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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-24
(54)【発明の名称】熱バリア特性を有する多層複合材
(51)【国際特許分類】
   B32B 5/18 20060101AFI20240517BHJP
   C08J 9/04 20060101ALI20240517BHJP
   B32B 7/027 20190101ALI20240517BHJP
   B32B 27/00 20060101ALI20240517BHJP
   B32B 27/18 20060101ALI20240517BHJP
【FI】
B32B5/18 101
C08J9/04 103
C08J9/04 CFH
B32B7/027
B32B27/00 101
B32B27/18 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572146
(86)(22)【出願日】2022-05-26
(85)【翻訳文提出日】2023-11-21
(86)【国際出願番号】 US2022072580
(87)【国際公開番号】W WO2022256781
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】63/196,077
(32)【優先日】2021-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Saint-Gobain Performance Plastics, Corporation
【住所又は居所原語表記】31500 Solon Road Solon, 44139 OH USA
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン,フェイ
(72)【発明者】
【氏名】リー,チュアンピン
(72)【発明者】
【氏名】ブラウン,レイチェル
(72)【発明者】
【氏名】ザレスキィ,ロジャー ピー.
(72)【発明者】
【氏名】レイダー,シャルル
(72)【発明者】
【氏名】ファルティン,ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ジャヤセーラン,センティル
(72)【発明者】
【氏名】ジェット,スティーブン アール.
(72)【発明者】
【氏名】アダム,ジュニア,アーサー エル.
(72)【発明者】
【氏名】オーアールエフ,ニコラス デイヴィッド
【テーマコード(参考)】
4F074
4F100
【Fターム(参考)】
4F074AA90
4F074AC19
4F074AC20
4F074AC26
4F074AC32
4F074AC33
4F074AC34
4F074AD18
4F074AE07
4F074AG10
4F074AG20
4F074DA02
4F074DA18
4F074DA32
4F074DA47
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4F100AA02H
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4F100AA03H
4F100AA08B
4F100AA08H
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4F100AA20H
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4F100AA21H
4F100AA23B
4F100AA23H
4F100AA25B
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4F100AA33H
4F100AC03B
4F100AC03H
4F100AC05A
4F100AC05B
4F100AC05H
4F100AE06B
4F100AE06H
4F100AG00A
4F100AH08B
4F100AK52B
4F100BA02
4F100BA07
4F100CA01B
4F100CA01H
4F100CA08B
4F100CA23B
4F100DE01B
4F100DE01H
4F100DE04B
4F100DE04H
4F100DG11A
4F100DG15A
4F100DJ01B
4F100GB41
4F100JD01A
4F100JJ02B
4F100JJ07
4F100JJ07B
4F100JL08B
(57)【要約】
【解決手段】 本開示は、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る多層複合材を含み得る多層複合材に関する。第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。多層構成要素は、少なくとも約0.5mmかつ約10mm以下の厚さを有し得る。多層構成要素はまた、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層複合材であって、
第1のバリア層と、
シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含み、
前記多層複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含み、
前記多層複合材が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、多層複合材。
【請求項2】
多層複合材であって、
第1のバリア層と、
シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含み、
前記多層複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含み、
前記多層複合材が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、多層複合材。
【請求項3】
前記第1のフォーム層の前記シリコーン系マトリックス成分が、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、スズ触媒シリコーンフォーム、及びそれらの任意の組み合わせを含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項4】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項5】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項6】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項7】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項8】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項9】
前記第1のフォーム層成分の前記難燃性充填剤が、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項10】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項11】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項12】
前記第1のフォーム層の前記難燃性充填剤成分が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項13】
前記第1のフォーム層の前記断熱性充填剤成分が、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項1又は2に記載の多層複合材。
【請求項14】
熱バリア複合材であって、
第1のバリア層と、
シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含み、
前記熱バリア複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含み、
前記熱バリア複合材が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、熱バリア複合材。
【請求項15】
前記難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、請求項14に記載の熱バリア複合材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、多層複合材に関し、特に、様々な用途、例えば、電池パックにおいて熱バリアとして使用するための多層複合材、及びそれを形成する方法に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
多層複合材フィルムは、様々な用途における高温保護のために、例えば、電気自動車の電池パックにおける熱バリア、高温ケーブル保護における熱バリアカバー、溶射封じ込めのための熱バリア容器などとしての使用のために設計され得る。しかしながら、それらの用途及び他の用途において、潜在的な熱成長は、技術の改善に起因して増加し続けている。したがって、そのような高い熱潜在性に対して保護する改善されたバリア設計が引き続き必要とされている。
【0003】
第1の態様によれば、多層複合材は、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る。第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。多層構成要素は、少なくとも約0.5mmかつ約10mm以下の厚さを有し得る。多層構成要素はまた、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0004】
別の態様によれば、多層複合材は、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る。第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。多層構成要素は、少なくとも約0.5mmかつ約10mm以下の厚さを有し得る。多層構成要素はまた、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を有し得る。
【0005】
更に別の態様によれば、多層複合材は、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る。第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。第1のバリア層は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含み得る。第1のフォーム層の難燃性充填剤成分は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み得る。第1のフォーム層の断熱性充填剤成分は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み得る。多層複合材は、少なくとも約0.5mmかつ約10mm以下の厚さを有し得る。
【0006】
別の態様によれば、熱バリア複合材は、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る。第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。多層構成要素は、少なくとも約0.5mmかつ約10mm以下の厚さを有し得る。多層構成要素はまた、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0007】
別の態様によれば、熱バリア複合材は、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る。第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。多層構成要素は、少なくとも約0.5mmかつ約10mm以下の厚さを有し得る。多層構成要素はまた、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を有し得る。
【0008】
更に別の態様によれば、熱バリア複合材は、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る。第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。第1のバリア層は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含み得る。第1のフォーム層の難燃性充填剤成分は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み得る。第1のフォーム層の断熱性充填剤成分は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み得る。熱バリア複合材は、少なくとも約0.5mmかつ約10mm以下の厚さを有し得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態は、例として図解されており、添付の図面に限定されない。
図1図1は、本明細書に記載の特定の実施形態による例示的な多層複合材の図解を含む。
図2図2は、本明細書に記載の特定の実施形態による例示的な多層複合材の図解を含む。
図3図3は、本明細書に記載の特定の実施形態による例示的な多層複合材の図解を含む。
図4図4は、本明細書に記載の特定の実施形態による例示的な熱バリア複合材の図解を含む。
図5図5は、本明細書に記載の特定の実施形態による例示的な熱バリア複合材の図解を含む。
図6図6は、本明細書に記載の特定の実施形態による例示的な熱バリア複合材の図解を含む。
【0010】
当業者は、図中の要素が簡略化及び明瞭化を目的として図解されており、必ずしも縮尺どおりに描画されていないことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の考察は、教示の特定の実施態様及び実施形態に焦点を当てている。詳細な説明は、特定の実施形態を説明するのを助けるために提供されており、本開示又は教示の範囲又は適用性に関する限定として解釈されるべきではない。本明細書で提供される本開示及び教示に基づいて、他の実施形態を使用することができることが理解されよう。
【0012】
「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含を網羅することを意図している。例えば、特徴のリストを含む方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されるものではないが、明示的に列挙されていない他の特徴、又はそのような方法、物品、若しくは装置に固有の他の特徴を含み得る。更に、矛盾する記載がない限り、「又は(or)」は、包含的なorを指し、排他的なorを指すのではない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)、Bが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)、Bが真である(又は存在する)、及び、AとBとの両方が真である(又は存在する)。
【0013】
また、「a」又は「an」の使用は、本明細書に記載の要素及び構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜上、及び本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、そうでないことを意味することが明らかでない限り、1つ、少なくとも1つ、又は単数形が複数形も含むものとして、又はその逆として理解されるべきである。例えば、単一の物品が本明細書に記載されている場合、単一の物品の代わりに2つ以上の物品を使用することができる。同様に、2つ以上の物品が本明細書に記載されている場合、その2つ以上の物品を単一の物品に置き換えることができる。
【0014】
本明細書に記載の実施形態は、概して、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る多層複合材に関する。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。更に他の実施形態によれば、多層複合材は、耐燃性及び圧縮における改善された性能の組み合わせを示し得る。
【0015】
例示の目的で、図1は、本明細書に記載の実施形態による多層複合材100を示す。図1に示されるように、多層複合材100は、第1のバリア層102と、第1のフォーム層104とを含み得る。第1のフォーム層104は、シリコーン系マトリックス成分110、難燃性充填剤成分120、及び断熱性充填剤成分130を含み得る。
【0016】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104のシリコーン系マトリックス成分110は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、過酸化物硬化シリコーンフォームを含み得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、スズ触媒シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせを含み得る。
【0017】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、過酸化物硬化シリコーンフォームからなり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、スズ触媒シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせからなり得る。
【0018】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、過酸化物硬化シリコーンフォーム層であり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、スズ触媒シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分110は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせの層であり得る。
【0019】
なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0020】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸塩化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、白金化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、遷移金属酸化物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属炭酸塩を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸カルシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸アルミニウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸マグネシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ガラスフリットを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、アルカリ塩を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0021】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸塩化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、白金化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、遷移金属酸化物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属炭酸塩からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸カルシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸アルミニウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸マグネシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ガラスフリットからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、アルカリ塩からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0022】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の材料であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、白金化合物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、遷移金属酸化物充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属炭酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸カルシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸アルミニウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸マグネシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ガラスフリット充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、アルカリ塩充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0023】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属水和物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0024】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の金属水和物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、アルミニウム三水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、二水酸化マグネシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ベーマイトを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、水酸化カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、石膏を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせを含み得る。
【0025】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の金属水和物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、アルミニウム三水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、二水酸化マグネシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ベーマイトからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、水酸化カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、石膏からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせからなり得る。
【0026】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の金属水和物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、アルミニウム三水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、二水酸化マグネシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ベーマイト充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、水酸化カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、石膏充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0027】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0028】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のホウ酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸亜鉛を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸カルシウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸ナトリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸カリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸リチウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0029】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のホウ酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸亜鉛からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸カルシウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸ナトリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸カリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸リチウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0030】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のホウ酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸亜鉛充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸カルシウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸ナトリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸カリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸リチウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0031】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、白金化合物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0032】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の白金化合物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ヘキサクロロ白金酸を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせを含み得る。
【0033】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の白金化合物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ヘキサクロロ白金酸からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせからなり得る。
【0034】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の白金化合物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ヘキサクロロ白金酸充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、充填剤、又は白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせであり得る。
【0035】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、遷移金属酸化物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0036】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の遷移金属酸化物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、酸化鉄を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化セリウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化亜鉛を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせを含み得る。
【0037】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の遷移金属酸化物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、酸化鉄からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化セリウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化亜鉛からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせからなり得る。
【0038】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の遷移金属酸化物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、酸化鉄充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化セリウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化亜鉛充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0039】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属炭酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0040】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の遷移金属炭酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0041】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の遷移金属炭酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0042】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の遷移金属炭酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0043】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、金属炭酸塩混合物の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0044】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の金属炭酸塩混合物を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせを含み得る。
