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特表2024-521883コンピューティングデバイスの真の負荷切断リセット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-04
(54)【発明の名称】コンピューティングデバイスの真の負荷切断リセット
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/30 20060101AFI20240528BHJP
【FI】
G06F1/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574201
(86)(22)【出願日】2022-02-24
(85)【翻訳文提出日】2024-01-26
(86)【国際出願番号】 US2022070816
(87)【国際公開番号】W WO2022256755
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】63/195,373
(32)【優先日】2021-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コネル,ネイサン
(72)【発明者】
【氏名】オイカリネン,ユハ・ヨーナス
(72)【発明者】
【氏名】スリダラン,バドリ・ジャガン
【テーマコード(参考)】
5B011
【Fターム(参考)】
5B011DA06
5B011EA04
5B011JA02
5B011MB06
(57)【要約】
方法の一例は、モバイルコンピューティングデバイスのボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、電力管理集積回路(PMIC)をリセットすることと、モバイルコンピューティングデバイスのボタンが第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断することと、第1の時刻の後の第2の時刻に、電源をモバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルコンピューティングデバイスのボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、前記モバイルコンピューティングデバイスの電力管理集積回路(PMIC)をリセットすることと、
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ボタンが前記第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、前記モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断することと、
前記第1の時刻の後の第2の時刻に、前記電源を前記モバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することと、
を含む方法。
【請求項2】
前記電源を電気的に切断することは、
前記モバイルコンピューティングデバイスの内部バッテリを電気的に切断することと、
前記モバイルコンピューティングデバイスがユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルを介して外部電源に接続されるとの判定に応じて、前記USBの接続の信号ラインを電気的に切断することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記USBケーブルは、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間では前記モバイルコンピューティングデバイスに物理的に接続されたままである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記PMICが1つ以上の電力レギュレータを含み、前記PMICをリセットすることは、前記1つ以上の電力レギュレータを無効にすることなく前記1つ以上の電力レギュレータの出力調整レベルをデフォルトレベルに設定することを含み、前記方法は、
前記第1の時間よりも長く前記第2の時間よりも短い第3の時間よりも長く前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ボタンが押されたとの判定に応じて、前記1つ以上の電力レギュレータを無効にすることをさらに含む、請求項1~請求項3のいずれか1項または請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ボタンが前記第1の時刻以降も解放されなかったとの判定に応じて、前記モバイルコンピューティングデバイスから前記電源を再び切断するのを控えること、
をさらに含む、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の時間が35秒以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の時間が15秒以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記モバイルコンピューティングデバイスにおける障害の発生の検出に応じて、第3の時刻に、前記モバイルコンピューティングデバイスから前記電源を電気的に切断することと、
