IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 深▲せん▼由莱智能電子有限公司の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】脱毛器
(51)【国際特許分類】
   A61N 5/06 20060101AFI20240514BHJP
   A61N 5/067 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
A61N5/06 Z
A61N5/067
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572164
(86)(22)【出願日】2022-08-19
(85)【翻訳文提出日】2023-11-21
(86)【国際出願番号】 CN2022113783
(87)【国際公開番号】W WO2023082753
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】202122792654.0
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202122797614.5
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202122813851.6
(32)【優先日】2021-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519302316
【氏名又は名称】深▲せん▼由莱智能電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shenzhen Ulike Smart Electronics Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】潘 玉平
【テーマコード(参考)】
4C082
【Fターム(参考)】
4C082PA06
4C082PC10
4C082PG11
4C082PJ04
4C082RE22
4C082RE24
4C082RE35
(57)【要約】
本出願は脱毛器を開示し、当該脱毛器は、リフレクター、光源、第1光透過体、放熱ベースおよび冷却部材を含み、光源は、リフレクター内に組み立てられ、かつ光を発することができ、リフレクターは、その光を反射して、さらに当該脱毛器の光射出を実現することができ、それにより、肌の毛を容易に除去して脱毛の目的が実現される。第1光透過体とリフレクターは、光源を収容するキャビティを形成し、光源の本体はキャビティ内に吊り下げられ、放熱ベースの両側はそれぞれ、リフレクターおよび冷却部材に熱的に結合されることにより、キャビティ内の熱をキャビティから迅速に伝達することができ、つまり、キャビティ内の熱を放熱ベースと冷却部材に伝達し、さらにキャビティを冷却し、これにより、当該脱毛器の放熱効果を高めることができるとともに、光源を均一に放熱させ、光源の耐用年数を延ばすことができる。さらに、放熱性能が良いため、当該脱毛器の使用上の快適性を向上させることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を反射可能なリフレクターと、
前記リフレクター内に組み立てられ、前記光を放出可能な光源と、
前記光を入射する入射面および前記光を射出する射出面を有する光透過体と、
前記光透過体が固定されるホルダーと、を含むことを特徴とする、脱毛器。
【請求項2】
前記リフレクターに設けられる炭素含有層を含むことを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項3】
前記炭素含有層は、前記リフレクターの前記光源に背向する側に設けられることを特徴とする、請求項2に記載の脱毛器。
【請求項4】
前記リフレクターの一方側に設けられ、前記リフレクターを冷却するための放熱ベースと、
前記放熱ベースに設けられた炭素含有層と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項5】
前記炭素含有層は、前記リフレクターと前記放熱ベースとの間、および/または前記放熱ベースの露出面に設けられることを特徴とする、請求項4に記載の脱毛器。
【請求項6】
前記リフレクターと前記光透過体との間に設けられた光フィルターを含み、
ここで、前記放熱ベースの一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記光フィルターは前記放熱ベースに対して固定されることを特徴とする、請求項4に記載の脱毛器。
【請求項7】
前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆うことを特徴とする、請求項6に記載の脱毛器。
【請求項8】
前記光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記光透過体は、前記光フィルターのランプに背向する側に位置することを特徴とする、請求項7に記載の脱毛器。
【請求項9】
弾性シールリングを含み、前記弾性シールリングは、少なくともその内側リングが前記光フィルターと前記光透過体との間に弾力的に当接して設けられ、前記光フィルターと前記光透過体の両方は、前記弾性シールリングと密封するように合わせることを特徴とする、請求項6に記載の脱毛器。
【請求項10】
前記弾性シールリングは、内側リングと外側リングを含み、前記内側リングの直径は前記外側リングよりも小さく、前記外側リングは、前記内側リングの外周に接続され、かつ前記光透過体の方向に延在して前記内側リングを超えて取付溝を形成し、前記光透過体の前記光フィルターに向かう一端の周側は、前記取付溝内に配置されることを特徴とする、請求項9に記載の脱毛器。
【請求項11】
前記弾性シールリングの前記光フィルターに向かう側には突起が設けられ、前記突起は、前記光フィルターの端面に当接するように設けられることを特徴とする、請求項9に記載の脱毛器。
【請求項12】
前記突起は、テーパー状の環状突起であることを特徴とする、請求項11に記載の脱毛器。
【請求項13】
前記弾性シールリングは、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であることを特徴とする、請求項9に記載の脱毛器。
【請求項14】
前記光透過体に接続され、前記光透過体の熱を吸収するための放熱アセンブリと、
前記光透過体と前記放熱アセンブリとの間に設けられた炭素含有層とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項15】
冷却駆動アセンブリを含み、
ここで、前記放熱アセンブリは、放熱プレートと放熱フィンを含み、前記放熱プレートの一面には、第1領域および第2領域が並んで設けられ、前記光源および前記リフレクターは、前記放熱プレートの前記第1領域に設けられ、前記放熱フィンは前記第2領域に取り付けられ、前記冷却駆動アセンブリは、前記放熱フィンの前記リフレクターに背向する側に設けられ、前記冷却駆動アセンブリは、気流を前記放熱フィン、前記光源、および/または前記リフレクターに吹くように駆動することを特徴とする、請求項14に記載の脱毛器。
【請求項16】
前記炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムであることを特徴とする、請求項2、4、14のいずれか一項に記載の脱毛器。
【請求項17】
前記炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられることを特徴とする、請求項15に記載の脱毛器。
【請求項18】
前記光源の中心は、前記リフレクターの焦点と前記リフレクターの底部との間に位置し、前記光透過体の前記入射面は、前記射出面と前記リフレクターの焦点との間に位置し、かつ前記リフレクターから反射された前記光の集光位置は、前記光透過体の前記射出面と前記リフレクターの焦点との間にあることを特徴とする、請求項1に記載の脱毛器。
【請求項19】
前記リフレクターは、第1反射領域と第2反射領域を有し、前記第1反射領域は、前記リフレクターの底部を含む円弧状領域であり、前記第2反射領域は、前記円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、前記平面状領域は、前記円弧状領域に相接することを特徴とする、請求項18に記載の脱毛器。
【請求項20】
前記平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、前記参照線は、前記光源の中心と前記光透過体の中心とを結ぶ線であることを特徴とする、請求項19に記載の脱毛器。
【請求項21】
前記角度は8~15度であることを特徴とする、請求項20に記載の脱毛器。
【請求項22】
光を反射可能なリフレクターと、
前記リフレクター内に組み立てられ、前記光を放出可能な光源と、
前記リフレクターの光射出側に設けられ、前記リフレクターと共に前記光源を収容するキャビティを形成する第1光透過体と、
その一方側が前記リフレクターに熱的に結合された放熱ベースと、
その冷却側が前記放熱ベースの他方側、および/または前記リフレクターの一方側に熱的に結合された冷却部材と、
前記第1光透過体が固定されるホルダーと、を含み、
ここで、前記光源の本体は前記キャビティ内に吊り下げられ、前記冷却部材は前記キャビティを冷却することを特徴とする、脱毛器。
【請求項23】
前記リフレクターおよび/または前記冷却部材に設けられる炭素含有層を含むことを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項24】
前記炭素含有層は、前記リフレクターの前記光源に背向する側、前記冷却部材の前記放熱ベースに向かう側、または前記冷却部材の露出面に設けられることを特徴とする、請求項23に記載の脱毛器。
【請求項25】
前記リフレクターと前記放熱ベースとの間に設けられた炭素含有層を含むことを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項26】
第2光透過体と、
前記光源と前記第2光透過体との間に設けられた光フィルターであって、前記第1光透過体に属する光フィルターと、を含み、
ここで、前記放熱ベースの一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記光フィルターは前記放熱ベースに対して固定されることを特徴とする、請求項25に記載の脱毛器。
【請求項27】
前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆うことを特徴とする、請求項26に記載の脱毛器。
【請求項28】
前記第2光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記第2光透過体は、前記光フィルターの前記ランプに背向する側に位置することを特徴とする、請求項27に記載の脱毛器。
【請求項29】
前記光源の光射出側に位置する第2光透過体と、
前記第2光透過体に接続され、前記第2光透過体の熱を吸収するための放熱ベースと、
前記第2光透過体と前記放熱ベースとの間に設けられた炭素含有層とを含むことを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項30】
冷却駆動アセンブリを含み、
ここで、前記放熱ベースは、放熱プレートと放熱フィンを含み、前記放熱プレートの一面には、第1領域および第2領域が並んで設けられ、前記光源および前記リフレクターは、前記放熱プレートの前記第1領域に設けられ、前記放熱フィンは前記第2領域に取り付けられ、前記冷却駆動アセンブリは、前記放熱フィンの前記リフレクターに背向する側に設けられ、前記冷却駆動アセンブリは、気流を前記放熱フィン、前記光源、および/または前記リフレクターに吹くように駆動することを特徴とする、請求項29に記載の脱毛器。
【請求項31】
弾性シールリングを含み、前記弾性シールリングは、少なくともその内側リング部が前記第1光透過体と前記第2光透過体との間に弾力的に当接して設けられ、前記第1光透過体と前記第2光透過体の両方は、前記弾性シールリングと密封するように合わせることを特徴とする、請求項26または29に記載の脱毛器。
【請求項32】
前記弾性シールリングは、内側リングと外側リングを含み、前記内側リングの直径は前記外側リングよりも小さく、前記外側リングは、前記内側リングの外周に接続され、かつ前記第2光透過体の方向に延在して前記内側リングを超えて取付溝を形成し、前記第2光透過体の前記光フィルターに向かう一端の周側は、前記取付溝内に配置されることを特徴とする、請求項31に記載の脱毛器。
【請求項33】
前記弾性シールリングの前記第1光透過体に向かう側には突起が設けられ、前記突起は、前記第1光透過体の端面に当接するように設けられることを特徴とする、請求項31に記載の脱毛器。
【請求項34】
前記突起は、テーパー状の環状突起であることを特徴とする、請求項33に記載の脱毛器。
【請求項35】
前記弾性シールリングは、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であることを特徴とする、請求項31に記載の脱毛器。
【請求項36】
前記炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムであることを特徴とする、請求項23、25、29のいずれか一項に記載の脱毛器。
【請求項37】
前記炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられることを特徴とする、請求項36に記載の脱毛器。
【請求項38】
前記放熱ベースはセラミックベースであり、その一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記第1光透過体は光フィルターであり、前記放熱ベースに対して固定されることを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項39】
窓を有するホルダーであって、前記光フィルターが前記ホルダーに固定されて前記窓を覆う、ホルダーを含むことを特徴とする、請求項38に記載の脱毛器。
【請求項40】
前記ホルダーに固定されるとともに、前記窓に埋め込まれる第2光透過体であって、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置し、かつ前記光源に向かう入射面と、前記光源に背向する射出面とを有する第2光透過体を含むことを特徴とする、請求項39に記載の脱毛器。
【請求項41】
窓を有するホルダーであって、前記光フィルターが前記ホルダーに固定されて前記窓を覆う、ホルダーと、
前記ホルダーに固定されるとともに、前記窓に埋め込まれる第2光透過体であって、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置し、かつ前記光源に向かう入射面と、前記光源に背向する射出面とを有する第2光透過体と、を含むことを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項42】
前記光源の中心は、前記リフレクターの焦点と前記リフレクターの底部との間に位置し、前記第2光透過体の前記入射面は、前記射出面と前記リフレクターの焦点との間に位置し、かつ前記リフレクターから反射された前記光の集光位置は、前記第2光透過体の前記射出面と前記リフレクターの焦点との間にあることを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項43】
前記リフレクターは、第1反射領域と第2反射領域を有し、前記第1反射領域は、前記リフレクターの底部を含む円弧状領域であり、前記第2反射領域は、前記円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、前記平面状領域は、前記円弧状領域に相接することを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項44】
前記平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、前記参照線は、前記光源の中心と前記第2光透過体の中心とを結ぶ線であることを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項45】
前記光源は棒状ランプであり、前記リフレクターは、半円弧状のリフレクターであり、前記脱毛器は、
前記リフレクターの長さ方向の両端に設けられ、前記リフレクターの両端から漏れる前記光を前記リフレクターの光射出側に反射する側面反射部材を含むことを特徴とする、請求項22に記載の脱毛器。
【請求項46】
前記側面反射部材は、前記リフレクターと一体成形され、かつ前記側面反射部材には貫通孔が設けられ、前記ランプの端部は前記貫通孔を通過することを特徴とする、請求項45に記載の脱毛器。
【請求項47】
導体であり、光を反射可能なリフレクターと、
ストリップ状のガス励起光源であり、前記リフレクターに対向して設けられ、前記リフレクターの通電後に前記リフレクターにより励起されて前記光を発することができる光源と、
ホルダーであって、前記リフレクターが前記ホルダーに対して固定されるホルダーと、を含み、
ここで、前記光源の本体と前記リフレクターとの間隔はゼロより大きく、0.3mm以下であることを特徴とする、脱毛器。
【請求項48】
前記リフレクターに設けられる炭素含有層を含むことを特徴とする、請求項47に記載の脱毛器。
【請求項49】
前記炭素含有層は、前記リフレクターの前記光源に背向する側に設けられることを特徴とする、請求項48に記載の脱毛器。
【請求項50】
前記リフレクターの一方側に設けられ、前記リフレクターを冷却するための放熱ベースと、
前記リフレクターと前記放熱ベースとの間、および/または前記放熱ベースの露出面に設けられた炭素含有層と、を含むことを特徴とする、請求項47に記載の脱毛器。
【請求項51】
第2光透過体と、
光フィルターを含み、前記光源と前記第2光透過体との間に設けられた第1光透過体と、を含み、
ここで、前記放熱ベースの一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記光フィルターは前記放熱ベースに対して固定されることを特徴とする、請求項50に記載の脱毛器。
【請求項52】
前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆うことを特徴とする、請求項51に記載の脱毛器。
【請求項53】
前記第2光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記第2光透過体は、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置することを特徴とする、請求項52に記載の脱毛器。
【請求項54】
弾性シールリングを含み、前記弾性シールリングは、少なくともその内側リング部が前記第1光透過体と前記第2光透過体との間に弾力的に当接して設けられ、前記第1光透過体と前記第2光透過体の両方は、前記弾性シールリングと密封するように合わせることを特徴とする、請求項51に記載の脱毛器。
【請求項55】
前記弾性シールリングは、内側リングと外側リングを含み、前記内側リングの直径は前記外側リングよりも小さく、前記外側リングは、前記内側リングの外周に接続され、かつ前記第2光透過体の方向に延在して前記内側リングを超えて取付溝を形成し、前記第2光透過体の前記光フィルターに向かう一端の周側は、前記取付溝内に配置されることを特徴とする、請求項54に記載の脱毛器。
【請求項56】
前記弾性シールリングの前記第1光透過体に向かう側には突起が設けられ、前記突起は、前記第1光透過体の端面に当接するように設けられることを特徴とする、請求項54に記載の脱毛器。
【請求項57】
前記突起は、テーパー状の環状突起であることを特徴とする、請求項56に記載の脱毛器。
【請求項58】
前記弾性シールリングは、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であることを特徴とする、請求項54に記載の脱毛器。
【請求項59】
その冷却側が前記放熱ベースの一方側に熱的に結合された冷却部材を含み、
ここで、前記炭素含有層は、前記冷却部材の前記放熱ベースに向かう側、または前記冷却部材の露出面に設けられることを特徴とする、請求項50に記載の脱毛器。
【請求項60】
前記光源の光射出側に位置する第2光透過体と、
前記第2光透過体に接続され、前記第2光透過体の熱を吸収するための放熱アセンブリと、
前記第2光透過体と前記放熱アセンブリとの間に設けられた炭素含有層とを含むことを特徴とする、請求項47に記載の脱毛器。
【請求項61】
冷却駆動アセンブリを含み、
ここで、前記放熱アセンブリは、放熱プレートと放熱フィンを含み、前記放熱プレートの一面には、第1領域および第2領域が並んで設けられ、前記光源および前記リフレクターは、前記放熱プレートの前記第1領域に設けられ、前記放熱フィンは前記第2領域に取り付けられ、前記冷却駆動アセンブリは、前記放熱フィンの前記リフレクターに背向する側に設けられ、前記冷却駆動アセンブリは、気流を前記放熱フィン、前記光源、および/または前記リフレクターに吹くように駆動することを特徴とする、請求項60に記載の脱毛器。
【請求項62】
前記炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムであることを特徴とする、請求項48、50、60のいずれか一項に記載の脱毛器。
【請求項63】
前記炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられることを特徴とする、請求項62に記載の脱毛器。
【請求項64】
その一方側が前記リフレクターに熱的に結合された放熱ベースと、
前記光源の端部に固定された弾性体と、
前記光源をリフレクターまたは前記放熱ベースに対して固定するように、前記光源の長さ方向に垂直な方向で前記弾性体に押し付けられるホルダーと、を含むことを特徴とする、請求項47に記載の脱毛。
【請求項65】
前記放熱ベースはセラミックベースであり、前記セラミックベースには第1スロットが設けられ、前記リフレクターは前記第1スロットに埋め込まれ、前記ホルダーは、前記弾性体を介して前記光源、リフレクターを前記放熱ベースに固定することを特徴とする、請求項64に記載の脱毛器。
【請求項66】
前記セラミックベースの第1スロットが設けられた両端のそれぞれには、第2スロットが設けられ、前記第2スロットは、前記第1スロットと連通し、かつ前記第2スロットの深さは前記第1スロットより大きく、前記第2スロットは、前記光源の両端および前記弾性体を収容するために使用され、かつ前記弾性体の弾性変形のための退避スペースとして機能することを特徴とする、請求項65に記載の脱毛器。
【請求項67】
前記セラミックベースの側辺には第1留め具が設けられ、前記ホルダーには、対応して第2留め具が設けられ、前記ホルダーは、前記第2留め具と前記第1留め具との係合によって、前記セラミックベースに固定されることを特徴とする、請求項65に記載の脱毛器。
【請求項68】
前記ホルダーには窓が設けられ、前記窓の前記第2留め具に対応する部分の寸法は、前記セラミックベースの前記第1留め具が設けられた部分よりも大きく、それにより、前記セラミックベースの前記第1留め具が設けられた部分は前記ホルダーの前記窓に埋め込まれるようになることを特徴とする、請求項67に記載の脱毛器。
【請求項69】
前記ホルダーには、前記光が通過する窓が設けられ、
前記リフレクターの光射出側に設けられ、かつ前記ホルダーに固定される第1光透過体を含み、前記第1光透過体は前記リフレクターと共に、前記光源を収容するキャビティを形成することを特徴とする、請求項68に記載の脱毛器。
【請求項70】
前記第1光透過体は光フィルターであり、前記脱毛器は、
前記窓に埋め込まれる第2光透過体を含み、前記第2光透過体は、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置し、かつ前記光源に向かう入射面と、前記光源に背向する射出面とを有することを特徴とする、請求項69に記載の脱毛器。
【請求項71】
前記リフレクターは半円弧状のリフレクターであり、前記脱毛器は、
前記リフレクターの長さ方向の両端に設けられ、前記リフレクターの両端から漏れる前記光を前記リフレクターの光射出側に反射する側面反射部材を含み、
ここで、前記側面反射部材には貫通孔が設けられ、前記ランプの端部は、前記貫通孔を通過し、前記貫通孔の直径は前記光源の両端よりも大きく、前記弾性体は、前記光源を前記貫通孔の前記リフレクターの底部に近い側に弾力的に密着させることを特徴とする、請求項47に記載の脱毛器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、脱毛器の分野に関し、特に脱毛器に関する。
【背景技術】
【0002】
脱毛器は作動中に多くの熱が発生しやすく、この熱は主に作動中のランプから発生するものである。ランプは脱毛器の主要部品として、作動時に多くの熱が発生し、適時に放熱しないと、ランプの耐用年数が短くなるとともに、ランプから発生した熱は、脱毛器の他の部分、例えば肌に接触する部分にも放射され、その部分の温度が高くなると、使用者は使用時に灼熱感を感じることになる。また、市販されている脱毛器には、作動中の光出力にムラがあるという問題がある。
【0003】
さらに、脱毛器の実際の応用では、トリガーワイヤとランプとの密な接触を維持しにくく、トリガーワイヤとランプとの間が緩んでしまうと、トリガーワイヤのトリガーによるランプの発光が難しくなるだけでなく、トリガーワイヤのトリガーによるランプの発光にかかるコストも高くなる。
【発明の概要】
【0004】
本出願は主に、脱毛器の作動中における放熱不良の問題を解決する脱毛器を提供する。
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本出願で採用した1つの技術的解決手段は、脱毛器を提供することである。当該脱毛器は、リフレクター、光源、光透過体およびホルダーを含み、前記リフレクターは光を反射することができ、前記光源は、前記リフレクター内に組み立てられ、前記光を発することができ、前記光透過体は、前記光を入射する入射面および前記光を射出する射出面を有し、前記放熱ベースは、前記リフレクターの一方側に位置する。
【0006】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、前記リフレクターに設けられる炭素含有層をさらに含む。
【0007】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、前記リフレクターの前記光源に背向する側に設けられる。
【0008】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は放熱ベースと炭素含有層をさらに含み、前記放熱ベースは、前記リフレクターの一方側に設けられ、前記炭素含有層は、前記リフレクターを冷却するために使用され、前記放熱ベースに設けられる。
【0009】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、前記リフレクターと前記放熱ベースとの間、および/または前記放熱ベースの露出面に設けられる。
【0010】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は光フィルターをさらに含み、前記光フィルターは、前記リフレクターと前記光透過体との間に設けられ、ここで、前記放熱ベースの一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記光フィルターは前記放熱ベースに対して固定される。
【0011】
いくつかの実施例では、前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆う。
【0012】
いくつかの実施例では、前記光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記光透過体は、前記光フィルターの前記ランプに背向する側に位置する。
【0013】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は弾性シールリングをさらに含み、前記弾性シールリングは、少なくともその内側リング部が前記光フィルターと前記光透過体との間に弾力的に当接して設けられ、前記光フィルターと前記光透過体の両方は、前記弾性シールリングと密封するように合わせる。
【0014】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングは、内側リングと外側リングを含み、前記内側リングの直径は前記外側リングよりも小さく、前記外側リングは、前記内側リングの外周に接続され、かつ前記光透過体の方向に延在して前記内側リングを超えて取付溝を形成し、前記光透過体の前記光フィルターに向かう一端の周側は、前記取付溝内に配置される。
【0015】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングの前記光フィルターに向かう側には突起が設けられ、前記突起は、前記光フィルターの端面に当接するように設けられる。
【0016】
いくつかの実施例では、前記突起は、テーパー状の環状突起である。
【0017】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングは、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体である。
【0018】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、放熱アセンブリと炭素含有層をさらに含み、前記放熱アセンブリは、前記光透過体に接続され、前記光透過体の熱を吸収するために使用され、前記炭素含有層は、前記光透過体と前記放熱アセンブリとの間に設けられる。
【0019】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、冷却駆動アセンブリをさらに含み、ここで、前記放熱アセンブリは、放熱プレートと放熱フィンを含み、前記放熱プレートの一面には、第1領域および第2領域が並んで設けられ、前記光源および前記リフレクターは、前記放熱プレートの前記第1領域に設けられ、前記放熱フィンは前記第2領域に取り付けられ、前記冷却駆動アセンブリは、前記放熱フィンの前記リフレクターに背向する側に設けられ、前記冷却駆動アセンブリは、気流を前記放熱フィン、前記光源、および/または前記リフレクターに吹くように駆動する。
【0020】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0021】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0022】
いくつかの実施例では、前記光源の中心は、前記リフレクターの焦点と前記リフレクターの底部との間に位置し、前記光透過体の前記入射面は、前記射出面と前記リフレクターの焦点との間に位置し、かつ前記リフレクターから反射された前記光の集光位置は、前記光透過体の前記射出面と前記リフレクターの焦点との間にある。
【0023】
いくつかの実施例では、前記リフレクターは、第1反射領域と第2反射領域を有し、前記第1反射領域は、前記リフレクターの底部を含む円弧状領域であり、前記第2反射領域は、前記円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、前記平面状領域は、前記円弧状領域に相接する。
【0024】
いくつかの実施例では、前記平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、前記参照線は、前記光源の中心と前記光透過体の中心とを結ぶ線である。
【0025】
いくつかの実施例では、前記角度は8~15度である。
【0026】
上記の技術的課題を解決するために、本出願で採用した1つの技術的解決手段は、リフレクター、光源、第1光透過体、放熱ベース、冷却部材およびホルダーを含み、前記リフレクターは、光を反射することができ、前記光源は、前記リフレクター内に組み立てられ、前記光を発することができ、前記第1光透過体は、前記リフレクターの光射出側に設けられ、前記リフレクターと共に、前記光源を収容するためのキャビティを形成し、前記放熱ベースの一方側は、前記リフレクターに熱的に結合され、前記冷却部材の冷却側は、前記放熱ベースの他方側、および/または前記リフレクターの一方側に熱的に結合され、前記第1光透過体は、前記ホルダーに固定され、ここで、前記光源の本体は前記キャビティ内に吊り下げられ、前記冷却部材は前記キャビティを冷却する、脱毛器を提供することである。
【0027】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は炭素含有層をさらに含み、前記炭素含有層は、前記リフレクターおよび/または前記冷却部材に設けられる。
【0028】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、前記リフレクターの前記光源に背向する側、前記冷却部材の前記放熱ベースに向かう側、または前記冷却部材の露出面に設けられる。
【0029】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、炭素含有層をさらに含み、前記炭素含有層は、前記リフレクターと前記放熱ベースとの間に設けられる。
【0030】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、第2光透過体および光フィルターをさらに含み、光フィルターは、前記光源と前記第2光透過体との間に設けられ、ここで、前記放熱ベースの一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記光フィルターは前記放熱ベースに対して固定される。
【0031】
いくつかの実施例では、前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆う。
【0032】
いくつかの実施例では、前記光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記光透過体は、前記光フィルターの前記ランプに背向する側に位置する。
【0033】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、第2光透過体、放熱アセンブリ、および炭素含有層をさらに含み、第2光透過体は前記光源の光射出側に位置し、放熱アセンブリは、前記第2光透過体に接続され、前記放熱アセンブリは、前記第2光透過体の熱を吸収するために使用され、炭素含有層は、前記第2光透過体と前記放熱アセンブリとの間に設けられる。
【0034】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、冷却駆動アセンブリをさらに含み、ここで、前記放熱アセンブリは、放熱プレートと放熱フィンを含み、前記放熱プレートの一面には、第1領域および第2領域が並んで設けられ、前記光源および前記リフレクターは、前記放熱プレートの前記第1領域に設けられ、前記放熱フィンは前記第2領域に取り付けられ、前記冷却駆動アセンブリは、前記放熱フィンの前記リフレクターに背向する側に設けられ、前記冷却駆動アセンブリは、気流を前記放熱フィン、前記光源、および/または前記リフレクターに吹くように駆動する。
【0035】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は弾性シールリングをさらに含み、前記弾性シールリングは、少なくともその内側リング部が前記第1光透過体と前記第2光透過体との間に弾力的に当接して設けられ、前記第1光透過体と前記第2光透過体の両方は、前記弾性シールリングと密封するように合わせる。
【0036】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングは、内側リングと外側リングを含み、前記内側リングの直径は前記外側リングよりも小さく、前記外側リングは、前記内側リングの外周に接続され、かつ前記第2光透過体の方向に延在して前記内側リングを超えて取付溝を形成し、前記第2光透過体の前記光フィルターに向かう一端の周側は、前記取付溝内に配置される。
【0037】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングの前記第1光透過体に向かう側には突起が設けられ、前記突起は、前記第1光透過体の端面に当接するように設けられる。
【0038】
いくつかの実施例では、前記突起は、テーパー状の環状突起である。
【0039】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングは、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体である。
【0040】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0041】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0042】
いくつかの実施例では、前記放熱ベースはセラミックベースであり、その一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記第1光透過体は光フィルターであり、前記放熱ベースに対して固定される。
【0043】
いくつかの実施例では、当該脱毛器はホルダーを含み、前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆う。
【0044】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は第2光透過体を含み、前記第2光透過体は、前記ホルダーに固定されるとともに、前記窓に埋め込まれ、前記第2光透過体は、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置し、かつ前記光源に向かう入射面と、前記光源に背向する射出面とを有する。
【0045】
いくつかの実施例では、当該脱毛器はホルダーを含み、前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆い、任意選択的に、当該脱毛器は第2光透過体を含み、前記第2光透過体は、前記ホルダーに固定されるとともに、前記窓に埋め込まれ、前記第2光透過体は、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置し、かつ前記光源に向かう入射面と、前記光源に背向する射出面とを有する。
【0046】
いくつかの実施例では、前記光源の中心は、前記リフレクターの焦点と前記リフレクターの底部との間に位置し、前記第2光透過体の前記入射面は、前記射出面と前記リフレクターの焦点との間に位置し、かつ前記リフレクターから反射された前記光の集光位置は、前記第2光透過体の前記射出面と前記リフレクターの焦点との間にある。
【0047】
いくつかの実施例では、前記リフレクターは、第1反射領域と第2反射領域を有し、前記第1反射領域は、前記リフレクターの底部を含む円弧状領域であり、前記第2反射領域は、前記円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、前記平面状領域は、前記円弧状領域に相接する。
【0048】
いくつかの実施例では、前記平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、前記参照線は、前記光源の中心と前記第2光透過体の中心とを結ぶ線である。
【0049】
いくつかの実施例では、前記光源は、棒状ランプであり、前記リフレクターは、半円弧状のリフレクターであり、前記脱毛器は、前記リフレクターの長さ方向の両端に設けられ、前記リフレクターの両端から漏れる前記光を前記リフレクターの光射出側に反射する側面反射部材を含む。
【0050】
いくつかの実施例では、前記側面反射部材は、前記リフレクターと一体成形され、かつ前記側面反射部材には貫通孔が設けられ、前記ランプの端部は前記貫通孔を通過する。
【0051】
上記の技術的課題を解決するために、本出願で採用した1つの技術的解決手段は、脱毛器を提供することであり、当該脱毛器は、リフレクター、光源、およびホルダーを含み、前記リフレクターは導体であり、前記リフレクターは、光を反射することができ、前記光源は、ストリップ状のガス励起光源であり、前記リフレクターに対向して設けられ、前記リフレクターの通電後に前記リフレクターにより励起されて前記光を発することができ、前記リフレクターは、前記ホルダーに対して固定され、ここで、前記光源の本体と前記リフレクターとの間隔は0より大きく0.3mm以下である。
【0052】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、炭素含有層をさらに含み、前記炭素含有層は、前記リフレクターに設けられる。
【0053】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、前記リフレクターの前記光源に背向する側に設けられる。
【0054】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、放熱ベースと炭素含有層をさらに含み、前記放熱ベースは、前記リフレクターの一方側に設けられ、前記リフレクターを冷却するために使用され、前記炭素含有層は、前記リフレクターと前記放熱ベースとの間、または前記放熱ベースの露出面に設けられる。
【0055】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、第2光透過体と第1光透過体をさらに含み、前記第1光透過体は、前記光源と前記第2光透過体との間に設けられた光フィルターを含み、ここで、前記放熱ベースの一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記光フィルターは前記放熱ベースに対して固定される。
【0056】
いくつかの実施例では、前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆う。
【0057】
いくつかの実施例では、前記第2光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記第2光透過体は、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置する。
【0058】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は弾性シールリングをさらに含み、前記弾性シールリングは、少なくともその内側リング部が前記第1光透過体と前記第2光透過体との間に弾力的に当接して設けられ、前記第1光透過体と前記第2光透過体の両方は、前記弾性シールリングと密封するように合わせる。
【0059】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングは、内側リングと外側リングを含み、前記内側リングの直径は前記外側リングよりも小さく、前記外側リングは、前記内側リングの外周に接続され、かつ前記第2光透過体の方向に延在して前記内側リングを超えて取付溝を形成し、前記第2光透過体の前記光フィルターに向かう一端の周側は、前記取付溝内に配置される。
