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特表2024-519880仮想環境画面の表示方法、装置、端末及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】仮想環境画面の表示方法、装置、端末及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20240514BHJP
   G06T 19/00 20110101ALI20240514BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06T19/00 300A
G06T19/00 300B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571704
(86)(22)【出願日】2022-06-29
(85)【翻訳文提出日】2023-11-17
(86)【国際出願番号】 CN2022102206
(87)【国際公開番号】W WO2023020125
(87)【国際公開日】2023-02-23
(31)【優先権主張番号】202110956123.2
(32)【優先日】2021-08-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 智洪
【テーマコード(参考)】
5B050
5E555
【Fターム(参考)】
5B050BA09
5B050CA07
5B050EA07
5B050EA12
5B050FA05
5E555AA27
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA20
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB20
5E555BC04
5E555BE17
5E555CA13
5E555CB14
5E555CB16
5E555CB34
5E555CC05
5E555DC24
5E555DC51
5E555FA00
(57)【要約】
本出願は仮想環境画面の表示方法、装置、端末及び記憶媒体を開示し、コンピュータ及びインターネットの技術分野に属している。前記方法は、第1の仮想環境画面を表示するステップと、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するステップと、第1のタッチ操作のタッチ位置が、第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域外にある第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップと、を含む。本出願において、同一タッチ操作では、対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御できるとともに、タッチ位置の変化に基づいて仮想環境画面を調整でき、ある行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する場合、ユーザーは指をスライドさせれば、仮想オブジェクトの視野角を調整して、さらに、表示される仮想環境画面を調整し、ユーザー操作を簡略化して、行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するとともに、仮想環境画面の調整効率を向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行する仮想環境画面の表示方法であって、
第1の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面であるステップと、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップであって、前記第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であるステップと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、前記第2の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第2の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第2の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップは、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置を取得するステップと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置と前記第1の機能コントロールの基準位置との間の距離を計算するステップと、
前記距離が閾値より大きい場合、前記タッチ位置が前記第1の機能コントロールの応答領域外にあると決定し、前記タッチ位置を前記第2の位置として前記第2の仮想環境画面を表示するステップと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タッチ位置を前記第2の位置として前記第2の仮想環境画面を表示するステップは、
前記第2の位置の、前記基準位置に対する方向情報を取得するステップと、
前記方向情報に基づいて前記第2の視野角の向きを決定するステップと、
前記第2の視野角の向きに基づいて、前記第2の仮想環境画面を表示するステップと、を含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
カスタム操作ルールを取得するステップであって、前記カスタム操作ルールは複数の候補操作ルールから選択された操作ルールであり、前記複数の候補操作ルールは第1の操作ルールを含み、且つ前記複数の候補操作ルールは第2の操作ルール及び第3の操作ルールのうちの少なくとも1つをさらに含み、前記第1の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が前記機能コントロールの応答領域内で移動すると、方向変換をトリガーできず、機能コントロールの応答領域外で移動すると、方向変換をトリガーできる操作ルールであり、前記第2の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーできない操作ルールであり、前記第3の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーする操作ルールであるステップと、
前記カスタム操作ルールが前記第1の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップを実行するステップと、をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御した後、
前記カスタム操作ルールが前記第2の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が移動したことに応答して、前記第1の視野角をそのまま保持するように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
第2のタッチ操作を受け付けるステップであって、前記第2のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域外にある第3の位置であるステップと、
前記カスタム操作ルールが前記第2の操作ルールである場合、前記第2のタッチ操作のタッチ位置が前記第3の位置から第4の位置に移動したことに応答して、第3の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第3の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第3の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第3の視野角と前記第2の視野角とは異なる向きを有するステップと、をさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記カスタム操作ルールが前記第3の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第5の位置に移動したことに応答して、第4の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第4の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第4の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第4の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有するステップをさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記カスタム操作ルールを取得するステップは、
配置インターフェースを表示するステップであって、前記配置インターフェースには、前記複数の候補操作ルールにそれぞれ対応する選択肢が含まれるステップと、
前記複数の候補操作ルールにおけるターゲット操作ルールに対応する選択肢に対する操作に応答して、前記ターゲット操作ルールを前記カスタム操作ルールに設置するステップと、を含む請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御した後、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から第2の機能コントロールの応答領域内にある第6の位置に移動したことに応答して、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含む請求項1~8の何れか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御する前、
前記第2の機能コントロールに対応する行為と、前記第1の機能コントロールに対応する行為とが相互に排他的な行為ではない場合、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップを実行するステップ、
又は、
前記第2の機能コントロールに対応する行為と、前記第1の機能コントロールに対応する行為とが相互に排他的な行為である場合、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行しないように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第2の位置が前記第1の機能コントロールの拡張応答領域内にある場合、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを周期的に制御するステップ、
又は、
前記第2の位置が前記第1の機能コントロールの拡張応答領域外にある場合、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行しないように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含み、
前記第1の機能コントロールの拡張応答領域は前記第1の機能コントロールの応答領域を取り囲む請求項1~8の何れか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記仮想環境はシューティングアプリケーションにおける仮想環境である請求項1~8の何れか1項に記載の方法。
【請求項13】
仮想環境画面の表示装置であって、