前記第3の時刻の後の第4の時刻に、前記電源を前記モバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することと、
をさらに含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
モバイルコンピューティングデバイスであって、
前記モバイルコンピューティングデバイスの構成要素に電力を供給するように構成される電力管理集積回路(PMIC)と、
ボタンと、
コントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記ボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、前記PMICをリセットし、
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ボタンが前記第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、前記モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断し、
前記第1の時刻の後の第2の時刻に、前記電源を前記モバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続する、
ように構成される、
モバイルコンピューティングデバイス。
【請求項10】
前記コントローラは、請求項2~8のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、請求項9に記載のモバイルコンピューティングデバイス。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本出願は、その全内容が参照により本願に組み入れられる、2021年6月1日に出願された米国仮特許出願第63/195,373号の利益を主張する。
【0002】
背景
最新のコンピューティングデバイスは、コンピューティングドメイン、物理センサ、非同期で動作する電力システムを伴って非常に複雑になっている。非同期コンピューティングおよびユーザ入力の予測不可能性が、予測が困難な使用シナリオをもたらす場合があり、デバイス障害(再起動、ロックアップなど)をもたらし得る。シナリオによっては、一部の障害を修復するためにコンピューティングデバイスをリセットすることが必要な場合がある。
【発明の概要】
【0003】
概要
この開示は、一般に、コンピューティングデバイスのリセットに関する。1つのリセット技術は、コンピューティングデバイスの電源(例えば、電力管理集積回路(PMIC))のパワーサイクル(例えば、電源をオフにしてから再度オンにする)を伴う場合がある。例えば、コンピューティングデバイスの物理的な電源ボタンが指定された時間よりも長く押されるのに応じて、コンピューティングデバイスのコントローラが電源のパワーサイクルを開始する場合がある。しかしながら、電源に障害が発生した場合、そのようなリセット技術は障害を修復するのに有効ではない場合がある。例えば、PMICに障害が発生すると、デバイスが完全に応答しなくなり、バッテリが完全に消耗してデバイスが充電ケーブルから抜かれるまでデバイスが使用できなくなる可能性があり、これには数時間から数日かかる場合がある。そのような遅延は望ましくない場合がある。
【0004】
この開示の1つ以上の技術によれば、コンピューティングデバイスは、真の負荷切断リセット技術を実行するように構成され得る。例えば、コンピューティングデバイスのコントローラは、コンピューティングデバイスから全ての電源を電気的に切断した後に、電気的に再接続し得る。一例として、コントローラは、コンピューティングデバイスのバッテリをコンピューティングデバイスのPMICに接続するスイッチを開くことができる。他の例として、コントローラは、ユニバーサルシリアルバス(USB)接続の信号ラインを接続するスイッチを開くことができ、USB接続を介してPMICが電力を受ける。したがって、真の負荷切断リセット技術は、バッテリが完全に放電するのを待たず、また、充電ケーブルを抜く必要もなく、PMICの障害を含む多数の障害を修復するのに有効であり得る。
【0005】
一例として、方法は、モバイルコンピューティングデバイスの物理ボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、モバイルコンピューティングデバイスのPMICをリセットすることと、モバイルコンピューティングデバイスの物理ボタンが第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断することと、第1の時刻の後の第2の時刻に、電源をモバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することとを含む。
【0006】
他の例として、モバイルコンピューティングデバイスは、モバイルコンピューティングデバイスの構成要素に電力を供給するように構成されるPMICと、物理ボタンと、コントローラとを備え、コントローラは、物理ボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、PMICをリセットし、モバイルコンピューティングデバイスの物理ボタンが第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断し、第1の時刻の後の第2の時刻に、電源をモバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続するように構成される。
