(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】織物壁およびフレームを備えたカーテンを含む折りたたみ式のしわ平滑化キャビネット
(51)【国際特許分類】
D06F 59/02 20060101AFI20240514BHJP
A47G 25/02 20060101ALI20240514BHJP
【FI】
D06F59/02
A47G25/02 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574476
(86)(22)【出願日】2022-05-23
(85)【翻訳文提出日】2024-02-01
(86)【国際出願番号】 EP2022063934
(87)【国際公開番号】W WO2022253619
(87)【国際公開日】2022-12-08
(32)【優先日】2021-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】594034072
【氏名又は名称】セブ ソシエテ アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アマル ジェロロ
(72)【発明者】
【氏名】ニルス ウェッセルズ
(72)【発明者】
【氏名】モラーヌ マンジャン
【テーマコード(参考)】
3B168
3K099
【Fターム(参考)】
3B168AA24
3B168AE01
3B168BA64
3B168WA18
3K099AA01
3K099BA17
3K099BA19
3K099CA33
3K099CB21
3K099DA17
(57)【要約】
本発明は、しわ平滑化キャビネット(10)であって、
-ベース(11)と、
-ベース(11)と反対側にかつベース(11)から距離を置いて延びるトップ(13)と、
-ベース(11)とトップ(13)との間に延びるように設計された展開可能なカーテン(12)であって、カーテン(12)が展開されてベース(11)およびトップ(13)に取り付けられるときに、ベース(11)、トップ(13)およびカーテン(12)が一緒にしわ平滑化キャビネット(10)内の閉鎖空間を画定し、カーテン(12)が織物壁(100)および複数のステー(200)を備えるフレームを備え、フレームは織物壁(100)に沿って一定の間隔で配置され、2つのフレームステー(200)の間に位置する織物壁(100)の各部分が凸状を有し、フレームおよび織物壁(100)がカーテン(12)のアコーディオン式折り畳みおよび展開を確実にすることを特徴とする、しわ平滑化キャビネット(10)を記載する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
しわ平滑化キャビネット(10)であって、
-ベース(11)と、
-前記ベース(11)の反対側にかつ前記ベース(11)から一定の距離で延びるトップ(13)と、
-前記ベース(11)と前記トップ(13)との間に延びるように設計された展開可能なカーテン(12)であって、前記カーテン(12)が展開されて前記ベース(11)およびトップ(13)に取り付けられるときに、前記ベース(11)、トップ(13)およびカーテン(12)が、一緒になって、しわ平滑化キャビネット(10)内に囲まれた空間を画定する展開可能なカーテン(12)と、
を備え、
前記カーテン(12)は、織物壁(100)と複数のステー(200)を含むフレームを備え、前記フレームステー(200)が前記織物壁(100)に沿って規則的な間隔で配置され、2つのフレームステー(200)の間に位置する前記織物壁(100)の各部分が凸状を有することによって、前記フレームおよび前記織物壁(100)が、前記カーテン(12)のアコーディオン式折り畳みおよび展開を確実にすることを特徴とする、しわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項2】
前記織物壁(100)は、複数のパネル(110)のアセンブリによって形成され、2つの隣接するパネル(110)は、接合部(120)で互いに接続され、各パネル(110)は、フレームステー(200)の配置を確実にするように適合される、請求項1に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項3】
前記織物壁(100)の各パネル(110)は、前記パネル(110)と隣接するパネル(110)との間の接合部から距離を置いて配置されたシース(130)を含み、前記シース(130)は、フレームステー(200)を受け入れるように適合される、請求項2に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項4】
前記フレームは、5個から15個のステー(200)、好ましくは9個のステー(200)を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項5】
前記カーテン(12)は、前記ベース(11)に直交するカーテン軸に沿って実質的にアコーディオン式に折り畳まれ、展開されるように適合され、前記織物壁(100)は、前記カーテン軸に沿って延び、長方形の横断面を有するスリーブを形成する、請求項1から4のいずれか一項に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項6】
前記フレームステー(200)は、前記カーテン軸に垂直な平面内に実質的に延びるように適合される、請求項5に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項7】
前記織物壁(100)は、前記カーテン(12)をアコーディオン式に折り畳みまたは展開させるように、前記カーテン軸に沿って直線的に移動されるように適合される、請求項5または6に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項8】
各フレームステー(200)が実質的に長方形の形状を有する、請求項5から7のいずれか一項に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項9】
前記織物壁(100)は、多層であり、第1の層(101)および第2の層(102)を含み、前記第1の層(101)は、弾性繊維を含む織物材料で作られ、前記第2の層(102)は、防水織物材料で作られる、請求項1から8のいずれか一項に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項10】
前記織物壁(100)は、好ましくは縫製によって互いに接続された2つの織物半壁(150)から形成され、各織物半壁(150)は、それぞれのハーフ接合部(125)に接続された複数のハーフパネル(115)のアセンブリによって形成され、各ハーフパネル(115)は、フレームハーフステー(205)を受け入れるのに適したハーフシース(135)を含み、各フレームステー(200)は、それぞれのハーフパネル(115)のハーフシース(135)に挿入され、互いに接続された2つのフレームハーフステー(205)を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項11】
前記フレームは、前記織物壁(100)を前記キャビネット(10)の前記ベース(11)に取り付けるための第1のカーテンコネクタ(210)と、前記織物壁(100)を前記キャビネット(10)の前記トップ(13)に取り外し可能に取り付けるための第2のカーテンコネクタ(220)とをさらに備え、前記しわ平滑化キャビネット(10)は、
-前記第2のカーテンコネクタ(220)が前記キャビネット(10)の前記トップ(13)に取り付けられる動作構成を有し、前記カーテン(12)は、前記トップ(13)と前記ベース(11)とを接続するように展開されており
