(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-05
(54)【発明の名称】コンベヤシステムのための停止デバイス
(51)【国際特許分類】
B65G 47/88 20060101AFI20240529BHJP
【FI】
B65G47/88 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572637
(86)(22)【出願日】2022-06-02
(85)【翻訳文提出日】2024-01-19
(86)【国際出願番号】 SE2022050536
(87)【国際公開番号】W WO2022260573
(87)【国際公開日】2022-12-15
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517199190
【氏名又は名称】フレックスリンク アーベー
【氏名又は名称原語表記】FlexLink AB
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ラングレン,トマス
【テーマコード(参考)】
3F017
【Fターム(参考)】
3F017EA01
3F017EB02
3F017FA01
3F017FA06
3F017FB03
3F017FD08
3F017FD10
3F017FE04
(57)【要約】
対象物がコンベヤ上で搬送されるコンベヤシステムのための停止デバイスであって、ハウジングと、停止面を有するアクチュエータ要素と、アクチュエータ要素に対して動作可能に接続されることで、アクチュエータ要素の位置を制御可能である電気モータと、を備える。停止デバイスは、停止デバイスが停止面によって固定位置に対象物を保持する停止位置と、停止面が対象物の接触面の外側に位置決めされることで、対象物が停止デバイスを通過可能となるようにするバイパス位置と、を備える。アクチュエータ要素には、制動面が設けられる。停止デバイスは、制動面が接触面内に位置決めされることで、対象物が制動面に押し当てられるようにし、且つ、対象物の速度が第1の速度から静止状態に減速するようにする制動位置を備える。電気モータは、停止位置、制動位置及びバイパス位置の間でアクチュエータ要素を移動可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物(43)がコンベヤ(41)上で搬送されるコンベヤシステム(40)のための停止デバイス(1)であって、
ハウジング(2)と、停止面(12)を有するアクチュエータ要素(3)と、前記アクチュエータ要素(3)に対して動作可能に接続されることで、前記アクチュエータ要素(3)の前記位置を制御可能である電気モータ(4)と、を備え、
前記停止デバイスは、前記停止デバイス(1)が前記停止面(12)によって固定位置に対象物(43)を保持する停止位置(20)と、前記停止面(12)が前記対象物(43)の接触面(42、96)の外側に位置決めされることで、前記対象物(43)が前記停止デバイス(1)を通過可能となるようにするバイパス位置(22)と、を備え、
前記アクチュエータ要素(3)には、制動面(13)が設けられ、
前記停止デバイス(1)は、前記制動面(13)が前記接触面(42、96)内に位置決めされることで、前記対象物(43)が前記制動面(13)に押し当てられるようにし、且つ、対象物(43)の速度が第1の速度から静止状態に減速するようにする制動位置(21)を備え、
前記電気モータ(4)は、前記停止位置(20)、前記制動位置(21)、及び前記バイパス位置(22)の間で前記アクチュエータ要素(3)を移動可能であることを特徴とする、停止デバイス。
【請求項2】
前記制動面(13)は、前記電気モータ(4)により、前方接触点(23)と後方接触点(24)との間の前記制動位置(21)において微調整可能である、請求項1に記載の停止デバイス。
【請求項3】
前記制動面(13)は、停止される対象物(43)の重量に応じて、前記制動位置(21)において調整される、請求項2に記載の停止デバイス。
【請求項4】
前記制動面(13)は、停止される対象物(43)の速度に応じて、前記制動位置(21)において調整される、請求項2に記載の停止デバイス。
【請求項5】
前記アクチュエータ要素(3)は、第1の軸受(7)と第2の軸受(8)とにより、前記ハウジング(2)内に吊り下げられたアクスル(9)を通じて前記モータ(4)に接続される、請求項1から4の何れか一項に記載の停止デバイス。
【請求項6】
前記停止デバイス(1)の前記制動面(13)は、コンベヤの水平方向において位置決めされるように配置される、請求項5に記載の停止デバイス。
【請求項7】
前記アクチュエータ要素(3)は、前記アクスル(9)上に配置されたピボット要素(15)を通じて前記モータ(4)に接続され、
前記アクチュエータ要素(3)は、ピボットスロット(16)を通じてピボットピン(17)により前記ピボット要素に取り付けられる、請求項6に記載の停止デバイス。
