(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-05-31
(54)【発明の名称】モジュール式パレット
(51)【国際特許分類】
A45D 33/00 20060101AFI20240524BHJP
【FI】
A45D33/00 615F
A45D33/00 625A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023577611
(86)(22)【出願日】2022-06-12
(85)【翻訳文提出日】2024-01-11
(86)【国際出願番号】 US2022033163
(87)【国際公開番号】W WO2022265947
(87)【国際公開日】2022-12-22
(32)【優先日】2021-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513161449
【氏名又は名称】イーエルシー マネージメント エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110002848
【氏名又は名称】弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロー、イェオン ジュン
(57)【要約】
空洞を画定する容器と、インサートと、ベゼルと、化粧品パンと、を含むモジュール式化粧品が提供される。インサートは、容器の空洞内に配置されるように適合され、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。ベゼルはまた、容器の空洞内に少なくとも部分的に配置されるように適合され、少なくとも1つの開口部を含む。化粧品パンは、化粧品を保持するように適合され、ベゼルの少なくとも1つの開口部内に少なくとも部分的に配置される。化粧品パンは、化粧品パンがインサートに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空洞を画定する容器と、
前記容器の前記空洞内に配置されるように適合されたインサートであって、少なくとも部分的に磁性材料から構成されるインサートと、
前記容器の前記空洞内に少なくとも部分的に配置されるように適合されたベゼルであって、少なくとも1つの開口部を含むベゼルと、
化粧品を保持するように適合された化粧品パンであって、前記ベゼルの前記少なくとも1つの開口部内に少なくとも部分的に配置され、前記化粧品パンが前記インサートに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される化粧品パンと、を含む、モジュール式化粧品。
【請求項2】
前記容器にヒンジ結合されたカバーを更に備える、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項3】
前記カバーは、前記カバーを閉鎖構成に向かって付勢するように適合された磁性材料から少なくとも部分的に構成される、請求項2に記載のモジュール式化粧品。
【請求項4】
前記カバーは、第1の視覚特性を有する第1のカバーインサート又は第2の視覚特性を有する第2のカバーインサートのうち少なくとも1つを取外し可能に受容するように適合されたインサート結合機構を含む、請求項2に記載のモジュール式化粧品。
【請求項5】
前記ベゼルは、少なくとも部分的に磁性材料から構成される、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項6】
前記ベゼルの前記少なくとも1つの開口部は、前記化粧品パンと摩擦係合及び/又は磁気係合するように適合される、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項7】
前記容器の寸法は、複数の化粧品パンを受容するように決定される、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項8】
前記ベゼルが、複数の化粧品パンを受け入れるための複数の開口部を含む、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項9】
前記ベゼルは、前記ベゼルを前記容器から取外すためにユーザに触れられる取外し部を含む、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項10】
前記取外し部は、テーパ状の突部を含み、ユーザが前記テーパ状の突部に触れると、前記ベゼルの一部が前記容器の上方の位置まで上昇する、請求項10に記載のモジュール式化粧品。
【請求項11】
前記容器は、前記容器から前記パンを取外すためにユーザに触れられるパン取外し機構を含む、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項12】
少なくとも部分的に磁性材料から構成されるインサートと、
前記インサートを受容するように適合された空洞を画定する容器であって、前記容器の前記空洞は、1)第1の開口構成を有する第1のベゼル、又は2)第2の開口部構成を有する第2のベゼルのうち少なくとも1つと取外し可能に結合するように適合される容器と、
化粧品を保持するように適合された化粧品パンであって、前記第1のベゼル又は前記第2のベゼルのうち少なくとも1つの中に少なくとも部分的に配置されるように適合され、前記化粧品パンが前記インサートに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される化粧品パンと、
を含む、モジュール式化粧品。
【請求項13】
前記容器にヒンジ結合されたカバーを更に備える、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項14】
