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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-24
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20240517BHJP
   A24F 40/20 20200101ALI20240517BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023575616
(86)(22)【出願日】2022-11-10
(85)【翻訳文提出日】2023-12-07
(86)【国際出願番号】 KR2022017667
(87)【国際公開番号】W WO2023085816
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】10-2021-0155187
(32)【優先日】2021-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0049105
(32)【優先日】2022-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、トン スン
(72)【発明者】
【氏名】クォン、ヨン ポム
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨン ファン
(72)【発明者】
【氏名】イム、フン イル
(72)【発明者】
【氏名】チャン、ソク ス
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AC01
4B162AC12
4B162AC41
4B162AD06
4B162AD15
4B162AD16
(57)【要約】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品を収容するための収容空間を含むハウジング;及びエアロゾル生成物品を支持するための1以上の支持体と、ハウジング外部の空気を受け入れ、収容空間の内部に入るほど、狭くなる流入通路と、を含み、収容空間の開口に位置した入口側支持部;を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成物品を収容するための収容空間を含むハウジングと、
前記エアロゾル生成物品を支持するための1以上の支持体と、前記ハウジング外部の空気を受け入れ、前記収容空間の内部に入るほど、狭くなる流入通路と、を含み、前記収容空間の開口に位置した入口側支持部と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記ハウジングの長手方向に沿い、前記収容空間の内部に入るほど、前記流入通路の大きさが低減される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記収容空間の周り方向における前記流入通路の少なくとも1つの側壁は、前記ハウジングの長手方向に沿って延長され、前記収容空間の周り方向に向けて傾斜をなす、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記側壁は、曲線的に傾斜をなす、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記支持体は、複数個が配され、前記流入通路は、隣接する前記支持体間において、凹状形状を有し、前記エアロゾル生成物品に向けて開放された、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記流入通路は、前記ハウジングの長手方向に沿って延長されながら、収容空間の周り方向に向けて反った形状を含み、前記流入通路は、前記流入通路に沿って流れる空気を、前記エアロゾル生成物品を取り囲んで渦形状に流れるようにする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記ハウジングの長手方向において、前記ハウジングの外部に向かう前記流入通路の開口が、前記収容空間の周り方向に沿って延長される長さは、前記収容空間の内部に位置する前記流入通路の部分が、前記収容空間の周り方向に沿って延長される長さより長い、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記流入通路は、前記ハウジングの長手方向において、前記ハウジングの外部に向かう上端部と、前記収容空間の内部に向かう下端部と、を含み、前記収容空間の半径方向において、前記上端部の幅より前記下端部の幅が狭い、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記幅は、不連続に狭くなる、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記幅は、非線形的に狭くなる、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記支持体は、前記エアロゾル生成物品の外側と接触するように、前記収容空間の周り方向に沿って複数個が配され、隣接した前記支持体間に、前記流入通路が位置する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記支持体のうち少なくとも1つの大きさは、前記ハウジングの長手方向において、前記ハウジングの外部から前記収容空間の内部に入るほど、増大する、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記支持体のうち少なくとも1つの前記収容空間の周り方向に向かう側壁は、前記ハウジングの長手方向に沿って延長され、前記収容空間の周り方向に向けて傾斜をなす、請求項12に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記ハウジングの長手方向において、前記収容空間の内部に向かう前記支持体のうち少なくとも1つの下端部の前記収容空間の周り方向に沿って延長される長さは、前記ハウジングの外部に向かう前記支持体のうち少なくとも1つの上端部の前記収容空間の周り方向に沿って延長される長さより長い、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記支持体は、前記ハウジングの長手方向において、前記ハウジングの外部に向かう上端部と、前記収容空間の内部に向かう下端部と、を含み、前記収容空間の半径方向における前記上端部の厚みが、前記下端部の厚みより薄い、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置に係り、さらに詳細には、エアロゾル生成物品に空気が円滑に供給されるエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットを燃焼させ、エアロゾルを供給する方法を代替するための技術の需要が増大している。例えば、液体状や固体状のエアロゾル生成物質からエアロゾルを生成するか、あるいは液体状のエアロゾル生成物質から蒸気を生成した後、生成された蒸気をして、固体状の香媒体を通過させることにより、香味を有するエアロゾルを供給するというような方法に係わる研究が進められている。
【0003】
最近では、シガレットを燃焼させ、エアロゾルを供給する方法を代替するための方案として、エアロゾル生成物品を加熱し、エアロゾルを生成することができるエアロゾル生成装置が提案されていた。例えば、該エアロゾル生成装置は、ヒータを介し、液体状または固体状のエアロゾル生成物質を所定の温度に加熱し、エアロゾルを生成することができる装置を意味しうる。
【0004】
エアロゾル生成装置を使用する場合、ライタのような付加用品なしにも喫煙が可能であり、ユーザが所望するほど喫煙を可能にするというように、ユーザの喫煙便宜性が向上されうるので、最近になり、エアロゾル生成装置に係わる研究がだんだんと増加している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
エアロゾル生成装置の霧化性能を確保するためには、エアロゾル生成物品に空気が円滑に供給されなければならない。
【0006】
本開示の多様な実施形態は、エアロゾル生成物品に円滑に空気を供給し、霧化性能が向上されたエアロゾル生成装置を提供する。
【0007】
また、本実施形態は、空気の流れの変化を精密に感知することができるエアロゾル生成装置を提供する。
【0008】
本開示の実施形態を介して解決しようとする課題は、前述の課題に制限されるものではなく、言及されていない課題は、本明細書及び添付図面から、実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態によるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品を収容するための収容空間を含むハウジング;及びエアロゾル生成物品を支持するための1以上の支持体と、ハウジング外部の空気を受け入れ、該収容空間の内部に入るほど狭くなる流入通路と、を含み、該収容空間の開口に位置した入口側支持部;を含むものでもある。
【発明の効果】
【0010】
本開示の多様な実施形態によるエアロゾル生成装置は、気流を効果的に流入させ、霧化性能を向上させることができる。
【0011】
また、本開示の多様な実施形態によるエアロゾル生成装置は、改善された気流通路を含むので、空気の流れの変化を精密に感知することができる。
【0012】
本実施形態による効果は、前述の効果に制限されるものではなく、言及されていない効果は、本明細書及び添付図面から、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】一実施形態によるエアロゾル生成装置の斜視図である。