-前記カーテン(12)は、前記カーテン(12)と前記トップ(13)との間に平滑化のためのアイテムを受け入れるための開放空間を提供するように、少なくとも部分的に折りたたまれているアクセス構成と、を有する、請求項1から10のいずれか一項に記載のしわ平滑化キャビネット(10)。
【請求項12】
請求項11に記載のしわ平滑化キャビネット(10)を使用する方法であって、
-アクセス構成から動作構成に変更するために、前記カーテン(12)を展開してから、前記カーテンコネクタ(220)を前記トップ(13)に取り付けるステップ、または
-動作構成からアクセス構成に変更するために、前記カーテンコネクタ(220)を前記トップ(13)から取り外してから、前記カーテン(12)を少なくとも部分的に折りたたむステップ、を含む方法。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか一項に記載のしわ平滑化キャビネット(10)のカーテン(12)の組み立て方法であって、
E1:フレームステー(200)を受け入れるように適合されたシース(130)を複数のパネル(110)のそれぞれに形成するステップと、
E2:前記複数のパネル(110)を接続し、2つの隣接するパネル(110)は、接合部(120)で互いに接続されて、織物壁(100)を形成するステップと、
E3:各フレームステー(200)をそれぞれのシース(130)に挿入するステップと、を含む方法。
【請求項14】
請求項13に記載のカーテン(12)の組み立て方法であって、
E11:前記織物壁(100)の複数のハーフパネル(115)のそれぞれに、フレームハーフステー(205)を受け入れるように適合されたハーフシース(135)を形成するストラップを縫製するステップと、
E21:前記複数のハーフパネル(115)を接続し、2つの隣接するハーフパネル(115)をそれぞれのハーフ接合部(125)で縫い合わせて、ハーフ織物壁(150)を形成するステップと、
E22:2つの織物ハーフ壁(150)を一緒に縫い合わせて、前記織物壁(100)を形成するステップと、
E31:各フレームハーフステー(205)をそれぞれのハーフパネル(115)のハーフシース(135)に挿入するステップと、
E32:前記ハーフステー(205)を2つずつ接続して、フレームステー(200)を形成するステップと、を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、しわ平滑化キャビネットの分野に関する。特に折りたたみ式のしわ平滑化キャビネットを提供することを目指している。
【背景技術】
【0002】
リネンケアの分野では、ハンドヘルドしわ平滑化器具は、アイテムの近くでハンドヘルドしわ平滑化器具を保持するユーザのアクションを通じて、衣服などの生地アイテムからしわを除去することを可能にする。しかしながら、これらの器具は平滑化プロセスを通してユーザが直接的なアクションを取る必要があり、その結果、ユーザにかなりの時間と労力がもたらされる。
【0003】
乾燥キャビネットは、キャビネットによって形成された密閉空間にユーザによって配置されたアイテムを乾燥させるために使用することもできる。ユーザの操作を必要とせずに、乾燥キャビネットに置かれたアイテムを乾燥させるために、密閉されたスペースに熱風が注入される。それにもかかわらず、これらのキャビネットは乾燥アイテムに限定されており、特に乾燥キャビネットに配置されたアイテムを滑らかにすることはできない。
【0004】
しわ平滑化キャビネットは、直接ユーザの介入を必要とせずに、アイテムを乾燥または滑らかにすることを可能にする。
【0005】
しわ平滑化キャビネットは、トップ、ベース、およびカーテンで構成されている。トップ、ベース、およびカーテンは、しわ平滑化キャビネット内に密閉されたスペースを形成する。ユーザは、しわ平滑化キャビネット内の空間に1つ以上のアイテムを配置し、キャビネットによって実行されるアクションのサイクルを開始する。
【0006】
それにもかかわらず、ほとんどの既知のしわ平滑化キャビネットは静止しており、簡単に組み立て、分解、または移動することはできない。その結果、それらの使用はそれらが設置されている部屋に限定される。そうでなければ、時間のかかるアンインストール、輸送、ユーザのために再インストールの必要がある。さらに、これらのしわ平滑化キャビネットはかなりのスペースを占有する。
【0007】
特許文献1及び特許文献2に記載されているようないくつかのしわ平滑化キャビネットは、ベースとトップとの間に挟まれたカーテンを備える。カーテンにはファスナーが設けられており、ユーザはファスナーを開けてキャビネットの内部にアクセスし、衣服を入れたり取り出したりしてから、平滑化サイクルを実行する前に再びファスナーを閉じることができる。
【0008】
特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、及び特許文献8は、ベースとトップとの間に配置された折りたたみ式のカーテンを含む折りたたみ式のしわ平滑化キャビネットを記載している。
【0009】
それにもかかわらず、これらのしわ平滑化キャビネットのカーテンは基本的な素材とデザインであり、満足のいく不透過性を確保したり、プリーツの存在やカーテンのしわの出現を減らしたり、カーテンの伸縮を容易にしたりすることはできない。
【0010】
しわ平滑化キャビネットの不透過性が低いと、平滑化サイクル中に蒸気がキャビネットから漏れる可能性がある。このような蒸気漏れは、しわ平滑化キャビネット内の温度および湿度を低下させ、平滑化プロセスの有効性を低下させる可能性がある。多数のプリーツの存在およびカーテン上のしわのランダムな出現は、ユーザにとって視覚的に不快であり得るしわのある外観をカーテンに与えることができ、しわはまた、しわ平滑化キャビネット上のカーテンの折りたたみを妨げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1471178号明細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第1600551号明細書
【特許文献3】欧州特許出願公開第1057923号明細書
【特許文献4】欧州特許出願公開第1215330号明細書
【特許文献5】韓国特許第100813048号明細書
【特許文献6】韓国特許出願公開第20170141489号明細書
【特許文献7】韓国特許第100813048号明細書
【特許文献8】韓国特許出願公開第20170141489号明細書
【発明の概要】
【0012】
本発明の1つの目的は、従来技術と比較して改善された折りたたみ式しわ平滑化キャビネットを提供することである。
【0013】
本発明の追加の目的は、折りたたみおよび拡張が十分に容易であり、しわのランダムな外観を低減し、製造コストを制御下に維持するしわ平滑化キャビネットを提供することである。
【0014】
本発明の任意の追加の目的は、不浸透性に優れ、折りたたみや拡張が容易で、しわの出現を低減する折りたたみ可能なしわ平滑化キャビネットを提供することである。
【0015】
第1の態様によれば、本発明は、
-ベースと、
-ベースの反対側におよびベースから一定の距離に延びるトップと、
-ベースとトップとの間に延びるように設計された展開可能なカーテンであって、カーテンが展開され、ベースおよびトップに取り付けられるときに、ベース、トップおよびカーテンが一緒にしわ平滑化キャビネット内の閉鎖空間を画定するように設計された展開可能なカーテンと、を備えるしわ平滑化キャビネットに関する。
【0016】
カーテンは、織物壁と、複数のステーを含むフレームとを含み、フレームステーは、織物壁に沿って一定の間隔で配置され、2つのフレームステーの間に配置された織物壁の各部分が凸状であることにより、フレームおよび織物壁は、カーテンのアコーディオン式に折りたたみおよび展開を確実にする。
