(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-04
(54)【発明の名称】非代替性トークンおよび対応するデジタル資産の管理のためのシステムと方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20240528BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023564194
(86)(22)【出願日】2022-06-04
(85)【翻訳文提出日】2023-10-19
(86)【国際出願番号】 US2022032280
(87)【国際公開番号】W WO2022256725
(87)【国際公開日】2022-12-08
(32)【優先日】2021-06-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ウェスリー・ジェームズ・ホランド
(72)【発明者】
【氏名】ジョナサン・キース
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン・フォーゲルザング
(72)【発明者】
【氏名】アビジート・ビサイン
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム・ホワイト
(72)【発明者】
【氏名】マイケル・フランコ・タヴェイラ
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC34
(57)【要約】
状況に応じたトークン関連メディア出力のためのシステムおよび技法が説明される。システムは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信する。システムは、センサデータに基づいて、メディアデバイスと、あるトークンに関連するアンカー要素との関係を特定する。システムは、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてそのトークンを特定する。トークンは、分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する。システムは、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成する。メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、システムはメディアコンテンツの表現を出力する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
状況に応じたトークン関連メディア出力のための装置であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサであって、
メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信することと、
前記センサデータに基づいて、前記メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定することと、
分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて前記トークンを特定することであって、前記トークンが、前記分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、ことと、
前記トークンに対応する前記メディアコンテンツの表現を生成する、ことと、
前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定したことに応答して、前記メディアコンテンツの前記表現を出力するする、ことと
を行うように構成される、少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
【請求項2】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの前記少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含み、前記アンカー要素が物体を含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記画像データが前記物体を描写することを特定するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記物体がオプティカルグリフを含み、前記トークンを示す情報が、前記オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記物体を描写する参照画像データがデータストアに記憶され、前記画像データが前記物体を描写することを特定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記画像データを前記参照画像データと比較するように構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、前記アンカー要素がエリアを含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記メディアデバイスの前記場所が前記エリア内にあることを特定するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、前記アンカー要素が位置を含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記メディアデバイスの前記場所が前記位置の閾値の範囲内にあることを特定するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの前記少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォンによって取り込まれたオーディオデータを含み、前記アンカー要素が音を含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記オーディオデータが前記音を含むことを特定するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記メディアコンテンツの前記表現を出力するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、ディスプレイに前記メディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記センサデータに基づいて前記メディアデバイスのメディアデバイス姿勢を特定し、
前記メディアデバイスの前記メディアデバイス姿勢に基づいて前記メディアコンテンツに対するメディアコンテンツ姿勢を決定するように構成され、前記ディスプレイに前記メディアコンテンツの少なくとも前記一部分を表示させるために、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記メディアコンテンツ姿勢に従った姿勢の前記メディアコンテンツの前記表現を出力するように構成される、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記分散型台帳に基づいて、前記トークンのパラメータが、前記トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定し、
前記トークンが前記第1のユーザに関連することを示す前記トークンのパラメータに基づいて、前記メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定し、
前記視覚的効果を前記メディアコンテンツに適用するように構成され、前記メディアコンテンツの前記表現を出力するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、適用される前記視覚的効果とともに前記メディアコンテンツの前記表現を出力するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
データストアに基づいて、前記第1のユーザおよび第2のユーザが関係性に従って関連付けられると決定するように構成され、前記メディアデバイスが前記第2のユーザに関連し、前記メディアコンテンツに対する前記視覚的効果が前記関係性に対応する、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記メディアデバイスが前記第1のユーザに関連すると決定するように構成され、前記メディアコンテンツに対する前記視覚的効果が前記第1のユーザに対応する、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
データストアに基づいて、前記第1のユーザが高名な人物であると決定するように構成され、前記メディアコンテンツに対する前記視覚的効果が、前記第1のユーザが前記高名な人物であることに対応する、請求項10に記載の装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
データストアに基づいて、前記メディアコンテンツに関連する格付けを決定するように構成され、前記メディアコンテンツに対する前記視覚的効果が前記格付けに対応する、請求項10に記載の装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記トークンがデータストアにおいて特定されると決定するように構成され、前記メディアコンテンツに対する前記視覚的効果が前記データストアに対応する、請求項10に記載の装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記分散型台帳から前記トークンについての情報を取り出し、
前記トークンについての前記情報を出力する
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
前記トークンについての前記情報を出力するために、前記少なくとも1つのプロセッサが、ディスプレイに前記情報の少なくとも一部分を表示させるように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記分散型台帳に基づいて、前記トークンのパラメータが、前記トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定するように構成され、前記情報が前記第1のユーザを特定する、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記情報が前記分散型台帳を特定する、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記分散型台帳に基づいて、前記トークンのパラメータが、前記トークンがスマートコントラクトに関連することを示すことを特定するように構成され、前記情報が前記スマートコントラクトを特定する、請求項16に記載の装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記分散型台帳に基づいて、前記トークンのインスタンスの量を前記トークンのパラメータが示すことを特定するように構成され、前記情報が前記トークンのインスタンスの前記量を特定する、請求項16に記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
トークン移転のために構成される移転プラットフォームを特定し、
前記メディアコンテンツに対応するインターフェース要素を出力するように構成され、前記インターフェース要素が、前記インターフェース要素との対話があると、前記移転プラットフォームを使用して前記トークンの移転を開始するように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項23】
前記装置が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項24】
状況に応じたトークン関連メディア出力の方法であって、
メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するステップと、
前記センサデータに基づいて、前記メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定するステップと、
分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて前記トークンを特定するステップであって、前記トークンが、前記分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、ステップと、
前記トークンに対応する前記メディアコンテンツの表現を生成するステップと、
前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定したことに応答して、前記メディアコンテンツの前記表現を出力するステップと
を備える、方法。
【請求項25】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの前記少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含み、前記アンカー要素が物体を含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するステップが、前記画像データが前記物体を描写することを特定するステップを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、前記アンカー要素がエリアを含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するステップが、前記メディアデバイスの前記場所が前記エリア内にあることを特定するステップを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、前記アンカー要素が位置を含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するステップが、前記メディアデバイスの前記場所が前記位置から閾値の範囲内にあることを特定するステップを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
前記センサデータが、前記メディアデバイスの前記少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォンによって取り込まれたオーディオデータを含み、前記アンカー要素が音を含み、前記メディアデバイスと前記アンカー要素との前記関係を特定するステップが、前記オーディオデータが前記音を含むことを特定するステップを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記分散型台帳に基づいて、前記トークンのパラメータが、前記トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定するステップと、
前記トークンが前記第1のユーザに関連することを示す前記トークンのパラメータに基づいて、前記メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定するステップと、
前記視覚的効果を前記メディアコンテンツに適用するステップであって、前記メディアコンテンツの前記表現を出力するステップが、適用される前記視覚的効果とともに前記メディアコンテンツの前記表現を出力するステップを含む、ステップと
をさらに備える、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
前記分散型台帳から前記トークンについての情報を取り出すステップと、
前記トークンについての前記情報を出力するステップと
をさらに備える、請求項24に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、デジタル資産の管理に関する。たとえば、本出願の態様は、デバイスと関連付けられることがある、非代替性トークンおよび/もしくはデジタル資産の、作成、改変、追跡、認証、移転、ならびに/または管理のための様々な技法に関する。
【背景技術】
【0002】
人々はしばしば、尊敬される有名人、活動、または位置に関する、唯一のまたは珍しい物理的なアイテムを、所有し、使用し、または取引することに意味を見出す。たとえば、人々はしばしば、コンサートに参加したことの記念としてコンサート会場で有名なミュージシャンから服または音楽アルバムへのサインをもらい、サインされた服または音楽アルバムを唯一のアイテムにしようとする。同様に、人々はしばしば、映画またはテレビ番組を作成するために使用された衣装、小道具、アニメーションスチル(animation still)、および他のアイテムを購入しようとする。
【0003】
デジタル資産は、たとえば、画像、ビデオ、オーディオクリップ、3次元モデルなどを含み得る。一般に、デジタル資産は代替可能であり、所与のデジタル資産の任意の1つのコピーが同じデジタル資産の任意の他のコピーと交換可能であることを意味する。
【0004】
エクステンデッドリアリティ(XR)デバイスは、たとえば、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、眼鏡、モバイルハンドセット、または他のデバイスを通じて、環境をユーザに表示するデバイスである。この環境は、ユーザが位置する現実世界の環境とは少なくとも一部異なる。ユーザは一般に、たとえば、(たとえば、ユーザの頭を動かすことなどによって)HMDもしくは他のデバイスを傾けまたは動かすことによって、環境のビューを対話的に変えることができる。仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、および複合現実(MR)がXRの例である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
いくつかの例では、デバイスの場所に関連する非代替性デジタル資産を作成し、改変し、追跡し、認証し、および/または移転するための、システムおよび技法が説明される。メディアデバイスは、イメージセンサおよび/または測位センサなどのセンサを含んでもよい。メディアデバイスは、そのセンサを使用してセンサデータを取り込んでもよい。いくつかの例では、システムは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信する。システムは、(たとえば、センサデータに基づいて)メディアデバイスの場所を決定する。システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると(たとえば、センサデータに基づいて)決定する。メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、システムはメディアコンテンツに対応するトークンを生成する。分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードが、トークンを特定する。
【0006】
いくつかの例では、システムは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信する。システムは、センサデータに基づいて、メディアデバイスと、あるトークンに関連するアンカー要素との間の対話を特定する。システムは、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてそのトークンを特定する。トークンは、分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する。システムは、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成する。メディアデバイスとアンカー要素との間の対話を特定したことに応答して、システムはメディアコンテンツの表現を出力する。
【0007】
いくつかの例では、システムは、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて、メディアコンテンツに対応するトークンを特定する。分散型台帳におけるトークンのパラメータは、そのトークンが第1のユーザに関連することを示す。システムは、トークンおよびメディアコンテンツに関連するデバイスを特定する。デバイスは、第1のユーザにも関連する。システムは、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定する。デバイスがそのエリアに移動したと特定したことに応答して、システムは、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、そのトークンが第1のユーザに関連すること示すことから、そのトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変されるようにする。
【0008】
いくつかの例では、トークン生成のためのシステムと技法が説明される。トークン生成のためのシステム、装置、方法、およびコンピュータ可読媒体が開示される。少なくとも一例によれば、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含む、トークン生成のための装置が提供される。少なくとも1つのプロセッサは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信し、メディアデバイスの場所を決定し、メディアデバイスの場所がある地理的エリア内にあると決定し、メディアデバイスの場所がその地理的エリア内にあると決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するように構成され、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する。
【0009】
別の例では、トークン生成のための方法が提供される。方法は、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信するステップと、メディアデバイスの場所を決定するステップと、メディアデバイスの場所がある地理的エリア内にあると決定するステップと、メディアデバイスの場所がその地理的エリア内にあると決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するステップとを含み、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する。
【0010】
別の例では、命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体が提供され、この命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまた複数のプロセッサに、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信させ、メディアデバイスの場所を決定させ、メディアデバイスの場所がある地理的エリア内にあると決定させ、メディアデバイスの場所がその地理的エリア内にあると決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成させ、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する。
【0011】
別の例では、トークン生成のための装置が提供される。装置は、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信するための手段と、メディアデバイスの場所を決定するための手段と、メディアデバイスの場所がある地理的エリア内にあると決定するための手段と、メディアデバイスの場所がその地理的エリア内にあると決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するための手段とを含み、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する。
【0012】
別の例では、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含む、状況に応じたトークン関連メディア出力のための装置が提供される。少なくとも1つのプロセッサは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信し、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との間の関係を特定し、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定し、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応し、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成し、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するように構成される。
【0013】
別の例では、状況に応じたトークン関連メディア出力のための方法が提供される。方法は、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するステップと、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との間の関係を特定するステップと、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定するステップであって、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、ステップと、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成するステップと、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するステップとを含む。
【0014】
別の例では、命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体が提供され、この命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまた複数のプロセッサに、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信させ、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との間の関係を特定させ、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定させ、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応し、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成させ、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力させる。
【0015】
別の例では、状況に応じたトークン関連メディア出力のための装置が提供される。装置は、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信し、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との間の関係を特定し、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定し、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応し、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成し、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するように構成される。
【0016】
別の例では、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含む、トークンデバイス移転管理のための装置が提供される。少なくとも1つのプロセッサは、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて、メディアコンテンツに対応するトークンを特定し、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示し、トークンおよびメディアコンテンツに関連するデバイスを特定し、デバイスが第1のユーザに関連し、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定し、デバイスがそのエリアに移動したことを特定したことに応答して、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変されるようにするように構成される。
【0017】
別の例では、トークンデバイス移転管理のための方法が提供される。方法は、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて、メディアコンテンツに対応するトークンを特定するステップであって、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示す、ステップと、トークンおよびメディアコンテンツに関連するデバイスを特定するステップであって、デバイスが第1のユーザに関連する、ステップと、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定するステップと、デバイスがそのエリアに移動したことを特定したことに応答して、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変されるようにするステップとを含む。
【0018】
別の例では、命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体が提供され、この命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて、メディアコンテンツに対応するトークンを特定させ、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示し、トークンおよびメディアコンテンツに関連するデバイスを特定させ、デバイスが第1のユーザに関連し、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定させ、デバイスがそのエリアに移動したことを特定したことに応答して、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことへ改変されるようにさせる。
【0019】
別の例では、トークンデバイス移転管理のための装置が提供される。装置は、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて、メディアコンテンツに対応するトークンを特定するための手段であって、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示す、手段と、トークンおよびメディアコンテンツに関連するデバイスを特定するための手段であって、デバイスが第1のユーザに関連する、手段と、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定するための手段と、デバイスがそのエリアに移動したことを特定したことに応答して、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変されるようにするための手段とを含む。
【0020】
いくつかの態様では、メディアコンテンツは、センサデータの少なくとも一部分を含む。いくつかの態様では、メディアコンテンツは、センサデータの少なくとも一部分の改変された変形を含む。
【0021】
いくつかの態様では、センサデータは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた少なくとも1つの画像を含み、メディアコンテンツは少なくとも1つの画像の少なくとも1つに基づく。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出することと、少なくとも1つの画像における環境の少なくともその部分の検出に少なくとも一部基づいて、メディアデバイスの場所を決定することとを備える。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出することと、環境の少なくともその部分が地理的エリア内に位置すると決定することとを備える。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、少なくとも1つの画像において個人の少なくともある部分を検出することと、その個人の身元を決定することと、トークンがその身元に関連することを示すようにトークンのパラメータを設定することとを備える。
【0022】
いくつかの態様では、センサデータは、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信に基づく測位データを含み、メディアデバイスの場所を決定することは、測位データに少なくとも一部基づいてメディアデバイスの場所を決定することを含む。いくつかの態様では、少なくとも1つのワイヤレス信号は、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信の間には少なくともメディアデバイスの送信範囲内にあるローカルデバイスからの短距離ワイヤレス信号を含む。いくつかの態様では、少なくとも1つのワイヤレス信号は、全地球航法衛星システム(GNSS)衛星からのGNSS信号を含む。
【0023】
いくつかの態様では、メディアコンテンツは、地理的エリアの地図を含む。
【0024】
いくつかの態様では、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定することは、メディアデバイスと地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の少なくとも1つの通信に基づいて、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定することを含む。
【0025】
いくつかの態様では、方法は、ローカルデバイスを含む装置を使用して実行される。いくつかの態様では、方法は、メディアデバイスを含む装置を使用して実行される。いくつかの態様では、方法は、地理的エリアの中にある装置を使用して実行される。
【0026】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、少なくとも1つのブロックを生成することと、少なくとも1つのブロックが分散型台帳に追加されるようにすることとを備える。いくつかの態様では、少なくとも1つのブロックは、分散型台帳の以前のブロックの少なくとも一部分のハッシュを含む。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、分散型台帳を生成することを備える。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、少なくとも1つのブロックを生成せよとの要求をコンピューティングデバイスに送信することと、少なくとも1つのブロックを受信することと、少なくとも1つのブロックを分散型台帳に追加することとを備える。
【0027】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、トークンがユーザに関連することを示すようにトークンのパラメータを設定することを備え、メディアデバイスはユーザに関連する。
【0028】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むと決定することを備え、メディアコンテンツに対応するトークンを生成することは、地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むと決定したことに応答して実行される。
【0029】
いくつかの態様では、センサデータは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含み、アンカー要素は物体を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、画像データが物体を描写することを特定することを含む。いくつかの態様では、物体はオプティカルグリフを含み、トークンを示す情報は、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される。いくつかの態様では、物体を描写する参照画像データがデータストアに記憶され、画像データが物体を描写することを特定することは、画像データを参照画像データと比較することを含む。
【0030】
いくつかの態様では、センサデータは、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素はエリアを含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、メディアデバイスの場所がそのエリア内にあることを特定することを含む。いくつかの態様では、センサデータは、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素は位置を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、メディアデバイスの場所がその位置から閾値の範囲内にあることを特定することを含む。
【0031】
いくつかの態様では、センサデータは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォンによって取り込まれたオーディオデータを含み、アンカー要素は音を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、オーディオデータが音を含むことを特定することを含む。
【0032】
いくつかの態様では、メディアコンテンツの表現を出力することは、ディスプレイにメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させることを含む。
【0033】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、センサデータに基づいてメディアデバイスのメディアデバイス姿勢を特定することと、メディアデバイスのメディアデバイス姿勢に基づいてメディアコンテンツに対するメディアコンテンツ姿勢を決定することとを備え、メディアコンテンツの表現を出力することは、メディアコンテンツ姿勢に従った姿勢のメディアコンテンツの表現を出力することを含む。
【0034】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定することと、トークンが第1のユーザに関連することを示すトークンのパラメータに基づいて、メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定することと、視覚的効果をメディアコンテンツに適用することとを備え、メディアコンテンツの表現を出力することは、適用される視覚的効果とともにメディアコンテンツの表現を出力することを含む。
【0035】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、データストアに基づいて、第1のユーザおよび第2のユーザが関係性に従って関連付けられると決定することを備え、メディアデバイスは第2のユーザに関連し、メディアコンテンツに対する視覚的効果は関係性に対応する。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、メディアデバイスが第1のユーザに関連すると決定することを備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果は第1のユーザに対応する。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、データストアに基づいて、第1のユーザが高名な人物であると決定することを備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果は、第1のユーザが高名な人物であることに対応する。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、データストアに基づいて、メディアコンテンツに関連する格付けを決定することを備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果は格付けに対応する。
【0036】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、トークンがデータストアにおいて特定されると決定することを備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果はデータストアに対応する。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、分散型台帳からトークンについての情報を取り出すことと、トークンについての情報を出力することとを備える。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、トークンについての情報を出力することが、ディスプレイに情報の少なくともある部分を表示させることを含むことを備える。
【0037】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、分散型台帳に基づいて、トークンが第1のユーザに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定することを備え、情報は第1のユーザを特定する。いくつかの態様では、情報は分散型台帳を特定する。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、分散型台帳に基づいて、トークンがスマートコントラクトに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定することを備え、情報はスマートコントラクトを特定する。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、分散型台帳に基づいて特定することを備え、情報がトークンのインスタンスの量を特定する。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、トークン移転のために構成される移転プラットフォームを特定することと、メディアコンテンツに対応するインターフェース要素を出力することとを備え、インターフェース要素は、インターフェース要素との対話があると、移転プラットフォームを使用してトークンの移転を開始するように構成される。
【0038】
いくつかの態様では、デバイスは、メディアコンテンツを提示するように構成される。
【0039】
いくつかの態様では、デバイスの識別子は分散型台帳に記憶され、デバイスを特定することは識別子に基づく。
【0040】
いくつかの態様では、デバイスは、トークンを示す対話要素を含み、トークンを特定することは、対話要素との対話に基づく。いくつかの態様では、対話はオプティカルグリフを含み、トークンの識別子は、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される。
【0041】
いくつかの態様では、画像データを受信すること、デバイスが画像データにおいて表現されることを検出すること、およびデバイスが画像データにおいて表現されることを検出したことに基づいてトークンを特定すること。
【0042】
いくつかの態様では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、デバイスが第1のユーザに関連する第1のエリアから移動したことを特定することを含む。いくつかの態様では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、エリアに位置する1つまたは複数の追加のデバイスが第2のユーザに関連することを特定することを含む。いくつかの態様では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、エリアの中のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)が第2のユーザに関連することを特定することを含む。いくつかの態様では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、デバイスの少なくとも1つの場所センサからの場所データが、デバイスがそのエリアに位置することを示すと決定することを含み、エリアは地理的エリアである。いくつかの態様では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、デバイスの少なくとも1つの場所センサからの場所データが、デバイスが第2のユーザの位置の範囲内に位置することを示すと決定することを含み、第2のユーザに関連するエリアは、第2のユーザの位置の範囲内にある。
【0043】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、分散型台帳におけるトークンのパラメータが改変されるようにすることが、新しいブロックが分散型台帳に追加されるようにすることを含むことを備え、分散型台帳におけるトークンのパラメータは、新しいブロックのペイロードに基づいて改変される。
【0044】
いくつかの態様では、新しいブロックが分散型台帳に追加されるようにすることは、新しいブロックを生成することを含む。
【0045】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、第1のユーザに関連する第1のユーザデバイスに、分散型台帳におけるトークンのパラメータを、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変するための、承認要求を送信することと、第1のユーザデバイスから承認を受けることとを備える。いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、第2のユーザに関連する第2のユーザデバイスに、分散型台帳におけるトークンのパラメータを、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変するための、承認要求を送信することと、第2のユーザデバイスから承認を受けることとを備える。
【0046】
いくつかの態様では、上で説明された方法、装置、およびコンピュータ可読媒体の1つまたは複数はさらに、分散型台帳において、トークンに関連するスマートコントラクトを特定することを備え、スマートコントラクトは、トークンのパラメータが条件に応答して改変されるべきであることを示し、分散型台帳におけるトークンのパラメータが改変されるようにすることは、条件を特定したことに応答してスマートコントラクトを実行することを含み、条件を特定することは、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することに基づく。
【0047】
いくつかの態様では、装置はヘッドマウントディスプレイを含む。いくつかの態様では、装置はモバイルハンドセットを含む。いくつかの態様では、装置はワイヤレス通信デバイスを含む。いくつかの態様では、装置はウェアラブルデバイスを含む。いくつかの態様では、装置はサーバを含む。いくつかの態様では、装置は地理的エリアの中にある。
【0048】
いくつかの態様では、装置は、ウェアラブルデバイス、エクステンデッドリアリティデバイス(たとえば、仮想現実(VR)デバイス、拡張現実(AR)デバイス、または複合現実(MR)デバイス)、モバイルデバイス(たとえば、携帯電話またはいわゆる「スマートフォン」または他のモバイルデバイス)、カメラ、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、サーバコンピュータ、車両もしくは車両のコンピューティングデバイスもしくはコンポーネント、または他のデバイスであり、その一部であり、および/またはそれを含む。いくつかの態様では、装置は、1つまたは複数の画像を取り込むためのカメラまたは複数のカメラを含む。いくつかの態様では、装置は、1つまたは複数の画像、通知、および/または他の表示可能なデータを表示するためのディスプレイをさらに含む。いくつかの態様では、上で説明された装置は、1つまたは複数のセンサ(たとえば、1つまたは複数のジャイロメータ、1つまたは複数の加速度計、それらの任意の組合せ、および/または他のセンサなどの、1つまたは複数の慣性測定ユニット(IMU))を含むことができる。
【0049】
この概要は、特許請求される主題の主要なまたは必須の特徴を特定することは意図されず、特許請求される主題の範囲を決定するために独立して使用されることも意図されない。本主題は、この特許の明細書全体、いずれかまたはすべての図面、および各請求項の適切な部分を参照することによって理解されるべきである。
【0050】
上記のことは、他の特徴および実施形態とともに、以下の明細書、特許請求の範囲、および添付図面を参照すると、より明らかになろう。
【0051】
本出願の例示的な実施形態が、以下の図面を参照して以下で詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【
図1】いくつかの例による、画像取込および処理システムの例示的なアーキテクチャを示すブロック図である。
【
図2】いくつかの例による、位置に関連するデジタル資産を追跡するために使用されてもよいデジタル資産追跡システムの例示的なアーキテクチャを示すブロック図である。
【
図3A】いくつかの例による、デジタル資産追跡システムの一部であるメディアデバイスとして使用されるヘッドマウントディスプレイ(HMD)を示す斜視図である。
【
図3B】いくつかの例による、
図3Aのヘッドマウントディスプレイ(HMD)がユーザにより装着されているのを示す斜視図である。
【
図4A】いくつかの例による、デジタル資産追跡システムの一部であるメディアデバイスとして使用され得る、前面カメラを含むモバイルハンドセットの前面を示す斜視図である。
【
図4B】いくつかの例による、デジタル資産追跡システムの一部であるメディアデバイスとして使用され得る、背面カメラを含むモバイルハンドセットの背面を示す斜視図である。
【
図5】いくつかの例による、地理的エリアの中の場所に関連するデジタル資産を追跡するために使用されてもよいブロックチェーン台帳の3つの連続するブロックを示すブロック図である。
【
図6】いくつかの例による、分散型台帳において追跡されるような地理的エリアの中の場所に関連するデジタル資産を表すことができる、代替不可能であり得る例示的なトークンを示すブロック図である。
【
図7】いくつかの例による、地理的エリアの中の場所に関連するデジタル資産を追跡するように構成される有向非巡回グラフ(DAG)台帳を示すブロック図である。
【
図8A】いくつかの例による、美術館の中の肖像画というデジタル資産(画像)を取り込むためにメディアデバイスをユーザが使用するのを示す斜視図である。
【
図8B】いくつかの例による、
図8Aのデジタル資産に関連するトークンについての情報を示す概念図である。
【
図9A】いくつかの例による、Bobとして識別される個人を含む数人の人々というデジタル資産(画像)を取り込むためにメディアデバイスをユーザが使用するのを示す斜視図である。
【
図9B】いくつかの例による、
図9Aのデジタル資産に関連するトークンについての情報を示す概念図である。
【
図10A】いくつかの例による、現実の風景へと合成された仮想物体を含むデジタル資産(画像)を生成するためにメディアデバイスをユーザが使用するのを示す斜視図である。
【
図10B】いくつかの例による、
図10Aのデジタル資産に関連するトークンについての情報を示す概念図である。
【
図11A】いくつかの例による、ハイキング道というデジタル資産(地図)を生成するためにメディアデバイスをユーザが使用するのを示す斜視図である。
【
図11B】いくつかの例による、
図11Aのデジタル資産に関連するトークンについての情報を示す概念図である。
【
図12A】いくつかの例による、美術館の中の肖像画というデジタル資産(画像)を購入するために所有権デバイスをユーザが使用するのを示す斜視図である。
【
図12B】いくつかの例による、
図12Aのデジタル資産に関連するトークンについての情報を示す概念図である。
【
図13】いくつかの例による、トークンに関連するアンカー要素と、メディアデバイスによるアンカー要素の検出が、トークンに対応するデジタル資産のメディアデバイス上での表示を引き起こすこととを示す概念図である。
