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特表2024-520649(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミドを含む固体剤形及び投与レジメン
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-24
(54)【発明の名称】(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミドを含む固体剤形及び投与レジメン
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/443 20060101AFI20240517BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20240517BHJP
   A61P 29/02 20060101ALI20240517BHJP
   A61K 9/14 20060101ALI20240517BHJP
   A61K 9/20 20060101ALI20240517BHJP
   A61K 47/38 20060101ALI20240517BHJP
   A61K 47/34 20170101ALI20240517BHJP
   A61K 47/26 20060101ALI20240517BHJP
   A61K 47/32 20060101ALI20240517BHJP
   A61K 47/14 20170101ALI20240517BHJP
   A61K 47/12 20060101ALI20240517BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240517BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20240517BHJP
【FI】
A61K31/443
A61P25/04
A61P29/02
A61K9/14
A61K9/20
A61K47/38
A61K47/34
A61K47/26
A61K47/32
A61K47/14
A61K47/12
A61P43/00 121
A61K45/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574381
(86)(22)【出願日】2022-06-03
(85)【翻訳文提出日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 US2022032253
(87)【国際公開番号】W WO2022256708
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】63/196,933
(32)【優先日】2021-06-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/196,937
(32)【優先日】2021-06-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/285,197
(32)【優先日】2021-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/285,201
(32)【優先日】2021-12-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】598032106
【氏名又は名称】バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】カルカレ, ラディカ
(72)【発明者】
【氏名】チュ, キャシー
(72)【発明者】
【氏名】シリンシオン, ブレンダ
(72)【発明者】
【氏名】コレル, ダーリン ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】デルフ, フィリップ カイ ハーダー
(72)【発明者】
【氏名】ダインハート, カーク レイモンド
(72)【発明者】
【氏名】ベニート ガロ, パロマ
(72)【発明者】
【氏名】ヘイ, ターニャ ルイーズ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, リコン
(72)【発明者】
【氏名】ジョーンズ, ジェイムズ ビー.
(72)【発明者】
【氏名】マッカーティ, ケイティー エル.
(72)【発明者】
【氏名】メッツラー, キャサリン ピー.
(72)【発明者】
【氏名】ミラー, ジョナサン エム.
(72)【発明者】
【氏名】ピーターソン, マーク シー.
(72)【発明者】
【氏名】ループワニ, ラーフル
(72)【発明者】
【氏名】スタロポリ, ジョン エフ.
【テーマコード(参考)】
4C076
4C084
4C086
【Fターム(参考)】
4C076AA29
4C076AA36
4C076BB01
4C076BB13
4C076CC01
4C076DD38
4C076DD41C
4C076DD47C
4C076DD67
4C076EE16B
4C076EE23
4C076EE23F
4C076EE31
4C076EE32B
4C076EE33
4C076EE33F
4C076EE45B
4C076EE50
4C076EE50F
4C076FF04
4C076FF06
4C076FF09
4C076GG09
4C084AA19
4C084NA05
4C084ZA081
4C084ZC751
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC17
4C086GA02
4C086GA08
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA02
4C086MA03
4C086MA04
4C086MA05
4C086MA35
4C086MA43
4C086MA52
4C086MA66
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZA08
4C086ZC75
(57)【要約】
疼痛を治療するための、本明細書に記載されるように定義される(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1)、又はその薬学的に許容される塩の固体分散体、及び固体分散体を含有する錠剤が提供される。疼痛を治療する方法で使用するための化合物1又はその薬学的に許容される塩も本明細書に開示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、前記対象に化合物1、
【化1】
又はその薬学的に許容される塩を、1日約10mg~約300mgの量で、必要に応じて1日約20mg~200mgの量で投与することを含む、方法。
【請求項2】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約10mg~約300mgの量で、必要に応じて1日目に約20mg~約200mgの量で、必要に応じて1日目に約20mg~約30mgの量で、必要に応じて1日目に約60mg~約90mgの量で、必要に応じて1日目に約100mg~約150mgの量で、必要に応じて前記1日目の後に1日約5mg~約200mgの量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日2回の用量で投与されるか、又は前記1日目に初回用量及び後続用量で投与され、前記初回用量が、前記後続用量よりも大きく、必要に応じて前記後続用量が、前記初回用量の12時間後に投与される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記初回用量が、約20mg~約100mgであり、必要に応じて前記初回用量が、約20mgであるか、又は必要に応じて前記初回用量が、約60mgであるか、又は前記初回用量が、約100mgである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記後続用量が、約10mg~約100mgであるか、又は前記後続用量が、約10mg~約50mgであるか、又は前記後続用量が、約10mgであるか、又は前記後続用量が、約30mgであるか、又は前記後続用量が、約50mgである、請求項3又は4に記載の方法。
【請求項6】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、前記1日目の後に1日2回の用量で、又は前記1日目の後に1日約10mg~50mgの2回の用量で、又は前記1日目の後に1日約10mgの2回の用量で、又は前記1日目の後に1日約30mgの2回の用量で、又は前記1日目の後に1日約50mgの2回の用量で投与される、請求項2~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記2回の用量の各々の投与の間に12時間が経過する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日1回の用量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、少なくとも1週間、又は少なくとも6週間、又は少なくとも2日間投与される、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、経口又は静脈内に投与される、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記疼痛が、慢性疼痛、腸の疼痛、神経障害性疼痛、必要に応じてヘルペス後神経痛、小径線維ニューロパチー、特発性小径線維ニューロパチー、糖尿病性ニューロパチー、若しくは糖尿病性末梢ニューロパチー、筋骨格痛、必要に応じて変形性関節炎疼痛、急性疼痛、必要に応じて、急性術後疼痛、炎症性疼痛、がん疼痛、特発性疼痛、術後疼痛、必要に応じてバニオン切除疼痛、腹部形成疼痛、若しくはヘルニア縫合の疼痛、又は内臓痛を含み、必要に応じて前記疼痛が、多発性硬化症、シャルコー・マリー・トゥース症候群、失禁、病理学的咳、又は心不整脈と関連している、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記対象が、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の投与前に、11点数値疼痛評価尺度で少なくとも4のベースライン疼痛スコアを経験した、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記対象が、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の投与前に、言語カテゴリー評価尺度で中等度又は重度のベースライン疼痛レベルを経験した、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記方法が、前記対象に、化合物1を非塩形態で投与することを含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記対象が、前記化合物、又は薬学的に許容される塩を用いた治療と同時に、その前に、又はその後に投与される1つ以上の追加の治療剤で治療される、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
医薬品としての前述の方法のいずれかにおける、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項17】
(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1)又はその薬学的に許容される塩と、
少なくとも1つのポリマーと、を含む、固体分散体。
【請求項18】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び前記ポリマーが、溶媒と共噴霧乾燥され、必要に応じて、前記ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートスクシナート(HPMCAS)、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、及びそれらの任意の組み合わせから選択され、必要に応じて、前記ポリマーが、HPMCASである、請求項17に記載の固体分散体。
【請求項19】
前記固体分散体が、
約20重量%~約50重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び約50重量%~約80重量%の前記ポリマー、
必要に応じて約25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び
必要に応じて約75重量%の前記ポリマー、を含む、請求項17又は18のいずれか一項に記載の固体分散体。
【請求項20】
化合物1が、実質的に非晶質である、請求項17~19のいずれか一項に記載の固体分散体。
【請求項21】
請求項17~20のいずれか一項に記載の固体分散体を含む医薬組成物であって、必要に応じて、前記医薬組成物が、錠剤である、医薬組成物。
【請求項22】
前記医薬組成物が、少なくとも1つの充填剤 必要に応じて72.5重量%、少なくとも1つの崩壊剤 必要に応じて4.5重量%、少なくとも1つの滑沢剤 必要に応じて3重量%、及びそれらの任意の組み合わせから選択される1つ以上の添加剤を更に含む、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記医薬組成物が、少なくとも1つのポリマー、少なくとも1つの充填剤、少なくとも1つの滑沢剤、及び少なくとも1つの崩壊剤を更に含む、請求項21に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記充填剤が、微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、マンニトール、及びそれらの任意の組み合わせから選択され、
必要に応じて、前記崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、及びそれらの任意の組み合わせから選択され、
必要に応じて、前記滑沢剤が、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、及びそれらの任意の組み合わせから選択され、
必要に応じて、前記充填剤が、微結晶性セルロース及びラクトース一水和物を含み、前記崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウムを含み、前記滑沢剤が、フマル酸ステアリルナトリウムを含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記医薬組成物が、約1~約50mg、必要に応じて約10mgの化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む、請求項21~24のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記対象に化合物1、又はその薬学的に許容される塩を投与することが、請求項21~25のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与することを含む、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約50mg~約150mgの量で投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項31】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約20mg~約100mgの量で投与される、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2021年6月4日に出願された米国仮出願第63/196,933号、2021年6月4日に出願された米国仮出願第63/196,937号、2021年12月2日に出願された米国仮出願第63/285,197号、及び2021年12月2日に出願された米国仮出願第63/285,201号の利益を主張し、それらの各々は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
疼痛は、健康な人及び動物が組織損傷を回避し、損傷した組織への更なる損傷を防止することを可能にする保護機構である。臨床現場における疼痛を急性及び慢性の両方において管理することは、依然として満たされていない高いニーズである。急性疼痛に加えて、慢性疼痛がその保護的役割を超えて持続し(神経障害性疼痛)、患者が疼痛の阻害から利益を得るであろう多くの状態がある。神経障害性疼痛は、感覚神経の損傷によって引き起こされる慢性疼痛の一形態である(Dieleman,J.P.,et al.,Incidence rates and treatment of neuropathic pain conditions in the general population.Pain,2008.137(3):p.681-8)。神経障害性疼痛は、神経への一般的な代謝損傷によって引き起こされる疼痛、及び個別の神経損傷によって引き起こされる疼痛の2つのカテゴリーに分けることができる。代謝性神経障害には、ヘルペス後ニューロパチー、糖尿病性ニューロパチー、及び薬物誘発性ニューロパチーが含まれる。個別の神経損傷の適応症には、切断手術後の疼痛、術後神経損傷疼痛、及び神経障害性背痛などの神経絞扼損傷が含まれる。神経障害性疼痛は、患者の睡眠、気分、及び機能に悪影響を与える世界中で主要な原因又は障害である。Clin.Ther.2018 40(6):p.828-49。
【0003】
現在の疼痛療法は、有効性不良及び有害事象(AE)の高いリスクに悩まされている。例えば、リドカイン(非選択的ナトリウムチャネル遮断薬)は、疼痛を効果的に低減し得るが、疼痛緩和に必要な用量レベルで与えられる場合、その有用性は、顕著な副作用のために制限される。オピオイド疼痛薬は、高い乱用傾向を有し、過剰投薬による頻繁な死亡につながる。更に、オピオイド誘発性痛覚過敏によっても、オピオイドの長期使用が制限される。オピオイド誘発性痛覚過敏は臨床診療で日常的に遭遇し、疼痛管理において重大な課題を生じる。
【0004】
抗うつ薬及び抗痙攣薬は、このような目的のために指定されていないにもかかわらず、神経障害性疼痛に対する第1選択治療のままである。それらの使用は、多くの場合、多大な副作用又は不十分な疼痛緩和によって制限される。臨床開発は、急性疼痛及び慢性疼痛の両方を治療するための新しい薬剤の最近の進歩及び革新の大幅な欠如を示している。過去10年間にわたり、神経障害性疼痛の治療に最も承認された鎮痛薬は、セロトニン-ノルエピネフリン系(セロトニン-ノルエピネフリン再取り込み阻害剤デュロキセチンなど)又は電位依存性カルシウムチャネル(ガバペンチオニドプレガバリンなど)のいずれかに作用する。疼痛に対する治療選択肢が限られていることを考慮すると、現在の標準治療のリスク及び相対的効果の増大に対する認識と相まって、改善された有効性及び安全性プロファイルを有する特定の病態生理機構を標的とする鎮痛剤の開発は、より良い疼痛管理及び患者の健康転帰のために不可欠である。
【0005】
電位依存性ナトリウムチャネル(Na)は、疼痛シグナル伝達に関与する。Naは、電気シグナル伝達の生物学的メディエーターであり、多くの興奮性細胞型(例えば、ニューロン、骨格筋細胞、心臓筋細胞)の活動電位の急速な上昇行程を媒介する。疼痛シグナル伝達においてNavが重要かつ中心的な役割を果たすという主張の支持は、(1)Navが正常な生理機能において果たす役割の評価、(2)Nav1.8遺伝子(SCN10A)における変異から生じる病態、(3)動物モデルにおける前臨床作業、及び(4)既知のNav1.8調節剤の薬理作用から生じる。更に、Nav1.8発現は、末梢ニューロン、特に疼痛(例えば、後根神経節)を感知するニューロンに限定されるため、Nav1.8阻害剤は、他のナトリウムチャネル調節因子で一般的に観察される副作用、及びオピオイド療法に関連する乱用傾向と関連している可能性が低い。したがって、選択的Nav1.8阻害を介して疼痛の根底にある生物学を標的とすることは、安全かつ効果的な急性及び慢性疼痛療法に対する切迫した満たされていないニーズに対処する可能性がある鎮痛薬開発に対する新規アプローチを表す(Rush,A.M.and T.R.Cummins,Painful Research:Identification of a Small-Molecule Inhibitor that Selectively Targets Na1.8 Sodium Channels.Mol.Interv.,2007.7(4):p.192-5)、England,S.,Voltage-gated sodium channels:the search for subtype-selective analgesics.Expert Opin.Investig.Drugs 17(12),p.1849-64(2008)、Krafte,D.S.and Bannon,A.W.,Sodium channels and nociception:recent concepts and therapeutic opportunities.Curr.Opin.Pharmacol.8(1),p.50-56(2008))。ニューロン信号の開始及び伝播においてNaが果たす役割のため、Na電流を低減するアンタゴニストは、神経シグナル伝達を防止又は低減することができ、Naチャネルは、高興奮性が観察される条件下で疼痛を低減する可能性が高いと考えられてきた(Chahine,M.,Chatelier,A.,Babich,O.,and Krupp,J.J.,Voltage-gated sodium channels in neurological disorders.CNS Neurol.Disord.Drug Targets 7(2),p.144-58(2008))。いくつかの臨床的に有用な鎮痛剤が、Naチャネルの阻害剤として特定されている。リドカインなどの局所麻酔薬は、Naチャネルを阻害することによって疼痛を遮断し、疼痛の低減に効果的であることが証明されているカルバマゼピン、ラモトリギン、及び三環系抗うつ薬などの他の化合物も、ナトリウムチャネル阻害によって作用することが示唆されている(Soderpalm,B.,Anticonvulsants:aspects of their mechanisms of action.Eur.J.Pain 6 Suppl.A,p.3-9(2002)、Wang,G.K.,Mitchell,J.,and Wang,S.Y.,Block of persistent late Na currents by antidepressant sertraline and paroxetine.J.Membr.Biol.222(2),p.79-90(2008))。
【0006】
Naは、電位依存性イオンチャネルスーパーファミリーのサブファミリーを形成し、Na1.1~Na1.9と称される9つのアイソフォームを含む。9つのアイソフォームの組織局在化は変化する。Na1.4は骨格筋の主要なナトリウムチャネルであり、Na1.5は心筋細胞の主要なナトリウムチャネルである。Na1.7、Nav1.8、及びNav1.9は、主に末梢神経系に局在し、一方、Na1.1、Nav1.2、Nav1.3、及びNav1.6は、中枢神経系及び末梢神経系の両方に見られるニューロンチャネルである。9つのアイソフォームの機能的挙動は類似しているが、それらの電圧依存性及び動力学的挙動の詳細においては別個である(Catterall,W.A.,Goldin,A.L.,and Waxman,S.G.,International Union of Pharmacology.XLVII.Nomenclature and structure-function relationships of voltage-gated sodium channels.Pharmacol.Rev.57(4),p.397(2005))。
それらの発見時に、Na1.8チャネルは、鎮痛の標的である可能性が高いと特定された(Akopian,A.N.,L.Sivilotti,and J.N.Wood,A tetrodotoxin-resistant voltage-gated sodium channel expressed by sensory neurons.Nature,1996.379(6562):p.257-62)。その後、Na1.8は、小さなDRGニューロンにおける活動電位発火を維持し、複数の適応症に対する標的として、又は複数の疼痛タイプにわたってその可能性を支持するナトリウム電流の担体であることが示されている(Blair,N.T.and B.P.Bean,Roles of tetrodotoxin(TTX)-sensitive Na+ current,TTX-resistant Na current,and Ca2+ current in the action potentials of nociceptive sensory neurons.J.Neurosci.,2002.22(23):p.10277-90)。Na1.8は、神経障害性疼痛を引き起こすような、損傷したニューロンにおける自然発火に関与する(Roza,C.,et al.,The tetrodotoxin-resistant Na channel Na1.8 is essential for the expression of spontaneous activity in damaged sensory axons of mice.J.Physiol.,2003.550(Pt 3):p.921-6、Jarvis,M.F.,et al.,A-803467,a potent and selective Na1.8 sodium channel blocker,attenuates neuropathic and inflammatory pain in the rat.Proc.Natl.Acad.Sci.U S A,2007.104(20):p.8520-5、Joshi,S.K.,et al.,Involvement of the TTX-resistant sodium channel Na1.8 in inflammatory and neuropathic,but not post-operative,pain states.Pain,2006.123(1-2):pp.75-82、Lai,J.,et al.,Inhibition of neuropathic pain by decreased expression of the tetrodotoxin-resistant sodium channel,Na1.8.Pain,2002.95(1-2):p.143-52、Dong,X.W.,et al.,Small interfering RNA-mediated selective knockdown of Na()1.8 tetrodotoxin-resistant sodium channel reverses mechanical allodynia in neuropathic rats.Neuroscience,2007.146(2):p.812-21、Huang,H.L.,et al.,Proteomic profiling of neuromas reveals alterations in protein composition and local protein synthesis in hyper-excitable nerves.Mol.Pain,2008.4:p.33、Black,J.A.,et al.,Multiple sodium channel isoforms and mitogen-activated protein kinases are present in painful human neuromas.Ann.Neurol.,2008.64(6):p.644-53、Coward,K.,et al.,Immunolocalization of SNS/PN3 and NaN/SNS2 sodium channels in human pain states.Pain,2000.85(1-2):p.41-50、Yiangou,Y.,et al.,SNS/PN3 and SNS2/NaN sodium channel-like immunoreactivity in human adult and neonate injured sensory nerves.FEBS Lett.,2000.467(2-3):p.249-52、Ruangsri,S.,et al.,Relationship of axonal voltage-gated sodium channel 1.8(Na1.8)mRNA accumulation to sciatic nerve injury-induced painful neuropathy in rats.J.Biol.Chem.286(46):p.39836-47)。Na1.8が発現される小さなDRGニューロンは、疼痛シグナル伝達に関与する侵害受容体を含む。Na1.8は、後根神経節の小さなニューロンにおける大きな振幅作用電位を媒介する(Blair,N.T.and B.P.Bean,Roles of tetrodotoxin(TTX)-sensitive Na current,TTX-resistant Na current,and Ca2 current in the action potentials of nociceptive sensory neurons.J.Neurosci.,2002.22(23):p.10277-90)。Na1.8は、侵害受容体における迅速な反復作用能、及び損傷したニューロンの自発的活性に必要である(Choi,J.S.and S.G.Waxman,Physiological interactions between Na1.7 and Na1.8 sodium channels:a computer simulation study.J.Neurophysiol.106(6):p.3173-84、Renganathan,M.,T.R.Cummins,and S.G.Waxman,Contribution of Na()1.8 sodium channels to action potential electrogenesis in DRG neurons.J.Neurophysiol.,2001.86(2):p.629-40、Roza,C.,et al.,The tetrodotoxin-resistant Na channel Na1.8 is essential for the expression of spontaneous activity in damaged sensory axons of mice.J.Physiol.,2003.550(Pt 3):p.921-6)。脱分極又は損傷したDRGニューロンでは、Na1.8は、高興奮性のドライバーであるようである(Rush,A.M.,et al.,A single sodium channel mutation produces hyper-or hypoexcitability in different types of neurons.Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2006.103(21):p.8245-50)。一部の動物疼痛モデルでは、Na1.8 mRNA発現レベルは、DRGの増加を示している(Sun,W.,et al.,Reduced conduction failure of the main axon of polymodal nociceptive C-fibers contributes to painful diabetic neuropathy in rats.Brain,135(Pt2):p.359-75、Strickland,I.T.,et al.,Changes in the expression of Na1.7,Na1.8 and Na1.9 in a distinct population of dorsal root ganglia innervating the rat knee joint in a model of chronic inflammatory joint pain.Eur.J.Pain,2008.12(5):p.564-72、Qiu,F.,et al.,Increased expression of tetrodotoxin-resistant sodium channels Na1.8 and Na1.9 within dorsal root ganglia in a rat model of bone cancer pain.Neurosci.Lett.,512(2):p.61-6)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Dieleman,J.P.,et al.,Incidence rates and treatment of neuropathic pain conditions in the general population.Pain,2008.137(3):p.681-8
【非特許文献2】Clin.Ther.2018 40(6):p.828-49。
【非特許文献3】Rush,A.M.and T.R.Cummins,Painful Research:Identification of a Small-Molecule Inhibitor that Selectively Targets NaV1.8 Sodium Channels.Mol.Interv.,2007.7(4):p.192-5
【非特許文献4】England,S.,Voltage-gated sodium channels:the search for subtype-selective analgesics.Expert Opin.Investig.Drugs 17(12),p.1849-64(2008)
【非特許文献5】Krafte,D.S.and Bannon,A.W.,Sodium channels and nociception:recent concepts and therapeutic opportunities.Curr.Opin.Pharmacol.8(1),p.50-56(2008)
【非特許文献6】Chahine,M.,Chatelier,A.,Babich,O.,and Krupp,J.J.,Voltage-gated sodium channels in neurological disorders.CNS Neurol.Disord.Drug Targets 7(2),p.144-58(2008)
【非特許文献7】Soderpalm,B.,Anticonvulsants:aspects of their mechanisms of action.Eur.J.Pain 6 Suppl.A,p.3-9(2002)
【非特許文献8】Wang,G.K.,Mitchell,J.,and Wang,S.Y.,Block of persistent late Na+ currents by antidepressant sertraline and paroxetine.J.Membr.Biol.222(2),p.79-90(2008)
【非特許文献9】Catterall,W.A.,Goldin,A.L.,and Waxman,S.G.,International Union of Pharmacology.XLVII.Nomenclature and structure-function relationships of voltage-gated sodium channels.Pharmacol.Rev.57(4),p.397(2005)
【非特許文献10】Akopian,A.N.,L.Sivilotti,and J.N.Wood,A tetrodotoxin-resistant voltage-gated sodium channel expressed by sensory neurons.Nature,1996.379(6562):p.257-62
【非特許文献11】Blair,N.T.and B.P.Bean,Roles of tetrodotoxin(TTX)-sensitive Na+ current,TTX-resistant Na+ current,and Ca2+ current in the action potentials of nociceptive sensory neurons.J.Neurosci.,2002.22(23):p.10277-90
【非特許文献12】Roza,C.,et al.,The tetrodotoxin-resistant Na+ channel NaV1.8 is essential for the expression of spontaneous activity in damaged sensory axons of mice.J.Physiol.,2003.550(Pt 3):p.921-6
【非特許文献13】Jarvis,M.F.,et al.,A-803467,a potent and selective NaV1.8 sodium channel blocker,attenuates neuropathic and inflammatory pain in the rat.Proc.Natl.Acad.Sci.U S A,2007.104(20):p.8520-5
【非特許文献14】Joshi,S.K.,et al.,Involvement of the TTX-resistant sodium channel NaV1.8 in inflammatory and neuropathic,but not post-operative,pain states.Pain,2006.123(1-2):pp.75-82
【非特許文献15】Lai,J.,et al.,Inhibition of neuropathic pain by decreased expression of the tetrodotoxin-resistant sodium channel,NaV1.8.Pain,2002.95(1-2):p.143-52
【非特許文献16】Dong,X.W.,et al.,Small interfering RNA-mediated selective knockdown of Na(V)1.8 tetrodotoxin-resistant sodium channel reverses mechanical allodynia in neuropathic rats.Neuroscience,2007.146(2):p.812-21
【非特許文献17】Huang,H.L.,et al.,Proteomic profiling of neuromas reveals alterations in protein composition and local protein synthesis in hyper-excitable nerves.Mol.Pain,2008.4:p.33
【非特許文献18】Black,J.A.,et al.,Multiple sodium channel isoforms and mitogen-activated protein kinases are present in painful human neuromas.Ann.Neurol.,2008.64(6):p.644-53
【非特許文献19】Coward,K.,et al.,Immunolocalization of SNS/PN3 and NaN/SNS2 sodium channels in human pain states.Pain,2000.85(1-2):p.41-50
【非特許文献20】Yiangou,Y.,et al.,SNS/PN3 and SNS2/NaN sodium channel-like immunoreactivity in human adult and neonate injured sensory nerves.FEBS Lett.,2000.467(2-3):p.249-52
【非特許文献21】Ruangsri,S.,et al.,Relationship of axonal voltage-gated sodium channel 1.8(NaV1.8)mRNA accumulation to sciatic nerve injury-induced painful neuropathy in rats.J.Biol.Chem.286(46):p.39836-47
【非特許文献22】Blair,N.T.and B.P.Bean,Roles of tetrodotoxin(TTX)-sensitive Na+ current,TTX-resistant Na+ current,and Ca2+ current in the action potentials of nociceptive sensory neurons.J.Neurosci.,2002.22(23):p.10277-90
【非特許文献23】Choi,J.S.and S.G.Waxman,Physiological interactions between NaV1.7 and NaV1.8 sodium channels:a computer simulation study.J.Neurophysiol.106(6):p.3173-84
【非特許文献24】Renganathan,M.,T.R.Cummins,and S.G.Waxman,Contribution of Na(V)1.8 sodium channels to action potential electrogenesis in DRG neurons.J.Neurophysiol.,2001.86(2):p.629-40
【非特許文献25】Roza,C.,et al.,The tetrodotoxin-resistant Na+ channel NaV1.8 is essential for the expression of spontaneous activity in damaged sensory axons of mice.J.Physiol.,2003.550(Pt 3):p.921-6
【非特許文献26】Rush,A.M.,et al.,A single sodium channel mutation produces hyper-or hypoexcitability in different types of neurons.Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2006.103(21):p.8245-50
【非特許文献27】Sun,W.,et al.,Reduced conduction failure of the main axon of polymodal nociceptive C-fibers contributes to painful diabetic neuropathy in rats.Brain,135(Pt2):p.359-75
【非特許文献28】Strickland,I.T.,et al.,Changes in the expression of NaV1.7,NaV1.8 and NaV1.9 in a distinct population of dorsal root ganglia innervating the rat knee joint in a model of chronic inflammatory joint pain.Eur.J.Pain,2008.12(5):p.564-72
【非特許文献29】Qiu,F.,et al.,Increased expression of tetrodotoxin-resistant sodium channels NaV1.8 and NaV1.9 within dorsal root ganglia in a rat model of bone cancer pain.Neurosci.Lett.,512(2):p.61-6
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、対象に式の化合物、
【化1】
又はその薬学的に許容される塩を、1日約10mg~約300mgの量で投与することを含む、方法に関する。
【0009】
更に別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛、腸の疼痛、神経障害性疼痛、筋骨格痛、急性疼痛、炎症性疼痛、がん疼痛、特発性疼痛、術後疼痛(例えば、バニオン切除疼痛、ヘルニア縫合の疼痛又は腹部形成疼痛)、内臓痛、多発性硬化症、シャルコー・マリー・トゥース症候群、失禁、病理学的咳、及び心不整脈が挙げられるが、これらに限定されない様々な疾患、疾患、障害、又は状態を、化合物1、薬学的に許容される塩、又は医薬組成物を対象に投与することによって、治療する又はその重症度を軽減する方法に関する。
【0010】
一態様では、本開示は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び少なくとも1つのポリマーを含む、固体分散体に関する。
【0011】
一態様では、化合物1は、実質的に非晶質である。
【0012】
一態様では、本開示は、化合物1及び少なくとも1つのポリマーを含む医薬組成物に関する。
【0013】
別の態様では、医薬組成物は、少なくとも1つのポリマー、少なくとも1つの充填剤、少なくとも1つの滑沢剤、及び少なくとも1つの崩壊剤を更に含む。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】化合物1、形態AのXRPDパターン特性を示す。
図2】化合物1、形態AのTGAサーモグラム特性を示す。
図3】化合物1、形態AのDSCサーモグラム特性を示す。
図4】化合物1、形態BのXRPDパターン特性を示す。
図5】化合物1、形態Bの固体13C NMRスペクトル特性を示す。
図6】化合物1、形態Bの固体19F NMRスペクトル特性を示す。
図7】化合物1、形態BのTGAサーモグラム特性を示す。
図8】化合物1、形態BのDSCサーモグラム特性を示す。
図9】化合物1、形態BのIRスペクトル特性を示す。
図10】化合物1、形態Bの熱楕円体プロット特性を示す。
図11】実施例3の化合物1の噴霧乾燥分散体のXRPDパターンを示す。
図12A】約3°~約40°2θの範囲にわたる、実施例3のSDD錠剤組成物のXRPDパターンを示す。
図12B】約14°~約16°2θの範囲にわたる、実施例3のSDD錠剤組成物のXRPDパターンを示す。
図13A】実施例3のSDD錠剤組成物の固体19F NMRスペクトル特性を示す。
図13B】実施例3のSDD錠剤組成物の粉末の固体13C NMRスペクトル特性を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
定義
化学要素は、the Periodic Table of the Elements,CAS version,Handbook of Chemistry and Physics,75th Ed.に従って本明細書に特定される。更に、有機化学の一般原則は、“Organic Chemistry,”Thomas Sorrell,University Science Books,Sausalito:1999,and“March’s Advanced Organic Chemistry,”5th Ed.,Ed.:Smith,M.B.and March,J.,John Wiley&Sons,New York:2001に記載され、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0016】
