(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-03
(54)【発明の名称】支持アセンブリを備える回転タブレットプレス機
(51)【国際特許分類】
B30B 11/08 20060101AFI20240527BHJP
【FI】
B30B11/08 D
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023562589
(86)(22)【出願日】2022-04-12
(85)【翻訳文提出日】2023-10-30
(86)【国際出願番号】 EP2022059803
(87)【国際公開番号】W WO2022219005
(87)【国際公開日】2022-10-20
(32)【優先日】2021-04-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514308782
【氏名又は名称】ヘーエーアー プロセス エンジニアリング ナームロゼ フェンノートシャップ
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】バルト フェルフースト
(72)【発明者】
【氏名】ニコラ ロバン
(72)【発明者】
【氏名】アントニー ファン ゼフブルック
(57)【要約】
本発明は、支持アセンブリを備える回転タブレットプレス機に関する。タレット(10)を有する回転タブレットプレス機(1)では、支持アセンブリは、軸方向から見てタレット(10)の上パンチガイドの上方で位置決めされた、吊下げデバイス(60)を備える。吊下げデバイス(60)は、キャリアプレート(65)及び少なくとも1つの接続要素(61、62)を備え、この少なくとも1つの接続要素(61、62)は、キャリアプレート(65)を、タレット(10)の少なくとも1つの非回転部分に接続する。支持アセンブリは、複数の補助要素(12)をキャリアプレート(65)から吊下げるために用いられる。筐体(70)は、タレット(10)の要素の1つ以上を取り囲むように、吊下げデバイス(60)に接続され得る。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転タブレットプレス機(1)であって、前記回転タブレットプレス機(1)は、圧縮部(6)を含むハウジング(2)、タレット(10)を備え、前記タレット(10)は、ダイディスク(40)、上パンチガイド(20)、底パンチガイド(30)、及び複数のパンチ(25、35)を含み、前記ダイディスク(40)、前記上パンチガイド(20)、前記底パンチガイド(30)、及び前記複数のパンチ(25、35)、の1つ以上は、回転可能部分であり、
前記タレット(10)は、軸方向(α)及び半径方向(r)を画定し、前記パンチは、前記タレットのピッチ(p)を画定する事前決定された半径上に配置され、前記タレットは、前記回転タブレットプレス機の使用位置にある際には、前記圧縮部内で位置決めされ、
前記回転タブレットプレス機は、複数の補助要素をさらに備え、
前記回転タブレットプレス機は、支持アセンブリを備え、前記支持アセンブリは、前記回転タブレットプレス機の前記補助要素のうち少なくとも1つに、前記軸方向及び/又は前記半径方向における支持を与えるためである、回転タブレットプレス機(1)において、
前記支持アセンブリは、前記軸方向から見て前記タレット(10)の前記上パンチガイド(20)の上方で位置決めされた、吊下げデバイス(60;160;260)を備えること、
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、キャリアプレート(65)及び少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)を備え、前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)は、前記キャリアプレート(65)を、前記タレット(10)の少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)に接続し、前記少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)は、前記回転可能部分が回転するとき、前記回転可能部分に関して静止するように構成されること、及び、
複数の補助要素は、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記キャリアプレート(65)から吊下げられること、を特徴とする、回転タブレットプレス機(1)。
【請求項2】
前記回転可能部分は、回転軸を中心に回転するように構成され、前記回転軸は、前記軸方向(α)に延びる、請求項1に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項3】
前記タレット(10)は、前記回転可能部分を駆動して回転させるように構成されたシャフト(26)をさらに備える、請求項1又は2に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項4】
前記少なくとも1つの非回転部分は、スペーサ(28)を含み、前記スペーサ(28)の外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記スペーサ(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記少なくとも1つの接続要素(61、62)の間に間置される、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項5】
前記スペーサ(28)は、静止ディスク(28)を備え、前記静止ディスクの外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記ディスク(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記接続要素(60)の間に間置される、請求項4に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項6】
前記ベアリングアセンブリ(50)は、半径方向内側部分(51.1)及び半径方向外側部分(51.2)を有するベアリング(51)を備え、前記ベアリング(51)の前記半径方向内側部分(51.1)は、前記スペーサ又は静止ディスク(28)に接続され、かつ、前記半径方向外側部分(51.2)は、前記上パンチガイド(20)と協働するように構成される、請求項4又は5に記載の回転タブレットプレス機。
【請求項7】
前記タレット(10)の前記少なくとも1つの非回転部分は、ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分を含み、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記タレット(10)の少なくとも1つの回転部分と、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側で相互作用するように位置決めされる、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項8】
前記ベアリングアセンブリ(150)は、半径方向内側部分(151.1)及び半径方向外側部分(151.2)を有するベアリング(151)を備え、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記半径方向外側部分(151.2)を含む、請求項6に記載の回転タブレットプレス機。
【請求項9】
前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162)は、少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)を含み、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)は、前記半径方向に延び、かつ、第1端(61.1、62.1;161.1、162.1)及び第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)を有し、かつ、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第1端(61.1、61.2)は、実質的に、前記ベアリングアセンブリ(50、150)の半径位置に位置決めされる、請求項6ないし8のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのアーム(161、162)の前記第1端(161.1、162.1)は、前記ベアリング(151)の前記半径方向外側部分(151.2)に、スペーサ(128)を介して、又は直接的に、接続される、請求項8及び9に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162;261、262)は、第1アーム(61;161;261)及び第2アーム(62;162;262)を含み、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、半径方向において互いに関して反対側に位置決めされ、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、開口(64)を備える移行部(63)で、互いに接続され、かつ、前記開口(64)は、前記タレット(10)の前記軸方向(α)と同軸である、請求項9又は10に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項12】
前記キャリアプレート(65)は、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)の外側まで延在する、請求項9ないし11のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項13】
前記キャリアプレート(65)は、第1アーム(61)及び前記第2アーム(62)に、前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)で、それぞれ接続される、請求項9ないし12のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項14】
前記キャリアプレート(65)は、前記吊下げデバイス(60;160)の対応する前記接続要素の前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)と一体的に形成され、かつ、外側接続部分(61.5、62.5;161.5、162.5)は、前記キャリアプレート(65)が前記軸方向から見て前記接続要素の下に位置するように、それぞれ設けられ、前記キャリアプレート(65)は、好ましくは、対応する前記接続要素の各アーム(61、62;161、162)の中間部分の下面から距離を有して設けられ、前記キャリアプレートの上面と各アームの前記中間部分の前記下面の間に、軸方向ギャップが形成される、請求項9ないし13のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項15】
前記吊下げデバイス(60;160)は、前記キャリアプレート(65)と協働するように構成されたクランププレート(66)を備える、請求項1ないし14のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項16】