前記カバーは、前記カバーを閉鎖構成に向かって付勢するように適合された磁性材料から少なくとも部分的に構成される、請求項13に記載のモジュール式化粧品。
【請求項15】
前記カバーは、第1の視覚特性を有する第1のカバーインサート又は第2の視覚特性を有する第2のカバーインサートのうち少なくとも1つを取外し可能に受容するように適合されたインサート結合機構を含む、請求項13に記載のモジュール式化粧品。
【請求項16】
前記第1のベゼル又は前記第2のベゼルのうち少なくとも1つは、少なくとも部分的に磁性材料から構成される、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項17】
前記第1のベゼル又は前記第2のベゼルのうち少なくとも1つは、ユーザに触れられる取外し部を含む、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項18】
前記取外し部は、テーパ状の突部を含む、請求項17に記載のモジュール式美容製品。
【請求項19】
前記容器は、前記容器から前記パンを取外すためにユーザに触れられるパン取外し機構を含む、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項20】
空洞を画定する容器であって、少なくとも部分的に磁性材料から構成される容器と、
前記容器の前記空洞内に少なくとも部分的に配置されるように適合されたベゼルであって、少なくとも部分的に磁性材料から構成され、少なくとも1つの開口部を含むベゼルと、
化粧品を保持するように適合された化粧品パンであって、前記ベゼルの前記少なくとも1つの開口部内に少なくとも部分的に配置され、前記化粧品パンが前記容器又は前記ベゼルに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される化粧品パンと、を含む、モジュール式美容製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して化粧品に関し、より詳細には、モジュール式の特徴を有する化粧品に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧品及び/又は物質用の容器及び貯蔵容器は、多くの異なる配置及び構成で提供される。例えば、パレットを使用して、異なる色相を有する任意の数の様々なアイシャドウ製品を保持してもよい。これらのパレットは、パンに配置される所望の数のアイシャドウ製品を収容するために、異なるサイズで提供されてもよい。メイクアップアーティストによってプロフェッショナル環境で使用されるとき、あまりに大きなパレットは、人間工学的特徴を欠くため、保持したり使用したりするのに不便であり得る。更に、化粧品パンの交換が困難であること及び/又はパンの安定性が欠如していることによって、既存のパレットを使用しづらい場合がある。更に、メイクアップアーティストは、容器が、消費者が好むものとは異なる特定の特徴又は構成要素(例えば、透明な蓋部など)を含むことを好む場合があり、したがって、製造業者は、プロフェッショナル用途及び消費者用途のために2つの別個の製品ラインを作らなければならない場合がある。
【0003】
したがって、改善された機能性を有する改善されたアクセサリが必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
本開示の範囲内の実施例は、人間工学的かつ交換可能という特徴を有するモジュール式パレットの使用を対象とする。モジュール式化粧品は、空洞を画定する容器と、インサートと、ベゼルと、化粧品パンと、を含んでもよい。インサートは、容器の空洞内に配置されるように適合され、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。ベゼルはまた、容器の空洞内に少なくとも部分的に配置されるように適合され、少なくとも1つの開口部を含む。化粧品パンは、化粧品を保持するように適合され、ベゼルの少なくとも1つの開口部内に少なくとも部分的に配置される。化粧品パンは、化粧品パンがインサートに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。
【0005】
いくつかの実施例では、モジュール式化粧品は、容器にヒンジ結合されたカバーを含んでもよい。カバーは、カバーを閉鎖構成に向かって付勢する磁性材料から少なくとも部分的に構成されてもよい。更に、いくつかの実施例では、カバーは、第1の視覚特性を有する第1のカバーインサート又は第2の視覚特性を有する第2のカバーインサートのうち少なくとも1つを取外し可能に受容するためのインサート結合機構を含んでもよい。
【0006】
いくつかの実施例では、ベゼルは、少なくとも部分的に磁性材料から構成されてもよい。更に、いくつかの形態では、ベゼルの少なくとも1つの開口部は、化粧品パンと摩擦係合及び/又は磁気係合してもよい。
【0007】
いくつかのアプローチでは、容器の寸法は、複数の化粧品パンを受容するように決定されてもよい。更に、ベゼルは、複数の化粧品パンを受け入れるように適合された複数の開口部を含んでもよい。いくつかの実施例では、ベゼルは、ベゼルを容器から取外すためにユーザに触れられる取外し部を含んでもよい。取外し部は、テーパ状の突部を含んでもよい。ユーザがテーパ状の突部に接触すると、ベゼルの一部が容器の上方の位置まで上昇する。
【0008】
いくつかの実施例では、容器は、容器からパンを取外すためにユーザに触れられるパン取外し機構を含んでもよい。
【0009】