第1の仮想環境画面を表示する画面表示モジュールであって、前記第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面である画面表示モジュールと、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するオブジェクト制御モジュールであって、前記第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であるオブジェクト制御モジュールと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示する画面調整モジュールであって、前記第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、前記第2の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第2の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第2の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有する画面調整モジュールと、を含む装置。
【請求項14】
端末であって、前記端末はプロセッサー及びメモリを含み、前記メモリには少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットが記憶され、前記少なくとも1つの指令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は指令セットは前記プロセッサーによって読み込まれて実行されることで請求項1~12の何れか1項に記載の仮想環境画面の表示方法を実現する端末。
【請求項15】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは実行されることで、請求項1~12の何れか1項に記載の仮想環境画面の表示方法を実現するコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
指令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータで実行されると、前記コンピュータに請求項1~12の何れか1項に記載の仮想環境画面の表示方法を実行させるコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2021年08月19日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202110956123.2であり、出願の名称が「仮想環境画面の表示方法、装置、端末及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は本出願に援用されている。
【0002】
本出願はコンピュータ及びインターネットの技術分野に関して、特に仮想環境画面の表示に関している。
【背景技術】
【0003】
シューティングゲームにおいて、ユーザーはスクリーンでスライド操作を実行することで仮想環境を観察できる。
【0004】
関連技術において、ユーザーインターフェースには機能コントロール及び仮想環境画面が表示される。ユーザーは当該機能コントロールをクリックすることで、対応する行為を実行するように、仮想オブジェクトを制御し、ユーザーはさらに、スクリーンに対するスライド操作によって仮想オブジェクトの視野角を調整することで、ユーザーインターフェースに異なる仮想環境画面を表示させる。そして、操作コントロールに対するクリック操作と、スクリーンに対するスライド操作とは互いに独立する操作であり、操作コントロールをクリックした後、ユーザーが手放した場合に限り、スクリーンに対するスライド操作をトリガーして生成できる。つまり、操作コントロールをクリックした後、ユーザーがずっと手放していないと、スクリーンで指をスライドさせても、クライアントはスクリーンに対するスライド操作を検出できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上記の関連技術において、操作コントロールをクリックした後、ユーザーが手放した場合に限り、スクリーンに対するスライド操作をトリガーして生成できるため、操作は不便である。
【0006】
本出願の実施例は仮想環境画面の表示方法、装置、端末、媒体及びプログラム製品を提供することで、ユーザー操作を簡略化して、行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するとともに、仮想環境画面の調整効率を向上する。前記技術案は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願の実施例の1つの態様によれば、端末が実行する仮想環境画面の表示方法を提供し、前記方法は、
第1の仮想環境画面を表示するであって、前記第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面であるステップと、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップであって、前記第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であるステップと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、前記第2の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第2の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第2の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有するステップと、を含む。
【0008】
本出願の実施例の1つの態様によれば、仮想環境画面の表示装置を提供し、前記装置は、
第1の仮想環境画面を表示する画面表示モジュールであって、前記第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面である画面表示モジュールと、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するオブジェクト制御モジュールであって、前記第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であるオブジェクト制御モジュールと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示する画面調整モジュールであって、前記第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、前記第2の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第2の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第2の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有する画面調整モジュールと、を含む。
【0009】
本出願の実施例の1つの態様によれば、端末を提供し、前記端末はプロセッサー及びメモリを含み、前記メモリには少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットが記憶され、前記少なくとも1つの指令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は指令セットは前記プロセッサーによって読み込まれて実行されることで、上記の態様の仮想環境画面の表示方法を実現する。
【0010】
本出願の実施例の1つの態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは実行されることで、上記の態様の仮想環境画面の表示方法を実現する。
【0011】
本出願の実施例の1つの態様によれば、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ指令を含み、当該コンピュータ指令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。サーバーのプロセッサーはコンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ指令を読み取り、プロセッサーは当該コンピュータ指令を実行することで、当該サーバーに上記の仮想オブジェクトの選択方法を実行させ、端末のプロセッサーはコンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ指令を読み取り、プロセッサーは当該コンピュータ指令を実行することで、当該端末に上記の態様の仮想環境画面の表示方法を実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本出願の実施例が提供する技術案は以下の有益な効果を具備し、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作によって、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、そして、第1のタッチ操作のタッチ位置で、第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域外にある第2の位置に移動した場合、仮想オブジェクトを第1の視野角から第2の視野角に調整して、第2の視野角を基準として、第2の仮想環境画面を表示し、つまり、同一タッチ操作では、対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御できるとともに、タッチ位置の変化に基づいて仮想環境画面を調整でき、ある行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する場合、ユーザーは指をスライドさせれば、仮想オブジェクトの視野角を調整して、さらに、表示される仮想環境画面を調整し、ユーザーが手放していなくでも、クライアントは依然的にユーザーのスライド操作に応答でき、ユーザー操作を簡略化して、行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するとともに、仮想環境画面の調整効率を向上する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本出願の1つの実施例が提供する仮想画面表示システムの概略図である。
図2】仮想環境画面の表示方式の例示的な概略図である。
図3】本出願の1つの実施例が提供する仮想環境画面の表示方法のフローチャートである。
図4】ユーザーインターフェースの例示的な概略図である。
図5】配置インターフェースの例示的な概略図である。
図6】別の仮想環境画面の表示方式の例示的な概略図である。
図7】別の仮想環境画面の表示方式の例示的な概略図である。
図8】仮想オブジェクトの制御方式の例示的な概略図である。
図9】別の仮想オブジェクトの制御方式の例示的な概略図である。
図10】第1の機能コントロールのタッチ方式の例示的な概略図である。
図11】本出願の1つの実施例が提供する仮想環境画面の表示装置のブロック図である。
図12】本出願の別の実施例が提供する仮想環境画面の表示装置のブロック図である。
図13】本出願の1つの実施例が提供する端末の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本出願の目的、技術案及び利点がより分かりやすくなるために、以下、図面を結合して本出願の実施形態をさらに詳しく記載する。
【0015】
図1を参照し、本出願の1つの実施例が提供する仮想画面表示システムの概略図である。当該仮想画面表示システムは、端末10及びサーバー20を含む。
【0016】
端末10は例えば、スマートフォン、タブレット、ゲームホスト、電子書籍リーダー、メディア再生機器、ウェアラブル機器、PC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)などの電子機器であってもよい。端末10にはアプリケーションプログラム(例えばゲームアプリケーションプログラム)のクライアントがインストールされる。任意選択で、当該アプリケーションプログラムは、ダウンロードされてインストールされるアプリケーションプログラムであってもよいし、クイック実行形式のアプリケーションプログラムであってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。
【0017】
