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特表2024-520876組立式洗濯物干し台およびその連結部材
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-24
(54)【発明の名称】組立式洗濯物干し台およびその連結部材
(51)【国際特許分類】
   D06F 57/08 20060101AFI20240517BHJP
   A47G 29/00 20060101ALI20240517BHJP
   D06F 57/10 20060101ALI20240517BHJP
   D06F 59/00 20060101ALI20240517BHJP
【FI】
D06F57/08 Z
A47G29/00 B
D06F57/10
D06F59/00 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518089
(86)(22)【出願日】2021-08-23
(85)【翻訳文提出日】2023-11-29
(86)【国際出願番号】 KR2021011167
(87)【国際公開番号】W WO2022255540
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】10-2021-0071603
(32)【優先日】2021-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523451107
【氏名又は名称】アド・ワン・リビング・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ADD ONE LIVING CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】(Gwanpyeong-dong) 404, 29, Techno 4-ro Yuseong-gu, Daejeon 34014 REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】イ・ミョンジ
【テーマコード(参考)】
3B168
3K100
【Fターム(参考)】
3B168AE01
3B168AE02
3B168BA82
3B168BA86
3B168BA87
3B168WA08
3K100AH08
(57)【要約】
本発明の一実施形態に係る組立式洗濯物干し台は、第1対の第1メインフレーム棒と第2対の第1メインフレーム棒;それぞれ、前記第1対の第1メインフレーム棒の一方の一端と前記第2対の第1メインフレーム棒の一方の一端とを連結する一対のメインフレーム連結部材;それぞれ、一対のメインフレーム棒連結部材のうち対応するメインフレーム棒連結部材を介して、前記第1対の第1メインフレーム棒の他端と、前記第2対の第1メインフレーム棒の他端とを連結する一対の第2メインフレーム棒;それぞれ、分離された上部棒と下部棒を含む第1対の第1支持フレーム棒と第2対の第1支持フレーム棒;それぞれ、前記第1対の第1支持フレーム棒の一方の上部棒の一端と前記第2対の第1支持フレーム棒の一方の上部棒の一端とを連結する一対の支持フレーム連結部材;それぞれ、一対の支持フレーム棒連結部材のうち対応する支持フレーム棒連結部材を介して、前記第1対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端と、前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端とを連結する一対の第2支持フレーム棒;および前記第1対および前記第2対の第1メインフレーム棒の両端、前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の上部棒の一方の一端、および前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端にそれぞれ取り付けられ、前記メインフレーム連結部材、前記メインフレーム棒連結部材、前記支持フレーム連結部材、および前記支持フレーム棒連結部材のうち対応する連結部材とボタン式に結合するボタン式結合部材を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1対の第1メインフレーム棒と第2対の第1メインフレーム棒;
それぞれ、前記第1対の第1メインフレーム棒の一方の一端と前記第2対の第1メインフレーム棒の一方の一端とを連結する一対のメインフレーム連結部材;
それぞれ、一対のメインフレーム棒連結部材のうち対応するメインフレーム棒連結部材を介して、前記第1対の第1メインフレーム棒の他端と、前記第2対の第1メインフレーム棒の他端とを連結する一対の第2メインフレーム棒;
それぞれ、分離された上部棒と下部棒を含む第1対の第1支持フレーム棒と第2対の第1支持フレーム棒;
それぞれ、前記第1対の第1支持フレーム棒の一方の上部棒の一端と前記第2対の第1支持フレーム棒の一方の上部棒の一端とを 連結する一対の支持フレーム連結部材;
それぞれ、一対の支持フレーム棒連結部材のうち対応する支持フレーム棒連結部材を介して、前記第1対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端と、前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端とを連結する一対の第2支持フレーム棒;および
前記第1対および前記第2対の第1メインフレーム棒の両端、前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の上部棒の一方の一端、および前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端にそれぞれ取り付けられ、前記メインフレーム連結部材、前記メインフレーム棒連結部材、前記支持フレーム連結部材、および前記支持フレーム棒連結部材のうち対応する連結部材とボタン式に結合するボタン式結合部材を含む、組立式洗濯物干し台。
【請求項2】
前記ボタン式結合部材は、それぞれ、
前記第1対および前記第2対の第1メインフレーム棒、前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の上部棒、および前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒のうち対応する棒に挿入される挿入部;および
一端が前記挿入部に当接して形成され、前記メインフレーム連結部材、前記メインフレーム棒連結部材、前記支持フレーム連結部材、および前記支持フレーム棒連結部材のうち対応する連結部材と結合する結合部;を含み、
前記結合部は、
外周面から突出して形成される結合ボタンが位置し、前記結合ボタンの外周縁の一部を含み、両端が互いに連結されないように外周面を切開して形成される第1切開ラインで囲まれた弾性片;を含む、請求項1に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項3】
前記結合部は、
任意の弾性係数を有するプラスチックまたは金属材料で具現される、請求項2に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項4】
前記メインフレーム棒連結部材および前記支持フレーム棒連結部材は、それぞれ、
一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合穴が開放して形成される本体;および
前記本体の他端に近接した外側から突出して形成される結合溝;を含む、請求項2に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項5】
前記本体の内径は、
階段状に減少する、請求項4に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項6】
前記結合部は、
他端から外周面を切開して形成される第2切開ライン;を更に含む、請求項2に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項7】
前記メインフレーム棒連結部材および前記支持フレーム棒連結部材は、それぞれ、
一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合穴が開放して形成され、かつ前記第2切開ラインに対応する結合壁が内壁から突出して形成される本体;および