【請求項8】
前記アクチュエータ要素(3)は、前記アクチュエータ要素(3)の前端に配置された保持スロット(18)を備え、
保持ピン(19)は、前記アクチュエータ要素(3)を前記ハウジング(2)に取り付ける、請求項6又は7に記載の停止デバイス。
【請求項9】
前記アクチュエータ要素(3)の前記停止面(12)は、前記アクチュエータ要素(3)の前記後方部分に配置される、請求項6から8の何れか一項に記載の停止デバイス。
【請求項10】
前記停止デバイス(1)の前記制動面(13)は、コンベヤの垂直方向において位置決めされるように配置される、請求項5に記載の停止デバイス。
【請求項11】
前記アクチュエータ要素(3)は、前記アクスル(9)上に配置されたアクスルアタッチメント(14)に取り付けられる、請求項10に記載の停止デバイス。
【請求項12】
前記停止デバイス(1)の前記硬さは、前記電気モータによって制御される、請求項10又は11に記載の停止デバイス。
【請求項13】
輸送機(42)上で対象物(43)を搬送するように適合されたコンベヤシステム(40)であって、
コンベヤ(41)と、少なくとも1つのコンベヤチェーン(45)と、を備え、
前記コンベヤシステム(40)は、請求項1から12の何れか一項に記載の少なくとも1つの停止デバイス(1)を備えることを特徴とする、コンベヤシステム。
【請求項14】
前記停止デバイス(1)は、前記輸送機(42)の下方において、前記停止デバイスが前記バイパス位置(22)にあるとき、前記アクチュエータ要素(3)の前記制動面(13)が水平となる箇所に搭載される、請求項13に記載のコンベヤシステム。
【請求項15】
前記停止デバイス(1)は、前記コンベヤの前記コンベヤチェーン(47)の前記側方において、前記アクチュエータ要素(3)の前記制動面(13)が垂直方向に配置される箇所に搭載される、請求項13に記載のコンベヤシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無端チェーンを備えたコンベヤシステムのための停止デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
工場内の異なるステーション間で対象物(object)を移動させるために使用されるもの等の搬送デバイスは、通常、ベルト又はチェーンの形の搬送トラックを備える。搬送トラックは、垂直側面を備えたトレンチ内に埋め込むことができる。あるいは、それらは、トレンチの水平上面に位置付けられ得るか、又は他の何らかの手法で配置され得る。搬送される対象物は、直接、又はパレットとしても既知の運搬手段を介して、搬送トラックに対してスライド可能に配置される。パレットの特定のタイプは、パックであり、これは、より小型で軽量の対象物に適合された丸いキャリアである。
【0003】
パレットは、異なる作業ステーションを備える搬送デバイスに沿って搬送される。ある作業ステーションにおいて、パレットは、輸送対象物に対して動作が実施されるように、停止部材によって停止される。場合によっては、対象物は、動作が対象物に施されることなく、特定の作業ステーションを通過することがある。この理由から、停止部材は、パレットを停止させるか、又はパレットに作業ステーションを通過させるように配置される。
【0004】
搬送デバイスが、すべての作業ステーションが前後に位置決めされ、対象物への動作が同期して実行される従来型である場合、すべてのパレットが各作業ステーションで停止する。特定の作業ステーションにおいて対象物に対して実施されるべき動作がない場合、その対象物は、その対象物が継続できるまで、その作業ステーションにおける前の対象物に対する動作の準備が整うまで、待機しなければならない。この場合、全てのパレットは同時に解放され、同時に移動する。このようなシステムの1つの利点として、システムの性能の予測が容易である。このようなシステムの1つの欠点として、あまりフレキシブルではないことである。作業ステーションでの動作時間が長い場合、すべての対象物に対する動作がなくても、すべての対象物はその時間待機しなければならない。したがって、このようなシステムは、ほとんどの場合、単一の製品に対して使用されるか、又は製品間の差異が小さい場合に使用される。
【0005】
停止デバイスは、作業ステーションにおいて、パレットが停止される箇所に位置決めされる。より小型又は軽量のパレット、又は一部のタイプの製品の場合は、減衰機能又はパレットを減速させる手段を一切持たずにパレットを直接停止させる停止デバイスが正常に機能し得る。より重いパレット又は対象物については、停止デバイスからパレットへの衝撃を低減する減衰機手段がパレットに統合され得る。10kgから最大100kg超又はそれ以上の重量物を搬送するパレットの場合、パレットに統合される減衰手段では、停止部材からパレットへの衝撃を低減するのに十分でない可能性がある。したがって、パレットの速度を走行速度から静止まで減速するように適合された、減衰機能を備えた停止部材を提供することが好都合ある。場合によっては、パレットの停止位置が明確に規定されていることが重要である。この理由により、停止部材は、パレットの移動を減衰することができる、すなわち、制御された方式でパレットの速度を減速することができ、同時に正確且つ明確に規定された停止位置を提供することができなければならない。この理由により、弾性部材は現実的ではない。