本出願の実施例において、上記のアプリケーションプログラムは仮想環境を提供することで、ユーザーが代入して操作する仮想キャラクターが当該仮想環境において活動するための任意のアプリケーションプログラムである。典型として、当該アプリケーションプログラムはゲームアプリケーションプログラム、例えばTPS(Third―Personal Shooting Game、サードパーソンシューティングゲーム)、FPS(First―person Shooting Game、ファーストパーソンシューティングゲーム)、BR(Battle Royale、バトルロイヤル)ゲーム、MOBA(Multiplayer Online Battle Arena、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲーム、マルチプレイヤー銃撃戦サバイバルゲームなどであってもよい。無論、ゲームアプリケーションプログラム以外の他のタイプのアプリケーションプログラムにおいても、ユーザーに仮想オブジェクトを展示して、仮想オブジェクトに相応的な機能を提供できる。例えば、VR(Virtual Reality、仮想現実)類アプリケーションプログラム、AR(Augmented Reality、拡張現実)類アプリケーションプログラム、3次元地図プログラム、軍事シミュレーションプログラム、ソーシャル類アプリケーションプログラム、インタラクティブエンターテイメント類アプリケーションプログラムなどであってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。また、異なるアプリケーションプログラムにとって、提供する仮想オブジェクトの態様も異なり、且つ相応的な機能も異なり、これらは何れも実際ニーズに基づいて事前配置されてもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。任意選択で、端末10には上記のアプリケーションプログラムのクライアントが実行される。いくつかの実施例において、上記のアプリケーションプログラムは3次元の仮想環境エンジンに基づいて開発されるアプリケーションプログラムであり、例えば、当該仮想環境エンジンはUnityエンジンであり、当該仮想環境エンジンは3次元的仮想環境、仮想オブジェクト及び仮想プロップなどを構築でき、ユーザーにさらなる没入型ゲームエクスペリエンスをもたらす。
【0018】
上記の仮想環境は、アプリケーションプログラム(例えば、ゲームアプリケーションプログラム)のクライアントが端末で実行されるとき、表示(又は提供)されるシナリオであり、当該仮想環境は作成された、仮想オブジェクトが活動(例えばゲーム競技)するためのシナリオ、例えば仮想家屋、仮想島、仮想地図などである。当該仮想環境は実際世界に対するシミュレーション環境であってもよいし、セミシミュレーションセミバーチャルの環境であってもよいし、さらに、フルバーチャルの環境であってもよい。仮想環境は2次元仮想環境であってもよいし、2.5次元仮想環境であってもよいし、又は3次元仮想環境であってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。
【0019】
上記の仮想オブジェクトは、アプリケーションプログラムにおいてユーザーアカウントが制御する仮想キャラクターであってもよいし、アプリケーションプログラムにおけるコンピュータプログラムが制御する仮想キャラクターであってもよい。アプリケーションプログラムがゲームアプリケーションプログラムであることを例として、仮想オブジェクトは、ゲームアプリケーションプログラムにおいてユーザーアカウントが制御するゲームキャラクターであってもよいし、ゲームアプリケーションプログラムにおいてコンピュータプログラムが制御するゲームモンスターであってもよい。仮想オブジェクトは人物の態様であってもよいし、動物、アニメ又は他の態様であってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。仮想オブジェクトは3次元の形態で展示されてもよいし、2次元の形態で展示されてもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。任意選択で、仮想環境が3次元仮想環境である場合、仮想オブジェクトはアニメーション骨格技術に基づいて確立される3次元立体モデルである。3次元仮想環境において各仮想オブジェクトは自体の形状及び体積を備え、3次元仮想環境の一部の空間を占有する。
【0020】
任意選択で、本出願の実施例において、端末10におけるアプリケーションプログラムの実行過程で、行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するとき、ユーザーは仮想オブジェクトの仮想環境における視野角を調整してもよい。例示的に、図2に示すように、アプリケーションプログラムの実行過程で、端末10はユーザーインターフェースに第1の機能コントロール及び第1の仮想環境画面を表示し、さらに、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出したかどうかを判定し、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出した場合、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出していないと、仮想オブジェクトの視野角をそのまま保持する。また、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出した場合、端末10は、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の機能コントロール内から第1の機能コントロール外に移動したかどうかを判定し、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の機能コントロール内から第1の機能コントロール外に移動した場合、タッチ位置の位置変化状況に基づいて仮想オブジェクトの視野角を調整して、調整後の視野角に基づいて第1の仮想環境画面を第2の仮想環境画面に変換し、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の機能コントロール内から第1の機能コントロール外に移動していないと、仮想オブジェクトの視野角をそのまま保持する。
【0021】
サーバー20は、端末10におけるアプリケーションプログラムのクライアントにバックグラウンドサービスを提供する。例えば、サーバー20は上記のゲームアプリケーションプログラムのバックグラウンドサーバーであってもよい。サーバー20は1台のサーバーであってもよいし、複数台のサーバーからなるサーバークラスタであってもよいし、又はクラウドコンピューティングサービスセンターであってもよい。任意選択で、サーバー20は複数の端末10におけるアプリケーションプログラムにバックグラウンドサービスを同時に提供する。
【0022】
任意選択で、端末10とサーバー20との間はネットワークを介して互いに通信する。
【0023】
図3を参照し、本出願の1つの実施例が提供する仮想環境画面の表示方法のフローチャートである。当該方法は図1の仮想画面表示システムの端末10に適用され、例えば、各ステップの実行本体は、端末10にインストールされるアプリケーションプログラムのクライアントである。当該方法は以下のいくつかのステップ(301~303)を含む。
【0024】
ステップ301:第1の仮想環境画面を表示する。
【0025】
仮想環境画面はユーザーインターフェースでユーザーへ展示される仮想環境の表示画面である。当該仮想環境画面は仮想カメラが仮想環境から取得した画面であり得る。可能な実施形態において、仮想カメラは仮想オブジェクトの三人称視野角で仮想環境画面を取得する。任意選択で、仮想カメラは仮想オブジェクトの斜め上に配置され、当該仮想カメラによってクライアントは仮想オブジェクトを中心として仮想環境を観察して、仮想オブジェクトを中心とする仮想環境画面を取得して表示する。別の可能な実施形態において、仮想カメラは仮想オブジェクトの一人称視野角で仮想環境画面を取得する。任意選択で、仮想カメラは仮想オブジェクトの真正面に配置され、当該仮想カメラによってクライアントは仮想オブジェクトの一人称視野角で仮想環境を観察して、仮想オブジェクトの一人称視野角での仮想環境画面を取得して表示する。
【0026】
本出願の実施例において、上記のアプリケーションプログラムの実行過程で、クライアントは第1の仮想環境画面を表示する。当該第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面であり、当該仮想オブジェクトは、アプリケーションプログラムにおいてユーザーが制御する仮想オブジェクトであり、当該第1の視野角は仮想オブジェクトの任意の視野角である。ここで、上記の第1の視野角は上記の一人称視野角及び三人称視野角を限定せず、仮想オブジェクトが仮想環境を観察するときの向きを表徴する。任意選択で、当該第1の視野角は一人称視野角での任意の視野角であってもよいし、三人称視野角での任意の視野角であってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。
【0027】
任意選択で、本出願の実施例において、上記の仮想カメラの向きはリアルタイム調整可能であり、即ち、ユーザーは実際状況に基づいて仮想オブジェクトの視野角を調整できる。例えば、ユーザーはユーザーインターフェースに対するスライド操作によって仮想カメラの向きを調整することで、仮想オブジェクトの視野角を調整できる。無論、例示的な実施例において、上記の仮想カメラの配置位置はリアルタイム調整可能である。例えば、ユーザーはジョイスティックを使用して、仮想環境において移動するように仮想オブジェクトを制御して、仮想オブジェクトの仮想環境における位置を変更して、さらに、仮想カメラの仮想環境における配置位置を変更する。また、例えば、ユーザーは地図展示コントロールにおけるある位置をクリックすることで、当該位置を仮想カメラの調整後の配置位置とする。上記の地図展示コントロールは、シューティングアプリケーションにおけるグローバル地図を展示するためのコントロールである。
【0028】
ステップ302:第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する。
【0029】
機能コントロールは、対応する操作を実行するように仮想オブジェクトを制御し、異なる機能コントロールに対応する行為は異なる。任意選択で、本出願の実施例において、ユーザーインターフェースには少なくとも1つの機能コントロールが含まれる。可能な実施形態において、機能コントロールは直接的にユーザーインターフェースに表示され、任意選択で、ユーザーは上記の第1の仮想環境画面を表示するとともに、ユーザーインターフェースに、上記のアプリケーションプログラムがユーザーに提供した少なくとも1つの機能コントロールを表示する。別の可能な実施形態において、機能コントロールはユーザーインターフェースに隠れるように表示され、任意選択で、ユーザーインターフェースに上記の第1の仮想環境画面を表示するとともに、ユーザーインターフェースから、上記のアプリケーションプログラムがユーザーに提供した少なくとも1つの機能コントロールの応答領域を決定し、ユーザーインターフェースの綺麗さを保証するために、ユーザーインターフェースに当該少なくとも1つの機能コントロールを表示しない。別の可能な実施形態において、機能コントロールはユーザーインターフェースに半分隠れるように表示され、任意選択で、ユーザーインターフェースに上記の第1の仮想環境画面を表示するとともに、ユーザーインターフェースから、上記のアプリケーションプログラムがユーザーに提供した少なくとも1つの機能コントロールの応答領域を決定し、ユーザーの、ある機能コントロールの応答領域に対する任意のタッチ操作を検出した場合、ユーザーインターフェースに当該機能コントロールを表示して、ユーザーは当該機能コントロールが必要な機能コントロールであるかどうかを決定する。
【0030】
