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特表2024-520122ウェブ材料加工機のためのリール支持組立体及びホットホイルスタンピング機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】ウェブ材料加工機のためのリール支持組立体及びホットホイルスタンピング機
(51)【国際特許分類】
   B65H 19/12 20060101AFI20240514BHJP
【FI】
B65H19/12 B
B65H19/12 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574181
(86)(22)【出願日】2022-05-30
(85)【翻訳文提出日】2023-11-30
(86)【国際出願番号】 EP2022064589
(87)【国際公開番号】W WO2022253746
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】21177628.1
(32)【優先日】2021-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512159605
【氏名又は名称】ボブスト メックス ソシエテ アノニム
【氏名又は名称原語表記】Bobst Mex SA
【住所又は居所原語表記】Route de Faraz 3,CH-1031 MEX(VD),Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ジャケ ベルナール
(72)【発明者】
【氏名】ルシェ クリストフ
【テーマコード(参考)】
3F064
【Fターム(参考)】
3F064AA06
3F064BA05
3F064EB01
3F064EB09
(57)【要約】
ウェブ材料加工機用リール支持組立体(14)が記載される。リール支持組立体(14)は、支持フレーム(16)と、リール(12)をその上に取り付けるための少なくとも1つの保持スタブ(40)を有する少なくとも第1の支持アームユニット(34a)とを備える。さらに、リール支持組立体(14)は、その上にリール(12)を配置することができる支持要素(26)を有する昇降ユニット(24)を備える。支持要素(26)は、支持フレーム(16)上に垂直方向可動様式で支持される。さらに、このようなリール支持組立体(14)を備えるホットホイルスタンピング機(10)が提示される。リール支持組立体(14)は、ウェブ進行方向に対してホットホイルスタンピング機(10)の上流端に配置される。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブ材料加工機、特にホットホイルスタンピング機(10)のためのリール支持組立体(14)であって、
支持フレーム(16)と、
少なくとも第1の支持アームユニット(34a)であって、前記第1の支持アームユニット(34a)上にリール(12)を取り付けるための少なくとも1つの保持スタブ(40)を有し、前記支持フレーム(16)上に直接支持される、第1の支持アームユニット(34a)と、
前記リール(12)を配置することができる支持要素(26)を有する昇降ユニット(24)であって、前記支持要素(26)は、前記支持フレーム(16)上に垂直方向可動様式で支持される、昇降ユニット(24)と、
を備え、
前記第1の支持アームユニット(34a)は、前記支持フレーム(16)上に枢動可能に及び/又は並進可能に支持される、リール支持組立体(14)。
【請求項2】
第2の支持アームユニット(34b)を有し、前記第2の支持アームユニット(34b)は、リール(12)を前記第2の支持アームユニット(34b)上に取り付けるための少なくとも1つの保持スタブ(40)を有し、前記第2の支持アームユニット(34b)は、前記支持フレーム(16)上で支持され、前記第2の支持アームユニット(34b)は、前記第1の支持アームユニット(34a)に対向して配置され、前記リール(12)は、前記第1の支持アームユニット(34a)と前記第2の支持アームユニット(34b)との間で支持されることができるようになっている、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項3】
前記保持スタブ(40)は、中間軸(40a)に実質的に対応する方向に移動可能であり、前記保持スタブ(40)は、前記支持アームユニット(34a、34b)のそれぞれの上に取り付けられ前記支持アームユニット(34a、34b)から取り外されるリール(12)と協働するように選択的に延びることができる、請求項1又は2に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項4】
前記保持スタブ(40)は、前記保持スタブ(40)のそれぞれの前記中間軸(40a)に実質的に平行に延びるレール(56)を介して、前記支持アームユニットのそれぞれの上で支持される、請求項3に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項5】
前記支持要素(26)は、チェーン駆動装置(28)又はベルト駆動装置を介して前記支持フレーム(16)に連結される、請求項1から4のいずれかに記載のリール支持組立体(14)。
【請求項6】
前記昇降ユニット(24)は、制動ユニット(33)を備え、前記制動ユニット(33)は、常閉であり、前記支持要素(26)は、前記制動ユニット(33)が作動状態にある場合にのみ移動可能である、請求項1から5のいずれかに記載のリール支持組立体(14)。
