(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-21
(54)【発明の名称】電気回転切断器具およびシステム
(51)【国際特許分類】
A61B 17/16 20060101AFI20240514BHJP
【FI】
A61B17/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574876
(86)(22)【出願日】2022-06-02
(85)【翻訳文提出日】2024-01-23
(86)【国際出願番号】 IL2022050585
(87)【国際公開番号】W WO2022254440
(87)【国際公開日】2022-12-08
(32)【優先日】2021-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523455149
【氏名又は名称】コンフィデント エービーシー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】523455150
【氏名又は名称】スパインガード エス.アー.
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】フレザル, オリビエ
(72)【発明者】
【氏名】ジルバーマン, ロイ
(72)【発明者】
【氏名】シュラウドルフ, ウルリッチ
(72)【発明者】
【氏名】ドゥライサミー, アンバラサン
(72)【発明者】
【氏名】ハントマン, イェチアム
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160LL04
4C160LL09
(57)【要約】
トルクを受け取るように構成される、近位導電性シャンク(24)を含む、回転切断器具(20)が、提供される。導電性外側電極(26)が、回転されるときに組織を貫通するように成形され、近位導電性シャンク(24)と電気接触する、導電性遠位端部分(28)を含む。導電性内側電極(30)が、近位端部分(32)を有する。電気分離層(34)が、導電性外側電極(26)および導電性内側電極(30)を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極(26)と導電性内側電極(30)との間に配置される。他の実施形態もまた、説明される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転切断器具であって、
(a)トルクを受け取るように構成される近位導電性シャンクと、
(b)導電性外側電極であって、前記導電性外側電極は、回転されるときに組織を貫通するように成形される導電性遠位端部分を備え、前記近位導電性シャンクと電気接触する、導電性外側電極と、
(c)近位端部分を有する導電性内側電極と、
(d)前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を相互から電気的に分離するような、前記導電性外側電極と前記導電性内側電極との間の電気分離層と
を備える、回転切断器具。
【請求項2】
前記回転切断器具は、ドリルビットを備える、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項3】
前記ドリルビットは、ミリングドリルビットを備える、請求項2に記載の回転切断器具。
【請求項4】
前記回転切断器具は、バールを備える、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項5】
前記回転切断器具の外面は、電気絶縁コーティングでコーティングされない、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項6】
前記回転切断器具は、厳密に1つの導電性外側電極と、厳密に1つの導電性内側電極とを備え、前記電気分離層は、前記厳密に1つの導電性外側電極と前記厳密に1つの導電性内側電極との間に半径方向にある、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項7】
前記回転切断器具は、
個別の近位端部分を有する複数の導電性内側電極と、
前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を相互から電気的に分離するような、前記導電性外側電極と前記複数の導電性内側電極との間の複数の電気分離層と
を備える、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項8】
前記回転切断器具は、
複数の導電性外側電極と、
複数の電気分離層であって、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、前記複数の電気分離層のうちの第1のものは、前記導電性外側電極のうちの第1のものと前記導電性内側電極との間にあり、前記複数の電気分離層のうちの第2のものは、前記複数の導電性外側電極のうちの第1のものと前記複数の導電性外側電極のうちの第2のものとの間にある、複数の電気分離層と
を備える、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項9】
前記近位導電性シャンクは、前記導電性遠位端部分と一体的である、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項10】
前記近位導電性シャンクおよび前記導電性遠位端部分は、相互に直接機械的かつ電気的に結合される別個の部品を備える、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項11】
前記近位導電性シャンクおよび前記導電性遠位端部分は、相互に間接的に機械的かつ電気的に結合される別個の部品を備える、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項12】
前記近位導電性シャンクの近位部分は、前記トルクを受け取るように構成される少なくとも1つの側方平面表面を画定するように成形される、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項13】
前記近位導電性シャンクの遠位部分は、前記トルクを受け取るように構成される少なくとも1つの側方平面表面を除いて、円形断面を画定するように成形される、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項14】
前記近位導電性シャンクの遠位部分は、前記トルクを受け取るように構成される非多角形断面を有するように成形される、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項15】
前記導電性内側電極は、前記導電性外側電極の近位端から近位に突出する、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項16】
前記導電性内側電極の近位端部分は、前記導電性外側電極の近位端と同一平面である、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項17】
前記導電性内側電極の近位端部分は、前記導電性外側電極の近位端よりも遠位に配置される、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項18】
前記電気分離層は、前記導電性外側電極の近位端から近位に突出する、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項19】
前記電気分離層は、前記導電性外側電極の近位端と同一平面である、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項20】
前記電気分離層は、前記導電性外側電極の近位端よりも遠位に配置される、請求項1に記載の回転切断器具。
【請求項21】
請求項1-20のいずれか1項に記載の回転切断器具を使用する方法であって、前記方法は、
前記近位導電性シャンクをハンドピースのトルク伝達装置に結合することと、
前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を中央ユニットと電気連通するように結合することと、
前記回転切断器具をアクティブ化し、前記導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させることと、
前記中央ユニットを使用して、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を介して感知された前記組織の電気特性を測定することと
を含む、方法。
【請求項22】
外科用モータおよび前記外科用モータのための制御ユニットとの併用のための電気切断システムであって、前記電気切断システムは、請求項1-20のいずれか1項に記載の回転切断器具を備え、さらに、
(a)ハンドピースであって、
(i)外部ケーシングと、
(ii)トルク伝達装置であって、前記トルク伝達装置は、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記外科用モータによって発生されたトルクを前記近位導電性シャンクに伝達するように構成される、トルク伝達装置と、
(iii)前記外部ケーシングに結合されるキャップと
を備える、ハンドピースと、
(b)中央ユニットであって、前記中央ユニットは、前記回転切断器具に信号を放出し、それから信号を収集し、情報を前記電気切断システムのユーザに提供するように構成される、中央ユニットと、
(c)電気接続システムであって、前記電気接続システムは、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を前記中央ユニットに電気的に接続するように構成され、前記電気接続システムは、
(i)外側電極電気コネクタであって、前記外側電極電気コネクタは、外側電極電気接点と、前記外側電極電気接点および前記中央ユニットに電気的に結合される絶縁電気ワイヤとを備える、外側電極電気コネクタと、
(ii)内側電極電気コネクタであって、前記内側電極電気コネクタは、内側電極電気接点と、前記内側電極電気接点および前記中央ユニットに電気的に結合される絶縁電気ワイヤとを備える、内側電極電気コネクタと
を備え、
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記外側電極電気接点が、前記導電性外側電極と電気接触し、前記内側電極電気接点が、前記導電性内側電極と電気接触するように構成される、電気接続システムと
を備える、電気切断システム。
【請求項23】
前記ハンドピースはさらに、前記トルク伝達装置を直接または間接的に駆動するように構成される動力伝達機構を備える、請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項24】
前記ハンドピースはさらに、前記トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される軸受を備える、請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項25】
前記ハンドピースはさらに、前記外科用モータに機械的に結合されるように構成される機械的接続機構を備える、請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項26】
前記電気切断システムは、前記導電性内側電極を接地に電気的に接続するように構成される、請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項27】
前記電気切断システムは、前記導電性外側電極を接地に電気的に接続するように構成される、請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項28】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記外側電極電気接点が、前記近位導電性シャンクを介して前記導電性外側電極と電気接触するように構成される、請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項29】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記内側電極電気接点が、前記ハンドピース内に配置され、前記内側電極電気コネクタの一部が、前記キャップの近位端部分によって画定される孔を通して通過するように構成される、
請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項30】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記内側電極の近位端部分に電気的に結合されるように構成される、請求項29に記載の電気切断システム。
【請求項31】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、導電性コーティングでコーティングされる、請求項30に記載の電気切断システム。
【請求項32】
前記内側電極の近位端部分は、導電性コーティングでコーティングされる、請求項30に記載の電気切断システム。
【請求項33】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、1つまたはそれを上回る接触要素を備え、前記1つまたはそれを上回る接触要素は、1つまたはそれを上回るワイヤ、1つまたはそれを上回るブレード、1つまたはそれを上回るカーボン接点、および1つまたはそれを上回るブラシから成る群から選択される、請求項30に記載の電気切断システム。
【請求項34】
前記内側電極の近位端部分は、1つまたはそれを上回る溝を画定するように成形され、
前記1つまたはそれを上回る接触要素は、前記1つまたはそれを上回る溝に機械的かつ電気的に接触するように構成される、
請求項33に記載の電気切断システム。
【請求項35】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記内側電極の近位端部分と点状接触、平面接触、または非平面接触するように構成される、請求項30に記載の電気切断システム。
【請求項36】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記外側電極から外に近位に突出する前記内側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項30に記載の電気切断システム。
【請求項37】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記外側電極の近位端と同一平面である前記内側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項30に記載の電気切断システム。
【請求項38】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記外側電極の内側に位置する前記内側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項30に記載の電気切断システム。
【請求項39】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記回転切断器具の外側電極とのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、請求項38に記載の電気切断システム。
【請求項40】
前記電気接続システムの内側電極電気コネクタを受容するように構成される前記外側電極は、前記電気接続システムの内側電極電気接点とのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、請求項38に記載の電気切断システム。
【請求項41】
前記キャップは、それを通して孔を画定するように成形され、前記内側電極電気接点は、前記回転切断器具の内側電極と電気接触して結合されるように構成され、前記内側電極は、前記孔を介して前記キャップから外に突出する、請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項42】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記内側電極電気接点が、前記ハンドピース内に配置されるように構成される、
請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項43】
前記電気接続システムの内側電極電気コネクタは、プッシャを備え、前記プッシャは、前記キャップの内側に位置し、前記内側電極電気接点を画定するように成形され、前記内側電極と電気接触するように前記内側電極電気接点を押動するように構成される、請求項42に記載の電気切断システム。
【請求項44】
前記プッシャは、前記内側電極電気接点と前記内側電極との間の連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される、請求項43に記載の電気切断システム。
【請求項45】
前記内側電極電気コネクタはさらに、前記プッシャを押動するように構成されるばねを備える、請求項43に記載の電気切断システム。
【請求項46】
前記内側電極は、前記外側電極から外に近位に突出する、請求項43に記載の電気切断システム。
【請求項47】
前記内側電極は、前記導電性外側電極の近位端と同一平面である、請求項43に記載の電気切断システム。
【請求項48】
前記内側電極は、前記導電性外側電極の近位端よりも遠位に配置される、請求項43に記載の電気切断システム。
【請求項49】
前記プッシャは、前記回転切断器具の外側電極とのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、請求項48に記載の電気切断システム。
【請求項50】
前記外側電極は、前記プッシャを受容するように構成され、前記プッシャとのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、請求項48に記載の電気切断システム。
【請求項51】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記キャップの内側に位置する少なくとも1つのブレードを備える、請求項42に記載の電気切断システム。
【請求項52】
前記ブレードは、前記内側電極との連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される、請求項51に記載の電気切断システム。
【請求項53】
前記内側電極は、前記外側電極から外に近位に突出する、請求項51に記載の電気切断システム。
【請求項54】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記外側電極電気接点が、前記ハンドピース内に配置され、前記外側電極電気コネクタの一部が、前記キャップの近位端部分によって画定される孔を通して通過するように構成される、
請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項55】
前記外側電極は、前記キャップの近位端部分から遠位に位置する、請求項54に記載の電気切断システム。
【請求項56】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記電気接続システムの外側電極電気接点が、前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成されるように構成され、前記外側電極は、前記キャップから外に突出する、
請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項57】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記外側電極電気接点が、前記ハンドピース内に配置されるように構成される、
請求項22に記載の電気切断システム。
【請求項58】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、前記回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、請求項57に記載の電気切断システム。
【請求項59】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、1つまたはそれを上回る接触要素を備え、前記1つまたはそれを上回る接触要素は、1つまたはそれを上回るワイヤ、1つまたはそれを上回るブレード、1つまたはそれを上回るカーボン接点、および1つまたはそれを上回るブラシから成る群から選択される、請求項58に記載の電気切断システム。
【請求項60】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、コーティングされる、請求項58に記載の電気切断システム。
【請求項61】
前記回転切断器具の外側電極は、少なくとも1つの溝を画定するように成形される、請求項58に記載の電気切断システム。
【請求項62】
前記回転切断器具の外側電極は、導電性コーティングでコーティングされる、請求項58に記載の電気切断システム。
【請求項63】
前記電気接続システムは、前記外側電極電気接点と前記回転切断器具の外側電極との間に制御された荷重を印加するように構成されるばねを備える、請求項58に記載の電気切断システム。
【請求項64】
前記電気接続システムの外側電極電気コネクタは、前記キャップと電気接触する、請求項57に記載の電気切断システム。
【請求項65】
前記キャップは、前記外側電極電気接点としての役割を果たし、前記回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、請求項64に記載の電気切断システム。
【請求項66】
前記電気接続システムの外側電極電気コネクタは、プッシャを備え、前記プッシャは、前記キャップの内側に位置し、前記外側電極電気コネクタを画定するように成形され、前記外側電極と電気接触するように前記外側電極電気接点を押動するように構成される、請求項57に記載の電気切断システム。
【請求項67】
前記プッシャは、前記外側電極電気接点と前記外側電極との間の連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される、請求項66に記載の電気切断システム。
【請求項68】
前記外側電極電気接点はさらに、前記プッシャを押動するように構成されるばねを備える、請求項66に記載の電気切断システム。
【請求項69】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、伝導性軸受を備え、前記伝導性軸受を介して前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項57に記載の電気切断システム。
【請求項70】
前記ハンドピースはさらに、前記トルク伝達装置を直接または間接的に駆動するように構成される動力伝達機構を備え、前記電気接続システムの外側電極電気コネクタは、前記動力伝達機構を介して前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項57に記載の電気切断システム。
【請求項71】
前記電気接続システムの外側電極電気コネクタは、前記トルク伝達装置を介して前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項57に記載の電気切断システム。
【請求項72】
前記ハンドピースはさらに、前記トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される軸受を備え、
前記外側電極電気コネクタは、前記トルク伝達装置および前記軸受を介して前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、
請求項71に記載の電気切断システム。
【請求項73】
前記トルク伝達装置は、前記回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、請求項71に記載の電気切断システム。
【請求項74】
前記トルク伝達装置は、1つまたはそれを上回る接触要素を備え、前記1つまたはそれを上回る接触要素を介して前記回転切断器具の外側電極と間接的に電気接触して結合されるように構成され、前記1つまたはそれを上回る接触要素は、1つまたはそれを上回るブレード、1つまたはそれを上回るワイヤ、1つまたはそれを上回るカーボン接点、および1つまたはそれを上回るブラシから成る群から選択される、請求項71に記載の電気切断システム。
【請求項75】
前記トルク伝達装置は、ピンおよびばねシステムを備え、前記ピンおよびばねシステムを介して前記回転切断器具の外側電極と間接的に電気接触して結合されるように構成される、請求項71に記載の電気切断システム。
【請求項76】
