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特表2024-520058小型部品を検査するための監視装置への取付けに適した取外し可能な取付フレーム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】小型部品を検査するための監視装置への取付けに適した取外し可能な取付フレーム
(51)【国際特許分類】
   G01B 21/00 20060101AFI20240514BHJP
【FI】
G01B21/00 L
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023573076
(86)(22)【出願日】2022-05-19
(85)【翻訳文提出日】2024-01-11
(86)【国際出願番号】 IB2022054690
(87)【国際公開番号】W WO2022248996
(87)【国際公開日】2022-12-01
(31)【優先権主張番号】00602/21
(32)【優先日】2021-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CH
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523444512
【氏名又は名称】アトメン・ソリューション-トーニ・オルハノヴィチ
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(74)【代理人】
【識別番号】100221981
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 大成
(74)【代理人】
【識別番号】100191938
【弁理士】
【氏名又は名称】高原 昭典
(72)【発明者】
【氏名】オルハノヴィチ・トーニ
【テーマコード(参考)】
2F069
【Fターム(参考)】
2F069AA31
2F069BB13
2F069DD12
2F069DD25
2F069GG04
2F069GG07
2F069GG09
2F069MM02
2F069RR05
(57)【要約】
本発明は、構成要素(100、102、104、106、108)を検査するために、光学監視装置、特に電動式監視装置に取外し可能に取り付けられることに適した取外し可能な取付フレーム(10)に関する。前記取付フレーム(10)は、剛性ケージ(10a)、前記剛性ケージ(10a)の内側に取り付けられた少なくとも1つの構成要素支持体(22;24;26;34;40)、及び少なくとも1つの回転部分(44a、44b)、を備え、前記回転部分(44a、44b)は、少なくとも1つの回転要素(68a、68b)の回転軸線と同軸の回転軸線を中心として、前記剛性ケージ(10a)及び/又は回転部品(44a、44b)の回転を可能にするために、構成要素(100;102;104;106;108)の検査中に、制御装置によって生じたトルクを使用するために取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられている場合、前記剛性ケージ(10a)と監視装置の少なくとも1つの回転要素(68a、68b)との間、若しくは前記剛性ケージ(10a)と回転要素に取り付けられた中間要素(64a、64b)との間の接触面に作用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構成要素(100;102;104;106;108)を検査するための光学監視装置、特に電動式監視装置に取外し可能な取り付けに適した取外し可能な取付フレーム(10)であって、
前記取付フレーム(10)は、
剛性ケージ(10a)、
前記剛性ケージ(10a)の内部に取り付けられた少なくとも1つの構成要素支持体(22;24;26;34;40)、及び
少なくとも1つの回転部品(44a、44b)、
を備え
前記回転部品(44a、44b)は、構成要素(100;102;104;106;108)の検査中に、制御装置によって生じたトルクを使用するために取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられている場合、前記剛性ケージ(10a)と監視装置の少なくとも1つの回転要素(68a、68b)との間、若しくは前記剛性ケージ(10a)と回転要素(68a、68b)に取り付けられた中間要素(64a、64b)との間の連結部分として用いられ、これにより、前記少なくとも1つの回転要素(68a、68b)の回転軸線と同軸の回転軸線を中心として、前記剛性ケージ(10a)及び/又は回転部品(44a、44b)の回転が可能になる、
当該取付フレーム(10)において、
前記回転部品(44a、44b)は、監視装置の前記回転要素(68a、68b)と、前記構成要素支持体(22;24;34;40)とに接続されており、その結果、
前記剛性ケージ(10a)は、好ましくは摩擦駆動によって、前記回転軸線(Z)を中心に構成要素支持体(22;24;34;40)と同期して旋回することができる、又は
構成要素支持体(22;24;34;40)の少なくとも一部(22a;24;36;42a)は、剛性ケージ(10a)が不動のままである間、前記回転軸線(Z)を中心に旋回できる、
ことを特徴とする取付フレーム(10)。
【請求項2】
前記少なくとも1つの回転部品(44a、44b)は、前記剛性ケージ(10a)の少なくとも1つの連結部品(14a、14b)を完全に貫通する円筒形部品(50a、50b)によって前記構成要素支持体(22;24;34;40)に接続されており、その結果、
前記取付フレーム(10)は、摩擦によって前記回転軸線(Z)を中心に回転駆動することができるか、又は
前記円筒形部品(50a、50b)は、取付フレーム(10)に対して旋回できる、
請求項1に記載の取付フレーム(1)。
【請求項3】
前記円筒形部品(50a、50b)は、前記連結部品(14a、14b)の厚みの範囲内で配置された軸受又はスムーズ軸受(15a、15b)の内側に嵌合する、
請求項2に記載の取付フレーム(10)。
【請求項4】
前記剛性ケージ(10a)の両側に配置された第1及び第2の回転部品(44a、44b)を備え、したがって、前記第1及び第2の回転部品(44a、44b)の回転軸線は、取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられたときに、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)と同軸である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の取付フレーム(10)。
【請求項5】
第1及び第2の連結先端部(47a、47b)は、前記ケージ(10a)が前記回転軸線(Z)を中心に旋回できるように、軸心合わせのために及び電動式監視装置へ前記ケージ(10a)を連結するために、それぞれ第1及び第2の回転部品(44a、44b)に固定される、
請求項4に記載の取付フレーム(10)。
【請求項6】
各回転部品(44a、44b)の連結先端部(47a、47b)は、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ固定される第1及び第2の相補的な連結先端部(66a、66b)、又は前記第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ取り付けられる第1及び第2の中間要素(64a、64b)と協働するように適合される、
請求項5に記載の取付フレーム(10)。
【請求項7】
第1及び第2の回転部品(44a、44b)の連結先端部(47a、47b)が永久磁石であり、前記第1及び第2の相補的な連結先端部(66a、66b)も永久磁石である、
請求項6に記載の取付フレーム(10)。
【請求項8】
取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられるとき、
前記取付フレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44a)のうちの1つの永久磁石(47a)と、監視装置の前記第1及び第2の回転部品(68a、68b)のうちの1つの対応する永久磁石(66a)、又は前記第1及び第2の回転部品(68a、68b)にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素(64a、64b)のうちの1つの永久磁石(66a)とは、当該磁石の第1の組の磁石(47a、66a)が引き寄せられ、かつ接触するため、互いに対向するそれぞれの部分の極性が反対であるように、配置されており、
前記取付フレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44b)の他方に永久磁石(47b)と、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)の他方に対応する永久磁石(66b)、又は前記第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素(64a、64b)の他方の永久磁石(66b)とは、互いに対向して配置されており、互いに対向するそれらのそれぞれの部分の極性もまた、当該磁石の第2の組の磁石(47a、66a)がそれらを軸方向に整列させるために互いに引き寄せられるように、反対である、
請求項7に記載の取付フレーム(10)。
【請求項9】
前記磁石の第2の組の磁石(47a、66a)は、取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられたときに、互いに接触しているか、又は互いに離間している、
請求項8に記載の取付フレーム。
【請求項10】
前記剛性ケージ(10a)は、2つの長手方向縁部(12a、12b)と、2つの長手方向縁部(12、12b)のそれぞれの端部を接続する2つの横方向縁部(14a、14b)とを有する矩形フレームであり、前記第1及び第2の回転部品(44a、44b)がそれぞれ、矩形フレーム(10a)のそれぞれの横方向縁部(14a、14b)に取り付けられている、
請求項4~9のいずれか一項に記載の取付フレーム(10)。
【請求項11】
前記回転軸線(Z)の両側に配置された少なくとも1つの第1及び第2の長手方向摺動部(16a、16b)と、前記構成要素支持体(22;34;40)の部品(22b;36;42b)を含む少なくとも1つの摺動横断部品(18;21a、21b)とをさらに備える、
請求項10に記載の取付フレーム(10)。
【請求項12】
