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特表2024-520036電気制御ボックス、エアコン室外機及びエアコン
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】電気制御ボックス、エアコン室外機及びエアコン
(51)【国際特許分類】
   F24F 1/24 20110101AFI20240514BHJP
   F24F 13/20 20060101ALI20240514BHJP
   F24F 1/22 20110101ALI20240514BHJP
   F24F 1/0063 20190101ALI20240514BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
F24F1/24
F24F1/0007 401E
F24F1/22
F24F1/0063
H05K7/20 H
H05K7/20 G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572943
(86)(22)【出願日】2022-07-26
(85)【翻訳文提出日】2023-11-24
(86)【国際出願番号】 CN2022108031
(87)【国際公開番号】W WO2023016252
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202110904558.2
(32)【優先日】2021-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121839215.4
(32)【優先日】2021-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121839197.X
(32)【優先日】2021-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517416385
【氏名又は名称】広東美的暖通設備有限公司
【氏名又は名称原語表記】GD MIDEA HEATING & VENTILATING EQUIPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Penglai Industry Road,Beijiao,Shunde Foshan,Guangdong 528311,China
(71)【出願人】
【識別番号】523296704
【氏名又は名称】合肥美的暖通▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HEFEI MIDEA HEATING & VENTILATING EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 88, Chuangxin Avenue, Boyan Science Park, High-Tech Zone, Hefei City, Anhui 230088, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】王 国春
(72)【発明者】
【氏名】宋 ▲凱▼▲権▼
(72)【発明者】
【氏名】徐 安
(72)【発明者】
【氏名】▲羅▼ ▲華▼▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 廷波
(72)【発明者】
【氏名】李 宏▲偉▼
【テーマコード(参考)】
3L051
5E322
【Fターム(参考)】
3L051BE04
3L051BJ10
5E322AA11
5E322AB01
5E322AB11
5E322BA01
5E322BA03
5E322BA04
5E322BA05
5E322BB03
5E322DA04
5E322DB01
(57)【要約】
電子部品の耐用年数が短いという技術的問題を解決するための電気制御ボックスであって、ボックス及びボックス内に設けられる取付板を備え、取付板の取付側に第1のファンと複数の電子部品が設けられ、第1のファンは第1の放熱経路に沿って流れる第1の放熱気流を形成するために使用され、第1の放熱気流はボックスの内壁を通って転向した後に第2の放熱経路に沿って流れる第2の放熱気流を形成し、複数の電子部品は第1の放熱経路と第2の放熱経路に分布され、且つ第1の放熱経路と第2の放熱経路は取付板の取付側に位置する。エアコン室外機及びエアコンをさらに開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気制御ボックスであって、ボックス及び前記ボックス内に設けられる取付板を備え、前記取付板の取付側に第1のファンと複数の電子部品が設けられ、前記第1のファンは第1の放熱経路に沿って流れる第1の放熱気流を形成するために使用され、前記第1の放熱気流は前記ボックスの内壁を通って転向した後に第2の放熱経路に沿って流れる第2の放熱気流を形成し、前記複数の電子部品は前記第1の放熱経路と前記第2の放熱経路に分布され、且つ前記第1の放熱経路と前記第2の放熱経路は前記取付板の取付側に位置することを特徴とする電気制御ボックス。
【請求項2】
前記第1の放熱経路と前記第2の放熱経路をエンドツーエンドで順次連通して循環放熱経路を形成することを特徴とする請求項1に記載の電気制御ボックス。
【請求項3】
前記取付板は前記ボックス内の空間を第1のチャンバーと第2のチャンバーに分割し、前記複数の電子部品は前記第1のチャンバー内に設けられ、
前記第2のチャンバー内に熱交換器が設けられることを特徴とする請求項1に記載の電気制御ボックス。
【請求項4】
前記取付板に前記取付板を貫通する第1の還気口と第2の還気口が設けられ、且つ前記第1の還気口は前記第1の放熱経路の先端に位置し、前記第2の還気口は前記第2の放熱経路の末端に位置することを特徴とする請求項3に記載の電気制御ボックス。
【請求項5】
前記第1のファンの入口は前記第1の還気口に連通され、前記第1のファンの出口は前記第1の放熱経路の先端に対向することを特徴とする請求項4に記載の電気制御ボックス。
【請求項6】
前記取付板は矩形板であり、前記第1の還気口は前記矩形板の第1のコーナーに位置し、前記第2の還気口は前記矩形板の第2のコーナーに位置し、前記第2のコーナーと前記第1のコーナーは前記矩形板の同じ対角線の両端に位置することを特徴とする請求項4に記載の電気制御ボックス。
【請求項7】
前記第2の還気口の数は複数であり、複数の前記第2の還気口は前記取付板の第1の辺に沿って間隔をあけて設置するように分布され、
前記第1の還気口は前記取付板の第2の辺に設けられ、前記第1の辺と前記第2の辺は対向して設置されることを特徴とする請求項4に記載の電気制御ボックス。
【請求項8】
エアダクト仕切板をさらに備え、前記エアダクト仕切板は前記ボックス内に設けられ、
前記エアダクト仕切板は前記取付板に取り付けられ、前記エアダクト仕切板、前記取付板及び前記ボックスは囲んで降温エアダクトを形成し、前記取付板に前記複数の電子部品が設けられ、前記複数の電子部品のうちの少なくとも一部は前記降温エアダクト内に位置し、
前記第1のファンは、空気が前記降温エアダクト内を流れるのを駆動して、前記第1の放熱気流を形成するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気制御ボックス。
【請求項9】
前記エアダクト仕切板は順次接続された主板体と副板体を備え、前記主板体と前記副板体は角度をなすように設置され、前記降温エアダクトは第1のエアダクトと第2のエアダクトを含み、
前記主板体、前記取付板及び前記ボックスは囲んで前記第1のエアダクトを形成し、
前記副板体、前記取付板及び前記ボックスは囲んで前記第2のエアダクトを形成することを特徴とする請求項8に記載の電気制御ボックス。
【請求項10】
前記エアダクト仕切板は少なくとも1つの凹溝を有し、前記凹溝は、前記凹溝に対向する前記電子部品を避けるように配置されることを特徴とする請求項9に記載の電気制御ボックス。
【請求項11】
前記主板体を折り曲げて前記凹溝を形成し、
前記主板体は少なくとも順次接続された第1の板体、第2の板体及び第3の板体を含み、前記第1の板体は前記第3の板体に対向して設置され、前記第1の板体、前記第2の板体及び前記第3の板体は囲んで前記凹溝を形成し、前記凹溝の溝口は前記降温エアダクトの内部に向かうことを特徴とする請求項10に記載の電気制御ボックス。
【請求項12】
前記電気制御ボックスは第2のファンをさらに備え、前記第2のファンは前記第1の放熱経路または前記第2の放熱経路に設けられることを特徴とする請求項1に記載の電気制御ボックス。
【請求項13】
前記第2のファンは前記第2の放熱経路の先端に設けられることを特徴とする請求項12に記載の電気制御ボックス。
【請求項14】
前記第2のファンは前記第2の放熱経路の末端に設けられ、
前記第1のファンと前記第2のファンの送風方向が交差しなく、前記第2のファンは第3の放熱経路に沿って流れる第3の放熱気流を形成するために使用されることを特徴とする請求項12に記載の電気制御ボックス。
【請求項15】
少なくとも1つの電気制御モジュールアセンブリをさらに備え、前記ボックスに密閉収納室が形成され、前記電気制御モジュールアセンブリは前記密閉収納室内に設けられ、
前記電気制御ボックスは放熱板をさらに備え、前記放熱板は対向する第1の面と第2の面を含み、前記電気制御モジュールアセンブリは前記第1の面に取り付けられ且つ前記第1の面に接触し、前記熱交換器は前記第2の面に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の電気制御ボックス。
【請求項16】
前記電気制御モジュールアセンブリは板体、ブロワモジュール及びコンプレッサーモジュールを備え、前記ブロワモジュールと前記コンプレッサーモジュールはいずれも前記板体に設けられ、且つ前記第1の面に取り付けられて前記第1の面に接触することを特徴とする請求項15に記載の電気制御ボックス。
【請求項17】
前記取付板の取付側に設けられる前記複数の電子部品はフィルタとリアクトルを備え、前記フィルタとリアクトルは前記第1の放熱経路に分布されることを特徴とする請求項16に記載の電気制御ボックス。
【請求項18】
前記フィルタは前記リアクトルの上流に位置することを特徴とする請求項17に記載の電気制御ボックス。
【請求項19】
前記リアクトルは前記放熱板に取り付けられ、及び/又は、
前記リアクトルは前記取付板に取り付けられることを特徴とする請求項18に記載の電気制御ボックス。
【請求項20】
前記取付板の一部は入風グリッドとして構成され、前記第1のチャンバー内に前記熱交換器と前記放熱板が取り付けられ、前記第2のチャンバー内に前記第1のファンと前記リアクトルが取り付けられ、前記ファンによる気流は前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとの間に循環して流れることを特徴とする請求項19に記載の電気制御ボックス。
【請求項21】
前記取付板は対向する第1の取付面と第2の取付面を有し、前記第1の取付面は前記第1のチャンバー内に位置して前記放熱板の前記第1の面に接続され、前記第2の取付面は前記第2のチャンバー内に位置して前記第1のファンと前記リアクトルが取り付けられることを特徴とする請求項20に記載の電気制御ボックス。
【請求項22】
前記取付板に少なくとも1つの取付開口が設けられ、前記取付開口は前記入風グリッドと前記第1のファンとの間に位置し、
前記放熱板の少なくとも一部は前記取付開口内に露出し、
前記リアクトルが前記放熱板に取り付けられる場合、前記電気制御モジュールアセンブリと前記リアクトルはいずれも前記取付開口内に露出する前記放熱板に固定して接続されることを特徴とする請求項20に記載の電気制御ボックス。
【請求項23】
前記リアクトルはリアクトル本体及び前記リアクトル本体に接続される固定板を備え、前記固定板の一部は前記取付板に固定して接続され、前記固定板の他の一部は前記放熱板に固定して接続されることを特徴とする請求項22に記載の電気制御ボックス。
【請求項24】
前記リアクトルは複数であり、且つ複数の前記リアクトルは風の流れ方向に沿って前記密閉収納室内に並んで配置され、
