(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-03
(54)【発明の名称】P基板内のディープNウェル内のPウェル内に形成された不揮発性メモリセルアレイ
(51)【国際特許分類】
G11C 16/14 20060101AFI20240527BHJP
G11C 16/04 20060101ALI20240527BHJP
H10B 41/30 20230101ALI20240527BHJP
H10B 41/40 20230101ALI20240527BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20240527BHJP
【FI】
G11C16/14 100
G11C16/04 120
H10B41/30
H10B41/40
H01L29/78 371
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023566989
(86)(22)【出願日】2021-09-02
(85)【翻訳文提出日】2023-12-26
(86)【国際出願番号】 US2021048934
(87)【国際公開番号】W WO2022245383
(87)【国際公開日】2022-11-24
(32)【優先日】2021-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500147506
【氏名又は名称】シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】SILICON STORAGE TECHNOLOGY, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】トラン、ヒュー バン
(72)【発明者】
【氏名】ドー、ナン
【テーマコード(参考)】
5B225
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5B225BA02
5B225BA06
5B225CA27
5B225DC03
5B225DC12
5B225EB09
5B225FA06
5F083EP24
5F083EP30
5F083EP42
5F083EP47
5F083EP48
5F083ER03
5F083ER06
5F083ER14
5F083ER16
5F083ER21
5F083ER29
5F083GA05
5F101BA03
5F101BA04
5F101BA07
5F101BA08
5F101BB04
5F101BC02
5F101BC11
5F101BE07
5F101BH04
(57)【要約】
p基板内に形成されたディープnウェル内に形成されたpウェル内に形成された不揮発性メモリセルアレイの多数の実施形態が開示される。消去動作中、負電圧がpウェルに印加され、セルを消去させるためにセルに印加される必要があるピーク正電圧を低減する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不揮発性メモリシステムであって、
半導体ダイに形成されたディープnウェルと、
前記ディープnウェル内に形成されたpウェルと、
前記pウェル内に形成された複数の不揮発性メモリセルのアレイであって、それぞれの不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート及び複数の端子を含む、複数の不揮発性メモリセルのアレイと、
前記複数の不揮発性メモリセルのうちの1つ以上の消去動作中に前記pウェルに負電圧を印加するためのバイアス発生器と、を備える、不揮発性メモリシステム。
【請求項2】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、ビット線端子、ソース線端子、及びワード線端子を含む、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項3】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、消去ゲート端子を更に含む、請求項2に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項4】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、制御ゲート端子を更に含む、請求項3に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項5】
前記バイアス発生器は、消去動作中に、選択されたメモリセルの制御ゲート端子に負電圧を印加する、請求項4に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項6】
行デコーダ回路と、
高電圧デコーダ回路と、を更に備える、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項7】
前記行デコーダ回路は前記pウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項8】
前記高電圧デコーダ回路は前記pウェル内に形成される、請求項7に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項9】
前記行デコーダ回路は第2のpウェル内に形成され、前記第2のpウェルは前記ディープnウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項10】