【0006】
大部分の停止部材は、パレットの特定の重量に適合された減衰機要素を備える。この種の減衰機要素は、常に同一の製品を搬送するパレットを備えたシステムで良好に動作する。パレットが異なる重量の異なる製品を搬送するシステムでは、このシステムは最適ではない。搬送される製品がより長期間同一である場合、減衰機要素は手動で調整されてもよいが、異なる製品が同時に搬送されるシステムでは、減衰機要素の間違った特性が故に、一部の製品が過度の力に晒されるか、又は正確な位置に到着しないことがある。
【0007】
特開平06-16233A号は、搬送物に衝撃を与えることなく、搬送物を停止するように適合された停止デバイスを開示している。停止デバイスは、上昇されて、ストッパアーム上に配置されたローラがパレット経路内に延びる位置にストッパアームを位置決めすることができる関節アームを備える。停止デバイスは、搬送物を減速するように適合された緩衝器を備える。ストッパアームは、ストッパアームが上昇されても、反対方向からの搬送物が、停止デバイスを自由に通過するのを可能にする。緩衝器が故に、停止デバイスの停止位置は、明確に規定されず、パレットの重量及び/又は速度に依存する。このソリューションは更に複雑で、多くの構成要素を含む。
【0008】
国際公開第2019/070180A1号は、パレットが固定位置に停止され、保持され得る停止位置と、パレットが停止デバイスを通過可能なバイパス位置と、が設けられるコンベヤシステムのための停止デバイスを開示している。停止デバイスは、パレットが停止デバイスによって固定位置に保持される前に、停止デバイスが停止位置にあるとき、パレットを減速させる制動機能を備える。制動機能は、ピボット要素及び減衰機要素として構成され、パレットは、パレットが停止デバイスの停止面に到達するようにピボット要素及び減衰機要素が十分に押し下げられるまで、しばらくの間、ピボット要素に当たる。このソリューションにおいて、減衰機要素は、停止デバイスを異なる重量のパレットに適合させるために交換されなければならない。
【0009】
米国特許第4184579A号は、対象物をバイパスする、又は対象物を停止及び解放することができるコンベヤのための停止デバイスを開示している。停止デバイスは制動機能を有しない。
【0010】
したがって、停止デバイスには改善の余地がある。
【発明の概要】
【0011】
したがって、本発明の目的は、コンベヤシステムのための制動機能を備えた改良された停止デバイスを提供することにある。本発明の別の目的は、少なくとも1つの停止デバイスを備えたコンベヤシステムを提供することにある。
【0012】
本発明に係る問題へのソリューションは、請求項1の特徴部分に記載されている。請求項13には、好都合なコンベヤシステムが含まれている。他の請求項には、好都合な実施形態と、停止デバイス及びコンベヤシステムの更なる発展が含まれている。
【0013】
対象物がコンベヤ上で搬送されるコンベヤシステムのための停止デバイスにおいて、停止デバイスは、ハウジングと、停止面を有するアクチュエータ要素と、アクチュエータ要素に対して動作可能に接続されることで、アクチュエータ要素の位置を制御可能である電気モータと、を備え、停止デバイスは、停止デバイスが停止面によって固定位置に対象物を保持する停止位置と、停止面が対象物の接触面の外側に位置決めされることで、対象物が停止デバイスを通過可能となるようにするバイパス位置と、を備え、本発明の目的は、アクチュエータ要素には、制動面が設けられ、停止デバイスは、制動面が接触面内に位置決めされることで、対象物が制動面に押し当てられるようにし、且つ、対象物の速度が第1の速度から静止状態に減速するようにする制動位置を備え、電気モータは、停止位置、制動位置及びバイパス位置の間でアクチュエータ要素を移動可能であることで達成される。
【0014】
本発明に係る停止デバイスの第1の実施形態によると、対象物が停止される前に、対象物を静止又は低速に減速することができる停止デバイスが提供される。対象物は、製品を運搬するパレット、又はコンベヤチェーン上を単独で搬送される製品のいずれかであり得る。このような停止デバイスによれば、停止デバイスは、対象物を減速させることで、対象物が停止デバイスによって停止される前に、停止デバイス上への対象物からの衝撃力を低減することができる。これは、重量物を搬送する重量パレットに特に好都合である。これにより、パレットによって運搬される製品に作用する衝撃力も低減する。
【0015】
