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特表2024-521933エアロゾル生成物品に空気を供給するための支持部を具備したエアロゾル生成装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-04
(54)【発明の名称】エアロゾル生成物品に空気を供給するための支持部を具備したエアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/40 20200101AFI20240528BHJP
   A24F 40/465 20200101ALI20240528BHJP
   A24F 40/46 20200101ALI20240528BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/465
A24F40/46
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023574698
(86)(22)【出願日】2022-11-10
(85)【翻訳文提出日】2023-12-04
(86)【国際出願番号】 KR2022017638
(87)【国際公開番号】W WO2023085801
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】10-2021-0155186
(32)【優先日】2021-11-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0049541
(32)【優先日】2022-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、トン スン
(72)【発明者】
【氏名】クォン、ヨン ポム
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨン ファン
(72)【発明者】
【氏名】イム、フン イル
(72)【発明者】
【氏名】チャン、ソク ス
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC02
4B162AC12
4B162AC22
4B162AC41
4B162AD06
4B162AD15
4B162AD16
4B162AD32
4B162AD41
(57)【要約】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品を収容するための内部空間を含むハウジング、エアロゾル生成物品の外部に配され、内部空間に収容されるエアロゾル生成物品を加熱するためのヒータ、及びハウジングの内部空間に配され、エアロゾル生成物品を支持し、内部空間に流入された空気をエアロゾル生成物品の一側端部にガイドする1以上の支持部を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成物品を収容するための内部空間を含むハウジングと、
前記内部空間に収容された前記エアロゾル生成物品を加熱するように、前記エアロゾル生成物品の外部に配されるヒータと、
前記内部空間に配され、前記エアロゾル生成物品を支持し、前記内部空間に流入された空気を前記エアロゾル生成物品の一側端部にガイドする1以上の支持部と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記支持部は、前記エアロゾル生成物品の前記一側端部の少なくとも一部に接触する端部支持部を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記支持部は、前記エアロゾル生成物品の側面の少なくとも一部を支持するための外側支持部をさらに含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記支持部は、前記ヒータの一端を支持するためのヒータ支持部をさらに含む、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記支持部は、前記エアロゾル生成物品の前記一側端部に接触する端部支持部と、前記ヒータの一端を支持するためのヒータ支持部と、を含み、
前記端部支持部の高さと、前記ヒータ支持部の高さとが互いに異なる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記1以上の支持部は、前記内部空間の周り方向に沿って配され、隣接した前記支持部間の空気供給通路を介し、前記エアロゾル生成物品の前記一側端部に空気が供給される、 請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記エアロゾル生成物品を前記内部空間に挿入するための挿入部をさらに含み、前記挿入部は、前記内部空間に収容された前記エアロゾル生成物品を支持する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記挿入部は、外部空気を前記内部空間に流入させるための流入ホールを含む、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記空気供給通路と前記流入孔は、前記内部空間の長手方向に沿って対向する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記1以上の支持部は、前記ハウジングの底面または内壁に分離自在に結合される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記底面と前記ハウジングとのうちいずれか一つは、突起を含み、前記底面と前記ハウジングとの他の一つは、前記突起に結合する溝を含む、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記ヒータは、前記ハウジングの内壁から離隔される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記ヒータは、一端が外側に曲折されたフランジを含み、前記支持部は、前記内壁から離隔されて配され、前記フランジを支持するためのヒータ支持部を含む、請求項12に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記ハウジングは、前記エアロゾル生成物品の前記一側端部が位置し、前記エアロゾル生成物品に供給するための空気を収容するチャンバを含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記ハウジングの外部に配され、誘導磁場を生成するための誘導コイルをさらに含み、
前記ヒータは、前記誘導された磁場によって熱を発生するサセプタである、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置に係り、さらに詳細には、エアロゾル生成物品に空気を供給するための支持部を含むエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法を求める需要が増大している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成する方法ではなく、エアロゾル生成装置を利用し、シガレットまたはエアロゾル生成物質を加熱することにより、エアロゾルを生成するシステムを求める需要が増大している。それにより、加熱式エアロゾル生成装置に対する研究が活発に進められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
エアロゾル生成装置においてエアロゾルを発生させるためには、エアロゾル生成物品(例:シガレット)に空気が円滑に供給されなければならない。
【0004】
