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特表2024-521860データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-04
(54)【発明の名称】データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04B 3/04 20060101AFI20240528BHJP
   H04L 25/03 20060101ALI20240528BHJP
【FI】
H04B3/04 A
H04L25/03 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023573428
(86)(22)【出願日】2022-05-05
(85)【翻訳文提出日】2024-01-05
(86)【国際出願番号】 CN2022090998
(87)【国際公開番号】W WO2022252907
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】202110600896.7
(32)【優先日】2021-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504161984
【氏名又は名称】ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュ、シビン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ケジアン
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、フェイ
(72)【発明者】
【氏名】リ、ジアンカン
【テーマコード(参考)】
5K029
5K046
【Fターム(参考)】
5K029HH05
5K046AA01
5K046EF02
(57)【要約】
本願の実施形態は、データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体を開示しており、データインタフェース技術の分野に関する。本方法は、以下を含む:第2デバイスは、第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する。第2デバイスは、第1等化トレーニングシーケンスブロックETSBを、第2データインタフェース上のTXを介して第1データインタフェース上の対応するRXに送信し、ここで、第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持しており、等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。第1デバイスは、等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第1TXとなると決定し、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。本願によると、等化調整は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して実行され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は通信システムに適用され、前記通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを備え、前記第1デバイスは第1データインタフェースを有し、前記第2デバイスは第2データインタフェースを有し、前記第1データインタフェース及び前記第2データインタフェースはリンクを介して接続されており、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;
前記第2デバイスが、第1等化トレーニングシーケンスブロックETSBを、前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示する;及び
前記第1デバイスが、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、前記等化ターゲットが前記第1TXとなると決定し、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1デバイスが、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、前記等化ターゲットが前記第1TXとなると決定し、前記等化パラメータ指示情報に基づいて前記第1TXに対して等化調整を実行する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1デバイスが、ターゲットデータストリームを、前記第1データインタフェース上のTXを介して、前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する段階
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
前記第2デバイスが、記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1デバイスが、第1等化パラメータ指示情報に基づいて第1等化ターゲット指示情報によって指示されたTXに対して等化調整を実行する前に、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、前記第1デバイスが、受信された前記複数の第1データセグメントを連結して、前記第1ETSBを取得する段階
を備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記方法はさらに:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;及び
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上の前記TXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記第2データセグメントを受信したターゲットRXごとに、前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は通信システムに適用され、前記通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを備え、前記第1デバイスは第1データインタフェースを有し、前記第2デバイスは第2データインタフェースを有し、前記第1データインタフェース及び前記第2データインタフェースはリンクを介して接続されており、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する段階;
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する;
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
【請求項14】
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する段階;及び
前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する段階
を備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上の前記RXが属する前記レーンのビットエラー率を前記ターゲットデータストリームに基づいて決定して、前記RXが属する前記レーンの前記ビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記第1デバイスが、第1等化パラメータ指示情報に基づいて第1等化ターゲット指示情報によって指示されたTXに対して等化調整を実行する前に、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、前記第1デバイスが、受信された前記複数の第1データセグメントを連結して、前記第1ETSBを取得する段階
を備える、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記方法はさらに:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;及び
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、請求項13から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上の前記TXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記第2データセグメントを受信したターゲットRXごとに、前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である、請求項13から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は通信システムに適用され、前記通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを備え、前記第1デバイスは第1データインタフェースを有し、前記第2デバイスは第2データインタフェースを有し、前記第1データインタフェース及び前記第2データインタフェースはリンクを介して接続されており、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する;
前記第1デバイスが、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階;及び
前記第1デバイスが、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する段階
を備える、方法。
【請求項25】
前記第1デバイスが、前記第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1デバイスが、前記第1TXを介して、ターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階;
前記第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすことを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を備え、
前記第1デバイスが、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する前記段階は:
前記第1デバイスが前記等化完了メッセージを受信したとき、前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXの前記等化パラメータを前記第1TXの前記現在の等化パラメータに構成する段階
を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記方法はさらに:
第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する段階
を備える、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすことを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、前記等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含み、
第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が前記第1閾値より大きいと決定したとき、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
前記第2デバイスが、記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、請求項24又は27に記載の方法。
【請求項29】
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記方法はさらに:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;及び
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、請求項24から29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上の前記TXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記第2データセグメントを受信したターゲットRXごとに、前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、請求項24から33のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、方法。
【請求項36】
前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を備える、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、請求項35から37のいずれか一項に記載の方法。
【請求項39】
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項35から38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む、請求項36に記載の方法。
【請求項41】
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;ここで、前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する
を備える、請求項35から40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、請求項35から40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する;及び
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
【請求項44】
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後に、前記方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を備える、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、請求項43又は44に記載の方法。
【請求項46】
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属するレーンの識別子である、請求項43から45のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、方法。
【請求項48】
前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を備える、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記第2データインタフェース上の前記RXが属する前記レーンのビットエラー率を前記ターゲットデータストリームに基づいて決定して、前記RXが属する前記レーンの前記ビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから、前記第1デバイスの前記第1データインタフェース上の前記TXが共に対応する使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、請求項47から49のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項47から50のいずれか一項に記載の方法。
【請求項52】
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;ここで、前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する
を備える、請求項47から52のいずれか一項に記載の方法。
【請求項54】
等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である、請求項47から53のいずれか一項に記載の方法。
【請求項55】
データインタフェース等化方法であって、前記方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;及び
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
【請求項56】
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を備える、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、請求項55又は56に記載の方法。
【請求項58】
等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である、請求項55から57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項59】
データインタフェース等化方法であって、前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する
を備える、方法。
【請求項60】
前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXに前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を備える、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記方法はさらに:
前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を備える、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、前記等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含み、
前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が前記第1閾値より大きいと決定したとき、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、請求項59から62のいずれか一項に記載の方法。
【請求項64】
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、請求項60に記載の方法。
【請求項65】
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;ここで、前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する
を備える、請求項59から64のいずれか一項に記載の方法。
【請求項66】
等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、請求項59から65のいずれか一項に記載の方法。
【請求項67】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;
第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する段階
を備える、方法。
【請求項68】
前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXにターゲットデータストリームを送信する段階
を備える、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、請求項67又は68に記載の方法。
【請求項70】
等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、請求項67から69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項71】
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成された決定モジュール;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成された送信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、装置。
【請求項72】
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成された受信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する;及び
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように構成された調整モジュール
を備える、装置。
【請求項73】
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定するように構成された決定モジュール;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信するように構成された送信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、装置。
【請求項74】
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第2データインタフェース上のTXを介して送信された第1ETSBを受信するように構成された受信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;及び
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように構成された調整モジュール
を備える、装置。
【請求項75】
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成された決定モジュール;及び
第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成された送信モジュール、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する
を備える、装置。
【請求項76】
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成された受信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;
第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを行うように構成された調整モジュール
を備える、装置。
【請求項77】
デバイスであって、前記デバイスは、プロセッサ及びメモリを備え;
前記メモリは命令を記憶し、前記プロセッサは、前記命令を実行することで、請求項1から70のいずれか一項に記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する、デバイス。
【請求項78】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、前記命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、請求項1から70のいずれか一項に記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年5月31日に出願された「データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体」と題する中国特許出願第202110600896.7号に基づく優先権を主張しており、当該出願はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は、データインタフェース技術の分野、とりわけ、データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
コンピューティングデバイスのコンピューティング性能が継続的に向上することに対応して、コンピューティングデバイス間のデータ伝送レートに対する要件のより高くなる。現在、シリアル高速バスは、通常、コンピュータデバイス間の通信バスとして使用される。高速データ通信の精度を確保するべく、等化トレーニングがデータインタフェースに対して実行されて、データインタフェースに対する伝送機(Transmitter、TX)及び受信機(Receiver、RX)の等化パラメータを調整する必要がある。
【0004】
現在、シリアル高速バス用の一般的な標準プロトコルは、PCIE、ETH及びFC等である。これらの標準プロトコルにおいて、データ伝送のための第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、同数のTX及びRXを含む必要がある。第1データインタフェース上の1つのTXは、第2データインタフェース上の1つのRXに対応し、TX及びRXは、そのデータ伝送方向がTXからRXであるデータ伝送線(line)を形成する。反対のデータ伝送方向を有する2つの線はレーン(lane)を形成する。1つの線は、1つのレーンにのみ属する。これらの標準プロトコルに提供された等化パラメータ調整方法において、レーンごとに、レーンにおけるTX及びRXの等化パラメータが別々に調整される。
【0005】
具体的には、レーンの場合、レーンは第1TX及び第2RXを第1データインタフェース上に含み、第1RX及び第2TXを第2データインタフェース上に含む。第1TX及び第1RXは同じデータ伝送リンクに属しており、第2RX及び第2TXは別の同じデータ伝送線に属している。第1データインタフェースが属しているデバイスは、第2TXの等化パラメータを決定する。第1TXは、等化トレーニングシーケンスブロック(Equalization Training Sequence Block,ETSB)に決定された等化パラメータを含み、当該ETSBを第1RXに送信する。第1RXがETSBを受信した後、第2データインタフェースが属しているデバイスは、第2TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータに調整する。
【0006】
本願を実装するプロセスにおいて、発明者は、関連技術が少なくとも以下の問題を有することを発見した。
【0007】
等化パラメータ調整方法において、各レーンにおけるTX及びRXの等化パラメータは別々に調整される必要がある。これは、データインタフェース上のTX及びRXの数が同じシナリオにおいてのみ実装され得る。しかしながら、いくつかのシナリオでは、データインタフェース上のTX及びRXの数は異なり、したがって、等化パラメータ調整方法はもはや適用可能でない。当該等化パラメータ調整方法は普遍的でないことが分かり得る。
【発明の概要】
【0008】
本願の実施形態は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装するべく、データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体を提供する。技術的解決策は以下の通りである。
【0009】
第1態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。本方法は、通信システムに適用される。通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを含む。第1デバイスは、第1データインタフェースを含む。第2デバイスは、第2データインタフェースを含む。第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、リンクを介して接続されている。本方法は以下に挙げることを含む。
【0010】
第2デバイスは、第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する。第2デバイスは、第1等化トレーニングシーケンスブロックETSBを、第2データインタフェース上のTXを介して第1データインタフェース上の対応するRXに送信し、ここで、第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持しており、等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。第1デバイスは、等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第1TXとなると決定し、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0011】
本願に示された解決手段において、第2データインタフェースの伝送レートが変化したことを検出したとき、第2デバイスは、予め設定された順序に従って、第1データインタフェース上のTXごとに、使用予定の等化パラメータを決定し得る。第2デバイスは、第2データインタフェース上のTXの識別子を記憶し、第2デバイスは、第2データインタフェース上のTXの識別子の記憶順序に従って、第2データインタフェース上の各TXの等化パラメータを決定し得る。TXの等化パラメータが調整された後、TXの使用予定の等化パラメータはもはや決定されなくなり、次のTXの使用予定の等化パラメータの決定が開始されるようになる。
【0012】
等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持した第1ETSBを第1デバイスに送信するとき、第2デバイスは、ETSBを、第2データインタフェース上の任意のTXを介して送信してもよく、又は、第2データインタフェース上の各TXを介して1つの第1ETSBを送信してもよい。第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、第1ETSBに保持された等化ターゲット指示情報に基づいて、どのTXの等化パラメータが今回調整される必要があるかを決定する。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、指定されたTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。
【0013】
加えて、第1デバイスは、同じ方法に従って、第2デバイスの第2データインタフェース上のTXの等化パラメータを調整し得る。
【0014】
可能な実装において、第1ETSBを受信するとともに指定されたTXの等化パラメータを調整した後、第1デバイスは、ターゲットデータストリームを、第1データインタフェース上のTXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXに送信を得る。それに応じて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないことをターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスは、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の決定を実行して、第1TXの等化パラメータを調整し続ける。第1デバイスは、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすまで第1TXの等化パラメータの調整を停止して、第1データインタフェース上の次のTXの等化パラメータを調整する。
【0015】
本願に示された解決手段において、ターゲットデータストリームは、ETSB、又は擬似ランダムバイナリシーケンス(Pseudo Random Binary Sequence、PRBS)等であり得る。
【0016】
可能な実装において、第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得る。それに応じて、第2デバイスが、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する具体的な処理は、第2デバイスが、第1TXが属するレーンのビットエラー率をターゲットデータストリームに基づいて決定すること、及び、第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より小さいかどうかを決定することであり得る。第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より小さい場合、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと考えられる。第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より大きい場合、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと考えられる。
【0017】
可能な実装において、第2デバイスは、以下の方法に従って、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する。
【0018】
第2デバイスは、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット(Preset)値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、第1TX用の使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイスは、第1TX用の使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回、第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択するとき、第2デバイスは、第1等化パラメータセット内の且つ第1TXに対応する等化パラメータサブセットから第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択する。第1TXに対応する等化パラメータサブセットは、第1等化パラメータセット内の第1TX用の選択済みの使用予定の等化パラメータ以外の等化パラメータを含む。
【0019】
第1TX用の使用予定の等化パラメータが決定された後、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報がさらに決定され得る。具体的には、対応する等化パラメータ指示情報を決定する方法は:第1TXの決定済みの使用予定の等化パラメータを対応する等化パラメータ指示情報として使用する段階、又は、第1TXの決定済みの使用予定の等化パラメータに予め設定された係数を乗算して、対応する等化パラメータ指示情報を取得する段階である。
【0020】
可能な実装において、第2デバイスは、分割方式で第1ETSBを送信し得る。具体的には、本方法は以下の通りであり得る。
【0021】
第2デバイスは第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。第2デバイスは、複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに送信する。
【0022】
それに応じて、第1デバイスが第1ETSBを取得する方法は以下の通りであり得る。
【0023】
第1デバイスは、第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、受信された複数の第1データセグメントを連結して、第1ETSBを取得する。
【0024】
可能な実装において、第2デバイスはさらに、第1デバイスによって返されたターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行し得、その結果、レーンのデータ伝送品質はより素早く要件を満たし得る。
【0025】
可能な実装において、本方法が実行される前に、第1データインタフェース上のRXはさらに、まず事前調整され得る。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0026】
前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する。前記第1デバイスは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0027】
可能な実装において、第2デバイスもまた、分割によって第2ETSBを送信し得る。具体的には、処理は以下の通りであり得る。
【0028】
第2デバイスは第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。前記第2デバイスは、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXを送信する。
【0029】
可能な実装において、第1データインタフェース上の特定のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさない場合、RXの等化パラメータは、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0030】
可能な実装において、第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さいことであり得る。第2閾値は、第1閾値より大きく設定され得る。それに応じて、前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0031】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である。
【0032】
第2態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。本方法は、通信システムに適用される。通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを含む。第1デバイスは、第1データインタフェースを含む。第2デバイスは、第2データインタフェースを含む。第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、リンクを介して接続されている。本方法は以下に挙げることを含む。
【0033】
前記第2デバイスは、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する。前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信し、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記第1デバイスは、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0034】