前記ディープnウェルはp基板内に形成される、請求項9に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項11】
前記高電圧デコーダ回路は第3のpウェル内に形成され、前記第3のpウェルは前記ディープnウェル内に形成される、請求項9に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項12】
前記ディープnウェルはp基板内に形成される、請求項11に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項13】
低電圧デコーダ回路は第2のpウェル内に形成され、前記第2のpウェルは第2のディープnウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項14】
前記第2のディープnウェルはp基板内に形成される、請求項13に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項15】
前記高電圧デコーダ回路は第3のpウェル内に形成され、前記第3のpウェルは第3のディープnウェル内に形成される、請求項13に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項16】
前記第3のディープnウェルはp基板内に形成される、請求項15に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項17】
前記バイアス発生器は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に0Vの電圧を印加する、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項18】
前記バイアスは、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に電圧を印加し、前記電圧は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に前記セルのゲート酸化物にわたる応力を低減するように選択される、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項19】
不揮発性メモリシステムであって、
半導体ダイに形成されたディープnウェルと、
前記ディープnウェル内に形成された第1のpウェルと、
前記ディープnウェル内に形成された第2のpウェルと、
前記第1のpウェル内に形成された複数の第1の不揮発性メモリセルのアレイであって、前記第1のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート及び複数の端子を含む、第1の不揮発性メモリセルのアレイと、
前記第2のpウェル内に形成された複数の第2の不揮発性メモリセルのアレイであって、前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート及び複数の端子を含む、第2の不揮発性メモリセルのアレイと、
前記第1のアレイ内の前記複数の不揮発性メモリセルのうちの1つ以上の消去動作中に前記第1のpウェルに負電圧を印加し、前記第2のアレイ内の前記複数の不揮発性メモリセルのうちの1つ以上の消去動作中に前記第2のpウェルに負電圧を印加するためのバイアス発生器と、を備える、不揮発性メモリシステム。
【請求項20】
前記第1のアレイ及び前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、ビット線端子、ソース線端子、及びワード線端子を含む、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項21】
前記第1のアレイ及び前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、消去ゲート端子を更に含む、請求項20に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項22】
前記第1のアレイ及び前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、制御ゲート端子を更に含む、請求項21に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項23】
行デコーダ回路と、
高電圧デコーダ回路と、を備える、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項24】
前記行デコーダ回路は、前記ディープnウェル内に形成された第3のpウェル内に形成される、請求項23に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項25】
前記行デコーダ回路は、第2のディープnウェル内に形成された第3のpウェル内に形成される、請求項23に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項26】
前記高電圧デコーダ回路は、形成された第4のpウェル内に形成され、前記第4のpウェルは、第2のディープnウェル内に形成される、請求項25に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項27】
前記バイアス発生器は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に0Vの電圧を印加する、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項28】