前記リアクトルは前記放熱板に取り付けられ、複数の前記リアクトルは1つの前記取付開口を共有し、または、複数の前記リアクトルはそれぞれ1つの前記取付開口に対応することを特徴とする請求項22に記載の電気制御ボックス。
【請求項25】
前記放熱板の形状は矩形であり、
前記電気制御モジュールアセンブリは複数であり、複数の前記電気制御モジュールアセンブリは前記取付板の長手方向に沿って間隔をあけて設置され、
複数の前記電気制御モジュールアセンブリは1つの前記取付開口を共有し、または、複数の前記電気制御モジュールアセンブリはそれぞれ1つの前記取付開口に対応することを特徴とする請求項22に記載の電気制御ボックス。
【請求項26】
前記ボックスは密閉ボックスであることを特徴とする請求項1に記載の電気制御ボックス。
【請求項27】
請求項1-26のいずれか1項に記載の電気制御ボックスを備えることを特徴とするエアコン室外機。
【請求項28】
請求項27に記載のエアコン室外機を備えることを特徴とするエアコン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、エアコン技術の分野に関し、具体的に電気制御ボックス、エアコン室外機及びエアコンに関する。
【背景技術】
【0002】
エアコンとは、人工的手段を用いて、建築物や構築物内の環境空気の温度、湿度、流速などのパラメータを調整し、制御する設備である。エアコンは通常、電気制御ボックスを備え、電気制御ボックス内にフィルタ、リアクトルなどの電子部品が設けられる。しかしながら、電子部品の動作時に発生する熱により、電子部品の温度が上昇し、電子部品の動作安定性に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願の主な目的は、電子部品の動作信頼性を向上させるための電気制御ボックス、エアコン室外機及びエアコンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本願は、電気制御ボックスを開示し、ボックス及びボックス内に設けられる取付板を備え、取付板の取付側に第1のファンと複数の電子部品が設けられ、第1のファンは第1の放熱経路に沿って流れる第1の放熱気流を形成するために使用され、第1の放熱気流はボックスの内壁を通って転向した後に第2の放熱経路に沿って流れる第2の放熱気流を形成し、複数の電子部品は第1の放熱経路と第2の放熱経路に分布され、且つ第1の放熱経路と第2の放熱経路は取付板の取付側に位置する。
【0005】
本願の有益な効果は以下の通りであり、第1のファンを設置することによって、第1の放熱経路に沿って流れる第1の放熱気流を形成するために使用され、第1の放熱気流はボックスの内壁を通って転向した後に第2の放熱経路に沿って流れる第2の放熱気流を形成し、複数の電子部品を第1の放熱経路と第2の放熱経路に分布することによって、電子部品の動作時に発生する熱を第1の放熱気流と第2の放熱気流によって奪うことができ、電子部品の動作時の温度が確実な温度範囲内であり、電子部品の動作安定性が高い。
【0006】
上記技術的解決手段に基づいて、本願は以下のように改善することができる。
【0007】
さらに、第1の放熱経路と第2の放熱経路とをエンドツーエンドで順次連通して循環放熱経路を形成する。
【0008】
さらに、取付板はボックス内の空間を第1のチャンバーと第2のチャンバーに分割し、複数の電子部品は第1のチャンバー内に設けられ、第2のチャンバー内に熱交換器が設けられる。
【0009】
さらに、取付板に取付板を貫通する第1の還気口と第2の還気口が設けられ、且つ第1の還気口は第1の放熱経路の先端に位置し、第2の還気口は第2の放熱経路の末端に位置する。
【0010】
さらに、第1のファンの入口は第1の還気口に連通され、第1のファンの出口は第1の放熱経路の先端に対向する。
【0011】
さらに、取付板は矩形板であり、第1の還気口は矩形板の第1のコーナーに位置し、第2の還気口は矩形板の第2のコーナーに位置し、第2のコーナーと第1のコーナーは矩形板の同じ対角線の両端に位置する。
【0012】
さらに、第2の還気口の数は複数であり、複数の第2の還気口は取付板の第1の辺に沿って間隔をあけて設置するように分布され、第1の還気口は取付板の第2の辺に設けられ、第1の辺と第2の辺は対向して設置される。
【0013】
さらに、電気制御ボックスは第2のファンをさらに備え、第2のファンは第1の放熱経路または第2の放熱経路に設けられる。
【0014】
さらに、第2のファンは第2の放熱経路の先端に設けられる。
【0015】
さらに、第2のファンは第2の放熱経路の末端に設けられ、第1のファンと第2のファンの送風方向が交差しなく、第2のファンは、第3の放熱経路に沿って流れる第3の放熱気流を形成するために使用される。
【0016】
さらに、取付板の取付側に設けられた複数の電子部品はフィルタとリアクトルを備え、フィルタとリアクトルは第1の放熱経路に分布される。
【0017】
さらに、ボックスは密閉ボックスである。
【0018】
本願は、上記いずれかの技術的解決手段による電気制御ボックスを備えるエアコン室外機をさらに提供する。
【0019】
本願は、上記いずれかの技術的解決手段によるエアコン室外機を備えるエアコンをさらに提供する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本願の実施例による電気制御ボックスを示す構造模式図1である。
図2】本願の実施例による電気制御ボックスを示す構造模式図2である。
図3】本願の実施例による電気制御ボックスを示す構造模式図3である。
図4】本願の実施例による電気制御ボックスを示す構造模式図4である。
図5】本願の実施例による電気制御ボックスを示す構造模式図5である。
図6】本願の実施例による電気制御ボックスを示す構造模式図6である。
図7】本願の実施例による取付板を示す構造模式図である。
図8】本願の実施例による電気制御ボックスを示す分解図である。
図9】本願の実施例による電気制御ボックスを示す構造模式図7である。
図10】本願の実施例による電気制御ボックスを示す他の構造模式図である。
図11】本願の実施例による電気制御ボックスを示す他の構造模式図2である
図12】本願の実施例による電気制御ボックスのエアダクト仕切板を示す構造模式図である。
図13図12のA位置の部分図である。
図14】本願の実施例による電気制御ボックスのボックスカバーを取り外した分解模式図である。
図15】本願の実施例による電気制御ボックスの電気制御モジュールアセンブリを示す構造模式図である。
図16】本願の実施例による放熱板を示す構造模式図である。
図17】本願の実施例によるエアコン室外機を示す構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
関連技術において、電気制御ボックスの内部に電子部品が設けられ、電子部品は例えばフィルタ、リアクトルなどであってもよく、電子部品は使用中に熱が発生するため、電子部品の温度が高くなり、ひいては電子部品の動作信頼性を低下させ、このため、電子部品の温度を下げる必要がある。
【0022】
これを鑑みて、本願の実施例による電気制御ボックスは、第1のファンを設置することによって、第1のファンを利用して第1の放熱気流を形成し、第1の放熱気流がボックスの阻害作用を経た後、転向して第2の放熱気流を形成し、第1の放熱気流と第2の放熱気流を利用して電子部品上の熱を奪うことで、電子部品の温度を下げ、電子部品の動作信頼性を向上させる。
【0023】
以下、本願の実施例における図面を組み合わせて、本願の実施例における技術的解決手段を明らかで、完全に説明し、明らかで、説明した実施例は全部の実施例ではなく、本願の一部の実施例である。本願における実施例に基づいて、当業者は創造的な作業なしに得られたすべてのその他の実施例は、本願が保護する範囲に属する。
【0024】
本願の実施例による電気制御ボックスは例えば密閉電気制御ボックスであってもよい。これにより、水滴、ほこりなどの他の異物が電気制御ボックス内に侵入し、電気制御ボックス内の電子部品に損傷を与えないようにし、防水、防塵、防食の効果を得ることができる。
【0025】
図1図2図3及び図4を参照し、本願の実施例は電気制御ボックスを提供し、電気制御ボックスはボックス100、取付板200、第1のファン300及び電子部品400を備える。取付板200と第1のファン300はボックス100の内部に設けられ、ボックス100は取付板200と第1のファン300を保護するために使用される。取付板200は第1のファン300と電子部品400を取り付けるために使用される。第1のファン300はボックス100内の空気の流れを駆動して、第1の放熱気流を形成するために使用される。
【0026】
図1に示すように、第1のファン300による第1の放熱気流は第1の放熱経路aに沿って流れ、第1の放熱気流がボックス100の内壁に流れた後、第1の放熱気流が転向して第2の放熱気流を形成し、第2の放熱気流は第2の放熱経路bに沿って流れる。第1の放熱経路aと第2の放熱経路bとの間のなす角は、例えば図1に示す60°など任意の非ゼロ角度であってもよい。
【0027】
電子部品400は取付板200の取付側に設けられる。幾つかの実施形態において、電子部品400はネジで取付板200の取付側に取り付けられることができ、他の幾つかの実施形態において、電子部品400は溶接によって取付板200の取付側に取り付けられることができる。
【0028】
電子部品400の数は複数であり、複数の電子部品400は第1の放熱経路aと第2の放熱経路bに設けられる。第1の放熱経路aに流れる第1の放熱気流は第1の放熱経路aに設けられる電子部品400の動作時に発生する熱を奪うことで、第1の放熱経路aに設けられる電子部品400の温度を下げる(降温させる)。第2の放熱経路bに流れる第2の放熱気流は第2の放熱経路bに設けられる電子部品400の動作時に発生する熱を奪うことで、第2の放熱経路bに設けられる電子部品400の温度を下げる。
【0029】
本願の実施例による電気制御ボックスは、第1のファン300を設置することによって、第1のファン300を利用して第1の放熱経路aに沿って流れる第1の放熱気流を形成し、第1の放熱気流がボックス100の内壁に流れた後に流れ方向が変わって転向し、第2の放熱経路bに沿って流れる第2の放熱気流を形成し、第1の放熱気流と第2の放熱気流を利用して第1の放熱経路aと第2の放熱経路bに設けられる電子部品400の動作時に発生する熱を奪うことで、電子部品400の温度が確実な温度範囲内であり、電子部品400の動作信頼性を向上させる。
【0030】
幾つかの実施形態において、第1の放熱経路aと第2の放熱経路bとをエンドツーエンドで順次連通して、循環放熱経路を形成する。循環放熱経路はボックス100内に位置し、循環放熱経路を流れる第1の放熱気流の末端は第2の放熱気流の先端に接続され、循環放熱経路を流れる第1の放熱経路aの先端は第2の放熱気流の末端に接続され、第1の放熱気流と第2の放熱気流は循環気流を形成し、循環気流はボックス100内に位置する。このとき、第1の放熱気流と第2の放熱気流はいずれも電子部品400及びボックス100と熱交換し、このように、電子部品400の動作時に発生する熱をボックス100の外部に置き換える。
【0031】
幾つかの実施形態において、第1の放熱経路aと第2の放熱経路bは循環経路を形成しなくてもよく、この実施形態において、第1の放熱気流と第2の放熱気流も循環気流を形成しない。
【0032】
図4図5及び図6を参照し、取付板200はボックス100内の空間を第1のチャンバー110と第2のチャンバー120に分割し、複数の電子部品400は第1のチャンバー110内に設けられ、第1の放熱気流と第2の放熱気流は第1のチャンバー110内に位置し、第2のチャンバー120内に熱交換器500が設けられる。
【0033】
図4及び図7を参照されたい。取付板200に第1の還気口210と第2の還気口220が設けられる。第1の還気口210の形状とサイズは具体的に制限されず、第1の還気口210は貫通孔であり、第1の還気口210の両端は第1のチャンバー110と第2のチャンバー120に連通される。第2の還気口220の形状とサイズは具体的に制限されず、第2の還気口220は貫通孔であり、第2の還気口220の両端は第1のチャンバー110と第2のチャンバー120に連通される。第1の還気口210は第1の放熱経路aの先端に位置し、第2の還気口220は第2の放熱経路bの末端に位置する。