前記電気接続システムの外側電極電気コネクタは、前記外部ケーシングを介して前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項57に記載の電気切断システム。
【請求項77】
請求項22-76のいずれか1項に記載の電気切断システムを使用する方法であって、前記方法は、
前記近位導電性シャンクを前記ハンドピースのトルク伝達装置に結合することと、
前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を前記中央ユニットと電気連通するように結合することと、
前記回転切断器具をアクティブ化し、前記導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させることと、
前記中央ユニットを使用して、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を介して感知された前記組織の電気特性を測定することと
を含む、方法。
【請求項78】
回転切断器具であって、
(a)導電性外側電極であって、前記導電性外側電極は、
(i)回転されるときに組織を貫通するように成形される導電性遠位端部分と、
(ii)トルクを受け取るように構成される導電性近位部分と
を備える、導電性外側電極と、
(b)導電性内側電極と、
(c)前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を相互から電気的に分離するような、前記導電性外側電極と前記導電性内側電極との間にある電気分離層と
を備える、回転切断器具。
【請求項79】
前記回転切断器具は、ドリルビットを備える、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項80】
前記ドリルビットは、ミリングドリルビットを備える、請求項79に記載の回転切断器具。
【請求項81】
前記回転切断器具は、バールを備える、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項82】
前記回転切断器具の外面は、電気絶縁コーティングでコーティングされない、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項83】
前記内側電極の近位端部分は、導電性コーティングでコーティングされる、請求項78に記載の電気切断システム。
【請求項84】
前記回転切断器具は、厳密に1つの導電性外側電極と、厳密に1つの導電性内側電極とを備え、前記電気分離層は、前記厳密に1つの導電性外側電極と前記厳密に1つの導電性内側電極との間に半径方向にある、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項85】
前記導電性外側電極の導電性近位部分は、前記トルクを受け取るように構成される少なくとも1つの側方平面表面を除いて、円形断面を画定するように成形される、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項86】
前記導電性外側電極の導電性近位部分は、前記トルクを受け取るように構成される非多角形断面を有するように成形される、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項87】
前記回転切断器具は、
複数の導電性内側電極と、
前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を相互から電気的に分離するような、前記導電性外側電極と前記複数の導電性内側電極との間の複数の電気分離層と
を備える、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項88】
前記回転切断器具は、
複数の導電性外側電極と、
複数の電気分離層であって、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、前記複数の電気分離層のうちの第1のものは、前記導電性外側電極のうちの第1のものと前記導電性内側電極との間にあり、前記複数の電気分離層のうちの第2のものは、前記導電性外側電極のうちの第1のものと前記導電性外側電極のうちの第2のものとの間にある、複数の電気分離層と
を備える、請求項78に記載の回転切断器具。
【請求項89】
シャンクをさらに備える、請求項78-87のいずれか1項に記載の回転切断器具。
【請求項90】
前記シャンクの近位部分は、前記トルクを受け取るように構成される少なくとも1つの側方平面表面を画定するように成形される、請求項89に記載の回転切断器具。
【請求項91】
前記シャンクは、導電性であり、前記導電性内側電極に電気的に接続され、前記外側電極から電気的に絶縁され、前記外側電極の近位に位置する、請求項89に記載の回転切断器具。
【請求項92】
前記近位導電性シャンクは、前記導電性内側電極と一体的である、請求項91に記載の回転切断器具。
【請求項93】
前記近位導電性シャンクおよび前記導電性内側電極は、相互に直接機械的かつ電気的に結合される別個の部品を備える、請求項91に記載の回転切断器具。
【請求項94】
前記シャンクは、導電性ではない、請求項89に記載の回転切断器具。
【請求項95】
請求項78-94のいずれか1項に記載の回転切断器具を使用する方法であって、前記方法は、
前記導電性近位部分をハンドピースのトルク伝達装置に結合することと、
前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を中央ユニットと電気連通するように結合することと、
前記回転切断器具をアクティブ化し、前記導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させることと、
前記中央ユニットを使用して、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を介して感知された前記組織の電気特性を測定することと
を含む、方法。
【請求項96】
外科用モータおよび前記外科用モータのための制御ユニットとの併用のための電気切断システムであって、前記電気切断システムは、請求項78-94のいずれか1項に記載の回転切断器具を備え、さらに、
(a)ハンドピースであって、
(i)外部ケーシングと、
(ii)トルク伝達装置であって、前記トルク伝達装置は、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記外科用モータによって発生されたトルクを前記導電性外側電極に伝達するように構成される、トルク伝達装置と、
(iii)前記外部ケーシングに結合されるキャップと
を備える、ハンドピースと、
(b)中央ユニットであって、前記中央ユニットは、前記回転切断器具に信号を放出し、それから信号を収集し、情報を前記電気切断システムのユーザに提供するように構成される、中央ユニットと、
(c)電気接続システムであって、前記電気接続システムは、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を前記中央ユニットに電気的に接続するように構成され、前記電気接続システムは、
(i)外側電極電気コネクタであって、前記外側電極電気コネクタは、外側電極電気接点と、前記外側電極電気接点および前記中央ユニットに電気的に結合される絶縁電気ワイヤとを備える、外側電極電気コネクタと、
(ii)内側電極電気コネクタであって、前記内側電極電気コネクタは、内側電極電気接点と、前記内側電極電気接点および前記中央ユニットに電気的に結合される絶縁電気ワイヤとを備える、内側電極電気コネクタと
を備え、
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記外側電極電気接点が、前記導電性外側電極と電気接触し、前記内側電極電気接点が、前記導電性内側電極と電気接触するように構成される、電気接続システムと
を備える、電気切断システム。
【請求項97】
前記ハンドピースはさらに、前記トルク伝達装置を直接または間接的に駆動するように構成される動力伝達機構を備える、請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項98】
前記ハンドピースはさらに、前記トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される軸受を備える、請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項99】
前記ハンドピースはさらに、前記外科用モータに機械的に結合されるように構成される機械的接続機構を備える、請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項100】
前記電気切断システムは、前記導電性内側電極を接地に電気的に接続するように構成される、請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項101】
前記電気切断システムは、前記導電性外側電極を接地に電気的に接続するように構成される、請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項102】
前記内側電極電気接点は、前記導電性内側電極に直接電気的に接続されるように構成される、請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項103】
前記電気接続システムの内側電極接点は、導電性コーティングでコーティングされる、請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項104】
前記回転切断器具はさらに、前記導電性内側電極に電気的に接続され、前記外側電極から電気的に絶縁される導電性シャンクを備え、
前記内側電極電気接点は、前記内側電極電気接点が、前記シャンクを介して前記導電性内側電極と間接的に電気接続するように、前記シャンクに電気的に接続されるように構成される、
請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項105】
前記シャンクは、導電性コーティングでコーティングされる、請求項104に記載の電気切断システム。
【請求項106】
前記シャンクは、少なくとも1つの溝を画定するように成形される、請求項104に記載の電気切断システム。
【請求項107】
前記内側電極電気接点は、ブレード、ワイヤ、カーボン接点、およびブラシから成る群から選択される1つまたはそれを上回る接触要素を備える、請求項104に記載の電気切断システム。
【請求項108】
前記内側電極電気接点は、前記シャンク上に制御された荷重を印加するように構成されるばねを備える、請求項104に記載の電気切断システム。
【請求項109】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記内側電極電気接点が、前記ハンドピース内に配置され、前記内側電極電気コネクタの一部が、前記キャップの近位端部分によって画定される孔を通して通過するように構成される、
請求項104に記載の電気切断システム。
【請求項110】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記シャンクに電気的に結合されるように構成され、前記キャップは、それを通して孔を画定するように成形され、前記シャンクは、前記孔を介して、前記キャップの近位端部分から遠位に位置する、請求項104に記載の電気切断システム。
【請求項111】
前記キャップは、それを通して孔を画定するように成形され、前記内側電極電気接点は、前記キャップから外に突出する前記シャンクの一部を介して、前記シャンクに電気的に結合されるように構成される、請求項104に記載の電気切断システム。
【請求項112】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記内側電極電気コネクタが、前記ハンドピース内に配置されるように構成される、
請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項113】
前記回転切断器具はさらに、前記導電性内側電極に電気的に接続され、前記外側電極から電気的に絶縁される導電性シャンクを備え、
前記電気接続システムの内側電極電気コネクタは、軸方向に配向されるプッシャであって、前記キャップの内側に位置し、前記内側電極電気接点を画定するように成形され、前記内側電極電気接点が、前記シャンクを介して前記導電性内側電極と間接的に電気接続するように、前記シャンクと電気接触するように前記内側電極電気接点を押動するように構成される軸方向に配向されるプッシャを備える、
請求項112に記載の電気切断システム。
【請求項114】
前記電気接続システムの内側電極電気コネクタは、軸方向に配向されるプッシャであって、前記キャップの内側に位置し、前記内側電極電気接点を画定するように成形され、前記導電性内側電極と直接電気接触するように前記内側電極電気接点を押動するように構成される軸方向に配向されるプッシャを備える、請求項112に記載の電気切断システム。
【請求項115】
前記電気接続システムは、側方に配向されるプッシャ、ブラシ、ワイヤ、およびカーボン接点から成る群から選択される1つまたはそれを上回る接触要素を備え、
前記1つまたはそれを上回る接触要素は、前記ハンドピースの内側に位置し、
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記1つまたはそれを上回る接触要素を介して前記導電性内側電極に電気的に接続されるように構成される、
請求項112に記載の電気切断システム。
【請求項116】
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、直接接触を介して、前記1つまたはそれを上回る接触要素を介して前記導電性内側電極に電気的に接続されるように構成される、請求項115に記載の電気切断システム。
【請求項117】
前記回転切断器具はさらに、前記導電性内側電極に電気的に接続され、前記外側電極から電気的に絶縁される、導電性シャンクを備え、
前記電気接続システムの内側電極電気接点は、前記シャンクに電気的に接続され、前記外側電極に絶縁される、前記トルク伝達装置を介して、前記1つまたはそれを上回る接触要素を介して前記導電性内側電極に電気的に接続されるように構成される、
請求項115に記載の電気切断システム。
【請求項118】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムの外側電極電気コネクタは、前記ハンドピース内に配置される、
請求項96に記載の電気切断システム。
【請求項119】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、前記回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、請求項118に記載の電気切断システム。
【請求項120】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、前記トルク伝達装置を介して前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、請求項118に記載の電気切断システム。
【請求項121】
前記ハンドピースはさらに、前記トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される軸受を備え、
前記外側電極電気接点は、前記トルク伝達装置および前記軸受を介して前記回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、
請求項120に記載の電気切断システム。
【請求項122】
前記回転切断器具の外側電極は、前記トルク伝達装置と直接電気接触して結合されるように構成される、請求項120に記載の電気切断システム。
【請求項123】
前記回転切断器具の外側電極は、ブレード、ブラシ、またはピンおよびばねシステムを介して前記トルク伝達装置と間接的に電気接触して結合されるように構成される、請求項120に記載の電気切断システム。
【請求項124】
前記電気接続システムのワイヤは、前記ハンドピース上に誘導され、前記回転切断器具から前記中央ユニットに前記電気信号を伝達するように構成される、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項125】
前記電気接続システムは、単一の部品を備えるワイヤを備える、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項126】
前記電気接続システムは、1つまたはそれを上回る電気コネクタを介して相互に電気的に接続される複数の部品を備えるワイヤを備える、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項127】
前記中央ユニットは、前記外科用モータのための前記制御ユニットの外部にある、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項128】
前記電気接続システムは、前記ハンドピースの外部にあるワイヤを備える、請求項127に記載の電気切断システム。
【請求項129】
前記電気接続システムは、前記内側電極ワイヤの少なくとも一部が、前記ハンドピースの外部に配置されるように構成される、請求項127に記載の電気切断システム。
【請求項130】
前記電気接続システムは、前記外側電極ワイヤの少なくとも一部が、前記ハンドピースの外部に配置されるように構成される、請求項127に記載の電気切断システム。
【請求項131】
前記電気接続システムは、前記内側電極ワイヤの少なくとも一部が、前記ハンドピースの少なくとも一部を通して通過するように構成される、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項132】
前記電気接続システムは、前記外側電極ワイヤの少なくとも一部が、前記ハンドピースの少なくとも一部を通して通過するように構成される、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項133】
前記中央ユニットは、前記外科用モータのための前記制御ユニットの中に埋設される、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項134】
前記電気接続システムは、前記内側電極ワイヤの少なくとも一部が、前記ハンドピースの外部に配置されるように構成される、請求項133に記載の電気切断システム。
【請求項135】
前記電気接続システムは、前記外側電極ワイヤの少なくとも一部が、前記ハンドピースの外部に配置されるように構成される、請求項133に記載の電気切断システム。
【請求項136】
前記電気接続システムは、前記ハンドピースの内部にある、ワイヤを備える、請求項133に記載の電気切断システム。
【請求項137】
前記電気接続システムは、前記外科用モータのワイヤの外部にある、ワイヤを備える、請求項133に記載の電気切断システム。
【請求項138】
前記電気接続システムは、前記外科用モータのワイヤの内部にある、ワイヤを備える、請求項133に記載の電気切断システム。
【請求項139】
前記回転切断器具からの前記電気信号は、無線接続を介して前記中央ユニットに転送される、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項140】
前記ハンドピースは、前記回転切断器具が前記ハンドピースに結合されるとき、前記回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、前記ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
前記電気接続システムは、前記電気接続システムの外側電極電気接点が、前記導電性外側電極と直接接触するように構成される、
請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項141】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、少なくとも1つのカーボンブラシを備える、請求項140に記載の電気切断システム。
【請求項142】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、少なくとも1つのブレードを備える、請求項140に記載の電気切断システム。
【請求項143】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、少なくとも1つのワイヤを備える、請求項140に記載の電気切断システム。
【請求項144】
前記電気接続システムの外側電極電気接点は、導電性コーティングでコーティングされる、請求項140に記載の電気切断システム。
【請求項145】
前記回転切断器具の外側電極は、少なくとも1つの溝を画定するように成形される、請求項140に記載の電気切断システム。
【請求項146】
前記回転切断器具の外側電極は、導電性コーティングでコーティングされる、請求項140に記載の電気切断システム。
【請求項147】
前記電気接続システムは、前記外側電極電気接点と前記回転切断器具の外側電極との間に制御された荷重を印加するように構成されるばねを備える、請求項140に記載の電気切断システム。
【請求項148】
前記電気切断システムは、前記回転切断器具とは機械的に別個であるいかなる外部電極も備えていない、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項149】
前記ハンドピースの外部ケーシングは、電気絶縁を備えていない、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項150】
前記電気接続システムは、複数の外側電極コネクタを備える、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項151】
前記外側電極電気コネクタは、複数の外側電極電気接点を備える、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項152】
前記電気接続システムは、複数の内側電極コネクタを備える、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項153】
前記内側電極電気コネクタは、複数の内側電極電気接点を備える、請求項22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項154】
前記電気接続システムは、前記ハンドピースにクリップ留めされるように構成される、請求項22、29、54、96、109、110、および111のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【請求項155】
請求項96-123のいずれか1項に記載の電気切断システムを使用する方法であって、
前記導電性近位部分を前記ハンドピースのトルク伝達装置に結合することと、
前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を前記中央ユニットと電気連通するように結合することと、
前記回転切断器具をアクティブ化し、前記導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させることと、
前記中央ユニットを使用して、前記導電性外側電極および前記導電性内側電極を介して感知された前記組織の電気特性を測定することと、
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年6月2日に出願された米国仮出願第63/196,049号および2021年6月9日に出願された米国仮出願第63/208,619号からの優先権を主張する。上記の出願は全て、本願の譲受人に譲渡され、参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、概して、回転切断器具に関し、具体的には、電気回転切断器具に関する。
【背景技術】
【0003】
歯科および整形外科手技を含む、いくつかの外科手術手技は、骨および軟質組織の両方を含む組織を通して穿設することを含む。外科医が、回転切断器具の先端が骨内に留まっている、または骨から外に出て、軟質組織を貫通しているかどうかを常に把握することが重要である。
【0004】
Bourlion et al.の米国特許第7,580,743号(特許文献1)は、解剖学的構造、特に、生体の骨構造であって、少なくとも2つの異なる電気インピーダンス面積を有する、構造の中への貫通部材の貫通を監視するために使用され得るデバイスを説明している。デバイスは、これが、少なくとも2つの電極に接続され得る、少なくとも1つのインピーダンスメータであって、電極のうちの少なくとも1つは、貫通部材の遠位端に位置する、少なくとも1つのインピーダンスメータと、インピーダンスメータがインピーダンス変動を検出する場合、アラート信号を生産し得る、少なくとも1つのアラートデバイスとを備えることを特徴とする。第’743号特許はまた、デバイスのための貫通部材およびデバイスのための電子基盤を説明している。
