(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-24
(54)【発明の名称】ソケット保護ドア構造およびソケット
(51)【国際特許分類】
H01R 13/453 20060101AFI20240517BHJP
H01R 13/52 20060101ALI20240517BHJP
H01R 24/20 20110101ALI20240517BHJP
H01R 24/76 20110101ALI20240517BHJP
【FI】
H01R13/453
H01R13/52 302A
H01R24/20
H01R24/76
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571822
(86)(22)【出願日】2021-08-11
(85)【翻訳文提出日】2023-11-17
(86)【国際出願番号】 CN2021112106
(87)【国際公開番号】W WO2022241957
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】202110542305.5
(32)【優先日】2021-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121068454.4
(32)【優先日】2021-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121067536.7
(32)【優先日】2021-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523436182
【氏名又は名称】▲寧▼波公牛▲電▼器有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】彭 美南
(72)【発明者】
【氏名】唐 先▲節▼
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 秋▲栄▼
(72)【発明者】
【氏名】▲ゴン▼ 光▲輝▼
【テーマコード(参考)】
5E087
5E223
【Fターム(参考)】
5E087EE02
5E087EE10
5E087FF02
5E087FF06
5E087HH01
5E087LL04
5E087LL17
5E087LL29
5E087QQ03
5E087RR18
5E087RR26
5E223AB33
5E223AB62
5E223AC21
5E223BA01
5E223BB12
5E223CB15
5E223CB27
5E223EA03
(57)【要約】
ソケット技術の分野に属するソケット保護ドア構造およびソケットを開示する。ソケット保護ドア構造は、支持台と、保護ドアと、弾性リセット部材とを含み、支持台にソケットのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ対応する2つの第1のビア(11)があり、保護ドアは、支持台に移動可能に接続され、保護ドアのソケットのジャックに面する上部表面は、平面であり、保護ドアに第2のビアがあり、保護ドアは、一方の第1のビアが露出し、他方の第1のビアが第2のビアに対応して連通するように、第1の方向及び第2の方向に沿って順次に移動可能に構成され、第1の方向は、保護ドアの上部表面に垂直な方向であり、第2の方向は、2つの第1のビアの分布方向であり、弾性リセット部材は、支持台と保護ドアとの間に配置され、保護ドアをリセットするために使用される。当該ソケット保護ドア構造の保護ドアとジャックとの密着を実現することができ、ホコリの集積問題を回避し、美観性を高め、プラグが保護ドアを駆動するときにもっと軽くスムーズになる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持台(1)と、保護ドア(2)と、弾性リセット部材(3)とを含み、
前記支持台(1)には、ソケットのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ対応する2つの第1のビア(11)があり、
前記保護ドア(2)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され、前記保護ドア(2)のソケットのジャックに面する上部表面(21)は、平面であり、前記保護ドア(2)に第2のビア(22)があり、前記保護ドア(2)は、一方の前記第1のビア(11)が露出し、他方の前記第1のビア(11)が前記第2のビア(22)に対応して連通するように、第1の方向(D1)及び第2の方向(D2)に沿って順次に移動可能に構成され、前記第1の方向(D1)は、前記保護ドア(2)の上部表面に垂直な方向であり、前記第2の方向(D2)は、前記2つの第1のビア(11)の分布方向であり、
前記弾性リセット部材(3)は、前記支持台(1)と前記保護ドア(2)との間に配置され、前記保護ドア(2)をリセットするために使用される、
ソケット保護ドア構造。
【請求項2】
2つの外部ガイド軸(4)をさらに含み、前記2つの外部ガイド軸(4)は、前記保護ドア(2)の前記第2の方向(D2)に沿って延びる2つの側壁の外部にそれぞれ配置され、
前記支持台(1)は、底支持部(101)と側周部(102)とを含み、前記底支持部(101)に前記2つの第1のビア(11)が設けられ、前記側周部(102)の下端は、前記底支持部(101)に接続され、
前記側周部(102)の前記第2の方向(D2)に沿って延びる2つの側壁にそれぞれガイド溝(103)があり、前記ガイド溝(103)は、前記外部ガイド軸(4)を収容し、前記第1の方向(D1)及び前記第2の方向(D2)における前記外部ガイド軸(4)の移動をガイドする、
請求項1に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項3】
前記ガイド溝(103)は、順次に連通するガイドセグメント(1031)、規制セグメント(1032)、第1のガイドセグメント(1033)及び第2のガイドセグメント(1034)を含み、前記ガイドセグメント(1031)、前記規制セグメント(1032)、及び前記第1のガイドセグメント(1033)は、いずれも前記第1の方向(D1)に沿って延び、前記第2のガイドセグメント(1034)は、前記第2の方向(D2)に沿って延び、
前記ガイドセグメント(1031)は、前記外部ガイド軸(4)を前記規制セグメント(1032)の中へガイドするために使用され、
前記規制セグメント(1032)は、前記外部ガイド軸(4)を前記第1のガイドセグメント(1033)内に規制させるために使用され、
前記第1のガイドセグメント(1033)は、前記第1の方向(D1)における前記外部ガイド軸(4)の移動をガイドするために使用され、
前記第2のガイドセグメント(1034)は、前記第2の方向(D2)における前記外部ガイド軸(4)の移動をガイドするために使用される、
請求項2に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項4】
前記第2のガイドセグメント(1034)は、間隔を空けて設けられた第1の側壁(10341)と第2の側壁(10342)を含み、
前記第1の側壁(10341)は、前記第1の方向(D1)に沿って延び、
前記第2の側壁(10342)は、傾斜して設けられ、かつ前記第2の方向(D2)に沿って延び、前記第2の側壁(10342)の先端と前記第1の側壁(10341)との間隔は、前記第2の側壁(10342)の下端と前記第1の側壁(10341)との間隔より小さい、
請求項3に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項5】
前記第2の側壁(10342)と前記第1の方向(D1)との角度は、17°以上かつ90°以下である請求項4に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項6】
前記第2の側壁(10342)の長さは、0より大きくかつ2.6mm以下である請求項4に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項7】
前記規制セグメント(1032)は、対称に設けられた第3の側壁(10321)と第4の側壁(10322)を含み、
前記第3の側壁(10321)と前記第4の側壁(10322)との間隔は、前記第1のガイドセグメント(1033)に近づく方向に沿って徐々に増大し、前記第3の側壁(10321)と前記第4の側壁(10322)との最小間隔は、前記外部ガイド軸(4)の外径より小さい、
請求項3に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項8】
前記ガイド溝(103)と前記底支持部(101)は、第3の方向(D3)においてずれて配置され、前記第3の方向(D3)は、前記第2の方向(D2)に垂直な方向である請求項2から7のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項9】
対称に設けられた2つのガイドブロック(5)をさらに含み、前記2つのガイドブロック(5)は、前記底支持部(101)の上部表面に配置され、前記ガイドブロック(5)は、ガイド面(51)を有し、前記ガイド面(51)は、傾斜して設けられ、かつ前記第2の方向(D2)に沿って延び、
前記ガイド面(51)は、前記保護ドア(2)の移動をガイドするように、前記保護ドア(2)に接触し、
前記保護ドア(2)の移動は、2つのピンによる駆動下での前記第2の方向(D2)における前記保護ドア(2)の移動、および1つのピンによる駆動下での前記保護ドア(2)の傾斜移動を含む、
請求項2から8のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項10】
2つの内部ガイド軸(9)をさらに含み、
前記2つの内部ガイド軸(9)は、前記保護ドア(2)に対称的に配置され、前記内部ガイド軸(9)は、前記2つのガイドブロック(5)に1対1で対応し、
前記内部ガイド軸(9)は、前記保護ドア(2)の移動をガイドするように、対応する前記ガイド面(51)に接触する、
請求項9に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項11】
前記保護ドア(2)は、保護ドアパネル(201)と筐体(202)とを含み、前記保護ドアパネル(201)は、前記上部表面(21)を有し、前記保護ドアパネル(201)は、前記筐体(202)の先端に接続され、前記筐体(202)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され、
前記内部ガイド軸(9)は、前記筐体(202)の前記第2の方向(D2)に沿って延びる2つの側壁の内部に配置される、
請求項10に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項12】
前記筐体(202)は、サイドフレーム(2021)とパネルラック(2022)とを含み、前記パネルラック(2022)は、前記サイドフレーム(2021)の内部に配置され、前記サイドフレーム(2021)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され、
前記パネルラック(2022)の底部表面に2つの逃げ溝(2023)があり、前記2つの逃げ溝(2023)は、前記2つのガイドブロック(5)に1対1で対応し、
前記保護ドア(2)が前記第2の方向(D2)に沿って移動するとき、前記逃げ溝(2023)は、少なくとも前記ガイドブロック(5)の頂部を収容する、
請求項9から11のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項13】
前記内部ガイド軸(9)は、円弧柱状である、請求項10から12のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項14】
前記ガイドブロック(5)は、前記保護ドア(2)のパネルの底部または側壁の底部に接触する、請求項9に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項15】
2組の第1のストッパブロック(12)と2組の第2のストッパブロック(13)とをさらに含み、
前記2組の第1のストッパブロック(12)は、前記2組の第2のストッパブロック(13)に1対1で対応し、前記2組の第1のストッパブロック(12)は、それぞれ前記保護ドア(2)の第3の方向(D3)に沿って延びる両側に配置され、前記2組の第2のストッパブロック(13)は、それぞれ前記2つの第1のビア(11)の側壁に配置され、前記第3の方向(D3)は、前記第2の方向(D2)に垂直な方向であり、
単一のピンの挿入により前記保護ゲート(2)が傾斜する場合、前記第1のビア(11)に近づく方向に傾斜した前記第1のストッパブロック(12)は、対応する前記第2のストッパブロック(13)と協働してストッパを実現する、
請求項1から14のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項16】
前記保護ドア(2)は、保護ドアパネル(201)と筐体(202)とを含み、
前記保護ドアパネル(201)は、前記上部表面(21)と前記第2のビア(22)とを有し、前記保護ドアパネル(201)は、前記筐体(202)の先端に接続され、前記筐体(202)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され、
前記2組の第1のストッパブロック(12)は、それぞれ前記筐体(202)の前記第3の方向(D3)に沿って延びる2つの側壁の下端に配置される、
請求項15に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項17】
前記筐体(202)は、対向して配置された2つの第1の側板(20211)と、対向して配置された2つの第2の側板(20212)と、を含み、
前記第1の側板(20211)の両端は、それぞれ前記第2の側板(20212)の両端に垂直に接続され、前記第2の側板(20212)は、前記第3の方向(D3)に沿って延び、
前記第1のストッパブロック(12)は、前記第2の側板(20212)の下端に配置され、前記第1のストッパブロック(12)と前記第1の側板(20211)との間にストッパ溝(20213)があり、前記ストッパ溝(20213)は、前記第2のストッパブロック(13)を収容するために使用される、
請求項16に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項18】
前記第1のストッパブロック(12)と前記第2の側板(20212)は、一体成形されるように接続される、請求項17に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項19】
前記第1の側板(20211)の底壁は、本体セグメント(2111)と、前記本体セグメント(2111)の両側に設けられた2つの傾斜セグメント(2112)とを含み、
前記傾斜セグメント(2112)の第1の端は、前記本体セグメント(2111)に接続され、前記傾斜セグメント(2112)の第2の端は、前記第1のストッパブロック(12)に接続され、前記傾斜セグメント(2112)の第2の端は、第1の端よりも前記保護ドアパネル(201)に近接する、
請求項17に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項20】
ストッパ(7)をさらに含み、前記ストッパ(7)は、前記支持台(1)の底支持部(101)に配置され、前記ストッパ(7)の先端は、前記保護ドア(2)の第2のビア(22)内に位置し、
単一のピンの挿入により前記保護ドア(2)が片側に傾斜する場合、前記ストッパ(7)は、前記第2のビア(22)の壁に当接可能である、
請求項1から19のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項21】
固定ブロック(6)をさらに含み、前記固定ブロック(6)は、前記保護ドア(2)の底部表面に配置され、前記固定ブロック(6)は、前記弾性リセット部材(3)に接続される、請求項1から20のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項22】
前記弾性リセット部材(3)は、圧縮バネであり、前記弾性リセット部材(3)の先端は、前記固定ブロック(6)の外部に嵌着される、請求項21に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項23】
前記支持台(1)に規制溝(104)があり、前記規制溝(104)は、前記弾性リセット部材(3)の底部を収容し、かつ移動する前記保護ドア(2)に伴って前記弾性リセット部材(3)が対応して移動することを許可するためのものである請求項21に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項24】
前記規制溝(104)は、対称に設けられた第1の溝壁(1041)と第2の溝壁(1042)を含み、前記第1の溝壁(1041)と前記第2の溝壁(1042)は、前記第2の方向(D2)に沿って分布し、
前記第1の溝壁(1041)と前記第2の溝壁(1042)のうちの少なくとも一方は、前記保護ドア(2)に伴って移動する前記弾性リセット部材(3)を収容するように、傾斜して設けられ、前記第2の方向(D2)に沿って延びる、
請求項23に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項25】
カバー(8)をさらに含み、前記カバー(8)には前記ソケットのジャックに対応するジャックがあり、
前記カバー(8)は、カバーするように前記支持台(1)に装着され、前記カバー(8)の底部表面は、前記保護ドア(2)の上部表面(21)と密着する、
請求項1から24のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項26】
支持ブロック(81)をさらに含み、前記支持ブロック(81)は、前記カバー(8)の底部表面に配置され、
前記支持台(1)の底支持部(101)にストッパ(7)が設けられ、前記ストッパ(7)は、前記保護ドア(2)における第2のビア(22)の壁に当接するための第1の面壁を有し、
前記支持ブロック(81)は、前記ストッパ(7)の第2の面壁に当接するためのものであり、前記第2の面壁は、前記第1の面壁と対向する壁である、
請求項25に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項27】
位置決めブロック(82)をさらに含み、前記位置決めブロック(82)は、前記カバー(8)の底部表面に配置され、
前記支持台(1)は、側周部(102)を含み、前記位置決めブロック(82)は、前記側周部(102)の外壁に当接し、前記カバー(8)を前記支持台(1)に位置決めするために使用される、
請求項25に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項28】
請求項1から27のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造を含むソケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年05月18日に提出された出願番号202110542305.5、発明名称「ソケット保護ドア構造およびソケット」の中国特許出願、出願番号202121068454.4、実用新案名称「ソケット保護ドア構造およびソケット」の中国特許出願、及び出願番号202121067536.7、実用新案名称「ソケット保護ドア構造およびソケット」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照により本明細書に援用する。
【0002】
本開示は、ソケット技術の分野に関し、特にソケット保護ドア構造およびソケットに関するものである。
【背景技術】
【0003】
ソケットには、通常、ソケット保護ドア構造が設けられ、ソケット保護ドア構造は、ソケットのジャックとプラグブッシュとの間に設けられ、物体がジャックからプラグブッシュに誤入することを防止して、漏電防止機能を果たす。
【0004】
関連技術では、ソケット保護ドア構造は、ハウジングと、ハウジング内に配置される保護ドアと、保護ドアをリセットするためのトーションスプリングと、を含み、ここで、保護ドアのジャックに面する表面は、スロープ状に設けられ、プラグによってスロープの表面に推力を加えることで、保護ドアを駆動してプラグブッシュが露出する位置に移動させる。