本明細書で使用される場合、「非晶質」という用語は、その分子の位置において長距離秩序を有しない固体物質を指す。非晶質固体中の分子は、一般的に、明確に定義された配置なしに無作為に配置されている。非晶質固体は、概ね等方的である、すなわち、全ての方向において同様の特性を呈し、明確な融点を有しない。例えば、非晶質物質は、そのX線粉末回折(XRPD)パターンにおいて、鋭い特徴的な結晶性ピークを有しない(すなわち、XRPDによって決定される結晶性ではない)固体物質である。代わりに、そのXRPDパターンにおいて1つ又はいくつかの幅広いピーク(例えば、ハロー)が見られる。
【0017】
本明細書で使用される場合、「実質的に非晶質」という用語は、その分子の位置においてほとんど又は全く長距離秩序を有していない固体材料を指す。例えば、実質的に非晶質な材料は、約15%未満の結晶化度(例えば、約10%未満の結晶化度又は約5%未満の結晶化度)を有する。「実質的に非晶質」という用語は、結晶化度を有しない(0%)材料を含む。
【0018】
本明細書で使用される場合、「分散体」という用語は、1つの物質である分散相が、第2の物質(連続相又はビヒクル)全体にわたって別個の単位で分布されている分散系を指す。分散相のサイズは、大幅に変動し得る(例えば、ナノメートル寸法から数ミクロンのサイズまでのコロイド粒子)。概して、分散相は、固体、液体、又は気体であり得る。固体分散体の場合、分散相及び連続相が両方とも固体である。薬学的用途において、固体分散体は、非晶質ポリマー(連続相)中に結晶性薬物(分散相)を含み得、又は代替的には、非晶質ポリマー(連続相)中に非晶質薬物(分散相)を含み得る。いくつかの実施形態では、固体分散体は、分散相を構成するポリマーを含み、薬物は、連続相を構成する。他の実施形態では、固体分散体は、分散相を構成する薬物を含み、ポリマーは、連続相を構成する。
【0019】
本明細書で使用される場合、接頭辞「rac-」は、キラル化合物に関連して使用される場合、化合物のラセミ混合物を指す。「rac-」接頭辞を有する化合物では、化学名の(R)-及び(S)-指定子は、化合物の相対立体化学を反映する。
【0020】
本明細書で使用される場合、接頭辞「rel-」は、キラル化合物に関連して使用される場合、未知の絶対配置の単一のエナンチオマーを指す。「rel-」接頭辞を有する化合物では、化学名の(R)-及び(S)-の指定子は、化合物の相対立体化学を反映するが、必ずしも化合物の絶対立体化学を反映するわけではない。所与の立体中心の相対立体化学が不明な場合、立体化学指定因子は提供されない。いくつかの例では、いくつかの立体中心の絶対的構成が既知であり、一方で他の立体中心の相対的な構成のみが既知である。これらの例では、既知の絶対配置の立体中心に関連する立体化学指定子は、アスタリスク(*)、例えば、(R*)-及び(S*)-でマークされ、一方で、未知の絶対配置の立体中心に関連する立体化学指定子は、それほどマークされない。未知の絶対配置の立体中心に関連するマークされていない立体化学指定子は、未知の絶対配置の他の立体中心に対するそれらの立体中心の相対立体化学を反映するが、既知の絶対配置の立体中心に対する相対立体化学を必ずしも反映するものではない。
【0021】
本明細書で使用される場合、「化合物1」という用語、並びに「化合物1」に対応する構造及び化学名は、同一の化学構造、すなわち、分子の構成原子間に同位体変動があり得ることを除いて、「化合物1」に対応する構造を有する分子の集合を指す。「化合物1」という用語は、分子の収集を含む所与の試料の純度に関係なく、このような分子の収集を含む。したがって、「化合物1」という用語は、純粋な形態の、又は1つ以上の他の物質との混合物(例えば、溶液、懸濁液、又はコロイド)中の分子のこのような収集を含む。
【0022】
本明細書及び特許請求の範囲において、別段の指定がない限り、化合物1中の特定の同位体として具体的に指定されていない任意の原子は、指定された元素の任意の安定同位体を表すことを意味する。実施例において、原子が特定の同位体として具体的に指定されていない場合、特定の同位体中のその原子を濃縮するための努力は行われず、したがって、当業者であれば、かかる原子が、指定された元素のほぼ天然存在同位体組成物で存在した可能性が高いことを理解するであろう。
【0023】
本明細書で使用される場合、「化合物1a」という用語は、化学名:2-カルバモイル-4-((2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシフェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボキサミド)ピリジン1-オキシドを有する化合物を指す。
【0024】
本明細書で使用される場合、「安定」という用語は、同位体を指す場合、同位体が自然発生的な放射性減衰を受けるとは知られていないことを意味する。安定同位体としては、V.S.Shirley&C.M.Lederer,Isotopes Project,Nuclear Science Division,Lawrence Berkeley Laboratory,Table of Nuclides(January 1980)において減衰モードが特定されない同位体が挙げられるが、これらに限定されない。
【0025】
本明細書で使用される場合、「H」は、水素を指し、水素の任意の安定同位体、すなわちH及びDを含む。原子が「H」と指定される実施例では、水素の特定の同位体中の原子を濃縮する試みは行われなかったため、当業者であれば、このような水素原子が水素のほぼ天然存在同位体組成物に存在する可能性が高いことを理解するであろう。
【0026】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、指定された元素のおよそ天然存在量の同位体組成物で各構成原子を含む。
【0027】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、指定された元素(同位体標識された化合物又は塩)の最も豊富な同位体の原子質量又は質量数とは異なる原子質量又は質量数を有する1つ以上の原子を含む。市販されており、本発明に好適な安定同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、及びリンの同位体、例えば、それぞれH、13C、15N、18O、17O、及び31Pが挙げられるが、これらに限定されない。
【0028】
「化合物1」及び「その薬学的に許容される塩」という用語は、化合物1及びその任意の薬学的に許容される塩を任意の形態で含み、その任意の固体形態(その任意の非晶質又は結晶性形態を含む)、その任意の溶媒和物、水和物、又は共結晶形態、及びその任意の溶液又は懸濁液を含む。
【0029】
本明細書で使用される場合、「約」という用語は、特定の量の値、又は特定の量から得られるものに相当する薬理学的効果を提供するために、当業者によって認識される特定の量を包含する範囲を含む。「約」という用語は、当業者によって決定される特定の値に対する許容される誤差を指し得、これは、その値がどのように測定又は決定されるかに部分的に依存する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、所与の値又は範囲の20%、15%、10%、5%、4%、3%、2%、1%、又は0.5%以内を意味する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、所与の値又は範囲の20%以内を意味する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、所与の値又は範囲の15%以内を意味する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、所与の値又は範囲の10%以内を意味する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、所与の値又は範囲の5%以内を意味する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、所与の値又は範囲の1%以内を意味する。いくつかの実施形態では、「約」という用語は、所与の値又は範囲の0.5%以内を意味する。
【0030】
本明細書で使用される場合、「対象」又は「患者」という用語は、動物、好ましくは哺乳動物、最も好ましくはヒトを意味する。
【0031】
本明細書で使用される場合、「量」という用語は、対象に投与される化合物1、又はその薬学的に許容される塩の量を指す場合、投与され得る任意の塩、溶媒和物、水和物、又は共結晶形態の実際の質量に関係なく、等モル量の(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミドの質量を指す。
【0032】
特定の実施形態では、「有効量」の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物は、本明細書に列挙される1つ以上の状態を治療する又はその重症度を軽減するのに有効な量である。
【0033】
本明細書で使用される場合、及び別段の指定がない限り、対象に投与される化合物1、又はその薬学的に許容される塩の量を指す場合、「1日当たり」及び「1日総用量」という用語は、治療過程中の少なくとも1つの24時間に対象に投与される化合物1、又はその薬学的に許容される塩の量を指す。別段の指定がない限り、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、治療過程中の1つ以上の他の日に異なる量で対象に投与され得ることが理解されよう。
【0034】
本明細書で使用される場合、「1日目」という用語は、治療過程中に化合物1、又はその薬学的に許容される塩が投与される最初の24時間を指す。
【0035】
本明細書で使用される場合、「治療過程」という用語は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を指す場合、化合物又は塩の任意の早期又は後期投与とは別個の期間中の化合物又は塩の1回以上の用量の投与を指す。典型的には、化合物1及びその任意の代謝物は、治療過程間の対象の全身循環から実質的に排除される。
【0036】
本明細書で使用される場合、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の投与を指す場合、「用量」という用語は、同じ日又は治療過程中に他の時間に投与され得る化合物又は塩の他の量とは別個に、個別の期間に投与される化合物又は塩の量を指す。用量が経口投与される場合、用量は、単一の錠剤、カプセル、若しくは他の経口剤形で、又は複数のかかる剤形で投与されてもよい。
【0037】
本明細書で使用される場合、「初回用量」という用語は、文脈が示すように、所与の日又は所与の治療過程で投与される、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の初回用量を指す。
【0038】
本明細書で使用される場合、「後続用量」という用語は、文脈が示すように、所与の日の初回用量の後に、又は所与の治療過程で投与される、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の任意の用量を指す。
【0039】
本明細書で使用される場合、「ベースライン疼痛スコア」という用語は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩による治療過程を開始する前に、11点数値疼痛評価尺度又は言語カテゴリー評価尺度のスコアなどの、対象の疼痛スコアを指す。
【0040】
本明細書で使用される場合、「11点数値疼痛評価尺度」という用語は、対象が0~10のスケールで自身の疼痛強度を評価する、疼痛評価スケールを指し、0のスコアは無疼痛を示し、10のスコアは想像できる最悪の疼痛強度を示す。
【0041】
本明細書で使用される場合、「言語カテゴリー評価尺度」という用語は、対象が自身の疼痛強度を、なし、軽度、中程度、又は重度と評価する、疼痛評価尺度を指す。
【0042】
本明細書で使用される場合、「有害事象」という用語は、試験中の対象における任意の有害な医学的発生として定義され、事象は必ずしも治療と因果関係を有するわけではない。これには、新たに発生した事象又は既存の状態の悪化(例えば、その重症度又は頻度の増加)が含まれる。
【0043】
本明細書で使用される場合、対象が、以下の1つ以上を有する場合、異常な治験評価は、「臨床的に有意である」とみなされる:異常な治験評価に関連する併発徴候又は症状、更なる診断検査又は医学的/外科的介入、試験薬の用量の変化、又は試験からの中止。治験評価結果が臨床的に重要であるかどうかの決定は、治験責任医師が行う。
【0044】
化合物1又はその薬学的に許容される塩の医学的使用
一態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含む、方法に関する。
【0045】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の使用であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含む、使用に関する。
【0046】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0047】
投与スケジュール
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減するのに適切な任意の量で投与されてもよい。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日20mg~5000mg、若しくは1日20mg~4500mg、若しくは1日20mg~4000mg、若しくは1日20mg~3500mg、若しくは1日20mg~3000mg、若しくは1日20mg~2500mg、若しくは1日20mg~2000mg、若しくは1日20mg~1500mg、若しくは1日20mg~1000mg、若しくは1日20mg~800mg、若しくは1日20mg~700mg、若しくは1日20mg~600mg、若しくは1日20mg~500mg、若しくは1日20mg~450mg、若しくは1日20mg~400mg、若しくは1日20mg~350mg、若しくは1日20mg~300mg、若しくは1日20mg~250mg、若しくは1日20mg~200mg、若しくは1日20mg~150mg、若しくは1日20mg~30mg、若しくは1日90mg~120mg、若しくは1日100mg~5000mg、若しくは1日100mg~4500mg、若しくは1日100mg~4000mg、若しくは1日100mg~3500mg、若しくは1日100mg~3000mg、若しくは1日100mg~2500mg、若しくは1日100mg~2000mg、若しくは1日100mg~1500mg、若しくは1日100mg~1000mg、若しくは1日100mg~800mg、若しくは1日100mg~600mg、若しくは1日100mg~500mg、若しくは1日100mg~400mg、若しくは1日100mg~300mg、若しくは1日100mg~200mg、若しくは1日100mg~150mg、若しくは1日60mg~2500mg、若しくは1日60mg~2400mg、若しくは1日60mg~2300mg、若しくは1日60mg~2200mg、若しくは1日60mg~2100mg、若しくは1日60mg~2000mg、若しくは1日60mg~1900mg、若しくは1日60mg~1800mg、若しくは1日60mg~1700mg、若しくは1日60mg~1200mg、若しくは1日60mg~800mg、若しくは1日約60mg、若しくは1日60mg~700mg、若しくは1日60mg~600mg、若しくは1日60mg~500mg、若しくは1日60mg~300mg、若しくは1日60mg~200mg、若しくは1日60mg~150mg、若しくは1日60mg~90mg、又は約10mg、若しくは1日約20mg、若しくは1日約23mg、若しくは1日約30mg、若しくは1日約46mg、若しくは1日約50mg、若しくは1日約60mg、若しくは1日約69mg、若しくは1日約70mg、若しくは1日約90mg、若しくは1日約100mg、若しくは1日約150mg、若しくは1日約200mgの量で投与される。
【0048】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、複数日間投与された場合、毎日同じ量又は異なる量で投与されてもよい。
【0049】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日目及び初日後に異なる量で投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日目に10mg~3000mg、若しくは10mg~2000mg、若しくは10mg~1000mg、若しくは10mg~500mg、若しくは10mg~400mg、若しくは10mg~350mg、若しくは10mg~300mg、若しくは10mg~250mg、若しくは10mg~200mg、又は約100mg、若しくは約150mg、若しくは約120mg、若しくは約90mg、若しくは約30mgの量で、かつ1日目の後に1日10mg~2000mg、若しくは1日10mg~1500mg、若しくは1日10mg~1000mg、若しくは1日10mg~500mg、若しくは1日10mg~400mg、若しくは1日10mg~300mg、若しくは1日20mg~100mg、又は1日約20mg、若しくは1日約60mg、若しくは1日約100mg、若しくは1日約30mg、若しくは1日約20mg、若しくは1日約50mgの量で投与される。
【0050】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日目に、100mg、又は150mg、又は20mg、又は約30mg、又は約60mg、又は約90mgの量で投与される。
【0051】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日100mg、又は1日150mg、又は1日50mg、又は1日30mg、又は1日60mg、又は1日10mg、又は1日約20mgの量で投与される。
【0052】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日当たり任意の数の用量で投与されてもよい。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日1回の用量で投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、10mg~500mg、又は10mg~400mg、又は10mg~300mg、又は10mg~260mg、又は10mg~200mg、又は10mg~150mg、又は10mg~100mg、又は10mg、又は20mg、又は1日30mg、又は1日60mg、又は1日90mg、又は1日100mg、又は1日120mg、又は1日150mgの1回の用量で投与される。
【0053】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日2回の用量で投与される。
【0054】
化合物1又はその薬学的に許容される塩は、複数日間投与された場合、毎日同じ投与回数又は異なる投与回数で投与されてもよい。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日目及び1日目の後に、同じ投与回数の用量で投与される。
【0055】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日目に2回の用量(すなわち、初回用量及び後続用量)で投与される。初回用量及び後続用量の量は、同じ又は異なっていてもよい。
【0056】
いくつかの実施形態では、初回用量及び後続用量は、同じである。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日10mg~1000mg、又は10mg~500mg、又は10mg~400mg、又は10mg~300mg、又は10mg~200mg、又は約100mgの2回の用量で投与される。
【0057】
いくつかの実施形態では、初回用量は、1日目の後続用量よりも大きい。いくつかの実施形態では、初回用量は、5mg~2000mg、又は10mg~1000mg、又は10mg~200mg、又は10mg~150mg、又は10mg~100mg、又は20mg~150mg、又は20mg~100mg、又は約250mg、又は約200mg、又は約150mg、又は約100mg、又は約90mg、又は約60mg、又は約30mg、又は約20mg、又は約10mgである。
【0058】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日目の後に1日2回の用量(すなわち、初回用量及び後続用量)で投与される。初回用量及び後続用量の量は、同じ又は異なっていてもよい。いくつかの実施形態では、初回用量及び後続用量は、1日目の後に同じである。
【0059】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日目の後に1日10~100mgの2回の用量で、又は10mg~200mgの2回の用量で、又は10mg~250mgの2回の用量で、又は10mg~300mgの2回の用量で、又は10mg~350mgの2回の用量で、又は10mgの2回の用量で、又は30mgの2回の用量で、又は50mgの2回の用量で投与される。
【0060】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mgの用量で、12~30時間毎に投与される。
【0061】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約23mgの用量で、12~30時間毎に投与される。
【0062】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約30mgの用量で、12~30時間毎に投与される。
【0063】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約46mgの用量で、12~30時間毎に投与される。
【0064】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約50mgの用量で、12~30時間毎に投与される。
【0065】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約69mgの用量で、12~30時間毎に投与される。
【0066】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約70mgの用量で、12~30時間毎に投与される。
【0067】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mgの用量で、24時間毎に投与される。
【0068】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約23mgの用量で、24時間毎に投与される。
【0069】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約46mgの用量で、24時間毎に投与される。
【0070】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約60mgの用量で、24時間毎に投与される。
【0071】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約69mgの用量で、24時間毎に投与される。
【0072】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約70mgの用量で、24時間毎に投与される。
【0073】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの用量で、24時間毎に投与される。
【0074】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、合計約100mgの用量で1回以上の投与回数で、24時間毎に投与される。
【0075】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mgの用量で、1日1回投与される。
【0076】
いくつかの実施形態では、約50mgの化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、1日2回(b.i.d.)投与される。
【0077】
いくつかの実施形態では、約50mgの化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、12時間毎(q12h)に投与される。
【0078】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの用量で、18~30時間毎に投与される。
【0079】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mg~約150mgの用量で、21~27時間毎に投与される。
【0080】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mg~約100mgの用量で、21~27時間毎に投与される。
【0081】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、23mg、46mg、50mg、60mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、105mg、110mg、115mg、120mg、又は125mgの用量で、21~27時間毎に投与される。
【0082】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、75mg~125mgの用量で、21~27時間毎に投与される。
【0083】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、80mg~100mgの用量で、21~27時間毎に投与される。
【0084】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mg(1日20mg)の用量で、1日2回投与される。
【0085】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mgの用量で、6~18時間毎に投与される。
【0086】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mgの用量で、9~15時間毎に投与される。
【0087】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mg、約15mg、約20mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約70mg、又は約75mgの用量で、12時間毎に投与される。
【0088】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、又は70mgの用量で、12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、10mgの用量で、12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、20mgの用量で、12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、30mgの用量で、12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、40mgの用量で、12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、50mgの用量で、12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、60mgの用量で、12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、70mgの用量で、12時間毎に投与される。
【0089】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約10mg、約15mg、約20mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約70mg、又は約75mgの用量で、12時間毎に投与される。
【0090】
いくつかの実施形態では、化合物1は、10mg、20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、又は70mgの用量で12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、10mgの用量で12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、20mgの用量で12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、30mgの用量で12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、40mgの用量で12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、50mgの用量で12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、60mgの用量で12時間毎に投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、70mgの用量で12時間毎に投与される。
【0091】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mgの用量で、12時間毎に投与される。
【0092】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約30mg(1日60mg)の用量で、1日2回投与される。
【0093】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約30mgの用量で、6~18時間毎に投与される。
【0094】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約30mgの用量で、9~15時間毎に投与される。
【0095】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約50mgの用量で、12時間毎(q12h)に投与される。
【0096】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mgの初回用量及び約10mgの後続用量の後に、6~18時間毎に投与される。
【0097】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mgの初回用量及び約10mgの後続用量の後に、9~15時間毎に投与される。
【0098】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mgの初回用量及び約10mgの後続用量の後に、12時間毎に投与される。
【0099】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mgの初回用量及び約10mgの後続用量の後に、12時間毎に約10mgの用量で投与される。
【0100】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、20mgの初回用量及び10mgの後続用量の後に、12時間毎に10mgの用量で投与される。
【0101】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約20mgの初回用量及び約10mgの後続用量の後に、12時間毎に約10mgの用量で投与される。
【0102】
いくつかの実施形態では、化合物1は、20mgの初回用量及び10mgの後続用量の後に、12時間毎に10mgの用量で投与される。
【0103】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mgの初回用量及び約10mgの後続用量の後に、12時間毎に約10mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0104】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、20mgの初回用量及び10mgの後続用量の後に、12時間毎に10mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0105】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約20mgの初回用量及び約10mgの後続用量の後に、12時間毎に10mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0106】
いくつかの実施形態では、化合物1は、20mgの初回用量及び10mgの後続用量の後に、12時間毎に10mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0107】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約40mgの初回用量及び約20mgの後続用量の後に、12時間毎に約20mgの用量で投与される。
【0108】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、40mgの初回用量及び20mgの後続用量の後に、12時間毎に20mgの用量で投与される。
【0109】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約40mgの初回用量及び約20mgの後続用量の後に、12時間毎に約20mgの用量で投与される。
【0110】
いくつかの実施形態では、化合物1は、40mgの初回用量及び20mgの後続用量の後に、12時間毎に20mgの用量で投与される。
【0111】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約40mgの初回用量及び約20mgの後続用量の後に、12時間毎に約20mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0112】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、40mgの初回用量及び20mgの後続用量の後に、12時間毎に20mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0113】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約40mgの初回用量及び約20mgの後続用量の後に、12時間毎に約20mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0114】
いくつかの実施形態では、化合物1は、40mgの初回用量及び20mgの後続用量の後に、12時間毎に20mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0115】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約60mgの初回用量及び約30mgの後続用量の後に、6~18時間毎に投与される。
【0116】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約60mgの初回用量及び約30mgの後続用量の後に、9~15時間毎に投与される。
【0117】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約60mgの初回用量及び約30mgの後続用量の後に、12時間毎に投与される。
【0118】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約60mgの初回用量及び約30mgの後続用量の後に、12時間毎に約30mgの用量で投与される。
【0119】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、60mgの初回用量及び30mgの後続用量の後に、12時間毎に30mgの用量で投与される。
【0120】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約60mgの初回用量及び約30mgの後続用量の後に、12時間毎に約30mgの用量で投与される。
【0121】
いくつかの実施形態では、化合物1は、60mgの初回用量及び30mgの後続用量の後に、12時間毎に30mgの用量で投与される。
【0122】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約60mgの初回用量及び約30mgの後続用量の後に、12時間毎に約30mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0123】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、60mgの初回用量及び30mgの後続用量の後に、12時間毎に30mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0124】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約60mgの初回用量及び約30mgの後続用量の後に、12時間毎に約30mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0125】
いくつかの実施形態では、化合物1は、60mgの初回用量及び30mgの後続用量の後に、12時間毎に30mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0126】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約80mgの初回用量及び約40mgの後続用量の後に、12時間毎に約40mgの用量で投与される。
【0127】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、80mgの初回用量及び40mgの後続用量の後に、12時間毎に40mgの用量で投与される。
【0128】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約80mgの初回用量及び約40mgの後続用量の後に、12時間毎に約40mgの用量で投与される。
【0129】
いくつかの実施形態では、化合物1は、80mgの初回用量及び40mgの後続用量の後に、12時間毎に40mgの用量で投与される。
【0130】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約80mgの初回用量及び約40mgの後続用量の後に、12時間毎に約40mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0131】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、80mgの初回用量及び40mgの後続用量の後に、12時間毎に40mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0132】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約80mgの初回用量及び約40mgの後続用量の後に、12時間毎に約40mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0133】
いくつかの実施形態では、化合物1は、80mgの初回用量及び40mgの後続用量の後に、12時間毎に40mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0134】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの初回用量及び約50mgの後続用量の後に、6~18時間毎に投与される。
【0135】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの初回用量及び約50mgの後続用量の後に、9~15時間毎に投与される。
【0136】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの初回用量及び約50mgの後続用量の後に、12時間毎に投与される。
【0137】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの初回用量及び約50mgの後続用量の後に、12時間毎に約50mgの用量で投与される。
【0138】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、100mgの初回用量及び50mgの後続用量の後に、12時間毎に50mgの用量で投与される。
【0139】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約100mgの初回用量及び約50mgの後続用量の後に、12時間毎に約50mgの用量で投与される。
【0140】
いくつかの実施形態では、化合物1は、100mgの初回用量及び50mgの後続用量の後に、12時間毎に50mgの用量で投与される。
【0141】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの初回用量及び約50mgの後続用量の後に、12時間毎に約50mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0142】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、100mgの初回用量及び50mgの後続用量の後に、12時間毎に50mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0143】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約100mgの初回用量及び約50mgの後続用量の後に、12時間毎に約50mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0144】
いくつかの実施形態では、化合物1は、100mgの初回用量及び50mgの後続用量の後に、12時間毎に50mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0145】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約120mgの初回用量及び約60mgの後続用量の後に、12時間毎に約60mgの用量で投与される。
【0146】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、120mgの初回用量及び60mgの後続用量の後に、12時間毎に60mgの用量で投与される。
【0147】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約120mgの初回用量及び約60mgの後続用量の後に、12時間毎に約60mgの用量で投与される。
【0148】
いくつかの実施形態では、化合物1は、120mgの初回用量及び60mgの後続用量の後に、12時間毎に60mgの用量で投与される。
【0149】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約120mgの初回用量及び約60mgの後続用量の後に、12時間毎に約60mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0150】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、120mgの初回用量及び60mgの後続用量の後に、12時間毎に60mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0151】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約120mgの初回用量及び約60mgの後続用量の後に、12時間毎に約60mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0152】
いくつかの実施形態では、化合物1は、120mgの初回用量及び60mgの後続用量の後に、12時間毎に60mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0153】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約140mgの初回用量及び約70mgの後続用量の後に、12時間毎に約70mgの用量で投与される。
【0154】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、140mgの初回用量及び70mgの後続用量の後に、12時間毎に70mgの用量で投与される。
【0155】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約140mgの初回用量及び約70mgの後続用量の後に、12時間毎に約70mgの用量で投与される。
【0156】
いくつかの実施形態では、化合物1は、140mgの初回用量及び70mgの後続用量の後に、12時間毎に70mgの用量で投与される。
【0157】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約140mgの初回用量及び約70mgの後続用量の後に、12時間毎に約70mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0158】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、140mgの初回用量及び70mgの後続用量の後に、12時間毎に70mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0159】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約140mgの初回用量及び約70mgの後続用量の後に、12時間毎に約70mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0160】
いくつかの実施形態では、化合物1は、140mgの初回用量及び70mgの後続用量の後に、12時間毎に70mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の12時間後に投与される。
【0161】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mg~約100mgの用量で、又は少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、又は少なくとも6週間、又は1~6週間、1日1回投与される。
【0162】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約20mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、18~30時間毎に投与される。
【0163】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約23mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、18~30時間毎に投与される。