【0045】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の金属炭酸塩混合物からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせからなり得る。
【0046】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定の金属炭酸塩混合物充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトの天然混合物の充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトの天然混合物の充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0047】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ワラストナイト、マイカ、カオリン、粘土、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0048】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ワラストナイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、マイカを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、粘土を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、カオリンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、タルクを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0049】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ワラストナイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、マイカからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分220は、粘土からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、カオリンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、タルクからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0050】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、ワラストナイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、マイカ充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分220は、粘土充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、カオリン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、タルク充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0051】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、アルカリ塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0052】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のアルカリ塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、炭酸ナトリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸カリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0053】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のアルカリ塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、炭酸ナトリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸カリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0054】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、特定のアルカリ塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分120は、炭酸ナトリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸カリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分120は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0055】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、断熱性充填剤成分130は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0056】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、特定の材料を含み得る。例えば、断熱性充填剤成分130は、膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、非膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、ガラスビーズを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張ガラスを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、ゼオライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、シリカを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、多孔質シリカを含み得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、多孔質アルミナを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせを含み得る。
【0057】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、特定の材料からなり得る。例えば、断熱性充填剤成分130は、膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、非膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、ガラスビーズからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張ガラスからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、ゼオライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、シリカからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、多孔質シリカからなり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、多孔質アルミナからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせからなり得る。
【0058】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、特定の材料の充填剤であり得る。例えば、断熱性充填剤成分130は、膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、非膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、ガラスビーズ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張ガラス充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分220は、ゼオライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、エアロゲル充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、シリカ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、多孔質シリカ充填剤であり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、多孔質アルミナ充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分130は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0059】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、特定の含有量のシリコーン系マトリックス成分110を含み得る。例えば、第1のフォーム層104は、第1のフォーム層104の総重量に対して少なくとも約20重量%、例えば、少なくとも約25重量%、又は少なくとも約30重量%、又は少なくとも約35重量%、又は少なくとも約40重量%、又は少なくとも約45重量%、又は更には少なくとも約50重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、第1のフォーム層104の総重量に対して約85重量%以下、例えば、約80重量%以下、又は約75重量%以下、又は約70重量%以下、又は更には約65重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。第1のフォーム層104のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0060】
更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、特定の含有量の難燃性充填剤成分120を含み得る。例えば、第1のフォーム層104は、第1のフォーム層104の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、第1のフォーム層104の総重量に対して約35重量%以下、例えば、約34重量%以下、又は約33重量%以下、又は約32重量%以下、又は約31重量%以下、又は約30重量%以下、又は約28重量%以下、又は約25重量%以下、又は約23重量%以下、又は約20重量%以下の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。第1のフォーム層104の難燃性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の難燃性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0061】
更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、特定の含有量の断熱性充填剤成分120を含み得る。例えば、第1のフォーム層104は、第1のフォーム層104の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、第1のフォーム層104の総重量に対して約25重量%以下、例えば、約24重量%以下、又は約23重量%以下、又は約22重量%以下、又は約21重量%以下、又は約20重量%以下、又は約19重量%以下、又は約18重量%以下、又は約17重量%以下、又は約16重量%以下の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。第1のフォーム層104の断熱性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の断熱性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0062】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、ASTM D4986に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0063】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、ASTM D3801に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D3801に従って測定されるV-0燃焼性等級を有し得る。
【0064】
特定の実施形態によれば、多層複合材100は、ASTM D4986に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0065】
特定の実施形態によれば、多層複合材100は、ASTM D3801に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D3801に従って測定されるV-0燃焼性等級を有し得る。
【0066】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、650℃の温度でホットプレート試験に曝露されたときに特定の自己発火時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。温度曲線を記録し、もしあれば自己発火の点を記録する。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、少なくとも約1分、例えば、少なくとも約1.5分、又は少なくとも約2分、又は少なくとも約2.5分、又は少なくとも約3分、又は少なくとも約3.5分、又は少なくとも約4.0分、又は少なくとも約4.5分、又は更には少なくとも約5.0分の自己発火時間を有し得る。第1のフォーム層104の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0067】
なおも他の実施形態によれば、多層複合材100は、650℃の温度でホットプレート試験に曝露されたときに特定の自己発火時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。温度曲線を記録し、もしあれば自己発火の点を記録する。特定の実施形態によれば、多層複合材100は、少なくとも約1分、例えば、少なくとも約1.5分、又は少なくとも約2分、又は少なくとも約2.5分、又は少なくとも約3分、又は少なくとも約3.5分、又は少なくとも約4.0分、又は少なくとも約4.5分、又は更には少なくとも約5.0分の自己発火時間を有し得る。多層複合材100の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層複合材100の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0068】
更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、厚さ3mmのフォームが650℃のホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される特定の低温側温度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、約300℃以下、例えば、約275℃以下、又は約250℃以下、又は約225以下、又は約200℃以下、又は約175℃以下、又は更には約150℃以下の低温側温度を有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、少なくとも約25℃の低温側温度を有し得る。第1のフォーム層104の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0069】
更に他の実施形態によれば、多層複合材100は、厚さ3mmのフォームが650℃のホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される特定の低温側温度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。特定の実施形態によれば、多層複合材100は、約300℃以下、例えば、約275℃以下、又は約250℃以下、又は約225以下、又は約200℃以下、又は約175℃以下、又は更には約150℃以下の低温側温度を有し得る。更に他の実施形態によれば、多層複合材100は、少なくとも約25℃の低温側温度を有し得る。多層複合材100の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層複合材100の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0070】
更に他の実施形態によれば、多層複合材100は、1000℃の温度で実施されるトーチ試験に曝露されたときに測定される特定のバーンスルー時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、トーチ試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをトーチから1.5インチに配置することによって実施される。熱電対を火炎側に固定して、「高温側」温度を測定し、これを1000℃に調整する。第2の熱電対を試料の反対側に位置付けて、「低温側」温度を測定する。起こる場合、トーチが試料を焼き切るまでの時間(バーンスルー時間)が測定される。特定の実施形態によれば、多層複合材100は、少なくとも約6分、例えば、少なくとも約6.5分、又は少なくとも約7分、又は少なくとも約7.5分、又は少なくとも約8分、又は少なくとも約8.5分、又は少なくとも約9.0分、又は少なくとも約9.5分、又は更には少なくとも約10.0分のバーンスルー時間を有し得る。多層複合材100のバーンスルー時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層複合材100のバーンスルー時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0071】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1のフォーム層104は、少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約2.0mm、又は少なくとも約2.5mm、又は少なくとも約3.0mm、又は少なくとも約3.5mm、又は少なくとも約4.0mm、又は少なくとも約4.5mm、又は更には少なくとも約5.0mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、約10mm以下、例えば、約9.5mm以下、又は約9.0mm以下、又は約8.5mm以下、又は約8.0mm以下、又は約7.5mm以下、又は約7.0mm以下、又は約6.5mm以下、又は更には約6.0mm以下の厚さを有し得る。第1のフォーム層104の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0072】
なおも他の実施形態によれば、多層複合材100は、特定の厚さを有し得る。例えば、多層複合材100は、少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約2.0mm、又は少なくとも約2.5mm、又は少なくとも約3.0mm、又は少なくとも約3.5mm、又は少なくとも約4.0mm、又は少なくとも約4.5mm、又は更には少なくとも約5.0mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、多層複合材100は、約10mm以下、例えば、約9.5mm以下、又は約9.0mm以下、又は約8.5mm以下、又は約8.0mm以下、又は約7.5mm以下、又は約7.0mm以下、又は約6.5mm以下、又は更には約6.0mm以下の厚さを有し得る。多層複合材100の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層複合材100の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0073】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、特定の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、25%ひずみ圧縮等級は、25%ひずみで測定された試料の圧縮等級として定義され、25%ひずみでの試料の圧縮力及び圧縮力たわみを測定することによって決定される。圧縮力(Force-to-compress、FTC)は、試料を所定のひずみまで圧縮するピーク力(又は応力)として定義され、圧縮力たわみ(compression-force-deflection、CFD)は、所望のひずみ(すなわち、25%)で保持されたときに試料によって保たれるプラトー又は緩和力(又は応力)として定義される。60秒の保持時間、0.16mm/秒の圧縮速度、及び10グラムのトリガー力の後にFTC値及びCFD値の両方を見つけて記録するテクスチャーアナライザーを使用して測定を行う。
【0074】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、約500kPa以下、例えば、約475kPa以下、又は約450kPa以下、又は約425kPa以下、又は約400kPa以下、又は約375kPa以下、又は約350kPa以下、又は約325kPa以下、又は約300kPa以下、又は約275kPa以下、又は約250kPa以下、又は約225kPa以下、又は約200kPa以下、又は約175kPa以下、又は約150kPa以下、又は約125kPa以下、又は約100kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、少なくとも約5kPa、例えば、少なくとも約10kPa、又は少なくとも約15kPa、又は少なくとも約20kPa、又は少なくとも約25kPaの25%ひずみ圧縮等級を有し得る。第1のフォーム層104の25%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の50%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0075】
なおも他の実施形態によれば、多層複合材100は、特定の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、25%ひずみ圧縮等級は、25%ひずみで測定された試料の圧縮等級として定義され、25%ひずみでの試料の圧縮力及び圧縮力たわみを測定することによって決定される。圧縮力(FTC)は、試料を所定のひずみまで圧縮するピーク力(又は応力)として定義され、圧縮力たわみ(CFD)は、所望のひずみ(すなわち、25%)で保持されたときに試料によって保たれるプラトー又は緩和力(又は応力)として定義される。60秒の保持時間、0.16mm/秒の圧縮速度、及び10グラムのトリガー力の後にFTC値及びCFD値の両方を見つけて記録するテクスチャーアナライザーを使用して測定を行う。
【0076】
特定の実施形態によれば、多層複合材100は、約500kPa以下、例えば、約475kPa以下、又は約450kPa以下、又は約425kPa以下、又は約400kPa以下、又は約375kPa以下、又は約350kPa以下、又は約325kPa以下、又は約300kPa以下、又は約275kPa以下、又は約250kPa以下、又は約225kPa以下、又は約200kPa以下、又は約175kPa以下、又は約150kPa以下、又は約125kPa以下、又は約100kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。更に他の実施形態によれば、多層複合材100は、少なくとも約5kPa、例えば、少なくとも約10kPa、又は少なくとも約15kPa、又は少なくとも約20kPa、又は少なくとも約25kPaの25%ひずみ圧縮等級を有し得る。多層複合材100の25%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層複合材100の50%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0077】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、特定の密度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、第1のフォーム層104の密度は、ASTM D1056に従って決定され得る。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、約1200kg/m以下、例えば、約1175kg/m以下、又は約1150kg/m以下、又は1125kg/m以下、又は1100kg/m以下、又は1050kg/m以下、又は1000kg/m以下、又は950kg/m以下、又は900kg/m以下、又は850kg/m以下、又は800kg/m以下、又は750kg/m以下、又は700kg/m以下、又は更には650kg/m以下の密度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、少なくとも約100kg/m、例えば、少なくとも約120kg/m、又は少なくとも約140kg/m、又は少なくとも約160kg/m、又は少なくとも約180kg/m、又は少なくとも約200kg/m、又は少なくとも約220kg/m、又は更には少なくとも約240kg/mの密度を有し得る。第1のフォーム層104の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0078】
なおも他の実施形態によれば、多層複合材100は、特定の密度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、第1のフォーム層104の密度は、ASTM D1056に従って決定され得る。特定の実施形態によれば、多層複合材100は、約1500kg/m以下、例えば、約1475kg/m以下、又は約1450kg/m以下、又は1425kg/m以下、又は1400kg/m以下、又は1350kg/m以下、又は1300kg/m以下、又は1250kg/m以下、又は1200kg/m以下、又は1150kg/m以下、又は1100kg/m以下、又は1050kg/m以下、又は1000kg/m以下、又は更には950kg/m以下の密度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、多層複合材100は、少なくとも約100kg/m、例えば、少なくとも約120kg/m、又は少なくとも約140kg/m、又は少なくとも約160kg/m、又は少なくとも約180kg/m、又は少なくとも約200kg/m、又は少なくとも約220kg/m、又は更には少なくとも約240kg/mの密度を有し得る。多層複合材100の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層複合材100の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0079】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、ASTM C518に従って測定される特定の熱伝導率を有し得る。例えば、第1のフォーム層104は、少なくとも約0.01W/mK、例えば、少なくとも約0.02W/mK、又は少なくとも約0.03W/mK、又は少なくとも約0.04W/mK、又は更には少なくとも約0.05W/mKの熱伝導率を有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層104は、約0.15W/mK以下、例えば、約0.14W/mK以下、又は約0.13W/mK以下、又は約0.12W/mK以下、又は約0.11W/mK以下、又は約0.10W/mK以下、約0.09W/mK以下、又は約0.08W/mK、又は更には約0.07W/mK以下の熱伝導率を有し得る。第1のフォーム層104の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層104の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0080】
なおも他の実施形態によれば、多層複合材100は、ASTM C518に従って測定される特定の熱伝導率を有し得る。例えば、多層複合材100は、少なくとも約0.01W/mK、例えば、少なくとも約0.02W/mK、又は少なくとも約0.03W/mK、又は少なくとも約0.04W/mK、又は更には少なくとも約0.05W/mKの熱伝導率を有し得る。更に他の実施形態によれば、多層複合材100は、約0.15W/mK以下、例えば、約0.14W/mK以下、又は約0.13W/mK以下、又は約0.12W/mK以下、又は約0.11W/mK以下、又は約0.10W/mK以下、約0.09W/mK以下、又は約0.08W/mK、又は更には約0.07W/mK以下の熱伝導率を有し得る。多層複合材100の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。多層複合材100の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0081】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料であり得る。
【0082】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、特定の材料を含み得る。例えば、第1のバリア層102は、マイカを含み得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ繊維ガラス布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、シリカ布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、バサルト布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、バーミキュライト被覆ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、不織ガラス布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体を含み得る。
【0083】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、特定の材料からなり得る。例えば、第1のバリア層102は、マイカからなり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ繊維ガラス布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、シリカ布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、バサルト布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、バーミキュライト被覆ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、不織ガラス布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体からなり得る。
