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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-31
(54)【発明の名称】発熱霧化コア
(51)【国際特許分類】
   H05B 3/03 20060101AFI20240524BHJP
   H05B 3/40 20060101ALI20240524BHJP
   A24F 40/46 20200101ALI20240524BHJP
【FI】
H05B3/03
H05B3/40 Z
A24F40/46
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023563892
(86)(22)【出願日】2021-07-30
(85)【翻訳文提出日】2023-10-17
(86)【国際出願番号】 CN2021109723
(87)【国際公開番号】W WO2023004781
(87)【国際公開日】2023-02-02
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521528698
【氏名又は名称】深▲ゼン▼市華誠達精密工業有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】陳平
【テーマコード(参考)】
3K092
4B162
【Fターム(参考)】
3K092PP20
3K092QA02
3K092QB27
3K092QC43
3K092QC66
3K092RD02
3K092VV25
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB14
4B162AB23
4B162AC22
4B162AC27
(57)【要約】
本発明は、導液体、発熱体、発熱体に接続される電極リード線を含む発熱霧化コアを開示する。前記発熱体は導液体の表面に密着している。電極リード線は発熱体の両端から外部に延伸しており、且つ、少なくとも1本の電極リード線に絶縁被覆が設けられている。前記導液体の外側には軸方向に延伸するハウジングが設けられている。前記導液体はハウジング内に組み合わされるよう充填され、ハウジング内には電極リード線を固定するための固定部材が設けられている。本発明は、発熱回路と電極リード線を保護可能であり、短絡が回避され、発熱体と導液体が密着する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
導液体、発熱体、発熱体に接続される電極リード線を含む発熱霧化コアであって、
前記発熱体は導液体の表面に密着しており、電極リード線は発熱体の両端から外部に延伸しており、且つ、少なくとも1本の電極リード線に絶縁被覆が設けられており、前記導液体の外側には軸方向に延伸するハウジングが設けられており、前記導液体はハウジング内に組み合わされるよう充填され、ハウジング内には電極リード線を固定するための固定部材が設けられていることを特徴とする発熱霧化コア。
【請求項2】
前記ハウジングはストレート管構造となっており、ハウジングの側面には給液孔又は給液溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項3】
前記ハウジングは筒状のフレーム構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項4】
前記電極リード線の中央部又は下部は屈曲してハウジングの内壁に密着し、前記固定部材は電極リード線を固定し、前記固定部材には通気孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項5】
前記固定部材の外周縁には位置決め溝が開設されており、前記電極リード線は位置決め溝内に係接されて固定されることを特徴とする請求項4に記載の発熱霧化コア。
【請求項6】
前記位置決め溝は2つ設けられており、2本の前記電極リード線は異なる位置決め溝内に係接されることを特徴とする請求項5に記載の発熱霧化コア。
【請求項7】
前記位置決め溝は複数設けられており、複数の前記位置決め溝は固定部材の外周縁に均一に設けられ、2本の前記電極リード線は任意の2つの位置決め溝内に係接されることを特徴とする請求項5に記載の発熱霧化コア。
【請求項8】
前記位置決め溝の上部には案内部が設けられており、前記案内部は天井面から位置決め溝まで滑らかに連なっており、或いは、前記案内部は、開口が天井から底まで次第に縮小していることを特徴とする請求項5に記載の発熱霧化コア。
【請求項9】
前記固定部材の天井面は、内側が高く外側が低い斜面又は円弧面となっていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項10】
前記固定部材には貫通した固定孔が設けられており、電極リード線は固定孔内に挿着されることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項11】
前記固定部材の形状はハウジングの内壁の形状に適合し、一致していることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項12】
