかどうかを示すための、ネットワークエンティティ502に送られるべきHARQ-Ackを生成する。したがって、518において、UE504は、(たとえば、512において受信されたDCIの中の情報に基づいて)HARQ-Ackをネットワークエンティティ502に送るためのPUCCHリソースを識別する。520において、UE504は、518において識別されたPUCCHリソース上でHARQ-Ack送信を送信する。
【0099】
5G-NRネットワークは、マルチセル送信環境の中の異なるセルおよび/または異なる送信受信ポイント(TRP)から送信されたコンポーネントキャリアのキャリアアグリゲーション(CA)をサポートし得る。異なるTRPは、単一のサービングセルまたは複数のサービングセルに関連付けられ得る。いくつかの態様では、コンポーネントキャリアという用語は、セル内の通信のために利用されるキャリア周波数(または帯域)を指すことがある。
【0100】
図6は、本開示のいくつかの態様による、複数のキャリアを介して通信するネットワークエンティティ(たとえば、BS)およびユーザ機器(UE)を示すワイヤレス通信システムの概念図である。特に、
図6は、プライマリサービングセル(PCell)602と、1つまたは複数のセカンダリサービングセル(SCell)606a、606b、606c、および606dとを含むワイヤレス通信システム600の一例を示す。PCell602は、UE610への無線リソース制御(RRC)接続を提供するアンカーセルと呼ばれることがある。いくつかの例では、PCellおよびSCellはコロケートされ得る(たとえば、同じロケーションにおける異なるTRP)。いくつかの例では、UE610は、
図1、
図2、
図4、
図5、
図13、および
図14のいずれかに示す、UEまたはスケジュールドエンティティのいずれかに対応し得る。
【0101】
SCell606a~606dのうちの1つまたは複数は、UE610にサービスするサービングセルを形成するためにアクティブ化されるかまたはPCell602に追加され得る。各サービングセルはコンポーネントキャリア(CC)に対応する。PCell602のCCはプライマリCCと呼ばれることがあり、SCell606a~606dのCCはセカンダリCCと呼ばれることがある。PCell602およびSCell606のうちの1つまたは複数は、
図1、
図2、
図4、
図5、
図13、および
図19のいずれかに示す、ネットワークエンティティ、基地局、CU、DU、RU、またはスケジューリングエンティティのいずれかと同様の、それぞれの基地局604および608a~608cによってサービスされ得る。
図6に示す例では、SCell606a~606cは各々、それぞれの基地局608a~608cによってサービスされる。SCell606dはPCell602とコロケートされる。たとえば、基地局604は、各々が異なるキャリアをサポートする、複数のTRPを含み得る。異なる周波数帯域におけるコンポーネントキャリアは異なる経路損失を受けることがあるので、PCell602およびSCell606dのカバレージは異なることがある。
【0102】
いくつかの例では、PCell602は、UE610への接続の信頼性を改善するかつ/またはデータレートを高めるために、SCell606a~606dのうちの1つまたは複数を追加または削除し得る。PCell602は、別のPCellへのハンドオーバ時に変更され得る。
【0103】
いくつかの例では、PCell602は、LTEなどの第1の無線アクセス技術(RAT)を利用し得るが、SCell606のうちの1つまたは複数は、5G-NRなどの第2のRATを利用し得る。この例では、マルチセル送信環境は、マルチRAT-デュアル接続性(MR-DC)環境と呼ばれることがある。MR-DCの一例は、UEがLTE基地局とNR基地局の両方との間でデータパケットを受信しデータパケットを送るためにLTE基地局およびNR基地局に同時に接続することを可能にする、発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)-新無線(NR)デュアル接続性(EN-DC)モードである。
【0104】
いくつかの例では、PCell602はローバンドセルであってもよく、SCell606はハイバンドセルであってもよい。ローバンド(LB)セルは、ハイバンドセルの周波数帯域よりも低い周波数帯域におけるCCを使用する。たとえば、ハイバンドセルはミリメートル波(mmW)CCを使用してもよく、ローバンドセルはmmWよりも低い帯域(たとえば、サブ6GHz帯域)におけるCCを使用してもよい。一般に、mmW CCを使用するセルは、ローバンドCCを使用するセルよりも大きい帯域幅を提供することができる。加えて、6GHzを上回る周波数キャリア(たとえば、mmW)を使用するとき、いくつかの例では、信号を送信および受信するためにビームフォーミングが使用されてもよい。
【0105】
本開示は、いくつかの態様では、物理レイヤフィードバック技法に関する。いくつかの例では、これらの技法は、たとえば、拡張型産業用モノのインターネット(IIOT)要件および超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)要件を満たすことができる、改善されたフィードバックを提供し得る。いくつかの例では、このフィードバックは、HARQフィードバックのためのPUCCHキャリア切替えに関し得る。
【0106】
いくつかのワイヤレス通信ネットワークでは、PUCCHは、アップリンク(UL)キャリアアグリゲーション(CA)におけるPUCCHグループの中のプライマリコンポーネントキャリア(PCC)またはPUCCHセカンダリコンポーネントキャリア(SCC)上のみで送信される。この制限は、特にTDDスペクトルにおいて、不要な余分のレイテンシおよび信頼性低下を課すことがある。
【0107】
図7の
図700は、PCC704と、SCC706とを含むPUCCHグループ702におけるPDSCHスケジューリングの一例を示す。
図7に示すように、PCC704およびSCC706上のスロットは、ダウンリンク(D)スロット、アップリンク(U)スロット、またはスペシャル(S)スロット(たとえば、アップリンクおよび/またはダウンリンクシグナリングを搬送することができる)として指定され(たとえば、構成され)得る。PDSCH送信708はPCC704上でスロット710の間に行われ、関連するPUCCH送信712(たとえば、HARQ-Ack)はPCC704上でスロット714の間に行われる。加えて、PDSCH送信708をスケジュールしたDCIに含まれるパラメータK1は、2つのスロット716という遅延を指定する。
【0108】
図7に示すように、TDD+FDD CAの一例では、第1のDLスロット(スロット710)の中のPDSCHについて、UEは早くてもPUCCHにおいてHARQ-ACKをフィードバックするために「S」スロット(スロット714)まで待たなければならず、これは、HARQ-ACKがPUCCH上でのみ送信され得るからである。ここで、HARQ-ACKを送信するためのスロットは、PDSCHをスケジュールしたDCIの中のK1パラメータによって示される。この例ではK1=2であるので、最も早くUEがHARQ-ACKを送信することができるのは、示されたスペシャル(S)スロットのUL部分の間である。
【0109】
しかしながら、PCC上のみでPUCCHを許可するという制限が解除される場合、HARQ-ACKはPUCCHグループの中の任意のコンポーネントキャリア(CC)上でフィードバックされ得る。したがって、この場合、UEは、他のCC上で構成されたPUCCHリソースを利用することによって、より早くHARQ-ACKをフィードバックすることができ、このことは、
図8に示すように、(たとえば、URLLCなどに対する)HARQ-ACK遅延を低減することができる。その上、UEがHARQ-ACKのために使用されるCCを切り替えることを可能にすることによって、UEはより高い信頼性でCCを選択することができる。
【0110】
図8の
図800は、PCC804と、SCC806とを含むPUCCHグループ802におけるPDSCHスケジューリングの一例を示す。
図8に示すように、PCC804およびSCC806上のスロットは、ダウンリンク(D)スロット、アップリンク(U)スロット、またはスペシャル(S)スロットとして指定され得る。PDSCH送信808はPCC804上でスロット810の間に行われ、関連するPUCCH送信812(たとえば、HARQ-Ack)はSCC806上でスロット814の間に行われる。この場合、PDSCH送信808をスケジュールしたDCIに含まれるパラメータK1は、1つのスロット816というより短い遅延を指定し得る。
【0111】
したがって、HARQ-ACKのためのPUCCHキャリア切替え方式は、(たとえば、整合されていないサブフレーム番号(SFN)を有するインターバンドCAに対する)HARQ-ACKフィードバックレイテンシを低減し得る。したがって、いくつかの態様では、HARQ-ACKキャリア切替えは、URLLCおよびIIOTなどの使用事例において重要であり得る、より短いレイテンシおよびより高い信頼性を実現することができる。
【0112】
様々な技法は、HARQ-ACKのためのPUCCHキャリア切替えを示すために使用され得る。いくつかの例では、PUCCHキャリア切替えは、DCIの中の動的で明示的な指示によって示され得る。いくつかの例では、PUCCHキャリア切替えは、いくつかの静的ルールに基づく暗黙的な導出によって示され得る。DCIの中の動的/明示的な指示は、さらなる柔軟性を有し得る。しかしながら、そのような指示に関連付けられた信頼性の問題があり得る。各DCIはHARQ-ACKコードブックが送信されるキャリアを更新することができるので、DCIがUEによる受信に成功しなかった場合、基地局(たとえば、gNB)は、どのCC上でHARQ-ACKが送信されるかを知らず、したがって、複数のブラインド検出を実行する。PUSCH上でのUCI多重化では、動的/明示的な指示がこの特徴に適用される場合、受信に失敗したDCIの問題はより深刻になり得る。いくつかの態様では、これは、受信に失敗したDCIのせいで、HARQ-ACKコードブックサイズのあいまいさよりも問題になり得る。HARQ-ACKコードブックサイズの問題について、(たとえば、すべてのDL CC上のすべてのDL DCIが監視オケージョンにおいて失われるシナリオを除いて、少なくともシナリオの大半について)この問題を解決するために導入されるダウンリンク割当てインデックス(DAI)機構がある。
【0113】
一方、指示が(たとえば、3GPP RAN 1仕様において実装される)いくつかの静的ルールに基づく場合、よりロバストな性能が実現され得る。PUCCHキャリア切替えでは、いくつかの例ではHARQ-ACKを送信するためのCCを決定するために、所与のスロットにおいて、以下の静的ルールが適用され得る。HARQ-ACK PUCCHリソースを受け入れるのに十分なUL OFDMシンボルを有する最も低いインデックスを付けられたCCが、HARQ-ACKを送信するために選択される。
【0114】
PUCCHキャリア切替えでは、HARQ-ACKを送信するためのスロットはスケジューリングDCIにおいて示されたK1に従い、K1の粒度はPCCのヌメロロジーに従う。
【0115】
以下のステップは、上記の静的ルールを使用する一例において使用され得る。ステップ1: UEは、HARQ-ACKをフィードバックするための参照スロットを決定するために、(PCCヌメロロジーを参照する)K1に従う。ステップ2: 決定された参照スロットにおいて、UEは、CCの事前定義された順序(PCCが最初、次いでSCC-1、SCC-2など)に従う。第1のCCが示されたHARQ-ACK PUCCHリソースを受け入れるのに十分なUL OFDMシンボルを有する場合、そのCCはHARQ ACKを送信するために使用される。第2のCCが示されたHARQ-ACK PUCCHリソースを受け入れるのに十分なUL OFDMシンボルを有しない場合、UEは、次のCCが示されたHARQ-ACK PUCCHリソースを受け入れるのに十分なUL OFDMシンボルを有するかどうかを確認するために、そのCCを検査する。次のCCが十分なUL OFDMシンボルを有する場合、UEはHARQ-ACKを送信するためにそのCCを使用する。このプロセスは、十分なリソースを有するCCが識別されるまで反復し得る。十分なUL OFDMシンボルがあるかどうかの決定は、いくつかの例では、SPS ACK/NAK(A/N)延期手順(たとえば、次のスロットへの延期)と同様であり得る。異なるCC上の異なるサブキャリア間隔(SCS)がサポートされるシナリオでは、決定された参照スロットにおいて、HARQ-ACK PUCCHリソースを受け入れるのに十分なUL OFDMシンボルを各々が有する複数のスロットをCCが含む場合、複数のスロットのセットの中の最も早いスロットが選択され得る。
【0116】
図9は、各キャリア上で同じヌメロロジー(SCS)を有するUL CAのシナリオにおける上記のルールの一例を示す。UEが参照スロットを識別すると、UEは、A/Nを送信するために使用され得るSCCを識別するために、定義された順序に従ってSCCにおける割振りを検査する。この場合、UEはSCC-1上でA/Nを送信する。
【0117】
図9の
図900は、PCC904と、第1のSCC(SCC-1)906と、第2のSCC(SCC-2)908とを含むPUCCHグループ902におけるPDSCHスケジューリングの一例を示す。
図9に示すように、PCC904、第1のSCC906、および第2のSCC908上のスロットは、ダウンリンク(D)スロット、アップリンク(U)スロット、またはスペシャル(S)スロットとして指定され得る。PDSCH送信910はPCC904上でスロット912の間に行われ、A/N914(たとえば、HARQ-Ack)のための関連するPUCCH送信は第1のSCC906上でスロット916の間に行われる。
【0118】
PUCCHキャリア切替えは、CCにわたる異なるヌメロロジー(SCS)を有するUL CAに対してサポートされ得る。
図10は、異なるキャリア上で異なるヌメロロジーを有するUL CAのシナリオにおける上記のルールの一例を示す。UEが参照スロットを識別すると、UEは、A/Nを送信するために使用され得るSCCを識別するために、定義された順序に従ってSCCにおける割振りを検査する。この場合、UEはSCC-1上でA/Nを送信する。いくつかの例では、K1によって示された(PCCヌメロロジーに基づく)参照スロット内で、決定されたCC上の複数のスロットがPUCCHを送信するために使用され得る場合、最も早いスロットが選択され得る。
【0119】
図10の
図1000は、PCC1004と、第1のSCC(SCC-1)1006と、第2のSCC(SCC-2)1008とを含むPUCCHグループ1002におけるPDSCHスケジューリングの一例を示す。この例では、PCC1004のためのSCSは30kHzであり、第1のSCC1006のためのSCSは60kHzであり、第2のSCC1008のためのSCSは15kHzである。
図10に示すように、PCC1004、第1のSCC1006、および第2のSCC1008上のスロットは、ダウンリンク(D)スロット、アップリンク(U)スロット、またはスペシャル(S)スロットとして指定され得る。PDSCH送信1010はPCC1004上でスロット1012の間に行われ、A/N1014(たとえば、HARQ-Ack)のための関連するPUCCH送信は第1のSCC1006上でスロット1016の間に行われる。
【0120】
