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特表2024-520255接続ジョイントチューブ、及びそれを有する熱交換器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-24
(54)【発明の名称】接続ジョイントチューブ、及びそれを有する熱交換器
(51)【国際特許分類】
   F28D 1/047 20060101AFI20240517BHJP
【FI】
F28D1/047 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023562899
(86)(22)【出願日】2022-05-31
(85)【翻訳文提出日】2023-12-07
(86)【国際出願番号】 CN2022096132
(87)【国際公開番号】W WO2022253205
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】202121194724.6
(32)【優先日】2021-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515266108
【氏名又は名称】浙江盾安人工環境股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Zhejiang DunAn Artificial Environment Co., Ltd
【住所又は居所原語表記】Diankou Industry Zone, Zhuji, Zhejiang, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】馮 忠波
(72)【発明者】
【氏名】梁 新宇
【テーマコード(参考)】
3L103
【Fターム(参考)】
3L103AA01
3L103DD06
3L103DD33
3L103DD85
(57)【要約】
本出願は、接続ジョイントチューブ、及びそれを有する熱交換器を提供し、扁平管に接続されるための接続ジョイントチューブは、接続セグメント及び折り曲げセグメントを含み、接続セグメントは2つであり、2つの接続セグメントは、それぞれ折り曲げセグメントの両端に設けられ、折り曲げセグメントに接続されてU字管構造を形成し、接続セグメントの折り曲げセグメントから離れた一端に接続口を有し、ここで、接続口が扁平口構造である。本出願で提供される技術態様によって、従来技術における扁平管の作製プロセスが複雑である技術課題を解決する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
扁平管に接続されるための接続ジョイントチューブであって、接続セグメント(11)及び折り曲げセグメント(12)を含み、前記接続セグメント(11)が2つであり、2つの前記接続セグメント(11)は、それぞれ前記折り曲げセグメント(12)の両端に設けられ、2つの前記接続セグメント(11)と前記折り曲げセグメント(12)とが接続されてU字管構造を形成し、前記接続セグメント(11)の前記折り曲げセグメント(12)から離れた一端に接続口を有し、
前記接続口が扁平口構造である、接続ジョイントチューブ。
【請求項2】
前記折り曲げセグメント(12)は丸管構造であり、前記接続セグメント(11)は遷移ゾーン(111)及び扁平管ゾーン(112)を含み、前記遷移ゾーン(111)の前記折り曲げセグメント(12)に接続された一端は丸口であり、前記遷移ゾーン(111)の前記扁平管ゾーン(112)に接続された一端は扁平口である、請求項1に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項3】
前記接続セグメント(11)は、接続フランジ(113)を更に含み、前記接続フランジ(113)が前記扁平管ゾーン(112)の前記遷移ゾーン(111)から離れた一端に設けられる、請求項2に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項4】
前記接続フランジ(113)は、前記接続ジョイントチューブの外側に向かって折り返して設けられる、請求項3に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項5】