【0084】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、特定の材料層であり得る。例えば、第1のバリア層102は、マイカ層であり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ繊維ガラス布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、シリカ布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、バサルト布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、バーミキュライト被覆ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、エアロゲル層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、不織ガラス布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせの層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体の層であり得る。
【0085】
なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1のバリア層102は、少なくとも約0.05mm、例えば、少なくとも約0.1mm、又は少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は更には少なくとも約1.4mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層102は、約7mm以下、例えば、約6.5mm以下、又は約6.0mm以下、又は約5.5mm以下、又は約5.0mm以下、又は約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約3.5mm以下、又は約3.0mm以下、又は約2.9mm以下、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は約2.5mm以下、又は約2.4mm以下、又は約2.3mm以下、又は更には約2.2mm以下の厚さを有し得る。第1のバリア層102の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のバリア層102の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0086】
図2は、本明細書に記載の実施形態による別の多層複合材200を示す。図2に示されるように、多層複合材200は、第1のバリア層202と、第1のフォーム層204と、第2のバリア層206とを含み得る。第1のフォーム層204は、シリコーン系マトリックス成分210、難燃性充填剤成分220、及び断熱性充填剤成分230を含み得る。
【0087】
多層複合材200、及び図2に示される多層複合材200に関して記載される全ての構成要素は、図1の対応する構成要素に関して本明細書に記載される特性のうちのいずれをも有し得ることが理解されよう。特に、図2に示される多層複合材200、第1のバリア層202、第1のフォーム層204、シリコーン系マトリックス成分210、難燃性充填剤成分220、及び断熱性充填剤成分230の特性は、それぞれ、図1に示される多層複合材100、第1のバリア層102、第1のフォーム層104、シリコーン系マトリックス成分110、難燃性充填剤成分120、及び断熱性充填剤成分130に関して本明細書に記載される対応する特性のうちのいずれをも有し得る。
【0088】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料であり得る。
【0089】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、特定の材料を含み得る。例えば、第2のバリア層206は、マイカを含み得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ繊維ガラス布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、シリカ布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、バサルト布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、バーミキュライト被覆ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、不織ガラス布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体を含み得る。
【0090】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、特定の材料からなり得る。例えば、第2のバリア層206は、マイカからなり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ繊維ガラス布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、シリカ布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、バサルト布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、バーミキュライト被覆ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、不織ガラス布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体からなり得る。
【0091】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、特定の材料層であり得る。例えば、第2のバリア層206は、マイカ層であり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ繊維ガラス布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、シリカ布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、バサルト布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、バーミキュライト被覆ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、エアロゲル層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、不織ガラス布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせの層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体の層であり得る。
【0092】
なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、特定の厚さを有し得る。例えば、第2のバリア層206は、少なくとも約0.05mm、例えば、少なくとも約0.1mm、又は少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は更には少なくとも約1.4mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層206は、約3 7mm以下、例えば、約6.5mm以下、又は約6.0mm以下、又は約5.5mm以下、又は約5.0mm以下、又は約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約2.9mm以下ではない、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は約2.5mm以下、又は約2.4mm以下、又は約2.3mm以下、又は更には約2.2mm以下の厚さを有し得る。第2のバリア層206の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のバリア層206の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0093】
図3は、本明細書に記載の実施形態による別の多層複合材300を示す。図3に示されるように、多層複合材300は、第1のバリア層302と、第1のフォーム層304と、第2のフォーム層308と、第2のバリア層306とを含み得る。第1のフォーム層304は、シリコーン系マトリックス成分310、難燃性充填剤成分320、及び断熱性充填剤成分330を含み得る。第2のフォーム層308は、シリコーン系マトリックス成分340、難燃性充填剤成分350、及び断熱性充填剤成分360を含み得る。図3に示されるように、第1のフォーム層304及び第2のフォーム層308は両方とも、第1のバリア層302と第2のバリア層308との間にある。
【0094】
多層複合材300、及び図2に示される多層複合材200に関して記載される全ての構成要素は、図1及び/又は図2の対応する構成要素に関して本明細書に記載される特性のうちのいずれをも有し得ることが理解されよう。特に、図3に示される多層複合材300、第1のバリア層302、第1のフォーム層304、第2のバリア層306、シリコーン系マトリックス成分310、難燃性充填剤成分320、及び断熱性充填剤成分330の特性は、それぞれ、図1図2)に示される多層複合材100(200)、第1のバリア層102(202)、第1のフォーム層104(204)、シリコーン系マトリックス成分110(210)、難燃性充填剤成分120(220)、及び断熱性充填剤成分130(230)に関して本明細書に記載される対応する特性のうちのいずれをも有し得る。
【0095】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308のシリコーン系マトリックス成分340は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、過酸化物硬化シリコーンフォームを含み得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、スズ触媒シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせを含み得る。
【0096】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、過酸化物硬化シリコーンフォームからなり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、スズ触媒シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせからなり得る。
【0097】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、過酸化物硬化シリコーンフォーム層であり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、スズ触媒シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分340は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせの層であり得る。
【0098】
なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0099】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸塩化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、白金化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、遷移金属酸化物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属炭酸塩を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸カルシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸アルミニウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸マグネシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ガラスフリットを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、アルカリ塩を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0100】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸塩化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、白金化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、遷移金属酸化物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属炭酸塩からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸カルシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸アルミニウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸マグネシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ガラスフリットからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、アルカリ塩からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0101】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の材料であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、白金化合物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、遷移金属酸化物充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属炭酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸カルシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸アルミニウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸マグネシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ガラスフリット充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、アルカリ塩充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0102】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属水和物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0103】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の金属水和物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、アルミニウム三水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、二水酸化マグネシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ベーマイトを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、水酸化カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、石膏を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせを含み得る。
【0104】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の金属水和物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、アルミニウム三水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、二水酸化マグネシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ベーマイトからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、水酸化カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、石膏からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせからなり得る。
【0105】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の金属水和物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、アルミニウム三水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、二水酸化マグネシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ベーマイト充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、水酸化カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、石膏充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0106】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0107】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のホウ酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸亜鉛を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸カルシウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸ナトリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸カリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸リチウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0108】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のホウ酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸亜鉛からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸カルシウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸ナトリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸カリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸リチウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0109】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のホウ酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸亜鉛充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸カルシウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸ナトリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸カリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸リチウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0110】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、白金化合物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0111】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の白金化合物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ヘキサクロロ白金酸を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせを含み得る。
【0112】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の白金化合物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ヘキサクロロ白金酸からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせからなり得る。
【0113】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の白金化合物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ヘキサクロロ白金酸充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、充填剤、又は白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせであり得る。
【0114】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、遷移金属酸化物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0115】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の遷移金属酸化物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、酸化鉄を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化セリウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化亜鉛を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせを含み得る。
【0116】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の遷移金属酸化物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、酸化鉄からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化セリウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化亜鉛からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせからなり得る。
【0117】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の遷移金属酸化物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、酸化鉄充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化セリウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化亜鉛充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0118】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属炭酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0119】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の遷移金属炭酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0120】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の遷移金属炭酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0121】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の遷移金属炭酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0122】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、金属炭酸塩混合物の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0123】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の金属炭酸塩混合物を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせを含み得る。
【0124】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の金属炭酸塩混合物からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせからなり得る。
【0125】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定の金属炭酸塩混合物充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトの天然混合物であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトの天然混合物の充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0126】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0127】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ワラストナイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、マイカを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、カオリンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、タルクを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0128】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ワラストナイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、マイカからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、カオリンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、タルクからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0129】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、ワラストナイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、マイカ充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、カオリン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、タルク充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0130】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、アルカリ塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0131】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のアルカリ塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、炭酸ナトリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸カリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0132】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のアルカリ塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、炭酸ナトリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸カリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0133】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、特定のアルカリ塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分350は、炭酸ナトリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸カリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分350は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0134】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、断熱性充填剤成分360は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0135】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、特定の材料を含み得る。例えば、断熱性充填剤成分360は、膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、非膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、ガラスビーズを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張ガラスを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、ゼオライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、シリカを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、多孔質シリカを含み得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、多孔質アルミナを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせを含み得る。