【0060】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングの前記第1光透過体に向かう側には突起が設けられ、前記突起は、前記第1光透過体の端面に当接するように設けられる。
【0061】
いくつかの実施例では、前記突起は、テーパー状の環状突起である。
【0062】
いくつかの実施例では、前記弾性シールリングは、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体である。
【0063】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、冷却部材をさらに含み、その冷却側は、前記放熱ベースの一方側に熱的に結合され、ここで、前記炭素含有層は、前記冷却部材の前記放熱ベースに向かう側、または前記冷却部材の露出面に設けられる。
【0064】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、第2光透過体、放熱アセンブリ、および炭素含有層をさらに含み、第2光透過体は前記光源の光射出側に位置し、放熱アセンブリは、前記第2光透過体に接続され、前記放熱アセンブリは、前記第2光透過体の熱を吸収するために使用され、炭素含有層は、前記第2光透過体と前記放熱アセンブリとの間に設けられる。
【0065】
いくつかの実施例では、当該脱毛器は、冷却駆動アセンブリをさらに含み、ここで、前記放熱アセンブリは、放熱プレートと放熱フィンを含み、前記放熱プレートの一面には、第1領域および第2領域が並んで設けられ、前記光源および前記リフレクターは、前記放熱プレートの前記第1領域に設けられ、前記放熱フィンは前記第2領域に取り付けられ、前記冷却駆動アセンブリは、前記放熱フィンの前記リフレクターに背向する側に設けられ、前記冷却駆動アセンブリは、気流を前記放熱フィン、前記光源、および/または前記リフレクターに吹くように駆動する。
【0066】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0067】
いくつかの実施例では、前記炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0068】
いくつかの実施例では、脱毛器は、放熱ベース、弾性体およびホルダーを含み、前記放熱ベースの一方側は、前記リフレクターに熱的に結合され、前記弾性体は、前記光源の端部に固定され、前記ホルダーは、前記光源とリフレクターまたは前記放熱ベースを相対的に固定するように、前記光源の長さ方向に垂直な方向で前記弾性体に押し付けられる。
【0069】
いくつかの実施例では、前記放熱ベースはセラミックベースであり、前記セラミックベースには第1スロットが設けられ、前記リフレクターは前記第1スロットに埋め込まれ、前記ホルダーは、前記弾性体を介して前記光源、リフレクターを前記放熱ベースに固定する。
【0070】
いくつかの実施例では、前記セラミックベースの第1スロットが設けられた両端のそれぞれには、第2スロットが設けられ、前記第2スロットは、前記第1スロットと連通し、かつ前記第2スロットの深さは前記第1スロットより大きく、前記第2スロットは、前記光源の両端および前記弾性体を収容するために使用され、かつ前記弾性体の弾性変形のための退避スペースとして機能する。
【0071】
いくつかの実施例では、前記セラミックベースの側辺には第1留め具が設けられ、前記ホルダーには、対応して第2留め具が設けられ、前記ホルダーは、前記第2留め具と前記第1留め具との係合によって、前記セラミックベースに固定される。
【0072】
いくつかの実施例では、前記ホルダーには窓が設けられ、前記窓の前記第2留め具に対応する部分の寸法は、前記セラミックベースの前記第1留め具が設けられた部分よりも大きく、それにより、前記セラミックベースの前記第1留め具が設けられた部分は前記ホルダーの前記窓に埋め込まれるようになる。
【0073】
いくつかの実施例では、前記ホルダーには、前記光が通過する窓が設けられ、脱毛器は、前記リフレクターの光射出側に設けられ、かつ前記ホルダーに固定される第1光透過体を含み、前記第1光透過体は、前記リフレクターと共に前記光源を収容するキャビティを形成する。
【0074】
いくつかの実施例では、前記第1光透過体は光フィルターであり、前記脱毛器は第2光透過体を含み、前記第2光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置し、かつ前記光源に向かう入射面と、前記光源に背向する射出面とを有する。
【0075】
いくつかの実施例では、前記リフレクターは、半円弧状のリフレクターであり、前記脱毛器は、前記リフレクターの長さ方向の両端に設けられ、前記リフレクターの両端から漏れる前記光を前記リフレクターの光射出側に反射する側面反射部材を含み、ここで、前記側面反射部材には貫通孔が設けられ、前記ランプの端部は、前記貫通孔を通過し、前記貫通孔の直径は前記光源の両端よりも大きく、前記弾性体は、前記光源を前記貫通孔の前記リフレクターの底部に近い側に弾力的に密着させる。
【0076】
本出願は次の有益な効果を有する。即ち、従来技術とは異なり、本出願は脱毛器の放熱効果を高める機能を有する脱毛器を開示する。光源は、リフレクター内に組み立てられ、かつ光を発することができ、リフレクターは、その光を反射して、さらに当該脱毛器の光射出を実現することができ、それにより、肌の毛を容易に除去して脱毛の目的が実現される。第1光透過体とリフレクターは、光源を収容するキャビティを形成し、光源の本体はキャビティ内に吊り下げられ、放熱ベースの両側はそれぞれ、リフレクターおよび冷却部材に熱的に結合されることにより、キャビティ内の熱をキャビティから迅速に伝達することができ、つまり、キャビティ内の熱を放熱ベースと冷却部材に伝達し、さらにキャビティを冷却し、これにより、当該脱毛器の放熱効果を高めることができるとともに、光源を均一に放熱させ、光源の耐用年数を延ばすことができる。さらに、放熱性能が良いため、当該脱毛器の使用上の快適性を向上させることができる。
【0077】
本出願の実施例における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明で使用される図面を簡単に紹介し、当然のことながら、以下の説明における図面は、本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的労力を要することなく、これらの図面に基づく他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
図1】本出願の構造全体の分解を示す模式図である。
図2】本出願の構造全体の組立を示す模式図である。
図3】本出願の一実施例における炭素含有層の構造を示す模式図である。
図4】本出願の構造全体の断面を示す模式図である。
図5】本出願の光の反射経路を示す模式図である。
図6】本出願の一実施例の構造を示す模式図である。
図7】本出願の一実施例の分解構造を示す模式図である。
図8図7の実施例の分解構造を示す模式図である。
図9】本出願の別の実施例における炭素含有層の構造を示す模式図である。
図10図8の実施例におけるファンハウジングの空気出口の構造を示す模式図である。
図11】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図12図11のBの部分を拡大した模式図である。
図13】本出願の一実施例における弾性シールリングの構造を示す模式図である。
図14図13の線C-Cに沿った断面を示す模式図である。
図15図14のDの部分を拡大した模式図である。
図16】本出願の別の実施例に係る構造全体の分解を示す模式図である。
図17】本出願の別の実施例に係る構造全体の組立を示す模式図である。
図18】本出願の一実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図19】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図20】本出願の光の反射経路を示す模式図である。
図21】本出願の別の実施例の構造を示す模式図である。
図22】本出願の別の実施例の分解構造を示す模式図である。
図23図22の実施例の分解構造を示す模式図である。
図24】本出願の別の実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図25図23の実施例におけるファンハウジングの空気出口の構造を示す模式図である。
図26】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図27図26のBの部分を拡大した模式図である。
図28】本出願の一実施例における弾性シールリングの構造を示す模式図である。
図29図28の線C-Cに沿った断面を示す模式図である。
図30図29のDの部分を拡大した模式図である。
図31】本出願の一実施例に係る脱毛器の分解を示す模式図である。
図32】本出願の一実施例に係る脱毛器の組立を示す模式図である。
図33】本出願の一実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図34】本出願の一実施例に係る脱毛器の断面を示す模式図である。
図35】本出願の別の実施例の構造を示す模式図である。
図36】本出願の別の実施例の分解構造を示す模式図である。
図37図36の実施例の分解構造を示す模式図である。
図38】本出願の別の実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図39図37の実施例におけるファンハウジングの空気出口の構造を示す模式図である。
図40】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図41図40のBの部分を拡大した模式図である。
図42】本出願の一実施例における弾性シールリングの構造を示す模式図である。
図43図42の線C-Cに沿った断面を示す模式図である。
図44図43のDの部分を拡大した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0079】
本出願の上記目的、特徴および利点をより明確かつ理解しやすくするために、以下は添付図面と併せて、本出願の具体的な実施形態を詳細に説明する。ここで説明する具体的な実施例は、本出願を解釈するためのものに過ぎず、本出願を限定するためのものではないことが理解可能である。また、説明を容易にするために、図面には、本出願に関連する構造の全てではなく、その一部のみが示されていることに留意されたい。本出願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく得られる他の全ての実施例は、本出願の保護範囲に含まれるものとする。
【0080】
本出願における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序を説明するためのものではなく、異なる対象を区別するために使用される。さらに、「含む」、「設けられる」という用語およびそのあらゆる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または設備は、列挙されたステップまたはユニットに限定されるものではなく、列挙されていないステップまたはユニットも選択可能に含むか、またはこれらのプロセス、方法、製品または設備に固有の他のステップまたはユニットも選択可能に含む。
【0081】
本明細書で言及された「実施例」は、実施例と併せて記載される特定の特徴、構造または特性が、本出願の少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを意味する。明細書の各箇所で現れた当該言葉は、必ずしも全てが同一の実施例を指すものではなく、他の実施例と相互に排他的な別個のまたは代替の実施例でもない。各構成部品や構造などの名称や番号は、各実施例において図面と合わせてその特徴、構造または特性を示すために使用され、それらの実質的な意味に影響を及ぼすものではなく、異なる実施例の名称や番号は独立して参照されるべきである。当業者には、明示的にも黙示的にも、本明細書に記載された実施例が他の実施例と組み合わされてもよいことが理解される。本実施例における各構成部品や構造等の命名は、例示的なものであり、その実質的な意味を限定するものではない。機能や実質的な意味が変わらない場合、またはそれらに対して同等の変換を行う場合、他の名称を付けることも可能である。どのような名称を付けても、本実施形態の特徴と同等であり、いずれも本出願の趣旨の範囲に含まれるものとする。
【0082】
図1および図2を参照すると、本出願は脱毛器を開示し、当該脱毛器はリフレクター1、光源2および光透過体3を含む。光源2はリフレクター1内に組み立てられ、光源2は光を発することができ、リフレクター1は、光源2が発した光を反射することができ、光透過体3は、光を入射する入射面31、および光を射出する射出面32を有する。光源2が発した光は、リフレクター1で反射された後、光透過体3の射出面32から均一に射出することができ、それにより、当該脱毛器の光射出均一性が向上し、当該脱毛器の脱毛効果が高まる。
【0083】
任意選択的に、光源2、リフレクター1と光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面32の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるという条件を満たす。射出面32の光射出均一性を90%以上にすることにより、脱毛器の脱毛効果を高め、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することができる。同様に、射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めることにより、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することもでき、さらに、光の利用率を向上させることができる。
【0084】
光射出均一性が低い脱毛器や、射出面32に対する射出面32上の光スポットの割合が小さい脱毛器では、使用の際に、均一な脱毛を実現するために、同じ部位に複数回照射する必要がある場合があり、そうでなければ、均一に脱毛することができず、美観性の点からも好ましくない。本出願の実施形態では、光源2、リフレクター1と光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面32の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるという条件を満たすことで、脱毛器が同じ部位に複数回照射する必要がない。光源2の品質と脱毛器のパワーが十分で、人の健康条件を満たしている場合、脱毛器は1回の照射だけで効率的で均一な脱毛を実現することができる。少なくとも、同一の部位の肌への繰り返し照射の回数を減らすことができる。
【0085】
任意選択的に、リフレクター1、光源2と光透過体3の中心は1つの直線上にあってもよく、その直線における三者の互いの距離を調整することにより、射出面32の光射出均一性を90%以上にすること、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるようにすることが可能である。任意選択的に、三者の構造自体を調整することにより、脱毛器を上記の条件に適合させることもできる。
【0086】
任意選択的に、リフレクター1、光源2と光透過体3の三者の構造自体の設計により、脱毛器を上記の条件に適合させてもよい。さらに、三者の構造自体および三者間の相対的な位置関係を総合的に設計することにより、脱毛器を上記の条件に適合させてもよい。
【0087】
なお、当該脱毛器は、放熱ベース4とホルダー5をさらに含み、放熱ベース4はホルダー5と一緒に、リフレクター1、光透過体3を一体に組み立てるために使用される。
【0088】
任意選択的に、図3を参照すると、当該脱毛器は、リフレクター1に設けられた炭素含有層91をさらに含み得る。例えば、当該炭素含有層91は、リフレクター1の光源2に背向する側に設けられてもよい。光源2は使用時に熱を発してリフレクター1に集中させるが、炭素含有層91は熱伝導性に優れているため、それが配置されたリフレクター1の熱伝導速度を促進し、リフレクター1の放熱性能を高め、脱毛器での過度の温度による自体の破損を防止することができ、さらに使用者の肌への刺激や損傷も防止することができる。
【0089】
任意選択的に、炭素含有層91は放熱ベース4に設けられる。例えば、炭素含有層91は、放熱ベース4とリフレクター1との間に設けられてもよく、それにより、放熱ベース4とリフレクター1との間の熱伝導速度を促進する。
【0090】
任意選択的に、炭素含有層91はさらに放熱ベース4の露出面に設けられてもよく、それにより、放熱ベース4の放熱性能を高める。
【0091】
任意選択的に、当該炭素含有層91は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムなどの材料であってもよく、本出願に記載されているような炭素含有層91を設置できる場所に、メッキ、吹き付けまたは積層などによって設けられてもよい。
【0092】
任意選択的に、放熱ベース4はセラミックベースであってもよく、セラミックベースは、リフレクター1内の温度を下げ、さらにリフレクター1の温度を制御し、リフレクター1の性能を向上させ、リフレクター1が光をよりよく反射できるようにすることができる。リフレクター1内の温度を下げないと、一方では、高温により光源2自体が破損して耐用年数が短くなり、他方では、熱が脱毛器の他の部分、特に肌に接触する部分に放射され、その高温により使用者は灼熱感を感じ、使用しにくい。本出願の実施形態では、セラミックベースは、リフレクター1内の温度を下げることができ、つまり、熱伝導、熱対流や熱放射、または上記3つの方式の任意の組み合わせによりリフレクター1内の熱を伝達し、リフレクター1内の温度を下げ、さらに光源2を均一に放熱させ、それにより、脱毛器の放熱効率を向上させる。
【0093】
任意選択的に、放熱ベース4の一方側にはスロット41が設けられ、スロット41は棒状であってもよく、リフレクター1はスロット41に埋め込まれ、ホルダー5は窓51を有し、窓51は四角状であってもよく、光透過体3の形状に適合した他の形状であってもよく、光透過体3は、当該窓51に埋め込まれ、かつリフレクター1の開口の一方側に位置する。放熱ベース4とホルダー5は着脱自在に接続され、それにより脱毛器の組立と分解が容易になる。
【0094】
任意選択的に、放熱ベース4の両側にはいずれも第1留め具42が一体成形され、ホルダー5の両側にはいずれも第2留め具52が一体成形され、第1留め具42と第2留め具52は対応して設けられる。放熱ベース4とホルダー5が接続されている時、第1留め具42と第2留め具52が強固に係合され、さらに、放熱ベース4とホルダー5を確実に接続できるようにし、それにより当該脱毛器の使用安定性が向上する。
【0095】
任意選択的に、第1留め具42は、係合ブロックまたは片持ちフックであってもよく、第2留め具52は取付穴であってもよい。片持ちフックを取付穴に埋め込むと、取付穴によって片持ちフックが取付穴から容易に外れないように制限し、第1留め具42と第2留め具52を確実に接続することができ、つまり、放熱ベース4とホルダー5を相対的に固定できるようにし、放熱ベース4とホルダー5が緩んだり外れたりすることを効果的に防止する。
【0096】
任意選択的に、光透過体3は結晶であってもよい。
【0097】
図1図2および図4を参照すると、リフレクター1は、第1反射領域11と第2反射領域12を有し、第1反射領域11は、リフレクター1の底部を含む円弧状領域であり、第2反射領域12は、円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、平面状領域は、円弧状領域に相接する。光源2が光を発した後、リフレクター1はその光を光透過体3に反射する。
【0098】
任意選択的に、リフレクター1は、半円弧状であってもよく、光源2は棒状ランプであってもよく、棒状ランプは光を発し、リフレクター1の円弧状領域はその光を光透過体3によく反射することができ、同時に、リフレクター1の平面状領域も、その光を光透過体3に反射することができ、円弧状領域と平面状領域によって光を十分に反射することにより、光の射出率を高め、光の利用率を向上させる。
【0099】
任意選択的に、リフレクター1は棒状であってもよい。
【0100】
図5を参照すると、任意選択的に、光源2の中心は、リフレクター1の焦点とリフレクター1の底部との間に位置し、光透過体3の入射面31は、射出面32とリフレクター1の焦点との間に位置し、かつリフレクター1から反射された光の集光位置は、光透過体3の射出面32とリフレクター1の焦点との間にある。光源2、リフレクター1と光透過体3の三者間の位置を限定することにより、射出面32の光射出均一性を90%以上にし、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるようにし、それにより、光源2が発した光は、リフレクター1で光透過体3に十分に反射され、光透過体3の光射出均一性を高めることができる。
【0101】
例えば、脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1の第1反射領域11および第2反射領域12は、光を光透過体3に十分に反射し、光は、光透過体3の入射面から入射した後、光透過体3の射出面から射出され、それにより、射出面32の光射出均一性を90%以上にし、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるようにし、よって、脱毛器の光射出均一性を高め、当該脱毛器の使用効果を向上させる。
【0102】
任意選択的に、平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、参照線は、光源2の中心と光透過体3の中心とを結ぶ線である。光を光透過体3に十分に反射できるように、平面状領域と参照線とのなす角度を限定することにより、一方では、光の無駄を低減して使用コストを削減でき、他方では、光透過体3の光射出均一性を向上させることができる。
【0103】
本出願に係る脱毛器の別の実施例では、光源2は、リフレクター1の底部近傍に設けられ、かつリフレクター1には、参照線に対して5~20度の角度を有する平面状領域が設けられていない。この場合、光が複数回反射する可能性が高い。入射角によっては、光が複数回反射する可能性が高くなり、かつ射出角が乱れ、制御しにくい。
【0104】
平面状領域と参照線とのなす角度を限定することにより、光はリフレクター1で射出する際に良好な射出角を有することができ、同時に、光を集光することもでき、よって、光の射出率を向上させ、光の損失を効果的に回避し、配光効果を高めることができる。
【0105】
さらに、平面状領域と参照線とのなす角度は8~15度であり、その角度は8度であってもよく、15度であってもよい。例えば、この範囲では焦点距離が近く、光射出均一性と光の利用率を満たす条件では、光透過体3も光源2により近づけるようにすることもでき、それにより、脱毛器の構造をよりコンパクトにすると同時に、加工上の材料も節約することができる。
【0106】
平面状領域と参照線とのなす角度を8~15度にすることにより、焦点距離がより近くなり、光透過体3が光源2により近い場所に設けることができ、かつ高い光射出均一性が確保される。構造により光射出均一性を向上させる場合、光強度を高めるなど他の方式で光射出均一性を向上させる必要がなくなる。この設定条件では、光透過体3は光源2により近くなり、脱毛器全体としては、より小型でコンパクトに設計することもでき、持ち運びや使用が容易となる。
【0107】
図1を参照すると、リフレクター1は、長さ方向の両端にいずれも側面反射部材13が一体成形され、側面反射部材13はシート状であり、リフレクター1の両端から漏れる光を光透過体3に反射する。ここで、側面反射部材13には貫通孔131が開設され、貫通孔131は2つ設けられてもよく、かつ2つの貫通孔131は中心線が同じであり、光源2の端部は当該貫通孔131を通過する。
【0108】
任意選択的に、光源2の両端には、いずれも光源2をリフレクター1に可動に固定するための固定部材6が接続され、例えば、固定部材6はシリコン製のソフトスリーブであってもよく、固定部材6はゴム製のスリーブであってもよい。固定部材6は円筒状であり、かつ取付溝61を備え、ランプの両端はいずれも取付溝61に埋め込まれ、固定部材6には軸線に沿って固定孔62が開設され、固定孔62は取付溝61と連通し、ランプの両端にはいずれも取付柱が延在し、取付柱は固定孔62を貫通し、固定部材6はリフレクター1の外側に設けられる。
【0109】
任意選択的に、放熱ベース4の両端には、いずれも支持ブロック43が一体成形され、支持ブロック43には、光源2の両端および固定部材6を収容可能な切欠が形成され、放熱ベース4とホルダー5が係合されている状態では、ホルダー5と支持ブロック43によって固定部材6が固定され、さらに光源2がリフレクター1に固定され、固定部材6はそれ自体が弾性を有し、ホルダー5と支持ブロック43によって固定部材6を固定する過程において、固定部材6が押さえられると、固定部材6は、それ自体の形状を適宜変化させて切欠の形状に適応させると同時に、ランプの損傷を低減し、ランプが押さえられることを最小限に抑えることができる。
【0110】
任意選択的に、ホルダー5の固定部材6に近接する側壁には制限部53が開設され、制限部53は固定部材6の位置を制限するために使用され、当該制限部53は、切欠または、間隔をあけて設けられたタブであってもよく、ここで、当該切欠の形状は円弧状であってもよい。制限部53によって、支持ブロック43とホルダー5は、固定部材6を確実に固定し、緩みを最小限に抑えることができ、それにより、当該脱毛器の安定性が高まる。
【0111】
図1を参照すると、光透過体3とリフレクター1との間には、光をフィルタリングするための光フィルター7が設けられ、光フィルター7は、ホルダー5に固定されて窓51を覆うとともに、リフレクター1のホルダー5に向かう開口を覆い、光フィルター7は放熱ベース4に対して固定される。放熱ベース4とホルダー5が係合されている状態では、ホルダー5のリフレクター1に近接する側壁は光フィルター7の一方側に押し付けられ、光フィルター7の他方側はリフレクター1に当接する。光フィルター7により、紫外線における有害な光をフィルタリングし、人体への害を減らすことができ、それにより、脱毛器の安全性を向上させると同時に、治療効果も向上させることができる。
【0112】
任意選択的に、ホルダー5と光フィルター7との間にはパッド8が設けられ、パッド8は光フィルター7と同様の形状であり、パッド8はシート状であり、光が通過するための退避口81を有し、当該退避口81の寸法は、光透過体3のパッド8に向かう側壁の寸法よりも小さい。放熱ベース4とホルダー5が係合されている状態では、光透過体3はパッド8の一方側に押し付けられ、パッド8の他方側は光フィルター7に押し付けられ、パッド8によって、光透過体3の光フィルター7への圧力を低減することができ、さらに光透過体3と光フィルター7との衝突も低減することができるので、一方では製造コストができるだけ削減され、他方では光フィルター7の耐用年数が延長される。
【0113】
図11および図12を参照すると、本出願に係る脱毛器の別の実施例では、弾性シールリング16は光フィルター7と光透過体3の間に設けられ、弾性シールリング16は環状であり、光フィルター7と光透過体3の両方は弾性シールリング16と密封するように合わせることにより、光透過体3と光フィルター7との間に結露が発生せず、光透過体3と光フィルター7との接続箇所にいくつかの汚れが侵入することもできず、弾性シールリング16は、好ましくは環状に設けられるシールリングである。
【0114】
もちろん、不用意に脱毛器が地面に落下した場合、光透過体3と地面との間で剛体衝突が発生することがあり、従来の光透過体3では、その衝撃力が光フィルター7に伝わり、さらに光フィルター7、リフレクター1および光源2を損傷する可能性がある。本実施例の脱毛器では、光透過体3が衝突した際の衝撃力を弾性シールリング16によって打ち消すことができ、弾性シールリング16は、外力で押さえられた際に、自体の弾性により弾性変形を生じさせ、光フィルター7と光透過体3との間の衝撃を低減または打ち消すことができ、それにより、光フィルター7、リフレクター1および光源2がこれらの衝撃によって破損される可能性が低下し、さらに当該脱毛器の衝突回避性能が向上する。
【0115】
さらに図13乃至図15を参照すると、弾性シールリング16には、光を通過させるための内側リング161が設けられており、光フィルター7によってフィルタリングされた光は、内側リング161を介して光透過体3に導かれて、人間の肌に照射することができる。
【0116】
本実施例では、光フィルター7と光透過体3は、いずれもホルダー5に直接固定され、ホルダー5に対して移動不可能であることにより、使用過程で人体の骨または鋭い物体が光透過体3に突き当たり、光透過体3をホルダー5に対して後退させることを効果的に回避し、光フィルター7または脱毛アセンブリ100への回復不可能な押付変形を防止し、また、弾性シールリング16が数回押し付けられて回復不可能な押付変形が発生したとしても、脱毛器の導光効果への影響による光エネルギーの浪費を回避することができる。
【0117】
弾性シールリング16にはさらに、内側リング161と連通する取付溝162が設けられ、取付溝162は、弾性シールリング16の脱毛アセンブリ100から離れた側に設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から光フィルター7の側に向かって貫通して延びており、光透過体3は取付溝162内に部分的に取り付けられることにより、光透過体3と弾性シールリング16との間の密封性能を向上させるとともに、弾性シールリング16が光透過体3に固定されて、両者間の固定接続を実現する。
【0118】
好ましい実施形態として、弾性シールリング16は、外側リング163と、外側リング163の一方側面に突出した突起164とを含み、突起164は光フィルター7に当接し、外側リング163の突起164から離れた側面には取付溝162が設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から突起164の一方側に向かって貫通して延びており、外側リング163も突起164も完全な閉ループ構造であり、内側リング161内の光は、光透過体3からのみ透過可能である。
【0119】
好ましい実施形態として、突起164の横断面は、横方向に設けられた三角形構造であり、突起164が光フィルター7に接触する面積は、突起164が外側リング163に接触する面積よりも小さいので、弾性シールリング16が取り付けられた場合、突起164の外側リング163から離れた端部は、押さえられると部分的に反ることがあり、弾性シールリング16は弾性があるので、弾性シールリング16の反った部分は、光フィルター7にしっかりと当接することができ、つまり、光透過体3と光フィルター7との間の間隔がわずかに変化する場合、弾性シールリング16も、反った部分によってこの間隔の変化に適応することができ、それにより、弾性シールリング16と光透過体3との間、および弾性シールリング16と光フィルター7との間は、常に密着または締り嵌めが維持され、密封性がより優れている。もちろん、他の実施例では、突起164の横断面は、台形構造であってもよい。
【0120】
本実施例では、弾性シールリング16は、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であり、それにより、弾性シールリング16が使用過程で高温や低温またはレーザー照射により変形することが回避され、弾性シールリング16の耐用年数が延長される。
【0121】
従来技術の状況と区別して、本実施例は脱毛器を開示する。当該脱毛器は、リフレクター1、光源2および光透過体3を含み、光源2は光を発し、光源2が発した光はリフレクター1で反射されることにより、その光は光透過体3の入射面31から入射し、光透過体3の射出面32から射出することができ、また、光源2、リフレクター1と光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面32の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるという条件を満たす。光源2、リフレクター1、光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係を限定することにより、光は光透過体3の射出面32から均一に射出することができ、それにより当該脱毛器の光射出均一性を高め、当該脱毛器の使用効果を高める。
【0122】
図5を参照すると、図5は、本出願の一実施例の構造を示す模式図である。ここで、脱毛装置は、ヘッド111と、ヘッド111に接続された把持部112とを含む。ヘッド111には、肌に当てるための冷感付け部1111が設けられ、冷感付け部1111は、光を射出して使用者の皮膚の毛包に照射し、光を皮膚に透過させて毛包に照射して脱毛を行うことができると同時に、温度を急速に下げ、光による皮膚への灼熱感を軽減し、使用者が使用中で不快感を感じないようにすることができる。いくつかの実施例では、冷感付け部1111はさらに、スキンケア用の光を射出することができ、それにより、脱毛器は脱毛とスキンケアの両方の機能を有する。
【0123】
任意選択的に、把持部112は、中空のシェル(図には参照番号が付されない)を含んでもよく、シェルの表面には空気透過孔1211が設けられ、空気透過孔1211はシェルの内部と外界を連通することにより、脱毛装置は、空気透過孔1211を介して外界と気流を交換し、内部の温度を下げることができる。シェルは、ポート1212をさらに含み、ポート1212は、外部電源に接続して脱毛装置を充電するために使用され得る。ここで、シェルにおけるポート1212の位置は限定されない。
【0124】
図6および7を参照すると、図7は、本出願の一実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図7に示す矢印は、冷却駆動アセンブリの駆動下での脱毛装置内の気流の流れ方向を表し、直線は冷気流を表し、波浪は熱気流を表す。具体的には、脱毛装置は、シェルと、シェルの開口に設けられたライトカバー113と、シェルの内部に収容された脱毛機構14と、底部カバー15とを含んでもよい。
【0125】
本実施例では、シェルは、第1シェル121および第2シェル122を含んでもよく、第1シェル121および第2シェル122は、相互に係合するように接続されて両端に開口を有する空洞を形成し、脱毛機構14は空洞内に収容され、ライトカバー113および底部カバー15はそれぞれ、2つの開口を覆うように設けられ、第1シェル121と第2シェル122を接続して空洞を形成した後の開口を封止するために使用される。
【0126】
任意選択的に、第1シェル121、第2シェル122、ライトカバー113および底部カバー15は、スナップによって接続されてもよく、ねじや接着によって接続されてもよい。
【0127】
脱毛機構14は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200、放熱ベース300および冷却駆動アセンブリ400を含む。
【0128】
冷感付けアセンブリ200は、ライトカバー113に近い側に設けられ、ライトカバー113には貫通孔(参照番号が付されない)が設けられ、一部の冷感付けアセンブリ200は、シェルの内部からライトカバー113の貫通孔を経て外界に露出して皮膚に直接接触する。理解されるように、冷感付けアセンブリ200の一部とライトカバー113は、脱毛装置のヘッド111を形成している。
【0129】
脱毛アセンブリ100は、冷感付けアセンブリ200のライトカバー113から離れた側に設けられ、冷感付けアセンブリ200に光を放射するために使用される。光は赤光や緑光、または黄色光などの可視光線であり得る。光は、冷感付けアセンブリ200に入射され、冷感付けアセンブリ200を透過して皮膚下の毛包に入ることにより、脱毛が実現される。
【0130】
放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の一方側に設けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続される。冷感付けアセンブリ200は皮膚に当てると、皮膚の熱を吸収し、皮膚の温度を下げ、灼熱感を軽減することができるので、冷感付けアセンブリ200は、長時間使用されると、温度が上昇し、冷却効果が低下する。放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200を低温の作業環境に維持し、皮膚に対する冷感付けアセンブリ200の冷却効果を確保することができる。したがって、本実施例における脱毛装置は、連続的に使用しても本体を低温に維持することができ、かつ使用者に痛みを与えることもない。
【0131】
冷却駆動アセンブリ400は、放熱ベース300の少なくとも一部が脱毛アセンブリ100に背向する側に設けられ、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させるために使用される。
【0132】
本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、外部冷却媒体を吸い込んで空気透過孔1211から脱毛装置の内部に入れ、冷却媒体は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を通過して熱を運び去り、さらに空気透過孔1211から流出する。
【0133】
任意選択的に、外部冷却媒体は空気であってもよく、冷却駆動アセンブリ400は、空気を吸い込み、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300に吹き、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300の熱は気流によって運び去られる。
【0134】
本実施例では、空気透過孔1211は第1シェル121に設けられ、冷却駆動アセンブリ400の少なくとも一部が空気透過孔1211と対向し、それにより、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外部冷却媒体をよりよく吸収し、放熱効率を高めることができる。他の実施例では、空気透過孔1211は、第2シェル122に設けられてもよい。
【0135】
図7および図8を参照すると、図8は、図7の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図8に示す矢印は、ファンから出る空気の方向を表す。
【0136】
本実施例では、脱毛装置は、ホルダー500、回路基板600、プロセッサ700およびコンデンサ800をさらに含み、脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200は、ホルダー500内に取り付けられ、冷却駆動アセンブリ400は、ホルダー500に隣接して設けられる。脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400は、回路基板600に取り付けられ、回路基板600に電気的に接続される。
【0137】
プロセッサ700およびコンデンサ800は、回路基板600に電気的に接続され、回路基板600に設けられる。外部電源に接続される場合、外部電源は、コンデンサ800が脱毛装置に電力を供給できるようにコンデンサ800を充電することができ、かつコンデンサ800は、外部電源に接続される時に電力を蓄えることができ、これにより、外部電源に接続されていなくても脱毛装置を使用することができる。プロセッサ700は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400に制御コマンドを送信し、脱毛装置の運転を制御する。例えば、脱毛装置のスイッチに対する制御、熱保護やパワー調整などを行う。
【0138】
本実施例では、回路基板600は、第2シェル122内に固定されてもよく、回路基板600は、PCBA回路基板が選択可能である。
【0139】
関連技術では、脱毛装置本体の内部の熱は往々にして使用中に増加し、脱毛装置の内部回路および部品は高温環境下で爆発、焼損、短絡などの危険性が発生しやすい。本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させることができ、放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200を放熱させることができ、それにより、冷感付けアセンブリ200は、皮膚をアイシングして皮膚の快適性を高めることができ、高すぎる温度による爆発、焼損、短絡などの問題が防止される。
【0140】
具体的には、脱毛アセンブリ100は、光源101、リフレクター102、光フィルター103および2つの電極104を含んでもよい。
【0141】
光源101、リフレクター102および光フィルター103はホルダー500内に取り付けられ、すなわち、ホルダー500内には、光源101、リフレクター102および光フィルター103の取付場所が設けられ、光源101、リフレクター102および光フィルター103は、ホルダー500の取付場所に係入される。
【0142】
ここで、光源101は、冷感付けアセンブリ200に対向して設けられ、光源101から射出された光は、冷感付けアセンブリ200に直接入射され得る。リフレクター102は、光源101の冷感付けアセンブリ200から離れた側に設けられ、光源101の光を反射して冷感付けアセンブリ200に入射し、光エネルギーの損失を防止する。光フィルター103は、光源101と冷感付けアセンブリ200との間に位置し、すなわち、光源101、光フィルター103および冷感付けアセンブリ200は、光の伝搬方向に沿って順次配置され、光フィルター103は、光源101から発した有害な光の一部をフィルタリングするために使用される。光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高める。2つの電極104は、それぞれ光源101の両側に接続され、回路基板600に電気的に接続されて電気信号を伝送するために用いられる。
【0143】
任意選択的に、光源101はランプであってもよく、ランプが発する光の色は限定されないが、色光や合成光などであってもよく、具体的な波長および周波数は用途によって決定される。ランプは、その種類も限定されず、半導体キセノンランプ、石英ランプ、レーザーランプなどであってもよく、光子の種類は、IPL(Intense Pulse Light、インテンスパルスライト)、DPL(Delicate Pulse Light、デリケートパルスライト)、OPT(Optimal Pulse Technology、最適パルス技術)、AOPT(Advanced Optimal Pulse Technology、発展型最適パルス技術)、BBL(BroadBand Light、ブロードバンドライト)などであってもよく、具体的には所定の効果によって決定される。
【0144】
