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特表2024-521596サイドリンクリソース選択のための方法、デバイス、システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-04
(54)【発明の名称】サイドリンクリソース選択のための方法、デバイス、システム
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/28 20180101AFI20240528BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20240528BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240528BHJP
【FI】
H04W76/28
H04W72/40
H04W72/0446
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023507420
(86)(22)【出願日】2021-05-10
(85)【翻訳文提出日】2023-03-20
(86)【国際出願番号】 CN2021092616
(87)【国際公開番号】W WO2022236532
(87)【国際公開日】2022-11-17
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ドゥー, ウェイチャン
(72)【発明者】
【氏名】ルオ, ウェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067EE71
5K067GG02
(57)【要約】
上記の本開示は、サイドリンク通信のための方法、デバイス、およびシステムを説明する。第1のUEによって実施される、本方法は、DRXモードで起動している第2のUEと、サイドリンクデータ伝送セッションを開始することと、第2のUEの第1のアクティブ時間内に、サイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを第2のUEに伝送するために、第1の伝送リソースを選択することとを含む。本開示は、DRXモードにおけるサイドリンク伝送リソース選択、サイドリンク伝送リソース選択/再選択、伝送リソース選択のためのUE間協調、論理チャネル優先順位付け、および共有伝送リソースを介した補助情報報告等をサポートする、種々の実施形態を説明する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
断続受信(DRX)モードで起動している第2のUEとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することと、
前記第2のUEの第1のアクティブ時間内に、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを伝送するために、第1の伝送リソースを選択することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第2のUEの第2のアクティブ時間内に、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットを伝送するために、第2の伝送リソースを選択することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
周期数t1を用いてサイドリンクデータ伝送セッションを構成することであって、t1は、前記第2のUEによって管理される非アクティブタイマの持続時間に等しいまたはそれ未満であり、前記非アクティブタイマは、前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットの受信に応答して前記第2のUEによってリセットされる、こと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のUEは、DRXモードで起動している、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
DRXモードで起動している第1の宛先UEへの第1のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第1の論理チャネル構成を構成することと、
DRXモードで起動していない第2の宛先UEへの第2のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第2の論理チャネル構成を構成することと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の伝送リソースを選択することは、
前記第2のUEの前記第1のアクティブ時間内に、前記第2のUEのDRX構成に従って、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを伝送するために、前記第1の伝送リソースを選択すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
DRXモードで起動している第2のUEとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することであって、前記サイドリンクデータ伝送セッションは、論理チャネルのセットに関連付けられる、ことと、
予め定義された条件に基づいて、前記論理チャネルのセットから論理チャネルを決定することと、
前記論理チャネルに基づいて、前記サイドリンクデータ伝送セッションのための伝送リソースを選択することと
を含む、方法。
【請求項8】
前記予め定義された条件は、
伝送のために利用可能なサイドリンクデータを有する前記論理チャネルのセット内の全ての論理チャネルの中で最も高い優先順位を有する論理チャネル、または
0より大きいサイドリンクバケットサイズを有する前記論理チャネルのセット内の全ての論理チャネルの中で最も高い優先順位を有する論理チャネル
のうちの1つを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、第2のUEへのサイドリンクデータ伝送をサポートするための伝送リソースプールにおいて事前に選択された伝送リソースを用いて構成される第1のUEによって実施され、
前記事前に選択された伝送リソースがもはやサイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定することと、
前記事前に選択された伝送リソースを、サイドリンクデータ伝送のために好適である伝送リソースを用いて、更新することと
を含む、方法。
【請求項10】
前記事前に選択された伝送リソースがもはやサイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定することは、
前記事前に選択された伝送リソースが、前記第2のUEのアクティブ時間内にないことに応答して、前記事前に選択された伝送リソースがもはや前記サイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定すること
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記事前に選択された伝送リソースを更新することは、
サイドリンク伝送リソース再選択プロシージャをトリガすること、または
前記サイドリンクデータ伝送のために好適である前記伝送リソースを選択し、前記事前に選択された伝送リソースを、前記第1のUEによって維持される伝送リソースプール内の前記伝送リソースと置換すること
のうちの1つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
UEによって実施されるサイドリンク通信における論理チャネル優先順位付けを実施するための方法であって、
宛先UEが、アクティブ時間中ではなく、前記宛先UEが、DRXモードで起動していることを決定することと、
前記論理チャネル優先順位付けを実施するとき、前記宛先UEと関連付けられる論理チャネルをスキップすることと
を含む、方法。
【請求項13】
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
伝送されるべきサイドリンクデータの優先順位または信頼性要件が、事前に構成された閾値よりも高いこと、
前記第1のUEのチャネルビジー率が、事前に構成された閾値より多いこと、
第2のUEへの断続伝送の数が、事前に構成された閾値より多いこと、
前記第2のUEから受信されるハイブリッド自動再送要求否定応答(HARQ NACK)の数が、事前に構成された閾値より多いこと、
前記第2のUEが、UE間協調をサポートすること、
前記第2のUEによって提供されるサイドリンク通信のための伝送リソースのセットが、古くなっていること、
サイドリンク通信のための伝送リソースプールが、再構成されていること、
前記第1のUEの感知パラメータが、再構成されていること、または
前記第2のUEによって提供されるサイドリンク通信のための伝送リソースのセット内の伝送リソースのいずれも、最大許容変調符号化方式に適応することが可能ではないこと
のうちの少なくとも1つの条件が充足されることに応答して、第2のUEに対してUE間協調を開始することを含む、方法。
【請求項14】
サイドリンクデータ伝送のための伝送リソースを用いて構成される第1のUEによって実施される、サイドリンク通信における論理チャネル優先順位付けプロシージャの間に、第1のUEが、第2のUEを宛先UEとして選択するための方法であって、
前記伝送リソースが前記第2のUEによって提供される優先リソースのセット内にあることに応答して、前記第2のUEを宛先UEとして選択すること、
前記伝送リソースが前記第2のUEによって提供される非優先リソースのセットに含まれないことに応答して、前記第2のUEを宛先UEとして選択すること、または
前記伝送リソースが前記第2のUEによって提供される衝突リソースのセットに含まれていないことに応答して、前記第2のUEを宛先UEとして選択すること
の少なくとも1つを含む、方法。
【請求項15】
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
サイドリンク通信の論理チャネル優先順位付けプロシージャの間に、データ多重化後のサイドリンクデータ伝送リソースに十分な容量が存在することを決定することと、