図2図1に図示された実施形態によるエアロゾル生成装置一部分の断面図である。
図3図1に図示された実施形態によるエアロゾル生成装置の一部構成要素を拡大して図示した断面図である。
図4図1に図示された実施形態によるエアロゾル生成装置の平面図である。
図5図1に図示された実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図6図5に図示された入口側支持部の構成要素を概略的に示した展開図である。
図7図5に図示された入口側支持部の平面図である。
図8図5に図示された入口側支持部の側断面図である。
図9】他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図10】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図11】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図12】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図13図12に図示された入口側支持部の一部分の平面図である。
図14】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図15】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図16図15に図示された入口側支持部の一部分の平面図である。
図17図15に図示された入口側支持部の側断面図である。
図18】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図19】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図20】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図21】さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
図22図21に図示された入口側支持部の一部分の平面図である。
図23図21に図示された入口側支持部に、エアロゾル生成物品を挿入した場合の側断面図である。
図24】一実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本実施形態で使用される用語は、本発明における機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当該分野に従事する技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによって異なりうる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
【0015】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むものでもあるということを意味する。また、明細書に記載された「~部」、「~モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェとアの結合によっても具現される。
【0016】
本明細書で使用されているように、「少なくともいずれか1つの」というような表現が、配列された構成要素の前にあるとき、配列されたそれぞれの構成ではなく、全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b及びcのうち少なくともいずれか一つ」という表現は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、またはa、b及びcを含むと解釈されなければならない。
【0017】
一実施形態において、エアロゾル生成装置は、内部空間に収容されるシガレットを電気的に加熱し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0018】
エアロゾル生成装置は、ヒータを含むものでもある。一実施形態において、該ヒータは、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、該ヒータは、導電性トラック(track)を含むものでもあり、該導電性トラックに電流が流れれば、ヒータが加熱されうる。
【0019】
ヒータは、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含むものでもあり、該加熱要素の形態により、シガレットの内部または外部を加熱することができる。
【0020】
シガレットは、タバコロッド及びフィルタロッドを含むものでもある。該タバコロッドは、シート(sheet)によっても作製され、ストランド(strand)によっても作製され、タバコシートが細かく刻まれた刻みタバコによっても作製される。また、該タバコロッドは、熱伝導物質によっても取り囲まれる。例えば、該熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに制限されるものではない。
【0021】
フィルタロッドは、酢酸セルロースフィルタでもある。該フィルタロッドは、少なくとも1以上のセグメントによって構成されうる。例えば、該フィルタロッドは、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含むものでもある。
【0022】
他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジを利用し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0023】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ、及び該カートリッジを支持する本体を含むものでもある。該カートリッジは、本体と着脱自在に結合されうるが、それに制限されるものではない。該カートリッジは、本体と一体に形成されるか、あるいは組み込まれ、ユーザによって脱着されないように固定されうる。該カートリッジは、内部にエアロゾル生成物質を収容した状態で本体に装着されうる。ただし、それに制限されるものではなく、該カートリッジが本体に結合された状態で、該カートリッジ内部にエアロゾル生成物質が注入されもする。
【0024】
カートリッジは、液体状、固体状、気体状態、ゲル(gel)状態のような多様な状態のうちいずれか1つの状態を有するエアロゾル生成物質を保有することができる。該エアロゾル生成物質は、液状組成物を含むものでもある。例えば、該液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
【0025】
カートリッジは、本体から伝達される電気信号または無線信号などによって作動することにより、該カートリッジ内部のエアロゾル生成物質の相(phase)を気相に変換し、エアロゾルを発生させる機能を遂行することができる。該エアロゾルは、エアロゾル生成物質から生じた蒸気化された粒子、及び空気が混合された状態の気体を意味しうる。
【0026】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、液状組成物を加熱し、エアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルは、シガレットを通過し、ユーザに伝達されうる。すなわち、該液状組成物から生成されたエアロゾルは、該エアロゾル生成装置の気流通路に沿って移動することができ、該気流通路は、エアロゾルがシガレットを通過し、ユーザに伝達されるように構成されうる。
【0027】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、超音波振動方式を利用し、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成する装置でもある。そのとき、該超音波振動方式は、振動子によって発生される超音波振動により、エアロゾル生成物質を霧化させることにより、エアロゾルを発生させる方式を意味しうる。
【0028】
エアロゾル生成装置は、振動子を含むものでもあり、該振動子を介し、短周期の振動を発生させ、エアロゾル生成物質を霧化させることができる。該振動子から発生される振動は、超音波振動でもあり、該超音波振動の周波数帯域は、約100kHzないし約3.5MHz周波数帯域でもあるが、それに制限されるものではない。
【0029】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を吸収する芯(wick)をさらに含むものでもある。例えば、該芯は、振動子の少なくとも一領域を取り囲むように配されるか、あるいは振動子の少なくとも一領域と接触するように配されうる。
【0030】
振動子に電圧(例:交流電圧)が印加されることにより、該振動子から、熱及び/または超音波振動が生じ、該振動子から生じた熱及び/または超音波振動は、芯に吸収されたエアロゾル生成物質に伝達されうる。該芯に吸収されたエアロゾル生成物質は、振動子から伝達される熱及び/または超音波振動により、気相に変換され、その結果、エアロゾルが生成されうる。
【0031】
例えば、振動子から生じた熱により、芯に吸収されたエアロゾル生成物質の粘度が低くもなり、該振動子から生じた超音波振動によって粘度が低くなったエアロゾル生成物質が微細粒子化されることにより、エアロゾルが生成されうるが、それに制限されるものではない。
