(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-06-07
(54)【発明の名称】カメラ装置
(51)【国際特許分類】
G03B 5/00 20210101AFI20240531BHJP
G03B 30/00 20210101ALI20240531BHJP
H04N 23/50 20230101ALI20240531BHJP
H04N 23/68 20230101ALI20240531BHJP
G02B 7/04 20210101ALI20240531BHJP
【FI】
G03B5/00 J
G03B30/00
H04N23/50
H04N23/68
G02B7/04 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571347
(86)(22)【出願日】2022-05-13
(85)【翻訳文提出日】2023-11-16
(86)【国際出願番号】 KR2022006880
(87)【国際公開番号】W WO2022245054
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】10-2021-0065813
(32)【優先日】2021-05-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100203208
【氏名又は名称】小笠原 洋平
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】パク,サンオク
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジョンチョル
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヒョンス
【テーマコード(参考)】
2H044
2K005
5C122
【Fターム(参考)】
2H044BE09
2H044BE17
2K005CA02
2K005CA34
2K005CA40
5C122EA41
5C122GE05
5C122GE11
5C122GE18
5C122HA82
(57)【要約】
本実施例は、第1基板;前記第1基板上に配置されるべース;前記第1基板上に光軸に垂直な方向に動くように配置されたイメージセンサー;前記べースと結合するハウジング;前記べース上に配置され、前記光軸の方向に動くように配置されたボビン;前記ハウジングに配置されるセンシング基板;および前記イメージセンサーと前記第1基板を連結する連結基板を含み、前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と、前記センシング基板と連結される第2端子部を含むカメラ装置に関する。
【選択図】
図12B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板;
前記第1基板上に配置されるべース;
前記第1基板上に光軸に垂直な方向に動くように配置されたイメージセンサー;
前記べースと結合するハウジング;
前記べース上に配置され、前記光軸の方向に動くように配置されたボビン;
前記ハウジングに配置されるセンシング基板;および
前記イメージセンサーと前記第1基板を連結する連結基板を含み、
前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と、前記センシング基板と連結される第2端子部を含む、カメラ装置。
【請求項2】
前記第1基板上に配置されたホルダーを含み、
前記イメージセンサーは、前記ホルダーと結合される、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項3】
前記連結基板は、前記べースに結合される第1結合領域と、前記ホルダーに結合される第2結合領域と、前記第1結合領域と前記第2結合領域を連結する連結部を含む、請求項2に記載のカメラ装置。
【請求項4】
前記センシング基板に配置されるホールセンサーまたはドライバーICを含む、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項5】
第1基板とセンシング基板を含む固定部;
前記固定部を基準に光軸方向に動くように配置される第1移動部;
前記光軸方向と垂直な方向に動くように配置される第2移動部;および
前記固定部と前記第2移動部を連結する連結基板を含み、
前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と前記センシング基板と連結される第2端子部を含む、カメラ装置。
【請求項6】
前記連結基板は、前記固定部と結合される第1結合領域を基準に前記光軸方向と垂直な方向に移動する、請求項5に記載のカメラ装置。
【請求項7】
前記連結基板は、前記第2移動部と連結される連結部と、前記連結部から延びる延長部と、前記延長部と連結され、前記第1基板に結合される端子部を含み、
前記延長部の少なくとも一部は、前記端子部に対して前記光軸方向と垂直な方向に移動する、請求項5に記載のカメラ装置。
【請求項8】
前記第2移動部は、イメージセンサーを含み、
前記第1移動部は、レンズを含む、請求項5に記載のカメラ装置。
【請求項9】
メイン基板とセンシング基板を含む固定部;
前記固定部を基準に光軸方向に動くように配置され、ボビンを含む第1移動部;
前記光軸と垂直な方向に動くように配置され、ホルダー基板を含む第2移動部;および
前記固定部と前記第2移動部を連結する連結基板を含み、
前記ホルダー基板は、前記メイン基板と前記ボビンとの間に配置され、
前記連結基板は、前記メイン基板と連結される第1端子部と、前記センシング基板と連結される第2端子部を含む、カメラ装置。
【請求項10】
前記連結基板は、前記ホルダー基板と一体で形成され、
前記連結基板は、前記光軸方向にベンディングされる第1ベンディング領域と、前記光軸方向と垂直な方向にベンディングされる第2ベンディング領域を含む、請求項9に記載のカメラ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、カメラ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラ装置は、被写体を写真や動画で撮影する装置であり、スマートフォンなどの光学機器、ドローン、車両などに装着されている。
【0003】
カメラ装置において、映像の品質を高めるために、使用者の動きによるイメージの揺れを補正する手振れ補正(光学式映像安定化、Optical Image Stabilization,OIS)機能が要求されている。
【0004】
カメラ装置において、手振れ補正機能は、レンズを光軸に垂直な方向に移動させて実行されている。しかし、近年高画素化傾向によりレンズの直径が増加して、レンズの重さが増加し、これに伴って、制限された空間内でレンズを移動させるための電磁気力の確保が難しい問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施例は、イメージセンサーを移動させて、手振れ補正機能を行うカメラ装置を提供することが目的である。
【0006】
本実施例は、イメージセンサーをx軸シフト、y軸シフト、z軸ローリング、即ち3軸に駆動するカメラ装置を提供することが目的である。
【技術的解決方法】
【0007】
本実施例に係るカメラ装置は、第1基板;前記第1基板上に配置されるべース;前記第1基板上に光軸に垂直な方向に動くように配置されたイメージセンサー;前記べースと結合するハウジング;前記べース上に配置され、前記光軸の方向に動くように配置されたボビン;前記ハウジングに配置されるセンシング基板;および前記イメージセンサーと前記第1基板を連結する連結基板を含み、前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と前記センシング基板と連結される第2端子部を含むことができる。
【0008】
前記第1基板上に配置されたホルダーを含み、前記イメージセンサーは、前記ホルダーと結合することができる。
【0009】
前記連結基板は、前記べースに結合される第1結合領域と、前記ホルダーに結合される第2結合領域と、前記第1結合領域と前記第2結合領域を連結する連結部を含むことができる。
【0010】
前記センシング基板に配置されるホールセンサーまたはドライバーICを含むことができる。
【0011】
本実施例に係るカメラ装置は、第1基板とセンシング基板を含む固定部;前記固定部を基準に光軸方向に動くように配置される第1移動部;前記光軸方向と垂直な方向に動くように配置される第2移動部;および前記固定部と前記第2移動部を連結する連結基板を含み、前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と前記センシング基板と連結される第2端子部を含むことができる。
【0012】
前記連結基板は、前記固定部と結合される第1結合領域を基準に前記光軸方向と垂直な方向に移動することができる。
【0013】
前記連結基板は、前記第2移動部と連結される連結部と、前記連結部から延びる延長部と、前記延長部と連結されて前記第1基板に結合される端子部を含み、前記延長部の少なくとも一部は、前記端子部に対して前記光軸方向と垂直な方向に移動することができる。
【0014】
前記第2移動部は、イメージセンサーを含み、前記第1移動部はレンズを含むことができる。
【0015】
本実施例に係るカメラ装置は、メイン基板と、センシング基板を含む固定部;前記固定部を基準に光軸方向に動くように配置され、ボビンを含む第1移動部;前記光軸と垂直な方向に動くように配置され、ホルダー基板を含む第2移動部;および前記固定部と前記第2移動部を連結する連結基板を含み、前記ホルダー基板は、前記メイン基板と前記ボビンとの間に配置され、前記連結基板は、前記メイン基板と連結される第1端子部と、前記センシング基板と連結される第2端子部を含むことができる。
【0016】
前記連結基板は、前記ホルダー基板と一体で形成され、前記連結基板は、前記光軸方向にベンディングされる第1ベンディング領域と、前記光軸方向と垂直な方向にベンディングされる第2ベンディング領域を含むことができる。
【0017】
本実施例に係るカメラ装置は、第1基板を含む固定部;前記固定部内に配置され、レンズを含む第1移動部;前記レンズの下に配置されるイメージセンサーを含む第2移動部;前記第1移動部を光軸方向に移動させる第1駆動部;前記第2移動部を前記光軸方向と垂直な方向に移動させる第2駆動部;前記固定部に配置されるセンシング基板;前記センシング基板に配置され、前記第1移動部の移動を感知するセンサー;および前記第1基板と前記イメージセンサーを電気的に接続する連結基板を含み、前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と前記センシング基板と連結される第2端子部を含むことができる。
【0018】
本実施例に係るカメラ装置は、第1基板を含む固定部;前記固定部内に配置され、レンズを含む第1移動部;前記レンズと対応する位置に配置されるイメージセンサーを含む第2移動部;前記固定部に配置される駆動マグネット;前記第1移動部に前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第1コイル;前記第2移動部に前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第2コイル;前記第1基板と前記第2移動部を連結する連結基板;前記固定部に配置されるセンシング基板;および前記センシング基板に配置され、前記第1コイルと電気的に接続されるドライバーICを含み、前記連結基板は、第1端子と第2端子を含み、前記連結基板の前記第1端子は、前記第1基板に連結され、前記センシング基板は、前記連結基板の前記第2端子に連結される。
【0019】
前記連結基板の前記第1端子と前記第2端子は、前記連結基板の外面に配置することができる。
【0020】
前記連結基板の前記第2端子は、前記連結基板の前記外面で前記第1端子と離隔して配置することができる。
【0021】
前記連結基板の前記第1端子は、前記連結基板の下端に配置され、前記連結基板の前記第2端子は、前記連結基板の下端から離隔して配置することができる。
【0022】
前記連結基板の前記第2端子は、光軸方向に前記第1端子の上に配置することができる。
【0023】
前記第2移動部は、前記イメージセンサーと電気的に接続される第2基板を含み、前記連結基板は、前記第2基板と連結される連結部と、前記第1基板と結合される端子部と、前記連結部と前記端子部を連結する延長部を含み、前記第1端子と前記第2端子は、前記端子部に配置することができる。