本開示は、いくつかの態様では、(たとえば、UEごととは対照的に)CCごとにRRCによって構成されたPUCCHキャリア切替えに関する。この場合、基地局(たとえば、gNB)は、何らかの必須条件が満たされるか否かに基づいて、どのSCCがPUCCHキャリア切替えをサポートすることができるかを制御する柔軟性を有し得る。たとえば、RRC構成メッセージは、CCごとに機能を有効化/無効化するために使用され得る。一例として、gNBは、PCCと同じPDSCH処理能力(CAP1対CAP2)を有するSCCにわたってPUCCHキャリア切替えを制限し得る。
【0121】
本開示は、いくつかの態様では、(DCIの中のPUCCHリソースインジケータ(PRI)によって示される)動的なPUCCHリソースと(RRCによって)構成されたPUCCHリソースとの間のPUCCHリソース共有がサポートされないPUCCHキャリア切替えに関する。たとえば、構成されたPUCCHリソースを有するスロットは、(たとえば、SPS A/N延期の場合と同様に)PUCCHキャリア切替えに適用可能ではないことがある。SPS A/N延期とPUCCHキャリア切替えとの間の統一設計をサポートするために、(PRIによって示される)動的なPUCCHリソースと(RRCによって)半静的に構成されたPUCCHリソースとの間のPUCCHリソースの共有は、サポートされないものとして示され得る。
【0122】
本開示は、いくつかの態様では、(たとえば、すべてのCCに対して同じPUCCHリソースを構成することとは対照的に)CCごとにPUCCHリソースを構成することに関する。たとえば、異なるCCが異なる帯域幅を有するシナリオでは、PUCCHリソースはCCごとに構成され得る。たとえば、PCCは100個のRBの帯域幅を有することがあり、SCCは50個のみのRBの帯域幅を有することがある。この場合、PUCCHリソースはPCCの[0,99]の範囲内のRB上で構成され得る。たとえば、10個のRBのPUCCHリソースはRB90からRB99にわたる。しかしながら、PCCのために構成されたPUCCHリソースは、この例ではSCC上で使用され得ない。CCごとにPUCCHリソースを構成することは、この問題を解決することができる。
【0123】
本開示は、いくつかの態様では、PUCCHキャリア切替え、UCI多重化、およびPUCCH/PUSCH並列送信の間の相互作用を指定することに関する。UCI多重化では、UCI(PUCCH)送信が時間領域においてPUSCH送信と重複する場合、UCIはPUSCHと多重化され得る。たとえば、元のPUCCH送信はドロップされ得るが、そのPUCCH送信についての内容はPUSCH送信と多重化され得る。PUCCH/PUSCH並列送信では、PUCCH送信が時間領域においてPUSCH送信と重複する場合、2つの送信は同時に実行される。
【0124】
図11を参照すると、第1の動作1102として、UEは、PUCCHキャリア切替えを実行して、どのCC/スロット上でPUCCHが送信されるべきかを決定する。その後、第2の動作1104として、UEは、並列送信が有効化されるか否かに応じて、(たとえば、PUCCHキャリア切替えのために選択されたCC上で)並列PUCCH/PUSCH送信またはUCI多重化手順のいずれかを実行し得る。この手順の第2の動作1104は、PUCCHキャリア切替え機能がサポートされるか否かにかかわらず、同じである。また、PUCCHキャリア切替え機能が有効化されるときでさえ、第1の動作1102(PUCCHキャリア切替え機能)は、gNBがそうすることを意図する場合、K1値を動的に調整することによってgNBによって事実上バイパスされる可能性がある。
【0125】
本開示は、いくつかの態様では、PCCに加えて、1つのみのSCCがPUCCHを送信するように構成されることを可能にすることに関する。いくつかの例では、もう1つのキャリアがPUCCHを送信することを可能にすることは、所望のレベルのレイテンシ低減およびダイバーシティ利得を取得するのに十分である。PUCCHキャリア切替えを1つのみのSCCに制限することによって、PUCCHキャリア切替え手順はより効率的になり得る。いくつかの例では、RRCメッセージは、(たとえば、使用されるべきSCCインデックスを構成することによって)この1つのSCCを示すために使用され得る。いくつかの例では、RRCメッセージは、SCCごとにそのSCCがPUCCHキャリア切替えについて有効化されるかどうかを示すビットマップを搬送し得る。
【0126】
本開示は、いくつかの態様では、PUCCHキャリア切替えについてPCCを優先することに関する。UE側では、UEは、最初に(たとえば、従来の技法を使用して)PCCに基づいてK1およびPRIを解釈することによって、PCCを優先する。PCC上の解釈されたスロットおよびPUCCHリソースが(DLシンボル、SSBシンボル、CORESET0シンボルなどの)非UL OFDMシンボルと競合しない場合、UEは、(たとえば、単一の追加で構成されたSCCが利用可能なより早いPUCCHリソースを有するかどうかを確かめることなく)PCC上でPUCCHを送信する。そうでない場合、UEは、単一の追加で構成されたSCC(
図12に示す例におけるSCC-1)に移動し、そのSCC上のヌメロロジーおよびPUCCHリソース構成に基づいてK1およびPRIを解釈する。PCCがPUCCH送信のための利用可能なリソースを有しなかったとすれば、UEがそのSCC上でPUCCHを送信するための十分なULリソースを見つけることが予想され得る。たとえば、UEがPCCまたは追加の許可されたPUCCH SCCのいずれの上でもPUCCHを送信することができない場合、これはgNBスケジューリングエラーと見なされ得る。
【0127】
この方式は、PCCとSCCとの間でPUCCHキャリアを動的に示すための適切なレベルの柔軟性を達成しながら、DCIにおける追加のオーバーヘッドの使用を回避することができることがわかる。また、UEは、UEがPUCCHを送信するための正当なCCを見つけるまで、複数のCCを走査することおよびあらゆるCCについてUL OFDMシンボルを検査することを回避することができる。
図12の例では、UEはK1およびPRIを2回解釈し、1回はPCC上で、1回は許可されたPUCCH SCC上でである。2つの解釈の間では、PCC上での解釈が優先する。
【0128】
図12の
図1200は、PCC1204と、第1のSCC(SCC-1)1206と、第2のSCC(SCC-2)1208とを含むPUCCHグループ1202におけるPDSCHスケジューリングの一例を示す。この例では、PUCCHはPCC1204上で許可され、PUCCHは第1のSCC1206上で許可され、PUCCHは第2のSCC1208上で許可されない。
図12に示すように、PCC1204、第1のSCC1206、および第2のSCC1208上のスロットは、ダウンリンク(D)スロット、アップリンク(U)スロット、またはスペシャル(S)スロットとして指定され得る。PDSCH送信1210は、PCC1204上でスロット1212の間に行われ、A/N1214(たとえば、HARQ-Ack)のための関連するPUCCH送信は、(たとえば、A/Nを送信するための好ましいスロットがダウンリンクスロットであるPCC1204上の競合のせいで)第1のSCC1206上でスロット1216の間に行われる。
【0129】
したがって、本開示は、いくつかの態様では、PUCCHを送信することを許可されるCCを1つの追加のSCCのみに制限することを伴う効率的なPUCCHキャリア切替えに関する。UEは、K1およびPRIパラメータ(またはSPS A/NのためのRRC構成PUCCHリソースインジケータ)を2回解釈し、1回はPCCに対して、1回は構成済みの許可されたPUCCH SCCに対してであり、PCCが優先する。
【0130】
図13は、ネットワークエンティティ1302とユーザ機器(UE)1304とを含むワイヤレス通信システムにおけるPDSCH関連のシグナリングの一例を示すシグナリング
図1300である。いくつかの例では、ネットワークエンティティ1302は、
図1、
図2、
図4、
図5、
図6、および
図19のいずれかに示す、基地局、CU、DU、RU、またはスケジューリングエンティティのいずれかに対応し得る。いくつかの例では、UE1304は、
図1、
図2、
図4、
図5、
図6、および
図14のいずれかに示す、UEまたはスケジュールドエンティティのいずれかに対応し得る。
【0131】
図13の1306において、ネットワークエンティティ1302は、UE1304がPUCCHを送信するために使用し得るリソース情報を(たとえば、RRCメッセージングを介して)送信する。たとえば、リソース情報は、RBの第1のセット(たとえば、100個のRB)が第1のCC(たとえば、CC1)上のPUCCH送信のために使用されてもよく、RBの第2のセット(たとえば、10個のRB)が第2のCC(たとえば、CC2)上のPUCCH送信のために使用されてもよいことを指定し得る。
【0132】
1308において、ネットワークエンティティ1302は、あるCC上のデータ送信について、UE1304が別のCC上でフィードバックを送信することを許可されるかどうかの指示を(たとえば、RRCメッセージングを介して)送信する。たとえば、指示は、第1のCC(たとえば、PCC)上のデータ送信が第2のCC(たとえば、SCC)上で肯定応答され得るかつ/またはその逆も同様であることを指定し得る。
【0133】
1310において、何らかの時点で、ネットワークエンティティ1302は、UE1304のためのPDSCH送信をスケジュールする。いくつかの例では、ネットワークエンティティ1302は、PDSCH送信および(たとえば、HARQ-Ackのための)関連するPUCCH送信をスケジュールし得る。したがって、1312において、ネットワークエンティティ1302はDCIをUE1304に送信し、DCIは、第1のCC(CC1)上のPDSCH送信のためのPDSCHリソースおよび第2のCC(CC2)上のHARQ-AckのためのPUCCHリソースを示し得る。1314において、ネットワークエンティティ1302は、CC1上でPDSCH送信をUE1304に送信する。
【0134】
1316において、UE1304は、PDSCH送信を復号しようと試みる。次いで、UE1304は、UE1304がPDSCH送信の受信に成功したかどうかを示すための、ネットワークエンティティ1302に送られるべきHARQ-Ackを生成する。
【0135】
1318において、UE1304は、HARQ-Ackをネットワークエンティティ1302に送るためのCCを識別する。たとえば、UE1304は、CC1上で可能であるフィードバックターンアラウンド時間よりも短いフィードバックターンアラウンド時間を実現するために、CC2上でHARQ-Ackを送ることを選択し得る。1320において、UE1304は、CC2上でHARQ-Ack送信を送信する。
【0136】
図14は、処理システム1414を採用するUE1400のためのハードウェア実装形態の一例を示すブロック図である。たとえば、UE1400は、
図1~
図13のうちのいずれか1つまたは複数で説明するように、基地局とワイヤレス通信するように構成されたデバイスであり得る。いくつかの実装形態では、UE1410は、
図1、
図2、
図4、
図5、
図6、および
図13のいずれかに示す、UEまたはスケジュールドエンティティのいずれかに対応し得る。
【0137】
本開示の様々な態様によれば、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、処理システム1414を用いて実装され得る。処理システム1414は、1つまたは複数のプロセッサ1404を含み得る。プロセッサ1404の例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。様々な例では、UE1400は、本明細書で説明する機能のうちのいずれか1つまたは複数を実行するように構成され得る。すなわち、UE1400において利用されるプロセッサ1404は、本明細書で説明するプロセスおよび手順のうちのいずれか1つまたは複数を実装するために使用され得る。
【0138】
プロセッサ1404は、いくつかの事例では、ベースバンドまたはモデムチップを介して実装されてもよく、他の実装形態では、プロセッサ1404は、(たとえば、本明細書で説明する例を達成するために協力して働き得るようなシナリオにおいて)ベースバンドまたはモデムチップとは別個の異なるいくつかのデバイスを含んでもよい。上述のように、RFチェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、インターリーバ、加算器(adder)/加算器(summer)などを含む、ベースバンドモデムプロセッサの外部の様々なハードウェア構成および構成要素が実装形態において使用され得る。
【0139】
この例では、処理システム1414は、バス1402によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1402は、処理システム1414の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1402は、1つまたは複数のプロセッサ(プロセッサ1404によって概略的に表される)、メモリ1405、およびコンピュータ可読媒体(コンピュータ可読媒体1406によって概略的に表される)を含む様々な回路を互いに通信可能に結合する。バス1402はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクさせ得るが、それらの回路は当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明しない。バスインターフェース1408は、バス1402とトランシーバ1410との間およびバス1402とインターフェース1430との間のインターフェースを提供する。トランシーバ1410は、ワイヤレス送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための通信インターフェースまたは手段を提供する。インターフェース1430は、内部バスまたはイーサネットケーブルなどの外部の送信媒体を介して様々な他の装置およびデバイス(たとえば、UEと同じ装置または他の外部の装置内に収容された他のデバイス)と通信するための通信インターフェースまたは手段を提供する。装置の性質に応じて、インターフェース1430はユーザインターフェース(たとえば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティック)を含み得る。もちろん、そのようなユーザインターフェースは任意選択であり、IoTデバイスなどのいくつかの例では省略されることがある。
【0140】
プロセッサ1404は、バス1402を管理すること、およびコンピュータ可読媒体1406上に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1404によって実行されると、任意の特定の装置のための以下で説明する様々な機能を処理システム1414に実行させる。コンピュータ可読媒体1406およびメモリ1405はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1404によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。たとえば、メモリ1405は、本明細書で説明するような通信動作のためにプロセッサ1404によって使用されるキャリア構成情報1415(たとえば、PCC情報およびSCC情報)を記憶し得る。
【0141】
処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサ1404は、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体1406上に存在し得る。