前記バイアス発生器は、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に電圧を印加し、前記電圧は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に前記セルのゲート酸化物にわたる応力を低減するように選択される、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項29】
前記バイアス発生器は、消去動作中に、選択されたメモリセルの制御ゲート端子に負電圧を印加する、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権の主張)
本出願は、2021年5月18日に出願された「Non-Volatile Memory Cell Array with Substrate Capable of Receiving Negative Voltage During Erase Operations」と題する米国仮特許出願第63/190,200号、及び2021年8月30日に出願された「Non-Volatile Memory Cell Array Formed in a P-Well in a Deep N-Well in a P-Substrate」と題する米国特許出願第17/461,981号の優先権を主張するものであり、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
(発明の分野)
p基板内のディープnウェル内のpウェル内に形成された不揮発性メモリセルアレイの多数の実施形態が開示される。消去動作中、負電圧がpウェルに印加され、アレイ内のセルを消去するのに必要なピーク正電圧を低減する。
【背景技術】
【0003】
異なるタイプの不揮発性メモリは、周知である。例えば、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第5,029,130号(「’130号特許」)は、フラッシュメモリセルの一種である、スプリットゲート不揮発性メモリセルのアレイを開示する。このようなメモリセル110を
図1に示す。それぞれのメモリセル110は、半導体基板12内に形成されたソース領域14及びドレイン領域16を含み、ソース領域14とドレイン領域16との間にはチャネル領域18がある。浮遊ゲート20は、チャネル領域18の第1の部分の上方に絶縁されて形成され(並びに、チャネル領域18の第1の部分の導電性を制御して)、ソース領域14の一部分の上方にかけて形成される。ワード線端子22(典型的には、ワード線に結合される)は、チャネル領域18の第2の部分の上方に絶縁されて配設される、(並びに、チャネル領域18の第2の部分の導電性を制御する)第1の部分と、浮遊ゲート20の上方で上に延在する第2の部分と、を有する。浮遊ゲート20及びワード線端子22は、ゲート酸化物によって基板12から絶縁されている。ビット線24はドレイン領域16に結合される。
【0004】
ワード線端子22に(基板12に対して)高圧正電圧を加えることによって、メモリセル110に対して消去が行われ(電子が浮遊ゲートから除去される)、これによって、浮遊ゲート20の電子は、浮遊ゲート20からワード線端子22までそれらの間にある絶縁体の中をファウラーノルドハイム(Fowler-Nordheim、FN)トンネリングを介して通過する。
【0005】
メモリセル110は、ワード線端子22に(基板12に対して)正電圧、及びソース領域14に正電圧を加えることによって、ホットエレクトロンによるソースサイド注入(source side injection、SSI)によって、プログラムされる(電子が浮遊ゲートに加えられる)。電子流は、ドレイン領域16からソース領域14に向かって流れる。電子は加速し、ワード線端子22と浮遊ゲート20との間の間隙に達すると、発熱する。熱せられた電子の一部は、浮遊ゲート20からの静電引力に起因して、浮遊ゲート20にゲート酸化物を介して注入される。
【0006】
メモリセル110は、ドレイン領域16及びワード線端子22に(基板12に対して)正の読み出し電圧を加える(ワード線端子の下方のチャネル領域18の部分をオンにする)ことによって、読み出される。浮遊ゲート20が正に帯電する(すなわち、電子を消去する)と、浮遊ゲート20の下方のチャネル領域18の部分も同様にオンになり、電流はチャネル領域18を流れ、これは、消去された状態つまり「1」の状態として検知される。浮遊ゲート20が負に帯電する(すなわち、電子でプログラムされる)と、浮遊ゲート20の下方のチャネル領域18の部分はほとんど又は完全にオフになり、電流はチャネル領域18を流れず(又はほとんど流れず)、これは、プログラムされた状態、すなわち「0」状態として検知される。
【0007】
表1は、読み出し動作、消去動作、及びプログラム動作を実行するためにメモリセル110の端子に印加することができる典型的な電圧/電流範囲を示す。
【表1】
【0008】
表1の電圧は、読み出し動作、消去動作、又はプログラム動作中に0Vが印加される基板12を基準としている。
【0009】
他の種類のフラッシュメモリセルとして、他のスプリットゲート型メモリセル構成も知られている。
【0010】
例えば、