タッチ操作は、ユーザーがトリガーして生成した操作である。任意選択で、当該タッチ操作はユーザーインターフェースにおける任意位置に対する操作であり得る。上記のタッチ操作はシングルクリック操作、ダブルクリック操作、スライド操作などであってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。任意選択で、ユーザーインターフェースにおける異なる位置に対応するタッチ操作は異なる。例示的に、ユーザーインターフェースにおける機能コントロールに対応するタッチ操作はシングルクリック操作であり、ユーザーは当該機能コントロールをシングルクリックすることで、当該機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、ユーザーインターフェースにおける仮想環境画面の表示領域に対応するタッチ操作はスライド操作であり、ユーザーは、表示領域に対するスライド操作によって仮想オブジェクトの視野角を調整して、ユーザーインターフェースに新たな仮想環境画面を表示する。
【0031】
第1のタッチ操作は第1の機能コントロールに対するタッチ操作であり、当該第1の機能コントロールは上記の少なくとも1つの機能コントロールのうちの何れか1つの機能コントロールである。本出願の実施例において、上記の第1の仮想環境画面を表示した後、クライアントはユーザーインターフェースを検出し、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出した場合、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する。第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であり、当該第1の位置は第1の機能コントロールの応答領域における任意の位置である。
【0032】
任意選択で、上記の第1の機能コントロールの応答領域はユーザーインターフェースにおける任意領域である。
【0033】
可能な実施形態において、第1の機能コントロールは直接的又は半分隠れるようにユーザーインターフェースに表示される。任意選択で、第1の機能コントロールの応答領域は第1の機能コントロールの表示領域を中心として、面積が表示領域の以上である領域である。例示的に、第1の機能コントロールの応答領域は第1の機能コントロールの表示領域である。任意選択で、第1の機能コントロールの応答領域の形状は、第1の機能コントロールの表示領域の形状と同様であってもよいし、異なってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。
【0034】
別の可能な実施形態において、第1の機能コントロールはユーザーインターフェースに隠れるように表示される。任意選択で、第1の機能コントロールの応答領域は、設計者がユーザーの習慣に基づいて設置した領域である。例示的に、ユーザーは左手で仮想オブジェクトを移動させるように制御して、右手でスキルをリリースするように仮想オブジェクトを制御することに慣れているため、設計者は、仮想オブジェクトを移動させるように制御するための機能コントロールの応答領域をユーザーインターフェースの左側に配置して、ユーザーがスキルをリリースするように仮想オブジェクトを制御する機能コントロールの応答領域をユーザーインターフェースの右側に配置する。
【0035】
任意選択で、上記の行為は任意の行為、例えば物品使用行為、姿勢変換行為、スキル使用行為などであってもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。
【0036】
可能な実施形態において、上記の行為は物品使用行為である。任意選択で、上記の第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出した場合、クライアントは当該第1の機能コントロールに対応する仮想物品を決定して、当該仮想物品を使用するように仮想オブジェクトを制御する。例示的な実施例において、上記の仮想物品は仮想武器、例えば仮想銃器、仮想弾丸、仮想爆発物などと呼ばれてもよい。任意選択で、本出願の実施例において、異なる仮想物品に対応する機能コントロールは異なり、又は、異なる仮想物品に対応する機能コントロールは同様であるが、対応するタッチ操作は異なる。
【0037】
別の可能な実施形態において、上記の行為は姿勢変換行為である。任意選択で、上記の第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出した場合、クライアントは当該第1の機能コントロールに対応する姿勢を決定して、現在の姿勢から当該第1の機能コントロールに対応する姿勢に変換するように仮想オブジェクトを制御する。仮想オブジェクトの姿勢は立ち姿勢、しゃがみ姿勢、うつ伏せ姿勢、跳び姿勢などを含み、これに対して本出願の実施例は限定しない。任意選択で、本出願の実施例において、異なる姿勢に対応する機能コントロールは異なり、又は、異なる姿勢に対応する機能コントロールは同様であるが、対応するタッチ操作は異なる。
【0038】
別の可能な実施形態において、上記の操作はスキルリリース操作である。任意選択で、上記の第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作を検出した場合、クライアントは当該第1の機能コントロールに対応するスキルを決定して、当該第1の機能コントロールに対応するスキルをリリースするように仮想オブジェクトを制御する。任意選択で、本出願の実施例において、異なるスキルに対応する機能コントロールは異なり、又は、異なるスキルに対応する機能コントロールは同様であるが、対応するタッチ操作は異なる。
【0039】
ステップ303:第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示する。
【0040】
第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、つまり、本出願の実施例において、上記の第1のタッチ操作を検出した後、クライアントは当該第1のタッチ操作のタッチ位置を検出し、当該第1のタッチ操作のタッチ位置で、上記の第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域外にある第2の位置に移動した場合、第2の仮想環境画面を表示する。上記の第2の位置は第1の機能コントロールの応答領域外の任意の位置であり、上記の第2の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第2の視野角で仮想環境を観察する画面であり、第2の視野角と第1の視野角とは異なる向きを有する。上記の第1の視野角に類似して、当該第2の視野角は上記の一人称視野角及び三人称視野角を限定せず、単に仮想オブジェクトが仮想環境を観察するときの向きを表徴する。
【0041】
ここで、上記の第1のタッチ操作のタッチ位置の変化過程は連続的であるため、タッチ位置の変化過程で、上記の第1のタッチ操作はスライド操作とも呼ばれる。例示的に、シューティングアプリケーションを例として、図4に示すように、ユーザーインターフェース40には第1の仮想環境画面及び第1の機能コントロール41(シューティングボタン)が含まれ、ユーザーが指で第1の機能コントロール41をクリックした場合、クライアントは第1の機能コントロール41に対する第1のタッチ操作を検出したと決定し、仮想武器42を使用して敵側仮想オブジェクト43をシューティングするように、仮想オブジェクトを制御し、そして、ユーザーの指が第1の機能コントロール41の応答領域内から第1の機能コントロール41の応答領域外にスライドした場合、クライアントは第1のタッチ操作にスライド操作が含まれると決定して、当該スライド操作に基づいて仮想オブジェクトの視野角の向きを調整して、さらに、ユーザーインターフェース40に第2の仮想環境画面を表示する。当該第2の仮想環境画面には、新たに出現した仮想オブジェクト44が含まれる。
【0042】
以上のように、本出願の実施例が提供する技術案において、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作によって、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、第1のタッチ操作のタッチ位置で、第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域外にある第2の位置に移動した場合、仮想オブジェクトを第1の視野角から第2の視野角に調整して、第2の視野角を基準として、第2の仮想環境画面を表示し、つまり、同一タッチ操作では、対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御できるとともに、タッチ位置の変化に基づいて仮想環境画面を調整でき、ある行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する場合、ユーザーは指をスライドさせるだけで、仮想オブジェクトの視野角を調整して、表示される仮想環境画面を調整でき、ユーザーが手放していなくでも、クライアントは依然としてユーザーのスライド操作に応答でき、ユーザー操作を簡略化して、行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するとともに、仮想環境画面の調整効率を向上する。
【0043】
以下、上記の第2の仮想環境画面の表示方式を紹介する。
【0044】
例示的な実施例において、上記のステップ303は以下のいくつかのステップを含む:
1、第1のタッチ操作のタッチ位置を取得する。
タッチ位置は、第1のタッチ操作とユーザーインターフェースとの現在接触位置である。例示的に、第1のタッチ操作がクリック操作であれば、当該タッチ位置は当該クリック操作のクリック位置であり、第1のタッチ操作がスライド操作であれば、当該タッチ位置は当該スライド操作の現在スライド終点位置である。
本出願の実施例において、上記の第1のタッチ操作を検出した後、クライアントは当該第1のタッチ操作のタッチ位置をリアルタイムに検出して、当該第1のタッチ操作のタッチ位置を取得する。
2、第1のタッチ操作のタッチ位置と第1の機能コントロールの基準位置との間の距離を計算する。
本出願の実施例において、上記のタッチ位置を取得した後、クライアントは第1のタッチ操作のタッチ位置と第1の機能コントロールの基準位置との間の距離を計算する。当該基準位置は第1の機能コントロールの中心位置である。
3、距離が閾値より大きい場合、前記タッチ位置が前記第1の機能コントロールの応答領域外にあると決定し、前記タッチ位置を前記第2の位置として第2の仮想環境画面を表示する。
【0045】
本出願の実施例において、タッチ位置と基準位置との間の距離を取得した後、クライアントは当該距離と閾値とを比較する。さらに、距離が閾値より大きい場合、現在のタッチ位置を第2の位置として第2の仮想環境画面を表示し、距離が閾値の以下である場合、仮想オブジェクトの第1の視野角の向きをそのまま保持する。上記の閾値は、第1の機能コントロールの中心位置と第1の機能コントロールのエッジ位置との間の最大距離の以上である。
【0046】
現在タッチ位置と基準位置との間の距離を判定根拠とすることで、現在タッチ位置が既に第1の機能コントロールの応答領域外にあるかどうかを正確に決定でき、視野角に対する調整の応答速度及び精度を向上する。
【0047】
任意選択で、本出願の実施例において、距離が閾値より大きいと決定した場合、クライアントは第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の機能コントロールの応答領域内から第1の機能コントロールの応答領域外に移動したと決定し、さらに、第1のタッチ操作のタッチ位置の、基準位置に対する方向情報を取得して、当該方向情報に基づいて上記の第2の視野角の向きを決定し、当該第2の視野角の向きに基づいて、上記の第2の仮想環境画面を表示する。
【0048】
第2の位置の、前記基準位置に対する方向情報は現在タッチ位置の、第1の機能コントロールに対する方位を直観的に体現できるため、ユーザーは当該方位に基づいて視野角方向の調整を正確に制御して、視野角の調整精度を向上する。
【0049】
ここで、仮想オブジェクトの移動によっても、仮想環境画面を変化させることができるため、仮想オブジェクトの第1の視野角の向きをそのまま保持する場合も、仮想オブジェクトの仮想環境中の移動のため、第1の仮想環境画面が変化する可能性がある。
【0050】
無論、例示的な実施例において、上記の基準位置はさらに、位置移動過程で第1のタッチ操作が経た第1の機能コントロールのエッジポイントであってもよく、対応するように、上記の閾値は零超過の任意の数値である。