【0005】
Forman et al.の米国特許第10,064,630号(特許文献2)は、医療手技の間に生物学的物質についての情報(インピーダンス、電圧、電圧差、およびそのような情報の変化等)を判定するためのドライバアセンブリ、ドライバ、回転切断器具、および方法を説明している。
【0006】
Lorian et al.のPCT公開第WO 2021/111439号(特許文献3)(参照することによって本明細書に組み込まれる)は、トルクを受け取るように構成される、シャンクを含む、コネクタと、シャンクの遠位端に配置され、シャンクに対して回転して固定される、近位導電性結合器と、遠位導電性結合器とを含む、ドリルビットを説明している。遠位導電性結合器は、近位導電性結合器に対して回転して固定され、近位導電性結合器から電気的に分離され、遠位導電性外部接触面を画定するように成形される。ドリルビットはさらに、導電性外側電極と、導電性内側電極とを含む、ドリルシャフトを含む。他の実施形態もまた、説明される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第7,580,743号明細書
【特許文献2】米国特許第10,064,630号明細書
【特許文献3】国際公開第2021/111439号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のいくつかの用途は、それぞれ極性を有する、単一の回転切断器具内に埋設される少なくとも2つの電極を接続するための技法を提供する。例えば、回転切断器具は、歯科用ドリルビット等のドリルビットまたは歯科用バール等のバールを備えてもよい。
【0009】
従来の歯科用ドリルシステムは、根管長測定システムまたはインピーダンス測定システムにおいて電圧または電流測定を行うために、接地されたプレート等の外部電極を使用する。本発明のいくつかの用途では、ハンドピースを介して回転して駆動される回転切断器具の内側に接地電極等の電極を埋設することによって、接地電極等の外部電極の使用を回避する、電気切断システムが、提供される。これは、ドリルの切断面を電気絶縁コーティングでコーティングすること、および/またはハンドピースの外部ケーシング上に電気絶縁を提供することの必要性を回避し得る。
【0010】
いくつかの用途では、電気切断システムはさらに、回転切断器具に信号を放出し、それから信号を収集し、情報を電気切断システムのユーザに提供するように構成される、中央ユニットを備える。これらの用途のうちのいくつかでは、電気切断システムは、内側および外側電極と中央ユニットとの間の接続が、キャップを通した開口部を介して、ハンドピースのキャップを介して、ハンドピースの外部にある接続システムを介して行われるように構成される。
【0011】
いくつかの用途では、電気切断システムは、回転切断器具の少なくとも1つの電極が、ハンドピースのキャップから外に突出し、接続が、ハンドピースの外部、すなわち、ハンドピースの外側、典型的には、ハンドピースの上、すなわち、ハンドピースの近位側上にある、接続システムを介して行われるように構成される。
【0012】
いくつかの用途では、電気切断システムは、接続が、電極のうちの少なくとも1つと接触するように構成される、1つまたはそれを上回るプッシャを備える、キャップを介して行われるように構成される。
【0013】
いくつかの用途では、電気切断システムは、内側および外側電極とドリルシステムの中央ユニットとの間の接続が、内側電極ワイヤおよび外側電極ワイヤのうちの一方または両方の少なくとも一部がハンドピースの少なくとも一部を通して通過する、接続システムを介して電気的に行われるように構成される。
【0014】
一般に、本明細書に説明される電気切断システムは、設計の嵩高性を限定し、双極性ドリルビットを用いた良好な口腔アクセスを提供する、低プロファイルを有する。本低プロファイルは、上記に説明されるようなハンドピース内への1つまたはそれを上回る電気接点の埋設によって、および/またはハンドピースの外部ケーシングに近接して並んだキャップを通した電気接続の配列によって提供される。
【0015】
いくつかの用途では、単一の回転切断器具は、電気絶縁によって回転切断器具内で相互から電気的に分離される、少なくとも3つの電極(例えば、少なくとも2つの内側電極および1つの外側電極)を備える。
【0016】
したがって、本発明の本発明の概念1による、回転切断器具であって、
(a)トルクを受け取るように構成される、近位導電性シャンクと、
(b)回転されるときに組織を貫通するように成形される導電性遠位端部分を含み、近位導電性シャンクと電気接触する、導電性外側電極と、
(c)近位端部分を有する、導電性内側電極と、
(d)導電性外側電極および導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極と導電性内側電極との間の電気分離層と、
を含む、回転切断器具が、提供される。
【0017】
本発明の概念2.回転切断器具は、ドリルビットを含む、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0018】
本発明の概念3.ドリルビットは、ミリングドリルビットを含む、本発明の概念2に記載の回転切断器具。
【0019】
本発明の概念4.回転切断器具は、バールを含む、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0020】
本発明の概念5.回転切断器具の外面は、電気絶縁コーティングでコーティングされない、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0021】
本発明の概念6.回転切断器具は、厳密に1つの導電性外側電極と、厳密に1つの導電性内側電極とを含み、電気分離層は、厳密に1つの導電性外側電極と厳密に1つの導電性内側電極との間に半径方向にある、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0022】
本発明の概念7.回転切断器具は、
個別の近位端部分を有する、複数の導電性内側電極と、
導電性外側電極および導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極と複数の導電性内側電極との間の複数の電気分離層と、
を含む、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0023】
本発明の概念8.回転切断器具は、
複数の導電性外側電極と、
複数の電気分離層であって、導電性外側電極および導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、そのうちの第1のものは、導電性外側電極のうちの第1のものと導電性内側電極との間にあり、そのうちの第2のものは、複数の導電性外側電極のうちの第1のものとそのうちの第2のものとの間にある、複数の電気分離層と、
を含む、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0024】
本発明の概念9.近位導電性シャンクは、導電性遠位端部分と一体的である、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0025】
本発明の概念10.近位導電性シャンクおよび導電性遠位端部分は、相互に直接機械的かつ電気的に結合される、別個の部品を含む、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0026】
本発明の概念11.近位導電性シャンクおよび導電性遠位端部分は、相互に間接的に機械的かつ電気的に結合される、別個の部品を含む、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0027】
本発明の概念12.近位導電性シャンクの近位部分は、トルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面を画定するように成形される、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0028】
本発明の概念13.近位導電性シャンクの遠位部分は、トルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面を除いて、円形断面を画定するように成形される、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0029】
本発明の概念14.近位導電性シャンクの遠位部分は、トルクを受け取るように構成される、非多角形断面を有するように成形される、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0030】
本発明の概念15.導電性内側電極は、導電性外側電極の近位端から近位に突出する、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0031】
本発明の概念16.導電性内側電極の近位端部分は、導電性外側電極の近位端と同一平面である、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0032】
本発明の概念17.導電性内側電極の近位端部分は、導電性外側電極の近位端よりも遠位に配置される、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0033】
本発明の概念18.電気分離層は、導電性外側電極の近位端から近位に突出する、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0034】
本発明の概念19.電気分離層は、導電性外側電極の近位端と同一平面である、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0035】
本発明の概念20.電気分離層は、導電性外側電極の近位端よりも遠位に配置される、本発明の概念1に記載の回転切断器具。
【0036】
本発明の本発明の概念21による、本発明の概念1-20のいずれか1項に記載の回転切断器具を使用する方法であって、
近位導電性シャンクをハンドピースのトルク伝達装置に結合するステップと、
導電性外側電極および導電性内側電極を中央ユニットと電気連通するように結合するステップと、
回転切断器具をアクティブ化し、導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させるステップと、
中央ユニットを使用して、導電性外側電極および導電性内側電極を介して感知された組織の電気特性を測定するステップと、
を含む、方法が、さらに提供される。
【0037】
本発明の本発明の概念22による、外科用モータおよび外科用モータのための制御ユニットとの併用のための電気切断システムであって、本発明の概念1-20のいずれか1項に記載の回転切断器具を含み、さらに、
(a)ハンドピースであって、
(i)外部ケーシングと、
(ii)回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、外科用モータによって発生されたトルクを近位導電性シャンクに伝達するように構成される、トルク伝達装置と、
(iii)外部ケーシングに結合される、キャップと、
を含む、ハンドピースと、
(b)回転切断器具に信号を放出し、それから信号を収集し、情報を電気切断システムのユーザに提供するように構成される、中央ユニットと、
(c)導電性外側電極および導電性内側電極を中央ユニットに電気的に接続するように構成される、電気接続システムであって、電気接続システムは、
(i)外側電極電気接点と、外側電極電気接点および中央ユニットに電気的に結合される、絶縁電気ワイヤとを含む、外側電極電気コネクタと、
(ii)内側電極電気接点と、内側電極電気接点および中央ユニットに電気的に結合される、絶縁電気ワイヤとを含む、内側電極電気コネクタと、
を含み、
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、外側電極電気接点が、導電性外側電極と電気接触し、内側電極電気接点が、導電性内側電極と電気接触するように構成される、
電気接続システムと、
を含む、電気切断システムが、なおもさらに提供される。
【0038】
本発明の概念23.ハンドピースはさらに、トルク伝達装置を直接または間接的に駆動するように構成される、動力伝達機構を含む、本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0039】
本発明の概念24.ハンドピースはさらに、トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される、軸受を含む、本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0040】
本発明の概念25.ハンドピースはさらに、外科用モータに機械的に結合されるように構成される、機械的接続機構を含む、本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0041】
本発明の概念26.電気切断システムは、導電性内側電極を接地に電気的に接続するように構成される、本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0042】
本発明の概念27.電気切断システムは、導電性外側電極を接地に電気的に接続するように構成される、本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0043】
本発明の概念28.ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、外側電極電気接点が、近位導電性シャンクを介して導電性外側電極と電気接触するように構成される、本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0044】
本発明の概念29.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、内側電極電気接点が、ハンドピース内に配置され、内側電極電気コネクタの一部が、キャップの近位端部分によって画定される孔を通して通過するように構成される、
本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0045】
本発明の概念30.電気接続システムの内側電極電気接点は、内側電極の近位端部分に電気的に結合されるように構成される、本発明の概念29に記載の電気切断システム。
【0046】
本発明の概念31.電気接続システムの内側電極電気接点は、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念30に記載の電気切断システム。
【0047】
本発明の概念32.内側電極の近位端部分は、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念30に記載の電気切断システム。
【0048】
本発明の概念33.電気接続システムの内側電極電気接点は、1つまたはそれを上回るワイヤ、1つまたはそれを上回るブレード、1つまたはそれを上回るカーボン接点、および1つまたはそれを上回るブラシから成る群から選択される、1つまたはそれを上回る接触要素を含む、本発明の概念30に記載の電気切断システム。
【0049】
本発明の概念34.
内側電極の近位端部分は、1つまたはそれを上回る溝を画定するように成形され、
1つまたはそれを上回る接触要素は、1つまたはそれを上回る溝に機械的かつ電気的に接触するように構成される、
本発明の概念33に記載の電気切断システム。
【0050】
本発明の概念35.電気接続システムの内側電極電気接点は、内側電極の近位端部分と点状接触、平面接触、または非平面接触するように構成される、本発明の概念30に記載の電気切断システム。
【0051】
本発明の概念36.電気接続システムの内側電極電気接点は、外側電極から外に近位に突出する、内側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念30に記載の電気切断システム。
【0052】
本発明の概念37.電気接続システムの内側電極電気接点は、外側電極の近位端と同一平面である、内側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念30に記載の電気切断システム。
【0053】
本発明の概念38.電気接続システムの内側電極電気接点は、外側電極の内側に位置する、内側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念30に記載の電気切断システム。
【0054】
本発明の概念39.電気接続システムの内側電極電気接点は、回転切断器具の外側電極とのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、本発明の概念38に記載の電気切断システム。
【0055】
本発明の概念40.電気接続システムの内側電極電気コネクタを受容するように構成される、外側電極は、電気接続システムの内側電極電気接点とのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、本発明の概念38に記載の電気切断システム。
【0056】
本発明の概念41.キャップは、それを通して孔を画定するように成形され、内側電極電気接点は、回転切断器具の内側電極と電気接触して結合されるように構成され、内側電極は、孔を介してキャップから外に突出する、本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0057】
本発明の概念42.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、内側電極電気接点が、ハンドピース内に配置されるように構成される、
本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0058】
本発明の概念43.電気接続システムの内側電極電気コネクタは、キャップの内側に位置し、内側電極電気接点を画定するように成形され、内側電極と電気接触するように内側電極電気接点を押動するように構成される、プッシャを含む、本発明の概念42に記載の電気切断システム。
【0059】
本発明の概念44.プッシャは、内側電極電気接点と内側電極との間の連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される、本発明の概念43に記載の電気切断システム。
【0060】
本発明の概念45.内側電極電気コネクタはさらに、プッシャを押動するように構成される、ばねを含む、本発明の概念43に記載の電気切断システム。
【0061】
本発明の概念46.内側電極は、外側電極から外に近位に突出する、本発明の概念43に記載の電気切断システム。
【0062】
本発明の概念47.内側電極は、導電性外側電極の近位端と同一平面である、本発明の概念43に記載の電気切断システム。
【0063】
本発明の概念48.内側電極は、導電性外側電極の近位端よりも遠位に配置される、本発明の概念43に記載の電気切断システム。
【0064】
本発明の概念49.プッシャは、回転切断器具の外側電極とのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、本発明の概念48に記載の電気切断システム。
【0065】
本発明の概念50.外側電極は、プッシャを受容するように構成され、プッシャとのいかなる電気接触も回避するように絶縁される、本発明の概念48に記載の電気切断システム。
【0066】
本発明の概念51.電気接続システムの内側電極電気接点は、キャップの内側に位置する、少なくとも1つのブレードを含む、本発明の概念42に記載の電気切断システム。
【0067】
本発明の概念52.ブレードは、内側電極との連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される、本発明の概念51に記載の電気切断システム。
【0068】
本発明の概念53.内側電極は、外側電極から外に近位に突出する、本発明の概念51に記載の電気切断システム。
【0069】
本発明の概念54.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、外側電極電気接点が、ハンドピース内に配置され、外側電極電気コネクタの一部が、キャップの近位端部分によって画定される孔を通して通過するように構成される、
本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0070】
本発明の概念55.外側電極は、キャップの近位端部分から遠位に位置する、本発明の概念54に記載の電気切断システム。
【0071】
本発明の概念56.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、電気接続システムの外側電極電気接点が、回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成されるように構成され、外側電極は、キャップから外に突出する、
本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0072】
本発明の概念57.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、外側電極電気接点が、ハンドピース内に配置されるように構成される、
本発明の概念22に記載の電気切断システム。
【0073】
本発明の概念58.電気接続システムの外側電極電気接点は、回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念57に記載の電気切断システム。
【0074】
本発明の概念59.電気接続システムの外側電極電気接点は、1つまたはそれを上回るワイヤ、1つまたはそれを上回るブレード、1つまたはそれを上回るカーボン接点、および1つまたはそれを上回るブラシから成る群から選択される、1つまたはそれを上回る接触要素を含む、本発明の概念58に記載の電気切断システム。
【0075】
本発明の概念60.電気接続システムの外側電極電気接点は、コーティングされる、本発明の概念58に記載の電気切断システム。
【0076】
本発明の概念61.回転切断器具の外側電極は、少なくとも1つの溝を画定するように成形される、本発明の概念58に記載の電気切断システム。
【0077】
本発明の概念62.回転切断器具の外側電極は、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念58に記載の電気切断システム。
【0078】
本発明の概念63.電気接続システムは、外側電極電気接点と回転切断器具の外側電極との間に制御された荷重を印加するように構成される、ばねを含む、本発明の概念58に記載の電気切断システム。
【0079】
本発明の概念64.電気接続システムの外側電極電気コネクタは、キャップと電気接触する、本発明の概念57に記載の電気切断システム。
【0080】
本発明の概念65.キャップは、外側電極電気接点としての役割を果たし、回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念64に記載の電気切断システム。
【0081】
本発明の概念66.電気接続システムの外側電極電気コネクタは、キャップの内側に位置し、外側電極電気コネクタを画定するように成形され、外側電極と電気接触するように外側電極電気接点を押動するように構成される、プッシャを含む、本発明の概念57に記載の電気切断システム。
【0082】
本発明の概念67.プッシャは、外側電極電気接点と外側電極との間の連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される、本発明の概念66に記載の電気切断システム。
【0083】
本発明の概念68.外側電極電気接点はさらに、プッシャを押動するように構成される、ばねを含む、本発明の概念66に記載の電気切断システム。
【0084】
本発明の概念69.電気接続システムの外側電極電気接点は、伝導性軸受を含み、伝導性軸受を介して回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念57に記載の電気切断システム。
【0085】
本発明の概念70.ハンドピースはさらに、トルク伝達装置を直接または間接的に駆動するように構成される、動力伝達機構を含み、電気接続システムの外側電極電気コネクタは、動力伝達機構を介して回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念57に記載の電気切断システム。
【0086】
本発明の概念71.電気接続システムの外側電極電気コネクタは、トルク伝達装置を介して回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念57に記載の電気切断システム。
【0087】
本発明の概念72.