第2の態様によれば、インサートと、容器と、化粧品パンと、を含むモジュール式化粧品が提供される。インサートは、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。容器は、インサートを受け入れるための空洞を画定する。更に、空洞は、1)第1の開口部構成を有する第1のベゼル、又は2)第2の開口部構成を有する第2のベゼルのうち少なくとも1つと、取外し可能に結合する。化粧品パンは、化粧品を保持するように適合され、第1のベゼル又は第2のベゼルのうち少なくとも1つの中に少なくとも部分的に配置される。化粧品パンは、化粧品パンがインサートに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。
【0010】
第3の態様によれば、空洞を画定する容器と、容器空洞内に少なくとも部分的に配置されるように適合されたベゼルと、化粧品を保持するように適合された化粧品パンと、を含むモジュール式化粧品が提供される。容器は、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。ベゼルは、少なくとも部分的に磁性材料から構成され、少なくとも1つの開口部を含む。化粧品パンは、ベゼルの少なくとも1つの開口部内に少なくとも部分的に配置され、化粧品パンが容器又はベゼルに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
上記の要求は、特に図面と併せて検討されるとき、以下の詳細な説明に記載されるモジュール式パレットの1つ、2つ以上、又は任意の組合せを提供することによって少なくとも部分的に満たされる。
【
図1】様々な実施形態による、単一の化粧物質パンを収容するように適合された第1の実施例の、モジュール式パレットの斜視図を図示する。
【
図2】種々の実施形態による、開放構成における
図1の例示的モジュール式パレットの斜視図を図示する。
【
図3】種々の実施形態による、
図1及び
図2の例示的モジュール式パレットの分解斜視図を図示する。
【
図4】種々の実施形態による、
図1-3の例示的モジュール式パレットの上面図を図示する。
【
図5】種々の実施形態による、
図1-4の例示的モジュール式パレットの正面立面図を図示する。
【
図6】種々の実施形態による、
図1-5の例示的モジュール式パレットの背面立面図を図示する。
【
図7】種々の実施形態による、
図1-6の例示的モジュール式パレットの斜視断面図を図示する。
【
図8】様々な実施形態による、2つの化粧物質パンを収容するように適合された第2の実施例の、モジュール式パレットの斜視図を図示する。
【
図9】種々の実施形態による、
図8の例示的モジュール式パレットの分解斜視図を図示する。
【
図10】種々の実施形態による、
図8及び
図9の例示的モジュール式パレットの上面図を図示する。
【
図11】種々の実施形態による、
図8-10の例示的モジュール式パレットと併用するための例示的ベゼルの側面図を図示する。
【
図12】様々な実施形態による、4つの化粧物質パンを収容するように適合された第3の実施例の、モジュール式パレットの斜視図を図示する。
【
図13】種々の実施形態による、
図12の例示的モジュール式パレットの分解斜視図を図示する。
【
図14】種々の実施形態による、
図12及び
図13の例示的モジュール式パレットの上面図を図示する。
【
図15】種々の実施形態による、2つの化粧物質パンを収容するように適合された第4の実施例の、モジュール式パレットの斜視図を図示する。
【
図16】種々の実施形態による、
図15の例示的モジュール式パレットの分解斜視図を図示する。
【
図17】種々の実施形態による、
図15及び
図16の例示的モジュール式パレットの上面図を図示する。
【
図18】種々の実施形態による、9つの化粧物質パンを収容するように適合された第5の実施例の、モジュール式パレットの斜視図を図示する。
【
図19】種々の実施形態による、
図18の例示的モジュール式パレットの分解斜視図を図示する。
【
図20】種々の実施形態による、
図18及び
図19の例示的モジュール式パレットの上面図を図示する。
【
図21】様々な実施形態による、2つの化粧物質パンを収容するように適合された第6の実施例の、モジュール式パレットの斜視図を図示する。
【
図22】種々の実施形態による、
図21の例示的モジュール式パレットの分解斜視図を図示する。
【
図23】種々の実施形態による、
図21及び
図22の例示的モジュール式パレットの上面図を図示する。
【0012】
当業者であれば、図中の要素は簡略化及び明確化のために示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解するであろう。例えば、図中の要素のうち、いくつかの寸法及び/又は相対的位置決めは、様々な実施例に対する理解を深めることに役立つよう、他の要素に対して誇張されている場合がある。また、商業的に実現可能な実施例において有用又は必要であり、一般的であるがよく理解されている要素は、これらの様々な実施例の図を遮るものを少なくし易くするために、多くの場合は図示されていない。更に理解されるであろうことは、特定の動作及び/又はステップは、特定の発生順序で説明又は図示され得るが、当業者は順序に関するそのような特定が実際には必要ないと解釈するであろうということである。本明細書で使用される用語及び表現は、異なる特定の意味が本明細書に別途記載されている場合を除いて、上述のように当業者によってそのような用語及び表現に与えられるような通常の技術的意味を有することも理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0013】