エアロゾル生成物品は、端部を介して空気が流入されるとき、該エアロゾル生成物品の周辺構造により、該エアロゾル生成物品に空気が流入される流れ及び量が異なりうる。この流入される空気の流れと量とにより、エアロゾル生成装置の霧化及び喫味に関連する性能が決定されうる。
【0005】
本開示の多様な実施形態は、エアロゾル生成物品に流入される空気の流れを豊富にし、霧化量及び喫味を向上させるものである。
【0006】
本開示の実施形態を介して解決しようとする課題は、説明した課題に制限されるものではなく、言及されていない課題は、本明細書及び添付図面から、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品を収容するための内部空間を含むハウジング、該内部空間に収容されたエアロゾル生成物品を加熱するように、エアロゾル生成物品の外部に配されるヒータ、及びハウジングの内部空間に配され、該エアロゾル生成物品を支持し、該内部空間に流入された空気を、該エアロゾル生成物品の一側端部にガイドする1以上の支持部を含むものでもある。
【発明の効果】
【0008】
本開示の多様な実施形態によるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品への豊富な空気の流入を介し、霧化量及び喫味に係わる性能を向上させることができる。
【0009】
本実施形態による効果は、前述のところに制限されるものではなく、言及されていない効果は、本明細書及び添付図面から、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】一実施形態によるエアロゾル生成装置の斜視図である。
図2図1に図示された実施形態に係わるエアロゾル生成装置の断面図である。
図3】一実施形態によるエアロゾル生成装置の分解斜視図である。
図4図3に図示されたエアロゾル生成装置の断面図である。
図5図3に図示されたエアロゾル生成装置の一部分の拡大図である。
図6図3に図示されたエアロゾル生成装置の一部分の拡大図に、空気の流れを図示した図である。
図7図3に図示されたエアロゾル生成装置の一部分の拡大図に、空気の流れ、及びエアロゾル生成装置が底面から離隔された高さを図示した図である。
図8図3に図示されたエアロゾル生成装置の一部分を切開して図示した切開斜視図である。
図9図3に図示されたエアロゾル生成装置の支持部の構造を図示した図である。
図10】他の実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本実施形態で使用される用語は、本発明における機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当該分野に従事する技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによって異なりうる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
【0012】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むものでもあるということを意味する。また、明細書に記載された「~部」、「~モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェとアの結合によっても具現される。
【0013】
本明細書で使用されているように、「少なくともいずれか1つの」というような表現が、配列された構成要素の前にあるとき、配列されたそれぞれの構成ではなく、全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b及びcのうち少なくともいずれか一つ」という表現は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、またはa、b及びcを含むと解釈されなければならない。
【0014】
一実施形態において、エアロゾル生成装置は、内部空間に収容されるシガレットを電気的に加熱し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0015】
エアロゾル生成装置は、ヒータを含むものでもある。一実施形態において、該ヒータは、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、該ヒータは、導電性トラック(track)を含むものでもあり、該導電性トラックに電流が流れれば、ヒータが加熱されうる。
【0016】
ヒータは、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含むものでもあり、該加熱要素の形態により、シガレットの内部または外部を加熱することができる。
【0017】
シガレットは、タバコロッド及びフィルタロッドを含むものでもある。該タバコロッドは、シート(sheet)によっても作製され、ストランド(strand)によっても作製され、タバコシートが細かく刻まれた刻みタバコによっても作製される。また、該タバコロッドは、熱伝導物質によっても取り囲まれる。例えば、該熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに制限されるものではない。
【0018】
フィルタロッドは、酢酸セルロースフィルタでもある。該フィルタロッドは、少なくとも1以上のセグメントによって構成されうる。例えば、該フィルタロッドは、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含むものでもある。
【0019】
他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジを利用し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0020】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ、及び該カートリッジを支持する本体を含むものでもある。該カートリッジは、本体と着脱自在に結合されうるが、それに制限されるものではない。該カートリッジは、本体と一体に形成されるか、あるいは組み込まれ、ユーザによって脱着されないように固定されうる。該カートリッジは、内部にエアロゾル生成物質を収容した状態で本体に装着されうる。ただし、それに制限されるものではなく、該カートリッジが本体に結合された状態で、該カートリッジ内部にエアロゾル生成物質が注入されもする。
【0021】
カートリッジは、液体状態、固体状態、気体状態、ゲル(gel)状態のような多様な状態のうちいずれか1つの状態を有するエアロゾル生成物質を保有することができる。該エアロゾル生成物質は、液状組成物を含むものでもある。例えば、該液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
【0022】
カートリッジは、本体から伝達される電気信号または無線信号などによって作動することにより、該カートリッジ内部のエアロゾル生成物質の相(phase)を気相に変換し、エアロゾルを発生させる機能を遂行することができる。該エアロゾルは、エアロゾル生成物質から生じた蒸気化された粒子、及び空気が混合された状態の気体を意味しうる。
【0023】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、液状組成物を加熱し、エアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルは、シガレットを通過し、ユーザに伝達されうる。すなわち、該液状組成物から生成されたエアロゾルは、該エアロゾル生成装置の気流通路に沿って移動することができ、該気流通路は、エアロゾルがシガレットを通過し、ユーザに伝達されるように構成されうる。
【0024】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、超音波振動方式を利用し、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成する装置でもある。そのとき、該超音波振動方式は、振動子によって発生される超音波振動により、エアロゾル生成物質を霧化させることにより、エアロゾルを発生させる方式を意味しうる。