本願に示された解決手段において、第2データインタフェースの伝送レートが変化したことを検出したとき、第2デバイスは、第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する。等化数指示情報を保持した第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、第1データインタフェース上の全てのTXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに直接調整する。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。
【0035】
可能な実装において、第1デバイスが、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整した後、本方法はさらに、以下を含む。
【0036】
第1デバイスは、第1データインタフェース上のTXを介して、ターゲットデータストリームを第2データインタフェース上のRXに送信する。前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行する。すなわち、第1データインタフェース上の全てのTXの等化パラメータは、毎回統一された方式で調整される。
【0037】
可能な実装において、第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことである。
【0038】
可能な実装において、第2デバイスは、以下の方法に従って第1ETSBを送信する。
【0039】
第2デバイスは第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。第2デバイスは、複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに送信する。
【0040】
それに応じて、第1デバイスは、第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、受信された複数の第1データセグメントを連結して、第1ETSBを取得する。
【0041】
第2デバイスはさらに、第1デバイスによって返されたターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行し得、その結果、レーンのデータ伝送品質はより素早く要件を満たし得る。
【0042】
可能な実装において、本方法が実行される前に、第1データインタフェース上のRXはさらに、まず事前調整され得る。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0043】
前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する。前記第1デバイスは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0044】
可能な実装において、第2デバイスもまた、分割によって第2ETSBを送信し得る。具体的には、処理は以下の通りであり得る。
【0045】
第2デバイスは第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。前記第2デバイスは、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXを送信する。
【0046】
可能な実装において、第1データインタフェース上の特定のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさない場合、RXの等化パラメータは、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0047】
可能な実装において、第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さいことであり得る。第2閾値は、第1閾値より大きく設定され得る。それに応じて、前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0048】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0049】
第3態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。本方法は、通信システムに適用される。通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを含む。第1デバイスは、第1データインタフェースを含む。第2デバイスは、第2データインタフェースを含む。第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、リンクを介して接続されている。本方法は以下に挙げることを含む。
【0050】
第2デバイスは、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する。前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信し、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記第1デバイスは、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。前記第1デバイスは、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する。
【0051】
本願に示された解決手段において、第2データインタフェースの伝送レートが変化したことを検出したとき、第2デバイスは、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する。第1TXは、予め指定されたTXである。等化パラメータ指示情報を保持した第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、予め指定された第1TXの等化パラメータを調整する。第1TXが調整された後、第1TXの等化パラメータは、第1データインタフェース上の全てのTXに構成される。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、指定されたTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。加えて、ETSBが送信されるときは1つのみのレーンが使用され、TXの等化パラメータが調整されたときは、1つのTXの等化パラメータのみが周期的に調整される。このように、データインタフェース上での等化調整中のデバイスの消費電力が効果的に低減し得る。
【0052】
可能な実装において、第1デバイスが、第1TXの等化パラメータを第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整した後、本方法はさらに、以下を含む。
【0053】
前記第1デバイスは、前記第1TXを介して、ターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する。第2デバイスは、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすことをターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを第1デバイスに送信する。それに応じて、前記第1デバイスは、前記第1デバイスが前記等化完了メッセージを受信したとき、前記第1データインタフェース上の前記TXの前記等化パラメータを前記第1TXの前記現在の等化パラメータに構成する。
【0054】
可能な実装において、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさない場合、第1TXの等化パラメータは、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0055】
可能な実装において、第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得る。
【0056】
可能な実装において、第2デバイスが第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することは、以下を含む。
【0057】
第2デバイスは、記憶された第1等化パラメータセットから、第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する。第2デバイスは、第1TXの使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を決定する。
【0058】
可能な実装において、第2デバイスはさらに、第1デバイスによって返されたターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行し得、その結果、レーンのデータ伝送品質はより素早く要件を満たし得る。
【0059】
可能な実装において、本方法が実行される前に、第1データインタフェース上のRXはさらに、まず事前調整され得る。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0060】
前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する。前記第1デバイスは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0061】
可能な実装において、第2デバイスもまた、分割によって第2ETSBを送信し得る。具体的には、処理は以下の通りであり得る。
【0062】
第2デバイスは第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。第2デバイスは、複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXを送信する。
【0063】
可能な実装において、第1データインタフェース上の特定のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさない場合、RXの等化パラメータは、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0064】
可能な実装において、第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さいことであり得る。第2閾値は、第1閾値より大きく設定され得る。それに応じて、前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0065】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である。
【0066】
第4態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
本方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階
を含む。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する。等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。等化パラメータ指示情報は、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように第1デバイスに指示する。
【0067】
可能な実装において、本方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の決定を実行する段階
を含む。
【0068】
可能な実装において、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の前記決定を実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行する段階
を含む。
【0069】
可能な実装において、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む。
【0070】
可能な実装において、第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0071】
可能な実装において、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後に、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む。
【0072】
可能な実装において、本方法はさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階
を含む。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0073】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である。
【0074】
第5態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
本方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する;及び
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0075】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後に、本方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0076】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0077】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0078】
第6態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
本方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、第1ETSBを第1データインタフェース上のRXに送信する段階
を含む。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する。
【0079】
可能な実装において、本方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することをターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報の決定を実行する段階
を含む。
【0080】
可能な実装において、前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記第2データインタフェース上のRXが属する前記レーンのビットエラー率を前記ターゲットデータストリームに基づいて決定する段階、及び
前記RXが属する前記レーンの前記ビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む。
【0081】
可能な実装において、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから、前記第1デバイスの前記第1データインタフェース上の前記TXが共に対応する使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む。
【0082】
可能な実装において、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0083】
可能な実装において、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後に、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む。
【0084】
可能な実装において、本方法はさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階
を含む。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0085】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0086】
第7態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
前記方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;及び
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0087】
可能な実装において、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0088】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0089】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0090】
第8態様によると、データインタフェース等化方法が提供される。
前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階
を含む。前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する。
【0091】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXに前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含む。
【0092】
可能な実装において、前記方法はさらに:
第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行する段階
を含む。
【0093】
可能な実装において、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定するとともに、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、前記等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含む。
【0094】
前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が前記第1閾値より大きいと決定したとき、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む。
【0095】
可能な実装において、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む。
【0096】
可能な実装において、前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後に、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む。
【0097】
可能な実装において、本方法はさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階
を含む。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0098】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0099】
第9態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
前記方法は:
第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;
第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する段階
を含む。
【0100】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXにターゲットデータストリームを送信する段階
を含む。
【0101】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0102】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0103】
第10態様によると、データインタフェース等化調整装置が提供される。本装置は、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されている。具体的には、本装置は、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
【0104】
第11態様によると、デバイスが提供される。デバイスは、プロセッサ及びメモリを含む。
【0105】
メモリは、命令を記憶し、プロセッサは、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載のデータインタフェース等化調整方法を実装するための命令を実行する。
【0106】
第12態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0107】
第13態様によると、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、命令を含み、命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0108】
第14態様によると、チップシステムが提供される。チップシステムは、第1態様及び第1態様の可能な実装のうちのいずれか1つに記載の機能、例えば、方法におけるETSB及びデータストリームの受信又は処理、の実装をサポートするように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0109】
可能な設計において、チップシステムはさらにメモリを含む。メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成されている。メモリは、プロセッサの内部又はプロセッサの外部に位置付けられている。チップシステムは、チップを含み得る、又は、チップ及び別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
【0110】
本願の実施形態に提供された技術的解決策は、以下の有益な効果をもたらす。
【0111】
第2デバイスは、第1ETSBに、第1TXに対応する等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を含み、第1ETSBを第2デバイスに送信する。第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、第1ETSBに保持された等化ターゲット指示情報に基づいて、どのTXの等化パラメータが今回調整される必要があるかを決定する。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、指定されたTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0112】
図1】本願の実施形態に係る第1データインタフェース及び第2データインタフェースの概略トポロジー図である。
【0113】
図2】本願の実施形態に係る通信システムの概略図である。
【0114】
図3A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図3B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0115】
図4】本願の実施形態に係るETSBの分割及び送信の概略図である。
【0116】
図5A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図5B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0117】
図6】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0118】
図7A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図7B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0119】
図8A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図8B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0120】
図9A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図9B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0121】
図10A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図10B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0122】
図11】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整装置の構造の概略図である。
【0123】
図12】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整装置の構造の概略図である。
【0124】
図13】本願の実施形態に係るデバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0125】
本願の実施形態は、データインタフェース等化方法を提供する。本方法によると、データ伝送を実行するために必要な2つのデータインタフェースの等化パラメータが調整され得る。本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化方法は、同数のRX及びTXを有するデータインタフェース、又は、異なる数のRX及びTXを有するデータインタフェースに適用可能である。
【0126】
図1は、データ伝送を実行するために必要な第1データインタフェース及び第2データインタフェースの概略トポロジー図である。データの送信又は受信の相対的方向に基づいて、データインタフェースは、アップストリームポート(Upper Stream Ports)及びダウンストリームポート(Down Stream Ports)に分類され得る。例えば、第2データインタフェースがアップストリームポートである場合、第1データインタフェースはダウンストリームポートである。別の例において、第1データインタフェースがアップストリームポートであり、それに応じて、第2データインタフェースはダウンストリームポートである。
【0127】
図1において、第1データインタフェースはN個のTX及びM個のRXを含む。それに応じて、第2データインタフェースはM個のRX及びN個のTXを含む。第1データインタフェース上のN個のTXは、第2データインタフェース上のN個のRXと1対1の対応関係にあり、N個のレーンを形成する。第1データインタフェース上のM個のRXは、第2データインタフェース上のM個のTXと1対1の対応関係にあり、M個のレーンを形成する。M及びNは正の整数であり、同じであってもよく、又は、異なってもよいことに留意されたい。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0128】
加えて、第1データインタフェース及び第2データインタフェースの間のM+N個のレーンは、第1データインタフェース及び第2データインタフェースの間にデータ伝送リンク(Link)を形成する。第1データインタフェースの観点から、第1データインタフェース上のTXが属するレーンは、TXリンクに属しており、第1データインタフェース上のRXが属するレーンは、RXリンクに属する。
【0129】
本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化方法は、通信システムに適用され得る。図2は、可能な通信システムを示す。図2に示された通信システムは、第1デバイス210及び第2デバイス220を含む。第1デバイスは、コンピュータ、又はサーバ等であり得る。同様に、第2デバイスはまた、コンピュータ、又はサーバ等であり得る。
【0130】
第1デバイス210は、第1プロセッサ211及び第1データインタフェース212を含む。第1プロセッサ211及び第1データインタフェース212の間には、複数の情報交換レーン、例えば、第1情報交換レーン213、第2情報交換レーン214及び第3情報交換レーン215が存在し得る。第2デバイス220は、第2プロセッサ221及び第2データインタフェース222を含む。第2プロセッサ221及び第2データインタフェース222の間には、複数の情報交換レーン、例えば、第4情報交換レーン223、第5情報交換レーン224及び第6情報交換レーン225が存在し得る。
【0131】
第1プロセッサ211及び第2プロセッサ221の両方は、中央処理装置(Central Processing Units,CPUs)であり得る。
【0132】
以下では、情報交換レーンの機能について説明する。
【0133】
第1プロセッサ211は、第1情報交換レーン215を介して、データ情報を第1データインタフェース212に送信する。具体的には、データ情報は、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータを調整するために使用されるETSBであり得る。第1プロセッサ211は、第2情報交換レーン214を介して第1データインタフェース212を制御することで、RX及びTXの数を構成すること、及び等化パラメータを構成すること等を行う。第1データインタフェース212は、第3情報交換レーン213を介して、データ情報を第1プロセッサ211に送信する。具体的には、データ情報は、第2データインタフェース222によって第1データインタフェース212に送信されるETSB等であり得る。
【0134】
第2プロセッサ221は、第4情報交換レーン223を介して、データ情報を第2データインタフェース222に送信する。具体的には、データ情報は、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整するために使用されるETSB等であり得る。第2プロセッサ221は、第5情報交換レーン224を介して第2データインタフェース222を制御することで、RXの数、TXの数、及び等化パラメータ等を構成する。第2データインタフェース222は、第6情報交換レーン225を介してデータ情報を第2プロセッサ221に送信する。具体的には、データ情報は、第1データインタフェース232によって第2データインタフェース222に送信されたETSB等であり得る。
【0135】
図2に示された通信システムを参照すると、以下では、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化方法について説明する。図3A及び図3Bを参照されたい。この方法は、以下の段階を含み得る。
【0136】
段階101:第2デバイス220は、第1データインタフェース212上の第1TXに対応する等化パラメータ指示情報を決定する。
【0137】
実装において、第2データインタフェース222の伝送レートが変化したことを第2デバイス220が検出したとき、第2デバイス220は、予め設定された順序に従って、第1データインタフェース212上のTXごとに、使用予定の等化パラメータを決定し得る。
【0138】
具体的には、第2デバイス220は、第2データインタフェース212上のTXの識別子を記憶し得る。第2デバイス220は、第2データインタフェース212上のTXの識別子の記憶順序に従って、第2データインタフェース212上の各TXの等化パラメータを決定する。TXの等化パラメータが調整された後、TXの使用予定の等化パラメータはもはや決定されなくなり、次のTXの使用予定の等化パラメータの決定が開始されるようになる。
【0139】
第1データインタフェース222上の任意のTX(説明しやすくするために、以下の第1TXは、第1データインタフェース222上の任意のTXを指示する)の使用予定の等化パラメータを第2デバイス220が決定する方法は、以下の通りであり得る。
【0140】
第2デバイス220は、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット(Preset)値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、第1TX用の使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイス220は、第1TX用の使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回、第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択するとき、第2デバイス220は、第1等化パラメータセット内の且つ第1TXに対応する等化パラメータサブセットから第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択する。第1TXに対応する等化パラメータサブセットは、第1等化パラメータセット内の第1TX用の選択済みの使用予定の等化パラメータ以外の等化パラメータを含む。
【0141】
第1TX用の使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0142】
方法1:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0143】
方法2:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0144】
段階102:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第1ETSBを送信する。
【0145】
第1ETSBは、第1等化パラメータ指示情報及び第1等化ターゲット指示情報を保持する。第1等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。
【0146】
実装中には、第1TXの等化パラメータ指示情報を取得した後、第2デバイス220は、第1TXの等化パラメータ指示情報及び対応する等化ターゲット指示情報を第1ETSBにカプセル化して、第1ETSBを第1データインタフェース212に送信する。
【0147】
第1ETSBを送信するための複数の方式が存在し得、当該方式のうちいくつかが説明のために以下に列挙される。
【0148】
送信方式1
【0149】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各TXを介して、1つの第1ETSBを送信する。
【0150】
送信方式2
【0151】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の任意のTXを介して第1ETSBを送信する。
【0152】
送信方式3
【0153】
第2デバイス220は、第1ETSBを複数のデータセグメントに分割して、第2データインタフェース222上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース222上の各TXを介して、複数のデータセグメント内の1つのデータセグメントを送信する。分割データセグメントの数は、第2データインタフェース222上のTXの数と同じである。
【0154】
図4に示されるように、第2データインタフェース222は、M個のTXを含み、第2デバイス220は、第1ETSBを、予め設定されたルールに従って、M個のデータセグメントに分割する。第1ETSBにおけるデータセグメントの前‐後シーケンスに従って、データセグメントは連続的に、第1データセグメント1、第1データセグメント2、…、及び第1データセグメントMである。予め設定されたルールは、平均分割であり得る。次に、第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のM個のTXの論理シーケンスに従って、対応するTXを介して、各データセグメントを送信する。第2データインタフェース222上のTXの論理シーケンスは、当業者によって予め設定され得る。
【0155】
以下では、等化ターゲット指示情報について説明する。
【0156】
第2デバイス220は、第1データインタフェース212上のTXに対応する等化ターゲット指示情報を記憶する。等化ターゲット指示情報は、第1データインタフェース上のTXが属するレーンの識別子であり得、又は、第1データインタフェース上のTXの識別子であり得る。識別子は、論理番号であり得る。
【0157】
TXに対応する等化ターゲット指示情報は、手動で構成され得、又は、TXが位置付けられたデバイスのプロセッサによって割り当てられ得る。
【0158】
デバイスのプロセッサが等化ターゲット指示情報を割り当てるとき、等化ターゲット指示情報が割り当てられた後、等化ターゲット指示情報はさらに、第1データインタフェース及び第2データインタフェースの間で交換される必要があり、その結果、第2デバイスは、第1デバイスにおけるTXに対応する等化ターゲット指示情報を学習し得、第1デバイスは、第2デバイスにおけるTXに対応する等化ターゲット指示情報を学習し得る。
【0159】
具体的には、第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上の対応するRXに、第2データインタフェース222上の各TXに対応する等化ターゲット指示情報を送信する。第1デバイス210は、受信された等化ターゲット指示情報を記憶する。第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに、第1データインタフェース212上の各TXに対応する等化ターゲット指示情報を送信する。第2デバイス220は、受信された等化ターゲット指示情報を記憶する。
【0160】
段階103:第1デバイス210は、第1等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第1TXとなると決定し、第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0161】
実装中に、第1ETSBの異なる送信方式に従って、第1デバイスは、異なる方式で第1ETSBを取得し得る。
【0162】
第1ETSBの送信方式1及び方式2の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを直接受信し得る。この場合、第1デバイスが第1ETSBを受信するということは、第1ETSBを取得することである。
【0163】