【0136】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、特定の材料からなり得る。例えば、断熱性充填剤成分360は、膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、非膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、ガラスビーズからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張ガラスからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、ゼオライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、シリカからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、多孔質シリカからなり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、多孔質アルミナからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせからなり得る。
【0137】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、特定の材料の充填剤であり得る。例えば、断熱性充填剤成分360は、膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、非膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、ガラスビーズ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張ガラス充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分220は、ゼオライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、エアロゲル充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、シリカ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、多孔質シリカ充填剤であり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、多孔質アルミナ充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分360は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0138】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、特定の含有量のシリコーン系マトリックス成分340を含み得る。例えば、第2のフォーム層308は、第2のフォーム層308の総重量に対して少なくとも約20重量%、例えば、少なくとも約25重量%、又は少なくとも約30重量%、又は少なくとも約35重量%、又は少なくとも約40重量%、又は少なくとも約45重量%、又は更には少なくとも約50重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、第2のフォーム層308の総重量に対して約85重量%以下、例えば、約80重量%以下、又は約75重量%以下、又は約70重量%以下、又は更には約65重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。第2のフォーム層308のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0139】
更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、特定の含有量の難燃性充填剤成分350を含み得る。例えば、第2のフォーム層308は、第2のフォーム層308の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、第2のフォーム層308の総重量に対して約35重量%以下、例えば、約34重量%以下、又は約33重量%以下、又は約32重量%以下、又は約31重量%以下、又は約30重量%以下、又は約28重量%以下、又は約25重量%以下、又は約23重量%以下、又は約20重量%以下の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。第2のフォーム層308の難燃性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の難燃性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0140】
更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、特定の含有量の断熱性充填剤成分350を含み得る。例えば、第2のフォーム層308は、第2のフォーム層308の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、第2のフォーム層308の総重量に対して約25重量%以下、例えば、約24重量%以下、又は約23重量%以下、又は約22重量%以下、又は約21重量%以下、又は約20重量%以下、又は約19重量%以下、又は約18重量%以下、又は約17重量%以下、又は約16重量%以下の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。第2のフォーム層308の断熱性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の断熱性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0141】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、ASTM D4986に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0142】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、ASTM D3801に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D3801に従って測定されるV-0燃焼性等級を有し得る。
【0143】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、650℃の温度でホットプレート試験に曝露されたときに特定の自己発火時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。温度曲線を記録し、もしあれば自己発火の点を記録する。特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、少なくとも約1分、例えば、少なくとも約1.5分、又は少なくとも約2分、又は少なくとも約2.5分、又は少なくとも約3分、又は少なくとも約3.5分、又は少なくとも約4.0分、又は少なくとも約4.5分、又は更には少なくとも約5.0分の自己発火時間を有し得る。第2のフォーム層308の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0144】
更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、厚さ3mmのフォームが650℃のホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される特定の低温側温度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、約300℃以下、例えば、約275℃以下、又は約250℃以下、又は約225以下、又は約200℃以下、又は約175℃以下、又は更には約150℃以下の低温側温度を有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、少なくとも約25℃の低温側温度を有し得る。第2のフォーム層308の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0145】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、特定の厚さを有し得る。例えば、第2のフォーム層308は、少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約2.0mm、又は少なくとも約2.5mm、又は少なくとも約3.0mm、又は少なくとも約3.5mm、又は少なくとも約4.0mm、又は少なくとも約4.5mm、又は更には少なくとも約5.0mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、約10mm以下、例えば、約9.5mm以下、又は約9.0mm以下、又は約8.5mm以下、又は約8.0mm以下、又は約7.5mm以下、又は約7.0mm以下、又は約6.5mm以下、又は更には約6.0mm以下の厚さを有し得る。第2のフォーム層308の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0146】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、特定の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、25%ひずみ圧縮等級は、25%ひずみで測定された試料の圧縮等級として定義され、25%ひずみでの試料の圧縮力及び圧縮力たわみを測定することによって決定される。圧縮力(FTC)は、試料を所定のひずみまで圧縮するピーク力(又は応力)として定義され、圧縮力たわみ(CFD)は、所望のひずみ(すなわち、25%)で保持されたときに試料によって保たれるプラトー又は緩和力(又は応力)として定義される。60秒の保持時間、0.16mm/秒の圧縮速度、及び10グラムのトリガー力の後にFTC値及びCFD値の両方を見つけて記録するテクスチャーアナライザーを使用して測定を行う。
【0147】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、約500kPa以下、例えば、約475kPa以下、又は約450kPa以下、又は約425kPa以下、又は約400kPa以下、又は約375kPa以下、又は約350kPa以下、又は約325kPa以下、又は約300kPa以下、又は約275kPa以下、又は約250kPa以下、又は約225kPa以下、又は約200kPa以下、又は約175kPa以下、又は約150kPa以下、又は約125kPa以下、又は約100kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、少なくとも約5kPa、例えば、少なくとも約10kPa、又は少なくとも約15kPa、又は少なくとも約20kPa、又は少なくとも約25kPaの25%ひずみ圧縮等級を有し得る。第2のフォーム層308の25%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の50%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0148】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、特定の密度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、第2のフォーム層308の密度は、ASTM D1056に従って決定され得る。特定の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、約1200kg/m以下、例えば、約1175kg/m以下、又は約1150kg/m以下、又は1125kg/m以下、又は1100kg/m以下、又は1050kg/m以下、又は1000kg/m以下、又は950kg/m以下、又は900kg/m以下、又は850kg/m以下、又は800kg/m以下、又は750kg/m以下、又は700kg/m以下、又は更には650kg/m以下の密度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、少なくとも約100kg/m、例えば、少なくとも約120kg/m、又は少なくとも約140kg/m、又は少なくとも約160kg/m、又は少なくとも約180kg/m、又は少なくとも約200kg/m、又は少なくとも約220kg/m、又は更には少なくとも約240kg/mの密度を有し得る。第2のフォーム層308の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0149】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、ASTM C518に従って測定される特定の熱伝導率を有し得る。例えば、第2のフォーム層308は、少なくとも約0.01W/mK、例えば、少なくとも約0.02W/mK、又は少なくとも約0.03W/mK、又は少なくとも約0.04W/mK、又は更には少なくとも約0.05W/mKの熱伝導率を有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層308は、約0.15W/mK以下、例えば、約0.14W/mK以下、又は約0.13W/mK以下、又は約0.12W/mK以下、又は約0.11W/mK以下、又は約0.10W/mK以下、約0.09W/mK以下、又は約0.08W/mK、又は更には約0.07W/mK以下の熱伝導率を有し得る。第2のフォーム層308の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層308の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0150】
特定の実施形態によれば、本明細書に記載の多層複合材は、多層複合材のための任意の許容可能な形成プロセスに従って形成され得る。特定の実施形態によれば、多層複合材は、積層プロセスを使用して形成されてもよく、ここで、多孔質フォーム及びバリア層は、例えば、シリコーン接着剤、ゴム接着剤、アクリル接着剤、フェノール接着剤、ポリウレタン系接着剤、又はそれらの任意の組み合わせなどの転写接着剤を使用して積層される。更に他の実施形態によれば、多層複合材は、多孔質フォーム及び被覆バリア層を用いる積層プロセスを使用して形成されてもよく、ここで、バリア層上の被覆は、シリコーン接着剤、ゴム接着剤、アクリル接着剤、フェノール接着剤、ポリウレタン系接着剤、又はそれらの任意の組み合わせなどの接着剤である。更に他の実施形態によれば、多層複合材は、直接キャスト形成プロセスを使用して形成されてもよく、ここで、フォームは、バリアフィルム上又はバリアフィルム間に直接キャストされる。
【0151】
ここで、本明細書に記載の追加の実施形態に目を向けると、そのような実施形態は、概して、第1のバリア層と第1のフォーム層とを含み得る熱バリア複合材に関する。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層は、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含み得る。更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材は、耐燃性及び圧縮における改善された性能の組み合わせを示し得る。
【0152】
例示の目的で、図4は、本明細書に記載の実施形態による熱バリア複合材400を示す。図4に示されるように、熱バリア複合材400は、第1のバリア層402と、第1のフォーム層404とを含み得る。第1のフォーム層404は、シリコーン系マトリックス成分410、難燃性充填剤成分420、及び断熱性充填剤成分430を含み得る。
【0153】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層404のシリコーン系マトリックス成分410は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、過酸化物硬化シリコーンフォームを含み得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、スズ触媒シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせを含み得る。
【0154】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、過酸化物硬化シリコーンフォームからなり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、スズ触媒シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせからなり得る。
【0155】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、過酸化物硬化シリコーンフォーム層であり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、スズ触媒シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分410は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせの層であり得る。
【0156】
なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0157】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸塩化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、白金化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、遷移金属酸化物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属炭酸塩を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸カルシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸アルミニウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸マグネシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ガラスフリットを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、アルカリ塩を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0158】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸塩化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、白金化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、遷移金属酸化物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属炭酸塩からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸カルシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸アルミニウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸マグネシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ガラスフリットからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、アルカリ塩からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0159】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の材料であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、白金化合物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、遷移金属酸化物充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属炭酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸カルシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸アルミニウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸マグネシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ガラスフリット充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、アルカリ塩充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0160】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属水和物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0161】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の金属水和物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、アルミニウム三水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、二水酸化マグネシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ベーマイトを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、水酸化カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、石膏を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせを含み得る。
【0162】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の金属水和物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、アルミニウム三水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、二水酸化マグネシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ベーマイトからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、水酸化カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、石膏からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせからなり得る。
【0163】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の金属水和物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、アルミニウム三水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、二水酸化マグネシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ベーマイト充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、水酸化カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、石膏充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0164】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0165】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のホウ酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸亜鉛を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸カルシウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸ナトリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸カリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸リチウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0166】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のホウ酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸亜鉛からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸カルシウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸ナトリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸カリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸リチウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0167】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のホウ酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸亜鉛充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸カルシウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸ナトリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸カリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸リチウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0168】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、白金化合物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0169】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の白金化合物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ヘキサクロロ白金酸を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせを含み得る。
【0170】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の白金化合物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ヘキサクロロ白金酸からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせからなり得る。
【0171】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の白金化合物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ヘキサクロロ白金酸充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、充填剤、又は白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせであり得る。
【0172】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、遷移金属酸化物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0173】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の遷移金属酸化物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、酸化鉄を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化セリウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化亜鉛を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせを含み得る。
【0174】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の遷移金属酸化物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、酸化鉄からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化セリウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化亜鉛からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせからなり得る。
【0175】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の遷移金属酸化物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、酸化鉄充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化セリウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化亜鉛充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0176】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属炭酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0177】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の遷移金属炭酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0178】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の遷移金属炭酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0179】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の遷移金属炭酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0180】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、金属炭酸塩混合物の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0181】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の金属炭酸塩混合物を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせを含み得る。