任意選択的に、リフレクター102は、光源101を囲んで設けられたU字型反射板であってもよく、U字型反射板の開口は冷感付けアセンブリ200に向かって、冷感付けアセンブリ200に入射しない光を冷感付けアセンブリ200に反射する。同時に、リフレクター102はさらに、光源101によって発生した熱が脱毛装置における他の部品に発散するのを防止することができる。本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、ここで、固定ホルダー550の内部には、第1収容空間510と第2収容空間520が設けられる。ここで、第1収容空間510は、脱毛アセンブリ100を取り付けるために使用され、第2収容空間520は、冷感付けアセンブリ200を取り付けるために使用され、第1収容空間510および第2収容空間520は隣接して設けられることにより、脱毛アセンブリ100と冷感付けアセンブリ200との間の距離を縮め、脱毛アセンブリ100から射出される光の光路ロスを低減し、第2収容空間520は、第1収容空間510に対して、図6に示す脱毛装置のヘッド111により近い。
【0145】
脱毛装置の動作時には、光源101は大量の熱が発生し、かつリフレクター102および光フィルター103も光によって照射され、温度の上昇につながるため、光源101、リフレクター102および光フィルター103を放熱させる必要がある。
【0146】
本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、パイプ560は一端が固定ホルダー550の一方側に接続され、他端が冷却駆動アセンブリ400に向かって延びている。ここで、固定ホルダー550内には、第1収容空間510と連通する空気排出口540が設けられ、パイプ560には、第1収容空間510と連通する空気流入口530が設けられ、空気流入口530、第1収容空間510および空気排出口540は順次連通する。
【0147】
空気流入口530は冷却駆動アセンブリ400と連通し、空気排出口540は空気透過孔1211と連通する。冷却駆動アセンブリ400は、外気を空気透過孔1211から吸い込み、かつ空気排出口540に吹く。空気は、空気排出口540から第1収容空間510に入った後、第1収容空間510内の光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流れ、その熱を外界に放散する。
【0148】
任意選択的に、固定ホルダー550とパイプ560のそれぞれの一部は第1ホルダー501を形成し、固定ホルダーとパイプのそれぞれの残り部分は第2ホルダー502を形成し、他の実施例では、固定ホルダー550は一体成形してもよい。
【0149】
第1ホルダー501と第2ホルダー502は、スナップによって一体に接続することができる。第1ホルダー501は第1シェル121に近接し、第2ホルダー502は第2シェル122に近接し、空気排出口540は、第1ホルダー501に設けられ、かつ第1シェル121の空気透過孔1211に対向して設けられ、これにより、空気排出口540の放熱効率を加速させる。第1収容空間510は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれの固定ホルダー550に対応する部分が係合されている部分内に設けられ、空気流入口530は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれのパイプ560に対応する部分が係合されている部分内に設けられて、第1収容空間510と連通し、かつ冷却駆動アセンブリ400と連通し、ホルダー5の内部には、冷却駆動アセンブリ400の気流を第1収容空間510内に導きやすくするために、空気伝導用の経路が設けられてもよい。
【0150】
したがって、本実施例では、脱毛アセンブリ100は、冷却駆動アセンブリ400によって放熱し、脱毛装置の安全な使用を確保する。
【0151】
さらに、本実施例では、冷感付けアセンブリ200は、光透過体202および冷却部材201を含んでもよい。
【0152】
光透過体202は、皮膚に当てるために用いられ、光源101に対向して設けられ、光透過体3は光透過性部品であり、光源101から放射した光は、光透過体202に入ってから、光透過体202から皮膚に射出される。
【0153】
任意選択的に、光透過体202は、導光性結晶であってもよく、具体的には、サファイア、K9ガラスまたはクリスタルガラスが選択可能である。光透過体202は、サファイアで作製された場合、優れた熱伝導性を有する。
【0154】
任意選択的に、光透過体202は、円柱体または四角形体であってもよく、光透過体202の光源101から離れた面は、皮膚に当てるために使用される。
【0155】
冷却部材201は、光透過体202に接続され、光透過体202の熱を吸収するために使用される。光透過体202は、皮膚に接触すると、温度が上昇するため、冷却部材201は、光透過体202の温度が上昇した後に光透過体202の熱を吸収して、光透過体202を低温に維持させることができ、その結果、光透過体202を皮膚に長期間当てても、皮膚に冷感を付けることができ、皮膚の痛みを軽減することができる。
【0156】
さらに、冷却部材201は、半導体冷却方式の冷却部品であってもよく、その吸熱端が光透過体202に接続され、他端が放熱する。
【0157】
冷却部材201の放熱端を放熱させるために、本実施例では、放熱ベース300は、冷却部材201の放熱端に接続され、冷却部材201の熱を吸収する。
【0158】
具体的には、放熱ベース300は、放熱プレート301および放熱フィン302を含む。放熱プレート301の一面には、第1領域310と第2領域311が並んで設けられ、脱毛アセンブリ100は第1領域310に設けられ、放熱フィン302は第2領域311に取り付けられる。第2領域311は、固定ホルダー550のパイプ560が接続される一方側に位置し、放熱フィン302とパイプ560は、固定ホルダーの一方側に並設され、固定ホルダー550は第1領域310に設けられ、放熱プレート301は、回路基板600に取り付けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続され、具体的には、冷却部材201は、熱伝導性シリコングリースによって放熱プレート301に接着することができる。冷感付けアセンブリ200は、熱伝導性シリコングリースによって迅速に熱を放熱プレート301に導くことができ、放熱フィン302は、放熱プレート301を放熱し、放熱プレート301の放熱を補助することができ、それによって、放熱プレート301は冷却部材201の熱を吸収し続けることができる。
【0159】
任意選択的に、放熱フィン302は複数あり、複数の放熱フィン302の間は互いに平行であり、放熱フィン302は、溶接により放熱プレート301に取り付けることができる。
【0160】
任意選択的に、放熱フィン302の表面には熱伝導性塗料を吹き付けることもでき、熱伝導性塗料は、放熱フィン302の熱を放散できるだけでなく、水蒸気による放熱フィン302への影響を防止することもでき、さらに腐食や摩損にも強い。
【0161】
本実施例では、放熱プレート301はベーパーチャンバーであってもよく、ベーパーチャンバーは、内部の液体作業物質が熱を受けて蒸発して熱を吸収し、冷えて放熱して液化することができ、蒸発と凝縮のサイクルを通じてベーパーチャンバーの表面温度を同じに保つことができる。したがって、放熱プレート301の表面の一部は冷却部材201に接続され、他の一部は放熱フィン302に接続され、冷却部材201で発生した熱は、放熱プレート301および放熱フィン302を介して放散する。
【0162】
任意選択的に、光透過体202と放熱ベース300との間には炭素含有層が設けられてもよく、例えば、放熱プレート301の光透過体202に熱的に結合する側の表面に設けられ、炭素含有層は熱伝導性に優れ、放熱プレート301の熱伝導率を加速させ、放熱ベース300の放熱性能を高めることができる。
【0163】
任意選択的に、炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0164】
任意選択的に、炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0165】
放熱ベース300の放熱性能を高めるために、本実施例では、放熱ベース300はさらに冷却駆動アセンブリ400と連通する。
【0166】
具体的には、放熱ベース300の放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400に接続され、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外気を吸い込み、かつ空気を放熱フィン302に吹くように駆動し、空気は放熱フィン302を流れて放熱フィン302を放熱させる。
【0167】
例示的な実施例では、放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400によって提供される気流と四角状で平行に設けられ、それにより、気流と接触する放熱フィン302の面積を増大させ、放熱フィン302の放熱効率を加速させる。
【0168】
放熱フィン302は、第1シェル121上の空気透過孔1211に対向して設けられ、気流は放熱フィン302を通過した後、迅速に空気透過孔1211から流出する。
【0169】
したがって、本実施例における冷却駆動アセンブリ400は、冷却媒体を駆動して脱毛アセンブリ100を放熱できるだけでなく、放熱ベース300を放熱させることもできる。安全性能が改善された上で、照射された皮膚を冷感付けて冷却し、照射された皮膚から生じる灼熱痛を軽減することができ、かつ冷感付けアセンブリ200は、放熱ベース300と冷却駆動アセンブリ400の作用の下で、0度の低温に近づけ、光射出口付近の皮膚を無限に凝固点に近づけることができ、よって、皮膚の灼熱痛を軽減でき、短時間の接触による皮膚への損傷が発生しない。
【0170】
さらに図7図8および図10を参照すると、図10は、図8の実施例におけるファンハウジングの空気出口における構造を示す模式図である。この実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、ファンハウジング401およびファン402を含んでもよい。ファンハウジング401は、放熱ベース300の冷感付けアセンブリ200に背向する側に設けられ、ファン402はファンハウジング401内に収容される。
【0171】
ファン402は、吸気の一端が第1シェル121上の空気透過孔1211と対向しており、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に送り込むように駆動する。ファンハウジング401には、空気吹出用の空気出口410が設けられ、ファン402は、空気吹出の一端が空気出口410に接続されており、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込んだ後、空気出口410から流出させるように駆動する。
【0172】
任意選択的に、ファン402は、遠心ファン、軸流ファン、混合流ファン、またはクロスフローファンとすることができる。
【0173】
さらに、空気出口410は、第1空気出口411および第2空気出口412を含み、ファン402の空気出口410からの空気は2つの部分に分けられ、一方の部分は第1空気出口411から流出し、他方の部分は第2空気出口412から流出する。
【0174】
任意選択的に、空気出口410は、第3空気出口またはそれ以上の空気出口を含んでもよいが、ここでは限定されない。
【0175】
この実施例では、第1空気出口411は、ホルダー500の空気流入口530と連通し、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第1空気出口411および空気流入口530から第1収容空間510に吸い込むように駆動し、その気流は、第1収容空間510で光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、最後に空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流出し、脱毛アセンブリ100の放熱を実現する。
【0176】
この実施例では、第2空気出口412は、放熱ベース300の放熱フィン302に接続され、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第2空気出口412から放熱ベース300の複数の放熱フィン302の間に吸い込むように駆動し、気流は放熱フィン302を通過して放熱フィン302の熱を奪い、かつ空気透過孔1211から流出する。放熱フィン302の温度が下がると、放熱プレート301の熱も低減され、それにより、放熱プレート301は冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200の放熱を実現することができる。
【0177】
任意選択的に、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量は限定されず、実際の状況に応じて設定される。第1空気出口411および第2空気出口412の大きさを設定することにより、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量を制御することができる。例えば、本実施例では、第2空気出口412の空気吹出面積は、第1空気出口411の空気吹出面積よりも大きく、それにより、より多くの気流は第2空気出口412から流出し、放熱プレート301の放熱効率を高める。
【0178】
以上から、本実施例に係る脱毛器は、冷却駆動アセンブリ400によって、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および放熱ベース300を放熱し、さらに脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200の熱の同時放散を実現し、それにより、脱毛器の放熱性能が向上し、脱毛器の安全係数が高まるとともに、皮膚への冷感を無限に氷点に近づけ、皮膚の灼熱痛を軽減することができ、脱毛時に皮膚を損傷することができない。
【0179】
図16および図17を参照すると、本出願は脱毛器を開示し、当該脱毛器はリフレクター1、光源2、第1光透過体3、放熱ベース4および冷却部材5を含む。光源2は、リフレクター1内に組み立てられて、光を発することができ、リフレクター1は、その光を反射することができる。第1光透過体3は、リフレクター1の光射出側に設けられ、かつリフレクター1の光射出側を覆い、リフレクター1と共に光源2を収容可能なキャビティを形成し、リフレクター1は放熱ベース4に埋め込まれ、放熱ベース4は、リフレクター1に接触する側がリフレクター1に熱的に結合され、冷却部材5は、放熱ベース4に取り付けられ、かつその冷却側は、放熱ベース4の冷却部材5に接触する側に熱的に結合される。ここで、光源2の本体はキャビティ内に吊り下げることができ、冷却部材5は、キャビティを冷却するために使用される。
【0180】
脱毛器の作動時には、光源2は、リフレクター1内で多量の光を発し、その光によって発生した熱がキャビティ内に集まり、リフレクター1の温度はキャビティ内への熱の集中に伴って上昇する。ここで、放熱ベース4の一方側は、リフレクター1に熱的に結合され、冷却部材5は、放熱ベース4の他方側に熱的に結合され、熱的結合では、熱伝導、熱対流や熱放射、または上記3つの方式の任意の組み合わせによって熱を伝えることができる。すなわち、放熱ベース4によっては、リフレクター1上の熱を外部に伝えると同時に、キャビティ内の熱を放散し、リフレクター1およびキャビティの冷却を実現することができ、よって、光源2の放熱効率を向上させることができる。光源2の本体をキャビティに吊り下げることで、光源2の放熱をより均一にすることもでき、光源2の耐用年数を延ばすのに有利である。具体的には、光源2の作動時に発生した熱は、放射の形で周囲に放散され、また、空気媒体は、光源2の周囲に均一に包み込まれ、光源2と十分に接触すると同時に、光源2から発した熱も均一に放散する。熱は光源2によって発生し、キャビティを通過してリフレクター1および第1光透過体3に伝わり、放散される。
【0181】
さらに、冷却部材5によっては、放熱ベース4上の熱を伝達し、迅速に放熱する目的を達成し、さらに脱毛器の放熱効果を高めると同時に、キャビティ内の熱が脱毛器の他の部分に放射されるのを低減することができ、それにより、脱毛器を使用する過程において、脱毛された皮膚における灼熱感を軽減し、脱毛器の使用性能を向上させる。
【0182】
任意選択的に、当該脱毛器は、リフレクター1に設けられた炭素含有層をさらに含み得る。例えば、図18を参照すると、当該炭素含有層91は、リフレクター1の光源2に背向する側に設けられてもよい。光源2は使用時に熱を発してリフレクター1に集中させるが、炭素含有層91は熱伝導性に優れているため、それが配置されたリフレクター1の熱伝導速度を促進し、リフレクター1の放熱性能を高め、脱毛器での過度の温度による自体の破損を防止することができ、さらに使用者の肌への刺激や損傷も防止することができる。
【0183】
任意選択的に、炭素含有層は放熱ベース4に設けられる。図18に示すように、例えば、放熱ベース4とリフレクター1との間に設けられて、放熱ベース4とリフレクター1との間の熱伝導速度を促進する。
【0184】
任意選択的に、炭素含有層は、さらに冷却部材5の放熱ベース4に向かう側、または冷却部材5の露出面に設けられて、冷却部材5の冷却効果を高めることもでき、それにより、放熱ベース4上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。
【0185】
任意選択的に、炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムなどの材料であってもよく、本出願に記載の炭素含有層を設けられる場所に、メッキ、吹き付けまたは積層などによって設けることができる。
【0186】
任意選択的に、放熱ベース4は、セラミックベースまたはアルミニウム製のベースであってもよく、放熱ベース4は、リフレクター1を迅速に放熱するために用いられ、それにより、リフレクター1の放熱効果を向上させることができる。例えば、セラミック自体は、耐食性、加熱膨張・冷却収縮が小さいなどの安定した物性を有し、かつ吸熱速度が速いため、セラミックベースは、熱を迅速に吸収でき、セラミックベースによって、リフレクター1およびキャビティを冷却し、当該脱毛器の放熱効果を高めることができる。
【0187】
また、セラミックは絶縁体であるため、リフレクター1に接触する時に短絡することはない。セラミックベースがリフレクター1の外面を覆うことで、脱毛器のリフレクター1でのリークの危険性が低減され、脱毛器の安全性が向上する。光源2の本体は、キャビティ内に吊り下げるように設けられ、導体で構成されたリフレクター1との間に隙間を有する。通電後、光源2とリフレクター1との間に強い電界が形成され、光源2を励起して発光させる。
【0188】
ここで、セラミックベースの一方側にはスロット41が設けられ、当該スロット41は長尺状を呈し、任意選択的に、リフレクター1は、半円弧状のリフレクターであってもよく、リフレクター1はスロット41に埋め込まれる。第1光透過体3は、光フィルターまたは透明なガラス担体であってもよく、第1光透過体3はセラミックベースに対して固定される。光源2が発した熱は、第1光透過体3およびリフレクター1によってキャビティ内で拘束され、熱が脱毛器の他の部分に放射される可能性を低減することができる。セラミックベースにはスロット41が開設され、リフレクター1は当該スロット41に埋め込まれることにより、セラミックベースとリフレクター1との接触面積を大きくし、さらにセラミックベースのリフレクター1への吸熱性能を高め、リフレクター1およびキャビティの放熱効果を高めることができる。
【0189】
任意選択的に、リフレクター1は、長尺状のリフレクターであってもよい。
【0190】
図16を参照すると、任意選択的に、冷却部材5は、TEC冷却シートまたは冷却ブロックであってもよく、冷却部材5は、放熱ベース4を冷却するために使用され、それにより、放熱ベース4上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。本出願の一例では、採用した冷却部材5はTEC冷却シートであり、ここでは例示的なものに過ぎず、冷却部材5を限定するものではない。
【0191】
任意選択的に、放熱ベース4は長尺状であってもよく、TEC冷却シートは長尺状であってもよく、放熱ベース4には1つの取付溝が開設され、取付溝は、放熱ベース4のリフレクター1の開口から離れた側に位置し、TEC冷却シートは取付溝内に配置され、TEC冷却シートは放熱ベース4と十分に接触する。TEC冷却シートによっては、キャビティおよびリフレクター1から放熱ベース4に伝達された熱を迅速に伝達して、放熱ベース4の冷却を実現することができるので、一方では、脱毛器の作動時に、光源2をよりよく保護し、高温による光源2への損傷を効果的に低減して、光源2の耐用年数を延長することができ、他方では、脱毛器の外面の温度を下げ、使用者が快適に脱毛器を手に持つことができるようにし、脱毛器の性能を向上させることができる。
【0192】
図16図17および図19を参照すると、脱毛器はホルダー6を含み、ホルダー6は、放熱ベース4と協働してリフレクター1および第1光透過体3と共に組み立てるのに使用され、ホルダー6は窓61を有し、当該窓61は四角形または長方形であり、第1光透過体3はホルダー6に固定されて窓61を覆う。放熱ベース4とホルダー6を着脱自在に接続することにより、脱毛器の組立と分解を容易にし、ホルダー6および放熱ベース4により、リフレクター1および第1光透過体3を一緒に固定することができ、それによって、脱毛器の内部の間の構造をよりコンパクトにし、脱毛器内部の空間を節約し、設計が合理的であるとともに、当該脱毛器を容易に使用する。
【0193】
任意選択的に、放熱ベース4の両側にはいずれも第1留め具42が一体成形され、ホルダー6の両側にはいずれも第2留め具62が一体成形され、第1留め具42と第2留め具62は対応して設けられる。放熱ベース4とホルダー6が接続されている時、第1留め具42と第2留め具62が強固に係合され、さらに、放熱ベース4とホルダー6を確実に接続できるようにし、それにより当該脱毛器の使用安定性が向上する。
【0194】
任意選択的に、第1留め具42は、係合ブロックまたは片持ちフックであってもよく、第2留め具62は固定穴であってもよい。片持ちフックを固定穴に埋め込むと、固定穴によって片持ちフックが固定穴から容易に外れないように制限し、第1留め具42と第2留め具62を確実に接続することができ、つまり、放熱ベース4とホルダー6を相対的に固定できるようにし、それにより、放熱ベース4とホルダー6が緩んだり外れたりすることを効果的に防止し、当該脱毛器全体の安定性を高める。
【0195】
図16図17および図19を参照すると、ホルダー6には第2光透過体7が固定され、第2光透過体7は四角形または長方形であり、第2光透過体7は当該窓61に埋め込まれる。第2光透過体7は、光フィルターの光源2に背向する側に位置し、かつ光源2に向かう入射面71と、光源2に背向する射出面72とを有する。任意選択的に、第2光透過体7は結晶であってもよく、第2光透過体7はダイヤモンドであってもよく、本出願の実施例では、結晶を例に挙げて説明する。
【0196】
脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1はその光を反射し、かつ光フィルターを透過して結晶に反射し、光は、入射面71から入射し、結晶本体で反射されて射出面72から射出し、射出面72からの射出光は、皮膚の脱毛対象部分に照射されることにより、皮膚上の毛を容易に除去することができる。
【0197】
任意選択的に、TEC冷却シートの数は、2つまたは3つであってもよく、例えば、TEC冷却シートの数は2つであってもよく、かつ2つのTEC冷却シートは間隔をあけて配置され、その中の1つのTEC冷却シートは放熱ベース4に固定され、もう1つはホルダー6に取り付けられる。ホルダー6には取付口が開設され、取付口は窓61と連通し、第2光透過体7が窓61に埋め込まれると、TEC冷却シートは、取付口に埋め込まれ、かつ第2光透過体7と互いに当接する。TEC冷却シートで第2光透過体7を冷却することにより、第2光透過体7を迅速に放熱し、第2光透過体7の温度を効果的に低下させ、射出面72が熱くなるのをできるだけ阻止することができ、それによって、脱毛器と皮膚の脱毛対象部分を安全に接触させ、脱毛器の使用の快適性を向上させることができる。
【0198】
任意選択的に、例えば、TEC冷却シートの数は3つであってもよく、そのうち、1つのTEC冷却シートは放熱ベース4に固定され、残りの2つのTEC冷却シートは、それぞれホルダーに埋め込まれ、かつ2つのTEC冷却シートはそれぞれ第2光透過体7の両側に位置し、この両側は、光の射出方向に向かう第2光透過体7の上側と下側、または左側と右側であってもよい。第2光透過体7の両側のTEC冷却シートにより、第2光透過体7の冷却効率を高め、第2光透過体7を迅速に放熱させ、さらに冷却の目的を達成し、当該脱毛器の放熱効果を向上させることができる。
【0199】
図20を参照すると、任意選択的に、光源2、リフレクター1と第2光透過体7の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面72の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるという条件を満たす。射出面72の光射出均一性を90%以上にすることにより、脱毛器の脱毛効果を高め、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することができる。同様に、射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めることにより、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することもでき、さらに、光の利用率を向上させることができる。
【0200】
光射出均一性が低い脱毛器や、射出面72に対する射出面72上の光スポットの割合が小さい脱毛器では、使用の際に、均一な脱毛を実現するために、同じ部位に複数回照射する必要がある場合があり、そうでなければ、均一に脱毛することができず、美観性の点からも好ましくない。本出願の実施形態では、光源2、リフレクター1と第2光透過体7の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面72の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるという条件を満たすので、脱毛器が同じ部位に複数回照射する必要がない。光源2の品質と脱毛器のパワーが十分で、人の健康条件を満たしている場合、脱毛器は1回の照射だけで効率的で均一な脱毛を実現することができる。
【0201】
任意選択的に、リフレクター1、光源2と第2光透過体7の中心は1つの直線上にあってもよく、その直線における三者の互いの距離を調整することにより、射出面72の光射出均一性を90%以上にすること、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるようにすることが可能である。任意選択的に、三者の構造自体を調整することにより、脱毛器を上記の条件に適合させることもできる。
【0202】
任意選択的に、光源2の中心は、リフレクター1の焦点(図では1aと表記される)とリフレクター1の底部との間に位置し、第2光透過体7の入射面71は、射出面72とリフレクター1の焦点との間に位置し、かつリフレクター1から反射された光の集光位置は、第2光透過体7の射出面72とリフレクター1の焦点との間にある。光源2、リフレクター1と第2光透過体7の三者間の位置を限定することにより、射出面72の光射出均一性を90%以上にし、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるようにし、それにより、光源2が発した光は、リフレクター1で光透過体7に十分に反射され、第2光透過体7の光射出均一性を高めることができる。
【0203】
図19を参照すると、リフレクター1は、第1反射領域11と第2反射領域12を有し、第1反射領域11は、リフレクター1の底部を含む円弧状領域であり、第2反射領域12は、円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、平面状領域は、円弧状領域に接する。任意選択的に、光源2は棒状ランプであってもよく、棒状ランプは光を発し、リフレクター1の円弧状領域はその光を第2光透過体7によく反射することができ、同時に、リフレクター1の平面状領域も、その光を第2光透過体7に反射することができ、円弧状領域と平面状領域によって光を十分に反射することにより、光の射出率を高め、光の利用率を向上させる。
【0204】
例えば、脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1の第1反射領域11および第2反射領域12は、光を第2光透過体7に十分に反射し、光は、第2光透過体7の入射面から入射した後、第2光透過体7の射出面から射出され、それにより、射出面72の光射出均一性を90%以上にし、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるようにし、よって、脱毛器の光射出均一性を高め、当該脱毛器の使用効果を向上させる。
【0205】
任意選択的に、平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、参照線は、光源2の中心と第2光透過体7の中心とを結ぶ線である。例えば、平面状領域と参照線とのなす角度は5度または8度であってもよく、平面状領域と参照線とのなす角度はさらに15度であってもよい。光を第2光透過体7に十分に反射できるように、平面状領域と参照線とのなす角度を限定することにより、一方では、光の無駄を低減して使用コストを削減でき、他方では、第2光透過体7の光射出均一性を向上させることができる。
【0206】
例えば、この範囲では焦点距離が近く、光射出均一性と光の利用率を満たす条件では、第2光透過体7も光源2により近づけるようにすることができ、それにより、脱毛器の構造をよりコンパクトにすると同時に、加工上の材料も節約することができる。
【0207】
図16図17および図19を参照すると、脱毛器は、リフレクター1の長さ方向の両端に設けられ、リフレクター1の両端から漏れる光をリフレクター1の光射出側に反射する側面反射部材13を含む。側面反射部材13で、光源2が発した光を十分に反射することにより、光の利用率を高めることが容易となり、よって、脱毛器は脱毛を効果的に行うことができるとともに、側面反射部材13によって光源2を容易に取り付け、取付効率を向上させることができる。
【0208】
任意選択的に、側面反射部材13はリフレクター1と一体成形されることで、加工の面では取付の難易度を下げることができ、さらに、側面反射部材13とリフレクター1との一体成形により、強固でしっかりしており、側面反射部材13とリフレクター1との接続の安定性を高め、リフレクター1の耐用年数を延長することができる。
【0209】
任意選択的に、光源2は棒状ランプであり、リフレクター1の両側に位置する側面反射部材13には、それぞれ貫通孔131が設けられ、ランプの端部は貫通孔131を通過する。ランプの両端には、いずれも光源2をリフレクター1に可動に固定するための固定部材8が接続され、例えば、固定部材8はシリコン製のソフトスリーブであってもよく、固定部材8はゴム製のスリーブであってもよい。固定部材8は円筒状であり、かつ収容溝81を備え、ランプの両端はいずれも収容溝81に埋め込まれ、固定部材8には軸線に沿って取付孔82が設けられ、取付孔82は収容溝81と連通し、ランプの両端にはいずれも取付柱21が延在し、取付柱21は取付孔82を貫通し、固定部材8はリフレクター1の外側に設けられる。
【0210】
任意選択的に、放熱ベース4の両端には、いずれも支持ブロック43が一体成形され、支持ブロック43には、光源2の両端および固定部材8を収容可能な切欠が形成され、放熱ベース4とホルダー6が係合されている状態では、ホルダー6と支持ブロック43によって固定部材8が固定され、さらにランプがリフレクター1に固定され、固定部材8はそれ自体が弾性を有し、ホルダー6と支持ブロック43によって固定部材8を固定する過程において、固定部材8が押さえられると、固定部材8は、それ自体の形状を適宜変化させて切欠の形状に適応させると同時に、ランプの損傷を低減し、ランプが押さえられることを最小限に抑えることができる。
【0211】
本実施例は、脱毛器の放熱効果を高める機能を有する脱毛器を開示する。光源2は、リフレクター1内に組み立てられ、かつ光を発することができ、リフレクター1は、その光を反射して、さらに当該脱毛器の光射出を実現することができ、それにより、肌の毛を容易に除去して脱毛の目的が実現される。第1光透過体3とリフレクター1は、光源2を収容するキャビティを形成し、光源2の本体はキャビティ内に吊り下げられ、放熱ベース4の両側はそれぞれ、リフレクター1および冷却部材5に熱的に結合されることにより、キャビティ内の熱をキャビティから迅速に伝達することができ、つまり、キャビティ内の熱を放熱ベース4と冷却部材5に伝達し、さらにキャビティを冷却し、これにより、当該脱毛器の放熱効果を高めることができるとともに、光源2を均一に放熱させ、光源2の耐用年数を延ばすことができる。さらに、放熱性能が良いため、当該脱毛器の使用上の快適性を向上させることができる。
【0212】
図26および図27を参照すると、本出願に係る脱毛器の別の実施例では、弾性シールリング16は第1光透過体3と第2光透過体7の間に設けられ、弾性シールリング16は環状であり、第1光透過体3と第2光透過体7の両方は弾性シールリング16と密封するように合わせることにより、第2光透過体7と第1光透過体3との間に結露が発生せず、第2光透過体7と第1光透過体3との接続箇所にいくつかの汚れが侵入することもできず、弾性シールリング16は、好ましくは環状に設けられるシールリングである。
【0213】
もちろん、不用意に脱毛器が地面に落下した場合、第2光透過体7と地面との間で剛体衝突が発生することがあり、従来の第2光透過体7では、その衝撃力が第1光透過体3に伝わり、さらに第1光透過体3、リフレクター1および光源2を損傷する可能性がある。本実施例の脱毛器では、第2光透過体7が衝突した際の衝撃力を弾性シールリング16によって打ち消すことができ、弾性シールリング16は、外力で押さえられた際に、自体の弾性により弾性変形を生じさせ、第1光透過体3と第2光透過体7との間の衝撃を低減または打ち消すことができ、それにより、第1光透過体3、リフレクター1および光源2がこれらの衝撃によって破損される可能性が低下し、さらに当該脱毛器の衝突回避性能が向上する。
【0214】
さらに図28乃至図30を参照すると、弾性シールリング16には、光を通過させるための内側リング161が設けられており、第1光透過体3によってフィルタリングされた光は、内側リング161を介して第2光透過体7に導かれて、人間の肌に照射することができる。
【0215】
本実施例では、第1光透過体3と第2光透過体7は、いずれもホルダー6に直接固定され、ホルダー6に対して移動不可能であることにより、使用過程で人体の骨または鋭い物体が第2光透過体7に突き当たり、第2光透過体7をホルダー6に対して相対的に後退させることを効果的に回避し、第1光透過体3または脱毛アセンブリ100への回復不可能な押付変形を防止し、また、弾性シールリング16が数回押し付けられて回復不可能な押付変形が発生したとしても、脱毛器の導光効果への影響による光エネルギーの浪費を回避することができる。
【0216】
弾性シールリング16にはさらに、内側リング161と連通する取付溝162が設けられ、取付溝162は、弾性シールリング16の脱毛アセンブリ100から離れた側に設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から第1光透過体3の側に向かって貫通して延びており、第2光透過体7は取付溝162内に部分的に取り付けられることにより、第2光透過体7と弾性シールリング16との間の密封性能を向上させるとともに、弾性シールリング16が第2光透過体7に固定されて、両者間の固定接続を実現する。
【0217】
好ましい実施形態として、弾性シールリング16は、外側リング163と、外側リング163の一方側面に突出した突起164とを含み、突起164は第1光透過体3に当接し、外側リング163の突起164から離れた側面には取付溝162が設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から突起164の一方側に向かって貫通して延びており、外側リング163も突起164も完全な閉ループ構造であり、内側リング161内の光は、第2光透過体7からのみ透過可能である。
【0218】
好ましい実施形態として、突起164の横断面は、横方向に設けられた三角形構造であり、突起164が第1光透過体3に接触する面積は、突起164が外側リング163に接触する面積よりも小さいので、弾性シールリング16が取り付けられた場合、突起164の外側リング163から離れた端部は、押さえられると部分的に反ることがあり、弾性シールリング16は弾性があるので、弾性シールリング16の反った部分は、第1光透過体3にしっかりと当接することができ、すなわち、第2光透過体7と第1光透過体3との間の間隔がわずかに変化する場合、弾性シールリング16は、反った部分によってこの間隔の変化に適応することができ、それにより、弾性シールリング16と第2光透過体7との間、および弾性シールリング16と第1光透過体3との間は、常に密着または締り嵌めが維持され、密封性がより優れている。もちろん、他の実施例では、突起164の横断面は、台形構造であってもよい。
【0219】
本実施例では、弾性シールリング16は、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であり、それにより、弾性シールリング16が使用過程で高温や低温またはレーザー照射により変形することが回避され、弾性シールリング16の耐用年数が延長される。
【0220】
図21を参照すると、図21は、本出願の別の実施例の構造を示す模式図である。ここで、脱毛装置は、ヘッド111と、ヘッド111に接続された把持部112とを含む。ヘッド111には、肌に当てるための冷感付け部1111が設けられ、冷感付け部1111は、光を射出して使用者の皮膚の毛包に照射し、光を皮膚に透過させて毛包に照射して脱毛を行うことができると同時に、温度を急速に下げ、光による皮膚への灼熱感を軽減し、使用者が使用中で不快感を感じないようにすることができる。いくつかの実施例では、冷感付け部1111はさらに、スキンケア用の光を射出することができ、それにより、脱毛器は脱毛とスキンケアの両方の機能を有する。
【0221】
任意選択的に、把持部112は、中空のシェル(図には参照番号が付されない)を含んでもよく、シェルの表面には空気透過孔1211が設けられ、空気透過孔1211はシェルの内部と外界を連通することにより、脱毛装置は、空気透過孔1211を介して外界と気流を交換し、内部の温度を下げることができる。シェルは、ポート1212をさらに含み、ポート1212は、外部電源に接続して脱毛装置を充電するために使用され得る。ここで、シェルにおけるポート1212の位置は限定されない。
【0222】
図21および22を参照すると、図22は、本出願の別の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図22に示す矢印は、冷却駆動アセンブリの駆動下での脱毛装置内の気流の流れ方向を表し、直線は冷気流を表し、波浪は熱気流を表す。具体的には、脱毛装置は、シェルと、シェルの開口に設けられたライトカバー113と、シェルの内部に収容された脱毛機構14と、底部カバー15とを含んでもよい。
【0223】
本実施例では、シェルは、第1シェル121および第2シェル122を含んでもよく、第1シェル121および第2シェル122は、相互に係合するように接続されて両端に開口を有する空洞を形成し、脱毛機構14は空洞内に収容され、ライトカバー113および底部カバー15はそれぞれ、2つの開口を覆うように設けられ、第1シェル121と第2シェル122を接続して空洞を形成した後の開口を封止するために使用される。
【0224】
任意選択的に、第1シェル121、第2シェル122、ライトカバー113および底部カバー15は、スナップによって接続されてもよく、ねじや接着によって接続されてもよい。
【0225】
脱毛機構14は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200、放熱ベース300および冷却駆動アセンブリ400を含む。
【0226】
冷感付けアセンブリ200は、ライトカバー113に近い側に設けられ、ライトカバー113には貫通孔(参照番号が付されない)が設けられ、一部の冷感付けアセンブリ200は、シェルの内部からライトカバー113の貫通孔を経て外界に露出して皮膚に直接接触する。理解されるように、冷感付けアセンブリ200の一部とライトカバー113は、脱毛装置のヘッド111を形成している。
【0227】
脱毛アセンブリ100は、冷感付けアセンブリ200のライトカバー113から離れた側に設けられ、冷感付けアセンブリ200に光を放射するために使用される。光は赤光や緑光、または黄色光などの可視光線であり得る。光は、冷感付けアセンブリ200に入射され、冷感付けアセンブリ200を透過して皮膚下の毛包に入ることにより、脱毛が実現される。
【0228】
放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の一方側に設けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続される。冷感付けアセンブリ200は皮膚に当てると、皮膚の熱を吸収し、皮膚の温度を下げ、灼熱感を軽減することができるので、冷感付けアセンブリ200は、長時間使用されると、温度が上昇し、冷却効果が低下する。放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200を低温の作業環境に維持し、皮膚に対する冷感付けアセンブリ200の冷却効果を確保することができる。したがって、本実施例における脱毛装置は、連続的に使用しても本体を低温に維持することができ、かつ使用者に痛みを与えることもない。
【0229】
冷却駆動アセンブリ400は、放熱ベース300の少なくとも一部が脱毛アセンブリ100に背向する側に設けられ、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させるために使用される。
【0230】
本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、外部冷却媒体を吸い込んで空気透過孔1211から脱毛装置の内部に入れ、冷却媒体は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を通過して熱を運び去り、さらに空気透過孔1211から流出する。
【0231】
任意選択的に、外部冷却媒体は空気であってもよく、冷却駆動アセンブリ400は、空気を吸い込み、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300に吹き、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300の熱は気流によって運び去られる。
【0232】
本実施例では、空気透過孔1211は第1シェル121に設けられ、冷却駆動アセンブリ400の少なくとも一部が空気透過孔1211と対向し、それにより、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外部冷却媒体をよりよく吸収し、放熱効率を高めることができる。他の実施例では、空気透過孔1211は、第2シェル122に設けられてもよい。
【0233】