前記本体の他端に近接した外側から突出して形成される結合溝;を含む、請求項6に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項8】
前記メインフレーム棒連結部材および前記支持フレーム棒連結部材は、それぞれ、
一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合穴が開放して形成され、かつ前記第2切開ラインに対応する結合壁が内壁から突出して形成される本体;を含む、請求項6に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項9】
前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の上部棒の他端側にねじ谷が形成され、前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の一端側にねじ山が形成される、請求項1に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項10】
第1方向に広げる一対のメインフレーム、および前記一対のメインフレームそれぞれの第2方向に離れた空間に互いに離れて配置される複数の乾燥棒を含む乾燥部;および
前記第1方向に広がって、第3方向に前記乾燥部を支持する一対の支持フレームを含む支持部;を含み、
前記一対のメインフレームは、それぞれ、
一対の第1メインフレーム棒および前記一対の第1メインフレーム棒を連結する第2メインフレーム棒を含み、
前記一対の支持フレームは、それぞれ、
一対の第1支持フレーム棒および前記一対の第1支持フレーム棒を連結する第2支持フレーム棒を含み、
前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒の両端に取り付けられるボタン式結合部材;
前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒のうち対応するフレーム棒の一端に取り付けられる前記ボタン式結合部材と、ボタン式に連結されるフレーム連結部材;および
前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒のうち対応するフレーム棒の他端に取り付けられる前記ボタン式結合部材と、ボタン式に連結されるフレーム棒連結部材;をさらに含む、組立式洗濯物干し台。
【請求項11】
前記ボタン式結合部材は、
前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒のうち対応するフレーム棒中に挿入される挿入部;および
一端が前記挿入部に当接して形成され、前記フレーム連結部材および前記メインフレーム棒連結部材のうち対応する連結部材と結合する結合部;を含み、
前記結合部は、
外周面から突出して形成される結合ボタンが位置し、前記結合ボタンの外周縁の一部を含み両端が互いに連結されないように外周面を切開して形成された第1切開ラインに囲まれた弾性片;および
他端から外周面を切開して形成された第2切開ライン;を含む、請求項10に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項12】
前記フレーム連結部材および前記フレーム棒連結部材は、それぞれ、
一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合孔が開放されて形成され、前記第2切開ラインに対応する結合壁が内壁から突出して形成される本体;を含む、請求項11に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項13】
前記支持部と連結される固定棒を含み、前記支持部の動きを固定する固定部;
上部フレームおよび下部フレームを含み、前記複数の乾燥棒のうち対応する乾燥棒および前記支持部を連結して前記乾燥部の傾斜を調整するサポート部;および
前記第1支持フレーム棒の外径と同じ内径で形成され、前記第1支持フレーム棒の外側に取り付けられ両端が開放された本体、前記本体の外側から突出して一端で前記固定棒が挿入されて取り付けられる固定部結合溝、および前記本体の外側から突出し前記下部フレームの折れ曲がった一端が通過して取り付けられる貫通孔が形成されるサポート部結合翼を含み、前記支持部、前記固定部および前記サポート部を相互に結合させる単一の統合連結部材;をさらに含む、請求項10に記載の組立式洗濯物干し台。
【請求項14】
前記一対のメインフレームのうちの少なくとも一方のメインフレームには少なくとも1つ以上の据置部材が脱装着され、
前記据置部材は、
前記メインフレームに据置かれる一対の据置フレーム;および
前記一対の据置フレームそれぞれの外側から突出して形成され前記乾燥棒が結合される複数の乾燥棒結合溝;を含み、
前記複数の乾燥棒結合溝は、
円筒の一部が切開された形状で形成され、円筒の第1の高さが第2の高さよりも短く備えられる、請求項10に記載の組立式洗濯物干し台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品の包装の体積または面積を著しく減らして、組立の利便性を最大限にし、かつ堅固で安定した使用が可能な組立式洗濯物干し台およびその連結部材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ー般的に使用されるスタンド型洗濯物干し台は、乾燥部および洗濯部を支える支持部が折りたたんだり広げたりできる構造を持つことで、製造者はこれを折りたたんだ状態で製造し、包装および販売するか、使用者は使用しない時に折りたたんで保管することができる。
【0003】
しかし、洗濯物干し台の第1の方向(例えば、横方向)の面積は折りたたまれた状態で広げた状態よりも著しく小さいものの、残りの方向(例えば、縦方向または高さ方向)では折りたたまれた状態と広げた状態の面積差が大きくない。
【0004】
したがって、折りたたまれた状態の洗濯物干し台であっても、依然として著しい体積または面積で包装および販売されている。その結果、洗濯物干し台をオフラインで購入する場合、消費者は購入後直接または車での輸送が困難な場合があるし、オンラインで販売する場合は配送などに困難が生じる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このため、製品の包装の体積または面積を著しく減らして、組立の利便性を最大限にしつつ、堅固で安定した使用が可能な組立式洗濯物干し台およびその連結部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る組立式洗濯物干し台は、第1対の第1メインフレーム棒と第2対の第1メインフレーム棒;それぞれ、前記第1対の第1メインフレーム棒の一方の一端と前記第2対の第1メインフレーム棒の一方の一端とを連結する一対のメインフレーム連結部材;それぞれ、一対のメインフレーム棒連結部材のうち対応するメインフレーム棒連結部材を介して、前記第1対の第1メインフレーム棒の他端と、前記第2対の第1メインフレーム棒の他端とを連結する一対の第2メインフレーム棒;それぞれ、分離された上部棒と下部棒を含む第1対の第1支持フレーム棒と第2対の第1支持フレーム棒;それぞれ、前記第1対の第1支持フレーム棒の一方の上部棒の一端と前記第2対の第1支持フレーム棒の一方の上部棒の一端とを連結する一対の支持フレーム連結部材;それぞれ、一対の支持フレーム棒連結部材のうち対応する支持フレーム棒連結部材を介して、前記第1対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端と、前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端とを連結する一対の第2支持フレーム棒;および前記第1対および前記第2対の第1メインフレーム棒の両端、前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の上部棒の一方の一端、および前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の他端にそれぞれ取り付けられ、前記メインフレーム連結部材、前記メインフレーム棒連結部材、前記支持フレーム連結部材、および前記支持フレーム棒連結部材のうち対応する連結部材とボタン式に結合するボタン式結合部材を含む。
【0007】