2つの前記接続セグメント(11)は間隔をあけて設けられ、一方の前記接続セグメント(11)の、他方の前記接続セグメント(11)の中心面への投影と、他方の前記接続セグメント(11)の中心面とは位置をずらして設けられる、請求項1に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項6】
2つの前記接続セグメント(11)の間の縦方向の距離がH1であり、5mm<H1≦15mmであり、及び/又は、
2つの前記接続セグメント(11)の間の横方向の距離がWであり、12mm<W≦45mmである、請求項5に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項7】
2つの前記接続セグメント(11)は間隔をあけて設けられ、一方の前記接続セグメント(11)の、他方の前記接続セグメント(11)の中心面への投影と、他方の前記接続セグメント(11)の中心面とは重なり合う、請求項1に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項8】
2つの前記接続セグメント(11)の間の縦方向の距離がH2であり、5mm<H2≦15mmである、請求項7に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項9】
前記折り曲げセグメント(12)の長さがL1であり、15mm≦L1≦35mmであり、及び/又は、
前記接続セグメント(11)の長さがL2であり、0mm<L2≦8mmであり、及び/又は、
前記接続口の幅がdであり、5mm≦d≦30mmであり、及び/又は、
前記接続口の高さがhであり、1.3mm≦h≦4.5mmであり、及び/又は、
前記折り曲げセグメント(12)の直径がφAであり、5mm≦φA≦15.88mmである、請求項1から8のいずれか一項に記載の接続ジョイントチューブ。
【請求項10】
間隔をあけて設けられた複数の扁平管と、
請求項1から9のいずれか一項に記載の接続ジョイントチューブとを含み、隣接する2つの前記扁平管が前記接続ジョイントチューブを介して連通されるように、隣接する2つの前記扁平管の間に前記接続ジョイントチューブが設けられる、熱交換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年5月31日に中国国家知識産権局に提出された、出願番号が202121194724.6であり、発明の名称が「接続ジョイントチューブ、及びそれを有する熱交換器」である特許出願の優先権を主張している。
【0002】
本出願は熱交換器の技術分野に関し、具体的には、接続ジョイントチューブ、及びそれを有する熱交換器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、従来の技術における千鳥2列式マイクロチャネル熱交換器の扁平管は、位置をずらして設けられた2列の扁平管を含み、即ち、前列の扁平管と後列の扁平管とは間隔をあけて設けられ、前列の扁平管と後列の扁平管とは、同一平面に位置せず且つある程度の段差を有する。
【0004】
しかしながら、従来の技術における千鳥2列式熱交換器は、通常独立した2つのコア式構造を採用し、折り曲げセグメントにより接続されて完全な扁平管を形成する。このようにすると、扁平管の作製過程が複雑になり、扁平管の生産コストの低減に不利である。
【発明の概要】
【0005】
本出願は、主に、従来の技術における扁平管の作製プロセスが複雑である技術課題を解決するための接続ジョイントチューブ、及びそれを有する熱交換器を提供することを目的とする。
【0006】
上記の目的を実現するために、本出願で提供される扁平管に接続されるための接続ジョイントチューブは、接続セグメント及び折り曲げセグメントを含み、接続セグメントは2つであり、2つの接続セグメントは、それぞれ折り曲げセグメントの両端に設けられ、折り曲げセグメントに接続されてU字管構造を形成し、接続セグメントの折り曲げセグメントから離れた一端に接続口を有し、ここで、接続口が扁平口構造である。
【0007】
更に、折り曲げセグメントは丸管構造であり、接続セグメントは遷移ゾーン及び扁平管ゾーンを含み、遷移ゾーンの折り曲げセグメントに接続された一端は丸口であり、遷移ゾーンの扁平管ゾーンに接続された一端は扁平口である。
【0008】
更に、接続端は、接続フランジを更に含み、接続フランジが扁平管ゾーンの遷移ゾーンから離れた一端に設けられる。
【0009】
更に、接続フランジは、接続ジョイントチューブの外側に向かって折り返して設けられる。
【0010】