【0017】
2つのフレームステーの間に位置する織物壁の各部分は、凸状を有するため、カーテンは、拡張されると、一連の凸状部分からなる。カーテンの各凸部は、カーテンがアコーディオン式に折り畳みを可能にするプリーツが形成される優先的な折り畳み領域を作成する。
【0018】
上記のしわ平滑化キャビネットのいくつかの好ましいが非限定的な特徴は、個別にまたは組み合わせて、以下のとおりである。
【0019】
-織物壁は、複数のパネルのアセンブリによって形成され、2つの隣接するパネルは、接合部で互いに接続され、各パネルは、フレームステーの配置を確実にするように適合される。
【0020】
-前記織物壁の各パネルは、前記パネルと隣接するパネルとの間の接合部から距離を置いて配置されたシースを含み、前記シースは、フレームステーを受け入れるように適合されている。
【0021】
-フレームは、5~15個のステー、好ましくは9個のステーで構成されている。
【0022】
-カーテンは、アコーディオン式に折り畳まれ、ベースに直交するカーテン軸に沿って実質的に展開されるように適合 され、織物壁は、カーテン軸に沿って延び、長方形の横断面を有するスリーブを形成する。
【0023】
-フレームステーは、カーテン軸に垂直な平面内に実質的に延びるように適合されている。
【0024】
-織物壁は、カーテンをアコーディオン式に折りたたみまたは展開させるように、カーテン軸に沿って直線的に移動するように適合される。
【0025】
-各フレームステーは、実質的に長方形の形状を有する。
【0026】
-前記織物壁は、多層であり、第1の層および第2の層を含み、前記第1の層は、弾性繊維を含む織物材料で作られ、前記第2の層は、防水織物材料で作られる。
【0027】
-織物壁は、好ましくは縫製によって互いに接続された2つの織物半壁から形成され、各織物半壁は、それぞれのハーフ接合部に接続された複数のハーフパネルのアセンブリによって形成され、各ハーフパネルは、フレームハーフステーを受け入れるのに適したハーフシースを含み、各フレームステーは、それぞれのハーフパネルのハーフシースに挿入され、互いに接続された2つのフレームハーフステーを含む。
【0028】
-前記キャビネットは、前記カーテンを前記トップに取り外し可能に取り付けるために提供される締結要素をさらに備え、前記しわ平滑化キャビネットは、
-前記カーテンが前記トップに取り付けられ、前記カーテンが前記トップと前記ベースとを接続するように拡張される作動構成と、
-前記カーテンが少なくとも部分的に折りたたまれ、前記トップから切り離されて、前記カーテンと前記トップとの間に平滑化のためのアイテムを受け入れるための開放空間を提供するアクセス構成と、を有し、
-前記フレームは、前記織物壁を前記キャビネットの前記ベースに取り付けるための第1のカーテンコネクタと、前記織物壁を前記キャビネットの前記トップに取り外し可能に取り付けるための第2のカーテンコネクタとをさらに備え、前記しわ平滑化キャビネットは、
-前記第2のカーテンコネクタが前記トップに取り付けられ、前記カーテンが前記トップと前記ベースとを接続するように拡張される動作構成と、
-前記カーテンと前記トップとの間に平滑化のためのアイテムを受け入れるための開放空間を提供するように、前記カーテンが少なくとも部分的に崩壊するアクセス構成と、を有し、
-第1の層はポリエステルで作られている。
【0029】
-前記第1の層の前記ポリエステルは、エラステン繊維を含み、
-第1の層は、テクスチャ加工およびストレッチされたポリエステル糸で作られている。
【0030】
-前記第1の層は、前記織物壁の外側層であり、
-第2の層は、防水ポリウレタンプラスチックフィルムであり、
-第2の層は、第1の層の第2の層への熱接着を確実にするように適合された熱可塑性ポリウレタン接着剤ストリップである。
【0031】
-前記織物壁は、弾性繊維を含む織物材料から作られた第3の層をさらに備え、
-第3の層はポリエステルで作られている。
【0032】
-第2の層は、第1の層と第3の層との間に配置される。
【0033】
第2の態様によれば、本発明は、以下のステップを含む、第1の態様によるしわ平滑化キャビネットを使用する方法に関する。
【0034】
-アクセス構成から作業構成に変更するために、カーテンを拡張してから、カーテンをトップに取り付けるステップ、または
-作業構成からアクセス構成に変更するために、カーテンをトップから取り外してから、カーテンを少なくとも部分的に折りたたむステップ。
【0035】
しわ平滑化キャビネットを使用する方法は、次のステップを含むことができる。
【0036】
-アクセス構成から動作構成に変更するために、カーテンを拡張してから、ガイド部品またはカーテンコネクタをトップに取り付けるステップ、または
-ガイド部品またはカーテンコネクタをトップから取り外し、次いで作業構成からアクセス構成に変更するために、前記カーテンを少なくとも部分的に折りたたむステップ。
【0037】
第3の態様によれば、本発明は、以下のステップを含む、第1の態様によるしわ平滑化キャビネットのカーテンを組み立てる方法に関する。
【0038】
E1:複数のパネルのそれぞれに、フレームステーを受け入れるように適合されたシースを形成するステップ。
【0039】
E2:複数のパネルを接続し、2つの隣接するパネルが接合部で互いに接続されて織物壁を形成するステップ。
【0040】
E3:各フレームステーをそれぞれのシースに挿入するステップ。
【0041】
カーテン組立方法は、以下のステップを含むことができる。
【0042】
E11:織物壁の複数のハーフパネルのそれぞれに、フレームハーフステーを受け入れるように適合されたハーフシースを形成するストラップを縫製するステップ。
【0043】
E21:複数のハーフパネルを接続し、2つの隣接するハーフパネルをそれぞれのハーフ接合部で縫い合わせて、ハーフ織物壁を形成するステップ。
【0044】
E22:織物壁を形成するために、2つの織物ハーフ壁を一緒に縫い合わせるステップ。
【0045】
E31:各フレームハーフステーをそれぞれのハーフパネルのハーフシースに挿入するステップ。
【0046】
E32:フレームステーを形成するために、ハーフステーを2つずつ接続するステップ。
【図面の簡単な説明】
【0047】
本発明の他の特徴、目的、および利点は、以下の図によって例示される非限定的な例として与えられる以下の詳細な説明を読むと現れるであろう。
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態によるしわ平滑化キャビネットの概略斜視図であり、しわ平滑化キャビネットは、作動構成にある。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態によるしわ平滑化キャビネットの概略斜視図であり、しわ平滑化キャビネットは輸送構成にある。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態によるしわ平滑化キャビネットの概略断面図であり、しわ平滑化キャビネットは、作動構成にある。
【
図4】
図4は、本発明の一実施形態によるしわ平滑化キャビネットの概略斜視図であり、しわ平滑化キャビネットは、アクセス構成にある。
【
図5a】
図5aは、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのフレームステーの概略上面図である。
【
図5b】
図5bは、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのカーテンの概略正面図である。
【
図5c】
図5cは、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのカーテンの概略側面図である。
