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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-27
(54)【発明の名称】複数の測定ギャップの管理
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240520BHJP
   H04W 76/16 20180101ALI20240520BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20240520BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W76/16
H04L27/26 113
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023569963
(86)(22)【出願日】2022-05-10
(85)【翻訳文提出日】2023-11-10
(86)【国際出願番号】 KR2022006656
(87)【国際公開番号】W WO2022240139
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】10-2021-0060413
(32)【優先日】2021-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0142053
(32)【優先日】2021-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ユノ
(72)【発明者】
【氏名】イ サンウク
(72)【発明者】
【氏名】イム スファン
(72)【発明者】
【氏名】チャン チェヒョク
(72)【発明者】
【氏名】ファン チンヨプ
(72)【発明者】
【氏名】パク チンウン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA26
5K067EE02
5K067EE10
5K067FF05
5K067JJ54
5K067LL11
(57)【要約】
本明細書の開示は、UE(User Equipment)が測定を実行する方法を提供する。前記方法は、基地局から優先順位情報を受信するステップ、前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされ、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する。
【選択図】図18
【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(user equipment)が測定を実行する方法であって、
基地局から優先順位情報を受信するステップ、
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、
前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップ(overlap)され、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する、方法。
【請求項2】
前記複数のMGのうち他のMGに対する測定をドロップ(drop)するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のMGのうち他のMGとオーバーラップされないスロットで送信のデータ受信を実行するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
無線システムで動作する装置であって、
送受信機と、
前記送受信機と動作可能に(operably)連結可能なプロセッサとを含み、
前記プロセッサが実行する動作は、
基地局から優先順位情報を受信するステップ、
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、
前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされ、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する、装置。
【請求項5】
前記プロセッサが実行する動作は、前記複数のMGのうち他のMGに対する測定をドロップ(drop)するステップをさらに含む、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記プロセッサが実行する動作は、前記複数のMGのうち他のMGとオーバーラップされないスロットで送信のデータ受信を実行するステップをさらに含む、請求項4に記載の装置。
【請求項7】
命令語を格納する少なくとも一つのコンピュータで読み取り可能な媒体(CRM)であって、
少なくとも一つのプロセッサにより実行されることに基づいて、前記命令語が実行する動作は、
基地局から優先順位情報を受信するステップ、
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、
前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされ、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する、少なくとも一つのコンピュータで読み取り可能な媒体。
【請求項8】
移動通信での装置(apparatus)であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに連結されたメモリと、を含み、
前記プロセッサが実行する動作は、
基地局から優先順位情報を受信するステップ、
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、
前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされ、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、移動通信に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project) LTE(long-term evolution)は高速パケット通信を可能にするための技術である。LTEの目標であるユーザと事業者のコスト削減、サービス品質の向上、カバレッジの拡張、及びシステム容量の増大のために、多くの方式が提案された。3GPP LTEは、上位レベルの要件として、ビットあたりのコスト削減、サービスの有用性の向上、周波数帯域の柔軟な使用、簡単な構造、オープンインターフェイス、及び端末の適切な電力消費を要求する。
【0003】
ITU(international telecommunication union))と3GPPで、NR(New Radio)システムの要件と仕様を開発する作業が開始された。3GPPは、緊急する市場ニーズとITU-R(ITU radio communication sector)IMT(International Mobile Telecommunications)-2020プロセスが提示するより長期的な要件の全てを適時に満たすNRを成功裏に標準化するために必要な技術コンポーネントを識別し、開発しなければならない。さらに、NRは、遠い将来にも無線通信のため用いることができる少なくとも100GHzに及ぶ任意のスペクトル帯域を用いることができなければならない。
【0004】
NRは、eMBB(enhanced mobile broadband)、mMTC(massive machine type-communications)、URLLC(ultra-reliable and low latency communications)などを含むすべての配置シナリオ、使用シナリオ、要件を扱う単一の技術フレームワークを対象にする。NRは本質的に順方向互換性がなければならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
時間軸に複数のMG(測定ギャップ)がオーバーラップされた場合、ネットワークとUEとの間でどのMGを使用するかに対する問題が発生する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の開示の一実施例によると、本明細書の開示は、UEが測定を実行する方法を提供する。前記方法は、基地局から優先順位情報を受信するステップ、前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされ、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、多様な有利な効果を有することができる。
【0008】
例えば、複数のMGがオーバーラップされた場合に、複数のMGの優先順位を設定し、UEは、複数のMGの中から一つを選択して測定を実行することができる。
【0009】
本明細書の具体的な例示を介して得ることができる効果は、以上で羅列された効果に制限されない。例えば、関連した技術分野の通常の知識を有する者(a person having ordinary skill in the related art)が本明細書から理解または誘導できる多様な技術的効果が存在できる。これによって、本明細書の具体的な効果は、本明細書に明示的に記載されたものに制限されるものではなく、本明細書の技術的特徴から理解または誘導されることができる多様な効果を含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本明細書の実現が適用される通信システムの例を示す。
図2】本明細書の実現が適用される無線装置の例を示す。
図3】本明細書の実現が適用される無線装置の例を示す。
図4】本明細書の実現が適用されるUEの例を示す。
図5】無線通信システムである。
図6a】次世代移動通信サービスのための例示的なアーキテクチャを示す例示図である。
図6b】次世代移動通信サービスのための例示的なアーキテクチャを示す例示図である。
図6c】次世代移動通信サービスのための例示的なアーキテクチャを示す例示図である。
図7】NRで使われる無線フレームの構造を例示する。
図8】NRでのサブフレーム類型の例を示す。
図9】本開示の実施例が適用される複数のMGのオーバーラップされる類型の例を示す。
図10】本開示の実施例が適用される同期化シナリオに対する妨害されたスロットの例を示す。
図11】本開示の実施例が適用される同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
図12】本開示の実施例が適用される同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
図13】本開示の実施例が適用される非同期化シナリオに対する妨害されたスロットの例を示す。
図14】本開示の実施例が適用される非同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
図15】本開示の実施例が適用される非同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
図16】互いに異なる/同じ優先順位を有するオーバーラップMGを示す。
図17】異なる優先順位のMGがオーバーラップされた場合の測定を示す。
図18】本明細書の開示によるUEの手順を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の技法、装置、及びシステムは、様々な無線多重接続システムに適用することができる。多重接続システムの例は、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、システム、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)システム、MC-FDMA(multiarrier frequency division multiple access)システムを含む。CDMAはUTRA(Universal terrestrial radio access)またはCDMA2000のような無線技術を介して実現することができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)、GPRS(general packet radio service)、またはEDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術を介して実現することができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、またはE-UTRA(evelvedUTRA)のような無線技術を介して実現することができる。UTRAはUMTS(universal mobile telecommunications system)の一部です。3GPP(3rd generation partnership project)LTE(long-term evolution)は、E-UTRAを用いたE-UMTS(evolved UMTS)の一部である。3GPP LTEは、ダウンリンク(DL;downlink)でOFDMAを、アップリンク(UL;uplink)でSC-FDMAを使用する。3GPP LTEの進化は、LTE-A(advanced)、LTE-APro、及び/または5G NR(new radio)が含む。
【0012】