前記摺動横断部品(18)は、2つの長手方向縁部(12a、12b)のうちの少なくとも1つに沿って配置されたメートル目盛り(13)の方向を指すポインタ(19)と、前記メートル目盛り(13)に面するポインタによって与えられる指示に応じて摺動部品(18)を固定するための固定部材(20)とを含む、
請求項11に記載の取付フレーム(10)。
【請求項13】
前記構成要素支持体は、検査される構成要素(100)が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の間に位置することができるように互いに対向して配置された第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)を含む磁気支持体(22)であり、
前記取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられるときに、前記構成要素(100)の一端が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の一方と接触し、かつ前記構成要素(100)の他端が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の他方から、前記回転軸(Z)上に整列されながら離間する、
請求項4~9のいずれか一項に記載の取付フレーム(10)。
【請求項14】
前記構成要素支持体は、2つの摺動部(16a、16b)に沿って摺動するそれぞれ第1及び第2の横方向部品(21a、21b)に取り付けられた第1及び第2のブロック(27a、27b)を含むV型支持体(26)であり、
第1及び第2のV型ブレード構造(28a、28b)が、2つのV型ブレードが互いに対向して配置されるように、それぞれ第1、第2ブロック(27a、27b)に固定され、
調整部材(31)が、剛性ケージの回転軸線に垂直な軸に沿って各ブロックの位置を調整することができるように、各ブロック(27a、27b)に取り付けられている、
請求項4~9のいずれか一項に記載の取付フレーム(10)。
【請求項15】
各ブロック(27a、27b)は、メートル目盛り(23)に対向して配置されたポインタ(29)を含み、前記メートル目盛り(23)は、対応するブロック(27a、27b)を支持する各横方向摺動部品(21a、21b)上に、又は各横方向摺動部品(21a、21b)に固定された部品上に位置する、
請求項14に記載の取付フレーム(10)。
【請求項16】
構成要素支持体(26)は、調整可能な整列当接部(30a、30b)と、検査される構成要素(104)の保持を可能にする張力ワイヤ(32)とをさらに含む、
請求項14又は15に記載の取付フレーム。
【請求項17】
前記構成要素支持体は、互いに対向して配置された吸引ノズル(36)及び整列対向当接部(38)を含む吸引支持体(34)である、
請求項4~9のいずれか一項に記載の取付フレーム(10)。
【請求項18】
前記構成要素支持体は、互いに対して配置された少なくとも1つの第1及び少なくとも1つの第2のトランスデューサ(42a、42b)又は干渉パターン(43)を生成するために反射要素に対向して配置されたトランスデューサを含む超音波支持体(40)であり、
小型部品(108)を浮遊によって干渉パターン内に保持するのを可能にする、
請求項4~9のいずれか一項に記載の取付フレーム(10)。
【請求項19】
前記剛性ケージ(10a)は、取付フレーム(10)が水平監視テーブル(82)上に載置されたフレーム支持体(80)内に位置したときに、前記ケージ(10a)の平坦度の微調整を可能にする調整ねじ(11)を含む、
請求項1~18のいずれか一項に記載の取付フレーム(10)。
【請求項20】
請求項19に記載の取付フレーム(10)の剛性ケージ(10a)を収容するように適合されたフレーム支持体(80)であって、
前記フレーム支持体(80)は、前記支持体(80)が水平監視テーブル(82)上に位置した際に前記剛性ケージ(10a)の平坦度を微調整するために、調整ネジ(11)と対応する関係に配置された少なくとも3つのタブ(84)を含むフレーム(82)を含み、
前記剛性ケージ(10a)がフレーム(82)に取り付けられたときに、各調整ネジ(11)の端部は、それぞれのタブ(84)に接触することができる、
フレーム支持体(80)。
【請求項21】
請求項19に記載の取付フレーム(10)の剛性ケージ(10a)を収容するように適合された電動式フレーム支持体(90)であって、
前記電動式フレーム支持体(90)は、剛性ケージ(10a)がフレーム支持体のフレーム(92)に取り付けられるときに、調整ねじ(11)と対応する関係に配置された少なくとも3つのタブ(94)を含むフレーム(92)を備え、
前記支持体(80)が水平監視テーブル(82)上に位置したときに前記剛性ケージ(10a)の平坦度を微調整するために、各調整ネジ(11)の端部がそれぞれのタブ(94)に接触することができ、
前記電動式フレーム支持体(90)はさらに、電気モータ(95)及び連結先端部(96)を含み、
前記連結先端部(96)は、前記ケージ(10a)が支持フレーム(92)に取り付けられるとき、電気モータシャフトが固定され、かつ取付フレーム(10)の回転部品(44a)に連結されるように適合される、
電動式フレーム支持体(90)。
【請求項22】
構成要素支持体(22;24;34;40)の少なくとも一部(22a;24;36;42a)の回転を駆動するための可変速度又は回転角度駆動部(98)をさらに備える、
請求項21に記載の電動式フレーム支持体(90)。
【請求項23】
構成要素(100;102;104;106;108)を検査するための電動式監視装置、特に光学式監視装置であって、
前記電動式監視装置は、照明システム(60)、ビデオカメラ(62)、電動式の第1の回転要素(68a)、及び非電動式の第2の回転要素(68b)を備え、
前記第一及び第二の回転要素(68a、68b)は、同一の回転軸(Z)を中心に旋回するように適合され、かつ前記取付フレーム(10)が前記同一の回転軸線(Z)を中心に旋回できるようにするために、請求項5~19のいずれか一項に記載の取付けフレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44a、44b)のそれぞれの第1及び第2の連結先端部(47a、47b)に連結されるように適合された第1及び第2の結合先端部(66a、66b)をそれぞれ含む第1及び第2の連結部分(64a、64b)をそれぞれ含み、
前記照明装置(60)及び前記ビデオカメラ(62)が、前記回転軸線(Z)の両側に配置される、
電動式監視装置。
【請求項24】
第1及び第2の回転要素(64a、64b)の第2の非電動式回転要素(68b)に取り付けられた連結部分(72)と、当接部(76)を含む旋回部品(74)とを含む固定装置(70)をさらに備え、
前記旋回部品(74)は、前記取付フレーム(10)の係合解除位置から、前記当接部(76)が前記取付フレーム(10)と接触する係合位置まで旋回するように適合されており、
前記当接部(76)は、構成要素支持体(22;24;34;40)の前記少なくとも一部(22a;24;36;42a)が、検査される構成要素(100;102;106;108)の回転軸線を中心に同軸上で旋回し続けることができることを確実にしながら、前記取付フレーム(10)の回転を止めることができる、
請求項23に記載の電動式監視装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型部品の寸法及び美観を監視するための電動式監視装置、特に光学監視装置に取外し可能な取付けに適した取付フレームに関する。本発明はまた、取外し可能な取付フレームと、電動式であっても電動式でなくてもよいフレーム支持体とを含む電動式監視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
実験室内又は製造中の製品の品質の管理はしばしば、光学監視装置の手段による点検を伴う。例えば、以下の種類の光学監視装置が知られている。
・標準又はアナログプロファイルのプロジェクター、
・画像をコンピュータ処理する2D、3Dプロファイルプロジェクタ。2系統が主に区別され、それは、XY位置特定制約を持たない全視野検出機械とXY位置特定制約を持つ座標機械である。
・2Dプロファイルプロジェクタは、垂直又は水平に向けられた光学システムを装備することができる。
それらは、(機械製部品などの)回転部品の軸回転を可能にする回転モジュールを同様に装備することができる。それらは、回転モジュールのためのモータ駆動システムと、光検出アセンブリを移動するためのモータ駆動システムとを同様に装備することができ、それによって、それらの全長にわたって部品のプロファイルの360°走査を可能にする。
【0003】
部品の形状、監視される幾何学的形状、及び同様に使用される機械のタイプに応じて、機械上に部品を位置決めする様々な方法が頻繁に採用されていて、特に、
・通常、監視/測定装置の光軸に対して平坦で垂直な部分に用いられる自由な位置決め、及び
・典型的には、光軸に対して垂直に、又は光軸と整列して系統的に位置決めされない部品(例えば、釣り合って留まる部品を保証するには小さすぎる個々の直径又は平坦な表面を含む円筒形部品)に使用される、整列又は制約された位置決め、
である。
【0004】
垂直又は水平光学システムを備え、部品を回転するための装置を装備した2Dプロファイルプロジェクタ型装置の場合、公知の支持体は、主に、スピンドル、クランプ、ジョーの間に把持された部品を保持することを可能にするか、又は2つの点(点の1つは機械の電動回転ベースに固定され、かつ他の点は回転カウンタブロック(心押台)に固定されるが、必ずしも電動ではなく、かつ回転ベースと軸方向に整列され、かつその距離は測定する部品の長さに応じて調整/適合できる)の間で拘束された部品を保持することを可能にする。公知の支持体の欠点は、それらが非常に小型の部品に適さず、把持要素及び軸方向保持要素の調整が粗すぎるか、又は再現が複雑なことである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の1つの目的は、公知の支持体の制限を受けない、検査中に部品を位置決めするための支持体を提供することである。
【0006】
より具体的には、本発明の1つの目的は、測定される様々な部品と同程度の機械適合性の観点から多目的な支持体を提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、様々な取付構成を可能にするために、交換可能で、標準化され、かつ組み合わせ可能な要素を含み、かつ様々な可能な位置決め方法を採用することができ、したがって、特定の光学検査要件及び部品に適した位置決めを可能にする、支持体を提供することである。