【0032】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、誘導加熱(induction heating)方式により、エアロゾル生成装置に収容されるエアロゾル生成物品を加熱することにより、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0033】
エアロゾル生成装置は、サセプタ(susceptor)及びコイルを含むものでもある。一実施形態において、該コイルは、該サセプタに磁場を印加することができる。該エアロゾル生成装置からコイルに電力が供給されることにより、コイルの内部には、磁場が形成されうる。一実施形態において、該サセプタは、外部磁場によって発熱する磁性体でもある。該サセプタがコイルの内部に位置し、磁場が印加されて発熱することにより、エアロゾル生成物品が加熱されうる。また、選択的に、該サセプタは、エアロゾル生成物品内に位置することができる。
【0034】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、クレードル(cradle)をさらに含むものでもある。
【0035】
エアロゾル生成装置は、別途のクレードルと共にシステムを構成することができる。例えば、該クレードルは、該エアロゾル生成装置のバッテリを充電することができる。または、該クレードルと該エアロゾル生成装置とが結合された状態で、ヒータが加熱されうる。
【0036】
以下においては、添付図面を参照し、本開示の実施形態について、当該技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施することができるように、詳細に説明する。本開示は、前述の多様な実施形態のエアロゾル生成装置において、具現可能な形態に実施されるか、あるいはさまざまに異なる形態に具現されて実施されうるが、ここで説明される実施形態に制限されるものではない。
【0037】
以下においては、図面を参照し、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0038】
図1は、一実施形態によるエアロゾル生成装置の斜視図である。
【0039】
図1を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置10は、エアロゾル生成物品20が挿入されうるハウジング100を含むものでもある。
【0040】
ハウジング100は、エアロゾル生成装置10の全体的な外観を形成し、エアロゾル生成装置10の構成要素が配されうる内部空間(または、「配置空間」)を含むものでもある。図面上には、ハウジング100が半円状の断面を有するように図示されているが、ハウジング100の形状は、それに限定されるものではない。例えば、ハウジング100は、全体的に円柱状に形成されるか、あるいは多角柱状(例:三角柱状または四角柱状)にも形成される。
【0041】
ハウジング100の内部空間には、ハウジング100に挿入されるエアロゾル生成物品20を加熱し、エアロゾルを生成するための構成要素、及びユーザのパフ動作を検出するための構成要素が配されるが、それらに係わる具体的な説明は、後述する。
【0042】
一実施形態によれば、ハウジング100は、エアロゾル生成物品20が、ハウジング100の内部に挿入されうる開口100hを含むものでもある。エアロゾル生成物品20の少なくとも一部は、開口100hを介し、ハウジング100の内部に挿入または収容されうる。
【0043】
ハウジング100の内部に挿入または収容されたエアロゾル生成物品20が、ハウジング100の内部で加熱され、その結果、エアロゾルが生成されうる。ユーザは、エアロゾル生成物品20から排出されるエアロゾルを吸入することができる。
【0044】
エアロゾル生成装置10は、視覚的情報が表示されるディスプレイDをさらに含むものでもある。
【0045】
ディスプレイDは、ディスプレイDの少なくとも一部領域が、ハウジング100の外側に露出されるように配されうる。エアロゾル生成装置10は、ディスプレイDを介し、ユーザに多様な視覚的な情報を提供しうる。
【0046】
例えば、エアロゾル生成装置10は、ディスプレイDを介し、ユーザのパフ動作の発生いかんに係わる情報、及び/または挿入されたエアロゾル生成物品20の残りパフ回数に係わる情報を提供しうるが、ディスプレイDを介して提供される情報は、多様に変形されうる。
【0047】
図2は、図1に図示された実施形態によるエアロゾル生成装置一部分の断面図である。図2は、図1に図示されたエアロゾル生成装置10を、I-I方向に切断した断面図である。
【0048】
図2を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置10は、ハウジング100、入口側支持部200、ヒータ組立体300、気流通路400、端部支持部500及びセンサ600を含むものでもある。
【0049】
ハウジング100は、エアロゾル生成装置10の全体的な外観を形成し、エアロゾル生成装置10の構成要素が配されうる内部空間を含むものでもある。例えば、ハウジング100の内部空間には、入口側支持部200、ヒータ組立体300、気流通路400、端部支持部500及びセンサ600が配されうるが、本実施形態は、ハウジング100の内部空間に配される構成要素によって限定されるものではない。
【0050】
一実施形態によれば、ハウジング100は、開口100hを含むものでもあり、エアロゾル生成物品(図示せず)の少なくとも一部は、開口100hを介し、ハウジング100の内部に挿入(または、収容)されうる。図面上には、開口100hが、ハウジング100上部の一領域に形成されるように図示されているが、開口100hの配置構造は、図示された構造に限定されるものではない。
【0051】
入口側支持部200は、ハウジング100の開口100hの内部に位置し、ハウジング100の内部に挿入されるエアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持することができる。また、入口側支持部200は、エアロゾル生成装置10の外部に存在する空気が、エアロゾル生成装置10に流入されるように許容することができる。
【0052】
入口側支持部200は、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持するための支持体210、及びハウジング100外部の空気をして、ハウジング100の内部に流入させる流入通路220を含むものでもある。
【0053】
ヒータ組立体300は、ハウジング100の内部空間に位置する。ヒータ組立体300は、ハウジング100の内部に挿入されたエアロゾル生成物品を加熱し、エアロゾルを生成することができる。
【0054】
ヒータ組立体300は、電力が供給されることによって熱を発生させるヒータ310を含むものでもある。ヒータ310は、ハウジング100の内部に挿入されたエアロゾル生成物品の少なくとも一部を収容するための収容空間300iを含むものでもある。収容空間300iに収容されたエアロゾル生成物品の少なくとも一領域は、ヒータ310によって加熱されうる。エアロゾル生成物品が加熱され、エアロゾル生成物品で生成された蒸気化された粒子と、ハウジング100の内部空間の空気とが混合され、エアロゾルが生成されうる。
【0055】
ヒータ310は、コイル311及びサセプタ312を含み、収容空間300iに収容されたエアロゾル生成物品の少なくとも一領域を、誘導加熱方式で加熱することができる。
【0056】
コイル311は、サセプタ312の外周面を取り囲むように配され、バッテリ(図示せず)から供給される電力を介し、交流磁場を生成することができる。
【0057】
サセプタ312は、収容空間300iに収容されるエアロゾル生成物品の外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されうる。サセプタ312は、コイル311で生成される交流磁場によって発熱することにより、収容空間300iに収容されたエアロゾル生成物品を加熱することができる。
【0058】
ヒータ組立体300の他の例として、ヒータ組立体300は、電気抵抗性ヒータを含むものでもある。例えば、ヒータ組立体300のハウジング100の内部に挿入されるエアロゾル生成物品の外周面の少なくとも一部を取り囲むように配されるフィルムヒータを含むものでもある。該フィルムヒータは、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、フィルムヒータが熱を発生させ、ハウジング100に挿入されたエアロゾル生成物品を加熱することができる。
【0059】
ヒータ組立体300のさらに他の例として、ヒータ組立体300は、ハウジング100に挿入されるエアロゾル生成物品の内部を加熱することができる針状ヒータ、棒状ヒータ及び管状ヒータのうち少なくとも一つを含むものでもある。前述のヒータは、例えば、エアロゾル生成物品の少なくとも一領域に挿入され、エアロゾル生成物品の内部を加熱することができる。
【0060】
例示は、ヒータの具体的な具現方式によって制限されるものではなく、該ヒータは、エアロゾル生成物品を、指定された温度に加熱するように、さまざまな形態に変形されうる。本開示において、「指定された温度」は、エアロゾル生成物品に含まれたエアロゾル生成物質が加熱され、エアロゾルを生成することができる温度を意味しうる。該指定された温度は、エアロゾル生成装置10に既設定の温度でもある。または、該指定された温度は、エアロゾル生成装置10の種類、及び/またはユーザの操作により、変更されうる。
【0061】
ヒータ組立体300は、ヒータ310を密閉するための断熱構造体320をさらに含むものでもある。
【0062】
断熱構造体320は、ヒータ310を密閉し、ヒータ310で生じる熱が、ハウジング100の外周面に伝達されることを防止することができる。ヒータ310の温度が高い温度に維持される場合にも、断熱構造体320により、ハウジング100を把持するユーザの身体(例:手の平)に、高温の熱が伝達されることを防止することができる。