【0024】
前記カメラ装置は、前記第1移動部に互いに反対側に配置されるセンシングマグネットと補正マグネットを含み、前記ドライバーICは、前記センシングマグネットを感知するセンサー部を含み、前記ドライバーICは、前記センシングマグネットと向かい合うように配置することができる。
【0025】
前記カメラ装置は、前記固定部と前記第1移動部を連結する上部弾性部材と下部弾性部材を含み、前記下部弾性部材は、前記上部弾性部材の下に配置され、前記下部弾性部材は、互いに離隔する2個の下部弾性部材を含み、前記2個の下部弾性部材は、前記センシング基板と前記第1コイルを電気的に接続することができる。
【0026】
前記センシング基板は、前記連結基板の前記第2端子と連結される第1端子と、前記2個の下部弾性部材と連結される第2端子を含むことができる。
【0027】
前記連結基板の前記第2端子は、4つの第2端子を含み、前記センシング基板の前記第1端子は、前記連結基板の前記4つの第2端子と結合される4つの第1端子を含むことができる。
【0028】
前記センシング基板は、光軸方向に垂直な方向に少なくとも2回折り曲げられる。
【0029】
前記固定部は、前記第1基板上に配置されるべースと、前記べースに配置されるハウジングを含み、前記ハウジングは、前記センシング基板と対応する形状で陥没するホールまたは溝を含み、前記連結基板の一部は、前記べースに固定され、前記センシング基板は、前記ハウジングの前記ホールまたは溝に配置することができる。
【0030】
前記センシング基板は、前記第1基板と離隔し、前記連結基板を介して前記第1基板と電気的に接続することができる。
【0031】
前記固定部は上板と、前記上板から延びる側板を含むカバー部材を含み、前記センシング基板は、前記連結基板の前記第2端子と連結される第1端子を含み、前記カバー部材は、前記側板の下端から陥没形成され、前記センシング基板の前記第1端子を露出させる溝を含むことができる。
【0032】
本実施例に係る光学機器は、本体;前記本体に配置される請求項1のカメラ装置;および前記本体に配置され、前記カメラ装置によって撮影された映像またはイメージを出力するディスプレイを含むことができる。
【0033】
本実施例に係るカメラ装置は、第1基板を含む固定部;前記固定部内に配置され、レンズを含む第1移動部;前記第1移動部と前記第1基板との間に配置され、イメージセンサーを含む第2移動部;前記固定部に配置される駆動マグネット;前記第1移動部に前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第1コイル;前記第2移動部に前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第2コイル;前記第1基板と前記第2移動部を連結する連結基板;前記第1移動部に配置されるセンシングマグネット;前記固定部に配置されるセンシング基板;および前記センシング基板に配置され、前記センシングマグネットを感知するセンサーを含み、前記センシング基板は、前記連結基板と結合され、前記連結基板を介して前記第1基板と電気的に接続することができる。
【0034】
前記第2移動部は、前記イメージセンサーと電気的に接続される第2基板を含み、前記連結基板は、前記第2基板と連結される連結部と、前記第1基板と結合される端子部と、前記連結部と前記端子部を連結する延長部を含み、前記センシング基板は、前記連結基板の前記端子部に結合することができる。
【0035】
前記連結基板は、前記端子部の外面に配置される第1端子と第2端子を含み、前記第2端子は、前記第1端子の上に配置され、前記連結基板の前記第1端子は、前記第1基板に連結され、前記センシング基板は、前記連結基板の前記第2端子に連結される。
【0036】
前記センシング基板は、前記第1基板と離隔することができる。
【0037】
本実施例に係るカメラ装置は、第1基板;前記第1基板上に配置されるハウジング;前記ハウジング内に配置されるボビン;前記ボビンと前記第1基板との間に配置される第2基板;前記第2基板に結合されるホルダー;前記ハウジングに配置される駆動マグネット;前記ボビンに前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第1コイル;前記ホルダーに前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第2コイル;前記第1基板と前記第2基板を連結する連結基板;前記ハウジングに配置されるセンシング基板;および前記センシング基板に配置され、前記第1コイルと電気的に接続されるドライバーICを含み、前記連結基板は、前記第2基板と連結される連結部と、前記第1基板と結合される端子部と、前記連結部と前記端子部を連結する延長部を含み、前記連結基板は、前記端子部の外面に配置される第1端子と第2端子を含み、前記第2端子は、前記第1端子の上に配置され、前記連結基板の前記第1端子は、前記第1基板に連結され、前記センシング基板は、前記連結基板の前記第2端子に連結される。
【発明の効果】
【0038】
本実施例により、AF駆動制御のためのセンシング基板とイメージセンサー通電のための連結基板との間の干渉が防止される。
【0039】
より詳細に、連結基板の移動時に連結基板がセンシング基板と干渉される現象が防止される。
【0040】
また、カバー部材の一部オープン構造を介して、カバー部材がAFアセンブリーに組み立てられた状態でOISアセンブリーに組み立てられる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図2】本実施例に係るカメラ装置でカバー部材を分離した状態の分解斜視図である。
【
図7】本実施例に係るカメラ装置の分解斜視図である。
【
図8】本実施例に係るカメラ装置を
図7と異なる方向から見た分解斜視図である。
【
図9】本実施例に係るカメラ装置の第1移動部と関連構成の分解斜視図である。
【
図10】本実施例に係るカメラ装置の第2移動部と関連構成の分解斜視図である。
【
図11】本実施例に係るカメラ装置の斜視図である。
【
図12A】本実施例に係るカメラ装置において、カバー部材が省略された状態の斜視図である。
【
図12C】変形例に係るカメラ装置のセンシング基板と連結基板の結合部分を図示する図である。
【
図13】本実施例に係るカメラ装置において、カバー部材が省略された状態の平面図である。
【
図14】本実施例に係るカメラ装置の第1移動部と関連構成の底面図である。
【
図15】変形例に係るカメラ装置において、カバー部材が省略された状態の斜視図である。
【
図16】本実施例に係るカメラ装置の第2移動部と連結基板の斜視図である。
【
図17】本実施例に係るカメラ装置の駆動マグネットと駆動コイルを図示する斜視図である。
【
図18】本実施例に係るカメラ装置の断面図である。本実施例に係るカメラ装置のワイヤーは、
図18以外の図面では省略される。但し、ワイヤーは本実施例に係るカメラ装置の一構成として、
図18で図示されて説明することができる。
【
図19】本実施例に係るカメラ装置のオートフォーカス機能の駆動を説明するための図面である。
【
図20】本実施例に係るカメラ装置の手振れ補正機能の駆動を説明するための図面である。より詳細に、
図20は、本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーがx軸に沿ってシフトされる駆動を説明するための図面である。
【
図21】本実施例に係るカメラ装置の手振れ補正機能の駆動を説明するための図面である。より詳細に、
図21は、本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーがy軸に沿ってシフトされる駆動を説明するための図面である。
【
図22】本実施例に係るカメラ装置の手振れ補正機能の駆動を説明するための図面である。より詳細に、
図22は、本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーがz軸を中心にローリングされる駆動を説明するための図面である。
【
図24】本実施例に係る光学機器を
図23と異なる方向から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0043】
但し、本発明の技術思想は説明される一部実施例に限定されるものではなく、それぞれ異なる様々な形態で実現されることができ、本発明の技術思想範囲内であれば、実施例間のその構成要素のうち一つ以上を選択的に結合または置換して使用することができる。
【0044】
また、本発明の実施例で使用される用語(技術および科学的用語を含む)は、明らかに特別に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味と解釈され、辞書に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるはずである。
【0045】
また、本発明の実施例で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限するものではない。
【0046】
本明細書で、単数形は文面で特に言及しない限り複数形も含み、「Aおよび(と)B、Cの少なくとも一つ(または一個以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせられるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。
【0047】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって該当構成要素の本質や順番、または順序などで限定されるものではない。
【0048】
そして、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されると記載された場合、その構成要素は、他の構成要素に直接的に「連結」、「結合」、または「接続」される場合だけでなく、その構成要素と他の構成要素との間にあるさらに別の構成要素によって「連結」、「結合」、または「接続」される場合も含むことができる。
【0049】
また、各構成要素「上(の上)」または「下(の下)」に形成または配置されると記載される場合、「上(の上)」または「下(の下)」は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上のさらに他の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(の上)」または「下(の下)」に表示される場合、一つの構成要素を基準に上側方向だけでなく、下側方向の意味も含まれる。
【0050】
以下、本実施例に係るカメラ装置を図面を参照して説明する。
【0051】
図1は、本実施例に係るカメラ装置の斜視図であり、
図2は、本実施例に係るカメラ装置において、カバー部材を分離した状態の分解斜視図であり、
図3は、本実施例に係るカメラ装置の平面図であり、
図4は、
図3のA-Aで見た断面図であり、
図5は、
図3のB-Bで見た断面図であり、
図6は
図3のC-Cで見た断面図であり、
図7は、本実施例に係るカメラ装置の分解斜視図であり、
図8は、本実施例に係るカメラ装置を
図7とは異なる方向から見た分解斜視図であり、
図9は、本実施例に係るカメラ装置の第1移動部と関連構成の分解斜視図であり、
図10は、本実施例に係るカメラ装置の第2移動部と関連構成の分解斜視図であり、
図11は、本実施例に係るカメラ装置の斜視図であり、
図12Aは、本実施例に係るカメラ装置において、カバー部材が省略された状態の斜視図であり、
図12Bは、
図12Aの一部拡大図であり、
図12Cは、変形例に係るカメラ装置のセンシング基板と連結基板の結合部分を図示する図面であり、
図13は、本実施例に係るカメラ装置において、カバー部材が省略された状態の平面図であり、
図14は、本実施例に係るカメラ装置の第1移動部と関連構成の底面図であり、
図15は、変形例に係るカメラ装置において、カバー部材が省略された状態の斜視図であり、
図16は、本実施例に係るカメラ装置の第2移動部と連結基板の斜視図であり、
図17は、本実施例に係るカメラ装置の駆動マグネットと駆動コイルを図示する斜視図であり、
図18は、本実施例に係るカメラ装置の断面図である。本実施例に係るカメラ装置のワイヤーは、
図18以外の図面では省略される。但し、ワイヤーは、本実施例に係るカメラ装置の一構成として、
図18で図示されて説明することができる。
【0052】