前記発熱体は、シート状、筒状又は螺旋状であることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項13】
前記導液体は、複数層の導液綿を重ねて製造される多層管状構造であることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、霧化の技術分野に属し、特に、発熱霧化コアに関する。
【背景技術】
【0002】
当該分野における発熱霧化モジュールは、体積が小さく、一般的には、2~4Vの間で電力が6~20Wの間のバッテリを電気供給に用いている。また、発熱による霧化には、吸入の瞬間に温度が200度余りに達することが求められる。このことから、発熱体の発熱回路は一般的に細くなっているため、当該分野に応用される発熱体は強度に劣り、非常に変形しやすい。そのほか、電極リード線が伸出してバッテリに接続されるが、電極リード線が力を受けてぐらつくと、発熱体の発熱回路も一緒にぐらつくことで、導液体と発熱体の接触不良が発生する。そのため、運搬や組み立てに対する要求が非常に高くなっている。加えて、電極リード線が金属部材に接触した場合には、加熱霧化コアの内部が短絡してしまう。
【0003】
また、現在、当該分野に応用されている発熱霧化モジュールは、主として、綿製コアとセラミックコアに分けられる。綿製コアは吸い心地がよいほか、入手しやすく、より低コストである。しかし、綿製コアは強度に劣り、支持が容易でなく、導液体と発熱体の完全な密着を実現不可能なため、霧化効率が低く、霧化が不完全となり、液漏れする等の問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術の欠点に対し、発熱回路と電極リード線を保護可能であり、短絡が回避され、発熱体と導液体が密着する発熱霧化コアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発熱霧化コアは、導液体、発熱体、発熱体に接続される電極リード線を含む。前記発熱体は導液体の表面に密着している。電極リード線は発熱体の両端から外部に延伸しており、且つ、少なくとも1本の電極リード線に絶縁被覆が設けられている。前記導液体の外側には軸方向に延伸するハウジングが設けられている。前記導液体はハウジング内に組み合わされるよう充填され、ハウジング内には電極リード線を固定するための固定部材が設けられている。
【0006】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記ハウジングはストレート管構造となっている。また、ハウジングの側面には給液孔又は給液溝が設けられている。
【0007】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記ハウジングは筒状のフレーム構造となっている。
【0008】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記電極リード線の中央部又は下部は、屈曲してハウジングの内壁に密着する。前記固定部材は電極リード線を固定する。前記固定部材には通気孔が設けられている。
【0009】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材の外周縁には位置決め溝が開設されており、前記電極リード線は位置決め溝内に係接されて固定される。
【0010】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記位置決め溝は2つ設けられ、2本の前記電極リード線は異なる位置決め溝内に係接される。
【0011】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記位置決め溝は複数設けられる。複数の前記位置決め溝は固定部材の外周縁に均一に設けられ、2本の前記電極リード線は任意の2つの位置決め溝内に係接される。
【0012】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記位置決め溝の上部には案内部が設けられている。前記案内部は天井面から位置決め溝まで滑らかに連なっている。或いは、前記案内部は、開口が天井から底まで次第に縮小している。
【0013】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材の天井面は、内側が高く外側が低い斜面又は円弧面となっている。
【0014】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材には貫通した固定孔が設けられており、電極リード線は固定孔内に挿着される。
【0015】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材の形状はハウジングの内壁の形状に適合し、一致している。
【0016】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記発熱体は、シート状、筒状又は螺旋状である。