図22および図23を参照すると、図23は、図22の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図23に示す矢印は、ファンから出る空気の方向を表す。
【0234】
本実施例では、脱毛装置は、ホルダー500、回路基板600、プロセッサ700およびコンデンサ800をさらに含み、脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200は、ホルダー500内に取り付けられ、冷却駆動アセンブリ400は、ホルダー500に隣接して設けられる。脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400は、回路基板600に取り付けられ、回路基板600に電気的に接続される。
【0235】
プロセッサ700およびコンデンサ800は、回路基板600に電気的に接続され、回路基板600に設けられる。外部電源に接続される場合、外部電源は、コンデンサ800が脱毛装置に電力を供給できるようにコンデンサ800を充電することができ、かつコンデンサ800は、外部電源に接続される時に電力を蓄えることができ、これにより、外部電源に接続されていなくても脱毛装置を使用することができる。プロセッサ700は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400に制御コマンドを送信し、脱毛装置の運転を制御する。例えば、脱毛装置のスイッチに対する制御、熱保護やパワー調整などを行う。
【0236】
本実施例では、回路基板600は、第2シェル122内に固定されてもよく、回路基板600は、PCBA回路基板が選択可能である。
【0237】
関連技術では、脱毛装置本体の内部の熱は往々にして使用中に増加し、脱毛装置の内部回路および部品は高温環境下で爆発、焼損、短絡などの危険性が発生しやすい。本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させることができ、放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200を放熱させることができ、それにより、冷感付けアセンブリ200は、皮膚をアイシングして皮膚の快適性を高めることができ、高すぎる温度による爆発、焼損、短絡などの問題が防止される。
【0238】
具体的には、脱毛アセンブリ100は、光源101、リフレクター102、光フィルター103および2つの電極104を含んでもよい。
【0239】
光源101、リフレクター102および光フィルター103はホルダー500内に取り付けられ、すなわち、ホルダー500内には、光源101、リフレクター102および光フィルター103の取付場所が設けられ、光源101、リフレクター102および光フィルター103は、ホルダー500の取付場所に係入される。
【0240】
ここで、光源101は、冷感付けアセンブリ200に対向して設けられ、光源101から射出された光は、冷感付けアセンブリ200に直接入射され得る。リフレクター102は、光源101の冷感付けアセンブリ200から離れた側に設けられ、光源101の光を反射して冷感付けアセンブリ200に入射し、光エネルギーの損失を防止する。光フィルター103は、光源101と冷感付けアセンブリ200との間に位置し、すなわち、光源101、光フィルター103および冷感付けアセンブリ200は、光の伝搬方向に沿って順次配置され、光フィルター103は、光源101から発した有害な光の一部をフィルタリングするために使用される。光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高める。2つの電極104は、それぞれ光源101の両側に接続され、回路基板600に電気的に接続されて電気信号を伝送するために用いられる。
【0241】
任意選択的に、光源101はランプであってもよく、ランプが発する光の色は限定されないが、色光や合成光などであってもよく、具体的な波長および周波数は用途によって決定される。ランプは、その種類も限定されず、半導体キセノンランプ、石英ランプ、レーザーランプなどであってもよく、光子の種類は、IPL(Intense Pulse Light、インテンスパルスライト)、DPL(Delicate Pulse Light、デリケートパルスライト)、OPT(Optimal Pulse Technology、最適パルス技術)、AOPT(Advanced Optimal Pulse Technology、発展型最適パルス技術)、BBL(BroadBand Light、ブロードバンドライト)などであってもよく、具体的には所定の効果によって決定される。
【0242】
任意選択的に、リフレクター102は、光源101を囲んで設けられたU字型反射板であってもよく、U字型反射板の開口は冷感付けアセンブリ200に向かって、冷感付けアセンブリ200に入射しない光を冷感付けアセンブリ200に反射する。同時に、リフレクター102はさらに、光源101によって発生した熱が脱毛装置における他の部品に発散するのを防止することができる。本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、ここで、固定ホルダー550の内部には、第1収容空間510と第2収容空間520が設けられる。ここで、第1収容空間510は、脱毛アセンブリ100を取り付けるために使用され、第2収容空間520は、冷感付けアセンブリ200を取り付けるために使用され、第1収容空間510および第2収容空間520は隣接して設けられることにより、脱毛アセンブリ100と冷感付けアセンブリ200との間の距離を縮め、脱毛アセンブリ100から射出される光の光路ロスを低減し、第2収容空間520は、第1収容空間510に対して、図21に示す脱毛装置のヘッド111により近い。
【0243】
脱毛装置の動作時には、光源101は大量の熱が発生し、かつリフレクター102および光フィルター103も光によって照射され、温度の上昇につながるため、光源101、リフレクター102および光フィルター103を放熱させる必要がある。
【0244】
本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、パイプ560は一端が固定ホルダー550の一方側に接続され、他端が冷却駆動アセンブリ400に向かって延びている。ここで、固定ホルダー550内には、第1収容空間510と連通する空気排出口540が設けられ、パイプ560には、第1収容空間510と連通する空気流入口530が設けられ、空気流入口530、第1収容空間510および空気排出口540は順次連通する。
【0245】
空気流入口530は冷却駆動アセンブリ400と連通し、空気排出口540は空気透過孔1211と連通する。冷却駆動アセンブリ400は、外気を空気透過孔1211から吸い込み、かつ空気排出口540に吹く。空気は、空気排出口540から第1収容空間510に入った後、第1収容空間510内の光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流れ、その熱を外界に放散する。
【0246】
任意選択的に、固定ホルダー550とパイプ560のそれぞれの一部は第1ホルダー501を形成し、固定ホルダーとパイプのそれぞれの残り部分は第2ホルダー502を形成し、他の実施例では、固定ホルダー550は一体成形してもよい。
【0247】
第1ホルダー501と第2ホルダー502は、スナップによって一体に接続することができる。第1ホルダー501は第1シェル121に近接し、第2ホルダー502は第2シェル122に近接し、空気排出口540は、第1ホルダー501に設けられ、かつ第1シェル121の空気透過孔1211に対向して設けられ、これにより、空気排出口540の放熱効率を加速させる。第1収容空間510は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれの固定ホルダー550に対応する部分が係合されている部分内に設けられ、空気流入口530は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれのパイプ560に対応する部分が係合されている部分内に設けられて、第1収容空間510と連通し、かつ冷却駆動アセンブリ400と連通し、ホルダー6の内部には、冷却駆動アセンブリ400の気流を第1収容空間510内に導きやすくするために、空気伝導用の経路が設けられてもよい。
【0248】
したがって、本実施例では、脱毛アセンブリ100は、冷却駆動アセンブリ400によって放熱し、脱毛装置の安全な使用を確保する。
【0249】
さらに、本実施例では、冷感付けアセンブリ200は、第2光透過体201および冷却部材202を含んでもよい。
【0250】
第2光透過体201は、皮膚に当てるために用いられ、光源101に対向して設けられ、第2光透過体201は光透過性部品であり、光源101から放射した光は、第2光透過体201に入ってから、第2光透過体201から皮膚に射出される。
【0251】
任意選択的に、第2光透過体201は、導光性結晶であってもよく、具体的には、サファイア、K9ガラスまたはクリスタルガラスが選択可能である。第2光透過体201は、サファイアで作製された場合、優れた熱伝導性を有する。
【0252】
任意選択的に、第2光透過体201は、円柱体または四角形体であってもよく、第2光透過体201の光源101から離れた面は、皮膚に当てるために使用される。
【0253】
冷却部材202は、第2光透過体201に接続され、第2光透過体201の熱を吸収するために使用される。第2光透過体201は、皮膚に接触すると、温度が上昇するため、冷却部材202は、第2光透過体201の温度が上昇した後に第2光透過体201の熱を吸収して、第2光透過体201を低温に維持させることができ、その結果、第2光透過体201を皮膚に長期間当てても、皮膚に冷感を付けることができ、皮膚の痛みを軽減することができる。
【0254】
さらに、冷却部材202は、半導体冷却方式の冷却部品であってもよく、その吸熱端が第2光透過体201に接続され、他端が放熱する。
【0255】
冷却部材202の放熱端を放熱させるために、本実施例では、放熱ベース300は、冷却部材202の放熱端に接続され、冷却部材202の熱を吸収する。
【0256】
具体的には、放熱ベース300は、放熱プレート301および放熱フィン302を含む。放熱プレート301の一面には、第1領域310と第2領域311が並んで設けられ、脱毛アセンブリ100は第1領域310に設けられ、放熱フィン302は第2領域311に取り付けられる。第2領域311は、固定ホルダー550のパイプ560が接続される一方側に位置し、放熱フィン302とパイプ560は、固定ホルダーの一方側に並設され、固定ホルダー550は第1領域310に設けられ、放熱プレート301は、回路基板600に取り付けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続され、具体的には、冷却部材5は、熱伝導性シリコングリースによって放熱プレート301に接着することができる。冷感付けアセンブリ200は、熱伝導性シリコングリースによって迅速に熱を放熱プレート301に導くことができ、放熱フィン302は、放熱プレート301を放熱し、放熱プレート301の放熱を補助することができ、それによって、放熱プレート301は冷却部材202の熱を吸収し続けることができる。
【0257】
任意選択的に、放熱フィン302は複数あり、複数の放熱フィン302の間は互いに平行であり、放熱フィン302は、溶接により放熱プレート301に取り付けることができる。
【0258】
任意選択的に、放熱フィン302の表面には熱伝導性塗料が吹き付けることもでき、熱伝導性塗料は、放熱フィン302の熱を放散できるだけでなく、水蒸気による放熱フィン302への影響を防止することもでき、さらに腐食や摩損にも強い。
【0259】
本実施例では、放熱プレート301はベーパーチャンバーであってもよく、ベーパーチャンバーは、内部の液体作業物質が熱を受けて蒸発して熱を吸収し、冷えて放熱して液化することができ、蒸発と凝縮のサイクルを通じてベーパーチャンバーの表面温度を同じに保つことができる。したがって、放熱プレート301の表面の一部は冷却部材5に接続され、他の一部は放熱フィン302に接続され、冷却部材202で発生した熱は、放熱プレート301および放熱フィン302を介して放散する。
【0260】
任意選択的に、図24を参照すると、第2光透過体201と放熱ベース300との間には炭素含有層92が設けられてもよく、例えば、放熱プレート301の第2光透過体201に熱的に結合する側の表面に設けられ、炭素含有層92は熱伝導性に優れ、放熱プレート301の熱伝導率を加速させ、放熱ベース300の放熱性能を高めることができる。
【0261】
任意選択的に、炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0262】
任意選択的に、炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0263】
放熱ベース300の放熱性能を高めるために、本実施例では、放熱ベース300はさらに冷却駆動アセンブリ400と連通する。
【0264】
具体的には、放熱ベース300の放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400に接続され、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外気を吸い込み、かつ空気を放熱フィン302に吹くように駆動し、空気は放熱フィン302を流れて放熱フィン302を放熱させる。
【0265】
例示的な実施例では、放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400によって提供される気流と四角状で平行に設けられ、それにより、気流と接触する放熱フィン302の面積を増大させ、放熱フィン302の放熱効率を加速させる。
【0266】
放熱フィン302は、第1シェル121上の空気透過孔1211に対向して設けられ、気流は放熱フィン302を通過した後、迅速に空気透過孔1211から流出する。
【0267】
したがって、本実施例における冷却駆動アセンブリ400は、冷却媒体を駆動して脱毛アセンブリ100を放熱できるだけでなく、放熱ベース300を放熱させることもできる。安全性能が改善された上で、照射された皮膚を冷感付けて冷却し、照射された皮膚から生じる灼熱痛を軽減することができ、かつ冷感付けアセンブリ200は、放熱ベース300と冷却駆動アセンブリ400の作用の下で、0度の低温に近づけ、光射出口付近の皮膚を無限に凝固点に近づけることができ、よって、皮膚の灼熱痛を軽減でき、短時間の接触による皮膚への損傷が発生しない。
【0268】
さらに図22図23および図25を参照すると、図25は、図23の実施例におけるファンハウジングの空気出口における構造を示す模式図である。この実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、ファンハウジング401およびファン402を含んでもよい。ファンハウジング401は、放熱ベース300の冷感付けアセンブリ200に背向する側に設けられ、ファン402はファンハウジング401内に収容される。
【0269】
ファン402は、吸気の一端が第1シェル121上の空気透過孔1211と対向しており、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に送り込むように駆動する。ファンハウジング401には、空気吹出用の空気出口410が設けられ、ファン402は、空気吹出の一端が空気出口410に接続されており、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込んだ後、空気出口410から流出させるように駆動する。
【0270】
任意選択的に、ファン402は、遠心ファン、軸流ファン、混合流ファン、またはクロスフローファンとすることができる。
【0271】
さらに、空気出口410は、第1空気出口411および第2空気出口412を含み、ファン402の空気出口410からの空気は2つの部分に分けられ、一方の部分は第1空気出口411から流出し、他方の部分は第2空気出口412から流出する。
【0272】
任意選択的に、空気出口410は、第3空気出口またはそれ以上の空気出口を含んでもよいが、ここでは限定されない。
【0273】
この実施例では、第1空気出口411は、ホルダー500の空気流入口530と連通し、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第1空気出口411および空気流入口530から第1収容空間510に吸い込むように駆動し、その気流は、第1収容空間510で光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、最後に空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流出し、脱毛アセンブリ100の放熱を実現する。
【0274】
この実施例では、第2空気出口412は、放熱ベース300の放熱フィン302に接続され、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第2空気出口412から放熱ベース300の複数の放熱フィン302の間に吸い込むように駆動し、気流は放熱フィン302を通過して放熱フィン302の熱を奪い、かつ空気透過孔1211から流出する。放熱フィン302の温度が下がると、放熱プレート301の熱も低減され、それにより、放熱プレート301は冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200の放熱を実現することができる。
【0275】
任意選択的に、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量は限定されず、実際の状況に応じて設定される。第1空気出口411および第2空気出口412の大きさを設定することにより、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量を制御することができる。例えば、本実施例では、第2空気出口412の空気吹出面積は、第1空気出口411の空気吹出面積よりも大きく、それにより、より多くの気流は第2空気出口412から流出し、放熱プレート301の放熱効率を高める。
【0276】
以上から、本実施例に係る脱毛器は、冷却駆動アセンブリ400によって、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および放熱ベース300を放熱し、さらに脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200の熱の同時放散を実現し、それにより、脱毛器の放熱性能が向上し、脱毛器の安全係数が高まるとともに、皮膚への冷感を無限に氷点に近づけ、皮膚の灼熱痛を軽減することができ、脱毛時に皮膚を損傷することができない。
【0277】
図31を参照すると、当該脱毛器はリフレクター1と光源2を含む。リフレクター1は、通電されると高い電界を発生させることができる導体である。光源2は、リフレクター1内に組み立てられ、リフレクター1に対向して設けられ、光源2は、ストリップ状のガス励起光源であり、リフレクター1の通電後にリフレクター1によって励起されることで発光することができ、リフレクター1は、光射出側を有し、光を反射してリフレクター1の光射出側から射出することができる。ここで、光源2の本体とリフレクター1との間隔は、ゼロより大きく0.3mm以下であり、例えば、光源2の実際の設置において、光源2の本体とリフレクター1との間の距離は0.3mmであってもよく、光源2の本体とリフレクター1との間の距離は0.15mmであってもよく、同様に、光源2の本体とリフレクター1との間の距離を0.3mm以内に確保できるように、リフレクター1と光源2自体との構造に応じて、光源2とリフレクター1との間の距離を制限することもできる。
【0278】
脱毛器の作動時には、リフレクター1は通電されると、その内部に高い電界を発生させることができ、リフレクター1で高い電圧を発生させることにより、光源2内のガスをイオン化してアークを発生させ、さらに放電させることができ、つまり、光源2は発光することができる。光源2とリフレクター1との間の距離を制限することにより、リフレクター1内の電圧は光源2が発光するように励起することができる。トリガーワイヤを介してランプの発光をトリガーする方法と比較して、トリガーワイヤなしでランプの発光をトリガーするリフレクター1では、ランプの発光をトリガーする方法を改善して発光効率を高めることができるだけでなく、材料を節約して製造コストを削減することもできる。
【0279】
任意選択的に、リフレクター1は半円弧状であり、光源2は棒状ランプであってもよく、ランプは、リフレクター1内に吊り下げられる形でリフレクター1に取り付けられ、それにより、ランプ本体とリフレクター1の内壁が励起空間を構成し、フレクター1内の電圧がリトリガーワイヤなしの方式でランプを励起し、ランプ内のガスをイオン化し、さらにランプの発光を実現することができる。リフレクター1は、高い電圧によってランプの発光をトリガーできるだけでなく、光源2の取り付けキャリアとして使用することもでき、それにより、当該脱毛器は、ランプの発光を励起するトリガーワイヤやその他の部品を使用する必要がなく、材料を節約して製造コストを削減することができる。同時に、リフレクター1内の部品の配置を減らして空間の混雑さを緩和することができ、光源2によって発した光がリフレクター1で十分に反射されることに寄与し、それによって光の射出率を高める。
【0280】
任意選択的に、リフレクター1は棒状であってもよい。
【0281】
参照図31および図32を参照すると、任意選択的に、脱毛器は、放熱ベース3、弾性体4およびホルダー5を含む。放熱ベース3は長尺状を呈し、リフレクター1は放熱ベース3に取り付けられ、リフレクター1の光射出側は、放熱ベース3に背く。ここで、放熱ベース3は、リフレクター1に接触する側がリフレクター1に熱的に結合される。弾性体4は、光源2をリフレクター1に移動可能に固定するために、光源2の端部に固定されており、弾性体4は、リフレクター1の長さ方向の両側に位置する。ホルダー5と放熱ベース3は係着により固定的に接続され、弾性体4は放熱ベース3とホルダー5との間に位置し、ホルダー5は、光源2をリフレクター1または放熱ベース3に対して固定するように、光源2の長さ方向と垂直な方向で弾性体4に押し付けられる。放熱ベース3がホルダー5と共にリフレクター1を固定するため、光源2は、リフレクター1に安定して取り付けることができ、放熱ベース3とホルダー5によって脱毛器全体の安定性を確保することができる。ここで、弾性体4自体は優れた弾性を有し、ホルダー5が弾性体4を押し付けると、弾性体4自体の構造が変形しやすくなるため、一方では、光源2とリフレクター1との間に揺れが生じにくくなり、光の射出効果を向上させることができ、他方では、弾性体4は、光源2の端部に対するホルダー5の圧力をよく緩和し、光源2の端部との柔軟な接触を維持することができ、このように、光源2の損傷を効果的に低減するだけでなく、光源2の耐用年数を延ばすことにも寄与する。
【0282】
任意選択的に、図33を参照すると、当該脱毛器は、リフレクター1に設けられた炭素含有層91をさらに含み得る。例えば、当該炭素含有層91は、リフレクター1の光源2に背向する側に設けられてもよい。光源2は使用時に熱を発してリフレクター1に集中させるが、炭素含有層91は熱伝導性に優れているため、それが配置されたリフレクター1の熱伝導速度を促進し、リフレクター1の放熱性能を高め、脱毛器での過度の温度による自体の破損を防止することができ、さらに使用者の肌への刺激や損傷も防止することができる。
【0283】
任意選択的に、図33を参照すると、炭素含有層91は放熱ベース3に設けられる。例えば、放熱ベース3とリフレクター1との間に設けられて、放熱ベース3とリフレクター1との間の熱伝導速度を促進する。
【0284】
任意選択的に、炭素含有層はさらに放熱ベース3の露出面に設けられてもよく、それにより、放熱ベース3の放熱性能を高める。
【0285】
任意選択的に、炭素含有層91は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムなどの材料であってもよく、本出願に記載の炭素含有層91を設けられる場所に、メッキ、吹き付けまたは積層などによって設けることができる。
【0286】
任意選択的に、放熱ベース3はセラミックベースであってもよく、セラミックベースには第1スロット31が設けられ、リフレクター1は第1スロット31に埋め込まれる。第1スロット31は長尺状を呈し、その底部に円弧状セグメントを有し、リフレクター1は第1スロット31に埋め込まれることにより、一方では、リフレクター1と放熱ベース3の接触面積を大きくすることができ、放熱ベース3は、それ自体の優れた熱伝導性によってリフレクター1を放熱させることで、脱毛器全体の熱の放射が減少し、他方では、第1スロット31は放熱ベース3に開設され、放熱ベース3の空間利用率を向上させ、脱毛器の内部構造をよりコンパクトにすることができる。また、セラミックは絶縁体であり、リフレクター1に接触する時に短絡することはなく、光源2の本体がキャビティ内に吊り下げることができる理由は、リフレクター1が導体であり、光源2と間隔をあけて配置され、通電されると強い電界を利用して光源2の発光を励起することである。
【0287】
任意選択的に、放熱ベース3の両側にはいずれも第1留め具32が一体成形され、ホルダー5の両側にはいずれも第2留め具51が一体成形され、第1留め具32と第2留め具51は対応して設けられる。放熱ベース3とホルダー5が接続されている時、第1留め具32と第2留め具51が強固に係合され、さらに、放熱ベース3とホルダー5を確実に接続できるようにし、それにより当該脱毛器の使用安定性が向上する。任意選択的に、第1留め具32は、係合ブロックまたは片持ちフックであってもよく、第2留め具51は固定穴であってもよい。片持ちフックを固定穴に埋め込むと、固定穴によって片持ちフックが固定穴から容易に外れないように制限し、第1留め具32と第2留め具51を確実に接続することができ、つまり、放熱ベース3とホルダー5を相対的に固定できるようにし、それにより、放熱ベース3とホルダー5が互いに緩んだり外れたりすることを効果的に防止し、当該脱毛器全体の安定性を高める。
【0288】
任意選択的に、ホルダー5には、光が通過する窓52が設けられ、窓52の第2留め具51に対応する部分の寸法は、セラミックベースの第1留め具32が設けられた部分の寸法よりも大きく、それにより、セラミックベースの第1留め具32が設けられた部分はホルダー5の窓52に埋め込まれるようになる。セラミックベースとホルダー5が実際に組み立てられる時に、セラミックベースのホルダー5に近い側は窓52内に埋め込まれて、セラミックベースとホルダー5をより安定的に接続することができると同時に、セラミックベースとホルダー5との隙間を減らし、リフレクター1の外部に放射されるリフレクター1内の熱を低減でき、それによって脱毛器全体の性能を向上させることができる。
【0289】
図31図32および図34を参照すると、脱毛器は、リフレクター1の長さ方向の両端に設けられ、リフレクター1の両端から漏れる光をリフレクター1の光射出側に反射する側面反射部材6を含む。光源2が発した光は、側面反射部材6によって十分に反射でき、それにより、光の利用率を向上させることができる。
【0290】
任意選択的に、側面反射部材6には貫通孔61が設けられ、貫通孔61の直径はランプの端部の直径よりも大きく、ランプの端部は貫通孔61を通過し、ランプの取り付けの際に、ランプを貫通孔61のいずれかに通過させてもよく、リフレクター1内から貫通孔61に通過させてもよく、それによって、ランプの取り付けが容易になる。任意選択的に、弾性体4は、シリコーンスリーブまたは軟質ゴムスリーブであってもよく、本出願の実施例においてシリコーンスリーブを例に挙げて、ここでは例示的なものに過ぎず、弾性体4を限定するものではない。光源2はランプであってもよく、ランプは細長い円筒形であり、ランプの両端にはいずれも取付柱21が延在し、取付柱21の半径寸法はランプの半径寸法よりも小さい。具体的には、シリコーンスリーブは円筒状であり、かつ取付溝41を備え、ランプの両端はそれぞれ取付溝41内に埋め込まれ、シリコーンスリーブには軸線に沿って固定孔42が開設され、固定孔42は取付溝41と連通し、取付柱21は固定孔42を通過することができる。
【0291】
また、貫通孔61により、ランプをリフレクター1に正確に組み立てることを補助し、取付工程における取付時間を短縮し、取付効率を向上させることができる。リフレクター1とランプを組み立てた状態で、取付溝41の開口はリフレクター1に向かい、ランプの両端はそれぞれ貫通孔61を通過して取付溝41内に挿入され、シリコーンスリーブは、ランプを貫通孔61のリフレクター1の底部に近接する一方側に弾力的に密着させ、ランプと側面反射部材6とのハードコンタクトを低減し、側面反射部材6とランプとの間の衝突をできる限り低減し、仮に衝突があっても、シリコーンスリーブによって緩衝することで、ランプの耐用年数を効果的に延長し、使用コストを低減することができる。
【0292】
図31図32および図34を参照すると、任意選択的に、セラミックベースの第1スロット31が設けられた両端のそれぞれには第2スロット33が設けられ、第2スロット33は、光源2の端部および弾性体4を収容するために使用され、一方では、省スペース化を図り、セラミックベースの空間利用率が向上し、他方では、第2スロット33によって、光源2の端部と弾性体4との外部からの衝突を低減し、光源2の端部と弾性体4に対して比較的安全な空間を提供する。第2スロット33は第1スロット31と連通し、かつ第2スロット33の深さは第1スロット31の深さよりも大きい。第2スロット33は、弾性体4の弾性変形を退避させる空間として機能するため、弾性体4が第2スロット33の溝壁を押圧することができず、弾性体4自体の弾性変形が容易となる。実際の状況に応じて対応する変形を行い、弾性体4は、変形する過程で外力を緩和することにより、取付柱21が破損または破砕しにくくなり、光源2の交換回数を減らし、使用コストを低減し、当該脱毛器の実用性を向上させる。
【0293】
図31図32および図34を参照すると、任意選択的に、脱毛器は、リフレクター1の光射出側に設けられ、かつホルダー5に固定された第1光透過体7を含み、第1光透過体7とリフレクター1は、光源2を収容するためのキャビティを形成する。第1光透過体7は、光フィルターであってもよく、光フィルターで光を選別することで、皮膚部分の脱毛に適した波長を容易に選択することができ、それによって、脱毛器の作動中に光源2から発した光が皮膚に照射する場合、その光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高めることができる。
【0294】
任意選択的に、脱毛器は第2光透過体8を含み、第2光透過体8は四角状または長方形であり、第2光透過体8は窓52に埋め込まれ、第2光透過体8は、光フィルターの光源2に背向する側に位置し、かつ光源2に向かう入射面81と、光源2に背向する射出面82とを有する。任意選択的に、第2光透過体8は結晶であってもよく、第2光透過体8はダイヤモンドであってもよく、本出願の実施例では、結晶を例に挙げて説明する。脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1はその光を反射し、かつ光フィルターを透過して結晶に反射し、光は、入射面81から入射し、結晶本体で反射されて射出面82から射出し、射出面82からの射出光は、皮膚の脱毛対象部分に照射されることにより、皮膚上の毛を容易に除去することができる。
【0295】
任意選択的に、脱毛器は冷却部材9を含み、その冷却側は放熱ベース3の他方側に熱的に結合され、リフレクター1内の空間を冷却する。例えば、冷却部材9は、TEC冷却シートまたは冷却ブロックであってもよく、冷却部材9は、放熱ベース3を冷却するために使用され、それにより、放熱ベース3上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。本出願の一例では、採用した冷却部材9はTEC冷却シートであり、ここでは例示的なものに過ぎず、冷却部材9を限定するものではない。
【0296】
脱毛器の作動時には、光源2は、リフレクター1内で多量の光を発し、その光によって発生した熱がキャビティ内に集まり、リフレクター1の温度はキャビティ内への熱の集中に伴って上昇する。ここで、放熱ベース3の一方側は、リフレクター1に熱的に結合され、冷却部材9は、放熱ベース3の他方側に熱的に結合され、熱的結合では、熱伝導、熱対流や熱放射、または上記3つの方式の任意の組み合わせによって熱を伝えることができる。すなわち、放熱ベース3によっては、リフレクター1上の熱を外部に伝えると同時に、キャビティ内の熱を放散し、リフレクター1およびキャビティの冷却を実現することができ、よって、光源2の放熱効率を向上させることができる。光源2の本体をキャビティに吊り下げることで、光源2の放熱をより均一にすることもでき、光源2の耐用年数を延ばすのに有利である。具体的には、光源2の作動時に発生した熱は、放射の形で周囲に放散され、また、空気媒体は、光源2の周囲に均一に包み込まれ、光源2と十分に接触すると同時に、光源2から発した熱も均一に放散する。熱は光源2によって発生し、キャビティを通過してリフレクター1および第1光透過体7に伝わり、放散される。さらに、冷却部材9によっては、放熱ベース3上の熱を伝達し、迅速に放熱する目的を達成し、さらに脱毛器の放熱効果を高めると同時に、キャビティ内の熱が脱毛器の他の部分に放射されるのを低減することができ、それにより、脱毛器を使用する過程において、脱毛された皮膚における灼熱感を軽減し、脱毛器の使用性能を向上させる。
【0297】
任意選択的に、冷却部材9の放熱ベース3に向かう側、または冷却部材9の露出面には炭素含有層が設けられてもよく、炭素含有層は、優れた熱伝導性を有し、冷却部材9の冷却効果を高めることができ、それにより、放熱ベース3上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。
【0298】
本実施例は次の有益な効果を有する。即ち、従来技術とは異なり、本出願はリフレクター1と光源2を含む脱毛器を開示する。光源2は、ストリップ状のガス励起光源であり、リフレクター1に組み立てられ、光源2の本体とリフレクター1との間隔は0.3mm以下であり、それによって、リフレクター1は通電されると、高い電圧を発生させ、光源2内のガスをイオン化してアークを発生させ、さらに放電させることができ、こうして光源2は発光することができる。リフレクター1は導体であるため導電しやすく、高い電圧を発生させることができる場所を提供することができ、光源2とリフレクター1との間の距離を制限することにより、リフレクター1内の電圧は光源2が発光するように励起することができる。トリガーワイヤを介してランプの発光をトリガーする方法と比較して、トリガーワイヤなしでランプの発光をトリガーするリフレクター1では、ランプの発光をトリガーする方法を改善して発光効率を高めることができるだけでなく、材料を節約して製造コストを削減することもできる。
【0299】
図35を参照すると、図35は、本出願の一実施例の構造を示す模式図である。ここで、脱毛装置は、ヘッド111と、ヘッド111に接続された把持部112とを含む。ヘッド111には、肌に当てるための冷感付け部1111が設けられ、冷感付け部1111は、光を射出して使用者の皮膚の毛包に照射し、光を皮膚に透過させて毛包に照射して脱毛を行うことができると同時に、温度を急速に下げ、光による皮膚への灼熱感を軽減し、使用者が使用中で不快感を感じないようにすることができる。いくつかの実施例では、冷感付け部1111はさらに、スキンケア用の光を射出することができ、それにより、脱毛器は脱毛とスキンケアの両方の機能を有する。
【0300】
図40および図41を参照すると、本出願に係る脱毛器の別の実施例では、弾性シールリング16は第1光透過体7と第2光透過体3の間に設けられ、弾性シールリング16は環状であり、第1光透過体7と第2光透過体3の両方は弾性シールリング16と密封するように合わせることにより、第2光透過体3と第1光透過体7との間に結露が発生せず、第2光透過体3と第1光透過体7との接続箇所にいくつかの汚れが侵入することもできず、弾性シールリング16は、好ましくは環状に設けられるシールリングである。
【0301】
もちろん、不用意に脱毛器が地面に落下した場合、第2光透過体3と地面との間で剛体衝突が発生することがあり、従来の第2光透過体3では、その衝撃力が第1光透過体7に伝わり、さらに第1光透過体7、リフレクター1および光源2を損傷する可能性がある。本実施例の脱毛器では、第2光透過体3が衝突した際の衝撃力を弾性シールリング16によって打ち消すことができ、弾性シールリング16は、外力によって押さえられた際に、自体の弾性により弾性変形を生じさせ、第1光透過体7と第2光透過体3との間の衝撃を低減または打ち消すことができ、それにより、第1光透過体7、リフレクター1および光源2がこれらの衝撃によって破損される可能性が低下し、さらに当該脱毛器の衝突回避性能が向上する。
【0302】
さらに図42乃至図44を参照すると、弾性シールリング16には、光を通過させるための内側リング161が設けられており、第1光透過体7によってフィルタリングされた光は、内側リング161を介して第2光透過体3に導かれて、人間の肌に照射することができる。
【0303】
本実施例では、第1光透過体7と第2光透過体3は、いずれもホルダー6に直接固定され、ホルダー6に対して移動不可能であることにより、使用過程で人体の骨または鋭い物体が第2光透過体3に突き当てて、第2光透過体3をホルダー6に対して相対的に後退させることを効果的に回避し、第1光透過体7または脱毛アセンブリ100への回復不可能な押付変形を防止し、また、弾性シールリング16が数回押し付けられて回復不可能な押付変形が発生したとしても、脱毛器の導光効果への影響による光エネルギーの浪費を回避することができる。
【0304】
弾性シールリング16にはさらに、内側リング161と連通する取付溝162が設けられ、取付溝162は、弾性シールリング16の脱毛アセンブリ100から離れた側に設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から第1光透過体7の側に向かって貫通して延びており、第2光透過体3は取付溝162内に部分的に取り付けられることにより、第2光透過体3と弾性シールリング16との間の密封性能を向上させるとともに、弾性シールリング16が第2光透過体3に固定されて、両者間の固定接続を実現する。
【0305】
好ましい実施形態として、弾性シールリング16は、外側リング163と、外側リング163の一方側面に突出した突起164とを含み、突起164は第1光透過体7に当接し、外側リング163の突起164から離れた側面には取付溝162が設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から突起164の一方側に向かって貫通して延びており、外側リング163も突起164も完全な閉ループ構造であり、内側リング161内の光は、第2光透過体3からのみ透過可能である。
【0306】
好ましい実施形態として、突起164の横断面は、横方向に設けられた三角形構造であり、突起164が第1光透過体7に接触する面積は、突起164が外側リング163に接触する面積よりも小さいので、弾性シールリング16が取り付けられた場合、突起164の外側リング163から離れた端部は、押さえられると部分的に反ることがあり、弾性シールリング16は弾性があるので、弾性シールリング16の反った部分は、第1光透過体7にしっかりと当接することができ、すなわち、第2光透過体3と第1光透過体7との間の間隔がわずかに変化する場合、弾性シールリング16は、反った部分によってこの間隔の変化に適応することができ、それにより、弾性シールリング16と第2光透過体3との間、および弾性シールリング16と第1光透過体7との間は、常に密着または締り嵌めが維持され、密封性がより優れている。もちろん、他の実施例では、突起164の横断面は、台形構造であってもよい。
【0307】
本実施例では、弾性シールリング16は、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であり、それにより、弾性シールリング16が使用過程で高温や低温またはレーザー照射により変形することが回避され、弾性シールリング16の耐用年数が延長される。
【0308】
任意選択的に、把持部112は、中空のシェル(図には参照番号が付されない)を含んでもよく、シェルの表面には空気透過孔1211が設けられ、空気透過孔1211はシェルの内部と外界を連通することにより、脱毛装置は、空気透過孔1211を介して外界と気流を交換し、内部の温度を下げることができる。シェルは、ポート1212をさらに含み、ポート1212は、外部電源に接続して脱毛装置を充電するために使用され得る。ここで、シェルにおけるポート1212の位置は限定されない。
【0309】
図35および36を参照すると、図36は、本出願の一実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図36に示す矢印は、冷却駆動アセンブリの駆動下での脱毛装置内の気流の流れ方向を表し、直線は冷気流を表し、波浪は熱気流を表す。具体的には、脱毛装置は、シェルと、シェルの開口に設けられたライトカバー113と、シェルの内部に収容された脱毛機構14と、底部カバー15とを含んでもよい。
【0310】
本実施例では、シェルは、第1シェル121および第2シェル122を含んでもよく、第1シェル121および第2シェル122は、相互に係合するように接続されて両端に開口を有する空洞を形成し、脱毛機構14は空洞内に収容され、ライトカバー113および底部カバー15はそれぞれ、2つの開口を覆うように設けられ、第1シェル121と第2シェル122を接続して空洞を形成した後の開口を封止するために使用される。
【0311】
任意選択的に、第1シェル121、第2シェル122、ライトカバー113および底部カバー15は、スナップによって接続されてもよく、ねじや接着によって接続されてもよい。
【0312】
脱毛機構14は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200、放熱アセンブリ300および冷却駆動アセンブリ400を含む。
【0313】
冷感付けアセンブリ200は、ライトカバー113に近い側に設けられ、ライトカバー113には貫通孔(参照番号が付されない)が設けられ、一部の冷感付けアセンブリ200は、シェルの内部からライトカバー113の貫通孔を経て外界に露出して皮膚に直接接触する。理解されるように、冷感付けアセンブリ200の一部とライトカバー113は、脱毛装置のヘッド111を形成している。
【0314】
脱毛アセンブリ100は、冷感付けアセンブリ200のライトカバー113から離れた側に設けられ、冷感付けアセンブリ200に光を放射するために使用される。光は赤光や緑光、または黄色光などの可視光線であり得る。光は、冷感付けアセンブリ200に入射され、冷感付けアセンブリ200を透過して皮膚下の毛包に入ることにより、脱毛が実現される。
【0315】
放熱アセンブリ300は、冷感付けアセンブリ200の一方側に設けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続される。冷感付けアセンブリ200は皮膚に当てると、皮膚の熱を吸収し、皮膚の温度を下げ、灼熱感を軽減することができるので、冷感付けアセンブリ200は、長時間使用されると、温度が上昇し、冷却効果が低下する。放熱アセンブリ300は、冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200を低温の作業環境に維持し、皮膚に対する冷感付けアセンブリ200の冷却効果を確保することができる。したがって、本実施例における脱毛装置は、連続的に使用しても本体を低温に維持することができ、かつ使用者に痛みを与えることもない。