サイドリンクデータ伝送リソースに伝送リソース報告を追加することであって、前記伝送リソース報告は、サイドリンクデータ伝送リソースを選択するための第2のUEを補助するために使用される、ことと、
前記サイドリンクデータ伝送リソースを前記第2のUEに伝送することと
を含む、方法。
【請求項16】
1つまたはそれを上回るプロセッサを備えるデバイスであって、前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、請求項1-15のいずれか1項に記載の方法を実装するように構成される、デバイス。
【請求項17】
非一過性コンピュータ可読プログラム媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記非一過性コンピュータ可読プログラム媒体は、その上に記憶されるコンピュータコードを伴い、前記コンピュータコードは、1つまたそれを上回るプロセッサによって実行されると、前記1つまたそれを上回るプロセッサに請求項1-15のいずれか1項に記載の方法を実装させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信を対象とし、特に、サイドリンク通信のための方法、システム、およびデバイスを対象とする。
【背景技術】
【0002】
無線マルチメディアサービスの発展に伴い、高データレートおよびユーザ体験のための需要が、高まっており、これは、無線通信システムの容量およびカバレッジに関するより高い要件につながる。一方、公共安全、ソーシャルネットワーキング、近距離データ共有、ローカル広告等の用途シナリオは、近傍デバイス間の通信の需要を徐々に高めている。したがって、デバイス間(D2D)通信技術が登場した。D2D技術は、セルラーネットワークの負担を低減させ、ユーザ機器(UE)のバッテリ電力消費を低減させ、データレートを増加させ、ネットワークインフラのロバスト性を改良させることができ、これは、高データレートサービスおよび近接サービスの要件を充足させる。D2D技術はまた、近接サービス(ProSe)またはサイドリンク(SL)通信と称される。
【0003】
モバイルデバイスの消費電力を低減させ、バッテリ寿命を延ばすことは、サイドリンク通信を設計する際の重要な目標である。サイドリンク通信におけるUEハードウェア回路網の動作時間を低減させ、それでもなおサービス要件を満たすことは、そのような電力節約に大きく寄与することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、サイドリンク通信のための方法、システム、およびデバイスを対象とする。
【0005】
1つの実施形態では、無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法が、開示される。第1のUEによって実施される、本方法は、断続受信(DRX)モードで起動している第2のUEとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することと、第2のUEの第1のアクティブ時間内に、第2のUEにサイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを伝送するために、第1の伝送リソースを選択することとを含んでもよい。
【0006】
1つの実施形態では、無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法が、開示される。第1のUEによって実施される、本方法は、DRXモードで起動している第2のUEとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することであって、サイドリンクデータ伝送セッションは、論理チャネルのセットに関連付けられる、ことと、予め定義された条件に基づいて、論理チャネルのセットから論理チャネルを決定することと、論理チャネルに基づいて、サイドリンクデータ伝送セッションのための伝送リソースを選択することとを含んでもよい。
【0007】
1つの実施形態では、無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法が、開示される。第1のUEによって実行される、第2のUEへのサイドリンクデータ伝送をサポートするための伝送リソースプールにおいて事前に選択された伝送リソースを用いて構成される、本方法は、事前に選択された伝送リソースがもはやサイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定することと、事前に選択された伝送リソースを、サイドリンクデータ伝送のために好適である伝送リソースを用いて、更新することとを含んでもよい。
【0008】
1つの実施形態では、UEによって実施される、サイドリンク通信における論理チャネル優先順位付けを実施するための方法が、開示され、本方法は、宛先UEが、アクティブ時間中ではなく、宛先UEが、DRXモードで起動していることを決定することと、論理チャネル優先順位付けを実施するとき、宛先UEと関連付られる論理チャネルをスキップすることとを含んでもよい。
【0009】
1つの実施形態では、無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法が、開示される。第1のUEによって実施される、本方法は、伝送されるべきサイドリンクデータの優先順位または信頼性要件が、事前に構成された閾値よりも高いこと、第1のUEのチャネルビジー率が、事前に構成された閾値より高いこと、第2のUEへの断続伝送の数が、事前に構成された閾値より多いこと、第2のUEから受信されるハイブリッド自動再送要求否定応答(HARQ NACK)の数が、事前に構成された閾値より多いこと、第2のUEが、UE間協調をサポートすること、第2のUEによって提供されるサイドリンク通信のための伝送リソースのセットが、古くなっていること、サイドリンク通信のための伝送リソースプールが、再構成されていること、第1のUEの感知パラメータが、再構成されていること、または第2のUEによって提供されるサイドリンク通信のための伝送リソースのセット内の伝送リソースのいずれも、最大許容変調符号化方式に適応することが可能ではないことのうちの少なくとも1つの条件が充足されることに応答して、第2のUEに対してUE間協調を開始することを含んでもよい。
【0010】
1つの実施形態では、第1のUEが、サイドリンクデータ伝送のための伝送リソースを用いて構成される第1のUEによって実施される、サイドリンク通信における論理チャネル優先順位付けプロシージャの間に、第2のUEを宛先UEとして選択するための方法が、開示され、本方法は、伝送リソースが第2のUEによって提供される優先リソースのセット内にあることに応答して、第2のUEを宛先UEとして選択すること、伝送リソースが第2のUEによって提供される非優先リソースのセットに含まれないことに応答して、第2のUEを宛先UEとして選択すること、または伝送リソースが第2のUEによって提供される衝突リソースのセットに含まれていないことに応答して、第2のUEを宛先UEとして選択することの少なくとも1つを含んでもよい。
【0011】
1つの実施形態では、無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法が、開示される。第1のUEによって実施される、本方法は、サイドリンク通信の論理チャネル優先順位付けプロシージャの間に、データ多重化後のサイドリンクデータ伝送リソースに十分な容量が存在することを決定することと、サイドリンクデータ伝送リソースに伝送リソース報告を追加することであって、伝送リソース報告は、サイドリンクデータ伝送リソースを選択するための第2のUEを補助するために使用される、ことと、サイドリンクデータ伝送リソースを第2のUEに伝送することとを含んでもよい。
【0012】
いくつかの実施形態では、プロセッサと、メモリとを備える、無線通信デバイスであって、プロセッサは、メモリからコードを読み出し、実施形態のいずれかに記載される任意の方法を実装するように構成される、無線通信デバイスが、開示される。
【0013】
いくつかの実施形態では、その上に記憶される、コンピュータ可読媒体コードを備える、コンピュータプログラム製品であって、コードは、プロセッサによって実行されるとき、プロセッサに実施形態のいずれかに記載された任意の方法を実装させる、コンピュータプログラム製品が、開示される。
【0014】
上記の実施形態およびその実装の他の側面および代替は、以下の図面、説明、および請求項において、より詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、例示的な無線通信ネットワークを示す。
図2図2は、種々の例示的サイドリンク通信のシナリオを示す。
図3図3は、断続受信(DRX)モードでサイドリンクデータを受信する、受信側ユーザ機器(RX UE)を示す。
図4図4は、アクティブタイマを用いて構成される、RX UEにサイドリンクデータを伝送するための伝送側UE (TX UE)における、例示的伝送リソース選択を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下の説明および図面は、本開示のある例証的実装を詳細に記載し、これは、本開示の種々の原理が実行され得る、いくつかの例示的様式を示す。しかしながら、図示される実施例は、本開示の多くの可能性として考えられる実施形態の包括ではない。本開示の他の目的、利益、および新規特徴も、図面と併せて検討されるとき、以下の詳細な説明に記載されるであろう。
緒言
【0017】
図1は、コアネットワーク110と、無線アクセスネットワーク(RAN)120とを含む、例示的無線通信ネットワーク100を示す。コアネットワーク110はさらに、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)112および/または少なくとも1つのアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)を含む。コアネットワーク110に含まれ得る、他の機能は、図1に示されない。RAN120は、さらに複数の基地局、例えば、基地局122および124を含む。基地局は、4G LTEのための少なくとも1つの進化型NodeB(eNB)、または5G新規無線(NR)のための次世代NodeB(gNB)、またはUMTS NodeB等の任意の他のタイプの信号伝送/受信デバイスを含んでもよい。eNB122は、S1インターフェースを介してMME112と通信する。eNB122とgNB124とは両方とも、Ngインターフェースを介してAMF114に接続してもよい。各基地局は、少なくとも1つのセルを管理し、サポートする。例えば、基地局gNB124は、セル1、セル2、およびセル3を管理し、サポートするように構成されてもよい。