【0017】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記導液体は複数層の導液綿を重ねて製造される多層管状構造である。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、導液体と発熱体を支持するためのハウジングを使用する。ハウジングの拘束によって、導液体には陥没や変形が生じにくくなるため、導液体と発熱体が良好に密着し、霧化効果が向上する。また、少なくとも1本の電極リード線には絶縁被覆が設けられている。絶縁被覆により、電極リード線とハウジング等のその他の金属部材との接触に起因する短絡が回避されるとともに、電極リード線の強度も強化され、屈曲や破損が回避される。
【0019】
以下に、図面と実施例を組み合わせて本発明につき更に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、本発明の実施例における第1実施形態の概略構造図である。
図2図2は、本発明の実施例における第1実施形態の断面図である。
図3図3は、本発明の実施例における第1実施形態の分解図である。
図4図4は、本発明の実施例における第2実施形態の分解図である。
図5図5は、本発明の実施例における発熱体の概略構造図である。
図6図6は、本発明の実施例における固定部材の概略構造図である。
図7図7は、本発明の実施例における固定部材の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の技術的特徴、目的及び効果がより明瞭に理解されるよう、図面を参照して本発明の具体的実施形態につき詳細に説明する。
【0022】
部材が別の部材に「固定される」或いは「設けられる」と記載されている場合には、直接的又は間接的に当該別の部材上に位置し得る。また、1つの部材が別の部材に「接続される」と記載されている場合には、直接的又は間接的に当該別の部材に接続され得る。
【0023】
「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「垂直」、「水平」、「天井」、「底」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置は、図示する方向又は位置に基づいており、記載の便宜上のものにすぎず、本技術方案を制限するものと解釈すべきではない。また、「第1」、「第2」等の用語は記載の便宜上のものにすぎず、相対的な重要性を明示又は暗示するものと解釈すべきでも、技術的特徴の数を示唆するものと解釈すべきでもない。また、「複数」とは、別途明確且つ具体的に限定している場合を除き、2つ又は2つ以上であることを意味する。
【0024】
図1図7に示すように、発熱霧化コアは、導液体100、発熱体200、発熱体200に接続される電極リード線600を含む。前記発熱体200は導液体100の表面に密着している。電極リード線600は発熱体200の両端から外部に延伸しており、且つ、少なくとも1本の電極リード線600に絶縁被覆500が設けられている。前記導液体100の外側には、軸方向に延伸するハウジング300が設けられている。前記導液体100は、ハウジング300内に組み合わされるよう充填されている。また、ハウジング300内には、電極リード線600を固定するための固定部材700が設けられている。軸方向に延伸するハウジング300とは、軸方向に形成されており、導液体100及び発熱体200を径方向に拘束及び支持するもののことである。
【0025】
図1図4に示すように、本発明のハウジング300の主な役割は、導液体100及び発熱体200を保護し、支持することである。ハウジング300の形状は、導液体100及び発熱体200の形状に適合している。発熱体200は円弧形又は筒形となっている。また、これに対応して、導液体100は筒形構造となっており、ハウジング300も筒状構造となっている。
【0026】
ハウジング300の第1実施形態は次の通りである。即ち、前記ハウジング300はストレート管構造となっている。また、ハウジング300の側面には給液孔310又は給液溝が設けられている。側面に開設される孔又は開設される溝は、リキッドと導液体100の接触面積を制御することで給液量を制御するために用いられる。一般的に、ハウジング300の側面には1~2個の給液孔310又は給液溝が開設される。
【0027】
ハウジング300には、金属管、プラスチック管、セラミック管等を用いる。ハウジング300には、耐熱性、強度及び壁厚の全てについて比較的高い要求があり、耐熱性が高く、強度に優れ、壁厚が薄いことが求められるほか、低コストとすることも考慮せねばならない。従って、例えば、ステンレス又はその他の金属を加工したあと表面処理して製造される金属材質の金属管とすることが好ましい。
【0028】
第2実施形態は次の通りである。即ち、前記ハウジング300は筒状のフレーム構造となっている。フレーム構造には給液孔310等を設ける必要がなく、フレームの隙間から直接給液可能である。
【0029】
図1図4に示すように、ハウジング300内において、ハウジング300には導液体100が密着している。導液体100はハウジング300内に充填される。図1図3に示すように、導液体100には導液綿の管状構造を用いてもよいし、図4に示すように、導液体100を複数層の導液綿を重ねて製造される多層管状構造としてもよい。複数層の導液綿を重ね、且つ接続口をハウジング300に設けられる係合溝320に係入する。導液綿は比較的柔らかく、支持力にやや劣るため、複数層の導液綿布を重ねて導液体100を製造することが好ましい。綿製コアと比較して、複数層の導液綿布を重ねた場合の導液の均一性及び導液速度はいずれも大きく向上する。
