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特表2024-520102GGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよび回路
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】GGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよび回路
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/822 20060101AFI20240514BHJP
   H01L 27/06 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
H01L27/04 H
H01L27/06 311C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023573453
(86)(22)【出願日】2022-06-15
(85)【翻訳文提出日】2023-11-28
(86)【国際出願番号】 CN2022098844
(87)【国際公開番号】W WO2023284472
(87)【国際公開日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】202110810592.3
(32)【優先日】2021-07-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512154998
【氏名又は名称】無錫華潤上華科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CSMC TECHNOLOGIES FAB2 CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.8 Xinzhou Road Wuxi New District,Jiangsu 214028 China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】黄 ▲ルー▼
(72)【発明者】
【氏名】黄 勇
(72)【発明者】
【氏名】顔 彦
(72)【発明者】
【氏名】周 婉藝
(72)【発明者】
【氏名】呉 林
(72)【発明者】
【氏名】周 程
(72)【発明者】
【氏名】史 海麗
【テーマコード(参考)】
5F038
5F048
【Fターム(参考)】
5F038BH02
5F038BH06
5F038BH07
5F038BH13
5F048AC01
5F048BE03
5F048BF18
5F048BG13
5F048BH05
5F048CC09
5F048CC10
5F048CC18
(57)【要約】
本発明は、GGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよびESD保護回路を提供し、前記GGNMOSトランジスタ構造は、Nウェル、P型高ドープ領域、およびN型高ドープ領域によって形成されたP-N-P-N寄生サイリスタの作用により、ESD保護デバイスの単位サイズあたりのESD電流排出能力を向上させ、前記GGNMOSトランジスタ構造は、Nウェルによって構成された等価抵抗の作用により、ESDの瞬間的なピーク電流を制限することができ、ESD保護デバイスの各GGNMOSトランジスタが均一に導通し、ESD保護回路の信頼性を向上させる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
P型基板と、
前記P型基板の上に順番に横方向に設けられた第1のNウェル、Pウェル、および第2のNウェルと、
前記第1のNウェルの上に設けられた第1のP型高ドープ領域と、
前記第1のNウェルの上に設けられた第1のN型高ドープ領域であって、前記第1のN型高ドープ領域と前記第1のP型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第1のN型高ドープ領域と、
前記Pウェルの上に設けられた第2のP型高ドープ領域であって、前記第2のP型高ドープ領域と前記第1のN型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第2のP型高ドープ領域と、
前記Pウェルの上に設けられた第2のN型高ドープ領域であって、前記第2のN型高ドープ領域と第2のP型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第2のN型高ドープ領域と、
前記Pウェルと前記第2のNウェルとの接合部の上に設けられた第3のN型高ドープ領域と、
前記第2のNウェルの上に設けられた第4のN型高ドープ領域であって、前記第4のN型高ドープ領域と前記第3のN型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第4のN型高ドープ領域と、