【0051】
任意選択で、上記の方向情報には移動方向及び移動距離が含まれ、クライアントはタッチ位置の基準位置に対する移動方向に基づいて、第1の視野角の向き変化方向を決定して、タッチ位置の基準位置に対する移動距離に基づいて、第1の視野角の向き変化角度を決定し、さらに、当該向き変化方向及び向き変化角度に基づいて第1の視野角を第2の視野角に調整する。
【0052】
任意選択で、本出願の実施例において、ユーザーは実際状況に基づいて仮想環境画面に対応する調整ルール(即ち、以下のカスタム操作ルール)に対してカスタム調整を行って、具体的なステップは以下の通りであり、
1、カスタム操作ルールを取得する。
カスタム操作ルールは複数の候補操作ルールから選択された操作ルールである。任意選択で、当該複数の候補操作ルールは第1の操作ルールを含む。当該第1の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、タッチ操作のタッチ位置が機能コントロールの応答領域内で移動すると、方向変換をトリガーできず、タッチ操作のタッチ位置が機能コントロールの応答領域外で移動すると、方向変換をトリガーできる操作ルールである。無論、例示的な実施例において、上記の複数の候補操作ルールは第2の操作ルール及び第3の操作ルールのうちの少なくとも1つをさらに含む。当該第2の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーできない操作ルールであり、当該第3の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーする操作ルールである。ここで、上記の方向変換は、仮想オブジェクトの視野角に対する向き変化である。
【0053】
例示的に、第1の機能コントロールを例として、表1を結合して、上記の3つの操作ルール及び仮想オブジェクトの方向変換トリガー条件を紹介する。
【表1】
なお、表1のトリガー位置は、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作のトリガー位置であり、応答領域は、第1の機能コントロールの応答領域である。
【0054】
本出願の実施例において、クライアントはユーザーの配置インターフェースにおける選択操作によって上記のカスタム操作ルールを取得する。任意選択で、上記のカスタム操作ルールを取得した場合、クライアントはまず、配置インターフェースを表示し、当該配置インターフェースには、上記の複数の候補操作ルールにそれぞれ対応する選択肢が含まれ、さらに、上記の複数の候補操作ルールにおけるターゲット操作ルールに対応する選択肢に対する操作を検出した場合、クライアントは当該ターゲット操作ルールをカスタム操作ルールに設置する。ここで、上記の選択肢に対する操作は選択操作とも呼ばれる。
【0055】
配置インターフェースによって選択可能な候補操作ルールを直観的に表示でき、これによって、ユーザーは必要な候補操作ルールを正確に選択できる。
【0056】
無論、例示的な実施例において、上記の配置インターフェースには他の内容の選択肢、例えば、機能コントロールの応答領域の選択肢、機能コントロールの表示ルールの選択肢、機能コントロールの表示領域の選択肢、機能コントロールの行為操作ルールなどがさらに含まれる。例示的に、図5に示すように、配置インターフェース50には仮想環境画面の調整ルール51、第1の機能コントロールの行為操作ルール52及び各機能コントロールの表示ルール53が含まれる。仮想環境画面の調整ルール51には第1の操作ルール、第2の操作ルール及び第3の操作ルールが含まれ、第1の機能コントロールの行為操作ルール52には、押下後行為実行、手放後行為実行が含まれ、各機能コントロールの表示ルールは直接表示、隠れ表示及び半分隠れ表示を含む。各選択可能なルールの前には何れも選択肢54が含まれる。
【0057】
2、カスタム操作ルールが第1の操作ルールである場合、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップ303を実行する。
第1の操作ルールに対応する仮想環境画面の表示方式は、上記の図3実施例が紹介する仮想環境画面の表示方式であり、具体的に、図3の実施例を参照すればよく、ここで、贅言しない。
上記のカスタム操作ルールによって、ユーザーは自体の使用習慣に基づいて相応的なカスタム操作ルールを選択して操作でき、柔軟性を向上する。
【0058】
3、カスタム操作ルールが第2の操作ルールである場合、第1のタッチ操作のタッチ位置が移動したことに応答して、第1の視野角をそのまま保持するように仮想オブジェクトを制御する。
【0059】
任意選択で、本出願の実施例において、上記のカスタム操作が第2の操作ルールである場合、上記の第1の機能コントロールの第1のタッチ操作を検出した後、クライアントは当該第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、さらに、第1のタッチ操作のタッチ位置が移動したと検出した場合、クライアントは第1の視野角をそのまま保持するように仮想オブジェクトを制御する。
【0060】
ここで、クライアントは第1の視野角をそのまま保持するように仮想オブジェクトを制御する場合、単に第1の視野角の向きをそのまま保持するため、この場合、仮想オブジェクトが移動して、仮想オブジェクトの位置が変化する場合、第1の仮想環境画面も仮想オブジェクトの位置変化につれて対応するように変化する。
【0061】
任意選択で、本出願の実施例において、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御した後、クライアントは第2のタッチ操作を受け付ける。当該第2のタッチ操作のタッチ開始位置は第1の機能コントロールの応答領域外にある第3の位置である。さらに、カスタム操作ルールが第2の操作ルールである場合、第2のタッチ操作のタッチ位置を検出して、上記の第3の位置から第4の位置に移動した場合、クライアントは第3の仮想環境画面を表示する。第3の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第3の視野角で仮想環境を観察する画面である。第3の視野角と第2の視野角とは異なる向きを有する。上記の第1の視野角に類似して、当該第3の視野角は上記の一人称視野角及び上記の三人称視野角を限定せず、単に仮想オブジェクトが仮想環境を観察するときの向きを表徴する。
【0062】
任意選択で、上記の第3の位置は第1の機能コントロールの応答領域外の任意の位置であってもよいし、又はターゲット領域における任意の位置であってもよい。当該ターゲット領域は、ユーザーインターフェースにおける、各機能コントロールの応答領域を除いた一部の残り領域であってもよいし、ユーザーインターフェースにおける、各機能コントロールの応答領域を除いた全ての残り領域であってもよい。
【0063】
任意選択で、上記の第4の位置は第1の機能コントロールの応答領域外の、第3の位置を除いた任意の位置であってもよいし、又は、ターゲット領域における、第3の位置を除いた任意の位置であってもよいし、或いは、ユーザーインターフェースにおける、第3の位置を除いた任意の位置であってもよい。
【0064】
なお、当該ターゲット領域はユーザーインターフェースにおける、各機能コントロールの応答領域を除いた一部の残り領域であってもよいし、ユーザーインターフェースにおける、各機能コントロールの応答領域を除いた全ての残り領域であってもよい。
【0065】
ここで、上記の第2のタッチ操作のタッチ位置の変化過程は連続的であるため、タッチ位置の変化過程で、上記の第2のタッチ操作はスライド操作とも呼ばれる。
【0066】
このように、本出願の実施例において、ユーザーはさらに、第1の機能コントロールをタッチせず、スライド操作に基づいて第1の仮想オブジェクトの視野角向きを便利に制御でき、操作を簡略化する。
【0067】
例示的に、図6を結合して参照し、第2の操作ルールで、仮想環境画面の表示方式を紹介し、具体的なステップは以下の通りであり、
ステップ601:第1の仮想環境画面を表示する;
ステップ602:第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する;
ステップ603:第1のタッチ操作のタッチ位置が移動したことに応答して、第1の視野角をそのまま保持するように仮想オブジェクトを制御する;
ステップ604:タッチ開始位置が第1の機能コントロールの応答領域外にある第2のタッチ操作に応答して、第2のタッチ操作の位置変化状況を取得する;
ステップ605:第2のタッチ操作のタッチ位置の位置変化状況に基づいて、仮想オブジェクトを第1の視野角から第3の視野角に調整する;
ステップ606:第3の視野角に基づいて第1の仮想環境画面を調整する。
【0068】
4、カスタム操作ルールが第3の操作ルールである場合、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域内にある第5の位置に移動したことに応答して、第4の仮想環境画面を表示する。
【0069】
任意選択で、本出願の実施例において、上記のカスタム操作ルールが第3の操作ルールである場合、上記の第1の機能コントロールの第1のタッチ操作を検出した後、クライアントは当該第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、さらに、第1のタッチ操作のタッチ位置を検出した場合、第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域内にある第5の位置に移動して、第4の仮想環境画面を表示する。第4の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第4の視野角で仮想環境を観察する画面であり、第4の視野角と第1の視野角とは異なる向きを備え、上記の第5の位置は第1の位置を除いた任意の位置である。上記の第1の視野角に類似して、当該第4の視野角は上記の一人称視野角及び上記の三人称視野角を限定せず、単に仮想オブジェクトが仮想環境を観察するときの向きを表徴する。
【0070】
ここで、上記の第3の操作ルールで、第1のタッチ操作のタッチ位置を検出して、第1の位置から第1の位置を除いた任意の位置に移動した場合、クライアントは仮想オブジェクトの第1の視野角を調整して、第1の仮想環境画面を調整できる。
【0071】
例示的に、図7を結合して参照し、第3の操作ルールで、仮想環境画面の表示方式を紹介し、具体的なステップは以下の通りであり、
ステップ701:第1の仮想環境画面を表示する;
ステップ702:第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する;
ステップ703:第1のタッチ操作のタッチ位置が移動したことに応答して、第1のタッチ操作のタッチ位置の位置変化状況を取得する;
ステップ704:第1のタッチ操作の位置変化状況に基づいて、仮想オブジェクトを第1の視野角から第4の視野角に調整する;
ステップ705:第4の視野角に基づいて第1の仮想環境画面を調整する。
【0072】
ここで、本出願において第1の視野角に対する調整について、特別な説明がない場合、第1の視野角に対する位置調整を限定せず、第1の視野角に対する向き調整に過ぎない。任意選択で、仮想オブジェクトが移動する場合、仮想カメラの位置は仮想オブジェクトの位置につれて変化し、この場合、仮想オブジェクトの第1の視野角の位置を変化させる。
【0073】
以下、行為の実行角度から、本出願の仮想オブジェクトの制御方式を紹介する。
【0074】
図8を参照し、本出願の1つの実施例が提供する仮想オブジェクトの制御方式のフローチャートである。当該方法は図1の仮想画面表示システムの端末10に適用され、例えば、各ステップの実行本体は端末10にインストールされるアプリケーションプログラムのクライアントであってもよい。当該方法は以下のいくつかのステップ(801~803)を含む:
ステップ801:第1の仮想環境画面を表示する。
ステップ802:第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する。
上記のステップ801及び802は、図3の実施例のステップ301及び302と同様であるため、具体的に図3の実施例を参照すればよく、ここで、贅言しない。