【0018】
gNB124はさらに、中央ユニット(CU)と、少なくとも1つの分散ユニット(DU)とを含んでもよい。CUおよびDUは、同一場所に併置され得る、またはそれらは、異なる場所に分裂され得る。CUおよびDUは、F1インターフェースを介して、接続されてもよい。代替として、5Gネットワークに接続することが可能なeNBに関してもまた、同様にCUおよび少なくとも1つのDUに分割され、それぞれ、ng-eNB-CUおよびng-eNB-DUと称されてもよい。ng-eNB-CUおよびng-eNB-DUは、W1インターフェースを介して、接続されてもよい。
【0019】
無線通信ネットワーク100は、1つまたはそれを上回る追跡エリアを含んでもよい。追跡エリアは、少なくとも1つの基地局によって管理されるセルのセットを含んでもよい。例えば、140と標識された追跡エリア1は、セル1、セル2、およびセル3を含み、他の基地局によって管理され得、図1には示されていない、より多くのセルをさらに含んでもよい。無線通信ネットワーク100はまた、少なくとも1つのUE160を含んでもよい。UEは、地上波(OTA)無線通信インターフェースおよびリソースを通して基地局と通信するために、基地局によってサポートされる複数のセルの中からセルを選択してもよく、UE160は、無線通信ネットワーク100内で移動するとき、通信のためのセルを再選択してもよい。例えば、UE160は、最初に、基地局124と通信するために、セル1を選択してもよく、次いで、ある後の時点でセル2を再選択してもよい。UE160によるセルの選択または再選択は、種々のセルにおける無線信号強度/品質および他の要因に基づいてもよい。
【0020】
無線通信ネットワーク100は、例えば、2G、3G、4G/LTE、または5Gセルラー通信ネットワークとして実装されてもよい。これに対応して、基地局122および124は、2G基地局、3G NodeB、LTE eNB、または5G NR gNBとして実装されてもよい。UE160は、無線通信ネットワーク100にアクセスすることが可能である、移動または固定通信デバイスとして実装されてもよい。UE160は、携帯電話、ラップトップコンピュータ、タブレット、携帯情報端末、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、MTC/eMTCデバイス、分散型遠隔センサデバイス、路側補助機器、およびデスクトップコンピュータを含んでもよいが、それらに限定されない。UE160は、PC5インターフェースを介して、別のUEへのサイドリンク通信をサポートしてもよい。
【0021】
下記の説明は、図1に示されるように、セルラー無線通信システムに焦点を当てるが、基本原理は、ページング無線デバイスのための、他のタイプの無線通信システムにも適用可能である。これらの他の無線システムは、限定ではないが、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、およびWiMaxネットワークを含んでもよい。
サイドリンク通信
【0022】
サイドリンク通信は、UE、IoTデバイス、車両、および他のタイプの無線端末等のセルラーデバイスが、セルラーネットワークを中継として使用することなく、相互に直接通信することが可能である、通信機構である。
【0023】
図2は、サイドリンク通信のための種々の構成を図示する。構成210は、UE1とUE2との両方とも、セルラーカバレッジ下にある「カバレッジ内」構成を図示する。構成212は、UE1のみが、セルラーカバレッジ下にある「部分カバレッジ」構成を図示する。構成214は、UE1またはUE2のいずれもが、セルラーカバレッジ下にない「カバレッジ外」構成を図示する。図2に示されるように、UE1およびUE2は、PC5インターフェースを介して直接通信することが可能である。サイドリンク通信では、他のUEにデータを伝送する、UEは、TX UEと称され得、他のUEからデータを受信する、UEは、RX UE、宛先UE、または宛先と称され得る。例えば、UE1が、UE2にサイドリンクデータを伝送する場合、UE1は、TX UEであり、UE2は、RX UEである。
【0024】
サイドリンク通信に関わるUEは、最初に、ピアUE(すなわち、RX UE)にサイドリンクデータを伝送するための伝送リソースを選択する必要がある。伝送リソース(簡略化のために、リソースとも称され得る)は、時間ドメインリソースと周波数ドメインリソースとの両方を占有する。UEは、伝送リソースを使用して、伝送機会において、サイドリンクデータを伝送してもよい。具体的には、UEは、候補リソースとしての役割を果たし得る、複数の伝送リソースを含む、リソースプールを用いて構成されてもよい。例えば、基地局は、UEのためにリソースプールを構成してもよく、UEは、その伝送リソースプールを作成または更新するために、近傍UEから優先伝送リソースおよび/または非優先伝送リソースを求めてもよく、UEはまた、他の近傍UEからリソース利用情報を得るために、感知機構を展開してもよく、他のリソースディスカバリ機構がさらに、UEによって、展開されてもよい。サイドリンクでは、伝送リソース選択をサポートするための種々の機構があり、これらの機構には、以下のものが存在する。
伝送モード1
【0025】
サービング基地局は、TX UEに送信されるDCI(ダウンリンク制御インジケータ)メッセージ(例えば、DCIフォーマット5)を介して、伝送リソースを規定する。本モードは、TX UEが、セルラーカバレッジ下にあることを要求し、さらに、TX UEが、接続状態にあることを要求し得る。
伝送モード2
【0026】
TX UEは、衝突リスクを最小限にすることを目的とされた予め定義された規則に従って、伝送リソースを自己選択する。本モードは、UEが接続されているとき、アイドル状態であるとき、またはカバレッジ外であるときに利用されることができる。
伝送サブモード2a
【0027】
各UEは、その伝送リソースを自律的に選択する。
伝送サブモード2b
【0028】
UEは、伝送リソース選択を実施する際、他のUEを補助する。補助を提供するUEは、RX UEであってもよく、これは、TX UEにその優先または非優先リソースを通知してもよい。他のUEを補助するUEは、UE-Aと称され得、補助されるUEは、UE-Bと称され得る。UE-Bは、UE間協調プロセスを介して、UE-Aから伝送リソース選択のための補助情報を要求してもよい。具体的には、UE-Bは、ある条件が満たされるとき、例えば、周期タイマが終了したとき、または補助情報が古いと見なされたとき、UE-Aに対して、UE間協調要求を送信してもよい。補助情報は、以下の3つのタイプに分類されてもよい。
・タイプ-A:UE Aによって優先される伝送リソース
・タイプ-B:UE Aによって優先されない伝送リソース
・タイプ-C:UE Aによって衝突が検出された伝送リソース
【0029】
いったんUE-Bが、タイプ-Bまたはタイプ-Cの補助情報を受信すると、UE-Bは、対応して、例えば、その構成されるリソースプールから、非タイプ-Bまたは非タイプ-C伝送リソースを導出し得ることを理解されたい。
【0030】
いくつかの実施形態では、伝送リソースを選択するとき、UEは、サイドリンクを使用して伝送されるべきデータのサイズおよび優先順位を考慮してもよい。サイドリンクデータ伝送セッションの間、UEは、複数の伝送機会において、伝送される必要がある、複数のデータパケットを有してもよい。UEは、伝送毎に、伝送リソースを事前に選択してもよい。伝送機会は、例えば、2秒毎の周期的なものであってもよい。実施例として、UEは、第1の伝送機会においてデータパケット1を伝送してもよく、第1の伝送機会から2秒空けて、第2の伝送機会においてデータパケット2を伝送してもよい。別の実施例では、UEは、3秒の周期を伴って、10回の伝送機会を事前に選択してもよい。伝送されるべきデータの可用性に応じて、UEは、これら10回の伝送機会の全てを使用してもよい、またはこれらの伝送機会の間に伝送される必要のあるデータが存在しない場合は、伝送機会のうちのいくつかをスキップしてもよい。
【0031】
いくつかの実施形態では、UEは、第1のサイドリンクデータパケットのために、伝送リソースを選択し、次いで、後続データパケットのために、伝送リソースを選択してもよい。
【0032】
UEはまた、最初のデータ伝送が失敗する場合に使用されるべき、データ再伝送のための伝送リソースを選択してもよい。
【0033】
サイドリンク通信では、UEはまた、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)を介して、ピアUEに、サイドリンク制御情報(SCI)メッセージと称され得る、制御信号を伝送してもよい。SCIは、それに続く、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)の動的伝送特性を説明するために使用されてもよい。
実施形態の簡単な説明
【0034】
本開示では、種々の実施形態が、種々の課題を解決するため、またはサイドリンク通信にさらなる改良を提供するために、開示される。これらの実施形態は、以下のようなサイドリンク通信の種々の側面を網羅する。
・DRXモードにおけるサイドリンク伝送リソース選択
・サイドリンク伝送リソース選択/再選択
・伝送リソース選択のためのUE間協調
・論理的チャネル優先順位付け
・共有伝送リソースを介した補助情報報告
実施形態1:DRX下のリソース選択
【0035】
現在、サイドリンク通信では、UEが、サイドリンクデータ伝送のための時間ウィンドウをネゴシエートする機構は存在しない。UEは、そのサイドリンクデータ伝送リソース選択を補助するために、そのデータ受信チャネルを持続的に監視する必要があり得、これは、電力消費の増加につながる。
【0036】
本実施形態では、断続受信(DRX)機構が、サイドリンク通信に導入される。図3は、例示的DRX構成を図示する。サイドリンクデータを受信するUE(すなわち、RX UE)は、DRXを用いて構成される。各DRXサイクル310では、RX UEは、オン持続時間312の間、ウェイクアップし、アクティブ状態にある。RX UEは、次いで、電力を節約するために、DRXサイクル310の静止時にスリープになる。RX UEは、アクティブであるときのみ、サイドリンクデータを受信し得る。