前記ボタン式結合部材は、それぞれ、前記第1対および前記第2対の第1メインフレーム棒、前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の上部棒、および前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒のうち対応する棒に挿入される挿入部;および一端が前記挿入部に当接して形成され、前記メインフレーム連結部材、前記メインフレーム棒連結部材、前記支持フレーム連結部材、および前記支持フレーム棒連結部材のうち対応する連結部材と結合する結合部;を含み、前記結合部は、外周面から突出して形成される結合ボタンが位置し、前記結合ボタンの外周縁の一部を含み、両端が互いに連結されないように外周面を切開して形成される第1切開ラインで囲まれた弾性片を含むことができる。
【0008】
前記結合部は、任意の弾性係数を有するプラスチックまたは金属材料で具現されることができる。
【0009】
前記メインフレーム棒連結部材および前記支持フレーム棒連結部材は、それぞれ、一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合穴が開放して形成される本体;および前記本体の他端に近接した外側から突出して形成される結合溝を含むことができる。
【0010】
前記本体の内径は、階段状に減少することができる。
【0011】
前記結合部は、他端から外周面を切開して形成される第2切開ラインを更に含むことができる。
【0012】
前記メインフレーム棒連結部材および前記支持フレーム棒連結部材は、それぞれ、一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合穴が開放して形成され、かつ前記第2切開ラインに対応する結合壁が内壁から突出して形成される本体;および前記本体の他端に近接した外側から突出して形成される結合溝を含むことができる。
【0013】
前記メインフレーム棒連結部材および前記支持フレーム棒連結部材は、それぞれ、一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合穴が開放して形成され、かつ前記第2切開ラインに対応する結合壁が内壁から突出して形成される本体を含むことができる。
【0014】
前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の上部棒の他端側にねじ谷が形成され、前記第1対および前記第2対の第1支持フレーム棒の下部棒の一端側にねじ山が形成されることができる。
【0015】
本発明の一実施形態に係る組立式洗濯物干し台は、第1方向に広げる一対のメインフレーム、および前記一対のメインフレームそれぞれの第2方向に離れた空間に互いに離れて配置される複数の乾燥棒を含む乾燥部;および前記第1方向に広がって、第3方向に前記乾燥部を支持する一対の支持フレームを含む支持部;を含み、前記一対のメインフレームは、それぞれ、一対の第1メインフレーム棒および前記一対の第1メインフレーム棒を連結する第2メインフレーム棒を含み、前記一対の支持フレームは、それぞれ、一対の第1支持フレーム棒および前記一対の第1支持フレーム棒を連結する第2支持フレーム棒を含み、前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒の両端に取り付けられるボタン式結合部材;前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒のうち対応するフレーム棒の一端に取り付けられる前記ボタン式結合部材と、ボタン式に連結されるフレーム連結部材;および前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒のうち対応するフレーム棒の他端に取り付けられる前記ボタン式結合部材と、ボタン式に連結されるフレーム棒連結部材をさらに含む。
【0016】
前記ボタン式結合部材は、前記第1メインフレーム棒および前記第1支持フレーム棒のうち対応するフレーム棒中に挿入される挿入部;および一端が前記挿入部に当接して形成され、前記フレーム連結部材および前記メインフレーム棒連結部材のうち対応する連結部材と結合する結合部;を含み、前記結合部は、外周面から突出して形成される結合ボタンが位置し、前記結合ボタンの外周縁の一部を含み両端が互いに連結されないように外周面を切開して形成された第1切開ラインに囲まれた弾性片;および他端から外周面を切開して形成された第2切開ラインを含むことができる。
【0017】
前記フレーム連結部材および前記フレーム棒連結部材は、それぞれ、一端で前記結合部が挿入されて取り付けられ、外周面に前記結合ボタンに対応する結合孔が開放されて形成され、前記第2切開ラインに対応する結合壁が内壁から突出して形成される本体を含むことができる。
【0018】
前記支持部と連結される固定棒を含み、前記支持部の動きを固定する固定部;上部フレームおよび下部フレームを含み、前記複数の乾燥棒のうち対応する乾燥棒および前記支持部を連結して前記乾燥部の傾斜を調整するサポート部;および前記第1支持フレーム棒の外径と同じ内径で形成され、前記第1支持フレーム棒の外側に取り付けられ両端が開放された本体、前記本体の外側から突出して一端で前記固定棒が挿入されて取り付けられる固定部結合溝、および前記本体の外側から突出し前記下部フレームの折れ曲がった一端が通過して取り付けられる貫通孔が形成されるサポート部結合翼を含み、前記支持部、前記固定部および前記サポート部を相互に結合させる単一の統合連結部材を更に含むことができる。
【0019】
前記一対のメインフレームのうちの少なくとも一方のメインフレームには少なくとも1つ以上の据置部材が脱装着され、前記据置部材は、前記メインフレームに据置かれる一対の据置フレーム;および前記一対の据置フレームそれぞれの外側から突出して形成され前記乾燥棒が結合される複数の乾燥棒結合溝;を含み、前記複数の乾燥棒結合溝は、円筒の一部が切開された形状で形成され、円筒の第1の高さが第2の高さよりも短く備えることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の実施例による組立式洗濯物干し台およびその連結部材によれば、組立式洗濯物干し台の部品がボタン式で連結されることにより、使用者が組立を行う際の便益が最大化されつつ、ボタン式の結合構造の堅牢性が向上し、組立後の洗濯物干し台が堅固で安定して使用可能である。
【0021】
本発明の実施例による組立式洗濯物干し台およびその連結部材によれば、乾燥棒の結合溝が乾燥棒との結合を容易にする形状で形成されることで、組立の便益を向上させることができる。
【0022】
本発明の実施例による組立式洗濯物干し台およびその連結部材によれば、各フレーム自体に穴を形成しないことで、工程の難しさ及び生産過程での組立の困難性を排除でき、穴周囲に発生する腐食を防止でき、製品の品質を向上させ、製品寿命を延ばすことができる。
【0023】
本発明の実施例による組立式洗濯物干し台およびその連結部材によれば、分離した状態での体積を最小限にすることで、生産、包装、保管、輸送などに要求されるコストを削減しつつ、生産、包装、保管、輸送の便益を向上させることができる。
【0024】
本発明の実施例による組立式洗濯物干し台およびその連結部材によれば、体積の最小化の要求に従い、各構成要素が分離可能になる一方、不要な部品を最小限にし、同じ機能をする部品の統一化を図ることで、生産コストを削減しつつ、組立の容易性を向上させることができる。
【0025】
本発明の実施例による組立式洗濯物干し台およびその連結部材によれば、部品が交換可能でありながら、大きなコストを発生させずに製品の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台を示す分解図である。
【0027】
図2】本発明の実施例に基づくボタン式結合部材が第1メインフレーム棒または第1支持フレーム棒に取り付けられたことを示す図である。
【0028】
図3】本発明の実施例に基づくボタン式結合部材をより詳細に示す図である。
【0029】
図4】本発明の実施例に基づくボタン式結合部材と対応する連結部材の結合を示す図である。
【0030】
図5】本発明の実施例に基づく第4連結部材をより詳細に示す図である。
【0031】
図6】本発明の実施例に基づく第1連結部材から第3連結部材を示す図である。
【0032】
図7】第1連結部材から第3連結部材およびボタン式結合部材との結合を説明するための図である。
【0033】
図8】本発明の実施例に基づく固定部を示す図である。