一般的に言えば、これらの様々なアプローチに従って、人間工学的かつモジュール式で、取外し可能という特徴を有するモジュール式パレットが提供される。本明細書に説明されるモジュール式パレットは、ユーザが、異なる製品色相、サイズ、及び/又は任意の他の特徴を含有するカスタマイズされたパレットを作成できるようにする。更に、本明細書で説明されるモジュール式パレットは、製品が使用中に損傷しないことを確実にするために、所望の数の化粧品パンを確実に保持してもよい。加えて、本明細書で説明されるモジュール式パレットは、窓機能と鏡機能の可換性を与える交換可能な蓋構成要素に部分的に起因して、プロフェッショナル環境及び消費者環境の両方において有利に使用され得る。
【0014】
図を参照すると、
図1~
図7に示すように、第1のモジュール式化粧品100がモジュール式パレットの形態で提供される。概して、モジュール式パレット100は、容器102と、カバー106と、インサート114と、化粧品パン120と、を含む。容器102は、協働して空洞103を画定する基部102a及び側壁102bを含む。容器102は、例えば、金属、ポリマーなど、任意の数の好適な材料及び/又は材料の組合せから構成されてもよい。
図1~
図7に示すように、容器102は概して円筒形の本体を有するが、残りの図に関して論じられるように、適切な形状及び/又は構成の、他の実施例も可能である。基部102a及び側壁102bは、ユーザによって取り扱われるときの快適性を向上させるために、概して湾曲又は面取りされた過渡部を有してもよい。
【0015】
以下で更に詳細に論じられるように、いくつかの実施例では、容器の基部102aは、開口部又は貫通孔の形態のパン取外し機構112を画定する。更に、いくつかの実施例では、側壁102bは、カバー106と協働する開口部の形態の容器ヒンジ領域104を含む。
【0016】
カバー106は、蓋又はキャップの形態であってもよく、容器ヒンジ領域104と係合してカバー106を容器102とヒンジ結合するカバーヒンジ107を含む。図示された実施例では、カバーヒンジ107は、対応する容器ヒンジ領域104に係合する任意の数の突起108bを含むカバー106から下方に延びる延長部107aの形態である。しかしながら、他の実施例では、容器ヒンジ領域104及びカバーヒンジ107の構成要素は、逆にされてもよい。容器102とカバー106との間のこの係合は、カバー106が閉鎖構成(
図1及び
図4~
図7に示されるような)と開放構成(
図2に示されるような)との間で旋回可能にする。いくつかの実施例では、カバー102は、ユーザがカバー106の移動を補助するために把持し得る突起の形態の係合部材108を更に含んでもよい。いくつかの実施例では、側壁102bは、ユーザが係合部材108を適切に把持できるよう、追加のクリアランスを提供するくぼみ又は開口部(図示せず)を含んでもよい。
【0017】
閉鎖構成にあるとき、カバー106は、例えば、カバー106と側壁102bとの間の摩擦係合、これらの構成要素間の磁気吸引力、係止/解放機構など、任意の数の好適なアプローチを介して、容器102に固定されてもよい。他の実施例が使用されてもよい。
【0018】
カバー106は、開口部の形態のカバーインサート結合機構109を更に含む。いくつかの実施例では、カバーインサート結合機構109は、テーパ状又は円錐状の外形を有してもよく、他の実施例では、カバーインサート結合機構109は、一定の又は決まった直径を有してもよい。カバーインサート結合機構109は、ディスクの形態の任意の数の様々なカバーインサート110を受け入れる。例えば、第1のカバーインサート110は第1の視覚特性を有してもよく、第2のカバーインサート110は第2の異なる視覚特性を有してもよい。より具体的には、第1のカバーインサート110は、カバー106が閉じられたときに、ユーザ(例えば、メイクアップアーティスト)が空洞103内の内容物を視覚的に識別できるように、本体が透明及び/又は半透明の形態の第1の視覚的特徴を有してもよい。更に、第2のカバーインサート110は、化粧品を塗布するときにユーザ(例えば、消費者)が自分の顔を視覚化するのを助けるために、反射体又は鏡体の形態の第2の視覚的特徴を有してもよい。他の実施例では、カバーインサート110は、選択的に透明、半透明、及び/又は反射性の本体を有してもよい。例えば、マジックミラーを用いてもよい。他の実施例も可能である。
【0019】
カバーインサート110は、インサート結合機構109に挿入可能である。インサート連結機構109が概してテーパ状の外形を有する例では、カバーインサート110は、インサート連結機構109のテーパ状の外形に摩擦係合する、対応するテーパ状の外側外形を有してもよい。そのようなテーパ状プロファイルは、カバーインサート110がカバー106の下側を介して付勢されることを防止し得る。他の実施例では、インサート結合機構109は、カバーインサート110がカバー106の下側を介して付勢されるのを防止するために、下側突部及び/又は突起を含んでもよい。いずれにしても、カバーインサート110は、カバーインサート110を反対方向に押すことによって、インサート結合機構109から取外されるか、又は他の方法で分離されてもよい。
【0020】
容器102の基部102a上又はその近くに配置されてもよいインサート114は、平坦なディスクの形態である。特に、インサート114は磁性材料から構成されてもよい。いくつかの実施例では、インサート114は、パン取外し機構112と軸方向に位置合せされた開口部又は貫通孔115を含む。この実施例では、
図7に示すように、パン取外し機構112は、インサート114の開口部115に係合する突部112bを画定してもよい。インサート114は、任意の数の適切な手法によって空洞103内に保持されてもよい。例えば、インサート114は、側壁102b(及び/又はパン取外し機構112の突部)と摩擦係合してもよく、接着剤及び/又は超音波溶接を使用して容器102と接着されてもよく、及び/又は容器102と磁気的に結合されてもよい。他の実施例も可能である。これらの実施例では、インサート114は、空洞103内に配置されたときに、そのフロア又は底面として機能する。
【0021】
化粧品パン120(