【
図6a】
図6aは、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのカーテンの分解概略斜視図である。
【
図6b】
図6bは、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのフレームステーの分解概略斜視図である。
【
図6c】
図6cは、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのカーテンの部分斜視図である。
【
図7】
図7は、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットの織物壁のハーフパネルの概略上面図である。
【
図8】
図8は、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットの織物ハーフウォールの概略上面図である。
【
図9】
図9は、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットの織物壁の概略斜視図である。
【
図10】
図10は、本発明の一実施形態による、織物壁およびしわ平滑化キャビネットのフレームハーフステーの部分概略斜視図である。
【
図11】
図11は、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのカーテンの概略斜視図である。
【
図12】
図12は、本発明の一実施形態による、しわ平滑化キャビネットのカーテンの多層織物壁の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
しわ平滑化キャビネット10は、
-ベース11と、
-ベース11の反対側にかつベース11から距離を置いて延びるトップ13と、
-ベース11とトップ13との間に延びるように設計された展開可能なカーテン12とを備え、これにより、カーテン12が拡張され、ベース11およびトップ13に取り付けられたときに、ベース11、トップ13、およびカーテン12が一緒にしわ平滑化キャビネット10内の閉鎖空間を画定する。
【0049】
カーテン12は、ベース11に取り付けられるように適合された第1の端部121と、第1の端部121の反対側にあり、しわ平滑化キャビネット10のトップ13に取り外し可能に取り付けられるように適合された第2の端部122とを備えることができる。
【0050】
カーテン軸12は、カーテン12が折りたたまれるおよび拡張する方向に対応する。カーテン軸12は、ベース11およびしわ平滑化キャビネット10のトップ13に実質的に直交している。カーテン軸12は、しわ平滑化キャビネット10の中心を実質的に通っている。内部の(inner)(または内部の(internal))および外部の(outer)(または外部の(external))という用語は、それぞれ、要素の内部の(inner)(または内部の(internal))部分または面が、同じ要素の外部の(outer)(または外部の(external))部分または面よりもカーテン軸12に近いというように使用される。したがって、しわ平滑化キャビネット10内の閉鎖空間は、しわ平滑化キャビネット10の内部容積を形成する。
【0051】
カーテン12が拡張されると、カーテン12は、ベース11とトップ13との間で実質的に張力をかけられ、またはさらには延伸され、カーテン12上のプリーツの存在が制限される。
【0052】
カーテン12が少なくとも部分的に折りたたまれているとき、カーテン12は、それ自体に部分的または全体的に折り畳むことができる。カーテン12は、必要に応じて、ベース11の内側に静止しながら、ベース11上に少なくとも部分的に配置することができる。
【0053】
平滑化するアイテム、または生地アイテムは、例えば、子供の衣服または柔らかいおもちゃであり得る。しわ平滑化キャビネット10は、平滑化される1つまたは複数のアイテムを受け入れ、しわ平滑化キャビネット10に配置されたすべてのアイテムを同時に平滑化するのに適していることが理解される。
【0054】
カーテン12は、平滑化プロセス中にしわ平滑化キャビネット10内の所望の湿度レベルおよび温度を維持するために防水であり得る。カーテン12は、プリーツの外観を低減しながら、カーテン12の折りたたみまたは展開を容易にするために、弾性であり得る。
【0055】
しわ平滑化キャビネット10は、しわ平滑化キャビネット10に配置された布地アイテムからのしわを滑らかにするのに適している。平滑化に加えて、しわ平滑化キャビネット10はまた、しわ平滑化キャビネット10に配置された布地アイテムを乾燥および/または消毒する、すなわち、いかなる細菌をも除去するために消毒するために使用することができる。したがって、ユーザは、平滑化単独に対応する平滑化サイクル、平滑化に続いて乾燥に対応する乾燥サイクル、またはしわ平滑化キャビネット10に配置された布地アイテムを消毒することと組み合わせた平滑化に対応する消毒サイクルを選択することができる。例えば、消毒サイクルは、平滑化サイクルよりも高い温度および/または湿度レベルおよび/またはサイクル時間に対応することができる。
【0056】
カーテン12は、織物壁100と、複数のステー200を含むフレームとを含み、フレームステー200は、織物壁100に沿って一定の間隔で配置される。2つのフレームステー200の間に位置する織物壁100の各部分は、フレームおよび織物壁100がカーテン12のアコーディオン式に折りたたみおよび展開を確実にするように、凸状を有する。
図1~4は、織物壁100および複数のステー200を含むカーテン12を備えるしわ平滑化キャビネット10の非限定的な例を示す。
【0057】
織物壁100を含むカーテン12と、複数のステー200を含むフレームと、を備えるキャビネット10、織物壁100およびフレームを有するカーテン12の構造は、不透過性、プリーツ低減、およびしわ平滑化キャビネット10の折りたたみおよび拡張の容易さの制約を尊重しながら、カーテン12を工業規模で容易に製造することを可能にする。
【0058】
ステー200は、織物壁100に沿って一定の間隔で配置される。したがって、ステー200は、カーテン軸12に沿って規則的に間隔を置かれる。カーテン12が拡張されると、ステー200は、カーテン12を強化し、織物壁100を所定の位置に保持する。
【0059】
カーテン12のアコーディオン式折りたたみは、カーテン12上のしわおよびランダムなプリーツの外観を減少させる。実際、カーテン12は以下のアコーディオンのように折り畳まれおよび展開される。このようにして、カーテン12が折りたたまれたときにしわが形成される点が制御される。特に、プリーツは、ステー200間の接合部に形成することができる。したがって、カーテン12は、プリーツが一定の間隔で配置された滑らかな外観を有し、プリーツがランダムに出現し、しわの出現が回避されるしわの効果がないため、カーテン12の審美的な外観が改善される。さらに、カーテン12が制御された点で折りたたまれるにつれて、カーテン12が折りたたまれ、拡張され得る容易さが改善される。
【0060】
凸状によって、
図5b、
図5c及び
図6cに非限定的な例として示されるように、2つのステー200の間に位置する織物壁100の一部は、しわ平滑化キャビネット10の内向きのプリーツを形成することが理解される。プリーツは、内部位置に配置され、ステー200は、カーテン12の外部位置に配置される。カーテン12が完全に折りたたまれると、フレームステー200は、互いの上に実質的に積み重ねることができる。
【0061】