図2は、ソース領域14と、ドレイン領域16と、チャネル領域18の第1の部分の上方にある浮遊ゲート20と、チャネル領域18の第2の部分の上方にある選択ゲート22(典型的には、ワード線、WLに結合される)と、浮遊ゲート20の上方にある制御ゲート28と、ソース領域14の上方にある消去ゲート30と、を含む4ゲートメモリセル210を示す。この構成は、あらゆる目的のため参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6,747,310号に記載されている。ここで、全てのゲートは、浮遊ゲート20を除いて、非浮遊ゲートであり、つまり、それらは電圧源に電気的に接続される又は接続可能である。プログラミングは、浮遊ゲート20からの静電引力に起因して、浮遊ゲート20にゲート酸化物を介して注入されたチャネル領域18からの熱せられた電子によって実行される。消去は、電子が浮遊ゲート20から消去ゲート30へトンネリングすることによって実行される。
【0011】
表2は、読み出し動作、消去動作、及びプログラム動作を実行するためにメモリセル210の端子に印加することができる典型的な電圧/電流範囲を示す。
【表2】
【0012】
0Vの電圧が、読み出し動作、消去動作、又はプログラム動作中に基板12に印加される。
【0013】
図3は、別の種類のフラッシュメモリセルである、3ゲートメモリセル310を示す。メモリセル310は、メモリセル310が別個の制御ゲートを有しないことを除いて、
図2のメモリセル210と同一である。(消去ゲートの使用を通じて消去が起こる)消去動作及び読み出し動作は、制御ゲートバイアスが印加されないことを除いて、
図2のメモリセル210のものと同様である。プログラミング動作もまた、制御ゲートバイアスなしで行われるため、結果として、プログラム動作中は、制御ゲートバイアスの不足を補償するため、より高い電圧がソース線に印加されなければならない。
【0014】
表3は、読み出し動作、消去動作、及びプログラム動作を実行するためにメモリセル310の端子に印加することができる典型的な電圧/電流範囲を示す。
【表3】
【0015】
0Vの電圧が、読み出し動作、消去動作、又はプログラム動作中に基板12に印加される。
【0016】
半導体ダイ内のスペースは貴重である。上述した先行技術のシステムでは、読み出し動作、プログラム動作、及び/又は消去動作に必要なアレイ外部の回路のために、かなりのスペースが必要とされる。例えば、消去動作に必要とされる高電圧は、特別な高電圧発生及び調整回路を必要とし、次に、より厚いゲート酸化物、より長いチャネル長、及びより広い物理的間隔に起因して半導体ダイで大きな面積が必要となる高電圧トランジスタを必要とする。
【0017】
必要とされるのは、消去動作に必要な電圧を低減し、次いで高電圧発生及び調整回路に必要なスペースを低減する、不揮発性メモリセルのアレイのための新しいアーキテクチャである。
【発明の概要】
【0018】
p基板内に形成されたディープnウェル内に形成されたpウェル内に形成された不揮発性メモリセルアレイの多数の実施形態が開示される。消去動作中、負電圧がpウェルに印加され、セルを消去させるためにセルに印加される必要があるピーク正電圧を低減する。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】先行技術のスプリットゲートフラッシュメモリセルを示す。
【
図2】別の先行技術のスプリットゲートフラッシュメモリセルを示す。
【
図3】別の先行技術のスプリットゲートフラッシュメモリセルを示す。
【
図5】アレイを取り囲むpウェルを備える不揮発性メモリシステムを示す。
【
図6】アレイ、低電圧デコーダ回路、及び高電圧デコーダ回路を取り囲む複数のpウェルを備える不揮発性メモリシステムを示す。
【
図7】第1のアレイ、第2のアレイ、低電圧デコーダ回路、及び高電圧デコーダ回路を取り囲む複数のpウェルを備える不揮発性メモリシステムを示す。
【
図8】第1のアレイ、第2のアレイ、第1の低電圧デコーダ回路、第2の低電圧デコーダ回路、第1の高電圧デコーダ回路、及び第2の高電圧デコーダ回路を取り囲む複数のpウェルを備える不揮発性メモリシステムを示す。
【
図9】アレイを取り囲むpウェルを備える不揮発性メモリシステムの断面を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本明細書で説明される実施形態は、不揮発性メモリセルの消去動作中により低い電圧が使用されることを可能にするために、特定の構成要素を取り囲むpウェルに負電圧が印加されることを可能にする。
【0029】
図4は、不揮発性メモリシステム400のブロック図を示す。不揮発性メモリシステム400は、アレイ401、行デコーダ402、高電圧デコーダ403、列デコーダ404、(ビット線端子上のプログラム(電流)を制御するための)ビット線ドライバ(列ドライバとしても知られる)405、出力回路407、制御論理408、及びバイアス発生器409を備える。不揮発性メモリシステム400は、チャージポンプ411、チャージポンプレギュレータ412、及び高電圧レベル発生器413を含む、高電圧発生ブロック410を更に備える。不揮発性メモリシステム400は、(プログラム/消去、又は重み調整)アルゴリズムコントローラ414、アナログ回路415、制御エンジン416(算術機能、起動機能、又は埋め込みマイクロコントローラ論理などの特殊機能を含み得るが、これらに限定されない)、及びテスト制御論理417を更に備える。
【0030】
出力回路407は、セル電流を論理「1」又は「0」に変換するためのデジタル検知回路、又はニューロンアナログ出力をデジタルビットに変換するためのADC(アナログ-デジタル変換器)、電流-電圧変換器などのAAC(アナログ-アナログ変換器)、対数変換器、APC(アナログ-パルス変換器)、アナログ-時間変調パルス変換器、若しくは任意の他の種類の変換器などのアナログ検知回路などの回路を含み得る。出力回路407は、正規化線形活性化関数(rectified linear activation function、ReLU)又はシグモイドなどの活性化関数を実行し得る。出力回路407は、ニューロン出力の統計的正規化、正則化、アップ/ダウンスケーリング/ゲイン関数、統計的丸め、又は算術関数(例えば、加算、減算、除算、乗算、シフト、ログ)を実行し得る。出力回路407は、ビット線出力のための温度補償関数を実行し得る。