【0063】
断熱構造体320は、密封手段(図示せず)によって閉鎖されうる。該密封手段は、ヒータ310が位置する空間を密閉し、エアロゾル生成過程で生じる液滴(droplet)が、ヒータ組立体300の外部に流出されることを防止することができる。該密封手段は、エアロゾル生成装置10の構成要素が、液滴によって誤作動または損傷されることを防止することができる。
【0064】
断熱構造体320は、第1断熱体321と、第2断熱体322と、二重壁構造の外部断熱体323と、を含むものでもある。
【0065】
第1断熱体321は、サセプタの外側に位置する。
【0066】
第2断熱体322は、第1断熱体321の上端に結合され、第1断熱体321の外側面の一部を取り囲むように位置する。
【0067】
外部断熱体323は、第2断熱体322の外側に位置し、二重壁構造を有する。
【0068】
サセプタは、第1断熱体321と第2断熱体322とによって形成される内部空間に位置しうる。
【0069】
第2断熱体322は、第1断熱体321の上端の少なくとも一領域に結合されうるが、第2断熱体322と第1断熱体321との結合構造は、それに限定されるものではない。他の例として、第1断熱体321と第2断熱体322は、一体に形成されうる。
【0070】
気流通路400は、ハウジング100の内部空間において、サセプタ312と第1断熱体321との間に位置する。気流通路400は、エアロゾル生成装置10の外部と、ヒータ組立体300の収容空間300iとを流体連通(または、流体連結)することができる。
【0071】
気流通路400は、ヒータ組立体300から離隔された状態で、入口側支持部200の気流孔(図示せず)と、収容空間300iに位置した端部支持部500の空気流入部(図示せず)とを連結するように配されうる。例えば、気流通路400は、コイル311とサセプタ312との間において、サセプタ312を取り囲むように配されうるが、気流通路400の形状は、そのような配置構造によって限定されるものではない。
【0072】
気流通路400の前述の配置構造により、エアロゾル生成装置10の外部と、収容空間300iの内部とが流体連通しうる。
【0073】
端部支持部500は、収容空間300iの一端部(例:下端部)に位置し、ハウジング100の内部に挿入されるエアロゾル生成物品の下端領域及び側面領域を支持することができる。
【0074】
端部支持部500は、エアロゾル生成物品を支持するように、収容空間300iの下端部に、独立した要素として配されうる。端部支持部500を変形し、収容空間300iの下端部に、端部支持部500を収容空間300iと一体に形成することができる。
【0075】
エアロゾル生成物品が収容空間300iに挿入された場合、気流通路400の空気が、端部支持部500を介し、エアロゾル生成物品に流入されうる。
【0076】
センサ600は、ハウジング100の内部空間に位置し、ユーザのパフ動作を検出するか、あるいはヒータの温度変化を検出することができる。
【0077】
センサ600は、圧力変化を感知するためのパフセンサ610を含むものでもある。パフセンサ610は、ユーザのパフ動作による気流通路400の圧力変化を検出することができる。
【0078】
センサ600は、温度変化を感知するための温度センサ620を含むものでもある。温度センサ620は、ヒータが動作する間、ヒータの温度変化を検出することができる。
【0079】
パフセンサ610は、入口側支持部200に隣接するように配されうる。温度センサ620は、内部空間において、サセプタ312に接触するように配される。温度センサ620及びパフセンサ610の位置は、多様に変形されうる。
【0080】
図3は、一実施形態によるエアロゾル生成装置の一部構成要素を拡大して図示した断面図であり、エアロゾル生成装置において、ユーザのパフ動作による空気の移動過程について説明するための図面である。
【0081】
図3は、図2のエアロゾル生成装置10のヒータ組立体300を具体的に図示した断面図である。
【0082】
以下においては、図3を参照し、エアロゾル生成装置10のヒータ組立体300の具体的な構成、及びユーザのパフ動作による空気の移動について具体的に説明する。
【0083】
図3を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置10は、ハウジング100、入口側支持部200、ヒータ組立体300、気流通路400、端部支持部500及びセンサ600を含むものでもある。一実施形態によるエアロゾル生成装置10の構成要素のうち少なくとも一つは、図2に図示されたエアロゾル生成装置10の構成要素のうち少なくとも一つと、同一でもあり、あるいは類似してもいるが、以下で重複される説明は、省略する。
【0084】
一実施形態によれば、ユーザが、エアロゾル生成物品20に口部を接触させ、パフ動作を遂行する場合、エアロゾル生成装置10の外部と、ハウジング100の内部空間との間に圧力差が生じ、外部空気が入口側支持部200を介し、ハウジング100の内部に流入されうる。
【0085】
ハウジング100の内部に流入された外部空気は、入口側支持部200の流入通路220を経て、気流孔400hを通過し、気流通路400に達することができる。
【0086】
気流通路400に沿って移動した空気は、端部支持部500の空気流入部500iに達することができる。
【0087】
空気流入部500iに達した空気は、端部支持部500の形状に沿ってU字形を描いて空気排出部500eを通過し、収容空間300i(図2)に挿入されたエアロゾル生成物品20の端部に流入される。
【0088】
収容空間300i(図2)に流入された空気は、エアロゾル生成物品20が加熱されることによって生じる蒸気化された粒子と混合され、エアロゾルを生成することができる。ユーザは、エアロゾル生成物品20を吸入するパフ動作を介し、収容空間300i(図2)で生成されたエアロゾルを吸入することができる。
【0089】
図4は、一実施形態によるエアロゾル生成装置の平面図である。
【0090】
図4は、図2のエアロゾル生成装置10において、エアロゾル生成物品20が挿入されたハウジング100と、入口側支持部200とを図示した平面図である。
【0091】
図4を参照すれば、エアロゾル生成装置10は、ハウジング100及び入口側支持部200を含むものでもある。エアロゾル生成装置10の構成要素のうち少なくとも一つは、図2に図示されたエアロゾル生成装置10の構成要素のうち少なくとも一つと、同一でもあり、あるいは類似してもいるが、以下で重複される説明は、省略する。
【0092】
入口側支持部200は、ハウジング100の開口100hの内部に位置し、エアロゾル生成装置10に装着され、エアロゾル生成物品20を支持することができる。
【0093】
図5は、一実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0094】
図5は、図4のエアロゾル生成装置10において、入口側支持部200を拡大して図示した斜視図である。
【0095】
図5を参照すれば、ハウジング100の内部空間には、エアロゾル生成物品(図示せず)を収容するための収容空間300iを含むものでもある。入口側支持部200は、収容空間300iの一端部(例:上端部)に位置し、ハウジング100の外部に向けて露出されうる。
【0096】
入口側支持部200は、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を支持するための1以上の支持体210、及びハウジング100外部の空気をして、収容空間300iの内部に流入させる流入通路220を含むものでもある。
【0097】
支持体210は、エアロゾル生成物品の外側の少なくとも一部に接触し、エアロゾル生成物品を支持することができる。従って、支持体210は、エアロゾル生成物品の外側と接触するように、収容空間300iの周り方向に沿い、複数個が配されうる。入口側支持部200にエアロゾル生成物品が挿入された場合、支持体210は、エアロゾル生成物品と接触すると共に、入口側支持部200とエアロゾル生成物品との間の空間に、流入通路220を形成することができる。すなわち、隣接した支持体210の間に、流入通路220が位置しうる。
【0098】
流入通路220は、空気を流れるようにするが、ハウジング100の外部から収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。そのような流入通路220の形状は、既存の、ハウジング100の長手方向に沿って一定幅を有する形状と比較し、空気の流れと係わり、2つの長所を提供しうる。
【0099】
第一に、流入通路220の全体経路において、ハウジング100の外部に向けて開放された流入通路220の開口(図示せず)の面積が最も広いために、十分な量の外部空気が収容空間300iに円滑に流入されうる。そのような流入通路の構造により、エアロゾル生成装置10の霧化性能が向上されうる。
【0100】
第二に、流入通路220の大きさは、ハウジング100の外部に開放された開口から、収容空間300iの内部に入るほど小さくなる。流入通路220の大きさ変化により、流入通路220を通過する気流の流速が変化しうる。気流の流速が変わることにより、収容空間300iの空気圧力が変化し、パフセンサ610(図2)が空気の圧力変化を検出することができる。制御器(図示せず)は、パフセンサによる圧力変化の検出に基づき、ユーザが吸入動作を実施するパフ動作の発生を認識することができる。
【0101】
流入通路220の大きさは、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど低減されうる。1つの流入通路220は、収容空間300iの周り方向に、支持体210に取り囲まれる。支持体210の大きさは、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど増大しうる。