【0182】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の金属炭酸塩混合物からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせからなり得る。
【0183】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定の金属炭酸塩混合物充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトの天然混合物の充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトの天然混合物の充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0184】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0185】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ワラストナイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、マイカを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、粘土を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、カオリンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、タルクを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0186】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ワラストナイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、マイカからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、粘土からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、カオリンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、タルクからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0187】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、ワラストナイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、マイカ充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、粘土充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、カオリン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、タルク充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0188】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、アルカリ塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0189】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のアルカリ塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、炭酸ナトリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸カリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0190】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のアルカリ塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、炭酸ナトリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸カリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0191】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、特定のアルカリ塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分420は、炭酸ナトリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸カリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分420は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0192】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、断熱性充填剤成分430は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0193】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、特定の材料を含み得る。例えば、断熱性充填剤成分430は、膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、非膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、ガラスビーズを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張ガラスを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、ゼオライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、シリカを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、多孔質シリカを含み得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、多孔質アルミナを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせを含み得る。
【0194】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、特定の材料からなり得る。例えば、断熱性充填剤成分430は、膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、非膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、ガラスビーズからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張ガラスからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、ゼオライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、シリカからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、多孔質シリカからなり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、多孔質アルミナからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせからなり得る。
【0195】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、特定の材料の充填剤であり得る。例えば、断熱性充填剤成分430は、膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、非膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、ガラスビーズ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張ガラス充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分220は、ゼオライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、エアロゲル充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、シリカ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、多孔質シリカ充填剤であり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、多孔質アルミナ充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分430は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0196】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、特定の含有量のシリコーン系マトリックス成分410を含み得る。例えば、第1のフォーム層404は、第1のフォーム層404の総重量に対して少なくとも約20重量%、例えば、少なくとも約25重量%、又は少なくとも約30重量%、又は少なくとも約35重量%、又は少なくとも約40重量%、又は少なくとも約45重量%、又は更には少なくとも約50重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、第1のフォーム層404の総重量に対して約85重量%以下、例えば、約80重量%以下、又は約75重量%以下、又は約70重量%以下、又は更には約65重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。第1のフォーム層404のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0197】
更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、特定の含有量の難燃性充填剤成分420を含み得る。例えば、第1のフォーム層404は、第1のフォーム層404の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、第1のフォーム層404の総重量に対して約35重量%以下、例えば、約34重量%以下、又は約33重量%以下、又は約32重量%以下、又は約31重量%以下、又は約30重量%以下、又は約28重量%以下、又は約25重量%以下、又は約23重量%以下、又は約20重量%以下の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。第1のフォーム層404の難燃性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の難燃性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0198】
更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、特定の含有量の断熱性充填剤成分420を含み得る。例えば、第1のフォーム層404は、第1のフォーム層404の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、第1のフォーム層404の総重量に対して約25重量%以下、例えば、約24重量%以下、又は約23重量%以下、又は約22重量%以下、又は約21重量%以下、又は約20重量%以下、又は約19重量%以下、又は約18重量%以下、又は約17重量%以下、又は約16重量%以下の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。第1のフォーム層404の断熱性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の断熱性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0199】
特定の実施形態によれば、層404は、ASTM D4986に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0200】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、ASTM D3801に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D3801に従って測定されるV-0燃焼性等級を有し得る。
【0201】
特定の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、ASTM D4986に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0202】
特定の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、ASTM D3801に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D3801に従って測定されるV-0燃焼性等級を有し得る。
【0203】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、650℃の温度でホットプレート試験に曝露されたときに特定の自己発火時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。温度曲線を記録し、もしあれば自己発火の点を記録する。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、少なくとも約1分、例えば、少なくとも約1.5分、又は少なくとも約2分、又は少なくとも約2.5分、又は少なくとも約3分、又は少なくとも約3.5分、又は少なくとも約4.0分、又は少なくとも約4.5分、又は更には少なくとも約5.0分の自己発火時間を有し得る。第1のフォーム層404の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0204】
なおも他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、650℃の温度でホットプレート試験に曝露されたときに特定の自己発火時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。温度曲線を記録し、もしあれば自己発火の点を記録する。特定の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、少なくとも約1分、例えば、少なくとも約1.5分、又は少なくとも約2分、又は少なくとも約2.5分、又は少なくとも約3分、又は少なくとも約3.5分、又は少なくとも約4.0分、又は少なくとも約4.5分、又は更には少なくとも約5.0分の自己発火時間を有し得る。熱バリア複合材400の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。熱バリア複合材400の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0205】
更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、厚さ3mmのフォームが650℃のホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される特定の低温側温度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、約300℃以下、例えば、約275℃以下、又は約250℃以下、又は約225以下、又は約200℃以下、又は約175℃以下、又は更には約150℃以下の低温側温度を有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、少なくとも約25℃の低温側温度を有し得る。第1のフォーム層404の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0206】
更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、厚さ3mmのフォームが650℃のホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される特定の低温側温度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。特定の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、約300℃以下、例えば、約275℃以下、又は約250℃以下、又は約225以下、又は約200℃以下、又は約175℃以下、又は更には約150℃以下の低温側温度を有し得る。更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、少なくとも約25℃の低温側温度を有し得る。熱バリア複合材400の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。熱バリア複合材400の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0207】
更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、1000℃の温度で実施されるトーチ試験に曝露されたときに測定される特定のバーンスルー時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、トーチ試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをトーチから1.5インチに配置することによって実施される。熱電対を火炎側に固定して、「高温側」温度を測定し、これを1000℃に調整する。第2の熱電対を試料の反対側に位置付けて、「低温側」温度を測定する。起こる場合、トーチが試料を焼き切るまでの時間(バーンスルー時間)が測定される。特定の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、少なくとも約6分、例えば、少なくとも約6.5分、又は少なくとも約7分、又は少なくとも約7.5分、又は少なくとも約8分、又は少なくとも約8.5分、又は少なくとも約9.0分、又は少なくとも約9.5分、又は更には少なくとも約10.0分のバーンスルー時間を有し得る。熱バリア複合材400のバーンスルー時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。熱バリア複合材400のバーンスルー時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0208】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1のフォーム層404は、少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約2.0mm、又は少なくとも約2.5mm、又は少なくとも約3.0mm、又は少なくとも約3.5mm、又は少なくとも約4.0mm、又は少なくとも約4.5mm、又は更には少なくとも約5.0mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、約10mm以下、例えば、約9.5mm以下、又は約9.0mm以下、又は約8.5mm以下、又は約8.0mm以下、又は約7.5mm以下、又は約7.0mm以下、又は約6.5mm以下、又は更には約6.0mm以下の厚さを有し得る。第1のフォーム層404の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0209】
なおも他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、特定の厚さを有し得る。例えば、熱バリア複合材400は、少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約2.0mm、又は少なくとも約2.5mm、又は少なくとも約3.0mm、又は少なくとも約3.5mm、又は少なくとも約4.0mm、又は少なくとも約4.5mm、又は更には少なくとも約5.0mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、約10mm以下、例えば、約9.5mm以下、又は約9.0mm以下、又は約8.5mm以下、又は約8.0mm以下、又は約7.5mm以下、又は約7.0mm以下、又は約6.5mm以下、又は更には約6.0mm以下の厚さを有し得る。熱バリア複合材400の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。熱バリア複合材400の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0210】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、特定の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、25%ひずみ圧縮等級は、25%ひずみで測定された試料の圧縮等級として定義され、25%ひずみでの試料の圧縮力及び圧縮力たわみを測定することによって決定される。圧縮力(FTC)は、試料を所定のひずみまで圧縮するピーク力(又は応力)として定義され、圧縮力たわみ(CFD)は、所望のひずみ(すなわち、25%)で保持されたときに試料によって保たれるプラトー又は緩和力(又は応力)として定義される。60秒の保持時間、0.16mm/秒の圧縮速度、及び10グラムのトリガー力の後にFTC値及びCFD値の両方を見つけて記録するテクスチャーアナライザーを使用して測定を行う。
【0211】
特定の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、約500kPa以下、例えば、約475kPa以下、又は約450kPa以下、又は約425kPa以下、又は約400kPa以下、又は約375kPa以下、又は約350kPa以下、又は約325kPa以下、又は約300kPa以下、又は約275kPa以下、又は約250kPa以下、又は約225kPa以下、又は約200kPa以下、又は約175kPa以下、又は約150kPa以下、又は約125kPa以下、又は約100kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、少なくとも約5kPa、例えば、少なくとも約10kPa、又は少なくとも約15kPa、又は少なくとも約20kPa、又は少なくとも約25kPaの25%ひずみ圧縮等級を有し得る。第1のフォーム層404の25%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の50%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0212】
なおも他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、特定の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、25%ひずみ圧縮等級は、25%ひずみで測定された試料の圧縮等級として定義され、25%ひずみでの試料の圧縮力及び圧縮力たわみを測定することによって決定される。圧縮力(FTC)は、試料を所定のひずみまで圧縮するピーク力(又は応力)として定義され、圧縮力たわみ(CFD)は、所望のひずみ(すなわち、25%)で保持されたときに試料によって保たれるプラトー又は緩和力(又は応力)として定義される。60秒の保持時間、0.16mm/秒の圧縮速度、及び10グラムのトリガー力の後にFTC値及びCFD値の両方を見つけて記録するテクスチャーアナライザーを使用して測定を行う。
【0213】
特定の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、約500kPa以下、例えば、約475kPa以下、又は約450kPa以下、又は約425kPa以下、又は約400kPa以下、又は約375kPa以下、又は約350kPa以下、又は約325kPa以下、又は約300kPa以下、又は約275kPa以下、又は約250kPa以下、又は約225kPa以下、又は約200kPa以下、又は約175kPa以下、又は約150kPa以下、又は約125kPa以下、又は約100kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、少なくとも約5kPa、例えば、少なくとも約10kPa、又は少なくとも約15kPa、又は少なくとも約20kPa、又は少なくとも約25kPaの25%ひずみ圧縮等級を有し得る。熱バリア複合材400の25%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。熱バリア複合材400の50%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0214】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、特定の密度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、第1のフォーム層404の密度は、ASTM D1056に従って決定され得る。特定の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、約1200kg/m以下、例えば、約1175kg/m以下、又は約1150kg/m以下、又は1125kg/m以下、又は1100kg/m以下、又は1050kg/m以下、又は1000kg/m以下、又は950kg/m以下、又は900kg/m以下、又は850kg/m以下、又は800kg/m以下、又は750kg/m以下、又は700kg/m以下、又は更には650kg/m以下の密度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、少なくとも約100kg/m、例えば、少なくとも約120kg/m、又は少なくとも約140kg/m、又は少なくとも約160kg/m、又は少なくとも約180kg/m、又は少なくとも約200kg/m、又は少なくとも約220kg/m、又は更には少なくとも約240kg/mの密度を有し得る。第1のフォーム層404の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0215】
なおも他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、特定の密度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、第1のフォーム層404の密度は、ASTM D1056に従って決定され得る。特定の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、約1500kg/m以下、例えば、約1475kg/m以下、又は約1450kg/m以下、又は1425kg/m以下、又は1400kg/m以下、又は1350kg/m以下、又は1300kg/m以下、又は1250kg/m以下、又は1200kg/m以下、又は1150kg/m以下、又は1100kg/m以下、又は1050kg/m以下、又は1000kg/m以下、又は更には950kg/m以下の密度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、少なくとも約100kg/m、例えば、少なくとも約120kg/m、又は少なくとも約140kg/m、又は少なくとも約160kg/m、又は少なくとも約180kg/m、又は少なくとも約200kg/m、又は少なくとも約220kg/m、又は更には少なくとも約240kg/mの密度を有し得る。熱バリア複合材400の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。熱バリア複合材400の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0216】
なおも他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、ASTM C518に従って測定される特定の熱伝導率を有し得る。例えば、第1のフォーム層404は、少なくとも約0.01W/mK、例えば、少なくとも約0.02W/mK、又は少なくとも約0.03W/mK、又は少なくとも約0.04W/mK、又は更には少なくとも約0.05W/mKの熱伝導率を有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のフォーム層404は、約0.15W/mK以下、例えば、約0.14W/mK以下、又は約0.13W/mK以下、又は約0.12W/mK以下、又は約0.11W/mK以下、又は約0.10W/mK以下、約0.09W/mK以下、又は約0.08W/mK、又は更には約0.07W/mK以下の熱伝導率を有し得る。第1のフォーム層404の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のフォーム層404の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0217】
なおも他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、ASTM C518に従って測定される特定の熱伝導率を有し得る。例えば、熱バリア複合材400は、少なくとも約0.01W/mK、例えば、少なくとも約0.02W/mK、又は少なくとも約0.03W/mK、又は少なくとも約0.04W/mK、又は更には少なくとも約0.05W/mKの熱伝導率を有し得る。更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材400は、約0.15W/mK以下、例えば、約0.14W/mK以下、又は約0.13W/mK以下、又は約0.12W/mK以下、又は約0.11W/mK以下、又は約0.10W/mK以下、約0.09W/mK以下、又は約0.08W/mK、又は更には約0.07W/mK以下の熱伝導率を有し得る。熱バリア複合材400の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。熱バリア複合材400の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0218】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料であり得る。
【0219】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、特定の材料を含み得る。例えば、第1のバリア層402は、マイカを含み得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ繊維ガラス布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、シリカ布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、バサルト布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、バーミキュライト被覆ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、不織ガラス布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体を含み得る。