前記少なくとも1つの非回転部分は、前記タレット(10)の上カム(27)を含む、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項17】
前記キャリアプレート(65)と、前記少なくとも1つの接続要素(267)であって、特に有段内側リング(267)を備える前記要素(267)は、単一の要素を形成する、請求項16に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項18】
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、1つ以上のレベル調節デバイスを備え、前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記軸方向(α)及び/又は前記半径方向(r)における、少なくとも1つの前記補助要素の位置を調節するように構成される、請求項1ないし17のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項19】
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、1つ以上のねじ部を備え、前記1つ以上のねじ部は、前記少なくとも1つの前記補助要素の前記軸方向におけるレベルを調節するように構成される、請求項18に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項20】
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)内に配置される、請求項18又は19に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項21】
前記吊下げデバイス(60;160;260)から吊下げられる前記複数の補助要素は、タブレット用シュート(11)、少なくとも1つのフィーダ(12)、粉末入口チューブ(13)、スクレイパ(14a)、抽出ノズル、排出フィンガ(15)、回収フィンガ、及び、上カム(27)、の要素の任意の組み合わせを含む、請求項1ないし20のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機。
【請求項22】
筐体(70;370)が、前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続され、前記筐体は、上パンチガイド(20)、ダイディスク(40)、及び/又は底パンチガイド(30)の要素のうち、少なくとも1つを取り囲む、請求項1ないし21のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項23】
前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続された前記筐体(370)は、単一の要素である、請求項22に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項24】
前記筐体は、底部(71)を備え、前記底部は、前記底パンチガイド(30)の周囲を取り囲む開口(71.1)を備える、請求項1ないし23のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転タブレットプレス機に関し、該回転タブレットプレス機は、圧縮部を含むハウジング、タレットを備え、タレットは、ダイディスク、上パンチガイド、底パンチガイド、及び複数のパンチを含み、タレットは、軸方向及び半径方向を画定し、パンチは、タレットのピッチを画定する事前決定された半径上に配置され、タレットは、回転タブレットプレス機の使用位置にある際には、圧縮部内で位置決めされ、回転タブレットプレス機は、複数の補助要素をさらに備え、回転タブレットプレス機は、支持アセンブリを備え、支持アセンブリは、回転タブレットプレス機の補助要素のうち少なくとも1つに、軸方向及び/又は半径方向における支持を与えるためである。
【背景技術】
【0002】
そのような回転タブレットプレス機では、タレットは、回転タブレットプレス機の使用位置にある際には、すなわちタブレットプレス機が運転中であるときには、圧縮部内で位置決めされる。タレットは、上パンチガイドと底パンチガイドの間で固定されたダイディスクを含む複数の部分又は要素を備える。あるいは、1部品タレット又は2部品タレット、又は多部品タレットでは、ダイディスクは、上パンチガイド及び/又は底パンチガイドと一体である。運転中には、タレットは、駆動手段に結合されたスピンドルによって駆動されて回転し、従って、タレット全体が回転する。粉末材料又は顆粒材料は、プレス機のハウジングに接続されたフィーダによって、回転タブレットプレス機のダイ穴内へと供給される。すなわち、上記の回転することは、上パンチガイド及び底パンチガイドに収容されたパンチが往復運動して材料を圧縮し、タブレットを成型することを含む。
【0003】
製造の切り替えであって、例えば、1つの材料から他の材料への切り替え、又は、1つのタブレットのサイズ又は形状から他のサイズ又は形状への切り替え、又は、1つのプレスステーションから複数のプレスステーションへの切り替え、又は、単層から多層(例えば、2層又は幾つかの層)製造への切り替え、ならびに/又は、ドライコーティングされたタブレット製造への切り替え及びドライコーティングされたタブレット製造からの切り替え、を実行するために、従来では、タレット及び補助要素の全体を取外し、タレットの清掃、又はタレット内のパンチ及びダイの交換、又は各種要素の取付け又は取外し(例えば、単層から2層への切り替え)、を行う。その後、タレット及び補助要素は、圧縮部内に戻されて位置決めされ、場合によっては調節される。
【0004】
しかしながら、この配置は、複数の欠点を有している。第1に、タレットの取外しが可能になるに先立って、各種補助要素がプレス機から取外される必要があり、このことが、続いて切り替え時間に影響する。第2に、補助要素は、同様にして、タレットがプレス機のハウジング内に戻されて位置決めされたときにのみ取付け可能であり、特に、該要素は、ダイプレートの表面に関して正確に位置決めされなければならない。
【0005】
これを解決するために、補助要素をタレットと一緒に取外す解決方法が提案されてきている。タブレットプレス機の先行技術の例は、特許文献1及び特許文献2に記載されており、その結果、特許文献3が創出され、Courtoyへと、及び、交換可能圧縮モジュール(Exchangeable Compression Module:ECM)の概念を利用した市販タブレットプレス機MODUL(登録商標)へと至った。しかしながら、タレットが1つのプレス機から他のプレス機へと移されるときには、従って再調節が必要な場合があり、再び切り替え時間が増加してしまう。もっとも、提案されている解決方法においてさえも、補助要素は、プレス機のハウジングを、特にそのフレームを基準としており、該要素の位置が調節できるのは、タレットがプレス機の内部に取付けられたときのみである。
【0006】
特許文献2で記述されている、先行技術のタブレットプレス機では、ケーシングは、及び、それに対応して、補助要素は、タレットの周囲に「浮いている(floating)」ように、すなわち、タレットとそれ自体の間には固定された連結部を有さないように、設計されている。
【0007】
プレス機内のアクセシビリティが限定されていることにより、プレス機内部の要素の調節は、容易ではなく、特に、タレット及びハウジング内に複数の要素が存在するような多層構成の例においては、そして、インテークシステムがダイ穴内部にコアを配置することを必要とするドライコーティングされたタブレットの例においても、容易ではない。このことは、プレス機のハウジングの清掃が不要であることを確実にし、従って高速での切り替えを容易にすべく、圧縮ゾーンを収容されたままに保ちつつオフラインのECMを洗浄する可能性が提供されている、先行技術の装置においても同様である。しかしながら、アクセシビリティ及び清掃性は、特に、多層製造等において複数の要素が存在しているときには、必ずしもより容易性あるものにはならない。
【0008】
上記した先行技術のタブレットプレス機のすべてにおいて、適切な機能を確保するために、回転タブレットプレス機のすべての部分が正確に位置決めされることを確実にすることが課題である。この課題の解決に着手した最近の先行技術の例は、特許文献4である。ここでは、ベアリングアセンブリが、タレットに接続され、かつ、回転タブレットプレス機の少なくとも1つの補助要素に支持を与え、かつ、ベアリング及び当該少なくとも1つの補助要素のための支持手段を備えている。ベアリングは、半径方向においてタレットのピッチの外側に位置決めされている。このようにして、タレットに関する基準点が設けられる。しかしながら、これにより設計は幾分か複雑になり、かつ、ベアリングアセンブリは、かなり大きな速度に対応する必要がある。
【0009】
従って、上記した先行技術のタブレットプレス機は、よく機能する解決方法を提供してはいるものの、進歩の余地が依然として存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1050399号明細書
【特許文献2】国際公開第03/020499号
【特許文献3】欧州特許第1423260号明細書
【特許文献4】国際公開第2015/124958号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、上記の欠点に対処することであり、特に、信頼性の高い支持デバイスを得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この目的及びさらなる目的は、冒頭で述べた種類の回転タブレットプレス機によって達成される。該回転タブレットプレス機は、さらに、支持アセンブリは、軸方向から見てタレットの上パンチガイドの上方で位置決めされた、吊下げデバイスを備えること、及び、吊下げデバイスは、キャリアプレート及び少なくとも1つの接続要素を備え、少なくとも1つの接続要素は、キャリアプレートを、タレットの少なくとも1つの非回転部分に接続すること、を特徴とする。
【0013】
上パンチガイドの上方に設けられた吊下げデバイスを設けることにより、ECMの底側は、支持デバイスがないままに保たれる。このことは、続いて清掃性及び排水性を改善する。従って、キャリアプレートは、所定の構成の補助要素を上方から吊下げるために用いることができ、かつ、接続要素を介してタレットの非回転部分に接続されることにより、そのような補助要素の位置決めのための所望の基準点として機能する。
【0014】
幾つかの実施形態では、ダイディスク、上パンチガイド、底パンチガイド、及び複数のパンチ、の1つ以上は、回転可能部分であり、かつ、少なくとも1つの非回転部分は、回転可能部分が回転するとき、回転可能部分に関して静止するように構成され、かつ、複数の補助要素は、吊下げデバイスのキャリアプレートから吊下げられている。
【0015】
現在において好ましい実施形態及びさらなる有利な点が、続く詳細な説明及び図面から明らかになるだろう。
【0016】
続く本発明の実施形態の説明は、図面を参照しつつ記述される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明の第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図2】
図2は、本発明の第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図3】