【0102】
流入通路220は、ハウジング100の外部から、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。入口側支持部200の構成と形状は、多様に変形されうる。
【0103】
隣接した支持体210間に存在する流入通路220は、支持体210により、収容空間300iの周り方向に塞がれている側壁220wを含む。
【0104】
1つの流入通路220は、収容空間300iの周り方向に、支持体210に取り囲まれるので、流入通路220の側壁220wは、収容空間300iの周り方向に向かう支持体210の対面する側面の壁でもある。
【0105】
側壁220wは、ハウジング100の長手方向に沿って延長され、収容空間300iの周り方向に向けて傾斜をなすことができる。側壁220wが傾斜をなすことにより、ハウジング100の長手方向に沿い、外部から収容空間300iの内部に入るほど、流入通路220の大きさが低減されるか、あるいは支持体210の大きさが増大する形状が具現されうる。本実施形態は、そのような側壁の形状によって制限されるものではなく、側壁220wの形状は、多様に変形されうる。
【0106】
入口側支持部200は、ハウジング100の長手方向に、ハウジング100の外部に向かう上端部と、収容空間300iの内部に向かう下端部と、を含む。すなわち、支持体210は、上端部210uと下端部210lとを含み、流入通路220も、上端部220uと下端部220lとを含む。
【0107】
流入通路220の上端部220uから、流入通路220が収容空間300iの周り方向に延長される長さは、流入通路220の下端部220lから、流入通路220が収容空間300iの周り方向に延長される長さよりも長い。流入通路220の延長長さと反対に、支持体210が支持体210の下端部210lから、収容空間300iの周り方向に延長される長さは、支持体210が支持体210の上端部210uから、収容空間300iの周り方向に延長される長さよりも長い。
【0108】
それにより、流入通路220は、ハウジング100の外部から、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうるが、入口側支持部200の構成と形状は、多様に変形されうる。
【0109】
図6は、図5に図示された入口側支持部の構成要素を概略的に示した展開図である。
【0110】
図6は、図5の入口側支持部200の円周方向に沿って展開され、支持体210、流入通路220及び気流孔400hを概略的に示した展開図である。
【0111】
図6を参照すれば、入口側支持部200の展開図の上端部から下端部に行くほど、流入通路220の大きさは、低減し、支持体210の大きさは、増大しうる。
【0112】
展開図の上端部が、ハウジング100の外部であり、展開図の下端部が、収容空間300i(図2)の内部に向かう部分である。図5を参照して説明した側壁220wの傾斜により、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300i(図2)の内部に入るほど流入通路220の大きさが低減される。
【0113】
図7は、図5に図示された入口側支持部の平面図である。
【0114】
図7は、図5のエアロゾル生成装置10から、入口側支持部200を分離し、入口側支持部200だけ図示した平面図である。
【0115】
図7を参照すれば、入口側支持部200は、支持体210、流入通路220及びハウジング100と結合するための結合部を含むものでもある。入口側支持部200の形状は、多様に変形されうる。
【0116】
側壁220wの傾斜により、流入通路220の大きさは、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300i(図2)の内部に入るほど低減されうる。流入通路の形状と反対に、支持体210の大きさは、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300i(図2)の内部に入るほど増大しうる。
【0117】
支持体210と流入通路220との大きさは、収容空間300i(図2)の半径方向に沿って一定である。しかしながら、本実施形態は、そのような流入通路220の形状によって限定されるものではない。
【0118】
図8は、図5に図示された入口側支持部の側断面図である。
【0119】
図8は、図7に図示された入口側支持部200を、エアロゾル生成装置10に装着させた状態において、VIII-VIII方向に切断した断面図である。
【0120】
図8を参照すれば、入口側支持部200の流入通路220の側壁220wは、ハウジング100の長手方向に沿って延長されながら、収容空間300i(図2)の周り方向に向けて傾斜をなすことができる。
【0121】
図5を参照して説明した側壁220wが、傾斜をなすことにより、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300i(図2)の内部に入るほど、流入通路220の大きさが低減される形状の一例でもある。
【0122】
図9は、他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0123】
図9は、図5に図示された実施形態と比較したとき、流入通路220の側壁220wの形状を、ハウジング100の長手方向に沿って変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0124】
図5及び図9を参照すれば、一実施形態と異なる実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。
【0125】
図5に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220の側壁220wは、ハウジング100の長手方向に沿って延長され、流入通路220の一端部(例:上端部)から他端部(例:下端部)まで連続した1つの平面を形成することができる。
【0126】
図9に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220の側壁220wは、不連続な形状(例:階段形状)を形成するように、1以上の平面または曲面を含むものでもある。
【0127】
図10は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0128】
図10は、図5に図示された実施形態と比較したとき、流入通路220の側壁220wの形状を、ハウジング100の長手方向に沿って変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0129】
図5及び図10を参照すれば、一実施形態と、さらに他の実施形態とによる入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。
【0130】
図5に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220の側壁220wは、ハウジング100の長手方向に沿って延長され、収容空間300iの周り方向に向けて直線的に傾斜をなすことができる。
【0131】
図10に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220の側壁220wは、ハウジング100の長手方向に沿って延長され、収容空間300iの周り方向に向けて曲線的に傾斜をなすことができる。
【0132】
図11は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0133】
図11は、図10に図示された実施形態と比較したとき、側壁220wの曲線傾斜儀形状を変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0134】
図10及び図11を参照すれば、2つの実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、共通して、流入通路220の側壁220wに存在する曲線傾斜により、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。
【0135】
図10に図示された実施形態の流入通路220の側壁220wは、ハウジング100の長手方向に沿って延長され、収容空間300iの周り方向に凹状曲線傾斜をなすことができる。
【0136】
図11に図示された実施形態の流入通路220の側壁220wは、ハウジング100の長手方向に沿って延長され、収容空間300iの周り方向に凸状曲線傾斜をなすことができる。
【0137】
図12は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0138】
図12は、図5に図示された実施形態と比較したとき、流入通路220の形状を、収容空間300i(図2)の周り方向に沿って変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0139】
図5及び図12を参照すれば、一実施形態と、さらに他の実施形態とによる入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。また、流入通路220は、エアロゾル生成装置10に挿入されたエアロゾル生成物品(図示せず)に向けて開放された形状を有しうる。
【0140】
図5に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、支持体210間において、収容空間300iの周り方向に向け、1以上の平面または曲面を含むものでもある。
【0141】