織物壁100は、複数のパネル110のアセンブリによって形成することができ、2つの隣接するパネル110は、接合部120で互いに接続され、各パネル110は、フレームステー200の配置を確実にするように適合される。したがって、パネル110は、2つの接合部120によって画定され、接合部120は、パネル110の両側に配置され、各接合部120は、パネル110と隣接するパネル110との間の界面を形成する。
【0062】
カーテン12のプリーツは、パネル110間の接合部120に形成される。プリーツはキャビネットの内側に向かって形成されている。言い換えれば、パネル110間の接合部120は、カーテン12の内部位置を画定し、フレームステー200は、カーテン12の外部位置を画定する。
【0063】
2つの接合部120の間に位置する各パネル110は、それぞれがそれぞれの接合部120から外向きに延び、ステー200で角度を形成することによって一緒に接合する2つのパネル110を備えることができる。パネル110の2つの部分は、1つの部分から形成されてもよく、またはステー200で互いに接続されてもよい。
【0064】
カーテン12のパネル110の2つの部分の間に形成される角度は、カーテン12が折りたたまれるにつれて徐々に小さくなり、カーテン12が展開されるにつれて大きくなる。カーテン12が完全に折りたたまれたとき、角度は0°に近づくことができ、次いで、パネル110の2つの部分は、互いの上に実質的に積み重ねられる。カーテン12が完全に展開され、次いで2つのパネル110が互いに実質的に延びて配置され、カーテン12のパネル110が実質的にカーテン12の軸の周りにスリーブを形成するとき、角度は180°に近いが、180°未満のままであり得る。
【0065】
織物壁100の各パネル110は、前記パネル110と隣接するパネル110との間の接合部120から距離を置いて配置されたシース130を含むことができ、前記シース130は、フレームステー200を受け入れるように適合される。シース130は、パネル110を画定する2つの接合部120の間に実質的に等間隔で配置することができる。シース130は、織物壁100に沿って一定の間隔で配置される。そのようなスリーブ130は、フレームステー200が、カーテン12のアコーディオン式折り畳みを確実にするように、織物壁100に沿って規則的な間隔で織物壁100に対して配置および保持されることを確実にする。
【0066】
カーテン12は、ベース11に直交するカーテン軸12に実質的に沿ってアコーディオン式に折り畳まれ、展開されること適している。カーテン12が拡張されると、織物壁100は、カーテン軸12に沿って延びるスリーブを形成することができ、実質的に長方形の断面を有する。次いで、織物壁100は、カーテン軸12の周りに実質的に長方形の円筒形状を有する。
【0067】
フレームステー200は、カーテン軸12に垂直な平面内に実質的に延びるように適合され得る。接合部120は、カーテン軸12に垂直な平面内に実質的にさらに延びることができ、接合部120およびステー200は、実質的に平行であり、規則的に間隔が置かれている。このようなカーテン12の構造は、カーテン12のアコーディオン式折りたたみおよび展開の有効性を改善し、しわおよびランダムなプリーツの出現を減少させることを可能にする。
【0068】
各フレームステー200は、
図5aおよび6bの非限定的な例として示されるように、実質的に長方形の形状を有することができる。すべてのフレームステー200は、実質的に同じ形状を有することができる。したがって、フレームステー200は、織物壁100に沿って規則的な間隔で配置されたままであり、織物壁100の実質的に長方形の横断面を画定する。
【0069】
フレームステー200は、実質的に長方形の形状を有する閉じたチューブであり得る。ステー200は、金属、プラスチック、またはシリコンで作ることができる。
【0070】
フレームは、5~15個のステー200、好ましくは9個のステー200を含むことができる。次いで、織物壁100は、それぞれの接合部120で互いに接続された9つのパネル110を含み、各パネル110は、例えば、それぞれのシース130内のステー200の配置を確実にするように適合される。そのような数のステー200は、カーテン12が拡張されたときに織物壁100を所定の位置に効果的に保持し、その形状を維持し、カーテン12のアコーディオン式折りたたみに特に適している。
【0071】
織物壁100は、カーテン12をアコーディオン式に折り畳みまたは展開させるように、カーテン軸12に沿って直線的に移動させるように適合させることができる。特に、ユーザは、カーテン12を折りたたみまたは展開するように、カーテン軸12に沿って並進して織物壁100を移動させることができる。
【0072】
シース130は、フレームステー200を受け入れるための適切な形状および寸法を有するトンネルであり得る。フレームステー200は、例えばスライドしてシース130に挿入することができる。
【0073】
シース130は、例えば、織物壁100上に織物ストラップを縫製することによって、織物壁100に対して配置することができ、織物壁100は、ストラップと共に、フレームステー200を受け入れるように適合されたシース130のトンネルを形成する。
【0074】
ストラップは、実質的に長方形の形状であり、長さおよび幅を有することができる。ストラップは、第1の縁部および第1の縁部の反対側の第2の縁部を有し、第1の縁部および第2の縁部は、ストラップのより大きな寸法、すなわち長さの方向に実質的に延びる。ストラップは、その第1の縁部および第2の縁部の全長にわたって織物壁100に縫い付けられ、その幅の少なくとも一部について自由に残すことができる。したがって、シース130のトンネルは、織物壁100、ストラップの第1の縁部および第2の縁部によって画定される。
【0075】
シース130は、織物壁100の内側、または代替的に織物壁100の外側に配置することができる。織物壁100が多層である場合、シース130は、織物壁100の最内層の内側に配置することができ、シース130は、内部シースである。
【0076】
織物壁100は、好ましくは縫製によって互いに接続された2つの織物半壁150によって形成することができ、各織物半壁150は、それぞれのハーフ接合部125で接続された複数のハーフパネル115のアセンブリによって形成される。織物半壁150は、カーテン軸12に沿った寸法を有し、これは、カーテン軸12に沿った織物壁100の寸法と実質的に同様である。2つの織物半壁150は、織物壁100を形成するように、カーテン12の軸に沿ってそれらの全長に沿って一緒に縫い付けられる。
【0077】
言い換えれば、第1の織物半壁150の各ハーフパネル115は、第2の織物壁150上でそれに面するハーフパネル115に縫い付けられ、このように、ハーフパネル115は、カーテン軸12の方向にそれらの寸法に沿って2つずつ縫い付けられ、その結果、2つの縫い合わせられたハーフパネル115の対は、織物壁150のパネル110を形成する。一緒に縫い合わされた2つのハーフパネル115の2つのハーフ接合部125は、接合部120を形成するように、互いの延長部に実質的に延びる。
【0078】
織物半壁100の各ハーフパネル115は、フレームハーフステー205を受け入れるように適合されたハーフシース135を備える。一緒に縫い付けられた2つのハーフパネル115の2つのハーフシース135は、シース130を形成するように、互いの延長部に実質的に延びる。
【0079】
各フレームステー200は、それぞれがそれぞれのハーフパネル115のハーフシース135に挿入され、互いに接続された2つのフレームハーフステー205を備える。フレームは、継手をさらに含み得、各継手は、フレームステー200を形成するように、2つのハーフステー205を互いに接続するように適合される。フレームが9つのステー200を含む場合、フレームはしたがって、9つのステー200を形成するように2つずつ接続された18のハーフステー205を備える。
【0080】