【0142】
コンピュータ可読媒体1406は、非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、例として、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、またはキードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびに、コンピュータによってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/または命令を記憶するための任意の他の適切な媒体を含む。コンピュータ可読媒体1406は、処理システム1414の中に存在してもよく、処理システム1414の外部に存在してもよく、または処理システム1414を含む複数のエンティティにわたって分散されてもよい。コンピュータ可読媒体1406は、コンピュータプログラム製品において具現化されてもよい。例として、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料の中にコンピュータ可読媒体を含んでもよい。当業者は、特定の適用例およびシステム全体に課される全体的な設計制約に応じて、本開示全体にわたって提示される説明する機能を実装するための最善の方法を認識されよう。
【0143】
UE1400は、(たとえば、
図1~
図13に関連して上記で説明し、
図15~
図18に関連して以下で説明するような)本明細書で説明する動作のうちのいずれか1つまたは複数を実行するように構成され得る。本開示のいくつかの態様では、UE1400において利用されるプロセッサ1404は、様々な機能のために構成された回路を含み得る。
【0144】
プロセッサ1404は、通信および処理回路1441を含み得る。通信および処理回路1441は、gNBなどの基地局と通信するように構成され得る。通信および処理回路1441は、本明細書で説明するようなワイヤレス通信(たとえば、信号受信および/または信号送信)に関連する様々なプロセスを実行する物理構造を提供する1つまたは複数のハードウェア構成要素を含み得る。通信および処理回路1441は、本明細書で説明するような信号処理(たとえば、受信された信号を処理するかつ/または送信用に信号を処理する)に関連する様々なプロセスを実行する物理構造を提供する1つまたは複数のハードウェア構成要素をさらに含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、2つ以上の送信/受信チェーンを含み得る。通信および処理回路1441は、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実装するために、コンピュータ可読媒体1406上に含まれる通信および処理ソフトウェア1451を実行するようにさらに構成され得る。
【0145】
通信が情報を受信することを伴ういくつかの実装形態では、通信および処理回路1441は、UE1400の構成要素から(たとえば、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して情報を受信するトランシーバ1410から)情報を取得し、情報を処理(たとえば、復号)し、処理された情報を出力し得る。たとえば、通信および処理回路1441は、情報をプロセッサ1404の別の構成要素に、メモリ1405に、またはバスインターフェース1408に出力し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、信号、メッセージ、他の情報、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を受信し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、1つまたは複数のチャネルを介して情報を受信し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、受信するための手段のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、復号するための手段のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、1つまたは複数のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段のための機能を含み得る。
【0146】
通信が情報を送る(たとえば、送信する)ことを伴ういくつかの実装形態では、通信および処理回路1441は、(たとえば、プロセッサ1404の別の構成要素、メモリ1405、またはバスインターフェース1408から)情報を取得し、情報を処理(たとえば、符号化)し、処理された情報を出力し得る。たとえば、通信および処理回路1441は、情報を(たとえば、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して情報を送信する)トランシーバ1410に出力し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、信号、メッセージ、他の情報、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を送り得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、1つまたは複数のチャネルを介して情報を送り得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、送るための手段(たとえば、送信するための手段)のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、符号化するための手段のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1441は、1つまたは複数のコンポーネントキャリア上でフィードバックを送信するための手段のための機能を含み得る。
【0147】
プロセッサ1404は、本明細書で説明するようなフィードバック処理関連の動作(たとえば、
図8~
図17に関連して上記で説明した動作のうちの1つまたは複数)を実行するように構成されたフィードバック処理回路1442を含み得る。フィードバック処理回路1442は、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実装するために、コンピュータ可読媒体1406上に含まれるフィードバック処理ソフトウェア1452を実行するように構成され得る。
【0148】
フィードバック処理回路1442は、(たとえば、
図8~
図17に関連して上記で説明したように)UEが別のCC上でフィードバックを送信することを許可されるという指示を受信するための手段のための機能を含み得る。たとえば、フィードバック処理回路1442は、通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410とともに、指示を含むRRCメッセージをPDSCH上で受信し得る。
【0149】
プロセッサ1404は、本明細書で説明するようなリソース制御関連の動作(たとえば、
図8~
図17に関連して上記で説明した動作のうちの1つまたは複数)を実行するように構成されたリソース制御回路1443を含み得る。リソース制御回路1443は、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実装するために、コンピュータ可読媒体1406上に含まれるリソース制御ソフトウェア1453を実行するように構成され得る。
【0150】
リソース制御回路1443は、リソースを選択するための手段のための機能を含み得る。たとえば、リソース制御回路1443は、PUCCHを受信するためにCCのセットのうちの1つのCCを選択し得る。
【0151】
リソース制御回路1443は、リソース割当て(resource allocation)を受信するための手段のための機能を含み得る。たとえば、リソース制御回路1443は、フィードバックを送信するためのリソース割当ての指示を含むRRCメッセージをPDSCH上で受信し得る。
【0152】
図15は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための例示的な方法1500を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法1500は、
図14に示すユーザ機器1400によって実行され得る。いくつかの例では、方法1500は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0153】
ブロック1502において、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することを行い得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明する通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段を提供し得る。
【0154】
ブロック1504において、ユーザ機器は、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信し得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明するフィードバック処理回路1442は、通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410とともに、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するための手段を提供し得る。
【0155】
いくつかの例では、第1の指示を受信するために、ユーザ機器は、コンポーネントキャリアごとに第1の指示を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信し得る。
【0156】
いくつかの例では、ユーザ機器は、第1の指示を受信した後に第2のコンポーネントキャリアの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上でフィードバックを送信し得る。
【0157】
いくつかの例では、ユーザ機器は、第1のコンポーネントキャリアの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でデータを受信し得る。
【0158】
いくつかの例では、ユーザ機器は、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第2の指示を受信することと、フィードバックを送信するために第2のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアのいずれかを選択することとを行い得る。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである。
【0159】
いくつかの例では、アップリンク制御チャネルグループは、アップリンクキャリアアグリゲーションのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループであり得る。
【0160】
いくつかの例では、ユーザ機器は、第1のリソース割当てを受信することであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、受信することを行い得る。いくつかの例では、ユーザ機器は、第2のリソース割当てを受信することであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、受信することを行い得る。
【0161】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0162】
図16は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための例示的な方法1600を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法1600は、
図14に示すユーザ機器1400によって実行され得る。いくつかの例では、方法1600は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0163】
ブロック1602において、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することを行い得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明する通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段を提供し得る。
【0164】
ブロック1604において、ユーザ機器は、第1のリソース割当てを受信することであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、受信することを行い得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明するリソース制御回路1443は、通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410とともに、第1のリソース割当てを受信するための手段を提供し得る。
【0165】
ブロック1606において、ユーザ機器は、第2のリソース割当てを受信することであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、受信することを行い得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明するリソース制御回路1443は、通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410とともに、第2のリソース割当てを受信するための手段を提供し得る。
【0166】
いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリアのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの第1のセットを指定し、第2のリソース割当ては、第2のコンポーネントキャリアのためのPUCCHリソースの第2のセットを指定する。
【0167】
いくつかの例では、第1のリソース割当てを受信し、第2のリソース割当てを受信するために、ユーザ機器は、第1のリソース割当ておよび第2のリソース割当てを示す少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信し得る。
【0168】
いくつかの例では、ユーザ機器は、第3のリソース割当てを受信することであって、第3のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、受信することを行い得る。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、ユーザ機器は、第2のコンポーネントキャリアまたは第3のコンポーネントキャリア上でフィードバックを送信し得る。