ハンドピースはさらに、トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される、軸受を含み、
外側電極電気コネクタは、トルク伝達装置および軸受を介して回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、
本発明の概念71に記載の電気切断システム。
【0088】
本発明の概念73.トルク伝達装置は、回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念71に記載の電気切断システム。
【0089】
本発明の概念74.トルク伝達装置は、1つまたはそれを上回る接触要素を含み、1つまたはそれを上回る接触要素を介して回転切断器具の外側電極と間接的に電気接触して結合されるように構成され、1つまたはそれを上回る接触要素は、1つまたはそれを上回るブレード、1つまたはそれを上回るワイヤ、1つまたはそれを上回るカーボン接点、および1つまたはそれを上回るブラシから成る群から選択される、本発明の概念71に記載の電気切断システム。
【0090】
本発明の概念75.トルク伝達装置は、ピンおよびばねシステムを含み、ピンおよびばねシステムを介して回転切断器具の外側電極と間接的に電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念71に記載の電気切断システム。
【0091】
本発明の概念76.電気接続システムの外側電極電気コネクタは、外部ケーシングを介して回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念57に記載の電気切断システム。
【0092】
本発明の本発明の概念77による、本発明の概念22-76のいずれか1項に記載の電気切断システムを使用する方法であって、
近位導電性シャンクをハンドピースのトルク伝達装置に結合するステップと、
導電性外側電極および導電性内側電極を中央ユニットと電気連通するように結合するステップと、
回転切断器具をアクティブ化し、導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させるステップと、
中央ユニットを使用して、導電性外側電極および導電性内側電極を介して感知された組織の電気特性を測定するステップと、
を含む、方法が、加えて提供される。
【0093】
本発明の本発明の概念78による、回転切断器具であって、
(a)導電性外側電極であって、
(i)回転されるときに組織を貫通するように成形される、導電性遠位端部分と、
(ii)トルクを受け取るように構成される、導電性近位部分と、
を含む、導電性外側電極と、
(b)導電性内側電極と、
(c)導電性外側電極および導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極と導電性内側電極との間の電気分離層と、
を含む、回転切断器具がまた、加えて提供される。
【0094】
本発明の概念79.回転切断器具は、ドリルビットを含む、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0095】
本発明の概念80.ドリルビットは、ミリングドリルビットを含む、本発明の概念79に記載の回転切断器具。
【0096】
本発明の概念81.回転切断器具は、バールを含む、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0097】
本発明の概念82.回転切断器具の外面は、電気絶縁コーティングでコーティングされない、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0098】
本発明の概念83.内側電極の近位端部分は、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念78に記載の電気切断システム。
【0099】
本発明の概念84.回転切断器具は、厳密に1つの導電性外側電極と、厳密に1つの導電性内側電極とを含み、電気分離層は、厳密に1つの導電性外側電極と厳密に1つの導電性内側電極との間に半径方向にある、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0100】
本発明の概念85.導電性外側電極の導電性近位部分は、トルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面を除いて、円形断面を画定するように成形される、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0101】
本発明の概念86.導電性外側電極の導電性近位部分は、トルクを受け取るように構成される、非多角形断面を有するように成形される、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0102】
本発明の概念87.回転切断器具は、
複数の導電性内側電極と、
導電性外側電極および導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極と複数の導電性内側電極との間の複数の電気分離層と、
を含む、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0103】
本発明の概念88.回転切断器具は、
複数の導電性外側電極と、
複数の電気分離層であって、導電性外側電極および導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、そのうちの第1のものは、導電性外側電極のうちの第1のものと導電性内側電極との間にあり、そのうちの第2のものは、導電性外側電極のうちの第1のものとそのうちの第2のものとの間にある、複数の電気分離層と、
を含む、本発明の概念78に記載の回転切断器具。
【0104】
本発明の概念89.シャンクをさらに含む、本発明の概念78-87のいずれか1項に記載の回転切断器具。
【0105】
本発明の概念90.シャンクの近位部分は、トルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面を画定するように成形される、本発明の概念89に記載の回転切断器具。
【0106】
本発明の概念91.シャンクは、導電性であり、導電性内側電極に電気的に接続され、外側電極から電気的に絶縁され、外側電極の近位に位置する、本発明の概念89に記載の回転切断器具。
【0107】
本発明の概念92.近位導電性シャンクは、導電性内側電極と一体的である、本発明の概念91に記載の回転切断器具。
【0108】
本発明の概念93.近位導電性シャンクおよび導電性内側電極は、相互に直接機械的かつ電気的に結合される、別個の部品を含む、本発明の概念91に記載の回転切断器具。
【0109】
本発明の概念94.シャンクは、導電性ではない、本発明の概念89に記載の回転切断器具。
【0110】
本発明の本発明の概念95による、本発明の概念78-94のいずれか1項に記載の回転切断器具を使用する方法であって、
導電性近位部分をハンドピースのトルク伝達装置に結合するステップと、
導電性外側電極および導電性内側電極を中央ユニットと電気連通するように結合するステップと、
回転切断器具をアクティブ化し、導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させるステップと、
中央ユニットを使用して、導電性外側電極および導電性内側電極を介して感知された組織の電気特性を測定するステップと、
を含む、方法もまた、提供される。
【0111】
本発明の本発明の概念96による、外科用モータおよび外科用モータのための制御ユニットとの併用のための電気切断システムであって、本発明の概念78-94のいずれか1項に記載の回転切断器具を含み、さらに、
(a)ハンドピースであって、
(i)外部ケーシングと、
(ii)回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、外科用モータによって発生されたトルクを導電性外側電極に伝達するように構成される、トルク伝達装置と、
(iii)外部ケーシングに結合される、キャップと、
を含む、ハンドピースと、
(b)回転切断器具に信号を放出し、それから信号を収集し、情報を電気切断システムのユーザに提供するように構成される、中央ユニットと、
(c)導電性外側電極および導電性内側電極を中央ユニットに電気的に接続するように構成される、電気接続システムであって、電気接続システムは、
(i)外側電極電気接点と、外側電極電気接点および中央ユニットに電気的に結合される、絶縁電気ワイヤとを含む、外側電極電気コネクタと、
(ii)内側電極電気接点と、内側電極電気接点および中央ユニットに電気的に結合される、絶縁電気ワイヤとを含む、内側電極電気コネクタと、
を含み、
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、外側電極電気接点が、導電性外側電極と電気接触し、内側電極電気接点が、導電性内側電極と電気接触するように構成される、
電気接続システムと、
を含む、電気切断システムが、さらに提供される。
【0112】
本発明の概念97.ハンドピースはさらに、トルク伝達装置を直接または間接的に駆動するように構成される、動力伝達機構を含む、本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0113】
本発明の概念98.ハンドピースはさらに、トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される、軸受を含む、本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0114】
本発明の概念99.ハンドピースはさらに、外科用モータに機械的に結合されるように構成される、機械的接続機構を含む、本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0115】
本発明の概念100.電気切断システムは、導電性内側電極を接地に電気的に接続するように構成される、本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0116】
本発明の概念101.電気切断システムは、導電性外側電極を接地に電気的に接続するように構成される、本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0117】
本発明の概念102.内側電極電気接点は、導電性内側電極に直接電気的に接続されるように構成される、本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0118】
本発明の概念103.電気接続システムの内側電極接点は、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0119】
本発明の概念104.
回転切断器具はさらに、導電性内側電極に電気的に接続され、外側電極から電気的に絶縁される、導電性シャンクを含み、
内側電極電気接点は、内側電極電気接点が、シャンクを介して導電性内側電極と間接的に電気接続するように、シャンクに電気的に接続されるように構成される、
本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0120】
本発明の概念105.シャンクは、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念104に記載の電気切断システム。
【0121】
本発明の概念106.シャンクは、少なくとも1つの溝を画定するように成形される、本発明の概念104に記載の電気切断システム。
【0122】
本発明の概念107.内側電極電気接点は、ブレード、ワイヤ、カーボン接点、およびブラシから成る群から選択される、1つまたはそれを上回る接触要素を含む、本発明の概念104に記載の電気切断システム。
【0123】
本発明の概念108.内側電極電気接点は、シャンク上に制御された荷重を印加するように構成される、ばねを含む、本発明の概念104に記載の電気切断システム。
【0124】
本発明の概念109.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、内側電極電気接点が、ハンドピース内に配置され、内側電極電気コネクタの一部が、キャップの近位端部分によって画定される孔を通して通過するように構成される、
本発明の概念104に記載の電気切断システム。
【0125】
本発明の概念110.電気接続システムの内側電極電気接点は、シャンクに電気的に結合されるように構成され、キャップは、それを通して孔を画定するように成形され、シャンクは、孔を介して、キャップの近位端部分から遠位に位置する、本発明の概念104に記載の電気切断システム。
【0126】
本発明の概念111.キャップは、それを通して孔を画定するように成形され、内側電極電気接点は、キャップから外に突出するシャンクの一部を介して、シャンクに電気的に結合されるように構成される、本発明の概念104に記載の電気切断システム。
【0127】
本発明の概念112.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、内側電極電気コネクタが、ハンドピース内に配置されるように構成される、
本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0128】
本発明の概念113.
回転切断器具はさらに、導電性内側電極に電気的に接続され、外側電極から電気的に絶縁される、導電性シャンクを含み、
電気接続システムの内側電極電気コネクタは、キャップの内側に位置し、内側電極電気接点を画定するように成形され、内側電極電気接点が、シャンクを介して導電性内側電極と間接的に電気接続するように、シャンクと電気接触するように内側電極電気接点を押動するように構成される、軸方向に配向されるプッシャを含む、
本発明の概念112に記載の電気切断システム。
【0129】
本発明の概念114.電気接続システムの内側電極電気コネクタは、キャップの内側に位置し、内側電極電気接点を画定するように成形され、導電性内側電極と直接電気接触するように内側電極電気接点を押動するように構成される、軸方向に配向されるプッシャを含む、本発明の概念112に記載の電気切断システム。
【0130】
本発明の概念115.
電気接続システムは、側方に配向されるプッシャ、ブラシ、ワイヤ、およびカーボン接点から成る群から選択される、1つまたはそれを上回る接触要素を含み、
1つまたはそれを上回る接触要素は、ハンドピースの内側に位置し、
電気接続システムの内側電極電気接点は、1つまたはそれを上回る接触要素を介して導電性内側電極に電気的に接続されるように構成される、
本発明の概念112に記載の電気切断システム。
【0131】
本発明の概念116.電気接続システムの内側電極電気接点は、直接接触を介して、1つまたはそれを上回る接触要素を介して導電性内側電極に電気的に接続されるように構成される、本発明の概念115に記載の電気切断システム。
【0132】
本発明の概念117.
回転切断器具はさらに、導電性内側電極に電気的に接続され、外側電極から電気的に絶縁される、導電性シャンクを含み、
電気接続システムの内側電極電気接点は、シャンクに電気的に接続され、外側電極に絶縁される、トルク伝達装置を介して、1つまたはそれを上回る接触要素を介して導電性内側電極に電気的に接続されるように構成される、
本発明の概念115に記載の電気切断システム。
【0133】
本発明の概念118.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムの外側電極電気コネクタは、ハンドピース内に配置される、
本発明の概念96に記載の電気切断システム。
【0134】
本発明の概念119.電気接続システムの外側電極電気接点は、回転切断器具の外側電極と直接電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念118に記載の電気切断システム。
【0135】
本発明の概念120.電気接続システムの外側電極電気接点は、トルク伝達装置を介して回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念118に記載の電気切断システム。
【0136】
本発明の概念121.
ハンドピースはさらに、トルク伝達装置の回転を誘導するように構成される、軸受を含み、
外側電極電気接点は、トルク伝達装置および軸受を介して回転切断器具の外側電極と電気接触して結合されるように構成される、
本発明の概念120に記載の電気切断システム。
【0137】
本発明の概念122.回転切断器具の外側電極は、トルク伝達装置と直接電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念120に記載の電気切断システム。
【0138】
本発明の概念123.回転切断器具の外側電極は、ブレード、ブラシ、またはピンおよびばねシステムを介してトルク伝達装置と間接的に電気接触して結合されるように構成される、本発明の概念120に記載の電気切断システム。
【0139】
本発明の概念124.電気接続システムのワイヤは、ハンドピース上に誘導され、回転切断器具から中央ユニットに電気信号を伝達するように構成される、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0140】
本発明の概念125.電気接続システムは、単一の部品を含む、ワイヤを含む、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0141】
本発明の概念126.電気接続システムは、1つまたはそれを上回る電気コネクタを介して相互に電気的に接続される、複数の部品を含む、ワイヤを含む、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0142】
本発明の概念127.中央ユニットは、外科用モータのための制御ユニットの外部にある、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0143】
本発明の概念128.電気接続システムは、ハンドピースの外部にある、ワイヤを含む、本発明の概念127に記載の電気切断システム。
【0144】
本発明の概念129.電気接続システムは、内側電極ワイヤの少なくとも一部が、ハンドピースの外部に配置されるように構成される、本発明の概念127に記載の電気切断システム。
【0145】
本発明の概念130.電気接続システムは、外側電極ワイヤの少なくとも一部が、ハンドピースの外部に配置されるように構成される、本発明の概念127に記載の電気切断システム。
【0146】
本発明の概念131.電気接続システムは、内側電極ワイヤの少なくとも一部が、ハンドピースの少なくとも一部を通して通過するように構成される、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0147】
本発明の概念132.電気接続システムは、外側電極ワイヤの少なくとも一部が、ハンドピースの少なくとも一部を通して通過するように構成される、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0148】
本発明の概念133.中央ユニットは、外科用モータのための制御ユニットの中に埋設される、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0149】
本発明の概念134.電気接続システムは、内側電極ワイヤの少なくとも一部が、ハンドピースの外部に配置されるように構成される、本発明の概念133に記載の電気切断システム。
【0150】
本発明の概念135.電気接続システムは、外側電極ワイヤの少なくとも一部が、ハンドピースの外部に配置されるように構成される、本発明の概念133に記載の電気切断システム。
【0151】
本発明の概念136.電気接続システムは、ハンドピースの内部にある、ワイヤを含む、本発明の概念133に記載の電気切断システム。
【0152】
本発明の概念137.電気接続システムは、外科用モータのワイヤの外部にある、ワイヤを含む、本発明の概念133に記載の電気切断システム。
【0153】
本発明の概念138.電気接続システムは、外科用モータのワイヤの内部にある、ワイヤを含む、本発明の概念133に記載の電気切断システム。
【0154】
本発明の概念139.回転切断器具からの電気信号は、無線接続を介して中央ユニットに転送される、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0155】
本発明の概念140.