【0031】
図5~
図9を参照して以下に説明する実施形態では、アレイ、及び任意選択で他の構成要素は、ディープnウェルによって取り囲まれ且つディープnウェルの上部のpウェル内に配置される。次いで、不揮発性メモリセルの消去動作などの特定の動作中に、バイアス発生器409又は別の電圧源によって、p基板に対して負電圧がpウェルに印加される。これは、消去動作に必要な最大電圧を減少させ、それによって、高電圧発生ブロック410の全体的なサイズ及び電力を減少させる。
【0032】
図5は、不揮発性メモリシステム500の平面図を示す。不揮発性メモリシステム500は、アレイ501、行デコーダ502(
図4の行デコーダ402の一例)、及び高電圧デコーダ503(
図4の高電圧デコーダ403の一例)を備える。アレイ501は、ディープnウェル505内に形成されるpウェル504内に形成され、ディープnウェル505は、p基板580内に形成される。したがって、pウェル504は、ディープnウェル505によってp基板580から分離されているため、異なる電圧(負電圧を含むが、これに限定されない)を受け取ることができる。例えば、p基板580は0Vでバイアスされ得、ディープnウェル505は0~2Vでバイアスされ得、pウェル504は-0.1V~-10Vでバイアスされ得る。これらのバイアス電圧は、バイアス発生器409又は別の電圧源によって生成され得る。
【0033】
図6は、不揮発性メモリシステム600を示す。不揮発性メモリシステム600は、アレイ601、行デコーダ602(
図4の行デコーダ402の一例)、及び高電圧デコーダ603(
図4の高電圧デコーダ403の一例)を備える。
【0034】
アレイ601はpウェル604内に形成され、pウェル604はディープnウェル605内に形成される。
【0035】
行デコーダ602はpウェル608内に形成され、pウェル608はディープnウェル609内に形成される。
【0036】
高電圧デコーダ603はpウェル606内に形成され、pウェル606はディープnウェル607内に形成される。
【0037】
ディープnウェル605、607、及び609は、p基板680内(及びその上部)にそれぞれ形成される。任意選択で、ディープnウェル605、607、及び609は、別個のディープnウェルであるか、又は共通のディープnウェルの一部であり得る。
【0038】
したがって、アレイ601を含むpウェル604は、ディープnウェル605によってp基板680から分離されているため、バイアス発生器409又は別の電圧源によって、p基板680に対して負電圧で駆動され得る。
【0039】
したがって、高電圧デコーダ603を含むpウェル606は、ディープnウェル607によってp基板680から分離されているため、バイアス発生器409又は別の電圧源によって、p基板680に対して負電圧で駆動され得る。
【0040】
例えば、p基板680は、0Vでバイアスされ得、ディープn-ウェル605、707、及び609は、0~3Vでバイアスされ得、pウェル604、606、及び608は、-0.1V~-10Vでバイアスされ得る。これらのバイアス電圧は、バイアス発生器409又は別の電圧源によって生成され得る。
【0041】
図7は、不揮発性メモリシステム700を示す。不揮発性メモリシステム700は、アレイ701、アレイ702、低電圧デコーダ703、及び高電圧デコーダ704を備える。アレイ701はpウェル705内に形成され、pウェル705はディープnウェル706内に形成される。アレイ702はpウェル707内に形成され、pウェル707はディープnウェル708内に形成される。低電圧デコーダ703はpウェル709内に形成され、pウェル709はディープnウェル710内に形成される。高電圧デコーダ704はpウェル711内に形成され、pウェル711はディープnウェル712内に形成される。任意選択で、ディープnウェル706、708、710、及び712は、別個のディープnウェルであるか、又は共通のディープnウェルの一部であり得る。p基板PSUB780は、すべての回路、すなわちアレイ701、アレイ702、低電圧デコーダ703、及び高電圧デコーダ704がその上に形成される基板である。
【0042】
図8は、不揮発性メモリシステム800を示す。不揮発性メモリシステム800は、アレイ801、アレイ802、低電圧デコーダ803、低電圧デコーダ804、高電圧デコーダ805、及び高電圧デコーダ806を備える。アレイ801はpウェル807内に形成され、pウェル807はディープnウェル808内に形成される。アレイ802はpウェル809内に形成され、pウェル809もディープnウェル808内に形成される。低電圧デコーダ803はpウェル810内に形成され、pウェル810はディープnウェル811内に形成される。低電圧デコーダ804はpウェル812内に形成され、pウェル812はディープnウェル813内に形成される。高電圧デコーダ805はpウェル814内に形成され、pウェル814はディープnウェル815内に形成される。高電圧デコーダ806はpウェル816内に形成され、pウェル816はディープnウェル817内に形成される。任意選択で、ディープnウェル808、811、815、813、及び817は、別個のディープnウェルであるか、又は共通のディープnウェルの一部であり得る。p基板880は、すべての回路、すなわちアレイ801、アレイ802、低電圧デコーダ803、低電圧デコーダ804、高電圧デコーダ805、及び高電圧デコーダ806がその上に形成される基板である。