更に、2つの接続セグメントは間隔をあけて設けられ、一方の接続セグメントの、他方の接続セグメントの中心面への投影と、他方の接続セグメントの中心面とは位置をずらして設けられる。
【0011】
更に、2つの接続セグメントの間の縦方向の距離がH1であり、5mm<H1≦15mmであり、及び/又は、2つの接続セグメントの間の横方向の距離がWであり、12mm<W≦45mmである。
【0012】
更に、2つの接続セグメントは間隔をあけて設けられ、一方の接続セグメントの、他方の接続セグメントの中心面への投影と、他方の接続セグメントの中心面とは重なり合う。
【0013】
更に、2つの接続セグメントの間の縦方向の距離がH2であり、5mm<H2≦15mmである。
【0014】
更に、折り曲げセグメントの長さがL1であり、15mm≦L1≦35mmであり、及び/又は、接続セグメントの長さがL2であり、0mm<L2≦8mmであり、及び/又は、接続口の幅がdであり、5mm≦d≦30mmであり、及び/又は、接続口の高さがhであり、1.3mm≦h≦4.5mmであり、及び/又は、折り曲げセグメントの直径がφAであり、5mm≦φA≦15.88mmである。
【0015】
本出願の他の態様によれば、間隔をあけて設けられた複数の扁平管と、上記の接続ジョイントチューブとを含み、隣接する2つの扁平管が接続ジョイントチューブを介して連通されるように、隣接する2つの扁平管の間に接続ジョイントチューブが設けられる、熱交換器を提供する。
【0016】
本出願の技術態様を適用すると、隣接する2つの扁平管の間に接続ジョイントチューブを設けることにより、2つの平直な扁平管を接続しやすく、折り曲げ型の熱交換管群構造の形成が容易になり、折り曲げ型の扁平管の作製プロセスが簡素化される。従って、本出願で提供される技術態様によって、従来技術における扁平管の作製プロセスが複雑である技術課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本出願の一部を構成する明細書の図面は、本出願に対する更なる理解を提供するためのものであり、本出願の模式的な実施例及びその説明は本出願を解釈するためのものであり、本出願を不当に限定するものではない。
【0018】
図1】本出願の一実施例による接続ジョイントチューブの構造模式図を示す。
図2図1における構造の正面図を示す。
図3図1における構造の上面図を示す。
図4図1における構造の左側面図を示す。
図5】本出願の他の実施例による接続ジョイントチューブの構造模式図を示す。
図6図5における構造の正面図を示す。
図7図5における構造の上面図を示す。
図8図5における構造の左側面図を示す。
図9】本出願の実施例で提供された熱交換器の構造模式図を示す。
図10図9のAにおける拡大図を示す。
【0019】
ここで、上記の図面には以下の符号が含まれる。
10 接続ジョイントチューブ、11 接続セグメント、111 遷移ゾーン、112 扁平管ゾーン、113 接続フランジ、12 折り曲げセグメント、20 扁平管。
【発明を実施するための形態】
【0020】
留意すべきこととして、矛盾しない限り、本出願における実施例及び実施例における特徴は、互いに組み合わされてもよい。以下、図面とともに実施例を参照して本出願を詳細に説明する。
【0021】
図1から図8に示すように、本出願の実施例で提供される扁平管20に接続されるための接続ジョイントチューブ10は、接続セグメント11及び折り曲げセグメント12を含み、接続セグメント11が2つであり、2つの接続セグメント11は、それぞれ折り曲げセグメント12の両端に設けられ、折り曲げセグメント12に接続されてU字管構造を形成し、接続セグメント11の折り曲げセグメント12から離れた一端に接続口を有し、ここで、接続口が扁平口構造である。
【0022】
このような構造配置を採用すると、接続ジョイントチューブ10の構造を設け、且つ、隣接する2つの扁平管20の間に接続ジョイントチューブ10を設けることにより、2つの平直な扁平管20を接続しやすく、折り曲げ型の熱交換管群構造の形成が容易になり、折り曲げ型の扁平管20の作製プロセスが簡素化される。
【0023】
具体的には、本実施例における折り曲げセグメント12は丸管構造であり、接続セグメント11は遷移ゾーン111及び扁平管ゾーン112を含み、遷移ゾーン111の折り曲げセグメント12に接続された一端は丸口であり、遷移ゾーン111の扁平管ゾーン112に接続された一端は扁平口である。このような構造配置を採用すると、遷移ゾーン111の構造を設けることにより、順調に遷移しやすく、構造全体の強度を向上させることができる。同時に、生産や成形も容易になって、一体成形構造を形成しやすい。