ハンドピースは、回転切断器具がハンドピースに結合されるとき、回転切断器具の導電性外側電極の遠位端部分が、ハンドピースから外に遠位に延在するように構成され、
電気接続システムは、電気接続システムの外側電極電気接点が、導電性外側電極と直接接触するように構成される、
本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0156】
本発明の概念141.電気接続システムの外側電極電気接点は、少なくとも1つのカーボンブラシを含む、本発明の概念140に記載の電気切断システム。
【0157】
本発明の概念142.電気接続システムの外側電極電気接点は、少なくとも1つのブレードを含む、本発明の概念140に記載の電気切断システム。
【0158】
本発明の概念143.電気接続システムの外側電極電気接点は、少なくとも1つのワイヤを含む、本発明の概念140に記載の電気切断システム。
【0159】
本発明の概念144.電気接続システムの外側電極電気接点は、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念140に記載の電気切断システム。
【0160】
本発明の概念145.回転切断器具の外側電極は、少なくとも1つの溝を画定するように成形される、本発明の概念140に記載の電気切断システム。
【0161】
本発明の概念146.回転切断器具の外側電極は、導電性コーティングでコーティングされる、本発明の概念140に記載の電気切断システム。
【0162】
本発明の概念147.電気接続システムは、外側電極電気接点と回転切断器具の外側電極との間に制御された荷重を印加するように構成される、ばねを含む、本発明の概念140に記載の電気切断システム。
【0163】
本発明の概念148.電気切断システムは、回転切断器具とは機械的に別個であるいかなる外部電極も含まない、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0164】
本発明の概念149.ハンドピースの外部ケーシングは、電気絶縁を含まない、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0165】
本発明の概念150.電気接続システムは、複数の外側電極コネクタを含む、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0166】
本発明の概念151.外側電極電気コネクタは、複数の外側電極電気接点を含む、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0167】
本発明の概念152.電気接続システムは、複数の内側電極コネクタを含む、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0168】
本発明の概念153.内側電極電気コネクタは、複数の内側電極電気接点を含む、本発明の概念22-76または96-123のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0169】
本発明の概念154.電気接続システムは、ハンドピースにクリップ留めされるように構成される、本発明の概念22、29、54、96、109、110、および111のいずれか1項に記載の電気切断システム。
【0170】
本発明の本発明の概念155による、本発明の概念96-123のいずれか1項に記載の電気切断システムを使用する方法であって、
導電性近位部分をハンドピースのトルク伝達装置に結合するステップと、
導電性外側電極および導電性内側電極を中央ユニットと電気連通するように結合するステップと、
回転切断器具をアクティブ化し、導電性外側電極の導電性遠位端部分を組織の中に貫通させるステップと、
中央ユニットを使用して、導電性外側電極および導電性内側電極を介して感知された組織の電気特性を測定するステップと、
を含む、方法が、なおもさらに提供される。
【0171】
本発明は、図面とともに検討される、その実施形態の以下の詳細な説明からより完全に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0172】
【
図1A】
図1A-Cは、本発明の個別の用途による、回転切断器具の個別の構成の概略側面図図示である。
【
図1B】
図1A-Cは、本発明の個別の用途による、回転切断器具の個別の構成の概略側面図図示である。
【
図1C】
図1A-Cは、本発明の個別の用途による、回転切断器具の個別の構成の概略側面図図示である。
【0173】
【
図2A】
図2A-Cは、本発明の個別の用途による、それぞれ、
図1A-Cの切断器具の個別の構成の概略上面図である。
【
図2B】
図2A-Cは、本発明の個別の用途による、それぞれ、
図1A-Cの切断器具の個別の構成の概略上面図である。
【
図2C】
図2A-Cは、本発明の個別の用途による、それぞれ、
図1A-Cの切断器具の個別の構成の概略上面図である。
【0174】
【
図3A】
図3A-Bは、本発明の個別の用途による、
図1A-Cの切断器具の個別の構成の概略断面図である。
【
図3B】
図3A-Bは、本発明の個別の用途による、
図1A-Cの切断器具の個別の構成の概略断面図である。
【0175】
【
図4】
図4は、本発明のいくつかの用途による、外科用モータおよび外科用モータのための制御ユニットとの併用のための電気切断システムの概略的な図示である。
【0176】
【
図5】
図5は、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムのハンドピースの遠位部分の概略断面図示である。
【0177】
【
図6】
図6は、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムのハンドピースの遠位部分の概略的な図示である。
【0178】
【
図7A】
図7Aおよび7Bは、本発明の個別の用途による、ハンドピースの一部および中央ユニットを含む、
図4の電気切断システムの一部の個別の構成の概略断面図示である。
【
図7B】
図7Aおよび7Bは、本発明の個別の用途による、ハンドピースの一部および中央ユニットを含む、
図4の電気切断システムの一部の個別の構成の概略断面図示である。
【0179】
【
図8A】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8B】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8C】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8D】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8E】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8F】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8G】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8H】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8I】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8J】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8K】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8L】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8M】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8N】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8O】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8P】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図8Q】
図8A-Qは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【0180】
【
図9A】
図9Aおよび9Bは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略等角図および断面図である。
【
図9B】
図9Aおよび9Bは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略等角図および断面図である。
【0181】
【
図9C】
図9Cおよび9Dは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの別の代替構成の概略等角図および断面図である。
【
図9D】
図9Cおよび9Dは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの別の代替構成の概略等角図および断面図である。
【0182】
【
図10A】
図10A-Dは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図である。
【
図10B】
図10A-Dは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図である。
【
図10C】
図10A-Dは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図である。
【
図10D】
図10A-Dは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図である。
【0183】
【
図11A】
図11A-Bは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図および等角図である。
【
図11B】
図11A-Bは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図および等角図である。
【0184】
【
図12A】
図12Aおよび12Bは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図である。
【
図12B】
図12Aおよび12Bは、本発明の個別の用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図である。
【0185】
【
図13】
図13は、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略断面図である。
【0186】
【
図14A】
図14A-Bは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略等角図および断面図である。
【
図14B】
図14A-Bは、本発明のある用途による、
図4の電気切断システムの代替構成の概略等角図および断面図である。
【0187】
【
図15A】
図15A-Cは、本発明の個別の用途による、回転切断器具の個別の構成の概略側面図図示である。
【
図15B】
図15A-Cは、本発明の個別の用途による、回転切断器具の個別の構成の概略側面図図示である。
【
図15C】
図15A-Cは、本発明の個別の用途による、回転切断器具の個別の構成の概略側面図図示である。
【0188】
【0189】
【0190】
【0191】
【
図17D】
図17D-Gは、本発明の個別の用途による、付加的切断器具の概略断面図である。
【
図17E】
図17D-Gは、本発明の個別の用途による、付加的切断器具の概略断面図である。
【
図17F】
図17D-Gは、本発明の個別の用途による、付加的切断器具の概略断面図である。
【
図17G】
図17D-Gは、本発明の個別の用途による、付加的切断器具の概略断面図である。
【0192】
【
図18A】
図18A-Gは、本発明の個別の用途による、電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図18B】
図18A-Gは、本発明の個別の用途による、電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図18C】
図18A-Gは、本発明の個別の用途による、電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図18D】
図18A-Gは、本発明の個別の用途による、電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図18E】
図18A-Gは、本発明の個別の用途による、電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図18F】
図18A-Gは、本発明の個別の用途による、電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【
図18G】
図18A-Gは、本発明の個別の用途による、電気接続システムの個別の構成の概略断面図示である。
【0193】
【
図19A】
図19A-Bは、本発明のある用途による、電気接続システムの構成の概略的な図示である。
【
図19B】
図19A-Bは、本発明のある用途による、電気接続システムの構成の概略的な図示である。
【0194】
【
図20】
図20は、本発明のある用途による、ハンドピースによって誘導される絶縁電気ワイヤの一部の構成の概略的な図示である。
【0195】
【
図21A】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【
図21B】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【
図21C】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【
図21D】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【
図21E】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【
図21F】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【
図21G】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【
図21H】
図21A-Hは、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システムの構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である。
【0196】
【
図21I】
図21Iは、本発明のある用途による、電気切断システムの無線構成の非常に概略的な図示である。
【発明を実施するための形態】
【0197】
出願の詳細な説明
本発明の個別の用途による、回転切断器具20の個別の構成の概略側面図図示である、
図1A-Cが、参照される。
【0198】
本発明の個別の用途による、それぞれ、切断器具20の個別の構成の概略上面図である、
図2A-Cもまた、参照される。
【0199】
本発明の個別の用途による、切断器具20の個別の構成の概略断面図である、
図3A-Bが、さらに参照される。
【0200】
本発明のいくつかの用途では、回転切断器具20は、
・トルクを受け取るように構成され、典型的には、導電性であるが、これは、いくつかの構成では、非伝導性であり得る、近位シャンク24と、
・回転されるときに組織を貫通するように成形される、導電性遠位端部分28を備え、近位導電性シャンク24と電気接触する、導電性外側電極26と、
・近位端部分32を有する、導電性内側電極30と、
・導電性外側電極26および導電性内側電極30を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極26と導電性内側電極30との間の電気分離層34とを備える。
【0201】
いくつかの用途に関して、回転切断器具20は、ドリルビット、バール、またはミリングドリルビットを備える。
【0202】
外側電極26は、近位端46を画定するように成形される。
【0203】
図1Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Aを備え、近位導電性シャンク24は、導電性遠位端部分28、28Aと一体的である、近位導電性シャンク24、24Aを備える。
【0204】
図3Aに示されるもの等の他の用途に関して、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Bを備え、近位導電性シャンク24は、近位導電性シャンク24、24Bを備え、導電性遠位端部分28は、導電性遠位端部分28、28Bを備え、近位導電性シャンク24、24Bおよび導電性遠位端部分28、28Bは、相互に直接機械的かつ電気的に結合される、別個の部品を備える。
【0205】
図3Bに示されるもの等のなおも他の用途に関して、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Cを備え、近位導電性シャンク24は、近位導電性シャンク24、24Cを備え、導電性遠位端部分28は、導電性遠位端部分28、28Cを備え、近位導電性シャンク24、24Cおよび導電性遠位端部分28、28Cは、例えば、円筒または1つまたはそれを上回るワイヤを備える、結合器25等によって、相互に間接的に機械的かつ電気的に結合される、別個の部品を備える。
【0206】
図1Aおよび2Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、近位導電性シャンク24、24Dの近位部分38、38Dは、トルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面40を画定するように成形される。
【0207】
図1Bおよび2Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Dを備え、近位導電性シャンク24、24Eの遠位部分42、42Eは、トルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面44を除いて、円形断面(例えば、円筒、円錐体、または円形断面を有する別の形状)を画定するように成形される。
【0208】
いくつかの用途に関して、近位導電性シャンク24の遠位部分42、42Fは、トルクを受け取るように構成される、非円形断面を画定するように成形される。
【0209】
図1Cおよび2Cに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Eを備え、近位導電性シャンク24、24Fの遠位部分42、42Fは、トルクを受け取るように構成される、非多角形断面(例えば、星形、例えば、6点星形)を有するように成形される。
【0210】
図3Aおよび3Bが、参照される。いくつかの用途に関して、近位シャンク24は、導電性ではなく(すなわち、電気的に絶縁性であり)、導電性外側電極26は、
図8A-Qを参照して本明細書の下記に説明される、外側電極電気コネクタ68の外側電極電気接点73と電気接触するように構成される。
【0211】
ここで、本発明のいくつかの用途による、外科用モータ74および外科用モータ74のための制御ユニット75との併用のための電気切断システム50の概略的な図示である、
図4が、参照される。電気切断システム50は、回転切断器具20を備える。外科用モータ74は、トルクを発生させ、回転切断器具20の速度を調整するように構成される。
【0212】
電気切断システム50はさらに、
・ハンドピース52であって、外部ケーシング54と、回転切断器具20がハンドピース52に(近位導電性シャンク24の遠位部分42等に)結合されるとき、外科用モータ74によって発生されたトルクを近位導電性シャンク24に伝達するように構成される、トルク伝達装置58と、外部ケーシング54に結合される、キャップ62とを備える、ハンドピース52と、
・回転切断器具20に信号を放出し、それから信号を収集し、情報を電気切断システム50のユーザに提供するように構成される、中央ユニット66と、
・導電性外側電極26および導電性内側電極30を中央ユニット66に電気的に接続するように構成される、電気接続システム64とを備える。
【0213】
典型的には、電気切断システム50は、接地されたプレート、パッチ電極、または皮膚電極等の回転切断器具20とは機械的に別個であるいかなる外部電極も備えていない。代わりに、いくつかの用途に関して、電気切断システム50は、外部電極に関する必要性を伴うことなく、回転切断器具20の外側電極26および内側電極30を使用して、電圧または電流測定を行うように構成される。これは、ドリルの切断面を電気絶縁コーティングでコーティングすること、および/またはハンドピースの外部ケーシング54上に電気絶縁を提供することの必要性を回避し得る。
【0214】
典型的には、ハンドピース52の外部ケーシング54は、電気絶縁を備えていない。
【0215】
典型的には、回転切断器具20の外面は、電気絶縁コーティングでコーティングされない。
【0216】
典型的には、中央ユニット66は、インピーダンス、インピーダンスの変化、電圧、または電圧の変化等、回転切断器具によって貫通された組織の電気性質を感知するように構成される。感知された電気性質は、解剖学的構造、特に、骨(例えば、皮質骨)および軟質組織等の少なくとも2つの異なる電気インピーダンス面積を有する、骨構造の中への回転切断器具の貫通を監視するために、それに回転切断器具が結合されるハンドピース52のオペレータによって使用されてもよい。加えて、感知された電気性質は、インピーダンス測定ドリルの技術分野において公知であるように、回転切断器具上の単一の電極および遠隔外部皮膚戻り電極を使用して測定することが、不可能ではないにしても、より困難である、組織の局所的電気性質の測定を可能にする。
【0217】
ここで、本発明のある用途による、ハンドピース52の遠位部分の概略断面図示である、
図5が、参照される。ハンドピース52の遠位部分の構成は、それぞれ、近位導電性シャンク24、24E、24Fの遠位部分42、42E、42Fの外面を駆動することによって、回転切断器具20、20D、20Eを駆動するために適切である。