【0034】
図9】本発明の実施例に基づくサポート部を示す図である。
【0035】
図10】本発明の実施例に基づく乾燥部を示す図である。
【0036】
図11】本発明の実施例に基づく据置部材をより詳細に示す図である。
【0037】
図12】本発明の実施例に基づく統合連結部材を示す図である。
【0038】
図13】本発明の実施例に基づく統合連結部材を通じた連結構造を示す分解図である。
【0039】
図14】本発明の実施例に基づく統合連結部材を通じた連結状態を示す図である。
【0040】
図15】本発明の別の実施例に基づく統合連結部材を示す図である。
【0041】
図16】本発明の実施例に基づく組み立てられた状態の組立式洗濯物干し台を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施例を説明する。以下の詳細な説明は、本明細書で記載された方法、装置および/またはシステムに対する包括的な理解を助けるために提供される。しかし、これは例に過ぎず、本発明はこれに限定されない。
【0043】
本発明の実施例を説明する際、本発明に関連する既知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曇らせる可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略することとする。また、以下に述べる用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語であり、これは使用者、運用者の意図や慣例などによって異なる場合がある。したがって、その定義は本明細書全体にわたる内容を基にされるべきであろう。詳細な説明で使用される用語は、単に本発明の実施例を記述するためのものであり、決して制限的であってはならない。明確に異なる場合を除き、単数形の表現は複数形の意味を含む。本説明では、「含む」または「備える」といった表現は、いかなる特性、数値、段階、動作、要素、これらの一部または組み合わせを指すものであり、記載されたもの以外の一つまたはそれ以上の異なる特性、数値、段階、動作、要素、これらの一部または組み合わせの存在または可能性を排除するように解釈されてはならない。
【0044】
上側、下側、右側、左側などの方向性の用語は、開示された図面の方向性と関連して使用される。本発明の実施例の構成要素は、様々な方向に配置されることができるため、方向性の用語は例示を目的として使用されるものであり、これに制約を加えるものではありません。この場合、図1のX軸、Y軸、Z軸が1つの基準になることができ、別に言及されない限り、他の図面も図1の座標軸と同じ基準で各構成要素の方向性が記述される。
【0045】
第1、第2などの用語は、様々な構成要素を説明するために使用されることができるが、上記の構成要素は上記の用語によって制約されてはいけません。上記の用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使用されることができる。例えば、本発明の範囲内で第1の構成要素は第2の構成要素として名前を付けられる場合があり、同様に第2の構成要素も第1の構成要素として名前を付けられる場合がある。
【0046】
また、別に言及されない限り、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台の各構成要素の形状や位置などの説明は、各構成要素が結合されて広げた状態を基準にする。
【0047】
図1は、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台を示す分解図である。
【0048】
図1を参照すると、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100は、乾燥部120、支持部140、固定部160、サポート部180および第1連結部材CNT1から第6連結部材CNT6までを含む。
【0049】
乾燥部120は、第1方向(X軸方向)に広げる一対のメインフレーム122および第2方向(Y軸方向)に離れた空間に位置し、相互に離れて配置された複数の乾燥棒124を含む。一対のメインフレーム122は一定の角度で広げると、「V」字形または「ー」字形を形成することができる。一対のメインフレーム122は第1連結部材CNT1を介して互いに結合できる。第1連結部材CNT1はメインフレーム連結部材とも呼ばれることがある。
【0050】
支持部140はX軸方向に広がって、第3方向(Z軸方向)に乾燥部120を支える一対の支持フレーム142を含む。一対の支持フレーム142は一定の角度で広げると、180度回転した「V」字形を形成することができる。一対の支持フレーム142は第2連結部材CNT2を介して互いに連結できる。第2連結部材CNT2は支持フレーム連結部材とも呼ばれることがある。または、第1連結部材CNT1および第2連結部材CNT2を一緒にフレーム連結部材と呼ぶこともできる。
【0051】
第2連結部材CNT2は第1連結部材CNT1と一体に形成されるか、第1連結部材CNT1とは独立して形成されることができる。
【0052】
一対の支持フレーム142は第3の連結部材CNT3を介して一対のメインフレーム122と互いに連結することができる。第3の連結部材CNT3は中心部材とも呼ばれることがある。第3の連結部材CNT3は第1の連結部材CNT1および第2の連結部材CNT2の少なくとも一方の連結部材と一体に形成されるか、第1の連結部材CNT1および第2の連結部材CNT2の少なくとも一方の連結部材とは独立に形成されることができる。
【0053】
第1の連結部材CNT1から第3の連結部材CNT3までは、それぞれ独自または独立したヒンジ部材(未図示)を介して、固定された軸を中心に一定の角度範囲内で回転することができる。したがって、第1の連結部材CNT1から第3の連結部材CNT3に連結される一対のメインフレーム122および一対の支持フレーム142は、対応する角度範囲内で回転可能であり、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100の乾燥部120および支持部140は折りたたんだり広げたりすることができる。第1の連結部材CNT1から第3の連結部材CNT3に関する詳細な説明は後述される。
【0054】
引き続き図1を参照すると、本発明の実施例に基づく一対のメインフレーム122は、それぞれ一対の第1メインフレーム棒122-1、第2メインフレーム棒122-2、および一対の第4連結部材CNT4を含むことができる。一対のメインフレーム122のうちの一方のメインフレーム122に含まれる一対の第1メインフレーム棒122-1を第1対の第1メインフレーム棒122-1とし、もう一方のメインフレーム122に含まれる一対の第1メインフレーム棒122-1を第2対の第1メインフレーム棒122-1と区別することができる。ただし、第1対および第2対の第1メインフレーム棒122-1は同様の構造を有しているため、以下の第1メインフレーム棒122-1の説明は第1対および第2対の第1メインフレーム棒122-1の両方に適用される可能性がある。
【0055】
第4連結部材CNT4はメインフレーム棒連結部材とも呼ばれることがある。一対の第1メインフレーム棒122-1はY軸方向に離れて平行に配置し、第2メインフレーム棒122-2はX軸およびY軸が形成する平面で一対の第1メインフレーム棒122-1と直交するように結合されることができる。一対の第1メインフレーム棒122-1および第2メインフレーム棒122-2は一対の第4連結部材CNT4によって結合される。
【0056】
本発明の実施例に基づく一対の支持フレーム142は、それぞれ一対の第1支持フレーム棒142-1、第2メインフレーム棒142-2、および一対の第5連結部材CNT5を含むことができる。一対の支持フレーム142のうちの一方の支持フレーム142に含まれる一対の第1支持フレーム棒142-1を第1対の第1支持フレーム棒142-1とし、もう一方の支持フレーム142に含まれる一対の第1支持フレーム棒142-1を第2対の第1支持フレーム棒142-1と区別することができる。ただし、第1対および第2対の第1支持フレーム棒142-1は同様の構造を有しているため、以下の第1支持フレーム棒142-1の説明は第1対および第2対の第1支持フレーム棒142-1の両方に適用される可能性がある。
【0057】
第5連結部材CNT5は支持フレーム棒連結部材とも呼ばれることがある。また、第4連結部材CNT4および第5連結部材CNT5を一緒にフレーム棒連結部材と呼ぶこともできる。