ステップ803:第1のタッチ操作のタッチ位置が、第1の位置から第2の機能コントロールの応答領域内にある第6の位置に移動したことに応答して、第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する。
【0075】
本出願の実施例において、上記の第1のタッチ操作を検出した後、クライアントは当該第1のタッチ操作のタッチ位置を検出し、当該第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から第2の機能コントロールの応答領域内にある第6の位置に移動した場合、第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する。第2の機能コントロールは、上記の少なくとも1つの機能コントロールのうちの第1の機能コントロールを除いた何れか1つの機能コントロールであり、第6の位置は、第2の機能コントロールの応答領域内の任意の位置である。
【0076】
つまり、ユーザーは1回のタッチ操作で複数の行為、例えば第1の機能コントロールに対応する行為及び第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように、仮想オブジェクトを制御することで、タッチ回数を効果的に低減して、制御の困難さを簡略化する。
【0077】
任意選択で、本出願の実施例において、上記の第2のタッチ操作に対応する行為を実行するように、仮想オブジェクトを制御する前、クライアントは当該第2のタッチ操作に対応する行為、及び上記の第1の機能コントロールに対応する行為を判定する必要がある。第2の機能コントロールに対応する行為と、第1の機能コントロールに対応する行為とは相互に排他的な行為ではない場合、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から上記の第6の位置に移動したと検出した場合、クライアントは第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、第2の機能コントロールに対応する行為と、第1の機能コントロールに対応する行為とは相互に排他的な行為である場合、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から上記の第6の位置に移動したと検出した場合、クライアントは第2の機能コントロールに対応する行為を実行しないように、仮想オブジェクトを制御する。
【0078】
相互に排他的な行為は連続的に実行できない2つの行為である。例示的に、仮想オブジェクトの姿勢変換行為において、うつ伏せ姿勢は立ち姿勢に変換でき、立ち姿勢は跳び姿勢に変換でき、うつ伏せ姿勢は跳び姿勢に変換できず、この場合、うつ伏せ姿勢の変換行為と、跳び姿勢の変換行為とは相互に排他的な行為であり、第1の機能コントロールはうつ伏せ姿勢に変換するように仮想オブジェクトを指示して、第2の機能コントロールは跳び姿勢に変換するように仮想オブジェクトを指示する場合、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から上記の第6の位置に移動したと検出した場合、クライアントは跳び姿勢に変換するように仮想オブジェクトを制御できない。
【0079】
以上のように、本出願の実施例が提供する技術案において、第1のタッチ操作のタッチ位置の移動によって、第1の機能コントロールに対応する行為を実行した後、第2の機能コントロールに対応する行為を引き続いて実行するように仮想オブジェクトを制御でき、仮想オブジェクトの制御効率を向上する。
【0080】
図3の実施例において、第1のタッチ操作のタッチ位置の移動によって、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御した後、仮想オブジェクトの第1の視野角を調整して仮想環境を観察し、この場合、仮想環境を観察するとともに、実際状況に基づいて、ユーザーは第1のタッチ操作のタッチ位置を継続的に第2の機能コントロールの応答領域に移動させ、第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、仮想オブジェクトの行為実行効率を向上するとともに、ユーザー操作を簡略化して、仮想オブジェクトの行為実行がより連続になる。
【0081】
図9を参照し、本出願の別の実施例が提供する仮想オブジェクトの制御方式のフローチャートである。当該方法は図1の仮想画面表示システムの端末10に適用され、例えば、各ステップの実行本体は端末10にインストールされるアプリケーションプログラムのクライアントであってもよい。当該方法は以下のいくつかのステップ(901~905)を含む:
ステップ901:第1の仮想環境画面を表示する。
ステップ902:第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する。
【0082】
上記のステップ901及び902は、図3の実施例のステップ301及び302と同様であり、具体的に、図3の実施例を参照すればよく、ここで、贅言しない。
【0083】
ステップ903:第1のタッチ操作のタッチ位置が、第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域外にある第2の位置に移動したことに応答して、第2の位置の所在領域を取得する。
【0084】
本出願の実施例において、上記の第1のタッチ操作を検出した後、クライアントは当該第1のタッチ操作のタッチ位置を検出し、当該第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域外にある第2の位置に移動した場合、第2の位置の所在領域を取得する。
【0085】
任意選択で、本出願の実施例において、上記の第1の機能コントロールには拡張応答領域が対応付けられ、当該第1の機能コントロールの拡張応答領域は第1の機能コントロールの応答領域を取り囲む。
【0086】
ステップ904:第2の位置が第1の機能コントロールの拡張応答領域内にある場合、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを周期的に制御する。
【0087】
任意選択で、本出願の実施例において、上記の第2の位置が第1の機能コントロールの拡張応答領域内にあると、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から第2の位置に移動したと検出した場合、クライアントは第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを周期的に制御する。
【0088】
ステップ905:第2の位置が第1の機能コントロールの拡張応答領域外にある場合、第1の機能コントロールに対応する行為を実行しないように仮想オブジェクトを制御する。
【0089】
任意選択で、本出願の実施例において、上記の第2の位置が第1の機能コントロールの拡張応答領域外にあると、第1のタッチ操作のタッチ位置が第1の位置から第2の位置に移動したと検出した場合、クライアントは第1の機能コントロールに対応する行為を実行しないように仮想オブジェクトを制御する。
【0090】
任意選択で、本出願の実施例において、上記の仮想環境はシューティングアプリケーションにおける仮想環境である。例示的に、第1の機能コントロールがシューティングボタンであることを例として、図10に示すように、第1のタッチ操作のタッチ位置がシューティングボタン100の応答領域(表示領域)における位置101(初期タッチ位置)である場合、クライアントはシューティングを行うように仮想オブジェクトを制御し、そして、第1のタッチ操作のタッチ位置が位置101からシューティングボタン100の拡張応答領域における位置102に移動した場合、クライアントは仮想オブジェクトの視野角を調整するとともに、シューティングを行うように、仮想オブジェクトを周期的に制御し、そして、第1のタッチ操作のタッチ位置が位置102からシューティングボタン100の拡張応答領域外の位置103に移動した場合、クライアントは単に仮想オブジェクトの視野角を調整して、シューティングを行わないように、仮想オブジェクトを制御する。
【0091】
以上のように、本出願の実施例が提供する技術案において、第1の機能コントロールのタッチ位置が第1の機能コントロールの拡張応答領域内にある場合、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを周期的に制御し、これによって、仮想オブジェクトの行為実行方式がより柔軟になり、ユーザーが行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するときの柔軟さを向上する。
【0092】
図3の実施例において、第1のタッチ操作のタッチ位置の移動によって、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御した後、仮想オブジェクトの第1の視野角を調整して仮想環境を観察し、この場合、ユーザーは仮想環境を観察するように仮想オブジェクトを制御するとともに、実際状況に基づいて第1のタッチ操作のタッチ位置を第1の機能コントロールの拡張応答領域に適切にスライドさせて、これによって、仮想環境に対して反応するように仮想オブジェクトを適時的に制御して、第1の機能コントロールに対応する行為を実行する。
【0093】
以下は本出願の方法実施例を実行するための装置実施例である。本出願の装置実施例に開示されていない細部について、本出願の方法実施例を参照すればよい。
【0094】
図11を参照し、本出願の1つの実施例が提供する仮想環境画面の表示装置のブロック図である。当該装置は、上記の仮想環境画面の表示方法を実現する機能を具備し、前記機能はハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアが相応的なソフトウェアを実行することで実現されてもよい。当該装置は端末であってもよいし、端末に配置されてもよい。当該装置1000は、
第1の仮想環境画面を表示する画面表示モジュール1110であって、前記第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面である画面表示モジュール1110と、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するオブジェクト制御モジュール1120であって、前記第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であるオブジェクト制御モジュール1120と、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示する画面調整モジュール1130であって、前記第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、前記第2の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第2の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第2の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有する画面調整モジュール1130と、を含む。
【0095】
例示的な実施例において、前記画面調整モジュール1130は前記第1のタッチ操作のタッチ位置を取得し、前記第1のタッチ操作のタッチ位置と前記第1の機能コントロールの基準位置との間の距離を計算し、前記距離が閾値より大きい場合、前記タッチ位置が前記第1の機能コントロールの応答領域外にあると決定し、前記タッチ位置を前記第2の位置として前記第2の仮想環境画面を表示する。
【0096】
例示的な実施例において、前記画面調整モジュール1130は前記第2のタッチ位置の、前記基準位置に対する方向情報を取得し、前記方向情報に基づいて前記第2の視野角の向きを決定し、前記第2の視野角の向きに基づいて、前記第2の仮想環境画面を表示する。
【0097】
例示的な実施例において、図12に示すように、前記装置1100は、