【0030】
図1図4に示すように、導液体100内は発熱体200となっている。発熱体200は、中央発熱区間及び両端の電極から構成され、シート状、筒状又は螺旋状の発熱体200とすることができる。シート状の発熱体200は、閉じ合わされない筒状をなすよう巻いてもよい。
【0031】
発熱体200の両端の電極には電極リード線600が接続される。また、少なくとも1本の電極リード線600に絶縁被覆500が設けられている。本発明において、電極リード線600の外側に絶縁被覆500を設けるのは、主として、2本の電極リード線600間の短絡を防止するためである。よって、この技術的効果は、1本の電極リード線600が絶縁を有していれば達成可能である。そのため、絶縁被覆500を備える電極リード線600は1本であってもよいし、2本の電極リード線600が絶縁被覆500を備えていてもよい。電極リード線600における絶縁被覆500の設置位置は、次のように要求される。即ち、電極リード線600の一端は発熱体200に溶接されるため、溶接される部分の電極リード線600には絶縁被覆500が存在しない。一方、ハウジング300から伸出する部分の少なくとも末端には絶縁被覆500が存在せず、バッテリに接続する必要がある。従って、少なくとも電極リード線600とハウジング300との接触部分に絶縁被覆500が設けられている。
【0032】
絶縁被覆500で絶縁することで、発熱体200が金属製のハウジング300に接触して発熱霧化コアの内部を短絡させるとの事態が回避される。加えて、絶縁被覆500はわずかな弾性を有するため、ハウジング300と固定部材700の間に挟持されて、電極リード線600を断ち切ることなく良好に固定し得る。また、電極リード線600の末端からは導電用の心線がわずかに露出しているだけである。こうすることで、発熱部材200の外部に露出した電極リード線600が短絡を招来することがなくなるが、外部のバッテリに溶接しやすいよう、やや長めに設計してもよい。
【0033】
図1図6に示すように、電極リード線600は、ハウジング300の外部に伸出してバッテリに接続される必要があるが、電極リード線600が力を受けてぐらつくと、発熱体200の発熱回路も一緒にぐらつくことで、導液体100と発熱体200の接触不良が発生する。そのため、固定部材700により電極リード線600を予め固定しておく必要がある。前記電極リード線600の中央部又は下部は、屈曲してハウジング300の内壁に密着する。前記固定部材700は、ハウジング300内に詰め込まれて電極リード線600を固定する。具体的には、電極リード線600を固定部材700とハウジング300の内壁の間に挟持して固定してもよいし、固定部材700に収容空間が設けられていてもよい。電極リード線600は、ハウジング300と固定部材700の間に挟持されるため、伸出した電極リード線600のぐらつきに伴って、ハウジング300内における発熱体200の発熱回路がぐらつくことはない。
【0034】
前記固定部材700の形状はハウジング300の内壁の形状に適合し、一致している。
【0035】
固定部材700には複数の実施形態が存在する。
【0036】
図1図4図6に示すように、第1実施形態は次の通りである。即ち、前記固定部材700の外周縁には位置決め溝730が開設されており、前記電極リード線600は位置決め溝730内に係接されて固定される。位置決め溝730の横断面の形状は、円弧形、U形、V形、四角形等の形状としてもよいが、開口が大きくて挿入しやすく、且つ電極リード線600を完全に挟持及び固定可能なV形とすることが好ましい。前記位置決め溝730の設置数は少なくとも1つとする。1つ設ける場合には、2本の電極リード線600を一緒に固定する。また、図6に示すように、2つの位置決め溝730を設ける場合には、2本の前記電極リード線600を異なる位置決め溝730内に係接する。そのほか、図3に示すように、前記位置決め溝730を複数設けてもよい。複数の前記位置決め溝730は固定部材700の外周縁に均一に設けられ、2本の前記電極リード線600は任意の2つの位置決め溝730内に係接される。前記位置決め溝730の上部には案内部720が設けられている。前記案内部720は、天井面から位置決め溝730まで滑らかに連なっている。或いは、前記案内部720は、開口が天井から底まで次第に縮小している。電極リード線600は、案内部720に沿って位置決め溝730内に滑り込む。また、前記固定部材700の天井面は、内側が高く外側が低い斜面又は円弧面となっている。これにより、電極リード線600を両側に滑らせるのにも有利となり、組み立て時に固定部材700の天井面に押し付けられるとの事態が回避される。また、固定部材700に位置決め溝を設けることなく、電極リード線600を固定部材700とハウジング300の内壁の間に挟持してもよい。当該実施形態において、固定部材700は弾性部材であってもよい。
【0037】
第2実施形態は次の通りである。即ち、前記固定部材700には貫通した固定孔が設けられており、電極リード線600は固定孔内に挿着される。
【0038】