【0007】
1つ以上の例の詳細は、添付図面および以下の説明に記載される。他の特徴、目的、および利点は、明細書本文および図面、並びに特許請求の範囲から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この開示の1つ以上の技術に係る、真の負荷切断を含むデバイスを示す概念図である。
図2】この開示の1つ以上の技術に係る、コンピューティングデバイスの様々なリセットを含む技術を示すフローチャートである。
図3】この開示の1つ以上の技術に係る、コンピューティングデバイスの真の負荷切断のための技術を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
図1は、この開示の1つ以上の技術に係る、真の負荷切断を含むデバイスを示す概念図である。図1に示されるように、デバイス100は、複数の電源102A~102N(包括的に「電源102」)、複数の切断モジュール104A~104N(包括的に「切断モジュール104」)、電力管理回路106、負荷108、物理ボタン110、コントローラ112を含むことができる。デバイス100の例としては、携帯電話、カメラデバイス、タブレットコンピュータ、スマートディスプレイ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲームシステム、メディアプレーヤ、電子書籍リーダー、テレビプラットフォーム、車両インフォテインメントシステムまたはヘッドユニット、またはウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、コンピュータ化された時計、VR/ARヘッドセットなどのヘッドマウントデバイス、コンピュータ化されたアイウェア、コンピュータ化された手袋)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0010】
各電源102は、電力管理回路104などのデバイス100の他の構成要素に電力を供給できる任意の構成要素であり得る。電源102の例としては、バッテリ、ソーラーパネル、物理的なコネクタ、無線充電受信コイルなどが挙げられるが、これらに限定されない。例えば、電源102Aは、デバイス100の内部バッテリであってもよく、電源102Bは、デバイス100を外部電源(例えば、USBtype-C接続などのユニバーサルシリアルバス(USB)接続)に接続する充電ケーブルであってもよい。
【0011】
各切断モジュール104は、電源102のうちの対応する電源を電気的に切断するように構成され得る。例えば、切断モジュール104Aは、電源102Aを電力管理回路106、…から電気的に切断するように構成されてもよく、切断モジュール104Nは、電力管理回路106から電源102Nを電気的に切断するように構成されてもよい。切断モジュール104は、電源とデバイス100の構成要素との間の電気的な切断を引き起こすことができる任意の構成要素であってもよい。例えば、切断モジュール104のうちの1つの切断モジュールは、開放時に電源102のうちの1つの電源と電力管理回路106との間の電流経路を除去する1つ以上のスイッチを含んでもよい。切断モジュール104の例としては、スイッチ(例えば、トランジスタ)、ヒューズ(例えば、リセット可能なヒューズ)などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0012】
電力管理回路106は、負荷108などのデバイス100の様々な構成要素に電力を供給するように構成され得る。幾つかの例では、電力管理回路106が電力管理集積回路(PMIC)であり得る。電力管理回路106は、負荷108に電力信号を供給する、電力レギュレータ114などの1つ以上の電源を含み得る。電力管理回路106は、多種多様な電源から電力を調達するように構成され得る。例えば、状況に応じて、電力管理回路106は、1つ以上の電源102から電力を調達することができる。一例として、他の電源が利用できない場合、電力管理回路106は、電源102のバッテリから電力を調達することができる。
【0013】
前述したように、電力管理回路106は、電力レギュレータ114を含むことができる。電力レギュレータ114の例としては、スイッチドモード電源(例えば、バック、ブースト、バックブースト、キュク、フライバック、低ドロップアウトなど)が挙げられるが、これらに限定されない。電力レギュレータ114によって出力される電力信号の電圧レベルは調整可能であり得る。例えば、入力電力レギュレータ114は、コントローラ112によって設定された電圧レベルなどの設定電圧レベルで負荷108にDC電力信号を出力することができる。幾つかの例において、電力レギュレータ114は、異なる電圧レベル(例えば、5ボルト、3.3ボルト、1.8ボルトなど)を有する電力信号を供給する複数の電源を含み得る。
【0014】
負荷108は、電力を消費するシステム100の様々な構成要素に相当し得る。負荷108の例としては、ディスプレイ、メモリデバイス、ストレージデバイス、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、モデム、デジタル信号プロセッサ(DSP)などが挙げられるが、これらに限定されない。