第1ETSBの送信方式3の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを受信することができないが、第1ETSBを分割することによって取得された複数の第1データセグメントを受信する。この場合、第1デバイスは、第1データインタフェース212上のデータセグメントを受信するRXの論理シーケンスに従って、受信された複数のデータセグメントを連結し、第1ETSBを取得し得る。第1データインタフェース212上のRXの論理シーケンスは、当業者によって予め設定され得る。
【0164】
図4に示されるように、第1データインタフェース212は、M個の第1データセグメントを受信し得、第1デバイスは、第1データインタフェース上のRXの論理シーケンスに従って第1データセグメントを連結し、第1ETSBを取得する。
【0165】
第1ETSBを取得した後、第1デバイス210は、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報を取得し、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する。等化パラメータ指示情報を決定するための別の方法によると、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定するための別の方法も存在し得る。
【0166】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法1の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0167】
第1等化パラメータ指示情報は、対応する等化パラメータとして使用される。
【0168】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法2の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0169】
第1等化パラメータ指示情報は、予め設定された係数によって分割され、対応する等化パラメータを取得する。
【0170】
取得された第1ETSBごとに、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを取得した後、第1デバイスは、第1ETSBに保持された第1等化ターゲット指示情報に対応するTXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータに調整する。
【0171】
段階104:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第1データストリームを送信する。
【0172】
第1データストリームは、ETSB、又は擬似ランダムバイナリシーケンス(Pseudo Random Binary Sequence、PRBS)等であり得る。
【0173】
実装中に、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整した後、第1デバイス210は、第1データインタフェース212を介して、第1データストリームを第2デバイス220に送信し得る。
【0174】
加えて、第1データストリームの送信方式は、段階102における送信方式1又は送信方式3であり得ることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。加えて、第1データストリームはまた、以下の送信方式4で送信され得る。
【0175】
具体的には、送信方式4は、以下の通りである:第1デバイス210は、等化パラメータが今回調整されたTXを介して、第1データストリームを送信する。ここで、等化パラメータが今回調整されたTXは、第1TXである。
【0176】
段階105:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0177】
実装中に、第2デバイス220は、第1デバイス210によって送信された第1データストリームを受信し、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0178】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定し且つ第1TXが第1データインタフェース212上の最後のTXではない場合、続けて第1データインタフェース212上の次のTXの等化パラメータが調整される。
【0179】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定し且つ第1TXが第1データインタフェース212上の最後のTXである場合、続けて段階107が実行される。
【0180】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階101が実行され、第1TXの等化パラメータを調整する。
【0181】
前述の第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得、第1閾値の具体的な値は、実際のデータ伝送品質要件に基づいて、当業者によって設定され得る。それに応じて、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを第1データストリームに基づいて決定することは、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンのビットエラー率、及び、ビットエラー率が第1プリセット閾値より小さいかどうかを決定する第1データストリームに基づいて決定することである。
【0182】
加えて、第1データストリームが送信方式3で送信された場合、第2デバイス220が、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する処理は:第2デバイス220が、第1データストリームのターゲットデータセグメントに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定することであることにさらに留意するべきである。ターゲットデータセグメントは、第1データストリームを分割することによって取得されたデータセグメントにおいて第1TXによって送信されたデータセグメントである。
【0183】
図5A及び図5Bを参照されたい。可能な実装において、第1データストリームを受信した後、第2デバイス220はさらに、第2データインタフェース222上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階106を実行し得る。
【0184】
段階106:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上の第1データストリームを受信するRXに対して、適応的等化調整を実行する。
【0185】
以下では、第1データストリームの異なる送信方式の段階106を説明する。
【0186】
第1データストリームが送信方式1で送信されたとき、段階106における処理は、以下の通りであり得る。
【0187】
第2データインタフェース222上の各RXは、1つの第1データストリームを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信された第1データストリームに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0188】
第1データストリームが送信方式3で送信されたとき、段階106における処理は、以下の通りであり得る。
【0189】
第2データインタフェース222上の各RXは、第1データストリームの1つのデータセグメントを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信されたデータセグメントに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0190】
第1データストリームが送信方式4で送信されたとき、段階106における処理は、以下の通りであり得る。
【0191】
第2データインタフェース222上の第1RXは、第1データインタフェース212上の第1TXによって送信された第1データストリームを受信し、第2デバイスは、第1データストリームに基づいて、第1RXに対して適応的等化調整を実行する。第1RXは、第1データインタフェース212上にあり且つ第1TXと同じレーンに属するRXである。
【0192】
加えて、段階106は、段階105の前に実行されてもよく、又は、段階105の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0193】
段階107:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース210上の対応するRXに、等化調整完了メッセージを送信する。
【0194】
等化調整完了メッセージは、ETSBでもあり得る。等化調整メッセージは、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0195】
実装中に、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たし且つ第1TXが第1データインタフェース212上の最後のTXであると決定したとき、第2デバイス220は、等化調整完了メッセージを第1データインタフェース210上のRXに送信する。等化調整完了メッセージを送信する方式は、送信方式1、送信方式2又は送信方式3のうち1つであり得る。
【0196】
段階108:第1デバイス210は、第2データインタフェース222上の第2TXに対応する等化パラメータ指示情報を決定する。
【0197】
第2TXは、第2データインタフェース222上の任意のTXである。
【0198】
実装中に、第2デバイス220によって送信された等化調整完了メッセージを受信した後、第1デバイス210は、段階108の実行を開始する。
【0199】
段階109:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上のRXに第2ETSBを送信する。
【0200】
第2ETSBは、第2等化パラメータ指示情報及び第2等化ターゲット指示情報を保持する。第2等化ターゲット指示情報は、第2TXが等化ターゲットであることを指示する。
【0201】
段階110:第2デバイス220は、第2等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第2TXとなると決定し、第2TXの等化パラメータを、第2等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0202】
段階111:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第2データストリームを送信する。
【0203】
第2データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0204】
段階112:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0205】
実装中に、第1デバイス210は、第2デバイス220によって送信された第2データストリームを受信し、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0206】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定し且つ第2TXが第1データインタフェース212上の最後のTXではない場合、続けて第1データインタフェース212上の次のTXの等化パラメータが調整される。
【0207】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たし且つ第1TXが第1データインタフェース212上の最後のTXであると決定した場合、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータの調整が完了したと決定され、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータの決定の処理はもはや実行されない。
【0208】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階108が実行され、第2TXの等化パラメータを調整する。
【0209】
可能な実装において、第2データストリームを受信した後、第1デバイス210はさらに、第1データインタフェース212上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階113を実行し得る。
【0210】
段階113:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上の第2データストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する。
【0211】
加えて、段階113は、段階112の前に実行されてもよく、又は、段階112の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0212】
加えて、段階108から段階113における第2デバイス220の具体的な処理が、段階101から段階106における第1デバイス210の具体的な処理と同じか同様であり、段階108から段階113における第1デバイス210の具体的な処理が段階101から段階106における第2デバイス220の具体的な処理と同じか同様であることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0213】
可能な実装において、段階101が実行される前に、第1データインタフェース及び第2データインタフェース上のRXの等化パラメータがさらに事前調整され得る。図6を参照されたい。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0214】
段階201:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第3ETSBを送信する。
【0215】
第3ETSBは、RX等化調整指示情報を保持する。例えば、RX等化調整指示情報は、第3ETSBにおける第1フィールドに保持され得る。第1フィールドには、予め設定された値が入力されている。予め設定された値は、1又は0等であり得る。第1フィールドは、RX等化調整指示情報を保持するように予め合意されたフィールドであり得る。
【0216】
実装中に、第3ETSBの送信方式は、送信方式1又は送信方式3であり得る。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0217】
S202:第1デバイス210は、記憶された第2等化パラメータセットから第3ETSBを受信したRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、RXの等化パラメータをRXの使用予定の等化パラメータに調整する。
【0218】
第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さく、第2閾値が第1閾値より大きいことである。レーンが第2データ伝送条件を満たすかどうかを決定するための具体的な方法は、レーンが前述の実施形態における第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定するための方法と同じか同様である。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0219】
段階202における使用予定の等化パラメータを決定する方法は、段階101における使用予定の等化パラメータを決定する方法と同じか同様である。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0220】
段階203:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上のRXに第4ETSBを送信する。
【0221】
第4ETSBは、RX等化調整完了指示情報を保持する。例えば、RX等化調整完了指示情報は、第4ETSBにおける第2フィールドに保持され得る。第2フィールドには、予め設定された値が入力されている。予め設定された値は、1又は0等であり得る。第2フィールドは、RX等化調整指示情報を保持するように予め合意されたフィールドであり得る。
【0222】
実装中に、第1デバイス210は、RX等化調整完了指示情報を第4ETSBにカプセル化し、第1データインタフェース212上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2デバイス220に第4ETSBを送信する。第1デバイス210によって送信された第4ETSBを受信した後、第2デバイス220は、第3ETSBを第1デバイス210に送信することを停止し得る。
【0223】
段階204:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第5ETSBを送信する。
【0224】
第5ETSBは、RX等化調整指示情報も保持する。加えて、第5ETSBは、第3ETSBと同じであり得る。
【0225】
実装中に、段階204は、第1デバイス210が初めて第1ETSBを受信した後、実行され得る。すなわち、初めて第1ETSBを受信した後、第1デバイス210は、第5ETSBを生成し、第4ETSBを第2デバイス220に送信する。
【0226】
第4ETSBの送信方式は、送信方式1又は送信方式3であり得る。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0227】
段階205:第2デバイス220は、記憶された第2等化パラメータセットから第5ETSBを受信したRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、RXの等化パラメータをRXの使用予定の等化パラメータに調整する。
【0228】
段階206:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第6ETSBを送信する。
【0229】
第6ETSBは、RX等化調整完了指示情報を保持する。第6ETSBは、第4ETSBと同じであり得る。
【0230】
実装中に、第2デバイス220は、RX等化調整完了指示情報を第6ETSBにカプセル化し、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1デバイス210に第6ETSBを送信する。RX等化調整完了メッセージを受信した後、第1デバイス220は、第2デバイス220に第5ETSBを送信することを停止し得る。
【0231】
加えて、第2デバイス220が、第1デバイス210によって送信されたRX等化調整完了メッセージを受信して、RX等化調整完了メッセージを第1デバイス220に送信したとき、第2デバイス220は、続けて段階101を実行し得る。
【0232】
本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化方法を提供する。図7A及び図7Bを参照されたい。この方法は、以下の段階を含み得る。
【0233】
段階301:第2デバイス220は、第1データインタフェース212上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定する。
【0234】
実装中に、第2データインタフェース222の伝送レートが変化したことを第2デバイス220が検出したとき、第2デバイス220は、第1データインタフェース212上の全てのTXの1つの使用予定の等化パラメータを決定する。
【0235】
具体的には、第2デバイス220が使用予定の等化パラメータを決定するための方法は、以下の通りであり得る。
【0236】
第2デバイス220は、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイス220は、使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回使用予定の等化パラメータが選択されたとき、第2デバイス220は、第1等化パラメータセット内の選択されていない等化パラメータから、等化パラメータのグループを、使用予定の等化パラメータとしてランダムに選択する。
【0237】
第1データインタフェース212上のTXが共に対応する使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0238】
方法1:決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0239】
方法2:決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0240】
段階302:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する。
【0241】
第1ETSBは、第1等化パラメータ指示情報を保持する。
【0242】
実装中には、第1TXの等化パラメータ指示情報を取得した後、第2デバイス220は、第1TXの等化パラメータ指示情報及び対応する等化ターゲット指示情報を第1ETSBにカプセル化して、第1ETSBを第1データインタフェース212に送信する。
【0243】
第1ETSBを送信するための複数の方式が存在し得、当該方式のうちいくつかが説明のために以下に列挙される。
【0244】
送信方式1
【0245】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の任意のTXを介して第1ETSBを送信する。
【0246】
送信方式2
【0247】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各TXを介して、1つの第1ETSBを送信する。
【0248】
送信方式3
【0249】
第2デバイス220は、第1ETSBを複数のデータセグメントに分割して、第2データインタフェース222上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース222上の各TXを介して、複数のデータセグメント内の1つの第2データセグメントを送信する。分割データセグメントの数は、第2データインタフェース222上のTXの数と同じである。
【0250】
段階303:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0251】
実装中に、第1ETSBの異なる送信方式に従って、第1デバイス210は、異なる方式で第1ETSBを取得し得る。
【0252】
第1ETSBの送信方式1及び方式2の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを直接受信し得る。この場合、第1デバイスが第1ETSBを受信するということは、第1ETSBを取得することである。
【0253】
第1ETSBの送信方式3の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを受信することができないが、第1ETSBを分割することによって取得された複数の第1データセグメントを受信する。この場合、第1デバイスは、第1データインタフェース212上のデータセグメントを受信するRXの論理シーケンスに従って、受信された複数のデータセグメントを連結し、第1ETSBを取得し得る。第1データインタフェース212上のRXの論理シーケンスは、当業者によって予め設定され得る。
【0254】
第1ETSBを取得した後、第1デバイス210は、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報を取得し、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する。次に、第1デバイス210は、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータ212を、等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータに調整する。
【0255】
等化パラメータ指示情報を決定するための別の方法によると、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定するための別の方法も存在し得る。
【0256】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法1の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0257】
第1等化パラメータ指示情報は、対応する等化パラメータとして使用される。
【0258】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法2の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0259】
第1等化パラメータ指示情報は、予め設定された係数によって分割され、対応する等化パラメータを取得する。
【0260】
段階304:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上のRXに第1データストリームを送信する。
【0261】
第1データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0262】
実装中に、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整した後、第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第1データストリームを送信し得る。
【0263】
具体的には、第1データストリームの送信方式は、送信方式2又は送信方式3であり得る。
【0264】
段階305:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在するかどうかを決定する。
【0265】
第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得る。
【0266】
実装中に、第1データストリームの異なる送信方式の場合、段階205における処理も異なり得る。
【0267】
第1データストリームが送信方式2で送信されたとき、段階205における処理は、以下の通りであり得る。
【0268】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各RXによって受信された第1データストリームに基づいて、RXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0269】
第1データストリームが送信方式3で送信されたとき、段階205における処理は、以下の通りであり得る。
【0270】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各RXによって受信された第1データストリームのデータセグメントに基づいて、RXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0271】
第2データインタフェース上のRXが属する全てのレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定した場合、第2デバイス220は、続けて段階107を実行する。
【0272】
第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件満たさないレーンが存在すると決定した場合、第2デバイス220は、段階301を実行し、続けて第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整する。
【0273】
図8A及び図8Bを参照されたい。可能な実装において、第1データストリームを受信した後、第2デバイス220はさらに、第2データインタフェース222上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階306を実行し得る。
【0274】
段階306:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上の第1データストリームを受信するRXに対して、適応的等化調整を実行する。
【0275】
以下では、第1データストリームの異なる送信方式の段階306を説明する。
【0276】
第1データストリームが送信方式1で送信されたとき、段階306における処理は、以下の通りであり得る。
【0277】
第2データインタフェース222上の各RXは、1つの完全な第1データストリームを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信された第1データストリームに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0278】
第1データストリームが送信方式3で送信されたとき、段階306における処理は、以下の通りであり得る。
【0279】
第2データインタフェース222上の各々は、第1データストリームの1つのデータセグメントを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信されたデータセグメントに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0280】
加えて、段階106は、段階105の前に実行されてもよく、又は、段階105の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0281】
段階307:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース210上のRXに、等化調整完了メッセージを送信する。
【0282】
等化調整完了メッセージは、ETSBでもあり得る。等化調整メッセージは、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0283】
実装中に、第2データインタフェース222上のRXが属する全てのレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2デバイス220は、等化調整完了メッセージを第1データインタフェース上のRX210に送信する。等化調整完了メッセージを送信する方式は、送信方式1、送信方式2又は送信方式3のうち1つであり得る。
【0284】
段階308:第1デバイス210は、第2データインタフェース222上のTXが共に対応する第2等化パラメータ指示情報を決定する。
【0285】
段階309:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第2ETSBを送信する。
【0286】
第2ETSBは、第2等化パラメータ指示情報を保持する。
【0287】
段階310:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータを、第2等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0288】
段階311:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第2データストリームを送信する。
【0289】
第2データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。第2データストリームは、第1データストリームと同じであり得る。
【0290】
段階312:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在するかどうかを決定する。
【0291】
実装中に、第1データインタフェース212上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在すると決定した場合、第1デバイス210は、段階308を実行し、続けて第2データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整する。
【0292】
図8A及び図8Bを参照されたい。可能な実装において、第2データストリームを受信した後、第1デバイス210はさらに、第1データインタフェース212上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階313を実行し得る。
【0293】
段階313:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上の第2データストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する。
【0294】
加えて、段階308から段階313における第2デバイス220の具体的な処理が、段階301から段階306における第1デバイス210の具体的な処理と同じか同様であり、段階308から段階313における第1デバイス210の具体的な処理が段階301から段階306における第2デバイス220の具体的な処理と同じか同様であることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0295】
可能な実装において、前述の事前調整処理はさらに、段階301の前に実行され得る。
【0296】
本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化方法を提供する。図9A及び図9Bを参照されたい。この方法は、以下の段階を含み得る。
【0297】
段階401:第2デバイス220は、第1データインタフェース210上の第1TXに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定する。
【0298】
第1TXは、第1データインタフェース上の予め指定されたTXである。
【0299】
実装において、第2データインタフェース222の伝送レートが変化したことを第2デバイス220が検出したとき、第2デバイス220は、第1データインタフェース212上の第1TXの使用予定の等化パラメータを決定し得る。
【0300】
第1データインタフェース222上の第1TXの使用予定の等化パラメータを第2デバイス220が決定する方法は、以下の通りであり得る。
【0301】
第2デバイス220は、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、第1TX用の使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイス220は、第1TX用の使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回第1TX用の使用予定の等化パラメータが選択されたとき、第2デバイス220は、第1等化パラメータセット内の選択されていない等化パラメータから、等化パラメータのグループを、第1TX用の使用予定の等化パラメータとしてランダムに選択する。
【0302】
第1TX用の使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0303】
方法1:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0304】
方法2:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0305】
第1TX用の使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0306】
方法1:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0307】
方法2:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0308】
段階402:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する。
【0309】
第2TXは、第2データインタフェース上の予め指定されたTXである。
第1ETSBは、第1等化パラメータ指示情報を保持する。
【0310】
実装中に、第2デバイス220は、第1等化パラメータ指示情報を第1ETSBにカプセル化し、第2TXを介して、第1ETSBを第1データインタフェース212上の対応するRXに送信する。
【0311】
段階403:第1デバイス210は、第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0312】
実装中に、第1ETSBを受信した後、第1デバイス210は、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報を取得する。対応する等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報に基づいて取得される。等化パラメータ指示情報を決定するための別の方法によると、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定するための別の方法も存在し得る。
【0313】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法1の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0314】
第1等化パラメータ指示情報は、対応する等化パラメータとして使用される。
【0315】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法2の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0316】
第1等化パラメータ指示情報は、予め設定された係数によって分割され、対応する等化パラメータを取得する。
【0317】
第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを取得した後、第1デバイス210は、第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータに調整する。
【0318】
段階404:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第1TXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXに第1データストリームを送信する。
【0319】
第1データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0320】
実装中に、第1データインタフェース212上の第1TXの等化パラメータを調整した後、第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第1TXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第1データストリームを送信し得る。
【0321】
段階405:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0322】
実装中に、第2デバイス220は、第1デバイス210によって送信された第1データストリームを受信し、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0323】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定した場合、続けて段階407が実行される。
