(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-24
(54)【発明の名称】IHエアフライヤー
(51)【国際特許分類】
A47J 37/06 20060101AFI20240517BHJP
H05B 6/12 20060101ALI20240517BHJP
【FI】
A47J37/06 371
H05B6/12 308
H05B6/12 307
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024520513
(86)(22)【出願日】2022-05-04
(85)【翻訳文提出日】2023-12-12
(86)【国際出願番号】 KR2022006407
(87)【国際公開番号】W WO2023282450
(87)【国際公開日】2023-01-12
(31)【優先権主張番号】10-2021-0090041
(32)【優先日】2021-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523468046
【氏名又は名称】イ ドンウ
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【氏名又は名称】相田 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100189625
【氏名又は名称】鄭 元基
(74)【代理人】
【識別番号】100196139
【氏名又は名称】相田 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100199004
【氏名又は名称】服部 洋
(72)【発明者】
【氏名】イ ドンウ
【テーマコード(参考)】
3K151
4B040
【Fターム(参考)】
3K151AA05
3K151AA34
3K151BA23
4B040AA03
4B040AA08
4B040AB04
4B040AC03
4B040AD04
4B040AE11
4B040AE13
4B040CA06
4B040CB20
4B040EB20
4B040JA12
(57)【要約】
本発明は、IHエアフライヤーに係り、より詳細には、ハウジング及び電磁誘導方式で加熱できるように、ハウジングの内部に備えられるIHコイルを含むIH(Induction Heating)部、IH部の一側に配置され、渦電流によって加熱されることができるように本体が磁性体で形成され、IH部によって加熱された熱エネルギーを食べ物に伝えることができるように流体を循環させる循環部、及び循環部の一側に配置され、その内部に食べ物が積載されて食べ物を調理できるように中空の収容空間を含む積載部を含むことを特徴とするIHエアフライヤーに関し、IH部はハウジングの内部に配置される駆動部、及び駆動部に繋がって回転して磁性体を含む第1回転部を含み、循環部は第1回転部の磁性体に対応される磁性対応体に形成される第2回転部を含み、第1回転部が回転することによって磁性体の位置が変動され、磁性対応体が磁性体の変位に応じて磁力によって回転して第2回転部が非接触方式で回転することができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング;及び電磁誘導方式で加熱できるように、前記ハウジングの内部に備えられるIHコイル;を含むIH(Induction Heating)部;
前記IH部の一側に配置され、渦電流によって加熱されることができるように本体が磁性体で形成され、前記IH部によって加熱された熱エネルギーを食べ物に伝えることができるように流体を循環させる循環部;及び
前記循環部の一側に配置され、その内部に食べ物が積載されて食べ物を調理できるように中空の収容空間を含む積載部、
を含むことを特徴とするIHエアフライヤー。
【請求項2】
前記IH部は、
前記ハウジングの内部に配置される駆動部;及び前記駆動部に繋がって回転して磁性体を含む第1回転部;
を含み、
前記循環部は、
前記第1回転部の磁性体に対応される磁性対応体で形成される第2回転部;を含み、
前記第1回転部が回転することによって前記磁性体の位置が変動され、前記磁性対応体が前記磁性体の変位に応じて磁力によって回転し、前記第2回転部が非接触方式で回転することを特徴とする請求項1に記載のIHエアフライヤー。
【請求項3】
前記ハウジングは、
前記ハウジングの一面に形成される結合部を含み、
前記第2回転部は、
調理によって汚染された本体を洗浄できるように、前記結合部と脱着できるように繋がる被結合部を含むことを特徴とする請求項2に記載のIHエアフライヤー。
【請求項4】
前記積載部は、
前記第1回転部の磁性体に対応される磁性対応体が形成され、その内部に食べ物が積載されるように中空の収容空間を含み、前記積載部の内部に回転できるように挿入可能な第3回転部;
を含み、