【0015】
コントローラ112は、デバイス100の様々な構成要素の動作を制御するように構成される回路を含み得る。コントローラ110の例としては、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)、システムオンチップ(SoC)、または他の同等の統合または個別論理回路、またはアナログ回路が挙げられるが、これらに限定されない。
【0016】
物理ボタン110は、ユーザ入力を受信するように構成されるデバイス100のボタンであってもよい。例えば、物理ボタン110は、デバイス100をオンまたはオフにするためのユーザ入力を受信するように構成される、いわゆる「電源ボタン」であってもよい。物理ボタン110を介して受信された入力は、コントローラ112などのデバイス100の様々な構成要素に供給され得る。例えば、コントローラ112は、物理ボタン110の状態(例えば、押された、または押されていない)を示す情報を受信し得る。
【0017】
様々な理由により、デバイス100内で障害が発生する場合がある。例えば、非同期コンピューティングおよびユーザ入力の予測不可能性が、予測が困難な使用シナリオをもたらす場合があり、デバイス100内に障害(再起動、ロックアップなど)をもたらし得る。シナリオによっては、一部の障害を修復するためにデバイス100をリセットすることが必要な場合がある。
【0018】
1つのリセット技術は、電源(例えば、電力管理回路106(例えば、電力レギュレータ114)の電力管理集積回路(PMIC))をパワーサイクルする(例えば、オフにしてからオンに戻す)ことを含み得る。例えば、物理ボタン110が指定された時間よりも長く押されることに応じて、コントローラ112は、電力管理回路106の電源のパワーサイクルを開始することができる。そのようなサイクルにより、多くの障害、特に負荷108の構成要素で発生する障害を修復することができる。
【0019】
しかしながら、電力管理回路106に障害が発生する場合、そのようなリセット技術は障害を修復するのに有効でない場合がある。例えば、電力管理回路106における障害により、デバイス100が完全に反応しなくなり、バッテリが完全に消耗してデバイス100が充電ケーブルから抜かれるまでデバイス100が使用できなくなる場合があり、これには数時間または数日かかる場合がある。
【0020】
この開示の1つ以上の技術に従って、デバイス100は、真の負荷切断リセット技術を実行するように構成され得る。真の負荷切断リセット技術を実行するために、コントローラ112は、デバイス100から全ての電源102を電気的に切断した後、電気的に再接続することができる(例えば、実際の物理的な切断を伴わずに)。例えば、コントローラ112は、切断モジュール104に電源102を電力管理回路106から電気的に切断させる信号を切断モジュール104に出力することができる。一例として、電源102Aがデバイス100の内部バッテリである場合、コントローラ112は、切断モジュール104Aに内部バッテリを電力管理回路106から電気的に切断させる(例えば、電力管理回路106がバッテリからの電力の受け取りを停止するように)。他の例として、電源102Bが外部電源からデバイス100に電気エネルギーを伝送するUSBケーブルである場合、コントローラ112は、切断モジュール104BにUSB接続の信号ラインを電気的に切断(例えば開放)させることができる(例えば、外部電源がデバイス100への電力の供給を停止するように)。したがって、この開示の真の負荷切断リセット技術は、電力管理回路106における障害を含む多数の障害を修復するのに有効であり、それにより、バッテリが完全に放電するのを待つことなく、また、充電ケーブルを抜く必要もなく、デバイス100を回復することができる。
【0021】
図2は、この開示の1つ以上の技術に係る、コンピューティングデバイスの様々なリセットを含む技術を示すフローチャートである。説明の目的で、図2の技術は、図1のデバイス100に関連して説明される。しかしながら、他のコンピューティングデバイスが図2の技術を実行することもできる。
【0022】
デバイス100は、物理ボタンが押されたかどうかを判定することができる(202)。例えば、コントローラ112は、物理ボタン110(例えば、電源ボタン)が押されたかどうかを判定することができる。物理ボタンが押されていないとの判定(202の「いいえ」分岐)に応じて、デバイス100は物理ボタンの押下を監視し続けることができる(202)。
【0023】
物理ボタンが押されたとの判定(202の「はい」分岐)に応じて、デバイス100はタイマーを始動することができる(204)。例えば、コントローラ112は、(例えば、カウントアップする)タイマーを始動してもよい。デバイス100は、物理ボタンの解放を監視し(206)、タイマーの値が第1の時間よりも大きいかどうかを判定することができる(208)。幾つかの例において、第1の時間が15秒以下(例えば、5秒、10秒、15秒)であってもよい。タイマーが第1の時間を超える前に物理ボタンが解放されるとの判定(206の「はい」分岐)に応じて、デバイス100は、リセットを実行することなく、物理ボタンの押下を監視し続けることができる(202)。タイマーが第1の時間を超える前に物理ボタンが解放されないとの判定(208の「はい」分岐)に応じて、デバイス100は第1のリセット技術を実行することができる(210)。
【0024】