【0058】
一対の第1支持フレーム棒142-1はY軸方向に離れて平行に配置し、第2支持フレーム棒142-2はX軸およびY軸が形成する平面で一対の第1支持フレーム棒142-1と直交するように結合されることができる。一対の第1支持フレーム棒142-1および第2支持フレーム棒142-2は一対の第5連結部材CNT5によって結合される。
【0059】
このとき、一対の第1支持フレーム棒142-1はそれぞれ上部棒URおよび下部棒DRに分離されることができる。第1支持フレーム棒142-1を構成する上部棒URおよび下部棒DRの結合および分離に関する詳細な説明は後述される。
【0060】
本発明の実施例に基づく第1メインフレーム棒122-1および第1支持フレーム棒142-1の両端には、ボタン式結合部材BCMが取り付けられる。
【0061】
図2は、本発明の実施例に基づくボタン式結合部材が第1メインフレーム棒または第1支持フレーム棒に取り付けられる様子を示す図面であり、図3は、本発明の実施例に基づくボタン式結合部材をより詳細に示す図面であり、図4は、本発明の実施例に基づくボタン式結合部材と対応する連結部材の結合を示す図面である。
【0062】
図2から図4を参照すると、ボタン式結合部材BCMは第1メインフレーム棒122-1および第1支持フレーム棒142-1の両端にそれぞれ取り付けられる。
【0063】
第1メインフレーム棒122-1の一端に装着されたボタン式結合部材BCMは、図1の第1連結部材CNT1とボタン式に結合し、第1メインフレーム棒122-1の他端に装着されたボタン式結合部材BCMは、図1の第4連結部材CNT4とボタン式に結合される。
【0064】
前述のように、第1支持フレーム棒142-1は、上部棒URおよび下部棒DRに分割されるため、ボタン式結合部材BCMは、上部棒URの一端および下部棒DRの他端にそれぞれ取り付けることができる。上部棒URの一端に取り付けられたボタン式結合部材BCMは、図1の第2連結部材CNT2とボタン式に結合し、下部棒DRの他端に取り付けられたボタン式結合部材BCMは、図1の第5連結部材CNT5とボタン式に結合される。
【0065】
このように、第1メインフレーム棒122-1および第1支持フレーム棒142-1の両側でボタン式に結合することで、その結合の便益と堅牢性を大幅に向上させることができる。本発明の実施例に基づくボタン式結合の構造および方法についての詳細な説明は後述される。
【0066】
上部棒URの他端側にねじ谷が形成され、下部棒DRの一端側に上部棒URのねじ谷に対応するねじ山が形成されているため、上部棒URおよび下部棒DRはねじ式で結合することができる。ただし、これに限定されるものではなく、上部棒URの他端側自体にねじ穴が形成されるか、すなわち上部棒URの外側にねじ穴が形成されないか、または上部棒URおよび下部棒DRが自己的にねじ式結合されるのではなく、別個の結合部材を介して結合されることもある。
【0067】
ボタン式結合部材BCMは、第1メインフレーム棒122-1または第1支持フレーム棒142-1に挿入される挿入部IUおよびその一端が挿入部IUと当接して形成され対応する連結部材と結合する結合部CUを含む。挿入部IUおよび結合部CUは一体に形成されることもある。このとき、対応する連結部材CNTは図1の第1連結部材CNT1、第2連結部材CNT2、第4連結部材CNT4および第5連結部材CNT5のいずれかである場合があるが、図4はボタン式結合部材BCMが第4連結部材CNT4または第5連結部材CNT5と連結される例を示してある。ボタン式結合部材BCMが第1連結部材CNT1または第2連結部材CNT2と連結される例については後述する。
【0068】
挿入部IUの外径は第1メインフレーム棒122-1または第1支持フレーム棒142-1の内径と同様に形成されることができる。結合部CUの外径は第1メインフレーム棒122-1または第1支持フレーム棒142-1の外径と同様に形成されることができる。
【0069】
結合部CUはその外周面から突出して形成される結合ボタンCBおよび結合ボタンCBの外周縁の一部を含み、その両端が互いに連結されないように外周面を切開して形成された第1切開ラインCL1を含む。この際、結合ボタンCBの外周縁の一部を含むことは、その外周縁の一部と当接して形成されることを意味する場合がある。ただし、これに限定されるものではなく、第1切開ラインCL1はその外周縁の一部の形状に応じて外周縁の一部に隣接して切開される場合もある。結合部CUの外周面の中、結合ボタンCBが位置し第1切開ラインCL1で囲まれた部分を弾性片EPと呼ぶ。結合部CUは任意の弾性係数を持つプラスチックや金属などで具現されることができる。
【0070】
結合部CUが対応する連結部材として挿入される場合、結合部CUの外周面から突出した結合ボタンCBに挿入方向に力が加えられる。この際、結合部CUの挿入部IUと離れた他端はその外径が小さくなる方向に丸くなって形成され、対応する連結部材CNTの内側への挿入や対応する連結部材CNTの内側からの分離が容易になる場合がある。
【0071】
結合ボタンCBに加えられる力は弾性片EPに分散され、弾性片EPは結合部CUの内側空間に陷没されることができる。この際、弾性片EPは第1切開ラインCL1の互いに連結されない端によって結合部CUの外周面との連結が維持されることができる。
【0072】
弾性片EPが結合部CUの内側空間に陷没されることにより、弾性片EPに位置する突出した結合ボタンCBは対応する連結部材CNTの内側に挿入されることができる。この際、結合ボタンCBのエッジが丸くなって形成されることで、結合部CUがより容易に対応する連結部材CNTの内側に挿入されるか、対応する連結部材CNTの内側から分離される場合がある。押す力によって結合ボタンCBが対応する連結部材CNTの内側空間を通り、結合穴CHに引き出される際には、弾性片EPは再び元の位置、つまり結合部CUの外周面と同じ平面上に戻ることができる。
【0073】
結合ボタンCBが結合穴CHに引き出されることにより、ボタン式結合部材BCMを通じた第1メインフレーム棒122-1または第1支持フレーム棒142-1と対応する連結部材CNTの結合が完了することができる。対応する連結部材CNTから分離したい場合には、結合ボタンCBを押した状態で挿入方向の反対方向に力を加え、結合ボタンCBが対応する連結部材CNTの内側に挿入されるようにすることで分離することができる。
【0074】
本発明の実施例に基づくボタン式結合部材BCMは、結合ボタンCBが角が丸い四角形の形状で形成され、第1切開ラインCL1または弾性片EPが指の先端の形状で形成される例を示しましたが、これに限定されるものではありません。結合ボタンCBは三角形、逆三角形、五角形、六角形、楕円形または星形に形成されることができ、第1切開ラインCL1は結合ボタンCBの外周縁に対応する形状で形成されることができる。この際、第1切開ラインCL1は結合ボタンCBの全体の外周縁の少なくとも1/2または2/3以上を含むように形成されることができる。弾性片EPは第1切開ラインCL1と同様に結合ボタンCBの形状に対応するように形成されるか、または結合ボタンCBの形状とは無関係に形成されることができる。
【0075】
好ましくは、本発明の実施例に基づくボタン式結合部材BCMの結合部CUは、1つまたは一対の第2切開ラインCL2を更に含むことができる。第2切開ラインCL2は結合部CUの他端から外周面を切開して形成される。一対の第2切開ラインCL2が備わる場合、一対の第2切開ラインCL2は結合ボタンCBを基準に対称に配置されることができる。第2切開ラインCL2は対応する連結部材CNTの結合壁CWと結合して、ボタン式結合部材BCMと対応する連結部材CNTの結合をより堅固にすることができる。
【0076】
このように、本発明の実施例に基づく第1メインフレーム棒122-1および第1支持フレーム棒142-1は、その両端にボタン式結合部材BCMが装着されることで、その組立が容易でありながらも頑丈であることができる。この際、ボタン式結合部材BCMとの容易で頑丈な結合のために、本発明の実施例に基づく連結部材はボタン式結合部材BCMに対応する構造で具備される。これについて説明する。
【0077】
図5は、本発明の実施例に基づく第4連結部材をより詳細に示す図である。
【0078】
図1図4および図5を参照すると、第4連結部材CNT4は第4本体BD4および第4結合溝CG4を含むことができる。第1メインフレーム棒122-1に装着されたボタン式結合部材BCMが挿入されて結合される第4本体BD4は、その内部の一端が開放され、他端が閉じられて形成されることができる。