【0008】
本発明の別の目的は、複雑な調整を可能にするために、交換可能で微調整可能な要素を含む支持体を提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、位置決めの高い精度及び再現性を保証する支持体を提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、監視装置で監視される部品の取り付け、ひいては部品の迅速な交替を可能にすることである。
【0011】
本発明の別の目的は、動的な又は3次元の測定値を処理することができる、又は部品の漸進的な回転(回転運動)に対応するコンパイルされた一連の静的な測定値を使用することができる監視手段の最適な使用のために、取り付け及び/又は取付け部品の回転(回転運動)を可能にすることである。
【0012】
本発明の別の目的は、取外し可能かつ交換可能な検査フレーム上に、機械の外部で部品を事前に位置決めすることが可能であることによって、監視プロセスのスループット及び効率の向上を可能にし、したがって、機械が前記の部品を測定している間に、マスクされた時間内で部品の位置決めを可能にし、次いで、取付けの間に迅速な交換を実行し、部品間の時間の損失を最小限に抑えながら測定シーケンスを継続することを可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明によれば、これらの目的は、特に、構成要素を検査するための光学監視装置、特に電動式の監視装置に取外し可能に取り付けられるように適合された取外し可能な取付フレームを用いることによって達成される。取付フレームは、剛性ケージ、剛性ケージの内部に取り付けられた構成要素支持体、及び少なくとも1つの回転部品を備え、前記少なくとも1つの回転部品は、構成要素の検査中に、制御装置によって生じたトルクを使用するために取付フレームが監視装置に取り付けられている場合、前記剛性ケージと監視装置の少なくとも1つの回転要素との間、若しくは前記剛性ケージと回転要素に取り付けられた中間要素との間の連結部分として用いられ、これにより、少なくとも1つの回転要素の回転軸線と同軸の回転軸線を中心とした前記剛性ケージ及び/又は回転部品の回転が可能になる。
【0014】
一実施形態によれば、回転部品は、監視装置の回転要素と構成要素支持体とに接続されており、その結果、
剛性ケージは、好ましくは摩擦駆動によって、前記回転軸線を中心に構成要素支持体と同期して旋回することができ、かつ
構成要素支持体の少なくとも一部は、剛性ケージが不動のままである間、前記回転軸線を中心に旋回できる。
【0015】
一実施形態によれば、前記少なくともひとつの回転部品は、剛性ケージの少なくとも一つの連結部品を完全に貫通する円筒形部品によって構成要素支持体に接続されており、
取付フレームは、摩擦によって前記回転軸線を中心に回転駆動することができるか、又は
円筒形部品は、取付フレームに対して旋回できる。
【0016】
一実施形態によれば、円筒形部品は、前記連結部品の厚みの範囲内で配置された軸受又はスムーズ軸受の内側に嵌合する。
【0017】
一実施形態によれば、取付フレームは剛性ケージの両側に配置された第1及び第2の回転部品を備え、したがって、第1及び第2の回転部品の回転軸線は、取付フレームが監視装置に取り付けられたとき、監視装置の第1及び第2の回転要素と同軸である。
【0018】
一実施形態によれば、第1及び第2の連結先端部は、ケージが前記回転軸線を中心に旋回できるように、電動式の監視装置へケージを軸心合わせし連結するために、それぞれ第1及び第2の回転部品に固定される。
【0019】
一実施形態によれば、各回転部品の連結先端部は、監視装置の第1及び第2の回転要素にそれぞれ固定される第1及び第2の相補的な連結先端部、又は前記第1及び第2の回転要素にそれぞれ取り付けられる第1及び第2の中間要素とそれぞれ協働するように適合される。
【0020】
一実施形態によれば、第1及び第2の回転部品の連結先端部は永久磁石である。第1及び第2の相補的な連結先端部も、永久磁石である。
【0021】
一実施形態によれば、取付フレームが監視装置に取り付けられるとき、
取付フレームの第1及び第2の回転部品のうちの1つの永久磁石、及び監視装置の第1及び第2の回転要素のうちの1つの対応する永久磁石、又は前記第1及び第2の回転要素にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素のうちの1つの永久磁石は、磁石の第1の組の磁石が引き寄せられ、かつ接触するために、互いに対向するそれぞれの部分の極性が反対であるように、配置されている。
取付フレームの第1及び第2の回転部品の他方の永久磁石、並びに監視装置の第1及び第2の回転要素の他方に対応する永久磁石、又は、前記第1及び第2の回転要素にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素の他方の永久磁石は、互いに対向して配置される。互いに対向するそれらのそれぞれの部分の極性もまた、磁石の第2の組の磁石が軸方向に整列して互いに引き寄せられるようにするために、反対である。
【0022】
一実施形態によれば、磁石の第2の組の磁石は、取付フレームが監視装置に取り付けられたときに、互いに接触しているか、又は互いに離間している。
【0023】
一実施形態によれば、剛性ケージは、2つの長手方向縁部と、2つの長手方向縁部のそれぞれの端部を接続する2つの横方向縁部とを含む。第1及び第2の回転部品はそれぞれ、剛性ケージのそれぞれの横方向縁部に取り付けられる。
【0024】
一実施形態によれば、取付フレームは、前記回転軸線の両側に配置された少なくとも1つの第1及び1つの第2の長手方向摺動部と、構成要素支持体の一部を含む少なくとも1つの摺動横断部品とをさらに含む。
【0025】
一実施形態によれば、摺動横断部品は、2つの長手方向縁部のうちの少なくとも1つに沿って配置されたメートル目盛の方向を指すポインタと、メートル目盛に面するポインタによって与えられる指示に応じて摺動部を固定するための固定部材とを含む。
【0026】
一実施形態によれば、構成要素支持体は、検査される構成要素を第1の磁気先端部と第2の磁気先端部との間に位置することができるように、互いに対向して配置された第1及び第2の磁気先端部を含む磁気支持体であり、構成要素の一端が第1及び第2の磁気先端部の一方と接触し、かつ構成要素の他端が第1及び第2の磁気先端部の他方から、前記回転軸上に整列されながら離間する。
【0027】
一実施形態によれば、構成要素支持体は、2つの摺動部に沿って摺動するそれぞれ第1及び第2の横方向部品に取り付けられた第1及び第2のブロックを含むV型支持体である。V型支持体は、2つのV型ブレードが互いに対向して配置されるように、第1のブロック、第2のブロックにそれぞれ固定された第1及び第2のV型ブレード構造をさらに含む。調整部材は、剛性ケージの回転軸線に対して垂直な軸線に沿って各ブロックの位置を調整することができるように、各ブロックに取り付けられる。
【0028】
一実施形態によれば、各ブロックは、対応するブロックを支持する各横方向摺動部品上に位置するメートル目盛りに対向して配置されたポインタを含む。
【0029】
一実施形態によれば、構成要素支持体は、調整可能な整列当接部と、検査される構成要素の保持を可能にする張力ワイヤとをさらに含む。
【0030】
一実施形態によれば、構成要素支持体は、互いに対向して配置された吸引ノズル及び整列対向当接部を含む吸引支持体である。
【0031】
一実施形態によれば、構成要素支持体は、互いに対して配置された少なくとも1つの第1トランスデューサと少なくとも1つの第2のトランスデューサ、又は小型部品の保持を可能にする干渉パターンを生成するために反射要素に対向して配置されたトランスデューサ、を含む超音波支持体である。
【0032】
一実施形態によれば、剛性ケージは、取付フレームが水平監視テーブル上に載置されたフレーム支持体内に位置したときに、前記ケージの平坦度の微調整を可能にする調整ねじを含む。
【0033】
本発明の別の態様は、取付フレームの剛性ケージを収容するように適合されたフレーム支持体に関する。フレーム支持体は、前記支持体が水平監視テーブルに位置したときに、前記ケージの平坦度を微調整するために、各調整ねじがそれぞれのタブと接触することができるように、剛性フレームが支持体に取り付けられているときに、調整ねじとの対応関係に相応して配置された少なくとも3つのタブを含むフレームを含む。
【0034】
本発明の別の態様は、取付フレームの剛性ケージを収容するように適合された電動式フレーム支持体に関する。フレーム支持体は、フレーム支持体が水平監視テーブル上に位置したときに、剛性ケージの平坦度を微調整するためのそれぞれのタブと各調整ねじの端部が接触することができるように、剛性ケージがフレーム支持体のフレーム内に取り付けられているとき、調整ねじとの対応関係に相応して配置された少なくとも3つのタブを含むフレームを含む。電動式フレーム支持体は、電動モータと、電動モータのシャフトに固定され、かつ前記ケージが支持フレームに取り付けられているとき、取付フレームの回転部品と連結されるように適合された連結先端部とをさらに含む。
【0035】
一実施形態によれば、電動式フレーム支持体は、構成要素支持体の少なくとも一部の回転を駆動するための可変速度駆動部又は回転角度駆動部をさらに含む。
【0036】
本発明の別の態様は、構成要素を検査するための電動式監視装置、特に光学監視装置に関する。監視装置は、照明システムと、ビデオカメラと、電動式の第1の回転要素と、非電動式の第2の回転要素とを含む。第1及び第2の回転要素は、同一の回転軸線を中心として旋回するように適合されていて、かつそれぞれの第1及び第2の連結部分を含み、第1及び第2の連結部分は、取り付けフレームが同一の回転軸を中心に旋回することができるようにするために、取り付けフレームのそれぞれの第1及び第2の回転部品の第1及び第2の連結先端部と連結するように構成された第1及び第2の連結端部をそれぞれ含む。照明システム及びビデオカメラは、前記回転軸線の両側に配置される。
【0037】
一実施形態によれば、電動式監視装置は、第1及び第2の回転要素の第2の非電動式回転要素に取り付けられた連結部分と当接部を含む旋回部品とを備える固定装置とをさらに含む。旋回部品は、取付フレームの係合解除位置から、当接部が取付フレームと接触する係合位置まで旋回するように適合されており、当接部は、構成要素支持体の前記少なくとも一部が、検査される構成要素の回転軸線を中心として同軸で旋回し続けることができることを確実にしながら、取り付けフレームの回転を停止することができる。