【0034】
第1のファン300が動作する際に、第1のファン300は第2のチャンバー120内の空気を第1の還気口210を介して第1のチャンバー110内に駆動し、第1の放熱経路aに沿って流れる第1の放熱気流を形成し、第1の放熱気流はボックスの内壁によって転向した後に第2の放熱経路bに沿って流れる第2の放熱気流を形成し、第2の放熱気流は第2の還気口220を介して第1のチャンバー110内に入り、このように、ボックス100の内部にある循環気流を形成し、且つ該循環気流は第1のチャンバー110と第2のチャンバー120内を循環して流れる。
【0035】
第1のチャンバー110内の第1の放熱気流と第2の放熱気流は第1のチャンバー110内の電子部品400と熱交換し、電子部品400の動作時に発生する熱を第1のチャンバー110内の第1の放熱気流と第2の放熱気流に置き換える。第2のチャンバー120内の空気は熱交換器500と熱交換し、第2のチャンバー120内の空気が保有する熱が熱交換器500内の冷媒に置き換えられ、冷媒がボックス100の外部に流出し、このように、電子部品400の動作時に発生する熱をボックス100の外部に置き換える。本願における熱交換器はマイクロチャンネル熱交換器であってもよい。マイクロチャンネル熱交換器は少なくとも2組のマイクロチャンネルを備える。少なくとも2組のマイクロチャンネルは第1の冷媒流の流れのための複数の第1のマイクロチャンネル及び第2の冷媒流の流れのための複数の第2のマイクロチャンネルを含み、第2の冷媒流は第1の冷媒流から吸熱し、第1の冷媒流が過冷却になり、または第1の冷媒流は第2の冷媒流から吸熱し、第2の冷媒流が過冷却になるようにする。
【0036】
本願の実施例によるマイクロチャンネル熱交換器はエアコンのエコノマイザとしても用いることができる。このように、マイクロチャンネル熱交換器は電気制御ボックス内の電子部品を冷却するために使用でき、エコノマイザとしても用いることができ、これにより、電気制御ボックスの外部に別のエコノマイザを設置することを避けることができ、エアコンの構造を簡素化し、空間を節約し、コストを節約することもできる。
【0037】
以下、図面を組み合わせてボックス100の構造を詳細的に説明する。
【0038】
図8に示す実施形態において、ボックス100はボックス本体130とボックスカバー140を備え、ボックス本体130は底板131と底板131の縁部に設けられる側板132を含み、底板131と側板132は囲んで開口を有するチャンバーを形成し、ボックスカバー140は、ボックス本体130にカバーされ、チャンバーの開口を密閉する。底板131は図8に示すような矩形板であってもよく、側板132は矩形リングであってもよく、ボックスカバー140は図8に示すような矩形板であってもよく、ボックス本体130とボックスカバー140は囲んで矩形のケースを形成する。
【0039】
以下、図面を組み合わせて取付板200の構造を詳細的に説明する。
【0040】
取付板200の形状は図7に示す矩形であってもよく、取付板200はネジ、係着、溶接などの接続方式によってボックス100内に設けられることができる。例えば、取付板200の縁部に折り曲げ板を設置し、折り曲げ板に取付穴を設置してもよく、ボックス100に固定板が設けられ、固定板はL字状板であってもよく、固定板の一端はボックス100に溶接され、固定板の他端に嵌合穴が設けられ、折り曲げ板上の取付穴は固定板上の嵌合穴に対応して設置され、取付穴と嵌合穴内に取り付けられるボルトとネジを利用して、取付板200をボックス100内に固定することができる。
【0041】
図7に示す実施形態において、取付板200に設けられた第2の還気口220の数は複数であり、複数の第2の還気口220は取付板200の第1の辺に沿って分布されて間隔をあけて設置され、第1の還気口210は取付板200の第2の辺に設けられ、第1の辺と第2の辺は対向して設置される。例えば、図7に示す実施形態において、第1の辺は取付板の上辺であり、第2の辺は取付板の下辺であり、第1の還気口210は第1の辺の一端に設けられ、第2の還気口は第2の辺の縁部全体に設けられる。このような設計により、第1のチャンバー110から第2のチャンバー120内に入った空気と熱交換器500との間の接触面積が増加し、さらに、第2のチャンバー120内の空気と熱交換器500との間の熱交換の効率が向上する。
【0042】
幾つかの実施例において、取付板200は矩形板であり、第1の還気口210は矩形板の第1のコーナーに位置し、第2の還気口220は矩形板の第2のコーナーに位置し、第2のコーナーと第1のコーナーは矩形板の同一の対角線の両端に位置し、このように、第1のチャンバー110内の空気が第2の還気口220を通って第2のチャンバー120内に入り、第2のチャンバー120内の空気は第1の還気口210を通って第1のチャンバー110内に入る。
【0043】
以下、図面を組み合わせて第1のファン300を詳細的に説明する。
【0044】
取付板200上の第1のファン300は遠心ファン、軸流ファン、クロスフローファンの中のいずれかであってよく、図1に示す実施形態において、第1のファン300は軸流ファンであってもよい。当業者にとって、第1のファン300を遠心ファンまたはクロスフローファンに変えるのは従来の置き換えであることを理解できる。
【0045】
図4図7に示すように、第1のファン300のケースは螺合によって取付板200に固定され、第1のファン300の入口は取付板200の第1の還気口210に連通され、第1のファン300の出口は第1の放熱経路aの先端に対向する。第1のファン300は第2のチャンバー120内の空気を第1のチャンバー110の内部に吸引し、第1のチャンバー110内に第1の放熱気流を形成する。
【0046】
リアクトルボックスは第2のファン800をさらに備え、以下、図面を組み合わせて第2のファン800を詳細的に説明する。
【0047】
図4及び図6を参照されたい。第2のファン800は取付板200に設けられ、且つ第1のチャンバー110内に位置し、第2のファン800は第1の放熱経路aまたは第2の放熱経路bに設けられる。第2のファン800は遠心ファン、軸流ファン、クロスフローファンのうちのいずれかであってもよい。
【0048】
幾つかの実施形態において、第2のファン800は第2の放熱経路bの先端に設けられ、第1の放熱経路aは例えば図1に示すボックス100の上側長辺に沿い、第2の放熱経路bは例えば図1に示すボックス100の右側短辺に沿い、第2の放熱経路bの先端は例えば図1に示すボックス100の右上角位置である。このとき、第2のファン800は例えばクロスフローファンであってもよい。
【0049】
他の幾つかの実施形態において、第2のファン800は第2の放熱経路bの末端に設けられ、第1のファン300と第2のファン800の送風方向が交差しなく、第2のファン800は、第3の放熱経路cに沿って流れる第3の放熱気流を形成するために使用され、第2のファンは例えば遠心ブロワである。第3の放熱経路cは例えば図2に示すボックス100の下側長辺に沿う。この実施形態において、第1のファン300と第2のファン800の送風方向が衝突しなく、第1のファン300と第2のファン800の送風方向が逆であり、または斜め方向の両側に設置され、例えば、第1のファン300が右に吹き、第2のファン800が下に吹き、また、例えば、第1のファン300が右に吹き、第2のファン800が左に吹き、且つ第1のファン300の出口は第2のファン800の出口にずれて設置される。
【0050】
第2のファン800は第1のファン300と合わせてボックス100内の空気の流速と風量を調整することができ、このように、第1のチャンバー110内の空気と第1のチャンバー110内の電子部品400との間の熱交換効率が増加し、電子部品400の動作時に発生する熱がタイムリーに奪われ、電子部品400の動作安定性が向上する。
【0051】
以下、図面を組み合わせて電子部品400を説明する。
【0052】
複数の電子部品400は第1の部品群と第2の部品群に分けられ、第1の部品群と第2の部品群はボックス100の幅方向に沿って配布して設置される。第1の部品群はボックス100の上辺に近く設置され、第2の部品群はボックス100の下辺に近く設置される。
【0053】
第1の部品群に含まれる電子部品400の数は具体的に制限されず、1つ、2つ、3つなどであってもよい。例えば、第1の部品群の数は3つである場合、第1の部品群のうちの第3の電子部品400は第1の放熱経路aに沿って間隔をあけて配布される。
【0054】
図9に示すような実施形態において、第1の部品群はリアクトル410とフィルタ420を備えてよく、リアクトル410の数は2つであってもよく、フィルタ420とリアクトル410は第1の放熱気流の流れ方向に沿って間隔をあけて配布され、フィルタ420はリアクトル410の上流に設けられる。図9では、フィルタ420とリアクトル410は図9に示すボックス100の長手方向に沿って配布して設置され、且つフィルタ420は第1の放熱経路aの先端に近く、リアクトル410は第1の放熱経路aの末端に近い。
【0055】
第2の部品群に含まれる電子部品400の数は具体的に制限されず、1つ、2つ、3つなどであってもよい。例えば、第2の部品群の数は4つである場合、第2の部品群のうちの4つの電子部品400は第2の放熱経路bに沿って間隔をあけて配布される。
【0056】
図9に示すような実施形態において、電気制御ボックスは拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700をさらに備え、電気制御モジュールアセンブリ700の数は2つであってもよく、拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700はボックス100内に位置し、且つ第1のチャンバー110内に位置する。第2の部品群は拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700を備え、拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700は回路基板である。拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700は第2の放熱経路bに沿って間隔をあけて配布され、拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700の配布方向は図9に示すボックス100の長手方向に平行であり、拡張ボード600はフィルタ420に対向して設置され、電気制御モジュールアセンブリ700はリアクトル410に対向して設置される。図5図6に示すように、ボックス100の幅方向において、フィルタ420がリアクトル410に対して拡張ボード600の方向に向かって突出する。
【0057】
以下、図面を組み合わせて熱交換器500を説明する。
【0058】
図8を参照されたい。熱交換器500の一部の構造はボックス100の内部に位置し、熱交換器500のボックス100の外部にある部分は電気制御ボックスの外部の凝縮器に連通される。熱交換器500の内部に流れている冷媒があり、冷媒は熱交換器500と凝縮器内を循環して流れる。熱交換器500は第2のチャンバー120の内部に設けられてよく、第1のチャンバー110から第2のチャンバー120に流れる空気と熱交換することができ、第1のチャンバー110から第2のチャンバー120に流れる空気は第1のチャンバー110における電子部品400と熱交換した空気であり、熱交換器500は第1のチャンバー110から第2のチャンバー120に流れる空気と熱交換した後に、第1のチャンバー110から第2のチャンバー120に流れる空気が保有する熱は、熱交換器500内の冷媒内に置き換えられ、冷媒が凝縮器内に流れ、凝縮器は、ボックス100の外部に位置し、ボックス100の外部の空気と熱交換し、このように、電子部品400の動作時に発生する熱をボックス100の外部に置き換えるのを実現する。
【0059】
続けて図8を参照すると、熱交換器500は一般的に冷媒熱交換部510を備え、冷媒熱交換部510に入り口と排出口が設けられ、冷媒は入り口を介して冷媒熱交換部510の内部に入り、冷媒は排出口を介して冷媒熱交換部510の内部から冷媒熱交換部510の外部に流れる。