【0005】
しかしながら、スロープ状の保護ドアとジャックとの間に大きな楔形隙間があり、ホコリなどの不純物は集積しやすく、そして、プラグがスロープに接触することで保護ドアを駆動するので、差し込む場合プラグが引っかかって、スムーズではないなどの欠点もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本開示は、上記の技術的問題を解決できるソケット保護ドア構造およびソケットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
具体的に、技術案は以下の通りである。
【0008】
一側面において、本開示の実施例は、支持台と、保護ドアと、弾性リセット部材とを含み、
前記支持台には、ソケットのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ対応する2つの第1のビアがあり、
前記保護ドアは、前記支持台に移動可能に接続され、前記保護ドアのソケットのジャックに面する上部表面は、平面であり、前記保護ドアに第2のビアがあり、前記保護ドアは、一方の前記第1のビアが露出し、他方の前記第1のビアが前記第2のビアに対応して連通するように、第1の方向及び第2の方向に沿って順次に移動可能に構成され、ここで、前記第1の方向は、前記保護ドアの上部表面に垂直な方向であり、前記第2の方向は、前記2つの第1のビアの分布方向であり、
前記弾性リセット部材は、前記支持台と前記保護ドアとの間に配置され、前記保護ドアをリセットするために使用される、
ソケット保護ドア構造に関する。
【0009】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、2つの外部ガイド軸をさらに含み、前記2つの外部ガイド軸は、前記保護ドアの前記第2の方向に沿って延びる2つの側壁の外部にそれぞれ配置され、
前記支持台は、底支持部と側周部とを含み、前記底支持部に前記2つの第1のビアが設けられ、前記側周部の下端は、前記底支持部に接続され、
前記側周部の前記第2の方向に沿って延びる2つの側壁にそれぞれガイド溝があり、前記ガイド溝は、前記外部ガイド軸を収容し、前記第1の方向及び前記第2の方向における前記外部ガイド軸の移動をガイドする。
【0010】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ガイド溝は、順次に連通するガイドセグメント、規制セグメント、第1のガイドセグメント及び第2のガイドセグメントを含み、前記ガイドセグメント、前記規制セグメント、及び前記第1のガイドセグメントは、いずれも前記第1の方向に沿って延び、前記第2のガイドセグメントは、前記第2の方向に沿って延び、
前記ガイドセグメントは、前記外部ガイド軸を前記規制セグメントの中へガイドするために使用され、
前記規制セグメントは、前記外部ガイド軸を前記第1のガイドセグメント内に規制させるために使用され、
前記第1のガイドセグメントは、前記第1の方向における前記外部ガイド軸の移動をガイドするために使用され、
前記第2のガイドセグメントは、前記第2の方向における前記外部ガイド軸の移動をガイドするために使用される。
【0011】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記第2のガイドセグメントは、間隔を空けて設けられた第1の側壁と第2の側壁を含み、
前記第1の側壁は、前記第1の方向に沿って延び、
前記第2の側壁は、傾斜して設けられ、かつ前記第2の方向に沿って延び、前記第2の側壁の先端と前記第1の側壁との間隔は、前記第2の側壁の下端と前記第1の側壁との間隔より小さい。
【0012】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記第2の側壁と前記第1の方向との角度は、17°以上かつ90°以下である。
【0013】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記第2の側壁の長さは、0より大きくかつ2.6mm以下である。
【0014】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ガイド溝と前記底支持部は、第3の方向においてずれて配置され、ここで、前記第3の方向は、前記第2の方向に垂直な方向である。
【0015】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記規制セグメントは、対称に設けられた第3の側壁と第4の側壁を含み、
前記第3の側壁と前記第4の側壁との間隔は、前記第1のガイドセグメントに近づく方向に沿って徐々に増大し、前記第3の側壁と前記第4の側壁との最小間隔は、前記外部ガイド軸の外径より小さい。
【0016】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、対称に設けられた2つのガイドブロックをさらに含み、前記2つのガイドブロックは、前記底支持部の上部表面に配置され、前記ガイドブロックは、ガイド面を有し、前記ガイド面は、傾斜して設けられ、かつ前記第2の方向に沿って延び、
前記ガイド面は、前記保護ドアの移動をガイドするように、前記保護ドアに接触し、
前記保護ドアの移動は、2つのピンによる駆動下での前記第2の方向における前記保護ドアの移動、および1つのピンによる駆動下での前記保護ドアの傾斜移動を含む。
【0017】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、2つの内部ガイド軸をさらに含み、
前記2つの内部ガイド軸は、前記保護ドアに対称的に配置され、前記内部ガイド軸は、前記2つのガイドブロックに1対1で対応し、
前記内部ガイド軸は、前記保護ドアの移動をガイドするように、対応する前記ガイド面に接触する。
【0018】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記保護ドアは、保護ドアパネルと筐体とを含み、前記保護ドアパネルは、前記上部表面を有し、前記保護ドアパネルは、前記筐体の先端に接続され、前記筐体は、前記支持台に移動可能に接続され、
前記内部ガイド軸は、前記筐体の前記第2の方向に沿って延びる2つの側壁の内部に配置される。
【0019】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記筐体は、サイドフレームとパネルラックとを含み、前記パネルラックは、前記サイドフレームの内部に配置され、前記サイドフレームは、前記支持台に移動可能に接続され、
前記パネルラックの底部表面に2つの逃げ溝があり、前記2つの逃げ溝は、前記2つのガイドブロックに1対1で対応し、
前記保護ドアが前記第2の方向に沿って移動するとき、前記逃げ溝は、少なくとも前記ガイドブロックの頂部を収容する。
【0020】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記内部ガイド軸は、円弧柱状である。
【0021】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ガイドブロックは、前記保護ドアのパネルの底部または側壁の底部に接触する。
【0022】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、2組の第1のストッパブロックと2組の第2のストッパブロックとをさらに含み、
前記2組の第1のストッパブロックは、前記2組の第2のストッパブロックに1対1で対応し、前記2組の第1のストッパブロック(12)は、それぞれ前記保護ドアの第3の方向に沿って延びる両側に配置され、前記2組の第2のストッパブロックは、それぞれ前記2つの第1のビアの側壁に配置され、ここで、前記第3の方向は、前記第2の方向に垂直な方向であり、
単一のピンの挿入により前記保護ゲートが傾斜する場合、前記第1のビアに近づく方向に傾斜した前記第1のストッパブロックは、対応する前記第2のストッパブロックと協働してストッパを実現する。
【0023】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記保護ドアは、保護ドアパネルと筐体とを含み、
前記保護ドアパネルは、前記上部表面と前記第2のビアとを有し、前記保護ドアパネルは、前記筐体の先端に接続され、前記筐体は、前記支持台に移動可能に接続され、
前記2組の第1のストッパブロックは、それぞれ前記筐体の前記第3の方向に沿って延びる2つの側壁の下端に配置される。
【0024】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記筐体は、対向して配置された2つの第1の側板と、対向して配置された2つの第2の側板と、を含み、
前記第1の側板の両端は、それぞれ前記第2の側板の両端に垂直に接続され、前記第2の側板は、前記第3の方向に沿って延び、
前記第1のストッパブロックは、前記第2の側板の下端に配置され、前記第1のストッパブロックと前記第1の側板との間にストッパ溝があり、前記ストッパ溝は、前記第2のストッパブロックを収容するために使用される。
【0025】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記第1のストッパブロックと前記第2の側板は、一体成形されるように接続される。
【0026】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記第1の側板の底壁は、本体セグメントと、前記本体セグメントの両側に設けられた2つの傾斜セグメントとを含み、
前記傾斜セグメントの第1の端は、前記本体セグメントに接続され、前記傾斜セグメントの第2の端は、前記第1のストッパブロックに接続され、前記傾斜セグメントの第2の端は、第1の端よりも前記保護ドアパネルに近接する。
【0027】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、ストッパをさらに含み、前記ストッパは、前記支持台の底支持部に配置され、前記ストッパの先端は、前記保護ドアの第2のビア内に位置し、
単一のピンの挿入により前記保護ドアが片側に傾斜する場合、前記ストッパは、前記第2のビアの壁に当接可能である。
【0028】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、固定ブロックをさらに含み、前記固定ブロックは、前記保護ドアの底部表面に配置され、前記固定ブロックは、前記弾性リセット部材に接続される。
【0029】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記弾性リセット部材は、圧縮バネであり、前記弾性リセット部材の先端は、前記固定ブロックの外部に嵌着される。
【0030】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記支持台に規制溝があり、前記規制溝は、前記弾性リセット部材の底部を収容し、かつ移動する前記保護ドアに伴って前記弾性リセット部材が対応して移動することを許可するためのものである。
【0031】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記規制溝は、対称に設けられた第1の溝壁と第2の溝壁を含み、前記第1の溝壁と前記第2の溝壁は、前記第2の方向に沿って分布し、
前記第1の溝壁と前記第2の溝壁のうちの少なくとも一方は、前記保護ドアに伴って移動する前記弾性リセット部材を収容するように、傾斜して設けられ、前記第2の方向に沿って延びる。
【0032】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、カバーをさらに含み、前記カバーには前記ソケットのジャックに対応するジャックがあり、
前記カバーは、カバーするように前記支持台に装着され、前記カバーの底部表面は、前記保護ドアの上部表面と密着する。
【0033】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、支持ブロックをさらに含み、前記支持ブロックは、前記カバーの底部表面に配置され、
前記支持台の底支持部にストッパが設けられ、前記ストッパは、前記保護ドアにおける第2のビアの壁に当接するための第1の面壁を有し、
前記支持ブロックは、前記ストッパの第2の面壁に当接するためのものであり、前記第2の面壁は、前記第1の面壁と対向する壁である。
【0034】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、位置決めブロックをさらに含み、前記位置決めブロックは、前記カバーの底部表面に配置され、
前記支持台は、側周部を含み、前記位置決めブロックは、前記側周部の外壁に当接し、前記カバーを前記支持台に位置決めするために使用される。
【0035】
別の側面において、本開示の実施例は、上記のいずれかに記載のソケット保護ドア構造を含むソケットに関する。
【0036】
本開示の実施例による技術案の有益な効果は、少なくとも以下を含む。
【0037】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造の動作原理は、以下の通りであり、即ち、保護ドアが初期状態にある場合、保護ドアにおける第2のビアと支持台における2つの第1のビアはそれぞれずれて設けられ、このようにすると、保護ドアは2つの第1のビアを塞いで、保護ドアは初期状態でプラグブッシュに対する保護作用を発揮するようにしている。
【0038】
ピンが保護ドアを駆働することにより、保護ドアを初期状態から待避状態に遷移させた後、保護ドアは、支持台において移動し、保護ドアの支持台における位置も相応に変化し、支持台における一つの第1のビアは露出し、もう一つの第1のビアは保護ドアにおける第2のビアに対応して連通し、このようにすると、保護ドアが待避状態にあるとき、2つの第1のビアは実際には露出し、即ち、2つの第1のビアからそれぞれに対応するプラグブッシュ内にピンを挿入することを許可する。
【0039】
特に、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造では、保護ドアのソケットのジャックに面する上部表面が平面であるので、ソケットのジャックを有するパネルまたはカバーも平面に設計される限り、ジャックと保護ドアとの密着を実現することができ、両者の間に楔形隙間のような空間が存在せず、これにより、ホコリなどの不純物の集積問題を回避することができ、ソケットの美観性の向上にも有利である。なお、保護ドアの上部表面が平面であるので、ピンをジャックに垂直な方向に沿って挿入することにより、保護ドアを直接に駆動して同じ方向に沿って移動させることができ、ピンが保護ドアを駆動するときにもっと軽くスムーズになり、ユーザーに引っかかる感覚を与えることを回避し、ユーザー体験の向上に有利である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
本開示の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に使用される図面を簡単に説明し、以下の説明における図面は、本開示のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとっては、創造的な労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできることは明らかである。
【0041】
【
図1】本開示の実施例による一例示的なソケット保護ドア構造の構造概略図であり、ここで、ソケット保護ドア構造の分解状態から組み立て状態への状態概略、及び支持台の局所構造がそれぞれ示される。
【
図2】本開示の実施例による一例示的なソケット保護ドア構造の状態概略図であり、ここで、上部部分は、保護ドアが初期状態にあることを示し、下部部分は、保護ドアが待避状態にあることを示す。
【
図3】本開示の実施例による一例示的な3極保護ドアの構造概略図であり、ここで、Aは保護ドアの正面構造を示し、Bは保護ドアの裏面構造を示し、Cは保護ドアのパネルを除く筐体構造を示す。
【
図4】本開示の実施例による一例示的な2極保護ドアの構造概略図であり、ここで、保護ドアの正面構造と裏面構造がそれぞれ示される。
【
図5】本開示の実施例による一例示的な支持台の構造概略図であり、ここで、2極保護ドアと対応する支持台との組み立て関係の概略図も示す。
【
図6】本開示の実施例による一例示的な支持台の局所構造概略図であり、ここで、ガイド溝の断面構造も示す。
【
図7】本開示の実施例による一例示的な初期状態におけるソケット保護ドア構造の状態概略図である。
【
図8】本開示の実施例による一例示的な待避状態におけるソケット保護ドア構造の状態概略図である。
【
図9】本開示の実施例による一例示的な片側傾斜状態におけるソケット保護ドア構造の局所構造概略図である。
【
図10】本開示の実施例による別の例示的な支持台の局所構造概略図である。
【
図11】本開示の実施例による一例示的な2極保護ドアの構造概略図である。
【
図12】本開示の実施例による一例示的な左側から単一のピンを挿入するときのソケット保護ドア構造の状態概略図である。
【
図13】本開示の実施例による
図12に基づく局所拡大図である。
【
図14】本開示の実施例による一例示的な右側から単一のピンを挿入するときのソケット保護ドア構造の状態概略図である。
【
図15】本開示の実施例による
図14に基づく局所拡大図である。
【
図16】本開示の実施例による一例示的なカバーを含む場合のソケット保護ドア構造の組み立て概略図である。
【
図17】本開示の実施例による一例示的なカバーの構造概略図である。
【
図18】本開示の実施例による一例示的なソケットの分解概略図である。
【
図19】本開示の実施例による一例示的なソケットの組み立て概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本開示の技術案および利点をより明確にするために、以下、図面を参照して本開示の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0043】
本開示の実施例のソケット保護ドア構造における様々な部品の位置配置関係を理解するために、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造をソケットに適用した状態を基準として、ソケットパネルにおけるジャックに近づく方向を頂部方向または上部方向と定義し、逆に、ソケットパネルにおけるジャックから離れる方向を底部方向または下部方向と定義する。本開示の実施例では、
図1に示されるように、第1の方向D1は、保護ドアの上部表面に垂直であり、第1の方向D1が上下方向であると考えられる。
【0044】
2つの第1のビアの分布方向D2は、ソケットにおけるN極プラグブッシュからL極プラグブッシュまでの分布方向と一致し、ここで、N極プラグブッシュからL極プラグブッシュまでの分布方向とは、N極プラグブッシュからL極プラグブッシュへの延在方向、または、L極プラグブッシュからN極プラグブッシュへの延在方向を指す。本開示の実施例では、2つの第1のビアの分布方向D2を左右方向と定義することができ、即ち、N極プラグブッシュからL極プラグブッシュまでの分布方向は、左右方向であり、例えば、N極プラグブッシュは、左側に配置され、L極プラグブッシュは、右側に配置され、ここでのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュとは、2極プラグブッシュを指す。もちろん、N極プラグブッシュとL極プラグブッシュは、3極プラグブッシュに属することもでき、3極プラグブッシュではN極プラグブッシュとL極プラグブッシュとがそれぞれ傾斜しているが、両者の一方が左側に位置し、他方が右側に位置すると考えられる。
【0045】
本開示の実施例に係る方位名詞は、単に構造と構造との関係をより明確に記述するためのものであって、絶対的な方位を記述するためのものではない。製品を異なる姿勢で配置する場合、例えば「上」、「下」が入れ替わるなど、方位が変化する可能性がある。
【0046】