【0038】
本発明の実施形態は、添付の図面によって説明される描画で示される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】一実施形態による、監視装置の照明システム及びビデオカメラを備える監視装置の第1及び第2の回転要素に連結された取付フレームの斜視図を示す。
図2a】別の実施形態による剛性ケージを示す。
図2b】別の実施形態による剛性ケージを示す。
図2c】別の実施形態による剛性ケージを示す。
図2d】別の実施形態による剛性ケージを示す。
図3】平坦に載置したときの図1の取付けフレームの図である。
図4】平面X-Y上の図3の断面図である。
図5図3の取付フレームの側面図である。
図6図5の軸方向断面である。
図7図3の検査される構成要素と構成要素支持体を拡大した図である。
図8】平坦に載置したときの別の実施形態による取付フレームの図である。
図9図8の構成要素支持体及び構成要素を拡大した図である。
図10】平坦に載置したときの別の実施形態による取付フレームの図である。
図11図10の取付けフレームの斜視図である。
図12】構成要素支持体及びその構成要素支持体の調節のための手段の拡大図である。
図13図10の構成要素支持体及び構成要素の拡大図である。
図14図13の斜視図である。
図15】平坦に載置したときの別の実施形態による取付フレームの図である。
図16図15の構成要素支持体の拡大図である。
図17】平坦に載置したときの別の実施形態による取付けフレームの図である。
図18図17の検査される構成要素及び構成要素支持体の拡大図である。
図19】監視装置の回転要素に固定される2つの中間要素に対して取付フレームを位置決めする方法のプロファイル図である。
図20】監視装置の回転要素に固定される、取付フレームの第1及び第2の回転部品のうちの一方の磁気先端部と、第1及び第2の中間要素のうちの1つの磁気先端部との間の連結の拡大図である。
図21】監視装置の回転要素に固定された、取付フレームの第1及び第2の回転部品のうちの他方の磁気先端部と、第1及び第2の中間要素のうちの他方の磁気先端部との間の連結の拡大図である。
図22図20の2つの磁気先端部の正しい軸方向の整列を保証するトーリック磁場の原理を示す。
図23図21の2つの磁気先端部の正しい軸方向の整列を保証するトーリック磁場の原理を示す。
図24】非動作構成における取付フレームの固定装置の斜視図である。
図25】動作構成における取付フレームの固定装置の斜視図である。
図26】監視装置の第1及び第2の回転要素に連結され、固定装置が回転軸線を中心に旋回できるようにフレームから解放される、一実施形態による取付フレームの斜視図である。
図27】監視装置の第1及び第2の回転要素に連結され、固定装置が回転軸線を中心に旋回できないようにするためにフレームと接触している、別の実施形態による取付フレームの斜視図である。
図28a】別の実施形態による、監視装置の第1及び第2の回転要素に連結された取付フレームの斜視図である。
図28b】別の実施形態による、監視装置の第1及び第2の回転要素に連結された取付フレームの斜視図である。
図29】水平テーブルと垂直光軸線とを含む監視装置の斜視図であり、取付フレームが配置されたフレーム支持体が水平テーブル上に配置されている。
図30図29の取付け支持体の斜視図である。
図31】検査される部品を手動で回転することができる切欠きリングを含む、取付フレームの回転部品のうちの1つの拡大図である。
図32】取付フレームが監視装置の水平テーブルに配置された電動式フレーム支持体の斜視図である。
図33図32の電動式フレーム支持体の斜視図である。
図34】電動式フレーム支持体のモータのシャフトに取り付けられた第1の磁気先端部と、取付フレームの回転部品に固定された第2の磁気先端部との間の磁気連結部を示す。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図1を参照すると、取付フレーム10は、監視装置の第1及び第2の回転要素68a、68bにそれぞれ接続された第1及び第2の中間要素64a、64bに配置され、かつ軸方向に連結される。これらの第1及び第2の回転要素68a、68bは、監視装置のモータによって回転駆動されるように適合されている。第1及び第2の回転要素は、取付フレームの中心を貫通し、監視装置の第1及び第2の回転要素64a、64bの回転軸線Zと一致する中心軸線を中心に旋回することができるように、取付フレーム10の両側に配置されている。
【0041】
監視装置は、回転軸線Zに垂直な平面内で取付フレーム10の両側に配置された、照明システム60と、回転軸線Zに垂直な平面内で取付フレーム10の両側に配置されたビデオカメラ62とを含む。
【0042】
取付フレーム10は、交換可能で、標準化され、組み合わせ可能な要素を取り付けることができ、様々な可能な位置決めの方法の形態をとることができ、したがって、特定の様々な部品及び光学検査要件に適した位置決めを可能にする様々な取付け構成を可能にする。
【0043】
取付フレーム10は、内部に構成要素支持体が取り付けられる剛性ケージ10aを含む。本発明の状況では、閉じていても開いていてもよい様々な形態を剛性ケージ10aがとることができる。例えば、剛性ケージは、図2aによる矩形ケージ、図2bによる[のような形状と同様の3つの直線の側面のみを含むフレーム、図2cによる円形ケージ、又は図2dによるC形状のケージであってもよい。
【0044】
図3図7は、構成要素100の検査のための取付フレーム10の構成の一例を示している。図3では、取付フレーム10が、2つの長手方向縁部12a、12bと、2つの長手方向縁部12、12bのそれぞれの端部に接続する2つの横方向縁部14a、14bとを含む剛性矩形ケージ10aを備える。構成要素支持体22は、剛性ケージ10aの内部に取り付けられている。
【0045】
取付フレーム10は、第1及び第2の回転部品44a、44bをさらに含み、これらの第1及び第2の回転部品44a、44bは剛性ケージ10aのそれぞれの横方向縁部14a、14bに取り付けられ、取付フレーム10の監視装置への軸方向センタリング及び連結のための第1及び第2の連結先端部47a、47bをそれぞれ含み、その結果、それぞれ以下の説明のように、フレーム10が監視装置の回転軸線Z(図1)を中心に旋回することができる。
【0046】
図4において、各連結先端部47a、47bは、回転部品の回転軸線と同心である各回転部品44a、44bの円筒形孔48の内側に取り付けられている。複数のねじ49は、各連結先端部47a、47bをそれぞれの孔内に保持する。
【0047】
図3によれば、取付フレーム10は、剛性ケージ10aの内側、かつ図1の回転軸線Zの両側に配置された第1及び第2の長手方向摺動部16a、16bと、摺動横断部品18とをさらに含む。摺動横断部品18は、剛性ケージ10aの2つの長手方向縁部12a、12bのうちの少なくとも1つに沿って配置されたメートル目盛り13の方向を指し示すポインタ19と、メートル目盛り13に面するポインタ19によって与えられる指示に応じて摺動部品18を固定するための、例えばねじの形態の固定部材20とを含む。
【0048】
図4を参照すると、各回転部品44a、44bは、剛性ケージ10aのそれぞれの横方向縁部14a、14bを完全に貫通する円筒形部品50a、50bと、固定横方向支持体54a、54bとを含む。それぞれの円筒形部品50a、50bは、剛性ケージのそれぞれの横方向縁部14a、14bの厚みの範囲内に配置された第1の軸受15a、15bの内部と、それぞれの横方向支持体54a、54bの厚みの範囲内に配置された第2の軸受56a、56bの内部とに取り付けられ、その結果、剛性ケージ10aは摩擦によって回転軸線Zを中心として回転駆動することができるか、又は円筒形部品50a、50bは不動のままである剛性ケージ10aに対して旋回できる。軸受は、ケージに対する円筒形部品50a、50bの摩擦又は回転によって剛性ケージ10aの回転を駆動することを可能にする任意の他の手段、例えばスムーズ軸受によって置き換えてもよい。
【0049】
円筒形部品50aの一端は第1の磁気キット22aを含み、一方、摺動部品18は特に図7で見られるように、第1の磁気先端部22aに面して配置された第2の磁気先端部22bを備える一端を有する軸片18aを含む。
【0050】
摺動部品18は、メートル目盛り13に沿って移動するポインタ19により、2つの磁気先端部22a、22b間の距離の正確な調整を可能にする。これは、検査される構成要素100、この例では時計シャフトの正確な位置決めを、寸法特性の関数として可能にする。2つの先端部の磁気特性及びそれらの互いに対する配置によって生成される磁場は、時計シャフト100の一方の端部が第1の磁気先端部22aと接触するのに対して、時計シャフト100の他方の端部は第2の磁気先端部22bから離間するが、取付フレーム10の中心軸線と整列することを確実にする。したがって、時計シャフト100は、取付フレーム10が監視装置の第1及び第2の回転要素68a、68bに位置決めされ、かつ軸方向で連結されるときに、監視装置の回転軸線Zと同軸であり、回転するように連結される。
【0051】
図8及び図9に示される取付フレーム10の構成の別の実施例によれば、軸方向ボア又は穴を含む構成要素102のための交換可能な精密アーバ24が、監視デバイスによって回転駆動されるように配置された回転部品44aの円筒形部品50aに取り付けられ、かつ固定される。
【0052】
図10図14に示される取付フレーム10の構成の別の実施例によれば、V型支持体26が剛性ケージ10aの内部に取り付けられる。V型支持体は、2つの摺動部16a、16bに沿って摺動する第1及び第2の横方向部品21a、21bにそれぞれ取り付けられた第1及び第2のブロック27a、27bを含む。第1及び第2のV型ブレード構造28a、28bは、2つのV型ブレードが互いに対向して配置されるように、第1及び第2のブロック27a、27bにそれぞれ固定される。例えばネジの形態の調整部材31は、剛性ケージの回転軸線に垂直な軸線に沿って各ブロックの位置を調整することができるように、各ブロック27a、27bに取り付けられている。この目的のために、各ブロック27a、27bは、特に図12で見られるように、対応するブロックを支持する各摺動横方向部品21a、21b上に、又は対応する摺動方向部品に固定された部品上に位置するメートル目盛23に対向して配置されたポインタ29を含む。
【0053】