【請求項7】
前記第2の支持アームユニット(34b)は、前記支持フレーム(16)上に枢動可能及び/又は並進可能に支持される、請求項2から6のいずれかに記載のリール支持組立体(14)。
【請求項8】
前記支持アームユニット(34a、34b)の各々は、前記支持フレーム(16)上で回転可能に支持される第1のアーム要素(42a、42b)と、前記第1のアーム要素(42a、42b)上で摺動可能に支持される第2のアーム要素(44a、44b)とを備える、請求項1から7のいずれかに記載のリール支持組立体(14)。
【請求項9】
前記第1のアーム要素(42a、42b)及び前記第2のアーム要素(44a、44b)は、前記支持アームユニット(34a、34b)のそれぞれの摺動可能な支持の方向に沿って配向される摺動レール(48a、48b)を介して連結される、請求項8に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項10】
前記第1のアーム要素(42a、42b)及び前記第2のアーム要素(44a、44b)は、2つの実質的に平行な摺動レール(48a、48b)を介して連結される、請求項9に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項11】
前記支持アームユニット(34a、34b)の各々は、リール(12)を前記支持アームユニット(34a、34b)にそれぞれ取り付ける少なくとも2つの保持スタブ(40)を備える、請求項1から10のいずれかに記載のリール支持組立体(14)。
【請求項12】
リール(12)を支持するスタブ(40)が移動すべきではない排除的空間を選択的に占める少なくとも1つの保護バー(52)を含む、請求項1から11のいずれかに記載のリール支持組立体(14)。
【請求項13】
前記支持要素(26)は、水平方向に移動可能である、請求項1から12のいずれかに記載のリール支持組立体(14)。
【請求項14】
請求項1から13のいずれかに記載のリール支持組立体(14)を備えるホットホイルスタンピング機(10)であって、前記リール支持組立体(14)は、ウェブの進行方向に対して前記ホットホイルスタンピング機の上流端に配置される、ことを特徴とするホットホイルスタンピング機(10)。
【請求項15】
前記ホットホイルスタンピング機の支持フレーム(16)は、前記リール支持組立体(14)の支持フレーム(16)として機能する、請求項14に記載のホットホイルスタンピング機(10)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブ材料加工機、詳細にはホットホイルスタンピング機のためのリール支持組立体に関し、リール支持組立体は、支持フレームと、リールをその上に取り付ける少なくとも1つの保持スタブを有する少なくとも第1の支持アームユニットとを備え、第1の支持アームユニットは、支持フレーム上に直接支持される。
【0002】
また、本発明は、このようなリール支持組立体を備えるホットホイルスタンピング機に関する。
【背景技術】
【0003】
リール支持組立体及びそれを備えたホットホイルスタンピング機が知られている。これに関連して、リールは、通常、ホットホイルスタンピング機で加工されるウェブ、例えばホイルが巻かれるリールコアを備える。
【0004】
第1の支持アームユニットは、リールに巻かれたウェブ、例えば、ホイルをホットホイルスタンピング機内で加工することができるように、リールを支持するために使用される。
【0005】
一般にリールに巻かれるウェブの有限量に起因して、リールは、リール支持組立体及び対応するホットホイルスタンピング機を運用する際に適宜、交換する必要がある。
【0006】
リールは非常に重いので、手作業で扱うことができない場合が多い。
【0007】
このため、リールを保持スタブと協働させるために、すなわちリールをリール支持組立体に搭載するために、ホイスト、ウインチ、又は昇降手段を有する台車を使用することが知られている。リールをリール支持組立体から取り外す場合も同様である。
【0008】
英国公開第1313855号では、リールを把持するための2つのスタブを備える運搬装置にリールを位置合わせするために、リールを上昇させることができる支持体を有するリール搭載システムが開示されている。その後、リールは、片持ちアーム組立体を有する水平運搬チューブによって搬送される。この組立体は、3本のレール上を移動する垂直チューブによって片側から保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】英国公開第1313855号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、既知のリール支持組立体をさらに改良することである。特に、リールの交換を容易にするものとする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の問題は、上述した形式のリール支持組立体によって解決され、リール支持組立体は、リールを配置することができる支持要素を有する昇降ユニットを備え、支持要素は、垂直方向可動様式で支持フレーム上に支持される。昇降ユニットの支持要素は、リール支持組立体のフレーム上に支持されるので、昇降ユニットは、リール支持組立体に組み込まれる。従って、第1の支持アームユニットに取り付けられるリールは、工場のフロアに比較的近い高さで供給することができる。その後、リールは、第1の支持アームユニットの支持スタブ上に取り付けることができる位置に上昇させることができる。従って、リール支持組立体は、交換されるリールを容易に到達可能である位置にするようになっている。このことは、本発明によるリール支持組立体を公知のリール支持組立体と比較する場合に特に当てはまる。その結果、リールは、比較的少ない労力で及び比較的短時間で交換することができる。さらに、リール支持組立体の外部の手段を用いてリールを昇降させる必要がない。特に、ウインチ、ホイスト、又は昇降手段を有する台車を使用する必要がない。このため、リールの取り付け及び取り外しはさらに容易になる。