【0043】
したがって、pウェル807又は809は、ディープnウェル808によってp基板880から分離されているため、バイアス発生器409又は別の電圧源によって、p基板880に対して独立して負電圧に駆動され得る。同様に、pウェル810、812、814、816は、それぞれのディープnウェル811、813、815、及び817によってp基板880から分離されているため、バイアス発生器409又は別の電圧源によって、p基板880に対して独立して負電圧に駆動され得る。
【0044】
図9は、断面900を示す。アレイ901若しくは低電圧デコーダ、行デコーダ902、又は高電圧デコーダ903(これらは、それぞれ、
図5~
図8に示されるアレイ、行デコーダ、及び高電圧デコーダを表す)は、pウェル904内に形成され、pウェル904はディープnウェル905内に形成され、ディープnウェル905はp基板980内に形成される。pウェル端子906は、pウェル904へのアクセスを提供し、例えば、消去動作中にバイアス発生器409又は別の電圧源によって(p基板980に対して)負電圧をpウェル904に印加するために使用され得る。nウェル端子907は、ディープnウェル905にバイアス電圧を印加するために使用され、p基板端子908は、p基板980にバイアス電圧(0Vを含み得る)を印加するために使用される。p基板980は、すべての回路、すなわちアレイ901若しくは低電圧デコーダ、行デコーダ902、又は高電圧デコーダ903がその上に形成される基板である。
【0045】
任意選択で、
図5~
図9のp基板980は、0Vの代わりに-0.1V~-3Vなどの負電圧でバイアス発生器409又は別の電圧源によってバイアスされ得る。
【0046】
図5~
図9のアーキテクチャを使用して、
図1~
図3の不揮発性メモリセル110、210、及び310に対して読み出し動作、プログラム動作、及び消去動作を実行するために以下の動作電圧が使用され得るが、
図1~
図3の基板12(p基板である)は、
図9の断面900に示すように、ディープnウェル内にpウェルを含むように修正され、次いで基板12はp基板980になり、ディープnウェル905が基板12内に形成され、pウェル904がディープnウェル905内に形成され、メモリセル110、210、及び310のアレイがpウェル904内に形成されることを理解されたい。更に、
図9に示すように、pウェル904はpウェル端子906を用いてアクセスされ、ディープnウェル905はnウェル端子907を用いてアクセスされ、p基板980はp基板980を用いてアクセスされる。この構成では、pウェル904は、アレイのメモリセル及び他の構成要素のための(仮想)p基板として働く。
【0047】
以下の表4~10は、
図9のように構成されたときにメモリセル110、210、及び310に印加される例示的な動作電圧を含む。これらの例では、バイアス発生器409又は別の電圧源によって、p基板端子908を介してp基板980(基板12)に0Vの電圧が印加され、nウェル端子907を介してディープnウェル905に0~2Vの電圧が印加され、pウェル端子906を介してpウェル904に-0.1V~-12Vの電圧が印加される。
【0048】
表4は、基板12内のディープnウェル905内にpウェル904を含むように基板12が修正された場合の、
図1のメモリセル110の第1の動作電圧のセット(基板12に関して定義される)を示す。
【表4】
【0049】
表5は、基板がディープnウェル内にpウェルを含む場合の、
図1のメモリセル110の第2の動作電圧のセットを示す。
【表5】
【0050】
pウェル904は、消去動作中にセルの1つ以上の端子に負電圧が印加される状況において特に有利であり、その理由は、その状況において、バイアス発生器409又は別の電圧源を使用して負電圧をpウェル904に印加することは、pウェル904が負電圧にバイアスされるセルの仮想基板として働くので、負電圧が端子に印加されるときにゲート酸化物領域上の応力を低減するからである。
【0051】
表4は、ゲート酸化物領域上の応力が問題でない場合に適切であり、表5は、ゲート酸化物領域上の応力が問題である場合に適切である。表4では、0Vのワード線電圧が消去動作中に非選択セルに印加されるが、表5では、メモリセル110のゲート酸化物領域並びに2.5Vゲート酸化物のための周辺(復号)トランジスタ上の応力を低減することが望ましいという事実により、-2.5Vのワード線電圧が消去動作中に非選択セルに印加される。表4の動作では、必要とされる絶対電圧によって、ゲート酸化物領域にわたる電圧が復号回路及びセルの両方のゲート酸化物破壊電圧を超えることはなく、その結果、分離されたpサブウェル04が復号回路に必要とされないため、復号回路のゲート酸化物領域上の応力は問題ではない。対照的に、表5の実施態様では、バイアス発生器409又は別の電圧源が、ゲート酸化物領域上の応力を低減するために特定の端子に負電圧を印加し、その結果、分離されたpサブウェル904は、復号回路にとって有利となる。
【0052】
表6は、基板がディープnウェル内にpウェルを含む場合の、
図2のメモリセル210の第1の動作電圧のセットを示す。
【表6】
【0053】
表7は、基板がディープnウェル内にpウェルを含む場合の、
図2のメモリセル210の第2の動作電圧のセットを示す。
【表7】
【0054】
表8は、基板がディープnウェル内にpウェルを含む場合の、
図3のメモリセル310の第1の動作電圧のセットを示す。
【表8】
【0055】
表5及び表6に関して上述したのと同じ理由で、pウェル904の使用は、表8に対して特に有利であり、表7に対してよりも大幅に有利である。
【0056】
表9は、基板がディープnウェル内にpウェルを含む場合の、