【0037】
サイドリンクデータを伝送するUE(すなわち、TX UE)に関して、図3に示されるように、いくつかの実施形態では、TX UEは、RX UEがサイドリンクデータを受信することが可能であることを確実にするために、RX UEのアクティブ時間に該当する、伝送リソースを選択し得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、DRX機構に加えて、RX UEはさらに、非アクティブタイマ(または非アクティビティタイマ)を用いて構成され得る。いったんRX UEが、サイドリンクデータを受信すると、非アクティブタイマは、構成可能なタイマ持続時間、例えば、10秒で始動される。次いで、続く10秒以内に、RXは、アクティブに留まる。これらの10秒以内に、受信されたデータが存在しない場合、RX UEは、いったんタイマが終了すると、スリープに戻ってもよく、受信されたデータが存在する場合、RX UEは、データ受信に応じて、非アクティブタイマをリセット(すなわち、再始動)し、アクティブに留まる。図4を参照すると、420では、RX UEは、サイドリンクデータパケットを受信し、これは、伝送リソース410を使用して、TX UEによって伝送される。サイドリンクデータパケットを受信することに応じて、RX UEは、非アクティブタイマを始動させる。その後、422では、RX UEは、伝送リソース412を使用して、TX UEによって伝送される、別のデータパケットを受信する。RX UEは、非アクティブタイマをリセットし、アクティブに留まる。RX UEはさらに、伝送リソース414に対応する、別のサイドリンクデータパケットを受信する。非アクティブタイマは、終了されないため、RX UEは、依然として、アクティブであり、データを受信することが可能である。同様に、図4に示されていないが、RX UEは、タイマを再びリセットする。
【0039】
上記に説明された非アクティブタイマは、例示的目的のためだけのものである。UEのアクティブ時間を確認および決定するための他の方法も、本開示に限定されず、存在し得る。
【0040】
上記の説明に基づいて、TX UEは、サイドリンクデータが、選択された伝送リソースを使用して伝送されるとき、RX UEがアクティブであることを確実にするために、RX UE上に構成される非アクティブタイマを考慮して、伝送リソースを選択してもよい。いくつかの実施形態では、TX UEは、図4を参照して、伝送リソースを選択するために、下記のステップに従ってもよい。
ステップ1
【0041】
TX UEは、第1のサイドリンクデータパケットのために、伝送リソースを選択する。伝送リソースは、RX UEアクティブ時間以内に該当する。例えば、TX UEは、第1のサイドリンクデータパケットを伝送するために、伝送リソース410を選択する。
ステップ2
【0042】
TX UEは、後続サイドリンクデータパケットのために、伝送リソースを選択する。本選択は、周期数t1に続いてもよい。TX UEは、t1が、RX UEの非アクティブタイマの長さ未満またはそれに等しくあるように、t1の値を選定する。例えば、TX UEは、後続のサイドリンクデータパケット伝送のために使用されるべき、伝送リソース412、414、および416を選択する。これらの伝送リソースの選択は、RX UEが、非アクティブタイマを用いることによって、サイドリンクデータパケットが伝送されるとき、アクティブであることを確実にする。
【0043】
いくつかの他の実施形態では、TX UEは、SCI内に、サイドリンクデータ伝送セッションと関連付けられる伝送リソースのセットを含み、SCIをRX UEに伝送してもよい。例えば、TX UEは、TX UEが留保する、または使用することが予期される、4つの伝送リソース(例えば、410、412、414、および416)が存在することを、RX UEに示してもよい。RX UEは、いったん全ての予期される伝送リソースをサーブすると、順に、そのアクティブ時間を調節してもよい。例えば、RX UEが、伝送リソース416をサーブした後、例えば、RX UEが、伝送リソース416内で搬送されるデータを受信後、RX UEは、もはや非アクティブタイマをリセットする必要がなくなり得る。
実施形態2:リソース選択
【0044】
TX UEが、複数のRX UEとサイドリンク通信を実施してもよい。例えば、TX UEは、RX UE1との1つのユニキャストリンク(サイドリンク用)およびRX UE2との別のユニキャストリンク(サイドリンク用)を有し得る。1つのシナリオでは、RX UE1は、DRXモードで起動しているが、しかしながら、RX UE2は、DRXモードで起動していない。この場合、RX UE1は、周期的にスリープモードに移行し得る一方、RX UE2は、スリープモードに移行し得ない。現在のサイドリンクの実装に基づいて、TX UEは、宛先UE(すなわち、RX UE)のいずれか1つが、伝送リソースのためにアクティブである限り、伝送リソースを選択してもよい。したがって、TX UEが、RX UE1が選択された伝送リソースのためにスリープモードであり得るため、RX UE2のために好適であるが、RX UE1のために好適ではない、伝送リソースを選択する可能性が存在する。
【0045】
種々のソリューションが、前述されたシナリオ下での伝送リソース選択を網羅するために、本実施形態で開示される。
ソリューション1
【0046】
伝送リソース選択の間、TX UEは、まず、サイドリンクによって送信されるべき利用可能なデータを有する、論理チャネルを見出し、選択する。例えば、10の論理チャネルが存在し、UEは、これらの論理チャネルのうち6つが、利用可能なデータを有することを見出す。
【0047】
6つの選択された論理チャネルのうち、TX UEはさらに、最も高い優先度を有する論理チャネルを選択する。TX UEは、選択された論理チャネルに基づいて、サイドリンク伝送リソースを選択する。
ソリューション2
【0048】
伝送リソース選択の間、TX UEは、まず、0より大きい利用可能なトークンの数を有する論理チャネルを見出し、選択する。例えば、10の論理チャネルが存在し、UEは、0より大きいトークンの数を有する、これらの論理チャネルのうちの3つを見出す。
【0049】
選択された3つの論理チャネルのうち、TX UEはさらに、最も高い優先順位を有する論理チャネルを選択する。TX UEは、選択された論理チャネルに基づいて、サイドリンク伝送リソースを選択する。
ソリューション2a
【0050】
伝送リソース選択の間、TX UEは、まず、最も多くのトークンを有する、論理チャネルを見出し、選択する。TX UEは、選択された論理チャネルに基づいて、サイドリンク伝送リソースを選択する。または、TXは、論理チャネルのそれぞれによって所有されるトークンに基づいて、論理チャネルをランク付けし、上位ランクn個の論理チャネルを選択してもよく、nは、非負の整数である。
ソリューション3
【0051】
TX UEは、複数の伝送リソースを含む、サイドリンク伝送リソースプール(簡略化のために、リソースとも称され得る)を用いて構成される。TX UEは、伝送リソースが好適である、RX UEの数に基づいて、これらの伝送リソースをランク付けしてもよい。例えば、伝送リソースが、RX UEがアクティブである周期に該当しない場合、その伝送リソースは、その特定のRX UEのために好適ではない。伝送リソースが、より多くのRX UEに好適であるほど、それは、より高いランクを与えられる。TX UEは、最高ランクを有する伝送リソースを選択してもよい。
オプション3a
【0052】
1つの具体的宛先のアクティブ時間が、任意の他の宛先と重複しない場合、TX UEは、本具体的宛先のアクティブ時間内の伝送リソースを別個に選択してもよく、伝送リソースは、具体的宛先に専用化されてもよい。
オプション4
【0053】
いくつかの実施形態では、異なるRX UEは、異なるDRX構成、例えば、異なるDRXサイクルを用いて構成されてもよい。TX UEは、これらの異なるDRX構成を複数のセットに分割してもよい。例えば、第1のセットは、第1のDRXサイクル範囲に対応し、第2のセットは、第2のDRXサイクル範囲に対応する。DRX構成のセット毎に、TX UEは、対応するサイドリンク通信構成を構成してもよい。サイドリンク通信構成は、データ無線ベアラ(DRB)構成または論理チャネル構成のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0054】
いくつかの実施実施形態では、TX UEは、1つのサイドリンク通信構成が、DRXを無効にされた宛先に適用され、別のサイドリンク通信構成が、DRXを有効にされた宛先に適用されるように、構成してもよい。
オプション5
【0055】
TX UEは、宛先毎に、伝送リソースのセットを選択または構成してもよい。
実施形態3:リソース再選択
【0056】
TX UEは、将来のサイドリンクデータ伝送のために、伝送リソースを事前に選択してもよい。例えば、図4を参照すると、TX UEは、伝送リソース410を選択するとき、伝送リソース412、414、および416を事前に選択してもよい。ある条件下では、TX UEは、後に、例えば、RX UEが、事前に選択された伝送リソースのためにアクティブでない場合、事前に選択された伝送リソースが、もはやサイドリンクデータ伝送に好適ではないと決定してもよい。この場合、TX UEは、伝送リソース再選択をトリガしてもよい。
【0057】
別のシナリオでは、TX UEは、例えば、非アクティブタイマまたは再伝送タイマを確認することによって、RX UEがアクティブであるかどうかを推定または評価してもよい。しかしながら、ある条件下では、これらのタイマに基づく推定または評価は、不正確であり得る。例えば、サイドリンクデータが、伝送機会において、伝送されない場合、図4を参照すると、伝送リソース414において、データが伝送されない場合、RX UEの非アクティブタイマは、リセットされなくてもよく、これは、RX UEを、伝送リソース416のために非アクティブ状態に移行させ得、したがって、伝送リソース416は、もはやRX UEのために好適ではなくなり得る。別の実施例では、制御情報を搬送するSCIは、実行不可能になるべき再伝送タイマに基づく推定を引き起こす、UE内優先順位付けに起因して、ブロックされる、またはRX UEに伝送されなくてもよい。本シナリオでは、TX UEは、2つのオプションを有する。
オプション1
TX UEは、伝送リソース再選択をトリガしてもよい。