【0025】
エアロゾル生成装置は、振動子を含むものでもあり、該振動子を介し、短周期の振動を発生させ、エアロゾル生成物質を霧化させることができる。該振動子から発生される振動は、超音波振動でもあり、該超音波振動の周波数帯域は、約100kHzないし約3.5MHz周波数帯域でもあるが、それに制限されるものではない。
【0026】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を吸収する芯(wick)をさらに含むものでもある。例えば、該芯は、振動子の少なくとも一領域を取り囲むように配されるか、あるいは振動子の少なくとも一領域と接触するように配されうる。
【0027】
振動子に電圧(例:交流電圧)が印加されることにより、該振動子から、熱及び/または超音波振動が生じ、該振動子から生じた熱及び/または超音波振動は、芯に吸収されたエアロゾル生成物質に伝達されうる。該芯に吸収されたエアロゾル生成物質は、振動子から伝達される熱及び/または超音波振動により、気相に変換され、その結果、エアロゾルが生成されうる。
【0028】
例えば、振動子から生じた熱により、芯に吸収されたエアロゾル生成物質の粘度が低くもなり、該振動子から生じた超音波振動によって粘度が低くなったエアロゾル生成物質が微細粒子化されることにより、エアロゾルが生成されうるが、それに制限されるものではない。
【0029】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、誘導加熱(induction heating)方式により、エアロゾル生成装置に収容されるエアロゾル生成物品を加熱することにより、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0030】
エアロゾル生成装置は、サセプタ(susceptor)及びコイルを含むものでもある。一実施形態において、該コイルは、該サセプタに磁場を印加することができる。該エアロゾル生成装置からコイルに電力が供給されることにより、コイルの内部には、磁場が形成されうる。一実施形態において、該サセプタは、外部磁場によって発熱する磁性体でもある。該サセプタがコイルの内部に位置し、磁場が印加されて発熱することにより、エアロゾル生成物品が加熱されうる。また、選択的に、該サセプタは、エアロゾル生成物品内に位置することができる。
【0031】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、クレードル(cradle)をさらに含むものでもある。
【0032】
エアロゾル生成装置は、別途のクレードルと共にシステムを構成することができる。例えば、該クレードルは、該エアロゾル生成装置のバッテリを充電することができる。または、該クレードルと該エアロゾル生成装置とが結合された状態で、ヒータが加熱されうる。
【0033】
以下においては、添付図面を参照し、本開示の実施形態について、当該技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施することができるように、詳細に説明する。本開示は、前述の多様な実施形態のエアロゾル生成装置において、具現可能な形態に実施されるか、あるいはさまざまに異なる形態に具現されて実施されうるが、ここで説明される実施形態に制限されるものではない。
【0034】
以下においては、図面を参照し、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0035】
図1は、一実施形態によるエアロゾル生成装置102の斜視図である。
【0036】
図1を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置102は、エアロゾル生成物品100が挿入されうるハウジング400を含むものでもある。
【0037】
ハウジング400は、エアロゾル生成装置102の全体的な外観を形成することができ、ハウジング400の内部空間には、エアロゾル生成装置102の構成要素が配されうる。例えば、ハウジング400の内部空間には、ヒータ及びバッテリが配されうるが、内部空間に配される構成要素は、それらに限定されるものではない。
【0038】
図1には、ハウジング400によって形成されるエアロゾル生成装置102の全体的な外観形状が断面が、半円である柱状に形成される構造だけが図示されているが、エアロゾル生成装置102の形状は、それに限定されるものではない。例えば、エアロゾル生成装置102は、全体的に、円柱状に形成されるか、あるいは多角形柱(例:三角形柱または四角形柱)の形状にも形成される。
【0039】
ハウジング400は、エアロゾル生成物品100の少なくとも一部を収容するための収容空間300hを含むものでもある。エアロゾル生成物品100は、収容空間300hを介し、ハウジング400の内部に挿入(または、収容)され、ハウジング400の内部に挿入されたエアロゾル生成物品100は、ハウジング400内部のヒータによって加熱されうる。
【0040】
エアロゾル生成物品100が加熱されることにより、エアロゾル生成物品100からエアロゾルが生成されうる。ユーザは、エアロゾル生成物品100から排出されるエアロゾルを吸入することができる。
【0041】
エアロゾル生成装置102は、視覚的情報が表示されるディスプレイDをさらに含むものでもある。ディスプレイDは、ディスプレイDの少なくとも一部領域が、ハウジング400の外側に露出されるように配されうる。エアロゾル生成装置102は、ディスプレイDを介し、ユーザに多様な視覚的な情報を提供することができる。
【0042】
例えば、エアロゾル生成装置102は、ディスプレイDを介し、ユーザのパフ動作の発生いかんに係わる情報、または挿入されたエアロゾル生成物品100の残ったパフ回数に係わる情報を提供することができるが、ディスプレイDを介して提供される情報は、多様に変形されうる。
【0043】
また、エアロゾル生成装置102は、ディスプレイDに対するユーザ入力に基づき、エアロゾル生成装置102の動作を制御することができる。例えば、エアロゾル生成装置102は、ディスプレイDに対するユーザの入力(例:タッチ入力)に基づき、ヒータの動作いかん、またはヒータの温度プロファイルを制御することができるが、エアロゾル生成装置102の制御動作は、それに限定されるものではない。
【0044】
図2は、図1に図示された実施形態に係わるエアロゾル生成装置102の断面図である。
【0045】
図2を参照すれば、エアロゾル生成装置102は、エアロゾル生成物品100を収容することができるハウジング400、及びハウジング400の内部に配され、エアロゾル生成装置102を支持する支持部200を含むものでもある。
【0046】
ハウジング400の内部空間402には、エアロゾル生成装置102の多様な構成要素が配されうる。例えば、ハウジング400の内部空間402には、ヒータ、挿入部及び支持部200が配されうるが、ハウジング400の内部空間402に配される構成要素は、それらに限定されるものではない。
【0047】
ハウジング400は、エアロゾル生成物品100の少なくとも一部を収容するための挿入部を含むものでもある。ハウジング400の内部空間402には、収容されたエアロゾル生成物品100を加熱するためのヒータが、エアロゾル生成物品100の外部に配されうる。
【0048】
支持部200は、ハウジング400の内部空間402に配されうる。
【0049】
支持部200は、エアロゾル生成物品100と、ヒータ101(図3)とのうち少なくとも一つを支持することができる。支持部200は、端部支持部203、外側支持部202及びヒータ支持部201の少なくとも一つを含むものでもある。
【0050】