【0024】
本実施例において、接続端は、接続フランジ113を更に含み、接続フランジ113が扁平管ゾーン112の遷移ゾーン111から離れた一端に設けられる。このような構造配置を採用すると、接続フランジにより容易に接続することができる。
【0025】
具体的には、本実施例における接続フランジ113は、扁平管20の外側に挿通しやすく、着脱が容易になるように、接続ジョイントチューブ10の外側に向かって折り返して設けられる。
【0026】
図1から図4に示すように、一実施例において、2つの接続セグメント11は間隔をあけて設けられ、一方の接続セグメント11の、他方の接続セグメント11の中心面への投影と、他方の接続セグメント11の中心面とは位置をずらして設けられる。本実施例における接続ジョイントチューブ10は、異なる列の扁平管20が連通されるように、異なる列の扁平管20を接続するために用いられる。
【0027】
具体的には、2つの接続セグメント11の間の縦方向の距離をH1とし、5mm<H1≦15mmとすることができる。又は、2つの接続セグメント11の間の横方向の距離をWとし、12mm<W≦45mmとする。又は、2つの接続セグメント11の間の縦方向の距離をH1とし、5mm<H1≦15mmとし、2つの接続セグメント11の間の横方向の距離をWとし、12mm<W≦45mmとする。
【0028】
好ましくは、本実施例における2つの接続セグメント11の間の縦方向の距離がH1であり、5mm<H1≦15mmであり、2つの接続セグメント11の間の横方向の距離がWであり、12mm<W≦45mmである。このような構造配置を採用すると、熱交換器の扁平管20の構造のコンパクト性を向上させる上で、可能な限り熱交換の効果を向上させ、熱損失を低減することができる。
【0029】
図5から図8に示すように、他の実施例において、2つの接続セグメント11は間隔をあけて設けられ、一方の接続セグメント11の、他方の接続セグメント11の中心面への投影と、他方の接続セグメント11の中心面とは重なり合う。本実施例における接続ジョイントチューブ10は、同じ列の複数の扁平管20がいずれも連通されて設けられるように、同じ列の複数の扁平管20のうち隣接する2つの扁平管20を接続するために用いられる。
【0030】
具体的には、本実施例における2つの接続セグメント11の間の縦方向の距離がH2であり、5mm<H2≦15mmである。このような構造配置を採用すると、熱交換器の扁平管20の構造のコンパクト性を向上させる上で、可能な限り熱交換の効果を向上させ、熱損失を低減することができる。
【0031】
上記の全ての実施例において、折り曲げセグメント12の長さがL1であり、15mm≦L1≦35mmであり、及び/又は、接続セグメント11の長さがL2であり、0mm<L1≦8mmであり、及び/又は、接続口の幅がdであり、5mm≦d≦30mmであり、及び/又は、接続口の高さがhであり、1.3mm≦h≦4.5mmであり、及び/又は、折り曲げセグメント12の直径がφAであり、5mm≦φA≦15.88mmである。
【0032】
好ましくは、本実施例における折り曲げセグメント12の長さがL1であり、15mm≦L1≦35mmであり、接続セグメント11の長さがL2であり、0mm<L2≦8mmであり、接続口の幅がdであり、5mm≦d≦30mmであり、接続口の高さがhであり、1.3mm≦h≦4.5mmであり、折り曲げセグメント12の直径がφAであり、5mm≦φA≦15.88mmである。このような構造配置を採用すると、構造全体のレイアウトのコンパクト性を最適化することが容易になり、熱交換の効果を向上させ、熱損失を低減することができる。
【0033】
本実施例における接続ジョイントチューブ10は、丸管を折り曲げ、拡径することにより実現することができる。本実施例における接続ジョイントチューブ10は、アルミニウム材、複合アルミニウム材又は銅材で作製されてもよい。接続ジョイントチューブ10は、扁平管20の接続に適しており、実現するプロセスが簡単で、完成品の精度が高く、千鳥2列式熱交換器に適している。
【0034】
図9及び図10に示すように、本出願の他の実施例で提供される熱交換器は、間隔をあけて設けられた複数の扁平管20及び接続ジョイントチューブ10を含む。接続ジョイントチューブ10は、上記の実施例で提供される接続ジョイントチューブ10であり、隣接する2つの扁平管20が接続ジョイントチューブ10を介して連通されるように、隣接する2つの扁平管20の間に接続ジョイントチューブ10が設けられる。