オプション2
TX UEは、好適ではないリソースを除去し、リソースプール内で新たに選択されたリソースによって利用不可能なリソースを置換するために、別のリソースを選択してもよい。
実施形態4:宛先選択
【0058】
サイドリンク通信では、TX UEは、各論理チャネルの優先順位要件を満たすために、論理チャネル優先順位付け(LCP)プロシージャを実施する。宛先(またはRX UE)が、DRXモードで起動しているとき、TX UEは、宛先がアクティブであるかどうかを決定してもよい。LCPプロシージャの間、宛先が、アクティブでない場合、本特定の宛先は、スキップされ、非アクティブである宛先と関連付けられる論理チャネルは、サーブされない。換言すると、TX UEは、LCPプロシージャの間、その関連付けられる宛先がアクティブであるときのみ、その論理チャネルを検討し得る。
実施形態5:TX UEのUE間協調開始
【0059】
先に説明されたように、サイドリンク通信では、補助UE(すなわち、UE-A)は、伝送リソースを選択するために、別のUEを補助してもよい。UE-Aは、補助されるUE(すなわち、UE-B)にリソースのセットを送信してもよい。TX UEは、伝送リソース情報を求めるために、ピアUEへの要求を開始してもよく、すなわち、TX UEは、UE間協調要求を開始してもよい。
【0060】
TX UEが、UE間協調要求を頻繁に行いすぎる場合、UE間で過剰なトラフィックおよび他のオーバーヘッドを引き起こし得、また、以前に入手されたリソース情報が、依然として、有効である場合、協調は、不要である。他方では、TX UEが、協調要求を開始することを長く待ちすぎる場合、以前に入手されたリソース情報が、古くなり得、これは、リソース選択プロセスを遅くし、サイドリンクデータ伝送の遅延につながり得る。
【0061】
本実施形態では、種々の条件が、これらの条件のうち1つまたはそれを上回る条件が充足されるとき、TX UEがUE間協調要求を開始するように、開示される。これらの条件は、下記を含む。
・伝送されるべきサイドリンクデータが、構成された閾値よりも高い優先順位または信頼性要求を有するとき。
・TX UEのチャネルビジー率が、事前に構成された閾値より高いとき。
・UE-Aへの断続伝送の数が、事前に構成された閾値より多いこと。
・UE-Aから受信されるハイブリッド自動再送要求否定応答(HARQ NACK)の数が、事前に構成された閾値より多いこと。
・ピアUEが、UE間協調をサポートすること。
・宛先(例えば、RX UE)と関連付けられる論理チャネルのためのサイドリンクデータが、TX UEのMACエンティティに対して利用可能になり、本サイドリンクデータが、同一宛先(同一RX UE)に属する任意のLCG(LC グループ)に属する利用可能であるサイドリンクデータを含有する論理チャネルの優先順位よりも高い優先順位を有する、論理チャネルに属するか、または同一宛先に属する論理チャネルグループ(LCG)に属する論理チャネルのいずれもが、利用可能である任意のサイドリンクデータを含まないかのいずれかであること。
・UE間協調のための周期的タイマが終了したとき。例えば、TX UEは、タイマを維持し、いったんタイマが終了すると、TX UEは、UE間協調要求を伝送し、その間にタイマを始動または再始動する。
・TX UEが、UE間協調要求に対する応答を受信しない場合。例えば、TX UEは、いったんUE間協調要求が、UE-Aに伝送されると、別のタイマを始動してもよい。いったんタイマが、終了すると、TX UEは、UE間協調要求を再伝送し、TX UEは、いったんTX UEが、UE-Aから補助情報を受信すると、タイマを停止する。別の実施形態では、UEは、再伝送数閾値を用いて構成され、要求再伝送数が、閾値に達した場合、TX UEは、UE-Aが利用不能であると見なす。この場合、TX UEは、UE-A再選択プロシージャをトリガしてもよい。
・UE-Aによって提供されるリソースのセットが、古くなっていること。例えば、TX UE(UE-Bとして作用する)は、キープフレッシュタイマを有し、タイマは、いったんTX UEが、UE-Aから新しいリソースのセットを受信すると、始動またはリセットされる。タイマが、終了するとき、TX UEは、リソースのセットが、古くなったと見なす。
・UE-Aによって提供されるリソースのセット内のリソースが、消費されたとき。例えば、 TX UEは、予め定義された初期値を用いてカウンタを維持してもよく、カウンタは、リソースセットからのリソースが、選択される度に、デクリメントされる。いったんカウンタが、0(または別の予め定義された値)に達すると、UE間協調要求が、トリガされる。いくつかの実施形態では、いったんカウンタが、0(または別の予め定義された値)に達すると、TX UEは、間隔[0,1]から値を等確率でランダムに選択してもよい。選択された値が、構成された閾値を上回る場合、TX UEは、UE間協調要求をトリガしてもよい。
・UEのサイドリンク伝送リソースプールまたはUEの感知パラメータが、再構成されたとき。
・伝送リソースプールから選択されたリソースが存在しない、またはリソースプール内にサイドリンク伝送のための好適なリソースが存在しない場合。
・TX UEが、最後の(すなわち、前の)N秒(Nは、整数である)の間に、伝送リソースを選択するためにUE-Aによって示されたリソースを参照または選択しない場合。
・UE-Aによって示されるリソース上の連続した未使用の伝送機会の数が、予め定義された値(例えば、sl-ReselectAfter)に等しい場合。
・UE-Aによって提供される伝送リソースのセット内の伝送リソースが、TX UEに構成された最大許容変調符号化方式に適応することができない場合。
・UE-Aによって提供される伝送リソースのセット内の伝送リソースが、サイドリンクデータ伝送の待ち時間要求を充足させることができない場合。
・UE-Bとして作用するTX UEが、それ自体によって感知されたリソースが、UE-Aによって提供されるタイプ-Aリソースと重複しないと決定した場合。または重複率が、構成された閾値未満である場合。例えば、TX UEによって感知された10のリソースのうち5つが、タイプ-Aリソースと重複する場合、重複率は、50%である。
・UE-Bとして作用するTX UEが、それ自体によって感知された全てのリソースが、UE-Aによって提供されるタイプ-Bまたはタイプ-Cリソースと重複すると決定する場合、または自己感知されたリソースとタイプ-Bまたはタイプ-Cリソースとの間の重複率が、構成された閾値より大きい場合。
【0062】
いくつかの実施形態では、UE-Bとして作用するTX UEは、上記の条件のいずれか1つが、満たされる場合、UE-Aによって提供されるリソースのセットを古くなっていると見なし得る。
【0063】
いくつかの実施形態では、UE間協調要求の伝送とUE-Aからの応答の受信との間に時間差が存在することを考慮すると、UE-Bは、依然として、時間差の間にUE-Aによって提供されるリソースを使用してもよい。具体的には、UE-Bが、UE間協調要求を送信した後、UE-Bは、タイマを始動してもよく、タイマが、起動している場合、UE-Bは、UE-Aによって提供されたリソースのセットが、利用可能であると見なしてもよい。UE-Bは、リソースの新しいセットを含む応答が、UE-Aから受信された場合、タイマを停止する。
【0064】
UE-Aによって使用され得る感知パラメータは、以下を含み得る。
・SL_RESOURCE_RESELECTION_COUNTERの値
・サブチャネルの数
・リソース留保間隔
・サービスの優先順位
・プリエンプション優先順位
・プリエンプションが有効または無効であるかどうかの表示
・パケット遅延バジェット
・HARQフィードバック構成(UE-Aが、PSFCHリソースを用いる感知リソースプールを必要とするかどうかを示す)
・タイマ間隔によって定義される感知ウィンドウ
・タイマ間隔によって定義される候補リソース選択ウィンドウ
・UE-Aが感知(部分感知のため)を必要とする、候補リソース選択ウィンドウ内のスロットのビットマップ
・リソース留保周期のシグナリングのために許容される値
・RSRP閾値
・基準信号、すなわち、PSSCH-RSRPまたはPSCCH-RSRP
・候補リソースセット内に残っている候補シングルスロットリソースの割合
・RSRP閾値インクリメントのステップ
・リソースプール関連構成
【0065】
本開示では、閾値、パラメータ、またはカウンタは、当業者による実践的必要性に基づいて構成されてもよく、これは、優先順位毎、宛先毎、サービスの質(QoS)要件毎、またはサービスタイプ毎に構成されてもよいことを理解されたい。構成は、ブロードキャストメッセージ(例えば、マスタ情報ブロック(MIB)、システム情報(SI))、無線リソース制御(RRC)メッセージ、および同等物を介して、ネットワークによって実施されてもよい。
【0066】
いくつかの実施形態では、無線リンク障害(RLF)が、UE-A上でトリガされた場合、UE-Bは、UE-Aによって提供されたリソースのセットが、古くなっていると見なしてもよい。
【0067】
いくつかの実施形態では、UE-AとUE-Bとの間の接続が、解放される、または利用不可能となる場合、UE-Bは、UE-Aによって提供されたリソースのセットが、古くなっていると見なしてもよい。
【0068】
いくつかの実施形態では、UE-Bはさらに、UE-AへのUE間協調要求にトリガ条件を含み得、したがって、UE-Aは、本UE間協調要求が送信された理由を認識し得る。対応して、UE-Aは、UE-Bへの補助情報を収集および報告するとき、調節を行ってもよい。例えば、UE-Aは、UE-Bに送信されるべき伝送リソース情報を収集するとき、基準信号受信電力(RSRP)閾値、RSRQ(基準信号受信品質)閾値、または同等物を調節してもよい。
【0069】
いくつかの実施形態では、以下の条件のうちの1つが満たされる場合、
・UE-Bが、それ自体によって感知されたリソースが、UE-Aによって提供されたタイプ-Aのリソースと重複しないと決定する場合。または重複率が、構成された閾値未満である場合。
・UE-Bが、それ自体によって感知されたリソースが、全てUE-Aによって提供されるタイプ-Bまたはタイプ-Cリソースと重複すると決定する場合。または重複率が、構成された閾値より高い場合。
【0070】
UE-Bは、リソースを再感知するようにその物理層に示してもよい。UE-Bはまた、本特定のUE-Aに対するUE間協調要求と関連付けられるタイマの少なくとも1つを停止してもよい。
実施形態6:モード2bのためのリソース選択およびLCP