前記第1回転部が回転することによって前記磁性体の位置が変動され、前記磁性対応体が前記磁性体の変位に応じて磁力によって回転し、前記第3回転部が非接触方式で回転することを特徴とする請求項2に記載のIHエアフライヤー。
【請求項5】
前記IH部は、
前記ハウジングの内部に配置される駆動部を含み、
前記循環部は、
前記駆動部の一側に直結されて回転する第2回転部を含むことを特徴とする請求項1に記載のIHエアフライヤー。
【請求項6】
前記積載部は、
前記駆動部の一側が直結され、その内部に食べ物が積載されるように中空の収容空間を含み、前記積載部の内部に回転できるように挿入可能な第3回転部を含むことを特徴とする請求項5に記載のIHエアフライヤー。
【請求項7】
前記積載部は、
前記積載部の下面と前記第3回転部との間に配置される駆動部;及び前記駆動部に繋がって回転して磁性体を含む第1回転部;
前記第3回転部の内部に配置されて食べ物を撹拌し、磁性対応体を含む撹拌部を含み、
前記第1回転部が回転することによって前記磁性体の位置が変動され、前記磁性対応体が前記磁性体の変位に応じて磁力によって回転し、前記撹拌部が非接触方式で回転することを特徴とする請求項4に記載のIHエアフライヤー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IHエアフライヤーに係り、より詳細には、ハウジング及び電磁誘導方式で加熱できるように、ハウジング内部に備えられるIHコイルを含むIH(Induction Heating)部、IH部の一側に配置されて渦電流によって加熱されることができるように本体が磁性体で形成され、IH部によって加熱された熱エネルギーを食べ物に伝えることができるように流体を循環させる循環部、及び循環部の一側に配置され、その内部に食べ物が積載されて食べ物を調理できるように中空の収容空間を含む積載部を含むことを特徴とするIHエアフライヤーに関し、IH部はハウジングの内部に配置される駆動部、及び駆動部に繋がって回転して磁性体を含む第1回転部を含み、循環部は第1回転部の磁性体に対応される磁性対応体で形成される第2回転部を含み、第1回転部が回転することによって磁性体の位置が変動され、磁性対応体が磁性体の変位に応じて磁力によって回転して第2回転部が非接触方式で回転することができる。
【背景技術】
【0002】
この部分に記述された内容は、単に本発明に関する背景情報を提供するだけであって、従来の技術を構成するものではない。
飲食店や一般家庭において、フライドポテト、その他ローストチキン、トンかつのような揚げ物を調理するためには、食用油が入れられた調理用ファンを加熱して食用油を所定の温度以上に加熱した後、調理対象物を油の中に入れて揚げることが一般的である。
このような調理対象物は、冷凍、冷蔵、常温または温蔵温度の状態で用意することができ、普通ファーストフードの環境で使われる典型的な高効率脂肪油の揚げ物機器は、約3分30秒内に約0.68kgの冷凍された0.25インチの揚げ物を調理するようになるが、このような揚げ物機器の処理量は約27.22kg/hrである。
しかし、最近、健康に対する関心が高くなるにつれ、消費者は油または脂肪の使用を減らして用意された健康的な食べ物に高い価値を置いているが、揚げて調理した食べ物のみで味わうことができる特有の香ばしさを楽しむために、健康に有害であるが、このような食べ物は依然として高い人気を享受している実情である。
このような関心を反映して、最近考案されたエアフライヤーは、油なしに熱い高温の空気でかさっとした揚げ物の料理ができるものであって、速い循環空気とオーブンの構成要素の独特な組み合わせによって、速く、且つ容易に揚げ物を調理することができる。
一般に、エアフライヤーは空気のみを利用するため、既存のフライパンに比べて匂いと蒸気が少なく、日常で使いやすくて、安全で、経済的である。
ただ、従来のエアフライヤーは使用過程で一定した欠陷がある。
従来のエアフライヤーの場合、エアフライヤー加熱容器の形状が複雑で、重いため、調理が終わった後、洗浄することが不便という問題が存在することはもとより、ところどころ鋭い部分が多くて洗浄過程で怪我をする問題が発生した。
一方、熱風を循環させるファン部分の脱着が煩わしいため、掃除が不便なので、これに対する改善策が求められるし、熱風とファンが分離されていて伝熱効率が低下する問題点があった。
上述した従来のエアフライヤーの問題点を解決するために、韓国及び海外の一部の関連会社では、ファンの脱着が容易で、伝熱効率が増大したエアフライヤーに対する研究をした事例があるが、実際に製品化するには、その構造を備えるために消耗される費用が過度であるか、そうでなくても該当装置の製造単価に比べて効果が大きくないため、従来のエアフライヤーと比べる時、市場競争力が低下して本格的に商用化された事例は見つかることができなかった。