停止デバイスには、停止位置、制動位置、及びバイパス位置が設けられる。停止位置では、停止デバイスは、対象物を固定の事前規定位置に保持する。制動位置では、停止デバイスは、対象物が停止される前に、停止デバイスに到着した対象物を制動することができる。対象物が停止デバイスに到着すると、対象物は、停止デバイスのアクチュエータ要素の制動面にぶつかる。対象物は、傾斜制動面に対して滑って、アクチュエータ要素と対象物との間の摩擦によって減速する。アクチュエータ要素は、電気モータによって動作され、モータは、パレットが制動面に当たる第1の接触点を、対象物の重量に適合させることができる。第1の接触点は、制動面上の前方接触点と後方接触点との間で調整可能である。したがって、停止デバイスの硬さは、対象物が重量に関係なく、停止位置に到達する前に静止できるように制御可能である。したがって、対象物による停止デバイスへの衝撃が最小化され、対象物自体への衝撃も低減される。対象物が停止デバイスから解放されるとき、又は対象物が全く停止されるべきでないとき、停止デバイスはバイパス位置に設定される。
【0016】
停止デバイスは、モータの回転速度を減速するために、減速ギアを有するトランスミッションが設けられた電気モータを備える。減速ギアは、例えばセルフロッキングウォームギアであり得る。モータは、アクチュエータ要素の位置に影響するアクスルを回転させることによって、アクチュエータ要素を停止位置、制動位置、及びバイパス位置の間で移動させる。電気モータは、何らかの種類の回転センサを更に備え、アクスルの回転及び回転位置が正確に制御可能となるようにする。電気モータは、コンベヤシステムの制御システムによって制御される。
【0017】
一例において、アクチュエータ要素は、アクスルのアクスルアタッチメントに搭載される。本例において、電気モータは、アクチュエータ要素を直接制御する。停止デバイスは、垂直又は水平のいずれかに位置決めされてもよく、すなわち、停止デバイスの制動面を垂直又は水平方向に位置決めされてもよい。アクチュエータの制動面は、停止位置にあるコンベヤトラックの長手方向に整列される。この場合、アクチュエータ要素のノーズの停止面のみが、対象物のコンベヤ経路内に延設される。制動位置では、制動面は、コンベヤ経路に向かって内向きに傾斜され、制動面の第1の接触点がコンベヤの接触面に位置決めされた状態で、制動面の一部がコンベヤ経路内に延設されるようにする。対象物は、傾斜制動面に到着し、制動面に対して滑る。停止デバイスの向きに応じて、対象物は、制動面を側方又は下方に押そうとする。同時に、対象物の速度が低下する。制動面の角度及び制動面の抵抗力は、対象物の重量に応じて設定可能である。更に、トランスミッションとアクスルとの間に配置されたシャフトカップリングがある。シャフトカップリングは、アクチュエータ要素をある程度屈曲させるのに使用され得る弾性要素を含む。パレットが制動面にぶつかる際の制動面の第1の接触点は、対象物の重量に適合可能である。第1の接触点は、制動面上の前方接触点と後方接触点との間で調整可能である。
【0018】
対象物の速度が小さな値又は静止状態まで低下するとき、モータは、アクチュエータ要素を停止位置に移動させ、対象物が停止面によって明確に規定された位置に保持されるようにする。対象物が継続すべきとき、モータは、アクチュエータ要素を、コンベヤ経路からバイパス位置へと外向きに回転させ、対象物が解放されるようにする。
【0019】
別の例において、アクチュエータ要素は、ハウジング内に移動可能に搭載され、アクスルに搭載されたピボット要素を通じてモータによって制御される。アクチュエータ要素は、ピボット軸に沿ったピボットピンでピボット要素に取り付けられている。本例において、電気モータは、ピボット要素の回転角を制御し、ひいてはアクチュエータ要素の高さ位置に影響を及ぼす。停止デバイスは、本例において、好ましくは水平に、すなわち停止デバイスの制動面を水平方向にして位置決めされる。このようにして、対象物の重量は、制動面にのみ作用し、ガイドレールには作用しない。アクチュエータの制動面は、停止位置にあるコンベヤトラックの長手方向に整列される。この場合、アクチュエータ要素のノーズの停止面のみが対象物のコンベヤ経路内に延設される。制動位置では、制動面は、コンベヤ経路に向かって上向きに傾斜され、制動面の一部がコンベヤ経路内に延設されるように、且つ、制動面の第1の接触点が接触面において位置決めされるようにする。対象物は、傾斜制動面に到着し、制動面上を前方且つわずかに上方にスライドする。同時に、対象物の速度が低下する。
【0020】
制動位置では、ピボット要素は、実質的に垂直に配置され、対象物からの力がアクスルの実質的に中心に向かうように作用するようにする。これにより、制動面に強固なソリューションを提供し、制動面は屈曲しない。代わりに、対象物は停止するまで制動面上を滑る。同時に、対象物の前部は、コンベヤトラックとの接触を失い、ひいては牽引力を失う。制動面の高さは、対象物の重量に応じて設定可能である。対象物の速度が小さな値又は静止状態まで低下されると、モータは、アクチュエータ要素を停止位置に移動させ、対象物が明確に規定された位置に保持されるようにする。対象物が継続すべきとき、モータは、アクチュエータ要素がコンベヤ経路からバイパス位置へと下降するようにピボット要素を回転させ、対象物が解放されるようにする。