【0324】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階401が実行され、第1TXの等化パラメータを調整する。
【0325】
前述の第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得、第1閾値の具体的な値は、実際のデータ伝送品質要件に基づいて、当業者によって設定され得る。それに応じて、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを第1データストリームに基づいて決定することは、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンのビットエラー率、及び、ビットエラー率が第1プリセット閾値より小さいかどうかを決定する第1データストリームに基づいて決定することである。
【0326】
図10A及び図10Bを参照されたい。可能な実装において、第1データストリームを受信した後、第2デバイス220はさらに、第2データインタフェース222上にあり且つ第1TXに対応するRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階406を実行し得る。
【0327】
段階406:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上の第1データストリームを受信するRXに対して、適応的等化調整を実行する。
【0328】
加えて、段階406は、段階405の前に実行されてもよく、又は、段階405の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0329】
段階407:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRX212に、等化調整完了メッセージを送信する。
【0330】
等化調整完了メッセージは、ETSBでもあり得る。等化調整メッセージは、第1TXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第1TXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0331】
実装中に、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2デバイス220は、第2TXを介して、等化調整完了メッセージを第1データインタフェース210上の対応するRXに送信する。
【0332】
段階408:第1デバイス210は、第2データインタフェース210上の第2TXに対応する第2等化パラメータ指示情報を決定する。
【0333】
段階409:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第2ETSBを送信する。
【0334】
第2ETSBは、第2等化パラメータ指示情報を保持する。
【0335】
段階410:第2デバイス220は、第2TXの等化パラメータを、第2等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0336】
段階411:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXい第2データストリームを送信する。
【0337】
第2データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0338】
段階412:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0339】
実装中に、第1デバイス210は、第2デバイス220によって送信された第2データストリームを受信し、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0340】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定した場合、続けて段階414における処理が実行される。
【0341】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階408が実行され、第2TXの等化パラメータを調整する。
【0342】
図10A及び図10Bを参照されたい。可能な実装において、第2データストリームを受信した後、第1デバイス210はさらに、第1データインタフェース212上にあり且つ第2TXに対応するRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階413を実行し得る。
【0343】
段階413:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上の第2データストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する。
【0344】
加えて、段階413は、段階412の前に実行されてもよく、又は、段階112の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0345】
段階414:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第1TXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに等化調整完了メッセージを送信する。
【0346】
等化調整メッセージは、第2TXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第2TXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0347】
実装中に、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1デバイス210は、第1TXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに等化調整完了メッセージを送信する。
【0348】
段階415:第2デバイス220は、第2TXの現在の等化パラメータ、及び第1RXの現在の等化パラメータを取得する。第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータは、第2TXの現在の等化パラメータに構成される。第2データインタフェース上のRXの等化パラメータは、第1RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0349】
第1RX及び第1TXは同じレーンに属しており、すなわち、第1RXは、第1TXに対応し且つ第2データインタフェース222上のRXである。
【0350】
実装中に、第1デバイスによって送信された等化調整完了メッセージを受信した後、第2デバイス220は、第2TXの現在の等化パラメータ、及び第1RXの現在の等化パラメータを取得する。第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータは、第2TXの現在の等化パラメータに構成される。第2データインタフェース上のRXの等化パラメータは、第1RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0351】
段階416:第1デバイス410は、第1TXの現在の等化パラメータ、及び第2RXの現在の等化パラメータを取得する。第1データインタフェース上のTXの等化パラメータは、第1TXの現在の等化パラメータに構成される。第1データインタフェース212上のRXの等化パラメータは、第2RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0352】
第2RX及び第2TXは同じレーンに属しており、すなわち、第2RXは、第1データインタフェース212上にあり且つ第2TXに対応するRXである。
【0353】
中実装に、等化調整完了メッセージを送信した後、第1デバイス410は、第1TXの現在の等化パラメータ、及び第2RXの現在の等化パラメータを取得する。第1データインタフェース上のTXの等化パラメータは、第1TXの現在の等化パラメータに構成される。第1データインタフェース212上のRXの等化パラメータは、第2RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0354】
加えて、段階408から段階414における第2デバイス220の具体的な処理が、段階401から段階407における第1デバイス210の具体的な処理と同じか同様であり、段階408から段階414における第1デバイス210の具体的な処理が段階401から段階407における第2デバイス220の具体的な処理と同じか同様であることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0355】
可能な実装において、前述の事前調整処理はさらに、段階401の前に実行され得る。
【0356】
同じ技術的構想に基づいて、本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化調整装置を提供する。図11に示されるように、装置は、決定モジュール1101及び送信モジュール1102を含む。
【0357】
決定モジュール1101は、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成されている。
【0358】
送信モジュール1102は、第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する。等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。等化パラメータ指示情報は、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように第1デバイスに指示する。
【0359】
可能な実装において、装置はさらに、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信するように構成された受信モジュールを含む。
【0360】
決定モジュール1101はさらに、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の決定を実行するように構成されている。
【0361】
可能な実装において、決定モジュール1101は、ターゲットデータストリームに基づいて、第1TXが属するレーンのビットエラー率を決定すること、及び、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行することを行うように構成されている。
【0362】
可能な実装において、決定モジュール1101は:
記憶された第1等化パラメータセットから第1TXの使用予定の等化パラメータを取得すること;及び
第1TXの使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を決定すること
を行うように構成されている。
【0363】
可能な実装において、送信モジュール1102は:
第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割すること、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに送信すること
を行うように構成されている。
【0364】
可能な実装において、装置はさらに:
ターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行するように構成された調整モジュールを含む。
【0365】
可能な実装において、送信モジュールはさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信するように構成されている。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0366】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0367】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスのTXの等化パラメータを決定し、ETSBに基づいて、等化パラメータをピアデバイスに送信する。等化パラメータ指示情報に加えて、ETSBはさらに、等化ターゲット指示情報を保持する。ETSBを受信した後、ピアデバイスは、等化ターゲット指示情報によって指示されたTXを等化ターゲットとして使用し、次に、TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整し得る。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0368】
同じ技術的構想に基づいて、本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化調整装置を提供する。図12に示されるように、装置は、受信モジュール1201及び調整モジュール1202を含む。
【0369】
受信モジュール1201は、第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する。
【0370】
調整モジュール1202は:
等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第1TXとなると決定すること、及び、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整することを行うように構成されている。
【0371】
可能な実装において、装置はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXにターゲットデータストリームを送信するように構成された送信モジュールを含む。
【0372】
可能な実装において、受信モジュール1201はさらに、第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信するように構成されている。
【0373】
調整モジュール1202はさらに、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整することを行うように構成されている。
【0374】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0375】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスによって送信されたETSBを受信し、ETSBに等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を含む。ETSBを受信した後、ローカルデバイスは、等化ターゲット指示情報によって指示されたTXを等化ターゲットとして使用し、次に、TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整し得る。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0376】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図11に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0377】
決定モジュール1101は、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定するように構成されている。
【0378】
送信モジュール1102は、第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する。
【0379】
可能な実装において、装置はさらに、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信するように構成された受信モジュールを含む。
【0380】
決定モジュール1101はさらに、第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することをターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定することを実行するように構成されている。
【0381】
可能な実装において、決定モジュール1101は:
第2データインタフェース上のRXが属するレーンのビットエラー率をターゲットデータストリームに基づいて決定すること、及び
RXが属するレーンのビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行すること
を行うように構成されている。
【0382】
可能な実装において、決定モジュール1101は:
記憶された第1等化パラメータセットから、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する使用予定の等化パラメータを取得すること;及び
使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を決定すること
を行うように構成されている。
【0383】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスのデータインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータを決定し、等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報をETSBに含み、等化パラメータ指示情報をピアデバイスに送信し得る。ETSBを受信した後、ピアデバイスは、データインタフェース上のTXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0384】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図12に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0385】
受信モジュール1201は、第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。
【0386】
調整モジュール1202は、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように構成されている。
【0387】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスによって送信されたETSBを受信し、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報を取得する。次に、ローカルデバイスのデータインタフェース上のTXの等化パラメータは、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整される。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0388】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図11に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0389】
決定モジュール1101は、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成されている。
【0390】
送信モジュール1102は、第2データインタフェース上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成されている。前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する。
【0391】
可能な実装において、装置はさらに、以下を含む。
【0392】
受信モジュールは、第1TXを介して第2データインタフェース上の対応するRXに第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信するように構成されている。
【0393】
送信モジュール1102はさらに、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすことをターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを第1デバイスに送信するように構成されている。
【0394】
可能な実装において、決定モジュール1101はさらに:
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行するように構成されている。
【0395】
可能な実装において、送信モジュール1102は:
ターゲットデータストリームに基づいて、第1TXが属するレーンのビットエラー率を決定すること、及び、第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、等化完了メッセージを第1デバイスに送信することを行うように構成されている。
【0396】
決定モジュール1101は、ターゲットデータストリームに基づいて、第1TXが属するレーンのビットエラー率を決定すること、及び、第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行することを行うように構成されている。
【0397】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスのデータインタフェースにおいて指定された第1TXの等化パラメータを決定し、ETSBにおける等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を含み、ピアデバイスに等化パラメータ指示情報を送信する。ETSBを受信した後、ピアデバイスは、データインタフェース上の第1TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。第1TXの等化パラメータが調整された後、第1TXが属するレーンは、データ伝送条件を満たす。この場合、ピアデバイスは、第1TXの現在の等化パラメータを取得し、データインタフェース上のTXの等化パラメータを、第1TXの現在の等化パラメータに調整する。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0398】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図12に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0399】
受信モジュール1201は、第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。
【0400】
調整モジュール1202は:
第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること;及び
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、第1TXの現在の等化パラメータに構成すること
を行うように構成されている。
【0401】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ピアデバイスによって送信されたETSBを受信した後、ローカルデバイスは、指定された第1TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。第1TXの等化パラメータが調整された後、第1TXが属するレーンは、データ伝送条件を満たす。この場合、ピアデバイスは、第1TXの現在の等化パラメータを取得し、データインタフェース上のTXの等化パラメータを、第1TXの現在の等化パラメータに調整する。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0402】
前述の実施形態に係るデータインタフェース等化調整装置の保護ソリューションは、単に前述の機能モジュールの分轄を例として使用して決定されていることに留意されたい。実際の適用では、前述の機能は、要件に従って、異なる機能モジュールに割り当てられ得る。具体的には、上述の機能の全部又は一部を実装するために、デバイスの内部構造は異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整装置、及びデータインタフェース等化調整方法の実施形態は、同じ概念に属する。具体的な実装プロセスについては、方法の実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0403】
図13は、本願の実施形態に係るデバイス1300の概略図である。デバイス1300は、コンピュータ、又はサーバ等であり得る。デバイス1300は、少なくとも1つのプロセッサ1301、内部接続1302、及びメモリ1303を含む。
【0404】
デバイス1300は、ハードウェア構造の装置であり、図6に示された装置における機能モジュールを実装するように構成され得る。例えば、当業者であれば、図11に示された装置における決定モジュール1101は、メモリ1303内のコードを呼び出すことによって少なくとも1つのプロセッサ1301によって実装され得ること、及び、図12に示された装置における調整モジュール1202もまた、メモリ1303内のコードを呼び出すことによって少なくとも1つのプロセッサ1301によって実装され得ることを想到し得る。
【0405】
任意選択的に、プロセッサ1301は、汎用中央処理装置(central processing unit,CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、又は、本願の解決手段のプログラムの実行を制御するように構成された1又は複数の集積回路であり得る。
【0406】
内部接続1302は、前述のコンポーネント間で情報を伝送するためのレーンを含み得る。任意選択的に、内部接続1302は、ボード又はバス等である。
【0407】
メモリ1303は、リードオンリメモリ(read-only memory,ROM)又は静的情報及び命令を記憶し得る別のタイプの静的ストレージデバイス、又は、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)又は情報及び命令を記憶し得る別のタイプの動的ストレージデバイスであり得る。メモリ1303は、代替的に、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)又は別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク又はブルーレイディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は別の磁気ストレージデバイス、又は、期待されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形態で保持又は記憶するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体であり得る。しかしながら、メモリ1303は、これらに限定されない。メモリは独立的に存在し得て、バスを通じてプロセッサに接続される。メモリは、代替的に、プロセッサと統合され得る。
【0408】
メモリ1303は、本願の解決手段を実行するアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、プロセッサ1301はその実行を制御する。プロセッサ1301は、デバイス1300が本願における機能を実装するように、メモリ1303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように構成されている。
【0409】
具体的な実装では、実施形態において、プロセッサ1301は、1又は複数のCPU、例えば、図13におけるCPU0及びCPU1を含み得る。
【0410】
具体的な実装では、実施形態において、デバイス1300は、複数のプロセッサを含み得る。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)プロセッサでもよく、マルチコア(multi-CPU)プロセッサでもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成される1又は複数のデバイス、回路、及び/又は処理コアであり得る。
【0411】
本願の実施形態はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令又はプログラムを記憶し、命令又はプログラムは、プロセッサによってロードされて実行されることで、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0412】
本願の実施形態がさらにコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、命令を含み、命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0413】
本願の実施形態がさらに、チップシステムを提供する。チップシステムは、例えば、前述の方法におけるETSB及びデータストリームの処理などの、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整方法における機能の実装をサポートするように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0414】
可能な設計において、チップシステムはさらにメモリを含む。メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成されている。メモリは、プロセッサの内部又はプロセッサの外部に位置付けられている。チップシステムは、チップを含み得る、又は、チップ及び別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
【0415】
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又は、それらの任意の組み合わせを用いることによって実装され得る。これらの実施形態を実装するためにソフトウェアが使用される場合は、当該実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全に又は部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がデバイスにロードされて実行されるとき、手順又は機能の全部又は一部は、本願の実施形態に従って生成される。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る、又は、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送され得る。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸光ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線)又は無線(例えば、赤外線、電波、又はマイクロ波)の方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は、サーバ又はデータセンタ等の、1又は複数の使用可能な媒体を統合したデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、デジタルビデオディスク(Digital Video Disk,DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ)であり得る。
【0416】
当業者であれば、実施形態の段階の全部又は一部がハードウェア又は関連ハードウェアに命令するプログラムによって実装されてよいことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。記憶媒体は、リードオンリメモリ、磁気ディスク、光ディスク等であってよい。
【0417】
前述の説明は本願の実施形態であるが、本願を限定することを意図しているものではない。本願の原理から逸脱することなく成された任意の修正、同等の置換又は改良等が、本願の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10A
図10B
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-01-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は通信システムに適用され、前記通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを備え、前記第1デバイスは第1データインタフェースを有し、前記第2デバイスは第2データインタフェースを有し、前記第1データインタフェース及び前記第2データインタフェースはリンクを介して接続されており、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1伝送器(TX)の等化パラメータ指示情報を決定する段階;
前記第2デバイスが、第1等化トレーニングシーケンスブロック(ETSB)を、前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第1データインタフェース上の対応する受信機(RX)に送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示する;及び
前記第1デバイスが、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、前記等化ターゲットが前記第1TXとなると決定し、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1デバイスが、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、前記等化ターゲットが前記第1TXとなると決定する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1デバイスが、ターゲットデータストリームを、前記第1データインタフェース上のTXを介して、前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する段階
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
前記第2デバイスが、記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1デバイスが、第1等化パラメータ指示情報に基づいて第1等化ターゲット指示情報によって指示されたTXに対して等化調整を実行する前に、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、前記第1デバイスが、受信された前記複数の第1データセグメントを連結して、前記第1ETSBを取得する段階
を備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記方法はさらに:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;及び
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上の前記TXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記第2データセグメントを受信したターゲットRXごとに、前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1送信機(TX)の等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応する受信機(RX)に1等化トレーニングシーケンスブロック(ETSB)を送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、方法。
【請求項12】
前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
デバイスであって、前記デバイスは、プロセッサ及びメモリを備え;
前記メモリは命令を記憶し、前記プロセッサは、前記命令を実行することで、請求項1に記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する、デバイス。
【請求項15】
ロセッサに、請求項1に記載のデータインタフェース等化調整方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、データインタフェース技術の分野、とりわけ、データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピューティングデバイスのコンピューティング性能が継続的に向上することに対応して、コンピューティングデバイス間のデータ伝送レートに対する要件のより高くなる。現在、シリアル高速バスは、通常、コンピュータデバイス間の通信バスとして使用される。高速データ通信の精度を確保するべく、等化トレーニングがデータインタフェースに対して実行されて、データインタフェースに対する伝送機(Transmitter、TX)及び受信機(Receiver、RX)の等化パラメータを調整する必要がある。
【0003】
現在、シリアル高速バス用の一般的な標準プロトコルは、PCIE、ETH及びFC等である。これらの標準プロトコルにおいて、データ伝送のための第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、同数のTX及びRXを含む必要がある。第1データインタフェース上の1つのTXは、第2データインタフェース上の1つのRXに対応し、TX及びRXは、そのデータ伝送方向がTXからRXであるデータ伝送線(line)を形成する。反対のデータ伝送方向を有する2つの線はレーン(lane)を形成する。1つの線は、1つのレーンにのみ属する。これらの標準プロトコルに提供された等化パラメータ調整方法において、レーンごとに、レーンにおけるTX及びRXの等化パラメータが別々に調整される。
【0004】
具体的には、レーンの場合、レーンは第1TX及び第2RXを第1データインタフェース上に含み、第1RX及び第2TXを第2データインタフェース上に含む。第1TX及び第1RXは同じデータ伝送リンクに属しており、第2RX及び第2TXは別の同じデータ伝送線に属している。第1データインタフェースが属しているデバイスは、第2TXの等化パラメータを決定する。第1TXは、等化トレーニングシーケンスブロック(Equalization Training Sequence Block,ETSB)に決定された等化パラメータを含み、当該ETSBを第1RXに送信する。第1RXがETSBを受信した後、第2データインタフェースが属しているデバイスは、第2TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータに調整する。