【0164】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約46mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、18~30時間毎に投与される。
【0165】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約50mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、18~30時間毎に投与される。
【0166】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約69mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、18~30時間毎に投与される。
【0167】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約70mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、18~30時間毎に投与される。
【0168】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、21~27時間毎に投与される。
【0169】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約100mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、24時間毎に投与される。
【0170】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約50mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、1日1回投与される。
【0171】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約50mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、18~30時間毎に投与される。
【0172】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約50mgの用量で、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、21~27時間毎に投与される。
【0173】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、100mgの初回用量及び50mgの後続用量の後に、1日2回、50mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の約12時間後に投与される。
【0174】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、60mgの初回用量及び30mgの後続用量の後に、1日2回、30mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の約12時間後に投与される。
【0175】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、20mgの初回用量及び10mgの後続用量の後に、1日2回、10mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の約12時間後に投与される。
【0176】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、90mgの初回用量及び30mgの後続用量の後に、1日2回、30mgの用量で投与され、後続用量は、初回用量の約12時間後に投与される。
【0177】
いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約43mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、又は約80mgの用量で、24時間毎(q24h)に投与される。いくつかの実施形態では、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約43mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、若しくは約80mgの化合物1、又はその薬学的に許容される塩の用量は、1日1回投与される(qd)。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、43mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、又は80mgの用量で、24時間毎(q24h)に投与される。いくつかの実施形態では、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、43mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、若しくは80mgの化合物1、又はその薬学的に許容される塩の用量は、1日1回投与される(qd)。
【0178】
いくつかの実施形態では、化合物1は、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約43mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、又は約80mgの用量で、24時間毎(q24h)に投与される。いくつかの実施形態では、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約43mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、又は約80mgの化合物1の用量は、1日1回(qd)投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、43mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、又は80mgの用量で、24時間毎(q24h)に投与される。いくつかの実施形態では、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、43mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、又は80mgの化合物1の用量は、1日1回(qd)投与される。
【0179】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、任意の固体形態(任意の非晶質又は結晶性形態を含む)、任意の溶媒和物、水和物、又は共結晶形態、又は化合物の任意の溶液若しくは懸濁液、又はその薬学的に許容される塩を含む、任意の形態で投与されてもよい。いくつかの実施形態では、化合物1は、形態Bで投与される。いくつかの実施形態では、化合物1は、形態Bを薬学的に許容される担体、アジュバント、又はビヒクルと混合することによって調製される医薬組成物で投与される。いくつかの実施形態では、形態Bは、XRPDが約4~約40度2シータ(2θ)から収集されるとき、4.4、15.2、16.4、18.0、19.1、19.3、19.9、20.2、20.5、21.0、22.2、23.5、24.2、24.8、26.3、29.6、30.1、及び31.3からなる群から選択される、Cu Kα放射線を使用して測定された場合、少なくとも3つのおよそのピーク位置(度2シータ+0.2)を含むX線粉末回折パターン(XRPD)によって特徴付けられる。いくつかの実施形態では、形態Bは、XRPDが約4~約40度2シータ(2θ)から収集されるとき、19.3、22.2、23.5、26.3、及び30.1からなる群から選択されるCu Kα放射線を使用して測定された場合、少なくとも3つのおよそのピーク位置(度2シータ+0.2)を含むX線粉末回折パターン(XRPD)によって特徴付けられる。いくつかの実施形態では、形態Bは、図1と実質的に類似したCu Kα放射線を使用して測定されるX線粉末回折パターン(XRPD)によって特徴付けられる。
【0180】
いくつかの実施形態では、方法は、対象に、化合物1(すなわち、遊離酸(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミドとして)を非塩形態で投与することを含む。
【0181】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、当該技術分野で既知の任意の経路によって投与されてもよい。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、経口投与される。
【0182】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、対象が経験する疼痛のタイプに依存し得る、対象の疼痛を治療する又はその重症度を軽減するために必要な又は望ましい任意の日数の間投与され得る。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、少なくとも2日間投与される。いくつかの実施形態では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間投与される。
【0183】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約23mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約45mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約46mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約50mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約60mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約69mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約70mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約75mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約90mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約100mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約110mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約125mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。
【0184】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を23mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を45mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を46mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を50mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を60mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を69mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を70mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を75mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を90mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を100mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を110mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を125mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。
【0185】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約23mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約45mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約46mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約50mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約60mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約69mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約70mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約75mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約90mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約100mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約110mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約125mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。
【0186】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、23mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、45mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、46mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、50mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、60mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、69mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、70mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、75mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、90mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、100mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、110mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、125mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、方法に関する。
【0187】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの1日総用量で、対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約23mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約45mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約46mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約50mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約60mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約69mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約70mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約75mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約90mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約100mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約110mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約125mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。
【0188】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、23mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、45mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、46mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、50mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、60mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、69mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、70mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、75mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、90mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、100mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、110mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、125mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。
【0189】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの1日総用量で、対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約23mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約45mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約46mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約50mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約60mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約69mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約70mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約75mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約90mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約100mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約110mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を、約125mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。
【0190】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を23mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を45mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を46mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を50mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を60mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を69mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を70mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を75mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を90mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を100mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を110mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、化合物1を125mgの1日総用量で対象に投与することを含む、方法に関する。
【0191】
適応症
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、当該技術分野で既知の任意のタイプの疼痛を治療する又はその重症度を軽減するために、対象に投与され得る。
【0192】
いくつかの実施形態では、本開示は、対象における急性疼痛、亜急性及び慢性疼痛、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、侵害性疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、一般的な神経痛、てんかん、てんかん状態、神経変性障害、精神障害、不安、うつ病、双極性障害、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調症、多発性硬化症の中枢性神経障害性疼痛及び過敏性腸症候群、失禁、病理学的咳、内臓痛、変形性関節炎疼痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性ニューロパチー、関節窩痛、坐骨神経痛、背痛、非特異的な慢性背痛、頭痛、頚部痛、中程度の疼痛、重度の疼痛、難治性疼痛、侵害受容性疼痛、破綻的疼痛、術後疼痛(例えば、関節置換術疼痛、軟部組織手術疼痛、ヘルニア縫合の疼痛、バニオン切除疼痛又は腹部形成疼痛)、慢性がん疼痛及び破過がん疼痛を含むがん疼痛、脳卒中(例えば、脳卒中後中枢神経障害性疼痛)、ウィップフラッシュ関連障害、脆弱性骨折、脊椎骨折、強直性脊椎炎、天疱瘡、レイノー病、強皮症、全身性エリテマトーデス、表皮水疱症、痛風、若年性特発性関節炎、メロレオストーシス、リウマチ性多発筋痛、壊疽性膿皮症、慢性的な広範囲の疼痛、びまん性特発性骨格過骨症、変性/蠕動の疼痛、神経根症、小臼歯関節症候群、背中手術失敗症候群、火傷、手根骨トンネル症候群、パジェット病の疼痛、脊柱管狭窄症、海綿状筋炎、横髄炎、エーラス・ダンロス症候群、ファブリー病、肥満細胞症、神経線維腫症、眼神経障害性疼痛、サルコイド症、脊椎椎間板炎、脊椎すべり症、化学療法誘発性口腔粘膜炎、シャルコー神経障害性骨関節症、側頭下顎関節障害、疼痛のある関節関節形成術、非心臓性胸痛、外陰部、腎疝痛、胆道疾患、血管性下肢潰瘍、パーキンソン病の疼痛、アルツハイマー病の疼痛、脳虚血、外傷性脳損傷、筋萎縮性側索硬化症、ストレス誘発性狭心症、運動誘発性狭心症、動悸、高血圧、又は胃腸運動の異常を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。
【0193】
別の実施形態では、本開示は、対象における大腿骨がん疼痛、非悪性慢性骨痛、関節リウマチ、変形性関節炎、脊柱管狭窄、神経障害性腰痛、筋筋膜性疼痛症候群、線維性筋肉痛、側頭下顎関節痛、慢性内臓痛、腹部痛、膵臓痛、IBS疼痛、慢性及び急性頭痛の疼痛、片頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛、慢性及び急性神経障害性疼痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性ニューロパチー、HIV関連ニューロパチー、三叉神経痛、シャルコー・マリー・トゥースニューロパチー、遺伝性感覚ニューロパチー、末梢神経損傷、疼痛性神経腫、異所性の近位排出及び遠位排出、神経根症、化学療法誘発性神経障害性疼痛、放射線療法誘発性神経障害性疼痛、持続性/慢性の術後疼痛(例えば、切断後、胸腔切開術後、心臓手術後)、乳房切除後の疼痛、中枢性疼痛、脊髄損傷の疼痛、脳卒中後疼痛、視床痛、ファントム疼痛(例えば、下肢、上肢、乳房の除去後)、難治性疼痛、急性疼痛、急性術後疼痛、急性筋骨格痛、関節痛、機械的腰痛、頚部痛、腱炎、傷害性疼痛、運動疼痛、急性内臓痛、腎炎、腎盂腎炎、虫垂炎、胆嚢炎、腸閉塞、ヘルニア、胸痛、心臓痛、骨盤痛、腎結石痛、急性産科痛、労働疼痛、帝王切開の疼痛、急性炎症性疼痛、熱傷の疼痛、外傷性疼痛、急性断続的疼痛、子宮内膜症、急性帯状ヘルペス疼痛、鎌状赤血球貧血、急性膵炎、破過性疼痛、口腔顔面痛、副鼻腔炎の疼痛、歯痛、多発性硬化症(MS)疼痛、うつ病の疼痛、ハンセン病疼痛、ベーチェット病の疼痛、色覚性脂肪症、静脈性疼痛、ギラン・バレー痛、疼痛のある脚及び足指の動き、ハグルンド症候群、赤血球増加症の疼痛、ファブリー病の疼痛、膀胱及び尿生殖器疾患、尿失禁、病理学的咳、過活性膀胱、疼痛のある膀胱症候群、間質性膀胱炎(IC)、前立腺炎、複合局所疼痛症候群(CRPS)、I型、複合局所疼痛症候群(CRPS)II型、広範囲の疼痛、発作性極度の疼痛、掻痒症、耳鳴り、又は狭心症誘発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。
【0194】
更に別の実施形態では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。いくつかの実施形態では、急性疼痛は、急性術後疼痛を含む。
【0195】
更に別の実施形態では、本開示は、対象における術後疼痛(例えば、関節置換術疼痛、軟部組織手術疼痛、ヘルニア縫合の疼痛、バニオン切除疼痛又は腹部形成疼痛)を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。
【0196】
更に別の実施形態では、本開示は、対象におけるバニオン切除疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。
【0197】
更に別の実施形態では、本開示は、対象におけるヘルニア縫合の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。
【0198】
更に別の実施形態では、本開示は、対象における腹部形成疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。
【0199】
更に別の実施形態では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。いくつかの態様では、内臓痛は、腹部形成術による内臓痛を含む。
【0200】
更に別の実施形態では、本開示は、対象における神経変性疾患を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。いくつかの態様では、神経変性疾患は、多発性硬化症を含む。いくつかの態様では、神経変性疾患は、ピット・ホプキンス症候群(PTHS)を含む。
【0201】
別の実施形態では、本開示は、対象における急性疼痛、慢性疼痛、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、一般的な神経痛、てんかん、てんかん状態、神経変性障害、精神障害、不安、うつ病、双極性障害、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調症、多発性硬化症、過敏性腸症候群、失禁、病理学的咳、内臓痛、変形性関節炎疼痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性ニューロパチー、関節窩痛、坐骨神経痛、背痛、頭痛、頚部痛、重度の疼痛、難治性疼痛、侵害受容性疼痛、破綻的疼痛、術後疼痛(例えば、ヘルニア縫合の疼痛、バニオン切除疼痛又は腹部形成疼痛)、がん疼痛、脳卒中、脳虚血、外傷性脳損傷、筋萎縮性側索硬化症、ストレス誘発性狭心症、運動誘発性狭心症、動悸、高血圧、又は胃腸運動の異常を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、有効量の化合物1、その薬学的に許容される塩又はその医薬組成物を投与することを含む、方法を特徴とする。
【0202】
患者集団
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、疼痛を治療する又はその重症度を軽減するために、任意の重症度の疼痛を有する対象に投与され得る。
【0203】
いくつかの実施形態では、対象は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の投与前に、11点数値疼痛評価尺度で少なくとも4のベースライン疼痛スコアを有する。
【0204】
いくつかの実施形態では、対象は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩の投与前に、言語カテゴリー評価尺度で中等度又は重度のベースライン疼痛レベルを有する。
【0205】
使用のための化合物、薬学的に許容される塩、及び組成物
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0206】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約15mg、約20mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約70mg、又は約75mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0207】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1であって、化合物1を、約10mg、約15mg、約20mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約70mg、又は約75mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1に関する。
【0208】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1であって、化合物1を10mg、15mg、20mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、50mg、55mg、60mg、65mg、70mg、又は75mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1に関する。
【0209】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約20mg、約30mg、約40mg、約50mg、約60mg、約70mg、約80mg、約90mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、又は約150mgの1日用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0210】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約20mg、約30mg、約40mg、約50mg、約60mg、約70mg、約80mg、約90mg、約100mg、約110mg、約120mg、約130mg、約140mg、又は約150mgの1日用量で、対象に投与することを含む、化合物1に関する。
【0211】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を20mg、30mg、40mg、50mg、60mg、70mg、80mg、90mg、100mg、110mg、120mg、130mg、140mg、又は150mgの1日用量で、対象に投与することを含む、化合物1に関する。
【0212】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、10mg、30mg、又は50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0213】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0214】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0215】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0216】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0217】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0218】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0219】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0220】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0221】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0222】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0223】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0224】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0225】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0226】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0227】
別の態様では、本開示は、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0228】
別の態様では、本開示は、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0229】
別の態様では、本開示は、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0230】
別の態様では、本開示は、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0231】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における糖尿病性末梢ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0232】
別の態様では、本開示は、対象における糖尿病性末梢ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約23mg、約46mg、約50mg、約69mg、又は約70mgの用量で、1日1回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0233】
別の態様では、本開示は、対象における糖尿病性末梢ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mg、又は約130mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0234】
別の態様では、本開示は、対象における糖尿病性末梢ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mg、又は約130mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0235】
別の態様では、本開示は、対象における糖尿病性末梢ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0236】
別の態様では、本開示は、対象における糖尿病性末梢ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0237】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0238】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0239】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0240】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0241】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0242】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0243】
別の態様では、本開示は、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0244】
別の態様では、本開示は、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0245】
別の態様では、本開示は、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0246】
別の態様では、本開示は、対象における腸の変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0247】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0248】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0249】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0250】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0251】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0252】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0253】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0254】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0255】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0256】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0257】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0258】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0259】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0260】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0261】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0262】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0263】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0264】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0265】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0266】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0267】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0268】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0269】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0270】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0271】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0272】
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物に関する。
【0273】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0274】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約30mg、又は約50mgの用量で、1日2回対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0275】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0276】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与することを含む、化合物1、又はその薬学的に許容される塩に関する。