説明の便宜上、本明細書の実現は、主に3GPPベースの無線通信システムに関連して説明される。しかしながら、本明細書の技術的特性はこれに限定されない。例えば、3GPPベースの無線通信システムに対応する移動通信システムに基づいて以下のような詳細な説明が提供されるが、3GPPベースの無線通信システムに限定されない本明細書の態様は他の移動通信システムに適用することができる。
【0013】
本明細書で使用された用語と技術の内、具体的で記述されない用語及び技術については、本明細書以前に発行された無線通信標準文書を参照することができる。
【0014】
本明細書において、「AまたはB(AorB)」は、「Aのみ」、「Bのみ」または「A及びBのすべて」を意味することができる。言い換えれば、本明細書において、「AまたはB(AorB)」は「A及び/またはB(A and/or B)」と解釈することができる。例えば、本明細書において、「A、BまたはC(A,BorC)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B及びCの任意の組み合わせ(any combination of A,BandC)」を意味することができる。
【0015】
本明細書で用いられるスラッシュ(/)またはコンマ(comma)は「及び/または(and/or)」を意味することができる。例えば、「A/B」は「A及び/またはB」を意味し得る。したがって、「A/B」は「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの全て」を意味することができる。例えば、「A、B、C」は「A、B、またはC」を意味し得る。
【0016】
本明細書において、「A及びBの少なくとも1つ(at least one of A and B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」または「AとBの全て」を意味することができる。なお、本明細書において「AまたはBの少なくとも1つ(at least one of A or B)または「A及び/またはBの少なくとも1つ(at least one of A and/or B)」という表現は、「A及びBの少なくとも1つ(at least one of A and B)と同じように解釈することができる。
【0017】
なお、本明細書において「A、B及びCの少なくとも1つ(at least one of A, B and C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、又は「A、B及びC任意の全ての組み合わせ(any combination of A, B and C)」を意味することができる。また、「A、BまたはCの少なくとも1つ(at least one of A, B or C)」または「A、B及び/またはCの少なくとも1つ(at least one of A, B and/or C)」は、「A、B及びCの少なくとも1つ(at least one of A, B and C)」を意味することができる。
【0018】
さらに、本明細書で用いられる括弧は「例えば(for example)」を意味し得る。具体的に、「制御情報(PDCCH)」と表示された場合、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたもので有り得る。言い換えれば、本明細書の「制御情報」は「PDCCH」に限定(limit)されず、「PDCCH」が「制御情報」の一例として提案されたもので有り得る。また、「制御情報(すなわち、PDCCH)」と表示された場合でも、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたもので有り得る。
【0019】
本明細書において1つの図面内で別々に説明される技術的特徴は、別々に実現され得、同時に実現されることもある。
【0020】
ここに限定されないが、本明細書に開示された様々な説明、機能、手順、提案、方法及び/または作動フローチャートは、機器間の無線通信及び/または接続(例えば、5G)が要される様々な分野に適用することができる。
【0021】
以下、本明細書は図面を参照してより詳細に説明される。以下の図面及び/または説明において同じ参照番号は、異なり表示しない限り、同じであるかまたは対応するハードウェアブロック、ソフトウェアブロック、及び/または機能ブロックを参照することができる。
【0022】
図1は、本明細書の実現が適用される通信システムの例を示す。
【0023】
図1に示される5G使用シナリオは単なる例示であるだけ、本明細書の技術的特徴は図1に示されていない他の5G使用シナリオに適用され得る。
【0024】
5Gの3つの主な要件カテゴリは、(1)向上されたモバイルブロードバンド(eMBB; enhanced mobile broadband)カテゴリ、(2)巨大マシンタイプ通信(mMTC; massive machine type communication)カテゴリ、及び(3)超高信頼・低遅延通信 (URLLC; ultra-reliable and low latency communications)カテゴリである。
【0025】
図1を参照すると、通信システム1は、無線装置100a~100f、基地局(BS;200)及びネットワーク300を含む。図1は、通信システム1のネットワークの例として5Gネットワークを説明するが、本明細書の実現は5Gシステムに限定されず、5Gシステムを超えて将来の通信システムに適用することができる。
【0026】
基地局200とネットワーク300は無線装置として実現することができ、特定の無線装置は他の無線装置と関連して基地局/ネットワークノードとして作動することができる。
【0027】
無線装置100a~100fは、無線接続技術(無線アクセス技術、RAT;radio access technology)(例えば、5G NRまたはLTE)を用いて通信を行う装置を示し、通信/無線/5G装置ともすることができる。無線装置100a~100fは、これに限定されず、ロボット100a、車両100b-1及び100b-2、拡張現実(XR;extended reality)装置100c、携帯用装置100d、家電製品100e、IoT装置100f、及び人工知能(AI;artificial intelligence)装置/サーバ400を含むことができる。例えば、車両には、無線通信機能を有する車両、自律走行車両、及び車両間通信を行うことができる車両が含まれ得る。車両には、無人航空機(UAV;unmanned aerial vehicle)(例えば、ドローン)を含めることができる。XR装置は、AR/VR/混合現実(MR;mixed realty)装置を含むことができ、車両、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブル装置、家電製品、デジタル標識、車両、ロボットなどに装着されたHMD(head-mounted device)、HUD(head-up display)の形態で実現することができる。ポータブルデバイスは、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチまたはスマートメガネ)、及びコンピュータ(例えばノートブック)を含み得る。家電製品には、テレビ、冷蔵庫、洗濯機を含めることができる。IoTデバイスにはセンサとスマートメーターを含めることができる。
【0028】
本明細書において、無線装置100a~100fは、ユーザ装備(UE:user equipment)と称することができる。UEは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、デジタル放送端末、PDA(personal digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ナビゲーションシステム、スレートPC、タブレットPC、ウルトラブック、車両、自律走行機能車、接続された自動車、UAV、AIモジュール、ロボット、AR装置、VR装置、MR装置、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、IoT装置、医療装置、ピンテック装置(または金融装置)、セキュリティ装置、天気/環境装置、5Gサービス関連装置、または第4次産業革命関連装置を含むことができる。
【0029】
無線装置100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と接続することができる。無線装置100a~100fにはAI技術を適用することができ、無線装置100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバ400と接続することができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えばLTE)ネットワーク、5G(例えばNR)ネットワーク及び5G以降のネットワークなどを用いて構成することができる。無線装置100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局200/ネットワーク300を介さずに直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は、直接通信(例えば、V2V(vehicle-to-vehicle)/V2X(vehicle-to-everything)通信)を行うことができる。また、IoT機器(例えばセンサ)は、他のIoT機器(例えばセンサ)または他の無線装置100a~100fと直接通信することができる。
【0030】
無線装置100a~100f間及び/または無線装置100a~100fと基地局200との間及び/または基地局200との間に無線通信/接続150a、150b、150cを確立することができる。ここで、無線通信/接続は、アップリンク/ダウンリンク通信150a、サイドリンク通信150b(又は、D2D(device-to-device)通信)、基地局間通信150c(例えば、中継、IAB(integrated))access and backhaul)などのような様々なRAT(例えば、5GNR)を介して確立することができる。無線通信/接続150a、150b、150cを介して無線装置100a~100fと基地局200は互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/接続150a、150b、150cは、様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本明細書の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報設定プロセス、様々な信号処理プロセス(例えば、チャネルエンコード/デコード、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、及びリソース割り当て過程などの内、少なくとも一部を実行することができる。
【0031】
AIは人工知能またはそれを作ることができる方法論を研究する分野を意味し、機械学習(機械学習、Machine Learning)は人工知能分野で扱うさまざまな問題を定義し、それを解決する方法論を研究する分野を意味する。機械学習は、あらゆる作業に対する着実な経験を通じて、その作業の性能を高めるアルゴリズムとして定義することもある。
【0032】
ロボットは、自ら持っている能力によって与えられた仕事を自動的に処理するかまたは作動する機械を意味することがある。特に、環境を認識し自ら判断して動作を行う機能を有するロボットをインテリジェントロボットと称することができる。ロボットは、使用目的や分野によって産業用、医療用、家庭用、軍事用などに分類することができる。ロボットは、アクチュエータ(actuator)またはモータを含む駆動部を備え、ロボット関節を動かすなどの様々な物理的動作を実行することができる。また、移動可能なロボットは、駆動部にホイール、ブレーキ、プロペラなどが含まれ、駆動部を介して地上を走行したり、空中で飛行することができる。
【0033】
自律走行は、自走する技術を意味し、自律走行車両は、ユーザの操作なしで又はユーザの最小限の操作で走行する車両を意味する。例えば、自律走行には走行中の車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動的に調整する技術、定められた経路に沿って自動的に走行する技術、目的地が設定されると自動的に経路を設定して走行する技術などがすべて含まれることができる。車両は、内燃機関のみを備える車両、内燃機関と電気モータを共に備えるハイブリッド車両、及び電気モータのみを備える電気車両を全て包括し、自動車だけでなく汽車、オートバイなどを含むことができる。自律走行車両は、自律走行機能を備えたロボットとして見ることができる。
【0034】
拡張現実はVR、AR、MRを総称する。VR技術は現実世界のオブジェクトや背景などをCG映像でのみ提供し、AR技術は実際の物事映像の上に仮想的に作られたCG映像を一緒に提供し、MR技術は現実世界に仮想オブジェクトを混ぜて結合させて提供するCG技術である。MR技術は、現実オブジェクトと仮想オブジェクトを一緒に見せるという点でAR技術と似ている。しかしながら、AR技術では仮想オブジェクトが現実オブジェクトを補完する形で用いられるものの、MR技術では仮想オブジェクトと現実オブジェクトが同等の性格で用いられるという点で相違点がある。
【0035】