ソケット保護ドアは、ソケットに配置され、通常はジャックとプラグブッシュとの間に配置され、物体がジャックからプラグブッシュに誤入することを防止して、漏電防止機能を果たす。関連技術では、保護ドアのジャックに面する表面は、スロープ状に設けられ、プラグによってスロープの表面に推力を加えることで、保護ドアを駆動してプラグブッシュが露出する位置に移動させる。しかしながら、スロープ状の保護ドアとジャックとの間に大きな楔形隙間があり、ホコリなどの不純物は集積しやすく、特に台所などの油汚れ環境では、当該楔形隙間に油汚れやホコリなどが集積すると、保護ドアが開かなかったり、開いた後にスムーズにリセットできなかったりして、感電しやすくなってしまう。そして、保護ドアの表面は、スロープ状に設けられ、プラグがスロープに接触することで保護ドアを駆動するので、差し込む場合プラグが引っかかって、スムーズではないなどの欠点もある。
【0047】
図1は、本開示の実施例による一例示的なソケット保護ドア構造の構造概略図であり、ここで、ソケット保護ドア構造の分解状態から組み立て状態への状態概略、及び支持台の局所構造がそれぞれ示され、本開示の実施例の一側面によれば、本開示の実施例では、ソケット保護ドア構造を提供し、
図1に示されるように、当該ソケット保護ドア構造は、支持台1と、保護ドア2と、弾性リセット部材3とを含み、ここで、前記支持台1にソケットのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ対応する2つの第1のビア11があり、つまり、2つの第1のビア11は、ソケットのN極ジャックとL極ジャックに対応する。ソケットに使用される場合、N極プラグとL極プラグは、この2つの第1のビア11を介してN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ挿入されることができる。
【0048】
本開示の実施例では、支持台1に1つ以上の保護ドア組み立て領域があり、保護ドア組み立て領域の数は、保護ドアの数に1対1で対応し、即ち、保護ドア組み立て領域ごとに1つの保護ドア2が取り付けられ、保護ドア2ごとに1つの弾性リセット部材3が対応する。ここで、
図1は、一例として、支持台1に2つの保護ドア2が設けられている場合を示し、この2つの保護ドア2のうちの一方は、2極プラグブッシュを保護し、他方は3極プラグブッシュを保護する。2つの保護ドア2のうちの1つの配置及び動作について、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造を説明する。
【0049】
本開示の実施例では、保護ドア2は、支持台1に移動可能に接続され、
図1に示されるように、保護ドア2のソケットのジャックに面する上部表面21は、平面であり、保護ドア2に第2のビア22があり、保護ドア2は、一方の第1のビア11が露出し、他方の第1のビア11が保護ドア2における第2のビア22に対応して連通するように、第1の方向D1及び第2の方向D2に沿って順次に移動可能に構成される。ここで、
図1に示されるように、第1の方向D1は、保護ドア2の上部表面21に垂直な方向であり、第2の方向D2は、ソケットの2つの第1のビア11の分布方向であり、弾性リセット部材3は、支持台1と保護ドア2との間に配置され、保護ドア2をリセットするために使用される。
【0050】
保護ドア2は、支持台1に沿って移動することができるように、支持台1に移動可能に接続され、移動する保護ドア2は、初期状態と待避状態との間で切り替えることができる。保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドア2は、2つの第1のビア11を塞いで、ソケットにおけるN極プラグブッシュ及びL極プラグブッシュを保護する。ピンが保護ドア2を駆働して移動させることにより、保護ドア2を初期状態から待避状態に遷移させた後、保護ドア2は、支持台1において移動し、保護ドア2の支持台1における位置も相応に変化し、支持台1における一つの第1のビア11は露出し、もう一つの第1のビア11は保護ドア2における第2のビア22に対応して連通し、このようにすると、保護ドア2が待避状態にあるとき、2つの第1のビア11は実際には露出し、即ち、2つの第1のビア11からそれぞれに対応するプラグブッシュ内にピンを挿入することを許可する。
【0051】
図2は、本開示の実施例による一例示的なソケット保護ドア構造の状態概略図であり、ここで、上部部分は、保護ドアが初期状態にあることを示し、下部部分は、保護ドアが待避状態にあることを示す。
図2に示されるように、保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドアパネル201における第2のビア22は、支持台1における2つの第1のビア11とずれて設けられ、このようにすると、保護ドアパネル201の他の部分は、2つの第1のビア11を塞ぐことができる。保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、保護ドア2における第2のビア22を2つの第1のビア11のうちの1つに対応して連通させる(ここで、この第1のビア11を1番目の第1のビア11と呼ぶ)。保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、相応的に、保護ドア2が支持台1における第1の位置から第2の位置に移動するので、もう1つの第1のビア11を支持台1における第1の位置に設置することにより(ここで、もう1つの第1のビア11を2番目の第1のビア11と呼ぶ)、保護ドア2が第1の位置にあるとき当該2番目の第1のビア11を塞ぐことができ、保護ドア2が第2の位置に移動した場合、第1の位置にある当該2番目の第1のビア11は、保護ドア2の退出により露出する。したがって、保護ドア2が待避状態にある場合、1番目の第1のビア11は、露出を可能にするために保護ドア2における第2のビア22に対応して連通し、このようにすると、2つの第1のビア11の両方とも、ピン挿入のための露出を可能にする。
【0052】
ピンが保護ドア2の上部表面21に当接すると、保護ドア2を駆動して移動させることができ、当該運動は、まず保護ドア2の上部表面21に垂直な第1の方向D1に沿って移動し、即ち、上から下への移動であり、保護ドア2の第1の方向D1に沿った移動は、よりスムーズになり、引っかかり現象は発生しない。そして、当該移動の方向は変化し、当該保護ドア2は、支持台1における2つの第1のビア11が露出するまで、ソケットのN極プラグブッシュ及びL極プラグブッシュが分布した第2の方向D2に沿って移動する。保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、弾性リセット部材3は、保護ドア2によって圧縮されることにより弾性力を持ち、ピンがプラグブッシュから引き抜かれた後、弾性リセット部材3は、弾性力の作用によってリセットされ、初期状態にリセットされるように保護ドア2も駆動する。
【0053】
特に、本開示の実施例では、保護ドア2のソケットのジャックに面する上部表面が平面であるので、ソケットのジャックを有する保護ドアパネル201またはカバーも平面に対応して設計される限り、ジャックと保護ドア2との密着を達成することができ、両者の間に楔形隙間のような空間が存在せず、これにより、ホコリなどの不純物の集積問題を回避することができ、ソケットの美観性の向上にも有利である。そして、保護ドア2の上部表面21が平面であるので、ピンをジャックに垂直な方向に沿って挿入することにより、保護ドア2を直接に駆動して同じ方向に沿って移動させることができ、ピンが保護ドア2を駆動するときにもっと軽くスムーズになり、ユーザーに引っかかる感覚を与えることを回避し、ユーザー体験の向上に有利である。
【0054】
図3は、本開示の実施例による一例示的な3極保護ドアの構造概略図であり、ここで、Aは保護ドア2の正面構造を示し、Bは保護ドア2の裏面構造を示し、Cは保護ドア2の保護ドアパネル201を除く筐体構造を示す。
図4は、本開示の実施例による一例示的な2極保護ドアの構造概略図であり、ここで、保護ドア2の正面構造と裏面構造がそれぞれ示される。
【0055】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図3または
図4に示されるように、保護ドア2は、保護ドアパネル201と筐体202とを含み、ここで、筐体202は、支持台1に移動可能に接続され、保護ドアパネル201は、筐体202の先端に接続され、保護ドアパネル201の上部表面は、上述の保護ドア2の上部表面21であり、保護ドアパネル201には第2のビア22がある。
【0056】
保護ドア2の保護ドアパネル201は、ソケットに適用する際に筐体202よりもソケットのジャックに近接し、いくつかの例では、保護ドアパネル201の上部表面と底部表面の両方は、平面に設計され、即ち、保護ドアパネル201全体は、平面板状である。ここで、保護ドアパネル201の上部表面は、平面であり、ソケットのジャックとの密着を実現し、隙間がなくなり、上述した効果がある。
図3または
図4に示されるように、保護ドアパネル201に第2のビア22があり、保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドアパネル201における第2のビア22は、支持台1における2つの第1のビア11とずれて設けられ、このようにすると、保護ドアパネル201の他の部分は、2つの第1のビア11を塞ぐことができる。
【0057】
保護ドア2に塞がれたプラグブッシュの形態に基づいてその上の第2のビア22の形状を確定し、いくつかの例では、第2のビア22の構造及びサイズは、対応して連通する第1のビア11の構造及びサイズと一致する。例えば、プラグブッシュが2極プラグブッシュである場合、第2のビア22は線条形状で、長手方向はソケットのジャックの長手方向と一致し、プラグブッシュが3極プラグブッシュである場合、第2のビア22は斜め線条形状で、その傾斜方向はプラグブッシュの傾斜方向と一致している。
【0058】
いくつかの例では、保護ドア2の筐体202は、端から端まで順次に接続される第1の側部、第2の側部、第3の側部及び第4の側部を含み、これら4つの側部で第1のキャビティーを構成し、第1のキャビティーは、保護ドアパネル201を収容することができる。接続関係を有する任意の2つの側部について、両者の間には角度があり、当該角度は90°であってもよいし、90°未満であってもよい。
【0059】
例を挙げると、2極プラグブッシュに対応する保護ドア2について、その筐体202は矩形形状であってもよく、3極プラグブッシュに対応する保護ドア2について、その筐体202は矩形であってもよいし、台形などであってもよい。
【0060】
保護ドアパネル201は、筐体202の構造に適合し、保護ドアパネル201は、筐体202の先端に着脱可能に固定され、例えば、筐体202の頂部にスロットがあり、保護ドアパネル201の下部にインサートブロックがあり、インサートブロックをスロットに挿入することで、保護ドアパネル201の筐体202への固定を実現する。
【0061】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図1に示されるように、
図3及び
図4を参照して、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、2つの外部ガイド軸4をさらに含み、2つの外部ガイド軸4は、保護ドア2の第2の方向D2に沿って延びる2つの側壁の外部にそれぞれ配置される。
【0062】
例示的に、外部ガイド軸4は、円筒体であり、2つの外部ガイド軸4は、いずれも筐体202の側壁の外部の中間位置に配置され、このようにすると、外部ガイド軸4が設けられた保護ドア2の両側が対称に配置されることにより、保護ドア2が、外部ガイド軸4を移動中心として移動できるようになっている。
【0063】
図5に示されるように、支持台1は、底支持部101と側周部102とを含み、底支持部101に上記の2つの第1のビア11(2つの第1のビア11も同時に側周部102内に位置する)が設けられ、側周部102の下端は、底支持部101に接続され、側周部102の第2の方向D2に沿って延びる2つの側壁にそれぞれガイド溝103があり、ガイド溝103は、外部ガイド軸4を収容し、第1の方向D1及び第2の方向D2における外部ガイド軸4の移動をガイドする。
【0064】
本開示の実施例では、支持台1の底支持部101は、側周部102を支持するだけでなく、ソケットのプラグブッシュ部分を支持するためにも使用され、したがって、支持台1の底支持部101の面積を側周部102の面積より大きくすることができる。例を挙げると、ソケット保護ドア構造を5穴ソケットに使用する場合、ソケットの2極プラグブッシュと3極プラグブッシュを同時に支持できるように支持台1の底支持部101を設計することができると同時に、それぞれ2極プラグブッシュと3極プラグブッシュに対応するように側周部102を2つ設計すればよい(1つの底支持部101には、2つの側周部102が支持される)。
【0065】
例示的に、底支持部101に保護ドア組み立て領域があり、側周部102は、当該保護ドア組み立て領域に配置される。側周部102は、端から端まで順次に接続される第1の側周セグメント、第2の側周セグメント、第3の側周セグメント、及び第4の側周セグメントを含み、これら4つの側周セグメントは、互いに接続されて第2のキャビティーを構成し、当該第2のキャビティーは、保護ドア2と弾性リセット部材3を収容するために使用される。接続関係を有する任意の2つの側周セグメントの間には角度があり、例えば当該角度は90°であってもよく、以上の各側周セグメントは、直線板セグメントであってもよいし、折れ線板セグメントであってもよいし、一定の弧度を持つ板セグメントであってもよい。
【0066】
側周部102で囲まれた第2のキャビティーの面積は、保護ドア2の面積より大きく、
図2に示されるように、側周部102の第2のキャビティーは、保護ドア初期組み立て領域1021と保護ドア退避領域1022とをさらに含み、底支持部101における2つの第1のビア11も同時に初期組み立て領域1021に位置する。保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドア2は、当該保護ドア初期組み立て領域1021に位置し、保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、保護ドア2の一部は、保護ドア退避領域1022に移動し、保護ドア2の他の部分は、保護ドア初期組み立て領域1021に依然として位置し、保護ドア初期組み立て領域1021における第1のビア11の1つは、保護ドア2の退出により露出する。
【0067】
側周部102の第2の方向D2に沿って延びる2つの側壁にそれぞれガイド溝103があり、ガイド溝103は、外部ガイド軸4を収容し、第1の方向D1及び第2の方向D2における外部ガイド軸4の移動をガイドする。つまり、上記の第2の方向D2に沿って延びる2つの側周セグメントには、それぞれ上記ガイド溝103が開設されている。
【0068】
2つのガイド溝103は、2つの外部ガイド軸4に1対1で対応し、外部ガイド軸4は、対応するガイド溝103を貫通し、ガイド溝103は、第1の方向D1及び第2の方向D2における外部ガイド軸4の移動をガイドし、即ち、ガイド溝103は、少なくとも第1の方向D1に沿って分布する溝キャビティーと、第2の方向D2に沿って分布する溝キャビティーとを含む。
【0069】
例示的に、
図6に示されるように、当該ガイド溝103は、順次に連通するガイドセグメント1031、規制セグメント1032、第1のガイドセグメント1033及び第2のガイドセグメント1034を含み、ガイドセグメント1031、規制セグメント1032、及び第1のガイドセグメント1033は、いずれも第1の方向D1に沿って延び、第2のガイドセグメント1034は、第2の方向D2に沿って延びる。
【0070】
ガイドセグメント1031は、外部ガイド軸4を規制セグメント1032の中へガイドするために使用され、規制セグメント1032は、外部ガイド軸4を第1のガイドセグメント1033内に規制させるために使用され、第1のガイドセグメント1033は、第1の方向D1における外部ガイド軸4の移動をガイドするために使用され、第2のガイドセグメント1034は、第2の方向D2における外部ガイド軸4の移動をガイドするために使用される。
【0071】
適用する際に、外部ガイド軸4は、ガイドセグメント1031のガイドの下で組み立てられ、規制セグメント1032を介して第1のガイドセグメント1033内に入り、保護ドア2が初期状態にある場合、外部ガイド軸4は、規制セグメント1032によって規制され、常に第1のガイドセグメント1033内に位置する。保護ドア2がピンによって駆動されて移動する場合、第1のガイドセグメント1033を介して第2のガイドセグメント1034内に入り、第1の方向D1及び第2の方向D2における保護ドア2の移動を実現する。
【0072】
当該ガイド溝103の利用により、外部ガイド軸4を順次に第1のガイドセグメント1033及び第2のガイドセグメント1034に沿って移動させるだけでなく、外部ガイド軸4を順次に第2のガイドセグメント1034及び第1のガイドセグメント1033に沿って移動させることができる。
【0073】
上記ガイドセグメント1031、規制セグメント1032、第1のガイドセグメント1033及び第2のガイドセグメント1034は、いずれも間隔を空けて対向する2つの側壁を有し、この2つの側壁は、それぞれ支持台1におけるガイド溝103の両側に位置する側周部102の側壁からのものである。
【0074】
いくつかの例では、
図6に示されるように、第2のガイドセグメント1034は、間隔を空けて設けられた第1の側壁10341と第2の側壁10342を含み、第1の側壁10341は、第1の方向D1に沿って延び(つまり、第1の側壁10341は上下方向に沿って垂直に設けられる)、第2の側壁10342は、傾斜して設けられ、かつ第2の方向D2に沿って延び(つまり、第2の側壁10342は左右方向に沿って傾斜して設けられる)、第2の側壁10342の先端と第1の側壁10341との間隔は、第2の側壁10342の下端と第1の側壁10341との間隔より小さい。
【0075】
本開示の実施例では、第2の側壁10342は、第1の側壁10341の右側に位置していてもよく、このようにすると、保護ドア2は、待避状態に移動するときに右に移動すればよく、第2の側壁10342は、第1の側壁10341の左側に位置していてもよく、このようにすると、保護ドア2は、待避状態に移動するときに左に移動すればよい。
【0076】
保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移し、または、待避状態から初期状態にリセットした場合、第2のガイドセグメント1034は、第2の方向D2における保護ドア2の移動を可能にし、この過程で、第2のガイドセグメント1034の第2の側壁10342は、外部ガイド軸4に接触することにより外部ガイド軸4の移動をガイドすることができ、保護ドア2の移動を促進し、保護ドア2の移動をより円滑にすることができる。
【0077】
第1のガイドセグメント1033が上下方向に沿って延び、第2のガイドセグメント1034が左右方向に沿って延びることにより、L型ガイドセグメントを形成し、当該L型ガイドセグメントにより外部ガイド軸4を制限し、外部ガイド軸4は、当該L型ガイドセグメント内で効果的に傾斜摺動することができ、この結果、保護ドア2の摺動ストロークを減少させ、摩擦抵抗を減少させるだけでなく、ユーザーによる挿入動作に対する要求を低下させ、挿入働作に要求される適応性をより広くし、プラグの手軽な挿入を促し、手軽な挿入感を得て、ユーザー体験に引っかかる感覚を発生させることを回避した。
【0078】
なお、外部ガイド軸4とL型ガイドセグメントの協働駆動により、プラグによる駆働面の摩耗の技術的問題も回避でき、保護ドア2の材料特性に対する要求を低減し、コスト削減に有利である。
【0079】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造を参照して、保護ドア2を正常に開くプロセスを例示的に説明する。
【0080】
図5から
図7に示されるように、保護ドア2を正常に開く場合、2つのピンMを用いてそれぞれN極ジャックとL極ジャックから挿入する必要があり、2つのピンMの推力で、保護ドア2の外部ガイド軸4は、まず、外部ガイド軸4が第2のガイドセグメント1034に入って第2の方向D2に沿って移動するまで、第1のガイドセグメント1033内で第1の方向D1に沿って移動し、保護ドア2は、待避状態に移動し、このようにすると、支持台1における2つの第1のビア11は露出し、2つのピンMは対応する第1のビア11に挿入され、最終的には対応するプラグブッシュに挿入される(
図8を参照)。
図8に示されるように、待避状態において、保護ドア2の筐体202の側壁は、一方のピンMの側壁に貼り合わせられ、保護ドア2の第2のビア22の1つの側壁は、他方のピンMの側壁に貼り合わせられている。