【0316】
冷却駆動アセンブリ400は、放熱アセンブリ300の少なくとも一部が脱毛アセンブリ100に背向する側に設けられ、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300を放熱させるために使用される。
【0317】
本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、外部冷却媒体を吸い込んで空気透過孔1211から脱毛装置の内部に入れ、冷却媒体は、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300を通過して熱を運び去り、さらに空気透過孔1211から流出する。
【0318】
任意選択的に、外部冷却媒体は空気であってもよく、冷却駆動アセンブリ400は、空気を吸い込んで、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300に吹き、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300の熱は気流によって運び去られる。
【0319】
本実施例では、空気透過孔1211は第1シェル121に設けられ、冷却駆動アセンブリ400の少なくとも一部が空気透過孔1211と対向し、それにより、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外部冷却媒体をよりよく吸収し、放熱効率を高めることができる。他の実施例では、空気透過孔1211は、第2シェル122に設けられてもよい。
【0320】
図36および図37を参照すると、図37は、図36の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図37に示す矢印は、ファンから出る空気の方向を表す。
【0321】
本実施例では、脱毛装置は、ホルダー500、回路基板600、プロセッサ700およびコンデンサ800をさらに含み、脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200は、ホルダー500内に取り付けられ、冷却駆動アセンブリ400は、ホルダー500に隣接して設けられる。脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400は、回路基板600に取り付けられ、回路基板600に電気的に接続される。
【0322】
プロセッサ700およびコンデンサ800は、回路基板600に電気的に接続され、回路基板600に設けられる。外部電源に接続される場合、外部電源は、コンデンサ800が脱毛装置に電力を供給できるようにコンデンサ800を充電することができ、かつコンデンサ800は、外部電源に接続される時に電力を蓄えることができ、これにより、外部電源に接続されていなくても脱毛装置を使用することができる。プロセッサ700は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400に制御コマンドを送信し、脱毛装置の運転を制御する。例えば、脱毛装置のスイッチに対する制御、熱保護やパワー調整などを行う。
【0323】
本実施例では、回路基板600は、第2シェル122内に固定されてもよく、回路基板600は、PCBA回路基板が選択可能である。
【0324】
関連技術では、脱毛装置本体の内部の熱は往々にして使用中に増加し、脱毛装置の内部回路および部品は高温環境下で爆発、焼損、短絡などの危険性が発生しやすい。本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300を放熱させることができ、放熱アセンブリ300は、冷感付けアセンブリ200を放熱させることができ、それにより、冷感付けアセンブリ200は、皮膚をアイシングして皮膚の快適性を高めることができ、高すぎる温度による爆発、焼損、短絡などの問題が防止される。
【0325】
具体的には、脱毛アセンブリ100は、光源101、リフレクター102、光フィルター103および2つの電極104を含んでもよい。
【0326】
光源101、リフレクター102および光フィルター103はホルダー500内に取り付けられ、すなわち、ホルダー500内には、光源101、リフレクター102および光フィルター103の取付場所が設けられ、光源101、リフレクター102および光フィルター103は、ホルダー500の取付場所に係入される。
【0327】
ここで、光源101は、冷感付けアセンブリ200に対向して設けられ、光源101から射出された光は、冷感付けアセンブリ200に直接入射され得る。リフレクター102は、光源101の冷感付けアセンブリ200から離れた側に設けられ、光源101の光を反射して冷感付けアセンブリ200に入射し、光エネルギーの損失を防止する。光フィルター103は、光源101と冷感付けアセンブリ200との間に位置し、すなわち、光源101、光フィルター103および冷感付けアセンブリ200は、光の伝搬方向に沿って順次配置され、光フィルター103は、光源101から発した有害な光の一部をフィルタリングするために使用される。光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高める。2つの電極104は、それぞれ光源101の両側に接続され、回路基板600に電気的に接続されて電気信号を伝送するために用いられる。
【0328】
任意選択的に、光源101はランプであってもよく、ランプが発する光の色は限定されないが、色光や合成光などであってもよく、具体的な波長および周波数は用途によって決定される。ランプは、その種類も限定されず、半導体キセノンランプ、石英ランプ、レーザーランプなどであってもよく、光子の種類は、IPL(Intense Pulse Light、インテンスパルスライト)、DPL(Delicate Pulse Light、デリケートパルスライト)、OPT(Optimal Pulse Technology、最適パルス技術)、AOPT(Advanced Optimal Pulse Technology、発展型最適パルス技術)、BBL(BroadBand Light、ブロードバンドライト)などであってもよく、具体的には所定の効果によって決定される。
【0329】
任意選択的に、リフレクター102は、光源101を囲んで設けられたU字型反射板であってもよく、U字型反射板の開口は冷感付けアセンブリ200に向かって、冷感付けアセンブリ200に入射しない光を冷感付けアセンブリ200に反射する。同時に、リフレクター102はさらに、光源101によって発生した熱が脱毛装置における他の部品に発散するのを防止することができる。本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、ここで、固定ホルダー550の内部には、第1収容空間510と第2収容空間520が設けられる。ここで、第1収容空間510は、脱毛アセンブリ100を取り付けるために使用され、第2収容空間520は、冷感付けアセンブリ200を取り付けるために使用され、第1収容空間510および第2収容空間520は隣接して設けられることにより、脱毛アセンブリ100と冷感付けアセンブリ200との間の距離を縮め、脱毛アセンブリ100から射出される光の光路ロスを低減し、第2収容空間520は、第1収容空間510に対して、図35に示す脱毛装置のヘッド111により近い。
【0330】
脱毛装置の動作時には、光源101は大量の熱が発生し、かつリフレクター102および光フィルター103も光によって照射され、温度の上昇につながるため、光源101、リフレクター102および光フィルター103を放熱させる必要がある。
【0331】
本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、パイプ560は一端が固定ホルダー550の一方側に接続され、他端が冷却駆動アセンブリ400に向かって延びている。ここで、固定ホルダー550内には、第1収容空間510と連通する空気排出口540が設けられ、パイプ560には、第1収容空間510と連通する空気流入口530が設けられ、空気流入口530、第1収容空間510および空気排出口540は順次連通する。
【0332】
空気流入口530は冷却駆動アセンブリ400と連通し、空気排出口540は空気透過孔1211と連通する。冷却駆動アセンブリ400は、外気を空気透過孔1211から吸い込み、かつ空気排出口540に吹く。空気は、空気排出口540から第1収容空間510に入った後、第1収容空間510内の光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流れ、その熱を外界に放散する。
【0333】
任意選択的に、固定ホルダー550とパイプ560のそれぞれの一部は第1ホルダー501を形成し、固定ホルダーとパイプのそれぞれの残り部分は第2ホルダー502を形成し、他の実施例では、固定ホルダー550は一体成形してもよい。
【0334】
第1ホルダー501と第2ホルダー502は、スナップによって一体に接続することができる。第1ホルダー501は第1シェル121に近接し、第2ホルダー502は第2シェル122に近接し、空気排出口540は、第1ホルダー501に設けられ、かつ第1シェル121の空気透過孔1211に対向して設けられ、これにより、空気排出口540の放熱効率を加速させる。第1収容空間510は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれの固定ホルダー550に対応する部分が係合されている部分内に設けられ、空気流入口530は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれのパイプ560に対応する部分が係合されている部分内に設けられて、第1収容空間510と連通し、かつ冷却駆動アセンブリ400と連通し、ホルダー500の内部には、冷却駆動アセンブリ400の気流を第1収容空間510内に導きやすくするために、空気伝導用の経路が設けられてもよい。
【0335】
したがって、本実施例では、脱毛アセンブリ100は、冷却駆動アセンブリ400によって放熱し、脱毛装置の安全な使用を確保する。
【0336】
さらに、本実施例では、冷感付けアセンブリ200は、第2光透過体201および冷却部材202を含んでもよい。
【0337】
第2光透過体201は、皮膚に当てるために用いられ、光源2に対向して設けられ、第2光透過体201は光透過性部品であり、光源101から放射した光は、第2光透過体201に入ってから、第2光透過体201から皮膚に射出される。
【0338】
任意選択的に、第2光透過体201は、導光性結晶であってもよく、具体的には、サファイア、K9ガラスまたはクリスタルガラスが選択可能である。第2光透過体201は、サファイアで作製された場合、優れた熱伝導性を有する。
【0339】
任意選択的に、第2光透過体201は、円柱体または四角形体であってもよく、第2光透過体201の光源2から離れた面は、皮膚に当てるために使用される。
【0340】
冷却部材202は、第2光透過体201に接続され、第2光透過体201の熱を吸収するために使用される。第2光透過体201は、皮膚に接触すると、温度が上昇するため、冷却部材202は、第2光透過体201の温度が上昇した後に第2光透過体201の熱を吸収して、第2光透過体201を低温に維持させることができ、その結果、第2光透過体201を皮膚に長期間当てても、皮膚に冷感を付けることができ、皮膚の痛みを軽減することができる。
【0341】
さらに、冷却部材202は、半導体冷却方式の冷却部品であってもよく、その吸熱端が第2光透過体201に接続され、他端が放熱する。
【0342】
冷却部材202の放熱端を放熱させるために、本実施例では、放熱アセンブリ300は、冷却部材202の放熱端に接続され、冷却部材202の熱を吸収する。
【0343】
具体的には、放熱アセンブリ300は、放熱プレート301および放熱フィン302を含む。放熱プレート301の一面には、第1領域310と第2領域311が並んで設けられ、脱毛アセンブリ100は第1領域310に設けられ、放熱フィン302は第2領域311に取り付けられる。第2領域311は、固定ホルダー550のパイプ560が接続される一方側に位置し、放熱フィン302とパイプ560は、固定ホルダーの一方側に並設され、固定ホルダー550は第1領域310に設けられ、放熱プレート301は、回路基板600に取り付けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続され、具体的には、冷却部材202は、熱伝導性シリコングリースによって放熱プレート301に接着することができる。冷感付けアセンブリ200は、熱伝導性シリコングリースによって迅速に熱を放熱プレート301に導くことができ、放熱フィン302は、放熱プレート301を放熱し、放熱プレート301の放熱を補助することができ、それによって、放熱プレート301は冷却部材202の熱を吸収し続けることができる。
【0344】
任意選択的に、放熱フィン302は複数あり、複数の放熱フィン302の間は互いに平行であり、放熱フィン302は、溶接により放熱プレート301に取り付けることができる。
【0345】
任意選択的に、放熱フィン302の表面には熱伝導性塗料が吹き付けることもでき、熱伝導性塗料は、放熱フィン302の熱を放散できるだけでなく、水蒸気による放熱フィン302への影響を防止することもでき、さらに腐食や摩損にも強い。
【0346】
本実施例では、放熱プレート301はベーパーチャンバーであってもよく、ベーパーチャンバーは、内部の液体作業物質が熱を受けて蒸発して熱を吸収し、冷えて放熱して液化することができ、蒸発と凝縮のサイクルを通じてベーパーチャンバーの表面温度を同じに保つことができる。したがって、放熱プレート301の表面の一部は冷却部材202に接続され、他の一部は放熱フィン302に接続され、冷却部材202で発生した熱は、放熱プレート301および放熱フィン302を介して放散する。
【0347】
任意選択的に、図38を参照すると、第2光透過体201と放熱アセンブリ300との間には炭素含有層92が設けられてもよく、例えば、放熱プレート301の第2光透過体201に熱的に結合する側の表面に設けられ、炭素含有層92は熱伝導性に優れ、放熱プレート301の熱伝導率を加速させ、放熱アセンブリ300の放熱性能を高めることができる。
【0348】
任意選択的に、炭素含有層92は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0349】
任意選択的に、炭素含有層92は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0350】
放熱アセンブリ300の放熱性能を高めるために、本実施例では、放熱アセンブリ300はさらに冷却駆動アセンブリ400と連通する。
【0351】
具体的には、放熱アセンブリ300の放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400に接続され、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外気を吸い込み、かつ空気を放熱フィン302に吹くように駆動し、空気は放熱フィン302を流れて放熱フィン302を放熱させる。
【0352】
例示的な実施例では、放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400によって提供される気流と四角状で平行に設けられ、それにより、気流と接触する放熱フィン302の面積を増大させ、放熱フィン302の放熱効率を加速させる。
【0353】
放熱フィン302は、第1シェル121上の空気透過孔1211に対向して設けられ、気流は放熱フィン302を通過した後、迅速に空気透過孔1211から流出する。
【0354】
したがって、本実施例における冷却駆動アセンブリ400は、冷却媒体を駆動して脱毛アセンブリ100を放熱させることができるだけでなく、放熱アセンブリ300を放熱させることもできる。安全性能が改善された上で、照射された皮膚を冷感付けて冷却し、照射された皮膚から生じる灼熱痛を軽減することができ、かつ冷感付けアセンブリ200は、放熱アセンブリ300と冷却駆動アセンブリ400の作用の下で、0度の低温に近づけ、光射出口付近の皮膚を無限に凝固点に近づけることができ、よって、皮膚の灼熱痛を軽減でき、短時間の接触による皮膚への損傷が発生しない。
【0355】
さらに図36図37および図39を参照すると、図39は、図37の実施例におけるファンハウジングの空気出口における構造を示す模式図である。この実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、ファンハウジング401およびファン402を含んでもよい。ファンハウジング401は、放熱アセンブリ300の冷感付けアセンブリ200に背向する側に設けられ、ファン402はファンハウジング401内に収容される。
【0356】
ファン402は、吸気の一端が第1シェル121上の空気透過孔1211と対向しており、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に送り込むように駆動する。ファンハウジング401には、空気吹出用の空気出口410が設けられ、ファン402は、空気吹出の一端が空気出口410に接続されており、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込んだ後、空気出口410から流出させるように駆動する。
【0357】
任意選択的に、ファン402は、遠心ファン、軸流ファン、混合流ファン、またはクロスフローファンとすることができる。
【0358】
さらに、空気出口410は、第1空気出口411および第2空気出口412を含み、ファン402の空気出口410からの空気は2つの部分に分けられ、一方の部分は第1空気出口411から流出し、他方の部分は第2空気出口412から流出する。
【0359】
任意選択的に、空気出口410は、第3空気出口またはそれ以上の空気出口を含んでもよいが、ここでは限定されない。
【0360】
この実施例では、第1空気出口411は、ホルダー5の空気流入口530と連通し、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第1空気出口411および空気流入口530から第1収容空間510に吸い込むように駆動し、その気流は、第1収容空間510で光源2、リフレクター1および光フィルター103の熱を奪い、最後に空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流出し、脱毛アセンブリ100の放熱を実現する。
【0361】
この実施例では、第2空気出口412は、放熱アセンブリ300の放熱フィン302に接続され、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第2空気出口412から放熱アセンブリ300の複数の放熱フィン302の間に吸い込むように駆動し、気流は放熱フィン302を通過して放熱フィン302の熱を奪い、かつ空気透過孔1211から流出する。放熱フィン302の温度が下がると、放熱プレート301の熱も低減され、それにより、放熱プレート301は冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200の放熱を実現することができる。
【0362】
任意選択的に、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量は限定されず、実際の状況に応じて設定される。第1空気出口411および第2空気出口412の大きさを設定することにより、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量を制御することができる。例えば、本実施例では、第2空気出口412の空気吹出面積は、第1空気出口411の空気吹出面積よりも大きく、それにより、より多くの気流は第2空気出口412から流出し、放熱プレート301の放熱効率を高める。
【0363】
以上から、本実施例に係る脱毛器は、冷却駆動アセンブリ400によって、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および放熱アセンブリ300を放熱し、さらに脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200の熱の同時放散を実現し、それにより、脱毛器の放熱性能が向上し、脱毛器の安全係数が高まるとともに、皮膚への冷感を無限に氷点に近づけ、皮膚の灼熱痛を軽減することができ、脱毛時に皮膚を損傷することができない。
【0364】
上記は本出願の実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲を限定するものではないが、本出願の明細書および添付図面の内容を利用してなされた如何なる同等の構造または同等のプロセス変換、もしくは他の関連技術分野への直接または間接的な適用は、同様にすべて本出願の特許保護範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
【手続補正書】
【提出日】2023-11-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、脱毛器の分野に関し、特に脱毛器に関する。
【背景技術】
【0002】
脱毛器は作動中に多くの熱が発生しやすく、この熱は主に作動中のランプから発生するものである。ランプは脱毛器の主要部品として、作動時に多くの熱が発生し、適時に放熱しないと、ランプの耐用年数が短くなるとともに、ランプから発生した熱は、脱毛器の他の部分、例えば肌に接触する部分にも放射され、その部分の温度が高くなると、使用者は使用時に灼熱感を感じることになる。また、市販されている脱毛器には、作動中の光出力にムラがあるという問題がある。
【0003】
さらに、脱毛器の実際の応用では、トリガーワイヤとランプとの密な接触を維持しにくく、トリガーワイヤとランプとの間が緩んでしまうと、トリガーワイヤのトリガーによるランプの発光が難しくなるだけでなく、トリガーワイヤのトリガーによるランプの発光にかかるコストも高くなる。
【発明の概要】
【0004】
本出願は主に、脱毛器の作動中における放熱不良の問題を解決する脱毛器を提供する。
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本出願で採用した1つの技術的解決手段は、脱毛器を提供することである。当該脱毛器は、リフレクター、光源、およびホルダーを含み、前記リフレクターは導体であり、前記リフレクターは、光を反射することができ、前記光源は、ストリップ状のガス励起光源であり、前記リフレクターに対向して設けられ、前記リフレクターの通電後に前記リフレクターにより励起されて前記光を発することができ、前記リフレクターは、前記ホルダーに対して固定され、ここで、前記光源の本体と前記リフレクターとの間隔は0より大きく0.3mm以下である。
【0006】
本出願は次の有益な効果を有する。脱毛器の作動時には、リフレクターは通電されると、その内部に高い電界を発生させることができ、リフレクターで高い電圧を発生させることにより、光源内のガスをイオン化してアークを発生させ、さらに放電させることができ、つまり、光源は発光することができる。光源とリフレクターとの間の距離を制限することにより、リフレクター内の電圧は光源が発光するように励起することができる。トリガーワイヤを介してランプの発光をトリガーする方法と比較して、トリガーワイヤなしでランプの発光をトリガーするリフレクター1では、ランプの発光をトリガーする方法を改善して発光効率を高めることができるだけでなく、材料を節約して製造コストを削減することもできる。
【0007】
本出願の実施例における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明で使用される図面を簡単に紹介し、当然のことながら、以下の説明における図面は、本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的労力を要することなく、これらの図面に基づく他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本出願の構造全体の分解を示す模式図である。
図2】本出願の構造全体の組立を示す模式図である。
図3】本出願の一実施例における炭素含有層の構造を示す模式図である。
図4】本出願の構造全体の断面を示す模式図である。
図5】本出願の光の反射経路を示す模式図である。
図6】本出願の一実施例の構造を示す模式図である。
図7】本出願の一実施例の分解構造を示す模式図である。
図8図7の実施例の分解構造を示す模式図である。
図9】本出願の別の実施例における炭素含有層の構造を示す模式図である。
図10図8の実施例におけるファンハウジングの空気出口の構造を示す模式図である。
図11】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図12図11のBの部分を拡大した模式図である。
図13】本出願の一実施例における弾性シールリングの構造を示す模式図である。
図14図13の線C-Cに沿った断面を示す模式図である。
図15図14のDの部分を拡大した模式図である。
図16】本出願の別の実施例に係る構造全体の分解を示す模式図である。
図17】本出願の別の実施例に係る構造全体の組立を示す模式図である。
図18】本出願の一実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図19】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図20】本出願の光の反射経路を示す模式図である。
図21】本出願の別の実施例の構造を示す模式図である。
図22】本出願の別の実施例の分解構造を示す模式図である。
図23図22の実施例の分解構造を示す模式図である。
図24】本出願の別の実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図25図23の実施例におけるファンハウジングの空気出口の構造を示す模式図である。
図26】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図27図26のBの部分を拡大した模式図である。
図28】本出願の一実施例における弾性シールリングの構造を示す模式図である。
図29図28の線C-Cに沿った断面を示す模式図である。
図30図29のDの部分を拡大した模式図である。
図31】本出願の一実施例に係る脱毛器の分解を示す模式図である。
図32】本出願の一実施例に係る脱毛器の組立を示す模式図である。
図33】本出願の一実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図34】本出願の一実施例に係る脱毛器の断面を示す模式図である。
図35】本出願の別の実施例の構造を示す模式図である。
図36】本出願の別の実施例の分解構造を示す模式図である。
図37図36の実施例の分解構造を示す模式図である。
図38】本出願の別の実施例に係る炭素含有層の構造を示す模式図である。
図39図37の実施例におけるファンハウジングの空気出口の構造を示す模式図である。
図40】本出願の別の実施例に係る構造全体の断面を示す模式図である。
図41図40のBの部分を拡大した模式図である。
図42】本出願の一実施例における弾性シールリングの構造を示す模式図である。
図43図42の線C-Cに沿った断面を示す模式図である。
図44図43のDの部分を拡大した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本出願の上記目的、特徴および利点をより明確かつ理解しやすくするために、以下は添付図面と併せて、本出願の具体的な実施形態を詳細に説明する。ここで説明する具体的な実施例は、本出願を解釈するためのものに過ぎず、本出願を限定するためのものではないことが理解可能である。また、説明を容易にするために、図面には、本出願に関連する構造の全てではなく、その一部のみが示されていることに留意されたい。本出願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく得られる他の全ての実施例は、本出願の保護範囲に含まれるものとする。
【0010】
本出願における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序を説明するためのものではなく、異なる対象を区別するために使用される。さらに、「含む」、「設けられる」という用語およびそのあらゆる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または設備は、列挙されたステップまたはユニットに限定されるものではなく、列挙されていないステップまたはユニットも選択可能に含むか、またはこれらのプロセス、方法、製品または設備に固有の他のステップまたはユニットも選択可能に含む。
【0011】
本明細書で言及された「実施例」は、実施例と併せて記載される特定の特徴、構造または特性が、本出願の少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを意味する。明細書の各箇所で現れた当該言葉は、必ずしも全てが同一の実施例を指すものではなく、他の実施例と相互に排他的な別個のまたは代替の実施例でもない。各構成部品や構造などの名称や番号は、各実施例において図面と合わせてその特徴、構造または特性を示すために使用され、それらの実質的な意味に影響を及ぼすものではなく、異なる実施例の名称や番号は独立して参照されるべきである。当業者には、明示的にも黙示的にも、本明細書に記載された実施例が他の実施例と組み合わされてもよいことが理解される。本実施例における各構成部品や構造等の命名は、例示的なものであり、その実質的な意味を限定するものではない。機能や実質的な意味が変わらない場合、またはそれらに対して同等の変換を行う場合、他の名称を付けることも可能である。どのような名称を付けても、本実施形態の特徴と同等であり、いずれも本出願の趣旨の範囲に含まれるものとする。
【0012】
図1および図2を参照すると、本出願は脱毛器を開示し、当該脱毛器はリフレクター1、光源2および光透過体3を含む。光源2はリフレクター1内に組み立てられ、光源2は光を発することができ、リフレクター1は、光源2が発した光を反射することができ、光透過体3は、光を入射する入射面31、および光を射出する射出面32を有する。光源2が発した光は、リフレクター1で反射された後、光透過体3の射出面32から均一に射出することができ、それにより、当該脱毛器の光射出均一性が向上し、当該脱毛器の脱毛効果が高まる。
【0013】
任意選択的に、光源2、リフレクター1と光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面32の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるという条件を満たす。射出面32の光射出均一性を90%以上にすることにより、脱毛器の脱毛効果を高め、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することができる。同様に、射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めることにより、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することもでき、さらに、光の利用率を向上させることができる。
【0014】
光射出均一性が低い脱毛器や、射出面32に対する射出面32上の光スポットの割合が小さい脱毛器では、使用の際に、均一な脱毛を実現するために、同じ部位に複数回照射する必要がある場合があり、そうでなければ、均一に脱毛することができず、美観性の点からも好ましくない。本出願の実施形態では、光源2、リフレクター1と光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面32の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるという条件を満たすことで、脱毛器が同じ部位に複数回照射する必要がない。光源2の品質と脱毛器のパワーが十分で、人の健康条件を満たしている場合、脱毛器は1回の照射だけで効率的で均一な脱毛を実現することができる。少なくとも、同一の部位の肌への繰り返し照射の回数を減らすことができる。
【0015】
任意選択的に、リフレクター1、光源2と光透過体3の中心は1つの直線上にあってもよく、その直線における三者の互いの距離を調整することにより、射出面32の光射出均一性を90%以上にすること、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるようにすることが可能である。任意選択的に、三者の構造自体を調整することにより、脱毛器を上記の条件に適合させることもできる。
【0016】
任意選択的に、リフレクター1、光源2と光透過体3の三者の構造自体の設計により、脱毛器を上記の条件に適合させてもよい。さらに、三者の構造自体および三者間の相対的な位置関係を総合的に設計することにより、脱毛器を上記の条件に適合させてもよい。
【0017】
なお、当該脱毛器は、放熱ベース4とホルダー5をさらに含み、放熱ベース4はホルダー5と一緒に、リフレクター1、光透過体3を一体に組み立てるために使用される。
【0018】
任意選択的に、図3を参照すると、当該脱毛器は、リフレクター1に設けられた炭素含有層91をさらに含み得る。例えば、当該炭素含有層91は、リフレクター1の光源2に背向する側に設けられてもよい。光源2は使用時に熱を発してリフレクター1に集中させるが、炭素含有層91は熱伝導性に優れているため、それが配置されたリフレクター1の熱伝導速度を促進し、リフレクター1の放熱性能を高め、脱毛器での過度の温度による自体の破損を防止することができ、さらに使用者の肌への刺激や損傷も防止することができる。
【0019】
任意選択的に、炭素含有層91は放熱ベース4に設けられる。例えば、炭素含有層91は、放熱ベース4とリフレクター1との間に設けられてもよく、それにより、放熱ベース4とリフレクター1との間の熱伝導速度を促進する。
【0020】
任意選択的に、炭素含有層91はさらに放熱ベース4の露出面に設けられてもよく、それにより、放熱ベース4の放熱性能を高める。
【0021】
任意選択的に、当該炭素含有層91は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムなどの材料であってもよく、本出願に記載されているような炭素含有層91を設置できる場所に、メッキ、吹き付けまたは積層などによって設けられてもよい。
【0022】
任意選択的に、放熱ベース4はセラミックベースであってもよく、セラミックベースは、リフレクター1内の温度を下げ、さらにリフレクター1の温度を制御し、リフレクター1の性能を向上させ、リフレクター1が光をよりよく反射できるようにすることができる。リフレクター1内の温度を下げないと、一方では、高温により光源2自体が破損して耐用年数が短くなり、他方では、熱が脱毛器の他の部分、特に肌に接触する部分に放射され、その高温により使用者は灼熱感を感じ、使用しにくい。本出願の実施形態では、セラミックベースは、リフレクター1内の温度を下げることができ、つまり、熱伝導、熱対流や熱放射、または上記3つの方式の任意の組み合わせによりリフレクター1内の熱を伝達し、リフレクター1内の温度を下げ、さらに光源2を均一に放熱させ、それにより、脱毛器の放熱効率を向上させる。
【0023】
任意選択的に、放熱ベース4の一方側にはスロット41が設けられ、スロット41は棒状であってもよく、リフレクター1はスロット41に埋め込まれ、ホルダー5は窓51を有し、窓51は四角状であってもよく、光透過体3の形状に適合した他の形状であってもよく、光透過体3は、当該窓51に埋め込まれ、かつリフレクター1の開口の一方側に位置する。放熱ベース4とホルダー5は着脱自在に接続され、それにより脱毛器の組立と分解が容易になる。
【0024】
任意選択的に、放熱ベース4の両側にはいずれも第1留め具42が一体成形され、ホルダー5の両側にはいずれも第2留め具52が一体成形され、第1留め具42と第2留め具52は対応して設けられる。放熱ベース4とホルダー5が接続されている時、第1留め具42と第2留め具52が強固に係合され、さらに、放熱ベース4とホルダー5を確実に接続できるようにし、それにより当該脱毛器の使用安定性が向上する。
【0025】
任意選択的に、第1留め具42は、係合ブロックまたは片持ちフックであってもよく、第2留め具52は取付穴であってもよい。片持ちフックを取付穴に埋め込むと、取付穴によって片持ちフックが取付穴から容易に外れないように制限し、第1留め具42と第2留め具52を確実に接続することができ、つまり、放熱ベース4とホルダー5を相対的に固定できるようにし、放熱ベース4とホルダー5が緩んだり外れたりすることを効果的に防止する。
【0026】
任意選択的に、光透過体3は結晶であってもよい。
【0027】
図1図2および図4を参照すると、リフレクター1は、第1反射領域11と第2反射領域12を有し、第1反射領域11は、リフレクター1の底部を含む円弧状領域であり、第2反射領域12は、円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、平面状領域は、円弧状領域に相接する。光源2が光を発した後、リフレクター1はその光を光透過体3に反射する。
【0028】
任意選択的に、リフレクター1は、半円弧状であってもよく、光源2は棒状ランプであってもよく、棒状ランプは光を発し、リフレクター1の円弧状領域はその光を光透過体3によく反射することができ、同時に、リフレクター1の平面状領域も、その光を光透過体3に反射することができ、円弧状領域と平面状領域によって光を十分に反射することにより、光の射出率を高め、光の利用率を向上させる。
【0029】
任意選択的に、リフレクター1は棒状であってもよい。
【0030】
図5を参照すると、任意選択的に、光源2の中心は、リフレクター1の焦点とリフレクター1の底部との間に位置し、光透過体3の入射面31は、射出面32とリフレクター1の焦点との間に位置し、かつリフレクター1から反射された光の集光位置は、光透過体3の射出面32とリフレクター1の焦点との間にある。光源2、リフレクター1と光透過体3の三者間の位置を限定することにより、射出面32の光射出均一性を90%以上にし、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるようにし、それにより、光源2が発した光は、リフレクター1で光透過体3に十分に反射され、光透過体3の光射出均一性を高めることができる。
【0031】
例えば、脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1の第1反射領域11および第2反射領域12は、光を光透過体3に十分に反射し、光は、光透過体3の入射面から入射した後、光透過体3の射出面から射出され、それにより、射出面32の光射出均一性を90%以上にし、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるようにし、よって、脱毛器の光射出均一性を高め、当該脱毛器の使用効果を向上させる。
【0032】
任意選択的に、平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、参照線は、光源2の中心と光透過体3の中心とを結ぶ線である。光を光透過体3に十分に反射できるように、平面状領域と参照線とのなす角度を限定することにより、一方では、光の無駄を低減して使用コストを削減でき、他方では、光透過体3の光射出均一性を向上させることができる。
【0033】
本出願に係る脱毛器の別の実施例では、光源2は、リフレクター1の底部近傍に設けられ、かつリフレクター1には、参照線に対して5~20度の角度を有する平面状領域が設けられていない。この場合、光が複数回反射する可能性が高い。入射角によっては、光が複数回反射する可能性が高くなり、かつ射出角が乱れ、制御しにくい。
【0034】
平面状領域と参照線とのなす角度を限定することにより、光はリフレクター1で射出する際に良好な射出角を有することができ、同時に、光を集光することもでき、よって、光の射出率を向上させ、光の損失を効果的に回避し、配光効果を高めることができる。
【0035】
さらに、平面状領域と参照線とのなす角度は8~15度であり、その角度は8度であってもよく、15度であってもよい。例えば、この範囲では焦点距離が近く、光射出均一性と光の利用率を満たす条件では、光透過体3も光源2により近づけるようにすることもでき、それにより、脱毛器の構造をよりコンパクトにすると同時に、加工上の材料も節約することができる。
【0036】
平面状領域と参照線とのなす角度を8~15度にすることにより、焦点距離がより近くなり、光透過体3が光源2により近い場所に設けることができ、かつ高い光射出均一性が確保される。構造により光射出均一性を向上させる場合、光強度を高めるなど他の方式で光射出均一性を向上させる必要がなくなる。この設定条件では、光透過体3は光源2により近くなり、脱毛器全体としては、より小型でコンパクトに設計することもでき、持ち運びや使用が容易となる。
【0037】
図1を参照すると、リフレクター1は、長さ方向の両端にいずれも側面反射部材13が一体成形され、側面反射部材13はシート状であり、リフレクター1の両端から漏れる光を光透過体3に反射する。ここで、側面反射部材13には貫通孔131が開設され、貫通孔131は2つ設けられてもよく、かつ2つの貫通孔131は中心線が同じであり、光源2の端部は当該貫通孔131を通過する。
【0038】
任意選択的に、光源2の両端には、いずれも光源2をリフレクター1に可動に固定するための固定部材6が接続され、例えば、固定部材6はシリコン製のソフトスリーブであってもよく、固定部材6はゴム製のスリーブであってもよい。固定部材6は円筒状であり、かつ取付溝61を備え、ランプの両端はいずれも取付溝61に埋め込まれ、固定部材6には軸線に沿って固定孔62が開設され、固定孔62は取付溝61と連通し、ランプの両端にはいずれも取付柱が延在し、取付柱は固定孔62を貫通し、固定部材6はリフレクター1の外側に設けられる。
【0039】
任意選択的に、放熱ベース4の両端には、いずれも支持ブロック43が一体成形され、支持ブロック43には、光源2の両端および固定部材6を収容可能な切欠が形成され、放熱ベース4とホルダー5が係合されている状態では、ホルダー5と支持ブロック43によって固定部材6が固定され、さらに光源2がリフレクター1に固定され、固定部材6はそれ自体が弾性を有し、ホルダー5と支持ブロック43によって固定部材6を固定する過程において、固定部材6が押さえられると、固定部材6は、それ自体の形状を適宜変化させて切欠の形状に適応させると同時に、ランプの損傷を低減し、ランプが押さえられることを最小限に抑えることができる。
【0040】
任意選択的に、ホルダー5の固定部材6に近接する側壁には制限部53が開設され、制限部53は固定部材6の位置を制限するために使用され、当該制限部53は、切欠または、間隔をあけて設けられたタブであってもよく、ここで、当該切欠の形状は円弧状であってもよい。制限部53によって、支持ブロック43とホルダー5は、固定部材6を確実に固定し、緩みを最小限に抑えることができ、それにより、当該脱毛器の安定性が高まる。