NRは、さまざまな5Gサービスをサポートするための複数のニューマロロジー(numerology)またはサブキャリア間隔(SCS;subcarrier spacing)をサポートする。たとえば、SCSが15kHzの場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)をサポートし、SCSが30kHz/60kHzの場合、密集した都市(dense-urban)、低遅延(lower latency)、及びさらに広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)をサポートし、SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相ノイズ(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅をサポートする。
【0036】
NR周波数帯域は、2つのタイプ(FR1、FR2)の周波数範囲(frequency range)で定義することができる。周波数範囲の数値は変更することができる。例えば、2つのタイプ(FR1、FR2)の周波数範囲は、以下の表1の通りであり得る。説明の便宜のために、NRシステムで用いられる周波数範囲の内、FR1は「sub 6GHz range」を意味することができ、FR2は「above 6GHz range」を意味することができ、ミリ波(millimeter wave,mmW)と称されることができる。
【0037】
【表1】
【0038】
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値は変更することができる。例えば、FR1は、以下の表2に示すように、410MHz~7125MHzの帯域を含み得る。すなわち、FR1は、6GHz(または5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内に含まれる6GHz(または5850、5900、5925MHzなど)以上の周波数帯域は、非ライセンス帯域(unlicensed band)を含むことができる。非ライセンス帯域は様々な用途に用いることができ、例えば車両のための通信(例えば自律走行)に用いることができる。
【0039】
【表2】
【0040】
ここで、本明細書の無線装置で実現される無線通信技術は、LTE、NR、及び6G、だけでなく低電力通信のための狭帯域IoT(NB-IoT、narrowbandIoT)を含むことができる。例えば、NB-IoT技術は、LPWAN(low power wide area network)技術の一例で有り得、LTE Cat NB1及び/又はLTE Cat NB2等の規格で実現され得、前述した名称に限定されるものではない。追加的にまたは代替的に、本明細書の無線装置で実現される無線通信技術は、LTE-M技術に基づいて通信を実行することができる。例えば、LTE-M技術はLPWAN技術の一例であり得、eMTC(low power wide area network)などの様々な名称と称することがある。例えば、LTE-M技術は1)LTECAT0,2)LTECatM1,3)LTE Cat M2,4)LTEnon-BL(non-bandwidth limited),5)LTE-MTC,6)LTE MTC、及び/または7)LTE Mなどの様々な規格の内、少なくともいずれか1つで実現することができ、前述の名称に限定されない。追加的または代替的に、本明細書の無線装置で実現される無線通信技術は、低電力通信を考慮したジグビー(ZigBee(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))及び/またはLPWANの内、少なくともいずれか1つを含むことができ、前述の名称に限定されるものではない。例えば、ジグビー技術は、IEEE802.15.4などのさまざまな規格に基づいて、小型/低パワーデジタル通信に関連するPAN(personal area networks)を生成することができ、さまざまな名称と称することができる。
【0041】
図2は本明細書の実現が適用される無線装置の例を示す。
【0042】
図2を参照すると、第1無線装置100と第2無線装置200は、様々なRAT(例えば、LTE及びNR)を介して外部装置に/外部装置から無線信号を送受信することができる。
【0043】
図2において、{第1無線装置100及び第2無線装置200}は、図1の{無線装置100a~100f及び基地局200}、{無線装置100a~100f)及び無線装置100a~100f}及び/または{基地局200及び基地局200}の内、少なくとも1つに対応することができる。
【0044】
第1無線装置100は、トランシーバ106のような少なくとも1つのトランシーバ、プロセッシングチップ101のような少なくとも1つのプロセッシングチップ、及び/または1つ以上のアンテナ108を含むことができる。
【0045】
プロセッシングチップ101は、プロセッサ102のような少なくとも1つのプロセッサと、メモリ104のような少なくとも1つのメモリとを含むことができる。図2には、メモリ104がプロセッシングチップ101に含まれることが例として見られる。さらに及び/または代替的に、メモリ104はプロセッシングチップ101の外部に配置することができる。
【0046】
プロセッサ102は、メモリ104及び/またはトランシーバ106を制御することができ、本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートを実現するように構成することができる。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成し、第1情報/信号を含む無線信号をトランシーバ106を介して送信することができる。プロセッサ102は、トランシーバ106を介して第2情報/信号を含む無線信号を受信し、第2情報/信号を処理して得られた情報をメモリ104に貯蔵することができる。
【0047】
メモリ104は、プロセッサ102に動作可能するように接続されることができる。メモリ104は、様々な種類の情報及び/または命令を貯蔵することができる。メモリ104は、プロセッサ102によって実行されるときに本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実行する命令を実現するソフトウェアコード105を貯蔵することができる。例えば、ソフトウェアコード105は、プロセッサ102によって実行されると、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実行する命令を実現することができる。例えば、ソフトウェアコード105は、1つ以上のプロトコルを実行するためにプロセッサ102を制御することができる。例えば、ソフトウェアコード105は、1つ以上の無線インターフェースプロトコル層を実行するためにプロセッサ102を制御することができる。
【0048】
ここで、プロセッサ102とメモリ104は、RAT(例えば、LTEまたはNR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。トランシーバ106はプロセッサ102に接続され、1つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。各トランシーバ106は、送信機及び/または受信機を含み得る。トランシーバ106は、RF(radio frequency)部と交替可能に用いることができる。本明細書において、第1無線装置100は通信モデム/回路/チップを表すことができる。
【0049】
第2無線装置200は、トランシーバ206のような少なくとも1つのトランシーバ、プロセッシングチップ201のような少なくとも1つのプロセッシングチップ、及び/または1つ以上のアンテナ208を含むことができる。
【0050】
プロセッシングチップ201は、プロセッサ202などの少なくとも1つのプロセッサと、メモリ204のような少なくとも1つのメモリとを含むことができる。図2には、メモリ204がプロセッシングチップ201に含まれることが例として見られる。さらに及び/または代替的に、メモリ204はプロセッシングチップ201の外部に配置され得る。
【0051】
プロセッサ202は、メモリ204及び/またはトランシーバ206を制御することができ、本明細書に開示される説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートを実現するように構成することができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成し、第3情報/信号を含む無線信号をトランシーバ206を介して送信することができる。プロセッサ202は、トランシーバ206を介して第4情報/信号を含む無線信号を受信し、第4情報/信号を処理して得られた情報をメモリ204に貯蔵することができる。
【0052】
メモリ204はプロセッサ202に動作可能するように接続され得る。メモリ204は、様々な種類の情報及び/または命令を貯蔵することができる。メモリ204は、プロセッサ202によって実行されるときに本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実行する命令を実現するソフトウェアコード205を貯蔵することができる。例えば、ソフトウェアコード205は、プロセッサ202によって実行されるとき、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実行する命令を実現することができる。例えば、ソフトウェアコード205は、1つ以上のプロトコルを実行するためにプロセッサ202を制御することができる。例えば、ソフトウェアコード205は、1つ以上の無線インターフェースプロトコル層を実行するためにプロセッサ202を制御することができる。
【0053】
ここで、プロセッサ202及びメモリ204は、RAT(例えば、LTEまたはNR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。トランシーバ206はプロセッサ202に接続され、1つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。各トランシーバ206は、送信機及び/または受信機を含み得る。トランシーバ206は、RF部と交替可能に用いることができる。本明細書において、第2無線装置200は通信モデム/回路/チップを表すことができる。
【0054】
以下、無線装置100、200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに限定されないが、1つ以上のプロトコル層が1つ以上のプロセッサ102、202によって実現され得る。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上の層(例えば、PHY(physical)層、MAC(media access control)層、RLC(radio link control)層、PDCP(packet data convergence protocol)層)、RRC(radio resource control)層、SDAP(service data adaptation protocol)層のような機能的層)を実現することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートに従って、1つ以上のPDU(protocol data unit)及び/または1つ以上のSDU(service data unit)を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートに従ってメッセージ、制御情報、データまたは情報を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートに従って、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を含む信号(例えば、ベースバンド)信号)を生成して、1つ以上のトランシーバ106、206に提供することができる。1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上のトランシーバ106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本明細書に開示される説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートにしたがって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を獲得することができる。
【0055】
1つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、及び/またはマイクロコンピュータと指称されることがある。1つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/またはそれらの組み合わせによって実現することができる。一例としてして、1つ以上のASIC(application specific integrated circuit)、1つ以上のDSP(digital signal processor)1つ以上のDSPD(digital signal processing device)、1つ以上のPLD(programmable logic device)、及び/または1つ以上のFPGA(field programmable gate arrays)が1つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本明細書に開示される説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートは、ファームウェア及び/またはソフトウェアを用いて実現することができ、ファームウェア及び/またはソフトウェアは、モジュール、手順、機能を含むように実現されることができる。本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実行するように設定されたファームウェアまたはソフトウェアは、1つ以上のプロセッサ102、202に含まれるか、または1つ以上のメモリ104、204に貯蔵され1つ以上のプロセッサ102、202によって駆動することができる。本明細書に開示される説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートは、コード、命令及び/または命令語の集合形態でファームウェアまたはソフトウェアを用いて実現することができる。