【0277】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約23mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約45mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約46mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約50mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約60mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約70mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約75mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約90mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約100mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約110mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約125mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0278】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、23mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、45mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、46mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、50mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、60mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、69mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、70mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、75mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、90mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、100mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、110mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、125mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0279】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約23mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約45mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約46mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約50mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約60mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約69mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約70mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約75mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約90mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約100mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約110mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約125mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0280】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、23mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、45mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、46mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、50mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、60mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、69mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、70mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、75mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、90mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、100mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、110mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、125mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0281】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約23mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約45mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約46mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約50mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約60mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約69mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約70mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約75mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約90mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約100mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約110mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約125mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0282】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、23mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、45mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、46mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、50mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、60mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、69mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、70mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、75mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、90mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、100mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、110mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、125mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0283】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約23mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約45mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約46mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約50mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約60mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約69mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約70mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約75mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約90mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約100mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約110mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約125mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0284】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、23mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、45mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、46mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、50mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、60mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、69mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、70mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、75mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、90mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、100mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、110mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、125mgの1日総用量で対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0285】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、約10mg、約15mg、約20mg、約23mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約46mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約69mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0286】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法における使用のための化合物1を含む組成物であって、化合物1を、10mg、15mg、20mg、23mg、25mg、30mg、35mg、40mg、45mg、46mg、50mg、55mg、60mg、65mg、69mg、70mg、75mg、80mg、85mg、90mg、95mg、100mg、110mg、120mg、125mg、140mg、又は150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0287】
別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約15mg、約20mg、約25mg、約30mg、約35mg、約40mg、約45mg、約50mg、約55mg、約60mg、約65mg、約70mg、約75mg、約80mg、約85mg、約90mg、約95mg、約100mg、約110mg、約120mg、約125mg、約140mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、45mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、50mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、60mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、70mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、75mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、90mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、100mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、110mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、125mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0288】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0289】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0290】
別の態様では、本開示は、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0291】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0292】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0293】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0294】
別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0295】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0296】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0297】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0298】
別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0299】
別の態様では、本開示は、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0300】
別の態様では、本開示は、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0301】
別の態様では、本開示は、対象における小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0302】
別の態様では、本開示は、対象における特発性小径線維ニューロパチーを治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0303】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0304】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0305】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0306】
別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0307】
別の態様では、本開示は、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0308】
別の態様では、本開示は、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0309】
別の態様では、本開示は、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0310】
別の態様では、本開示は、対象における変形性関節炎疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0311】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0312】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0313】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0314】
別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0315】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0316】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0317】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0318】
別の態様では、本開示は、対象における炎症性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0319】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0320】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0321】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0322】
別の態様では、本開示は、対象におけるがん疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0323】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0324】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0325】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0326】
別の態様では、本開示は、対象における特発性疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0327】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0328】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0329】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0330】
別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0331】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0332】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも5週間、若しくは少なくとも6週間、又は1~6週間、約10mg、約20mg、約30mg、約50mg、約60mg、約90mg、約100mg、又は約150mgの用量で、1日1回対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0333】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日2回、約10mg(1日20mg)、約30mg(1日60mg)、又は約50mg(1日100mg)の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0334】
別の態様では、本開示は、対象における内臓痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を、1日目に約20mg、約60mg、又は約100mgの初回用量及び約10mg、約30mg、又は約50mgの後続用量で、1日目の後に毎日1日10mg、約30mg、又は50mgの2回の用量で、対象に投与するために調製される、組成物に関する。
【0335】
薬剤の製造
別の態様では、本開示は、本明細書に記載される方法(その任意の実施形態を含む)に従って、対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減するための医薬品を製造するための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物の使用に関する。
【0336】
更に別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛、腸の疼痛、神経障害性疼痛、筋骨格痛、急性疼痛、炎症性疼痛、がん疼痛、特発性疼痛、術後疼痛(例えば、ヘルニア縫合の疼痛、バニオン切除疼痛、又は腹部形成疼痛)、内臓痛、多発性硬化症、シャルコー・マリー・トゥース症候群、失禁、病理学的咳、又は心不整脈の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物の使用を提供する。
【0337】
更に別の態様では、本開示は、対象における慢性疼痛、腸の疼痛、神経障害性疼痛、筋骨格痛、急性疼痛、炎症性疼痛、がん疼痛、特発性疼痛、術後疼痛、ヘルニア縫合の疼痛、バニオン切除疼痛、多発性硬化症、シャルコー・マリー・トゥース症候群、失禁、又は心不整脈の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物の使用を提供する。
【0338】
更に別の態様では、本開示は、対象における腸の疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための本明細書に記載の化合物1、薬学的に許容される塩、又は医薬組成物の使用を提供し、腸の疼痛は、炎症性腸疾患の疼痛、クローン病の疼痛、又は間質性膀胱炎の疼痛を含む。
【0339】
更に別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。いくつかの態様では、神経障害性疼痛は、ヘルペス後神経痛、小径線維ニューロパチー、糖尿病性ニューロパチー、又は特発性小径線維ニューロパチーを含む。いくつかの態様では、神経障害性疼痛は、糖尿病性ニューロパチー(例えば、糖尿病性末梢ニューロパチー)を含む。
【0340】
更に別の態様では、本開示は、対象における神経障害性疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供し、神経障害性疼痛が、ヘルペス後神経痛、糖尿病性神経痛、疼痛性HIV関連感覚ニューロパチー、三叉神経痛、口内炎症候群、切断後疼痛、ファントム疼痛、疼痛性神経腫、外傷性神経腫、モートン神経腫、神経閉じ込め損傷、脊柱管狭窄、手根管症候群、神経根痛、坐骨神経痛、神経剥離損傷、上腕叢脱離損傷、複雑な局所疼痛症候群、薬物療法誘発性神経痛、がん化学療法誘発性神経痛、抗レトロウイルス療法誘発性神経痛、脊髄損傷後の疼痛、小径線維ニューロパチー、特発性小径線維ニューロパチー、特発性感覚ニューロパチー又は三叉神経性自律ニューロパチーを含む。
【0341】
更に別の態様では、本開示は、対象における筋骨格痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。いくつかの態様では、筋骨格痛は、変形性関節炎疼痛を含む。
【0342】
更に別の態様では、本発明は、対象における筋骨格痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供し、筋骨格痛は、変形性関節炎疼痛、背痛、冷痛、熱傷の疼痛、又は歯痛を含む。
【0343】
更に別の態様では、本発明は、対象における炎症性疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供し、炎症性疼痛は、関節リウマチの疼痛又は外陰痛を含む。
【0344】
更に別の態様では、本発明は、対象における炎症性疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供し、炎症性疼痛は、関節リウマチの疼痛を含む。
【0345】
更に別の態様では、本発明は、対象における特発性疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供し、特発性疼痛は、関節リウマチの疼痛を含む。
【0346】
更に別の態様では、本開示は、対象における病理学的咳の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。
【0347】
更に別の態様では、本開示は、対象における急性疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。いくつかの態様では、急性疼痛は、急性術後疼痛を含む。
【0348】
更に別の態様では、本開示は、対象における術後疼痛(例えば、ヘルニア縫合の疼痛、バニオン切除疼痛、又は腹部形成疼痛)の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。
【0349】
更に別の態様では、本開示は、対象におけるヘルニア縫合の疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。
【0350】
更に別の態様では、本開示は、対象におけるバニオン切除疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。
【0351】
更に別の態様では、本開示は、対象における腹部形成疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。
【0352】
更に別の態様では、本開示は、対象における内臓痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。いくつかの態様では、内臓痛は、腹部形成術による内臓痛を含む。
【0353】
別の態様では、本開示は、対象における神経変性疾患の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物を特徴とする。いくつかの態様では、神経変性疾患は、多発性硬化症を含む。いくつかの態様では、神経変性疾患は、ピット・ホプキンス症候群(PTHS)を含む。
【0354】
更に別の態様では、本開示は、化合物又は医薬組成物を用いた治療と同時に、その前に、又はその後に投与される1つ以上の追加の治療薬と組み合わせて使用するための医薬品の製造のための、化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、ナトリウムチャネル阻害剤である。
【0355】
別の態様では、本開示は、急性疼痛、慢性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、関節炎、片頭痛、群発性頭痛、三叉神経痛、ヘルペス性神経痛、一般的な神経痛、てんかん、てんかん状態、神経変性障害、精神障害、不安、うつ、双極性障害、ミオトニー、不整脈、運動障害、神経内分泌障害、運動失調症、多発性硬化症、過敏性大腸症候群、失禁、病理学的咳、内臓痛、変形性関節炎疼痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性ニューロパチー、関節窩痛、坐骨筋、背痛、頭痛、頚部痛、重度の疼痛、難治性疼痛、侵害受容性疼痛、破綻的疼痛、術後疼痛(例えば、ヘルニア縫合の疼痛、バニオン切除疼痛又は腹部形成疼痛)、がん疼痛、脳卒中、脳虚血、外傷性脳損傷、筋萎縮性側索硬化症、ストレス誘発性狭心症、運動誘発性狭心症、動悸、高血圧、又は胃腸運動の異常の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。
【0356】
別の態様では、本開示は、大腿骨がん疼痛、非悪性慢性骨痛、関節リウマチ、変形性関節炎、脊柱管狭窄、神経障害性腰痛、筋筋膜性疼痛症候群、線維性筋肉痛、側頭下顎関節痛、慢性内臓痛、腹部痛、膵臓痛、IBS疼痛、慢性及び急性頭痛の疼痛、片頭痛、緊張性頭痛、群発性頭痛、慢性及び急性神経障害性疼痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性ニューロパチー、HIV関連ニューロパチー、三叉神経痛、シャルコー・マリー・トゥースニューロパチー、遺伝性感覚ニューロパチー、末梢神経損傷、疼痛性神経腫、異所性の近位排出及び遠位排出、神経根症、化学療法誘発性神経障害性疼痛、放射線療法誘発性神経障害性疼痛、乳房切除後の疼痛、中枢性疼痛、脊髄損傷の疼痛、脳卒中後疼痛、視床痛、複合局所疼痛症候群、ファントム疼痛、難治性疼痛、急性疼痛、急性術後疼痛、急性筋骨格痛、関節痛、機械的腰痛、頚部痛、腱炎、傷害性疼痛、運動疼痛、急性内臓痛、腎炎、腎盂腎炎、虫垂炎、胆嚢炎、腸閉塞、ヘルニア、胸痛、心臓痛、骨盤痛、腎結石痛、急性産科痛、労働疼痛、帝王切開の疼痛、急性炎症性、熱傷の疼痛、外傷性疼痛、急性断続的疼痛、子宮内膜症、急性帯状ヘルペス疼痛、鎌状赤血球貧血、急性膵炎、破過性疼痛、口腔顔面痛、副鼻腔炎の疼痛、歯痛、多発性硬化症(MS)疼痛、うつ病の疼痛、ハンセン病疼痛、ベーチェット病の疼痛、色覚性脂肪症、静脈性疼痛、ギラン・バレー痛、疼痛のある脚及び足指の動き、ハグルンド症候群、赤血球増加症の疼痛、ファブリー病の疼痛、膀胱及び尿生殖器疾患、尿失禁、病理学的咳、過活性膀胱、疼痛のある膀胱症候群、間質性膀胱炎(IC)、前立腺炎、複合局所疼痛症候群(CRPS)、I型、複合局所疼痛症候群(CRPS)II型、広範囲の疼痛、発作性極度の疼痛、掻痒症、耳鳴り、又は狭心症誘発性疼痛の治療又はその重症度の軽減に使用するための医薬品の製造のための化合物1、その薬学的に許容される塩、又はその医薬組成物を提供する。
【0357】
別の態様では、本発明は、対象における三叉神経痛、ボトックスで治療された片頭痛、頸椎根症、後頭神経痛、腋窩ニューロパチー、放射状ニューロパチー、尺骨ニューロパチー、腕神経叢障害、胸部神経根症、肋間神経痛、腰仙部神経根症、腸骨鼡径神経痛、陰部神経痛、大腿神経ニューロパチー、異常感覚性大腿痛、伏在性ニューロパチー、坐骨ニューロパチー、腓骨ニューロパチー、脛骨ニューロパチー、腰髄性叢症、外傷性神経腫の断続的疼痛又は切断後疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法で使用するための本発明の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくは医薬組成物を特徴とする。
【0358】
薬学的に許容される塩、医薬組成物、剤形、及び投与経路
薬学的に許容される塩
本明細書に記載及び請求される方法は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することを含む。本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される」という用語は、健全な医学的判断の範囲内において、過度の毒性、刺激、アレルギー反応などなしにヒト及び他の哺乳動物の組織と接触しての使用に適し、合理的な利益/リスク比に見合った構成成分を指す。化合物1の「薬学的に許容される塩」は、レシピエントへの投与時に、化合物1、又はその阻害活性代謝物若しくは残基(例えば、プロドラッグの親化合物)を直接的又は間接的のいずれかで提供することが可能である、任意の非毒性の塩を含む。本明細書で使用される場合、「阻害活性代謝物又はその残基」という用語は、代謝物又はその残基が電圧依存性ナトリウムチャネルの阻害剤でもあることを意味する。
【0359】
薬学的に許容される塩は、当該技術分野で周知である。例えば、S.M.Berge,et al.は、J.Pharmaceutical Sciences,1977,66,1-19に詳細に薬学的に許容される塩を記載する。化合物1の薬学的に許容される塩としては、好適な無機及び有機酸並びに塩基に由来するものが挙げられる。薬学的に許容される酸付加塩の非限定的な例には、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、又は過塩素酸などの無機酸で形成される塩、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、又はマロン酸などの有機酸で形成される塩、及びイオン交換などの当該技術分野で使用されている他の方法を使用して形成される塩が挙げられる。薬学的に許容される塩の非限定的な例としては、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、カンファー酸塩(camphorate)、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、グルコン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩、及び吉草酸塩が挙げられる。好適な塩基に由来する塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及びアンモニウム塩が挙げられる。代表的なアルカリ又はアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられる。薬学的に許容される塩の更なる非限定的な例としては、ハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、低級アルキルスルホン酸塩、及びアリールスルホン酸塩などの対イオンを使用して形成されるアンモニウム、四級アンモニウム、及びアミンカチオンが挙げられる。
【0360】
医薬組成物
本明細書に記載及び特許請求される方法では、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体、アジュバント、又はビヒクルを含む医薬組成物の形態で投与され得る。
【0361】
「薬学的に許容される担体、アジュバント、又はビヒクル」という用語は、望まれる特定の剤形に適した、任意及び全ての溶媒、希釈剤、又は他の液体ビヒクル、分散補助剤若しくは懸濁補助剤、表面活性剤、等張剤、増粘剤若しくは乳化剤、保存剤、固体結合剤、滑沢剤などを含む。Remington’s Pharmaceutical Sciences,Sixteenth Edition,E.W.Martin(Mack Publishing Co.,Easton,Pa.,1980)は、薬学的に許容される組成物の製剤化に使用される様々な担体及びその調製のための公知の技術を開示する。任意の従来の担体媒体が、例えば、任意の望ましくない生物学的効果をもたらすか、さもなければ医薬組成物の任意の他の成分と有害な様式で相互作用することによって、化合物1、又はその薬学的に許容される塩と不相溶性になる場合を除いて、その使用が本開示の範囲内であることが企図される。イオン交換体、アルミナ、ステアリン酸アルミニウム、レシチン、ヒト血清アルブミンなどの血清タンパク質、リン酸塩、グリシン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウムなどの緩衝物質、飽和植物性脂肪酸の部分グリセリド混合物、水、塩、又はプロタミン硫酸塩、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、亜鉛塩、コロイドシリカ、三ケイ酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、ポリアクリレート、ワックス、ポリエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、羊毛脂、ラクトース、グルコース及びスクロースなどの糖、コーンスターチ及びポテトスターチなどのデンプン、セルロース及びその誘導体であるカルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、酢酸セルロースなど、粉末トラガカント、モルト、ゼラチン、タルク、カカオバター及び坐剤ワックスなどの添加剤、ピーナッツ油、綿実油、サフラワー油、ゴマ油、オリーブ油、コーン油及び大豆油、プロピレングリコール又はポリエチレングリコールなどのグリコール、オレイン酸エチル及びラウリン酸エチルなどのエステル、寒天、水酸化マグネシウム及び水酸化アルミニウムなどの緩衝剤、アルギン酸、無発熱水、等張生理食塩水、リンゲル液、エチルアルコール、及びリン酸緩衝液、並びにラウリル硫酸ナトリウム及びステアリン酸マグネシウムなどの他の非毒性の相溶性滑沢剤あり、着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味料、香料及び芳香剤、防腐剤及び抗酸化剤が挙げられるが、これらに限定されない薬学的に許容される担体として作用し得るいくつかの例の材料も、配合者の判断に従って、組成物中に存在し得る。
【0362】
剤形及び投与経路
本明細書に説明及び特許請求される方法は、本明細書に列挙される疼痛疾患のうちの1つ以上を治療する又はその重症度を軽減するのに有効な任意の投与経路による、化合物1又はその薬学的に許容される塩の投与を伴い得る。化合物1又はその薬学的に許容される塩は、投与の容易さ及び投薬量の均一性のために、投薬単位形態で製剤化されてもよい。本明細書で使用される場合、「投薬単位形態」という用語は、治療される対象に適した薬剤の物理的に個別の単位を指す。
【0363】
化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、治療される状態に応じて、経口、直腸、非経口、非経口、槽内、膣内、腹腔内、局所的(粉末、軟膏、又は滴下による)に、口腔内、経口又は鼻腔スプレーなどとして、ヒト及び他の動物に投与することができる。
【0364】
経口投与用の液体剤形としては、薬学的に許容されるエマルション、マイクロエマルション、溶液、懸濁液、シロップ、及びエリキシルが挙げられるが、これらに限定されない。化合物1、又はその薬学的に許容される塩に加えて、液体剤形は、当該技術分野において一般的に使用される不活性希釈剤、例えば、水又は他の溶媒、可溶化剤及び乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド油(具体的には、綿実油、ラッカセイ油、コーン油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油、及びゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール、及びソルビタン脂肪酸エステル、並びにそれらの混合物を含有してもよい。不活性希釈剤に加えて、経口組成物は、湿潤剤、乳化剤及び懸濁剤、甘味剤、香味剤、並びに芳香剤などのアジュバントも含み得る。
【0365】
注射可能な調製物、例えば、滅菌注射可能な水性又は油性懸濁液は、好適な分散剤又は湿潤剤及び懸濁剤を使用して、公知の技術に従って製剤化されてもよい。滅菌注射用調製物はまた、例えば、1,3-ブタンジオール中の溶液として、非毒性の非経口的に許容される希釈剤又は溶媒中の滅菌注射用溶液、懸濁液、又はエマルションであってもよい。使用され得る許容されるビヒクル及び溶媒の中には、水、リンゲル溶液、U.S.P.、及び等張性塩化ナトリウム溶液がある。更に、滅菌された固定油は、従来、溶媒又は懸濁媒体として使用される。この目的のために、合成モノグリセリド又はジグリセリドを含む任意の無刺激固定油を使用することができる。更に、オレイン酸などの脂肪酸が、注射剤の調製に使用される。
【0366】
注射用製剤は、例えば、細菌保持フィルターを通した濾過によって、又は使用前に滅菌水若しくは他の滅菌注射用媒体中に溶解若しくは分散され得る滅菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことによって、滅菌することができる。
【0367】
化合物1の治療効果を延長するために、皮下注射又は筋肉内注射からの化合物又はその薬学的に許容される塩の吸収を遅らせることが望ましい場合がある。これは、水溶性が乏しい結晶性又は非結晶性材料の液体懸濁液の使用によって達成され得る。次いで、化合物の吸収速度は、その溶解速度に依存し、溶解速度は、結晶サイズ及び結晶形態に依存し得る。あるいは、非経口投与された化合物形態の遅延吸収は、化合物を油性ビヒクルに溶解又は懸濁することによって達成される。注射可能なデポー形態は、ポリラクチド-ポリグリコリドなどの生分解性ポリマー中で化合物のマイクロカプセルマトリックスを形成することによって作製される。ポリマーに対する化合物の比、及び用いられる特定のポリマーの性質に応じて、化合物放出速度を制御することができる。他の生分解性ポリマーの例としては、ポリ(オルトエステル)及びポリ(無水物)が挙げられる。注射可能なデポー製剤はまた、体組織に適合するリポソーム又はマイクロエマルション中に化合物を捕捉することによっても調製される。
【0368】
直腸投与又は膣投与のための組成物は、好ましくは、化合物1又はその薬学的に許容される塩を、周囲温度で固体であるが体温で液体であり、したがって直腸又は膣腔内で溶融し、活性化合物を放出する、好適な非刺激性添加剤又は担体、例えばココアバター、ポリエチレングリコール、又は座薬ワックスと混合することによって調製され得る座薬である。
【0369】
経口投与用の固体剤形としては、カプセル、錠剤、丸剤、粉末、及び顆粒が挙げられる。そのような固体剤形において、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、クエン酸ナトリウム又はリン酸二カルシウムなどの少なくとも1つの不活性な医薬的に許容される添加剤若しくは担体、並びに/又はa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、及びケイ酸などの充填剤又は増量剤、b)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルジネート、ゼラチン、ポリビニルピロリジノン、スクロース、及びアカシアなどの結合剤、c)グリセロールなどの吸湿剤、d)寒天などの崩壊剤-寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモ若しくはタピオカデンプン、アルギン酸、特定のシリケート、及び炭酸ナトリウム、e)パラフィンなどの溶液遅延剤、f)四級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)例えば、セチルアルコール及びモノステアリン酸グリセロールなどの湿潤剤、h)カオリン及びベントナイト粘土などの吸収剤並びにi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、及びそれらの混合物などの滑沢剤と混合される。カプセル、錠剤、及び丸剤の場合、剤形はまた、緩衝剤を含んでもよい。
【0370】
類似のタイプの固体組成物はまた、ラクトース又は乳糖並びに高分子量ポリエチレングリコールなどの添加剤を使用した、軟質及び硬質充填ゼラチンカプセル中の充填剤として使用することもできる。錠剤、糖衣錠、カプセル、ピル、及び顆粒の固体剤形は、腸溶コーティング及び医薬製剤技術で周知の他のコーティングなどのコーティング及びシェルで調製することができる。それらは、必要に応じて、乳化剤を含有してもよく、必要に応じて遅延様式で、それらが、活性成分のみを、又は腸管の特定の部分において放出する組成物であってもよい。使用することができる包埋組成物の例としては、ポリマー物質及びワックスが挙げられる。
【0371】
活性化合物又は塩はまた、上述の1つ以上の添加剤とともにマイクロカプセル形態であってもよい。錠剤、糖衣錠、カプセル、ピル、及び顆粒の固体剤形は、腸溶コーティング、放出制御コーティング、及び医薬製剤技術で周知の他のコーティングなどのコーティング及びシェルで調製することができる。こうした固体剤形において、活性化合物又は塩は、スクロース、ラクトース、又はデンプンなどの少なくとも1つの不活性希釈剤と混合されてもよい。こうした剤形はまた、通常の慣行であるように、不活性希釈剤以外の追加の物質、例えば、錠剤化滑沢剤、及びステアリン酸マグネシウム及び微結晶性セルロースなどの他の錠剤化補助剤を含んでもよい。カプセル、錠剤、及びピルの場合、剤形はまた、緩衝剤を含んでもよい。
【0372】
化合物1又はその薬学的に許容される塩の局所投与又は経皮投与のための剤形としては、軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ゲル、粉末、溶液、スプレー、吸入剤又はパッチが挙げられる。活性成分は、滅菌条件下で、薬学的に許容される担体、及び必要に応じて任意の必要な防腐剤又は緩衝剤と混合される。眼科製剤、点耳薬、及び点眼薬も、本発明の範囲内であると企図される。更に、本発明は、身体への化合物の制御された送達を提供するという追加の利点を有する経皮パッチの使用を企図している。こうした剤形は、化合物を適切な媒体中に溶解又は分注することによって調製される。吸収促進剤を使用して、皮膚にわたる化合物の流動を増加させることもできる。速度は、速度制御膜を提供することによって、又は化合物をポリマーマトリックス若しくはゲル中に分散させることによって制御することができる。
【0373】
噴霧乾燥分散体及び錠剤
噴霧乾燥とは、液体飼料を乾燥粒子形態に変換する。典型的には、噴霧乾燥には、液体液滴の乾燥を促進するために、高度に分散された液体懸濁物又は溶液と十分な体積の熱空気とを接触することを含む。例えば、化合物1、又はその塩、及び少なくとも1つのポリマーを含む液体溶液を、溶媒を蒸発させ、乾燥した生成物を収集機に運ぶ、温かい濾過ガスの電流に噴霧することができる。蒸発した溶媒及び使用済みガスは収集機から除去され、溶媒を回収するコンデンサーに送ることができる。例えば、市販の噴霧乾燥機は、Buchi Ltd.及びNiro(例えば、Niroによって製造されたPSDラインの噴霧乾燥機)によって製造される(US2004/0105820、US2003/0144257を参照)。
【0374】
噴霧乾燥の技術及び方法は、Perry’s Chemical Engineering Handbook,6th Ed.,R.H.Perry,D.W.Green&J.O.Maloney,eds.),McGraw-Hill book co.(1984)及びMarshall“Atomization and Spray-Drying”50,Chem.Eng.Prog.Monogr.Series 2(1954)に見出すことができる。3つの参考文献は全て、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0375】
溶媒の除去を確実にするために、噴霧乾燥後に追加の乾燥ステップが必要とされ得る。他の乾燥技術としては、トレイ乾燥、流動床乾燥(例えば、約室温~約100℃)、真空乾燥、マイクロ波乾燥、回転ドラム乾燥、又はバイコニカル真空乾燥(例えば、約室温~約200℃)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0376】
いくつかの実施形態では、噴霧乾燥で使用される溶媒は、揮発性溶媒である。揮発性溶媒は、例えば、100℃未満の沸点を有することができる。揮発性溶媒の混合物、又は揮発性溶媒と不揮発性溶媒の混合物を使用してもよい。
【0377】
試験され得る例示的な溶媒としては、アセトン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、N,N-ジメチルアセトアミド(DMA)、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(DMI)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジオキサン、酢酸エチル、エチルエーテル、氷酢酸(HOAc)、メチルエチルケトン(MEK)、N-メチル-2-ピロリジノン(NMP)、メチルtert-ブチルエーテル(MTBE)、テトラヒドロフラン(THF)、ペンタン、アセトニトリル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、酢酸イソプロピル、DCM、及びトルエンが挙げられる。例示的な共溶媒としては、アセトン/DMSO、アセトン/DMF、アセトン/水、MEK/水、THF/水、ジオキサン/水が挙げられる。2つの溶媒系では、溶媒は、約0.1%~約99.9%で存在し得る。いくつかの実施形態では、水は、水が約0.1%~約15%、例えば約9%~約11%、例えば約10%存在するアセトンとの共溶媒である。いくつかの実施形態では、水は、水が約0.1%~約15%、例えば約9%~約11%、例えば約10%存在するMEKとの共溶媒である。いくつかの実施形態では、溶媒系は、3つの溶媒を含む。非晶質化合物1が固体非晶質分散体の成分であるいくつかの実施形態では、溶媒は、化合物1及び少なくとも1つのポリマーの両方を溶解する。好適な溶媒としては、上述のもの、例えば、DCM、水、メタノール、IPA、及びそれらの混合物が挙げられる。いくつかの実施形態では、溶媒は、DCM及びメタノールを含む。