図2)は、化粧品又は物質50を保持するための容積121を画定する基部及び側壁を含む。例えば、化粧品パン120は、アイシャドウ製品、他の圧縮粉末製品、例えばハイライト製品、コントゥア製品、及び/又はコンシーラ製品など、並びにホットポアアイテム、例えば唇用製品、目元用製品、コンシーラ製品、及び/又は眉用製品などを保持してもよい。他の実施例も可能である。
図1~
図7に示す実施例では、化粧品パン120は、側壁102b及びインサート114に隣接して配置されるように、空洞103内に少なくとも部分的に配置される。
【0022】
化粧品パン120は、少なくとも部分的に磁性材料(例えば、スズ)から構成される。より具体的には、化粧品パン120の全部又は一部は、インサート114に引き付けられて磁気的に結合するように磁性体であってもよく、したがって、空洞103内に配置されたときにその中に保持される。いくつかの実施例では、化粧品パン120は、非磁性材料から構成されてもよく、化粧品パン120をインサート114と磁気的に結合させるために、別個の磁石を作用可能に化粧品パン120と結合してもよい。
【0023】
図7に示すように、側壁102bの上端は、面取りされた領域を含んでもよい。化粧品パン120は、側壁102bのこの面取りされた領域上又はその近くに載置されるリップ122を含んでもよい。いくつかの実施例では、側壁102bの面取り領域とリップ122との間に間隙を形成して、ユーザがリップ122を把持して化粧品パン120を空洞103から取外せるようにしてもよい。いくつかの実施例では、インサート114と化粧品パン120との間の磁気結合に加えて、側壁102bの寸法は、化粧品パン120が側壁102bに摩擦係合して化粧品パン120を空洞103内に保持するのを助けるように決定されてもよい。
【0024】
化粧品パン120は、パン取外し機構112を介して体の一部(例えば、ユーザの指)を挿入し、インサート114と化粧品パン120との間の重力(及び、いくつかの実施例では、摩擦力)に打ち勝つまで、化粧品パン120の基部に対して上向きに押すことによって、空洞103から取外されてもよい。空洞103から化粧品パン120を取外すと、異なる化粧品パン(例えば、レフィルを含む交換パン、異なる色/色相を有する化粧品50、及び/又は異なるタイプの化粧品50)が容器102に結合されてもよい。したがって、ユーザは、希望する様々な用途のために単一の容器102を使用してもよい。
【0025】
図8~
図11に示されるように、代替のモジュール式パレット200(化粧品パンを省いて図示する)が提供される。
図8~
図11に示されるモジュール式パレット200は、モジュール式パレット100と同様の特徴を含んでもよく、それによって、
図8~
図11に示される要素は、
図1~
図7に示される実施例に示される同様の参照番号に100を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は実質的に詳細には説明されない。更に、モジュール式パレット200に関して説明した特徴の任意の組合せ又は部分的な組合せをモジュール式パレット100に組み込むことができ、その逆も可能であることが理解される。
【0026】
モジュール式パレット200は、容器202、カバー206、カバーインサート210、及びベゼル230を含む。いくつかのアプローチでは、容器202の空洞203内に挿入可能な平坦なディスクの形態の磁気インサート(図示せず)が提供されてもよい。
【0027】
この実施例では、容器202は、
図1~
図7に関して説明した容器102よりも全体的にサイズが大きい。この実施例では、容器202は、細長い側壁203bを含む卵形の形状を有する。
【0028】
上述のインサート114と同様に、ベゼル230は、容器202の空洞203内に少なくとも部分的に配置されるように適合される。特に、ベゼル230は、部分的に又は全体的に磁性材料から構成されてもよい。更に、いくつかの実施例では、ベゼル230は、その周辺部又はその付近に配置されたいくつかの磁石を含んでもよい。ベゼル230は、空洞203と同様の形状を有し、いくつかの実施例では、容器202の側壁202bに摩擦係合してもよい。ベゼル230は、この摩擦係合によって、及び/又はベゼル230と容器202との間の磁気結合によって、空洞203内に保持されもよい。
【0029】
ベゼル230は、任意の数の開口部232を含む。図示の実施例では、ベゼル230は2つの開口部232を含むが、他の実施例も可能である。各開口部230は、その中に化粧品パン(図示せず)を受容するように適合される。いくつかの実施例では、磁性材料から構成され得る化粧品パンは、ベゼル230と磁気的に結合してもよく、ベゼル110自体は、容器202内に磁気的に又は他の方法で保持されてもよい。他の実施例では、化粧品パンは、代替的に又は追加的に、開口部の側壁と摩擦係合して(及び/又は開口部の上縁部上に載置されて)保持されてもよい。更に他の実施例では、化粧品パンは、代替的に又は追加的に、ベゼル230の下に配置された別個のインサートと磁気的に結合されてもよい。更に他の実施例では、化粧品パンは、代替的に又は追加的に、容器202の基部202aと磁気的に結合されてもよい。いずれにしても、化粧品パンは、容器202内に磁気的に保持されるが、容器202から選択的に取外し可能である。
【0030】
図9及び