【0056】
1つ以上のメモリ104、204は、1つ以上のプロセッサ102、202に接続することができ、様々な種類のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/または命令を貯蔵することができる。1つ以上のメモリ104、204は、ROM(read-only memory)、RAM(random access memory)、EPROM(erasable programmable ROM),フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り貯蔵媒体及び/またはそれらの組み合わせで構成されることができる。1つ以上のメモリ104、204は、1つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/または外部に位置することができる。さらに、1つ以上のメモリ104、204は、有線または無線接続のような様々な技術を介して1つ以上のプロセッサ102、202に接続することができる。
【0057】
1つ以上のトランシーバ106、206は、1つ以上の他の装置に、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートに記載されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。1つ以上のトランシーバ106、206は、1つ以上の他の装置から本明細書に開示される説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートに記載されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上のトランシーバ106、206は、1つ以上のプロセッサ102、202と接続され得、無線信号を送受信することができる。例えば、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上のトランシーバ106、206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報、無線信号などを送信するように制御することができる。さらに、1つ以上のプロセッサ102、202は、1つ以上のトランシーバ106、206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報、無線信号などを受信するように制御することができる。
【0058】
1つ以上のトランシーバ106、206は、1つ以上のアンテナ108、208と接続されることができる。1つ以上のトランシーバ106、206は、1つ以上のアンテナ108、208を介して本明細書に開示される説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作フローチャートに記載されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定することができる。本明細書において、1つ以上のアンテナ108、208は、複数の物理アンテナであるか、複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)で有り得る。
【0059】
1つ以上のトランシーバ106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ102、202を用いて処理するために、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネル等をRFバンド信号からベースバンド信号に変換することができる。1つ以上のトランシーバ106、206は、1つ以上のプロセッサ102、202を用いて処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換することができる。このために、1つ以上のトランシーバ106、206は(アナログ)発振器(oscillator)及び/またはフィルタを含むことができる。例えば、1つ以上のトランシーバ106、206は、1つ以上のプロセッサ102、202の制御下で(アナログ)発振器及び/またはフィルタを介してOFDMベースバンド信号をOFDM信号にアップコンバート(up-convert)し、アップコンバートされたOFDM信号を搬送波周波数で送信することができる。1つ以上のトランシーバ106、206は搬送波周波数でOFDM信号を受信し、1つ以上のプロセッサ102、202の制御下で(アナログ)発振器及び/またはフィルタを介してOFDM信号をOFDMベースバンド信号にダウンコンバート(down-convert)できる。
【0060】
本明細書の実現において, UEは、アップリンク(UL;uplink))から送信装置に、ダウンリンク(DL;downlink)で受信装置として動作することができる。本明細書の実現として、基地局は、ULから受信装置でDLから送信装置として動作することができる。以下では、技術上の便宜のために、第1無線装置100はUEで、第2無線装置200は基地局として動作することができると主に仮定する。例えば、第1無線装置100に接続、搭載、またはリリースされたプロセッサ102は、本明細書の実現に従ってUE動作を実行するか、または本明細書の実現に従ってUE動作を実行するようにトランシーバ106を制御するように構成することができる。第2無線装置200に接続、搭載、またはリリースされたプロセッサ202は、本明細書の実現による基地局動作を実行するか、または本明細書の実現による基地局動作を実行するためにトランシーバ206を制御するように構成されることができる。
【0061】
本明細書において、基地局は、ノードB(Node B)、eNode B(eNB)、gNBと称することがある。
【0062】
図3は、本明細書の実現が適用される無線装置の例を示す。
【0063】
無線装置は、使用例/サービスに応じて様々な形態で実現することができる(図1参照)。
【0064】
図3を参照すると、無線装置100、200は、図2の無線装置100、200に対応することができ、様々な構成要素、装置/部分、及び/またはモジュールによって構成することができる。例えば、各無線装置100、200は、通信装置110、制御装置120、メモリ装置130、及び追加の構成要素140を含むことができる。通信装置110は、通信回路112及びトランシーバ114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図2の1つ以上のプロセッサ102、202及び/または図2の1つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、トランシーバ114は、図2の1つ以上のトランシーバ106、206及び/または図2の1つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御装置120は、通信装置110、メモリ装置130、追加の構成要素140に電気的に接続され、各無線装置100、200の全体の動作を制御する。例えば、制御装置120は、メモリ装置130に貯蔵されたプログラム/コード/コマンド/情報に基づいて各無線装置100、200の電気/機械的動作を制御することができる。制御装置120は、メモリ装置130に貯蔵された情報を無線/有線インターフェースを介して通信装置110を経て外部(例えば他の通信装置)に送信するか、また無線/有線インターフェースを介して通信装置110を経て外部(例えば他の通信装置)から受信した情報をメモリ装置130に貯蔵することができる。
【0065】
追加の構成要素140は、無線装置100、200の種類に応じて様々に構成することができる。例えば、追加の構成要素140は、動力装置/バッテリ、入出力(I/O)デバイス(例えば、オーディオI/Oポート、ビデオI/Oポート)、駆動デバイス、及びコンピューティングデバイスの内、少なくとも1つを含むことができる。無線装置100、200は、これに限定されず、ロボット(図1の100a)、車両(図1の100b-1、100b-2)、XR装置(図1の100c)、携帯機器(図1の100d)、家電製品(図1の100e)、IoT装置(図1の100f)、デジタル放送端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、ピンテック装置(または金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/装置(図1の400)、基地局(図1の200)、ネットワークノードの形態で実現することができる。無線装置100、200は、使用例/サービスに応じて移動または固定場所で用いることができる。
【0066】
図3において、無線装置100、200の様々な構成要素、装置/部分、及び/またはモジュールの全体は有線インターフェースを介して互いに接続されるか、または少なくとも一部が通信装置110を介して無線で接続されることができる。例えば、各無線装置100、200において、制御装置120と通信装置110は有線で接続され、制御装置120と第1装置(例えば、130、140)は通信装置110を介して無線で接続することができる。無線装置100、200内の各構成要素、装置/部分、及び/またはモジュールは、1つ以上の要素をさらに含み得る。例えば、制御装置120は、1つ以上のプロセッサ集合によって構成することができる。一例として、制御装置120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(AP;application processor)、電子制御装置(ECU;electronic control unit))、グラフィック処理装置、及びメモリ制御プロセッサの集合によって構成することができる。さらに別の例として、メモリ装置130は、RAM、DRAM、ROM、フラッシュメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、及び/またはそれらの組み合わせによって構成することができる。
【0067】
図4は、本明細書の実現が適用されるUEの例を示す。
【0068】
図4を参照すると、UE100は、図2の第1無線装置100及び/または図3の無線装置100または200に対応し得る。
【0069】
UE100は、プロセッサ102、メモリ104、トランシーバ106、1つ以上のアンテナ108、電源管理モジュール110、バッテリ112、ディスプレイ114、キーパッド116、SIM(subscriber identification module)カード118、スピーカ120、及びマイク122を含む。
【0070】
プロセッサ102は、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実現するように構成することができる。プロセッサ102は、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実現するようにUE100の1つ以上の他の構成要素を制御するように構成することができる。無線インターフェースプロトコルの層はプロセッサ102に実現することができる。プロセッサ102は、ASIC、他のチップセット、論理回路、及び/またはデータ処理装置を含み得る。プロセッサ102はアプリケーションプロセッサであり得る。プロセッサ102は、DSP(digital signal processor), CPU(central processing unit)、中央処理装置(CPU)、グラフィック処理装置(GPU)、モデム(変調及び復調器)の内、少なくとも1つを含むことができる。プロセッサ102の例は、Qualcomm(登録商標)製のSNAPDRAGONTMシリーズプロセッサ、Samsung(登録商標)製のEXYNOSTMシリーズプロセッサ、Apple(登録商標)製のAシリーズプロセッサ、MediaTek(登録商標)製のHELIOTMシリーズプロセッサ、Intel(登録商標)製のATOMTMシリーズプロセッサ、または対応する次世代プロセッサで見つけることができる。
【0071】
メモリ104はプロセッサ102と動作可能するように結合され、プロセッサ102を動作させるための様々な情報を貯蔵する。メモリ104は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、メモリカード、貯蔵媒体及び/または他の貯蔵装置を含み得る。実現がソフトウェアで実現されるとき、ここに記載の技術は、本明細書に開示された説明、機能、手順、提案、方法、及び/または動作フローチャートを実行するモジュール(手順、機能など)を用いて実現することができる。モジュールはメモリ104に貯蔵され、プロセッサ102によって実行することができる。メモリ104は、プロセッサ102内またはプロセッサ102の外部に実現することができ、この場合技術で知られた様々な方法を介してプロセッサ102と通信的に結合することができる。