【
図14】いくつかの例による、分散型台帳におけるトークンに関連するトークンデバイスと、第1のユーザから第2のユーザへのトークンデバイスの移転とを示す概念図である。
【
図15A】いくつかの例による、スマートコントラクトの生成と、分散型台帳へのスマートコントラクトの入力とを示す概念図である。
【
図15B】いくつかの例による、本開示のある態様による、スマートコントラクトの実行を示す概念図である。
【
図16A】いくつかの例による、状況に応じたトークン生成のための動作を示す流れ図である。
【
図16B】いくつかの例による、位置に関連するデジタル資産を追跡するための動作を示す流れ図である。
【
図17】いくつかの例による、状況に応じたトークン関連メディア出力のためのプロセスを示す流れ図である。
【
図18】いくつかの例による、トークンデバイス移転管理のためのプロセスを示す流れ図である。
【
図19】本明細書で説明されるいくつかの態様を実装するためのコンピューティングシステムの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
本開示のいくつかの態様および実施形態が、以下で提供される。当業者には明らかであるように、これらの態様および実施形態のうちのいくつかは独立に適用されてもよく、それらのうちのいくつかは組み合わせて適用されてもよい。以下の説明では、説明のために、本出願の実施形態の完全な理解をもたらすために具体的な詳細が記載される。しかしながら、様々な実施形態がこれらの具体的な詳細なしに実践されてもよいことが明らかであろう。図および説明は限定的であることを意図しない。
【0054】
以下の説明は、例示的な実施形態のみを提供し、本開示の範囲、適用可能性、または構成を限定することを意図しない。むしろ、例示的な実施形態の以下の説明は、例示的な実施形態を実装することを可能にする説明を当業者に提供する。添付の特許請求の範囲に記載されるような本出願の趣旨および範囲から逸脱することなく、要素の機能および構成において様々な変更が加えられてもよいことを理解されたい。
【0055】
人々はしばしば、尊敬される有名人、活動、または位置に関する、唯一のまたは珍しい物理的なアイテムを、所有し、使用し、または取引することに意味を見出す。たとえば、人々はしばしば、コンサートに参加したことの記念としてコンサート会場で有名なミュージシャンに自分の服または音楽アルバムにサインをしてもらい、サインされた服または音楽アルバムを唯一のアイテムにしようとする。同様に、人々はしばしば、映画またはテレビ番組を作成するために使用された衣装、小道具、アニメーションスチル、および他のアイテムを購入しようとする。
【0056】
カメラは、画像センサを使用して、光を受けるとともに静止画像またはビデオフレームなどの画像フレームを取り込むデバイスである。「画像」、「画像フレーム」、および「フレーム」という用語は、本明細書では互換的に使用される。カメラは、種々の画像取込および画像処理の設定で構成され得る。異なる設定は、外観の異なる画像をもたらす。ISO、露出時間、開口サイズ、f/stop、シャッタースピード、焦点、およびゲインなどの一部のカメラ設定は、1つまたは複数の画像フレームの取り込みの前またはその間に決定されて適用される。たとえば、設定またはパラメータは、1つまたは複数の画像フレームを取り込むためのイメージセンサに適用され得る。コントラスト、明るさ、飽和度、シャープネス、レベル、曲線、または色の変更などの他のカメラ設定は、1つまたは複数の画像フレームの後処理を構成することができる。たとえば、設定またはパラメータは、イメージセンサによって取り込まれた1つまたは複数の画像フレームを処理するためのプロセッサ(たとえば、イメージシグナルプロセッサまたはISP)に適用され得る。
【0057】
デジタル資産は、たとえば、カメラによって取り込まれた画像もしくはビデオ、マイクロフォンによって取り込まれたオーディオクリップ、3次元点群、および/または距離センサからのモデルなどを含み得る。一般に、デジタル資産は代替可能であり、所与のデジタル資産の任意の1つのコピーが同じデジタル資産の任意の他のコピーと交換可能であることを意味する。
【0058】
いくつかの例では、デバイスの場所に関連する非代替性デジタル資産を作成し、改変し、追跡し、認証し、および/または移転するための、システムおよび技法が本明細書で説明される。メディアデバイスは、イメージセンサ、測位センサ(たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、慣性測定ユニット(IMU)、全地球航法衛星システム(GNSS)受信機)、距離センサ(たとえば、光検出および測距(LIDAR)センサ、無線検出および測距(RADAR)センサ、音検出および測距(SODAR)センサ、音航法および測距(SONAR)センサ、飛行距離(ToF)センサ、構造化された光センサ)、マイクロフォン、本明細書で説明される他のセンサ、またはこれらの組合せなどのセンサを含んでもよい。メディアデバイスは、そのセンサを使用してセンサデータを取り込んでもよい。メディアデバイスは、そのセンサデータに基づいて、メディアデータを生成および/または取得してもよい。メディアデータは、センサデータを含んでもよい。いくつかの例では、メディアデータは、センサデータの処理および/または改変された変形を含んでもよい。たとえば、メディアデータは、XR出力のために生成された仮想コンテンツ(たとえば、仮想物体)を含んでもよい。メディアデータは、測位センサからの測位データに基づいて生成される地図を含んでもよい。メディアデータは、複数の画像を統合することによって生成されるハイダイナミックレンジ(HDR)画像を含んでもよい。
【0059】
センサデータの取り込みの間のメディアデバイスの姿勢を示す測位データは、メディアデバイスから、たとえばメディアデバイスの測位センサから、および/またはメディアデバイスとローカルデバイスとの間の1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信に基づいて取得されてもよい。センサデータの取り込みの間のメディアデバイスの姿勢を示す測位データは、1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信を使用してメディアデバイスと通信するローカルデバイスから取得されてもよい。メディアデバイスは、メディアデータをネットワークデバイスに送信することができる。測位データに基づいて、ネットワークデバイスは、センサデータの取り込みの間にメディアデバイスが所定の地理的エリアにあったことを検証することができる。地理的エリアは、たとえば、美術館、競技場、コンサート会場などであり得る。いくつかの場合、地理的エリアを、ローカルデバイスの短距離ワイヤレス通信の範囲によって定義することができ、メディアデバイスの場所の検証は、メディアデバイスとローカルデバイスとの間で送信された通信がメディアデバイスおよび/またはローカルデバイスによって正しく受信されたことを検証することに基づき得る。メディアデバイスがセンサデータの取り込みの間に所定の地理的エリアにあったことを検証したことに応答して、ネットワークデバイスはメディアデータのためのトークンを生成することができる。ネットワークデバイスは、そのペイロードにおいてトークンを伴うブロックを生成して、そのブロックを分散型台帳に追加することによって、または、そのペイロードにおいてトークンを伴うブロックを生成するようにブロック生成デバイスに要求して、そのブロックを分散型台帳に追加することによって、ブロックチェーン台帳などの分散型台帳へとトークンを入力することができる。トークンは、メディアデータに関連するトークンの移転を制御する分散型台帳に記憶されているスマートコントラクトと関連付けられてもよい。いくつかの場合、ネットワークデバイスはメディアデバイスの一部であってもよい。
【0060】
いくつかの例では、メディアデバイスは、エクステンデッドリアリティ(XR)デバイスであってもよい。XRデバイスは、環境をユーザに表示するデバイスであり、たとえば、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、眼鏡(たとえば、拡張現実(AR)グラス)、モバイルハンドセット、または他のデバイスを含み得る。環境は、ユーザとデバイスが位置する現実世界の環境とは少なくとも部分的に異なり、たとえば仮想コンテンツを含んでもよい。いくつかの例では、XRデバイスがユーザに表示する環境は、少なくとも一部仮想的であり得る。いくつかの場合、ユーザは、たとえば、XRデバイスを傾けること、および/またはXRデバイスを横に動かすことによって、XRデバイスが表示する環境のビューを対話的に変えることができる。XRデバイスを傾けることは、ピッチ軸、ヨー軸、ロール軸に沿った傾きもしくは回転、またはこれらの組合せを含み得る。XRデバイスの横方向の動きは、X軸、Y軸、およびZ軸などの3つの直交する軸を有する3次元体積内で描かれる軌跡に沿った横方向の動きを含み得る。XRデバイスの回転のみを追跡するXRデバイスは、3自由度(3DoF)をもつXRデバイスと呼ばれ得る。XRデバイスの傾きと横方向の動きの両方を追跡するXRデバイスは、6自由度(6DoF)をもつXRデバイスと呼ばれ得る。エクステンデッドリアリティ(XR)は、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、またはこれらの組合せを含み得る。
【0061】
メディアデータに対応するトークンを生成し、トークンを分散型台帳に入力することには、画像または他のデジタル資産の通常の移転よりも技術的な利点があり得る。トークンは、メディアデータを代替可能な状態から代替不可能な状態に変換し、メディアデータの個々のコピーまたはインスタンスが、安全に、効率的に、かつ自動的に、追跡され、所有され、移転され、借用され、使用許諾されることなどを可能にする。トークンの生成を、センサデータの取り込みの間のメディアデバイスの場所が地理的エリアの中にあることの検証に基づくものにすることは、メディアデータにおける物体、環境、または個人の表現が真正であることの真正性についてのさらなるセキュリティおよび検証をもたらすことができる。
【0062】
適用例の様々な態様が、図に関して説明される。
図1は、画像取込および処理システム100のアーキテクチャを示すブロック図である。画像取込および処理システム100は、シーンの画像(たとえば、シーン110の画像)を取り込み処理するために使用される様々なコンポーネントを含む。画像取込および処理システム100は、スタンドアロン画像(または写真)を取り込むことができ、および/または、特定のシーケンスにおいて複数の画像(またはビデオフレーム)を含むビデオを取り込むことができる。システム100のレンズ115は、シーン110に面し、シーン110から光を受け取る。レンズ115は、イメージセンサ130に向かって光を曲げる。レンズ115によって受け取られる光は、1つまたは複数の制御機構120によって制御される開口を通り、イメージセンサ130によって受け取られる。
【0063】
1つまたは複数の制御機構120は、イメージセンサ130からの情報に基づいて、および/またはイメージプロセッサ150からの情報に基づいて、露出、焦点、および/またはズームを制御してもよい。1つまたは複数の制御機構120は、複数の機構および構成要素を含んでもよい。たとえば、制御機構120は、1つまたは複数の露出制御機構125A、1つまたは複数の焦点制御機構125B、および/または1つまたは複数のズーム制御機構125Cを含んでもよい。1つまたは複数の制御機構120はまた、アナログゲイン、フラッシュ、HDR、被写界深度、および/または他の画像取込の特性を制御する制御機構などの、図示されるもの以外の追加の制御機構を含んでもよい。
【0064】
制御機構120の焦点制御機構125Bは、焦点設定を取得することができる。いくつかの例では、焦点制御機構125Bは、メモリレジスタに焦点設定を記憶する。焦点設定に基づいて、焦点制御機構125Bは、イメージセンサ130の場所に対するレンズ115の場所を調整することができる。たとえば、焦点設定に基づいて、焦点制御機構125Bは、モーターまたはサーボを作動させることによってイメージセンサ130のより近くまたはイメージセンサ130からより遠くにレンズ115を動かし、それにより焦点を調整することができる。いくつかの場合、イメージセンサ130の各フォトダイオード上の1つまたは複数のマイクロレンズなどの追加のレンズがシステム100に含まれてもよく、それらは各々、光がフォトダイオードに達する前に対応するフォトダイオードに向かってレンズ115から受け取られた光を曲げる。焦点設定は、コントラスト検出オートフォーカス(CDAF)、位相検出オートフォーカス(PDAF)、またはこれらの何らかの組合せを介して決定されてもよい。焦点設定は、制御機構120、イメージセンサ130、および/またはイメージプロセッサ150を使用して決定されてもよい。焦点設定は、画像取込設定および/または画像処理設定と呼ばれることがある。
【0065】
制御機構120の露光制御機構125Aは、露光設定を取得することができる。場合によっては、露光制御機構125Aは、メモリレジスタに露光設定を記憶する。この露光設定に基づいて、露光制御機構125Aは、開口のサイズ(たとえば、開口サイズまたはFストップ)、開口が開いている継続時間(たとえば、露光時間またはシャッタースピード)、画像センサ130の感度(たとえば、ISOスピードまたはフィルムスピード)、画像センサ130によって適用されるアナログゲイン、またはそれらの任意の組合せを制御することができる。露光設定は、画像取込設定および/または画像処理設定と呼ばれることがある。
【0066】
制御機構120のズーム制御機構125Cは、ズーム設定を取得することができる。いくつかの例では、ズーム制御機構125Cは、メモリレジスタにズーム設定を記憶する。ズーム設定に基づいて、ズーム制御機構125Cは、レンズ115および1つまたは複数の追加のレンズを含むレンズ要素のアセンブリ(レンズアセンブリ)の焦点距離を制御することができる。たとえば、ズーム制御機構125Cは、1つまたは複数のモーターまたはサーボを作動させてレンズのうちの1つまたは複数を互いに対して動かすことによって、レンズアセンブリの焦点距離を制御することができる。ズーム設定は、画像取込設定および/または画像処理設定と呼ばれることがある。いくつかの例では、レンズアセンブリは、同焦点ズームレンズまたは可変焦点ズームレンズを含んでもよい。いくつかの例では、レンズアセンブリは、シーン110から光を最初に受け取る集束レンズ(場合によってはレンズ115であり得る)を含んでもよく、光は次いで、光がイメージセンサ130に到達する前に、集束レンズ(たとえば、レンズ115)とイメージセンサ130との間の無焦点ズームシステムを通過する。いくつかの場合、無焦点ズームシステムは、焦点距離が等しい、または類似している(たとえば、閾値の差の範囲内にある)2つの正(たとえば、収束、凸)レンズと、それらの間の負(たとえば、発散、凹)レンズとを含んでもよい。いくつかの場合、ズーム制御機構125Cは、負レンズ、および正レンズの一方または両方などの、無焦点ズームシステムの中のレンズの1つまたは複数を動かす。
【0067】
イメージセンサ130は、フォトダイオードまたは他の感光素子の1つまたは複数のアレイを含む。各フォトダイオードは、イメージセンサ130によって生み出される画像の中の特定の画素に最終的には対応する光の量を測定する。いくつかの場合、異なるフォトダイオードは、異なるカラーフィルタによって覆われてもよく、したがって、フォトダイオードを覆うフィルタの色と一致する光を測定してもよい。たとえば、ベイヤーカラーフィルタは、赤のカラーフィルタ、青のカラーフィルタ、および緑のカラーフィルタを含み、画像の各画素は、赤のカラーフィルタで覆われる少なくとも1つのフォトダイオードからの赤い光のデータ、青のカラーフィルタで覆われる少なくとも1つのフォトダイオードからの青い光のデータ、および緑のカラーフィルタで覆われる少なくとも1つのフォトダイオードからの緑色の光のデータに基づいて生成される。他のタイプのカラーフィルタは、赤、青、および/もしくは緑のカラーフィルタの代わりに、またはそれらに加えて、黄、赤紫、および/または青緑(「エメラルド」とも呼ばれる)のカラーフィルタを使用してもよい。一部のイメージセンサは、カラーフィルタを完全に欠いていてもよく、代わりに、画素アレイ全体で(場合によっては垂直方向に積み上げられた)異なるフォトダイオードを使用してもよい。画素アレイ全体での異なるフォトダイオードは、異なるスペクトル感度曲線を有し得るので、異なる光の波長に対応する。モノクロイメージセンサはまた、カラーフィルタを欠いていることがあり、したがって色深度を欠いていることがある。
【0068】
いくつかの場合、イメージセンサ130は、代替または追加として、ある時間において、および/またはある角度から、いくつかのフォトダイオードもしくはいくつかのフォトダイオードの一部に光が達するのを妨げる不透明なおよび/または反射性のマスクを含んでもよく、これは位相検出オートフォーカス(PDAF)のために使用されてもよい。イメージセンサ130はまた、フォトダイオードおよび/またはアナログデジタルコンバータ(ADC)によって出力されるアナログ信号を増幅し、フォトダイオードのアナログ信号出力(および/またはアナログゲイン増幅器によって増幅される)をデジタル信号へと変換するための、アナログゲイン増幅器を含んでもよい。いくつかの場合、代わりに、または加えて、制御機構120の1つまたは複数に関して論じられるいくつかの構成要素または機能が、イメージセンサ130に含まれてもよい。イメージセンサ130は、電荷結合デバイス(CCD)センサ、電子増倍CCD(EMCCD)センサ、アクティブピクセルセンサ(APS)、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、N型金属酸化膜半導体(NMOS)、ハイブリッドCCD/CMOSセンサ(たとえば、sCMOS)、またはこれらの何らかの他の組合せであってもよい。
【0069】
イメージプロセッサ150は、1つまたは複数のイメージシグナルプロセッサ(ISP)(ISP154を含む)、1つまたは複数のホストプロセッサ(ホストプロセッサ152を含む)、および/またはコンピューティングシステム0019に関して論じられる任意の他のタイプのプロセッサ1019の1つまたは複数などの、1つまたは複数のプロセッサを含んでもよい。ホストプロセッサ152は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)および/または他のタイプのプロセッサであり得る。いくつかの実装形態では、イメージプロセッサ150は、ホストプロセッサ152およびISP154を含む単一の集積回路またはチップ(システムオンチップまたはSoCと呼ばれる)である。いくつかの場合、チップはまた、1つまたは複数の入力/出力ポート(たとえば、入力/出力(I/O)ポート156)、中央処理装置(CPU)、グラフィクス処理装置(GPU)、ブロードバンドモデム(たとえば、3G、4GまたはLTE、5Gなど)、メモリ、接続コンポーネント(たとえば、Bluetooth(商標)、全地球測位システム(GPS)など)、これらの任意の組合せ、および/または他のコンポーネントを含み得る。I/Oポート156は、Inter-Integrated Circuit 2(I2C)インターフェース、Inter-Integrated Circuit 3(I3C)インターフェース、シリアルペリフェラルインターフェース(SPI)インターフェース、シリアル汎用入力/出力(GPIO)インターフェース、Mobile Industry Processor Interface (MIPI)(MIPI CSI-2など)、物理(PHY)層ポートまたはインターフェース、Advanced High-performance Bus (AHB)バス、これらの任意の組合せ、および/または他の入力/出力ポートなどの、1つまたは複数のプロトコルまたは仕様に従った、任意の適切な入力/出力ポートまたはインターフェースを含み得る。1つの説明のための例では、ホストプロセッサ152は、I2Cポートを使用してイメージセンサ130と通信することができ、ISP154は、MIPIポートを使用してイメージセンサ130と通信することができる。
【0070】
イメージプロセッサ150は、モザイク除去、色空間変換、画像フレームダウンサンプリング、画素補間、自動露光(AE)制御、自動ゲイン制御(AGC)、CDAF、PDAF、自動ホワイトバランス、HDR画像を形成するための画像フレームの統合、画像認識、物体認識、特徴認識、入力の受け取り、出力の管理、メモリの管理、またはこれらの何らかの組合せなどの、いくつかのタスクを実行してもよい。イメージプロセッサ150は、ランダムアクセスメモリ(RAM)140および/もしくは2019、読み取り専用メモリ(ROM)145および/もしくは2519、キャッシュ、メモリユニット、別の記憶デバイス、またはこれらの何らかの組合せに、画像フレームおよび/または処理された画像を記憶してもよい。
【0071】
様々な入力/出力(I/O)デバイス160が、イメージプロセッサ150に接続されてもよい。I/Oデバイス160は、表示画面、キーボード、キーパッド、タッチスクリーン、トラックパッド、タッチ感知表面、プリンタ、任意の他の出力デバイス3519、任意の他の入力デバイス4519、またはこれらの何らかの組合せを含み得る。いくつかの場合、I/Oデバイス160の物理キーボードもしくはキーパッドを通じて、またはI/Oデバイス160のタッチスクリーンの仮想キーボードもしくはキーパッドを通じて、キャプションが画像処理デバイス105Bに入力されてもよい。I/O160は、システム100と1つまたは複数の周辺デバイスとの間の有線接続を可能にする、1つまたは複数のポート、ジャック、または他のコネクタを含んでもよく、システム100は、それを通じて、1つまたは複数の周辺デバイスからデータを受け取り、および/またはデータを1つまたは複数の周辺デバイスに送信してもよい。I/O160は、システム100と1つまたは複数の周辺デバイスとの間のワイヤレス接続を可能にする、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを含んでもよく、システム100は、それを通じて、1つまたは複数の周辺デバイスからデータを受け取り、および/またはデータを1つまたは複数の周辺デバイスに送信してもよい。周辺デバイスは、前に論じられたタイプのI/Oデバイス160のいずれかを含んでもよく、ポート、ジャック、ワイヤレストランシーバ、または他の有線および/もしくはワイヤレスコネクタに結合されると、それら自体がI/Oデバイス160であると見なされてもよい。
【0072】
いくつかの場合、画像取込および処理システム100は、単一のデバイスであってもよい。いくつかの場合、画像取込および処理システム100は、画像取込デバイス105A(たとえば、カメラ)および画像処理デバイス105B(たとえば、カメラに結合されたコンピューティングデバイス)を含む、2つ以上の別々のデバイスであってもよい。いくつかの実装形態では、画像取込デバイス105Aおよび画像処理デバイス105Bは、たとえば、1つまたは複数のワイヤ、ケーブル、もしくは他の電気的なコネクタを介して、および/または、1つまたは複数のワイヤレストランシーバを介してワイヤレスに、一緒に結合されてもよい。いくつかの実装形態では、画像取込デバイス105Aおよび画像処理デバイス105Bは、互いに切り離されていてもよい。
【0073】
図1に示されるように、垂直の破線は、
図1の画像取込および処理システム100を、画像取込デバイス105Aおよび画像処理デバイス105Bをそれぞれ表す2つの部分へと分割する。画像取込デバイス105Aは、レンズ115、制御機構120、およびイメージセンサ130を含む。画像処理デバイス105Bは、イメージプロセッサ150(ISP154およびホストプロセッサ152を含む)、RAM140、ROM145、およびI/O160を含む。いくつかの場合、ISP154および/またはホストプロセッサ152などの、画像取込デバイス105Aに示されるいくつかのコンポーネントが、画像取込デバイス105Aに含まれてもよい。
【0074】
画像取込および処理システム100は、モバイルもしくは固定の電話ハンドセット(たとえば、スマートフォン、携帯電話など)、デスクトップコンピュータ、ラップトップもしくはノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、セットトップボックス、テレビジョン、カメラ、表示デバイス、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲーミングコンソール、ビデオストリーミングデバイス、インターネットプロトコル(IP)カメラ、または任意の他の好適な電子デバイスなどの、電子デバイスを含み得る。いくつかの例では、画像取込および処理システム100は、セルラーネットワーク通信、802.11 wi-fi通信、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)通信、またはこれらの何らかの組合せなどの、ワイヤレス通信のための1つまたは複数のワイヤレストランシーバを含み得る。いくつかの実装形態では、画像取込デバイス105Aおよび画像処理デバイス105Bは、異なるデバイスであり得る。たとえば、画像取込デバイス105Aはカメラデバイスを含むことができ、画像処理デバイス105Bは、モバイルハンドセット、デスクトップコンピュータ、または他のコンピューティングデバイスなどの、コンピューティングデバイスを含むことができる。
【0075】
画像取込および処理システム100はいくつかのコンポーネントを含むものとして示されるが、画像取込および処理システム100は
図1に示されるものより多数のコンポーネントを含み得ることを、当業者は理解するだろう。画像取込および処理システム100のコンポーネントは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの1つまたは複数の組合せを含み得る。たとえば、いくつかの実装形態では、画像取込および処理システム100の構成要素は、1つまたは複数のプログラム可能電子回路(たとえば、マイクロプロセッサ、GPU、DSP、CPU、および/または他の適切な電子回路)を含み得る、電子回路または他の電子ハードウェアを含むことができ、および/もしくはそれらを使用して実装されることが可能であり、ならびに/または、本明細書において説明される様々な動作を実行するために、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せを含むことができ、および/もしくはそれらを使用して実装されることが可能である。ソフトウェアおよび/またはファームウェアは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、画像取込および処理システム100を実装する電子デバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、1つまたは複数の命令を含み得る。
【0076】
図2は、いくつかの例による、位置に関連するデジタル資産を追跡するために使用されてもよいデジタル資産追跡システム200の例示的なアーキテクチャを示すブロック図である。デジタル資産追跡システム200は、メディアデバイス205を含む。メディアデバイス205は、コンピューティングシステム0019であってもよい。メディアデバイス205は、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、ならびに/または画像取込および処理システム100であってもよい。いくつかの態様では、メディアデバイス205は、エクステンデッドリアリティ(XR)デバイスであってもよい。いくつかの例では、メディアデバイス205は、モバイルハンドセット410、スマートフォン、メディアプレーヤデバイス、カメラ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)310、フィットネストラッカーデバイス、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス、またはこれらの組合せであってもよい。
【0077】
メディアデバイス205は、1つまたは複数のセンサ210を含む。センサ210は、たとえば、1つまたは複数の姿勢センサ215および1つまたは複数のメディアセンサ220を含んでもよい。1つまたは複数の姿勢センサ215は、たとえば、1つまたは複数の加速度計、ジャイロスコープ、慣性測定ユニット(IMU)、全地球航法衛星システム(GNSS)受信機、またはこれらの組合せを含んでもよい。1つまたは複数のメディアセンサ220は、たとえば、1つまたは複数のイメージセンサ、距離センサ、マイクロフォン、本明細書で説明される他のセンサ、またはこれらの組合せを含んでもよい。距離センサは、光検出および測距(LIDAR)センサ、無線検出および測距(RADAR)センサ、音検出および測距(SODAR)センサ、音航法および測距(SONAR)センサ、飛行時間(ToF)センサ、構造化された光センサ、またはこれらの組合せを含んでもよい。メディアデバイス205は、メディアデバイス205の姿勢を特定する姿勢データ225を取り込むためにセンサ210を使用してもよい。いくつかの場合、姿勢データ225は、場所データまたは測位データと呼ばれることがある。メディアデバイスの姿勢データ225は、メディアデバイス205の位置(たとえば、緯度、経度、および高度、または3D空間における別の形式の座標)、メディアデバイスの向き(たとえば、ピッチ、ヨー、および/またはロール)、またはこれらの組合せを含んでもよい。いくつかの例では、メディアデバイス205は、メディアデバイス205の動きを示す姿勢センサ215の出力に基づいてメディアデバイス205の動きを特定することによって少なくとも一部、姿勢データ225を取り込むために、姿勢センサ215によって取り込まれたデータを使用してもよい。いくつかの例では、メディアデバイス205は、メディアセンサ220の視野(FOV)(たとえば、メディアセンサ220によって取り込まれたデータにおいて示される環境のFOV)がメディアデバイス205の動きを示すような方式で変化または移行していることに基づいて、メディアデバイス205の動きを特定することによって少なくとも一部、姿勢データ225および/または測位データを取り込むために、メディアセンサ220によって取り込まれたデータ(たとえば、イメージセンサによって取り込まれた画像)を使用してもよい。いくつかの例では、メディアセンサ220によって取り込まれたデータ(たとえば、イメージセンサによるカメラデータ)は、姿勢データ225および/もしくは測位データであってもよく、ならびに/またはそれを基礎としてもよい。いくつかの例では、メディアデバイス205は、たとえば、特徴量検出、特徴量抽出、特徴量追跡、特徴量マッピング、ステレオマッピング、環境マッピング、視覚的ローカリゼーション、ローカリゼーション、またはこれらの組合せを通じて、メディアセンサ220によって取り込まれた1つまたは複数の画像または他のデータにおいて描写される特徴の3D座標を特定することができる。いくつかの例では、メディアデバイス205は、メディアデバイス205によって検出され、抽出され、追跡され、および/またはマッピングされた1つまたは複数の特徴に基づいて、環境の地図を生成することができる。
【0078】
メディアデバイス205は、センサ210を使用してセンサデータ230を取り込んでもよい。いくつかの例では、センサデータ230は、メディアセンサ220によって取り込まれた画像、ビデオ、深度マップ画像、深度マップビデオ、オーディオクリップ、またはこれらの組合せを含んでもよい。センサデータ230は、いくつかの場合、たとえば、取り込みのタイムスタンプ、および/または、開口速度、開口サイズ、露光時間、ISO、焦点距離、焦点、フラッシュ、ズーム、アナログゲイン、デジタルゲイン、オートホワイトバランス(AWB)設定、もしくはこれらの組合せなどの、画像取込設定を特定する、メタデータを特定してもよい。メディアデバイス205は、センサデータ230の取り込みと同時の時間に姿勢データ225を取り込んでもよい。メディアデバイス205は、姿勢データ225の取り込みと同時の時間にセンサデータ230を取り込んでもよい。メディアデバイス205は、センサデータ230の取り込みの間の時間に姿勢データ225を取り込んでもよい。メディアデバイス205は、姿勢データ225の取り込みの間の時間にセンサデータ230を取り込んでもよい。
【0079】
メディアデバイス205は、メディアプロセッサ235を含んでもよい。メディアプロセッサ235、センサデータ230、および/または姿勢データ225を使用して、メディアデバイス205は、メディアデータ250を生成および/または取得してもよい。いくつかの例では、メディアデータは、センサデータ230、姿勢データ225、もしくは両方であってもよく、またはそれらを含んでもよい。そのような例では、メディアデバイス205は、センサ210から直接、および/またはメディアプロセッサ235を通じて間接的に、メディアデータ250を取得してもよく、メディアプロセッサ235は、追加のデータ(たとえば、ヘッダ)を追加し、センサ210からのデータ225~230を1つまたは複数のコンテナファイル(たとえば、ISOコンテナフォーマットまたはISOベースのコンテナフォーマット)へと置き、姿勢データ225をセンサデータ230および/またはメタデータ(センサデータ230および/または姿勢データ225に対応する)と統合し、またはこれらの組合せを行ってもよい。いくつかの例では、メディアプロセッサ235は、たとえば、画像処理デバイス105Bまたは全般に画像取込および処理システム100に関して論じられる処理動作のいずれかを実行することによって、センサデータ230および/または姿勢データ225を処理してもよい。たとえば、メディアプロセッサ235は、デモザイキング、ノイズ低減、鮮鋭化、飽和調整、明るさ調整、コントラスト調整、色相調整、色調調整、ゲイン、本明細書で論じられる他の処理タスク、またはこれらの組合せを実行してもよい。いくつかの例では、メディアプロセッサ235は、イメージプロセッサ150、ISP154、ホストプロセッサ152、プロセッサ1910、またはこれらの組合せを含んでもよい。いくつかの例では、メディアプロセッサ235は、たとえば、複数の画像をメディアデータ250の少なくとも一部であるハイダイナミックレンジ(HDR)画像へと統合することによって、複数のセンサデータ230を合成してもよい。いくつかの例では、メディアプロセッサ235は、メディアデータ250を生成することの一部として、1つまたは複数のフィルタをセンサデータ230に適用してもよい。
【0080】
メディアプロセッサ235は、たとえばメディアデバイス205がエクステンデッドリアリティ(XR)デバイスである場合、XR動作に関する専用の要素も含んでもよい。たとえば、メディアプロセッサ235は、仮想物体、仮想キャラクター、仮想環境、仮想衣装、仮想コスチューム、仮想アイテム、仮想スポーツ用品、仮想武器などの仮想コンテンツを生成してもよい、仮想コンテンツ生成器240を含んでもよい。仮想コンテンツは、仮想物体、キャラクター、環境、衣装、コスチューム、アイテム、スポーツ用品、武器、および/または1つまたは複数のビデオゲームもしくは他のXR体験に関する他のコンテンツを含んでもよい。仮想コンテンツ生成器240によって生成される仮想コンテンツの例は、
図10A~
図10Bの仮想物体1045(仮想的な犬)を含む。メディアプロセッサ235は画像合成器245を含んでもよく、これは、仮想コンテンツ生成器240によって生成された仮想コンテンツをセンサデータ230と統合することによってメディアデータ250を生成してもよい。たとえば、画像合成器245は、センサデータ230の複数の部分に、仮想コンテンツ生成器240によって生成された仮想コンテンツを重畳してもよい。いくつかの例では、画像合成器245は、センサデータ230において描写される環境と一致するように、および/または、姿勢データ225に基づいて(たとえば、仮想コンテンツがセンサデータ230において描写される現実の環境において平面に置かれているように見えるようにするように)、仮想コンテンツの姿勢(たとえば、位置および/または向き)を調整してもよい。いくつかの例では、画像合成器245は、センサデータ230において描写される環境と一致するように、および/または、姿勢データ225に基づいて(たとえば、仮想物体の照明および/または色がセンサデータ230において描写される現実の環境の現実の照明と一致するようにするために)、仮想コンテンツの照明および/または色を調整してもよい。いくつかの例では、画像合成器245は、センサデータ230において描写される現実世界の物体が、仮想コンテンツが画像合成器245によって配置される、センサデータ230において描写される現実の環境の中のある場所の前にあると(メディアデバイス205のセンサ210のFOVから)決定する場合、センサデータ230において描写される現実世界の物体を用いて仮想コンテンツを少なくとも一部隠してもよい。たとえば、ある人物が仮想コンテンツ「の前」を歩いているように見えることがあり、画像合成器245は、その人物にメディアデータ250において仮想コンテンツのビューを写実的に隠させることができる。仮想コンテンツを含むメディアデータ250の例は、
図10A~
図10Bのデジタル資産1040を含み、これらの図は、現実の環境に仮想物体1045(仮想的な犬)が重畳されているのを描写する。
【0081】
メディアプロセッサ235はまた、姿勢データ225および/またはセンサデータ230に基づいて1つまたは複数の地図を生成することができる、地図生成器247を含み得る。そのような地図は、メディアデバイス205が1つまたは複数の期間にわたって移動した1つまたは複数の経路を特定することがある。いくつかの例では、地図は、ハイキングの経路、散歩の経路、ジョギングの経路、ランニングの経路、サイクリングの経路、スケートボードの経路、公共交通の経路、ドライブの経路、スポーツ活動の間に移動した経路などの、メディアデバイス205を持ち運ぶユーザがたどった経路を示してもよい。メディアプロセッサ235によって生成されるメディアデータ250は、地図を含み得る。たとえば、
図11A~
図11Bのデジタル資産1140は、地図生成器247によって生成される地図を含むメディアデータ250の例である。
【0082】
メディアデバイス205は通信インターフェース255を含んでもよく、これは1つまたは複数の通信インターフェース1940を含んでもよい。通信インターフェース255は、短距離ワイヤレストランシーバ260を含んでもよい。短距離ワイヤレストランシーバ260は、短距離通信プロトコルに従って1つまたは複数の短距離通信信号を介して、ローカルデバイス270の短距離ワイヤレストランシーバ275との通信272を受信および/または送信してもよい。短距離ワイヤレストランシーバ260と275のいずれかまたは両方が、たとえば、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、Bluetooth(登録商標) Low Energy (BLE)トランシーバ、iBeacon (登録商標)トランシーバ、近距離通信(NFC)トランシーバ、無線周波数識別(RFID)トランシーバ、無線トランシーバ、マイクロ波トランシーバ、可視光通信(VLC)トランシーバ、Wi-Fiトランシーバ、パーソナルエリアネットワーク(PAN)トランシーバ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ、セルラーネットワークトランシーバ、超音波トランシーバ、超低周波トランシーバ、音波トランシーバ、ネットワークトランシーバ265および285に関して特定される任意のタイプのトランシーバ、ならびに他のタイプのトランシーバ、またはこれらの組合せを含んでもよい。いくつかの例では、メディアデバイス205は、姿勢データ225を取り込むことの一部として、ローカルデバイス270との通信272の1つまたは複数を受信および/または送信してもよい。たとえば、ローカルデバイス270は、検証された位置を有してもよく、たとえば、美術館、コンサート会場、映画館、競技場などの、会場により設置され管理されるローカルデバイス270であってもよい。メディアデバイス205およびローカルデバイス270が互いに短距離ワイヤレス通信信号の範囲内にある(たとえば、1つまたは複数の通信272の送信と受信に成功する範囲内にある)場合、メディアデバイス205はローカルデバイス270に近接している。
【0083】
ローカルデバイス270は、通信272を決定および/または記憶してもよい(ブロック277)。たとえば、ローカルデバイス270は、ローカルデバイス270がメディアデバイス205に送信するあらゆる通信272の内容を決定してもよく、その内容を記憶してもよい。同様に、ローカルデバイス270は、ローカルデバイス270がメディアデバイス205から受信するあらゆる通信272の内容を決定してもよく、その内容を記憶してもよい。メディアデバイス205は、通信272を決定および/または記憶してもよい(ブロック278)。たとえば、メディアデバイス205は、メディアデバイス205がローカルデバイス270に送信するあらゆる通信272の内容を決定してもよく、その内容を記憶してもよい。同様に、メディアデバイス205は、メディアデバイス205がローカルデバイス270から受信するあらゆる通信272の内容を決定してもよく、その内容を記憶してもよい。これらの通信272の記憶された内容が、メディアデバイス205およびローカルデバイス270に記憶されているものと一致するのを確実にすることが、メディアデバイス205の姿勢がローカルデバイス270に関連する地理的エリアの中にあることを検証するために使用されてもよい(ブロック290)。いくつかの例では、メディアデバイス205は、複数のローカルデバイス270との通信272を送信してもよい。いくつかの例では、ローカルデバイス270は、位置が知られているビーコンデバイスであってもよい。いくつかの例では、ローカルデバイス270は、位置が知られているワイヤレスネットワークアクセスポイント(たとえば、Wi-Fi、WLAN)であってもよい。いくつかの例では、ローカルデバイス270は、位置が知られているセルラーネットワークアクセスポイント(たとえば、セルタワー)であってもよい。
【0084】
メディアデバイス205の通信インターフェース255は、ネットワークトランシーバ265を含んでもよい。ネットワークトランシーバ265は、1つまたは複数のネットワークデバイス280の1つまたは複数のネットワークトランシーバ285へ、および/またはそれらから、ネットワークに沿って通信282を受信および/または送信してもよい。ネットワークトランシーバ265および/または285のいずれかまたは両方が、1つまたは複数の有線トランシーバ、1つまたは複数のワイヤレストランシーバ、またはこれらの組合せを含んでもよい。ネットワークトランシーバ265および/または285のいずれかまたは両方が、たとえば、1つまたは複数のイーサネットトランシーバ、Wi-Fiトランシーバ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ、セルラーネットワークトランシーバ、短距離ワイヤレストランシーバ260および275に関して特定された任意のタイプのトランシーバ、ならびに他のタイプのトランシーバ、またはこれらの組合せを含んでもよい。メディアデバイス205は、通信282を介してメディアデータ250および/または姿勢データ225をネットワークデバイス280に送信してもよい。ネットワークデバイス280は、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることを検証してもよい(ブロック290)。いくつかの態様では、地理的エリアは、ローカルデバイス270と関連付けられてもよい。たとえば、ローカルデバイス270は、地理的エリアに位置していてもよく、または地理的エリアに近接していてもよい。地理的エリアの少なくとも一部分は、1つまたは複数のローカルデバイス270の各々の短距離ワイヤレス信号送信および/または受信範囲を含んでもよい。いくつかの例では、メディアデバイス205の姿勢がローカルデバイス270に関連する地理的エリアの中にあることを検証すること(ブロック290)は、ローカルデバイス270に記憶されている状態での(ブロック277)、およびメディアデバイス205に記憶されている状態での(ブロック278)通信272の内容が一致することを検証することを含んでもよい。たとえば、ローカルデバイス270からメディアデバイス205に送信される通信272の内容が、両方のデバイスに記憶されているようなもの(ブロック277および278)と一致し、および/または、メディアデバイス205からローカルデバイス270に送信される通信272の内容が、両方のデバイスに記憶されているようなもの(ブロック277および278)と一致する。いくつかの例では、ネットワークデバイス280は、姿勢データ225によって示されるメディアデバイス205の位置が所定の境界内または地理的エリアのジオフェンス内にあることを検証することによって少なくとも一部、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることを検証してもよい(ブロック290)。いくつかの例では、地理的エリアは、美術館、映画館、ショッピングモール、または別の屋内会場に対応する1つまたは複数の構造物の内部に対応してもよい。いくつかの例では、地理的エリアは、たとえば、柵、壁、座席レイアウト、または会場の他の境界マーカー内の、屋外会場(たとえば、屋外のコンサート会場、屋外の競技場)の内部に対応してもよい。いくつかの例では、地理的エリアは、複数のレストランがある屋外のフードコード、またはその一部が屋内のアトラクションであってもよい複数のアトラクションがある屋外のテーマパークなどの、1つまたは複数の屋内エリアを含む屋外エリアに対応してもよい。
【0085】
いくつかの例では、通信272のうちの1つまたは複数の送信の時間および受信の時間が、特定および/または記憶されてもよい(たとえば、ブロック277の記憶された通信および/またはブロック278の記憶された通信)。いくつかの例では、通信272のうちの1つまたは複数の送信の時間および受信の時間は、メディアデバイス205の場所を特定するために使用されてもよく(たとえば、測位データとして使用されてもよい)、および/またはメディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることを検証するために使用されてもよい(ブロック290)。たとえば、通信272のうちの1つまたは複数の送信の時間および受信の時間は、通信272が移動した時間の長さを特定するために差し引かれてもよく、これは、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間の距離を決定するために使用されてもよい。
【0086】
いくつかの例では、通信272のうちの1つまたは複数の送信の信号周波数および受信の信号周波数が、特定および/または記憶されてもよい(たとえば、ブロック277の記憶された通信および/またはブロック278の記憶された通信)。いくつかの例では、通信272のうちの1つまたは複数の送信の信号周波数および受信の信号周波数は、メディアデバイス205の場所を特定するために使用されてもよく(たとえば、測位データとして使用されてもよい)、および/またはメディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることを検証するために使用されてもよい(ブロック290)。たとえば、通信272のうちの1つまたは複数の送信の信号周波数および受信の信号周波数は、通信272が移動する際の信号周波数の差を特定するために差し引かれてもよく、これは、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間の距離を決定するために使用されてもよい。
【0087】
メディアデバイス205の位置は、(たとえば、送信の時間および受信の時間に基づいて、ならびに/または、送信の信号周波数および受信の信号周波数に基づいて)特定される距離の長さの半径を有する、ローカルデバイス270周りに描かれた円に沿っているものとして特定されてもよい。より多くのローカルデバイス270が使用されるほど、メディアデバイス205の位置は、得られた円が交差する点に基づいてより正確に特定されることがある。3つ以上のローカルデバイス270が使用される場合、メディアデバイス205の位置は単一の点へと狭められてもよく、これは三角測量と呼ばれることがある。したがって、複数のローカルデバイス270からの信号に基づく三角測量が、メディアデバイス205の場所を特定するために使用されてもよく(たとえば、測位データとして使用されてもよい)、および/またはメディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることを検証するために使用されてもよい(ブロック290)。
【0088】
メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることを検証したことに応答して(ブロック290)、ネットワークデバイス280は、メディアデータ250に対応する1つまたは複数のトークンを生成してもよく、その中にトークンを記憶するために分散型台帳295の中に1つまたは複数のブロックを生成してもよく、および/または、分散型台帳295自体を生成してもよい(ブロック292)。トークンの例は、トークン600、トークン860、トークン960、トークン1060、トークン1160、およびトークン1260を含んでもよい。分散型台帳295の例は、ブロックチェーン台帳500および/または有向非巡回グラフ(DAG)台帳700を含んでもよい。ネットワークデバイス280は、分散型台帳295のコピーを記憶してもよい。いくつかの例では、他のデバイスの分散型ネットワークが(ネットワークデバイス280に加えて)、メディアデバイス205、ローカルデバイス270、および/または追加のデバイス297などの、分散型台帳295のコピーも記憶してもよい。いくつかの例では、分散型ネットワークの中の他のデバイスは、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることも検証してもよく(ブロック290)、トークンが適正であることを検証してもよく、ブロックが適正であること(たとえば、マークル根がペイロードを正確に反映し、ハッシュが前のブロックを正確に反映する)、またはこれらの組合せを検証する。ブロックを生成して、ブロックが適正であることを検証することに続いて、ブロックを分散型台帳295に追加し、分散型ネットワークの中の他のデバイスにブロックを送信してブロックを分散型台帳295のすべてのコピーに追加してもよい。
【0089】
いくつかの例では、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることの検証(ブロック290)はまた、メディアデバイス205の1つまたは複数のマイクロフォンによって記録される記録されたオーディオ情報の受信、および地理的エリアからのものであることが知られている信用されるオーディオ情報との記録されたオーディオ情報の比較を含んでもよい。いくつかの例では、信用されるオーディオ情報は、ローカルデバイス270の1つまたは複数のマイクロフォンによって記録されてもよい。いくつかの例では、信用されるオーディオ情報は、ローカルデバイス270の1つまたは複数のスピーカによって生成および/または出力されてもよい。ある説明のための例では、メディアデバイス205は、コンサートの間にコンサート会場で画像(センサデータ230の例)を取り込み、コンサートにおけるオーディオのオーディオクリップを同時に記録することができる。ネットワークデバイス280は、画像を含む、および/または画像に基づくメディアデータ250とともに、メディアデバイス205から記録されたオーディオクリップを受信することができる。ネットワークデバイス280はまた、コンサートから、および/またはコンサート会場におけるローカルデバイス270から、信用されるオーディオクリップを受信することができる。信用されるオーディオクリップは、記録されるオーディオクリップと同じ期間からのオーディオを含んでもよい。信用されるオーディオクリップは、コンサート会場におけるローカルデバイス270の1つまたは複数のマイクロフォンによって記録されたものであってもよい。信用されるオーディオクリップは、コンサート会場におけるローカルデバイス270に結合されるスピーカによって出力されたものであってもよい。ネットワークデバイス280は、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることの検証を実行するために(ブロック290)、メディアデバイス205からの記録されたオーディオクリップを、ローカルデバイス270からの信用されるオーディオクリップと比較することができる。記録されたオーディオクリップの少なくとも一部分が信用されるオーディオクリップの少なくとも一部分と一致する(たとえば、両方のオーディオクリップでコンサートにおける同じ歌が再生されている)場合、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることが検証されるとう意味で、メディアデバイス205が地理的エリアの中にあることの検証(ブロック290)は成功する。記録されるオーディオクリップのどの部分も信用されるオーディオクリップの少なくともいずれの部分とも一致しない(またはその閾値の部分未満しか一致しない)(たとえば、オーディオクリップに重複するオーディオがない)場合、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることが検証されないという意味で、および/または、いくつかの場合には、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にないことが検証されることがあるという意味で、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあるという検証(ブロック290)は失敗する。