したがって、上述したように、従来の技術が持つ問題点を解決することができる装置の開発が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明によって解決しようとする課題は、前記言及した従来技術の短所を補うためのものであって、本発明の目的は次のとおりである。
第一、IH部によって加熱される循環部が熱風を直接供給すると同時に回転することで、構成を最小化して伝熱効率が増加したIHエアフライヤーを提供しようとする。
第二、密閉したIH部に備えられる磁性体が回転することによって、磁性対応体が備えられた循環部が磁力によって非接触回転して耐久性が増大し、配線回路が簡素化されるIHエアフライヤーを提供しようとする。
第三、循環部がIH部から簡単に脱去され、洗浄、清潔及び衛生管理が容易なIHエアフライヤーを提供しようとする。
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によると、ハウジング及び電磁誘導方式で加熱できるようにハウジングの内部に備えられるIHコイルを含むIH(Induction Heating)部、IH部の一側に配置されて渦電流によって加熱されることができるように本体が磁性体で形成され、IH部によって加熱された熱エネルギーを食べ物に伝えることができるように流体を循環させる循環部、及び循環部の一側に配置され、その内部に食べ物が積載されて食べ物を調理できるように中空の収容空間を含む積載部を含むことを特徴とするIHエアフライヤーを提供することができる。
この時、IH部はハウジングの内部に配置される駆動部、及び駆動部に繋がって回転して磁性体を含む第1回転部を含み、循環部は第1回転部の磁性体に対応される磁性対応体で形成される第2回転部を含み、第1回転部が回転することによって磁性体の位置が変動され、磁性対応体が磁性体の変位に応じて磁力によって回転して、第2回転部が非接触方式で回転することができる。
また、ハウジングは、ハウジングの一面に形成される結合部を含み、第2回転部は調理によって汚染された本体を洗浄できるよう、結合部と脱着できるように繋がる被結合部を含むことができる。
さらに、積載部は第1回転部の磁性体に対応される磁性対応体が形成され、その内部に食べ物が積載されるように中空の収容空間を含み、積載部の内部に回転できるように挿入可能な第3回転部を含み、第1回転部が回転することによって磁性体の位置が変動され、磁性対応体が磁性体の変位に応じて磁力によって回転し、第3回転部が非接触方式で回転することができる。
一方、IH部はハウジングの内部に配置される駆動部を含み、循環部は駆動部の一側に繋がって回転する第2回転部を含むことができる。
この時、積載部は駆動部の一側が繋がって、その内部に食べ物が積載されるように中空の収容空間を含み、積載部の内部に回転できるように挿入可能な第3回転部を含むことができる。
本発明の追加的な解決手段は以下で続く説明にて一部説明され、その説明から部分的に容易に確認することができるか、または本発明の実施によって知得されることができる。
前述の一般的な説明及び次の詳細な説明は、いずれもただ例示的で、説明のためのものであり、請求範囲に記載された本発明を制限しない。
【発明の効果】
【0005】
前記のように構成された本発明の効果について説明すれば、次のとおりである。
第一、IH部によって加熱される循環部が熱風を直接供給すると同時に回転することで、構成を最小化して伝熱効率が増加することができる。
第二、密閉されたIH部に備えられる磁性体が回転することによって磁性対応体が備えられた循環部が磁力によって非接触回転して耐久性が増大し、配線回路が簡素化されることができる。
第三、循環部がIH部から簡単に脱去され、洗浄、清潔及び衛生管理が容易である。
本発明の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及されていないまた他の効果は請求範囲の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本発明の一実施例によるIHエアフライヤーの斜視図である。
【
図4】本発明の一実施例による結合部及び被結合部の斜視図である。
【
図5】本発明の一実施例による撹拌部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付の図面を参照して本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。
ただ、本発明の具体的な一実施形態を説明するにあたり、係る公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にすることがあると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
本発明の上述した目的、特徴及び長所は、添付の図面と係る以下の詳細な説明を通してより明らかになる。ただ、本発明は、多様な変更を加えることができ、様々な実施例を含むことができるが、以下では特定の実施例を図面で例示し、これを詳しく説明する。