【0081】
保護ドア2のリセットプロセスについて、まず2つのピンMをプラグブッシュ内から退出させ、次に圧縮された弾性リセット部材3がリセットするように保護ドア2を駆動することにより、外部ガイド軸4が、まず、第1のガイドセグメント1033に入るまで、第2のガイドセグメント1034に沿って摺動し、規制セグメント1032によって規制され、最終的に保護ドア2を初期状態にリセットする。初期状態において、弾性リセット部材3は、保護ドア2の上部表面21をジャックに密着させるように保護ドア2を押圧する。
【0082】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造では、保護ドア2の上記第1の方向D1と第2の方向D2に沿った摺動について、占有空間が小さく(体積が小さい)、摺動ストロークが小さく、当該ソケット保護ドア構造の簡略化に有利であり、部品の数を減らし(材料を減らし)、構成部品の減少を実現し、保護ドア2の組立プロセスを簡略化し、コストを削減した。関連技術では、5穴ソケットは、少なくとも14個の部品を含むが、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造を利用した5穴ソケットは、9個の部品しか含まないため、製品の機能が多く、部品製品が少なく、自動化生産が容易であるという利点がある。
【0083】
いくつかの例では、第2の側壁10342と第1の方向D1との角度は、17°以上かつ90°以下であり、例えば、25°、27°、30°、35°などであってもよく、当該角度の範囲において、保護ドア2の移動をより円滑にすることができる。
【0084】
いくつかの例では、第2の側壁10342の長さは、0より大きくかつ2.6mm以下であり、例えば、1mm、1.5mm、2mm、2.5mmなどであり、上記第2の側壁10342の長さは、実際には保護ドア2の摺動ストロークを表し、摺動ストロークを上記のように限定することで、保護ドア2の移動をより円滑にすることができる。
【0085】
特に、第2の側壁10342と第1の方向D1との角度を27°以上且つ90°以下とし、保護ドア2の摺動ストロークを2.6mm以下とすることで、保護ドア2の摺動をより円滑にし、引っかかる感覚を回避することができ、そして、このような条件の下で保護ドア2の使用寿命を高めることに有利で、少なくとも保護ドア2の摺動リセット寿命が4万回に達することを保証することができ、国の基準を上回る。
【0086】
第2のガイドセグメント1034の第2の側壁10342の上記傾斜角度の範囲について、以下のようにして確定することができる。
【0087】
保護ドア2の復帰運動ときには、外部ガイド軸4は、まず、第2のガイドセグメント1034に沿って摺動し、つまり、外部ガイド軸4と第2のガイドセグメント1034の第2の側壁10342は、接触して摩擦を生じる。そして、ソケットの支持台1は、通常、中華人民共和国の国家標準規格に準拠したポリカーボネートで作られ、ポリカーボネートの摩擦係数μは、μ=0.25~0.35であり、以下の計算式、即ちFelastic force sinθ-μFpressure>0によると、弾性力が摩擦力を克服して、保護ドア2をリセットさせることができ、ニュートンの第三法則の公式によると、作用力は反力に等しく、即ちFpressure=Felastic force cosθとなり、計算することにより第2の側壁10342と第1の方向D1との角度θ>17°となり、すなわち17°が境界値となる。
【0088】
長期摺動摩擦中の保護ドア2による傾斜面の凹凸による抵抗を考慮すると、第2の側壁10342と第1の方向D1との角度を大きくすることができ、例えば、25°、27°、30°、35°などであり、このようにすると、長期摺動中の保護ドア2のより効果的なリセットを促進することができる。
【0089】
本開示の実施例では、第2のガイドセグメント1034が設けられた側周部102の側壁の下端は、底支持部101に直接に接続されてもよく、
図6に示されるように、第2のガイドセグメント1034が設けられた側周部102の側壁の下端は、懸架されてもよく、つまり、ガイド溝103と底支持部101は、第3の方向D3において、ずれて配置され、ここで、第3の方向D3は、第2の方向D2に垂直な方向であり、ここで、第2のガイドセグメント1034が設けられた側周部102の側壁は外側に近接し、その底部は懸架され、底支持部101は、より内側に近接する。
【0090】
第2のガイドセグメント1034の底部が懸架されるという上記設計は、金型構造を効果的に簡略化し、製造難易度を低下させ、金型生産の安定性を高めることができる。
【0091】
ガイド溝103の規制セグメント1032について、いくつかの実現可能な実施形態において、
図6に示されるように、規制セグメント1032は、対称に設けられた第3の側壁10321と第4の側壁10322を含み、第3の側壁10321と第4の側壁10322との間に隙間があり、当該隙間は、上記規制セグメント1032である。第3の側壁10321と第4の側壁10322との間隔は、第1のガイドセグメント1033に近接する方向に沿って徐々に増大し、第3の側壁10321と第4の側壁10322との最小間隔は、外部ガイド軸4の外径より小さい。
【0092】
例示的に、第3の側壁10321及び第4の側壁10322は、同じ形状を有していてもよく、例えば、両方とも弧形壁、くさび壁などであり、例えば、第3の側壁10321と第4の側壁10322とを対称に設けられた円弧形壁とし、第3の側壁10321と第4の側壁10322との間隔は、第1のガイドセグメント1033に近接する方向に沿って、最小になるまで徐々に小さくなり、この後最小から徐々に大きくなる。
【0093】
このようにすると、外部ガイド軸4が外力によって規制セグメント1032に強制的に進入した後、外部ガイド軸4は、第3の側壁10321と第4の側壁10322との最小間隔に制限され、規制セグメント1032から自由に離脱できなくなり、規制セグメント1032による外部ガイド軸4の有効な制限を実現し、これは、保護ドア2の初期状態を維持するのに有利であるだけでなく、保護ドア2の組み立て効率を高めるのにも有利である。
【0094】
ガイド溝103の第1のガイドセグメント1033について、いくつかの実現可能な実施形態において、
図6に示されるように、第1のガイドセグメント1033は、平行に対向した第5の側壁10331及び第6の側壁10332を含み、つまり、第5の側壁10331と第6の側壁10332との間隔は、常に同じであり、第5の側壁10331と第6の側壁10332は、いずれも第1の方向D1に沿って延び、このようにすると、外部ガイド軸4は、第1のガイドセグメント1033において第1の方向D1に沿って移動する。
【0095】
ガイド溝103のガイドセグメント1031について、いくつかの実現可能な実施形態において、
図6に示されるように、ガイドセグメント1031は、対称に設けられた第7の側壁10311及び第8の側壁10312を含み、第7の側壁10311と第8の側壁10312との間に隙間があり、上記ガイドセグメント1031を形成するためのものである。特に、第7の側壁10311と第8の側壁10312は、いずれも傾斜して設けられ、第7の側壁10311の先端と第8の側壁10312の先端との間隔は、第7の側壁10311の下端と第8の側壁10312の下端との間隔より大きく、そして、第7の側壁10311の先端と第8の側壁10312の先端との間隔は、外部ガイド軸4の外径より大きく、このようにすると、外部ガイド軸4は、ガイド保護ドア2の支持台1への組み立てをガイドするために、ガイドセグメント1031に容易に進入することができる。
【0096】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造では、第7の側壁10311、第3の側壁10321、第5の側壁10331、及び第1の側壁10341は、順次に接続され、一体成形され、第8の側壁10312、第4の側壁10322、第6の側壁10332、及び第2の側壁10342は、順次に接続され、一体成形される。
【0097】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図5に示されるように、ソケット保護ドア構造は、対称に設けられた2つのガイドブロック5をさらに含み、2つのガイドブロック5は、底支持部101の上部表面に配置され、2つのガイドブロック5の分布方向は、上記の第3の方向D3に沿う。
【0098】
ガイドブロック5は、ガイド面51を有し、ガイド面51は、傾斜して設けられ、かつ第2の方向D2に沿って延び、ガイド面51は、保護ドア2の移動をガイドするように保護ドア2に接触するために使用される。ここで、保護ドア2の移動は、2つのピンによる駆動下での第2の方向D2における保護ドア2の移動、および1つのピンによる駆動下での保護ドア2の傾斜移動を含む。
【0099】
いくつかの例では、ガイドブロック5は、保護ドア2の側壁の底部に接触し、即ち保護ドア2の筐体202の底壁に接触する。別のいくつかの例では、ガイドブロック5は、保護ドア2的パネルの底部に接触し、即ち保護ドア2の保護ドアパネル201の底壁に接触する。ガイドブロック5の接触対象に応じて、ガイドブロック5の底支持部101における位置を適応的に調整すればよい。
【0100】
例示的に、ガイドブロック5は、例えば、三角形板状のような板状構造であり、ガイドブロック5のいずれかの角部も、三角形板状のガイドブロック5の一方の辺が位置する面を底支持部101の上部表面に固定し、他方の辺が位置する面をガイド面51とするように、滑らかに遷移する円弧形状に設けられる。
【0101】
ガイドブロック5が保護ドア2の側壁の底部に接触することを例に挙げると、2つのピンによる駆動下で、保護ドア2が第2の方向D2に沿って移動する場合、保護ドア2の筐体202をガイド面51に接触させ、このようにして、ガイド面51により第2の方向D2における保護ドア2の移動をガイドし、ガイド溝103における外部ガイド軸4の移動と協働することで、保護ドア2の移動の平滑性をさらに向上させ、保護ドア2を待避状態により容易に移動させることができる。
【0102】
さらに、外部ガイド軸4が第1のガイドセグメント1033から第2のガイドセグメント1034に進入する前に、保護ドア2の筐体202をガイドブロック5のガイド面51に早めに接触させることで、保護ドア2の使用寿命の向上に有利である。このような場合、第2のガイドセグメント1034の第2の側壁10342の傾斜角度をガイド面51の傾斜角度以上とすることで、保護ドア2の筐体202がガイド面51に早めに接触し、保護ドア2がスムーズに開くことを確保することができる。
【0103】
保護ドア2の復帰運動ときには、外部ガイド軸4を第2のガイドセグメント1034の第2の側壁10342に接触させることで、第2の方向D2における外部ガイド軸4の復帰運動をガイドし、ガイドブロック5のガイド面51が保護ドア2の筐体202に接触しなくなっている。
【0104】
ガイドブロック5が保護ドア2の側壁の底部に接触することを例に挙げると、1つのピンによる駆動下で、保護ドア2が傾斜移動する場合、即ち、保護ドア2の駆動された側が下向きに傾斜する場合、保護ドア2の筐体202の底部をガイド面51に接触させ、ガイド面51により保護ドア2の傾斜移動をガイドし、具体的に、ガイド面51を受力点として反り運動を行うことにより、保護ドア2の移動をより滑らかにする。
【0105】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図5または
図6に示されるように、ソケット保護ドア構造は、対称に設けられた2つのガイドブロック5をさらに含み、2つのガイドブロック5は、底支持部101の上部表面に配置され、2つのガイドブロック5の分布方向は、上記の第3の方向D3に沿う。ガイドブロック5は、ガイド面51を有し、ガイド面51は、傾斜して設けられ、かつ第2の方向D2に沿って延びる。
図3または
図4に示されるように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、2つの内部ガイド軸9をさらに含み、2つの内部ガイド軸9は、保護ドア2に配置され、2つの内部ガイド軸9は、2つのガイドブロック5に1対1で対応する。
図9に示されるように、内部ガイド軸9は、保護ドア2の移動をガイドするように対応するガイドブロック5のガイド面51に接触するために使用される。ここで、保護ドア2の移動は、2つのピンによる駆動下での第2の方向D2における保護ドア2の移動、および1つのピンによる駆動下での保護ドア2の傾斜移動を含む。
【0106】
内部ガイド軸9は、円弧柱状であってもよいし円柱状であってもよく、内部ガイド軸9の長手方向は、外部ガイド軸4の長手方向と同じであり、内部ガイド軸9の周方向も外部ガイド軸4の周方向と同じである。このようにすると、ガイドブロック5のガイド面51における内部ガイド軸9の移動は、より滑らかになる。
【0107】
例示的に、
図3に示されるように、保護ドア2は、保護ドアパネル201と筐体202とを含み、保護ドアパネル201は、上記の上部表面21を有し、保護ドアパネル201は、筐体202の先端に接続され、筐体202は、支持台1に移動可能に接続される。内部ガイド軸9は、筐体202の第2の方向D2に沿って延びる2つの側壁の内部に配置される。
【0108】
内部ガイド軸9を筐体202の第2の方向に沿って延びる2つの側壁の内部に位置させることにより、内部ガイド軸9が保護ドア2の内部空間を合理的に利用でき、保護ドア2の構造の小型化と軽量化に有利である。
【0109】
外部ガイド軸4と内部ガイド軸9は、それぞれ筐体202の側壁の外部と内部に配置され、同一側に配置された外部ガイド軸4と内部ガイド軸9は、1対1で対向し、このような構造は、製造に有利であるだけでなく、保護ドア2の強度の向上にも有利である。
【0110】
例示的に、2つのピンによる駆動下で、保護ドア2が第2の方向D2に沿って移動する場合、内部ガイド軸9をガイド面51に接触させ、このようにして、ガイド面51により第2の方向D2における保護ドア2の移動をガイドし、ガイド溝103における外部ガイド軸4の移動と協働することで、保護ドア2の移動の平滑性をさらに向上させ、保護ドア2を待避状態(図示せず)により容易に移動させることができる。
【0111】
さらに、外部ガイド軸4が第1のガイドセグメント1033から第2のガイドセグメント1034に進入する前に、内部ガイド軸9をガイドブロック5のガイド面51に早めに接触させることで、保護ドア2の使用寿命の向上に有利である。このような場合、第2のガイドセグメント1034の第2の側壁10342の傾斜角度をガイド面51の傾斜角度以上とすることで、内部ガイド軸9がガイド面51に早めに接触し、保護ドア2がスムーズに開くことを確保することができる。
【0112】
保護ドア2の復帰運動ときには、外部ガイド軸4を第2のガイドセグメント1034の第2の側壁10342に接触させることで、第2の方向D2における外部ガイド軸4の復帰運動をガイドし、ガイドブロック5のガイド面51が内部ガイド軸9に接触しなくなっている。
【0113】
例示的に、
図9に示されるように、1つのピンによる駆動下で、保護ドア2が傾斜移動する場合、即ち、保護ドア2の駆動された側が下向きに傾斜する場合、内部ガイド軸9をガイド面51に接触させ、ガイド面51により保護ドア2の傾斜移動をガイドし、具体的に、ガイド面51を受力点として反り運動を行うことにより、保護ドア2の移動をより滑らかにする。
【0114】
このように、内部ガイド軸9とガイドブロック5との協働により、保護ドア2の第1の方向D1から第2の方向D2への移動を促進し、外部ガイド軸4と第2のガイドセグメント1034との協働により、保護ドア2の第2の方向D2から第1の方向D1への復帰運動を促進することで、保護ドア2の使用寿命の向上により有利である。なお、内部ガイド軸9がガイド面5に接触することにより保護ドア2の移動を促進し、この接触方式ではより小さな接触面積を有し、対応する摩擦力も小さく、保護ドア2の移動の平滑性の向上に有利であり、ユーザー体験の向上に有利である。
【0115】
特に、上記ガイド溝103と底支持部101とのずれ配置により、保護ドア2が待避状態に移動した際の受力点が支持台1の底支持部101により傾き、この結果、外部ガイド軸4の受力を分散させ、保護ドア2の構造剛性に対する要求を低減させ、外部ガイド軸4とガイド溝103との協働をより容易にし、かつ変形を生じにくくなり、以上により、ソケット保護ドア構造の使用寿命の向上に有利である。
【0116】
なお、このような支持台1の底支持部101に受力点を移す方法により、保護ドア2の厚さの減少にも有利であり、プラグと接触するプラグブッシュが中華人民共和国の国家規格H1の要求を満たすことを前提として、保護ドア2の厚さの減少によって生じた空間が相応的にソケットに移る際に、ソケットの装飾用保護ドアパネル201の厚さの最大値が4mm以下になる。
【0117】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図3に示されるように、保護ドア2の筐体202は、サイドフレーム2021とパネルラック2022とを含み、パネルラック2022は、サイドフレーム2021の内部に配置され、パネルラック2022の底壁に第2のビア22の構造と同じビアがあり、かつパネルラック2022の底部表面に2つの逃げ溝2023があり、2つの逃げ溝2023は、2つのガイドブロック5に1対1で対応し、保護ドア2が第2の方向D2に沿って移動するとき、逃げ溝2023は、少なくともガイドブロック5の頂部を収容する。
【0118】
逃げ溝2023は、パネルラック2022のガイドブロック5に面する表面に設けられ、逃げ溝2023の設計により、保護ドア2の厚さの減少に有利であり、さらにソケットの厚さの減少に有利であり、例えば、ソケットの外部保護ドアパネル201の厚さ≦4mmとすることで、同時にソケットの製造コストも低減される。
【0119】
いくつかの例では、保護ドア2が第2の方向D2に沿って移動する場合、逃げ溝2023は、ガイドブロック5の頂部を収容することができ(ガイドブロック5の頂部がガイドブロック5の最大高さに対応するため)、さらに、逃げ溝2023は、ガイドブロック5全体を収容することができる。このようにすると、逃げ溝2023の構造をガイドブロック5の構造と同様にすることで、ガイドブロック5を逃げ溝2023内に適切に嵌め込むことができる。
【0120】
いくつかの例では、保護ドア2の外部ガイド軸4が第2のガイドセグメント1034に入る前に、まず内部ガイド軸9をガイドブロック5のガイド面51に接触させることにより、内部ガイド軸9がガイド面51に沿って第2の方向D2の移動を行い、保護ドア2の移動を促進する。さらに、この過程で、少なくともガイドブロック5の頂部の部分が逃げ溝2023内に入る。
【0121】
本開示の実施例では、弾性リセット部材3を支持台と保護ドア2との間に配置し、保護ドア2が移動の初期状態にあるとき、弾性リセット部材3は自然延伸状態にあり、保護ドア2が待避状態にあるとき、弾性リセット部材3は、移動する保護ドア2によって弾性圧縮状態に圧縮される。このようにすると、待避状態にある保護ドア2が外力を受けなくなった場合、弾性リセット部材3は、リセットを行い、保護ドア2を初期状態にリセットする。
【0122】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図3に示されるように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、固定ブロック6をさらに含み、固定ブロック6は、保護ドア2の底部表面に配置され、具体的に保護ドア2のパネルラック2022の底部表面に配置される。固定ブロック6は、弾性リセット部材3に接続され、両者の接続方式は、例えば固定ブロック6と弾性リセット部材3との安定した組み立て関係を維持することで、保護ドア2を弾性リセット部材3と共に支持台1に組み立つことができ、組み立ての安定性を実現し、組立中に保護ドア2が弾性リセット部材3から外れることによる組み立て効率の低下という問題を回避する。
【0123】
いくつかの例では、固定ブロック6は、弾性リセット部材3に移動可能に接続され、即ち、弾性リセット部材3は、固定ブロック6に安定して装着できるだけでなく、固定ブロック6に沿ってある程度に軸方向に移動可能である。
【0124】
例を挙げると、弾性リセット部材3は、圧縮バネであり、弾性リセット部材3の先端は、固定ブロック6の外部に嵌着され、両者は隙間嵌め、摩擦力により相対固定を実現する。
【0125】