【0072】
トランシーバ106はプロセッサ102と動作可能に結合され、無線信号を送信及び/または受信する。トランシーバ106は送信機と受信機を含む。トランシーバ106は、無線周波数信号を処理するためのベースバンド回路を含み得る。トランシーバ106は、1つ以上のアンテナ108を制御して無線信号を送信及び/または受信する。
【0073】
電源管理モジュール110は、プロセッサ102及び/またはトランシーバ106の電源を管理する。バッテリ112は電源管理モジュール110に電力を供給する。
【0074】
ディスプレイ114は、プロセッサ102によって処理された結果を出力する。キーパッド116はプロセッサ102で使用する入力を受信する。キーパッド116はディスプレイ114に表示されえる。
【0075】
SIMカード118は、IMSI(international mobile subscriber identity)と関連キーを安全に貯蔵するための集積回路であり、携帯電話やコンピュータのような携帯電話装置で加入者を識別し、認証するために用いられる。また、多くのSIMカードに連絡先情報を貯蔵することもできる。
【0076】
スピーカ120は、プロセッサ102において処理した音関連結果を出力する。マイク122は、プロセッサ102で用いられる音声関連入力を受信する。
【0077】
図5は、無線通信システムである。
【0078】
図5に示すように、無線通信システムは、少なくとも一つの基地局(base station:BS)を含む。前記BSは、gNodeB(または、gNB)20aとeNodeB(または、eNB)20bとに区分される。前記gNB20aは、第5世代移動通信をサポートする。前記eNB20bは、第4世代移動通信、すなわち、LTE(long term evolution)をサポートする。
【0079】
各基地局20a及び20bは、特定の地理的領域(一般的にセルという)20-1、20-2、20-3に対して通信サービスを提供する。セルは、再び多数の領域(セクターという)に分けられることができる。
【0080】
UEは、通常的に一つのセルに属し、UEが属するセルをサービングセル(serving cell)という。サービングセルに対して通信サービスを提供する基地局をサービング基地局(serving BS)という。無線通信システムは、セルラーシステム(cellular system)であるため、サービングセルに隣接する他のセルが存在する。サービングセルに隣接する他のセルを隣接セル(neighbor cell)という。隣接セルに対して通信サービスを提供する基地局を隣接基地局(neighbor BS)という。サービングセル及び隣接セルは、UEを基準に相対的に決定される。
【0081】
以下、ダウンリンクは、基地局20からUE10への通信を意味し、アップリンクは、UE10から基地局20への通信を意味する。ダウンリンクにおいて、送信機は基地局20の一部分であり、受信機はUE10の一部分である。アップリンクにおいて、送信機はUE10の一部分であり、受信機は基地局20の一部分である。
【0082】
一方、無線通信システムは、大きく、FDD(frequency division duplex)方式とTDD(time division duplex)方式とに分けられる。FDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が互いに異なる周波数帯域を占めながら行われる。TDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が同じ周波数帯域を占めながら互いに異なる時間に行われる。TDD方式のチャネル応答は、実質的に相互的(reciprocal)である。これは与えられた周波数領域でダウンリンクチャネル応答とアップリンクチャネル応答が略同じであるということである。したがって、TDDに基づく無線通信システムにおけるダウンリンクチャネル応答は、アップリンクチャネル応答から得られることができるという長所がある。TDD方式は、全体周波数帯域をアップリンク送信とダウンリンク送信が時分割されるため、基地局によるダウンリンク送信とUEによるアップリンク送信が同時に実行されることができない。アップリンク送信とダウンリンク送信がサブフレーム単位で区分されるTDDシステムにおいて、アップリンク送信とダウンリンク送信は、互いに異なるサブフレームで実行される。
【0083】
図6a乃至図6cは、次世代移動通信サービスのための例示的なアーキテクチャを示す例示図である。
【0084】
図6aを参照すると、端末は、LTE/LTE-AベースのセルとNRベースのセルに二重接続(Dual Connectivity、DC)方式で連結されている。
【0085】
NRベースのセルは、既存の4G移動通信のためのコアネットワーク、すなわち、EPC(Evolved Packe tCore)に連結される。
【0086】
図6bを参照すると、図6aと違って、LTE/LTE-Aベースのセルは、5G移動通信のためのコアネットワーク、すなわち、次世代(NG)コアネットワークに連結される。
【0087】
図6a及び図6bに示すようなアーキテクチャベースのサービス方式は、NSA(Non-Standalone)という。
【0088】
図6cを参照すると、端末は、NRベースのセルにのみ連結されている。このようなアーキテクチャに基づくサービス方式をSA(Standalone)という。
【0089】
一方、NRにおいて、基地局からの受信はダウンリンクサブフレームを使用し、基地局への送信はアップリンクサブフレームを使用することを考慮することができる。この方法は、paired spectraとunpaired spectraに適用されることができる。paired spectraは、二つの搬送波スペクトラムがダウンリンク及びアップリンク動作に含まれることを意味する。例えば、paired spectraで、一つの搬送波は、互いに対をなすダウンリンク帯域とアップリンク帯域を含むことができる。
【0090】
図7は、NRで使われる無線フレームの構造を例示する。
【0091】
NRで、アップリンク及びダウンリンク送信は、フレームで構成される。無線フレームは、10msの長さを有し、2個の5msハーフ-フレーム(Half-Frame、HF)に定義される。ハーフ-フレームは、5個の1msサブフレーム(Subframe、SF)に定義される。サブフレームは、一つ以上のスロットに分割され、サブフレーム内のスロット個数は、SCS(Subcarrier Spacing)に依存する。各スロットは、CP(cyclic prefix)によって12個または14個のOFDM(A)シンボルを含む。普通CPが使われる場合、各スロットは、14個のシンボルを含む。拡張CPが使われる場合、各スロットは、12個のシンボルを含む。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(または、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMAシンボル(または、DFT-s-OFDMシンボル)を含むことができる。
【0092】
図8は、NRでのサブフレーム類型の例を示す。
【0093】
図8に示すTTI(transmission time interval)は、NR(または、new RAT)のためのサブフレームまたはスロットと呼ばれることができる。図8のサブフレーム(または、スロット)は、データ送信遅延を最小化するためにNR(または、new RAT)のTDDシステムで使われることができる。図8に示すように、サブフレーム(または、スロット)は、現在のサブフレームと同様に、14個のシンボルを含む。サブフレーム(または、スロット)の前方部のシンボルは、DL制御チャネルのために使われることができ、サブフレーム(または、スロット)の後方部のシンボルは、UL制御チャネルのために使われることができる。残りのシンボルは、DLデータ送信またはULデータ送信のために使われることができる。このようなサブフレーム(または、スロット)構造によると、ダウンリンク送信とアップリンク送信は、一つのサブフレーム(または、スロット)で順次に進行されることができる。したがって、サブフレーム(または、スロット)内でダウンリンクデータが受信されることができ、そのサブフレーム(または、スロット)内でアップリンク確認応答(ACK/NACK)が送信されることもできる。
【0094】
このようなサブフレーム(または、スロット)の構造を自己-完備(self-contained)サブフレーム(または、スロット)ということができる。
【0095】
具体的に、スロット内の初めのN個のシンボルはDL制御チャネルの送信に使われ(以下、DL制御領域)、スロット内の終わりのM個のシンボルはUL制御チャネルの送信に使われることができる(以下、UL制御領域)。NとMは、各々、0以上の整数である。DL制御領域とUL制御領域との間にあるリソース領域(以下、データ領域)は、DLデータ送信のために使われ、またはULデータ送信のために使われることができる。例えば、DL制御領域ではPDCCHが送信されることができ、DLデータ領域ではPDSCHが送信されることができる。UL制御領域ではPUCCHが送信されることができ、ULデータ領域ではPUSCHが送信されることができる。
【0096】
このようなサブフレーム(または、スロット)の構造を使用すると、受信エラーが発生したデータを再送信するのにかかる時間が減って最終データ送信待機時間が最小化されることができるという長所がある。このような自己-完備(self-contained)サブフレーム(または、スロット)構造で、送信モードから受信モードへまたは受信モードから送信モードへの転移過程に時間差(time gap)が必要である。このために、サブフレーム構造で、DLからULに転換する時の一部OFDMシンボルは、保護区間(Guard Period:GP)に設定されることができる。
【0097】
<多様なニューマロロジーのサポート>
【0098】
次のシステムでは無線通信技術の発達によって複数のニューマロロジーが端末に提供されることができる。例えば、SCSが15kHzである場合、既存セルラー帯域の広い地域をサポートし、SCSが30kHz/60kHzである場合、都心密集、低遅延、広い搬送波帯域幅をサポートし、SCSが60kHz以上である場合、位相雑音克服のために24.25GHz以上の帯域幅をサポートする。
【0099】
ニューマロロジーは、CP(cycle prefix)長さと副搬送波間隔(Subcarrier Spacing:SCS)により定義されることができる。一つのセルは、複数のニューマロロジーを端末に提供できる。ニューマロロジーのインデックスをμで表す時、各副搬送波間隔と該当するCP長さは、以下の表の通りである。
【0100】
【表3】
【0101】
一般CPの場合、ニューマロロジーのインデックスをμで表す時、スロット当たりOFDMシンボル個数(Nslot symb)、フレーム当たりスロット個数(Nframe,μ slot)そして、サブフレーム当たりスロット個数(Nsubframe,μ slot)は、以下の表の通りである。
【0102】
【表4】
【0103】
拡張CPの場合、ニューマロロジーのインデックスをμで表す時、スロット当たりOFDMシンボル個数(Nslot symb)、フレーム当たりスロット個数(Nframe,μ slot)そして、サブフレーム当たりスロット個数(Nsubframe,μ slot)は、以下の表の通りである。
【0104】
【表5】
【0105】
<測定ギャップ(Measurement gap configuration)>
【0106】
UEが周波数内のセル及び/又は周波数間のセル及び/又はE-UTRANセルを識別して測定するために測定ギャップが必要であり、UEが、指定された通りに互いに異なる周波数範囲に対する独立的な測定ギャップパターンをサポートしない場合、次の条項の要求事項が適用されるために、ネットワークは、全ての周波数階層の同時モニタリングのための単一UE別測定ギャップパターンを提供しなければならない。
【0107】
UEが周波数内のセル及び/又は周波数間のセル及び/又はRAT間のE-UTRANセルを識別及び測定するために測定ギャップが必要であり、UEが、指定された通りに互いに異なる周波数範囲に対して独立的な測定ギャップパターンをサポートする場合、要求事項が適用されるために、ネットワークは、各周波数範囲の全ての周波数階層を独立的に同時モニタリングするために、UEが必要な周波数範囲に対してFR別測定ギャップパターンを提供し、または全ての周波数範囲の全ての周波数階層を同時にモニタリングするための単一UE別測定ギャップパターンを提供しなければならない。
【0108】
UEが全てのRSTD、PRS-RSRP及びUE Rx-Tx時差測定のためにPRSを測定するように構成された場合、要求事項を満たすために、ネットワークは、次を提供しなければならない。
【0109】
-全てのポジショニング周波数階層と全ての周波数範囲の周波数内、周波数間及び/又はRAT間の周波数階層を同時にモニタリングするための単一UE当たり測定ギャップパターン、または
【0110】
-#24及び#25以外の測定ギャップパターンの場合、UEが互いに異なる周波数範囲に対して独立的な測定ギャップパターンをサポートする場合、全てのポジショニング周波数階層及び周波数内、間の同時モニタリングのための周波数範囲に対するFR別測定ギャップパターン-該当周波数範囲の周波数セル及び/又はRAT間の周波数階層。
【0111】
UE別測定間隔の間のUE:
【0112】