【0169】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアは第1の帯域幅を割り当てられ、第2のコンポーネントキャリアは第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を割り当てられる。
【0170】
いくつかの例では、ユーザ機器は、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信し得る。
【0171】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0172】
図17は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための例示的な方法1700を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法1700は、
図14に示すユーザ機器1400によって実行され得る。いくつかの例では、方法1700は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0173】
ブロック1702において、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することを行い得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明する通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段を提供し得る。
【0174】
ブロック1704において、ユーザ機器は、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択し得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明するリソース制御回路1443は、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択するための手段を提供し得る。
【0175】
ブロック1706において、ユーザ機器は、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを選択した後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信し得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明するフィードバック処理回路1442は、通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410とともに、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するための手段を提供し得る。
【0176】
いくつかの例では、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するために、ユーザ機器は、並列アップリンク送信が有効化されるとき、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)情報と並行してフィードバックを送信し得る。
【0177】
いくつかの例では、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するために、ユーザ機器は、並列アップリンク送信が有効化されないとき、フィードバックを物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化し得る。
【0178】
いくつかの例では、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するために、ユーザ機器は、並列アップリンク送信が有効化されないとき、アップリンク情報と並行してフィードバックを送信することを控え得る。
【0179】
いくつかの例では、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するために、ユーザ機器は、PUCCHリソースが第2のコンポーネントキャリア上のスケジュールされた物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースまたは第2のコンポーネントキャリア上のスケジュールされたアップリンク制御情報(UCI)リソースと重複しないとの決定の後に、アップリンク情報と並行してフィードバックを送信することを控え得る。
【0180】
いくつかの例では、ユーザ機器は、並列アップリンク送信が有効化されるとき、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)情報と並行してフィードバックを送信し得る。いくつかの例では、ユーザ機器は、並列アップリンク送信が有効化されないとき、フィードバックを物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化し得る。
【0181】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0182】
図18は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための例示的な方法1800を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法1800は、
図14に示すユーザ機器1400によって実行され得る。いくつかの例では、方法1800は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0183】
ブロック1802において、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することを行い得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明する通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段を提供し得る。
【0184】
ブロック1804において、ユーザ機器は、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定し得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明するリソース制御回路1443は、通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410とともに、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するための手段を提供し得る。
【0185】
ブロック1806において、ユーザ機器は、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信し得る。いくつかの例では、
図14で図示および説明するフィードバック処理回路1442は、通信および処理回路1441ならびにトランシーバ1410とともに、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信するための手段を提供し得る。
【0186】
いくつかの例では、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの1つのみのセカンダリコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するために使用され得るという指示を受信し得る。
【0187】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するために、ユーザ機器は、フィードバックを送信するために第1のコンポーネントキャリア上のスロットを識別し、フィードバックの送信が少なくとも1つのダウンリンク直交周波数分割多重(ODFM)シンボルと競合すると識別し得る。
【0188】
いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信するために、ユーザ機器は、第2のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有するとき、第2のコンポーネントキャリア上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース上でフィードバックを送信し得る。
【0189】
いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信するために、ユーザ機器は、第2のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとき、第2のコンポーネントキャリア上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース上でフィードバックを送信することを控え得る。
【0190】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0191】
一構成では、ユーザ機器1400は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するための手段とを含む。一構成では、ユーザ機器1400は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、第1のリソース割当てを受信するための手段であって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、手段と、第2のリソース割当てを受信するための手段であって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、手段とを含む。一構成では、ユーザ機器1400は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択するための手段と、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを選択した後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するための手段とを含む。一構成では、ユーザ機器1400は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するための手段と、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信するための手段とを含む。一態様では、上述の手段は、(たとえば、上記で説明したような)上述の手段によって列挙される機能を実行するように構成された
図14に示すプロセッサ1404であり得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって列挙される機能を実行するように構成された回路または任意の装置であり得る。
【0192】
もちろん、上記の例では、プロセッサ1404に含まれる回路は、一例として提供されるにすぎず、説明する機能を実行するための他の手段は、限定はしないが、コンピュータ可読媒体1406に記憶された命令、または
図1、
図2、
図4、
図5、
図6、
図13、および
図14のうちのいずれか1つもしくは複数で説明し、たとえば、
図15~
図18に関して本明細書で説明する方法および/もしくはアルゴリズムを利用する任意の他の適切な装置もしくは手段を含む、本開示の様々な態様内に含まれ得る。
【0193】
図19は、処理システム1914を採用するネットワークエンティティ1900のためのハードウェア実装形態の一例を示す概念図である。いくつかの実装形態では、ネットワークエンティティ1900は、
図1、
図2、
図4、
図5、
図6、および
図13のいずれかに示す、ネットワークエンティ、BS(たとえば、gNB)、CU、DU、RU、またはスケジューリングエンティティのいずれかに対応し得る。
【0194】
本開示の様々な態様によれば、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、処理システム1914を用いて実装され得る。処理システムは、1つまたは複数のプロセッサ1904を含み得る。処理システム1914は、
図14に示す処理システム1414と実質的に同じであってもよく、バスインターフェース1908と、バス1902と、メモリ1905と、プロセッサ1904と、コンピュータ可読媒体1906とを含む。メモリ1905は、本明細書で説明するような通信動作のためにプロセッサ1904によって使用されるキャリア構成情報1915(たとえば、PCC情報およびSCC情報)を記憶し得る。さらに、ネットワークエンティティ1900は、コアネットワーク内の少なくとも1つの他の装置と、かつ少なくとも1つの無線アクセスネットワークと通信するための手段を提供するインターフェース1930(たとえば、ネットワークインターフェース)を含み得る。
【0195】
ネットワークエンティティ1900は、(たとえば、
図1~
図13に関連して上記で説明し、
図20~
図23に関連して以下で説明するような)本明細書で説明する動作のうちのいずれか1つまたは複数を実行するように構成され得る。本開示のいくつかの態様では、ネットワークエンティティ1900において利用されるプロセッサ1904は、様々な機能のために構成された回路を含み得る。
【0196】
プロセッサ1904は、時間周波数リソース(たとえば、1つまたは複数のリソース要素のセット)のリソース割当てまたは許可を生成し、スケジュールし、修正するように構成され得る。たとえば、プロセッサ1904は、複数のUEにかつ/または複数のUEからユーザデータトラフィックおよび/または制御情報を搬送するために、複数の時分割複信(TDD)および/もしくは周波数時分割複信(FDD)サブフレーム、スロット、ならびに/またはミニスロット内に時間周波数リソースをスケジュールし得る。プロセッサ1904は、ダウンリンク信号の送信のためのリソースおよび/またはアップリンク信号の送信のためのリソースをスケジュールするように構成され得る。
【0197】
本開示のいくつかの態様では、プロセッサ1904は、通信および処理回路1941を含み得る。通信および処理回路1941は、UEと通信するように構成され得る。通信および処理回路1941は、本明細書で説明するような通信(たとえば、信号受信および/または信号送信)に関連する様々なプロセスを実行する物理構造を提供する1つまたは複数のハードウェア構成要素を含み得る。通信および処理回路1941は、本明細書で説明するような信号処理(たとえば、受信された信号を処理するかつ/または送信用に信号を処理する)に関連する様々なプロセスを実行する物理構造を提供する1つまたは複数のハードウェア構成要素をさらに含み得る。通信および処理回路1941は、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実装するために、コンピュータ可読媒体1906上に含まれる通信および処理ソフトウェア1951を実行するようにさらに構成され得る。
【0198】
通信および処理回路1941は、メッセージをUEに送信するかつ/またはメッセージをUEから受信するようにさらに構成され得る。たとえば、ダウンリンクメッセージは、PDSCHにおいて搬送されるMAC-CE、PDCCHもしくはPDSCHにおいて搬送されるDCI、またはRRCメッセージに含まれ得る。加えて、アップリンクメッセージは、PUSCHにおいて搬送されるMAC-CE、PUCCHにおいて搬送されるUCI、ランダムアクセスメッセージ、またはRRCメッセージに含まれ得る。