図3は、第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図4】
図4は、第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図5】
図5は、第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図6】
図6は、第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図7】
図7は、第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図8】
図8は、第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図9】
図9は、第2の実施形態のタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図10A】
図10Aは、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図10B】
図10Bは、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図11】
図11は、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図12】
図12は、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図14】
図14は、本発明のさらなる実施形態におけるテーブルプレス機の斜視図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下では、本発明の実施形態を示す添付の図面を参照しつつ、本発明がより詳細に記述される。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化され得るのであって、本明細書に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、徹底性及び完全性のために提供されるのである。
【0019】
最初に、一般的に1と称される回転タブレットプレス機の第1の実施形態を示す
図1の概略的な大要を参照すると、回転タブレットプレス機1は、フレーム3及び外側ライニング4を備えるプレス機のハウジング2を有する。プレス機のハウジング2は、3つの部分から成り、これらの部分は互いの上に配置され、かつ、仕切り壁によって分離されている。その下部は駆動部5と称され、プレス機の底フレーム7によって、圧縮部6と称される中央部から分離されている。かつ、圧縮部6は、プレス機の上フレーム9によって、付属部8と称される上部から分離されている。
図1は、機械部品の過度の汚染を避けるために存在するキャップ21、22、及び23を、ならびにディスプレイ24を、さらに示している。
【0020】
ハウジング2は、それ自体では公知であるやり方でタレット10を収容する。該タレットの部分は、
図3から5において詳細に示されている。タブレットプレス機の運転中、タレット10は、ハウジング2の圧縮部6内で位置決めされているが、例えば清掃、部品の切り替え等を可能にするために、
図1に示されているように圧縮部6から取外すことができる。
【0021】
タレット10は、上パンチガイド20、底パンチガイド30、及び、上パンチガイド20と底パンチガイド30の間のダイディスク40、を備える。図示された実施形態では、ダイディスク40は、実質的に平板形であり、かつ、複数の穴41を有する。複数の穴41は、タブレットを所望の形状及びサイズに成型するように適合された、対応する数のダイ(図示されていない)を収容する。
【0022】
図2に示された実施形態では、
図1の実施形態と同じか又は類似の機能を有する要素には、同じ参照符号が付されている。主な違いは、
図2の実施形態においては、筐体70が設けられており、タレット10がその中に位置しているということである。同様に、
図6から8は、
図3から5に対応している。
【0023】
本発明に関連する部分のみが詳細に記述されることには注意されたい。回転タブレットプレス機の運転に関する詳細な情報については、上記の特許文献2、及び国際公開第2009/112886号(Courtoy)を参照されたい。さらに、特許文献4を、特にその
図1から3に示された実施形態を、参照されたい。
【0024】
また、
図5を参照すると、穴41は、タレット10のピッチpを画定する事前決定された半径上に配置されている。穴41は、ダイディスク40の外周縁近傍の円周線に沿って均等に配置され、これらの穴41の各々は、その軸が軸方向αに平行であるように、配置される。この軸方向αは、タレットによって画定され、かつ、タレットの垂直回転軸と一致している。穴41は、前述したように、適した構成のダイを受入れることができる。
【0025】
タレット10が使用位置にあるとき、タレット10の回転部分は、駆動され、駆動部5の内部に配置された駆動手段に結合されたシャフト26を中心に回転する。上パンチ25及び底パンチ35は、上パンチガイド20及び底パンチガイド30内にそれぞれ形成された、対応するガイド穴内で動かされる。パンチ25、35は、タレット10内に往復運動可能に収容され、各パンチの第1端は、対応するダイに、又はダイが存在しない場合には穴自体に、入ることができる。関連付けられたパンチの、そのガイド穴内での変位によって、ダイ又は穴内で材料を圧縮することができる。パンチ25、35の各々の第2端は、周知のやり方で、タレット10の回転部分に関して静止して配置された上カム及び底カムとそれぞれ協働し、タレットの回転によってパンチの軸方向の変位をもたらす。それらのカムは、タレット10の回転部分に関して静止しており、かつ、タレットの円周の一部に沿ってのみ、すなわち、穴又はダイ内への材料の充填が行われる円周上の位置にのみ、延在している。カムの延在範囲の外側では、前圧縮(pre-compassion)上ローラ及び前圧縮底ローラ、ならびに主圧縮上ローラ及び主圧縮底ローラが、それぞれパンチの変位を引き継いでいる。あるいは、前圧縮及び/又は主圧縮のために、圧縮ローラの代わりに圧縮カムが用いられてもよい。
【0026】
図4では、上カム27が確認される。タレット10の回転部分及び非回転部分のさらなる参照のために、
図9を与える。上パンチガイド20の上方で、静止ディスク28が、上カム27に近接して位置決めされている。これらの部分の各々には、貫通型のシャフト26を受入れるための中央穴又は開口が設けられている。
【0027】
前述内容及び後述内容において、タレット10が、使用時に回転しているものとして記述されている場合がある。これは、理解できるように、タレット10の回転部分が、例えば、上パンチガイド20、底パンチガイド30、パンチ25、35、ダイディスク40、及び/又はさらなるタレット10の回転部分が、回転していることを指す。これに対応して、タレット10のすべての非回転又は静止部分は、タレット10が回転していると記述されているこの事例においても、それぞれ非回転のままであるか又は静止したままであることが理解されよう。
【0028】
幾つかの実施形態では、ダイディスク40、上パンチガイド20、底パンチガイド30、及び複数のパンチ25、35のうち1つ以上が、例えばそれらのうちすべてが、回転可能部分である。代替的又は追加的には、ダイディスク40、上パンチガイド20、底パンチガイド30、及び/又は複数のパンチ25、35が、回転部分であり得る。回転タブレットプレス機の幾つかの実施形態では、回転可能部分は、回転軸を中心に回転するように構成され、該回転軸は軸方向αに延びる。
【0029】
幾つかの実施形態では、タレットは、回転可能部分を駆動して回転させるように構成されたシャフトをさらに備えている。このシャフトは、上記の回転軸を中心に回転するように構成されてよい。代替的又は追加的には、このシャフトは、該回転軸に平行なシャフト回転軸を有してもよい。
【0030】
複数の補助要素が設けられる。そのような補助要素のリストは、以下を含むが、排他的ではない。圧縮されてタブレットの形態となった材料をダイ穴から運び出すための、タレット10からある角度で突出したタブレット用シュート11と、ダイディスク40と上パンチガイド20の間に延在するフィーダ12であって、そこから粉末又は顆粒をダイディスクに供給する、フィーダ12と、タレットの垂直方向に、すなわち軸方向に延びる粉末入口チューブ13であって、ここから粉末及び顆粒がタレット10に入り、フィーダ12へと供給される、粉末入口チューブ13。さらに、スクレイパ14aであって、余剰の粉末を掻き落とすように適合されており、それによって、所望の分量の粉末のみがダイディスク内に存在することを確実にする、スクレイパ14aが示されている。追加的な補助要素として、粉塵を吸引システムに抽出するための抽出チューブに接続された抽出ノズル、排出フィンガ(ejection finger)、回収フィンガ(recuperation finger)、及びさらなるカムが含まれてもよい。他の要素がタブレットプレス機内に存在してもよく、かつ、同様に、所望の設定に従ってタブレットプレス機を制御するための手段も設けられてよい。
【0031】
図示された実施形態では、片面回転タブレットプレス機1が、単層タブレットの製造に適合されている。しかしながら、複数の圧縮ステーションを有する構成、多層構成、及びドライコーティングされたタブレットの製造のための構成が、幾つかのフィーダ、スクレイパ、圧縮ローラ、排出ステーション、コアインテーク(core-intake)要素等を用いて、可能である。
【0032】
図6から8は、
図2に示された実施形態に係る、筐体70と組み合わせられたタレット10の斜視図を示している。他の側面においては、この実施形態は、筐体が存在しない、
図1及び
図3から5に示された第1の実施形態に対応している。以下では、回転タブレットプレス機の補助要素の1つ以上に、軸方向及び/又は半径方向における支持を与えるための支持アセンブリが、これらの実施形態の両方を共同参照しつつ記述される。
【0033】
回転タブレットプレス機1の補助要素は、上で述べられたように、タブレット用シュート11、フィーダ12等を含んでよく、図示された部分、及び、図示されていないがそのような回転タブレットプレス機1に存在するさらなる部分、をも含む。支持アセンブリは、軸方向αから見てタレット10の上パンチガイド20の上方で位置決めされている、吊下げデバイス60を備える。吊下げデバイス60は、キャリアプレート65及び少なくとも1つの接続要素を含むのであって、ここでは、第1アーム61及び第2アーム62の形態である2つの接続要素を含む。これら2つの接続要素は、キャリアプレート65をタレット10の非回転部分又は静止部分に接続している。現在記述されている実施形態においては、静止部分は、ディスクの形態であるスペーサ(斜視図では見ることができない。
図9を参照)を含むが、原理的には、タレット10の任意の非回転部分が、そのような静止固定点を構成することができる。このようにして、補助要素が、さらにタレット10に関する基準点として機能するキャリアプレート65から吊下げられ得る。
【0034】
第1アーム61及び第2アーム62の各々が、第1端61.1、62.1、及び第2端61.2、62.2を有する。図示された実施形態では、アーム61、62は、軸方向から見て、半径方向において互いに関して反対側に位置決めされている。さらなるアームを設けることも可能であり、又は、場合によっては単一のアームのみが設けられることもある。第1アーム61及び第2アーム62は、開口64を備える移行部63で互いに接続される。開口64は、タレット10の軸方向αと同軸である。