【0005】
本願を実装するプロセスにおいて、従来の技術は以下の欠点を有する。
【0006】
等化パラメータ調整方法において、各レーンにおけるTX及びRXの等化パラメータは別々に調整される必要がある。これは、データインタフェース上のTX及びRXの数が同じシナリオにおいてのみ実装され得る。しかしながら、いくつかのシナリオでは、データインタフェース上のTX及びRXの数は異なり、したがって、等化パラメータ調整方法はもはや適用可能でない。当該等化パラメータ調整方法は普遍的でないことが分かり得る。
【発明の概要】
【0007】
本願の実施形態は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装するべく、データインタフェース等化調整方法及び装置、デバイス、及び記憶媒体を提供する。技術的解決策は以下の通りである。
【0008】
第1態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。本方法は、通信システムに適用される。通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを含む。第1デバイスは、第1データインタフェースを含む。第2デバイスは、第2データインタフェースを含む。第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、リンクを介して接続されている。本方法は以下に挙げることを含む。
【0009】
第2デバイスは、第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する。第2デバイスは、第1等化トレーニングシーケンスブロックETSBを、第2データインタフェース上のTXを介して第1データインタフェース上の対応するRXに送信し、ここで、第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持しており、等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。第1デバイスは、等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第1TXとなると決定し、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0010】
本願に示された解決手段において、第2データインタフェースの伝送レートが変化したことを検出したとき、第2デバイスは、予め設定された順序に従って、第1データインタフェース上のTXごとに、使用予定の等化パラメータを決定し得る。第2デバイスは、第2データインタフェース上のTXの識別子を記憶し、第2デバイスは、第2データインタフェース上のTXの識別子の記憶順序に従って、第2データインタフェース上の各TXの等化パラメータを決定し得る。TXの等化パラメータが調整された後、TXの使用予定の等化パラメータはもはや決定されなくなり、次のTXの使用予定の等化パラメータの決定が開始されるようになる。
【0011】
等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持した第1ETSBを第1デバイスに送信するとき、第2デバイスは、ETSBを、第2データインタフェース上の任意のTXを介して送信してもよく、又は、第2データインタフェース上の各TXを介して1つの第1ETSBを送信してもよい。第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、第1ETSBに保持された等化ターゲット指示情報に基づいて、どのTXの等化パラメータが今回調整される必要があるかを決定する。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、指定されたTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。
【0012】
加えて、第1デバイスは、同じ方法に従って、第2デバイスの第2データインタフェース上のTXの等化パラメータを調整し得る。
【0013】
可能な実装において、第1ETSBを受信するとともに指定されたTXの等化パラメータを調整した後、第1デバイスは、ターゲットデータストリームを、第1データインタフェース上のTXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXに送信を得る。それに応じて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないことをターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスは、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の決定を実行して、第1TXの等化パラメータを調整し続ける。第1デバイスは、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすまで第1TXの等化パラメータの調整を停止して、第1データインタフェース上の次のTXの等化パラメータを調整する。
【0014】
本願に示された解決手段において、ターゲットデータストリームは、ETSB、又は擬似ランダムバイナリシーケンス(Pseudo Random Binary Sequence、PRBS)等であり得る。
【0015】
可能な実装において、第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得る。それに応じて、第2デバイスが、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する具体的な処理は、第2デバイスが、第1TXが属するレーンのビットエラー率をターゲットデータストリームに基づいて決定すること、及び、第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より小さいかどうかを決定することであり得る。第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より小さい場合、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと考えられる。第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より大きい場合、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと考えられる。
【0016】
可能な実装において、第2デバイスは、以下の方法に従って、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する。
【0017】
第2デバイスは、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット(Preset)値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、第1TX用の使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイスは、第1TX用の使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回、第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択するとき、第2デバイスは、第1等化パラメータセット内の且つ第1TXに対応する等化パラメータサブセットから第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択する。第1TXに対応する等化パラメータサブセットは、第1等化パラメータセット内の第1TX用の選択済みの使用予定の等化パラメータ以外の等化パラメータを含む。
【0018】
第1TX用の使用予定の等化パラメータが決定された後、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報がさらに決定され得る。具体的には、対応する等化パラメータ指示情報を決定する方法は:第1TXの決定済みの使用予定の等化パラメータを対応する等化パラメータ指示情報として使用する段階、又は、第1TXの決定済みの使用予定の等化パラメータに予め設定された係数を乗算して、対応する等化パラメータ指示情報を取得する段階である。
【0019】
可能な実装において、第2デバイスは、分割方式で第1ETSBを送信し得る。具体的には、本方法は以下の通りであり得る。
【0020】
第2デバイスは第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。第2デバイスは、複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに送信する。
【0021】
それに応じて、第1デバイスが第1ETSBを取得する方法は以下の通りであり得る。
【0022】
第1デバイスは、第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、受信された複数の第1データセグメントを連結して、第1ETSBを取得する。
【0023】
可能な実装において、第2デバイスはさらに、第1デバイスによって返されたターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行し得、その結果、レーンのデータ伝送品質はより素早く要件を満たし得る。
【0024】
可能な実装において、本方法が実行される前に、第1データインタフェース上のRXはさらに、まず事前調整され得る。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0025】
前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する。前記第1デバイスは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0026】
可能な実装において、第2デバイスもまた、分割によって第2ETSBを送信し得る。具体的には、処理は以下の通りであり得る。
【0027】
第2デバイスは第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。前記第2デバイスは、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXを送信する。
【0028】
可能な実装において、第1データインタフェース上の特定のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさない場合、RXの等化パラメータは、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0029】
可能な実装において、第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さいことであり得る。第2閾値は、第1閾値より大きく設定され得る。それに応じて、前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0030】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である。
【0031】
第2態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。本方法は、通信システムに適用される。通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを含む。第1デバイスは、第1データインタフェースを含む。第2デバイスは、第2データインタフェースを含む。第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、リンクを介して接続されている。本方法は以下に挙げることを含む。
【0032】
前記第2デバイスは、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する。前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信し、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記第1デバイスは、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0033】
本願に示された解決手段において、第2データインタフェースの伝送レートが変化したことを検出したとき、第2デバイスは、第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する。等化数指示情報を保持した第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、第1データインタフェース上の全てのTXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに直接調整する。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。
【0034】
可能な実装において、第1デバイスが、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整した後、本方法はさらに、以下を含む。
【0035】
第1デバイスは、第1データインタフェース上のTXを介して、ターゲットデータストリームを第2データインタフェース上のRXに送信する。前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行する。すなわち、第1データインタフェース上の全てのTXの等化パラメータは、毎回統一された方式で調整される。
【0036】
可能な実装において、第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことである。
【0037】
可能な実装において、第2デバイスは、以下の方法に従って第1ETSBを送信する。
【0038】
第2デバイスは第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。第2デバイスは、複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに送信する。
【0039】
それに応じて、第1デバイスは、第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、受信された複数の第1データセグメントを連結して、第1ETSBを取得する。
【0040】
第2デバイスはさらに、第1デバイスによって返されたターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行し得、その結果、レーンのデータ伝送品質はより素早く要件を満たし得る。
【0041】
可能な実装において、本方法が実行される前に、第1データインタフェース上のRXはさらに、まず事前調整され得る。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0042】
前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する。前記第1デバイスは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0043】
可能な実装において、第2デバイスもまた、分割によって第2ETSBを送信し得る。具体的には、処理は以下の通りであり得る。
【0044】
第2デバイスは第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。前記第2デバイスは、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXを送信する。
【0045】
可能な実装において、第1データインタフェース上の特定のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさない場合、RXの等化パラメータは、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0046】
可能な実装において、第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さいことであり得る。第2閾値は、第1閾値より大きく設定され得る。それに応じて、前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0047】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0048】
第3態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。本方法は、通信システムに適用される。通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを含む。第1デバイスは、第1データインタフェースを含む。第2デバイスは、第2データインタフェースを含む。第1データインタフェース及び第2データインタフェースは、リンクを介して接続されている。本方法は以下に挙げることを含む。
【0049】
第2デバイスは、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する。前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信し、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記第1デバイスは、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。前記第1デバイスは、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する。
【0050】
本願に示された解決手段において、第2データインタフェースの伝送レートが変化したことを検出したとき、第2デバイスは、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する。第1TXは、予め指定されたTXである。等化パラメータ指示情報を保持した第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、予め指定された第1TXの等化パラメータを調整する。第1TXが調整された後、第1TXの等化パラメータは、第1データインタフェース上の全てのTXに構成される。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、指定されたTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。加えて、ETSBが送信されるときは1つのみのレーンが使用され、TXの等化パラメータが調整されたときは、1つのTXの等化パラメータのみが周期的に調整される。このように、データインタフェース上での等化調整中のデバイスの消費電力が効果的に低減し得る。
【0051】
可能な実装において、第1デバイスが、第1TXの等化パラメータを第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整した後、本方法はさらに、以下を含む。
【0052】
前記第1デバイスは、前記第1TXを介して、ターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する。第2デバイスは、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすことをターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを第1デバイスに送信する。それに応じて、前記第1デバイスは、前記第1デバイスが前記等化完了メッセージを受信したとき、前記第1データインタフェース上の前記TXの前記等化パラメータを前記第1TXの前記現在の等化パラメータに構成する。
【0053】
可能な実装において、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさない場合、第1TXの等化パラメータは、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0054】
可能な実装において、第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得る。
【0055】
可能な実装において、第2デバイスが第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することは、以下を含む。
【0056】
第2デバイスは、記憶された第1等化パラメータセットから、第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する。第2デバイスは、第1TXの使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を決定する。
【0057】
可能な実装において、第2デバイスはさらに、第1デバイスによって返されたターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行し得、その結果、レーンのデータ伝送品質はより素早く要件を満たし得る。
【0058】
可能な実装において、本方法が実行される前に、第1データインタフェース上のRXはさらに、まず事前調整され得る。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0059】
前記第2デバイスは、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する。前記第1デバイスは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0060】
可能な実装において、第2デバイスもまた、分割によって第2ETSBを送信し得る。具体的には、処理は以下の通りであり得る。
【0061】
第2デバイスは第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割し、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである。第2デバイスは、複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXを送信する。
【0062】
可能な実装において、第1データインタフェース上の特定のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさない場合、RXの等化パラメータは、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすまで周期的に調整される。
【0063】
可能な実装において、第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さいことであり得る。第2閾値は、第1閾値より大きく設定され得る。それに応じて、前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する。
【0064】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である。
【0065】
第4態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
本方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階
を含む。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する。等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。等化パラメータ指示情報は、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように第1デバイスに指示する。
【0066】
可能な実装において、本方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の決定を実行する段階
を含む。
【0067】
可能な実装において、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の前記決定を実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行する段階
を含む。
【0068】
可能な実装において、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む。
【0069】
可能な実装において、第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0070】
可能な実装において、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後に、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む。
【0071】
可能な実装において、本方法はさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階
を含む。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0072】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である。
【0073】
第5態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
本方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する;及び
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0074】
可能な実装において、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後に、本方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0075】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0076】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0077】
第6態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
本方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、第1ETSBを第1データインタフェース上のRXに送信する段階
を含む。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する。
【0078】
可能な実装において、本方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することをターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報の決定を実行する段階
を含む。
【0079】
可能な実装において、前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記第2データインタフェース上のRXが属する前記レーンのビットエラー率を前記ターゲットデータストリームに基づいて決定する段階、及び
前記RXが属する前記レーンの前記ビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む。
【0080】
可能な実装において、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから、前記第1デバイスの前記第1データインタフェース上の前記TXが共に対応する使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む。
【0081】
可能な実装において、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0082】
可能な実装において、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後に、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む。
【0083】
可能な実装において、本方法はさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階
を含む。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0084】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0085】
第7態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
前記方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;及び
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0086】
可能な実装において、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む。
【0087】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0088】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0089】
第8態様によると、データインタフェース等化方法が提供される。
前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階
を含む。前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する。
【0090】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXに前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含む。
【0091】
可能な実装において、前記方法はさらに:
第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行する段階
を含む。
【0092】
可能な実装において、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定するとともに、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、前記等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含む。
【0093】
前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が前記第1閾値より大きいと決定したとき、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む。
【0094】
可能な実装において、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む。
【0095】
可能な実装において、前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後に、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む。
【0096】
可能な実装において、本方法はさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階
を含む。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0097】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0098】
第9態様によると、データインタフェース等化調整方法が提供される。
前記方法は:
第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;
第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する段階
を含む。
【0099】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXにターゲットデータストリームを送信する段階
を含む。
【0100】
可能な実装において、前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む。
【0101】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0102】
第10態様によると、データインタフェース等化調整装置が提供される。本装置は、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されている。具体的には、本装置は、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載の方法を実行するように構成されたモジュールを含む。
【0103】
第11態様によると、デバイスが提供される。デバイスは、プロセッサ及びメモリを含む。
【0104】
メモリは、命令を記憶し、プロセッサは、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載のデータインタフェース等化調整方法を実装するための命令を実行する。
【0105】
第12態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0106】
第13態様によると、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、命令を含み、命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、第4態様から第9態様のうちいずれか1つに記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0107】
第14態様によると、チップシステムが提供される。チップシステムは、第1態様及び第1態様の可能な実装のうちのいずれか1つに記載の機能、例えば、方法におけるETSB及びデータストリームの受信又は処理、の実装をサポートするように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0108】
可能な設計において、チップシステムはさらにメモリを含む。メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成されている。メモリは、プロセッサの内部又はプロセッサの外部に位置付けられている。チップシステムは、チップを含み得る、又は、チップ及び別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
【0109】
本願の実施形態に提供された技術的解決策は、以下の有益な効果をもたらす。
【0110】
第2デバイスは、第1ETSBに、第1TXに対応する等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を含み、第1ETSBを第1デバイスに送信する。第1ETSBを受信した後、第1デバイスは、第1ETSBを受信したRXに基づいて、どのTXの等化パラメータが調整されるかを決定せず、第1ETSBに保持された等化ターゲット指示情報に基づいて、どのTXの等化パラメータが今回調整される必要があるかを決定する。このように、第1データインタフェース上のRX及びTXの数が異なり且つ第1データインタフェース上のRX及びTXが1対1の対応関係にできないとき、指定されたTXの等化パラメータもまた調整され得る。これはより良い汎用性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0111】
図1】本願の実施形態に係る第1データインタフェース及び第2データインタフェースの概略トポロジー図である。
【0112】
図2】本願の実施形態に係る通信システムの概略図である。
【0113】
図3A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図3B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0114】
図4】本願の実施形態に係るETSBの分割及び送信の概略図である。
【0115】
図5A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図5B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0116】
図6】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0117】
図7A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図7B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0118】
図8A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図8B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0119】
図9A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図9B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0120】
図10A】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
図10B】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整方法のフローチャートである。
【0121】
図11】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整装置の構造の概略図である。
【0122】
図12】本願の実施形態に係るデータインタフェース等化調整装置の構造の概略図である。
【0123】
図13】本願の実施形態に係るデバイスの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0124】
本願の実施形態は、データインタフェース等化方法を提供する。本方法によると、データ伝送を実行するために必要な2つのデータインタフェースの等化パラメータが調整され得る。本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化方法は、同数のRX及びTXを有するデータインタフェース、又は、異なる数のRX及びTXを有するデータインタフェースに適用可能である。
