(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-03
(54)【発明の名称】洗浄機器用の除湿トレイと洗浄機器
(51)【国際特許分類】
A47L 11/30 20060101AFI20240527BHJP
A47L 11/292 20060101ALI20240527BHJP
B08B 5/04 20060101ALI20240527BHJP
B08B 13/00 20060101ALI20240527BHJP
【FI】
A47L11/30
A47L11/292
B08B5/04 A
B08B13/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540909
(86)(22)【出願日】2021-03-23
(85)【翻訳文提出日】2023-08-05
(86)【国際出願番号】 CN2021082431
(87)【国際公開番号】W WO2022147904
(87)【国際公開日】2022-07-14
(31)【優先権主張番号】202120015588.3
(32)【優先日】2021-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523252892
【氏名又は名称】常州心淇達電気有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】邱日興
(72)【発明者】
【氏名】邱日居
【テーマコード(参考)】
3B116
【Fターム(参考)】
3B116AA31
3B116AA46
3B116AB52
3B116BA02
3B116BA14
3B116BB22
3B116BB72
3B116CD23
3B116CD43
(57)【要約】
洗浄機器(1)用の除湿トレイ(2)であって、トレイ本体と除湿装置とを備え、洗浄
機器(1)がトレイ本体に置かれる時、除湿装置は空気をロールブラシ室内に流入させて
ロールブラシ(8H)を乾燥させる。除湿装置は除湿風道(N1)と除湿ファン(2C)
とを含み、洗浄機器(1)がトレイ本体に置かれる時、除湿風道(N1)はロールブラシ
室と流体連通しているとともに、空気は除湿ファン(2C)の駆動を受けて除湿風道(N
1)からロールブラシ室内に流入し、それによってロールブラシ(8H)を除湿する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄機器用の除湿トレイであって、洗浄ヘッド(8)と、吸引装置(6)と、汚液吸入
通路(L)とを有し、前記洗浄ヘッドはロールブラシ室とこのロールブラシ室に内蔵され
るロールブラシ(8H)とを有し、前記ロールブラシ室は前記汚液吸入通路(L)の上流
位置に位置し、前記吸引装置(6)は前記汚液吸入通路(L)の下流位置に位置し且つ汚
液吸入通路(L)内に負圧を発生させるために用いられ、前記除湿トレイ(2)は、
前記洗浄ヘッドに適合することによって非作動状態にある洗浄機器を置くのに適する、
凹部から形成された収容溝を有するトレイ本体と、
前記トレイ本体に配置されるとともに、洗浄機器が前記トレイ本体に置かれる時、空気
を前記ロールブラシ室内に流入させて前記ロールブラシを乾燥させる除湿装置とを備え、
ここで、前記除湿装置は除湿風道(N1)と除湿ファン(2C)とを含み、洗浄機器が
前記トレイ本体に置かれる時、前記除湿風道(N1)は前記ロールブラシ室と流体連通し
ているとともに、空気は除湿ファン(2C)の駆動を受けて除湿風道(N1)からロール
ブラシ室内に流入する、ことを特徴とする除湿トレイ。
【請求項2】
前記トレイ本体は主ケース(2A)と、主ケース(2A)の底壁に固着され、前記底壁
との間の所定の空隙が除湿風道(N1)として形成される風道部品(2B)とを含み、前
記除湿ファン(2C)の吹出口は前記除湿風道(N1)と流体連通している、ことを特徴
とする請求項1に記載の除湿トレイ。
【請求項3】
前記収容溝は前記底壁の上側に位置し、前記風道部品(2B)は前記主ケース(2B)
の下側に固着され、前記底壁に底壁を貫通する少なくとも一つの貫通穴が形成され、前記
収容溝はこの貫通穴を介して除湿風道と連通している、ことを特徴とする請求項2に記載
の除湿トレイ。
【請求項4】
前記貫通穴は複数であり、これらの複数の貫通穴は空気を前記ロールブラシ(8H)に
流すにガイドするのに適しており、これらの複数の貫通穴は前記除湿風道(N1)の吹出
口(S1)として構成される、ことを特徴とする請求項3に記載の除湿トレイ。
【請求項5】
前記収容溝はその底部からさらに凹む集水槽(M1)を有し、この集水槽(M1)の位
置は前記ロールブラシ(8H)の位置に適合し、前記貫通穴は集水槽(M1)の壁部に配
置され、又は前記貫通穴は集水槽(M1)の壁部と前記収容溝の底部の接続箇所に配置さ
れる、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の除湿トレイ。
【請求項6】