【0199】
通信が情報を受信することを伴ういくつかの実装形態では、通信および処理回路1941は、ネットワークエンティティ1900の構成要素から(たとえば、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して情報を受信するトランシーバ1910から)情報を取得し、情報を処理(たとえば、復号)し、処理された情報を出力し得る。たとえば、通信および処理回路1941は、情報をプロセッサ1904の別の構成要素に、メモリ1905に、またはバスインターフェース1908に出力し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、信号、メッセージ、他の情報、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を受信し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、1つまたは複数のチャネルを介して情報を受信し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、受信するための手段のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、復号するための手段のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、1つまたは複数のコンポーネントキャリア上でフィードバックデータを受信するための手段のための機能を含み得る。
【0200】
通信が情報を送る(たとえば、送信する)ことを伴ういくつかの実装形態では、通信および処理回路1941は、(たとえば、プロセッサ1904の別の構成要素、メモリ1905、またはバスインターフェース1908から)情報を取得し、情報を処理(たとえば、符号化)し、処理された情報を出力し得る。たとえば、通信および処理回路1941は、情報を(たとえば、無線周波数シグナリングまたは適用可能な通信媒体に適した何らかの他のタイプのシグナリングを介して情報を送信する)トランシーバ1910に出力し得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、信号、メッセージ、他の情報、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を送り得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、1つまたは複数のチャネルを介して情報を送り得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、送るための手段(たとえば、送信するための手段)のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、符号化するための手段のための機能を含み得る。いくつかの例では、通信および処理回路1941は、1つまたは複数のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段のための機能を含み得る。
【0201】
プロセッサ1904は、本明細書で説明するようなフィードバック制御関連の動作(たとえば、
図8~
図13に関連して上記で説明した動作のうちの1つまたは複数)を実行するように構成されたフィードバック制御回路1942を含み得る。フィードバック制御回路1942は、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実装するために、コンピュータ可読媒体1906上に含まれるフィードバック制御ソフトウェア1952を実行するように構成され得る。
【0202】
フィードバック制御回路1942は、(たとえば、
図8~
図13に関連して上記で説明したように)UEが別のCC上でフィードバックを送信することを許可されるという指示を送信するための手段のための機能を含み得る。たとえば、フィードバック制御回路1942は、通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910とともに、指示を含むRRCメッセージをPDSCH上で送信し得る。
【0203】
プロセッサ1904は、本明細書で説明するようなリソース制御関連の動作(たとえば、
図8~
図13に関連して上記で説明した動作のうちの1つまたは複数)を実行するように構成されたリソース制御回路1943を含み得る。リソース制御回路1943は、本明細書で説明する1つまたは複数の機能を実装するために、コンピュータ可読媒体1906上に含まれるリソース制御ソフトウェア1953を実行するように構成され得る。
【0204】
リソース制御回路1943は、リソースを識別するための手段のための機能を含み得る。たとえば、リソース制御回路1943は、PUCCH送信のためにCCのセットのうちの1つのCCを選択し得る。
【0205】
リソース制御回路1943は、リソース割当てを送信するための手段のための機能を含み得る。たとえば、リソース制御回路1943は、フィードバックを送信するためのリソース割当ての指示を含むRRCメッセージをPDSCH上で送信し得る。
【0206】
いくつかの例では、
図19に関して図示および上記で説明したネットワークエンティティ1900は、非アグリゲート基地局であり得る。たとえば、
図19に示すネットワークエンティティ1900は、非アグリゲート基地局のCUおよび任意選択で1つまたは複数のDU/RUを含み得る。ネットワークエンティティ1900に関連付けられた他のDU/RUは、ネットワーク全体にわたって分散され得る。いくつかの例では、DU/RUは、ネットワークエンティティに関連付けられたTRPに対応し得る。いくつかの例では、(たとえば、ネットワークエンティティ1900内の)非アグリゲート基地局のCUおよび/またはDU/RUは、データを生成し、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリアを介してデータをユーザ機器に提供してもよく、複数のコンポーネントキャリアは、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる。
【0207】
図20は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための別の例示的な方法2000を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法2000は、
図19に示すネットワークエンティティ1900によって実行され得る。いくつかの例では、方法2000は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0208】
ブロック2002において、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することを行い得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明する通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信するための手段を提供し得る。
【0209】
ブロック2004において、ネットワークエンティティは、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信し得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明するフィードバック制御回路1942は、通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910とともに、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信するための手段を提供し得る。
【0210】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第1の指示を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを送信し得る。
【0211】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第1の指示を送信した後に第2のコンポーネントキャリアの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上でフィードバックを受信し得る。
【0212】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第1のコンポーネントキャリアの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でデータを送信し得る。
【0213】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第2の指示を送信することと、第2のコンポーネントキャリアまたは第3のコンポーネントキャリア上でフィードバックを受信することとを行い得る。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである。
【0214】
いくつかの例では、アップリンク制御チャネルグループは、アップリンクキャリアアグリゲーションのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループであり得る。
【0215】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第1のリソース割当てを送信することであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、送信することを行い得る。いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第2のリソース割当てを送信することであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、送信することを行い得る。
【0216】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0217】
図21は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための別の例示的な方法2100を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法2100は、
図19に示すネットワークエンティティ1900によって実行され得る。いくつかの例では、方法2100は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0218】
ブロック2102において、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することを行い得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明する通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段を提供し得る。
【0219】
ブロック2104において、ネットワークエンティティは、第1のリソース割当てを送信することであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、送信することを行い得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明するリソース制御回路1943は、通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910とともに、第1のリソース割当てを送信するための手段を提供し得る。
【0220】
ブロック2106において、ネットワークエンティティは、第2のリソース割当てを送信することであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、送信することを行い得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明するリソース制御回路1943は、通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910とともに、第2のリソース割当てを送信するための手段を提供し得る。
【0221】
いくつかの例では、第1のリソース割当ては、第1のコンポーネントキャリアのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの第1のセットを指定し、第2のリソース割当ては、第2のコンポーネントキャリアのためのPUCCHリソースの第2のセットを指定する。
【0222】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第1のリソース割当ておよび第2のリソース割当てを示す少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)構成メッセージを送信し得る。
【0223】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第3のリソース割当てを送信することであって、第3のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、送信することを行い得る。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである。
【0224】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、第2のコンポーネントキャリアまたは第3のコンポーネントキャリア上でフィードバックを受信し得る。
【0225】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアは第1の帯域幅を割り当てられ、第2のコンポーネントキャリアは第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を割り当てられる。
【0226】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信し得る。
【0227】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0228】
図22は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための別の例示的な方法2200を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法2200は、
図19に示すネットワークエンティティ1900によって実行され得る。いくつかの例では、方法2200は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0229】
ブロック2202において、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することを行い得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明する通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段を提供し得る。
【0230】