前記固定部材700には、ハウジング300の内部とハウジング300の外部を貫通させる通気孔710が設けられているため、固定部材700がハウジング300に詰め込まれたあと、発熱部材200へ空気を導入することが可能となる。通気孔710の形状及び孔径は実際の必要性に応じて設定すればよく、ここでは限定しない。
【0039】
発熱体200の導液体100をハウジング300内に詰め込んだあとは、ハウジング300の拘束によって導液綿及び発熱体200がいずれもハウジング300の内部に固定される。また、発熱体200には金属材質が用いられており、外側への弾性力を有するため、発熱体200と導液体100との接触が良好となる。また、固定部材700をハウジング300に詰め込むと、電極リード線600がハウジング300と固定部材700の間に挟持される。よって、伸出した電極リード線600のぐらつきに伴って、ハウジング300内における発熱体200の発熱回路がぐらつくことはない。従って、電極リード線600が力を受けてぐらつくと発熱回路も一緒にぐらつくとの問題が回避され、導液体100と発熱体200との接触不良の問題が解決される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-12-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、霧化の技術分野に属し、特に、発熱霧化コアに関する。
【背景技術】
【0002】
当該分野における発熱霧化コアは、体積が小さく、一般的には、2~4Vの間で電力が6~20Wの間のバッテリを電気供給に用いている。また、発熱による霧化には、吸入の瞬間に温度が200度余りに達することが求められる。このことから、発熱体の発熱回路は一般的に細くなっているため、当該分野に応用される発熱体は強度に劣り、非常に変形しやすい。そのほか、電極リード線が伸出してバッテリに接続されるが、電極リード線が力を受けてぐらつくと、発熱体の発熱回路も一緒にぐらつくことで、導液体と発熱体の接触不良が発生する。そのため、運搬や組み立てに対する要求が非常に高くなっている。加えて、電極リード線が金属部材に接触した場合には、発熱霧化コアの内部が短絡してしまう。
【0003】
また、現在、当該分野に応用されている発熱霧化コアは、主として、綿製コアとセラミックコアに分けられる。綿製コアは吸い心地がよいほか、入手しやすく、より低コストである。しかし、綿製コアは強度に劣り、支持が容易でなく、導液体と発熱体の完全な密着を実現不可能なため、霧化効率が低く、霧化が不完全となり、液漏れする等の問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術の欠点に対し、発熱回路と電極リード線を保護可能であり、短絡が回避され、発熱体と導液体が密着する発熱霧化コアを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発熱霧化コアは、導液体、発熱体、発熱体に接続される電極リード線を含む。前記発熱体は導液体の表面に密着している。電極リード線は発熱体の両端から外部に延伸しており、且つ、少なくとも1本の電極リード線に絶縁被覆が設けられている。前記導液体の外側には軸方向に延伸するハウジングが設けられている。前記導液体はハウジング内に組み合わされるよう充填され、ハウジング内には電極リード線を固定するための固定部材が設けられている。
【0006】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記ハウジングはストレート管構造となっている。また、ハウジングの側面には給液孔又は給液溝が設けられている。
【0007】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記ハウジングは筒状のフレーム構造となっている。
【0008】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記電極リード線の中央部又は下部は、屈曲してハウジングの内壁に密着する。前記固定部材は電極リード線を固定する。前記固定部材には通気孔が設けられている。
【0009】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材の外周縁には位置決め溝が開設されており、前記電極リード線は位置決め溝内に係接されて固定される。
【0010】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記位置決め溝は2つ設けられ、2本の前記電極リード線は異なる位置決め溝内に係接される。
【0011】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記位置決め溝は複数設けられる。複数の前記位置決め溝は固定部材の外周縁に均一に設けられ、2本の前記電極リード線は任意の2つの位置決め溝内に係接される。
【0012】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記位置決め溝の上部には案内部が設けられている。前記案内部は天井面から位置決め溝まで滑らかに連なっている。或いは、前記案内部は、開口が天井から底まで次第に縮小している。
【0013】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材の天井面は、内側が高く外側が低い斜面又は円弧面となっている。