一例として、固定ブロック6は、圧縮バネに適合する円筒状であり、固定ブロック6と圧縮バネとの締り嵌めにより、両者間の摩擦力で弾性リセット部材3を固定ブロック6に固定することができ、これは両者の固定接続だけでなく、両者の取り外しにも有利である。
【0126】
別の例として、固定ブロック6は、円筒セグメントと円筒セグメントの下端に位置する円錐セグメントとを含み、円錐セグメントは、圧縮バネの円筒セグメントへの嵌着を促進するためのものであり、円筒セグメントと圧縮バネとの締り嵌めにより、両者間の摩擦力で弾性リセット部材3を固定ブロック6の円筒セグメントに固定することができる。
【0127】
保護ドア2の重量を軽減するために、固定ブロック6に複数の切欠きが設けられ、複数の切欠きは、固定ブロック6の周方向に沿って均一に配置され、固定ブロック6と圧縮バネとの隙間嵌めに影響を与えないだけでなく、重量軽減の目的を達成することができる。
【0128】
弾性リセット部材3は、保護ドア2に配置された固定ブロック6に固定され、弾性リセット部材3の長手方向は、第1の方向D1に沿っており、そして、弾性リセット部材3を備えた保護ドア2は支持台1に装着されている。このようにすると、保護ドア2が支持台1に装着されたとき、弾性リセット部材3は自然延伸状態を呈し、支持台1に保護ドア2を取り付けたとき、弾性リセット部材3の圧縮に起因する反発力が発生せず、弾き出されたことによる取り付け効率の低下の問題を回避できる。
【0129】
本開示の実施例では、固定ブロック6は、保護ドア2の底部表面の中央に配置され、このようにすると、保護ドア2の背部は、垂直方向に支持された弾性リセット部材3(ここで、第1の方向D1を垂直方向と定義する)によって支持され、初期状態において水平状態を維持することができ、単一のピン挿入の場合では、保護ドア2は、反り運動に進むことができ、保護ドア2の歪みによる摺動がスムーズではない問題を効果的に解決し、保護ドア2を複数の角度で回転させて正常にリセットすることができる。
【0130】
さらに、
図1と
図10に示されるように、支持台1に、具体的に支持台1の底支持部101に規制溝104があり、規制溝104は、弾性リセット部材3の下端を収容し、かつ移動する保護ドア2に伴って弾性リセット部材3が対応して移動することを許可するためのものである。このようにすると、保護ドア2の移動中で、弾性リセット部材3にオフセットが発生しても、オフセット遷移により脱落することはない。
【0131】
例示的に、
図10に示されるように、規制溝104は、対称に設けられた第1の溝壁1041と第2の溝壁1042を含み、第1の溝壁1041と第2の溝壁1042は、第2の方向D2に沿って分布し、つまり、第1の溝壁1041と第2の溝壁1042は、2つの第1のビア11の分布方向に沿って分布する。
【0132】
第1の溝壁1041と第2の溝壁1042のうちの少なくとも一方は、保護ドア2に伴って移動する弾性リセット部材3を収容するように、傾斜して設けられ、第2の方向D2に沿って延びる。いくつかの例では、第1の溝壁1041の構造と第2の溝壁1042の構造を同じにし、両方とも傾斜して設けられ、傾斜方向が反対であり、同時に、第1の溝壁1041と第2の溝壁1042の両方とも第2の方向D2に沿って延びている。
【0133】
第1の溝壁1041を例に挙げると、第1の溝壁1041と第1の方向D1との角度を25°~35°、例えば30°とし、第1の溝壁1041の傾斜角度を弾性リセット部材3のオフセット変位よりも僅かに大きくすることで、弾性リセット部材3が、力を受けてねじれ変形した場合、第1の溝壁1041または第2の溝壁1042にねじれ変形した弾性リセット部材3を支持させ、弾性リセット部材3の変形形態に合って、弾性リセット部材3を円滑に支持することができ、疲労を緩和し、弾性リセット部材3の使用寿命の向上に有利である。
【0134】
規制溝104は、上記第1の溝壁1041および第2の溝壁1042に加えて、対称に設けられた第3の溝壁および第4の溝壁をさらに含み、第1の溝壁1041、第3の溝壁、第2の溝壁1042及び第4の溝壁は、端から端まで順次に接続されることにより、上記規制溝104を構成し、第3の溝壁及び第4の溝壁も、傾斜して設けられ第1の溝壁1041及び第2の溝壁1042に適合するように、傾斜して設けられている。
【0135】
例示的に、第1の溝壁1041及び第2の溝壁1042をその幅方向(すなわち先端から下端に垂直な方向)に沿って弧形とすることで、第1の溝壁1041及び第2の溝壁1042を弧形壁とする。相応的に、第3の溝壁及び第4の溝壁をその幅方向に沿って直線平面構造とすることで、第3の溝壁及び第4の溝壁を平面壁とする。
【0136】
したがって、本開示の実施例による規制溝104の幅は、その先端からその下端にかけて徐々に小さくなり、また、規制溝104の最大幅は、弾性リセット部材3のオフセット変位によって確定される弾性リセット部材3の直径より大きい。規制溝104の最小幅は、弾性リセット部材3の直径より小さく、つまり、規制溝104の下端は、弾性リセット部材3を収容して制限するために円孔の形状に設計され、これにより、規制溝104により弾性リセット部材3を規制するようになっている。弾性リセット部材3がこのような構成の規制溝104内に規制されることで、弾性リセット部材3がオフセットの過程でオフセット遷移により脱落することを効果的に防止することができる。
【0137】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図9と
図10に示されるように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、ストッパ7をさらに含み、ストッパ7は、支持台1の底支持部101に配置され、ストッパ7の先端は、保護ドア2の保護ドアパネル201の第2のビア22内に位置し、単一のピンの挿入により保護ドア2が片側に傾斜する場合、ストッパ7は、第2のビア22の壁に当接可能である。
【0138】
例示的に、ストッパ7は、平板状であり、単一のピンの挿入の場合では、保護ドア2が挿入側に傾斜すると、ストッパ7は、保護ドア2における第2のビア22の壁に当接し、さらに回転する保護ドア2を止めることができ、これにより、保護ドア2は、第2の方向D2に沿って移動できなくなり、依然としてプラグブッシュを保護する役割を果たし、単一のピンの挿入を防止する機能が実現される。なお、ストッパ7を設けることで、傾斜した保護ドア2のスムーズなリセットにも有利であり、ストッパ7で弾性リセット部材3の外部からの視線を遮断することで、美観性を向上させる。
【0139】
当該ソケット保護ドア構造の単一のピンの挿入防止の信頼性を高めるために、
図9に示されるように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、2組の第1のストッパブロック12と2組の第2のストッパブロック13とをさらに含み、2組の第1のストッパブロック12は、2組の第2のストッパブロック13に1対1で対応し、2組の第1のストッパブロック12は、それぞれ保護ドア2の第3の方向D3に沿って延びる両側に配置され、即ち2組の第1のストッパブロック12は、N極プラグブッシュとL極プラグブッシュの分布方向に沿って分布する(つまり、2組の第1のストッパブロック12の分布方向は、2つの第1のビア11の分布方向と同じである)。2組の第2のストッパブロック13は、それぞれ支持台1における2つの第1のビア11の側壁に配置される。単一のピンの挿入により保護ドア2が片側に傾斜する場合、第1のビア11に近づく方向に傾斜した第1のストッパブロック12は、対応する第2のストッパブロック13と協働してストッパを実現する。ここで、第3の方向D3は、第2の方向D2に垂直な方向である。
【0140】
本開示の実施例では、弾性リセット部材3を収容するための規制溝104は、第1のビア11の一方の側壁が規制溝104に近接するように、2つの第1のビア11の間に設けられ、ここでは第1のストッパ壁と呼ばれ、第1のビア11の他方の側壁は、第1のストッパ壁に対向し、ここでは第2のストッパ壁と呼ばれる。第2のストッパブロック13は、第1のストッパ壁に配置されてもよく、相応的に、第2のストッパブロック13は、第1のストッパブロック12の規制溝104に近接する内側と協働してストッパを実現する。
【0141】
本開示の実施例では、第1のビア11の一方の側壁は、支持台1の中間位置に近接し、ここでは第1のストッパ壁と呼ばれ、第1のビア11の他方の側壁は、第1のストッパ壁に対向し、ここでは第2のストッパ壁と呼ばれる。第2のストッパブロック13は、第1のストッパ壁に配置されてもよく、相応的に、第2のストッパブロック13は、第1のストッパブロック12の保護ドア2の中間位置に近接する内側と協働してストッパを実現する。
【0142】
第2のストッパブロック13は、第2のストッパ壁に配置されてもよく、相応的に、第2のストッパブロック13は、第1のストッパブロック12の保護ドア2の中間位置から離れた外側と協働してストッパを実現し、どちらの場合も、第1のストッパブロック12と第2のストッパブロック13が協働することにより、ストッパを実現する。
【0143】
図9に示されるように、単一のピンを保護ドア2の一方の表面に挿入すると、保護ドア2が傾斜して移動することにより、第1のビア11に近接する方向に傾斜した第1のストッパブロック12が当該第1のビア11の側壁における第2のストッパブロック13と協働してストッパを実現し、このようにすると、第1のストッパブロック12は、第1のビア11においてストッパされることができ、さらに傾斜した保護ドア2をストッパすることができ、保護ドア2は、第2の方向D2に沿って移動できなくなり、依然としてプラグブッシュを保護する役割を果たし、単一のピンは第1のビア11内に入ることができず、単一のピンの挿入を防止する機能が実現される。
【0144】
図3は、本開示の実施例による一例示的な3極保護ドアの構造概略図であり、ここで、Aは保護ドアの正面構造を示し、Bは保護ドアの裏面構造を示し、Cは保護ドアのパネルを除く筐体構造を示し、
図4は、本開示の実施例による一例示的な2極保護ドアの構造概略図であり、ここで、保護ドアの正面構造と裏面構造がそれぞれ示される。
【0145】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図3または
図4に示されるように、保護ドア2は、保護ドアパネル201と筐体202とを含み、筐体202は、支持台1に移動可能に接続され、保護ドアパネル201は、筐体202の先端に接続され、保護ドアパネル201は、上部表面21と第2のビア22とを有し、第2のビア22は、露出した2つの第1のビア11のうちの1つに対応して連通するためのものである。
【0146】
2組の第1のストッパブロック12は、それぞれ筐体202の第3の方向D3に沿って延びる2つの側壁の下端に配置される。第1のストッパブロック12が筐体202の第3の方向D3に沿って延びる両側に配置され、即ち筐体202の左側と右側に配置されるので、単一のピンの挿入の場合では、保護ドア2の左側が、左側の第1のストッパブロック12が左側の第1のビア11内に位置するように傾斜するか、保護ドア2の右側が、右側の第1のストッパブロック12が右側の第1のビア11内に位置するように傾斜する。このようにすると、保護ドア2の筐体202の左側または右側に位置する第1のストッパブロック12は、対応する第1のビア11における第2のストッパブロック13と協働してストッパを実現し、さらに片側に傾斜した保護ドア2のストップを実現して、単一のピンの挿入を防止する効果が実現される。
【0147】
本開示の実施例では、第1のストッパブロック12の各組は、1つの第1のストッパブロック12を含んでもよく、例えば2つ又は3つなど複数の第1のストッパブロック12を含んでもよく、相応的に、第2のストッパブロック13の数は、第1のストッパブロック12の数と同じであり、且つ1対1で対応するように協働してストッパを実現する。
【0148】
保護ドア2の保護ドアパネル201は、ソケットに適用される場合、筐体202よりもソケットのジャックに近接し、保護ドアパネル201の上部表面と底部表面の両方は、平面に設計され、即ち、保護ドアパネル201全体は、平面板状である。保護ドアパネル201の上部表面は、平面であり、ソケットのジャックとの密着を実現し、隙間がなくなり、上記した効果がある。
【0149】
図3または
図4に示されるように、保護ドアパネル201に第2のビア22があり、保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドアパネル201における第2のビア22は、支持台1における2つの第1のビア11とずれて設けられ、このようにすると、保護ドアパネル201の他の部分は、2つの第1のビア11を塞ぐことができる。保護ドア2に塞がれたプラグブッシュの形態に基づいてその上の第2のビア22の形状を確定し、例えば、プラグブッシュが2極プラグブッシュである場合、第2のビア22は線条形状で、長手方向はソケットのジャックの長手方向と一致し、プラグブッシュが3極プラグブッシュである場合、第2のビア22は斜め線条形状で、その傾斜方向はプラグブッシュの傾斜方向と一致している。
【0150】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図11に示されるように、筐体202は、対向して配置された2つの第1の側板20211と、対向して配置された2つの第2の側板20212と、を含み、第1の側板20211の両端は、それぞれ第2の側板20212の両端に垂直に接続され、第2の側板20212は、第3の方向D3に沿って延び、第1のストッパブロック12は、第2の側板20212の下端に配置され、第1のストッパブロック12と第1の側板20211との間にストッパ溝20213があり、ストッパ溝20213は、第2のストッパブロック13を収容するために使用される。
【0151】
第2のストッパブロック13の構造は、協働してストッパを実現するために、少なくともストッパ溝20213に入ることができるように構成され、例えば、第2のストッパブロック13は、第1のビア11の側壁からのものであってもよく、第1のビア11の側壁に独立して接続されていてもよく、第2のストッパブロック13は、例えば矩形ブロックであってもよい。各組の第1のストッパブロック12は、2つの第1のストッパブロック12を含み、この2つの第1のストッパブロック12は、第2の側板20212の下端の両側に配置される。
【0152】
このような第1のストッパブロック12及びストッパ溝20213の配置は、有効なストッパを実現することを前提として、保護ドア2の構造の簡略化にさらに有利である。
【0153】
本開示の実施例では、第1のストッパブロック12と第2の側板20212は、一体成形されるように接続され、第2の側板20212の底部を第1のストッパブロック12とし、このように構成することで、保護ドア2の構造の簡略化だけでなく、保護ドア2の強度の向上にも有利であると考えられる。
【0154】
もちろん、第1のストッパブロック12は、第1のストッパブロック12が第2の側板20212の下端に接続されるように、第2の側板20212と独立していてもよく、この接続方法は、例えば、係合接続、ねじ接続などであってもよい。
【0155】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図11に示されたように、第1の側板20211の底壁は、本体セグメント2111と、本体セグメント2111の両側に設けられた2つの傾斜セグメント2112とを含み、傾斜セグメント2112の第1の端は、本体セグメント2111に接続され、傾斜セグメント2112の第2の端は、第1のストッパブロック12に接続され、傾斜セグメント2112の第2の端は、第1の端よりも保護ドアパネル201に近接する。このように構成することで、ストッパ溝20213のストッパ空間を拡大することができ、ストッパ効果の向上に有利である。
【0156】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図1に示されたように、支持台1は、底支持部101と側周部102とを含み、底支持部101に2つの第1のビア11が設けられ、側周部102の下端は、底支持部101に接続される。
【0157】
図9と
図10に示されるように、ソケット保護ドア構造は、ストッパ7をさらに含み、ストッパ7は、底支持部101に配置され、ストッパ7の先端は、保護ドアパネル201の第2のビア22内に位置し、単一のピンの挿入により保護ドア2が傾斜する場合、ストッパ7は、第2のビア22の壁に当接可能である。
【0158】
例示的に、ストッパ7は、平板状であり、単一のピンの挿入の場合では、保護ドア2が挿入側に傾斜すると、ストッパ7は、保護ドア2における第2のビア22の壁に当接し、さらに回転する保護ドア2を止めることができ、これにより、保護ドア2は、第2の方向D2に沿って移動できなくなり、依然としてプラグブッシュを保護する役割を果たし、さらに単一のピンの挿入を防止する効果を向上させる。なお、ストッパ7を設けることで、傾斜した保護ドア2のスムーズなリセットにも有利であり、ストッパ7で弾性リセット部材3の外部からの視線を遮断することで、美観性を向上させる。
【0159】
上記構成を参照して、以下、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造の単一のピンの挿入防止の動作原理を例示的に説明する。
【0160】
図12に示されるように、単一のピンの挿入により初期状態における保護ドア2の左側に推力を加える場合、保護ドア2の左端が下方に回動することにより、保護ドア2の左側が底支持部101に近接する方向に傾斜し、即ち、保護ドア2の左側が左側の第1のビア11に近接し、このようにすると、保護ドア2の左側に位置する第1のストッパブロック12が、左側に位置する第1のビア11内に入ることにより、第1のストッパブロック12が当該第1のビア11における第2のストッパブロック13と協働してストッパを実現する。当該ストッパのプロセスについて、
図13に示されるように、第2のストッパブロック13は、第1のストッパブロック12によって保護ドア2に形成されたストッパ溝20213に入り、凹凸位置決め支持を形成し、このようにすると、保護ドア2は、同時にストッパされ、当該左側に位置する第1のビア11を閉塞して保護し、この結果、当該単一のピンは、保護ドア2を通ってプラグブッシュに入ることができず、単一のピンの挿入を防止する目的を達成する。単一のピンが引き抜かれた場合、保護ドア2は、弾性リセット部材3によって初期状態に復帰運動する。
【0161】
図14に示されるように、単一のピンの挿入により初期状態における保護ドア2の右側に推力を加える場合、保護ドア2の左端が下方に回動することにより、保護ドア2の右側が底支持部101に近接する方向に傾斜し、即ち、保護ドア2の右側が右側の第1のビア11に近接し、このようにすると、保護ドア2の右側に位置する第1のストッパブロック12が、右側に位置する第1のビア11内に入ることにより、第1のストッパブロック12が当該第1のビア11における第2のストッパブロック13と協働してストッパを実現する。当該ストッパのプロセスについて、
図15に示されたように、第2のストッパブロック13は、第1のストッパブロック12によって保護ドア2に形成されたストッパ溝20213に入り、凹凸位置決め支持を形成し、このようにすると、保護ドア2は、同時にストッパされ、当該右側に位置する第1のビア11を閉塞して保護し、この結果、当該単一のピンは、保護ドア2を通ってプラグブッシュに入ることができず、単一のピンの挿入を防止する目的を達成する。単一のピンが引き抜かれた場合、保護ドア2は、弾性リセット部材3によって初期状態に復帰運動する。
【0162】
単一のピンを挿入する過程で、ストッパ7は、保護ドア2における第2のビア22の壁に当接することができ、これにより、ピンが斜めに挿入されることで弾性リセット部材3が疲労損傷するという問題も防止することができる。
【0163】
図16に示されるように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、カバー8をさらに含み、カバー8にはソケットのジャックに対応するジャックがあり、カバー8は、カバーするように支持台1に装着され、保護ドア2の上部表面21は、カバー8の底部表面と密着する。
【0164】
例示的に、カバー8と支持台1の側周部102は、係合接続により接続され、支持台1に複数の側周部102がある場合、カバー8が保護ドア2と弾性リセット部材3を側周部102の内部に閉じ込めるように、カバー8を複数の側周部102に同時に係合接続すればよい。