【0218】
いくつかの用途に関して、ハンドピース52はさらに、トルク伝達装置58を直接または間接的に駆動するように構成される、動力伝達機構56を備える。例えば、動力伝達機構56は、回転シャフトおよび/または歯車を備えてもよい。
【0219】
いくつかの用途に関して、ハンドピース52はさらに、トルク伝達装置58の回転を誘導するように構成される、軸受60を備える。
【0220】
ここで、本発明のある用途による、ハンドピース52の遠位部分の概略的な図示である、
図6が、参照される。いくつかの用途に関して、ハンドピース52はさらに、外科用モータ74に機械的に結合されるように構成される、機械的接続機構63を備える。
【0221】
ここで、本発明の個別の用途による、ハンドピース52の一部および中央ユニット66を含む、電気切断システム50の一部の個別の構成の概略断面図示である、
図7Aおよび7Bが、参照される。
【0222】
本発明の個別の用途による、電気接続システム64の個別の構成の概略断面図示である、
図8A-Qもまた、参照される。
【0223】
電気接続システム64は、
・外側電極電気接点73と、外側電極電気接点73および中央ユニット66に電気的に結合される、絶縁電気ワイヤ72、72Bとを備える、外側電極電気コネクタ68と、
・内側電極電気接点71と、内側電極電気接点71および中央ユニット66に電気的に結合される、絶縁電気ワイヤ72、72Aとを備える、内側電極電気コネクタ70とを備える。
【0224】
電気接続システム64は、厳密に1つの外側電極電気コネクタ68または複数の外側電極電気コネクタ68を備えてもよい。1つまたはそれを上回る外側電極電気コネクタ68はそれぞれ、厳密に1つの外側電極電気接点73または複数の外側電極電気接点73および/または厳密に1つの絶縁電気ワイヤ72、72Bまたは複数の絶縁電気ワイヤ72、72Bを備えてもよい。
【0225】
本明細書の下記に説明される、
図8Lに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64は、厳密に1つの内側電極電気コネクタ70または複数の内側電極電気コネクタ70を備えてもよい。1つまたはそれを上回る内側電極電気コネクタ70はそれぞれ、厳密に1つの内側電極電気接点71または複数の内側電極電気接点71および/または厳密に1つの絶縁電気ワイヤ72、72Aまたは複数の絶縁電気ワイヤ72、72Aを備えてもよい。
【0226】
図8A-Qに示される構成のうちのいずれかでは、近位導電性シャンク24は、
図8B-Qに示されるもの等、導電性外側電極26の導電性遠位端部分28と一体的であってもよい。代替として、
図8A-Qに示される構成のうちのいずれかでは、近位導電性シャンク24は、
図8Aに示されるもの等、導電性外側電極26の導電性遠位端部分28と非一体的であってもよい。
【0227】
ハンドピース52は、回転切断器具20がハンドピース52に結合されるとき、外側電極電気接点73が、導電性外側電極26と電気接触し、内側電極電気接点71が、導電性内側電極30と電気接触するように構成される。
【0228】
いくつかの用途に関して、ハンドピース52はさらに、トルク伝達装置58を直接または間接的に駆動するように構成される、動力伝達機構56を備え、電気接続システム64の外側電極電気コネクタ68は、動力伝達機構56を介して回転切断器具20の外側電極26と電気接触して結合されるように構成される。
【0229】
図8A-Qに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64は、外側電極ワイヤ72Bの少なくとも一部が、ハンドピース52の少なくとも一部を通して通過するように構成される。
【0230】
図8A-Qに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、外側電極電気コネクタ68(例えば、外側電極電気コネクタ68の外側電極ワイヤ72Bの外側電極電気接点73)は、トルク伝達装置58を介して、および随意に、提供される場合、軸受60を介して、外側電極26に電気的に結合される。
【0231】
これらの用途のうちのいくつかに関して、外側電極ワイヤ72Bは、
図8A、8E、および8F-Qに示されるもの等、少なくとも部分的に、ハンドピース52の壁内に埋設される。
【0232】
図8B、8C、および8Dに示されるもの等のこれらの用途のうちのその他に関して、電気接続システム64の外側電極電気コネクタ68は、動力伝達機構56およびトルク伝達装置58を介して回転切断器具20の外側電極26と電気接触して結合されるように構成される。これらの用途では、外側電極ワイヤ72Bは、外側電極電気接点73によってトルク伝達装置58に電気的に結合される。例えば、
・
図8Bに示されるもの等、外側電極電気接点73は、動力伝達機構56の外面と機械的かつ電気的にインターフェースを取る、1つまたはそれを上回るワイヤを備えてもよい、
・
図8Cに示されるもの等、外側電極電気接点73は、動力伝達機構56の外面と機械的かつ電気的にインターフェースを取る、1つまたはそれを上回るブレード69を備えてもよい、または、
・
図8Dに示されるもの等、外側電極電気接点73は、動力伝達機構56の外面と機械的かつ電気的にインターフェースを取る、1つまたはそれを上回るカーボン接点またはブラシ(例えば、カーボンブラシ)を備えてもよい。
【0233】
随意に、これらの用途のうちのいずれかに関して、動力伝達機構56の外面は、1つまたはそれを上回る溝67を画定するように成形されてもよく、外側電極電気接点73は、1つまたはそれを上回る溝67と機械的かつ電気的にインターフェースを取ってもよい。
【0234】
いくつかの用途に関して、動力伝達機構56は、
図8B-Eに示されるもの等、動力伝達機構56の遠位端によって画定されるトルク伝達歯87(
図8Bおよび他の図に標識化される)を介して回転切断器具20の外側電極と電気接触して結合されるように構成される。
【0235】
図8A-Dおよび8F-Qに示されるもの等のいくつかの用途に関して、トルク伝達装置58は、回転切断器具20の外側電極26と直接電気接触して結合されるように構成される。
【0236】
図8Eに示されるもの等のいくつかの用途に関して、トルク伝達装置58は、トルク伝達装置58のブレード86等を介して回転切断器具20、20Gの外側電極26、26Gと間接的に電気接触して結合されるように構成される。
【0237】
いくつかの用途(示されない構成)に関して、トルク伝達装置58は、ピンおよびばねシステムを備え、ピンおよびばねシステム88を介して回転切断器具20の外側電極26と間接的に電気接触して結合されるように構成される。
【0238】
図7Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気切断システム50は、導電性内側電極30を接地に電気的に接続するように構成される。
【0239】
図7Bに示されるもの等の他の用途に関して、電気切断システム50は、導電性外側電極26を接地に電気的に接続するように構成される。
【0240】
いくつかの用途に関して、以下の要素、すなわち、内側電極電気接点71、内側電極30の近位端部分32、外側電極26、および/または外側電極電気接点73のうちの1つまたはそれを上回るものは、導電性コーティングで、例えば、金またはダイヤモンド様炭素コーティングでコーティングされる。
【0241】
電気切断システム50が、電気切断システム50、50Aを備え、キャップ62が、キャップ62、62Aを備え、電気接続システム64が、電気接続システム64、64Aを備え、内側電極電気コネクタ70が、内側電極電気コネクタ70、70Aを備え、内側電極電気接点71が、内側電極電気接点71、71Aを備え、回転切断器具20が、回転切断器具20、20Gを備え、外側電極26が、近位端46、46Gを画定するように成形される、外側電極26、26Gを備え、導電性内側電極30が、近位端部分32、32Gを有する、導電性内側電極30、30Gを備え、電気分離層34が、電気分離層34、34Gを備える、
図8Aが、参照される。
【0242】
図8A(ならびに
図3A-B、8B-E、8I-K、および8L-M)に示されるもの等のいくつかの用途に関して、導電性内側電極30、30G、30Kは、導電性外側電極26、26G、26Kの近位端46、46Gから近位に突出する。
【0243】
図8A(ならびに
図8B-Eおよび8I-M)に示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気分離層34、34G、34J、30Lは、導電性外側電極26、26G、26Kの近位端46、46Gから近位に突出する。
【0244】
図8Fが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Fに示される構成は、概して、
図8Aに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Fに示される構成では、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Bを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Bを備え、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Bを備え、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Hを備え、外側電極26は、近位端46、46Hを画定するように成形される、外側電極26、26Hを備え、導電性内側電極30は、近位端部分32、32Hを有する、導電性内側電極30、30Hを備え、電気分離層34は、電気分離層34、34Hを備える。
【0245】
図8Fに示されるもの等のいくつかの用途に関して、導電性内側電極30、30Hの近位端部分32、32Hは、導電性外側電極26、26Hの近位端46、46Hと同一平面である。
【0246】
図8F(および
図8N)に示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気分離層34、34H、34Kは、導電性外側電極26、26Hの近位端46、46Hと同一平面である。
【0247】
図8F(および
図8N)に示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Bの内側電極電気接点71、71Bは、外側電極26、26Hの近位端46、46Hと同一平面である、内側電極30、30Hと電気接触して結合されるように構成される。
【0248】
図8Gが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Gに示される構成は、概して、
図8Aに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Gに示される構成では、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Cを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Cを備え、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Cを備え、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Iを備え、外側電極26は、近位端46、46Iを画定するように成形される、外側電極26、26Iを備え、導電性内側電極30は、近位端部分32、32Iを有する、導電性内側電極30、30Iを備え、電気分離層34は、電気分離層34、34Iを備える。
【0249】
図8G(および
図10B)に示されるもの等のいくつかの用途に関して、導電性内側電極30、30I、30Lの近位端部分32、32Iは、導電性外側電極26、26I、26Lの近位端46、46Iよりも遠位に配置される(すなわち、その中に陥凹される)。
【0250】
図8Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気分離層34、34Iは、導電性外側電極26、26I、26Jの近位端46、46Iよりも遠位に配置される。
【0251】
図8Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Cの内側電極電気接点71、71Cは、外側電極26、26Iの内側に位置する、内側電極30、30Iと電気接触して結合されるように構成される。
【0252】
図8Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Cの内側電極電気接点71、71Cは、回転切断器具20、20Iの外側電極26、26Iとのいかなる電気接触も回避するように絶縁される。
【0253】
図8Hが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Hに示される構成は、概して、
図8Aに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Hに示される構成では、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Dを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Dを備え、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Dを備え、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Iを備え、外側電極26は、近位端46、46Iを画定するように成形される、外側電極26、26Jを備え、導電性内側電極30は、近位端部分32、32Iを有する、導電性内側電極30、30Iを備え、電気分離層34は、電気分離層34、34Iを備える。
【0254】
図8Hに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Dの内側電極電気コネクタ70、70Dを受容するように構成される、外側電極26、26Jは、電気接続システム64、64Dの内側電極電気接点71、71Cとのいかなる電気接触も回避するように絶縁される。
【0255】
図8Iが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Iに示される構成は、概して、
図8Aに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Iに示される構成では、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Eを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Eを備え(内側電極電気コネクタ70、70Eの筐体が、ハンドピース52のキャップ62、62Eの構成要素ではないことを含め、ハンドピース52の構成要素ではないことに留意されたい)、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Eを備え、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Jを備え、外側電極26は、近位端46、46Gを画定するように成形される、外側電極26、26Gを備え、導電性内側電極30は、近位端部分32、32Hを有する、導電性内側電極30、30Jを備え、電気分離層34は、電気分離層34、34Gを備える。
【0256】
図8Iに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Eの内側電極電気接点71、71Eは、ハンドピース52のキャップ62、62Aの外部を含む、ハンドピース52の外部に近位に突出して位置する、内側電極30、30Jと電気接触して結合されるように構成される。
【0257】
図5、6、8A-I、10A-D、12B、および13が、参照される。いくつかの用途に関して、キャップ62、62A、62E、62F、62Gは、それを通して孔78を画定するように成形される。
【0258】
図8Jおよび8Kが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Jおよび8Kに示される構成は、概して、
図8Aに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Jおよび8Kに示される構成では、キャップ62は、キャップ62、62Bを備え、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Fを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Fを備え(内側電極電気コネクタ70、70Fの筐体が、ハンドピース52のキャップ62、62Bの構成要素ではないことを含め、ハンドピース52の構成要素ではないことに留意されたい)、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Fを備える。
【0259】
図8Lが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Lに示される構成は、概して、
図8Aに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Lに示される構成では、キャップ62は、キャップ62、62Cを備え、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Gを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Hを備え(内側電極電気コネクタ70、70Hの筐体が、ハンドピース52のキャップ62、62Cの構成要素ではないことを含め、ハンドピース52の構成要素ではないことに留意されたい)、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Kを備え、外側電極26は、外側電極26、26Kを備える。
【0260】
内側電極電気コネクタ70、70Hは、
・内側電極電気接点71、71Gおよび内側電極電気接点71、71Hと、
・(a)それぞれ、内側電極電気接点71、71Gおよび71、71H、ならびに(b)中央ユニット66に電気的に結合される、2つの絶縁電気ワイヤ72、72Aとを備える。
【0261】
図8Lに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20、20Kは、
・個別の近位端部分32、32A、32Bを有する、複数の導電性内側電極30K、30Lと、
・導電性外側電極26、26Kおよび導電性内側電極30K、30Lを相互から電気的に分離するように、導電性外側電極26、26Kと複数の導電性内側電極30K、30Lとの間の複数の電気分離層と34J、34Kとを備える。
【0262】
ハンドピース52は、回転切断器具20、20Kがハンドピース52に結合されるとき、
・外側電極電気接点73が、導電性外側電極26、26Kと電気接触し、
・内側電極電気接点71、71Gが、近位端部分32、32Aを介して導電性内側電極30、30Kと電気接触し、
・内側電極電気接点71、71Hが、近位端部分32、32Bを介して導電性内側電極30、30Lと電気接触するように構成される。
【0263】
いくつかの用途に関して、内側電極30、30G、30K、30Lは、外側電極26、26G、26Kから外に近位に突出する。
【0264】
図8Lを参照して上記に説明される特徴は、必要な変更を加えて、本明細書に説明される回転切断器具20および120の他の構成と組み合わせて実装されてもよい。
【0265】
図8Mが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Mに示される構成は、概して、
図8Aに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Mに示される構成では、キャップ62は、キャップ62、62Cを備え、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Fを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Fを備え(内側電極電気コネクタ70、70Fの筐体が、ハンドピース52のキャップ62、62Cの構成要素ではないことを含め、ハンドピース52の構成要素ではないことに留意されたい)、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Pを備える。
【0266】
図8Mに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20、20Pは、
・単一の導電性内側電極30、30Kと、
・複数の導電性外側電極26、26K、26Pと、
・複数の電気分離層34J、34Kであって、導電性外側電極および導電性内側電極を相互から電気的に分離するように、そのうちの第1のものは、導電性外側電極26、26Pと導電性内側電極30、30Kとの間にあり、そのうちの第2のものは、複数の導電性外側電極26K、26Pの間にある、複数の電気分離層34J、34Kとを備える。
【0267】
内側電極電気コネクタ70、70Fは、内側電極電気接点71、71Hを備える。
【0268】
外側電極電気コネクタ68は、
・2つの個別の内側電極電気接点73に電気的に結合される、2つの絶縁電気ワイヤ72、72Bを備える。
【0269】
ハンドピース52は、回転切断器具20、20Pがハンドピース52に結合されるとき、
・第1の外側電極電気接点73が、トルク伝達装置58等を介して導電性外側電極26、26Kと電気接触し、
・第2の外側電極電気接点73が、キャップ62、62Cおよび導電性外側電極26、26Pの近位端等を介して導電性外側電極26、26Pと電気接触し、
・内側電極電気接点71、71Gが、近位端部分32、32Aを介して導電性内側電極30、30Kと電気接触するように構成される。
【0270】
図8Mを参照して上記に説明される特徴は、必要な変更を加えて、本明細書に説明される回転切断器具20および120の他の構成と組み合わせて実装されてもよい。
【0271】
図1A-C、2A-C、3A-B、および多くの他の用途に示されるもの等の他の用途に関して、回転切断器具20は、厳密に1つの導電性外側電極26と、厳密に1つの導電性内側電極30とを備え、電気分離層34は、厳密に1つの導電性外側電極26と厳密に1つの導電性内側電極30との間に半径方向にある。