【0071】
UE-Bは、UE-Aによって提供されるリソースのセットを考慮に入れることによって、伝送リソースを選択してもよい。リソースのセットが、古くなっている場合、UE-Bは、リソースのセットを考慮しなくてもよい。
【0072】
いくつかの実施形態では、UE-Aによって提供されるタイプ-Aリソースが存在する場合、UE-Bは、UE-Aのためのリソースを選択するとき、リソース選択の間、タイプ-Aリソースを優先してもよい。UE-Aによって提供されるタイプ-Bまたはタイプ-Cリソースが存在する場合、UE-Bは、リソース選択の間、非タイプ-Bまたは非タイプ-Cリソースを優先してもよい。
【0073】
いくつかの実施形態では、UE-Aによって提供されるタイプ-Aリソースが存在する場合、および提供されるリソースが、古くなっている場合、UE-Bは、リソース選択の間、タイプ-Aリソースを優先してもよい。UE-Aによって提供されるタイプ-Bまたはタイプ-Cリソースが存在する場合、およびリソースが、古くなっていない場合、UE-Bは、リソース選択の間、非タイプ-Bまたは非タイプ-Cリソースを優先してもよい。
【0074】
いくつかの実施形態では、UE-Bは、複数のRX UEとユニキャストリンクを有してもよい。これらのRX UEのうち、1つのRX UEは、補助情報を提供することが可能である(すなわち、UE-Aとして作用する)が、他のRX UEは、それが可能ではない。換言すると、UE-Aとして作用する1つのRX UEは、UE-Bと通信するとき、RX UEが、UE-Bの使用を優先することを、タイプAのリソースを用いるUE-Bに示す。他のRX UEは、本優先または限定を有しない。したがって、UE-Bは、リソースプール全体から伝送リソースを選択してもよく、UE-Bが、UE-Aとして作用するRX UEによって提供され、優先されるタイプ-Aのリソースを選択しない可能性が高い。本問題を解決するために、UE-Bは、以下のオプションを有する。
・伝送リソース選択を行うとき、UE-Bは、タイプ-A、非タイプB、または非タイプCのリソースを優先する(またはより高い優先順位を考慮する)。複数のUE-Aによって提供される補助情報がある場合、UE-Bは、これらの補助情報のうち、最も重複しているものを用いるリソースを優先する。さらに、UE-Bが、リソース感知を実施し、自己感知したリソースを有する場合、UE-Bは、これらの補助情報および自己感知したリソースのうち、最も重複しているものを用いるリソースを優先する。
・具体的UE-Aによって提供されるタイプ-A、非タイプ-B、または非タイプ-Cのリソースが、他のUE-Aによって提供されるリソースの任意の他のセットまたはUE-B自体によって感知されたリソースと重複しない場合、UE-Bは、具体的UE-Aのための伝送リソースを別個に選択してもよい。
・UE-Bは、各UE-Aによって提供される補助情報に基づいて、各UE-Aのためのリソースのセットを選択してもよい。
【0075】
いくつかの実施形態では、UE-Aが、限定されたタイプ-AリソースのみをUE-Bに提供する場合、例えば、タイプ-Aリソースの数が、閾値未満である場合、ネットワークは、UE-Aに伝送されるサイドリンクデータが、より多くの伝送されるべき機会を取得し得るように、本UE-Aの優先順位を増加させることができる。
【0076】
いくつかの実施形態では、UEは、サイドリンク構成の複数のセットを用いて構成されてもよい。サイドリンク構成は、DRB構成およびLCH構成を含んでもよい。1つのセットは、UE間協調能力が有効である、宛先UEのために使用され得、別のセットは、UE間協調能力が有効ではない、またはUE間協調をサポートしない、宛先UEのために使用され得る。
【0077】
いくつかの実施形態では、複数のタイプのUE間協調が、タイプ-A、タイプ-B、またはタイプ-Cリソース情報であるかどうかにかかわらず、UE-Aによって提供される補助情報のタイプに対応して存在する。UEは、それぞれがUE間協調のタイプに対応する、サイドリンク構成の複数のセットを用いて構成されてもよい。
【0078】
いくつかの実施形態では、UEは、UE-Aによって提供されるタイプ-Aリソースの数と伝送リソースプール内のリソースの総数との間の比率または比率範囲に基づき、複数のセットのサイドリンク構成を用いて構成されてもよい。例えば、100の伝送リソースが、伝送リソースプール内にあり、これらの伝送リソースのうち20が、UE-Aによって提供されるタイプ-A伝送リソースと重複する場合、比率は、20%である。UEは、比率に基づいて、宛先UE-Aのためのサイドリンク構成を選択してもよい。
【0079】
UEが、LCPプロシージャを実施しているとき、またはUEが、モード2bサイドリンクリソース選択を実施しているとき、TX UEは、これらの条件のうちの1つの下で宛先UE(RX UE)を選択してもよい。
・選択されたサイドリンク伝送リソースは、UE-Aによって提供される優先リソース(タイプ-A)のセット内にある。
・選択されたサイドリンク伝送リソースは、UE-Aによって提供される非優先リソース(タイプB)のセット内にない。
・選択されたサイドリンク伝送リソースは、UE-Aによって提供される衝突リソース(タイプ-C)のセット内にない。
【0080】
いくつかの実施形態では、選択されたリソースが、古くなっていないこと、またはリソース選択が、古くなっていないリソースに基づくことが、上記の条件のための前提条件である。
【0081】
いくつかの実施形態では、UE-Aは、それ自体に適用される補助リソース選択情報のみを提供することが可能であり得る。この場合、UE-Bは、本特定のUE-Aのためのリソースを選択するとき、提供される補助リソース選択情報を考慮するだけである。いくつかの他の実施形態では、UE-Aは、それ自体および他のUEのセットに適用される補助リソース選択情報を提供することが可能であり、次いで、UE-Bは、本特定のUE-Aおよび他のUEのセットのためのリソースを選択するとき、提供される補助リソース選択情報を考慮する。
実施形態7:UE-Aがリソース報告を送信する
【0082】
UE-Aは、中間アクセス制御-制御エレメント(MAC CE)を使用することによって、リソースのセットを報告してもよい。LCPプロシージャを実施するとき、伝送リソース内にデータ多重化後の残っているビット(または容量)が存在する場合、残っている容量を無視または無駄にする代わりに、UE-Aは、残っている容量が報告のためのMAC CEを保持するために十分である場合、リソースのセットを報告するために残っているビットを使用してもよい。
【0083】
具体的には、UE-Aは、以下の条件のいずれかが満たされる場合、データ多重化後の残っている容量を使用してもよい。
・本MAC CEのサイズが固定されている場合、データ多重化後の残っているビットが、MAC CEにそのサブヘッダを足したサイズより大きい。または
・本MAC CEのサイズが固定されていない場合、MAC CEのサイズは、MAC CE内のリソース数に依存し、データ多重化後の残っているビットは、MAC CEにそのサブヘッダを足した最小サイズより大きい。
【0084】
本開示における説明および実施例は、ネットワーク(例えば、基地局)またはUEの観点から行われる。ネットワークおよびUEは、協調された様式で動作することを理解されたい。ネットワーク側に適用される原理はまた、UE側にも適用される。例えば、ネットワークがWUBをUEに伝送するとき、伝送のための基本原理はまた、UE側のWUBの受信にも適用される。
【0085】
上記の説明および付随の図面は、具体的な例示的実施形態および実装を提供する。しかしながら、説明される主題は、種々の異なる形態において具現化されてもよく、したがって、網羅または請求される主題は、本明細書に記載される任意の例示的実施形態に限定されないように解釈されることを意図している。請求または網羅される主題に関する合理的に広範な範囲が、意図される。とりわけ、例えば、主題は、方法、デバイス、コンポーネント、システム、またはコンピュータコードを記憶するための非一過性コンピュータ可読媒体として具現化されてもよい。故に、実施形態は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、記憶媒体、またはそれらの任意の組み合わせの形態をとってもよい。例えば、上記に説明される方法実施形態は、メモリ内に記憶されるコンピュータコードを実行することによって、メモリおよびプロセッサを含む、コンポーネント、デバイス、またはシステムによって実装されてもよい。
【0086】
本明細書および請求項全体を通して、用語は、明示的に記載される意味以外にも文脈において示唆または含意される微妙な意味を有し得る。同様に、本明細書に使用されるような語句「一実施形態/実装では(in one embodiment/implementation)」は、必ずしも同一の実施形態を指すわけではなく、本明細書に使用されるような語句「別の実施形態/実装では(in another embodiment/implementation)」は、必ずしも異なる実施形態を指すわけではない。例えば、請求される主題が、全体的または部分的に、例示的実施形態の組み合わせを含むことを意図している。
【0087】
一般に、専門用語は、少なくとも部分的に、文脈における使用から理解され得る。例えば、本明細書に使用されるような「および」、「または」、または「および/または」等の用語は、少なくとも部分的に、そのような用語が使用される文脈に依存し得る、種々の意味を含み得る。典型的には、「または」は、A、B、またはC等のリストを関連付けるために使用される場合、ここでは包括的な意味で使用されるA、B、およびC、および、ここでは排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味することを意図している。加えて、本明細書に使用されるような用語「1つまたはそれを上回る」は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の意味で任意の特徴、構造、または特性を説明するために使用され得る、または複数形の意味で特徴、構造、または特性の組み合わせを説明するために使用され得る。同様に、「a」、「an」、または「the」等の用語は、少なくとも部分的に、文脈に応じて、単数形の使用を伝えるように、または複数形の使用を伝えるように理解され得る。加えて、用語「~に基づいて」は、必ずしも、因子の排他的セットを伝えることを意図しないように理解され得、代わりに、再び、少なくとも部分的に、文脈に応じて、必ずしも明確に説明されない付加的因子の存在を可能にし得る。