第1のリセット技術を実行するために、デバイス100はウォームリセットを実行することができる。例えば、コントローラ112は、1つ以上の電力レギュレータを無効にすることなく、電力管理回路106の1つ以上の電力レギュレータ(例えば、電力レギュレータ114)の出力調整レベルをデフォルトレベルに設定することができる。例えば、電力レギュレータ114のデフォルト出力電圧レベルが1.4ボルトである場合、コントローラ112は、電力レギュレータ114に1.4ボルトの電圧レベルを伴う電力信号を出力させることができる。このように、電力管理回路106がPMICである場合、コントローラ112は、デバイス100の物理ボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、デバイス100のPMICをリセットするとみなし得る。
【0025】
デバイス100は、物理ボタンの解放を監視し続け(212)、タイマーの値が第1の時間よりも大きい第2の時間よりも大きいかどうかを判定することができる(214)。幾つかの例では、第2の時間が25秒以下(例えば、15秒、20秒、25秒)であってもよい。タイマーが第2の時間を超える前に物理ボタンが解放されるとの判定(212の「はい」分岐)に応じて、デバイス100は、追加のリセットを実行することなく、物理ボタンの押下を監視し続けることができる(202)。タイマーが第2の時間を超える前に物理ボタンが解放されないとの判定(214の「はい」分岐)に応じて、デバイス100は第2のリセット技術を実行することができる(216)。
【0026】
第2のリセット技術を実行するために、デバイス100はコールドリセットを実行することができる。例えば、コントローラ112は、電力管理回路106の1つ以上の電力レギュレータを無効にすることができる。例えば、コントローラ112は、電力レギュレータ114を非アクティブ化し、その後、再アクティブ化することができる。このように、電力管理回路106がPMICである場合、コントローラ112は、デバイス100の物理ボタンが第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、デバイス100のPMICをリセットするとみなし得る。
【0027】
デバイス100は、物理ボタンの解放を監視し続け(218)、タイマーの値が第2の時間よりも長い第3の時間よりも大きいかどうかを判定することができる(220)。幾つかの例では、第3の時間が35秒以下(例えば、25秒、30秒、33秒、35秒)であってもよい。タイマーが第3の時間を超える前に物理ボタンが解放されるとの判定(218の「はい」分岐)に応じて、デバイス100は、追加のリセットを実行することなく、物理ボタンの押下を監視し続けることができる(202)。タイマーが第3の時間を超える前に物理ボタンが解放されないとの判定(220の「はい」分岐)に応じて、デバイス100は第3のリセット技術を実行することができる(222)。
【0028】
この開示の1つ以上の技術によれば、第3のリセット技術を実行するために、デバイス100は真の負荷切断手順を実行することができる。例えば、デバイス100は、デバイス100から全ての電源を電気的に切断し、その後再接続することができる。真の負荷切断手順の一例のさらなる詳細は、図3に関連して以下で説明される。
【0029】
デバイス100は、物理ボタンの解放を監視し続けることができる(224)。物理ボタンが解放されるまで、デバイス100はリセットシーケンスの先頭に移動しない場合がある。したがって、電源を切断して以降も物理ボタンが解放されていないとの判定に応じて、デバイス100は、電源を再切断することを控えることができる。このように控えることにより、様々な利点が得られ得る。一例として、物理ボタンが解放されるまで電源の再切断を控えることにより、本開示の技術はローリングリセット(rolling resets)を禁止することができる。
【0030】
幾つかの例では、第1のリセット技術および/または第2のリセット技術の一方または両方が省略されてもよいことが理解される。例えば、第1または第2のリセット技術の一方または両方を実行せずに、モバイルコンピューティングデバイスの物理ボタンが第3の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、デバイス100は第3のリセット技術を実行することができる。
【0031】
図3は、この開示の1つ以上の技術に係る、コンピューティングデバイスの真の負荷切断のための技術を示すフローチャートである。説明の目的で、図3の技術は、図1のデバイス100に関連して説明される。しかしながら、他のコンピューティングデバイスが図3の技術を実行することもできる。図3の技術は、図2の第3のリセット(222)として実行されてもよい。
【0032】
一般に、真の負荷の切断により、デバイス100の電源とパワーシンクとの間の切断が生じる場合がある。全ての電源が切断された後(例えば、電気的に除去された後)、システムは正常に再起動される(例えば、デバイス100が再起動されたというユーザフィードバックを提供するため)
真の負荷切断を実行するとの判定に応じて、デバイス100は、全ての電源を電気的に切断することができる(302)。例えば、コントローラ112は、バッテリを電気的に切断し(例えば、内部でバッテリを電力シンクに接続する電界効果トランジスタ(FET)などのスイッチを開放し)、充電経路を無効にし(例えば、無線充電を無効にし)、システム電圧の自己放電(例えば、Vsys自己放電)を可能にし、USB接続の信号ラインを電気的に切断する(例えば、USBtype-C(登録商標)の接続のコンフィギュレーションチャネルライン(CC1,CC2)を電気的に切断する)ことなどを行なうことができる。