本発明と係る公知機能あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にすることがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、本明細書の説明過程で利用される数字は、一つの構成要素を他の構成要素と区分するための識別記号に過ぎない。
また、以下の説明で使われる構成要素に関する接尾辞「部」は、ただ明細書を容易に作成するために使われるか、または混用されるものであって、それ自体で互いに区別される意味や役目を持つものではない。
図1は、本発明の一実施例によるIHエアフライヤーの斜視図である。
本発明の一実施例によるIHエアフライヤーは、IH部100、循環部200及び積載部300を含むことができる。
IH部100は、ハウジング110及びIHコイル190を含むことができる。
ハウジング110は、剛体(rigid body、例えば、鉄、アルミニウム、銅などのような金属、またはポリスチレン(PS)、ABS、ポリアセタール(POM)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート(PC)、ポリカプロラクトン(PCL)及びポリプロピレン(PP)などのような合成樹脂が選択されることができる)で形成されることができる。
ハウジング110は、
図1に示されたように円柱状に形成されることができるが、これと違って多角形に形成されることができる。
ハウジング110は、その内部にIHコイル190、第1回転体及び駆動部120が挿入されることができるように組み立て式で製作されたり、一体型に形成されることができる。
IHコイル190は、ハウジング110の内部に備えられて電磁誘導方式で循環部200を加熱することができる。
循環部200は、IH部100の一側に配置されてIH部100から発生する渦電流によって加熱されるように本体が磁性体Aで形成されることができる。
循環部200は、IH部100によって生成された熱エネルギーを食べ物に伝えることができるように、循環部200の下側に配置された積載部300内の流体を循環させることができる。流体を循環させる手段として、好ましくは
図1に示されたように、ファンが選択されることができるが、中空の収容空間が形成された円筒状に形成されて円筒の内周面が回転して風を形成したり、円筒の内周面に多孔の穿孔溝が形成され、その内部に備えられるエンジンなどの駆動部120によって流体を循環させることができる。
積載部300は、循環部200の一側に配置され、その内部に食べ物が積載されて食べ物を調理できるように中空の収容空間を含むことができる。
ハウジング110の内部には温度センサーが備えられ、ハウジング110の外部に配置される制御部の表示部によって使用者が循環部200を、調理の際に所望の温度に設定した後、循環部200の稼動を始めることができる。
【0008】
図2及び
図3は、本発明の多様な実施例を示す斜視図である。
IH部100は、駆動部120及び第1回転部130を含むことができる。
循環部200は、第2回転部210を含むことができる。
第1回転部130は磁性体Aを含むことができ、第2回転部210は磁性体Aに対応される磁性対応体Bを含むことができる。
より詳細には、IH部100は
図2に示されたように、駆動部120がハウジング110の内部に配置されることができる。第1回転部130は駆動部120に繋がって回転し、その一面に磁性体Aが備えられ、第2回転部210はその一面に第1回転部130の磁性体Aに対応される磁性対応体Bが備えられることができる。駆動部120が稼動されて第1回転部130が回転することによって磁性体Aの位置が変動され、磁性対応体Bが磁性体Aの変位に応じて磁力によって回転することができる。
図2に示されたように、対流の循環率が増大されることができるように、第2回転部210の一面から所定のスロープを持ったまま積載部300の下面に向かって突出されたパネル部を含むことができる。
パネル部は、第2回転部210の外側から中心部に向かうほど、その高さが漸進的に減少する形状を持つことができる。
第2回転部210は、中心部から外側に向かうほど、その幅が漸進的に減少する形状を持つことができる。
結果的に、第2回転部210はIH部100によって電磁誘導方式でその本体が加熱され、第1回転部130が回転することによって第2回転部210が非接触方式で回転することができるので、IH部100によって加熱される循環部200が積載部300に熱風を直接供給すると同時に回転することで、構成を最小化して伝熱効率が増加し、調理時間を縮めることができる。
本発明の他の実施例によるIHエアフライヤーの積載部300は、第3回転部310を含むことができる。
第3回転部310は、磁性体Aに対応される磁性対応体Bを含むことができる。
より詳細には、IH部100は