【0014】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材には貫通した固定孔が設けられており、電極リード線は固定孔内に挿着される。
【0015】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記固定部材の形状はハウジングの内壁の形状に適合し、一致している。
【0016】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記発熱体は、シート状、筒状又は螺旋状である。
【0017】
更に、前記発熱霧化コアにおいて、好ましくは、前記導液体は複数層の導液綿を重ねて製造される多層管状構造である。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、導液体と発熱体を支持するためのハウジングを使用する。ハウジングの拘束によって、導液体には陥没や変形が生じにくくなるため、導液体と発熱体が良好に密着し、霧化効果が向上する。また、少なくとも1本の電極リード線には絶縁被覆が設けられている。絶縁被覆により、電極リード線とハウジング等のその他の金属部材との接触に起因する短絡が回避されるとともに、電極リード線の強度も強化され、屈曲や破損が回避される。
【0019】
以下に、図面と実施例を組み合わせて本発明につき更に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、本発明の実施例における第1実施形態の概略構造図である。
図2図2は、本発明の実施例における第1実施形態の断面図である。
図3図3は、本発明の実施例における第1実施形態の分解図である。
図4図4は、本発明の実施例における第2実施形態の分解図である。
図5図5は、本発明の実施例における発熱体の概略構造図である。
図6図6は、本発明の実施例における固定部材の概略構造図である。
図7図7は、本発明の実施例における固定部材の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の技術的特徴、目的及び効果がより明瞭に理解されるよう、図面を参照して本発明の具体的実施形態につき詳細に説明する。
【0022】
部材が別の部材に「固定される」或いは「設けられる」と記載されている場合には、直接的又は間接的に当該別の部材上に位置し得る。また、1つの部材が別の部材に「接続される」と記載されている場合には、直接的又は間接的に当該別の部材に接続され得る。
【0023】
「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「垂直」、「水平」、「天井」、「底」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置は、図示する方向又は位置に基づいており、記載の便宜上のものにすぎず、本技術方案を制限するものと解釈すべきではない。また、「第1」、「第2」等の用語は記載の便宜上のものにすぎず、相対的な重要性を明示又は暗示するものと解釈すべきでも、技術的特徴の数を示唆するものと解釈すべきでもない。また、「複数」とは、別途明確且つ具体的に限定している場合を除き、2つ又は2つ以上であることを意味する。
【0024】
図1図7に示すように、発熱霧化コアは、導液体100、発熱体200、発熱体200に接続される電極リード線600を含む。前記発熱体200は導液体100の表面に密着している。電極リード線600は発熱体200の両端から外部に延伸しており、且つ、少なくとも1本の電極リード線600に絶縁被覆500が設けられている。前記導液体100の外側には、軸方向に延伸するハウジング300が設けられている。前記導液体100は、ハウジング300内に組み合わされるよう充填されている。また、ハウジング300内には、電極リード線600を固定するための固定部材700が設けられている。軸方向に延伸するハウジング300とは、軸方向に形成されており、導液体100及び発熱体200を径方向に拘束及び支持するもののことである。
【0025】
図1図4に示すように、本発明のハウジング300の主な役割は、導液体100及び発熱体200を保護し、支持することである。ハウジング300の形状は、導液体100及び発熱体200の形状に適合している。発熱体200は円弧形又は筒形となっている。また、これに対応して、導液体100は筒形構造となっており、ハウジング300も筒状構造となっている。
【0026】
ハウジング300の第1実施形態は次の通りである。即ち、前記ハウジング300はストレート管構造となっている。また、ハウジング300の側面には給液孔310又は給液溝が設けられている。側面に開設される孔又は開設される溝は、リキッドと導液体100の接触面積を制御することで給液量を制御するために用いられる。一般的に、ハウジング300の側面には1~2個の給液孔310又は給液溝が開設される。
【0027】
ハウジング300には、金属管、プラスチック管、セラミック管等を用いる。ハウジング300には、耐熱性、強度及び壁厚の全てについて比較的高い要求があり、耐熱性が高く、強度に優れ、壁厚が薄いことが求められるほか、低コストとすることも考慮せねばならない。従って、例えば、ステンレス又はその他の金属を加工したあと表面処理して製造される金属材質の金属管とすることが好ましい。