【0021】
停止デバイスは、Tスロットナットでコンベヤビームに搭載される。停止デバイスのこの例は、主に、搬送手段として蓄積チェーンを備えたヘビーデューティコンベヤシステム(heavy-duty conveyor system)を対象としている。このようなコンベヤシステムにおいて、蓄積チェーンはコンベヤの各側に配置される。蓄積チェーンはコンベヤビーム上で前方に移動され、対象物は蓄積チェーンの輸送ローラに支えられ、このようにして輸送ローラによって前方に搬送される。したがって、この種のコンベヤは最大100kg以上の重量物に適合される。停止デバイスは、対象物が停止デバイスと相互作用することができる位置に配置される。コンベヤシステムは、1つ又は2つの停止デバイスを使用して対象物を停止し得る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本発明は、添付の図面に示される実施形態を参照して、以下に更に詳細に説明される。
【0023】
【
図1】本発明に係る停止デバイスの第1の例を示す。
【
図3】コンベヤビームに配置された
図1の停止デバイスを示す。
【
図4a】制動位置における本発明に係る停止デバイスの側面図を示す。
【
図4b】本発明に係る停止デバイスを制動パレットともに示す側面図である。
【
図4c】停止位置にある本発明に係る停止デバイスの側面図を示す。
【
図4d】バイパス位置にある本発明に係る停止デバイスの側面図を示す。
【
図5】本発明に係る停止デバイスの第2の例を示す。
【
図7】コンベヤビームに配置された
図5の停止デバイスを示す。
【
図8a】制動位置における本発明に係る停止デバイスの上面図を示す。
【
図8b】本発明に係る停止デバイスを制動パレットとともに示す上面図である。
【
図8c】停止位置における本発明に係る停止デバイスの上面図を示す。
【
図8d】バイパス位置における本発明に係る停止デバイスの上面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に説明する更なる発展を伴った本発明の実施形態は、単なる例示であるとみなされなければならず、特許請求の範囲による保護の範囲を何ら限定するものでない。長手、水平、垂直、右、左等の表記は、水平面内で対象物を搬送する、通常使用時のコンベヤの方向を指す。停止デバイスは、コンベヤチェーンによって搬送される種々の対象物を停止するように適合される。対象物は、製品を運搬するパレット又はパックのいずれかであってもよく、あるいは、コンベヤチェーン上を単独で搬送される剛性製品であってもよい。記載の例において、パレットは、対象物の一例として使用される。
【0025】
図1から
図4dは、本発明に係る停止デバイス1の第1の例を示し、
図5から
図8dは、本発明に係る停止デバイスの第2の例を示している。第1の例の停止デバイスは、主として、チェーンコンベヤ上で対象物を搬送するコンベヤシステムにおける使用が意図されている。停止デバイスの一例は、主に、積載されたパレットの重量が最大100kg以上であってもよく、パレットが蓄積チェーンを使用して搬送され、コンベヤシステムが、コンベヤの各側に配置されて各々蓄積チェーンを備える2つのコンベヤビームを備える、重量物に適合される。本例において、停止デバイスは、コンベヤの輸送面の下方において、コンベヤビームの間に搭載される。本例において、空のパレットの重量は約20kgであり得る。停止デバイスの第2の例において、停止デバイスは、パレット接触面の外側でコンベヤの側方に搭載される。本例は、主に、相互接続されたプラスチックチェーンリンクを備えたチェーンコンベヤ上のパレットによって搬送されるより軽量の対象物に適合されているが、ローラチェーンによって搬送される重量パレットにも使用可能である。
【0026】
図1及び
図2は、2つの平行な外壁を有するハウジング2を備え、アクチュエータ要素3が側壁間に配置される停止デバイス1を示している。アクチュエータ要素3は、電気モータ4及びトランスミッション5を備える駆動ユニットによって制御される。電気モータは、回転モータ、例えばDCモータ又はステッパモータである。モータには、好ましくは、フィードバックの目的で使用される何らかのタイプの回転センサが設けられる。トランスミッションは、モータの回転速度を低下させ、負荷特性を向上させるために、減速ギアが設けられる。減速ギアは、ストレートトランスミッション、又は図示のようにウォームギアであってもよい。好ましくは、セルフロッキングウォームギアが使用される。リニア電気アクチュエータでアクチュエータ要素を制御することもできる。停止デバイスは、Tスロットナット10でコンベヤビームのチャンネルに取り付けられる。このように、停止デバイスを所望の位置に位置決めするのが容易である。1つの停止デバイスが使用されるとき、停止デバイスは、コンベヤの中心において、コンベヤビーム間に位置決めされる。より重いパレットの場合、コンベヤの各コンベヤビームの近くに搭載された2つの停止デバイスを使用することができる。この停止デバイスは、蓄積チェーンによって搬送される箱等の正方形の対象物にも使用され得る。