図3のメモリセル310の第2の動作電圧のセットを示す。
【表9】
【表10】
【0057】
表5及び表6に関して上述したのと同じ理由で、pウェル904の使用は、表10に対して特に有利であり、表9に対してよりも大幅に有利である。
【0058】
本明細書で使用される場合、「の上方に(over)」及び「に(on)」という用語は両方とも、「に直接」(中間材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されていない)、及び「に間接的に」(中間材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されている)を包括的に含むことに留意されるべきである。同様に、「隣接した」という用語は、「直接隣接した」(中間材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されていない)、及び「間接的に隣接した」(中間材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されている)を含み、「に取り付けられた」は、「に直接取り付けられた」(中間材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されていない)、及び「に間接的に取り付けられた」(中間材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されている)を含み、「電気的に結合された」は、「に直接電気的に結合された」(要素を一緒に電気的に接続する中間材料又は要素がそれらの間にない)、及び「に間接的に電気的に結合された」(要素を一緒に電気的に接続する中間材料又は要素がそれらの間にある)を含む。例えば、要素を「基板の上方に」形成することは、その要素を基板に直接、中間材料/要素をそれらの間に伴わずに形成すること、及びその要素を基板に間接的に1つ以上の中間材料/要素をそれらの間に伴って形成することを含み得る。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
不揮発性メモリシステムであって、
半導体ダイに形成されたディープnウェルと、
前記ディープnウェル内に形成されたpウェルと、
前記pウェル内に形成された複数の不揮発性メモリセルのアレイであって、それぞれの不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート及び複数の端子を含む、複数の不揮発性メモリセルのアレイと、
前記複数の不揮発性メモリセルのうちの1つ以上の消去動作中に前記pウェルに負電圧を印加するためのバイアス発生器と、を備える、不揮発性メモリシステム。
【請求項2】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、ビット線端子、ソース線端子、及びワード線端子を含む、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項3】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、消去ゲート端子を更に含む、請求項2に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項4】
それぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、制御ゲート端子を更に含む、請求項3に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項5】
前記バイアス発生器は、消去動作中に、選択されたメモリセルの制御ゲート端子に負電圧を印加する、請求項4に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項6】
行デコーダ回路と、
高電圧デコーダ回路と、を更に備える、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項7】
前記行デコーダ回路は前記pウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項8】
前記高電圧デコーダ回路は前記pウェル内に形成される、請求項7に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項9】
前記行デコーダ回路は第2のpウェル内に形成され、前記第2のpウェルは前記ディープnウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項10】
前記ディープnウェルはp基板内に形成される、請求項9に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項11】
前記高電圧デコーダ回路は第3のpウェル内に形成され、前記第3のpウェルは前記ディープnウェル内に形成される、請求項9に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項12】
前記ディープnウェルはp基板内に形成される、請求項11に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項13】
低電圧デコーダ回路は第2のpウェル内に形成され、前記第2のpウェルは第2のディープnウェル内に形成される、請求項6に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項14】