【0220】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、特定の材料からなり得る。例えば、第1のバリア層402は、マイカからなり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ繊維ガラス布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、シリカ布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、バサルト布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、バーミキュライト被覆ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、不織ガラス布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体からなり得る。
【0221】
更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、特定の材料層であり得る。例えば、第1のバリア層402は、マイカ層であり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ繊維ガラス布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、シリカ布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、バサルト布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、バーミキュライト被覆ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、エアロゲル層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、不織ガラス布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせの層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体の層であり得る。
【0222】
なおも他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、特定の厚さを有し得る。例えば、第1のバリア層402は、少なくとも約0.05mm、例えば、少なくとも約0.1mm、又は少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は更には少なくとも約1.4mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第1のバリア層402は、約7mm以下、例えば、約6.5mm以下、又は約6.0mm以下、又は約5.5mm以下、又は約5.0mm以下、又は約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約2.9mm以下ではない、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は約2.5mm以下、又は約2.4mm以下、又は約2.3mm以下、又は更には約2.2mm以下の厚さを有し得る。第1のバリア層402の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第1のバリア層402の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0223】
図5は、本明細書に記載の実施形態による別の熱バリア複合材500を示す。図5に示されるように、熱バリア複合材500は、第1のバリア層502と、第1のフォーム層504と、第2のバリア層506とを含み得る。第1のフォーム層504は、シリコーン系マトリックス成分510、難燃性充填剤成分520、及び断熱性充填剤成分530を含み得る。
【0224】
熱バリア複合材500、及び図5に示される熱バリア複合材500に関して記載される全ての構成要素は、図4の対応する構成要素に関して本明細書に記載される特性のうちのいずれをも有し得ることが理解されよう。特に、図5に示される熱バリア複合材500、第1のバリア層502、第1のフォーム層504、シリコーン系マトリックス成分510、難燃性充填剤成分520、及び断熱性充填剤成分530の特性は、それぞれ、図4に示される熱バリア複合材400、第1のバリア層402、第1のフォーム層404、シリコーン系マトリックス成分410、難燃性充填剤成分420、及び断熱性充填剤成分430に関して本明細書に記載される対応する特性のうちのいずれをも有し得る。
【0225】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料であり得る。
【0226】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、特定の材料を含み得る。例えば、第2のバリア層506は、マイカを含み得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ繊維ガラス布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、シリカ布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、バサルト布を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、バーミキュライト被覆ガラス布を含み得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、不織ガラス布を含み得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせを含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体を含み得る。
【0227】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、特定の材料からなり得る。例えば、第2のバリア層506は、マイカからなり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ繊維ガラス布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、シリカ布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、バサルト布からなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、バーミキュライト被覆ガラス布からなり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、不織ガラス布からなり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせからなり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体からなり得る。
【0228】
更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、特定の材料層であり得る。例えば、第2のバリア層506は、マイカ層であり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ繊維ガラス布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、シリカ布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、バサルト布層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、バーミキュライト被覆ガラス布層であり得る。他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、エアロゲル層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、不織ガラス布層であり得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の組み合わせの層であり得る。なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、又は不織ガラス布の任意の積層体の層であり得る。
【0229】
なおも他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、特定の厚さを有し得る。例えば、第2のバリア層506は、少なくとも約0.05mm、例えば、少なくとも約0.1mm、又は少なくとも約0.2mm、又は少なくとも約0.3mm、又は少なくとも約0.4mm、又は少なくとも約0.5mm、又は少なくとも約0.6mm、又は少なくとも約0.7mm、又は少なくとも約0.8mm、又は少なくとも約0.9mm、又は少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.1mm、又は少なくとも約1.2mm、又は少なくとも約1.3mm、又は更には少なくとも約1.4mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のバリア層506は、約3 7mm以下、例えば、約6.5mm以下、又は約6.0mm以下、又は約5.5mm以下、又は約5.0mm以下、又は約4.5mm以下、又は約4.0mm以下、又は約2.9mm以下ではない、又は約2.8mm以下、又は約2.7mm以下、又は約2.6mm以下、又は約2.5mm以下、又は約2.4mm以下、又は約2.3mm以下、又は更には約2.2mm以下の厚さを有し得る。第2のバリア層506の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のバリア層506の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0230】
図6は、本明細書に記載の実施形態による別の熱バリア複合材600を示す。図6に示されるように、熱バリア複合材600は、第1のバリア層602と、第1のフォーム層604と、第2のフォーム層608と、第2のバリア層606とを含み得る。第1のフォーム層604は、シリコーン系マトリックス成分610、難燃性充填剤成分620、及び断熱性充填剤成分630を含み得る。第2のフォーム層608は、シリコーン系マトリックス成分640、難燃性充填剤成分650、及び断熱性充填剤成分660を含み得る。図6に示されるように、第1のフォーム層604及び第2のフォーム層608は両方とも、第1のバリア層602と第2のバリア層608との間にある。
【0231】
熱バリア複合材600、及び図6に示される熱バリア複合材600に関して記載される全ての構成要素は、図5及び/又は図4の対応する構成要素に関して本明細書に記載される特性のうちのいずれをも有し得ることが理解されよう。特に、図6に示される熱バリア複合材600、第1のバリア層602、第1のフォーム層604、第2のバリア層606、シリコーン系マトリックス成分610、難燃性充填剤成分620、及び断熱性充填剤成分630の特性は、それぞれ、図4図5)に示される熱バリア複合材400(500)、第1のバリア層402(502)、第1のフォーム層404(504)、シリコーン系マトリックス成分410(510)、難燃性充填剤成分420(520)、及び断熱性充填剤成分430(530)に関して本明細書に記載される対応する特性のうちのいずれをも有し得る。
【0232】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608のシリコーン系マトリックス成分640は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、過酸化物硬化シリコーンフォームを含み得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、スズ触媒シリコーンフォームを含み得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせを含み得る。
【0233】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、白金触媒付加硬化シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、過酸化物硬化シリコーンフォームからなり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、スズ触媒シリコーンフォームからなり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせからなり得る。
【0234】
特定の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、過酸化物硬化シリコーンフォーム層であり得る。なおも他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、スズ触媒シリコーンフォーム層であり得る。更に他の実施形態によれば、シリコーン系マトリックス成分640は、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、及びスズ触媒シリコーンフォームの任意の組み合わせの層であり得る。
【0235】
なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0236】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸塩化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、白金化合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、遷移金属酸化物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属炭酸塩を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸カルシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸アルミニウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸マグネシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ガラスフリットを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、アルカリ塩を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0237】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸塩化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、白金化合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、遷移金属酸化物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属炭酸塩からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸カルシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸アルミニウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸マグネシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ガラスフリットからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、アルカリ塩からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0238】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の材料であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、白金化合物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、遷移金属酸化物充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属炭酸塩充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸カルシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸アルミニウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸マグネシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ガラスフリット充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、アルカリ塩充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0239】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属水和物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0240】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の金属水和物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、アルミニウム三水和物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、二水酸化マグネシウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ベーマイトを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、水酸化カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、石膏を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせを含み得る。
【0241】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の金属水和物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、アルミニウム三水和物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、二水酸化マグネシウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ベーマイトからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、水酸化カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、石膏からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせからなり得る。
【0242】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の金属水和物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、アルミニウム三水和物充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、二水酸化マグネシウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ベーマイト充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、水酸化カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、石膏充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、又はハイドロマグネサイトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0243】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0244】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のホウ酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸亜鉛を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸カルシウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸ナトリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸カリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸リチウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0245】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のホウ酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸亜鉛からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸カルシウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸ナトリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸カリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸リチウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0246】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のホウ酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸亜鉛充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸カルシウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸ナトリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸カリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸リチウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、又はホウ酸リチウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0247】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、白金化合物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0248】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の白金化合物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ヘキサクロロ白金酸を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせを含み得る。
【0249】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の白金化合物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ヘキサクロロ白金酸からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせからなり得る。
【0250】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の白金化合物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ヘキサクロロ白金酸充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、充填剤、又は白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン及びヘキサクロロ白金酸の任意の組み合わせであり得る。
【0251】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、遷移金属酸化物材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0252】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の遷移金属酸化物材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、酸化鉄を含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化セリウムを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化亜鉛を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせを含み得る。
【0253】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の遷移金属酸化物材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、酸化鉄からなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化セリウムからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化亜鉛からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせからなり得る。
【0254】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の遷移金属酸化物材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、酸化鉄充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化セリウム充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化亜鉛充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、又は酸化亜鉛の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0255】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属炭酸塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0256】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の遷移金属炭酸塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸カルシウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0257】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の遷移金属炭酸塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸カルシウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0258】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の遷移金属炭酸塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸カルシウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハンタイト又は炭酸カルシウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0259】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、金属炭酸塩混合物の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0260】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の金属炭酸塩混合物を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトの天然混合物を含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせを含み得る。
【0261】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の金属炭酸塩混合物からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトの天然混合物からなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせからなり得る。
【0262】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定の金属炭酸塩混合物充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトの天然混合物であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトの天然混合物の充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、又は合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物の任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0263】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0264】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ワラストナイトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、マイカを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、粘土を含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、カオリンを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、タルクを含み得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、バーミキュライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせを含み得る。
【0265】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ワラストナイトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、マイカからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、粘土からなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、カオリンからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、タルクからなり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、バーミキュライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせからなり得る。