【0012】
支持要素は、支持要素が地面の高さで又は支持フレームの下半分に隣接して位置決めされるので、選択的に搭載状態になるのに適することができる。代替的に又は付加的に、支持要素は、支持要素上で支持されたリールが少なくとも第1の支持アームユニットの保持スタブに対して中心に位置するように支持要素が位置決めされるので、位置合わせ状態になるのに適することができる。代替的又は付加的に、支持要素は、支持要素が位置合わせ状態より上方で、少なくとも第1の支持アームユニットの可動範囲外に位置決めされるので、格納位置になるのに適している。
【0013】
特定の用途では、プラットフォーム、ゲート、フェンス及び/又は手摺は、リール支持組立体の直近に設けることができる。このような場合、これらの設置物のうちの1又は2以上は、昇降ユニットの支持要素と干渉しないように、撤収されるのに適することができる。例えば、これらの設置物のうちの1又は2以上は、選択的に折り畳まれるか又は邪魔にならないように回転されるのに適することができる。これは、特に、搭載位置にある支持要素に当てはまる。
【0014】
リール支持組立体は、リールをその上に取り付ける少なくとも1つの保持スタブを有する第2の支持アームユニットを備えることができ、第2の支持アームユニットは、支持フレーム上で支持される。好ましくは、第2の支持アームユニットは、支持フレーム上に直接、すなわち何らかの中間構造体なしで支持される。さらに、第2の支持アームユニットは、リールを第1の支持アームユニットと第2の支持アームユニットとの間に支持することができるように、第1の支持アームユニットと対向して配置される。従って、リールは、非常に信頼性がありかつしっかりした様式で支持することができる。好ましくは、第2の支持アームユニットは、第1の支持アームユニットと同期して移動可能である。従って、第1の支持アームユニット及び第2の支持アームユニットは、常に対応する位置にある。
【0015】
好ましくは、第1の支持アームユニット及び/又は第2の支持アームユニットは、支持フレームに枢動可能及び/又は並進可能に支持される。従って、リールを搭載する又は取り外すときに、第1の支持アームユニット及び/又は第2の支持アームユニットは、保持スタブに取り付けられるリールを受け取るように構成された搭載位置に枢動及び/又は並進することができる。この位置において、第1の支持アームユニット及び/又は第2の支持アームユニット、及び対応する保持スタブは、リール支持組立体及びホットホイルスタンピング機の外側からアクセス可能である。リールが対応する支持スタブに取り付けられるとき、第1の支持アームユニット及び/又は第2の支持アームユニットは、保持スタブ及びその上に取り付けられたリールがリールに巻かれたウェブ、例えばホイルを加工することができるように配置される動作可能位置に枢動及び/又は並進する。これに関連して、第1の支持アームユニット及び/又は第2の支持アームユニットが動作可能位置にあるとき、保持スタブに取り付けられるリールは、リール支持組立体の外側から搭載する又は取り外すためにアクセスすることができない。リールは、類似の方法で、リール支持組立体から取り外して取り出すことができる。要約すると、保持スタブは、第1の支持アームユニット及び/又は第2の支持アームユニットが搭載位置にあるとき、容易にアクセス可能である。これによって、リールの搭載及び取り外しがさらに容易になる。
【0016】
一実施形態によれば、支持アームユニットの各々は、支持フレーム上で回転可能に支持される第1のアーム要素と、第1のアーム要素上で摺動可能に支持される第2のアーム要素とを備える。従って、支持アームユニットは、構造的に単純である。特に、摺動機構及び枢動機構の分離によって、支持アーム組立体の動作が確実になる。加えて、支持アーム組立体は、比較的少ない労力で製造して組み立てることができる。
【0017】
一実施形態によれば、支持アームユニットの各々は、摺動レール及び摺動レールによって支持フレームで摺動可能に支持された1又は複数のアーム要素を備える。複数のアーム要素を使用するとき、各アーム要素は、隣接するアーム要素上で摺動可能に支持される。従って、支持アームユニットは、構造的に単純である。加えて、支持アーム組立体は、比較的少ない労力で製造して組み立てることができる。変形例によれば、アーム要素は、2つの実質的に平行な摺動レールを介して支持フレームに連結される。このような構成は、特に、高い荷重を支持するのに適している。
【0018】
好ましくは、第1のアーム要素及び第2のアーム要素は、それぞれの支持アームユニットの摺動可能支持の方向に沿って配向された摺動レールを介して連結される。摺動レールは、構造的に単純であり、動作の信頼性が高い。摺動レールは、特に高い荷重を支持するのに適している。
【0019】