ロールブラシを乾燥させるための空気の漏れを阻止するために、前記集水槽(M1)と
ロールブラシ室との間にシール材(2F)が配置される、ことを特徴とする請求項5に記
載の除湿トレイ。
【請求項7】
前記主ケース(2B)には除湿風道(N1)の領域範囲を画定するための風道バッフル
(2A1)が一体に形成され、前記風道部品(2B)は風道バッフル(2A1)に固着さ
れる、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の除湿トレイ。
【請求項8】
前記除湿ファン(2C)は前記風道バッフル(2A1)が囲む領域内に位置する、こと
を特徴とする請求項7に記載の除湿トレイ。
【請求項9】
前記除湿風道(N1)は空気が前記ロールブラシの長さ範囲内で均等にロールブラシ(
8H)に流れるように徐々に拡大する前部を有し、前記前部は前方に前記除湿ファン(2
C)から離れて延びている、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の除湿トレイ。
【請求項10】
前記除湿風道内に、空気を加熱してロールブラシの乾燥効率を向上させる加熱装置(2
G)が配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の除湿トレイ。
【請求項11】
前記トレイ本体に殺菌脱臭するための負イオン発生器(2H)が配置され、前記負イオ
ン発生器の負イオン出力口は前記除湿風道と連通している、ことを特徴とする請求項1に
記載の除湿トレイ。
【請求項12】
洗浄機器であって、洗浄ヘッド(8)と、吸引装置(6)と、汚液吸入通路(L)とを
有し、前記洗浄ヘッド(8)はロールブラシ室とこのロールブラシ室に内蔵されるロール
ブラシ(8H)とを有し、前記ロールブラシ室は前記汚液吸入通路(L)の上流位置に位
置し、前記吸引装置(6)は前記汚液吸入通路(L)の下流位置に位置し且つ汚液吸入通
路(L)内に負圧を発生させるために用いられ、前記洗浄機器は請求項1から11のいず
れか1項に記載の除湿トレイに置かれるのに適している、ことを特徴とする洗浄機器。
【請求項13】
前記汚液吸入通路(L)において、前記吸引装置の上流位置にフィルター(7)が設置
され、この洗浄機器が前記トレイ本体に置かれる時、前記除湿風道(N1)はフィルター
(7)と流体連通しているとともに、空気はロールブラシ室から汚液吸入通路を通ってフ
ィルター(7)に流入してこのフィルター(7)を乾燥させる、ことを特徴とする請求項
12に記載の洗浄機器。
【請求項14】
前記フィルター(7)はHEPAアセンブリである、ことを特徴とする請求項13に記
載の洗浄機器。
【請求項15】
前記洗浄ヘッドは湿度センサ(8P)をさらに有し、この洗浄機器が前記トレイ本体に
置かれる時にのみ、この湿度センサ(8P)は前記ロールブラシ(8H)を流れた後の空
気の湿度を検出することで、前記除湿ファンの開閉を制御する制御信号を生成する、こと
を特徴とする請求項12に記載の洗浄機器。
【請求項16】
前記湿度センサ(8P)が検出した空気の湿度が予め設定される値より小さい時、前記
除湿ファン(2C)は制御されて閉じる、ことを特徴とする請求項15に記載の洗浄機器
。
【請求項17】
前記湿度センサ(8P)は汚液吸入通路(L)における前記ロールブラシ(8H)の下
流位置に配置される、ことを特徴とする請求項15又は16に記載の洗浄機器。
【請求項18】
前記ロールブラシ(8H)は、前記洗浄機器が除湿トレイに置かれる時、その異なる領
域が除湿風道(N1)の吹出口に対向するように制御されて回転できるように構成される
、ことを特徴とする請求項12から16のいずれか1項に記載の洗浄機器。
【請求項19】
前記吸引装置はファンハウジングを含み、前記ファンハウジングは排湿風道(Q1)と
冷却風道(Q2)とを有し、前記排湿風道(Q1)の吹出セグメント(Q12)は風が排
湿風口(6E2)に直接流れるための第一の風セグメント(Q121)と、第一の風セグ
メント(Q121)からずれる風を第一の風セグメント(Q121)に還流させるように
ガイドする第二の風セグメント(Q122)とを含み、前記第二の風セグメント(Q12
2)は円弧状を呈する、ことを特徴とする請求項12に記載の洗浄機器。
【請求項20】
前記ファンハウジングは内部ハウジングアセンブリ(6A)と外部ハウジングアセンブ
リ(6B)とを含み、前記外部ハウジングアセンブリ(6B)は前記内部ハウジングアセ
ンブリ(6A)を収容する内キャビティを有し、前記排湿風道(Q1)の入気セグメント
(Q11)は内部ハウジングアセンブリ(6A)に位置し、前記排湿風道(Q1)の吹出
セグメント(Q12)は外部ハウジングアセンブリ(6B)に位置し、遷移風セグメント
(Q13)は、前記内部ハウジングアセンブリ(6A)と外部ハウジングアセンブリ(6
B)との間に位置し、前記排湿風道(Q1)の入気セグメント(Q11)と吹出セグメン
ト(Q12)とを連通している、ことを特徴とする請求項19に記載のファン。