前記第3のN型高ドープ領域と前記第2のN型高ドープ領域との間の前記Pウェルの上面に設けられたゲート構造と、を含むGGNMOSトランジスタ構造であって、
前記第1のP型高ドープ領域、前記第1のN型高ドープ領域および前記第4のN型高ドープ領域はいずれも正極に接続され、前記第2のP型高ドープ領域、前記第2のN型高ドープ領域および前記ゲート構造はいずれも負極に接続される、
ことを特徴とするGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項2】
前記第2のN型高ドープ領域はソース領域として用いられ、前記第3のN型高ドープ領域および前記第4のN型高ドープ領域はドレイン領域として用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項3】
前記第1のNウェルおよび前記第1のP型高ドープ領域は、等価PNPトランジスタを構成し、前記第1のNウェル、前記第1のP型高ドープ領域および前記第2のN型高ドープ領域は、等価NPNトランジスタを構成し、前記第2のNウェルは、等価抵抗を構成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項4】
前記等価PNPトランジスタおよび前記等価NPNトランジスタは、P-N-P-N寄生サイリスタ構造を構成する
ことを特徴とする請求項3に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項5】
前記第1のP型高ドープ領域の上面と、前記第1のN型高ドープ領域の上面と、前記第2のP型高ドープ領域の上面と、前記第2のN型高ドープ領域の上面と、前記第3のN型高ドープ領域の上面と、前記第4のN型高ドープ領域の上面とは面一である、
ことを特徴とする請求項1に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項6】
前記第1のP型高ドープ領域と、前記第1のN型高ドープ領域と、前記第2のP型高ドープ領域と、前記第2のN型高ドープ領域と、前記第3のN型高ドープ領域と、前記第4のN型高ドープ領域とは、同じ接合深さを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項7】
前記第1のNウェルおよび前記第2のNウェルはN型低ドープであり、前記PウェルはP型低ドープである、
ことを特徴とする請求項1に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項8】
前記絶縁構造は、前記第1のP型高ドープ領域の深さ、前記第1のN型高ドープ領域の深さ、前記第2のP型高ドープ領域の深さ、前記第2のN型高ドープ領域の深さ、前記第3のN型高ドープ領域の深さ、および前記第4のN型高ドープ領域の深さより深い深さを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項9】
前記正極は入力/出力端子に接続され、前記負極は接地される、
ことを特徴とする請求項1に記載のGGNMOSトランジスタ構造。
【請求項10】
請求項1~6のいずれか1項に記載のGGNMOSトランジスタ構造を少なくとも2つ含むESD保護デバイスであって、各前記GGNMOSトランジスタ構造は並列に接続される、
ことを特徴とするESD保護デバイス。
【請求項11】
前記GGNMOSトランジスタ構造の数は偶数である、
ことを特徴とする請求項10に記載のESD保護デバイス。
【請求項12】
少なくとも2つのESD保護モジュールを含むESD保護回路であって、
各ESD保護モジュールは並列に接続され、各ESD保護モジュールは、抵抗と、NMOSトランジスタと、PNPトランジスタと、NPNトランジスタとを含み、
前記抵抗の第1の端は正極に接続され、前記抵抗の第2の端は前記NMOSトランジスタのドレインに接続され、前記NMOSトランジスタのゲートとソースは接続されて負極に接続され、
前記PNPトランジスタのエミッタは前記抵抗の第1の端に接続され、前記PNPトランジスタのベースは前記NPNトランジスタのコレクタに接続され、前記PNPトランジスタのコレクタは前記NPNトランジスタのベースに接続され、前記NPNトランジスタのエミッタは前記NMOSトランジスタのゲートとソースに接続される、
ことを特徴とするESD保護回路。
【請求項13】
前記ESD保護回路の正極は入力/出力端子に接続され、負極は接地される、
ことを特徴とする請求項12に記載のESD保護回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集積回路のESD保護設計の技術分野に関し、特にGGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよび回路に関する。
【0002】
<関連出願の相互参照>