変形例によれば、第1のアーム要素及び第2のアーム要素は、実質的に平行な2つの摺動レールを介して連結される。このような構成は、特に、高い荷重を支持するのに適している。
【0020】
一実施形態によれば、支持アームユニットの各々は、リールを支持アームユニットにそれぞれ取り付ける少なくとも2つの保持スタブを備えることができる。これは、支持アームユニットの各々が、少なくとも2つのリールを支えるのに適していることを意味する。第1の支持アームユニット及び第2の支持アームユニットが使用される場合、第1の支持アームユニット及び第2の支持アームユニットは、2つのリールをそれらの間に支持することができる。その結果として、リール支持組立体は、例えば、リールに巻かれるウェブの種類が異なる、2つの異なる種類のリールを必要とする工程にリールを供給するために使用することができる。支持アームユニットの伸長位置において、両方の保持スタブに取り付けられたリールは、アクセスが容易である。
【0021】
変形例において、保持スタブは、その中間軸に実質的に対応する方向に移動可能であり、保持スタブは、それぞれの支持アームユニットに取り付けられる及びそこから取り外されるリールと協働するように選択的に伸長することができる。従って、リールは、迅速かつ容易に保持スタブに取り付けることができる。同じことが、保持スタブからのリールの取り外しに当てはまる。
【0022】
保持スタブは、それぞれの保持スタブの中間軸に実質的に平行に延びるレールを介して、それぞれの支持アームユニットに支持することができる。この場合も、レールは、保持スタブを支持する簡単かつ確実な構造である。レールは、特に、重荷重、すなわち重いリールを支持するのに適している。レール上の固定によって、幅の異なるリールを取り付けることができる。また、レールは、ホイルで作られている幅の狭いリールをホイルがその支持体上でスタンピングされる必要がある位置に位置合わせするために、リールをこのレールに平行な方向に沿って(すなわち、機械の幅に沿って)位置決めすることができる。中間軸に実質的に対応する方向に移動可能な複数のスタブを有することによって、複数の(幅の狭い)リールを同じレールに沿って取り付けることもできる。軽量で幅の狭いリールは、1つのスタブを使用して取り付けることができるが、幅が広く重いリールは、その側面の各々上でスタブを必要とすることに留意されたい。
【0023】
リール支持組立体が第1の支持アームユニット及び第2の支持アームユニットを備える変形例において、保持スタブが支持されるレールは、第1の支持アームユニットから第2の支持アームユニットまで延びることができ、第1の支持アームユニットに関連する保持スタブは、レールの関連する端部で支持することができる。第2の支持アームユニットに関連する保持スタブは、第2の支持アームユニットに関連する反対側の端部で支持することができる。
【0024】
一実施形態において、リール支持組立体は、リールを支持するために不正確に取り付けられたスタブが位置する場合又は移動する場合がある空間を選択的に占める少なくとも1つの保護バーを備える。従って、支持スタブを含むリールは、リール支持組立体が搭載位置から動作可能位置に移動されるときに又はその逆に移動されるときに、他の物体と衝突しないことを保証することができる。好ましい実施形態において、オペレータは、リールが動作可能位置にあるときに、その軸に沿ってリールの位置をわずかに調整する可能性を有し、従って、搭載位置に戻る移動の前にリールが境界外に変位しないことを保証するために、動作可能位置の近くに保護バーのセットが存在する。従って、リールは、リール支持組立体内で確実に動くことができる。
【0025】
支持要素は、チェーン駆動装置又はベルト駆動装置を介して支持フレームに連結することができる。従って、支持要素を昇降させる動作は、チェーン駆動装置又はベルト駆動装置によって生成される。従って、支持要素は、確実かつ正確に移動することができる。
【0026】
好ましくは、支持要素は、水平方向に移動可能である。この種類の可動性は、その上で支持されたリールを、支持アームユニットの少なくとも1つの保持スタブに位置合わせするために使用することができる。さらに、この種類の可動性は、リール支持組立体に既に配置されたリールのそばを通るために使用することができる。従って、支持要素に搭載されたリールは、迅速かつ容易に保持スタブに取り付け、そこから取り外すことができる。
【0027】
変形例において、昇降ユニットは、制動ユニットを備え、この制動ユニットは、常閉であり、支持要素は、制動ユニットが作動状態にある場合にのみ移動可能である。好ましくは、2つの制動ユニットは、昇降ユニットの両側に1つずつ設けられる。従って、リール支持組立体の昇降ユニットは、特に安全な様式で動作することができる。昇降ユニットは、制動ユニットが明確に作動された場合にのみ移動することができる。その他の場合には、昇降ユニットは、制動ユニットによって不動にされる。
【0028】
上記の問題はさらに、本発明によるリール支持組立体を備える上述の形式のホットホイルスタンピング機によって解決され、リール支持組立体は、ウェブ進行方向に対してホットホイルスタンピング機の上流端に配置される。このようなホットホイルスタンピング機に関して、そこに巻かれた加工されるウェブを有するリールは、迅速かつ容易にホットホイルスタンピング機に挿入し、そこから取り外すことができる。その結果として、ホットホイルスタンピング機は、交換時間が短縮されるので効率的に動作することができる。
【0029】