【0028】
第2実施形態は次の通りである。即ち、前記ハウジング300は筒状のフレーム構造となっている。フレーム構造には給液孔310等を設ける必要がなく、フレームの隙間から直接給液可能である。
【0029】
図1図4に示すように、ハウジング300内において、ハウジング300には導液体100が密着している。導液体100はハウジング300内に充填される。図1図3に示すように、導液体100には導液綿の管状構造を用いてもよいし、図4に示すように、導液体100を複数層の導液綿を重ねて製造される多層管状構造としてもよい。複数層の導液綿を重ね、且つ複数層の導液綿の接続口をハウジング300に設けられる係合溝320に係入する。導液綿は比較的柔らかく、支持力にやや劣るため、複数層の導液綿布を重ねて導液体100を製造することが好ましい。綿製コアと比較して、複数層の導液綿布を重ねた場合の導液の均一性及び導液速度はいずれも大きく向上する。
【0030】
図1図4に示すように、導液体100内は発熱体200となっている。発熱体200は、中央発熱区間及び両端の電極から構成され、シート状、筒状又は螺旋状の発熱体200とすることができる。シート状の発熱体200は、閉じ合わされない筒状をなすよう巻いてもよい。
【0031】
発熱体200の両端の電極には電極リード線600が接続される。また、少なくとも1本の電極リード線600に絶縁被覆500が設けられている。本発明において、電極リード線600の外側に絶縁被覆500を設けるのは、主として、2本の電極リード線600間の短絡を防止するためである。よって、この技術的効果は、1本の電極リード線600が絶縁を有していれば達成可能である。そのため、絶縁被覆500を備える電極リード線600は1本であってもよいし、2本の電極リード線600が絶縁被覆500を備えていてもよい。電極リード線600における絶縁被覆500の設置位置は、次のように要求される。即ち、電極リード線600の一端は発熱体200に溶接されるため、溶接される部分の電極リード線600には絶縁被覆500が存在しない。一方、ハウジング300から伸出する部分の少なくとも末端には絶縁被覆500が存在せず、バッテリに接続する必要がある。従って、少なくとも電極リード線600とハウジング300との接触部分に絶縁被覆500が設けられている。
【0032】
絶縁被覆500で絶縁することで、電極リード線600が金属製のハウジング300に接触して発熱霧化コアの内部を短絡させるとの事態が回避される。加えて、絶縁被覆500はわずかな弾性を有するため、ハウジング300と固定部材700の間に挟持されて、電極リード線600を断ち切ることなく良好に固定し得る。また、電極リード線600の末端からは導電用の心線がわずかに露出しているだけである。こうすることで、発熱部材200の外部に露出した電極リード線600が短絡を招来することがなくなるが、外部のバッテリに溶接しやすいよう、やや長めに設計してもよい。
【0033】
図1図6に示すように、電極リード線600は、ハウジング300の外部に伸出してバッテリに接続される必要があるが、電極リード線600が力を受けてぐらつくと、発熱体200の発熱回路も一緒にぐらつくことで、導液体100と発熱体200の接触不良が発生する。そのため、固定部材700により電極リード線600を予め固定しておく必要がある。前記電極リード線600の中央部又は下部は、屈曲してハウジング300の内壁に密着する。前記固定部材700は、ハウジング300内に詰め込まれて電極リード線600を固定する。具体的には、電極リード線600を固定部材700とハウジング300の内壁の間に挟持して固定してもよいし、固定部材700に収容空間が設けられていてもよい。電極リード線600は、ハウジング300と固定部材700の間に挟持されるため、伸出した電極リード線600のぐらつきに伴って、ハウジング300内における発熱体200の発熱回路がぐらつくことはない。
【0034】
前記固定部材700の形状はハウジング300の内壁の形状に適合し、一致している。
【0035】
固定部材700には複数の実施形態が存在する。
【0036】
図1図4図6に示すように、第1実施形態は次の通りである。即ち、前記固定部材700の外周縁には位置決め溝730が開設されており、前記電極リード線600は位置決め溝730内に係接されて固定される。位置決め溝730の横断面の形状は、円弧形、U形、V形、四角形等の形状としてもよいが、開口が大きくて挿入しやすく、且つ電極リード線600を完全に挟持及び固定可能なV形とすることが好ましい。前記位置決め溝730の設置数は少なくとも1つとする。1つ設ける場合には、2本の電極リード線600を一緒に固定する。また、図6に示すように、2つの位置決め溝730を設ける場合には、2本の前記電極リード線600を異なる位置決め溝730内に係接する。そのほか、図3に示すように、前記位置決め溝730を複数設けてもよい。複数の前記位置決め溝730は固定部材700の外周縁に均一に設けられ、2本の前記電極リード線600は任意の2つの位置決め溝730内に係接される。前記位置決め溝730の上部には案内部720が設けられている。前記案内部720は、天井面から位置決め溝730まで滑らかに連なっている。或いは、前記案内部720は、開口が天井から底まで次第に縮小している。電極リード線600は、案内部720に沿って位置決め溝730内に滑り込む。また、前記固定部材700の天井面は、内側が高く外側が低い斜面又は円弧面となっている。これにより、電極リード線600を両側に滑らせるのにも有利となり、組み立て時に固定部材700の天井面に押し付けられるとの事態が回避される。また、固定部材700に位置決め溝730を設けることなく、電極リード線600を固定部材700とハウジング300の内壁の間に挟持してもよい。当該実施形態において、固定部材700は弾性部材であってもよい。