【請求項21】
前記ファンハウジングは内部ハウジングアセンブリ(6A)と外部ハウジングアセンブ
リ(6B)とを含み、前記外部ハウジングアセンブリ(6B)は前記内部ハウジングアセ
ンブリ(6A)を収容する内キャビティを有し、前記冷却風道(Q2)の入気セグメント
(Q21)は外部ハウジングアセンブリ(6B)に位置し、前記冷却風道(Q2)の吹出
セグメント(Q22)は内部ハウジングアセンブリ(6A)に位置する、ことを特徴とす
る請求項12に記載のファン。
【請求項22】
前記冷却風道(Q2)の吹出セグメント(Q22)は前記排湿風道(Q1)の入気セグ
メント(Q11)と連通している、ことを特徴とする請求項19から21のいずれか1項
に記載のファン。
【請求項23】
前記内部ハウジングアセンブリ(6A)は第一の内部ハウジング(6C)と第二の内部
ハウジング(6D)とを含み、前記第一の内部ハウジング(6C)は排湿ファンを取り付
ける第一のキャビティ部(P1)と冷却ファンを取り付ける第二のキャビティ部(P2)
とを有し、前記第一のキャビティ部(P1)は前記第二のキャビティ部(P2)の下側に
位置し、前記第二の内部ハウジング(6D)は前記第一の内部ハウジング(6C)の下側
に嵌着され、前記冷却風道(Q2)の吹出セグメント(Q22)の末端セグメントは第一
の内部ハウジング(6C)の外側壁と第二の内部ハウジング(6D)の内側壁の間に位置
する、ことを特徴とする請求項20又は21に記載のファン。
【請求項24】
前記外部ハウジングアセンブリ(6B)は第一の外部ハウジング(6E)と、第二の外
部ハウジング(6F)と、外部ハウジングカバー(6G)とを含み、前記第一の外部ハウ
ジング(6E)は前記第二の外部ハウジング(6F)の上側に取り付けられ且つその間に
前記内部ハウジングアセンブリ(6A)を収容するキャビティが形成され、前記外部ハウ
ジングカバー(6G)は前記第一の外部ハウジング(6E)の上側に取り付けられ且つそ
の間に前記排湿風道(Q1)の吹出セグメント(Q12)が形成される、ことを特徴とす
る請求項20又は21に記載のファン。
【請求項25】
前記外部ハウジングカバー(6G)と前記第一の外部ハウジング(6E)との間にガス
ケット(6H)が設置される、ことを特徴とする請求項24に記載のファン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄機器技術に関し、具体的には、洗浄機器用の除湿トレイと洗浄機器に関
する。
【背景技術】
【0002】
湿式洗浄機器は一般的な家庭用洗浄機器で、このような洗浄機器は地面又はロールブラ
シに水を噴射し、ロールブラシで地面を洗浄し、汚水を洗浄機器に吸入する。湿式洗浄機
器は床ブラシ機構(床ブラシヘッド)と、浄水タンクと、汚水タンクと、汚水吸引ファン
とを含み、汚水吸引ファンは汚水を汚水タンクに流す。洗浄機器が洗浄作業を終えた後に
、通常、静置放置方式で床ブラシ機構のローラーブラシを自然乾燥させる。ローラーブラ
シが迅速に乾燥しないと、臭いがして家庭環境に異臭が発生する可能性がある。どうやっ
てロールブラシを迅速に乾燥させ、ロールブラシが静置して臭くならないようにするかは
洗浄機器の技術の最適化のポイントの一つであり、これに鑑み、特に本願を提出した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決すべき技術的課題は洗浄機器のロールブラシを如何に迅速に乾燥させ、静
置して臭くならないようにするかである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明が採用する技術案は以下の通りであり、洗浄機器用
の除湿トレイであって、この洗浄機器は洗浄ヘッドと、吸引装置と、汚液吸入通路とを有
し、前記洗浄ヘッドはロールブラシ室とこのロールブラシ室に内蔵されるロールブラシと
を有し、前記ロールブラシ室は前記汚液吸入通路の上流位置に位置し、前記吸引装置は前
記汚液吸入通路の下流位置に位置し且つ汚液吸入通路内に負圧を発生させるために用いら
れ、前記除湿トレイは、前記洗浄ヘッドに適合することによって非作動状態にある洗浄機
器を置くのに適する、凹部から形成された収容溝を有するトレイ本体と、前記トレイ本体
に配置されるとともに、洗浄機器が前記トレイ本体に置かれる時、空気を前記ロールブラ
シ室内に流入させて前記ロールブラシを乾燥させる除湿装置を備え、ここで、前記除湿装
置は除湿風道と除湿ファンとを含み、洗浄機器が前記トレイ本体に置かれる時、前記除湿
風道は前記ロールブラシ室と流体連通しているとともに、空気は除湿ファンの駆動を受け
て除湿風道からロールブラシ室内に流入する。
【0005】
本出願は、洗浄機器をさらに提供し、この洗浄機器は洗浄ヘッドと、吸引装置と、汚液
吸入通路とを有し、前記洗浄ヘッドはロールブラシ室とこのロールブラシ室に内蔵される
ロールブラシとを有し、前記ロールブラシ室は前記汚液吸入通路の上流位置に位置し、前