【0272】
図8Nが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8Nに示される構成は、概して、
図8Fに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8Nに示される構成では、キャップ62は、キャップ62、62Bを備え、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Fを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Fを備え(内側電極電気コネクタ70、70Fの筐体が、ハンドピース52のキャップ62、62Bの構成要素ではないことを含め、ハンドピース52の構成要素ではないことに留意されたい)、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Fを備える。
【0273】
図8O、8P、および8Qが、参照される。以下のように説明されるもの以外では、
図8O、8P、および8Qに示される構成は、概して、
図8Hに示される構成に類似し、同様の番号は、同様の部分を指す。
図8O、8P、および8Qに示される構成では、キャップ62は、キャップ62、62Bを備え、電気接続システム64は、電気接続システム64、64Fを備え、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Fを備え(内側電極電気コネクタ70、70Fの筐体が、ハンドピース52のキャップ62、62Bの構成要素ではないことを含め、ハンドピース52の構成要素ではないことに留意されたい)、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Fを備え、外側電極26は、近位端46、46Iを画定するように成形される、外側電極26、26Iを備える。
【0274】
図8J-Qが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Fの内側電極電気コネクタ70、70F、70G、70Hは、キャップ62、62Bの内側に位置し、内側電極電気接点71、71F、71G、70Hを画定するように成形され、内側電極30、30G、30H、30I、30K、30Lと電気接触(典型的には、直接電気接触)するように内側電極電気接点71、71F、71G、71Hを押動するように構成される、プッシャ80を備える。典型的には、プッシャ80は、軸方向に配向される。
【0275】
図8Lに示される構成では、内側電極電気接点71Gは、プッシャ80およびばね82を介して内側電極30Kと接触し、内側電極電気接点71Hは、キャップ62およびそのばねを介して内側電極30Lと接触する。
【0276】
図8Jに示されるもの等のいくつかの用途に関して、プッシャ80は、内側電極電気接点71と内側電極30との間の連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される。
【0277】
図8K-Qに示されるもの等のいくつかの用途に関して、内側電極電気コネクタ70、70F、70G、70Hはさらに、プッシャ80を押動するように構成される、ばね82を備える。
【0278】
図8Pに示されるもの等のいくつかの用途に関して、プッシャ80、80Cは、回転切断器具20、20Iの外側電極26、26Iとのいかなる電気接触も回避するように絶縁される。
【0279】
図8Qに示されるもの等のいくつかの用途に関して、外側電極26は、プッシャ80、80Dを受容するように構成され、プッシャ80、80Dとのいかなる電気接触も回避するように絶縁される。
【0280】
ここで、本発明の個別の用途による、電気切断システム50の個別の代替構成の概略等角図および断面図である、
図9A-Bおよび9C-Dが、参照される。これらの代替構成では、キャップ62は、キャップ62、62Dを備える。
図9A-Bに示される構成では、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Iを備え、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Iを備え、導電性内側電極30は、導電性内側電極30、30Iを備える。
図9C-Dに示される構成では、内側電極電気コネクタ70は、内側電極電気コネクタ70、70Nを備え、内側電極電気接点71は、内側電極電気接点71、71Nを備え、導電性内側電極30は、導電性内側電極30、30Nを備える。
【0281】
ここで、
図8I、8J、8K、および9A-Dが、参照される。いくつかの用途に関して、
・ハンドピース52は、回転切断器具20がハンドピース52に結合されるとき、回転切断器具20の導電性外側電極26の遠位端部分28が、ハンドピース52から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム64、64E、64F、64Gは、内側電極電気接点71、71F、71G、71H、71Iが、ハンドピース52内に配置されるように構成される。
【0282】
再び、
図9A-Bが、参照される。いくつかの用途に関して、内側電極電気接点71、71Iは、キャップ62、62Dの内側に位置する、少なくとも1つのブレード81、81A、81Bを備える。
【0283】
いくつかの用途に関して、ブレード81は、内側電極30、30Iとの連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される。
【0284】
再び、
図9C-Dが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Nの内側電極電気接点71、71Nは、キャップ62、62Dの内側に位置する、少なくとも1つのワイヤ85を備える。随意に、これらの用途のうちのいずれかに関して、内側電極30、30Nの近位端部分は、少なくとも1つの溝89を画定するように成形されてもよく、少なくとも1つのワイヤ85は、少なくとも1つの溝89と機械的かつ電気的にインターフェースを取る。
【0285】
いくつかの用途に関して、少なくとも1つのワイヤ85は、内側電極30、30Nの少なくとも1つの溝89との連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される。
【0286】
代替として、電気接続システム64、64Nの内側電極電気接点71、71Nは、少なくとも1つの溝89と機械的かつ電気的にインターフェースを取る、少なくとも1つのブレード、少なくとも1つのカーボン接点、および/または少なくとも1つのブラシ(例えば、カーボンブラシ)を備える(構成は、示されないが、必要な変更を加えて、それぞれ、
図8Cおよび8Dに示される構成に類似する)。
【0287】
いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64A、64B、64C、64Dの内側電極電気接点71、71A、71B、71C、71D、71E、71G、71Hは、内側電極30、30G、30H、30I、30Lの近位端部分32との点状(すなわち、点において)、平面、または非平面接触を行うように構成される。
【0288】
いくつかの用途に関して、内側電極30、30Iは、外側電極26、26Gから外に近位に突出する。
【0289】
ここで、本発明の個別の用途による、電気切断システム50の代替構成の概略断面図である、
図10A-Dが、参照される。これらの代替構成では、
・キャップ62は、それぞれ、キャップ62、62E、キャップ62、62A、およびキャップ62、62Fを備え、
・電気接続システム64は、それぞれ、電気接続システム64、64H、電気接続システム64、64I、電気接続システム64、64J、および電気接続システム64、64Lを備え、
・内側電極電気コネクタ70は、それぞれ、内側電極電気コネクタ70、70A、内側電極電気コネクタ70、70J、内側電極電気コネクタ70、70D、および内側電極電気コネクタ70、70Cを備え、
・内側電極電気接点71は、それぞれ、内側電極電気接点71、71A、内側電極電気接点71、71J、内側電極電気接点71、71D、内側電極電気接点71、71Cを備え、
・外側電極26は、それぞれ、外側電極26、26G、外側電極26、26L、外側電極26、26J、および外側電極26、26Mを備え、導電性内側電極30は、それぞれ、導電性内側電極30、30G、導電性内側電極30、30L、および導電性内側電極30、30Iを備える。
【0290】
図10Aが、参照される。いくつかの用途に関して、
・ハンドピース52は、回転切断器具20がハンドピース52に結合されるとき、回転切断器具20の導電性外側電極26の遠位端部分28が、ハンドピース52から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム64、64Hは、外側電極電気接点73、73Aが、ハンドピース52内に配置され、外側電極電気コネクタ68、68Aの一部が、キャップ62、62Eの近位端部分76によって画定される孔78を通して通過するように構成される。
【0291】
図8Aおよび10Aが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64A、64Hの内側電極電気接点71、71Aは、外側電極26、26Gから外に近位に突出する、内側電極30、30Gと電気接触して結合されるように構成される。
【0292】
図8Aおよび10Aが、参照される。いくつかの用途に関して、外側電極26、26Gは、キャップ62、62A、62Eの近位端部分76から遠位に位置する。
【0293】
図10Bが、参照される。いくつかの用途に関して、
・ハンドピース52は、回転切断器具20がハンドピース52に結合されるとき、回転切断器具20の導電性外側電極26の遠位端部分28が、ハンドピース52から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム64、64Iは、電気接続システム64、64Iの外側電極電気接点73、73Bが、回転切断器具20、20Lの外側電極26、26Lと電気接触して結合されるように構成され、外側電極26、26Lが、キャップ62、62Eから外に突出するように構成される。
【0294】
ここで、本発明のある用途による、電気切断システム50の代替構成の概略断面図および等角図である、
図11A-Bが、参照される。
【0295】
本発明の個別の用途による、電気切断システム50の代替構成の概略断面図である、
図12Aおよび12Bもまた、参照される。
【0296】
図11A-B、12A、および12Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Kの外側電極電気コネクタ68、68F、68D、68Gは、(a)キャップ62、62H、62Gの内側に位置し、(b)外側電極電気コネクタ68を画定するように成形され、(c)外側電極26、26G、26M、26Nと電気接触するように外側電極電気接点73を押動するように構成される、プッシャ180、180A、180B、180Cを備える。キャップ62、62H、62Gが必ずしも導電性ではないもの等のいくつかの用途に関して、絶縁電気ワイヤ72Bは、キャップの壁を通して通過し、プッシャ180、180A、180B、180Cに電気的に結合される。他の用途に関して、キャップは、導電性であり、電気接続は、キャップを介して行われる。典型的には、プッシャ180、180A、180Bは、軸方向に配向され、プッシャ180、180Cは、側方に配向される。
【0297】
いくつかの用途に関して、プッシャ180、180Bは、(例えば、少なくとも1つの側方ブレード、カーボン接点、ワイヤ、および/またはブラシ(例えば、カーボンブラシ)を使用して)外側電極電気接点73と外側電極26、26Nとの間の連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される。
【0298】
図12Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、外側電極電気接点73、73Dはさらに、プッシャ180を押動するように構成される、ばね182を備える。
【0299】
いくつかの用途に関して、プッシャ180、180Cは、(例えば、少なくとも1つの軸方向ブレードを使用して)外側電極電気接点73と外側電極26、26Mとの間の連続接触を維持するためのばね効果を有するように構成される。
【0300】
本発明のある用途による、電気切断システム50の代替構成の概略断面図である、
図13もまた、参照される。
【0301】
図13に示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64の外側電極電気接点73、73Hは、伝導性軸受84を備え、伝導性軸受84を介して回転切断器具20の外側電極26と電気接触して結合されるように構成される。伝導性軸受84は、軸受の伝導性を提供するために、伝導性材料から成ってもよい、または伝導性潤滑剤等の伝導性材料を伴う非伝導性コアコーティングから成ってもよい。
【0302】
図8A、8F、8G、8H、10A、10B、10C、10D、および12Bが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64A、64B、64C、64D、64E、64H、64I、64J、64L、64Mの内側電極電気コネクタ70、70A、70B、70C、70D、70Jの一部は、キャップ62、62A、62E、62F、62Gの孔78を通して通過する。
【0303】
図8Iに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、内側電極電気接点71、71Eは、回転切断器具20、20Jの内側電極30、30Jと電気接触して結合されるように構成され、内側電極30、30Jは、孔78を介してキャップ62、62Aから外に突出する。
【0304】
ここで、
図7A、7B、8A、8F、8G、8H、10B、10C、10D、および12Bが、参照される。いくつかの用途に関して、
・ハンドピース52は、回転切断器具20がハンドピース52に結合されるとき、回転切断器具20の導電性外側電極26の遠位端部分28が、ハンドピース52から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム64、64A、64B、64C、64D、64I、64J、64L、64Mは、内側電極電気接点71、71A、71B、71C、71D、71Jが、ハンドピース52内に配置され、内側電極電気コネクタ70、70A、70B、70C、70D、70Jの一部が、キャップ62、62A、62E、62F、62Gの近位端部分76によって画定される孔78を通して通過するように構成される。
【0305】
図8A、8F、8G、8H、8I、8L、10A、10C、10D、および12Bが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64A、64B、64C、64Dの内側電極電気接点71、71A、71B、71C、71D、71E、71G、71Hは、内側電極30、30G、30H、30I、30Lの近位端部分32に電気的に結合されるように構成される。
【0306】
図10C、12A、および12Bが、参照される。いくつかの用途に関して、
・ハンドピース52は、回転切断器具20がハンドピース52に結合されるとき、回転切断器具20の導電性外側電極26の遠位端部分28が、ハンドピース52から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム64、64J、64K、64Mは、外側電極電気接点73、73C、73D、73E、73F、73G、73Hが、ハンドピース52内に配置されるように構成される。
【0307】
図10Cが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64Jの外側電極電気接点73、73Cは、回転切断器具20、20Iの外側電極26、26Jと直接電気接触して結合されるように構成される。本構成における電気接触は、
図10Cに示されるように行われてもよい、または代替として、必要な変更を加えて、本明細書の別の場所に、例えば、
図18E-Gに説明されるもの等、溝の有無を問わず、ブレード、ワイヤ、カーボン接点、および/またはブラシを介して行われてもよい。
【0308】
図10Dおよび12Aが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、64K、64Mの外側電極電気コネクタ68、68D、68Eは、キャップ62、62E、62Hと電気接触する。
【0309】
図10Dが、参照される。いくつかの用途に関して、キャップ62、62Fは、外側電極電気接点73、73Eとしての役割を果たし、回転切断器具20、20Mの外側電極26、26Mと直接電気接触して結合されるように構成される。
【0310】
本発明のある用途による、電気切断システム50の代替構成の概略等角図および断面図である、
図14A-Bもまた、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64の外側電極電気コネクタ68、68Iは、外部ケーシング54を介して回転切断器具20の外側電極26と電気接触して結合されるように構成される。本構成では、ハンドピース52の外部ケーシング54は、導電性であり、絶縁電気ワイヤ72Bと外側電極26との間の接触は、例えば、
図14Bに示されるもの等のブレードとして成形され得る、外側電極電気接点73、73Iを使用して、ハンドピース52の外部ケーシング54を介して間接的に行われる。
【0311】
図7A-B、8A-Q、9A-D、10A-D、11A-B、12A-B、13、および14A-Bが、参照される。いくつかの用途に関して、ハンドピース52は、回転切断器具20がハンドピース52に結合されるとき、外側電極電気接点73が、近位導電性シャンク24を介して導電性外側電極26と電気接触するように構成される。
【0312】
本発明の個別の用途による、それぞれ、回転切断器具120、120A、120B、120Cの個別の構成の概略側面図図示である、
図15A-Cが、参照される。
【0313】
本発明の個別の用途による、それぞれ、切断器具120、120A、120B、120Cの個別の構成の概略上面図である、
図16A-Cもまた、参照される。
【0314】
本発明のある用途による、それぞれ、切断器具120、120Bの概略等角図および断面図である、
図17Aおよび17B、ならびに本発明のある用途による、切断器具120、120Aの概略断面図である、
図17Cが、さらに参照される。本発明の個別の用途による、切断器具120、120D、120E、120F、120Gの概略断面図である、
図17D-Gもまた、参照される。
【0315】
本発明のいくつかの実施形態では、回転切断器具120は、
・導電性外側電極126であって、
・回転されるときに組織を貫通するように成形される、導電性遠位端部分128と、
・トルクを受け取るように構成される、導電性近位部分125と、
を備える、導電性外側電極126と、
・導電性内側電極130と、
・導電性外側電極126および導電性内側電極130を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極126と導電性内側電極130との間の電気分離層134とを備える。
【0316】
図17A-Fに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具120、120A、120B、120C、120D、120E、120Fはさらに、シャンク124、124A、124B、124C、124D、124E、124Fを備える。
【0317】
図17A-Eに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、シャンク124、124A、124B、124C、124D、124Eは、導電性であり、
・導電性内側電極130に電気的に接続され、
・外側電極126から電気的に絶縁され、
・外側電極126の近位に位置する。
【0318】
図17Fに示されるもの等のこれらの用途のうちのその他に関して、シャンク124、124Fは、導電性ではない、すなわち、電気的に絶縁性である。
【0319】
図17B、17C、および17Fに示されるもの等のいくつかの用途に関して、シャンク124、124B、124C、124Fおよび導電性内側電極130は、相互に直接機械的かつ電気的に結合される、別個の部品を備える。
【0320】
図17Dおよび17Eに示されるもの等の他の用途に関して、シャンク124、124D、124Eは、導電性内側電極130と一体的である。
【0321】
図17Gに示されるもの等のなおも他の用途に関して、回転切断器具120、120Gは、シャンクが欠如していると見なされてもよい(または導電性内側電極130は、非常に薄いシャンクであると見なされてもよい)。
【0322】
図17Bおよび17Cに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気分離層134は、電気分離層のディスク形部分によって相互に接続される、異なる直径を有する1つを上回る円筒形部分を含む。
【0323】
いくつかの用途に関して、回転切断器具20は、ドリルビット、バール、またはミリングドリルビットを備える。
【0324】
図17B-Cは、それぞれ、近位に突出する内側電極の有無別のシャンク124、124B、124Cと内側電極130との間の接続の2つの構成を示す。同様に、
図17D-Eは、それぞれ、近位に突出する内側電極の有無別のシャンク124、124D、124Eおよび内側電極130の2つの構成を示す。
【0325】
図1Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20は、回転切断器具20、20Aを備え、近位導電性シャンク24は、導電性遠位端部分28、28Aと一体的である、近位導電性シャンク24、24Aを備える。
【0326】
いくつかの用途に関して、回転切断器具120は、厳密に1つの導電性外側電極126と、厳密に1つの導電性内側電極130とを備え、電気分離層134は、厳密に1つの導電性外側電極126と厳密に1つの導電性内側電極130との間に半径方向にある。
【0327】