【0266】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のケイ酸アルミナ材料又はケイ酸マグネシウム材料の充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、ワラストナイト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、マイカ充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、粘土充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、カオリン充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、タルク充填剤であり得る。他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、バーミキュライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、又はバーミキュライトの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0267】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、アルカリ塩材料の特定の群から選択され得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0268】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のアルカリ塩材料を含み得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、炭酸ナトリウムを含み得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸カリウムを含み得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせを含み得る。
【0269】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のアルカリ塩材料からなり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、炭酸ナトリウムからなり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸カリウムからなり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせからなり得る。
【0270】
更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、特定のアルカリ塩材料充填剤であり得る。例えば、難燃性充填剤成分650は、炭酸ナトリウム充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸カリウム充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分650は、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0271】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、材料の特定の群から選択され得る。例えば、断熱性充填剤成分660は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択され得る。
【0272】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、特定の材料を含み得る。例えば、断熱性充填剤成分660は、膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、非膨張パーライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、ガラスビーズを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張バーミキュライトを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張ガラスを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、ゼオライトを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、エアロゲルを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、シリカを含み得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、多孔質シリカを含み得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、多孔質アルミナを含み得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせを含み得る。
【0273】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、特定の材料からなり得る。例えば、断熱性充填剤成分660は、膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、非膨張パーライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、ガラスビーズからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張バーミキュライトからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張ガラスからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、ゼオライトからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、エアロゲルからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、シリカからなり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、多孔質シリカからなり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、多孔質アルミナからなり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせからなり得る。
【0274】
更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、特定の材料の充填剤であり得る。例えば、断熱性充填剤成分660は、膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、非膨張パーライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、ガラスビーズ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張バーミキュライト充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張ガラス充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、難燃性充填剤成分220は、ゼオライト充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、エアロゲル充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、シリカ充填剤であり得る。なおも他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、多孔質シリカ充填剤であり得る。他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、多孔質アルミナ充填剤であり得る。更に他の実施形態によれば、断熱性充填剤成分660は、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、又は多孔質アルミナの任意の組み合わせの充填剤であり得る。
【0275】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、特定の含有量のシリコーン系マトリックス成分640を含み得る。例えば、第2のフォーム層608は、第2のフォーム層608の総重量に対して少なくとも約20重量%、例えば、少なくとも約25重量%、又は少なくとも約30重量%、又は少なくとも約35重量%、又は少なくとも約40重量%、又は少なくとも約45重量%、又は更には少なくとも約50重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、第2のフォーム層608の総重量に対して約85重量%以下、例えば、約80重量%以下、又は約75重量%以下、又は約70重量%以下、又は更には約65重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含み得る。第2のフォーム層608のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608のシリコーン系マトリックス成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0276】
更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、特定の含有量の難燃性充填剤成分650を含み得る。例えば、第2のフォーム層608は、第2のフォーム層608の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、第2のフォーム層608の総重量に対して約35重量%以下、例えば、約34重量%以下、又は約33重量%以下、又は約32重量%以下、又は約31重量%以下、又は約30重量%以下、又は約28重量%以下、又は約25重量%以下、又は約23重量%以下、又は約20重量%以下の難燃性充填剤成分含有量を含み得る。第2のフォーム層608の難燃性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の難燃性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0277】
更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、特定の含有量の断熱性充填剤成分650を含み得る。例えば、第2のフォーム層608は、第2のフォーム層608の総重量に対して少なくとも約1重量%、例えば、少なくとも約2重量%、又は少なくとも約3重量%、又は少なくとも約4重量%、又は少なくとも約5重量%、又は少なくとも約7重量%、又は少なくとも約10重量%、又は少なくとも約12重量%、又は更には少なくとも約15%の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、第2のフォーム層608の総重量に対して約25重量%以下、例えば、約24重量%以下、又は約23重量%以下、又は約22重量%以下、又は約21重量%以下、又は約20重量%以下、又は約19重量%以下、又は約18重量%以下、又は約17重量%以下、又は約16重量%以下の断熱性充填剤成分含有量を含み得る。第2のフォーム層608の断熱性充填剤成分含有量が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の断熱性充填剤成分含有量が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0278】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、ASTM D4986に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を有し得る。
【0279】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、ASTM D3801に従って測定される特定の燃焼性等級を有し得る。特に、フォーム層は、ASTM D3801に従って測定されるV-0燃焼性等級を有し得る。
【0280】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、650℃の温度でホットプレート試験に曝露されたときに特定の自己発火時間を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。温度曲線を記録し、もしあれば自己発火の点を記録する。特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、少なくとも約1分、例えば、少なくとも約1.5分、又は少なくとも約2分、又は少なくとも約2.5分、又は少なくとも約3分、又は少なくとも約3.5分、又は少なくとも約4.0分、又は少なくとも約4.5分、又は更には少なくとも約5.0分の自己発火時間を有し得る。第2のフォーム層608の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の自己発火時間が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0281】
更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、厚さ3mmのフォームが650℃のホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される特定の低温側温度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、ホットプレート試験は、材料の1インチ×1インチの試験片を調製し、これをホットプレートの上に置くことによって実施される。次いで、熱電対を試験片の上に置いた鋼製重り(直径1インチ、高さ2インチ)に固定して、低温側表面温度を測定する。特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、約300℃以下、例えば、約275℃以下、又は約250℃以下、又は約225以下、又は約200℃以下、又は約175℃以下、又は更には約150℃以下の低温側温度を有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、少なくとも約25℃の低温側温度を有し得る。第2のフォーム層608の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の低温側温度が、上記の値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0282】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、特定の厚さを有し得る。例えば、第2のフォーム層608は、少なくとも約0.5mm、例えば、少なくとも約1.0mm、又は少なくとも約1.5mm、又は少なくとも約2.0mm、又は少なくとも約2.5mm、又は少なくとも約3.0mm、又は少なくとも約3.5mm、又は少なくとも約4.0mm、又は少なくとも約4.5mm、又は更には少なくとも約5.0mmの厚さを有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、約10mm以下、例えば、約9.5mm以下、又は約9.0mm以下、又は約8.5mm以下、又は約8.0mm以下、又は約7.5mm以下、又は約7.0mm以下、又は約6.5mm以下、又は更には約6.0mm以下の厚さを有し得る。第2のフォーム層608の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の厚さが、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0283】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、特定の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、25%ひずみ圧縮等級は、25%ひずみで測定された試料の圧縮等級として定義され、25%ひずみでの試料の圧縮力及び圧縮力たわみを測定することによって決定される。圧縮力(FTC)は、試料を所定のひずみまで圧縮するピーク力(又は応力)として定義され、圧縮力たわみ(CFD)は、所望のひずみ(すなわち、25%)で保持されたときに試料によって保たれるプラトー又は緩和力(又は応力)として定義される。60秒の保持時間、0.16mm/秒の圧縮速度、及び10グラムのトリガー力の後にFTC値及びCFD値の両方を見つけて記録するテクスチャーアナライザーを使用して測定を行う。
【0284】
特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、約500kPa以下、例えば、約475kPa以下、又は約450kPa以下、又は約425kPa以下、又は約400kPa以下、又は約375kPa以下、又は約350kPa以下、又は約325kPa以下、又は約300kPa以下、又は約275kPa以下、又は約250kPa以下、又は約225kPa以下、又は約200kPa以下、又は約175kPa以下、又は約150kPa以下、又は約125kPa以下、又は約100kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、少なくとも約5kPa、例えば、少なくとも約10kPa、又は少なくとも約15kPa、又は少なくとも約20kPa、又は少なくとも約25kPaの25%ひずみ圧縮等級を有し得る。第2のフォーム層608の25%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の50%ひずみ圧縮等級が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0285】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、特定の密度を有し得る。本明細書に記載の実施形態の目的のために、第2のフォーム層608の密度は、ASTM D1056に従って決定され得る。特定の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、約1200kg/m以下、例えば、約1175kg/m以下、又は約1150kg/m以下、又は1125kg/m以下、又は1100kg/m以下、又は1050kg/m以下、又は1000kg/m以下、又は950kg/m以下、又は900kg/m以下、又は850kg/m以下、又は800kg/m以下、又は750kg/m以下、又は700kg/m以下、又は更には650kg/m以下の密度を有し得る。なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、少なくとも約100kg/m、例えば、少なくとも約120kg/m、又は少なくとも約140kg/m、又は少なくとも約160kg/m、又は少なくとも約180kg/m、又は少なくとも約200kg/m、又は少なくとも約220kg/m、又は更には少なくとも約240kg/mの密度を有し得る。第2のフォーム層608の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の密度が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0286】
なおも他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、ASTM C518に従って測定される特定の熱伝導率を有し得る。例えば、第2のフォーム層608は、少なくとも約0.01W/mK、例えば、少なくとも約0.02W/mK、又は少なくとも約0.03W/mK、又は少なくとも約0.04W/mK、又は更には少なくとも約0.05W/mKの熱伝導率を有し得る。更に他の実施形態によれば、第2のフォーム層608は、約0.15W/mK以下、例えば、約0.14W/mK以下、又は約0.13W/mK以下、又は約0.12W/mK以下、又は約0.11W/mK以下、又は約0.10W/mK以下、又は約0.09W/mK以下、又は約0.08W/mK、又は更には約0.07W/mK以下の熱伝導率を有し得る。第2のフォーム層608の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の範囲内であり得ることが理解されよう。第2のフォーム層608の熱伝導率が、上記の最小値及び最大値のうちのいずれかの間の任意の値であり得ることが更に理解されよう。
【0287】
特定の実施形態によれば、本明細書に記載の熱バリア複合材は、熱バリア複合材のための任意の許容可能な形成プロセスに従って形成され得る。特定の実施形態によれば、熱バリア複合材は、積層プロセスを使用して形成されてもよく、ここで、多孔質フォーム及びバリア層は、例えば、シリコーン接着剤、ゴム接着剤、アクリル接着剤、フェノール接着剤、ポリウレタン系接着剤、又はそれらの任意の組み合わせなどの転写接着剤を使用して積層される。更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材は、多孔質フォーム及び被覆バリア層を用いる積層プロセスを使用して形成されてもよく、ここで、バリア層上の被覆は、シリコーン接着剤、ゴム接着剤、アクリル接着剤、フェノール接着剤、ポリウレタン系接着剤、又はそれらの任意の組み合わせなどの接着剤である。更に他の実施形態によれば、熱バリア複合材は、直接キャスト形成プロセスを使用して形成されてもよく、ここで、フォームは、バリアフィルム上又はバリアフィルム間に直接キャストされる。
【0288】
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。これらの態様及び実施形態のいくつかを本明細書に記載する。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が例示的であるに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は、以下に列挙される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従うことができる。
【0289】
実施形態1.第1のバリア層と、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含む多層複合材であって、多層複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含み、多層複合材が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、多層複合材。
【0290】
実施形態2.第1のバリア層と、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含む多層複合材であって、多層複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含み、多層複合材が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、多層複合材。
【0291】
実施形態3.第1のバリア層と、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含む多層複合材であって、第1のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含み、難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み、断熱性充填剤成分が、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み、多層複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含む、多層複合材。
【0292】
実施形態4.第1のフォーム層のシリコーン系マトリックス成分が、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、スズ触媒シリコーンフォーム、及びそれらの任意の組み合わせを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0293】
実施形態5.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0294】
実施形態6.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0295】
実施形態7.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0296】
実施形態8.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0297】
実施形態9.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0298】
実施形態10.第1のフォーム層成分の難燃性充填剤が、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0299】
実施形態11.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0300】
実施形態12.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0301】
実施形態13.第1のフォーム層の難燃性充填剤成分が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0302】
実施形態14.第1のフォーム層の断熱性充填剤成分が、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0303】
実施形態15.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して少なくとも約20重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0304】
実施形態16.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して約85重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0305】
実施形態17.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の難燃性充填剤成分含有量を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0306】
実施形態18.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して約35重量%以下の難燃性充填剤成分を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0307】
実施形態19.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して約25重量%以下の断熱性充填剤成分を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0308】
実施形態20.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の断熱性充填剤成分含有量を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0309】
実施形態21.第1のフォーム層が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0310】
実施形態22.多層複合材が、ASTM D3801に従って測定されるV-0燃焼性等級を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0311】
実施形態23.第1のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0312】
実施形態24.多層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0313】
実施形態25.多層複合材が、1000℃でのトーチ試験に曝露されたときに少なくとも約6分のバーンスルー時間を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0314】
実施形態26.第1のフォーム層が、3mmのフォームが650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される約300℃以下の低温側温度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0315】
実施形態27.第1のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される少なくとも約25℃の低温側温度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0316】
実施形態28.多層複合材が、3mmのフォームが650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される約300℃以下の低温側温度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0317】
実施形態29.多層複合材が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される少なくとも約25℃の低温側温度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0318】
実施形態30.第1のフォーム層が、少なくとも約0.5mmの厚さを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0319】
実施形態31.第1のフォーム層が、約10mm以下の厚さを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0320】
実施形態32.多層複合材が、少なくとも約0.5mmの厚さを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0321】
実施形態33.多層複合材が、約10mm以下の厚さを含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0322】
実施形態34.第1のフォーム層が、少なくとも約5kPaの25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0323】
実施形態35.第1のフォーム層が、約500kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0324】
実施形態36.多層複合材が、少なくとも約5kPaの25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0325】
実施形態37.多層複合材が、約500kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0326】
実施形態38.第1のフォーム層が、約1200kg/m以下の密度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0327】
実施形態39.第1のフォーム層が、少なくとも約100kg/mの密度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0328】
実施形態40.多層複合材層が、約1500kg/m以下の密度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0329】
実施形態41.多層複合材が、少なくとも約100kg/mの密度を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0330】
実施形態42.第1のフォーム層が、少なくとも約0.01W/mKの熱伝導率を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0331】
実施形態43.第1のフォーム層が、約0.15W/mK以下の熱伝導率を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0332】