本出願は、2021年7月16日に中国特許庁に提出された、出願番号202110810592.3、発明の名称「GGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよび回路」の中国特許出願の優先権を主張し、その内容全体が参照により本出願に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
静電気放電(Electro-Static discharge、ESD)は、電子部品(Electronic Components)や集積回路(Integrated Circuit、IC)の電気的オーバースドレス(Electrical Over Stress、EOS)の破壊の主な原因である。集積回路のプロセスノードの線幅がディープサブミクロンの段階まで発展したため、デバイスの物理的サイズは小さくなっているが、ESDによる瞬間的な電圧は非常に高いため(通常、数千ボルトを超える)、壊滅的かつ永久的なダメージを与え、直接に回路の焼損に至らしめる。従って、ESD保護設計も集積回路の信頼性研究の重要な課題の一つとなっている。
【0004】
現在、最も一般的に使用されているESD保護デバイスはGGNMOS(Gate-Ground N-Metal-Oxide-Semiconductor、すなわちゲート接地のNMOS)である。GGNMOSデバイスは、主に寄生NPNトランジスタの導通を利用してESD電流を排出する。ここで、寄生NPNトランジスタは、ドレイン、Pウェル、ソースで構成され、寄生NPNトランジスタの導通はコレクタ逆PN接合のアバランシェ降伏電圧(avalanche breakdown voltage of a reverse PN junction of a collector)に依存し、PN接合はドレインとPウェルで構成される。ESD保護デバイスとしてGGNMOSトランジスタを選択する場合、排出されるESD電流を十分に大きくするために、大きなサイズの設計が必要となる。実際の適用では、集積回路サイズの制約やESD電流排出の均一性に制限されるため、GGNMOSトランジスタは通常、マルチフィンガー構造(Multi-Finger)として設計され、複数のNMOS構造を並列に接続したものに相当する。
【0005】
図1は、先行技術における例示的なGGNMOSトランジスタ構造を示す概略図であり、当該シングルフィンガーGGNMOSトランジスタ構造は、P型基板100(P-SUBSTRATE)、Pウェル110、P型高ドープ領域120、第1のN型高ドープ領域131、ゲート構造140、第2のN型高ドープ領域132および絶縁構造150を含み、ここで、前記絶縁構造150は、前記P型高ドープ領域120と前記第1のN型高ドープ領域131との間に設けられ、前記ゲート構造140は、前記第1のN型高ドープ領域131と前記第2のN型高ドープ領域132との間のチャネルの上に形成され、前記P型高ドープ領域120および第1のN型高ドープ領域131はいずれも負極に接続され、前記第2のN型高ドープ領域132は正極に接続され、前記第1のN型高ドープ領域131はソース領域として用いられ、前記第2のN型高ドープ領域132はドレイン領域として用いられ、前記第1のN型高ドープ領域131、前記第2のN型高ドープ領域132およびその下の前記P型基板100が、寄生NPNトランジスタを形成する。
【0006】
図2は、先行技術における例示的なESD保護回路であり、NMOSトランジスタのドレインは正極に接続され、ソースとゲートは接続されて負極に接続され、正極は入力/出力端子に接続され、負極は接地される。
【0007】
図3は、先行技術における例示的なGGNMOSトランジスタのESDにおけるI-V曲線であり、電圧がVt1まで上昇すると、GGNMOSトランジスタの寄生NPNトランジスタが導通して放電し、その時点で急速にスナップバック(Snap-Back)状態に移行し、電圧がVhまで低下し、放電の継続により、デバイスにかかる電圧がそれに応じて上昇し、A点の降伏電圧Vt2に達して焼損する。また、各フィンガーのGGNMOSトランジスタのESD電流排出は均一ではないため、回路全体のESD保護能力が低下する。
【0008】
GGNMOSトランジスタのESD電流導通の不均一性を最適化するために、図4は、先行技術における別の例示的なGGNMOSトランジスタ構造を示す概略図であり、改良されたシングルフィンガーGGNMOSトランジスタ構造は、P型基板200(P-SUBBSTRATE)、Pウェル210、Nウェル260、P型高ドープ領域220、絶縁構造230、第1のN型高ドープ領域241、ゲート構造250、第2のN型高ドープ領域242および第3のN型高ドープ領域243を含み、前記絶縁構造230は、前記P型高ドープ領域220と前記第1のN型高ドープ領域241との間に設けられ、ゲート構造250は、前記第1のN型高ドープ領域241と前記第2のN型高ドープ領域242との間の前記Pウェル210の上面に設けられ、前記P型高ドープ領域220および前記第1のN型高ドープ領域241は負極に接続され、前記第3のN型高ドープ領域243は正極に接続され、前記第1のN型高ドープ領域241はソース領域として用いられ、前記第2のN型高ドープ領域242および前記第3のN型高ドープ領域243はドレイン領域として用いられ、前記Nウェル260は等価抵抗を構成する。
