(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-28
(54)【発明の名称】ブロックチェーンを介したプルーフオブビューのためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20240521BHJP
G06Q 20/40 20120101ALI20240521BHJP
【FI】
G06Q30/0241 394
G06Q20/40
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572174
(86)(22)【出願日】2022-05-13
(85)【翻訳文提出日】2023-12-15
(86)【国際出願番号】 IB2022054503
(87)【国際公開番号】W WO2022248965
(87)【国際公開日】2022-12-01
(32)【優先日】2021-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521487292
【氏名又は名称】ハイン,ロバート ジェームス マーク
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ハイン,ロバート ジェームス マーク
【テーマコード(参考)】
5L020
5L030
【Fターム(参考)】
5L020AA72
5L030BB08
(57)【要約】
プルーフオブビュー検証システムが開示される。このプルーフオブビュー検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む非代替性トークンスマートコントラクトモジュールと、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールと、プロセッサと、検証者ネットワークとを有する。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ及び検証者ネットワークは、非代替性トークンのデータを非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送し、非代替性トークンのデータに基づいてイベントメタデータを生成し、イベントメタデータをプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、検証者ネットワークを用いてイベントハッシュを生成し、イベントハッシュを検証者ネットワークからプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送するように構成されている。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プルーフオブビュー検証システムであって、
不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む、非代替性トークンスマートコントラクトモジュールと、
不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールと、
プロセッサと、
検証者ネットワークと、
を含み、
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ及び前記検証者ネットワークは、
非代替性トークンのデータを前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送し、前記非代替性トークンの前記データに基づいてイベントメタデータを生成し、
前記イベントメタデータを前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、
前記検証者ネットワークを使用してイベントハッシュを生成し、前記イベントハッシュを前記検証者ネットワークから前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送する、
ように構成されており、
前記イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、前記ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含む、
前記プルーフオブビュー検証システム。
【請求項2】
セキュアデータストレージをさらに含む、請求項1に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項3】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ、前記検証者ネットワーク及び前記セキュアデータストレージが、前記イベントメタデータ及び前記イベントハッシュを前記セキュアデータストレージに転送し、前記イベントメタデータ及び前記イベントハッシュを前記セキュアデータストレージに格納するように構成されている、請求項2に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項4】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ、前記検証者ネットワーク及び前記セキュアデータストレージが、前記セキュアデータストレージに格納された前記イベントハッシュを使用してメタデータを取得するように構成されている、請求項3に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項5】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ、前記検証者ネットワーク及び前記セキュアデータストレージが、前記セキュアデータストレージに格納された前記イベントハッシュにストレージ識別データを割り当てるように構成されている、請求項2に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項6】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ及び前記検証者ネットワークが、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール及び前記検証者ネットワークを使用して、提案されたイベントメタデータを前記イベントメタデータと比較することによって、前記提案されたイベントメタデータを検証するように構成されている、請求項1に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項7】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ及び前記検証者ネットワークが、前記提案されたイベントメタデータを前記イベントメタデータと比較することに基づいて検証結果データをユーザに転送するように構成されている、請求項6に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項8】
前記提案されたイベントメタデータが、前記非代替性トークンの所有権のデータである、請求項6に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項9】
前記非代替性トークンの前記データが、前記イベントハッシュとして前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに記録される非代替性トークン作成データである、請求項1に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項10】
前記非代替性トークンの前記データが、前記イベントハッシュとして前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに記録される前記非代替性トークンの前記メタデータに対する変更のデータである、請求項1に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項11】
前記非代替性トークンの前記データが、前記イベントハッシュとして前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに記録される前記非代替性トークンの販売または破壊のデータである、請求項1に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項12】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ及び前記検証者ネットワークが、前記非代替性トークンをプルーフオブビュー対応非代替性トークンに変換するように構成されている、請求項1に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項13】
方法であって、
不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む、非代替性トークンスマートコントラクトモジュールを提供することと、
不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールを提供することと、
検証者ネットワークを提供することと、
非代替性トークンのデータを前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送し、前記非代替性トークンの前記データに基づいてイベントメタデータを生成することと、
前記イベントメタデータを前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送することと、
前記検証者ネットワークを使用してイベントハッシュを生成し、前記イベントハッシュを前記検証者ネットワークから前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送することと、
を含み、
前記イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、前記ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含む、
前記方法。
【請求項14】
前記イベントメタデータ及び前記イベントハッシュをセキュアデータストレージに転送することと、
前記イベントメタデータ及び前記イベントハッシュを前記セキュアデータストレージに格納することと、
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記セキュアデータストレージに格納された前記イベントハッシュを使用してメタデータを取得することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記セキュアデータストレージに格納された前記イベントハッシュにストレージ識別データを割り当てることをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール及び前記検証者ネットワークを使用して、提案されたイベントメタデータを前記イベントメタデータと比較することによって、前記提案されたイベントメタデータを検証することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記提案されたイベントメタデータを前記イベントメタデータとの比較することに基づいて、検証結果データをユーザに転送することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
プルーフオブビュー検証システムであって、
不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む、非代替性トークンスマートコントラクトモジュールと、
不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールと、
プロセッサと、
検証者ネットワークと、
セキュアデータストレージと、
を含み、
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ、前記検証者ネットワーク及び前記セキュアデータストレージは、
非代替性トークンのデータを前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送し、前記非代替性トークンの前記データに基づいてイベントメタデータを生成し、
前記イベントメタデータを前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、
前記検証者ネットワークを使用してイベントハッシュを生成し、前記イベントハッシュを前記検証者ネットワークから前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、
前記イベントメタデータ及び前記イベントハッシュを前記セキュアデータストレージに転送し、前記イベントメタデータ及び前記イベントハッシュを前記セキュアデータストレージに格納し、
前記セキュアデータストレージに格納された前記イベントハッシュにストレージ識別データを割り当てる、
ように構成されており、
前記イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、前記ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含む、
前記プルーフオブビュー検証システム。