【0033】
デバイス100は、電源を電気的に再接続する(306)前に、ある期間待機することができる(304)。期間は2、4、6、8、10秒であってもよい。その期間が経過した後、デバイス100は電源を電気的に再接続することができる。例えば、コントローラ112は、バッテリを電気的に再接続し(例えば、バッテリを内部でパワーシンクに接続する電界効果トランジスタ(FET)などのスイッチを閉じる)、充電経路を有効にし(例えば、無線充電を再起動する)、システム電圧の自己放電(例えば、Vsys自己放電)を無効にし、USB接続の信号ラインを電気的に再接続する(コンフィギュレーションチャネル線の再接続によって外部電源がデバイス100との電力供給を再ネゴシエートすることができる)ことなどを行なうことができる。電源が電気的に再接続されると、デバイス100は再起動することができる。
【0034】
前述したように、真の負荷切断を実行するときに全ての電源を電気的に切断すると、1つ以上の利点が得られ得る。一例として、デバイス100のPMICで障害が発生する場合、ウォームリセットまたはコールドリセットを実行するだけでは、障害を修復するには不十分である場合がある。そのような場合、障害はデバイス100のバッテリを完全に放電することによってのみ修復される場合がある。デバイス100が1つ以上の外部電源から(例えば、USB接続を介して)電力を受ける場合、電力が受信され続けている限り、障害は決して修復され得ない。したがって、全ての電源を電気的に切断することにより、この開示の技術は、バッテリが放電するのを待つことなく、また、物理的に充電ケーブルを抜く必要もなく、多数の障害を修復することができる。
【0035】
ユーザが開始する(例えば、指定された時間よりも長くボタンを押すことによって)として説明したが、この開示の真の負荷切断技術はそのようなものに限定されない。一例として、デバイス100は、特定の障害の検出に応じて、真の負荷切断を自動的にトリガすることができる。例えば、デバイス100は、幾つかの構成要素に接続されたネットワークを形成する導体を含むことができる。コントローラ112は、このネットワークを監視し、このネットワークがローに引き下げられたとき(例えば、オープンドレイン信号)、真の負荷切断(例えば、図3の技術)の実行をトリガしてもよい。
【0036】
以下の番号付きの例は、この開示の1つ以上の態様を例示することができる。
例1.モバイルコンピューティングデバイスのボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、モバイルコンピューティングデバイスの電力管理集積回路(PMIC)をリセットすることと、モバイルコンピューティングデバイスのボタンが第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断することと、第1の時刻の後の第2の時刻に、電源をモバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することとを含む方法。
【0037】
例2.電源を電気的に切断することは、モバイルコンピューティングデバイスの内部バッテリを電気的に切断することと、モバイルコンピューティングデバイスがユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルを介して外部電源に接続されるとの判定に応じて、USBの接続の信号ラインを電気的に切断することとを含む、例1の方法。
【0038】
例3.USBケーブルは、第1の時刻と第2の時刻との間ではモバイルコンピューティングデバイスに物理的に接続されたままである、例2の方法。
【0039】
例4.PMICが1つ以上の電力レギュレータを含み、PMICをリセットすることは、1つ以上の電力レギュレータを無効にすることなく1つ以上の電力レギュレータの出力調整レベルをデフォルトレベルに設定することを含み、方法は、第1の時間よりも長く第2の時間よりも短い第3の時間よりも長くモバイルコンピューティングデバイスのボタンが押されたとの判定に応じて、1つ以上の電力レギュレータを無効にすることをさらに含む、例2の方法。
【0040】
例5.ボタンが第1の時刻以降も解放されなかったとの判定に応じて、モバイルコンピューティングデバイスから電源を再び切断するのを控えることをさらに含む、例1の方法。
【0041】
例6.第2の時間が35秒以上である、例1の方法。
例7.第1の時間が15秒以下である、例1の方法。
【0042】
例8.モバイルコンピューティングデバイスにおける障害の発生の検出に応じて、第3の時刻に、モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断することと、第3の時刻の後の第4の時刻に、電源をモバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することとをさらに含む、例1の方法。
【0043】