【0088】
本明細書を通した特徴、利点、または同様の用語の言及は、本ソリューションを用いて実現され得る特徴および利点の全てが、その任意の単一の実装に含まれるべきである、または含まれることを意味しない。むしろ、特徴および利点を言及する用語は、実施形態に関係して説明される具体的特徴、利点、または特性が、本ソリューションの少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解される。したがって、本明細書全体を通して、特徴および利点および同様の用語の議論は、必ずしもではないが、同一の実施形態を参照し得る。
【0089】
さらに、本ソリューションの説明される特徴、利点、および特性は、1つまたはそれを上回る実施形態において任意の好適な様式で組み合わせられ得る。当業者は、本明細書の説明に照らして、本ソリューションが、特定の実施形態の具体的特徴または利点のうちの1つまたはそれを上回るものを伴わずに実践され得ることを認識するであろう。他の事例では、本ソリューションの全ての実施形態に存在しない場合がある、付加的特徴および利点が、ある実施形態において認識され得る。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-03-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
断続受信(DRX)モードで起動している第2のUEとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することと、
前記第2のUEの第1のアクティブ時間内に、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを伝送するために、第1の伝送リソースを選択することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第2のUEの第2のアクティブ時間内に、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットを伝送するために、第2の伝送リソースを選択することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
周期数t1を用いてサイドリンクデータ伝送セッションを構成することをさらに含み、t1は、前記第2のUEによって管理される非アクティブタイマの持続時間に等しいまたはそれ未満であり、前記非アクティブタイマは、前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットの受信に応答して前記第2のUEによってリセットされる請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のUEは、DRXモードで起動している、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
DRXモードで起動している第1の宛先UEへの第1のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第1の論理チャネル構成を構成することと、
前記DRXモードで起動していない第2の宛先UEへの第2のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第2の論理チャネル構成を構成することと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の伝送リソースを選択することは、
前記第2のUEの前記第1のアクティブ時間内に、前記第2のUEのDRX構成に従って、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの前記第1のデータパケットを伝送するために、前記第1の伝送リソースを選択すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、前記方法は、第2のUEへのサイドリンクデータ伝送をサポートするための伝送リソースプールにおいて事前に選択された伝送リソースを用いて構成される第1のUEによって実施され、前記方法は、
前記事前に選択された伝送リソースがもはやサイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定することと、
前記事前に選択された伝送リソースを、サイドリンクデータ伝送のために好適である伝送リソースを用いて、更新することと
を含む、方法。
【請求項8】
前記事前に選択された伝送リソースがもはやサイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定することは、
前記事前に選択された伝送リソースが、前記第2のUEのアクティブ時間内にないことに応答して、前記事前に選択された伝送リソースがもはや前記サイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定すること
を含み、
前記事前に選択された伝送リソースを更新することは、
サイドリンク伝送リソース再選択プロシージャをトリガすること、または
前記サイドリンクデータ伝送のために好適である前記伝送リソースを選択し、前記事前に選択された伝送リソースを、前記第1のUEによって維持される伝送リソースプール内の前記伝送リソースと置換すること
のうちの1つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
DRXモードで起動している宛先UEの第1のセットへのサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第1の論理チャネル構成を構成することであって、前記宛先UEの第1のセットのそれぞれのDRXサイクルは、第1の範囲内にある、ことと、
DRXモードで起動している宛先UEの第2のセットへのサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第2の論理チャネル構成を構成することであって、前記宛先UEの第2のセットのそれぞれのDRXサイクルは、第2の範囲内にある、ことと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記サイドリンクデータ伝送セッションを開始する前に、前記方法は、前記第2のUEにサイドリンク制御情報(SCI)メッセージを伝送することをさらに含み、前記SCIメッセージは、前記サイドリンクデータ伝送セッションをサポートするために前記第2のUEによって留保されるべき伝送リソースのセットを含み、
前記第2のUEの前記第1のアクティブ時間内に前記第1の伝送リソースを選択することは、前記伝送リソースのセットから前記第1の伝送リソースを選択することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記サイドリンクデータ伝送セッションは、論理チャネルのセットに関連付けられ、
前記方法は、予め定義された条件に基づいて、前記論理チャネルのセットから論理チャネルを決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記予め定義された条件は、
伝送のために利用可能なサイドリンクデータを有する前記論理チャネルのセット内の全ての論理チャネルの中で最も高い優先順位を有する論理チャネル、または
0より大きいトークンの数を有する前記論理チャネルのセット内の全ての論理チャネルの中で最も高い優先順位を有する論理チャネル
のうちの1つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための第1のデバイスであって、前記第1のデバイスは、コンピュータ命令を記憶するためのメモリと、前記メモリと通信するプロセッサとを備え、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、前記プロセッサは、
断続受信(DRX)モードで起動している第2のデバイスとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することと、
前記第2のデバイスの第1のアクティブ時間内に、前記第2のデバイスに前記サイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを伝送するために、第1の伝送リソースを選択することと
を前記第1のデバイスに行わせるように構成される、第1のデバイス。
【請求項14】
前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、前記プロセッサは、
前記第2のデバイスの第2のアクティブ時間内に、前記第2のデバイスに前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットを伝送するために、第2の伝送リソースを選択すること
を前記第1のデバイスにさらに行わせるように構成される、請求項13に記載の第1のデバイス。
【請求項15】
前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、前記プロセッサは、
周期数t1を用いてサイドリンクデータ伝送セッションを構成することであって、t1は、前記第2のデバイスによって管理される非アクティブタイマの持続時間に等しいまたはそれ未満であり、前記非アクティブタイマは、前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットの受信に応答して前記第2のデバイスによってリセットされる、こと
を前記第1のデバイスにさらに行わせるように構成される、請求項13に記載の第1のデバイス。
【請求項16】
前記第1のデバイスは、DRXモードで起動している、請求項13に記載の第1のデバイス。
【請求項17】
前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、前記プロセッサは、
DRXモードで起動している第1の宛先デバイスへの第1のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第1の論理チャネル構成を構成することと、
前記DRXモードで起動していない第2の宛先デバイスへの第2のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第2の論理チャネル構成を構成することと