【0060】
冷媒熱交換部510は第2のチャンバー120内に設けられ、冷媒が冷媒熱交換部510の内部を流れ、第1のチャンバー110から第2のチャンバー120内に流れる空気は冷媒熱交換部510と接触し、冷媒熱交換部510は第2のチャンバー120内の空気と熱交換し、第2のチャンバー120内の空気が保有する熱が冷媒熱交換部510内部の冷媒内に置き換えられ、熱が保有する冷媒はボックス100の外部の凝縮器に流れ、凝縮器内の冷媒が保有する熱はボックス100の外部の空気に置き換えられ、このように、電子部品400の動作時に発生する熱をボックス100の外部の空気に置き換えることで、電子部品400を確実に動作させる。
【0061】
続けて図8を参照すると、熱交換器500は冷媒入り管520と冷媒排出管530をさらに備える。冷媒入り管520の第1の端は冷媒熱交換部510の入り口に連通され、冷媒入り管520の第2の端はボックス100の外部に位置し、且つ冷媒入り管520の第2の端は凝縮器に連通され、冷媒排出管530の第1の端は冷媒熱交換部510の排出口に連通され、冷媒排出管530の第2の端はボックス100の外部に位置し、且つ、冷媒排出管530は凝縮器に連通され、このように、熱交換器500はボックス100の外部の凝縮器に連通される。
【0062】
本願の実施例による電気制御ボックスは、エアコンに設けられることができ、例えば、中央エアコンのエアコン室外機に設けられることができる。冷媒排出管530の第2の端及び冷媒入り管520の第2の端に接続された凝縮器は中央エアコンの凝縮器であってもよく、このように、中央エアコンの動作中の冷媒を利用して、冷媒と電気制御ボックスの内部の空気との熱交換を実現し、これにより、冷媒は電子部品400の動作時に発生する熱を電気制御ボックスの外部に置き換える。
【0063】
熱交換器500が設けられた実施例において、例示的に、図5図8に示すように、ボックス100に第1の貫通孔133と第2の貫通孔134が設けられ、その第1の貫通孔133内に冷媒入り管520が挿通され、第2の貫通孔134に冷媒排出管530が挿通され、且つ冷媒入り管520の第1の端は電気制御ボックスの内部に位置し、冷媒入り管520の第2の端は電気制御ボックスの外部に位置し、冷媒排出管530の第1の端は電気制御ボックスの内部に位置し、冷媒排出管530の第2の端は電気制御ボックスの外部に位置する。
【0064】
熱交換器500が設けられた実施例において、冷媒入り管520とボックス100との間に第1のシールリングが設けられ、第1のシールリングは冷媒入り管520と第1の貫通孔133の孔壁を密封するために使用される。冷媒排出管530とボックス100との間に第2のシールリングが設けられ、第2のシールリングは冷媒排出管530と第2の貫通孔134の孔壁を密封するために使用される。このように、電気制御ボックスの外部の雨水などの液体が第1の貫通孔133と第2の貫通孔134から電気制御ボックスの内部に浸入するのを防止し、電子部品400の使用安全性が高い。
【0065】
図10は本願の実施例による電気制御ボックスを示す他の構造模式図であり、図11は本願の実施例による電気制御ボックスを示す他の構造模式図2であり、図12は本願の実施例による電気制御ボックスのエアダクト仕切板を示す構造模式図であり、図13図12のA位置の部分図である。
【0066】
図1図13を参照し、幾つかの実施例において、本願の実施例による電気制御ボックスはボックス100、取付板200、第1のファン300及びエアダクト仕切板150を備える。ボックス100内に取付空間が形成され、該取付空間は取付板200、第1のファン300、及びエアダクト仕切板150を設置するために使用でき、ボックス100はこの取付空間内に設けられる取付板200、エアダクト仕切板150及び第1のファン300などを保護することができる。取付板200はボックス100内に位置し、取付板200に複数の電子部品400が設けられ、エアダクト仕切板150はボックス100内に位置し、取付板200に固定され、エアダクト仕切板150と取付板200及びボックス100は囲んで降温エアダクト160を形成し、複数の電子部品400における少なくとも一部の電子部品400は降温エアダクト160内に位置する。第1のファン300は空気が降温エアダクト160内を流れるのを駆動して、第1の放熱気流を形成するために使用され、第1の放熱気流は降温エアダクト160内に位置する電子部品400と熱交換し、これにより、降温エアダクト160内の電子部品400の動作時に発生する熱を奪う。
【0067】
本願の実施例による電気制御ボックスは、エアダクト仕切板150、取付板200及びボックス100が囲んで降温エアダクト160を形成し、第1のファン300によって空気が降温エアダクト内を流れるのを駆動し、第1の放熱気流を形成し、第1の放熱気流は降温エアダクト160内にある電子部品400に接触して熱交換し、第1の放熱気流は降温エアダクト160内の電子部品400の動作時に発生する熱を奪って、電子部品400の温度を下げることによって、電子部品400の動作信頼性が向上する。
【0068】
第1のファン300はさらに第2の放熱気流を形成するために使用され、第2の放熱気流は降温エアダクト160の外部に位置し、第1の放熱気流と第2の放熱気流をエンドツーエンドで順次連通して循環気流を形成し、循環気流はボックス100の内部に位置する。第2の放熱気流と第1の放熱気流はいずれもエアダクト仕切板150の両側に位置する。
【0069】
取付板200はボックス100内のチャンバーを第1のチャンバー110と第2のチャンバー120に分割する。第1のファン300、複数の電子部品400及びエアダクト仕切板150はいずれも第1のチャンバー110内に設けられ、第2のチャンバー120内に熱交換器500が設けられる。
【0070】
幾つかの実施形態において、第1の放熱気流と第2の放熱気流はいずれも第1のチャンバー110内に位置することができ、このとき、第1のチャンバー110内に循環気流を形成することができる。
【0071】
他の幾つかの実施形態において、第2の放熱気流は第2のチャンバー120内に位置し、第1の放熱気流は第1のチャンバー110内に位置し、第1の放熱気流の第1の端は第2の放熱気流の第1の端に連通され、第1の放熱気流の第2の端は第2の放熱気流の第2の端に連通される。
【0072】
上記実施形態において、取付板200にそれを貫通する第1の還気口210と第2の還気口220が設けられ、第1の還気口210は第1のファン300の入口に連通され、第1のファン300の出口は降温エアダクト160の先端に連通され、第2の還気口220は降温エアダクト160の末端に設けられ、第2のチャンバー120内に第1の還気口210と第2の還気口220を連通する第2の放熱気流を形成する。第1の還気口210と第2の還気口220は第1のチャンバー110内に位置する第1の放熱気流と第2のチャンバー120内に位置する第2の放熱気流を循環させ、循環気流を形成することができる。
【0073】
上記実施形態において、第1の放熱気流は第1のチャンバー110内の電子部品の動作時に発生する熱を奪って、第2の還気口220を介して第2のチャンバー120内に入り、第2の放熱気流は第2のチャンバー120の内部に位置する熱交換器500と熱交換し、第1の還気口210を介して第1のチャンバー110内に入り、第1の放熱気流と第2の放熱気流が循環し、このように、電子部品400の動作時に発生する熱は熱交換器500内の冷媒内に置き換えられ、熱交換器500内の冷媒が電気制御ボックスの外部に流れ、熱を電気制御ボックスの外部に連れ、このように、電子部品400の温度を下げることによって、電子部品400の動作信頼性が向上する。
【0074】
本願の実施例による電気制御ボックスは、降温エアダクト160の延伸方向に垂直である平面を断面とし、降温エアダクト160の断面積は降温エアダクト160内の空気の流れ方向において一定に維持できる。これに制限されず、降温エアダクト160の断面積は降温エアダクト160内の空気の流れ方向において変化してもよく、例えば、降温エアダクト160の断面積が降温エアダクト160内の空気の流れ方向において次第に小さく、また、例えば、降温エアダクト160の中部の断面積は降温エアダクト160の両端部の断面積より大きい。
【0075】
以下、図面を組み合わせてボックス100を詳細的に説明する。
【0076】
ボックス100はボックス本体130とボックスカバー140を備え、ボックス本体130は底板131と底板131の縁部に設けられる側板132を備え、底板131と側板132は囲んで開口を有するチャンバーを形成し、ボックスカバー140はボックス本体130にカバーされ、チャンバーの開口を密閉する。ボックス本体130とボックスカバー140により形成されるボックス100は密閉ケースである。底板131は矩形板であってもよく、側板132は矩形リングであってもよく、ボックスカバー140は矩形板であってもよく、ボックス本体130とボックスカバー140は囲んで矩形ケースを形成する。
【0077】
ボックス100に第1の貫通孔133と第2の貫通孔134が設けられ、その第1の貫通孔133に下記の冷媒入り管520が挿通され、第2の貫通孔134に下記の冷媒排出管530が挿通される。
【0078】
以下、図面を組み合わせて取付板200の構造を詳細的に説明する。
【0079】
取付板200の形状は矩形であってもよく、取付板200はネジ、係着、溶接などの接続方式によってボックス100内に設けられることができる。例えば、取付板200の縁部に折り曲げ板を設置し、折り曲げ板に取付穴を設置してもよく、ボックス100に固定板が設けられ、固定板はL字状板であってもよく、固定板の一端はボックス100に溶接され、固定板の他端に嵌合穴が設けられ、折り曲げ板上の取付穴は固定板上の嵌合穴に対応して設置され、取付穴と嵌合穴内に取り付けられるボルトとネジを利用して、取付板200をボックス100内に固定することができる。
【0080】
取付板200に設けられた第2の還気口220の数は複数であり、複数の第2の還気口220は取付板200の第1の辺に沿って分布されて間隔をあけて設置され、第1の還気口210は取付板200の第2の辺に設けられ、第1の辺と第2の辺は対向して設置される。例えば、第1の辺は取付板の上辺であり、第2の辺は取付板の下辺であり、第1の還気口210は第1の辺の一端に設けられ、第2の還気口は第2の辺の縁部全体に設けられる。このような設計により、第1のチャンバー110から第2のチャンバー120内に入った空気と熱交換器500との間の接触面積が増加し、さらに、第2のチャンバー120内の空気と熱交換器500との間の熱交換の効率が向上する。
【0081】
以下、図面を組み合わせて熱交換器500を詳細的に説明する。
【0082】
熱交換器500は一般的に冷媒熱交換部510を備え、冷媒熱交換部510に入り口と排出口が設けられ、冷媒は入り口を介して冷媒熱交換部510の内部に入り、冷媒は排出口を介して冷媒熱交換部510の内部から冷媒熱交換部510の外部に流れる。
【0083】
熱交換器500は冷媒入り管520と冷媒排出管530をさらに備え、冷媒入り管520の第1の端は電気制御ボックスの内部に位置し、冷媒熱交換部510の入り口に連通され、冷媒排出管530の第1の端は電気制御ボックスの内部に位置し、冷媒熱交換部510の排出口に連通され、冷媒入り管520の第2の端は電気制御ボックスの外部に位置し、電気制御ボックスの外部に位置し、冷媒排出管530の第2の端と冷媒入り管520の第2の端はいずれも凝縮器に連通され、このように、冷媒循環を実現する。
【0084】
本願の実施例による電気制御ボックスは、エアコンに設けられることができ、例えば、中央エアコンの室外機に設けられることができる。冷媒排出管530の第2の端及び冷媒入り管520の第2の端に接続された凝縮器は中央エアコンの凝縮器であってもよく、このように、中央エアコンの動作中の冷媒を利用して、冷媒と第2のチャンバー120の内部の第2の放熱気流との熱交換を実現し、これにより、電子部品400の動作信頼性が高い。
【0085】