【0165】
本開示の実施例では、保護ドア2の上部表面21は、カバー8の底部表面に密着し、このようにすると、外観から見ると、ジャックの内部は閉鎖され、すなわち、ジャッキの外観は、その平面が閉鎖されていることを示し、これにより、ホコリや油汚れがジャックに落ちることで保護ドア2を閉塞して開けにくくなり、ユーザーが使用できなくなるという問題を回避することができるだけでなく、ジャックの深い穴の安全性に対するユーザーの視覚的な懸念を解消するとともに、ソケットの美観性を著しく向上させることができる。
【0166】
上述したように、底支持部101にストッパ7が設けられ、ストッパ7は、保護ドア2における第2のビア22の壁に当接するための第1の面壁を有する。いくつかの実現可能な実施形態において、
図17に示されるように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、支持ブロック81をさらに含み、支持ブロック81は、カバー8の底部表面に配置さる。
図15を参照すると、支持ブロック81は、ストッパ7の第1の面壁に対向する第2の面壁に当接するためのものである。
【0167】
例示的に、ストッパ7は、平板状であり、ストッパ7の第1の面壁は、平面であり、ストッパ7の第2の面壁も平面である。例示的に、ストッパ7の第2の面壁には、支持溝がさらに設けられ、当該支持溝は、支持ブロック81が支持溝内に適切に入り、かつ支持溝が設けられた第2の面壁に当接するように支持ブロック81の構造に適合する。
【0168】
いくつかの例では、保護ドア2が第2のビア22の壁がストッパ7に当接する前に、支持ブロック81は、ストッパ7の第2の面壁に当接しない。いくつかの例では、保護ドア2の第2のビア22の壁がストッパ7に当接した後、支持ブロック81は、ストッパ7の第2の面壁に当接する。
【0169】
支持ブロック81を設けることにより、ストッパ7を支持し、特に、保護ドア2が片側に傾斜してストッパ7に当接すると、ストッパ7は、力を受けて支持ブロック81に移動し、このように構成することで、ストッパ7の疲労耐性寿命の向上に有利である。なお、支持ブロック81の設計は、カバー8の逆向き取り付けの問題を防止するためにも用いることができる。
【0170】
本開示の実施例では、1つ以上の支持ブロック81が設けられ、例えば、支持ブロック81は、2つや3つなどに設定され、複数の支持ブロック81がストッパ7を同時に支持することで、上記効果をより最適化することができる。
【0171】
本開示の実施例では、カバー8と支持台1の側周部102は、係合接続により接続され、以下、係合接続を例示的に説明する。
【0172】
図17に示されるように、ソケット保護ドア構造は、位置決めブロック82をさらに含み、位置決めブロック82は、カバー8の底部表面に配置され、支持台1は、底支持部101と側周部102とを含み、位置決めブロック82は、側周部102の外壁に当接し、カバー8を支持台1に位置決めするために使用される。
【0173】
位置決めブロック82は複数設けられ、複数の位置決めブロック82は協働して位置決めキャビティーを構成し、支持台1における1つまたは複数の側周部102は、同時に当該位置決めキャビティーの内部に位置し、即ち、位置決めブロック82の壁は、側周部102の外壁に当接し、両者の間の摩擦力によってカバー8と側周部102との効果的な固定を実現し、さらにカバー8におけるジャックが偏位しないことを保証する。
【0174】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図17に示されるように、カバー8は、カバー面壁801とカバー側周802とを含み、位置決めブロック82とジャックは、カバー面壁801に設けられる。例示的に、位置決めブロック82によって支持台1の側周部102に対して第2の方向D2における位置決めを提供し、カバー側周802の一部によって支持台1の側周部102に対して第3の方向D3における位置決めを提供し、ここで、第2の方向D2は、N極ジャックとL極ジャックの分布方向であり、第3の方向D3は、第2の方向D2に垂直な方向である。
【0175】
別の側面において、
図18と
図19に示されるように、本開示の実施例では、ソケットをさらに提供し、当該ソケットは、上述したソケット保護ドア構造100のいずれかを含む。
【0176】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造100を用いたことにより、ソケットも同様にソケット保護ドア構造100のすべての利点を有し、例えば、保護ドアとカバーを密着させることで、保護ドアとジャックを密着させ、楔形隙間のようなスペースが存在せず、この結果、ホコリなどの不純物の集積問題を回避することができ、ソケットの美観性の向上にも有利である。そして、保護ドアの上部表面が平面であり、ガイド溝がL型ガイドであるため、プラグが保護ドアを駆動するときにもっと軽くスムーズになり、ユーザーに引っかかる感覚を与えることを回避し、ユーザー体験の向上に有利である。
【0177】
本開示の実施例によるソケットについて、上記ソケット保護ドア構造100に加えて、
図18と
図19に示されるように、本開示の実施例によるソケットは、パネル200、固定フレーム300及びプラグブッシュ400をさらに含み、ここで、パネル200は、カバーするようにカバーに装着され、固定フレーム300は、ソケット保護ドア構造100の支持台1を収容するためのキャビティーを有し、プラグブッシュ400は、支持台1の背面に固定され、固定フレーム300は、同時に、上記ソケット保護ドア構造100とプラグブッシュ400とを間に挟み込むようにパネル200に固定接続され、ソケット内のこれらの部品の安定した配置を実現する。ここで、プラグブッシュ400は、少なくともN極プラグブッシュ及びL極プラグブッシュを含み、さらにE極プラグブッシュを含んでもよい。
【0178】
例示的に、本開示の実施例によるソケットは、2極ソケットであってもよいし、3極ソケットであってもよいし、2極ソケットと3極ソケットとの組み合わせにより形成された5穴ソケットであってもよい。
【0179】
ソケット保護ドア構造100における保護ドア2の数は、ソケットにおいて設計されたプラグブッシュの数に応じて適応的に確定され、いくつかの例では、1つのソケットにおいて1つの支持台1が設計され、ここで、支持台1の底支持部101は、1つが設計され、底支持部101に接続された側周部102の数は、ソケットにおけるプラグブッシュの数に1対1で対応し、相応的に、保護ドア2及び弾性リセット部材3の数もソケットにおけるプラグブッシュの数に1対1で対応する。
【0180】
なお、本開示の実施例におけるすべての当該方向性表示(例えば、上、下、左、右・・・)は、ある特定の姿勢(図に示すように)における各部品の相対的な位置関係、運動状況などを説明するためにのみ使用され、当該特定の姿勢が変化すると、当該方向性表示も対応して変化する。
【0181】
本開示の実施例において、「第1」および「第2」という用語は、目的を説明するためにのみ使用され、相対的な重要性を示すまたは暗示するものとして理解されない。「複数の」という用語は、特に明示的に定義されない限り、2つ以上を意味する。
【0182】
上記は、当業者が本開示の技術案を理解しやすいようにするためのものであり、本開示を限定するものではなく、本開示の精神および原則内でなされた任意の変更、等効な置換、改善などは、本開示の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0183】
1…支持台、11…第1のビア、
101…底支持部、104…規制溝、1041…第1の溝壁、1042…第2の溝壁、
102…側周部、1021…保護ドア初期組み立て領域、1022…保護ドア退避領域、
103…ガイド溝、
1031…ガイドセグメント、10311…第7の側壁、10312…第8の側壁、
1032…規制セグメント、10321…第3の側壁、10322…第4の側壁、
1033…第1のガイドセグメント、10331…第5の側壁、10332…第6の側壁、
1034…第2のガイドセグメント、10341…第1の側壁、10342…第2の側壁、
2…保護ドア、21…上部表面、22…第2のビア、
201…保護ドアパネル、202…筐体、
2021…サイドフレーム、
20211…第1の側板、2111…本体セグメント、2112…傾斜セグメント、
20212…第2の側板、20213…ストッパ溝、
2022…パネルラック、2023…逃げ溝、
3…弾性リセット部材、
4…外部ガイド軸、
5…ガイドブロック、51…ガイド面、
6…固定ブロック、
7…ストッパ、
8…カバー、81…支持ブロック、82…位置決めブロック、801…カバー面壁、802…カバー側周、
9…内部ガイド軸、
12…第1のストッパブロック、 13…第2のストッパブロック、
100…ソケット保護ドア構造、200…パネル、300…固定フレーム、400…プラグブッシュ、
D1…第1の方向、D2…第2の方向、D3…第3の方向
【手続補正書】
【提出日】2023-11-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底支持部(101)と側周部(102)とを含む支持台(1)と、保護ドア(2)と、弾性リセット部材(3)とを含み、
前記底支持部(101)に配置されるストッパ(7)をさらに含み、
前記支持台(1)には、ソケットのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ対応する2
組の第1のビア(11)があり、
前記保護ドア(2)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され
、前記保護ドア(2)に第2のビア(22)があり、前記保護ドア(2)は、
2組のうちの1組の前記第1のビア(11)が露出し、他
の1組の前記第1のビア(11)が前記第2のビア(22)に対応して連通するように、第1の方向(D1)及び第2の方向(D2)に沿って順次に移動可能に構成され、前記第1の方向(D1)は、前記保護ドア(2)の
ソケットのジャックに面する上部表面に垂直な方向であり、前記第2の方向(D2)は、前記2
組の第1のビア(11)の分布方向であり、
前記弾性リセット部材(3)は、前記支持台(1)と前記保護ドア(2)との間に配置され、前記保護ドア(2)をリセットするために使用され
、
前記ストッパ(7)の先端は、前記保護ドア(2)の第2のビア(22)内に位置し、
単一のピンの挿入により前記保護ドア(2)が片側に傾斜する場合、前記ストッパ(7)は、前記第2のビア(22)の壁に当接可能である、
ソケット保護ドア構造。
【請求項2】
2
組の外部ガイド軸(4)をさらに含み、前記2
組の外部ガイド軸(4)は、前記保護ドア(2)の前記第2の方向(D2)に沿って延びる2
組の側壁の外部にそれぞれ配置され
、
前記底支持部(101)に前記2
組の第1のビア(11)が設けられ、前記側周部(102)の下端は、前記底支持部(101)に接続され、
前記側周部(102)の前記第2の方向(D2)に沿って延びる2
組の側壁にそれぞれガイド溝(103)があり、前記ガイド溝(103)は、前記外部ガイド軸(4)を収容し、前記第1の方向(D1)及び前記第2の方向(D2)における前記外部ガイド軸(4)の移動をガイドする、
請求項1に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項3】
前記ガイド溝(103)は、順次に連通するガイドセグメント(1031)、規制セグメント(1032)、第1のガイドセグメント(1033)及び第2のガイドセグメント(1034)を含み、前記ガイドセグメント(1031)、前記規制セグメント(1032)、及び前記第1のガイドセグメント(1033)は、いずれも前記第1の方向(D1)に沿って延び、前記第2のガイドセグメント(1034)は、前記第2の方向(D2)に沿って延び、
前記ガイドセグメント(1031)は、前記外部ガイド軸(4)を前記規制セグメント(1032)の中へガイドするために使用され、
前記規制セグメント(1032)は、前記外部ガイド軸(4)を前記第1のガイドセグメント(1033)内に規制させるために使用され、
前記第1のガイドセグメント(1033)は、前記第1の方向(D1)における前記外部ガイド軸(4)の移動をガイドするために使用され、
前記第2のガイドセグメント(1034)は、前記第2の方向(D2)における前記外部ガイド軸(4)の移動をガイドするために使用される、
請求項2に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項4】
前記規制セグメント(1032)は、対称に設けられた第3の側壁(10321)と第4の側壁(10322)を含み、
前記第3の側壁(10321)と前記第4の側壁(10322)との間隔は、前記第1のガイドセグメント(1033)に近づく方向に沿って徐々に増大し、前記第3の側壁(10321)と前記第4の側壁(10322)との最小間隔は、前記外部ガイド軸(4)の外径より小さい、
請求項3に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項5】
前記ガイド溝(103)と前記底支持部(101)は、第3の方向(D3)においてずれて配置され、前記第3の方向(D3)は、前記第2の方向(D2)に垂直な方向である請求項
2に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項6】
対称に設けられた2
組のガイドブロック(5)をさらに含み、前記2
組のガイドブロック(5)は、前記底支持部(101)の上部表面に配置され、前記ガイドブロック(5)は、ガイド面(51)を有し、前記ガイド面(51)は、傾斜して設けられ、かつ前記第2の方向(D2)に沿って延び、
前記ガイド面(51)は、前記保護ドア(2)の移動をガイドするように、前記保護ドア(2)に接触し、
前記保護ドア(2)の移動は、2つのピンによる駆動下での前記第2の方向(D2)における前記保護ドア(2)の移動、および1つのピンによる駆動下での前記保護ドア(2)の傾斜移動を含む、
請求項
2に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項7】
2
組の内部ガイド軸(9)をさらに含み、
前記2
組の内部ガイド軸(9)は、前記保護ドア(2)に対称的に配置され、前記内部ガイド軸(9)は、前記2
組のガイドブロック(5)に1対1で対応し、
前記内部ガイド軸(9)は、前記保護ドア(2)の移動をガイドするように、対応する前記ガイド面(51)に接触する、
請求項6に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項8】
前記保護ドア(2)は、保護ドアパネル(201)と筐体(202)とを含み、前記保護ドアパネル(201)は、前記上部表面(21)を有し、前記保護ドアパネル(201)は、前記筐体(202)の先端に接続され、前記筐体(202)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され、
前記内部ガイド軸(9)は、前記筐体(202)の前記第2の方向(D2)に沿って延びる2
組の側壁の内部に配置される、
請求項
7に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項9】
前記保護ドア(2)の筐体(202)は、サイドフレーム(2021)とパネルラック(2022)とを含み、前記パネルラック(2022)は、前記サイドフレーム(2021)の内部に配置され、前記サイドフレーム(2021)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され、
前記パネルラック(2022)の底部表面に2
組の逃げ溝(2023)があり、前記2
組の逃げ溝(2023)は、前記2
組のガイドブロック(5)に1対1で対応し、
前記保護ドア(2)が前記第2の方向(D2)に沿って移動するとき、前記逃げ溝(2023)は、少なくとも前記ガイドブロック(5)の頂部を収容する、
請求項
6に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項10】
前記ガイドブロック(5)は、前記保護ドア(2)のパネルの底部または側壁の底部に接触する、請求項
6に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項11】
2組の第1のストッパブロック(12)と2組の第2のストッパブロック(13)とをさらに含み、
前記2組の第1のストッパブロック(12)は、前記2組の第2のストッパブロック(13)に1対1で対応し、前記2組の第1のストッパブロック(12)は、それぞれ前記保護ドア(2)の第3の方向(D3)に沿って延びる両側に配置され、前記2組の第2のストッパブロック(13)は、それぞれ前記2
組の第1のビア(11)の側壁に配置され、前記第3の方向(D3)は、前記第2の方向(D2)に垂直な方向であり、
単一のピンの挿入により前記保護ゲート(2)が傾斜する場合、前記第1のビア(11)に近づく方向に傾斜した前記第1のストッパブロック(12)は、対応する前記第2のストッパブロック(13)と協働してストッパを実現する、
請求項
1に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項12】
前記保護ドア(2)は、保護ドアパネル(201)と筐体(202)とを含み、
前記保護ドアパネル(201)は、前記上部表面(21)と前記第2のビア(22)とを有し、前記保護ドアパネル(201)は、前記筐体(202)の先端に接続され、前記筐体(202)は、前記支持台(1)に移動可能に接続され、
前記2組の第1のストッパブロック(12)は、それぞれ前記筐体(202)の前記第3の方向(D3)に沿って延びる2
組の側壁の下端に配置される、
請求項
11に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項13】
前記筐体(202)は、対向して配置された2
組の第1の側板(20211)と、対向して配置された2
組の第2の側板(20212)と、を含み、
前記第1の側板(20211)の両端は、それぞれ前記第2の側板(20212)の両端に垂直に接続され、前記第2の側板(20212)は、前記第3の方向(D3)に沿って延び、
前記第1のストッパブロック(12)は、前記第2の側板(20212)の下端に配置され、前記第1のストッパブロック(12)と前記第1の側板(20211)との間にストッパ溝(20213)があり、前記ストッパ溝(20213)は、前記第2のストッパブロック(13)を収容するために使用される、
請求項
12に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項14】
前記第1の側板(20211)の底壁は、本体セグメント(2111)と、前記本体セグメント(2111)の両側に設けられた2
組の傾斜セグメント(2112)とを含み、
前記傾斜セグメント(2112)の第1の端は、前記本体セグメント(2111)に接続され、前記傾斜セグメント(2112)の第2の端は、前記第1のストッパブロック(12)に接続され、前記傾斜セグメント(2112)の第2の端は、第1の端よりも前記保護ドアパネル(201)に近接する、
請求項
13に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項15】
固定ブロック(6)をさらに含み、前記固定ブロック(6)は、前記保護ドア(2)の底部表面に配置され、前記固定ブロック(6)は、前記弾性リセット部材(3)に接続され
、前記弾性リセット部材(3)は、圧縮バネであり、前記弾性リセット部材(3)の先端は、前記固定ブロック(6)の外部に嵌着される、請求項
1に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項16】
前記支持台(1)に規制溝(104)があり、前記規制溝(104)は、前記弾性リセット部材(3)の底部を収容し、かつ移動する前記保護ドア(2)に伴って前記弾性リセット部材(3)が対応して移動することを許可するためのものである請求項
1に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項17】
前記規制溝(104)は、対称に設けられた第1の溝壁(1041)と第2の溝壁(1042)を含み、前記第1の溝壁(1041)と前記第2の溝壁(1042)は、前記第2の方向(D2)に沿って分布し、