【0079】
第4本体BD4の外周面には、ボタン式結合部BCMの結合ボタンCBに対応する結合穴CHが開放されて形成される。前述のように、第1メインフレーム棒122-1、つまりボタン式結合部BCMが第4連結部材CNT4と結合する際に、結合穴CHから結合ボタンCBが引き出され、位置することになる。
【0080】
第4本体BD4の内部空間は、第1メインフレーム棒122-1またはボタン式結合部BCMの形状に対応する形状、例えば円筒形に形成されることができる。特に言及がない限り、本発明の一実施例に基づく各フレームまたは棒などは円形のパイプの形状であることを前提とするため、各フレームまたは棒と結合される部材たちもまた円柱に対応する形状で備えられることになるでしょう。しかし、本発明の一実施例に基づく各フレームまたは棒などは四角柱などの形状で備えられることもあり、その場合、フレームまたは棒と結合される部材たちも四角柱などに対応する形状で備えられることができるでしょう。
【0081】
第4本体BD4の内径は、その他端側で少なくとも1回階段状に減少されることができる。図5の(B)は、第4本体BD4の内径が第1内径id1から第2内径id2に1回減少する例が示される。第4本体BD4の内径の階段状の減少により、第4本体BD4に挿入された図4の(B)と同様に、ボタン式結合部BCMの結合部CUがより確実に位置することができるでしょう。
【0082】
第4本体BD4の内部空間には、その内壁から突出した結合壁CWを更に含むことができる。前述のように、結合壁CWはボタン式結合部BCMの第2切開ラインCL2と結合される。
【0083】
第4本体BD4の閉じられた他端の外側は、丸みを帯びて形成され、使用の便益と安定性を図ることができる。
【0084】
第4結合溝CG4は、第4本体BD4の他端に近接した外側から突出し、その内部は一端が開放され、他部が第4本体BD4によって閉じられて形成される場合がある。ただし、これに限定されるものではありません。第4本体BD4と第4結合溝CG4は一体に形成されて、第4結合溝CG4の他部は閉じられず、その内部空間が第4本体BD4の内部空間と連結されることができるでしょう。
【0085】
ボタン式結合部材BCMの内部空間に第2メインフレーム棒122-2が挿入および装着されることができる。第4結合溝CG4の内部空間は、第2メインフレーム棒122-2の形状に対応する形状、例えば円筒形に形成されることができる。
【0086】
このように、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100は、第1メインフレーム棒122-1および第2メインフレーム棒122-2、ボタン式結合部材BCM、および第4連結部材CNT4の構造を最適化し、体積、重量、部品を最小限に抑えながら、組み立てが容易であり、組み立て後に強固であることを保証できる。
【0087】
ただし、これに限定されるものではありません。本発明の実施例に基づく第2メインフレーム棒122-2も、第1メインフレーム棒122-1と同様に、その両端にボタン式結合部材BCMが装着されることがある。この場合、第4結合溝CG4は第4本体BD4と同様に、結合穴CHまたは結合壁CWを含むことができる。
【0088】
また、本発明の実施例に基づく第4連結部材CNT4は、第1メインフレーム棒122-1および第2メインフレーム棒122-2、またはボタン式結合部材BCMの結合をより強固にするための様々な構造を採用することができる。例えば、第4本体BD4と第4結合溝CG4の連結部位に第4補強部材RM4を備え、その連結による荷重を支えたり分散させたりすることができる。
【0089】
以上の第4連結部材CNT4に対する説明は、第5連結部材CNT5に対しても同様に適用され、第4連結部材CNT4と第1メインフレーム棒122-1および第2メインフレーム棒122-2、またはボタン式結合部材BCMの連結に対する説明は、第5連結部材CNT5と第1支持フレーム棒142-1および第2支持フレーム棒142-2、またはボタン式結合部材BCMの連結に対しても同様に適用されることができる。
【0090】
図6は、本発明の実施例に基づく第1連結部材から第3連結部材を示す図面であり、図7は、第1連結部材から第3連結部材およびボタン式結合部材との結合を説明するための図である。
【0091】
図1図6および図7を参照すると、本発明の実施例による第1連結部材CNT1は、一対の第1結合板CP1および一対の第1本体BD1を含むことができる。各第1結合板CP1の中央には第1貫通孔TH1が形成され、第1本体BD1はそれぞれ対応する第1結合板CP1に連結されて形成されることができる。第1本体BD1の開放された一端には、第1メインフレーム棒122-1の一端に取り付けられたボタン結合部材BCMが挿入されて結合される。したがって、各第1本体BD1の内部空間は、ボタン結合部材BCMの結合部CUの形状に対応した形状、例えば円筒形に形成されることができる。
【0092】
第2連結部材CNT2も第1連結部材CNT1と同じ形状で備えることができる。すなわち、第2連結部材CNT2は中央に第2貫通孔TH2が形成された第2結合板CP2、および第2結合板CP2に連結されて円筒形の内部空間が形成された第2本体BD2をそれぞれ一対ずつ含むことができる。第1貫通孔TH1および第2貫通孔TH2の直径は同じである。第2本体BD2の開放された一端には、第1支持フレーム棒142-1の一端に取り付けられたボタン結合部材BCMが挿入されて結合される。
【0093】
第1連結部材CNT1の第1本体BD1および第1メインフレーム棒122-1の一端に取り付けられたボタン結合部材BCMとの結合は、前述の第4連結部材CNT4の第4本体BD4と第1メインフレーム棒122-1の他端に取り付けられたボタン結合部材BCMとの結合の場合と技術的な概念が同じであり、第2連結部材CNT2の第2本体BD2および第1支持フレーム棒142-1の他端に取り付けられたボタン結合部材BCMとの結合の場合とも技術的な概念が同じである。
【0094】
つまり、第1本体BD1の外周面には、ボタン結合部材BCMの結合ボタンCBに対応する結合穴CHが開放されて形成され、第1メインフレーム棒142-1の一端に取り付けられたボタン結合部材BCMが第1本体BD1と結合される際に、結合穴CHから結合ボタンCBが引き抜かれて位置する。また、第1本体BD1の内径はその他端側で少なくとも1回階段状に減少されてボタン結合部材BCMの結合部CUがより堅固に位置することができる。さらに、第1本体BD1の内部空間には、その内壁から突出した結合壁CWを更に含んでボタン結合部材BCMの第2切開ラインCL2と結合されることができる。
【0095】
ただし、第1本体BD1の他端の形状は、第4本体BD4とは異なり、第1結合板CP1との連結に適した形状で形成されるであろう。第2本体BD2は第1本体BD1と同じ形状で形成されることができる。
【0096】
第1連結部材CNT1および第2連結部材CNT2は第3連結部材CNT3を介して結合されることができる。
【0097】
第1連結部材CNT1の一対の第1結合板CP1および第2連結部材CNT2の一対の第2結合板CP2は互いに重なり合い、第1貫通孔TH1および第2貫通孔TH2が同じ位置に配置され、重なった第1貫通孔TH1および第2貫通孔TH2の一側に中心棒CRが取り付けられて他側にまで位置し、他側に第3連結部材CNT3が取り付けられることができる。
【0098】
第3連結部材CNT3には、連結フックCKおよび固定スクリューFSを含むことができる。連結フックCKはまず第1貫通孔TH1、第2貫通孔TH2、および中心棒CRが重なる領域の中央棒CRの内側に挿入され、次に固定スクリューFSが連結フックCKに挿入されて取り付けることができる。
【0099】
このような構造により、第1連結部材CNT1および第2連結部材CNT2は回転可能であり、乾燥部120および支持部140が折り畳み可能に使用できる。これと共に、連結フックCKの側面の一部が切開され、内側に突起溝が形成され、固定スクリューFSが連結フックCKに取り付けられる場合、中心棒CRが第1貫通孔TH1および第2貫通孔TH2により密着するように圧接し、第1連結部材CNT1から第3連結部材CNT3までの結合をより堅固にすることができる。
【0100】
この場合、結合をより堅固にするために第3固定リングFR3が重なった第1連結部材CNT1および第2連結部材CNT2と中央棒CRの間に追加で結合されることができる。また、第1連結部材CNT1および第2連結部材CNT2が回転角度を制限する場合、本発明の実施例による組立式洗濯物干し台100の支持部140は、別途の固定部160を含まなくても一定角度以上に広がらず固定されることができる。