変形例によれば、リール支持組立体の裏側、すなわちホットホイルスタンピング機の残りの部分に面する側と対向するリール支持組立体の側は、巻き上げシャッター、ドア、又は摺動窓を装備することができる。巻き上げシャッター、ドア、又は摺動窓は、リール支持組立体の裏側を選択的に閉鎖/保護することができる。その結果として、リール支持組立体の構成要素は、必要に応じて環境から切り離すことができる。必要な場合に、巻き上げシャッターは、リール支持組立体の内部にアクセスするために又はリールを交換するために開放することができる。
【0030】
好ましくは、ホットホイルスタンピング機の支持フレームは、リール支持組立体の支持フレームとして機能する。従って、支持フレームは共用される。従って、ホットホイルスタンピング機は、構造的に単純であり、工場フロア上で比較的小さい設置面積を有する。
【0031】
以下、本発明は、添付図面に示される様々な実施形態を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明によるリール支持組立体を備える本発明によるホットホイルスタンピング機の一部を示し、リール支持組立体の昇降ユニットの支持要素は、格納位置にある。
図2図1のホットホイルスタンピング機の一部を示し、リール支持組立体の昇降ユニットの支持要素は位置合わせ状態にある。
図3図1及び図2のホットホイルスタンピング機の一部を示し、リール支持組立体の昇降ユニットの支持要素は搭載状態にある。
図4図2のホットホイルスタンピング機の断面図を示す。
図5図1から図4のリール支持組立体の詳細を示し、リール支持組立体の第1の支持アームユニットは動作可能位置にある。
図6図5の詳細を示し。リール支持組立体の第1の支持アームユニットは中間位置にある。
図7図5及び図6の詳細を示し、リール支持組立体の第1の支持アームユニットは伸長位置にある。
図8図5から図7の詳細を示し、2つの保護バーは、それぞれ2つの異なる位置にある、
図9図1から図4に示すリール支持組立体の昇降ユニットを別の図で示す。
図10】方向Xに沿って見た図9の昇降ユニットを示す。
図11】リール支持組立体へのリールの取り付けに関する図1から図4のリール支持組立体の詳細を示し、保持スタブはリールと係合している。
図12図11の詳細を示し、保持スタブはリールから外れている。
図13図11及び図12の詳細を示し、リールはリール支持組立体から取り出されている。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図1は、ホットホイルスタンピング機10の端部10aを示す。
【0034】
ホットホイルスタンピング機10によって行われるホットスタンピング工程におけるウェブの進行方向の観点から、端部10aは、ホットホイルスタンピング機10の上流端に対応する。
【0035】
これは、この端部10aに加工されるリール12が設けられることを意味し、反対側の端部に、すなわち下流側の端部に、ホットホイルスタンピング機10によって作製された製品がもたらされる。
【0036】
これに関連して、リール12は、通常、ホットホイルスタンピング機10で加工されるウェブ、例えばホイルが巻かれるリールコアを備える。
【0037】
実施されるホットスタンピング工程に応じて、1又は2以上のリール12は、リール支持組立体14によってホットホイルスタンピング機10に支持することができる。
【0038】
本実施例において、ホットホイルスタンピング機10及びリール支持組立体14は、共用の支持フレーム16を使用する、すなわち、ホットホイルスタンピング機10の支持フレームは、リール支持組立体14の支持フレームとして機能する。
【0039】
さらに、本実施例のホットホイルスタンピング機10は、手摺20及びゲート22によって定められるオペレータ用のプラットフォーム18によって部分的に取り囲まれている。
【0040】
端部10aの近くで、プラットフォーム18は、図1及び3の比較から最も良くわかるように、じゃまにならない所に選択的に枢動させることができる枢動式通路23を備える。
【0041】
リール支持組立体14は、その上にリール12を配置することができる支持要素26を有する昇降ユニット24を備える。
【0042】
支持要素26は、支持フレーム16上に垂直方向可動様式で支持される。
【0043】
この目的のために、支持要素26は、チェーン30及びチェーン30を作動させる駆動モータ32を備えるチェーン駆動装置28に連結される(図9及び図10を参照されたい)。
【0044】
図1に示すように、支持要素26は、チェーン駆動装置28を使用して格納位置に移動させることができる。この位置は、チェーン駆動装置28を使用することによって到達可能な最上位置に実質的に対応する。
【0045】
支持要素26は、好ましくは、ホットホイルスタンピング機10に所要のリール12が搭載され、これらのリール12を使用してホットスタンピング工程を行っている場合には格納位置に配置される。
【0046】
あるいは、支持要素26は、ホットホイルスタンピング機10が動作可能でない場合には、又は、オペレータが軽量のリールを手で扱って昇降ユニット24を迂回するのを可能にするために何らかの自由空間を保つようにリフトが使用されない場合には、格納位置に配置される。
【0047】
あるいは、図2に示すように、支持要素26は、位置合わせ状態に移動させることができる。この状態において、支持要素26は、所定の高さに配置され、以下で詳細に説明するように、支持要素26上に配置されたリール12又は支持要素26上に受け取られるリール12は、リール支持組立体14の対応する支持アームユニット34a、34bと位置合わせされるようになっている。