【0009】
図5は、先行技術における別の例示的なESD保護回路を示し、抵抗R-n_wellの第1の端は正極に接続され、抵抗R-n_wellの第2の端はNMOSトランジスタのドレインに接続され、NMOSトランジスタのソースとゲートは接続されて負極に接続され、正極は入力/出力端子に接続され、負極は接地される。このようなGGNMOSトランジスタ構造のESD保護デバイスは、各フィンガーのESD電流排出の均一性を向上させたが、各フィンガーのGGNMOSトランジスタの単位サイズあたりのESD電流排出能力が低下する。
【0010】
従って、新たなGGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよびESD保護回路を提出し、ESD電流排出の均一性を向上させ、単位サイズあたりのESD電流排出能力を向上させる必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述した先行技術の欠陥に鑑み、マルチフィンガーGGNMOSトランジスタのESD電流排出は均一ではないという問題を解決しつつ、単位サイズあたりのESD電流排出能力を向上させるためのGGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよびESD保護回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した目的および他の関連する目的を実現するために、本発明は、
P型基板と、
前記P型基板の上に順番に横方向に設けられた第1のNウェル、Pウェル、および第2のNウェルと、
前記第1のNウェルの上に設けられた第1のP型高ドープ領域と、
前記第1のNウェルの上に設けられた第1のN型高ドープ領域であって、前記第1のN型高ドープ領域と前記第1のP型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第1のN型高ドープ領域と、
前記Pウェルの上に設けられた第2のP型高ドープ領域であって、前記第2のP型高ドープ領域と前記第1のN型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第2のP型高ドープ領域と、
前記Pウェルの上に設けられた第2のN型高ドープ領域であって、前記第2のN型高ドープ領域と第2のP型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第2のN型高ドープ領域と、
前記Pウェルと前記第2のNウェルとの接合部の上に設けられた第3のN型高ドープ領域と、
前記第2のNウェルの上に設けられた第4のN型高ドープ領域であって、前記第4のN型高ドープ領域と前記第3のN型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第4のN型高ドープ領域と、
前記第3のN型高ドープ領域と前記第2のN型高ドープ領域との間の前記Pウェルの上面に設けられたゲート構造と、を含むGGNMOSトランジスタ構造であって、
前記第1のP型高ドープ領域、前記第1のN型高ドープ領域および前記第4のN型高ドープ領域はいずれも正極に接続され、前記第2のP型高ドープ領域、前記第2のN型高ドープ領域および前記ゲート構造はいずれも負極に接続される、
GGNMOSトランジスタ構造を提供する。
【0013】
具体的に、前記第2のN型高ドープ領域はソース領域として用いられ、前記第3のN型高ドープ領域および前記第4のN型高ドープ領域はドレイン領域として用いられる。
【0014】
具体的に、前記第1のNウェルおよび前記第1のP型高ドープ領域は、等価PNPトランジスタを構成し、前記第1のNウェル、前記第1のP型高ドープ領域および前記第2のN型高ドープ領域は、等価NPNトランジスタを構成し、前記第2のNウェルは、等価抵抗を構成する。
【0015】
具体的に、前記第1のP型高ドープ領域の上面と、前記第1のN型高ドープ領域の上面と、前記第2のP型高ドープ領域の上面と、前記第2のN型高ドープ領域の上面と、前記第3のN型高ドープ領域の上面と、前記第4のN型高ドープ領域の上面とは面一である。
【0016】
具体的に、前記第1のP型高ドープ領域と、前記第1のN型高ドープ領域と、前記第2のP型高ドープ領域と、前記第2のN型高ドープ領域と、前記第3のN型高ドープ領域と、前記第4のN型高ドープ領域とは、同じ接合深さを有する。
【0017】
具体的に、前記正極は入力/出力端子に接続され、前記負極は接地される。
【0018】
本発明はさらに、上述したGGNMOSトランジスタ構造を少なくとも2つ含むESD保護デバイスであって、各前記GGNMOSトランジスタ構造は並列に接続される、ESD保護デバイスを提供する。
【0019】
具体的に、前記GGNMOSトランジスタ構造の数は偶数である。
【0020】