【0378】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのポリマーは、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩(HPMCAS)、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、及びそれらの任意の組み合わせから選択される。
【0379】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのポリマーは、HPMCASである。
【0380】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのポリマーは、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーである。ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーの市販例は、SOLUPLUS(登録商標)を含む。
【0381】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのポリマーは、式Iの化合物であり、nは約13であり、mは約30であり、Iは約57である。ゲル透過クロマトグラフィーによって決定された重量平均分子量は、約118,000g/molである。
【化2】
【0382】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される固体分散体は、少なくとも1つのポリマー及び化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約20重量%~約50重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約20重量%~約45重量%、又は約20重量%~約40重量%、又は約20重量%~約35重量%、又は約20重量%~約30重量%、又は約22重量%~約28重量%、又は約23重量%、又は約24重量%、又は約25重量%、又は約26重量%、又は約27重量%、又は約28重量%、又は約29重量%、又は約30重量%の化合物1又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0383】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、5重量%~35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、5重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、10重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、15重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、20重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0384】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、5重量%~35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、5重量%~30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、10重量%~30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、15重量%~30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、20重量%~30重量%の化合物1を含む。
【0385】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、又は約35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、又は約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約20重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0386】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約11重量%、約12重量%、約13重量%、約14重量%、約15重量%、約16重量%、約17重量%、約18重量%、約19重量%、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、約30重量%、約31重量%、約32重量%、約33重量%、約34重量%、又は約35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約20重量%、約21重量%、約22重量%、約23重量%、約24重量%、約25重量%、約26重量%、約27重量%、約28重量%、約29重量%、又は約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約20重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約25重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約35重量%の化合物1を含む。
【0387】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、5重量%、6重量%、7重量%、8重量%、9重量%、10重量%、11重量%、12重量%、13重量%、14重量%、15重量%、16重量%、17重量%、18重量%、19重量%、20重量%、21重量%、22重量%、23重量%、24重量%、25重量%、26重量%、27重量%、28重量%、29重量%、30重量%、31重量%、32重量%、33重量%、34重量%、又は35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、20重量%、21重量%、22重量%、23重量%、24重量%、25重量%、26重量%、27重量%、28重量%、29重量%、又は30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、20重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0388】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、5重量%、6重量%、7重量%、8重量%、9重量%、10重量%、11重量%、12重量%、13重量%、14重量%、15重量%、16重量%、17重量%、18重量%、19重量%、20重量%、21重量%、22重量%、23重量%、24重量%、25重量%、26重量%、27重量%、28重量%、29重量%、30重量%、31重量%、32重量%、33重量%、34重量%、又は35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、20重量%、21重量%、22重量%、23重量%、24重量%、25重量%、26重量%、27重量%、28重量%、29重量%、又は30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、20重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、25重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、35重量%の化合物1を含む。
【0389】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約50重量%~約80重量%のポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約55重量%~約80重量%、又は約60重量%~約80重量%、又は約65重量%~約80重量%、又は約70重量%~約80重量%、又は約71重量%、又は約72重量%、又は約73重量%、又は約74重量%、又は約75重量%、又は約76重量%、又は約77重量%、又は約78重量%、又は約79重量%、又は約80重量%のポリマーを含む。
【0390】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約65重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約90重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約85重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約80重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。
【0391】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、65重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~90重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~85重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~80重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。
【0392】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約65重量%、約66重量%、約67重量%、約68重量%、約69重量%、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、約80重量%、約81重量%、約82重量%、約83重量%、約84重量%、約85重量%、約86重量%、約87重量%、約88重量%、約89重量%、約90重量%、約91重量%、約92重量%、約93重量%、約94重量%、又は約95重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%、約71重量%、約72重量%、約73重量%、約74重量%、約75重量%、約76重量%、約77重量%、約78重量%、約79重量%、又は約80重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約65重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約75重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約80重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。
【0393】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、65重量%、66重量%、67重量%、68重量%、69重量%、70重量%、71重量%、72重量%、73重量%、74重量%、75重量%、76重量%、77重量%、78重量%、79重量%、80重量%、81重量%、82重量%、83重量%、84重量%、85重量%、86重量%、87重量%、88重量%、89重量%、90重量%、91重量%、92重量%、93重量%、94重量%、又は95重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%、71重量%、72重量%、73重量%、74重量%、75重量%、76重量%、77重量%、78重量%、79重量%、又は80重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、65重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、75重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、80重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。
【0394】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約65重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約5重量%~約35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約5重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約90重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約10重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約85重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約15重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約80重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約20重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0395】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約65重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約5重量%~約35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約5重量%~約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約90重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約10重量%~約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約85重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約15重量%~約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約80重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約20重量%~約30重量%の化合物1を含む。
【0396】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、65重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び5重量%~35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び5重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~90重量%の少なくとも1つのポリマー、及び10重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~85重量%の少なくとも1つのポリマー、及び15重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~80重量%の少なくとも1つのポリマー、及び20重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む。
【0397】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、65重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び5重量%~35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び5重量%~30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~90重量%の少なくとも1つのポリマー、及び10重量%~30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~85重量%の少なくとも1つのポリマー、及び15重量%~30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~80重量%の少なくとも1つのポリマー、及び20重量%~30重量%の化合物1を含む。
【0398】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約65重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約5重量%~約35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約5重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約90重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約10重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約85重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約15重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約80重量%の少なくとも1つのポリマー、及び約20重量%~約30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。
【0399】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約65重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー及び約5重量%~約35重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約95重量%の少なくとも1つのポリマー及び約5重量%~約30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約90重量%の少なくとも1つのポリマー及び約10重量%~約30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約85重量%の少なくとも1つのポリマー及び約15重量%~約30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約70重量%~約80重量%の少なくとも1つのポリマー及び約20重量%~約30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。
【0400】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、65重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び5重量%~35重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー、及び5重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~90重量%の少なくとも1つのポリマー、及び10重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~85重量%の少なくとも1つのポリマー、及び15重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~80重量%の少なくとも1つのポリマー、及び20重量%~30重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。
【0401】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、65重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー及び5重量%~35重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~95重量%の少なくとも1つのポリマー及び5重量%~30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~90重量%の少なくとも1つのポリマー及び10重量%~30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~85重量%の少なくとも1つのポリマー及び15重量%~30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、70重量%~80重量%の少なくとも1つのポリマー及び20重量%~30重量%の化合物1を含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。
【0402】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される化合物、及び約75重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約25重量%の化合物1及び約75重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び75重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。いくつかの実施形態では、固体分散体は、25重量%の化合物1及び75重量%の少なくとも1つのポリマーを含む。
【0403】
いくつかの実施形態では、固体分散体は、約25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び約75重量%の少なくとも1つのポリマーを含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又はその薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、約25重量%の化合物1及び約75重量%の少なくとも1つのポリマーを含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及び75重量%の少なくとも1つのポリマーを含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1、又は薬学的に許容される塩は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体は、25重量%の化合物1及び75重量%の少なくとも1つのポリマーを含み、少なくとも1つのポリマーは、HPMCAS及びポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマーから選択され、化合物1は、実質的に非晶質である。
【0404】
いくつかの実施形態では、固体分散体中の化合物1は、実質的に非晶質である。いくつかの実施形態では、固体分散体中の化合物1は、非晶質である。
【0405】
化合物1又はその薬学的に許容される塩を含む噴霧乾燥分散体を調製する方法が提供される。方法は、溶媒(又は溶媒の混合物)中の化合物1又はその薬学的に許容される塩を、少なくとも1つのポリマーと混合することを含む。
【0406】
溶媒は、上述の任意の溶媒であってもよく、例えば、いくつかの実施形態では、溶媒は、DCM及びメタノールの混合物を含む。
【0407】
一実施形態では、方法は、ノズルを通して押し出される前に混合物を濾過することを更に含む。一実施形態では、方法は、混合物がノズルに入る際に熱を混合物に印加することを更に含む。一実施形態では、ノズルは、入口及び出口を備え、入口は溶媒の沸点よりも高い温度に加熱される。特定の実施形態では、温度は、例えば、高圧条件下でなど、溶媒の沸点より低くてもよいことが理解される。
【0408】
一実施形態では、噴霧乾燥機は、約40℃~約150℃の温度に加熱される。一実施形態では、噴霧乾燥機は、約40℃~約60℃、又は約45℃~約55℃、又は約48℃の温度に加熱される。一実施形態では、混合物は、加圧ガスによってノズルを通して強制される。一実施形態では、加圧ガスは、分子窒素を含む。ノズルにて、ガス流は約4kg/時~約5kg/時とすることができる。
【0409】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される固体分散体を含む医薬組成物が本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、1つ以上の添加剤を含み得る。添加剤の例としては、充填剤、崩壊剤、及び滑沢剤が挙げられるが、これらに限定されない。
【0410】
充填剤の例としては、微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、マンニトール、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロースである。いくつかの実施形態では、充填剤は、ラクトース一水和物を含む。いくつかの実施形態では、充填剤は、マンニトールを含む。いくつかの実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロースとラクトース一水和物との混合物を含む。いくつかの実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロースを含み、微結晶性セルロースは、Avicel PhH101である。いくつかの実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロースを含み、微結晶性セルロースは、Avicel PH102である。いくつかの実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロースを含み、微結晶性セルロースは、Avicel PH101及びAvicel PH102の組み合わせである。
【0411】
好適な崩壊剤の例としては、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムを含む。いくつかの実施形態では、崩壊剤は、クロスポビドンを含む。
【0412】
好適な滑沢剤の例としては、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、滑沢剤は、フマル酸ステアリルナトリウムを含む。いくつかの実施形態では、滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウムを含む。
【0413】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、化合物1又はその塩、少なくとも1つのポリマー、少なくとも1つの充填剤、少なくとも1つの滑沢剤、及び少なくとも1つの崩壊剤を含む。いくつかの実施形態では、充填剤は、微結晶性セルロース及びラクトース一水和物を含み、崩壊剤は、クロスカルメロースナトリウムを含み、滑沢剤は、フマル酸ステアリルナトリウムを含む。
【0414】
いくつかの実施形態では、約72.5重量%の少なくとも1つの充填剤、約4.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約3重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。
【0415】
いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1~約50mgの化合物1を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約1~約45mg、又は約1~約40mg、又は約1~約35mg、又は約5~約40mg、又は約5~約35mg、又は約5~約30mg、又は約5mg、又は約10mg、又は約15mg、又は約20mg、又は約25mg、又は約30mg、又は約40mg、又は約50mgの化合物1を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約10mgの化合物1を含む。
【0416】
いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の少なくとも1つの充填剤、約1~約6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約0.5~約2重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の少なくとも1つの充填剤、約1~約6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約0.5~約2重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約50重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の少なくとも1つの充填剤、約1~約6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、約0.5~約2重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び約2~約4.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の少なくとも1つの充填剤、約1~約6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、約0.5~約2重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び約2~約4.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約50重量%の化合物1を含む。
【0417】
いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の少なくとも1つの充填剤、1~6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び0.5~2重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の少なくとも1つの充填剤、1~6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び0.5~2重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約50重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の少なくとも1つの充填剤、1~6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、0.5~2重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び2~4.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の少なくとも1つの充填剤、1~6重量%の少なくとも1つの崩壊剤、0.5~2重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び2~4.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約50重量%の化合物1を含む。
【0418】
いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の微結晶性セルロース、約1~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約0.5~約2重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の微結晶性セルロース、約1~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約0.5~約2重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約50重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の微結晶性セルロース、約1~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム、約0.5~約2重量%のステアリン酸マグネシウム、及び約2~約4.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約40~約60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約35~約55重量%の微結晶性セルロース、約1~約6重量%のクロスカルメロースナトリウム、約0.5~約2重量%のステアリン酸マグネシウム、及び約2~約4.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約50重量%の化合物1を含む。
【0419】
いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の微結晶性セルロース、1~6重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び0.5~2重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の微結晶性セルロース、1~6重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び0.5~2重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約50重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の微結晶性セルロース、1~6重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.5~2重量%のステアリン酸マグネシウム、及び2~4.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、40~60重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、35~55重量%の微結晶性セルロース、1~6重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.5~2重量%のステアリン酸マグネシウム、及び2~4.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約50重量%の化合物1を含む。
【0420】
いくつかの実施形態では、約45~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の少なくとも1つの充填剤、約1.5~約4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約0.75~約1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約45~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の少なくとも1つの充填剤、約1.5~約4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約0.75~約1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約45~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の少なくとも1つの充填剤、約1.5~約4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、約0.75~約1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び約2.5~約3.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約40~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の少なくとも1つの充填剤、約1.5~約4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、約0.75~約1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び約2.5~約3.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約35重量%の化合物1を含む。
【0421】
いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の少なくとも1つの充填剤、1.5~4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び0.75~1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の少なくとも1つの充填剤、1.5~4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び0.75~1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の少なくとも1つの充填剤、1.5~4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、0.75~1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び2.5~3.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の少なくとも1つの充填剤、1.5~4重量%の少なくとも1つの崩壊剤、0.75~1.5重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び2.5~3.5重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約35重量%の化合物1を含む。
【0422】
いくつかの実施形態では、約45~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の微結晶性セルロース、約1.5~約4重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約0.75~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約45~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の微結晶性セルロース、約1.5~約4重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約0.75~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約45~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の微結晶性セルロース、約1.5~約4重量%のクロスカルメロースナトリウム、約0.75~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウム、及び約2.5~約3.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約45~約55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約40~約50重量%の微結晶性セルロース、約1.5~約4重量%のクロスカルメロースナトリウム、約0.75~約1.5重量%のステアリン酸マグネシウム、及び約2.5~約3.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約35重量%の化合物1を含む。
【0423】
いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の微結晶性セルロース、1.5~4重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び0.75~1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の微結晶性セルロース、1.5~4重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び0.75~1.5重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約35重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の微結晶性セルロース、1.5~4重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.75~1.5重量%のステアリン酸マグネシウム、及び2.5~3.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、45~55重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、40~50重量%の微結晶性セルロース、1.5~4重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.75~1.5重量%のステアリン酸マグネシウム、及び2.5~3.5重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩、及び約20~約35重量%の化合物1を含む。
【0424】
いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、約2.5~約3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約0.75~約1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、約2.5~約3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約0.75~約1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、約2.5~約3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、約0.75~約1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び約2.75~約3.25重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、約2.5~約3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、約0.75~約1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び約2.75~約3.25重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約30重量%の化合物1を含む。
【0425】
いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、2.5~3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び0.75~1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、2.5~3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び0.75~1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、2.5~3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、0.75~1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び2.75~3.25重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~47.5重量%の少なくとも1つの充填剤、2.5~3.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、0.75~1.25重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び2.75~3.25重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約20~約30重量%の化合物1を含む。
【0426】
いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の微結晶性セルロース、約2.5~約3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約0.75~約1.25重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の微結晶性セルロース、約2.5~約3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約0.75~約1.25重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の微結晶性セルロース、約2.5~約3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、約0.75~約1.25重量%のステアリン酸マグネシウム、及び約2.75~約3.25重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約47.5~約52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約42.5~約47.5重量%の微結晶性セルロース、約2.5~約3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、約0.75~約1.25重量%のステアリン酸マグネシウム、及び約2.75~約3.25重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約30重量%の化合物1を含む。