【請求項20】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ、前記検証者ネットワーク及び前記セキュアデータストレージが、前記セキュアデータストレージに格納された前記イベントハッシュを使用してメタデータを取得するように構成されている、請求項19に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【請求項21】
前記非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、前記プロセッサ、前記検証者ネットワーク及び前記セキュアデータストレージが、前記プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール及び前記検証者ネットワークを使用して、提案されたイベントメタデータを前記イベントメタデータと比較することによって、前記提案されたイベントメタデータを検証するように構成されている、請求項19に記載のプルーフオブビュー検証システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、オンラインコンテンツの閲覧数の完全性を提供(例えば保証)するための自動化されたシステム及び方法に関する。本発明の実施形態は、ブロックチェーンを活用してコンテンツビューの正確性を検証することにより、コンテンツのプルーフオブビュー(PoV:閲覧証明)を生成及び保証する。コンテンツのプルーフオブビューの作成は、コンテンツプロバイダのチャネル価値の完全性、ひいてはコンテンツ市場取引またはチャネルステークマーケットプレイス(CSM)の完全性を判定するために利用することができる。
【背景技術】
【0002】
現在、大規模なプラットフォーム上の閲覧数は疑わしく、偽造であることも多い。閲覧数は主にコンテンツプロバイダサイトのトラフィックの評価及び測定に利用され、その後、そのスポンサー及び広告収益がビューの数から導き出される。これらの閲覧数が偽造されたり、改ざんされたり、操作されたりすると、コンテンツプロバイダの経済面が歪んでしまう。特に、Google及びFacebookのモデルはビューカウントに依存しており、コンテンツプロバイダは、カウントされたビューの大部分が存在していない可能性があるにもかかわらず、ビューの数で完全に補償される。
【0003】
現在、透明性を持ってビューを検証するための効果的な技術はない。ビューの完全性及び透明度は、コンテンツプロバイダのチャネルの価値を判定する。ビューの完全性を検証するシステムがなければ、広告主及びコンテンツプロバイダには、チャネルの実際の価値を判定するという困難なタスクがある。したがって、当技術分野においては、コンテンツプロバイダチャネル価値の完全性、したがって、コンテンツ市場取引の完全性を判定するためのシステム及び方法が必要とされている。
【0004】
さらに、従来のシステムには、非代替性トークン(non-fungible token、NFT)の帰属、コンテンツ及び閲覧に関する多くの欠点が存在する。例えば、NFTコンテンツに対する著作者権利の検証可能性及び明確な帰属に関しては、既存の従来のシステムには問題がある。また、詐欺は、多くの場合、NFTの真正性を確認できないことに起因する。さらに従来のシステムは、NFTコンテンツを、その所有者以外のあらゆる当事者によってビュー及び/またはコピーされることを適切に防止または保護できない場合が多い。さらに、従来のシステムは典型的には、イベント、アクション、及びその他の非物質及び/または非デジタル主題に対する明確な帰属を提供することができない。また、従来のシステムでは、実際のコンテンツの利用可能性を提供できない場合が多い。例えば、従来のシステムを使用するNFTに含まれる画像リンクは、時間の経過と共に無効になる場合が多い。
【0005】
本開示の例示的な開示されたシステム及び方法は、上述の欠点及び/または既存の技術における他の欠陥のうちの1つ以上を克服することに関する。
【発明の概要】
【0006】
1つの例示的な態様では、本開示は、プルーフオブビュー検証システムに関する。このプルーフオブビュー検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む非代替性トークンスマートコントラクトモジュールと、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールと、プロセッサと、検証者ネットワークとを含む。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ及び検証者ネットワークは、非代替性トークンのデータを非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送し、非代替性トークンのデータに基づいてイベントメタデータを生成し、イベントメタデータをプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、検証者ネットワークを用いてイベントハッシュを生成し、イベントハッシュを検証者ネットワークからプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送するように構成されている。イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含む。
【0007】
別の例示的な態様では、本開示は、方法に関する。この方法は、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む非代替性トークンスマートコントラクトモジュールを提供すること、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールを提供すること、検証者ネットワークを提供すること、非代替性トークンのデータを非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送して非代替性トークンのデータに基づくイベントメタデータを生成すること、イベントメタデータをプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送すること、及び、検証者ネットワークを使用してイベントハッシュを生成してイベントハッシュを検証者ネットワークからプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送することを含む。イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含む。
【0008】
別の例示的な態様では、本開示は、プルーフオブビュー検証システムに関する。プルーフオブビュー検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュー検証モジュール及びプロセッサを含む。プルーフオブビュー検証モジュール及びプロセッサは、コンテンツの一部を閲覧するためのコンテンツビューに対する要求を受信し、コンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録し、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化し、ハッシュ化されたデータベースチャンクをプルーフオブビュー検証システムのブロックチェーン上のブロックに追加し、コンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較するように構成されている。ブロックチェーンは公的に利用可能である。
【0009】
別の例示的な態様では、本開示は、方法に関する。この方法は、チャネルステークマーケットプレイスのチャネルのステークを売却するための要求を受信することと、チャネルの価値を判定することと、チャネルの価値に基づいてステークオファーを生成することと、チャネルの価値を更新することとを含む。チャネルの価値を判定することは、チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することを含む。チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することは、コンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録することと、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することと、コンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較することとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この明細書に付随して、本開示の例示的な実施形態の図面が収集されている。当業者は、これらが単なる例示的な実施形態であり、付加的かつ代替的な実施形態が存在してもよく、依然として本明細書に記載の本開示の趣旨の範囲内であるということを理解するであろう。
【0011】
【
図1】本発明の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、例示的なコンピューティングデバイスの概略図である。
【
図2】本発明の少なくともいくつかの例示的な実施形態による、例示的なネットワークの概略図である。
【
図3】本発明の実施形態による、PoVブロックチェーンに関連して利用されるチャンクデータベースの例示的なハッシュ化を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態による、ブロックチェーンを介してプルーフオブビューを提供するための例示的な方法の図である。
【
図5】本発明の実施形態による、ブロックチェーンを介したプルーフオブビューを活用して、チャネルステークマーケットプレイスを提供するための例示的な方法の図である。
【
図6】本発明の少なくともいくつかの例示的な実施形態の例示的な動作の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の一実施形態によれば、本明細書に記載された例示的なシステム及び方法は、コンテンツプロバイダのチャネルの価値を判定する目的で、オンラインコンテンツのビューの完全性及び透明性を保証するように機能する。プルーフオブビュー(PoV)方法論は、そのようなビューの完全性を判定するための透明性のあるシステムを提供するために使用される。
【0013】
本発明の一実施形態によれば、プルーフオブビューがシステム内で使用され、これによってコンテンツプロバイダのチャネル価値の完全性が判定され、したがって、オファーされたコンテンツ市場取引の完全性が判定される。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、正確かつ透明性のあるプルーフオブビューを保証するために、システムは公的に監査可能なログを実装する。これらのログは、例えば、コンテンツのビューに関連するデータ、コンテンツの推奨、コンテンツを閲覧したユーザの匿名化情報、他の関連データポイント、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。当業者は、本発明の実施形態と共に使用できる多数のデータポイントがあり、本発明の実施形態は、任意の適切なデータポイントと共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0014】
本発明の一実施形態では、データベースが決して変更されなかったことを保証しながら、格納されるデータの量を最小限に抑えるために、Merkleハッシュ木が使用される。ハッシュ木では、各ビューは、最終的なトップハッシュに達するまで他のハッシュと組み合わせる前にハッシュ化される。各トップハッシュは、データの特定のログに格納されたすべてのデータを表すことができる。当業者は、データのチャンクをハッシュ化するための多数の方法があり、本発明の実施形態は、データのチャンクをハッシュ及び格納するための任意の適切な方法と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0015】
当業者は、本発明の実施形態と共に使用できるタスのハッシュアルゴリズムがあり、本発明の実施形態は、任意の適切なハッシュアルゴリズムと共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0016】
本発明の1つの例示的な実施形態では、システムは、チャンクに分割されているデータベースを利用する。この例示的な実施形態では、PoVブロックチェーンに新しいブロックが作成されるたびに、新しいチャンクを作成することができる。現在のチャンクのトップハッシュが、PoVブロックチェーン内の各新しいブロックに追加される。例示的な実施形態は、例えば
図3に示されている。代替的な実施形態では、データベース全体が単一のファイルであってもよく、またはデータベース全体がブロックチェーンに格納されていてもよい。さらに別の実施形態では、データベースは、ブロックが作成されるたびよりも少ない頻度でPoVブロックチェーンに公開され得る。当業者は、データベースをブロックチェーン上にフォーマット及び記録する多数の方法があり、本発明の実施形態は、任意の適切なフォーマット及び記録方法と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0017】