を前記第1のデバイスにさらに行わせるように構成される、請求項16に記載の第1のデバイス。
【請求項18】
1つまたはそれを上回るプロセッサを備えるデバイスであって、前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、請求項7に記載の方法を実装するように構成される、デバイス。
【請求項19】
非一過性コンピュータ可読プログラム媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記非一過性コンピュータ可読プログラム媒体は、その上に記憶されるコンピュータコードを伴い、前記コンピュータコードは、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、請求項1に記載の方法を前記1つまたはそれを上回るプロセッサに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項20】
非一過性コンピュータ可読プログラム媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記非一過性コンピュータ可読プログラム媒体は、その上に記憶されるコンピュータコードを伴い、前記コンピュータコードは、1つまたはそれを上回るプロセッサによって実行されると、請求項7に記載の方法を前記1つまたはそれを上回るプロセッサに実装させる、コンピュータプログラム製品。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
上記の実施形態およびその実装の他の側面および代替は、以下の図面、説明、および請求項において、より詳細に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
断続受信(DRX)モードで起動している第2のUEとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することと、
前記第2のUEの第1のアクティブ時間内に、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを伝送するために、第1の伝送リソースを選択することと
を含む、方法。
(項目2)
前記第2のUEの第2のアクティブ時間内に、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットを伝送するために、第2の伝送リソースを選択することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
周期数t1を用いてサイドリンクデータ伝送セッションを構成することであって、t1は、前記第2のUEによって管理される非アクティブタイマの持続時間に等しいまたはそれ未満であり、前記非アクティブタイマは、前記サイドリンクデータ伝送セッションの後続データパケットの受信に応答して前記第2のUEによってリセットされる、こと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1のUEは、DRXモードで起動している、項目1に記載の方法。
(項目5)
DRXモードで起動している第1の宛先UEへの第1のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第1の論理チャネル構成を構成することと、
DRXモードで起動していない第2の宛先UEへの第2のサイドリンクデータ伝送をサポートするために、第2の論理チャネル構成を構成することと
をさらに含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記第1の伝送リソースを選択することは、
前記第2のUEの前記第1のアクティブ時間内に、前記第2のUEのDRX構成に従って、前記第2のUEに前記サイドリンクデータ伝送セッションの第1のデータパケットを伝送するために、前記第1の伝送リソースを選択すること
を含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
DRXモードで起動している第2のUEとサイドリンクデータ伝送セッションを開始することであって、前記サイドリンクデータ伝送セッションは、論理チャネルのセットに関連付けられる、ことと、
予め定義された条件に基づいて、前記論理チャネルのセットから論理チャネルを決定することと、
前記論理チャネルに基づいて、前記サイドリンクデータ伝送セッションのための伝送リソースを選択することと
を含む、方法。
(項目8)
前記予め定義された条件は、
伝送のために利用可能なサイドリンクデータを有する前記論理チャネルのセット内の全ての論理チャネルの中で最も高い優先順位を有する論理チャネル、または
0より大きいサイドリンクバケットサイズを有する前記論理チャネルのセット内の全ての論理チャネルの中で最も高い優先順位を有する論理チャネル
のうちの1つを含む、項目7に記載の方法。
(項目9)
無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、第2のUEへのサイドリンクデータ伝送をサポートするための伝送リソースプールにおいて事前に選択された伝送リソースを用いて構成される第1のUEによって実施され、
前記事前に選択された伝送リソースがもはやサイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定することと、
前記事前に選択された伝送リソースを、サイドリンクデータ伝送のために好適である伝送リソースを用いて、更新することと
を含む、方法。
(項目10)
前記事前に選択された伝送リソースがもはやサイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定することは、
前記事前に選択された伝送リソースが、前記第2のUEのアクティブ時間内にないことに応答して、前記事前に選択された伝送リソースがもはや前記サイドリンクデータ伝送のために好適ではないと決定すること
を含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記事前に選択された伝送リソースを更新することは、
サイドリンク伝送リソース再選択プロシージャをトリガすること、または
前記サイドリンクデータ伝送のために好適である前記伝送リソースを選択し、前記事前に選択された伝送リソースを、前記第1のUEによって維持される伝送リソースプール内の前記伝送リソースと置換すること
のうちの1つを含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
UEによって実施されるサイドリンク通信における論理チャネル優先順位付けを実施するための方法であって、
宛先UEが、アクティブ時間中ではなく、前記宛先UEが、DRXモードで起動していることを決定することと、
前記論理チャネル優先順位付けを実施するとき、前記宛先UEと関連付けられる論理チャネルをスキップすることと
を含む、方法。
(項目13)
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
伝送されるべきサイドリンクデータの優先順位または信頼性要件が、事前に構成された閾値よりも高いこと、
前記第1のUEのチャネルビジー率が、事前に構成された閾値より多いこと、
第2のUEへの断続伝送の数が、事前に構成された閾値より多いこと、
前記第2のUEから受信されるハイブリッド自動再送要求否定応答(HARQ NACK)の数が、事前に構成された閾値より多いこと、
前記第2のUEが、UE間協調をサポートすること、
前記第2のUEによって提供されるサイドリンク通信のための伝送リソースのセットが、古くなっていること、
サイドリンク通信のための伝送リソースプールが、再構成されていること、
前記第1のUEの感知パラメータが、再構成されていること、または
前記第2のUEによって提供されるサイドリンク通信のための伝送リソースのセット内の伝送リソースのいずれも、最大許容変調符号化方式に適応することが可能ではないこと
のうちの少なくとも1つの条件が充足されることに応答して、第2のUEに対してUE間協調を開始することを含む、方法。
(項目14)
サイドリンクデータ伝送のための伝送リソースを用いて構成される第1のUEによって実施される、サイドリンク通信における論理チャネル優先順位付けプロシージャの間に、第1のUEが、第2のUEを宛先UEとして選択するための方法であって、
前記伝送リソースが前記第2のUEによって提供される優先リソースのセット内にあることに応答して、前記第2のUEを宛先UEとして選択すること、
前記伝送リソースが前記第2のUEによって提供される非優先リソースのセットに含まれないことに応答して、前記第2のUEを宛先UEとして選択すること、または
前記伝送リソースが前記第2のUEによって提供される衝突リソースのセットに含まれていないことに応答して、前記第2のUEを宛先UEとして選択すること
の少なくとも1つを含む、方法。
(項目15)
第1のUEによって実施される無線通信ネットワークにおけるサイドリンク通信のための方法であって、
サイドリンク通信の論理チャネル優先順位付けプロシージャの間に、データ多重化後のサイドリンクデータ伝送リソースに十分な容量が存在することを決定することと、
サイドリンクデータ伝送リソースに伝送リソース報告を追加することであって、前記伝送リソース報告は、サイドリンクデータ伝送リソースを選択するための第2のUEを補助するために使用される、ことと、
前記サイドリンクデータ伝送リソースを前記第2のUEに伝送することと
を含む、方法。
(項目16)
1つまたはそれを上回るプロセッサを備えるデバイスであって、前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、項目1-15のいずれか1項に記載の方法を実装するように構成される、デバイス。
(項目17)
非一過性コンピュータ可読プログラム媒体を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記非一過性コンピュータ可読プログラム媒体は、その上に記憶されるコンピュータコードを伴い、前記コンピュータコードは、1つまたそれを上回るプロセッサによって実行されると、前記1つまたそれを上回るプロセッサに項目1-15のいずれか1項に記載の方法を実装させる、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】