特に図3に示される実施形態と同様に、第1及び第2の摺動横方向部品21a、21bはそれぞれ、剛性ケージ10aの2つの長手方向縁部12a、12bのうちの少なくとも1つに沿って配置されたメートル目盛り13の方向を指すポインタ19と、2つのVブレード間の距離の微調整を可能にするために、メートル法目盛り13に対向するポインタ19によって与えられる指示に応じて、各摺動部分21a、21bを固定するための固定部材20とを含む。支持体は、図13及び図14に示されるように、使用可能な軸方向孔又はボアを伴わずに非磁性小型部品104を保持するための調整可能な位置合わせ当接部30a、30b及びテンションワイヤモジュール32をさらに含む。
【0054】
図15及び図16は、吸引支持体34を備える取付フレーム10の構成の別の実施例を示す。吸引支持体34は、回転部品44aに固定された吸引ノズル36と、使用可能な軸方向孔又はボアを有さず、V型ブレード上に位置決めするための十分な軸受形状を有さない非磁性小型部品106の保持を可能にする位置合わせ対向当接部38とを含む。
【0055】
前記構成の別の実施例によれば、図17及び18に示した取付けフレーム10は、十分に軽い小型部品108の保持を可能にする高周波トランスデューサ42a、42bが設けられた2つの摺動ブロック21a、21bを含む超音波支持体40を含み、十分に軽い小型部品108の幾何学形状はトランスデューサによって発生される周波数によって生成される干渉パターン43(噛み合い、波のインターリーブ)における反復可能な調節に役立つ。
【0056】
同じ機能は、ただ1つのトランスデューサと、トランスデューサによって生成された波を反射する対向要素とを用いて、同様に得ることができる。同じ機能は、同じ摺動ブロック上に配置された2つ以上のトランスデューサにより同様に得ることができ、全てのトランスデューサは、それらの軸が回転部品44aの軸線上にある共通点に収束するような傾斜角で配置される。
【0057】
図19図23を参照すると、この例では、図19に示される監視デバイスの監視フレーム10が磁気結合によって適切な場所に置かれ、そして取り外される。この目的のために、第1及び第2の回転部品44a、44bの連結先端部47a、47bは、永久磁石であり、一方、監視装置の回転要素との連結部分をそれぞれ画定する第1及び第2の中間要素64a、64bに固定された第1及び第2の相補的連結先端部66a、66bも永久磁石である。
【0058】
より具体的には、取付フレーム10が図19にしたがって監視装置に取り付けられているとき、取付フレーム10の第1及び第2の回転部品44aのうちの1つの永久磁石47aと、監視装置の電動式の回転要素との連結部分を画定する第1及び第2の中間要素64aのうちの1つの対応する永久磁石66aとは、特に図20及び22に示されるように、この第1の組の磁石47a、66aが接触するために、互いに対向するそれぞれの部分の極性が逆になるように配置されている。
【0059】
取付フレーム10の第1及び第2の回転部品44bの他方の永久磁石47bと、監視装置の非電動式の回転要素との連結部分を画定する第1及び第2の中間要素64bの他方の対応する永久磁石66bも同様に、この第2組の磁石47a、66aが、特に図21及び図23で示されるように、それらの間の意図的な残留空間にもかかわらず、磁石の第2の組の磁石47a、66aが引き付けられて、それらのそれぞれの対向する部分の極性が逆になるように配置されており、したがって、軸方向に整列されている。
【0060】
永久磁石47a、47b、66a、66bは好ましくは第1及び第2の回転部品44a、44bの端部において円環状で軸方向に拡散する磁界を発生する磁石であり、取付フレーム10の中心軸線が監視装置の第1及び第2の回転要素64a、64bの回転軸線Zと一致するように取付フレーム10の良好な調節を可能にするという利点を有する(図1)。
【0061】
明らかに、磁気連結方法を、プロファイル付き先端部の様々な対、又は例えば、バヨネットシステムによって置き換えることが可能である。図28a、28bに示されるような2つの先端部の間の連結は、等しく使用してもよい。この場合、一方の先端部は監視装置の電動式の第1回転要素68aに固定されていて、他方の先端は監視装置の非電動式の第2回転要素68bに固定されている。それにもかかわらず、磁気的解決策は、配置の単純さ及び迅速さの点でより良好であるので、好ましい解決策のままである。実際、磁石47b、66bの間に存在する空間(図19)は、磁場の外側にある監視フレーム10の自由な傾斜を可能にし、したがって、簡単に監視フレーム10を取り付け、そして取り外せる。
【0062】
図24及び図25で示され、非動作構成及び動作構成における固定装置70は、それぞれ、図26に示されるように、取付フレーム10が回転軸線Zを中心に回転することができるように、又は図26に示されるように回転することができないように、非電動式の回転要素68bとの連結部分を画定する第1及び第2の中間要素64a、64bのうちの1つに結合される。後者の場合、検査される構成要素100は、取付フレーム10の回転部品44aを中心に旋回する構成要素支持体の部品22aの上に位置する(図5~7)。
【0063】
固定装置70は、より具体的には監視装置の電動式の回転要素68aの回転から分離される非電動式の回転要素68bとの連結部分を画定する第1及び第2の中間要素64a、64bのうちの1つに取り付けられた連結部分72と、当接部76を含む旋回部品74とを備える。旋回部品74は、取付フレーム10の係合解除位置から、回転を停止するために当接部76が取付フレーム10の横方向縁部14a、14bのうちの1つと接触して係合位置まで旋回するように適合されていて、一方、構成要素支持体22の部品22aは、検査される構成要素100の回転軸線を中心に、定義上、監視装置の回転軸線を旋回し続ける(図6~7)。
【0064】
検査される構成要素を保持するための要素が、例えば図26図10も参照されたい)のV型ブレードブロックなどの、取付フレーム10の回転部品44a、44bの一方又は他方に固定されていない取付フレーム10を使用する場合、回転が電動化される監視装置で使用されるように、装置が回転中の構成要素の可能な限り大きな部分を走査/測定することができるように、取付フレーム10が自由に回転できることが必要である。この場合、固定装置70の旋回部品74はフレームの自由な回転を可能にするために、取付フレームから取り外される。
【0065】
測定される構成要素の支持体の少なくとも一部が、例えば図27の磁気先端部を有する構成要素支持体22(図3も参照)のように、取付フレーム10の回転部品44a、44bの一方又は他方に固定される取付フレームを使用する場合、支持体20の部品22aが自由に回転できるように、取付フレーム10が回転できないことが好ましい。これは実際には、構成要素100の回転中に、フレームの横方向縁部12a、12bが撮像又は走査に干渉することを防止する。この場合、固定装置70の旋回部品74は、取付フレームの回転を阻止するために下降される。
【0066】
監視装置の回転要素との連結部分を画定する、図1図16図23、及び図24中の第1及び第2の回転要素64a、64bの円錐形状は、もちろん、使用される監視装置に存在するクランプ又は固定モジュールの構成に適合するように変えられる。
【0067】
様々な機械及びそれらのそれぞれの監視方法との最大限の互換性の枠組みにおいて、図29~31は監視装置の光監視軸線が垂直に配置され、電動式の回転が使用されない監視装置での水平使用における実施形態を示す。
【0068】
図30に示したフレーム支持体80は、図29の取付フレーム10の剛性ケージ10aを収容するように適合される。図において、フレーム支持体80は水平監視テーブル86上に配置され、その光監視軸線は監視テーブルに対して垂直に配置される。
【0069】
フレーム支持体80は、矩形フレーム82の4つの角に配置された4つのタブ84を含む矩形フレーム82を備え、4つのタブ84は、剛性ケージがフレーム支持体80内に位置決めされたとき、各調整ねじ11の端部がそれぞれのタブ84と接触することができるように、取付フレームの剛性ケージ10aの調整ねじ11(図31)と対応する関係にある。
【0070】
これにより、取付フレーム10のケージ10aの平坦度の微調整を保証することが可能であり、取付フレーム10の完全な垂直性、ひいては監視装置の光軸に対する検査される部品の完全な垂直性を保証することができる。フレーム支持体80は、底部を有さず、したがって、検査される構成要素の背面照明を可能にするために開いている。
【0071】
フレーム支持体のフレーム82は、必ずしも矩形ではなく、剛性ケージ10aの形状に応じて変更してもよい。さらに、フレーム82は3つのタブのみを含んでもよく、その数のタブで、剛性ケージが支持体のフレームに取り付けられたときに剛性ケージの安定性を保証するのに十分である。
【0072】
図31において、取付フレーム10の回転部品47aの1つは、様々な回転角度で撮影された連続する2Dビューが必要とされる場合に、検査される構成要素の手動回転を可能にするために、好ましくは切欠きリング46を含む。
【0073】
図32図34は、取付フレームを収容するように適合された電動式フレーム支持体90を示す(図32)。図30に示される単純なフレーム支持体のように、図32において、電動式フレーム支持体90は水平監視テーブル上に位置し、その光監視軸線は監視テーブルに対して垂直に位置される。
【0074】
電動式フレーム支持体90は、矩形フレーム92の4つの角に配置された4つのタブ94を含む矩形フレーム92を備える。4つのタブ94は、監視装置の光軸に関する剛性ケージの完全な垂直性を保証するために、各調整ねじ11の端部が、剛性ケージの平坦度の微調整のためにそれぞれのタブ94と接触することができるように、取付フレームの剛性ケージ10aの調整ねじ11と対応する関係にある。
【0075】
電動式フレーム支持体90はさらに、電気モータ95と、電気モータのシャフトに固定された連結先端部96とを含み、図32に示されるように、矩形フレーム92に取り付けられたときに、取付フレーム10の回転部品44aの連結先端部47aに連結されるように適合されている。
【0076】
電動式フレーム支持体90は、可変速度駆動装置をさらに含み、かつ検査される構成要素100の電動式の回転を可能にして、連続する2D画像を様々な回転度で取り込むことができるようにするために、構成要素支持体22の部品22a(図3)の回転を監視するための傾斜角98にある。電動式フレーム支持体は、モータを制御するために、複数のプログラム可能なキー99を含み、このようにして支持体20の部品22a(図3及び7)の回転が所定の回転角度に対応し、連続する2Dビューを様々な回転角度で捕捉することを可能にする。
【0077】
電動式フレーム支持体90は監視装置と追加的に接続してもよく、その結果、回転シーケンスを、測定シーケンス及び監視装置からのデータ処理シーケンスと協調して実行できる。