本発明の少なくともいくつかの例示的な実施形態では、データベース全体がブロックチェーンに格納され得る。それぞれのビューログエントリは、別個のトランザクションまたはデータエントリとしてブロックチェーン内に格納され得る。ビューログエントリトランザクションは、ビュー報酬転送トランザクションの表示としても機能し得る。ビューログエントリは、ビューア及び/またはシステムによってブロックチェーンに公開されてもよく、これにより、例えば、いずれの当事者もログエントリをスキャンすることはできない。また、例えば、PoVチャンク全体が、単一のトランザクションまたはデータエントリとしてブロックチェーンに格納されてもよい。さらに別の実施形態では、データベースは、ブロックが作成されるたびよりも少ない頻度でPoVブロックチェーンに公開され得る。任意の適切な技術を使用して、ブロックチェーン上のデータベースをフォーマット化及び記録することができる。本明細書に開示された例示的な実施形態は、任意の適切なフォーマット及び/または記録方法で使用され得る。
【0018】
本発明の少なくともいくつかの例示的な実施形態では、システムは、PoV方法論によって検証されたビューのみが確実にカウントされるように高度な方法を使用するように構成されてもよい。これらの実施形態によれば、検証されるべきとみなされるビューは、ビューに関する匿名化データを含む公的にアクセス可能なデータベースに追加されることになる。代替的な実施形態では、システムは、システムの透明性及び説明責任を保証するためにオープンソースツールを用いて構成されてもよい。これらのツールを使用することで、ユーザ及びサードパーティは、データをレビューして、その正確性及び信頼性を保証することができる。ビューデータは匿名であってよいが、個々のユーザは、自身の固有のIDを生成して、自身のIDのために記録されたビューが正確であり、操作されていないことを検証することができる。これらの実施形態によれば、公的にアクセス可能なPoVデータベース内に格納されたデータが真の実際のデータを反映していることを保証するために、一部または実質的にすべてのビューデータが、検証システムと、コンテンツをホストするサーバとの両方に送信されてよい。これにより、システムは、サーバのビューデータベース上のデータが正確であり、変更されていないことを自動的にチェックすることができる。本発明のいくつかの実施形態では、システムは、ブロックチェーン上のビューが検証され、公的なデータベース上のビューと一致することを自動的にチェックするアプリケーションをさらに含む。検出されたデータに対する何らかの破損または変化が存在する場合、システムによって自動的に警告通知を提供することができる。このようにして、システムは、ユーザがビューカウント及び視聴者のメトリクスを操作しようと試みる可能性のある複数の方法、例えば、(i)ビデオの自動繰り返し閲覧(ビューのループ化)、(ii)複数のビデオの並行したロードの試み、(iii)隠れウィンドウ/タブでのビデオのロード、及び(iv)ビデオを実際に視聴することなく分析を操作する試みを防止する。代替的に、少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例示的な開示されたPoVデータベースは、例えば
図1及び
図2に関して本明細書に記載されるようなコンピューティングデバイスを使用して格納可能である。例えば、
図1及び
図2に関して本明細書で説明しているコンピューティングデバイスは、例示的な開示されたPoVデータベース及びプルーフオブビューデータへの自由なアクセスを許可または遮断する(例えば、許可しない)ことができる。
【0019】
本発明の少なくともいくつかの例示的な実施形態では、システムは、コンテンツチャネルのステークのための内部市場取引を提供する。これによりこのシステムは、コンテンツ制作者/発行者が、自身のチャネル及び将来のコンテンツオファーにステークをオファーすることによって、自身のコンテンツの追加的な成長及び発展に対して資金を提供できるようにする。本発明の一実施形態によれば、制作者/発行者は、自身のチャネルにおけるパートをステークホルダーに制作者/発行者によって設定された価格で売却することができる。販売は、暗号通貨、小口所有権のオファー、または他の通貨もしくは同様のオファーで行うことができる。少なくともいくつかの実施形態では、チャネルへの参加により、当該チャネルの所有権に基づいて、当該チャネルにおけるステークホルダーに対して同じ%の将来の収益のシェアを与えることができる。特定の場合では、チャネルのステークホルダーは、ステークの現在の市場価値に基づいて、コンテンツ市場取引を通じて自身のステークを再売却することができる。他の市場(例えば、証券市場)と同様に、1つ以上の事前設定された規則に基づいて、転送に制限または制約を設けることができる。当業者は、利用され得る多数のルール及び制限があり、本発明の実施形態は、任意の適切なルールまたは制限と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0020】
本発明の一実施形態によれば、システムによって、チャネルにおけるステークの現在の市場価値が算出される。本発明の少なくともいくつかの例示的な実施形態では、システムは、コンテンツの検証されたビュー(PoV)、チャネルの収益ストリーム、推奨エンジン、及び他のキーパラメータを含むがこれらに限定されないグループから選択された1つ以上のデータポイントを考慮することにより、チャネルにおけるステークの価値を計算する。当業者は、チャネルにおけるステークの価値及びチャネル全体の価値の計算に利用することができる多数のキーパラメータ及び他のデータポイントが存在し、本発明の実施形態は、そのようなあらゆるデータポイント及びキーパラメータと共に使用されることが企図されている、ということを理解するであろう。事実上、システムによって提供される取引は、オンラインのスポット取引と同様に機能し、そこでは買い手は、取引インデックス上で利用可能なステークの購入または売却についての限度を入札/オファーし、設定することができる。
【0021】
図1を参照すると、本開示のシステムの実施形態と共に使用するのに適したコンピューティングデバイスの例示的な表現が示されている。コンピューティングデバイス100は、一般的に、中央処理装置(CPU,101)、グラフィックス処理装置(GPU)を含む任意選択のさらなる処理装置、ランダムアクセスメモリ(RAM,102)、マザーボード103、または代替的/付加的に記憶媒体(例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ、クラウドストレージ)、オペレーティングシステム(OS,104)、1つ以上のアプリケーションソフトウェア105、ディスプレイ要素(例えばモニタ、容量性タッチスクリーン)106、及び1つ以上の通信インタフェース(例えばRS232、イーサネット、Wifi、Bluetooth、USB)を含む1つ以上の入出力装置/手段107を含むことができる。有用な例には、パーソナルコンピュータ、サーバ、タブレットPC、スマートフォン、または他のコンピューティングデバイスが含まれるが、これらに限定されない。本発明の好ましい実施形態では、クラスタ化されたコンピューティングデバイス及びサーババンク/ファームなどの1つ以上のリソースを分散及び共有する方法で、複数のコンピューティングデバイスが動作可能にリンクされて、コンピュータネットワークを形成することができる。
【0022】
本開示の実施形態に適したそのような汎用のマルチユニットコンピュータネットワークの様々な例、その典型的な構成及び多くの標準化された通信リンクは、本明細書で以下に説明する
図2によってより詳細に説明及び図示されるように、当業者によく知られている。
【0023】
本開示の1つの例示的な実施形態によれば、データは、システムに転送され、システムによって格納され、かつ/またはシステムによってローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を介してシステムのユーザに転送され得る。上記の実施形態によれば、システムは、1つ以上のLAN及び/またはWANを介して通信可能に接続された多数のサーバ、マイニングハードウェア、コンピューティングデバイス、またはそれらの任意の組み合わせから構成され得る。当業者は、システムを構成することができる多数の方法があり、本開示の実施形態は、任意の構成と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0024】
図2を参照すると、本開示の実施形態によるシステムの概略図が示されている。システムは、システムによって使用される情報を電子的に記憶する1つ以上のアプリケーションサーバ203から構成される。サーバ203内のアプリケーションは、ストレージデバイス内の情報を検索及び操作し、WAN201(例えばインターネット)を介して情報を交換することができる。サーバ203内のアプリケーションは、リモートで格納された情報を操作し、WAN201(例えばインターネット)を介してリモートで格納されているデータを処理及び分析するためにも使用可能である。
【0025】
図2に示したような例示的な実施形態によれば、WAN201または他のネットワークを介した情報交換を、1つ以上の高速接続を介して行うことができる。高速接続を、場合によっては、無線(over-the-air)(OTA)とすることができ、ネットワーク化されたシステムを通過させ、1つ以上のWAN201に直接接続するか、または1つ以上のルータ202を介して経路指定することができる。ルータ(複数可)202は完全にオプションであり、本開示による他の実施形態は1つ以上のルータ202を利用しても、利用しなくてもよい。当業者は、サーバ203が情報交換のためにWAN201に接続できる多数の方法があり、本開示の実施形態は、情報交換を目的とするネットワークへの接続を行う任意の方法と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。さらに、本願は高速接続に関するが、本開示の実施形態は、任意の速度の接続に利用することができる。
【0026】
システムのコンポーネントまたはモジュールは、WAN201またはその他のネットワークを介して種々のやり方でサーバ203に接続可能である。例えば、コンポーネントまたはモジュールは、i)WAN201に直接接続されたコンピューティングデバイス212を介して、ii)ルーティングデバイス204を介してWAN201に接続されたコンピューティングデバイス205,206を介して、または、iii)無線アクセスポイント207に接続されたコンピューティングデバイス208,210を介して、システムに接続することができる。当業者は、コンポーネントまたはモジュールがWAN201または他のネットワークを介してサーバ203に接続することができる多数の方法があり、本開示の実施形態は、WAN201または他のネットワークを介してサーバ203に接続するための任意の方法と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。さらにサーバ203を、他のコンピューティングデバイスが接続するホストとして機能するスマートフォンなどのパーソナルコンピューティングデバイスから構成することもできる。
【0027】
システムの通信手段は、1つ以上のネットワークを介して、またはシステムに取り付けられた1つ以上の周辺デバイスに、またはシステムモジュールもしくはコンポーネントにデータを通信するための任意の回路または他の手段であり得る。適切な通信手段としては、無線接続、有線接続、セルラー接続、データポート接続、Bluetooth(登録商標)接続、近距離無線通信(NFC)接続、またはそれらの任意の組み合わせが挙げられ得るが、これらに限定されない。当業者は、本開示の実施形態と共に利用できる多数の通信手段があり、本開示の実施形態は、任意の通信手段と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0028】
例示的な開示されたシステム及び方法は、オンラインコンテンツのプルーフオブビュー(PoV)を提供する任意の適切なアプリケーションに使用することができる。例えば、例示的な開示されたシステム及び方法は、インターネット上で利用可能なインターネットコンテンツなどのコンテンツが消費者などのユーザによって実際に閲覧されたことを保証するための任意の適切なアプリケーションにおいて使用され得る。例示的な開示されたシステム及び方法は、例えば、PoVを提供する(例えば、ユーザが実際にコンテンツを閲覧したことを検証する)ことが、所与のウェブサイトまたはプラットフォームに対する評価または報酬に(例えば、コンテンツを閲覧するユーザの数に結び付けられた広告収益に基づいて)影響を与えるあらゆるアプリケーションで使用され得る。
【0029】
ここで
図4を参照すると、本発明の実施形態による、ブロックチェーンを介してプルーフオブビューを提供するための例示的な方法が示されている。プロセスは、システムが1つ以上のオンラインコンテンツのためのPoVを提供するように動作するステップ400から開始する。ステップ402において、システムは、コンテンツビューイベントを、一般に、コンテンツの一部の閲覧を要求するユーザを介して受信する。コンテンツは、テキスト、グラフィック、マルチメディア、または他のオーディオ/ビジュアルまたは他のデジタル作品もしくはアナログ作品の任意の形態であってよい。当業者は、本発明の実施形態と共に使用できる多数のタイプのコンテンツがあり、本発明の実施形態は、任意の適切なタイプのコンテンツと共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。例示的な開示されたコンテンツビューは、任意の所望のウェブブラウザ(例えばGoogle Chrome、Apple Safari、Microsoft Internet Explorer、Mozilla、Firefox、Opera、または任意の他の適切なウェブブラウザ)を用いて閲覧されたコンテンツを含み得る。例示的な開示されたコンテンツビューは、任意の適切なアプリケーションプログラミングインタフェース(API)またはアプリ、例えばモバイルデバイスアプリ、ウェブアプリ、ハイブリッドアプリ、または任意の他の適切なタイプのアプリを用いて閲覧されたコンテンツを含むこともできる。例示的に開示されるコンテンツビューは、例えば、スマートテレビまたは任意の他の適切なタイプのストリーミングデバイスなどの、任意の適切なデバイスで閲覧されたコンテンツをさらに含み得る。