前記第1の溝壁(1041)と前記第2の溝壁(1042)のうちの少なくとも一方は、前記保護ドア(2)に伴って移動する前記弾性リセット部材(3)を収容するように、傾斜して設けられ、前記第2の方向(D2)に沿って延びる、
請求項
16に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項18】
カバー(8)
と、支持ブロック(81)とをさらに含み、前記カバー(8)には前記ソケットのジャックに対応するジャックがあり、
前記カバー(8)は、カバーするように前記支持台(1)に装着され、前記カバー(8)の底部表面は、前記保護ドア(2)の上部表面(21)と密着
し、
前記支持ブロック(81)は、前記カバー(8)の底部表面に配置され、
前記ストッパ(7)は、前記保護ドア(2)における第2のビア(22)の壁に当接するための第1の面壁を有し、
前記支持ブロック(81)は、前記ストッパ(7)の第2の面壁に当接するためのものであり、前記第2の面壁は、前記第1の面壁と対向する壁である、
請求項
1に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項19】
位置決めブロック(82)をさらに含み、前記位置決めブロック(82)は、前記カバー(8)の底部表面に配置され、
前記支持台(1)は、側周部(102)を含み、前記位置決めブロック(82)は、前記側周部(102)の外壁に当接し、前記カバー(8)を前記支持台(1)に位置決めするために使用される、
請求項
18に記載のソケット保護ドア構造。
【請求項20】
請求項1から
19のいずれか一項に記載のソケット保護ドア構造を含むソケット。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
関連技術では、ソケット保護ドア構造は、ハウジングと、ハウジング内に配置される保護ドアと、保護ドアをリセットするためのトーションスプリングと、を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
しかしながら、現在のソケット保護ドア構造は、まだいくつかの欠陥が存在しており、例えば、トーションスプリングが、保護ドアの頻繁な運動につれて、オフセットして脱落しやすく、保護ドアの頻繁な運動後にリセットしにくく、単一のピンの挿入ができてしまうなどのことがある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
一側面において、本開示の実施例は、底支持部と側周部とを含む支持台と、保護ドアと、弾性リセット部材とを含み、
前記底支持部に配置されるストッパをさらに含み、
前記支持台には、ソケットのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ対応する2組の第1のビアがあり、
前記保護ドアは、前記支持台に移動可能に接続され、前記保護ドアに第2のビアがあり、前記保護ドアは、2組のうちの1組の前記第1のビアが露出し、他の1組の前記第1のビアが前記第2のビアに対応して連通するように、第1の方向及び第2の方向に沿って順次に移動可能に構成され、ここで、前記第1の方向は、前記保護ドアのソケットのジャックに面する上部表面に垂直な方向であり、前記第2の方向は、前記2組の第1のビアの分布方向であり、
前記弾性リセット部材は、前記支持台と前記保護ドアとの間に配置され、前記保護ドアをリセットするために使用され、
前記ストッパの先端は、前記保護ドアの第2のビア内に位置し、
単一のピンの挿入により前記保護ドアが片側に傾斜する場合、前記ストッパは、前記第2のビアの壁に当接可能である、
ソケット保護ドア構造に関する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、2組の外部ガイド軸をさらに含み、前記2組の外部ガイド軸は、前記保護ドアの前記第2の方向に沿って延びる2組の側壁の外部にそれぞれ配置され、
前記底支持部に前記2組の第1のビアが設けられ、前記側周部の下端は、前記底支持部に接続され、
前記側周部の前記第2の方向に沿って延びる2組の側壁にそれぞれガイド溝があり、前記ガイド溝は、前記外部ガイド軸を収容し、前記第1の方向及び前記第2の方向における前記外部ガイド軸の移動をガイドする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、対称に設けられた2組のガイドブロックをさらに含み、前記2組のガイドブロックは、前記底支持部の上部表面に配置され、前記ガイドブロックは、ガイド面を有し、前記ガイド面は、傾斜して設けられ、かつ前記第2の方向に沿って延び、
前記ガイド面は、前記保護ドアの移動をガイドするように、前記保護ドアに接触し、
前記保護ドアの移動は、2つのピンによる駆動下での前記第2の方向における前記保護ドアの移動、および1つのピンによる駆動下での前記保護ドアの傾斜移動を含む。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、2組の内部ガイド軸をさらに含み、
前記2組の内部ガイド軸は、前記保護ドアに対称的に配置され、前記内部ガイド軸は、前記2組のガイドブロックに1対1で対応し、
前記内部ガイド軸は、前記保護ドアの移動をガイドするように、対応する前記ガイド面に接触する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記保護ドアは、保護ドアパネルと筐体とを含み、前記保護ドアパネルは、前記上部表面を有し、前記保護ドアパネルは、前記筐体の先端に接続され、前記筐体は、前記支持台に移動可能に接続され、
前記内部ガイド軸は、前記筐体の前記第2の方向に沿って延びる2組の側壁の内部に配置される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記筐体は、サイドフレームとパネルラックとを含み、前記パネルラックは、前記サイドフレームの内部に配置され、前記サイドフレームは、前記支持台に移動可能に接続され、
前記パネルラックの底部表面に2組の逃げ溝があり、前記2組の逃げ溝は、前記2組のガイドブロックに1対1で対応し、
前記保護ドアが前記第2の方向に沿って移動するとき、前記逃げ溝は、少なくとも前記ガイドブロックの頂部を収容する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、2組の第1のストッパブロックと2組の第2のストッパブロックとをさらに含み、
前記2組の第1のストッパブロックは、前記2組の第2のストッパブロックに1対1で対応し、前記2組の第1のストッパブロック(12)は、それぞれ前記保護ドアの第3の方向に沿って延びる両側に配置され、前記2組の第2のストッパブロックは、それぞれ前記2組の第1のビアの側壁に配置され、ここで、前記第3の方向は、前記第2の方向に垂直な方向であり、
単一のピンの挿入により前記保護ゲートが傾斜する場合、前記第1のビアに近づく方向に傾斜した前記第1のストッパブロックは、対応する前記第2のストッパブロックと協働してストッパを実現する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記保護ドアは、保護ドアパネルと筐体とを含み、
前記保護ドアパネルは、前記上部表面と前記第2のビアとを有し、前記保護ドアパネルは、前記筐体の先端に接続され、前記筐体は、前記支持台に移動可能に接続され、
前記2組の第1のストッパブロックは、それぞれ前記筐体の前記第3の方向に沿って延びる2組の側壁の下端に配置される。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記筐体は、対向して配置された2組の第1の側板と、対向して配置された2組の第2の側板と、を含み、
前記第1の側板の両端は、それぞれ前記第2の側板の両端に垂直に接続され、前記第2の側板は、前記第3の方向に沿って延び、
前記第1のストッパブロックは、前記第2の側板の下端に配置され、前記第1のストッパブロックと前記第1の側板との間にストッパ溝があり、前記ストッパ溝は、前記第2のストッパブロックを収容するために使用される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記第1の側板の底壁は、本体セグメントと、前記本体セグメントの両側に設けられた2組の傾斜セグメントとを含み、
前記傾斜セグメントの第1の端は、前記本体セグメントに接続され、前記傾斜セグメントの第2の端は、前記第1のストッパブロックに接続され、前記傾斜セグメントの第2の端は、第1の端よりも前記保護ドアパネルに近接する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、固定ブロックをさらに含み、前記固定ブロックは、前記保護ドアの底部表面に配置され、前記固定ブロックは、前記弾性リセット部材に接続され、前記弾性リセット部材は、圧縮バネであり、前記弾性リセット部材の先端は、前記固定ブロックの外部に嵌着される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
いくつかの実現可能な実施形態において、前記ソケット保護ドア構造は、カバーをさらに含み、前記カバーには前記ソケットのジャックに対応するジャックがあり、
前記カバーは、カバーするように前記支持台に装着され、前記カバーの底部表面は、前記保護ドアの上部表面と密着し、前記ソケット保護ドア構造は、支持ブロックをさらに含み、前記支持ブロックは、前記カバーの底部表面に配置され、前記ストッパは、前記保護ドアにおける第2のビアの壁に当接するための第1の面壁を有し、
前記支持ブロックは、前記ストッパの第2の面壁に当接するためのものであり、前記第2の面壁は、前記第1の面壁と対向する壁である。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造の動作原理は、以下の通りであり、即ち、保護ドアが初期状態にある場合、保護ドアにおける第2のビアと支持台における2組の第1のビアはそれぞれずれて設けられ、このようにすると、保護ドアは2組の第1のビアを塞いで、保護ドアは初期状態でプラグブッシュに対する保護作用を発揮するようにしている。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
ピンが保護ドアを駆働することにより、保護ドアを初期状態から待避状態に遷移させた後、保護ドアは、支持台において移動し、保護ドアの支持台における位置も相応に変化し、支持台における1組の第1のビアは露出し、他の1組の第1のビアは保護ドアにおける第2のビアに対応して連通し、このようにすると、保護ドアが待避状態にあるとき、2組の第1のビアは実際には露出し、即ち、2組の第1のビアからそれぞれに対応するプラグブッシュ内にピンを挿入することを許可する。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、支持台の底支持部に配置されるストッパをさらに含み、ストッパの先端は、保護ドアパネルの第2のビア内に位置し、単一のピンの挿入により保護ドアが片側に傾斜する場合、ストッパは、第2のビアの壁に当接可能である。回転する保護ドアを止めることができることに有利であり、これにより、保護ドアは、第2の方向に沿って移動できなくなり、依然としてプラグブッシュを保護する役割を果たし、単一のピンの挿入を防止する役割を果たす。なお、ストッパを設けることで、傾斜した保護ドアのスムーズなリセットにも有利であり、ストッパで弾性リセット部材の視線を遮断することで、美観性を向上させる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
本開示の実施例のソケット保護ドア構造における様々な部品の位置配置関係を理解するために、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造をソケットに適用した状態を基準として、ソケットパネルにおけるジャックに近づく方向を頂部方向または上部方向と定義し、逆に、ソケットパネルにおけるジャックから離れる方向を底部方向または下部方向と定義する。本開示の実施例では、
図1に示されるように、第1の方向D1は、保護ドアの上部表面に垂直であり、第1の方向D1が上下方向であると考えられる
。
なお、本発明の実施形態に係る「2組」という用語は、2組の部品が間隔を空けて配置されていることを意味し、且つ、各組の部品に含まれる部品の数は1つであってもよいし、複数であってもよい。
例を挙げると、空けて配置されている2組の第1のビアについて、各組の第1のビアの数は1つであってもよいし、複数であってもよい。本開示の実施例の図1と図2には、第1のビア11の各セットに一つの第1のビア11を含む場合のみが例示されている。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
2組の第1のビアの分布方向D2は、ソケットにおけるN極プラグブッシュからL極プラグブッシュまでの分布方向と一致し、ここで、N極プラグブッシュからL極プラグブッシュまでの分布方向とは、N極プラグブッシュからL極プラグブッシュへの延在方向、または、L極プラグブッシュからN極プラグブッシュへの延在方向を指す。本開示の実施例では、2組の第1のビアの分布方向D2を左右方向と定義することができ、即ち、N極プラグブッシュからL極プラグブッシュまでの分布方向は、左右方向であり、例えば、N極プラグブッシュは、左側に配置され、L極プラグブッシュは、右側に配置され、ここでのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュとは、2極プラグブッシュを指す。もちろん、N極プラグブッシュとL極プラグブッシュは、3極プラグブッシュに属することもでき、3極プラグブッシュではN極プラグブッシュとL極プラグブッシュとがそれぞれ傾斜しているが、両者の一方が左側に位置し、他方が右側に位置すると考えられる。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
図1は、本開示の実施例による一例示的なソケット保護ドア構造の構造概略図であり、ここで、ソケット保護ドア構造の分解状態から組み立て状態への状態概略、及び支持台の局所構造がそれぞれ示され、本開示の実施例の一側面によれば、本開示の実施例では、ソケット保護ドア構造を提供し、
図1に示されるように、当該ソケット保護ドア構造は、支持台1と、保護ドア2と、弾性リセット部材3とを含み、ここで、前記支持台1にソケットのN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ対応する2
組の第1のビア11があり、つまり、2
組の第1のビア11は、ソケットのN極ジャックとL極ジャックに対応する。ソケットに使用される場合、N極プラグとL極プラグは、この2
組の第1のビア11を介してN極プラグブッシュとL極プラグブッシュにそれぞれ挿入されることができる。
例示的には、各組の第1のビア11は、1つの第1のビア11あるいは複数の第1のビア11を含むことができる。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
本開示の実施例では、支持台1に1つ以上の保護ドア組み立て領域があり、保護ドア組み立て領域の数は、保護ドアの数に1対1で対応し、即ち、保護ドア組み立て領域ごとに1つの保護ドア2が取り付けられ、保護ドア2ごとに1つの弾性リセット部材3が対応する。ここで、
図1は、一例として、支持台1に2
組の保護ドア2が設けられている場合を示し、この2
組の保護ドア2のうちの
1組は、2極プラグブッシュを保護し、他
の1組は3極プラグブッシュを保護する。2つの保護ドア2のうちの1
組の配置及び動作について、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造を説明する。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
本開示の実施例では、保護ドア2は、支持台1に移動可能に接続され、
図1に示されるように
、保護ドア2に第2のビア22があり、保護ドア2は、
2組のうちの1組の第1のビア11が露出し、他
の1組の第1のビア11が保護ドア2における第2のビア22に対応して連通するように、第1の方向D1及び第2の方向D2に沿って順次に移動可能に構成される。ここで、
図1に示されるように、第1の方向D1は、保護ドア2の
ソケットのジャックに面する上部表面21に垂直な方向であり、第2の方向D2は、ソケットの2
組の第1のビア11の分布方向であり、弾性リセット部材3は、支持台1と保護ドア2との間に配置され、保護ドア2をリセットするために使用される。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
保護ドア2は、支持台1に沿って移動することができるように、支持台1に移動可能に接続され、移動する保護ドア2は、初期状態と待避状態との間で切り替えることができる。保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドア2は、2組の第1のビア11を塞いで、ソケットにおけるN極プラグブッシュ及びL極プラグブッシュを保護する。ピンが保護ドア2を駆働して移動させることにより、保護ドア2を初期状態から待避状態に遷移させた後、保護ドア2は、支持台1において移動し、保護ドア2の支持台1における位置も相応に変化し、支持台1における1組の第1のビア11は露出し、他の1組の第1のビア11は保護ドア2における第2のビア22に対応して連通し、このようにすると、保護ドア2が待避状態にあるとき、2組の第1のビア11は実際には露出し、即ち、2組の第1のビア11からそれぞれに対応するプラグブッシュ内にピンを挿入することを許可する。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0051】
図2は、本開示の実施例による一例示的なソケット保護ドア構造の状態概略図であり、ここで、上部部分は、保護ドアが初期状態にあることを示し、下部部分は、保護ドアが待避状態にあることを示す。
図2に示されるように、保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドアパネル201における第2のビア22は、支持台1における2
組の第1のビア11とずれて設けられ、このようにすると、保護ドアパネル201の他の部分は、2
組の第1のビア11を塞ぐことができる。保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、保護ドア2における第2のビア22を2
組の第1のビア11のうちの1
組に対応して連通させる(ここで、この第1のビア11を
第1
組の第1のビア11と呼ぶ)。保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、相応的に、保護ドア2が支持台1における第1の位置から第2の位置に移動するので、
他の1組の第1のビア11を支持台1における第1の位置に設置することにより(ここで、
他の1組の第1のビア11を
第2
組の第1のビア11と呼ぶ)、保護ドア2が第1の位置にあるとき当該
第2
組の第1のビア11を塞ぐことができ、保護ドア2が第2の位置に移動した場合、第1の位置にある当該
第2
組の第1のビア11は、保護ドア2の退出により露出する。したがって、保護ドア2が待避状態にある場合、
第1
組の第1のビア11は、露出を可能にするために保護ドア2における第2のビア22に対応して連通し、このようにすると、2
組の第1のビア11の両方とも、ピン挿入のための露出を可能にする。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】
ピンが保護ドア2の上部表面21に当接すると、保護ドア2を駆動して移動させることができ、当該運動は、まず保護ドア2の上部表面21に垂直な第1の方向D1に沿って移動し、即ち、上から下への移動であり、保護ドア2の第1の方向D1に沿った移動は、よりスムーズになり、引っかかり現象は発生しない。そして、当該移動の方向は変化し、当該保護ドア2は、支持台1における2組の第1のビア11が露出するまで、ソケットのN極プラグブッシュ及びL極プラグブッシュが分布した第2の方向D2に沿って移動する。保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、弾性リセット部材3は、保護ドア2によって圧縮されることにより弾性力を持ち、ピンがプラグブッシュから引き抜かれた後、弾性リセット部材3は、弾性力の作用によってリセットされ、初期状態にリセットされるように保護ドア2も駆動する。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