本発明はさらに、少なくとも2つのESD保護モジュールを含むESD保護回路であって、各ESD保護モジュールは並列に接続され、各ESD保護モジュールは、抵抗と、NMOSトランジスタと、PNPトランジスタと、NPNトランジスタとを含み、
前記抵抗の第1の端は正極に接続され、前記抵抗の第2の端は前記NMOSトランジスタのドレインに接続され、前記NMOSトランジスタのゲートとソースは接続されて負極に接続され、
前記PNPトランジスタのエミッタは前記抵抗の第1の端に接続され、前記PNPトランジスタのベースは前記NPNトランジスタのコレクタに接続され、前記PNPトランジスタのコレクタは前記NPNトランジスタのベースに接続され、前記NPNトランジスタのエミッタは前記NMOSトランジスタのゲートとソースに接続される、
ESD保護回路を提供する。
【0021】
さらに、前記ESD保護回路の正極は入力/出力端子に接続され、負極は接地される。
【発明の効果】
【0022】
上述のように、本発明のGGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよびESD保護回路は、以下の有益な効果を奏する。
【0023】
本発明のGGNMOSトランジスタ構造の前記第1のNウェルおよび前記第1のP型高ドープ領域は、等価PNPトランジスタを構成し、前記第1のNウェル、前記第1のP型高ドープ領域および前記第2のN型高ドープ領域は、等価NPNトランジスタを構成し、前記等価PNPトランジスタおよび前記等価NPNトランジスタは、P-N-P-N寄生サイリスタ構造を構成する。本発明のGGNMOSトランジスタ構造は、サイリスタのオン抵抗値が小さく、オン電圧が低く、単位サイズあたりの放電能力が強いという特性を利用して、ESD保護デバイスの単位サイズあたりのESD電流排出能力を向上させ、ESD保護回路の信頼性を向上させる。
【0024】
本発明のGGNMOSトランジスタ構造の前記第2のNウェルは、等価抵抗を構成し、前記等価抵抗により、ESD保護デバイスの各GGNMOSトランジスタが均一に導通し、ESD電流を均一に排出し、ESD保護回路の均一性を向上させる。
【0025】
本発明のGGNMOSトランジスタ構造のすべてのP型高ドープ領域およびN型高ドープ領域は、MOSプロセスにおいて同時に行われることができ、ESDイオン注入フォトマスク(ESD ion implantation photomasks)およびプロセスを節約し、コストを節約し、プロセスの複雑さを軽減し、プロセス処理中に生じる汚染の問題を軽減する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】先行技術における例示的なGGNMOSトランジスタ構造を示す概略図である。
図2】先行技術における例示的なESD保護回路を示す図である。
図3】先行技術における例示的なGGNMOSトランジスタのESDにおけるI-V曲線を示す図である。
図4】先行技術における別の例示的なGGNMOSトランジスタ構造を示す概略図である。
図5】先行技術における別の例示的なESD保護回路を示す図である。
図6】本発明の実施形態1により提供されるGGNMOSトランジスタ構造を示す概略図である。
図7】本発明の実施形態3により提供されるESD保護回路を示す図である。
図8】本発明の実施形態2のESD保護デバイスのESDにおけるI-V曲線を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、特定の具体例で本発明の実施形態を説明するが、当業者は、本明細書に開示された内容から、本発明の他の利点および効果を容易に理解することができる。さらに、本発明は、異なる具体的な実施形態で実施または適用することができ、本明細書の詳細は、異なる視点および用途に基づいて、本発明の精神から逸脱することなく様々な方法で修正または変更することができる。
【0028】
なお、本実施形態により提供される図面(図6図8)は、本発明の基本的な考え方を概略的に示すものに過ぎないため、図面は本発明と関連する構成要素のみを示し、実装時の構成要素の数、形状、大きさに応じて描かれたものではなく、実装時の各構成要素の形式、数、割合は自由に変更することができ、構成要素のレイアウトはより複雑であってもよいことに留意されたい。
【0029】
<実施形態1>
図6に示すように、本実施形態は、P型基板(P-SUBSTRATE)300と、前記P型基板の上に順番に横方向に設けられた第1のNウェル311、Pウェル320、および第2のNウェル312と、前記第1のNウェル311の上に設けられた第1のP型高ドープ領域331と、前記第1のNウェル311の上に設けられた第1のN型高ドープ領域341であって、前記第1のN型高ドープ領域341と前記第1のP型高ドープ領域331との間に絶縁構造350が設けられた第1のN型高ドープ領域341と、前記Pウェル320の上に設けられた第2のP型高ドープ領域332であって、前記第2のP型高ドープ領域332と前記第1のN型高ドープ領域341との間に絶縁構造350が設けられた第2のP型高ドープ領域332と、前記Pウェル320の上に設けられた第2のN型高ドープ領域342であって、前記第2のN型高ドープ領域342と第2のP型高ドープ領域332との間に絶縁構造350が設けられた第2のN型高ドープ領域342と、前記Pウェル320および前記第2のNウェル312の上に設けられた第3のN型高ドープ領域343であって、前記第3のN型高ドープ領域343と前記第2のN型高ドープ領域342との間のチャネルの上にゲート構造360が形成された第3のN型高ドープ領域343と、前記第2のNウェル312の上に設けられた第4のN型高ドープ領域344であって、前記第4のN型高ドープ領域344と前記第3のN型高ドープ領域343との間に絶縁構造350が設けられた第4のN型高ドープ領域344と、を含むGGNMOSトランジスタ構造であって、