冷媒入り管520とボックス100との間に第1のシールリングが設けられ、第1のシールリングは冷媒入り管520と第1の貫通孔133の孔壁を密封するために使用される。冷媒排出管530とボックス100との間に第2のシールリングが設けられ、第2のシールリングは冷媒排出管530と第2の貫通孔134の孔壁を密封するために使用される。このように、電気制御ボックスの外部の雨水などの液体が第1の貫通孔133と第2の貫通孔134から電気制御ボックスの内部に浸入するのを防止し、電子部品400の使用安全性が高い。
【0086】
幾つかの実施例において、取付板200はボックス100に固定され、熱交換器500は取付板200に固定される。取付板200はネジ、係着、溶接のうちの少なくとも1種の方式によってボックスに接続されることができる。例えば、取付板200の縁部に折り曲げ板を設置し、折り曲げ板に取付穴を設置してもよく、ボックス100に固定板が設けられ、固定板はL字状板であってもよく、固定板の一端はボックス100に溶接され、固定板の他端に嵌合穴が設けられ、折り曲げ板上の取付穴は固定板上の嵌合穴に対応して設置され、取付穴と嵌合穴内に取り付けられるボルトとネジを利用して、取付板200をボックス100内に固定することができる。
【0087】
本願における熱交換器はマイクロチャンネル熱交換器であってもよい。マイクロチャンネル熱交換器は少なくとも2組のマイクロチャンネルを備える。少なくとも2組のマイクロチャンネルは第1の冷媒流が流れる複数の第1のマイクロチャンネル及び第2の冷媒流が流れる複数の第2のマイクロチャンネルを含み、第2の冷媒流は第1の冷媒流から吸熱し、第1の冷媒流が過冷却になり、または第1の冷媒流が第2の冷媒流から吸熱し、第2の冷媒流が過冷却になるようにする。
【0088】
本願の実施例によるマイクロチャンネル熱交換器はエアコンのエコノマイザとしても用いることができる。このように、マイクロチャンネル熱交換器は電気制御ボックス内の電子部品を冷却するために使用でき、エコノマイザとしても用いることができ、これにより、電気制御ボックスの外部に別のエコノマイザを設置することを避けることができ、エアコンの構造を簡素化し、空間を節約し、コストを節約することもできる。
【0089】
以下、図面を組み合わせてエアダクト仕切板150を詳細的に説明する。
【0090】
エアダクト仕切板150は主板体152と副板体153を備え、主板体152は副板体153に接続される。実際の製品では、主板体152と副板体153は一体構造であってもよく、例えば、主板体152と副板体153は射出成形方式により一体成形され、またはプレス方式により成形されてもよい。
【0091】
主板体152と副板体153は螺合方式により接続されてもよく、例えば、主板体152に第1のねじ山穴を設置し、副板体153に第2のねじ山穴を設置し、主板体152の側面は副板体153の端面に対向して設置され、且つ第1のねじ山穴は第2のねじ山穴に対応して設置され、第1のねじ山穴と第2のねじ山穴に設けられるネジ留め具によって、主板体152と副板体153が接続される。勿論、主板体152と副板体153は係着、溶接及び螺合のうちの少なくとも1種の方式によって接続されてもよい。
【0092】
幾つかの実施形態において、主板体152の取付板200に向かう一辺にバックル154を設置し、副板体153の取付板200に向かう一辺にバックル154を設置し、取付板200にバックル154に対応して設置される係着口を設置し、主板体152上のバックル154と副板体153上のバックル154を利用して係着口内に係着することで、エアダクト仕切板150が取付板200に取り付けられる。バックル154の構造は図9に示す構造であってもよく、各バックル154は2つのカンチレバー1541と各カンチレバー1541に設けられる突起1542を含み、各バックル154では、2つのカンチレバー1541に設置される2つの突起1542は反対側に設置される。
【0093】
主板体152と副板体153は角度をなすように設置され、例えば、主板体152と副板体153がなす角は90°、100°、80°などである。
【0094】
主板体152は取付板200、側板132及びボックスカバー140と囲んで第1のエアダクト161を形成することができ、副板体153は取付板200、側板132及びボックスカバー140と囲んで第2のエアダクト162を形成することができる。第1のエアダクト161の出風端は第2のエアダクト162の入風端に連通され、第1のエアダクト161と第2のエアダクト162は共に上記の降温エアダクト160を構成する。
【0095】
エアダクト仕切板150は凹溝151を有し、凹溝151は、凹溝151に対向する電子部品400を避けるように配置され、このように、降温エアダクト160内に異なるサイズの電子部品400を設置することができるとともに、空気が降温エアダクト160を流れるのを確保することもできる。
【0096】
上記凹溝151は主板体152に形成されることができる。主板体152は一体構造であってよく、凹溝151は主板体152により折り曲げて形成されてもよい。主板体152は順次に接続された第1の端板1524、第1の板体1521、第2の板体1522、第3の板体1523及び第2の端板1525により接続して形成されてもよく、このとき、凹溝151は第1の板体1521、第2の板体1522及び第3の板体1523とで囲んで形成されてもよく、凹溝151の溝口は降温エアダクト160の内部に向かう。
【0097】
第1の板体1521の第1の端は第2の板体1522の第1の端に接続され、第2の板体1522の第2の端は第3の板体1523の第1の端に接続され、第3の板体1523の第2の端は第2の端板1525の第1の端に接続され、第2の端板1525の第2の端は副板体153に接続され、第1の端板1524の第1の端は第1の板体1521の第2の端に接続され、第1の端板1524の第2の端は第1のエアダクト161の入風端に対応し、第2の端板1525の第2の端は第1のエアダクト161の出風端に対応する。
【0098】
第1の板体1521の長さは第3の板体1523の長さと同じでも、異なってもよく、例えば、図3及び図5では、第1の板体1521の長さは第3の板体1523の長さより大きい。このような設計により、第1の端板1524の位置、第2の板体1522の位置及び第2の端板1525の位置で、第1のエアダクト161の断面積が等しくなく、第1のエアダクト161の内部に異なるサイズの電子部品400を配布するようにする。
【0099】
以下、図面を組み合わせて電子部品400を詳細的に説明する。
【0100】
幾つかの実施例において、複数の電子部品400はいずれも降温エアダクト160内に設けられることができ、降温エアダクト160内を流れる第1の放熱気流を利用して電子部品400の動作時に発生する熱をタイムリーに奪う。
【0101】
他の幾つかの実施例において、複数の電子部品400のうちの一部は降温エアダクト160内に設けられ、残りの一部の電子部品400は降温エアダクト160の外部に設けられ、また、温度変化に敏感な電子部品400を降温エアダクト160内に設け、温度変化にあまり敏感でない電子部品400を降温エアダクト160外に設けることができ、または、動作状態で発生する熱が相対的に多く、且つ温度影響を受けやすい電子部品400を降温エアダクト160内に設け、動作状態で発生する熱が相対的に少なく、且つ温度影響を受けにくい電子部品400を降温エアダクト160外に設けることができる。
【0102】
複数の電子部品400とエアダクト仕切板150は取付板200の同じ側にあり、複数の電子部品400のうちの一部は降温エアダクト160内に位置し、即ち、一部の電子部品400はエアダクト仕切板150の第1の側に位置し、残りの一部の電子部品400はエアダクト仕切板150の第2の側に位置し、エアダクト仕切板150の第1の側は例えば図3に示す上側であり、エアダクト仕切板150の第2の側は例えば図3に示す下側であり、エアダクト仕切板150の第1の側とエアダクト仕切板150の第2の側は反対側に設置される。
【0103】
複数の電子部品400はリアクトル410とフィルタ420を備えてよく、リアクトル410の数は2つであってもよく、フィルタ420とリアクトル410は第1の放熱気流の流れ方向に沿って間隔をあけて配布され、リアクトル410とフィルタ420は降温エアダクト160内に設置されて、フィルタ420はリアクトル410の上流に設けられる。フィルタ420とリアクトル410は第1のエアダクト161内に設けられ、ボックス100の長手方向に沿って配布して設置され、且つフィルタ420は第1のエアダクト161の入風端に近く、リアクトル410は第1のエアダクト161の出風端に近い。
【0104】
幾つかの実施形態において、電気制御ボックスは拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700をさらに備え、拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700はいずれも回路基板であってよく、且つボックス100内に位置する。電気制御モジュールアセンブリ700の数は2つであってよく、拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700はエアダクト仕切板150の延伸方向に沿って間隔をあけて配布される。拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700は降温エアダクト160の外部に位置し、拡張ボード600と電気制御モジュールアセンブリ700の配布方向は図3に示すボックス100の長手方向に平行であり、拡張ボード600はフィルタ420に対向して設置され、電気制御モジュールアセンブリ700はリアクトル410に対向して設置される。
【0105】
ボックス100の幅方向において、フィルタ420はリアクトル410に対して拡張ボード600の方向に向かって突出し、電気制御モジュールアセンブリ700は拡張ボード600に対してリアクトル410の方向に向かって突出し、このとき、第1の板体1521、第2の板体1522及び第3の板体1523はフィルタ420の拡張ボード600に近い一端に囲むように設けられる。
【0106】
以下、図面を組み合わせて第1のファン300を詳細的に説明する。
【0107】
第1のファン300は遠心ファン、軸流ファン、クロスフローファンの中のいずれかであってよく、図1に示す実施形態において、第1のファン300は軸流ファンであってもよい。当業者にとって、第1のファン300を遠心ファンまたはクロスフローファンに変えるのは従来の置き換えであることを理解できる。第1のファン300は螺合、溶接、係着の中の少なくとも1種の方式によって取付板200に設けられることができる。
【0108】
第1のファン300は螺合によって取付板200に固定され、第1のファン300の入口は取付板200の第1の還気口210に連通され、第1のファン300は第1のエアダクト161の入風端の位置に設けられ、第2のチャンバー120内の空気を第1のチャンバー110の内部に吸引し、第1のチャンバー110内に第1の放熱気流を形成する。第1のファン300の出口は降温エアダクト160の入風端に連通される。
【0109】
リアクトルボックスは第2のファン800をさらに備え、以下、図面を組み合わせて第2のファン800を詳細的に説明する。
【0110】
第2のファン800は取付板200に設けられ、且つ第1のチャンバー110内に位置し、第2のファン800は遠心ファン、軸流ファン、クロスフローファンのうちのいずれかであってもよい。
【0111】
幾つかの実施形態において、第2のファン800は降温エアダクト160内に設けられ、第2のファン800の送風方向は第1の放熱気流の方向と同じであり、第1のファン300の送風方式は左から右で、第2のファン800の送風方向は上から下である。
【0112】
第2のファン800は第1のファン300と合わせてボックス100内の空気の流速と風量を調整することができ、このように、第1のチャンバー110内の空気と第1のチャンバー110内の電子部品400との間の熱交換効率が増加し、電子部品400の動作時に発生する熱がタイムリーに奪われ、電子部品400の動作安定性が向上する。
【0113】
図14は本願の実施例による電気制御ボックスのボックスカバーを取り外した後の分解模式図であり、図15は本願の実施例による電気制御ボックスの電気制御モジュールアセンブリを示す構造模式図であり、図16は本願の実施例による放熱板を示す構造模式図である。
【0114】