図12に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、支持体210間において、収容空間300iの周り方向に向け、凹状形状を有しうる。
【0142】
図13は、図12に図示された入口側支持部の一部分の平面図である。
【0143】
図13は、図12のエアロゾル生成装置10から、入口側支持部200を分離し、入口側支持部200の一部分だけ図示した平面図である。
【0144】
図13を参照すれば、さらに他の実施形態による入口側支持部200は、図7を参照して説明した一実施形態による入口側支持部200と対応する構造を有し、図12を参照して説明した流入通路220の形状の差が存在する。
【0145】
図14は、さらに他の実施形態による、エアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図であり、流入通路における空気の流れについて説明するための図面である。
【0146】
図14は、図5に図示された実施形態と比較したとき、流入通路220の形状を、空気の流れ側面において異ならせた入口側支持部200の斜視図であり、流入通路220の形状によって異なる空気の流れについて説明するための図面である。
【0147】
図5及び図14を参照すれば、一実施形態と、さらに他の実施形態とによる入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。また、流入通路220は、ハウジング100外部の空気を、収容空間300iの内部に流入させるのである。
【0148】
図5に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、ハウジング100の長手方向に沿って延長された形状を含み、流入された空気を、ハウジング100の長手方向に流れるようにするのである。
【0149】
図14に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、ハウジング100の長手方向に沿って延長されながら、収容空間300iの周り方向に向けて反っている形状を含むものでもある。
【0150】
反っている形状により、流入通路220は、流入通路220に沿って流れる空気を、エアロゾル生成物品(図示せず)を取り囲み、渦形状に流れるようにするのである。
【0151】
図15は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0152】
図15は、図5に図示された実施形態と比較したとき、収容空間300iの内部に入るほど、流入通路220が狭くなる形状を変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0153】
図5及び図15を参照すれば、一実施形態と、さらに他の実施形態とによる入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。言い換えて表現すれば、流入通路220から、収容空間300iの周り方向に延長される長さは、流入通路220の上端部220uにおいて、流入通路220の下端部220lよりも長い。
【0154】
図5に図示された実施形態による入口側支持部200は、図5を参照して説明した側壁220wの傾斜により、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる流入通路220を含むものでもある。しかしながら、支持体210と流入通路220との大きさは、収容空間300iの半径方向に沿って一定である。
【0155】
図15に図示された実施形態による入口側支持部200は、流入通路220の側壁220wにおいて、収容空間300iの周り方向に傾斜がない。その代わり、収容空間300iの半径方向において、流入通路220の下端部220lと、エアロゾル生成物品との幅が、流入通路220の上端部220uと、エアロゾル生成物品との幅よりも狭い。
【0156】
従って、図15に図示された実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、前述の流入通路220の各部分と、エアロゾル生成物品20との幅差により、収容空間300iの内部に入るほど狭くなる形状を有しうる。
【0157】
支持体210の大きさは、収容空間300iの半径方向に沿って一定である。ただし、本実施形態は、そのような支持体210と流入通路220との形状によって制限されるものではなく、支持体210と流入通路220との形状は、多様に変形されうる。
【0158】
図16は、図15に図示された入口側支持部の一部分の平面図である。
【0159】
図16は、図15のエアロゾル生成装置10から、入口側支持部200を分離し、入口側支持部200の一部分だけ図示した平面図である。
【0160】
図16を参照すれば、さらに他の実施形態による入口側支持部200は、支持体210及び流入通路220を含むものでもある。入口側支持部200の形状は、多様に変形されうる。
【0161】
さらに他の実施形態によれば、図15を参照して説明した流入通路220の各部分と、エアロゾル生成物品(図示せず)との幅差により、流入通路220は、収容空間300i(図2)の内部に入るほど狭くなりうる。
【0162】
支持体210の大きさは、収容空間300i(図2)の半径方向と、収容空間300i(図2)の周り方向とに沿って一定である。ただし、本実施形態は、そのような支持体210と流入通路220との形状によって制限されるものではない。
【0163】
図17は、図15に図示された入口側支持部の側断面図である。図17は、図16に図示された入口側支持部200を、エアロゾル生成装置10に装着させ、エアロゾル生成物品20を挿入した状態において、XVII-XVII方向に切断した断面図である。
【0164】
図17を参照すれば、さらに他の実施形態による収容空間300iの半径方向において、流入通路220の下端部220lと、エアロゾル生成物品20との幅は、流入通路220の上端部220uと、エアロゾル生成物品20との幅よりも狭い。
【0165】
それは、図15を参照して説明された流入通路220の各部分と、エアロゾル生成物品20との幅差により、収容空間300iの内部に入るほど、流入通路220が狭くなる形状の一例でもある。
【0166】
図18は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0167】
図18は、図15に図示された実施形態と比較したとき、流入通路220において、エアロゾル生成装置10に挿入されたエアロゾル生成物品(図示せず)を見る面の形状を、ハウジング100(図2)の長手方向に沿って変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0168】
図15及び図18を参照すれば、2つの実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど、狭くなる形状を有しうる。
【0169】
図15に図示された実施形態による収容空間300iの半径方向において、流入通路220の一端部と、エアロゾル生成物品との幅は、ハウジング100の長手方向に沿って連続して変わる。
【0170】
図18に図示された実施形態の場合、前述の方向において、前述の幅は、ハウジング100の長手方向に沿い、不連続に変わりうる。
【0171】
図19は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0172】
図19は、図15に図示された実施形態と比較したとき、流入通路220において、エアロゾル生成装置10に挿入されたエアロゾル生成物品(図示せず)を見る面の形状を、ハウジング100(図2)長手方向に沿って変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0173】
図15及び図19を参照すれば、2つの実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど、狭くなる形状を有しうる。
【0174】
図15に図示された実施形態による収容空間300iの半径方向において、流入通路220の一端部と、エアロゾル生成物品との幅は、ハウジング100の長手方向に沿い、線形的に変わる。
【0175】
図19に図示された実施形態の場合、前述の方向において、前述の幅は、ハウジング100の長手方向に沿い、非線形的に変わりうる。
【0176】
図20は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0177】
図20は、図19に図示された実施形態と比較したとき、流入通路220において、エアロゾル生成装置10に挿入されたエアロゾル生成物品(図示せず)を見る面の曲がる方向を異ならせた入口側支持部200の斜視図である。
【0178】
図19及び図20を参照すれば、2つの実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、共通して、ハウジング100の長手方向に沿い、非線形的に変わる幅により、ハウジング100の長手方向に沿い、収容空間300iの内部に入るほど、狭くなる形状を有しうる。
【0179】
図19に図示された実施形態の流入通路220において、エアロゾル生成物品を見る面は、凸状でもある。
【0180】
図20に図示された実施形態の前述の面は、凹状でもある。
【0181】
図21は、さらに他の実施形態によるエアロゾル生成装置に装着された入口側支持部の斜視図である。
【0182】
図21は、図5及び図15に図示された実施形態と比較したとき、収容空間300iの内部に入るほど、流入通路220が狭くなる形状を変形させた入口側支持部200の斜視図である。
【0183】
図21を参照すれば、さらに他の実施形態による入口側支持部200の流入通路220は、図5及び図15に図示された実施形態のように、収容空間300iの内部に入るほど、狭くなる形状を有しうる。