織物半壁150及びフレームハーフステー205を有するカーテン12の設計は、カーテン12を大規模かつ低コストで工業的に製造することを可能にする製造の容易さをカーテン12に与える。
【0081】
フレームは、織物壁100をしわ平滑化キャビネット10のベース11に取り付けるためのカーテン12のための第1のコネクタ210と、織物壁100をしわ平滑化キャビネット10のトップ13に取り外し可能に取り付けるためのカーテン12のための第2のコネクタ220とをさらに備えることができる。
【0082】
カーテン12の第1のコネクタ210は、織物壁100に取り付けることができ、特に、カーテン12の第1の端部121の周囲全体にわたって縫製することができ、カーテン12の第1の端部121は、織物壁100の下端に対応する。カーテン12の第1のコネクタ210は、下部パネル110、すなわち、最下部パネル110に取り付けられ、したがって、織物壁100のベース11に最も近い。カーテン12の第1のコネクタ210は、カーテン12の第1の端部121をベース11に固定するのに適している。例えば、カーテン12の第1のコネクタ210は、ベース11の底部にねじ込むことができる。
【0083】
カーテン12の第2のコネクタ220は、織物壁100に取り付けることができ、特に、カーテン12の第2の端部122の周囲全体にわたって縫い付けられ、カーテン12の第2の端部122は、織物壁100の上端に対応する。カーテン12の第2のコネクタ220は、トップパネル110、すなわち、最も高いパネル110、したがって、織物壁100のトップ13に最も近いパネル110に取り付けられる。カーテン12の第2のコネクタ220は、カーテン12の第2の端部122のトップ13への取り外し可能な取り付けを確実にするように適合される。例えば、カーテン12の第2のコネクタ220は、カーテン12をトップ13に取り外し可能に取り付ける手段を含むことができ、または、カーテン12をトップ13に取り外し可能に取り付ける手段を含むガイド部15に取り付けることができる。
【0084】
カーテン12の第1のコネクタ210および/またはカーテン12の第2のコネクタ220はそれぞれ、実質的に長方形および同様の形状を有することができる。したがって、展開されたカーテン12の周囲は、カーテン軸12に沿ったカーテン12の全長に沿って実質的に長方形であり、展開されたカーテン12は、カーテン軸12の周りに実質的にスリーブを形成する。カーテン12の第1のコネクタ210および/またはカーテン12の第2のコネクタ220は、プラスチックで作製することができる。
【0085】
図6aは、織物壁100と、フレームステー200と、カーテン12の第1のコネクタ210と、カーテン12の第2のコネクタ220とを備えるフレームとを備えるカーテンの非限定的な例を示す。
【0086】
前述のようにしわ平滑化キャビネット10のカーテン12を組み立てる方法は、以下のステップを含むことができる。
【0087】
E1:複数のパネル110のそれぞれに、フレームステー200を受け入れるように適合されたシース130を形成するステップ。
【0088】
E2:複数のパネル110を接続し、2つの隣接するパネル110は、接合部120で互いに接続されて、織物壁100を形成するステップ。
【0089】
E3:各フレームステー200をそれぞれのシース130に挿入するステップ。
【0090】
組み立て方法は、以下のステップを含むことができる。
【0091】
E11:織物壁100の複数のハーフパネル115のそれぞれに、フレームハーフステー205を受け入れるように適合されたハーフシース135を形成するストラップを縫製するステップ。
【0092】
E21:複数のハーフパネル115を接続し、2つの隣接するハーフパネル115をそれぞれのハーフ接合部125で縫製して、ハーフ織物壁150を形成するステップ。
【0093】
E22:織物壁100を形成するために、2つの織物半壁150を一緒に縫製するステップ。
【0094】
E31:各フレームハーフステー205をそれぞれのハーフパネル115のハーフシース135に挿入するステップ。
【0095】
E32:フレームステー200を形成するために、2つずつハーフステー205を接続するステップ。
【0096】
ステップE11では、ストラップは、ハーフパネル115の2つの反対側のハーフ接合部125から実質的に等間隔に、ハーフパネル115の全長にわたって縫い付けられてもよく、その結果、形成されたハーフシース135は、ハーフパネル115の2つのハーフ接合部125から実質的に等間隔に位置する。
図7は、ハーフシース135を形成するストラップが縫い付けられたハーフパネル115の非限定的な例を示す。
【0097】
ステップE21では、織物壁100の9つのハーフパネル115は、織物半壁150を形成するように、それぞれのハーフ接合部125で一緒に縫い付けられ得る。
図8は、ハーフ接合部125で一緒に縫い付けられたハーフパネル115のアセンブリによって形成された織物半壁150の非限定的な例を示しており、各ハーフパネル115はハーフシース135を含む。
【0098】
ステップE22では、2つの織物半壁150は、カーテン軸12の方向に織物半壁150の全体の寸法にわたって一緒に縫い合わせることができる。したがって、2つの織物半壁150のハーフパネル115は、カーテン12の軸に沿ったそれらの全長に沿って対で縫い付けられている。カーテン軸12に沿ってそれらの全長に沿って一緒に縫い付けられた2つのハーフパネル115の対は、織物壁150のパネル110を形成する。2つの織物半壁150はまた、織物壁100の全体の下端および全体の上端で一緒に縫い合わせることができる。
図9は、一緒に縫製された2つの織物半壁150から形成された織物壁100の非限定的な例を示す。
【0099】
ステップE31では、18個のハーフステー205を挿入することができ、例えば、各ハーフステー205を18個のハーフシース135のうちの1つに挿入することができる。
図10は、フレームハーフステー205が挿入されるハーフシース135を含む織物壁100の非限定的な例を示す。
【0100】
ステップE32では、18個のハーフステー205は、9個のフレームステー200を形成するように2つずつ接続することができる。接続されると、ステー200は、実質的に長方形の形状を有することができる。
図11は、上記の方法によって得られた、織物壁100およびフレームステー200によって形成されたフレームを含むカーテン12の非限定的な例を示す。
【0101】
組立方法は、織物壁100のハーフパネル115を形成する布地のストリップを切断することからなる予備ステップを含むことができる。織物壁100の9つのパネル110を含むしわ平滑化キャビネット10の場合、織物壁100の18のハーフパネル115を形成するように、18本の織物のストリップを切断しなければならない。
【0102】
織物ストリップは、弾性繊維を含む織物材料から作られた少なくとも1つの第1の層101と、防水織物材料から作られた第2の層102とを含む多層ストリップであり得、その結果、形成された織物壁100は、多層織物壁100である。
【0103】
組み立て方法は、フレームステー200をシース130に挿入する前に、またはハーフステー205をハーフシース135に挿入する前に、織物壁100にアイロンをかけて、織物壁100に形成された任意のプリーツを排除することからなる追加のステップを含むことができる。
組み立て方法は、以下のステップをさらに含むことができる:
E41:織物壁100の下端に沿ってカーテン12の第1のコネクタ210を縫製するステップ。及び
E42:カーテン12の第2のコネクタ220を、織物壁100の上端に沿って織物壁100上に縫製するステップ。
【0104】
しわ平滑化キャビネット10はまた、カーテン12をトップ13に取り外し可能に取り付けるための締結要素を備えることができる。次に、しわ平滑化キャビネット10は、