カメラ装置10は、イメージと映像のうちいずれか一つ以上を撮影することができる。カメラ装置10は、カメラであってもよい。カメラ装置10は、カメラモジュールであってもよい。カメラ装置10は、カメラアセンブリーであってもよい。カメラ装置10は、カメラユニットであってもよい。カメラ装置10は、レンズ駆動装置を含むことができる。カメラ装置10は、センサー駆動装置を含むことができる。カメラ装置10は、ボイスコイルモーター(VCM,voice coil motor)を含むことができる。カメラ装置10は、オートフォーカスアセンブリーを含むことができる。カメラ装置10は、手振れ補正アセンブリーを含むことができる。カメラ装置10は、オートフォーカス装置を含むことができる。カメラ装置10は、手振れ補正装置を含むことができる。カメラ装置10は、アクチュエータ(actuator)を含むことができる。カメラ装置10は、レンズ駆動アクチュエータを含むことができる。カメラ装置10は、センサー駆動アクチュエータを含むことができる。カメラ装置10は、オートフォーカスアクチュエータを含むことができる。カメラ装置10は、手振れ補正アクチュエータを含むことができる。
【0053】
カメラ装置10は、固定部100を含むことができる。固定部100は、移動部200、300が移動する時に相対的に固定された部分であり得る。固定部100は、第1移動部200と第2移動部300のいずれか一つ以上が移動する時に相対的に固定された部分であり得る。固定部100は、第1移動部200と第2移動部300を収容することができる。固定部100は、第1移動部200と第2移動部300の外側に配置することができる。
【0054】
明細書全般において、第1基板110は、固定部100の一構成として説明するが、第1基板110は、固定部100と別途の構成として理解してもよい。固定部100は、第1基板110に配置することができる。固定部100は、第1基板110上に配置することができる。固定部100は、第1基板110の上に配置することができる。
【0055】
カメラ装置10は、第1基板110を含むことができる。固定部100は、第1基板110を含むことができる。第1基板110は、メイン基板であってもよい。第1基板110は、基板であってもよい。第1基板110は、プリント回路基板(PCB,printed circuit board)であってもよい。第1基板110は、光学機器1の電源と連結することができる。第1基板110は、光学機器1の電源と連結されるコネクターを含むことができる。
【0056】
カメラ装置10は、べース120を含むことができる。固定部100は、べース120を含むことができる。べース120は、第1基板110に配置することができる。べース120は、第1基板110上に配置することができる。べース120は、第1基板110の上に配置することができる。べース120は、第1基板110に固定することができる。べース120は、第1基板110に結合することができる。べース120は、第1基板110に接着剤によって接着されてもよい。べース120は、第1基板110とハウジング130との間に配置することができる。
【0057】
カメラ装置10は、ハウジング130を含むことができる。固定部100は、ハウジング130を含むことができる。ハウジング130は、べース120に配置することができる。ハウジング130は、べース120上に配置することができる。ハウジング130は、べース120の上に配置することができる。ハウジング130は、べース120に固定することができる。ハウジング130は、べース120に結合することができる。ハウジング130は、べース120に接着剤によって接着されてもよい。ハウジング130は、第1基板110上に配置することができる。ハウジング130は、第1基板110の上に配置することができる。ハウジング130は、べース120と別途の部材で形成することができる。
【0058】
ハウジング130は、ホール131を含むことができる。ホール131は、センシング基板収容ホールであり得る。ホール131は、センシング基板470と対応する形状で形成することができる。ホール131は、センシング基板470と対応する形状で陥没することができる。ホール131の少なくとも一部は、センシング基板470と対応する形状で形成することができる。ホール131にはセンシング基板470が配置されてもよい。ホール131は、センシング基板470の少なくとも一部を収容することができる。
【0059】
変形例において、ホール131は溝で形成することができる。ハウジング130は、センシング基板収容溝を含むことができる。溝は、センシング基板470と対応する形状で形成することができる。溝は、センシング基板470と対応する形状で陥没することができる。溝の少なくとも一部は、センシング基板470と対応する形状で形成することができる。溝にはセンシング基板470が配置されてもよい。溝は、センシング基板470の少なくとも一部を収容することができる。
【0060】
カメラ装置10は、カバー部材140を含むことができる。固定部100は、カバー部材140を含むことができる。カバー部材140は、べース120に結合することができる。カバー部材140は、ハウジング130に結合することができる。カバー部材140は、第1基板110に結合することができる。カバー部材140は、べース120に固定することができる。カバー部材140は、ハウジング130に固定することができる。カバー部材140は、第1基板110に固定することができる。カバー部材140は、べース120の少なくとも一部を覆うことができる。カバー部材140は、ハウジング130の少なくとも一部を覆うことができる。
【0061】
カバー部材140は、「カバーカン」または「シールドカン」であってもよい。カバー部材140は、金属材で形成することができる。カバー部材140は、電磁妨害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。カバー部材140は、第1基板110に電気的に接続することができる。カバー部材140は、第1基板110にグラウンドされることができる。
【0062】
カバー部材140は、上板を含むことができる。カバー部材140は、上板に形成されるホールを含むことができる。ホールは、レンズ220と対応する位置に形成することができる。カバー部材140は、側板を含むことができる。側板は、複数の側板を含むことができる。側板は、4つの側板を含むことができる。側板は、第1~第4側板を含むことができる。側板は、互いに反対側に配置される第1および第2側板と、互いに反対側に配置される第3および第4側板を含むことができる。カバー部材140は、複数の側板の間の複数のコーナーを含むことができる。
【0063】
カバー部材140は、溝141を含むことができる。溝141は、カバー部材140の側板の下端から陥没形成することができる。溝141は、カバー部材140の側板の下端に形成することができる。溝141は、センシング基板470の第1端子471を露出させることができる。溝141は、センシング基板470の第1端子471と対応する位置に配置することができる。溝141は、連結基板630の第1端子631を露出させることができる。溝141は、連結基板630の第2端子632を露出させることができる。溝141は、切開部であってもよい。溝141を介して、センシング基板470の第1端子471が連結基板630の第2端子632にはんだ付けされてもよい。溝141によってカバー部材140が組み立てられた状態で、AFアセンブリーがOISアセンブリーに組み立てられる。AFアセンブリーは、第1移動部200と関連構成を含むことができる。OISアセンブリーは、第2移動部300と関連構成を含むことができる。本実施例では、センシング基板470の第1端子471に対応する部分のカバー部材140の一部を逃避して、カバー部材140とセンシング基板470のはんだ付け部がショートされる現象を防止することができる。センシング基板470のグラウンドは、カバー部材140と電気的に接続することができる。
【0064】
明細書全般において、カバー部材140は、固定部100の一構成として説明されたが、カバー部材140は、固定部100と別途の構成として理解してもよい。カバー部材140は、固定部100と結合することができる。カバー部材140は、第1移動部200を覆うことができる。
【0065】
カメラ装置10は、第1移動部200を含むことができる。第1移動部200は、固定部100に対して移動することができる。第1移動部200は、固定部100を基準に光軸方向に移動することができる。第1移動部200は、固定部100内に配置することができる。第1移動部200は、固定部100内に移動できるように配置することができる。第1移動部200は、固定部100内に光軸方向に移動できるように配置することができる。第1移動部200が固定部100に対して光軸方向に移動することによって、オートフォーカス(AF)機能を行うことができる。第1移動部200は、第2移動部300の上に配置することができる。
【0066】
カメラ装置10は、ボビン210を含むことができる。第1移動部200は、ボビン210を含むことができる。ボビン210は、第1基板110の上に配置することができる。ボビン210は、第1基板110の上に配置することができる。ボビン210は、第1基板110の上に離隔して配置することができる。ボビン210は、ハウジング130内に配置することができる。ボビン210は、ハウジング130の内側に配置することができる。ボビン210の少なくとも一部は、ハウジング130に収容される。ボビン210は、ハウジング130に移動できるように配置することができる。ボビン210は、ハウジング130に光軸方向に移動できるように配置することができる。ボビン210は、レンズ220と結合することができる。ボビン210は、中空またはホールを含むことができる。レンズ220は、ボビン210の中空またはホールに配置することができる。ボビン210の内周面にレンズ220の外周面が結合することができる。
【0067】
ボビン210は、突起211を含むことができる。突起211は、ダンパー突起であってもよい。突起211にはダンパーが配置されてもよい。突起211は、ボビン210の上面に形成することができる。突起211は、ボビン210から上側に突出することができる。ボビン210の突起211は、上部弾性部材710の連結部713と隣接するように配置することができる。突起211は、連結部713と対応する曲率を有するように形成することができる。ダンパーは、ボビン210の突起211と上部弾性部材710の連結部713を連結することができる。ダンパーは、AFダンパーであってもよい。AFダンパーは、上部弾性部材710と第1移動部200との間に塗布されることができる。変形例において、AFダンパーは、第1移動部200と固定部100との間に塗布されてもよい。
【0068】
カメラ装置10は、レンズ220を含むことができる。第1移動部200は、レンズ220を含むことができる。レンズ220は、ボビン210に結合することができる。レンズ220は、ボビン210に固定することができる。レンズ220は、ボビン210と一体で移動することができる。レンズ220は、ボビン210とねじ結合することができる。レンズ220は、ボビン210に接着剤によって接着される。レンズ220は、イメージセンサー330と対応する位置に配置することができる。レンズ220の光軸は、イメージセンサー330の光軸と一致することができる。光軸はz軸であってもよい。レンズ220は、複数のレンズを含むことができる。レンズ220は、5枚または6枚レンズを含むことができる。
【0069】
カメラ装置10は、レンズモジュールを含むことができる。レンズモジュールは、ボビン210に結合することができる。レンズモジュールは、バレルと、バレル内に配置される一つ以上のレンズ220を含むことができる。
【0070】
カメラ装置10は、第2移動部300を含むことができる。第2移動部300は、固定部100に対して移動することができる。第2移動部300は、固定部100を基準に光軸方向に垂直な方向に移動することができる。第2移動部300は、固定部100内に配置することができる。第2移動部300は、固定部100内に移動できるように配置することができる。第2移動部300は、固定部100内に光軸方向に垂直な方向に移動できるように配置することができる。第2移動部300が固定部100に対して光軸方向に垂直な方向に移動することによって、手振れ補正(OIS)機能を行うことができる。第2移動部300は、第1移動部200と第1基板110との間に配置することができる。
【0071】