いくつかの用途に関して、以下の要素、すなわち、シャンク124、内側電極電気接点171、外側電極126、および/または外側電極電気接点173のうちの1つまたはそれを上回るものは、例えば、金またはダイヤモンド様炭素コーティングでコーティングされる。
【0328】
いくつかの用途(示されないが、必要な変更を加えて、
図8Lに示される構成に類似する)に関して、回転切断器具120は、
・複数の導電性内側電極130と、
・導電性外側電極126および導電性内側電極130を相互から電気的に分離するように、導電性外側電極126と複数の導電性内側電極130との間の複数の電気分離層134と、
・典型的には、単一の導電性外側電極126とを備える。
【0329】
回転切断器具は、代替として、必要な変更を加えて、
図8Mに示される構成と同様に、複数の導電性外側電極と、単一の内側電極とを備えてもよい。
【0330】
図15A-C、16A-C、および17A-Cが、依然として参照され、
図2A-C、3A-C、および4A-Bが、加えて参照される。回転切断器具20、120が歯科用ドリルビットであるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20、120は、以下の寸法のうちの1つまたはそれを上回るものを有する、すなわち、
・回転切断器具20、120の長さは、3~80mmであり、
・シャンク24、124の長さは、10~20mm等の5~30mm、例えば、15mmであり、および/または回転切断器具20、120の長さの少なくとも5%、例えば、少なくとも15%等の少なくとも10%、例えば、少なくとも25%等の少なくとも20%、回転切断器具20、120の長さの70%以下等の95%以下、例えば、50%以下等の60%以下、例えば、45%以下、および/または回転切断器具20、120の長さの5%~70%、例えば、15%~50%等の10%~60%、例えば、25%~45%等の20%~45%、例えば、40%に等しく、および/または、
・シャンク24、124の外径は、1.6~3mm等の1.5~4mm、例えば、2.35mmである。
【0331】
回転切断器具20、120が整形外科用ドリルビットであるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具20、120は、以下の寸法のうちの1つまたはそれを上回るものを有する、すなわち、
・回転切断器具20、120の長さは、25~500mmであり、
・シャンク24、124の長さは、10~30mm等の5mm~50mm、例えば、20mmであり、および/または10%~50%等、回転切断器具20、120の長さの5%~70%に等しく、および/または、
・シャンク24、124の外径は、1.6~3mm等の1.5~4mm、例えば、2.35mmである。
【0332】
再び、
図4が、参照される。本発明のいくつかの用途では、電気接続システム150が、外科用モータ174および外科用モータ174のための制御ユニット175との併用のために提供される。随意に、回転切断器具120は、必要な変更を加えて、
図1A-14Bを参照して本明細書の上記に説明される、回転切断器具20の特徴のうちのいずれかを実装してもよく、および/または電気切断システム150は、必要な変更を加えて、
図4-14Bを参照して本明細書の上記に説明される、電気切断システム50の特徴のうちのいずれかを実装してもよい。
【0333】
電気切断システム150は、回転切断器具120を備え、さらに、
・ハンドピース152であって、外部ケーシング154と、回転切断器具120がハンドピース152に結合されるとき、外科用モータ74によって発生されたトルクを導電性外側電極126に伝達するように構成される、トルク伝達装置158と、外部ケーシング154に結合される、キャップ162とを備える、ハンドピース152と、
・回転切断器具120に信号を放出し、それから信号を収集し、情報を電気切断システム150のユーザに提供するように構成される、中央ユニット166と、
・導電性外側電極126および導電性内側電極130を中央ユニット66に電気的に接続するように構成される、電気接続システム164とを備える。
【0334】
中央ユニット166は、
図4を参照して本明細書の下記に説明される、中央ユニット66の技法のうちのいずれかを実装してもよい。
【0335】
ここで、本発明の個別の用途による、電気接続システム164の個別の構成の概略断面図示である、
図18A-Gが、参照される。電気接続システム164は、
・外側電極電気接点173と、外側電極電気接点173および中央ユニット66に電気的に結合される、絶縁電気ワイヤ172Bとを備える、外側電極電気コネクタ168と、
・内側電極電気接点171と、内側電極電気接点171および中央ユニット66に電気的に結合される、絶縁電気ワイヤ172Aとを備える、内側電極電気コネクタ170とを備える。
【0336】
ハンドピース152は、回転切断器具120がハンドピース152に結合されるとき、外側電極電気接点173が、導電性外側電極126と電気接触し、内側電極電気接点171が、導電性内側電極130と電気接触するように構成される。
【0337】
典型的には、電気接続システム164は、内側電極ワイヤ172Aおよび外側電極ワイヤ172Bのうちの一方または両方の少なくとも一部が、ハンドピース152の少なくとも一部を通して通過するように構成される。
【0338】
再び、本発明のある用途による、ハンドピース152の遠位部分の概略断面図示である、
図5が、参照される。いくつかの用途に関して、ハンドピース152はさらに、トルク伝達装置158を直接または間接的に駆動するように構成される、動力伝達機構156を備える。
【0339】
いくつかの用途に関して、ハンドピース152はさらに、トルク伝達装置158の回転を誘導するように構成される、軸受160を備える。
【0340】
再び、本発明のある用途による、ハンドピース152の遠位部分の概略的な図示である、
図6が、参照される。いくつかの用途に関して、ハンドピース152はさらに、外科用モータ174に機械的に結合されるように構成される、機械的接続機構163を備える。
【0341】
図15Aおよび16Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具120は、回転切断器具120、120Aを備え、近位導電性シャンク124、124Aの近位部分138、138Aは、ハンドピース152からトルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面140を画定するように成形される。
【0342】
図15Bおよび16Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具120は、回転切断器具120、120Bを備え、導電性外側電極126の導電性近位部分125、125Bは、ハンドピース152からトルクを受け取るように構成される、少なくとも1つの側方平面表面144を除いて、円形断面(例えば、円筒、円錐体、または円形断面を有する別の形状)を画定するように成形される。
【0343】
図15Cおよび16Cに示されるもの等のいくつかの用途に関して、回転切断器具120は、回転切断器具120、120Cを備え、導電性外側電極126の導電性近位部分125、125Cは、トルクを受け取るように構成される、非多角形(典型的には、非円形)断面(例えば、星形、例えば、6点星形)を有するように成形される。
【0344】
いくつかの用途に関して、電気切断システム150は、必要な変更を加えて、電気切断システム50に関して
図7Aに示される構成のように、導電性内側電極130を接地に電気的に接続するように構成される。
【0345】
いくつかの用途に関して、電気切断システム150は、必要な変更を加えて、電気切断システム50に関して
図7Bに示される構成のように、導電性外側電極126を接地に電気的に接続するように構成される。
【0346】
図18Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、内側電極電気接点171、171Aは、導電性内側電極130に直接電気的に接続されるように構成される。
【0347】
図18Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、内側電極電気接点171、171Aは、内側電極電気接点171、171Aが、シャンク124、124Cを介して導電性内側電極130と間接的に電気接続するように、シャンク124、124Cに電気的に接続されるように構成される。
【0348】
図18Aおよび18Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、
・ハンドピース152は、回転切断器具120がハンドピース152に結合されるとき、回転切断器具120の導電性外側電極126の遠位端部分128が、ハンドピース152から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム164、164A、164Eは、内側電極電気接点171、171Aが、ハンドピース152内に配置され、内側電極電気コネクタ170、170Aの一部が、キャップ162、162Aの近位端部分176によって画定される孔178を通して通過するように構成される。
(内側電極電気コネクタ170、170Eの筐体が、ハンドピース152のキャップ162、162Aの構成要素ではないことを含め、ハンドピース152の構成要素ではないことに留意されたい。)
【0349】
図18Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム164、164Aの内側電極電気接点171、171Aは、シャンク124、124Cに電気的に結合されるように構成される。キャップ162、162Aは、それを通して孔178を画定するように成形される。シャンク124、124Cは、キャップ162、162Aの近位端部分176の遠位に、典型的には、キャップ162、162A内に位置する。内側電極電気コネクタ170、170Aは、孔178を介してキャップ162、162Aの中に通過する。
【0350】
図18Cに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム164、164Eの内側電極電気接点171、171Eは、シャンク124、124Cに電気的に結合されるように構成され、キャップ162、162Aは、それを通して孔178を画定するように成形され、内側電極電気接点171、171Eは、キャップ162、162Aから外に突出するシャンク124の一部を介してシャンク124、124Cに電気的に結合されるように構成される。
【0351】
図18Dに示されるもの等のいくつかの用途に関して、
・ハンドピース152は、回転切断器具120がハンドピース152に結合されるとき、回転切断器具20の導電性外側電極126の遠位端部分128が、ハンドピース152から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム164、164Fは、内側電極電気コネクタ170、170Bが、ハンドピース152内に配置されるように構成される。
(内側電極電気コネクタ170、170Bの筐体が、ハンドピース152のキャップ162、162Bの構成要素ではないことを含め、ハンドピース152の構成要素ではないことに留意されたい。)
【0352】
図18Dに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム164、164Fの内側電極電気コネクタ170、170Bは、キャップ162、162Bの内側に位置し、内側電極電気接点171、171Bを画定するように成形され、内側電極電気接点171、171Bが、シャンク124、124Gを介して導電性内側電極130と間接的に電気接続するように、シャンク124、124Gと電気接触するように内側電極電気接点171、171Bを押動するように構成される、軸方向に配向されるプッシャ180、180Aを備える。
【0353】
図18E-Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム164は、ハンドピース152の内側に位置する、側方に配向されるプッシャ181またはブラシ183を備え、電気接続システム164の内側電極電気接点171、171Aは、直接接触(示されるような)を介して、またはシャンク124に電気的に接続され、外側電極126に絶縁される、トルク伝達装置158(構成は図示せず)を通して等、側方に配向されるプッシャ181またはブラシ183を介して導電性内側電極130に電気的に接続されるように構成される。
【0354】
図18A-Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、
・ハンドピース152は、回転切断器具120がハンドピース152に結合されるとき、回転切断器具120の導電性外側電極126の遠位端部分128が、ハンドピース152から外に遠位に延在するように構成され、
・電気接続システム164の外側電極電気コネクタ168は、ハンドピース152内に配置される。
【0355】
図18Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム164の外側電極電気接点173は、トルク伝達装置158を介して、および随意に、提供される場合、軸受160を介して、(例えば、トルク伝達装置158の遠位端から遠位に)回転切断器具120の外側電極126と電気接触して結合されるように構成される。内側電極電気コネクタ170、170Aの内側電極電気接点171、171Aは、内側電極130、130Gと直接電気接触する。
【0356】
図18Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム164の外側電極電気接点173は、トルク伝達装置158を介して(例えば、伝導性軸受または動力伝達機構を介して)回転切断器具120の外側電極126、126Hと電気接触して結合されるように構成される。内側電極電気コネクタ170、170Aは、シャンク124、124Cを介して内側電極130、130Hと電気接触する。内側電極電気コネクタ170、170Aの内側電極電気接点171、171Aは、シャンク124、124Cを介して内側電極130、130Hと間接的に電気接触する。
【0357】
図18A、18C、18D、18E、18F、および18Gに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、回転切断器具120の外側電極126は、トルク伝達装置158と直接電気接触して結合されるように構成される。
【0358】
図18Bに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、回転切断器具20の外側電極126、126Hは、ブレード(示されるような)、ブラシ(構成は図示せず)、またはピンおよびばねシステム(構成は図示せず)を介してトルク伝達装置158と間接的に電気接触して結合されるように構成される。
【0359】
図18Eおよび18Fに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、シャンク124は、少なくとも1つの溝184を画定するように成形される。
【0360】
図18E、18F、および18Gに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、内側電極電気接点171、171Bは、ブレード(
図18Eに示されるもの等)、ワイヤ(
図18Fに示されるもの等)、カーボン接点(
図18Gに示されるもの等)、およびブラシ(構成は図示せず)から成る群から選択される、1つまたはそれを上回る要素を備える。
【0361】
図18Gに示されるもの等のこれらの用途のうちのいくつかに関して、内側電極電気接点171、171Bは、シャンク124上に制御された荷重を印加するように構成される、ばねを備える。
【0362】
ここで、本発明のある用途による、電気接続システム64、164の構成の概略的な図示である、
図19A-Bが、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、164は、ハンドピース52、152にクリップ留めされるように構成される。このため、電気接続システム64、164は、随意に、
図20を参照して本明細書の下記に説明されるもの等、クリップ165または1つまたはそれを上回るガイドチャネルを備えてもよい。
【0363】
本発明のある用途による、ハンドピース52、152によって誘導される絶縁電気ワイヤの一部の構成の概略的な図示である、
図20が、参照される。いくつかの用途に関して、電気接続システム64、164のワイヤ72、72A、7B、72C、172、172A、172Bは、回転切断器具20、120からの電気信号を中央ユニット66に伝達するために、ハンドピース52、152の外面によって画定された1つまたはそれを上回るガイドチャネルの中にスナップ嵌合されるように構成される。電気接続システム64、164は、随意に、クリップ165を備えてもよい。随意に、ガイドチャネルは、ワイヤ172Aまたは172Bのうちの1つのみを結合するために使用される。
【0364】
ここで、本発明の個別の用途による、その配線を含む、電気切断システム50、150の構成要素のいくつかの配列の非常に概略的な図示である、
図21A-Hが、参照される。
【0365】
図21C-Fでは、ワイヤ72、172は、ワイヤ72A、172A、72B、172B、または72A、172Aおよび72B、172Bを備えてもよい。
【0366】
図21Aに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、164のワイヤ72、172は、単一の部品を備える、すなわち、ワイヤは、中央ユニット66、166から接続システムに直接延在する。
【0367】
図21Bに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム164のワイヤ72、172は、1つまたはそれを上回る電気コネクタ79、179を介して相互に電気的に接続される、複数の部品を備える。
【0368】
図8B-D、8L-M、10A、10B、10D、12A、12B、19A-B、20、および21Cに示されるもの等のいくつかの用途に関して、ワイヤ72A、72B、172A、および172Bは、ハンドピース52、152の外部にある。
【0369】
図8A-Q、10A-D、12A-B、13、14A-B、18A、18B、18C、18D、19A-B、20、21C、および21Eに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、164は、内側電極ワイヤ72A、172Aの少なくとも一部が、ハンドピース52、152の外部に配置されるように構成される。
【0370】
図10A、10B、10D、12A、12B、14A-B、19A-B、20、21C、および21Eに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、164は、外側電極ワイヤ72B、172Bの少なくとも一部が、ハンドピース52、152の外部に配置されるように構成される。
【0371】
図18D、18J、21D、21F、および21Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、164は、内側電極ワイヤ72A、172Aの少なくとも一部が、ハンドピース52、152の少なくとも一部を通して通過するように構成される。
【0372】
図8A-Q、10C、13、18A-G、21D、21F、および21Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、電気接続システム64、164は、外側電極ワイヤ72B、172Bの少なくとも一部が、ハンドピース52、152の少なくとも一部を通して通過するように構成される。
【0373】
図21D、21B、および21Gに示されるもの等のいくつかの用途に関して、ワイヤ72、172は、少なくとも部分的に、ハンドピース52、152を通して通過している。
【0374】
図21C、21D、21E、および21Fに示されるもの等のいくつかの用途に関して、ワイヤ72、172および外科用モータ74、174のワイヤ77は、2つの異なるワイヤである。
【0375】
図21Gおよび21Hに示されるもの等のいくつかの用途に関して、ワイヤ72、172および外科用モータ74、174のワイヤ77、177は、同一のケーブルの一部である。
【0376】
図21Cおよび21Dに示されるもの等のいくつかの用途に関して、中央ユニット66、166は、外科用モータ74、174のための制御ユニット75、175の外部にある。
【0377】
図21E、21F、21G、および21Iに示されるもの等のいくつかの用途に関して、中央ユニット66、166は、外科用モータ74、174のための制御ユニット75、175の中に埋設される。
【0378】
ここで、本発明のある用途による、電気切断システム50、150の無線構成の非常に概略的な図示である、
図21Iが、参照される。本構成では、回転切断器具20、120からの電気信号は、無線接続を介して中央ユニット66に転送される。
【0379】
いくつかの用途では、本明細書に説明および/または請求される技法のうちのいずれかは、回転切断器具以外の回転貫通器具において実装されてもよい。
【0380】
ある実施形態では、以下の出願のうちの1つまたはそれを上回るものに説明される技法および装置は、本明細書に説明される技法および装置と組み合わせられる。
・2019年12月2日に出願された米国仮出願第62/942,520号
・Lorian et al.のPCT公開第WO 2021/111439号として公開された、2020年12月2日に出願された国際出願第PCT/IL2020/051241号
・2021年6月2日に出願された米国仮出願第63/196,049号
・2021年6月9日に出願された米国仮出願第63/208,619号
【0381】
本明細書に提供される定義と参照することによって本明細書に組み込まれる特許および特許出願公開に提供されるものとの間に矛盾がある場合、本明細書に提供される定義が、優先されるであろう。
【0382】
本発明が、本明細書の上記に特に示され、説明されている内容に限定されないことが、当業者によって理解されるであろう。むしろ、本発明の範囲は、本明細書の上記に説明される種々の特徴の組み合わせおよび副次的組み合わせの両方、ならびに前述の説明を熟読することに応じて当業者に想起されるであろう、従来技術にはないそれらの変形例および修正を含む。
【国際調査報告】