【0090】
いくつかの態様では、別のデバイスとしてデジタル資産追跡システム200において示されるいくつかのデバイスは組み合わせられてもよい。いくつかの例では、ローカルデバイス270およびネットワークデバイス280が組み合わせられてもよい。たとえば、通信272の一部は通信282の一部を含んでもよく、および/または、通信282の一部は通信272の一部を含んでもよい。いくつかの例では、メディアデバイス205およびネットワークデバイス280が組み合わせられてもよい。たとえば、通信282はメディアデバイス205の内部にあってもよい。メディアデバイス205は自身で、メディアデバイス205の姿勢が地理的エリアの中にあることを検証してもよい(ブロック290)。メディアデバイス205は自身で、メディアデータ250に対応する1つまたは複数のトークンを生成してもよく、その中にトークンを記憶するために分散型台帳295の中に1つまたは複数のブロックを生成してもよく、および/または、分散型台帳295自体を生成してもよい(ブロック292)。いくつかの例では、メディアデバイス205およびローカルデバイス270が組み合わせられてもよい。たとえば、メディアデバイス205は、地理的エリアの中、および/もしくは地理的エリアの近傍の既知の位置を有することがある、ならびに/または、地理的エリアに関連する(たとえば、地理的エリアに対応する会場によって所有または借用または使用される)ことがあり、その位置が地理的エリアの中にあることを自身で検証することが可能であることがある(ブロック290)、センサをもつ売店デバイスであってもよい。
【0091】
いくつかの態様では、単一のデバイスとしてデジタル資産追跡システム200において示されるいくつかのデバイスが、複数のデバイスへと分けられてもよい。いくつかの例では、これらの複数のデバイスは、たとえば互いにデータを送信することによって、一緒に動作してもよい。たとえば、メディアデバイス205は1つより多くのデバイスを含んでもよい。ある説明のための例では、メディアデバイス205は、モバイルハンドセット(たとえば、モバイルハンドセット410)、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)(たとえば、HMD310)、スマートウォッチ、ワイヤレスヘッドフォンのペア、フィットネストラッカー、別のウェアラブルデバイス、またはこれらの組合せを含んでもよい。
【0092】
いくつかの例では、デジタル資産追跡システム200は、トークンデバイス(別の要素として描かれていない)を含んでもよい。トークンデバイスは、ローカルデバイス270、ネットワークデバイス280、メディアデバイス205、追加のデバイス297の1つ、データストア298、アンカー要素299、トークンデバイス1405、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せの例であってもよい。トークンデバイスは、デジタル資産(たとえば、デジタル資産605)に関連するトークン(たとえば、トークン600)と関連付けられてもよい。トークンデバイスは、ディスプレイおよび/またはスピーカなどの出力デバイスを含んでもよい。トークンデバイスは、たとえば、トークンデバイスのディスプレイを使用してデジタル資産の視覚的コンテンツ(たとえば、画像、ビデオ)を表示することによって、および/または、トークンデバイスのスピーカを使用してデジタル資産のオーディオコンテンツ(たとえば、音、音楽)を再生することによって、トークンに関連するデジタル資産を出力してもよい。いくつかの例では、トークンデバイスは、トークンデバイスが関連付けられるトークンの物理的な表現であり得る。トークンデバイスの例は、
図14のトークンデバイス1405を含む。
【0093】
いくつかの例では、デジタル資産追跡システム200は、データストア298を含んでもよい。データストア298は、たとえばデータ構造650を含む、任意のタイプのデータ構造を含んでもよい。いくつかの例では、データストア298は、トークン(たとえば、トークン600)に関連するデジタル資産(たとえば、デジタル資産605)へのカスタマイズ、個人化、および/または改変を含む。たとえば、いくつかの例では、デジタル資産は不変であってもよいが、デジタル資産に対するカスタマイズ、個人化、および/または改変が適用され、取り除かれ、および/または改変されてもよい。デジタル資産へのカスタマイズ、個人化、および/または改変のために使用されるデータストア298の例は、
図13のデータストア1370に関して示される。
【0094】
いくつかの例では、デジタル資産追跡システム200は、アンカー要素299を含んでもよい。いくつかの例では、アンカー要素299は、トークンに関連する現実世界の環境の中の物体を含んでもよい。たとえば、センサ210を使用してメディアデバイス205によるアンカー要素299の検出は、メディアデバイス205によって検出されたアンカー要素299に対応するトークン(たとえば、トークン600)に対応するデジタル資産(たとえば、デジタル資産605)をメディアデバイス205に出力(たとえば、表示および/または再生)させることができる。いくつかの例では、アンカー要素299は、quick response (QR)コード(登録商標)、バーコード、Aztecコード、ドットコード、データマトリックス、ショットコード、またはこれらの組合せなどの、オプティカルグリフを含む。いくつかの例では、アンカー要素299は指定されたエリアを含んでもよく、メディアデバイス205が指定されたエリアに位置することの、センサ210を使用したメディアデバイス205による検出は、メディアデバイス205に、アンカー要素299に対応するトークンに対応するデジタル資産を出力させることができる。いくつかの例では、アンカー要素299は指定された位置を含んでもよく、メディアデバイス205が指定された位置から閾値の範囲内に位置することの、センサ210を使用したメディアデバイス205による検出は、メディアデバイス205に、アンカー要素299に対応するトークンに対応するデジタル資産を出力させることができる。いくつかの例では、トークンデバイスはアンカー要素299であってもよい。
【0095】
図3Aは、デジタル資産追跡システム200の一部であるメディアデバイス205として使用されるヘッドマウントディスプレイ(HMD)を示す斜視
図300である。HMD310は、たとえば、拡張現実(AR)ヘッドセット、仮想現実(VR)ヘッドセット、複合現実(MR)ヘッドセット、エクステンデッドリアリティ(XR)ヘッドセット、またはこれらの何らかの組合せであってもよい。HMD310は、HMD310の前部に第1のカメラ330Aおよび第2のカメラ330Bを含む。第1のカメラ330Aおよび第2のカメラ330B(および/またはそれらのイメージセンサ)は、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。いくつかの例では、HMD310は単一のイメージセンサをもつ単一のカメラのみを有してもよい。いくつかの例では、HMD310は、第1のカメラ330Aおよび第2のカメラ330Bに加えて、1つまたは複数の追加のカメラを含んでもよい。1つまたは複数の追加のカメラ(および/またはそれらのイメージセンサ)はまた、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。いくつかの例では、HMD310は、第1のカメラ330Aおよび第2のカメラ330Bに加えて、1つまたは複数の追加のセンサを含んでもよく、これらは、他のタイプのメディアセンサ220、メディアデバイス205の姿勢センサ215、および/または本明細書で説明されるメディアデバイス205の他のセンサを含んでもよい。
【0096】
HMD310は、頭にHMD310を装着しているユーザ320から見える1つまたは複数のディスプレイ340を含んでもよい。いくつかの例では、HMD310は1つのディスプレイ340および2つのビューファインダーを含んでもよい。2つのビューファインダーは、ユーザ320の左目のための左ビューファインダーおよびユーザ320の右目のための右ビューファインダーを含み得る。ユーザ320の左目がディスプレイの左側を見るように、左ビューファインダーは配向され得る。ユーザ320の左目がディスプレイの右側を見るように、右ビューファインダーは配向され得る。いくつかの例では、HMD310は、ユーザ320の左目にコンテンツを表示する左ディスプレイ、およびユーザ320の右目にコンテンツを表示する右ディスプレイを含む、2つのディスプレイ340を含んでもよい。
【0097】
HMD310は1つまたは複数のイヤピース335を含んでもよく、これは、HMD310のユーザの1つまたは複数の耳にオーディオを出力するスピーカおよび/またはヘッドフォンとして機能してもよい。1つのイヤピース335が
図3Aおよび
図3Bに示されているが、HMD310は2つのイヤピースを含むことができ、ユーザの各耳(左耳および右耳)のための1つのイヤピースがあることを理解されたい。いくつかの例では、HMD310はまた、1つまたは複数のマイクロフォン(描かれない)を含み得る。いくつかの例では、1つまたは複数のイヤピース335を通じてHMD310によってユーザに出力されるオーディオは、1つまたは複数のマイクロフォンを使用して記録されるオーディオを含んでもよく、またはそれに基づいてもよい。
【0098】
図3Bは、
図3Aのヘッドマウントディスプレイ(HMD)がユーザ320により装着されているのを示す斜視
図350である。ユーザ320は、ユーザ320の目の上のユーザ320の頭にHMD310を装着する。HMD310は、第1のカメラ330Aおよび第2のカメラ330Bを用いて画像を取り込むことができる。いくつかの例では、HMD310は、ユーザ320の目に1つまたは複数の出力画像を表示する。出力画像は、たとえば、センサデータ230、メディアデータ250、または両方を含んでもよい。出力画像は、第1のカメラ330Aおよび第2のカメラ330Bによって取り込まれる画像に基づき得る。出力画像は、場合によっては重畳される情報および/または他の改変とともに、環境の立体ビューを提供してもよい。たとえば、HMD310は、ユーザ320の右目に第1の表示画像を表示することができ、第1の表示画像は第1のカメラ330Aによって取り込まれる画像に基づく。HMD310は、ユーザ320の左目に第2の表示画像を表示することができ、第2の表示画像は第2のカメラ330Bによって取り込まれる画像に基づく。たとえば、HMD310は、第1のカメラ330Aおよび第2のカメラ330Bによって取り込まれる画像に重畳される表示画像の中の重畳情報を提供してもよい。HMD310のイヤピース335が、ユーザ320の耳の中に示されている。HMD310は、イヤピース335を通じて、および/または、ユーザ320の他の耳(描かれていない)の中にあるHMD310の別のイヤピース(描かれていない)を通じて、オーディオをユーザ320に出力していてもよい。
【0099】
図4Aは、デジタル資産追跡システム200の一部であるメディアデバイス205として使用され得る、前面カメラを含むモバイルハンドセット410の前面を示す斜視
図400である。モバイルハンドセット410は、メディアデバイス205の例であってもよい。モバイルハンドセット410はたとえば、携帯電話、衛星電話、ポータブルゲームコンソール、音楽プレーヤ、健康追跡デバイス、ウェアラブルデバイス、ワイヤレス通信デバイス、ラップトップ、モバイルデバイス、本明細書で論じられる任意の他のタイプのコンピューティングデバイスもしくはコンピューティングシステム、またはこれらの組合せであってもよい。
【0100】
モバイルハンドセット410の前面420は、ディスプレイ440を含む。いくつかの例では、ディスプレイ440は、センサデータ230、メディアデータ250、または両方を表示してもよい。モバイルハンドセット410の前面420は、第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bを含む。第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430B(および/またはそれらのイメージセンサ)は、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bは、モバイルハンドセット410の前面420のディスプレイ440の周りのベゼルの中に示されている。いくつかの例では、第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bは、モバイルハンドセット410の前面420のディスプレイ440から切り取られたノッチまたは切り欠きの中に配置され得る。いくつかの例では、第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bは、ディスプレイ440とモバイルハンドセット410の残りとの間に配置されるディスプレイ下カメラであり得るので、光が、第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bに到達する前に、ディスプレイ440の一部分を通過する。斜視
図400の第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bは、前面カメラである。第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bは、モバイルハンドセット410の前面420の平らな面に直交する方向に面する。第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bは、モバイルハンドセット410の1つまたは複数のカメラのうちの2つであってもよい。第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bは、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410の前面420は、単一のカメラのみを有してもよい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410は、第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bに加えて、1つまたは複数の追加のカメラを含んでもよい。1つまたは複数の追加のカメラ(および/またはそれらのイメージセンサ)はまた、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410は、第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bに加えて、1つまたは複数の追加のセンサを含んでもよい。1つまたは複数の追加のセンサはまた、メディアデバイス205の他のタイプのメディアセンサ220および/または姿勢センサ215の例であってもよい。モバイルハンドセット410の前面420はまた、ディスプレイ440を含む。いくつかの場合、モバイルハンドセット410の前面420は、1つより多くのディスプレイ440を含む。
【0101】
モバイルハンドセット410は、1つまたは複数のスピーカ435Aおよび/または他のオーディオ出力デバイス(たとえば、イヤホンまたはヘッドフォンまたはそれらへのコネクタ)を含んでもよく、これらは、モバイルハンドセット410のユーザの1つまたは複数の耳にオーディオを出力することができる。1つのスピーカ435Aが
図4Aに示されているが、モバイルハンドセット410は、1つより多くのスピーカおよび/または他のオーディオデバイスを含み得ることを理解されたい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410はまた、1つまたは複数のマイクロフォン(描かれない)を含み得る。いくつかの例では、1つまたは複数のスピーカ435Aおよび/または他のオーディオ出力デバイスを通じてモバイルハンドセット410によってユーザに出力されるオーディオは、1つまたは複数のマイクロフォンを使用して記録されるオーディオを含んでもよく、またはそれに基づいてもよい。
【0102】
図4Bは、デジタル資産追跡システム200の一部であるメディアデバイス205として使用され得る、背面カメラを含むモバイルハンドセットの背面460を示す斜視
図450である。モバイルハンドセット410は、モバイルハンドセット410の背面460に第3のカメラ430Cおよび第4のカメラ430Dを含む。斜視
図450の第3のカメラ430Cおよび第4のカメラ430Dは、後ろを向いている。第3のカメラ430Cおよび第4のカメラ430D(および/またはそれらのイメージセンサ)は、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。第3のカメラ430Cおよび第4のカメラ430Dは、モバイルハンドセット410の背面460の平らな面に直交する方向に面する。モバイルハンドセット410の背面460は、斜視
図450に示されるようにディスプレイ440を有しないが、いくつかの例では、モバイルハンドセット410の背面460は1つまたは複数の背面ディスプレイを含んでもよい。いくつかの例では、1つまたは複数の背面ディスプレイは、センサデータ230、メディアデータ250、または両方を表示してもよい。モバイルハンドセット410の背面460が1つまたは複数の背面ディスプレイを含む場合、モバイルハンドセット410の前面420のディスプレイ440に対する相対的な第1のカメラ430Aおよび第2のカメラ430Bに関して論じられるように、1つまたは複数の背面ディスプレイに対する相対的な第3のカメラ430Cおよび第4のカメラ430Eのあらゆる配置レイアウトが使用されてもよい。
【0103】
第3のカメラ430Cおよび第4のカメラ430Dは、モバイルハンドセット410の1つまたは複数のカメラのうちの2つであってもよい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410の背面460は、単一のカメラのみを有してもよい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410は、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、および第4のカメラ430Dに加えて、1つまたは複数の追加のカメラを含んでもよい。1つまたは複数の追加のカメラ(および/またはそれらのイメージセンサ)はまた、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410は、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、および第4のカメラ430Dに加えて、1つまたは複数の追加のセンサを含んでもよい。1つまたは複数の追加のセンサはまた、メディアデバイス205の他のタイプのメディアセンサ220および/または姿勢センサ215の例であってもよい。
【0104】
モバイルハンドセット410は、1つまたは複数のスピーカ435Bおよび/または他のオーディオ出力デバイス(たとえば、イヤホンまたはヘッドフォンまたはそれらへのコネクタ)を含んでもよく、これらは、モバイルハンドセット410のユーザの1つまたは複数の耳にオーディオを出力することができる。1つのスピーカ435Bが
図4Bに示されているが、モバイルハンドセット410は、1つより多くのスピーカおよび/または他のオーディオデバイスを含み得ることを理解されたい。いくつかの例では、モバイルハンドセット410はまた、1つまたは複数のマイクロフォン(描かれない)を含み得る。いくつかの例では、1つまたは複数のスピーカ435Bおよび/または他のオーディオ出力デバイスを通じてモバイルハンドセット410によってユーザに出力されるオーディオは、1つまたは複数のマイクロフォンを使用して記録されるオーディオを含んでもよく、またはそれに基づいてもよい。
【0105】
図5は、本開示のある態様による、地理的エリアの中の場所に関連するデジタル資産を追跡するために使用されてもよいブロックチェーン台帳500の3つの連続するブロックを示すブロック図である。ブロックA505、ブロックB535、およびブロックC565を含む、ブロックチェーン台帳500の3つのブロックが
図5に示されている。
【0106】
各ブロックは、ブロックヘッダ510/540/570および1つまたは複数のペイロード530/560/590のリストを含む。いくつかの例では、ブロックヘッダ510/540/570は、前のブロックのハッシュ515/545/575および/または前のブロックのブロックヘッダのハッシュ515/545/575を含む。たとえば、ブロックC565のヘッダ570は、ブロックB535のヘッダ540のハッシュ575を含む。ブロックB535のヘッダ540は同様に、ブロックA505のヘッダ510のハッシュ545を含む。ブロックA505のヘッダ510は同様に、ブロックチェーン台帳500においてブロックA505の前にある前のブロック(描かれていない)のヘッダ(描かれていない)のハッシュ515を含む。前のブロックのヘッダのハッシュを含むことは、ブロックチェーン台帳500にブロックが入力された後のブロックチェーン台帳500のあらゆるブロックの改変を防ぐことによって、ブロックチェーン台帳500をセキュアにし、それは、特定のブロックへのあらゆる変更が、次のブロックの中のブロックヘッダのハッシュ515/545/575を正しくないものにするからである。さらに、次のブロックの中のそのブロックヘッダのハッシュの改変は、次のブロックの後のブロックの中の次のブロックのヘッダのハッシュ515/545/575を正しくないものにし、以下同様である。検証デバイスは、ブロックのハッシュおよび/またはブロックヘッダのハッシュを計算し、次いで次のブロックに記憶される記憶されたハッシュ515/545/575と計算されたハッシュを比較することによって、ブロックが改変されていないことを検証することができる。一部の分散型台帳では、ブロックヘッダ510/540/570は、
図7の有向非巡回グラフ(DAG)台帳700におけるように、複数の前のブロックのハッシュおよび/または複数の前のブロックのブロックヘッダのハッシュを含み得る。
【0107】
各ブロックのブロックヘッダ510/540/570は、マークル根520/550/580を含み得る。マークル根520/550/580は、トークン、トランザクション、スマートコントラクトの各々のハッシュ、および/または、そのブロックのためのペイロード530/560/590において特定される他の要素に基づいて生成され得る。ブロックが入力された後にペイロードを改変するためのあらゆる試みは、マークル根を変える。検証デバイスは、マークル根を計算し、次いで、ブロックヘッダ510/540/570に記憶される記憶されているマークル根520/550/580と計算されたマークル根を比較することによって、ペイロード530/560/590が改変されていないことを検証することができる。ペイロード530/560/590および/またはマークル根520/550/580への変更は、ブロックおよび/またはブロックヘッダのためのハッシュも変え、そのための値がハッシュ515/545/575として次のブロックに記憶される。各ブロックの各ペイロードは、1つまたは複数のトークン、1つまたは複数のトランザクション、1つまたは複数のスマートコントラクト、他のコンテンツ、またはこれらの組合せを含んでもよい。
【0108】
各ブロックのブロックヘッダ510/540/570はまた、ブロックチェーン台帳プラットフォームのバージョン番号、ブロック自体のバージョン番号、各ペイロードの検証のためのタイムスタンプ、ブロックの生成のためのタイムスタンプ、ブロックチェーン台帳500へのブロックの入力のためのタイムスタンプ、ブロックの生成の要求のためのタイムスタンプ、困難さの目標値(たとえば、マイニングの困難さを調整する)、1つまたは複数の乱数化されたノンス値、どれだけのノンスが試みられたかを特定するカウンタ、ブロックチェーン台帳500の表題、ブロックチェーン台帳500が何を追跡しているか(たとえば、ある地理的エリアの中のデバイスの場所に関連するデジタル資産605の履歴)についての識別子、またはこれらの組合せなどの、メタデータの様々な要素を含んでもよい。追加される各々の個別の要素はさらに、ブロック、およびその中のペイロードが正確で承認されるかどうかを特定するために、検証デバイスによって検証され得る情報としての役割を果たすことができる。1つまたは複数の乱数化されたノンス値は、ハッシュをさらに複雑にする役割を果たし、セキュリティを改善することができる。
【0109】
ブロックチェーン台帳500の各ブロック505/535/565は、ペイロード530/560/590も含む。各ブロック505/535/565のためのペイロード530/560/590は、1つまたは複数のトークン、1つまたは複数のトランザクション、1つまたは複数のスマートコントラクト、1つまたは複数の他の要素、前に列挙された要素のいずれかに関するメタデータ、またはこれらの組合せを含み得る。たとえば、トークンは非代替性トークンであってもよい。トークン600は、ブロック505/535/565のためにペイロード530/560/590に記憶されるトークンの例であってもよい。トークン600に関して論じられたように、トークン600の一部は、ブロックチェーン台帳500のペイロード530/560/590に記憶され、したがって「オンチェーン」で記憶される。トークン600に関して論じられたように、トークン600の一部は、ブロックチェーン台帳500の外側のデータを指し示すオンチェーンポインタを含み、そのようなデータは「オフチェーン」で記憶される。ブロックチェーン台帳500のペイロード530/560/590は、オフチェーンデータのハッシュを記憶してもよいので、検証デバイスは、オフチェーンデータのハッシュを計算し、オフチェーンデータが正確であることを検証するために、オンチェーンで記憶される記憶されたハッシュと計算されたハッシュを比較することができる。いくつかの例では、ペイロード530/560/590は、1つまたは複数のスマートコントラクトを含む。ブロックは、ブロックチェーン台帳500のペイロード530/560/590内に記憶されるスマートコントラクトのコードを含んでもよいので、コードをオンチェーンで記憶する。ペイロード530/560/590がスマートコントラクトを含む場合、ブロックは、スマートコントラクトのコードのハッシュおよび/またはスマートコントラクトのコードを記憶するオフチェーンデータ構造へのポインタを含んでもよいので、コードをオフチェーンで記憶する。いくつかの例では、スマートコントラクトのコードの一部はオンチェーンで記憶されてもよいが、スマートコントラクトのコードの一部はオフチェーンで記憶されてもよい。いくつかの例では、スマートコントラクトは、トークンを作成し、改変し、移転し、または別様に管理するために使用され得る。いくつかの例では、ペイロード530/560/590はトランザクションを含む。いくつかの例では、トランザクションは、あるアカウントから別のアカウントへのトークンの移転を含んでもよい。いくつかの例では、トランザクションは、所有権、属性、著作物、使用許諾、貸借、またはこれらの組合せへの変更などの、トークンまたは関連するデジタル資産の何らかの特性への変更を含んでもよい。
【0110】
図5は、ブロックチェーン台帳500の3つのブロック505/535/565のみを示すが、本明細書で論じられるあらゆるブロックチェーン台帳または分散型台帳は、より長くても、または短くてもよく、3つより多くのブロックまたは3つより少ないブロックを有してもよいことを理解されたい。
【0111】
1つの説明のための例では、第1のコンピューティングデバイスは、複数のブロックを含むブロックチェーン台帳を記憶することができる。(たとえば、分散型アーキテクチャにおける)複数のコンピューティングデバイスの各々は、ブロックチェーン台帳のコピーも記憶する。第1のコンピューティングデバイスは、意図されるペイロード要素(たとえば、トークンおよび/またはトランザクションおよび/またはスマートコントラクト)を特定するメッセージを受信することができる。たとえば、意図されるペイロード要素は、本明細書で説明されるような場所に関連するデジタル資産(たとえば、メディアデータ250)に関するトークンであってもよい。第1のコンピューティングデバイスは、意図されるペイロード要素が有効であることを検証することができる。一部のブロックチェーン台帳500の実装形態では、第1のコンピューティングデバイスは、たとえばEthereumブロックチェーン台帳ではガスの形式で、意図されるペイロード要素に対する実行手数料を支払うのに、十分な資金が配分されていることを検証することができる。トークンの移転などのトランザクションのために、第1のコンピューティングデバイスは、トランザクションを起こすのに十分な量の資産を移転者が持っているかどうか(たとえば、移転者が移転されるべきトークンを所有するかどうか)を検証することができる。スマートコントラクトでは、第1のコンピューティングデバイスは、スマートコントラクトを実行するのに(たとえば、トークンを移転するのに)十分な量の資産(たとえば、トークン)を含む有効なアカウントをスマートコントラクトが参照することを検証し、スマートコントラクトのコードが実行され得る(たとえば、構文エラーまたは他のエラーを含まない)ことを検証し、スマートコントラクトに関わるすべてに関係者がスマートコントラクトの条文に合意したことを検証し、またはこれらの組合せを行うことができる。あるトークンについて、第1のコンピューティングデバイスは、そのトークンが有効なデジタル資産、たとえばデジタル資産を有効に指し示すURIまたは他のポインタをもつ有効なタイプのデジタル資産を参照することを検証することができる。
【0112】
第1のコンピューティングデバイスは、ブロックチェーン台帳500の直近のブロックまたはブロックヘッダのハッシュを生成することができる。第1のコンピューティングデバイスは、新しいブロックのための新しいブロックヘッダを生成することができる。新しいブロックヘッダは、ブロックチェーン台帳500の直近のブロックまたはブロックヘッダのハッシュを少なくとも含み得る。第1のコンピューティングデバイスは新しいブロックを生成することができ、新しいブロックは、新しいブロックヘッダおよび1つまたは複数のペイロード要素をもつペイロードを含む。1つまたは複数のペイロード要素は、上で論じられた意図されるペイロード要素(たとえば、トークン、スマートコントラクト、トランザクション)を少なくとも含む。第1のコンピューティングデバイスは、ペイロード要素に基づいてマークル根を生成し、新しいブロックヘッダにマークル根を含めることができる。第1のコンピューティングデバイスは、ペイロード要素に基づいてメタデータおよびノンス値を生成し、新しいブロックヘッダにメタデータおよびノンス値を含めることができる。第1のコンピューティングデバイスは、意図されるペイロード要素を検証したことに応答して、ブロックチェーン台帳500の複数のブロックに新しいブロックを追加することができる。第1のコンピューティングデバイスは、意図されるペイロード要素を検証したことに応答して、ブロックチェーン台帳500を各々記憶する複数のコンピューティングデバイスに新しいブロックを送信することができる。複数のコンピューティングデバイスの各々はまた、ブロックチェーン台帳500のそれぞれのコピーに新しいブロックを追加する。
【0113】
別の説明のための例では、第1のコンピューティングデバイスは、複数のブロックを含むブロックチェーン台帳500を記憶することができる。(たとえば、分散型アーキテクチャにおける)複数のコンピューティングデバイスの各々は、ブロックチェーン台帳500のコピーも記憶する。第1のコンピューティングデバイスは、意図されるペイロード要素(たとえば、トランザクションおよび/またはスマートコントラクト)を特定するUI入力を受け取ることができる。第1のコンピューティングデバイスは、意図されるペイロード要素を特定するメッセージを生成することができる。第1のコンピューティングデバイスは、第1のコンピューティングデバイスに対応するアカウントに関連する秘密鍵を取り出すことができる。第1のコンピューティングデバイスは、メッセージの少なくとも一部分を秘密鍵で暗号化することによって、メッセージを改変することができる。第1のコンピューティングデバイスは、第1のコンピューティングデバイス以外の複数のコンピューティングデバイスにメッセージを送信することができる。複数のコンピューティングデバイスの第2のコンピューティングデバイスは、たとえば前の段落において説明されたように、意図されるペイロード要素が有効であることを検証する。第1のコンピューティングデバイスは、第2のコンピューティングデバイスから新しいブロックを受信する。新しいブロックは、意図されるペイロード要素を特定し、および/またはそれを(たとえば、そのペイロードに)含める。第1のコンピューティングデバイスは、第1のコンピューティングデバイスにおけるブロックチェーン台帳500の複数のブロックに新しいブロックを追加する。
【0114】
図6は、分散型台帳において追跡されるような地理的エリアの中の場所に関連するデジタル資産605を表すことができる、代替不可能であり得る例示的なトークン600を示すブロック図である。いくつかの例では、トークン600は非代替性トークン(NFT)である。いくつかの例では、トークン600は、ERC721トークン、ERC1155トークン、ERC-20トークン、またはこれらの組合せである。いくつかの例では、トークン600は、ブロックチェーン台帳500において追跡される。いくつかの例では、トークン600は、Ethereumベースのブロックチェーン台帳500において追跡される。いくつかの例では、トークン600は、有向非巡回グラフ(DAG)台帳700において追跡される。
【0115】
トークン600が表すデジタル資産605は、
図2のデジタル資産追跡システム200のメディアデバイス205からのメディアデータ250の例であり得る。
図2のデジタル資産追跡システム200に関して論じられたように、メディアデータ250、および、したがってデジタル資産605は、1つまたは複数の画像、ビデオ、オーディオクリップ、3D点群、3Dモデル、センサデータ230、姿勢データ225、センサデータ230に関連するメタデータ、姿勢データ225に関連するメタデータ、仮想コンテンツ生成器240によって生成される仮想コンテンツ、画像合成器245を介して組み込まれる仮想コンテンツを伴う画像もしくはビデオ、地図生成器247によって生成される地図、またはこれらの組合せを含んでもよい。3Dモデルは、たとえば、森の一部分、有名人の家の一部分、歴史的な位置、国立公園の3D再構築などの、3D点群に基づく3D再構築を含み得る。
【0116】
1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600と関連付けられ得る。たとえば、1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600の作成(または「ミンティング」)を管理する。1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600をミンティングするのにかかる時間およびリソースを計算することについて、トークン600、またはトークンのバッチを作成(「ミンティング」)するマイナーデバイスに支払いを行うことができる。1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600の作成(ミンティング)が成功し得る前に満たされなければならない条件を含み得る。たとえば、1つのそのような条件は、デジタル資産605のメディアデータ250に対応するセンサデータ230の取り込みと同時の時間において、および/またはその間に、メディアデバイス205が地理的エリアの中にあったことの検証(たとえば、
図2のブロック290)が、トークン600の作成(ミンティング)を許可するために1つまたは複数の検証デバイス(たとえば、
図15A~
図15Bにおける最低数(quorum)などの、少なくとも閾値の数の検証デバイス)によって成功裏に実行されなければならないことを必要としてもよい。1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600の所有権がどのように決定および/または移転されるかについて制御することができる。たとえば、1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600の最初の所有権を示すことができ、および/または、所有権が自動的に移転するような条件、たとえば所有者により変更可能な閾値の量を申し出が満たすこと、またはそれを超えることを特定することができる。1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600が使用許諾を受けたユーザによる一時的な使用もしくは所有のために貸し出され、または使用許諾され得るような条件、たとえば、所有者により変更可能な閾値の量を申し出が満たすこと、またはそれを超えることを示すことができる。1つまたは複数のトークンスマートコントラクト645は、トークン600が焼却され得る(たとえば、不可逆に破壊および/または削除され得る)条件を制御することができる。トークン識別子610、トークン単位量615、トークン所有権620、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、オンチェーンミュータブルメタデータ630、オフチェーンメディア635へのオンチェーンポインタ、オフチェーンメタデータ640へのオンチェーンポインタを含む、
図6のトークン600の一部として特定される要素は、トークン600の一部として記憶されてもよく、トークンスマートコントラクト645の一部であってもよく、またはその両方であってもよい。いくつかの例では、トークンスマートコントラクト645のコードは、少なくとも一部オンチェーンで記憶される。いくつかの例では、トークンスマートコントラクト645のコードは少なくとも一部、データ構造650などのオフチェーン位置にオフチェーンで記憶され、オフチェーン位置はオフチェーン位置へのオンチェーンポインタによって特定される。
【0117】
トークン600は、tokenIDとも呼ばれることがあるトークン識別子610を含む。トークン識別子610は、トークン600および/またはデジタル資産605の固有の識別子であり得る。トークン識別子610は、トークン600が対応するデジタル資産605の特定のインスタンスを、デジタル資産605のあらゆる他のインスタンスと区別するために使用され得る。いくつかの例では、トークン識別子は、各トークン識別子が一意であることを確実にするために、前に作成されたトークンのトークン識別子と比較して逐次インクリメントされることによって、トークン600を作成(または「ミンティング」)するコンピューティングシステムによって作成され得る。
【0118】
トークン600は、トークン単位量615を含み得る。トークン単位量615は、ミンティングされた、またはミンティングされる予定であるトークン600の量を特定することができる。いくつかの例では、トークン単位量615は1であり、この場合、単一のトークン600が所与のデジタル資産605に対して存在する。いくつかの例では、トークン単位量615は1より大きい。たとえば、トークン単位量615が5である場合、別々に所有および/または移転され得るこの唯一のデジタル資産605を表す、このトークン600の実質的に5つのコピーがある。いくつかの例では、それらの5つのコピーは各々、別々のトークンに対応してもよい。いくつかの例では、すべての5つのコピーが、単一のトークンによって表されてもよい。いくつかの例では、それらの5つのコピーは互いに代替可能であってもよく、または互いに区別不可能であってもよい。しかしながら、それらの5つのコピーは、デジタル資産605のあらゆる他のインスタンスまたはバージョンまたは変形に対して、依然として代替不可能であり、固有であり、別個であり、および/または区別可能である。いくつかの例では、それらの5つのコピーは依然として、たとえば、そのコピーが5つのコピーのうちのいずれであるかを示す識別子(オンチェーンまたはオフチェーン)(たとえば、第1、第2、第3、第4、または第5)を含む、各コピーのための対応するトークン600を用いて、互いに区別可能である。トークン単位量615は、トークン600がどれだけ稀であるか、および拡張としてデジタル資産605がどれだけ稀であるかを制御することができる。トークン単位量615が1である場合、トークン600および対応するデジタル資産605は唯一である。トークン単位量615が1より大きいが希少性の閾値未満である場合、トークン600および対応するデジタル資産605は稀である。トークン単位量615が1より大きく希少性の閾値より大きい場合、トークン600および対応するデジタル資産605はありふれている。いくつかの例では、唯一、稀、およびありふれているに加えて、またはその代わりに、伝説的、非常に稀、わずかに稀、珍しくない、および希少性の他の分類などの、任意の数の希少性の範囲があってもよい。いくつかの場合、トークン単位量615は、ミンティングプロセスの一部として決められ、および/または、ミンティングプロセスを管理するトークンスマートコントラクト645のうちの1つにおいて特定され得る。
【0119】
トークン600はトークン所有権620を特定してもよく、これは、トークン600を、および拡張として、対応するデジタル資産605を誰が所有するかを特定してもよい。いくつかの例では、トークン所有権620は最初に、デジタル資産605のメディアデータ250を取り込んだ、取得した、または生成したメディアデバイス205に関連するユーザなどの、デジタル資産605の作成者に関連するアカウントに割り当てられてもよい。メディアデバイス205に関連するユーザは、メディアデバイス205を所有するユーザであってもよい。メディアデバイス205に関連するユーザは、メディアデバイス205がデジタル資産605に関連するセンサデータ230および/もしくは姿勢データ225を取り込んだときにメディアデバイス205を使用していたユーザ、メディアデバイス205がデジタル資産605のメディアデータ250を取り込んだ、取得した、もしくは生成したときにメディアデバイス205を使用していたユーザ、またはこれらの組合せであってもよい。いくつかの例では、トークン所有権620は最初に、
図9A~
図9BのユーザBob 945のような、デジタル資産605のメディアデータ250において描写されまたは表される個人に関連するアカウントに割り当てられてもよい。トークンスマートコントラクト645は、トークン所有権620の移転のルールを制御することができる。トークン所有権620は、ブロックチェーン台帳または他の分散型台帳のブロックのペイロードにおいてペイロード要素として記録されるトランザクションとして移転され得る。
【0120】
トークン600は、オンチェーンイミュータブルメタデータ625を含んでもよい。オンチェーンイミュータブルメタデータ625は、たとえば、トークン600の説明、トークン600が表すデジタル資産605の説明、デジタル資産605および/もしくはトークン600の何らかのイミュータブルな属性もしくは性質、またはこれらの何らかの組合せを含み得る。オンチェーンイミュータブルメタデータ625は、オンチェーンイミュータブルメタデータ625が変化しないままであることを確実にするために、分散型台帳の性質および/またはトークンスマートコントラクト645の性質を使用することができる。いくつかの例では、オンチェーンイミュータブルメタデータ625は、デジタル資産605のメディアデータ250を取り込み、取得し、または生成したメディアデバイス205を特定することができる。いくつかの例では、オンチェーンイミュータブルメタデータ625は、デジタル資産605が含むメディアのカテゴリ(たとえば、画像、ビデオ、オーディオクリップ、3D点群、3Dモデル、地図など)を特定することができる。いくつかの例では、オンチェーンイミュータブルメタデータ625は、デジタル資産605に関連するセンサデータ230の取り込みと同時の時間における、および/またはその間の、メディアデバイス205の場所または姿勢を特定することができる。いくつかの例では、オンチェーンイミュータブルメタデータ625は、地理的エリアを特定することができる。
【0121】
トークン600は、オンチェーンミュータブルメタデータ630を含んでもよい。オンチェーンミュータブルメタデータ630は、たとえば、トークン600の説明、トークン600が表すデジタル資産605の説明、デジタル資産605および/もしくはトークン600の何らかのイミュータブルな属性もしくは性質、またはこれらの何らかの組合せを含み得る。オンチェーンミュータブルメタデータ630は、ミュータブルまたは変更可能であり得る。いくつかの例では、オンチェーンミュータブルメタデータ630への変更は、ブロックチェーン台帳または他の分散型台帳のブロックのペイロードにおいてペイロード要素として記録されるトランザクションとして記録され得る。いくつかの例では、オンチェーンイミュータブルメタデータ625は、デジタル資産605が指定された方式で何回見られたか、再生されたか、アクセスされたか、または使用されたかを特定することができる。
【0122】
トークン600は、オフチェーンメディア635へのオンチェーンポインタを含んでもよい。オフチェーンメディアは、デジタル資産605および/またはデジタル資産605の1つまたは複数の表現を含み得る。たとえば、オフチェーンメディアは、1つまたは複数の画像、3D点群、3Dモデル、ビデオクリップ、オーディオクリップ、地図、またはこれらの組合せを含み得る。これらのタイプのメディアは、記憶のために多くの記憶空間を必要とし得るので、手数料(Ethereumブロックチェーン台帳でのガスなど)に関してオンチェーンで記憶するのが高価であり得る。したがって、データ構造650などの、1つまたは複数のオフチェーン位置にこのメディアをオフチェーンで記憶するのが、より効率的であることがある。オンチェーンポインタは、1つまたは複数のオフチェーン位置の1つまたは複数のネットワーク位置を指し示す、uniform resource locator (URL)などのuniform resource identifier (URI)を含み得る。いくつかの例では、ハッシュはオフチェーンメディアから記憶され得るので、検証デバイスは、オフチェーンメディアのハッシュを計算し、オフチェーンメディアが正確であることを検証するために、オンチェーンで記憶される記憶されたハッシュと計算されたハッシュを比較することができる。いくつかの例では、オフチェーンメディアはイミュータブルであってもよい。いくつかの例では、オフチェーンメディアはミュータブルであってもよい。いくつかの例では、ポインタはイミュータブルであってもよい。いくつかの例では、ポインタはミュータブルであってもよい。
【0123】
トークン600は、オフチェーンメタデータ640へのオンチェーンポインタを含んでもよい。オフチェーンメタデータ630は、たとえば、トークン600の説明、トークン600が表すデジタル資産605の説明、デジタル資産605および/もしくはトークン600の何らかのイミュータブルな属性もしくは性質、またはこれらの何らかの組合せを含み得る。一部のデジタル資産605および/またはトークン600は大量のメタデータを必要とすることがあり、これは、記憶のために多くの記憶空間を必要とし得るので、手数料(Ethereumブロックチェーン台帳でのガスなど)に関してオンチェーンで記憶するのが高価であり得る。したがって、データ構造650などの、1つまたは複数のオフチェーン位置にこのメタデータをオフチェーンで記憶するのが、より効率的であることがある。オンチェーンポインタは、1つまたは複数のオフチェーン位置の1つまたは複数のネットワーク位置を指し示す、uniform resource locator (URL)などのuniform resource identifier (URI)を含み得る。いくつかの例では、ハッシュはオフチェーンメタデータから記憶され得るので、検証デバイスは、オフチェーンメタデータのハッシュを計算し、オフチェーンメタデータが正確であることを検証するために、オンチェーンで記憶される記憶されたハッシュと計算されたハッシュを比較することができる。いくつかの例では、オフチェーンメタデータはイミュータブルであってもよい。いくつかの例では、オフチェーンメタデータはミュータブルであってもよい。いくつかの例では、ポインタはイミュータブルであってもよい。いくつかの例では、ポインタはミュータブルであってもよい。
【0124】
図7は、本開示の態様による、地理的エリアの中の場所に関連するデジタル資産を追跡するように構成される有向非巡回グラフ(DAG)台帳700を示すブロック図である。
図5はブロックチェーン台帳500の使用を論じるが、本明細書で論じられるブロックチェーン台帳500の代わりに、またはそれに加えて、
図7の有向非巡回グラフ(DAG)台帳構造などの非線形台帳構造が使用されてもよいことを理解されたい。本明細書で使用されるような「分散型台帳」という用語は、ブロックチェーン台帳500(
図5におけるような)、DAG台帳700(
図7におけるような)、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを指すことが理解されるべきである。DAG台帳において、各ブロックヘッダは、ブロックチェーンの中の単一の前のブロックのハッシュではなく、ランダムに、または何らかの他の非線形の方式のいずれかで選択されるDAG台帳の中の所定の数の他の「親」ブロックのブロックのハッシュ、またはブロックヘッダを含む。各ブロックヘッダが異なる親ブロックまたはそれらのヘッダに対応する複数のハッシュを含む場合、これらのハッシュは一緒に(たとえば、マークル根を使用して)合成され得る。
【0125】
たとえば、
図7のDAG台帳において、所定の数は2であり、少なくとも最初の2つのブロックの後が生成される。
図7のウェブDAG台帳では、親ブロックは矢印を使用して示される。ブロック710は、親ブロック720および750のブロックヘッダのハッシュを含む。ブロック720は、親ブロック740および760のブロックヘッダのハッシュを含む。ブロック730は、親ブロック720および760のブロックヘッダのハッシュを含む。ブロック740は、親ブロック710および730のブロックヘッダのハッシュを含む。ブロック750は、親ブロック710および720のブロックヘッダのハッシュを含む。ブロック760は、親ブロック710および750のブロックヘッダのハッシュを含む。得られた構造はブロックの有向非巡回グラフ(DAG)であり、各頂点ブロックは、ブロックチェーンにおけるようなブロックの線形ストリームではなく、その親頂点ブロックのハッシュを含む。DAG台帳は、「ウェブ」、「タングル」、または「ハッシュグラフ」と呼ばれることがある。
【0126】
いくつかの例では、DAG台帳の中の所与のブロックの親ブロックの数は所定ではないが、最低で2つの親または最低で1つの親などの、所定の最低の数の親ブロックがあってもよく、これは、少なくとも所定の数の親ブロックを各ブロックが有することを意味する。いくつかの場合、DAG台帳の中の各ブロックは、複数のペイロード要素ではなく単一のペイロード要素(たとえば、トークン600)のみを特定するだけであってもよく、したがって、ペイロード要素のマークル根520/350/380をなしですませ、および/またはそれを単一のペイロード要素のハッシュで置き換えてもよい。他の実装形態では、各ブロックは、所定の期間に関連する複数のペイロード要素を特定してもよく、および/または、ペイロード要素のマークル根520/350/380を含んでもよい。いくつかの例では、DAG台帳700は、より高いスループットをもたらすことがある、並列化された妥当性確認を提供することによって、ブロックチェーン台帳500を上回る利点をもたらすことがある。
【0127】
図8Aは、美術館の中の肖像画というデジタル資産840(画像)を取り込むためにメディアデバイス810をユーザ805が使用するのを示す斜視