カメラ装置10は、第2基板310を含むことができる。第2移動部300は、第2基板310を含むことができる。第2基板310は、基板であり得る。第2基板310は、プリント回路基板(PCB)であり得る。第2基板310は、第1移動部200と第1基板110との間に配置することができる。第2基板310は、ボビン210と第1基板110との間に配置することができる。第2基板310は、レンズ220と第1基板110との間に配置することができる。第2基板310は、固定部100と離隔することができる。第2基板310は、固定部100と光軸方向と光軸方向に垂直な方向に離隔することができる。第2基板310は、光軸方向に垂直な方向に移動することができる。第2基板310は、イメージセンサー330と電気的に接続することができる。第2基板310は、イメージセンサー330と一体で移動することができる。第2基板310は、ホールを含むことができる。第2基板310のホールにはイメージセンサー330が配置されてもよい。
【0072】
第2基板310は、端子311を含むことができる。端子311は、第2基板310の下面に配置することができる。端子311は、センサー基板320の端子321と結合することができる。第2基板310は、センサー基板320とは別に形成することができる。第2基板310は、センサー基板320とは別に形成されて結合することができる。第2基板310の端子311にセンサー基板320の端子321がはんだ付けされてもよい。
【0073】
カメラ装置10は、センサー基板320を含むことができる。第2移動部300は、センサー基板320を含むことができる。センサー基板320は基板であってもよい。センサー基板320は、プリント回路基板(PCB)であってもよい。センサー基板320は、イメージセンサー330と結合することができる。センサー基板320は、第2基板310に結合することができる。
【0074】
センサー基板320は、端子321を含むことができる。センサー基板320の端子321は、第2基板310の端子311に結合することができる。センサー基板320は、第2基板310の下面に結合することができる。センサー基板320は、第2基板310の下に配置することができる。センサー基板320は、イメージセンサー330が結合された状態で第2基板310の下に結合することができる。
【0075】
カメラ装置10は、イメージセンサー330を含むことができる。第2移動部300は、イメージセンサー330を含むことができる。イメージセンサー330は、センサー基板320に配置することができる。イメージセンサー330は、センサー基板320とセンサーべース350との間に配置することができる。イメージセンサー330は、第2基板310と電気的に接続することができる。イメージセンサー330は、第2基板310と一体で移動することができる。
【0076】
イメージセンサー330には、レンズ220とフィルター360を通過した光が入射し、イメージが結像することができる。イメージセンサー330は、センサー基板320、第2基板310および第1基板110に電気的に接続することができる。イメージセンサー330は、有効画像領域を含むことができる。イメージセンサー330は、有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサー330は、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPDおよびCIDのいずれか一つ以上を含むことができる。
【0077】
カメラ装置10は、ホルダー340を含むことができる。第2移動部300は、ホルダー340を含むことができる。ホルダー340は、絶縁物質で形成することができる。ホルダー340は、第2基板310に配置することができる。ホルダー340は、第2基板310上に配置することができる。ホルダー340は、第2基板310の上に配置することができる。ホルダー340は、第2基板310に固定することができる。ホルダー340は、第2基板310に結合することができる。ホルダー340は、イメージセンサー330が配置される中空またはホールを含むことができる。ホルダー340には、第2コイル440が配置されてもよい。ホルダー340は、第2コイル440が巻かれる突起を含むことができる。ホルダー340は、ホールセンサー445が配置されるホールを含むことができる。
【0078】
カメラ装置10は、センサーべース350を含むことができる。第2移動部300は、センサーべース350を含むことができる。センサーべース350は、センサー基板320に配置することができる。センサーべース350は、イメージセンサー330と対応する位置に形成されるホールを含むことができる。センサーべース350は、フィルター360が配置される溝を含むことができる。
【0079】
カメラ装置10は、フィルター360を含むことができる。第2移動部300は、フィルター360を含むことができる。フィルター360は、レンズ220とイメージセンサー330との間に配置することができる。フィルター360は、センサーべース350に配置することができる。フィルター360は、レンズ220を通過した光から特定周波数帯域の光がイメージセンサー330に入射するのを遮断することができる。フィルター360は、赤外線遮断フィルターを含むことができる。フィルター360は、赤外線がイメージセンサー330に入射されることを遮断することができる。
【0080】
カメラ装置10は、駆動部を含むことができる。駆動部は、固定部100に対して移動部200、300を移動させることができる。駆動部は、オートフォーカス(AF)機能を行うことができる。駆動部は、手振れ補正(OIS)機能を行うことができる。駆動部は、レンズ220を移動させることができる。駆動部は、イメージセンサー330を移動させることができる。駆動部は、マグネットとコイルを含むことができる。駆動部は、形状記憶合金(SMA)を含むことができる。
【0081】
カメラ装置10は、第1駆動部を含むことができる。第1駆動部はAF駆動部であり得る。第1駆動部は、第1移動部200を光軸方向に移動させることができる。第1駆動部は、ボビン210を光軸方向に移動させることができる。レンズ220を光軸方向に移動させることができる。第1駆動部は、オートフォーカス(AF)機能を行うことができる。第1駆動部は、第1移動部200を光軸方向の上方向に移動させることができる。第1駆動部は、第1移動部200を光軸方向の下方向に移動させることができる。
【0082】
カメラ装置10は、第2駆動部を含むことができる。第2駆動部は、OIS駆動部であり得る。第2駆動部は、第2移動部300を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2駆動部は、第2基板310を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2駆動部は、センサー基板320を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2駆動部は、イメージセンサー330を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2駆動部は、ホルダー340を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2駆動部は、センサーべース350を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2駆動部は、フィルター360を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2駆動部は、手振れ補正(OIS)機能を行うことができる。
【0083】
第2駆動部は、第2移動部300を光軸方向に垂直な第1方向に移動させることができる。第2駆動部は、第2移動部300を光軸方向と第1方向に垂直な第2方向に移動させることができる。第2駆動部は、第2移動部300を光軸を中心に回転させることができる。
【0084】
本実施例において、第1駆動部は、第1コイル430を含むことができる。第2駆動部は、第2コイル440を含むことができる。第1駆動部と第2駆動部は、第1コイル430と第2コイル440との相互作用に共用で使用される駆動マグネット410を含むことができる。即ち、第1駆動部と第2駆動部は、個別的に制御されるコイルと共用のマグネットを含むことができる。
【0085】
カメラ装置10は、駆動マグネット410を含むことができる。駆動部は、駆動マグネット410を含むことができる。駆動マグネット410は、磁石であってもよい。駆動マグネット410は、永久磁石であってもよい。駆動マグネット410は、共用マグネットであってもよい。駆動マグネット410は、オートフォーカス(AF)と手振れ補正(OIS)に共通で使用することができる。
【0086】
駆動マグネット410は、固定部100に配置することができる。駆動マグネット410は、固定部100に固定することができる。駆動マグネット410は、固定部100に結合することができる。駆動マグネット410は、固定部100に接着剤によって接着されてもよい。駆動マグネット410は、ハウジング130に配置することができる。駆動マグネット410は、ハウジング130に固定することができる。駆動マグネット410は、ハウジング130に結合することができる。駆動マグネット410は、ハウジング130に接着剤によって接着されてもよい。駆動マグネット410は、ハウジング130のコーナーに配置することができる。駆動マグネット410は、ハウジング130のコーナーに偏って配置することができる。
【0087】
駆動マグネット410は、一つのN極領域と一つのS極領域を含む2極着磁マグネットであってもよい。変形例において、駆動マグネット410は、2個のN極領域と2個のS極領域を含む4極着磁マグネットであってもよい。
【0088】
駆動マグネット410は、複数のマグネットを含むことができる。駆動マグネット410は、4つのマグネットを含むことができる。駆動マグネット410は、第1~第4マグネットを含むことができる。第1~第4マグネットは、光軸に対称に配置することができる。第1~第4マグネットは、互いに同じ大きさと形状で形成することができる。
【0089】
変形例において駆動マグネット410は、第1コイル430と対応する位置に配置される第1マグネットと、第2コイル440と対応する位置に配置される第2マグネットを含むことができる。この時、第1マグネットと第2マグネットは、固定部100に配置し、第1コイル430と第2コイル440は、移動部200、300に配置することができる。または、第1マグネットと第2マグネットは、移動部200、300に配置し、第1コイル430と第2コイル440は、固定部100に配置することができる。
【0090】
カメラ装置10は、第1コイル430を含むことができる。駆動部は、第1コイル430を含むことができる。第1コイル430は、第1移動部200に配置することができる。第1コイル430は、第1移動部200に固定することができる。第1コイル430は、第1移動部200に結合することができる。第1コイル430は、第1移動部200に接着剤によって接着されてもよい。第1コイル430は、ボビン210に配置することができる。第1コイル430は、ボビン210に固定することができる。第1コイル430は、ボビン210に結合することができる。第1コイル430は、ボビン210に接着剤によって接着されてもよい。第1コイル430は、ドライバーIC480と電気的に接続することができる。第1コイル430は、下部弾性部材720、センシング基板470およびドライバーIC480と電気的に接続することができる。第1コイル430は、ドライバーIC480から電流の供給を受けることができる。
【0091】
第1コイル430は、駆動マグネット410と対応する位置に配置することができる。第1コイル430は、ボビン210に駆動マグネット410と対応する位置に配置することができる。第1コイル430は、駆動マグネット410と向かい合うことができる。第1コイル430は、駆動マグネット410に向ける面を含むことができる。第1コイル430は、駆動マグネット410と隣接するように配置することができる。第1コイル430は、駆動マグネット410と相互作用することができる。第1コイル430は、駆動マグネット410と電磁気的相互作用することができる。
【0092】
第1コイル430は、第1移動部200を光軸方向に移動させることができる。第1コイル430は、ボビン210を光軸方向に移動させることができる。第1コイル430は、レンズ220を光軸方向に移動させることができる。第1コイル430は、第1移動部200を光軸方向の上方向に移動させることができる。第1コイル430は、ボビン210を光軸方向の上方向に移動させることができる。第1コイル430は、レンズ220を光軸方向の上方向に移動させることができる。第1コイル430は、第1移動部200を光軸方向の下方向に移動させることができる。第1コイル430は、ボビン210を光軸方向の下方向に移動させることができる。第1コイル430は、レンズ220を光軸方向の下方向に移動させることができる。