図11を参照すると、ベゼル230は、その上面230aと下面230bとの間に延在するテーパ、ランプ、又は突部の形態の取外し部234を更に含んでもよい。取外し部234は、係合領域236を更に含む。ベゼル230が空洞203内に配置されたとき、ユーザは、下方に(すなわち、空洞203内に)押すことによって係合領域236を係合させてもよい。このような付勢は、磁力及び摩擦力に打ち勝つのに十分であり、ベゼル230の後部230cをせり上げて空洞203の外に出すようにする。次いで、ユーザは、ベゼル230の後部230cを把持し、それを空洞203から取外してもよい。いくつかの実施例では、ベゼル230を空洞203から取外すことにより、任意の化粧品パンも空洞203から取外されるようになる。これらの実施例では、ユーザは、体の一部(例えば、ユーザの指)を開口部232の下側に置き、上方に押すことによって、1つ又は複数の化粧品パンを開口部232から分離してもよい。他の実施例では(例えば、ベゼル230に加えて別個の磁気インサートが使用され、空洞203内に配置される場合)、空洞203からベゼル230を取外すことにより、化粧品パンが空洞203内に保持されるようになる。次に、ユーザは、化粧品パンを把持して容器202から取り出してもよい。
【0031】
図12~
図14に示されるように、代替のモジュール式パレット300(化粧品パンを省いて図示する)が提供される。
図12~
図14に示されるモジュール式パレット300は、モジュール式パレット100、200と同様の特徴を含んでもよく、それによって、
図12~
図14に示される要素は、
図1~
図11に示される実施例に示される同様の参照番号にそれぞれ100又は200を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は実質的に詳細には説明されない。更に、モジュール式パレット300に関して説明した特徴の任意の組合せ又は部分的な組合せをモジュール式パレット100、200に組み込むことができ、逆もまた同様であることが理解される。
【0032】
この実施例では、容器302は、
図1~
図11に関して説明した容器102、202よりも全体的にサイズが大きい。この実施例では、容器302は、丸みを帯びた角を有する概して正方形の形状(例えば、正方形と円の中間の図形(squircle))を有する。容器302は、4つの化粧品パンを受け入れるための4つの開口部332を有する取外し可能なベゼル330を含む。しかしながら、他のベゼル構成も可能である。
【0033】
図15~
図17に示されるように、代替のモジュール式パレット400(化粧品パンを省いて図示する)が提供される。
図15~
図17に示されるモジュール式パレット400は、モジュール式パレット100、200、300と同様の特徴を含んでもよく、それによって、
図15~
図17に示される要素は、
図1~
図14に示される例に示される同様の参照番号にそれぞれ100、200、又は300を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は実質的に詳細には説明されない。更に、モジュール式パレット400に関して説明した特徴の任意の組合せ又は部分的な組合せをモジュール式パレット100、200、300に組み込むことができ、その逆も可能であることが理解される。
【0034】
この実施例では、容器402は、
図1~
図14に関して説明した容器102、202、302よりも全体的にサイズが大きい。この実施例では、容器402は、丸みを帯びた角を有する概して長方形の形状を有する。容器402は、4つの化粧品パンを受け入れるための6つの開口部432を有する取外し可能なベゼル430を含む。しかしながら、他のベゼル構成も可能である。
【0035】
図18~
図20に示されるように、代替のモジュール式パレット500(化粧品パンを省いて図示する)が提供される。
図18~
図20に示されるモジュール式パレット500は、モジュール式パレット100、200、300、400と同様の特徴を含んでもよく、それによって、
図18~
図20に示される要素は、
図1~
図17に示される例に示される同様の参照番号にそれぞれ100、200、300、又は400を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は実質的に詳細には説明されない。更に、モジュール式パレット500に関して説明した特徴の任意の組合せ又は部分的な組合せをモジュール式パレット100、200、300、400に組み込むことができ、その逆も可能であることが理解される。
【0036】
この実施例では、容器502は、
図1~
図17に関して説明した容器102、202、302、402よりも全体的にサイズが大きい。この実施例では、容器502は、丸みを帯びた角を有する概して正方形の形状を有する。容器502は、4つの化粧品パンを受け入れるための9つの開口部532を有する取外し可能なベゼル530を含む。しかしながら、他のベゼル構成も可能である。
【0037】
図21~
図23に示されるように、代替のモジュール式パレット600(化粧品パンを省いて図示する)が提供される。
図21~
図23に示されるモジュール式パレット600は、モジュール式パレット100、200、300、400、500と同様の特徴を含むことができ、それによって、
図21~
図23に示される要素は、
図1~
図20に示される例に示される同様の参照番号にそれぞれ100、200、300、400、又は500を加えた参照番号で示されることが理解されるであろう。したがって、これらの特徴は実質的に詳細には説明されない。更に、モジュール式パレット600に関して説明した特徴の任意の組合せ又は部分的な組合せをモジュール式パレット100、200、300、400、500に組み込むことができ、その逆も可能であることが理解される。
【0038】
この実施例では、容器602は、
図1~
図20に関して説明した容器102、202、302、402、502よりも全体的にサイズが大きい。この実施例では、容器402は、丸みを帯びた角を有する概して長方形の形状を有する。容器602は、4つの化粧品パンを受け入れるための12個の開口632を有する取外し可能なベゼル630を含む。しかしながら、他のベゼル構成も可能である。
【0039】