図800である。メディアデバイス810は、メディアデバイス810のイメージセンサ815を使用してデジタル資産840を取り込み、一方、美術館(ルーブル美術館)の中の肖像画(モナリザ)が、メディアデバイス810のイメージセンサ815の視野(FOV)825の中にある。メディアデバイス810は、メディアデバイス205の例であってもよい。メディアデバイス810のイメージセンサ815は、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。メディアデバイス810は、イメージセンサ815によるデジタル資産840に対応する画像の取り込みと同時の時間に、および/またはその間に、その測位センサ820を使用して測位データを生成してもよい。測位センサ820は、姿勢センサ215の例であってもよい。測位データは、姿勢データ225の例であってもよい。メディアデバイス810は、地理的エリアの中の(たとえば、美術館の中の)、または地理的エリアの近傍の(たとえば、美術館の近くの)ローカルデバイス830と通信してもよい。メディアデバイス810は、ローカルデバイス830へおよび/またはから、1つまたは複数の通信835を送信および/または受信してもよい。ローカルデバイス830は、ローカルデバイス270の例であってもよい。通信835は、通信272の例であってもよい。いくつかの例では、ローカルデバイス830はビーコンであってもよい。
【0128】
図8Aのメディアデバイス810はモバイルハンドセット410として示されるが、いくつかの例では、メディアデバイス810は、その地理的エリアを伴うメディアデバイス810であってもよく、および/またはその地理的エリアに地理的に固定されていてもよい。たとえば、メディアデバイス810は、ユーザ805が接近しそれを使用してデジタル資産840を取り込むことができる、ルーブル美術館に地理的に固定された売店デバイスであってもよい。この場合、そのようなメディアデバイス810は、それが地理的エリアの中に位置することを自己検証することができ、それは、たとえば、メディアデバイス810が地理的エリアに地理的に固定されているからである。
【0129】
図8Bは、
図8Aのデジタル資産840に関連するトークン860についての情報855を示す概念
図850である。トークン860は、トークン600の例であり得る。情報855は、トークン860自体において部分的に特定され得る(たとえば、トークン識別子610、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、オンチェーンミュータブルメタデータ630、オフチェーンメディア635、オフチェーンメタデータ640、1つまたは複数のスマートコントラクト645のルール、またはこれらの組合せとして)。トークン860についての情報855は、「Look at the Mona Lisa!」として示されるタイトル865を含む。トークン860についての情報855は、デジタル資産840のコピーを含む(たとえば、トークン860からのオフチェーンメディア635へのオンチェーンポインタを使用して取り出される)。トークン860についての情報855は、デジタル資産840のデジタル資産タイプ870を画像であるものとして特定する。トークン860についての情報855は、デジタル資産840の取り込みに関連するメタデータ875を含み、これはクリップのアイコン(クリップのアイコンをクリックするとメタデータ875が見えるようになることを示す)である。
【0130】
トークン860についての情報855は、履歴880を含む。いくつかの例では、履歴880の各要素は、トークン860を記憶する分散型台帳のブロックの中のペイロード要素として特定される。履歴880は、2021年5月24日、午後2:03:36に、メディアデバイス810の測位センサ920が、メディアデバイス810の姿勢がルーブル美術館の中で北を向いていることを示す間に、および、ルーブル美術館においてメディアデバイス810およびローカルデバイス830が(通信835に基づく)通信範囲の中にある間に、デジタル資産840がメディアデバイス810を使用してユーザ805によって取り込まれることを示す。履歴880は、2021年5月26日、午前6:40:01に、メディアデバイス810が取り込みの間にルーブル美術館にあったことを(たとえば、物体認識を介して、および/または、測位センサ820のデータがルーブル美術館の既知の地理的エリアと一致することを検証することによって、および/または通信835における通信を検証することによって)検証すると、所有権がユーザ805に設定されているデジタル資産840に基づいて、サーバ885がトークン860をミンティングすることを示す。サーバ885は、ネットワークデバイス280の例であってもよい。履歴880は、2021年3月28日、午後1:22:54に、ユーザ805からのユーザ890によるトークン860の購入の後にトークン860の所有権がユーザ805からユーザ890に移転されることを示す。
【0131】
いくつかの例では、会場は、会場に関連するネットワークデバイス280がトークン600をそのためにミンティングできる限られた量のデジタル資産を、会場の参加者が取り込むことを許可してもよい。たとえば、会場の参加者は、会場に関連するネットワークデバイス280が、会場内のユーザによって取り込まれたある数の画像(または他のデジタル資産)のための1つまたは複数のトークン(たとえば、会場の中のユーザの画像のうちの5つによって生成されるべきトークン)を生成することを示す、トークン「パス」を会場から購入することができる。そのような画像のためのトークンの生成は、ユーザが所与の日付および時刻にその会場に本当にいたことを証明するのを助け、たとえばユーザが特定のコンサート、スポーツの試合、映画の上映などにいたことをユーザが証明するのを可能にするために、トークンミンター(会場および会場に関連するネットワークデバイス280)の評判を使用することができる。そのような画像のためのトークンの生成は、ユーザが会場の特定のセクション(たとえば、特定の座席)にいたことを証明するのを助けるために、トークンミンター(会場および会場に関連するネットワークデバイス280)の評判を使用することができる。いくつかの場合、メディアデバイス205が、デジタル資産のメディアデータ250に関連するセンサデータ230の取り込みと同時の時間に、および/またはその間に地理的エリア(たとえば、会場)にあったことの検証は、ユーザの身元を、会場および/または会場の特定のセクション(たとえば、特定の座席または座席セクション)への券と相互参照することを含んでもよい。いくつかの例では、会場内のある座席または場所(たとえば、前列座席)から取り込まれた画像(または他のメディア)のためのトークンは、会場内の他の座席または場所(たとえば、遠く離れた座席または「最上階」の座席)から取り込まれた画像(または他のメディア)のためのトークンより価値があることがある。いくつかの例では、地理的エリアは、特定の座席または座席セクションなどの、会場の特定の部分であってもよい。
【0132】
図9Aは、Bob945として特定される個人を含む数人の人々のデジタル資産940(画像)を取り込むためにメディアデバイス910をユーザ905が使用するのを示す斜視
図900である。メディアデバイス910は、Bob945を含む人々がメディアデバイス910のイメージセンサ915の視野(FOV)925の中にある間に、メディアデバイス910のイメージセンサ915を使用してデジタル資産940を取り込む。メディアデバイス910は、メディアデバイス205の例であってもよい。メディアデバイス910のイメージセンサ915は、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。メディアデバイス910は、イメージセンサ915によるデジタル資産940に対応する画像の取り込みと同時の時間に、および/またはその間に、その測位センサ920を使用して測位データを生成してもよい。測位センサ920は、姿勢センサ215の例であってもよい。測位データは、姿勢データ225の例であってもよい。メディアデバイス910は、地理的エリアの中のまたは地理的エリアの近傍のローカルデバイス930と通信してもよい。ローカルデバイス930は、たとえば、Bobのデバイスであってもよい。
図9A~
図9Bの文脈では、地理的エリアは、Bob945を含む、デジタル資産940において描写される人々の近傍にあってもよい。メディアデバイス910が地理的エリアの中にあることの検証は、デジタル資産940において描写される人々が、実際にBob845および他の描写される人々であることを検証するのを助けてもよい。メディアデバイス910は、ローカルデバイス930へおよび/またはから、1つまたは複数の通信935を送信および/または受信してもよい。ローカルデバイス930は、ローカルデバイス270の例であってもよい。通信935は、通信272の例であってもよい。
【0133】
図9Bは、
図9Aのデジタル資産940に関連するトークン960についての情報955を示す概念
図950である。トークン960は、トークン600の例であり得る。情報955は、トークン960自体において部分的に特定され得る(たとえば、トークン識別子610、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、オンチェーンミュータブルメタデータ630、オフチェーンメディア635、オフチェーンメタデータ640、1つまたは複数のスマートコントラクト645のルール、またはこれらの組合せとして)。トークン960についての情報955は、"The guys are here!"として示されるタイトル965を含む。トークン960についての情報955は、デジタル資産940のコピーを含む(たとえば、トークン960からのオフチェーンメディア635へのオンチェーンポインタを使用して取り出される)。トークン960についての情報955は、デジタル資産940のデジタル資産タイプ970を画像であるものとして特定する。トークン960についての情報955は、デジタル資産940の取り込みに関連するメタデータ975を含む。メタデータ975は、クリップのアイコン(クリップのアイコンをクリックするとメタデータ975が見えるようになることを示す)として示される。
【0134】
トークン960についての情報955は、履歴980を含む。いくつかの例では、履歴980の各要素は、トークン960を記憶する分散型台帳のブロックの中のペイロード要素として特定される。履歴980は、2021年5月24日、午後2:03:36に、メディアデバイス910の測位センサ920が、メディアデバイス910の姿勢がBobのデバイス930の近くにあることを示す間に、および、メディアデバイス910およびBobのデバイス930が通信範囲(通信935)の中にある間に、デジタル資産940がメディアデバイス910を使用してユーザ905によって取り込まれることを示す。履歴980は、2021年5月26日、午前6:40:01に、Bob945がデジタル資産940において描写されることを(たとえば、顔認識を介して、および/またはBobのデバイス930の近くの測位センサ920のデータの検証を介して、および/または通信935を検証することによって)検証すると、所有権がBob945に設定されているデジタル資産940に基づいて、サーバ985がトークン960をミンティングすることを示す。サーバ985は、ネットワークデバイス280の例であってもよい。履歴980は、2021年3月28日、午後1:22:54に、Bob945からのユーザ990によるトークン960の購入の後にトークン960の所有権がBob945からユーザ990に移転されることを示す。
【0135】
いくつかの例では、1つまたは複数のトークン960は、デジタル資産940に対応するサーバ985によってミンティングされてもよい。たとえば、サーバ985は、デジタル資産940を取り込んだユーザ905がトークン960の1つを所有できるように1つまたは複数のトークン960をミンティングしてもよいので、デジタル資産940において特定される人々の各々(情報955において特定されるようなBob945を含む)がトークン960の1つを所有することができる。
【0136】
図10Aは、現実の風景へと合成される仮想物体1045を含むデジタル資産1040(画像)を生成するためにメディアデバイス1010をユーザ1005が使用するのを示す斜視
図1000である。メディアデバイス1010は、地理的エリア(公園)の中の仮想物体1045(仮想の犬)が、メディアデバイス1010のイメージセンサ1015の視野(FOV)1025の中にある間に、メディアデバイス1010のイメージセンサ1015を使用してデジタル資産1040を取り込む。いくつかの例では、仮想物体1045は、たとえば、異なる仮想物体が異なる地理的エリアに現れるビデオゲームの一部である、地理的エリアと関連付けられることがあるので、ユーザ1005は、異なる仮想物体1045(たとえば、異なる仮想的なペット)を「捕まえ」、それに会い、または別様に遭遇するために、異なる地理的エリアへと歩き回ることがある。メディアデバイス1010は、メディアデバイス205の例であってもよい。メディアデバイス1010のイメージセンサ1015は、メディアデバイス205のメディアセンサ220の例であってもよい。メディアデバイス1010は、イメージセンサ1015によるデジタル資産1040に対応する公園の画像の取り込みと同時の時間に、および/またはその間に、測位センサ1020を使用して測位データを生成してもよい。仮想物体1045は、(たとえば、仮想コンテンツ生成器240を介して)生成され、公園の画像へと(たとえば、画像合成器245を介して)追加されてもよい。測位センサ1020は、姿勢センサ215の例であってもよい。測位データは、姿勢データ225の例であってもよい。メディアデバイス1010は、地理的エリアの中の(たとえば、美術館の中の)、または地理的エリアの近傍の(たとえば、美術館の近くの)ローカルデバイス1030と通信してもよい。メディアデバイス1010は、ローカルデバイス1030へおよび/またはから、1つまたは複数の通信1035を送信および/または受信してもよい。ローカルデバイス1030は、ローカルデバイス270の例であってもよい。通信1035は、通信272の例であってもよい。
【0137】
図10Bは、
図10Aのデジタル資産1040に関連するトークン1060についての情報1055を示す概念
図1050である。トークン1060は、トークン600の例であり得る。情報1055は、トークン1060自体において部分的に特定され得る(たとえば、トークン識別子610、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、オンチェーンミュータブルメタデータ630、オフチェーンメディア635、オフチェーンメタデータ640、1つまたは複数のスマートコントラクト645のルール、またはこれらの組合せとして)。トークン1060についての情報1055は、"Just met my virtual pet, Sparky!"として示されるタイトル1065を含む。トークン1060についての情報1055は、デジタル資産1040のコピーを含む(たとえば、トークン1060のオフチェーンメディア635へのオンチェーンポインタを使用して取り出される)。トークン1060についての情報1055は、デジタル資産1040のデジタル資産タイプ1070を画像であるものとして特定する。トークン1060についての情報1055は、デジタル資産1040の取り込みに関連するメタデータ1075を含み、これはクリップのアイコン(クリップのアイコンをクリックするとメタデータ1075が見えるようになることを示す)である。
【0138】
トークン1060についての情報1055は、履歴1080を含む。いくつかの例では、履歴1080の各要素は、トークン1060を記憶する分散型台帳のブロックの中のペイロード要素として特定される。履歴1080は、2021年5月24日、午後2:03:36に、メディアデバイス1010の測位センサ1020が、メディアデバイス1010の姿勢が公園の中で北を向いていることを示す間に、および、公園においてメディアデバイス1010およびローカルデバイス1030が通信範囲(通信1035)の中にある間に、デジタル資産1040がメディアデバイス1010を使用してユーザ1005によって取り込まれ、および/または生成されることを示す。示されるように、公園は現実の物体1047(たとえば、木および/または他の物体)を含む。履歴1080は、2021年5月26日、午前6:40:01に、メディアデバイス1010が取り込みの間に仮想物体1045が現れる地理的エリアあったことを(たとえば、測位センサ1020のデータが地理的データと一致することを検証することによって、および/または通信1035を検証することによって)検証すると、所有権がユーザ1005に設定されているデジタル資産1040に基づいて、サーバ1085がトークン1060をミンティングすることを示す。サーバ1085は、ネットワークデバイス280の例であってもよい。履歴1080は、2021年3月28日、午後1:22:54に、ユーザ1005からのユーザ1090によるトークン1060の購入の後にトークン1060の所有権がユーザ1005からユーザ1090に移転されることを示す。
【0139】
いくつかの例では、仮想物体1045および/またはそれに関連するトークン1060の生成は、ビデオゲームの一部であってもよく、ユーザの量(ビデオゲームのユーザの数)、ユーザの位置(ビデオゲームのユーザの地理的分布)、市場取引履歴(仮想物体1045および/またはそれに関連するトークン1060の最近の移転(ユーザベースの関心を示す))、ユーザエンゲージメント(ユーザ当たりのビデオゲームの時間)、またはこれらの組合せなどの要因を考慮する、希少性関数によって駆り立てられてもよい。
【0140】
図11Aは、ハイキング道というデジタル資産1140(地図)を生成するためにメディアデバイス1110をユーザ1105が使用するのを示す斜視
図1100である。メディアデバイス1110は、その測位センサ1120を使用してセンサデータを取り込む。センサデータは、姿勢データ225および/またはセンサデータ230の例であってもよい。測位センサ1120は、姿勢センサ215および/またはメディアセンサ220の例であってもよい。メディアデバイス1110は、地図生成器247を使用してハイキング道のデジタル資産1140(地図)を生成してもよい。メディアデバイス1110が地理的エリア(たとえば、ハイキング道がその中にある公園)の中にある間に、センサデータの少なくとも一部が測位センサ1120によって取り込まれてもよい。
【0141】
メディアデバイス1110は、地理的エリアの中の(たとえば、博物館の中の)、または地理的エリアの近傍の(たとえば、博物館の近くの)ローカルデバイス1130と通信してもよい。メディアデバイス1110は、ローカルデバイス1130へおよび/またはから、1つまたは複数の通信1135を送信および/または受信してもよい。ローカルデバイス1130は、ローカルデバイス270の例であってもよい。通信1135は、通信272の例であってもよい。
【0142】
図11Bは、
図11Aのデジタル資産1140に関連するトークン1160についての情報1155を示す概念
図1150である。トークン1160は、トークン600の例であり得る。情報1155は、トークン1160自体において部分的に特定され得る(たとえば、トークン識別子610、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、オンチェーンミュータブルメタデータ630、オフチェーンメディア635、オフチェーンメタデータ640、1つまたは複数のスマートコントラクト645のルール、またはこれらの組合せとして)。トークン1160についての情報1155は、"Look at the Mona Lisa!"として示されるタイトル1165を含む。トークン1160についての情報1155は、デジタル資産1140のコピーを含む(たとえば、トークン1160のオフチェーンメディア635へのオンチェーンポインタを使用して取り出される)。トークン1160についての情報1155は、デジタル資産1140のデジタル資産タイプ1170を画像であるものとして特定する。トークン1160についての情報1155は、デジタル資産1140の取り込みに関連するメタデータ1175を含み、これはクリップのアイコン(クリップのアイコンをクリックするとメタデータ1175が見えるようになることを示す)である。
【0143】
トークン1160についての情報1155は、履歴1180を含む。いくつかの例では、履歴1180の各要素は、トークン1160を記憶する分散型台帳のブロックの中のペイロード要素として特定される。履歴1180は、2021年5月24日、午後2:03:36に、メディアデバイス1110の測位センサ920が、メディアデバイス1110の姿勢が公園の中で西を向いていることを示す間に、および、公園においてメディアデバイス1110およびローカルデバイス1130(たとえば、ビーコン)が通信範囲(通信1135)の中にある間に、デジタル資産1140がメディアデバイス1110を使用してユーザ1105によって取り込まれる/生成されることを示す。履歴1180は、2021年5月26日、午前6:40:01に、メディアデバイス1110が取り込みの間に公園にあったことを(たとえば、測位センサ1120のデータが公園と一致することを検証することによって、および/または通信1135を検証することによって)検証すると、所有権がユーザ1105に設定されているデジタル資産1140に基づいて、サーバ1185がトークン1160をミンティングすることを示す。サーバ1185は、ネットワークデバイス280の例であってもよい。履歴1180は、2021年3月28日、午後1:22:54に、ユーザ1105からのユーザ1190によるトークン1160の購入の後にトークン1160の所有権がユーザ1105からユーザ1190に移転されることを示す。
【0144】
いくつかの例では、ネットワークデバイス280が特定のデジタル資産に対応するトークンをミンティングできるようになる前に、追加の情報が(たとえば、ネットワークデバイス280によって)検証されることが(たとえば、1つまたは複数のスマートコントラクト645によって)必要とされてもよい。たとえば、メディアデバイスが地理的位置にあったことを検証するのに加えて、検証されることが必要とされることがある追加の情報は、フィットネスまたは活動の成果(歩数、消費カロリー、新しい道での最初のランナーなど)、成果の困難さのレベル(たとえば、険しい山での歩数vs平地での歩数)、個人記録、ローカル記録、世界記録、またはこれらの組合せを含んでもよい。この情報は、姿勢データ225、測位データ、フィットネスアプリデータ、健康アプリデータ、フィットネストラッカーデータ、ウェアラブルデバイスデータなどに基づいてもよい。
【0145】
図12Aは、美術館の中の肖像画というデジタル資産1240(画像)を購入するために所有権デバイス1210をユーザ1205が使用するのを示す斜視
図1200である。所有権デバイス1210は、「購入」ボタン1245を伴う購入ユーザインターフェースを表示する。購入ボタン1245を押すことで、所有権デバイス1210は、デジタル資産1240のための既存のトークン1260を購入すること、またはデジタル資産1240のための新しいトークン1260の作成(ミンティング)を要求することが可能になる。デジタル資産1240は、(たとえば、メディアデバイス205におけるように)メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによって取り込まれてもよい。いくつかの例では、所有権デバイス1210は、デジタル資産1240を取り込むメディアデバイスであってもよい。いくつかの例では、所有権デバイス1210は、デジタル資産1240を取り込むメディアデバイスとは別個であってもよい。たとえば、デジタル資産1240を取り込むメディアデバイスは、
図8Aのメディアデバイス810であってもよい。所有権デバイス1210は、測位センサ1220を含んでもよい。所有権デバイス1210は、その測位センサ1220を使用して測位データを生成してもよい。測位センサ1220は、姿勢センサ215の例であってもよい。測位データは、姿勢データ225の例であってもよい。所有権デバイス1210は、地理的エリアの中の(たとえば、美術館の中の)、または地理的エリアの近傍の(たとえば、美術館の近くの)ローカルデバイス1230と通信してもよい。所有権デバイス1210は、ローカルデバイス1230へおよび/またはから、1つまたは複数の通信1235を送信および/または受信してもよい。ローカルデバイス1230は、ローカルデバイス270の例であってもよい。通信1235は、通信272の例であってもよい。いくつかの例では、所有権デバイス1210は、所有権デバイス1210が地理的エリアの中(たとえば、ルーブル美術館の中)にあるものとして検証される場合にのみ、トークン1260の所有権(および/または作成/ミンティング)を購入することを提案されてもよい。いくつかの例では、所有権デバイス1210は、所有権デバイス1210が地理的エリアの中(たとえば、ルーブル美術館の中)にあるものとして検証される場合にのみ、トークン1260の所有者になる(および/またはその作成/ミンティングを引き起こす)ことが可能であってもよい。
【0146】
図12Bは、
図12Aのデジタル資産1240に関連するトークン1260についての情報1255を示す概念
図1250である。トークン1260は、トークン600の例であり得る。情報1255は、トークン1260自体において部分的に特定され得る(たとえば、トークン識別子610、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、オンチェーンミュータブルメタデータ630、オフチェーンメディア635、オフチェーンメタデータ640、1つまたは複数のスマートコントラクト645のルール、またはこれらの組合せとして)。トークン1260についての情報1255は、「Louvre Official Digital Mona Lisa」として示されるタイトル1265を組む。トークン1260についての情報1255は、デジタル資産1240のコピーを含む(たとえば、トークン1260のオフチェーンメディア635へのオンチェーンポインタを使用して取り出される)。トークン1260についての情報1255は、デジタル資産1240のデジタル資産タイプ1270を画像であるものとして特定する。トークン1260についての情報1255は、デジタル資産1240の取り込みに関連するメタデータ1275を含む。メタデータ1275は、クリップのアイコン(クリップのアイコンをクリックするとメタデータ1275が見えるようになることを示す)として示される。
【0147】
トークン1260についての情報1255は、履歴1280を含む。いくつかの例では、履歴1280の各要素は、トークン1260を記憶する分散型台帳のブロックの中のペイロード要素として特定される。履歴1280は、2021年5月24日、午後2:03:36に、メディアデバイスの測位センサが、メディアデバイスの姿勢がルーブル美術館の中で北を向いていることを示す間に、および、ルーブル美術館においてメディアデバイスおよびローカルデバイス1230が通信範囲の中にある間に、デジタル資産1240がメディアデバイスによって取り込まれることを示す。履歴1280は、2021年5月26日、午前6:40:01に、所有権デバイス1210がデジタル資産1240の要求の間にルーブル美術館にあったことを検証すると(たとえば、測位センサ1220のデータがルーブル美術館と一致することを検証することによって、および/または通信1235を検証すると)、および/または、メディアデバイスがデジタル資産1240の取り込みの間にルーブル美術館にあったことを検証すると、所有権がユーザ1205に設定されているデジタル資産1240に基づいて、サーバ1285がトークン1260をミンティングすることを示す。サーバ1285は、ネットワークデバイス280の例であってもよい。履歴1280は、2021年3月28日、午後1:22:54に、ユーザ1205からのユーザ1290によるトークン1260の購入の後にトークン1260の所有権がユーザ1205からユーザ1290に移転されることを示す。
【0148】
いくつかの例では、所有権デバイス1210のユーザインターフェース(購入ボタン1245を伴う)は、どのデジタル資産1240および/またはそれに関連するトークン1260が同じもののために利用可能であるかを、たとえば、資格証明(シーン情報に基づく特定のコンテンツを探すために特定のアプリを使用する、または選択ユーザによる視聴もしくは購入のためのNFTコンテンツを指定する)、ユーザ選択、ユーザフィルタリング、クラウドソーシングされたフィードバック(ビュー、高評価、コメント、要求などの数)、および/または学習されたユーザ挙動(たとえば、機械学習アルゴリズムを使用する挙動学習)などの要因に基づいて、選んでもよい。
【0149】
いくつかの例では、履歴880、980、1080、1180、および1280などのトークンの追跡された履歴は、デジタル資産840に対応するトークン860、デジタル資産940に対応するトークン960、デジタル資産1040に対応するトークン1060、デジタル資産1140に対応するトークン1160、またはデジタル資産1240に対応するトークン1260などの、デジタル資産に対応するトークンの管理の連鎖を追跡してもよい。いくつかの例では、ユーザは、いくつかのトークンの管理の履歴および/または連鎖を見てもよい。たとえば、美術館(たとえば、ルーブル美術館)への訪問者は、美術館の中の特定の芸術作品のデジタルコピー(たとえば、美術館の職員により作成されたモナリザの肖像画の公式デジタルコピー)に対する公式トークンの管理の履歴および/または連鎖を見ることに関心があることがある。
【0150】
図13は、トークン1360に関連するアンカー要素1350と、メディアデバイス1310によるアンカー要素1350の検出が、トークンに対応するデジタル資産1340のメディアデバイス1310上での表示を引き起こすこととを示す概念
図1300である。アンカー要素1350は、
図2のアンカー要素299の例であってもよい。アンカー要素1350は、オプティカルグリフ、具体的にはQRコードとして示される。いくつかの例では、アンカー要素1350のオプティカルグリフは、QRコード、バーコード、Aztecコード、ドットコード、データマトリックス、ショットコード、またはこれらの組合せを含み得る。他の現実の物体1347(たとえば、木)も示される。いくつかの例では、オプティカルグリフは任意選択で、トークン1360を特定する情報、トークン1360についての情報、トークン1360を示す情報、またはこれらの組合せを光学的に符号化してもよい。メディアデバイス1310は、メディアデバイス1310のイメージセンサ1315を使用して、アンカー要素1350のオプティカルグリフを検出する。いくつかの例では、メディアデバイス1310は、メディアデバイス1310のイメージセンサ1315を使用してアンカー要素1350のオプティカルグリフをスキャンして、アンカー要素1350のオプティカルグリフに光学的に符号化されている情報を復号する。この情報に基づいて、メディアデバイス1310は、アンカー要素1350が分散型台帳1365(たとえば、ブロックチェーン台帳500および/またはDAG台帳700)に記憶されているトークン1360(たとえば、トークン600)と関連付けられると決定する。
【0151】
メディアデバイス1310は、メディアデバイス1310がアンカー要素1350からのトークン1360について復号した情報に基づいて、および/または、メディアデバイス1310が分散型台帳1365においてトークン1360について読み取った情報に基づいて、トークン1360がデジタル資産1340と関連付けられることを決定する。
図13に示される例では、デジタル資産1340は、
図10Aの仮想物体1045と同様に、仮想的な犬として示される仮想物体1345である。メディアデバイス1310は、メディアデバイス1310のディスプレイにデジタル資産1340(たとえば、仮想物体1345)を表示する。メディアデバイス1310はまた、デジタル資産1340に関連するトークン1360についての情報1355を表示することができる。たとえば、情報1355は、トークン1360の所有権(たとえば、トークン1360の所有者の名前または所有者の何らかの他の識別子)、トークン1360がミンティングされる分散型台帳1365の識別子および/もしくはタイプ(たとえば、Ethereum(登録商標)、Cardano(登録商標)、分散型台帳295、ブロックチェーン台帳500、DAG台帳700、分散型台帳1365、分散型台帳1415など)、トークン1360に関連するスマートコントラクトについての情報(たとえば、第三者による契約のセキュリティ監査、トークン1360がいつミンティングされたか、スマートコントラクトがいつ発効されたか、スマートコントラクトがいつ更新されたか、スマートコントラクトの条件がいつ満たされたか)、トークン1360がいつ生成および/もしくはミンティングされたか、トークン識別子610、トークン単位量615(たとえば、トークン1360のどれだけのインスタンスが存在するか、どのインスタンスがこの特定のトークン1360であるか)、トークン所有権620、任意のオンチェーンイミュータブルメタデータ625、オンチェーンミュータブルメタデータ630、オフチェーンメディア635、オンチェーンメディア、オフチェーンメタデータ640、トークンスマートコントラクト645、トークン1360の任意の他のパラメータについての任意の情報、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの例では、情報1355は、トークン1360が移転される(たとえば、購入される、販売される、貸し出される、使用許諾される、またはこれらの何らかの組合せ)ことを可能にできる移転プラットフォームへのインターフェース要素(たとえば、ボタン、リンク、URL、ポインタ)を含んでもよい。ユーザ1305がトークン1360の現在の所有者である場合、インターフェース要素は、移転プラットフォームを使用してトークン1360を売るようにメディアデバイス1310に指示してもよい。ユーザ1305がトークン1360の現在の所有者ではない場合、インターフェース要素は、移転プラットフォームを使用してトークン1360を買うようにメディアデバイス1310に指示してもよい。
【0152】
メディアデバイス1310はまた、トークン1360、デジタル資産1340、ならびに/または、任意の改変、カスタマイズ、および/もしくは個人化についての情報を取得するために、データストア1370と通信してもよい。データストア1370は、データストア298および/またはデータ構造650の例であってもよい。いくつかの例では、情報1355の一部は、データストア1370からメディアデバイス1310によって取得されてもよい。いくつかの例では、データストア1370は、デジタル資産1340(たとえば、仮想物体1345)に対する改変、カスタマイズ、および/または個人化を記憶してもよい。たとえば、
図13では、データストア1370に記憶される1つのそのようなカスタマイズ1357は、仮想物体1345(たとえば、仮想的な犬)のための帽子(たとえば、パーティハット)として示される。いくつかの例では、デジタル資産1340への改変、カスタマイズ、および/または個人化が、トークン1360の所有者によって追加されてもよい。いくつかの例では、デジタル資産1340への改変、カスタマイズ、および/または個人化が、トークン1360の前の所有者によって追加されてもよい。いくつかの例では、デジタル資産1340への改変、カスタマイズ、および/または個人化が、トークン1360に対応するデジタル資産1340の閲覧者によって追加されてもよい。トークン1360の異なるユーザおよび/または所有者が、デジタル資産1340への改変、カスタマイズ、および/または個人化を誰が追加できて誰が追加できないかを特定する異なる設定を設定することができる。
【0153】
いくつかの例では、デジタル資産1340への何らかの改変、カスタマイズ、および/または個人化が、デジタル資産1340および/または関連するトークン1360についての何らかの情報をユーザ1305が知るのを助けるために、デジタル資産1340に自動的に適用されてもよい。たとえば、ユーザ1305がトークン1360を所有する場合、第1の効果(たとえば、1つまたは複数の改変、カスタマイズ、および/または個人化)が、メディアデバイス1310によって表示されるようなデジタル資産1340に適用されてもよい。ユーザ1305が知っている人物(たとえば、友人、家族、同僚、知人、または別の関係性の知り合い)がトークン1360を所有する場合、第2の効果(たとえば、1つまたは複数の改変、カスタマイズ、および/または個人化)が、メディアデバイス1310によって表示されるようなデジタル資産1340に適用されてもよい。高名な人物(たとえば、有名人)がトークン1360を所有する場合、第3の効果(たとえば、1つまたは複数の改変、カスタマイズ、および/または個人化)が、メディアデバイス1310によって表示されるようなデジタル資産1340に適用されてもよい。いくつかの例では、異なる関係性(たとえば、友人vs家族vs同僚)は、異なる効果(たとえば、1つまたは複数の改変、カスタマイズ、および/または個人化)と関連付けられ得る。いくつかの例では、異なるタイプの高名な人々(たとえば、政治家、スター選手、ミュージシャン、映画スター、TVスター、高名な科学者など)は、異なる効果(たとえば、1つまたは複数の改変、カスタマイズ、および/または個人化)と関連付けられ得る。
【0154】
メディアデバイス1310は、ディスプレイにアンカー要素1350の描写を最初に示すものとして示されているが、メディアデバイス1310のイメージセンサ1315がアンカー要素1350の画像を取り込んだことを示すことが意図されることを理解されたい。いくつかの例では、アンカー要素1350自体が、たとえばイメージセンサ1315に対応する画像プレビューウィンドウにおいて、メディアデバイス1310によって表示される。いくつかの例では、アンカー要素1350自体はメディアデバイス1310によって決して表示されず、その代わりに、メディアデバイス1310は仮想物体1345を(たとえば、情報1355および/またはカスタマイズ1357とともに)表示する。
【0155】
いくつかの例では、アンカー要素1350は、オプティカルグリフとは異なるタイプのアンカー要素であってもよい。たとえば、いくつかの例では、アンカー要素1350は物体であってもよく、物体の参照画像は、データストア1370に記憶され、および/または(たとえば、オフチェーン参照画像へのオンチェーンポインタを使用して)分散型台帳1365に記憶される。メディアデバイス1310は、イメージセンサ1315を使用して取り込まれる画像を物体の参照画像と比較することによって、イメージセンサ1315を使用して取り込まれた画像の中の物体を検出して認識してもよい。データストア1370は、物体の参照画像とともにトークン1360を特定してもよく、物体を検出および/または認識するとメディアデバイス1310がトークン1360を決定することを可能にし、その後で、メディアデバイス1310は上で説明されたように進行し、デジタル資産1340を(たとえば、情報1355および/またはカスタマイズ1357とともに)出力する。
【0156】
いくつかの例では、アンカー要素1350は、トークン1360に関連するような、データストア1370および/または分散型台帳1365において特定される指定されたエリアを含んでもよい。メディアデバイス1310が指定されたエリアに位置することの、測位センサ1320および/またはイメージセンサ1315を使用したメディアデバイス1310による検出(たとえば、指定されたエリアにおける環境の画像を認識することによる)は、メディアデバイス1310に、アンカー要素1350に対応するトークン1360に対応するデジタル資産1340を(たとえば、情報1355および/またはカスタマイズ1357とともに)出力させることができる。いくつかの例では、アンカー要素1350は、トークン1360に関連するような、データストア1370および/または分散型台帳1365において特定される指定された位置を含んでもよい。メディアデバイス1310が指定された位置から閾値の範囲内に位置することの、測位センサ1320および/またはイメージセンサ1315を使用したメディアデバイス1310による検出(たとえば、指定されたエリアにおける環境の画像を認識することによる)は、メディアデバイス1310に、アンカー要素1350に対応するトークン1360に対応するデジタル資産1340を(たとえば、情報1355および/またはカスタマイズ1357とともに)出力させることができる。
【0157】
図14は、分散型台帳1415におけるトークン1420に関連するトークンデバイス1405と、第1のユーザ1410から第2のユーザ1430へのトークンデバイス1405の移転とを示す概念図である。トークンデバイス1405は、ローカルデバイス270、ネットワークデバイス280、メディアデバイス205、追加のデバイス297の1つ、データストア298、アンカー要素299、アンカー要素1350、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せの例であってもよい。トークンデバイス1405はトークン1420と関連付けられ、これはデジタル資産1425と関連付けられてもよい。デジタル資産1425は、犬および木の画像を含むものとして
図14に示されている。トークンデバイス1405は、ディスプレイおよび/またはスピーカなどの出力デバイスを含んでもよい。トークンデバイス1405は、たとえば、トークンデバイスのディスプレイを使用してデジタル資産1425の視覚的コンテンツ(たとえば、画像、ビデオ)を表示することによって、および/または、トークンデバイスのスピーカを使用してデジタル資産1425のオーディオコンテンツ(たとえば、音、音楽)を再生することによって、トークン1420に関連するデジタル資産1425を出力してもよい。
図14において、トークンデバイス1405は、デジタル資産1425の一部である犬と木の画像を表示するディスプレイを含むものとして示されている。いくつかの例では、デジタル資産1425は、ビデオまたはアニメーション化された画像を含んでもよく、トークンデバイス1405は、ビデオまたはアニメーション化された画像を、たとえばループで表示することができる。いくつかの例では、トークンデバイス1405は、トークンデバイス1405が関連付けられるトークン1420の物理的な表現であり得る。
【0158】
図14の上のシナリオ1400Aにおいて示されるように、トークン1420に関連する分散型台帳1415(たとえば、ブロックチェーン台帳500および/またはDAG台帳700)は、トークン1420が第1のユーザ1410によって所有されることを示す。
図14の中間のシナリオ1400Bおよび下のシナリオ1400Cでは、第1のユーザ1410は、トークンデバイス1405を第2のユーザ1430に移転するものとして示される。中間のシナリオ1400Bにおいて、分散型台帳1415は更新されず、第1のユーザ1410が分散型台帳1415に従ってトークン1420を依然として所有するが、第2のユーザ1430がトークンデバイス1405を所有するような、分割所有権シナリオにつながる。トークンデバイス1405はトークン1420の物理的な表現であると見なされることがあるので、このシナリオは混乱を引き起こすことがある。たとえば、第1のユーザ1410は、トークン1420を第2のユーザ1430に売ることを申し出ることができるが、代わりに、トークンデバイス1405を第2のユーザ1430に売るだけであり得る。第2のユーザ1430がトークン1420およびトークンデバイス1405について知らない場合、これは、第2のユーザ1430が、トークン1420およびトークンデバイス1405を購入したと信じているが、実際にはトークン1420なしでトークンデバイス1405だけを購入したという、否定的な結果をもたらすことがある。
【0159】
下のシナリオ1400Cでは、移転システム(たとえば、トークンデバイス1405、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、コンピューティングシステム1900)は、トークンデバイス1405が(たとえば、第1のユーザ1410に関連する別のエリアから)第2のユーザ1430に関連するエリアに移動したことを検出する。移転システムは、ローカルデバイス1435、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、第2のユーザ1430が所有し、第2のユーザ1430が所有するトークンに関連する他のトークンデバイス、またはこれらの組合せなどの、第2のユーザ1430に関連する1つまたは複数のデバイスとの通信範囲にトークンデバイス1405が来たことに基づいて、第2のユーザ1430に関連するエリアにトークンデバイス1405があることを検出してもよい。移転システムは、第2のユーザ1430に関連するものとして(たとえば、分散型台帳1415および/またはデータストア298において)以前に指定された地理的エリアの中にトークンデバイス1405があることを示すトークンデバイス1405の測位センサに基づいて、トークンデバイス1405が第2のユーザ1430に関連するエリアの中にあることを検出してもよい。移転システムは、トークンデバイス1405が第2のユーザ1430の位置(たとえば、第2のユーザ1430のメディアデバイス205の位置)から閾値の範囲内にあることを示すトークンデバイス1405の測位センサに基づいて、トークンデバイス1405が第2のユーザ1430に関連するエリアの中にあることを検出してもよい。
【0160】
いくつかの例では、分散型台帳1415は、トークン1420に関連するスマートコントラクトを記憶してもよい。スマートコントラクトは、第1のユーザ1410によって以前に合意されていてもよい。スマートコントラクトは、トークンデバイス1405が別のユーザ(たとえば、第2のユーザ1430)に関連するエリアに移動した場合、別のユーザ(たとえば、第2のユーザ1430)に移転されるべきであることを示してもよい。いくつかの例では、トークンデバイス1405が第2のユーザ1430に関連するエリアに移動したことを検出すると、移転システムは、トークン1420を第2のユーザ1430に移転することに合意するように第1のユーザ1410に関連するメディアデバイス205に問い合わせてもよく、第1のユーザ1410に関連するメディアデバイス205からの合意の確認を受信すると、(たとえば、第1のユーザ1410から第2のユーザ1430へのトークン1420の移転が分散型台帳1415に記録されるようにすることによって、たとえば、移転を記録するペイロードを伴う新しいブロックを生成および/または追加することによって)第1のユーザ1410から第2のユーザ1430へのトークン1420の移転を開始することに進むことができる。いくつかの例では、トークンデバイス1405が第2のユーザ1430に関連するエリアに移動したことを検出すると、移転システムは、トークン1420を第2のユーザ1430に移転することに合意するように第2のユーザ1430に関連するメディアデバイス205に問い合わせてもよく、第2のユーザ1430に関連するメディアデバイス205からの合意の確認を受信すると、(たとえば、第1のユーザ1410から第2のユーザ1430へのトークン1420の移転が分散型台帳1415に記録されるようにすることによって、たとえば、移転を記録するペイロードを伴う新しいブロックを生成および/または追加することによって)第1のユーザ1410から第2のユーザ1430へのトークン1420の移転を開始することに進むことができる。
【0161】
図15Aは、本開示の態様による、スマートコントラクトの生成と、分散型台帳へのスマートコントラクトの入力とを示す概念
図1500である。分散型コンピューティングアーキテクチャは、複数のコンピューティングシステム(ここではコンピュータと呼ばれる)を含み、これは、分散型台帳を記憶して改変するコンピューティングシステム1900であってもよい。第1のコンピュータは、特定のルールで分散型台帳へのスマートコントラクトの入力を要求する要求1505を出す。第2のコンピュータは、第2のコンピュータが要求されたスマートコントラクトについて分散型台帳に入力するための新しいブロックを生成したことを示す応答1510を出す。第3、第4、および第5のコンピュータは、ブロックがスマートコントラクトを正しく実施すること、スマートコントラクトのコードが実行され得る(たとえば、構文エラーまたは他のエラーを含まない)こと、スマートコントラクトに関わるすべての関係者がスマートコントラクトの条文への合意を提出していること、オンチェーンポインタが有効なオフチェーンスマートコントラクトコードを正しく指し示すこと、および/または意図されるペイロード要素に対する実行手数料を支払うために十分な資金が配分されることを、それらが検証したことを示す、検証1520A~1520Cを提出する。第2のコンピュータは、最低数のデバイスが検証することに応答して、要求されたスマートコントラクトについて分散型台帳への新しいブロックの入力が成功することを示す入力確認を提出する。
【0162】
図15Aに示されるプロセスと同様のプロセスが、トークンを入力するために使用されてもよく、対応する検証1520A~1520Cは、たとえば、トークンが有効なタイプのデジタル資産を参照すること、オンチェーンポインタが有効なオフチェーンメディアもしくはメタデータを正しく指し示すこと、および/または、意図されるペイロード要素に対する実行手数料を支払うために十分な資金が配分されることを検証する。
図15Aに示されるプロセスと同様のプロセスが、トランザクションを入力するために使用されてもよく、対応する検証1520A~1520Cは、たとえば、トランザクションが起こるのに十分な量の資産を移転者が持っているかどうか(たとえば、移転者が移転されるべきトークンを所有するかどうか)、および/または、意図されるペイロード要素に対する実行手数料を支払うために十分な資金が配分されるかどうかを検証する。
【0163】
図15Bは、本開示のある態様による、スマートコントラクトの実行を示す概念
図1550である。第1のコンピュータは、第1のコンピュータがスマートコントラクトコードを実行した、このスマートコントラクトにおける条件が満たされていることを特定した、および行われるべき行動を特定したという、特定1555を提出する。第2、第3、および第4のコンピュータは、第2、第3、および第4のコンピュータがスマートコントラクトコードを実行したこと、このスマートコントラクトにおける条件が満たされていることを検証したこと、および行われるべき行動を検証したことを特定する、検証1510A~1510Cを提出する。第5のコンピュータは、検証がない場合の誤差1515を示す。第3のコンピュータは行動1520を示し、第3のコンピュータがスマートコントラクトコードを実行し、最低数のデバイスが検証すること(たとえば、検証1510A~1510C)に応答して行動を実行したことを示す。
【0164】
図16Aは、いくつかの例による、状況に応じたトークン生成のためのプロセス1600の例を示す流れ図である。プロセス1600は、デジタル資産管理システムによって実行されてもよい。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、
図2のデジタル資産追跡システム200、またはそれらの一部分を含み得る。いくつかの例では、撮像システムは、たとえば、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、イメージプロセッサ150、ISP154、ホストプロセッサ152、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、プロセス1650を実行するデジタル資産追跡システム、プロセス1700を実行するデジタル資産管理システム、プロセス1800を実行するデジタル資産管理システム、コンピューティングシステム1900、プロセッサ1910、またはこれらの組合せを含み得る。
【0165】
動作1605において、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信するように構成され、受信することができる。メディアデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、メディアデバイス205、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。少なくとも1つのセンサの例は、イメージセンサ130、1つまたは複数のセンサ210、1つまたは複数の姿勢センサ215、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330A、第2のカメラ330B、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、イメージセンサ1315、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、またはこれらの組合せを含む。センサデータの例は、センサデータ230、姿勢データ225、イメージセンサ130によって取り込まれた画像、ISP154によって処理された画像、ホストプロセッサ152によって処理された画像、イメージプロセッサ152によって処理された画像、ブロック278の記憶された通信、またはこれらの通信を含み得る。メディアデータの例は、メディアデータ250、センサデータ230、姿勢データ225、イメージセンサ130によって取り込まれた画像、ISP154によって処理された画像、ホストプロセッサ152によって処理された画像、イメージプロセッサ152によって処理された画像、ブロック278の記憶されている通信、デジタル資産605、デジタル資産840、デジタル資産940、デジタル資産1040、デジタル資産1140、デジタル資産1240、デジタル資産1340、仮想物体1345、デジタル資産1425、またはこれらの組合せを含み得る。
【0166】