例9.モバイルコンピューティングデバイスの構成要素に電力を供給するように構成される電力管理集積回路(PMIC)と、ボタンと、コントローラとを備え、コントローラが、ボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、PMICをリセットし、モバイルコンピューティングデバイスのボタンが第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断し、第1の時刻の後の第2の時刻に、電源をモバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続するように構成される、モバイルコンピューティングデバイス。
【0044】
例10.電源を電気的に切断するために、コントローラは、モバイルコンピューティングデバイスの内部バッテリを電気的に切断し、モバイルコンピューティングデバイスがユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルを介して外部電源に接続されるとの判定に応じて、USB接続の信号ラインを電気的に切断するように構成される、例9のモバイルコンピューティングデバイス。
【0045】
例11.USBケーブルは、第1の時刻と第2の時刻との間ではモバイルコンピューティングデバイスに物理的に接続されたままである、例10のモバイルコンピューティングデバイス。
【0046】
例12.PMICが1つ以上の電力レギュレータを含み、PMICをリセットするために、コントローラは、1つ以上の電力レギュレータを無効にすることなく1つ以上の電力レギュレータの出力調整レベルをデフォルトレベルに設定するように構成され、コントローラは、第1の時間よりも長く第2の時間よりも短い第3の時間よりも長くモバイルコンピューティングデバイスのボタンが押されたとの判定に応じて、1つ以上の電力レギュレータを無効にするようにさらに構成される、例10のモバイルコンピューティングデバイス。
【0047】
例13.コントローラは、ボタンが第1の時刻から解放されなかったとの判定に応じて、モバイルコンピューティングデバイスから電源を再び切断することを控えるようにさらに構成される、例9のモバイルコンピューティングデバイス。
【0048】
例14.第2の時間が35秒以上である、例9のモバイルコンピューティングデバイス。
【0049】
例15.第1の時間が15秒以下である、例9のモバイルコンピューティングデバイス。
【0050】
本開示で説明される技術は、少なくとも部分的に、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。例えば、説明された技術の様々な態様は、1つ以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または任意の他の同等の集積論理回路または個別論理回路、およびそのような構成要素の任意の組み合わせを含む、1つ以上のプロセッサ内で実装され得る。「プロセッサ」または「処理回路」という用語は、一般に、前述の論理回路のいずれかを、単独で、または他の論理回路と組み合わせて、或いは他の任意の等価回路を指してもよい。ハードウェアを含む制御ユニットも、この開示の技術のうちの1つ以上を実行することができる。
【0051】
そのようなハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアは、この開示で説明される様々な技術をサポートするために、同じデバイス内または別個のデバイス内に実装され得る。さらに、記載されたユニット、モジュール、または構成要素のいずれも、個別ではあるが相互運用可能な論理デバイスとして一緒にまたは別々に実装することができる。モジュールまたはユニットとしての様々な機能の描写は、様々な機能面を強調することを目的としており、そのようなモジュールまたはユニットが別個のハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア構成要素によって実現されなければならないことを必ずしも意味するものではない。むしろ、1つ以上のモジュールまたはユニットに関連付けられた機能は、別個のハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア構成要素によって実行されてもよいし、共通または別個のハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア構成要素内に統合されてもよい。
【0052】
本開示で説明される技術は、命令でエンコードされたコンピュータ可読記憶媒体を含む製品内で具体化またはエンコードされてもよい。エンコードされたコンピュータ可読記憶媒体を含む製造品に埋め込まれまたはエンコードされた命令は、例えば、コンピュータ可読記憶媒体に含まれるかまたはエンコードされる命令が1つ以上のプロセッサによって実行される場合、1つ以上のプログラマブルプロセッサまたは他のプロセッサに、本明細書に記載される技術のうちの1つ以上を実装させることができる。コンピュータ可読記憶媒体としては、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、電子的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスク、コンパクトディスクROM(CD-ROM)、フロッピー(登録商標)ディスク、カセット、磁気媒体、光学媒体、またはその他のコンピュータ可読媒体を挙げることができる。幾つかの例において、製造品は、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
【0053】