端部支持部203は、エアロゾル生成物品100の一側端部の一面の少なくとも一部分を支持することができる。外側支持部202は、エアロゾル生成物品100の外側面の少なくとも一部分を支持することができる。ヒータ支持部201は、ヒータ101の少なくとも一部を支持することができる。
【0051】
支持部200は、ハウジング400の底面401から、内部空間402に向けて突出される形状を有することができる。例えば、支持部200の突出される形状は、ヒータ支持部201と端部支持部203とによって形成され、ヒータ支持部201と端部支持部203は、ハウジング400の内部空間の長手方向に沿って延長されうる。
【0052】
ヒータ支持部201及び端部支持部203が形成する層は、1以上の層を含むものでもある。図2において、ヒータ支持部201及び端部支持部203は、2層を形成することができる。例えば、2層の高さは、同一でもある。ただし、それに限定されるものではなく、他の例を挙げれば、2層の高さは、互いに異なりもする。ヒータ支持部201及び端部支持部203を連結する支持部200の内壁が外側支持部202にもなる。
【0053】
一実施形態によれば、ハウジング400は、エアロゾル生成物品100の少なくとも一部を収容するための内部空間402を含むものでもある。エアロゾル生成物品100は、内部空間402を介し、ハウジング400の内部に挿入(または、収容)されもする。ハウジング400の内部に挿入されたエアロゾル生成物品100は、ハウジング400内部のヒータ101によって加熱されうる。
【0054】
エアロゾル生成物品100が加熱されることにより、ハウジング400の内部で生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成物品100を介し、エアロゾル生成装置102の外部に排出され、ユーザは、排出されるエアロゾルを吸入することができる。
【0055】
図3は、一実施形態によるエアロゾル生成装置102の分解斜視図である。
【0056】
図3を参照すれば、一実施形態によるエアロゾル生成装置102は、ハウジング400、挿入部300、支持部200及びヒータ101を含むものでもある。エアロゾル生成装置102の構成要素のうち少なくとも一つは、図2に図示されたエアロゾル生成装置102の構成要素のうち少なくとも一つと同一でもあるか、あるいは類似しており、以下において、重複説明は、省略される。
【0057】
一実施形態は、図3に図示された挿入部300の形状によって制限されるものではない。挿入部300は、エアロゾル生成物品100を、ハウジング400の内部空間402に収容または挿入することができるさまざまな形状を有しうる。
【0058】
挿入部300は、ハウジング400の内部空間402に収容または挿入されたエアロゾル生成物品100の少なくとも一部領域を支持するための適切な形状を有しうる。また、挿入部300は、ハウジング400の内部空間402に、エアロゾル生成物品100を収容するための空きスペースを含むものでもある。
【0059】
挿入部300は、外部の空気をハウジング400の内部空間402に取り入れ、空気をエアロゾル生成物品100に流入させる。挿入部300は、外部の空気をハウジング400の内部空間402に取り入れる孔を含むものでもある。
【0060】
図3を参照すれば、エアロゾル生成装置102は、上部フレーム410及び流入フレーム420をさらに含むものでもある。
【0061】
上部フレーム410は、挿入部300及びハウジング400と結合されうる。流入フレーム420は、上部フレーム410に結合されうる。
【0062】
流入フレーム420は、外部の空気をハウジング400の内部空間402に取り入れる1以上の孔を含むものでもある。流入フレーム420の孔は、挿入部300の孔と互いに対応するように配されうる。
【0063】
図3を参照すれば、ヒータ101は、エアロゾル生成物品100を取り囲む形態でもあるが、ヒータ101の形態は、それに限定されるものではない。ヒータ101は、エアロゾル生成物品100を外部から加熱することができるさまざまな形態でもある。
【0064】
ヒータ101は、一端及び/または両端から外側に向けて曲折されたフランジ103を含むものでもある。支持部200のヒータ支持部201が、ヒータ101のフランジ103を支持することにより、ヒータ101は、ハウジング400の底面401から、ハウジング400の内部空間402に向けて離隔されうる。
【0065】
例えば、支持部200は、ハウジング400の底面401または内壁403の一部に形成されうる。他の例を挙げれば、図3に図示されているように、支持部200は、ハウジング400から分離されうる。
【0066】
例えば、支持部200及びハウジング400の底面401がそれぞれ突起及び溝を有しており、それぞれの突起及び溝は、互いに結合されうる。支持部200と、ハウジング400の底面401は、突起及び溝に限定されずに結合されうるさまざまな形状に変形されうる。
【0067】
図4は、図3に図示されたエアロゾル生成装置102の断面図である。
【0068】
空気の流れ500は、ハウジング400の挿入部300及び支持部200の配置によって多様でもある。
【0069】
例えば、図4を参照すれば、空気の流れ500は、挿入部300の流入孔301を介し、ハウジング400の内部空間402に入り込む外部空気によって形成されうる。空気の流れ500は、エアロゾル生成物品100の長手方向(例:エアロゾル生成物品の一側端部から他側端部に向かう方向)に沿って形成されうる。空気の流れ500は、エアロゾル生成物品100の端部(例:他側端部)を介し、エアロゾル生成物品100に流れることができる。
【0070】
ハウジング400は、挿入部300をさらに含むものでもあり、挿入部300は、流入孔301をさらに含むものでもある。
【0071】
流入孔301は、外部の空気をハウジング400の内部空間402に取り入れることができる。流入孔301は、丸い形態のホール(hole)でもある。流入孔301の形態は、それに限定されるものではなく、外部の空気をハウジング400の内部空間402に取り入れる多様な形態でもある。
【0072】
1以上の流入孔301が挿入部300に含まれうる。複数個の流入孔301は、挿入部300の周り方向に沿い、挿入部300に配されうる。外部の空気は、挿入部300の流入孔301を介し、ハウジング400の内部空間402に流入されうる。
【0073】
空気の流れ500の量は、ハウジング400の底面内部空間404が形成されることによって豊富にもなる。豊富になった空気の流れ500は、エアロゾル生成装置102の霧化量または喫味と係わる性能を向上させることができる。
【0074】
例えば、図4を参照すれば、底面内部空間404は、エアロゾル生成物品100の一側端部が、ハウジング400の底面401から離隔されたほど形成されうる。エアロゾル生成物品100の一側端部は、支持部200の端部支持部203により、ハウジング400の底面401から離隔されうる。
【0075】
エアロゾル生成物品100が、ハウジング400の底面401から十分に離隔されることにより、豊富になった空気の流れ500がエアロゾル生成物品100に入ることができる。豊富になった空気の流れ500は、エアロゾル生成装置102の霧化量及び喫味を向上させることができる。
【0076】
空気の流れ500は、支持部200の形状によって多様でもある。
【0077】
支持部200は、ハウジング400の底面401から内部空間402に向けて突出される形状、またはハウジング400の内壁403から内部空間402に向けて突出される形状を有しうる。
【0078】
支持部200が、ハウジング400の内壁403の中間において突出しないことにより、流入ホール301と、ハウジング400の底面401との間の空気の流れ500は、一定の方向性を有しうる。
【0079】
空気の流れ500が一定の方向性を有することにより、エアロゾル生成装置102の内部空間402における空気の流れ500の蛇行(twist)が少なくなるようにすることができる。空気の流れ500の蛇行が少なくなることにより、豊富になった空気の流れ500が、エアロゾル生成物品100の一側端部に入ることができる。