いくつかの例では、デジタル資産追跡システムは、1つまたは複数のセンサに結合された1つまたは複数のセンサコネクタを含む。メディアデータは、1つまたは複数のセンサコネクタを使用して受信されてもよい。1つまたは複数のセンサによって取り込まれるセンサデータは、1つまたは複数のセンサコネクタを使用して受信されてもよい。1つまたは複数のセンサコネクタは、ポート、ジャック、ワイヤ、入力/出力(IO)ピン、プリント回路基板(PCB)上の導電性の経路、任意の他のタイプの本明細書で論じられるコネクタ、またはこれらの何らかの組合せを含んでもよい。いくつかの例では、デジタル資産追跡システムは1つまたは複数のセンサを含む。
【0167】
いくつかの例では、メディアコンテンツは、センサデータの少なくとも一部分を含む。たとえば、メディアデバイス205は、センサデータ230および/または姿勢データ225を受信することによって、メディアデータ250を取得することができる。デジタル資産840は、メディアデバイス810のイメージセンサ815によって取り込まれるセンサデータであり得るメディアデータの例である。デジタル資産940は、メディアデバイス910のイメージセンサ915によって取り込まれるセンサデータであり得るメディアデータの例である。
【0168】
いくつかの例では、メディアコンテンツは、センサデータの少なくとも一部分の改変された変形を含む。センサデータを改変することは、たとえば、画像処理デバイス105Bおよび/またはメディアプロセッサ235に関して論じられたように、センサデータを処理することを含み得る。いくつかの態様では、メディアデバイスは、仮想コンテンツをセンサデータに追加するようにセンサデータを改変することによって少なくとも一部、メディアデータを生成する。仮想コンテンツは、仮想コンテンツ生成器240によって生成されてもよい。仮想コンテンツは、画像合成器245を使用してセンサデータ(たとえば、センサデータと統合される)に追加されてもよい。仮想コンテンツの例は、イメージセンサ1015によって取り込まれるセンサデータに現れないにもかかわらずデジタル資産1040(メディアデータの例)に現れる仮想物体1045(仮想的な犬)、イメージセンサ1315によって取り込まれるセンサデータに現れないにもかかわらずデジタル資産1340(メディアデータの例)に現れる仮想物体1345(仮想的な犬)、またはこれらの組合せを含む。デジタル資産1140はまた、センサデータの少なくとも一部分の改変された変形を含むメディアコンテンツの例であってもよく、デジタル資産1140の地図が場所データ(たとえば、測位センサ1120を使用して、および/または、メディアデバイス1110とローカルデバイス1130との間の通信に基づいて収集される)の形式で処理および/または改変される。
【0169】
動作1610において、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの場所を決定するように構成され、決定することができる。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、センサデータに基づいてメディアデバイスの場所を決定することができる。メディアデバイスの場所の例は、姿勢データ225、センサデータ230、1つまたは複数の通信272に基づいて(たとえば、メディアデバイス205および/またはローカルデバイス270および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、ブロック277の記憶されている通信、ブロック278の記憶されている通信、イメージセンサ815および/または測位センサ820を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信835に基づいて(たとえば、メディアデバイス810および/またはローカルデバイス830および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ915および/または測位センサ920を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信935に基づいて(たとえば、メディアデバイス910および/またはローカルデバイス930および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ1015および/または測位センサ1020を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1035に基づいて(たとえば、メディアデバイス1010および/またはローカルデバイス1030および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、測位センサ1120を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1135に基づいて(たとえば、メディアデバイス1110および/またはローカルデバイス1130および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、測位センサ1220を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1235に基づいて(たとえば、所有権デバイス1210および/またはローカルデバイス1230および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ1315および/または測位センサ1320を使用して決定される測位情報、トークンデバイス1405の場所、またはこれらの組合せを含む。
【0170】
いくつかの例では、センサデータは、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信に基づく測位データを含む。メディアデバイスの場所を決定することは、測位データに少なくとも一部基づき得る。いくつかの例では、少なくとも1つのワイヤレス信号は、たとえば測位受信機を使用して受信される、全地球航法衛星システム(GNSS)衛星(たとえば、GPS衛星)からのGNSS信号(たとえば、GPS信号)を含む。いくつかの例では、少なくとも1つのワイヤレス信号は、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信の間には少なくともメディアデバイスの送信範囲内にあるローカルデバイスからの短距離ワイヤレス信号(たとえば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、セルラー、WLAN)を含む。ローカルデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、ローカルデバイス1435、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。測位受信機の例は、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ275、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、またはこれらの組合せを含み得る。少なくとも1つのワイヤレス信号の例は、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間で通信272を搬送する信号、モバイルデバイス810とローカルデバイス830との間で通信835を搬送する信号、モバイルデバイス910とローカルデバイス930との間で通信935を搬送する信号、モバイルデバイス1010とローカルデバイス1030との間で通信1035を搬送する信号、モバイルデバイス1110とローカルデバイス1130との間で通信1135を搬送する信号、モバイルデバイス1210とローカルデバイス1230との間で通信1235を搬送する信号、またはこれらの組合せを含み得る。
【0171】
動作1615において、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを決定するように構成され、決定することができる。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、センサデータに基づいてメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを決定することができる。地理的エリアの例は、美術館(たとえば、
図8A~
図8Bおよび
図12A~
図12Bのように)、事務所(たとえば、
図9A~
図9Bにおけるように)、公園(たとえば、
図10A~
図10Bおよび
図13におけるように)、小道(たとえば、
図11A~
図11Bにおけるように)、第1のユーザ1410に関連するエリア、第2のユーザ1430に関連するエリア、屋内エリア、屋外エリア、競技場、コンサート会場、映画館、ショッピングモール、1つまたは複数のローカルデバイス270の1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ275の送信範囲、1つまたは複数のローカルデバイス270の1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ275の受信範囲(メディアデバイスの1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ260を使用して送信される信号を受信するための)、またはこれらの組合せを含む。メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定することの例は、
図2のデジタル資産追跡システム200のブロック290を含み、これは、ネットワークデバイス280、メディアデバイス205、ローカルデバイス270、またはこれらの組合せによって実行されてもよい。
【0172】
いくつかの例では、センサデータは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた少なくとも1つの画像を含む。メディアコンテンツは、少なくとも1つの画像に基づき得る。イメージセンサの例は、イメージセンサ130、メディアセンサ220、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330Aのイメージセンサ、第2のカメラ330Bのイメージセンサ、第1のカメラ430Aのイメージセンサ、第2のカメラ430Bのイメージセンサ、第3のカメラ430Cのイメージセンサ、第4のカメラ430Dのイメージセンサ、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、またはこれらの組合せを含み得る。1つまたは複数の画像である、それらを含む、またはそれらに基づくメディアデータの例は、デジタル資産840、デジタル資産940、デジタル資産1040、デジタル資産1240、デジタル資産1340、デジタル資産1425、またはこれらの組合せを含む。
【0173】
いくつかの例では、メディアデバイスの場所を決定することは、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出することと、少なくとも1つの画像における環境の少なくともその部分の検出に少なくとも一部基づいて、メディアデバイスの場所を決定することとを含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定することは、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出することと、環境の少なくともその部分が地理的エリア内に位置すると決定することとを含む。たとえば、
図8Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産840が地理的エリア(ルーブル美術館)の中にある物体(モナリザ)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス810が地理的エリア(ルーブル美術館)の中にあることを検証することができる。
図9Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産940が地理的エリア(公園)の中にある物体(Bob945)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス910が地理的エリア(公園)の中にあることを検証することができる。
図10Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産1040が地理的エリア(公園)の中にある物体(仮想物体1045および現実の物体1047)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス1010が地理的エリア(公園)の中にあることを検証することができる。
図11Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産1140が地理的エリア(ヨセミテ)の中にある物体(ハイキング道)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス1110が地理的エリア(ヨセミテ)の中にあることを検証することができる。
図13の文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産1340が地理的エリア(公園)の中にある物体(仮想物体1345および現実の物体1347)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス1310が地理的エリア(公園)の中にあることを検証することができる。
【0174】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、少なくとも1つの画像において個人の少なくとも一部分を検出し、個人の身元を決定し、トークンが身元に関連することを示すためにトークンのパラメータ(たとえば、トークン所有権620、トークンスマートコントラクト645)を設定するように構成され、それらを行うことができる。
図9Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、イメージセンサ915によって取り込まれる(およびデジタル資産940に対応する)画像が、認識された身元を有する個人(Bob945)の描写を含むことを特定することができる。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、認識された身元を有する個人に関連するアカウントにトークンの所有権を設定するように構成され、設定することができる。
図9A~
図9Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークン960の所有権をBob945に設定することができる。
【0175】
いくつかの例では、メディアコンテンツは、デジタル資産1140の中の地図のように、地理的エリアの地図を含む。
【0176】
いくつかの例では、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定することは、メディアデバイスと地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の少なくとも1つの通信(たとえば、通信272、通信835、通信935、通信1035、通信1135、通信1235など)に基づく。ローカルデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、ローカルデバイス1435、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。
【0177】
動作1620において、動作1615においてメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、デジタル資産管理システムは、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するように構成され、生成することができる。分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードが、トークンを特定する。トークンの例は、トークン600、トークン860、トークン960、トークン1060、トークン1160、トークン1260、トークン1360、トークン1420、またはこれらの組合せを含み得る。分散型台帳の例は、分散型台帳295、ブロックチェーン台帳500、DAG台帳700、分散型台帳1365、分散型台帳1415、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトに対応する分散型台帳、またはこれらの組合せを含む。ブロックの例は、ブロックA505、ブロックB535、ブロックC565、ブロック710、ブロック720、ブロック730、ブロック740、ブロック750、ブロック760、またはこれらの組合せを含む。ペイロードの例は、ブロックAペイロード530、ブロックBペイロード560、およびブロックCペイロード590を含む。トークンは、非代替性トークン(NFT)であり得る。
【0178】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して少なくとも1つのブロックを生成し、少なくとも1つのブロックが分散型台帳に追加されるようにするように構成され、それらを行うことができる。いくつかの例では、少なくとも1つのブロックは、分散型台帳の以前のブロックの少なくとも一部分のハッシュ(たとえば、ハッシュ515/545/575、マークル根520/550/580)を含む。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、分散型台帳を生成するように構成され、生成することができる。
【0179】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、少なくとも1つのブロックを生成せよとの要求をコンピューティングデバイスに送信し、少なくとも1つのブロックを受信し、少なくとも1つのブロックを分散型台帳に追加するように構成され、それらを行うことができる。
【0180】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、トークンがユーザに関連することを示すためにトークンのパラメータ(たとえば、トークン所有権620、トークンスマートコントラクト645)を設定するように構成され、設定することができる。メディアデバイスはユーザと関連付けられ得る。たとえば、
図8A~
図8Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、805を示すようにトークン860のパラメータを設定することができる。
図9A~
図9Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ905に関連することを示すようにトークン960のパラメータを設定することができる。
図10A~
図10Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ1005に関連することを示すようにトークン1060のパラメータを設定することができる。
図11A~
図11Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、ユーザ1105に関連するトークンを示すようにトークン1160のパラメータを設定することができる。
図12A~
図12Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ1205に関連することを示すようにトークン1260のパラメータを設定することができる。
図13の文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ1305に関連することを示すようにトークン1360のパラメータを設定することができる。
図14の文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンが第1のユーザ1410および/または第2のユーザ1430に関連することを示すようにトークン1420のパラメータを設定することができる。いくつかの例では、トークンのパラメータは、オンチェーンで、たとえば、トークン所有権620、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、および/またはオンチェーンミュータブルメタデータ630に記憶され得る。いくつかの例では、トークンのパラメータは、オフチェーンで、たとえばオフチェーンメタデータ640に記憶され得る。
【0181】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むと決定するように構成され、決定することができる。メディアコンテンツに対応するトークンを生成することは、地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むと決定したことに応答して実行され得る。
【0182】
いくつかの例では、プロセス1600を実行するデジタル資産管理システムは、メディアデバイス、ローカルデバイス、またはこれらの組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセス1600を実行するデジタル資産管理システムは、地理的エリアの中に位置する。
【0183】
いくつかの例では、プロセス1600を実行するデジタル資産管理システムは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)(たとえば、HMD310)、モバイルハンドセット(たとえば、モバイルハンドセット410)、ワイヤレス通信デバイス、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0184】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信するための手段と、メディアデバイスの場所を決定するための手段と、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するための手段と、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答してメディアコンテンツに対応するトークンを生成するための手段とを含み、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードは、トークンを特定する。
【0185】
いくつかの例では、メディアコンテンツを受信するための手段は、画像取込および処理システム100、イメージセンサ130、デジタル資産追跡システム200、1つまたは複数のセンサ210、1つまたは複数の姿勢センサ215、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330A、第2のカメラ330B、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、イメージセンサ1315、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、入力デバイス1945、またはこれらの組合せを含む。
【0186】
いくつかの例では、メディアデバイスの場所を決定するための、および/またはメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するための手段は、画像取込および処理システム100、イメージセンサ130、デジタル資産追跡システム200、1つまたは複数のセンサ210、1つまたは複数の姿勢センサ215、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330A、第2のカメラ330B、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、イメージセンサ1315、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、通信インターフェース1940、入力デバイス1945、またはこれらの組合せを含む。
【0187】
いくつかの例では、トークンを生成するための手段は、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、分散型台帳295、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、ブロックチェーン台帳500、トークン600、データ構造650、DAG台帳700、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、アンカー要素1350、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、出力デバイス1935、通信インターフェース1940、またはこれらの組合せを含む。
【0188】
図16Bは、いくつかの例による、位置に関連するデジタル資産を追跡するためのプロセス1650の例を示す流れ図である。プロセス1650は、デジタル資産追跡システムによって実行されてもよい。いくつかの例では、デジタル資産追跡システムは、
図2のデジタル資産追跡システム200、またはそれらの一部分を含み得る。いくつかの例では、撮像システムは、たとえば、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、イメージプロセッサ150、ISP154、ホストプロセッサ152、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、プロセッサ1910、またはこれらの組合せを含み得る。
【0189】
動作1655において、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによって取り込まれるセンサデータに基づくメディアデータをメディアデバイスから受信するように構成され、受信することができる。メディアデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、メディアデバイス205、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。1つまたは複数のセンサの例は、イメージセンサ130、1つまたは複数のセンサ210、1つまたは複数の姿勢センサ215、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330A、第2のカメラ330B、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、イメージセンサ1315、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、またはこれらの組合せを含む。センサデータの例は、センサデータ230、姿勢データ225、イメージセンサ130によって取り込まれた画像、ISP154によって処理された画像、ホストプロセッサ152によって処理された画像、イメージプロセッサ152によって処理された画像、ブロック278の記憶された通信、またはこれらの通信を含み得る。メディアデータの例は、メディアデータ250、センサデータ230、姿勢データ225、イメージセンサ130によって取り込まれた画像、ISP154によって処理された画像、ホストプロセッサ152によって処理された画像、イメージプロセッサ152によって処理された画像、ブロック278の記憶されている通信、デジタル資産605、デジタル資産840、デジタル資産940、デジタル資産1040、デジタル資産1140、デジタル資産1240、デジタル資産1340、仮想物体1345、デジタル資産1425、またはこれらの組合せを含み得る。
【0190】
いくつかの例では、デジタル資産追跡システムは、1つまたは複数のセンサに結合された1つまたは複数のセンサコネクタを含む。メディアデータは、1つまたは複数のセンサコネクタを使用して受信されてもよい。1つまたは複数のセンサによって取り込まれるセンサデータは、1つまたは複数のセンサコネクタを使用して受信されてもよい。1つまたは複数のセンサコネクタは、ポート、ジャック、ワイヤ、入力/出力(IO)ピン、プリント回路基板(PCB)上の導電性の経路、任意の他のタイプの本明細書で論じられるコネクタ、またはこれらの何らかの組合せを含んでもよい。いくつかの例では、デジタル資産追跡システムは1つまたは複数のセンサを含む。
【0191】
メディアデータは、センサデータであり得る。メディアデータは、センサデータを含み得る。たとえば、メディアデバイス205は、センサデータ230および/または姿勢データ225を受信することによって、メディアデータ250を取得することができる。デジタル資産840は、メディアデバイス810のイメージセンサ815によって取り込まれるセンサデータであり得るメディアデータの例である。デジタル資産940は、メディアデバイス910のイメージセンサ915によって取り込まれるセンサデータであり得るメディアデータの例である。
【0192】
メディアデバイスは、センサデータを改変することによって少なくとも一部、メディアデータを生成する。センサデータを改変することは、たとえば、画像処理デバイス105Bおよび/またはメディアプロセッサ235に関して論じられたように、センサデータを処理することを含み得る。いくつかの態様では、メディアデバイスは、仮想コンテンツをセンサデータに追加するようにセンサデータを改変することによって少なくとも一部、メディアデータを生成する。仮想コンテンツは、仮想コンテンツ生成器240によって生成されてもよい。仮想コンテンツは、画像合成器245を使用してセンサデータ(たとえば、センサデータと統合される)に追加されてもよい。仮想コンテンツの例は仮想物体1045(仮想的な犬)を含み、これはイメージセンサ1015によって取り込まれるセンサデータに現れないにもかかわらず、デジタル資産1040(メディアデータの例)に現れる。
【0193】
センサデータは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの1つまたは複数のイメージセンサによって取り込まれる1つまたは複数の画像を含み得る。メディアデータは、1つまたは複数の画像のうちの少なくとも1つに基づき得る。イメージセンサの例は、イメージセンサ130、メディアセンサ220、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330Aのイメージセンサ、第2のカメラ330Bのイメージセンサ、第1のカメラ430Aのイメージセンサ、第2のカメラ430Bのイメージセンサ、第3のカメラ430Cのイメージセンサ、第4のカメラ430Dのイメージセンサ、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、またはこれらの組合せを含み得る。1つまたは複数の画像である、それらを含む、またはそれらに基づくメディアデータの例は、デジタル資産840、デジタル資産940、デジタル資産1040、デジタル資産1240、デジタル資産1340、デジタル資産1425、またはこれらの組合せを含む。
【0194】
動作1660において、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによるセンサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所を示す測位データを受信するように構成され、受信することができる。測位データの例は、姿勢データ225、センサデータ230、1つまたは複数の通信272に基づいて(たとえば、メディアデバイス205および/またはローカルデバイス270および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、ブロック277の記憶されている通信、ブロック278の記憶されている通信、イメージセンサ815および/または測位センサ820を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信835に基づいて(たとえば、メディアデバイス810および/またはローカルデバイス830および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ915および/または測位センサ920を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信935に基づいて(たとえば、メディアデバイス910および/またはローカルデバイス930および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ1015および/または測位センサ1020を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1035に基づいて(たとえば、メディアデバイス1010および/またはローカルデバイス1030および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、測位センサ1120を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1135に基づいて(たとえば、メディアデバイス1110および/またはローカルデバイス1130および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、測位センサ1220を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1235に基づいて(たとえば、所有権デバイス1210および/またはローカルデバイス1230および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ1315および/または測位センサ1320を使用して決定される測位情報、トークンデバイス1405の場所、またはこれらの組合せを含む。
【0195】
センサデータは測位データを含むことができ、測位データは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づいて決定される。たとえば、測位データの少なくとも一部は、1つまたは複数の姿勢センサ215からの姿勢データ225、および/またはメディアデバイス205が通信272に基づいて決定する測位情報を含み得る。メディアデータは、測位データに基づいてメディアデバイスによって生成される地図を含み得る。メディアデバイスは、測位データおよび/またはセンサデータに基づいて地図を生成することによって少なくとも一部、メディアデータを生成することができる。そのような地図の例はデジタル資産1140の中の地図を含み、メディアデバイス1110は、測位センサ1120からの測位センサデータに基づいて地図を生成する。
【0196】
センサデータは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づいて決定される二次測位データを含み得る。1つまたは複数の測位信号の例は、GPS信号などのGNSS信号を含み得る。測位受信機の例は、GPS受信機などのGNSS受信機を含み得る。1つまたは複数の測位信号の例は、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間で通信272を搬送する信号、モバイルデバイス810とローカルデバイス830との間で通信835を搬送する信号、モバイルデバイス910とローカルデバイス930との間で通信935を搬送する信号、モバイルデバイス1010とローカルデバイス1030との間で通信1035を搬送する信号、モバイルデバイス1110とローカルデバイス1130との間で通信1135を搬送する信号、モバイルデバイス1210とローカルデバイス1230との間で通信1235を搬送する信号、またはこれらの組合せを含み得る。メディアデータは、測位データに基づいてメディアデバイスによって生成される地図を含み得る。メディアデバイスは、測位データおよび/またはセンサデータに基づいて地図を生成することによって少なくとも一部、メディアデータを生成することができる。そのような地図の例はデジタル資産1140の中の地図を含み、メディアデバイス1110は、測位センサ1120からの測位センサデータに基づいて地図を生成する。測位受信機の例は、短距離ワイヤレストランシーバ260、短距離ワイヤレストランシーバ275、またはこれらの組合せを含み得る。
【0197】
測位データを受信するために、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスから測位データを受信することができる。測位データは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づき得る。たとえば、測位データの少なくとも一部は、1つまたは複数の姿勢センサ215からの姿勢データ225、および/またはメディアデバイス205が通信272に基づいて決定する測位情報を含み得る。測位受信機の例は、GPS受信機などのGNSS受信機を含み得る。1つまたは複数の測位信号の例は、GPS信号などのGNSS信号を含み得る。測位受信機の例は、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、またはこれらの組合せを含んでもよい。測位受信機の例は、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ260、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、またはこれらの組合せを含み得る。1つまたは複数の測位信号の例は、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間で通信272を搬送する信号、モバイルデバイス810とローカルデバイス830との間で通信835を搬送する信号、モバイルデバイス910とローカルデバイス930との間で通信935を搬送する信号、モバイルデバイス1010とローカルデバイス1030との間で通信1035を搬送する信号、モバイルデバイス1110とローカルデバイス1130との間で通信1135を搬送する信号、モバイルデバイス1210とローカルデバイス1230との間で通信1235を搬送する信号、またはこれらの組合せを含み得る。
【0198】
測位データを受信するために、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスとは別個のローカルデバイスから測位データを受信することができる。測位データは、ローカルデバイスの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づき得る。ローカルデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、ローカルデバイス1435、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。測位受信機の例は、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ275を含み得る。1つまたは複数の測位信号の例は、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間で通信272を搬送する信号、モバイルデバイス810とローカルデバイス830との間で通信835を搬送する信号、モバイルデバイス910とローカルデバイス930との間で通信935を搬送する信号、モバイルデバイス1010とローカルデバイス1030との間で通信1035を搬送する信号、モバイルデバイス1110とローカルデバイス1130との間で通信1135を搬送する信号、モバイルデバイス1210とローカルデバイス1230との間で通信1235を搬送する信号、またはこれらの組合せを含み得る。
【0199】
測位受信機は、1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号を受信するように構成される短距離ワイヤレス通信受信機であり得る。短距離ワイヤレス通信受信機の例は、1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ260を含む。1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号は、地理的エリアの中のローカルデバイスによって送信され得る。ローカルデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号の例は、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間で通信272を搬送する信号、モバイルデバイス810とローカルデバイス830との間で通信835を搬送する信号、モバイルデバイス910とローカルデバイス930との間で通信935を搬送する信号、モバイルデバイス1010とローカルデバイス1030との間で通信1035を搬送する信号、モバイルデバイス1110とローカルデバイス1130との間で通信1135を搬送する信号、モバイルデバイス1210とローカルデバイス1230との間で通信1235を搬送する信号、またはこれらの組合せを含み得る。地理的エリアは、ローカルデバイスによる1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号の送信範囲に対応し得る。いくつかの例では、測位受信機は、1つまたは複数の衛星から1つまたは複数の全地球航法衛星システム(GNSS)信号を受信するように構成されるGNSS受信機であり得る。
【0200】
いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムはローカルデバイスを含む。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムはメディアデバイスを含む。
【0201】
動作1665において、デジタル資産追跡システムは、測位データに基づいて、センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するように構成され、検証することができる。センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることの検証の例は、
図2のデジタル資産追跡システム200のブロック290を含み、これは、ネットワークデバイス280、メディアデバイス205、ローカルデバイス270、またはこれらの組合せによって実行されてもよい。地理的エリアの例は、美術館、競技場、コンサート会場、映画館、ショッピングモール、1つまたは複数のローカルデバイス270の1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ275の送信範囲、1つまたは複数のローカルデバイス270の1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ275の受信範囲(メディアデバイスの1つまたは複数の短距離ワイヤレストランシーバ260を使用して送信される信号を受信するための)、またはこれらの組合せを含む。
【0202】
センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するために、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスと、地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の1つまたは複数の通信の内容を検証することができる。センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するために、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスと、地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の1つまたは複数の通信の送信および/または受信のタイミングを検証することができる。センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するために、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスと、地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の1つまたは複数の通信の送信周波数および/または受信周波数を検証することができる。ローカルデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。内容、送信のタイミング、受信のタイミング、送信周波数、および/または受信周波数などの1つまたは複数の通信の性質が、ブロック277の記憶されている通信においてローカルデバイスに、および/またはブロック278の記憶されている通信においてメディアデバイス205に記憶され得る。1つまたは複数の通信の例は、メディアデバイス205とローカルデバイス270との間で通信272を搬送する信号、モバイルデバイス810とローカルデバイス830との間で通信835を搬送する信号、モバイルデバイス910とローカルデバイス930との間で通信935を搬送する信号、モバイルデバイス1010とローカルデバイス1030との間で通信1035を搬送する信号、モバイルデバイス1110とローカルデバイス1130との間で通信1135を搬送する信号、モバイルデバイス1210とローカルデバイス1230との間で通信1235を搬送する信号、またはこれらの組合せを含み得る。
【0203】
センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するために、デジタル資産追跡システムは、地理的エリア内で見える物体をセンサデータ(および/またはメディアデータ)が描写することを検証することができる。たとえば、
図8Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産840が地理的エリア(ルーブル美術館)の中にある物体(モナリザ)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス810が地理的エリア(ルーブル美術館)の中にあることを検証することができる。
図9Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産940が地理的エリア(公園)の中にある物体(Bob945)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス910が地理的エリア(公園)の中にあることを検証することができる。
図10Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産1040が地理的エリア(公園)の中にある物体(仮想物体1045および現実の物体1047)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス1010が地理的エリア(公園)の中にあることを検証することができる。
図11Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産1140が地理的エリア(ヨセミテ)の中にある物体(ハイキング道)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス1110が地理的エリア(ヨセミテ)の中にあることを検証することができる。
図13の文脈では、デジタル資産追跡システムは、デジタル資産1340が地理的エリア(公園)の中にある物体(仮想物体1345および現実の物体1347)を描写することを検証することができ、したがって、メディアデバイス1310が地理的エリア(公園)の中にあることを検証することができる。
【0204】
動作1670において、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、メディアデータに対応するトークンを生成するように構成され、生成することができ、トークンは分散型台帳のブロックのペイロードにおいて特定される。トークンの例は、トークン600、トークン860、トークン960、トークン1060、トークン1160、トークン1260、トークン1360、トークン1420、またはこれらの組合せを含み得る。分散型台帳の例は、分散型台帳295、ブロックチェーン台帳500、DAG台帳700、分散型台帳1365、分散型台帳1415、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトに対応する分散型台帳、またはこれらの組合せを含む。ブロックの例は、ブロックA505、ブロックB535、ブロックC565、ブロック710、ブロック720、ブロック730、ブロック740、ブロック750、ブロック760、またはこれらの組合せを含む。ペイロードの例は、ブロックAペイロード530、ブロックBペイロード560、およびブロックCペイロード590を含む。トークンは、非代替性トークン(NFT)であり得る。
【0205】
いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳のためのブロックを生成するように構成され、生成することができる。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、分散型台帳の複数のブロックにブロックを追加するように構成され、追加することができる。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、複数のコンピューティングデバイスが分散型台帳のそれぞれのコピーにブロックを追加できるように、ブロックを複数のコンピューティングデバイスに送信するように構成され、送信することができる。複数のコンピューティングデバイスの例は、追加のデバイス297、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。
【0206】
いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳のためのブロックを生成せよとの要求をブロック生成コンピューティングデバイスに送信するように構成され、送信することができる。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、ブロック生成コンピューティングデバイスからブロックを受信するように構成され、受信することができる。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、分散型台帳の複数のブロックにブロックを追加するように構成され、追加することができる。ブロック生成コンピューティングデバイスの例は、追加のデバイス297の1つ、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステムの1つ、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。
【0207】
ブロックは、分散型台帳の以前のブロックの少なくとも一部分のハッシュを含み得る。ハッシュの例は、ハッシュ515、ハッシュ545、およびハッシュ575を含む。ブロックは、ブロックのペイロードの複数の要素のマークル根を含み得る。マークル根の例は、マークル根520、マークル根550、およびマークル根580を含む。トークンは、ブロックのペイロードの複数の要素の少なくとも1つに対応し得る。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳を生成するように構成され、生成することができる。
【0208】
いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスに関連するユーザに関連するアカウントにトークンの所有権を設定するように構成され、設定することができる。たとえば、
図8A~
図8Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、ユーザ805にトークン860の所有権を設定することができる。
図9A~
図9Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークン960の所有権をユーザ905に設定することができる。
図10A~
図10Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークン1060の所有権をユーザ1005に設定することができる。
図11A~
図11Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、ユーザ1105にトークン1160の所有権を設定することができる。
図12A~
図12Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークン1260の所有権をユーザ1205に設定することができる。
図13の文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークン1360の所有権をユーザ1305に設定することができる。