カスタム操作ルールを取得するルール取得モジュール1140であって、前記カスタム操作ルールは複数の候補操作ルールから選択された操作ルールであり、前記複数の候補操作ルールは第1の操作ルールを含み、前記複数の候補操作ルールは第2の操作ルール及び第3の操作ルールのうちの少なくとも1つをさらに含み、前記第1の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が前記機能コントロールの応答領域内で移動すると、方向変換をトリガーできず、機能コントロールの応答領域外で移動すると、方向変換をトリガーできる操作ルールであり、前記第2の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーできない操作ルールであり、前記第3の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーする操作ルールであるルール取得モジュール1140をさらに含む。
【0098】
前記画面調整モジュール1130はさらに、前記カスタム操作ルールが前記第1の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップを実行する。
【0099】
例示的な実施例において、図12に示すように、前記装置1100は、
前記カスタム操作ルールが前記第2の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が移動したことに応答して、前記第1の視野角をそのまま保持するように前記仮想オブジェクトを制御する視野角保持モジュール1150をさらに含む。
【0100】
例示的な実施例において、図12に示すように、前記装置1100は、
第2のタッチ操作を受け付ける操作受け付けモジュール1160であって、前記第2のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域外にある第3の位置である操作受け付けモジュール1160をさらに含む。
【0101】
前記画面調整モジュール1130はさらに、前記カスタム操作ルールが前記第2の操作ルールである場合、前記第2のタッチ操作のタッチ位置が前記第3の位置から第4の位置に移動したことに応答して、第3の仮想環境画面を表示し、前記第3の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第3の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第3の視野角と前記第2の視野角とは異なる向きを有する。
【0102】
例示的な実施例において、前記画面調整モジュール1130はさらに、前記カスタム操作ルールが前記第3の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第5の位置に移動したことに応答して、第4の仮想環境画面を表示し、前記第4の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第4の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第4の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有する。
【0103】
例示的な実施例において、前記ルール取得モジュール1140は配置インターフェースを表示し、前記配置インターフェースには、前記複数の候補操作ルールにそれぞれ対応する選択肢が含まれ、前記複数の候補操作ルールにおけるターゲット操作ルールに対応する選択肢に対する操作に応答して、前記ターゲット操作ルールを前記カスタム操作ルールに設置する。
【0104】
例示的な実施例において、前記オブジェクト制御モジュール1120はさらに、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から第2の機能コントロールの応答領域内にある第6の位置に移動したことに応答して、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御する。
【0105】
例示的な実施例において、前記オブジェクト制御モジュール1120はさらに、前記第2の機能コントロールに対応する行為と、前記第1の機能コントロールに対応する行為とが相互に排他的な行為ではない場合、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップを実行し、又は、前記第2の機能コントロールに対応する行為と、前記第1の機能コントロールに対応する行為とが相互に排他的な行為である場合、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行しないように前記仮想オブジェクトを制御する。
【0106】
例示的な実施例において、前記オブジェクト制御モジュール1020はさらに、前記第2の位置が前記第1の機能コントロールの拡張応答領域内にある場合、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを周期的に制御し、又は、前記第2の位置が前記第1の機能コントロールの拡張応答領域外にある場合、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行しないように前記仮想オブジェクトを制御し、前記第1の機能コントロールの拡張応答領域は前記第1の機能コントロールの応答領域を取り囲む。
【0107】
例示的な実施例において、前記仮想環境はシューティングアプリケーションにおける仮想環境である。
【0108】
以上のように、本出願の実施例が提供する技術案において、第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作によって、第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御し、第1のタッチ操作のタッチ位置で、第1の位置から第1の機能コントロールの応答領域外にある第2の位置に移動した場合、仮想オブジェクトを第1の視野角から第2の視野角に調整して、第2の視野角を基準として、第2の仮想環境画面を表示し、つまり、同一タッチ操作では、対応する行為を実行するように仮想オブジェクトを制御できるとともに、タッチ位置の変化に基づいて仮想環境画面を調整でき、ある行為を実行するように仮想オブジェクトを制御する場合、ユーザーは指をスライドさせるだけで、仮想オブジェクトの視野角を調整して、表示される仮想環境画面を調整でき、ユーザーが手放していなくでも、クライアントは依然的にユーザーのスライド操作に応答でき、ユーザー操作を簡略化して、行為を実行するように仮想オブジェクトを制御するとともに、仮想環境画面の調整効率を向上する。
【0109】
ここで、上記の実施例が提供する装置について、その機能を実現する場合、単に上記の各機能モジュールの区画を例として説明し、実際適用において、ニーズに基づいて異なる機能モジュールによって完成されるように、上記の機能を割り当て、即ち、機器の内部構造を異なる機能モジュールに区画して、以上に記載の全て又は一部の機能を完成する。また、上記の実施例が提供する装置と、方法実施例とは同一構想に属し、その具体的な実現過程について方法実施例を参照すればよく、ここで贅言しない。
【0110】
図13を参照し、本出願の1つの実施例が提供する端末1300の構造ブロック図である。当該端末1300は、例えばスマートフォン、タブレット、ゲームホスト、電子書籍リーダー、メディア再生機器、ウェアラブル機器、PCなどの電子機器であってもよい。当該端末は上記の実施例が提供する仮想環境画面の表示方法を実施する。当該端末は図1のゲーム運転環境中の端末10であってもよい。具体的に、端末1300はプロセッサー1301及びメモリ1302を含む。
【0111】
プロセッサー1301は1つ又は複数の処理コア、例えば4コアプロセッサー、8コアプロセッサーなどを含む。プロセッサー1301はDSP(Digital Signal Processing、デジタル信号処理)、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLA(Programmable Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも1つのハードウェア形態で実現される。プロセッサー1301は、ウェイクアップ状態でのデータを処理するプロセッサー、CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)とも呼ばれるメインプロセッサー、及び待機状態でのデータを処理する低電力消費プロセッサーであるコプロセッサーを含む。いくつかの実施例において、プロセッサー1301にはGPU(Graphics Processing Unit、グラフィックプロセッサー)が集積され、GPUは、ディスプレイの表示対象となるコンテンツのレンダリング及び描画を行う。いくつかの実施例において、プロセッサー1301はAI(Artificial Intelligence、人工智能)プロセッサーをさらに含み、当該AIプロセッサーは機械学習に関するコンピューティング操作を処理する。
【0112】
メモリ1302は1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含み、当該コンピュータ可読記憶媒体は非一時的なものである。メモリ1302は高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリ、例えば1つ又は複数の磁気ディスク記憶機器、フラッシュ記憶機器をさらに含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ1302における非一時的コンピュータ可読記憶媒体は少なくとも1つ指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットを記憶し、前記少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットは配置されて、1つ又は1つ以上のプロセッサーによって実行されることで、上記の仮想環境画面の表示方法を実現する。
【0113】
いくつかの実施例において、好ましくは、端末1300は周辺機器インターフェース1303及び少なくとも1つの周辺機器をさらに含む。プロセッサー1301、メモリ1302及び周辺機器インターフェース1303の間はバス又は信号線を介して連結される。各周辺機器はバス、信号線又は回路基板を介して周辺機器インターフェース1303に連結される。具体的に、周辺機器は無線周波数回路1304、ディスプレイ1305、カメラコンポーネント1306、オーディオ回路1307、位置決めコンポーネント1308及び電源1309のうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
当業者であれば理解できるように、図13の構造は端末1300を限定せず、図示より多く又は少ないコンポーネントを含んでもよいし、又はいくつかのコンポーネントを組み合わせてもよいし、或いは異なっているコンポーネントを使用して配置してもよい。
【0115】
また、本出願の実施例は記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムは上記の実施例が提供する方法を実行する。
【0116】
本出願の実施例は指令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータで運転すると、コンピュータに上記の実施例が提供する方法を実行させる。
【0117】
任意選択で、当該コンピュータ可読記憶媒体はROM(Read Only Memory、読み取り専用メモリ)、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、SSD(Solid State Drives、ソリッドステートドライブ)又は光ディスクなどを含む。ランダムアクセスメモリはReRAM(Resistance Random Access Memory、 抵抗変化型メモリ)及びDRAM(Dynamic Random Access Memory、動的ランダムアクセスメモリ)を含む。
【0118】
例示的な実施例において、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品はプロセッサーによって実行されると、上記の仮想環境画面の表示方法を実現する。
【0119】