-カーテン12がトップ13に取り付けられ、カーテン12がトップ13とベース11とを接続するように拡張される作業構成と、
-カーテン12が少なくとも部分的に折りたたまれ、トップ13から切り離されて、カーテン12とトップ13との間に、平滑化されるべきアイテムを受け入れるための開放空間を提供するためのアクセス構成とを有する。
【0105】
図1は、作動構成におけるしわ平滑化キャビネット10の非限定的な例を示す。
図4は、アクセス構成におけるしわ平滑化キャビネット10の非限定的な例を示す。
【0106】
したがって、ユーザは、しわ平滑化キャビネット10を1つの構成から別の構成に変更するために、トップ13で締結要素を取り付けまたは取り外すことができる。したがって、平滑化されるアイテムを所定の位置に置くためのしわ平滑化キャビネット10へのアクセスは、カーテン12を閉じて開くための特定の手段を必要としない。
【0107】
トップ13は、カーテン12がトップ13に取り付けられたときに、カーテン12とトップ13との間の不透過性を保証するのに適したシールを備えることができる。このようにして、作業構成のしわ平滑化キャビネット10は、シールされた密閉空間を形成し、しわ平滑化プロセスの有効性を改善する。
【0108】
カーテン12がトップ13から取り外されると、カーテン12を単に折りたたむだけで、しわ平滑化キャビネット10をアクセス構成に移動させ、カーテン12としわ平滑化キャビネット10のトップ13との間に開放空間を残すことができる。次いで、ユーザは、平滑化される1つ以上の布地アイテムを開放空間に配置することができる。
【0109】
カーテン12を展開し、それをしわ平滑化キャビネット10のトップ13に取り付けることによって、しわ平滑化キャビネット10を作業構成に移動させることができ、平滑化されるアイテムが配置される開放空間がしわ平滑化キャビネット10の閉鎖空間になる。次に、ユーザは、乾燥サイクル、平滑化サイクル、及び/または消毒サイクルのようなアクションサイクルを開始することができる。しわ平滑化キャビネット10は、ユーザからの追加のアクションを必要とせずにアクションサイクルを実行する。
【0110】
作業構成では、しわ平滑化キャビネット10は、しわ平滑化キャビネット10内の密閉空間に配置された少なくとも1つの布地アイテムの平滑化を確実にするように適合された寸法を有する。アクセス構成では、ユーザは、開放された受容空間に衣服を配置することができる。
【0111】
しわ平滑化キャビネット10は、ベース11とトップ13との間に延びるポール14をさらに備えて、トップ13をベース11から分離したままにすることができる。ポール14は、しわ平滑化キャビネット10の安定性のための構造的役割と、トップ13をベース11から所望の距離に保つための支持役割とを有する。ベース11とトップ13との間の距離は、しわ平滑化キャビネット10の構成に応じて異なることができる。
【0112】
しわ平滑化キャビネット10は、移動式、またはポータブルであるため、しわ平滑化キャビネット10は、ユーザによって容易に組み立てられ、分解され、および輸送されることが可能である。しわ平滑化キャビネット10は、ユーザによる輸送と互換性のある重量を有する。
【0113】
したがって、しわ平滑化キャビネット10はまた、輸送構成を有する。
図2は、輸送構成におけるしわ平滑化キャビネット10の非限定的な例を示す。ポール14は、トップ13をベース11から調節可能な距離に保つように調節可能な長さを有する。動作構成およびアクセス構成では、ポール14は第1の長さを有する。輸送構成では、カーテン12は少なくとも部分的に折りたたまれ、ポール14は、第1の長さより厳密に小さい第2の長さを有する。したがって、輸送構成は、特にカーテン軸12に沿って、しわ平滑化キャビネット10の寸法を減少させることによって、ユーザによるしわ平滑化キャビネット10の輸送を容易にする。実際、ポール14は、動作構成またはアクセス構成よりも輸送構成において短い。さらに、その輸送構成でのしわ平滑化キャビネット10のコンパクトなサイズは、例えばクローゼットにしわ平滑化キャビネット10を保管するときにスペースを節約することを可能にする。
【0114】
ポール14は、伸縮式であり得、ベース11に取り付けられたポール14の第1のセクション141、トップ13に取り付けられたポール14の第2のセクション142、およびポール14の第1のセクション141とポール14の第2のセクション142とを接続する接合セクション143を備える。ポール14の第2のセクション142は、ポール14の長さを調整するために、ポール14の第1のセクション141に格納することができる。作動構成では、ポール14の第1の長さは、ポール14の第1のセクション141およびポール14の第2のセクション142の累積長さに対応する。アクセス構成では、ポール14の第2の長さは、ポール14の第1のセクション141の長さに実質的に対応し、ポール14の第2のセクション142は、ポール14の第1のセクション141に格納される。
【0115】
しわ平滑化キャビネット10は、実質的に長方形のベース11のいずれかの側に配置された2つの実質的に平行なポール14を備えることができる。
【0116】
しわ平滑化キャビネット10は、カーテン12の第2の端部122、より具体的には、カーテン12の第2のコネクタ220に取り付けられたガイド部15をさらに備えることができる。前記ガイド部15は、ガイド部15をトップ13に取り外し可能に取り付けるための締結要素と、ポール14に沿って並進してガイド部15をガイドするためのガイド要素とを備える。
【0117】
ガイド部15の並進運動を誘導することは、ユーザが彼/彼女自身で誘導を管理する必要がないため、カーテン12を拡張および折りたたみさせることを容易にし、カーテン12がトップ13に対して正しく配置されることを可能にし、カーテン12が拡張されると、カーテン12がトップ13に取り付けられる正しい位置にあるようにカーテン12の拡張が誘導されるように、カーテン12をトップ13に容易に取り付けることができる。
【0118】
カーテン12をトップ13に取り外し可能に取り付けるために設けられた締結要素は、ガイド部15の締結要素に対応する。締結要素は、カーテン12をトップ13にクリップする手段、例えば、ガイド部15をトップ13にクリップするためのフックを形成する第1の端部とガイド部15をトップ13からアンクリップするように旋回させるように適合された第2の端部とを含むレバーであり得る。
【0119】
作業構成では、ガイド部15は、締結要素によってトップ13に取り付けられる。アクセス構成では、ガイド部15がトップ13から切り離されている。
【0120】
しわ平滑化キャビネット10を使用する方法は、次のステップを含むことができる。
【0121】
-アクセス構成から動作構成に変更するために、カーテン12を拡張してから、ガイド部15またはカーテン12コネクタをトップ13に取り付ける。または
-ガイド部15またはカーテン12コネクタをトップ13から取り外してから、動作構成からアクセス構成に変更するために、カーテン12を少なくとも部分的に折りたたむ。
【0122】
しわ平滑化キャビネット10に配置されることを意図した少なくとも1つの布地アイテムからのしわを平滑化するために携帯用しわ平滑化キャビネット10を使用する方法は、次の連続したステップを含む:
-E1:第1の蒸気を生成し、非ゼロの第1の蒸気期間の第1の蒸気流量でしわ平滑化キャビネット10に注入することによる第1の蒸気をあてるステップ;
-E2:第2の蒸気流量が第1の蒸気流量よりも厳密に低い非ゼロの第2の蒸気期間の第2の蒸気流量でしわ平滑化キャビネット10に蒸気を生成し、注入することによる第2の蒸気をあてるステップ;及び