-RRM測定に使われる信号とランダムアクセス手順に使われる信号の受信を除いては、E-UTRA-NR二重接続のために、該当E-UTRAN PCell、E-UTRAN SCell及びNRサービングセルとの受信/送信を実行しなくてもよい。
【0113】
-(単一搬送波またはCAが構成された場合)SAの場合、該当NRサービングセルとの受信/送信を実行する必要がないし、RRM測定に使われる信号、PRS測定及びランダムアクセス手順に使われる信号の受信を除いては実行しなくてもよい。
【0114】
-NR-E-UTRAデュアルコネクティビティのために、該当PCell、SCell及びE-UTRANサービングセルとの受信/送信を実行する必要がないし、RRM測定、PRS測定及びランダムアクセス手順に使われる信号の受信を除いては受信/送信が必要でない。
【0115】
-RRM測定に使われる信号、PRS測定及びランダムアクセス手順に使われる信号の受信を除いては、NR-DCのために、該当NRサービングセルとの受信/送信を実行する必要がない。
【0116】
FR別測定ギャップの間のUE:
【0117】
-RRM測定に使われる信号及びランダムアクセス手順に使われる信号の受信を除いては、E-UTRA-NR二重接続のための該当周波数範囲で該当E-UTRAN PCell、E-UTRAN SCell及びNRサービングセルとの受信/送信を実行する必要がない。
【0118】
-SA(単一搬送波またはCAが構成された場合)の場合、該当周波数範囲で該当NRサービングセルとの受信/送信を実行する必要がないし、RRM測定に使われる信号、PRS測定及びランダムアクセス手順に使われる信号の受信を除いては受信/送信が必要でない。
【0119】
-NR-E-UTRAデュアルコネクティビティの場合、該当周波数範囲で該当PCell、SCell及びE-UTRANサービングセルとの受信/送信を実行する必要がないし、RRM測定に使われる信号、PRS測定及びランダムアクセス手順に使われる信号の受信は除外される。
【0120】
-NR-DCの場合、該当周波数範囲で該当NRサービングセルとの受信/送信を実行する必要がないし、RRM測定、PRS測定及びランダムアクセス手順に使われる信号の受信を除いては、該当周波数範囲で該当NRサービングセルとの受信/送信を実行しなくてもよい。
【0121】
1.測定ギャップ構成(Measurement gap configuration)
【0122】
gapFR1が設定として設定された場合、FR1測定ギャップ構成が既に設定されている場合、UEは、FR1測定ギャップ構成を解除しなければならない。
【0123】
gapFR1が設定として設定された場合、UEは、受信されたgapOffsetによって、すなわち、各ギャップの1番目のサブフレームが次の条件を満たすSFNとサブフレームで発生する場合、measGapConfigで表示されたFR1測定ギャップ構成を設定しなければならない:
【0124】
-SFNmodT=FLOOR(gapOffset/10);
【0125】
-subframe=gapOffsetmod10;
【0126】
-withT=MGRP/10;
【0127】
gapFR1が設定として設定された場合、UEは、前記計算されたギャップ発生に指定されたタイミング前進mgtaを適用する(すなわち、UEは、ギャップサブフレームが発生するmgta ms前に測定を始める)。
【0128】
gapFR1が解除するように設定された場合、UEは、FR1測定ギャップ構成を解除する。
【0129】
gapFR2が設定として設定された場合、FR2測定ギャップ構成が既に設定されている場合、UEは、FR2測定ギャップ構成を解除しなければならない。
【0130】
gapFR2が設定として設定された場合、UEは、受信されたgapOffsetによって、すなわち、各ギャップの1番目のサブフレームが次の条件を満たすSFNとサブフレームで発生する場合、measGapConfigで表示されたFR2測定ギャップ構成を設定しなければならない:
【0131】
-SFNmodT=FLOOR(gapOffset/10);
【0132】
-subframe=gapOffsetmod10;
【0133】
-withT=MGRP/10
【0134】
gapFR2が設定として設定された場合、UEは、前記計算されたギャップ発生に指定されたタイミング前進mgtaを適用する(すなわち、UEは、ギャップサブフレームが発生するmgta ms前に測定を始める)。
【0135】
gapFR2が解除するように設定された場合、UEは、FR2測定ギャップ構成を解除する。
【0136】
gapUEが設定として設定された場合、UE別測定ギャップ構成が既に設定されている場合、UEは、UE別測定ギャップ構成を解除しなければならない。
【0137】
gapUEが設定として設定された場合、UEは、受信されたgapOffsetによって、すなわち、各ギャップの1番目のサブフレームが次の条件を満たすSFNとサブフレームで発生する場合、measGapConfigで表示されたUE別測定ギャップ構成を設定しなければならない:
【0138】
-SFNmodT=FLOOR(gapOffset/10);
【0139】
-subframe=gapOffsetmod10;
【0140】
-withT=MGRP/10
【0141】
gapUEが設定として設定された場合、UEは、前記計算されたギャップ発生に指定されたタイミング前進mgtaを適用する(すなわち、UEは、ギャップサブフレームが発生するmgta ms前に測定を始める)。
【0142】
gapUEが解除されるように設定された場合、UE別測定ギャップ構成を解除する。
【0143】
同期式CAを使用するgapFR2構成の場合、NE-DCまたはNR-DCにあるUEの場合、gapFR2でrefServCellIndicatorで表示されたサービングセルのSFN及びサブフレームがギャップ計算に使われる。そうでない場合、FR2周波数でサービングセルのSFN及びサブフレームがギャップ計算に使われる。
【0144】
gapFR1またはgapUE構成の場合、NE-DCまたはNR-DCにあるUEの場合、該当gapFR1またはgapUEにあるrefServCellIndicatorで表示されたサービングセルのSFN及びサブフレームがギャップ計算に使われる。そうでない場合、PCellのSFNとサブフレームがギャップ計算に使われる。
【0145】
非同期CAを使用するgapFR2構成の場合、NE-DCまたはNR-DCのUEの場合、gapFR2でrefServCellIndicator及びrefFR2ServCellAsyncCAで表示されたサービングセルのSFN及びサブフレームがギャップ計算に使われる。そうでない場合、gapFR2のrefFR2ServCellAsyncCAで表示されたFR2周波数でサービングセルのSFN及びサブフレームがギャップ計算に使われる。
【0146】
(1)MeasGapConfig
【0147】
IEMeasGapConfigは、測定ギャップ構成を指定して測定ギャップの設定/解除を制御する。
【0148】
表6は、MeasGapConfig情報要素を示す。
【0149】
【表6】
【0150】
表7は、MeasGapConfigフィールド説明を示す。
【0151】
【表7】
【0152】
<本明細書の開示で解決すべき問題点>時間軸に多数のMG(測定ギャップ)がオーバーラップされた場合、ネットワークとUEとの間でどのMGを使用するかに対する問題がある。
【0153】
<本明細書の開示>
【0154】
現在3GPP標準化機構ではRel-17 NR測定ギャップ(MG)改善のための標準議論が進行中である。多数のMGを利用して測定を実行する場合、サービングセルで発生する妨害された(interrupted)スロットの個数を提案することができる。また、多重MGを設定する時、サービングセルの性能低下を最小化する方法も提案されることができる。
【0155】
Rel-16までは単一MGで同期化及び非同期化の場合に対して、MG構成によるサービングセルの妨害されたスロット数を標準化した。この標準を参考にして実際ネットワークは、妨害されたスロットを考慮してスケジューリングできる。
【0156】
多重MGを設定する場合、個別MG間のオーバーラップ可否によって次のように様々な類型のオーバーラップが発生できる。
【0157】
次の図面は、本開示の具体的な実施例を説明するために作成された。図面に示す特定デバイスの名称または特定信号/メッセージ/フィールドの名称は、例示的に提供されたため、本開示の技術的特徴が次の図面に示す特定名称に限定されるものではない。
【0158】
図9は、本開示の実施例が適用される複数のMGのオーバーラップされる類型の例を示す。
【0159】
図9の(a)は、FNO(fully non-overlapped)を示す。2個のMGの全てのギャップ発生は、時間的に分離されている。
【0160】
図9の(b)及び(c)は、FO(fully-overlapped)を示す。一MGの全てのギャップ機会は、同じ周期性を有する他のMGの全てのギャップ機会により完全にカバーされる。
【0161】
図9の(d)-(f)は、部分的にオーバーラップされたものを示す。
【0162】
図9の(d)は、FPO(fully-partial overlapped)を示す。一MGの全てのギャップ機会は、同じ周期性を有する他のMGの全てのギャップ機会と部分的にオーバーラップされる。
【0163】
図9の(e)は、PFO(partially-fully overlapped)を示す。一MGの全てのギャップ機会は、異なる周期性を有する他のMGのギャップ機会により完全にカバーされる。
【0164】
図9の(f)は、PPO(partially-partial overlapped)を示す。一MGの全てのギャップ機会は、異なる周期性を有する他のMGのギャップ機会により部分的にカバーされる。
【0165】
1.FNO(fully non-overlapped)
【0166】
妨害されたスロットの総個数は、MGTA(MG timing advance)とMG1の終わりとMG2の初めとの間の時間差(X1)により影響を受けることができる。
【0167】
図10図11及び図12は、同期化シナリオに対するFNOを使用して様々なMGパターンにより妨害されたスロットを示す。そして、図13図14図15は、非同期化シナリオに対するFNOと共に様々なMGパターンにより妨害されたスロットを示す。
【0168】
図10は、本開示の実施例が適用される同期化シナリオに対する妨害されたスロットの例を示す。
【0169】
図10は、次を仮定する:
【0170】
-{MGTA_MG1、MGTA_MG2}={0ms、0ms}、{0.5ms、0.5ms}
【0171】
-X1=0ms
【0172】
図11は、本開示の実施例が適用される同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
【0173】
図11は、次を仮定する:
【0174】
-{MGTA_MG1、MGTA_MG2}={0ms、0.5ms}、{0.5ms、0ms}
【0175】
-X1=0.5ms
【0176】
図12は、本開示の実施例が適用される同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
【0177】
図12は、次を仮定する:
【0178】
-{MGTA_MG1、MGTA_MG2}={0ms、0ms}、{0.5ms、0.5ms}
【0179】
-X1=1ms
【0180】
図13は、本開示の実施例が適用される非同期化シナリオに対する妨害されたスロットの例を示す。
【0181】
図13は、次を仮定する:
【0182】
-{MGTA_MG1、MGTA_MG2}={0ms、0ms}、{0.5ms、0.5ms}
【0183】
-X1=0ms
【0184】
図14は、本開示の実施例が適用される非同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
【0185】
図14は、次を仮定する:
【0186】
-{MGTA_MG1、MGTA_MG2}={0ms、0.5ms}、{0.5ms、0ms}
【0187】
-X1=0.5ms
【0188】
図15は、本開示の実施例が適用される非同期化シナリオに対する妨害されたスロットの他の例を示す。
【0189】
図15は、次を仮定する:
【0190】
-{MGTA_MG1、MGTA_MG2}={0ms、0ms}、{0.5ms、0.5ms}
【0191】
-X1=1ms
【0192】
表8と表9は、各々、同期化シナリオと非同期化シナリオに対するMG1及びMG1による総妨害されたスロット数を示す。
【0193】
表8は、同期化シナリオでFNOに対する様々なMGパターンによる妨害された総スロット数を示す。
【0194】
【表8】
【0195】
表9は、非同期化シナリオでFNOに対する様々なMGパターンによる妨害された総スロット数を示す。
【0196】
【表9-1】
【0197】
【表9-2】
【0198】
Y1/Y2/Y3/Y4は、各々、15kHz、30kHz、60kHz、120kHzのSCSに対してMG1による妨害されたスロットの総個数である。
【0199】
Z1/Z2/Z3/Z4は、各々、15kHz、30kHz、60kHz及び120kHzのSCSに対してMG2による妨害されたスロットの総個数である。
【0200】
表10において、Y1/Y2/Y3/Y4及びZ1/Z2/Z3/Z4は、MGTAが0msである各MGLに対する値に仮定することができる。
【0201】
表10は、同期EN-DC、NR単独(standalone)動作(単一搬送波、NR CA及び同期NR-DC構成)及びNE-DCのためのMGLの間に全てのサービングセル及びNR単独動作(非同期NR-DC構成)のためのMCGの全てのサービングセルでFR1に対するUE別測定ギャップまたはFR別測定ギャップの妨害されたスロットの総個数を示す。