【0048】
また、図3に示すように、支持要素26は、搭載状態を想定することができる。
【0049】
この状態において、支持要素26は、フロアの近くに配置され、その上に配置されたリール12は、支持要素26から容易に取り出すことができるようになっている。明らかに、搭載状態にある空の支持要素26の上にリール12を配置することもできる。
【0050】
これに関連して、支持要素26は、図10の矢印36で示す方向に沿って水平方向にも移動可能である。
【0051】
これは、最初に、第1のリール12をアームユニット34a、34bの下側スタブ40に搭載し、その後、第2のリールをアームユニット34a、34bの上側スタブ40に搭載することを可能にする。
【0052】
第1のリール12は、アームユニット34a、34b上に搭載され、アームユニット34a、34bは、中間位置に設定される(図6参照)。
【0053】
その後、第2のリール12は、フロアの近くで、すなわち、搭載位置で支持要素26上に搭載される。支持要素26は、上昇され、第1のリール12に隣接して通過させるために、矢印36で示す方向に沿って端部10aから離れるように移動させる必要がある。
【0054】
第2のリール12をアームユニット34a、34b上に搭載するために、支持要素26は、位置合わせの高さに達すると、支持要素26を矢印36で示す方向に沿って端部10aの方に戻す必要がある。
【0055】
換言すると、第2のリール12は、第1のリール12を迂回して移動させることができる。
【0056】
図1から図4の実施例において、通路23は折り畳むことができ、支持要素26は、フロアの近くに、すなわち、搭載状態に配置することができることに留意されたい(特に図3参照)。
【0057】
さらに、ゲート22は、開放されるのに適しており、支持要素26は、リール12をそこから取り出すために又はリール12をその上に配置するためにアクセスすることができるようになっている。
【0058】
また、安全上の理由から、昇降ユニット24は、制動ユニット33、好ましくは、2つの制動ユニットを備える。後者の場合、制動ユニットのうちの1つは、駆動モータ32に組み込むことができる(図9参照)。
【0059】
これらの制動ユニット33は、チェーン30を選択的に妨げるために使用される。
【0060】
制動ユニット33及び駆動モータ32に組み込まれた制動ユニットは、常閉である。従って、支持要素26は、制動ユニットが作動状態にある場合にのみ移動可能である。換言すれば、作動状態にない場合、例えば、必要な電力がない場合、制動ユニットは閉まり、支持要素26を動かないようにする。
【0061】
上述したように、リール支持組立体14は、第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bを備える(図2参照)。
【0062】
第2の支持アームユニット34bは、第1の支持アームユニット34aに対向して配置されており、リール12は、第1の支持アームユニット34aと第2の支持アームユニット34bとの間に支持することができるようになっている。
【0063】
さらに、第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bは、同期して移動するようになっている。
【0064】
第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bは、図5から図7を参照して以下に詳細に説明するが、厳密に言えば、これらの図は、第1の支持アームユニット34aのみを示す。しかしながら、第2の支持アームユニット34bは、鏡面反転されるということを除き、第1の支持アームユニット34aと同一であり、また、第2の支持アームユニット34bに関する参照符号を使用する。
【0065】
図示の実施例において、両支持アームユニット34a、34bは、リール12をその上に取り付ける2つの保持スタブ40を有する。スタブ40の一方は、上側スタブとして表され、スタブ40の他方は、下側スタブとして表される。
【0066】
各支持アームユニット34a、34bは、支持フレーム16に回転可能に支持されたそれぞれの第1のアーム要素42a、42b、及び、第1のアーム要素42a、42bに摺動可能に支持された第2のアーム要素44a、44bを備える。
【0067】
従って、第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bは、それぞれの第1のアーム要素42a、42bを介して支持フレーム16に枢動可能に支持される。
【0068】
さらに、第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bは、第2のアーム要素44a、44bがそれぞれの第1アーム要素42a、42bに摺動可能に支持されるので、支持フレーム16に並進可能に支持される。
【0069】
この目的のために、それぞれの第1のアーム要素42a、42bは、それぞれの支持アームユニット34a、34bの並進伸長方向に沿って配向される摺動レール48a、48bを介して、それぞれの第2のアーム要素44a、44bに連結される。
【0070】
支持フレーム16上の枢動支持体によってもたらされる可動度及び伸長可能性を利用して、第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bは、支持アームユニット34a、34bが支持フレーム16に対して第1の枢動位置にありかつ非伸長状態にある、所定の動作可能位置に至ることができる(図5参照)。