支持台1は、底支持部101と側周部102とを含む。図9と図10に示されたように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、ストッパ7をさらに含み、ストッパ7は、支持台1の底支持部101に配置され、ストッパ7の先端は、保護ドア2の保護ドアパネル201の第2のビア22内に位置し、単一のピンの挿入により保護ドア2が片側に傾斜する場合、ストッパ7は、第2のビア22の壁に当接可能である。
例示的に、ストッパ7は、平板状であり、単一のピンの挿入の場合では、保護ドア2が挿入側に傾斜すると、ストッパ7は、保護ドア2における第2のビア22の壁に当接し、さらに回転する保護ドア2を止めることができ、これにより、保護ドア2は、第2の方向D2に沿って移動できなくなり、依然としてプラグブッシュを保護する役割を果たし、単一のピンの挿入を防止する機能が実現される。なお、ストッパ7を設けることで、傾斜した保護ドア2のスムーズなリセットにも有利であり、ストッパ7で弾性リセット部材3の視線を遮断することで、美観性を向上させる。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0056】
保護ドア2の保護ドアパネル201は、ソケットに適用する際に筐体202よりもソケットのジャックに近接し、いくつかの例では、保護ドアパネル201の上部表
面は、
一部が平面に設計され、
且つ一部が斜面状に設計されることができ、例えば、保護ドアパネル201の第2のビア22に隣接する上部表面が、傾斜表面に設けられ、他の部分が平面に設けられることができる。
図3または
図4に示されるように、保護ドアパネル201に第2のビア22があり、保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドアパネル201における第2のビア22は、支持台1における2
組の第1のビア11とずれて設けられ、このようにすると、保護ドアパネル201の他の部分は、2
組の第1のビア11を塞ぐことができる。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図1に示されるように、
図3及び
図4を参照して、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、2
組の外部ガイド軸4をさらに含み、2
組の外部ガイド軸4は、保護ドア2の第2の方向D2に沿って延びる2
組の側壁の外部にそれぞれ配置される。
ここで、各組の外部ガイド軸4のうちの外部ガイド軸4の数は、1つ(図3および図4を参照)であってもよいし、複数であってもよい。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
例示的に、外部ガイド軸4は、円筒体であり、2組の外部ガイド軸4は、いずれも筐体202の側壁の外部の中間位置に配置され、このようにすると、外部ガイド軸4が設けられた保護ドア2の両側が対称に配置されることにより、保護ドア2が、外部ガイド軸4を移動中心として移動できるようになっている。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0063】
図5に示されるように、支持台1は、底支持部101と側周部102とを含み、底支持部101に上記の2
組の第1のビア11(2
組の第1のビア11も同時に側周部102内に位置する)が設けられ、側周部102の下端は、底支持部101に接続され、側周部102の第2の方向D2に沿って延びる2
組の側壁にそれぞれガイド溝103があり、ガイド溝103は、外部ガイド軸4を収容し、第1の方向D1及び第2の方向D2における外部ガイド軸4の移動をガイドする。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0064】
本開示の実施例では、支持台1の底支持部101は、側周部102を支持するだけでなく、ソケットのプラグブッシュ部分を支持するためにも使用され、したがって、支持台1の底支持部101の面積を側周部102の面積より大きくすることができる。例を挙げると、ソケット保護ドア構造を5穴ソケットに使用する場合、ソケットの2極プラグブッシュと3極プラグブッシュを同時に支持できるように支持台1の底支持部101を設計することができると同時に、それぞれ2極プラグブッシュと3極プラグブッシュに対応するように側周部102を2組設計すればよい(1つの底支持部101には、2組の側周部102が支持される)。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0065】
例示的に、底支持部101に保護ドア組み立て領域があり、側周部102は、当該保護ドア組み立て領域に配置される。側周部102は、端から端まで順次に接続される第1の側周セグメント、第2の側周セグメント、第3の側周セグメント、及び第4の側周セグメントを含み、これら4つの側周セグメントは、互いに接続されて第2のキャビティーを構成し、当該第2のキャビティーは、保護ドア2と弾性リセット部材3を収容するために使用される。接続関係を有する任意の2組の側周セグメントの間には角度があり、例えば当該角度は90°であってもよく、以上の各側周セグメントは、直線板セグメントであってもよいし、折れ線板セグメントであってもよいし、一定の弧度を持つ板セグメントであってもよい。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】
側周部102で囲まれた第2のキャビティーの面積は、保護ドア2の面積より大きく、
図2に示されるように、側周部102の第2のキャビティーは、保護ドア初期組み立て領域1021と保護ドア退避領域1022とをさらに含み、底支持部101における2
組の第1のビア11も同時に初期組み立て領域1021に位置する。保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドア2は、当該保護ドア初期組み立て領域1021に位置し、保護ドア2が初期状態から待避状態に遷移した場合、保護ドア2の一部は、保護ドア退避領域1022に移動し、保護ドア2の他の部分は、保護ドア初期組み立て領域1021に依然として位置し、保護ドア初期組み立て領域1021における
1組の第1のビア1
1は、保護ドア2の退出により露出する。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0067】
側周部102の第2の方向D2に沿って延びる2つの側壁にそれぞれガイド溝103があり、ガイド溝103は、外部ガイド軸4を収容し、第1の方向D1及び第2の方向D2における外部ガイド軸4の移動をガイドする。つまり、上記の第2の方向D2に沿って延びる2組の側周セグメントには、それぞれ上記ガイド溝103が開設され、ガイド溝103が2組に設けられている。ここで、各組のガイド溝103のうちのガイド溝103の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0068】
2組のガイド溝103は、2組の外部ガイド軸4に1対1で対応し、外部ガイド軸4は、対応するガイド溝103を貫通し、ガイド溝103は、第1の方向D1及び第2の方向D2における外部ガイド軸4の移動をガイドし、即ち、ガイド溝103は、少なくとも第1の方向D1に沿って分布する溝キャビティーと、第2の方向D2に沿って分布する溝キャビティーとを含む。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
図5から
図7に示されるように、保護ドア2を正常に開く場合、2つのピンMを用いてそれぞれN極ジャックとL極ジャックから挿入する必要があり、2つのピンMの推力で、保護ドア2の外部ガイド軸4は、まず、外部ガイド軸4が第2のガイドセグメント1034に入って第2の方向D2に沿って移動するまで、第1のガイドセグメント1033内で第1の方向D1に沿って移動し、保護ドア2は、待避状態に移動し、このようにすると、支持台1における2
組の第1のビア11は露出し、2つのピンMは対応する第1のビア11に挿入され、最終的には対応するプラグブッシュに挿入される(
図8を参照)。
図8に示されるように、待避状態において、保護ドア2の筐体202の側壁は、一方のピンMの側壁に貼り合わせられ、保護ドア2の第2のビア22の1つの側壁は、他方のピンMの側壁に貼り合わせられている。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0097】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図5に示されるように、ソケット保護ドア構造は、対称に設けられた2
組のガイドブロック5をさらに含み、2
組のガイドブロック5は、底支持部101の上部表面に配置され、2
組のガイドブロック5の分布方向は、上記の第3の方向D3に沿う。
ここで、各組のガイドブロック5のうちのガイドブロック5の数は、1つ(例えば、図5を参照)であってもよいし、複数であってもよい。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図5または
図6に示されるように、ソケット保護ドア構造は、対称に設けられた2
組のガイドブロック5をさらに含み、2
組のガイドブロック5は、底支持部101の上部表面に配置され、2
組のガイドブロック5の分布方向は、上記の第3の方向D3に沿う。ガイドブロック5は、ガイド面51を有し、ガイド面51は、傾斜して設けられ、かつ第2の方向D2に沿って延びる。
図3または
図4に示されるように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、2
組の内部ガイド軸9をさらに含み、2
組の内部ガイド軸9は、保護ドア2に配置され、2
組の内部ガイド軸9は、2
組のガイドブロック5に1対1で対応する。
図9に示されるように、内部ガイド軸9は、保護ドア2の移動をガイドするように対応するガイドブロック5のガイド面51に接触するために使用される。ここで、保護ドア2の移動は、2つのピンによる駆動下での第2の方向D2における保護ドア2の移動、および1つのピンによる駆動下での保護ドア2の傾斜移動を含む。
ここで、各組の内部ガイド軸9のうちの内部ガイド軸9の数は、1つ(例えば、図3または図4を参照)であってもよいし、複数であってもよい。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0117】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図3に示されるように、保護ドア2の筐体202は、サイドフレーム2021とパネルラック2022とを含み、パネルラック2022は、サイドフレーム2021の内部に配置され、パネルラック2022の底壁に第2のビア22の構造と同じビアがあり、かつパネルラック2022の底部表面に2
組の逃げ溝2023があり、2
組の逃げ溝2023は、2
組のガイドブロック5に1対1で対応し、保護ドア2が第2の方向D2に沿って移動するとき、逃げ溝2023は、少なくともガイドブロック5の頂部を収容する。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0131】
例示的に、
図10に示されるように、規制溝104は、対称に設けられた第1の溝壁1041と第2の溝壁1042を含み、第1の溝壁1041と第2の溝壁1042は、第2の方向D2に沿って分布し、つまり、第1の溝壁1041と第2の溝壁1042は、2
組の第1のビア11の分布方向に沿って分布する。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0139】
当該ソケット保護ドア構造の単一のピンの挿入防止の信頼性を高めるために、
図9に示されるたように、本開示の実施例によるソケット保護ドア構造は、2組の第1のストッパブロック12と2組の第2のストッパブロック13とをさらに含み、2組の第1のストッパブロック12は、2組の第2のストッパブロック13に1対1で対応し、2組の第1のストッパブロック12は、それぞれ保護ドア2の第3の方向D3に沿って延びる両側に配置され、即ち2組の第1のストッパブロック12は、N極プラグブッシュとL極プラグブッシュの分布方向に沿って分布する(つまり、2組の第1のストッパブロック12の分布方向は、2
組の第1のビア11の分布方向と同じである)。2組の第2のストッパブロック13は、それぞれ支持台1における2
組の第1のビア11の側壁に配置される。単一のピンの挿入により保護ドア2が片側に傾斜する場合、第1のビア11に近づく方向に傾斜した第1のストッパブロック12は、対応する第2のストッパブロック13と協働してストッパを実現する。ここで、第3の方向D3は、第2の方向D2に垂直な方向である。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0140】
本開示の実施例では、弾性リセット部材3を収容するための規制溝104は、第1のビア11の一方の側壁が規制溝104に近接するように、2組の第1のビア11の間に設けられ、ここでは第1のストッパ壁と呼ばれ、第1のビア11の他方の側壁は、第1のストッパ壁に対向し、ここでは第2のストッパ壁と呼ばれる。第2のストッパブロック13は、第1のストッパ壁に配置されてもよく、相応的に、第2のストッパブロック13は、第1のストッパブロック12の規制溝104に近接する内側と協働してストッパを実現する。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0145】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図3または
図4に示されるように、保護ドア2は、保護ドアパネル201と筐体202とを含み、筐体202は、支持台1に移動可能に接続され、保護ドアパネル201は、筐体202の先端に接続され、保護ドアパネル201は、上部表面21と第2のビア22とを有し、第2のビア22は、露出した2
組の第1のビア11のうちの1
組に対応して連通するためのものである。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0146
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0146】
2組の第1のストッパブロック12は、それぞれ筐体202の第3の方向D3に沿って延びる2組の側壁の下端に配置される。第1のストッパブロック12が筐体202の第3の方向D3に沿って延びる両側に配置され、即ち筐体202の左側と右側に配置されるので、単一のピンの挿入の場合では、保護ドア2の左側が、左側の第1のストッパブロック12が左側の第1のビア11内に位置するように傾斜するか、保護ドア2の右側が、右側の第1のストッパブロック12が右側の第1のビア11内に位置するように傾斜する。このようにすると、保護ドア2の筐体202の左側または右側に位置する第1のストッパブロック12は、対応する第1のビア11における第2のストッパブロック13と協働してストッパを実現し、さらに片側に傾斜した保護ドア2のストップを実現して、単一のピンの挿入を防止する効果が実現される。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0148
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0149
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0149】
図3または
図4に示されるように、保護ドアパネル201に第2のビア22があり、保護ドア2が初期状態にある場合、保護ドアパネル201における第2のビア22は、支持台1における2
組の第1のビア11とずれて設けられ、このようにすると、保護ドアパネル201の他の部分は、2
組の第1のビア11を塞ぐことができる。保護ドア2に塞がれたプラグブッシュの形態に基づいてその上の第2のビア22の形状を確定し、例えば、プラグブッシュが2極プラグブッシュである場合、第2のビア22は線条形状で、長手方向はソケットのジャックの長手方向と一致し、プラグブッシュが3極プラグブッシュである場合、第2のビア22は斜め線条形状で、その傾斜方向はプラグブッシュの傾斜方向と一致している。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0150】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図11に示されるように、筐体202は、対向して配置された2
組の第1の側板20211と、対向して配置された2
組の第2の側板20212と、を含み、第1の側板20211の両端は、それぞれ第2の側板20212の両端に垂直に接続され、第2の側板20212は、第3の方向D3に沿って延び、第1のストッパブロック12は、第2の側板20212の下端に配置され、第1のストッパブロック12と第1の側板20211との間にストッパ溝20213があり、ストッパ溝20213は、第2のストッパブロック13を収容するために使用される。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0151】
第2のストッパブロック13の構造は、協働してストッパを実現するために、少なくともストッパ溝20213に入ることができるように構成され、例えば、第2のストッパブロック13は、第1のビア11の側壁からのものであってもよく、第1のビア11の側壁に独立して接続されていてもよく、第2のストッパブロック13は、例えば矩形ブロックであってもよい。各組の第1のストッパブロック12は、2つの第1のストッパブロック12を含み、この2つの第1のストッパブロック12は、第2の側板20212の下端の両側に配置される。ここで、各組の第1のストッパブロック12のうちの第1のストッパブロック12の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図11に示されたように、第1の側板20211の底壁は、本体セグメント2111と、本体セグメント2111の両側に設けられた2
組の傾斜セグメント2112とを含み、傾斜セグメント2112の第1の端は、本体セグメント2111に接続され、傾斜セグメント2112の第2の端は、第1のストッパブロック12に接続され、傾斜セグメント2112の第2の端は、第1の端よりも保護ドアパネル201に近接する。このように構成することで、ストッパ溝20213のストッパ空間を拡大することができ、ストッパ効果の向上に有利である。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0156
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0156】
いくつかの実現可能な実施形態において、
図1に示されたように、支持台1は、底支持部101と側周部102とを含み、底支持部101に2
組の第1のビア11が設けられ、側周部102の下端は、底支持部101に接続される。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0165
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0170
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0170】
本開示の実施例では、1組以上の支持ブロック81が設けられ、例えば、支持ブロック81は、2組や3組などに設定され、複数の組の支持ブロック81がストッパ7を同時に支持することで、上記効果をより最適化することができる。各組の支持ブロック81に含まれる支持ブロック81の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
【手続補正63】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0176
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0176】
本開示の実施例によるソケット保護ドア構造100を用いたことにより、ソケットも同様にソケット保護ドア構造100のすべての利点を有する。
【国際調査報告】