【0078】
図30に示される単純なフレーム支持体と同様に、電動式フレーム支持体90の矩形フレーム92は、底部を有さず、したがって、検査される構成要素の背面照明を可能にするために開いている。
【0079】
図32の実施形態では、モータ95のシャフトの連結先端部96と取付フレーム10の回転部品44aの先端部47aとの間の連結/駆動が、2つの磁気先端部による磁気結合によってもたらされる。しかしながら、他の連結/駆動システム、例えば、輪郭付けされた先端部による駆動、又は切欠きリング46に直接制御される切欠きベルトによる駆動を想像することは容易である。
【0080】
最後に、単純なフレーム支持体の場合と同様に、電動式フレーム支持体のフレーム92は、必ずしも矩形ではなく、剛性ケージ10aの形状に応じて適合させてもよい。フレーム92は、3つのタブのみをさらに含むことができ、この数のタブで、電動式フレーム支持体のフレームに取り付けられたときに剛性ケージの安定性を保証することに十分である。
【符号の説明】
【0081】
取外し可能な取付フレーム 10
剛性ケージ 10a
調整ねじ 11
長手方向縁部 12a、12b
メートル目盛 13
横方向縁部 14a、14b
軸受 15a、15b
長手方向摺動部 16a、16b
摺動横方向部品 18
軸片 18a
ポインタ 19
固定部材 20
第1及び第2の摺動横方向部品 21a、21b
メートル目盛 23
構成要素支持体
磁気支持体 22
第1及び第2の磁気先端部 22a、22b
精密アーバ支持体 24(オプション)
V型支持体 26(オプション)
第1及び第2のブロック 27a、27b
ポインタ 29
調整部材 31
第1及び第2のV型支持体 28a、28b
第1及び第2の調節摺動当接部 30a、30b
張力ワイヤ 32
吸引支持部 34(オプション)
吸引ノズル 36
調節対向当接部 38
超音波支持体(オプション) 40
第1及び第2のトランスデューサ 42a、42b
干渉パターン 43
第1及び第2の回転部品 44a、44b
リング 46
連結先端部 47a、47b
磁気先端部
円筒形ハウジング 48
固定ねじ 49
円筒形部品 50a、50b
先端固定部品 52
横方向支持体 54a、54b
軸受 56a、56b
監視装置
照明システム 60
ビデオカメラ 62
第1及び第2の中間要素 64a、64b
相補的な第1及び第2の連結先端部 66a、66b
磁気先端部
第1及び第2の回転要素 68a、68b
固定装置 70
連結部分 72
円筒形開口部 73
旋回部品 74
当接部76
フレーム支持体 80
矩形フレーム 82
タブ 84
水平監視テーブル 86
監視フレーム支持体 90
矩形フレーム92
タブ 94
モータ 95
連結先端部 96
可変速度駆動部 98
プログラム可能なキー 99
構成要素 100、102、104、106、108
図1
図2a
図2b
図2c
図2d
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28a
図28b
図29
図30
図31
図32
図33
図34
【手続補正書】
【提出日】2024-01-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
最後に、単純なフレーム支持体の場合と同様に、電動式フレーム支持体のフレーム92は、必ずしも矩形ではなく、剛性ケージ10aの形状に応じて適合させてもよい。フレーム92は、3つのタブのみをさらに含むことができ、この数のタブで、電動式フレーム支持体のフレームに取り付けられたときに剛性ケージの安定性を保証することに十分である。
なお、本願は、特許請求の範囲に記載の発明に関するものであるが、他の観点として以下も含む。
1.
構成要素(100;102;104;106;108)を検査するための光学監視装置、特に電動式監視装置に取外し可能な取り付けに適した取外し可能な取付フレーム(10)であって、
前記取付フレーム(10)は、
剛性ケージ(10a)、
前記剛性ケージ(10a)の内部に取り付けられた少なくとも1つの構成要素支持体(22;24;26;34;40)、及び
少なくとも1つの回転部品(44a、44b)、
を備え
前記回転部品(44a、44b)は、構成要素(100;102;104;106;108)の検査中に、制御装置によって生じたトルクを使用するために取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられている場合、前記剛性ケージ(10a)と監視装置の少なくとも1つの回転要素(68a、68b)との間、若しくは前記剛性ケージ(10a)と回転要素(68a、68b)に取り付けられた中間要素(64a、64b)との間の連結部分として用いられ、これにより、前記少なくとも1つの回転要素(68a、68b)の回転軸線と同軸の回転軸線を中心として、前記剛性ケージ(10a)及び/又は回転部品(44a、44b)の回転が可能になる、
当該取付フレーム(10)において、
前記回転部品(44a、44b)は、監視装置の前記回転要素(68a、68b)と、前記構成要素支持体(22;24;34;40)とに接続されており、その結果、
前記剛性ケージ(10a)は、好ましくは摩擦駆動によって、前記回転軸線(Z)を中心に構成要素支持体(22;24;34;40)と同期して旋回することができる、又は
構成要素支持体(22;24;34;40)の少なくとも一部(22a;24;36;42a)は、剛性ケージ(10a)が不動のままである間、前記回転軸線(Z)を中心に旋回できる、
ことを特徴とする取付フレーム(10)。
2.
前記少なくとも1つの回転部品(44a、44b)は、前記剛性ケージ(10a)の少なくとも1つの連結部品(14a、14b)を完全に貫通する円筒形部品(50a、50b)によって前記構成要素支持体(22;24;34;40)に接続されており、その結果、
前記取付フレーム(10)は、摩擦によって前記回転軸線(Z)を中心に回転駆動することができるか、又は
前記円筒形部品(50a、50b)は、取付フレーム(10)に対して旋回できる、
上記1に記載の取付フレーム(1)。
3.
前記円筒形部品(50a、50b)は、前記連結部品(14a、14b)の厚みの範囲内で配置された軸受又はスムーズ軸受(15a、15b)の内側に嵌合する、
上記2に記載の取付フレーム(10)。
4.
前記剛性ケージ(10a)の両側に配置された第1及び第2の回転部品(44a、44b)を備え、したがって、前記第1及び第2の回転部品(44a、44b)の回転軸線は、取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられたときに、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)と同軸である、
上記1~3のいずれか一つに記載の取付フレーム(10)。
5.
第1及び第2の連結先端部(47a、47b)は、前記ケージ(10a)が前記回転軸線(Z)を中心に旋回できるように、軸心合わせのために及び電動式監視装置へ前記ケージ(10a)を連結するために、それぞれ第1及び第2の回転部品(44a、44b)に固定される、
上記4に記載の取付フレーム(10)。
6.
各回転部品(44a、44b)の連結先端部(47a、47b)は、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ固定される第1及び第2の相補的な連結先端部(66a、66b)、又は前記第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ取り付けられる第1及び第2の中間要素(64a、64b)と協働するように適合される、
上記5に記載の取付フレーム(10)。
7.
第1及び第2の回転部品(44a、44b)の連結先端部(47a、47b)が永久磁石であり、前記第1及び第2の相補的な連結先端部(66a、66b)も永久磁石である、
上記6に記載の取付フレーム(10)。
8.
取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられるとき、
前記取付フレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44a)のうちの1つの永久磁石(47a)と、監視装置の前記第1及び第2の回転部品(68a、68b)のうちの1つの対応する永久磁石(66a)、又は前記第1及び第2の回転部品(68a、68b)にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素(64a、64b)のうちの1つの永久磁石(66a)とは、当該磁石の第1の組の磁石(47a、66a)が引き寄せられ、かつ接触するため、互いに対向するそれぞれの部分の極性が反対であるように、配置されており、
前記取付フレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44b)の他方に永久磁石(47b)と、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)の他方に対応する永久磁石(66b)、又は前記第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素(64a、64b)の他方の永久磁石(66b)とは、互いに対向して配置されており、互いに対向するそれらのそれぞれの部分の極性もまた、当該磁石の第2の組の磁石(47a、66a)がそれらを軸方向に整列させるために互いに引き寄せられるように、反対である、
上記7に記載の取付フレーム(10)。
9.
前記磁石の第2の組の磁石(47a、66a)は、取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられたときに、互いに接触しているか、又は互いに離間している、
上記8に記載の取付フレーム。
10.
前記剛性ケージ(10a)は、2つの長手方向縁部(12a、12b)と、2つの長手方向縁部(12、12b)のそれぞれの端部を接続する2つの横方向縁部(14a、14b)とを有する矩形フレームであり、前記第1及び第2の回転部品(44a、44b)がそれぞれ、矩形フレーム(10a)のそれぞれの横方向縁部(14a、14b)に取り付けられている、
上記4~9のいずれか一つに記載の取付フレーム(10)。
11.
前記回転軸線(Z)の両側に配置された少なくとも1つの第1及び第2の長手方向摺動部(16a、16b)と、前記構成要素支持体(22;34;40)の部品(22b;36;42b)を含む少なくとも1つの摺動横断部品(18;21a、21b)とをさらに備える、
上記10に記載の取付フレーム(10)。
12.