ブロック2204において、ネットワークエンティティは、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別し得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明するリソース制御回路1943は、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別するための手段を提供し得る。
【0231】
ブロック2206において、ネットワークエンティティは、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを識別した後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信し得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明するフィードバック制御回路1942は、通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910とともに、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するための手段を提供し得る。
【0232】
いくつかの例では、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するために、ネットワークエンティティは、並列アップリンク送信が有効化されるとき、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)情報と並行してフィードバックを受信し得る。
【0233】
いくつかの例では、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するために、ネットワークエンティティは、並列アップリンク送信が有効化されるとき、多重化されたフィードバックおよびアップリンク制御情報(UCI)を受信し得る。
【0234】
いくつかの例では、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するために、ネットワークエンティティは、並列アップリンク送信が有効化されないとき、アップリンク情報と並行してフィードバックを受信することを控え得る。
【0235】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0236】
図23は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムのための別の例示的な方法2300を示すフローチャートである。以下で説明するように、いくつかまたはすべての図示の特徴は、本開示の範囲内の特定の実装形態において省略されることがあり、いくつかの図示の特徴は、すべての例の実装に必要とされないことがある。いくつかの例では、方法2300は、
図19に示すネットワークエンティティ1900によって実行され得る。いくつかの例では、方法2300は、以下で説明する機能またはアルゴリズムを実行するための任意の適切な装置または手段によって実行され得る。
【0237】
ブロック2302において、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することを行い得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明する通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段を提供し得る。
【0238】
ブロック2304において、ネットワークエンティティは、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定し得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明するリソース制御回路1943は、通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910とともに、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するための手段を提供し得る。
【0239】
ブロック2306において、ネットワークエンティティは、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信し得る。いくつかの例では、
図19で図示および説明するフィードバック制御回路1942は、通信および処理回路1941ならびにトランシーバ1910とともに、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信するための手段を提供し得る。
【0240】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの1つのみのセカンダリコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するために使用され得るという指示を送信し得る。
【0241】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するために、ネットワークエンティティは、フィードバックを送信するために第1のコンポーネントキャリア上のスロットを識別し、フィードバックの送信と競合するスロットの間のスケジュールされたダウンリンク送信を識別し得る。
【0242】
いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信するために、ネットワークエンティティは、第2のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有するとき、第2のコンポーネントキャリア上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース上でフィードバックを受信し得る。
【0243】
いくつかの例では、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信するために、ネットワークエンティティは、第2のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとき、第2のコンポーネントキャリア上の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソース上でフィードバックを受信することを控え得る。
【0244】
いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである。いくつかの例では、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアである。
【0245】
一構成では、ネットワークエンティティ1900は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信するための手段とを含む。一構成では、ネットワークエンティティ1900は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段と、第1のリソース割当てを送信するための手段であって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、手段と、第2のリソース割当てを送信するための手段であって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、手段とを含む。一構成では、ネットワークエンティティ1900は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別するための手段と、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを識別した後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するための手段とを含む。一構成では、ネットワークエンティティ1900は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するための手段と、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信するための手段とを含む。一態様では、上述の手段は、(たとえば、上記で説明したような)上述の手段によって列挙される機能を実行するように構成された
図19に示すプロセッサ1904であり得る。別の態様では、上述の手段は、上述の手段によって列挙される機能を実行するように構成された回路または任意の装置であり得る。
【0246】
もちろん、上記の例では、プロセッサ1904に含まれる回路は、一例として提供されるにすぎず、説明する機能を実行するための他の手段は、限定はしないが、コンピュータ可読媒体1906に記憶された命令、または
図1、
図2、
図4、
図5、
図6、
図13、および
図19のうちのいずれか1つもしくは複数で説明し、たとえば、
図20~
図23に関して本明細書で説明する方法および/もしくはアルゴリズムを利用する任意の他の適切な装置もしくは手段を含む、本開示の様々な態様内に含まれ得る。
【0247】
図15~
図18および
図20~
図23に示す方法は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含み得る。
【0248】
いくつかの例では、ユーザ機器は、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することと、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定することと、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信することとを行うように構成され得る。
【0249】
いくつかの例では、ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するステップと、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信するステップとを含み得る。
【0250】
いくつかの例では、ユーザ機器は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するための手段と、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信するための手段とを含み得る。
【0251】
いくつかの例では、ユーザ機器が使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、受信することと、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定することと、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に送信することとを行うようにユーザ機器の1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
【0252】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに結合されたプロセッサとを含み得る。プロセッサおよびメモリは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することと、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定することと、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信することとを行うように構成され得る。
【0253】
いくつかの例では、ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法が開示される。方法は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するステップと、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信するステップとを含み得る。
【0254】
いくつかの例では、ネットワークエンティティは、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するための手段であって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、手段と、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定するための手段と、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信するための手段とを含み得る。
【0255】
いくつかの例では、ネットワークエンティティが使用するための製造品は、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信することであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、送信することと、第1のコンポーネントキャリアがデータについてのフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないと決定することと、第1のコンポーネントキャリアがフィードバックを送信するための利用可能なリソースを有しないとの決定の後に、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でフィードバックを選択的に受信することとを行うようにネットワークエンティティの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体を含む。
【0256】
以下は、本開示のいくつかの態様の概要を提供する。
【0257】
態様1: ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法であって、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するステップとを含む方法。
【0258】
態様2: 第1の指示を受信するステップが、コンポーネントキャリアごとに第1の指示を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップを含む、態様1の方法。
【0259】
態様3: 第1の指示を受信するステップの後に第2のコンポーネントキャリアの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上でフィードバックを送信するステップをさらに含む、態様1または2の方法。
【0260】
態様4: データを受信するステップが、第1のコンポーネントキャリアの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でデータを受信するステップを含む、態様3の方法。
【0261】
態様5: ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第2の指示を受信するステップと、フィードバックを送信するために第2のコンポーネントキャリアと第3のコンポーネントキャリアのいずれかを選択するステップとをさらに含む、態様1~4のいずれかの方法。