【0035】
第1アーム61及び第2アーム62それぞれの外側接続部分61.5、62.5は、外側接続部分61.5、62.5が第2端61.2、62.2それぞれに位置するように、設けられる。図示された実施形態では、接続部分61.5、62.5は、キャリアプレート65が軸方向から見てアーム61、62の下に位置するように、傾斜を有した形状であり、キャリアプレート65は、各アームの中間部分の下面から距離を有し、キャリアプレート65の上面と各アームの中間部分の下面の間に、軸方向ギャップが形成されている。ここで、吊下げデバイス60は、クランププレート66をさらに備えており、クランププレート66は、キャリアプレート65と協働するように構成され、かつ、設けられた上記ギャップ内に収容されている。キャリアプレート65と第1アーム61及び第2アーム62の間の接続は、ここでは、一体型接続として図示されているが、しかしながら、原理的には任意の適した機械的接続であってよい。
【0036】
図示された実施形態では、キャリアプレート65は、半径方向から見て、各第2端61.2、62.2の外側まで延在している。このことにより、タレット10の周縁に位置する補助要素をキャリアプレート65から吊下げることが可能になる。従って、例えばタブレット用シュート11は、第1アーム61の第2端61.2で、接続部分61.5の近傍において、キャリアプレート65に従属したブラケット65.1を介してキャリアプレート65から吊下げられる。このことは、
図4のみならず、ブラケット65.1が半径方向から見て筐体の外側にさえ突出している
図7においても、見ることができる。筐体を含む実施形態では、タブレット用シュート11又は他の補助要素を、吊下げデバイス60から直接吊下げられた筐体70を介して、吊下げデバイス60に接続することも想到される。
【0037】
他の補助要素は、キャリアプレート65の円周内で吊下げられる。例えば、
図4に示されているように、フィーダ12は、吊下げプレート65.2に接続されており、この吊下げプレート65.2は、キャリアプレート65と協働するクランププレート66に従属する複数のロッド66.1を介して、キャリアプレート65に接続されている。
【0038】
図9は、
図2及び
図5から8の第2の実施形態におけるタブレットプレス機1の断面図を示している。ここでは、非回転部分は、静止ディスク28の形態のスペーサによって構成され、静止ディスク28は、半径方向rにおいてピッチpの内側に囲い込まれた外径を有している。静止ディスク28は、ベアリングアセンブリ50と第1アーム61及び第2アーム62の間に間置されている。ベアリングアセンブリ50は、半径方向内側部分51.1及び半径方向外側部分51.2を有するベアリング51を備えている。ベアリング51の半径方向内側部分51.1は、静止ディスク28に接続されている。半径方向外側部分51.2は、上パンチガイド20と協働するように構成されている。
【0039】
アーム61、62の各々の第1端61.1、62.1は、静止ディスク28と直接的に接触している。第1端61.1、62.1の各々は、実質的に、ベアリング51の半径位置に位置決めされてもいる。
【0040】
ベアリング51は、ベアリング51上の半径方向の力及び軸方向の力を吸収するように構成されてよく、これにより、吊下げデバイス60から吊下げられている任意の補助要素の位置は、タレット10自体によって提供される基準に関する位置を維持できる。適したベアリングの種類は、当業者には周知であり、かつ、高い正確性及び負荷容量を提供する4点接触ボールベアリングを含むが、それに限定はされない。代替的な適したベアリングの種類は、複列アンギュラボールベアリング、アキシャルローラベアリング、クロスローラベアリング、及び、組み合わせたアキシャル-ラジアルベアリング(combined axial-radial bearing)を含むが、それらに限定はされない。
【0041】
図10Aは、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機1の断面図を示している。この実施形態は、非回転部分がスペーサ128を備え、このスペーサ128が半径方向rにおいてピッチpの内側に囲い込まれた外径を有し、かつ、このスペーサ128が、さらにベアリングアセンブリ150の静止部分に、すなわちこの実施形態では静止している部分である半径方向外側部分151.2に、接続され、一方で半径方向内側部分151.1が回転している、点で、
図1から9で示された第1及び第2の実施形態のタブレットプレス機1と異なっている。従って、アーム161、162の第1端であって、ここでは第1アーム161の第1端161.1によって表されている第1端は、スペーサ128に接続されている。
【0042】
図10Bは、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機1の断面図を示している。この実施形態は、アーム161、162の第1端であって、ここでは第1アーム161の第1端161.1によって表されている第1端が、ベアリングアセンブリ150のベアリング151の静止部分に、特に半径方向外側部分151.2に、直接的に接続されている点で、
図1から9で示された第1及び第2の実施形態と、ならびに、
図10Aの実施形態と、異なっている。
図10Aの実施形態と同様に、半径方向外側部分151.2は静止している。第1及び第2の実施形態、ならびに
図10Aの実施形態とは逆に、別体の静止スペーサが取外されている。
【0043】
図11は、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機1の断面図を示している。この実施形態は、キャリアプレート65及び接続要素が単一の要素を形成している点で、
図1から9で示された第1及び第2の実施形態と異なっている。ここで、接続要素は、有段内側リング267を備え、該リング267はタレット10の上カム27に接続している。
【0044】
吊下げデバイス60とピッチpの内側の非回転部分の間に接続を設けることは、半径方向におけるさらに外側の位置では線速度が小さくなることを伴っている。このようにして、運転中の部品の加熱が最小限に保たれ、続いて補助要素の位置の正確性が維持される。
【0045】
図12は、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機1の断面図を示している。この実施形態は、吊下げデバイス60に接続された筐体370が単一の要素である点で、
図1から9で示された第1及び第2の実施形態と異なっている。
図13は、
図12の実施形態におけるタブレットプレス機の下方からの斜視図を示している。この単一部品の実施形態は、筐体370の設計のフレキシビリティを向上させることを可能にし、例えば、筐体370は、清掃性を大きく向上させる、内部に丸みを帯びた形状及び継ぎ目のない構造を有して形成されてもよい。この実施形態は、プラスチック材料から、又は、場合によってはステンレス鋼のサブコンポーネントを有する、溶接又は接着された鋼材から、作製することができる。
【0046】
図14及び15の各々は、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機1の実施形態を側方から見た斜視図を示している。
図16は、
図14及び15で示された実施形態のタブレットプレス機1の断面図を示している。
図17は、
図14から16で示された実施形態のタブレットプレス機1の断面図を示している。
図17では、タブレットプレス機1の実施形態の非回転部分が、破線で示されている。この実施形態は、吊下げデバイス460がレベル調節デバイス468を備える点で、
図1から13で示された第1、第2、及び第3の実施形態と異なる。該吊下げデバイスは、吊下げデバイス60、160、260と同様に、第1アーム461及び第2アーム462を備える。第1アーム461及び第2アーム462の各々は、それぞれの第1部分461.1及び462.1、ならびに、それぞれの接続部分461.5、462.5を備える。第1部分461.1、462.1は、第1部分61.1、161.1及び62.1、162.1にそれぞれ類似しているか、又はそれらと同一であって、かつ/又は、それらに関連して記述された任意の特徴を備えていてもよい。かつ、これに対応して、接続部分461.5、462.5は、接続部分61.5、161.5及び接続部分62.5、162.5にそれぞれ類似しているか、又はそれらと同一であって、かつ/又は、それらに関連して記述された任意の特徴を備えていてもよい。
【0047】
吊下げデバイス460は、第2部分をさらに備えてもよく、この第2部分は、第2部分61.2、161.2及び62.2、162.2にそれぞれ対応しているか、類似であるか、かつ/又は、同一である。
【0048】
図14から17で示された実施形態では、レベル調節デバイス468は、少なくとも1つの補助要素の軸方向(α)における位置を調節するように構成されている。代替的又は追加的には、このレベル調節デバイスは、少なくとも1つの補助要素の半径方向(r)における位置を調節するように構成され得る。
【0049】
代替的又は追加的には、レベル調節デバイス468は、軸方向(α)及び/又は半径方向(r)における、少なくとも1つの補助要素の位置を調節するように構成され得る。
【0050】
レベル調節デバイス468は、吊下げデバイス460、及び/又は、第1アーム461又は第2アーム462、に関する、上記少なくとも1つの補助要素の位置を、調節することが可能であり得る。代替的又は追加的には、レベル調節デバイス468は、タレット10の1つ以上の回転要素に関する調節を行うことが可能であり得る。
【0051】
具体的には、
図14から17で示された実施例では、レベル調節デバイス468は、タレット10のダイディスク40の上表面42に関する、少なくとも1つの補助要素のレベルを調節するように構成されている。
図16及び17で示されたように、吊下げデバイス460から吊下げられている筐体470及びタブレット用シュート11の軸方向のレベルは、レベル調節デバイス468によって調節され得る。それによって、ダイディスク40の上表面42を、補助要素のための基準点と考えることが可能になる。代替的又は追加的には、レベル調節デバイス468は、ダイディスク40に剛性接続された回転部分等の他の回転部分に関する、少なくとも1つの補助デバイスの軸方向及び/又は半径方向のレベルを調節するように適合され得る。これに対応して、レベル調節デバイス468は、ダイディスク40の上表面42等の回転部分に関して、吊下げデバイス460等の非回転部分に関して、又は、非回転部分と回転部分がベアリングによって接続されている場合には、上表面42及び吊下げデバイス460等の両方の部分に関して、調節を行うことができるように構成されてもよい。
【0052】
図14から17で示された実施形態では、レベル調節デバイス468は、1つ以上のねじ部を備え、この1つ以上のねじ部は、少なくとも1つの補助要素の軸方向αにおけるレベルを調節するように構成されている。
図14から17で示された実施形態では、各レベル調節デバイス468は、少なくとも1つの補助要素のレベルを調節するために、ねじ部を伴うスクリューを備えている。他の実施形態では、各レベル調節デバイスは、上記少なくとも1つの補助要素のレベルの調節のために、ねじ部を備える場合があり、かつ/又は、各レベル調節デバイスが、スクリュー、ナット、及び/又はボルトであるか又はそれらを含む場合もある。