【0030】
ステップ404では、コンテンツビューがシステムによって記録され、システムは、システムに関連付けられたブロックチェーン上のそれらのマイニングトランザクション及び記録トランザクション(例えば、ビュー)を含むという点で、システムに関連付けられている。ビューレコードは、ビューア及び/またはシステムによってデジタル署名されてもよい。本発明の例示的な実施形態では、次いで、ビューが記録され得るデータベースのチャンクがハッシュ化される(ステップ406)。任意の適切なデジタル署名スキームは、本発明の例示的な実施形態と共に使用することができ、本発明の例示的な実施形態は、任意の適切なタイプのデジタル署名と共に使用することができる。
【0031】
ステップ408では、ブロックチェーン上のブロックの次の入口で、ハッシュ化されたデータベースチャンクの各々が、ブロックチェーン台帳上のブロックに追加される。ここで、記録された各ビューを、PoVブロックチェーンがレビューに利用可能であるので、いつでも検証することができる。データは分散化されて格納されるため、任意のサードパーティは、PoVブロックチェーンに追加された各トップハッシュが正確であり、変更されていないことを証明することができる。これにより、任意のサードパーティが、ブロックチェーン上の各新しいブロックに追加されたログが、改ざんされていない、変更されていない、分岐されていない、またはフォークされていないことを検証することができる。この時点で、プロセスはステップ410において終了する。
【0032】
ここで
図5を参照すると、本発明の実施形態による、ブロックチェーンを介したプルーフオブビューを活用して、チャネルステークマーケットプレイスを提供するための例示的な方法の図が示されている。プロセスはステップ500において開始し、ここでユーザは、チャネルにおいてステークを売却する要求を実行する。システムは、ステップ502で、ステークを売却する要求を受信し、ステークオファーの生成に使用するために、要求における情報を構文解析する。要求に関連付けられた情報は、オファーされたステークのサイズ(例えば、通貨、暗号通貨、もしくは販売から望まれる他の補償の総ドル、またはオファーするチャネルの最大%)を含み得るが、これらに限定されない。
【0033】
ステップ504では、システムは、ステークオファーに関与しているチャネルの価値を生成する。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、チャネルの価値は、システムまたはチャネルに関連付けられたPoVブロックチェーンから取り出された検証されたコンテンツビューの数に基づき得る。他のデータポイントも、この価値を生成するために使用することができ、これには、チャネルの成長率、チャネルへの加入者の数、チャネル及びステークオファーの履歴、またはそれらの任意の組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。当業者は、チャネルの価値を判定するための本発明の実施形態と共に利用できる多数のデータポイントがあり、本発明の実施形態は、任意の適切なデータポイントと共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0034】
ステップ506では、システムは、チャネル価値及び/または要求に関連付けられた情報に少なくとも部分的に基づいて、ステークオファーを生成する。生成されると、システムは、生成されたステークオファーをユーザに販売するためにオファーする(ステップ508)。ステークオファーは、ステップ510において購入することができる。
【0035】
ステークが購入されない場合、システムは販売のためにステークを再オファーすることができる。特定の実施形態では、販売のためにステークを再オファーする前に、例えば、チャネル内の各占有率の販売価格を再計算することによって、またはチャネル価値を再評価することによって、ステークオファーを1つ以上のポイントで再計算することができる。
【0036】
ステークオファーが成功し、かつステーキングに加入している場合、システムは、チャネル内のステークに投資したか、そうでなければ購入した人に、関連ステークを発行する(ステップ512)。その後、権利及び収益を、ステークオファーにおいて規定されている購入ユーザに伝達することができる。
【0037】
ステップ514では、ステークが様々な購入者に発行されると、システムはチャネル価値を監視及び更新し続ける。ステークオファーの規則に基づいて許可される限り、ステークを購入したユーザは、自身のステークの一部を他のユーザに販売するためにオファーすることができる。一般的に、このオファーは、システムにより価格が付けられた現在の価値になる。しかしながら、他の実施形態では、システムは、より複雑な取引手段(例えば、オファー、オプション)を可能にし得る。この時点で、プロセスはステップ516において終了する。
【0038】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例示的なプルーフオブビュー検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュー検証モジュール及びプロセッサを含み得る。プルーフオブビュー検証モジュール及びプロセッサは、コンテンツの一部を閲覧するためのコンテンツビューに対する要求を受信し、コンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録し、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化し、ハッシュ化されたデータベースチャンクをプルーフオブビュー検証システムのブロックチェーン上のブロックに追加し、コンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較するように構成され得る。ブロックチェーンは公的に利用可能であり得る。ブロックチェーンは、任意のサードパーティによるレビューに利用可能であり得る。ブロックチェーンに追加された各トップハッシュは、任意のサードパーティによって監査可能であり得る。ブロックチェーンに追加された各新たなブロックは、任意のサードパーティによって監査可能であり得る。コンテンツの一部は、テキストデータ、グラフィックデータ、マルチメディアデータ、オーディオデータ、及び/またはビジュアルデータであってよい。コンテンツビューは、インターネットウェブページビューであり得る。プルーフオブビュー検証システムは、ブロックチェーン上でマイニング及び記録トランザクションに携わる複数の当事者を含み得る。プルーフオブビュー検証モジュール及びプロセッサは、ユーザに固有のIDを提供するように構成されてもよく、固有のIDは、そのユーザのコンテンツビューデータに対応するブロックチェーン上のデータに関連付けられている。ユーザは、固有のIDを使用して、そのユーザのコンテンツビューデータに対応するブロックチェーン上のデータが正確であることを保証する(例えば比較する)ことができる。プルーフオブビュー検証システムは、コンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと自動的に比較し得る。プルーフオブビュー検証システムは、コンテンツビューデータがブロックと一致しない場合、警告通知を自動的に提供することができる。プルーフオブビュー検証システムは、任意のエンティティまたは当事者から分離され(例えば実質的に完全に分離され)てもよい。例えば、プルーフオブビュー検証システムは、中央の金融エンティティなしに動作することのできる分散型金融システムであってもよい。プルーフオブビュー検証システムは、例えば本明細書に記載される例示的な開示されたブロックチェーンと同様に、ブロックチェーン上のスマートコントラクトを利用し得る。例えば、プルーフオブビュー検証システムは、本明細書に記載されるようなブロックチェーンを使用して金融機能を実行する分散型アプリケーションを利用することができる。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、プルーフオブビュー検証システムは、ブロックチェーン上のスマートコントラクトを利用して、複数の当事者間の合意された契約条件を捕捉、検証、及び検証(例えば、実施)することができる。これによって、プルーフオブビュー検証システムは、中央エンティティまたは外部の法執行機関の使用なしに、エンティティ(例えば匿名エンティティ)間で実施される合意及びトランザクションを提供することができる。例えば、プルーフオブビュー検証システムは、スマートコントラクトのデータが暗号化され、ブロックチェーン上に存在することを可能にし得る(例えば、ブロックチェーンに記録されたデータは、変更、喪失、または削除されなくてもよい)。
【0039】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例示的な方法は、チャネルステークマーケットプレイスのチャネルのステークを売却するための要求を受信することと、チャネルの価値を判定することと、チャネルの価値に基づいてステークオファーを生成することと、チャネルの価値を更新することとを含むことができる。チャネルの価値を判定することは、チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することを含むことができる。チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することは、コンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録することと、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することと、コンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較することとを含むことができる。チャネルの価値は、ブロックチェーンから取り出された検証されたコンテンツビューの数に基づき得る。この例示的な方法は、ステークオファーに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行することも含み得る。チャネルの価値は、例えば、チャネルの成長率、チャネルへの加入者の数、チャネルの履歴、及び/またはステークオファーの履歴などのデータポイントに基づくことができる。チャネルの価値を更新することは、チャネルの検証されたコンテンツビューの更新された量を判定することを含むことができる。
【0040】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、方法は、コンテンツの一部を閲覧するためのコンテンツビューに対する要求を受信することと、コンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録することと、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することと、コンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較することとを含むことができる。ブロックチェーンに追加された各新しいブロックは、任意のサードパーティによって監査可能であり得る。コンテンツビューは、インターネットウェブページビューであり得る。例示的な方法は、固有のIDをユーザに提供することをさらに含んでもよく、固有のIDは、そのユーザのコンテンツビューデータに対応するブロックチェーン上のデータに関連付けられている。ユーザは、固有のIDを使用して、そのユーザのコンテンツビューデータに対応するブロックチェーン上のデータが正確であることを保証する(例えば比較する)ことができる。