そのように構成されることで、本明細書に記載のモジュール式パレットは、ユーザが任意の数の所望の化粧品パンを任意の数の様々な構成及び/又は配置で選択的に保持できるようにする。化粧品パンは、ユーザが所望の化粧品と共に移動できるようにするために、容器と迅速に結合及び分離されてもよい。化粧品パンは、磁力及び/又は摩擦力によって容器内に確実に保持され、したがって、使用中又は輸送中に損傷しない。
【0040】
いくつかの実施例では、異なるベゼルが、異なる開口レイアウトを有する特定の容器102、202、302、402、502、602に提供されてもよい。例えば、容器602は、3×4の開口部632の配置を有する第1のベゼル630を収容してもよいが、異なる配置を有する第2のベゼル(図示せず)が更に設けられてもよい。例えば、ベゼルは、任意の数の大きな開口部と、大きな開口部の周りに配置されたいくつかの小さな開口部と、を含んでもよい。より大きな開口部/複数の開口部は、より大きな体積の化粧品を有する化粧パンを受け入れることができ、これは、一般的に使用される化粧品にとって有益であり得る。より小さい1つ又は複数の開口部は、より小さい体積の化粧品を有する化粧パンを受け入れることができ、これは、使用中にたくさんの量を必要としない特殊な化粧品にとって有益であり得る。更に他の実施例では、開口部の所望の配置(例えば、「X」字形レイアウト、「T」字形レイアウトなど)を有する異なるベゼルが提供されてもよい。これらの異なる構成により、ユーザ(例えば、メイクアップアーティスト)と化粧品を塗布する際のユーザの作業フローが支援されてもよい。
【0041】
更に他の実施例では、本明細書に記載のモジュール式パレットはベゼルを備えていなくてもよい。このような実施例では、磁性インサートを配置した空洞内に化粧品パンを磁気的に保持してもよい。このような構成により、ユーザは、制約のない自由な形で空洞内に化粧品パンを配置することができるようになる。更に他の実施例では、モジュール式パレットは、磁気インサートなしで提供されてもよい。むしろ、容器自体が少なくとも部分的に磁性材料から構成されてもよい。
【0042】
以上の明細書では、具体例が説明された。しかしながら、当業者であれば、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形及び変更を行うことができることを理解する。したがって、明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で考慮されるべきであり、すべてのそのような変形は、本教示の範囲内に含まれることが意図される。加えて、説明された実施例/実装は、相互排他的であると解釈されるべきではなく、その代わりに、そのような組合せが何らかの形で許容される場合、潜在的に組合せ可能であると理解されるべきである。言い換えれば、前述の実施例/実装のいずれかにおいて開示された任意の特徴は、他の前述の実施例/実装のいずれかに含まれ得る。
【0043】
利益、利点、問題に対する解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策を生じさせ得るか、又はより顕著にし得る任意の要素(複数可)は、いずれか又はすべての請求項の重要な、必要な、又は本質的な特徴又は要素として解釈されるものではない。特許請求される発明は、本出願の係属中になされた任意の補正を含む添付の特許請求の範囲及び発行された特許請求の範囲の、すべての均等物によってのみ定義される。
【0044】
更に、本明細書では、第1及び第2、上部及び下部などの関係用語は、1つの実体又は作用を別の実体又は作用から区別するためだけに使用される場合があり、そのような実体又は作用間の実際のそのような関係又は順序を必ずしも必要とせず、又は暗示するものではない。用語「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「含有する(contains)」、「含有している(containing)」、又はそれらの任意の他の変種は、要素のリストを含む、有する、含む、含有するプロセス、方法、物品、又は装置が、それらの要素のみを含むのではなく、明示的に列挙されていない、又はそのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有の他の要素を含み得るように、非排他的な包含をカバーすることが意図される。「...を含む(comprises ... A)」、「...を有する(has ... a)」、「...を含む(includes ... a)」、「...を含有する(contains ... a)」に続く要素は、更なる制約なしに、その要素を含む、有する、含む、含有するプロセス、方法、物品、又は装置における追加の同一要素の存在を排除しない。「1つの(a)」及び「1つの(an)」という用語は、本明細書において明示的に別段の定めがない限り、1つ又は複数として定義される。用語「実質的に(substantially)」、「本質的に(essentially)」、「およそ(approximately)」、「約(about)」又はそれらの任意の同義語は、当業者によって理解されるように近いものとして定義され、この用語の1つの非限定的な例では10%以内、別の例では5%以内、別の例では1%以内、別の例では0.5%以内であると定義される。本明細書で使用される「結合された」という用語は、必ずしも直接ではなく、かつ必ずしも機械的ではないが、接続されていると定義される。ある方法で「構成される」デバイス又は構造は、少なくともその方法で構成されるが、列挙されない方法で構成されてもよい。
【0045】