【0041】
図1を参照すると、光透過体3とリフレクター1との間には、光をフィルタリングするための光フィルター7が設けられ、光フィルター7は、ホルダー5に固定されて窓51を覆うとともに、リフレクター1のホルダー5に向かう開口を覆い、光フィルター7は放熱ベース4に対して固定される。放熱ベース4とホルダー5が係合されている状態では、ホルダー5のリフレクター1に近接する側壁は光フィルター7の一方側に押し付けられ、光フィルター7の他方側はリフレクター1に当接する。光フィルター7により、紫外線における有害な光をフィルタリングし、人体への害を減らすことができ、それにより、脱毛器の安全性を向上させると同時に、治療効果も向上させることができる。
【0042】
任意選択的に、ホルダー5と光フィルター7との間にはパッド8が設けられ、パッド8は光フィルター7と同様の形状であり、パッド8はシート状であり、光が通過するための退避口81を有し、当該退避口81の寸法は、光透過体3のパッド8に向かう側壁の寸法よりも小さい。放熱ベース4とホルダー5が係合されている状態では、光透過体3はパッド8の一方側に押し付けられ、パッド8の他方側は光フィルター7に押し付けられ、パッド8によって、光透過体3の光フィルター7への圧力を低減することができ、さらに光透過体3と光フィルター7との衝突も低減することができるので、一方では製造コストができるだけ削減され、他方では光フィルター7の耐用年数が延長される。
【0043】
図11および図12を参照すると、本出願に係る脱毛器の別の実施例では、弾性シールリング16は光フィルター7と光透過体3の間に設けられ、弾性シールリング16は環状であり、光フィルター7と光透過体3の両方は弾性シールリング16と密封するように合わせることにより、光透過体3と光フィルター7との間に結露が発生せず、光透過体3と光フィルター7との接続箇所にいくつかの汚れが侵入することもできず、弾性シールリング16は、好ましくは環状に設けられるシールリングである。
【0044】
もちろん、不用意に脱毛器が地面に落下した場合、光透過体3と地面との間で剛体衝突が発生することがあり、従来の光透過体3では、その衝撃力が光フィルター7に伝わり、さらに光フィルター7、リフレクター1および光源2を損傷する可能性がある。本実施例の脱毛器では、光透過体3が衝突した際の衝撃力を弾性シールリング16によって打ち消すことができ、弾性シールリング16は、外力で押さえられた際に、自体の弾性により弾性変形を生じさせ、光フィルター7と光透過体3との間の衝撃を低減または打ち消すことができ、それにより、光フィルター7、リフレクター1および光源2がこれらの衝撃によって破損される可能性が低下し、さらに当該脱毛器の衝突回避性能が向上する。
【0045】
さらに図13乃至図15を参照すると、弾性シールリング16には、光を通過させるための内側リング161が設けられており、光フィルター7によってフィルタリングされた光は、内側リング161を介して光透過体3に導かれて、人間の肌に照射することができる。
【0046】
本実施例では、光フィルター7と光透過体3は、いずれもホルダー5に直接固定され、ホルダー5に対して移動不可能であることにより、使用過程で人体の骨または鋭い物体が光透過体3に突き当たり、光透過体3をホルダー5に対して後退させることを効果的に回避し、光フィルター7または脱毛アセンブリ100への回復不可能な押付変形を防止し、また、弾性シールリング16が数回押し付けられて回復不可能な押付変形が発生したとしても、脱毛器の導光効果への影響による光エネルギーの浪費を回避することができる。
【0047】
弾性シールリング16にはさらに、内側リング161と連通する取付溝162が設けられ、取付溝162は、弾性シールリング16の脱毛アセンブリ100から離れた側に設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から光フィルター7の側に向かって貫通して延びており、光透過体3は取付溝162内に部分的に取り付けられることにより、光透過体3と弾性シールリング16との間の密封性能を向上させるとともに、弾性シールリング16が光透過体3に固定されて、両者間の固定接続を実現する。
【0048】
好ましい実施形態として、弾性シールリング16は、外側リング163と、外側リング163の一方側面に突出した突起164とを含み、突起164は光フィルター7に当接し、外側リング163の突起164から離れた側面には取付溝162が設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から突起164の一方側に向かって貫通して延びており、外側リング163も突起164も完全な閉ループ構造であり、内側リング161内の光は、光透過体3からのみ透過可能である。
【0049】
好ましい実施形態として、突起164の横断面は、横方向に設けられた三角形構造であり、突起164が光フィルター7に接触する面積は、突起164が外側リング163に接触する面積よりも小さいので、弾性シールリング16が取り付けられた場合、突起164の外側リング163から離れた端部は、押さえられると部分的に反ることがあり、弾性シールリング16は弾性があるので、弾性シールリング16の反った部分は、光フィルター7にしっかりと当接することができ、つまり、光透過体3と光フィルター7との間の間隔がわずかに変化する場合、弾性シールリング16も、反った部分によってこの間隔の変化に適応することができ、それにより、弾性シールリング16と光透過体3との間、および弾性シールリング16と光フィルター7との間は、常に密着または締り嵌めが維持され、密封性がより優れている。もちろん、他の実施例では、突起164の横断面は、台形構造であってもよい。
【0050】
本実施例では、弾性シールリング16は、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であり、それにより、弾性シールリング16が使用過程で高温や低温またはレーザー照射により変形することが回避され、弾性シールリング16の耐用年数が延長される。
【0051】
従来技術の状況と区別して、本実施例は脱毛器を開示する。当該脱毛器は、リフレクター1、光源2および光透過体3を含み、光源2は光を発し、光源2が発した光はリフレクター1で反射されることにより、その光は光透過体3の入射面31から入射し、光透過体3の射出面32から射出することができ、また、光源2、リフレクター1と光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面32の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面32上の光スポットが射出面32の少なくとも95%を占めるという条件を満たす。光源2、リフレクター1、光透過体3の三者の構造および相対的な位置関係を限定することにより、光は光透過体3の射出面32から均一に射出することができ、それにより当該脱毛器の光射出均一性を高め、当該脱毛器の使用効果を高める。
【0052】
図5を参照すると、図5は、本出願の一実施例の構造を示す模式図である。ここで、脱毛装置は、ヘッド111と、ヘッド111に接続された把持部112とを含む。ヘッド111には、肌に当てるための冷感付け部1111が設けられ、冷感付け部1111は、光を射出して使用者の皮膚の毛包に照射し、光を皮膚に透過させて毛包に照射して脱毛を行うことができると同時に、温度を急速に下げ、光による皮膚への灼熱感を軽減し、使用者が使用中で不快感を感じないようにすることができる。いくつかの実施例では、冷感付け部1111はさらに、スキンケア用の光を射出することができ、それにより、脱毛器は脱毛とスキンケアの両方の機能を有する。
【0053】
任意選択的に、把持部112は、中空のシェル(図には参照番号が付されない)を含んでもよく、シェルの表面には空気透過孔1211が設けられ、空気透過孔1211はシェルの内部と外界を連通することにより、脱毛装置は、空気透過孔1211を介して外界と気流を交換し、内部の温度を下げることができる。シェルは、ポート1212をさらに含み、ポート1212は、外部電源に接続して脱毛装置を充電するために使用され得る。ここで、シェルにおけるポート1212の位置は限定されない。
【0054】
図6および7を参照すると、図7は、本出願の一実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図7に示す矢印は、冷却駆動アセンブリの駆動下での脱毛装置内の気流の流れ方向を表し、直線は冷気流を表し、波浪は熱気流を表す。具体的には、脱毛装置は、シェルと、シェルの開口に設けられたライトカバー113と、シェルの内部に収容された脱毛機構14と、底部カバー15とを含んでもよい。
【0055】
本実施例では、シェルは、第1シェル121および第2シェル122を含んでもよく、第1シェル121および第2シェル122は、相互に係合するように接続されて両端に開口を有する空洞を形成し、脱毛機構14は空洞内に収容され、ライトカバー113および底部カバー15はそれぞれ、2つの開口を覆うように設けられ、第1シェル121と第2シェル122を接続して空洞を形成した後の開口を封止するために使用される。
【0056】
任意選択的に、第1シェル121、第2シェル122、ライトカバー113および底部カバー15は、スナップによって接続されてもよく、ねじや接着によって接続されてもよい。
【0057】
脱毛機構14は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200、放熱ベース300および冷却駆動アセンブリ400を含む。
【0058】
冷感付けアセンブリ200は、ライトカバー113に近い側に設けられ、ライトカバー113には貫通孔(参照番号が付されない)が設けられ、一部の冷感付けアセンブリ200は、シェルの内部からライトカバー113の貫通孔を経て外界に露出して皮膚に直接接触する。理解されるように、冷感付けアセンブリ200の一部とライトカバー113は、脱毛装置のヘッド111を形成している。
【0059】
脱毛アセンブリ100は、冷感付けアセンブリ200のライトカバー113から離れた側に設けられ、冷感付けアセンブリ200に光を放射するために使用される。光は赤光や緑光、または黄色光などの可視光線であり得る。光は、冷感付けアセンブリ200に入射され、冷感付けアセンブリ200を透過して皮膚下の毛包に入ることにより、脱毛が実現される。
【0060】
放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の一方側に設けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続される。冷感付けアセンブリ200は皮膚に当てると、皮膚の熱を吸収し、皮膚の温度を下げ、灼熱感を軽減することができるので、冷感付けアセンブリ200は、長時間使用されると、温度が上昇し、冷却効果が低下する。放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200を低温の作業環境に維持し、皮膚に対する冷感付けアセンブリ200の冷却効果を確保することができる。したがって、本実施例における脱毛装置は、連続的に使用しても本体を低温に維持することができ、かつ使用者に痛みを与えることもない。
【0061】
冷却駆動アセンブリ400は、放熱ベース300の少なくとも一部が脱毛アセンブリ100に背向する側に設けられ、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させるために使用される。
【0062】
本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、外部冷却媒体を吸い込んで空気透過孔1211から脱毛装置の内部に入れ、冷却媒体は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を通過して熱を運び去り、さらに空気透過孔1211から流出する。
【0063】
任意選択的に、外部冷却媒体は空気であってもよく、冷却駆動アセンブリ400は、空気を吸い込み、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300に吹き、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300の熱は気流によって運び去られる。
【0064】
本実施例では、空気透過孔1211は第1シェル121に設けられ、冷却駆動アセンブリ400の少なくとも一部が空気透過孔1211と対向し、それにより、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外部冷却媒体をよりよく吸収し、放熱効率を高めることができる。他の実施例では、空気透過孔1211は、第2シェル122に設けられてもよい。
【0065】
図7および図8を参照すると、図8は、図7の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図8に示す矢印は、ファンから出る空気の方向を表す。
【0066】
本実施例では、脱毛装置は、ホルダー500、回路基板600、プロセッサ700およびコンデンサ800をさらに含み、脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200は、ホルダー500内に取り付けられ、冷却駆動アセンブリ400は、ホルダー500に隣接して設けられる。脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400は、回路基板600に取り付けられ、回路基板600に電気的に接続される。
【0067】
プロセッサ700およびコンデンサ800は、回路基板600に電気的に接続され、回路基板600に設けられる。外部電源に接続される場合、外部電源は、コンデンサ800が脱毛装置に電力を供給できるようにコンデンサ800を充電することができ、かつコンデンサ800は、外部電源に接続される時に電力を蓄えることができ、これにより、外部電源に接続されていなくても脱毛装置を使用することができる。プロセッサ700は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400に制御コマンドを送信し、脱毛装置の運転を制御する。例えば、脱毛装置のスイッチに対する制御、熱保護やパワー調整などを行う。
【0068】
本実施例では、回路基板600は、第2シェル122内に固定されてもよく、回路基板600は、PCBA回路基板が選択可能である。
【0069】
関連技術では、脱毛装置本体の内部の熱は往々にして使用中に増加し、脱毛装置の内部回路および部品は高温環境下で爆発、焼損、短絡などの危険性が発生しやすい。本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させることができ、放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200を放熱させることができ、それにより、冷感付けアセンブリ200は、皮膚をアイシングして皮膚の快適性を高めることができ、高すぎる温度による爆発、焼損、短絡などの問題が防止される。
【0070】
具体的には、脱毛アセンブリ100は、光源101、リフレクター102、光フィルター103および2つの電極104を含んでもよい。
【0071】
光源101、リフレクター102および光フィルター103はホルダー500内に取り付けられ、すなわち、ホルダー500内には、光源101、リフレクター102および光フィルター103の取付場所が設けられ、光源101、リフレクター102および光フィルター103は、ホルダー500の取付場所に係入される。
【0072】
ここで、光源101は、冷感付けアセンブリ200に対向して設けられ、光源101から射出された光は、冷感付けアセンブリ200に直接入射され得る。リフレクター102は、光源101の冷感付けアセンブリ200から離れた側に設けられ、光源101の光を反射して冷感付けアセンブリ200に入射し、光エネルギーの損失を防止する。光フィルター103は、光源101と冷感付けアセンブリ200との間に位置し、すなわち、光源101、光フィルター103および冷感付けアセンブリ200は、光の伝搬方向に沿って順次配置され、光フィルター103は、光源101から発した有害な光の一部をフィルタリングするために使用される。光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高める。2つの電極104は、それぞれ光源101の両側に接続され、回路基板600に電気的に接続されて電気信号を伝送するために用いられる。
【0073】
任意選択的に、光源101はランプであってもよく、ランプが発する光の色は限定されないが、色光や合成光などであってもよく、具体的な波長および周波数は用途によって決定される。ランプは、その種類も限定されず、半導体キセノンランプ、石英ランプ、レーザーランプなどであってもよく、光子の種類は、IPL(Intense Pulse Light、インテンスパルスライト)、DPL(Delicate Pulse Light、デリケートパルスライト)、OPT(Optimal Pulse Technology、最適パルス技術)、AOPT(Advanced Optimal Pulse Technology、発展型最適パルス技術)、BBL(BroadBand Light、ブロードバンドライト)などであってもよく、具体的には所定の効果によって決定される。
【0074】
任意選択的に、リフレクター102は、光源101を囲んで設けられたU字型反射板であってもよく、U字型反射板の開口は冷感付けアセンブリ200に向かって、冷感付けアセンブリ200に入射しない光を冷感付けアセンブリ200に反射する。同時に、リフレクター102はさらに、光源101によって発生した熱が脱毛装置における他の部品に発散するのを防止することができる。本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、ここで、固定ホルダー550の内部には、第1収容空間510と第2収容空間520が設けられる。ここで、第1収容空間510は、脱毛アセンブリ100を取り付けるために使用され、第2収容空間520は、冷感付けアセンブリ200を取り付けるために使用され、第1収容空間510および第2収容空間520は隣接して設けられることにより、脱毛アセンブリ100と冷感付けアセンブリ200との間の距離を縮め、脱毛アセンブリ100から射出される光の光路ロスを低減し、第2収容空間520は、第1収容空間510に対して、図6に示す脱毛装置のヘッド111により近い。
【0075】
脱毛装置の動作時には、光源101は大量の熱が発生し、かつリフレクター102および光フィルター103も光によって照射され、温度の上昇につながるため、光源101、リフレクター102および光フィルター103を放熱させる必要がある。
【0076】
本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、パイプ560は一端が固定ホルダー550の一方側に接続され、他端が冷却駆動アセンブリ400に向かって延びている。ここで、固定ホルダー550内には、第1収容空間510と連通する空気排出口540が設けられ、パイプ560には、第1収容空間510と連通する空気流入口530が設けられ、空気流入口530、第1収容空間510および空気排出口540は順次連通する。
【0077】
空気流入口530は冷却駆動アセンブリ400と連通し、空気排出口540は空気透過孔1211と連通する。冷却駆動アセンブリ400は、外気を空気透過孔1211から吸い込み、かつ空気排出口540に吹く。空気は、空気排出口540から第1収容空間510に入った後、第1収容空間510内の光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流れ、その熱を外界に放散する。
【0078】
任意選択的に、固定ホルダー550とパイプ560のそれぞれの一部は第1ホルダー501を形成し、固定ホルダーとパイプのそれぞれの残り部分は第2ホルダー502を形成し、他の実施例では、固定ホルダー550は一体成形してもよい。
【0079】
第1ホルダー501と第2ホルダー502は、スナップによって一体に接続することができる。第1ホルダー501は第1シェル121に近接し、第2ホルダー502は第2シェル122に近接し、空気排出口540は、第1ホルダー501に設けられ、かつ第1シェル121の空気透過孔1211に対向して設けられ、これにより、空気排出口540の放熱効率を加速させる。第1収容空間510は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれの固定ホルダー550に対応する部分が係合されている部分内に設けられ、空気流入口530は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれのパイプ560に対応する部分が係合されている部分内に設けられて、第1収容空間510と連通し、かつ冷却駆動アセンブリ400と連通し、ホルダー5の内部には、冷却駆動アセンブリ400の気流を第1収容空間510内に導きやすくするために、空気伝導用の経路が設けられてもよい。
【0080】
したがって、本実施例では、脱毛アセンブリ100は、冷却駆動アセンブリ400によって放熱し、脱毛装置の安全な使用を確保する。
【0081】
さらに、本実施例では、冷感付けアセンブリ200は、光透過体202および冷却部材201を含んでもよい。
【0082】
光透過体202は、皮膚に当てるために用いられ、光源101に対向して設けられ、光透過体3は光透過性部品であり、光源101から放射した光は、光透過体202に入ってから、光透過体202から皮膚に射出される。
【0083】
任意選択的に、光透過体202は、導光性結晶であってもよく、具体的には、サファイア、K9ガラスまたはクリスタルガラスが選択可能である。光透過体202は、サファイアで作製された場合、優れた熱伝導性を有する。
【0084】
任意選択的に、光透過体202は、円柱体または四角形体であってもよく、光透過体202の光源101から離れた面は、皮膚に当てるために使用される。
【0085】
冷却部材201は、光透過体202に接続され、光透過体202の熱を吸収するために使用される。光透過体202は、皮膚に接触すると、温度が上昇するため、冷却部材201は、光透過体202の温度が上昇した後に光透過体202の熱を吸収して、光透過体202を低温に維持させることができ、その結果、光透過体202を皮膚に長期間当てても、皮膚に冷感を付けることができ、皮膚の痛みを軽減することができる。
【0086】
さらに、冷却部材201は、半導体冷却方式の冷却部品であってもよく、その吸熱端が光透過体202に接続され、他端が放熱する。
【0087】
冷却部材201の放熱端を放熱させるために、本実施例では、放熱ベース300は、冷却部材201の放熱端に接続され、冷却部材201の熱を吸収する。
【0088】
具体的には、放熱ベース300は、放熱プレート301および放熱フィン302を含む。放熱プレート301の一面には、第1領域310と第2領域311が並んで設けられ、脱毛アセンブリ100は第1領域310に設けられ、放熱フィン302は第2領域311に取り付けられる。第2領域311は、固定ホルダー550のパイプ560が接続される一方側に位置し、放熱フィン302とパイプ560は、固定ホルダーの一方側に並設され、固定ホルダー550は第1領域310に設けられ、放熱プレート301は、回路基板600に取り付けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続され、具体的には、冷却部材201は、熱伝導性シリコングリースによって放熱プレート301に接着することができる。冷感付けアセンブリ200は、熱伝導性シリコングリースによって迅速に熱を放熱プレート301に導くことができ、放熱フィン302は、放熱プレート301を放熱し、放熱プレート301の放熱を補助することができ、それによって、放熱プレート301は冷却部材201の熱を吸収し続けることができる。
【0089】
任意選択的に、放熱フィン302は複数あり、複数の放熱フィン302の間は互いに平行であり、放熱フィン302は、溶接により放熱プレート301に取り付けることができる。
【0090】
任意選択的に、放熱フィン302の表面には熱伝導性塗料を吹き付けることもでき、熱伝導性塗料は、放熱フィン302の熱を放散できるだけでなく、水蒸気による放熱フィン302への影響を防止することもでき、さらに腐食や摩損にも強い。
【0091】
本実施例では、放熱プレート301はベーパーチャンバーであってもよく、ベーパーチャンバーは、内部の液体作業物質が熱を受けて蒸発して熱を吸収し、冷えて放熱して液化することができ、蒸発と凝縮のサイクルを通じてベーパーチャンバーの表面温度を同じに保つことができる。したがって、放熱プレート301の表面の一部は冷却部材201に接続され、他の一部は放熱フィン302に接続され、冷却部材201で発生した熱は、放熱プレート301および放熱フィン302を介して放散する。
【0092】
任意選択的に、光透過体202と放熱ベース300との間には炭素含有層が設けられてもよく、例えば、放熱プレート301の光透過体202に熱的に結合する側の表面に設けられ、炭素含有層は熱伝導性に優れ、放熱プレート301の熱伝導率を加速させ、放熱ベース300の放熱性能を高めることができる。
【0093】
任意選択的に、炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0094】
任意選択的に、炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0095】
放熱ベース300の放熱性能を高めるために、本実施例では、放熱ベース300はさらに冷却駆動アセンブリ400と連通する。
【0096】
具体的には、放熱ベース300の放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400に接続され、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外気を吸い込み、かつ空気を放熱フィン302に吹くように駆動し、空気は放熱フィン302を流れて放熱フィン302を放熱させる。
【0097】
例示的な実施例では、放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400によって提供される気流と四角状で平行に設けられ、それにより、気流と接触する放熱フィン302の面積を増大させ、放熱フィン302の放熱効率を加速させる。
【0098】
放熱フィン302は、第1シェル121上の空気透過孔1211に対向して設けられ、気流は放熱フィン302を通過した後、迅速に空気透過孔1211から流出する。
【0099】
したがって、本実施例における冷却駆動アセンブリ400は、冷却媒体を駆動して脱毛アセンブリ100を放熱できるだけでなく、放熱ベース300を放熱させることもできる。安全性能が改善された上で、照射された皮膚を冷感付けて冷却し、照射された皮膚から生じる灼熱痛を軽減することができ、かつ冷感付けアセンブリ200は、放熱ベース300と冷却駆動アセンブリ400の作用の下で、0度の低温に近づけ、光射出口付近の皮膚を無限に凝固点に近づけることができ、よって、皮膚の灼熱痛を軽減でき、短時間の接触による皮膚への損傷が発生しない。
【0100】
さらに図7図8および図10を参照すると、図10は、図8の実施例におけるファンハウジングの空気出口における構造を示す模式図である。この実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、ファンハウジング401およびファン402を含んでもよい。ファンハウジング401は、放熱ベース300の冷感付けアセンブリ200に背向する側に設けられ、ファン402はファンハウジング401内に収容される。
【0101】
ファン402は、吸気の一端が第1シェル121上の空気透過孔1211と対向しており、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に送り込むように駆動する。ファンハウジング401には、空気吹出用の空気出口410が設けられ、ファン402は、空気吹出の一端が空気出口410に接続されており、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込んだ後、空気出口410から流出させるように駆動する。
【0102】
任意選択的に、ファン402は、遠心ファン、軸流ファン、混合流ファン、またはクロスフローファンとすることができる。
【0103】
さらに、空気出口410は、第1空気出口411および第2空気出口412を含み、ファン402の空気出口410からの空気は2つの部分に分けられ、一方の部分は第1空気出口411から流出し、他方の部分は第2空気出口412から流出する。
【0104】
任意選択的に、空気出口410は、第3空気出口またはそれ以上の空気出口を含んでもよいが、ここでは限定されない。
【0105】
この実施例では、第1空気出口411は、ホルダー500の空気流入口530と連通し、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第1空気出口411および空気流入口530から第1収容空間510に吸い込むように駆動し、その気流は、第1収容空間510で光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、最後に空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流出し、脱毛アセンブリ100の放熱を実現する。
【0106】
この実施例では、第2空気出口412は、放熱ベース300の放熱フィン302に接続され、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第2空気出口412から放熱ベース300の複数の放熱フィン302の間に吸い込むように駆動し、気流は放熱フィン302を通過して放熱フィン302の熱を奪い、かつ空気透過孔1211から流出する。放熱フィン302の温度が下がると、放熱プレート301の熱も低減され、それにより、放熱プレート301は冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200の放熱を実現することができる。
【0107】
任意選択的に、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量は限定されず、実際の状況に応じて設定される。第1空気出口411および第2空気出口412の大きさを設定することにより、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量を制御することができる。例えば、本実施例では、第2空気出口412の空気吹出面積は、第1空気出口411の空気吹出面積よりも大きく、それにより、より多くの気流は第2空気出口412から流出し、放熱プレート301の放熱効率を高める。
【0108】
以上から、本実施例に係る脱毛器は、冷却駆動アセンブリ400によって、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および放熱ベース300を放熱し、さらに脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200の熱の同時放散を実現し、それにより、脱毛器の放熱性能が向上し、脱毛器の安全係数が高まるとともに、皮膚への冷感を無限に氷点に近づけ、皮膚の灼熱痛を軽減することができ、脱毛時に皮膚を損傷することができない。
【0109】
図16および図17を参照すると、本出願は脱毛器を開示し、当該脱毛器はリフレクター1、光源2、第1光透過体3、放熱ベース4および冷却部材5を含む。光源2は、リフレクター1内に組み立てられて、光を発することができ、リフレクター1は、その光を反射することができる。第1光透過体3は、リフレクター1の光射出側に設けられ、かつリフレクター1の光射出側を覆い、リフレクター1と共に光源2を収容可能なキャビティを形成し、リフレクター1は放熱ベース4に埋め込まれ、放熱ベース4は、リフレクター1に接触する側がリフレクター1に熱的に結合され、冷却部材5は、放熱ベース4に取り付けられ、かつその冷却側は、放熱ベース4の冷却部材5に接触する側に熱的に結合される。ここで、光源2の本体はキャビティ内に吊り下げることができ、冷却部材5は、キャビティを冷却するために使用される。
【0110】
脱毛器の作動時には、光源2は、リフレクター1内で多量の光を発し、その光によって発生した熱がキャビティ内に集まり、リフレクター1の温度はキャビティ内への熱の集中に伴って上昇する。ここで、放熱ベース4の一方側は、リフレクター1に熱的に結合され、冷却部材5は、放熱ベース4の他方側に熱的に結合され、熱的結合では、熱伝導、熱対流や熱放射、または上記3つの方式の任意の組み合わせによって熱を伝えることができる。すなわち、放熱ベース4によっては、リフレクター1上の熱を外部に伝えると同時に、キャビティ内の熱を放散し、リフレクター1およびキャビティの冷却を実現することができ、よって、光源2の放熱効率を向上させることができる。光源2の本体をキャビティに吊り下げることで、光源2の放熱をより均一にすることもでき、光源2の耐用年数を延ばすのに有利である。具体的には、光源2の作動時に発生した熱は、放射の形で周囲に放散され、また、空気媒体は、光源2の周囲に均一に包み込まれ、光源2と十分に接触すると同時に、光源2から発した熱も均一に放散する。熱は光源2によって発生し、キャビティを通過してリフレクター1および第1光透過体3に伝わり、放散される。
【0111】
さらに、冷却部材5によっては、放熱ベース4上の熱を伝達し、迅速に放熱する目的を達成し、さらに脱毛器の放熱効果を高めると同時に、キャビティ内の熱が脱毛器の他の部分に放射されるのを低減することができ、それにより、脱毛器を使用する過程において、脱毛された皮膚における灼熱感を軽減し、脱毛器の使用性能を向上させる。
【0112】
任意選択的に、当該脱毛器は、リフレクター1に設けられた炭素含有層をさらに含み得る。例えば、図18を参照すると、当該炭素含有層91は、リフレクター1の光源2に背向する側に設けられてもよい。光源2は使用時に熱を発してリフレクター1に集中させるが、炭素含有層91は熱伝導性に優れているため、それが配置されたリフレクター1の熱伝導速度を促進し、リフレクター1の放熱性能を高め、脱毛器での過度の温度による自体の破損を防止することができ、さらに使用者の肌への刺激や損傷も防止することができる。
【0113】
任意選択的に、炭素含有層は放熱ベース4に設けられる。図18に示すように、例えば、放熱ベース4とリフレクター1との間に設けられて、放熱ベース4とリフレクター1との間の熱伝導速度を促進する。
【0114】
任意選択的に、炭素含有層は、さらに冷却部材5の放熱ベース4に向かう側、または冷却部材5の露出面に設けられて、冷却部材5の冷却効果を高めることもでき、それにより、放熱ベース4上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。
【0115】
任意選択的に、炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムなどの材料であってもよく、本出願に記載の炭素含有層を設けられる場所に、メッキ、吹き付けまたは積層などによって設けることができる。
【0116】
任意選択的に、放熱ベース4は、セラミックベースまたはアルミニウム製のベースであってもよく、放熱ベース4は、リフレクター1を迅速に放熱するために用いられ、それにより、リフレクター1の放熱効果を向上させることができる。例えば、セラミック自体は、耐食性、加熱膨張・冷却収縮が小さいなどの安定した物性を有し、かつ吸熱速度が速いため、セラミックベースは、熱を迅速に吸収でき、セラミックベースによって、リフレクター1およびキャビティを冷却し、当該脱毛器の放熱効果を高めることができる。
【0117】
また、セラミックは絶縁体であるため、リフレクター1に接触する時に短絡することはない。セラミックベースがリフレクター1の外面を覆うことで、脱毛器のリフレクター1でのリークの危険性が低減され、脱毛器の安全性が向上する。光源2の本体は、キャビティ内に吊り下げるように設けられ、導体で構成されたリフレクター1との間に隙間を有する。通電後、光源2とリフレクター1との間に強い電界が形成され、光源2を励起して発光させる。
【0118】
ここで、セラミックベースの一方側にはスロット41が設けられ、当該スロット41は長尺状を呈し、任意選択的に、リフレクター1は、半円弧状のリフレクターであってもよく、リフレクター1はスロット41に埋め込まれる。第1光透過体3は、光フィルターまたは透明なガラス担体であってもよく、第1光透過体3はセラミックベースに対して固定される。光源2が発した熱は、第1光透過体3およびリフレクター1によってキャビティ内で拘束され、熱が脱毛器の他の部分に放射される可能性を低減することができる。セラミックベースにはスロット41が開設され、リフレクター1は当該スロット41に埋め込まれることにより、セラミックベースとリフレクター1との接触面積を大きくし、さらにセラミックベースのリフレクター1への吸熱性能を高め、リフレクター1およびキャビティの放熱効果を高めることができる。
【0119】
任意選択的に、リフレクター1は、長尺状のリフレクターであってもよい。
【0120】
図16を参照すると、任意選択的に、冷却部材5は、TEC冷却シートまたは冷却ブロックであってもよく、冷却部材5は、放熱ベース4を冷却するために使用され、それにより、放熱ベース4上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。本出願の一例では、採用した冷却部材5はTEC冷却シートであり、ここでは例示的なものに過ぎず、冷却部材5を限定するものではない。
【0121】
任意選択的に、放熱ベース4は長尺状であってもよく、TEC冷却シートは長尺状であってもよく、放熱ベース4には1つの取付溝が開設され、取付溝は、放熱ベース4のリフレクター1の開口から離れた側に位置し、TEC冷却シートは取付溝内に配置され、TEC冷却シートは放熱ベース4と十分に接触する。TEC冷却シートによっては、キャビティおよびリフレクター1から放熱ベース4に伝達された熱を迅速に伝達して、放熱ベース4の冷却を実現することができるので、一方では、脱毛器の作動時に、光源2をよりよく保護し、高温による光源2への損傷を効果的に低減して、光源2の耐用年数を延長することができ、他方では、脱毛器の外面の温度を下げ、使用者が快適に脱毛器を手に持つことができるようにし、脱毛器の性能を向上させることができる。
【0122】
図16図17および図19を参照すると、脱毛器はホルダー6を含み、ホルダー6は、放熱ベース4と協働してリフレクター1および第1光透過体3と共に組み立てるのに使用され、ホルダー6は窓61を有し、当該窓61は四角形または長方形であり、第1光透過体3はホルダー6に固定されて窓61を覆う。放熱ベース4とホルダー6を着脱自在に接続することにより、脱毛器の組立と分解を容易にし、ホルダー6および放熱ベース4により、リフレクター1および第1光透過体3を一緒に固定することができ、それによって、脱毛器の内部の間の構造をよりコンパクトにし、脱毛器内部の空間を節約し、設計が合理的であるとともに、当該脱毛器を容易に使用する。
【0123】
任意選択的に、放熱ベース4の両側にはいずれも第1留め具42が一体成形され、ホルダー6の両側にはいずれも第2留め具62が一体成形され、第1留め具42と第2留め具62は対応して設けられる。放熱ベース4とホルダー6が接続されている時、第1留め具42と第2留め具62が強固に係合され、さらに、放熱ベース4とホルダー6を確実に接続できるようにし、それにより当該脱毛器の使用安定性が向上する。
【0124】
任意選択的に、第1留め具42は、係合ブロックまたは片持ちフックであってもよく、第2留め具62は固定穴であってもよい。片持ちフックを固定穴に埋め込むと、固定穴によって片持ちフックが固定穴から容易に外れないように制限し、第1留め具42と第2留め具62を確実に接続することができ、つまり、放熱ベース4とホルダー6を相対的に固定できるようにし、それにより、放熱ベース4とホルダー6が緩んだり外れたりすることを効果的に防止し、当該脱毛器全体の安定性を高める。
【0125】
図16図17および図19を参照すると、ホルダー6には第2光透過体7が固定され、第2光透過体7は四角形または長方形であり、第2光透過体7は当該窓61に埋め込まれる。第2光透過体7は、光フィルターの光源2に背向する側に位置し、かつ光源2に向かう入射面71と、光源2に背向する射出面72とを有する。任意選択的に、第2光透過体7は結晶であってもよく、第2光透過体7はダイヤモンドであってもよく、本出願の実施例では、結晶を例に挙げて説明する。
【0126】
脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1はその光を反射し、かつ光フィルターを透過して結晶に反射し、光は、入射面71から入射し、結晶本体で反射されて射出面72から射出し、射出面72からの射出光は、皮膚の脱毛対象部分に照射されることにより、皮膚上の毛を容易に除去することができる。
【0127】
任意選択的に、TEC冷却シートの数は、2つまたは3つであってもよく、例えば、TEC冷却シートの数は2つであってもよく、かつ2つのTEC冷却シートは間隔をあけて配置され、その中の1つのTEC冷却シートは放熱ベース4に固定され、もう1つはホルダー6に取り付けられる。ホルダー6には取付口が開設され、取付口は窓61と連通し、第2光透過体7が窓61に埋め込まれると、TEC冷却シートは、取付口に埋め込まれ、かつ第2光透過体7と互いに当接する。TEC冷却シートで第2光透過体7を冷却することにより、第2光透過体7を迅速に放熱し、第2光透過体7の温度を効果的に低下させ、射出面72が熱くなるのをできるだけ阻止することができ、それによって、脱毛器と皮膚の脱毛対象部分を安全に接触させ、脱毛器の使用の快適性を向上させることができる。
【0128】
任意選択的に、例えば、TEC冷却シートの数は3つであってもよく、そのうち、1つのTEC冷却シートは放熱ベース4に固定され、残りの2つのTEC冷却シートは、それぞれホルダーに埋め込まれ、かつ2つのTEC冷却シートはそれぞれ第2光透過体7の両側に位置し、この両側は、光の射出方向に向かう第2光透過体7の上側と下側、または左側と右側であってもよい。第2光透過体7の両側のTEC冷却シートにより、第2光透過体7の冷却効率を高め、第2光透過体7を迅速に放熱させ、さらに冷却の目的を達成し、当該脱毛器の放熱効果を向上させることができる。
【0129】
図20を参照すると、任意選択的に、光源2、リフレクター1と第2光透過体7の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面72の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるという条件を満たす。射出面72の光射出均一性を90%以上にすることにより、脱毛器の脱毛効果を高め、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することができる。同様に、射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めることにより、肌の脱毛対象部分の毛を均一に除去することもでき、さらに、光の利用率を向上させることができる。
【0130】