図1図16を参照されたい。幾つかの実施例において、本願による電気制御ボックスは、密閉収納室101を有するボックス100、放熱アセンブリ及び電気制御モジュールアセンブリ700を備える。ボックス100は放熱アセンブリ及び電気制御モジュールアセンブリ700を収納するために使用され、放熱アセンブリが放熱の役割を果たし、電気制御モジュールアセンブリ700はエアコン室外機のブロワとコンプレッサーの動作状態を制御するために使用される。
【0115】
例示的に、ボックス100は矩形ボックスであり、底板131、ボックスカバー140、前側板1321、後側板1322、左側板1323及び右側板1324を含んでよい。図3を参照されたい。左側板1323と右側板1324はいずれもY方向に沿って延び、且つ左側板1323と右側板1324はX方向に沿って間隔をあけて設置され、後側板1322は左側板1323と右側板1324の後端に位置し、このように前端と頂端に開口を有するハーフシェル構造を形成する。幾つかの実現形態において、後側板1322、左側板1323及び右側板1324と底板131とはプラスチック成形加工またはプレスなどのプロセスによって一体成形されてよい。
【0116】
前側板1321はボルト、バックルなどで底板131の前側に固定されることができ、前側板1321と後側板1322はいずれもX方向に沿って延び、且つ前側板1321と後側板1322はY方向に沿って間隔をあけて設置される。
【0117】
ボックスカバー140は底板131に対向し、ボックスカバー140もボルト、バックルなどで前側板1321、後側板1322、左側板1323及び右側板1324の頂端に固定されてもよい。
【0118】
指摘する必要がある点として、ボックス100内の密閉収納室101は、ボックス100の電気デバイスを保護するのに役に立つだけでなく、外部の熱により電気デバイスの放熱に影響を及ぼすのを避ける。例えば、組み立て時に、密封接着剤、シールリングを設置することで上記の底板131、ボックスカバー140、前側板1321、後側板1322、左側板1323及び右側板1324を密封接続することができ、これにより、ボックス100内に密閉収納室101を形成する。本願の実施例による電気制御ボックスは例えば密閉電気制御ボックスであってもよい。これにより、水滴、ほこりなどの他の異物が電気制御ボックス内に侵入し、電気制御ボックス内の電子部品に損傷を与えないようにし、防水、防塵、防食の効果を得ることができる。
【0119】
勿論、ボックス100の形状は上記の矩形に制限されず、他の形状であってもよい。例えば、ボックス100は円柱形ボックスまたは異状のボックスなどであってもよい。なお、エアコン室外機のケーシング内に電気制御ボックスを組み立てる場合、任意の適切な面を選択して固定することができ、例えば、電気制御ボックスの後側板1322を室外機のケーシングの内部に引っ掛けるようにしてもよいし、その底板131をケーシング内に固定するようにしてもよい。
【0120】
放熱アセンブリは電気制御ボックス内の熱を電気制御ボックス外に発散する部材として、熱交換器500と放熱板540を備え、放熱板540は対向する第1の面541と第2の面542を含み、第1の面541に電気制御モジュールアセンブリ700が取り付けられ、且つ第1の面541は電気制御モジュールアセンブリ700に接触され、第2の面542に熱交換器500が取り付けられ、熱交換器500は放熱板と溶接できる。熱交換器500はマイクロチャンネル熱交換器であってよいが、これに制限されない。このように、電気制御モジュールアセンブリ700の熱は放熱板540によって熱交換器500に伝達することができる。
【0121】
例示的に、放熱板540は本体板543及び本体板543に設けられるボス544を備え、ボス544は電気制御モジュールアセンブリ700に接続され、本体板543のボス544に反対する面は熱交換器500に溶接される。ボス544を設置することによって放熱板540と電気制御モジュールアセンブリ700との接触放熱を確保する。
【0122】
本実施例の熱交換器500は冷媒入り管520、冷媒排出管530及び複数のY方向に沿って間隔をあけて設置される冷媒熱交換部510を備え、冷媒熱交換部510は熱交換媒体を流れるためのものであり、冷媒熱交換部510は円形管、角形管などであってもよい。本実施例の冷媒熱交換部510はフラットチューブであってもよく、その横断面は例えば矩形、円形、楕円形、台形などであってもよいが、これに制限されない。このように、冷媒熱交換部510は対向する第1の表面と第2の表面を有し、このように、大きな熱交換面積を提供し、ひいては熱交換効率を向上させることができる。
【0123】
冷媒熱交換部510の第1の端は冷媒入り管520に連通され、冷媒熱交換部510の第2の端は冷媒排出管530に連通され、このように、熱交換媒体は冷媒入り管520から冷媒熱交換部510内に入ってから、冷媒排出管530を介して排出する。
【0124】
冷媒入り管520と冷媒排出管530は冷媒熱交換部510の長手方向(図中のY方向に対応する)に垂直に延び、このように、すべての冷媒熱交換部510に連通することができる。例示的に、冷媒入り管520が2つ設けられ、冷媒排出管530が2つ設けられ、このように設置すると、熱交換媒体の流量を増加するのに役に立ち、放熱効果を向上させるのに役に立つ。勿論、冷媒入り管520と冷媒排出管530の数はこれに制限されない。
【0125】
本願の実施例における熱交換器500はマイクロチャンネル熱交換器であってもよい。マイクロチャンネル熱交換器は少なくとも2組のマイクロチャンネルを備える。少なくとも2組のマイクロチャンネルは第1の冷媒流が流れる複数の第1のマイクロチャンネル及び第2の冷媒流が流れる複数の第2のマイクロチャンネルを含み、前記第2の冷媒流は前記第1の冷媒流から吸熱し、前記第1の冷媒流が過冷却になり、または前記第1の冷媒流が前記第2の冷媒流から吸熱し、前記第2の冷媒流が過冷却になるようにする。
【0126】
本願の実施例によるマイクロチャンネル熱交換器は、エアコンのエコノマイザとしても使用することができる。このように、マイクロチャンネル熱交換器は電気制御ボックス内の電子部品を冷却するために使用でき、エコノマイザとしても用いることができ、これにより、電気制御ボックスの外部に別のエコノマイザを設置することを避けることができ、エアコンの構造を簡素化し、空間を節約し、コストを節約することもできる。
【0127】
本実施例の放熱アセンブリは、熱交換媒体を流れる熱交換器500を設置することによって、熱交換媒体は空気と熱交換してボックス100内の空気温度を下げ、放熱板540を設置して電気制御モジュールアセンブリ700に固定して接触することによって、電気制御モジュールアセンブリ700の熱を導出して電気制御モジュールアセンブリ700の温度を下げる。
【0128】
なお、放熱板540の第2の面542は熱交換器500に溶接することができ、熱交換器500を強化する役割を果たし、冷媒熱交換部510の曲げ変形や、変位後の複数の冷媒熱交換部510の重なりを回避し、冷媒熱交換部510内の熱交換媒体がスムーズに流れて最大の熱交換面積を持つようにする。後続の第1のファン300がボックス100内の空気の内循環を駆動する場合、空気は隣接する2つの冷媒熱交換部510の間の間隔を通過して熱交換媒体が流れる冷媒熱交換部510の表面と十分に接触して熱交換し、熱交換効率を向上させるのに役に立ち、放熱効果を向上させる。
【0129】
本実施例において、熱交換器500と電気制御モジュールアセンブリ700はそれぞれ放熱板540の両面に取り付けられ、熱は放熱板540によって熱交換器500に伝達し、熱交換器500によって熱をボックス100の外側に発散し、電気制御ボックス内の熱を減少することができる。
【0130】
本実施例の電気制御モジュールアセンブリ700は板体730、ブロワモジュール710及びコンプレッサーモジュール720を備え、ブロワモジュール710とコンプレッサーモジュール720との間に間隔があり、且つブロワモジュール710とコンプレッサーモジュール720はいずれも板体730に設けられる。ブロワモジュール710はエアコン室外機のブロワを制御するために使用され、コンプレッサーモジュール720はエアコン室外機のコンプレッサーを制御するために使用され、これにより、ブロワモジュール710とコンプレッサーモジュール720が大量の熱を発生させる。電気制御モジュールアセンブリ700はコンデンサ、抵抗などの電気素子を含んでもよく、コンデンサ、抵抗などの電気素子は板体730に設けられる。
【0131】
ブロワモジュール710とコンプレッサーモジュール720はいずれも放熱板540の第1の面541に接触して接続される。ブロワモジュール710は放熱板540に螺着して固定され、接続方式が簡単で信頼でき、ブロワモジュール710と放熱板540との間に熱伝導ゴム層が設けられ、熱伝導効率を向上させる。コンプレッサーモジュール720は放熱板540に螺着して固定され、接続方式が簡単で信頼でき、コンプレッサーモジュール720と放熱板540との間に熱伝導ゴム層が設けられ、熱伝導効率を向上させる。
【0132】
放熱板540を1つ設置してよく、ブロワモジュール710はコンプレッサーモジュール720とともに1つの放熱板540に固定され、放熱板540は複数設けられてもよく、且つ複数の放熱板540は熱交換器500に並んで配置されている。このとき、ブロワモジュール710とコンプレッサーモジュール720は同一の放熱板540に固定されてもよいし、それぞれ異なる放熱板540に固定されてもよい。
【0133】
本実施例の電気制御ボックスは第1のファン300とリアクトル410をさらに備え、第1のファン300は空気の流れを連動するために使用され、リアクトル410は電流制限とフィルタリングの役割を果たし、エアコン室外機をより安定に運転させる。第1のファン300とリアクトル410はいずれも密閉収納室101に取り付けられ、例えば、第1のファン300は密閉収納室101の側壁に取り付けられてもよいし、密閉収納室101内の取付構造に取り付けられてもよい。
【0134】
リアクトル410は密閉収納室101の側壁に取り付けられてもよいし、密閉収納室101内の取付構造に取り付けられてもよい。リアクトル410と電気制御モジュールアセンブリ700との間に間隔があり、且つリアクトル410が第1のファン300の送風口に対向し、このように、リアクトル410が発生する熱は第1のファン300の作用下で空気によって奪われることができ、温度を下げることを達成する。
【0135】
本実施例の電気制御ボックスは取付板200をさらに備え、取付板200は電気デバイスなどを取り付けるために使用される。取付板200はボックス100内に固定され、例えば、取付板200は螺着、係着の方式によってボックス100内に固定される。取付板200は対向する第1の取付面と第2の取付面を有し、第1の取付面が底板131に向かい、第2の取付面はボックスカバー140に向かう。取付板200は矩形板であってもよく、ボックス100の底板131とボックスカバー140に平行に設置される。図3図7を組合せて、取付板200は密閉収納室101を第1のチャンバー110と第2のチャンバー120に仕切り、第1の取付面は第1のチャンバー110内に位置し、第2の取付面は第2のチャンバー120内に位置する。
【0136】
放熱アセンブリは第1のチャンバー110内に位置して熱をボックス100から導出することができ、放熱アセンブリの放熱板540の第1の面541は取付板200に固定して接続され、放熱板540は係着、螺着などの方式によって第1の取付面に取り付けられることができる。例示的に、放熱板540は取付板200にネジで接続され、接続方式が安定して信頼でき、放熱板540の第1の面541と第1の取付面との間に熱伝導ゴム層が設けられてもよく、熱の伝達効率を向上させる。
【0137】
リアクトル410は第2のチャンバー120内に位置し、第2のチャンバー120の側壁に固定して接続され、例えば、リアクトル410は第2のチャンバー120を囲むボックス100の側板に取り付けられてもよいし、取付板200に取り付けられてもよい。本実施例のリアクトル410が第2の取付面に取り付けられ、係着、螺着などの方式によって第2の取付面に取り付けられることができる。
【0138】