前記第2のディープnウェルはp基板内に形成される、請求項13に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項15】
前記高電圧デコーダ回路は第3のpウェル内に形成され、前記第3のpウェルは第3のディープnウェル内に形成される、請求項13に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項16】
前記第3のディープnウェルはp基板内に形成される、請求項15に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項17】
前記バイアス発生器は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に0Vの電圧を印加する、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項18】
前記バイアス
発生器は、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に電圧を印加し、前記電圧は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に前記セルのゲート酸化物にわたる応力を低減するように選択される、請求項1に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項19】
不揮発性メモリシステムであって、
半導体ダイに形成されたディープnウェルと、
前記ディープnウェル内に形成された第1のpウェルと、
前記ディープnウェル内に形成された第2のpウェルと、
前記第1のpウェル内に形成された複数の第1の不揮発性メモリセルのアレイであって、前記第1のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート及び複数の端子を含む、第1の不揮発性メモリセルのアレイと、
前記第2のpウェル内に形成された複数の第2の不揮発性メモリセルのアレイであって、前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート及び複数の端子を含む、第2の不揮発性メモリセルのアレイと、
前記第1のアレイ内の前記複数の不揮発性メモリセルのうちの1つ以上の消去動作中に前記第1のpウェルに負電圧を印加し、前記第2のアレイ内の前記複数の不揮発性メモリセルのうちの1つ以上の消去動作中に前記第2のpウェルに負電圧を印加するためのバイアス発生器と、を備える、不揮発性メモリシステム。
【請求項20】
前記第1のアレイ及び前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、ビット線端子、ソース線端子、及びワード線端子を含む、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項21】
前記第1のアレイ及び前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、消去ゲート端子を更に含む、請求項20に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項22】
前記第1のアレイ及び前記第2のアレイ内のそれぞれの不揮発性メモリセルの前記複数の端子は、制御ゲート端子を更に含む、請求項21に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項23】
行デコーダ回路と、
高電圧デコーダ回路と、を備える、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項24】
前記行デコーダ回路は、前記ディープnウェル内に形成された第3のpウェル内に形成される、請求項23に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項25】
前記行デコーダ回路は、第2のディープnウェル内に形成された第3のpウェル内に形成される、請求項23に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項26】
前記高電圧デコーダ回路は、形成された第4のpウェル内に形成され、前記第4のpウェルは、第2のディープnウェル内に形成される、請求項25に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項27】
前記バイアス発生器は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に0Vの電圧を印加する、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項28】
前記バイアス発生器は、選択されていない不揮発性メモリセルのワード線に電圧を印加し、前記電圧は、読み出し動作、消去動作、及びプログラミング動作中に前記セルのゲート酸化物にわたる応力を低減するように選択される、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【請求項29】
前記バイアス発生器は、消去動作中に、選択されたメモリセルの制御ゲート端子に負電圧を印加する、請求項19に記載の不揮発性メモリシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
例えば、p基板680は、0Vでバイアスされ得、ディープn-ウェル605、607、及び609は、0~3Vでバイアスされ得、pウェル604、606、及び608は、-0.1V~-10Vでバイアスされ得る。これらのバイアス電圧は、バイアス発生器409又は別の電圧源によって生成され得る。
【国際調査報告】