光射出均一性が低い脱毛器や、射出面72に対する射出面72上の光スポットの割合が小さい脱毛器では、使用の際に、均一な脱毛を実現するために、同じ部位に複数回照射する必要がある場合があり、そうでなければ、均一に脱毛することができず、美観性の点からも好ましくない。本出願の実施形態では、光源2、リフレクター1と第2光透過体7の三者の構造および相対的な位置関係は、射出面72の光射出均一性が90%以上であるか、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるという条件を満たすので、脱毛器が同じ部位に複数回照射する必要がない。光源2の品質と脱毛器のパワーが十分で、人の健康条件を満たしている場合、脱毛器は1回の照射だけで効率的で均一な脱毛を実現することができる。
【0131】
任意選択的に、リフレクター1、光源2と第2光透過体7の中心は1つの直線上にあってもよく、その直線における三者の互いの距離を調整することにより、射出面72の光射出均一性を90%以上にすること、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるようにすることが可能である。任意選択的に、三者の構造自体を調整することにより、脱毛器を上記の条件に適合させることもできる。
【0132】
任意選択的に、光源2の中心は、リフレクター1の焦点(図では1aと表記される)とリフレクター1の底部との間に位置し、第2光透過体7の入射面71は、射出面72とリフレクター1の焦点との間に位置し、かつリフレクター1から反射された光の集光位置は、第2光透過体7の射出面72とリフレクター1の焦点との間にある。光源2、リフレクター1と第2光透過体7の三者間の位置を限定することにより、射出面72の光射出均一性を90%以上にし、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるようにし、それにより、光源2が発した光は、リフレクター1で光透過体7に十分に反射され、第2光透過体7の光射出均一性を高めることができる。
【0133】
図19を参照すると、リフレクター1は、第1反射領域11と第2反射領域12を有し、第1反射領域11は、リフレクター1の底部を含む円弧状領域であり、第2反射領域12は、円弧状領域の両端から外側に延びる平面状領域であり、平面状領域は、円弧状領域に接する。任意選択的に、光源2は棒状ランプであってもよく、棒状ランプは光を発し、リフレクター1の円弧状領域はその光を第2光透過体7によく反射することができ、同時に、リフレクター1の平面状領域も、その光を第2光透過体7に反射することができ、円弧状領域と平面状領域によって光を十分に反射することにより、光の射出率を高め、光の利用率を向上させる。
【0134】
例えば、脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1の第1反射領域11および第2反射領域12は、光を第2光透過体7に十分に反射し、光は、第2光透過体7の入射面から入射した後、第2光透過体7の射出面から射出され、それにより、射出面72の光射出均一性を90%以上にし、または射出面72上の光スポットが射出面72の少なくとも95%を占めるようにし、よって、脱毛器の光射出均一性を高め、当該脱毛器の使用効果を向上させる。
【0135】
任意選択的に、平面状領域と参照線とのなす角度は5~20度であり、参照線は、光源2の中心と第2光透過体7の中心とを結ぶ線である。例えば、平面状領域と参照線とのなす角度は5度または8度であってもよく、平面状領域と参照線とのなす角度はさらに15度であってもよい。光を第2光透過体7に十分に反射できるように、平面状領域と参照線とのなす角度を限定することにより、一方では、光の無駄を低減して使用コストを削減でき、他方では、第2光透過体7の光射出均一性を向上させることができる。
【0136】
例えば、この範囲では焦点距離が近く、光射出均一性と光の利用率を満たす条件では、第2光透過体7も光源2により近づけるようにすることができ、それにより、脱毛器の構造をよりコンパクトにすると同時に、加工上の材料も節約することができる。
【0137】
図16図17および図19を参照すると、脱毛器は、リフレクター1の長さ方向の両端に設けられ、リフレクター1の両端から漏れる光をリフレクター1の光射出側に反射する側面反射部材13を含む。側面反射部材13で、光源2が発した光を十分に反射することにより、光の利用率を高めることが容易となり、よって、脱毛器は脱毛を効果的に行うことができるとともに、側面反射部材13によって光源2を容易に取り付け、取付効率を向上させることができる。
【0138】
任意選択的に、側面反射部材13はリフレクター1と一体成形されることで、加工の面では取付の難易度を下げることができ、さらに、側面反射部材13とリフレクター1との一体成形により、強固でしっかりしており、側面反射部材13とリフレクター1との接続の安定性を高め、リフレクター1の耐用年数を延長することができる。
【0139】
任意選択的に、光源2は棒状ランプであり、リフレクター1の両側に位置する側面反射部材13には、それぞれ貫通孔131が設けられ、ランプの端部は貫通孔131を通過する。ランプの両端には、いずれも光源2をリフレクター1に可動に固定するための固定部材8が接続され、例えば、固定部材8はシリコン製のソフトスリーブであってもよく、固定部材8はゴム製のスリーブであってもよい。固定部材8は円筒状であり、かつ収容溝81を備え、ランプの両端はいずれも収容溝81に埋め込まれ、固定部材8には軸線に沿って取付孔82が設けられ、取付孔82は収容溝81と連通し、ランプの両端にはいずれも取付柱21が延在し、取付柱21は取付孔82を貫通し、固定部材8はリフレクター1の外側に設けられる。
【0140】
任意選択的に、放熱ベース4の両端には、いずれも支持ブロック43が一体成形され、支持ブロック43には、光源2の両端および固定部材8を収容可能な切欠が形成され、放熱ベース4とホルダー6が係合されている状態では、ホルダー6と支持ブロック43によって固定部材8が固定され、さらにランプがリフレクター1に固定され、固定部材8はそれ自体が弾性を有し、ホルダー6と支持ブロック43によって固定部材8を固定する過程において、固定部材8が押さえられると、固定部材8は、それ自体の形状を適宜変化させて切欠の形状に適応させると同時に、ランプの損傷を低減し、ランプが押さえられることを最小限に抑えることができる。
【0141】
本実施例は、脱毛器の放熱効果を高める機能を有する脱毛器を開示する。光源2は、リフレクター1内に組み立てられ、かつ光を発することができ、リフレクター1は、その光を反射して、さらに当該脱毛器の光射出を実現することができ、それにより、肌の毛を容易に除去して脱毛の目的が実現される。第1光透過体3とリフレクター1は、光源2を収容するキャビティを形成し、光源2の本体はキャビティ内に吊り下げられ、放熱ベース4の両側はそれぞれ、リフレクター1および冷却部材5に熱的に結合されることにより、キャビティ内の熱をキャビティから迅速に伝達することができ、つまり、キャビティ内の熱を放熱ベース4と冷却部材5に伝達し、さらにキャビティを冷却し、これにより、当該脱毛器の放熱効果を高めることができるとともに、光源2を均一に放熱させ、光源2の耐用年数を延ばすことができる。さらに、放熱性能が良いため、当該脱毛器の使用上の快適性を向上させることができる。
【0142】
図26および図27を参照すると、本出願に係る脱毛器の別の実施例では、弾性シールリング16は第1光透過体3と第2光透過体7の間に設けられ、弾性シールリング16は環状であり、第1光透過体3と第2光透過体7の両方は弾性シールリング16と密封するように合わせることにより、第2光透過体7と第1光透過体3との間に結露が発生せず、第2光透過体7と第1光透過体3との接続箇所にいくつかの汚れが侵入することもできず、弾性シールリング16は、好ましくは環状に設けられるシールリングである。
【0143】
もちろん、不用意に脱毛器が地面に落下した場合、第2光透過体7と地面との間で剛体衝突が発生することがあり、従来の第2光透過体7では、その衝撃力が第1光透過体3に伝わり、さらに第1光透過体3、リフレクター1および光源2を損傷する可能性がある。本実施例の脱毛器では、第2光透過体7が衝突した際の衝撃力を弾性シールリング16によって打ち消すことができ、弾性シールリング16は、外力で押さえられた際に、自体の弾性により弾性変形を生じさせ、第1光透過体3と第2光透過体7との間の衝撃を低減または打ち消すことができ、それにより、第1光透過体3、リフレクター1および光源2がこれらの衝撃によって破損される可能性が低下し、さらに当該脱毛器の衝突回避性能が向上する。
【0144】
さらに図28乃至図30を参照すると、弾性シールリング16には、光を通過させるための内側リング161が設けられており、第1光透過体3によってフィルタリングされた光は、内側リング161を介して第2光透過体7に導かれて、人間の肌に照射することができる。
【0145】
本実施例では、第1光透過体3と第2光透過体7は、いずれもホルダー6に直接固定され、ホルダー6に対して移動不可能であることにより、使用過程で人体の骨または鋭い物体が第2光透過体7に突き当たり、第2光透過体7をホルダー6に対して相対的に後退させることを効果的に回避し、第1光透過体3または脱毛アセンブリ100への回復不可能な押付変形を防止し、また、弾性シールリング16が数回押し付けられて回復不可能な押付変形が発生したとしても、脱毛器の導光効果への影響による光エネルギーの浪費を回避することができる。
【0146】
弾性シールリング16にはさらに、内側リング161と連通する取付溝162が設けられ、取付溝162は、弾性シールリング16の脱毛アセンブリ100から離れた側に設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から第1光透過体3の側に向かって貫通して延びており、第2光透過体7は取付溝162内に部分的に取り付けられることにより、第2光透過体7と弾性シールリング16との間の密封性能を向上させるとともに、弾性シールリング16が第2光透過体7に固定されて、両者間の固定接続を実現する。
【0147】
好ましい実施形態として、弾性シールリング16は、外側リング163と、外側リング163の一方側面に突出した突起164とを含み、突起164は第1光透過体3に当接し、外側リング163の突起164から離れた側面には取付溝162が設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から突起164の一方側に向かって貫通して延びており、外側リング163も突起164も完全な閉ループ構造であり、内側リング161内の光は、第2光透過体7からのみ透過可能である。
【0148】
好ましい実施形態として、突起164の横断面は、横方向に設けられた三角形構造であり、突起164が第1光透過体3に接触する面積は、突起164が外側リング163に接触する面積よりも小さいので、弾性シールリング16が取り付けられた場合、突起164の外側リング163から離れた端部は、押さえられると部分的に反ることがあり、弾性シールリング16は弾性があるので、弾性シールリング16の反った部分は、第1光透過体3にしっかりと当接することができ、すなわち、第2光透過体7と第1光透過体3との間の間隔がわずかに変化する場合、弾性シールリング16は、反った部分によってこの間隔の変化に適応することができ、それにより、弾性シールリング16と第2光透過体7との間、および弾性シールリング16と第1光透過体3との間は、常に密着または締り嵌めが維持され、密封性がより優れている。もちろん、他の実施例では、突起164の横断面は、台形構造であってもよい。
【0149】
本実施例では、弾性シールリング16は、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であり、それにより、弾性シールリング16が使用過程で高温や低温またはレーザー照射により変形することが回避され、弾性シールリング16の耐用年数が延長される。
【0150】
図21を参照すると、図21は、本出願の別の実施例の構造を示す模式図である。ここで、脱毛装置は、ヘッド111と、ヘッド111に接続された把持部112とを含む。ヘッド111には、肌に当てるための冷感付け部1111が設けられ、冷感付け部1111は、光を射出して使用者の皮膚の毛包に照射し、光を皮膚に透過させて毛包に照射して脱毛を行うことができると同時に、温度を急速に下げ、光による皮膚への灼熱感を軽減し、使用者が使用中で不快感を感じないようにすることができる。いくつかの実施例では、冷感付け部1111はさらに、スキンケア用の光を射出することができ、それにより、脱毛器は脱毛とスキンケアの両方の機能を有する。
【0151】
任意選択的に、把持部112は、中空のシェル(図には参照番号が付されない)を含んでもよく、シェルの表面には空気透過孔1211が設けられ、空気透過孔1211はシェルの内部と外界を連通することにより、脱毛装置は、空気透過孔1211を介して外界と気流を交換し、内部の温度を下げることができる。シェルは、ポート1212をさらに含み、ポート1212は、外部電源に接続して脱毛装置を充電するために使用され得る。ここで、シェルにおけるポート1212の位置は限定されない。
【0152】
図21および22を参照すると、図22は、本出願の別の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図22に示す矢印は、冷却駆動アセンブリの駆動下での脱毛装置内の気流の流れ方向を表し、直線は冷気流を表し、波浪は熱気流を表す。具体的には、脱毛装置は、シェルと、シェルの開口に設けられたライトカバー113と、シェルの内部に収容された脱毛機構14と、底部カバー15とを含んでもよい。
【0153】
本実施例では、シェルは、第1シェル121および第2シェル122を含んでもよく、第1シェル121および第2シェル122は、相互に係合するように接続されて両端に開口を有する空洞を形成し、脱毛機構14は空洞内に収容され、ライトカバー113および底部カバー15はそれぞれ、2つの開口を覆うように設けられ、第1シェル121と第2シェル122を接続して空洞を形成した後の開口を封止するために使用される。
【0154】
任意選択的に、第1シェル121、第2シェル122、ライトカバー113および底部カバー15は、スナップによって接続されてもよく、ねじや接着によって接続されてもよい。
【0155】
脱毛機構14は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200、放熱ベース300および冷却駆動アセンブリ400を含む。
【0156】
冷感付けアセンブリ200は、ライトカバー113に近い側に設けられ、ライトカバー113には貫通孔(参照番号が付されない)が設けられ、一部の冷感付けアセンブリ200は、シェルの内部からライトカバー113の貫通孔を経て外界に露出して皮膚に直接接触する。理解されるように、冷感付けアセンブリ200の一部とライトカバー113は、脱毛装置のヘッド111を形成している。
【0157】
脱毛アセンブリ100は、冷感付けアセンブリ200のライトカバー113から離れた側に設けられ、冷感付けアセンブリ200に光を放射するために使用される。光は赤光や緑光、または黄色光などの可視光線であり得る。光は、冷感付けアセンブリ200に入射され、冷感付けアセンブリ200を透過して皮膚下の毛包に入ることにより、脱毛が実現される。
【0158】
放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の一方側に設けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続される。冷感付けアセンブリ200は皮膚に当てると、皮膚の熱を吸収し、皮膚の温度を下げ、灼熱感を軽減することができるので、冷感付けアセンブリ200は、長時間使用されると、温度が上昇し、冷却効果が低下する。放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200を低温の作業環境に維持し、皮膚に対する冷感付けアセンブリ200の冷却効果を確保することができる。したがって、本実施例における脱毛装置は、連続的に使用しても本体を低温に維持することができ、かつ使用者に痛みを与えることもない。
【0159】
冷却駆動アセンブリ400は、放熱ベース300の少なくとも一部が脱毛アセンブリ100に背向する側に設けられ、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させるために使用される。
【0160】
本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、外部冷却媒体を吸い込んで空気透過孔1211から脱毛装置の内部に入れ、冷却媒体は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を通過して熱を運び去り、さらに空気透過孔1211から流出する。
【0161】
任意選択的に、外部冷却媒体は空気であってもよく、冷却駆動アセンブリ400は、空気を吸い込み、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300に吹き、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300の熱は気流によって運び去られる。
【0162】
本実施例では、空気透過孔1211は第1シェル121に設けられ、冷却駆動アセンブリ400の少なくとも一部が空気透過孔1211と対向し、それにより、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外部冷却媒体をよりよく吸収し、放熱効率を高めることができる。他の実施例では、空気透過孔1211は、第2シェル122に設けられてもよい。
【0163】
図22および図23を参照すると、図23は、図22の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図23に示す矢印は、ファンから出る空気の方向を表す。
【0164】
本実施例では、脱毛装置は、ホルダー500、回路基板600、プロセッサ700およびコンデンサ800をさらに含み、脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200は、ホルダー500内に取り付けられ、冷却駆動アセンブリ400は、ホルダー500に隣接して設けられる。脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400は、回路基板600に取り付けられ、回路基板600に電気的に接続される。
【0165】
プロセッサ700およびコンデンサ800は、回路基板600に電気的に接続され、回路基板600に設けられる。外部電源に接続される場合、外部電源は、コンデンサ800が脱毛装置に電力を供給できるようにコンデンサ800を充電することができ、かつコンデンサ800は、外部電源に接続される時に電力を蓄えることができ、これにより、外部電源に接続されていなくても脱毛装置を使用することができる。プロセッサ700は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400に制御コマンドを送信し、脱毛装置の運転を制御する。例えば、脱毛装置のスイッチに対する制御、熱保護やパワー調整などを行う。
【0166】
本実施例では、回路基板600は、第2シェル122内に固定されてもよく、回路基板600は、PCBA回路基板が選択可能である。
【0167】
関連技術では、脱毛装置本体の内部の熱は往々にして使用中に増加し、脱毛装置の内部回路および部品は高温環境下で爆発、焼損、短絡などの危険性が発生しやすい。本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、脱毛アセンブリ100および放熱ベース300を放熱させることができ、放熱ベース300は、冷感付けアセンブリ200を放熱させることができ、それにより、冷感付けアセンブリ200は、皮膚をアイシングして皮膚の快適性を高めることができ、高すぎる温度による爆発、焼損、短絡などの問題が防止される。
【0168】
具体的には、脱毛アセンブリ100は、光源101、リフレクター102、光フィルター103および2つの電極104を含んでもよい。
【0169】
光源101、リフレクター102および光フィルター103はホルダー500内に取り付けられ、すなわち、ホルダー500内には、光源101、リフレクター102および光フィルター103の取付場所が設けられ、光源101、リフレクター102および光フィルター103は、ホルダー500の取付場所に係入される。
【0170】
ここで、光源101は、冷感付けアセンブリ200に対向して設けられ、光源101から射出された光は、冷感付けアセンブリ200に直接入射され得る。リフレクター102は、光源101の冷感付けアセンブリ200から離れた側に設けられ、光源101の光を反射して冷感付けアセンブリ200に入射し、光エネルギーの損失を防止する。光フィルター103は、光源101と冷感付けアセンブリ200との間に位置し、すなわち、光源101、光フィルター103および冷感付けアセンブリ200は、光の伝搬方向に沿って順次配置され、光フィルター103は、光源101から発した有害な光の一部をフィルタリングするために使用される。光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高める。2つの電極104は、それぞれ光源101の両側に接続され、回路基板600に電気的に接続されて電気信号を伝送するために用いられる。
【0171】
任意選択的に、光源101はランプであってもよく、ランプが発する光の色は限定されないが、色光や合成光などであってもよく、具体的な波長および周波数は用途によって決定される。ランプは、その種類も限定されず、半導体キセノンランプ、石英ランプ、レーザーランプなどであってもよく、光子の種類は、IPL(Intense Pulse Light、インテンスパルスライト)、DPL(Delicate Pulse Light、デリケートパルスライト)、OPT(Optimal Pulse Technology、最適パルス技術)、AOPT(Advanced Optimal Pulse Technology、発展型最適パルス技術)、BBL(BroadBand Light、ブロードバンドライト)などであってもよく、具体的には所定の効果によって決定される。
【0172】
任意選択的に、リフレクター102は、光源101を囲んで設けられたU字型反射板であってもよく、U字型反射板の開口は冷感付けアセンブリ200に向かって、冷感付けアセンブリ200に入射しない光を冷感付けアセンブリ200に反射する。同時に、リフレクター102はさらに、光源101によって発生した熱が脱毛装置における他の部品に発散するのを防止することができる。本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、ここで、固定ホルダー550の内部には、第1収容空間510と第2収容空間520が設けられる。ここで、第1収容空間510は、脱毛アセンブリ100を取り付けるために使用され、第2収容空間520は、冷感付けアセンブリ200を取り付けるために使用され、第1収容空間510および第2収容空間520は隣接して設けられることにより、脱毛アセンブリ100と冷感付けアセンブリ200との間の距離を縮め、脱毛アセンブリ100から射出される光の光路ロスを低減し、第2収容空間520は、第1収容空間510に対して、図21に示す脱毛装置のヘッド111により近い。
【0173】
脱毛装置の動作時には、光源101は大量の熱が発生し、かつリフレクター102および光フィルター103も光によって照射され、温度の上昇につながるため、光源101、リフレクター102および光フィルター103を放熱させる必要がある。
【0174】
本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、パイプ560は一端が固定ホルダー550の一方側に接続され、他端が冷却駆動アセンブリ400に向かって延びている。ここで、固定ホルダー550内には、第1収容空間510と連通する空気排出口540が設けられ、パイプ560には、第1収容空間510と連通する空気流入口530が設けられ、空気流入口530、第1収容空間510および空気排出口540は順次連通する。
【0175】
空気流入口530は冷却駆動アセンブリ400と連通し、空気排出口540は空気透過孔1211と連通する。冷却駆動アセンブリ400は、外気を空気透過孔1211から吸い込み、かつ空気排出口540に吹く。空気は、空気排出口540から第1収容空間510に入った後、第1収容空間510内の光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流れ、その熱を外界に放散する。
【0176】
任意選択的に、固定ホルダー550とパイプ560のそれぞれの一部は第1ホルダー501を形成し、固定ホルダーとパイプのそれぞれの残り部分は第2ホルダー502を形成し、他の実施例では、固定ホルダー550は一体成形してもよい。
【0177】
第1ホルダー501と第2ホルダー502は、スナップによって一体に接続することができる。第1ホルダー501は第1シェル121に近接し、第2ホルダー502は第2シェル122に近接し、空気排出口540は、第1ホルダー501に設けられ、かつ第1シェル121の空気透過孔1211に対向して設けられ、これにより、空気排出口540の放熱効率を加速させる。第1収容空間510は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれの固定ホルダー550に対応する部分が係合されている部分内に設けられ、空気流入口530は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれのパイプ560に対応する部分が係合されている部分内に設けられて、第1収容空間510と連通し、かつ冷却駆動アセンブリ400と連通し、ホルダー6の内部には、冷却駆動アセンブリ400の気流を第1収容空間510内に導きやすくするために、空気伝導用の経路が設けられてもよい。
【0178】
したがって、本実施例では、脱毛アセンブリ100は、冷却駆動アセンブリ400によって放熱し、脱毛装置の安全な使用を確保する。
【0179】
さらに、本実施例では、冷感付けアセンブリ200は、第2光透過体201および冷却部材202を含んでもよい。
【0180】
第2光透過体201は、皮膚に当てるために用いられ、光源101に対向して設けられ、第2光透過体201は光透過性部品であり、光源101から放射した光は、第2光透過体201に入ってから、第2光透過体201から皮膚に射出される。
【0181】
任意選択的に、第2光透過体201は、導光性結晶であってもよく、具体的には、サファイア、K9ガラスまたはクリスタルガラスが選択可能である。第2光透過体201は、サファイアで作製された場合、優れた熱伝導性を有する。
【0182】
任意選択的に、第2光透過体201は、円柱体または四角形体であってもよく、第2光透過体201の光源101から離れた面は、皮膚に当てるために使用される。
【0183】
冷却部材202は、第2光透過体201に接続され、第2光透過体201の熱を吸収するために使用される。第2光透過体201は、皮膚に接触すると、温度が上昇するため、冷却部材202は、第2光透過体201の温度が上昇した後に第2光透過体201の熱を吸収して、第2光透過体201を低温に維持させることができ、その結果、第2光透過体201を皮膚に長期間当てても、皮膚に冷感を付けることができ、皮膚の痛みを軽減することができる。
【0184】
さらに、冷却部材202は、半導体冷却方式の冷却部品であってもよく、その吸熱端が第2光透過体201に接続され、他端が放熱する。
【0185】
冷却部材202の放熱端を放熱させるために、本実施例では、放熱ベース300は、冷却部材202の放熱端に接続され、冷却部材202の熱を吸収する。
【0186】
具体的には、放熱ベース300は、放熱プレート301および放熱フィン302を含む。放熱プレート301の一面には、第1領域310と第2領域311が並んで設けられ、脱毛アセンブリ100は第1領域310に設けられ、放熱フィン302は第2領域311に取り付けられる。第2領域311は、固定ホルダー550のパイプ560が接続される一方側に位置し、放熱フィン302とパイプ560は、固定ホルダーの一方側に並設され、固定ホルダー550は第1領域310に設けられ、放熱プレート301は、回路基板600に取り付けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続され、具体的には、冷却部材5は、熱伝導性シリコングリースによって放熱プレート301に接着することができる。冷感付けアセンブリ200は、熱伝導性シリコングリースによって迅速に熱を放熱プレート301に導くことができ、放熱フィン302は、放熱プレート301を放熱し、放熱プレート301の放熱を補助することができ、それによって、放熱プレート301は冷却部材202の熱を吸収し続けることができる。
【0187】
任意選択的に、放熱フィン302は複数あり、複数の放熱フィン302の間は互いに平行であり、放熱フィン302は、溶接により放熱プレート301に取り付けることができる。
【0188】
任意選択的に、放熱フィン302の表面には熱伝導性塗料が吹き付けることもでき、熱伝導性塗料は、放熱フィン302の熱を放散できるだけでなく、水蒸気による放熱フィン302への影響を防止することもでき、さらに腐食や摩損にも強い。
【0189】
本実施例では、放熱プレート301はベーパーチャンバーであってもよく、ベーパーチャンバーは、内部の液体作業物質が熱を受けて蒸発して熱を吸収し、冷えて放熱して液化することができ、蒸発と凝縮のサイクルを通じてベーパーチャンバーの表面温度を同じに保つことができる。したがって、放熱プレート301の表面の一部は冷却部材5に接続され、他の一部は放熱フィン302に接続され、冷却部材202で発生した熱は、放熱プレート301および放熱フィン302を介して放散する。
【0190】
任意選択的に、図24を参照すると、第2光透過体201と放熱ベース300との間には炭素含有層92が設けられてもよく、例えば、放熱プレート301の第2光透過体201に熱的に結合する側の表面に設けられ、炭素含有層92は熱伝導性に優れ、放熱プレート301の熱伝導率を加速させ、放熱ベース300の放熱性能を高めることができる。
【0191】
任意選択的に、炭素含有層は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0192】
任意選択的に、炭素含有層は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0193】
放熱ベース300の放熱性能を高めるために、本実施例では、放熱ベース300はさらに冷却駆動アセンブリ400と連通する。
【0194】
具体的には、放熱ベース300の放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400に接続され、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外気を吸い込み、かつ空気を放熱フィン302に吹くように駆動し、空気は放熱フィン302を流れて放熱フィン302を放熱させる。
【0195】
例示的な実施例では、放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400によって提供される気流と四角状で平行に設けられ、それにより、気流と接触する放熱フィン302の面積を増大させ、放熱フィン302の放熱効率を加速させる。
【0196】
放熱フィン302は、第1シェル121上の空気透過孔1211に対向して設けられ、気流は放熱フィン302を通過した後、迅速に空気透過孔1211から流出する。
【0197】
したがって、本実施例における冷却駆動アセンブリ400は、冷却媒体を駆動して脱毛アセンブリ100を放熱できるだけでなく、放熱ベース300を放熱させることもできる。安全性能が改善された上で、照射された皮膚を冷感付けて冷却し、照射された皮膚から生じる灼熱痛を軽減することができ、かつ冷感付けアセンブリ200は、放熱ベース300と冷却駆動アセンブリ400の作用の下で、0度の低温に近づけ、光射出口付近の皮膚を無限に凝固点に近づけることができ、よって、皮膚の灼熱痛を軽減でき、短時間の接触による皮膚への損傷が発生しない。
【0198】
さらに図22図23および図25を参照すると、図25は、図23の実施例におけるファンハウジングの空気出口における構造を示す模式図である。この実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、ファンハウジング401およびファン402を含んでもよい。ファンハウジング401は、放熱ベース300の冷感付けアセンブリ200に背向する側に設けられ、ファン402はファンハウジング401内に収容される。
【0199】
ファン402は、吸気の一端が第1シェル121上の空気透過孔1211と対向しており、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に送り込むように駆動する。ファンハウジング401には、空気吹出用の空気出口410が設けられ、ファン402は、空気吹出の一端が空気出口410に接続されており、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込んだ後、空気出口410から流出させるように駆動する。
【0200】
任意選択的に、ファン402は、遠心ファン、軸流ファン、混合流ファン、またはクロスフローファンとすることができる。
【0201】
さらに、空気出口410は、第1空気出口411および第2空気出口412を含み、ファン402の空気出口410からの空気は2つの部分に分けられ、一方の部分は第1空気出口411から流出し、他方の部分は第2空気出口412から流出する。
【0202】
任意選択的に、空気出口410は、第3空気出口またはそれ以上の空気出口を含んでもよいが、ここでは限定されない。
【0203】
この実施例では、第1空気出口411は、ホルダー500の空気流入口530と連通し、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第1空気出口411および空気流入口530から第1収容空間510に吸い込むように駆動し、その気流は、第1収容空間510で光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、最後に空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流出し、脱毛アセンブリ100の放熱を実現する。
【0204】
この実施例では、第2空気出口412は、放熱ベース300の放熱フィン302に接続され、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第2空気出口412から放熱ベース300の複数の放熱フィン302の間に吸い込むように駆動し、気流は放熱フィン302を通過して放熱フィン302の熱を奪い、かつ空気透過孔1211から流出する。放熱フィン302の温度が下がると、放熱プレート301の熱も低減され、それにより、放熱プレート301は冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200の放熱を実現することができる。
【0205】
任意選択的に、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量は限定されず、実際の状況に応じて設定される。第1空気出口411および第2空気出口412の大きさを設定することにより、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量を制御することができる。例えば、本実施例では、第2空気出口412の空気吹出面積は、第1空気出口411の空気吹出面積よりも大きく、それにより、より多くの気流は第2空気出口412から流出し、放熱プレート301の放熱効率を高める。
【0206】
以上から、本実施例に係る脱毛器は、冷却駆動アセンブリ400によって、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および放熱ベース300を放熱し、さらに脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200の熱の同時放散を実現し、それにより、脱毛器の放熱性能が向上し、脱毛器の安全係数が高まるとともに、皮膚への冷感を無限に氷点に近づけ、皮膚の灼熱痛を軽減することができ、脱毛時に皮膚を損傷することができない。
【0207】
図31を参照すると、当該脱毛器はリフレクター1と光源2を含む。リフレクター1は、通電されると高い電界を発生させることができる導体である。光源2は、リフレクター1内に組み立てられ、リフレクター1に対向して設けられ、光源2は、ストリップ状のガス励起光源であり、リフレクター1の通電後にリフレクター1によって励起されることで発光することができ、リフレクター1は、光射出側を有し、光を反射してリフレクター1の光射出側から射出することができる。ここで、光源2の本体とリフレクター1との間隔は、ゼロより大きく0.3mm以下であり、例えば、光源2の実際の設置において、光源2の本体とリフレクター1との間の距離は0.3mmであってもよく、光源2の本体とリフレクター1との間の距離は0.15mmであってもよく、同様に、光源2の本体とリフレクター1との間の距離を0.3mm以内に確保できるように、リフレクター1と光源2自体との構造に応じて、光源2とリフレクター1との間の距離を制限することもできる。
【0208】
脱毛器の作動時には、リフレクター1は通電されると、その内部に高い電界を発生させることができ、リフレクター1で高い電圧を発生させることにより、光源2内のガスをイオン化してアークを発生させ、さらに放電させることができ、つまり、光源2は発光することができる。光源2とリフレクター1との間の距離を制限することにより、リフレクター1内の電圧は光源2が発光するように励起することができる。トリガーワイヤを介してランプの発光をトリガーする方法と比較して、トリガーワイヤなしでランプの発光をトリガーするリフレクター1では、ランプの発光をトリガーする方法を改善して発光効率を高めることができるだけでなく、材料を節約して製造コストを削減することもできる。
【0209】
任意選択的に、リフレクター1は半円弧状であり、光源2は棒状ランプであってもよく、ランプは、リフレクター1内に吊り下げられる形でリフレクター1に取り付けられ、それにより、ランプ本体とリフレクター1の内壁が励起空間を構成し、フレクター1内の電圧がリトリガーワイヤなしの方式でランプを励起し、ランプ内のガスをイオン化し、さらにランプの発光を実現することができる。リフレクター1は、高い電圧によってランプの発光をトリガーできるだけでなく、光源2の取り付けキャリアとして使用することもでき、それにより、当該脱毛器は、ランプの発光を励起するトリガーワイヤやその他の部品を使用する必要がなく、材料を節約して製造コストを削減することができる。同時に、リフレクター1内の部品の配置を減らして空間の混雑さを緩和することができ、光源2によって発した光がリフレクター1で十分に反射されることに寄与し、それによって光の射出率を高める。
【0210】
任意選択的に、リフレクター1は棒状であってもよい。
【0211】
参照図31および図32を参照すると、任意選択的に、脱毛器は、放熱ベース3、弾性体4およびホルダー5を含む。放熱ベース3は長尺状を呈し、リフレクター1は放熱ベース3に取り付けられ、リフレクター1の光射出側は、放熱ベース3に背く。ここで、放熱ベース3は、リフレクター1に接触する側がリフレクター1に熱的に結合される。弾性体4は、光源2をリフレクター1に移動可能に固定するために、光源2の端部に固定されており、弾性体4は、リフレクター1の長さ方向の両側に位置する。ホルダー5と放熱ベース3は係着により固定的に接続され、弾性体4は放熱ベース3とホルダー5との間に位置し、ホルダー5は、光源2をリフレクター1または放熱ベース3に対して固定するように、光源2の長さ方向と垂直な方向で弾性体4に押し付けられる。放熱ベース3がホルダー5と共にリフレクター1を固定するため、光源2は、リフレクター1に安定して取り付けることができ、放熱ベース3とホルダー5によって脱毛器全体の安定性を確保することができる。ここで、弾性体4自体は優れた弾性を有し、ホルダー5が弾性体4を押し付けると、弾性体4自体の構造が変形しやすくなるため、一方では、光源2とリフレクター1との間に揺れが生じにくくなり、光の射出効果を向上させることができ、他方では、弾性体4は、光源2の端部に対するホルダー5の圧力をよく緩和し、光源2の端部との柔軟な接触を維持することができ、このように、光源2の損傷を効果的に低減するだけでなく、光源2の耐用年数を延ばすことにも寄与する。
【0212】
任意選択的に、図33を参照すると、当該脱毛器は、リフレクター1に設けられた炭素含有層91をさらに含み得る。例えば、当該炭素含有層91は、リフレクター1の光源2に背向する側に設けられてもよい。光源2は使用時に熱を発してリフレクター1に集中させるが、炭素含有層91は熱伝導性に優れているため、それが配置されたリフレクター1の熱伝導速度を促進し、リフレクター1の放熱性能を高め、脱毛器での過度の温度による自体の破損を防止することができ、さらに使用者の肌への刺激や損傷も防止することができる。
【0213】
任意選択的に、図33を参照すると、炭素含有層91は放熱ベース3に設けられる。例えば、放熱ベース3とリフレクター1との間に設けられて、放熱ベース3とリフレクター1との間の熱伝導速度を促進する。
【0214】
任意選択的に、炭素含有層はさらに放熱ベース3の露出面に設けられてもよく、それにより、放熱ベース3の放熱性能を高める。
【0215】
任意選択的に、炭素含有層91は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムなどの材料であってもよく、本出願に記載の炭素含有層91を設けられる場所に、メッキ、吹き付けまたは積層などによって設けることができる。
【0216】
任意選択的に、放熱ベース3はセラミックベースであってもよく、セラミックベースには第1スロット31が設けられ、リフレクター1は第1スロット31に埋め込まれる。第1スロット31は長尺状を呈し、その底部に円弧状セグメントを有し、リフレクター1は第1スロット31に埋め込まれることにより、一方では、リフレクター1と放熱ベース3の接触面積を大きくすることができ、放熱ベース3は、それ自体の優れた熱伝導性によってリフレクター1を放熱させることで、脱毛器全体の熱の放射が減少し、他方では、第1スロット31は放熱ベース3に開設され、放熱ベース3の空間利用率を向上させ、脱毛器の内部構造をよりコンパクトにすることができる。また、セラミックは絶縁体であり、リフレクター1に接触する時に短絡することはなく、光源2の本体がキャビティ内に吊り下げることができる理由は、リフレクター1が導体であり、光源2と間隔をあけて配置され、通電されると強い電界を利用して光源2の発光を励起することである。
【0217】
任意選択的に、放熱ベース3の両側にはいずれも第1留め具32が一体成形され、ホルダー5の両側にはいずれも第2留め具51が一体成形され、第1留め具32と第2留め具51は対応して設けられる。放熱ベース3とホルダー5が接続されている時、第1留め具32と第2留め具51が強固に係合され、さらに、放熱ベース3とホルダー5を確実に接続できるようにし、それにより当該脱毛器の使用安定性が向上する。任意選択的に、第1留め具32は、係合ブロックまたは片持ちフックであってもよく、第2留め具51は固定穴であってもよい。片持ちフックを固定穴に埋め込むと、固定穴によって片持ちフックが固定穴から容易に外れないように制限し、第1留め具32と第2留め具51を確実に接続することができ、つまり、放熱ベース3とホルダー5を相対的に固定できるようにし、それにより、放熱ベース3とホルダー5が互いに緩んだり外れたりすることを効果的に防止し、当該脱毛器全体の安定性を高める。