【0427】
いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~47.5重量%の微結晶性セルロース、2.5~3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び0.75~1.25重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~47.5重量%の微結晶性セルロース、2.5~3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び0.75~1.25重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約30重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~52.5重量%の微結晶性セルロース、2.5~3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.75~1.25重量%のステアリン酸マグネシウム、及び2.75~3.25重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、47.5~52.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、42.5~47.5重量%の微結晶性セルロース、2.5~3.5重量%のクロスカルメロースナトリウム、0.75~1.25重量%のステアリン酸マグネシウム、及び2.75~3.25重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約20~約30重量%の化合物1を含む。
【0428】
いくつかの実施形態では、約48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約44.7重量%の少なくとも1つの充填剤、約2.9重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約1重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約44.7重量%の少なくとも1つの充填剤、約2.9重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約1重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約25重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約44.7重量%の少なくとも1つの充填剤、約2.9重量%の少なくとも1つの崩壊剤、約1重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び約2.9重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び約25重量%の化合物1を含む。
【0429】
いくつかの実施形態では、48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、44.7重量%の少なくとも1つの充填剤、2.9重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び1重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、44.7重量%の少なくとも1つの充填剤、2.9重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び1重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び25重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、44.7重量%の少なくとも1つの充填剤、2.9重量%の少なくとも1つの崩壊剤、1重量%の少なくとも1つの滑沢剤、及び2.9重量%の少なくとも1つのコーティングを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、少なくとも1つのポリマー及び25重量%の化合物1を含む。
【0430】
いくつかの実施形態では、約48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約44.7重量%の微結晶性セルロース、約2.9重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、約48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約44.7重量%の微結晶性セルロース、約2.9重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び約1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約25重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、約48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、約44.7重量%の微結晶性セルロース、約2.9重量%のクロスカルメロースナトリウム、約1重量%のステアリン酸マグネシウム、及び約2.9重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び約25重量%の化合物1を含む。
【0431】
いくつかの実施形態では、48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、44.7重量%の微結晶性セルロース、2.9重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び1重量%のステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、44.7重量%の微結晶性セルロース、2.9重量%のクロスカルメロースナトリウム、及び1重量%の少なくとも1つのステアリン酸マグネシウムを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び25重量%の化合物1を含む。いくつかの実施形態では、48.5重量%の化合物1の噴霧乾燥分散体、44.7重量%の微結晶性セルロース、2.9重量%のクロスカルメロースナトリウム、1重量%のステアリン酸マグネシウム、及び2.9重量%のOpadry blueを含む医薬組成物が本明細書に開示され、化合物1の噴霧乾燥分散体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩及び25重量%の化合物1を含む。
【0432】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の医薬組成物は、錠剤にすることができる。いくつかの実施形態では、錠剤は、化合物1、又はその薬学的に許容される塩、ポリマー、充填剤、滑沢剤、及び崩壊剤を含む。
【0433】
いくつかの実施形態では、錠剤は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩(HPMCAS)、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、及びそれらの任意の組み合わせから選択されるポリマーを含む。
【0434】
いくつかの実施形態では、錠剤は、HPMCASを含む。
【0435】
いくつかの実施形態では、錠剤は、約72.5重量%の少なくとも1つの充填剤、約4.5重量%の少なくとも1つの崩壊剤、及び約3重量%の少なくとも1つの滑沢剤を含む。
【0436】
いくつかの実施形態では、錠剤は、約1~約50mgの化合物1を含む。いくつかの実施形態では、錠剤は、約1~約45mg、又は約1~約40mg、又は約1~約35mg、又は約5~約40mg、又は約5~約35mg、又は約5~約30mg、又は約5mg、又は約10mg、又は約15mg、又は約20mg、又は約25mg、又は約30mg、又は約40mg、又は約50mgの化合物1を含む。いくつかの実施形態では、錠剤は、約10mgの化合物1を含む。
【0437】
追加の治療薬
化合物1の化合物1、塩、及び薬学的に許容される組成物は、併用療法に用いられ得、すなわち、化合物、塩、及び薬学的に許容される組成物は、1つ以上の他の所望の治療又は医療処置と同時に、その前に、又はその後に投与され得ることも理解されよう。併用レジメンで使用される療法(療法又は処置)の特定の組み合わせは、所望の治療薬及び/又は処置の適合性、並びに達成される所望の治療効果を考慮に入れる。また当然のことながら、使用される療法は、同じ障害に対して所望の効果を達成し得る(例えば、本発明の化合物は、同じ障害を治療するために使用される別の薬剤と同時に投与され得る)か、又は異なる効果を達成し得る(例えば、任意の有害作用の制御)。本明細書で使用される場合、特定の疾患又は状態を治療又は予防するために通常投与される追加の治療薬は、治療される疾患又は状態に適していると知られている。例えば、例示的な追加の治療剤としては、非オピオイド鎮痛剤(エトドラクなどのインドール、インドメタシン、スリンダック、トルメチン、ナフチルアルカン、例えば、ナブメトン、ピロキシカムなどのオキシカム、パラ-アミノフェノール誘導体、例えば、アセトアミノフェン、フェノプロフェンなどのプロピオン酸、フルビプロフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、オキサプロジン、サリチル酸塩、例えば、アスピリン、トリサリチル酸コリンマグネシウム、ジフルニサル、メクロフェナム酸などのフェナメート、メフェナム酸、及びフェニルブタゾンなどのピラゾール、又はオピオイド(麻酔薬)アゴニスト(コデイン、フェンタニル、ヒドロモルホン、レボルファノール、メペリジン、メサドン、モルヒネ、オキシコドン、オキシモルホン、プロポキシフェン、ブプレノルフィン、ブタファンノール、デゾシン、ナルブフィン、及びペンタゾシンなど)が挙げられるが、これらに限定されない。更に、非薬物鎮痛アプローチは、本発明の1つ以上の化合物の投与と併せて利用され得る。例えば、麻酔薬(脊髄注入、神経遮断)、神経外科手術(CNS経路の神経溶解)、神経刺激(経皮的電気神経刺激、背側柱刺激)、物理学(理学療法、オルソティックデバイス、ジアテルミー)、又は精神学(認知法-肺機能、バイオフィードバック、又は行動法)アプローチも利用され得る。追加の適切な治療薬又はアプローチは、一般に、The Merck Manual,Nineteenth Edition,Ed.Robert S.Porter and Justin L.Kaplan,Merck Sharp&Dohme Corp.,a subsidiary of Merck&Co.,Inc.,2011,and the Food and Drug Administration website,www.fda.govに記載され、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0438】
別の実施形態では、追加的な適切な治療薬は、以下から選択される:
(1)オピオイド鎮痛剤、例えば、モルヒネ、ヘロイン、ヒドロモルホン、オキシモルホン、レボルファノール、レバロールファン、メタドン、メペリジン、フェンタニル、コカイン、コデイン、ジヒドロコデイン、オキシコドン、ヒドロコドン、プロポキシフェン、ナルメフェン、ナロールフィン、ナロキソン、ナルトレキソン、ブプレノルフィン、ブタファンノール、ナルブフィン、ペンタゾシン、又はジフェリケファリン、
(2)非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、例えば、アスピリン、ジクロフェナク、ジフルニサル、エトドラク、フェンブフェン、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン(静脈内イブプロフェン(例えば、Caldolor(登録商標))、インドメタシン、ケトプロフェン、ケトロラク(ケトロラクトロメタミン(例えば、Toradol(登録商標)が挙げられるが、限定されない)、メクロフェナム酸、メフェナム酸、メロキシカム、IVメロキシカム(例えば、Anjeso(登録商標))、ナブメトン、ナプロキセン、ニメスリド、ニトロフルビプロフェン、オルサラジン、オキサプロジン、フェニルブタゾン、ピロキシカム、スルファサラジン、スリンダック、トルメチン又はゾメピラック、
(3)バルビツール酸塩の鎮静剤、例えば、アモバルビタール、アプロバルビタール、ブタバルビタール、ブタルビタール、メホバルビタール、メトハービタール、メトヘキシタール、ペントバルビタール、フェノバルビタール、
(4)鎮静作用を有するベンゾジアゼピン、例えば、クロルジアゼポキシド、クロラゼパチン酸塩、ジアゼパム、フラゼパム、ロラゼパム、オキサゼパム、テマゼパム、又はトリアゾラム、
(5)鎮静作用を有するヒスタミン(H)アンタゴニスト、例えば、ジフェンヒドラミン、ピリラミン、プロメタジン、クロルフェニラミン、又はクロルシクリジン、
(6)鎮静剤、例えば、グルテチミド、メプロバメート、メタクアローン、又はジクロルフェナゾン、
(7)骨格筋弛緩剤、例えば、バクロフェン、カリソプロドル、クロルゾキサゾン、シクロベンザプリン、メトカルバモール、又はオルフェナドリン、
(8)NMDA受容体アンタゴニスト、例えば、デキストロメトルファン((+)-3-ヒドロキシ-N-メチルモルヒナン)又はその代謝物デキストロルファン((+)-3-ヒドロキシ-N-メチルモルヒナン)、ケタミン、メマンチン、ピロロキノリンキニン、シス-4-(ホスホノメチル)-2-ピペリジンカルボン酸、ブジピン、EN-3231(MorphiDex(登録商標))、モルヒネ及びデキストロメトルファンの組み合わせ製剤)、トピラマート、NR2Bアンタゴニストを含むネラメキサン又はパージンフォテル、例えば、イフェンプロジル、トラキソプロジル又は(-)-(R)-6-{2-[4-(3-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシ-l-ピペリジニル]-l-ヒドロキシエチル-3,4-ジヒドロ-2(lH)-キノリノン、
(9)アルファ-アドレナリン、例えば、ドキサゾシン、タムスロシン、クロニジン、グアンファシン、デキセメトミジン、モダフィニル、又は4-アミノ-6,7-ジメトキシ-2-(5-メタン-スルホンアミド-l,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)-5-(2-ピリジル)キナゾリン、
(10)三環式抗うつ薬、例えば、デシプラミン、イミプラミン、アミトリプチリン、又はノルトリプチリン、
(11)抗痙攣剤、例えば、カルバマゼピン(Tegretol(登録商標))、ラモトリギン、トピラマート、ラコサミド(Vimpat(登録商標))、又はバルプロ酸、
(12)タキキキニン(NK)アンタゴニスト、特にNK-3、NK-2又はNK-1アンタゴニスト、例えば、(アルファR,9R)-7-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]-8,9,10,11-テトラヒドロ-9-メチル-5-(4-メチルフェニル)-7H-[l,4]ジアゾシノ[2,l-g][l,7]-ナフチリジン-6-13-ジオン(TAK-637)、5-[(2R,3S)-2-[(lR)-l-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ-3-(4-フルオロフェニル)-4-モルホリニル]-メチル]-l,2-ジヒドロ-3H-l,2,4-トリアゾール-3-オン(MK-869)、沈殿剤、ランエピタント、ダピタント又は3-[[2-メトキシ-5-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-メチルアミノ]-2-フェニルピペリジン(2S,3S)、
(13)ムスカリンアンタゴニスト、例えば、オキシブチニン、トルテロジン、プロピベリン、塩化トロプシウム、ダリフェナシン、ソリフェナシン、テミベリン、及びイプラトロピウム、
(14)COX-2選択的阻害剤、例えば、セレコキシブ、ロフェコキシブ、パレコキシブ、バルデコキシブ、デラコキシブ、エトリコキシブ、又はルミラコキシブ、
(15)コールタール鎮痛剤、特にパラセタモール、
(16)ドロペリドール、クロルプロマジン、ハロペリドール、ペルフェナジン、チオリダジン、メソリダジン、トリフルオペラジン、フルフェナジン、クロザピン、オランザピン、リスペリドン、ジプラシドン、クエチアピンセルインドール、アリピプラゾール、ソネピプラゾール、ブロナンセリン、イロペリドン、ペロスピロン、ラクロプリド、ゾテピン、ビフェプルノクス、アセナピン、ルラシドン、アミスルプリド、バラペリドン、パリンドレ、エプリバナセリン、オサネタント、リモナバン、メクリナビント、Miraxion(登録商標)、又はsarizotanなどの神経弛緩剤、
(17)バニロイド受容体アゴニスト(例えば、レジンフェラトキシン又はシボアミド)又はアンタゴニスト(例えば、カプサゼピン、GRC-15300)、
(18)プロプラノロールなどのベータ-アドレナリン、
(19)メキシレチンなどの局所麻酔剤、
(20)デキサメタゾンなどのコルチコステロイド、
(21)5-HT受容体アゴニスト又はアンタゴニスト、特に、エレトリプタン、スマトリプタン、ナラトリプタン、ゾリトリプタン、又はリザトリプタンなどの5-HT 1B/1Dアゴニスト、
(22)R(+)-アルファ-(2,3-ジメトキシ-フェニル)-1-[2-(4-フルオロフェニルエチル)]-4-ピペリジンエタノール(MDL-100907)などの5-HT2A受容体アンタゴニスト、
(23)イソプロニクリン(TC-1734)、(E)-N-メチル-4-(3-ピリジニル)-3-ブテン-l-アミン(RJR-2403)、(R)-5-(2-アゼチジニルメトキシ)-2-クロロピリジン(ABT-594)、又はニコチンなどのコリン性(ニコチン性)鎮痛剤、
(24)トラマドル(登録商標)、トラマドルER(Ultram ER(登録商標))、IVトラマドル、タペンタゾールER(Nucynta(登録商標))、
(25)5-[2-エトキシ-5-(4-メチル-1-ピペラジニル-スルホニル)フェニル]-1-メチル-3-n-プロピル-l、6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4、3-d]ピリミジン-7-オン(シルデナフィル)、(6R,12aR)-2,3,6,7,12,12a-ヘキサヒドロ-2-メチル-6-(3,4-メチレンジオキシフェニル)-ピラジノ[2’,l’:6,l]-ピリド[3,4-b]インドール-l,4-ジオン(IC-351又はタダラフィル)、2-[2-エトキシ-5-(4-エチル-ピペラジン-1-イル-1-スルホニル)-フェニル]-5-メチル-7-プロピル-3H-イミダゾ[5,l-f][l,2,4]トリアジン-4-オン(ワルデナフィル)、5-(5-アセチル-2-ブトキシ-3-ピリジニル)-3-エチル-2-(l-エチル-3-アゼチジニル)-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン、5-(5-アセチル-2-プロポキシ-3-ピリジニル)-3-エチル-2-(l-イソプロピル-3-アゼチジニル)-2、6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン、5-[2-エトキシ-5-(4-エチルピペラジン-1-イルスルホニル)ピリジン-3-イル]-3-エチル-2-[2-メトキシエチル]-2,6-ジヒドロ-7H-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-7-オン、4-[(3-クロロ-4-メトキシベンジル)アミノ]-2-[(2S)-2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]-N-(ピリミジン-2-イルメチル)ピリミジン-5-カルボキサミド、3-(l-メチル-7-オキソ-3-プロピル-6,7-ジヒドロ-lH-ピラゾロ[4,3-d]ピリミジン-5-イル)-N-[2-(l-メチルピロリジン-2-イル)エチル]-4-プロポキシベンゼンスルホンアミドなどのPDE5阻害剤、
(26)ガバペンチン(Neurontin(登録商標))、ガバペンチンGR(Gralise(登録商標))、ガバペンチン、エナカルビル(Horizant(登録商標))、プレガバリン(Lyrica(登録商標))、3-メチルガバペンチン、(l[アルファ],3[アルファ],5[アルファ])(3-アミノ-メチル-ビシクロ[3.2.0]ヘプタ-3-イル)-酢酸、(3S,5R)-3-アミノメチル-5-メチル-ヘプタン酸、(3S,5R)-3-アミノ-5-メチル-ヘプタン酸、(3S,5R)-3-アミノ-5-メチル-オクタン酸、(2S,4S)-4-(3-クロロフェノキシ)プロリン、(2S,4S)-4-(3-フルオロベンジル)-プロリン、[(lR,5R,6S)-6-(アミノメチル)ビシクロ[3.2.0]ヘプタ-6-イル]酢酸、3-(l-アミノメチル-シクロヘキシルメチル)-4H-[1,2,4]オキサジアゾール-5-オン、C-[1-(1H-テトラゾール-5-イルメチル)-シクロヘプチル]-メチルアミン、(3S,4S)-(l-アミノメチル-3,4-ジメチル-シクロペンチル)-酢酸、(3S,5R)-3-アミノメチル-5-メチル-オクタン酸、(3S,5R)-3-アミノ-5-メチル-ノナン酸、(3S,5R)-3-アミノ-5-メチル-オクタン酸、(3R,4R,5R)-3-アミノ-4、5-ジメチル-ヘプタン酸及び(3R,4R,5R)-3-アミノ-4,5-ジメチル-オクタン酸などのアルファ-2-デルタリガンド、
(27)KHK-6188などのカンナビノイド、
(28)代謝グルタミン酸サブタイプ1受容体(mGluRl)アンタゴニスト、
(29)セルトラリン、セルトラリン代謝物デメチルセルトラリン、フルオキセチン、ノルフルオキセチン(フルオキセチンデスメチル代謝物)、フルボキサミン、パロキセチン、シタロプラム、シタロプラム代謝物デスメチルシタロプラム、エシタロプラム、d,l-フェンフルラミン、フェモキセチン、イオキセチン、シアノドチエピン、リトキセチン、ダポキセチン、ネファゾドン、セリカミン、及びトラゾドンなどのセロトニン再取り込み阻害剤、
(30)マプロチリン、ロフェプラミン、ミルタゼピン、オキサプロチリン、フェゾラミン、トモキセチン、ミアンセリン、ブプロピオン、ブプロピオン代謝産物ヒドロキシブプロピオン、ノミフェンシン、及びビロキサジン(ビバラン(登録商標))などのノルアドレナリン(ノルエピネフリン)再取り込み阻害剤、特にレボキセチン、特に(S,S)-レボキセチンなどの選択的ノルドレナリン再取り込み阻害剤、
(31)ベンラファキシン、ベンラファキシン代謝産物O-デスメチルベンラファキシン、クロミプラミン、クロミプラミン代謝産物デスメチルクロミプラミン、デュロキセチン(Cymbalta(登録商標))、ミルナシプラン、及びイミプラミンなどの二重セロトニン-ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、
(32)S-[2-[(l-イミノエチル)アミノ]エチル]-L-ホモシステイン、S-[2-[(l-イミノエチル)-アミノ]エチル]-4,4-ジオキソ-L-システイン、S-[2-[(l-イミノエチル)アミノ]エチル]-2-メチル-L-システイン、(2S,5Z)-2-アミノ-2-メチル-7-[(l-イミノエチル)アミノ]-5-ヘプタン酸、2-[[(lR,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)-ブチル]チオ]-S-クロロ-S-ピリジンカルボニトリル、2-[[(lR,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)ブチル]チオ]-4-クロロベンゾニトリル、(2S,4R)-2-アミノ-4-[[2-クロロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル]チオ]-5-チアゾールブタノール、2-[[(lR,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)ブチル]チオ]-6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジンカルボニトリル、2-[[(lR,3S)-3-アミノ-4-ヒドロキシ-1-(5-チアゾリル)ブチル]チオ]-5-クロロベンゾニトリル、N-[4-[2-(3-クロロベンジルアミノ)エチル]フェニル]チオフェン-2-カルボキサミジン、NXN-462、又はグアニジノエチルジスルフィドなどの誘導性一酸化窒素合成酵素(iNOS)阻害剤、
(33)ドネペジルなどのアセチルコリンエステラーゼ阻害剤、
(34)N-[({2-[4-(2-エチル-4,6-ジメチル-lH-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-l-イル)フェニル]エチル}アミノ)-カルボニル]-4-メチルベンゼンスルホンアミド又は4-[(15)-l-({[5-クロロ-2-(3-フルオロフェノキシ)ピリジン-3-イル]カルボニル}アミノ)エチル]安息香酸などのプロスタグランジンE2サブタイプ4(EP4)アンタゴニスト、
(35)l-(3-ビフェニル-4-イルメチル-4-ヒドロキシ-クロマン-7-イル)-シクロペンタンカルボン酸(CP-105696)、5-[2-(2-カルボキシエチル)-3-[6-(4-メトキシフェニル)-5E-ヘキセニル]オキシフェノキシ]-吉草酸(ONO-4057)又はDPC-11870などのロイコトリエンB4アンタゴニスト、
(36)ジレウトン、6-[(3-フルオロ-5-[4-メトキシ-3,4,5,6-テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル])フェノキシ-メチル]-1-メチル-2-キノロン(ZD-2138)、又は2,3,5-トリメチル-6-(3-ピリジルメチル)-1,4-ベンゾキノン(CV-6504)などの5-リポキシゲナーゼ阻害剤、
(37)リドカイン、リドカイン+テトラカインクリーム(ZRS-201)又は酢酸エスリカルバゼピンなどのナトリウムチャネル遮断薬、
(38)XEN-402、XEN403、TV-45070、PF-05089771、CNV1014802、GDC-0276、RG7893 BIIB-074(ビキソトリギン)、BIIB-095、ASP-1807、DSP-3905、OLP-1002、RQ-00432979、FX-301、DWP-1706、DWP-17061、IMB-110、IMB-111、IMB-112、及びWO2011/140425(US2011/306607)、WO2012/106499(US2012/196869)、WO2012/112743(US2012245136)、WO2012/125613(US2012/264749)、WO2012/116440(US2014/187533)、WO2011/026240(US2012/220605)、US8883840、US8466188、WO2013/109521(US2015005304)、WO2020/092667(US2020/140411)、又はCN111217776(各出願の全内容が参照により本明細書に組み込まれる)に開示されるものなどのNa1.7遮断薬、
(38a)(2-ベンジルスピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル)-(4-イソプロポキシ-3-メチル-フェニル)メタノン、2,2,2-トリフルオロ-1-[1’-[3-メトキシ-4-[2-(トリフルオロメトキシ)エトキシ]ベンゾイル]-2,4-ジメチル-スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]エタノン、[8-フルオロ-2-メチル-6-(トリフルオロメチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]-(4-イソブトキシ-3-メトキシ-フェニル)メタノン、1-(4-ベンズヒドリルピペラジン-1-イル)-3-[2-(3,4-ジメチルフェノキシ)エトキシ]プロパン-2-オール、(4-ブトキシ-3-メトキシ-フェニル)-[2-メチル-6-(トリフルオロメチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]メタノン、[8-フルオロ-2-メチル-6-(トリフルオロメチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]-(5-イソプロポキシ-6-メチル-2-ピリジル)メタノン、(4-イソプロポキシ-3-メチル-フェニル)-[2-メチル-6-(1,1,2,2,2-ペンタフルオロエチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]メタノン、5-[2-メチル-4-[2-メチル-6-(2,2、2-トリフルオロアセチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-カルボニル]フェニル]ピリジン-2-カルボニトリル、(4-イソプロポキシ-3-メチル-フェニル)-[6-(トリフルオロメチル)スピロ[3,4-ジヒドロ-2H-ピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]メタノン、2,2,2-トリフルオロ-1-[1’-[3-メトキシ-4-[2-(トリフルオロメトキシ)エトキシ]ベンゾイル]-2-メチル-スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]エタノン、2,2,2-トリフルオロ-1-[1’-(5-イソプロポキシ-6-メチル-ピリジン-2-カルボニル)-3,3-ジメチル-スピロ[2,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]エタノン、2,2,2-トリフルオロ-1-[1’-(5-イソペンチルオキシピリジン-2-カルボニル)-2-メチル-スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]エタノン、(4-イソプロポキシ-3-メトキシ-フェニル)-[2-メチル-6-(トリフルオロメチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]メタノン、2,2,2-トリフルオロ-1-[1’-(5-イソペンチルオキシピリジン-2-カルボニル)-2,4-ジメチル-スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]エタノン、1-[(3S)-2,3-ジメチル-1’-[4-(3,3,3-トリフルオロプロポキシメチル)ベンゾイル]スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]-2,2,2-トリフルオロ-エタノン、[8-フルオロ-2-メチル-6-(トリフルオロメチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]-[3-メトキシ-4-[(1R)-1-メチルプロポキシ]フェニル]メタノン、2,2,2-トリフルオロ-1-[1’-(5-イソプロポキシ-6-メチル-ピリジン-2-カルボニル)-2,4-ジメチル-スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]エタノン、1-[1’-[4-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]-2-メチル-スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-6-イル]-2,2-ジメチル-プロパン-1-オン、(4-イソプロポキシ-3-メチル-フェニル)-[2-メチル-6-(トリフルオロメチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]メタノン、[2-メチル-6-(1-メチルシクロプロパンカルボニル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]-[4-(3,3,3-トリフルオロプロポキシメチル)フェニル]メタノン、4-ブロモ-N-(4-ブロモフェニル)-3-[(1-メチル-2-オキソ-4-ピペリジル)スルファモイル]ベンズアミド又は(3-クロロ-4-イソプロポキシ-フェニル)-[2-メチル-6-(1,1,2,2,2-ペンタフルオロエチル)スピロ[3,4-ジヒドロピロロ[1,2-a]ピラジン-1,4’-ピペリジン]-1’-イル]メタノンなどのNa1.7遮断薬、
(39)PF-04531083、PF-06372865など、及びWO2008/135826(US2009/048306)、WO2006/011050(US2008312235)、WO2013/061205(US2014/296313)、US2013/0303535、WO2013/131018、US8466188、WO2013/114250(US2013/274243)、WO2014/120808(US2014/213616)、WO2014/120815(US2014/228371)WO2014/120820(US2014/221435)、WO2015/010065(US2016/0152561)、WO2015/089361(US2015/0166589)、WO2019/014352(US2019/0016671)、WO2018/213426、WO2020/146682、WO2020/146612、WO2020/014243、WO2020/014246、WO2020/092187、WO2020/092667(US2020/140411)、WO2020/140959、WO2020/151728、WO2020/261114、WO2021/032074、CN112390745、CN111808019、CN112225695、CN112457294、CN112300051、CN112300069、CN112441969、又はCN112479996(各出願の全内容が参照により本明細書に組み込まれる)に開示されるものなどのNa1.8遮断薬、
(39a)4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-4-(ペルフルオロエチル)ベンズアミド、4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ベンズアミド、4,5-ジクロロ-2-(3-フルオロ-4-メトキシフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-4-(ペルフルオロエチル)ベンズアミド、5-クロロ-2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ベンズアミド、N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、5-クロロ-2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ベンズアミド、4-クロロ-2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ベンズアミド、5-クロロ-2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)ベンズアミド、2-((5-フルオロ-2-ヒドロキシベンジル)オキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-2-(o-トリルオキシ)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-2-(2-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メチル-フェノキシ)-N-(2-オキソ-1H-ピリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、[4-[[2-(4-フルオロ-2-メチル-フェノキシ)-4-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]-2-オキソ-1-ピリジル]リン酸二水素メチル、2-(4-フルオロ-2-(メチル-d)フェノキシ)-N-(2-オキソ-1,2-ジヒドロピリジン-4-イル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、(4-(2-(4-フルオロ-2-(メチル-d)フェノキシ)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド)-2-オキソピリジン-1(2H)-イル)リン酸メチル二水素、3-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-(メチルスルホニル)フェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド、3-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド、3-(2-クロロ-4-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド、3-(4-クロロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド、4-(3-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)キノキサリン-2-カルボキサミド)ピコリン酸、2-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノリン-3-カルボキサミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノリン-3-カルボキサミド、3-(2,4-ジフルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド、N-(3-スルファモイルフェニル)-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)キノリン-3-カルボキサミド、N-(3-スルファモイルフェニル)-3-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)キノキサリン-2-カルボキサミド、3-(4-クロロ-2-メチルフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド、5-(3-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)キノキサリン-2-カルボキサミド)ピコリン酸、3-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(2-オキソ-2、3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)キノキサリン-2-カルボキサミド、3-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(ピリジン-4-イル)キノキサリン-2-カルボキサミド、3-(4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)キノキサリン-2-カルボキサミド、N-(3-シアノフェニル)-3-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)キノキサリン-2-カルボキサミド、N-(4-カルバモイルフェニル)-3-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)キノキサリン-2-カルボキサミド、4-(3-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)キノキサリン-2-カルボキサミド)安息香酸、N-(4-シアノフェニル)-3-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)キノキサリン-2-カルボキサミド、5-(4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、5-(2-(2,4-ジメトキシフェノキシ)-4、6-ビス(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ピコリン酸、4-(4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)ベンズアミド)安息香酸、5-(2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-4,6-ビス(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ピコリン酸、4-(2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-4-(ペルフルオロエチル)ベンズアミド)安息香酸、5-(2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-4-(ペルフルオロエチル)ベンズアミド)ピコリン酸、4-(2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド)安息香酸、5-(4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、4-(2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-4-(ペルフルオロエチル)ベンズアミド)安息香酸、4-(2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-4-(ペルフルオロエチル)ベンズアミド)安息香酸、4-(4,5-ジクロロ-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)ベンズアミド)安息香酸、4-(4,5-ジクロロ-2-(4-クロロ-2-メチルフェノキシ)ベンズアミド)安息香酸、5-(4-(tert-ブチル)-2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、5-(4,5-ジクロロ-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、4-(4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)ベンズアミド)安息香酸、5-(4,5-ジクロロ-2-(2,4-ジメトキシフェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、5-(4,5-ジクロロ-2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、5-(4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、4-(4,5-ジクロロ-2-(4-クロロ-2-メトキシフェノキシ)ベンズアミド)安息香酸、5-(4,5-ジクロロ-2-(2,4-ジフルオロフェノキシ)ベンズアミド)ピコリン酸、2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-6-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-5-(ジフルオロメチル)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2-(4-フルオロフェノキシ)-4-(ペルフルオロエチル)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2-(4-クロロ-2-メトキシフェノキシ)-4-(ペルフルオロエチル)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、5-クロロ-2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2,4-ジクロロ-6-(4-クロロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2,4-ジクロロ-6-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-4,6-ビス(トリフルオロメチル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-4、6-ビス(トリフルオロメチル)ベンズアミド、5-クロロ-2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-4-(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、4,5-ジクロロ-2-(4-フルオロフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2-(4-フルオロ-2-メトキシフェノキシ)-4-(ペルフルオロエチル)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、5-フルオロ-2-(4-フルオロ-2-メチルフェノキシ)-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、2-(2-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-4-シアノ-N-(3-スルファモイルフェニル)ベンズアミド、N-(3-スルファモイルフェニル)-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[2-(トリジュウテリオメトキシ)-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[2-(トリジ