前記第1のP型高ドープ領域331、前記第1のN型高ドープ領域341および前記第4のN型高ドープ領域344はいずれも正極に接続され、前記第2のP型高ドープ領域332、前記第2のN型高ドープ領域342および前記ゲート構造360はいずれも負極に接続される、
GGNMOSトランジスタ構造を提供する。
【0030】
具体的に、図6に示すように、前記P型基板300は最下層に設けられ、前記P型基板300の材料は、サファイア、炭化ケイ素、シリコン、グラフェンを含むが、これらに限定されず、基板として使用可能な任意の材料が適しており、ここでは説明を省略する。
【0031】
具体的に、図6に示すように、前記第1のNウェル311、前記Pウェル320および前記第2のNウェル312は、前記P型基板300上に設けられ、前記Pウェル320は前記第1のNウェル311と前記第2のNウェル312との間にあり、前記第1のNウェル311および前記第2のNウェル312はN型低ドープであり、前記Pウェル320はP型低ドープであり、ドーピング濃度は実際のニーズに応じて設定することが可能である。
【0032】
具体的に、図6に示すように、前記第1のP型高ドープ領域331および前記第1のN型高ドープ領域341は前記第1のNウェル311の上に設けられ、前記第1のP型高ドープ領域331および前記第1のN型高ドープ領域341は絶縁構造350によって互いから分離され、前記絶縁構造350は前記第1のP型高ドープ領域331および前記第1のN型高ドープ領域341の深さより深い深さを有し、前記第2のP型高ドープ領域332および前記第2のN型高ドープ領域342は前記Pウェル320の上に設けられ、前記第2のP型高ドープ領域332および前記第2のN型高ドープ領域342は絶縁構造350によって互いから分離され、前記絶縁構造350は前記第2のP型高ドープ領域332および前記第2のN型高ドープ領域342の深さより深い深さを有し、前記第3のN型高ドープ領域343は前記Pウェル320および前記第2のNウェル312の上に設けられ、前記第4のN型高ドープ領域344は前記第2のNウェル312の上に設けられ、前記第3のN型高ドープ領域343および前記第4のN型高ドープ領域344は絶縁構造350によって互いから分離され、前記絶縁構造350は前記第3のN型高ドープ領域343および前記第4のN型高ドープ領域344の深さより深い深さを有する。前記第1のP型高ドープ領域331および前記第2のP型高ドープ領域332はP型高ドープであり、前記第1のN型高ドープ領域341、前記第2のN型高ドープ領域342、前記第3のN型高ドープ領域343および前記第4のN型高ドープ領域344はN型高ドープであり、ドーピング濃度は実際のニーズに応じて設定することが可能であり、ここでは説明を省略する。
【0033】
具体的に、図6に示すように、前記第1のP型高ドープ領域331の上面と、前記第1のN型高ドープ領域341の上面と、前記第2のP型高ドープ領域332の上面と、前記第2のN型高ドープ領域342の上面と、前記第3のN型高ドープ領域343の上面と、前記第4のN型高ドープ領域344の上面とは面一である。ただし、実際のプロセス環境条件に応じて設定することが可能であり、ここでは説明を省略する。
【0034】
具体的に、図6に示すように、前記第1のP型高ドープ領域331と、前記第1のN型高ドープ領域341と、前記第2のP型高ドープ領域332と、前記第2のN型高ドープ領域342と、前記第3のN型高ドープ領域343と、前記第4のN型高ドープ領域344とは、同じ深さを有する。ただし、実際のプロセス環境条件に応じて設定することが可能であり、ここでは説明を省略する。
【0035】
具体的に、図6に示すように、前記第2のN型高ドープ領域342はソース領域として用いられ、前記第3のN型高ドープ領域343および前記第4のN型高ドープ領域344はドレイン領域として用いられ、前記ソース領域、前記ドレイン領域および前記ゲート構造360は、GGNMOSトランジスタを構成し、前記ソース領域、前記第3のN型高ドープ領域343および前記Pウェル320は、寄生NPNトランジスタを形成する。
【0036】