【0041】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例示的な開示されたプルーフオブビュー検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュー検証モジュール、プロセッサ及び複数のコンピューティングデバイスを含み得る。プルーフオブビュー検証モジュール、プロセッサ、及び複数のコンピューティングデバイスは、チャネルのステークを売却する要求を受信し、チャネルの価値を判定し、チャネルの価値に基づいてステークオファーを生成し、チャネルの価値を更新するように構成され得る。チャネルの価値を判定することは、チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することを含むことができる。検証されたコンテンツビューの量を判定することは、コンテンツの一部のデータを複数のコンピューティングデバイスの間で転送することを含むことができる。チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することは、ユーザに固有のIDデータを提供することと、コンテンツの一部の転送されたデータに対応するコンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録することと、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することと、固有のIDデータがコンテンツビューデータとブロックの両方に含まれるか否を判定することによってコンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較することとを含むことができる。ブロックチェーンは、公的に利用可能であり、サードパーティコンピューティングデバイスを介してアクセス可能であり得る。プルーフオブビュー検証モジュール、プロセッサ、及び複数のコンピューティングデバイスは、ステークオファーに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行し、ブロックチェーン上のスマートコントラクトを利用するように構成することもできる。ブロックチェーンは、任意のサードパーティによるレビューに利用可能であり得る。ブロックチェーンに追加された各トップハッシュは、任意のサードパーティによって監査可能であり得る。ブロックチェーンに追加された各新しいブロックは、任意のサードパーティによって監査可能であり得る。コンテンツの一部のデータは、テキストデータ、グラフィックデータ、マルチメディアデータ、オーディオデータ及びビジュアルデータからなるグループから選択することができる。検証されたコンテンツビューは、インターネットウェブページビュー、アプリビュー、スマートテレビビューを含むストリーミングデバイスビュー、及びそれらの組み合わせのグループから選択することができる。複数のコンピューティングデバイスの間でコンテンツの一部のデータを転送することは、ローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを介して複数のコンピューティングデバイスの間でビデオデータをストリーミングすることを含むことができる。プルーフオブビュー検証システムは、ブロックチェーン上でマイニング及び記録トランザクションに携わる複数の当事者を含み得る。プルーフオブビュー検証モジュール、プロセッサ及び複数のコンピューティングデバイスは、コンテンツビューデータを固有のIDデータと比較して、ユーザのコンテンツビューデータに対応するブロックチェーン上のデータが正確であることを保証するように構成され得る。プルーフオブビュー検証システムは、コンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと自動的に比較し得る。プルーフオブビュー検証システムは、コンテンツビューデータが固有のIDデータを含まない場合に警告通知を提供することができる。
【0042】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例示的な開示された方法は、チャネルのステークを売却するための要求を受信することと、チャネルの価値を判定することと、チャネルの価値に基づいてステークオファーを生成することと、チャネルの価値を更新することとを含むことができる。チャネルの価値を判定することは、チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することを含むことができる。検証されたコンテンツビューの量を判定することは、コンテンツの一部のデータを複数のコンピューティングデバイス間で転送することを含むことができる。チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することは、ユーザに固有のIDデータを提供することと、コンテンツの一部の転送されたデータに対応するコンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録することと、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することと、固有のIDデータがコンテンツビューデータとブロックの両方に含まれるか否を判定することによってコンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較することとを含むことができる。ブロックチェーンは、公的に利用可能であり、サードパーティコンピューティングデバイスを介してアクセス可能であり得る。例示的な開示された方法は、ステークオファーに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行すること、及びブロックチェーン上のスマートコントラクトを利用することも含み得る。チャネルの価値は、ブロックチェーンから取り出された検証されたコンテンツビューの数に基づき得る。チャネルの価値は、チャネルの成長率、チャネルへの加入者の数、チャネルの履歴、及びステークオファーの履歴からなるグループから選択されたデータポイントに基づくことができる。チャネルの価値を更新することは、チャネルの検証されたコンテンツビューの更新された量を判定することを含むことができる。
【0043】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例示的な開示された方法は、チャネルのステークを売却するための要求を受信することと、チャネルの価値を判定することと、チャネルの価値に基づいてステークオファーを生成することと、チャネルの価値を更新することとを含むことができる。チャネルの価値を判定することは、チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することを含むことができる。検証されたコンテンツビューの量を判定することは、コンテンツの一部のデータを複数のコンピューティングデバイス間で転送することを含むことができる。チャネルの検証されたコンテンツビューの量を判定することは、ユーザに固有のIDデータを提供することと、コンテンツの一部の転送されたデータに対応するコンテンツビューデータをデータベースチャンクに記録することと、データベースチャンクをハッシュ化されたデータベースチャンクにハッシュ化することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することと、固有のIDデータがコンテンツビューデータとブロックの両方に含まれるか否を判定することによってコンテンツビューデータをブロックチェーン上のブロックと比較することとを含むことができる。この例示的な開示された方法は、ステークオファーに基づいてチャネルのステークを購入したユーザにチャネルのステークを発行することも含み得る。ブロックチェーンは、公的に利用可能であり、サードパーティコンピューティングデバイスを介してアクセス可能であり得る。コンテンツビューデータは、コンテンツビューデータへの公的なアクセスをブロックするコンピューティングデバイスに格納され得る。チャネルの価値は、ブロックチェーンから取り出された検証されたコンテンツビューの数に基づき得る。チャネルの価値は、チャネルの成長率、チャネルへの加入者の数、チャネルの履歴、及びステークオファーの履歴からなるグループから選択されたデータポイントに基づくことができる。
【0044】
図6は、例示的な開示されたシステム及び方法の別の例示的な実施形態を示す。
図6は、非代替性トークン(NFT)のPoVを提供するための例示的なプロセスを示す。NFTは、トークン、レコード及び/または任意の他の適切なタイプのブロックチェーンアイテムによって表され得る。NFTは、スマートコントラクトモジュールを使用してブロックチェーンにおいて実行されるスマートコントラクトと組み合わせて動作することができる(例えば、これを介して操作することができる)。例えば本明細書に開示されているように、例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTスマートコントラクトモジュール及びPoVスマートコントラクトモジュールを含むことができる。NFTは、プロプライエタリブロックチェーンネットワークなどのブロックチェーンネットワークを介して実装されてもよい(例えば、NFTは、スマートコントラクトを含まないブロックチェーンネットワークの統合部分であってもよい)。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、NFTは、集中型ストレージのような非ブロックチェーンの使用ケースと組み合わせて使用され得る。例えば、集中型ストレージは、信頼される組織、または一部もしくは実質的にすべてのNFTコンテンツデータ(例えば、CDN、データベース、ファイルサーバ及び/またはデータを格納するための任意の他の適切な技術で格納可能である)の完全性及びアクセス性を担うことができる1つ以上のエンティティ(例えば、複数の当事者)によって運用され得る。
【0045】
例示的な開示されたNFTは、ブロックチェーンに記録され得る固有のトークンであり得、コンテンツ、著作者、所有権、及び/またはNFTの任意の他の適切なデータまたは詳細を記述するメタデータを含み得る。例えば、NFTは、(例えば、NFTのPoVに関連する目的に役立つ)専用のブロックチェーンに含まれ得る(例えば、中に存在し得る)。また、例えば、NFTは、スマートコントラクト(例えば、Ethereum)をサポートするための任意の適切なブロックチェーンまたはブロックチェーンと対話し得る任意の他の適切なタイプの実行可能ファイルに含まれ得る(例えば、中に存在し得る)。例えば、NFTプロキシスマートコントラクトは、Ethereumブロックチェーンに展開することができる。例えば、NFTプロキシスマートコントラクトは、ブロックチェーン上のNFTと対話(例えば、対処)するためのコアエントリポイントを表すことができる。NFTプロキシスマートコントラクトは、その従属スマートコントラクトに任意の適切な関数コールを渡すことができる(例えば、機能を提供するための実際のスクリプトを含む)。プロキシスマートコントラクトを有することにより、NFTロジックを表す基礎を成すスマートコントラクトを変更しながら、元のスマートコントラクトのアドレスを同じに維持しまたは保つことにより、(例えば、将来の)NFTの効率的な(例えば簡単な)セキュリティ及び機能のアップグレードが可能になり得る。
【0046】
また、例えば、DeFi NFTは、NFTプロキシスマートコントラクトに対して上記されたのと同様に動作することができるが、NFTを管理する集中型スマートコントラクト(例えば、NFTの一部またはすべてを)を含まないか、または関与させなくてもよい。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、分散型の短いライフサイクルのスマートコントラクトを使用してNFT動作を管理することができる。また、例えば少なくともいくつかの例示的な実施形態では、NFTは、NFTのコンテンツを保護し得る強力な暗号を使用して、ブロックチェーンの外部に含まれ得るか、または存在し得る。
【0047】
例示的な開示されたNFTは、任意の適切なメタデータを含み得る。例えば、例示的な開示されたNFTは、トークンタイプ及び/またはトークンバージョンのメタデータを含み得る。例示的な開示されたNFTは、例えば、著作者名、著作者住所、著作者連絡先情報、及び/または著作者署名のような著作者メタデータも含み得る。例示的な開示されたNFTは、ライセンス情報、現在の所有者メタデータ、コンテンツハッシュメタデータ及び/または拡張メタデータを含むメタデータを含み得る。
【0048】
例示的な開示されたNFTは、任意の適切なタイプのNFTコンテンツを含み得る。例えば、例示的な開示されたNFTは、画像データ、オーディオ記録データ、ビデオデータ、プログラムソースコード、実行可能スクリプト、コンパイルされたプログラム実行可能ファイル、デジタル項目、データセット、及び/または任意の他の適切なデータファイルを含む1つ以上のデータファイルを含み得る。例示的な開示されたNFTコンテンツは、1つ以上のイベント、イベントのチェーン、イベントの独立したセット、及び/または任意の他の適切なイベントを含み得る。例示的な開示されたNFTコンテンツは、ランクまたはタイトル情報、トロフィー情報、達成情報、ウェブページ情報、アドレスまたは他の識別子情報、商業秘密に関連する情報、ノウハウに関する情報、発明または研究情報、産業プロジェクト情報、研究情報、及び/または物理的実体に関する情報も含み得る。例示的な開示されたNFTコンテンツは、技術図面、チャート、プラン、プロセス及び/または方法に関する情報を含み得る。例示的な開示されたNFTコンテンツは、権利に関する情報、例えば所有権、著作権許諾、優先権、著作者権利、及び/または他の任意の適切な権利などをさらに含み得る。
【0049】
例示的な開示されたNFTは、任意の適切なタイプの帰属を含むことができる。NFTの帰属は、著作者及び/または制作者の帰属、例えばデジタル署名された、生体署名された、仮想的に署名された、署名されていない、かつ/または他の任意の適切な著作者及び/または制作者の帰属のタイプを含み得る。NFTの帰属は、所有者の帰属、例えば排他的な所有者、部分的な所有者、賃貸者、使用権者、及び/または他の適切な所有者の帰属のタイプを含み得る。NFT帰属は、ビューアまたはユーザ帰属タイプも含み得る。
【0050】
例示的な開示されたシステム及び方法は、例えば、NFTの作成、NFTの転送または売却(例えば、割り当て)、NFTの編集または修正、NFTの賃貸、NFTのリース、NFTの閲覧、隠れNFTコンテンツの表示、NFTのロック、及び/またはNFTの破壊または無効化など、任意の適切なタイプのNFTアクションを関与させるか含むことができる。