【0080】
豊富になった空気の流れ500は、エアロゾル生成装置102の霧化量及び喫味と係わる性能を向上させることができる。
【0081】
図5は、図3に図示されたエアロゾル生成装置102の一部分の拡大図である。
【0082】
図5は、一実施形態であるエアロゾル生成装置102の挿入部300及び流入孔301を図示している。
【0083】
エアロゾル生成装置102は、挿入部300を含むものでもある。挿入部300は、1以上の流入孔301を含むものでもある。
【0084】
流入孔301は、外部の空気がエアロゾル生成装置102の内部空間402に入り込む空気流入口である。流入孔301は、挿入部300の周り方向に沿って配されうる。
【0085】
一実施形態により、図5を参照すれば、挿入部300は、1以上の台形状を含むものでもある。
【0086】
図5を参照すれば、挿入部300は、4個の陽刻の台形、及び4個の陰刻の台形を含む形状に形成されうる。陽刻の台形と、陰刻の台形は、1個ずつ交互に、挿入部300の周り方向に配されうる。
【0087】
上部から挿入部300に向けて見るとき、陽刻の台形は、上辺の長さより、下辺の長さの方がさらに短く、陰刻の台形状は、上辺の長さより下、辺の長さの方がさらに長いのである。
【0088】
陰刻の台形状は、下辺に流入孔301を含むものでもある。
【0089】
流入孔301の位置及び大きさが、ハウジング400の内部空間402に流入される空気の流れ500の位置及び量を決定しうる。空気の流れ500は、4個の流入孔301を介し、ハウジング400の内部空間402に入ることができる。
【0090】
図6を参照すれば、上部から挿入部300に向けて見るとき、空気の流れ500は、十字形態を有しうる。
【0091】
図6は、図3に図示されたエアロゾル生成装置の一部分の拡大図に、空気の流れを図示したものである。
【0092】
一実施形態により、図6を参照すれば、支持部200は、複数個でもある。
【0093】
複数個の支持部200は、ハウジング400の底面401から、ハウジング400の周り方向に沿って配されうる。複数個の支持部200間に、空きスペースが形成されうる。
【0094】
空気の流れ500は、ハウジング400の内部空間402において、複数個の支持部200間に形成された空きスペースを通り、エアロゾル生成物品100に入ることができる。複数個の支持部200間に形成された空きスペースが、空気の流れ500の方向と量とを決定しうる。
【0095】
例えば、図6を参照すれば、4個の支持部200が、ハウジング400の底面401から、ハウジング400の周り方向に沿って配されうる。一定間隔に4個の支持部200が配されることにより、一定間隔で隣接した支持部200間に、空きスペースが形成されうる。
【0096】
空気の流れ500は、一定間隔に形成された4個の支持部200間の空きスペースを通り、エアロゾル生成物品100に入ることができる。空気の流れ500は、上部から、ハウジング400の底面401に向けて見るとき、十字形態を有しうる。
【0097】
挿入部300における空気の流れ500と、支持部200における空気の流れ500とが十字形態を有しうるが、それに限定されるものではない。
【0098】
図7は、図3に図示されたエアロゾル生成装置の一部分の拡大図に、空気の流れ、及びエアロゾル生成装置が底面から離隔された高さを図示したものである。
【0099】
空気供給通路501は、ハウジング400の底面401から、エアロゾル生成物品100に入り込む気流通路でもある。
【0100】
空気の流れ500は、ハウジング400の内部空間402において、エアロゾル生成物品100の外側に沿い、ハウジング400の底面401に入り込み、空気供給通路501を介し、エアロゾル生成物品100に移動することができる。
【0101】
例えば、エアロゾル生成装置102は、図5の挿入部300、及び図6の支持部200を含むものでもある。
【0102】
挿入部300に、4個の陽刻の台形、及び4個の陰刻の台形が1個ずつ交互に挿入部300の周り方向に配されうる。挿入部300が、4個の流入孔301を含むものでもある。
【0103】
4個の支持部200が、ハウジング400の底面401において、一定間隔にハウジング400の周り方向に沿って配されうる。隣接した支持部200間に、4個の空きスペースが形成されることにより、4個の空気供給通路501が形成されうる。
【0104】
上部から、挿入部300に向けて見るとき、流入孔301及び空気供給通路501の位置が互いに対応するように、挿入部300及び支持部200が配されうる。すなわち、流入孔301は、空気供給通路501と内部空間402との長手方向に沿って対応するように配されうる。流入孔301及び空気供給通路501の位置が互いに対応することにより、ハウジング400の内部空間402において、空気の流れ500の蛇行が少なくなりうる。
【0105】
上部から、ハウジング400の底面401に向けて見るとき、挿入部300における空気の流れ500、及び支持部200における空気の流れ500は、同じ形態を有しうる。一実施形態によれば、空気の流れ500は、いずれも十字形態を有しうるが、それに限定されるものではない。
【0106】
挿入部300と支持部200とにおける空気の流れ500が同じ形態を有することにより、ハウジング400の内部空間402において、空気の流れ500の蛇行が少なくなりうる。
【0107】
エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の底面401、及びハウジング400の内壁403から、ハウジング400の内部空間402に向けて突出される支持部200を含むものでもある。
【0108】
エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の底面401と、ハウジング400の内壁403とにおいて、共にハウジング400の内部空間402に向けて突出される支持部200を含むものでもある。エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の内壁403においてのみ、ハウジング400の内部空間402に向けて突出される支持部200をさらに含むものでもある。
【0109】
他の実施形態により、エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の底面401と共に突出される場合にのみ、ハウジング400の内壁403から、ハウジング400の内部空間402に向けて突出される支持部200を含むものでもある。
【0110】
支持部200は、ハウジング400の内壁403の中間において突出せず、流入ホール301と、ハウジング400の底面401との間の空気の流れ500が一定の方向性を有しうる。
【0111】
空気の流れ500が一定の方向性を有することにより、ハウジング400の内部空間402において、空気の流れ500の蛇行が少なくなりうる。
【0112】
エアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量が、エアロゾル生成装置102の霧化量または喫味と係わる性能を決定しうる。エアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量が豊富であるならば、エアロゾル生成装置102の霧化量が多くなるか、あるいは喫味が良好にもなる。
【0113】
空気の流れ500の蛇行が少なくなれば、エアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量が豊富にもなる。
【0114】
挿入部300の流入孔301、及び空気供給通路501の位置が互いに対応するか、挿入部300における空気の流れ500と、支持部200における空気の流れ500とが同じ形態を有するか、あるいはエアロゾル生成物品100の外側に沿って流れる空気の流れ500が、一定の方向性を有することにより、ハウジング400の内部空間402において、空気の流れ500の蛇行がさらに少なくなりうる。