図13の文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークン1420の所有権を第1のユーザ1410および/または第2のユーザ1430に設定することができる。いくつかの例では、トークンの所有権は、オンチェーンで、たとえば、トークン所有権620、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、および/またはオンチェーンミュータブルメタデータ630に記憶され得る。いくつかの例では、トークンの所有権は、オフチェーンで、たとえばオフチェーンメタデータ640に記憶され得る。
【0209】
いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、認識された身元を有する個人の表現をセンサデータが含むことを特定するように構成され、特定することができる。
図9Aの文脈では、デジタル資産追跡システムは、イメージセンサ915によって取り込まれる(およびデジタル資産940に対応する)画像が、認識された身元を有する個人(Bob945)の描写を含むことを特定することができる。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、認識された身元を有する個人に関連するアカウントにトークンの所有権を設定するように構成され、設定することができる。
図9A~
図9Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークン960の所有権をBob945に設定することができる。
【0210】
いくつかの態様では、メディアデバイスは、HMD310などのヘッドマウントディスプレイを含む。いくつかの態様では、メディアデバイスは、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、またはこれらの組合せなどの、モバイルハンドセットを含む。いくつかの態様では、メディアデバイスはウェアラブルデバイスを含む。いくつかの態様では、メディアデバイスは地理的エリアの中にある。
【0211】
いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、HMD310などのヘッドマウントディスプレイを含む。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、またはこれらの組合せなどの、モバイルハンドセットを含む。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムはウェアラブルデバイスを含む。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムはサーバを含む。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは地理的エリアの中にある。
【0212】
いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアデータを受信するための手段を含み得る。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによるセンサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所を示す測位データを受信するための手段を含み得る。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、測位データに基づいて、センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するための手段を含み得る。いくつかの態様では、デジタル資産追跡システムは、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段を含むことができ、トークンは分散型台帳のブロックのペイロードにおいて特定される。
【0213】
いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、ネットワークデバイス280を含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、メディアデバイス205、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、HMD310を含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、メディアプロセッサ235を含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、モバイルハンドセット410を含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、イメージセンサ130を含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、画像取込および処理システム100、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、通信282を介してメディアデバイス205のネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ265など)からのネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ285など)におけるメディアデータの受信を含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、メディアデバイス205の1つまたは複数のセンサ210によるセンサデータ(姿勢データ225および/またはセンサデータ230など)の取り込みを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、メディアデバイス205においてメディアデータ250を生成および/または取得することを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、メディアデバイス205の1つまたは複数のセンサ210によるセンサデータ(姿勢データ225および/またはセンサデータ230など)の取り込みを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、メディアデバイス205においてメディアデータ250を生成および/または取得することを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、デジタル資産605を含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、デジタル資産840、デジタル資産940、デジタル資産1040、デジタル資産1140、デジタル資産1240、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、プロセス0016を実行するデジタル資産追跡システムを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、第1のカメラ330Aおよび/または第2のカメラ330Bを含む。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、またはこれらの組合せを含む。
【0214】
いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、ネットワークデバイス280を含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、メディアデバイス205、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、HMD310を含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、モバイルハンドセット410を含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、通信282を介してメディアデバイス205のネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ265など)からのネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ285など)における姿勢データの受信(たとえば、姿勢データ225として、および/またはメディアデータ250の一部として、および/または通信272についての情報の一部として)を含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、メディアデバイス205の1つまたは複数のセンサ210による姿勢データ225および/またはセンサデータ230の取り込みを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、通信272の記憶されたコピー(たとえば、ブロック277の記憶された通信および/またはブロック278の記憶された通信)を受信することを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、メディアデバイス205においてメディアデータ250を生成および/または取得することを含む(たとえば、メディアデータは、姿勢データ225に少なくとも一部基づき、および/または姿勢データ225を含む)。いくつかの例では、メディアデータを受信するための手段は、通信282を介してメディアデバイス205のネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ265など)からのネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ285など)におけるメディアデータの受信を含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、プロセス1650を実行するデジタル資産追跡システムを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、通信272についてメディアデバイス205からおよび/もしくはローカルデバイス270からデータを受信すること、通信835についてメディアデバイス810からおよび/もしくはローカルデバイス830からデータを受信すること、通信935についてメディアデバイス910からおよび/もしくはローカルデバイス930からデータを受信すること、通信1035についてメディアデバイス1010からおよび/もしくはローカルデバイス1030からデータを受信すること、通信1135についてメディアデバイス1110からおよび/もしくはローカルデバイス1130からデータを受信すること、通信1235について所有権デバイス1210からおよび/もしくはローカルデバイス1230からデータを受信すること、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、第1のカメラ330Aおよび/または第2のカメラ330Bを含む。いくつかの例では、測位データを受信するための手段は、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、またはこれらの組合せを含む。
【0215】
いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、ネットワークデバイス280を含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、メディアデバイス205、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、HMD310を含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、モバイルハンドセット410を含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、メディアデバイス205を含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、ローカルデバイス270を含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、メディアデバイス205の姿勢がローカルデバイス270に関連する地理的エリアの中にあることの検証を含む(ブロック290)。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、地理的エリアへの測位データの通信282および比較を介して、メディアデバイス205のネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ265など)からのネットワークトランシーバ(ネットワークトランシーバ285など)における測位データの受信を含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、トークンスマートコントラクト645を含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトを含む。いくつかの例では、メディアデバイスの場所を検証するための手段は、プロセス1650を実行するデジタル資産追跡システムを含む。
【0216】
いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、ネットワークデバイス280を含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、メディアデバイス205、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、HMD310を含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、モバイルハンドセット410を含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、分散型台帳295、ブロックチェーン台帳500、DAG台帳700、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトに対応する分散型台帳、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、トークン600を含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、トークン860、トークン960、トークン1060、トークン1160、トークン1260、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、トークンスマートコントラクト645を含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトを含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステムを含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、コンピューティングシステム1900を含む。いくつかの例では、メディアデータに対応するトークンを生成するための手段は、プロセス1650を実行するデジタル資産追跡システムを含む。
【0217】
図17は、状況に応じたトークン関連メディア出力のためのプロセス1700を示す流れ図である。プロセス1700は、デジタル資産管理システムによって実行されてもよい。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、
図2のデジタル資産追跡システム200、またはそれらの一部分を含み得る。いくつかの例では、撮像システムは、たとえば、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、イメージプロセッサ150、ISP154、ホストプロセッサ152、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、プロセス1600を実行するデジタル資産管理システム、プロセス1650を実行するデジタル資産追跡システム、プロセス1800を実行するデジタル資産管理システム、コンピューティングシステム1900、プロセッサ1910、またはこれらの組合せを含み得る。
【0218】
動作1705において、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するように構成され、受信することができる。メディアデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、メディアデバイス205、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。少なくとも1つのセンサの例は、イメージセンサ130、1つまたは複数のセンサ210、1つまたは複数の姿勢センサ215、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330A、第2のカメラ330B、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、イメージセンサ1315、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、またはこれらの組合せを含む。センサデータの例は、センサデータ230、姿勢データ225、イメージセンサ130によって取り込まれた画像、ISP154によって処理された画像、ホストプロセッサ152によって処理された画像、イメージプロセッサ152によって処理された画像、ブロック278の記憶された通信、またはこれらの通信を含み得る。
【0219】
いくつかの例では、デジタル資産追跡システムは、1つまたは複数のセンサに結合された1つまたは複数のセンサコネクタを含む。メディアデータは、1つまたは複数のセンサコネクタを使用して受信されてもよい。1つまたは複数のセンサによって取り込まれるセンサデータは、1つまたは複数のセンサコネクタを使用して受信されてもよい。1つまたは複数のセンサコネクタは、ポート、ジャック、ワイヤ、入力/出力(IO)ピン、プリント回路基板(PCB)上の導電性の経路、任意の他のタイプの本明細書で論じられるコネクタ、またはこれらの何らかの組合せを含んでもよい。いくつかの例では、デジタル資産追跡システムは1つまたは複数のセンサを含む。
【0220】
動作1710において、デジタル資産管理システムは、センサデータに基づいて、メディアデバイスと、あるトークンに関連するアンカー要素との関係を特定するように構成され、特定することができる。いくつかの例では、メディアデバイスとアンカー要素との関係は、メディアデバイスとアンカー要素との間の対話を含み得る。アンカー要素の例は、アンカー要素299、アンカー要素1350、オプティカルグリフ、指定されたエリア、指定された位置、指定された音などを含む。
【0221】
いくつかの例では、センサデータは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含む。アンカー要素は物体を含み得る。メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、画像データが物体を描写することを特定することを含み得る。たとえば、いくつかの例では、物体はオプティカルグリフを含み、トークンを示す情報は、アンカー要素1350において示されるように、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される。オプティカルグリフの例は、quick response (QR)コード、バーコード、Aztecコード、ドットコード、データマトリックス、ショットコード、またはこれらの組合せを含む。いくつかの例では、物体を描写する参照画像データがデータストア(たとえば、データストア298、データ構造650、データストア1370)に記憶され、画像データが物体を描写することを特定することは、画像データを参照画像データと比較することを含む。
【0222】
いくつかの例では、センサデータは、メディアデバイスの場所を示す場所データを含む。場所データの例は、姿勢データ225、センサデータ230、1つまたは複数の通信272に基づいて(たとえば、メディアデバイス205および/またはローカルデバイス270および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、ブロック277の記憶されている通信、ブロック278の記憶されている通信、イメージセンサ815および/または測位センサ820を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信835に基づいて(たとえば、メディアデバイス810および/またはローカルデバイス830および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ915および/または測位センサ920を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信935に基づいて(たとえば、メディアデバイス910および/またはローカルデバイス930および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ1015および/または測位センサ1020を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1035に基づいて(たとえば、メディアデバイス1010および/またはローカルデバイス1030および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、測位センサ1120を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1135に基づいて(たとえば、メディアデバイス1110および/またはローカルデバイス1130および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、測位センサ1220を使用して決定される測位情報、1つまたは複数の通信1235に基づいて(たとえば、所有権デバイス1210および/またはローカルデバイス1230および/またはデジタル資産追跡システムによって)決定される測位情報、イメージセンサ1315および/または測位センサ1320を使用して決定される測位情報、トークンデバイス1405の場所、またはこれらの組合せを含む。
【0223】
いくつかの例では、アンカー要素はエリアを含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、メディアデバイスの場所がそのエリア内にあることを特定することを含む。いくつかの例では、アンカー要素は位置を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、メディアデバイスの場所がその位置から閾値の範囲内にあることを特定することを含む。いくつかの例では、エリア、および/または位置の閾値範囲は、ローカルデバイスの通信範囲内のエリアを含む。ローカルデバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、ローカルデバイス270、ローカルデバイス830、ローカルデバイス930、ローカルデバイス1030、ローカルデバイス1130、ローカルデバイス1230、ローカルデバイス1435、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含み得る。
【0224】
いくつかの例では、センサデータは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォン(たとえば、センサ210)によって取り込まれたオーディオデータを含む。いくつかの例では、アンカー要素は音を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定することは、オーディオデータが音を含むことを特定することを含む。たとえば、特定の歌、または特定の音があるエリアにおいて再生されている場合、メディアデバイスとアンカー要素との関係は、メディアデバイスによるマイクロフォンの記録から音を検出することによって特定され得る。
【0225】
動作1715において、デジタル資産管理システムは、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定するように構成され、特定することができ、トークンは、分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する。たとえば、
図13の文脈では、メディアデバイス1310とアンカー要素1350との関係を特定したこと(たとえば、メディアデバイス1310がアンカー要素1350のQRコードをスキャンしたこと)に応答して、デジタル資産管理システムは、分散型台帳1365においてトークン1360を特定することができ、トークン1360はデジタル資産1340(たとえば、メディアコンテンツ)に対応し得る。
【0226】
トークンの例は、トークン600、トークン860、トークン960、トークン1060、トークン1160、トークン1260、トークン1360、トークン1420、またはこれらの組合せを含み得る。分散型台帳の例は、分散型台帳295、ブロックチェーン台帳500、DAG台帳700、分散型台帳1365、分散型台帳1415、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトに対応する分散型台帳、またはこれらの組合せを含む。ブロックの例は、ブロックA505、ブロックB535、ブロックC565、ブロック710、ブロック720、ブロック730、ブロック740、ブロック750、ブロック760、またはこれらの組合せを含む。ペイロードの例は、ブロックAペイロード530、ブロックBペイロード560、およびブロックCペイロード590を含む。トークンは、非代替性トークン(NFT)であり得る。
【0227】
動作1720において、デジタル資産管理システムは、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成するように構成され、生成することができる。動作1725において、動作1720においてメディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、デジタル資産管理システムは、メディアコンテンツの表現を出力するように構成され、出力することができる。たとえば、
図13の文脈では、トークンに対応するメディアコンテンツの表現は、デジタル資産1340、仮想物体1345、デジタル資産1340に関連するトークン1360についての情報1355、1つまたは複数のカスタマイズ1357、またはこれらの組合せを含み得る。
【0228】
いくつかの例では、メディアコンテンツの表現を出力することは、ディスプレイ(たとえば、出力デバイス1935)にメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させることを含む。いくつかの例では、メディアコンテンツの表現を出力することは、(たとえば、通信インターフェース1940を使用して)メディアコンテンツの表現を受信者デバイスに送信することを含む。受信者デバイスの例は、本明細書で列挙されるメディアデバイスの例のいずれかを含み得る。
【0229】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、センサデータに基づいてメディアデバイスのメディアデバイス姿勢を特定するように構成され、特定することができる。デジタル資産管理システムは、メディアデバイスのメディアデバイス姿勢に基づいて、メディアコンテンツのメディアコンテンツ姿勢を決定することができる。いくつかの例では、メディアコンテンツの表現を出力することは、メディアコンテンツ姿勢に従った姿勢のメディアコンテンツの表現を出力することを含む。メディアコンテンツ姿勢の例は、デジタル資産1340に対するカスタマイズ1357、ならびに/またはあらゆる他の改変、カスタマイズ、および/もしくは個人化を含む。
【0230】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータ(たとえば、トークン所有権620、トークンスマートコントラクト645)が、トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定するように構成され、特定することができる。デジタル資産管理システムは、トークンが第1のユーザに関連することを示すトークンのパラメータに基づいて、メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定することができる。デジタル資産管理システムは、視覚的効果をメディアコンテンツに適用することができる。いくつかの例では、メディアコンテンツの表現を出力することは、適用される視覚的効果とともにメディアコンテンツの表現を出力することを含む。視覚的効果の例は、デジタル資産1340に対するカスタマイズ1357、ならびに/またはあらゆる他の改変、カスタマイズ、および/もしくは個人化を含む。
【0231】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、データストアに基づいて、関係性に従って第1のユーザと第2のユーザが関連付けられることを決定するように構成され、決定することができる。メディアデバイスは、第2のユーザに関連する。メディアコンテンツに対する視覚的効果は、関係性に対応し得る。たとえば、視覚的効果は、第1のユーザと第2のユーザが家族、友人、配偶者、重要な他者、同僚、知人、知り合い、雇用者/従業員、契約者/被契約者、メンター/メンティー、ガールフレンド/ボーイフレンド、パートナー、または別の関係性であるかどうかを示すことができる。
【0232】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスが第1のユーザに関連することを決定するように構成され、決定することができる。メディアコンテンツに対する視覚的効果は、第1のユーザに対応する。たとえば、視覚的効果は、メディアコンテンツが第1のユーザの固有のメディアコンテンツであること、および/または第1のユーザの固有のトークンに関連することを第1のユーザに示すことができる。
【0233】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、データストアに基づいて、第1のユーザが高名な人物であると決定するように構成され、決定することができる。メディアコンテンツに対する視覚的効果は、第1のユーザが高名な人物であることに対応する。いくつかの例では、異なるカテゴリの高名な人物は、たとえば、政治家、スター選手、ミュージシャン、映画スター、TVスター、高名な科学者などを区別するために、異なる視覚的効果を有し得る。
【0234】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、データストアに基づいて、メディアコンテンツに関連する格付けを決定するように構成され、決定することができる。メディアコンテンツに対する視覚的効果は、格付けに対応し得る。格付けは、あり得る最大の数字に対する相対的な選択された数字であり得る。たとえば、格付けは5段階のうちの3、または10段階のうちの9、または何らかの他の格付けであり得る。異なる格付けは異なる視覚的効果を有し得る。いくつかの例では、最大の格付け(たとえば、5段階のうちの5、10段階のうちの10など)は指定された視覚的効果を有し得る。
【0235】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、トークンがデータストアにおいて特定されることを決定するように構成され、決定することができる。メディアコンテンツに対する視覚的効果は、データストアに対応する。たとえば、データストアは、トークンおよび/またはメディアコンテンツの記録を含み得る。この記録は、視覚的効果を特定および/または記憶することができる。データストアの例は、データストア298、データ構造650、および/またはデータストア1370を含む。
【0236】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、分散型台帳からトークンについての情報を取り出し、トークンについての情報を出力するように構成され、それらを行うことができる。トークンについての情報の例は、トークン1360についての情報1355を含む。いくつかの例では、トークンについての情報を出力することは、たとえば、情報1355がデジタル資産1340とともにメディアデバイス1310に表示される
図13に示されるように、情報の少なくとも一部分をディスプレイに表示させることを含む。いくつかの例では、情報は分散型台帳を特定する。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータ(たとえば、トークン所有権620、トークンスマートコントラクト645)が、トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定するように構成され、特定することができる。この情報は第1のユーザを特定することができる。
【0237】
たとえば、
図8A~
図8Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、805を示すようにトークン860のパラメータを設定することができる。
図9A~
図9Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ905に関連することを示すようにトークン960のパラメータを設定することができる。
図10A~
図10Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ1005に関連することを示すようにトークン1060のパラメータを設定することができる。
図11A~
図11Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、ユーザ1105に関連するトークンを示すようにトークン1160のパラメータを設定することができる。
図12A~
図12Bの文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ1205に関連することを示すようにトークン1260のパラメータを設定することができる。
図13の文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンがユーザ1305に関連することを示すようにトークン1360のパラメータを設定することができる。
図14の文脈では、デジタル資産追跡システムは、トークンが第1のユーザ1410および/または第2のユーザ1430に関連することを示すようにトークン1420のパラメータを設定することができる。いくつかの例では、トークンのパラメータは、オンチェーンで、たとえば、トークン所有権620、オンチェーンイミュータブルメタデータ625、および/またはオンチェーンミュータブルメタデータ630に記憶され得る。いくつかの例では、トークンのパラメータは、オフチェーンで、たとえばオフチェーンメタデータ640に記憶され得る。
【0238】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータ(たとえば、トークンスマートコントラクト645)が、トークンがスマートコントラクトに関連することを示すことを特定するように構成され、特定することができる。この情報はスマートコントラクトを特定することができる。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータ(たとえば、トークン単位量615)がトークンのインスタンスの量を示すことを特定するように構成され、特定することができ、この情報はトークンのインスタンスの量を特定する。
【0239】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、トークン移転のために構成される(たとえば、購入され、販売され、借用され、使用許諾され、またはこれらの何らかの組合せが行われるべきトークンのために構成される)移転プラットフォームを特定するように構成され、特定することができる。デジタル資産管理システムは、メディアコンテンツに対応するインターフェース要素(たとえば、ボタン、メニュー、または別のユーザインターフェース要素)を出力することができる。インターフェース要素は、(たとえば、入力デバイス1945を通じてデジタル資産管理システムのユーザによる)インターフェース要素との対話があると、移転プラットフォームを使用したトークンの移転を開始する(たとえば、トークンを売る、トークンを買う、トークンを借りる、トークンを賃貸する、および/またはトークンの使用許諾を与える)ように構成され得る。
【0240】
いくつかの例では、プロセス1700を実行するデジタル資産管理システムは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)(たとえば、HMD310)、モバイルハンドセット(たとえば、モバイルハンドセット410)、ワイヤレス通信デバイス、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0241】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するための手段と、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定するための手段と、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定するための手段であって、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、手段と、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成するための手段と、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するための手段とを含む。
【0242】
いくつかの例では、センサデータを受信するための手段は、画像取込および処理システム100、イメージセンサ130、デジタル資産追跡システム200、1つまたは複数のセンサ210、1つまたは複数の姿勢センサ215、1つまたは複数のメディアセンサ220、第1のカメラ330A、第2のカメラ330B、第1のカメラ430A、第2のカメラ430B、第3のカメラ430C、第4のカメラ430D、イメージセンサ815、イメージセンサ915、イメージセンサ1015、イメージセンサ1315、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、入力デバイス1945、またはこれらの組合せを含む。
【0243】
いくつかの例では、関係を特定するおよび/またはトークンを特定するための手段は、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、ブロックチェーン台帳500、トークン600、データ構造650、DAG台帳700、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、アンカー要素1350、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、分散型台帳1415、トークン1420、ローカルデバイス1435、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含む。
【0244】
いくつかの例では、メディアコンテンツの表現を生成する、および/またはメディアコンテンツの表現を出力するための手段は、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、メディアプロセッサ235、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、ディスプレイ340、モバイルハンドセット410、ディスプレイ440、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、アンカー要素1350、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、出力デバイス1935、通信インターフェース1940、またはこれらの組合せを含む。
【0245】
図18は、トークンデバイス移転管理のためのプロセス1800を示す流れ図である。プロセス1800は、デジタル資産管理システムによって実行されてもよい。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、
図2のデジタル資産追跡システム200、またはそれらの一部分を含み得る。いくつかの例では、撮像システムは、たとえば、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、イメージプロセッサ150、ISP154、ホストプロセッサ152、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、プロセス1600を実行するデジタル資産管理システム、プロセス1650を実行するデジタル資産追跡システム、プロセス1700を実行するデジタル資産管理システム、コンピューティングシステム1900、プロセッサ1910、またはこれらの組合せを含み得る。
【0246】
動作1805において、デジタル資産管理システムは、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて、メディアコンテンツに対応するトークンを特定するように構成され、特定することができる。分散型台帳におけるトークンのパラメータは、そのトークンが第1のユーザに関連することを示す。トークンの例は、トークン600、トークン860、トークン960、トークン1060、トークン1160、トークン1260、トークン1360、トークン1420、またはこれらの組合せを含み得る。分散型台帳の例は、分散型台帳295、ブロックチェーン台帳500、DAG台帳700、分散型台帳1365、分散型台帳1415、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトに対応する分散型台帳、またはこれらの組合せを含む。ブロックの例は、ブロックA505、ブロックB535、ブロックC565、ブロック710、ブロック720、ブロック730、ブロック740、ブロック750、ブロック760、またはこれらの組合せを含む。ペイロードの例は、ブロックAペイロード530、ブロックBペイロード560、およびブロックCペイロード590を含む。トークンは、非代替性トークン(NFT)であり得る。
【0247】
動作1810において、デジタル資産管理システムは、トークンおよびメディアコンテンツに関連するデバイスを特定するように構成され、特定することができる。デバイスは、第1のユーザに関連する。デバイスの例は、画像取込および処理システム100、画像取込デバイス105A、画像処理デバイス105B、メディアデバイス205、HMD310、モバイルハンドセット410、メディアデバイス810、メディアデバイス910、メディアデバイス1010、メディアデバイス1110、所有権デバイス1210、メディアデバイス1310、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、
図15A~
図15Bのコンピューティングシステム、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含む。第1のユーザの例は、ユーザ320、ユーザ805、ユーザ905、ユーザ1005、ユーザ1105、ユーザ1205、ユーザ1305、第1のユーザ1410、および/または第2のユーザ1430を含む。
【0248】
いくつかの例では、デバイスは、メディアコンテンツを提示するように構成される。たとえば、デバイスは、たとえばトークン1420に対応するデジタル資産1425を表示するトークンデバイス1405に関して示されたように、メディアコンテンツを表示するように構成され得る。
【0249】
いくつかの例では、デバイスの識別子は、分散型台帳(たとえば、分散型台帳295、ブロックチェーン台帳500、DAG台帳700、分散型台帳1365、分散型台帳1415、
図15A~
図15Bのスマートコントラクトに対応する分散型台帳、またはこれらの組合せ)に、および/またはデータストア(たとえば、データストア298、データ構造650、および/またはデータストア1370)に記憶され、デバイスを特定することは識別子に基づく。
【0250】
いくつかの例では、デバイスは、トークンを示す対話要素を含み、動作1805においてトークンを特定することは、対話要素との対話に基づく。いくつかの例では、対話はオプティカルグリフを含み、トークンの識別子は、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される。いくつかの例では、オプティカルグリフは、1つまたは複数のQRコード、バーコード、Aztecコード、ドットコード、データマトリックス、ショットコード、またはこれらの組合せを含む。オプティカルグリフを含む対話要素との対話は、オプティカルグリフをスキャンして、それに光学的に符号化されている情報(たとえば、uniform resource locator (URL)および/またはuniform resource identifier (URI))を復号することを含み得る。対話要素は、近距離通信(NFC)、無線周波数識別(RFID)、Bluetooth(登録商標)、WLAN、PAN、またはこれらの何らかの組合せなどの、短距離ワイヤレス通信トランシーバを含み得る。短距離ワイヤレス通信トランシーバを含む対話要素との対話は、短距離ワイヤレス通信トランシーバと通信すること(たとえば、短距離ワイヤレス通信トランシーバへ、および/または短距離ワイヤレス通信トランシーバから、1つまたは複数のワイヤレス信号を送信および/または受信すること)を含み得る。
【0251】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、画像データを受信し、デバイスが画像データにおいて表されることを検出するように構成され、それらを行うことができる。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、デバイスが画像データにおいて表されることを検出したことに基づいて、動作1805においてトークンを特定することができる。たとえば、いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、デバイスおよび/またはメディアコンテンツを描写する参照画像データとの比較に基づいて、画像データの中のデバイスを検出および/または認識してもよい。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、オプティカルグリフをスキャンしてそれに光学的に符号化されている情報(たとえば、uniform resource locator (URL)および/またはuniform resource identifier (URI))を復号することによって、オプティカルグリフなどのデバイス上の要素を検出および/または認識してもよい。
【0252】
動作1815において、デジタル資産管理システムは、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定するように構成され、特定することができる。第2のユーザの例は、ユーザ320、ユーザ805、ユーザ905、ユーザ1005、ユーザ1105、ユーザ1205、ユーザ1305、第1のユーザ1410、および/または第2のユーザ1430を含む。ある説明のための例では、動作1810の第1のユーザは
図14の第1のユーザ1410であり、動作1815の第2のユーザは
図14の第2のユーザ1430である。別の説明のための例では、動作1810の第1のユーザは
図14の第2のユーザ1430であり、動作1815の第2のユーザは
図14の第1のユーザ1410である。
【0253】
いくつかの例では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、エリアに位置する1つまたは複数の追加のデバイスが第2のユーザに関連することを特定することを含む。たとえば、第2のユーザに関連するエリアの中の他のデバイス(たとえば、他のトークンデバイス、メディアデバイス、および/またはコンピューティングシステム)は、これらのデバイスが第2のユーザに属すこと、および/または第2のユーザに関連することを示す情報を含み得る。デバイスは、これらの1つまたは複数の追加のデバイスと通信してこの情報を取得してもよく、デジタル資産管理システムは、これらの通信に基づいて移動を特定することができる。
【0254】
いくつかの例では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、エリアの中のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)が第2のユーザに関連することを特定することを含む。たとえば、デバイスはワイヤレスネットワークトランシーバを含んでもよく、ワイヤレスネットワークトランシーバは、WLANネットワークを探し、および/またはWLANネットワークに接続してもよく、第2のユーザに関連するエリアの中の第2のユーザに関連するWLANを見つけ、および/または接続することが可能であってもよく、デジタル資産管理システムは、デバイスの検出および/またはこのWLANへの接続に基づいて移動を特定することができる。
【0255】
いくつかの例では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、デバイスの少なくとも1つの場所センサからの場所データが、デバイスがそのエリアに位置することを示すと決定することを含み、エリアは地理的エリアである。
【0256】
いくつかの例では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、デバイスの少なくとも1つの場所センサからの場所データが、デバイスが第2のユーザの位置の範囲内に位置することを示すと決定することを含み、第2のユーザに関連するエリアは、第2のユーザの位置の範囲内にある。たとえば、デバイスは、GNSS測位受信機などの場所センサ(たとえば、測位センサ820、測位センサ920、測位センサ1020、測位センサ1120、測位センサ1220、測位センサ1320、またはこれらの組合せ)を含んでもよい。デバイスの場所センサは、デバイスの場所を特定することができ、デジタル資産管理システムは、デバイスの場所が第2のユーザに関連する所定の地理的エリアの中にあるかどうかに基づいて移動を特定することができる。
【0257】
いくつかの例では、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定することは、デバイスが第1のユーザに関連する第1のエリアから移動したことを特定することを含む。たとえば、トークンデバイス1405が第2のユーザ1430に関連するエリアに移動するとき、トークンデバイス1405も、第1のユーザ1410に関連するエリアから移動する。デバイスが第1のユーザに関連する第1のエリアから移動したことの検出は、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを検出することに関して上で列挙された任意のタイプの検出に基づき得る。たとえば、デジタル資産管理システムは、デバイスが第1のエリアの中の第1のユーザに関連する他のデバイスと通信することがもはや可能ではないことに基づいて、デバイスが第1のユーザに関連するおよび/または第1のエリアの中にあるWLANを検出することおよび/またはそれに接続することがもはや可能ではないことに基づいて、ユーザの場所センサが第1のユーザに関連する所定の地理的エリア内にもはやない場所を示すことに基づいて、またはこれらの組合せで、第1のエリアからの移動を特定することができる。
【0258】
動作1820において、デバイスが動作1815においてそのエリアに移動したと特定したことに応答して、デジタル資産管理システムは、分散型台帳におけるトークンのパラメータ(たとえば、トークン所有権620、トークンスマートコントラクト645)が、そのトークンが第1のユーザに関連することを示すことから、そのトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変されるようにするように構成され、改変されるようにすることができる。たとえば、デジタル資産管理システムは、トークンが第1のユーザ1410に関連することを示すことから、トークンが第2のユーザ1430に関連することを示すことへと、パラメータを改変することができる。
【0259】