【0051】
例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTライフサイクルに関連する任意の適切な特徴、プロセス、及び/または特性を含み得る。例えば、例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTの作成に関連する任意の適切な特徴、プロセス及び/または特性を含み得る。著作者または委任された制作者は、任意の適切な技術を用いて、所望のコンテンツ(例えば、特定のコンテンツ)のNFTをミントすることができる。例えば、例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTをミントする目的のために専用になり得るオープンソースプログラムまたはアプリケーション(例えば、ミントアプリ)またはオンラインミントリソース(例えば、ミントウェブサイト)を使用することができる。また、例えば、NFTは、ブロックチェーン上のNFTスマートコントラクトとの直接的な対話(例えば、ユーザが直接的に対話する)に基づいてミントされてもよい。NFTを操作するためにブロックチェーン(例えば、専用ブロックチェーン)が使用される(使用ケースにおける)少なくともいくつかの例示的な実施形態では、ブロックチェーンとの直接対話に基づいて(例えば、ブロックチェーンと直接対話するユーザに基づいて)、及び/またはミントプログラムもしくはアプリケーション、例えば、ミントアプリもしくはミントウェブサイトを介して、ミントが提供され得る(例えば、保持され得る)。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、ミントを開始する前に、NFTの制作者は、NFTのメタデータ及び/またはコンテンツを提供し得る。次いで、NFTメタデータ及び/またはコンテンツは、プログラムまたはアプリケーション(例えば、ミントアプリ)、ミントウェブサイト、スマートコントラクト、及び/またはブロックチェーンなどの任意の適切な技術によって処理されてもよい。
【0052】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、NFT作成操作の結果、新しいトークンがブロックチェーンに記録され、作成プロセス中に提供された情報を含むメタデータが添付された所望の(例えば、特定の)ブロックチェーンアドレス(例えば、ウォレット)下に格納され得る。例えば、メタデータは、NFTコンテンツを識別するために使用され得る固有のNFTコンテンツハッシュを含んでいてもよい。また、例えば、NFTコンテンツは、(例えば、セキュアボールトの条件に従ってその存在を確認または保証するために)
図6に示すように、例えばデータストレージ(例えば、セキュアボールトなどのセキュアデータストレージ)に転送(例えば、データ送信)されてもよい。NFT作成(例えば成功したNFT作成)は、(例えば、例示的な開示されたNFTシステム及び方法を用いてNFTのPoVシステムとして動作し得る、本明細書に記載される例示的な開示されたPoVシステムと同様に)PoVネットワークに記録することができ、将来の参照及び検証のために使用することができる。
【0053】
例示的な開示されたNFTは、不変であり得る(例えば設計上不変である)。例えば、NFTのメタデータに対してなされた変更(例えばあらゆる変更)によって、変更されたメタデータを用いたNFTのコピーの発行及び/またはオリジナルのNFTのバーンをトリガすることができる。これらの変化を、PoVを介して(例えば、例示的な開示されたNFTシステム及び方法を用いてNFTのPoVシステムとして動作し得る、本明細書に記載される例示的な開示されたPoVシステムと同様に)、将来の参照及び検証可能性のために記録することができる。
【0054】
例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTの売却に関連する任意の適切な特徴、プロセス、及び/または特性を含み得る。NFTの現在の所有者とNFTの買い手との間で販売(例えば、NFT所有権販売)を行うことができる。NFTの所有権はまた、サードパーティのエンティティまたはプラットフォーム、例えばオークション、エスクローサービス、及び/または任意の適切な市場を使用して、販売、割り当て、ライセンス取得、またはその他の方法で転送することができる。NFTの現在の所有権は、検証ソフトウェア、検証ウェブサイト及び/または他の任意の適切な技術の使用により、(例えば、例示的な開示されたNFTシステム及び方法を用いてNFTのPoVシステムとして動作し得る、本明細書に記載される例示的な開示されたPoVシステムと同様に)PoVネットワーク内の1つ以上の対応する記録をチェックすることによって検証することができる。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、買い手はNFTの代金を支払うことができ、売り手はNFTトークンを買い手のウォレットに送信することができ、または他の適切な技術を介して支払を送金することができる。販売を支援する新しい所有者またはサードパーティは、売却APIを介して、NFTスマートコントラクトと直接対話することによって、及び/または他の任意の適切な技術を介して交換されるNFTの所有者メタデータを更新することができる。成功した販売は、PoVシステムを介して(例えば、例示的な開示されたNFTシステム及び方法を用いてNFTのPoVシステムとして動作し得る、本明細書に記載される例示的な開示されたPoVシステムと同様に)、将来の参照及び検証可能性のために記録することができる。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、転送は、スマートコントラクト方法による自動販売、サードパーティサービスによる自動販売またはスマートコントラクト方法による手動販売であってもよい。
【0055】
例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTのメタデータの編集に関連する任意の適切な特徴、プロセス、及び/または特性を含み得る。例えば、NFTコンテンツの著作者及び/またはNFTの現在の所有者は、NFTのメタデータを更新することができる。著作者は、NFT制作中に使用した著作者の署名を用いて、オーサリング情報を更新することができる。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、トークンが署名されずに作成された場合、NFTの所有者(例えば、任意の所有者)が、著作者メタデータを変更することができる。また、例えば、現在の1人または複数の所有者は、NFTの所有権に関するメタデータを更新することができる。さらに、例えば、現在の1人または複数の所有者は、NFTトークンの拡張メタデータを更新することができる。
【0056】
例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTの閲覧コンテンツに関連する任意の適切な特徴、プロセス、及び/または特性を含み得る。例えば、オープンコンテンツの場合、NFTメタデータは、コンテンツデータのhttpリンク及びハッシュを含み得る。任意の当事者またはエンティティは(例えば、誰でも)、リンクを読み、コンテンツを閲覧及び/またはダウンロードすることができる。コンテンツは、例えば、NFTメタデータからのコンテンツハッシュレコードを使用して検証されてもよい。
【0057】
また、例えば、セキュアボールトのオープンコンテンツの場合、NFTのメタデータには、コンテンツハッシュとセキュアボールトリンクとの両方が含まれてもよい。任意の当事者またはエンティティは(例えば、誰でも)、リンクを読み、コンテンツを閲覧及び/またはダウンロードすることができる。コンテンツは、NFTメタデータからのコンテンツハッシュレコードを使用して検証されてもよい。コンテンツの利用可能性は、1つ以上のセキュアボールトによって提供(例えば保証)することができる。
【0058】
さらに、例えば、セキュアボールトのクローズドコンテンツの場合、NFTのメタデータには、コンテンツハッシュとセキュアボールトリンクとの両方が含まれてもよい。NFTトークンの所有者(例えば、他の当事者またはエンティティではない)は、例えば秘密鍵を使用して、暗号化されたNFTコンテンツを復号できてもよい。復号されたコンテンツは、NFTメタデータからのコンテンツハッシュレコードを使用して検証されてもよい。コンテンツの利用可能性は、1つ以上のセキュアボールトによって提供(例えば保証)することができる。さらに、例えば、例示的な開示されたシステム及び方法は、オープン部分及び暗号化部分の両方を含む混合コンテンツを利用することができる。
【0059】
例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTのロックに関連する任意の適切な特徴、プロセス、及び/または特性を含み得る。信用される機関などのエンティティは、不正行為が疑われる場合、調査中にNFT(例えば、特定のNFT)をロックまたはロック解除することができる。例えば、NFTは、著作者が、自身のオリジナルの作品がコピーされ、かつその著作者の作品を含む別のNFTが作成されたと主張すると、ロックされる可能性がある。例えば、この例示的な開示されたシステム及び方法は、信用される機関などのエンティティが、(例えば、本明細書に開示された例示的なプロセスに基づいて)元のNFTを識別し、1つ以上の不正なNFTの使用を防止するために1つ以上の不正なNFTをロックできるように、関連する事実及びPoV記録のレビューを提供することができる。例示的な開示されたシステム及び方法は、ロック解除機能も提供することができ、このロック解除機能は、NFTが誤ってロックされている場合、調査により疑わしいNFTが合法もしくは合法である旨が示されたまたは証明された場合、及び/または他の任意の適切な場合または状況において利用することができる。
【0060】
例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTの破壊または無効化に関連する任意の適切な特徴、プロセス、及び/または特性を含み得る。NFTの所有者(例えば、NFTの任意の排他的な所有者)は、トークン(例えば、実際のトークン)をバーンすることによってNFTを破壊することができる。NFTの破壊はまた、PoVを介して(例えば、例示的な開示されたNFTシステム及び方法を用いてNFTのPoVシステムとして動作し得る、本明細書に記載される例示的な開示されたPoVシステムと同様に)、記録することができ、NFTのさらなるコピー(例えば、任意の可能なさらなるコピー)が偽物として識別(例えば容易に識別)され得ることを確認または保証することができる。
【0061】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例えば、
図6に示されているように、例示的な開示されたシステム及び方法は、セキュアボールトを含むことができる。例示的な開示されたPoVネットワークは、任意の適切な技術を使用して(例えば、Merkle木の形態で)、ハッシュ化されたNFTコンテンツ及びNFT対話の記録を保存及び維持(例えば、保持)することができる。例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTの実際のコンテンツを格納するために、セキュアボールトを利用する(例えば割り当てる)ことができる。1つ以上のセキュアボールトを、各コンテンツハッシュレコードに対して割り当てることができる。また、例えば、一部のコンテンツレコードは、それらに割り当てられたセキュアボールトを有さない場合もある。任意の所望の数のセキュアボールトを、例示的な開示されたPoVネットワークに接続することができる。各セキュアボールトは、独自の格納条件を有することができる。セキュアボールトは、データを格納可能なブロックチェーンであってよく(またはこれを含んでいてよく)、またはファイルサーバ、データベース、クラウドストレージ及び/もしくは任意の他の適切なストレージなどの任意の適切なデータストレージであってもよいし、それらを含んでいてもよい。各セキュアボールトは、1つ以上のタイプのNFTコンテンツを受け入れることができる。セキュアボールトは、NFTコンテンツの格納に対して認可されてよい。NFTコンテンツは、格納されるときには、暗号化を利用してもよいし、利用しなくてもよい。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、セキュアボールトは、例えば格納されたNFT売上から報酬を受け取ること、ストレージに対する料金(例えば1回または繰り返しの価格または料金)を課金すること、ストレージに対する年間料金を課金すること、ストレージを無料で受け取ること、及び/または他の任意の適切な恩恵を受けることによって、NFTコンテンツストレージに参加することからの利点に関連付けることができる。
【0062】
図6は、例示的な開示されたNFTのPoVシステム及び方法の例示的な動作を示す。例えば、上記で開示したように、例示的な開示したPoVシステムは、例示的な開示したNFTシステムを用いた動作により、NFTのPoVを提供することができる。
図6に示されているように、また例えば本明細書で説明しているように、例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTの作成、PoVを介したNFTイベントの記録、イベントハッシュの提供、及びセキュアボールトのセキュアボールトへの割り当ての提供を行うことができる。