【0184】
図21に図示された実施形態による入口側支持部200は、図15に図示された実施形態のように、流入通路220の側壁220wに、収容空間300iの周り方向に傾斜がない。ただし、図15に図示された実施形態と異なり、収容空間300iの半径方向への支持体210の厚みが、ハウジング100の長手方向に沿って異なりうる。
【0185】
詳細には、収容空間300iの半径方向において、支持体210の上端部210uの厚みは、支持体210の下端部210lの厚みよりも薄い。
【0186】
支持体210の上端部210uは、エアロゾル生成物品(図示せず)と接触しないために、支持体210とエアロゾル生成物品との間に空間が形成される。該空間は、流入通路220の一部分になりうる。
【0187】
収容空間300iの周り方向に、支持体210間にある流入通路220は、収容空間300iの半径方向に、エアロゾル生成物品まで一定幅を有する。
【0188】
支持体210とエアロゾル生成物品との間に形成された流入通路220は、前述の支持体210の厚み差により、収容空間300iの内部に入るほど、狭くなる形状を有しうる。
【0189】
支持体210の下端部210lは、エアロゾル生成物品を支持することができるほど、エアロゾル生成物品の外側と接触しうる。ただし、本実施形態は、そのような支持体210と流入通路220との形状によって制限されるものではなく、支持体210と流入通路220との形状は、多様に変形されうる。
【0190】
図22は、図21に図示された入口側支持部の一部分の平面図である。
【0191】
図22は、図21のエアロゾル生成装置10から入口側支持部200を分離し、入口側支持部200の一部分だけ図示された平面図である。
【0192】
図22を参照すれば、さらに他の実施形態による入口側支持部200は、支持体210及び流入通路220を含むものでもある。入口側支持部200の形状は、多様に変形されうる。
【0193】
さらに他の実施形態によれば、図21を参照して説明された支持体210の厚み差により、流入通路220は、収容空間300i(図2)の内部に入るほど、狭くなりうる。
【0194】
収容空間300i(図2)の周り方向に、支持体210間にある流入通路220の大きさは、収容空間300i(図2)半径方向と、収容空間300i(図2)の周り方向とに沿って一定である。ただし、本実施形態は、そのような支持体210と流入通路220との形状によって制限されるものではない。
【0195】
図23は、図21に図示された入口側支持部に、エアロゾル生成物品を挿入した場合の側断面図である。
【0196】
図23は、図22に図示された入口側支持部200を、エアロゾル生成装置10に装着させ、エアロゾル生成物品20を挿入した状態において、XXIII-XXIII方向に切断した断面図である。
【0197】
図23を参照すれば、収容空間300i(図2)の半径方向において、支持体210の上端部210uの厚みは、支持体210の下端部210lの厚みよりも薄い。
【0198】
それは、図21を参照して説明された支持体210の厚み差により、収容空間300iの内部に入るほど、流入通路220が狭くなる形状の一例でもある。
【0199】
支持体210の下端部210lは、エアロゾル生成物品を支持することができるほど、エアロゾル生成物品の外側と接触しうる。ただし、本実施形態は、そのような支持体210と流入通路220との形状によって制限されるものではなく、支持体210と流入通路220との形状は、多様に変形されうる。
【0200】
図24は、一実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0201】
エアロゾル生成装置2400は、制御部2410、センシング部2420、出力部2430、バッテリ2440、ヒータ2450、ユーザ入力部2460、メモリ2470及び通信部2480を含むものでもある。ただし、エアロゾル生成装置2400の内部構造は、図24に図示されたところに制限されるものではない。すなわち、エアロゾル生成装置2400の設計により、図24に図示された構成のうち一部が省略されるか、あるいは新たな構成がさらに追加されうるということは、本実施形態と係わる技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0202】
センシング部2420は、エアロゾル生成装置2400の状態、またはエアロゾル生成装置2400周辺の状態を感知し、感知された情報を制御部2410に伝達することができる。制御部2410は、前記感知された情報に基づき、ヒータ2450の動作制御、喫煙の制限、エアロゾル生成物品(例:シガレット、カートリッジなど)の挿入いかん判断、お知らせ表示のような多様な機能が遂行されるように、エアロゾル生成装置2400を制御することができる。
【0203】
センシング部2420は、温度センサ2422、挿入感知センサ2424及びパフセンサ2426のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0204】
温度センサ2422は、ヒータ2450(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を感知することができる。エアロゾル生成装置2400は、ヒータ2450の温度を感知する別途の温度センサを含むか、あるいはヒータ2450自体が温度センサの役割を行うことができる。または、温度センサ2422は、バッテリ2440の温度をモニタリングするように、バッテリ2440の周囲に配されたものでもある。
【0205】
挿入感知センサ2424は、エアロゾル生成物品の挿入及び/または除去を感知することができる。例えば、挿入感知センサ2424は、フィルムセンサ、圧力センサ、光センサ、抵抗性センサ、容量性センサ、誘導性センサ及び赤外線センサのうち少なくとも一つを含むものでもあり、エアロゾル生成物品が挿入及び/または除去されることによる信号変化を感知することができる。
【0206】
パフセンサ2426は、気流通路または気流チャネルの多様な物理的変化に基づき、ユーザのパフを感知することができる。例えば、パフセンサ2426は、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のうちいずれか一つに基づき、ユーザのパフを感知することができる。
【0207】
センシング部2420は、前述のセンサ(温度センサ2422、挿入感知センサ2424及びパフセンサ2426)以外に、温度/湿度センサ、気圧センサ、地磁気センサ(magnetic sensor)、加速度センサ(acceleration sensor)、ジャイロスコープセンサ、位置センサ(例:GPS(global positioning system))、近接センサ及びRGB(red-green-blue)センサ(illuminance sensor)のうち少なくとも一つをさらに含むものでもある。各センサの機能は、その名称から、通常の技術者であるならば、直観的に推論することができるので、具体的な説明は、省略されうる。
【0208】
出力部2430は、エアロゾル生成装置2400の状態に係わる情報を出力し、ユーザに提供しうる。出力部2430は、ディスプレイ部2432、ハプティック部2434及び音響出力部2436のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。ディスプレイ部2432とタッチパッドとがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、ディスプレイ部2432は、出力装置以外に、入力装置としても使用されうる。
【0209】
ディスプレイ部2432は、エアロゾル生成装置2400に係わる情報を、ユーザに視覚的に提供しうる。例えば、エアロゾル生成装置2400に係わる情報は、エアロゾル生成装置2400のバッテリ2440の充電/放電状態、ヒータ2450の予熱状態、エアロゾル生成物品の挿入/除去状態、またはエアロゾル生成装置2400の使用が制限される状態(例:異常物品感知)のような多様な情報を意味し、ディスプレイ部2432は、前記情報を外部に出力することができる。ディスプレイ部2432は、例えば、液晶ディスプレイパネル(LCD:liquid crystal display)、有機発光ディスプレイパネル(OLED:organic light-emitting diode)などでもある。また、ディスプレイ部2432は、LED(light-emitting diode)発光素子形態でもある。
【0210】
ハプティック部2434は、電気的信号を、機械的な刺激、または電気的な刺激に変換し、エアロゾル生成装置2400に係わる情報を、ユーザに触覚的に提供しうる。例えば、ハプティック部2434は、モータ、圧電素子または電気刺激装置を含むものでもある。
【0211】
音響出力部2436は、エアロゾル生成装置2400に係わる情報を、ユーザに聴覚的に提供しうる。例えば、音響出力部2436は、電気信号を音響信号に変換し、外部に出力することができる。
【0212】
バッテリ2440は、エアロゾル生成装置2400が動作するのに利用される電力を供給しうる。バッテリ2440は、ヒータ2450が加熱されうるように、電力を供給することができる。また、バッテリ2440は、エアロゾル生成装置2400内に具備された他の構成(例:センシング部2420、出力部2430、ユーザ入力部2460、メモリ2470及び通信部2480)の動作に必要な電力を供給しうる。バッテリ2440は、充電が可能なバッテリでもあり、一回使用バッテリでもある。例えば、バッテリ2440は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限されるものではない。
【0213】