【0027】
図3は、例えば作業ステーションにおける、コンベヤシステム40の2つのコンベヤビーム間に搭載された停止デバイスを示す。パレットの移動方向を矢印46で示す。図示の例におけるコンベヤシステムは、2つの平行なコンベヤビームを備える。蓄積チェーン45は、各コンベヤビーム内に配置される。停止デバイスを支持するビームは、2つのコンベヤビームに取り付けられる。パレットは輸送面42上で搬送されるが、本例において、これは制動面13に対するパレットの接触面である。
【0028】
アクスル9は、シャフトカップリング6を通じてトランスミッションの出力シャフトに搭載される。アクスルは、ハウジング内に水平に搭載される。シャフトカップリングは、小さな緩衝器として作用し、トランスミッションへの衝撃力を低減する弾性要素を備える。シャフトは、第1の軸受7及び第2の軸受8でハウジングに吊り下げられる。軸受は、ころ軸受又は滑り軸受であり得る。ピボット要素15は、アクスル9に搭載される。ピボット要素は、ピボットピン17でアクチュエータ要素3に取り付けられたアームを備える。アクチュエータ要素3は、図示の例において、矩形の断面を有する長手である。アクチュエータ要素3は、前端において、アクチュエータ要素3を保持ピン19でハウジングに固定する水平保持スロットを備える。保持スロットにより、アクチュエータ要素3がハウジング内で前後に移動するのを可能にする。アクチュエータ要素3には、後端において、対象物の移動方向の反対を指す停止面12を有するノーズ11が設けられる。停止面は、停止デバイスが停止位置20にあるとき、パレット43を停止及び保持するように適合される。ノーズは、アクチュエータ要素3と一体であってもよく、又はネジで交換可能であってもよい。アクチュエータ要素3には、前端と後端との間に、ピボット要素15がピボットピン17で搭載された垂直ピボットスロット16が設けられる。
【0029】
アクチュエータ要素3の上面は、制動面13を備える。制動面は、パレットの輸送面内に位置決めされ、パレットが停止されるとき、パレット又はパレットのパレット支持が制動面の第1の接触点に到達するようにすることができる。
図4aは、制動位置21においてコンベヤに搭載された停止デバイス1を示す。アクチュエータ要素3は、制動機能を提供し、パレットの速度を走行速度から静止に低下させる。パレットは、制動面13の第1の接触点に到着すると、制動面上をスライドする。制動面が傾斜しているため、パレットの前端は上方に移動し、制動面とパレットとの間の摩擦により、パレットは速度を失う。パレットの重量の一部が制動面で支持されるため、パレットは更にコンベヤチェーンからの牽引力をいくらか失う。このようにして、パレットは、
図4bに示されるとおり、パレットの前方が制動面によってコンベヤから持ち上げられ、パレットの後方のみがコンベヤに接触した状態で、優しく静止状態に制動される。パレットが静止すると、アクチュエータ要素3は、電気モータによって停止位置20まで下降可能である。パレットは、
図4cに示されるように、アクチュエータ要素3の停止面12上に静止するまで前方に移動する。パレットが停止位置20から解放されるとき、アクチュエータ要素3は、
図4dに示されるとおり、電気モータによって、アクチュエータ要素3のノーズ11がコンベヤの輸送面42の下方に位置決めされるバイパス位置22に完全に下降する。この位置において、パレットは、中断されることなく停止デバイスを通過することができる。当然のことながら、パレットを停止させることなく、電気モータによって、アクチュエータ要素3を制動位置21からバイパス位置22に直接移動させることもできる。これは、パレットの速度を減速するときに好都合であり得るが、パレットを正確な位置で停止させる必要がない。
【0030】
アクチュエータ要素3の高さ、すなわち制動面13の角度は、パレットが制動面に到達する第1の接触点を選択できるように、電気モータによって調整可能である。制動面は、電気モータの回転によって調整され、電気モータは、アクチュエータ要素の位置を調整し、ひいてはアクチュエータ要素の傾斜を調整する。制動面には、大きな制動力が必要とされるとき、例えば、対象物の速度が速い、及び/又は、対象物の重量が重いときに使用される前方接触点23が設けられる。制動面にはまた、低い制動力が必要とされるときに使用可能な後方接触点24が設けられる。前方接触点及び後方接触点は、制動位置の調整が可能な間隔を規定する。重量パレットの場合、前方接触点23又は前方接触点23に近い接触点が使用され得る。軽量パレットの場合、後方接触点24又は後方接触点24に近い接触点が使用され得る。パレットの重量に応じて、間隔の任意の位置を使用することができる。制御ユニットは、停止デバイスのモータを制御するように配置され、制御ユニットは、到来するパレットの重量に関する情報を受信し、これに応じて制動位置を調整することができる。パレットは、例えば、パレットの重量に関する情報を運搬するRFIDチップを備え、又は、搬送される製品に、製品を同定するRFIDチップを備え得る。