【0125】
図1は、データ伝送を実行するために必要な第1データインタフェース及び第2データインタフェースの概略トポロジー図である。データの送信又は受信の相対的方向に基づいて、データインタフェースは、アップストリームポート(Upper Stream Ports)及びダウンストリームポート(Down Stream Ports)に分類され得る。例えば、第2データインタフェースがアップストリームポートである場合、第1データインタフェースはダウンストリームポートである。別の例において、第1データインタフェースがアップストリームポートであり、それに応じて、第2データインタフェースはダウンストリームポートである。
【0126】
図1において、第1データインタフェースはN個のTX及びM個のRXを含む。それに応じて、第2データインタフェースはM個のRX及びN個のTXを含む。第1データインタフェース上のN個のTXは、第2データインタフェース上のN個のRXと1対1の対応関係にあり、N個のレーンを形成する。第1データインタフェース上のM個のRXは、第2データインタフェース上のM個のTXと1対1の対応関係にあり、M個のレーンを形成する。M及びNは正の整数であり、同じであってもよく、又は、異なってもよいことに留意されたい。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0127】
加えて、第1データインタフェース及び第2データインタフェースの間のM+N個のレーンは、第1データインタフェース及び第2データインタフェースの間にデータ伝送リンク(Link)を形成する。第1データインタフェースの観点から、第1データインタフェース上のTXが属するレーンは、TXリンクに属しており、第1データインタフェース上のRXが属するレーンは、RXリンクに属する。
【0128】
本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化方法は、通信システムに適用され得る。図2は、可能な通信システムを示す。図2に示された通信システムは、第1デバイス210及び第2デバイス220を含む。第1デバイスは、コンピュータ、又はサーバ等であり得る。同様に、第2デバイスはまた、コンピュータ、又はサーバ等であり得る。
【0129】
第1デバイス210は、第1プロセッサ211及び第1データインタフェース212を含む。第1プロセッサ211及び第1データインタフェース212の間には、複数の情報交換レーン、例えば、第1情報交換レーン213、第2情報交換レーン214及び第3情報交換レーン215が存在し得る。第2デバイス220は、第2プロセッサ221及び第2データインタフェース222を含む。第2プロセッサ221及び第2データインタフェース222の間には、複数の情報交換レーン、例えば、第4情報交換レーン223、第5情報交換レーン224及び第6情報交換レーン225が存在し得る。
【0130】
第1プロセッサ211及び第2プロセッサ221の両方は、中央処理装置(Central Processing Units,CPUs)であり得る。
【0131】
以下では、情報交換レーンの機能について説明する。
【0132】
第1プロセッサ211は、第1情報交換レーン213を介して、データ情報を第1データインタフェース212に送信する。具体的には、データ情報は、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータを調整するために使用されるETSBであり得る。第1プロセッサ211は、第2情報交換レーン214を介して第1データインタフェース212を制御することで、RX及びTXの数を構成すること、及び等化パラメータを構成すること等を行う。第1データインタフェース212は、第3情報交換レーン213を介して、データ情報を第1プロセッサ211に送信する。具体的には、データ情報は、第2データインタフェース222によって第1データインタフェース212に送信されるETSB等であり得る。
【0133】
第2プロセッサ221は、第4情報交換レーン223を介して、データ情報を第2データインタフェース222に送信する。具体的には、データ情報は、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整するために使用されるETSB等であり得る。第2プロセッサ221は、第5情報交換レーン224を介して第2データインタフェース222を制御することで、RXの数、TXの数、及び等化パラメータ等を構成する。第2データインタフェース222は、第6情報交換レーン225を介してデータ情報を第2プロセッサ221に送信する。具体的には、データ情報は、第1データインタフェース232によって第2データインタフェース222に送信されたETSB等であり得る。
【0134】
図2に示された通信システムを参照すると、以下では、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化方法について説明する。図3A及び図3Bを参照されたい。この方法は、以下の段階を含み得る。
【0135】
段階101:第2デバイス220は、第1データインタフェース212上の第1TXに対応する等化パラメータ指示情報を決定する。
【0136】
実装において、第2データインタフェース222の伝送レートが変化したことを第2デバイス220が検出したとき、第2デバイス220は、予め設定された順序に従って、第1データインタフェース212上のTXごとに、使用予定の等化パラメータを決定し得る。
【0137】
具体的には、第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXの識別子を記憶し得る。第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXの識別子の記憶順序に従って、第2データインタフェース222上の各TXの等化パラメータを決定する。TXの等化パラメータが調整された後、TXの使用予定の等化パラメータはもはや決定されなくなり、次のTXの使用予定の等化パラメータの決定が開始されるようになる。
【0138】
第1データインタフェース212上の任意のTX(説明しやすくするために、以下の第1TXは、第1データインタフェース212上の任意のTXを指示する)の使用予定の等化パラメータを第2デバイス220が決定する方法は、以下の通りであり得る。
【0139】
第2デバイス220は、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット(Preset)値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、第1TX用の使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイス220は、第1TX用の使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回、第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択するとき、第2デバイス220は、第1等化パラメータセット内の且つ第1TXに対応する等化パラメータサブセットから第1TX用の使用予定の等化パラメータを選択する。第1TXに対応する等化パラメータサブセットは、第1等化パラメータセット内の第1TX用の選択済みの使用予定の等化パラメータ以外の等化パラメータを含む。
【0140】
第1TX用の使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0141】
方法1:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0142】
方法2:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0143】
段階102:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第1ETSBを送信する。
【0144】
第1ETSBは、第1等化パラメータ指示情報及び第1等化ターゲット指示情報を保持する。第1等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。
【0145】
実装中には、第1TXの等化パラメータ指示情報を取得した後、第2デバイス220は、第1TXの等化パラメータ指示情報及び対応する等化ターゲット指示情報を第1ETSBにカプセル化して、第1ETSBを第1データインタフェース212に送信する。
【0146】
第1ETSBを送信するための複数の方式が存在し得、当該方式のうちいくつかが説明のために以下に列挙される。
【0147】
送信方式1
【0148】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各TXを介して、1つの第1ETSBを送信する。
【0149】
送信方式2
【0150】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の任意のTXを介して第1ETSBを送信する。
【0151】
送信方式3
【0152】
第2デバイス220は、第1ETSBを複数のデータセグメントに分割して、第2データインタフェース222上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース222上の各TXを介して、複数のデータセグメント内の1つのデータセグメントを送信する。分割データセグメントの数は、第2データインタフェース222上のTXの数と同じである。
【0153】
図4に示されるように、第2データインタフェース222は、M個のTXを含み、第2デバイス220は、第1ETSBを、予め設定されたルールに従って、M個のデータセグメントに分割する。第1ETSBにおけるデータセグメントの前‐後シーケンスに従って、データセグメントは連続的に、第1データセグメント1、第1データセグメント2、…、及び第1データセグメントMである。予め設定されたルールは、平均分割であり得る。次に、第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のM個のTXの論理シーケンスに従って、対応するTXを介して、各データセグメントを送信する。第2データインタフェース222上のTXの論理シーケンスは、当業者によって予め設定され得る。
【0154】
以下では、等化ターゲット指示情報について説明する。
【0155】
第2デバイス220は、第1データインタフェース212上のTXに対応する等化ターゲット指示情報を記憶する。等化ターゲット指示情報は、第1データインタフェース上のTXが属するレーンの識別子であり得、又は、第1データインタフェース上のTXの識別子であり得る。識別子は、論理番号であり得る。
【0156】
TXに対応する等化ターゲット指示情報は、手動で構成され得、又は、TXが位置付けられたデバイスのプロセッサによって割り当てられ得る。
【0157】
デバイスのプロセッサが等化ターゲット指示情報を割り当てるとき、等化ターゲット指示情報が割り当てられた後、等化ターゲット指示情報はさらに、第1データインタフェース及び第2データインタフェースの間で交換される必要があり、その結果、第2デバイスは、第1デバイスにおけるTXに対応する等化ターゲット指示情報を学習し得、第1デバイスは、第2デバイスにおけるTXに対応する等化ターゲット指示情報を学習し得る。
【0158】
具体的には、第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上の対応するRXに、第2データインタフェース222上の各TXに対応する等化ターゲット指示情報を送信する。第1デバイス210は、受信された等化ターゲット指示情報を記憶する。第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに、第1データインタフェース212上の各TXに対応する等化ターゲット指示情報を送信する。第2デバイス220は、受信された等化ターゲット指示情報を記憶する。
【0159】
段階103:第1デバイス210は、第1等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第1TXとなると決定し、第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0160】
実装中に、第1ETSBの異なる送信方式に従って、第1デバイスは、異なる方式で第1ETSBを取得し得る。
【0161】
第1ETSBの送信方式1及び方式2の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを直接受信し得る。この場合、第1デバイスが第1ETSBを受信するということは、第1ETSBを取得することである。
【0162】
第1ETSBの送信方式3の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを受信することができないが、第1ETSBを分割することによって取得された複数の第1データセグメントを受信する。この場合、第1デバイスは、第1データインタフェース212上のデータセグメントを受信するRXの論理シーケンスに従って、受信された複数のデータセグメントを連結し、第1ETSBを取得し得る。第1データインタフェース212上のRXの論理シーケンスは、当業者によって予め設定され得る。
【0163】
図4に示されるように、第1データインタフェース212は、M個の第1データセグメントを受信し得、第1デバイスは、第1データインタフェース上のRXの論理シーケンスに従って第1データセグメントを連結し、第1ETSBを取得する。
【0164】
第1ETSBを取得した後、第1デバイス210は、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報を取得し、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する。等化パラメータ指示情報を決定するための別の方法によると、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定するための別の方法も存在し得る。
【0165】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法1の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0166】
第1等化パラメータ指示情報は、対応する等化パラメータとして使用される。
【0167】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法2の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0168】
第1等化パラメータ指示情報は、予め設定された係数によって分割され、対応する等化パラメータを取得する。
【0169】
取得された第1ETSBごとに、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを取得した後、第1デバイスは、第1ETSBに保持された第1等化ターゲット指示情報に対応するTXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータに調整する。
【0170】
段階104:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第1データストリームを送信する。
【0171】
第1データストリームは、ETSB、又は擬似ランダムバイナリシーケンス(Pseudo Random Binary Sequence、PRBS)等であり得る。
【0172】
実装中に、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整した後、第1デバイス210は、第1データインタフェース212を介して、第1データストリームを第2デバイス220に送信し得る。
【0173】
加えて、第1データストリームの送信方式は、段階102における送信方式1又は送信方式3であり得ることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。加えて、第1データストリームはまた、以下の送信方式4で送信され得る。
【0174】
具体的には、送信方式4は、以下の通りである:第1デバイス210は、等化パラメータが今回調整されたTXを介して、第1データストリームを送信する。ここで、等化パラメータが今回調整されたTXは、第1TXである。
【0175】
段階105:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0176】
実装中に、第2デバイス220は、第1デバイス210によって送信された第1データストリームを受信し、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0177】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定し且つ第1TXが第1データインタフェース212上の最後のTXではない場合、続けて第1データインタフェース212上の次のTXの等化パラメータが調整される。
【0178】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定し且つ第1TXが第1データインタフェース212上の最後のTXである場合、続けて段階107が実行される。
【0179】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階101が実行され、第1TXの等化パラメータを調整する。
【0180】
前述の第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得、第1閾値の具体的な値は、実際のデータ伝送品質要件に基づいて、当業者によって設定され得る。それに応じて、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを第1データストリームに基づいて決定することは、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンのビットエラー率、及び、ビットエラー率が第1プリセット閾値より小さいかどうかを決定する第1データストリームに基づいて決定することである。
【0181】
加えて、第1データストリームが送信方式3で送信された場合、第2デバイス220が、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する処理は:第2デバイス220が、第1データストリームのターゲットデータセグメントに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定することであることにさらに留意するべきである。ターゲットデータセグメントは、第1データストリームを分割することによって取得されたデータセグメントにおいて第1TXによって送信されたデータセグメントである。
【0182】
図5A及び図5Bを参照されたい。可能な実装において、第1データストリームを受信した後、第2デバイス220はさらに、第2データインタフェース222上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階106を実行し得る。
【0183】
段階106:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上の第1データストリームを受信するRXに対して、適応的等化調整を実行する。
【0184】
以下では、第1データストリームの異なる送信方式の段階106を説明する。
【0185】
第1データストリームが送信方式1で送信されたとき、段階106における処理は、以下の通りであり得る。
【0186】
第2データインタフェース222上の各RXは、1つの第1データストリームを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信された第1データストリームに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0187】
第1データストリームが送信方式3で送信されたとき、段階106における処理は、以下の通りであり得る。
【0188】
第2データインタフェース222上の各RXは、第1データストリームの1つのデータセグメントを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信されたデータセグメントに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0189】
第1データストリームが送信方式4で送信されたとき、段階106における処理は、以下の通りであり得る。
【0190】
第2データインタフェース222上の第1RXは、第1データインタフェース212上の第1TXによって送信された第1データストリームを受信し、第2デバイスは、第1データストリームに基づいて、第1RXに対して適応的等化調整を実行する。第1RXは、第1データインタフェース212上にあり且つ第1TXと同じレーンに属するRXである。
【0191】
加えて、段階106は、段階105の前に実行されてもよく、又は、段階105の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0192】
段階107:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース210上の対応するRXに、等化調整完了メッセージを送信する。
【0193】
等化調整完了メッセージは、ETSBでもあり得る。等化調整メッセージは、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0194】
実装中に、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たし且つ第1TXが第1データインタフェース212上の最後のTXであると決定したとき、第2デバイス220は、等化調整完了メッセージを第1データインタフェース210上のRXに送信する。等化調整完了メッセージを送信する方式は、送信方式1、送信方式2又は送信方式3のうち1つであり得る。
【0195】
段階108:第1デバイス210は、第2データインタフェース222上の第2TXに対応する等化パラメータ指示情報を決定する。
【0196】
第2TXは、第2データインタフェース222上の任意のTXである。
【0197】
実装中に、第2デバイス220によって送信された等化調整完了メッセージを受信した後、第1デバイス210は、段階108の実行を開始する。
【0198】
段階109:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上のRXに第2ETSBを送信する。
【0199】
第2ETSBは、第2等化パラメータ指示情報及び第2等化ターゲット指示情報を保持する。第2等化ターゲット指示情報は、第2TXが等化ターゲットであることを指示する。
【0200】
段階110:第2デバイス220は、第2等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第2TXとなると決定し、第2TXの等化パラメータを、第2等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0201】
段階111:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第2データストリームを送信する。
【0202】
第2データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0203】
段階112:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0204】
実装中に、第1デバイス210は、第2デバイス220によって送信された第2データストリームを受信し、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0205】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定し且つ第2TXが第2データインタフェース222上の最後のTXではない場合、続けて第1データインタフェース212上の次のTXの等化パラメータが調整される。
【0206】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たし且つ第2Tが第2データインタフェース222上の最後のTXであると決定した場合、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータの調整が完了したと決定され、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータの決定の処理はもはや実行されない。
【0207】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階108が実行され、第2TXの等化パラメータを調整する。
【0208】
可能な実装において、第2データストリームを受信した後、第1デバイス210はさらに、第1データインタフェース212上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階113を実行し得る。
【0209】
段階113:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上の第2データストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する。
【0210】
加えて、段階113は、段階112の前に実行されてもよく、又は、段階112の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0211】
加えて、段階108から段階113における第2デバイス220の具体的な処理が、段階101から段階106における第1デバイス210の具体的な処理と同じか同様であり、段階108から段階113における第1デバイス210の具体的な処理が段階101から段階106における第2デバイス220の具体的な処理と同じか同様であることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0212】
可能な実装において、段階101が実行される前に、第1データインタフェース及び第2データインタフェース上のRXの等化パラメータがさらに事前調整され得る。図6を参照されたい。具体的には、事前調整方法は以下の通りであり得る。
【0213】
段階201:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第3ETSBを送信する。
【0214】
第3ETSBは、RX等化調整指示情報を保持する。例えば、RX等化調整指示情報は、第3ETSBにおける第1フィールドに保持され得る。第1フィールドには、予め設定された値が入力されている。予め設定された値は、1又は0等であり得る。第1フィールドは、RX等化調整指示情報を保持するように予め合意されたフィールドであり得る。
【0215】
実装中に、第3ETSBの送信方式は、送信方式1又は送信方式3であり得る。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0216】
S202:第1デバイス210は、記憶された第2等化パラメータセットから第3ETSBを受信したRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、RXの等化パラメータをRXの使用予定の等化パラメータに調整する。
【0217】
第2データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第2閾値より小さく、第2閾値が第1閾値より大きいことである。レーンが第2データ伝送条件を満たすかどうかを決定するための具体的な方法は、レーンが前述の実施形態における第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定するための方法と同じか同様である。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0218】
段階202における使用予定の等化パラメータを決定する方法は、段階101における使用予定の等化パラメータを決定する方法と同じか同様である。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0219】
段階203:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上のRXに第4ETSBを送信する。
【0220】
第4ETSBは、RX等化調整完了指示情報を保持する。例えば、RX等化調整完了指示情報は、第4ETSBにおける第2フィールドに保持され得る。第2フィールドには、予め設定された値が入力されている。予め設定された値は、1又は0等であり得る。第2フィールドは、RX等化調整指示情報を保持するように予め合意されたフィールドであり得る。
【0221】
実装中に、第1デバイス210は、RX等化調整完了指示情報を第4ETSBにカプセル化し、第1データインタフェース212上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2デバイス220に第4ETSBを送信する。第1デバイス210によって送信された第4ETSBを受信した後、第2デバイス220は、第3ETSBを第1デバイス210に送信することを停止し得る。
【0222】
段階204:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第5ETSBを送信する。
【0223】
第5ETSBは、RX等化調整指示情報も保持する。加えて、第5ETSBは、第3ETSBと同じであり得る。
【0224】
実装中に、段階204は、第1デバイス210が初めて第1ETSBを受信した後、実行され得る。すなわち、初めて第1ETSBを受信した後、第1デバイス210は、第5ETSBを生成し、第5ETSBを第2デバイス220に送信する。
【0225】
第5ETSBの送信方式は、送信方式1又は送信方式3であり得る。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0226】
段階205:第2デバイス220は、記憶された第2等化パラメータセットから第5ETSBを受信したRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、RXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、RXの等化パラメータをRXの使用予定の等化パラメータに調整する。
【0227】
段階206:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第6ETSBを送信する。
【0228】
第6ETSBは、RX等化調整完了指示情報を保持する。第6ETSBは、第4ETSBと同じであり得る。
【0229】
実装中に、第2デバイス220は、RX等化調整完了指示情報を第6ETSBにカプセル化し、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1デバイス210に第6ETSBを送信する。RX等化調整完了メッセージを受信した後、第1デバイス210は、第2デバイス220に第5ETSBを送信することを停止し得る。
【0230】
加えて、第2デバイス220が、第1デバイス210によって送信されたRX等化調整完了メッセージを受信して、RX等化調整完了メッセージを第1デバイス210に送信したとき、第2デバイス220は、続けて段階101を実行し得る。
【0231】
本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化方法を提供する。図7A及び図7Bを参照されたい。この方法は、以下の段階を含み得る。
【0232】
段階301:第2デバイス220は、第1データインタフェース212上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定する。
【0233】
実装中に、第2データインタフェース222の伝送レートが変化したことを第2デバイス220が検出したとき、第2デバイス220は、第1データインタフェース212上の全てのTXの1つの使用予定の等化パラメータを決定する。
【0234】
具体的には、第2デバイス220が使用予定の等化パラメータを決定するための方法は、以下の通りであり得る。
【0235】
第2デバイス220は、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイス220は、使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回使用予定の等化パラメータが選択されたとき、第2デバイス220は、第1等化パラメータセット内の選択されていない等化パラメータから、等化パラメータのグループを、使用予定の等化パラメータとしてランダムに選択する。
【0236】
第1データインタフェース212上のTXが共に対応する使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0237】
方法1:決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0238】
方法2:決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0239】
段階302:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する。
【0240】
第1ETSBは、第1等化パラメータ指示情報を保持する。
【0241】
実装中には、第1TXの等化パラメータ指示情報を取得した後、第2デバイス220は、第1TXの等化パラメータ指示情報及び対応する等化ターゲット指示情報を第1ETSBにカプセル化して、第1ETSBを第1データインタフェース212に送信する。
【0242】
第1ETSBを送信するための複数の方式が存在し得、当該方式のうちいくつかが説明のために以下に列挙される。
【0243】
送信方式1
【0244】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の任意のTXを介して第1ETSBを送信する。
【0245】
送信方式2
【0246】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各TXを介して、1つの第1ETSBを送信する。
【0247】
送信方式3
【0248】
第2デバイス220は、第1ETSBを複数のデータセグメントに分割して、第2データインタフェース222上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース222上の各TXを介して、複数のデータセグメント内の1つの第2データセグメントを送信する。分割データセグメントの数は、第2データインタフェース222上のTXの数と同じである。
【0249】
段階303:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0250】
実装中に、第1ETSBの異なる送信方式に従って、第1デバイス210は、異なる方式で第1ETSBを取得し得る。
【0251】
第1ETSBの送信方式1及び方式2の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを直接受信し得る。この場合、第1デバイスが第1ETSBを受信するということは、第1ETSBを取得することである。
【0252】
第1ETSBの送信方式3の場合、第1デバイスは、完全な第1ETSBを受信することができないが、第1ETSBを分割することによって取得された複数の第1データセグメントを受信する。この場合、第1デバイスは、第1データインタフェース212上のデータセグメントを受信するRXの論理シーケンスに従って、受信された複数のデータセグメントを連結し、第1ETSBを取得し得る。第1データインタフェース212上のRXの論理シーケンスは、当業者によって予め設定され得る。
【0253】
第1ETSBを取得した後、第1デバイス210は、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報を取得し、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する。次に、第1デバイス210は、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータ212を、等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータに調整する。
【0254】
等化パラメータ指示情報を決定するための別の方法によると、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定するための別の方法も存在し得る。
【0255】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法1の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0256】
第1等化パラメータ指示情報は、対応する等化パラメータとして使用される。
【0257】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法2の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0258】
第1等化パラメータ指示情報は、予め設定された係数によって分割され、対応する等化パラメータを取得する。
【0259】
段階304:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上のRXに第1データストリームを送信する。
【0260】
第1データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0261】
実装中に、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整した後、第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第1データストリームを送信し得る。
【0262】
具体的には、第1データストリームの送信方式は、送信方式2又は送信方式3であり得る。
【0263】
段階305:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在するかどうかを決定する。
【0264】
第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得る。
【0265】
実装中に、第1データストリームの異なる送信方式の場合、段階205における処理も異なり得る。
【0266】
第1データストリームが送信方式2で送信されたとき、段階205における処理は、以下の通りであり得る。