【0035】
本実施例における接続ジョイントチューブ10は、熱交換器の流路設計を実現するために、扁平管20に溶接されてもよい。
【0036】
以上の説明から、本出願の上記の実施例は、実現するプロセスが簡単で、完成品の精度が高いという技術効果を実現していることが分かる。
【0037】
注意すべきこととして、ここで用いられる用語は、具体的な実施形態を説明するためのものにすぎず、本出願による例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。ここで用いられたように、文脈において別途明確に指摘していない限り、単数形式も複数形式を含むことを意図し、更に、理解すべきこととして、本明細書において、「包含する」及び/又は「含む」という用語が用いられる場合、特徴、ステップ、操作、デバイス、アセンブリ及び/又はそれらの組み合わせが存在することを意味する。
【0038】
別途具体的に説明していない限り、これらの実施例に記載された部材及びステップの相対的な配置、数式及び数値は、本出願の範囲を限定するものではない。同時に、説明の便宜上、図面に示された各部分の寸法は実際の比率関係で描かれたものではないことを理解すべきである。当業者にとって既知の技術、方法及び機器については詳細な説明を省略する場合があるが、必要に応じて、この技術、方法及び機器は、承認された明細書の一部としてみなされるべきである。ここで提案し、且つ説明した全ての例において、いずれの具体的な値も例示的なものにすぎず、限定するためのものではないと解釈されるべきである。従って、例示的な実施例の他の例は、異なる値を有してもよい。類似した符号及び文字は、以下の図面において類似したものを表すため、あるものが1つの図面において定義されると、その後の図面においては、それについて更に説明する必要がないことに注意すべきである。
【0039】
本出願の説明において、理解すべきこととして、通常、「前、後、上、下、左、右」、「横方向、縦方向、垂直、水平」及び「頂、底」等のような方位用語で指示する方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本出願の説明を容易にし、且つ説明を簡潔にするためのものにすぎず、逆の説明がない場合、これらの方位用語は、示された装置又は素子が必ずしも特定の方位を有するか又は特定の方位で構成されて操作されることを指示且つ暗示するものではないため、本出願の保護範囲を限定するものとして理解すべきではなく、「内、外」という方位用語は、各部材自体の輪郭に対する内、外である。
【0040】
説明の便宜上、ここでは「…の上に」、「…の上方に」、「…の上面に」、「上側の」等のような空間相対用語を用いて、図面に示すような1つのデバイス又は特徴と他のデバイス又は特徴との空間位置関係を説明することができる。理解すべきこととして、空間相対用語は、デバイスの図面に記載された方位以外の、使用又は操作中の異なる方位を包含することを意図するものである。例えば、図面中のデバイスの上下が倒置されると、「他のデバイス又は構造の上方」又は「他のデバイス又は構造の上」と説明されたデバイスは、その後「他のデバイス又は構造の下方に」又は「他のデバイス又は構造の下に」と位置決められることになる。よって、例示的な用語「…の上方に」は、「…の上方に」及び「…の下方に」の2つの方位を含むことができる。このデバイスは、他の異なる方法で位置決めし(90度回転するか、他の方位に位置する)、且つここで用いられる空間の相対的な説明について対応する解釈を行うこともできる。
【0041】
更に、説明すべきこととして、「第1」、「第2」等の用語を用いて部品を限定することは、対応する部品を容易に区別するためのものにすぎず、特に説明がない限り、上記の用語は特別な意味を持たないため、本出願の保護範囲を限定するものとして理解すべきではない。
【0042】
以上の説明は、本出願の好ましい実施例にすぎず、本出願を限定するためのものではなく、当業者は、本出願に対して各種の修正及び変更を行ってもよい。本出願の趣旨及び原則の範囲内でなされたいかなる修正、同等の置換、改良等は、いずれも本出願の保護範囲内に包含されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】