【0115】
エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の内部構成要素として、チャンバ405を含むものでもある。
【0116】
チャンバ405は、ハウジング400の底面401から、支持部200の空気供給通路501に入り込み、エアロゾル生成物品100の一側端部に入り込む空気の流れ500を収容することができる。
【0117】
チャンバ405の形態は、複数個の支持部200の形態と配置とによって異なりうる。支持部200が配されていないハウジング400の底面401の一部が陥没されることにより、チャンバ405の体積は、増大されうる。
【0118】
チャンバ405の形態及び体積が、ハウジング400に挿入または収容されたエアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量に影響を及ぼしうる。チャンバ405が、ハウジング400の底面401において、空気の流れ500を収容することにより、エアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量が豊富にもなる。
【0119】
エアロゾル生成物品100と、ハウジング400の底面401との離隔された程度が、チャンバ405が収容することができる空気の流れ500の量を決定しうる。チャンバ405が収容することができる空気の流れ500の量が、エアロゾル生成装置102の霧化量及び喫味と係わる性能を決定しうる。
【0120】
ハウジング400の底面401の陥没された領域は、ハウジング400の底面401の一部領域が、ハウジング400の内部空間402に露出される側面を形成することができる。
【0121】
図7を参照すれば、高さaは、ハウジング400の底面401の陥没された領域が、ハウジング400の内部空間402に露出される側面の高さである。高さaは、ハウジング400の底面401の陥没された領域から、ハウジング400の底面401と、支持部200とが当接するハウジング400の底面401までの垂直距離である。
【0122】
図7を参照すれば、高さbは、ハウジング400の底面401と支持部200とが当接するハウジング400の底面401から、支持部200の端部支持部203までの垂直距離である。
【0123】
エアロゾル生成物品100は、支持部200の端部支持部203により、ハウジング400の底面401から離隔されうる。図7に図示されているように、ハウジング400の底面401が陥没された領域を含のであるならば、エアロゾル生成物品100は、高さaと高さbとの和ほどハウジング400の底面401から離隔されうる。
【0124】
高さaと高さbとの和がエアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量を決定しうる。
【0125】
高さaと高さbとの和が、0.1mm以上4mm以下であるとき、エアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量が、エアロゾル生成装置102の霧化量及び喫味と係わる性能を良好にすることができる。
【0126】
望ましくは、高さaと高さbとの和が、約2mmであるとき、エアロゾル生成物品100に入り込む空気の流れ500の量が、エアロゾル生成装置102の霧化量及び喫味に関連する性能が向上されうる。
【0127】
他の実施形態により、エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の底面401と支持部200とが一体型であるハウジング400を含むものでもある。そのような場合、高さbは、0mmでもある。
【0128】
図8は、図3に図示されたエアロゾル生成装置の一部分を切開して図示した切開斜視図であり、図9は、図3に図示されたエアロゾル生成装置の支持部の構造を図示したものである。
【0129】
エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の底面401と、ハウジング400の内壁403途において、共にハウジング400の内部空間402に向けて突出される支持部200を含むものでもある。
【0130】
一例を挙げれば、エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の底面401から分離自在な支持部200を含むものでもある。
【0131】
他の例を挙げれば、エアロゾル生成装置102は、ハウジング400の底面401と一体に形成される支持部200を含むものでもある。
【0132】
例えば、支持部200がハウジング400の底面401から分離自在である場合、ハウジング400の底面401、またはハウジング400の内壁403は、支持部200と結合されうる突起212及び溝211を有しうる。また、支持部200は、ハウジング400の底面401、またはハウジング400の内壁403と結合されうる突起222及び溝221を有しうる。
【0133】
図8及び図9を参照すれば、ハウジング400の底面401、またはハウジング400の内壁403に形成された1個の溝211と、2個の突起212は、支持部200の2個の溝221と、1個の突起222と結合されうる。
【0134】
複数個の支持部200が、ハウジング400の底面401から、ハウジング400の周り方向に沿って配されうる。
【0135】
ハウジング400の1個の溝211と、2個の突起212とが、支持部200の2個の溝221と、1個の突起222と結合され、1つの結合部を形成するとすれば、複数個の支持部200は、ハウジング400の底面401から、ハウジング400の周り方向に沿い、複数個の結合部を形成しうる。
【0136】
突起及び溝に限定されず、支持部200、ハウジング400の底面401、及びハウジング400の内壁403は、互いに結合されうる他の構造を有することもできる。
【0137】
支持部200と、ハウジング400の底面401とが分離型である場合、支持部200とハウジング400との材質を異ならせることができる。
【0138】
支持部200は、ヒータ支持部201及び端部支持部203を含むものでもある。ヒータ支持部201は、ヒータ102を支持することができる。端部支持部203は、エアロゾル生成物品100を支持することができる。
【0139】
例えば、支持部200の少なくとも一部領域は、ヒータ101及びエアロゾル生成物品100を支持するために、耐熱性が強い材質でもある。
【0140】
ハウジング400は、支持部200と結合されうる形態を有するように、鋳物が容易である材質でもある。
【0141】
支持部200と、ハウジング400の底面401とが一体型である場合、ハウジング400と支持部200は、同一材質を有しうる。
【0142】
例えば、ハウジング400の少なくとも一部領域は、ヒータ101及びエアロゾル生成物品100を支持するために、耐熱性が強い材質でもある。
【0143】
図9を参照すれば、エアロゾル生成物品100は、互いに異なる高さに形成されるヒータ支持部201と端部支持部203とを含む支持部200を含むものでもある。
【0144】
ヒータ支持部201は、ハウジング400の内壁403から、ハウジング400の内部空間402に向けて突出されうる。支持部200が突出されるヒータ支持部201を含むことにより、ヒータ101が、ハウジング400の内壁403から、ハウジング400の内部空間402に向けて離隔されうる。
【0145】
図3に図示されているように、ヒータ101は、一端に、フランジ103を含むものでもある。フランジ103は、ヒータ101の外部に向けて曲折されうる。ヒータ支持部201は、ヒータ101のフランジ103を支持することができる。
【0146】
ヒータ101がフランジ103を含むことにより、ヒータ101が、ハウジング400の内壁403から離隔されうる。
【0147】