【0267】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各RXによって受信された第1データストリームに基づいて、RXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0268】
第1データストリームが送信方式3で送信されたとき、段階205における処理は、以下の通りであり得る。
【0269】
第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の各RXによって受信された第1データストリームのデータセグメントに基づいて、RXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0270】
第2データインタフェース上のRXが属する全てのレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定した場合、第2デバイス220は、続けて段階107を実行する。
【0271】
第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件満たさないレーンが存在すると決定した場合、第2デバイス220は、段階301を実行し、続けて第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータを調整する。
【0272】
図8A及び図8Bを参照されたい。可能な実装において、第1データストリームを受信した後、第2デバイス220はさらに、第2データインタフェース222上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階306を実行し得る。
【0273】
段階306:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上の第1データストリームを受信するRXに対して、適応的等化調整を実行する。
【0274】
以下では、第1データストリームの異なる送信方式の段階306を説明する。
【0275】
第1データストリームが送信方式1で送信されたとき、段階306における処理は、以下の通りであり得る。
【0276】
第2データインタフェース222上の各RXは、1つの完全な第1データストリームを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信された第1データストリームに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0277】
第1データストリームが送信方式3で送信されたとき、段階306における処理は、以下の通りであり得る。
【0278】
第2データインタフェース222上の各々は、第1データストリームの1つのデータセグメントを受信し得る。それに応じて、第2データインタフェース222上のRXごとに、第2デバイス220は、RXによって受信されたデータセグメントに基づいて、RXに対して適応的等化調整を実行し得る。
【0279】
加えて、段階106は、段階105の前に実行されてもよく、又は、段階105の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0280】
段階307:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース210上のRXに、等化調整完了メッセージを送信する。
【0281】
等化調整完了メッセージは、ETSBでもあり得る。等化調整メッセージは、第2データインタフェース222上のRXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第1データインタフェース212上のTXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0282】
実装中に、第2データインタフェース222上のRXが属する全てのレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2デバイス220は、等化調整完了メッセージを第1データインタフェース上のRX210に送信する。等化調整完了メッセージを送信する方式は、送信方式1、送信方式2又は送信方式3のうち1つであり得る。
【0283】
段階308:第1デバイス210は、第2データインタフェース222上のTXが共に対応する第2等化パラメータ指示情報を決定する。
【0284】
段階309:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上のTXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXに第2ETSBを送信する。
【0285】
第2ETSBは、第2等化パラメータ指示情報を保持する。
【0286】
段階310:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータを、第2等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0287】
段階311:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上のTXを介して、第1データインタフェース212上のRXに第2データストリームを送信する。
【0288】
第2データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。第2データストリームは、第1データストリームと同じであり得る。
【0289】
段階312:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在するかどうかを決定する。
【0290】
実装中に、第1データインタフェース212上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在すると決定した場合、第1デバイス210は、段階308を実行し、続けて第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータを調整する。
【0291】
図8A及び図8Bを参照されたい。可能な実装において、第2データストリームを受信した後、第1デバイス210はさらに、第1データインタフェース212上のRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階313を実行し得る。
【0292】
段階313:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上の第2データストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する。
【0293】
加えて、段階308から段階313における第2デバイス220の具体的な処理が、段階301から段階306における第1デバイス210の具体的な処理と同じか同様であり、段階308から段階313における第1デバイス210の具体的な処理が段階301から段階306における第2デバイス220の具体的な処理と同じか同様であることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0294】
可能な実装において、前述の事前調整処理はさらに、段階301の前に実行され得る。
【0295】
本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化方法を提供する。図9A及び図9Bを参照されたい。この方法は、以下の段階を含み得る。
【0296】
段階401:第2デバイス220は、第1データインタフェース210上の第1TXに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定する。
【0297】
第1TXは、第1データインタフェース上の予め指定されたTXである。
【0298】
実装において、第2データインタフェース222の伝送レートが変化したことを第2デバイス220が検出したとき、第2デバイス220は、第1データインタフェース212上の第1TXの使用予定の等化パラメータを決定し得る。
【0299】
第1データインタフェース212上の第1TXの使用予定の等化パラメータを第2デバイス220が決定する方法は、以下の通りであり得る。
【0300】
第2デバイス220は、第1等化パラメータセットを記憶し得る。第1等化パラメータセットは、等化パラメータの複数のグループを含む。等化パラメータの各グループは、等化プリセット値、及び等化係数等を含み得る。第2デバイス220が、第1TX用の使用予定の等化パラメータを初めて決定したとき、第2デバイス220は、第1TX用の使用予定の等化パラメータとして、第1等化パラメータセットから等化パラメータのグループをランダムに選択する。次回第1TX用の使用予定の等化パラメータが選択されたとき、第2デバイス220は、第1等化パラメータセット内の選択されていない等化パラメータから、等化パラメータのグループを、第1TX用の使用予定の等化パラメータとしてランダムに選択する。
【0301】
第1TX用の使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0302】
方法1:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0303】
方法2:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0304】
第1TX用の使用予定の等化パラメータを決定した後、第2デバイス220はさらに、第1TX用の使用予定の等化パラメータに対応する第1等化パラメータ指示情報を決定し得る。第1等化パラメータ指示情報を決定するための複数の方法が存在し得、以下では、説明のためにいくつかの方法を列挙する。
【0305】
方法1:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報として使用される。
【0306】
方法2:第1TX用の決定済みの使用予定の等化パラメータに、予め設定された係数を乗算することで、第1等化パラメータ指示情報を取得する。
【0307】
段階402:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する。
【0308】
第2TXは、第2データインタフェース上の予め指定されたTXである。
第1ETSBは、第1等化パラメータ指示情報を保持する。
【0309】
実装中に、第2デバイス220は、第1等化パラメータ指示情報を第1ETSBにカプセル化し、第2TXを介して、第1ETSBを第1データインタフェース212上の対応するRXに送信する。
【0310】
段階403:第1デバイス210は、第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0311】
実装中に、第1ETSBを受信した後、第1デバイス210は、第1ETSBに保持された第1等化パラメータ指示情報を取得する。対応する等化パラメータは、第1等化パラメータ指示情報に基づいて取得される。等化パラメータ指示情報を決定するための別の方法によると、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定するための別の方法も存在し得る。
【0312】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法1の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0313】
第1等化パラメータ指示情報は、対応する等化パラメータとして使用される。
【0314】
等化パラメータ指示情報を決定するための方法2の場合、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを決定する方法は、以下の通りである。
【0315】
第1等化パラメータ指示情報は、予め設定された係数によって分割され、対応する等化パラメータを取得する。
【0316】
第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータを取得した後、第1デバイス210は、第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報に対応する等化パラメータに調整する。
【0317】
段階404:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第1TXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXに第1データストリームを送信する。
【0318】
第1データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0319】
実装中に、第1データインタフェース212上の第1TXの等化パラメータを調整した後、第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第1TXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに第1データストリームを送信し得る。
【0320】
段階405:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0321】
実装中に、第2デバイス220は、第1デバイス210によって送信された第1データストリームを受信し、第1データストリームに基づいて、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0322】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定した場合、続けて段階407が実行される。
【0323】
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階401が実行され、第1TXの等化パラメータを調整する。
【0324】
前述の第1データ伝送条件は、レーンのビットエラー率が第1閾値より小さいことであり得、第1閾値の具体的な値は、実際のデータ伝送品質要件に基づいて、当業者によって設定され得る。それに応じて、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを第1データストリームに基づいて決定することは、第2デバイス220が、第1TXが属するレーンのビットエラー率、及び、ビットエラー率が第1プリセット閾値より小さいかどうかを決定する第1データストリームに基づいて決定することである。
【0325】
図10A及び図10Bを参照されたい。可能な実装において、第1データストリームを受信した後、第2デバイス220はさらに、第2データインタフェース222上にあり且つ第1TXに対応するRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階406を実行し得る。
【0326】
段階406:第2デバイス220は、第1データストリームに基づいて、第2データインタフェース222上の第1データストリームを受信するRXに対して、適応的等化調整を実行する。
【0327】
加えて、段階406は、段階405の前に実行されてもよく、又は、段階405の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0328】
段階407:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRX212に、等化調整完了メッセージを送信する。
【0329】
等化調整完了メッセージは、ETSBでもあり得る。等化調整メッセージは、第1TXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第1TXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0330】
実装中に、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第2デバイス220は、第2TXを介して、等化調整完了メッセージを第1データインタフェース210上の対応するRXに送信する。
【0331】
段階408:第1デバイス210は、第2データインタフェース210上の第2TXに対応する第2等化パラメータ指示情報を決定する。
【0332】
段階409:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第2TXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXに第2ETSBを送信する。
【0333】
第2ETSBは、第2等化パラメータ指示情報を保持する。
【0334】
段階410:第2デバイス220は、第2TXの等化パラメータを、第2等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。
【0335】
段階411:第2デバイス220は、第2データインタフェース222上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXい第2データストリームを送信する。
【0336】
第2データストリームは、ETSB、又はPRBS等であり得る。
【0337】
段階412:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0338】
実装中に、第1デバイス210は、第2デバイス220によって送信された第2データストリームを受信し、第2データストリームに基づいて、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすかどうかを決定する。
【0339】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定した場合、続けて段階414における処理が実行される。
【0340】
第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと決定した場合、続けて段階408が実行され、第2TXの等化パラメータを調整する。
【0341】
図10A及び図10Bを参照されたい。可能な実装において、第2データストリームを受信した後、第1デバイス210はさらに、第1データインタフェース212上にあり且つ第2TXに対応するRXに対して等化調整を実行するために、以下の段階413を実行し得る。
【0342】
段階413:第1デバイス210は、第2データストリームに基づいて、第1データインタフェース212上の第2データストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する。
【0343】
加えて、段階413は、段階412の前に実行されてもよく、又は、段階412の後に実行されてもよいことにさらに留意するべきである。これは、本願のこの実施形態において限定されることはない。
【0344】
段階414:第1デバイス210は、第1データインタフェース212上の第1TXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに等化調整完了メッセージを送信する。
【0345】
等化調整メッセージは、第2TXが属するレーンがすでに第1データ伝送条件を満たしている、すなわち、第2TXの等化パラメータが調整されたことを指示する。
【0346】
実装中に、第2TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1デバイス210は、第1TXを介して、第2データインタフェース222上の対応するRXに等化調整完了メッセージを送信する。
【0347】
段階415:第2デバイス220は、第2TXの現在の等化パラメータ、及び第1RXの現在の等化パラメータを取得する。第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータは、第2TXの現在の等化パラメータに構成される。第2データインタフェース上のRXの等化パラメータは、第1RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0348】
第1RX及び第1TXは同じレーンに属しており、すなわち、第1RXは、第1TXに対応し且つ第2データインタフェース222上のRXである。
【0349】
実装中に、第1デバイスによって送信された等化調整完了メッセージを受信した後、第2デバイス220は、第2TXの現在の等化パラメータ、及び第1RXの現在の等化パラメータを取得する。第2データインタフェース222上のTXの等化パラメータは、第2TXの現在の等化パラメータに構成される。第2データインタフェース上のRXの等化パラメータは、第1RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0350】
段階416:第1デバイス410は、第1TXの現在の等化パラメータ、及び第2RXの現在の等化パラメータを取得する。第1データインタフェース上のTXの等化パラメータは、第1TXの現在の等化パラメータに構成される。第1データインタフェース212上のRXの等化パラメータは、第2RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0351】
第2RX及び第2TXは同じレーンに属しており、すなわち、第2RXは、第1データインタフェース212上にあり且つ第2TXに対応するRXである。
【0352】
中実装に、等化調整完了メッセージを送信した後、第1デバイス410は、第1TXの現在の等化パラメータ、及び第2RXの現在の等化パラメータを取得する。第1データインタフェース上のTXの等化パラメータは、第1TXの現在の等化パラメータに構成される。第1データインタフェース212上のRXの等化パラメータは、第2RXの現在の等化パラメータに構成される。
【0353】
加えて、段階408から段階414における第2デバイス220の具体的な処理が、段階401から段階407における第1デバイス210の具体的な処理と同じか同様であり、段階408から段階414における第1デバイス210の具体的な処理が段階401から段階407における第2デバイス220の具体的な処理と同じか同様であることにさらに留意するべきである。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0354】
可能な実装において、前述の事前調整処理はさらに、段階401の前に実行され得る。
【0355】
同じ技術的構想に基づいて、本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化調整装置を提供する。図11に示されるように、装置は、決定モジュール1101及び送信モジュール1102を含む。
【0356】
決定モジュール1101は、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成されている。
【0357】
送信モジュール1102は、第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する。等化ターゲット指示情報は、第1TXが等化ターゲットであることを指示する。等化パラメータ指示情報は、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように第1デバイスに指示する。
【0358】
可能な実装において、装置はさらに、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信するように構成された受信モジュールを含む。
【0359】
決定モジュール1101はさらに、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報の決定を実行するように構成されている。
【0360】
可能な実装において、決定モジュール1101は、ターゲットデータストリームに基づいて、第1TXが属するレーンのビットエラー率を決定すること、及び、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行することを行うように構成されている。
【0361】
可能な実装において、決定モジュール1101は:
記憶された第1等化パラメータセットから第1TXの使用予定の等化パラメータを取得すること;及び
第1TXの使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を決定すること
を行うように構成されている。
【0362】
可能な実装において、送信モジュール1102は:
第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割すること、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、第2データインタフェース上のTXの配列順序に従って、第2データインタフェース上の各TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに送信すること
を行うように構成されている。
【0363】
可能な実装において、装置はさらに:
ターゲットデータストリームに基づいて、ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行するように構成された調整モジュールを含む。
【0364】
可能な実装において、送信モジュールはさらに:
第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信するように構成されている。前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する。
【0365】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0366】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスのTXの等化パラメータを決定し、ETSBに基づいて、等化パラメータをピアデバイスに送信する。等化パラメータ指示情報に加えて、ETSBはさらに、等化ターゲット指示情報を保持する。ETSBを受信した後、ピアデバイスは、等化ターゲット指示情報によって指示されたTXを等化ターゲットとして使用し、次に、TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整し得る。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0367】
同じ技術的構想に基づいて、本願の実施形態はさらに、データインタフェース等化調整装置を提供する。図12に示されるように、装置は、受信モジュール1201及び調整モジュール1202を含む。
【0368】
受信モジュール1201は、第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する。
【0369】
調整モジュール1202は:
等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが第1TXとなると決定すること、及び、第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整することを行うように構成されている。
【0370】
可能な実装において、装置はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介して、第2データインタフェース上の対応するRXにターゲットデータストリームを送信するように構成された送信モジュールを含む。
【0371】
可能な実装において、受信モジュール1201はさらに、第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信するように構成されている。
【0372】
調整モジュール1202はさらに、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整することを行うように構成されている。
【0373】
可能な実装において、等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である。
【0374】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスによって送信されたETSBを受信し、ETSBに等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を含む。ETSBを受信した後、ローカルデバイスは、等化ターゲット指示情報によって指示されたTXを等化ターゲットとして使用し、次に、TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整し得る。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0375】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図11に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0376】
決定モジュール1101は、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定するように構成されている。
【0377】
送信モジュール1102は、第2データインタフェース上のTXを介して、第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する。
【0378】
可能な実装において、装置はさらに、第1データインタフェース上のTXを介して第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信するように構成された受信モジュールを含む。
【0379】
決定モジュール1101はさらに、第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することをターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定することを実行するように構成されている。
【0380】
可能な実装において、決定モジュール1101は:
第2データインタフェース上のRXが属するレーンのビットエラー率をターゲットデータストリームに基づいて決定すること、及び
RXが属するレーンのビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上のTXが共に対応する第1等化パラメータ指示情報を決定することを実行すること
を行うように構成されている。
【0381】
可能な実装において、決定モジュール1101は:
記憶された第1等化パラメータセットから、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する使用予定の等化パラメータを取得すること;及び
使用予定の等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を決定すること
を行うように構成されている。
【0382】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスのデータインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータを決定し、等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報をETSBに含み、等化パラメータ指示情報をピアデバイスに送信し得る。ETSBを受信した後、ピアデバイスは、データインタフェース上のTXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0383】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図12に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0384】
受信モジュール1201は、第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。
【0385】
調整モジュール1202は、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように構成されている。
【0386】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスによって送信されたETSBを受信し、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報を取得する。次に、ローカルデバイスのデータインタフェース上のTXの等化パラメータは、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整される。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0387】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図11に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0388】
決定モジュール1101は、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成されている。
【0389】
送信モジュール1102は、第2データインタフェース上の第2TXを介して、第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成されている。前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する。前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する。
【0390】
可能な実装において、装置はさらに、以下を含む。
【0391】
受信モジュールは、第1TXを介して第2データインタフェース上の対応するRXに第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信するように構成されている。
【0392】
送信モジュール1102はさらに、第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすことをターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを第1デバイスに送信するように構成されている。
【0393】
可能な実装において、決定モジュール1101はさらに:
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行するように構成されている。
【0394】
可能な実装において、送信モジュール1102は:
ターゲットデータストリームに基づいて、第1TXが属するレーンのビットエラー率を決定すること、及び、第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、等化完了メッセージを第1デバイスに送信することを行うように構成されている。
【0395】
決定モジュール1101は、ターゲットデータストリームに基づいて、第1TXが属するレーンのビットエラー率を決定すること、及び、第1TXが属するレーンのビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定することを実行することを行うように構成されている。
【0396】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ローカルデバイスは、ピアデバイスのデータインタフェースにおいて指定された第1TXの等化パラメータを決定し、ETSBにおける等化パラメータに対応する等化パラメータ指示情報を含み、ピアデバイスに等化パラメータ指示情報を送信する。ETSBを受信した後、ピアデバイスは、データインタフェース上の第1TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。第1TXの等化パラメータが調整された後、第1TXが属するレーンは、データ伝送条件を満たす。この場合、ピアデバイスは、第1TXの現在の等化パラメータを取得し、データインタフェース上のTXの等化パラメータを、第1TXの現在の等化パラメータに調整する。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0397】
同じ技術的構想に基づいて、本願のこの実施形態に提供された図12に示されたデータインタフェース等化調整装置はさらに、以下の処理を実行し得る。
【0398】
受信モジュール1201は、第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成されている。第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する。
【0399】
調整モジュール1202は:
第1TXの等化パラメータを、等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること;及び
第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、第1TXの現在の等化パラメータに構成すること
を行うように構成されている。
【0400】
本願のこの実施形態に提供された技術的解決策において、ピアデバイスによって送信されたETSBを受信した後、ローカルデバイスは、指定された第1TXの等化パラメータを、ETSBに保持された等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する。第1TXの等化パラメータが調整された後、第1TXが属するレーンは、データ伝送条件を満たす。この場合、ピアデバイスは、第1TXの現在の等化パラメータを取得し、データインタフェース上のTXの等化パラメータを、第1TXの現在の等化パラメータに調整する。したがって、本願のこの実施形態に提供された技術的解決策は、異なる数のTX及びRXを有するデータインタフェースに対して等化調整を実装し得、より良い汎用性を有する。
【0401】
前述の実施形態に係るデータインタフェース等化調整装置の保護ソリューションは、単に前述の機能モジュールの分轄を例として使用して決定されていることに留意されたい。実際の適用では、前述の機能は、要件に従って、異なる機能モジュールに割り当てられ得る。具体的には、上述の機能の全部又は一部を実装するために、デバイスの内部構造は異なる機能モジュールに分割される。加えて、前述の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整装置、及びデータインタフェース等化調整方法の実施形態は、同じ概念に属する。具体的な実装プロセスについては、方法の実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書において再度説明されない。
【0402】
図13は、本願の実施形態に係るデバイス1300の概略図である。デバイス1300は、コンピュータ、又はサーバ等であり得る。デバイス1300は、少なくとも1つのプロセッサ1301、内部接続1302、及びメモリ1303を含む。
【0403】