図14から17で示された実施形態では、対応するねじ部が、吊下げデバイス460内に設けられている。しかしながら、他の実施形態では、ねじとともにナットが設けられ、周知のやり方でレベル調節デバイス468との螺合を提供する場合もある。
【0053】
レベル調節デバイス468は、吊下げデバイス460のそれぞれ接続要素461、462内に配置されている。具体的には、各レベル調節デバイス468は、それぞれ、第1アーム461及び第2アーム462のそれぞれの調節部分461.7、462.7内に配置されている。調節部分461.7、462.7は、第1アーム461及び第2アーム462に、剛性接続されるか又は一体的に形成されるなどして、接続されてもよいし、又は、第1アーム461及び第2アーム462に、例えばスクリュー及び/又はボルト等の固定手段によって、取外し可能に接続されてもよい。
図14から17で示された実施形態では、調節部分461.7、462.7は、接続部分461.5、462.5に、それぞれ取外し可能に接続されている。
【0054】
図14から17で示された実施形態では、4つのレベル調節デバイス358が設けられている。これらのうち2つは、第1アーム461のそれぞれの調節部分461.7内に配置され、かつ、他の2つは、第2アーム462のそれぞれの調節部分462.7内に配置されている。この実施形態では、レベル調節デバイスは、筐体470及びタブレット用シュート11の軸方向αにおける調節を行うことができる。レベル調節デバイスの各々は、筐体及びタブレット用シュート11を含む補助要素の軸方向αにおける調節を行うことができるように構成されている。代替的又は追加的には、レベル調節デバイス468の各々は、半径方向における調節を行うことが可能であり得る。
【0055】
筐体470及び/又は任意のさらなる補助要素の調節を行うことができる他の実施形態においては、より少ない数又はより多くの数の調節デバイスが提供される場合があることが、理解されよう。
【0056】
筐体470は、筐体70と同様に、底部471及び開口471.1を備える。筐体470は、筐体70及び370に関連して開示又は記述された任意の特徴を備え得る。これに対応して、筐体70、370を、
図14から17で示された実施形態のレベル調節デバイス468とともに使用することが可能である。
【符号の説明】
【0057】
1 回転タブレットプレス機
2 プレス機のハウジング
3 フレーム
4 外側ライニング
5 駆動部
6 圧縮部
7 底フレーム
8 付属部
9 上フレーム
10 タレット
11 タブレット用シュート
12 フィーダ
13 粉末入口チューブ
14a スクレイパ
15 排出フィンガ
20 上パンチガイド
21 キャップ
22 キャップ
23 キャップ
24 ディスプレイ
25 上パンチ
26 シャフト
27 上カム
28 ディスク
30 底パンチガイド
35 底パンチ
40 ダイディスク
42 ダイディスクの上表面
41 穴
45 ダイ
50 ベアリングアセンブリ
51 ベアリング
51.1 半径方向内側部分
51.2 半径方向外側部分
60 吊下げデバイス
61 第1アーム(接続要素)
61.1 第1アームの第1端
61.2 第1アームの第2端
61.5 傾斜を有する接続部分
62 第2アーム(接続要素)
62.1 第2アームの第1端
62.2 第2アームの第2端
62.5 傾斜を有する接続部分
63 移行部(第1アーム61と第2アーム62の間)
64 開口
65 キャリアプレート
65.1 ブラケット
65.2 吊下げプレート
66 クランプ部分
66.1 ロッド
70 筐体
71 底部
71.1 開口
128 スペーサ
150 ベアリングアセンブリ
151 ベアリング
151.1 半径方向内側部分
151.2 半径方向外側部分
160 吊下げデバイス(さらなる実施形態)
161 第1アーム(接続要素)
161.1 第1アームの第1端
161.2 第1アームの第2端
161.5 接続部分
162 第2アーム
162.5 接続部分
260 吊下げデバイス(加えてさらなる実施形態)
267 吊下げ接続部
370 筐体(さらなる実施形態)
460 吊下げデバイス(加えてさらなる実施形態)
461 第1アーム(接続要素)
461.1 第1アームの第1端
461.5 接続部分
461.7 調節部分
462 第2アーム(接続要素)
462.1 第1アームの第1端
462.5 接続部分
462.7 調節部分
468 レベル調節デバイス
470 筐体(加えてさらなる実施形態)
471 底部
471.1 開口
α 軸方向
r 半径方向
p ピッチ
【手続補正書】
【提出日】2023-02-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転タブレットプレス機(1)であって、前記回転タブレットプレス機(1)は、圧縮部(6)を含むハウジング(2)、タレット(10)を備え、前記タレット(10)は、ダイディスク(40)、上パンチガイド(20)、底パンチガイド(30)、及び複数のパンチ(25、35)を含み、前記ダイディスク(40)、前記上パンチガイド(20)、前記底パンチガイド(30)、及び前記複数のパンチ(25、35)、の1つ以上は、回転可能部分であり、
前記タレット(10)は、軸方向(α)及び半径方向(r)を画定し、前記パンチは、前記タレットのピッチ(p)を画定する事前決定された半径上に配置され、前記タレットは、前記回転タブレットプレス機の使用位置にある際には、前記圧縮部内で位置決めされ、
前記回転タブレットプレス機は、複数の補助要素をさらに備え、
前記回転タブレットプレス機は、支持アセンブリを備え、前記支持アセンブリは、前記回転タブレットプレス機の前記補助要素のうち少なくとも1つに、前記軸方向及び/又は前記半径方向における支持を与えるためである、回転タブレットプレス機(1)において、
前記支持アセンブリは、前記軸方向から見て前記タレット(10)の前記上パンチガイド(20)の上方で位置決めされた、吊下げデバイス(60;160;260)を備えること、
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、キャリアプレート(65)及び少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)を備え、前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)は、前記キャリアプレート(65)を、前記タレット(10)の少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)に接続し、前記少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)は、前記回転可能部分が回転するとき、前記回転可能部分に関して静止するように構成されること、及び、
複数の補助要素は、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記キャリアプレート(65)から吊下げられ
、前記キャリアプレート(65)は、前記タレット(10)に関する基準点として機能すること、を特徴とする、回転タブレットプレス機(1)。
【請求項2】
前記回転可能部分は、回転軸を中心に回転するように構成され、前記回転軸は、前記軸方向(α)に延びる、請求項1に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項3】
前記タレット(10)は、前記回転可能部分を駆動して回転させるように構成されたシャフト(26)をさらに備える、請求項1又は2に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項4】
前記少なくとも1つの非回転部分は、スペーサ(28)を含み、前記スペーサ(28)の外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記スペーサ(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記少なくとも1つの接続要素(61、62)の間に間置される、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項5】
前記スペーサ(28)は、静止ディスク(28)を備え、前記静止ディスクの外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記ディスク(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記接続要素(60)の間に間置される、請求項4に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項6】
前記ベアリングアセンブリ(50)は、半径方向内側部分(51.1)及び半径方向外側部分(51.2)を有するベアリング(51)を備え、前記ベアリング(51)の前記半径方向内側部分(51.1)は、前記スペーサ又は静止ディスク(28)に接続され、かつ、前記半径方向外側部分(51.2)は、前記上パンチガイド(20)と協働するように構成される、請求項4又は5に記載の回転タブレットプレス機。
【請求項7】
前記タレット(10)の前記少なくとも1つの非回転部分は、ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分を含み、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記タレット(10)の少なくとも1つの回転部分と、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側で相互作用するように位置決めされる、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項8】
前記ベアリングアセンブリ(150)は、半径方向内側部分(151.1)及び半径方向外側部分(151.2)を有するベアリング(151)を備え、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記半径方向外側部分(151.2)を含む、請求項6に記載の回転タブレットプレス機。
【請求項9】
前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162)は、少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)を含み、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)は、前記半径方向に延び、かつ、第1端(61.1、62.1;161.1、162.1)及び第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)を有し、かつ、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第1端(61.1、61.2)は、実質的に、前記ベアリングアセンブリ(50、150)の半径位置に位置決めされる、請求項6ないし8のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのアーム(161、162)の前記第1端(161.1、162.1)は、前記ベアリング(151)の前記半径方向外側部分(151.2)に、スペーサ(128)を介して、又は直接的に、接続される、請求項8及び9に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162;261、262)は、第1アーム(61;161;261)及び第2アーム(62;162;262)を含み、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、半径方向において互いに関して反対側に位置決めされ、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、開口(64)を備える移行部(63)で、互いに接続され、かつ、前記開口(64)は、前記タレット(10)の前記軸方向(α)と同軸である、請求項9又は10に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項12】