本特許出願の末尾にある特許請求の範囲は、「手段(means for)」又は「ステップ(step for)」のような文言が請求項に明示的に記載されているなど、従来のミーンズプラスファンクションの文言が明示的に記載されていない限り、35U.S.C.§112(f)の下で解釈されることを意図していない。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空洞を画定する容器と、
前記容器の前記空洞内に配置されるように適合されたインサートであって、少なくとも部分的に磁性材料から構成されるインサートと、
前記容器の前記空洞内に少なくとも部分的に配置されるように適合されたベゼルであって、少なくとも1つの開口部を含むベゼルと、
化粧品を保持するように適合された化粧品パンであって、前記ベゼルの前記少なくとも1つの開口部内に少なくとも部分的に配置され、前記化粧品パンが前記インサートに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される化粧品パンと、
を含む、モジュール式化粧品。
【請求項2】
前記容器にヒンジ結合されたカバーを更に備える、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項3】
前記カバーは、前記カバーを閉鎖構成に向かって付勢するように適合された磁性材料から少なくとも部分的に構成される、請求項2に記載のモジュール式化粧品。
【請求項4】
前記カバーは、第1の視覚特性を有する第1のカバーインサート又は第2の視覚特性を有する第2のカバーインサートのうち少なくとも1つを取外し可能に受容するように適合されたインサート結合機構を含む、請求項2に記載のモジュール式化粧品。
【請求項5】
前記ベゼルは、少なくとも部分的に磁性材料から構成される、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項6】
前記ベゼルの前記少なくとも1つの開口部は、前記化粧品パンと摩擦係合及び/又は磁気係合するように適合される、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項7】
前記容器の寸法は、複数の化粧品パンを受容するように決定される、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項8】
前記ベゼルが、複数の化粧品パンを受け入れるための複数の開口部を含む、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項9】
前記ベゼルは、前記ベゼルを前記容器から取外すためにユーザに触れられる取外し部を含む、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項10】
前記取外し部は、テーパ状の突部を含み、ユーザが前記テーパ状の突部に触れると、前記ベゼルの一部が前記容器の上方の位置まで上昇する、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項11】
前記容器は、前記容器から前記パンを取外すためにユーザに触れられるパン取外し機構を含む、請求項1に記載のモジュール式化粧品。
【請求項12】
少なくとも部分的に磁性材料から構成されるインサートと、
前記インサートを受容するように適合された空洞を画定する容器であって、前記容器の前記空洞は、1)第1の開口構成を有する第1のベゼル、又は2)第2の開口部構成を有する第2のベゼルのうち少なくとも1つと取外し可能に結合するように適合される容器と、
化粧品を保持するように適合された化粧品パンであって、前記第1のベゼル又は前記第2のベゼルのうち少なくとも1つの中に少なくとも部分的に配置されるように適合され、前記化粧品パンが前記インサートに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される化粧品パンと、
を含む、モジュール式化粧品。
【請求項13】
前記容器にヒンジ結合されたカバーを更に備える、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項14】
前記カバーは、前記カバーを閉鎖構成に向かって付勢するように適合された磁性材料から少なくとも部分的に構成される、請求項13に記載のモジュール式化粧品。
【請求項15】
前記カバーは、第1の視覚特性を有する第1のカバーインサート又は第2の視覚特性を有する第2のカバーインサートのうち少なくとも1つを取外し可能に受容するように適合されたインサート結合機構を含む、請求項13に記載のモジュール式化粧品。
【請求項16】
前記第1のベゼル又は前記第2のベゼルのうち少なくとも1つは、少なくとも部分的に磁性材料から構成される、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項17】
前記第1のベゼル又は前記第2のベゼルのうち少なくとも1つは、ユーザに触れられる取外し部を含む、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項18】
前記取外し部は、テーパ状の突部を含む、請求項17に記載のモジュール式美容製品。
【請求項19】
前記容器は、前記容器から前記パンを取外すためにユーザに触れられるパン取外し機構を含む、請求項12に記載のモジュール式化粧品。
【請求項20】
空洞を画定する容器であって、少なくとも部分的に磁性材料から構成される容器と、
前記容器の前記空洞内に少なくとも部分的に配置されるように適合されたベゼルであって、少なくとも部分的に磁性材料から構成され、少なくとも1つの開口部を含むベゼルと、
化粧品を保持するように適合された化粧品パンであって、前記ベゼルの前記少なくとも1つの開口部内に少なくとも部分的に配置され、前記化粧品パンが前記容器又は前記ベゼルに向かって付勢されるように、少なくとも部分的に磁性材料から構成される化粧品パンと、
を含む、モジュール式美容製品。
【国際調査報告】