【0101】
再び図1を参照すると、固定部160は支持部140の一対の支持フレーム142を互いに連結して支持部140の動きを固定させる。
【0102】
図8は、本発明の実施例に基づく固定部を示す図である。
【0103】
図1および図8を参照すると、本発明の実施例による固定部160は一対の固定フレーム162および一対の固定棒164を含むことができる。
【0104】
各固定フレーム162の内側には、両端に開放したフレーム貫通孔FTHが形成されることができる。また、各固定フレーム162の中央部分は折り畳み可能に形成され、本発明の実施例による組立式洗濯物干し台100が組み立てが完了した状態で一緒に折り畳まれることができる。
【0105】
一対の固定棒164はそれぞれフレーム貫通孔FTHを貫通して取り付けることができる。各固定棒164は、本発明の実施例において、組立式洗濯物干し台100が組み立てられた状態でY軸方向に離れて位置する一対の第1支持フレーム棒142-1の間隔距離SDに対応する長さで備えることができる。
【0106】
本発明の実施例による固定部160は、一対の支持フレーム142の間隔距離を固定するだけでなく、乾燥部120の機能を補助することができる。このため、本発明の実施例による固定部160は、複数の補助乾燥棒結合溝166および複数の補助乾燥棒168を更に含むことができる。補助乾燥棒結合溝166は、固定フレーム162の内側に形成されることができる。この場合、補助乾燥棒168は、一対の固定フレーム162のY軸方向の間隔距離に対応する長さで備えられるため、固定棒164よりも短い場合がある。
【0107】
再び図1を参照すると、サポート部180は一対であり、それぞれ対応する支持フレーム142および複数の乾燥棒124のうち任意の乾燥棒124を連結する。サポート部180が連結される乾燥棒124の位置によって、乾燥部120の角度がX軸およびY軸が作る平面と異なる場合がある。
【0108】
図9は、本発明の実施例に基づくサポート部を示す図である。
【0109】
図1および図9を参照すると、本発明の実施例によるサポート部180は上部フレーム182および下部フレーム184を含むことができる。上部フレーム182および下部フレーム184はそれぞれ「┌┐」の形状で備えることができる。上部フレーム182の二つの角は、乾燥棒124が置かれるように折り曲げて形成されることができる。上部フレーム182および下部フレーム184の間は折り畳み可能に連結されることができる。例えば、上部フレーム182の両端が折り曲げられてリングを形成し、リングに下部フレーム184が挿入されて連結されることができる。下部フレーム184の両端は折り曲げて形成されることができる。
【0110】
この場合、下部フレーム184のX軸方向の幅WDは第1支持フレーム棒142-1間のY軸方向の間隔距離SDよりも長い。したがって、下部フレーム184は一対の第1支持フレーム棒142-1によって支えられ、その支持力によって下部フレーム184に連結された上部フレーム182が対応する乾燥棒124を支えることができる。
【0111】
サポート部180の上記の構造により、組み立て前の組立式洗濯物干し台100の体積および重量を最小限に抑えながら、組み立て後にはその堅牢性によって使用の利便性を図ることができる。
【0112】
上では、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100がボタン式結合部材BCMを中心に、技術的思想について説明されている。さらに、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100は、乾燥部120、支柱部140などの構造および結合が、組み立て前の包装の体積および重量を最小限に抑えつつ、組み立てが容易で、組み立て状態の堅牢性を向上させることができる。これについて説明する。
【0113】
図10は、本発明の実施例に基づく乾燥部を示す図である。
【0114】
図10を参照すると、本発明の実施例に基づく乾燥部120は、洗濯物を干すことができる構造で形成される。この際、本発明の実施例に基づくメインフレーム122には穴(HoLE)が形成されないように、本発明の乾燥部120は別途の据置部材MTMを介して複数の乾燥棒124が離れたメインフレーム122の間に位置するようにすることができる。
【0115】
据置部材MTMは、複数の乾燥棒124が取り付けられ、第1メインフレーム棒122-1に据置される。図10は、据置部材MTMが2つ備えられる例を示しましたが、これに限定されるものではありません。据置部材MTMは、乾燥部120のサイズなどに応じて、1つまたは3つ以上で備えることができる。また、それぞれの据置部材MTMには同じ数または異なる数の乾燥棒124が取り付けられることができる。例えば、図10のように、2つの据置部材MTMにそれぞれ3つの乾燥棒124が取り付けられることがある。また、図10とは異なり、1つの据置部材MTMに3つの乾燥棒124が取り付けられ、別の据置部材MTMには4つの乾燥棒124が取り付けられる場合もある。さらに、1つの据置部材MTMごとに1つの乾燥棒124が取り付けられることがある。
【0116】
据置部材MTMの数、据置部材MTMの長さMD、または結合された乾燥棒124の数は、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100の各構成が分離して包装される場合、要求される包装面積に応じて異なるように設定されることがある。例えば、各据置部材MTMの長さMDの合計は、1つの第1メインフレーム棒122-1の長さに対応することができる。例えば、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100の販売または保管などに必要な包装箱の幅と高さの比率が2:5である場合、少なくとも1つの据置部材MTMの幅は1つの第1メインフレーム棒122-1の長さの2/5以下で備えられることができる。
【0117】
図11は、本発明の実施例に基づく据置部材をより詳細に示す図である。
【0118】
図10および図11を参照すると、図10は取り付け方向からの据置部材MTMを示し、図11は反転した据置部材MTMを示してある。
【0119】
据置部材MTMは一対の据置フレームMFおよび複数の乾燥棒結合溝DGを含むことができる。
【0120】
一対の据置フレームMFはそれぞれ対応する第1メインフレーム棒122-1と結合される。その結合の容易性と安定性を高めるため、一対の据置フレームMFはそれぞれ第1メインフレーム棒122-1を一部覆いながらみ込み結合できるように、半円筒状の形状に形成される。例えば、据置フレームMFの第1領域の周囲は第1メインフレーム棒122-1の周囲の1/2よりも大きくなる場合がある。このようにして、据置フレームMFが第1メインフレーム棒122-1から容易に脱装着されつつも、結合の堅牢性を高める一方で、据置フレームMFの第2領域の周囲を第1メインフレーム棒122-1の周囲の1/2よりも小さくすることで、据置フレームMFの重量や製造などのコストを減少することができる。
【0121】
このとき、据置フレームMFの第2領域は乾燥棒結合溝DGの間の領域であり、図示のようにくぼみの形状に形成されることがある。第1領域は第2領域を除く領域である場合がある。据置フレームMFは射出成形で形成されることができる。本発明の実施例に基づく据置フレームMFは重量をさらに軽減するためのパンチング処理Aなどとなることがある。
【0122】
複数の乾燥棒結合溝DGは据置フレームMFの外側で突出して形成されることがある。複数の乾燥棒結合溝DGは据置フレームMFの側面からX軸方向に一定の間隔で離れて形成されることがある。
【0123】
乾燥棒124の一端は乾燥棒結合溝DGのうち第1乾燥棒結合溝DG1に挿入されるか、第1乾燥棒結合溝DG1から分離されることがある。乾燥棒124の他端は乾燥棒結合溝DGのうち第2乾燥棒結合溝DG2に挿入されるか、第2乾燥棒結合溝DG2から分離されることがある。
【0124】
この場合、第1乾燥棒結合溝DG1および第2乾燥棒結合溝DG2はY軸方向が開いた円筒状の形状であり、円筒の側面の一部が切開された形状に形成されることがある。例えば、第1乾燥棒結合溝DG1および第2乾燥棒結合溝DG2は円筒の側面の一部が四角形に切開された形状に形成され、円筒の第1の高さH1が第2の高さH2よりも短く具備される。