【0262】
態様6: 第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである、態様5の方法。
【0263】
態様7: アップリンク制御チャネルグループが、アップリンクキャリアアグリゲーションのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループを含む、態様1~6のいずれかの方法。
【0264】
態様8: 第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様1~5および7のいずれかの方法。
【0265】
態様9: 第1のリソース割当てを受信するステップであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップと、第2のリソース割当てを受信するステップであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップとをさらに含む、態様1~8のいずれかの方法。
【0266】
態様11: ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータをユーザ機器に送信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を送信するステップとを含む方法。
【0267】
態様12: 第1の指示を送信するステップが、第1の指示を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを送信するステップを含む、態様11の方法。
【0268】
態様13: 第1の指示を送信するステップの後に第2のコンポーネントキャリアの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上でフィードバックを受信するステップをさらに含む、態様11~12のいずれかの方法。
【0269】
態様14: データを送信するステップが、第1のコンポーネントキャリアの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でデータを送信するステップを含む、態様13の方法。
【0270】
態様15: ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第2の指示を送信するステップと、第2のコンポーネントキャリアまたは第3のコンポーネントキャリア上でフィードバックを受信するステップとをさらに含む、態様11~14のいずれかの方法。
【0271】
態様16: 第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである、態様15の方法。
【0272】
態様17: アップリンク制御チャネルグループが、アップリンクキャリアアグリゲーションのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループを含む、態様11~16のいずれかの方法。
【0273】
態様18: 第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様11~14および17のいずれかの方法。
【0274】
態様19: 第1のリソース割当てを送信するステップであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップと、第2のリソース割当てを送信するステップであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップとをさらに含む、態様11~18のいずれかの方法。
【0275】
態様21: ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法であって、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、第1のリソース割当てを受信するステップであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップと、第2のリソース割当てを受信するステップであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップとを含む方法。
【0276】
態様22: 第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリアのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの第1のセットを指定し、第2のリソース割当てが、第2のコンポーネントキャリアのためのPUCCHリソースの第2のセットを指定する、態様21の方法。
【0277】
態様23: 第1のリソース割当てを受信するステップおよび第2のリソース割当てを受信するステップが、第1のリソース割当ておよび第2のリソース割当てを示す少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)構成メッセージを受信するステップを含む、態様21~22のいずれかの方法。
【0278】
態様24: 第3のリソース割当てを受信するステップであって、第3のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップをさらに含む、態様21~23のいずれかの方法。
【0279】
態様25: 第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである、態様24の方法。
【0280】
態様26: 第2のコンポーネントキャリアまたは第3のコンポーネントキャリア上でフィードバックを送信するステップをさらに含む、態様24~25のいずれかの方法。
【0281】
態様27: 第1のコンポーネントキャリアが第1の帯域幅を割り当てられ、第2のコンポーネントキャリアが第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を割り当てられる、態様21~26のいずれかの方法。
【0282】
態様28: 第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様21~24および27のいずれかの方法。
【0283】
態様29: ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するステップをさらに含む、態様21~28のいずれかの方法。
【0284】
態様31: ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、第1のリソース割当てを送信するステップであって、第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップと、第2のリソース割当てを送信するステップであって、第2のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップとを含む方法。
【0285】
態様32: 第1のリソース割当てが、第1のコンポーネントキャリアのための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースの第1のセットを指定し、第2のリソース割当てが、第2のコンポーネントキャリアのためのPUCCHリソースの第2のセットを指定する、態様31の方法。
【0286】
態様33: 第1のリソース割当てを送信するステップおよび第2のリソース割当てを送信するステップが、第1のリソース割当ておよび第2のリソース割当てを示す少なくとも1つの無線リソース制御(RRC)構成メッセージを送信するステップを含む、態様31~32のいずれかの方法。
【0287】
態様34: 第3のリソース割当てを送信するステップであって、第3のリソース割当てが、複数のコンポーネントキャリアのうちの第3のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信するためのものである、ステップをさらに含む、態様31~33のいずれかの方法。
【0288】
態様35: 第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアが第1のセカンダリコンポーネントキャリアであり、第3のコンポーネントキャリアが第2のセカンダリコンポーネントキャリアである、態様34の方法。
【0289】
態様36: 第2のコンポーネントキャリアまたは第3のコンポーネントキャリア上でフィードバックを受信するステップをさらに含む、態様34~35のいずれかの方法。
【0290】
態様37: 第1のコンポーネントキャリアが第1の帯域幅を割り当てられ、第2のコンポーネントキャリアが第1の帯域幅とは異なる第2の帯域幅を割り当てられる、態様31~36のいずれかの方法。
【0291】
態様38: 第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様31~34および37のいずれかの方法。
【0292】
態様39: ユーザ機器が複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上でデータについてのフィードバックを送信することを許可されるという第1の指示を受信するステップをさらに含む、態様31~38のいずれかの方法。
【0293】
態様41: ユーザ機器におけるワイヤレス通信のための方法であって、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを受信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、データについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを選択するステップと、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを選択するステップの後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するステップとを含む方法。
【0294】
態様42: 並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するステップが、並列アップリンク送信が有効化されるとき、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)情報と並行してフィードバックを送信するステップを含む、態様41の方法。
【0295】
態様43: 並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するステップが、並列アップリンク送信が有効化されないとき、フィードバックを物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化するステップを含む、態様41の方法。
【0296】
態様44: 並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するステップが、並列アップリンク送信が有効化されないとき、アップリンク情報と並行してフィードバックを送信することを控えるステップを含む、態様41の方法。
【0297】
態様45: 並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に送信するステップが、PUCCHリソースが第2のコンポーネントキャリア上のスケジュールされた物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースまたは第2のコンポーネントキャリア上のスケジュールされたアップリンク制御情報(UCI)リソースと重複しないとの決定の後に、アップリンク情報と並行してフィードバックを送信することを控えるステップを含む、態様41の方法。
【0298】
態様46: 第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様41~45のいずれかの方法。
【0299】
態様47: 第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様41~45のいずれかの方法。
【0300】
態様48: 並列アップリンク送信が有効化されるとき、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)情報と並行してフィードバックを送信するステップと、並列アップリンク送信が有効化されないとき、フィードバックを物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化するステップとをさらに含む、態様41および46~47のいずれかの方法。
【0301】
態様51: ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、複数のコンポーネントキャリアのうちの第1のコンポーネントキャリア上でデータを送信するステップであって、複数のコンポーネントキャリアが、アップリンク制御チャネルグループに関連付けられる、ステップと、ユーザ機器によってデータについてのフィードバックを送信するために複数のコンポーネントキャリアのうちの第2のコンポーネントキャリア上で物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを識別するステップと、第2のコンポーネントキャリア上でPUCCHリソースを識別するステップの後に、並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するステップとを含む方法。
【0302】
態様52: 並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するステップが、並列アップリンク送信が有効化されるとき、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)情報と並行してフィードバックを受信するステップを含む、態様51の方法。
【0303】
態様53: 並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するステップが、並列アップリンク送信が有効化されないとき、多重化されたフィードバックおよび物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)情報を受信するステップを含む、態様51の方法。
【0304】
態様54: 並列アップリンク送信が有効化されるかどうかに基づいてアップリンク情報と並行してフィードバックを選択的に受信するステップが、並列アップリンク送信が有効化されないとき、アップリンク情報と並行してフィードバックを受信することを控えるステップを含む、態様51の方法。
【0305】
態様55: 第1のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第2のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様51~54のいずれかの方法。
【0306】
態様56: 第2のコンポーネントキャリアがプライマリコンポーネントキャリアであり、第1のコンポーネントキャリアがセカンダリコンポーネントキャリアである、態様51~54のいずれかの方法。
【0307】