【0037】
第2実施形態は次の通りである。即ち、前記固定部材700には貫通した固定孔が設けられており、電極リード線600は固定孔内に挿着される。
【0038】
前記固定部材700には、ハウジング300の内部とハウジング300の外部を貫通させる通気孔710が設けられているため、固定部材700がハウジング300に詰め込まれたあと、発熱200へ空気を導入することが可能となる。通気孔710の形状及び孔径は実際の必要性に応じて設定すればよく、ここでは限定しない。
【0039】
発熱体200及び導液体100をハウジング300内に詰め込んだあとは、ハウジング300の拘束によって導液綿及び発熱体200がいずれもハウジング300の内部に固定される。また、発熱体200には金属材質が用いられており、外側への弾性力を有するため、発熱体200と導液体100との接触が良好となる。また、固定部材700をハウジング300に詰め込むと、電極リード線600がハウジング300と固定部材700の間に挟持される。よって、伸出した電極リード線600のぐらつきに伴って、ハウジング300内における発熱体200の発熱回路がぐらつくことはない。従って、電極リード線600が力を受けてぐらつくと発熱回路も一緒にぐらつくとの問題が回避され、導液体100と発熱体200との接触不良の問題が解決される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
導液体、発熱体、発熱体に接続される少なくとも1本の電極リード線を含む発熱霧化コアであって、
前記発熱体は導液体の表面に密着しており、電極リード線は発熱体の両端から外部に延伸しており、且つ、少なくとも1本の電極リード線に絶縁被覆が設けられており、前記導液体の外側には軸方向に延伸するハウジングが設けられており、前記導液体はハウジング内に組み合わされるよう充填され、ハウジング内には電極リード線を固定するための固定部材が設けられていることを特徴とする発熱霧化コア。
【請求項2】
前記ハウジングはストレート管構造となっており、ハウジングの側面には給液孔又は給液溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項3】
前記ハウジングは筒状のフレーム構造となっていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項4】
前記電極リード線の中央部又は下部は屈曲してハウジングの内壁に密着し、前記固定部材は電極リード線を固定し、前記固定部材には通気孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項5】
前記固定部材の外周縁には少なくとも1つの位置決め溝が開設されており、前記少なくとも1本の電極リード線は前記少なくとも1つの位置決め溝内に係接されて固定されることを特徴とする請求項4に記載の発熱霧化コア。
【請求項6】
前記少なくとも1つの位置決め溝は2つの位置決め溝を含み、前記少なくとも1本の電極リード線は2本の前記電極リード線を含み、2本の前記電極リード線は異なる位置決め溝内に係接されることを特徴とする請求項5に記載の発熱霧化コア。
【請求項7】
前記少なくとも1つの位置決め溝は複数の位置決め溝を含み、複数の前記位置決め溝は固定部材の外周縁に均一に設けられ、前記少なくとも1本の電極リード線は2本の前記電極リード線を含み、2本の前記電極リード線は任意の2つの位置決め溝内に係接されることを特徴とする請求項5に記載の発熱霧化コア。
【請求項8】
前記位置決め溝の上部には案内部が設けられており、前記案内部は天井面から位置決め溝まで滑らかに連なっており、或いは、前記案内部は、開口が天井から底まで次第に縮小していることを特徴とする請求項5に記載の発熱霧化コア。
【請求項9】
前記固定部材の天井面は、内側が高く外側が低い斜面又は円弧面となっていることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項10】
前記固定部材には貫通した少なくとも1つの固定孔が設けられており、前記少なくとも1本の電極リード線は前記少なくとも1つの固定孔内に挿着されることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項11】
前記固定部材の形状はハウジングの内壁の形状に適合し、一致していることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項12】
前記発熱体は、シート状、筒状又は螺旋状であることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【請求項13】
前記導液体は、複数層の導液綿を重ねて製造される多層管状構造であることを特徴とする請求項1に記載の発熱霧化コア。
【国際調査報告】