【0071】
この位置において、リール12に巻かれたウェブは、ホットホイルスタンピング機10の中で加工するためにそこから引き出すことができる。リール12から引き出されるウェブの異なる経路は、全体として参照符号50で示される。
【0072】
また、第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bは、支持アームユニット34a、34bが第2の枢動位置にありかつ非伸長状態にある中間位置に至ることができる(図6参照)。従って、図6の動作可能位置と比較すると、支持アームユニット34a、34b及びその上に取り付けられたリールは、まさに枢動している。
【0073】
リール12から引き出されるウェブの可能な経路は、同様に参照符号50で示される。
【0074】
さらに、第1の支持アームユニット34a及び第2の支持アームユニット34bは、支持アームユニット34a、34bが支持フレームに対して第2の枢動位置にありかつ伸長状態にある伸長位置に至ることもできる(図7参照)。
【0075】
図8に示すように、支持アームユニット34a、34bは、中間位置と比較して、さらには枢動しておらず、まさに伸長している。
【0076】
伸長位置において、リール12は、支持アームユニット34a、34bのそれぞれの保持スタブ40から昇降ユニット24の支持要素26に引き渡され、その逆も同様である。
【0077】
この目的のために、保持スタブ40及び対応する保持要素54は、それぞれの保持スタブ40の中間軸40aに実質的に平行に延びるレール56を介して、それぞれの支持アームユニット34a、34b上で支持される。
【0078】
また、複数の平行なレールを同じ目的のために使用することができることを理解されたい。
【0079】
従って、保持スタブ40は、その中間軸40aに実質的に対応する方向に移動可能であり、スタブ40は、それぞれの支持アームユニットに取り付けられるリール12と協働するように選択的に伸長することができる(図11参照)。
【0080】
リール12を支持アームユニット34a、34bから取り出すことになる場合、保持スタブ40は、レール56に沿って移動させることで、リール12のコアから引き出すことができる(図12参照)。
【0081】
この状態において、リールは、保持アームユニット34a、34bから離れ、取り出すことができる(図13参照)。
【0082】
これは、支持要素26を利用することで行うことができる。
【0083】
複数セットのアーム34a、34bは、複数のリールを単一の軸40aに沿って配置するために単一のレール56上で使用することができる。単一のアーム34aは、幅の狭いリールを保持するために使用することができ、一方、2つのアーム34a、34bは、幅が広く重いリールを保持するために必要とされることに留意されたい。
【0084】
図8は変形例を示し、支持フレーム16上には、正しく調整されていない場合に保持スタブ40が位置する可能性がある空間を選択的に占めるための2つの保護バー52が配置されている。
【0085】
この空間は、保持スタブ40がリール12に正しく挿入されていない又は完全に挿入されていないときに、保持スタブ40が占めることができる。保護バーは、後退位置から伸長位置に一時的に移動する。空間が保持スタブ40によって占められているとき、保護バー52は、伸長が阻止され、従って、リール支持組立体14の安全システムは、問題が解決するまで、支持アームユニット34のいかなる枢動も阻止することができる。
【0086】
従って、ホットホイルスタンピング機10は、以下のように動作することができる。
【0087】
説明を容易にするために、ホットホイルスタンピング機10にリール12が存在しない状態を出発点とする。
【0088】
さらに、この出発点において、支持要素26は、格納位置にあり、支持アームユニット34a、34bは、動作可能位置にある(図1参照)。
【0089】
リール12をホットホイルスタンピング機10に搭載する必要がある場合、支持要素26は、搭載位置(図3参照)まで下降し、リール12は、その上に配置される。
【0090】
その後、支持アームユニット34a、34bは、伸長位置になる(図7参照)。
【0091】
保持スタブ40は、その間にリール12を配置するのに十分な空間を提供するように、図12及び図13に対応する状態になる。
【0092】
その後、支持要素26は、位置合わせ状態になる。従って、リール12は、保持スタブ40がそのコアの中心に入ることができるように配置される(図11参照)。
【0093】
その後、支持要素26は下降し、支持要素26はもはやリール12を支持せず、特に、その水平移動を妨げないようになっている。
【0094】
その後、保持アームユニット34a、34bは、伸長位置(図7参照)から中間位置(図6参照)に、そこから動作可能位置(図5参照)にすることができる。
【0095】
この時点で、リール12に巻かれたウェブは、ホットスタンピング工程に使用することができる。
【0096】
リール12をホットホイルスタンピング機10から取り外す必要がある場合、上記の工程の各ステップは、単純に逆の順序で実行される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-01-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブ材料加工機、特にホットホイルスタンピング機(10)のためのリール支持組立体(14)であって、