前記摺動横断部品(18)は、2つの長手方向縁部(12a、12b)のうちの少なくとも1つに沿って配置されたメートル目盛り(13)の方向を指すポインタ(19)と、前記メートル目盛り(13)に面するポインタによって与えられる指示に応じて摺動部品(18)を固定するための固定部材(20)とを含む、
上記11に記載の取付フレーム(10)。
13.
前記構成要素支持体は、検査される構成要素(100)が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の間に位置することができるように互いに対向して配置された第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)を含む磁気支持体(22)であり、
前記取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられるときに、前記構成要素(100)の一端が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の一方と接触し、かつ前記構成要素(100)の他端が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の他方から、前記回転軸(Z)上に整列されながら離間する、
上記4~9のいずれか一つに記載の取付フレーム(10)。
14.
前記構成要素支持体は、2つの摺動部(16a、16b)に沿って摺動するそれぞれ第1及び第2の横方向部品(21a、21b)に取り付けられた第1及び第2のブロック(27a、27b)を含むV型支持体(26)であり、
第1及び第2のV型ブレード構造(28a、28b)が、2つのV型ブレードが互いに対向して配置されるように、それぞれ第1、第2ブロック(27a、27b)に固定され、
調整部材(31)が、剛性ケージの回転軸線に垂直な軸に沿って各ブロックの位置を調整することができるように、各ブロック(27a、27b)に取り付けられている、
上記4~9のいずれか一つに記載の取付フレーム(10)。
15.
各ブロック(27a、27b)は、メートル目盛り(23)に対向して配置されたポインタ(29)を含み、前記メートル目盛り(23)は、対応するブロック(27a、27b)を支持する各横方向摺動部品(21a、21b)上に、又は各横方向摺動部品(21a、21b)に固定された部品上に位置する、
上記14に記載の取付フレーム(10)。
16.
構成要素支持体(26)は、調整可能な整列当接部(30a、30b)と、検査される構成要素(104)の保持を可能にする張力ワイヤ(32)とをさらに含む、
上記14又は15に記載の取付フレーム。
17.
前記構成要素支持体は、互いに対向して配置された吸引ノズル(36)及び整列対向当接部(38)を含む吸引支持体(34)である、
上記4~9のいずれか一つに記載の取付フレーム(10)。
18.
前記構成要素支持体は、互いに対して配置された少なくとも1つの第1及び少なくとも1つの第2のトランスデューサ(42a、42b)又は干渉パターン(43)を生成するために反射要素に対向して配置されたトランスデューサを含む超音波支持体(40)であり、
小型部品(108)を浮遊によって干渉パターン内に保持するのを可能にする、
上記4~9のいずれか一つに記載の取付フレーム(10)。
19.
前記剛性ケージ(10a)は、取付フレーム(10)が水平監視テーブル(82)上に載置されたフレーム支持体(80)内に位置したときに、前記ケージ(10a)の平坦度の微調整を可能にする調整ねじ(11)を含む、
上記1~18のいずれか一つに記載の取付フレーム(10)。
20.
上記19に記載の取付フレーム(10)の剛性ケージ(10a)を収容するように適合されたフレーム支持体(80)であって、
前記フレーム支持体(80)は、前記支持体(80)が水平監視テーブル(82)上に位置した際に前記剛性ケージ(10a)の平坦度を微調整するために、調整ネジ(11)と対応する関係に配置された少なくとも3つのタブ(84)を含むフレーム(82)を含み、
前記剛性ケージ(10a)がフレーム(82)に取り付けられたときに、各調整ネジ(11)の端部は、それぞれのタブ(84)に接触することができる、
フレーム支持体(80)。
21.
上記19に記載の取付フレーム(10)の剛性ケージ(10a)を収容するように適合された電動式フレーム支持体(90)であって、
前記電動式フレーム支持体(90)は、剛性ケージ(10a)がフレーム支持体のフレーム(92)に取り付けられるときに、調整ねじ(11)と対応する関係に配置された少なくとも3つのタブ(94)を含むフレーム(92)を備え、
前記支持体(80)が水平監視テーブル(82)上に位置したときに前記剛性ケージ(10a)の平坦度を微調整するために、各調整ネジ(11)の端部がそれぞれのタブ(94)に接触することができ、
前記電動式フレーム支持体(90)はさらに、電気モータ(95)及び連結先端部(96)を含み、
前記連結先端部(96)は、前記ケージ(10a)が支持フレーム(92)に取り付けられるとき、電気モータシャフトが固定され、かつ取付フレーム(10)の回転部品(44a)に連結されるように適合される、
電動式フレーム支持体(90)。
22.
構成要素支持体(22;24;34;40)の少なくとも一部(22a;24;36;42a)の回転を駆動するための可変速度又は回転角度駆動部(98)をさらに備える、
上記21に記載の電動式フレーム支持体(90)。
23.
構成要素(100;102;104;106;108)を検査するための電動式監視装置、特に光学式監視装置であって、
前記電動式監視装置は、照明システム(60)、ビデオカメラ(62)、電動式の第1の回転要素(68a)、及び非電動式の第2の回転要素(68b)を備え、
前記第一及び第二の回転要素(68a、68b)は、同一の回転軸(Z)を中心に旋回するように適合され、かつ前記取付フレーム(10)が前記同一の回転軸線(Z)を中心に旋回できるようにするために、上記5~19のいずれか一項に記載の取付けフレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44a、44b)のそれぞれの第1及び第2の連結先端部(47a、47b)に連結されるように適合された第1及び第2の結合先端部(66a、66b)をそれぞれ含む第1及び第2の連結部分(64a、64b)をそれぞれ含み、
前記照明装置(60)及び前記ビデオカメラ(62)が、前記回転軸線(Z)の両側に配置される、
電動式監視装置。
24.
第1及び第2の回転要素(64a、64b)の第2の非電動式回転要素(68b)に取り付けられた連結部分(72)と、当接部(76)を含む旋回部品(74)とを含む固定装置(70)をさらに備え、
前記旋回部品(74)は、前記取付フレーム(10)の係合解除位置から、前記当接部(76)が前記取付フレーム(10)と接触する係合位置まで旋回するように適合されており、
前記当接部(76)は、構成要素支持体(22;24;34;40)の前記少なくとも一部(22a;24;36;42a)が、検査される構成要素(100;102;106;108)の回転軸線を中心に同軸上で旋回し続けることができることを確実にしながら、前記取付フレーム(10)の回転を止めることができる、
上記23に記載の電動式監視装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構成要素(100;102;104;106;108)を検査するための光学監視装置、特に電動式監視装置に取外し可能な取り付けに適した取外し可能な取付フレーム(10)であって、
前記取付フレーム(10)は、
剛性ケージ(10a)、
前記剛性ケージ(10a)の内部に取り付けられた少なくとも1つの構成要素支持体(22;24;26;34;40)、及び
少なくとも1つの回転部品(44a、44b)、
を備え
前記回転部品(44a、44b)は、構成要素(100;102;104;106;108)の検査中に、制御装置によって生じたトルクを使用するために取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられている場合、前記剛性ケージ(10a)と監視装置の少なくとも1つの回転要素(68a、68b)との間、若しくは前記剛性ケージ(10a)と回転要素(68a、68b)に取り付けられた中間要素(64a、64b)との間の連結部分として用いられ、これにより、前記少なくとも1つの回転要素(68a、68b)の回転軸線と同軸の回転軸線を中心として、前記剛性ケージ(10a)及び/又は回転部品(44a、44b)の回転が可能になる、
当該取付フレーム(10)において、
前記回転部品(44a、44b)は、監視装置の前記回転要素(68a、68b)と、前記構成要素支持体(22;24;34;40)とに接続されており、その結果、
前記剛性ケージ(10a)は、好ましくは摩擦駆動によって、前記回転軸線(Z)を中心に構成要素支持体(22;24;34;40)と同期して旋回することができる、又は
構成要素支持体(22;24;34;40)の少なくとも一部(22a;24;36;42a)は、剛性ケージ(10a)が不動のままである間、前記回転軸線(Z)を中心に旋回できる、
ことを特徴とする取付フレーム(10)。
【請求項2】
前記少なくとも1つの回転部品(44a、44b)は、前記剛性ケージ(10a)の少なくとも1つの連結部品(14a、14b)を完全に貫通する円筒形部品(50a、50b)によって前記構成要素支持体(22;24;34;40)に接続されており、その結果、
前記取付フレーム(10)は、摩擦によって前記回転軸線(Z)を中心に回転駆動することができるか、又は
前記円筒形部品(50a、50b)は、取付フレーム(10)に対して旋回できる、
請求項1に記載の取付フレーム(1)。
【請求項3】
前記円筒形部品(50a、50b)は、前記連結部品(14a、14b)の厚みの範囲内で配置された軸受又はスムーズ軸受(15a、15b)の内側に嵌合する、
請求項2に記載の取付フレーム(10)。
【請求項4】
前記剛性ケージ(10a)の両側に配置された第1及び第2の回転部品(44a、44b)を備え、したがって、前記第1及び第2の回転部品(44a、44b)の回転軸線は、取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられたときに、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)と同軸である、
請求項1に記載の取付フレーム(10)。
【請求項5】
第1及び第2の連結先端部(47a、47b)は、前記ケージ(10a)が前記回転軸線(Z)を中心に旋回できるように、軸心合わせのために及び電動式監視装置へ前記ケージ(10a)を連結するために、それぞれ第1及び第2の回転部品(44a、44b)に固定される、