図6に示されているように、本開示の例示的な開示されたシステム及び方法は、PoVを介して、セキュアボールト無しで、またはセキュアボールトを用いて、NFTイベントを検証することができる。
【0063】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、NFTを作成することは、既存のNFTをPoV対応NFTに変換することを含み得る。例示的な開示されたシステム及び方法は、例えば、ウォレット(例えば、ワープウォレット)などのNFTにアクセス、送信及び受信するために所望のブロックチェーンネットワークと通信するための任意の適切なソフトウェアモジュールを含むことができる。例示的な開示されたワープウォレットは、例示的な開示された、非代替性トークンのスマートコントラクトモジュール、例示的な開示されたプルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、例示的な開示された検証者ネットワーク、及び/または例示的な開示されたシステム及び方法の独立したウォレットモジュールに含まれてよい。
【0064】
例えば、他の(例えば、サードパーティ)規格及び/または仕様のNFTを動作させる(例えば、例示的な開示されたシステム及び方法で動作する)任意の適切なブロックチェーンは、個別に動作するNFTコンバータソフトウェア及び/またはワープスマートコントラクトによって自動化されることができ、例示的な開示されたシステム及び方法のNFTコンバータソフトウェアによって監視され得る、ソフトウェア(例えば、ウォレット)を含み得る。例えば、NFTコンバータソフトウェアは、例示的な開示されたシステム及び方法の例示的な開示されたワープウォレットに含めることができる。例えば、例示的な開示されたNFTコンバータソフトウェアは、例示的な開示された検証者ネットワークの一部であってもよいし、または別個のモジュール(例えばスタンドアロンモジュールまたはソリューション)として存在してもよい。
【0065】
既存のNFT(例えば、外部または外来のNFT)の所有者は、既存のNFTを、例示的な開示されたシステム及び方法の例示的な開示されたワープウォレットまたはワープスマートコントラクトに送信することができ、かつ有効な受信ウォレットアドレスのデータを、例示的な開示されたシステム及び方法の例示的な開示されたワープウォレットまたはワープスマートコントラクトに提供することができる。これを行う際、既存のNFTの所有者は、既存のNFTを、プルーフオブビュー対応NFT(POV対応NFT)に変換することができる。
【0066】
このような既存のNFTの着信が、例示的な開示されたワープウォレットまたはワープスマートコントラクトの例示的な開示されたシステム及び方法によって検出され、有効な受信ウォレットアドレスのデータが存在する場合、例示的な開示されたコンバータソフトウェアは、既存のNFT(例えば、元の外来のNFT)からのデータの一部または実質的にすべてを格納し、プルーフオブビュー対応環境で新たなNFT(PoV対応NFT)のコピーの作成を開始することができる。例示的な開示されたシステム及び方法は、既存のNFT(例えば元のNFT)の複製が作成されない(例えば複製が可能でない)ことを保証するために、既存のNFTをバーンし、削除しまたは無効化することもできる。PoV対応NFTに(例えば新たなNFTとして)変換されたNFTに関するデータ(例えばレコード)を、例示的な開示された検証者ネットワークに追加することができる。また、例示的な開示されたシステム及び方法によって、検証ハッシュをPoVに記録することができる。
【0067】
少なくともいくつかの例示的な実施形態では、例示的な開示されたコンバータソフトウェアは、複数のブロックチェーン(例えば、異なるブロックチェーン)にわたって複数のウォレット及びスマートコントラクトを同時に動作させることができる。これにより、例示的な開示されたシステム及び方法は、PoV対応NFTにNFT変換を提供し、また、ブロックチェーンまたは任意の他の適切なNFT対応媒体の間でのNFTの移行も提供し得る。
【0068】
この例示的な開示されたプルーフオブビュー検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む非代替性トークンスマートコントラクトモジュールと、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールと、プロセッサと、検証者ネットワークとを含むことができる。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ及び検証者ネットワークは、非代替性トークンのデータを非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送し、非代替性トークンのデータに基づいてイベントメタデータを生成し、イベントメタデータをプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、検証者ネットワークを用いてイベントハッシュを生成し、イベントハッシュを検証者ネットワークからプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送するように構成され得る。イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含むことができる。例示的な開示されたシステムは、セキュアデータストレージも含み得る。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ、検証者ネットワーク及びセキュアデータストレージは、イベントメタデータ及びイベントハッシュをセキュアデータストレージに転送し、イベントメタデータ及びイベントハッシュをセキュアデータストレージに格納するように構成され得る。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ、検証者ネットワーク及びセキュアデータストレージは、セキュアデータストレージに格納されたイベントハッシュを使用してメタデータを取得するように構成されてもよい。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ、検証者ネットワーク及びセキュアデータストレージは、セキュアデータストレージに格納されたイベントハッシュにストレージ識別データを割り当てるように構成されてもよい。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ及び検証者ネットワークは、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール及び検証者ネットワークを使用して、提案されたイベントメタデータをメタデータと比較することによって、提案されたイベントメタデータを検証するように構成されてもよい。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ及び検証者ネットワークは、提案されたイベントのメタデータとイベントのメタデータとの比較に基づいて検証結果データをユーザに転送するように構成されてもよい。提案されたイベントメタデータは、非代替性トークンの所有権のデータであってもよい。非代替性トークンのデータは、イベントハッシュとしてプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに記録することができる非代替性トークン作成データであってもよい。非代替性トークンのデータは、イベントハッシュとしてプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに記録され得る非代替性トークンのメタデータに対する変更のデータであってもよい。非代替性トークンのデータは、イベントハッシュとしてプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに記録される非代替性トークンの販売または破壊のデータであってもよい。
【0069】
この例示的な開示された方法は、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む非代替性トークンスマートコントラクトモジュールを提供すること、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールを提供すること、検証者ネットワークを提供すること、非代替性トークンのデータを非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送して非代替性トークンのデータに基づくイベントメタデータを生成すること、イベントメタデータをプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送すること、及び、検証者ネットワークを使用してイベントハッシュを生成してイベントハッシュを検証者ネットワークからプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送することを含むことができる。イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含むことができる。例示的な開示された方法はまた、イベントメタデータ及びイベントハッシュをセキュアデータストレージに転送することと、イベントメタデータ及びイベントハッシュをセキュアデータストレージに格納することとを含むことができる。例示的な開示された方法は、さらに、セキュアデータストレージに格納されたイベントハッシュを使用してメタデータを取得することを含むことができる。例示的な開示された方法はまた、セキュアデータストレージに格納されたイベントハッシュにストレージ識別データを割り当てることを含むことができる。例示的な開示された方法は、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール及び検証者ネットワークを使用して、提案されたイベントメタデータをイベントメタデータと比較することによって、提案されたイベントメタデータを検証することをさらに含むことができる。例示的な開示された方法はまた、提案されたイベントメタデータとイベントメタデータとの比較に基づいて、検証結果データをユーザに転送することを含むことができる。
【0070】
この例示的な開示されたプルーフオブビュー検証システムは、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含む非代替性トークンスマートコントラクトモジュールと、不揮発性メモリに格納されたコンピュータ実行可能コードを含むプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールと、プロセッサと、検証者ネットワークと、セキュアデータストレージとを含むことができる。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ、検証者ネットワーク及びセキュアデータストレージは、非代替性トークンのデータを非代替性トークンスマートコントラクトモジュールに転送し、非代替性トークンのデータに基づいてイベントメタデータを生成し、イベントメタデータをプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、検証者ネットワークを使用してイベントハッシュ生成してイベントハッシュを検証者ネットワークからプルーフオブビュースマートコントラクトモジュールに転送し、イベントメタデータ及びイベントハッシュをセキュアデータストレージに転送し、イベントメタデータ及びイベントハッシュをセキュアデータストレージに格納し、セキュアデータストレージに格納されているイベントハッシュにストレージ識別データを割り当てるように構成することができる。イベントハッシュを生成することは、ハッシュ化されたデータベースチャンクを生成することと、ハッシュ化されたデータベースチャンクをブロックチェーン上のブロックに追加することとを含むことができる。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ、検証者ネットワーク及びセキュアデータストレージは、セキュアデータストレージに格納されたイベントハッシュを使用してメタデータを取得するように構成されてもよい。非代替性トークンスマートコントラクトモジュール、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール、プロセッサ、検証者ネットワーク及びセキュアデータストレージは、プルーフオブビュースマートコントラクトモジュール及び検証者ネットワークを使用して、提案されたイベントメタデータをイベントメタデータと比較することによって、提案されたイベントメタデータを検証するように構成されてもよい。
【0071】
例示的な開示されたシステム及び方法は、インターネットユーザによって閲覧され得るインターネットコンテンツなどのコンテンツの閲覧を検証するための効率的な技術を提供し得る。例えば、例示的な開示されたシステム及び方法は、オンラインコンテンツが実際に閲覧されたことを検証するために公開台帳を利用するためのユーザのための透明性のある技術を提供し得る。これにより、例示的な開示されたシステム及び方法は、(例えば広告、または消費者などのユーザによりどれだけ所与のコンテンツが閲覧されたかに依存する他の基準に基づく補償の目的で)コンテンツプロバイダのチャネルの価値を判定するための効果的な技術を提供し得る。例えば、例示的な開示されたシステム及び方法は、意図されたターゲット視聴者が所与のプロバイダのコンテンツ(例えば、ならびにコンテンツと共に位置し得る広告)を実際に閲覧したかどうかを検証することができる。さらに、例示的な開示されたシステム及び方法は、NFTの帰属、コンテンツ及び閲覧を提供するための効率的な技術を提供することができる。