図3に示されたように、駆動部120がハウジング110の内部に配置されることができる。第1回転部130は駆動部120に繋がって回転し、その一面に磁性体Aが備えられていて、第3回転部310はその一面に第1回転部130の磁性体Aに対応される磁性対応体Bが備えられることができる。駆動部120が稼動され、第1回転部130が回転することによって磁性体Aの位置が変動され、磁性対応体Bが磁性体Aの変位に応じて磁力によって回転することができる。
【0009】
結果的に、従来のエアフライヤーは、熱風とファンが分離されて伝熱効率が低下し、熱風を循環させるファン部分の脱着が煩わしいため、掃除が不便だという問題点が存在した。しかし、本発明の一実施例によるIHエアフライヤーは、第2回転部210及び第3回転部310はIH部100によって電磁誘導方式でその本体が加熱され、第1回転部130が回転することによって第2回転部210及び第3回転部310が一緒に非接触方式で回転することができるので、IH部100によって加熱される循環部200及び積載部300が熱風を直接供給すると同時に回転することで構成を最小化して伝熱効率が増加し、調理時間を縮めることができる。
さらに、密閉されたIH部100に備えられる磁性体Aが回転することによって磁性対応体Bが備えられた循環部200が磁力によって非接触回転して耐久性が増大され、配線回路が簡素化されることができる。
本発明の他の実施例によると、循環部200は駆動部120の一側に直接繋がっって回転する第2回転部210を含むことができ、積載部300は駆動部120の一側が直接繋がって、その内部に食べ物が積載されるように中空の収容空間を含み、積載部300の内部に回転できるように挿入可能な第3回転部310を含むことができる。
より詳細には、
図2及び
図3に示されたことと違って、ハウジング110の内部に配置される駆動部120は、第2回転部210または第3回転部310に直結されることができる。直結方式によって第2回転部210または第3回転部310が回転することで循環効率が増大されることができ、磁性体A及び磁性対応体Bのような付加的構成が必要ではないので、生産性が向上し、生産コストが節減されることができる。
図4は、本発明の一実施例による結合部111及び被結合部220の斜視図である。
図5は、本発明の一実施例による撹拌部400の斜視図である。
ハウジング110は、ハウジング110の一面に形成される結合部111を含み、第2回転部210は調理によって汚染された本体を洗浄できるように、結合部111と脱着できるように繋がる被結合部220を含むことができる。
結果的に、循環部200がIH部100から簡単に脱去されることができるので、洗浄、清潔及び衛生管理に容易である。
積載部300は、積載部300の下面と第3回転部310との間に配置される駆動部120、及び駆動部120に繋がって回転して磁性体Aを含む第1回転部130を含むことができる。
【0010】
積載部300は、第3回転部310の内部に配置されて食べ物を撹拌し、磁性対応体Bを含む撹拌部400を含むことができる。
より詳細には、
図5に示されたように、駆動部120が積載部300の下面と第3回転部310との間に配置されることができる。第1回転部130は、駆動部120に繋がって回転し、その一面に磁性体Aが備えられていて、撹拌部400はその一面に第1回転部130の磁性体Aに対応される磁性対応体Bが備えられることができる。駆動部120が稼動され、第1回転部130が回転することによって磁性体Aの位置が変動され、磁性対応体Bが磁性体Aの変位に応じて磁力によって回転することができる。
結果的に、本発明の一実施例によるIHエアフライヤーは、第1回転部130及び撹拌部400は第1回転部130が回転することによって撹拌部400が非接触方式で回転することができるので、食べ物が均一に撹拌され、すべての食べ物が傾くことなく、均等に加熱及び調理されることができ、非接触方式で回転するので、洗浄及び清潔維持が容易である。
本実施例は、本発明の技術的思想を例示的に説明したことに過ぎず、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から脱しない範囲で本実施例の多様な修正及び変形が可能である。
本実施例は、本発明の技術的思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、したがって、本実施例によって本発明の権利範囲が限定されるものではない。
本発明の保護範囲は、請求範囲によって解釈されるべきであり、それと同等であるか、または均等であると認められる全ての技術的思想は、本発明の権利範囲に含まれるものとして解釈しなければならない。
【符号の説明】
【0011】
A‐磁性体
B‐磁性対応体
100‐IH部
110‐ハウジング
111‐結合部
120‐駆動部
130‐第1回転部
190‐IHコイル
200‐循環部
210‐第2回転部
220‐被結合部
300‐積載部
310‐第3回転部
400‐撹拌部
【国際調査報告】