ュウテリオメトキシ)-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド、4-[[2-フルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、4-[[3-クロロ-2-フルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、4-[[2-フルオロ-6-[2-(トリジュウテリオメトキシ)-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-3-(ジフルオロメチル)-2-フルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ベンズアミド、4-[[2-フルオロ-6-[2-(トリジュウテリオメトキシ)-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメトキシ)ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-6-[2-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-2-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[2-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2,3,4-トリフルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ベンズアミド、N-(2-カルバモイル-4-ピリジル)-3-フルオロ-5-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-4-カルボキサミド、4-[[6-[2-(ジフルオロメトキシ)-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-2-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-6-[3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-2-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(4-カルバモイル-3-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、4-[[2-フルオロ-6-[2-(トリジュウテリオメトキシ)-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-5-(1,1,2,2,2-ペンタフルオロエチル)ベンズアミド、4-[[4-(ジフルオロメトキシ)-2-フルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-[2-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、4-[[4-シクロプロピル-2-フルオロ-6-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-5-フルオロ-2-[2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、5-[[2-フルオロ-6-[2-(トリジュウテリオメトキシ)-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド、N-(3-カルバモイル-4-フルオロ-フェニル)-2-フルオロ-6-(4-フルオロフェノキシ)-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド、4-(2-フルオロ-6-(2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)-3-(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ピコリンアミド、又は4-[[2-フルオロ-6-[3-フルオロ-2-メトキシ-4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-3-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミドなどのNa1.8遮断薬、
(40)DSP-2230、Lohocla201又はBL-1021などのNa1.7及びNa1.8遮断薬の組み合わせ、
(41)オンダンセトロンなどの5-HT3アンタゴニスト、
(42)カプサイシン(NeurogesX(登録商標)、Qutenza(登録商標))などのTPRV1受容体アゴニスト、並びにその薬学的に許容される塩及び溶媒和物、
(43)バレニクリンなどのニコチン受容体アンタゴニスト、
(44)Z-160などのN型カルシウムチャネルアンタゴニスト、
(45)タンネズマブなどの神経成長因子アンタゴニスト、
(46)センレボターゼなどのエンドペプチダーゼ刺激剤、
(47)EMA-401などのアンジオテンシンIIアンタゴニスト、
(48)アセトアミノフェン(静脈内アセトアミノフェン(例えば、Ofirmev(登録商標))を含むが、これらに限定されない)、
(49)ブピバカイン(ブピバカインリポソーム注射用懸濁液(例えば、Exparel(登録商標))ブピバカインER(Posimir)、ブピバカインコラーゲン(Xaracoll)、及び経皮ブピバカイン(Eladur(登録商標))を含むが、これらに限定されない)、並びに
(50)ブピバカイン及びメロキシカムの組み合わせ(例えば、HTX-011/Zynrelef(商標))。
【0439】
一実施形態では、追加の適切な治療薬は、V-116517、プレガバリン、制御放出プレガバリン、エゾガビン(Potiga(登録商標))から選択される。ケタミン/アミトリプチリン局所用クリーム(Amiket(登録商標))、AVP-923、Perampanel(E-2007)、ルフィンアミド、経皮ブピバカイン(Eladur(登録商標))、CNV1014802,JNJ-10234094(Carisbamate)、BMS-954561又はARC-4558。
【0440】
別の実施形態では、追加の適切な治療剤は、N-(6-アミノ-5-(2,3,5-トリクロロフェニル)ピリジン-2-イル)アセトアミド、N-(6-アミノ-5-(2-クロロ-5-メトキシフェニル)ピリジン-2-イル)-1-メチル-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド、又は3-((4-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1H-イミダゾール-2-イル)メチル)オキセタン-3-アミンから選択される。
【0441】
別の実施形態では、追加の治療剤は、GlyT2/5HT2阻害剤から選択され、例えば、オプレンセリン(VVZ149)、CA008などのTRPV変調器と、CMX-020、NEO6860、FTABS、CNTX4975、MCP101、MDR16523、又はMDR652、ブリボグリド(AYX1)などのEGR1阻害剤、タネズマブなどのNGF阻害剤、ファシヌマブ、ASP6294、MEDI7352、セブラノパドールなどのMuオピオイドアゴニスト、NKTR181(オキシコデゴル)、NEO1940(AZN1940)などのCB-1アゴニスト、CR4056などのイミダゾリン12アゴニスト、又はLEVI-04などのp75NTR-Fc調節因子から選択される。
【0442】
別の実施形態では、追加的な治療剤は、オリセリジン又はロピバカイン(TLC590)である。
【0443】
別の実施形態では、追加の治療剤は、ST-2427又はST-2578などのNa1.7遮断薬であり、WO2010/129864、WO2015/157559、WO2017/059385、WO2018/183781、WO2018/183782、WO2020/072835、及びWO2002/036297に開示されており、各出願の全内容が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2020/072835に開示されているNa1.7遮断薬である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2022/036297に開示されているNa1.7遮断薬である。
【0444】
別の実施形態では、追加の治療剤は、ASP18071、CC-8464、ANP-230、ANP-231、NOC-100、NTX-1175、ASN008、NW3509、AM-6120、AM-8145、AM-0422、BL-017881、NTM-006、オピランセリン(Unafra(商標))、ブリボリジド、SR419、NRD.E1、LX9211、LY3016859、ISC-17536、NFX-88、LAT-8881、AP-235、NYX2925、CNTX-6016、S-600918、S-637880、RQ-00434739、KLS-2031、MEDI7352、又はXT-150である。
【0445】
別の実施形態では、追加の治療剤は、Olinvyk、Zynrelef、Seglentis、Neumentum、Nevakar、HTX-034、CPL-01、ACP-044、HRS-4800、Tarlige、BAY2395840、LY3526318、Eliapixant、TRV045、RTA901、NRD1355--E1、MT-8554、LY3556050、AP-325、テトロドトキシン、オテナプロクセスル、CFTX-1554、Funapide、iN1011-N17、JMKX000623、ETX-801、又はACD440である。
【0446】
別の実施形態では、追加の治療剤は、WO2021/257490、WO2021/257420、WO2021/257418、WO2020/014246、WO2020/092187、WO2020/092667、WO2020/261114、CN112457294、CN112225695、CN111808019、WO2021/032074、WO2020/151728、WO2020/140959、WO2022/037641、WO2022/037647、CN112300051、CN112300069、WO2014/120808、WO2015/089361、WO2019/014352、WO2021/113627、WO2013/086229、WO2013/134518、WO2014/211173、WO2014/201206、WO2016/141035、WO2021/252818、WO2021/252822、及びWO2021/252820に開示される化合物である。
【0447】
いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2013/086229に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2013/134518に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2014/211173に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2014/201206に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2016/141035に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2021/252818に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2021/252822に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2021/252820に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2020/072835に開示される化合物である。いくつかの実施形態では、追加の治療剤は、WO2022/036297に開示される化合物である。
【0448】
別の実施形態では、追加の治療剤は、上記で特定されたNa1.7及びNa1.8遮断薬などのナトリウムチャネル阻害剤(ナトリウムチャネル遮断薬としても知られる)である。
【0449】
本発明の組成物中に存在する追加の治療剤の量は、唯一の活性剤としてその治療剤を含む組成物中で通常投与される量以下であってもよい。本開示の組成物中の追加の治療剤の量は、唯一の治療活性剤としてその剤を含む組成物中に通常存在する量の約10%~100%の範囲であり得る。
【0450】
化合物1又はその薬学的に許容される組成物はまた、人工器官、人工弁、血管移植片、ステント及びカテーテルなどの移植可能な医療装置をコーティングするための組成物に組み込まれてもよい。したがって、別の態様は、本明細書のクラス及びサブクラスにおける化合物1又はその塩を含む移植可能なデバイスをコーティングするための組成物、並びに該移植可能なデバイスをコーティングするのに好適な担体を含む。更に別の態様では、移植可能なデバイスは、化合物1又はその塩、及び該移植可能なデバイスをコーティングするのに好適な担体を含む組成物でコーティングされてもよい。好適なコーティング及びコーティングされた移植可能なデバイスの一般的な調製は、米国特許第6,099,562号、第5,886,026号、及び第5,304,121号に記載されている。コーティングは、典型的には、ヒドロゲルポリマー、ポリメチルジシロキサン、ポリカプロラクトン、ポリエチレングリコール、ポリ乳酸、エチレンビニルアセテート、及びそれらの混合物などの生体適合性高分子材料である。コーティングは、フルオロシリコーン、多糖類、ポリエチレングリコール、リン脂質、又はそれらの組み合わせの好適なトップコーティングによって必要に応じて更に覆われて、組成物中に制御された放出特性を付与し得る。
【0451】
列挙された実施形態
本開示の更なる実施形態は、以下の付番された条項に記載される:
1.対象における疼痛を治療する又はその重症度を軽減する方法であって、対象に化合物1、
【化3】
又はその薬学的に許容される塩を、1日約10mg~約300mgの量で投与することを含む、方法。
【0452】
2.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日約20mg~200mgの量で投与される、条項1に記載の方法。
【0453】
3.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約10mg~約300mgの量で、及び1日目の後に約5mg~約200mgの量で投与される、条項1に記載の方法。
【0454】
4.化合物1又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約20mg~約200mgの量で投与される、条項3に記載の方法。
【0455】
5.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約20mg~約30mgの量で投与される、条項3に記載の方法。
【0456】
6.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約60mg~約90mgの量で投与される、条項3に記載の方法。
【0457】
7.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目に約100mg~約150mgの量で投与される、条項3に記載の方法。
【0458】
8.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日2回の用量で投与される、条項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【0459】
9.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、初回用量及び後続用量で、1日目に投与され、初回用量が後続用量よりも大きい、条項8に記載の方法。
【0460】
10.後続用量が、初回用量の12時間後に投与される、条項9に記載の方法。
【0461】
11.初回用量が、約20mg~約100mgである、条項9又は10に記載の方法。
【0462】
12.初回用量が、約20mgである、条項9~11のいずれか一項に記載の方法。
【0463】
13.初回用量が、約60mgである、条項9~11のいずれか一項に記載の方法。
【0464】
14.初回用量が、約100mgである、条項9~11のいずれか一項に記載の方法。
【0465】
15.後続用量が、約10mg~約100mgである、条項9~14のいずれか一項に記載の方法。
【0466】
16.後続用量が、約10mg~約50mgである、条項9~14のいずれか一項に記載の方法。
【0467】
17.後続用量が、約10mgである、条項9~16のいずれか一項に記載の方法。
【0468】
18.後続用量が、約30mgである、条項9~16のいずれか一項に記載の方法。
【0469】
19.後続用量が、約50mgである、条項9~16のいずれか一項に記載の方法。
【0470】
20.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目の後に1日2回の用量で投与される、条項3~19のいずれか一項に記載の方法。
【0471】
21.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目の後に1日約10mg~50mgの2回の用量で投与される、条項20に記載の方法。
【0472】
22.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目の後に、1日約10mgの2回の用量で投与される、条項20に記載の方法。
【0473】
23.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目の後に、1日約30mgの2回の用量で投与される、条項20に記載の方法。
【0474】
24.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日目の後に、1日約50mgの2回の用量で投与される、条項20に記載の方法。
【0475】
25.12時間が、2回の用量の各々の投与の間に経過する、条項20~24のいずれか一項に記載の方法。
【0476】
26.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、1日1回の用量で投与される、条項1に記載の方法。
【0477】
27.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、少なくとも1週間投与される、条項1~26のいずれか一項に記載の方法。
【0478】
28.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、少なくとも6週間投与される、条項1~26のいずれか一項に記載の方法。
【0479】
29.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、少なくとも2日間投与される、条項1~26のいずれか一項に記載の方法。
【0480】
30.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、経口投与される、条項1~29のいずれか一項に記載の方法。
【0481】
31.化合物1、又はその薬学的に許容される塩が、静脈内投与される、条項1~29のいずれか一項に記載の方法。
【0482】
32.疼痛が、慢性疼痛、腸の疼痛、神経障害性疼痛、筋骨格痛、急性疼痛、炎症性疼痛、がん疼痛、特発性疼痛、術後疼痛、又は内臓痛を含む、条項1~30のいずれか一項に記載の方法。
【0483】
33.疼痛が、多発性硬化症、シャルコー・マリー・トゥース症候群、失禁、病理学的咳、又は心不整脈に関連する、条項1~30のいずれか一項に記載の方法。
【0484】
34.疼痛が、神経障害性疼痛を含む、条項32に記載の方法。
【0485】
35.神経障害性疼痛が、ヘルペス後神経痛を含む、条項34に記載の方法。
【0486】
36.神経障害性疼痛が、小径線維ニューロパチーを含む、条項34に記載の方法。
【0487】
37.神経障害性疼痛が、特発性小径線維ニューロパチーを含む、条項34に記載の方法。
【0488】
38.神経障害性疼痛が、糖尿病性ニューロパチーを含む、条項34に記載の方法。
【0489】
39.糖尿病性ニューロパチーが、糖尿病性末梢ニューロパチーを含む、条項38に記載の方法。
【0490】
40.疼痛が、筋骨格痛を含む、条項32に記載の方法。
【0491】
41.筋骨格痛が、変形性関節炎疼痛を含む、条項40に記載の方法。
【0492】
42.疼痛が、急性疼痛を含む、条項32に記載の方法。
【0493】
43.急性疼痛が、急性術後疼痛を含む、条項42に記載の方法。
【0494】
44.疼痛が、術後疼痛を含む、条項32に記載の方法。
【0495】
45.術後疼痛が、バニオン切除疼痛を含む、条項44に記載の方法。
【0496】
46.術後疼痛が、腹部形成疼痛を含む、条項44に記載の方法。
【0497】
47.術後疼痛が、ヘルニア縫合の疼痛を含む、条項44に記載の方法。
【0498】
48.疼痛が、内臓痛を含む、条項32に記載の方法。
【0499】
49.対象が、化合物1又はその薬学的に許容される塩の投与前に、11点数値疼痛評価尺度で少なくとも4のベースライン疼痛スコアを経験した、条項1~48のいずれか一項に記載の方法。
【0500】
50.対象が、化合物1又はその薬学的に許容される塩の投与前に、言語カテゴリー評価尺度で中等度又は重度のベースライン疼痛レベルを経験した、条項1~48のいずれか一項に記載の方法。
【0501】
51.方法が、化合物1を非塩形態で対象に投与することを含む、条項1~50のいずれか一項に記載の方法。
【0502】
52.対象が、化合物、又は薬学的に許容される塩による治療と同時に、その前に、又はその後に投与される1つ以上の追加の治療剤で治療される、条項1~51のいずれか一項に記載の方法。
【0503】
53.医薬品としての前述の方法のいずれかにおける化合物1、又はその薬学的に許容される塩の使用。
【0504】
54.
(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1)又はその薬学的に許容される塩と、
少なくとも1つのポリマーと、を含む、固体分散体。
【0505】
55.化合物1、又はその薬学的に許容される塩、及びポリマーが、溶媒と共噴霧乾燥される、条項54に記載の固体分散体。
【0506】
56.ポリマーが、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートコハク酸塩(HPMCAS)、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー、及びそれらの任意の組み合わせから選択される、条項54又は55に記載の固体分散体。
【0507】
57.ポリマーが、HPMCASである、条項54~56のいずれか一項に記載の固体分散体。
【0508】
58.固体分散体が、
約20重量%~約50重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩と、
約50重量%~約80重量%のポリマーと、を含む、条項54~57のいずれか一項に記載の固体分散体。
【0509】
59.固体分散体が、
約25重量%の化合物1、又はその薬学的に許容される塩と、
約75重量%のポリマーと、を含む、条項54~58のいずれか一項に記載の固体分散体。
【0510】
60.化合物1が、実質的に非晶質である、条項54~59のいずれか一項に記載の固体分散体。
【0511】
61.請求項54~60のいずれか一項に記載の固体分散体を含む、医薬組成物。
【0512】
62.医薬組成物が、錠剤である、条項61に記載の医薬組成物。
【0513】
63.医薬組成物が、少なくとも1つの充填剤、少なくとも1つの崩壊剤、少なくとも1つの滑沢剤、及びそれらの任意の組み合わせから選択される1つ以上の添加剤を更に含む、条項61又は62に記載の医薬組成物。
【0514】
64.医薬組成物が、少なくとも1つのポリマー、少なくとも1つの充填剤、少なくとも1つの滑沢剤、及び少なくとも1つの崩壊剤を更に含む、条項61又は62に記載の医薬組成物。
【0515】
65.医薬組成物が、約72.5重量%の充填剤、約4.5重量%の崩壊剤、及び約3重量%の滑沢剤を含む、条項63に記載の医薬組成物。
【0516】
66.充填剤が、微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、マンニトール、及びそれらの任意の組み合わせから選択される、条項63~65のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0517】
67.崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、及びそれらの任意の組み合わせから選択される、条項63~66のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0518】
68.滑沢剤が、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、及びそれらの任意の組み合わせから選択される、条項63~67のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0519】
69.充填剤が、微結晶性セルロース及びラクトース一水和物を含み、崩壊剤が、クロスカルメロースナトリウムを含み、滑沢剤が、フマル酸ステアリルナトリウムを含む、条項63~68のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0520】
70.医薬組成物が、約1~約50mgの化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む、条項61~69のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0521】
71.医薬組成物が、約10mgの化合物1、又はその薬学的に許容される塩を含む、条項61~69のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0522】
72.化合物1又はその薬学的に許容される塩を対象に投与することが、請求項61~71のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与することを含む、条項1~52のいずれか一項に記載の方法。
【0523】
本発明の化合物の合成
化合物1は、実施例に記載される方法、他の類似の方法、及び当業者に既知の他の方法によって、既知の材料から調製することができる。当業者であれば理解するであろうように、以下に記載の方法における中間化合物の官能基は、好適な保護基によって保護される必要があり得る。保護基は、当業者に周知の標準的な技術に従って追加又は除去されてもよい。保護基の使用は、T.G.M.Wuts et al.,Greene’s Protective Groups in Organic Synthesis(4th ed.2006)に記載されている。
【実施例
【0524】
略語
別段の記載がない限り、又は文脈が別段に指示する場合、以下の略語は、以下の意味を有すると理解されるべきである。
【表17】
【0525】
実施例1
(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1)の調製
【化4】
ステップ1:
NEt(7.7mL、55.2mmol)を、窒素下で、0℃で撹拌しながらDCM(80mL)中の2-ジアゾ-3-オキソ-ペンタン酸エチル(6.69g、39.3mmol)溶液に添加した。トリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリル(8.5mL、47.0mmol)を5分間にわたって滴加し、混合物を0℃で更に30分間撹拌した。反応混合物をペンタン(100mL)で希釈し、層を分離し、有機相を希釈重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)、次いで、ブライン(100mL)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮して、エチル(Z)-2-ジアゾ-3-トリメチルシリルオキシ-ペンタ-3-エノエート(9.4g、99%)を赤色の油として得た。H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 5.33(q,J=7.0Hz,1H)、4.25(q,J=7.1Hz,2H)、1.67(d,J=7.0Hz,3H)、1.29(t,J=7.1Hz,3H)、0.22(s,9H)ppm。
【0526】
ステップ2:
-78℃で撹拌するDCM(80mL)中の1,1,1-トリフルオロプロパン-2-オン(8mL、89.4mmol)の溶液に、カニューレを介してTiCl(DCM中の70mLの1M、70.00mmol)を添加した。得られた溶液に、40mLのDCM中のエチル(Z)-2-ジアゾ-3-トリメチルシリルオキシ-ペンタ-3-エノエート(36.1gの31.3%w/w、46.6mmol)の溶液を15分間にわたって滴加した。100分後、反応物を水で慎重にクエンチし、温度をゆっくりと上昇させ、次いでDCMで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(330g SiO、ヘプタン中0~20%のEtOAc)により精製して、2-ジアゾ-6,6,6-トリフルオロ-5-ヒドロキシ-4,5-ジメチル-3-オキソ-ヘキサン酸エチル(8.82g、67%)を得て、これをトルエン溶液として保存した。H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 4.33(q,J=7.1Hz,2H)、4.14(q,J=7.0Hz,1H)、3.98(s,1H)、1.43(q,J=1.2Hz,3H)、1.35(t,J=7.1Hz,3H)、1.31(dq,J=7.0,1.4Hz,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値282.08273、実測値283.1(M+1)、281.0(M-1)
【0527】
ステップ3:
ベンゼン(32mL)中の四酢酸ジロジウム(245mg、0.55mmol)の溶液を還流で10分間加熱し、その後、ベンゼン(13mL)中の2-ジアゾ-6,6,6-トリフルオロ-5-ヒドロキシ-4,5-ジメチル-3-オキソ-ヘキサン酸エチル(10g、35.4mmol)の溶液を、60分間還流しながら添加漏斗を介してゆっくりと添加した。次いで、混合物を真空中で濃縮して、残留触媒を含有する緑色の残渣として、及びエステルの隣の位置でのエピマーの混合物として、rac-(4R,5R)-4,5-ジメチル-3-オキソ-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸エチル(9.0g、100%)を得た。材料を、更に精製することなく使用した。H NMR(500MHz,クロロホルム-d)δ 4.83-4.57(m,1H)、4.38-4.16(m,2H)、2.60(dddd,J=9.3,8.2,5.6,1.4Hz,1H)、1.73-1.63(m,3H)、1.30(t,J=7.1Hz,3H)、1.24(ddq,J=6.4,4.1,1.9Hz,3H)ppm。
【0528】
ステップ4:
-78℃で撹拌するDCM(400mL)中のrac-(4R,5R)-4,5-ジメチル-3-オキソ-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸エチル(48g、188.83mmol)の撹拌溶液に、DIPEA(29.680g、40mL、229.64mmol)を添加した。DCM(200mL)中のトリフルオロメチルスルホニルトリフルオロメタンスルホネート(53.440g、32mL、189.41mmol)の溶液を、同じ温度で1時間にわたって反応混合物に添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した後、100mLの飽和NaHCO水溶液でクエンチした。有機層を分離し、水層をDCM(160mL)で抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮して、rac-(4R,5R)-2,3-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-3H-フラン-5-カルボン酸エチル(71g、97%)を得た。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 4.38-4.32(m,2H)、3.29-3.23(m,1H)、1.64(s,3H)、1.37-1.33(m,6H)ppm。
【0529】
ステップ5:
トルエン(130.00mL)中のrac-(4R,5R)-2,3-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-3H-フラン-5-カルボン酸エチル(26g、67.311mmol)の撹拌溶液に、(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)ボロン酸(14g、74.5mmol)、続いて、アルゴン雰囲気下でKPO(100mLの2M、200.00mmol)を添加した。反応物を脱気した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(4g、3.46mmol)を添加した。更に脱気した後、反応物を100℃で2時間加熱した。反応混合物を水で希釈し、水層をEtOAc(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(SiO、ヘプタン中0~10%のEtOAc)により精製して、6:1のジアステレオマー混合物として4-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-2,3-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-3H-フラン-5-カルボン酸エチル(24.4g、93%)を得て、主要な異性体は、rac-(4R,5R)-4-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-2,3-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-3H-フラン-5-カルボン酸エチルであると考えられる。主要異性体:H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 6.88-6.79(m,2H)、4.17-4.09(m,2H)、3.90(s,3H)、3.46(q,J=7.4Hz,1H)、1.67(s,3H)、1.12(t,J=7.4Hz,3H)、1.06(dd,J=5.4,2.7Hz,3H)ppm。微量異性体H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 6.88-6.79(m,2H)、4.17-4.09(m,2H)、3.88(s,3H)、3.76-3.71(m,1H)、1.51(s,3H)、1.12(t,J=7.4Hz,3H)、0.99(dd,J=5.4,2.7Hz,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値380.1047、実測値381.02(M+1)
【0530】
ステップ6:
DCM(360mL)中の4-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-2,3-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-3H-フラン-5-カルボン酸エチル(110g、243.0mmol)の氷冷溶液に、BBr(370mLの1M、370.0mmol)を滴加した。完了時に、混合物を、水及び重炭酸ナトリウム水溶液の添加によってクエンチし、水層をDCMで抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮した。残渣を周囲温度でDCM(430mL)中に溶解させ、TFA(40mL、519.2mmol)を添加し、次いで、反応物を45℃に加熱した。完了時に、混合物を重炭酸ナトリウム水溶液の添加によってクエンチし、水層をDCMで抽出し、乾燥させ(MgSO)、真空中で濃縮して、ジアステレオマーの5:1混合物中の所望の生成物を得た。再結晶は、可能な限り最小量のDCM中で粗製物を可溶化し、この溶液の上にヘプタンの層を添加することによって実施された(液体-液体拡散)。約1時間後、第一及び第二の結晶化から56.5g(d.r.97:3 syn:anti)を得て、第三の結晶化から更に4.6g(d.r.96:4 syn:anti)を得た。第1~第3のバッチを組み合わせて、6,7-ジフルオロ-1,2-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-1H-フロ[2,3-c]クロメン-4-オン(61g、78%)を得、主要な異性体は、rac-(1S,2R)-6,7-ジフルオロ-1,2-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-1H-フロ[2,3-c]クロメン-4-オンであると考えられる。ESI-MS m/z 計算値320.04718、実測値321.5(M+1)、319.6(M-1)
【0531】
ステップ7:
rac-(1S,2R)-6,7-ジフルオロ-1,2-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)-1H-フロ[2,3-c]クロメン-4-オン(30g、93.69mmol)をEtOAc(400mL)中に溶解させ、活性化木炭(6g、499.6mmol)(0.2g/gの基質)で周囲温度で4時間30分間撹拌した。混合物を、EtOAcで洗浄しながら、セライトのパッドを通して濾過した。濾液を真空中で濃縮して、白色固体を得た。白色固体をMeOH(600mL)中に懸濁させ、2.25L Parrボトル中のMeOH(150mL)中のPd(OH)(13.62gの20%w/w、19.40mmol)の懸濁液に添加した。得られた混合物を、60psiの水素圧力下でParr水素化器内で一晩振盪した。懸濁液を、窒素雰囲気下でセライトを通して濾過し、MeOH、次いでEtOAcですすぎ、得られた濾液を真空中で濃縮して、rac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸メチル(32.75g、99%)を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d4)δ 7.05(ddq,J=9.4,5.9,1.9Hz,1H)、6.57(ddd,J=10.0,9.0,7.6Hz,1H)、5.01(d,J=6.0Hz,1H)、4.34(dd,J=8.4,6.0Hz,1H)、3.49(s,3H)、3.01-2.86(m,1H)、1.50(q,J=1.2Hz,3H)、0.89(dq,J=7.6,1.9Hz,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値354.08905、実測値353.3(M-1)
【0532】
ステップ8:
THF(620mL)中のrac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸メチル(60.8g、171.6mmol)の溶液を1°Cに冷却し、内部温度を10℃未満に維持しながら、カリウムtert-ブトキシド(65.0472g、579.7mmol)を10分間にわたって添加した。混合物を0℃で更に5分間撹拌し、その後、混合物をわずかに加温した。温度が13℃に達した時点で、反応物を氷浴で再び冷却した後、2M HCl(365mL、pH1)を添加し、内部温度を15℃未満に保った。水(300mL)を添加し、層を分離し、水層をEtOAc(110mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(300mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮して、rac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸(58.22g、100%)を得た。H NMR(400MHz,メタノール-d)δ 7.00(ddd,J=8.4,5.6,2.3Hz,1H)、6.69(ddd,J=10.1,8.8,7.5Hz,1H)、4.98(d,J=10.5Hz,1H)、4.18(dd,J=10.5,7.6Hz,1H)、2.83(p,J=7.5Hz,1H)、1.59(q,J=1.2Hz,3H)、0.76(dq,J=7.2,2.2Hz,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値340.0734、実測値339.0(M-1)
【0533】
ステップ9:
アセトニトリル(300mL)中のrac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸(58.39g、171.6mmol)の溶液に、KCO(82.6g、597.7mmol)及びMeI(37mL、594.3mmol)を添加した。反応物を80℃(内部温度は61℃に達した)まで5時間加熱した後、周囲温度まで冷却し、DCM(350mL)で希釈した。混合物を濾過し、濾過ケーキをより多くのDCM(350mL)で洗浄し、濾液を真空中で濃縮して、いくらかの残留KCOを含有するオレンジ色の油としてrac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸メチル(64.7g、100%)を得た。この物質を更に精製することなく次のステップで使用した。H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ 6.91(ddd,J=7.6,5.7,1.9Hz,1H)、6.85(td,J=9.1,7.2Hz,1H)、4.91(d,J=10.2Hz,1H)、4.13(dd,J=10.2,8.0Hz,1H)、4.00(d,J=2.7Hz,3H)、3.71(s,3H)、2.72(p,J=7.7Hz,1H)、1.62(q,J=1.2Hz,3H)、0.76(dq,J=7.5,2.4Hz,3H)ppm。
【0534】
ステップ10:
rac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸メチル(63.2g、171.6mmol)をMeOH(500mL)及び水(300mL)中に溶解させた。LiOHO(14.8882g、354.8mmol)を添加し、得られた混合物を周囲温度で2時間撹拌した。MeOHを真空中で除去し、混合物をMTBE(320mL)で希釈した。2M HCl(440mL)を添加してpH1に達し、層を分離し、水層をMTBE(100mL)で2回抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮して、オレンジ色の油としてrac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸(60.3g、99%)を得た。H NMR(400MHz,DMSO-d)δ 12.96(s,1H)、7.40-6.82(m,2H)、4.96(dd,J=15.5,10.5Hz,1H)、4.08(dd,J=10.4,7.6Hz,1H)、3.93(d,J=2.2Hz,3H)、2.67(p,J=7.7Hz,1H)、1.59-1.49(m,3H)、0.77-0.63(m,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値354.08905、実測値353.1(M-1)
【0535】
ステップ11:
rac-(2R,3S,4S,5R)-3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボン酸(158.6g、447.7mmol)及びDMF(135μL、1.74mmol)のDCM(1.5L)溶液に塩化オキサリル(79mL、905.6mmol)を窒素下、0℃で撹拌しながら滴下漏斗を介して30分間かけて添加した。添加の途中で氷浴を除去し、混合物を添加の残りの部分にわたって周囲温度に加温させた。反応混合物を、真空中で蒸発する前に周囲温度で1時間撹拌した。残渣をDCM(700mL)中に溶解させ、滴下漏斗を介して4-アミノピリジン-2-カルボン酸メチル(81.5g、535.7mmol)、DMF(135μL、1.744mmol)、及びEtN(95mL、681.6mmol)のDCM(780mL)溶液に-10℃で撹拌しながら添加した。内部温度を5℃未満(約15分)に維持するように、添加速度を制御した。添加後、混合物を水(600mL)で希釈し、層を分離し、水相をDCM(100mL)で更に抽出した。層間の界面に形成された固体を濾過によって収集して、濾過された所望の生成物(43.2g)を得た。濾液を水(600mL)で更に洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をMeOH(360mL)中に懸濁し、20分間急速に撹拌した。混合物を濾過し、固体をMeOHで洗浄し、真空下で30分間乾燥させた。この物質を以前に得られた生成物と組み合わせて、白色の固体としてrac-(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸メチル(166.2g、76%)を得た。H NMR(500MHz,DMSO-d)δ 10.74(s,1H)、8.57(d,J=5.4Hz,1H)、8.36(d,J=2.0Hz,1H)、7.85(dd,J=5.5,2.2Hz,1H)、7.16(qd,J=9.2,6.3Hz,2H)、5.11(d,J=10.1Hz,1H)、4.25(dd,J=10.2,7.7Hz,1H)、3.95(d,J=2.0Hz,3H)、3.87(s,3H)、2.77(p,J=7.6Hz,1H)、1.61(s,3H)、0.81-0.65(m,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値488.13705、実測値489.6(M+1)、487.6(M-1)
【0536】
ステップ12:
メタノールアンモニア(3Lの7M、21.00mol)をrac-(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸メチル(166g、339.9mmol)に添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌した。混合物を真空中で濃縮して、灰白色固形物としてrac-(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(173g)を得て、これを更に精製することなく次のステップに使用した。ESI-MS m/z 計算値473.1374、実測値474.6(M+1)、472.6(M-1)
【0537】
ステップ13:
rac-(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(670mg、1.415mmol)を、キラルSFC(((R’R)Whelk O-1カラム、3~5μm粒子径、溶媒A:液体CO[58-60バール/40℃、溶媒B:Waters Corp.製のUPC2-SFC機器上の20mM NHを有するメタノールHPLCグレードを有する5.0cm×3.0mm、Regis Technologies製を使用して)により精製し、以下を得た:
【0538】
第1の溶出異性体:(2S,3R,4R,5S)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(6、198mg):H NMR(500MHz,メタノール-d)δ 8.52(d,J=5.5Hz,1H)、8.30(d,J=2.0Hz,1H)、7.94(dd,J=5.5,2.2Hz,1H)、7.16(ddd,J=8.2,5.6,2.3Hz,1H)、7.02(ddd,J=9.9,8.9,7.5Hz,1H)、5.12(d,J=10.4Hz,1H)、4.37(dd,J=10.4,8.0Hz,1H)、4.03(d,J=2.2Hz,3H)、2.84(p,J=7.6Hz,1H)、1.70(d,J=1.1Hz,3H)、0.86(dq,J=7.4,2.4Hz,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値473.1374、実測値474.6(M+1)、472.7(M-1)
【0539】
第2の溶出異性体:(2R,3S,4S,5R)-4-[[3-(3,4-ジフルオロ-2-メトキシ-フェニル)-4,5-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-カルボニル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1、195mg):H NMR(500MHz,メタノール-d)δ 8.39(d,J=5.5Hz,1H)、8.16(d,J=2.0Hz,1H)、7.80(dd,J=5.5,2.0Hz,1H)、7.02(ddd,J=8.2,5.7,2.4Hz,1H)、6.88(ddd,J=9.9,8.8,7.5Hz,1H)、4.98(d,J=10.4Hz,1H)、4.23(dd,J=10.4,7.9Hz,1H)、3.89(d,J=2.2Hz,3H)、2.70(p,J=7.6Hz,1H)、1.56(d,J=1.1Hz,3H)、0.72(dq,J=7.6,2.4Hz,3H)ppm。ESI-MS m/z 計算値473.1374、実測値474.6(M+1)、472.8(M-1)