ヒータ支持部201は、ヒータ101のフランジ103を支持することができる。支持部200の構造により、ヒータ101は、ハウジング400の内壁403から離隔されうる。ハウジング400は、耐熱性が強くない材質を含むものでもある。
【0148】
エアロゾル生成装置102は、誘導コイルをさらに含むものでもある。該誘導コイルは、ハウジング400の外側面406(図2)に配されうる。エアロゾル生成装置102は、誘導コイルに電流を流し、誘導磁場を発生させることができる。
【0149】
ヒータ101は、サセプタでもある。該サセプタは、生じた誘導磁場により、熱を発生させることができる。
【0150】
図10は、他の実施形態によるエアロゾル生成装置102のブロック図である。
【0151】
エアロゾル生成装置102は、制御部10、センシング部20、出力部30、バッテリ40、ヒータ101、ユーザ入力部60、メモリ70及び通信部80を含むものでもある。ただし、エアロゾル生成装置102の内部構造は、図10に図示されたところに制限されるものではない。すなわち、エアロゾル生成装置102の設計により、図10に図示されている構成のうち一部が省略されるか、あるいは新たな構成がさらに追加されうるということは、本実施形態と係わる技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0152】
センシング部20は、エアロゾル生成装置102の状態、またはエアロゾル生成装置102周辺の状態を感知し、感知された情報を、制御部10に伝達することができる。制御部10は、前述の感知された情報に基づき、ヒータ101の動作制御、喫煙の制限、エアロゾル生成物品(例:シガレット、カートリッジなど)の挿入いかん判断、お知らせ表示のような多様な機能が遂行されるように、エアロゾル生成装置102を制御することができる。
【0153】
センシング部20は、温度センサ22、挿入感知センサ24及びパフセンサ26のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0154】
温度センサ22は、ヒータ101(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を感知することができる。エアロゾル生成装置102は、ヒータ101の温度を感知する別途の温度センサを含むか、あるいはヒータ101自体が温度センサの役割を行うことができる。または、温度センサ22は、バッテリ40の温度をモニタリングするように、バッテリ40の周囲に配されたものでもある。
【0155】
挿入感知センサ24は、エアロゾル生成物品の挿入及び/または除去を感知することができる。例えば、挿入感知センサ24は、フィルムセンサ、圧力センサ、光センサ、抵抗性センサ、容量性センサ、誘導性センサ及び赤外線センサのうち少なくとも一つを含むものでもあり、エアロゾル生成物品が挿入及び/または除去されることによる信号変化を感知することができる。
【0156】
パフセンサ26は、気流通路または気流チャネルの多様な物理的変化に基づき、ユーザのパフを感知することができる。例えば、パフセンサ26は、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のうちいずれか一つに基づき、ユーザのパフを感知することができる。
【0157】
センシング部20は、前述のセンサ(温度センサ22、挿入感知センサ24及びパフセンサ26)以外に、温度/湿度センサ、気圧センサ、地磁気センサ(magnetic sensor)、加速度センサ(acceleration sensor)、ジャイロスコープセンサ、位置センサ(例:GPS(global positioning system))、近接センサ及びRGB(red-green-blue)センサ(illuminance sensor)のうち少なくとも一つをさらに含むものでもある。各センサの機能は、その名称から、通常の技術者であるならば、直観的に推論することができるので、具体的な説明は、省略されうる。
【0158】
出力部30は、エアロゾル生成装置102の状態に係わる情報を出力し、ユーザに提供することができる。出力部30は、ディスプレイ部32、ハブティック部34及び音響出力部36のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。ディスプレイ部32とタッチパッドとがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンに構成される場合、ディスプレイ部32は、出力装置以外に、入力装置としても使用されうる。
【0159】
ディスプレイ部32は、エアロゾル生成装置102に係わる情報を、ユーザに視覚的に提供することができる。例えば、エアロゾル生成装置102に係わる情報は、エアロゾル生成装置102のバッテリ40の充電/放電状態、ヒータ101の予熱状態、エアロゾル生成物品の挿入/除去状態、またはエアロゾル生成装置102の使用が制限される状態(例:異常物品感知)のような多様な情報を意味し、ディスプレイ部32は、前記情報を外部に出力することができる。ディスプレイ部32は、例えば、液晶ディスプレイパネル(LCD(liquid crystal display))、有機発光ディスプレイパネル(OLED(organic light-emitting diode))などでもある。また、ディスプレイ部32は、LED(light-emitting diode)発光素子形態でもある。
【0160】
ハブティック部34は、電気的信号を、機械的な刺激または電気的な刺激に変換し、エアロゾル生成装置102に係わる情報を、ユーザに触覚的に提供することができる。例えば、ハブティック部34は、モータ、圧電素子または電気刺激装置を含むものでもある。
【0161】
音響出力部36は、エアロゾル生成装置102に係わる情報を、ユーザに聴覚的に提供することができる。例えば、音響出力部36は、電気信号を音響信号に変換し、外部に出力することができる。
【0162】
バッテリ40は、エアロゾル生成装置102が動作するのに利用される電力を供給することができる。バッテリ40は、ヒータ101が加熱されうるように、電力を供給することができる。また、バッテリ40は、エアロゾル生成装置102内に具備された他の構成(例:センシング部20、出力部30、ユーザ入力部60、メモリ70及び通信部80)の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ40は、充電が可能なバッテリでもあり、一回使用バッテリでもある。例えば、バッテリ40は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限されるものではない。
【0163】
ヒータ101は、バッテリ40から電力を供給され、エアロゾル生成物質を加熱することができる。図10に図示されていないが、エアロゾル生成装置102は、バッテリ40の電力を変換し、ヒータ101に供給する電力変換回路(例:DC(direct current)/DCコンバータ)をさらに含むものでもある。また、エアロゾル生成装置102が誘導加熱方式によってエアロゾルを生成する場合、エアロゾル生成装置102は、バッテリ40の直流電源を交流電源に変換するDC/AC(alternating current)コンバータをさらに含むものでもある。
【0164】
制御部10、センシング部20、出力部30、ユーザ入力部60、メモリ70及び通信部80は、バッテリ40から電力を供給され、機能を遂行することができる。図10に図示されていないが、バッテリ40の電力を変換し、それぞれの構成要素に供給する電力変換回路、例えば、LDO(low drop out)回路または電圧レギュレータ回路をさらに含むものでもある。
【0165】