放熱板540が第1の取付面に取り付けられ、リアクトル410が第2の取付面に取り付けられる場合、リアクトル410が発生する熱は取付板200によって放熱板540に伝達し、熱交換器500によって熱をボックス100の外部に発散することができ、電気制御ボックス内の熱を減少させる。
【0139】
幾つかの実現形態において、リアクトル410は取付板200に取り付けられ、このとき、リアクトル410は第1のファン300の作用下で空冷してもよい。
【0140】
他の幾つかの実現形態において、リアクトル410は放熱板540に取り付けられ、このとき、リアクトル410は第1のファン300の作用下で空冷することができるだけでなく、その熱を放熱板540によって熱交換器500に伝達することができ、熱交換器500内の熱交換媒体と熱交換することで放熱する。
【0141】
以下、具体的に上記2種の放熱方式を説明し、1つはファンを設置することで第1のチャンバー110の空気と第2のチャンバー120の空気を交換して、空冷放熱を行い、もう1つは、取付板200に取付開口230を設置することによって、リアクトル410を放熱板540に直接接触して放熱するとともに、空冷放熱と熱交換器冷媒の放熱を行う。
【0142】
第1のチャンバー110と第2のチャンバー120の空気の流れを実現するために、取付板200の一部は入風グリッド201として構成され、例示的に、取付板200の前側は入風グリッド201として構成され、入風グリッド201がX方向に沿って延び、第2のチャンバー120の空気は取付板200の長辺方向(図中のX方向に対応する)における各位置から第1のチャンバー110に入って放熱することができ、局所的な空気の排出が阻害されて局所的な熱量が高くなることを避ける。
【0143】
第1のファン300は第1のチャンバー110と第2のチャンバー120の空気の流れ速度を加速することができ、第1のファン300の作用下で、第2のチャンバー120内の空気を第1のチャンバー110の放熱アセンブリに吹き付けて熱交換し、熱交換後の空気を第2のチャンバー120に吹き戻し、ボックス100の内部で空気の流れと熱交換を実現し、ボックス100の内部空気の清潔度を容易に確保する。
【0144】
第1のファン300と入風グリッド201との間に第1の所定の間隔があり、空気の流れ経路を延長し、放熱効果を向上させるのに役に立つ。第1のファン300の入風口が第1のチャンバー110内に延び、第1のファン300の送風口が第2のチャンバー120内に延び、このように、第1のファン300の作用下で、第1のチャンバー110内の温度が低い空気は入風口を介して第1のファン300の内部に入り、次に、送風口を介して第2のチャンバー120内に排入し、空気が第2のチャンバー120内の熱を連れて、入風グリッド201を介して第1のチャンバー110に戻り、放熱アセンブリと熱交換した後に温度が低下する。このように往復循環することで、第1のチャンバー110内の電気デバイスの温度を下げる。
【0145】
第1のファン300の入風口が第1のチャンバー110内に延び、第1のチャンバー110との連通を実現する。勿論、制限ではなく、例えば、取付板200に貫通孔が設けられ、第1のファン300の入風口が貫通孔に向かい合い、第1のチャンバー110との連通を実現する。第1のファン300の送風口が第2のチャンバー120内に延び、第2のチャンバー120との連通を実現する。第1のファン300が第2の取付面に取り付けられることができる場合、第1のファン300の送風口は第2のチャンバー120内に位置する。
【0146】
本実施例において、第1のファン300とリアクトル410などの電気デバイスは取付板200の第2の取付面に取り付けられ、このように設置すると、信号の伝送と給電に便利である。例示的に、第1のファン300は筐体及び筐体内に取り付けられるファンを備え、筐体は螺着または係着などによって第2の取付面に固定される。筐体に入風口と送風口が設けられ、入風口は取付板200に設けられる貫通孔に向かい合い、入風口と第1のチャンバー110との連通を実現し、送風口は第2のチャンバー120内に位置する。
【0147】
本実施例の第1のファン300の送風口と入風グリッド201はエアダクトを形成し、リアクトル410がエアダクト内に取り付けられ、このように、リアクトル410は第1のファン300の送風口の一側に位置し、第1のファン300から吹き出した冷空気はリアクトル410に迅速に接触して、リアクトル410が発生する熱を奪い、リアクトル410の放熱効果を向上させる。
【0148】
幾つかの可能な実現形態において、取付板200にエアダクト仕切板150が取り付けられ、エアダクト仕切板150、取付板200及びボックス100により画定されてエアダクトを形成する。エアダクト仕切板150は係着、接着、螺着などの方式によって取付板200に固定されることができる。
【0149】
本実施例の電気制御ボックスはマザーボード430、電源ボード440、フィルタ420及び拡張ボード600を備えてもよい。各回路及びセンサーのデータ信号をマザーボード430に伝達し、電源ボード440は電力を各電気デバイスに分配するために使用され、フィルタ420は高調波をフィルタリングするために使用され、電気デバイスの動作の安定性を確保するためのものであり、拡張ボード600はユーザが拡張した設備を接続するために使用される。勿論、電気制御ボックス内の電気デバイスはこれに制限されない。
【0150】
電源ボード440、第1のファン300、フィルタ420及びリアクトル410はX方向に沿って取付板200の頂端に間隔をあけて設けられ、第1組の電気デバイスを形成し、マザーボード430、拡張ボード600及び電気制御モジュールアセンブリ700はX方向に沿って取付板200に間隔をあけて設けられ、第2組の電気デバイスを形成する。第1組の電気デバイス、第2組の電気デバイス及び入風グリッド201はY方向に沿って並んで配置され、且つ第1組の電気デバイスと第2組の電気デバイスとの間にエアダクト仕切板150が設けられる。
【0151】
上記設置により、第1のファン300の送風口から排出した風はエアダクトに沿って順次フィルタ420、リアクトル410を経て入風グリッド201に入り、エアダクト仕切板150と入風グリッド201との間の空気の流れを連動し、入風グリッド201によって第1のチャンバー110に入る。このように設置すると、多くの熱を発生させるリアクトル410は他の電気デバイスに熱を伝達して他の電気デバイスに影響を与えることを避け、放熱効果の向上に役に立つ。
【0152】
第1のファン300から排出した風を入風グリッド201に流させるために、電気制御モジュールアセンブリ700とボックス100の右側板1324との間に間隔が設けられ、エアダクトがほぼL字状となり、空気の流れ距離を延長し、放熱効果を向上させる。コーナーで空気の速度が影響を受けて、本実施例は、エアダクトにおける空気の流れ速度を向上させるために、エアダクトにさらに第2のファン800が設けられ、第2のファン800は取付板200の第2の取付面に固定され、空気流れを加速する役割を果たす。例示的に、第2のファン800が電気制御モジュールアセンブリ700とボックス100の右側板1324との間に取り付けられ、空気の流れ速度を加速し、放熱効果を向上させる。
【0153】
本願の実施例はエアダクト仕切板150の具体的な構造を限定しなく、電気デバイスのサイズ、取付レイアウト方式などに応じて設置してもよい。
【0154】
本実施例の電気制御ボックスは、取付板200を設置することで、放熱アセンブリとリアクトル410を第1のチャンバー110と第2のチャンバー120内に仕切り、取付板200の一部を入風グリッド201として構成し、取付板200に第1のファン300が取り付けられ、第1のファン300の入風口を第1のチャンバー110に連通し、第1のファン300の送風口を第2のチャンバー120に連通することによって、第1のファン300は第1のチャンバー110内の温度が低い空気を第2のチャンバー120内に吹き付けて、空気がリアクトル410などが発生する熱を取り込んだ後に入風グリッド201を介して第1のチャンバー110に戻り、放熱アセンブリとの熱交換によって熱を電気制御ボックスから排出する。このように往復循環することで、電気制御ボックス内の温度を下げる目的を達成する。また、第1のファン300によって空気の流れを連動することによって、リアクトル410が発生する熱を奪うことができるだけでなく、他の電気デバイスが発生する熱を奪うこともでき、放熱効率の向上に役に立つ。
【0155】
電気制御モジュールアセンブリ700は第1のファン300の送風口から離れ、第1のファン300の送風口から排出する空気が電気制御モジュールアセンブリ700に流れる場合、リアクトル410などの電気デバイスが発生する熱を取り込んだ。電気制御モジュールアセンブリ700の放熱効果を向上させるために、図1図3を組み合わせ、本実施例は、取付板200に少なくとも1つの取付開口230がさらに設けられ、取付開口230は入風グリッド201と第1のファン300との間に位置する。取付開口230は取付板200の厚度方向(図中のZ方向に対応する)を貫通し、取付開口230は円形開口、多角形開口、不規則な形状の開口などであってよく、本実施例は取付開口230の形状を限定しない。
【0156】
このとき、放熱板540の少なくとも一部は取付開口230内に露出し、放熱板540の形状とサイズは取付開口230の形状とサイズに一致でき、即ち、放熱板540がすべて取付開口230内に露出する。本実施例において、放熱板540の一部の構造は取付開口230内に露出し、他の一部の構造は第1の取付面に貼り合い、且つネジで固定して接続される。
【0157】
電気制御モジュールアセンブリ700は取付開口230内に露出した放熱板540に固定して接続され、つまり、電気制御モジュールアセンブリ700が放熱板540に直接接触し、電気制御モジュールアセンブリ700が発生する熱を放熱板540によって熱交換器500に直接伝達して熱交換し、放熱効率が高い。例示的に、電気制御モジュールアセンブリ700は放熱板540にネジで固定して接続され、且つ電気制御モジュールアセンブリ700と放熱板540との間に熱伝導ゴム層が設けられ、熱の伝達効率を向上させる。
【0158】
本実施例の電気制御モジュールアセンブリ700が複数設けられ、複数の電気制御モジュールアセンブリ700は取付板200の長手方向(図中のX方向に対応する)に沿って間隔をあけて設置され、例示的に、取付板200の長手方向(図中のX方向に対応する)に沿って2つの電気制御モジュールアセンブリ700が間隔をあけて設けられる。
【0159】
複数の電気制御モジュールアセンブリ700は1つの取付開口230を共有する。取付開口230内に1つの放熱板540を設置することができ、即ち、すべての電気制御モジュールアセンブリ700はいずれも同一の放熱板540に固定され、このとき、隣接する2つの電気制御モジュールアセンブリ700の間に間隔があり、放熱板540の一部が取付開口230内に露出し、このように気流が放熱板540を流れることができ、放熱効率の向上に役に立つ。
【0160】
複数の電気制御モジュールアセンブリ700はそれぞれ1つの取付開口230に対応し、図1図2を組み合わせて、取付板200に2つの取付開口230が設けられ、2つの電気制御モジュールアセンブリ700がそれぞれ1つの取付開口230に対応する。放熱板540が1つ設けられてよく、該放熱板540の一部の構造がそれぞれ2つの取付開口230内に露出する。放熱板540が2つ設けられてもよく、各放熱板540はその中の一方の取付開口230に対応する。
【0161】
図1図3を参照されたい。取付板200にX方向に沿って2つの取付開口230が並んで配置され、放熱アセンブリに1つの放熱板540が設けられ、放熱板540の一部の構造はそれぞれ2つの取付開口230内に露出する。電気制御モジュールアセンブリ700が2つ設けられ、左側の電気制御モジュールアセンブリ700は左側取付開口230内に露出する放熱板540に固定して接続され、右側の電気制御モジュールアセンブリ700は右側取付開口230内に露出する放熱板540に固定して接続される。このように設置すると、放熱板540と取付板200との固定接続が便利であり、且つ2つの取付開口230の間の一部の取付板200は配線のために空間を提供することもできる。
【0162】