ヒータ2450は、バッテリ2440から電力を供給され、エアロゾル生成物質を加熱しうる。図24に図示されていないが、エアロゾル生成装置2400は、バッテリ2440の電力を変換し、ヒータ2450に供給する電力変換回路(例:DC(direct current)/DCコンバータ)をさらに含むものでもある。また、エアロゾル生成装置2400が誘導加熱方式でエアロゾルを生成する場合、エアロゾル生成装置2400は、バッテリ2440の直流電源を交流電源に変換するDC/AC(alternating current)コンバータをさらに含むものでもある。
【0214】
制御部2410、センシング部2420、出力部2430、ユーザ入力部2460、メモリ2470及び通信部2480は、バッテリ2440から電力を供給され、機能を遂行することができる。図24に図示されていないが、バッテリ2440の電力を変換し、それぞれの構成要素に供給する電力変換回路、例えば、LDO(low drop out)回路または電圧レギュレータ回路をさらに含むものでもある。
【0215】
一実施形態において、ヒータ2450は、任意の適する電気抵抗性物質によって形成されうる。例えば、適する電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モルリブデン、タングステン、スズ、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限されるものではない。また、ヒータ2450は、金属熱線(wire)、導電性トラック(track)が配された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによっても具現されうるが、それらに制限されるものではない。
【0216】
他の実施形態において、ヒータ2450は、誘導加熱方式のヒータでもある。例えば、ヒータ2450は、コイルによって印加された磁場を介して発熱し、エアロゾル生成物質を加熱するサセプタを含むものでもある。
【0217】
ユーザ入力部2460は、ユーザから入力された情報を受信するか、あるいはユーザに情報を出力することができる。例えば、ユーザ入力部2460は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがありうるが、それに制限されるものではない。また、図24に図示されていないが、エアロゾル生成装置2400は、USB(universal serial bus)インターフェースのような連結インターフェース(connection interface)をさらに含み、USBインターフェースのような連結インターフェースを介し、他の外部装置と連結して情報を送受信するか、あるいはバッテリ2440を充電することができる。
【0218】
メモリ2470は、エアロゾル生成装置2400内で処理される各種データを保存するハードウェアであり、制御部2410で処理されたデータ、及び処理されるデータを保存することができる。メモリ2470は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例:SD(secure digital)メモリまたはXD(extreme digital)メモリなど)、RAM(random access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含むものでもある。メモリ2470は、エアロゾル生成装置2400の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどを保存することができる。
【0219】
通信部2480は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含むものでもある。例えば、通信部2480は、近距離通信部(short-range wireless communication unit)2482及び無線通信部2484を含むものでもある。
【0220】
近距離通信部2482は、ブルートゥース(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信部、近距離無線通信部(near field communication unit)、WLAN(wireless local area network)(Wi-Fi(wireless fidelity))通信部、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信部、赤外線(IrDA:infrared data association)通信部、WFD(Wi-Fi Direct通信部、UWB(ultra-wideband)通信部、Ant+通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0221】
無線通信部2484は、セルラネットワーク通信部、インターネット通信部、コンピュータネットワーク(例:LAN(local area network) またはWAN(wide area network))通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。無線通信部2484は、加入者情報(例:国際モバイル加入者識別子(IMSI)を利用し、通信ネットワーク内において、エアロゾル生成装置2400を確認して認証することもできる。
【0222】
制御部2410は、エアロゾル生成装置2400の全般的な動作を制御しうる。一実施形態において、制御部2410は、少なくとも1つのプロセッサを含むものでもある。該プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0223】
制御部2410は、バッテリ2440の電力をヒータ2450に供給することを制御することにより、ヒータ2450の温度を制御することができる。例えば、制御部2410は、バッテリ2440とヒータ2450とのスイッチング素子のスイッチングを制御することにより、電力供給を制御することができる。他の例を挙げれば、制御部2410の制御命令により、加熱直接回路が、ヒータ2450に対する電力供給を制御することもできる。
【0224】
制御部2410は、センシング部2420によって感知された結果を分析し、その後に遂行される処理を制御することができる。例えば、制御部2410は、センシング部2420によって感知された結果に基づき、ヒータ2450の動作が開始または終了されるように、ヒータ2450に供給される電力を制御することができる。他の例を挙げれば、制御部2410は、センシング部2420によって感知された結果に基づき、ヒータ2450が、所定温度まで加熱されるか、あるいは適切な温度を維持することができるように、ヒータ2450に供給される電力の量、及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0225】
制御部2410は、センシング部2420によって感知された結果に基づき、出力部2430を制御することができる。例えば、パフセンサ2426を介し、カウントされたパフ回数が、既設定の回数に達すれば、制御部2410は、ディスプレイ部2432、ハプティック部2434及び音響出力部2436のうち少なくとも一つを介し、ユーザに、エアロゾル生成装置2400がすぐに終了されることを予告することができる。
【0226】
一実施形態において、制御部2410は、センシング部2420によって感知されたエアロゾル生成物品(例:エアロゾル生成物品20(図1))の状態により、ヒータ2450に対する電力供給時間及び/または電力供給量を制御することができる。例えば、エアロゾル生成物品20が過湿状態である場合、制御部2410は、誘導コイル(例:誘導コイル311(図2))に対する電力供給時間を制御し、エアロゾル生成物品20が、一般的な状態である場合より、予熱時間を延長させることができる。
【0227】
一実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのような、コンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態にも実現されうる。コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。また、コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含むものでもある。該コンピュータ記録媒体は、コンピュータで読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。該通信媒体は、典型的に、コンピュータで読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュールのような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0228】
前述の実施形態に係わる説明は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野において通常の知識を有する者であるならば、それらから多様な変形、及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解するであろう。従って、発明の真の保護範囲は、添付された特許請求の範囲によって定められるものであり、該特許請求の範囲に記載された内容と同等な範囲にある全ての差異は、該特許請求の範囲によって定められる保護範囲に含まれるものであると解釈されなければならないのである。
図1
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図3
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【国際調査報告】