一実施形態において、ヒータ101は、任意の適する電気抵抗性物質によって形成されうる。例えば、適する電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、スズ、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属、または金属合金でもあるが、それらに制限されるものではない。また、ヒータ101は、金属熱線(wire)、導電性トラックが配された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによっても具現されるが、それらに制限されるものではない。
【0166】
他の実施形態において、ヒータ101は、誘導加熱方式のヒータでもある。例えば、ヒータ101は、コイルによって印加された磁場を介して発熱し、エアロゾル生成物質を加熱するサセプタを含むものでもある。
【0167】
ユーザ入力部60は、ユーザから入力された情報を受信するか、あるいはユーザに情報を出力することができる。例えば、ユーザ入力部60は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがありうるが、それらに制限されるものではない。また、図10には図示されていないが、エアロゾル生成装置102は、USB(universal serial bus)インターフェースのような連結インターフェース(connection interface)をさらに含み、USBインターフェースのような連結インターフェースを介し、他の外部装置と連結して情報を送受信するか、あるいはバッテリ40を充電することができる。
【0168】
メモリ70は、エアロゾル生成装置102内で処理される各種データを保存するハードウェアであり、制御部10で処理されたデータ、及び処理されるデータを保存することができる。メモリ70は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例:SD(secure digital)メモリまたはXD(extreme digital)メモリなど)、RAM(random access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含むものでもある。メモリ70は、エアロゾル生成装置102の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどを保存することができる。
【0169】
通信部80は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含むものでもある。例えば、通信部80は、近距離通信部(short-range wireless communicationunit)82及び無線通信部84を含むものでもある。
【0170】
近距離通信部82は、ブルートゥース(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信部、近距離無線通信部(near field communication unit)、WLAN(wireless local area network)(Wi-Fi)通信部、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信部、赤外線(IrDA:infrared data association)通信部、WFD (Wi-Fi direct)通信部、UWB(ultra-wideband)通信部、Ant+通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0171】
無線通信部84は、セルラネットワーク通信部、インターネット通信部、コンピュータネットワーク(例:LAN(local area network)またはWAN(wide area network))通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。無線通信部84は、加入者情報(例:国際モバイル加入者識別子(IMSI)を利用し、通信ネットワーク内において、エアロゾル生成装置102を確認して認証することもできる。
【0172】
制御部10は、エアロゾル生成装置102の全般的な動作を制御することができる。一実施形態において、制御部10は、少なくとも1つのプロセッサを含むものでもある。該プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、そのマイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他形態のハードウェアによっても具現されもするということは、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0173】
制御部10は、バッテリ40の電力を、ヒータ101に供給することを制御することにより、ヒータ101の温度を制御することができる。例えば、制御部10は、バッテリ40とヒータ101とのスイッチング素子のスイッチングを制御することにより、電力供給を制御することができる。他の例において、制御部10の制御命令により、加熱直接回路がヒータ101に対する電力供給を制御することもできる。
【0174】
制御部10は、センシング部20によって感知された結果を分析し、その後に遂行される処理を制御することができる。例えば、制御部10は、センシング部20によって感知された結果に基づき、ヒータ101の動作が開示または終了されるように、ヒータ101に供給される電力を制御することができる。他の例を挙げれば、制御部10は、センシング部20によって感知された結果に基づき、ヒータ101が、所定の温度まで加熱されるか、あるいは適切な温度を維持することができるように、ヒータ101に供給される電力の量、及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0175】
制御部10は、センシング部20によって感知された結果に基づき、出力部30を制御することができる。例えば、パフセンサ26を介して計数されたパフ回数が、既設定の回数に達すれば、制御部10は、ディスプレイ部32、ハブティック部34及び音響出力部36のうち少なくとも一つを介し、ユーザに、エアロゾル生成装置102がすぐ終了されることを予告することができる。
【0176】
一実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのような、コンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態にも実現されうる。コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。また、コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含むものでもある。該コンピュータ記録媒体は、コンピュータで読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。該通信媒体は、典型的に、コンピュータで読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュールのような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0177】
前述の実施形態に係わる説明は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野において通常の知識を有する者であるならば、それらから多様な変形、及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解するであろう。従って、発明の真の保護範囲は、添付された特許請求の範囲によって定められるものであり、該特許請求の範囲に記載された内容と同等な範囲にある全ての差異は、該特許請求の範囲によって定められる保護範囲に含まれるものであると解釈されなければならないのである。
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【国際調査報告】