【0202】
【表10】
【0203】
同期化シナリオの場合、表9の値を有するFNOがある二つの多重MGパターンによりサービングセルで妨害された総スロット数は、指定されることができる。非同期化シナリオの場合、表10の値を有するFNOがある二つの多重MGパターンによりサービングセルで中断された総スロット数は、指定されることができる。
【0204】
表11は、同期化EN-DC、NR単独動作(単一搬送波、NR CA及び同期化NR-DC構成)及びNE-DCのためのMGLの間に全てのサービングセル及びNR単独動作(非同期NR-DC構成)のためのMCGの全てのサービングセルでFR1に対するUE別測定ギャップまたはFR別測定ギャップの妨害されたスロットの総個数を示す。
【0205】
【表11】
【0206】
MG1 MGL、MG2 MGLには、各々、表11で設定された妨害されたスロット個数が適用されることができる。しかし、i)X1=0&MG1のMGTA=0&MG2のMGTA=0、ii)X1=0.5ms&MG1のMGTA=0及びMG2のMGTA=0.5msまたはiii)X1=0.5ms&MG1のMGTA=0.5ms及びMG2のMGTA=0である場合、MG1 MGLとMG2 MGLにより妨害されたスロットの総合は、個別の妨害されたスロットの合より1スロット小さい。表12は、非同期化EN-DCのためのMGLの間に全てのサービングセル及びNR単独動作(非同期NR-DC構成)のためのSCGの全てのサービングセルでFR1に対するUE別測定ギャップまたはFR別測定ギャップの妨害されたスロットの総個数を示す。
【0207】
【表12】
【0208】
MG1 MGL、MG2 MGLには表で設定した妨害されたスロット個数が各々適用されることができる。しかし、i)X1=0&MG1のMGTA=0&MG2のMGTA=0、ii)X1=0&MG1のMGTA=0.5ms&MG2のMGTA=0.5ms、iii)X1=0.5ms&MG1のMGTA=0及びMG2の場合、MGTA=0.5msまたはiv)X1=0.5ms&MG1のMGTA=0.5ms及びMG2のMGTA=0である場合、MG1 MGLとMG2 MGLにより妨害されたスロットの総合は、中断された個別スロットの合より1スロット小さい。
【0209】
FR別測定ギャップが可能なUEがFR2サービングセルに対してFR別測定ギャップに設定された場合、MGLの間にFR2サービングセルで妨害された総スロット数は、表13の通りである。
【0210】
表13は、EN-DC、NR単独動作(単一搬送波、NR CA及びNR-DC構成)及びNE-DCのためのMGLの間にFR2サービングセルでFR2に対するUE別測定ギャップまたはFR別測定ギャップの妨害されたスロットの総個数を示す。
【0211】
【表13】
【0212】
MG1 MGL、MG2 MGLには、各々、表13で設定された妨害されたスロット個数が適用されることができる。
【0213】
2.FO(Fully-overlapped)
【0214】
UEで使用するMGを表示しなければならない。
【0215】
図9の(b)と(c)のようにMGが完全にオーバーラップされた場合、UE側ではMG1またはMG2のうち一つを使用することができる。どのMGを使用すべきであるかをUEに知らせなければならない。ネットワークは、測定の優先順位を考慮してどのMGを使用するかを決定することができる。表示されたMGによって有効に妨害されたスロットの総個数を定義しなければならない。例えば、図9の(c)におけるMG2が測定の優先順位がより高いMGである場合、UEは、MG2を使用して測定を実行することができる。MG2のMGLのうちMG2で測定した後にはMG1のMGLが一部残っているとしても、UEは、MG1を使用して測定を実行しない。すなわち、MG2に基づく測定以後には、UEは、データ受信/送信を実行するように要求されることができる。したがって、この場合には、MG2に基づいてサービングセルの有効妨害されたスロットの総個数を指定することができる。
【0216】
3.FPO(Fully-partial overlapped)
【0217】
図9の(d)のようにMGが完全に部分的にオーバーラップされた場合、UE側でもMG1またはMG2のうち一つを使用することができる。どのMGを使用すべきであるかをUEに指示できる。測定の優先順位を考慮してネットワークで決定できる。FOも同様である。
【0218】
4.PFO(Partially-full overlapped)
【0219】
MG1、MG2とオーバーラップされる期間に対してはFO(図9の(c))と同じく適用されることができる。
【0220】
5.PPO(Partially-partial overlapped)
【0221】
MG1、MG2とオーバーラップされる期間に対してはFPOと同じである。
【0222】
複数のMGパターンで構成されたMGの優先順位は定義されることができる。
【0223】
複数のMGパターンの測定目的は定義されることができる。
【0224】
構成された複数のMGパターンの優先順位は、ネットワークにより指示されることができる。FNO以外のFO、FPO、PFO、PPOの場合、UEがMGを選択することが有用である。
【0225】
FNO以外のFO、FPO、PFO及びPPOの場合、構成された複数のMGパターンの優先順位が指示されることができる。この場合、UEがMGを選択することが有用である。
【0226】
UEは、複数のMG(FNO以外のFO、FPO、PFO、PPO)がオーバーラップされる区間では優先順位がより高いMGで測定を実行することができる。
【0227】
サービングセルで効果的に妨害されたスロットの総個数は、複数のMG(FNO以外のFO、FPO、PFO、PPO)がオーバーラップされる期間の間にMGの優先順位に基づいて定義されることができる。
【0228】
本明細書によって前記表6のMeasGapConfig情報要素は、表14に変更されることができる。
【0229】
【表14】
【0230】
すなわち、MeasGapConfig情報要素は、MGの優先順位と関連したgapPriority-r17を含む。したがって、複数のMGが互いにオーバーラップされていても、UEは、優先順位によって測定を実行することができる。
【0231】
6.オーバーヘッドイシュ
【0232】
好ましくは、複数のMGパターンによりサービングセルの性能低下が大きくないと予想されることができる。
【0233】
複数のMGパターンがUEに適用される場合、UEは、複数のMGのMGLの間にデータを送受信する必要がない。これは単一MGパターンより高い性能低下が発生できることを意味することができる。性能低下は、各MGパターンIDの構成によるMGL/MGRP比率の合計で簡単に計算できる。
【0234】
例えば、MG ID#0とMG ID#1で複数のMGパターンが構成されることができ、性能低下は、約22.5%であり、それは単一MG ID#0より7.5%高い。MG ID#1の代わりにMG ID#5を使用する場合、性能低下は、約18.75%である。これは単一MG ID#0より3.75%高い。
【0235】
オーバーヘッドキャップ(cap)を定義する一つの方法は、レガシー単一MGまたは参照単一MGと比較して増加比率が閾値(K)より小さいように設定することである。
【0236】
【0237】
Nは、複数のMGパターンの個数である。MGLrは、参照されたMGのMGLである。MGRPrは、参照MGのMGRPである。
【0238】
例えば、閾値(K)は、5%に推奨されることができる。
【0239】
MGパターンを構成する時、
の閾値のオーバーヘッドキャップは
に定義されることができる。
【0240】
Nは、複数のMGパターンの個数である。MGLrは、参照されたMGのMGLまたはMGLの参照である。MGRPrは、参照MGのMGRPまたはMGRPの参照である
【0241】
Mは、rを含むことができる。
【0242】
MGLr及びMGRPrは、表15のギャップパターンIDのうち一つに指定されることができる。
【0243】
MGLr及びMGRPrは、UE別複数のMGとFR別複数のMGによって区分されて割り当てられることができる。
【0244】
例えば、
【0245】
-UE別複数のMGの場合、Gap Pattern ID#0~#11のうち、MGLr/MGRPrは最も大きいGap Pattern ID#0である。MGLrは6である。MGRPrは40である。
【0246】
-FR別複数のMGの場合、FR1複数のMGは、Gap Pattern ID#0~#11のうち、最も大きいMGLr/MGRPrであるGap Pattern ID#0である。FR2複数のMGは、Gap Pattern ID#12~#23のうち、最も大きいMGLr/MGRPrであるGap Pattern ID#12である。FR1の場合、MGLrは6である。FR1の場合、MGRPrは40である。FR2の場合、MGLrは5.5である。FR2の場合、MGRPrは20である。
【0247】
表15は、ギャップパターン構成(Gap Pattern Configurations)を示す。
【0248】
【表15】
【0249】
MGLrとMGRPrの参照またはMGの参照が定義されることができる。オーバーヘッドキャップを考慮した複数のMGパターンが構成されることができる。
【0250】
7.追加実施例
【0251】
FO、FPO、PFO及びPPOの場合、ギャップ衝突処理のための一部オプションが羅列されることができる。
【0252】
FO、FPO、PFO、PPOケースのうち一つが導入される場合、オーバーラップする問題のうち一つは、衝突ギャップ場合に対する規則になることができる(Agreement)。
【0253】
次のような側面でUEに対する一般的な規則が定義されることができる。
【0254】
FO/FPO/PFO/PPO/FNOケースのうち一部または全部に対する要求事項を定義することが合意された場合、UEの測定動作に対するギャップ衝突処理は、次のオプションに定義されることができる。
【0255】
-オプション1:2個のギャップ間の共有要素が定義されることができる。例えば、X%ギャップ共有が与えられる場合、一ギャップに対する測定は略X%時間を共有することができ、他のギャップは残りを共有することができる。
【0256】
-オプション2:二つのMGがオーバーラップされた場合、一つのMGのみで測定する時、優先順位を考慮することができる。二つのMGの優先順位が同じ場合、ギャップ共有を考慮することができる。
【0257】
-オプション3:優先順位規則のみ、例えば、UEは、全ての衝突状況でより高い優先順位を有するギャップに対してのみ測定を実行することができる。
【0258】
-オプション4:互いに異なる類型の二つのMGがオーバーラップされた場合、ケース2に対してUE別MGがFR別MGより高い優先順位を有することができる。
【0259】
-オプション5:近接条件が満たされると、衝突ギャップインスタンス内でどのギャップが優先順位に指定されるかを示す優先順位パターンが定義されることができる。例えば、NW(ネットワーク)は、二つのギャップのMGRPのLCMに基づいて優先順位パターンを示すことができる。データスケジューリングは、ドロップされたギャップインスタンスの間に予想されることができる。
【0260】
-他のオプションは排除されない。
【0261】
ギャップ衝突処理を適用するための近接条件、例えば、二つのギャップインスタンス間の時間領域最小距離[X]msは、同じギャップ衝突処理がFO/FPO/PFO/PPO/FNOケースの全てに適用されることができるかどうかによってFFSである。
【0262】
UEの測定行為が集中することができる。スケジューリング機会(例:ギャップ妨害)は、別途のイシュで論議される。
【0263】
図16は、互いに異なる/同じ優先順位を有するオーバーラップMGを示す。
【0264】
図16の(a)は、該当例示を示す。MG2がMG1より高い優先順位を有する。この場合、MG1はドロップされることができる。その結果、UEは、A期間の間にはデータの受信または送信を実行しなくてもよいが、B期間の間にはデータの受信または送信を実行しなければならない。A期間はMG2のMGLである。期間Bは、MG1のMGLとMG2のMGLがオーバーラップされない期間である。
【0265】
優先順位が同じ場合、ギャップ共有規則が適用されることができる。ギャップシェアリングの場合、ネットワークは、構成された複数のMGのうちどのMGがUE側で使われるかを知ることができない。図16の(b)は、該当例示を示す。この場合、UEは、A期間の間にデータの受信または送信を実行することが要求されない。A期間は、MG1とMG2の全体MGLである。
【0266】
MGがオーバーラップされていて、各MGRPが同じであり、異なる優先順位が常数値に設定されていて、非活性化されない場合、優先順位が低いMGに対する測定機会がない。
【0267】
図17は、異なる優先順位のMGがオーバーラップされた場合の測定を示す。
【0268】
図17の(a)は、この例示を示す。優先順位は、MG1の場合「1」、MG2の場合「2」で構成されたと仮定することができる。この場合、MG1で予想される測定がない。これは問題がある。これを解決するために、MG2は、MG1より高い優先順位及び低い優先順位のパターンで構成されることができる。
【0269】
図17の(b)におけるMG2の優先順位は「2」と「0」で構成されることができる。この場合、UEは、MG1とMG2を全て使用して測定できる。
【0270】
図17の(c)と図17の(d)は、MGRPが異なる場合を示す。
【0271】