【0540】
第1及び第2の溶出異性体の絶対立体化学を、化合物1の単結晶X線結晶構造解析によって決定した。
【0541】
化合物1-固体形態A
60℃でのメタノール中の化合物1の結晶化は、本明細書では形態Aと呼ばれる化合物1の結晶形態を生成した。形態Aは、XRPD、TGA、及びDSC分析によって特徴付けられた。
【0542】
形態AのXRPDパターンを図1に示し、対応するデータを以下の表に要約する:
【表18】
【0543】
形態AのTGAサーモグラムを図2に図示し、周囲温度から熱分解まで無視できる重量損失を示す。
【0544】
形態AのDSCサーモグラムを図3に示し、187℃のピークで186℃の融解開始を示す。
【0545】
化合物1-固体形態B
化合物1を、68℃で酢酸エチル(6体積)中に溶解した。混合物を1時間にわたって50℃に冷却し、n-ヘプタン(6体積)を5時間にわたって添加した。次いで、混合物を更に5時間にわたって20℃に冷却し、一晩保持した。得られた固体材料を濾過し、ヘプタン(3体積)で洗浄し、乾燥させて、本明細書で形態Bと呼ばれる化合物1の結晶形態を生成した。形態Bを、XRPD、固体NMR(13C及び19F)、TGA、DSC、IR、及び単結晶X線分析によって特徴付けた。
【0546】
形態BのXRPDパターンを図4に示し、対応するデータを以下の表に要約する。
【表19】
【0547】
形態Bの固体13C NMRスペクトルを図5に示し、対応するデータを以下の表に要約する。
【表20】
【0548】
形態Bの固体19F NMRスペクトルを図6に示し、対応するデータを以下の表に要約する。
【表21】
【0549】
形態BのTGAサーモグラムを図7に図示し、周囲温度から熱分解まで無視できる重量損失を示す。
【0550】
形態BのDSCサーモグラムを図8に示し、183℃のピークで182℃の融解開始を示す。
【0551】
形態BのIRスペクトルを図9に示し、3501、3356、1684、1565、1505、及び1122cm-1でのピークを含む。
【0552】
形態Bを有する結晶を、500μLのエタノール中に1mgの化合物1材料を溶解することによって単結晶X線分析のために成長させ、これを数日間にわたってゆっくりと蒸発させた。50%確率での熱楕円体プロットを図10に示し、単位セルパラメータを以下の表に報告する。
【表22】
【0553】
実施例2
Na阻害特性を検出及び測定するE-VIPRアッセイ
ナトリウムイオンチャネルは、電界を印加することによって膜電圧変化を誘導することによって活性化され得る電圧依存性タンパク質である。E-VIPRと呼ばれる電気的刺激器具及び使用方法は、WO2002/008748(A3)及びC.-J.Huang et al.Characterization of voltage-gated sodium channel blockers by electrical stimulation and fluorescence detection of membrane potential,24 Nature Biotech.439-46(2006)に記載されており、それらの両方は、参照によりその全体が組み込まれる。機器は、マイクロタイタープレートハンドラーと、クマリン染料を励起すると同時にクマリン及びオキソノールエミッションを記録するための光学系と、波形発生器と、電流又は電圧制御増幅器と、アッセイプレートウェルに挿入される平行電極対と、を備える。統合コンピュータ制御下で、この機器は、マイクロタイタープレートのウェル内の細胞に、ユーザプログラムされた電気刺激プロトコルを渡す。
【0554】
E-VIPRに対するアッセイを実行する16~20時間前に、完全なチャネル活性を有するヒトNa1.8の切断形態を発現するHEK細胞を、1ウェル当たり25,000個の細胞の密度で、マトリゲルで予めコーティングされたマイクロタイター384ウェルプレートに播種した。細胞プレートに播種する前に、2.5~5%のKIR2.1 Bacmamウイルスを最終細胞懸濁液に添加した。HEK細胞を、10%FBS(ウシ胎仔血清、適格、Sigma#F4135)、1%NEAA(非必須アミノ酸、Gibco#11140)、1%HEPES(Gibco#15630)、1%Pen-Strep(ペニシリン-ストレプトマイシン、Gibco#15140)、及び5μg/mlのブラストサイジン(Gibco#R210-01)を補充したダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)中で増殖させた。細胞を、90~95%の湿度及び5%のCOで、通気キャップ細胞培養フラスコ中で増殖させた。
【0555】
試薬及びストック溶液:
乾燥DMSO中、100mg/mLのプルロニック(登録商標)F-127(Sigma#P2443)
化合物プレート:Corning384ウェルポリプロピレン丸底#3656
細胞プレート:384ウェル組織培養処理プレート(Greiner#781091-2B)
J.A.Fornwald et al.,Gene Expression in Mammalian Cells Using BacMam,a Modified Baculovirus System,1350 Methods in Molecular Biology 95-116(2016)の3.3項に記載されるように調製された2.5~5% KIR2.1 Bacmamウイルス(社内で生産)、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれる。使用される濃度は、各バッチのウイルス力価に依存し得る。
【0556】
乾燥DMSO中の5mMのDiSBAC(3)、電圧感受性オキソノール受容体(CAS番号169211-44-3、5-[3-(1,3-ジヘキシルヘキサヒドロ-4,6-ジオキソ-2-チオキソ-5-ピリミジニル)-2-プロペン-1-イリデン]-1,3-ジヘキシルジヒドロ-2-チオキソ-4,6(1H,5H)-ピリミジンジオン)。DiSBAC(3)の調製は、Voltage Sensing by Fluorescence Resonance Energy Transfer in Single Cells,Gonzalez,J.E.and Tsien,R.Y.(1995)Biophys.J.69,1272-1280に記載されているように、DiSBAC(3)の調製と類似している。
【0557】
市販の膜結合クオリマーリン脂質FRETドナーである5mMのCC2-DMPE(ThermoFisher Scientificカタログ番号K1017、CAS番号393782-57-5、テトラデカン酸、1,1’-[(1R)-1-[8-(6-クロロ-7-ヒドロキシ-2-オキソ-2H-1-ベンゾピラン-3-イル)-3-ヒドロキシ-3-オキシド-8-オキソ-2,4-ジオキサ-7-アザ-3-ホスファオクタ-1-イル]-1,2-エタンジイル]エステル)を、乾燥DMSO中で調製した。Improved indicators of cell membrane potential that use fluorescence resonance energy transfer,Gonzalez,J.E.and Tsien,R.Y.(1997)Chem.Biol.4,269-277も参照されたい。
【0558】
電圧アッセイバックグラウンド抑制化合物(VABSC-1)を、HO(89~363mM、溶解度を維持するために使用される範囲)中で調製する
【0559】
ヒト血清(25%アッセイ最終濃度に対する、50%/50%混合物としてのHS、Millipore#S1P1-01KL、又はSigma SLBR5469V及びSLBR5470V)
【0560】
浴1緩衝液:
塩化ナトリウム160mM(9.35g/L)、塩化カリウム、4.5mM(0.335g/L)、グルコース10mM(1.8g/L)、塩化マグネシウム(無水)1mM(0.095g/L)、塩化カルシウム2mM(0.222g/L)、HEPES10mM(2.38g/L)の水溶液。
【0561】
Na/TMA Clの浴1緩衝液:
塩化ナトリウム96mM(5.61g/L)、塩化ナトリウム4.5mM(0.335g/L)、テトラメチルアンモニウム(TMA)-Cl64mM(7.01g/L)、グルコース10mM(1.8g/L)、塩化マグネシウム(無水物)1mM(0.095g/L)、塩化カルシウム2mM(0.222g/L)HEPES10mM(2.38g/L)の水溶液。
【0562】
ヘキシル染料溶液(2倍濃度):
0.5%β-シクロデキストリン(各使用前に新鮮に作製されたSigma社、#C4767)、8μMのCC2-DMPE、及び2μMのDiSBAC(3)を含有する浴1緩衝液。溶液を、CC2-DMPEとDiSBAC(3)との組み合わせ体積に等しい10%プルロニック(登録商標)F127ストックを添加することによって作製した。調製の順序は、最初にプルロニック(登録商標)及びCC2-DMPEを混合し、次いでDiSBAC(3)を添加し、次いで、撹拌しながら、浴1/β-シクロデキストリンを添加した。
【0563】
化合物ローディング緩衝液(2倍濃度):Na/TMA Cl 浴1含有HS(ヒト血清(HS)の非存在下で実行した実験では省略)50%、VABSC-1 1mM、BSA0.2mg/ml(浴-1)、KCl9mM、DMSO0.625%。
【0564】
アッセイプロトコル(7つの重要なステップ):
1)各ウェルの最終濃度に達するために、375nLの各化合物を、11点用量反応、3倍希釈で、0.075mMの中間ストック濃度から所望の最終濃度の240倍でポリプロピレン化合物プレートに予めスポッティングし(純粋なDMSO中に)、細胞プレート中に300nMの最終濃度の最高用量を得た。ビヒクル対照(未変性DMSO)、及び陽性対照(確立されたNa1.8阻害剤、DMSO中のアッセイで25μM最終)を、各プレートの最外部カラムにそれぞれ手動で添加した。化合物プレートを、1ウェル当たり45μLの化合物ローディング緩衝液で充填し、1:1の化合物の細胞プレートへの移動後に240倍希釈の化合物を得た(ステップ6を参照)。アッセイ中の全てのウェルの最終DMSO濃度は0.625%であった(0.75%DMSOを化合物ローディング緩衝液に補充し、最終DMSO濃度は0.625%であった)。このアッセイ希釈プロトコルは、HSの存在下で、又は最終アッセイ体積が変更された場合に、より高い用量範囲を試験できるように調整された。
【0565】
2)ヘキシル染料溶液を調製した。
【0566】
3)細胞プレートを調製した。アッセイの日に、培地を吸引し、細胞を80μLの浴-1緩衝液で3回洗浄し、各ウェル中に25μLの残留体積を維持した。
【0567】
4)1ウェル当たり25μLのヘキシル染料溶液を細胞プレートに分注した。細胞を、室温又は暗所の周囲条件で20分間インキュベートした。
【0568】
5)化合物ローディング緩衝液のウェル当たり45μLを化合物プレートに分注した。
【0569】
6)細胞プレートを、25μLの残留体積を残して、1ウェル当たり80μLの浴-1緩衝液で3回洗浄した。次いで、化合物プレートからウェル当たり25μLを各細胞プレートに移した。混合物を、室温/周囲条件で30分間インキュベートした。
【0570】
7)化合物を含有する細胞プレートを、電流制御増幅器を使用してE-VIPR上で読み取って、対称二相波形を使用して刺激波パルスを送達した。ユーザプログラムによる電気刺激プロトコルは、1.25~4アンペアであり、4ミリ秒のパルス幅(電極組成による)は、10Hzで10秒間送達された。刺激前記録を各ウェルに対して0.5秒間行い、非刺激強度ベースラインを得た。刺激波形に続いて、0.5秒間の刺激後記録を行い、安静状態への緩和を調べた。全てのE-VIPR応答を、200Hzの取得速度で測定した。
【0571】
データ分析:
データを分析して、460nm及び580nmのチャネルで測定された放射強度の正規化比として報告した。時間の関数としての応答を、以下の式を使用して得られた比として報告した:
【数1】
【0572】
データは、初期(R)及び最終(R)比を計算することによって更に低減(すなわち、正規化)された。これらは、刺激前期間の一部又は全ての間、及び刺激期間中の試料ポイントの間の平均比率値であった。次いで、蛍光比(R/R)を計算し、時間の関数として報告した。
【0573】
陽性対照の存在下、及び薬理学的薬剤(DMSOビヒクル陰性対照)の非存在下でアッセイを実施することによって、対照応答を得た。陰性(N)対照及び陽性(P)対照に対する応答を上記のように計算した。次いで、化合物アンタゴニスト%活性Aを以下のように定義した:
【数2】
Xは、試験化合物の比応答(すなわち、試験化合物の存在下でのパルストレインの開始時の、比応答の最大振幅又は活動電位ピーク数)である。この分析プロトコルを使用して、用量応答曲線をプロットし、本発明の化合物1について<0.01μMのIC50値を決定した。
【0574】
実施例3
SDD錠剤プロセス
ステップ1:化合物1噴霧乾燥分散体(SDD)の調製
約2466.7gmのジクロロメタン及び約2466.7gmのメタノールを、ガラス容器中で合わせた。得られた混合物に、約100gmの化合物1を室温で添加した。化合物1の完全な溶解時に、約300gmのHPMCASを室温で混合物に添加した。HPMCASの完全な溶解時に、得られた混合物を、0.8mmの2つの流体ノズル、3mmのスペーサー、2.6mmのエアキャップ、150メッシュPTFEインラインフィルター、及びサイクル及びパルスバックフィルターに取り付けられた収集容器を備えたMicraSpray(MS-35)噴霧乾燥機を使用して噴霧乾燥した。MS-35噴霧乾燥機のプロセスパラメータを以下の表に要約する。
【表23】
【0575】
噴霧乾燥を開始するために、MS-35を予熱し、48℃の標的出口温度に達したとき、全てのパラメータが安定し、目標範囲内になるまで平衡溶液を噴霧した。全てのパラメータが安定化し、標的範囲内になると、MS-35噴霧乾燥機は、化合物1及びポリマーを含有する溶液を噴霧し始めた。プロセスパラメータは、実行中に調整されて、それを作業範囲内に維持してもよい。
【0576】
湿潤SDDを適切なサイズのトレイに移した。各トレイを約1インチの粉末の深さまで充填し、窒素パージを用いて40℃の真空オーブンに入れた。12~72時間後、試料をトレイから取り出し、残留溶媒レベルを確認した。溶媒レベルが仕様(ジクロロメタン(<600ppm)及びメタノール(<3000ppm))を下回ると、トレイからの全ての粉末が組み合わせられた。
【0577】
SDDを、更なる乾燥のために二次乾燥チャンバに移した。X線粉末回折(XRPD)スペクトルを、密封管源及びPIXcel 1D Medipix-3検出器(Malvern PANalytical Inc、Westborough,Massachusetts)を備えたPANalytical Empyreanシステムを使用して、反射モードで室温で記録した。X線発生装置を、銅放射(1.54060Å)により、45kVの電圧及び40mAの電流で動作させた。粉末試料を、逆充填試料ホルダーに入れ、機器に装填した。試料を、0.0131°の刻み幅及び1刻み当たり48.195秒で、約3°~約40°2θの範囲にわたってスキャンした。得られたXRPDディフラクトグラムを図11に示す。
【0578】
SDDの組成を表1に要約する:
【表1】
【0579】
ステップ2:化合物1のSDDを含む錠剤の調製
ステップ1からの化合物1のSDD、微結晶性セルロース、ラクトース一水和物、及びクロスカルメロースナトリウムを各々、20メッシュスクリーンに通し、10Lのベールブレンダー中で組み合わせた。混合物を32rpmで約2.5分間ブレンドした。フマル酸ステアリルナトリウムを60メッシュスクリーンに通し、ブレンドされた混合物に添加し、32rpmで約1.5分間更にブレンドした。
【0580】
得られたブレンド混合物を、GERTEIS(登録商標)ローラコンパクタ及びインラインミルを使用して乾式造粒した。得られた粉砕顆粒を、20メッシュスクリーンを通過させた微結晶性セルロース及びクロスカルメロースナトリウムとともに、5Lのベールブレンダーに添加した。得られた混合物を、32rpmで8.5分間ブレンドした。ブレンド後、60メッシュスクリーンを通過したフマル酸ステアリルナトリウムをブレンド混合物に添加し、32rpmで更に2分間ブレンドした。ローラコンパクタ及びインラインミルのプロセスパラメータを表2に要約する:
【表2】
【0581】
次いで、得られた混合物を、PICCOLA(登録商標)錠剤プレスを使用して錠剤に圧縮して、各々が10mgの化合物1を含有する錠剤を得た。プレスは、8mmの標準丸凹工具及びパドルフィーダーを有した。タレット速度を30rpmに設定し、パドル速度を25rpmに設定した。錠剤の目標重量及び硬さを表3に要約する:
【表3】
【0582】
得られた錠剤を、均一な粉末に粉砕した後、X線粉末回折(XRPD)及び固体核磁気共鳴(ssNMR)によって分析した。XRPDスペクトルを、密封管源及びPIXcel 1D Medipix-3(Malvern PANalytical Inc、Westborough,Massachusetts)を備えたPANalytical Empyreanシステムを使用して、反射モードで室温で記録した。X線発生装置を、銅放射(1.54060Å)により、45kVの電圧及び40mAの電流で動作させた。粉末試料を、逆充填試料ホルダーに入れ、機器に装填した。試料を、ステップ当たり0.0131°~48.195秒のステップサイズで約3°~約40°2θの範囲にわたってスキャンし、ステップ当たり0.0131°~1497.870秒のステップサイズで約14°~約16°2θの範囲にわたってスキャンした。得られたXRPDディフラクトグラムを図12A及び12Bに示す。
【0583】
固体NMR分析は、Bruker-Biospin 4mm HFXプローブを備えたBruker-Biospin 400MHzワイドボア分光計を使用して行った。試料を、4mmのZrOロータに充填し、通常12.5kHzに設定した回転速度で、マジック角回転(MAS)条件下で回転させた。プロトン緩和時間を、13C交差分極(CP)MAS実験のプローブリサイクル遅延を設定するために、H MAS T飽和回復緩和実験を使用して測定した。フッ素緩和時間を、19F MAS実験のプローブリサイクル遅延を設定するために、19F MAS T飽和回復緩和実験を使用して測定した。炭素CPMAS実験のCP接触時間を、2ミリ秒に設定した。直線ランプ(50%~100%)を有するCPプロトンパルスを用いた。炭素ハルトマン-ハーン一致を、外部参照試料(グリシン)で最適化した。炭素スペクトル及びフッ素スペクトルの両方を、およそ100kHzの電界強度を有するTPPM15デカップリング配列を使用してプロトンデカップリングで記録した。得られたフッ素及び炭素NMRスペクトルを図13A及び13Bにそれぞれ示し、ピークリストを表4及び5に示す。
【表4】
【表5】
【表6】
【0584】
実施例3A
SDD(25%DL)錠剤
【表7】
【表8】
【0585】
実施例4:バニオン切除後の疼痛を有する対象における化合物1の有効性及び安全性の試験
急性外科手術疼痛に対する化合物1の有効性及び安全性を評価するための無作為化、二重盲検、プラセボ対照、5群、並行設計試験を実施する。バニオン切除は、十分に確立された複数回投与の外科的急性疼痛モデルである。無作為化二重盲検試験設計を使用して、観察者のバイアスを回避し、治療に関する対象の知識から生じる症状又は転帰を低減した。標準治療処置(重酒石酸ヒドロコドン(5mg)/アセトアミノフェン(325mg)(HB/APAP))を評価するオピオイド参照群を、化合物1の治療効果を首尾よく観察する研究の能力を確立するために含めた。
【0586】
試験対象
11点数値疼痛評価尺度(NPRS)で≧4であり、かつバニオン切除後の言語カテゴリー評価尺度(VRS)で中等度又は重度である疼痛を有する18~75歳(を含む)の男性及び女性患者は、本試験に含まれる。
【0587】
試験薬
治験薬:化合物1 治験薬は、10mgの錠剤で経口投与された。錠剤を実施例3に従って調製した。治験薬は12時間毎(q12h)に投与された。低用量、中用量、及び高用量レジメンを試験した。低用量レジメンにおける初回用量は20mgであり、後続用量は12時間毎に10mgであった。中用量レジメンの初回用量は60mgであり、後続用量は12時間毎に30mgであった。高用量レジメンにおける初回用量は100mgであり、後続用量は12時間毎に50mgであった。
【0588】
参照薬剤:HB/APAP。参照薬剤を、5mg/325mgカプセルで経口投与し、5mg/325mgの錠剤をオーバーカプセル化として供給した。参照薬剤を、5mg/325mgの用量で6時間毎(q6h)に投与した。
【0589】
治験プロトコル
試験のスケジュールを表9に要約する。スクリーニング期間後、対象は、局所麻酔下(Mayo及び膝窩ブロック)で、マイナス1日目に原発性片側第一中足骨骨頭切除術修復を受ける。手術後、連続的な膝窩坐骨ブロック注入(0.2%ロピバカイン)を開始し、1日目のおよそ午前3時まで留置する。膝窩坐骨ブロックの除去後、対象が疼痛緩和のために治験薬の初回用量を要求し、NPRSに対する4以上の疼痛、及びVRSに対する中程度又は重度の疼痛を報告した時点で、各対象が無作為化される。NPRS及びVRS基準は、対象が試験薬が有効であるかどうかを決定するのに十分な痛みを有することを確実にするように設計される。膝窩坐骨ブロックの除去から9時間以内にNPRS及びVRS基準を満たさない対象は、本試験に登録されない。
【表9】
【0590】
264名の対象を、およそ2:2:1:2:2で5つの治療群に無作為化した:化合物1(高用量)、化合物1(中用量)、化合物1(低用量)、HB/APAP(オピオイド参照)、又はプラセボ(表2を参照)。無作為化は、施設及びベースラインNPRSによって階層化された(<8対≧8)。盲検を維持するために、全ての対象は、ダブルダミー設計で同数のカプセルを投与される。
【表10】
【0591】
化合物1を12時間毎(q12h)に投与した。化合物1の最終用量は、初回用量の36時間後に投与される。HB/APAPプラセボカプセルを6時間毎(q6h)に投与した。
【0592】
参照群では、HB/APAPを、5mg/325mgの用量で6時間毎(q6h)に投与した。HB/APAPの最終用量は、初回投与の42時間後に投与された。化合物1のプラセボカプセルを12時間毎(q12h)に投与する。
【0593】
プラセボ群では、化合物1プラセボカプセルを12時間毎(q12h)に投与し、HB/APAPプラセボカプセルを6時間毎(q6h)に投与した。
【0594】
対象は、有害事象、薬剤、及び治療及び処置に関する情報を収集する目的で、試験薬の最終投与から14(±2)日後に安全性追跡電話面接を受けた。
【0595】
有効性評価
11点(0~10)数値疼痛評価尺度:NPRSスコアは、バニオン切除研究で頻繁に使用され、FDAによって有効な疼痛強度尺度として認識される。11点NPRSでは、0のスコアは無痛を示し、10のスコアは想像できる最悪の疼痛強度を示す。対象は、試験薬の初回用量の直前に(ベースラインNPRSスコア)、及び試験薬の初回用量の48時間後(すなわち、0.5、1、1.5、2、3、4、5、6、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、及び48時間(±5分))にわたる間隔で11点NPRSで疼痛を報告した。疼痛強度は、レスキュー薬の各投与の直前にNPRSにも記録される。レスキュー薬投与後4時間以内に収集される疼痛強度スコアは、欠落しているとみなされ、欠落値は、レスキュー薬の投与直前に記録された強度として帰属される。
【0596】
SPID-48は、48時間にわたる疼痛強度差(PID)の総和である。試験開始前及び48期間を通して、0(疼痛なし)~10(考えられる疼痛)の疼痛強度スコアを得る。各評価時点での疼痛スコアをベースライン疼痛スコアから差し引いて、総和スコア又はSPID-48を提供する。SPID-48が高いほど良好であり、ベースラインスコアと比較して疼痛強度の減少を示す。
【0597】
4ポイントの言語カテゴリー評価尺度:対象は、試験薬(ベースラインVRS)の初回投与直前に、4点VRS(なし、軽度、中等度、又は重度)で疼痛を報告する。
【0598】
有効性結果
SPID48スコア。プラセボ群、試験群、及び参照群の対象のSPIDスコアを以下の表11に示す。
【表11】
【0599】
バニオン切除研究は、その主要エンドポイントを満たし、プラセボと比較して高用量で化合物1で治療された者について、数値疼痛評価尺度(NPRS)で記録されたように、SPID48の統計的に有意な改善を示した。SPID48値が高いほど、疼痛緩和のより大きな改善を表す。作用の開始は迅速であり、評価期間を通して持続した。
【0600】
安全性結果
安全性評価には、有害事象、臨床検査評価、バイタルサインの臨床評価、心電図、及び身体検査が含まれる。AEにより治療を中止した患者はなく、SAEを有した患者はいなかった。全てのAEは軽度又は中等度であった。最も一般的なAE(それぞれプラセボ、HB/APAP、又は化合物1の高用量群のいずれかにおいて、発生率>10%)は、頭痛(12%、7%、8%)及び吐き気(9%、18%、8%)であった。
【0601】
化合物1はまた、腹部形成術を受けている患者において研究され、SPID48においても統計的に有意な改善を示した(NCT05034952)。
【0602】
実施例5:先見的
疼痛性糖尿病性末梢ニューロパチーを有する対象における化合物1の有効性及び安全性の試験
疼痛性糖尿病性末梢ニューロパチーを有する対象の治療における化合物1の安全性及び有効性を評価するための、無作為化、二重盲検、実薬対照、用量範囲、4群、並行設計試験を実施する。無作為化二重盲検試験デザインは、観察者のバイアスを回避し、治療に関する対象の知識から生じる症状又は結果を低減するように選択される。標準治療(100mg 1日3回)を評価するプレガバリン参照群は、化合物1の治療効果を首尾よく観察する研究の能力を確立するために含まれる。
【0603】
試験対象
スクリーニング来院1及び2の間に適格性基準を満たす対象は、7日間の導入期間に入り、ベースライン数値疼痛評価尺度(NPRS)疼痛スコアを確立する。11点NPRSで≧4の疼痛を有する18~75歳(を含む)の男性及び女性患者が、本試験に含まれる。合計およそ150人の対象者を、2:1:1:2で4つの治療群に無作為化する:化合物1(高用量、中用量、又は低用量)又はプレガバリン(参照群)(表3)。無作為化は、性別(女性及び男性)及び肥満度指数(≧30及び<30kg/m)によって階層化される。盲検性を維持するために、全ての対象は、同数の医薬組成物を朝に1日1回(qd)、及び1日3回、同じ用量をダブルダミー設計で投与した。治療期間後、対象は、カプセル(プレガバリン参照又は対応プラセボ)試験薬から7日間(12時間毎に4日間の投与、次いで1日1回、3日間の投与)漸減し、安全性追跡訪問は、更に7(±2)日後に行われる。
【表12】
【0604】
試験薬
治験薬:化合物1 治験薬は、23mgの活性成分を含有する錠剤で経口投与される。治験薬は、1日1回投与される。低用量、中用量、及び高用量のレジメンを試験する。低用量は23mg、中用量は46mg、高用量は69mgである。
【0605】
参照薬剤:プレガバリン。参照薬剤は、100mgカプセルで1日3回経口投与される。用量及び投与頻度を以下の表4に要約する。
【表13】
【0606】
化合物1は、1日1回(qd)投与され、プレガバリンは、1日3回投与される。
【0607】
プラセボ群では、化合物1のプラセボカプセルを1日1回投与する。
【0608】
治療期間後、対象は、カプセル(プレガバリン参照又は対応プラセボ)治験薬から7日間漸減し、漸減中に錠剤(化合物1又は対応プラセボ)試験薬は提供されない。対象は、治療期間の終了の14(±2)日後に安全性追跡来院を有する。
【0609】
有効性評価
11点(0~10)数値疼痛評価尺度:NPRSスコアは、有効な疼痛強度尺度としてFDAによって認識される。11点NPRSでは、0のスコアは無痛を示し、10のスコアは想像できる最悪の疼痛強度を示す。対象は、試験薬の初回投与直前の11点NPRS(ベースラインNPRSスコア)、及び試験薬の初回投与の0.5、1、1.5、2、3、4、5、6、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、及び48時間後(±5分)に、疼痛を報告する。
【0610】
-7日目から12週目まで、対象は、電子日誌を介してNPRSの最後の24時間の平均的な1日の疼痛を報告し、治療期間中、NPRSは、最初の1日用量の前の朝に完了する。対象は、レスキュー薬の各投与前に、現在の疼痛スコアを報告する。毎日の電子日誌からのNPRSスコアを、主要エンドポイント解析に使用し、毎日の電子日誌で報告されたように、週平均スコアの≧30%、≧50%、及び≧70%の減少を有する対象の割合を、副次的エンドポイント解析に使用する。
【0611】
毎日の睡眠干渉尺度(DSIS):疼痛は睡眠を妨げることがよくあり、睡眠は生活の質にとって重要である。FDAは、睡眠に対する鎮痛剤の効果を評価することを推奨している。DSISは神経障害性疼痛研究で一般的に使用され、11点NPRSで評価され、したがってこの研究で評価される。11点スケールは、0(なし)~10(重度)の範囲である。
【0612】
患者による変化の全般的印象(PGIC):PGICは神経障害性疼痛研究で一般的に使用され、臨床試験における方法、測定、及び疼痛評価に関するイニシアティブ(IMMPACT)群は、慢性疼痛研究のためのコア転帰尺度として推奨し、したがって、この研究で評価される。PGICは、追加の生活の質尺度を評価し得るため、疼痛強度評価よりも神経障害性疼痛研究において感受性が高い可能性があるといういくつかの証拠がある。評価は、1(非常に改善された)~7(非常に悪化した)の7段階の単一の条項からなる。
【0613】
神経障害性疼痛症状一覧表(NPSI):NPSIは、様々な神経障害性疼痛患者によって経験される別個の症状並びに治療効果を定量化するための十分に特徴付けられた方法であり、したがって、この研究で評価される。更に、個々の症状の質の根底にある基礎を研究するためにも使用されてきた。
【0614】
短型McGill疼痛質問票2(SF-MPQ-2):SF-MPQ-2は、神経障害性及び非神経障害性の疼痛記述子の範囲を含むことによって、疼痛関連症状の全体的な評価を提供するように設計され、したがって、この研究で評価される。これは、15の特定の感覚及び情動疼痛記述子を評価し、合計スコア、並びに感覚及び情動サブスケールスコアを提供する。
【0615】
コロンビア自殺重症度評価尺度(C-SSRS):FDAは、臨床試験における自殺性の評価を推奨しており、したがって本試験で評価される。C-SSRSは、自殺思考と行動に関する一連の質問を通じてこれを評価する。
【0616】
SF-36:SF-36は、身体機能、身体問題による役割制限、社会的機能、身体の疼痛、メンタルヘルス、情動問題による役割制限、生命力、及び一般的な健康認識の8つのドメインを測定する一般的に使用される健康状態質問票であるため、含まれる。身体的及び精神的な構成要素のサマリースコアを計算することができる。
【0617】
BDI:BDIは、慢性疼痛臨床試験における情動機能のコア転帰尺度として推奨され、したがって、この研究で評価される。これは、十分に確立された信頼性及び有効性を有し、治療後の重症度の低いうつ病スコアに対処することができる。
【0618】
ベッド側感覚試験キット(BSTK):BSTKは、神経感覚検査の通常の構成要素を使用して、対象の疼痛の標準化された評価及び表現型解析の目的で使用され、したがって、この研究で評価される。
【0619】
有効性結果
ベースラインNPRSスコア。プラセボ群、試験群、及び参照群の対象のベースラインNPRSスコアが報告されている。NPRSスコアは、各群の対象のNPRSスコアの平均(及び標準偏差)を反映する。
【0620】
安全性結果
安全性評価には、有害事象、臨床検査評価、バイタルサインの臨床評価、心電図、及び身体検査が含まれる。
【0621】
実施例6:先見的
疼痛性糖尿病性末梢ニューロパチーを有する対象における化合物1の薬物動態の試験
化合物1及び化合物1a(化合物1代謝物)の血漿濃度対時間データの集団PK解析を、非線形混合効果モデリングアプローチを使用して実施する。集団アプローチを使用して、有効性変数及び安全性変数の曝露-応答関係を調査してもよい。実施例4に記載される試験中のクリニック訪問時に、PK試料を収集する。
【0622】
最初の1日用量の投与に対して、正確な公称時間で適用可能なPK試料を得るように全ての努力がなされる。サンプリング時間の許容されるウィンドウを表14に示す。これらの許容される枠外で採取された試料は、プロトコルの逸脱とみなされる。
【表14】
【0623】
実施例7:先見的
疼痛性糖尿病性末梢ニューロパチーを有する対象における化合物1の有効性及び安全性の試験
疼痛性糖尿病性末梢ニューロパチーを有する対象の治療における化合物1の安全性及び有効性を評価するための、無作為化、二重盲検、実薬対照、用量範囲、4群、並行設計試験を実施する。無作為化二重盲検試験デザインは、観察者のバイアスを回避し、盲検解除の可能性を低減し、治療に関する対象の知識から生じる症状又は結果を低減するように選択される。標準治療(100mg 1日3回)を評価するプレガバリン参照群は、化合物1の治療効果を首尾よく観察する研究の能力を確立するために含まれる。
【0624】
試験対象
スクリーニング来院1及び2の間に適格性基準を満たす対象は、7日間の導入期間に入り、ベースライン数値疼痛評価尺度(NPRS)疼痛スコア及び毎日の睡眠干渉尺度(DSIS)スコアを確立する。悪化状況では、1日目のウィンドウは、最大3日間延長され得る(すなわち、導入期間の終了と治療期間の開始との間に最大3日間のギャップがあり得る)。11点NPRSで≧4の疼痛を有する18~80歳(を含む)の男性及び女性患者は、少なくとも1年間、糖尿病性末梢ニューロパチーによる下肢に両側の疼痛が存在しており、7日間の導入期間の変動が限定的である11点NPRSで週平均NPRS疼痛スコア≧4(平均のSD<25%)であったことを条件として、研究に含まれる。必要に応じて、病歴の混乱を避けるために、ホルモン補充療法を受けている対象を除外してもよい。合計およそ175人の対象者を、2:2:1:2で4つの治療群に無作為化する:化合物1(高用量、中用量、又は低用量)又はプレガバリン(参照群)(表6)。無作為化は、性別(メス及びオス)及び肥満度指数(一方の群は所与のカットオフ未満の肥満度指数を有し、他方の群は当該カットオフ以上の肥満度指数を有し、カットオフは30~35kg/mである可能性が高い)によって階層化される。盲検性を維持するために、全ての対象は、同数の錠剤を朝に1日1回(qd)、及び同数のカプセルを1日3回(tid)ダブルダミー設計で投与した。治療期間後、対象は、カプセル(プレガバリン参照又は対応プラセボ)試験薬から7日間(12時間毎に4日間の投与、次いで1日1回、3日間の投与)漸減し、安全性追跡訪問は、更に7(±2)日後に行われる。
【表15】
【0625】
試験薬
治験薬:化合物1 治験薬は、23mgの活性成分を含有する錠剤で経口投与される。治験薬は、1日1回投与される。表6に記載されるように、低用量、中用量、及び高用量のレジメンを試験する。
【0626】
参照薬剤:プレガバリン。プレガバリンは、疼痛性糖尿病性ニューロパチーの治療に承認された抗痙攣薬であり、ほとんどの国際臨床ガイドラインにおいて第一線の治療とみなされ、神経障害性疼痛の管理の重要な部分を形成する。参照薬剤は、100mgカプセルで1日3回経口投与される。用量及び投与頻度を以下の表7に要約する。
【表16】
【0627】
化合物1は、1日1回(qd)投与され、プレガバリンは、1日3回投与される。
【0628】
プラセボ群では、化合物1のプラセボカプセルを1日1回投与する。
【0629】
治療期間後、対象は、カプセル(プレガバリン参照又は対応プラセボ)治験薬から7日間漸減し、漸減中に錠剤(化合物1又は対応プラセボ)試験薬は提供されない。対象は、治療期間の終了の14(±2)日後に安全性追跡来院を有する。
【0630】
有効性及び安全性評価
11点(0~10)数値疼痛評価尺度:NPRSスコアは、FDAによって有効な疼痛強度尺度として認識され、多くの疼痛登録研究において標準的な疼痛評価尺度として使用される。11点NPRSでは、0のスコアは無痛を示し、10のスコアは想像できる最悪の疼痛強度を示す。対象は、試験薬の初回投与直前の11点NPRS(ベースラインNPRSスコア)、及び試験薬の初回投与の0.5、1、1.5、2、3、4、5、6、8、12、16、20、24、28、32、36、40、44、及び48時間後(±5分)に、疼痛を報告する。
【0631】
-7日目から12週目まで、対象は、電子日誌を介してNPRSの最後の24時間の平均的な1日の疼痛を報告し、治療期間中、NPRSは、最初の1日用量の前の朝に完了する。対象は、レスキュー薬の各投与前に、現在の疼痛スコアを報告する。毎日の電子日誌からのNPRSスコア、特に、12週目の週平均のベースラインからの変化は、主要エンドポイント解析において使用され、特に、毎日の電子日誌で報告されたように、週平均スコアの≧30%、≧50%、及び≧70%の減少を有する対象の割合を、副次的エンドポイント解析に使用する。主要エンドポイントについては、個々の疼痛スコアが高い又は低い影響を低減するために、毎日のNPRSスコアを毎週平均化し、この週平均のベースラインからの変化を追加的なエンドポイントとして使用してもよい。
【0632】
毎日の睡眠干渉尺度(DSIS):疼痛は睡眠を妨げることがよくあり、睡眠は生活の質にとって重要である。FDAは、睡眠に対する鎮痛剤の効果を評価することを推奨している。DSISは神経障害性疼痛研究で一般的に使用され、11点NPRSで評価され、したがってこの研究で評価される。11点スケールは、0(なし)~10(重度)の範囲である。DSISは、電子日誌における最初の1日用量の前に毎朝完了され、対象の睡眠にどのような疼痛が干渉したかを説明する。DSISの週平均のベースラインからの変化、特に12週目は、副次的エンドポイント解析に使用され得る。
【0633】
患者による変化の全般的印象(PGIC):PGICは神経障害性疼痛研究で一般的に使用され、臨床試験における方法、測定、及び疼痛評価に関するイニシアティブ(IMMPACT)群は、慢性疼痛研究のためのコア転帰尺度として推奨し、したがって、この研究で評価される。PGICは、追加の生活の質尺度を評価し得るため、疼痛強度評価よりも神経障害性疼痛研究において感受性が高い可能性があるといういくつかの証拠がある。評価は、1(非常に改善された)~7(非常に悪化した)の7段階の単一の条項からなる。PGICは、対象の全体的な状態の変化を定量化するために、選択された試験訪問時に完了される。PGIC評価で改善されたと分類された対象の割合は、特に12週目に、副次的エンドポイント解析に使用され得る。
【0634】
神経障害性疼痛症状一覧表(NPSI):NPSIは、様々な神経障害性疼痛患者によって経験される別個の症状並びに治療効果を定量化するための十分に特徴付けられた方法であり、したがって、この研究で評価される。更に、個々の症状の質の根底にある基礎を研究するためにも使用されてきた。NPSIは、対象の別個の疼痛症状の変化を定量化するために、選択された試験訪問で完了する。NPSI上の総強度スコアのベースラインからの変化は、特に12週目で、エンドポイントとして使用され得る。
【0635】
短型McGill疼痛質問票2(SF-MPQ-2):SF-MPQ-2は、神経障害性及び非神経障害性の疼痛記述子の範囲を含むことによって、疼痛関連症状の全体的な評価を提供するように設計され、したがって、この研究で評価される。これは、15の特定の感覚及び情動疼痛記述子を評価し、合計スコア、並びに感覚及び情動サブスケールスコアを提供する。SF-MPQ-2は、対象の全体的及び特異的な疼痛症状の変化を定量化するために、選択された治験実施施設訪問時に完了される。SF-MPQ-2を使用した疼痛特性及び強度のベースラインからの変化は、特に2週目で、エンドポイントとして使用され得る。
【0636】
SF-36:SF-36は、身体機能、身体問題による役割制限、社会的機能、身体の疼痛、メンタルヘルス、情動問題による役割制限、生命力、及び一般的な健康認識の8つのドメインを測定する一般的に使用される健康状態質問票であるため、含まれる。身体的及び精神的な構成要素のサマリースコアを計算することができる。SF-36のベースラインからの変化は、特に12週目で、エンドポイントとして使用され得る。
【0637】
BDI:BDIは、慢性疼痛臨床試験における情動機能のコア転帰尺度として推奨され、したがって、この研究で評価される。これは、十分に確立された信頼性及び有効性を有し、治療後の重症度の低いうつ病スコアに対処することができる。BDIのベースラインからの変化は、特に12週目で、エンドポイントとして使用され得る。
【0638】
ベッド側感覚試験キット(BSTK):BSTKは、神経感覚検査の通常の構成要素を使用して、対象の疼痛の標準化された評価及び表現型解析の目的で使用され、したがって、この研究で評価される。
【0639】
レスキュー薬を使用した対象の割合及び総投薬量:アセトアミノフェンは、試験全体を通して必要に応じて疼痛救済薬(prn)として許容される。電子日誌では、対象は、レスキュー薬剤の各投与の直前に、NPRSにレスキュー薬剤の使用及び現在の疼痛スコアを記録する。レスキュー薬の使用に関するデータは、4つの治療群にわたる記述的解析のために収集され、レスキュー薬を使用する対象の割合及び総医薬品使用をエンドポイントとして使用し得る。
【0640】
薬物動態解析
血液試料は、化合物1及びその代謝物である化合物1aの血漿濃度を評価するために、様々な時点で任意の用量レベルの化合物1を投与された対象から採取される。
【0641】
有効性結果
ベースラインスコア。プラセボ群、試験群、及び参照群の対象のベースラインNPRSスコアが報告されている。NPRSスコアは、各群の対象のNPRSスコアの平均(及び標準偏差)を反映する。NPRSの毎日の疼痛強度スコア及びDSISのベースライン値は、-7日目~-1日目の平均スコアとして定義される。ECGについては、ベースライン値は、1日目の非模倣治療前測定値(三重)の平均として定義される。他の全ての変量について、ベースライン値は、試験薬の初回投与前に収集された最新の欠落していない測定値として定義される。ベースラインからの変化(絶対変化)は、ベースライン後の値-ベースライン値として計算される。
【0642】
統計解析。主要有効性エンドポイントは、12週目のNPRSの毎日の疼痛強度の週平均のベースラインからの変化である。主要解析は、任意の化合物1用量群における群内比較である。主要有効性解析は、毎日の疼痛強度スコアの週平均のベースラインからの変化を従属変数として、反復測定(MMRM)の混合効果モデル、並びに治療群、時間(カテゴリー)、治療群毎の相互作用、毎日の疼痛強度のベースライン週平均、及び毎日の疼痛強度毎の相互作用のベースライン週平均の固定効果に基づく。各群について12週目のベースラインからの最小二乗(LS)平均変化は、対応するSE、並びに対応する95%信頼区間及びP値とともに提示される。本試験は、化合物1用量とプレガバリン参照群との間の比較のために電力供給されていない。主要エンドポイントの追加解析は、化合物1用量とプレガバリンの各々の間の平均差を推定するために、上述のものと同じMMRMに基づいて実施される。12週目のベースラインからプレガバリンに対する変化のLS平均差、及び対応する80%信頼区間を提示する。12週目のNPRSの毎日の疼痛強度の週平均が≧30%減少した対象の割合を、治療群によって記述的に要約し、コクラン・マンテル・ハンツェル検定(性別及びBMIによって階層化)を使用して分析した。≧50%及び≧70%の減少を有する対象の割合を同様に分析する。PGIC評価の12週目で改善されたと分類された対象の割合を、治療群によって記述的に要約し、コクラン・マンテル・ハンツェル検定(性別及びBMIによって階層化)を使用して分析した。12週目のDSISの週平均のベースラインからの変化を、主要エンドポイントと同様に分析する。各週のNPRS疼痛スコアのベースラインからの変化を、主要解析と同様に、MMRMを使用して分析する。12週でのNPSI、SF-36,SF-MPQ-2、及びBDI-2のベースラインからの変化を、共分散分析(ANOVA)モデルによって分析する。レスキュー薬の使用を、レスキュー薬を使用している対象のパーセンテージ及び総投薬量で記述的に要約する。安全性エンドポイントについて統計学的検定は実施しない。
【0643】
安全性結果
安全性評価には、有害事象、臨床検査評価、バイタルサインの臨床評価、心電図、身体検査、及びC-SSRSが含まれる。有害事象の発生率及びタイプ並びに各来院での臨床的に有意な臨床検査結果、バイタルサイン、及びECGのベースラインからの変化に基づく安全性及び忍容性は、副次的エンドポイント解析に使用され得る。
【0644】
実施例8 SDD錠剤プロセス
化合物1の噴霧乾燥分散体(SDD)、微結晶性セルロース、及びクロスカルメロースナトリウムを計量し、ふるいに通した。次いで、ふるい分けた材料をビンブレンダーに添加し、ブレンドして、顆粒内(IG)ブレンドを形成した。ステアリン酸マグネシウムを計量し、ふるいに通した。次いで、ふるい分けたステアリン酸マグネシウムをIGブレンドに添加し、得られたIGブレンドを、ローラコンパクタ及びインラインミルを使用して乾式造粒して、粉砕された顆粒を生成した。
【0645】
微結晶性セルロース及びクロスカルメロースナトリウム(顆粒外(EG)ブレンド用)を計量し、ふるいに通した。ふるい分けた材料を粉砕された顆粒を含有するビンブレンダーに添加し、得られた混合物をブレンドしてEGブレンドを形成した。ステアリン酸マグネシウムを計量し、ふるいに通した。次いで、ふるい分けたステアリン酸マグネシウムをEGブレンドに添加し、これを更にブレンドした。得られたブレンドを、錠剤プレスを使用して、50mgの化合物1の等価物を含有する錠剤に圧縮した。次いで、錠剤を、Opadry blue(85F105173)を使用してフィルムコーティングした。
【0646】
表6、7、及び実施例3に記載される錠剤を含む本開示の錠剤を、この方法に従って作製した。
【0647】
実施例9:先見的SDD錠剤プロセス
実施例3に従って調製され得る化合物1の噴霧乾燥分散体(SDD)、微結晶性セルロース、及びクロスカルメロースナトリウムを計量し、ふるいに通す。次いで、ふるい分けた材料をビンブレンダーに添加し、ブレンドして、顆粒内(IG)ブレンドを形成する。ステアリン酸マグネシウムを計量し、ふるいに通す。次いで、ふるいに分けたステアリン酸マグネシウムをIGブレンドに添加し、得られたIGブレンドをローラコンパクタ及びインラインミルを使用して乾式造粒して、粉砕された顆粒を生成する。
【0648】
微結晶性セルロース及びクロスカルメロースナトリウム(顆粒外(EG)ブレンド用)を計量し、ふるいに通す。ふるい分けた材料を、粉砕された顆粒を含有するビンブレンダーに添加し、得られた混合物をブレンドしてEGブレンドを形成する。ステアリン酸マグネシウムを計量し、ふるいに通す。次いで、ふるい分けたステアリン酸マグネシウムをEGブレンドに添加し、これを更にブレンドする。得られたブレンドを、錠剤プレスを使用して所望の量の化合物1を含有する錠剤に圧縮する。次いで、錠剤を必要に応じてフィルムコーティングする。
【0649】
実施例3の表6、7、及び8に記載される錠剤を含む本開示の錠剤を、この方法に従って作製することができる。
【0650】
当業者にとって明らかであるように、範囲から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態の多くの修正及び変形がなされてもよい。本明細書に記載の特定の実施形態は、単に例として提供される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図13A
図13B
【国際調査報告】