前記キャリアプレート(65)は、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)の外側まで延在する、請求項9ないし11のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項13】
前記キャリアプレート(65)は、第1アーム(61)及び前記第2アーム(62)に、前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)で、それぞれ接続される、請求項9ないし12のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項14】
前記キャリアプレート(65)は、前記吊下げデバイス(60;160)の対応する前記接続要素の前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)と一体的に形成され、かつ、外側接続部分(61.5、62.5;161.5、162.5)は、前記キャリアプレート(65)が前記軸方向から見て前記接続要素の下に位置するように、それぞれ設けられ、前記キャリアプレート(65)は、好ましくは、対応する前記接続要素の各アーム(61、62;161、162)の中間部分の下面から距離を有して設けられ、前記キャリアプレートの上面と各アームの前記中間部分の前記下面の間に、軸方向ギャップが形成される、請求項9ないし13のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項15】
前記吊下げデバイス(60;160)は、前記キャリアプレート(65)と協働するように構成されたクランププレート(66)を備える、請求項1ないし14のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項16】
前記少なくとも1つの非回転部分は、前記タレット(10)の上カム(27)を含む、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項17】
前記キャリアプレート(65)と、前記少なくとも1つの接続要素(267)であって、特に有段内側リング(267)を備える前記要素(267)は、単一の要素を形成する、請求項16に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項18】
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、1つ以上のレベル調節デバイスを備え、前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記軸方向(α)及び/又は前記半径方向(r)における、少なくとも1つの前記補助要素の位置を調節するように構成される、請求項1ないし17のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項19】
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、1つ以上のねじ部を備え、前記1つ以上のねじ部は、前記少なくとも1つの前記補助要素の前記軸方向におけるレベルを調節するように構成される、請求項18に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項20】
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)内に配置される、請求項18又は19に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項21】
前記吊下げデバイス(60;160;260)から吊下げられる前記複数の補助要素は、タブレット用シュート(11)、少なくとも1つのフィーダ(12)、粉末入口チューブ(13)、スクレイパ(14a)、抽出ノズル、排出フィンガ(15)、回収フィンガ、及び、上カム(27)、の要素の任意の組み合わせを含む、請求項1ないし20のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機。
【請求項22】
筐体(70;370)が、前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続され、前記筐体は、上パンチガイド(20)、ダイディスク(40)、及び/又は底パンチガイド(30)の要素のうち、少なくとも1つを取り囲む、請求項1ないし21のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項23】
前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続された前記筐体(370)は、単一の要素である、請求項22に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項24】
前記筐体は、底部(71)を備え、前記底部は、前記底パンチガイド(30)の周囲を取り囲む開口(71.1)を備える、請求項1ないし23のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明の第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図2】
図2は、本発明の第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図3】
図3は、第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図4】
図4は、第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図5】
図5は、第1の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図6】
図6は、第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図7】
図7は、第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図8】
図8は、第2の実施形態における回転タブレットプレス機の斜視図を示している。
【
図9】
図9は、第2の実施形態のタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図10A】
図10Aは、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図10B】
図10Bは、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図11】
図11は、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図12】
図12は、本発明のさらなる実施形態におけるタブレットプレス機の断面図を示している。
【
図14】
図14は、本発明のさらなる実施形態における
タブレットプレス機の斜視図を示している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0054】
図14から17で示された実施形態では、4つのレベル調節デバイス
468が設けられている。これらのうち2つは、第1アーム461のそれぞれの調節部分461.7内に配置され、かつ、他の2つは、第2アーム462のそれぞれの調節部分462.7内に配置されている。この実施形態では、レベル調節デバイスは、筐体470及びタブレット用シュート11の軸方向αにおける調節を行うことができる。レベル調節デバイスの各々は、筐体及びタブレット用シュート11を含む補助要素の軸方向αにおける調節を行うことができるように構成されている。代替的又は追加的には、レベル調節デバイス468の各々は、半径方向における調節を行うことが可能であり得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0056】
筐体470は、筐体70と同様に、底部471及び開口471.1を備える。筐体470は、筐体70及び370に関連して開示又は記述された任意の特徴を備え得る。これに対応して、筐体70、370を、
図14から17で示された実施形態のレベル調節デバイス468とともに使用することが可能である。
なお、本開示には、以下の態様も含まれる。
〔態様1〕
回転タブレットプレス機(1)であって、前記回転タブレットプレス機(1)は、圧縮部(6)を含むハウジング(2)、タレット(10)を備え、前記タレット(10)は、ダイディスク(40)、上パンチガイド(20)、底パンチガイド(30)、及び複数のパンチ(25、35)を含み、前記ダイディスク(40)、前記上パンチガイド(20)、前記底パンチガイド(30)、及び前記複数のパンチ(25、35)、の1つ以上は、回転可能部分であり、
前記タレット(10)は、軸方向(α)及び半径方向(r)を画定し、前記パンチは、前記タレットのピッチ(p)を画定する事前決定された半径上に配置され、前記タレットは、前記回転タブレットプレス機の使用位置にある際には、前記圧縮部内で位置決めされ、
前記回転タブレットプレス機は、複数の補助要素をさらに備え、
前記回転タブレットプレス機は、支持アセンブリを備え、前記支持アセンブリは、前記回転タブレットプレス機の前記補助要素のうち少なくとも1つに、前記軸方向及び/又は前記半径方向における支持を与えるためである、回転タブレットプレス機(1)において、
前記支持アセンブリは、前記軸方向から見て前記タレット(10)の前記上パンチガイド(20)の上方で位置決めされた、吊下げデバイス(60;160;260)を備えること、
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、キャリアプレート(65)及び少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)を備え、前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)は、前記キャリアプレート(65)を、前記タレット(10)の少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)に接続し、前記少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)は、前記回転可能部分が回転するとき、前記回転可能部分に関して静止するように構成されること、及び、
複数の補助要素は、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記キャリアプレート(65)から吊下げられること、を特徴とする、回転タブレットプレス機(1)。
〔態様2〕