デバイス1300は、ハードウェア構造の装置であり、図6に示された装置における機能モジュールを実装するように構成され得る。例えば、当業者であれば、図11に示された装置における決定モジュール1101は、メモリ1303内のコードを呼び出すことによって少なくとも1つのプロセッサ1301によって実装され得ること、及び、図12に示された装置における調整モジュール1202もまた、メモリ1303内のコードを呼び出すことによって少なくとも1つのプロセッサ1301によって実装され得ることを想到し得る。
【0404】
任意選択的に、プロセッサ1301は、汎用中央処理装置(central processing unit,CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor,NP)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、又は、本願の解決手段のプログラムの実行を制御するように構成された1又は複数の集積回路であり得る。
【0405】
内部接続1302は、前述のコンポーネント間で情報を伝送するためのレーンを含み得る。任意選択的に、内部接続1302は、ボード又はバス等である。
【0406】
メモリ1303は、リードオンリメモリ(read-only memory,ROM)又は静的情報及び命令を記憶し得る別のタイプの静的ストレージデバイス、又は、ランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)又は情報及び命令を記憶し得る別のタイプの動的ストレージデバイスであり得る。メモリ1303は、代替的に、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)又は別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク又はブルーレイディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は別の磁気ストレージデバイス、又は、期待されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形態で保持又は記憶するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体であり得る。しかしながら、メモリ1303は、これらに限定されない。メモリは独立的に存在し得て、バスを通じてプロセッサに接続される。メモリは、代替的に、プロセッサと統合され得る。
【0407】
メモリ1303は、本願の解決手段を実行するアプリケーションプログラムコードを記憶するように構成され、プロセッサ1301はその実行を制御する。プロセッサ1301は、デバイス1300が本願における機能を実装するように、メモリ1303に記憶されたアプリケーションプログラムコードを実行するように構成されている。
【0408】
具体的な実装では、実施形態において、プロセッサ1301は、1又は複数のCPU、例えば、図13におけるCPU0及びCPU1を含み得る。
【0409】
具体的な実装では、実施形態において、デバイス1300は、複数のプロセッサを含み得る。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)プロセッサでもよく、マルチコア(multi-CPU)プロセッサでもよい。本明細書のプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成される1又は複数のデバイス、回路、及び/又は処理コアであり得る。
【0410】
本願の実施形態はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令又はプログラムを記憶し、命令又はプログラムは、プロセッサによってロードされて実行されることで、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0411】
本願の実施形態がさらにコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、命令を含み、命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整方法を実装する。
【0412】
本願の実施形態がさらに、チップシステムを提供する。チップシステムは、例えば、前述の方法におけるETSB及びデータストリームの処理などの、本願の実施形態に提供されたデータインタフェース等化調整方法における機能の実装をサポートするように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0413】
可能な設計において、チップシステムはさらにメモリを含む。メモリは、プログラム命令及びデータを記憶するように構成されている。メモリは、プロセッサの内部又はプロセッサの外部に位置付けられている。チップシステムは、チップを含み得る、又は、チップ及び別のディスクリートコンポーネントを含み得る。
【0414】
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又は、それらの任意の組み合わせを用いることによって実装され得る。これらの実施形態を実装するためにソフトウェアが使用される場合は、当該実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全に又は部分的に実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がデバイスにロードされて実行されるとき、手順又は機能の全部又は一部は、本願の実施形態に従って生成される。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る、又は、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送され得る。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸光ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線)又は無線(例えば、赤外線、電波、又はマイクロ波)の方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は、サーバ又はデータセンタ等の、1又は複数の使用可能な媒体を統合したデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、デジタルビデオディスク(Digital Video Disk,DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ)であり得る。
【0415】
当業者であれば、実施形態の段階の全部又は一部がハードウェア又は関連ハードウェアに命令するプログラムによって実装されてよいことを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。記憶媒体は、リードオンリメモリ、磁気ディスク、光ディスク等であってよい。
【0416】
前述の説明は本願の実施形態であるが、本願を限定することを意図しているものではない。本願の原理から逸脱することなく成された任意の修正、同等の置換又は改良等が、本願の保護範囲に含まれるべきである。
[他の可能な項目]
[項目1]
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は通信システムに適用され、前記通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを備え、前記第1デバイスは第1データインタフェースを有し、前記第2デバイスは第2データインタフェースを有し、前記第1データインタフェース及び前記第2データインタフェースはリンクを介して接続されており、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;
前記第2デバイスが、第1等化トレーニングシーケンスブロックETSBを、前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示する;及び
前記第1デバイスが、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、前記等化ターゲットが前記第1TXとなると決定し、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
[項目2]
前記第1デバイスが、前記等化ターゲット指示情報に基づいて、前記等化ターゲットが前記第1TXとなると決定し、前記等化パラメータ指示情報に基づいて前記第1TXに対して等化調整を実行する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1デバイスが、ターゲットデータストリームを、前記第1データインタフェース上のTXを介して、前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する段階
を備える、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1伝送器TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、項目2に記載の方法。
[項目4]
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
前記第2デバイスが、記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
[項目5]
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
[項目6]
前記第1デバイスが、第1等化パラメータ指示情報に基づいて第1等化ターゲット指示情報によって指示されたTXに対して等化調整を実行する前に、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、前記第1デバイスが、受信された前記複数の第1データセグメントを連結して、前記第1ETSBを取得する段階
を備える、項目5に記載の方法。
[項目7]
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、項目2に記載の方法。
[項目8]
前記方法はさらに:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;及び
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
[項目9]
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上の前記TXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、項目8に記載の方法。
[項目10]
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記第2データセグメントを受信したターゲットRXごとに、前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、項目9に記載の方法。
[項目11]
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、項目10に記載の方法。
[項目12]
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、項目1から11のいずれか一項に記載の方法。
[項目13]
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は通信システムに適用され、前記通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを備え、前記第1デバイスは第1データインタフェースを有し、前記第2デバイスは第2データインタフェースを有し、前記第1データインタフェース及び前記第2データインタフェースはリンクを介して接続されており、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する段階;
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する;
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
[項目14]
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する段階;及び
前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する段階
を備える、項目13に記載の方法。
[項目15]
前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上の前記RXが属する前記レーンのビットエラー率を前記ターゲットデータストリームに基づいて決定して、前記RXが属する前記レーンの前記ビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、項目14に記載の方法。
[項目16]
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、項目13から15のいずれか一項に記載の方法。
[項目17]
前記第1デバイスが、第1等化パラメータ指示情報に基づいて第1等化ターゲット指示情報によって指示されたTXに対して等化調整を実行する前に、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のRXの配列順序に従って、前記第1デバイスが、受信された前記複数の第1データセグメントを連結して、前記第1ETSBを取得する段階
を備える、項目16に記載の方法。
[項目18]
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、項目14に記載の方法。
[項目19]
前記方法はさらに:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;及び
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、項目13から18のいずれか一項に記載の方法。
[項目20]
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上の前記TXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの前記配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、項目19に記載の方法。
[項目21]
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記第2データセグメントを受信したターゲットRXごとに、前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、項目20に記載の方法。
[項目22]
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、項目21に記載の方法。
[項目23]
前記等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である、項目13から22のいずれか一項に記載の方法。
[項目24]
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は通信システムに適用され、前記通信システムは、第1デバイス及び第2デバイスを備え、前記第1デバイスは第1データインタフェースを有し、前記第2デバイスは第2データインタフェースを有し、前記第1データインタフェース及び前記第2データインタフェースはリンクを介して接続されており、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持する;
前記第1デバイスが、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階;及び
前記第1デバイスが、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する段階
を備える、方法。
[項目25]
前記第1デバイスが、前記第1TXの等化パラメータを、第1等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1デバイスが、前記第1TXを介して、ターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階;
前記第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすことを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を備え、
前記第1デバイスが、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する前記段階は:
前記第1デバイスが前記等化完了メッセージを受信したとき、前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記TXの前記等化パラメータを前記第1TXの前記現在の等化パラメータに構成する段階
を含む、項目24に記載の方法。
[項目26]
前記方法はさらに:
第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する段階
を備える、項目25に記載の方法。
[項目27]
前記第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすことを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、前記等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含み、
第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を前記第2デバイスが実行する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が前記第1閾値より大きいと決定したとき、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、項目26に記載の方法。
[項目28]
前記第2デバイスが、前記第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
前記第2デバイスが、記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、項目24又は27に記載の方法。
[項目29]
前記第1デバイスが、前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記第2デバイスが、前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、項目25に記載の方法。
[項目30]
前記方法はさらに:
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;及び
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、項目24から29のいずれか一項に記載の方法。
[項目31]
前記第2デバイスが、前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する前記段階は:
前記第2デバイスが、前記第2ETSBを複数の第2データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第2データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上の前記TXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第2データセグメント内の1つの第2データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、項目30に記載の方法。
[項目32]
前記第1デバイスが、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記第2データセグメントを受信したターゲットRXごとに、前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、項目31に記載の方法。
[項目33]
前記第1デバイスが、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属する前記レーンが前記第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを、前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する前記段階は:
前記第1デバイスは、前記ターゲットRXが属する前記レーンのビットエラー率を、前記ターゲットRXによって受信された前記第2データセグメントに基づいて決定し、前記記憶された第2等化パラメータセットから前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータを取得し、前記ターゲットRXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第2閾値より大きいと決定したとき、前記ターゲットRXの前記等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を含む、項目32に記載の方法。
[項目34]
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、項目24から33のいずれか一項に記載の方法。
[項目35]
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、方法。
[項目36]
前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を備える、項目35に記載の方法。
[項目37]
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より大きいと決定したとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、項目36に記載の方法。
[項目38]
前記第1データインタフェース上の前記第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、項目35から37のいずれか一項に記載の方法。
[項目39]
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、項目35から38のいずれか一項に記載の方法。
[項目40]
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む、項目36に記載の方法。
[項目41]
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;ここで、前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する
を備える、項目35から40のいずれか一項に記載の方法。
[項目42]
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、項目35から40のいずれか一項に記載の方法。
[項目43]
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する;及び
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
[項目44]
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後に、前記方法はさらに:
第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を備える、項目43に記載の方法。
[項目45]
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、項目43又は44に記載の方法。
[項目46]
前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属するレーンの識別子である、項目43から45のいずれか一項に記載の方法。
[項目47]
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、方法。
[項目48]
前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記第2データインタフェース上のRXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を備える、項目47に記載の方法。
[項目49]
前記第2データインタフェース上の前記RXが属するレーン内にあり且つ第1データ伝送条件を満たさないレーンが存在することを前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したときに、第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記第2データインタフェース上の前記RXが属する前記レーンのビットエラー率を前記ターゲットデータストリームに基づいて決定して、前記RXが属する前記レーンの前記ビットエラー率内にあり且つ第1閾値より大きいビットエラー率が存在するとき、前記第2デバイスが、第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、項目48に記載の方法。
[項目50]
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから、前記第1デバイスの前記第1データインタフェース上の前記TXが共に対応する使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、項目47から49のいずれか一項に記載の方法。
[項目51]
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する前記段階は:
前記第1ETSBを複数の第1データセグメントに分割する段階、ここで、分割によって取得された第1データセグメントの数は、前記第2データインタフェース上のTXの数と同じである;及び
前記第2デバイスが、前記複数の第1データセグメント内の1つの第1データセグメントを、前記第2データインタフェース上の前記TXの配列順序に従って、前記第2データインタフェース上の各TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を含む、項目47から50のいずれか一項に記載の方法。
[項目52]
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信するRXに対して適応的等化調整を実行する段階
を含む、項目48に記載の方法。
[項目53]
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;ここで、前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する
を備える、項目47から52のいずれか一項に記載の方法。
[項目54]
等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である、項目47から53のいずれか一項に記載の方法。
[項目55]
データインタフェース等化方法であって、前記方法は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;及び
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階
を備える、方法。
[項目56]
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する前記段階の後、前記方法はさらに:
前記第1データインタフェース上のTXを介してターゲットデータストリームを前記第2データインタフェース上の対応するRXに送信する段階
を備える、項目55に記載の方法。
[項目57]
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、項目55又は56に記載の方法。
[項目58]
等化ターゲット指示情報は、第1TXが属するレーンの識別子である、項目55から57のいずれか一項に記載の方法。
[項目59]
データインタフェース等化方法であって、前記方法は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する段階;及び
第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信する段階、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する
を備える、方法。
[項目60]
前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXに前記第1デバイスによって送信されたターゲットデータストリームを受信する段階;及び
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を備える、項目59に記載の方法。
[項目61]
前記方法はさらに:
前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を備える、項目60に記載の方法。
[項目62]
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が第1閾値より小さいと決定したときに、前記等化完了メッセージを前記第1デバイスに送信する段階
を含み、
前記第1TXが属する前記レーンが前記第1データ伝送条件を満たさないと、前記ターゲットデータストリームに基づいて決定したとき、第2デバイスが、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する前記段階は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記第1TXが属する前記レーンのビットエラー率を決定し、第2デバイスが、前記第1TXが属する前記レーンの前記ビットエラー率が前記第1閾値より大きいと決定したとき、第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階を実行する段階
を含む、項目61に記載の方法。
[項目63]
第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定する前記段階は:
記憶された第1等化パラメータセットから前記第1TXの使用予定の等化パラメータを取得する段階;及び
前記第1TXの前記使用予定の等化パラメータに対応する前記等化パラメータ指示情報を決定する段階
を含む、項目59から62のいずれか一項に記載の方法。
[項目64]
前記第1データインタフェース上のTXを介して前記第2データインタフェース上のRXにターゲットデータストリームを送信する前記段階の後、前記方法は:
前記ターゲットデータストリームに基づいて、前記ターゲットデータストリームを受信する前記RXに対して適応的等化調整を実行する段階
を備える、項目60に記載の方法。
[項目65]
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第2ETSBを送信する段階;ここで、前記第2ETSBは、記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信したターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得して、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整するように、前記第1デバイスに指示する
を備える、項目59から64のいずれか一項に記載の方法。
[項目66]
等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、項目59から65のいずれか一項に記載の方法。
[項目67]
データインタフェース等化調整方法であって、前記方法は:
第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信する段階、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;
第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整する段階;及び
前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記第1TXの現在の等化パラメータに構成する段階
を備える、方法。
[項目68]
前記方法はさらに:
前記第1TXを介して前記第2データインタフェース上の対応するRXにターゲットデータストリームを送信する段階
を備える、項目67に記載の方法。
[項目69]
前記方法はさらに:
前記第2データインタフェース上のTXを介して前記第2デバイスによって送信された第2ETSBを受信する段階;及び
記憶された第2等化パラメータセットから前記第2ETSBを受信するターゲットRXごとに使用予定の等化パラメータを取得するとともに、前記ターゲットRXが属するレーンが第2データ伝送条件を満たさないと決定したとき、前記ターゲットRXの等化パラメータを前記ターゲットRXの前記使用予定の等化パラメータに調整する段階
を備える、項目67又は68に記載の方法。
[項目70]
等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが属する前記レーンの識別子である、項目67から69のいずれか一項に記載の方法。
[項目71]
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第1デバイスの第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成された決定モジュール;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成された送信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持し、前記等化ターゲット指示情報は、前記第1TXが等化ターゲットであることを指示し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、装置。
[項目72]
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第2データインタフェース上のTXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成された受信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報及び等化ターゲット指示情報を保持する;及び
前記等化ターゲット指示情報に基づいて、等化ターゲットが前記第1TXであると決定するとともに、第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように構成された調整モジュール
を備える、装置。
[項目73]
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第1デバイスの第1データインタフェース上のTXが共に対応する等化パラメータ指示情報を決定するように構成された決定モジュール;及び
第2データインタフェース上のTXを介して、前記第1データインタフェース上のRXに第1ETSBを送信するように構成された送信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1データインタフェース上の前記TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように前記第1デバイスに指示する
を備える、装置。
[項目74]
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第2データインタフェース上のTXを介して送信された第1ETSBを受信するように構成された受信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;及び
第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整するように構成された調整モジュール
を備える、装置。
[項目75]
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第1データインタフェース上の第1TXの等化パラメータ指示情報を決定するように構成された決定モジュール;及び
第2データインタフェース上の第2TXを介して、前記第1データインタフェース上の対応するRXに第1ETSBを送信するように構成された送信モジュール、ここで、前記第1ETSBは前記等化パラメータ指示情報を保持し、前記等化パラメータ指示情報は、前記第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したときに、前記第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを、前記第1デバイスに指示する
を備える、装置。
[項目76]
データインタフェース等化調整装置であって、前記装置は:
第2データインタフェース上の第2TXを介して第2デバイスによって送信された第1ETSBを受信するように構成された受信モジュール、ここで、前記第1ETSBは、等化パラメータ指示情報を保持する;
第1TXの等化パラメータを、前記等化パラメータ指示情報によって指示された等化パラメータに調整すること、及び、前記第1TXが属するレーンが第1データ伝送条件を満たすと決定したとき、第1データインタフェース上のTXの等化パラメータを、前記第1TXの現在の等化パラメータに構成することを行うように構成された調整モジュール
を備える、装置。
[項目77]
デバイスであって、前記デバイスは、プロセッサ及びメモリを備え;
前記メモリは命令を記憶し、前記プロセッサは、前記命令を実行することで、項目1から70のいずれか一項に記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する、デバイス。
[項目78]
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶し、前記命令は、プロセッサによってロードされて実行されることで、項目1から70のいずれか一項に記載のデータインタフェース等化調整方法を実装する、コンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10B
【補正方法】変更
【補正の内容】
図10B
【国際調査報告】