幾つかの例では、コンピュータ可読記憶媒体が非一時的媒体を含み得る。「非一時的」という用語は、記憶媒体が搬送波または伝播信号で具体化されていないことを示し得る。特定の例では、非一時的な記憶媒体は、時間の経過とともに変化する可能性のあるデータを記憶することができる(例えば、RAMまたはキャッシュ内)。
【0054】
本開示では、様々な態様を説明してきた。これらおよび他の態様は、以下の特許請求の範囲内にある。
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2024-03-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルコンピューティングデバイスのボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、前記モバイルコンピューティングデバイスの電力管理集積回路(PMIC)をリセットすることと、
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ボタンが前記第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、前記モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断することと、
前記第1の時刻の後の第2の時刻に、前記電源を前記モバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することと、
を含む方法。
【請求項2】
前記電源を電気的に切断することは、
前記モバイルコンピューティングデバイスの内部バッテリを電気的に切断することと、
前記モバイルコンピューティングデバイスがユニバーサルシリアルバス(USB)ケーブルを介して外部電源に接続されるとの判定に応じて、前記USBの接続の信号ラインを電気的に切断することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記USBケーブルは、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間では前記モバイルコンピューティングデバイスに物理的に接続されたままである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記PMICが1つ以上の電力レギュレータを含み、前記PMICをリセットすることは、前記1つ以上の電力レギュレータを無効にすることなく前記1つ以上の電力レギュレータの出力調整レベルをデフォルトレベルに設定することを含み、前記方法は、
前記第1の時間よりも長く前記第2の時間よりも短い第3の時間よりも長く前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ボタンが押されたとの判定に応じて、前記1つ以上の電力レギュレータを無効にすることをさらに含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ボタンが前記第1の時刻以降も解放されなかったとの判定に応じて、前記モバイルコンピューティングデバイスから前記電源を再び切断するのを控えること、
をさらに含む、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の時間が35秒以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の時間が15秒以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記モバイルコンピューティングデバイスにおける障害の発生の検出に応じて、第3の時刻に、前記モバイルコンピューティングデバイスから前記電源を電気的に切断することと、
前記第3の時刻の後の第4の時刻に、前記電源を前記モバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続することと、
をさらに含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
モバイルコンピューティングデバイスであって、
前記モバイルコンピューティングデバイスの構成要素に電力を供給するように構成される電力管理集積回路(PMIC)と、
ボタンと、
コントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記ボタンが第1の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、前記PMICをリセットし、
前記モバイルコンピューティングデバイスの前記ボタンが前記第1の時間よりも長い第2の時間よりも長く押されたとの判定に応じて、第1の時刻に、前記モバイルコンピューティングデバイスから電源を電気的に切断し、
前記第1の時刻の後の第2の時刻に、前記電源を前記モバイルコンピューティングデバイスに電気的に再接続する、
ように構成される、
モバイルコンピューティングデバイス。
【請求項10】
前記モバイルコンピューティングデバイスの構成要素に電力を供給するように構成される電力管理集積回路(PMIC)と、
ボタンと、
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されるコントローラとを備える、コンピューティングデバイス。
【国際調査報告】