記吸引装置は前記汚液吸入通路の下流位置に位置し且つ汚液吸入通路内に負圧を発生させ
るために用いられ、前記洗浄機器は前述したいずれか1項に記載の除湿トレイに置かれる
のに適している。排湿風道の吹出セグメントは風が排湿風口に流れるための第一の風セグ
メントを含む以外、第一の風セグメントからずれる風を第一の風セグメントに還流させる
ようにガイドする第二の風セグメントがさらに設置され、且つ第二の風セグメントは円弧
状の構造を採用し、円弧状の第二の風セグメントは風を第二の風セグメントで還流させる
ことができ、風道壁に衝撃し発生する騒音の低減に役立ち、それによってファン作動時の
全体の騒音を低減させる。
【0006】
好ましくは、前記汚液吸入通路において、前記吸引装置の上流位置にフィルターが設置
され、この洗浄機器が前記トレイ本体に置かれる時、前記除湿風道はフィルターと流体連
通しているとともに、空気はロールブラシ室から汚液吸入通路を通ってフィルターに流入
してこのフィルターを乾燥させる。
【0007】
好ましくは、洗浄ヘッドは湿度センサをさらに有する。
【0008】
好ましくは、前記ロールブラシは、前記洗浄機器が除湿トレイに置かれる時、その異な
る領域が除湿風道の吹出口に対向するように制御されて回転できるように構成される。
【発明の効果】
【0009】
以上の技術案を採用したため、本発明は以下の有益な効果を有し、本出願の除湿トレイ
が洗浄機器を受ける時、除湿ファンは空気を汚液吸入通路に流入させることができ、それ
によってロールブラシを除湿し、ロールブラシの迅速な乾燥に役立ち、静置して臭くなら
ないようにし、汚液吸入通路に流入した空気は汚液吸入通路の吹出端に位置するフィルタ
ーを除湿することもでき、除湿ファンは空気を導風道の吹出口を経由して流出させる時、
集水槽の水気を同期して発散させる。
【0010】
従来の技術の汚水吸引ファンに存在する作動の雑音が大きいという問題を解決するため
に、本出願は以下のような改良を行うこともできる。
【0011】
具体的には、前述した吸引装置はファンハウジングを含んでもよく、前記ファンハウジ
ングは排湿風道と冷却風道とを有し、前記排湿風道の吹出セグメントは風が排湿風口に直
接流れるための第一の風セグメントと、第一の風セグメントからずれる風を第一の風セグ
メントに還流させるようにガイドする第二の風セグメントとを含み、前記第二の風セグメ
ントは円弧状を呈する。
【0012】
好ましくは、前記ファンハウジングは内部ハウジングアセンブリと外部ハウジングアセ
ンブリとを含み、前記外部ハウジングアセンブリは前記内部ハウジングアセンブリを収容
する内キャビティを有し、前記排湿風道の入気セグメントは内部ハウジングアセンブリに
位置し、前記排湿風道の吹出セグメントは外部ハウジングアセンブリに位置し、遷移風セ
グメントは、前記内部ハウジングアセンブリと外部ハウジングアセンブリとの間に位置し
、前記排湿風道の入気セグメントと吹出セグメントとを連通している。
【0013】
好ましくは、前記ファンハウジングは内部ハウジングアセンブリと外部ハウジングアセ
ンブリとを含み、前記外部ハウジングアセンブリは前記内部ハウジングアセンブリを収容
する内キャビティを有し、前記冷却風道の入気セグメントは外部ハウジングアセンブリに
位置し、前記冷却風道の吹出セグメントは内部ハウジングアセンブリに位置する。
【0014】
好ましくは、前記冷却風道の吹出セグメントは前記排湿風道の入気セグメントと連通し
ている。
【0015】
好ましくは、前記内部ハウジングアセンブリは第一の内部ハウジングと第二の内部ハウ
ジングとを含み、前記第一の内部ハウジングは排湿ファンを取り付ける第一のキャビティ
部と冷却ファンを取り付ける第二のキャビティ部とを有し、前記第一のキャビティ部は前
記第二のキャビティ部の下側に位置し、前記第二の内部ハウジングは前記第一の内部ハウ
ジングの下側に嵌着され、前記冷却風道の吹出セグメントの末端セグメントは第一の内部
ハウジングの外側壁と第二の内部ハウジングの内側壁の間に位置する。
【0016】
好ましくは、前記外部ハウジングアセンブリは第一の外部ハウジングと、第二の外部ハ
ウジングと、外部ハウジングカバーとを含み、前記第一の外部ハウジングは前記第二の外
部ハウジングの上側に取り付けられ且つその間に前記内部ハウジングアセンブリを収容す
るキャビティが形成され、前記外部ハウジングカバーは前記第一の外部ハウジングの上側
に取り付けられ且つその間に前記排湿風道の吹出セグメントが形成される。
【0017】
以上の技術案を採用し、吸引装置の排湿風道の吹出セグメントは風が排湿風口に流れる
ための第一の風セグメントを含む以外、第一の風セグメントからずれる風を第一の風セグ
メントに還流させるようにガイドする第二の風セグメントがさらに設置され、且つ第二の
風セグメントは円弧状の構造を採用し、円弧状の第二の風セグメントは風を第二の風セグ
メントで還流させることができ、風道壁に衝撃し発生する騒音の低減に役立ち、それによ