図17の(c)における優先順位が、MG1は「1」、MG2は「2」に設定されたと仮定することができる。この場合、オーバーラップされた期間の間にMG1では測定値を期待することができない。しかし、オーバーラップしない期間の間にはMG1で測定を期待することができるため、問題にならない。
【0272】
二つのMGがオーバーラップされた場合、一つのMGでのみ測定する時、MGに対する優先順位は定義されることができる。
【0273】
二つのMGの各優先順位が同じ場合、ギャップ共有が使われることができる。
【0274】
オーバーラップされる全ての期間の間にオーバーラップされるMGを除外しないように優先順位が設定されることができる。
【0275】
1)方法1
【0276】
複数のMGで、レガシーMGに基づいて新しく承認されたMGの優先順位は、レガシーMGの優先順位より大きい値と小さい値の組み合わせに設定できる。NWとUEは、実際適用された優先順位に対する時間情報を共有することができる。この場合、多数のMGが部分的にオーバーラップされた場合、実際使われるMGのMGL外部に位置した下位MGの残りのMGLでデータスケジューリングが可能である(図16の(a))。図16の(a)におけるNWとUEは、Bの期間の間にデータ受信または送信を実行することができる。
【0277】
2)方法2
【0278】
複数のMGで、MGの優先順位を固定値でない一時的に可変的な値に設定する方法が提案されることができる。この時、ギャップ共有ファクタを考慮して実際使用しようとするMGのギャップ共有ファクタが実際オーバーラップされる部分に反映されることができるように優先順位を決定することが提案されることができる。例えば、ギャップ共有ファクタに使われる値は「0、25、50、75、100」である。例えば、ギャップ共有ファクタが「25」である場合、該当MGの25%がオーバーラップされる部分に使われるという意味である。「100」である場合は100%使用、「0」である場合は0%使用で他のMGが100%使われることを意味することができる。MG別に優先順位パターンを設定する方法も例示として提示されることができる。実際適用された優先順位に対する時間情報をNWとUEが共有する方式が提案されることができる。この場合、複数のMGが部分的にオーバーラップされた場合、実際使われるMGのMGL外部に位置した下位MGの残りのMGLでデータスケジューリングが可能である(図16の(a))。
【0279】
オーバーラップされたMGの場合、MG間の優先順位が異なると、UEは、優先順位が高いMGのMGLでデータの受信/送信を実行することが要求されない。
【0280】
オーバーラップされたMGの場合、MG間の優先順位が異なると、UEは、優先順位が高いMGのMGL外でデータの受信/送信を実行することが要求されることができる。
【0281】
オーバーラップされたMGの場合、MG間の優先順位が同じであると、UEは、複数のMGの全体MGLでデータの受信/送信を実行することが要求されない。
【0282】
図18は、本明細書の開示によるUEの手順を示す。
【0283】
UEは、基地局から優先順位情報を受信することができる。
【0284】
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含むことができる。
【0285】
前記優先順位情報に基づいて、UEは、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行することができる。
【0286】
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされることができる。
【0287】
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有することができる。
【0288】
UEは、前記複数のMGのうち他のMGに対する測定をドロップ(drop)することができる。
【0289】
UEは、前記複数のMGのうち他のMGとオーバーラップされないスロットで送信のデータ受信を実行することができる。
【0290】
以下、本開示の一部実施例による無線システムで動作する装置に対して説明する。
【0291】
例えば、装置は、プロセッサ、送受信機、及びメモリを含むことができる。
【0292】
例えば、プロセッサは、メモリ及びプロセッサと作動可能に連結されるように構成されることができる。
【0293】
プロセッサが実行する動作は、基地局から優先順位情報を受信するステップ、前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップ(overlap)され、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する。
【0294】
以下、本開示の一部実施例によって無線通信システムでのプロセッサを説明する。
【0295】
前記プロセッサは、基地局から優先順位情報を受信するステップ、前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを実行し、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップ(overlap)され、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する。
【0296】
以下、本開示の一部実施例によって、無線通信システムで複数の命令語を格納した非一時的コンピュータで読み取り可能な媒体を説明する。
【0297】
本開示の一部実施例によると、本開示の技術的特徴は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェア、またはこの二つの組み合わせで直接実現されることができる。例えば、無線通信において、無線デバイスにより実行される方法は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの任意の組み合わせで実現されることができる。例えば、ソフトウェアは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、移動式ディスク、CD-ROMまたは任意の他の格納媒体に常駐できる。
【0298】
格納媒体の一部例は、プロセッサが格納媒体から情報を読み取ることができるようにプロセッサに結合されている。その代案として、格納媒体は、プロセッサに一体型である。プロセッサと格納媒体は、ASICに常駐できる。他の例として、プロセッサと格納媒体は、個別構成要素として常駐できる。
【0299】
コンピュータで読み取り可能な媒体は、類型及び非永久的コンピュータで読み取り可能な格納媒体を含むことができる。
【0300】
例えば、非永久的コンピュータで読み取り可能な媒体には、同期式動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、非揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的に消すことができるプログラミング可能な読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ格納媒体または命令またはデータ構造の格納に使用できるその他の媒体のようなランダムアクセスメモリ(RAM)が含まれることができる。また、非一時的コンピュータで読み取り可能な媒体は、前記したものの組み合わせを含むことができる。
【0301】
また、本明細書に説明された方法は、命令語またはデータ構造の形態でコードを伝達または通信し、コンピュータによりアクセス、読み取り及び/又は実行されることができるコンピュータで読み取り可能な通信媒体により少なくとも部分的に実現されることができる。
【0302】
本開示の一部実施例によると、非一時的コンピュータで読み取り可能な媒体は、複数の命令語を格納する。格納された複数の命令語は、UEのプロセッサにより実行されることができる。
【0303】
格納された複数の命令語によって端末により実行される動作は、基地局から優先順位情報を受信するステップ、前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含み、前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップを含み、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップ(overlap)され、前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する。
【0304】
本開示は、多様な有利な効果を有することができる。
【0305】
例えば、複数のMGがオーバーラップされた場合に、複数のMGの優先順位を設定し、UEは、複数のMGの中から一つを選択して測定を実行することができる。
【0306】
本明細書の具体的な一例を介して得ることができる効果は、以上で羅列された効果に制限されない。例えば、関連した技術分野の通常の知識を有する者(a person having ordinary skill in the related art)が本明細書から理解または誘導できる多様な技術的効果が存在できる。これによって、本明細書の具体的な効果は、本明細書に明示的に記載されたものに制限されずに、本明細書の技術的特徴から理解または誘導されることができる多様な効果を含むことができる。
【0307】
本明細書に記載された請求項は、多様な方式で組み合わせられることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で実現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で実現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で実現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で実現されることができる。他の実現は、請求範囲内にある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図6c
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17(a)】
図17(b)】
図17(c)】
図17(d)】
図18
【手続補正書】
【提出日】2023-11-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
UE(user equipment)が測定を実行する方法であって、
基地局から優先順位情報を受信するステップであって
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含む、ステップと
前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップと、を含み、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップ(overlap)され、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する、方法。
【請求項2】
前記複数のMGのうち他のMGに対する測定をドロップ(drop)するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のMGのうち一つのMGと前記複数のMGのうち他のMGオーバーラップされないスロットでデータの送信又は受信を実行するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
無線システムで動作する装置であって、
送受信機と、
前記送受信機と動作可能に(operably)連結可能なプロセッサとを含み、
前記プロセッサが実行する動作は、
基地局から優先順位情報を受信するステップであって
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含む、ステップと
前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップと、を含み、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされ、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する、装置。
【請求項5】
前記プロセッサが実行する動作は、前記複数のMGのうち他のMGに対する測定をドロップ(drop)するステップをさらに含む、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記プロセッサが実行する動作は、前記複数のMGのうち他のMGとオーバーラップされないスロットで送信のデータ受信を実行するステップをさらに含む、請求項4に記載の装置。
【請求項7】
命令語を格納する少なくとも一つのコンピュータで読み取り可能な媒体(CRM)であって、
少なくとも一つのプロセッサにより実行されることに基づいて、前記命令語が実行する動作は、
基地局から優先順位情報を受信するステップであって
前記優先順位情報は、複数のMG(Measurement Gap)の各々の優先順位を含む、ステップと
前記優先順位情報に基づいて、前記複数のMGのうち一つのMGを介して測定を実行するステップと、を含み、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGと時間領域でオーバーラップされ、
前記複数のMGのうち一つのMGは、前記複数のMGのうち他のMGより高い優先順位を有する、少なくとも一つのコンピュータで読み取り可能な媒体。
【国際調査報告】