前記回転可能部分は、回転軸を中心に回転するように構成され、前記回転軸は、前記軸方向(α)に延びる、態様1に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様3〕
前記タレット(10)は、前記回転可能部分を駆動して回転させるように構成されたシャフト(26)をさらに備える、態様1又は2に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様4〕
前記少なくとも1つの非回転部分は、スペーサ(28)を含み、前記スペーサ(28)の外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記スペーサ(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記少なくとも1つの接続要素(61、62)の間に間置される、態様1ないし3のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様5〕
前記スペーサ(28)は、静止ディスク(28)を備え、前記静止ディスクの外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記ディスク(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記接続要素(60)の間に間置される、態様4に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様6〕
前記ベアリングアセンブリ(50)は、半径方向内側部分(51.1)及び半径方向外側部分(51.2)を有するベアリング(51)を備え、前記ベアリング(51)の前記半径方向内側部分(51.1)は、前記スペーサ又は静止ディスク(28)に接続され、かつ、前記半径方向外側部分(51.2)は、前記上パンチガイド(20)と協働するように構成される、態様4又は5に記載の回転タブレットプレス機。
〔態様7〕
前記タレット(10)の前記少なくとも1つの非回転部分は、ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分を含み、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記タレット(10)の少なくとも1つの回転部分と、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側で相互作用するように位置決めされる、態様1ないし3のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様8〕
前記ベアリングアセンブリ(150)は、半径方向内側部分(151.1)及び半径方向外側部分(151.2)を有するベアリング(151)を備え、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記半径方向外側部分(151.2)を含む、態様6に記載の回転タブレットプレス機。
〔態様9〕
前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162)は、少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)を含み、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)は、前記半径方向に延び、かつ、第1端(61.1、62.1;161.1、162.1)及び第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)を有し、かつ、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第1端(61.1、61.2)は、実質的に、前記ベアリングアセンブリ(50、150)の半径位置に位置決めされる、態様6ないし8のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様10〕
前記少なくとも1つのアーム(161、162)の前記第1端(161.1、162.1)は、前記ベアリング(151)の前記半径方向外側部分(151.2)に、スペーサ(128)を介して、又は直接的に、接続される、態様8及び9に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様11〕
前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162;261、262)は、第1アーム(61;161;261)及び第2アーム(62;162;262)を含み、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、半径方向において互いに関して反対側に位置決めされ、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、開口(64)を備える移行部(63)で、互いに接続され、かつ、前記開口(64)は、前記タレット(10)の前記軸方向(α)と同軸である、態様9又は10に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様12〕
前記キャリアプレート(65)は、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)の外側まで延在する、態様9ないし11のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様13〕
前記キャリアプレート(65)は、第1アーム(61)及び前記第2アーム(62)に、前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)で、それぞれ接続される、態様9ないし12のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様14〕
前記キャリアプレート(65)は、前記吊下げデバイス(60;160)の対応する前記接続要素の前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)と一体的に形成され、かつ、外側接続部分(61.5、62.5;161.5、162.5)は、前記キャリアプレート(65)が前記軸方向から見て前記接続要素の下に位置するように、それぞれ設けられ、前記キャリアプレート(65)は、好ましくは、対応する前記接続要素の各アーム(61、62;161、162)の中間部分の下面から距離を有して設けられ、前記キャリアプレートの上面と各アームの前記中間部分の前記下面の間に、軸方向ギャップが形成される、態様9ないし13のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様15〕
前記吊下げデバイス(60;160)は、前記キャリアプレート(65)と協働するように構成されたクランププレート(66)を備える、態様1ないし14のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様16〕
前記少なくとも1つの非回転部分は、前記タレット(10)の上カム(27)を含む、態様1ないし15のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様17〕
前記キャリアプレート(65)と、前記少なくとも1つの接続要素(267)であって、特に有段内側リング(267)を備える前記要素(267)は、単一の要素を形成する、態様16に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様18〕
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、1つ以上のレベル調節デバイスを備え、前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記軸方向(α)及び/又は前記半径方向(r)における、少なくとも1つの前記補助要素の位置を調節するように構成される、態様1ないし17のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様19〕
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、1つ以上のねじ部を備え、前記1つ以上のねじ部は、前記少なくとも1つの前記補助要素の前記軸方向におけるレベルを調節するように構成される、態様18に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様20〕
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)内に配置される、態様18又は19に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様21〕
前記吊下げデバイス(60;160;260)から吊下げられる前記複数の補助要素は、タブレット用シュート(11)、少なくとも1つのフィーダ(12)、粉末入口チューブ(13)、スクレイパ(14a)、抽出ノズル、排出フィンガ(15)、回収フィンガ、及び、上カム(27)、の要素の任意の組み合わせを含む、態様1ないし20のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機。
〔態様22〕
筐体(70;370)が、前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続され、前記筐体は、上パンチガイド(20)、ダイディスク(40)、及び/又は底パンチガイド(30)の要素のうち、少なくとも1つを取り囲む、態様1ないし21のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様23〕
前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続された前記筐体(370)は、単一の要素である、態様22に記載の回転タブレットプレス機(1)。
〔態様24〕
前記筐体は、底部(71)を備え、前記底部は、前記底パンチガイド(30)の周囲を取り囲む開口(71.1)を備える、態様1ないし23のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転タブレットプレス機(1)であって、前記回転タブレットプレス機(1)は、圧縮部(6)を含むハウジング(2)、タレット(10)を備え、前記タレット(10)は、ダイディスク(40)、上パンチガイド(20)、底パンチガイド(30)、及び複数のパンチ(25、35)を含み、前記ダイディスク(40)、前記上パンチガイド(20)、前記底パンチガイド(30)、及び前記複数のパンチ(25、35)、の1つ以上は、回転可能部分であり、
前記タレット(10)は、軸方向(α)及び半径方向(r)を画定し、前記パンチは、前記タレットのピッチ(p)を画定する事前決定された半径上に配置され、前記タレットは、前記回転タブレットプレス機の使用位置にある際には、前記圧縮部内で位置決めされ、
前記回転タブレットプレス機は、複数の補助要素をさらに備え、
前記回転タブレットプレス機は、支持アセンブリを備え、前記支持アセンブリは、前記回転タブレットプレス機の前記補助要素のうち少なくとも1つに、前記軸方向及び/又は前記半径方向における支持を与えるためである、回転タブレットプレス機(1)において、
前記支持アセンブリは、前記軸方向から見て前記タレット(10)の前記上パンチガイド(20)の上方で位置決めされた、吊下げデバイス(60;160;260)を備えること、