ってファン作動時の全体の騒音を低減させる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下、実施例の図面を簡単に紹
介し、自明なことに、以下の記述における図面は本発明のいくつかの実施例のみに関し、
本発明に対する制限ではない。
【
図2】それぞれ異なる視野角での一実施例の洗浄機器装置の分解図である。
【
図3】それぞれ異なる視野角での一実施例の洗浄機器装置の分解図である。
【
図7】それぞれ異なる視野角での一実施例の洗浄機器の分解図である。
【
図8】それぞれ異なる視野角での一実施例の洗浄機器の分解図である。
【
図9】それぞれ浄水タンクの概略図と分解図である。
【
図10】それぞれ浄水タンクの概略図と分解図である。
【
図13】それぞれ汚水タンクの概略図と分解図である。
【
図15】異なる視野角での洗浄ヘッドの概略図である。
【
図21】それぞれ除湿トレイの概略図と分解図である。
【
図23】スクレーパと接続部材の接続プロセス図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施例の目的、技術案と利点をより明瞭にするために、以下、図面を結び付け
ながら本発明をさらに詳細に説明する。一般的には、本明細書の図面に記述され示される
本発明の実施例のアセンブリは様々な異なる構成で配置と設計することができる。本発明
における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他
の実施例はいずれも本発明の保護範囲に属する。
【0020】
以下、図面を結び付けながら、本発明のいくつかの実施の形態を詳細に説明する。衝突
しない限り、下記の実施例における特徴は、互いに組み合わせることができる。
【0021】
図1から
図4を結び付け、一実施例では、本出願の洗浄機器装置は洗浄機器1と除湿ト
レイ2とを含み、洗浄機器1は除湿トレイ2に対して全体的に分離可能であり、洗浄機器
1が除湿トレイ2に置かれる時、除湿トレイ2は洗浄機器1を除湿できる一方、洗浄機器
1を充電することもできる。
【0022】
[洗浄機器]
図5から
図8を結び付け、洗浄機器1は機体3と、浄水タンク4と、汚水
タンク5と、吸引装置6と、フィルター7と、洗浄ヘッド8と、電池機構9と、ハンドル
アセンブリ10とを含む。
【0023】
[機体]機体3は第一の筐体3Aと、第二の筐体3Bと、第三のハウジング3Bとを含
み、浄水タンク4は第一の筐体3Aに取り付けられ、汚水タンク5とフィルター7は第二
の筐体3Bに取り付けられ、吸引装置6は第二の筐体3Bと第三のハウジング3Bの間に
取り付けられ、洗浄ヘッド8は第一の筐体3Aの下側に取り付けられ、電池機構9は第一
の筐体3A内に取り付けられ、ハンドルアセンブリ10は第一の筐体3Aに取り付けられ
る。第一の筐体3Aに導水管T1が取り付けられる。
【0024】
[浄水タンク]
図9から
図11を結び付け、浄水タンク4は導水管T1に嵌合する出
水端T2を有し、浄水タンク4は全体的に分離可能に第一の筐体3Aに取り付けられても
よい。
図9から
図11を結び付け、浄水タンク4は第一の貯水アセンブリ4Aと、第一の
蓋体アセンブリ4Bと、導水ホース4Cと、錘4Dとを含む。第一の貯水アセンブリ4A
と第一の蓋体アセンブリ4Bは嵌合し浄水タンク本体を構成し、第一の貯水アセンブリ4
Aと第一の蓋体アセンブリ4Bはネジ構造によって嵌合し、且つ第一の蓋体アセンブリ4
B全体が第一の貯水アセンブリ4Aに対して分離可能となっている。導水ホース4Cは浄
水タンク本体内のキャビティ下側に延びる入水端と外部空間と連通している出水端とを有
する。本実施例において、導水ホース4Cは第一の蓋体アセンブリ4Bに取り付けられ、
錘4Dは導水ホース4Cの入水端に取り付けられる。貯水アセンブリ4Aの上側入水口の
外周に雄ネジがあり、第一の蓋体アセンブリ4Bは主蓋体4Eと、トップカバー4Fと、
持ち手4Gと、ボトムカバー4Hと、押しボタン4Iと、バネ部材4Jと、第一のガスケ
ット4Kと、第二のガスケット4Lとを含み、主蓋体4Eは手で把持するための把持キャ
ビティを有し、トップカバー4Fは主蓋体4Eの上側に取り付けられ、ボトムカバー4H
は主蓋体4Eの下側に取り付けられ、持ち手4Gはユーザが手に持つように主蓋体4Eの
把持キャビティ内に取り付けられ、押しボタン4Iは主蓋体4Eに取り付けられ且つ頂部
は蓋体4Eから上方に突出し、バネ部材4Jは押しボタン4Iと主蓋体4Eの間に当接し
、ボトムカバー4Hの下側は第一の貯水アセンブリ4Aの上側入水口に嵌合する嵌着部を
有し、嵌着部の内周に雌ネジがあり、第一のガスケット4Kはボトムカバー4Hの下側に
位置し且つ嵌着部の内周側に位置し、第二のガスケット4Lはボトムカバー4Hの下側に
位置し且つ嵌着部の外周側に嵌着する。導水ホース4Cはボトムカバー4Hを貫通し、導
水ホース4Cの出水端T2は主蓋体4Eの外側に位置し、導水ホース4Cの入水端は第一