具体的に、図6に示すように、前記第1のP型高ドープ領域331および前記第1のNウェル311は、等価PNPトランジスタを形成し、前記第1のNウェル311、前記第1のP型高ドープ領域331および前記第2のN型高ドープ領域342は、等価NPNトランジスタを形成し、前記等価PNPトランジスタおよび前記等価NPNトランジスタは、P-N-P-N寄生サイリスタ構造を構成し、前記第2のNウェル312は、等価抵抗を構成する。
【0037】
<実施形態2>
本実施形態は、実施形態1に記載のGGNMOSトランジスタ構造を少なくとも2つ含むESD保護デバイスであって、前記GGNMOSトランジスタ構造は図6に示されており、各前記GGNMOSトランジスタ構造は並列に接続される、ESD保護デバイスを提供する。半導体デバイス構造の観点に基づき、少なくとも2つの実施形態1のGGNMOSトランジスタ構造をESD保護デバイスと呼ぶ。
【0038】
具体的に、各GGNMOSトランジスタ構造については、実施形態1を参照すればよいため、ここでは説明を省略する。各GGNMOSトランジスタ構造の正極は互いに接続され、負極は互いに接続されることで、並列構造が実現される。一例として、各GGNMOSトランジスタ構造の正極は入力/出力端子に接続され、各GGNMOSトランジスタ構造の負極は接地され、GGNMOSトランジスタに正のESDパルスが印加された場合、ESD電流が正極からGGNMOSトランジスタのドレインに流れ、ドレイン電圧を上げ、電圧がGGNMOSトランジスタの寄生NPNトランジスタのアバランシェ降伏電圧まで上昇すると、寄生NPNトランジスタが導通して、ESD電流を排出する。先行技術において、マルチフィンガーGGNMOSトランジスタ構造の中間のフィンガーのESD回路の抵抗値が最も高く、周辺のフィンガーのESD回路の抵抗値よりも高いため、中間のフィンガーの寄生NPNトランジスタが周辺のフィンガーより先に導通して、フィンガーのESD電流排出が不均一となり、それによってマルチフィンガーGGNMOSトランジスタのESD電流排出能力が不均一になり、回路全体のESD保護能力が低下する。一方、本実施形態のESD保護デバイスは、前記等価抵抗の作用により、ESDの瞬間的なピーク電流を制限することができ、各フィンガーの寄生NPNトランジスタが均一に導通し、ESD電流を均一に排出するとともに、P-N-P-N寄生サイリスタ構造の作用により、サイリスタのオン抵抗値が小さく、オン電圧が低く、単位サイズあたりの放電能力が強いという特性を利用して、ESD保護デバイスの単位サイズあたりのESD電流排出能力を向上させる。
【0039】
一例として、前記ESD保護デバイスに含まれる前記GGNMOSトランジスタ構造の数は偶数である。
【0040】
なお、本実施形態において、ESD保護デバイスは、並列に接続された4つの図6に示すようなGGNMOSトランジスタ構造を含むが、実際の適用では、実際のESD保護能力のニーズに応じて適切な数のGGNMOSトランジスタ構造を選択して、並列に接続してもよく、2フィンガー、3フィンガー、5フィンガー、6フィンガー、8フィンガーを含むがこれらに限らず、本実施形態によって限定されないことに留意されたい。
【0041】
具体的に、図8は、本実施形態のESD保護デバイスを用いた場合のESDにおけるI-V曲線であり、ESDパルスがあると、GGNMOSトランジスタはまずトリガ電圧Vt1に達し、前記寄生NPNトランジスタが導通してESD電流を排出し、そして急速にスナップバック(Snap-Back)状態に移行し、電圧がVh1まで下がり、前記等価抵抗の作用により、ESD回路のオン抵抗値が大きく、ESDパルスがさらに上昇し、放電が続くと、GGNMOSトランジスタにかかる電圧が急速に上昇し、各フィンガーのGGNMOSトランジスタが均一に導通し、電圧Vt2に達した後、前記Pウェル320に大量の電流が流れるため、前記Pウェル320の電位が急速に上昇し、実施形態1で述べた前記PN-PN寄生サイリスタの作用により、ほとんどのESD電流は前記P-N-P-N寄生サイリスタ(P-N-P-N prasitic thyristor)から急速に排出される。
【0042】
<実施形態3>
図7に示すように、本実施形態は、少なくとも2つのESD保護モジュールを含むESD保護回路であって、各ESD保護モジュールは並列に接続され、各ESD保護モジュールは、抵抗R-n_wellと、NMOSトランジスタと、PNPトランジスタと、NPNトランジスタとを含み、
前記抵抗R-n_wellの第1の端は正極に接続され、前記抵抗R-n_wellの第2の端は前記NMOSトランジスタのドレインに接続され、前記NMOSトランジスタのゲートとソースは接続されて負極に接続され、
前記PNPトランジスタのエミッタは前記抵抗R-n_wellの第1の端に接続され、前記PNPトランジスタのベースは前記NPNトランジスタのコレクタに接続され、前記PNPトランジスタのコレクタは前記NPNトランジスタのベースに接続され、前記NPNトランジスタのエミッタは前記NMOSトランジスタのゲートとソースに接続される、
ESD保護回路を提供する。
【0043】