-E3:非ゼロの乾燥期間のしわ平滑化キャビネット10に暖かいた空気を吹き込むことによって乾燥させるステップ。
【0123】
この方法は、しわ平滑化キャビネット10に冷気を吹き込むことによって物品を冷却するステップE4をさらに含むことができ、冷却ステップE4は、熱風ブロー乾燥ステップE3の後に実施される。
【0124】
方法は、ユーザが、しわ平滑化キャビネット10のパラメータ設定ユニット50を使用して、しわ平滑化キャビネット10のパラメータを設定する予備ステップE0をさらに含むことができる。
【0125】
ロッド、ハンガー40および/または少なくとも1つのクリップ41(
図3および4に示される)などの少なくとも1つの衣服位置決め要素を追加し、しわ平滑化キャビネット10のトップ13に取り外し可能に取り付けることができる。織物アイテムは、ハンガー40上に置くことができ、またはクリップ41に取り付けることができる。
【0126】
カーテン12は、第1の層101および第2の層102を含む多層織物壁100を備えることができる。織物壁100は、カーテン軸12の周りに実質的にスリーブを形成することができる。第1の層101は、弾性繊維を含む織物材料で作られ、第2の層102は、防水織物材料で作られる。
図12は、第1の実施形態による、しわ平滑化キャビネットのカーテン12の多層織物壁100の非限定的な例を示す。
【0127】
第1の層101の弾性は、それを引張るために第1の層101の布地を伸ばすことを可能にする。したがって、第1の層101を含むカーテン12は、展開可能であり、カーテン12が展開され、延伸されても、カーテン12のプリーツがより見えにくく、さらには除去されるように、大幅に弾性的に展開および延伸することができる。さらに、カーテン12は折りたたみ可能であり、一度拡展開すると元の形状に戻る。したがって、第1の弾性層101を含むそのようなカーテン12は、カーテン12上のしわの出現を低減する、またはさらには回避することを可能にし、カーテン12のしわのある外観を回避する。
【0128】
第2の層102の不透過性は、平滑化プロセス中にしわ平滑化キャビネット10内の所望の湿度および温度を維持することを可能にする。したがって、湿気は、しわ平滑化キャビネット10内に含まれ、蒸気はしわ平滑化キャビネット10から逃げない。したがって、しわ平滑化キャビネット10内の湿度レベルおよび温度は、しわ平滑化キャビネット10内に配置された布地アイテムの効率的な平滑化を確実にするように決定することができ、必要に応じて布地アイテムの消毒を確実にするために、そのような消毒は好ましくは、ウイルスとバクテリアの99.99%が殺されたときに達成される。加えて、第2の層102は、カーテン12の折りたたみおよび拡張に続き、カーテン12の延伸に対応することができる。
【0129】
第1の層101および第2の層102は、重ね合わせることができ、すなわち、それらは、それらの表面領域全体にわたって互いに実質的に接触して配置され、織物壁100を形成するために互いの上に積み重ねられる。
【0130】
織物壁100は、第1の層101および第2の層102からなることができる。したがって、織物壁100は、2つの層のみを有し、したがって、カーテン12のプリーツの弾性、不透過性、および低減の特性を確保しながら、製造が容易であり、製造が安価である。あるいは、織物壁100は、2つ以上の層からなることができる。
【0131】
第1の層101は、ポリエステルで作製することができ、例えば、100%ポリエステル生地で作製することができる。ポリエステルの使用は、第1の層101にその弾力性を与える。ポリエステルの使用により、第1の層101は、カーテン12の不透過性に寄与する。
【0132】
特に、第1の層101は、テクスチャ加工されストレッチされたポリエステル糸(ポリエステルDTY、Drawn Textured Yarn)で作製することができる。テクスチャ加工およびストレッチされたポリエステル糸は、満足のいく弾性特性を有し、第1の層101に視覚的なメッシュタイプの外観を与える。
【0133】
第1の層101のポリエステル生地は、エラステン繊維を含むことができ、これにより、エラステンの弾性により、第1の層101の弾性特性を増加させることが可能になる。
【0134】
第1の層101は、織物壁100の外側層であり得る。次いで、第1の層101は、第2の層102よりもより外部の位置に配置される。特に、第1の層101は、織物壁100の最外層であり得る。したがって、第1の層101は、しわ平滑化キャビネット10の使用者に見え、しわ平滑化キャビネット10の外観を決定する。
【0135】
第2の層102は、ポリウレタン(PU)で作られた防水プラスチックフィルムであり得る。ポリウレタンは、十分な不透過性を有している。加えて、ポリウレタンは、折りたたまれおよび展開されるのに適しており、必要に応じてカーテン12の伸縮を収容するのに適している。
【0136】
第2の層102は、第1の層101の第2の層102への熱接着を確実にするように適合された熱可塑性ポリウレタン(TPU)接着剤ストリップであり得る。次いで、第2の層102は、ポリウレタン(PU)接着剤を形成し、これは、第2の層102上の第1の層101の配置を確実にする。特に、第2の層102の接着剤ストリップは、第1の層101に熱接着することができる。
【0137】
しわ平滑化キャビネット10のカーテン12の多層織物壁100を製造する方法は、第1の層101を第2の層102上に熱接着するステップを含むことができる。
【0138】
第2の層102は、第1の層101よりもより内部の位置に配置することができる。第2の層102は、カーテン12の織物壁100の最内層であり得るか、または織物壁100の最外層と最内層との間に配置された織物壁100の中央層であり得る。
【0139】
織物壁100は、弾性繊維を含む織物材料から作られた第3の層103をさらに備えることができる。したがって、第3の層103は、さらに、カーテン12の弾性およびカーテン12上のプリーツの出現の低減に関与する。
【0140】
織物壁100は、第1の層101、第2の層102、および第3の層103からなることができる。したがって、織物壁100の層の数は、カーテン12のプリーツの不透過性、弾性および/または減少を改善することを可能にしながら、制限されたままである。
【0141】
第1の層101、第2の層102、および第3の層103は重ねられ、第1の層101、第2の層102、および第3の層103は、織物壁100を形成するために互いの上に積み重ねられる。
【0142】
第3の層103は、カーテン12の織物壁100の最も内側の層であり得る。したがって、第3の層103は、例えば、しわ平滑化キャビネット10がアクセス構成にあるとき、ユーザに可視である。したがって、第3の層103は、しわ平滑化キャビネット10の使用者のために第2の層102を隠す。
【0143】
第2の層102は、第1の層101と第3の層103との間に配置することができる。次いで、第1の層101及び第3の層103は、第2の層102のいずれかの側に配置される。第1の層101は外層に対応し、第3の層103は内層に対応し、第2の層102は中央層に対応する。
【0144】
第2の層102は、第1の層101および第3の層103の第2の層102への熱接着を確実にするように適合された熱可塑性ポリウレタン(TPU)接着剤ストリップであり得る。したがって、第2の層102は、第1の層101及び第3の層103が所定の位置に接合されることを確実にする。
【0145】
第3の層103は、ポリエステルで、例えば、ポリエステル100%のポリエステル生地、例えば、テクスチャ加工および延伸されたポリエステル糸で、作製することができる。第3の層103の組成は、第1の層101の組成と同一であり得る。第1の層101と同様に、第3の層103は、その弾性を増加させるためにエラステン繊維を含むことができる。
【国際調査報告】