いくつかの例では、分散型台帳の中のトークンのパラメータが改変されるようにすることは、新しいブロックが分散型台帳に追加されるようにすることを含む。分散型台帳の中のトークンのパラメータは、新しいブロックのペイロードに基づいて改変され得る。いくつかの例では、新しいブロックが分散型台帳に追加されるようにすることは、新しいブロックを生成することを含む。
【0260】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、第1のユーザに関連する第1のユーザデバイスに、分散型台帳におけるトークンのパラメータを、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変するための、承認要求を送信するように構成され、送信することができる。デジタル資産管理システムは、第1のユーザデバイスから承認を受信することができる。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、第1のユーザデバイスからこの承認を受信したことに応答して、動作1820においてパラメータを変化させる。
【0261】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、第2のユーザに関連する第2のユーザデバイスに、分散型台帳におけるトークンのパラメータを、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変するための、承認要求を送信するように構成され、送信することができる。デジタル資産管理システムは、第2のユーザデバイスから承認を受信することができる。いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、第2のユーザデバイスからこの承認を受信したことに応答して、動作1820においてパラメータを変化させる。
【0262】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、分散型台帳において、トークンに関連するスマートコントラクトを特定するように構成され、特定することができる。スマートコントラクトは、トークンのパラメータが条件に応答して改変されるべきであることを示す。動作1820におけるように分散型台帳の中のトークンのパラメータが改変されるようにすることは、条件を特定したことに応答してスマートコントラクトを実行することを含み得る。条件を特定することは、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定したことに基づく。スマートコントラクトの例は、トークンスマートコントラクト645、
図15A~
図15Bのスマートコントラクト、またはこれらの組合せを含む。スマートコントラクトは、分散型台帳において示され得る。条件の例は
図15Bの条件を含む。
【0263】
いくつかの例では、プロセス1800を実行するデジタル資産管理システムは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)(たとえば、HMD310)、モバイルハンドセット(たとえば、モバイルハンドセット410)、ワイヤレス通信デバイス、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0264】
いくつかの例では、デジタル資産管理システムは、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいて、メディアコンテンツに対応するトークンを特定するための手段であって、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示す、手段と、トークンおよびメディアコンテンツに関連するデバイスを特定するための手段であって、デバイスが第1のユーザに関連する、手段と、デバイスが第2のユーザに関連するエリアに移動したことを特定するための手段と、デバイスがそのエリアに移動したことを特定したことに応答して、分散型台帳におけるトークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことからトークンが第2のユーザに関連することを示すことに改変されるようにするための手段とを含む。
【0265】
いくつかの例では、トークンを特定するための、および/またはトークンのパラメータが改変されるようにするための手段は、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、ブロックチェーン台帳500、トークン600、データ構造650、DAG台帳700、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、アンカー要素1350、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、分散型台帳1415、トークン1420、ローカルデバイス1435、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含む。
【0266】
いくつかの例では、デバイスを特定するための、および/または第2のユーザに関連するエリアにデバイスが移動したことを特定するための手段は、デジタル資産追跡システム200、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、追加のデバイス297、データストア298、アンカー要素299、HMD310、モバイルハンドセット410、ブロックチェーン台帳500、トークン600、データ構造650、DAG台帳700、メディアデバイス810、ローカルデバイス830、メディアデバイス910、ローカルデバイス930、メディアデバイス1010、ローカルデバイス1030、メディアデバイス1110、ローカルデバイス1130、所有権デバイス1210、ローカルデバイス1230、メディアデバイス1310、アンカー要素1350、分散型台帳1365、データストア1370、トークンデバイス1405、分散型台帳1415、トークン1420、ローカルデバイス1435、
図15Aのコンピューティングシステムの1つまたは複数、
図15Bのコンピューティングシステムの1つまたは複数、コンピューティングシステム1900、またはこれらの組合せを含む。
【0267】
いくつかの例では、本明細書で説明されるプロセス(たとえば、プロセス1650および/または本明細書で説明される他のプロセス)は、コンピューティングデバイスまたは装置によって実行されてもよい。いくつかの例では、プロセス1650は、
図2のデジタル資産追跡システム200によって実行されてもよい。いくつかの例では、プロセス1650は、メディアデバイス205、ネットワークデバイス280、ローカルデバイス270、またはこれらの組合せによって実行され得る。別の例では、プロセス1650は、
図19に示されるコンピューティングシステム1900を伴うコンピューティングデバイスによって実行され得る。
【0268】
コンピューティングデバイスは、モバイルデバイス(たとえば、携帯電話)、デスクトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ウェアラブルデバイス(たとえば、VRヘッドセット、ARヘッドセット、ARグラス、ネットワーク接続ウォッチもしくはスマートウォッチ、または他のウェアラブルデバイス)、サーバコンピュータ、自律車両もしくは自律車両のコンピューティングデバイス、ロボティックデバイス、テレビジョン、および/またはプロセス1600を含む本明細書で説明されるプロセスを実行するためのリソース能力を有する任意の他のコンピューティングデバイスなどの、任意の好適なデバイスを含むことができる。いくつかの場合、コンピューティングデバイスまたは装置は、1つまたは複数の入力デバイス、1つまたは複数の出力デバイス、1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のマイクロコンピュータ、1つまたは複数のカメラ、1つまたは複数のセンサ、および/または本明細書で説明されるプロセスのステップを実行するように構成される他のコンポーネントなどの、様々なコンポーネントを含んでもよい。いくつかの例では、コンピューティングデバイスは、ディスプレイ、データを通信および/または受信するように構成されたネットワークインターフェース、それらの任意の組合せ、および/または他のコンポーネントを含んでもよい。ネットワークインターフェースは、インターネットプロトコル(IP)ベースのデータまたは他のタイプのデータを通信および/または受信するように構成されてもよい。
【0269】
コンピューティングデバイスのコンポーネントは、回路で実装され得る。たとえば、コンポーネントは、1つまたは複数のプログラム可能電子回路(たとえば、マイクロプロセッサ、グラフィクス処理装置(GPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、中央処理装置(CPU)、および/または他の適切な電子回路)を含み得る、電子回路もしくは他の電子ハードウェアを含むことができ、かつ/またはそれらを使用して実装されることが可能であり、かつ/あるいは、本明細書において説明される様々な動作を実行するために、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはこれらの任意の組合せを含むことができ、かつ/またはそれらを使用して実装されることが可能である。
【0270】
プロセス1650は、論理フロー図として示され、その動作は、ハードウェア、コンピュータ命令、またはそれらの組合せで実装され得る一連の動作を表す。コンピュータ命令の文脈では、動作は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、記載された動作を実行する、1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実行するかまたは特定のデータタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。動作が説明される順序は、限定として解釈されることは意図されておらず、説明される任意の数の動作は、プロセスを実装するために任意の順序でおよび/または並列に組み合わせられ得る。
【0271】
加えて、プロセス1650および/または本明細書で説明される他のプロセスは、実行可能命令を用いて構成された1つまたは複数のコンピュータシステムの制御下で実行されてもよく、1つまたは複数のプロセッサ上で、ハードウェアによって、またはそれらの組合せで、集合的に実行するコード(たとえば、実行可能命令、1つまたは複数のコンピュータプログラム、または1つまたは複数のアプリケーション)として実装されてもよい。上で述べられたように、コードは、たとえば、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な複数の命令を備えるコンピュータプログラムの形で、コンピュータ可読記憶媒体または機械可読記憶媒体に記憶されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体または機械可読記憶媒体は非一時的であってもよい。
【0272】
図19は、本技法のいくつかの態様を実装するためのシステムの例を示す図である。具体的には、
図19はコンピューティングシステム1900の例を示し、これは、たとえば、内部コンピューティングシステム、リモートコンピューティングシステム、カメラ、または、システムのコンポーネントが接続1905を使用して互いに通信しているそれらの任意のコンポーネントを構成する、任意のコンピューティングデバイスであり得る。接続1905は、バスを使用した物理接続、またはチップセットアーキテクチャなどにおけるプロセッサ1910への直接接続であり得る。接続1905はまた、仮想接続、ネットワーク接続、または論理接続であり得る。
【0273】
いくつかの実施形態では、コンピューティングシステム1900は、本開示において説明された機能が、データセンター、複数のデータセンター、ピアネットワークなどに分散され得る分散型システムである。いくつかの実施形態では、説明されたシステムコンポーネントの1つまたは複数は、コンポーネントの説明の対象である機能の一部またはすべてを各々実行するような多くのコンポーネントを表す。いくつかの実施形態では、コンポーネントは物理デバイスまたは仮想デバイスであり得る。
【0274】
例示的なシステム1900は、少なくとも1つの処理装置(CPUまたはプロセッサ)1910と、読取り専用メモリ(ROM)1920およびランダムアクセスメモリ(RAM)1925などのシステムメモリ1915を含む様々なシステムコンポーネントをプロセッサ1910に結合する接続部1905とを含む。コンピューティングシステム1900は、プロセッサ1910と直接接続されるか、プロセッサ1910に極めて近接しているか、またはプロセッサ1910の一部として統合される、高速メモリのキャッシュ1912を含むことができる。
【0275】
プロセッサ1910は、プロセッサ1910、ならびにソフトウェア命令が実際のプロセッサ設計へと組み込まれるような専用プロセッサを制御するように構成される、記憶デバイス1930に記憶されるサービス1932、1934、および1936などの、任意の汎用プロセッサおよびハードウェアサービスまたはソフトウェアサービスを含み得る。プロセッサ1910は基本的に、複数のコアまたはプロセッサ、バス、メモリコントローラ、キャッシュなどを含む、完全に自己完結型のコンピューティングシステムであってもよい。マルチコアプロセッサは、対称でもまたは非対称でもよい。
【0276】
ユーザ対話を可能にするために、コンピューティングシステム1900は、発話のためのマイクロフォン、ジェスチャー入力またはグラフィカル入力のためのタッチ感知スクリーン、キーボード、マウス、モーション入力、発話などの、任意の数の入力機構を表すことができる、入力デバイス1945を含む。コンピューティングシステム1900はまた、出力デバイス1935を含むことができ、これはいくつかの出力機構の1つまたは複数であり得る。いくつかの事例では、マルチモーダルシステムは、ユーザがコンピューティングシステム1900と通信するために複数のタイプの入力/出力を提供することを可能にし得る。コンピューティングシステム1900は通信インターフェース1940を含むことができ、これは全般に、ユーザ入力およびシステム出力を支配して管理することができる。通信インターフェースは、オーディオジャック/プラグ、マイクロフォンジャック/プラグ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート/プラグ、Apple(登録商標)Lightning(登録商標)ポート/プラグ、イーサネットポート/プラグ、光ファイバポート/プラグ、プロプライエタリ有線ポート/プラグ、BLUETOOTH(登録商標)ワイヤレス信号伝送、BLUETOOTH(登録商標)low energy(BLE)ワイヤレス信号伝送、IBEACON(登録商標)ワイヤレス信号伝送、無線周波識別(RFID)ワイヤレス信号伝送、近距離通信(NFC)ワイヤレス信号伝送、専用短距離通信(DSRC)ワイヤレス信号伝送、802.11 Wi-Fiワイヤレス信号伝送、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)信号伝送、可視光通信(VLC)、Worldwide Interoperability for Microwave Access (WiMAX)、赤外線(IR)通信ワイヤレス信号伝送、公衆交換電話網(PSTN)信号伝送、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)信号伝送、3G/4G/5G/LTEセルラーデータネットワークワイヤレス信号伝送、アドホックネットワーク信号伝送、ラジオ波信号伝送、マイクロ波信号伝送、赤外線信号伝送、可視光信号伝送、紫外光信号伝送、電磁スペクトルに沿ったワイヤレス信号伝送、またはこれらの何らかの組合せを利用したものを含む、有線および/またはワイヤレストランシーバを使用した有線通信またはワイヤレス通信の、受信および/または送信を実行または促進してもよい。通信インターフェース1940はまた、1つまたは複数の全地球航法衛星システム(GNSS)システムに関連する1つまたは複数の衛星からの1つまたは複数の信号の受信に基づいて、コンピューティングシステム1900の位置を決定するために使用される、1つまたは複数のGNSS受信機またはトランシーバを含んでもよい。GNSSシステムは、限定はされないが、米国の全地球測位システム(GPS)、ロシアの全地球航法衛星システム(GLONASS)、中国の北斗航法衛星システム(BDS)、および欧州のGalileo GNSSを含む。いずれの特定のハードウェア構成に対しても作用する制約がないので、この基本的な特徴は、開発されるにつれて、改善されたハードウェアまたはファームウェアの構成により容易に置き換えられることがある。
【0277】
記憶デバイス1930は、不揮発性の、および/または非一時的な、および/またはコンピュータ可読のメモリデバイスであってもよく、ハードディスクであってもよく、または、磁気カセット、フラッシュメモリカード、ソリッドステートメモリデバイス、デジタル多用途ディスク、カートリッジ、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、磁気ストリップ/ストライプ、任意の他の磁気記憶媒体、フラッシュメモリ、メモリスタメモリ、任意の他のソリッドステートメモリ、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)光学ディスク、再書き込み可能コンパクトディスク(CD)光学ディスク、デジタルビデオディスク(DVD)光学ディスク、ブルーレイディスク(BDD)光学ディスク、ホログラフィック光学ディスク、別の光学媒体、セキュアデジタル(SD)カード、マイクロセキュアデジタル(microSD)カード、メモリスティック(登録商標)カード、スマートカードチップ、EMVチップ、加入者識別モジュール(SIM)カード、ミニ/マイクロ/ナノ/ピコSIMカード、別の集積回路(IC)チップ/カード、ランダムアクセスメモリ(RAM)、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュEPROM(FLASHEPROM)、キャッシュメモリ(L1/L2/L3/L4/L5/L#)、抵抗性ランダムアクセスメモリ(RRAM/ReRAM)、位相変化メモリ(PCM)、スピントランスファートルクRAM(STT-RAM)、別のメモリチップもしくはカートリッジ、および/またはこれらの組合せなどの、コンピュータによりアクセス可能であるデータを記憶できる他のタイプのコンピュータ可読媒体であってもよい。
【0278】
記憶デバイス1930は、そのようなソフトウェアを定義するコードがプロセッサ1910によって実行されるとシステムに機能を実行させる、ソフトウェアサービス、サーバ、サービスなどを含むことができる。いくつかの実施形態では、特定の機能を実行するハードウェアサービスは、機能を実行するために、プロセッサ1910、接続1905、出力デバイス1935などの必要なハードウェアコンポーネントと接続している、コンピュータ可読媒体に記憶されているソフトウェアコンポーネントを含むことができる。
【0279】
本明細書で使用する「コンピュータ可読媒体」という用語は、限定はしないが、ポータブルまたは非ポータブルの記憶デバイス、光記憶デバイス、ならびに命令および/またはデータを記憶、格納、または搬送することが可能な様々な他の媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、データがそこに記憶され得るとともに、ワイヤレスにまたは有線接続を介して伝搬する搬送波および/または一時的な電子信号を含まない、非一時的媒体を含んでもよい。非一時的媒体の例は、限定はされないが、磁気ディスクもしくは磁気テープ、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタル多用途ディスク(DVD)などの光記憶媒体、フラッシュメモリ、メモリ、もしくはメモリデバイスを含んでもよい。コンピュータ可読媒体は、プロシージャ、関数、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または命令、データ構造、もしくはプログラムステートメントの任意の組合せを表すことがある、コードおよび/または機械実行可能命令を記憶していることがある。コードセグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、またはメモリ内容を渡すことおよび/または受けることによって、別のコードセグメントまたはハードウェア回路に結合されてもよい。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージパッシング、トークンパッシング、ネットワーク送信などを含む、任意の好適な手段を使用して渡され、転送され、または送信されてもよい。
【0280】
いくつかの実施形態では、コンピュータ可読記憶デバイス、媒体、およびメモリは、ビットストリームなどを含むケーブルまたはワイヤレス信号を含み得る。しかしながら、言及されるとき、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、エネルギー、キャリア信号、電磁波、および信号それ自体などの媒体を明確に除く。
【0281】
本明細書で提供される実施形態および例の完全な理解を与えるために、上記の説明において具体的な詳細が提供されている。しかしながら、本実施形態がこれらの具体的な詳細なしに実践されてもよいことが当業者によって理解されるだろう。説明を明快にするために、いくつかの事例では、本技術は、デバイスと、デバイスコンポーネントと、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて具現化される方法におけるステップまたはルーチンとを備える機能ブロックを含む個々の機能ブロックを含むものとして提示されることがある。図に示されるものおよび/または本明細書で説明されるもの以外の追加のコンポーネントが使用されてもよい。たとえば、不必要な詳細で実施形態を不明瞭にしないように、回路、システム、ネットワーク、プロセス、および他のコンポーネントがブロック図の形態でコンポーネントとして示されることがある。他の事例では、実施形態を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法は、不必要な詳細なしに示されることがある。
【0282】
個々の実施形態が、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、またはブロック図として示されるプロセスまたは方法として上で説明されることがある。フローチャートは動作を逐次プロセスとして説明されることがあるが、動作の多くは並行してまたは同時に実行され得る。加えて、動作の順序は並べ替えられてもよい。プロセスは、その動作が完了するときに終了するが、図に含まれない追加のステップを有し得る。プロセスは、メソッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応してもよい。プロセスが関数に対応するとき、その終了は、その関数が呼出し関数またはメイン関数に戻ることに対応することができる。
【0283】
上で説明された例によるプロセスおよび方法は、記憶されているか、またはそうでなければコンピュータ可読媒体から入手可能なコンピュータ実行可能命令を使用して実装され得る。そのような命令は、たとえば、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、もしくは処理デバイスに、特定の機能もしくは機能のグループを実行させるか、またはそうでなければ実行するように汎用コンピュータ、専用コンピュータ、もしくは処理デバイスを構成する、命令およびデータを含み得る。使用されるコンピュータリソースの部分は、ネットワークを介してアクセス可能であり得る。コンピュータ実行可能命令は、たとえば、アセンブリ言語、ファームウェア、ソースコードなどの、バイナリ、中間フォーマット命令であってもよい。命令、使用される情報、および/または説明された例による方法の間に作成される情報を記憶するために使用されることがあるコンピュータ可読媒体の例は、磁気または光ディスク、フラッシュメモリ、不揮発性メモリを備えたUSBデバイス、ネットワーク接続された記憶デバイスなどを含む。
【0284】
これらの開示に従ってプロセスおよび方法を実施するデバイスは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれらの任意の組合せを含むことができ、様々なフォームファクタのうちのいずれかをとることができる。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実施されるとき、必要なタスクを実施するためのプログラムコードまたはコードセグメント(たとえば、コンピュータプログラム製品)は、コンピュータ可読媒体または機械可読媒体に記憶されてもよい。プロセッサは必要なタスクを実行してもよい。フォームファクタの典型的な例は、ラップトップ、スマートフォン、携帯電話、タブレットデバイスまたは他の小型フォームファクタパーソナルコンピュータ、携帯情報端末、ラックマウントデバイス、スタンドアロンデバイスなどを含む。本明細書において説明される機能は、周辺装置またはアドインカードにおいても具現化され得る。そのような機能はまた、さらなる例として、異なるチップの中の回路基板、または単一のデバイスの中で実行する異なるプロセス上で実施され得る。
【0285】
命令、そのような命令を伝えるための媒体、命令を実行するための計算リソース、およびそのような計算リソースをサポートするための他の構造は、本開示において説明される機能を提供するための例示的な手段である。
【0286】
上記の説明では、本出願の態様はそれらの特定の実施形態を参照して説明されるが、本出願がそれらに限定されないことを当業者は認識するだろう。したがって、本出願の例示的な実施形態が本明細書で詳細に説明されているが、本発明の概念が別の方法で様々に具現化または利用されてもよく、従来技術による限定を除いて、添付の特許請求の範囲がそのような変形を含むものと解釈されることを意図することを理解されたい。上で説明された適用例の様々な特徴および態様は、個別または一緒に使用されてもよい。さらに、実施形態は、本明細書のより広い趣旨および範囲から逸脱することなく、本明細書で説明されるもの以外の任意の数の環境および適用例において利用され得る。したがって、本明細書および図面は、限定的ではなく例示的であると見なされるべきである。例示のために、方法は特定の順序で説明された。代替の実施形態では、説明された順序とは異なる順序で方法が実行されてもよいことを理解されたい。
【0287】
本明細書で使用される、よりも小さい(「<」)およびよりも大きい(「>」)という記号または用語は、本説明の範囲から逸脱することなく、それぞれ、以下(「≦」)および以上(「≧」)というシンボルで置き換えられ得ることを、当業者は理解するだろう。
【0288】
コンポーネントがいくつかの動作を実行する「ように構成される」ものとして説明される場合、そのような構成は、たとえば、動作を実行するように電子回路もしくは他のハードウェアを設計することによって、動作を実行するようにプログラマブル電子回路(たとえば、マイクロプロセッサ、または他の適切な電子回路)をプログラムすることによって、またはそれらの任意の組合せで達成され得る。
【0289】
「に結合される」という句は、直接もしくは間接的のいずれかで別のコンポーネントに物理的に接続される任意のコンポーネント、および/または直接もしくは間接的のいずれかで別のコンポーネントと通信している(たとえば、有線接続もしくはワイヤレス接続および/または他の好適な通信インターフェースを介して他のコンポーネントに接続される)任意のコンポーネントを指す。
【0290】
セット「のうちの少なくとも1つ」および/または集合のうちの「1つまたは複数」を記載する請求項の文言または他の文言は、集合の1つのメンバーまたは集合の(任意の組合せでの)複数のメンバーが請求項を満たすことを示す。たとえば、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」を記載する請求項の文言は、A、B、またはAおよびBを意味する。別の例では、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」を記載する請求項の文言は、A、B、C、またはAおよびB、またはAおよびC、またはBおよびC、またはAおよびBおよびCを意味する。セット「の少なくとも1つ」および/またはセットの「1つまたは複数」という文言は、セットに列挙される項目にセットを限定しない。たとえば、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」を記述する請求項の文言は、A、B、またはAおよびBを意味することができ、加えて、AおよびBのセットに列挙されていない項目をさらに含むことができる。
【0291】
本明細書において開示される実施形態に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せとして実装されてもよい。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、全般にそれらの機能に関して上で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるかまたはソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を具体的な適用例ごとに様々な方法で実施してもよいが、そのような実装の決定は、本出願の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
【0292】
本明細書で説明される技法はまた、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装されてもよい。そのような技法は、汎用コンピュータ、ワイヤレス通信デバイスハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスハンドセットおよび他のデバイスにおける適用例を含む複数の用途を有する集積回路デバイスなどの、様々なデバイスのいずれにおいて実装されてもよい。モジュールまたはコンポーネントとして説明された任意の特徴が、集積論理デバイスの中で一緒に、または個別であるが相互動作可能な論理デバイスとして別々に実装されてもよい。ソフトウェアで実装される場合、技法は、実行されると、上で説明された方法のうちの1つまたは複数を実施する命令を含むプログラムコードを備える、コンピュータ可読データ記憶媒体によって少なくとも部分的に実現されてもよい。コンピュータ可読データ記憶媒体は、コンピュータプログラム製品の一部を形成してもよく、これはパッケージング材料を含んでもよい。コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、たとえば同期式ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、読取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、FLASHメモリ、磁気または光学データ記憶媒体などのようなメモリまたはデータ記憶媒体を備えてもよい。技法は、追加または代替として、伝搬される信号または波などの、命令またはデータ構造の形でプログラムコードを搬送または通信し、コンピュータによってアクセスされ、読み取られ、かつ/または実行され得る、コンピュータ可読通信媒体によって少なくとも部分的に実現されてもよい。
【0293】
プログラムコードは、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、または他の等価な集積論理回路構成もしくは個別論理回路構成などの、1つまたは複数のプロセッサを含んでもよいプロセッサによって実行されてもよい。そのようなプロセッサは、本開示に記載された技法のいずれかを実行するように構成されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装されてもよい。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、上記の構造、上記の構造の任意の組合せ、または本明細書で説明される技法の実装に適した任意の他の構造もしくは装置のうちのいずれかを指すことがある。加えて、いくつかの態様では、本明細書で説明される機能は、符号化および復号のために構成された専用のソフトウェアモジュールもしくはハードウェアモジュール内に設けられてもよく、または複合ビデオエンコーダデコーダ(コーデック)の中に組み込まれてもよい。
【0294】
本開示の説明のための態様は以下を含む。
【0295】
態様1A.トークン生成のための装置であって、装置が、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信し、メディアデバイスの場所を決定し、メディアデバイスの場所がある地理的エリア内にあると決定し、メディアデバイスの場所がその地理的エリア内にあると決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するように構成され、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する、装置。
【0296】
態様2A.メディアコンテンツが、センサデータの少なくとも一部分を含む、態様1Aの装置。
【0297】
態様3A.メディアコンテンツが、センサデータの少なくとも一部分の改変された変形を含む、態様1Aまたは2Aのいずれかの装置。
【0298】
態様4A.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた少なくとも1つの画像を含み、メディアコンテンツが少なくとも1つの画像の少なくとも1つに基づく、態様1Aから3Aのいずれかの装置。
【0299】
態様5A.メディアデバイスの場所を決定するために、少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出し、少なくとも1つの画像における環境の少なくともその部分の検出に少なくとも一部基づいて、メディアデバイスの場所を決定するように構成される、態様1Aから4Aのいずれかの装置。
【0300】
態様6A.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するために、少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出し、環境の少なくともその部分が地理的エリア内に位置すると決定するように構成される、態様1Aから5Aのいずれかの装置。
【0301】
態様7A.少なくとも1つのプロセッサが、少なくとも1つの画像において個人の少なくともある部分を検出し、その個人の身元を決定し、トークンがその身元に関連することを示すようにトークンのパラメータを設定するように構成される、態様1Aから6Aのいずれかの装置。
【0302】
態様8A.センサデータが、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信に基づく測位データを含み、メディアデバイスの場所を決定するために、少なくとも1つのプロセッサが、測位データに少なくとも一部基づいてメディアデバイスの場所を決定するように構成される、態様1Aから7Aのいずれかの装置。
【0303】
態様9A.少なくとも1つのワイヤレス信号が、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信の間には少なくともメディアデバイスの送信範囲内にあるローカルデバイスからの短距離ワイヤレス信号を含む、態様1Aから8Aのいずれかの装置。
【0304】
態様10A.少なくとも1つのワイヤレス信号が、全地球航法衛星システム(GNSS)衛星からのGNSS信号を含む、態様1Aから9Aのいずれかの装置。
【0305】
態様11A.メディアコンテンツが地理的エリアの地図を含む、態様1Aから10Aのいずれかの装置。
【0306】
態様12A.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するために、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスと地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の少なくとも1つの通信に基づいて、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するように構成される、態様1Aから11Aのいずれかの装置。
【0307】
態様13A.装置がローカルデバイスを含む、態様1Aから12Aのいずれかの装置。
【0308】
態様14A.装置がメディアデバイスを含む、態様1Aから13Aのいずれかの装置。
【0309】
態様15A.装置が地理的エリアの中にある、態様1Aから14Aのいずれかの装置。
【0310】
態様16A.少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、少なくとも1つのブロックを生成し、少なくとも1つのブロックが分散型台帳に追加されるようにするように構成される、態様1Aから15Aのいずれかの装置。
【0311】
態様17A.少なくとも1つのブロックが、分散型台帳の以前のブロックの少なくとも一部分のハッシュを含む、態様1Aから16Aのいずれかの装置。
【0312】
態様18A.少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、分散型台帳を生成するように構成される、態様1Aから17Aのいずれかの装置。
【0313】
態様19A.少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、少なくとも1つのブロックを生成せよとの要求をコンピューティングデバイスに送信し、少なくとも1つのブロックを受信し、少なくとも1つのブロックを分散型台帳に追加するように構成される、態様1Aから18Aのいずれかの装置。
【0314】
態様20A.少なくとも1つのプロセッサが、トークンがユーザに関連することを示すようにトークンのパラメータを設定するように構成され、メディアデバイスがユーザに関連する、態様1Aから19Aのいずれかの装置。
【0315】
態様21A.少なくとも1つのプロセッサが、センサデータに基づいて、地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むことを決定するように構成され、少なくとも1つのプロセッサが、地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むと決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するように構成される、態様1Aから20Aのいずれかの装置。
【0316】
態様22A.装置が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスのうちの少なくとも1つを含む、態様1Aから21Aのいずれかの装置。
【0317】
態様23A.トークン生成の方法であって、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信するステップと、メディアデバイスの場所を決定し、メディアデバイスの場所がある地理的エリア内にあると決定するステップと、メディアデバイスの場所がその地理的エリア内にあると決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するステップとを備え、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する、方法。
【0318】
態様24A.メディアコンテンツが、センサデータの少なくとも一部分を含む、態様23Aの方法。
【0319】
態様25A.メディアコンテンツが、センサデータの少なくとも一部分の改変された変形を含む、態様23Aから24Aのいずれかの方法。
【0320】
態様26A.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた少なくとも1つの画像を含み、メディアコンテンツが少なくとも1つの画像の少なくとも1つに基づく、態様23Aから25Aのいずれかの方法。
【0321】
態様27A.メディアデバイスの場所を決定するステップが、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出するステップと、少なくとも1つの画像における環境の少なくともその部分の検出に少なくとも一部基づいて、メディアデバイスの場所を決定するステップとを含む、態様23Aから26Aのいずれかの方法。
【0322】
態様28A.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するステップが、少なくとも1つの画像において環境の少なくともある部分を検出するステップと、環境の少なくともその部分が地理的エリア内に位置すると決定するステップとを含む、態様23Aから27Aのいずれかの方法。
【0323】
態様29A.少なくとも1つの画像において個人の少なくともある部分を検出するステップと、その個人の身元を決定するステップと、トークンがその身元に関連することを示すようにトークンのパラメータを設定するステップとをさらに備える、態様23Aから28Aのいずれかの方法。
【0324】
態様30A.センサデータが、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信に基づく測位データを含み、メディアデバイスの場所を決定するステップが、測位データに少なくとも一部基づいてメディアデバイスの場所を決定するステップを含む、態様23Aから29Aのいずれかの方法。
【0325】
態様31A.少なくとも1つのワイヤレス信号が、少なくとも1つのセンサによる少なくとも1つのワイヤレス信号の受信の間には少なくともメディアデバイスの送信範囲内にあるローカルデバイスからの短距離ワイヤレス信号を含む、態様23Aから30Aのいずれかの方法。
【0326】
態様32A.少なくとも1つのワイヤレス信号が、全地球航法衛星システム(GNSS)衛星からのGNSS信号を含む、態様23Aから31Aのいずれかの方法。
【0327】
態様33A.メディアコンテンツが地理的エリアの地図を含む、態様23Aから32Aのいずれかの方法。
【0328】
態様34A.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するステップが、メディアデバイスと地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の少なくとも1つの通信に基づいて、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するステップを含む、態様23Aから33Aのいずれかの方法。
【0329】
態様35A.方法がローカルデバイスを含む装置を使用して実行される、態様23Aから34Aのいずれかの方法。
【0330】
態様36A.方法がメディアデバイスを含む装置を使用して実行される、態様23Aから35Aのいずれかの方法。
【0331】
態様37A.方法が地理的エリアの中の装置を使用して実行される、態様23Aから36Aのいずれかの方法。
【0332】
態様38A.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、少なくとも1つのブロックを生成するステップと、少なくとも1つのブロックが分散型台帳に追加されるようにするステップとをさらに備える、態様23Aから37Aのいずれかの方法。
【0333】
態様39A.少なくとも1つのブロックが、分散型台帳の以前のブロックの少なくとも一部分のハッシュを含む、態様23Aから38Aのいずれかの方法。
【0334】
態様40A.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、分散型台帳を生成するステップをさらに備える、態様23Aから39Aのいずれかの方法。
【0335】
態様41A.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答して、少なくとも1つのブロックを生成せよとの要求をコンピューティングデバイスに送信するステップと、少なくとも1つのブロックを受信するステップと、少なくとも1つのブロックを分散型台帳に追加するステップとをさらに備える、態様23Aから40Aのいずれかの方法。
【0336】
態様42A.トークンがユーザに関連することを示すようにトークンのパラメータを設定するステップをさらに備え、メディアデバイスがユーザに関連する、態様23Aから41Aのいずれかの方法。
【0337】
態様43A.地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むと決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対応するトークンを生成するステップが、地理的エリアが少なくとも閾値の数の人を含むと決定したことに応答して実行される、態様23Aから42Aのいずれかの方法。
【0338】
態様44A.方法が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスのうちの少なくとも1つを含む装置を使用して実行される、態様23Aから43Aのいずれかの方法。
【0339】
態様45A.命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令が、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまた複数のプロセッサに、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信させ、メディアデバイスの場所を決定させ、メディアデバイスの場所がある地理的エリア内にあると決定させ、メディアデバイスの場所がその地理的エリア内にあると決定したことに応答して、メディアコンテンツに対応するトークンを生成させ、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0340】
態様46A.態様2Aから22Aのいずれか、および/または態様24Aから44Aのいずれかに従った動作をさらに備える、態様45Aの非一時的コンピュータ可読媒体。
【0341】
態様47A.トークン生成のための装置であって、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアコンテンツを受信するための手段と、メディアデバイスの場所を決定するための手段と、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定するための手段と、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあると決定したことに応答してメディアコンテンツに対応するトークンを生成するための手段とを備え、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードがトークンを特定する、装置。
【0342】
態様48A.態様2Aから22Aのいずれか、および/または態様24Aから44Aのいずれかに従った動作を実行するための手段をさらに備える、態様47Aの装置。
【0343】
態様1B.状況に応じたトークン関連メディア出力のための装置であって、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信し、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定し、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定し、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応し、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成し、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するように構成される、装置。
【0344】
態様2B.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含み、アンカー要素が物体を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、画像データが物体を描写することを特定するように構成される、態様1Bの装置。
【0345】
態様3B.物体がオプティカルグリフを含み、トークンを示す情報が、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される、態様1Bから2Bのいずれかの装置。
【0346】
態様4B.物体を描写する参照画像データがデータストアに記憶され、画像データが物体を描写することを特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、画像データを参照画像データと比較するように構成される、態様1Bから3Bのいずれかの装置。
【0347】
態様5B.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素がエリアを含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの場所がそのエリア内にあることを特定するように構成される、態様1Bから4Bのいずれかの装置。
【0348】
態様6B.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素が位置を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの場所が位置の閾値の範囲内にあることを特定するように構成される、態様1Bから5Bのいずれかの装置。
【0349】
態様7B.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォンによって取り込まれたオーディオデータを含み、アンカー要素が音を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、オーディオデータが音を含むことを特定するように構成される、態様1Bから6Bのいずれかの装置。
【0350】
態様8B.メディアコンテンツの表現を出力するために、少なくとも1つのプロセッサが、ディスプレイにメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させるように構成される、態様1Bから7Bのいずれかの装置。
【0351】
態様9B.少なくとも1つのプロセッサが、センサデータに基づいてメディアデバイスのメディアデバイス姿勢を特定し、メディアデバイスのメディアデバイス姿勢に基づいてメディアコンテンツに対するメディアコンテンツ姿勢を決定するように構成され、ディスプレイにメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させるために、少なくとも1つのプロセッサが、メディアコンテンツ姿勢に従った姿勢のメディアコンテンツの表現を出力するように構成される、態様1Bから8Bのいずれかの装置。
【0352】
態様10B.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定し、トークンが第1のユーザに関連することを示すトークンのパラメータに基づいて、メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定し、視覚的効果をメディアコンテンツに適用するように構成され、メディアコンテンツの表現を出力するために、少なくとも1つのプロセッサが、適用される視覚的効果とともにメディアコンテンツの表現を出力するように構成される、態様1Bから9のいずれかの装置。
【0353】
態様11B.少なくとも1つのプロセッサが、データストアに基づいて、第1のユーザおよび第2のユーザが関係性に従って関連付けられると決定するように構成され、メディアデバイスが第2のユーザに関連し、メディアコンテンツに対する視覚的効果が関係性に対応する、態様1Bから10Bのいずれかの装置。
【0354】
態様12B.少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスが第1のユーザに関連すると決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果が第1のユーザに対応する、態様1Bから11Bのいずれかの装置。
【0355】
態様13B.少なくとも1つのプロセッサが、データストアに基づいて、第1のユーザが高名な人物であると決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果が、第1のユーザが高名な人物であることに対応する、態様1Bから12Bのいずれかの装置。