【0093】
カメラ装置10は、第2コイル440を含むことができる。駆動部は、第2コイル440を含むことができる。第2コイル440は、第2移動部300に配置することができる。第2コイル440は、第2移動部300に固定することができる。第2コイル440は、第2移動部300に結合することができる。第2コイル440は、第2移動部300に接着剤によって接着されてもよい。第2コイル440は、ホルダー340に配置することができる。第2コイル440は、ホルダー340に固定することができる。第2コイル440は、ホルダー340に結合することができる。第2コイル440は、ホルダー340に接着剤によって接着されてもよい。第2コイル440は、ホルダー340の突起に巻かれて配置することができる。第2コイル440は、ホルダー340上に配置することができる。第2コイル440は、第2基板310に電気的に接続することができる。第2コイル440の両端は、第2基板310にはんだ付けされてもよい。第2コイル440は、ドライバーIC495と電気的に接続することができる。第2コイル440は、第2基板310とドライバーIC495と電気的に接続することができる。第2コイル440は、ドライバーIC495から電流の供給を受けることができる。
【0094】
第2コイル440は、駆動マグネット410と対応する位置に配置することができる。第2コイル440は、ホルダー340に駆動マグネット410と対応する位置に配置することができる。第2コイル440は、駆動マグネット410と向かい合うことができる。第2コイル440は、駆動マグネット410に向ける面を含むことができる。第2コイル440は、駆動マグネット410と隣接するように配置することができる。第2コイル440は、駆動マグネット410と相互作用することができる。第2コイル440は、駆動マグネット410と電磁気的相互作用することができる。
【0095】
第2コイル440は、第2移動部300を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2コイル440は、第2基板310を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2コイル440は、センサー基板320を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2コイル440は、イメージセンサー330を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2コイル440は、ホルダー340を光軸方向に垂直な方向に移動させることができる。第2コイル440は、第2移動部300を光軸に対して回転させることができる。第2コイル440は、第2基板310を光軸に対して回転させることができる。第2コイル440は、センサー基板320を光軸に対して回転させることができる。第2コイル440は、イメージセンサー330を光軸に対して回転させることができる。第2コイル440は、ホルダー340を光軸に対して回転させることができる。
【0096】
第2コイル440は、複数のコイルを含むことができる。第2コイル440は、4つのコイルを含むことができる。第2コイル440は、x軸シフトのためのコイルを含むことができる。第2コイル440は、y軸シフトのためのコイルを含むことができる。
【0097】
第2コイル440は、第2-1コイル441を含むことができる。第2-1コイル441は、第1サブコイルであり得る。第2-1コイル441は、x軸シフトのためのコイルであり得る。第2-1コイル441は、第2移動部300をx軸方向に移動させることができる。第2-1コイル441は、y軸に長く配置することができる。第2-1コイル441は、複数のコイルを含むことができる。第2-1コイル441は、2個のコイルを含むことができる。第2-1コイル441の2個のコイルは、互いに電気的に接続することができる。第2-1コイル441は、2個のコイルを連結する連結コイルを含むことができる。この場合、第2-1コイル441の2個のコイルは、共に電流の印加を受けることができる。または、第2-1コイル441の2個のコイルは、互いに電気的に分離して個別的に電流の印加を受けることができる。
【0098】
第2コイル440は、第2-2コイル442を含むことができる。第2-2コイル442は、第2サブコイルであり得る。第2-2コイル442は、y軸シフトのためのコイルであり得る。第2-2コイル442は、第2移動部300をy軸方向に移動させることができる。第2-2コイル442は、x軸に長く配置することができる。第2-1コイル441は、複数のコイルを含むことができる。第2-2コイル442は、2個のコイルを含むことができる。第2-2コイル442の2個のコイルは、互いに電気的に接続することができる。第2-2コイル442は、2個のコイルを連結する連結コイルを含むことができる。この場合、第2-2コイル442の2個のコイルは、共に電流の印加を受けることができる。または、第2-2コイル442の2個のコイルは、互いに電気的に分離して個別的に電流の印加を受けることができる。
【0099】
カメラ装置10は、ホールセンサー445を含むことができる。ホールセンサー445は、第2基板310に配置することができる。ホールセンサー445は、ホルダー340のホールに配置することができる。ホールセンサー445は、ホール素子(Hall IC)を含むことができる。ホールセンサー445は、駆動マグネット410を感知することができる。ホールセンサー445は、駆動マグネット410の磁気力を感知することができる。ホールセンサー445は、駆動マグネット410と向かい合うことができる。ホールセンサー445は、駆動マグネット410と対応する位置に配置することができる。ホールセンサー445は、駆動マグネット410と隣接するように配置することができる。ホールセンサー445は、第2移動部300の位置を感知することができる。ホールセンサー445は、第2移動部300の移動を感知することができる。ホールセンサー445は、第2コイル440の中空に配置することができる。ホールセンサー445によって感知されたセンシング値は、手振れ補正駆動をフィードバック(feedback)するために使用することができる。ホールセンサー445は、ドライバーIC495と電気的に接続することができる。
【0100】
ホールセンサー445は、複数のホールセンサーを含むことができる。ホールセンサー445は、3個のホールセンサーを含むことができる。ホールセンサー445は、第1~第3ホールセンサーを含むことができる。第1ホールセンサーは、第2移動部300のx軸方向けでの変位を感知することができる。第2ホールセンサーは、第2移動部300のy軸方向けでの変位を感知することができる。第3ホールセンサーは、単独でまたは、第1ホールセンサーと第2ホールセンサーのいずれか一つ以上と共に第2移動部300のz軸に対する回転を感知することができる。
【0101】
カメラ装置10は、センシングマグネット450を含むことができる。センシングマグネット450は、第1移動部200に配置することができる。センシングマグネット450は、第1移動部200に固定することができる。センシングマグネット450は、第1移動部200に結合することができる。センシングマグネット450は、第1移動部200に接着剤によって接着されてもよい。センシングマグネット450は、ボビン210に配置することができる。センシングマグネット450は、ボビン210に固定することができる。センシングマグネット450は、ボビン210に結合することができる。センシングマグネット450は、ボビン210に接着剤によって接着されてもよい。センシングマグネット450は、駆動マグネット410よりも小さい大きさで形成することができる。これにより、センシングマグネット450が駆動に及ぼす影響が最小化することができる。
【0102】
センシングマグネット450は、補正マグネット460の反対側に配置することができる。センシングマグネット450と補正マグネット460は、第1移動部200に互いに反対側に配置することができる。センシングマグネット450と補正マグネット460は、ボビン210に互いに反対側に配置することができる。
【0103】
カメラ装置10は、補正マグネット460を含むことができる。補正マグネット460は、補償マグネットであってもよい。補正マグネット460は、第1移動部200に配置することができる。補正マグネット460は、第1移動部200に固定することができる。補正マグネット460は、第1移動部200に結合することができる。補正マグネット460は、第1移動部200に接着剤によって接着されてもよい。補正マグネット460は、ボビン210に配置することができる。補正マグネット460は、ボビン210に固定することができる。補正マグネット460は、ボビン210に結合することができる。補正マグネット460は、ボビン210に接着剤によって接着されてもよい。補正マグネット460は、駆動マグネット410よりも小さい大きさで形成することができる。これにより、補正マグネット460が駆動に及ぼす影響が最小化されることができる。また、補正マグネット460は、センシングマグネット450の反対側に配置され、センシングマグネット450と磁気力平衡を形成することができる。これにより、センシングマグネット450によって発生し得るチルトが防止されることができる。
【0104】
カメラ装置10は、センシング基板470を含むことができる。センシング基板470は、基板であってもよい。センシング基板470は、プリント回路基板(PCB)であってもよい。センシング基板470は、フレキシブル基板であってもよい。センシング基板470は、FPCBであってもよい。センシング基板470は、第1基板110と結合することができる。センシング基板470は、固定部100に配置することができる。センシング基板470は、第1基板110と連結されることができる。センシング基板470は、第1基板110と電気的に接続することができる。センシング基板470は、第1基板110にはんだ付けされてもよい。センシング基板470は、ハウジング130に配置することができる。センシング基板470は、ハウジング130に固定することができる。センシング基板470は、ハウジング130に結合することができる。ハウジング130は、センシング基板470と対応する形状のホール131または溝を含むことができる。センシング基板470は、ハウジング130のホール131または溝に配置することができる。センシング基板470は、光軸方向に垂直な方向に少なくとも2回折り曲げられてもよい。
【0105】
センシング基板470も、第1基板110と第2基板310と同様に第3基板、第4基板などと称することができる。
【0106】
本実施例においてセンシング基板470は、第1基板110と離隔することができる。この時、センシング基板470は、連結基板600を介して第1基板110と電気的に接続することができる。即ち、センシング基板470と第1基板110は、物理的に接触したり直接結合されず、連結基板600を介して間接的に連結されることができる。センシング基板470は、連結基板600に結合することができる。センシング基板470は、連結基板600の端子部630に結合することができる。センシング基板470は、連結基板600に固定することができる。センシング基板470は、連結基板600の端子部630に固定することができる。センシング基板470は、連結基板600に配置することができる。センシング基板470は、連結基板600の端子部630に配置することができる。センシング基板470は、連結基板600にはんだ付けによって結合することができる。センシング基板470は、連結基板600の端子部630にはんだ付けによって結合することができる。
【0107】
センシング基板470は、連結基板600と光軸方向に垂直な方向にオーバーラップされる。光軸方向に垂直な方向に、センシング基板470は、連結基板600と連結基板600の最大地点の高さ対比40%~70%オーバーラップされる。光軸方向に垂直な方向に、センシング基板470は、連結基板600の端子部630とオーバーラップされる。センシング基板470は、連結基板600の下端と離隔して連結基板600にはんだ付けされる。センシング基板470は、連結基板600の第2端子632の第2端子632にはんだ付けされる。センシング基板470は、第1端子471を含むことができる。第1端子471は、連結基板600の第2端子632と連結されることができる。センシング基板470と連結基板600を連結するはんだは、ドライバーIC480よりも第1基板110に近く配置することができる。
【0108】