の貯水アセンブリ4Aの内キャビティに入り、錘4Dは導水ホース4Cのカールを防止す
るために用いられ、錘4Dに導水ホース4Cを連通する水路が開設され、それによって導
水ホース4Cの入水端の入水口を空ける。本実施例では、錘4Dは上側が導水ホース4C
内に嵌着され、下側が球状構造となっている。
【0025】
[汚水タンク]
図12から
図14を結び付け、汚水タンク5は第二の貯水アセンブリ5
Aと、第二の蓋体アセンブリ5Bと、フロート部材5Cとを含み、第二の貯水アセンブリ
5Aの内キャビティは汚水が進入するための汚水進入通路を有し、第二の蓋体アセンブリ
5Bは第二の貯水アセンブリ5Aに分離可能に取り付けられ、第二の貯水アセンブリ5A
はフィルター7を取り付けるフィルターブラケット、フロート部材5Cを取り付けるフロ
ートブラケットを有し、フロート部材5Cは上下にスライド可能にフロートブラケットに
取り付けられ、フロート部材5Cは第二の貯水アセンブリ5A内の汚水の水位上昇に伴っ
て上昇する。
【0026】
[吸引装置]吸引装置6は汚液吸入通路Lの下流位置に位置し且つ汚液吸入通路内に負
圧を発生させるために用いられ、具体的には、吸引装置6は第二の筐体3Bと第三のハウ
ジング3Bの間に取り付けられ、吸引装置6はフィルター7と連通しており、第三のハウ
ジング3Bを取り外すことで吸引装置6を着脱することができる。
図24から
図28を結
び付け、吸引装置6は吸引ファンであり、吸引ファンハウジングを含み、吸引ファンハウ
ジングは排湿風道Q1と冷却風道Q2とを有する。具体的には、吸引ファンハウジングは
内部ハウジングアセンブリ6Aと外部ハウジングアセンブリ6Bとを含み、外部ハウジン
グアセンブリ6Bは内部ハウジングアセンブリ6Aを収容する内キャビティを有する。排
湿風道Q1の入気セグメントQ11は内部ハウジングアセンブリ6Aに位置し、排湿風道
Q1の吹出セグメントQ12は外部ハウジングアセンブリ6Bに位置し、遷移風セグメン
トQ13は、内部ハウジングアセンブリ6Aと外部ハウジングアセンブリ6Bとの間に位
置し、排湿風道Q1の入気セグメントQ11と吹出セグメントQ12(
図25、第一の内
部ハウジング6Cは湿気を通すための通過孔6C1を有する)とを連通しており、吹出セ
グメントQ12は風が排湿風口6E2に流れるための第一の風セグメントQ121と、第
一の風セグメントQ121からずれる風を第一の風セグメントQ121に還流させるよう
にガイドする第二の風セグメントQ122とを含み、第二の風セグメントQ122は円弧
状であり、円弧状の第二の風セグメントは風を第二の風セグメントで還流させることがで
き、風道壁に衝撃し発生する騒音の低減に役立ち、それによって除湿ファン作動時の全体
の騒音を低減させる。冷却風道Q2の入気セグメントQ21は外部ハウジングアセンブリ
6Bに位置し、冷却風道Q2の吹出セグメントQ22は内部ハウジングアセンブリ6Aに
位置し、冷却風道Q2の吹出セグメントQ22は排湿風道Q1の入気セグメントQ11と
連通している。内部ハウジングアセンブリ6Aは第一の内部ハウジング6Cと第二の内部
ハウジング6Dとを含み、第一の内部ハウジング6Cは排湿ファン(図示せず)を取り付
ける第一のキャビティ部P1と冷却ファン(図示せず)を取り付ける第二のキャビティ部
P2とを有し、第一のキャビティ部P1は第二のキャビティ部P2の下側に位置し、第二
の内部ハウジング6Dは第一の内部ハウジング6Cの下側に嵌着され、冷却風道Q2の吹
出セグメントQ22の末端セグメントは第一の内部ハウジング6Cの外側壁と第二の内部
ハウジング6Dの内側壁の間(
図25、第一の内部ハウジング6Cの外側壁は凹溝部6C
2を有する)に位置する。外部ハウジングアセンブリ6Bは第一の外部ハウジング6Eと
、第二の外部ハウジング6Fと、外部ハウジングカバー6Gとを含み、第一の外部ハウジ
ング6Eは吸湿風口6E1と、排湿風口6E2と、円弧状の導風面とを有し、導風面は第
二の風セグメントQ122に対応する。第一の外部ハウジング6Eは第二の外部ハウジン
グ6Fの上側に取り付けられ且つその間に内部ハウジングアセンブリ6Aを収容するキャ
ビティが形成され、外部ハウジングカバー6Gは第一の外部ハウジング6Eの上側に取り
付けられ且つその間に排湿風道Q1の吹出セグメントQ12が形成される。外部ハウジン
グカバー6Gと第一の外部ハウジング6Eとの間にガスケット6Hが設置され、第一の内
部ハウジング6Cと第一の外部ハウジング6Eとの間にガスケット6Iが設置される。
【0027】
[フィルター]フィルター7は汚液吸入通路Lに沿って吸引装置6の上流位置に位置し
、フィルター7は第二の貯水アセンブリ5Aのフィルターブラケットである汚液吸入通路
Lの吹出端に取り付けられ、フィルター7は吸引装置6の入気端の前側に位置し、汚物が
吸引装置6に入ることを防止するために用いられる。フィルター7はHEPAアセンブリ
であってもよい。洗浄機器1がトレイ本体2に置かれる時、除湿風道N1はフィルター7