ここで、本明細書に言及される「複数」は2つ又は2つ以上を指す。「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を説明し、3つの関係が存在することを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独に存在すること、A及びBが同時に存在すること、及びBが単独に存在すること、という3つの状況を示す。符号「/」は一般的に、前後に関連しているオブジェクトが「又は」という関係にあることを示す。また、本明細書に記載のステップ番号は単にステップの間の可能な実行の先後順序を例示的に示し、他のいくつかの実施例において、上記のステップは番号に従って順に実行されなくてもよく、例えば、2つの異なる番号のステップは同時に実行されてもよいし、又は図面と反対する順序に従って実行されてもよく、これに対して本出願の実施例は限定しない。
【0120】
以上は本出願を限定せず、本出願の例示的な実施例に過ぎず、本出願の精神及び原則内で完成した任意の修正、均等な置換、改善などは、何れも本出願の保護範囲内に該当すべきである。
【符号の説明】
【0121】
10 端末
20 サーバー
40 ユーザーインターフェース
41 第1の機能コントロール
42 仮想武器
43 敵側仮想オブジェクト
44 仮想オブジェクト
50 配置インターフェース
51 調整ルール
52 行為操作ルール
53 表示ルール
54 選択肢
100 シューティングボタン
101~103 位置
1000 装置
1020 オブジェクト制御モジュール
1100 装置
1110 画面表示モジュール
1120 オブジェクト制御モジュール
1130 画面調整モジュール
1140 ルール取得モジュール
1150 視野角保持モジュール
1160 モジュール
1300 端末
1301 プロセッサー
1302 メモリ
1303 周辺機器インターフェース
1304 無線周波数回路
1305 ディスプレイ
1306 カメラコンポーネント
1307 オーディオ回路
1308 コンポーネント
1309 電源
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-11-17
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行する仮想環境画面の表示方法であって、
第1の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面であるステップと、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップであって、前記第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であるステップと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、前記第2の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第2の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第2の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップは、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置を取得するステップと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置と前記第1の機能コントロールの基準位置との間の距離を計算するステップと、
前記距離が閾値より大きい場合、前記タッチ位置が前記第1の機能コントロールの応答領域外にあると決定し、前記タッチ位置を前記第2の位置として前記第2の仮想環境画面を表示するステップと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タッチ位置を前記第2の位置として前記第2の仮想環境画面を表示するステップは、
前記第2の位置の、前記基準位置に対する方向情報を取得するステップと、
前記方向情報に基づいて前記第2の視野角の向きを決定するステップと、
前記第2の視野角の向きに基づいて、前記第2の仮想環境画面を表示するステップと、を含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
カスタム操作ルールを取得するステップであって、前記カスタム操作ルールは複数の候補操作ルールから選択された操作ルールであり、前記複数の候補操作ルールは第1の操作ルールを含み、且つ前記複数の候補操作ルールは第2の操作ルール及び第3の操作ルールのうちの少なくとも1つをさらに含み、前記第1の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が前記機能コントロールの応答領域内で移動すると、方向変換をトリガーできず、機能コントロールの応答領域外で移動すると、方向変換をトリガーできる操作ルールであり、前記第2の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーできない操作ルールであり、前記第3の操作ルールは、タッチ開始位置が機能コントロールの応答領域内にあるタッチ操作に対して、前記タッチ操作のタッチ位置が移動するとき、方向変換をトリガーする操作ルールであるステップと、
前記カスタム操作ルールが前記第1の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示するステップを実行するステップと、をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御した後、
前記カスタム操作ルールが前記第2の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が移動したことに応答して、前記第1の視野角をそのまま保持するように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
第2のタッチ操作を受け付けるステップであって、前記第2のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域外にある第3の位置であるステップと、
前記カスタム操作ルールが前記第2の操作ルールである場合、前記第2のタッチ操作のタッチ位置が前記第3の位置から第4の位置に移動したことに応答して、第3の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第3の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第3の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第3の視野角と前記第2の視野角とは異なる向きを有するステップと、をさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記カスタム操作ルールが前記第3の操作ルールである場合、前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第5の位置に移動したことに応答して、第4の仮想環境画面を表示するステップであって、前記第4の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第4の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第4の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有するステップをさらに含む請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記カスタム操作ルールを取得するステップは、
配置インターフェースを表示するステップであって、前記配置インターフェースには、前記複数の候補操作ルールにそれぞれ対応する選択肢が含まれるステップと、
前記複数の候補操作ルールにおけるターゲット操作ルールに対応する選択肢に対する操作に応答して、前記ターゲット操作ルールを前記カスタム操作ルールに設置するステップと、を含む請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御した後、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から第2の機能コントロールの応答領域内にある第6の位置に移動したことに応答して、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含む請求項1~8の何れか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御する前、
前記第2の機能コントロールに対応する行為と、前記第1の機能コントロールに対応する行為とが相互に排他的な行為ではない場合、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するステップを実行するステップ、
又は、
前記第2の機能コントロールに対応する行為と、前記第1の機能コントロールに対応する行為とが相互に排他的な行為である場合、前記第2の機能コントロールに対応する行為を実行しないように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含む請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第2の位置が前記第1の機能コントロールの拡張応答領域内にある場合、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを周期的に制御するステップ、
又は、
前記第2の位置が前記第1の機能コントロールの拡張応答領域外にある場合、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行しないように前記仮想オブジェクトを制御するステップをさらに含み、
前記第1の機能コントロールの拡張応答領域は前記第1の機能コントロールの応答領域を取り囲む請求項1~8の何れか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記仮想環境はシューティングアプリケーションにおける仮想環境である請求項1~8の何れか1項に記載の方法。
【請求項13】
仮想環境画面の表示装置であって、
第1の仮想環境画面を表示する画面表示モジュールであって、前記第1の仮想環境画面は仮想オブジェクトの第1の視野角で仮想環境を観察する画面である画面表示モジュールと、
第1の機能コントロールに対する第1のタッチ操作に応答して、前記第1の機能コントロールに対応する行為を実行するように前記仮想オブジェクトを制御するオブジェクト制御モジュールであって、前記第1のタッチ操作のタッチ開始位置は、前記第1の機能コントロールの応答領域内にある第1の位置であるオブジェクト制御モジュールと、
前記第1のタッチ操作のタッチ位置が、前記第1の位置から第2の位置に移動したことに応答して、第2の仮想環境画面を表示する画面調整モジュールであって、前記第2の位置は前記第1の機能コントロールの応答領域外にある位置であり、前記第2の仮想環境画面は前記仮想オブジェクトの第2の視野角で前記仮想環境を観察する画面であり、前記第2の視野角と前記第1の視野角とは異なる向きを有する画面調整モジュールと、を含む装置。
【請求項14】
端末であって、前記端末はプロセッサー及びメモリを含み、前記メモリには少なくとも1つの指令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は指令セットが記憶され、前記少なくとも1つの指令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は指令セットは前記プロセッサーによって読み込まれて実行されることで請求項1~12の何れか1項に記載の仮想環境画面の表示方法を実現する端末。
【請求項15】
指令を含むコンピュータプログラムであって、コンピュータで実行されると、前記コンピュータに請求項1~12の何れか1項に記載の仮想環境画面の表示方法を実行させるコンピュータプログラム
【国際調査報告】