幾つかの可能な実現形態において、リアクトル410は気流によって放熱され、リアクトル410と放熱板540との間は取付板200によって仕切られる。図4図5を参照し、図5は本願の実施例2による電気制御ボックスのエアダクト仕切板と電気制御モジュールアセンブリを取り外した構造模式図である。リアクトル410は第2の取付面に螺着して固定され、このとき、リアクトル410が発生する熱を取付板200によって放熱アセンブリに伝達することができ、第1のファン300による空気の流れによって放熱アセンブリに伝達することもできる。
【0163】
他の幾つかの可能な実現形態において、リアクトル410は放熱アセンブリと直接接触して熱を伝達することで放熱する。このとき、リアクトル410は取付開口230内に露出する放熱板540に固定して接続され、例えば、リアクトル410は放熱板540に螺着、係着などされ、これにより、リアクトル410が放熱板540に接触して熱伝導する。熱の伝達効率を向上させるために、本実施例のリアクトル410と放熱板540との間にさらに熱伝導ゴム層が設けられる。
【0164】
本実施例のリアクトル410はリアクトル本体412及びリアクトル本体412に接続される固定板411を備え、固定板411の一部は取付板200に固定して接続され、固定板411の他の部分は放熱板540に固定して接続される。固定板411は取付板200に螺着、係着などの方式によって固定され、固定板411は放熱板540に螺着、係着などの方式によって固定される。本実施例のリアクトル410は同時に取付板200と放熱板540に固定して接続され、リアクトル410の取付の安定性と信頼性を向上させるのに役に立つ。
【0165】
リアクトル410が放熱板540に固定して接続される場合、リアクトル410の固定板411は部分的に取付開口230を覆うことで、他の部分の取付開口230内の放熱板540が第1のチャンバー110内に露出し、このように設置すると、第1のチャンバー110内の空気が放熱板540を流れることができ、これにより、接触して熱交換し、放熱効果を向上させるのに役に立つ。
【0166】
リアクトル410と電気制御モジュールアセンブリ700は1つの取付開口230を共有し、このように設置すると、取付板200に複数の取付開口230を加工する必要せず、1つの取付開口230を加工すればよく、加工の利便性の向上に役に立つ。
【0167】
リアクトル410と電気制御モジュールアセンブリ700はそれぞれ1つの取付開口230に対応し、このときの取付開口230が複数設けられる。リアクトル410と電気制御モジュールアセンブリ700はそれぞれ1つの取付開口230に対応するため、リアクトル410と電気制御モジュールアセンブリ700が発生する熱は互いに影響を与えないようにする。
【0168】
本実施例のリアクトル410は複数設けられてもよく、且つ風の流れ方向に沿ってエアダクト内に並列して取り付けられ、複数のリアクトル410はX方向に沿って第1のファン300の出口側に並んで配置されている。本実施例において、リアクトル410が2つ設けられ、且つ2つのリアクトル410と第1のファンはX方向に沿って間隔をあけて設置される。
【0169】
複数のリアクトル410は1つの取付開口230を共有し、このように設置すると、取付板200に開口を加工する数を減らし、加工効率を向上させることができる。複数のリアクトル410はそれぞれ1つの取付開口230に対応し、このように設置すると、複数のリアクトル410の間の相互の放熱への影響を回避することができる。
【0170】
例示的に、取付板200にX方向に沿って2つの取付開口230が間隔をあけて設けられ、放熱板540が1つ設けられ、放熱板540の一部の構造が左側の取付開口230内に露出し、放熱板540の他の部分の構造が右側の取付開口230内に露出する。電気制御ボックス内に2つのリアクトル410と2つの電気制御モジュールアセンブリ700が設けられる。左側のリアクトル410と左側の電気制御モジュールアセンブリ700は左側の取付開口230を共有し、右側のリアクトル410と右側の電気制御モジュールアセンブリ700は右側の取付開口230を共有する。
【0171】
本願の実施例によるエアコン室外機は、本願による上記電気制御ボックスとケース900を備え、電気制御ボックスは図17に示すようにケース900の内部に位置する。
【0172】
本願の実施例によるエアコン室外機は、中央エアコンの室外機であってもよい。電気制御ボックスは中央エアコン室外機のケース内部に設けられる。電気制御ボックス内の熱交換器500に連通される凝縮器は中央エアコンの室外機における熱交換器であってもよい。
【0173】
中央エアコンの室外機の内部に2つのコンプレッサーと室外ブロワが設けられ、上記電気制御ボックスにおける各電気制御モジュールアセンブリは対応する1つのコンプレッサーに接続し、対応する1つのコンプレッサーを制御するために使用される。上記電気制御ボックス内の各電気制御モジュールアセンブリはさらに対応する1つの室外ブロワに接続し、対応する1つの室外ブロワを制御するために使用される。
【0174】
本願の実施例によるエアコン室外機は上記電気制御ボックスの技術的解決手段を採用したため、少なくとも上記電気制御ボックスの技術的解決手段によるすべての有益な効果を有し、ここで一々に説明しない。
【0175】
本願の実施例によるエアコンは、本願の実施例による上記エアコン室外機を備える。
【0176】
本願の実施例によるエアコンは、中央エアコンであってもよく、中央エアコンは中央エアコンの室外機と中央エアコンの室内機を備える。中央エアコンの室外機は室外に取り付けられ、中央エアコンの室内機は室内に取り付けられ、中央エアコンの室内機と中央エアコンの室外機は協動してエアコンの冷房、暖房、除湿などの機能を実現する。中央エアコンでは、中央エアコンの室外機の数は1つで、中央エアコンの室内機の数は2つ以上である。
【0177】
中央エアコンの室内機内に通常室内熱交換器が設けられ、中央エアコンの室外機内に通常室外熱交換器が設けられ、室内熱交換器と室外熱交換器は通常冷媒配管によって連通され、室内熱交換器と室外熱交換器との間の冷媒が流れることができるようにする。中央エアコンは冷房中に、室内熱交換器は蒸気器であり、蒸気器内の冷媒が液体から吸熱して気体になり、冷媒蒸気が吸熱する過程で、蒸気器は蒸気器を流れた空気と熱交換し、中央エアコンの室内機内の空気中の熱を奪い、中央エアコンの室内機から排出する空気は放熱降温後の空気となるようにし、中央エアコンの室内機が冷風を吹き、それと同時に、室外熱交換器は凝縮器であり、凝縮器内の冷媒は気体から液体になり、冷媒が凝縮して放熱する過程で、凝縮器は凝縮器を流れた中央エアコンの室外機内の空気と熱交換し、中央エアコンの室外機内の空気が凝縮器の熱を中央エアコンの室外機の外部に連れて、このように、冷房過程を実現する。
【0178】
中央エアコンが暖房する過程で、室外熱交換器は蒸気器であり、蒸気器内の冷媒は液体から吸熱して気体になり、冷媒が蒸発して吸熱する過程で、蒸気器は蒸気器を流れた空気と熱交換し、中央エアコンの室外機内の空気が保有する熱を蒸気器内の冷媒に置き換えると同時に、室内熱交換器は凝縮器であり、凝縮器内の冷媒は気体から液体になり、冷媒が凝縮して放熱する過程で、凝縮器は凝縮器を流れた中央エアコンの室内機内の空気と熱交換し、中央エアコンの室内機内の空気は凝縮器が保有する熱を奪い、中央エアコンの室内機から中央エアコンの室内機外の室内に排出することで、中央エアコンの室内機が熱風を吹き、このように、暖房過程を実現する。
【0179】
上記電気制御ボックスは中央エアコンの室外機内に取り付けられる。電気制御ボックスは例えば中央エアコンの室外機におけるコンプレッサーの作動過程を制御するために使用でき、電気制御ボックス内の熱交換器500は例えば室外熱交換器と連通できる。
【0180】
本願の実施例によるエアコンは上記電気制御ボックスの技術的解決手段を採用したため、少なくとも上記電気制御ボックスの技術的解決手段によるすべての有益な効果を有し、ここで一々に説明しない。
【0181】
本願の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「上」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」など方向および位置関係を示す用語は図面に示す方向または位置関係に基づき、本願の説明をしやすくするとともに記述を簡素化するためのものにすぎず、指している装置または素子が特定の方向、特定の方向での構成および操作を有しなければならないことを示すまたは暗に示すものではなく、本願を限定するものとみなすことはできないということを理解できる。
【0182】
なお、「第1の」、「第2の」といった用語は目的を説明するためのものにすぎず、相対的に重要性を示す若しくは暗に示す、または技術的特徴を明示する数を暗に示すとみなすことはできない。したがって、「第1の」、「第2の」と限定している特徴は少なくとも1つの該特徴を含むことを明示するまたは暗に示すことができ、本願の説明において、特に明確かつ具体的に限定している場合を除き、「複数」の概念は少なくとも2つ、例えば2つまたは3つである
【0183】
本願において、特に明確に規定および限定する場合を除き、「取り付ける」、「互いに連結する」、「連結する」、「固定する」などの用語は、例えば固接するでもよく、取り外し可能に連結するまたは一体に連結するでもよく、機械的に連結するでもよく、電気的に連結するまたは互いに通信するでもよく、直接互いに連結するでもよく、中間の媒介するものを介して互いに連結するでもよく、2つの素子の内部を互いに連通するまたは2つの素子の相互作用関係でもよく、広義に理解されるべきである。当業者は、具体的な状況に応じて、前記の技術的用語の本願における具体的概念を理解できる。
【0184】
本願において、特に規定および限定する場合を除き、第1の特徴が第2の特徴の「上」または「下」ということは第1および第2の特徴が直接接触することを含んでよく、第1および第2の特徴が直接接触せず、第1および第2の特徴の間の別の特徴を介して接触することを含んでもよい。また、第1の特徴が第2の特徴「の上」、「上方」および「上面」ということは第1の特徴が第2の特徴の直上方および斜め上方であることを含む、または第1の特徴の水平高さが第2の特徴より高いことを示すに過ぎない。第1の特徴が第2の特徴「の下」、「下方」および「下面」ということは第1の特徴が第2の特徴の直下方または斜め下方であることを含む、または第1の特徴の水平高さが第2の特徴より低いことを示すに過ぎない。
【0185】
本明細書の説明では、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例」、「具体例」、または「いくつかの例」という参考用語などの説明は、該実施例または例を組み合わせて説明する具体的な特徴、構造、材料または特点は本発明の少なくとも1つの実施例または例に含まれる。本明細書では、上記用語例示的な叙述は必ずしも同じ実施例または例を対象とする必要がない。また、説明する具体的な特徴、構造、材料または特点はいずれかまたは複数の実施例または例では適切な方式で結合することができる。なお、互いに衝突しない場合、当業者は本明細書に説明される異なる実施例または例以及び異なる実施例または例の特徴を結合と組み合わせることができる。
【0186】
本願の実施例を提示し記述したが、上記実施例は例示的なものであり、本願を制限するためのものとして理解することができなく、当業者であれば、本願の範囲で上記実施例について様々な変化、修正、置換および変形が可能であることが理解できる。
【0187】
本願は、2021年8月7日に中国特許局に提案された、出願番号が202110904558.2、出願名称が「電気制御ボックス、エアコン室外機及びエアコン」である中国特許出願の優先権を主張し、2021年8月7日に中国特許局に提案された、出願番号が202121839215.4、出願名称が「電気制御ボックス、エアコン室外機及びエアコン」である中国特許出願の優先権を主張し、2021年8月7日に中国特許局に提案されたに提案された、出願番号が202121839197.X、出願名称が「電気制御ボックス、エアコン室外機及びエアコン」である中国特許出願の優先権を主張し、そのすべての内容は援用により本願に組み込まれる。
図1
図2
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【国際調査報告】