と流体連通しているとともに、空気はロールブラシ室から汚液吸入通路を通ってフィルタ
ー7に流入してこのフィルター7を乾燥させ、以下は、トレイ本体2の具体的な構造を結
び付けてさらに説明する。
【0028】
[洗浄ヘッド]
図15から
図19を結び付け、洗浄ヘッド8は床ブラシボトムカバー8
Aと、床ブラシトップカバー8Bと、ロールブラシカバー8Cと、汚液導管8Dと、シャ
ワー8Eと、水ポンプ8Fと、スクレーパ8Gと、ロールブラシ8Hと、駆動アセンブリ
8Iと、ローラ8Jと、接続部材8Kと、ガイドピース8Lと、スポイラ8Mと、補助輪
8Nとを含む。床ブラシボトムカバー8A、床ブラシトップカバー8B、ロールブラシカ
バー8Cの三者が嵌合して床ブラシハウジングを構成し、床ブラシトップカバー8Bは床
ブラシボトムカバー8Aに取り付けられ、ロールブラシカバー8Cは床ブラシトップカバ
ー8Bに分離可能に取り付けられる。汚液導管8Dは汚水タンク5の汚水進入通路と連通
しており、シャワー8Eの入水端は水ポンプ8Fの出水端と連通しており、水ポンプ8F
の入水端は管路(図示せず)によって導水管T1と連通しており、床ブラシハウジングは
ロールブラシ8Hを収容するロールブラシ室を有し、ロールブラシ室は汚液吸入通路Lの
上流位置に位置し、ロールブラシ8Hはロールブラシ室内に内蔵され、ロールブラシ8H
は床ブラシボトムカバー8Aに取り付けられ、駆動アセンブリ8Iはロールブラシ8Hを
転動させるように駆動し、一対のローラ8Jは床ブラシボトムカバー8Aの後側に取り付
けられる。スクレーパ8Gは一般的には軟質ゴム材料であり、スクレーパ8Gは床ブラシ
ボトムカバー8Aに固着される固着部8G1、及び床に接触可能なスクレーパ部8G2を
有し、固着部8G1は接続部材8Kによって床ブラシボトムカバー8Aの下側に固着され
、固着部8G1は接続部材8Kに挟持され、接続部材8Kと前記床ブラシボトムカバー8
Aの間に補助輪8Nが取り付けられ、スクレーパ部8G2とロールブラシ8Hの間に汚液
が汚液吸入通路Lに入るための隙間があり、床ブラシボトムカバー8Aのスクレーパ部8
G2の上側に近接する近接部分に汚液が上方に汚液吸入通路Lまで移動する汚液通過孔K
が開設され、本実施例において、床ブラシボトムカバー8Aのスクレーパ部8G2の上側
に近接する近接部分が櫛歯状であり、汚液通過孔Kは汚液がスクレーパと床ブラシボトム
カバーの間のなす角位置に溜まることを回避することができる。ガイドピース8Lは、ロ
ールブラシカバー8Cの下側に設置され、且つロールブラシ8Hの上側に吊り下げられ、
ガイドピース8Lはシャワー水を拡散させロールブラシ8Hにガイドするガイド面Gを有
し、シャワー8Eのシャワー口はガイド面Gに面しており、本実施例において、シャワー
8Eのシャワー口が斜め上向きになっており、それによってシャワー水はガイド面Gの上
側に斜めにシャワーされる。スポイラ8Mもロールブラシカバー8Cの下側に設置され、
且つスポイラ8Mは、ガイドピース8Lのガイド面Gの両側に設置され、それによってシ
ャワー水のロールブラシ8Hの長手方向での拡張範囲を制限するという役割を果たす。図
22から
図23を結び付け、別の実施例の洗浄ヘッドにおいて、スクレーパ部8G2の後
側にスクレーパ部8G2を後方に動かす時に底端が宙に浮く複数の支持部80が設置され
、複数の支持部80はスクレーパ8Gの長手方向に沿って間隔をあけて設置され、隣接す
る支持部80の間に汚物通過隙間があり、支持部80は帯状の構造であり、洗浄ヘッドが
後方に移動した時、支持部80はスクレーパ部8G2の底端を宙に浮かせ、スクレーパ部
8G2の底端は宙に浮いて地面の接触面が比較的小さく、且つ隣接する支持部80の間に
汚物通過隙間があり、それによって汚物がスクレーパに引きずられることを回避ことによ
って、汚れの発生の低減に役立つことができる。
【0029】
[電池機構]電池機構9は洗浄機器に電力を供給するために用いられ、充電可能なリチ
ウム電池である。
【0030】
[ハンドルアセンブリ]ハンドルアセンブリ10は第一の筐体3Aに取り付けられ、ハ
ンドルアセンブリ10は洗浄機器1の作動を制御する制御ボタンを有する。
【0031】
[除湿トレイ]
図20と
図21を結び付け、除湿トレイ2は第一のトレイケース2Aと
、第二のトレイケース2Bと、除湿ファン2Cと、充電バルブ2Dと、充電モジュール2
Eと、シールリング2Fとを含む。第一のトレイケース2Aと第二のトレイケース2Bは
嵌合しトレイ本体を構成し、第一のトレイケース2Aと第二のトレイケース2Bの間に除
湿風道N1、取り付けキャビティN2があり、両者は連通している。
図20を結び付け、
第一のトレイケース2Aは除湿トレイの主ケースであり、その底壁の上側に凹部から形成
された収容溝があり、その底壁の下側に除湿風道N1の領域範囲を画定するための風道バ
ッフル2A1が一体に形成され、除湿ファン2Cは風道バッフル2A1が囲む領域内に位
置し、収容溝は洗浄ヘッドに適合することによって非作動状態にある洗浄機器1に置かれ