実施形態44.多層複合材が、少なくとも約0.01W/mKの熱伝導率を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0333】
実施形態45.多層複合材が、約0.15W/mK以下の熱伝導率を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0334】
実施形態46.第1のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含む、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0335】
実施形態47.第1のバリア層が、少なくとも約0.05mmの厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0336】
実施形態48.第1のバリア層が、約7mm以下の厚さを有する、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0337】
実施形態49.多層複合材が、第2のバリア層を更に含み、第1のフォーム層が、第1のバリア層と第2のバリア層との間にある、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0338】
実施形態50.第2のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含む、実施形態49に記載の多層複合材。
【0339】
実施形態51.第2のバリア層が、少なくとも約0.05mmの厚さを有する、実施形態49に記載の多層複合材。
【0340】
実施形態52.第2のバリア層が、約7mm以下の厚さを有する、実施形態49に記載の多層複合材。
【0341】
実施形態53.多層複合材が、第2のフォーム層と第2のバリア層とを更に含み、第1のフォーム層及び第2のフォーム層が両方とも、第1のバリア層と第2のバリア層との間にある、実施形態1、2、及び3のいずれか1つに記載の多層複合材。
【0342】
実施形態54.第2のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0343】
実施形態55.第2のバリア層が、少なくとも約0.05mmの厚さを有する、実施形態53に記載の多層複合材。
【0344】
実施形態56.第2のバリア層が、約7mm以下の厚さを有する、実施形態53に記載の多層複合材。
【0345】
実施形態57.第2のフォーム層のシリコーン系マトリックス成分が、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、スズ触媒シリコーンフォーム、及びそれらの任意の組み合わせを含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0346】
実施形態58.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0347】
実施形態59.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0348】
実施形態60.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0349】
実施形態61.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0350】
実施形態62.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0351】
実施形態63.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0352】
実施形態64.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0353】
実施形態65.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0354】
実施形態66.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0355】
実施形態67.第2のフォーム層の断熱性充填剤成分が、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0356】
実施形態68.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して少なくとも約20重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0357】
実施形態69.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して約85重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0358】
実施形態70.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の難燃性充填剤成分含有量を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0359】
実施形態71.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して約25重量%以下の難燃性充填剤成分を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0360】
実施形態72.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して約25重量%以下の断熱性充填剤成分を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0361】
実施形態73.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の断熱性充填剤成分含有量を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0362】
実施形態74.第2のフォーム層が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0363】
実施形態75.第2のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0364】
実施形態76.第2のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される約300℃以下の低温側温度を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0365】
実施形態77.第2のフォーム層が、少なくとも約0.05mmの厚さを含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0366】
実施形態78.第2のフォーム層が、約10mm以下の厚さを含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0367】
実施形態79.第2のフォーム層が、少なくとも約5kPaの25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0368】
実施形態80.第2のフォーム層が、約500kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0369】
実施形態81.第2のフォーム層が、約1200kg/m以下の密度を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0370】
実施形態82.第2のフォーム層が、フォーム層が少なくとも約100kg/mの密度を含む場合に含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0371】
実施形態83.第2のフォーム層が、少なくとも約0.01W/mKの熱伝導率を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0372】
実施形態84.第2のフォーム層が、約0.15W/mK以下の熱伝導率を含む、実施形態53に記載の多層複合材。
【0373】
実施形態85.第1のバリア層と、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含む熱バリア複合材であって、熱バリア複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含み、熱バリア複合材が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、熱バリア複合材。
【0374】
実施形態86.第1のバリア層と、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含む熱バリア複合材であって、熱バリア複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含み、熱バリア複合材が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、熱バリア複合材。
【0375】
実施形態87.第1のバリア層と、シリコーン系マトリックス成分、難燃性充填剤成分、及び断熱性充填剤成分を含む第1のフォーム層と、を含む熱バリア複合材であって、第1のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含み、難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み、断熱性充填剤成分が、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含み、熱バリア複合材が、少なくとも約0.5mm~かつ約10mm以下の厚さを含む、熱バリア複合材。
【0376】
実施形態88.シリコーン系マトリックス成分が、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、スズ触媒シリコーンフォーム、及びそれらの任意の組み合わせを含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0377】
実施形態89.難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0378】
実施形態90.難燃性充填剤成分が、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0379】
実施形態91.難燃性充填剤成分が、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0380】
実施形態92.難燃性充填剤成分が、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0381】
実施形態93.難燃性充填剤成分が、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0382】
実施形態94.難燃性充填剤成分が、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0383】
実施形態95.難燃性充填剤成分が、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0384】
実施形態96.難燃性充填剤成分が、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0385】
実施形態97.難燃性充填剤成分が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0386】
実施形態98.断熱性充填剤成分が、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0387】
実施形態99.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して少なくとも約20重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0388】
実施形態100.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して約85重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0389】
実施形態101.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の難燃性充填剤成分含有量を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0390】
実施形態102.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して約35重量%以下の難燃性充填剤成分を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0391】
実施形態103.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して約25重量%以下の断熱性充填剤成分を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0392】
実施形態104.第1のフォーム層が、第1のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の断熱性充填剤成分含有量を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0393】
実施形態105.第1のフォーム層が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0394】
実施形態106.熱バリア複合材が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0395】
実施形態107.第1のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0396】
実施形態108.多層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0397】
実施形態109.熱バリア複合材が、1000℃でのトーチ試験に曝露されたときに少なくとも約6分のバーンスルー時間を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0398】
実施形態110.第1のフォーム層が、3mmのフォームが650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される約300℃以下の低温側温度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0399】
実施形態111.第1のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される少なくとも約25℃の低温側温度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0400】
実施形態112.熱バリア複合材が、3mmのフォームが650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される約300℃以下の低温側温度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0401】
実施形態113.熱バリア複合材が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される少なくとも約25℃の低温側温度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0402】
実施形態114.第1のフォーム層が、少なくとも約0.5mmの厚さを含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0403】
実施形態115.第1のフォーム層が、約10mm以下の厚さを含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0404】
実施形態116.熱バリア複合材が、少なくとも約0.5mmの厚さを含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0405】
実施形態117.熱バリア複合材が、約10mm以下の厚さを含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0406】
実施形態118.第1のフォーム層が、少なくとも約5kPaの25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0407】
実施形態119.第1のフォーム層が、約500kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0408】
実施形態120.熱バリア複合材が、少なくとも約5kPaの25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0409】
実施形態121.熱バリア複合材が、約500kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0410】
実施形態122.第1のフォーム層が、約1200kg/m以下の密度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0411】
実施形態123.第1のフォーム層が、少なくとも約100kg/mの密度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0412】
実施形態124.熱バリア複合材が、約1500kg/m以下の密度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0413】
実施形態125.熱バリア複合材が、少なくとも約100kg/mの密度を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0414】
実施形態126.第1のフォーム層が、少なくとも約0.01W/mKの熱伝導率を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0415】
実施形態127.第1のフォーム層が、約0.15W/mK以下の熱伝導率を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0416】
実施形態128.熱バリア複合材が、少なくとも約0.01W/mKの熱伝導率を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0417】
実施形態129.熱バリア複合材が、約0.15W/mK以下の熱伝導率を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0418】
実施形態130.第1のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含む、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0419】
実施形態131.第1のバリア層が、少なくとも約0.05mmの厚さを有する、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0420】
実施形態132.第1のバリア層が、約7mm以下の厚さを有する、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0421】
実施形態133.熱バリア複合材が、第2のバリア層を更に含み、第1のフォーム層が、第1のバリア層と第2のバリア層との間にある、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0422】
実施形態134.第2のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含む、実施形態133に記載の熱バリア複合材。
【0423】
実施形態135.第2のバリア層が、少なくとも約0.05mmの厚さを有する、実施形態133に記載の熱バリア複合材。
【0424】
実施形態136.第2のバリア層が、約7mm以下の厚さを有する、実施形態133に記載の熱バリア複合材。
【0425】
実施形態137.熱バリア複合材が、第2のフォーム層と第2のバリア層とを更に含み、第1のフォーム層及び第2のフォーム層が両方とも、第1のバリア層と第2のバリア層との間にある、実施形態85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱バリア複合材。
【0426】
実施形態138.第2のバリア層が、マイカ、マイカ繊維ガラス布、ガラス布、シリカ布、バサルト布、バーミキュライト被覆ガラス布、エアロゲル、不織ガラス布、それらの任意の組み合わせ、及びそれらの任意の積層体からなる群から選択される材料を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0427】
実施形態139.第2のバリア層が、少なくとも約0.05mmの厚さを有する、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0428】
実施形態140.第2のバリア層が、約7mm以下の厚さを有する、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0429】
実施形態141.第2のフォーム層のシリコーン系マトリックス成分が、白金触媒付加硬化シリコーンフォーム、過酸化物硬化シリコーンフォーム、スズ触媒シリコーンフォーム、及びそれらの任意の組み合わせを含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0430】
実施形態142.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、金属水和物、ホウ酸塩化合物、白金化合物、遷移金属酸化物、金属炭酸塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ガラスフリット、アルカリ塩、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0431】
実施形態143.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、アルミニウム三水和物、二水酸化マグネシウム、ベーマイト、水酸化カルシウム、ハンタイト、石膏、ハイドロマグネサイト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0432】
実施形態144.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸リチウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0433】
実施形態145.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、白金-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、ヘキサクロロ白金酸、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0434】
実施形態146.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、酸化鉄、酸化セリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0435】
実施形態147.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ハンタイト、炭酸カルシウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0436】
実施形態148.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ハイドロマグネサイトとハンタイトとの天然混合物、合成炭酸水酸化マグネシウム五水和物、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0437】
実施形態149.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、ワラストナイト、マイカ、粘土、カオリン、タルク、バーミキュライト、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0438】
実施形態150.第2のフォーム層の難燃性充填剤成分が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0439】
実施形態151.第2のフォーム層の断熱性充填剤成分が、膨張パーライト、非膨張パーライト、ガラスビーズ、バーミキュライト、膨張バーミキュライト、膨張ガラス、ゼオライト、エアロゲル、シリカ、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、及びそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される充填剤を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0440】
実施形態152.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して少なくとも約20重量%のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0441】
実施形態153.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して約85重量%以下のシリコーン系マトリックス成分含有量を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0442】
実施形態154.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の難燃性充填剤成分含有量を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0443】
実施形態155.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して約25重量%以下の難燃性充填剤成分を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0444】
実施形態156.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して約25重量%以下の断熱性充填剤成分を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0445】
実施形態157.第2のフォーム層が、第2のフォーム層の総重量に対して少なくとも約1重量%の断熱性充填剤成分含有量を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0446】
実施形態158.第2のフォーム層が、ASTM D4986に従って測定されるHBF燃焼性等級を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0447】
実施形態159.第2のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに少なくとも約1分の自己発火時間を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0448】
実施形態160.第2のフォーム層が、650℃でのホットプレート試験に曝露されたときに5分で測定される約300℃以下の低温側温度を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0449】
実施形態161.第2のフォーム層が、少なくとも約0.5mmの厚さを含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0450】
実施形態162.第2のフォーム層が、約10mm以下の厚さを含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0451】
実施形態163.第2のフォーム層が、少なくとも約5kPaの25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0452】
実施形態164.第2のフォーム層が、約500kPa以下の25%ひずみ圧縮等級を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0453】
実施形態165.第2のフォーム層が、約1200kg/m以下の密度を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0454】
実施形態166.第2のフォーム層が、フォーム層が少なくとも約100kg/mの密度を含む場合に含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0455】
実施形態167.第2のフォーム層が、少なくとも約0.01W/mKの熱伝導率を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【0456】
実施形態168.第2のフォーム層が、約0.15W/mK以下の熱伝導率を含む、実施形態137に記載の熱バリア複合材。
【実施例
【0457】
本明細書に記載の概念は、以下の実施例において更に説明されるが、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲を限定するものではない。
【0458】
実施例1
6つの試料多層複合材S1、S2、S3、S4、S5、及びS6を、本明細書に記載の実施形態に従って形成した。試料多層複合材S1~S6との比較のために、1つの比較試料多層複合材CS1を形成した。各多層複合材S1~S6及び比較試料多層複合材CS1の構成及び組成を以下の表1に要約する。
【0459】
【表1】
【0460】
試料多層複合材S1~S6、及び比較試料多層複合材CS1の性能等級(すなわち、耐燃性等級、自己発火時間、バーンスルー時間、及び低温側温度)を以下の表2に要約する。耐燃性等級は、UL94 V0試験における試料の性能に基づき、自己発火時間は、本明細書に記載の650℃のホットプレート試験において測定され、バーンスルー時間は、本明細書に記載の1000℃のトーチ試験において測定され、低温側温度は、本明細書に記載の650℃のホットプレート試験において測定されることが理解されよう。
【0461】
【表2】
【0462】
一般的な説明又は実施例において、上で説明された活動の全てが必要とされるわけではなく、特定の活動の一部が必要とされない場合があり、説明される活動に加えて1つ以上の更なる活動が行われ得ることに留意されたい。なおも更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれらが行われる順序ではない。
【0463】
利益、他の利点、及び問題の解決策は、特定の実施形態に関して上で説明されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策をもたらすかより顕著にする可能性がある任意の特徴は、請求項のいずれか又は全ての重要な、必要な、又は本質的な特徴として解釈されるべきではない。
【0464】
本明細書に記載の実施形態の明細書及び図解は、様々な実施形態の構造の一般的な理解を提供することを意図している。明細書及び図解は、本明細書に記載の構造又は方法を使用する装置及びシステムの全ての要素及び特徴の網羅的かつ包括的な説明として役立つことを意図するものではない。別個の実施形態が単一の実施形態中に組み合わせて提供され得、逆に、簡潔にするために単一の実施形態の文脈において説明されている様々な特徴が、別々に又は任意の部分的組み合わせで提供され得る。更に、範囲に記載された値への言及は、その範囲内の各々の値全てを含む。多くの他の実施形態が、本明細書を読んだ後にのみ当業者に明らかとなり得る。本開示の範囲から逸脱することなく、構造的置換、論理的置換、又は別の変更を行うことができるように、他の実施形態を使用し、本開示から導出することができる。したがって、本開示は、限定的ではなく、例示的なものとみなされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】