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、キャリアプレート(65)及び少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)を備え、前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)は、前記キャリアプレート(65)を、前記タレット(10)の少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)に接続し、前記少なくとも1つの非回転部分(51.1;28;27)は、前記回転可能部分が回転するとき、前記回転可能部分に関して静止するように構成されること、及び、
複数の補助要素は、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記キャリアプレート(65)から吊下げられ、前記キャリアプレート(65)は、前記タレット(10)に関する基準点として機能すること、を特徴とする、回転タブレットプレス機(1)。
【請求項2】
前記回転可能部分は、回転軸を中心に回転するように構成され、前記回転軸は、前記軸方向(α)に延びる、請求項1に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項3】
前記タレット(10)は、前記回転可能部分を駆動して回転させるように構成されたシャフト(26)をさらに備える、請求項1又は2に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項4】
前記少なくとも1つの非回転部分は、スペーサ(28)を含み、前記スペーサ(28)の外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記スペーサ(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記少なくとも1つの接続要素(61、62)の間に間置される、
請求項1に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項5】
前記スペーサ(28)は、静止ディスク(28)を備え、前記静止ディスクの外径は、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側に囲い込まれ、前記
静止ディスク(28)は、前記軸方向から見て、ベアリングアセンブリ(50)と前記接続要素(60)の間に間置される、請求項4に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項6】
前記ベアリングアセンブリ(50)は、半径方向内側部分(51.1)及び半径方向外側部分(51.2)を有するベアリング(51)を備え、前記ベアリング(51)の前記半径方向内側部分(51.1)は、前記スペーサ又は静止ディスク(28)に接続され、かつ、前記半径方向外側部分(51.2)は、前記上パンチガイド(20)と協働するように構成される、
請求項5に記載の回転タブレットプレス機
(1)。
【請求項7】
前記タレット(10)の前記少なくとも1つの非回転部分は、ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分を含み、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記タレット(10)の少なくとも1つの回転部分と、前記半径方向(r)において前記ピッチ(p)の内側で相互作用するように位置決めされる、
請求項1又は2に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項8】
前記ベアリングアセンブリ(150)は、半径方向内側部分(151.1)及び半径方向外側部分(151.2)を有するベアリング(151)を備え、前記ベアリングアセンブリ(150)の非回転部分は、前記半径方向外側部分(151.2)を含む、請求項6に記載の回転タブレットプレス機
(1)。
【請求項9】
前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162)は、少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)を含み、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)は、前記半径方向に延び、かつ、第1端(61.1、62.1;161.1、162.1)及び第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)を有し、かつ、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第1端(61.1、
62.1)は、実質的に、前記ベアリングアセンブリ(50、150)の半径位置に位置決めされる、
請求項8に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのアーム(161、162)の前記第1端(161.1、162.1)は、前記ベアリング(151)の前記半径方向外側部分(151.2)に、スペーサ(128)を介して、又は直接的に、接続される、
請求項9に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162;261、262)は、第1アーム(61;161;261)及び第2アーム(62;162;262)を含み、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、半径方向において互いに関して反対側に位置決めされ、前記第1アーム(61;161;261)及び前記第2アーム(62;162;262)は、開口(64)を備える移行部(63)で、互いに接続され、かつ、前記開口(64)は、前記タレット(10)の前記軸方向(α)と同軸である、請求項9又は10に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項12】
前記キャリアプレート(65)は、前記少なくとも1つのアーム(61、62;161、162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)の外側まで延在する、
請求項9又は10に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項13】
前記キャリアプレート(65)は、第1アーム(61)及び前記第2アーム(62)に、前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)の前記第2端(61.2、62.2;161.2、162.2)で、それぞれ接続される、
請求項11に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項14】
前記キャリアプレート(65)は、前記吊下げデバイス(60;160)の対応する前記接続要素の前記第1アーム(61;161)及び前記第2アーム(62;162)と一体的に形成され、かつ、外側接続部分(61.5、62.5;161.5、162.5)は、前記キャリアプレート(65)が前記軸方向から見て前記接続要素の下に位置するように、それぞれ設けられ、前記キャリアプレート(65)は、好ましくは、対応する前記接続要素の各アーム(61、62;161、162)の中間部分の下面から距離を有して設けられ、前記キャリアプレートの上面と各アームの前記中間部分の前記下面の間に、軸方向ギャップが形成される、
請求項11に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項15】
前記吊下げデバイス(60;160)は、前記キャリアプレート(65)と協働するように構成されたクランププレート(66)を備える、
請求項1、2、4ないし6、及び8ないし10、のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項16】
前記少なくとも1つの非回転部分は、前記タレット(10)の上カム(27)を含む、
請求項1、2、4ないし6、及び8ないし10、のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項17】
前記キャリアプレート(65)と、前記少なくとも1つの接続要素(267)であって、特に有段内側リング(267)を備える前記要素(267)は、単一の要素を形成する、請求項16に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項18】
前記吊下げデバイス(60;160;260)は、1つ以上のレベル調節デバイスを備え、前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記軸方向(α)及び/又は前記半径方向(r)における、少なくとも1つの前記補助要素の位置を調節するように構成される、
請求項1、2、4ないし6、及び8ないし10、のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項19】
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、1つ以上のねじ部を備え、前記1つ以上のねじ部は、前記少なくとも1つの前記補助要素の前記軸方向におけるレベルを調節するように構成される、請求項18に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項20】
前記1つ以上のレベル調節デバイスは、前記吊下げデバイス(60;160;260)の前記少なくとも1つの接続要素(61、62;161、162;267)内に配置される、
請求項18に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項21】
前記吊下げデバイス(60;160;260)から吊下げられる前記複数の補助要素は、タブレット用シュート(11)、少なくとも1つのフィーダ(12)、粉末入口チューブ(13)、スクレイパ(14a)、抽出ノズル、排出フィンガ(15)、回収フィンガ、及び、上カム(27)、の要素の任意の組み合わせを含む、
請求項1、2、4ないし6、及び8ないし10、のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機
(1)。
【請求項22】
筐体(70;370)が、前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続され、前記筐体は、上パンチガイド(20)、ダイディスク(40)、及び/又は底パンチガイド(30)の要素のうち、少なくとも1つを取り囲む、
請求項1、2、4ないし6、及び8ないし10、のいずれか一項に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項23】
前記吊下げデバイス(60;160;260)に接続された前記筐体(370)は、単一の要素である、請求項22に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【請求項24】
前記筐体は、底部(71)を備え、前記底部は、前記底パンチガイド(30)の周囲を取り囲む開口(71.1)を備える、
請求項22に記載の回転タブレットプレス機(1)。
【国際調査報告】