るのに適しており、第一のトレイケース2Aの底壁に複数の貫通穴が形成され、これらの
複数の貫通穴は空気をロールブラシ8Hに流すようにガイドするのに適しており、これら
の複数の貫通穴は除湿風道N1の吹出口S1となっており、収容溝は貫通穴を介して除湿
風道と連通しており、第一のトレイケース2Aの上側に洗浄機器1を受けた時にロールブ
ラシ8Hに残存する汚液を収容する集水槽M1(即ち集水槽M1の位置がロールブラシ8
Hの位置に適合する)、及びローラ受け部M2があり、集水槽M1は収容溝がその底部か
らさらに凹んだものである。第二のトレイケース2Bは第一のトレイケース2A(主ケー
ス)に嵌合し除湿風道N1を形成する風道部品であり、第二のトレイケース2Bは第一の
トレイケース2Aの底壁の下側に固着され、底壁との間の所定の隙間が除湿チャンネルN
1として形成され、具体的には、第一のトレイケース2Aの下側に複数のスタッドがあり
、第二のトレイケース2Bには適合するねじ通過孔があり、第二のトレイケース2Bはね
じによって第一のトレイケース2Aに接続され、それによって風道バッフル2A1に固着
される。除湿風道N1は空気がロールブラシ2Cの長さ範囲内で均等にロールブラシ8H
に流れるように徐々に拡大する前部を有し、前部は前方に除湿ファン2Cから離れて延び
ている。除湿風道N1の吹出口S1は集水槽M1の前側(
図20、本実施例、吹出口S1
は集水槽M1の壁部に配置され、吹出口S1は集水槽M1の壁部と収容溝の底部の接続箇
所に配置されるように調整されてもよい)に位置し、吹出口S1は複数であり、複数の吹
出口S1はロールブラシ8Hの長手方向に対応する方向に沿って間隔をあけて設置される
。集水槽M1の外周側にシールリング2Fが設置され、洗浄機器1が除湿トレイに置かれ
る時、シールリング2Fは、シール材としてロールブラシを乾燥させるための空気の漏れ
を阻止するために、集水槽M1とロールブラシ室との間に配置される。除湿ファン2Cは
除湿風道N1(両方は互いに嵌合し除湿装置を構成し、それによって洗浄機器がトレイ本
体に置かれる時、空気をロールブラシ室内に流入させる)に取り付けられ、充電モジュー
ル2Eは取り付けキャビティN2に取り付けられる。除湿ファン2Cの吹出口は除湿風道
(N1)と流体連通しており、それによって除湿ファン2Cは空気をロールブラシ室を介
して汚液吸入通路Lに流入させロールブラシ8Hとフィルター7を除湿し(洗浄機器がト
レイ本体に置かれる時、除湿風道N1はロールブラシ室と流体連通している)、除湿ファ
ン2Cは空気を除湿風道N1の吹出口S1を介して流出させる時、集水槽M1の水気を同
期して発散させ、充電モジュール2Eを冷却することができる。
図29を結び付け、他の
実施例では、除湿ファン2Cの作動に嵌合するように、洗浄ヘッド8は湿度センサ8Pを
さらに有し、湿度センサ8Pは汚液吸入通路Lにおけるロールブラシ8Hの下流位置に配
置される。除湿トレイは湿度センサ8Pの検出情報に基づいて除湿ファンの作動状態を制
御することができ、この洗浄機器が除湿トレイのトレイ本体に置かれる時にのみ、この湿
度センサ8Pはロールブラシ8Hを流れた後の空気の湿度を検出することで、除湿ファン
2Cの開閉を制御する制御信号を生成する。湿度センサ8Pが検出した空気の湿度が予め
設定される値より小さい時、除湿ファン2Cは制御されて閉じ、湿度センサ8Pが検出し
た空気の湿度が予め設定される値より大きい時、除湿ファン2Cは自己起動を制御するこ
とができる。洗浄機器1が除湿トレイ1に置かれる時、ロールブラシ8Hはその異なる領
域が除湿風道N1の吹出口S1に対向するように制御されて回転することができ、ロール
ブラシ8Hのこの時の回転速度は通常の作動時の回転速度よりはるかに低くてもよく、例
えば一分ごとに一回転してもよい。
図30を結び付け、別の実施例では、除湿トレイ2の
除湿風道N1内に加熱装置2Gが配置され、それが空気を加熱してロールブラシの乾燥効
率を向上させ、加熱装置は例えばPTC加熱であり、加熱装置2Gの加熱温度を制御する
ように、別の温度コントロール(例えばヒューズや温度検出器)を設けて加熱装置2Gに
嵌合して使用してもよい。
図31を結び付け、他の実施例では、洗浄ヘッド8のトレイ本
体に殺菌脱臭するための負イオン発生器2Hが配置され、負イオン発生器2Hの負イオン
出力口は除湿風道N1と連通している。
【0032】
上述したように、本発明の具体的な実施の形態に過ぎないが、本発明の保護範囲はこれ
に限らず、いかなる当業者が本発明によって開示された技術範囲内で、容易に想到される
変化又は置き換えは、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるものとする。そのため、本
発明の保護範囲は、特許請求の保護範囲に準ずるべきである。
【符号の説明】
【0033】
洗浄機器1、除湿トレイ2、機体3、浄水タンク4、汚水タンク5、吸引装置6、フィ
ルター7、洗浄ヘッド8、電池機構9、ハンドルアセンブリ10。
【国際調査報告】