【0072】
従来、コンピュータプログラムは、計算命令またはプログラム命令の有限のシーケンスを含む。プログラム可能な装置またはコンピューティングデバイスは、そのようなコンピュータプログラムを受信することができ、その計算命令を処理することによって技術的効果をもたらすことができることが理解されよう。
【0073】
プログラム可能な装置またはコンピューティングデバイスは、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、埋め込みマイクロコントローラ、プログラム可能デジタル信号プロセッサ、プログラム可能デバイス、プログラム可能ゲートアレイ、プログラム可能アレイロジック、メモリデバイス、特定用途向け集積回路などを含み、これらはコンピュータプログラム命令の処理、コンピュータロジックの実行、コンピュータデータの記憶などに適切に採用または構成され得る。コンピューティングデバイスはコンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、この媒体は内部または外部とすることができ、取り外し可能かつ交換可能、または固定とできることが理解されよう。コンピューティングデバイスは、本明細書に記載のソフトウェア及びハードウェアを含むか、ソフトウェア及びハードウェアとインタフェースするかまたは支援することができる、基本入出力システム(BIOS)、ファームウェア、オペレーティングシステム、データベースなどを含むことができることも理解されよう。
【0074】
本明細書に記載されるシステムの実施形態は、従来のコンピュータプログラムまたはそれらを実行するプログラム可能な装置を含む用途に限定されない。例えば、本明細書で特許請求される本開示の実施形態は、光コンピュータ、量子コンピュータ、アナログコンピュータなどを含むことができると考えられる。
【0075】
コンピュータプログラムまたは関連するコンピューティングデバイスのタイプにかかわらず、コンピュータプログラムをコンピューティングデバイスにロードして、図示の機能のうちのいずれか及びすべてを実行できる特定のマシンを作成することができる。この特定のマシン(またはそのネットワーク化された構成)は、図示された機能のいずれか及びすべてを実行するための技術を提供する。
【0076】
1つ以上のコンピュータ可読媒体(複数可)の任意の組み合わせを利用し得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、限定はしないが、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、もしくは半導体のシステム、装置、もしくはデバイス、または前述の任意の好適な組み合わせであり得る。コンピュータ可読記憶媒体の実例には、以下の、1つ以上のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、または上記の任意の適切な組み合わせが挙げられ得る。本文書の文脈において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによる使用のために、またはそれらと接続してプログラムを含むまたは格納することができる任意の有形媒体であり得る。
【0077】
データストアは、データベース、ファイルストレージシステム、リレーショナルデータストレージシステム、またはデータを格納するように構成された任意の他のデータシステムまたは構造のうちの1つ以上で構成され得る。データストアは、データを受信、処理及び格納するためにリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)と連携して動作するリレーショナルデータベースであってよい。データストアは、移動情報及び推定情報の処理に関する情報を格納するための1つ以上のデータベースと、移動情報及び推定情報の記憶及び検索用に構成された1つ以上のデータベースとを含むことができる。
【0078】
コンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置に特定の方法で機能するように指示することができるコンピュータ可読メモリに格納することができる。コンピュータ可読メモリに格納された命令は、図示の機能のうちのいずれか及びすべてを実現するためのコンピュータ可読命令を含む製造品を構成する。
【0079】
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ベースバンドでまたは搬送波の一部として、本明細書で実施されるコンピュータ可読プログラムコードを有する伝搬データ信号を含み得る。このような伝搬信号は、電磁、光学、またはその任意の組み合わせを含むが、これに限定されるものではない様々な形のいずれかを取り得る。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなく、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによる使用のために、またはそれらと接続してプログラムを通信、伝搬、またはトランスポートできる任意のコンピュータ可読媒体であってよい。
【0080】
コンピュータ可読媒体で実施されるプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RF等、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これに限定されるものではない任意の適切な媒体を使用し、送信されてよい。
【0081】
図面を通してフローチャート図及びブロック図に示された要素は、要素間の論理的な境界を意味している。しかしながら、ソフトウェアまたはハードウェアの技術慣行によれば、図示されている要素及びその機能は、モノリシックソフトウェア構造の一部として、スタンドアロン型のソフトウェアコンポーネントまたはモジュールとして、または外部ルーチン、コード、サービスなどを使用するコンポーネントまたはモジュールなどとして、またはこれらの任意の組み合わせとして実装され得る。すべてのこのような実装は本開示の範囲内である。上記を考慮すると、ブロック図及びフローチャート図の要素は、指定された機能を実行するための手段の組み合わせ、指定された機能を実行するためのステップの組み合わせ、指定された機能を実行するためのプログラム命令技術などをサポートすることが理解されるであろう。
【0082】
コンピュータプログラム命令は、コンピュータ実行可能コードを含むことができることが理解されよう。コンピュータプログラム命令を表現するための種々の言語が可能であり、以下に限定されるものではないが、C、C++、Java、JavaScript、アセンブリ言語、Lisp、HTML、Perlなどを含む。このような言語には、アセンブリ言語、ハードウェア記述言語、データベースプログラミング言語、機能プログラミング言語、命令型プログラミング言語などが含まれ得る。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム命令は、コンピューティングデバイス、プログラム可能データ処理装置、プロセッサまたはプロセッサアーキテクチャの異種組み合わせなどにおいて実行されるように格納、コンパイル、または解釈され得る。限定するものではないが、本明細書に記載されるシステムの実施形態は、クライアント/サーバソフトウェア、サービスとしてのソフトウェア、ピアツーピアソフトウェアなどを含むウェブベースのコンピュータソフトウェアの形態をとることができる。
【0083】
いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスは、複数のプログラムまたはスレッドを含むコンピュータプログラム命令の実行を可能にする。複数のプログラムまたはスレッドは、プロセッサの利用を向上させ、実質的に同時の機能を容易にするために、多かれ少なかれ同時に処理されてもよい。実装として、本明細書で説明される任意及びすべての方法、プログラムコード、プログラム命令などが、1つ以上のスレッドで実装されてよい。このスレッドは、他のスレッドを生成可能であり、これらの他のスレッド自体は、それらに関連付けられた優先順位を割り当てることができる。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスは、これらのスレッドを、プログラムコードに提供された命令に基づく優先順位または任意の他の順序に基づいて処理することができる。
【0084】
「プロセス」及び「実行」なる語は、文脈から明示的に記載されるかまたは他の方法で明確でない限り、互換的に使用されて、実行、処理、解釈、コンパイル、組み立て、リンク、ロード、前述のものの任意の及びすべての組み合わせなどを示す。したがって、コンピュータプログラム命令、コンピュータ実行可能コードなどを処理する実施形態は、説明したあらゆる手法の命令またはコードに適切に作用することができる。
【0085】
本明細書で提示される機能及び動作は、特定のコンピューティングデバイスまたは他の装置に本質的に関連していない。様々な汎用システムを本明細書の教示に従って書かれたプログラムと共に使用することができ、あるいは、必要とされる方法ステップを実行するためにさらに特化した装置を構築するのが好都合であることが証明できる。これらの種々のシステムに必要な構造は、当業者には、等価な変形と共に明らかであろう。加えて、本開示の実施形態は、特定のプログラミング言語を参照して説明されていない。本明細書に記載の本教示を実施するために様々なプログラミング言語を使用することができ、特定の言語へのあらゆる言及は、本開示の実施形態の実現及び最良の形態の開示のために提供されるものと理解される。本開示の実施形態は、多数のトポロジにわたる多種多様なコンピュータネットワークシステムに非常に適している。この分野において、大規模ネットワークの構成及び管理には、ネットワークを介して、例えば「ウェブ」または「ワールドワイドウェブ」とも称されるインターネットを介して、異種のコンピューティングデバイス及びストレージデバイスに通信可能に結合されたストレージデバイス及びコンピューティングデバイスが含まれる。
【0086】
本開示及び他の箇所を通じて、ブロック図及びフローチャート図は、方法、装置(例えば、システム)、及びコンピュータプログラム製品を示す。ブロック図及びフローチャート図のそれぞれの要素、ならびにブロック図及びフローチャート図のそれぞれの要素の組み合わせは、方法、装置及びコンピュータプログラム製品の機能を示している。任意の及びすべてのそのような機能(「図示の機能」)は、コンピュータプログラム命令によって、専用のハードウェアベースのコンピュータシステムによって、専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって、汎用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって、などで実装することができ、これらの任意の及びすべての機能は一般的に「コンポーネント」、「モジュール」、または「システム」と称することができる。
【0087】
前述の図面及び説明は、開示されたシステムの機能的な態様を記載しているが、明示的に言及されていないか、または文脈から明らかでない限り、これらの説明からこれらの機能的な態様を実装するためのソフトウェアの特定の配置を推測すべきではない。
【0088】
フローチャート図の各要素は、コンピュータ実装方法のステップまたはステップのグループを示すことができる。さらに、各ステップは、1つ以上のサブステップを含んでもよい。例示の目的で、これらのステップ(及び上記で特定され説明された任意の及びすべての他のステップ)は順番に提示されている。一実施形態が、本明細書に開示された技術の特定のアプリケーションに適応させられたステップの代替的な順序を有することができることが理解されるであろう。すべてのそのような変形及び修正は、本開示の範囲内に含まれることが意図されている。任意の特定の順序でのステップの図示及び説明は、特定のアプリケーションによって要求されているか、明示的に記載されているか、または文脈から明らかでないない限り、異なる順序でステップを有する実施形態を除外することを意図していない。
【0089】
本明細書で説明する機能、システム及び方法は、多くの言語で利用及び提示することができる。個々のシステムを、1つ以上の言語で提示することができ、言語は、上述したプロセスまたは方法の任意の時点で容易に変更することができる。当業者は、システムを提供することができる多数の言語があり、本開示の実施形態は、任意の言語と共に使用されることが企図されていることを理解するであろう。
【0090】
複数の実施形態が開示されているが、本開示のさらに他の実施形態は、この詳細な説明から当業者には明らかになるであろう。記載されている特徴のいくつかを実装することなく実施することができる本開示の態様が存在し得る。本開示の焦点を不必要に曖昧にしないようにするために、いくつかの詳細は詳しく説明されていないと理解されたい。本開示は、すべて本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な明らかな態様において無数の修正を行うことができる。したがって、図面及び説明は、本質的に例証的なものと見なされるべきであり、制限として見なされるべきではない。
【国際調査報告】