【0125】
したがって、本発明の実施例によれば、乾燥棒124を乾燥棒結合溝DGに容易に結合することができる。つまり、その切開された形状によって、各乾燥棒124の一端を第1乾燥棒結合溝DG1に挿入した後、乾燥棒124を傾けてその他端を第2乾燥棒結合溝DG2に挿入できるため、一度取り付けられた乾燥棒124によって別の乾燥棒124を取り付ける際に乾燥棒124を無理に曲げるなどの困難を解消できる。分離する際も同じだ。それにもかかわらず、乾燥棒124と乾燥棒結合溝DGの結合強度には影響を与えず、どの方向から力が加えられても乾燥棒124が乾燥棒結合溝DGから離れることはありません。
【0126】
望ましくは、第1乾燥棒結合溝DG1および第2乾燥棒結合溝DG2の切開された形状が組み立てられた状態で下側(Z軸の負の方向)に形成されることで、乾燥棒124から乾燥中にその切開された形状の部位に洗濯物が挟まるなどの問題を防ぐことができる。
【0127】
このように、本発明の実施例に基づく乾燥部120は穴が形成されず、腐食の問題や組立の困難さを解消し、その体積と重量を著しく減らして、包装および運搬などの容易性を向上させながらも、組み立て後に堅牢な使用が可能である。
【0128】
第1乾燥棒結合溝DG1および第2乾燥棒結合溝DG2は前述のように同じ形状で形成されるため、据置部材MTMが取り付け位置に関係なく同じ形状であり、製造コストや在庫管理などに効果的である場合がある。ただし、これに限らず、第1乾燥棒結合溝DG1および第2乾燥棒結合溝DG2のうち一方の結合溝だけが一部が切開された形状で形成されることもある。
【0129】
さらに、第1乾燥棒結合溝DG1および第2乾燥棒結合溝DG2は異なる形状で形成されることもある。例えば、第1乾燥棒結合溝DG1はX軸の正の方向に開き、第2乾燥棒結合溝DG2はX軸の負の方向に開くように形成される場合もある。この場合、一対の据置フレームMFがそれぞれ対応する第1メインフレーム棒122-1に据置されて互いに対向するようになると、第1乾燥棒結合溝DG1および第2乾燥棒結合溝DG2の開放方向はY軸を中心に対称になる。例えば、第1乾燥棒結合溝DG1はX軸の正の方向に開き、第2乾燥棒結合溝DG2はX軸の負の方向に開くことがある。
【0130】
乾燥棒結合溝DGの外側に少なくとも1つ以上の乾燥棒結合補強部材DRMを形成して、乾燥棒124の結合による荷重を支え(分散)ることができる。
【0131】
以下では、フレームや棒などに穴を開けることなく部品数と種類を最小限に抑えつつ、結合を容易にしながらも堅固にする本発明の実施例に基づく統合連結部材について説明する。
【0132】
図12は本発明の実施例に基づく統合連結部材を示す図であり、図13は本発明の実施例に基づく統合連結部材を通じた連結構造を示す分解図である。
【0133】
図12および図13を参照すると、統合連結部材は第6連結部材CNT6と呼ばれることができる。第6連結部材CNT6は第6本体BD6、固定部結合溝FXGおよび一対のサポート部結合翼SWを含むことができる。
【0134】
前述のように、本発明の実施例に基づく第1支持フレーム棒142-1は上部フレームURおよび下部フレームDRに分かれるが、上部フレームURおよび下部フレームDRが結合され、第6固定リングFR6がその結合部位に取り付けられた状態で、第6連結部材CNT6の第6本体BD6は上部フレームURを貫通し、第6固定リングFR6によってその位置が固定されることができる。第6連結部材CNT6の第6本体BD6の内径は上部フレームURの外径と同じかやや大きく、第6固定リングFR6の外径よりも小さくなる場合がある。
【0135】
固定部結合溝FXGには固定部160の固定棒164が挿入および取り付けられることができる。固定部結合溝FXGは第6連結部材CNT6の外側から突出し、その内部は一端が開放されており、他端が第6本体BD6によって閉じられる円筒状の形状で形成されることができる。ただし、固定部結合溝FXGの他端と第6本体BD6は連結されて形成されることもある。
【0136】
一対のサポート部結合翼SWはそれぞれサポート部180の下部フレーム184の両端のうち対応する一端が貫通して取り付けられることができる。一対のサポート部結合翼SWはそれぞれ第6連結部材CNT6の外側から突出し、サポート部結合翼SWを貫通して形成される第6貫通穴TH6を含むことができる。一対のサポート部結合翼SWは固定部結合溝FXGを基準にして互いに対称的に配置することができる。
【0137】
サポート部結合翼SWが固定部結合溝FXGを基準にして互いに対称的に配置される一対として備えられることにより、第6連結部材CNT6はその取り付け位置が異なっても、つまり4つの第1支持フレーム棒142-1のどの第1支持フレーム棒に対しても使用可能だ。
【0138】
第6本体BD6と固定部結合溝FXGの連結部位または第6本体BD6とサポート部結合翼SWの連結部位に第6補強部材RM6を追加して、その連結による荷重を支えたり分散したりすることができる。
【0139】
図14は、本発明の実施例に基づく統合連結部材を通じた連結状態を示す図である。
【0140】
図14を参照すると、統合連結部材、すなわち第6連結部材CNT6一つで第1支持フレーム棒142-1、固定部160およびサポート部180をすべて結合し、第6連結部材CNT6を取り付ける際には固定リングFR6を結合した第1支持フレーム棒142-1に挿入するだけであり、部品の最小化および組立の容易性を向上させることができる。
【0141】
図15は、本発明の別の実施例に基づく統合連結部材を示す図である。
【0142】
図13および図15を参照すると、図15の第6連結部材CNT6は図13の場合とは異なり、サポート部結合翼SWが一つで構成される場合がある。サポート部結合翼SWが一つで構成される場合、第6連結部材CNT6が取り付けられる位置によって、つまりどの第1支持フレーム棒142-1に取り付けられるかによって、サポート部結合翼SWは固定部結合溝FXGの左側または右側に形成される場合がある。
【0143】
図16は、本発明の実施例に基づく組み立てられた状態の組立式洗濯物干し台を示す図である。
【0144】
図16を参照すると、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100は、第1メインフレーム棒122-1および第1支持フレーム棒142-1と対応する連結部材CNT1~CNT5との結合をボタン式結合部材BCMを介して行うため、組立の容易性を著しく向上させることができ、前述のボタン式結合部材BCMおよび対応する連結部材CNT1~CNT5の構造を介して結合の強度を高めることができる。
【0145】
また、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100は、フレームや棒自体に穴を全く形成しないため、腐食の問題や組立の難しさを解消できる。
【0146】
また、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100は、最も体積を占める乾燥部120および支持部140がそれぞれのフレームに分離されることができ、特に最も長い第1支持フレーム棒142-1が上下部棒に分離され、据置部材MTM、固定部160、および受け部180の構造によってその体積を大幅に減少させることができる。
【0147】
また、本発明の実施例に基づく組立式洗濯物干し台100は、第1支持フレーム棒142-1、固定部160、およびサポート部180の結合をその構造が単純で取り付けが容易な単一の統合連結部材CNTを介して行うことにより、部品の体積、個数、および種類を減少させながらも組立の容易性を向上させることができる。
【0148】
以上のように、本発明の代表的な実施例を詳細に説明しましたが、本発明が属する技術分野に通常の知識を有する者は、前述の実施例に関して本発明の範囲から外れない範囲でさまざまな変更が可能であることを理解するでしょう。したがって、本発明の権利範囲は、説明された実施例に限定されて定められるべきではなく、後述する特許請求範囲だけでなく、これに準じるものによって 決まらなければならない。
【符号の説明】
【0149】
100、 組立式洗濯物干し台
120、 乾燥部
140、 支持部
160、 固定部
180、 サポート部
CNT1~CNT6、 第1連結部材~第6連結部材
122、 メインフレーム
142、支持フレーム
162、 固定フレーム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
【国際調査報告】