光軸方向に垂直な方向にセンシング基板470は金属プレート650とオーバーラップされる。センシング基板470は、金属プレート650の下で連結基板600にはんだ付けされる。センシング基板470は、側方から見ると、第1基板471のコネクターの反対側に偏って配置することができる。
【0109】
第1端子471は、複数の端子を含むことができる。第1端子471は、4つの第1端子471を含むことができる。4つの第1端子471は、連結基板600の4つの第2端子632とそれぞれ結合することができる。4つの第1端子471は、SDA端子、SCL端子、Vcc端子、およびVdd端子を含むことができる。第1端子471は、I2C通信のための端子を含むことができる。本実施例においては、第1基板110の電源端とI2C通信端子を共用で使用することができる。カバー部材140は、センシング基板470または第1基板110のグラウンドパッドに電気的に接続することができる。
【0110】
変形例において、ドライバーIC480の位置にホール素子が配置されてもよい。この場合、第1コイル430に電流を印加するための制御部は、第1基板110上に配置することができる。この時、センシング基板470の第1端子は、6個の端子を含むことができる。6個の端子は、第1コイル(+)端子、第1コイル(-)端子、Hall入力(+)端子、Hall入力(-)端子、Hall出力(+)端子、およびHall出力(-)端子を含むことができる。
【0111】
センシング基板470は、第2端子472を含むことができる。2個の下部弾性部材720と連結されることができる。2個の下部弾性部材720は、第1コイル430と連結されることができる。即ち、下部弾性部材720は、センシング基板470の第2端子472と第1コイル430を連結することができる。下部弾性部材720は、センシング基板470の第2端子472と第1コイル430を電気的に接続することができる。
【0112】
図15に示したように、変形例においてカメラ装置10は、センシング基板470aを含むことができる。センシング基板470aは、第1基板110に結合することができる。センシング基板470aは、第1基板110に直接結合することができる。センシング基板470aは、第1基板110にはんだ付けによって結合することができる。センシング基板470aは、第1基板110に通電性エポキシによって結合することができる。センシング基板470aは、第1基板110に固定することができる。センシング基板470aは、第1基板110に配置することができる。センシング基板470aは、第1基板110の第1端子471aに結合することができる。センシング基板470aは、第1基板110の第1端子471aにはんだ付けによって結合することができる。センシング基板470aは、第1基板110の第1端子471aに通電性エポキシによって結合することができる。変形例において、ハウジング130は、第1基板110の端子と第1基板110の第1端子471aが結合される部分をオープンする溝を含むことができる。
【0113】
変形例において、上部弾性部材710は、互いに離隔する2個の上部弾性部材を含むことができる。上部弾性部材710は、センシング基板470の第2端子472と第1コイル430を接続することができる。上部弾性部材710は、センシング基板470の第2端子472と第1コイル430を電気的に接続することができる。
【0114】
カメラ装置10は、ドライバーIC480を含むことができる。ドライバーIC480は、AFドライバーICであってもよい。ドライバーIC480は、第1コイル430と電気的に接続することができる。ドライバーIC480は、AF駆動を行うために第1コイル430に電流を印加することができる。ドライバーIC480は、第1コイル430に電源を印加することができる。ドライバーIC480は、第1コイル430に電流を印加することができる。ドライバーIC480は、第1コイル430に電圧を印加することができる。ドライバーIC480は、センシング基板470に配置することができる。ドライバーIC480は、センシングマグネット450と対応する位置に配置することができる。ドライバーIC480は、センシングマグネット450と向かい合うように配置することができる。ドライバーIC480は、センシングマグネット450と隣接するように配置することができる。
【0115】
ドライバーIC480は、センサーを含むことができる。センサーはホール素子(Hall IC)を含むことができる。センサーは、センシングマグネット450と対応する位置に配置することができる。センサーは、センシングマグネット450と向かい合うように配置することができる。センサーは、センシングマグネット450と隣接するように配置することができる。センサーは、センシングマグネット450を感知することができる。センサーは、センシングマグネット450の磁気力を感知することができる。センサーは、第1移動部200の位置を感知することができる。センサーは、第1移動部200の移動を感知することができる。センサーによって感知された感知値は、オートフォーカス駆動のフィードバックのために使用することができる。
【0116】
カメラ装置10は、ジャイロセンサー490を含むことができる。ジャイロセンサー490は、第1基板110に配置することができる。ジャイロセンサー490は、カメラ装置10の揺れを感知することができる。ジャイロセンサー490は、カメラ装置10の揺れによる角速度または線速度をセンシングすることができる。ジャイロセンサー490は、ドライバーIC495と電気的に接続することができる。ジャイロセンサー490で感知されたカメラ装置10の揺れは、手振れ補正(OIS)駆動のために使用することができる。
【0117】
カメラ装置10は、ドライバーIC495を含むことができる。ドライバーIC495は、OISドライバーICであってもよい。ドライバーIC495は、第2コイル440と電気的に接続することができる。ドライバーIC495は、OIS駆動を行うために第2コイル440に電流を印加することができる。ドライバーIC495は、第2コイル440に電源を印加することができる。ドライバーIC495は、第2コイル440に電流を印加することができる。ドライバーIC495は、第2コイル440に電圧を印加することができる。ドライバーIC495は、第2基板310に配置することができる。
【0118】
カメラ装置10は、連結部材を含むことができる。連結部材は、インターポーザであってもよい。連結部材は、第2移動部300の移動を支持することができる。連結部材は、第2移動部300を移動可能に支持することができる。連結部材は、第2移動部300と固定部100を連結することができる。連結部材は、第1基板110と第2基板310を連結することができる。連結部材は、第1基板110と第2基板310を電気的に接続することができる。連結部材は、第1基板110と第2移動部300を連結することができる。連結部材は、第2移動部300の移動をガイドすることができる。連結部材は、第2移動部300が光軸方向に垂直な方向に移動するようにガイドすることができる。連結部材は、第2移動部300が光軸に対して回転するようにガイドすることができる。連結部材は、第2移動部300の光軸方向への移動を制限することができる。
【0119】
連結部材は、連結基板600を含むことができる。連結部材は、固定部100と第2移動部300を連結する弾性部材を含むことができる。連結部材は、板バネを含むことができる。連結部材は、ワイヤー800を含むことができる。連結部材は、固定部100と第2移動部300との間に配置されるボールを含むことができる。
【0120】
カメラ装置10は、連結基板600を含むことができる。連結基板600は、連結部であってもよい。連結基板600は、連結部材であってもよい。連結基板600は、フレキシブル基板であってもよい。連結基板600は、フレキシブルなプリント回路基板であってもよい。連結基板600は、FPCB(flexible printed circuit board)であってもよい。連結基板600は、少なくとも一部で軟性を有することができる。第2基板310と連結基板600は、一体で形成することができる。
【0121】
連結基板600は、第2移動部300を支持することができる。連結基板600は、第2移動部300の移動を支持することができる。連結基板600は、第2移動部300を移動できるように支持することができる。連結基板600は、第2移動部300と固定部100を連結することができる。連結基板600は、第1基板110と第2基板310を連結することができる。連結基板600は、第1基板110と第2基板310を電気的に接続することができる。連結基板600は、第1基板110と第2移動部300を連結することができる。連結基板600は、第2移動部300の移動をガイドすることができる。連結基板600は、第2移動部300が光軸方向に垂直な方向に移動するようにガイドすることができる。連結基板600は、第2移動部300が光軸に対して回転するようにガイドすることができる。連結基板600は、第2移動部300の光軸方向への移動を制限することができる。連結基板600の一部は、べース120に結合することができる。
【0122】
連結基板600は、互いに離隔して対称で形成される2個の連結基板600を含むことができる。2個の連結基板600は、第2基板310の両側に配置することができる。連結基板600は、合計6回折り曲げられて、第1基板110と第2基板310を連結するように形成することができる。
【0123】
連結基板600は、第2基板310と連結され、光軸方向にベンディングされる第1領域を含むことができる。第1領域は、第2基板310と連結されて光軸方向に折り曲げられることができる。第1領域は、第2基板310と連結されて光軸方向に延びることができる。第1領域は、第2基板310と連結され、光軸方向に折り曲げ延長することができる。連結基板600は、第1領域に延びる第2領域を含むことができる。連結基板600は、第2領域で光軸方向と垂直な方向にベンディングされる第3領域を含むことができる。第3領域は、第2領域で光軸方向と垂直な方向に折り曲げられることができる。第3領域は、第2領域で光軸方向と垂直な方向に延びることができる。第3領域は、第2領域で光軸方向と垂直な方向に折り曲げ延長することができる。
【0124】
連結基板600は、光軸方向にベンディングされる第1ベンディング領域を含むことができる。連結基板600は、光軸方向に折り曲げられる第1ベンディング領域を含むことができる。連結基板600は、光軸方向に延びる第1ベンディング領域を含むことができる。連結基板600の延長部620は、光軸方向と垂直な方向にベンディングされる第2ベンディング領域を含むことができる。延長部620は、光軸方向と垂直な方向に折り曲げられる第2ベンディング領域を含むことができる。延長部620は、光軸方向と垂直な方向に延びる第2ベンディング領域を含むことができる。延長部620は、光軸方向と垂直な方向に折り曲げ延長される第2ベンディング領域を含むことができる。
【0125】
連結基板600は、第1領域を含む連結部610を含むことができる。連結基板600は、第2領域と第3領域を含む延長部620を含むことができる。連結基板600は、第2基板310と連結される連結部610を含むことができる。連結基板600は、連結部610に延びる延長部620を含むことができる。連結基板600は、延長部620と連結され、端子を含む端子部630を含むことができる。
【0126】
連結基板600は、連結部610を含むことができる。連結部610は、第2移動部300に連結することができる。連結部610は、第2移動部300に結合することができる。連結部610は、第2移動部300に固定することができる。連結部610は、第2基板310に連結することができる。連結部610は、第2基板310に結合することができる。連結部610は、第2基板310に固定することができる。連結部610は、光軸方向にベンディングされる第1ベンディング領域を含むことができる。連結部610は、光軸方向に折り曲げられる第1ベンディング領域を含むことができる。連結部610は、光軸方向に延びる第1ベンディング領域を含むことができる。連結部610は、第2基板310に対して光軸方向にベンディングされる第1領域と、第1領域から延びて光軸方向と垂直な方向にベンディングされる第2領域を含むことができる。
【0127】
連結基板600は、延長部620を含むことができる。延長部620は、連結部610と端子部630を連結することができる。延長部620は、連結部610から延びることができる。延長部620は、光軸方向と垂直な方向にベンディングされる第2ベンディング領域を含むことができる。
【0128】