【0031】
電気モータは、コンベヤシステムの制御システムによって制御され、停止デバイス1のアクチュエータ要素3を、停止位置20、制動位置21、又はバイパス位置22に位置決めする。モータの回転は、ピボット要素15を回転させ、ひいてはアクチュエータ要素3の高さ及び傾斜を調整する。同時に、アクチュエータ要素3は、長手方向にわずかに移動する。しかしながら、停止デバイスの停止位置は十分に規定される。
【0032】
図5及び6は、ハウジング2を備えた停止デバイス1の別の例を示しており、アクチュエータ要素3は、停止デバイスの頂上部に配置される。アクチュエータ要素3は、電気モータ4と、停止デバイスの底部に配置されたトランスミッション5と、を備える駆動ユニットによって制御される。電気モータは、回転モータ、例えばDCモータ又はステッパモータである。モータには、好ましくは、フィードバックの目的で使用される何らかのタイプの回転センサが設けられる。トランスミッションに、モータの回転速度を減速するために、減速ギアが設けられる。減速ギアは、ストレートトランスミッション、又は図示のようにウォームギアであってもよい。一例において、セルフロッキングウォームギアが使用される。停止デバイスは、Tスロットナット10でコンベヤビームのチャンネルに取り付けられる。このように、停止デバイスを所望の長手方向位置に位置決めするのが容易である。停止デバイスは、アクチュエータ要素が側方からコンベヤ経路内部に突き出た状態で、コンベヤの側方に搭載されるように適合される。
図7は、コンベヤシステム40のコンベヤビームの側方に搭載された停止デバイスを示す。パレットの移動方向を矢印46で示す。コンベヤシステムは、コンベヤ経路の各側に、パレットを横向きに誘導及び支持するように適合されたガイドレール50を備える。ガイドレールは、コンベヤ経路の上方に距離をおいて配置され、アクチュエータ要素が、コンベヤ経路とガイドレールとの間に位置決め可能となるようにする。パレットがガイドレールに当たる垂直平面は、パレット接触面49と称され、本例において、制動面13に対するパレットの接触面である。
【0033】
アクスル9は、シャフトカップリング6を通じてトランスミッションの出力シャフトに搭載される。アクスルは、ハウジング内に垂直に搭載される。シャフトカップリングは、小さな緩衝器として作用し、トランスミッションへの衝撃力を低減する弾性要素を備える。シャフトカップリングの主要な目的は、トランスミッションアクスルとアクスル9との整列を支援することであるが、弾性材料の硬さは、緩衝器としても機能するように選択可能である。シャフトは、第1の軸受7及び第2の軸受8でハウジングに吊り下げられる。軸受は、ころ軸受又は滑り軸受であり得る。アクスルアタッチメント14は、アクスル9上に配置され、好ましくアクスルと一体である。アクチュエータ要素3は、ネジでアクスルアタッチメント14に搭載される。このように、摩耗したときに交換するか、例えば、別のタイプのパレットに適合された異なるサイズ又は形状を有する別のタイプのアクチュエータ要素3と交換するために、アクチュエータ要素3は容易に取り外される。図示の例におけるアクチュエータ要素3は、制動面13が設けられたアームを備える。アクチュエータ要素3には、後端において、パレットの移動方向の反対を指す停止面12を有するノーズ11が設けられる。停止面は、停止デバイスが停止位置20にあるとき、パレット43を停止及び保持するように適合される。ノーズは、アクチュエータ要素3と一体である。この種の停止デバイスはまた、箱、缶、ころ軸受、又ははめ輪等の剛性のある対象物に好適である。対象物は剛性でなければならず、対象物の形状は、好ましくは円形又は正方形でなければならない。アクチュエータ要素の停止面は、対象物の形状に適合可能である。
【0034】
アクチュエータ要素3の制動面13は、コンベヤ経路のパレット接触面49内に位置決めされて、パレットが停止されるときに、パレットの側面51が制動面に到達するようにすることができる。パレット接触面49は、パレットがガイドレール50に支持される面である。停止デバイスは、アクチュエータ要素3がガイドレールとコンベヤチェーン支持面との間に配置されて、ガイドレールの下方に搭載される。