態様57: 無線アクセスネットワークと通信するように構成されたトランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサとを備えるユーザ機器であって、プロセッサおよびメモリが、態様1~9のいずれか1つを実行するように構成される、ユーザ機器。
【0308】
態様58: 態様1~9のいずれか1つを実行するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信用に構成された装置。
【0309】
態様59: コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、態様1~9のいずれか1つを装置に実行させるためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0310】
態様60: トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサとを備えるネットワークエンティティであって、プロセッサおよびメモリが、態様11~19のいずれか1つを実行するように構成される、ネットワークエンティティ。
【0311】
態様61: 態様11~19のいずれか1つを実行するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信用に構成された装置。
【0312】
態様62: コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、態様11~19のいずれか1つを装置に実行させるためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0313】
態様63: 無線アクセスネットワークと通信するように構成されたトランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサとを備えるユーザ機器であって、プロセッサおよびメモリが、態様21~29のいずれか1つを実行するように構成される、ユーザ機器。
【0314】
態様64: 態様21~29のいずれか1つを実行するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信用に構成された装置。
【0315】
態様65: コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、態様21~29のいずれか1つを装置に実行させるためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0316】
態様66: トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサとを備えるネットワークエンティティであって、プロセッサおよびメモリが、態様31~39のいずれか1つを実行するように構成される、ネットワークエンティティ。
【0317】
態様67: 態様31~39のいずれか1つを実行するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信用に構成された装置。
【0318】
態様68: コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、態様31~39のいずれか1つを装置に実行させるためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0319】
態様69: 無線アクセスネットワークと通信するように構成されたトランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサとを備えるユーザ機器であって、プロセッサおよびメモリが、態様41~48のいずれか1つを実行するように構成される、ユーザ機器。
【0320】
態様70: 態様41~48のいずれか1つを実行するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信用に構成された装置。
【0321】
態様71: コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、態様41~48のいずれか1つを装置に実行させるためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0322】
態様72: トランシーバと、メモリと、トランシーバおよびメモリに通信可能に結合されたプロセッサとを備えるネットワークエンティティであって、プロセッサおよびメモリが、態様51~56のいずれか1つを実行するように構成される、ネットワークエンティティ。
【0323】
態様73: 態様51~56のいずれか1つを実行するための少なくとも1つの手段を備える、ワイヤレス通信用に構成された装置。
【0324】
態様74: コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、態様51~56のいずれか1つを装置に実行させるためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0325】
ワイヤレス通信ネットワークのいくつかの態様が、例示的な実装形態を参照しながら提示されてきた。当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって説明する様々な態様は、他の電気通信システム、ネットワークアーキテクチャ、および通信規格に拡張され得る。
【0326】
例として、様々な態様は、ロングタームエボリューション(LTE)、発展型パケットシステム(EPS)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)、および/またはモバイル用グローバルシステム(GSM)などの、3GPPによって定義された他のシステム内で実装され得る。様々な態様はまた、CDMA2000および/またはエボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)などの、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって定義されたシステムに拡張され得る。他の例は、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、ウルトラワイドバンド(UWB)、Bluetoothを採用するシステムおよび/または他の適切なシステム内で実装され得る。採用される実際の電気通信規格、ネットワークアーキテクチャ、および/または通信規格は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
【0327】
本開示内では、「例示的」という語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明するいかなる実装形態または態様も、必ずしも本開示の他の態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。同様に、「態様」という用語は、本開示のすべての態様が説明した特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。「結合された」という用語は、本明細書では、2つの物体間の直接的または間接的な結合を指すために使用される。たとえば、物体Aが物体Bに物理的に接触し、物体Bが物体Cに接触する場合、物体Aおよび物体Cは、直接物理的に互いに接触しない場合であっても、やはり互いに結合されると見なされ得る。たとえば、第1の物体が第2の物体と直接物理的にまったく接触していなくても、第1の物体は第2の物体に結合され得る。「回路(circuit)」および「回路(circuitry)」という用語は広く使用され、電子回路のタイプに関して限定はしないが、接続および構成されると、本開示で説明する機能の実行を可能にする電気デバイスおよび導体のハードウェア実装形態と、プロセッサによって実行されると、本開示で説明する機能の実行を可能にする情報および命令のソフトウェア実装形態の両方を含むものとする。本明細書で使用する場合、「決定すること」という用語は、たとえば、確認すること、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造においてルックアップすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリの中のデータにアクセスすること)などを含み得る。
【0328】
図1~
図23に示す構成要素、ステップ、特徴、および/または機能のうちの1つまたは複数は、並べ替えられてもよく、かつ/または単一の構成要素、ステップ、特徴、または機能に組み合わされてもよく、あるいは、いくつかの構成要素、ステップ、または機能において具現化されてもよい。本明細書で開示する新規の特徴から逸脱することなく、追加の要素、構成要素、ステップ、および/または機能が追加されることもある。
図1、
図2、
図4、
図5、
図6、
図13、
図14、および
図19に示す装置、デバイス、および/または構成要素は、本明細書で説明する方法、特徴、またはステップのうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。本明細書で説明する新規のアルゴリズムはまた、ソフトウェアにおいて効率的に実装されてもよく、かつ/またはハードウェアに組み込まれてもよい。
【0329】
開示する方法におけるステップの特定の順序または階層は、例示的なプロセスの例示であることを理解されたい。設計選好に基づいて、方法におけるステップの特定の順序または階層が並べ替えられてもよいことを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、それらの方法クレームにおいて特に具陳されていない限り、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0330】
前述の説明は、本明細書で説明する様々な態様を任意の当業者が実践することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な変更は当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する最大限の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味するものとする。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、ならびにa、bおよびcを包含するものとする。当業者に知られているか、または後で知られることになる、本開示全体にわたって説明する様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるものとする。その上、本明細書で開示するものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されることを意図するものではない。
【符号の説明】
【0331】
100 ワイヤレス通信システム
102 コアネットワーク
104 無線アクセスネットワーク(RAN)、RAN
106 ユーザ機器(UE)、UE
108 基地局
110 外部データネットワーク
112 ダウンリンクトラフィック
114 ダウンリンク制御情報
116 アップリンクトラフィック
118 アップリンク制御情報
120 バックホール
200 無線アクセスネットワーク(RAN)、RAN
202 セル
204 セル
206 セル
208 セル
210 基地局
212 基地局
214 基地局
216 リモート無線ヘッド(RRH)、RRH
220 無人航空機(UAV)、UAV
222 UE
224 UE
226 UE
227 サイドリンク信号
228 UE
230 UE
232 UE
234 UE
236 UE
237 サイドリンク信号
238 UE
240 UE
242 UE
302 サブフレーム
304 リソースグリッド
306 リソース要素(RE)、リソース要素
308 リソースブロック(RB)、RB
310 スロット
312 制御領域
314 データ領域
400 非アグリゲート基地局
405 サービス管理および編成(SMO)フレームワーク、SMOフレームワーク
410 中央ユニット(CU)、CU
411 オープンeNB(O-eNB)
415 非リアルタイム(Non-RT)RIC、Non-RT RIC
420 コアネットワーク
425 準リアルタイム(Near-RT)RANインテリジェントコントローラ(RIC)、Near-RT RIC
430 分散ユニット(DU)、DU
440 無線ユニット(RU)、RU
450 UE
490 オープンクラウド(O-Cloud)
500 シグナリング図
502 ネットワークエンティティ
504 UE
600 ワイヤレス通信システム
602 プライマリサービングセル(PCell)、PCell
604 基地局
606 SCell
606a、606b、606c、660d セカンダリサービングセル(SCell)、SCell
608a、608b、608c 基地局
610 UE
700 図
702 PUCCHグループ
704 PCC
706 SCC
708 PDSCH送信
710 スロット
712 PUCCH送信
714 スロット
716 スロット
800 図
802 PUCCHグループ
804 PCC
806 SCC
808 PDSCH送信
810 スロット
812 PUCCH送信
814 スロット
816 スロット
900 図
902 PUCCHグループ
904 PCC
906 第1のSCC(SCC-1)、第1のSCC
908 第2のSCC(SCC-2)、第2のSCC
910 PDSCH送信
912 スロット
914 A/N
916 スロット
1000 図
1002 PUCCHグループ
1004 PCC
1006 第1のSCC(SCC-1)、第1のSCC
1008 第2のSCC(SCC-2)、第2のSCC
1010 PDSCH送信
1012 スロット
1014 A/N
1016 スロット
1102 第1の動作
1104 第2の動作
1200 図
1202 PUCCHグループ
1204 PCC
1206 第1のSCC(SCC-1)、第1のSCC
1208 第2のSCC(SCC-2)、第2のSCC
1210 PDSCH送信
1212 スロット
1214 A/N
1216 スロット
1300 シグナリング図
1302 ネットワークエンティティ
1304 UE
1400 UE
1402 バス
1404 プロセッサ
1405 メモリ
1406 コンピュータ可読媒体
1408 バスインターフェース
1410 トランシーバ
1414 処理システム
1415 キャリア構成情報
1430 インターフェース
1441 通信および処理回路
1442 フィードバック処理回路
1443 リソース制御回路
1451 通信および処理ソフトウェア
1452 フィードバック処理ソフトウェア
1453 リソース制御ソフトウェア
1500 方法
1600 方法
1700 方法
1800 方法
1900 ネットワークエンティティ
1902 バス
1904 プロセッサ
1905 メモリ
1906 コンピュータ可読媒体
1908 バスインターフェース
1910 トランシーバ
1914 処理システム
1915 キャリア構成情報
1930 インターフェース
1941 通信および処理回路
1942 フィードバック制御回路
1943 リソース制御回路
1951 通信および処理ソフトウェア
1952 フィードバック制御ソフトウェア
1953 リソース制御ソフトウェア
2000 方法
2100 方法
2200 方法
2300 方法
【国際調査報告】