支持フレーム(16)と、
少なくとも第1の支持アームユニット(34a)であって、前記第1の支持アームユニット(34a)上にリール(12)を取り付けるための少なくとも1つの保持スタブ(40)を有し、前記支持フレーム(16)上に直接支持される、第1の支持アームユニット(34a)と、
前記リール(12)を配置することができる支持要素(26)を有する昇降ユニット(24)であって、前記支持要素(26)は、前記支持フレーム(16)上に垂直方向可動様式で支持される、昇降ユニット(24)と、
を備え、
前記第1の支持アームユニット(34a)は、前記支持フレーム(16)上に枢動可能に及び/又は並進可能に支持される、リール支持組立体(14)。
【請求項2】
第2の支持アームユニット(34b)を有し、前記第2の支持アームユニット(34b)は、リール(12)を前記第2の支持アームユニット(34b)上に取り付けるための少なくとも1つの保持スタブ(40)を有し、前記第2の支持アームユニット(34b)は、前記支持フレーム(16)上で支持され、前記第2の支持アームユニット(34b)は、前記第1の支持アームユニット(34a)に対向して配置され、前記リール(12)は、前記第1の支持アームユニット(34a)と前記第2の支持アームユニット(34b)との間で支持されることができるようになっている、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項3】
前記保持スタブ(40)は、中間軸(40a)に実質的に対応する方向に移動可能であり、前記保持スタブ(40)は、前記支持アームユニット(34a、34b)のそれぞれの上に取り付けられ前記支持アームユニット(34a、34b)から取り外されるリール(12)と協働するように選択的に延びることができる、請求項2に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項4】
前記保持スタブ(40)は、前記保持スタブ(40)のそれぞれの前記中間軸(40a)に実質的に平行に延びるレール(56)を介して、前記支持アームユニットのそれぞれの上で支持される、請求項3に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項5】
前記支持要素(26)は、チェーン駆動装置(28)又はベルト駆動装置を介して前記支持フレーム(16)に連結される、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項6】
前記昇降ユニット(24)は、制動ユニット(33)を備え、前記制動ユニット(33)は、常閉であり、前記支持要素(26)は、前記制動ユニット(33)が作動状態にある場合にのみ移動可能である、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項7】
前記第2の支持アームユニット(34b)は、前記支持フレーム(16)上に枢動可能及び/又は並進可能に支持される、請求項2に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項8】
前記支持アームユニット(34a、34b)の各々は、前記支持フレーム(16)上で回転可能に支持される第1のアーム要素(42a、42b)と、前記第1のアーム要素(42a、42b)上で摺動可能に支持される第2のアーム要素(44a、44b)とを備える、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項9】
前記第1のアーム要素(42a、42b)及び前記第2のアーム要素(44a、44b)は、前記支持アームユニット(34a、34b)のそれぞれの摺動可能な支持の方向に沿って配向される摺動レール(48a、48b)を介して連結される、請求項8に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項10】
前記第1のアーム要素(42a、42b)及び前記第2のアーム要素(44a、44b)は、2つの実質的に平行な摺動レール(48a、48b)を介して連結される、請求項9に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項11】
前記支持アームユニット(34a、34b)の各々は、リール(12)を前記支持アームユニット(34a、34b)にそれぞれ取り付ける少なくとも2つの保持スタブ(40)を備える、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項12】
リール(12)を支持するスタブ(40)が移動すべきではない排除的空間を選択的に占める少なくとも1つの保護バー(52)を含む、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項13】
前記支持要素(26)は、水平方向に移動可能である、請求項1に記載のリール支持組立体(14)。
【請求項14】
請求項1から13のいずれかに記載のリール支持組立体(14)を備えるホットホイルスタンピング機(10)であって、前記リール支持組立体(14)は、ウェブの進行方向に対して前記ホットホイルスタンピング機の上流端に配置される、ことを特徴とするホットホイルスタンピング機(10)。
【請求項15】
前記ホットホイルスタンピング機の支持フレーム(16)は、前記リール支持組立体(14)の支持フレーム(16)として機能する、請求項14に記載のホットホイルスタンピング機(10)。
【国際調査報告】