【0218】
任意選択的に、ホルダー5には、光が通過する窓52が設けられ、窓52の第2留め具51に対応する部分の寸法は、セラミックベースの第1留め具32が設けられた部分の寸法よりも大きく、それにより、セラミックベースの第1留め具32が設けられた部分はホルダー5の窓52に埋め込まれるようになる。セラミックベースとホルダー5が実際に組み立てられる時に、セラミックベースのホルダー5に近い側は窓52内に埋め込まれて、セラミックベースとホルダー5をより安定的に接続することができると同時に、セラミックベースとホルダー5との隙間を減らし、リフレクター1の外部に放射されるリフレクター1内の熱を低減でき、それによって脱毛器全体の性能を向上させることができる。
【0219】
図31図32および図34を参照すると、脱毛器は、リフレクター1の長さ方向の両端に設けられ、リフレクター1の両端から漏れる光をリフレクター1の光射出側に反射する側面反射部材6を含む。光源2が発した光は、側面反射部材6によって十分に反射でき、それにより、光の利用率を向上させることができる。
【0220】
任意選択的に、側面反射部材6には貫通孔61が設けられ、貫通孔61の直径はランプの端部の直径よりも大きく、ランプの端部は貫通孔61を通過し、ランプの取り付けの際に、ランプを貫通孔61のいずれかに通過させてもよく、リフレクター1内から貫通孔61に通過させてもよく、それによって、ランプの取り付けが容易になる。任意選択的に、弾性体4は、シリコーンスリーブまたは軟質ゴムスリーブであってもよく、本出願の実施例においてシリコーンスリーブを例に挙げて、ここでは例示的なものに過ぎず、弾性体4を限定するものではない。光源2はランプであってもよく、ランプは細長い円筒形であり、ランプの両端にはいずれも取付柱21が延在し、取付柱21の半径寸法はランプの半径寸法よりも小さい。具体的には、シリコーンスリーブは円筒状であり、かつ取付溝41を備え、ランプの両端はそれぞれ取付溝41内に埋め込まれ、シリコーンスリーブには軸線に沿って固定孔42が開設され、固定孔42は取付溝41と連通し、取付柱21は固定孔42を通過することができる。
【0221】
また、貫通孔61により、ランプをリフレクター1に正確に組み立てることを補助し、取付工程における取付時間を短縮し、取付効率を向上させることができる。リフレクター1とランプを組み立てた状態で、取付溝41の開口はリフレクター1に向かい、ランプの両端はそれぞれ貫通孔61を通過して取付溝41内に挿入され、シリコーンスリーブは、ランプを貫通孔61のリフレクター1の底部に近接する一方側に弾力的に密着させ、ランプと側面反射部材6とのハードコンタクトを低減し、側面反射部材6とランプとの間の衝突をできる限り低減し、仮に衝突があっても、シリコーンスリーブによって緩衝することで、ランプの耐用年数を効果的に延長し、使用コストを低減することができる。
【0222】
図31図32および図34を参照すると、任意選択的に、セラミックベースの第1スロット31が設けられた両端のそれぞれには第2スロット33が設けられ、第2スロット33は、光源2の端部および弾性体4を収容するために使用され、一方では、省スペース化を図り、セラミックベースの空間利用率が向上し、他方では、第2スロット33によって、光源2の端部と弾性体4との外部からの衝突を低減し、光源2の端部と弾性体4に対して比較的安全な空間を提供する。第2スロット33は第1スロット31と連通し、かつ第2スロット33の深さは第1スロット31の深さよりも大きい。第2スロット33は、弾性体4の弾性変形を退避させる空間として機能するため、弾性体4が第2スロット33の溝壁を押圧することができず、弾性体4自体の弾性変形が容易となる。実際の状況に応じて対応する変形を行い、弾性体4は、変形する過程で外力を緩和することにより、取付柱21が破損または破砕しにくくなり、光源2の交換回数を減らし、使用コストを低減し、当該脱毛器の実用性を向上させる。
【0223】
図31図32および図34を参照すると、任意選択的に、脱毛器は、リフレクター1の光射出側に設けられ、かつホルダー5に固定された第1光透過体7を含み、第1光透過体7とリフレクター1は、光源2を収容するためのキャビティを形成する。第1光透過体7は、光フィルターであってもよく、光フィルターで光を選別することで、皮膚部分の脱毛に適した波長を容易に選択することができ、それによって、脱毛器の作動中に光源2から発した光が皮膚に照射する場合、その光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高めることができる。
【0224】
任意選択的に、脱毛器は第2光透過体8を含み、第2光透過体8は四角状または長方形であり、第2光透過体8は窓52に埋め込まれ、第2光透過体8は、光フィルターの光源2に背向する側に位置し、かつ光源2に向かう入射面81と、光源2に背向する射出面82とを有する。任意選択的に、第2光透過体8は結晶であってもよく、第2光透過体8はダイヤモンドであってもよく、本出願の実施例では、結晶を例に挙げて説明する。脱毛器の作動時には、光源2は光を発し、リフレクター1はその光を反射し、かつ光フィルターを透過して結晶に反射し、光は、入射面81から入射し、結晶本体で反射されて射出面82から射出し、射出面82からの射出光は、皮膚の脱毛対象部分に照射されることにより、皮膚上の毛を容易に除去することができる。
【0225】
任意選択的に、脱毛器は冷却部材9を含み、その冷却側は放熱ベース3の他方側に熱的に結合され、リフレクター1内の空間を冷却する。例えば、冷却部材9は、TEC冷却シートまたは冷却ブロックであってもよく、冷却部材9は、放熱ベース3を冷却するために使用され、それにより、放熱ベース3上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。本出願の一例では、採用した冷却部材9はTEC冷却シートであり、ここでは例示的なものに過ぎず、冷却部材9を限定するものではない。
【0226】
脱毛器の作動時には、光源2は、リフレクター1内で多量の光を発し、その光によって発生した熱がキャビティ内に集まり、リフレクター1の温度はキャビティ内への熱の集中に伴って上昇する。ここで、放熱ベース3の一方側は、リフレクター1に熱的に結合され、冷却部材9は、放熱ベース3の他方側に熱的に結合され、熱的結合では、熱伝導、熱対流や熱放射、または上記3つの方式の任意の組み合わせによって熱を伝えることができる。すなわち、放熱ベース3によっては、リフレクター1上の熱を外部に伝えると同時に、キャビティ内の熱を放散し、リフレクター1およびキャビティの冷却を実現することができ、よって、光源2の放熱効率を向上させることができる。光源2の本体をキャビティに吊り下げることで、光源2の放熱をより均一にすることもでき、光源2の耐用年数を延ばすのに有利である。具体的には、光源2の作動時に発生した熱は、放射の形で周囲に放散され、また、空気媒体は、光源2の周囲に均一に包み込まれ、光源2と十分に接触すると同時に、光源2から発した熱も均一に放散する。熱は光源2によって発生し、キャビティを通過してリフレクター1および第1光透過体7に伝わり、放散される。さらに、冷却部材9によっては、放熱ベース3上の熱を伝達し、迅速に放熱する目的を達成し、さらに脱毛器の放熱効果を高めると同時に、キャビティ内の熱が脱毛器の他の部分に放射されるのを低減することができ、それにより、脱毛器を使用する過程において、脱毛された皮膚における灼熱感を軽減し、脱毛器の使用性能を向上させる。
【0227】
任意選択的に、冷却部材9の放熱ベース3に向かう側、または冷却部材9の露出面には炭素含有層が設けられてもよく、炭素含有層は、優れた熱伝導性を有し、冷却部材9の冷却効果を高めることができ、それにより、放熱ベース3上の熱を即時かつ迅速に奪い、リフレクター1を迅速に放熱するという目的を達成することができる。
【0228】
本実施例は次の有益な効果を有する。即ち、従来技術とは異なり、本出願はリフレクター1と光源2を含む脱毛器を開示する。光源2は、ストリップ状のガス励起光源であり、リフレクター1に組み立てられ、光源2の本体とリフレクター1との間隔は0.3mm以下であり、それによって、リフレクター1は通電されると、高い電圧を発生させ、光源2内のガスをイオン化してアークを発生させ、さらに放電させることができ、こうして光源2は発光することができる。リフレクター1は導体であるため導電しやすく、高い電圧を発生させることができる場所を提供することができ、光源2とリフレクター1との間の距離を制限することにより、リフレクター1内の電圧は光源2が発光するように励起することができる。トリガーワイヤを介してランプの発光をトリガーする方法と比較して、トリガーワイヤなしでランプの発光をトリガーするリフレクター1では、ランプの発光をトリガーする方法を改善して発光効率を高めることができるだけでなく、材料を節約して製造コストを削減することもできる。
【0229】
図35を参照すると、図35は、本出願の一実施例の構造を示す模式図である。ここで、脱毛装置は、ヘッド111と、ヘッド111に接続された把持部112とを含む。ヘッド111には、肌に当てるための冷感付け部1111が設けられ、冷感付け部1111は、光を射出して使用者の皮膚の毛包に照射し、光を皮膚に透過させて毛包に照射して脱毛を行うことができると同時に、温度を急速に下げ、光による皮膚への灼熱感を軽減し、使用者が使用中で不快感を感じないようにすることができる。いくつかの実施例では、冷感付け部1111はさらに、スキンケア用の光を射出することができ、それにより、脱毛器は脱毛とスキンケアの両方の機能を有する。
【0230】
図40および図41を参照すると、本出願に係る脱毛器の別の実施例では、弾性シールリング16は第1光透過体7と第2光透過体3の間に設けられ、弾性シールリング16は環状であり、第1光透過体7と第2光透過体3の両方は弾性シールリング16と密封するように合わせることにより、第2光透過体3と第1光透過体7との間に結露が発生せず、第2光透過体3と第1光透過体7との接続箇所にいくつかの汚れが侵入することもできず、弾性シールリング16は、好ましくは環状に設けられるシールリングである。
【0231】
もちろん、不用意に脱毛器が地面に落下した場合、第2光透過体3と地面との間で剛体衝突が発生することがあり、従来の第2光透過体3では、その衝撃力が第1光透過体7に伝わり、さらに第1光透過体7、リフレクター1および光源2を損傷する可能性がある。本実施例の脱毛器では、第2光透過体3が衝突した際の衝撃力を弾性シールリング16によって打ち消すことができ、弾性シールリング16は、外力によって押さえられた際に、自体の弾性により弾性変形を生じさせ、第1光透過体7と第2光透過体3との間の衝撃を低減または打ち消すことができ、それにより、第1光透過体7、リフレクター1および光源2がこれらの衝撃によって破損される可能性が低下し、さらに当該脱毛器の衝突回避性能が向上する。
【0232】
さらに図42乃至図44を参照すると、弾性シールリング16には、光を通過させるための内側リング161が設けられており、第1光透過体7によってフィルタリングされた光は、内側リング161を介して第2光透過体3に導かれて、人間の肌に照射することができる。
【0233】
本実施例では、第1光透過体7と第2光透過体3は、いずれもホルダー6に直接固定され、ホルダー6に対して移動不可能であることにより、使用過程で人体の骨または鋭い物体が第2光透過体3に突き当てて、第2光透過体3をホルダー6に対して相対的に後退させることを効果的に回避し、第1光透過体7または脱毛アセンブリ100への回復不可能な押付変形を防止し、また、弾性シールリング16が数回押し付けられて回復不可能な押付変形が発生したとしても、脱毛器の導光効果への影響による光エネルギーの浪費を回避することができる。
【0234】
弾性シールリング16にはさらに、内側リング161と連通する取付溝162が設けられ、取付溝162は、弾性シールリング16の脱毛アセンブリ100から離れた側に設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から第1光透過体7の側に向かって貫通して延びており、第2光透過体3は取付溝162内に部分的に取り付けられることにより、第2光透過体3と弾性シールリング16との間の密封性能を向上させるとともに、弾性シールリング16が第2光透過体3に固定されて、両者間の固定接続を実現する。
【0235】
好ましい実施形態として、弾性シールリング16は、外側リング163と、外側リング163の一方側面に突出した突起164とを含み、突起164は第1光透過体7に当接し、外側リング163の突起164から離れた側面には取付溝162が設けられ、内側リング161は、取付溝162の溝底壁から突起164の一方側に向かって貫通して延びており、外側リング163も突起164も完全な閉ループ構造であり、内側リング161内の光は、第2光透過体3からのみ透過可能である。
【0236】
好ましい実施形態として、突起164の横断面は、横方向に設けられた三角形構造であり、突起164が第1光透過体7に接触する面積は、突起164が外側リング163に接触する面積よりも小さいので、弾性シールリング16が取り付けられた場合、突起164の外側リング163から離れた端部は、押さえられると部分的に反ることがあり、弾性シールリング16は弾性があるので、弾性シールリング16の反った部分は、第1光透過体7にしっかりと当接することができ、すなわち、第2光透過体3と第1光透過体7との間の間隔がわずかに変化する場合、弾性シールリング16は、反った部分によってこの間隔の変化に適応することができ、それにより、弾性シールリング16と第2光透過体3との間、および弾性シールリング16と第1光透過体7との間は、常に密着または締り嵌めが維持され、密封性がより優れている。もちろん、他の実施例では、突起164の横断面は、台形構造であってもよい。
【0237】
本実施例では、弾性シールリング16は、レーザー耐性と高温・低温耐性を備える材料で作られた環状体であり、それにより、弾性シールリング16が使用過程で高温や低温またはレーザー照射により変形することが回避され、弾性シールリング16の耐用年数が延長される。
【0238】
任意選択的に、把持部112は、中空のシェル(図には参照番号が付されない)を含んでもよく、シェルの表面には空気透過孔1211が設けられ、空気透過孔1211はシェルの内部と外界を連通することにより、脱毛装置は、空気透過孔1211を介して外界と気流を交換し、内部の温度を下げることができる。シェルは、ポート1212をさらに含み、ポート1212は、外部電源に接続して脱毛装置を充電するために使用され得る。ここで、シェルにおけるポート1212の位置は限定されない。
【0239】
図35および36を参照すると、図36は、本出願の一実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図36に示す矢印は、冷却駆動アセンブリの駆動下での脱毛装置内の気流の流れ方向を表し、直線は冷気流を表し、波浪は熱気流を表す。具体的には、脱毛装置は、シェルと、シェルの開口に設けられたライトカバー113と、シェルの内部に収容された脱毛機構14と、底部カバー15とを含んでもよい。
【0240】
本実施例では、シェルは、第1シェル121および第2シェル122を含んでもよく、第1シェル121および第2シェル122は、相互に係合するように接続されて両端に開口を有する空洞を形成し、脱毛機構14は空洞内に収容され、ライトカバー113および底部カバー15はそれぞれ、2つの開口を覆うように設けられ、第1シェル121と第2シェル122を接続して空洞を形成した後の開口を封止するために使用される。
【0241】
任意選択的に、第1シェル121、第2シェル122、ライトカバー113および底部カバー15は、スナップによって接続されてもよく、ねじや接着によって接続されてもよい。
【0242】
脱毛機構14は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200、放熱アセンブリ300および冷却駆動アセンブリ400を含む。
【0243】
冷感付けアセンブリ200は、ライトカバー113に近い側に設けられ、ライトカバー113には貫通孔(参照番号が付されない)が設けられ、一部の冷感付けアセンブリ200は、シェルの内部からライトカバー113の貫通孔を経て外界に露出して皮膚に直接接触する。理解されるように、冷感付けアセンブリ200の一部とライトカバー113は、脱毛装置のヘッド111を形成している。
【0244】
脱毛アセンブリ100は、冷感付けアセンブリ200のライトカバー113から離れた側に設けられ、冷感付けアセンブリ200に光を放射するために使用される。光は赤光や緑光、または黄色光などの可視光線であり得る。光は、冷感付けアセンブリ200に入射され、冷感付けアセンブリ200を透過して皮膚下の毛包に入ることにより、脱毛が実現される。
【0245】
放熱アセンブリ300は、冷感付けアセンブリ200の一方側に設けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続される。冷感付けアセンブリ200は皮膚に当てると、皮膚の熱を吸収し、皮膚の温度を下げ、灼熱感を軽減することができるので、冷感付けアセンブリ200は、長時間使用されると、温度が上昇し、冷却効果が低下する。放熱アセンブリ300は、冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200を低温の作業環境に維持し、皮膚に対する冷感付けアセンブリ200の冷却効果を確保することができる。したがって、本実施例における脱毛装置は、連続的に使用しても本体を低温に維持することができ、かつ使用者に痛みを与えることもない。
【0246】
冷却駆動アセンブリ400は、放熱アセンブリ300の少なくとも一部が脱毛アセンブリ100に背向する側に設けられ、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300を放熱させるために使用される。
【0247】
本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、外部冷却媒体を吸い込んで空気透過孔1211から脱毛装置の内部に入れ、冷却媒体は、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300を通過して熱を運び去り、さらに空気透過孔1211から流出する。
【0248】
任意選択的に、外部冷却媒体は空気であってもよく、冷却駆動アセンブリ400は、空気を吸い込んで、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300に吹き、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300の熱は気流によって運び去られる。
【0249】
本実施例では、空気透過孔1211は第1シェル121に設けられ、冷却駆動アセンブリ400の少なくとも一部が空気透過孔1211と対向し、それにより、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外部冷却媒体をよりよく吸収し、放熱効率を高めることができる。他の実施例では、空気透過孔1211は、第2シェル122に設けられてもよい。
【0250】
図36および図37を参照すると、図37は、図36の実施例の分解構造を示す模式図であり、ここで、図37に示す矢印は、ファンから出る空気の方向を表す。
【0251】
本実施例では、脱毛装置は、ホルダー500、回路基板600、プロセッサ700およびコンデンサ800をさらに含み、脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200は、ホルダー500内に取り付けられ、冷却駆動アセンブリ400は、ホルダー500に隣接して設けられる。脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400は、回路基板600に取り付けられ、回路基板600に電気的に接続される。
【0252】
プロセッサ700およびコンデンサ800は、回路基板600に電気的に接続され、回路基板600に設けられる。外部電源に接続される場合、外部電源は、コンデンサ800が脱毛装置に電力を供給できるようにコンデンサ800を充電することができ、かつコンデンサ800は、外部電源に接続される時に電力を蓄えることができ、これにより、外部電源に接続されていなくても脱毛装置を使用することができる。プロセッサ700は、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および冷却駆動アセンブリ400に制御コマンドを送信し、脱毛装置の運転を制御する。例えば、脱毛装置のスイッチに対する制御、熱保護やパワー調整などを行う。
【0253】
本実施例では、回路基板600は、第2シェル122内に固定されてもよく、回路基板600は、PCBA回路基板が選択可能である。
【0254】
関連技術では、脱毛装置本体の内部の熱は往々にして使用中に増加し、脱毛装置の内部回路および部品は高温環境下で爆発、焼損、短絡などの危険性が発生しやすい。本実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、脱毛アセンブリ100および放熱アセンブリ300を放熱させることができ、放熱アセンブリ300は、冷感付けアセンブリ200を放熱させることができ、それにより、冷感付けアセンブリ200は、皮膚をアイシングして皮膚の快適性を高めることができ、高すぎる温度による爆発、焼損、短絡などの問題が防止される。
【0255】
具体的には、脱毛アセンブリ100は、光源101、リフレクター102、光フィルター103および2つの電極104を含んでもよい。
【0256】
光源101、リフレクター102および光フィルター103はホルダー500内に取り付けられ、すなわち、ホルダー500内には、光源101、リフレクター102および光フィルター103の取付場所が設けられ、光源101、リフレクター102および光フィルター103は、ホルダー500の取付場所に係入される。
【0257】
ここで、光源101は、冷感付けアセンブリ200に対向して設けられ、光源101から射出された光は、冷感付けアセンブリ200に直接入射され得る。リフレクター102は、光源101の冷感付けアセンブリ200から離れた側に設けられ、光源101の光を反射して冷感付けアセンブリ200に入射し、光エネルギーの損失を防止する。光フィルター103は、光源101と冷感付けアセンブリ200との間に位置し、すなわち、光源101、光フィルター103および冷感付けアセンブリ200は、光の伝搬方向に沿って順次配置され、光フィルター103は、光源101から発した有害な光の一部をフィルタリングするために使用される。光による皮膚へのダメージを軽減し、脱毛の安全性を高める。2つの電極104は、それぞれ光源101の両側に接続され、回路基板600に電気的に接続されて電気信号を伝送するために用いられる。
【0258】
任意選択的に、光源101はランプであってもよく、ランプが発する光の色は限定されないが、色光や合成光などであってもよく、具体的な波長および周波数は用途によって決定される。ランプは、その種類も限定されず、半導体キセノンランプ、石英ランプ、レーザーランプなどであってもよく、光子の種類は、IPL(Intense Pulse Light、インテンスパルスライト)、DPL(Delicate Pulse Light、デリケートパルスライト)、OPT(Optimal Pulse Technology、最適パルス技術)、AOPT(Advanced Optimal Pulse Technology、発展型最適パルス技術)、BBL(BroadBand Light、ブロードバンドライト)などであってもよく、具体的には所定の効果によって決定される。
【0259】
任意選択的に、リフレクター102は、光源101を囲んで設けられたU字型反射板であってもよく、U字型反射板の開口は冷感付けアセンブリ200に向かって、冷感付けアセンブリ200に入射しない光を冷感付けアセンブリ200に反射する。同時に、リフレクター102はさらに、光源101によって発生した熱が脱毛装置における他の部品に発散するのを防止することができる。本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、ここで、固定ホルダー550の内部には、第1収容空間510と第2収容空間520が設けられる。ここで、第1収容空間510は、脱毛アセンブリ100を取り付けるために使用され、第2収容空間520は、冷感付けアセンブリ200を取り付けるために使用され、第1収容空間510および第2収容空間520は隣接して設けられることにより、脱毛アセンブリ100と冷感付けアセンブリ200との間の距離を縮め、脱毛アセンブリ100から射出される光の光路ロスを低減し、第2収容空間520は、第1収容空間510に対して、図35に示す脱毛装置のヘッド111により近い。
【0260】
脱毛装置の動作時には、光源101は大量の熱が発生し、かつリフレクター102および光フィルター103も光によって照射され、温度の上昇につながるため、光源101、リフレクター102および光フィルター103を放熱させる必要がある。
【0261】
本実施例では、ホルダー500は、固定ホルダー550およびパイプ560を含み、パイプ560は一端が固定ホルダー550の一方側に接続され、他端が冷却駆動アセンブリ400に向かって延びている。ここで、固定ホルダー550内には、第1収容空間510と連通する空気排出口540が設けられ、パイプ560には、第1収容空間510と連通する空気流入口530が設けられ、空気流入口530、第1収容空間510および空気排出口540は順次連通する。
【0262】
空気流入口530は冷却駆動アセンブリ400と連通し、空気排出口540は空気透過孔1211と連通する。冷却駆動アセンブリ400は、外気を空気透過孔1211から吸い込み、かつ空気排出口540に吹く。空気は、空気排出口540から第1収容空間510に入った後、第1収容空間510内の光源101、リフレクター102および光フィルター103の熱を奪い、空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流れ、その熱を外界に放散する。
【0263】
任意選択的に、固定ホルダー550とパイプ560のそれぞれの一部は第1ホルダー501を形成し、固定ホルダーとパイプのそれぞれの残り部分は第2ホルダー502を形成し、他の実施例では、固定ホルダー550は一体成形してもよい。
【0264】
第1ホルダー501と第2ホルダー502は、スナップによって一体に接続することができる。第1ホルダー501は第1シェル121に近接し、第2ホルダー502は第2シェル122に近接し、空気排出口540は、第1ホルダー501に設けられ、かつ第1シェル121の空気透過孔1211に対向して設けられ、これにより、空気排出口540の放熱効率を加速させる。第1収容空間510は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれの固定ホルダー550に対応する部分が係合されている部分内に設けられ、空気流入口530は、第1ホルダー501、第2ホルダー502のそれぞれのパイプ560に対応する部分が係合されている部分内に設けられて、第1収容空間510と連通し、かつ冷却駆動アセンブリ400と連通し、ホルダー500の内部には、冷却駆動アセンブリ400の気流を第1収容空間510内に導きやすくするために、空気伝導用の経路が設けられてもよい。
【0265】
したがって、本実施例では、脱毛アセンブリ100は、冷却駆動アセンブリ400によって放熱し、脱毛装置の安全な使用を確保する。
【0266】
さらに、本実施例では、冷感付けアセンブリ200は、第2光透過体201および冷却部材202を含んでもよい。
【0267】
第2光透過体201は、皮膚に当てるために用いられ、光源2に対向して設けられ、第2光透過体201は光透過性部品であり、光源101から放射した光は、第2光透過体201に入ってから、第2光透過体201から皮膚に射出される。
【0268】
任意選択的に、第2光透過体201は、導光性結晶であってもよく、具体的には、サファイア、K9ガラスまたはクリスタルガラスが選択可能である。第2光透過体201は、サファイアで作製された場合、優れた熱伝導性を有する。
【0269】
任意選択的に、第2光透過体201は、円柱体または四角形体であってもよく、第2光透過体201の光源2から離れた面は、皮膚に当てるために使用される。
【0270】
冷却部材202は、第2光透過体201に接続され、第2光透過体201の熱を吸収するために使用される。第2光透過体201は、皮膚に接触すると、温度が上昇するため、冷却部材202は、第2光透過体201の温度が上昇した後に第2光透過体201の熱を吸収して、第2光透過体201を低温に維持させることができ、その結果、第2光透過体201を皮膚に長期間当てても、皮膚に冷感を付けることができ、皮膚の痛みを軽減することができる。
【0271】
さらに、冷却部材202は、半導体冷却方式の冷却部品であってもよく、その吸熱端が第2光透過体201に接続され、他端が放熱する。
【0272】
冷却部材202の放熱端を放熱させるために、本実施例では、放熱アセンブリ300は、冷却部材202の放熱端に接続され、冷却部材202の熱を吸収する。
【0273】
具体的には、放熱アセンブリ300は、放熱プレート301および放熱フィン302を含む。放熱プレート301の一面には、第1領域310と第2領域311が並んで設けられ、脱毛アセンブリ100は第1領域310に設けられ、放熱フィン302は第2領域311に取り付けられる。第2領域311は、固定ホルダー550のパイプ560が接続される一方側に位置し、放熱フィン302とパイプ560は、固定ホルダーの一方側に並設され、固定ホルダー550は第1領域310に設けられ、放熱プレート301は、回路基板600に取り付けられ、かつ冷感付けアセンブリ200に接続され、具体的には、冷却部材202は、熱伝導性シリコングリースによって放熱プレート301に接着することができる。冷感付けアセンブリ200は、熱伝導性シリコングリースによって迅速に熱を放熱プレート301に導くことができ、放熱フィン302は、放熱プレート301を放熱し、放熱プレート301の放熱を補助することができ、それによって、放熱プレート301は冷却部材202の熱を吸収し続けることができる。
【0274】
任意選択的に、放熱フィン302は複数あり、複数の放熱フィン302の間は互いに平行であり、放熱フィン302は、溶接により放熱プレート301に取り付けることができる。
【0275】
任意選択的に、放熱フィン302の表面には熱伝導性塗料が吹き付けることもでき、熱伝導性塗料は、放熱フィン302の熱を放散できるだけでなく、水蒸気による放熱フィン302への影響を防止することもでき、さらに腐食や摩損にも強い。
【0276】
本実施例では、放熱プレート301はベーパーチャンバーであってもよく、ベーパーチャンバーは、内部の液体作業物質が熱を受けて蒸発して熱を吸収し、冷えて放熱して液化することができ、蒸発と凝縮のサイクルを通じてベーパーチャンバーの表面温度を同じに保つことができる。したがって、放熱プレート301の表面の一部は冷却部材202に接続され、他の一部は放熱フィン302に接続され、冷却部材202で発生した熱は、放熱プレート301および放熱フィン302を介して放散する。
【0277】
任意選択的に、図38を参照すると、第2光透過体201と放熱アセンブリ300との間には炭素含有層92が設けられてもよく、例えば、放熱プレート301の第2光透過体201に熱的に結合する側の表面に設けられ、炭素含有層92は熱伝導性に優れ、放熱プレート301の熱伝導率を加速させ、放熱アセンブリ300の放熱性能を高めることができる。
【0278】
任意選択的に、炭素含有層92は、グラフェン材料、グラファイト粉末、グラファイトシートまたはグラファイトフィルムである。
【0279】
任意選択的に、炭素含有層92は、メッキ、吹き付けまたは積層によって設けられる。
【0280】
放熱アセンブリ300の放熱性能を高めるために、本実施例では、放熱アセンブリ300はさらに冷却駆動アセンブリ400と連通する。
【0281】
具体的には、放熱アセンブリ300の放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400に接続され、冷却駆動アセンブリ400は、空気透過孔1211から外気を吸い込み、かつ空気を放熱フィン302に吹くように駆動し、空気は放熱フィン302を流れて放熱フィン302を放熱させる。
【0282】
例示的な実施例では、放熱フィン302は、冷却駆動アセンブリ400によって提供される気流と四角状で平行に設けられ、それにより、気流と接触する放熱フィン302の面積を増大させ、放熱フィン302の放熱効率を加速させる。
【0283】
放熱フィン302は、第1シェル121上の空気透過孔1211に対向して設けられ、気流は放熱フィン302を通過した後、迅速に空気透過孔1211から流出する。
【0284】
したがって、本実施例における冷却駆動アセンブリ400は、冷却媒体を駆動して脱毛アセンブリ100を放熱させることができるだけでなく、放熱アセンブリ300を放熱させることもできる。安全性能が改善された上で、照射された皮膚を冷感付けて冷却し、照射された皮膚から生じる灼熱痛を軽減することができ、かつ冷感付けアセンブリ200は、放熱アセンブリ300と冷却駆動アセンブリ400の作用の下で、0度の低温に近づけ、光射出口付近の皮膚を無限に凝固点に近づけることができ、よって、皮膚の灼熱痛を軽減でき、短時間の接触による皮膚への損傷が発生しない。
【0285】
さらに図36図37および図39を参照すると、図39は、図37の実施例におけるファンハウジングの空気出口における構造を示す模式図である。この実施例では、冷却駆動アセンブリ400は、ファンハウジング401およびファン402を含んでもよい。ファンハウジング401は、放熱アセンブリ300の冷感付けアセンブリ200に背向する側に設けられ、ファン402はファンハウジング401内に収容される。
【0286】
ファン402は、吸気の一端が第1シェル121上の空気透過孔1211と対向しており、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に送り込むように駆動する。ファンハウジング401には、空気吹出用の空気出口410が設けられ、ファン402は、空気吹出の一端が空気出口410に接続されており、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込んだ後、空気出口410から流出させるように駆動する。
【0287】
任意選択的に、ファン402は、遠心ファン、軸流ファン、混合流ファン、またはクロスフローファンとすることができる。
【0288】
さらに、空気出口410は、第1空気出口411および第2空気出口412を含み、ファン402の空気出口410からの空気は2つの部分に分けられ、一方の部分は第1空気出口411から流出し、他方の部分は第2空気出口412から流出する。
【0289】
任意選択的に、空気出口410は、第3空気出口またはそれ以上の空気出口を含んでもよいが、ここでは限定されない。
【0290】
この実施例では、第1空気出口411は、ホルダー5の空気流入口530と連通し、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第1空気出口411および空気流入口530から第1収容空間510に吸い込むように駆動し、その気流は、第1収容空間510で光源2、リフレクター1および光フィルター103の熱を奪い、最後に空気排出口540および空気透過孔1211から外界に流出し、脱毛アセンブリ100の放熱を実現する。
【0291】
この実施例では、第2空気出口412は、放熱アセンブリ300の放熱フィン302に接続され、ファン402は、外気を空気透過孔1211からファン402に吸い込むように駆動し、ファン402は、気流を第2空気出口412から放熱アセンブリ300の複数の放熱フィン302の間に吸い込むように駆動し、気流は放熱フィン302を通過して放熱フィン302の熱を奪い、かつ空気透過孔1211から流出する。放熱フィン302の温度が下がると、放熱プレート301の熱も低減され、それにより、放熱プレート301は冷感付けアセンブリ200の熱を吸収し、冷感付けアセンブリ200の放熱を実現することができる。
【0292】
任意選択的に、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量は限定されず、実際の状況に応じて設定される。第1空気出口411および第2空気出口412の大きさを設定することにより、第1空気出口411および第2空気出口412での気流量を制御することができる。例えば、本実施例では、第2空気出口412の空気吹出面積は、第1空気出口411の空気吹出面積よりも大きく、それにより、より多くの気流は第2空気出口412から流出し、放熱プレート301の放熱効率を高める。
【0293】
以上から、本実施例に係る脱毛器は、冷却駆動アセンブリ400によって、脱毛アセンブリ100、冷感付けアセンブリ200および放熱アセンブリ300を放熱し、さらに脱毛アセンブリ100および冷感付けアセンブリ200の熱の同時放散を実現し、それにより、脱毛器の放熱性能が向上し、脱毛器の安全係数が高まるとともに、皮膚への冷感を無限に氷点に近づけ、皮膚の灼熱痛を軽減することができ、脱毛時に皮膚を損傷することができない。
【0294】
上記は本出願の実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲を限定するものではないが、本出願の明細書および添付図面の内容を利用してなされた如何なる同等の構造または同等のプロセス変換、もしくは他の関連技術分野への直接または間接的な適用は、同様にすべて本出願の特許保護範囲に含まれる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
導体であり、光を反射可能なリフレクターと、
ストリップ状のガス励起光源であり、前記リフレクターに対向して設けられ、前記リフレクターの通電後に前記リフレクターにより励起されて前記光を発することができる光源と、
ホルダーであって、前記リフレクターが前記ホルダーに対して固定されるホルダーと、を含み、
ここで、前記光源の本体と前記リフレクターとの間隔はゼロより大きく、0.3mm以下であることを特徴とする、脱毛器。
【請求項2】
前記リフレクターに設けられる炭素含有層を含み、前記炭素含有層は、前記リフレクターの前記光源に背向する側に設けられることを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項3】
前記リフレクターの一方側に設けられ、前記リフレクターを冷却するための放熱ベースと、
前記リフレクターと前記放熱ベースとの間、および/または前記放熱ベースの露出面に設けられた炭素含有層と、を含むことを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項4】
第2光透過体と、
光フィルターを含み、前記光源と前記第2光透過体との間に設けられた第1光透過体と、を含み、
ここで、前記放熱ベースの一方側にはスロットが設けられ、前記リフレクターは前記スロットに埋め込まれ、前記光フィルターは前記放熱ベースに対して固定されることを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項5】
前記ホルダーは窓を有し、前記光フィルターは、前記ホルダーに固定されて前記窓を覆うことを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項6】
前記第2光透過体は、前記窓に埋め込まれ、前記第2光透過体は、前記光フィルターの前記光源に背向する側に位置することを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項7】
弾性シールリングを含み、前記弾性シールリングは、少なくともその内側リング部が前記第1光透過体と前記第2光透過体との間に弾力的に当接して設けられ、前記第1光透過体と前記第2光透過体の両方は、前記弾性シールリングと密封するように合わせることを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項8】
前記弾性シールリングは、内側リングと外側リングを含み、前記内側リングの直径は前記外側リングよりも小さく、前記外側リングは、前記内側リングの外周に接続され、かつ前記第2光透過体の方向に延在して前記内側リングを超えて取付溝を形成し、前記第2光透過体の前記光フィルターに向かう一端の周側は、前記取付溝内に配置されることを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項9】
前記弾性シールリングの前記第1光透過体に向かう側には突起が設けられ、前記突起は、前記第1光透過体の端面に当接するように設けられることを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項10】
その冷却側が前記放熱ベースの一方側に熱的に結合された冷却部材を含み、
ここで、前記炭素含有層は、前記冷却部材の前記放熱ベースに向かう側、または前記冷却部材の露出面に設けられることを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項11】
前記光源の光射出側に位置する第2光透過体と、
前記第2光透過体に接続され、前記第2光透過体の熱を吸収するための放熱アセンブリと、
前記第2光透過体と前記放熱アセンブリとの間に設けられた炭素含有層とを含むことを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項12】
冷却駆動アセンブリを含み、
ここで、前記放熱アセンブリは、放熱プレートと放熱フィンを含み、前記放熱プレートの一面には、第1領域および第2領域が並んで設けられ、前記光源および前記リフレクターは、前記放熱プレートの前記第1領域に設けられ、前記放熱フィンは前記第2領域に取り付けられ、前記冷却駆動アセンブリは、前記放熱フィンの前記リフレクターに背向する側に設けられ、前記冷却駆動アセンブリは、気流を前記放熱フィン、前記光源、および/または前記リフレクターに吹くように駆動することを特徴とする、請求項11に記載の脱毛器。
【請求項13】
前記放熱ベースはセラミックベースであり、前記セラミックベースには第1スロットが設けられ、前記リフレクターは前記第1スロットに埋め込まれ、前記ホルダーは、弾性体を介して前記光源、リフレクターを前記放熱ベースに固定することを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【請求項14】
前記セラミックベースの側辺には第1留め具が設けられ、前記ホルダーには、対応して第2留め具が設けられ、前記ホルダーは、前記第2留め具と前記第1留め具との係合によって、前記セラミックベースに固定されることを特徴とする、請求項13に記載の脱毛器。
【請求項15】
前記リフレクターは半円弧状のリフレクターであり、前記脱毛器は、
前記リフレクターの長さ方向の両端に設けられ、前記リフレクターの両端から漏れる前記光を前記リフレクターの光射出側に反射する側面反射部材を含み、
ここで、前記側面反射部材には貫通孔が設けられ、前記ランプの端部は、前記貫通孔を通過し、前記貫通孔の直径は前記光源の両端よりも大きく、弾性体は、前記光源を前記貫通孔の前記リフレクターの底部に近い側に弾力的に密着させることを特徴とする、請求項に記載の脱毛器。
【国際調査報告】