【0356】
態様14B.少なくとも1つのプロセッサが、データストアに基づいて、メディアコンテンツに関連する格付けを決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果が格付けに対応する、態様1Bから13Bのいずれかの装置。
【0357】
態様15B.少なくとも1つのプロセッサが、トークンがデータストアにおいて特定されると決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果がデータストアに対応する、態様1Bから14Bのいずれかの装置。
【0358】
態様16B.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳からトークンについての情報を取り出し、トークンについての情報を出力するように構成される、態様1Bから15Bのいずれかの装置。
【0359】
態様17B.トークンについての情報を出力するために、少なくとも1つのプロセッサが、ディスプレイに情報の少なくとも一部分を表示させるように構成される、態様1Bから16Bのいずれかの装置。
【0360】
態様18B.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンが第1のユーザに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するように構成され、情報が第1のユーザを特定する、態様1Bから17Bのいずれかの装置。
【0361】
態様19B.情報が分散型台帳を特定する、態様1Bから18Bのいずれかの装置。
【0362】
態様20B.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンがスマートコントラクトに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するように構成され、情報がスマートコントラクトを特定する、態様1Bから19Bのいずれかの装置。
【0363】
態様21B.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンのインスタンスの量をトークンのパラメータが示すことを特定するように構成され、情報がトークンのインスタンスの量を特定する、態様1Bから20Bのいずれかの装置。
【0364】
態様22B.少なくとも1つのプロセッサが、トークン移転のために構成される移転プラットフォームを特定し、メディアコンテンツに対応するインターフェース要素を出力するように構成され、インターフェース要素が、インターフェース要素との対話があると、移転プラットフォームを使用してトークンの移転を開始するように構成される、態様1Bから21Bのいずれかの装置。
【0365】
態様23B.装置が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスのうちの少なくとも1つを含む、態様1Bから22Bのいずれかの装置。
【0366】
態様24B.状況に応じたトークン関連メディア出力の方法であって、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するステップと、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定するステップと、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定するステップであって、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、ステップと、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成するステップと、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するステップとを備える、方法。
【0367】
態様25B.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含み、アンカー要素が物体を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、画像データが物体を描写することを特定するステップを含む、態様24Bの方法。
【0368】
態様26B.物体がオプティカルグリフを含み、トークンを示す情報が、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される、態様24Bから25Bのいずれかの方法。
【0369】
態様27B.物体を描写する参照画像データがデータストアに記憶され、画像データが物体を描写することを特定するステップが、画像データを参照画像データと比較するステップを含む、態様24Bから26Bのいずれかの方法。
【0370】
態様28B.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素がエリアを含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、メディアデバイスの場所がそのエリア内にあることを特定するステップを含む、態様24Bから27Bのいずれかの方法。
【0371】
態様29B.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素が位置を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、メディアデバイスの場所がその位置から閾値の範囲内にあることを特定するステップを含む、態様24Bから28Bのいずれかの方法。
【0372】
態様30B.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォンによって取り込まれたオーディオデータを含み、アンカー要素が音を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、オーディオデータが音を含むことを特定するステップを含む、態様24Bから29Bのいずれかの方法。
【0373】
態様31B.メディアコンテンツの表現を出力するステップが、ディスプレイにメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させるステップを含む、態様24Bから30Bのいずれかの方法。
【0374】
態様32B.センサデータに基づいてメディアデバイスのメディアデバイス姿勢を特定するステップと、メディアデバイスのメディアデバイス姿勢に基づいてメディアコンテンツに対するメディアコンテンツ姿勢を決定するステップとをさらに備え、メディアコンテンツの表現を出力するステップが、メディアコンテンツ姿勢に従った姿勢のメディアコンテンツの表現を出力するステップを含む、態様24Bから31Bのいずれかの方法。
【0375】
態様33B.分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定するステップと、トークンが第1のユーザに関連することを示すトークンのパラメータに基づいて、メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定するステップと、視覚的効果をメディアコンテンツに適用するステップとをさらに備え、メディアコンテンツの表現を出力するステップが、適用される視覚的効果とともにメディアコンテンツの表現を出力するステップを含む、態様24Bから32Bのいずれかの方法。
【0376】
態様34B.データストアに基づいて、第1のユーザおよび第2のユーザが関係性に従って関連付けられると決定するステップをさらに備え、メディアデバイスが第2のユーザに関連し、メディアコンテンツに対する視覚的効果が関係性に対応する、態様24Bから33Bのいずれかの方法。
【0377】
態様35B.メディアデバイスが第1のユーザに関連すると決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果が第1のユーザに対応する、態様24Bから34Bのいずれかの方法。
【0378】
態様36B.データストアに基づいて、第1のユーザが高名な人物であると決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果が、第1のユーザが高名な人物であることに対応する、態様24Bから35Bのいずれかの方法。
【0379】
態様37B.データストアに基づいて、メディアコンテンツに関連する格付けを決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果が格付けに対応する、態様24Bから36Bのいずれかの方法。
【0380】
態様38B.トークンがデータストアにおいて特定されると決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果がデータストアに対応する、態様24Bから37Bのいずれかの方法。
【0381】
態様39B.分散型台帳からトークンについての情報を取り出すステップと、トークンについての情報を出力するステップとをさらに備える、態様24Bから38Bのいずれかの方法。
【0382】
態様40B.トークンについての情報を出力するステップが、ディスプレイに情報の少なくとも一部分を表示させるステップを含む、態様24Bから39Bのいずれかの方法。
【0383】
態様41B.分散型台帳に基づいて、トークンが第1のユーザに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するステップをさらに備え、情報が第1のユーザを特定する、態様24Bから40Bのいずれかの方法。
【0384】
態様42B.情報が分散型台帳を特定する、態様24Bから41Bのいずれかの方法。
【0385】
態様43B.分散型台帳に基づいて、トークンがスマートコントラクトに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するステップをさらに備え、情報がスマートコントラクトを特定する、態様24Bから42Bのいずれかの方法。
【0386】
態様44B.分散型台帳に基づいて、トークンのインスタンスの量をトークンのパラメータが示すことを特定するステップをさらに備え、情報がトークンのインスタンスの量を特定する、態様24Bから43Bのいずれかの方法。
【0387】
態様45B.トークン移転のために構成される移転プラットフォームを特定するステップと、メディアコンテンツに対応するインターフェース要素を出力するステップとをさらに備え、インターフェース要素が、インターフェース要素との対話があると、移転プラットフォームを使用してトークンの移転を開始するように構成される、態様24Bから44Bのいずれかの方法。
【0388】
態様46B.方法が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスのうちの少なくとも1つを含む装置を使用して実行される、態様24Bから45Bのいずれかの方法。
【0389】
態様47B.命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令が、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまた複数のプロセッサに、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信させ、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定させ、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定させ、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応し、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成させ、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0390】
態様48B.態様2Bから24Bのいずれか、および/または態様25Bから46Bのいずれかに従った動作をさらに備える、態様47Bの非一時的コンピュータ可読媒体。
【0391】
態様49B.状況に応じたトークン関連メディア出力のための装置であって、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するための手段と、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定するための手段と、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定するための手段であって、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、手段と、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成するための手段と、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するための手段とを備える、装置。
【0392】
態様50B.態様2Bから24Bのいずれか、および/または態様25Bから46Bのいずれかに従った動作を実行するための手段をさらに備える、態様49Bの装置。
【0393】
態様1C.状況に応じたトークン関連メディア出力のための装置であって、少なくとも1つのメモリと、少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信し、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定し、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定し、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応し、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成し、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するように構成される、装置。
【0394】
態様2C.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含み、アンカー要素が物体を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、画像データが物体を描写することを特定するように構成される、態様1Cの装置。
【0395】
態様3C.物体がオプティカルグリフを含み、トークンを示す情報が、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される、態様1Cから2Cのいずれかの装置。
【0396】
態様4C.物体を描写する参照画像データがデータストアに記憶され、画像データが物体を描写することを特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、画像データを参照画像データと比較するように構成される、態様1Cから3Cのいずれかの装置。
【0397】
態様5C.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素がエリアを含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの場所がそのエリア内にあることを特定するように構成される、態様1Cから4Cのいずれかの装置。
【0398】
態様6C.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素が位置を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスの場所が位置の閾値の範囲内にあることを特定するように構成される、態様1Cから5Cのいずれかの装置。
【0399】
態様7C.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォンによって取り込まれたオーディオデータを含み、アンカー要素が音を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するために、少なくとも1つのプロセッサが、オーディオデータが音を含むことを特定するように構成される、態様1Cから6Cのいずれかの装置。
【0400】
態様8C.メディアコンテンツの表現を出力するために、少なくとも1つのプロセッサが、ディスプレイにメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させるように構成される、態様1Cから7Cのいずれかの装置。
【0401】
態様9C.少なくとも1つのプロセッサが、センサデータに基づいてメディアデバイスのメディアデバイス姿勢を特定し、メディアデバイスのメディアデバイス姿勢に基づいてメディアコンテンツに対するメディアコンテンツ姿勢を決定するように構成され、ディスプレイにメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させるために、少なくとも1つのプロセッサが、メディアコンテンツ姿勢に従った姿勢のメディアコンテンツの表現を出力するように構成される、態様1Cから8Cのいずれかの装置。
【0402】
態様10C.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定し、トークンが第1のユーザに関連することを示すトークンのパラメータに基づいて、メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定し、視覚的効果をメディアコンテンツに適用するように構成され、メディアコンテンツの表現を出力するために、少なくとも1つのプロセッサが、適用される視覚的効果とともにメディアコンテンツの表現を出力するように構成される、態様1Cから9Cのいずれかの装置。
【0403】
態様11C.少なくとも1つのプロセッサが、データストアに基づいて、第1のユーザおよび第2のユーザが関係性に従って関連付けられると決定するように構成され、メディアデバイスが第2のユーザに関連し、メディアコンテンツに対する視覚的効果が関係性に対応する、態様1Cから10Cのいずれかの装置。
【0404】
態様12C.少なくとも1つのプロセッサが、メディアデバイスが第1のユーザに関連すると決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果が第1のユーザに対応する、態様1Cから11Cのいずれかの装置。
【0405】
態様13C.少なくとも1つのプロセッサが、データストアに基づいて、第1のユーザが高名な人物であると決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果が、第1のユーザが高名な人物であることに対応する、態様1Cから12Cのいずれかの装置。
【0406】
態様14C.少なくとも1つのプロセッサが、データストアに基づいて、メディアコンテンツに関連する格付けを決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果が関係性に対応する、態様1Cから13Cのいずれかの装置。
【0407】
態様15C.少なくとも1つのプロセッサが、トークンがデータストアにおいて特定されると決定するように構成され、メディアコンテンツに対する視覚的効果がデータストアに対応する、態様1Cから14Cのいずれかの装置。
【0408】
態様16C.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳からトークンについての情報を取り出し、トークンについての情報を出力するように構成される、態様1Cから15Cのいずれかの装置。
【0409】
態様17C.トークンについての情報を出力するために、少なくとも1つのプロセッサが、ディスプレイに情報の少なくとも一部分を表示させるように構成される、態様1Cから16Cのいずれかの装置。
【0410】
態様18C.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンが第1のユーザに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するように構成され、情報が第1のユーザを特定する、態様1Cから17Cのいずれかの装置。
【0411】
態様19C.情報が分散型台帳を特定する、態様1Cから18Cのいずれかの装置。
【0412】
態様20C.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンがスマートコントラクトに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するように構成され、情報がスマートコントラクトを特定する、態様1Cから19Cのいずれかの装置。
【0413】
態様21C.少なくとも1つのプロセッサが、分散型台帳に基づいて、トークンのインスタンスの量をトークンのパラメータが示すことを特定するように構成され、情報がトークンのインスタンスの量を特定する、態様1Cから20Cのいずれかの装置。
【0414】
態様22C.少なくとも1つのプロセッサが、トークン移転のために構成される移転プラットフォームを特定し、メディアコンテンツに対応するインターフェース要素を出力するように構成され、インターフェース要素が、インターフェース要素との対話があると、移転プラットフォームを使用してトークンの移転を開始するように構成される、態様1Cから21Cのいずれかの装置。
【0415】
態様23C.装置が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスのうちの少なくとも1つを含む、態様1Cから22Cのいずれかの装置。
【0416】
態様24C.状況に応じたトークン関連メディア出力の方法であって、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するステップと、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定するステップと、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定するステップであって、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、ステップと、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成するステップと、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するステップとを備える、方法。
【0417】
態様25C.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのイメージセンサによって取り込まれた画像データを含み、アンカー要素が物体を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、画像データが物体を描写することを特定するステップを含む、態様24Cの方法。
【0418】
態様26C.物体がオプティカルグリフを含み、トークンを示す情報が、オプティカルグリフに基づいて光学的に符号化される、態様24Cから25Cのいずれかの方法。
【0419】
態様27C.物体を描写する参照画像データがデータストアに記憶され、画像データが物体を描写することを特定するステップが、画像データを参照画像データと比較するステップを含む、態様24Cから26Cのいずれかの方法。
【0420】
態様28C.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素がエリアを含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、メディアデバイスの場所がそのエリア内にあることを特定するステップを含む、態様24Cから27Cのいずれかの方法。
【0421】
態様29C.センサデータが、メディアデバイスの場所を示す場所データを含み、アンカー要素が位置を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、メディアデバイスの場所がその位置から閾値の範囲内にあることを特定するステップを含む、態様24Cから28Cのいずれかの方法。
【0422】
態様30C.センサデータが、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサの少なくとも1つのマイクロフォンによって取り込まれたオーディオデータを含み、アンカー要素が音を含み、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定するステップが、オーディオデータが音を含むことを特定するステップを含む、態様24Cから29Cのいずれかの方法。
【0423】
態様31C.メディアコンテンツの表現を出力するステップが、ディスプレイにメディアコンテンツの少なくとも一部分を表示させるステップを含む、態様24Cから30Cのいずれかの方法。
【0424】
態様32C.センサデータに基づいてメディアデバイスのメディアデバイス姿勢を特定するステップと、メディアデバイスのメディアデバイス姿勢に基づいてメディアコンテンツに対するメディアコンテンツ姿勢を決定するステップとをさらに備え、メディアコンテンツの表現を出力するステップが、メディアコンテンツ姿勢に従った姿勢のメディアコンテンツの表現を出力するステップを含む、態様24Cから31Cのいずれかの方法。
【0425】
態様33C.分散型台帳に基づいて、トークンのパラメータが、トークンが第1のユーザに関連することを示すことを特定するステップと、トークンが第1のユーザに関連することを示すトークンのパラメータに基づいて、メディアコンテンツに対する視覚的効果を決定するステップと、視覚的効果をメディアコンテンツに適用するステップとをさらに備え、メディアコンテンツの表現を出力するステップが、適用される視覚的効果とともにメディアコンテンツの表現を出力するステップを含む、態様24Cから32Cのいずれかの方法。
【0426】
態様34C.データストアに基づいて、第1のユーザおよび第2のユーザが関係性に従って関連付けられると決定するステップをさらに備え、メディアデバイスが第2のユーザに関連し、メディアコンテンツに対する視覚的効果が関係性に対応する、態様24Cから33Cのいずれかの方法。
【0427】
態様35C.メディアデバイスが第1のユーザに関連すると決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果が第1のユーザに対応する、態様24Cから34Cのいずれかの方法。
【0428】
態様36C.データストアに基づいて、第1のユーザが高名な人物であると決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果が、第1のユーザが高名な人物であることに対応する、態様24Cから35Cのいずれかの方法。
【0429】
態様37C.データストアに基づいて、メディアコンテンツに関連する格付けを決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果が格付けに対応する、態様24Cから36Cのいずれかの方法。
【0430】
態様38C.トークンがデータストアにおいて特定されると決定するステップをさらに備え、メディアコンテンツに対する視覚的効果がデータストアに対応する、態様24Cから37Cのいずれかの方法。
【0431】
態様39C.分散型台帳からトークンについての情報を取り出すステップと、トークンについての情報を出力するステップとをさらに備える、態様24Cから38Cのいずれかの方法。
【0432】
態様40C.トークンについての情報を出力するステップが、ディスプレイに情報の少なくとも一部分を表示させるステップを含む、態様24Cから39Cのいずれかの方法。
【0433】
態様41C.分散型台帳に基づいて、トークンが第1のユーザに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するステップをさらに備え、情報が第1のユーザを特定する、態様24Cから40Cのいずれかの方法。
【0434】
態様42C.情報が分散型台帳を特定する、態様24Cから41Cのいずれかの方法。
【0435】
態様43C.分散型台帳に基づいて、トークンがスマートコントラクトに関連することをトークンのパラメータが示すことを特定するステップをさらに備え、情報がスマートコントラクトを特定する、態様24Cから42Cのいずれかの方法。
【0436】
態様44C.分散型台帳に基づいて、トークンのインスタンスの量をトークンのパラメータが示すことを特定するステップをさらに備え、情報がトークンのインスタンスの量を特定する、態様24Cから43Cのいずれかの方法。
【0437】
態様45C.トークン移転のために構成される移転プラットフォームを特定するステップと、メディアコンテンツに対応するインターフェース要素を出力するステップとをさらに備え、インターフェース要素が、インターフェース要素との対話があると、移転プラットフォームを使用してトークンの移転を開始するように構成される、態様24Cから44Cのいずれかの方法。
【0438】
態様46C.方法が、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、モバイルハンドセット、またはワイヤレス通信デバイスのうちの少なくとも1つを含む装置を使用して実行される、態様24Cから45Cのいずれかの方法。
【0439】
態様47C.命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体であって、命令が、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまた複数のプロセッサに、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信させ、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定させ、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定させ、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応し、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成させ、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0440】
態様48C.態様2Cから23Cのいずれか、および/または態様25Cから46Cのいずれかに従った動作をさらに備える、態様47Cの非一時的コンピュータ可読媒体。
【0441】
態様49C.状況に応じたトークン関連メディア出力のための装置であって、メディアデバイスの少なくとも1つのセンサによって取り込まれたセンサデータを受信するための手段と、センサデータに基づいて、メディアデバイスとトークンに関連するアンカー要素との関係を特定するための手段と、分散型台帳の少なくとも1つのブロックのペイロードにおいてトークンを特定するための手段であって、トークンが分散型台帳に従ってメディアコンテンツに対応する、手段と、トークンに対応するメディアコンテンツの表現を生成するための手段と、メディアデバイスとアンカー要素との関係を特定したことに応答して、メディアコンテンツの表現を出力するための手段とを備える、装置。
【0442】
態様50C.態様2Cから23Cのいずれか、および/または態様25Cから46Cのいずれかに従った動作を実行するための手段をさらに備える、態様49Cの装置。
【0443】
態様1D: 画像データを処理するための装置であって、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサとを備え、1つまたは複数のプロセッサが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアデータを受信し、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによるセンサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所を示す測位データを受信し、測位データに基づいて、センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証し、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、メディアデータに対応するトークンを生成するように構成され、トークンが分散型台帳のブロックのペイロードにおいて特定される、装置。
【0444】
態様2D.メディアデータがセンサデータである、態様1Dの装置。
【0445】
態様3D.メディアデバイスが、仮想コンテンツをセンサデータに追加するようにセンサデータを改変することによって少なくとも一部、メディアデータを生成する、態様1Dから2Dのいずれかの装置。
【0446】
態様4D.センサデータが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの1つまたは複数のイメージセンサによって取り込まれた1つまたは複数の画像を含み、メディアデータが1つまたは複数の画像の少なくとも1つに基づく、態様1Dから3Dのいずれかの装置。
【0447】
態様5D.センサデータが測位データを含み、測位データが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づいて決定され、メディアデータが、測位データに基づいてメディアデバイスによって生成される地図を含む、態様1Dから4Dのいずれかの装置。
【0448】
態様6D.センサデータが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づいて決定される二次測位データを含み、メディアデータが、二次測位データに基づいてメディアデバイスによって生成される地図である、態様1Dから5Dのいずれかの装置。
【0449】
態様7D.1つまたは複数のプロセッサが、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳のためのブロックを生成し、分散型台帳の複数のブロックにブロックを追加するように構成される、態様1Dから6Dのいずれかの装置。
【0450】
態様8D.ブロックが、分散型台帳の以前のブロックの少なくとも一部分のハッシュを含む、態様1Dから7Dのいずれかの装置。
【0451】
態様9D.ブロックがブロックのペイロードの複数の要素のマークル根を含み、トークンがブロックのペイロードの複数の要素のうちの少なくとも1つに対応する、態様1Dから8Dのいずれかの装置。
【0452】
態様10D.1つまたは複数のプロセッサが、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳を生成するように構成される、態様1Dから9Dのいずれかの装置。
【0453】
態様11D.1つまたは複数のプロセッサが、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳のためのブロックを生成せよとの要求をブロック生成コンピューティングデバイスに送信し、ブロック生成コンピューティングデバイスからブロックを受信し、分散型台帳の複数のブロックにブロックを追加するように構成される、態様1Dから10Dのいずれかの装置。
【0454】
態様12D.測位データを受信するために、1つまたは複数のプロセッサが、メディアデバイスから測位データを受信するように構成され、測位データが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づく、態様1Dから11Dのいずれかの装置。
【0455】
態様13D.測位データを受信するために、1つまたは複数のプロセッサが、メディアデバイスとは別個のローカルデバイスから測位データを受信するように構成され、測位データが、ローカルデバイスの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づく、態様1Dから12Dのいずれかの装置。
【0456】
態様14D.測位受信機が、1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号を受信するように構成される短距離ワイヤレス通信受信機である、態様5D、6D、12D、または13Dのいずれかの装置。
【0457】
態様15D.1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号が、地理的エリアの中のローカルデバイスによって送信され、地理的エリアが、ローカルデバイスによる1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号の送信範囲に対応する、態様14Dの装置。
【0458】
態様16D.測位受信機が、1つまたは複数の衛星から1つまたは複数のGNSS信号を受信するように構成される全地球航法衛星システム受信機である、態様5D、6D、または12Dから15Dのいずれかの装置。
【0459】
態様17D.装置がローカルデバイスを含む、態様1Dから16Dのいずれかの装置。
【0460】
態様18D.センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するために、1つまたは複数のプロセッサが、メディアデバイスと、地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の1つまたは複数の通信の内容を検証するように構成される、態様12Dから17Dのいずれかの装置。
【0461】
態様19D.装置がメディアデバイスを含む、態様1Dから18Dのいずれかの装置。
【0462】
態様20D.センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するために、1つまたは複数のプロセッサが、地理的エリア内で見える物体をセンサデータが描写することを検証するように構成される、態様1Dから19Dのいずれかの装置。
【0463】
態様21D.1つまたは複数のプロセッサが、トークンの所有権をメディアデバイスに関連するユーザに関連するアカウントに設定するように構成される、態様1Dから20Dのいずれかの装置。
【0464】
態様22D.1つまたは複数のプロセッサが、センサデータが認識された身元を有する個人の表現を含むことを特定し、認識された身元を有する個人に関連するアカウントにトークンの所有権を設定するように構成される、態様1Dから21Dのいずれかの装置。
【0465】
態様23D.メディアデバイスがヘッドマウントディスプレイを含む、態様1Dから22Dのいずれかの装置。
【0466】
態様24D.メディアデバイスがモバイルハンドセットを含む、態様1Dから23Dのいずれかの装置。
【0467】
態様25D.メディアデバイスがウェアラブルデバイスを含む、態様1Dから24Dのいずれかの装置。
【0468】
態様26D.装置がヘッドマウントディスプレイを含む、態様1Dから25Dのいずれかの装置。
【0469】
態様27D.装置がモバイルハンドセットを含む、態様1Dから26Dのいずれかの装置。
【0470】
態様28D.装置がウェアラブルデバイスを含む、態様1Dから27Dのいずれかの装置。
【0471】
態様29D.装置がサーバを含む、態様1Dから28Dのいずれかの装置。
【0472】
態様30D.装置が地理的エリアの中にある、態様1Dから29Dのいずれかの装置。
【0473】
態様31D.画像データを処理するための方法であって、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによって取り込まれたセンサデータに基づくメディアデータを受信するステップと、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサによるセンサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所を示す測位データを受信するステップと、測位データに基づいて、センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するステップと、メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、メディアデータに対応するトークンを生成するステップとを備え、トークンが分散型台帳のブロックのペイロードにおいて特定される、方法。
【0474】
態様32D.メディアデータがセンサデータである、態様31Dの方法。
【0475】
態様33D.メディアデバイスが、仮想コンテンツをセンサデータに追加するようにセンサデータを改変することによって少なくとも一部、メディアデータを生成する、態様31Dから32Dのいずれかの方法。
【0476】
態様34D.センサデータが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの1つまたは複数のイメージセンサによって取り込まれた少なくとも1つの画像を含み、メディアデータが1つまたは複数の画像の少なくとも1つに基づく、態様31Dから33Dのいずれかの方法。
【0477】
態様35D.センサデータが測位データを含み、測位データが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づいて決定され、メディアデータが、測位データに基づいてメディアデバイスによって生成される地図を含む、態様31Dから34Dのいずれかの方法。
【0478】
態様36D.測位受信機が、1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号を受信するように構成される短距離ワイヤレス通信受信機である、態様31Dから35D、36D、42D、または43Dのいずれかの方法。
【0479】
態様37D.1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号が、地理的エリアの中のローカルデバイスによって送信され、地理的エリアが、ローカルデバイスによる1つまたは複数の短距離ワイヤレス通信信号の送信範囲に対応する、態様31Dから36Dのいずれかの方法。
【0480】
態様38D.測位受信機が、1つまたは複数の衛星から1つまたは複数のGNSS信号を受信するように構成される全地球航法衛星システム受信機である、態様31Dから37D、36D、または42Dから45Dのいずれかの方法。
【0481】
態様39D.センサデータが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づいて決定される二次測位データを含み、メディアデータが、二次測位データに基づいてメディアデバイスによって生成される地図である、態様31Dから38Dのいずれかの方法。
【0482】
態様40D.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳のためのブロックを生成するステップと、分散型台帳の複数のブロックにブロックを追加するステップとをさらに備える、態様31Dから39Dのいずれかの方法。
【0483】
態様41D.ブロックが、分散型台帳の以前のブロックの少なくとも一部分のハッシュを含む、態様31Dから40Dのいずれかの方法。
【0484】
態様42D.ブロックがブロックのペイロードの複数の要素のマークル根を含み、トークンがブロックのペイロードの複数の要素のうちの少なくとも1つに対応する、態様31Dから41Dのいずれかの方法。
【0485】
態様43D.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳を生成するステップをさらに備える、態様31Dから42Dのいずれかの方法。
【0486】
態様44D.メディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証したことに応答して自動的に、分散型台帳のためのブロックを生成せよとの要求をブロック生成コンピューティングデバイスに送信するステップと、ブロック生成コンピューティングデバイスからブロックを受信するステップと、分散型台帳の複数のブロックにブロックを追加するステップとをさらに備える、態様35D、36D、42D、または43Dのいずれかの方法。
【0487】
態様45D.測位データを受信するステップが、メディアデバイスから測位データを受信するステップを含み、測位データが、メディアデバイスの1つまたは複数のセンサの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づく、態様44Dの方法。
【0488】
態様46D.方法がローカルデバイスを含む装置によって実行される、態様35D、36D、または42Dから45Dのいずれかの方法。
【0489】
態様47D.測位データを受信するステップが、メディアデバイスとは別個のローカルデバイスから測位データを受信するステップを含み、測位データが、ローカルデバイスの測位受信機による1つまたは複数の測位信号の受信に基づく、態様31Dから46Dのいずれかの方法。
【0490】
態様48D.センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するステップが、メディアデバイスと、地理的エリアに関連するローカルデバイスとの間の1つまたは複数の通信の内容を検証するステップを含む、態様42Dから47Dのいずれかの方法。
【0491】
態様49D.方法がメディアデバイスを含む装置によって実行される、態様31Dから48Dのいずれかの方法。
【0492】
態様50D.センサデータの取り込みと同時の時間におけるメディアデバイスの場所が地理的エリア内にあることを検証するステップが、地理的エリア内で見える物体をセンサデータが描写することを検証するステップを含む、態様31Dから49Dのいずれかの方法。
【0493】
態様51D.トークンの所有権をメディアデバイスに関連するユーザに関連するアカウントに設定するステップをさらに備える、態様31Dから50Dのいずれかの方法。
【0494】
態様52D.センサデータが認識された身元を有する個人の表現を含むことを特定するステップと、認識された身元を有する個人に関連するアカウントにトークンの所有権を設定するステップとをさらに備える、態様31Dから51Dのいずれかの方法。
【0495】
態様53D.メディアデバイスがヘッドマウントディスプレイを含む、態様31Dから52Dのいずれかの方法。
【0496】
態様54D.メディアデバイスがモバイルハンドセットを含む、態様31Dから53Dのいずれかの方法。
【0497】
態様55D.メディアデバイスがウェアラブルデバイスを含む、態様31Dから54Dのいずれかの方法。
【0498】
態様56D.方法がヘッドマウントディスプレイを含む装置によって実行される、態様31Dから55Dのいずれかの方法。
【0499】
態様57D.方法がモバイルハンドセットを含む装置によって実行される、態様31Dから56Dのいずれかの方法。
【0500】
態様58D.方法がウェアラブルデバイスを含む装置によって実行される、態様31Dから57Dのいずれかの方法。
【0501】
態様59D.方法がサーバを含む装置によって実行される、態様31Dから58Dのいずれかの方法。
【0502】
態様60D.方法が地理的エリアの中の装置によって実行される、態様31Dから59Dのいずれかの方法。
【0503】
態様61D.画像データを処理するための装置であって、態様31Dから60Dのいずれかの方法を実行するための手段を備える、装置。
【0504】
態様62D.プログラムが具現化されている非一時的コンピュータ可読媒体であって、プログラムが、画像データを処理する方法を実行するようにプロセッサによって実行され、方法が、態様31Dから60Dの方法のいずれかを備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【符号の説明】
【0505】
100 画像取込および処理システム
105A 画像取込デバイス
105B 画像処理デバイス
110 シーン
115 レンズ
120 制御機構
125A 露光制御機構
125B 焦点制御機構
125C ズーム制御機構
130 イメージセンサ
140 RAM
145 ROM
150 イメージプロセッサ
152 ホストプロセッサ
154 ISP
156 I/O
160 I/O
205 メディアデバイス
210 センサ
215 姿勢センサ
220 メディアセンサ
235 メディアプロセッサ
240 仮想コンテンツ生成器
245 画像合成器
247 地図生成器
255 通信インターフェース
260 短距離ワイヤレストランシーバ
265 ネットワークトランシーバ
270 ローカルデバイス
272 通信
275 短距離ワイヤレストランシーバ
280 ネットワークデバイス(たとえば、サーバ)
282 通信
285 ネットワークトランシーバ
295 分散型台帳
297 追加のデバイス
298 データストア
299 アンカー要素
310 HMD
320 ユーザ
330A 第1のカメラ
330B 第2のカメラ
335 イヤピース
340 ディスプレイ
410 モバイルハンドセット
420 前面
430 カメラ
435 スピーカ
440 ディスプレイ
460 背面
500 ブロックチェーン台帳
505 ブロックA
510 ブロックAヘッダ
515 前のブロックおよび/またはブロックヘッダのハッシュ
520 マークル根
525 メタデータ
530 ブロックAペイロード
535 ブロックB
540 ブロックBヘッダ
545 前のブロックおよび/またはブロックヘッダのハッシュ
550 マークル根
555 メタデータ
560 ブロックBペイロード
565 ブロックC
570 ブロックCヘッダ
575 前のブロックおよび/またはブロックヘッダのハッシュ
580 マークル根
585 メタデータ
590 ブロックCペイロード
600 トークン
605 デジタル資産
610 トークン識別子
615 トークン単位量
620 トークン所有権
625 オンチェーンイミュータブルメタデータ
630 オンチェーンミュータブルメタデータ
635 オフチェーンメディアへのオンチェーンポインタ
640 オフチェーンメディアへのオンチェーンポインタ
645 トークンスマートコントラクト
650 データ構造
805 ユーザ
810 メディアデバイス
815 イメージセンサ
820 測位センサ
825 FOV
830 ローカルデバイス
835 通信
840 デジタル資産
855 情報
860 トークン
865 タイトル
870 デジタル資産タイプ
875 メタデータ
880 履歴
885 サーバ
890 ユーザ
905 ユーザ
910 メディアデバイス
915 イメージセンサ
920 測位センサ
925 FOV
930 ローカルデバイス
935 通信
940 デジタル資産
955 情報
960 トークン
965 タイトル
970 デジタル資産タイプ
975 メタデータ
980 履歴
985 サーバ
990 ユーザ
1005 ユーザ
1010 メディアデバイス
1015 イメージセンサ
1020 測位センサ
1025 FOV
1030 ローカルデバイス
1035 通信
1040 デジタル資産
1045 仮想物体
1047 現実の物体
1055 情報
1060 トークン
1065 タイトル
1070 デジタル資産タイプ
1075 メタデータ
1080 履歴
1085 サーバ
1090 ユーザ
1105 ユーザ
1110 メディアデバイス
1120 測位センサ
1130 ローカルデバイス
1135 通信
1140 デジタル資産
1155 情報
1160 トークン
1165 タイトル
1170 デジタル資産タイプ
1175 メタデータ
1180 履歴
1185 サーバ
1190 ユーザ
1205 ユーザ
1210 所有権デバイス
1220 測位センサ
1230 ローカルデバイス
1235 通信
1240 デジタル資産
1245 購入ボタン
1255 情報
1260 トークン
1265 タイトル
1270 デジタル資産タイプ
1275 メタデータ
1280 履歴
1285 サーバ
1290 ユーザ
1305 ユーザ
1310 メディアデバイス
1315 イメージセンサ
1320 測位センサ
1325 FOV
1340 デジタル資産
1347 現実の物体
1350 アンカー要素
1357 カスタマイズ
1360 トークン
1365 分散型台帳
1370 データストア
1405 トークンデバイス
1410 第1のユーザ
1415 分散型台帳
1420 トークン
1425 デジタル資産
1430 第2のユーザ
1435 ローカルデバイス
1905 接続
1910 プロセッサ
1912 キャッシュ
1915 メモリ
1920 ROM
1925 RAM
1930 記憶デバイス
1932 サービス1
1934 サービス2
1935 出力デバイス
1936 サービス3
1940 通信インターフェース
1945 入力デバイス
【国際調査報告】