連結基板600は、端子部630を含むことができる。端子部630は、固定部100に結合することができる。端子部630は、固定部100に固定することができる。端子部630は、第1基板110に結合することができる。端子部630は、第1基板110に連結されることができる。端子部630は、第1基板110にはんだ付けされてもよい。端子部630は、第1基板110に固定することができる。端子部630は、べース120に結合することができる。端子部630は、べース120に固定することができる。端子部630は、端子を含むことができる。端子は、第1基板110に結合することができる。端子部630は、第1幅を有する第1部分と、第1幅より狭い第2幅を有する第2部分を含むことができる。第1部分には、第1端子631が配置され、第2部分には、第2端子632が配置されてもよい。第2部分が第1部分と延長部620を連結することができる。
【0129】
端子部630は、第1端子631を含むことができる。第1端子631は、第1基板110に連結されることができる。第1端子631は、連結基板600の外面に配置することができる。連結基板600の第1端子631は、連結基板600の下端に配置することができる。第1端子631は、端子部630に配置することができる。第1端子631は、第1基板110に結合することができる。第1端子631は、第1基板110の端子に結合することができる。第1端子631は、はんだ付けにより第1基板110の端子に結合することができる。
【0130】
端子部630は、第2端子632を含むことができる。第2端子632は、センシング基板470に連結することができる。第2端子632は、連結基板600の外面に配置することができる。連結基板600の第2端子632は、連結基板600の外面に第1端子631と離隔して配置することができる。連結基板600の第2端子632は、連結基板600の下端から離隔して配置することができる。連結基板600の第2端子632は、光軸方向に第1端子631の上に配置することができる。第2端子632は、端子部630に配置することができる。第2端子632は、センシング基板470に結合することができる。第2端子632は、センシング基板470の第1端子471に結合することができる。第2端子632は、はんだ付けによりセンシング基板470の第1端子471に結合することができる。
【0131】
第2端子632は、複数の端子を含むことができる。第2端子632は、4つの第2端子632を含むことができる。4つの第2端子632は、4つの第1端子471とそれぞれ結合することができる。4つの第2端子632は、SDA端子、SCL端子、Vcc端子、およびVdd端子を含むことができる。第2端子632は、I2C通信のための端子を含むことができる。
【0132】
図12Cに示したように、変形例において連結基板600は、第2端子632aを含むことができる。本実施例において、第2端子632は、2個の単位連結基板のいずれか一つの単位連結基板に4つの端子で形成することができる。但し、変形例において第2端子632aは、2個の単位連結基板のそれぞれに3個ずつ合計6個の端子で形成することができる。但し、6個の端子のうち4個の端子だけセンシング基板470と通電できる。残りの2個の端子は、テスト端子または接地端子であってもよい。
【0133】
本実施例においてカメラ装置10は、フレキシブル基板を含むことができる。フレキシブル基板は、固定部100と第2移動部300を連結することができる。フレキシブル基板は、第2移動部300と連結される連結部610と、連結部610に延びる延長部620と、延長部620と連結され、端子を含む端子部630を含むことができる。
【0134】
本実施例において連結基板600は、第1基板110に結合される第1部分と、第2基板310と結合される第2部分と、第1部分と第2部分を連結する第3部分を含むことができる。第3部分は、少なくとも一部で光軸と平行するように配置することができる。第3部分は、光軸方向への長さが厚さより長く形成することができる。連結基板600の第2部分は、少なくとも一部で第2基板310と平行するように配置することができる。連結基板600の第3部分は、少なくとも一部で第2部分と垂直に配置することができる。連結基板600の第3部分は、第2基板310のコーナーと対応する部分でラウンド状に折り曲げられることができる。第2基板310は、互いに反対側に配置される第1側面と第2側面と、互いに反対側に配置される第3側面と第4側面を含むことができる。連結基板600の第2部分は、第2基板310の第1側面と第2側面と結合することができる。連結基板600の第1部分は、第2基板310の第3側面と第4側面と対応する第1基板110の部分に結合することができる。
【0135】
カメラ装置10は、金属プレート650を含むことができる。連結部材は、金属プレート650を含むことができる。連結基板600は、金属プレート650を含むことができる。但し、金属プレート650は、連結基板600とは別の構成として理解してもよい。金属プレート650は、金属部材であってもよい。金属プレート650は、金属部であってもよい。金属プレート650は、金属層であってもよい。金属プレート650は、金属箔膜であってもよい。金属プレート650は、金属で形成することができる。金属プレート650は、合金で形成することができる。金属プレート650は、銅合金で形成することができる。金属プレート650は、通電性材質で形成することができる。金属プレート650は、連結基板600の導電層とは区分することができる。金属プレート650は、連結基板600の導電層と異なる材質で形成することができる。金属プレート650は、連結基板600に結合することができる。金属プレート650は弾性を有することができる。
【0136】
光軸方向に、少なくとも一部で金属プレート650の長さは、延長部620の長さと同じであってもよい。金属プレート650は、延長部620と光軸方向に同じ長さに延びることができる。金属プレート650の厚さは、連結基板600の厚さと同じであってもよい。金属プレート650の厚さは、連結基板600の厚さより厚くてもよい。
【0137】
金属プレート650の少なくとも一部は、連結基板600の延長部620に配置することができる。延長部620は、光軸方向と垂直な方向にベンディングされるベンディング領域を含むことができる。この時、金属プレート650は、ベンディング領域に配置することができる。
【0138】
金属プレート650は、導電性物質で形成することができる。金属プレート650は、グラウンド(GND)で使用することができる。金属プレート650は、第1基板110と電気的に接続することができる。この場合、連結基板600の電源連結パターン(Pattern)数量が減少することができる。
【0139】
カメラ装置10は、弾性部材700を含むことができる。弾性部材700は、支持部材であってもよい。弾性部材700は、固定部100と第1移動部200を連結することができる。弾性部材700は、固定部100と第1移動部200を弾性的に連結することができる。弾性部材700は、ボビン210とハウジング130を連結することができる。弾性部材700は、ボビン210とハウジング130を弾性的に連結することができる。弾性部材700は、第1移動部200を固定部100に対して移動可能に支持することができる。弾性部材700は、第1移動部200の移動時に変形することがある。弾性部材700は、第1移動部200の移動が終了すれば、復原力(弾性力)により、第1移動部200を初期位置に位置させることができる。弾性部材700は、板バネを含むことができる。弾性部材700は、バネを含むことができる。弾性部材700は、少なくとも一部で弾性を有することができる。弾性部材700は、第1移動部に復原力(弾性力)を提供することができる。
【0140】
カメラ装置10は、上部弾性部材710を含むことができる。弾性部材700は、上部弾性部材710を含むことができる。上部弾性部材710は、下部弾性部材720の上に配置することができる。上部弾性部材710は、ボビン210と結合される内側部を含むことができる。上部弾性部材710の内側部は、ボビン210の上部に結合することができる。上部弾性部材710の内側部は、ボビン210の上面に配置することができる。上部弾性部材710は、ハウジング130と結合される外側部を含むことができる。上部弾性部材710の外側部は、ハウジング130の下部に結合することができる。上部弾性部材710の外側部は、ハウジング130の下面に配置することができる。上部弾性部材710は、内側部と外側部を連結する連結部を含むことができる。連結部は、弾性を有することができる。
【0141】
カメラ装置10は、下部弾性部材720を含むことができる。弾性部材700は、下部弾性部材720を含むことができる。下部弾性部材720は、上部弾性部材710の下に配置することができる。下部弾性部材720は、ボビン210と結合される内側部を含むことができる。下部弾性部材720の内側部は、ボビン210の下部に結合することができる。下部弾性部材720の内側部は、ボビン210の下面に配置することができる。下部弾性部材720は、ハウジング130と結合される外側部を含むことができる。下部弾性部材720の外側部は、ハウジング130の上部に結合することができる。下部弾性部材720の外側部は、ハウジング130の上面に配置することができる。下部弾性部材720は、内側部と外側部を連結する連結部を含むことができる。連結部は、弾性を有することができる。
【0142】
下部弾性部材720は、複数の下部弾性ユニットを含むことができる。下部弾性部材720は、第1および第2下部弾性ユニット720-1、720-2を含むことができる。下部弾性部材720は、2個の下部弾性ユニット720-1、720-2を含むことができる。2個の下部弾性ユニット720-1、720-2は、互いに離隔してセンシング基板470と第1コイル430を電気的に接続することができる。
【0143】
カメラ装置10は、ワイヤー800を含むことができる。ワイヤー800は、ワイヤーバネであってもよい。ワイヤー800は、弾性部材であってもよい。ワイヤー800は、変形例において板バネであってもよい。ワイヤー800は、固定部100と第2移動部300を連結することができる。ワイヤー800は、固定部100と第2移動部300を弾性的に連結することができる。ワイヤー800は、ハウジング130と第2基板310を連結することができる。ワイヤー800は、ハウジング130と第2基板310を弾性的に連結することができる。ワイヤー800は、第2移動部300を移動可能に支持することができる。ワイヤー800は、第2移動部300が光軸方向に垂直な方向に移動したり回転するように支持することができる。
【0144】
本実施例に係るカメラ装置10は、AFとOIS駆動のために共用マグネットを使用することができる。本実施例においては、AF1軸(Z-shift)、OIS3軸(X-shift,Y-shift,Z-Roll)の総4軸駆動のためのVCM磁界構造を4個のマグネットで実現することができる。また、本実施例においては、FPCBベンディング(bending)構造により、電気的接続とバネの役割を共に行うことができる。
【0145】
本実施例においては、駆動マグネット共用構造でマグネット適用数量縮小による材料コスト節減効果を期待することができる。また、本実施例においては、マグネット共用構造適用により、カメラ装置10の高さの値を縮小することができる。また、本実施例においては、連結基板600を総6回のベンディング(Bending)によって、バネ形状を実現することによって、組み立ておよび生産性を高めることができる。
【0146】
以下、本実施例に係るカメラ装置の駆動を図面を参照して説明する。
【0147】
図19は、本実施例に係るカメラ装置のオートフォーカス機能の駆動を説明するための図面である。
【0148】
本実施例に係るカメラ装置10の第1コイル430に電源が印加されると、第1コイル430に電磁気場が形成され、第1コイル430は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向(z軸方向)に移動することができる。この時、第1コイル430は、レンズ220を含む第1移動部200と共に光軸方向に移動することができる。この場合、レンズ220は、イメージセンサー330に対して離れたり近づいたりするので、被写体のフォーカスが調節できる。第1コイル430に電源を印加するために電流および電圧のいずれか一つ以上が印加される。
【0149】
本実施例に係るカメラ装置10の第1コイル430に第1方向の電流が印加されると、第1コイル430は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向のうち上方向(