図8aは、制動位置21にあるコンベヤビームの側方に搭載された停止デバイス1を示す。アクチュエータ要素3は、制動機能を提供し、パレットの速度を走行速度から静止に低下させる。パレットが制動面13に到達するとき、パレットの側面51は制動面に当たる。制動面がパレット接触面49に対して傾斜しているため、パレットは、停止デバイス1の制動面13と反対側のガイドレール50の座面との間に挟まれる。構成要素の弾性により、構成要素が幾分屈曲し、パレットをゆっくりと静止させる。停止デバイスの本例は、重量が15kg以上までで、最大速度が20m/分までのパレットでよく機能する。
【0035】
アクチュエータ要素3は同時に、パレットがアクチュエータ要素を押すため、シャフトカップリングの弾性材料又はモータ/トランスミッションの硬さが故に、幾分外向きに撓み得る。アクチュエータ要素3の硬さ、すなわちアクチュエータ要素が反時計回りに回転可能な量は、モータによって制御することができる。アクチュエータ要素3は、小さな保持電流をモータに印可することにより、パレットによって幾分側方に押され得る。許容回転量は、好ましくは、パレットの重量及び速度に応じて設定される。回転センサによって制御され得る事前規定量、モータを逆回転させることもできる。停止デバイスの本例は、より軽量なパレット及び製品に適合されているため、比較的短い制動距離で十分である。アクチュエータ要素3の制動面に、パレットの力の一部を吸収するのに役立つゴム又はプラスチックの層等の弾性表面処理を提供することもできる。停止デバイスにおけるガイドレールの弾性を増すために、ガイドレール支持に弾性要素を設けることもできる。
【0036】
このようにして、パレットは、
図8bに示されるとおり、パレットの側面が制動面13に接触した状態で、ゆっくりと静止するよう減速される。パレットが静止した後、アクチュエータ要素3は、反時計回りに停止位置22まで回転可能である。パレットは、
図8cに示されるとおり、アクチュエータ要素3の停止面12上に静止するまで、前方に移動する。図示の例において、パレットには、アクチュエータ要素3の停止面に対応する形状を有する停止凹部51が設けられる。これにより、パレットの明確に規定された停止位置が提供される。パレットが停止位置20から解放されるとき、アクチュエータ要素3は、
図8dに示されるとおり、アクチュエータ要素3のノーズ11がコンベヤのパレット接触面49の外側に位置決めされるまで、更に反時計回りに回転される。この位置において、パレットは、中断されることなく停止デバイスを通過することができる。パレットを停止させることなく、アクチュエータ要素3を制動位置21からバイパス位置22に直接移動させることもできる。これは、パレットの速度を減速するときに好都合であり得るが、パレットを正確な位置で停止させる必要がない。
【0037】
パレット接触面49に対する制動面13の角度は、パレットが制動面に到達する第1の接触点が選択可能となるように、電気モータによって調整可能である。制動面には、前方接触点23及び後方接触点24が設けられる。前方接触点及び後方接触点は、制動位置の調整が可能な間隔を規定する。より重いパレットの場合、前方接触点23又は前方接触点23に近い接触点が使用され得る。より軽いパレットの場合、後方接触点24又は後方接触点24に近い接触点が使用され得る。パレットの重量及び/又は速度に応じて、間隔内の任意の位置を使用することができる。制御ユニットは、停止デバイスの電気モータを制御するように配置され、制御ユニットは、到来するパレットに関する情報を受信し、これに応じて停止位置を調整することができる。パレットは、例えば、パレットの重量に関する情報を運搬するRFIDチップを備え、又は、搬送される製品に、製品を同定するRFIDチップを備え得る。
【0038】
電気モータは、コンベヤシステムの制御システムによって制御され、停止デバイス1のアクチュエータ要素3を、停止位置20、制動位置21、又はバイパス位置22に位置決めする。モータの回転により、アクチュエータ要素3を回転させる。
【0039】
本発明は、上述の実施形態に限定されるものとみなされてはならず、以下の特許請求の範囲内において多数の追加の変形及び変更が可能である。停止デバイスは、任意のサイズを有してもよく、任意の好適な材料で作製されてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1:停止デバイス
2:ハウジング
3:アクチュエータ要素
4:電気モータ
5:トランスミッション
6:シャフトカップリング
7:第1の軸受
8:第2の軸受
9:アクスル
10:Tスロットナット
11:ノーズ
12:停止面
13:制動面
14:アクスルアタッチメント
15:ピボット要素
16:ピボットスロット
17:ピボットピン
18:保持スロット
19:保持ピン
20:停止位置
21:制動位置
22:バイパス位置
23:前方接触点
24:後方接触点
40:コンベヤシステム
41:コンベヤ
42:輸送機
43:パレット
44:パレット支持部材
45:ローラチェーン
46:移動方向
47:無端チェーン
48:チェーンリンク
49:パレット接触面
50:ガイドレール
51:パレット側面
52:パレット停止凹部
【国際調査報告】