具体的に、一例として、前記NMOSトランジスタは寄生NPNトランジスタを有し、その詳細については実施形態2を参照すればよいため、ここでは説明を省略する。実際の適用では、任意の三極管構造が本発明に適しており、本実施形態によって限定されない。電気回路の観点に基づき、少なくとも2つの実施形態1のGGNMOSトランジスタ構造をESD保護モジュールと呼ぶ。
【0044】
具体的に、一例として、前記抵抗R-n_wellは、前記寄生NPNトランジスタの導通の均一性を向上させるために用いられる。実際の適用では、任意の抵抗構造が本発明に適しており、本実施形態によって限定されない。
【0045】
具体的に、一例として、本実施形態におけるESD保護回路の正極は入力/出力端子に接続され、負極は接地される。
【0046】
具体的に、一例として、前記PNPトランジスタおよび前記NPNトランジスタは、P-N-P-N寄生サイリスタ構造を形成する。実際の適用では、任意のサイリスタ構造が本発明に適しており、本実施形態によって限定されない。
【0047】
具体的に、本実施形態のESD保護回路は、正のESDパルスが印加された場合、前記抵抗R-n_wellと前記P-N-P-N寄生サイリスタ構造との作用によりESD電流を均一に排出し、単位サイズあたりのESD電流排出能力を向上させる。
【0048】
要約すると、本発明はGGNMOSトランジスタ構造、ESD保護デバイスおよびESD保護回路を提供する。前記GGNMOSトランジスタ構造は、P型基板と、前記P型基板の上に順番に横方向に設けられた第1のNウェル、Pウェル、および第2のNウェルと、前記第1のNウェルの上に設けられた第1のP型高ドープ領域と、前記第1のNウェルの上に設けられた第1のN型高ドープ領域であって、前記第1のN型高ドープ領域と前記第1のP型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第1のN型高ドープ領域と、前記Pウェルの上に設けられた第2のP型高ドープ領域であって、前記第2のP型高ドープ領域と前記第1のN型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第2のP型高ドープ領域と、前記Pウェルの上に設けられた第2のN型高ドープ領域であって、前記第2のN型高ドープ領域と第2のP型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第2のN型高ドープ領域と、前記Pウェルと前記第2のNウェルとの接合部の上に設けられた第3のN型高ドープ領域と、前記第2のNウェルの上に設けられた第4のN型高ドープ領域であって、前記第4のN型高ドープ領域と前記第3のN型高ドープ領域との間に絶縁構造が設けられた第4のN型高ドープ領域と、前記第3のN型高ドープ領域と前記第2のN型高ドープ領域との間の前記Pウェルの上面に設けられたゲート構造と、を含む。ここで、前記第1のP型高ドープ領域、前記第1のN型高ドープ領域および前記第4のN型高ドープ領域はいずれも正極に接続され、前記第2のP型高ドープ領域、前記第2のN型高ドープ領域および前記ゲート構造はいずれも負極に接続される。本発明のGGNMOSトランジスタ構造は、サイリスタのオン抵抗値が小さく、オン電圧が低く、単位サイズあたりの放電能力が強いという特性を利用して、ESD保護デバイスの単位サイズあたりのESD電流排出能力を向上させ、ESD保護回路の信頼性を向上させる。本発明のGGNMOSトランジスタ構造の第2のNウェルは、等価抵抗を構成し、前記等価抵抗により、ESD保護デバイスの各GGNMOSトランジスタが均一に導通し、ESD電流を均一に排出し、ESD保護回路の均一性を向上させる。本発明のGGNMOSトランジスタ構造のすべてのP型高ドープ領域およびN型高ドープ領域は、MOSプロセスにおいて同時に行われることができ、ESDイオン注入フォトマスクおよびプロセスを節約し、コストを節約し、プロセスの複雑さを軽減し、プロセス処理中に生じる汚染の問題を軽減する。従って、本発明は、先行技術における様々な欠点を効果的に克服し、高い産業的利用価値を有する。
【0049】
上述した実施形態は、本発明の原理およびその効果を例示するものに過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、上述した実施形態を修正または変更することができる。従って、本発明に開示された精神および技術的思想から逸脱することなく、その属する技術分野における通常の知識を有する者が行ったすべての等価な修正または変更は、依然として本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0050】
300 P型基板(P-SUBBSTRATE)
311 第1のNウェル
312 第2のNウェル
320 Pウェル
331 第1のP型高ドープ領域
332 第2のP型高ドープ領域
341 第1のN型高ドープ領域
342 第2のN型高ドープ領域
343 第3のN型高ドープ領域
344 第4のN型高ドープ領域
350 絶縁構造
360 ゲート構造
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】