図19のa参照)に移動することができる。この時、第1コイル430は、レンズ220をイメージセンサー330と離れるように光軸方向のうち上方向に移動させることができる。
【0150】
本実施例に係るカメラ装置10の第1コイル430に第1方向と反対の第2方向の電流が印加されると、第1コイル430は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向のうち下方向(
図19のb参照)に移動することができる。この時、第1コイル430は、レンズ220をイメージセンサー330と近づくように光軸方向のうち下方向け移動させることができる。
【0151】
図20~
図22は、本実施例に係るカメラ装置の手振れ補正機能の駆動を説明するための図面である。
【0152】
本実施例に係るカメラ装置10の第2コイル440に電源が印加されると、第2コイル440に電磁気場が形成されて、第2コイル440は駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向に垂直な方向に移動することができる。また、第2コイル440は駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸に対して回転することができる。この時、第2コイル440は、イメージセンサー330を含む第2移動部300と共に移動したり回転することができる。本実施例においては、ジャイロセンサー490によって感知されるカメラ装置10の揺れが補償されるように、第2コイル440がイメージセンサー330を移動させることができる。
【0153】
図20は、本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーがx軸に沿ってシフトされる駆動を説明するための図面である。
【0154】
本実施例に係るカメラ装置10の第2-1コイル441に第1方向の電流が印加されると、第2-1コイル441は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向に垂直な第1方向(x軸方向)のうち一方向(
図20のa参照)に移動することができる。この時、第2-1コイル441は、イメージセンサー330を光軸方向に垂直な第1方向のうち一方向に移動させることができる。逆に、第2-1コイル441に第1方向の反対である第2方向の電流が印加されると、第2-1コイル441は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向に垂直な第1方向(x軸方向)のうち他方向に移動することができる。この時、第2-1コイル441は、イメージセンサー330を光軸方向に垂直な第1方向のうち他方向移動させることができる。
【0155】
図21は、本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーがy軸に沿ってシフトされる駆動を説明するための図面である。
【0156】
本実施例に係るカメラ装置10の第2-2コイル442に第1方向の電流が印加されると、第2-2コイル442は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向に垂直な第2方向(y軸方向)のうち一方向(
図21のb参照)に移動することができる。この時、第2-2コイル442は、イメージセンサー330を光軸方向に垂直な第2方向のうち一方向に移動させることができる。逆に、第2-2コイル442に第1方向の反対である第2方向の電流が印加されると、第2-2コイル442は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸方向に垂直な第2方向(y軸方向)のうち他方向に移動することができる。この時、第2-2コイル442は、イメージセンサー330を光軸方向に垂直な第2方向のうち他方向に移動させることができる。
【0157】
図22は、本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーがz軸を中心にローリングされる駆動を説明するための図面である。
【0158】
本実施例に係るカメラ装置10の第2-1コイル441と第2-2コイル442に第1方向の電流が印加されると、第2-1コイル441と第2-2コイル442は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸を中心に一方向に回転することができる(
図22のc参照)。この時、第2-1コイル441と第2-2コイル442は、イメージセンサー330を光軸を中心に一方向に回転させることができる。この時、一方向は、反時計回りであり得る。逆に、第2-1コイル441と第2-2コイル442に第1方向の反対である第2方向の電流が印加されると、第2-1コイル441と第2-2コイル442は、駆動マグネット410との電磁気的相互作用により、光軸を中心に他方向に回転することができる。この時、第2-1コイル441と第2-2コイル442は、イメージセンサー330を光軸を中心に他方向に回転させることができる。この時、他方向は、時計回りであり得る。
【0159】
以下、本実施例に係る光学機器を図面を参照して説明する。
【0160】
図23は、本実施例に係る光学機器の斜視図であり、
図24は、本実施例に係る光学機器を
図23と異なる方向から見た斜視図である。
【0161】
光学機器1は、携帯電話、携帯端末、移動端末、スマートフォン(smart phone)、スマートパッド、携帯用スマート機器、デジタルカメラ、ノートブックコンピュータ(laptop computer)、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)およびナビゲーションのいずれか一つ以上を含むことができる。光学機器1は、映像または写真を撮影するための任意の装置も含むことができる。
【0162】
光学機器1は、本体20を含むことができる。光学機器1は、カメラ装置10を含むことができる。カメラ装置10は、本体20に配置することができる。カメラ装置10は、被写体を撮影することができる。光学機器1は、ディスプレイ30を含むことができる。ディスプレイ30は、本体20に配置することができる。ディスプレイ30は、カメラ装置10によって撮影された映像とイメージのいずれか一つ以上を出力することができる。ディスプレイ30は、本体20の第1面に配置することができる。カメラ装置10は、本体20の第1面と、第1面の反対側の第2面のいずれか一つ以上に配置することができる。
【0163】
以上、添付の図面を参照して、本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施できることを理解することができるはずである。従って、以上で記述した実施例は、すべての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解すべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板;
前記第1基板上に配置されるベース;
前記第1基板上に光軸に垂直な方向に動くように配置されたイメージセンサー;
前記ベースと結合するハウジング;
前記ベース上に配置され、前記光軸の方向に動くように配置されたボビン;
前記ハウジングに配置されるセンシング基板;および
前記イメージセンサーと前記第1基板を連結する連結基板を含み、
前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と、前記センシング基板と連結される第2端子部を含む、カメラ装置。
【請求項2】
前記第1基板上に配置されたホルダーを含み、
前記イメージセンサーは、前記ホルダーと結合される、請求項1に記載のカメラ装置。
【請求項3】
前記連結基板は、前記ベースに結合される第1結合領域と、前記ホルダーに結合される第2結合領域と、前記第1結合領域と前記第2結合領域を連結する連結部を含む、請求項2に記載のカメラ装置。
【請求項4】
前記センシング基板に配置されるホールセンサーまたはドライバーICを含む、請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のカメラ装置。
【請求項5】
第1基板とセンシング基板を含む固定部;
前記固定部を基準に光軸方向に動くように配置される第1移動部;
前記光軸方向と垂直な方向に動くように配置される第2移動部;および
前記固定部と前記第2移動部を連結する連結基板を含み、
前記連結基板は、前記第1基板と連結される第1端子部と前記センシング基板と連結される第2端子部を含む、カメラ装置。
【請求項6】
前記連結基板は、前記固定部と結合される第1結合領域を基準に前記光軸方向と垂直な方向に移動する、請求項5に記載のカメラ装置。
【請求項7】
前記連結基板は、前記第2移動部と連結される連結部と、前記連結部から延びる延長部と、前記延長部と連結され、前記第1基板に結合される端子部を含み、
前記延長部の少なくとも一部は、前記端子部に対して前記光軸方向と垂直な方向に移動する、請求項5または6に記載のカメラ装置。
【請求項8】
前記第2移動部は、イメージセンサーを含み、
前記第1移動部は、レンズを含む、請求項5または6に記載のカメラ装置。
【請求項9】
第1基板を含む固定部;
前記固定部内に配置され、レンズを含む第1移動部;
前記レンズと対応する位置に配置されるイメージセンサーを含む第2移動部;
前記固定部に配置される駆動マグネット;
前記第1移動部に前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第1コイル;
前記第2移動部に前記駆動マグネットと対応する位置に配置される第2コイル;
前記第1基板と前記第2移動部を連結する連結基板;
前記固定部に配置されるセンシング基板;および
前記センシング基板に配置され、前記第1コイルと電気的に連結されるドライバーICを含み、
前記連結基板は第1端子と第2端子を含み、
前記連結基板の前記第1端子は前記第1基板に連結され、
前記センシング基板は前記連結基板の前記第2端子に連結される、カメラ装置。
【請求項10】
前記連結基板の前記第1端子と前記第2端子は、前記連結基板の外面に配置される、請求項9に記載のカメラ装置。
【請求項11】
前記連結基板の前記第2端子は、前記連結基板の前記外面で前記第1端子と離隔して配置される、請求項10に記載のカメラ装置。
【請求項12】
前記連結基板の前記第1端子は、前記連結基板の下端に配置され、
前記連結基板の前記第2端子は、前記連結基板の下端から離隔して配置される、請求項9乃至11のうちいずれか一つに記載のカメラ装置。
【請求項13】
前記連結基板の前記第2端子は、光軸方向に前記第1端子の上に配置される、請求項9乃至11のうちいずれか一つに記載のカメラ装置。
【請求項14】
前記第2移動部は、前記イメージセンサーと電気的に連結される第2基板を含み、
前記連結基板は、前記第2基板と連結される連結部と、前記第1基板と結合される端子部と、前記端子部を連結する延長部と、を含み、
前記第1端子と前記第2端子は、前記端子部に配置される、請求項9乃至11のうちいずれか一つに記載のカメラ装置。
【請求項15】
前記第1移動部に互いに反対側に配置されるセンシングマグネットと補正マグネットを含み、
前記ドライバーICは、前記センシングマグネットを感知するセンサー部を含み、
前記ドライバーICは、前記センシングマグネットと対向するように配置される、請求項9乃至11のうちいずれか一つに記載のカメラ装置。
【請求項16】
前記固定部と前記第1移動部を連結する上部弾性部材と下部弾性部材を含み、
前記下部弾性部材は、前記上部弾性部材の下に配置され、
前記下部弾性部材は、互いに離隔する2つの下部弾性部材を含み、
前記2つの下部弾性部材は、前記センシング基板と前記第1コイルを電気的に連結する、請求項9乃至11のうちいずれか一つに記載のカメラ装置。
【請求項17】
前記センシング基板は、前記連結基板の前記第2端子と連結される第1端子と、前記2つの下部弾性部材と連結される第2端子を含む、請求項16に記載のカメラ装置。
【請求項18】
前記連結基板の前記第2端子は4つの第2端子を含み、
前記センシング基板の前記第1端子は、前記連結基板の前記4つの第2端子と結合される4つの第1端子を含む、請求項17に記載のカメラ装置。
【請求項19】
前記センシング基板は、光軸方向に垂直な方向に少なくとも2回折り曲げられる、請求項9乃至11のうちいずれか一つに記載のカメラ装置。
【請求項20】
本体;
前記本体に配置される請求項1、2、3、9、10及び11のうちいずれか一つに記載のカメラ装置;
前記本体に配置され、前記カメラ装置により撮影された映像またはイメージを出力するディスプレイを含む、光学機器。
【国際調査報告】