請求項4に記載の取付フレーム(10)。
【請求項6】
各回転部品(44a、44b)の連結先端部(47a、47b)は、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ固定される第1及び第2の相補的な連結先端部(66a、66b)、又は前記第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ取り付けられる第1及び第2の中間要素(64a、64b)と協働するように適合される、
請求項5に記載の取付フレーム(10)。
【請求項7】
第1及び第2の回転部品(44a、44b)の連結先端部(47a、47b)が永久磁石であり、前記第1及び第2の相補的な連結先端部(66a、66b)も永久磁石である、
請求項6に記載の取付フレーム(10)。
【請求項8】
取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられるとき、
前記取付フレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44a)のうちの1つの永久磁石(47a)と、監視装置の前記第1及び第2の回転部品(68a、68b)のうちの1つの対応する永久磁石(66a)、又は前記第1及び第2の回転部品(68a、68b)にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素(64a、64b)のうちの1つの永久磁石(66a)とは、当該磁石の第1の組の磁石(47a、66a)が引き寄せられ、かつ接触するため、互いに対向するそれぞれの部分の極性が反対であるように、配置されており、
前記取付フレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44b)の他方に永久磁石(47b)と、監視装置の第1及び第2の回転要素(68a、68b)の他方に対応する永久磁石(66b)、又は前記第1及び第2の回転要素(68a、68b)にそれぞれ取り付けられた第1及び第2の中間要素(64a、64b)の他方の永久磁石(66b)とは、互いに対向して配置されており、互いに対向するそれらのそれぞれの部分の極性もまた、当該磁石の第2の組の磁石(47a、66a)がそれらを軸方向に整列させるために互いに引き寄せられるように、反対である、
請求項7に記載の取付フレーム(10)。
【請求項9】
前記磁石の第2の組の磁石(47a、66a)は、取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられたときに、互いに接触しているか、又は互いに離間している、
請求項8に記載の取付フレーム。
【請求項10】
前記剛性ケージ(10a)は、2つの長手方向縁部(12a、12b)と、2つの長手方向縁部(12、12b)のそれぞれの端部を接続する2つの横方向縁部(14a、14b)とを有する矩形フレームであり、前記第1及び第2の回転部品(44a、44b)がそれぞれ、矩形フレーム(10a)のそれぞれの横方向縁部(14a、14b)に取り付けられている、
請求項4に記載の取付フレーム(10)。
【請求項11】
前記回転軸線(Z)の両側に配置された少なくとも1つの第1及び第2の長手方向摺動部(16a、16b)と、前記構成要素支持体(22;34;40)の部品(22b;36;42b)を含む少なくとも1つの摺動横断部品(18;21a、21b)とをさらに備える、
請求項10に記載の取付フレーム(10)。
【請求項12】
前記摺動横断部品(18)は、2つの長手方向縁部(12a、12b)のうちの少なくとも1つに沿って配置されたメートル目盛り(13)の方向を指すポインタ(19)と、前記メートル目盛り(13)に面するポインタによって与えられる指示に応じて摺動部品(18)を固定するための固定部材(20)とを含む、
請求項11に記載の取付フレーム(10)。
【請求項13】
前記構成要素支持体は、検査される構成要素(100)が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の間に位置することができるように互いに対向して配置された第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)を含む磁気支持体(22)であり、
前記取付フレーム(10)が監視装置に取り付けられるときに、前記構成要素(100)の一端が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の一方と接触し、かつ前記構成要素(100)の他端が第1及び第2の磁気先端部(22a、22b)の他方から、前記回転軸(Z)上に整列されながら離間する、
請求項4に記載の取付フレーム(10)。
【請求項14】
前記構成要素支持体は、2つの摺動部(16a、16b)に沿って摺動するそれぞれ第1及び第2の横方向部品(21a、21b)に取り付けられた第1及び第2のブロック(27a、27b)を含むV型支持体(26)であり、
第1及び第2のV型ブレード構造(28a、28b)が、2つのV型ブレードが互いに対向して配置されるように、それぞれ第1、第2ブロック(27a、27b)に固定され、
調整部材(31)が、剛性ケージの回転軸線に垂直な軸に沿って各ブロックの位置を調整することができるように、各ブロック(27a、27b)に取り付けられている、
請求項4に記載の取付フレーム(10)。
【請求項15】
各ブロック(27a、27b)は、メートル目盛り(23)に対向して配置されたポインタ(29)を含み、前記メートル目盛り(23)は、対応するブロック(27a、27b)を支持する各横方向摺動部品(21a、21b)上に、又は各横方向摺動部品(21a、21b)に固定された部品上に位置する、
請求項14に記載の取付フレーム(10)。
【請求項16】
構成要素支持体(26)は、調整可能な整列当接部(30a、30b)と、検査される構成要素(104)の保持を可能にする張力ワイヤ(32)とをさらに含む、
請求項14に記載の取付フレーム。
【請求項17】
前記構成要素支持体は、互いに対向して配置された吸引ノズル(36)及び整列対向当接部(38)を含む吸引支持体(34)である、
請求項4に記載の取付フレーム(10)。
【請求項18】
前記構成要素支持体は、互いに対して配置された少なくとも1つの第1及び少なくとも1つの第2のトランスデューサ(42a、42b)又は干渉パターン(43)を生成するために反射要素に対向して配置されたトランスデューサを含む超音波支持体(40)であり、
小型部品(108)を浮遊によって干渉パターン内に保持するのを可能にする、
請求項4に記載の取付フレーム(10)。
【請求項19】
前記剛性ケージ(10a)は、取付フレーム(10)が水平監視テーブル(82)上に載置されたフレーム支持体(80)内に位置したときに、前記ケージ(10a)の平坦度の微調整を可能にする調整ねじ(11)を含む、
請求項1に記載の取付フレーム(10)。
【請求項20】
請求項19に記載の取付フレーム(10)の剛性ケージ(10a)を収容するように適合されたフレーム支持体(80)であって、
前記フレーム支持体(80)は、前記支持体(80)が水平監視テーブル(82)上に位置した際に前記剛性ケージ(10a)の平坦度を微調整するために、調整ネジ(11)と対応する関係に配置された少なくとも3つのタブ(84)を含むフレーム(82)を含み、
前記剛性ケージ(10a)がフレーム(82)に取り付けられたときに、各調整ネジ(11)の端部は、それぞれのタブ(84)に接触することができる、
フレーム支持体(80)。
【請求項21】
請求項19に記載の取付フレーム(10)の剛性ケージ(10a)を収容するように適合された電動式フレーム支持体(90)であって、
前記電動式フレーム支持体(90)は、剛性ケージ(10a)がフレーム支持体のフレーム(92)に取り付けられるときに、調整ねじ(11)と対応する関係に配置された少なくとも3つのタブ(94)を含むフレーム(92)を備え、
前記支持体(80)が水平監視テーブル(82)上に位置したときに前記剛性ケージ(10a)の平坦度を微調整するために、各調整ネジ(11)の端部がそれぞれのタブ(94)に接触することができ、
前記電動式フレーム支持体(90)はさらに、電気モータ(95)及び連結先端部(96)を含み、
前記連結先端部(96)は、前記ケージ(10a)が支持フレーム(92)に取り付けられるとき、電気モータシャフトが固定され、かつ取付フレーム(10)の回転部品(44a)に連結されるように適合される、
電動式フレーム支持体(90)。
【請求項22】
構成要素支持体(22;24;34;40)の少なくとも一部(22a;24;36;42a)の回転を駆動するための可変速度又は回転角度駆動部(98)をさらに備える、
請求項21に記載の電動式フレーム支持体(90)。
【請求項23】
構成要素(100;102;104;106;108)を検査するための電動式監視装置、特に光学式監視装置であって、
前記電動式監視装置は、照明システム(60)、ビデオカメラ(62)、電動式の第1の回転要素(68a)、及び非電動式の第2の回転要素(68b)を備え、
前記第一及び第二の回転要素(68a、68b)は、同一の回転軸(Z)を中心に旋回するように適合され、かつ前記取付フレーム(10)が前記同一の回転軸線(Z)を中心に旋回できるようにするために、請求項5に記載の取付けフレーム(10)の第1及び第2の回転部品(44a、44b)のそれぞれの第1及び第2の連結先端部(47a、47b)に連結されるように適合された第1及び第2の結合先端部(66a、66b)をそれぞれ含む第1及び第2の連結部分(64a、64b)をそれぞれ含み、
前記照明装置(60)及び前記ビデオカメラ(62)が、前記回転軸線(Z)の両側に配置される、
電動式監視装置。
【請求項24】
第1及び第2の回転要素(64a、64b)の第2の非電動式回転要素(68b)に取り付けられた連結部分(72)と、当接部(76)を含む旋回部品(74)とを含む固定装置(70)をさらに備え、
前記旋回部品(74)は、前記取付フレーム(10)の係合解除位置から、前記当接部(76)が前記取付フレーム(10)と接触する係合位置まで旋回するように適合されており、
前記当接部(76)は、構成要素支持体(22;24;34;40)の前記少なくとも一部(22a;24;36;42a)が、検査される構成要素(100;102;106;108)の回転軸線を中心に同軸上で旋回し続けることができることを確実にしながら、前記取付フレーム(10)の回転を止めることができる、
請求項23に記載の電動式監視装置。
【国際調査報告】